眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。へそさんは祖母が帯状疱疹による痛みに悩んでいたこともあり、帯状疱疹のワクチン接種を受けようと思いました。そこで近所の皮膚科に電話をしたとき、あることを思い出して……!?※2021年のお話です。★関連記事:「ワシはいい」夫に帯状疱疹のワクチンを打つか聞いたらNO!? #アラフィフ主婦ちゃんねる 12こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。帯状疱疹のワクチンについての情報をよく目にするようになり、ワクチンを接種しようと思いました。昔、祖母のさだばぁもよく痛いと言っていたこともあり、私の中では身近で怖い病気だという認識がありました。夫に一緒にワクチンを打つか聞いてみると、打たないと言っていたのに実は人間ドックを受けたときにワクチンを接種していたらしい。聞いてみると、オプションで付けたとのことで、自分以外に接種している人はいなかったが会社は接種を推奨しているみたいでした。それを聞いて、さらに帯状疱疹のワクチン接種に熱が入った私は早速近所の皮膚科を探しました。口コミなんかも見つつ、いい感じの病院を見つけたので早速予約……!しかし、ここで問題発生! 私は新型コロナウイルスのワクチンであるモデルナの接種をしていたので、念のために帯状疱疹のワクチンが接種可能か聞いてみました。そこの先生いわく、1カ月は間を空けたほうがいいとのことでした。調べてみたら、新型コロナウイルスのワクチン接種の2週間後から接種可能という情報を見つけました。慎重な病院なのかな? と思いながらも少し不信感が出てしまいました。価格も相場よりお高い病院だったので、病院は探しなおすことにしました。ー--------------近所の皮膚科に電話したものの、へそさんが自分で調べた情報と病院の言い分に違いがあったそう。自分が納得できる病院を見つけたいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2022年09月07日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。新型コロナウイルスの影響もあり、ワクチンの話題をよく目にするようになったへそさん。帯状疱疹のワクチンについて、気になる情報があって……。※2021年のお話です。★関連記事:「悪臭を放っていなかったら…」粉瘤が治った夫に妻が思うこと #アラフィフ主婦ちゃんねる 11こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。何かとワクチンが話題の昨今、ちょくちょく帯状疱疹のワクチンについて目にするようになりました。何やら「50歳を過ぎていて」「過去に水ぼうそうにかかったことがある」人はワクチンを打ったほうが良いそう。最近時々ですが、皮膚がピリッと痛むことがありました。そういえば、子どものころ同居していた祖母のさだばぁも帯状疱疹になって痛い痛いと言っていたな……と思い出しました。そこで夫に、帯状疱疹のワクチンについて受けてみるか聞いてみると被せ気味に「ワシはいい」と言われてしまいました。そこで、夫の職場の同世代の人に帯状疱疹のワクチンについて聞いてもらうことに。翌日、夫から届いたメールには「去年の人間ドックでワクチン打ってた」と書いてあり……。打たなくていいとか言ってたくせに打ってたんかーい!!でも、夫が既に接種済みであると聞き、なおさらワクチンを接種する気になりました。帯状疱疹は目や耳にできると、失明や失聴の可能性もあるらしいです。そうなったら怖いな〜と思うので、早いうちに接種しておきたいです。ー--------------夫に帯状疱疹のワクチン接種を勧めたら断られてしまったへそさん。接種について強要はいけませんが、パートナーと健康について話すことは大切ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「リボ払いにしたんだ」返済が生きがい!? 初めて聞く夫の借金について #デブス女の修羅場 31★関連記事:「とにかく私は鬼になりますから」手術前日、看護師さんに言われたこと #子宮頸がんゆる闘病記 19★関連記事:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2022年09月04日最近、テレビのコマーシャルで「帯状疱疹ワクチン」の名を目にする方は多いのではないでしょうか。この帯状疱疹、実は50代から急増する病気で受診が遅れると後遺症が出ることもあるといいます。今回はこの帯状疱疹がテーマ。