俳優の堺雅人が、7月1日より放送されるソフトバンクのテレビCM「5Gって ドラえもん?」シリーズ最新作「のび太登場」篇(15秒・30秒)に、45歳の野比のび太役として出演。さらに、15歳の野比のび太役を鈴木福、のび太のパパ役を小手伸也、ママ役を阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子が演じている。5G(第5世代移動通信システム)のブランドである「SoftBank 5G」と『ドラえもん』がコラボレーションしたテレビCM「5Gって ドラえもん?」シリーズ。主人公のドラえもん役としてハリウッド俳優のブルース・ウィリスを迎え、第1弾の「登場」篇では、お馴染みの白戸家のメンバーである樋口可南子、上戸彩、ダンテ・カーヴァー、お父さんと共演した。その続編となる今回の「のび太登場」篇は、前回、引っ越し先を間違えたドラえもんが破壊してしまった白戸家の屋根からタケコプターで出てくるところから物語がスタート。その後、引っ越しの荷物を新居に運んでいたのび太たちと合流すると、そこへドラえもんを追いかけてきた白戸家の家族も外に出てきて、お隣さんとなった白戸家、野比家の両家初顔合わせが実現する。「引っ越してきた野比のび太です」「父です」「母です」とあいさつする野比家の3人に、「じゃ、ホントにドラえもん一家がお隣に?」とうれしそうな表情を浮かべるお母さん(樋口可南子)。すっかりテンションが上がったアヤ(上戸彩)とお兄ちゃん(ダンテ・カーヴァー)も、引っ越し中ののび太の机を指差し、「これ、タイムマシン?」と反応する。次の瞬間、ふいに机が振動し、引き出しの中からメガネ姿の男性が登場。白戸家のお父さんが「誰だ! お前は!」と尋ねると、なかなか引き出しから出られず、あたふたしていた男がようやく「45歳の、のび太です」と自己紹介し、思いも寄らない展開に、「えー!!」と一斉に声を上げて驚く両家。最後は「複雑だ!」「キャラ多すぎ!」「ちょ、ちょっと一回整理しましょう…」などと、混乱状態の両家を映し出したカットで締めくくられる。「あ、あれ?あ、、、」となかなか引き出しから出てこれない様子を演じる堺を見て、カットがかかると思わず白戸家メンバーも大爆笑。さらに、監督から堺に対して「あ、どうも! みたいな軽いノリで出てくると面白そうですよね」という演技プランの説明が出た際にも、「よっ、ほっ、よっ」と言いながら、まごまごして引き出しから出られずに前に倒れてしまうという、危なっかしい演技を披露。派手にこけてしまうドタバタ劇で、どじなのび太のキャラクターを見事に演じきると、周りのスタッフも大笑いしながら、堺のコミカルなお芝居を見つめていた。堺は、のび太役について「ドラえもんは子供の頃からとても好きな番組だったので光栄です」と喜び、「こんな日も来るんだと。タイムマシンがあったら、当時の自分に教えてあげたいですね。大人になったら、のび太の役をすることになるよと。アニメも見ていましたが、特に漫画は繰り返しコミックスを読んでいました」とドラえもん愛を告白。また、「もしもドラえもんのひみつ道具が使えるとしたら?」という質問に、「『タイムトンネル』とか、『タイムふろしき』とか、『タイムマシン』とか、時間を行き来するひみつ道具を使ってみたいですね」と答え、「死んだ人に会いに過去へ行ったり、生まれて来る子供の将来をのぞくために未来へ行ったり知りたいような、知ると怖いようなところもありますけどね。自分のことで言うと、どの食べ物に気をつけないとこの病気になってしまうとか、そういうのが詳しく分かりそうです。あの時に食べた物が良くなかったから病気になったとか、あの時に腰をねじったから今も痛いんだとか」と語った。
2020年06月30日堺雅人が主人公の半沢直樹を演じる「半沢直樹」の特別総集編が4月5日(日)と12日(日)に2週連続で放送されることが決定した。4月には前作と同じく池井戸潤の「半沢直樹」シリーズから、「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社/講談社文庫)を原作にしたドラマが放送決定しており、堺さんをはじめ上戸彩、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也、香川照之らの続投が発表されている。そんな中今回、この続編放送に先駆けて、前作の特別総集編をゴールデンタイムで、前後編の2週連続・地上波初放送する。「半沢直樹」特別総集編は前編:4月5日(日)21時~、後編:4月12日(日)21時~TBSにて放送。日曜劇場「半沢直樹」は4月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年03月16日アニメーション映画『プロメア』(5月24日公開)の完成披露舞台あいさつが15日、都内で行われ、声優を務めた松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、ケンドーコバヤシ、古田新太、佐倉綾音、脚本の中島かずき氏、メガホンをとった今石洋之監督が登壇した。本作は、突然変異で誕生した炎を操る人種"バーニッシュ"の炎によって世界の半分が焼失してから30年後の世界を舞台に、一部の攻撃的な面々"マッドバーニッシュ"とのリーダーであるリオ(早乙女)と、彼らが引き起こす火災を鎮火すべく結成された高機動救命消防隊"バーニングレスキュー"の新人隊員ガロ(松山)が激しくぶつかり合う姿を描く。