大場つぐみ×小畑健コンビの人気漫画を原作に、佐藤健と神木隆之介をメインキャストに迎え実写化される映画『バクマン。』。このほど、宮藤官九郎、山田孝之、リリー・フランキーの3人が、変人・奇人たちが跳梁跋扈する本作の中でも、一際異才を放つ超個性派キャラクターに抜擢されたことが発表された。『モテキ』の鬼才・大根仁監督がメガホンを握る本作。主人公となるのは、「週刊少年ジャンプ」連載を目指す高校生漫画家で作画担当の真城最高(佐藤健)と、その同級生でストーリー担当の高木秋人(神木隆之介)。日本が世界に誇る“MANGA”を通して、彼らの成長・戦い・友情・恋愛と、まさに王道の青春ストーリーが展開する。今回明らかとなった新キャスト3人が演じるは、本作のキーパソンとも言うべき重要な役どころ。山田さんは最高&秋人の才能を見抜き、2人を支えるジャンプ編集部・服部哲役、リリーさんはそんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役に、そして宮藤さんは主人公・最高が漫画家を目指すきっかけとなった、叔父で漫画家の川口たろう役に。今回の抜擢を受け、3人からはコメントも寄せられている。■山田孝之(服部哲役)「服部は、感情がとても静かに、でも大きく変化するキャラクターです。最初、作品を持ち込んできた最高と秋人の2人の作品に対して、編集者として大して思い入れもなく、そっけない冷たい感じになっていますが、そこから徐々に彼らの作品が認められていくことを自分のことのように喜ぶようになっていきます。才能を秘めた2人の漫画家と一緒に成長していく喜びに加え、自分の担当ではない天才漫画家“新妻エイジ”という存在に対するライバル心が服部にもあって、より2人と共に頑張ろうという気持ちを強くしていったんだと思います。演じるにあたっては、感情の変化を物語の序盤から終盤に掛けて表情や口調などで微妙なニュアンスをつけるよう心掛けました。また、実際にジャンプ編集部に見学に行かせてもらって、服部のイメージを持った編集部の方と喋ったり、他の方と喋っている様子を観察するなどして、編集者の目線の置き方や間などを自分なりに参考にしました。今回、面白い原作を、共演してみたかった俳優陣と大根監督と一緒に仕事ができて本当に良かったです」■リリー・フランキー(佐々木編集長役)「僕が演じた佐々木は、最高と秋人の2人が成長していく過程を、ジャンプの編集長として見守っていく役どころ。実際にジャンプの編集長や編集部の方にもお会いしたときに感じた、独特の『修羅場をくぐり抜けてきた感』というか、どこか血の気が少し抜けているような雰囲気を出せるよう心がけました。それから細かな部分ですけど、編集長だからといって偉そうにしすぎない、かといって軽すぎない、2人に対してあんまり優しすぎないようにとか、演じる上でそのあたりのバランスもなかなか難しかったですね。あと僕は編集部にいるシーンが多いので、なるべく編集会議のところが面白くなればいいなと思いましたね。みんなとワイワイやって悪ふざけが通用するようなシーンって、あそこぐらいしかないんじゃないかと思って(笑)。完成した映画は、原作の魅力をリアルに描き出している作品になっていると思います」■宮藤官九郎(川口たろう役)「僕、漫画家や作家、あと死んじゃう役が多いんですけど、そういう意味では今回、得意中の得意の役どころだったので、いかに生命力の無さの引き出しをいっぱい持っているかを見せたいなと思って演じました(笑)。漫画家役は、2度目なんですけど、漫画を描く手元は違う人がやるんだろなって思っていたんですけど、基本は自分で描くという事だったので、練習はすごくやりましたね。撮影現場では、漫画家役を演じるよりも、漫画をひたすら一生懸命描いている時の方が、きっとより漫画家に見えているんだろうなと思って、なるべく今本番だとか意識しないように心掛けて演じてました。川口たろうという人は、不器用な感じで漫画しかないままの一生だったんですけど、自分なりの美学を持って生きていた人なんだろうと思います。漫画家も作家も、物を作っていくという所では共通する部分があるので、演じていてそういうところは好きでしたし、自分でもそうありたいなって思います。映画『バクマン。』是非、ご覧ください!!」そのほかのにも、これまでに小松菜奈(ヒロイン・亜豆役)、桐谷健太(漫画家・福田真太役)、新井浩文(漫画家・平丸一也役)、皆川猿時(漫画家・中井巧朗役)らの出演が発表されている。『バクマン。』は2015年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月11日フジテレビ系月9ドラマ「信長協奏曲」の記者会見が10月6日(月)都内スタジオで行われ、主演の小栗旬、共演の柴咲コウ、山田孝之、向井理が出席した。妻で女優の山田優との間に、待望の第一子を授かったことが今月1日明らかになったが、小栗さんは「本当に嬉しいですし、生まれてきてくれた我が子はめちゃくちゃ可愛いので、この子のためにも今後頑張っていかなければいけない」と姿勢を正しつつも、「現場でみんなから『顔が幸せそうになってきちゃったな』と言われて。やっている役は高校生からのスタートなので、そういう(幸せそうな)部分が出過ぎないように戦国時代を生き抜きたい」と照れくさそうに意気込んだ。漫画家・石井あゆみによる同名コミックのドラマ化で、TVアニメ、連続ドラマ、実写劇場版として展開するフジテレビ開局55周年記念の超大型プロジェクト時代劇。平凡な高校生のサブロー(小栗さん)が、ひょんなことから戦国時代にタイムスリップし、自分とそっくりな織田信長に出会う。信長から天下統一を託されたサブローは、戦国時代の仲間たちとともに戦いへと身を投じていく。小栗さんといえば国民的人気アニメの実写映画化『ルパン三世』でタイトルロールを演じたばかり。漫画原作ものに立て続けに出演しているが「好きというか、『やらない?』ってオファーが来るんですよね。だからやる感じで」としながら、「でもルパンに関しては、キツいなと思いましたけどね」とぶっちゃけていた。一方、本格的共演となる柴咲さんが「何せ私は気が弱いものですから、初日に(小栗さんを)ひっぱたくシーンから始めたのがつらかったですが、いい試練を与えられた感じ」と弱いキャラを貫こうとすると、小栗さんはすかさず「あんなフルスイングのビンタは初めてで、凄い勢いでしたけどね」と、柴咲さんの気が強い一面を暴露していた。フジテレビ系月9ドラマ「信長協奏曲」は10月13日(月・祝)21時~スタート。(text:cinemacafe.net)
2014年10月06日ファッションブック大好評きらっとした瞳と、美しいプロポーションで男性からも女性からも支持を集める山田優さん。ファッションセンスも抜群で7月には私服を大公開したファッションブック「YU YAMADA FASHION ADDICT」を発売しました。同ブックは大好評で、レアな所有アイテムを紹介したり、メンズものも着こなしたりと、ファッショニスタであれば必ず目を通したい一冊となっています。ハマっている美容グッズとは?そんな山田さんが今ハマッている美容グッズがあるのだそう。彼女のオフィシャルブログ「Yu」の9月3日付けの記事では、最近「PLAZA」で見つけたという炭酸オイルシャンプー「Le ment」について紹介をしています。日本では珍しい炭酸とオイルが一緒になった同商品は、まるで炭酸ヘッドスパをしているような使用感。トリートメントをしたあとは「びっくりするくらいしっとりさらさらするよ!」と大絶賛しています。妊娠報告!食欲のない時はコレまた、同ブログにて妊娠報告をしたのも記憶に新しいところ。妊娠中は食欲がわかないことがよくあります。そんな時、山田さんイチオシなのが「ミネラル酵素グリーンスムージー」。同ブログ7月31日付け記事では、「マンゴー味だから牛乳と一緒にシェイクするとおいしーよん」と美味しく妊娠生活を楽しんでいる姿がアップされました。【参考】・山田優オフィシャルブログ「Yu」
