保育や児童発達支援など、11事業28施設を運営する株式会社SHUHARI(本社:埼玉県志木市本町5-8-5)では、児童発達支援センター 元気キッズ チルズ(埼玉県朝霞市)にて、継続的に実施しているグループ内児童発達支援施設の利用者を対象とした「ヘアカット体験会」の第6回を2024年4月に開催いたします。元気キッズ チルズ外観■生きるために必要なヘアカットを、楽しいものうれしいものと思ってほしい発達に課題を抱えるお子さんの中には、一般の理美容室でのヘアカットが難しい子がたくさんいます。慣れない場所で慣れない人がハサミやバリカンをもっているのでパニックになってしまう子も少なくありません。そんなお子さんたちにとって、生きるうえで必要なヘアカットを少しでも「楽しいもの」「うれしいもの」と感じてほしい。そんな思いから2023年に10月27日に第一回ヘアカット体験会が実施されました。■きっかけは現役の美容師さんからのお声がけ青野氏今回お力を貸してくださったのは現役美容師の青野 賢士氏。ヘアカットが難しい子どもたちへ、何か力になりたいという思いから今回ボランティアとしてご協力くださいました。元気キッズの職員とご友人で、何気ない話の中でご自身の想いが元気キッズなら実現できると、お声がけいただきました。■いつもの場所、いつもの人がいる環境で、ヘアカットに慣れていくヘアカット児童発達支援センター 元気キッズ チルズの一部屋を利用し始まった体験会。いつも通っている施設での開催ということもありすんなりヘアカットができる子、やっぱり慣れなくてヘアカットを拒否する子など様々な反応がありました。初回は「慣れること」を重視し、決して完璧なヘアカットとはいかない部分もありましたが前髪がさっぱりして「可愛い!」「かっこいいね」という声に笑顔で返してくれるお子さんも。青野氏も、体験会を行うたびに「今回はこうだった。ああした方がよかったかもしれない」など子どもたちへの関わりについて試行錯誤されながらカットをされています。完璧なカットではなく、子どもたちが安心した空間の中でのカットを心掛けてくださっています。■保護者からは予想を大きく上回る反響が初回の開催以来、保護者の皆様からはたくさんの反響をいただきました。人数にも限りがある中、「次はいつですか?」と言っていただくこと少なくありません。すでに5回の体験会を実施していますが、毎回希望者が殺到している状況です。元気キッズの児童発達支援を利用される保護者の皆様の中にも、お子様のヘアカットに対して大変な思いをされた方がこんなにも多くあることを再確認しました。継続して活動を行うことで、きれいに整った自分を褒められてうれしい!と感じられたり、ヘアカットに慣れ、いずれは外部の理美容室へ行けるようになったりできることを目指しています。今後も青野さんのお力をお借りしながら邁進してまいります。■この活動をもっと広げるためにこのヘアカット体験会は月に1~2回程度で実施しています。現在はグループの児童発達支援施設利用者の方を中心に行っていますが、ゆくゆくは地域の理美容室とも協力しながらこの活動を広めていきたいと考えています。第6回ヘアカット体験会は4月に開催予定です。詳しくは下記のコーポレイトサイトのお知らせにて詳細を公開予定です。■元気キッズグループについて元気キッズグループロゴ「どんなGENKIもうけとめる」をコンセプトに多様なGENKIを認め合う保育・療育を理念とした、保育園や児童発達支援事業所を含むグループ。保育園から始まり、地域課題に向き合い、認可保育園、小規模保育園、埼玉県初の居宅訪問型保育、学童保育、病児保育、保育型児童発達支援、ペア指導型児童発達支援、相談支援など11事業28施設を埼玉県朝霞市、志木市、新座市で運営。インクルーシブな地域社会を作る事業、活動を行う。2023年には朝霞市から障がい児等療育支援事業を委託され、地域における障がい児支援の質の向上、医療的ケア児支援連携強化事業にも尽力している。また、代表 中村 敏也著書には「保育・療育で地域オンリー1になる 保育園運営の教科書」(かざひの文庫)、「発達が気になる子どもへの関わり方を教えてください!~発達障がい、グレーゾーン…」(かざひの文庫)がある。【会社概要】会社名 : 株式会社SHUHARI所在地 : 〒353-0004 埼玉県志木市本町5-8-5 中村ビル2階代表者 : 代表取締役 中村 敏也設立 : 2009年2月26日元気キッズグループHP: 事業内容 : 認可保育、小規模保育、病児保育、居宅訪問型保育、学童保育、保育型児童発達支援、放課後等デイサービスペア指導型児童発達支援、居宅訪問型保育、保育所等訪問支援、相談支援 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月25日2024年4月2日(火)13時~15時半、長野県中野市「児童発達支援センターみらいく」では、特別なゲストをお招きして新たな施設の開所を記念するイベント「ぼくらの未来基地~スペシャルゲストと共に地域を彩る~」を開催します。イベントチラシ■開催概要日時 :2024年4月2日(火)13時~15時半場所 :児童発達支援センターみらいく長野県中野市吉田963-5定員 :50名参加方法:事前登録が必要です。以下の申込フォームよりお申し込みください。 《プログラム内容》13:00 中野市長からのあいさつ13:10 ブレイクスルー佐々木さんによる企画:自己紹介、質問コーナーなど13:25 パネルディスカッションコーディネーター:山岸裕始パネラー:中野市長、はるな愛さん、ブレイクスルー佐々木さん、いよちゃんが登壇14:10 いよちゃん企画:じゃんけん大会、プレゼント企画《参加特典》本イベントでは、タレント・歌手のはるな愛さん、教育系YouTuberのブレイクスルー佐々木、そしてTikTokクリエイターのいよちゃんを特別ゲストとしてお招きします。これらの著名なゲストと共に、子どもたちが地域の誇りを感じ、未来を創造する特別な一日を提供します。この記念イベントは、児童発達支援センターみらいくが提供する、医療的ケアと教育的支援が一体となった包括的な発達支援の精神を象徴しています。私たちは、特別な支援が必要な子どもたちが健全な成長と発達を促進できるよう支援することを目指しています。どなたでもご参加いただけますので、ぜひこの機会に参加し、子どもたちが地域と共に成長していく姿をご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月21日新しい地図と日本財団が共同で運営する「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)の「令和6年能登半島地震支援プロジェクト」に関して、新たな支援先およびプロジェクト期間の延長が決定した。今年1月1日、石川県能登地方で発生した令和6年能登半島地震は、強力な揺れとその後の余震により、広範囲にわたる被害をもたらした。家屋の倒壊や道路の損傷、ライフラインの途絶など、被災地域の住民の方々の生活基盤に重大な影響が出た。これを受け、LOVE POCKET FUNDではまず被災者の衛生環境を改善し、感染症などによる二次的な被害を抑えるため、WOTA社の循環式手洗機「WOSH」の配備を実施した。手洗機配備の支援のように、災害直後は命を救う緊急支援が優先されたが、時間の経過と共に、避難所や仮設住宅での新たな生活に直面している被災者への心のケアや生活の質の向上を目指した継続的な支援の重要性が高まっている。これを受け、LOVE POCKET FUNDでは、被災した地域の復興支援の第2弾として3団体3事業へ合計287万5000円の支援を決定し、また2024年3月31日に終了予定だったプロジェクト期間を2024年9月30日まで延長することとした。これによって寄付金の受け入れ期間も同日まで延長される。新たな第2弾の支援においては、被災地域の復旧・復興に向けて、特に影響の大きかった奥能登地域を中心に、避難所生活を送る人々や医療的ケアが必要な障害児者の人々を含む、よりサポートを必要とする層への手厚い支援を目的とした専門組織への資金提供を実施し、地域に寄り添った支援を行っていく。今回支援先に決定した3団体と選定理由は以下の通り。◆(一社)日本災害看護学会:本基金の目的の一つである「生きにくさを抱える方々への支援」として、避難所生活を送る方々の生活環境の改善を図る事業であるため。◆(一社)医療的ケア児等コーディネーター支援協会:本基金の目的の一つである「子どもの支援」として、医療的ケアを必要とする障害児者の皆さんを対象としているため。◆北陸学院大学よりそいの花プロジェクト:本基金の目的の一つである「生きにくさを抱える方々への支援」として、避難所生活を送る方々を元気づける様々なサポートを行う事業であるため。【編集部MEMO】「LOVE POCKET FUND」は、「“あなたのため”が“自分のため”になる」の言葉を胸に、「誰かにやさしくすることで自分も幸せになれる」をコンセプトに2020年4月27日、新しい地図と日本財団により開始された。新型コロナウイルスの感染拡大の中、コロナ対策に取り組むことを決意、第1弾プロジェクトとして「新型コロナプロジェクト」が開始し、2022年3月31日をもって、同プロジェクトについての寄付受付のみ終了。その後も寄付の受付を継続し、ウクライナ避難民支援、各災害被災地への支援などを行うなど寄付を実施している。
