東京の新しい結界を形作るといわれる5つの神社。反時計回りにお参りすることで、悪運を除けて良縁を結ぶという、島田秀平さん流「逆さ詣で」のやり方とは?都内のパワースポットを結ぶことで円=縁が強まる!?「原宿の母」に才能を見出され「代々木の甥」の名を与えられた手相芸人の島田さんは、東京の神社の新しい巡り方を提唱している。「陰陽五行説に基づいて選ばれた『新東京五社』といわれる、東京大神宮・神田明神・水天宮・金刀比羅宮・日枝神社。この5社を地図上で繋ぐとできる円が、皇居、そして東京の新たな結界を形作っているといわれています。どこも近年パワースポットとして人気の場所ですが、よりパワーを強めるためにおすすめしたいのが、島田流・新東京五社逆さ詣で。時間に逆行するように反時計回りにお参りすることで“永遠・若返り”などの効果が。縁結びの神社である東京大神宮を拠点にスタートするのがいいでしょう。人が集う寺社にはパワーが集まり、その場所に行き人の流れを作ることで結界の力を強化するので、コロナ禍の日本を守るのに繋がることも期待できます」逆さ詣でを強化するポイントは?「午前中に寄り道せず一気に回ること。公共交通機関を使ってOK。天赦日、一粒万倍日などの吉日を選ぶのも。来年の初詣なら、そのふたつが重なる1月16日にさらなるご利益が」島田流・新東京五社逆さ詣で「スタート&ゴール地点のおすすめは、恋愛のパワースポットとして有名な東京大神宮。恋愛以外の縁結びにも強力なご利益が。ここの恋みくじは出会う相手の干支や星座まで細かく書いてあるので、恋に迷ったときの強い味方。日枝神社は江戸城の裏鬼門を守るため、江戸時代に現在の場所に移転。恋愛で相手との仲を深めたいときや、家庭円満などのご利益に霊験あらたかな神様です。金刀比羅宮は香川県にある金刀比羅宮の分社ですが、高層ビルと一体化している都会的な神社。夜はゴールドにライトアップされるなど“金”の気を強く感じるパワースポットです。水天宮は安産&子宝の神様。ここの子宝いぬを撫でると安産や子授け、成長のご利益が。人気アニメの聖地でもある神田明神は、商売繁盛や仕事運向上を願う参拝者が多く、大企業の重役などの初詣スポットとして賑わいます」木:東京大神宮東京都千代田区富士見2‐4‐1土:日枝神社東京都千代田区永田町2‐10‐5金:金刀比羅宮東京都港区虎ノ門1‐2‐7水:水天宮東京都中央区日本橋蛎殻町2‐4‐1火:神田明神東京都千代田区外神田2‐16‐2しまだ・しゅうへい2002年に「原宿の母」に弟子入りし、芸人の傍ら手相を学ぶ。現在は手相芸人としても活躍。新東京五社に触れた近著に『島田秀平のニッポン開運ライン』(神宮館)。※『anan』2020年12月16日号より。取材、文・さかいもゆる(by anan編集部)
2020年12月13日“くどはる”こと声優・工藤晴香の初単独ライブが、2021年3月14日にKT Zepp Yokohamaで開催されることが決定した。工藤晴香はソロ・メジャーデビュー・ミニアルバム『KDHR』(3月25日発売)のリリースと誕生日を記念したバースデーイベント『くどはるーむ~BirthDay Party』とバースデーライブ『KDHA ROOM~MY VOICE MY LIVE』をこの春に開催予定だったが、コロナ禍の影響で延期に。本日発表されたライブは両公演の振替公演となる。【関連インタビュー】「勇気やポジティブさを伝えたい」工藤晴香、自身のルーツを昇華させた新作『POWER CHORD』を語る()本公演のチケットは、ファンクラブ一次先行抽選受付が2021年1月12日(火) 18:00からスタート。なお、ミニアルバム『KDHR』 TYPE-A付属のM-CARDには工藤晴香バースデーライブの模様が、TYPE-B付属のM-CARDには工藤晴香バースデーライブのドキュメント映像が公開される予定となっている。公演情報工藤晴香バースデーイベント『くどはるーむ~BirthDay Party』工藤晴香バースデーライブ『KDHA ROOM~MY VOICE MY LIVE』日時:2021年3月14日(日)会場:KT Zepp Yokohama●出演者: 工藤晴香 and more…●チケット: 各部 税込7,500円(全席指定、ドリンク代別)●チケット販売:【FC一次先行抽選受付】2021年1月12日(火) 18:00~2021年1月24日(日) 23:59リリース情報2nd Mini Album『POWER CHORD』2020年10月7日 発売TYPE-A(CD+M-CARD): 税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD>※全タイプ共通1. GROOVY MUSIC TAPE2. ROCK STAR3. KEEP THE FAITH4. 君へのMHz5. Magic Love6. My StoryMy Life<M-CARD>TYPE-A:1. GROOVY MUSIC TAPE (Music Video)2. ROCK STAR (Music Video)3. KEEP THE FAITH (Music Video)4. 君へのMHz (Music Video)5. Magic Love (Music Video)6. My StoryMy Life (Music Video)TYPE-B:1. KEEP THE FAITH (Music Video)2. KEEP THE FAITH (Music Video Making Movie)3. Poetry Reading工藤晴香『POWER CHORD』全曲試聴トレーラー工藤晴香「KEEP THE FAITH」MUSIC VIDEO(short ver.)Major Debut Mini Album『KDHR』(読み:くどはる)2020年3月25日発売TYPE-A(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-B(CD+M-CARD):税抜3,182円TYPE-C(CD):税抜2,273円<CD> ※全タイプ共通1. MY VOICE ※テレビ朝日系全国放送「musicるTV」3月度オープニングテーマ2. IRON SOUND3. それぞれのPLANET4. Thunder Beats5. アナタがいるから6. Memory Suddenly<M-CARD>TYPE-A:・「MY VOICE」Music Video・Music Video メイキング映像・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 LIVE映像TYPE-B:・「MY VOICE」Music Video・工藤晴香バースデーライブ 「KDHA ROOM〜MY VOICE MY LIVE〜」 ドキュメント映像・ デジタル・フォトブック工藤晴香『KDHR』全曲試聴トレーラー工藤晴香「MY VOICE」MUSIC VIDEO(short ver.)関連リンク工藤晴香 公式HP(@kudoharuka910)(@kudo_a.k.a_910)
2020年12月13日スターバックス(Starbucks)は、御所人形の老舗として知られる島田耕園人形工房とコラボレーションした招き猫など7種の商品を、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京にて2020年12月14日(月)から数量限定発売する。京都の地で日本の人形の伝統を創りつづけてきた島田耕園人形工房。中でも御所人形は、江戸時代に作られ、参勤交代の大名に返礼品として贈られたものだ。スターバックスとのコラボレーションでは、「日ごろより健康でいることの大切さ」や「大切な人と一緒に過ごすことが出来ることのへ幸せ」への願いを込めた御所人形や招き猫などを用意する。御所人形の瓢箪持「六瓢息災」は“無病”とかけて六つの瓢箪を装飾。招き猫は、京都東山地区の店舗で販売されている JIMOTO made Series「縁起物チャーム」にもある招き猫三毛をモチーフにして制作された。いずれもよく見ると、スターモチーフや茶色のエプロンなど、ロースタリー 東京らしいディテールがあしらわれている。その他、2021年の干支である“丑(うし)”を象った土鈴も販売。“魔除け”や“縁起物”として作られてきた土鈴に、幸せを象徴するとも言われる黒い牛のモチーフを採用。さらに、“浄化”を意味する麻の緒の持ち手を加え、縁起の良いアイテムに仕上げた。土鈴の他、白丑、赤丑の置物も登場する。【詳細】スターバックス リザーブ ロースタリー 東京×島田耕園人形工房発売日:2020年12月14日(月)~ ※なくなり次第終了場所:スターバックス リザーブ ロースタリー 東京住所:東京都目黒区青葉台2-19-23※購入数制限あり。販売開始初日は、1人1商品につき1点まで。翌日以降は、1人1商品につき10点まで。・島田耕園人形工房 瓢箪持「六瓢息災」 70,000円+税・島田耕園人形工房 「三福」 60,000円+税・島田耕園人形工房 招き猫「三毛」 30,000円+税・島田耕園人形工房 干支(丑)土鈴 4,000円+税・島田耕園人形工房 小御所人形「瓢箪持 三拍子」 3,500円+税・島田耕園人形工房 干支(丑)置物 白丑/赤丑 各3,000円+税【問い合わせ先】TEL:0120-336-388(10:00~18:00 年中無休、国際電話、IP 電話からは 03-5745-5890)
2020年12月10日スターバックスは、1859年(安政6年)創業「島田耕園人形工房」とのコラボレーションを昨年に続き今年も発表。12月14日より、スターバックス リザーブ® ロースタリー東京にて、7種のコラボアイテムが発売される。スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京×島田耕園人形工房未来への想いが重なるコラボレーションスターバックスと島田耕園人形工房との縁は、京都二寧坂の“畳のあるスタバ”でも知られる、「スターバックスコーヒー京都二寧坂ヤサカ茶屋店」の向かいに工房があることから始まった。このスターバックスコーヒー京都二寧坂ヤサカ茶屋店には、五世島田耕園氏作のグリーンエプロンをした招き猫が飾られている。御所人形の老舗として知られる島田耕園人形工房は、京都の地で日本の人形の伝統を創りつづけてきた工房。この“御所人形”というのは、ぽっちゃりした肉付き、真白な肌、小さな手足に大きな顔、ちんまりとした目鼻立ちのかわいらしい幼児の姿そのままに作られている人形で、江戸時代に創作され、大名が参勤交代のおりに京都の御所や公卿達に贈り物をした返礼に贈られたもの。御所人形そのものがおめでたいものであり、吉祥感を感じるつくりを大切にしているが、今回の人形は、特に、“日ごろより健康でいることの大切さ”や、“大切な人と一緒に過ごすことが出来ることのへ幸せ”への願いを込めて制作されている。コラボ商品7種のラインアップ新たな年も健康で、幸せの多い年となることを願い制作されたコラボアイテム。スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京らしいスターモチーフや茶色のエプロンを付けた招き猫などを含む7種のラインアップをご紹介。島田耕園人形工房 招き猫「三毛」(3万円)昨年に続き登場した“招き猫”は京都東山地区の店舗で販売されているJIMOTO made Series『縁起物チャーム』にもある招き猫三毛をモチーフとして制作された。商売繁盛の縁起物として有名な「招き猫」。右手を挙げると金運を、左手を挙げると人を招き「千客万来」の御利益があるとされている。島田耕園人形工房 瓢箪持「六瓢息災」(7万円)「御所人形」を象徴するぽっちゃりした肉付き、真っ白い肌、小さな手足に大きな顔の人形は、瓢箪をもっている。2020年未曾有の病が流行し、今まで以上に健康であることを強く意識した年。六つの瓢箪=無病とかけて、人々が健康に過ごすことのできる日常を願い、御所人形に想いが込められている。島田耕園人形工房「干支(丑)土鈴」(4,000円)2021年の干支である“丑(うし)”のかたちをしたコロコロという心地よい音色の土鈴。土鈴は古より“魔除け”や“縁起物”として作られていたもの。黒い牛は天神様の使いとされており、幸せの象徴とも言われている。また、持ち手の麻の緒は古来より“浄化”を意味しており、家庭の安全と幸せな時間を願うアイテムとなっている。島田耕園人形工房「三福」(6万円)桐の台座に並んだ3体の御所人形をセットに。左:笠を被った笠童子は病や怪我から身を守ることを願う人形。中央:頭に金色の牛を乗せた人形は牛頭(ごず)天王で、牛頭天王は、疫病退散を願う人形。右:福の前掛けをかけた福童子は、人々の家庭に多くの幸せがもたらされることを願う人形。島田耕園人形工房 小御所人形「瓢箪持 三拍子」(3,500円)3つの瓢箪を下げた小さな御所人形。古来は水や薬を入れて使っていた瓢箪は末広がりの形をしていることからも健康を守り、縁起のよいものとして考えられている。「三拍子そろった」という言葉は、かつて、おめでたいときや神事に演奏される小づつみ、大づつみ、太鼓の三つの楽器拍子を指しており、三拍子と同じ響きであることから瓢箪を三つそろえると縁起がよいものとされている。島田耕園人形工房 干支(丑)置物「赤丑」(3,000円)島田耕園人形工房 干支(丑)置物「白丑」(3,000円) 2021年の干支・丑(うし)の置物。幸せな一年になるように願いをこめ、人形が制作されたた。白い丑は富の象徴とされ、ご家庭へ多くの福がもたらされるよう願いが込められています。赤い丑は魔を払う色とされ、疫病退散と健康への願いが込められています。その年の干支を家やオフィスなどいつも自分が過ごす場所に置くと一年が幸せになるといわれているので、ぜひ、インテリアの一つして取り入れてみては。販売開始初日は、1人1商品につき1点までの販売制限が設けられる。翌日以降、1人1商品につき10点まで購入可能に。スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京のコーヒーとともに、愛くるしい人形をめでる豊かなひとときを。【店舗情報】スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京住所:東京都目黒区青葉台2-19-23営業時間:7:00〜23:00定休日なし>>その他のスターバックスの記事はこちらから