自身のクリニックでも帯状疱疹ワクチンの接種をおこなっている、泌尿器科医の窪田徹矢先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。★関連記事:「なぜ早く受診しなかったのですか?」突然、激痛が走り帯状疱疹に!実は怖い病気、受診が遅れて…帯状疱疹とは?ピリピリとした痛みと発疹が現れます「帯状疱疹」とはどんな病気なのでしょうか。「まず、体にピリピリとした痛みが走り、その数日後、痛みがある場所に水ぶくれなどを伴う発疹が現れます。発疹は片側の胴体にできやすいですが、全身に出る可能性があります。目や耳の周囲にできると結膜炎や難聴などの疾患を合併することもあります。眠れないほどの激しい痛みが生じることもあり、痛みは3~4週間続きます」。後遺症が出ることも「帯状疱疹にかかった人のうち約2割に帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)という後遺症が出ることがあります。これは皮膚症状が治まった後も続く痛みで、帯状疱疹の合併症として頻度が高く出るものです。多くの場合は皮膚症状が治まれば痛みは消えますが、この後遺症が出ると初めの痛みが一度落ち着いた後に、6カ月から1年以上、痛みが継続します」(窪田先生)。どんな人がなりやすい?乳幼児期に水ぼうそう罹患&免疫が落ちた50代以上帯状疱疹はどんな人がなりやすいのでしょうか。「基本的には、乳幼児期に水ぼうそうにかかったことがある人に発症します。水ぼうそうが治った後もウイルスは後根神経節(こうこんしんけいせつ)という場所に潜伏していて、加齢や過労、ストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹を発症します。ストレスや免疫機能が低下したときに発症しやすいので、50代以上から増え、80歳までに1/3の人が発症するともいわれています。これまで水ぼうそうにかかったことがない人は、体内に水ぼうそうのウイルスがないため帯状疱疹は発症しません。もし発症してしまったら、なるべく早く皮膚科か内科を受診しましょう。受診が遅れるとウイルスが体内で増えて、6カ月から1年以上痛みが継続する帯状疱疹後神経痛を起こしやすくなります」(窪田先生)。帯状疱疹はどう防ぐ?2020年、帯状疱疹に特化したワクチンが登場帯状疱疹を防ぐ方法はあるのでしょうか。「免疫が落ちているときにかかりやすいので、ストレスをためないようにする、規則正しい生活習慣を続けるといった基本的な対策はあります。しかし、より確実に予防するならワクチンが効果的です。これまでは、乳幼児に接種している生ワクチンの水痘ワクチンしかなかったのですが、2020年に帯状疱疹に特化したワクチン『シングリックス』が登場しました」(窪田先生)。どのようなワクチンなのでしょうか。「シングリックスは水痘ワクチンと比べると効果が高く、50歳以上の発症を3~5%まで減らすことが可能とされ、70歳では10%程度まで減るという臨床結果もあります。シングリックスは不活化ワクチンのため2回接種で、料金は2回で4万4000円です。水痘ワクチンが1回接種で8000円前後であるのに比べて高価ですが、帯状疱疹を確実に防ぎたいという人が接種しています。帯状疱疹は人によって発疹が出る場所が違います。顔に出ることもあり、女性の場合は外出もできないなどつらい症状が出ることもあります。リスクのある方は検討していただきたいですね」(窪田先生)。まとめ4歳のときに水ぼうそう罹患&お疲れ50代の私は、まさに帯状疱疹発症予備軍。水ぼうそうは子どもながらにすごくつらかった記憶があり、これが今発症したら、かなりメンタルをやられることは必至でしょう。リスクがある方は、これをきっかけにワクチン接種を検討してみてはいかがでしょうか。取材・文/mido(50歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/窪田 徹矢 先生くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
