和食には欠かせない存在ともいえる「漬物」が、近ごろ脚光を浴びています。スーパーではぬか床コーナーが人気を博し、自宅でぬか漬けをつくる女性が急増中だとか。近ごろは、漬物をこよなく愛する女の子たちのことを「漬物女子」と呼びます。TBSで放送されている『マツコの知らない世界』(2015年1月13日放送分)などでも取りあげられました。“ツケジョ”ブームがひそかに来ているといってもいいでしょう。日本各地には、食材も漬け方もさまざまな漬物が存在します。今回、筆者がオススメするのは、山形県の漬物です。■“漬物王国”山形には、ごはんのおともがいっぱい!東北地方は雪深い地域が多いので、冬の保存食として漬物が重宝されました。長期保存の点から、塩による漬物が多いそうです。寒いときに必要な塩分も、漬物などから摂取する機会を大切にしていたといいます。家々に伝承されてきた漬物には、生活の知恵や地産地消のノウハウが、ぎっしりとつめこまれているのだとか。山形には、まだ全国的に知られていない「ごはんのおとも」や「お茶うけにあう漬物」がたくさんあります。そのうちのほんの一部を紹介します。■山形のおばあちゃんの味「せいさい漬」山形県には青菜(せいさい)という高菜に似た野菜があります。食感はシャキシャキとしていて、葉の部分に旨味を含んだ塩気があります。青菜は山形地方の冬にとれる野菜です。収穫後、天日干しにし、干したものを葉ごと塩漬けにします。塩漬けにした青菜に鷹の爪や昆布、刻んだ人参などを入れて一緒に漬けます。青菜漬の一般的な味わい方は、細かく刻んで炊きたてのごはんにのせる、お茶うけにするなどがあります。また、青菜の葉を広げて、のりのかわりにおにぎりに巻いておいしいですよ。■山形名産をつかった「サクランボ漬」サクランボの産地、山形県ならではといえるのが、サクランボ漬けです。梅干しの入った瓶にサクランボを入れて、一緒に漬けるだけの簡単レシピです。サクランボ漬けは、見た目も味も梅干しとそっくり。大きさが梅とくらべて小さいぶん、しょっぱさがマイルドです。梅干しが苦手な人でも食べやすいですよ。好みによっては、砂糖を加える方法もあります。それも、サクランボを長期保存するために生まれた生活の知恵なのかもしれません。ほかにも、山形にはおいしい漬物がたくさんあります。手づくりの漬物は、宿泊先やおみやげ屋さんなどでも手に入ります。“ツケジョ”のみなさん、一度山形に足を運んで、本場のおいしい漬物を食べてみてくださいね。
2016年01月25日山形県朝日町、電車の駅もなく決してアクセスが良いとは言えない場所がいま注目を集めています! 名産のりんご、ワイン、自然、民泊…、山形県朝日町の魅力の秘密に迫ります。自然溢れる、山形県朝日町「山形県朝日町」といわれてもピンと来る人は多くないかもしれません。山形県のほぼ中央にある人口およそ7400人の町。町の中心部を日本三大急流と言われる最上川が南北21kmにわたって流れ、また町の76%ほどが国立公園をはじめとする山林やブナ原生林などで占められいます。豊かな土壌と寒暖の激しい気候は、果樹や作物の栽培に適した土地だといわれ、特にりんごの栽培とワイン作りには定評があります。しかし海外から人を呼ぶという意味では東京からも遠く、あまり条件は良いとは言えません。そんな中、朝日町ではある試みが多角的に行われていました。1人の青年の体験が、世界への扉を開く今回はりんごの産地としても有名なフランスのノルマンディーからの視察団に同行取材をしました。そもそも朝日町とノルマンディーとのつながりは、一人のフランスの青年が偶然町で行われたイベントに参加したことにありました。その時の町ぐるみのおもてなしと自然の豊かさ、りんごの美味しさに感激した青年は、フランスのパリに帰り友人知人に話をしたところ、「行きたい! 」という人たちがあっという間に集まったことが発端でした。そこからは毎年公式行事としてノルマンディー地方を中心としたメンバーによるフランスとの国際文化交流行事が開始され、今年で3回目を迎えました。すべてのきっかけはたった一人の「話したくなるような感激」でした。ありのままの日本が知りたい今回のフランス視察団の心を最も打ったのは、朝日町の「飾らないおもてなし」でした。民泊(民家に宿泊すること)またはファームステイでのありのままの生活体験、手作りの歓迎、そして言葉が伝わる、伝わらないに関係なく笑顔で迎えてくれる気持ちが大きかったようです。一緒にりんご農家で民泊をした、パリ市観光計画企画室を定年退職して今回ツアーに参加したニコル・プボーさんによると 「私たちが知りたい日本のすべてがここにありました。ホテルや旅館といったよそ行きの空間ではなく、本当に人が生活する空間に入ることができました。今回私たちは京都、大阪、東京も見ました、ほかの地域で少し過剰なおもてなしも受けました。しかし、朝日町での体験や出会いに勝るものはありませんでした。このような温かなおもてなしは一生忘れないと思います。ここに来なければ見られない景色や出会えない人達がいます。あ、それと日本人女性は本当によく働くことにも驚きました! 例えば朝食の種類や手際は私たちフランス人には真似できないわね! 今回の体験はインターネットやガイドブックでは感じることはできません。そして観光のあり方の参考にもなりました。フランスに戻ったらこの旅のことをたくさんの友達に話すわ! 」飾らない「おもてなし」とは何だったのか?朝日町で行われた二泊三日のおもてなしは、自然体で手作り。子供たちが受け継ぐ和合豊年和太鼓の演奏や地元のミュージシャンによる演奏。新しくできたばかりの道の駅では、りんごを食べて育った豚のポークバーガーやアイスクリーム。夜はそれぞれの民泊先で過ごす夕食と家族の時間。翌日はブナ林のトレッキング、りんごもぎ体験、芋煮会、りんご温泉、夜は朝日町の名産のワイン、焼きそばなど、B級グルメの数々で懇親会などなど。すべては和やかで温かい。もちろん準備はしっかりと行った上での「ありのままのおもてなし」。しかし、町で過ごす中、とてもポジティブな自信も感じられました。地域のブランディングの効果また朝日町は地元のブランディングにも力を入れている。人気のブランド戦略の専門家、村尾隆介氏には2年間のプロジェクトで朝日町に暮らしてもらい、「朝日町丸ごとブランド化」の目標の元、数々の新しいブランド戦略、無料の勉強会など町民のモチベーションを高めて来ていました。その結果、町民全員が「ポジティブな自信」を持ったプレイヤーになったのではないかと強く感じました。そして地元では当たり前のことが外国人には新鮮な驚きにつながります。フランス視察団はりんご農家でりんごもぎ体験のほか、その生産方法などにも自国との大きな違いを感じたようです。中でも最も驚いていたのが「玉まわし」というりんごを一個ずつ太陽に当たるように日陰になっている面を表に出す作業。りんご一つ一つにこれだけ根気良く手を掛けるということ、食べた時の瑞々しさ、バランスの良い甘さと酸味、そしてサクッとした歯ごたえに感激の声が上がっていました。駅もない、バスも少ない、観光客には不便な場所だけれども、その不便さを超えた温かさや心が通ったおもてなしがありました。これからも地方の挑戦から目が離せません。