2020年12月07日ソロ・アーティストとして今年メジャーデビューしたばかりの工藤晴香が、早くも2ndミニ・アルバム『POWER CHORD』をリリースした。今作は、デビュー作『KDHR』に続き、PassCodeのサウンド・プロデューサーとしても知られる平地孝次が作/編曲を担当。エレクトロニアを基軸に、彼女自身も初のラップや作曲に挑戦した意欲作となった。キャラクターとライブがリンクする次世代ガールズ・バンド・プロジェクト"バンドリ!"(以下、『バンドリ!』)に登場するリアル・バンド、Roseliaのメンバー(氷川紗夜役/Gt)としても注目される彼女だが、声優でもなくグループでもない“ソロ・アーティスト”としてシーンに立つことで、自身の音楽ルーツに原点回帰したという。そして、彼女自身のロックスピリットが色濃く投影された今作では、そのロックスターとしての顔つきも増した。彼女を突き動かす鮮烈な音楽、そしてエネルギーの根源とは一体何処にあるのだろうか。その理由に迫った。90年代のロックがドンビシャに来た── 2ndミニ・アルバム『POWER CHORD』が遂にリリースされました。タイトルが持つ、“純粋で力強い音”という意味どおり、等身大の作品に仕上がりましたね。工藤晴香(以下、工藤)ありがとうございます。── 改めて工藤さんの音楽ルーツを知りたいと思ったのですが、音楽に目覚めたのはいつ頃から?工藤高校生の頃に洋楽に凄くハマりまして…毎日のようにCDをレンタルしていました。学校帰りによく借りて洋楽をたくさん聴いてる中で、ギターボーカルのバンドにハマったんですよね。そこから、“ギター弾きながら歌うってかっこいいな”って思って。── ニルヴァーナのカート・コバーンにも影響を受けたそうですね。当時どんな部分に惹かれたか覚えてますか?工藤ギター・ボーカルのバンドがいくつかある中で、彼の雰囲気や佇まいが他と違ったのは覚えてますね。ライブ映像を観ていても、彼って常に気だるそうで。エネルギッシュなギター・ボーカルが多い中で、やるせなさや切なさ、怒りを感じたんですけど、そこが凄くカッコいいなって思って、どんどんハマっていったんですよ。── 当時アメリカの音楽シーンで、グランジ・ムーブメントを起こし歴史に名を残したアーティストですよね。音楽はその辺りを中心に?工藤そうですね。音楽に関しては、90年代のロックがドンビシャに来ました。70年代から80年代の音楽も遡って聴いていたんですけど。── 最初から洋楽がお好きだったんですか?工藤いえ、最初は映画が好きでDVDを毎日のように借りに行ってたんです。でも、ある時CDコーナーで当日レンタルが安いことに気がついて(笑)。そこからは邦楽をいっぱい借りました。ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんやTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTさんだったり、日本のロックバンドを借りていく中で、“スタッフ一押し!”のコーナーがあって、そこで70〜80年代のオススメがあって洋楽ロックを聴いて惹かれました。ヒップホップも聴いてたんですけど、当時はギターサウンドが凄く好きだったんだと思います。Red Hot Chili Peppers、Green Dayとか有名どころは聴いていましたね。── そうだったんですね。工藤ニルヴァーナと同じくらいハマったのがNine Inch Nailsで、ライブも一番行っていると思います。無機質な感じとか…当時は衝撃でしたね。RAMMSTEINも聴いてましたね。暗いのが好きだったんだなって思いました!(笑)。女優になると思っていて全く描いていない未来だった── 映画もお好きなんですよね。工藤そうですね。昔は70年代の映画にめちゃめちゃハマって。あとスタンリー・キューブリック監督の作品とか。最近は『TENET テネット』も観に行ったんですけど、信じられないくらい疲れていたのか寝ちゃって!(驚)。タイムスリップものじゃないですか…だから途中で目が覚めて、自分の中で“時間が飛んだ!”って訳がわからないことになってると思ったんですけど。映画が好きなので、それがすごく幸せだったりしました(笑)。── それは、贅沢ですね(笑)。工藤昔映画館でアルバイトしていた経験もあるんですけど、その時は暇になると「ぴあ」を読んだりしてました。本当に映画は好きで、最近はジョナ・ヒル監督の『mid90s ミッドナインティーズ』も観たんですけど、とても良かったですね!── そうだったんですね。工藤さんは音楽や映画に対する探究心が深いですね。工藤子どもの頃から、テレビで放送される映画を家族で観る機会が多くて。そこから『ターミネーター』を観て、これ『エイリアン2』と同じ監督が撮ってるんだって気がついて、他の作品もって調べて観ていましたね。映画のサントラがキッカケで聴くようになった音楽も結構ありました。── それだけ映画も音楽も好きだと、幼少の頃に抱いていた夢も気になります(笑)。工藤夢は漫画家でした!── わりと内気なタイプでした?工藤(漫画家って言うと)インドアなタイプなのかなって思いますけど、幼少の頃はほとんど外で遊んでいましたね。弟がいるので、ジャンプ作品とか少年漫画を読んでました。── 業界に入るキッカケはモデルだったそうですが、今の活動に至るまでの経緯も教えてください。工藤中学生の頃はもともと芸能事務所には入らずに、サロンモデルや青文字系雑誌『Zipper』『CUTiE』の読者モデルをしていました。撮影の際に交通費をいただけるんですが、そのお金で漫画を買うのが幸せでしたね(笑)。そこでわたしが載ってる雑誌を見てくれた方が、“うちで芸能活動しませんか?”と声をかけてくれて。めったにないことだし、契約してみたんです。当時の事務所の方針は女優を目指すところで、映画のオーディションをいくつか受けていたんですが、なかなか縁がなくて。“今後どういう仕事がしたいの?”と聞かれた時にアニメや漫画が好きだから、そういう仕事がしたいとは自分でも言っていましたね。── 当時は声優という選択肢は無かった?工藤漠然としてましたね。好きなアニメや映画を紹介したいから“そういう仕事がないかな?”って思ってる中で、当時のマネージャーさんがアニメの声優オーディションを持ってきてくれました。── TVアニメ『ハチミツとクローバー』では花本はぐみ役、『それいけ!アンパンマン』のポッポちゃん役、さらに現在では『バンドリ!』でも声優アワード歌唱賞を受賞しましたが、好きを仕事にすることに対してはどう感じますか?工藤実際に声優を始めて、大変だと思いました。今でもそうなんですけど、難しくて壁にぶち当たることはいっぱいあるけれど、やり甲斐はあります。好きゆえに苦しい時もあるんですけど、それを乗り越えた時の達成感は“病みつきになるな!”って思います。今でこそギターを弾いてステージに立っていますが、始めたての頃はまさかそんな未来がくるとは思ってもみなかったので、人生って面白いですね。今は最高に楽しいけど、当時は女優になると思っていて全く描いていなかった未来だったので、“来年はどうなってるんだろう?”って楽しみではあります。── ソロ・アーティストとして活動したい気持ちが芽生えたキッカケは?工藤『バンドリ!』の声優として、ギターを弾いてステージに立つというキャラクターを演じて、また別の角度から音楽に触れる機会が増えた時ですね。“もしキャラクターではなく、工藤晴香として作品をつくってステージに立ってみたら…”って考えて、音楽が好きが故に欲が出てきて、“こういう挑戦がしたい”とか“ソロでやりたい”というふうに明確に思い始めました。自分の音楽と人生の原点を見つめ直した── 『バンドリ!』との出会いがまた一つ、大きな変化をもたらしたんですね。今作はいつ頃から制作に取りかかりましたか?工藤3月に前作をリリースして、アルバムかシングルかも定まってはいなかったんですが、次の週には“とりあえず作ろう!”と(笑)。制作期間は前作よりかなり短くて大変だったんですが、前作よりかは書き上げるのは早かったです。── 今作にも未来への希望や自身のロックスピリットがたくさん散りばめられていますよね。等身大の着飾らない歌詞が印象的で、「GROOVY MUSIC TAPE」はカセットテープならではの歌詞も面白かったです。工藤ありがとうございます。前作をリリースした際も好きな音楽について必ず聞かれたんですけど、そこで話すうちに、“初めて買ったCDはV6だった”とか“小学生の頃に皆んなでラジカセを囲んで福山雅治を聞いたな”とか、音楽に関する楽しい思い出がどんどん溢れてきたんですよ。これは誰しもが経験したことがあると思うんですけど、そういうふうな音楽との出会い方や初期衝動を曲にしたらいいんじゃないかなと思って、今思えば当時はこうだったなって振り返って作りました。小学生の頃はカセットテープ世代だったので、クリスマスにラジカセをサンタクロース…というか、親にもらったことを曲にしたいなという気持ちで書きました(笑)。未だにそのラジカセは使っています。── そうなんですね。当時はどんなふうにラジカセで音楽を楽しんでいたんですか?工藤J-POPをよく聴いていて、カセットにダビングする時はずっとラジカセの前にいなくちゃいけないから歌詞カードをめちゃくちゃ読んだり。カセットテープを知らない世代のファンの方も多いんですが、そういった方が聴いてもワクワクするようには意識しましたね。自分の音楽も、そんなふうに思い出や人生の一部になってくれてたらいいなとは思います。あと、この曲はイントロのギターもお気に入りです。── ちょうどコロナ禍の中で3月はステイホーム期間でもありましたが、今作では「ROCK STAR」をはじめ、世の中に対するメッセージも多く歌われています。工藤ステイホーム期間は世の中でいろいろなことが起こっていて、未だかつて経験したことがない時代に突入しているなと私自身感じました。人種差別や誹謗中傷、前々から問題になっていることでも、より浮き彫りになったこともあって、そういった問題に向き合う時間が多くなって思うところはありました。ずっと家にいるのに、外の情報が物凄いスピードで動いていて、SNSで発信されている方も多かったんですけど、140文字で投稿は簡単に出来てしまって、私はそこで間違って知らない人に広がっていくのも怖いと思って。── 確かに、簡単に残せてしまうからこそ、間違って伝わってしまった時の怖さはありますね。工藤前作は声優・工藤晴香として曲を発表するというような感じもあったんですが、今作はそんな中で、いち表現者として私が伝えたいこと、未来に残したいことを曲にしました。SNSで流れていってしまうのがもったいないなと思っていたので、歌詞で、曲として残せたらいいなって。自分の音楽と人生の原点を見つめ直しました。── 自身がロックスターから受け取ったものが曲にも投影されているようにも感じます。工藤親の影響でビートルズが好きだったんですけど、ジョン・レノンが残したかったものが令和の今でも私の中で生きて響いてるのは衝撃的で、私もそういうふうにアーティストとして残したかったものはあります。憧れはとても強いですし、自分もそんな人たちのように同じことがしたいし、そういう存在になりたいと思って。私にとってはジョン・レノンはロックスターで、『Revolver』が一番好きなアルバムなんですけど、各メンバーが実験的なことをしていて面白いし、未だに好きで聴いてますよ。── そんな工藤さんが表現者として未来に残したいものって?工藤進んでいく力、そして勇気ですね。過去に囚われていたり後悔とか、先が見えないことに対する恐怖は誰しもあると思うんです。でも、それを恐れずに過去を受け入れて、前に進んでいく。やっぱり今と未来は一番大事で、過去はやり直せないけれど、今のこの瞬間と未来って自分で作り上げていくものだし、未来は誰にでも平等なので、前に進む勇気やポジティブさをずっと伝えていけたらなと思います。