~泣いてもらえる人になりなさい〜あなたが死んだとき、誰に、何人の人に泣いてもらえるでしょう?考えてみてください。あなたが普段自分の欲だけを追い、意地悪で人を困らせ嫌な思いばかりさせているのなら、泣いてくれる人は誰もいません。それどころか「うわあ、やっと死んだかァ」とむしろ大喜びされるかもしれません。その反対に人を和ませ愉快な気持ちにさせていたなら、ただ涙、どれほど月日が経っても惜しまれ懐かしがられることでしょう。「もし死んだら…」を想像すると、普段の生活の中でいかに自分が我が儘で勝手な人間かどうかが判り、また、同時に自分の正しさも再認識することができます。
2017年09月21日~“人間らしさ”を意識する②〜世間でいう“男らしさ”“女らしさ”より、性別に関係ない“人間らしさ”が大切なら、その“人間らしさ”とは何でしょう?それは、“優しさ”であり“色気”です。相手の立場や心の中を思いやり相手の身になって考える想像力を持つ、あるいは、気配りができて、さり気なくおしつけがましくない、粋で上品な接し方ができるなど、人間にしかできない心の働きを磨く。それが、性別も外見も年齢も職業も学歴も家柄も関係ない絶対的な魅力である“人間らしさ”なのです。女性ならば、胸やお尻を見せびらかす「メスらしさ」ではなく、明るい笑顔を振りまく優しい“人間らしさ”を常に保ってさえいればきっと素敵な出会いもあり、人生が切り開けるのです。
2017年09月14日〜“人間らしさ”を意識する①〜世間一般で言われる“女らしさ”とは、きめ細かい肌につややかな髪・大きな乳房に丸いお尻。“男らしさ”は筋肉質でタフ。しかしこれは、“メスらしさ”と“オスらしさ”であり人間を動物として外見で見た特徴にすぎません。実際の中身は、現実的で、神経が太く強いのが“女らしい女”、女々しく弱く神経質ガラスのように繊細なのが“男らしい男”です。女性は外見が女っぽい人ほど内面は図太い神経をしています。子供を産んだ女になるともっと強くなります。一方、どんなに外見は雄々しくても内面まで雄々しくたくましい男性はいません。男は気が小さい人ほど強いふりをしているのです。つまり、昔から云われている男らしい男、女らしい女とは、空想の産物だということです。ですから大事なのは“人間らしさ”です。
2017年09月11日~人生は楽だらけという考え方もある?〜人生は修行の場、辛いことしかないと常々申し上げておりますが、全く逆の発想で「人生はラクだらけ」という考え方もあります。それは人間には辛い時期も苦しい経験も時間が経ちすべて後になってみれば楽しい思い出に変わることがあるのだから。人生を山登りに例えるならば、登っている最中は苦しいだけで「もう嫌だ2度と登るもんか!」と思いますが、頂上に到達すれば苦しければ苦しかったほど達成感と素晴らしい景色で嬉しさ楽しさの感動が倍増します。また下山時には登りほどではないですが、降り路なりの苦しみが待っています。しかし人間は時間が経てば素晴らしかった山々の感動を鮮明に思い出します。美しい思い出として。だからまた人は山に登りたくなるのです。人生で経験した苦しい・辛い思い出は、その経験がより辛いほど、それを乗り越えた後からは懐かしいセンチメンタルな思い出に変わり、辛いが楽にかわるから「人生は楽だらけ」とも考えられるのです。これが正負の法則と並ぶ究極のプラス思考です。
2017年09月08日~安眠の秘訣〜近年、不眠に悩む人が増えているそうです。なかなか眠つけない、眠ってもすぐ目が覚めてしまうなど、安眠できないというのです。そして、その多くは寝酒に頼っているようです。寝酒は、確かに寝つきは良くなりますが、逆に浅い眠りが続いてしまいますから、何度も目が覚めてしまうのです。これでは、なんの意味もありません。安眠のコツは、横になってからは何も考えないことです。横になったまま仕事のことや心配ごとを考えるから眠れなくなるのです。横になったら、鼻から息を吸って、口からゆっくり吐く深呼吸を繰り返します。次に、真っ赤な太陽を思い浮かべて、足の裏からゆっくり吸い上げるただその事だけをイメージトレーニングをします。頭のてっぺんまでゆっくり吸い上げたら、今度は反対に、少しずつ足のほうへおろしていって、最後に吐き出します。これを3分でもいいですから毎日続けましょう。このイメージトレーニングは、広大な宇宙と一体になった感覚が得られて、安眠できるはずです。さっそく今夜からお試しください。輝く星になれます。
