俳優・アーティストのエージェント事業を手掛ける、リンクス(東京都世田谷区、代表:坂紀史)は、公益財団法人江東区文化コミュニティ財団 江東区豊洲文化センターとの共催で12月17日(金)~19日(日)まで、豊洲シビックセンターホールにて、「Happyクリスマス☆ミュージカルコンサート 2021」を上演します。公演ビジュアル【企画概要】コロナ禍によって、季節ごとに家族で楽しめるイベントの多くが無くなってしまいました。12月のクリスマスを控えた週末に、ご家族やお友達、カップル等多くの皆様に、クリスマスに向けて気分よく楽しんでいただけるようはコンサートを企画しました。ミュージカルを中心に活躍する俳優たちのクリスマスソングやミュージカルナンバーを主体として誰もが楽しめ、聞きごたえのある歌声を堪能ください。演出・ステージングを務め、出演もするのはミュージカルを中心に活躍し、ディズニー映画「魔法にかけられて」の日本語吹替版でメインテーマ曲『So close』を歌った小西のりゆき。音楽監督・バンドマスターは数々のミュージカルのアレンジやバンドマスターを務めるYUKA。演出助手は元宝塚歌劇団所属、現在女優として、ダンサーとしても活躍中の隼海惺が務める。出演は、元宝塚歌劇団星組トップスターの北翔海莉。ミュージカル「レ・ミゼラブル」「タイタニック」等数々のミュージカルに出演している戸井勝海。宝塚歌劇団退団後、歌手、女優として活動。さらに歌唱系YouTuberとして活躍中の星乃。モデル、歌手として活動、さらにはミュージカル「ファントム」に出演とマルチの活躍をしているJeity。「bare」「ひめゆり」等数々のミュージカル作品に出演する井坂茜。「ローマの休日」「プロデューサーズ」等のミュージカル作品への出演の他、『VyaBase』というユニットでライブ活動を行う本坊綾子。ミュージカルを中心に活動をしている森さとる。是非ご期待ください!!【公演概要】2021年12月17日(金) 17:30開場 18:00開演12月18日(土) 13:30開場 14:00開演/17:30開場 18:00開演12月19日(日) 12:30開場 13:00開演/16:30開場 17:00開演会場 :豊洲シビックセンターホール(東京都江東区)演出・ステージング:小西のりゆき編曲 :YUKA出演 :北翔海莉、戸井勝海、星乃、Jeity、井坂茜、本坊綾子、森さとる、小西のりゆき演奏 :YUKA(ピアノ)、近藤尚如(ギター)、杉田孝弘(ベース)、河崎真澄(ドラム)チケット:全席指定8,000円(税込)舞台監督 :下重卓哉音響 :吉村卓宏照明 :鶴田美鈴演出助手 :隼海惺製作協力 :藤田香織プロデューサー:坂紀史共催:公益財団法人江東区文化コミュニティ財団 江東区豊洲文化センター企画・製作・主催:リンクス【チケット取り扱い】チケット一般発売:2021年10月10日(日)10:00~チケットぴあ: Pコード : 508-700リンクス: 江東区豊洲文化センター:電話 03-3536-5061(受付時間9:00~21:00) 【企画・製作・主催】商号 : リンクス所在地: 〒155-0033 東京都世田谷区代田2-27-12代表者: 代表 坂紀史URL : 【本イベントに関するお客様からのお問い合わせ先】リンクスE-Mail: agent@artistslinks.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月09日女優の明日海りおが主演を務める、ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』のビジュアル&第2弾キャストが2日、明らかになった。同作は福山庸治による同名コミックスを原作としたミュージカル。「モーツァルトが実は女だった」という設定で、天から与えられた音楽の才能に恵まれ常にその喜びに溢れていたモーツァルトが、父を愛しながらも男として育てられたことへの葛藤、偽って結婚した妻との関係、そして本来の自分の姿に悩みながらも、音楽と共に生きる決意をし、音楽と共に果てていく一生をドラマティックに描き出す。日本オリジナルミュージカルを牽引してきた音楽座を代表する名作で、1991年に初演されこれまで幾度も上演されてきた。モーツァルトの楽曲が使用されているのはもとより、小室哲哉が音楽を担当していることでも大きな話題を呼んだ。すでにモーツァルト役・明日海りお、サリエリ役・平方元基、シカネーダー役・古屋敬多が発表され大きな反響を呼んでいる同作。第2弾キャストとして、サリエリの恋人でオペラ歌手のカテリーナ役を石田ニコル、モーツァルトの弟子でコンスタンツェと許されない関係に落ちるフランツ役を鈴木勝吾、モーツァルトの厳格な父レオポルト役を戸井勝海がそれぞれ演じることが明らかになった。コンスタンツェ役は今後の発表を予定している。また、それぞれの役と出演者本人のキャラクターが融合し表現された華やかな扮装ビジュアルも解禁され、個性豊かな人物たちがドラマティックなモーツァルトの物語を彩っていくこととなる。公演は東京建物 Brillia ホールにて、10月10日〜31日。