(「KEEP THE FAITH」は)後の自分を支えてくれる曲にもなる── もとからご自身はポジティブな性格でしたか?工藤実は自分に自信が全くない時期もあって、負のオーラを出しすぎて周りの人たちを不快にさせていたこともありました。覇気がなさすぎて芝居も怒られたこともあって、自分を信じられなくなった時期もあるけれど、それを振り切って今がありますね。── 新しいことにはどんどん挑戦していく姿勢も、工藤さんが表現者として伝えたい想いに通じた部分がありますね。表題曲「KEEP THE FAITH」では、初のラップにも挑戦しています。工藤今作は前作と違うテイストにしたかったんです。1枚目と同じことをしても意味がないんじゃないかなと思って、この曲では、日本語ラップが以前から好きだったので、他の声優さんでしている方も少ないし、“ラップしたい!”とお伝えして初めて挑戦しました。発音だったり、韻を踏む歌詞を書くのも難しかったですね。工藤晴香「KEEP THE FAITH」MUSIC VIDEO(short ver.)── 日本語ラップはどんな方を聞いていたんですか?工藤昔からDragon AshさんやRIP SLYMEさんもすごく聴いていましたし、最近だとKOHHさんも好きで聴いていますね。可愛くラップするよりはカッコいい感じでやりたい気持ちはずっとあったので、今回はうまくできたかなと思います(笑)。── 《可能性に終わりなどない数字で決めつけていく世の中にspit out》という歌詞にもロックスピリットを感じました。工藤女性は年齢で決めつけられてしまうことが多くて、20代の時から自分も年齢で色々と言われてきました。私も将来のことを考えた時に、年齢で言われることが多かったので、自分でもすぐ決めつけちゃうところがあって。自分に対しても、自分と同じように感じてる人たちにも、“年齢なんか気にすんな!”と言いたかったんですよね。何をするにもやりたいことに関して、“他の人や意見は関係ないよ”って伝えたいんです。新しいことに挑戦することは悪いことではないし、いつだって人生スタートラインが切れる。この曲をずっと歌い続けるんだろうなと思った時に、後の自分を支えてくれる曲にもなるんじゃないかとも思って書きました。「Magic Love」では初の作曲に挑戦── 今作は背中を押してくれるような曲も多いけれど、「君へのMHz」も孤独に寄り添ってくれる曲でした。工藤さんにとってラジオってどんな存在?工藤もともと、趣味でよく聴いてました。ステイホーム期間中にラジオだけはいつも通りに放送していたので、すごく救われました。改めてラジオの良さを発見したんですけど、この曲の《夜明けが近づいてる》って歌詞は深夜番組の後に早朝の番組が流れる時に感じた思いというか、“夜はいつか明けるんだよ”ってことを伝えたくて。部屋で一人で聴いていても、私と同じように今ラジオを聴いている人が日本中にたくさんいるんだと思うと、“一人じゃないんだよ”って気付けたし、ラジオの暖かさみたいなものがあるなって感じます。── とても暖かくて優しい声でした。工藤そうですね。バラードなので、優しく囁くような。距離感が近いラジオの雰囲気を意識して歌いました。── 「Magic Love」では、初の作曲に挑戦しています。工藤ステイホーム期間中に、予定していたライブの延期もあって不安を感じていたときに、外で子供たちがすごく無邪気に遊んでいるのを見たんです。世の中を今の子供たちがどう思ってるかは分からないけど、自分の子供時代を思い出した時に、毎日がすごい楽しくて、公園に行っては缶蹴りを無限にしていたなって。子ども時代は、隣町の公園に行くだけでも冒険で、そういうことを思い出した時に“子供になって作ってみよう”と思ったんですよね。毎日が新しくて、毎日が冒険という、“ピュアな心になろう!”と思って書きました。── そこは自然とイメージして制作に取り掛かれましたか?工藤声優の仕事をさせて頂いているからかもしれませんが、すぐイメージできましたね。歌詞は曲を書いてる途中に思い浮かんだ言葉を書き留めて。── 実際に音楽の魔法にかかったような素敵な楽曲で、ギターソロもカッコ良く仕上がってました。工藤実際は超シンプルなパワーコードで作って、アレンジはいつもお世話になっている平地さんにお願いしたんですけど、理想の曲が返ってきたので、“さすがだな!”と思いましたね。今回はレコーディングのタイミングでここはスラップ・ベースを入れて欲しいとか、音をバキバキにして欲しいとか、イントロのギターを強くして欲しいとか色々と注文しましたね。今回は歌詞以外で曲と向き合う時間が出来たんですけど、“こういう曲が欲しいな”って思ったら自分でまた作るかもしれないです。楽しいことも悲しいこともひっくるめて、あなた自身を肯定したい── 最後の「My StoryMy Life」は歌はじまりの曲で、とても胸に響きました。工藤私、映画はもちろん好きなんですけど、読書も凄く好きで。映画は絵がある分、想像が出来ないんですけど、小説は凄い想像が出来るからそこも好きな理由で、“こういう家に住んでるのかな”とか、“こういう気持ちだからこういう表情をしてるのかな”って考えた時に、自分が主人公と同じ気持ちになれるし、その人生を生きることができる感覚があって…電車で目の前の席にいる人たちは、きっと私が経験したことないことを経験しているんだろうなと思って。この人たちの人生も一つの小説みたいなものだし、私の人生も誰かからしたら小説みたいなものなのかなと思った時に、それを曲に出来たら面白いなと小説をテーマに書きました。── インスピレーションを受けた小説はあるんですか?工藤その時ちょうど読んでた小説が、『サラバ!』や『Story Of My Life』(映画)の小説で、わりと小説から影響されることはあって、過去にも『E.T.』とかにも影響を受けましたね。── 《スローテンポな寄り道しようよ》という歌詞も、工藤晴香さんらしいですね。工藤そうですね。聴いてる方の人生の楽しいことも悲しいこともひっくるめて、あなた自身の人生なんだよっていう愛溢れる、暖かい曲にしたいというものはありました。私は否定することが嫌いで、人のことも、自分のことも、この世界も肯定したいんですよね。尚且つ、勝ち負けを絶対に曲にしたくないんです。スポーツの歌だったり試合やゴールに向かって書かれる曲は良いんだけど、人生に勝ち負けをつけるのが嫌だなと思っていて。幸せの価値観って、人それぞれで、本人はそれが幸せだったり、それを選んで進んでいる以上、そこにもいろんな過程があったんだろうなと私は想像するんです。なので、私はやっぱり相手を肯定したいなって。それは、ずっとテーマで、曲でも意識していますね。── 最後になりますが、これからの目標は?工藤まだライブができていないので、ライブがしたいですね。ダイレクトに自分の曲を人前で演奏したら、そこからまた何か変わる気がするんです。まずはZepp全制覇して、ファイナルで日本武道館が目標なんじゃないかなって思います(笑)。編集 / ぴあ編集部取材・文・写真 / 後藤千尋工藤晴香さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント!ぴあ音楽編集部Twitter()対象ツイート:※当選後、お届け先ご住所のご連絡ができる方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。※当選発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。【応募締め切り】2020年10月25日(日) 23:59までリリース情報2nd Mini Album『POWER CHORD』2020年10月7日 発売TYPE-A(CD+M-CARD): CRCP-40608 / 税抜3,182円『POWER CHORD』TYPE-AジャケットTYPE-B(CD+M-CARD):CRCP-40609 / 税抜3,182円『POWER CHORD』TYPE-BジャケットTYPE-C(CD):CRCP-40610 / 税抜2,273円『POWER CHORD』TYPE-Cジャケット<CD>※全タイプ共通1. GROOVY MUSIC TAPE2. ROCK STAR3. KEEP THE FAITH4. 君へのMHz5. Magic Love6. My StoryMy Life<M-CARD>TYPE-A:1. GROOVY MUSIC TAPE (Music Video)2. ROCK STAR (Music Video)3. KEEP THE FAITH (Music Video)4. 君へのMHz (Music Video)5. Magic Love (Music Video)6. My StoryMy Life (Music Video)TYPE-B:1. KEEP THE FAITH (Music Video)2. KEEP THE FAITH (Music Video Making Movie)3. Poetry Reading工藤晴香「POWER CHORD」全曲試聴トレーラー関連リンク工藤晴香 公式HP(@kudoharuka910)(@kudo_a.k.a_910)
2020年10月11日木下晴香さんの舞台を観たのは、グランドミュージカルデビュー作となった『ロミオ&ジュリエット』。その時、その圧倒的なヒロイン力に魅了された。新人とはいえ、ミュージカルのヒロインならば、歌が歌えて当然といえば当然。しかし、この“ヒロイン力”は何かの努力や経験ではなかなか身に付くものではなく、その人の資質によるところが大きい。木下さんは、もとよりそれを持ち合わせた人だ。舞台の上にいるだけで目を引く華と、清楚で品のある立ち姿。そして一番は、可憐さとピュアさを感じさせる、その澄んだ歌声だ。『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット、『ファントム』のクリスティーヌ、『アナスタシア』のアーニャ…。どれも観客が自然と共感し、応援したくなってしまうようなヒロイン力を必要とされる役。ここではあえて挙げないけれど、ほかにも多くの大作ミュージカルにそういう役柄が存在しており、それだけでも木下さんの今後に期待が膨らんでしまう。しかも次回作は『プロデューサーズ』のウーラ役。これまでにないセクシーでコミカルな役どころ。新たな魅力を開花させ、今後のミュージカル界を牽引してほしい。取材中、「人生ってどうなるかわからないということを体験しています」と呟いた木下晴香さん。確かにそうだ。高校在学中、まったくの新人ながらミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役に大抜擢。そしてわずか3年後の今年、日本初演の『アナスタシア』で初主演も果たした。「小さい頃はすごく恥ずかしがり屋だったんです。でも当時、ダンスを習っていて、踊っている時は人前も平気だったんですよね」小学2年生からは地元のキッズミュージカルの劇団に通い、2年目には主役も経験したというのだから、当時から抜きんでたものがあったよう。でも、それ以上に勝っていたのは、うまくなりたいという情熱。なにせ、「配役決めのオーディションでも、クラス分けのオーディションでも上にいきたくて頑張りました」と言うくらい。おっとりしているようでいて、じつは相当な負けず嫌いのよう。「ものっすごい負けず嫌いだと思います(笑)。周りに対してというよりも、自分との戦いって感じなんです。普段はわりと臆病で、何か新しいことに挑戦するのも躊躇しちゃうほう。でも、いざ壁が目の前に現れちゃうと、エイッて飛び込めちゃったりする。その思い切りはすごいかもしれません」デビューのきっかけの素人参加の歌番組への出演がまさにそれ。「いまの自分の歌って、どれくらいの方々に届くんだろうなっていう、興味というか勝負だめしのようなつもりだったんです。まさか福岡の大会で優勝して決勝に進めるとは思ってなかったです」その決勝大会での歌が、『ロミオ&ジュリエット』演出家の小池修一郎さんの目に留まり、オーディションを経て役を手にした。ただ、当初は壁にぶつかりっぱなし。「稽古場では、同じシーンを何度もやってはやめての繰り返し。悔しいから泣きたくなくて、その場では必死に食らいつきましたけれど…さすがに落ち込みました」そこから稽古休みの数日間ずっと、台本と向き合い過ごしたそう。「悔しい気持ちを原動力にして、ずっとジュリエットのセリフひと言ひと言に向き合っていました。休み明けに通し稽古をしたら、みなさんから『何があったの?』と聞かれて…。自分では何か大きく変えたつもりはなかったんですけれど、少し自信になりましたね」ミュージカルの力を信じて、進んでいきたい。ここまで、「出演してきた作品すべてがターニングポイント」と言う。初めて声優を経験したディズニー実写版映画『アラジン』のジャスミン役では「声だけで感情を表現する難しさを感じた」そう。また、『ファントム』では「自分にしかない個性を考えるきっかけをいただいた」とか。「じつは稽古の最中、一回心が折れたんです。Wキャストの愛希(まなき)れいかさんのクリスティーヌがあまりに素晴らしくて、自分との差を感じてしまって…。