2024年03月13日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い、仲良しグループができて嬉しい反面、昔いじめられた同級生・赤石と再会。悪い噂を流されるも、ミドリの大人の対応で孤立を回避。しかしグループ内のクロカワとミドリが不倫関係に。ミドリはきよかへの嫉妬から赤石と仲良くし始め、きよかはミドリが生理的に受け付けなくなり…。「ミドリさんとは仲良くないの?」 仲良しグループのマシロくんママから突然の質問。ちょっとドキッとしますが、きよかはミドリと疎遠になった流れを説明します。 すると「なんでそんなに赤石さんにめくじら立てるの?」と不思議に感じるマシロくんママ。大学時代にいじめられたこと、さらに今はセンター内で悪口を言われていることなどを説明すると、マシロくんママは理解を示しつつもきよかの考えを一刀両断。 「何か言われたくなかったんだったら、既婚者が子どももいるのに男と二人で出かけてSNSに投稿しなければ良かったじゃん」と言われ…。 「自己責任やで?」正論を言われたきよかは… マシロくんママになかなか想いが伝わらなかったきよかさん。沈んでいるとマシロくんママがミドリさんとクロカワさんを連れてきて、衝撃を受けます。改めてふたりのことは生理的に受け付けられず、自分の居場所がないと実感。 相手が誰であれ、自分の気持ちをすべてわかってもらうことは難しいですよね。何か打ち明けるときに気をつけていることや心構えはありますか?>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年03月06日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い、仲良しグループができて嬉しい反面、合わない人がいることも実感。そんなとき昔いじめられた同級生・赤石と再会。悪い噂を流されるも、ミドリの大人の対応で孤立を回避。しかしグループ内のクロカワとミドリが不倫関係に。ミドリはきよかへの嫉妬から赤石と仲良くし始め、きよかはミドリが生理的に受け付けなくなり…。「離婚覚悟で夜逃げしようと思って」 ミドリとは支援センターで会えば普通に接するきよか。 あるとき、夫のモラハラに耐えられないため、ペットを連れて実家に帰る計画をしていると報告を受けます。一緒にいたマシロくんママは「頑張って」と応援しますが、きよかはそうは思えません。 計画ではなくそれは衝動では?と疑問を感じ「あとから不利になったりしない?」と心配すると…。 「事前に言ったら責められるからイヤ」ミドリの表情は暗くなり ミドリさんと村崎さんの話を聞いてしまったきよかさん。年の差婚の村崎さんに対するミドリさんの発言にドン引きします。流れで自分への悪口を聞いてしまい、ショックを隠せません。 みなさんがもし、自分の陰口を聞いてしまったらどんな行動をとりますか?聞かなかったことにしてその人と距離をとりますか。それともその場で話し合いますか?>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年03月04日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い、仲良しグループができて嬉しい反面、合わない人がいることも実感。そんなとき昔いじめられた同級生・赤石と再会。児童館で悪い噂を流されましたが、ミドリの大人の対応で孤立を回避。しかしグループ内のクロカワとミドリが体の関係を持ったことが発覚し、なぜかミドリに避けられるようになり…。「結局、私のことが憎いんだ…」 クロカワから聞いた話を寝る前に整理するきよか。ミドリはきよかに嫉妬しており、昔きよかをいじめていた赤石と一緒に行動することで、きよかへのうっぷんを晴らそうとしているのだと推測。 それを知ったきよかはミドリのことが生理的に受け付けなくなり、ミドリの発言がいちいち引っかかるようになってしまい…。 支援センターで会えば普通に接していましたが… 離婚覚悟で夜逃げをすると言われたきよかさん。いろいろ考えた末の計画のようですが、それは衝動では?と疑問を感じます。一緒にいたマシロくんママは「頑張って」と応援し、きよかさんは「あとから不利になったりしない?」と心配します。 みなさんがきよかさんの立場だったら、どんなふうに声をかけますか?>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年03月02日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い、仲良しグループができて嬉しい反面、合わない人がいることも実感。そんなとき昔いじめられた同級生・赤石と再会。児童館で悪い噂を流されましたが、ミドリの大人の対応で孤立を回避。しかしグループ内のクロカワとミドリが体の関係を持ったことが発覚し…。「避けられてるのかな…」 支援センターでミドリと会わなくなったことが気になるきよか。クロカワから、最近は赤石と一緒にいることを聞いて衝撃を受けます。 さらには、以前クロカワと出かけた際のSNS投稿が匂わせだと噂され、ミドリがその内容を赤石に聞くという事態に。きよかのことが気に入らない赤石のフィルターを通したら悪く言われるに決まっているし、それをミドリは知っているのになぜ?と混乱し…。 さらにミドリのメンタルが不安定になっていると聞いて… 寝る前に話を整理するきよかさん。嫉妬するミドリさんの気持ちも理解できますが、いじめてきた赤石さんと親しくされたら気が重くなります。生理的に受け付けなくなり、ミドリさんの発言がいちいち引っかかるようになりました。 21歳差で不倫をする自分を差し置いて、それを上回る歳の差夫婦のことを「キモい」というなんて理解できませんね。みなさんだったら、そんなミドリさんとはどんなふうにつき合いますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年02月27日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い、仲良しグループができて嬉しい反面、合わない人がいることも実感。そんなとき昔いじめられた同級生・赤石と再会。児童館で悪い噂を流されましたが、ミドリの大人の対応で孤立を回避。しかしグループ内のクロカワとミドリが体の関係を持ったことが発覚し…。「来月の連休、ふたりで旅行することになりました」 クロカワからミドリとの話を聞いているきよか。ふたりはワンナイトをきっかけに交際へと発展する模様。 来月の連休はもともと、きよかがミドリと他のママ友たちと旅行へ行く予定だったものの、よくわからない理由によってミドリにキャンセルされていたのでした。 クロカワの話から理解したものの、旦那さんからモラハラされているミドリのことを思うとなんとも言えない気持ちに。ミドリと電話で話し、誤解は解けましたが…。 ミドリと元通りの関係にはならなそうで… ミドリさんと会わなくなったことを気にするきよかさん。クロカワさんから、最近は赤石さんと一緒にいることを聞いて衝撃を受けます。さらにはSNSの投稿が匂わせだと噂され、ミドリさんのメンタルが不安定になり、それを他人事のように話すクロカワさんの態度も気になります。 みなさんの周りで、こういったトラブルが起こったことはありますか?できることなら悪口、誤解、嫉妬、不倫などからは距離を置き、穏やかに過ごしたいものですよね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年02月26日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い数人のママ友ができましたが、アオハちゃんママには何かと非難され、母親失格と説教されたことも。ある日、アオハちゃんママが男性と食事をしたあと襲われそうになったと言い出し、軽率だと注意すると逆ギレして立ち去ってしまいました。その後、ママ友絡みで新たな悩みが…。「来月、家族で仙台旅行する予定やねん」 マシロくんママの義実家が仙台だとわかり、おすすめスポットを質問するきよか。同じ連休の日にマシロくんママも仙台にいると言われ、一緒にいたミドリと仙台旅行をしようと盛り上がります。 翌日、センターで行われたイベントについてグループチャットをするきよかたち。イベント後にキッズルームのあるカラオケに行ったと写真付きで連絡があり「楽しそう!」と返信をするも気になる人が…。 子育てセンターでまさかの人物と衝撃の再会。過去の闇を思い出し… 大学の同級生・赤石さんと再会したきよかさん。真っ青な顔になったのをミドリさんが気にかけてくれ、大学時代に赤石さんにされて辛かったことを話します。パニックに陥ると「しっかりしなさい!」と喝を入れてくれたミドリさん。「なんぼでも愚痴聞いたる!」と心強いことを言ってくれました。 みなさんがミドリさんの立場だったらどんなふうに声をかけますか?励ますときに大事にしていることはありますか。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年02月17日障害者福祉サービス等の令和6年度の改定について令和6年度より児童発達支援事業所などの運営者に関わりのある「障害福祉サービス等報酬改定」が行われる予定です。この記事では、同時に検討が進められている「児童発達支援センターの類型一元化」の内容を中心にお届けします。はじめに、「障害福祉サービス等報酬改定」における主要事項は、次の通りです。・障害者が希望する地域生活を実現する地域づくり1 障害者が希望する地域生活を実現・継続するための支援の充実2 医療と福祉の連携の推進3 精神障害者の地域生活の包括的な支援・社会の変化等に伴う障害児・障害者のニーズへのきめ細かな対応1 障害児に対する専門的で質の高い支援体制の構築2 障害者の多様なニーズに応じた就労の促進・持続可能で質の高い障害福祉サービス等の実現のための報酬等の見直し(参考)厚生労働省|令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性について次に、発達が気になる子どもの保護者の方に特に関わりがあると考えられる「障害児に対する専門的で質の高い支援体制の構築」について、詳しく見ていきましょう。児童発達支援センターの機能強化が検討される背景基本的な考え方として、「障害児に対する専門的で質の高い支援体制の構築」においては、児童発達支援センターを中核とするとされています。児童発達支援センターを中核に、身近な地域でニーズに応じた必要な発達支援が受けられる体制整備を進めるとともに、地域の障害児支援体制の充実を図る。引用:厚生労働省|令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性について児童発達支援センターは、平成24年の改正児童福祉法の施行 によって設けられました。現在(令和6年1月時点)は、「福祉型」と「医療型」の2つに分けられており、「医療型」児童発達支援については、肢体不自由児のみを対象としています。しかし、「医療型」児童発達支援センターは全国に91施設(令和4年)というのが現状です。[%E2%80%A6]ataset&kikan=00450&stat_infid=000040123108&metadata=1&data=1(参考)厚生労働省|社会福祉施設等調査 / 令和4年社会福祉施設等調査 年次推移そのため、住んでいる地域によって支援内容や環境に差が生じ、肢体不自由児が必要な支援を受けにくかったり、肢体不自由児以外の障害のある子どもは、通いやすい場所に「医療型」発達支援センターがあっても利用できず、別の事業所を探す必要があったりといった課題があります。