2021年07月02日4月3日より大阪、名古屋と上演してきたBroadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』の東京公演がTBS 赤坂 ACT シアターにて4月17日に開幕。『ハミルトン』で全世界に新風を贈ったブロ-ドウェイの異端児リン=マニュエル・ミランダが原案・作詞・作曲を手掛けた出世作「イン・ザ・ハイツ」。ラップ、サルサ、ヒップホップと魅力溢れるラテンのリズムに乗せて多くの観客を魅了するエネルギッシュなミュージカル作品で、日本版の上演は初演以来約7 年ぶりとなる。Wキャストで初演に引き続き主人公のウスナビを演じるMicro[Def Tech]は、「今回、本当にまったく違うものに生まれ変わっています。サウンドもそうですし、中身もすべて刷新して、これが本当の『イン・ザ・ハイツ』だと僕は確信しています」と自信をみせる。「セリフの中でもスペイン語がかなり足され、内容を含めて、より本国の『イン・ザ・ハイツ』を届けられる」と、初演から変わった点を述べた。物語のもう一人の主人公であるウスナビの幼馴染・ベニーをW キャストで演じるのは、林翔太と東啓介。劇中楽曲にラップが多いことについて、林は「櫻井翔くんとか、自然と先輩のラップ映像を観ちゃいましたね」と、ジャニーズ事務所の先輩のラップを気にかけていたことを明かしつつ、「Microさんから最初に『自分の声でラップを録音して、それをオリジナルのテンポよりも速いテンポで聴いて練習すると覚えやすいよ』とアドバイスしてもらったので実践していました」と語り、 他にも家でラップのように発声練習をしていた様子を報道陣に披露した。一方、東は「シンプルに音楽を楽しむことであったり、台本に書かれている伝えたいものを素直に表現することが大事なのかなと思っていて。ラップの表現は海外のアーティストの方を見たり、本家の音楽をたくさん聴いたり、自分なりに解釈しながらやっていました」と振り返った。また、毎公演全楽曲を楽しみにしているというソニー役の阪本奨悟は、「今回、生のバンドが入ってお届けしているんですけど、全曲が良いバランスで絶妙に照らし合っているというか、作品のカラーが濃く出ているので楽しみにしていただきたいです」と本作ならではの演出についても触れた。上演は4月28日(水)まで、東京・TBS赤坂ACTシアターにて。取材・文・撮影:能一ナオ公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ脚本:キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付:TETSUHARU翻訳・訳詞:吉川徹歌詞:KREVA音楽監督:岩崎 廉出演:Micro、平間壮一(Wキャスト) / 林翔太、東啓介 (Wキャスト) / 田村芽実 / 石田ニコル / 阪本奨悟 / エリアンナ / 青野紗穂 / エリック・フクサキ / 山野光 / 戸井勝海 / 未来優希 / 田中利花 / 他上演中~2021年4月28日(水)会場:東京・TBS赤坂ACTシアター
2021年04月19日現代のブロードウェイを代表する才能、リン=マニュエル・ミランダが原案と作詞作曲を手がけて主演も務め、2008年のトニー賞に輝いたミュージカル『イン・ザ・ハイツ』。ミランダのアメリカでの名声がどれほどかというと、2015年に生み出した大傑作『ハミルトン』が“ミュージカル界”の枠には収まり切らない人気と話題を博し、Time誌の「最も影響力ある100人」特集号で表紙を飾ったほどだ。そんな彼のあふれる才気を存分に感じ取ることができ、また彼のラップ詞を見事に日本語にしたKREVAの偉業にも触れることができる日本版『イン・ザ・ハイツ』が、3月27日より7年ぶりに再演されている。