「川崎病」について知りたいことや今話題の「川崎病」についての記事をチェック! (1/2)
保育士として働きながら、2人の男の子を子育て中のArareさん。ある日、3歳の長男が40度以上の熱を出し、小児科に診てもらうと川崎病と診断されました。長男が入院することになったため、保育園を休ませてもらいたいと園長にお願いすると3日間しか休みがもらえず…。■息子が川崎病で入院することに Arareさんの長男が3歳のときのこと。ある日、突然40度以上の高熱を出し、小児科に診てもらうと…。すぐに大きな病院で診てもらうと、やはり川崎病の疑いがあるため、長男は即入院することに。病院からは、長期入院の可能性があること、また保護者の付き添いが24時間必要と言われたため、保育士として働いていたArareさんは職場の園長に電話し、休みのお願いをしました。すると最初は「いいよ!」と快く言われたのですが…夫も両親も働いている状況で、24時間付き添いが必要となるとどうしても休みが必要なのに、園長からまさかの言葉が。そして、まだ川崎病とは確定していなかった長男でしたが…長男の発熱はしばらく続いていました。すると長男の主治医から話があり、このまま熱が下がらないようなら、もう一度詳しい検査をしたいので、検査に立ち会ってほしいとのこと。ダメ元で相談してみてよかった、と思っていた矢先、時差勤務表を見ていた園長が…すると園長が…!■園長が休みを許可してくれない!結局、休みについてOKをもらえず、撃沈。するとそこに…園長も驚いたようで、その日はすぐに病院に行かせてもらえました。そして…しかし長男は2週間入院することが決まり、Arareさんはまた職場との板挟みに苦しむことになるのでした。こちらは、Arareさんの体験を元に、2020年8月14日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。■読者からは体験談もまずはArareさんの置かれた状況に、共感する声が多く届きました。・私も15年目の保育士です。保育士あるあるです。特に正規職員や正規に近い臨時職員は、休むことをすごく拒まれます。自分の子どもより人の子どもを優先する正規の先輩方や主任の考えにはついていけない職員が多く。子どもを優先するために辞めたり、パートになったりする方が多いです。人手不足も大いにありますが、働きやすい環境かどうかと言われたら、子どもや保護者を支援する機関なのに、職員のことは後回しになってしまうのが現状のようです。・投稿者さんにすごく共感できるエピソードでした。病気や看病でどうしても休みが必要なことってありますよね。ましてや子どもを預かる施設の園長が、子育てに奮闘しているママの味方になれないなんて残念だなと思いながら読ませていただきました。もっと休みが必要なときに休みやすい世の中になってくれたらいいのに。・まさしく同じことがありました。職場と子どもの病気の板挟みを一人で抱えていました。周りが助けてくれるわけでもなく、女が働くってなんなんだろうと今でも思い出すと辛いです。自分は会社を辞めたのですが、この記事を読み、自分の選択は間違いではなかったと思いました。・かなり共感できる部分がありました。世の中は少子化だし、会社では人手不足なのでマタハラもすごいです。子育てをしながら仕事復帰しやすい世の中になってほしいです。・幼少期の入院はとにかく親の負担が大変です。私のときは育児休業中だったのでなんとかなったけれど、普通の勤務体制だったら、職場がどんなに理解を示してくれても厳しいかもしれません。この記事のママさんの勤務先も、無理解というわけではなさそうですが、人手が足りないのは事実だと思いますし、悩ましいですよね。あとは入院先を紹介してもらうときに、親が付きっきりでなくても大丈夫な病院をリクエストするくらいしか、打開策がわかりません。・保育士です。読んでいて悲しくなりました。痛いほど気持ちがわかる、わかりすぎます! 申し訳ない気持ちはあるけど、自分の子どもも心配。うちは幸い職員の人数が多く、快く休ませてもらえるので、本当にありがたいです。でも、若い頃に働いてた所は人数がギリギリだったから、自分に熱があっても休ませてもらえなかったです。・私も保育園で働いていました。育休が開けて出勤したものの、保育園生活1年目はとにかく具合が悪くなるんですよね…。鼻水が出たら、すぐに耳鼻科に行って薬をもらってと、治療してもダメなものはダメで、お母さん、耳垂れが出ているのでお迎えお願いします…なんて連絡が来たこともありました。幸い義父母が子ども好きで具合が悪いときは一週間くらいずっと見てくれてホントにありがたかった。子育ては誰かの手を借りないと厳しいなあと思いました。・このお母さんの気持ちはよく分かります。私はパートを休ませてもらいましたが、なかなか休めずにいるお母さんたちもいました。常に気が張って本当にしんどいですよね。・保育士をしていたので、気持ちはよくわかります!病気の我が子を親に預けて、他人の子をみる…。園長先生はこんな感じの人が多いです。保育士が減って子どもに何かあったら…と考えるんでしょうね。でも、保育士も人の親。 今の保育士の不足や、課題の多さ。一般企業等よりカツカツの人材。本当に問題山積みだと思います。読者のコメントを見ていると、保育士の現場ではあるあるのようですね。園長に対しては「考えが古い」など批判的な声が多数見られました。・園長先生の考えもわからなくもないが、園児同様、職員の子どもの気持ちをくめないのはいかがなものか。・私は仕事が看護師だから日勤は休み取りやすいです。お互い様ですよね。たしかに迷惑はかかるけど、それをどうにかするのが上司の仕事だし、大変なのを部下に言うべきでない。若い年代だけでなく、孫の出産や親の介護や夫の病気など誰にでも何がおこるかわからないんだから。・園長は頭が固く考えが古いなと思いました。私も子どもがいて仕事をしているので、仕事も大事なのはわかりますが…。こんな園長のもとで仕事をしなくてももっと良い職場はあると思います。これをきっかけに勇気を出して辞めて新しい職場を探してみては?と思いました。・私も保育士をしていますが、 園長次第でやはり対応が変わるなと思いました。主任や他の先生たちがいくら言っても、保育園や幼稚園は園長様様で、園長が絶対なところが多い気がします。今までの園は病気などへの対応は優しかったですが、これから就職先を探すときは、園長の雰囲気を重視するポイントになりますね。・ありえない…。同じ子どもを持つ親としても、子どもの保育に携わる人間としてありえない。自分のことしか考えていない上司。お気の毒にとしか言いようがないですね。・子どもを預ける身として、こんな園長がいる保育園なんかには絶対通わせたくないですね。自分の子どもまで雑に扱われそうで無理です。・保育園の園長なのに川崎病についての知識がないことに驚きました。確かに症状が軽いお子さんもいますけども。自分だったら保育士の仕事を辞めていたと思います。このお母さんは責任感が強い。・その園大丈夫ですか? 