さらに次のような指定基準があり、・「福祉型」児童発達支援センターは、児童指導員又は保育士の配置人数は、障害児4人に対して1人・「医療型」児童発達支援センターは、児童指導員・保育士の配置人数は、障害児の人数に関わらず、それぞれ1人ずつ「医療型」は、子どもの人数に応じた児童指導員・保育士の配置が難しいため、利用する肢体不自由児に対して、乳幼児期に重要な「遊び」を通した発達支援が十分に行いにくいといった課題があります。(参考)厚生労働省|障害児通所支援の在り方に関する検討会報告書これらを踏まえて、「児童発達支援センターの機能強化等による地域の支援体制の充実」が方向性の一つとして掲げられていると考えられます。ポイント1.「福祉型」「医療型」児童発達支援センターの一元化障害福祉サービス等報酬改定検討チームでは、児童発達支援センターの「福祉型」と「医療型」の一元化、「福祉型」における3類型(障害児、難聴児、重症心身障害児)の区分の一元化について、現在検討が進められています。Upload By 発達ナビ編集部障害特性に関わらず身近な地域で支援を受けられる体制の整備〇 児童発達支援センターの基準・基本報酬について、多様な障害児が身近な地域で支援を受けられる体制整備を促進する観点から、福祉型・医療型の類型を一元化するとともに、福祉型における3類型(障害児、難聴児、重症心身障害児)の区分も一元化する。一元化後の新たな基準・基本報酬は、現行の福祉型(障害児)を参考に設定するとともに、難聴児や重症心身障害児について、現行の基準で求めている体制等も踏まえて、障害特性に応じた支援を行った場合の評価を行う。引用:厚生労働省|令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性についてポイント2.「中核拠点型」児童発達支援センターの整備児童発達支援センターを中心とした地域の障害児通所支援の体制整備が検討されています。その中では、「専門人材を配置して地域の関係機関と連携した支援の取組を進める」など、4つの機能を発揮して地域の障害児支援の中核的役割を担うセンターを中核拠点型と位置付けて、体制や取組に応じて段階的に評価を行う方向で検討が進められています。児童発達支援センターの機能・運営の強化〇 児童発達支援センターの中核機能の発揮を促進する観点から、専門人材を配置して地域の関係機関と連携した支援の取組を進めるなど、4つの機能を発揮して地域の障害児支援の中核的役割を担うセンターについて、中核拠点型と位置付けて、体制や取組に応じて段階的に評価を行う。〇 児童発達支援センターが未設置の地域等において、センター以外の事業所等が中核的な役割を担う場合に、中核拠点型のセンターの評価も参考に、一定の評価を行う。引用:厚生労働省|令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性についてまとめ令和6年度の「報酬改定」にともない、厚生労働省では現状の課題を踏まえた「児童発達支援センターの役割(在り方)」の検討が進められています。特に児童発達支援センターの機能一元化が進めば、施設の選び方や利用方法も変わってくることが想定されます。今後、発達ナビでも最新情報をお届けしていきたいと思います。
2024年01月29日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い数人のママ友ができましたが、アオハちゃんママから口撃されるように。ベビーフードの利用を非難され、ちょっと転ぶと「アホやな」とため息まじりに言われ、さらには母親失格と説教され、夫と言い争いに発展。それをきっかけに歩み寄ってくれるようになりましたが…。「私だけ特別扱いしてると思う♪」 支援センターの男性職員・犬飼の話題が止まらないアオハちゃんママ。きよかとミドリは「公私混同せず、犬飼さんは真面目に働いている」とそれとなく勘違いであることを伝えますが、本人には伝わっていない様子。 それ以降、アオハちゃんママは犬飼の話ばかりするようになり…。 なんとなくアオハちゃんママを避けるようになったある日… アオハちゃんママの行動が気になるきよかさん。深いため息ばかりで「どうしたの?」と聞かれるのを待っているよう。話を聞くと、男性とふたりきりで食事をしたあとに襲われそうになったと伝えられ、衝撃を受けます。 みなさんの周りには落ち込んでいるアピールが激しいママ友はいますか?アオハちゃんママのように「何かあった?」待ちをする人とはどんなふうに接しますか。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年01月26日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い数人のママ友ができましたが、アオハちゃんママから口撃されるように。ベビーフードの利用を非難され、ちょっと転ぶと「アホやな」とため息まじりに言われ、さらには母親失格と説教され、夫と言い争いに発展。それをきっかけに歩み寄ってくれるようになりましたが…。「犬飼さんこんにちは」 支援センターの男性職員・犬飼に挨拶するアオハちゃんママ。以前は大人しすぎるくらい静かなタイプだったため、自分から挨拶する姿を見て社交的になって接しやすくなったと感じるきよか。 ミドリも合流すると、アオハちゃんママから犬飼についての話題が。プライベートなことを自分だけに話してくれた、自分の姿を見つけたら必ず様子を聞いてくれる、など自分だけ特別扱いされていることをそれとなく伝える話を永遠と続けます。 きよかとミドリはその度に相槌を打ちますが…。 「もしかして気があるんじゃない」と言うまで終わらない?と疑問に感じ 犬飼さんの話が止まらないアオハちゃんママに対して困惑するきよかさん。勘違いだろうということをそれとなく伝えますが本人には全く伝わっていません。 みなさんだったらこの場合、どんな対応をしますか?勘違いが激しいママ友に対してハッキリ伝えますか?それともなんとなく濁して関わらないようにしますか。 著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年01月25日主人公・きよかは初めての育児に奮闘中。近所の子育て支援センターに通い、年上のミドリを中心に年代も性別も異なる5人のグループができましたが、アオハちゃんママの見下すような言動が気になり始め…。「それ市販のベビーフード?」 子育て支援センターで娘・こりんにベビーフードを与えようとしたところ「食育ってもう始まってるんやで?」と、アオハちゃんママから忠告が。 その後も、その歳から市販品を与えとったら将来ジャンクフード中毒になってまう、育休中なのに離乳食弁当も作らんと何に時間使っとるん?などネチネチ説教されてしまいます。ミドリさんが間に入るも「さすがや!子供のこと最優先の理想のママや!」とアオハちゃんママの味方に。 この出来事に落ち込み、おむつ替えスペースで休憩しているとミドリさんからメッセージが。機転を効かせてアオハちゃんママが落ち着くよう立ち回ってくれたことがわかり…。 「私の気持ちわかってたんだ…」そんなミドリさんから提案が ミドリさんの提案で近所のお祭りへ行くきよかさん。アオハちゃんママと気まずいため逃げ場が多い外のほうが助かる、と思っていましたが、歴史の話でアオハちゃんママは機嫌を損ねてしまいます。 みなさんは、ママ友の地雷を踏んでしまったことはありますか。どんなふうに対応しましたか。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年01月19日主人公・きよかは娘・こりんを出産し、初めての育児に奮闘中。最近の楽しみは近所の子育て支援センターに行くこと。小さい子どもを持つママさんたちとおしゃべりできるのが楽しいのですが、気が合う人ばかりではなく…。「ねぇ今日は3人で話さへん?」 子育て支援センターで初めて仲良くなったミドリが声をかけてくれ、娘アオハちゃんを連れた山本に「初めまして!」と挨拶するきよか。 仲良くなろうといくつか質問をしてみますが、反応はイマイチ。みんなと打ち解けられるようミドリがサポートしている様子。 そこに息子マシロくんを連れたかずはが合流。ギャルのテンションがちょっと苦手…と感じていたところ、「え、ミドリさんて何歳!?」とズイズイ質問していて…。 「49歳になったばかりやで」ミドリさんの年齢に驚くかずは 子育て支援センターで出会った4人と仲良くなったきよかさん。アオハちゃんママとなかなか打ち解けられないな…と思っていたところ、仙台の銘菓やオムツをきっかけに距離が縮みました。 みなさんは、ママ友とどんな距離感で接していますか?仲良くなりたい、と思った人にはどんなふうに声をかけますか。 著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年01月12日主人公のきよかは、子どもを連れて子育て支援センターに行くのが最近の楽しみ。そこでクセの強いママ友に出会い、少々困惑する出来事が…。「さ、おでかけしよ〜!」 きよかは娘・こりんを出産し、初めての育児に奮闘中。最近の楽しみというと、近所の子育て支援センターに行くこと。 小さい子どもを持つママさんたちとおしゃべりできるのが楽しいのですが…。 支援センターの利用者は気が合う人ばかりではなく… 支援センターでママ友の輪が広がっていくきよかさん。気が合うミドリさんのおかげでアオハちゃんママと出会いましたが、会話のラリーが続かず困惑。最近仲良くなったマシロくんママはギャルのテンションがちょっと苦手な存在のよう。 ママ友がいると、情報交換ができたり悩みを相談できたりしますが、年代もノリも価値観も異なる人との関わり合いはなかなか難しいものがありますよね。 みなさんはママ友との距離感をどんなふうに考えていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ぱん田ぱん太