2015年12月26日ゼンリンは12月9日、山形県と観光振興や空家対策の推進等に関して連携協定を締結したと発表した。この協定は、ゼンリンと山形県がそれぞれ有する資源を有効に活用し、地域の活性化や安全安心な地域社会の構築を図ることを目的としている。今回の協定では具体的に、以下の4つを行う。1.ゼンリンが持つノウハウに県の視点や保有している情報を入れ、利用者にとってよりわかりやすいドライブマップを作成し、観光振興に寄与するわかりやすいドライブマップなどの作成。2.全国の「道の駅」情報を有するゼンリンから、山形県へ全国各地の優良な「道の駅」の事例を提供。また、「やまがた『道の駅』車旅案内」を継続発行し、「道の駅」を拠点とした周遊観光を促進。3.道路の開通情報、交差点標識情報などをタイムリーに情報共有し、地図配信までの期間を短縮、カーナビなどの地図利用者の利便性向上を図る。4.住宅地図制作で培った現地調査や空家の判断基準のノウハウを、県・市町村の空家担当者に提供し、実態把握を推進。ゼンリンで今後、成長が見込まれる観光分野における位置情報ビジネスの拡大を目指し、「道の駅」を題材としたフリーペーパーの企画・発行や、急増する訪日外国人観光客に向けた多言語地図の提供、情報発信端末としてのデジタルサイネージを活用したソリューションなど、観光客の誘致や回遊性の向上に取り組む自治体や企業を支援するビジネスを推進していくという。
2015年12月10日山形県山形市の山形ビッグウイング国際交流広場で11月7日~8日、「山形らーめんフェスタ2015」が開催される。○地元・山形のおいしいラーメンが集結同イベントでは、山形県内のラーメン店が自慢の「オリジナルらーめん」を来場者に提供する。酒田市・花鳥風月より「辛みそ海老ワンタン麺」、米沢市・つけ麺 心心の「濃厚魚介豚骨」、高畠町・塩結びより「鯛中華」、上山市・力麺 中村の「あぶりニンニクラーメン」などが出店する。開催時間は7日が10時30分から20時30分、8日は10時30分から16時まで。販売価格は、ハーフらーめんが1杯550円(当日券は1杯600円)となる。なお、トッピングは各店にて清算となる。
2015年11月05日銀座コージーコーナーは10月27日、「山形県産ラ・フランスのパフェ」(税込1,180円)をカフェ・レストラン併設24店舗にて期間限定発売した。期間は12月上旬までを予定しており、数量限定。同商品は、この山形県産のラ・フランスを丸ごと1個分使用したパフェ。果肉の甘みと香りに、チョコアイスのビター感とマロンクリームのまろやかさをプラスしたという。山形県で全国生産量の約70%を占める「ラ・フランス」は、ゆたかな香りと濃厚な甘み、とろけるような舌ざわりが特徴とのこと。
2015年10月28日奥山メリヤスは、山形県寒河江市に拠点を構えるニットメーカー。創業は1951年で、様々なブランドにニットのOEM生産を長く請け負ってきた。そんな“縁の下の力持ち”だった同社が、自社ニットブランド「バトナー(BATONER)」を立ち上げたのは2013年のこと。ブランドをけん引するのは、同社の三代目の奥山幸平氏である。バトナーというブランド名は「バトンを継ぐ者」という意味で、先人たちが築いてきたニットの技術を未来に引き継いでいくという思いが込められている。もともと家業を継ぐつもりはまったくなかったという同氏。「周りのニット会社がどんどん廃業していくし、いつも大変そうにしている親父の背中も見ていた。とても将来があるとは思えなかった」と当時を振り返る。しかし、東京でファッション関連のOEM会社に就職し、洋服作りの楽しさに夢中になっていた頃、「帰ってきて手伝ってほしい」というSOSが実家から送られてきた。「それから10年、ニット作りの奥深さにハマり、気づいたらニット生産におけるすべての工程をマスターしていた」その確かな技術と生産背景をもとに、スタートしたバトナーは、地方発信の産地ブランドにありがちな不完全さとは無縁である。奥山氏は幼少時から洋服が大好きであり、東京での修業時代にブランド設立のノウハウやセンスを学んでいた。だから、最初から製品はもちろん、ブランドロゴ、ルックブックなどのすべてが洗練されていたのである。当然、工場直結だから、商品のツラにたいする価格は驚くほど安くなる。結果として、立ち上げからわずか6シーズンで、三越伊勢丹、ユナイテッドアローズ、阪急、シップスなどの大手百貨店、セレクトショップの口座を開拓。最近はショールームなどに営業代行を委託するケースも多いが、コネクションゼロの状態から奥山氏と営業の岩田氏の二人でコツコツ開拓してきたのだという。バトナーのニットは、シンプルだけど奥が深い。毎シーズン欠かさずにラインナップしている片畦編みのニットは、胸元の富士山のような切り替えと立体的な編み目が特徴。ざっくりしたノルディックセーターは、毎日足を運ぶ染工場とのやりとりで素材の持つ特徴を最大限に引き出したものである。伊勢丹でも取り扱いのあるカシミヤ100%のミドルゲージのケーブルセーターは、ケーブルの編み目がより立体的に出るように機械を調整して製作している。デザインに合わせて原料から仕込んでいるから、デザインと糸とのマッチングも完璧に近い。各ショップでリピーターが続出しているというのにも頷ける完成度の高さだ。今後は海外進出も視野に入れている。「まずはパリでメンズを見せることから始めたみたい」と話す奥山氏。洋服を良く知る玄人であればあるほど驚く、かれのクリエーション、工場の技術は、きっと世界を静かに驚かせてくれるに違いない。■取材・文/増田海治郎(ファッションジャーナリスト)
2015年10月13日山形県山形市の十日町・本町・七日町などで8月5日~7日、山形県の夏の風物詩「第53回 山形花笠まつり」が開催される。○威勢のいい掛け声と花笠太鼓が響く同祭りでは華やかに彩られた山車を先頭に、スゲ笠に赤い花飾りをつけた花笠を手にした踊り手たちが「花笠音頭」にあわせて街を練り歩く。「山形まなび館」近辺から18時30分ごろに先頭集団がスタートし、21時30分頃、市役所付近の花笠アーチに最終集団が到達する予定。また、市役所前では18時10分から18時30分まで「輪踊りコーナー」が行われるほか、20時30分から21時30分にはパレード最後尾にて「飛び入りコーナー」も用意している。どちらも参加は自由とのこと。さらに、5日には歌手の葵ひろ子さんや池田美保さんなど、6日はタレントの加藤紀子さんやお笑い芸人のロケット団、7日はグラビアアイドルの橋本マナミさんや演歌歌手の北見恭子さんなど、多彩なゲストも登場する。画像提供/山形県花笠協議会
2015年07月27日セイワコミュニケーションズの関連会社で飲食・物販事業等を行うセイワラボはこのほど、高円寺純情商店街に山形県・飯豊町のアンテナショップ「高円寺純情コミュニティーカフェ&ショップ IIDE」をグランドオープンした。○まちのえんがわ+もりのはたけ同店は、昼がショップ兼ランチカフェ、夜はバーとして営業。また、地域の人々がコミュニティスペースとして活用できるよう、8月末オープン予定で2階を全面改装中。バス・トイレ付きの3階を宿泊施設とする計画もあるという。契約畜産農場から直接仕入れたブランド和牛(米沢牛、飯豊牛)と、山形県の特産米「はえぬき」(食味ランキング・特A受賞)を使った「特製米沢牛丼」と「特製いいで田中牛丼」を提供。また、若乃井酒造の日本酒、こくわワイン、どぶろくなどの酒類も用意する。さらに、産地直送の旬の野菜や果物、加工品など特産品の物販も行う。主なメニューと価格は、「特製米沢牛丼」(味噌汁、新香付)が1,480円、「特製いいで田中牛丼」が1,080円(同)。「純情スペシャルブレンド(さわやこおふぃ焙煎豆使用)」が500円、「糸より玉露」400円、「柿ようかんセット」800円、「百合根大納言セット」700円、「くるみ入りゆべしセット」700円、「まきばのカフェ・オレ(飯豊町放牧牛乳使用)」が600円など。バーメニューの一例は、「特別純米酒 夏宝」が600円、「無濾過生原酒 若乃井」600円、「純米にごり 白宝」650円、「高円寺純情ワンカップ」500円、「柿のお酒」600円、「焼き米沢牛(2枚)」1,000円、「漬物(3種)」が500円などとなる。営業時間は、10時30分から22時30分まで。ランチタイムは11時30分から14時、カフェタイムは14時45分から17時、バータイムは17時30分から22時30分まで。席数は、カウンター7席・テーブル4席で合計11席。年中無休で、バータイムは不定休としている。※価格はすべて税込。