園長先生、確かに軽症の川崎病もありますが、ほとんどは入院必須ですし、自分の子がグロブリンなどをやっている時点で仕事よりも我が子をとりたかったですよね。この記事は本当に読んでいて悲しく、辛くなりました。子どもって親がいなかった時のことをよく覚えているので、病気のときは側にいて安心させてあげたいですよね。・お母さんの気持ちがよく分かって涙が止まりません。きっと仕事を辞めてでも子どもさんに付いてあげたかっただろうな。子どもにとって母親が側にいるっていうだけで安心感が全然違うと思います。だからこの園長の対応に腹が立って仕方ないです。自身も母親、そして幼稚園の園長ともある人がそんなこともわからないなんて。・怒りを覚えたのは川崎病に知識がなく、理解が全くなかった園長です! 園を仕切っているのなら、現在密かに流行り、増えている怖い病気の知識を、子どもはいつ何時に発病するかわらないので最低でも持っていてほしかったです。私には子どもは居ませんがもし自分の立場だったら…その場でブチ切れています。・幼稚園の園長、すなわち幼児教育に携わるプロでありながら、川崎病に対する知識がここまでないというのが信じられません。そして、自分やその周りの人が川崎病にかかったことがある読者からのコメントも目立ちました。・娘が1歳になったばかりのときに川崎病で入院しました。グロブリンの点滴で、一旦症状がおさまったものの、血液検査の結果がよくなく、結果的に再発を繰り返して一ヶ月半にわたり、4回入退院を繰り返して今に至ります。現在は落ち着いて定期通院のみですが、私が育休とはいえ、上の息子の面倒を見る人がおらず、本当に大変でした。・息子が一年前、1歳の時に川崎病にかかりました。とても心配で息子が死んじゃうんじゃないかと人生で一番辛い一週間でした。早期にかかりつけの病院で病名がわかったおかげで、すぐに治療してもらい熱は下がりましたが、小さな手に何本もの点滴や薬の管がしてあり、なんともかわいそうで。今は元気に生活していることだけで幸せだと思います。仕事を辞めてでもそばにいたいと思わないのかなと思いました。・同じ川崎病になった子どもの親として、すごく共感できました。下の子が生まれるときに仕事は辞めてしまっていたので、仕事を続けていたらどうなっていただろうかと考えました。・私も3才の時に川崎病になり、入院しました。たくさんの検査や注射、レントゲンを撮りました。母は今でも当時のことを苦しく思っているようですが、私自身は辛い苦しいことは記憶になく、同室の友だちができたこと、保育士さんや看護師さんが遊んでくれたり、優しくお世話したり、絵本を読んでもらったこと、夜、看護師さんに眠るまでうちわで仰いでもらったこと。家族や親戚が心配して看病してくれた温かさなど、良かったことしか覚えていません。川崎病のおかげで、後遺症の検診をし、そのおかげもあり、健康に気をつけて元気でいられることに感謝できる人生を歩んでこられています。家族に心配や負担をかけてしまいましたが、私にとってはむしろ感謝するくらいの経験でした。私の経験と考えで、筆者さまの気持ちが少しでも軽くなればうれしいです。・川崎病は友だちの子どももかかりました。本当に怖い病気です。子育てしていく中で知っておきたい病気のひとつだと思います。・当時年少の息子が2週間ほど川崎病で入院したことがあり、入院中の経過は共感だらけでした。私は専業主婦ですが、この方は職場に理解がない保育士さん。ただでさえ心身共に消耗させられる事態なのに、あの園長の発言。よくぞ乗り切った!ってねぎらって差しあげたい。うちも両家祖母の援助があって万全の態勢での入院でしたが、退院後半年くらい人間不信状態でしたから、退院したからって一筋縄ではいかないんだろうな。・川崎病は昔に比べてカテーテルでなんとかなることもあるけれど、本当に原因不明なことをみんなに知ってもらいたいです。自分自身、幼少期に川崎病になり 完治は一応したが、川崎病が原因だと思われる心臓の痛み(原因不明)などかあります。大人になってからそうした副作用みたいなものがあることも知ってもらいたいです。今回の漫画と読者のコメントを読んで、改めて川崎病はとても怖い病気だと思いました。毎年1万人以上の子どもがかかっていて、原因も解明されておらず、個人によって症状もさまざまなようです。病気への無理解が減ることを願わずにはいられません。園長との戦いはその後どういった展開になるのでしょうか。入院生活はまだまだ続きます。▼漫画「長男の川崎病と職場の板挟みで大変だった話」
2024年02月25日川崎病とは?原因、かかりやすい年齢はある?川崎病は、1960年代に川崎富作氏によって報告された、子どもに特有の全身の血管に炎症が起こる病気です。一番気をつけなければいけないのは、心臓に合併症を起こす場合があることです。まれに重篤な合併症を起こす可能性がありますが、適切な診断や治療を受ければ重症化しないことが多いです。現在のところ、遺伝的な要因、細菌やウイルスなどの感染、免疫システムの過剰な反応などと関連があると言われていますが、川崎病の原因は特定されていません。4歳以下での発症が多いですが、それ以降の学童期にも発症しうる疾患です。2021年の報告によると1歳が最も多く、2歳、0歳がこれに続き、女児よりも男児に多い傾向があります。再発率は約4%と報告されています。また、欧米に比べると日本をはじめとするアジアの国々で多く発症するとも言われています。血管に強い炎症が起こることで、冠動脈(心臓に酸素を届ける血管)が瘤のように膨らむ「冠動脈瘤」ができることがあります。冠動脈瘤は大きいほど重症で、まれに心筋梗塞や突然死を招く恐れがあります。川崎病の症状は?病院受診の目安や検査、治療、予後などについて小児科医が詳しく回答!川崎病にかかると、どのような症状が出るのでしょうか。また、どのようなことが気になったら受診する必要があるのか、検査や治療はどのようなことをするのか、予後はどうなのかなど、気になることを小児科医の室伏佑香先生が分かりやすく答えてくださいました。(質問)川崎病にかかると、どんな症状が出ますか?(回答)以下の6つの主要症状のうち、経過中に下記の5症状以上に当てはまる場合は、川崎病と診断します。1. 発熱個人差はありますが、無治療ではおおよそ1~3週間にわたって熱が上がったり下がったりします。現在は発熱日数を問わず、川崎病の診断基準の一つとみなされています。2. 両側眼球結膜の充血血管が拡張して見えやすくなることで、眼球結膜(白目の部分)が赤くなります。3. 口唇、口腔所見…口唇の紅潮、いちご舌のどが赤くなる、唇が赤く乾いてひび割れる、舌が赤くブツブツが目立つようになりイチゴのようにみえる、などの症状が出てきます。4. 発疹(BCG接種痕やその周辺の発赤も含む)発疹の形態はさまざまで、蕁麻疹(じんましん)や、 麻疹(はしか)や 猩紅熱(しょうこうねつ)による発疹のように見えることがあります。5. 四肢末端の変化急性期…手足の硬性浮腫、手掌足底または指趾先端の紅斑回復期…指先からの膜様落屑手の平と足の裏が赤色または紫がかった赤色になったり、手足の指が腫れぼったくなったりします。