Wキャストのうち、平間壮一がウスナビ役を、東啓介がベニー役を務めた2日目のゲネプロを取材した。舞台はマンハッタン北西部、ヒスパニック系移民が多く住む町ワシントンハイツ。独立記念日前後の3日間にそこで起こった様々な出来事が綴られていく物語だが、一般的なミュージカルのように、“物語をドラマチックに盛り上げるために歌がある”のではない。ハイツの日常、宝くじ当選騒動、停電の喧噪を、それぞれたった1曲で伝え切ってしまう《In the Heights》、《96,000》、《Blackout》。登場人物一人ひとりが葛藤や決断を吐露するなかに、各々の歩んできた人生や信念までもが浮かび上がってくるソロナンバー群。ウスナビとヴァネッサ(石田ニコル)、ベニーとニーナ(田村芽実)というふた組のカップルの関係性の変化を、局面ごとに異なる曲調が表すラブソングたち。『イン・ザ・ハイツ』は、そもそも“ドラマチックな歌に導かれるようにして物語が編まれていく”ミュージカルなのだ。登場人物の人種や世代に応じても曲調が使い分けられているとは言え、身体を突き動かすようなラテンのリズムに貫かれている点は全曲に共通しており、日本版キャストにとっては挑戦だっただろう。そんななか、平間はラップに違和感なく感情を乗せてどこかいたずらっ子的なウスナビを造形し、東は持ち前の豊かな声量でベニーの野心と恋心を熱く表現。田村と石田の日本人離れした声帯の強さとリズム感、大人チーム(田中利花、戸井勝海、未来優希)のさすがの表現力、阪本奨悟の軽やかな存在感なども印象に残る。わけても出色はダニエラ役のエリアンナで、彼女が中心となって歌う第二幕の《Carnaval del Barrio》は、TETSUHARUによる情熱的な振付ともあいまって大きな見どころ――ならぬ、“つい一緒になって身体が動いてしまうどころ”となっていた。4月3日(土)・4日(日)に大阪・オリックス劇場にて上演、その後愛知・東京公演を予定している。取材・文:町田麻子撮影:源賀津己公演情報Broadway Musical『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』原案・作詞・作曲:リン=マニュエル・ミランダ脚本:キアラ・アレグリア・ウデス演出・振付:TETSUHARU翻訳・訳詞:吉川徹歌詞:KREVA音楽監督:岩崎 廉出演:Micro、平間壮一(Wキャスト) / 林翔太、東啓介 (Wキャスト) / 田村芽実 / 石田ニコル / 阪本奨悟 / エリアンナ / 青野紗穂 / エリック・フクサキ / 山野光 / 戸井勝海 / 未来優希 / 田中利花 / 他【大阪公演】2021年4月3日(土)・4日(日)会場:オリックス劇場【愛知公演】2021年4月7日(水)・8日(木)会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール【東京公演】2021年4月17日(土)~2021年4月28日(水)会場:TBS赤坂ACTシアターチケット情報:
2021年03月31日ダニエル・キイスの同名小説を原作にしたミュージカル『アルジャーノンに花束を』が10月15日(木)から、東京都中央区の博品館劇場で開幕した。32歳になっても幼児並みの知能しかないパン屋の店員チャーリィ・ゴードン(矢田悠祐)。「賢くなりたい」と願う彼は、アリス・キニアン先生(水夏希)と出会う。そして、ストラウス博士(戸井勝海)、ニーマー教授(大山真志)らの研究チームの目に留まり、人為的に知能を誘発する手術を受けることに。術後、訓練を受けながら、劇的に知的水準が上昇するチャーリィ。周囲と軋轢が生まれたり、新しい感情が芽生えたりするなかで、自分の中にいる「本物の」チャーリィの存在に気がついて……。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』舞台稽古より撮影:宮川舞子本作は、2006年に初演。まだ宝塚歌劇団に在籍中だった荻田浩一が脚本・作詞・演出、斉藤恒芳が音楽を担当し、浦井健治がチャーリィ役を演じた。その後、14年、17年と再演され、今回は4回目の上演となる。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』舞台稽古より撮影:宮川舞子17年の上演に引き続き、チャーリィ役を演じる矢田悠祐。初日前の公開舞台稽古では、ひたすらに純粋無垢な姿から、自身の過去や感情に葛藤する姿まで、チャーリィの人生をまさに体当たりに表現した。