2015年07月24日松屋フーズはこのほど、牛めし・カレー・定食・その他丼の「松屋」で「プレミアム山形だし牛めし」を発売した。○「山形だし」を、定番の「牛めし」にトッピング同商品は、きゅうり、なす、みょうが、ねぎ、青しそ、昆布などを細かくきざみ、醤油などであえた「山形だし」を松屋の定番「牛めし」にトッピング。夏野菜のフレッシュ感、薬味のうまみがほどよく広がった山形だしと牛めしの相性は抜群だという。「山形だし」は一度に何種類もの野菜を摂ることができ、栄養バランスに優れているとのこと。また、化学調味料、人工甘味料、合成着色料、合成保存料を使用していない。さらに今年は「山形だし冷やっこ」や「山形だし単品」も用意した。価格(税込)は、「プレミアム山形だし牛めし(並)」が530円。「同 (ミニ)」は480円。「同 (大盛)」は670円。「同 (特盛)」は780円。「山形だし冷やっこ」は180円。「山形だし(単品)」は150円。「プレミアム牛めし」未販売店舗では、価格が異なる。また、「山形だし冷やっこ」を除き、持ち帰り可能。持ち帰りの場合、みそ汁は別途60円となる。
2015年07月06日NECパーソナルコンピュータ製のノートPC「NEC LaVie Direct HZ」と「NEC LaVie Direct NS(e)」が、山形県米沢市の「ふるさと納税」返礼品として再度提供されることが、このたびわかった。米沢市では、すでに返礼品の申し込みを受け付けており、どちらのモデルも用意した限定200台に達し次第、受付を終了する。米沢市は、NECブランドのノートPC発祥地であり、現在も国内生産拠点であるNECパーソナルコンピュータ米沢事業場(米沢工場)がある。「NEC LaVie Direct HZ」と「NEC LaVie Direct NS(e)」は、2015年4月にもそれぞれ限定100台で、米沢市の「ふるさと納税」返礼品に選ばれた。このときには1日で申し込みが締め切られるほど好評だったという。今回は第2弾として、それぞれ限定数を200台に拡大し、申し込みを受け付ける。「LaVie Direct HZ」は世界最軽量をうたう13.3型の2-in-1 PCで、今回ラインナップされるのは、Intel Core i7-5500U / 8GBメモリ / 256GB SATA SSDを搭載した重量779gのタッチ非対応モデル。350,000円以上の寄付で申し込むことができる。一方の「LaVie Direct NS(e)」は、A4ノートPCシリーズ「LaVie Note Standard」のうち、機能を絞った15.6型スタンダードPC。主な仕様はCPUがIntel Celeron 3205U、ストレージが500GB HDD、メモリが4GBなど。こちらは150,000円以上の寄付で申し込みが可能となる。
2015年05月20日山形カシオのダイビング向け水中トランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)が、東京都・上野の国立科学博物館で開催される「山形から未来を照らすサイエンス - 見る・聞く・感じるイノベーション -」にお目見えする。会期は2015年5月2日(土)~同年5月6日(水)の9時~18時(入館は閉館の30分前まで)、会場は国立科学博物館の日本館1階企画展示室、入場料は一般・大学生が620円(20名以上の団体は310円、高校生以下と65歳以上は無料)となっている。Logoseaseは、レジャーで使用する一般的なダイビング器材と干渉しないケーブルレス構造の水中トランシーバー。超音波・骨伝導・音声処理・防水といった技術を用い、水中で呼吸するレギュレーターをくわえたまま、水中での会話を実現できる。本体は水中マスクに装着するポケットサイズ。ラインナップはいくつかあるが、多機能な「アドヴァンスドモデル」の大きさは89.0×41.0×44.8mm、重さは約107gだ。耐水圧は55m、使用温度は0℃~40℃、水中での最大通信距離は50m~100m(水中の透明度や障害物などによって変わる)。電源の内蔵バッテリーはUSB充電方式で、駆動時間は約3時間(うち10%が送信時間の場合)。Logoseaseの開発にあたっては、地域の産学連携として、山形カシオと山形大学および東北芸術工科大学が協力し、2013年1月に商品化。今回の企画展は、山形大学が取り組む最先端の科学技術を、小中学生にも分かりやすく解説するものだ。Logoseaseは山形大学の研究成果のひとつとして紹介され、小学5年生の女の子がダイビングに挑戦する映像や、実際のダイビングで使う器材を展示する。
2015年04月18日レノボは4月13日、NECパーソナルコンピュータ米沢事業場で生産されたノートPC「ThinkPad X1 Carbon」「ThinkPad X250」が、山形県米沢市ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)の返礼品として採用されたと発表した。「ThinkPad X1 Carbon」は、14.0型 WQHD マルチタッチ液晶搭載のカーボン素材を使用した堅牢かつ軽量なノートPCで、PCIeSSDを搭載したハイスペック・プレミアムモデル。「ThinkPad X250」は、携帯性と堅牢性を兼ね備えた12.5型の薄型かつ軽量のノートPCで、1TBのHDDを搭載している。同社は2015年2月より、についてNECパーソナルコンピュータ米沢事業場で「ThinkPad X1 Carbon」および「ThinkPad X250」の2機種の生産を開始した。対象商品は各100台の限定数で、返礼品申し込みは、同日より米沢市にて受け付けを開始する。
2015年04月14日山形県・鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)にアザラシの赤ちゃんが誕生した。誕生日は3月9日。母親の名前はコノミで父親はコロ。赤ちゃんの名前は未定で、決まるまでの間は「ちびこのみ」の愛称が使われる。○新館で初めてのアザラシの出産鶴岡市立加茂水族館は2014年にクラゲドリーム館としてリニューアルオープンした水族館。新館でのアザラシ出産は初めてのこととなる。アザラシの赤ちゃん「ちびこのみ」の正式な名前は性別が確認でき次第、名前の募集が行われる。アザラシの赤ちゃんは同館内アザラシプールで見学可能。アザラシプール観覧スペースには軽食販売店もあり、カフェスペースで軽食をとりながらアザラシたちの姿が観覧できる。同館住所は山形県鶴岡市今泉字大久保657-1。開館時間は通常9:00~17:00まで。年中無休。入館料は一般(高校生以上)1,000円、小・中学生500円、幼児(未就学児)は無料。詳細は公式サイトを参照のこと。