発症から約10日ほど経つと、手足の指の皮膚がむけ始める場合もあります。6. 頚部のリンパ節の腫れと圧痛首のリンパ節が腫れ、圧痛を伴います。腫れや痛みが強い場合には、首を動かしにくくなることもあります。上記の主要症状は同時期に一気に出現せず、数日かけて揃ってくる場合もあります。また、5つの症状が揃わなくても、その他の症状や検査結果などから総合的に川崎病と診断することがあります。川崎病の症状の現れ方は個人差が大きいので、似たような症状が出ていても、必ずしも上記の症状に当てはまらないこともあります。少しでも気になる症状がある場合には、ためらわずかかりつけ医などを受診することをおすすめします。Upload By 発達障害のキホン(質問)病院ではどんな検査をするのですか?(回答)血液検査や尿検査、咽頭ぬぐいの検査などを行い、感染症のチェックや川崎病を疑う血液検査所見(白血球や炎症反応(CRP)の上昇など)があるかどうかを確認します。また、少しでも川崎病の疑いがあれば、心電図検査や心臓超音波検査(心エコー検査)などの心臓の検査を行います。そこで、心臓の動き、冠動脈瘤や心臓弁の異常の有無、心膜や心筋の炎症の有無などを確認します。心エコー検査で動脈瘤が見つかれば、心臓カテーテル検査を行うことがあります。Upload By 発達障害のキホン(質問)川崎病と診断されたら、どんな治療を受けるのでしょうか?また、入院期間はどのくらいなのでしょうか?(回答)川崎病の治療開始はできるだけ早く開始すること、いわゆる「急性期」治療が重要です。特に冠動脈疾患のリスクを抑えるために、症状が現れてから7〜10日以内に治療を行うことが望まれます。治療内容としては、1~2日間にわたり高用量の免疫グロブリン(全身の炎症を抑える)を静脈内投与し、中等量のアスピリン(血管の炎症を抑える、血液を固まりにくくする事により血栓を予防する)を経口投与します。この治療で十分に症状が改善しない場合には、免疫グロブリンを再度投与したり、ほかの治療を追加することもあります。数日熱のない状態が続けば、アスピリンを減量しますが、その後もしばらくは内服を継続することが多いです。冠動脈瘤がない症例では、炎症が治まればアスピリンの投与を中止しますが、冠動脈に異常が見られる症例では、長期にわたってアスピリンを内服します。入院期間は、1回のグロブリン点滴治療で炎症が落ち着き、解熱した場合でおおよその目安として1~2週間程度です。冠動脈瘤があったり、治療を行ってもなかなか解熱が得られない場合は数ヶ月入院することもあります。退院後も外来で、年単位でエコー検査を継続することが多いです。Upload By 発達障害のキホン(質問)川崎病が重症化すると命にかかわるのでしょうか?(回答)熱などの症状が目立っている急性期での致死率は、0.1%未満です。しかし、2~3%の確率で冠動脈瘤ができてしまうことがあります。(心臓の血管の一部が瘤のように膨らむ)冠動脈瘤ができてしまうと、血液の流れが滞って血栓ができやすくなります。ここから流れた血栓が冠動脈をふさぎ、その先の血流が途絶えて酸素が届かなくなってしまうと、心臓の筋肉が壊死し、心筋梗塞を引き起こします。だからこそ急性期の治療がもっとも重要であり、後年に心筋梗塞を生じるリスクを減らすことにつながります。川崎病は全身の血管に炎症が起こるため、さまざまな臓器にも合併症がみられます。しかしほとんどは一時的なもので、適切な治療すれば重症になることは多くはありません。まれに心筋炎、心不全、不整脈、肝障害、イレウス、けいれん、脳症など重い合併症が起こることがあります。Upload By 発達障害のキホン川崎病は治るの?後遺症や再発の可能性について川崎病の死亡例は、全国調査において2019~2021年の2年間で2例のみとなっています。また、再発の可能性は全体の約4%、後遺症を生じる例は約2.5%という結果が出ています。後遺症の内訳は、冠動脈の小瘤が1.44%、中等瘤が0.57%、巨大瘤が0.13%、心筋梗塞が 0.01%、弁膜病変が0.45%となっています。このような長期的心合併症も生じうる疾患であるため、川崎病の既往がある場合には受診時に既往がある旨を伝えましょう。また、お子さん自身で健康管理を行う年齢になったら「川崎病にかかったことがある」と伝え、本人が病歴を把握しておけるようにしておくことも必要でしょう。参考:特定非営利活動法人日本川崎病研究センター 川崎病全国調査担当グループ第26回川崎病全国調査さいごに川崎病は早期に治療を開始することがとても重要です。気になる症状があれば、ためらわず病院で受診をしましょう。川崎病患者の情報を正確に伝達するために、日本川崎病学会が監修した「川崎病急性期カード」というものがあります。臨床情報や治療、心臓合併症などの医療情報を正確に書き込むことができ、罹患後の健康管理に役立てることができます。また、多くの都道府県で治療費の補助も出るので、ホームページなどで調べてみましょう。川崎病は、このように検査方法や治療法や医療費補助、罹患後のフォローがしっかり確立されています。過度に不安がらず、適度に健康的な生活に留意しながら、普段通りに過ごすことができます。万が一何かあった場合に備え、入園や入学時に園や学校に「川崎病にかかったことがある」と伝えておくことも大切です。
2023年09月06日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病で入院していた三男のちゅん太くんがようやく退院し、これから再び家族水入らずの生活が戻ってくると思っていた矢先、パパの育児休業が認められず、給付金がもらえないことが判明したときのお話。 無事に三男のちゅん太くんは退院できたものの、育児休暇を取得していたはずのパパから思いがけない報告を受けることに……。 給付金がもらえない…?※育児休暇中(産後休業の翌日、産後57日目から子どもの1歳の誕生日前日まで、一定の要件を満たす場合は2歳まで)は、雇用保険から育児休業給付金が支給されます。父親が取得する場合は、出産日の当日から支給されます。 ようやくこれから平穏な日々が戻ってくると思っていたやすこさんでしたが、ちゅん太くんが入院中にパパが取得した育児休業が認められず、給付金がもらえないという事態に見舞われます。 入院の治療費に関しては医療福祉制度が適用されるものの、入院中の食事や看病のために付き添ったやすこさんたちの食費はまかなえず、その事実を知ったやすこさん夫婦は真っ青に……。夫婦で仕事を休んでいたため、その月の収入はさびしいものでしたが、奇跡的にボーナスの時期だったこともあり、なんとかやりくりできたと言います。 この経験を機に、子どもの保険について見直すことにしたやすこさん夫婦。