2017年09月07日〜どうして音楽が持つパワーは凄いのか?〜音楽というものは眼にこそ見えないが人間にとても大きな影響を与えています。理由は簡単、人間のカラダは70%が水分で出来ていますから。水に音波の衝撃を与えるとその刺激で水は揺らぎます。この揺れが脳神経や肉体や精神に影響を与えます。旋律の美しいゆったりとしたクラシックなどのメロディーを聞けば、その波動が体内の水分に伝わり、心穏やかになります。その逆で、騒音に近い猛々しいハードロックやヘビメタを聞けば体内振動は乱れ続け、攻撃的になり精神的にバランスを崩すだけでなく、刺々しい狂暴獰猛な人間になりやすくなります。音や音楽というものは人の心を操ることのできる大きな振動のパワーを持つ衝撃波です。ですから、日々の暮らしの中でどのような音楽に接するかは、人格を左右する上でとても大切なことであり、上質な音楽を上手に生活に取り入れ、精神バランスを保つのに活用すれば、日常生活はとても潤います。
2017年09月06日~心にも目を〜皆さんの周りに、思いやりのあるステキな人はいますか?さて、思いやりとは、どういうことなのでしょうか。思いやりとは、相手の見えていない部分を、いたわりの心の目で見ることから生まれてくるものなのです。たとえば、恋人と休日にデートの約束をしていたのに、「残業や接待が続いたから、休日はゆっくり寝ていたい」と言われたら、あなたはどうしますか?予定通りデートに引っ張り出すようなら、それはエゴのかたまりです。もちろん、仕事で疲れたときに恋人がそばにいることで、癒されることもあるでしょう。けれども、そばにいるとかえって気を遣わせてしまうこともありますから、時には一人にしてあげることも大切なのです。恋人のために何かしてあげたいと思うなら、何もしない、邪魔をしないことも思いやりなのです。そうして恋人に会えないときには、ただじっと部屋にこもるのではなく、次のデートのための下調べの為に、映画を見たり、本を読んだり、美術館に出かけたり、内面を磨くことも大切です。思いやりがあって、内面から輝いているあなたと、一緒にいたくないと思う恋人はいないはずです。
2017年09月05日~良薬口ににがし〜危険ドラッグを吸って車を運転し、事故を起こした事件が重なりました。事故に巻き込まれ、亡くなった方達もいました。自分の欲望を満たすだけならまだしも、まったくの他人を巻き込んでしまうのは、絶対許されるものではありません。危険ドラッグも、麻薬や覚せい剤と同様に、ほんの一瞬だけ快楽を得られても、あとはバカの廃人として長い一生を棒にふるのです。食事も同じです。好き放題に食べたいものばかりを食べて、健康でいたいというのはムシが良すぎます。「おいしいものは糖と脂でできている」というCMがありましたが、そのとおり!「良薬口ににがし」というように、身体に良いものは、おいしいものばかりとは限りません。ある程度は粗食を心がけることも大切です。私も玄米のご飯を食べていますし、お肉はあまり食べないようにして、野菜をたくさん食べるようにしています。これから食慾の秋を迎えます。あれも食べたいこれも食べたいという欲望もわかりますが、その快楽は一瞬だけです。それより長い一生の方を考えて、身体に良いものを取捨選択して、そして、腹八分をお忘れなく。