2024年01月11日“おいしい” “ワクワク” “ハッピー” をお届けするライフコーポレーションは、ライフ川崎総合物流センターで賞味期限が迫っていること等を理由に出荷できなくなった商品について、子ども食堂等へ寄付する活動を11月1日より開始しました。物流センターを運営する三菱食品株式会社協力のもと、ドレッシングやジュースなど約650点の商品を世田谷区社会福祉協議会を通じて地域の子ども食堂等へ寄付しました。当社は地域密着の食品スーパーマーケットとして、子ども食堂等への支援をはじめ出店する地域への継続的な社会貢献活動を実施するとともに、食品ロスの削減にも取り組むことで、持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。■取り組み概要・実施拠点:ライフ川崎総合物流センター・提供商品:出荷期限切れ及びパッケージの汚損・破損などにより出荷不可となった常温加工食品等・開始日:2023年11月~※毎月1回程度実施・提供先:世田谷区内の子ども食堂等ライフの環境への取り組み環境への負荷低減 - ライフコーポレーション : ライフらしさ宣言当社が目指す姿を『ライフらしさ』宣言!として明文化しました。お客様にとっても従業員にとっても『私の生活に欠かせない存在』『私のお店』になりたいという想いと意志が込められています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月16日“おいしい” “ワクワク” “ハッピー” をお届けするライフコーポレーションは、ライフ松戸総合物流センターから賞味期限が迫っていることなどを理由に出荷できなくなった商品について、子ども食堂等へ寄付する活動を6月より開始し、10月6日に2回目の寄付を行いました。調味料やジャム、インスタントラーメンなど、合計約600点の商品が荒川区社会福祉協議会を通じて地域の子ども食堂等へ寄付されました。これまで物流センターにおける商品の出荷については、3分の1ルールといわれる商慣習によって、製造日から賞味期限までの期間を3分割し、最初の3分の1の期限までに出荷する運用をしていましたが、出荷期限切れによる返品・廃棄があったことから、2019年11月より納品期限を2分の1に緩和して食品ロス削減に努めてまいりました。しかしながら、それでも一部商品は出荷できず廃棄されている課題があったことから、食品ロスをさらに削減するため、ライフ松戸総合物流センターを運営している三菱食品株式会社の協力のもと、食品メーカー各社にも賛同いただき、今回の取り組みが実現しました。当社は地域密着の食品スーパーマーケットとして、子ども食堂等への支援をはじめ出店する地域への継続的な社会貢献活動を実施するとともに、食品ロスの削減にも取り組むことで、持続可能で豊かな社会の実現に貢献してまいります。■取り組み概要・実施拠点:ライフ松戸総合物流センター・提供商品:出荷期限切れ及びパッケージの汚損・破損などにより出荷不可となった常温加工食品等・開始日:2023年6月~※毎月1回程度実施・提供先:あらかわ子ども応援ネットワークに加盟する子ども食堂等納品期限の緩和について納品期限緩和への対応 (1/2ルール時代の販売期限管理) : 10月は「食品ロス削減月間」10月は「3R月間」「食品ロス削減月間」!持続可能な社会の実現を目指して、ライフ初の「衣料品回収」や「環境イベント」など環境に関する取り組みを実施 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月18日皆さんは、ママ友との付き合いに悩みはありますか?今回は、支援センターで出会ったママ友とのエピソードを紹介します。イラスト:noico支援センターであまり面識がないママ友…断りきれない状況に…定価でいかがでしょうか?幼稚園のものを譲ってくれるのは、とてもありがたいですが…。面識があまりないママ友からの金額提示には、困惑してしまった様子。お互いにモヤモヤしないよう、しっかり確認できるといいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年09月12日1歳の次男と平日によく出かけるのが、市の子育て支援センターです。近所に知り合いが少ない私にとって、同世代のママたちと気軽におしゃべりができる場所は本当にありがたい存在なのですが……。1人のママの言動にモヤモヤが止まらなかった出来事がありました。ママ友ではないママとの距離感子育て支援センターで出会った、ママ友ではないけれど顔見知りのママと、1歳の息子Aくん。人懐っこい子だったので、いつもすぐお友だちの近くに寄っていき、ちょっかいをかけていました。私の息子と仲良く遊べたらよかったのですが、自分が使っているおもちゃを人に貸してあげたり、ひとつのおもちゃを一緒に使ったりすることが年齢的にもなかなか難しい息子。 Aくんにちょっかいをかけられた息子が泣いて終わる、というのが定番になっていました。Aくんのママはあまり他のママたちと話し込んでいる様子もなく、いつもAくんの後を付いて回っている印象でした。私とそのAくんのママとは、会ったらあいさつをする程度の仲。笑顔もあまり見せない方なので、ちょっと避けてしまっている自分がおり、仲が深まることはありませんでした。 ショック! 息子の髪の毛を……Aくんはどうやら同じ1歳後半の息子の髪の毛が気になる様子。息子の髪の毛を触りだしたと思ったら、次の瞬間ものすごい勢いで髪の毛を5、6本一気に引っこ抜いたのです。当然息子は痛くてギャン泣き。髪の毛を引っ張るというのは子ども同士ではよくあることだと思うのですが、そのママはAくんに「引っ張らないよ」と言うだけ。 子どもがしたことだから仕方ないと思ったのか、息子に対しての謝罪がまったくなかったのです。Aくんはその後も何もなかったかのように、泣いている息子をよそにおもちゃで遊んでいました。私はこの状況にモヤモヤが止まりませんでした。 先生がいなかったら謝罪なしだった!?運よく、離れたところからその様子を先生が見てくれていました。Aくんもママも謝る様子がなかったからか、しばらくすると先生が近づいてきて「大丈夫? 痛かったね」と息子に声をかけてくれました。「Aくん、お友だちの髪の毛は引っ張らないよ。一緒にごめんねって言おうか」とAくんをやさしく諭す先生。 それを聞いたAくんママは「Aくん、ごめんねは? 」と発言。やっと、泣きじゃくる息子に謝罪の言葉をかけてくれました。先生が来てくれなかったら、ずっと謝罪はされないままだったのか……と悪い想像もしてしまい、また私はモヤモヤしてしまいました。 私がAくんのママの立場だったら、言葉が話せないわが子の代わりに、相手の子どもとその親御さんにすぐさま謝罪をしていたと思います。考え方は人それぞれですが、人に痛い思いをさせてしまったとき、わが子には自ら「ごめんなさい」を言える子になってほしい、と心から思った出来事でした。 著者:鬼頭いちか5歳と2歳の男の子の母。パワフルな義両親と敷地内同居中。貿易関連の資格を多数保有。
2023年08月15日発達障害があるわが子、大学で受けられる支援とは?発達障害があるお子さんやその保護者のみなさんが進路選択を行う際、中学校や高校、さらにその先の進路についても考えることも多いのではないでしょうか。そうしたとき、・発達障害のある大学生はどのくらいいるのか・大学受験の際に配慮を求められるのか・授業やレポート、試験では、どのような配慮や支援を受けられるのか・国立大学のほうが合理的配慮を受けやすいのかなど、気になることが尽きないかもしれません。今回は、日本学生支援機構学生生活部障害学生支援課の取り組みや調査結果についてインタビューとともにお届けします。――日本学生支援機構の障害学生支援の概要と役割について教えてください。障害学生支援課:日本学生支援機構は、2004年に創設された独立行政法人で、国や大学等の機関と連携して、奨学金事業をはじめとするさまざまな事業を実施しています。その一つとして、大学等が障害のある学生を支援するための教職員向けの研修事業や、各大学等における障害のある学生の修学支援に関する実態を把握するための調査などを行っています。この調査は、2005年度から大学、短期大学、高等専門学校を対象に毎年実施され、調査結果は当機構のホームページで公表しています。また、9大学を拠点校とする「障害学生修学支援ネットワーク」を設け、各拠点校において、全国の大学等から障害のある学生の修学支援に関するさまざまな相談に応じるなどの取り組みを行っています。――教職員のみなさんに向けた支援、研修等も行われているのですよね。障害学生支援課:当機構では、各大学等の障害学生支援の実務担当者を対象とした研修会を例年行っています。2023年度は7月4日、5日の2日間にわたって、障害種別の学生の修学上のニーズや支援方法、障害学生のキャリア・就職支援に関する内容を取り上げ、オンライン形式で行いました。このほかにも、各大学等の教職員を対象に、障害のある学生に対する支援の在り方や、合理的配慮の提供などをテーマとしたオンラインセミナーを行う予定です。――ホームページで公表されている調査結果、特に具体的な支援事例は学校関係者の方はもちろん、保護者の方にとっても参考になりそうです。障害学生支援課:改正障害者差別解消法が2024年4月から施行されることとなり、私立も含めた全ての大学等において、不当な差別的取扱いや合理的配慮の不提供の禁止などが法的義務とされることになりました。当機構では、2016年度から2022年度まで、大学等における不当な差別的取扱いや合理的配慮に関する紛争の防止・解決等の事例を収集し、そのうち、大学等で合理的配慮を行う際などに参考となるものを選定して、ホームページで公表しています。――例えばどのような事例が見られますか。障害学生支援課:2022年度に公表した事例のうち、発達障害に関しては、それぞれの特性に応じた配慮がされた例を公表しています。例えば、手書きが困難である学生に出願書類のパソコンでの作成を認める例や、実験科目においてティーチング・アシスタントが実験の進行に係る補助やアドバイスを行う例などがあります。このほか、学生から申出があった配慮について、大学と学生とが話し合い、大学が提供できる内容で学生も納得して決定した例などを公表しています。――これから障害学生支援で注力されることを教えてください。障害学生支援課:大学等に在籍する障害学生の数は年々増加し、これに伴って障害学生を受け入れる大学等も広がっている傾向にあります。各大学等では、そうした学生が適切な支援を受けて充実した学生生活を享受することができるよう日々尽力しています。当機構としても、引き続き、セミナーの開催や情報発信を通じて、各大学等の取り組みを支援していきます。――ありがとうございました。データで見る!