何があるかわからないからこそ、やすこさんたちのように「もしも」に備えて、あらためて見直す機会をつくるのも大事かもしれないですね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年12月20日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病で入院していた三男のちゅん太くんの看病に付きっきりでしたが、その後、夫が育児休暇を取得。ちゅん太くんの退院の日を待ちわびていたときのお話です。 これまで、検査結果が良くなったり悪くなったりを繰り返してきたちゅん太くん親子に、ついに医師から退院の許可が下ります。実に3週間ぶりのわが家、ようやく家族が再び一緒に暮らせる日がやって来た矢先……!? 久しぶりのわが家に帰れる日 長い入院生活が終わり、ようやくわが家に戻ったやすこさん親子。「退院できるかも」「やっぱりダメだった……」を繰り返してきたやすこさん親子にとって、本当に長く、そして怒涛の3週間だったと振り返ります。 ちゅん太くんの保育園復帰はもう少し先になりそうですが、お兄ちゃんたちと2歳の誕生日を自宅で迎えられるとあって、家族みんなに笑顔が戻ってきました。ところが……。 まだまだ何かが起こりそうな雰囲気ですが、まずはちゅん太くんが元気になって本当に良かったですね。パパや兄弟、家族みんなの支えがあったからこそ、ちゅん太くんも頑張れたのでしょうね。やすこさん家族の穏やかな生活が早く戻ってきますように。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年12月19日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病の疑いがあると診断された三男のちゅん太くんの本格的な治療が始まり、もうすぐ退院できると思っていた矢先のお話。入院2日目から本格的な治療を開始したちゅん太くん。みるみる元気になっていき、ホッと胸をなでおろしていたものの……。「点滴を増やしましょう」という医師の言葉に再び不安が押し寄せてきて……!? 元気に見えるのに…ショック 元気になっていくちゅん太くんの姿を見て、「もうすぐ退院できるかも」と思っていた矢先、医師から治療続行の説明がありました。再び不安の渦に引き込まれるやすこさん。ショックを受けながらも、ちゅん太くんの看病と家事のルーティンをこなしていきます。 「いつ退院できるんだろう……」 そんな先の見えない不安を抱えるやすこさんに、夫から介護休暇(または育児休暇)取得の申し出がありました。夫が仕事を休むことに不安はあったものの、「夫の気遣いがとてもうれしかった」と振り返ります。 「苦しい思いをしている子どものため」「働く夫のため」と、すべてをひとりで抱えてしまいがちですが、そんなときにこそ、大切な人からの気遣いは本当にうれしく、心が救われますよね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月28日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病の疑いがあると診断された三男のちゅん太くんとの入院2日目。本格的な治療が始まったときのお話。三男ちゅん太くんとの入院生活が始まり、治療方法について説明を受けたやすこさん。翌日から本格的な治療がスタートしました。徐々にちゅん太くんは元気を取り戻していたかのように見えていたものの……!? ヘビーな入院生活に追い打ちをかけるように… 入院2日目からちゅん太くんの本格的な治療が始まりました。さまざまな制約はあったものの、ちゅん太くんを守るために気持ちを強くもち、寄り添い続けたやすこさん。 少しずつ食欲も出てきて元気があり余るちゅん太くんの姿が見られるようになり、「このまま順調にいけば、退院も早いかも?」と思っていました。 しかし……。 「そう甘くはなかった……」と思う日がやってくるとは、このときのやすこさんは知る由もなかったのでした。 子どもの心身の健康は、親にも直結するもの。寄り添い続けるためにも、親として強くありたいと願うのは、みなさんも同じかもしれませんね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月27日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病の疑いがあると診断された三男のちゅん太くんとの入院生活が始まり、治療方法について主治医からの説明を受けるために再び病院に戻ったときのお話。川崎病の疑いがあり、入院が決まった三男のちゅん太くん。夫と協力しながら、保育園の役員総会に参加しているとき、夫から着信がありました。役員総会が終わった後、すぐに折り返すと……!? 今は医者を信じるしかない… 「主治医が決まった」という夫からの着信を受け、病院に舞い戻ったやすこさん。治療方法についての説明があると言われていたので不安が押し寄せますが、川崎病の治療実績がある病院とお医者さんを信じることで心を落ち着かせていました。 病室に入ると、点滴のおかげて熱は下がっていたものの、全身に赤い発疹が出てぐったりした様子のちゅん太くんがいました。 「私がついているからね……」 愛する子どもが苦しんでいる様子を見るのは誰だってつらいもの。そばにいることしかできないもどかしさが痛いほど伝わってくるようです。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月26日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。川崎病の疑いがあると診断された三男のちゅん太くんとの入院生活が始まったときのお話。 始まった三男との入院生活川崎病の疑いがあると診断された1歳の三男ちゅん太くんとの入院生活が始まり、慣れない2人きりの入院に不安はあったものの、工夫しながら家族の力を借りながら、なんとか乗り越えようとしていました。 入院中は、念のため持参していたちゅん太くんのお気に入りのタオルが大活躍。いつまで続くかわからない入院生活に不安はあるものの、夫や近くに住む家族のサポートもあり、普段の生活と入院生活との両立を図れていたそう。 保育参観にも参加することができましたが、なかなか決まらない役員選出にやきもきして思わず立候補。続いて会長に立候補してくれたママ友のおかげで、その後すぐに夫からの着信に折り返すことができたそうです。こういうときこそ、支えてくれる人の存在は心強いですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年09月23日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。発熱が続く三男のちゅん太くんに川崎病の疑いがあることがわかり、入院が決まったときのお話。 家族と一緒に乗り越えるために総合病院で川崎病の疑いがあると診断された1歳の三男ちゅん太くん。専門医がいる病院での入院が決まり、慌ただしく入院準備を進めていました。 