2015年03月16日山形県のワイナリー全12社が東京に集結するワインイベント「山形ヴァンダジェ」が、建築家・長坂常氏が手がけた食専門のスタジオ「hue plus」を会場に、3月8日(日)に開催する。「山形ヴァンダジェ」は、フランス語でワインを指す「ヴァン」に山形弁で「だぜ」を指す「ダジェ」を足した造語。“収穫”を意味する「ヴァンダンジュ」の響きともかけており、自分がつくった自慢のワインを自由に飲んでもらいたいという、造り手の想いが込められている。山形県は、山梨県、長野県、北海道に次ぐワインの産地。国産ワインコンクールでも多くの銘柄が入賞しており、ワインジャーナリストの間でも山形ワインの評価は高い。2013年からスタートした本イベントは、今年で3回目を迎える。山形県内にある12ワイナリーの作り手が自慢のワインを持ちより、来場者に直接振る舞うほか、山形県にゆかりのシェフや料理家などが集い、地元食材を使った一日限定メニューなどを提供。ワインの飲み比べにはじまり、山形の食を味わい尽くして、その魅力を体験できる一日となる。山形の魅力を広く発信する地元愛に溢れる「アル・ケッチャーノ」奥田シェフや、自家製ハムが東京でも評判の「イル・コテキーノ」佐竹シェフ、東京・三宿の名ブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」なども参加し、地元食材を使った一日限定メニューは必食。また今年新たに加わった「蔵王ウッディファーム&ワイナリー」のワインもいち早く味わうことができる。気に入ったワインは、イベント会場併設のショップコーナーで購入可能だ。また、山形の伝統野菜などが購入できる“マルシェ”もオープンする。定員は、1部(11時半~14時)/2部(15時半~18時)で各200名。チケット料金は、ひとり7,000円(フードチケット、グラス、オリジナルグラスホルダー付き)。春先の週末に、グルメなひと時を過ごしてみはいかが?(text:Miwa Ogata)
2015年02月13日山形カシオとダイビング専門ショップ「mic21」は共同で、スキューバダイビング向け小型トランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)を使用したダイビングツアーを開催する。ツアーの申し込みは、2月3日からmic21の店舗にて受け付ける。Logoseaseは、ダイビングで使用する水中マスクに装着し、レギュレーターをくわえたままで水中会話を実現する小型の無線機だ。このたびのツアープログラムは、山形カシオとmic21が共同で開発したもの。ダイビングのインストラクターはLogoseaseを使い、受信専用機を装着した参加者に対して、水中の生物や地形の見どころを音声で紹介する。インストラクターが声で注意を促すことで、トラブル防止に役立つという利点もある。
2015年01月28日●山形カシオとは?カシオウオッチのフラッグシップブランド、「OCEANUS」の高い品質と信頼性をめぐるシリーズ連載。前回の「品質保証」に続いて、製造の鍵を握るプレミアムウオッチ・ファクトリー「山形カシオ」と、その製造の現場を詳しくレポートしよう。そこでは、極めて高度かつ繊細に自動化された製造ラインと、その中で絶えず厳しく精度・品質に目を配る技能者たちが両輪となって、OCEANUSというカシオ至高のブランドを作り上げていた。○「メイドイン山形」ブランドを発信するカシオ計算機のマザー工場2014年12月初旬、明灰白色の空に粉雪が舞う山形新幹線・さくらんぼ東根駅からタクシーで5分、我々取材班は山形カシオを訪れた。快く迎えてくれたのは、山形カシオ 総務部の松田桂一氏と日下部直子さんだ。OCEANUS製造の現場レポートをお届けする前に、山形カシオの概要について簡単に紹介しておこう。その名前からも分かる通り、山形カシオ株式会社はカシオのグループ企業で、カシオ計算機株式会社とは別の会社だ。1980年(昭和55年)の創業以来、電卓や時計といった精密機器を生産し、現在はそれらに加え、精密金型製作とプラスチック成型事業や通信機器、デジタルカメラ、データプロジェクターの生産なども行っている。また、海外生産拠点(中国に2拠点、タイに1拠点)の工場管理や新工場の立ち上げ、さらにオリジナルの商品としてダイブトランシーバー「ロゴシーズ」の企画・製造を手がけるなど、山形カシオはカシオ計算機のマザー工場としてだけでなく、グループの物作りの核として極めて重要な役割を担っている。中でも時計に関しては、部品の金型設計から製品生産までを一貫して行っており、カシオウオッチの高機能ムーブメントはすべてここ山形カシオで生産されるのだ。特に、OCEANUS、G-SHOCKのMR-GとMT-G、PRO TREK(MANASLU)といったフラッグシップモデルに関しては、PPL(Premium Production Line)と呼ばれる特別なラインで組み立てまでを行う、いわゆる「垂直統合型」で生産されている。これは「最先端のセンシング技術や画像認識技術といった、ハイテク設備と熟練工の感性を融合させたモノ作り」とともに、山形カシオを語る上でのキーワードといえるだろう。これらのキーワードは、カシオ製品の高品質を語るブランディングとしても機能している。カシオはこの山形カシオ(PPL)でのモノ作りを積極的に発信すべく、工場内に実際の組み立てのようすを見学できる展示スペースを設置。メディアや販売代理店に向けて公開している。●写真で見る、山形カシオの見学コース見学コースには国内のみならず、海外の流通・販売関係者も多く訪れる。一度に36カ国の見学者が訪れたこともあるという。また、見学者は皆、その徹底した品質管理に驚嘆するそうだ。エジプトのある高級ジュエラーは、こう語ったという。「カシオのブランディングは素晴らしく、もうこれ以上するべきことは何もない。あとはただ歴史を重ねていけばいい」と。山形カシオでは、見学コースを地元の小学校などにも公開している。まるでSF映画のような精密機器や防塵服での組み立てシーンは、子どもたちにとって非常に印象深い社会科見学になるに違いない。なお、将来的には一般ユーザーの方々にも見学ルームを公開できるよう展示を強化、努力していきたいとのことだ。●時計の心臓部を製造する重要な工程「アナログブロック」○時計の心臓部を製造する重要な工程「アナログブロック」シリーズ「オシアナス・クオリティ」のテーマでもある、カシオのフラッグシップ・ウオッチブランド「OCEANUS」、その製造工程は、大きく以下の6つに分かれる。1.金型設計3次元CADデータを使い、樹脂部品を成形するための金型を設計。加工手順や工具なども自動でプログラムされる。2.金型製作加工プログラムをもとに金型を製作。最先端の設備機器で切削加工や放電加工を行い、より精密な金型を作り出す。3.樹脂成形金型に溶かした樹脂を射出し、樹脂部品を成形。直径1mm以下の歯車からベゼルやバンドなどの外装品まで、さまざまなパーツを製造する。4.基板実装プリント基板にアンテナやセンサー、LSIチップなどの電子部品を実装。高密度実装技術により、多彩な機能の搭載を可能としている。5.アナログブロックの製造メインプレートに歯車やモーターなどを搭載し、アナログブロックを製作。画像処理など最新のデジタルエンジニアリングを使って、熟練工の目による位置合わせを行い、高精度な実装を実現。6.組み立て(PPL)アナログブロックに基板、文字板、針を取り付け、ケースに封入。防水検査を実施したのち、バンドなどの外装パーツを取り付け、製品として仕上げる。この流れを踏まえた上で、「5.アナログブロックの製造」と、PPLでの「6.組み立て」工程を、次回から実際に生産ラインの内部に入ってお届けしよう!