矢田は「このような状況の中、初日を迎えることが出来まして、ひとまず安心しております。公演日程はかなりハードですが、毎公演この作品で何か一つでも感じていただければと、チャーリィとしての人生を毎回歩んでいます。万全の対策でお待ちしておりますので、是非劇場までお越しください」とコメントしている。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』舞台稽古より撮影:宮川舞子同じく17年から続投しているアリス役の水夏希は、確かな歌唱力で存在感を放ちながら、チャーリィへの複雑な感情を丁寧に演じていた。水は「アルジャーノンに花束を。いよいよ開幕しました。初演の博品館劇場に戻ってまいりました! やる度にチャーリィの魅力に虜になり、チャーリィの生きる様が胸に刺さります。美しい音楽と、沢山のメッセージが込められた台詞の一言一言に揺さぶられる2時間半。存分に浸っていただきたいと思います」と話している。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』舞台稽古より撮影:宮川舞子/p>ミュージカル『アルジャーノンに花束を』原作:ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」(ハヤカワ文庫)脚本・作詞・演出:荻田浩一音楽:斉藤恒芳11月1日(日)まで、東京・博品館劇場にて取材・文:五月女菜穂
2020年10月16日安蘭けいと濱田めぐみがWキャストで主演を務めるミュージカル『サンセット大通り』が3月14日(土)に開幕する。その稽古場に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などで知られるアンドリュー・ロイド=ウェバーにより1993年にロンドンで初演された作品で、かつての栄光を忘れられない大女優ノーマの妄執と、それがもたらす悲劇を描く。日本では鈴木裕美の演出で2012年に初演。2015年の再演を経て、今回が3度目の上演となる。ノーマ役は、初演から3度目の安蘭けい、再演から2度目の濱田めぐみがWキャストで演じ、ノーマ邸で住み込みでシナリオを書く売れない脚本家ジョー役は再演から2度目の平方元基、今作から参加する松下優也がWキャストで演じる。ペアは固定制で、安蘭×松下、濱田×平方で上演される。まず始まったのは、劇中歌「With One Look」の歌唱シーン。無声映画で栄光を築いた大女優ノーマが、自分のまなざしは言葉より世界をふるわせると歌う楽曲で、ノーマとジョーが出会う場面でもある。まずは安蘭×松下のペアからスタート。プライドと強さ、そしてどこか哀しさが、迫力と共に伝わってくる安蘭のノーマ。一方、松下のジョーはそんなノーマに引き気味で、若者らしいともいえるその態度から、ノーマと世間とのギャップや孤独が痛いほどに際立つ。続いては濱田×平方のペア。濱田のノーマは、変わらぬ輝きと諦めを反復するかのようなゆらぎが、全てを内包するような歌声から伝わってくる。平方のジョーは、そのノーマに心掴まれた様子で、ふたりの世界が繋がった瞬間が感じられ、これから向かっていく未来を想像し胸がヒヤッとした。全く違うふたつのペアは、Wキャストであること、3度目の上演ならではの深み、演じることと役者自身が持つ魅力の組み合わせの面白さなどを存分に感じさせてくれた。続いては、ジョーが仕事を得ようとハリウッドの撮影所を訪れ、のちに恋に落ちる脚本家(平野綾)、大物プロデューサー(戸井勝海)、親友(太田基裕)らと次々遭遇するシーンの稽古に。「Let’s Have Lunch」のポップなメロディーに乗せて、ジョーが撮影所で働く仲間たちに挨拶したり、脚本を酷評されたり、借金取りから逃げたりと、セットもめまぐるしく動く賑やかなシーンだ。ここでも松下、平方のジョーはそれぞれの魅力があり、それにより周りの登場人物の存在も違うものに見えてくるのが面白い。演出の鈴木がハリウッドという場所ならではの人間たちのアクの強さを引き出し、ジョーの心に迫るものを際立たせていくのも印象的な稽古だった。稽古場にて開幕がより楽しみになった本作は、3月14日(土)から29日(日)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて。取材・文:中川實穂