2022年08月10日帯状疱疹(たいじょうほうしん)は皇后雅子さまが40歳直前に発症された病気であり、コロナ禍の生活様式の変化により、最近発症する人が増えているそうです。どの年齢でも起こりますが50代以降に多く、治療が遅れると完治に時間がかかり、顔面麻痺や帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)などの後遺症をもたらしやすくなる、実はかなり怖い病気とのこと。今回は私の体験をご紹介します。出張中に突然左下半身にビリッと激痛が!海外生活も20年を過ぎた47歳のとき、管理職として毎日非常にストレスの多い日々を過ごしていたある日のこと。出張先で会議中に突然、左大腿部の内側にビリッとした激痛を感じました。その夜は痛みが腰まで広がり、激痛と皮膚の腫れのため、ほとんど眠れませんでした。以前、地方への出張時に虫に刺されて足が腫れたことがあったので、今回も虫に刺されたのかなと思いましたが、応急処置として市販の痛み止めを飲み、なんとか翌日の仕事をこなし夜遅くに出張から帰宅しました。仕事を終えてようやく病院に行ったのは翌日の夕方、痛みが出現してから3日目でした。信頼できる医療機関の数が限られていて、仕事場からも自宅からも病院が遠いため、受診するのが遅れました。自分で症状をネット検索したときには、腰痛や神経痛の可能性が高いと思い、まあ急ぎではないだろうと自己判断し、病院に行くのが遅くなってしまったのです。 診療に来るのが遅いと医師に叱られた理由病院で診察を受けると、ほぼ即決で帯状疱疹ですと医師に診断されました。「帯状疱疹は症状が出たら早期に治療してウイルスの増殖や痛みを抑えることが大切な病気です。症状が出てからすぐに病院に来ていれば、抗ウイルス薬で治療ができたのだけれど、痛みを感じてからもう3日目だから抗ウイルス薬の効果は低くなってしまいます。後日、帯状疱疹後神経痛になる可能性が高いですよ。なぜ早く来なかったのですか?」と医師に叱られてしまいました。医師によると、私のように夜も眠れないほど強い痛みがあったり、皮膚症状が重症な人は、神経痛が残る可能性が高いため、とにかく早く帯状疱疹を発見・治療する必要があるそうです。発症する部位で多いのは胸から背中にかけての上半身ですが、顔面、特に目の周辺に発症すると、角膜炎や難聴、まれに髄膜炎などの重篤な合併症になることもあり、耳の周辺の場合は顔面神経が麻痺する場合もあるそうです。痛みの箇所によって、腰痛、五十肩、歯痛などと勘違いして受診される方がいるそうですが、私の場合は大腿部内側から腰の痛みでした。腰痛や大腿部の痛みはこれまでに経験したことのある痛みであったため、間違えた自己判断による受診の遅れにつながりました。帯状疱疹ウイルスにはストレスが大敵!水疱瘡(みずぼうそう)にかかると、その後もウイルスが体内に潜伏し、疲れやストレスなどによって免疫力が落ちることにより、帯状疱疹を発症するそうです。私が水疱瘡にかかったのは2歳前だったので、実に45年間もウイルスが体内に潜んでいたことになります。帯状疱疹を発症した当時は、夫の単身赴任が始まり、職場での人員削減のため部下のリストラ、部下の汚職が発覚しその対応に追われるなど、ストレスがピークの状態のまま、睡眠時間はいつも5時間以内という生活でした。帯状疱疹後神経痛が原因と思われる痛みがその後、年に1回程度、帯状疱疹後神経痛が原因と考えられる首、肩や腰の痛みがあり通院していますが、別件で休職してからは睡眠時間も増え格段に免疫力が回復しました。私の場合、帯状疱疹という病気に関する知識がなかったため、免疫力が低下している自覚はあったものの、ストレスの多い生活が続き事前に予防することができませんでした。まとめ体の痛みは片側のみで、かつ発疹もあるという、帯状疱疹の典型的な特徴を知っていれば、すぐに病院で治療を受けていたと思います。この体験により、体が伝えている病気のサインを見逃さず、免疫力を高める生活を心掛け、自己判断せずに早めに診察を受けるようにしていくということを痛みを持って学びました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。イラスト/サトウユカ著者/kurisato(49歳)中学生と小学生の2児の母。これまで20年以上海外で仕事をしてきたが、数年前より自分の体と向き合いながらストレスの少ない働き方や生き方を模索する毎日。
2022年05月17日40代の後半に差し掛かったころの話です。長年、京都府の郊外にある住宅街にひとりで住んでいたのですが、ご近所トラブルから精神的に不安定になり、兵庫県の某田舎へと引っ越すことにしました。もともと自宅でネット関連の仕事をしていたため、通勤の必要はなく、地方で暮らすことにまったく抵抗はありませんでした。しかし、そこで思わぬ病気にかかってしまったのです。急に肩に痛みが出て、翌朝赤い発疹が!山間部へ引っ越し、生活環境が変化引っ越し先は、バスも通っていないような山間の過疎の町。しかし、私はご近所付き合いの煩わしさから解放されたのがうれしくて、毎日のびのびと暮らしながらリモートワークに励んでいました。その年の冬は全国的に例年よりも寒さが厳しく、兵庫の山地では気温がマイナス10度近くまで下がることが度々ありました。水道管が二度も破裂するなど、これまで経験したこともないような寒さに私はビックリ。