発達障害がある学生への支援日本学生支援機構では、診断書のある発達障害学生だけでなく、診断書はないものの発達障害があることが推察され教育上の配慮を行っている学生についても調査を行っています。2021年度は大学、短期大学、高等専門学校を合わせて1,176校から回答を回収、発達障害の診断の有無にかかわらず支援を受けている学生は、8,622人という調査結果でした。Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|令和 3 年度(2021 年度) 大学、短期大学及び高等専門学校における 障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書(P69)次に、主な入学後の支援内容について見てみます。実施している学校数にはばらつきがあるものの、授業支援だけでなく専門家によるカウセリングや自己管理指導、障害学生向け求人情報の提供など授業以外の支援も行われていることが分かります。Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|令和 3 年度(2021 年度) 大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査結果報告書(P72)それでは、インタビュー内でも取り上げた支援事例について、その一部をご紹介します。【受験・入学】ASD(自閉スペクトラム症)のある学生:「試験時の座席について、一番後ろかつ隣は空席を希望(私立短大)」Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|「障害者差別解消法」施行に伴う障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集令和4年度収集事例(P54)【授業・研究】ADHD(注意欠如・多動症)のある学生:「障害があることをクラスメートに知られずに配慮を受けたい(国立大学)」Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|「障害者差別解消法」施行に伴う障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集令和3年度収集事例(P32)【試験・単位】SLD(限局性学習症)のある学生:「本人はレポート代替を希望していたが、かかりつけ医の所見に従い別室受験とした(私立大学)」Upload By 発達ナビ編集部日本学生支援機構|「障害者差別解消法」施行に伴う障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集令和2年度収集事例(P32)ほかにも、受験時、授業や課題についてなど、さまざまな支援事例が紹介されています。気になる方はぜひチェックしてみてください。日本学生支援機構|障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集各校の支援内容を確認し、気になることがあれば早めに相談を今回ご紹介した日本学生支援機構の調査結果から、大学、短期大学、高等専門学校では、受験・入学から卒業までさまざまな障害学生支援を受けられる可能性があることが分かります。希望する支援内容によっては、医師の診断書など必要書類をそろえる必要があり、それをもとに学校関係者と丁寧に合意形成を図ることが重要になります。お子さんが進学先で希望する学びを深めて卒業を目指せるように、早めに各校の支援内容を調べてオープンキャンパスなどで相談しておくと安心です。独立行政法人 日本学生支援機構(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年08月09日NPO法人文化芸術教育支援センター主催、戦争三部作~散りゆくシリーズ最終章『群青に散りゆく』が2023年8月30日 (水) ~2023年9月3日 (日)に中目黒キンケロ・シアター(東京都目黒区青葉台1-15-11)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ Twitter instagram Facebook 特攻兵を選んだ男と選ばれた息子の物語。昭和20年、戦火は日本本土にも達し、度重なる米軍の攻撃で「本土上陸を阻止する」ために最後の特攻隊が編成されていた。男は特攻兵を選ぶ任務に就き、数多くの若者を戦地に送り出していた。そんな中、一人の特攻兵が脱走してしまう。急遽、特攻志願兵を招集することになったが、やってきたのは能楽師の元に嫁いだ姉の息子と実の息子の2名だった。どちらか一人を特攻兵に…。そんな時、男の元に1枚の便りが届いた。団体概要文化芸術振興基本法が成立以降、その取り組みは、近年、大きく進歩を遂げてきました。しかしながら、財政の逼迫による民間の文化施設の閉館や芸術鑑賞教育の減少など、文化芸術に触れる機会が減りつつあるのも事実です。その一方で、NPOやボランティアなど新たな力、新たな潮流が生まれて取り組んできましたがまだまだ、充分とは言えません。私どもはその活動をもっと身近なところから行う必要があると考えてます。たとえば、近くにある公共施設や神社仏閣を起点にした文化芸術の振興です。子供たちに、絵画や舞台、楽器との触れ合い、映画作りといった体験する場所や機会を作ることです。そのことが、地域のコミニュケーションや豊かな人格形成にも役立つと考えています。人と人、地域と地域、それぞれを文化芸術の活動で結ぶことで、「次世代の新たな人材の育成を支援する社会」をつくっていく。それが、私たちNPO法人文化芸術教育支援センターの目指すものです。公演概要戦争三部作~散りゆくシリーズ最終章『群青に散りゆく』公演期間:2023年8月30日 (水) ~2023年9月3日 (日)会場:中目黒キンケロ・シアター(東京都目黒区青葉台1-15-11)■出演者コウガシノブ/久米田彩/柿本光太郎/SHUN/華村りこ杉田友里/角田奈穂/Kuro/水野伽奈子/辛嶋慶/杉本佳毅密野大輔/滝澤龍輝/関本優斗/田口真輝/三浦亮/野上泰聖橋本智恵子/川下千尋/矢ヶ崎花音/北村美有/小島優花/桐嶋くるみ谷端梓/湯川夏鈴/斎藤有花/桜丘高校演劇部渡辺克己/松井みどり/夢麻呂能楽師:辰巳満次郎和事奏者・作曲家・教育者:高谷秀司オペラ歌手:前坂美希噺子方:藤舎呂凰噺子方:あかる潤■スタッフ【企画・脚本】松本京【演出】山本タク【制作】演劇企画ユニット劇団山本屋主催:NPO法人文化芸術教育支援センター協力:JAPAN BEST TV株式会社■公演スケジュール2023年8月30日 (水) ~2023年9月3日 (日)8/30(水) 19:008/31(木)19:009/1(金)14:00・19:009/2(土)13:00・18:009/3(日)11:30・16:00※開場は、開演の30分前です。■チケット料金最前列(1列目):8,000円一般席:5,800円学生(高校生まで):3,500円(全席指定・税込)※学生チケットをご利用の方は、ご入場時に学生証等のご提示をお願いします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月01日一般社団法人大学支援機構(理事長:田村 耕一、以下 大学支援機構)は2023年4月20日、クラウドファンディングサイト「Otsucle(おつくる)」において、研究者を継続的に支援する研究者支援プログラム「研究者紹介」で新しく、徳島大学の河口准教授のページを公開します。河口先生ページイメージ【ページ概要】タイトル :生態系サービスを活用したサステイナブルな地域づくりへの挑戦実施責任者:徳島大学大学院社会産業理工学研究部 社会基盤デザインコース准教授 河口 洋一 このプロジェクトは、徳島大学大学院社会産業理工学研究部 社会基盤デザインコース 河口 洋一准教授が、生態系サービスを活用したサステイナブルな地域づくりのために必要な根拠を学術的に証明する研究です。生態系サービスを活用したサステイナブルな地域づくりへの挑戦には、官学産といった多くの人々の協力や理解が必要です。生物多様性つまり自然は、その場所、場所で人の営みの中で継続して育てていくものです。現在、兵庫県の豊岡市周辺を除いてコウノトリが初めて繁殖した場所である鳴門市に定着したコウノトリのペアが利用する環境や餌生物、コウノトリの飛来によって動き出した新たな地域づくりについて研究を進めています。自然の環境下で簡単ではないですが学術的根拠を調べるためにデーターを取得し、耕作放棄や人口減少という課題にいち早く対応するためにも、豊かな生態系サービスの活用と地域づくりをすり合わせる手法の確立の研究を行っています。コウノトリビオトープレンコン畑【研究者紹介】「研究の力・科学の力の成長を見える化して応援しよう!!」科学の力は未来を変えてきました。科学技術の政治や経済、社会への影響力はとても大きくなっています。研究者には、世界を動かす可能性があります。その可能性をより分かりやすく、多くの人に知ってもらうことは大切なことです。大学には、多種多様な研究者が探求心をもち研究に取り組んでいます。研究には、発見や失敗という山や谷があります。その中で時々、「はじめて・面白い・びっくり」する場面の過程で大きな成果が得られることがあります。「研究者紹介」では、多くの皆さんに科学の力の成長を見ながら一緒に応援することを提案し、大学支援機構が継続的に支援する研究者を紹介しています。【Otsucle(おつくる)】Otsucle(おつくる)は、未来をつくる研究・教育・社会貢献などの分野で資金調達を応援していきます。挑戦者がアイディアや課題を実現するための資金をインターネットを通じて多数の支援者から集めることを目的としたものです。2016年の10月のサービス開始から累計で100件以上のクラウドファンディングをサポートしています。【一般社団法人大学支援機構】大学支援機構は、研究や教育の課題に集中できる環境の構築と地域社会に貢献する仕組みを提供する目的で2016年10月に設立されました。設立 : 平成28年10月3日所在地 : 徳島県徳島市新蔵町二丁目24番地代表理事 : 田村 耕一ホームページ: 事業内容 : 研究・教育・社会貢献などのためのクラウドファンディングサイトの運営 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月19日東京都内にある企業の立地情報と、それに準じた支援制度を無料で相談・紹介する「東京都企業立地相談センター」が「港区立産業振興センター」に特徴や支援内容の取材に行き、その内容を2023年2月22日HPに公開しましたので紹介します。