2014年09月08日9月2日(火)、Blu-ray&DVD発売日を迎えた山田悠介原作の衝撃作『ライヴ』の発売記念イベントが行われ、主演の山田裕貴、監督の井口昇が登壇。「いつも死に方のアイデアを練っている」と豪語する井口監督が、次回の惨劇のヒロインに能年玲奈を希望して会場の爆笑を誘った。この日は『ライヴ』Blu-ray&DVDの発売を記念して応募抽選で当選した、ファン100名を無料招待。山田と井口監督による生オーディオ・コメンタリーを行うライヴ企画で、開始前マスコミの取材に応じた山田は、「山田悠介さん原作の映画を何本か観ていて、デビューして3年で主役をいただけて素直にうれしいです。主人公は物事に逃げがちないまの若者に近く、ほぼ僕の年代。嫌なことを避ける若者を必死に演じましたね」と作品への想いを吐露した。また、井口監督は劇場公開時に話題になった人が死ぬシーンについて、「登場する人をどうやって面白く死なせるか、そのことばっかり考えている」と井口ワールドの真髄を説明。俳優を観て死に方を決めることもあれば、その逆もあるといい、ポイントは「意外性」と断言する。「今回で言うと佐々木心音さんみたいに、意外な死に方がウケます。まさか顔面に、みたいな(笑)。毎回お客さんとの勝負です」とクリエイター魂を語る。今回の『ライヴ』で信頼関係を築いた山田と井口監督は、早くも次回作でのタッグを約束!? 山田の真摯な仕事への姿勢を見て感動した井口監督が、「今度は悪い男を演じてほしい」とリクエストすると、「僕も悪い探偵をやりたい(笑)」と山田も満足気に返すなどすっかり意気投合した仲の良さを見せていた。また、同作の佐々木心音のように井口ワールドで犠牲にしてみたい女優を記者に聞かれた井口監督は、「能年玲奈ちゃんですね。ふわっとしているので、危機が近づいても危険を感じないかも(笑)。いま一番悲鳴を上げさせたい女優さんですかね(笑)」とひょうひょうと言い切り、会場の爆笑を誘う一幕もあった。『ライヴ』Blu-ray&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライヴ 2014年5月10日よりヒューマントラストシネマほか全国にて公開(C) 2014「ライヴ」製作委員会
2014年09月02日マットは、同社が運営するアートギャラリー「GoFa」(東京都・青山)において、漫画家・イラストレーター山田章博が挿絵を担当した「十二国記」から100点以上の生原画を展示する「山田章博展 Exhibition&Cafe」を開催している。開催期間は8月31日まで(毎週月曜日定休(祝日除く)、8月10日、8月19日は休館)。営業時間は12:00~18:00。入場料は500円(コーヒーチケット付き)。同イベントは、イラストレーターとして多数の挿絵を手掛ける山田章博の『「十二国記」画集<第一集>久遠の庭』の刊行を記念して開催されるもの。今までのカバーイラストや挿絵など20年以上におよぶ「十二国記」の集大成となる展示内容が展開されており、100枚以上の生原画が公開されている。コラボレーションカフェでは、「十二国記」の世界観やキャラクターをイメージしたメニューが用意されるということだ。また、会場では、山田章博サイン入り画集やポストカード、タンブラー、ポスターなどの販売に加え、最終日となる8月31日には「じゃんけん大会」が開催される予定。なお、来場者特典として、山田章博が同イベントのために書き下ろしたウェルカムペーパーがプレゼントされるほか、会場にて同画集を購入すると会場限定のしおりが進呈されるという。
2014年08月05日映画『奴隷区 僕と23人の奴隷』が公開を迎え、6月28日(土)に都内で行われた舞台挨拶にW主演の秋元才加、本郷奏多を始め、大沢ひかる、山田裕貴、久保田悠来、杏さゆり、折井あゆみ、佐藤佐吉監督、そして原作者の岡田伸一が登壇した。総ダウンロード数1,660万を超えた人気の携帯小説の実写化。誰でも簡単に奴隷にすることができる機器「SCM」を利用し、勝てば「ご主人様」負ければ「奴隷」という究極のゲームが展開し、参加者たちの欲望や復讐心、異常な嗜好や愛情が露わになっていく。「AKB48」卒業後、初めての映画にして人気小説の実写化作品の主演を務めた秋元さんは「不安もあった」と漏らす一方で、「自分の内にある欲望について考えるきっかけにもなって、参加してよかったなと思います」と充実した表情を見せる。劇中、様々なバトルが展開されるが、山田さんは本郷さんと共に、金魚が泳ぐ水槽に顔をつけるシーンを印象的なシーンとして挙げる。「(金魚の)おフンさんがいっぱいでね…」と山田さんが顔をしかめれば、本郷さんも「金魚問題ね…」と表情を曇らせ、いかに過酷な撮影だったかをうかがわせる。本郷さんは、ゴスロリ衣裳での女装姿も劇中で披露しているが、折井さんから「ピンクのゴスロリ衣裳で、女性でも着こなすのは大変だけど、本郷くんは着こなしてた!」と思わぬ絶賛を受け、嬉しいのか恥ずかしいのか、微妙な表情を浮かべていた。秋元さんは、大沢さんとの激しい罵り合いのシーンに触れ「罵倒するのは結構『おぉっ!』となりました。普段は(言い争いを)避けるタイプなので(笑)。普段言えない汚い言葉も言えました!」とバトルシーンでストレスを発散したよう…?この日は、劇中にも出てくる「イッセーノ」ゲームを会場全体で実行。「イッセーノ」という声に合わせて、観客は片手または両手を挙げるか、逆にどちらの手も挙げないことを選択。約400名の腕(=約800本)のうち、何本が挙がるかを登壇陣が予想。なお、最も近い数字を予想した勝者には「観客に何でも命令する権利」が与えられる。秋元さんは「587本」と予想したが、自身の有無を尋ねると「絶対に勝ちます!だって、奴隷ほしいもん!」と“賞品”を聞いたとたんに気合い十分!ちなみに結果は「360」で、「350」と予想した原作者の岡田さんが優勝した。本郷さんは岡田さんに観客への命令として「原作をひとり10冊ずつ買うとか(笑)」と悪魔のささやきで誘惑するも、岡田さんはそんな甘い誘惑に乗せられず「みなさんで『奴隷区、サイコー!』と言ってください」と謙虚に語る。劇場に「奴隷区サイコー!」という大きな声が響きわたった。なお、本郷さんは最後の締めの挨拶で「不可能ではない」とこれからの展開次第で、続編が製作される可能性がゼロではないと言及。会場は期待を込めた拍手に包まれた。『奴隷区 僕と23人の奴隷』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:奴隷区僕と23人の奴隷 2014年6月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2013映画「奴隷区/僕と23人の奴隷」製作委員会
2014年06月29日『ヌイグルマーZ』(’14)『電人ザボーガー』(’11)の井口昇監督が、超人気作家・山田悠介の同名ベストセラー小説を映画化した『ライヴ』のBD&DVD発売決定を受け、井口監督が登場する“癒し”動画と主演・山田裕貴のコメントが到着!豪華な特典の内容も判明した。劇中の衣装を身にまとい、超絶楽しげに監督作を動画内でアピールする井口監督が紹介するように、同作は実在の原作小説そのものが映画の攻略本として登場するという、奇想天外なストーリーが受けた一作。数多あるデスゲーム映画とは一線を画す奇想天外なアイデアが受け、早くもハリウッドリメイク折衝中という奇想天外なエンターテインメントだ。この逸品で主演した「海賊戦隊ゴーカイジャー」の山田裕貴(田村直人役)は、「親との確執で歪んで育ってしまった…この映画はそんな直人がデスレースの中、死と向き合い、大切な人と向き合い、成長していく物語です!」と同作を猛プッシュ。彼が言うように、「ラストの爽やかさは必見です!ぜひ何度も観て下さい」という大感動のラストまで必見だ。映像特典として、監督とキャストによる本編コメンタリーを収録するほか、メイキング(※20分想定)、完成披露試写会、初日舞台挨拶映像などを収録予定。また、封入特典には井口監督も推す“幻のパンフレット”を封入予定のほか、中森明夫氏の寄稿文、監督インタビュー、福田裕彦氏(音楽)の寄稿文なども封入する予定だ。上記特典は、BD&DVDで共通。<『ライヴ』Blu-ray&DVD/リリース情報>【セル】Blu-ray(1枚組)¥4,700(本体)+税【セル】DVD(1枚組)¥3,800(本体)+税発売日:9月2日(火)発売元:株式会社KADOKAWA 角川書店販売元:ポニーキャニオン※レンタル版同時リリース(C) 2014「ライヴ」製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライヴ 2014年5月10日よりヒューマントラストシネマほか全国にて公開(C) 2014「ライヴ」製作委員会