2015年01月28日山形カシオは2月12日から、水中で音声会話できるダイブトランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)の最新ソフトウェアを公開する。市販のダイブコンピューターが発する警告を、音声やブザー音でダイバーに伝える機能を追加した。Logoseaseは、ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着する小型のトランシーバーだ。水中で呼吸するレギュレータをくわえたまま、水中での音声会話を実現する。一方のダイブコンピュータは、ダイビング時の水深と時間を計測し、減圧症を予防するためにダイバーの体内窒素量をシミュレーションする機器。安全なダイビングを目的に、浮上速度の警告や無減圧潜水の警告など、さまざまな警告を表示やブザー音で知らせてくれる。Logoseaseを最新ソフトウエア(Ver. 201029)にバージョンアップすると、対応する市販のダイブコンピュータの警告ブザー音をLogoseaseで受信できるようになる。警告内容は簡単な音声やブザー音によって、ダイバーの耳に直接伝える仕組み。例えば、浮上速度を違反(速すぎる)している場合なら、ダイブコンピュータが発する「ピーピー」というブザー音を検出し、Logoseaseの骨伝導スピーカーを用いて「slow、slow」という音声でダイバーへ知らせる。対応するLogoseaseは、アドヴァンスドモデル「LGS-RG004」とベーシックモデル「LGS-RG005BA」だ。対応するダイブコンピューターは、タバタの「DC-Solor」、ビーイズムの「DIVE DEMO SOLIS TITANIUM」、日本アクアラングの「カルム」となっている。なお、今回の最新ソフトウェアを搭載したLogoseaseを、2015年1月27日(火)・28日(水)に東京都・浅草橋のヒューリックホールで開催されるダイビング業界関係者向け展示会「DIVE BIZ SHOW 2015」(主催:日本スクーバ協会)に出展。Logoseaseの販売代理店である日本アクアラングのブースにて、デモンストレーションを行う予定となっている。
2015年01月13日全国で「1000万円均一の注文住宅」をフランチャイズ・チェーン(FC)展開する千金堂は1月10日、山形県米沢市にて、「無落雪住宅」のモデルハウスをオープンする。○多雪地域などにおいて雪下ろし作業の負担を大幅に軽減「無落雪住宅」のモデルハウスは、同社のベース商品である1,000万円均一住宅「A1000」をもとに、無落雪屋根仕様および床暖房などを盛り込んだもの。多雪地域などにおける雪下ろし作業の負担を大幅に軽減できる住宅となっている。オープン日時は、1月10日~12日 10時~16時。所在地は、山形県米沢市中央6-1-131。なお、今回以外の日時を希望の際は、「千金堂 置賜店(廣居建設)」(山形県米沢市中央6-1-186)まで連絡のこと。
2015年01月09日セブン-イレブン・ジャパンは9日、山形県内のセブン-イレブン全店で「平牧三元豚の豚まん」を発売した。○銘柄豚"平田牧場三元豚"を中具に使用した豚まん同商品は、山形県の銘柄豚である"平田牧場三元豚"を使用した中華まん。同社の専用工場で初めて"平牧三元豚"を豚まんに使用し、具材や生地にこだわって作ったオリジナル商品。"平牧三元豚"は、3種の純粋種(ランドレース、デュロック、バークシャーなど)を交配して作り出した豚。独自の指定配合飼料を与えてじっくり飼育することで、肉のきめが細かく、程よい歯応えでうまみが特徴となるブランド豚。特に、真っ白でべたつかず甘く上質な脂肪は風味の違いを決定付け、プロの料理人からも高い評価を得ているという。同商品は、"平田牧場三元豚"を中具に使用。生地は、数種類の小麦をブレンドし、弾力がありながらも口どけの良さが特徴だという。中具は、食べ応えのあるサイズに仕上げた豚肉と玉ねぎ、たけのこ、しいたけなどを混ぜ合わせ、素材本来の味が楽しめる味付けとした。価格は160円(税込)。
2014年12月11日スクーバダイビング指導機関であるJCS(日本海中技術振興会)は、山形カシオの水中無線機「Logosease」に関して、JCSのライセンスを持つインストラクターによる講習プログラムを開始した。Logoseaseは、ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着し、レギュレータをくわえたままでも水中会話が可能な小型の無線機(ダイブトランシーバー)。今回の講習プログラム「JCS Logoseaseスペシャルティコース」は、JCSが認定したインストラクターが一般のダイバーにLogoseaseの効果的な使い方を教えるコースだ。ダイビング中の感動や発見、安全の喚起、ダイビングのテクニックなどを会話で伝える方法を、水中でトレーニングする。
2014年12月05日銀座コージーコーナーは10月29日より、カフェ・レストラン併設27店舗で山形県産ラ・フランスを使った季節限定メニュー2品を販売する。「山形県産ラ・フランスのゴルゴンゾーラリゾット」は、世界三大ブルーチーズのひとつ"ゴルゴンゾーラ"と旬のラ・フランスを組み合わせたクリームベースのリゾット。チーズのコクと香り、ラ・フランスの甘みがマッチした上品な味わいが楽しめる。プロシュートのほどよい塩味とブラックペッパーがアクセントとなっている。価格は1,080円。「山形県産ラ・フランスのパフェ」は、ラ・フランスを丸ごと1個分使用したパフェ。ラ・フランスと相性のよいチョコアイス・ソースとマロンクリームを組み合わせている。価格は1,080円。価格はすべて税込。数量限定で、品切れの場合は終了となる。取扱店舗は、東京都は赤坂店など全19店、神奈川県は海老名店など全4店、埼玉県は北浦和東口店、草加店、千葉県は勝田台店、栃木県はホテルアール・メッツ宇都宮店。三鷹コラル店および草加店はパフェのみの販売となる。