■企業・人・地域を結び、イノベーションを生む産業振興と知の集積拠点2022年4月1日、竣工間もない港区の複合ビル「札の辻スクエア」に、中小企業の活性化や創業支援を担う港区立産業振興センターがオープンしました。施設の設立経緯やサービス内容、特徴について、港区産業振興課の経営支援係長・加川恒介氏と、指定管理者の構成団体である㈱キャンパスクリエイトのオープンイノベーション推進部・ゼネラルマネジャーの須藤慎氏に、伺いました。港区産業振興課 経営支援係長 加川恒介氏■区の担当課とインキュベーション拠点が合体、ワンストップ支援体制を構築港区立産業振興センターは、JR山手線・京浜東北線 田町駅と都営浅草線・三田線 三田駅から徒歩3~4分という好立地にある「札の辻スクエア」の9階から11階の3フロアを占めています。同じ建物の8階に港区産業振興課と観光政策担当、4~7階には港区立三田図書館と図書文化財課が入る複合施設です。産業振興課の加川氏が、センター設立の経緯をこう振り返ります。もともと産業振興課は芝公園の本庁舎にありましたが、当時の中小企業との接点といえば、補助金の申請や融資あっせんの際の商工相談などに限られており、「商工会館等を除いて、中小企業の経営者が集まって交流する施設はありませんでした。そこで港区内に新しい産業振興の一大拠点を設けるという構想の下に立ち上げたのが港区立産業振興センターです。地域の商店街や区民の方々にも気軽に立ち寄っていただき、中小企業、起業家、フリーランスの事業者と結びつくハブとなり、さまざまな課題解決を図れる場になることを狙っています。」産業振興課がこのセンターと同じ建物に入ったのを機に、これまでの商工相談などに加え、経営にかかわる多様な相談を受けられる「あらかると相談ブース」が設けられました。中小企業診断士、社会保険労務士、地域金融機関などの専門家に無料で相談できます。「経営に関わる相談であれば、特定の分野に限らず、どんな相談でも受け付けています。内容に応じて、港区の支援制度でカバーできれば当課で対応し、港区では難しい場合は、東京都や東京都中小企業振興公社、国の相談窓口、外郭団体・商工会議所に橋渡しするなど、“水先案内人”としての役割を果たしています」(加川氏)駅近立地の「札の辻スクエア」■利用自由度の高いコワーキングと最新機器が充実したファクトリーを併設産業振興センターの施設概要について、須藤慎氏は次のように解説します。㈱キャンパスクリエイトのオープンイノベーション推進部・ゼネラルマネジャーの須藤慎氏産業振興センターの施設概要について、須藤慎氏は次のように解説します。「メインとなる施設は、独立創業を目指す方、スタートアップ企業、フリーランスなどの活動拠点にできるコワーキングスペースと、モノづくり関連の機器を備えたビジネスサポートファクトリーです。ビジネスサポートファクトリーには、フルカラー3Dプリンタ、レーザー加工機、3Dスキャナなどの先端機器と最新鋭の3D編集ソフトなどを揃え、さまざまな分野の試作品からアート作品まで製作可能です。コワーキングスペース。1時間単位のドロップインから、1日単位、1か月の定期利用(1万8000円~/月)まで、個人も法人もフレキシブルに使えます。登記も可能です。ビジネスサポートファクトリーの目玉となる装置、フルカラー3Dプリンタ 手ごろな料金で利用できると学生から社会人まで好評 説明するのは、㈱キャンパスクリエイト・クリエイティブコーディネーターの永井恵梨氏電子刺繍ミシン。この他にも、アパレル3D着装シミュレーションシステム、パターンスキャナ、昇華転写プリンタなどファッション系のデジタルツールも充実。また、大小のホールから貸会議室、研修室、ワークルームまで、広さや用途の異なる複数の貸出施設が充実しているのもセンターの特徴の1つ。音響、照明、モニターなどの付帯設備も充実し、セミナー、発表会、ワークショップ、フェアなど、多岐に渡る用途に利用できます。月に2~3回以上のペースで交流イベントも開催中です」産業振興センターの運営、イベントの主催をしているのは、指定管理者の「みなと・キャンパス・リログループ(共同事業体)」です。株式会社キャンパスクリエイト、NPOみなと経営支援(港区中小企業経営支援協会)、株式会社リロクラブの3者で構成されています。このうちキャンパスクリエイトは、大学や研究機関の技術移転を通じた産学連携をサポートする国立大学法人電気通信大学TLOという顔を持つのも強みの1つでしょう。「スタートアップ支援に関わる専門書籍などを揃えたビジネス支援ライブラリもありますし、各種の支援制度に関する情報も集まっています。創業支援の相談、海外展開のアドバイザー制度、知的財産の相談制度など、事業計画からいろいろな法律的な面まで、相談しやすく調べやすい環境を整えています」(須藤氏)知の集積拠点であるセンターに訪れれば、何かしら役に立つ情報に出会えるかもしれません。ビジネス支援ライブラリ 「スタートアップ・起業家」「オープンイノベーション・経営戦略」「AI・データサイエンス・IT」といった専門的テーマに沿った書籍類、雑誌、学会誌などを揃えている。■東京・港区に立地するメリット~産官学のオープンイノベーションが発火する街港区立産業振興センターは2022年4月のオープン以来、月100人ペースで登録会員が増え、2023年1月現在、1000名を超えました。これほど人々を引き付ける魅力は何でしょうか。「港区は、ファッション・デザイナー、クリエイター、エンジニア、コンサルタントなど、高いスキルを活かしてビジネスを展開している個人事業者が少なくありません。一方で、大企業やベンチャーキャピタルの事業所も多数集積しています。さらに、慶應義塾大学のお膝元でもあり、東京工業大学田町キャンパスの再開発も進んでいるなど、産官学のオープンイノベーションが生まれるチャンスも得られやすいと思います」(須藤氏)日本国内の外国大使館の過半数が港区に集まり、交流機会も豊富なので、海外ビジネスのコミュニティとのマッチングも期待できます。グローバルに展開を図ろうと考えている中小企業、スタートアップにとっては、立地のポテンシャルは高いのではないでしょうか。「区内には、“3A+1R”(青山、赤坂、麻布/六本木)という知名度の高いエリアが集まっていますが、地名に惹かれて進出したいと思いながら、賃料水準の高さからためらう方も多いようです。しかし、産業振興センターのコワーキングスペースは利用期間の制限はありません。また新たにオフィスを構える場合も『新規開業賃料補助制度』など、開業を支える制度も用意しています。まずはあきらめず、気軽に相談してください」(加川氏)都心に活動拠点を構えるチャンスは意外に身近なところにあるのかもしれません。産業振興センターで開催されている多彩なイベント■施設概要施設名:港区立産業振興センター住所:東京都港区芝5-36-4札の辻スクエア9~11F運営:港区、みなと・キャンパス・リログループ設立:2022年(令和4年)4月支援内容:中小企業・商店街の経営支援、創業・新規事業創出の支援、産学連携支援等ホームページ: ■情報配信元東京都企業立地相談センター担当秋山住所:東京都江東区東陽2-4-24サスセンター1F電話番号:03-6803-6280E-mail: 4909@ilsc.to kyoホームページ: ■東京都企業立地相談センターとは企業や個人事業者様を対象に創業や事業拡大する「場所」探しのご相談を不動産専門アドバイザーが無料で承っております。ご希望条件をお伺いし、事務所、店舗、工場、事業用地などを取り扱う民間不動産事業者に一斉照会いたします。その他、都や都内区市町村の公的物件情報や支援制度もご案内しております。(東京都企業立地相談センターは東京都産業労働局が運営しております。)■記事掲載東京都内に立地し活躍されている企業様や区市町村の企業支援担当者へインタビュー記事を東京都企業立地相談センターホームページに掲載しております。ページURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月22日■前回のあらすじ主任先生から療育の話を聞くと、園で長男が感じているストレスを取り除いたり、楽しく過ごせるように療育を勧められたのだと知る。私たちは前向きになり、早速支援センターへ連絡し、3ヶ月後に予約が取れるのでした。■とうとう相談の日に!■臨床心理士に遊んでもらう長男ここからは、これから実際療育に通うまでの道のりを描いていきます。自治体によってやり方などいろいろ違うところがあるので、参考程度にご覧ください。※基本マスク割愛、会話は実際の会話よりも短くまとめて描かせていただいています。臨床心理士さんいわく、発達の遅れはあまり感じないが、間違えることを恐れたり、自分の思い描いていた理想に実力が伴わないとやっていることをやめてしまうなどの傾向があるとのこと。「失敗しても大丈夫なんだよ」と伝えてみるのも良いかも、などアドバイスをいただきました。次回に続く「息子が療育に通うまで」(全11話)は12時更新!あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2023年02月17日長男くんと次男くんを子育て支援センターに連れていったときのことでした。あいさんは2人が電車のおもちゃで夢中になっている隙に、雑誌を読んでいました。しばらくして2人を見ると、次男くんが見知らぬ男性に近づいていきます! そして、なんとお膝に座ってしまいました。男性が次男くんに微笑んでくれたので、あいさんは「やさしそうな人だな」とホッとしました。しかし、事件は起こったのです……!目を離した隙に、次男が…! 長男くんと、当時赤ちゃんだったった次男くんを連れて、あいさんは子育て支援センターにやってきました。2人が電車のおもちゃに夢中になっていたので、あいさんは安心して雑誌を読んでいました。 ふと、2人はどうしているかと振り返ると、次男くんが見知らぬパパさんのお膝に座ってしまいました。どうしようと焦るあいさんでしたが、パパさんはニコニコしてとてもやさしそう。 ……と油断した次の瞬間、次男くんが男性の頭に手を伸ばしました。そして髪の毛をガシっとつかんだのです。 これは駆けつけなくては! と思ったあいさんでしたが、自分が駆けつけて引き離すとしたら、次男くんが意地になって髪の毛を離さないのではないか、そして掴んだ髪の毛を引っ張って抜いてしまうのではないかと予想しました。 そうなったらますます迷惑をかけてしまうと思い、他人のフリをして過ごすあいさん。雑誌に夢中なフリをします。 しばらくすると次男くんはパパさんから離れていて、髪型にも変化はなく、ほっとするあいさん。 心の中で、他人のフリをしたことを謝るのでした。 ◇◇◇9年前のことを今でも懺悔しているという、あいさん。このときは、いろいろなことが頭をよぎって、この選択しかできなかったのだそうです。それにしても、見知らぬパパさんの、次男くんに向ける表情、とても穏やかでやさしそうですね。次男くんは、このパパさんの雰囲気に惹かれてお膝に乗ってしまったのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター いで あい4人の男の子のママです! ゆる〜く育児マンガを描いたり、イラストのお仕事をしています。