2014年06月17日「海賊戦隊ゴーカイジャー」のゴーカイブルー役で注目を浴びた若手俳優・山田裕貴が、開催中の「ゆうばりファンタスティック国際映画祭」に来場。初主演映画で山田悠介の小説が原作の『ライヴ』の舞台挨拶に井口昇監督、津田寛治らと劇中のランニング姿で登壇した。舞台は感染すると死に至る奇病“ドゥーム・ウィルス”が蔓延した日本。田村直人は母親を救うべく、完走者が特効薬を手に入れることができるというデスレースに挑むが…。登壇陣は全員、衣裳の黄色い短パン&ランニング姿で登場したが、山田さんのみ、中に黒いジャージを着こんでおり、登壇陣からはツッコミが…。山田さんは「僕も脱ぎたいのはやまやまなんですが、短パンだけ事務所NGが出まして…(苦笑)」と説明。劇中では堂々と短パン&ランニングと手足を見せているだけに「僕の下半身の何が悪いのか?」と不満そう。これが映画初主演となったが山田さんは「3年半くらい、この仕事をやってきて、大きな分岐点になる作品だと思ってます」と充実した表情。「頼りない主演でしたが、スタッフ、キャストのみなさんが助けてくださいました」と語った。一方、井口監督の左手にはギプスが!先日の大雪で「氷で滑って折れた」とのことで「(ギプスの)中はすごいことになってます」と苦笑。これまで『片腕マシンガール』といった作品を世に送り出してきたが「そういうのを撮り過ぎてこんなことになったと反省してます…」と語り、会場は笑いに包まれた。山田悠介の原作について、その密度の濃さと世界観に井口監督は忠実に映画化した場合「20億円でも収まらない内容」と語り「悩んだ末の結果がこれです。こんな原作の映画化は見たことがないと思います。前もって言っておきますが、原作と全然違います!」と自信ありげに語った。津田さんは当初、登壇する予定ではなかったが、舞台挨拶開始の15分前に会場に到着したそうで、急遽参戦し、ノリノリで短パン&ランニング姿を披露。この日は「時間がなくて…」とすね毛の処理もしないままの登壇となったが、劇中では監督との協議の末、剃ったとのこと。「1万円くらいするすね毛剃りの道具を買って剃りました!」とアピールし笑いを誘っていた。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」は3月3日まで開催。『ライヴ』は5月10日より公開。(黒豆直樹(cinema名義))
2014年02月28日気になるあの人の名前の裏側に隠された秘密は?開運アドバイザーの安斎勝洋先生が、話題のあの人の姓名を鑑定します。2014年に成人式を迎える人気アイドルの山田涼介さんSPドラマ『金田一少年の事件簿』に主演する彼の今後の展望は?10代前半から芸能活動を始め、アイドルグループHey! Say! JUMPの一員として人気の山田涼介さん。そんな彼は現在20歳。今年2014年に、めでたく成人式を迎えるそうです。1月4日(土)放送のスペシャルドラマ『金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件』(日本テレビ系)では、2013年のお正月に続いて主役の金田一一(はじめ)役に再挑戦。歌のみならずドラマやバラエティ、CMなど多方面で活躍し、幅広い層に親しまれている彼は今後、アイドルとして俳優として、どのように成長していくのでしょうか。恋愛についても読み解いていきます。山田涼介(人17地16外7総24)1993年5月9日生まれ~節目・転機について~4と9のつく年齢が節目・転機の年となります。「地運の16」はチャーミングさを表す画数です。世話焼きで、人のために率先して何かをしたがるタイプとも言えます。茶目っ気があり、どんな時も明るく振る舞うタイプなので、場合によっては「軽い」と誤解される可能性があります。「人運の17」を持っている人は、悪気なくストレートな発言をしがち。一見人当たりがソフトなので、時と場合によっては見た目とのギャップに驚かれることがありそうです。サバサバした気質や積極的な性格を示す「外運の7」もあります。この画数の持ち主は、センスの良い人を好む傾向があります。「総運の24」なので適応能力があり、新しい環境でもたくましく生きていけそうです。なお、「24」の数は智力・成功などの意味があります。無一文から財を築けるほどの才能にも恵まれているでしょう。---------------~全体のバランス~基本的に堅実派で、人生設計をきちんと立てて行動することができる方ですね。目標を定めたらそれに向かって突き進みますが、頑張っている姿を周囲に見せたりせず、一人で黙々と努力するタイプです。先見の明があり、計画通りに進めることが得意。物事に対する切り替えも早いのではないでしょうか。神経が細やかで、周囲に対してきちんと気遣いができる方でもあります。しかし、意見をしっかり持っているため流されることはなく、自分のペースを崩さずに目標に向かっていくことができます。自分の意志はしっかりと伝えますが、嫌味のない言い方ができるので人から憎まれることは少ないでしょう。ユーモアがあり、かわいげがあるので対人関係にも恵まれます。押さえつけらえるよりも、のびのびとしているほうが成長につながるので、ある程度自由に行動したほうがいいかもしれません。~恋愛について~若いうちからモテますが、計画性があるので恋に溺れることはなさそうです。男らしさがあり、お付き合いしたら自分がリードしたいタイプ。好みはハッキリしていて、毎回似たような雰囲気の人を好きになります。外見的にはキリッとした、センスの良さを感じさせる女性を好むでしょう。いいなと思うと積極的にアプローチしますが、相手が自分に興味を持っていないとわかったら、スパッと気持ちを切り替えます。そのため、失恋してもひどく落ち込むことはありません。爽やかな恋愛を望み、うじうじしたタイプの女性は苦手。自分の好みではない女性から想いを告げられた場合はきちんと断ります。だらだらと引き止め、中途半端にキープしたりすることはないでしょう。~アドバイス~華やかな世界に行けば行くほど輝けるお名前です。器用でオールマイティーに活躍できるので、これ!と道を一つに固めてしまわないほうがいいでしょう。枠に収まることなく、自分のやりたいことを自由に選択して活動したほうがより才能を開花できるので、将来的にはソロでの活躍をおすすめします。今後の活躍が楽しみです。>>安斎勝洋のワイドショー姓名鑑定 目次ページへ姓名は総運・天運・人運・地運、外運の5つで構成されています。・総運…すべての画数の合計⇒一生を司る総合的な運勢・天運…苗字だけの画数の合計⇒先祖代々から受け継がれてきた、一族が共有する宿命・人運…苗字の最後と名前の頭文字の画数の合計⇒思春期(13歳頃)から、さまざまな影響を受けて形成される性格・地運…名前だけの画数の合計⇒生まれてからの後天的な基本運勢・外運…苗字の頭文字と名前の最後の1文字、または2文字の合計⇒周りから受ける影響。自分を中心とした周囲の吉凶ただし、姓名判断では、天運を除く四運で運勢を判断します。天運は天から授かった先祖代々の宿命を表すものであるため、その人自身の判断には用いません。監修者紹介開運アドバイザー安斎勝洋(あんざいかつひろ)昭和20年東京生まれ古くから伝わる「姓名学」「風水学」「九星占術」等を学び、開運アドバイザーとしての仕事をスタート。 30年以上に及ぶ数々の個人鑑定などで、多くの人間と接することにより、姓名・生年月日・住環境と、その人間の運勢との関係を独自の統計データとしてファイル。時代に沿ったかたちで数のもっているより細やかで深い意味を分析した“安斎流 姓名判断”と中国風水をもとに、日本の風土や生活様式に合ったかたちで日常生活に活用できる“安斎流 風水”を確立。メディアではTBS系「悪魔のささやき」フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを経て、ワイドショーやバラエティ番組内での出演、番組名の鑑定、雑誌「an・an」の人気占い特集など、テレビ・雑誌・新聞・ラジオと多方面で活躍中。インターネットサイト「安斎流 姓名判断」や手軽に活用できる携帯サイト「安斎流 開運鑑定」を監修。モバイルサイト「安斎流 開運鑑定」「笑っていいとも!」をはじめTV出演多数!芸能人の鑑定や著書も多く『開運アドバイザー』として有名な安斎勝洋(あんざいかつひろ)先生の本格姓名鑑定サイトです。名前で分かる恋愛、結婚、仕事のこと、安斎流でアドバイスいたします。子育てに役立つ子どもの姓名鑑定、お部屋の開運度チェックなど新コーナーも続々公開中!