2020年03月06日岡田浩暉をはじめとする豪華キャストによるミュージカルコンサートシリーズの第5弾『I Love Musical』~GIFT あなたに贈る詩~』が5月5日(日)・6日(月・祝)に東京・第一生命ホールで上演される。第1弾から出演する岡田と、2度目の出演となる咲妃みゆに話を聞いた。【チケット情報はこちら】第1弾から全公演に出演し、シリーズの顔である岡田に『I Love Musical』の魅力を尋ねると「自由さ」という答えが返ってきた。「このコンサートは毎年出演者と演出家が変わり、違う色でミュージカルの魅力を伝えてきました。昨年は、さまざまな名作ミュージカルをダイジェストでお届けしたりもして。そういう自由さが魅力なので、今年もこのメンバー、板垣恭一さんの構成・演出でどんなコンサートになるのか楽しみにしています」。今回の出演者は岡田と咲妃に加え、戸井勝海、原田優一、藤岡正明、田村芽実、林愛夏、北翔海莉、松原凜子という本シリーズならではの面々。さらに日替わりゲストとして5日(日)は島田歌穗、6日(月・祝)は坂元健児が登場する。昨年から2度目の出演となる咲妃は「私自身がこのコンサートでミュージカルの楽曲の素晴らしさや皆さんの歌声に魅了されたひとり。今回の出演が楽しみで仕方ありません」と再びの出演への喜びを語る。「前回、岡田さんとミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の『Aimer(エメ)』をデュエットさせていただいたのですが、岡田さんは歌える喜びを感じさせてくださる方でした。“歌を好きでよかった”と思いました」と咲妃が振り返ると、岡田も「あれが咲妃さんにとって初めての男性とのデュエットだったと聞いて光栄でした。咲妃さんってふんわりした印象の方ですが、歌うととんでもないんですよ。衝撃でした!」と絶賛。今回もさまざまな組み合わせの歌が聴けるのだという。「ミュージカル未体験の方にもぜひ来てほしい」と岡田。“このコンサートが劇場に足を運ぶきっかけになれば”という思いから、ミュージカルの名曲以外にも、例えば歌謡曲やポップスなども織り交ぜて、誰もが楽しめる構成を意識しているのだという。今回披露される楽曲は、サブタイトルにもなっている《GIFT》をキーワードに、出演者の《GIFT》にまつわる思い出の曲が反映されているのだそう。さらに今回はキャストが入れ替わりMCにチャレンジするという企画も。「ドキドキです。4回公演、同じ内容は絶対ないと思います。全公演観てほしいです!」(咲妃)というスペシャルなコンサート。ミュージカルファンも、ミュージカルが気になるという方も、ぜひ会場に足を運んで新鮮な魅力に触れてほしい。公演は5月5日(日)・6日(月・祝)に東京・第一生命ホールにて。チケットは一般発売中。取材・文:中川實穗
2019年04月05日2015年に日本に初登場し好評を博したミュージカル『タイタニック』が、2018年10月に東京・日本青年館ホール、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで再演される。本作は豪華客船タイタニック号沈没事故をもとにした物語で、1997年にブロードウェイで初演。『NINE』『グランドホテル』『ファントム』など、数々のヒットミュージカルを手がけたモーリー・イェストンの楽曲と、ピーター・ストーンの緻密なドラマが高い評価を得て、同年度のトニー賞で最優秀ミュージカル作品賞、最優秀ミュージカル脚本賞、最優秀作詞作曲賞、最優秀ミュージカル装置デザイン賞、最優秀編曲賞の5部門に輝いた傑作だ。日本人キャストをそろえて上演された日本版『タイタニック』は、『パジャマゲーム』や『グランドホテル』などの名作を手がけてきた気鋭の演出家トム・サザーランドが初めて日本で演出した作品。本作で登場するのは、設計士・アンドリュースをはじめ、乗船していた実在の人物たち。彼らが胸に抱いていた夢や希望をテーマに、それぞれの“人生”に着目した物語が描かれる。今回、加藤和樹、鈴木壮麻、藤岡正明、戸井勝海らが初演より続投するほか、石川禅、相葉裕樹、霧矢大夢ら実力派の新キャストが集結。また、現在絶賛上演中のミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』会場では、同公演のアンケートにご協力いただいた方に、ミュージカル『タイタニック』の特別先行受付のご案内を送付。初演で大きな話題となった本公演、さらにブラッシュアップされたステージに期待しつつ、いち早く先行情報の入手を!