入院先が決まり、慌ただしく荷物をまとめて病院へ駆けつけたやすこさん。仕事中の夫もすぐに駆けつけてくれ、不在の間、長男と次男の預け先などについて話し合いました。 バタバタと目まぐるしい1日の中でも、家族の存在がやすこさんを支えてくれたと言います。だからこそ、兄弟のことや明日からの生活のことにも冷静に目を向けられたのかもしれませんね。 こういう緊急事態にこそ、家族の団結力が大事であることをあらためて感じさせてくれるのではないでしょうか。 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年09月22日3人の兄弟と夫の5人家族のやすこさん。三男のちゅん太くんに3日間の謎の発熱が見られ、いつもと様子が違うことが気がかりで総合病院を受診。そこで川崎病の疑いがあることを知ったときのお話。 川崎病経験者の兄の存在が希望に…熱が引かない1歳の三男・ちゅん太くんを連れて総合病院を受診したやすこさん。そこで先生たちが話していた「川崎病の疑い」があることを知り……!? 原因不明の病気と言われている「川崎病」の可能性が高いと告げられた息子のちゅん太くん。特に4歳以下の乳幼児に多く見られ、全身の血管に炎症がおきることで、さまざまな症状があらわれる病気です。 もちろん動揺や不安はあったものの、やすこさんのお兄さんが昔、川崎病にかかった経験があり、その兄が今も元気に暮らしている事実が、やすこさんの気持ちを落ち着かせます。 やすこさん親子は専門医のいる病院への転院を打診されますが、入院生活に備えて冷静に対応する姿が印象的です。こういうとき、みなさんは落ち着いて対処できますか? 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年09月21日生後11カ月の娘のあ~ちゃんが、再び発熱して夜中に41.5度に達してしまい……。落ち着いたのを見計らって翌日病院に行くと、川崎病の疑いがあるとのことで、再び医療センターに訪れたときのお話。 1カ月前に入院した医療センターに再びやって来て…1カ月前にRSウイルスで入院した医療センターへ、再び舞い戻ってくることになったゆかあさん親子。すぐに娘あ~ちゃんの状態を詳しく検査していくと……!? 以前、RSウイルスを発症して入院していた医療センターに再びやって来きたゆかあさん親子。そのときはまだ川崎病の疑いという診断でしたが、いろいろな検査や療法をおこなっていく中で、とうとう川崎病であることが確定したのです。 川崎病とは、全身の血管に炎症がおきることでさまざまな症状があらわれる病気です。特に4歳以下の乳幼児に多く見られ、原因不明の病気と言われています。免疫グロブリンは、心臓の血管や心臓の筋肉の炎症を予防する目的でおこなわれるそうです。 川崎病の症状のひとつに、「38度以上の高熱が5日以上続く」「体に赤い発疹らしきものがぽつっと出始める」といったものがあります。 こういう病気もあるという知識を持っておいて、「いつもの風邪と違うかも?」と思ったらかかりつけの病院に相談するなど、適切な対処を心がけたいですね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ゆかあさん3人の子育て中のワーキングマザーです。怒らない育児に憧れを抱いているけど実践できていない短気な母です。
2022年08月30日まだコロナ禍以前のお話です。長男が1歳半のとき、川崎病になりました。高熱が出るとその都度すぐに病院に行っていたというのもあり、幸い川崎病だと気付くのも比較的早く、大事には至りませんでした。入院中はまだ1歳半ということもあり、昼間は夫、夜は私が病院に付き添って寝泊まりしていました。川崎病の治療中は、薬の影響でどうしても機嫌が悪くなってしまうと医師の方からの説明があったのですが、実際、体調の悪さも加わり、日中はずっと抱っこしていないといけないくらいの機嫌の悪さで大変でした。入院中に苦い薬を飲まなければいけなかったのですが、ただでさえ薬が苦手な中、機嫌の悪さと体調の悪さで、毎回薬を飲む時間は地獄絵図と化していました…夜もいつもより寝付きが悪く、慣れない病院という場所で長男なりに頑張っているのだなぁと思うと心苦しいことも…。その後、薬の効きめが良く、予定よりも早く退院することができたのですが、退院してからもまた大変なことが…。薬の影響で機嫌が悪くなるとは言われていましたが、ここまで機嫌が悪くなるとは!! と驚くほどの機嫌の悪さ!一度「いやー!」となると、手が付けられない!日常のいろいろな所でこの「イヤイヤ」が発動し、一通り泣き終わるまでは落ち着きません。元々声が大きい長男のこのイヤイヤは本当に凄かったです。たいへんでしたが、夫と私で交代しながら、寝ているとき以外はほとんどずっと抱っこしてなだめました。抱っこされていると安心するのか、イヤイヤもまだマシなようでした。でも一度イヤイヤが発動してしまうと、あとは気がすんで泣き終わるまでやり過ごすしかありません。親としてはつらいものがありましたが、一過性のものだと信じて耐えているうちに、いつの間にか長男も元に戻っていました。しかし、この経験をしたことで、あとでちょっとよかったこともありました…。その後2歳になり本格的にイヤイヤ期が始まった長男でしたが、この時の機嫌の悪さに比べたら、本当に「ただのイヤイヤ期」という感じになって、さほど大変に感じなかったのです。まさかイヤイヤ期にそんな感想を持つことになるとは…育児というのはやはり想像通りにはいかないもので、とても奥深いと感じた出来ごとでした…!
2022年04月18日こんにちは! 3歳の娘まる子と1歳の息子おーちゃんに育てられている母・はなゆいです。育児は思い通りにならないことばかり! でも、「諦めて笑い飛ばせば、育児はもっと楽しくなる!?」ということで、“一緒に笑おう!”をテーマに笑える育児漫画を描いています。今回は、1歳の息子が高熱を出し、PCR検査を受けた話を紹介します。1年くらい前、上の子が川崎病になった時には高熱が続きました。当時のかかりつけ医(今回とは違うところ)で誤診され、かなり怖い思いをしたので、ついつい高熱に敏感になってしまう私。今回も、もうちょっと様子見かな…とも思ったのですが、初めての熱&だいぶぐったりしてたこともあり、念のためかかりつけ医に行くことにしました。それがまさか、こんなことになるとは…。次回に続く本記事はあくまで筆者の体験談で、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年03月27日■前回のあらすじ新しい保育園へ移ったら、お休みがとても取りやすくなりました。長男の入院で、もうひとつ衝撃を受けたのが…、「入院費」です!高額医療費制度があるとはいえ、1ヶ月の入院で個室代や食事代など医療費以外にかかった分は自己負担。いったいどのくらいの金額になっているのかと思っていましたが、高額医療費制度も利用するし、まぁ大丈夫だろうと思っていました。