2014年01月02日(画像は山田優オフィシャルブログ「Yu」より引用)「夏肌」山田優その秘密は?夏は肌が勝負のシーズンでもありますよね。腕や足の露出が増えて、健康的な「夏肌」が注目を浴びる季節です。疲れて元気のない肌は格好悪く見えてしまいます。しかし、そうはいっても、そろそろ肌に疲れが見え始めてきたのではないでしょうか。気付けばお盆は過ぎ、夏休みは後半戦へと突入しています。ここらで、一度肌に元気をチャージしてみてはいかがでしょうか。夏肌の代表格ともいえる山田優さんの肌の魅力にせまってみました。まずは彼女のブログをチェック。8月14日付けで、角質ケアの記事がアップされていました。ハワイブランド「BELLE VIE」の角質ケア彼女の肌は、ただ美しいというだけではなく、いつ見ても健康的でパワーが感じられます。まさに「夏肌」と呼ぶにふさわしいエナジー肌ですよね。疲れたお肌には、保湿や美容クリームも大事ですが、まずは夏の紫外線で傷ついた古い角質を落とすことが重要。彼女はブログで、愛用の角質ケア商品を掲載しています。ハワイのブランド「BELLE VIE」シリーズの「LAKI」です。コスメフリークであれば一度は耳にしたことのある人気の商品ですよね。「LAKI」は、ハワイ原産のハイビスカスやパイナップルのエキスを配合した角質除去ジェル。その効果は絶大で古い角質がボロボロとれるとネットや口コミでも話題です。山田優さんもブログで「これ優秀です!!!」と大絶賛。日本でもオンラインストアで購入可能な「LAKI」。「LAKI」はハワイ語で「幸福」という意味だそうです。あなたも「LAKI」を手に入れて、「幸福」な肌をゲットしてみては?【参考リンク】▼山田優オフィシャルブログ「Yu」元の記事を読む
2013年08月19日先日より開催中の第5回「沖縄国際映画祭」にて、3月28日(水)、「ドランクドラゴン」の塚地武雅主演の最新作『げんげ』が上映された。舞台挨拶には塚地さんを始め、山田優、川島明(麒麟)、吉田敬(ブラックマヨネーズ)のキャスト陣に加え、本作で監督デビューを果たした角田陽一郎が登壇した。冴えないサラリーマン・田中洋平は、社員旅行先の神社で9つの願い事をする。次々とかない始め、学生時代に挫折した映画監督としてデビューすることになるが、様々なアクシデントやトラブルに見舞われることに――。登壇した塚地さんは、「思っていたよりお客さんが入っていて、ビックリしてます!」と感激し、上気した様子で会場を見回す。「私は吉本ではなく、人力車という事務所に所属していますが、事務所の力の差をひしひしと感じております。こんなに大きなイベント…人力車ならこうはいかないですね(笑)」と自虐コメントで笑いを誘う。沖縄出身の山田さんにとっては故郷への凱旋となったが、地元での舞台挨拶とあって「みなさん、ハイサー!」と沖縄弁で挨拶。さらに、「今日はうちのパパも来てます」と明かし、共演者たちを驚かせた。以前には夫婦役も演じた塚地さんと山田さんだけに、撮影現場では息ぴったりだったそうだが…塚地さんや川島さん、さらには角田監督からはこんなクレームが。「本読みのときに、自分の番なのに落書きしてました」(塚地さん)、「山田さんの番なんでみんな彼女を見るんですけど、本人は“そんなに私に注目しちゃって”みたいな顔してるんですよね」(川島さん)、「うん、一番一生懸命に話を聞いてくれるんですが、実は全く聞いてないんですよ」(角田監督)と次々と証言が上がり、「やっぱり山田親太郎の姉やな、と思いました(笑)」(塚地さん)と地元で予想外の撮影秘話を暴露され、「いやだ~」と大爆笑しながら赤面していた。この日、そんな山田さん以上に注目を集めたのが吉田さん。登壇早々に「ここに立たせてもらってますが、ほとんど映画に出てません」と出演シーンわずか3カットながらメイン・キャストたちに交じって堂々の舞台挨拶。さらに、本作の舞台となった魚津市民の役であるにも関わらず、「思いっきり関西弁でやらせていただきました!」と何故か自信たっぷりに語る。最後のマスコミ向けのフォトセッションでも、1番目立とうと主演の塚地さんに被さるように前に前にと出ていくアグレッシブさに、山田さんや監督を始め、観客たちも大笑いしていた。「第5回沖縄国際映画祭」は3月30日(土)まで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:第5回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2013年3月23日より30日まで沖縄にて開催
2013年03月29日テレビのトーク番組で、ゲストのタレントやアイドルの素顔を見られるのが楽しいという人も多いのでは? そんなトーク番組が好きという人に、スマホ向けに開局された新しい放送局「NOTTV(ノッティーヴィー)」で放送中の番組『ソーシャル@トーク#エンダン』はオススメだ。『エンダン』とは、月~金の23時から生放送するトーク番組。メインMCのお笑い芸人やついいちろうと、曜日ごとに変わるMCとが、タレントやミュージシャン、文化人に政治家と幅広いゲストを迎え、普段なかなか見られない素のトークが繰り広げられている。また『エンダン』では、毎回SNSを通じて視聴者へ質問し番組を作っていく、視聴者参加型トーク番組というのが他と違う大きな特長。この番組が放送200回目を迎えた1月23日、その記念に登場したスペシャルゲストは、人気モデルの山田優さん。どんな内容になるのか、生放送が行われたスタジオにお邪魔した。水曜日MCの西山茉希さんと山田さんは大親友だという。先日行われたばかりの山田さんの結婚式にも招待された仲。そんなこともあって、「茉希の頼みとあれば」と山田さんは出演を快諾したそう。山田優さんが登場すると、早速やついさんが「本当に親友なんですか? 全く共通点が見出だせない(笑)」と、二人を比較して西山さんをいじり、一気に和んだ空気の中、トークがスタート。ソーシャルの力を使って楽しんでいく「ソーリョク」コーナーでは、「西山茉希を『エンダン』でさらに面白くしたい!!」という山田さんの要望から、そのアイデアをtwitterで募集することに。“それをモデルの西山さんにさせる?! ”と驚くようなアイデアがtwitterから次々に飛び出してくる。まずは視聴者から届いた「本気でゲッツ! やってー!」とのつぶやきに対して、西山さんの「ゲッツ!」は、可愛らしすぎると山田さんから厳しいダメ出し。この後、吹っ切れたのか、「ゲッツ!」の後には「コマネチ」、「デューン!」と、つぶやきに応えて次々に西山さんがギャグを披露。その吹っ切れぶりにはスタジオも爆笑の渦が巻き起こっていた。その後、つぶやきに応えてスタッフが急遽用意したヘリウムガスに、三人のテンションは最高潮! ヘリウムガスを吸って、郷ひろみ似の声になった山田さんは、自分の声に自身でも面白くてたまらないよう。「これ(ヘリウムガス)、いい~」と、西山さんも山田さんも感心することしきりで、その姿がまた笑いを誘っていた。SNSを使った自由なトークが盛り上がるうちに、あっという間にエンディングへ。山田さんもすっかり番組を楽しんでいる様子だったのが印象に残った。収録を終えた山田さんに、今日の放送の感想を聞いたところ、「普段接している西山と、わりと変わりがないので、素の茉希が見られる番組なんじゃないかと思いました。これからもっともっと面白いところを出していってほしい」とのこと。放送200回を終えたやついさんと西山さんには、『エンダン』の見所を伺うと、やついさんからは「あらゆるジャンルのいろんな方のいろんな話を一時間まるまる聞けるとこが何と言っても魅力でございます」という真面目な答えが。これまでのゲストの面子を見てもおおいに頷けるところ。西山さんに、山田さんがゲストとして来たことについて伺うと、「初回の頃から優ちゃんを呼ぶという話はあったんですけど、たぶん来ないと思っていたので、今回の共演はとっても嬉しかったです。だからこそ、優も楽しんでもらえるような回にしたかったし、今日は楽しかったですよね」と笑顔で話してくれた。やついさんも「(山田さんが)すごく喜んでくれたし、嬉しかったね」と満足そうに語った。最後に山田さんから、今後も番組のMCとして頑張っていく親友の西山さんにエールが。「(やついさんと)二人のコンビネーションがよかったので、これからも二人の掛け合いがいっぱい見たいなと思います」と今後の番組への期待を語った。山田さんもおススメする、やついさんと西山さんのテンポのいい掛け合いは、ぜひ実際に番組を見て確かめてみてほしい。『ソーシャル@トーク#エンダン』は平日毎日23時から。これからも多彩なゲストが予定されており、1月31日のゲストは鈴木亜美、2月1日は小野恵令奈と、ますます盛り上がっていきそうな『ソーシャル@トーク#エンダン』。今後はどんなゲストがきて、どんなトークが繰り広げられるのか楽しみだ。ソーシャル@トーク#エンダン 公式サイト ■放送:月~金 23:00~24:00※再放送は翌日11:00~、土日深夜放送。※番組への参加方法はTwitterでハッシュタグ「#エンダン」をつける。NOTTV1月6日に契約者数50万人を超え、『エンダン』をはじめドラマやアニメなども放送するスマートフォン向け放送局。視聴にはドコモのスマートフォンNOTTV対応機種が必要。ワンセグの約10倍の高画質で番組を視聴できるサービスとなっている。■月額利用料:420円