2017年10月11日今秋、2014年に上演、大好評を博したブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』が再演される。橋本さとし、真琴つばさ、昆夏美、今井清隆ら続投キャストに加え、壮一帆、村井良大、樹里咲穂、戸井勝海、梅沢昌代らが新たに参加。パワーを増したステージを見せてくれるに違いない。中でも、ルーカスを演じる村井は前回に引き続き演出を担当する白井晃の作品に出演することを熱望していたと語る。【チケット情報はこちら】「白井さんの演出は、稲垣吾郎さん主演『No.9―不滅の戦慄―』が印象的でした。映画の1シーンのような雑踏の表現が素敵で。プレイヤーとしては、『趣味の部屋』が僕のベスト・オブ・ベスト。白井さんのコミカルでミステリアス、的確な芝居が勉強になりました。だから今回のお話は“ようやく来た!”。がんばってくらいついていきたいですね」ルーカスはアダムス家の長女・ウェンズデーのボーイフレンド。両親と共にアダムス家を訪ねるが、お化けである彼らの言動に翻弄され、ウェンズデーとの恋も暗雲がたちこめる。「とてもかわいらしい話なんですよね。爽快な音楽で、思わず楽しくなっちゃうナンバーも多い。でもすごく切なくてやるせなかったり、お化けと人間のギャップがシュールでおかしかったり。心に響く言葉も多くて、ぜひ家族やカップルで観てほしい作品です」ルーカスとウェンズデーのピュアな恋心も、ときめきと笑いが交錯する。「ふたりのかけ合いは、すごく変(笑)。ウェンズデーは人間の感覚からは相当ズレているし、ルーカスも“作家か検死官になりたい”っていうセンスの持ち主だし。第1幕ではウェンズデーに対してまっすぐで、男の子らしいところも見せるルーカスですけど、第2幕で少し雰囲気が変わる。そこからが、いかにもアメリカンで“楽しんだ者勝ち” なおもしろい展開なんですよ(笑)。これはぜひ、劇場で楽しんでいただきたいです」『アダムス・ファミリー』はチャールズ・アダムスが雑誌『ニューヨーカー』に発表した1コマ漫画を原作にTVドラマやアニメが作られ、1991年に製作された映画も大ヒット。日本でも映画に加えて車のCMに起用され、ゴシックかつポップなキャラクターとテーマ曲が子どもから大人まで幅広く知られるようになった作品。それがどのようにミュージカルとして調理されているのか、確かめたい人はぜひ劇場まで。公演は10月28日(土)から11月12日(日)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉にて上演。10月1日(日)にはMARK IS みなとみらいにて制作発表&楽曲披露イベントの開催も決定。チケット発売中。取材・文:金井まゆみ
2017年09月28日子供から大人まで楽しめるブロードウェイミュージカル『フロッグとトード~がま君とかえる君の春夏秋冬~』が7月23日(日)に初日を迎える。その公開稽古と囲み取材が行われ、取材には川平慈英、鈴木壮麻、戸井勝海、中山昇、宮菜穂子、樹里咲穂、演出・鈴木裕美が登壇した。ブロードウェイミュージカル『フロッグとトード』チケット情報本作は、小学生の国語の教科書でもおなじみの人気絵本『ふたりはともだち』(著:アーノルド・ロベール)が原作の人気ミュージカル。2匹のかえる“かえる君”と“がま君”のおかしくも心温まるやりとりが描かれ、日本では5度目の上演となる。キャストの川平、中山、宮は初演から続けての出演、鈴木と樹里は2015年公演から2度目の出演、戸井は初出演。ガマガエルのがま君(川平)とアマガエルのかえる君(鈴木)が冬眠から目覚め、再び冬眠するまでの1年間を描く本作。