その時、演出の城田(優)さんとお話しさせていただき、ないものねだりするより、いま自分にあるものを伸ばすことを考えるようになりました」そしてもちろん初主演作となった『アナスタシア』でも。「それまで、役の感情を自分に寄せて考えていました。でも、アーニャはパンッて怒っちゃうことが多い役で、自分のなかに怒りの感情がすぐに湧いてこなくて苦戦したんです。それである先輩に、自分にない要素の役をどう演じるか相談したら、『自分にない要素なんてない。ただ比率が違うだけだ』と言われて…すごく納得したんです。そこから少し役作りに対する発想の仕方が変わりました」そう聞くと、次に控えるミュージカル『プロデューサーズ』のセクシーだけど、ちょっとおバカな美女・ウーラ役がより楽しみに。「これまでにやったことがないタイプの役です。新しい一面を楽しみにしていただきたいです」まだ先の見えない状況にいるが、木下さんは「ミュージカルの持つ力を信じている」と語る。「高校の時、進学するか進路を迷ったことが一度あったんです。その時にちょうど『レディ・ベス』を観劇して、逆境に負けずに自分を貫くベスの姿を見て、自分の本当にやりたいことって何だろうって考えるきっかけをもらいました。あの時にエネルギーをもらったから、いまの私がいる。だからこそ、その力を信じて進みたいです」転機となった出演作葛藤しながらも自らの個性を役の魅力へと昇華させた。’19年『ファントム』のクリスティーヌ役はハマり役と評判に。「演出の城田優さんに『余計なことを考えずに周りに翻弄されろ』と言われて、雑念を捨てて役に飛び込めた作品です」念願のミュージカル初主演。役の前向きな力が励ましに。’20年、初主演の『アナスタシア』の自ら運命を切り拓くアーニャは、「新しい挑戦ができた」役。「元気をもらえたとおっしゃるお客様が多く、エンタメの力を再認識できました」きのした・はるか1999年2月5日生まれ、佐賀県出身。11月9日からミュージカル『プロデューサーズ』に出演。昨年の紅白歌合戦で『アラジン』のテーマ曲を披露。※『anan』2020年5月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山田安莉沙ヘア&メイク・大矢朋美(eclat)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年05月26日ミュージカル『アナスタシア』でミュージカル初主演を果たした木下晴香さんに、作品や役への思いを聞きました。ミュージカル界が注目する逸材。念願の主演舞台は、あの話題作。昨年公開のディズニー実写映画『アラジン』で、ヒロイン・ジャスミンの吹き替えを担当したことで木下晴香さんを知った人も多いはず。じつは‘17年に『ロミオ&ジュリエット』のジュリエットに大抜擢されて以降、ミュージカル界を担う新しいヒロインとして注目を集める存在。「地元佐賀から上京して、ちょうど3年になるんですけれど、ここまで濃い時間を過ごさせてもらっていると思います。やりたいことをやらせていただけている今の状況に感謝もありますが、幸せすぎてときどき不安になることも…。その不安を拭うためにも、自分でこれだけ頑張っているんだからと思えるくらいの努力をしないとなって思っています」と、ピュアすぎるほどの真面目ぶり。その木下さんがついにミュージカル初主演を果たす。実在した帝政ロシアの皇女アナスタシアを題材にした『アナスタシア』だ。「この世界に入った時から憧れていた作品です。しかも、同時に日本初演の作品に携わってみたいという願いも叶えられ、今は覚悟と緊張で身の引き締まる思いでいっぱいです」今作は、幼い頃に過去の記憶を失った皇女アナスタシアが、孤児のアーニャとして成長し、自らの過去を求めて旅に出る物語。「壮大なスケールで展開される物語に素敵な衣装と映像。物語もロマンティックで、この物語の世界で生きるのがすごく楽しみなんです」そう言った後、「とくに自分を探す旅というところが、私の中ですごく響くんですよね」とも。「私はわりと受け身で、人の意見に左右されやすいタイプ。それゆえに自分ってどこにあるんだろうって悩むことが結構あるんです。アーニャは、過去の記憶を一切なくしたうえで生き抜いてきたからか、チャーミングだけど強くてとてもたくましい。そんな彼女の姿に勇気をもらいますし、彼女を演じることで私自身も強くなれたらいいなと思っています」小学校3年生から地元のキッズミュージカル団体に所属、16歳の時に全国規模の大型作品のオーディションに受かり、全国ツアーを体験。公演をしながら、「自分の実力がどこまでなのか挑戦してみたいという気持ちが湧き上がって」、各県の代表が競うテレビの歌番組に出場。そしてそこで上位に残ったことをきっかけに、現在の事務所に所属することに。おとなしい印象だけれど、夢に向かう意志の強さと熱量、そして行動に移すアグレッシブさは、アーニャ並みでは?「普段はフワフワしているってよく言われます。はっきりとした意見もなくてブレブレだし、自分に自信がないタイプ。でもそのぶん、気持ちが整理できて“私はこれをやりたいんだ”って意志が定まったら絶対に曲げない(笑)。そこはアーニャに負けないくらいの強さがあるかもしれません。ただアーニャは、穏やかなところで生きてきた私のような人間には簡単に想像できないくらい過酷な状況を生き抜いてきた人。そのたくましさや人としての厚みみたいなものを、本番までに自分の中に築いていかなくちゃと思っています」誰かの力に頼るのではなく、自らの力で運命を引き寄せていく。そんな木下さん=アーニャの姿に、勇気づけられる女性も多いはず。「女性も働いて自分の人生を掴み取っていく現代に、共感したり、心に響くものがきっとあるはず。とくに今、何かに挑戦しようと頑張る女性に観ていただけたらと思います」ミュージカル『アナスタシア』革命から逃れフランスに亡命した皇太后(麻実れい)は、行方不明の孫娘のアナスタシアを捜すため多額の賞金を懸ける。その皇女によく似たアーニャ(葵・木下/Wキャスト)を利用しようとした詐欺師が…。3月1日(日)~28日(土)/渋谷・東急シアターオーブ4月6日(月)~18日(土)/大阪・梅田芸術劇場メインホール出演/葵わかな・木下晴香(Wキャスト)ほかS席1万3500円A席9500円B席5500円*すべて税込み梅田芸術劇場(東京) TEL:0570・077・039(大阪) TEL:06・6377・3800きのした・はるか1999年2月5日生まれ。佐賀県出身。‘17年にオーディションでミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役に抜擢。その後、『モーツァルト!』『ファントム』などの大作ミュージカルのヒロインも演じた。※『anan』2020年3月4日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・岡本純子(afelia)ヘア&メイク・Nicoインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年02月26日お笑いコンビ・次長課長の河本準一が23日、オフィシャルブログを更新し、2011年に芸能界を引退した島田紳助さんと8年ぶりに再会したことを明かした。河本は「紳助さんと8年ぶりに会いました」と報告し、「会う前までドキドキしましたが、紳助さんお店入って来たらおう、河本!って」「あれ? 昨日会ったかなぁ? と思うぐらいニコニコして入って来ました」と当時の状況を振り返った。8年間会わなかったのは、「何か報告する事がないと自分が恥ずかしい」から。「他の芸人さんは紳助さんと会って来た!! と言う話聞いてましたがそれは何か報告出来る事があるから良いなぁと羨ましい気持ちで聞いてました。ゴールデンのMCを取れました!! とか、言いたかったから。ずーっとお世話になってる人に嬉しい報告がしたいじゃないですか?」と内心複雑だったようだが、ある日紳助さんから知り合いにかかってきた電話をかわった時に「おう、河本ー。たまには会いに来いよ」と言われたことから、再会を決意する。そして、「6時間ノンストップで喋ってました!! もう、ずーっとみんなで笑ってました!! しかも、紳助さん僕との思い出ぜーんぶ覚えてました!! 仕事の事もプライベートの事もぜーんぶ覚えてました!! プライベートでドッキリかけた話なんかほんとに、昨日なぁ!こんな事あってなぁ!と言ってもなんら不思議ではないくらい10年前のお話鮮明に覚えてましたっ!!」と興奮を伝える一方、「あのお方!! 戻る気はサラサラございません!! 断言出来ます」「今が最高に楽しいと言われてましたしあんなにずーっと笑ってる紳助さん初めて見ました」「底から笑ってました」と紳助さんの復帰説は否定した。「みんなお酒が入ってそれぞれが話してる時に紳助さんが僕に最近どうや? と聞いてくれました」「僕は少しずつですが番組に呼ばれるようになりましたと報告したらニコッとして良かったなぁと言うてくれました」と思い返す河本。その言葉に胸を打たれたようで、「こんなみんないる所で泣いたらあかん!! と思いながらもグッと来るものがありトイレに逃げました」と赤裸々につづった。8年ぶりの再会でツーショット写真を撮ったが、「この写真は2人だけの写真にさせてください」とブログにはアップせず。最後に紳助さんに向けて、「僕はもう少し東京で頑張ってみます」と決意のメッセージを送っている。
2020年02月23日1月13日、島田紳助(63)がmisono(35)のYouTubeチャンネルに動画出演した。’11年に芸能界を引退してから8年半での再登場とあって、話題を集めている。メディア露出の理由は、misonoの夫・Nosuke(30)が精巣がんで闘病していることだった。紳助は「misonoは自分の体調のこともあるのに夫の高額の治療費もかかるし、大変そうなんだ。そんな話を聞いたら、自分も何かできることはないかってなるじゃない」と語っていたという。だが、理由はほかにもあるようだ。紳助は63歳になった今、“ある心変わり”が芽生えてきているという。知人がこう続ける。「最近、紳助さんはあまり海外旅行にも出かけなくなってきたそうです。以前は奥さまとハワイなどにもよく行っていたんですけど、飛行機の長時間移動がたいへんだと思うようになったみたいで。『もう、現地のコンドミニアムを売ってしまおうかな』とも話していました。遠くまで旅行するよりも、近場の友達との付き合いを大事にしているようですね」さらには、この8年で“老いへの恐怖”も出てきたようだ。「昨夏には友達の前でシャツを脱いで、『俺、鍛えてんねんで!』と引き締まった体を見せたりしていました。というのも最近、紳助さんは『周囲から健康的で若く見られたい』という思いが日に日に強くなっているみたいです。同級生は髪が薄くなってきたり、おなかが出てきたりしていますからね……。今回の動画出演も、健康的なルックスに自信があったからこそできたことだと思いますよ」(前出・紳助の知人)misono動画の反響で、さらなるオファーが舞い込むかも!?「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月24日歌手・misono(35)のYouTubeチャンネルに1月13日、元タレントの島田紳助さん(63)が出演した。11年8月に芸能界を引退した島田さん。久しぶりに元気な姿を見せたため、動画は大反響。だが、misonoの選択は波紋も呼んでいる。12日、自身のブログで「ヘキサゴンが終わってから 初めて紳助さんと会えました!」と明かしたmisono。さらに紳助さんが「YouTube撮ろうぜ」と声をかけてくれたと明かし、「自分は、何回も止めたのですが(笑)misonoチャンネルで 40分間も語って下さいました!」と報告した。また紳助さんが「ノーカットでアップして良いから」「誰かに何かを言われたとしても大丈夫」と話してくれたともつづったmisono。「変わらない愛に感動しました!相変わらず皆の事を考え下さってました…」と感激の様子だった。そして13日、ついに動画は公開された。その中で紳助さんは「釣りしたり、ゴルフしたり、筋トレしたり、健全な日々を過ごしています」と述べ、動画出演のキッカケについて「来る者は拒まずで『会いたいです』と言ってくれる人は拒否しない」と語っている。動画は2時間で4万近い再生回数を記録しただけでなく、Twitterでは《ヘキサゴン大好きだったし紳助さんも大好き!久しぶりに元気な姿見れてよかった~》《待って!紳助さんやん!めっちゃ感動した トークを聞いてると、9年前に引退したとは思えない!》と紳助さんの出演を喜ぶ声が寄せられていた。しかし、いっぽうでは否定的な意見も。島田さんは11年8月に暴力団関係者との付き合いを認め、引退を発表していたからだ。そのため、misonoを心配の声が上がっている。「misonoさんに対しては一部で『再生回数を増やしたいのが見え見え』と勘ぐる意見や、『反社と関わって引退した人を出演させるとは……』という厳しい声も上がっています。島田さんは批判を覚悟して出演しているはずですし、彼女も島田さんを慕っているのはわかります。今回の選択がmisonoさんにとって悪影響にならなければいいのですが……」(テレビ局スタッフ)昨年12月、本誌の取材に対し「去年の10月末にエイベックスを円満退社して、11月以降は施設や小学校で歌ったり」「ボランティアやチャリティーだけでなく災害の復興支援活動などを主にやってきました」と奔走ぶりを明かしていたmisono。「ゆくゆくは私の個人事務所をキャスティング会社にもしていきたい」とも語っていたが、その夢の道のりは果たして――。