2013年01月30日スマホ向けに開局された「NOTTV(ノッティーヴィー)」は、2012年4月に開局してから、2013年1月6日には契約数が50万件を突破し、今話題になっている新しい放送局だ。「NOTTV」では、従来のテレビと同じく『リアルタイム視聴』と、好きなときに番組を視聴できる『シフトタイム視聴』があるのが特徴。スマホで見られるので、場所や状況を選ばずに番組を楽しめるのが、忙しい人にもぴったりのスタイルと好評だ。また、スマホならではの機能として注目なのが、TwitterやFacebookなどのSNSと番組が連動していること。一人で番組を見ていて「この意見を言いたい!」「そのコメント面白い!」という気持ちを、番組を見ながら同じ画面上に表示されるSNSに投稿して楽しむこともできる。もちろん、他の人の投稿を同時に見ながら楽しむことができるので、より一層番組が盛り上がりそうだ。そんなソーシャルの繋がりで番組を作り上げているのが、月~金の23時から絶賛放送中の番組「ソーシャル@トーク#エンダン」だ。この番組は、メインMCのお笑い芸人やついいちろうが、曜日ごとに変わるMCと一緒にゲストを迎えてトークを繰り広げる番組。トークの内容はゲストからSNSを通じて視聴者への質問によってスタートする、視聴者参加型トーク番組だ。過去の放送では、ゲストにゲッターズ飯田を迎えて視聴者を次々と占ったり、お笑いコンビのハマカーンが漫才に使える女子力向上ネタを募集したり、“1年に1日自分の希望する日が祭日になる”など日本を楽しくするための39の方法を募ったり、視聴者の投稿次第で番組の行方が変わるので自分も番組に参加している気分になれて面白い。次のゲストは誰だろう? と毎回楽しみになる「ソーシャル@トーク#エンダン」は、1月23日(水)で放送200回目を迎える。その記念となるゲストは、先日、ハワイ・ラナイ島で俳優・小栗旬とゴール・インをしたトップモデル山田優。水曜日MCの西山茉希とは親友である山田優が、挙式秘話をはじめ、ここでしか聞けないトークを繰り広げる。SNSを通じて視聴者にどんな質問をするのかも注目だ。ソーシャルの力で様々な人たちの縁を繋いでいく番組「ソーシャル@トーク#エンダン」。まだ見たことがないという人も、この200回記念をきっかけに見てみてはいかがだろうか。ソーシャル@トーク#エンダン 公式サイト ■放送:月~金 23:00~24:00※再放送は翌日11:00~、土日深夜放送。※番組への参加方法はTwitterでハッシュタグ「#エンダン」をつける。
2013年01月22日映画『東京家族』が1月19日(土)に公開を迎え、山田洋次監督を始め、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、林家正蔵、妻夫木聡が都内劇場で行われた第1回上映後の舞台挨拶に登壇した。山田監督の監督生活50周年を記念して、小津安二郎監督の名作『東京物語』をモチーフに制作された本作。田舎から成人した息子たちに会うために上京してきた老夫婦と、両親を気にかけつつも自らの生活にかまけてすれ違ってしまう子供たちの姿を通して、失われつつある家族の在り方を描き出す。見終わったばかりの観客の拍手に迎えられた山田監督。2010年の秋に始動したものの、東日本大震災の発生を受けての延期があった上でようやく公開にこぎつけたことに「長い間、心待ちにしていた日でした」と感慨深げ。震災を経て日本の家族の姿の変化を感じたということで「悩みましたが延期してよかったと思います」としみじみと明かした。橋爪さんはエンドロールでカップルごとに出演者の名前が出てくることに触れ、「あそこが好きで、いい映画に出させてもらったなという気持ちが最後に込み上げてきました」と嬉しそう。撮影時のエピソードを尋ねると、監督とは家が近く、訪れたマッサージ店が偶然にも監督も通っている店だったことを明かし、「2度目に行ったとき、店の人に『いま、監督が奥にいらっしゃいますけど何かお伝えしますか?』と言われて、『いらない!』って断りました。せっかくリラックスしに行ってるのに」と語り笑いを誘っていた。吉行さんは劇中、妻夫木さんが演じた次男の部屋を訪れ、そこで彼の恋人(蒼井優)と対面するが「そんなこと一生ないと思ってたので、役のこととはいえウキウキしました」と満面の笑み。撮影が終わっても子供たち、特に末っ子の妻夫木さんのことが気にかかるそうだが「以前に出た作品を観たら、クレイジーな役ばかりやってるから気持ちが吹っ切れました」とも。妻夫木さんは慌てて「今度、温かいやつをお送りします」と苦笑いを浮かべていた。医者の長男を演じた西村さんは、母が次男ばかりをかわいがることに嫉妬気味?司会者にそうツッコまれると「僕はそんな小さな人間じゃないので大丈夫です」とスネたような口調で語り、会場は再び笑いに包まれた。妻夫木さんは、橋爪さが演じた父とはなかなか心を開くことができない役柄ということで、意識的に現場で橋爪さんと距離を置こうとしたそうだが「橋爪さんが割とよくしゃべる方で距離を近づけてきてくださるので…(笑)」と述懐。すかさず橋爪さんがムッとした口調で「迷惑だった?」と返し、妻夫木さんは「そんなことないです」としどろもどろ。妻夫木さんが「橋爪さん」と言おうとして、吉行さんと混ざって「ハシユキさん」と言ってしまい、橋爪さんに詰め寄られる一幕もあり、最後まで笑いの絶えない舞台挨拶となった。なお、本作はベルリン国際映画祭にてベルリナーレ・スペシャル部門において上映されることが決定。香港、台湾、シンガポールでの公開も決定すると共に欧州、北米、インド、韓国など世界各国から劇場公開のオファーが届いていることも明らかになった。『東京家族』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:東京家族 2013年1月19日より全国にて公開(C) 2013「東京家族」製作委員会
2013年01月20日監督生活50周年となる山田洋次が、小津安二郎監督の代表作である『東京物語』を現代の設定に置き換えて描いた『東京物語』。本作の中で、島に暮らす中学生で、周吉(橋爪功)ととみこ(吉行和子)を実の祖父母のように慕うユキ役として純真無垢な魅力を見せているのが、今年13歳の荒川ちかだ。その他の画像「出演が決まったときは、驚きました。(最終オーディションまで残っていた中で) ゲストで出ていたバラエティ番組を、山田洋次監督が見てくださってたみたいで。それが決め手になったって聞いて、さらに驚きました。番組ではずっとアニメの話を熱く語ってるだけだったので、どこを気に入っていただけたのか不思議でした(笑)」当人はそう語るが、スクリーンを観れば誰しも納得だろう。無邪気な愛くるしさと、その演技力は世界も認めるところで、すでにして国際派。セルゲイ・ポドロフ監督も、『ヤクザガール 二代目は10歳』(2010年)で彼女を主演に抜擢。ルーマニアのコメディー・クルージュ国際映画祭では最優秀主演女優賞を受賞している。「山田監督は巨匠といわれる方なので、怖い人なのかなって緊張したんですけど、優しい方で、撮影中も面白い話をしてくださって。演技指導もわかりやすくて、魔法使いみたいだなって思いました」演出においては厳しいことで知られる監督が和やかだったのも、彼女を認めていればこそだろう。「好きなシーンは、蒼井優さんに島を紹介するところと、あとおじいちゃんとおばあちゃん(平山夫妻)が観覧車を見てるところ。ほのぼのした感じがいいなって。撮影は楽しかったです。島(広島・大崎上島)もいいところで、地元の人たちと交流会でバスケをやったんですよ。誘われて楽しそうだったから、行く行く!って。でも、運動オンチで持久力がないから、迷惑を掛けてばっかりで(笑)」そんな彼女の好きなものが、本人いわく、「トリプルA」のアクション・アート・アニメ。「アクションも挑戦してみたいです。運動オンチでもアクションは瞬発力でなんとかなります(笑)」将来が楽しみな逸材だ。『ぴあ Movie Special 2012-2013』より文:渡辺水央撮影:キム・チャニ『東京家族』2013年1月19日全国公開『ぴあ Movie Special 2012-2013』発売中
2012年12月26日『男はつらいよ』の寅さんの故郷である東京・柴又の「寅さん記念館」の隣りに同シリーズのメガホンを握った山田洋次監督の半世紀に及ぶ監督生活の軌跡を展示する「山田洋次ミュージアム」がオープンすることになり、12月15日(土)に記念セレモニーが開催された。「寅さん記念館」のリニューアルオープンも同時に完了し、山田監督と最新作の『東京家族』に出演している橋爪功、吉行和子が展示に足を運んだ。山田監督の要望を受けてミュージアムでは、監督の軌跡と共にこの50年の日本の社会の移り変わりを見て取れるようになっている。また映画の現場から消えつつある映写機と実際の山田作品のフィルムも展示されている。監督が掲げるミュージアムのコンセプトはまさにこの2点。「50年の日本の移り変わりの中で、果たして幸せに向かってやってきたのだろうか?という問題がある。そして来年にはほとんどの映画館がデジタル化され、撮影もデジタルになるというけど、僕は撮影はフィルムでやりたい。技術の進歩で効率的になってもそれ以上に何を得たのか?映画がトーキーやカラーになって表現の豊かさを獲得したときと同じレベルでは考えられない」と急速なデジタル化の流れに一石を投じる。「寅さん記念館」のリニューアルではタコ社長(太宰久雄)が経営する「朝日印刷所」のセットが再現されており、山田監督は「すぐあのまま撮影できそう。働いている人の息吹を感じられます」と称賛を送り、「いまだに寅さんは愛され続けているけど、なぜいまだに?ということを考えていただけたらと思います」とも。特に自身が映画を通じて描き続けてきた“日本の家族”像の変化にも触れ「(かつての日本の家族像は)もはや消えつつある。家族とは何なのか?どうあるべきかを考えなくちゃいけない。ちゃぶ台を囲んでお父さんと子供がご飯食べるという光景がいまや幻の世界になってしまった」と思いを訴えた。橋爪さんは『東京家族』のジャンパーを着て登場し、挨拶を求められるとクルリと後ろを向いて背中に書かれた映画のタイトルをアピール。「ありがとうございました」と一言だけで挨拶を終えて会場を笑いに包んだ。吉行さんは「頼りにならない(苦笑)」とボヤきつつも、「緊張感があるけど柔らかい雰囲気の現場でした」と撮影を述懐。展示についても「見応えがありました。作った方の細かい気持ちが伝わって、私の心も入っていく感じでした」と笑顔で語った。また先日、中村勘三郎さんが亡くなった際、山田監督は歌舞伎役者を起用しての新作の構想があったことを明かしたが、その中での勘三郎さんが演じるはずだった役柄について「バカ殿です」と説明。この映画の企画については「松竹のものなので、まだ生きてますよ」と明かした。『東京家族』は2013年1月19日(土)より公開。■関連作品:東京家族 2013年1月19日より全国にて公開© 2013「東京家族」製作委員会