2017年09月04日~9月に寄せて〜みなさま、ごきげんよう。今日から9月。新学期がはじまった学生さん、楽しい夏休みはもう終わりましたね。今日から新たな気持ちでピッと勉強に励みましょう!さて、今日は防災の日。1923年(大正12年)の9月1日に発生した関東大震災にちなんで制定されましたが、私たちにとって忘れられないのは東日本大震災です。被災地の復興がまだまだ進んでいないことを想うと気の毒で胸が痛みます。どうか、今日もご無事にと祈るばかりです。ところで、9月は旧暦で長月と言いますが、夜長月が由来という説があります。これから季節は徐々に薄紫の秋へと移り変わっていきます。まもなく中秋の名月ですし、秋分の日やお彼岸も9月の大切な行事です。お米をつくっている農家の方にとっては、黄金の稲刈りの季節でもあります。また、私の秋のコンサートもまもなくはじまります。たくさんのお客様にお目にかかれるのを楽しみにしております。そろそろ夜には虫の唄声が聞こえてきませんか?去りゆく夏を惜しみつつ、秋の訪れを感じながら、今月も穏やかにすこやかにすごしてまいりましょう。
2017年09月01日~夏休みは終わり、気持ちを切り替える〜今日で長かった夏休みも終わりという学生さんも多いはず。明日から新学期、心機一転、勉学にスポーツに励んでください。実は、日本人は上手に生まれ変われる民族です。新年になれば前の年の嫌なことを全て忘れて新しくスタートする。それと同じ。1学期に学校でいじめられたり嫌なことがあった人は、明日からは武道、格闘技を身につけ夏休み前とは違う自分になって登校してみてください。キャラ変えのいい機会ですよ。
2017年08月31日~ごきげんようの次は……〜クイズです。皆さんは、誰かに「ありがとう」と言われたら、なんと答えますか?「いえいえ」や「いいのよ」と答える方が多いのではないでしょうか。「ありがとう」に対しては、「どういたしまして」が正解です。正解した方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?英語でも「thank you」に対して、「you are welcome」と答えますし、フランス語でも「merci」に対して、「de rien」と答えます。日本語だけ、どういうわけか、「どういたしまして」と答える人が少なくなっているのは、とても残念なことだと思います。「どういたしまして」も、きちんと言える方になっていただきたいと思います。もちろん、美しい日本語はそれだけではありません。この麗人だよりを愛してくださっている皆さまには、もっともっと学んでいただきたいと思っております。日本語については、また別の機会にもお話しさせて頂きましょう。では、ごきげんよう。さようなら。御免あそばせ。
2017年08月28日〜美しい女性は総合芸術→だから品が漂う!〜この世は楽しいことばかりのユートピア・桃源郷ではありません。仕事もプライベートも全て順調・平和で幸せだけの人生を願うのは自由ですが、そうはいきません。正負の法則がこの世の法則なのですから。大きく得れば大きく失うもの。逆に小さな“正”しか得られなければ、“負”もまた小さくて済みます。ですから「人生、何事もほどほどでけっこう。無病息災が一番」と思えるようになったら、焦らず落ち込まず人を羨ましがることもなく、精神衛生上は大変のんびりと良い状態で気持ちよく人生を送れます。結局、「まあまあ、これでいいや」と自分で満たされなければ、いつまでも「もっと、もっと」と大欲をかき、結果は正負の法則通りに大損をして落ちていくだけです。幸せ・不幸せとは、その人の心次第、心象風景が現れるもの。身心が満たされて、美しくなければ、何をどれだけ巨満の富を持っても空しく不幸なのです。これからの人生に是非お役立てください。
2017年08月24日~洗練された社交術でも意思疎通〜戦前に日本人が身に着けていた優れた美意識の1つが「奥ゆかしさ」です。その奥ゆかしい大人の洗練された上手なお付き合いの方法の1つが「ぼちぼちでんなあ」です。大阪商人が仲間内で交わす挨拶ですが、「儲かりまっか?」の問いに、「儲かってますわ」では嫌みにとられ妬まれますし、「あきまへんなあ」でも、足元を見られ状況によっては取引に影響します。「ぼちぼち」こそ儲かっていない人からへりくだったさしさわりない玉虫色の表現で、奥ゆかしく、洗練された大人の社交術です。このように日本には多くの“奥ゆかしさ”を含む言葉がたくさんありました。それを今一度掘り起こし光を当て、日常会話で使ってみてください。コミュニケーションを楽しくユーモアに図れて、人に好かれるでしょう。