2020年01月13日ミュージカル『アナスタシア』の製作発表会見が12日に都内で行われ、葵わかな、木下晴香、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴、山本耕史、堂珍嘉邦、麻実れいが登場した。同作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、作曲賞にノミネートされたアニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカル。2017年にブロードウェイで初演を迎え、日本で初上演となる。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」にもとづいた物語で、記憶をなくした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描く。製作発表会見では、ディミトリ役の海宝・相葉・内海による「My Petersburg」、葵・木下による「Jorney to the Past」が披露された。葵は「晴香ちゃんとは、『ロミオとジュリエット』のジュリエット役をトリプルで演じていたので、1年また自分が次のステップに行こうという時に、切磋琢磨し合っていた晴ちゃんがいて『やってやろう』というプラスの気持ちにできた。親友でもあり同士でもありライバルでもある、本当に良い関係でいられるので、これからアナスタシア役で責任も増えてくと思うんですけど、お互い良いところ悪いところ見つけながら頑張っていきたい」と意気込む。木下も「本当に、『切磋琢磨できるってこういうことなんだな』というのを常に感じられるくらい、プライベートでもよく会うんですけど、気も合うしなんでも話せる。今回Wキャストがわかなちゃんと知った時はすごくほっとしましたし、真ん中に立つことを経験されてるので、作品全体のことを考えられる人。私も初めて主演を務めさせていただくので、そういう意味でも心強いなと思っています」と互いに良い関係の様子だった。会見後は、舞台衣装である豪華ドレスで登場した葵と木下。葵は「これもスケール感のひとつかな。日本にはなかなかない色味だったり、きらびやかさ、豪華絢爛さも見て楽しめる部分だと思うので、ぜひ楽しみにして欲しいなと思います」とアピール。木下は「着るのを楽しみにしていました。本当に全員の衣装がすごくこだわりがあって、きらびやかで。アーニャとして素敵に着こなせたら良いなと思います」と語った。
2019年11月14日女優の木下晴香が13日、東京・カレッタ汐留で行われたディズニー映画『アラジン』MovieNEX発売記念「Caretta Illumination 2019 ~ アラビアンナイト~」点灯式に出席した。木下は今年6月に公開された同作で、ヒロイン・ジャスミンの日本版吹き替え声優を担当。この日はその劇中歌「ホール・ニュー・ワールド」「スピーチレス~心の声」を披露した。同所では11月14日から翌年2月14日の間、映画『アラジン』の世界観をイメージしたイルミネーションが輝き、期間中は「ホール・ニュー・ワールド」と「スピーチレス~心の声」を使用したスペシャルイルミネーションショーが、1時間ごと楽曲を入れ替えながら、15分に一度上演される。木下は、過去に同所のイルミネーションを見たことがあると言い、点灯式に出席できたことに「不思議な気持ちですね」と感慨深そうに目を輝かせた。また、きらびやかなイルミネーションの下、美声を響かせると「ジャスミンが見ていたのかなと思うような、素敵な景色を見ながら歌っている気分」と満面の笑みを浮かべていた。なお、現在ミュージカル「ファントム」に出演し、来年には葵わかなとWキャストでミュージカル「アナスタシア」に出演する木下だが、「またジャスミンじゃない私も見にきてくれたら嬉しいです」と呼びかけていた。
2019年11月14日近年、高い歌唱力を武器に数々の大型ミュージカルでヒロインを務める20歳の新星、木下晴香。「自分を高められるような作品を前に、奮い立つような気持ち」と、またもやオーディションを勝ち抜き、ミュージカル『ファントム』のヒロイン、クリスティーヌ役を射止めた。この冬、元宝塚歌劇団月組トップ娘役、愛希れいかとのWキャストに挑戦する。ミュージカル「ファントム」チケット情報自らを「オペラ座の怪人」と名乗り、精神世界に閉じこもる青年エリックが、父親との関係性を軸に人間性を取り戻す物語。ガストン・ルルー原作のミュージカルとしては、すでにアンドリュー・ロイド=ウェバー作曲版『オペラ座の怪人』が先行していたが、作詞・作曲したモーリー・イェストンは「それでも創りたいと思ったのは、まったく新しい解釈の作品を創れると確信したから」と語っている。事実、奥深い人間心理に迫った愛と再生の物語は、1991年の初演以来世界中で親しまれ、日本でも宝塚歌劇団などが繰り返し上演するなど、人気作として定着している。今回、城田優が加藤和樹とのWキャストで主演し、同時に演出を務めることでも話題の本作。オーディションで木下は、城田から「怖がらずにすべてを出して」と背中を押されたという。「まだ頭で考えた範疇でしか表現できない自分にとって、城田さんはその考え方さえも広げてくださるような方。本作で自分の知らなかった自分が見つかるんじゃないかな」。Wキャストは役を客観視できるのが利点という。「負けず嫌いな性格なので、相手のすごさを見ることで力が沸くし、逆に自分はこうだなと演技の軸が定まりやすい」。相手役がWキャストの場合も自らの軸はぶらさず、その都度沸き起こる感情を大切にしている。「加藤さんは優しさの中にも憂いを感じる方なので、エリックの悲劇性をどう表現されるのか楽しみ。城田さんは歌の言葉がすごく心に入ってくる方なので、聞いていて力をもらったり、気づいたら泣いていたこともありました。最近表現者として、お客様に伝わったものがすべてだなと感じることが多く、城田さんには心に響く表現の仕方をいろいろと教わりたいです」。進路に迷っていた学生時代、ミュージカル『レディ・ベス』を見て進むべき道が定まった。「力強いヒロインの姿が、本来の自分を目覚めさせてくれました。ミュージカルにはそういうパワーや熱量があると思うので、今回も『こんな衝撃を受けたのは初めて!』と言っていただけるような作品にしたいなと思います」。公演は11月9日(土)から12月1日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアター、12月7日(土)から16日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。ともにチケットは9月7日(土)発売開始。チケットぴあでは8月26日(月)10時より2次先着先行を受付。取材・文:石橋法子
2019年08月23日今年「ロミオ&ジュリエット」でミュージカルデビューした葵わかなと、大ヒット中『アラジン』で話題の木下晴香がWキャストで主演する、ブロードウェイミュージカル「アナスタシア」。この度、新たに12人の豪華キャストと公演日程が発表された。本作は、第70回アカデミー賞で歌曲賞、音楽賞にノミネートされたアニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカル。1918年、帝政ロシア時代の最後の皇帝ロマノフ2世をはじめ一族が殺害されたというニュースがあふれる中、皇女アナスタシアだけは難を逃れて生き続けているという歴史上の謎「アナスタシア伝説」に基づいた物語で、ブロードウェイ公演は2017年3月にプレビュー公演を経て、4月24日に開幕。以降、2019年3月まで2年間にも及ぶロングラン上演となっている。そのほか、2018年10月からのスペイン公演、北米ツアー、11月からのドイツ公演に続いて、本年9月にはオランダ公演の開幕も予定され、世界各国での上演も続々と決定。アメリカメディアの劇評でも絶賛されるなど、ブロードウェイで高く評価された本作を、本国クリエイティブ・スタッフと日本キャストで上演。主演のアーニャ役を葵わかなと木下晴香の2人が主演(Wキャスト)。さらに、アーニャに出会い、ともに旅をする若い詐欺師・ディミトリ役は3人の若手実力派が起用。「レ・ミゼラブル」など大作ミュージカル作品から、「アラジン」「ライオンキング」などの劇団四季ディズニーミュージカル作品にも出演する海宝直人、戦隊ドラマなどを経て近年では声優としても活動し、「レ・ミゼラブル」「ダンス オブ ヴァンパイア」などミュージカル作品に引っ張りだこの相葉裕樹、近年「テニスの王子様」「黒執事」などミュージカル作品で目覚ましく活躍し、今回グランドミュージカル初出演となる内海啓貴。ボルシェビキの将官・グレブ役は、映像作品はもちろん、ミュージカル「RENT」(日本初演)、「ロックオペラ モーツァルト」、舞台「劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花」などに出演し、様々なジャンルで存在感抜群の演技を魅せる山本耕史、デュオ「CHEMISTRY」やソロとしても精力的な歌手活動を続ける一方、ミュージカル「RENT」などにも出演し圧倒的な歌唱力を持ち合わせる堂珍嘉邦、「モーツァルト!」「キンキーブーツ」「エリザベート」などの話題のミュージカルに出演し、注目を集める遠山裕介が務める。ディミトリの相棒、かつては宮廷にも出入りしていたヴラド役にはミュージカル出演は多数、ブロードウェイが認める振付家&ダンサーでもある大澄賢也、「レ・ミゼラブル」「エリザベート」など数々の名作ミュージカルの舞台に立ち活躍を続ける石川禅。マリア皇太后に仕え続ける伯爵夫人リリー役には宝塚歌劇団退団後もミュージカル・ストレートプレイなど、舞台を中心に活躍を続ける朝海ひかる、今年デビュー30周年を迎え、歌手、舞台、ドラマ、バラエティなど多方面で活躍するマルシア、劇団四季退団後も舞台のみならず、映画、ドラマなど様々なジャンルで名バイプレイヤーとして存在感を発揮する堀内敬子、そして、孫娘アナスタシアを探し続けるマリア皇太后役には宝塚歌劇団トップスターとして活躍し、退団後は現代演劇を中心に出演、数々の賞を受賞し、この度22年ぶりのミュージカル出演となる麻実れいと、豪華出演者が集結。記憶をなくした主人公アーニャが、自分の過去を取り戻し、愛する家族と自分の心の帰る場所を見つける旅路を描いた愛と冒険に満ちた作品となっている。ブロードウェイミュージカル「アナスタシア」は2020年3月1日(日)より東京・東急シアターオーブ、4月6日(月)より大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。(text:cinemacafe.net)
2019年07月31日6月21日(金)今夜の「ミュージックステーション」は中村倫也と木下晴香が初登場、映画『アラジン』の名曲を披露するほか、山下智久がソロとしては6年ぶりの出演を果たし人気ドラマ主題歌をパフォーマンス。「IZ*ONE」も新曲を引っさげ2度目の出演を果たす。6月7日に封切られ怒涛の快進撃を続ける映画『アラジン』で吹き替え版キャストを務める中村さんと木下さんが今回「Mステ」に初登場。アニメ版の主題歌でもあり、それ以来20年以上にわたり世界中で愛され続けてきた「ホール・ニュー・ワールド」をSPデュエットする。ジャスミン役の木下さんは昔からカラオケで同楽曲を歌っていたといい、「この曲はデュエット曲なのでいつも寂しくひとりで歌っていました。この作品に携わって、アラジンとデュエットさせてもらえることが本当にうれしいです」と感激もひとしおの様子。木下さんは「憧れ続けてきた外の世界に初めて飛び出したジャスミンのときめきや喜びを感じていただけるように、私自身も楽しんで歌うことを心がけています」とコメントしてくれた。今回の放送では「Mステ」のスタジオに駆け付けられないアラジン役の中村さんと“魔法の力”で共演する木下さんだが、中村さんについて「本当に優しくて、常にユーモアを欠かさない素敵な方。取材等の現場で、いつどんな面白い言葉と行動が出てくるかわからないので、いつも楽しみにしています」と話す木下さんは「『ミュージックステーション』でも、素敵なアラジンを思い浮かべて、心を通じ合わせて歌えるように頑張ります」と意気込む。興収100億も視野に入る大ヒット作の主人公を演じる2人による“魔法”のデュエットをお楽しみに。ソロ6年ぶりの出演となる山下さんは自身が主演のドラマ「インハンド」のOP曲「CHANGE」を、スタジオでファンを前に生パフォーマンス。今作では作詞にも挑戦しているという山下さんは「6年ぶりには感じていないですが、心を込めて作った曲なので凄く楽しみ。