毎日エアコンとこたつをつけっぱなしにして、それでも寒さに震えながら過ごしていました。たまに出会うご近所さんからは「ここは冬の寒さが厳しいから、石油ヒーターかストーブを買ったほうが良いよ」と言われましたが、私は火の用心のため、長年電気の暖房器具しか使っていなかったのです。突然、右肩に痛みがあり、赤い発疹が広がったある夜のこと。寝ていると、急に右肩のあたりにピリピリとした痛みを感じました。朝になって鏡を見ると、右肩から背中にかけて赤い発疹が広がっています。痛みと同時にかゆみもあったので、虫にでも刺されたのかと思っていると、翌日には発疹が背中の右半分にまで広がっていました。このとき、すぐに受診すればよかったのですが、私は虫刺されの薬を塗っただけで「そのうち治るだろう」と思い、放置していたのです。やがて赤い発疹はバラの花びらのように大きくなり、なんとも不気味な見た目に変わっていきました。そして右肩から腕、指先へと広がっていき、夜も寝られないほどズキズキとした痛みを感じるようになったのです。ここで私は初めて、単なる虫刺されではないと気付き、慌てて皮膚科を受診。「帯状疱疹」と診断されました。原因は免疫力の低下帯状疱疹は、水疱瘡(みずぼうそう)のウイルスが神経細胞に残っていて、加齢や過労、ストレスなどで免疫力が低下したときにウイルスが活発になり、発症するのだそうです。たしかに子どものころ水疱瘡にかかった記憶はありますが、まさかそのときのウイルスが何十年間も体内に潜んでいたなんて……。そして免疫力の低下についても、それまではほとんど意識したことがなかったので、知らない間に体が弱っていたことにショックを受けました。私はすぐに石油ファンヒーターを買い、一時的に仕事を休んで、暖かい部屋で十分な休養を取るようにしました。帯状疱疹は発症から2カ月ほどでほぼ完治。しかし、かゆみだけはその後数カ月続き、医師からは「もっと早めに受診していれば、軽症で済んだのに」と言われました。考えてみると、ご近所トラブルからの引っ越し、新しい土地での生活と、帯状疱疹を発症するまでの約半年間は精神的にかなり負荷のかかった時期でした。そして、初めて経験する厳しい寒さ。免疫力や体力が低下したという自覚はまったくなかったのですが、気付かないうちに心身に疲労が積み重なっていたのだと思います。ひとり暮らしの気楽さから、食生活や睡眠が不規則になっていたことも、悪かったのかもしれません。まとめ私は帯状疱疹をきっかけに、栄養のある食事や十分な睡眠、運動不足解消といった生活習慣を心がけるようになりました。また、それまではあまり興味のなかった健康関連のテレビやネットの情報なども、よく見るようになりました。20代、30代のころとは違い、これからは自分の体をもっと大切にしなければならないと、つくづく実感したからです。そして何よりも、体調が悪いと感じたときは我慢せず、早めに医師に相談するようにしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)マンガ/しおみなおこ★関連記事:突然、激痛が走り帯状疱疹に!実は怖い病気、受診が遅れて…【体験談】★関連記事:「夫の暴言がきっかけで耳が聞こえづらくなった…」めまいもして投薬治療を開始【体験談】★関連記事:「あれ?」意外な症状がきっかけで子宮筋腫が判明!受診の決め手となった症状とは【体験談】著者/コラク(48歳)田舎でひとり暮らしを楽しむ女性ライター。仕事を終えて愛猫相手に晩酌するのが、毎日の楽しみ。
2022年01月19日9月20日、自身のオフィシャルブログ「Rainbow Family」で、帯状疱疹に罹患していたことを明かしたタレントの薬丸裕英(55)。ブログの最後に《先生曰く…「コロナ禍で帯状疱疹の患者さんが増えている」とのことでした》とつづり、反響を呼んだ。「薬丸さんの担当医が言うように、コロナ禍で帯状疱疹が増えることは考えられます」そう語るのは、中野皮膚科クリニックの山根理恵医師。そもそも、帯状疱疹とはどのような病気なのだろう?「帯状疱疹は、水ぼうそうウイルスが原因でおこる病気です。強い痛みが出ることで有名で、髪の毛や衣服が少し触れただけでも焼けるように痛む場合も。最初はピリピリ・チクチク・ズキズキなどの違和感や痛みが生じ、数日後に左右どちらかの胸部やおなか、顔、頭部などに、帯状の発疹が現れます」(以下、カッコ内はすべて山根医師)子供の頃に水ぼうそうになると、そのウイルスは治った後も神経の中に潜伏を続ける。そして、疲労やストレス、加齢などによって免疫力が落ちると活発化し、帯状疱疹を引き起こすのだ。国立感染症研究所の調べによると、日本の成人の9割以上が水ぼうそうウイルスに感染しているという。誰もがなりうる帯状疱疹。