2017年08月21日~繰り出す負をことごとく正に変えた女性〜幸田文さん、長編小説「流れる」「父」など様々な作品を世に送り出した女流作家。偉大な文学者であった父・幸田露伴さんに物凄くシゴかれ苦労したことを生前ご本人から伺いました。ちょっとお洒落をしただけで「お前みたいな不器量で不器用な娘には任じゃない」とこともなげに言われたとか。しかし、父が繰り出す様々な“負”の刃を見事に打たれ強く我慢強く“正”に変えて、あれだけの優れた作品を残し、着物も江戸風ないなせな着こなし、美しい言葉遣いや立居振舞いなど、ほれぼれする様な本当にいい女っぷりを努力で手に入れておりました。どんなに厳しい環境でも、相手が負の刃を投げつけようとも自分の心の持ちよう、努力次第で、それをとてつもない正に変えることができるのです。皆さんも文さんの心意気に負けないよう努力しましょうね。
2017年08月17日~見えないものを信じないは寂しい〜Q…夏は怪談話や肝試しなど幽霊を語られることが多い季節ですが、あなたは霊の存在を信じますか? ~Thinking Time~A…肉眼で見えないものを信じないのが人間の性癖。だから目に見えない霊も信じないという人を多くお見受けします。しかし、目に見えないから存在しないのなら、音は?空気は?電波は?気配は?目には見えませんが存在しますよね。だから霊も見えないだけで確かに存在しております。それが見えるか見えないかは、電波とテレビの関係と同じように周波数が合えば実は見えるのです。たとえば幽霊が出している1のチャンネル周波数に、多くの人は3のチャンネルに合わせているから見ることができない。幽霊が出している周波数に合った人が霊感云々関係なく姿を見ることができる。別に不思議なことでも何でもありません。原子や電子、中性子、陽子、素粒子が存在するのと同様に“霊子”も確かに存在しているのです。あたり前のことです。怖がることなどではありません。
2017年08月14日~恋は盲目にならないためにはどうする〜Q…「恋愛は知能ゲーム」「恋は小出しが原則」と言いますが、恋は盲目と言うように、好きな相手のことで頭がいっぱいになり、なかなか小出しができません。何か良い思索はありますか?A…実践作業は、恋と同じ位夢中になれるものを見つける!<解説>…恋愛を人生の全てにしてはいけません。特に若い女性の方は恋愛依存型の方を多くお見受けしますが、恋愛以外に生き甲斐や人生の過ごし方、集中できる趣味興味、仕事を分散して持っておくことです。転ばぬ先の杖を何本も用意しておくことです。そうすれば心にも時間にもゆとりができるので、相手にばかり重苦しい鉛の津波のように襲い掛かって「重苦しい女だなぁ」などうんざりされなくて済むのです。失恋しても傷が浅くて済みます。余裕がある方が恋愛は勝ちです。向こうが焦ってきます。惚れるより惚れさせることです。
2017年08月10日〜パワーは自分で作り出すもの〜数年前からでしょうか、パワースポット巡りが流行するようになりました。そうした神社仏閣でパワーをいただいて、明日への活力にしようと考えるのは悪いことだとは言いませんが、一時的にパワーをもらっても、パワーが切れてしまえば、またどこかへもらいに行かなければいけないでしょう。私もよく「パワーをください」と言われることがありますが、「あげません!」ときっぱりお断りします。パワーをもらおうとするのではなく、人にパワーをあげようと思えば、パワーは徐々に沸いてくるものなのです。そうすると、自然に自信も沸いてきます。どうすれば人にパワーを与えられるようになるか、そういうことを日々考えて行動していれば、何もパワースポットに出かけなくても、自ずと生み出すことができるようになるのです。パワー貧乏で一生もらい歩くか、それとも、自前でパワーを作り出して人に与えるか。どちらの人生がよりよいか、もうおわかりですね?