2023年02月07日保護犬支援の会(所在地:熊本県、代表:ソノベ)は、保護犬を引き取った飼い主への医療費支援を目的とし、「READYFOR」にて保護犬医療支援「白内障の元保護犬に光を」のクラウドファンディングを2023年2月4日(土)~3月27日(月)の期間、受付しております。クラウドファンディングURL 【プロジェクト開始の背景】保護犬支援の会は、保護犬を引き取った後で高額な医療費に悩む飼い主の方を支援する目的で設立されました。代表が引き取った保護犬「ベス」も、繁殖目的で育てられ、劣悪な環境で飼育されていたためか、引き取った後も、歯周病手術、網膜委縮・白内障手術など、頻繁に病気治療をしなければなりませんでした。保護犬を引き取った後、医療費で悩む飼い主さま、そしてこれから保護犬を引き取ろうと思っている未来の飼い主さまの温かいお心に応えながらご心配を解消し、一匹でも多くの保護犬に十分な医療を提供したいという狙いから、このプロジェクトを実施いたします。白内障発症前のベス手術直後のベス【特長】1) 保護犬の飼い主の相互支援が可能に保護犬支援の会は、保護犬を引き取った飼い主さまの互助システムをつくることで、高額な医療費に対する相互支援を可能にします。2) 保護犬の飼い主のネットワークづくりが可能に保護犬支援の会は、保護犬を引き取った飼い主さまの互助システムをつくることで、病気治療だけでなく、「育犬」に関する様々な悩みを共有するネットワークづくりを可能にします。3) 保護犬支援の社会貢献が可能に保護犬支援の会は、医療費など飼い主の悩みを解決することで、一匹でも多く保護犬の引き取りができるような社会の実現に微力ながら貢献いたします。【リターンについて】500円相当:支援を受けたワンちゃんの写真入りの飼い主様からのお礼状をお送りします。【プロジェクト概要】プロジェクト名: 白内障の元保護犬に光を期間 : 2023年2月4日~2023年3月27日リターン : 500円 支援を受けたワンちゃんの写真入りのお礼状URL : 【クラウドファンディングに関するお問い合わせ先】保護犬支援の会E-Mail: gooooodluck@icloud.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月06日■前回のあらすじ数年前から「嫌いな人、苦手な人を作らない」と考えるようになった私。どうしても嫌いな人ができてしまうことはあるけど、それより「好きな人を作って、好きな人のことを考える」ようになったら心が楽になったのです。■支援センターにデビュー!■“支援センターあるある”に打ちのめされ…なんで新しいコミュニティに行くと、自分以外は慣れてて楽しそうに見えるんでしょうね。私も最初はこんな感じでした。ちなみに公園も人が少ない時間に行ってたし、なるべく人少なくあれ…! って思っていました。それでも妊娠中にひとりで子どもを見るのがつらすぎた結果、コミュ力が上がったという話です。とりあえずこれを読んでいる先生方は最後のページで「そんなふうに思わせてしまってたなんて…」という謎の反省をしないでくださいね!次回に続く「ママ友って?」(全5話)は12時更新!
2022年12月27日障害のある学生の修学や大学生活の困りごとに寄り添い、教職員への支援も行う東北大学では、2014年4月に「学生相談・特別支援センター 特別支援室」を設置。2016年3月に「国立大学法人東北大学における障害を理由とする差別の解消の推進に関する規程」を、同年4月「障害のある学生への配慮に関するガイドライン」、同年10月「修学上の合理的配慮の提供に関する対応について」を定め、障害のある学生への支援体制の整備を図ってきました。今回は、現在の支援内容や新しい取り組みなどについて、学生相談・特別支援センター副センター長の池田忠義先生に教えていただきました。発達ナビ編集部(以下、ーー)特別支援室の位置づけや支援体制から教えてください。池田先生:特別支援室は、障害学生に関する全学的な相談部署であり、学生相談・特別支援センターの中に位置づけられています。同センターには、特別支援室と全学の学生相談を担う部門である学生相談所とがあります。特別支援室には、相談員3名(専任教員)、コーディネーター2名、受付1名が配置されています。相談員やコーディネーターは、公認心理師や特別支援学校教諭などの資格を有し、発達障害や聴覚障害のある学生への支援等に関する専門性を持っていますが、現在はどの担当者もさまざまな障害に対応できるように努めています。――特別支援室ではどのようなことに注力しているのでしょうか。池田先生:障害のある学生への合理的配慮に関する支援だけではなく、修学上や大学生活上のさまざまな悩みや困りごとへの支援を行うこと、大学の構成員全体を対象とした働きかけを行うことです。したがって、障害のある学生だけではなく、その疑いのある学生も含めて、継続的な面接により支援を行い、また、障害のある学生の支援に関する教職員や学生全体の理解促進のための活動を積極的に行っています。Upload By 発達ナビ編集部発達障害がある学生の相談は増加傾向に――どのようなことでお困りの学生が多いのでしょうか。池田先生:自発的に来談する学生については、修学上のつまずき(授業についていけない、単位履修が進んでいないなど)を契機に相談につながることが多く、入学直後を含め、低年次からそうした問題に直面する場合や、学年が上がり、専門科目が増えた状況でそれらの問題に直面する場合もあります。最終学年などで、研究に取り組む中で初めてつまずきを感じて来談する学生もいます。また、卒業が近づいて進路選択をしなければならない段階で、進路選択に迷う、就職活動で思うような結果が出ないといったことで来談する学生も少なくありません。――来談する時期や内容はさまざまなのですね。相談に来る学生は増えているのでしょうか。池田先生:特別支援室の来談者は基本的に増加傾向にあり、発達障害のある学生も同様の傾向にあります。来談者を障害種別に見ると、発達障害が一番多く、未診断であるがその傾向があると思われる学生も毎年一定数います。また、発達障害に次いで精神障害が多く、2021年度の来談者は発達障害(疑いを含む)と精神障害の二つで来談者全体の6割を超えていました。こうした傾向は、今後も続くのではないかと思われます。特別支援室に来談している学生については把握できますが、学内全体で発達障害のある学生がどれくらい在籍しているかは明確ではありません。ただ、発達障害の有病率という点から考えると、特別支援室への来談や学内での支援につながっていない学生が一定数いると思われます。そのことを踏まえると、学生が相談・支援につながるための広報活動や学生と接している教職員の理解啓発をより一層強化する必要があると考えています。――支援が届いていない学生もいるかもしれないということですね。発達障害がある学生の相談内容としては合理的配慮に関するものが中心ですか。池田先生:当室を利用している発達障害のある学生の多くは、合理的配慮を申し出るための申出書作成支援や自分自身の特性理解、困難さの対処方法の相談のため来談している学生です。一方、「発達障害かもしれない」と思い相談に来る学生もおり、その学生については希望に応じてアセスメントを行うなどし、医療機関の受診などについて一緒に検討しています。合理的配慮の具体的な例としては、注意事項等の文書による伝達、レポート提出期限への配慮、別室受験等などがあります。合理的配慮を受けた学生からは、「配慮を認めてもらってとても助かった」など、修学機会の確保につながったという声を多くもらっています。ただ、配慮提供が認められたものの修学に結びつかないこともあるため、学生と振り返りながら次学期に向けての相談を行っています。――先ほど学生だけでなく教職員の方への支援にも力を入れていると伺いましたが、具体的に教えてください。池田先生:障害のある学生の支援に際しては、教職員の理解・協力が必須であることから、個別支援における教職員との連携、障害学生支援に関する理解促進のための啓発活動を特に重視しています。前者については、特別支援室へ相談に訪れた学生の支援に際して特別支援室から授業担当者や指導教員に連絡する場合と、学生対応に関する教職員からの相談を受け、連携する場合があります。後者については、学生支援に関する全学FD(FD:大学の教育の内容及び方法の改善を図るための教員の組織的な研修など) を定期的に実施するとともに、部局の依頼に応じて特別支援室スタッフが部局FDの講師を務めています。また、学生支援に関する全学的会議である学生生活支援審議会の下に学生相談・特別支援連絡会議を設置し、そこで各部局の学生相談や障害学生支援に関する状況を共有しています。――教職員の方からはどのような相談があるのでしょうか。池田先生:発達障害のある学生やその傾向があると思われる学生に対して、「どのように対応したらよいか分からない」「どこまで支援をしなければいけないのかが分からない」「配慮はほかの学生の不公平感につながるのでは」など、学生の困難さの理解のしづらさから来る対応の難しさ、合理的配慮に関する質問・意見があります。さらに、具体的な支援方法や支援事例、発達障害のある学生の就職支援についてなど知りたいといった声もあります。こうしたことから、発達障害のある学生についての教職員の理解啓発などを目的として、2021年度、「発達障害のある学生への対応について-教職員向けヒントブック-」を刊行し、全教職員に配布しました。学内講演やFDなども行い、学内の理解や啓発などを積極的に進めています。Upload By 発達ナビ編集部――特別支援室では、学生サポーターによる支援も行っているのですよね。