3月31日をもってオスカープロモーションから独立すると明らかにした米倉涼子(44)。突然の発表に、衝撃が走った。4月からは個人事務所を設立し、自ら社長に就任。今後はマネージャーもつけずに1人で活動していくという。27年間、所属していた事務所からの電撃独立。なぜ今のタイミングで米倉は退社したのだろうか――。’92年、「全日本国民的美少女コンテスト」で芸能界の門をたたいた米倉。だが当時はグランプリではなく、審査員特別賞だった。翌年からモデルとしての活動をスタート。’95年にはファッション誌『CanCam』の専属モデルに選ばれた。’99年には「女優宣言」。『黒革の手帖』や『ドクターX』『リーガルV』(すべてテレビ朝日系)などで次々と主役を好演。いつしか、“視聴率女王”と呼ばれるほどになった。順風満帆に見えた女優生活だが、それらはすべて並々ならぬ努力によって手に入れたものだった。そして“視聴率女王”となった後も人知れず、重圧と闘い続けていたという。それは、売れれば売れるほど大きくなっていった。「米倉さんはオスカープロモーションの屋台骨。そして彼女がテレビ朝日のドラマを支えているといっても過言ではありません。彼女の肩に、何百人もの人生がかかっているのです。しかし、彼女は言っていました。『本当は頼られるよりも、誰かに頼って生きたい』と。それでも義理堅い性格の彼女は『事務所の古賀誠一社長(78)が自分を拾ってくれた。せめて社長がやめるまでは、その恩に報いたい』とも言っていました。だからこそ、ここまで頑張り続けてきたのです」(テレビ局関係者)そんななか、所属事務所の体制に変化が。米倉と同じく3月いっぱいで、オスカープロモーションの古賀社長が会長に就任すると報じられたのだ。「突然の退社には当然、いろんな声が上がりました。しかしすでに限界を感じていた彼女は、恩人の社長退任を一つの“けじめ”のタイミングと考えたのでしょう。最終的には事務所も彼女の意をくんで、送り出すことにしたようです」(前出・芸能関係者)さらに彼女はもう一つ、大きな“恩返し”をしていた。「実は米倉さん、お母さんに一軒家を建ててあげたそうです。米倉さんのお父さんは肺がんを患い、57歳という若さで亡くなっています。彼女はずっと『父は私の一番の理解者』と言っていて、亡くなったときは何もできないくらい悲しみに打ちひしがれていました。そんな娘を支え続けたのが、お母さんでした。主演のプレッシャーと闘う米倉さんに優しく言葉をかけ、つらいときも応援し続けてくれたのです。しかし、お母さんも高齢になってきました。そこで米倉さんはこれまでの感謝の意味を込めて、少し前に家をプレゼントしたそうです」(知人)実際に確認したところ、実母が暮らしていた神奈川県内の自宅は’18年に売却されていた。仕事を支えてくれた、恩人と母。2人への恩返しをした米倉は、これから新たなステージへと向かう――。「女性自身」2020年4月14日号 掲載
2020年04月01日初めてのお家づくり。やりたいことや夢はあっても実際どうしたらいいか分からない。そんな方が多いのではないでしょうか?間取りや要望に固執しすぎてかえって使いにくい家になってしまった。なんて話もよく耳にします。R+houseの建築家は日当たりや風の通りはもちろん、お客様1人1人のライフスタイルをヒアリングすることで、要望を取り入れながらも使いやすく将来的な事まで考えた住宅を提案してくれます。今回ご紹介するお宅はお子様が5歳の女の子と2歳の男の子でやんちゃ盛り。剣道をやっているご主人と現在育休中の奥様の4人暮らしです。子育てに追われながらも家事をするのがとても大変!という奥様の為に建築家がどのようなお家を設計したのかご覧ください。外観は黒!ガルバリウム鋼板と木のコントラストが美しい四角い家広く、少し小高い敷地に悠然と建つ、黒いガルバリウム合板の壁で覆われたお家。軒天には天然木のレッドシダーを使い黒と木のコントラストが非常に美しいお家です。敷地面積:366.66㎡(110.91坪)1階床面積:77.01㎡(23.29坪)2階床面積:53.82㎡(16.28坪)延べ床面積:130.83㎡(39.57坪)回遊動線が連続する使いやすい間取り1階、2階とも生活動線が回遊できる設計になっているため、どこへいくにもぶつかることなく最短の距離で家事ができます。周りを見渡せるので育児をすながらの家事もラクラクです♪テーマはシンプルに使いやすく~玄関~家族用とお客様用の2つの動線を分けた2Way玄関。剣道から帰って来たご主人が、防具をしまうのに使いやすいようopenな収納にしています。玄関から入ってきたお客様からは見えにくくする、ちょっとした工夫は建築家のならではのアイデアです。~キッチン~家の中心にあるキッチン。LDKを見渡せるようにできています。正面にある窓からは天気の良い日は富士山を眺めることができるので、奥様の気持ちも安らぎながら、家族のご飯の準備にも力が入ります。建築家の先生は景観を大事にしながら設計をしてくれるのもgood!です。~LDK~LDKは小上がりの畳コーナーを含めると24.5帖と広々空間。大きな掃き出し窓からはたくさん光も入りとっても明るいリビングになっています。床材は120mm幅の天然のオーク材を使用しているので、裸足で歩いても天然木のサラッとした足触りが気持ちが良いです。~洗面~洗面はW1650mmとかなり大きめ。これは朝、洗面が取り合いになっているお施主様の為に建築家の先生が並んでも十分使えるようにと提案してくれました。お客様のライフスタイルを反映してオンリーワンの提案をしてくれるのも建築家住宅の魅力です。~openクローゼット・インナーバルコニー~2階はお客様も入らないプライベートな空間ということとフレキシブルに使いたいというお施主様の要望から、あえてopenなクローゼットにしました。将来子供部屋にする空間もお子様が小さいうちは大空間で伸び伸び遊ばせたいというお考えから、回遊できる大きなスペースを作っています。インナーバルコニーは、東と南からサンサンと太陽の光が差し込む場所に設計されています。1850mm×2730mmのインナーバルコニーはお布団や洗濯物を干すだけでなく、ちょっと景色を眺めながらお茶もできるカフェスペースとしてもお使いいただけます。~フリースペース~将来的な子供部屋は今は広く、お子様の成長に合わせて間仕切りを設けられるように設計されています。明るく、風通しも良い子供部屋ならお子様もきっと喜ぶはず。5歳のお姉ちゃんは今からピンクのお部屋にしたいと目を光らせてお話してくれました。まとめ家事と子育て。子育て世代の奥様は必ず直面する問題です。上手く両立するのはとても難しい。新しく家を建築する方の中には、とても期待している方も多いのではないでしょうか?でも自分たちだけではどうしたらどういうお家なら子育てと家事、どちらもラクなお家にできるか分からない。なんていう方は、建築のプロである建築家の先生と一緒にお家を建てるのもひとつの方法です。建築家に頼むと費用が高い!頼み方が分からない!そんな方はぜひ「R+house」にお気軽にお問い合わせください。きっとあなたの素敵なお家が見つかるはずです。リンク新築・リフォーム!お家の事ならお任せ下さい!些細なご相談やお困り事、何でもお気軽にお問合せ下さい^^お待ちしております!●R+houseさいたま東鳥海建工●●リフォーム鳥海建工●●イベント情報●●レンタルスペース●
2020年03月31日米倉涼子(44)が所属する芸能事務所「オスカープロモーション」を退社すると、3月24日に発表された。所属事務所は「専属所属契約満了につき、円満に弊社を退社することとなりました」と報告。米倉は「新人の頃から私を育てていただき、お仕事の機会を与えて下さり、ご指導を頂いたことを深く感謝しております」とコメント。今後の活動については、近日中に報告するという。「米倉さんは『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の大ヒットにより、オスカーの看板女優として君臨していました。退社となれば、事務所にとって大きな打撃。その穴を埋めるためにも、残る所属タレントたちには“ポスト米倉“となるような奮闘が求められるられることになるでしょう」(テレビ局関係者)同事務所は昨年から忽那汐里(27)や草刈民代(54)、ヨンア(34)らが相次いで退社。岡田結実(19)も今月いっぱいでの退社が報じられるなど、激震に見舞われている。そこで再浮上の大きなチャンスがめぐってきたのが、剛力彩芽(27)だという。「剛力さんはかつて、武井咲さん(26)と並んで事務所の柱となっていました。しかし一昨年にZOZO創業者である前澤友作氏(44)との熱愛発覚以降、仕事が激減。昨年11月に破局して以降は、決死の覚悟で女優としての再スタートを切ろうとしていました。今後、彼女の活躍にますます期待がかかりそうです」(芸能記者)剛力は29日放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル「陰陽師」に出演し、本格的に女優業に復帰。久しぶりの映像作品での演技が注目されている。
2020年03月25日女優の米倉涼子が24日、公式サイトを通じ、所属事務所・オスカープロモーションを退社し、独立することを報告した。米倉は、「私、米倉涼子は1992年より、27年間お世話になりましたオスカープロモーションとの所属契約を、2020年3月31日をもって終了することをご報告いたします」と発表し、「右も左もわからない新人の頃から私を育てていただき、お仕事の機会を与えて下さり、ご指導を頂いたことに深く感謝いたしております」。そして、「なにより、今まで応援して頂いたファンの皆様、支えて下さった関係者の皆様には心より感謝申し上げます」と周囲の支えにも触れ、「これから、自分らしく頑張っていきますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。なお、新しい活動については、近日中にご報告をさせていただきます」と結んでいる。また、古賀誠一社長も合わせてコメントを載せ、「弊社所属女優 米倉涼子は、1992年8月よりモデル部に所属しモデルとして活動、1999年6月30日『女優宣言お披露目デビュー発表会』以来20年9カ月に亘り、弊社専属女優として芸能界において活躍して参りましたが、この度、2020年3月31日をもって専属所属契約満了につき、円満に弊社を退社することとなりました」と報告。「これまで事務所に信頼を置き、成長してくれた米倉涼子を誇りに思うと同時に、今後更なる飛躍を心より願っております」とこれからの活躍に期待を寄せ、「米倉涼子は本年4月1日より、弊社から独立して再度女優として活動して参りますので、弊社は関係各位の皆様に、今後とも米倉涼子に対し、御支援、御鞭撻をいただけますよう、宜しくお願いする次第で御座います」と呼び掛けている。