2017年08月08日~夏と上手につきあいましょう〜夏は汗がつきもの。多汗症に悩む方も少なくないと思います。私はあまり汗をかかない体質ですので、そういう方がうらやましく思えます。なぜなら、新陳代謝がよくて老廃物が体の中にたまらないわけですから、ツルツルピカピカのお肌でいられるんですもの。こう考えれば、自分では欠点だと思っていることが、他人からみれば欠点でもなんでもないことがよくあります。幸い、今では制汗剤もたくさん出回っていますが、多汗症に悩む方は、変えのハンカチや靴下、下着を持ち歩くことをおすすめします。仕事をしていても、お手洗いに立った時にでも取り替えれば、清潔さを保つことができますし、周りからも、いつも清潔にしていると好印象をもたれることでしょう。身体の悩みは誰にでもあるもの。オロオロと悲観するだけではなく、コンプレックスを逆手にとって、自分なりのスタイルを考え研究し身に着けましょう。
2017年08月07日女優の土屋太鳳と芳根京子が、映画『累-かさね-』(2018年公開)でW主演を務めることが4日、わかった。同作は松浦だるまによる人気コミックを実写化。天才的な演技力を持ちながらも、醜い容貌にコンプレックスを抱いて行きてきた淵累(芳根)と、美貌に恵まれながらも女優として花開かずにいた舞台女優・丹沢ニナ(土屋)が、キスすると顔が入れ替わる不思議な口紅を使うことで、運命が変わっていく。NHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインを演じた土屋と、『べっぴんさん』でヒロインを演じた芳根が、キスを引き金に顔が入れ替わるという難役に挑戦。土屋は通常のニナ&顔がニナになった累、芳根は通常の累&顔が累になったニナと、両方を演じることになる。また、芳根は累に近づくため、特殊メイクを施すという。土屋は芳根について「芳根さんの瞳は近くで拝見すればするほど本当にキラキラと美しくて、多くの人に愛され守られているかたなのだなと実感します」と印象を語る。芳根と入れ替わることにドキドキしながらも「とても光栄ですし、すごく楽しみでもあります」と心境を明かし、「今はまだ稽古という場と役という人格を通してしか時間を御一緒していないので、これからたくさんの感情を共有させていただき、ひとつになっていけたらと願ってます」と希望を表した。一方、芳根は「小柄でほんわかしているのに、ものすごくパワーの溢れる方で、とても心強いです」と土屋の印象を語る。「『頑張ろうね』と優しく手を握ってくださって嬉しかったです」と明かし、「沢山頼ってしまうと思いますが、支え合いながら累とニナを創りあげれるよう私も頑張ります」と意気込んだ。原作の松浦はもともと、口紅を塗った土屋の広告を見て「この方に演じてもらえたら……!」と思っていたという。また、芳根についても「芳根京子さんになら女の激情・悲哀・葛藤をきっと表現していただける」と期待を寄せた。○土屋太鳳コメント演技というものは、実は普段の生活の中で、どんな人も繰り返していると思うのです。理想と現実を埋める方法だったり、思いを伝える手段だったり。でもそれが本当の自分を隠すためのものならば、しあわせに決して辿り着けない闇の魔法のようでもあります。『累-かさね-』が描くのは、その闇に手を伸ばす禁断の世界。そこに何があるのか、監督はじめスタッフの方々、キャストの方々と一緒に思いきり堕ち、確かめたいと思います。そして女優として、『累-かさね-』の闇に酔いしれたいと思います。○芳根京子コメント『累-かさね-』の世界観に入るのが楽しみでもあり、撮影期間、自分はどうなってしまうのだろうと恐怖感もあります。二役を演じるのは初めての経験なので、想像するだけでも大変なものだと思いますが、土屋さんとご一緒にお芝居出来る喜びを噛み締めながら、累とニナを丁寧に創り上げていきたいです。メイク・衣装など沢山の力をお借りしながら、今までとは違う姿をお見せできるよう、そして自分自身も新たな自分を見つけられるよう、全力でぶつかっていきたいと思います。爆発します!(C)2018映画「累」製作委員会(C)松浦だるま/講談社