恐ろしいのは、痛みに加え、合併症や後遺症を引き起こす場合があるという点だ。「顔面に発生した場合には顔面麻痺や難聴、視力障害などの合併症を引き起こす可能性があります。さらに、1?2割の患者さんは、発疹が治まった後も、眠れないほどの激痛が続く『帯状疱疹後神経痛』という後遺症になることがあるのです」■コロナ禍特有の“あること”が帯状疱疹増加の原因に…この帯状疱疹、従来は高齢者に多いとされてきた。しかし、帯状疱疹に関する大規模な疫学調査「宮崎スタディ(1997-2017)」によると、2014年以降10代以上の全世代で発症率が増えていて、特に20代から40代の増加が顕著だという。このきっかけは、小児に対する水痘ワクチンの定期接種が始まったことだという。「水ぼうそうを発症した子どもに接すると、体内の免疫が再度活性化されるブースター効果によって、ウイルスに対する免疫力を高めることができます。しかし、ワクチン接種により水ぼうそうの流行が激減したことで、大人が水ぼうそうウイルスに接する機会が減り、免疫力が下がっているのです。この影響は、特に子育て世代の20?40代で顕著に現れたと考えられます」さらに、コロナ禍特有の“ある感染対策”が、さらなる患者の増加につながったと、山根医師は指摘する。「感染予防のために、人との接触が減ったことで、これまで以上にウイルスに対する免疫活性化の機会が減少してしまったのです。そのほかにも、コロナ禍の様々なストレスにより、免疫のバランスが崩れやすくなったことも影響しているでしょう」かといって、現在の感染状況では、人と会う頻度を増やすというのも難しい。そこで、発症や重症化を防ぐために効果的とされるのが、50代以上を対象に行われるワクチン接種だ。従来から小児に対して水痘ワクチンとして使用されているビケン製の生ワクチンと、新しく開発されたシングリックス(不活化ワクチン)の2つから選ぶことができる。「シングリックスの特徴は、体の免疫機能が下がっている人でも接種できること、発症を抑える効果が90%以上と高いことです。費用は施設によりけりですが、大体1回2万円強。2ヶ月間隔で合計2回接種する必要があり、副反応も現在のコロナワクチンで起こるような副反応と同程度と強めです。副反応の観点から、念のためコロナワクチンとは最低2週間あけての接種を推奨しています」従来の水痘ワクチンであるビケン製の生ワクチンでも、発症を50?60%抑える効果がある。費用は1回1万円前後で、1回の接種で完了する。接種に伴う副反応もあまり強くないという。どちらのワクチンも10年ほどは免疫が続くと言われている。「免疫力が下がらないよう、ストレスを溜めず規則正しい生活をすることも大切。それでもなってしまった場合、早めに医療機関を受診することが肝心です。発症してから『72時間以内』に抗ウイルス薬を飲むことで、後遺症のリスクや、重症化を防ぐことができます」体の片側にピリピリとした痛みを感じたら、迷わず皮膚科や内科を受診しよう。【教えてくれたのは】山根理恵先生中野皮膚科クリニック・立川皮膚科クリニック医師。日本皮膚科学会皮膚科専門医。東京慈恵会医科大学医学部卒業。同大学、都内の皮膚科に勤務後、現職。
2021年09月29日帯状疱疹(たいじょうほうしん)は皇后雅子さまが40歳直前に発症された病気であり、コロナ禍の生活様式の変化により、最近発症する人が増えているそうです。どの年齢でも起こりますが50代以降に多く、治療が遅れると完治に時間がかかり、顔面麻痺や帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう)などの後遺症をもたらしやすくなる、実はかなり怖い病気とのこと。今回は私の体験をご紹介します。出張中に突然左下半身にビリッと激痛が!海外生活も20年を過ぎた47歳のとき、管理職として毎日非常にストレスの多い日々を過ごしていたある日のことです。出張先で会議中に突然、左大腿部の内側にビリッとした激痛を感じました。その夜は痛みが腰まで広がり、激痛と皮膚の腫れのためほとんど眠れませんでした。以前、地方への出張時に虫に刺されて足が腫れたことがあったので、今回も虫に刺されたのかなと思いましたが、応急処置として市販の痛み止めを飲み、なんとか翌日の仕事をこなし夜遅くに出張から帰宅しました。仕事を終えてようやく病院に行ったのは翌日の夕方、痛みが出現してから3日目でした。信頼できる医療機関の数が限られていて、仕事場からも自宅からも病院が遠いため、受診するのが遅れました。自分で症状をネット検索したときには、腰痛や神経痛の可能性が高いと思い、まあ急ぎではないだろうと自己判断し、病院に行くのが遅くなってしまったのです。 診療に来るのが遅いと医師に叱られた理由病院で診察を受けると、ほぼ即決で帯状疱疹ですと医師に診断されました。