2020年03月25日家族や仕事など、時とともにライフスタイルは変化していくもの。大きな買い物である家も、その変化に柔軟に対応できるものがいいですよね。土地や資金などさまざまな制約はありますが、発想の転換で希望は叶うかもしれません。どの家にも存在する“あるもの”を増やすことで、家族が輝く暮らしを実現した家を、〔建築家住宅R+house(アールプラスハウス)〕の施工事例から見てみましょう!シャープな外観の「3アプローチハウス」モノトーンでシャープな外観が目を引くこの住宅。よく見ると、玄関がいくつかあることに気づきます。「3アプローチハウス」というコンセプトのこの家には、入口や玄関がなんと”3つ”も!その数に驚くかもしれませんが、ひとつひとつのドアに、生活を少しラクに、潤いを与えてくれる役割があるのです。まずは、暮らしの中心となる“1つ目のドア”『玄関』から。壁面と同色のドアを開いてみると、白壁と木のぬくもりが美しい室内が。外観とのコントラストが開放感を引き立てています。玄関の先には、大容量のシューズクローク。写真では見えませんが、そこに“2つ目のドア”があります。シューズクロークと外部をつなげるドアなので、例えばそのドアから自転車を屋内に入れておくこともできます。雨の日などは動線にも無駄なく、便利に利用できます。“3つ目のドア”はなんと…将来奥様が開業予定のヘッドスパサロンの入口なんです!玄関と分けることで、プライベートもしっかりと確保されているのがうれしいですね。壁を白くしたことで、この入口の空間自体がお店のサインにもなっています。それぞれ役割を持つ3つのドアが用意されていることで、オン/オフの切り替えができる上に、生活動線がよりなめらかになるよう設計されています。『建築家住宅R+house』の夢がつまった家づくり家族が集い、くつろぎ、楽しむ場所次は、居住スペースを見てみましょう。□いつも家族が自然と集まる大空間リビング1階はリビングと水回り。空間を贅沢に使ったリビングは、広々と開放感のある大空間に!階段もリビング横に設置することで、家族が集うというリビングの機能がより強調されています。来客時や将来こどもができた際に利用予定の畳スペースなど、時とともに表情が変化する楽しみも。そして、奥にはもうひとつの楽しみを生み出す場所が……?□趣味部屋が作れるのは注文住宅ならでは!なんと、この土間は旦那様の趣味に利用するガレージ。車、キャンプ、スノーボード、ダイビングなどアウトドアが好きな旦那様。かさばるアウトドアグッズをまとめて収納したり、メンテナンスしたりできる、贅沢で楽しさに満ちた空間です♪横がリビングなので、家族の存在を感じながら作業ができるのもうれしいですね。もちろん車への荷物の積み下ろしも楽ラク。外出のハードルが低くなり、趣味がより一層楽しくなりそうです。理想をカタチにする建築家のアイデアをご紹介♪動線で、暮らしはもっと楽しくなる水回りも機能的。洗面スペースの横には広い洗濯スペースが。洗濯してから干すまでの一連の作業がこのスペースで完結します。「R+houseに住み始めてから、今まで住んでいた家よりも、室内干しの洗濯物が乾きやすくなったのがうれしいです。」と奥様。R+houseは高い気密性を担保しているため、機械換気をする仕組みがしっかり整っています。それゆえに洗濯物が以前よりも乾きやすくなっているのですね。生活動線が考えられているだけではなく、これなら夜でも雨の日でも、好きなときに洗濯することができるので助かりそうです。洗濯物が乾いたら、ハンガーごと2階に運んで、そのままファミリークローゼットに収納。畳むという手間を省略する動線設計で、洗濯をする奥様の負担がぐんと軽減できます!家族それぞれの笑顔が増える家づくり家族それぞれの希望ややりたいことを尊重しながら、生活がちょっとラクに楽しくなる。そんな家族の笑顔が増える理想の暮らしも、R+houseなら実現することができます。あなたの要望から、世界にひとつだけの住まいをつくる、建築家住宅・R+house。暮らしをより彩る家づくりをお手伝いします!建築家住宅 R+houseの建築家と共につくる”理想の家”
2020年03月24日3月中旬のお昼過ぎ、都内にあるアルゼンチンタンゴ教室の前に1台のスポーツカーが停車した。中から現れたのは、米倉涼子(44)だった。新型コロナウイルス対策なのか、珍しくマスク姿。手には紙袋2つと大きなバッグが。これからレッスンに向かうようだ。1年以上前からこの教室に通い、今ではすっかりアルゼンチンタンゴの魅力にハマっている米倉。しかし、彼女の表情はどこか寂しげに見えた……。さかのぼること、約2カ月前。本誌は’20年2月11日号で、米倉の熱愛をスクープしていた。お相手の男性は、彼女の通う教室で講師も務めるアルゼンチン人ダンサー。記事ではスーパーで寄り添いながら買い物する姿や、男性が米倉の自宅に宿泊する現場などを伝えていた。その後、男性は故郷のブエノスアイレスへと一時帰国。2人は日本で再び会う約束を交わし、離ればなれになっていた。だが、その約束に“黄信号”が灯っているという。「実は、一時帰国した彼がまだ日本に戻れないんです。本来であれば、彼は4月にもレッスンを再開する予定でした。しかし新型コロナウイルスの影響で、再開のめども立っていないそうで……」(恋人男性の知人)自国で足止めを食らっているという恋人。そこにはアルゼンチンでの情勢が影響していた。「感染の拡大を防ぐべく、中南米諸国が次々と“国境封鎖”を発表しています。彼の母国であるアルゼンチンも例外ではありません。その影響で交通網は混乱し、日本への渡航が困難になっているのです」(全国紙記者)思いも寄らない事態で、恋人との“再会の約束”を阻まれた米倉。だがそんななかでも米倉は再会の日を胸に、レッスンを重ねているようだ。彼女が教室から出てきたのは2時間半後のことだった。「一度レッスンを休んでしまうと、ダンスの勘を取り戻すのに時間がかかってしまいます。彼がいつ来日してもすぐ練習を再開できるよう、準備しているのでしょう。それに、教室は休講日も2人きりでダンスデートをしていた場所でもあります。米倉さんはレッスンをしながら、遠い地にいる恋人に思いを馳せているのではないでしょうか」(芸能関係者)遠く離れていても、2人は強い絆で結ばれているようだ。「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月24日この面積で暮らせるのか保坂邸は約19㎡。建築面積ではなく延床でだ。これはさすがにとてつもなく狭いのではないか、そう思って訪れたが、室内を拝見してまず最初に「意外と大きい」と感じた。たぶん、この印象は上に大きく抜けた吹き抜けから受けたものだろう。この吹き抜けがなかったら「大きい」という印象はなかったに違いない。建築家である保坂さんでさえ、この床面積ではたして住むことができるのかとの思いをずっと抱きつつ設計を進めていたくらいなのだ。「この大きさのものは設計したことがないので実績がない。不安でしょうがなかった」という保坂さん。実は当初、2階建てでの設計を考えていたという。通勤を考えて購入した土地は横浜に建てた前の家と敷地の大きさもプロポーションも似ていた。当然ながら同じ2階建てで考えていたが、ある日、要望を出してほしいと伝えていた妻のめぐみさんからの話で変更することに。グリーンが狭い空間に潤いをもたらす。椅子の下も収納スペースに使っている。道路から室内を見る。窓の部分も収納に活用。棚はコンクリートに付けた凹みに載せているだけ。平屋でつくる「そのときちょうど読んでいた江戸時代の生活の本の話をしたんです。当時は家族4人で4畳半でも決して狭くないという生活をしていて、それがここでは2部屋以上取れる。それくらいの広さだと考えたらまったく狭くないと思ったのでその話だけをしました。そしたら保坂に“わかった”って言われて、“えーっ、わかったの?”って思ったんですけれど、そのあとは何を聞かれるわけでもなく、しばらくして出てきたが平屋の案でした」平屋案に至ったのには横浜の家とは異なる敷地条件もかかわっていた。「決定的に違うのは南北に7階建てのマンションが立っている点で、2階建てにすると床と天井の高さが近くてトップライトを開けると空よりもマンションが見えている印象が強くなってしまうんです」(保坂さん)奥にベッドが置いてありそのまた奥の外部にバスタブがある。間にキッチンがあるため、手前のテーブルのところで夜遅くまで起きていても奥で寝ている人には気にならないという。左右の壁の間の寸法はいちばん広いところで2425mm。キッチン側から道路側を見る。キッチンと奥のスペースの間には段差が設けられている。キッチンに並ぶものには料理好きのめぐみさんのこだわりが感じられる。オーディオ関係は前の家の時よりも大きなものに取り替えた。レコードはちょうどその幅の分凹ませたコンクリートの壁に立てかけられている。ポジティブに考えるとはいえ床面積は横浜の家と比べほぼ半分。「前の家でもすごくコンパクトな生活だなと思っていたのにその半分になる。ふとんのサイズは半分にならないし椅子だって半分の大きさにはならない」。しかもめぐみさんからは大きなベッドがほしい、冷蔵庫を大きくしたいという要望も出ていた。自身もオーディオ関係を大きなものに取り替えたいと思っていた。いずれの要望も厳しい敷地条件とは逆方向を向くもの。さらに、トップライトからの採光のシミュレーションをしてみると11月から2月の半ばくらいまでまったく直射光が入らないことが分かったという。しかし狭さに関しては読んでいた本から、「“やってみればできるかもね”ってポジティブになれた」し、光に関しても「北欧でも直射日光がまったく当たらない季節があるので、ある意味冬は北欧のような生活ができる」というふうにポジティブな方向に頭を切り替えた。「冬は直射光が入らないんですが、トップライトから天空光が柔らかく入るのでそれを楽しむ空間にしようと。夏は燦燦と光が入るので北欧から南国までの光の変化を楽しめるというコンセプトで行こうということになりました」天井を見上げる。トップライトは2つの円弧からできている。ぶら下がっているコンクリートの壁は南からの光を反射させてベッド上の天井を照らす。トップライトからの光が時間ごとに違う場所に光の筋をつくり出す。ベッド側から天井を見る。狭くてもなんでもある内部の設計コンセプトも狭さゆえに向かう方向とは逆の方向で基本方針を立てた。「面積からするとヴィジュアル的にも生活的にもいろいろとそぎ落とす方向に行きかねないところで古代ローマのハドリアヌス帝などが大事にしていた〈学問、入浴、演劇、音楽、美食」という5つの要素を、こういう小さな家でも大事にできるようにしよう」と。こうして露天風呂も加わった保坂邸。保坂さんは冒頭にも書いたように実際に住み始めるまで不安でしょうがなかったというが、すべて杞憂に終わりお2人とも充実した日々を過ごしているようだ。「すべてがここにあるという感じがしています。前の家ではモノをなるべくもたない生活を楽しんでいたんですが、ここではほしいものはなんでもあってそれを楽しむ生活をしている感じがします」とめぐみさん。めぐみさんは「都会で露天風呂をつくっても入らないのでは」と思ったがとても快適で2人とも毎日入っているという。大きめのシャワールームが風呂の隣のスペースにつくられている。キッチン側から奥を見る。狭いためトイレとシャワールーム以外は扉をつくらないという方針のもと、コンクリートの仕切りの間のスペースをクローゼットとしている。保坂さんもこう話す。