2017年08月04日~食卓に涼を〜みなさんは、夏用の食器をお持ちですか?まさか一年中、同じ食器ばかりを使っていませんよね?季節によって食器を変えるだけで、食卓の雰囲気が大きく変わるものです。夏はやはりガラスの器を用意しましょう。ガラスの小鉢でも十分に涼しさを演出できます。アイスクリームだって、ガラスの器に盛り付ければ、目でも涼しさを味わえます。また、先日お話ししましたように、扇子や団扇と同様で、夏の絵柄の食器もたくさん売られています。有田や伊万里など季節に合わせた食器を一つ用意するだけでいいのです。麦茶を飲むにしても、切子のグラスに変えるだけで、おいしさが格段に増してきますから不思議なものですね。夏の食器を揃えたら、食べるだけで体の熱をとってくれるような夏野菜の料理をこしらえましょう。そして、端唄や小唄の三味線の音楽をかければ、あなたのおうちは、涼やかな一流料亭にはやがわり。ぜひお試しください。
2017年08月04日~納涼歌舞伎〜みなさんは歌舞伎をご覧になりますか?見たことがないという方には、八月の納涼歌舞伎をおすすめします。お値段も、他の月に比べて少しお安くなりますから、足を運びやすいと思います。ゾーっとするような演目やコワーイ怪談話が上演されますから、さぞかし肝が冷えることでしょう。地方の方は、歌舞伎座に足を運ぶのが難しいかもしれませんが、夏は地方巡業もあるようですから、お近くで公演がありましたら、ぜひ一度お出かけください。歌舞伎については、「おしゃれ大図鑑」にも書きましたが、とにかく衣装がすばらしい。色の合わせ方の勉強にもなりますし、女性らしい仕草を学ぶこともできます。普段は聞き慣れない邦楽も、歌舞伎座では心に染み入るようです。それは、わたくしたち日本人のDNAが歌舞伎という総合芸術に反応するからなのです。歌舞伎を楽しんだら、生活の中にもぜひ歌舞伎の美意識を取り入れていただきたいものです。
2017年08月03日〜浴衣のススメ〜みなさんは、浴衣はお召しになりますか?このごろは、ずいぶん手ごろな値段で手に入るものもありますので、夏はぜひ浴衣を楽しんでいただきたいものです。「着るのがめんどくさい!」という声が聞こえてきそうですが、着物よりは簡単に着られますし、お手入れもラクですから、この夏、挑戦してみてはいかがでしょうか。何度か試しているうちに、上手に着られるようになるでしょう。浴衣に合わせて、金魚や蛍など夏らしい柄の扇子や団扇も用意しましょう。浴衣は脇の下のところが開いているでしょう。それは、脇の下を冷やせば、体温が自然に下がるからなのです。機能的でしょう。ひじを軽く曲げて、脇の下のあたりをやさしく扇げば、汗もスーッとひいてくるものです。間違っても「アッチーアッチー」と胸元をグイとあけて、バタバタ扇いではいけません。夕立のあと、夕涼みがてら浴衣でお散歩するだけで、夏の夜が楽しくなるものです。
2017年08月02日~盛夏を迎えて〜みなさま、ごきげんいかがでしょうか。今日から八月ですが、夏バテなどしていませんか?涼しい室内にいても熱中症になるそうですから、どうぞお気をつけくださいませ。さて、八月といえば、わたくしたち日本人にとって忘れられない、忘れてはいけない、つらい、いたましい出来事がありました。戦争体験については、麗人だよりでも毎年のようにお話しさせていただきましたが、また後日お話しさせていただきますので、今年もお付き合いくださいませ。これから各地で、お祭りや花火大会などが催されますし、甲子園球場での高校野球も夏の風物詩の一つですね。「納涼」という言葉がありますように、何も避暑地に出かけなくても、昔からの生活の知恵によって、涼しさを感じることができるのです。今月は、そのような生活の知恵についても、いくつかお話ししますので、どうぞお楽しみに。それでは、ごきげんよう。