仕事を終えて帰ってくるとは請求書が…。まぁある程度予想はしてるし、と余裕ぶっこいて中身を見てみると…、その請求額は…、なんと、50万!!!高額医療費制度を利用したとしても、かなりの金額に…。ですが、私は大事なことを忘れていたのでした…!それは…窓口では一旦支払いましたが…、すぐに給付されたのでよかったです!保険のありがたみをめちゃくちゃ実感した出来事でした…。退院後、2ヶ月薬を飲み続け、1ヶ月に1度心臓の様子を見てもらいに行っていましたが、今ではすっかり元気になって、通院も年に1回でいいという事にもなりました!最初はどうなってしまうのか不安だらけの毎日でしたが、周りにも助けられ、なんとか無事に乗り越えることができて本当によかったです。そして大変だったこの経験も、誰かの参考になれば嬉しいです。ここで川崎病記録については終了とさせていただきます! 長々とお付き合い下さりありがとうございました。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年09月06日■前回のあらすじ突然の異動。息子の病気のことを理解してくれるか不安だったのですが、新しい園長先生は神という噂を耳にしたのですが…。いよいよ新しい園へ…。新しい園長先生と初対面です。そして現在…、息子の通院のときも、とってもお休みが取りやすくなり本当感謝しています。たまに全然違う内容で話しかけたときでも、理由も聞かずに「帰っていいよ!」と即答してくれます(笑)次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年09月05日■前回のあらすじお休みの申請に憂鬱になっていた頃、突然異動のお話舞い込んできました。異動の話は園長先生には予め伝えられていたそうで…、と言っていました。私も断れる立場にないので異動の話を受ける事に…せっかくこの半年間通って、同僚の先生とも仲良くなれたし、子どもたちとも信頼関係ができてきたときだったので、また1からやり直しだと思うと複雑でした。何より新しい園の園長に、長男の事を1から説明しなくてはならないので、今の園長先生のようにあまり理解をしてもらえなかったらますます休みにくくなるのでは…、と不安でした。そんな中、新しい園の園長先生のことを知っている同僚と話していると…神…!?新しい園の園長は「神」と言われるくらい、いい人だと言う噂を聞いたのですが…事前に伺ってご挨拶を、と思ったのですが、向こうの園長が「わざわざ来なくても電話で大丈夫ですよ」と言ってくださいました。今の園長も最初は私の事をとてもよく伝えてくださって嬉しかったのですが…そうこうしているうちに、あっという間に時は過ぎ…、ついに新しい保育園へ行くことになりました。次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年09月04日■前回のあらすじ退院の日のお休みを交渉中、園長先生の一言で我慢の限界を超えてしまい…細かい事までは興奮していたので覚えていませんが、こんな感じの事をキッパリ言ってしまいました。園長先生は私がここまで強く言ってきたことがなかったせいか、少し驚いていました。休みはもらえたものの…、この先のことを考えると憂鬱な気持ちになりました。長男が退院した後でもしばらくの間は月に1回の通院が必要なため、その度に園長先生にお休みのお願いをしたりするのかと思うと憂鬱で…それ以外でも子どもたちの体調不良はいつやってくるか分からない…、もう別の職でも探そうかと思い始めていたとき、予想外のできごとが起こりました長男が退院してから約2ヶ月後…突然、私宛に市役所の先生から電話がかかってきたのです…ちなみにですが、私は市の保育園で働いているので雇用主は市役所になります。このときは園の人事などを決めている園長先生よりも上の立場の方から電話が掛かってきました。名指しで言われるなんて…、一体何を言われるのかとドキドキしながら電話にでました…電話の内容は「異動のお願い」の電話だったのです! 確かに最近育休に入った先生がいたり、お辞めになった先生がいたり…、人手が足りていない園があるからもしかしたら誰かが異動になるんじゃ!? という噂は聞いていました。私の園も保育士の人数はギリギリだったのですが、この頃ちょうど他の園に転園した園児が何組か出てきて、職員の数に少し余裕があるようになっていたのでした。次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年09月03日■前回のあらすじ園長先生にお休みの相談をするも「退院できるってことはもう大丈夫ってことだから、少しくらい検査が遅れても大丈夫でしょ?」と言われ…「検査を遅らせても大丈夫なんて…何かあったらどうするの…?」と心の中で思ったのですがやっぱり言えず…あきらめて検査の日を変更してもらうよう病院にお願いしてみることにしました。せめて退院する日は午後から帰らせてもらいたいとお願いしてみたら…たしかに保育園で行事があるときは大変です。ですがほとんどは午前中で終わってしまうので、午後から休みをお願いしていたのですが、どちらもダメと言われてしまい…。そして退院日を延ばしてもらえば? とまで言われて、まさかそんなことまで言ってくるなんてと驚きました。さらに園長は…職場に迷惑を掛けてしまうことはよく分かっています。病院側に退院日を変更できないか聞くべくだったのかもしれません。ですがこの時、園長に「息子にとっても一番いいのでは?」と言われて、私の頭の中で今までの入院生活の出来事がぐるぐる巡り…、我慢の限界を超えてしまいました。そして、ついに言ってしまいました。次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年09月02日■前回のあらすじ退院後も検査があるので、平日にお休みをいただきたいと園長先生に日にちを伝えると…。検査の日に午後からの休みをいただきたい、とお願いしたのですが…検査の日は変更できないと何度も伝えたし、園の行事もできるだけ迷惑がかからないよう午後だけお休みをお願いしたのですが…、やはり一筋縄ではいかないようです。次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年09月01日■前回のあらすじ検査の結果に問題がなく早めに退院できることに!しかし、またあの園長先生にお休み交渉をしなければいけないのでした…。園長先生も以前とは違い、あの病院からの電話事件でだいぶ理解はしていただけた感じはありました。退院後にも検査があるので平日に休みをもらわないといけないことを事前に伝えてはいたので、交渉はしやすいのではと考えていました。それでもドキドキしながら…と、快くオッケーしてくれた園長。しかし日にちを伝えると…、日にちを聞いた途端、不穏な雰囲気に…。次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月31日■前回のあらすじ軽い鬱症状が出た長男、一人の実習生のおかげで明るさを取り戻していきました。