「症状が出てからすぐに病院に来ていれば、内服薬か点滴で治療ができたのだけれど、もう3日目だから発疹箇所に塗る薬しか出せないし、後日、帯状疱疹後神経痛になる可能性が高いですよ。なぜ早く来なかったのですか?」と医師に叱られてしまいました。医師によると、私のように夜も眠れないほど強い痛みがあったり、皮膚症状が重症な人は、神経痛が残る可能性が高いため、とにかく早く帯状疱疹を発見・治療する必要があるそうです。発症する部位で多いのは胸から背中にかけての上半身ですが、顔面、特に目の周辺に発症すると、角膜炎や難聴、まれに髄膜炎などの重篤な合併症になることもあり、耳の周辺の場合は顔面神経が麻痺する場合もあるそうです。痛みの箇所によって、腰痛、五十肩、歯痛などと勘違いして受診される方がいるそうですが、私の場合は大腿部内側から腰の痛みでした。腰痛や大腿部の痛みはこれまでに経験したことのある痛みであったため、間違えた自己判断による受診の遅れにつながりました。帯状疱疹ウイルスにはストレスが大敵!水疱瘡(みずぼうそう)にかかると、その後もウイルスが体内に潜伏し、疲れやストレスなどによって免疫力が落ちることにより、帯状疱疹を発症するそうです。私が水疱瘡にかかったのは2歳前だったので、実に45年間もウイルスが体内に潜んでいたことになります。帯状疱疹を発症した当時は、夫の単身赴任が始まり、職場での人員削減のため部下のリストラ、部下の汚職が発覚しその対応に追われるなど、ストレスがピークの状態のまま、睡眠時間はいつも5時間以内という生活でした。まとめその後、年に1回程度、帯状疱疹後神経痛が原因と考えられる首、肩や腰の痛みがあり通院していますが、別件で休職してからは睡眠時間も増え格段に免疫力が回復しました。私の場合、帯状疱疹という病気に関する知識がなかったため、免疫力が低下している自覚はあったものの、ストレスの多い生活が続き事前に予防することができませんでした。特に体の痛みは片側のみで、かつ発疹もあるという、帯状疱疹の典型的な特徴を知っていれば、すぐに病院で治療を受けていたと思います。この体験により、体が伝えている病気のサインを見逃さず、免疫力を高める生活を心がけ、自己判断せずに早めに診察を受けるようにしていくということを痛みを持って学びました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
2020年12月16日ふと体にできたプツプツ。ただの湿疹かと思っていたら、突然に激痛が!そんな症状をもたらす帯状疱疹は、50代の女性こそもっとも警戒するべき疾患ですーー。「新型コロナウイルスが世界中を震撼させていますが、これからの季節、気をつけたいウイルスはほかにもあります。その代表例が『水痘ウイルス』です」皮膚科医で、まりこの皮フ科院長の本田まりこ先生はそう警鐘を鳴らす。水痘ウイルスは、幼少時に水ぼうそうにかかっている人の体内にずっと潜んでいるもの。それが大人になってから「帯状疱疹」という形で発症することがある。「体の一部に、最初にピリピリした痛みやひきつりのような違和感があり、日を追うごとに痛みの程度が強くなります。痛みが出始めたときは虫刺されのようなポツポツとした赤い点が、数日で水膨れになり、放置していると水疱がみるみる大きくなる。これが帯状疱疹の典型的な症状です」(本田先生・以下同)子どものころのウイルスが、なぜ今になって悪さをするのだろう。「通常は、私たちの免疫力が感覚神経の根元の神経節の中で、潜んでいる水痘ウイルスを抑え込んでいます。しかし、免疫力が低下するとウイルスが活性化し、神経を攻撃しながら皮膚の表面に水疱を作ります。神経系の痛みを感じるのも、ウイルスが神経を伝って活動するからなのです」このように、帯状疱疹が発症する最大の要因は“免疫力の低下”によるもの。すなわち、免疫力を下げてしまう不規則な生活、ストレスの多い生活環境などがリスク要因となる。また、糖尿病や関節リウマチを発症している人は帯状疱疹が悪化しやすいので注意が必要だという。「80歳までに3人に1人が発症するといわれていて、免疫力が低下しがちな50歳以上の女性の罹患者が増えているという調査結果も発表されています。帯状疱疹は進行が非常に早い疾患ですから、皮膚に異常を感じたら早急に医療機関を受診してください。痛みを感じた翌日には発疹ができ、2日もすればそれが水疱になります。それでも放置していると、水疱がどんどん大きくなり、どんどん赤みを増しながら広がります。ここまで進行すると治療をしても水疱の痕が残ってしまったり、場所によっては『帯状疱疹後神経痛』といって痛みが残ることもあります」胸、脇腹、顔、首など、帯状疱疹が現れやすい部位もある。「体の中でも特に免疫力が落ちているところに症状が出やすいと考えられています。明確な理由はわかっていないのですが、帯状疱疹は体の片側だけに出るという特徴もあります。たとえば左の乳房付近に帯状疱疹が出た場合は、左の肺や乳房に別の疾患を抱えているケースもあります」50代以上の女性は最警戒を!「女性自身」2020年4月21日号 掲載