公開稽古では、冒頭部分~前半の4シーンが披露された。原作絵本の雰囲気を再現したセットに、楽しい音楽と賑やかな会話で物語は展開していく。川平と鈴木が演じる2匹のかえるは素直で無邪気で実に魅力的。お互いが大好きな2匹のやりとりは愛らしく、見ていると思わず笑顔になる。そして、鳥やネズミ、カタツムリなどを次々と演じ、テンポよくかえるたちに茶々を入れるのは樹里、戸井、中山、宮。本番ではさらにさまざまな生き物を演じ、舞台をより楽しいものにする。稽古後の囲み取材では、まず演出の鈴木裕美が「新しくもう1回つくり直そうという感じで稽古できて、とても楽しいです。今回は、物語の魅力をより力強く、よりストレートにお伝えできるのでは」とコメント。キャスト陣は意気込みを聞かれ「5回目の出演にしてやっと理解できるシーンがたくさんあって(笑)。前回までは1シーン1シーン力技で、肩ひじ張ってみせてたんですけど、今回、頭から最後のエンディングが自分の中で一本繋がって、その波に乗れば、あとは自分が楽しむだけにやっとなれました」(川平)、「僕は2回目なんですけど、前回、死にもの狂いだったところから少し経って、自分の中で消化することができた部分などもふまえての今回です。今回もいろんな土地を回って、子供たちからおじいちゃんまでいろんな人にエールをもらいながら、この小動物の世界にみんなで共感していきたいなと思っています」(鈴木壮麻)。川平が「今は鎧を着ないと生きていけないような世の中だけど、この作品を通して少しでも、他人をあるがままで受け入れる寛容さややさしさを感じてほしい」と語る本作は、7月23日(日)の埼玉・志木市民会館パルシティを皮切りに全国で上演。東京では、東京芸術劇場 プレイハウスで8月16日(水)から20日(日)まで。取材・文:中川實穗
2017年07月20日俳優・監督と幅広い活躍をみせる斎藤工が、テレビドラマ「監獄学園」の井口昇がメガホンを取る4月期放送の怪奇ホラーアニメ「世界の闇図鑑」にて、ストーリーテラーを務めることが決定。昭和レトロな雰囲気で呪いや古代文明、心霊体験、都市伝説などを描く本作の“闇の世界”に視聴者を誘うという。UFO、UMA、呪い、古代文明、超能力、心霊体験、怪事件、異次元世界、都市伝説、 嘘か真か、私たちが生きる世界はありとあらゆる闇と隣り合わせ――そんな世界を紙芝居風アニメーションで表現する本作。昭和40~50年代、漫画誌の巻頭カラーページに掲載されていたオカルト特集や 小学校の図書室で読み耽った怪奇本のように おどろおどろしくも懐かしい昭和レトロな雰囲気が漂う劇画タッチの作画で描き、まるで図鑑のページを1枚1枚めくるかのような、オムニバスショートアニメ番組となっている。総監督には、オムニバス映画『ブルーハーツが聴こえる』の中の一本、斎藤さんらが出演する『ラブレター』で監督&脚本を務めるほか、『ロボゲイシャ』『ヌイグルマーZ』などを手掛ける井口監督。また「おふこうさん」の吉田ウーロン太が脚本、井上陽水などのツアーミュージシャンを務める福田裕彦(大頭)が音楽を担当する。そして、「ゲゲゲの女房」の劇中漫画を担当した海老原優をはじめ、北野武監督作品『監督・ばんざい!』のポスターを手掛けた本田淳、水木プロ出身の森野達弥ら実力派イラストレーターが作画を担当。さらに、各話演出には、アートディレクターやグラフィックデザイナーとして北野武監督作品を筆頭に数々の映画で活躍する中平一史ら気鋭のクリエイターが参加する。また、今回本作に出演するキャストも決定。ストーリーテラーを務める斎藤さんをはじめ、名優・渡辺哲、戸井勝海、護あさな、滝口幸広、今川碧海、「ノーメイクス」ら多彩なキャストが各話ストーリーでキャラクターを演じる。