「日本でも戦前までは多くの人が狭くても豊かに住んでいましたが、現代はそうした生活とは完全に一回切れて住宅事情というのができていて脈々と受け継がれてきたものが途絶えている気がします。でも実際にこの狭いスペースで自分が生活をしてみると、このぐらいでも住めるというかむしろ楽しく暮らせる。そして、生活で大事にしているものをすべて入れ込んでいるから密度も濃い感じがしますね」住み始めて、狭くても楽しく豊かに過ごせるだけでなく、さらにまったく予想だにしなかった楽しみも生まれているという。「引っ越してガラス戸のすぐ向こうを人が通るなんてまったくイメージもできなかったし、想像すると少し怖い感覚すらあって窓を開けられないんじゃないかとも思っていました。でも今はふつうに窓も開けていて、そうすると話しかけてくる人がいたり中には“家の中を見せて”っていう人もいるんです」(めぐみさん)。そうしたコミュニケーションが楽しく近所の方ともつながりができたという。前の家とはまた異なる楽しみを何重にも感じながら暮らしているお2人の話の端々から暮らしの充実ぶりがうかがえた。窓の上には旅行先で購入した小物などが置かれていた。コーナー部分も本の収納スペースに。反対側のコーナーにも同様に本が置かれている。コンクリート壁にいくつかニッチをつくって収納スペースにしている。奥は保坂さんがよく使うペンのペン挿し。左のコンクリートの段差はハンコや付箋などの小物を置くためにつくられたもの。家の前の道路も保坂邸の敷地。ここを近所の人たちが通勤や買い物などで通り、室内のお2人に声をかけてくる人もいるという。玄関は右の側面につくられている。保坂邸設計保坂猛建築都市設計事務所所在地東京都文京区構造RC造規模地上1階延床面積18.84㎡
2020年03月23日モダニズム建築の宝庫といわれるインディアナ州コロンバスを舞台に、建築の声に耳をすませる対照的な男女を描いた映画『コロンバス』の公開日が3月14日(土)に決定、その予告編映像が解禁された。主人公のジンは、『スター・トレック』シリーズや『search/サーチ』で知られ、今年1月にはJホラー『THE JUON/呪怨』のリブート作品『ザ・グラッジ/The Grudge』(原題)が全米公開、先日は第92回アカデミー賞ノミネート発表を担当したジョン・チョー。ケイシー役には『スプリット』『スウィート17モンスター』で注目を集める若手女優ヘイリー・ルー・リチャードソン。予告編では、高名な建築学者の父を見舞うため、モダニズム建築の街として知られるコロンバスを訪れるジンの姿が。渋々、この街に滞在することになったジンは、地元の図書館で働くケイシーという女性と出会う。ジンは父親との確執から建築に対して複雑な思いを抱える一方、この街の建築に誰よりも詳しいケイシーは薬物依存症の母親のため、この街に留まり続けるしかない。そんな対照的な2人が巡る、街中にあふれる有名建築物たちが次々に映し出され、“建築のもつ人を癒す効果”を感じさせる映像となっている。メガホンをとったのは、これまでロベール・ブレッソンやアルフレッド・ヒッチコックについてのドキュメンタリーを撮り、名匠・小津安二郎の作品に欠かせない脚本家の野田高悟(のだ・こうご)に因んでコゴナダと名乗る新進監督。奥行きを生かした画面の構図や、間の取り方など、小津の芸術性を研究し、全てのシーンで「映画の教科書」のような巧みな構図を実現している。『コロンバス』は3月14日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コロンバス 2020年3月よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開©2016 BY JIN AND CASEY LLC ALL RIGHTS RESERVED
2020年02月07日本誌の取材で明らかになった米倉涼子(44)の新恋人。お相手は、ショーダンサーや振付師として国内外で活躍するアルゼンチン人ダンサー。米倉の通う都内のアルゼンチンタンゴ教室で講師もつとめる人物で、本誌2月11日号では仲良くスーパーで買い物をしてから米倉の自宅でお泊まりする様子も報じている。米倉といえば数多くの芸能人と恋の噂が伝えられてきた。そんななかでも大きな話題となったのが、市川海老蔵(42)との交際報道だ。海老蔵が市川新之助だった03年、米倉が京都旅行を楽しんでいたと「FRIDAY」が報じた。当時、2人は交際を否定。だが04年に行われた海老蔵の襲名披露に米倉が参加するなど、仲睦まじい様子がたびたび伝えられていた。その後もさまざまな熱愛が報じられた米倉。だが結局、結婚までには至らなかった。そんななか、14年に電撃結婚を発表。お相手は2歳下の会社経営男性。当時、本誌の取材に対して米倉の母は「スポーツマンで誠実で、とても素敵な方です」と話していた。しかし新婚早々、「前夫が家に戻らない」などといった話題が。そして、16年の暮れに離婚成立を発表したのだった。10年11月、本誌に登場した米倉は「20代の初めのころは『恋をしていると仕事の励みになる』みたいなところがありました」と告白。しかし「いまは男の人に振り回されたくないというか、自分のスタンスやビジョンみたいなものを崩したくないという気持ちのほうが強いですね」とも明かしていた。その言葉のように、離婚以降は決定的な熱愛スクープが出ていなかった米倉。新たな恋の行く先は果たして――。
2020年01月28日離婚以降、決定的な熱愛スクープは出ていなかった米倉涼子(44)。そんな彼女の新恋人が、本誌の取材で明らかになった。1月下旬、都内の高級スーパーに米倉の姿があった。かたわらには、外国人男性の姿が。ジョニー・デップ(56)を彷彿させるイケメン。米倉と並んでも見劣りしないスラリとした長身で、姿勢のよさがさらにスタイルを際立たせている。左手中指には、ハートのついた指輪が輝いていた。買い物を終えた2人は、米倉の車に乗り込む。向かった先は、都内にある彼女の自宅マンション。そしてこの日、彼が建物から出てくることはなかった――。米倉といえば、『ドクターX~外科医・大門未知子~』や『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(ともにテレビ朝日系)などで高視聴率をたたき出してきた視聴率女王。いっぽうプライベートでは、’16年12月に会社経営男性(42)との離婚を発表していた。そんな米倉について、本誌に驚きの情報が飛び込んできた。「半年ほど前のことです。米倉さんに、真剣交際している男性がいると聞いたんです!しかも、お相手は外国人だそうです」(芸能関係者)その相手こそ、本誌がツーショットを目撃した外国人男性だったのだ。気になる新恋人の正体は、ショーダンサーや振付師として国内外で活躍するアルゼンチン人ダンサー。米倉の通う都内のアルゼンチンタンゴ教室で講師もつとめている。最初にツーショットを目撃したのは、1月中旬。2人をスーパーで目撃した日からさかのぼること数日、都内の交差点近くに米倉の車が停車していた。しばらくすると男性が助手席に乗り込む。向かったのは彼女が通うアルゼンチンタンゴ教室。だがなぜか、スタジオの少し手前で車が停車。そして彼を降ろすと、わざわざ“別々”に教室へと向かったのだ。またその数日後に冒頭のスーパーで目撃した日も、米倉は彼とダンス教室にいた。その日、アルゼンチンタンゴのスケジュールはすべて「休講」となっていた。しかし、米倉は彼のプライベートレッスンを受けていたようだ。熱烈な練習は、2時間に及んだ。だが、2人の時間はこれで終わりではなかった。レッスン後、いったんビル内にある部屋へと戻った男性。着替えをすませると、再び米倉の車へ。そして冒頭のスーパーに寄り、そのまま米倉のマンションへと向かったのだった――。“情熱の一夜”が明けた、翌日のお昼すぎ。彼がひとりで米倉の自宅マンションから出てきた。驚いたのは、その服装。コートが、前日にスーパーで着ていたものとは違っていた。彼女の自宅に着替えの洋服を置いておくほど、親密な関係になっているようだ。米倉の自宅を出た彼は、再びダンススタジオへ。だが、その後も“意外な展開”が待っていた。「この日、スタジオでは彼のためにパーティが開かれました。米倉さんは、そこにも再び駆けつけていたのです。お泊まりして、別れた後もすぐ会いにいく。それほど彼女にとって大切な存在になっているようです」(別の芸能関係者)「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年01月28日本誌の取材でわかった、米倉涼子(44)の新恋人。お相手は、ショーダンサーや振付師として国内外で活躍するアルゼンチン人ダンサー。ジョニー・デップ(56)を彷彿させるイケメンで、米倉の通う都内のアルゼンチンタンゴ教室で講師もつとめている。1月下旬には2人で都内のスーパーで仲良く買物をした後、米倉のマンションへ。この日のうちに彼が出てくることはなく、翌日お昼すぎに出てきた際は前日と違うコート姿。彼女の自宅に着替えの洋服を置いておくほど、親密な関係になっているようだった。米倉といえば、『ドクターX』や『リーガルV』(ともにテレビ朝日系)などで高視聴率をたたき出してきた視聴率女王。その人気は衰えを知らず、まさに順風満帆な役者人生を歩み続けている。いっぽうプライベートでは、’16年12月に会社経営男性(42)との離婚を発表。以降は恋の噂こそあったものの、決定的な熱愛スクープは出ていなかった。「実は、昨年4月5日に放送された『アナザースカイII』(日本テレビ系)で“共演”も果たしています。米倉さんのタンゴの先生として出演し、情熱的な振付で息の合ったダンスを披露していました。アルゼンチンタンゴは男女が体を密着させ、ときには女性が身を任せることも。そのため、2人の“信頼関係”が大切になってきます。米倉さんが習い始めたのは、1年以上前。最初は先生と生徒という関係でしたが、レッスンを続けていくうちに“最愛の人”になっていったのでしょう」(芸能関係者)本誌が目撃しただけでも、週3回も彼のいるダンス教室へと足しげく通っていた米倉。冒頭の目撃した日も教室のスケジュールはすべて「休講」となっていたが、プライベートレッスンを受けていたようだ。それほどずっと会い続ける陰には、理由があったという。「実は彼、しばらく故郷のブエノスアイレスに帰る予定なんだそうです。今度、日本に戻ってくるのは4月。しばらくは離れ離れになってしまいます。だからこそ米倉さんは、少しでもいっしょにいる時間を増やしておきたかったのでしょう」(前出・芸能関係者)前出の『アナザースカイII』で、米倉はアルゼンチンタンゴについてこう語っていた。《共同作業っていうんですか?それが、タンゴですごく感じられるようになって……。(中略)芝居するにも、“自分の真ん中”を知るっていうことはすごいいいことだったんだろうなっていうふうに思います》「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年01月28日人間は周囲の環境から影響を受けながら成長します。そう思えば、「子どもが賢く育つ家」もあれば、そうではない家もありそうです。