2017年08月01日〜情緒のある暮らし〜昔は、夏を迎えるにあたり、衣替えだけではなく、生活空間も季節に合わせて変えたものです。夏になれば、障子をすだれにかえて、縁側に花ござを敷いて、軒先には風鈴を釣り、蚊取り線香を焚いたのです。街には金魚売りや風鈴売りが出ていたり、玄関先で打ち水をする姿が見られたり、それはそれは夏の風情を楽しむことができました。クーラーも何もない時代、こうして生活空間を変えることで涼を感じることができたのです。何もクーラーのある暮らしが悪いというわけではありませんが、それだけではロマンもありませんし、情緒も風情もありません。小物を使って季節ごとに空間を演出することこそが、情緒のある暮らしを生むのです。一見、無駄なことと思うかもしれませんが、けして無駄ではなく、皆さんの生活を豊かにするための必要不可欠なものなのです。風鈴がそよぐなかで団扇や扇子をあおいで夕涼み。可愛い線香花火もいいですね。夏のよき思い出になることでしょう。
2017年07月27日~お墓参りのマナー〜一般的にお盆は8月なのですが、東京や一部の地域では7月がお盆です。私がいつも言っておりますように、お墓参りはぜひ家族そろって出かけていただきたいものです。何より先祖に喜ばれます。お花、お水、お線香を供えるのはお墓参りの基本です。また、故人が好きだった食べ物を供えることもおすすめします。亡くなった人たちは、供物の香りを食べると言われています。ですから、箱や袋に入ったものなら中を取り出して供えるほうがよいですし、飲み物もふたをとって供えるのです。供えたものはそのままにせず、ゴミにならないようあとでみんなで食べたり、持ち帰るのがマナーです。地域によっては、お墓の前でみんなでお弁当を食べたりゲームをしたりするところもあるそうですが、家族が楽しく集まるわけですから、先祖たちも一緒にさぞ喜んでいることでしょう。麗人だよりをご覧の方の中には、大切な人を亡くしたばかり、という方もいらっしゃるかもしれません。悲しむ気持ちも大切ですが、後悔の気持ちよりも感謝の気持ちを墓前に供えましょう。そうすると、あちらの世界でもこちらを、いつまでも優しく見守ってくれるのです。
2017年07月24日~夏休み!子供は見てます、親の人格を!〜子供にとっては楽しい夏休みシーズンに突入です。親御さんにしてみたら学校に行かない分、子供と接する時間が長くなり、両親共働きの家でも、学校が無い分、家にいるお子さんが心配の種です。でも暑さにかまけて勉強もしないダラダラした態度を見て「宿題しなさい」と感情的に怒ってみたり、子供を邪魔扱いなどはいけません!子供はまだまだ未熟な人間、間違えたって当然ですし、甘えたりすねたりもします。そんなお子さんを大きな愛で包み、子供さんが間違えたら静かに理性的にさとし、子供の人生をしっかりとしたものにしたいのなら、まずは親が手本となり背筋を正す。子供はしっかり親の人格生活態度を日頃から見ています。子供は親の背中を見て育ちます。夏休みのスタートは人として親としての資質を子供に見せられる生活態度になるチャンスです。頑張ってください。
2017年07月20日~日本人は好色を再認識する〜下半身がからむトラブルは年々多くなっています。性犯罪の低年齢化、不倫、官公による痴漢被害の多発、日本は性関係のトラブルが絶えません。ではどうしたら良いか?第一歩は日本人がいかに好色でエッチかをひとり一人が素直に自覚した上で身を正しく律することです。日本文学を代表する最高峰「源氏物語」の平安貴族の四六時中の色恋沙汰文学を見てもわかる通り、歴史的に見てもエッチなDNAが組み込まれています。だから自らにブレーキの必要があります。家庭や会社や街に村にポスターを貼ると色んな意味で効果があるかもしれません。「ちょっと待て、その出来心で人生パァー」…。