池田先生:「学生相談・特別支援センター学生サポーター」は、誰もが共に学べる大学環境をつくるために組織された有償ボランティアであり、現在は学部生、大学院生あわせて計60名登録しています。応募動機としては、人と関わるような活動をしてみたい、障害のある学生と関わってみたいなど多岐にわたります。主な活動は、聴覚障害のある学生のための情報保障、移動が困難な人のためのバリアフリーマップの作成や改訂のほか、障害のある学生への学習支援、ガイドヘルプ、移動介助、授業中のノート作成、学内ボランティア団体でのイベント参加などです。バリアフリーマップについては全キャンパス分を学生サポーターが中心になって作成しており、現在は毎年1キャンパスずつ改訂し、各学部や入試説明会など人が集まるような行事で参加者に配布しています。コロナ禍前は大学祭やオープンキャンパスでのイベントへの参加なども行っておりましたが、本学でも対面の活動の再開に伴い今後ますます活動が広がっていくと思います。Upload By 発達ナビ編集部Upload By 発達ナビ編集部発達障害のある高校生などを対象とした大学準備講座を開催――発達障害のある高校生や既卒者向けの講座を実施されていますね。開催のきっかけから教えてください。池田先生:当室に来談する発達障害のある学生と話していると、入学後に高校と大学との違いに戸惑いを感じたり、困ったときにどこにどのように相談したらよいか分からなかったりと、大学生活などで大きくつまずいていることが少なくありません。そのため、発達障害のある本学への進学を希望する方や大学で学ぶことに興味がある方を対象に、大学のイメージを膨らませ、進学準備や進路選択に役立てられることを目的として「発達障害のある高校生・既卒者向け大学準備講座1DAYトライアル!」を開催しようと考えました。2022年3月に初めて開催し、同年8月に2回目を開催しました。――反響や参加状況はいかがでしたか。池田先生:初回は3月実施ということもあり、高校1・2年生の学生4名が参加してくれました。参加者から次回以降は夏開催を希望する声が多かったため、2回目は今年8月に開催し、高校生6名、既卒者1名の計7名の方の参加がありました。1DAYトライアルは発達障害の診断がある方向けのイベントですが、グレーゾーンの方からの問合せもあり、反響の大きさを感じました。当初対面開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、急遽オンラインでの開催に変更したところ、東北以外からの参加もありました。イベント終了後にアンケートの記入をお願いしたところ、うれしいことに全般に高い評価を得ることができました。模擬授業は、大学と高校との違いや大学での支援体制などの座学に加えて学生サポーターも加わり参加者の疑問に答えたほか、時間割作成や自分自身の特性理解につながるワークなども行いました。障害のある当事者学生が参加した「先輩の体験談を聞く(座談会)」の時間では、障害の困難さを抱えながらもどのように大学生活を送っているのか座談会形式で行いました。参加者からは次々と質問があがり時間が足りないほどでした。参加者からは、「大学と高校の違いや本学の支援体制などを具体的に学べた」「自分自身の障害特性についても考えながら大学を知る機会になった」「先輩の話から大学について不安に感じていたことが安心感に変わった」などの感想が寄せられ、自分自身の障害特性を理解しながら大学生活を送ることについて知るとても貴重な時間になったことが伺えました。――参加者のみなさんにとって良い機会となったのですね。池田先生:そうですね。我々としても、参加者にとって大学や自分自身を知る有意義な時間になっていたと感じています。模擬授業の中の時間割をつくるワークでは、「自分は朝が弱いから2限からの授業を取ろう」「続けて授業を取りすぎると集中力が続かないから間をあけて授業を取ろう」などの感想があり、参加者が自己理解を深めながら大学での修学を考えることの大切さを実感したのではと思います。また、本学の学生サポーターや当事者学生も参加しましたが、質疑を通して発達障害のある学生への理解や自身の自己理解につながった貴重な時間になったように思います。さらに、県内の高校に今回のイベントの開催通知送付のほかに電話での案内も行い、その際に「大学の障害学生支援について知りたい」とのご相談が高校の教職員の方からあり、職員研修会での講演依頼を受けました。発達障害のある学生だけではなく、高校の教職員のみなさまにも大学の障害学生支援を知っていただく機会につながる講座であると感じています。昨年度、今年度ともに感染状況などを考慮し、対面開催からオンラインでの開催に変更しました。来年度は、食堂や図書館など学内施設の体験利用などの企画も考えながら、ご希望の多かった対面開催を目指していきたいと考えています。個別支援と学内全体の支援体制の充実を目指す――これからの特別支援室の取り組みについて教えてください。池田先生:今後については、来談者への個別支援と学内全体の支援体制の充実をさらに進めていきたいと思っています。個別支援については、修学上や生活上の支援はもちろんですが、入学や卒業の時期における支援が特に重要・必要だと思っています。現在も、大学生活に円滑に入れるための高大接続、大学卒業後の生活に向けて就労移行支援に取り組んでいるものの、まだ十分とは言えないため、これらの活動をさらに積極的に行っていきたいと考えています。また、学内全体の支援体制の充実のためには、大学構成員全体を対象とした情報発信や研修会の実施等を進めていくことが大切だと考えています。――ありがとうございました。
2022年12月19日焦るきっかけは「放課後デイは5年待ち」Upload By まる先月のコラムで書いた通り、現在通いたいと思っている個別療育はどこもいっぱいで空きがない状態。その中で放課後等デイサービス(以下、放課後デイ)もやっている施設に「現在放課後デイは5年待ちです」と言われたところで私の不安は強くなった。これはのんびりしていたら放課後デイに入れなくて働けなくなるのでは…!わが家はひとり親。働けないと生活ができなくなってしまうので死活問題だ。ただ急に焦ったところで今からどう動けばいいのか全く分からない。そこで年少の夏ごろに久しぶりに支援センターの担当の方と面談をしてもらうことにした。支援センターでの面談Upload By まる担当の方には約1年ぶりに会う。滑舌が悪いながらもいろいろと発語が出るようになった息子を見て「大きくなったしすごく言葉も増えてますね!!」と褒められうれしかった。今回面談をしてもらったきっかけを話すと、すぐに地域の放課後デイの資料を持ってきてくれた。資料には施設の場所、預かりの時間、送迎バスがあるかどうかなどが細かく書かれている。仕事もあるので預かり時間と小学校から施設への送迎があるかどうかはすごく重要になってくるので、これを見ていくつか候補を絞ることにした。放課後デイは基本的に児童発達支援と同じように、利用を希望する施設に直接連絡を取り、空きがあれば利用できる。(※)現在年少の息子と今から放課後デイの見学に行くのはどうなのか相談したところ、「まだちょっと早いですね。年中の秋くらいから始めれば大丈夫ですよ」と言われて肩の力が少し抜けた。※児童発達支援や放課後等デイサービスなどの「障害児通所支援」のご利用にあたっては、お住まいの自治体から交付される「通所受給者証」が必要です。また、1ヶ月あたりの利用日数(支給量)は自治体が決定し、その範囲内で利用することになります。詳しくはお住まいの自治体にご確認ください。そのほかの就学に関する相談もUpload By まる放課後デイの資料は家でゆっくり見ることにして、せっかく面談をしていただいたので今後の相談もさせてもらうことにした。特別支援学級と特別支援学校の違いについてや、私の住む地域では、就学相談、計画相談というものがあること、それらがいつごろあるかなどだ。まだあと2年以上もあるので現状では特別支援学級と特別支援学校どちらに通うことになるかはまだ分からない。ざっくりしたイメージとしては自分の身の回りのことがある程度できるなら(着替えやトイレなど)特別支援学級、それが難しければ特別支援学校になるのかなと感じた(※)。また、特別支援学級の見学は個別で行けるが特別支援学校見学は公開日が決まってからでないと行けないことなども教えてもらえたのでその辺りも今後忘れずに動いていかないといけない(見学についてはお住まいの地域や学校によります)。※ 障害のある子どもの就学先については、本人・保護者の意見を可能な限り尊重し、教育的ニーズと必要な支援について合意形成を行うことを原則とし、障害の状態や必要となる支援の内容、教育学等の専門的見地といった総合的な観点を踏まえて市町村教育委員会が決定することとなっています。文部科学省障害のある児童生徒の就学先決定について就学後、フルタイム勤務は続けられる?Upload By まる帰宅後ゆっくりと放課後デイの資料に目を通していた。私のパート先は現在8:30から17:30の勤務だ。しかし大体どこの施設も遅くて17:00までか17:30までの預かり時間となっていた。18:00まで預かりをしてくれる施設はほんの1、2件しかなく、保育園とは全く違うんだなと感じた。今も加配の保育士をつけてもらいながら長時間保育をしてもらっていることが珍しいことは分かっているので、保育園には感謝してもしきれない。息子が就学したら、朝の登校時刻を考えると、8:30の業務開始時間には間に合わないだろう。給与のことを考えるとできることなら長時間働きたいが、短時間勤務にするしかないのだろうか、と考えている。執筆/まる(監修:井上先生より)地域によって、児童発達支援や放課後等デイサービスの状況、特別支援学校や特別支援学級の状況は異なるので、早くから仕組みを知っておくことは大事ですが、さまざまな情報を集めていく中で逆に不安になってくることもあるかと思います。しかし、これらの情報収集の過程で知り合った支援者の人たちは、子どもとお母さまの「応援団」になってくださる方であろうと思います。お住いの地域にペアレントメンター(発達障害の子どもを育てた経験のある親御さん)さんがいらっしゃれば、その体験や情報提供を受けることがヒントになる場合もあります。放課後児童クラブへのインクルーシブが進んでいる地域もあります。幼児期は発達の変化も大きいので、子どもさんの発達のペースを見守りながら、時間をかけて考えていっていただければと思います。
2022年11月30日