お話を伺ったのは、2010年に上梓した著書『わが子を天才に育てる家』(PHP研究所)が高く評価された一級建築士の八納啓創さん。そのままずばり、「子どもが賢く育つ家というものはあるのでしょうか」と聞いてみました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)「時間泥棒」になるツールの扱いに要注意「賢い」とひとことでいっても、そのとらえ方は人それぞれでしょう。子どもが社会に出たときにストレスフリーで過ごせて、楽しく生きていくために必要な力を身につけていることを「賢い」というのなら、これまでの記事で述べてきたように、その賢さは家の使い方次第で大きく伸ばすことができます。リビング学習やダイニング学習では、社会で生きていくために重要なさまざまな社会性を伸ばせますし(インタビュー第2回参照)、子ども部屋の使い方によって、子どもに自立を促す訓練をさせることもできます(インタビュー第3回参照)。では、他に子どもの成長のためにできる家やインテリアの使い方などについて、わたしがおすすめするものをいくつか紹介しておきましょう。まずはテレビの扱いです。テレビというものは、無意識に観ているとどんどん時間を奪ってしまうものです。人生を無駄にさせるものだといっても大げさではないでしょう。ですから、本当に観たい番組だけを観るという習慣をつけることが大切です。そのための方法は、テレビを観ないときには画面に布をかけておくというもの。また、リモコンの電池をつねに抜いておいて、使うときだけ入れる。そうすると、無意識にテレビを観ることがなくなります。これらのことは、ゲーム機やパソコンなどの扱いにもいえます。ゲーム機をテレビにつなぎっぱなしにせず、遊ばないときはしまう。パソコンもタイマーをセットして決まった時間でスリープモードになるようにする。そのようにして、「時間泥棒」になるツールが子どもの時間を奪ってしまわないようにしましょう。また、ファミリーライブラリーとでもいうような、家族でひとつの本棚を共有することもおすすめです。むかしからずっとある良書はやはりいい本です。そういった、親が好きな本、あるいは子どもが大人になったら読んでほしい本を本棚の高い位置に置いておく。小さいうちは下の棚を使っていた子どもも、成長するうちにそれらの本に興味を持ちはじめるでしょう。「そろそろ読めるかな」と挑戦して「やっぱりまだ読めない」とあきらめても、またいずれ挑戦するはずです。そうした、より高みを目指す姿勢が、賢い子に育つための下地となってくれるのです。家の使い方に対する夫婦間の価値観の共有が重要そして、まずなによりも夫婦で家の使い方に対する価値観を共有することが大切であり、大前提となります。リビング学習やダイニング学習をどうするのか、子ども部屋の扱いはどうするのか、そういったことについて夫婦で話し合って、できるだけ価値観を一致させることが理想です。たとえば、母親は「わたしは小さい頃にひとり部屋で育って寂しかったから、子ども部屋はいらない」、父親は「俺はきょうだいと同部屋だったから、子どもに個室を絶対与えてあげたい」というように、両親の意見が完全にバラバラだと、子どもは混乱してしまいます。もちろん、子ども自身に注目することも大切です。夫婦で話し合って、「小さい頃はダイニングで勉強をさせて、中学生になったら個室で勉強させる割合を半々くらいにしようか」といった方針になったとしても、子どもがダイニング学習でしっかり成果を出し続けていればそのままでもいい。子どもの様子を見ながら夫婦で話し合って、家や個室の使い方の方針をつねに更新していきましょう。子育ては親が思っている以上に大変で当然それから、これは直接的に家の使い方についての話ではありませんが、もうひとつつけ加えるなら、子育てそのものに対しての認識を夫婦で改めてほしいと思います。いま、共働き家庭が増えているとはいえ、やはり家庭での子育ての中心を担うのは母親でしょう。その母親のなかには、「子育てが難しい」「きちんと子育てできないわたしは駄目な人間だ」と思っている人も多いものです。でも、きちんとできなくて当然なのです。そもそも、日本の家庭の歴史を振り返ると、戦前までは大家族で住んでいて、子育てを担うのは子どもの祖父母でした。子どもの両親は働きに出ていたわけです。しかも、心理学的にも子育てをするための最適年齢は50歳以上といわれています。そう考えると、戦前の日本では理想的な子育てができていたといえます。ところが、1950年代以降にアメリカのライフスタイルを取り入れた結果、核家族化が進んで子どもと祖父母との関係性は希薄になり、子育ては主に母親の仕事になりました。それまで祖父母のふたりでしていた子育てを、突然、若い母親がひとりで行うようになった。そのための文化やノウハウなんてできていません。ですから、うまくできなくて当然なのです。では父親のほうはどうでしょうか。いまでこそこんな夫は減ったかもしれませんが、妻に対して「俺は必死に働いているのに、家でゆっくり過ごしながらの子育てがなんでうまくできないんだ」なんて考える夫もなかにはいます。でも、しっかりやり取りができる大人を相手にする仕事と、勝手の利かない子どもを相手にする子育てでは、後者のほうが比較にならないほど難しいものです。まずは、夫婦ふたりで、子育てとは本当に難しいものだと認識することが大切です。そのうえで、どうやって子育てのサポート体制を整えるのかを考えてください。子どもが賢くすくすくと育つには、子どものいちばん身近にいるお母さんの精神状態が安定していることがなによりも大切です。『なぜ一流の人は自分の部屋にこだわるのか?』八納啓創 著/KADOKAWA(2015)■ 一級建築士・八納啓創さん インタビュー記事一覧第1回:子どもの人格形成への影響力大!リビングとダイニングが極めて重要な場であるわけ第2回:一級建築士が語るリビング学習のメリット。「子ども部屋で勉強」ではなぜいけないの?第3回:「日本の子ども部屋」に欠けている大事な思想。子どもの個室が持つ本質的な役割とは第4回:子どもが賢く育つ家はどうつくる?一級建築士がアドバイスする家とインテリアの使い方【プロフィール】八納啓創(やのう・けいぞう)1970年6月15日生まれ、兵庫県出身。一級建築士。株式会社G proportionアーキテクツ代表取締役。「孫の代に誇れる建築環境をつくり続ける」を100年ビジョンに、一般建築ではデザイン性と省エネ性能、快適性を追究。住宅設計では、「笑顔があふれる住環境の提供」をコンセプトに、年齢層は20代から80代、会社員から経営者、作家など幅広い層の住宅や施設設計に携わる。また、現在では、これまで携わってきた公共・商業建築設計の経験と住環境ノウハウを生かして、商業建築プロジェクトや建物環境再生による商業施設の活性化プロジェクト等にもかかわっている。著書に『「住んでいる部屋」で運命は決まる! 心も空間も、スッキリさせる方法』(三笠書房)、『住む人が幸せになる家のつくり方』(サンマーク出版)、『わが子を天才に育てる家』(PHP研究所)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年01月18日20世紀以降の国内外のアンビルト/未完の建築に焦点を当てた展覧会『インポッシブル・アーキテクチャー ―建築家たちの夢』が、国立国際美術館で3月15日(日)まで開催されている。この展覧会は、これまで完成に至らなかった構想、提案に留まった刺激的なアイディア、技術的には可能であったものの、社会的条件や制約で実施できなかったプランなど、アンビルト/未完の建築を、約40人の建築家、美術家による図面、模型、関連資料を通して読み解いていくもの。展覧会のタイトルに使われている「インポッシブル」という言葉は、単なる「不可能」という意味ではない。ここでの不可能は、建築の可能性の境界を問い、不可能性に焦点をあてること。つまり、建築における極限の可能性や潜在力を浮かび上がらせようとすることが、この展覧会のねらいである。例えば、展示される《ウラジーミル・タトリン、第3 インターナショナル記念塔》のCG映像やヤーコフ・チェルニホフの書籍挿絵にあるように、1930年代のロシアでは、大胆な曲線を描いた建築を構想していた。実際つくるには相当の技術が必要であろうが、当時の社会的な制約により実現には至っていない。そのようにこの展覧会を見て行くと、完成や実現がなされなかった建築には、既存の制度に対して批評が込められていたり、作者の夢や思考がより直接的に表現されているのではないか、ということに気づくはずだ。なかなか見ることも考えることもできない、貴重な建築の側面が分かる、とても興味深い展覧会である。【関連リンク】 国立国際美術館( )映像制作:長倉威彦《ウラジーミル・タトリン、第3 インターナショナル記念塔》CG 映像 1998 年ヤーコフ・チェルニホフ 書籍『建築ファンタジー 101 のカラー・コンポジション、101 の建築小図』より 挿図 1933 年 個人蔵ブルーノ・タウト《生駒山嶺小都市計画、遠望図、1933 年12 月》1933 年 大和文華館蔵制作監修:瀧澤眞弓《瀧澤眞弓、山の家、模型》1986 年 個人蔵安藤忠雄《中之島プロジェクトⅡ―アーバンエッグ(計画案)公会堂、断面図》1988 年 ギャラリー ときの忘れもの蔵山口晃《都庁本案圖》(会田誠提案による)2018 年 個人蔵 撮影:宮島径
2020年01月08日シリーズ6作目となる昨年10月クールの『ドクターX』(テレビ朝日系)でも結果を出した米倉涼子(44)。平均視聴率18.5%と断トツのトップで、最終回も19.3%を記録。視聴率女王の貫録を見せつけた。そんな重圧から解放されてほっと一息ついた彼女は、束の間の“休息モード”に入っていた。12月下旬、六本木を歩く米倉の姿が。打ち上げのときと同じファーコート姿で、向かった先は懐石料理店だった。「ミシュランで12年連続の三ツ星を獲得している名店です。1人4万円以上しますが、常に予約で埋まっているそうです。米倉さんは常連のようで、この日も忘年会に訪れたようです」(芸能関係者)3時間後、米倉は友人らしき男女のグループと出てきた。一行はタクシーに乗り込むが、彼女は知人女性と2人で歩き始める。行き先は、六本木のクリスマスイルミネーションスポット。まずは2人でそろって自撮り。次に米倉がモデルのようにポーズを決めると、友人が記念撮影。その出来栄えに、大はしゃぎしていた。ひとしきり撮って満足した米倉たちは、再び歩いて近くのバーへ。タクシーで向かった先ほどのメンバーと合流したのだろう。午後11時半ごろ、一行がバーから現れた。米倉は白人男性の腰に手を回し、すっかり上機嫌。男性も彼女の肩に手を置くなど、気の置けない仲間といった様子だ。楽し気に話しながら歩く姿はすでに視聴率女王・米倉涼子ではなく、1人の女性に戻っていたーー。仲間との忘年会を満喫した米倉。今年も失敗しなさそう!?「女性自身」2020年1月21日号 掲載