2014年10月28日「沖縄に行きませんか?」(担当A)「は? 何しに?」(筆者)「取材ですよ、取材」(担当A)決して沖縄料理や青い海・空に釣られたわけではない。山形カシオが手がけるダイビング向け小型水中トランシーバー「ロゴシーズ」を持って、沖縄の海でダイビングと水中会話を体験してきた。以前にもロゴシーズを体験させてもらっているが、そのときは深さ5mの実験用プールだったので、ロゴシーズが真価を発揮する「海中」に潜るのは今回が初めて。ロゴシーズ体験記、第二弾だ。ロゴシーズを簡単に紹介すると、ダイビング装備のレギュレーターをくわえたまま、水中で会話ができる小型のトランシーバー。防水性能は水深55m(アドヴァンスドモデル)、潜水40mまでのレジャーダイビング向けだ。音声の伝達には超音波を用い、自分が話した声と受信した相手の声は、骨伝導を使ってロゴシーズのマイクとスピーカー(人間の耳)に伝える。透明度が高く静かな海中なら、50m~100mも音声が届く。電源は内蔵バッテリで、動作時間は最大約3時間だ。発売から何度かのファームウェアアップデートを行い、会話を録音する機能や、音声によって送信モードへ切り替えるハンズフリー機能などが追加された(無音状態が3秒間続くと自動で受信モードになる)。ロゴシーズはトランシーバーなので、相手の声を聞く「受信」と自分が話す「送信」は、必ずどちらか一方の状態だ。電話のような双方向の会話はできない。○若干あいにくの空模様でしたが海の中はきれいさて、ロゴシーズと一緒に潜ったのは、宜野湾トロピカルビーチの近く。指導してくれたのは、ダイビングスクール マレア沖縄のインストラクター、坪根さんと小松さんだ。山形カシオでロゴシーズを担当する芳賀さんも、一緒に潜ってくれた。かつてプールに潜ったことがあるとはいえ、なにせ1年前の話で今回はそれ以来。ダイビングスーツを着たり装備を身に付けたり、ほとんど坪根さんにやってもらった。ロゴシーズは、水中マスクのストラップに引っかけるように取り付ける。片手で握れるくらい小型で(本体サイズはW89×D41×H44.8mm)、しかも軽い(107g)。ロゴシーズ本体のフックが水中マスクのストラップをしっかりつかんで固定し、水中マスクも顔と頭の周りにフィットするので、ダイビング中にロゴシーズが外れたり、位置がズレたりすることはない。ロゴシーズのマイクとスピーカーは骨伝導なので、耳たぶの少し前方の「骨」に当たるところへ位置を調整する。○準備できた砂浜から徐々に海へ入っていき、まずは足が着くところで呼吸の練習。一度やってるし楽勝だ。ところが、思ったより速いペースで沖へ向かうと、余裕も爪の先ほどの自信も消え失せる。海の中は波や潮の流れがあって、フィン(足首に付けるヒレ)もうまく動かせず、姿勢が崩れそうになるとパニック寸前だ。正直、苦しくないように呼吸するだけで精一杯…。どれくらいの時間がたっただろう。不思議なもので、呼吸に慣れてくると周りを見渡すゆとりが生まれる。ヒトデやサンゴ、魚を間近に見て感激していると(もちろん「生」で見るのは初めて)、右耳のロゴシーズから声が聞こえてきた。「上手になりましたね~」、小松さんだ。続けて芳賀さんも魚を指さしながら、魚の名前を教えてくれる。本来ならここで、筆者のロゴシーズを送信モードに切り替えて何か返答するところだが、まだそこまでの余裕はない。そこで、いったん海底で止まって、ロゴシーズでの会話を練習。坪根さん、小松さん、芳賀さんは慣れたもので、話し声がはっきりと筆者の耳に伝わってくる。静かなプールと違って海の中には何かしらの雑音があり、レギュレーターで呼吸して空気が出て行くときの「ゴポゴポ」という音もかなりのノイズだ。しかしそんな中でも、ロゴシーズから皆さんの声がはっきり聞こえる。筆者も自分のロゴシーズを送信モードに切り替え、カタコトの会話を交わす。ロゴシーズを指先で軽く叩く(タッピング)と、「ピ・ボッ」と音がして受信モードから送信モードに切り替わる。または、受信モードのときに「イー」などと発音することで、タッピングしなくても送信モードへ切り替えることが可能だ。自分が話し終わったら、「どうぞ」と言って再びタッピングすると、今度は「ピ・ボボボッ」の音とともに、受信モードに戻る(タッピングしなくても無音状態が3秒間続くと自動で受信モードになる)。レギュレーターをくわえたまま発音するのはけっこう難しいのだが、ここは前回の経験が役に立った。口の中で舌を大きく動かし、一文字ずつゆっくりはっきり話すイメージだ。唇と口を大きく動かすとより明瞭になるが、水をたくさん食べてしまうこともあるので、唇と口の動きは最小限がいい。また、ロゴシーズは右側に装着するため(右耳)、話すときに首を少し右側に傾けると、レギュレーターの空気が左上に抜けてノイズが緩和される。そんなこんなで、初の海中ダイビングは終了。時間にして40分程度だったが、沖縄のきれいな海中と生き物を見られたのは素敵な体験だった。ロゴシーズのおかげで海中会話もでき、やっぱり言葉でコミュニケーションが取れるのってすばらしい。ダイビングを趣味にするならハンドシグナルは必修だろうが、それを補助する意味でも、ロゴシーズはダイビング装備としての存在感を高めていきそうだ。一方で、体験ダイビングや初心者にこそ、あると心強いとも感じた。ほんの一言二言でも、海中で自分の意思を伝えたり、インストラクターの指示が聞こえてくると安心感が違うのだ。○ダイビングのインストラクターから見て、ロゴシーズってどうですか?海から上がったあと、マレア沖縄の坪根さんと小松さんに、改めてロゴシーズについて聞いてみた。ダイビングのインストラクターから見ても、「海中で声のコミュニケーションができるのは楽しい」そうだ。「ちょっと呼びかけるだけでもおもしろいし、みんなでしゃべれるようになったらもっと楽しくなる」(坪根さん)。「私はダイビング中、よく1人でしゃべってるんです。『うわー』とか『きれいー』とか『ウミウシー』とか(笑)。それがロゴシーズで周りの仲間に伝われば、いろんなことをみんなで楽しめますね」(小松さん)。ただ、いきなり使いこなすのは難しいとも。これは筆者も痛感している。例えば、ダイビングのライセンスを取得するには、始めにやるべきことがたくさんあり、体験ダイビングだと今回の筆者のように「潜るだけ」でテンパってしまいがち。ダイビングスクールのマレア沖縄では、最初は潜ることに専念し、慣れたところで海中でのいろいろな遊び方を伝えていくとのこと。夜のダイビングや、水中ライトを持って海中の洞窟を泳いだりと、すごく楽しそうだ。「次はもっと深い場所、次は洞窟、次は会話みたいに、海の中でできることが増えていくと本当に楽しいですよ」(坪根さん)。ダイビングというとハードルが高い印象があるかもしれないが、近年はだいぶ始めやすくなった。日本近海には潜れる場所が多いし、飛行機の運賃が安くなって発着便が増えたことで、沖縄本島へのアクセスも改善されている。条件しだいだが、金曜の夜に沖縄へ行き、土曜にダイビング、日曜に帰宅というスケジュールも不可能ではない。まずは体験ダイビングから、気軽に始めてみてはいかがだろうか。