2012年12月15日山田洋次監督の81作目となる監督作『東京家族』の完成披露試写会が12日、都内で行われ、山田監督をはじめ、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優ら“家族”が勢ぞろいした。名匠・小津安二郎の『東京物語』(1953)へのオマージュとして、現代を舞台に家族の絆を描いた監督生活50周年を記念する本作。山田監督は「ここにいる8人全員が主役。すてきな八重奏のアンサンブルを奏でてくれた」とキャスト陣をたたえた。その他の写真2012年5月の東京を舞台に、橋爪と吉行演じる老夫婦が、成長した子どもと会うため瀬戸内海の小島から上京する姿を通して、家族の絆や老い・死についてメッセージを投げかける本作。昨年の東日本大震災を受け、製作が約1年延期されただけに「お披露目の日を迎えて、本当に特別な感慨があります」と山田監督も感無量。この日は小津監督の110回目の誕生日でもあり「先祖の仕事を受け継ぎ、伝承しながら、この映画は完成した。感謝したい気持ちでいっぱい」。また、先日は2012年度文化勲章を受章し「ビックリしているが、映画界を代表し、章をいただこうと思う」と語った。主演を務める橋爪は「ぜひ皆さんの満足したお顔を見ることができれば」と上映を前に静かな自信。吉行とは3度目の夫婦役で「撮影が終わると、吉行さんと一緒に帰りそうになった」(橋爪)、「いい意味で緊張感なく共演できた」(吉行)と本当の夫婦のよう。「緊張で今も胸がいっぱい」(西村)、「誇りであり、今後大きな影響を与える作品」(夏川)、「撮影中は楽しくて、楽しくて。出演できた幸せをかみしめた」(中嶋)、「家族って本当にいいなと思える作品」(正蔵)とキャストたちは山田作品への強い思いを明かした。妻夫木にとっては、初めての山田組参加で「嬉しいと同時に、現場では緊張するんじゃないかと不安もあった」と告白。それでも「監督の丁寧な演出から、愛情を感じた。人間って、家族っていいなと思える作品なので、幸せの連鎖が生まれれば」と“山田マジック”にすっかり魅了された様子。恋人役で共演する蒼井は、『おとうと』以来2度目の山田組で「実家に帰ってきた感じ」。これにはベテラン俳優の橋爪も「うまいこと言うね」と感心していた。『東京家族』2013年1月19日(土)全国ロードショー
2012年12月13日山田洋次監督の81作目となる最新作『東京家族』の完成披露試写会が12月12日(水)に都内で行われ、山田監督を始め、主演を務める橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優ら“家族”が顔を揃えた。震災を受けて、当初の予定から1年延期しての製作及び完成に、山田監督は「本当に特別な感慨がある。ここにいる8人全員が主役であり、素晴らしい家族のアンサンブルを奏でてくれた」としみじみ語っていた。小津安二郎監督の不朽の名作『東京物語』をモチーフに、山田監督が2012年の東京を舞台に“今の家族”の物語を描いた本作。2012年5月、瀬戸内海の小島で暮らす平山周吉(橋爪さん)ととみこ(吉行さん)夫婦が上京する。東京の郊外で個人病院を営む長男・幸一(西村さん)、美容院経営者の長女・滋子(中嶋さん)、舞台美術の仕事をしている次男・昌次(妻夫木さん)たちは、東京滞在中は両親に楽しく過ごしてもらいたいと世話を焼くが、のんびりとした暮らしをしてきた2人とは、あまりにも生活のリズムが違い、家族の間には少しずつ隙間ができ始める…。橋爪さんと吉行さんは、今回で夫婦役を演じるのは3度目となり「撮影が終わると、吉行さんと一緒に帰りそうになるほど」(橋爪さん)、「でも私のこと、古女房だと思っているのか、ちっとも話しかけてくれない」(吉行さん)とさすがのコンビネーション。一方、山田組に初参加した妻夫木さんは「最初は緊張で演技ができないんじゃないかと思っていた。でも実際には丁寧な演出をしていただき、そこから監督の愛情を感じた」のだとか。その妻夫木さんと恋人役で共演した蒼井さんは「まるで実家に帰ってくる感覚」と『おとうと』以来2度目となった山田監督との仕事をふり返っていた。先日にはその功績が称えられ、2012年度文化勲章を受章した山田監督。「かなりびっくり。映画界を代表し、章をいただきましたが、いまの日本映画界は厳しい状況。今後も一丸となって頑張っていくと共に、国もしっかり(映画製作を)サポートしなきゃいけない」と巨匠になったいまもまだ、監督として邁進する姿勢を見せる。また、この日は小津安二郎監督の110回目の誕生日で「こうして『東京家族』が完成したのも、小津さんのおかげ。感謝したい気持ちでいっぱい」と挨拶した。『東京家族』は2013年1月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:東京家族 2013年1月19日より全国にて公開© 2013「東京家族」製作委員会
2012年12月12日来年1月19日(土)に新作『東京家族』の公開を控える山田洋次監督が、1日にアップルストア銀座にて行われたトークイベント“Meet the Filmmaker”に登壇し、本作誕生についてや自身の映画観を語った。その他の画像“Meet the Filmmaker”は、これまでも海外のApple Sroreで開催されたイベントで、メリル・ストリープ、トム・ハンクス、ジェームズ・キャメロン監督など世界的に著名な俳優や監督が登壇し、その模様がPodcastでも配信された。今年文化勲章を受章し、監督50周年を迎えた山田監督。この日は81作目となる『東京家族』の公開に先がけ、本作についてや、監督がテーマとして多く扱う“家族”について語った。「“家族”を題材にする事は全然意識していないけど、振り返れば結局そういう素材に惹かれて常に映画を作ってきた。どんなジャンルの映画でも、“家族”の要素を入れると落ち着くから家族映画が多くなったんです」と話し、「(本作のモチーフとなった)小津安二郎の『東京物語』は、何年も前からストーリーがいいと思っていたし、このフレームを使うことによって現代の家族が描けると思った」と、本作が誕生したきっかけを明かした。また、最後に「僕は映画で人間や社会を学んできたが、今、日本で上映されている全ての映画がそういう役割を持っているとは思えない。映画を観るにも、シネコンは観客が管理されているようで嫌いだし、窮屈だ。もっと画面と観客が向き合い、感動や興奮のある生き生きとした劇場であってほしい」と訴えた。『東京家族』は、1953年の小津安二郎監督作『東京物語』へオマージュを捧げた作品で、家族の絆を描いた物語。子どもたちに会いに東京にやってくる夫婦を橋爪功、吉行和子が演じ、西村雅彦、中嶋朋子、妻夫木聡がふたりの子どもを演じる。ほかに夏川結衣、林家正蔵、蒼井優らが出演。『東京家族』2013年1月19日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:滝島千尋
2012年12月03日「ぴあ」調査による11月23日、24日公開の映画・満足度ランキングは、石橋義正監督、山田孝之主演の『ミロクローゼ』がトップに輝いた。2位にクリント・イーストウッドが主演したヒューマンドラマ『人生の特等席』が、3位に道尾秀介の同名小説を阿部寛主演で実写化した映画『カラスの親指』が入った。上位作品の画像1位の『ミロクローゼ』は、山田が一人三役を演じ、ドラマ『オー!マイキー』などで知られる石橋監督が脚本、美術、編集、音楽も手がけた作品。出口調査では「まったく違う3人の人物を演じる山田孝之が凄い!」「山田孝之の演技のふり幅が素晴らしい」など、山田の演技を絶賛する声があがる一方で、「奇想天外でいろいろな要素が盛り込まれていて独特の世界観を味わえた」「アニメや舞台を観ているような感覚になり、登場人物を間近に感じられる映像に圧倒された」「それぞれの必死な恋が描かれているので誰かしらに共感できる」「恋に悩んでいる人、失恋した男子が観ると心の穴がふさがると思う」など、20代から40代を中心に高い支持を集めた。2位の『人生の特等席』は、スカウトマンとして野球に生涯を捧げてきた主人公が、旅を通して娘と向き合う姿を描いた人間ドラマ。観客からは「俳優としてのイーストウッドをスクリーンでまた観られてうれしい」「脚本がよく練られていて心が温かくなった。野球ファンとしても満足できる内容」「父と娘の確執がだんだん変わっていくところが実にいい。