2020年01月07日女優の米倉涼子が12日、都内で行われた「シード 1dayPure EDOF(イードフ) 新製品発表会」に出席した。コンタクトレンズメーカーのシードは、日本初・医療発の新しい遠近両用1日使い捨てソフトコンタクトレンズ「シード 1dayPure EDOF(イードフ)」をこの日より新発売。それに伴い、新CMのイメージキャラクターに起用された米倉涼子がセクシーなワンピース姿で登壇し、トークショーを行った。同社のCMは、デビューして間もない2001年に出演して以来、18年ぶりの登場となった米倉は「デビューした当時にやらせてもらいました。当時は芸能界やドラマの世界が全く分からない駆け出しの状態で。(当時のCMは)記憶が薄くて、とにかく疲れていたというのはあります」と振り返り、18年前に出演したCM映像を流されて「何て答えて良いのか分かりません(笑)。若っ!」と若かりし日の自分に驚いた表情を見せた。その後に流された新CMでの自身の映像を見ながら「自分をポジティブに言えばだいぶ大人になったかなと。やっぱり20年経つと変わるんですね(笑)」としみじみと語った。視界がクリアになる同商品にちなみ、「今年中にクリアしたいことは?」という質問に「運動不足をクリアしたいですね。夏にミュージカルをやっていたんですけど、その頃はほとんどずっと動いていて。それからドラマの撮影に入り、運動する時間が全くなくなって、かなり体重の差が出たり筋肉もほとんどなくなってしまいました(笑)」と苦笑いで、「今年中には取り戻したいと思います」と意欲。また、2012年から演じている『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)についても言及し、「主人公の大門未知子は変わらず1つの道を行くというイメージは変えずにやっています。逆にそれはブレないようにやることを心がけていますね」と話していた。
2019年12月13日都内のホテルで開かれたぐるなびの2019年「今年の一皿」記者発表会に、世界的建築家の隈研吾さんが登場! 今年最も話題となった食べ物が紹介されました!「今年の一皿」にノミネートされたのは…?「今年の一皿」とは、日本の食文化を遺産として記録し後世に残すために2014年にはじまったもので、今回で6回目となります。飲食店情報サイト「ぐるなび」のビッグデータから抽出されたデータをもとに、ぐるなび会員アンケート、メディア関係者が審査してノミネートされた4点のなかから「今年の一皿」が決まります。今回ノミネートされたのは、「スパイスカレー」、「タピオカ」、「チーズグルメ」、「発酵食メニュー」の4点。どれも今年話題になったものばかりですね。このなかから、特に日本の世相を反映し象徴する食が「今年の一皿 」として選出されます。まずは準大賞の発表です。それは……発酵食メニューです!2019年は発酵食材を使った飲食店やカフェなどが増え、さらに健康志向から、納豆やみそなど日本の伝統的な食文化が再評価されたことなどが選定理由となっています。「今年の一皿」は…?そして、2019年「今年の一皿」は……タピオカです!選ばれた理由として、ブームを越えて社会現象になったこと、お店が増えて自分好みにカスタマイズするなど多様性に富んだ楽しみ方ができること、などが挙げられました。隈さんも大好き…発表会の会場には、スペシャルプレゼンターとして建築家の隈研吾さんが登場! 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のメインスタジアムとなる新国立競技場の設計を手がけたことでも知られる隈さんが、メッセージを述べました。隈さんタピオカさん、おめでとうございます(笑)。私もタピオカは大好きです。やわらかいものが好きで、建築も都市も、今はやわらかい方に向かっていると思いますので、今年の一皿として、やわらかい、ふわふわのタピオカは最高だと思います。700店舗を制覇!ステージ上には「たぴりすと。」の奈緒さんと華恋さんも登場。現在大学4年生のお二人は、これまでに700店舗で1,500杯以上のタピオカを飲んだという筋金入りのタピオカ愛好家です。SNSでタピオカについて発信するだけでなく、ドリンク容器のポイ捨てをなくすためのゴミ拾い活動を呼び掛けて実践するなど、社会問題にも積極的に取り組んでいるとのこと。お二人ともスタイルがよく、お肌もつやつや! タピオカは美容にもよさそうですね~。明治期から食べていた…!続いて、タピオカに詳しいフリーライター・同志社女子大学非常勤講師の長友麻希子さんと、WEBマガジン『メガブラジル』編集長の麻生雅人さんも加わり、トークセッションが行われました。大学院在学中に、論文『日本におけるタピオカ』を発表されたこともある長友さんによると、日本でタピオカを食べはじめたのは明治期とのこと。西洋料理の食材として紹介されたのが最初で、スープの浮き実や、デザートのタピオカプディングとして入ってきたそうです。意外にも長い歴史があったのですね。また、ブラジルの食文化に詳しい麻生さんによると、現在ブラジルではタピオカがグルテンフリーのダイエット食として人気があり、都会のおしゃれな市場で売られていたり、タピオカのファストフード店ができたりしているそうです。麻生さんはタピオカ粉でつくるクレープや、パン、揚げ物など、さまざまな料理も紹介してくれました。ブームはまだまだ続く…?今年ブレイクしたタピオカですが、まだブームは続くのでしょうか?タピオカの原料キャッサバ芋例えば、タピオカの原料であるキャッサバ芋は、グルテンフリー食材として注目されているので、この先さまざまな形で日本の食文化に取り入れられていく可能性があるそうです。2020年にタピオカがどう進化していくのか、引き続き注目していきたいですね。以上、2019年「今年の一皿」発表会レポートでした!料理写真:画像提供「ぐるなび総研」
2019年12月10日モダニズム建築の宝庫として知られるインディアナ州コロンバスを舞台に、2人の対照的な男女の出逢いと心象風景、そして建築物の声に耳をすませ新たな人生に向かって歩き出す姿を描いた『コロンバス』の公開が決定。併せて、ポスタービジュアルと場面写真が解禁となった。■ストーリー韓国系アメリカ人のジンは、講演ツアー中に倒れた高名な建築学者の父を見舞うため、モダニズム建築の街として知られるコロンバスを訪れる。父の容態が変わらないためこの街に滞在することになったジンは、地元の図書館で働くこの街の建築に詳しいケイシーという女性と出会う。ジンは父親との確執から建築に対しても複雑な思いを抱え、コロンバスに留まることを嫌がり、ケイシーは薬物依存症の母親の看病を理由に、コロンバスに留まり続ける。どこまでも対照的な2人の運命が交錯し、互いの共通項である建築を巡り、語ることで、それぞれの新しい人生に向かって歩き出す…。■小津安二郎へオマージュを捧げたコゴナダ監督初長編作1920年代に機能主義の建築として成立し、ル・コルビュジエをはじめ現在も建築デザインに多大な影響を与え続けているモダニズム建築。本作の舞台は、エーロ・サーリネンによるミラー邸(アレキサンダー・ジラルドの内装)やノース・クリスチャン教会をはじめ、I.M.ペイ、リチャード・マイヤー、ジェームス・ポルシェックなどの代表作が建ち並ぶモダニズム建築の宝庫インディアナ州コロンバス。建築を巡る2人の心象風景を美しく描き出した珠玉の物語は、全てのカットが巨匠たちによる建築へのラブレターとも言うべき映像美に彩られ、サンダンスをはじめ23の映画祭にノミネートされ8冠を獲得。是枝裕和監督が2度監督賞を受賞しているクロトゥルーディス賞では、『君の名前で僕を呼んで』を抑えて撮影賞を受賞。11月25日(月)現在、全米映画批評No.1サイト・ロッテントマトでは満足度97%を記録している。本作は、これまでロベール・ブレッソンやアルフレッド・ヒッチコックについてのドキュメンタリーを撮り、小津映画に欠かせない脚本家の野田高悟に因んでコゴナダと名乗る新進監督による長編デビュー作。奥行きを生かした画面の構図や間の取り方など小津安二郎監督の芸術性を研究し、全てのシーンで「映画の教科書」のような巧みな構図を実現した彼は、小津監督と同じような感覚を現代につなぐことに成功した本作で一躍注目を集めた。主人公のジンを演じるのは『スター・トレック』『search/サーチ』のジョン・チョー。ピープル誌の「最も魅力的な男性50人」にランクインするほど人気上昇中の彼は、『THE JUON/呪怨』のリブート作品『The Grudge』(原題)への出演が決まっている。ケイシー役には『スプリット』『スウィート17モンスター』の若手注目女優ヘイリー・ルー・リチャードソン。さらに、“インディーズ映画の女王”と称されるパーカー・ポージーや、マコーレー・カルキンの実弟ロリー・カルキン、ミシェル・フォーブスなど実力派のバイプレーヤーが競演。一方で“建築のもつ人を癒す効果”が鍵となる本作では、第2の主人公として街中にあふれる建築物たちが、ポストロック・バンドの「ハンモック」による美しい音楽とともに、効果的に演出されている。今回解禁されたポスタービジュアルには、遠くの建築物を望むジンとケイシーの姿が。「美しいこの街で二人は出逢い、そしてまた歩き出す…」のコピーが添えられ、建築物巡りを通して2人の関係性がどのように発展していくのかにも期待が膨らむ1枚に仕上がっている。『コロンバス』は2020年3月よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年11月27日「雑誌のインタビューでも『テンションの上がる食べ物はお肉のカルパッチョ』と答えるなど、米倉さんは大の生肉好き。特に大好物なのが馬刺しで、熊本から取り寄せて冷蔵庫に常備しているそうです」(テレビ局関係者)平均視聴率20%超えを連発した超人気シリーズ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)で主演を務める米倉涼子(44)。視聴率女王を支えているのが、馬刺しなどの「生肉」だ。美容ライターの梅野利奈さんは、その効果をこう解説する。「赤身肉は生肉で食べることで、消化しやすく高い栄養素を摂ることができます。さらに、低カロリーかつダイエットに有効なたんぱく質やLカルニチンといった栄養素も含まれているので、美容効果も非常に高いです」米倉とともに高視聴率を期待されているのが、朝ドラ『スカーレット』(NHK総合)主演の戸田恵梨香(31)だ。長期間にわたる撮影の力となっているのが「豆腐」だという。「デビュー当初はハードなダイエットに燃えていた戸田さんですが、30代になってからは胡麻豆腐や生麩といった大豆食品を積極的に食べているといいます。最近は沖縄のジーマーミー豆腐にハマっていて、楽屋では『黒蜜かけるとデザートになるよね!』とスタッフに話しているそうです」(NHK関係者)戸田に負けない注目を集めているのが、『グランメゾン東京』(TBS系)で12年ぶりに木村拓哉(46)と共演を果たす鈴木京香(51)。以前、テレビ番組で「全てのご飯は南部鉄器で炊く」と明かしていた鈴木だが、思わぬ効果があるという。「鉄分は髪や肌のツヤといった健康的な顔色をつくるうえで欠かせませんが、多くの女性が鉄分不足に悩まされています。鉄が含まれる調理器具から鉄分を摂ることができるので、南部鉄器でご飯を炊くのはいい選択だと思います」(梅野さん)キレイになるヒントは身近なところにあるのかも!?