検査の結果に問題がなければ早めに退院させてもらえると言われていたのですが、やっと検査結果が出ました。まだステロイド治療は終わっていないので「家で薬を飲み終わるまでは安静に」と言われましたが、家に連れて帰ってあげられるだけで嬉しかったです。そして退院後の説明を受けました。治療に使った薬の関係でしばらくは受けられない予防接種の話や2ヶ月飲み続ける薬の事など…そして、この2週間後の検査が終わったら、退院してからの1年は1~2ヶ月毎に心臓の検査に行き、そこで問題がなければ残り4年ほどは1年に1回検査を受る形になると説明されてました。そして、退院出来る事はとても嬉しかったのですが、1つ気がかりな事がありました…再び園長先生に交渉…!次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月30日■前回のあらすじ軽い鬱症状が出てしまった長男、私の想像以上に不安やストレスがかかっていたようです…。そんな時、長男にある人との出会いがありました。長男が鬱っぽい症状が見られると言われていた頃、病室に看護師さんと一緒にある人物がやってきました。「お母さんが許可をしたらしばらく担当の看護師さんと一緒に長男君の治療の補助やお世話をする事になります。いいでしょうか?」と尋ねられました。長男はお兄ちゃんやお姉ちゃんたちに遊んでもらうことが大好きだったので、気分転換にもなるかもと思いお願いする事にしました。長男もお兄さんが来てくれるようになってから、前よりも明るくなったように感じました。私がいなくて落ち込みそうなときに、お兄ちゃん先生もうすぐ来るよ! と声をかけると元気になっていたみたいです。私も保育士の実習などでいろんな施設に行ったりしましたが、長男のように、実習生という立場でも子どもの気持ちにこんなに変化を起こしてくれることもあるだと学ばせてもらいました。実習だからと言ってあなどってはいけない、もっともっと真剣に実習をしておけばよかったなーと…、と今になって思いました。あの時の実習生さん本当にありがとうございました!次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月29日■前回のあらすじ深夜になっても寝ない長男。先生に診断してもらうと、軽い鬱症状が出ていると言われました。軽いとはいえ鬱の症状だと言われた長男…病室からほとんど出られない上にたびたびある検査の日々でストレスもたまっていたのだと思います。そこへ点滴がとれて、やっと家に帰れると思ったらまだ帰れない…このままずっと帰れないのかも…と長男なりに悩んでいたのだろうと思います。そして思い当たる事がもう一つ…おばあちゃんと遊んで楽しそうにしていても、ふとした瞬間にママを思い出して「ママなんでいないの?」「ママ遅いなぁ…、早く会いたいのに…」などと涙ぐみながら呟いていたそうなのです。私がずっとそばにいてあげられない事も原因の一つだったのかなと思います。次男もまだ1歳で甘えたいざかり…、よく我慢してくれていたと思います。私は手際が良い方ではないのでササッと家事を終わらせる事もなかなかできず…早く長男の元に行きたいのに気持ちばかり焦って空回りしていました。仕事も検査がある日は半日休みをもらって一緒にいたりしていましたが、毎日は休めず…こういう時は1人でなんでもやろうとしないで家族みんなで力を合わせないとだめですね。今まで次男の寝かしつけをした事がなかった旦那ですが、これを機会に「きょうパパとねるぅ~」と次男が時々言うようになりました。旦那の協力でいつもより早めに病院に行けるようになりました。そして長男も再び夜眠れるようになってきました。そんな長男の気持ちを変える新たな出会いがありました。次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月28日■前回のあらすじ疲れているのに全然寝ない長男。何か様子がおかしい…起きてはいるのですが、本人も時々「眠い…」と呟いているので、そのまましばらく長男のそばで寝かしつけていました。すると…、長男の顔を見てみると…ぼーっとしてはいますが夜中になってもまだ眠れない長男。何か眠れない理由でもあるのかな? どうしたの? 眠たくない? と聞いてみると…疲れたから寝たいのに、疲れて眠れないのだと泣きながら訴えてくる長男。本来なら眠れないくらいでナースコールを押すのは大げさだったと思いますが、川崎病が再発したり肺炎になったりしていたので、また何か別の病気か関係しているのではないかと心配になってしまいました。看護師さんは主治医の先生に伝えておくと言ってくれました。■眠れなかった原因は…主治医の先生が色々診察してくれました。そして言われたのが、軽い鬱と言われて、まさかこんな小さい子が鬱になったりするのかとびっくりしてしまいました。薬の副作用も関係しているとはいえ、長男は私が思っていた以上に不安に思っていたのだと思うと、申し訳なくなってしまいました…。次回に続く※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月27日■前回のあらすじ長男の異変は母への態度だけではありませんでした。長男の頭にキラッと光るものが…。■頭に数本の白髪、元気そうだけど少し様子がおかしい…?その後はまたいつものようにお部屋でお絵かきしたりDVDを見たり、またプレイルームにいって遊んだりいつも通り過ごしていました。眠たくない日もあるよねーくらいに思い、その分夜はきっと早く寝ちゃうだろうなーと思っていました。■すごく眠そうなのに、全然寝ない長男その日の夜…、旦那やお義母さんが長男用にと大好きなヒーローもののDVDを借りてきてくれました。見ているうちに眠たそうな表情になってきた長男。いつものセリフが出てきたのでDVDを片付けて眠ることに…1時間後…、2時間後…、いつもならすぐに寝てしまう長男が2時間たっても寝ていない…。眠たそうにな表情はしているのですが起きている…。お昼も寝ていないのに…。どうしたんだろうと思いました。次回に続く。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月26日■前回のあらすじ長男の付き添いは、母と義母と私で交替でしていたのですが、母にだけ長男がきつくあたるようになってきました。その理由を聞いてみると…。■ブラック長男になった理由は…なぜ、私の母と義母とで態度がこんなに違うのが、長男に聞いてみました。長男は、私の母がくる→ママがどこかに行ってしまう→おばあちゃんが来るせいでママがいなくなる!義母が来る→ママがもうすぐ帰って来る!→おばあちゃんが来ればママも連れてきてくれる!とインプットしてしまったようなのです。この時は本気で仕事辞めようかな…と何度も思いました。後ろ髪を引かれる思いってこういうことを言うんだなと実感しました。■ステロイドの副作用も出てくるように…入院中は「グラタンを食べたい!」 