この作品を観て、歳をとるのも悪くないと思った」「何でも機械に頼り“計算通り”“思い通り”が多い現代人にとって、何か考えさせられる良作」など、特に40代から80代までの観客から好評だった。(本ランキングは、2012年11月23日(金)、24日(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年11月26日来年1月に最新作『東京家族』の公開を控える山田洋次監督が、12月1日(土)に東京のアップルストア銀座で開催される“Meet the Filmmaker”に登壇することが決定した。その他の画像“Meet the Filmmaker”は、これまでも海外のApple Sroreで開催されてきたイベントで、メリル・ストリープ、トム・ハンクス、ジェームス・キャメロン監督など豪華な面々が登壇し、その模様がPodcastで配信され、大きな反響を呼んできた。日本でもこれまでに、岩井俊二監督や阪本順二監督が登場したが、このたび映画界の巨匠、山田監督が登場する。本年度には、黒澤明監督、新藤兼人監督に次いで映画監督としては3人目となる文化勲章を受章し『幸福の黄色いハンカチ』や『男はつらいよ』シリーズなど、現代の“家族”と向き合い続けてきた山田監督の貴重なトークを聞ける絶好のチャンスで、CMプランナー・高崎卓馬も登壇し、普段から親交の深いというふたりの貴重なトークが繰り広げられる予定だ。『東京家族』は、東京に上京してきた橋爪功、吉行和子演じる夫婦とその家族の絆を描く物語。公開に先駆けて、本作の秘話が聞ける本イベントは12月1日(土)の15時からアップルストア銀座で開催され、誰でも無料で入場可能だ。『東京家族』2013年1月19日(土) 全国ロードショー山田洋次監督登壇“Meet the Filmmaker”12月1日(土) 15時からアップルストア銀座(東京都中央区銀座3-5-12 サヱグサビル本館)で開催入場無料(当日来場者多数の場合は入場できないこともございますので、ご了承ください)
2012年11月22日先日、文化勲章を受章したばかりの山田洋次監督が、最新作『東京家族』の公開を前に、早くも次回作に取り組むことが発表され、長い監督人生で初のラブストーリーを手がけることが明らかとなった。「これは、ぼくの物語でもある」と語る山田監督の次なる作品は、第143回直木賞を受賞した中島京子の小説「小さいおうち」の映画化作品。山田監督が、登場人物の一人・恭一に自身を重ねたこの物語は、大学ノートに綴られた“小さいおうち”での小さな恋愛事件を通して、昭和そして平成の東京と地方都市の暮らしを丁寧に描写した作品だ。ある一人のおばあさんがひっそりと亡くなった。彼女の名は、布宮タキ。数日後、タキの部屋の後片づけをしていた親類の青年・健史は、数冊の大学ノートを見つける。ノートには、彼女が若い頃に女中として仕えた、東京の山の手の郊外に建つ、赤い三角屋根の“小さいおうち”での出来事が綴られていた。昭和10年代のモダンな東京の風物、美しい奥様・時子と5歳になる恭一坊ちゃんとの穏やかな家庭生活、そこに秘められた奥様の切ない恋。そして物語は60年以上の時を越えて、意外な形で現代へと継がれる…。『母べえ』で昭和の家族を、『おとうと』や『東京家族』で平成の家族を描いてきた山田監督が、本作では、自らが生きてきた昭和と平成の2つの時代の日本を描くこととなる。本作の製作にあたって山田監督は「昭和から現代までを舞台に、その時代に生きた人々の気持ちのあり方や、人間関係一つ一つの関わり方を描き出したいと思います」とコメント。気になるキャスト陣は、まだ発表されていないものの、初のラブストーリーをどのように仕上げるのか、注目が集まりそうだ。撮影は、2013年3月1日(金)よりクランクインし、同年5月31日(金)でのクランクアップを予定。さらに、公開日は2013年の12月から翌年の1月を予定しているという。■関連作品:小さいおうち 2013年12月または2014年1月、全国にて公開。
2012年11月20日堺雅人と山田孝之の初共演が実現した『その夜の侍』が17日、全国で封切られ、堺、山田をはじめ、新井浩文、綾野剛、谷村美月、メガホンを執った赤堀雅秋監督が東京・有楽町スバル座で初日舞台あいさつを行った。堺が演じる中年男が、山田扮するひき逃げ犯に復しゅうするヘビーな内容で「撮影が大変で覚えていない」(堺)、「そうですね」(山田)と撮影の過酷さを垣間見せていた。その他の写真劇団「THE SHAMPOO HAT」全作品の作・演出・出演を担当する赤堀監督が、上演作を自ら映画化。愛する妻をひき逃げ事件で奪われた工場経営者・中村(堺)が、復讐を果たそうと出所したひき逃げ犯・木島(山田)を追い詰める姿を通して、現代人が抱える孤独と狂気を描く。国内での公開を前に、第36回モントリオール映画祭、第56回ロンドン映画祭に出品された。堺は以前から「THE SHAMPOO HAT」のファンだといい、「私自身は15年ほど前、劇団に所属していたが、劇団員としての夢はついえた人間。この物語がフィルムに焼き付けられたことで夢が実現し、本当に誇らしい気持ち」と感無量の面持ち。すべてを失い、復讐に燃えるという役柄に「終始トランス状態というか、コントロールできないくらい、かき回された。試写で見ても自分がよくわからない顔をしている」と振り返った。かたや山田も「いろんなところで爆発が起こり、刺激を受ける作品。感情がガタガタにされた」とアピール。「食べるのが怖い地獄鍋のような作品。皆さんにおすそ分けするのは胸が痛みます」(綾野)、「こういう映画が好きという人が増えたら嬉しい」(谷村)と共演陣も本作が放つパワーに圧倒されていた。本作が監督デビュー作となった赤堀監督は、新人監督に与えられる「新藤兼人賞」の金賞を受賞したばかりで「このタイミングで出来過ぎですね。もらえるものはもらいますが、すいませんという気持ちも」と恐縮しきり。なお同賞銀賞は『ヘルタースケルター』の蜷川実花監督が受賞。新井と綾野は『その夜の侍』と『ヘルタースケルター』に出演しており、「両方の作品に参加しているうちらの方がよっぽどすごい」(新井)と自画自賛していた。『その夜の侍』公開中
2012年11月19日映画『その夜の侍』が11月17日(土)に公開を迎え、堺雅人、山田孝之、新井浩文、綾野剛、谷村美月、赤堀雅秋監督が都内劇場で舞台挨拶を行なった。赤堀監督が主催する「THE SHAMPOO HAT」が上演した芝居を監督自ら映画化した本作。妻をひき逃げで殺されて以来、犯人への復讐だけを胸に生きてきた男と刑務所から出所後も反省することなく生きる犯人、そして彼らに翻弄される周囲の人々の姿を描き出す。堺さんは「個人的なことですが」と前置きし、「僕は15年ほど前に劇団をやっていて、残念ながら劇団員としての僕の夢はダメだったんですが、下北沢の小さな劇場で始まったこの作品がこうしてみなさんに見ていただけるようになり、15年前の夢が叶ったような誇らしい気持ちです」と感慨深げに語った。山田さんは暴力的で残虐な木島を演じたが、劇中とは打って変わって「どうも山田です!」と軽い口調で挨拶。「木島よりはまともで普通です。安心してください」と笑いを誘っていた。決して明るく楽しい物語ではないだけに、綾野さんは「地獄鍋のようなこの作品をおすそ分けをすると思うと胸が痛みます」と複雑そうな表情。谷村さんは「こういう映画が好きという人が増えたら嬉しいです」と笑顔で送り出した。赤堀監督にとっては本作が監督デビュー作だが、新人監督に与えられる「新藤兼人賞」の金賞受賞が発表されたばかり。なぜか「すいません」を連発しつつ、赤堀監督は「出来過ぎです。スタッフやキャストのみなさんのおかげです」と頭を下げた。ちなみに同賞の銀賞は蜷川実花監督の『ヘルタースケルター』が受賞しており、新井さんは「その両方に出ているウチと綾野剛くんの方がよっぽどすごいと思います(笑)」と語り喝采を浴びていた。堺さんと山田さんは意外にも本作が初共演だが、印象について聞かれた堺さんは「撮影が大変で覚えていない」と苦笑い。山田さんも「そうです」とうなづき、撮影の過酷さを伺わせた。綾野さんは「孝之に顔をはたかれるシーンがありますが、あそこで僕は一瞬、本当に落ちてます」と告白。新井さんは、堺さんと山田さんを中心とした豪雨の中での渾身のクライマックスシーンの撮影翌日のファミレスでのシーンが最終日だったそうだが「スタッフもみんな気力ゼロでした。最後はひどい現場でしたね」と暴露し客席は笑いに包まれた。『その夜の侍』は全国にて公開中。■関連作品:その夜の侍 2012年11月17日より全国にて公開© 2012「その夜の侍」製作委員会