2014年08月10日同成果は、山形大 有機エレクトロニクス研究センターの時任卓越研究教授、宇部興産 有機機能材料研究所のグループによるもの。詳細は、3月14日に山形県米沢市で開催される「高分子学会 有機エレクトロニクス研究会 第3回異業種交流会」、および3月17日~20日に青山学院大学 相模原キャンパスで開催される「第61回応用物理学会春季学術講演会」にて発表される。プラスチックフィルム上に回路を印刷して電子デバイスを作製するプリンテッドエレクトロニクス技術は、タッチパネルの配線などで実用化が始まりつつある。今後は、より複雑な電子デバイスである半導体集積回路に同技術を応用することが期待されており、高性能な導電インク、絶縁樹脂、半導体インクなどの材料開発が活発に行われている。半導体は、p型半導体とn型半導体を組み合わせることで電気の流れをコントロールすることができ、集積回路にはこれら2種類の半導体が使われている。これまで、有機溶媒に溶かすことができ、印刷法に適用可能な、移動度が高いp型有機半導体は数多く報告されてきたが、n型有機半導体はほとんど報告がなかった。これは、n型有機半導体が、大気中の水や酸素に対して化学的に弱いことが原因で、電子デバイスに用いても高い電気特性を維持することが難しかったためである。今回、課題となっていたn型有機半導体の安定性を大幅に改善し、有機溶媒に溶けやすい性質と、高い電気特性を両立することに成功した。同材料を用いることでp型、n型両方の半導体が揃い、低価格で低消費電力な有機集積回路の実現が可能となり、ウェアラブル、モバイル、フレキシブルといった用途に使われる新しい電子デバイスの開発への寄与が期待できるとしている。具体的には、山形大学の高性能半導体に関する材料設計の知見、および印刷法による電子デバイス作製・評価技術と、宇部興産の有機合成に関する知見と技術を活かし、共同で大気中での安定性と溶解性、高い電気特性を兼ね備える有機半導体の分子設計の検討を進め、材料合成、高純度化、トランジスタ素子作製、素子性能評価およびトランジスタ素子構造の最適化を行った。これにより、3cm2/Vs以上の高い電子移動度が得られた。さらに、従来のn型有機半導体では、大気中の水、酸素によって有機半導体層の中での電子移動が妨げられやすいことが問題となっていたが、水、酸素による電子伝導への影響を大きく低減することを目的に、分子全体に強い電子受容性(電子の受け取り易さ)を付与することで、従来のn型有機半導体では実現が困難だった高い安定性を実現している。現在、同材料を有機集積回路に応用するためのトランジスタ素子の構造の最適化と、CMOS回路などの試作の検討と並行して、さらに移動度と溶解性を改善するなど、より使いやすい有機半導体とする目的で分子構造の改良を進めている。加えて、この有機半導体を用いたインクジェット印刷などによる印刷集積回路の試作に取り組み、同技術を応用して、有機トランジスタを用いたRFIDタグ、フレキシブル生体センサやフレキシブルディスプレイなどの開発を進めていくとしている。なお、宇部興産は、同n型有機半導体材料のサンプル提供を開始する。
2014年02月19日山形カシオの小型水中トランシーバー「Logosease」(ロゴシーズ)が、山形県などで構成される山形デザインコンペティション実行委員会主催の「山形エクセレントデザイン2013」において、「イノベーションデザイン賞」を受賞した。「山形エクセレントデザイン」は、魅力的で競争力の強い商品づくりとデザインマインド向上を目指す事業として、山形県内で企画・開発・生産されている家庭用品・事務用品・公共用品という3分野の製品を対象としたもの。優れたデザインの製品について、選定・顕彰している。2013年は79社から118点の応募があったとのことで、そのうち15点が受賞となった。山形カシオのLogoseaseは、従来にはない新たなシーンを創造するデザインが特に高く評価され「イノベーションデザイン賞」に選定されている。今回受賞したのは、Logoseaseの初号機となる「LGS-RG004」だ。ダイビングで使用する一般的な水中マスクに装着し、レギュレータをくわえたまま水中で音声会話できる(2013年1月発売)。基本的にはレジャーダイビング向けの製品で、筆談や手信号といった従来のコミュニケーション方法、および特殊な業務用機材とは異なり、手軽に会話を楽しめる斬新な機器として注目を集めている。現在のラインナップは、上記のLGS-RG004(本体カラーはブラックとイエロー)に加えて、2台セットの普及モデル「LGS-RG005BA」、消防・警察向けのレスキュー仕様モデル「LGS-RG004-SAR」、水中のダイバーと交信できる陸上機「LGS-SS001」を展開中。
2013年12月20日山形県東根市の東根市観光物産協会から、東根産のさくらんぼを原料とした「さくらんぼソース」が発売された。同商品は、「東根さくらんぼお好みソース」と、「東根さくらんぼ中濃ソース」の2種類。おのおの300ml入りで450円(税込)、両方セットで900円(税込)。また、「東根さくらんぼお好みソース」の業務用1.8L入りが1,000円(税込)となる。購入は、協会窓口やホームページのほか、市内でも数店舗で可能。さくらんぼ独特のフルーティな酸味があり、お好み焼きのほかにも、揚げ物やサラダなど、幅広いメニューに相性が良いとのこと。商品の開発は、豚バラ肉の替わりに、東根六田地区特産の「お麩」を使用したお好み焼き「東根おこふ」の仕上げに使用したいというアイデアからスタートした。しかし、もともとお好み焼きやソース文化の薄い東北地方にあって、ソースを製造する事業所が見当たらず、栃木県へ足を運び、約1年の試作、研究を重ねて完成させた。商品の詳細は東根市観光物産協会で確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日山形県飽海郡遊佐町で「アマハゲ体験ツアー」が行われる。日時は2013年1月6日(日)16:00~19:30。申し込みは遊佐鳥海観光協会まで。締め切りは2012年12月25日(火)。イベントは、「鳥海温泉保養センターあぽん西浜」にて昔語りを聞き、夕食の後、バスで鳥崎地区へ移動して「アマハゲ」の伝統行事を見るというもの。集合場所はJR遊佐駅もしくはあぽん西浜。定員は20名、最小催行人数10名、参加費は1組(大人1名、子供1名)1,500円。追加の場合、子供1人あたり500円、大人は1人1,000円となる。子供は未就学児および小学校低学年の児童のみ参加可能。アマハゲとは、遊佐町の女鹿、滝ノ浦、鳥崎地区に伝わる小正月の伝統行事。「遊佐の小正月行事」という名称で国の重要無形民俗文化財に指定されている。「ゲンダン」といわれるみのをきた赤鬼、青鬼が各家を訪問して怠惰を戒め、餅を配るというものだ。