『CHANGE』を通して、誰かの光になるよう精一杯思いを込めたステージにしたいと思います」と出演の意気込みを語ったほか、ファンを前にしてのパフォーマンスに「人数が限られてはいますが、ファンの方々とお会いできることはとてもうれしいです」「いつも応援していただき、逆に力をもらっているので、スタジオに来られないファンの方々含め、最高のパフォーマンスを届けられる様にベストを尽くしたいです」とメッセージを寄せた。今年2月以来、今回が2回目の登場となる「IZ*ONE」は6月26日(水)発売のシングル「Buenos Aires」を披露。今作は「タンゴ調でラテンの雰囲気溢れるクールな曲」だという宮脇咲良は「私たちIZ*ONEの楽曲では今まで挑戦したことのないジャンルなので新しい一面を見ていただけると思います」と楽曲をアピール。メンバーいわく「“顔面国宝”のミンジュが初のセンター」を飾る点が見どころだという「Buenos Aires」にいまから期待が高まる。そのほか、「サカナクション」が話題のCM曲「忘れられないの」を、高嶋ちさ子は大ヒットディズニー映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の劇中歌「彼こそが海賊<パイレーツ・オブ・カリビアン>」をイケメンチェリストと共に、「ゆず」は弾き語りドームツアーに向けて作られたアコギだけで奏でる最新曲「SEIMEI」をパフォーマンス。徳永英明はデビュー曲「レイニー ブルー」を特別に「Mステ」初披露する。またMステスーパーライブをふり返る「Mステ一気見せ!あの年のスーパーライブ」は、CDがもっとも売れた1998年のMステスーパーライブをフィーチャーする。「ミュージックステーション」は6月21日(金)今夜20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2019年06月21日実写映画『アラジン』の大阪プレミアイベントが5月27日に行われ、本作の「プレミアム吹替版」に参加したアラジン役の中村倫也とジャスミン役の木下晴香が登場し、名曲「ホール・ニュー・ワールド」を披露した。あのウィル・スミスが魔人・ジーニー役を演じることで話題の実写映画『アラジン』。全米では、日本よりひと足早い、先週5月24日より4476のスクリーンで公開。週末3日間の興行収入は約8610万ドル(約94億2000万円※1ドル:109円換算)に達し、全米初登場No.1を記録と好スタートを切った(Box Office Mojo調べ5/27現在)。今作は、一流の演技力と歌唱力を兼ね備えた豪華キャストたちが、台詞だけではなく歌まで完全に吹き替える「プレミアム吹替版」も公開される。今回行われた大阪でのプレミアムイベントには、そんな「プレミアム吹替版」で特に注目が集まっている2人、人生を変えたいと願う貧しくも清らかな心を持つ青年・アラジン役の中村さん、王宮の外の世界で自由に生きることに憧れを抱く王女ジャスミン役の木下さんが、白いスーツとジャスミン風のドレスでそれぞれ登場。“日本で一番空に近い場所”である、あべのハルカス「ハルカス 300(展望台)」の58階「天空庭園」が今回の会場となっており、吹き抜けのスペースでのイベント実施について、中村さんは「僕が高所恐怖症と知っててここにしたのでしょうか?」と笑いを誘った。そして、劇中でも重要なシーンで使用される名曲「ホール・ニュー・ワールド」を披露。中村さんが木下さんの手を取り、歌いながら舞台上の魔法のじゅうたんへ乗り込む姿は映画さながら、演出と2人の美しいハーモニーに観客も魅了されていた様子。また、披露し終えた中村さんは「気持ちよかった!大阪を飛んだね!」と笑顔で語った。さらに、先日来日したジーニー役のウィルとイベントで対面した中村さんは、「すごくフレンドリーな人で、隣でずっと“フレンド・ライク・ミー”を歌っていた(笑)」と明かすと、木下さんも「カーペット歩く間もずっと歌っていて、本当のジーニーみたい!」とふり返った。また本作について中村さんは「ホール・ニュー・ワールドや魔法のじゅうたんに乗って飛ぶシーンなど迫力満点!実写ならではの映像を楽しんでいただきたいです」「是非どなたかを誘って一緒に劇場で観てください。吹替えを観たら字幕も観ていただきたい」とアピールし、木下さんも「実写ならではのスケールの大きさ、また人が演じるからこその表情の細かさにも注目して欲しいです」「心躍る冒険とロマンス。この映画の魅力に気付いて頂きたいです!」と実写化ならではの世界観を楽しんで欲しいとコメントしていた。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月28日実写映画『アラジン』で“プレミアム吹替版”を担当する、中村倫也と木下晴香が歌う名曲「ホール・ニュー・ワールド」のMVが到着した。本作で最も重要なシーンのひとつでもある、“魔法のカーペット”のシーンを彩る映画史に輝く名曲「ホール・ニュー・ワールド」。数々のディズニー音楽を手掛けてきた作曲家アラン・メンケンが作曲し、アカデミー賞最優秀歌唱曲賞とゴールデングローブ賞最優秀主題歌賞にも輝いた。貧しいながらも、ダイヤモンドの心を持ち、本当の自分の居場所を探す青年アラジンが、王宮の外の世界に憧れる王女ジャスミンと初めて心を通わし、魔法のじゅうたんに乗って夜空をかけるこのシーン。“プレミアム吹替版”では、アラジンを中村さん、ジャスミンを木下さんが担当。「僕を信じて」とアラジンがジャスミンの手をとり始まる本映像。ジャスミンの生き生きと伸びやかな歌声と、それを包み込むアラジンの甘く優しい歌声との見事なハーモニー、そして新たな翻訳で蘇る歌詞にも注目だ。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。「アラジン オリジナル・サウンドトラック」は6月5日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月21日女優の木下晴香が22日、都内で行われた映画『アラジン』(6月7日公開)の“ホール・ニュー・ワールド”お披露目イベントに、俳優の中村倫也とともに登場。胸元がセクシーな王女ジャスミン風衣装に身を包み、生歌を披露した。映画史に残る名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生んだディズニーの名作アニメーション『アラジン』を実写映画化した本作は、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジン、自由に憧れる王女ジャスミン、3つの願いを叶えることができる“ランプの魔人”ジーニーの運命の出会いと冒険を描いた物語。台詞だけではなく歌まで吹き替える“プレミアム吹替版”で、中村が主人公アラジン役、木下が王女ジャスミン役を演じる。イベントで木下は、胸元がセクシーなジャスミン風の衣装に身を包み、アラジン役の中村と“魔法のじゅうたん”に乗って「ホール・ニュー・ワールド」を生歌唱。「出た瞬間にすごく緊張したんですけど、生演奏で歌わせていただいて、じゅうたんに乗れる機会を楽しもうと思いながら歌いました」と感想を述べた。また、今回の起用について、木下は「本当に“信じられないわ~”って感じですね。涙を流して喜びました」と歌を交えて心境を表現し、「もともとディズニーもアラジンも大好きで、良いものにしたいという思いが強かったので、責任を感じつつ、それをパワーに変えて挑戦させていただきました」と本作への強い思いを明かした。さらに、物語にちなんでこれまで経験した“運命の出会い”を聞かれると、「この役ですね」と答え、「もともと好きだったので、この作品のオーディションがあるって知ったときに自分から『受けたいです』って申し出たんですね。それで本当に願いが叶っているので、この運命に感謝しています」と語った。
2019年04月23日俳優の中村倫也と女優の木下晴香が22日、都内で行われた映画『アラジン』(6月7日公開)の“ホール・ニュー・ワールド”お披露目イベントに登場し、生歌を披露した。映画史に残る名曲「ホール・ニュー・ワールド」を生んだディズニーの名作アニメーション『アラジン』を実写映画化した本作は、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジン、自由に憧れる王女ジャスミン、3つの願いを叶えることができる“ランプの魔人”ジーニーの運命の出会いと冒険を描いた物語。台詞だけではなく歌まで完全に吹替える“プレミアム吹替版”で、中村が主人公アラジン役、木下が王女ジャスミン役を演じる。イベントでは、アラジン&ジャスミン風の衣装に身を包んだ中村と木下が「ホール・ニュー・ワールド」を歌いながら登場。歌唱途中にステージ上の“魔法のじゅうたん”に乗り込み空中へ。“夜空”に浮かぶ大きな三日月をバックに、アラジン&ジャスミンになりきり、起用の決め手になったという美しい歌声で名作の世界へ誘った。中村は「尋常じゃないくらい喉が渇いています。あと、尋常じゃないくらい汗をかいています。緊張しました」とおでこの汗を見せ、「出ていくだけで帰りたくなりました。ちょっと待ってもらいたいって。一生懸命やらせていただきましたけど」と照れ笑い。木下も「普段は舞台に出る前に緊張するんですけど、今日は出た瞬間にすごく緊張しました」といつもの舞台とは違う緊張があったようだが、「生演奏で歌わせていただいて、じゅうたんに乗る機会を楽しもうと思って歌いました」と話した。また、今回の起用について、中村は「ひと言で言うなら“ぶったまげ”ですね。まさか人生でアラジンを・・・ディズニーさんと仕事をすると思っていなかった」とオファーを受けたときの驚きを振り返り、「アラジンは好きなので、これは頑張らなきゃなって思いました」とコメント。木下は「本当に“信じられないわ~”って感じですね。涙を流して喜びました」と歌を交えて喜びを表現し、「ディズニーもアラジンも大好きで、良いものにしたいという思いが強かったので、責任を感じながら、それをパワーに変えてやらせていただきました」と本作にかけた思いを語った。
2019年04月22日声優の工藤晴香が16日、1st写真集『910hr』(発売中 3,000円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。アニメ『BanG Dream!』(バンドリ!)の氷川紗夜役など声優として活躍している工藤晴香が、初めての写真集を発売。今年10月に初めて訪れたという沖縄でロケが行われ、これまで見せたことがない無邪気な表情や無防備で大人っぽいグラビアカットが収録されるなど、意欲に充ちた1冊となっている。工藤は「すごく海が綺麗でしたね。沖縄に行った方からはよく聞いていたお話でしたが、想像以上に青くて透明で、空も青くてブルーの印象が強い場所でした」と振り返り、初めての写真集を手にして「元々10代の頃にファッション雑誌の専属モデルをしていましたが、その後に声優に転身し、今29歳という20代最後の歳にこういった写真集が出せて本当にうれしかったです」と笑顔を見せた。写真集については「肌が出ているワンピースやミニスカートもそうですが、普段は着ないような服も着させてもらいました。初めての沖縄ということもあって、今まで行ったことがない場所で撮影するという新しい挑戦の1冊になったと思います」と紹介し、「応援してくださるファンの方はもちろんですが、私のことを知らない方にも見ていただきたいと思います」とアピールした。同写真集は1万字にも及ぶ彼女のロングインタビューも掲載されている。29歳ということで結婚についても話しており、「30歳までに結婚したい」という願望も語っているが、「あと3カ月ぐらいで30歳になってしまいます。実現不可能なことは分かっていますが、子供の頃から言い続けてきたことなので、今回も言っちゃいました」と照れ笑い。今後の活動については「映像のお仕事にも興味があります。今回、写真集を出すにあたり、たくさん写真を撮られるのが久しぶりだったので、改めてポージングの勉強をもう一度研究し直したいなと思いました」とモデルやグラビアに意欲を見せ、具体的な仕事として「女優さんは背が低いのでちょっと難しいかな。CMや広告のお仕事は気になっています」と話していた。
2018年12月16日「今でも月に1、2回はうちに来てくれます。ただ、今は淡路島での庭いじりが忙しいみたいで……」そう語るのは、島田紳助(62)の実母だ。11年に芸能界を引退。現在はたまに週刊誌で報じられる以外、ほとんど動向が伝わってこない紳助。そんな彼の現在について、親友の1人はこう語る。「引退後はヨーロッパやハワイなど、世界各地へ旅行に出かけていました。大好きな沖縄にも、何度も行っていました。しかしそんな生活にも飽きたみたいです。今は淡路島に別荘を買って、そこの庭を仲間たちとイチから作り直しています」芸能界引退から7年。悠々自適な放浪生活を送ってきていた紳助だが、ここへきて変化があったよう。“別宅建築”に精を出しているという。「真っ黒に日焼けしながら、買ってきた石やレンガを並べたりして……。それが、何より楽しいようです。どこに行くかより、誰といるかが大事だと気づいたのでしょう」(前出・親友の1人)世界放浪の末にたどり着いたのは、「仲間たちとすごす楽園」だった!