2012年11月18日人気劇団“THE SHAMPOO HAT”の傑作戯曲を映画化した『その夜の侍』で、堺雅人と山田孝之が初共演を果たした。お互いを「いろいろな顔を持っている人」(堺)、「本当の顔が分からない人」(山田)という印象を抱いた撮影を回想する演技派同士が、演じる役柄を通じてむき出しの感情をぶつけ合い、人間の本質をつまびらかにする重厚なドラマを作り上げた。その他の写真「『その夜の侍』はカオスです(笑)」と堺が評する本作は、妻をひき逃げ事故で失い、復讐を誓う中村(堺)と、出所した犯人の木島(山田)の因縁関係を主軸に、孤独な男たちを取り巻く人々の内情や葛藤までも炙り出す。ストーリーこそシンプルだが、人間の心の奥底まで立ち入った濃密なドラマは、観る者に“人間とは何か?”“生きていくこととは?”“他者との関係は?”という身近で深遠なテーマを問う物語に仕上がった。復讐を誓うが、その是非に葛藤する主人公を演じた堺は、「言葉にしてしまうことが難しい作品で(笑)。でも、僕には決して遠い世界には感じなかったです」と本作のリアル感を説明する。暴力的だが、深い孤独を抱えた木島役を怪演した山田も、「僕にはすごく普通の世界で、全然遠くない世界の話だと思いました」とリアルに根差した世界観であることを強調する。忌まわしい事件が起こらなければ中村も木島も出会わず、被害者、加害者の関係にも転化しなかった。緊迫した対立軸の中で、人は予想もしなかった“いろいろな顔”に変わり、“本当の顔”が分からなくなってしまう事態に陥ることがある。その意味で、リアルなのだ。「僕たちは“この中にいる”と思いました。皆、そう感じると思う。それと、木島を演じて、完成した映画を観て、そもそも人には本当の自分さえもないような気がしましたね」(山田)。“人間とは何か?”と本質を問うということは、“自分とは何か?”と自問自答することも意味するはず。逃げ場を失くした孤独な男たちがむき出しの感情をぶつけ合い、やがて辿り着く結末で何を知り、何を想うか。「難しいですよね(笑)。ただ、僕たちだけでなく、それぞれの人たちの人間模様、感情、状況を観てもらえれば。人の、“整理されない気持ち”が分かると思いますよ」(堺)という本作。公開後、大きな反響を集めそうな注目の一作だ。『その夜の侍』11月17日(土)より全国ロードショー取材・文・写真:鴇田崇
2012年11月16日堺雅人と山田孝之が共演する映画『その夜の侍』のメイキング映像が公開された。愛する妻を失い復讐だけを考えて生きる男と、出所した犯人の男。対峙したふたりの男の姿を演じる俳優陣の緊迫した空気が伝わってくる映像だ。『その夜の侍』メイキング映像本作は、5年前に妻をひき逃げされて復讐を誓う男、中村(堺)と、刑期を終えて出所したひき逃げ犯・木島(山田)を主軸に、彼らを取り巻く人々の孤独や葛藤を描いた人間ドラマ。劇団“THE SHAMPOO HAT”を率いる赤堀雅秋氏が主演も務めた舞台を、自ら映画化した作品だ。このほど公開されたのは、殺された妻の5回目の命日の夜、ついに中村と木島が対峙する重要なシーンの撮影現場をおさめたもの。撮影現場では大量の雨を降らせたが、中村役の堺は傘もささずに包丁を握る右手に力を込め、愛していた妻を想い、復讐して良いのかと葛藤する男を熱演する。これまで堺は、相手を翻弄する食えない男を演じることが多かったが、本作では急に訪れた妻の死に翻弄され、苦しむ男を全力で演じており、映像では「カット」の声がかかった後の苦渋に満ちた表情が印象的だ。一方、山田演じる木島は不敵な表情を浮かべ、暴力的な行動に出るもその内面には人知れぬ孤独を抱えている人物。雨のシーンでは、木島に不釣合いな赤い花柄の傘が彼の恐ろしさを引き立てており、カメラがまわる前に赤堀監督の演出を受けながら、徐々にテンションをあげていく山田の姿を見ることができる。さらにメイキング映像は、中村が木島に出会い、刃を向ける緊迫したシーンへ。圧倒的な量の雨を降らせながら、ふたりが格闘する複雑なシーンだが、堺、山田とも緊張感が切れることがなく、ふたりの気迫に応えるように赤堀監督らスタッフたちが撮影を進めていく様を確認できる。堺と山田が、むき出しの感情をぶつけ合い、人間の醜さやその本質を体現する映画『その夜の侍』。行き場をなくしたふたりの男が物語の結末でどこにたどり着くのか気になるところだ。『その夜の侍』11月17日(土)より全国ロードショー
2012年11月09日17日公開の堺雅人主演映画『その夜の侍』の完成披露試写会が7日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、堺、山田孝之、新井浩文、綾野剛、谷村美月、田口トモロヲ、赤堀雅秋監督が舞台あいさつに登壇した。その他の写真本作は、劇団“THE SHAMPOO HAT”を率いる赤堀氏が、自ら作・演出と主演を務めた同名舞台を改稿し、監督を務めた作品。ひき逃げ事件で妻を失った思い出から抜け出せず、犯人への復讐を計画することで自分を保っている主人公・健一(堺)と、ひき逃げ犯の木島(山田)、そして彼らを取り巻く周囲の人々が抱える孤独や葛藤を描いた人間ドラマ。堺は本作について、「とても生々しくグロテスクで汚いんだけど、観終わったあとに美しく、崇高なものを観た不思議な気持ちになる」と話し、「大事な人を亡くした主人公が弔いへ向けて一歩踏み出す話ですが、僕自身も3.11の震災後に抱いていた、弔いたいけどどうしたらいいのか分からない心情が主人公と重なり、この役をやりたいと思いました」と語った。堺と山田は初共演となったが、堺は、「3年分くらいガッツリ共演したので、しばらくは顔も見たくない(笑)」と山田へ本音をぽろり。山田も、「僕も撮影が終わってから、CMで堺さんを見ると『うぇー』ってなりましたね」と反撃した。さらに、「堺さんとの共演シーンを楽しみにしていたが、撮影が始まるとつらい・寒い・帰りたいで最悪でした」と吐露し、本人たちにとってはそれほど濃密で重厚な撮影だったようだ。また、「非常に緊張してます」と、冒頭からハンカチで何度も汗を拭う姿が見られた綾野があいさつ後に中座する場面も。数分後舞台へ戻り、「貧血でした」と苦笑しつつも、「決して面白い作品ではないですし、かつ分かりやすい感動があるわけでもない。でも人間の愚かな姿が実直に出ていて、すごい作品が出来たのではないかと思う」と自信を見せた。続けて堺も、「おすすめしにくい映画だけど、僕は大好きです。願わくば、みなさんの心に突き刺さる作品でありますようにと祈るばかりです」と本作をアピールした。『その夜の侍』11月17日(土)より全国ロードショー取材・文・写真:滝島千尋
2012年11月08日凸版印刷が運営する電子チラシポータルサイト「Shufoo!(シュフー)」は、山田花子さんが出演する新CM「かしこくカエル」篇のオンエアを2012年10月26日から開始する。「Shufoo!」は、主婦にもっと買い物を楽しんで、もっと元気になってもらうためとして、子供を出産し主婦としても奮闘中の山田花子さんと一緒に、CMや歌などを通じて応援する「主婦ウフフ♪キャンペーン」を実施している。新CMのShufoo!「かしこくカエル」篇は、カエルのかぶりものをした山田花子さんがスマートフォンで「Shufoo!」をチェックしながら、かしこく買い物を楽しんでいるストーリーとなっている。「カエル飛びでお買い得商品に飛びついたりして、オトクにお買い物をすることにかける情熱が伝わってくるCMとなっている」(同社)。また、CMのテーマ曲と連動した楽曲「主婦ウフフ♪」は、主婦が日常の中で感じている気持ちや家族への想いを代弁した、可愛らしく、そしてハートフルな曲となっているという。今後、「主婦ウフフ♪キャンペーン」では、豪華商品が当たるプレゼントキャンペーンを行うなど、日本の主婦を応援する様々なキャンペーンを展開するとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日山田洋次監督の最新作『東京家族』の特別試写会が4日(木)に京都四條南座で行われ、舞台あいさつに山田監督が登壇した。その他の写真本作は、1953年の小津安二郎監督作『東京物語』へオマージュを捧げた作品で、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優らをキャストに迎え、現代の家族の絆を描く。京都四條南座では、8月18日より山田監督の監督生活50周年を記念したイベントが連日行われており、『男はつらいよ』シリーズや『幸福の黄色いハンカチ』など全80作品を上映。イベント期間中の4日(木)に行なわれた『東京家族』の特別試写会には、3年ぶりの山田監督作を心待ちにしていた約500人の観客が集まり、山田監督が舞台あいさつを行った。山田監督は、「今日は、皆様がどういう風にこの映画を感じるか、判決を待つ被告のような気持ちでおります」とコメントし、さらに先日、世界の映画監督が投票で決める映画史上最も優れた作品に、本作のベースである小津監督の『東京物語』が選ばれたことについて、「2位の『市民ケーン』を抜いて1位になったと、世界中で話題になりました。時を越え、国を越えても、家族というものはやっかいなもんだという悩みを、世界中の人が共有できる、そういうところが評価されたのでしょうか」と話した。『東京家族』2013年1月19日(土)全国ロードショー
2012年10月05日監督生活50周年を迎える山田洋次監督の新作『東京家族』が来年1月に公開されるのを記念して、全50品目が入ったオリジナルおせちが、大丸松坂屋百貨店から販売されることが決定した。その他の写真映画は、“家族”をテーマにした作品を作り続けてきた山田監督が、巨匠・小津安二郎監督の傑作『東京物語』にオマージュを捧げた作品で、橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優らをキャストに、現代の家族の絆を描く。このたび販売されるオリジナルおせちは、近年、「新年を家族で迎えたい」「家族で過ごす時間を大切にしたい」といった家族回帰の傾向に対応し、おせちを拡充している大丸松坂屋百貨店が販売するもの。オリジナルおせちは、角うに、味付数の子、ローストビーフ、ローズサーモン、豚バラあぶり焼き、穴子昆布巻など全50品が入ったボリュームのある和・洋風3段で、10月3日(水)より12月中旬まで、大丸・松坂屋・関係百貨店19店舗で予約することができる。価格は税込21000円。また、オリジナルおせちの購入者には、抽選で100組200名に映画『東京家族』のペア・チケットがプレゼントされる。『東京家族』2013年1月19日(土)全国ロードショー
2012年10月01日