斎藤さんは、「世の中には絶対に開いてはいけない扉があり、この『世界の闇図鑑』はまさにその扉かも知れません。しかし、深夜偶々この番組に出逢ったのならば、それは運命です。諦めてこの闇の世界に誘われて下さい」とコメント。井口監督は、「子どもの頃、雑誌に掲載されたSFや怪奇ものの見開きイラストをドキドキしながら見て育ちました。そのときの気持ちを思い出しながら、懐かしくも不思議で恐ろしい世界を作ってみました!」と話し、「斎藤工さんの美声!素晴らしい作家の方が魂込めて描いて頂いたイラストレーション!センスと遊び心に満ちた監督たち!僕も今回初めてパソコンを習って、自分でアニメーションを動かしてみました!震えながら楽しんでください!」とメッセージを寄せた。「世界の闇図鑑」は4月期より毎週日曜深夜、テレビ東京にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年03月10日力強くも美しい歌声で『ミス・サイゴン』のクリス役など、数々の当たり役を得てきた歌手で俳優の藤岡正明が、ロンドン発のミュージカル『タイタニック』に出演する。新演出版 ミュージカル「タイタニック」チケット情報日本では映画版や壮大なセットで話題を集めたブロードウェイ版などで知られるが、本作は英国の気鋭演出家トム・サザーランドによる新演出版。歴史的悲劇に愛や希望を見出したドラマティックな群像劇だ。「台本を読むだけでも様々な人間の考えや思いが交錯していて、どの目線から見ても物語が成立する。最初にひどいと思った人物も、2度目にその人の立場で物語を読み解くと、痛いほど気持ちが分かったり。悪者がいない。地球上に住む60億人すべての人間の共感に値するものが、絶対にあるんじゃないかな」物語は『NINE』や『ファントム』を手掛けたモーリー・イェストンが紡ぎ出す名曲の数々に彩られる。藤岡が演じるガテン系の機関士バレットにも、恋人へ捧ぐ見せ場のナンバー『プロポーズ/輝く夜』がある。「まだ稽古前ですが、作品をよく知る人たちからは『あの曲を歌ってくれるんですね!』とすでに喜ばれていて。名曲を歌わせてもらえることは、ありがたいですね。ただバレットは、史実とは別の末路をたどるので。そこは難しいチョイスだなと。稽古場では彼が育った環境や服装まで掘り下げて、役に深みを持たせたい」俳優業の傍ら、2012年には演劇ユニット「青唐辛子」を旗揚げ。俳優を目指す若者らと交流することで、一層舞台が好きになったという。「いいものはいいと認めてあげたいし、少しでも才能を見出す一端を担えればと始めましたが、僕自身役者として何をすべきなのか使命感を感じるようになりました。『タイタニック』ではよくぞこの面子を揃えたな!と共演するのが楽しみな方たちばかり。魅力的なキャストと骨太な筋書き、歌を聴くだけでも感動できる。間違いなくおすすめできる作品です」主演は『ボンベイドリームス』への出演も決定している加藤和樹。共演に実力派の鈴木綜馬、戸井勝海、津田英佑、シルビア・グラブ。ヴォーカル・グループ「LEVEL VETS」メンバーの佐藤隆紀。注目の若手より古川雄大、矢崎広、声優としても活躍する入野自由。また宝塚歌劇団花組元トップスターで振付家の安寿ミラほか多彩な顔ぶれでおくる。3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。チケットは1月17日(土)より一般発売開始。一般発売に先駆け、1月16日(金)18:00より先行先着「プリセール」を実施。取材・文:石橋法子
2015年01月15日