2018年12月08日本誌ではこれまでさまざまな角度で「億招き」の秘訣を紹介してきたが、今回は占い芸人として大ブレーク中の島田秀平(40)が登場。全国1万店以上ある宝くじ売り場から、今年の年末ジャンボ1等・前後賞合わせて10億円に向け、ここぞという「全国推し売り場10」を選んでもらった。そのポイントは、“億名”だ。「売り場名を言葉にしたときの音は、言霊といって非常にパワーがあるんです。億を招く音を持つ売り場名であること。そこに運気のいい販売員がいて、地元の神様ゆかりの品があれば最高です」(島田)【岩手県】宝くじ神社一戸イコオチャンスセンター最新「億」実績:’13年宝くじの日記念1等と前賞2億7,500万円強運売り場名ポイント:一等行こうは全国ここだけ【岩手県】ジョイス久慈チャンスセンター最新「億」実績:’17年サマー1等・前後賞7億円強運売り場名ポイント:ジョイ(喜び)のくじ【栃木県】宝積寺バイパスチャンスセンター最新「億」実績:’14年サマー1等・前後賞6億円強運売り場名ポイント:文字どおり宝を積む【東京都】池袋西口地下街東武ホープセンター最新「億」実績:’16年オータム1等・前後賞5億円強運売り場名ポイント:東武=当富のホープ(希望)【大阪府】大阪駅前4ビル特設売場最新「億」実績:’18年サマー1等と後賞6億円強運売り場名ポイント:大きな特=得がある【岡山県】大安寺宝くじ売場最新「億」実績:’17年ハロウィン1等と後賞4億円強運売り場名ポイント:文字どおり大安【岡山県】藤田ダイキチャンスセンター最新「億」実績:’16年サマー1等・前後賞7億円強運売り場名ポイント:まさかのダイキチ【広島県】吉川たばこ店最新「億」実績:’13年年末1等7億円強運売り場名ポイント:吉がたばと読める【長崎県】ゆめタウン夢彩都チャンスセンター最新「億」実績:’17年サマーミニ1等2本合計2億円強運売り場名ポイント:夢がダブル【鹿児島県】新栄サンキューチャンスセンター最新「億」実績:’12年ドリーム1等1億円強運売り場名ポイント:栄えてサンキューと読める“億名”の代表格が大阪府「大阪駅前第4ビル特設売場」だ。「宝くじファンは売り場名を縮めて『大阪4特』と呼ぶ。ここに大きな特(得)というパワーが言霊として秘められているんです」(島田)しかもこの売り場には岡根真弓さん(通称おかねさん)という“吉名”販売員が存在。しかも店頭には、地元氏神様である「お初天神」で当せん祈願した10億円分の札束(見本)がディスプレーされている。「先日も一度購入して帰ろうとした女性が、この札束ディスプレーの前でふと立ち止まって、また追加で連番10枚を買いに来たんです。そしたらそれが1等・前後賞の大当たり。その女性いわく『ディスプレーが何か私にささやいている気がして、追加で買ったのよ』とおっしゃっていました」(岡根さん)まさにトリプル運気アップパワー全開だ。東京都「池袋西口地下街東武ホープセンター」もトリプル運気アップパワー売り場。「東武は当富と同じ音。それに希望(ホープ)が加わった“億名”」(島田)ここには通称「イットー幸子」でおなじみの吉名販売員・伊藤幸子さんが在籍。またジャンボ時には、板橋区双葉町の氷川神社で当せん祈願した太鼓を店頭に飾って、ゲン担ぎにも抜かりはない。「サッカーくじBIG1等を全国ダントツで6本出している強運も見逃せない。だてに『当富の希望』ではないですよ」(島田)奇跡の大当たりを呼ぶ「億名」売り場。あなたもあやかってみてはいかが?
2018年11月29日手相芸人として知られる一方で、都市伝説や怪談でも注目を集める島田秀平が、7月21日(土)より単独怪談ツアー『島田秀平のお怪談巡り』を5都市で行う。公演を前に島田に意気込みを聞いた。島田秀平 単独怪談ツアー「島田秀平のお怪談巡り」チケット情報手相占いのイメージが強い島田だが、怪談や都市伝説については小学生の頃から興味があり、ネタを集めていたという。「小学校時代に担任の先生から聞いた怪談にすごく興味を持って。怖いのはもちろんなんですけど、しゃべりだけでこんなに人の心を揺さぶるのってすごくエンタテインメントだなって感銘を受けたんです。そこからはもう怪談少年で、人に会っては怪談を聞いて書きためたり、稲川淳二さんの本を読んだり、CDを聴いたり。だから数え切れないくらいのレパートリーがあるんです。今回はその中から、皆さんに喜んでいただけそうなものを厳選してお話するので、自分の怪談人生の一回目の集大成になるんじゃないかなと思います」。数あるレパートリーの中でも、さまざまなタイプの怖い話を用意。さらに写真や動画などあらゆる角度から感情を揺さぶりたいと意気込む。「幽霊の怖い話もあれば、都市伝説もありますし、人間だって怖いじゃないですか。僕自身、実は幽霊の話よりも人間の怖い話とか、都市伝説のような世の中にある不思議な話のほうが好きなんですよ。あと、テレビで話すときは割とソフトに話しているところがあるので、テレビでは話せなかった話とか、その後日談とかも話したいと思っています。来ていただいた人だけが楽しめる内容にしたいですね」。島田の地元・長野県にある善光寺の「お戒壇巡り」に掛けて付けられた“お怪談巡り”。善光寺本堂の地下にある真っ暗闇の通路を手探りで進む「お戒壇巡り」にならって、真っ暗闇の感覚を体感してほしいと語る。「本当の暗闇って、そんなに経験することがないですよね。「お戒壇巡り」で歩いていると、上下左右が分からなくなるような、変な感じになってすごく怖いんですよ。そして出口の明かりが見えた瞬間に“帰ってきた!”っていう感覚を味わえるんです。その本当の暗闇の感覚を味わってほしいので、途中、僕の声だけしか聞こえない真っ暗闇の中で、怪談を楽しんでいただく時間を作りたいなと思っています」。公演は7月21日(土)東京・新宿シアターモリエール、7月29日(日)大阪・関西テレビ なんでもアリーナ、その後、名古屋、仙台、長野を巡演。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2018年07月13日「ふじのくに茶の都ミュージアム」が、2018年3月24日(土)に静岡・島田にオープンする。「ふじのくに茶の都ミュージアム」は、日本一の大茶園である牧之原台地に位置し、博物館、茶室、庭園、商業館から成る「旧島田市お茶の郷」を整備して、新たに作り上げた本格的なお茶の博物館。茶産業や歴史、文化を紹介する展示のほか、茶摘みや手もみ茶体験など、五感を使って楽しく学べる講座を用意している。館内の施設は、「日本庭園」や「茶室」、3階建ての「博物館」、カフェレストランが併設された「商業館」で構成される。「日本庭園」や「茶室」は、江戸初期の大名茶人・小堀遠州によって手掛けられたものを復元。美しく蘇った「茶室」では、実際に抹茶や煎茶を点てる茶事などの本格的な体験をすることも可能だ。「博物館」では、茶の起源や世界への普及、そして静岡の茶について展示を行う。実際に茶葉に触れたり、香りを嗅ぐがことができるだけでなく、併設されたウェルカムティーコーナーで世界のお茶を試飲することも可能だ。さらに、「商業館」では、茶を使用したフード&スイーツメニューをカフェレストランで提供するほか、国内外のバリエーション豊富な茶葉の販売を行う。子供から大人まで楽しめる"お茶尽くし"のミュージアムに是非足を運んでみてはいかが。【詳細】ふじのくに茶の都ミュージアムオープン日:2018年3月24日(土)開館時間:9:00~17:00(入館は、16:30まで)休館日:毎週火曜日 ※ただし、火曜日が祝日の場合は開館し、翌日を休館日とする住所:静岡県島田市金谷富士見町3053-2TEL:0547-46-5588観覧料:個人 300円/団体 200円※大学生以下、70歳以上、障害者手帳等を持参した人およびその付添人は無料。※大学生以下、および70歳以上の人は年齢のわかる証明書を要持参。※体験に参加する場合、別途料金発生。
2018年03月15日女優の立石晴香が映画『40万分の1』(2018年夏公開)のヒロインを務めることが15日、わかった。副島和樹が主演を務める。同作は大卒の就職活動をテーマにしたオリジナル作。何事にも本気になれなかった大学生・中西徹(副島)は、初めて付き合った美人な彼女・真美(立石)に振られてしまったことから、業界No.1広告代理店の内定獲得を狙っていると嘘をついてしまい、「働くこと」と向き合うようになる。副島は2014年にミスター九州大学 グランプリ受賞、2015年に全国ミスターキャンパスコンテスト審査員特別賞受賞、2016年に第29回ジュノンスーパーボーイコンテスト 審査員特別賞受賞と数々の受賞を経て今回が映画初出演にして主演となる。ヒロインの立石は『動物戦隊ジュウオウジャー』でアム役を好演し、15日から放送開始されるAbemaTVオリジナルドラマ進出記念作品 『#声だけ天使』にもレギュラー出演中と、フレッシュな2人が揃った。また、"伝説のOB”として徹を指導する先輩・荻野晴彦役佐藤輝、「就活」のトレーニングで通う演劇ワークショップで徹に大きな刺激を与える元女優・大川美海役に久保陽香が出演する他、菊池修司、朝見心、鈴木祐真、津村和幸、元田牧子、米山穂香、結城貴史が脇を固める。○副島和樹主演をさせていただく徹と共に、自分とは何なのか、苦しみながら捻り出し演じました。遅足ながら自分のやりたいことを本気で考え、俳優として生きていく決意を与えてくれた作品です。小さな一歩ですが、僕一人では決して踏み出すことができなかったこの大きな一歩を、僕を育ててくれた両親や応援してくれた方々にこそ観てほしいと思います。中西徹の自信のなさや優柔不断な対応など彼のネガティブな性質を演じるときは、ありのままの副島を出せば難しくありませんでした。しかし、そんな彼も就活を通して一歩一歩成長していきます。苦難に直面しても逃げず、困った人に手を差し伸べられる男になっていきます。僕自身の演技力と人間力も彼と共にもっと成長していく必要性を感じ、頑張りました。○立石晴香コメント今回わたしは主人公 徹の元彼女 真美を演じさせてもらいました。真美は負けず嫌いで不器用なところをうまく消化できずダイレクトに表に出してしまうので、共感できる気持ちを自分の中で存分に引き上げて演じました!物語の中で徹が変化したいと思うきっかけを作る人物なので見てる人にもその出来事や様子が伝わるように、徹にもいいパスが送れるように考えて撮影に臨みました。今回は就活がテーマですが、わたし自身一般企業への就職経験もあり同じような想いをしたことがありますし、今の役者の仕事もうまくいかない事があれば努力して挑戦しての繰り返しです。落ち込む気持ちや人と比べて余裕がなくなる気持ち、きっと誰もが経験あるんじゃないかなと思います。なので就活生の方はもちろん社会人の方だったり、学生さん、いろんな方に見ていただきたいです。登場人物の誰かに共感できるほっとする作品だと思います。私も作品見るのが楽しみです。お楽しみに。