2020年04月09日3人の子どもたちを寝かしつけ、食器を洗っていると、急に右胸がズキズキと痛みました。経験したことのない激痛で、どう考えてもおかしい。まさか心筋梗塞? と恐ろしい病名が頭をよぎるほどでした。 いきなり水ぶくれが出現もしかして心筋梗塞の前触れなのでは……と震えながら布団の中に入りました。私にもしものことがあったら、子どもたちはどうなるのだろう? と不安な気持ちでいっぱいになったものの、疲れていたこともあり10分後には爆睡。 翌朝、病院の診察を受けに行くため服を着替えていると、昨夜はなかった大量の水ぶくれが右胸と右側の背中にできていたのです。これは何?! と慌ててインターネットで検索してみると、「帯状疱疹」の症状と類似点が多く、すぐに皮膚科へ向かいました。 子ども全員が水ぼうそうに!先生に診てもらったところ、「帯状疱疹」とすぐに診断がおりました。疲れなどがたまり、免疫力が低下すると発症する病気だと言われました。幼少期にかかった水ぼうそうと同じウイルスが原因なので、マスクを着用、タオルの使いまわしなどはせず、子どもへの感染対策をしたほうが良いとのこと。 しかし、予防接種を受けていた娘2人も水ぼうそうになってしまいました。そのうえ、生後5カ月の長男にも感染。注意して肌を見ていたので、水疱が3,4個出た時点で小児科に駆け込み、症状の悪化を防ぐことができました。 睡眠と栄養をしっかりとることが大切帯状疱疹が出た部分は激痛が走り、しびれなどが完全に引くのに1年はかかりました。特に発症後2カ月間は、重さのあるお皿を持つだけで痛みが走るほどでした。たしかに育児疲れはあったものの、睡眠時間を削ってネットサーフィンなどもしていたので、自分の体調管理を怠っていた面もあります。 私が寝込んでいる間は料理も作れず、子どもたちに絵本の読み聞かせをしたり、外遊びに連れて行ったりすることもできませんでした。病気になってからは、栄養バランスを考えた料理を作り、健康維持を第一に子育てに励んでいます。 家事は滞り、マスク着用のまま横になってるママの姿を見続け、子どもたちが不安な気持ちにもなっていました。育児は体力勝負なので、体力・免疫力が低下しないよう、日ごろから気を付けることが大切だと痛感。睡眠時間の確保は特に重要でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:福本裕子一男二女の母。長女の出産前まで塾講師として働く。現在は自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談の記事執筆をおこなう。
2019年12月28日夜、眠れないほどの痛みが続くこともある帯状疱疹。なぜか、ここ数年、急激に増えているという。その理由と予防する方法を詳しい医師に聞きました。「夜、お風呂に入った後、ドライヤーで髪を乾かしていると、頭に爪でひっかかれたようなビリビリした痛みが走ったんです。何かなと思ったんですが、すぐに治るだろうとも思って、その日は何もせず寝ました。でも、翌朝、目が覚めると激痛に変わっていて。すぐに病院で診察してもらったんですが、病名はわからず、処方されたのは痛み止めと軟膏だけでした。しかし、その後も38度の発熱で頭や体は燃えるように熱くなり、冷やしても頭皮の痛みは増すばかり。症状はどんどん悪化していきました。2件目の病院でもわからず、3件目でようやく『帯状疱疹ですね』との診断が。最初に痛みを感じてから丸3日も過ぎてのことでした」自身の体験を話すのは、環境ジャーナリストの村田佳壽子さん。「帯状疱疹」という病名こそ、聞いたことがある人はいるかもしれないが、具体的にどんな病気なのか、知らない人は多いのではないだろうか。村田さんを診断した、中野皮膚科クリニックの山根理恵先生に解説してもらった。「幼少期に水ぼうそうにかかり、体内に侵入した『水痘帯状疱疹ウイルス』は、治った後も体の中に一生、潜伏し続けます。免疫力があるうちは問題ないのですが、加齢に加え、ストレスや疲れで免疫力が低下すると、ウイルスが活動を再開して増殖。これが引き金となり帯状疱疹を発症します」つまり、子どもが最初にかかるのが「水ぼうそう」で、大人になってからなど、その後に発症するのが「帯状疱疹」なのだそう。「帯状疱疹は50代以降、どんどん患者さんの数は増えていき、80歳までに『3人に1人』がかかるといわれています。