2019年10月26日毎年秋に開催されるイベント『生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪(イケフェス大阪)』が10月26日(土)から始まるが、ひと足早く連携企画『大阪〈生きた建築〉映画祭2019』がシネ・ヌーヴォで開幕する。大阪は長い歴史の中で巨大建築や有名建築家が設計した価値のあるビルが建ち並び、庶民の親しみやすさやエネルギーが活気ある街並みを生み出してきた。また、天王寺の再開発や、大阪駅周辺の新ビル建設ラッシュなど、大阪は現在も新陳代謝を繰り返しており、歴史ある建築の価値はよりいっそう高まっているといって良いだろう。そこで魅力ある建築を公開して、大阪の生きた建築を楽しめるのが“イケフェス大阪”だ。映画祭はその関連企画で、現在ではもう見ることのできない大阪の“かつての街並み”が登場する映画作品を上映する。今年は4作品を上映。昭和初期が舞台で法善寺横丁や戦前の路地、生國魂神社の参道が登場する『夫婦善哉』をはじめ、旧松坂屋大阪店屋上、かつての心斎橋筋歩道橋が記録されている『黒薔薇昇天』、味園ビル地下のダンスホール・スタジオ80、梅田地下街が映し出される『ガキ帝国』、2000年代の阿倍野歩道橋、法円坂住宅団地などが描かれる『ナショナルアンセム』が揃った。両方に参加することで、セットやデジタル合成では決して描くことのできない“かつて”生きていた建築と街の風景をスクリーンで堪能し、現在も大阪で生きている建築をイベントで楽しむことができる。なお“イケフェス大阪”はこの他にも関連イベントが多数予定されており、詳細は公式サイトに掲載されている。大阪〈生きた建築〉映画祭201910月19日(土)から25日(金)までシネ・ヌーヴォで開催上映作品『夫婦善哉』『黒薔薇昇天』『ガキ帝国』『ナショナルアンセム』生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪10月26日(土)、27日(日)に開催
2019年10月19日米倉涼子(44)主演のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の第6シリーズが、10月17日スタートした。各メディアによると、初回は平均視聴率20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という好発進。19年の民放連続ドラマでは初の20%超えとなった。初回のあらすじは、財政難の「東帝大学病院」に現れた“コストカッター”ニコラス丹下(市村正親)が院内の赤字部門を切り捨てる改革を進める。そんな中、食堂で働く岩田一子(松坂慶子)が突然の胸の痛みを訴えた。検査を考える大門未知子(米倉)とは反対に、ニコラスが導入したAIシステムによって一子は手術することに。ニコラス主導の方針に大門が反旗を翻す――というストーリー。大門の「致しません」や「私、失敗しないので!」といったお決まりのセリフも健在だった初回。放送後、ネットでは米倉の期待を裏切らない演技を絶賛する声が上がった。《Doctor-X 大門未知子といえば。「致しません」コール。待ってました》《流石、未知子。そう来ると思ったよ。カッコよすぎる。ほんと、カッコよすぎる》《ドクターXは現代の水戸黄門だわ。米倉涼子が還暦になるまで続けて欲しい》米倉は8日の制作発表会見で、ドラマ撮影前に「低髄液圧症候群」という病気を患っていたと明かしていたという。そんな病を乗り越えて挑んだ新シリーズ。米倉は令和の水戸黄門となるか――。
2019年10月18日アイドルグループ・でんぱ組.incの古川未鈴が、漫画家の麻生周一氏と結婚することが明らかになった。18日、東京・Zepp DiverCityで行われたでんぱ組.incのコンサートで発表した。所属事務所を通じて連名でのコメントも発表した。2人は「いつもお世話になっている皆様へ私たち、麻生周一と古川未鈴は結婚する運びとなりましたことをご報告させていただきます」と報告。「まだまだ未熟な私たちですが、二人らしい笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思います」と抱負を記し、「今後ともよろしくお願い申し上げます」と呼びかけている。
2019年09月18日開放感と抜けのある空間この近くの団地に10数年住んでいて、土地勘があり、また地域のコミュニティとのかかわりができていたことから同じ市内で探してH夫妻がみつけたのが公園に面した敷地だった。「住宅密集地ではなく開放感と視線の抜けのある敷地を望んでいました。ここは南側に公園があってわれわれにとっては理想的でした」とHさん。大きな片流れの屋根とずらして配置された開口が特徴的。外壁は家の周りにサンプルを並べて黒のガルバリウムに決めた。手前(南)側に公園がある。設計でのリクエストもまずは「開放的で抜けのある空間」。そして「奇をてらわずおおらかで品の感じられる空間」だったという。奥さんは打ち合わせ時に、スペイン旅行の際に泊ったホテルでの体験を建築家の角倉さんに話したという。「そのホテルは修道院を改装した建物で崖っぷちに立っていたんですが、視線が遠くまで抜けて窓際からの景色が素晴らしかったんです」キッチンから2階のダイニングとリビングを見る。正面の窓から南側の公園の緑まで視線が気持ちよく抜けていく。H邸は南側の壁面に同程度の大きさの3つの窓と玄関扉の脇につくられたフィックスのガラスの開口などによって公園への抜けを確保してH夫妻のリクエストに応えているが、さらに内部においてもスペース間の視線の抜けを確保している。「どのスペースにいても開けた感じを望まれているのが最初からわかっていたので、それが設計する際の大きな核になりました」と角倉さん。さらに「基本的にはワンルームのようなつくりで吹き抜けで全体がつながっている。そういうものを望まれているのではないかと思った」と話す。リビング側からダイニングとキッチンを見る。左上が趣味室でその下が玄関ホール。素材感にこだわったH夫妻はこの空間の壁天井に砂漆喰、フローリングには「木を感じられる」材を選択した。家族がそれぞれの趣味を楽しむスペース。ドラムは上の娘さんのもの。半階分レベルがずれた趣味のスペースからLDKを見る。ベランダから内部空間を見下ろすような不思議な感覚も。階段途中から趣味のスペースを見下ろす。このスペースの真下は玄関ホールになっている。趣味のスペースの窓から向かいの公園の緑が見える。大きな玄関ホールを介してつながるH邸は玄関を入ると広めのホールになっているが、この土間のスペースはH邸のすべての部屋とつながっていて、まさに「ワンルームのようなつくり」にも感じられる。このつくりはH夫妻からの「人が集まれる家にしたい」というリクエストにも応えたものであった。外部から気軽に入れるこのスペースは「公園の集まりをそのまま引き込むようにしてつくったもの」と角倉さんは話すが「最初はお子さんが知らない間に外出したりしないように1階をリビングにしてほしいという話があって、これにずっと引っ張られてなかなかうまくいかなかった」という。1階奥から玄関ホールを見る。玄関脇の開口から公園が見える。この開口を曇りガラスにするか迷ったが結局透明ガラスを選択。玄関ホールから見る。1階奥には浴室がある。1階にはホールに面して子ども部屋が2つ並ぶ。上に見えるのはリビング。2階和室から見る。玄関上の開口のブラインドが開いているときにここで横になると公園まで視線が抜けて気持ちがいいという。「しかしあるとき、目の前に公園があるわけだからリビングを2階にもっていったほうがいいんじゃないかと思ったときに同時に土間の発想が出てきた。リビングと土間とつなげることでお子さんの出入りもわかり、土間にすることで近所の方も集まってくる。このアイデアが出てからは計画がスムーズに進みましたね」角倉さんからのこの提案に「直感的にいいな」と思ったというHさん。「土間になったホールが単なる玄関ではなくて部屋の延長でもあり、またそこでいろんなことができる可能性を感じました」左が「旅館の大きな玄関」のようなイメージでつくられた廊下。モノを置いたり座ったりと使い勝手がいいという。戸を開けておくと手前のホールと子ども部屋、リビングがつながりワンルームのようにも感じられる。昨年末に餅つきをしたときは、5家族が参加。この場所に作業台を設置し外でついた餅であんころ餅や黄な粉餅などをつくった。2階のリビングにいても人の出入りが容易に確認できる。階段途中から玄関ホールを見下ろす。おおらかさも実現竣工して2年が過ぎたH邸。「以前団地に住んでいたときも人を呼びたいとは思っていたんですが狭くてできなかった。2年経って、思った以上に人が集まってくれる家になっていますね」とHさん。奥さんは「友だちとの仲間づくりにおいてもとてもいいなと思っていて、今ならランチも外に食べに行くのではなくて“家においでよ”って言える。人とのつながりが以前とは違ったものになったのはこの家のおかげだと思います」奥さんはまた「好きな場所が家の中にたくさんあるのですが、ソファに座って眺める内部の景色が好きで、季節や時間によって光の反射の具合がちょっとずつ違うのが家の中にいて感じられるのもうれしい」と話す。Hさんはこの大きな傾斜天井が落ち着けて気に入っている。奥さんもこの天井も含めソファのところから見える景色が好きという。ソファのファブリックは皆川明さんデザインのものをオプションで張ったもの。Hさんのお気に入りは1階のホール。「機能面などからすると“遊びの空間”的なスペースともいえますが、これがこの家にある種の余裕のようなものをもたらしてくれていると思います」。そして「窓から入る光と公園の植栽の緑に心が落ち着きますね」とも。Hさんの言葉から、開放感と視線の抜けとともにリクエストした「おおらかさ」も十分に実現されている、そのように感じられた。H邸設計角倉剛建築設計事務所所在地千葉県松戸市構造木造規模地上2階延床面積114.23㎡
2019年09月09日8月18日昼すぎ。艶やかな黒いノースリーブ姿で、さっそうと東京・渋谷の劇場から出てきたのは米倉涼子(44)だ。この日、主演ミュージカル『CHICAGO』の千秋楽を迎えた米倉。出番を終えた彼女がお忍びで向かったのは、都内にある高級ホテルだった。米倉が再び姿を現したのはそれから約20分後。その手には大きな紙袋が握られていた――。「米倉さんは夜から始まる打ち上げの前に、共演者やスタッフへのプレゼントを買っていたそうです」(舞台関係者)豪華な品物を贈ることから“差し入れ女王”として知られる米倉。本誌もその強者ぶりを目撃している。16年には、主演ドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)の撮影現場に総額150万円にもなる銀座千疋屋の高級メロンを提供。共演者を驚かせていた。そんな米倉は、千秋楽の前日にも“戦友”への餞別を準備していたという。「いきつけのタオルブランド店『カシウエア』で、米倉さんはバスローブを8枚購入していたそうです。大切な人には必ずここのタオルなどをプレゼントしており、米倉さんはかなりの上顧客だといいます。今回購入したバスローブは1枚約3万円以上の高級品です。主要な外国人キャストやスタッフに渡したところ、みんな大喜びだったそうです」(スタイリスト関係者)7月のニューヨーク・ブロードウエーでの上演初日に、米倉は「私にとって『CHICAGO』はミュージカルの中でいちばん好きな作品であり、夢でもあり、今日は舞台に立てて本当にうれしい」と語るなど、今回の舞台に強い思い入れを抱いていた。「米倉さんにとって初めての海外進出となったのが、12年の『CHICAGO』です。右も左もわからないときに助けてくれたのが、外国人の共演者たちでした。米倉さんのライバル役を演じたアムラ=フェイ・ライトさん(59)は丁寧に英語を教えてくれたそうです。そんな女優として大きく成長するきっかけを与えてくれた共演者やスタッフに、米倉さんはとても感謝しているといいます。今回の差し入れは彼女なりの“恩返し”なのでしょう」(前出・舞台関係者)米倉からのサプライズなおもてなしもあって、打ち上げも大盛り上がりだったようだ。「米倉さんは英語でジョークを言って、共演者たちを笑わせていました。彼女の演技は海外でも好評だったので、再演の可能性もあるでしょう」(前出・舞台関係者)差し入れ女王・米倉の挑戦はこれからも続いていく――。