2017年07月10日〜七夕を家族の思い出に〜♪笹の葉さらさら軒端にゆれるお星さまきらきら金銀砂子~短冊に願い事を書いて、笹の葉につるして、星に願いをこめる、昔の日本人は子どもの頃からたくさん経験してきた行事の一つでした。今日は七夕。織姫と彦星にとって、一年に一度逢うことが許される胸ときめくロマンスの日。さて、今夜は雲が晴れて、ロマンスが成就するのでしょうか……。暑い季節にも、こうして家族そろって楽しめるファンタスティックな行事があるのは、楽しいことですね。私も幼い頃から、季節ごとの行事を家族で楽しんだ記憶が色々あります。春には春の、夏には夏の季節ごとの行事が、今も美しく楽しい思い出として心に残っています。蒸し暑い日が続きますが、七夕の今日は、家族そろってそれぞれの願い事を話しながら、情緒のある夜をお過ごしください。皆さんの家族一人一人の記憶に残る楽しい七夕になりますように。
2017年07月07日~日常生活で“抜力”のクセをつける〜フーッと息を抜き、身体の力を抜きましょう…。今日は“抜力”を意識してください。日常生活では無意識のうちに身体中のどこもかしこも力が入っています。力んでいれば気持ちに余裕もなくなり疲れ苛立ち思わぬことでマイナスの現象が多くなります。身体に力が入っていると気づいたら首から背筋をまっすぐ伸ばしたまま、ゆっくり肩の力を抜き、大きく深呼吸をする。身体が軽く姿勢が正しくなると正しい気持ちでモノが考えられ、余裕ある微笑みが自然とできるなど生活全般にいい影響がでます。今日から常に“抜力”を意識してクセづけましょう。
2017年07月06日今年のコンサートは、『美輪明宏の世界~シャンソンとおしゃべり~』と題して開かれる。フランス生まれのシャンソンは、これまでも、自作の曲、日本の抒情歌などとともに長く歌ってきたもの。しかし、今こそ、その歌が持つ魅力を届けたいのだという。新しいプログラムに込めた思いを美輪明宏に聞いた。美輪明宏の世界 チケット情報美輪が今年のコンサートで全面的にシャンソンを取り上げたいと思ったのは、危機感が発端だった。「最近は若い方の中に“シャンソン”という言葉自体がわからないという人がいらして、化粧品か何かのことだと思っていたとおっしゃるので(笑)、私、シャンソンはそこまで衰退しているのかと唖然としたんです」。国立音楽大学付属高校を中退後、16歳にしてプロの歌手として活動を始めたときから、クラシック、タンゴ、ラテン、ジャズと、様々な音楽を歌ってきた美輪だが、中でもシャンソンは得意とするところ。甘い愛を歌う魅惑的なもの、失恋を歌うセンチメンタルなもの、人生の現実的な問題を歌うリアリスティックなものなど、シャンソンはいくつものジャンルに分かれており、歌われるその世界の豊かさに、美輪の表現力が活かされるのだ。「私のコンサートに来ると映画を何本も観たような気分になると言ってくださる方もいらっしゃいます。お芝居のようにいろんな物語や感情が描かれた、こういうドラマチックな大人の歌もあるのよと、聞いたことのない方にもぜひ知っていただきたいんです」さらに美輪には、かつて自身が歌ってきた場所の熱を届けたいという思いもある。たとえば、江戸川乱歩や三島由紀夫、川端康成などが集った伝説のライブハウス“銀巴里”。「ジャン=ポール・サルトルやボーヴォワール、ジャン・コクトーが集まったパリのカフェのように、銀巴里を文化の発信地にしていったんです。その後の渋谷の“ジァンジァン”もそうでしたが、そういう大人のロマンを楽しめる場所と時間を、せめてこのコンサートで再現できたらなと思っています」。原曲の壮大さを伝える美輪ならではの「愛の讃歌」ももちろん歌われる。ほか、最初の大ヒットとなった「メケメケ」、美輪の訳詞がより深く人間の生き方を問う「愛する権利」など、珠玉のシャンソンが並ぶ予定だ。合間のおしゃべりでは、シャンソンにまつわる話も聞ける。「いろんなケースの人生の歌がありますから、身の上相談をするつもりで来ていただければなと思います(笑)」と冗談めかしたが、美輪は歌でもまた、生きる力をくれる。公演は9月8日(金)から24日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウス、10月13日(金)愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケット発売中。取材・文:大内弓子※曲目は変更になる場合がございます。ご了承くださいませ。
2017年07月05日