ですので、昨今の超高齢社会では当然、多くなります。加えて、’14年に子どもの水ぼうそうワクチンの定期接種化が始まったことで、水ぼうそうの流行が激減したことも理由の1つです。これで、大人が水痘帯状疱疹ウイルスへの免疫力に接する機会も減り、ウイルスへの免疫力も弱くなります。それで、患者数が増えているのだと考えられます」前出の村田さんが「激痛に見舞われた」という症状については?「帯状疱疹では、発疹が主に左右どちらかの胸部やおなか、顔、頭部などに、帯状に出ます。最初は違和感や痛みだけで、赤い発疹が出るのは数日後のことが多い。このタイムラグのせいで、筋肉痛や頭痛と勘違いされ、医師に見落とされることも少なくありません」要注意なのは、「顔面麻痺や難聴、視力障害、髄膜炎や脳炎という合併症を引き起こす可能性がある」ことだという。「さらに、1〜2割の患者さんは、発疹が治まった後も、眠れないほどの激痛が続く『帯状疱疹後神経痛』という後遺症になることもあります。慢性化すると、うつを併発してしまう患者さんも少なくないんです。後遺症を減らすためにも、発症してから『72時間以内』に抗ウイルス薬を飲むのが望ましいですね」うーん……こんなに面倒な病気なら、なる前に防ぐ手だてはないのか?「それは第一に、『水ぼうそうワクチン』を接種することですね。子どもへの定期接種で使われるものと同じワクチンが、’16年に50歳以上の大人にも接種できるようになったんです。今のところ、保険適用外ですが、このワクチン接種によって、帯状疱疹を発症する確率は2分の1に、帯状疱疹後神経痛の発症率および重症化は3分の2に抑えられることがわかっています」なるほど、不安で仕方なければワクチンを打ってしまうことか。体の片側にピリピリとした痛みを感じたら、すぐに病院に向かってほしい。
2019年09月14日《帯状疱疹後神経痛になりました。4人に1人くらいの確率らしい。ぶつぶつ消えても痛みが残る最悪のパターンですが、電気あてたりレザーあてたり、ブロック注射したり、頑張ってます!》お笑いコンビ「ハイヒール」のモモコ(54)が帯状疱疹を患ってから約1カ月。12月6日、今度は帯状疱疹後神経痛を発症したと自身のインスタグラムで報告した。帯状疱疹とは神経に沿って帯状に赤い斑点があらわれ、その後水ぶくれができる病気。皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症が起こっているため、皮膚症状だけでなく激しい痛みが生じる。モモコは症状が出始めた当初、病院で異変を訴えたが、鎮痛剤を渡されただけで病名は分からず。そこで11月5日に再度病院へ行ったところ、帯状疱疹と診断されたと告白した。点滴やブロック注射、薬を服用し徐々に快方に向かっていたものの、次は帯状疱疹後神経痛に悩まされているという。モモコと同じく帯状疱疹神経痛を患ったことのある50代女性はこう語る。「帯状疱疹神経痛とは、帯状疱疹が治癒した後も続く痛みのこと。せっかく治ったと思ったのに激痛が続いて本当に辛かったです。帯状疱疹の合併症としては、神経痛はもっとも頻度の高い合併症だそう。モモコさんがインスタに書いていた通り、帯状疱疹から3カ月以内であれば約25%の人がかかるそうです。私は完璧に治るまでに2カ月かかりました」《痛みは、すんごい痛いままですがご飯食べられますから元気です!たくさん心配かけて、すみません》と綴っていたモモコ。1日も早い完治を願うばかりだ――。
2018年12月07日口の中の帯状疱疹にダウン気取らない人柄と等身大のオシャレで、人気を集めている桃。彼女のオフィシャルブログは、いつも元気なプライベート記事が満載だ。しかし、最近の記事では、いつものバイタリティがダウン気味に。突然襲われた口の中の痛みに、四苦八苦する様子がアップされている。同ブログ9月28日付けの記事において、「ほっぺたから何か貫通しそう」な痛みの正体が、上顎に出来た帯状疱疹だったと報告。仕事の撮影をキャンセルしなくてはいけない程、顔が腫れてしまったそうで、「自己管理、もっとちゃんとしなきゃね」と自分を戒めた。至れり尽くせりのクリニックを絶賛10月に入ると帯状疱疹の痛みもなくなったことから、休んでいた歯の矯正を再開。同ブログ10月1日付け記事では、通っているサカイクリニックを訪れた様子が載せられた。同クリニックでは歯の様子をみてもらうだけのはずが、オゾンパックをしてもらったり、「肌荒れにも身体の回復にも効く点滴」を打ってもらったりと、至れり尽くせりであると感嘆の声をあげた。また、同記事では、ニキビに悩むブログ読者からの相談にも乗っており、お気に入りのクリニックを紹介。「わざわざ遠出してまでここに行く価値あり」と太鼓判を押している。【参考】・桃 オフィシャルブログ
2015年10月04日