2019年08月29日ちひろ美術館・東京では、企画展『「ちひろさんの子どもたち」谷川俊太郎×トラフ建築設計事務所』を開催中。詩人の谷川俊太郎による“子どもの詩”や、トラフ建築設計事務所による“子どものへや”が登場し、いわさちひろの絵の中の子どもたちに新たな息吹を吹き込む。生涯にわたり子どもをテーマに描いた絵本画家、いわさきちひろ(1918~1974)。水彩絵の具を駆使したやわらかな色合いで、のびやかに描かれる子どもや花の作品は、今なお高い人気を得ている。同展は、そんなちひろが描いた子どもたちをテーマに谷川俊太郎が書き下ろした詩、“ちひろさんの子どもたち”をテーマに、谷川とトラフがコラボレートする企画展だ。詩人として第一線で活躍している谷川俊太郎。その幅広い詩作の中で、子どもに向けた詩や、子どもの目線で描いた詩を、ちひろの絵とともに展示。ちひろの絵に谷川が言葉を寄せた絵本『なまえをつけて』の作品も紹介され、詩と絵の組み合わせによる豊かな世界が立ち上がる。また、鈴野浩一と禿真哉からなるトラフ建築設計事務所は、ちひろの絵の中で多くの子どもが帽子をかぶっていることに着目し、そこから大きな麦わら帽子の形をした“子どものへや”を設計。さらに、トラフの代表的なプロダクトで、形を自由に変えられる紙の器「空気の器」のインスタレーションも館内に広がる。会期中は、アーティストトークやワークショップ、コンサートなど、さまざまな関連イベントも開催。ちひろの絵を見て、言葉に触れ、その空間に入り込む。個性あふれる谷川とトラフの感性を感じ取りながら、いわさきちひろの世界をより深く味わいたい。【関連リンク】 ちひろ美術館・東京()
2019年08月06日目の前の借景を活かして都心の人気の住宅街。緑豊かな公園の目の前という立地に、夫の父親の代から一戸建てを構えていた渡辺さんご家族。「前の家に10年程住んで、建て替えることを決めました。父から譲り受けるにあたっては、“明るい家にする”ということが条件でした」と、夫の耕治さん。とはいえ、単に明るいだけではなく、陰影がしっかり表現された落ち着きのある家が、夫婦揃っての希望だった。「ふたりともアメリカに暮らしたことがあり、映画の『グリーンカード』に出てくるような家がいいね、と言っていたんです」。特に映画に出てくるサンルームに憧れたそう。妻のあきとさんは、「キッチンに立つと、広々としたリビングの向こうにフラットにサンルームがつながる、そんな空間を希望しました」。おふたりの考えを具現化したのはssideの杉山純一さん。公園とつながるかのような広々としたLDKを2階に、コンパクトな寝室を1階に。斜線制限のある17坪の5角形の角地を最大限に活用して、プランニングを行った。天井高も確保した開放感のあるLDK。キッチンから全体が見渡せる。外壁にはフレキシブルボードを使用。ワイルドで荒々しい雰囲気を出した。バルコニーを部屋の一部に「プランの打ち合わせのほとんどは、サンルームのデザインに費やされました」。色々なやりとりの中で、憧れのサンルームは“インナーバルコニー”というカタチになった。「サンルームを部屋っぽく使いたい、というご希望で、それなら家の中にバルコニーがあるようにしてしまおうと。共に相談を重ねる中で生まれたアイデアです」と杉山さん。5角形の先端を舟の舳先に見立て、インナーバルコニーの中央に。そこを軸に左右対称にLDKにつながっていく。バルコニーは室内側にペアガラスの引き戸、道路側に型板ガラスの大きな開口を設け、天候によって自由に開け閉めできるようにした。「夏はほとんど開けっ放しにしていますね。バルコニーには防水をかけているのでビニールプールを出したり、秋にはお月見をしたり。ここがあるだけで生活が全く変わりました」。東南の角地だが、道路を挟んで隣家が建つ南側にはあえて開口を設けなかった。そのため、トップライトから降りる光や、東の公園側から西側の開口に抜ける光が強調され、陰影のある空間となった。無垢のオークの床が心地いいリビングダイニング。照明はあまりつけず、自然光で暮らすのが好きだとか。インナーバルコニーにはレッドシダーのデッキを。「緑は公園に委託し、サンルーム的には使っていないんです(笑)」。窓を閉めれば、バルコニーがリビングの一部に。アンティークな型板ガラスが、レトロな雰囲気も添える。公園の緑をフレームのように切り取る。リビング側の引き戸を閉めれば寒暖の調整も。家族の気配を感じるLDKリビングダイニングを見渡すことができるアイランドキッチンは、ステンレスでオーダー。「私たちの身長に合わせて造ってもらったので、使いやすいですね。家具はあまり置きたくなかったので、収納の棚も造作してもらいました。作業台としても便利なので、建て替えてからお料理を作ることも多くなりました」。色ムラのあるダイニングテーブルは、ssideがこの家のイメージに合わせて見つけてきたものだそう。「ピカピカの新品ではなく、荒々しさ、素材感がこの家の特徴だと思っています。外観もダーク色で“固まり”を感じさせるので、ロフトへの階段はあえて強い色を選びました」(杉山さん)。リビング中央の存在感のある階段を上がると、耕治さんの趣味のレコードなどを収めたロフトがある。仕切りのないひとつの空間が、家族それぞれの大事な時間をつないでいる。中央に階段を。キッチンからはリビングで遊ぶ長女はるねちゃんを見守ることもできる。キッチンは掃除のしやすいステンレスで造作。高さを揃えて収納棚も造り付けに。奥にはパントリーを設けた。キッチンからつながった収納棚のダイニング側には、アルバムなどを収めている。木と鉄骨の脚の組み合わせが、武骨な雰囲気のダイニングテーブル。ロフトへ上がる階段は木製。アイアンの手すりが荒々しさを添える。たくさんのレコードを所蔵するロフトは、秘密基地の雰囲気。機能性を追求した1階広々とした2階と対照的に、1階はベッドルーム、ウォークインクローゼット、バスルームと、必要なスペースを機能的にまとめた。「前の家の住みにくさを検証し、動線を考えました。仕事で夜遅く帰った日は、2階にあがらず1階だけで済んでしまうこともありますよ」。アメリカ生活の影響がいちばん反映されたというバスルームは、お風呂、洗面、トイレを一体に。洗濯からアイロンかけまで同じスペースでできるなど、ランドリールームとしても活躍する。冬は冷え込みがちな1階だが、蓄熱暖房機を玄関に置いたことで、1階はもちろん家全体が暖かいのだそう。「寒いのが嫌いで、アメリカのセントラルヒーティングに憧れていたんです(笑)。蓄熱暖房機はssideさんの提案なのですが、おかげで冬も半袖で過ごすことができ、1年中快適に暮らせています。設計前はこんな狭い土地で何ができるの?と思いましたが、時間をかけて考えただけのことはあったなと思っていますね」。ベッドルームと子ども部屋の間は、いずれカーテンで仕切れるようレールを設置。リフォームで壁をつくることもできるレイアウトに。ベッドルームは横すべり出し窓に。明るくなりすぎずゆっくり眠れる。夜中に蓄熱する蓄熱暖房機を、玄関に設置。これ1台で冬も家中暖かい。ランドリールームとしても有効な、広々したバスルーム。洗濯ものはアイロンをかけて隣のWICへ、と動線がよい。3畳の広さのあるウォークインクローゼット。家族3人の衣類をここに収納。インナーバルコニーは家族の団欒の場に。毎日、緑に癒される。渡辺邸設計sside建築設計事務所狭小住宅プロジェクトCOHACO所在地東京都世田谷区構造木造規模地上2階+ロフト延床面積78.78㎡
2019年08月05日米倉涼子が主演するブロードウェイ・ミュージカル『シカゴ』の来日公演が8月1日、大阪・オリックス劇場で開幕した。その開幕を前に、ゲネプロと囲み取材が行われ、米倉のほか、アメリカ・カンパニーの来日キャストから、ヴェルマ・ケリー役で史上最多出演数を誇るアムラ=フェイ・ライト、物語の鍵を握る悪徳敏腕弁護士ビリー・フリン役のピーター・ロッキアーが取材に応じた。ブロードウェイミュージカル「シカゴ」チケット情報女優デビュー20周年の米倉、7月には自身3度目となるブロードウェイ公演でも主演ロキシー・ハート役を務めてきた。「とにかくたくさんのお客様に喜んでいただけたので、日本公演も精一杯頑張りたい」とコメント。ピーターは「涼子とは舞台上でとても楽しく上演できている」と笑顔で語り、公私ともに“相棒”というアムラも「涼子と私たちは毎日より良くなっている。涼子とは親友同士としての化学変化も楽しみたい」と上々の仕上がりをアピールした。本作は1997年初演、これまでトニー賞最優秀リバイバル・ミュージカル作品賞を含む6部門、ローレンス・オリヴィエ賞2部門、グラミー賞を獲得。アメリカ(ブロードウェイ)作品として歴代1位のロングラン、世界36か国、500都市以上、12言語で上演されているメガヒット・ミュージカルだ。実話に基づいたふたりの“悪女”によるシンデレラ・ストーリーはスキャンダラスで、『オール・ザット・ジャズ』など劇中を彩るナンバーも名曲揃い。加えて鬼才ボブ・フォッシーによる振付はスタイリッシュかつセクシーで、それらが三位一体となり極上のエンタテインメントとして、色褪せぬ輝きを放ち続けている。7月31日には、ミュージカルCD「シカゴ」の日本盤ボーナス・トラックで、米倉涼子が歌う『ロキシー』が世界120か国以上で配信された。世界デビューについて問われた米倉は、「なぜ私が?と、いまだに信じられません」と恐縮しきり。だがニューヨークでのレコーディングは「ブロードウェイのアンサンブルボーイズふたりにも歌を入れてもらい、とても楽しい時間を過ごすことができました」と振り返った。また米倉にとって8月1日は自身の誕生日。「ハッピーバースデー!」とピーターからバラの花束を受け取った米倉は「誕生日なんて忘れてた」と驚きの表情。『シカゴ』の本拠地、ブロードウェイのアンバサダー劇場を模したケーキが運ばれると、3人は「素敵ー!」と声をあげた。そんな祝福ムードのなか、改めて米倉が日本公演に向けて意気込みを語った。「今回は半分以上が初めて共演させていただくメンバーです。最後のリハーサルでも、みんなで一丸となって前を向いて気持ちをひとつに整えたので、長丁場になりますが、日本公演も精一杯がんばります!」と力を込めた。公演は8月4日(日)まで大阪・オリックス劇場、8月7日(水)から18日(日)まで東京・東急シアターオーブにて上演。
2019年08月02日現在、NYでブロードウェイ・ミュージカル「CHICAGO」に奮闘中の米倉涼子(43)。NY公演は7月1日に開幕し、14日に千秋楽を迎える。すでに現地で鑑賞した日本人客も多く、絶賛の声があがっている。《ネイティブの演者さんに囲まれながらも、迫力ある演技に圧倒されました》《並大抵の努力ではここまでできなかったんだろうと思う。見られて良かった》《最後は、観客スタンディングオベーション》《米倉涼子の貫禄というか努力に乾杯です》ほかにもNYに滞在中していた神田うの(44)も、8日に更新したインスタグラムで鑑賞したことを報告した。神田は《I still remember the days that we used to take ballet lessons together when we were teens》と、10代のころに米倉と一緒にバレエを習っていたことも告白。《I am wishing you all the best, Ryoko》としめくくり、米倉を激励した。米倉にとって、今回のブロードウェイ舞台は3度目になる。米倉は、2012年にアジア系女優で初めて同舞台の主演「ロキシー・ハート」役に抜擢された。そして2017年の再演が決まった際には、「今回が最後だと思っている」と強く決意。そして3度目で、「『CHICAGO』とずっと関わっていたい」と作品にひとしおの愛着を見せた。アメリカ人女性が主人公の役柄を米倉のようにアジア人が演じることも注目された。本舞台の上演は計14日間の18公演で、以前よりも大幅に延長。8月1日からは日本公演もスタートする。大阪公演はすでにチケットが売り切れているという盛況ぶりだ。さらに7月26日には、米倉が英語で歌う同作の楽曲「ロキシー」も120カ国に配信される。《米倉ねーさんのCHICAGO日本公演、超楽しみにしてます》《あっちで見れたらどんなに最高だったのか…日本で待ってます》と、米倉の凱旋を心待ちにしているファンの期待は高まるばかりだ。