とグラタンばかり食べていました。量も多くて、大人並みにペロリと平らげていました…。副作用が出始めてから退院までに一気に2キロ以上も体重が増えていて驚いたのを覚えています。旦那は仕事上なかなか連続で休みを取るのは難しかったのですが、できる範囲でなんとか休みを取ってくれていました。そしてお休みが取れた日は1日中長男の側にいてくれました。長男もパパと遊べる日はとても楽しみにしていました。ある時2人で遊んでいると、長男の髪の毛にキラっと光る物が…次回に続く。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月25日■前回のあらすじ嫌いな検査をがんばっている長男を見て胸が痛む…、しかし点滴が取れたことでプレイルームで遊ぶことができるようになりました。■長男の異変母も義母も仕事の都合をつけてくれて協力してくれて本当に助けられました。旦那の実家は少し遠かったため、私の母と会う機会の方が多かった子どもたち2人は母のことが大好きで「おばあちゃんと早く遊びたいなー!」といつも言っているくらいでした。入院中もはじめは喜んでいた長男だったのですが…母が病室のドアを開ける音に気づくと、急に表情が変わり泣き出した長男。何日も続くとさすがに長男もあれ? と思ったのでしょうか…。母にこのような事を言うようになりました。 ■まるで別人に…私が仕事に行った後はしばらくすると機嫌が直っていつものようになるのですが、些細な事ですぐにまた怒りだしたり泣き出したり…、その繰り返しだったようです。こんな長男見たことない…というようなものすごく怖い顔で母のことを睨みつけることも…。大変な役回りをさせてしまった母には感謝しかありません。逆に義母が来ると喜ぶようになった長男。その理由とは…。次回に続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月24日■前回のあらすじ点滴が外れ家に帰れると思い大喜びした長男、治療が終わっていないからまだ帰れないと伝えると、すごく落ち込んでしまいました。■検査に行きたくない長男、必死のお願い落ち込んでいる長男をなんとかなだめて着替えを済ますと、朝の検査が待っていました。長男は「看護師さんがこの時間に呼びにくる=検査に行く」…と覚えてしまったよう。検査は採血など痛い思いをたくさんしないといけないので、必死に見逃してくれとお願いするする長男…。抱っこしようとすると、「嫌! 自分で歩きたい!」とキッパリ言った長男。そして検査室へ着くと…、いつも検査が終わるのをソワソワしながら病室で待っていました…。そして聞こえてくる長男の泣き声に胸が締め付けられそうでした。■検査の結果は…午前中のうちに結果は出て、点滴をこのまま外しても大丈夫ということになりました。そして1週間分の薬を病室にセット。シロップは砂糖水らしく、めちゃくちゃ甘そうでした。■嬉しい変化も!点滴が取れたので、他の人がいないときはプレイルームで遊べるようになりました。貸切状態でないと使えないということですが、たまたま入院している子どもたちはもう小学生くらいの子たちか小さい赤ちゃんしかいなかったようで、ほぼ毎日長男の貸切状態でした。ありがたい!次回に続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月23日■前回のあらすじ川崎病のステロイド治療がスタート、しかしステロイドを注入するときに長男が痛がるように…。包帯を外してみると、長男の手はひどく腫れていたのでした…。点滴がずれていたためその日の夜は点滴を外してもらい、飲み薬に変更してもらいました。そして朝を迎えました。すぐに点滴が外れている事に気づく長男。ないと気づくと「やったー!」 と大きな声ではしゃいで喜ぶ長男。久しぶりにこんなに喜んでいる長男を見た気がしました…。そして長男は…、そうなんです。長男は点滴が外れていた事よりも「点滴が取れた=もう家に帰れる!」と思ったようで、それでこんなに喜んでいたのでした。入院当初から点滴が嫌だと泣いていた長男。「長男の病気をやっつけるためにつけてるんだよ、治ったら点滴取れるからね」とお話していたのを覚えていたようでした…。そう伝えると…、めちゃくちゃへこんでしまった長男…。そりゃそうだよね…あんなに喜んで帰れるんだって思ったんだもん…。まだ頑張らなきゃいけないのかって感じだったと思います…。次回に続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月22日■前回のあらすじ病院の先生の粋な計らいや同僚の気遣いで、仕事を少しお休みできることになったのですが…。■副作用と入院期間に衝撃…!さっさく主治医の先生から詳しい説明を受けました。皮膚科のぬり薬でよく耳にしていたステロイド、体の中にも投与する治療もあることをこの時の初めて知りました。そして副作用についてもいろいろ教えていただきました。感染症にかかりやすくなる緑内障異常な食欲ムーンフェイスまん丸に膨れ上がるお腹さまざまな副作用…、たくさんありすぎて頭に入りませんでした。そしてステロイドの薬を使った場合、川崎病の症状が改善しても、すぐに薬の使用をやめることができないそうなんです。いきなりステロイドを辞めてしまうと、体の中の免疫が「働かなくても大丈夫なんだー」と勘違いして機能しなくなってしまうのだそうです。なので症状が改善してきたら、次は毎日少しずつステロイドを減らしていって2週間ほどかけてゼロにしていき、それで大丈夫そうだったらやっと退院ということに…。症状が良くなったらすぐに退院できると思っていたので「ガァァァン!」とショックを受けたことをよく覚えています…。■ステロイド治療開始、しかし…ステロイド治療を始めると次の日には熱が下がった長男。ステロイドの効果ってすごいなと改めて実感していました。点滴の管から小さい注射器のような物を使って、看護師さんがちょっとずつゆっくりと投与していれてきました。しかし…、最初は少し痛そうにしてる感じだったのですが、毎回やるたびに痛みが増してるのか、だんだんひどく痛がるようになった長男…そう言ってぐるぐるに巻かれていた包帯を外して点滴を取って見ると…もうまん丸に長男の手が腫れていたのです…。そりゃ痛いわ…、長男早く気づいてあげられなくてこめんよ…、と申し訳ない気持ちになりました。恐らく何かの拍子に点滴が少しずれてしまったのかもとのこと…。これを機に「一度点滴をやめて、飲み薬に変更してみましょう」と提案していただきました。やっと長男をこの点滴生活から解放してあげられる! と喜んでいたのですが…思わぬ落とし穴があったのでした…。次回に続きます。※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。必ず診療機関にご相談ください。 【同じテーマの連載はこちら】 川崎病体験記 子どもの「病気・けが」教えて!ドクター この連載の全話を見る >>
2020年08月21日