秋田県の「ナマハゲ」と起源は同じだと言われている。イベント詳細は遊佐鳥海観光協会ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日山形県置賜(おきたま)地域は、全国有数のブランド牛である「米沢牛」の産地であるとともに米どころでもある。そこで10月13日(土)、置賜3市5町の秋の味覚を満喫できる「食の桃源郷おきたま秋の大収穫祭」を山形県米沢市松川河川敷(米沢市立病院東側)で開催する。「秋の大収穫祭」では「米沢牛まつり」と「置賜八食祭・直売市」のコーナーが設けられるほか、「愛の武将隊」の演舞や、YOZAN戦士アズマンジャーのヒーローショー、音楽バンドライブなどのステージイベントも盛りだくさんに用意されている。■米沢牛まつり(11:30~14:30)秋空の下、七輪と炭火で「米沢牛すき焼き」を食す。チケット制で、全席指定、完全前売り制。最高級A5ランクの米沢牛ロース(1人あたり200g)のすき焼きセットのほか、山形県の話題の新品種である「つや姫」の新米おにぎり、皮ごと食べられる種無しのぶどう新品種「シャインマスカット」などが味わえる。チケットは「おきたま食の応援団」ホームページから申し込みとなる。定員1,000席に達し次第、販売終了。チケットの料金は4人用Aセットが税込みで15,000円。セット内容は米沢牛のすき焼きセット(米沢牛ロース800g、野菜セット、卵、水、たれ)、地酒ワンカップ4本、新米つや姫おにぎり4つ、置賜産高級ぶどう「シャインマスカット」。2人用Bセットは税込みで10,000円。セット内容はAセットの半分。天災そのほかの理由により現地で開催できない場合は、すき焼きセットが発送される。■置賜八食祭・直売市(10:00~15:00)置賜3市5町(米沢市、南陽市、長井市、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町)の収穫祭として、地元の特産品や置賜地域の地酒とワインが集結する直売市(マルシェ)を開催。直売所ブース、米沢牛ブース、おきたま八食祭ブースがある。直売所ブースは今話題の山形米「つや姫」をはじめ、生鮮品を中心としたブース。米沢牛ブースは米沢牛串焼きなどが出店するため、一般来場者も米沢牛を楽しめる。おきたま八食祭ブースでは、置賜3市5町の自慢の食材が並ぶ。そのほか「置賜八食いも煮」の販売、「つや姫」「はえぬき」の炊きたて新米の無料ふるまいもある(限定300食)。もちろん、来場者が飲食できるスペースも用意。その場でも、家に持ち帰っても、置賜の秋の味覚を満喫できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日エキナカを中心とする自動販売機事業などを行っている、JR東日本ウォータービジネスは9月11日、山形県の飲料メーカーである山形食品と共同開発した、果汁飲料「山形のさくらんぼ2012」を発売した。価格は140円。同商品は、2012年に収穫された山形県産のさくらんぼにこだわった、産地限定・収穫年限定の果汁を使用。果汁は8%で、佐藤錦などの品種をブレンドしている。また、エキナカでの持ち歩き・飲みきりニーズに適した、280mlのミニペットボトルを採用。JR東日本のエキナカ飲料自販機acure〈アキュア〉、JR東日本管内のNEWDAYS、キオスク売店、山形新幹線ほか車内販売、同社オンラインショップで、12月末までの期間限定で販売されるとのこと。なお、同社では、JR東日本グループが推進する地域活性化の一環として、同商品の販売促進と連動した山形県産商品のPRを実施する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日JRバス東北は、山形~新宿間を結ぶ高速バス「ドリームさくらんぼ号」にて、期間限定で早期予約割引を実施、大人片道4,400円の割引運賃で提供している(通常運賃6,300円)。割引運賃の適用は2013年1月31日まで。乗車日の7日前までに、携帯電話かパソコンから発車オーライネットまたはバスぷらざにてネット予約とクレジット決済をした人が対象。なお、割引運賃の適用は2012年12月31日から2013年1月3日を除く月曜から木曜の乗車分に限る。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月02日山形県米沢市の米沢市農業まつり実行委員会では、小野川温泉近くの水田をキャンバスにして描いた田んぼアートの稲刈り体験の参加者を募集中だ。体験日は10月7日(日)で、募集締め切りは9月28日(金)。田んぼアートは2006年にスタートした。米沢市三沢コミュニティーセンター(米沢市大字簗沢地内水田)の水田に、地元の特産米と古代米を植えて小野川温泉に縁のある「小野小町と蛍」を描いた。翌年2007年にはNHK大河ドラマ「風林火山」にあわせて、川中島の合戦「三太刀七」のシーンと「蛍」、2008年は翌年のNHK大河ドラマの主人公である「直江兼続」と「蛍」を描いた。2009年も「直江兼続とお船」、2010年は原哲夫氏の人気漫画「花の慶次」の「前田慶次」、2011年は前田慶次400回忌にちなんで「花の慶次」の「前田慶次と盟友・直江兼続」を田んぼに描き、小野川温泉の観光スポットとして話題を呼んできた。今年は米沢藩中興の祖である「上杉鷹山」だ。下絵を米沢市のマスコットキャラクター「かねたん」をデザインしたイラストレーター、岡野亜記氏に依頼。5月末に田植えをした稲はすくすく育ち、「上杉鷹山」の姿を田んぼに現している。今年は、この秋デビュー3年目を迎える山形の新ブランド米「つや姫」を背景の部分に作付けした。「つや姫」は品種特製を保持するために、作付けには厳しい基準が設けられている。田んぼアートに作付けが許されたのは、特別の措置となる。この田んぼアートは、稲刈りの10月7日まで、近くの高台に設置している展望台から一望でき、さらにインターネットライブカメラでも配信されている。募集しているのは、10月7日の9:00~13:00に行う、「上杉鷹山」が描かれた田んぼアートの稲刈り。募集人員は先着200名で、参加費は大人(高校生以上)2,000円、子ども(中学生以下)1,500円。参加特典として、小野川温泉の入浴券(当日限り有効)と、収穫した米2キログラムがプレゼントされる。なお、5月末の田植え体験にも参加した人には、米5キログラムが贈られる。さらに、稲刈り作業の後には昼食として地元産米で作った美味しいおにぎりと芋煮が振る舞われる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日