2018年01月15日歴史的出来事も占いで決められていた?そんな世界に残る伝説を、手相占い芸人の島田秀平さんに聞きました。信じるか信じないかは、あなた次第。実は、偉人たちは占い好きだった!?「昔から、大きな決断を迫られる人は占いに頼りがちでした」と、島田さん。権力者と占いにまつわる逸話は、数々あるそう。「そもそも政治のことを『政(まつりごと)』といいますが、その中には占いという意味も含まれています。邪馬台国の女王・卑弥呼も、占いなど呪術を使って国を治めていたといわれていますよね。秦の始皇帝は、占いで旅先を決めていたとも。歴史の一部は、こうして占いによって作られているんです」さっそく島田さんのナビゲートのもと、偉人にまつわる占い世界史を見ていきましょう!紀元前300年代:アレクサンドロス大王は“夢占い”で敵地攻略を予知!?「ギリシャの英雄・アレクサンドロス大王は、父親譲りの夢占い信者。そもそも父のフィリッポス2世が見た夢を、お抱え夢占い師のアリスタンドロスが『獅子のように勇ましい子が生まれる』と解釈し、誕生したのがアレクサンドロス大王だったといわれています。そんな大王が、テュロス(現レバノン)を攻略しようとしてなかなかできず、数か月過ぎたある夜、夢に見たのがギリシャ神話の半神半獣・サテュロス。これをアリスタンドロスはテュロス陥落の前兆とし、その直後に実現したとか」1500年代:武田信玄には敵を欺くための“手相影武者”がいた!?「その時代、風水や陰陽五行説が流行っていた中、武田信玄が注目していたのは手相占い。証文に使われる敵将の手形を取り寄せて、手相が観られる軍師に線の様子を読み解かせ、『この相手は運が強いから味方につけましょう』『こっちは弱っているので今が攻め時です』と助言を受けていたよう。また、信玄に仕える武将の中から一番手相のいい者を呼んで、自分の“手相影武者”にしていたという話もあります。そうやって敵を牽制したり、混乱させたりして情報戦を制していたんでしょうね」1600年代:徳川家康は“陰陽道”を駆使して江戸の町を作っていた!「徳川家康が江戸の町を守るため、北東の鬼門に寛永寺と神田神社を、南西の裏鬼門に増上寺と日枝神社を建てたというのは有名な話。その根拠とされたのが、陰陽道です。ただ、これは家康のアイデアではなく、南光坊天海というお坊さんの進言によるもの。この人は、武田信玄などにも仕えた実績の持ち主だったんですね。そもそも江戸の土地を風水の観点から『アリ』と判断したのも天海。江戸城設計の仕掛け人なんていわれますが、長年続いた江戸時代の泰平の立役者ともいえるのでは?」1800年代:ナポレオンは“ファラオの占い”で連戦連勝を達成!?「フランス革命後の混乱を収めて、軍人からフランス帝国の皇帝にまで上り詰めたナポレオン。その躍進の陰に、ある占いの書があったといわれていることをご存じですか?その書とは、古代ファラオの占いを伝えるパピルスの書で、ナポレオンのエジプト遠征の際に、同行した学術調査団が発見したとされています。のちにこれは『運命の書』と呼ばれ、人生を左右する大きな決断を下すときに、彼は必ずこの書を用いたとか。ところが戦いのどさくさで失くしてしまい、その後、失脚しています」島田秀平さん手相占い芸人。これまで1000人以上の芸能人の手相を鑑定。新書『島田秀平が3万人の手相を見てわかった!「ご縁」のつかみ方』(SB新書)が2018年1月6日に発売!※『anan』2017年12月27日号より。写真・土佐麻理子イラスト・沼田光太郎取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2017年12月23日「珍しいねえ。最近は雑誌に載ることもなかったのに」と語るのは、島田紳助(61)の母(90)。見ていたのは10月26日発売の週刊文春に掲載された「島田紳助独白4時間」という記事だ。 11年に芸能界を引退してから何度も芸能界復帰が囁かれてきた紳助だが、取材に対してカムバックを完全否定。「老後に必要なのは『お金と仲間と筋肉』」として、友人たちとの悠々自適な生活を告白。さらには妻や3人の娘、5人の孫たちとの仲睦まじい様子も明かしたのだ。 ただ唯一触れられていなかったのが実母のこと。そこで記者が京都の実家を訪ねたところ、紳助の母は取材を快諾。自宅に招き入れてくれた。実は、紳助は今でも実家を訪問。折に触れて母親孝行を続けているという。 「月に1〜2回は来てくれます。『元気か?』と言いながら、お惣菜を持ってきてくれてね。でもお便所で用をたしたら、すぐ友達のところに行ってしまうんです。それで帰りウチに寄って『ほな、またくるわ』って。そのときもお便所を借りていきます(笑)。まあ引退して友達が増えたようやし、ええことですけど。先日は村上ショージくん(62)も来てくれました」 まるで漫才ネタのようなエピソードを語る母。息子と会うのがやはり嬉しいようだ。そんな彼女も、12年に本誌がインタビューした際は「あのままでもうちょっとおってほしかった」と吐露。息子の芸能界引退を残念がっていた。だが今回改めて復帰について聞くと、こう答えた。 「もう、いいんじゃないですかね。あの子は芸能界で充分にやりきったし、あとは好きなように生きればいい。友達もたくさんおって、子供と孫に囲まれて。いつも嬉しそうにしていますから。それにあのとき引退したからこそ、お父さんを看取ることができたんです。だから今はこれでよかったのかなと思います」 引退から約2カ月後、紳助の父親(享年87)は亡くなっている。人気司会者として東京にいれば、父の最期に駆けつけることができなかったかもしれない。そして引退して大阪に戻ったからこそ、今も母親孝行ができているのだろう。隠居生活を送る息子について、母はこう語る。 「あの子は『オカさんがボケないのはええこと』って言うんです。でも私も息子にはボケないでほしいと思っています。あの子ももう61歳。このままのんびりしすぎて、ボケんようにしないとね(笑)」 最後まで記者を笑わせてくれた紳助の母。引退した彼のまわりには、今も笑顔が溢れているようだーー。
2017年11月02日「メイプル超合金のカズレーザーさんは、いわゆる“事故物件”に引っ越してから急に運が上向き、仕事が一気に増えたんです」 こう話すのは、占い芸人の島田秀平(39)。カズレーザー(33)によると、それはJR新宿駅から歩いて15分ほどにある物件だったという。6畳間で相場では家賃7万円程度の部屋が3万7,000円と格安で貸し出されており、さっそく部屋を見に行くことに。だが畳の中央が黒くシミになっていたことを不審に思い、不動産業者に尋ねたところ、「実は……」と、前の住人が自殺したことを知らされた。 「畳ぐらい替えておいてほしいところですが、カズさんは『安いし、いいか』と即決し、そこで暮らし始めたそうです。すると’15年に漫才新人大賞とM-1グランプリで決勝進出と大ブレーク!」(以下・解説コメントはすべて島田秀平) なぜ事故物件に引っ越したことで運が開けたのか? 「一般的にはこうした事故物件は運気を下げるといわれているので、お勧めしません。ただお笑い芸人の場合は、自分の不幸をネタにしてまで笑いをとる特殊な仕事です。運で大事なのはバランスです。カズさんの場合はとんでもなく運気の悪い場所に住み始めたことが、“売れない芸人人生”を転換するきっかけになったのでしょう」 島田は、運気にまつわるエピソードを耳にするたびに、当事者たちに詳細を聞いているという。今回はそんな強運伝説を紹介するとともに、“運をつかむ人”の共通点を教えてくれた。 「運は“はこぶ”とも読みます。読んで字のごとく、幸運は人から人に運ばれるもの。運がよい人になりたければ、強運の人から授かるのがいちばんの早道です」 島田が例に挙げるのが「運をもたらす家具」の存在だ。 「アンタッチャブルの山崎弘也さん(41)は、M-1グランプリで優勝するなどして大ブレーク直後に、白いテーブルを買っていたんです」 収入も増え、転居を決めたザキヤマ。引っ越しの手伝いに来ていた後輩・ゆってぃ(40)に『このテーブルいるか?』と、譲ったという。 「すると今度はゆってぃさんがR-1ぐらんぷりサバイバルステージで入賞したんです。その後もテーブルの持ち主になった鬼ヶ島の和田貴志さん(39)がキングオブコントの決勝に進出しました。いまや“ブレークを呼ぶテーブル” として若手芸人たちの垂ぜんの的になっています。ちなみに現在の所有者はHi-Hiの上田浩二郎さん(43)で、『誰にも渡さない』と言っているそう(笑)」 また、占い芸人として島田がもっとも得意とする手相だが、強運な人たちは特別な手相を持っていた。 「生命線というと長さを気にする人が多いのですが、実は本数が大事なんです。先日、米国のトランプ大統領の手のひらを写真鑑定することになりました。調べてみると、大統領は生命線が縦に2本ある“二重生命線”だったのです。これは一般の人より生命力が2倍の相です。その上をいくのが黒柳徹子さん(84)。なんと生命線が3本!『すごいですよ』というと『あらそう』と笑ってらっしゃいました。私はこれまで3万人以上の手相を見てきましたが、ただ1人だけ生命線が4本あったのがレスリングの吉田沙保里さん(34)。さすが霊長類最強女子の手相です」 お笑いレジェンド・萩本欽一(76)が実践するのが、運気コントロール術だ。 「萩本さんとは何度かお会いしているのですが、運に対して、独特の考えをお持ちです」 半世紀以上にわたり、芸能界で活躍してきた萩本だが、たとえば新しいレギュラー番組を持つことが決まると、競馬で絶対に来ないと予想される馬券を購入していたという。 「運というものはバランスであり、よいことが起これば、悪いことも起きる。だから先に損をしておいて、仕事では成功しようという発想です」 そんな萩本の前で「最近ツイてないんですよ」と、ボヤく人がいた。彼は「イヤなことがあった日付にちなんだ宝くじを買うといいよ」と、アドバイスしたのだが……。 「その人が半信半疑だったので、イヤなことがあった日付を聞いた萩本さんが、その数字にちなんだ宝くじを買ったところ、1等の組違い賞10万円が当たったのです。最初に言ったように、運とは運ばれ動くもの。それをつかまえるのにはなにより行動力が大事で、強運の人たちは、みんなフットワークが軽いです。それにどんなときでも自分の運を信じていますね。誰かに勧められたことを素直に実行してみるのも、運をつかまえる秘訣です」
2017年08月23日AKB48の島田晴香がこのほど、東京・ディファ有明で行われた、テレビ朝日系深夜ドラマ『豆腐プロレス』(21日スタート、毎週土曜24:35~25:00)の取材会に出席し、役づくりのために体重を5kg増量したことを明かした。このドラマは、現役女子高生だけで構成されるプロレスリーグが舞台。出演メンバーは演技を超えたガチンコ勝負を繰り広げ、この取材会には島田のほか、宮脇咲良(HKT48/AKB48)、向井地美音(AKB48)、横山由依(AKB48)、松井珠理奈(SKE48)、兒玉遥(HKT48/AKB48)、松村香織(SKE48)、白間美瑠(NMB48/AKB48)が出席した。島田は松村とともに、ジャイアントスイングや、ブレインバスターを繰り出すヒール役を演じ、第一線で活躍したプロレスラーのコーチのもと、厳しいトレーニングを受けながら撮影中。12kgのダイエットに成功した島田だが、今回の役のために5kg増量し、現在の体重は約51kgになったと報告した。さらに、「もう少し増やそうかなと思ってまして、ヒール役に合う体づくりをして、プロレスのファンの皆さんにもっとAKB48を好きになってもらって、AKBファンもプロレスを好きになってもらえるように、一生懸命頑張っていきたいと思います」と意気込み。悪役を演じるにあたり、「今、AKBでもアンチは多いので変わらないかなと思いながら、プロレスをやるんだったらもっとアンチを増やしていきたいです」と、嫌われ役を徹底していく姿勢を示した。一方で、このメンバーの中で最も体が小さい向井地は「子供の頃から運動神経が本当になかったので、プロレスをやるというのはすごく不安なんです」と、少し声が小さめ。握手会では多くのファンから「島田さんに踏み潰されないように気をつけてね」と心配されていることを明かしたが、「私もやれば強いんだぞ!ってところを、このドラマを通して見せていけたら」と、力強く宣言した。横山は、そんな向井地がトレーニングで泣いてしまったことを暴露し、「私と島田と美音の3人で慰め合いながら帰ったのがいい思い出。そういう感じで、メンバーの絆も深まってきてるかなと思うので、AKB48の活動の何かにプロレスがつながればなと思います」と、総監督の視点で期待を込めた。取材会を終えると、島田は松井とガチンコの試技を披露。鬼気迫る表情で本格的に組み合い、リングサイドのメンバーも真剣に見守っていた。
2017年01月13日NMB48/AKB48の白間美瑠がこのほど、東京・ディファ有明で行われた、テレビ朝日系深夜ドラマ『豆腐プロレス』(21日スタート、毎週土曜24:35~25:00)の取材会に出席し、「セクシーな戦いをしていきたい」と意気込みを語った。このドラマは、現役女子高生だけで構成されるプロレスリーグが舞台。出演メンバーは演技を超えたガチンコ勝負を繰り広げ、この取材会には白間のほか、宮脇咲良(HKT48/AKB48)、向井地美音(AKB48)、横山由依(AKB48)、松井珠理奈(SKE48)、兒玉遥(HKT48/AKB48)、島田晴香(AKB48)、松村香織(SKE48)が出席した。白間美瑠(みる)は「総合格闘技のミルコ・クロコップさんが私と名前が似ているので、プロレス界のミルコ・クロコップこと"ミルコ・シロコップ"になりたいと思って、めちゃくちゃ頑張ります」とあいさつしたが、好きな女子プロレスラーの選手として名前を挙げたのは、80年代から90年代にかけて活躍したキューティー鈴木。その理由は「(ピンチで)痛がっているときの顔がすごいいい感じ」だといい、そんなキューティー鈴木のように「私もセクシーな戦いをしていきたい」と目標を語った。一方で松村は、好きなアイドルの子がプロレスデビューする試合を観戦したときに、「その子が(攻撃で)やられていると、我慢できないくらい声も出してしまいました」と、ピンチの際には思わず熱が入ってしまったそうだ。取材会では、白間をはじめ、本格的なプロレスのコスチューム姿で登場。この日は制服姿だった向井地は「プロレスにこんなコスチュームがあることも、このドラマをやって初めて知りました。すごくかわいいコスチュームを用意していただいたので、それをぜひ見ていただきたいなと思います」とアピールした。
2017年01月13日