2019年07月10日縁側のすぐ先には裏山の緑「天気のいい日は縁側に子どもたちが集まってきて遊んでいます」と話すのは老子邸の奥さん。お子さんは「東京のマンションに住んでいるときよりも格段に元気に家の中を走り回ったりするようになった」という。奥さんの話に出た縁側は、アプローチから玄関へと至る前に現れる。中庭を囲むコの字形をしたその縁側のすぐ先には裏山の緑が間近に見える。老子邸はとても戸外感覚が溢れるつくりなのだ。老子邸のエントランス。玄関はいったん靴を脱いでウッドデッキの上に上がると左手に現れる。家づくりの考え方が変わっていった子育てを考えて逗子に越そうと考えた夫妻がこの土地を選んだのは、敷地のすぐ裏にまで迫る山に加え、前方にも緑が豊かに見えるというのがポイントだったという。しかし、現在のような家のつくりはまったく想像もしていなかったものだった。最初は「単純にちょっとおしゃれな家がいい」「無垢の木を使いたい」と漠然と考えていたという。その夫妻の考え方が「“住んでいて面白い家がいい”とうふうに変わっていった」という。そのきっかけになったのが建築家の岸本さんとのやり取りだった。「子どもには隠れる場所が必要」「子どもが外から自由に出入りするぐらいがちょうどいい」等々、子どもに対する目線の重要性などの話も聞きながら徐々に夫妻の家づくりの考え方がシフトしていったという。エントランスからウッドデッキにまで至ると視線は中庭越しにそのまま裏山へと抜ける。家にいるのに外にいるような「岸本さんと話をしていてもはじめはどんな家ができるのか想像がつかなかったんですが、お任せしてお願いをしたら楽しめる家になるんじゃないかなと思いました」と老子さん。設計に際しては岸本さんが「東京からわざわざ逗子に越してきて家を建てるというわけですから、お2人の要望を聞く前からこちらで何をするべきかはすでに半分ぐらいは決まっていた」と話す。それほど家づくりにおいては敷地環境の比重が大きかったが、夫妻の思いが大きく反映したものがひとつあった。それは「家にいるのに外にいるような感じで暮らしたい」というものだった。「どういう家がいいかというよりも、どういう生活がしたいかを箇条書きでもいいのでくださいと岸本さんに言われて」(奥さん)出したリクエストが戸外感覚溢れるつくりへとつながったのだ。中庭側からエントランス方向を見る。真ん中のドアが開いた部分が玄関。その右手に水回り関係が並ぶ。1階のこちらのサイドには奥から寝室、納戸、将来の子ども部屋が並ぶ。外にある居間第1案からほとんど変わっていないという設計案は「面白いというのが第一印象」だったが、奥さんは「びっくりして、もちろん抵抗もありました」と話す。そこで岸本さんにたくさんの質問を投げかけた。「玄関はどこ?」に始まり、いろんな「?」が奥さんの頭の中で渦巻いたという。「でも何回も何回も話をして、岸本さんが具体的な情景を例に出しながら説明してくれて。それで模型を見ながら、ああこういうことなのかなあとだんだんがわかるようになって納得していきました」(奥さん)「ふつうは玄関で内と外がはっきりと区切られていますが、そこを少しぼかしてだんだん内側に入っていくようにする。そうした中間ゾーンをできるだけ豊かにしようとしました。コの字の両端の部分は縁側の風情ですが、真ん中の部分も縁側であり玄関であり、また外にある居間でもあるというように」(岸本さん)水回り前の縁側でくつろぐ老子さん一家。老子さんは「自然の移り変わりをとても身近に感じ取れるようになった」という。「お風呂に入りながら外を見たいというのはリクエストしました」(老子さん)。下見板張りは陰をつくって壁の表情を出すためと家の内側だが外部という「ひっくり返った世界」をつくるため。多様な場所をつくる子どもたちが走り回るのには開放的で自然との距離が近く感じられる空気感も大きく作用しているが、老子邸ではそれに加えて多様な場所がつくられているというのも見逃せない。「場の差異をどうやってつくっていくかが重要だ」という岸本さんは、この家では凝縮された延床面積の中に小さな空間をつくってバリエーションを多様化させているという。階段途中に机の置かれたスペースや2階のロフトがそれで、ともに入口にアーチを設け壁を濃紺で仕上げている。さらに2階に畳の空間をつくったのも「空間が変わる体験を無意識のうちに感じてもらうため」の建築的仕掛けである。子どもに対する目線も意識してつくられたこの家では、実際に子どもたちが楽しそうに走り回るだけでなくいろんな場所で遊ぶという。「畳の間で遊んだり、友だちが来るとベンチ伝いに歩いたりロフトに大集合して遊だりしています。大きくなったらさらに遊ぶ場所が増えていくんだろうなと」(奥さん)玄関を入ったところから見る。階段途中に作業のできる小スペースが設けられている。ダイニングのほうとは対照的に「ちょっとふわっとしたウエットな感じ」(岸本さん)の空間。家の中心に位置するキッチン。食事をつくる際にも裏山の緑が眼に入る。左右の空間とは天井の仕上げを変えている。このキッチンで家族間のコミュニケ―ションが以前よりも活発になったという。キッチンの奥にロフトが設けられている。キッチン前から見る。ダイニングの奥に畳のスペースがつくられている。キッチンからも豊かな緑を眺めることができる。エントランスの上部、キッチンの外側につくられたベランダ。この場所でバーベキューをすることも。ダイニングからベンチがぐるりとめぐりベランダ近くまで続く。壁・天井には土佐和紙が貼られている。逗子という土地を選んで東京から越してきた老子一家。8月にこの家での暮らしが1年を迎えるという。「もともと外が好きでよく外に出るんですが、越してきてからさらにすぐに外に出るようになりました」という老子さん。夜はエントランスの上部につくられたベランダに出てコーヒーをよく飲むという。「ほんとうに想像以上の家に住めて楽しいし、楽しんでいます」との言葉からは、「この地での家づくりは大成功だった」との思いがにじみ出ているように感じられた。縁側であり、また“外にある居間”でもあるような空間。正面ファサード。白壁の部分にはガルバリウム鋼板が張られている。老子(おいご)邸設計acaa所在地神奈川県逗子市構造木造規模地上2階延床面積180.99㎡
2019年07月10日自然と人が集まるアイランドカウンター築年数不明のトタン貼りの建物が残る再建築不可の旗竿地。ここに住むためにはこの古家を生かさなければならない。それでも購入に踏み切ったのは、小学2年生のお嬢さんの学区を変えることなく、中目黒という便利な街に住み続けられることが理由だったそう。「『フィールドガレージ』の原 直樹さんに建物を見てもらったところ、大丈夫というお墨付きをいただいたので思い切ることができました。基礎から作り直さなければならないほど建物が傷んでいたので、実際の工事は想像以上に大変だったそうです」元々の家がとても暗かったので、リノベーションはなにより明るい家にするのが目標だったそう。開口部を大きく確保し、吹き抜けを作り、光を1階まで届けた。2階のリビングの中心は大きなアイランドカウンター。「料理好きな夫の身長が高いこともあり、アイランドカウンターを思い切った高さまで上げました。天板に肘をつきながら立ち話をするのにちょうどいい高さです。来客はなぜかソファに座らず、カウンターの周りに集まって話をします(笑)」キッチンは2階に。三角屋根がかわいい。アイランドカウンターの腰板の面材はヴィンテージオーク。古い柱を残しながら、新しい梁を入れて耐震補強している。山本貴緒さんは、ここでイギリス人の夫イアン・ギビンスさんと、小学2年生のあおちゃん、ダックスフントのマカロンと、シーズーのココと暮らす。キッチンの戸袋には古い家の建具をリメイクして使っている。調理道具や食器は、料理上手なイアンさんがセレクトしたものが多いそう。「不思議と植物がよく育ちます。前に住んでた家から持ってきた植物がすぐにボーボーになりました(笑)」右はあおちゃんが描いたアクリル画。「元気が出る色合いの花に、ミツバチがとまっています。とても気に入ってます」。左側はお母さまにもらったフジコ・ヘミングの作品。吹き抜けから明るい光が注ぐ1階玄関旗竿地の細い通路を通って玄関ドアの引き戸を開けると、広々とした土間が現れる。細い通路と広がりのある玄関。そのメリハリのある対比が、山本・ギビンス邸をより魅力的に見せている。以前の家はとても暗かったという一階の玄関は、吹き抜けから光が降り注ぐ、明るく広いスペースへと変わった。住まいのあちこちで使われている古い建具や板や箱などは、もとの家で使われていたものを救出し、新しくデザインし直して生き返らせたもの。年月を経たものならでの深みが、綺麗にリノベーションした住まいに温もりを与えている。広々とした玄関の土間。吹き抜けから明るい光が射し込む。左側の棚は、以前の家にあった木箱を積み上げて壁に固定して制作。L字の廊下の先に寝室がある。古い建具を生かし、温かさの感じられる明るい廊下。リノベーションする前はこの辺りが特に暗かったのだそう。2階のリビングと書斎の間の室内窓には、対で古いガラスを入れた。書斎の窓は、吹き抜けをはさんで眺めの良い通路側に面している。断熱材をしっかり入れて快適な住まいに古い戸建て住宅にありがちな悩みが、寒さ。その問題を解決すべく、断熱工事やペアガラスなどを積極的に採用し、とても暖かで快適な住まいに仕上がった。平屋の家を増改築した建物は構造的にも不安定だったが、しっかりと耐震補強も施した。「元のオーナーはここでクリーニング店を営んでいたようです。作業場があった形跡が残る土間をリノベーションして、1階奥の寝室にしました。きちんと床を張り、床下にはしっかり断熱材を入れていただいたので、気持ちよく過ごせます。再建築不可でなければ取り壊していただろう建物を、考えていた以上に快適で素敵な住まいにリノベーションしていただき、『フィールドガレージ』さんには感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです」寝室の奥はウォーキングクローゼットに。引き戸には古いガラス戸を。天井の古い梁がとてもよい雰囲気。高窓から洗面所に明るい光が射し込む。ブルーのタイルをアクセントに。タオルもブルーでコーディネイト。旗竿地の築年数不明な建物をリノベーション。玄関は引き戸に。曇りガラスから光が室内に取り込まれる。通路脇に植えた植物がぐんぐん成長中。山本・ギビンス邸原 直樹(フィールドガレージ)所在地東京都目黒区構造木造規模地上2階延床面積111.37㎡
2019年06月26日企画展「構造展 -構造家のデザインと思考-」が、東京・品川の建築倉庫ミュージアムにて、2019年7月20日(土)から10月14日(月・祝)までの期間で開催される。“構造家”とは、建築家のイメージする空間を実現すべく構造システムを検討し、技術を応用しながら、思想を持って構造をデザインする人物のこと。日本の有名建築は必ず“構造家”と建築家の協業によって竣工し、その存在は大きい。本展では、坪井善勝、佐々木睦朗らをはじめとする50名の“構造家”の思考とデザインに焦点を当て、60作品70点以上の構造システム、構造デザインにまつわる模型や図面、プロセスや思考が分かるスケッチや映像などを展示。1950年代から現代まで、日本の構造家が築いてきた多様な美学や感性を体感できる今までにない展示構成となる。「国立代々木競技場」をはじめ、大阪万博「お祭り広場」「富士グループ・パビリオン」、長野冬季オリンピックスピードスケート競技場「エムウェーブ」といった日本を代表する名建築の構造模型は必見。また、構造解析映像、構造システムやディテールが分かる現物モックアップなどの様々な展示物で、建築の“構造”について知見を深めることが出来る。さらに会期中は、出展者によるギャラリートーク、“構造家×建築家”をテーマにした様々なイベントも開催予定。是非この機会に会場に足を運んでみてはいかがだろうか。【詳細】企画展「構造展 -構造家のデザインと思考-」会期:2019年7月20日(土)~10月14日(日)開館時間:11:00~19:00(最終入館18:00)会場:建築倉庫ミュージアム 展示室A住所:東京都品川区東品川2-6-10入場料:一般 3,000円、大学/専門学生 2,000円、高校生以下 1,000円※月曜休館、祝日の場合翌火曜休館<出展構造家例>坪井善勝、斎藤公男、中田捷夫、梅沢良三、佐々木睦朗、山辺 豊彦、金箱温春、徐光、稲山正弘、多田脩二、金田充弘、小西泰孝、名和研二、満田衛資、山田憲明、大野博文、森部康司、萩生田秀之、金田泰裕など
2019年06月24日