アフレコ収録は約1年前に行われたそうで、ついに完成した本作を見た感想を求められると、松山は「まず驚いたのは色ですかね。最初から色の鮮やかさっていうんですかね。色の表現が、今まで見たことのない炎だったり、水だったりしたので、すごく引き込まれました」と目を輝かせ、早乙女は「めちゃくちゃ楽しかったですし、めちゃくちゃ目が痛くなりました(笑)。すごいカラフルで、すごいエネルギーで、どこまでボルテージが上がっていくだってくらいエネルギッシュでした」とコメント。ガロの上司クレイ役の声優を務める堺は「試写を拝見したときに、スタッフの方たちが『やっとできたね』って。どれだけ大変だったのかと!直前まで手を加えてギリギリまでこだわって作った作品だと思いますので、ご堪能頂ければと思います」とアピールした。また、自身の役を演じる上で意識した点について、松山は「(脚本の)かずきさんが書いてくれる僕の役はだいたいバカなんですね。でも普通にバカをやるにしても、いい意味でも熱さやバカ加減はちゃんとお客さんに届けないといけないなと思って、実写とは違うので悩んだりしてやっていたんですけど、今石さんとかずきさんの世界観の中で、太一君と堺さんと一緒にやることが大好きなんだという気持ちで、楽しく収録を終えられた気がします」と声を弾ませ、早乙女は「僕も、かずきさんが書いてくれるキャラクターはだいたい根暗で、何かを背負っているものが多いんですけど、今回は声だけでということだったので、何かを背負っている感じが声に出ればいいなと思っていました」と語った。さらに、早乙女と堺と一緒にアフレコ収録を行ったという松山は、2人の声を聞いての感想を聞かれると「太一君は色気があって、キャラクターにマッチしていて、男性なんですけどちょっとムラムラする感じはありましたね」と吐露して会場を沸かせると、早乙女は「言い方が気持ち悪い」と苦笑い。続けて松山は「堺さんは二面性があって、そういうところにも僕はムラムラしていたので、それを消すかのように叫んでました」と打ち明けて、再び会場の笑いを誘った。
2019年05月16日福岡出身の役者陣で描く青春の終わりとゾンビの舞台『帰郷』が東京・福岡で上演される。企画・作・演出・出演の入江雅人に話を聞いた。【チケット情報はこちら】実は本作は、入江が「ずっと宿題だった」と語る作品。「芝居を観たあととかに飲みにいくと、みんな割と調子のいいことを言うでしょ(笑)。“今度このメンバーでやろうよ”とか。僕もそういうことを言っていたのですが、次の日に自己嫌悪になるんですよね。“やりもしないのに…”とか思って(笑)。それで“言ったことをやろう”と思ってプロデュース公演などをやるようになったのですが、そのなかで1番時間がかかったのがこの企画です。だから、言ったことを実現するのはこれが最後です」。話の発端は、出演者の池田成志。「成志さんと出会ったのが1990年代で、そのときから“福岡の人だけで舞台をやったら面白いと思う”という話をしていました。劇団☆新感線『レッツゴー!忍法帖』(入江・池田が出演/2003~2004年上演)の上演期間にも書いてみたりしていました。それから、いのうえひでのりさん(福岡出身)と成志さんに会うたびに“やりますからね”と言っていて。だから“やっと”という感じです」。入江は福岡弁の作品をいくつも作っているが、方言の魅力を「福岡弁って切なかったり悲しい状況でもどこかふざけたような口調になるので、より切なくなったりするんです。それにあのテンポ感はほかにない」と語り、だからこそ「本物でやりたい」と、キャストは入江、池田に加え、田口浩正、坂田聡、尾方宣久、岡本麗と福岡出身者(岡本は長崎出身の福岡育ち)が揃った。ちなみにこだわりは“福岡弁”。“博多弁”ではない。「“福岡弁”というのは強調したいですね。特に福岡公演では開幕前にアナウンスしたほうがいいんじゃないかな(笑)」脚本は、入江が続ける一人芝居企画「グレート一人芝居」で上演した同名作品を膨らませる。「『帰郷』は、20代の頃に福岡に帰省したときに、夜中に友達の車で好きな音楽をかけながら海までドライブした記憶が母体です。それ以降、青春時代に福岡で感じた思いを福岡弁でやる一人芝居を続けていて。今回はその集大成になると思います。ゾンビものもずっと書いてますから、その集大成にもなりますね」。遂に果たす約束に、入江が歩んできた道のりの集大成と、大きな作品になりそうだ。「今は早く稽古に入って、1回本読みをして安心したい(笑)。大変なぶん楽しめると思いますから」公演は2019年1月25日(金)から2月3日(日)まで東京・俳優座劇場、2月8日(金)から10日(日)まで福岡・イムズホールにて。取材・文:中川實穗
2018年11月15日「くまのプーさん」の初めての実写映画化作品『プーと大人になった僕』。この度、堺雅人がクリストファー・ロビンの声を吹き替えた本編映像が到着した。本作の吹き替え版でユアン・マクレガー演じる主人公のクリストファー・ロビンを担当するのは、俳優の堺雅人。ネットでは「堺雅人とプーさんの組み合わせとか癒しレベル高すぎでしょ」「こりゃ吹き替えも字幕もどっちも見るしかないよな」「ユアンの声を堺雅人がやるという…私の洋邦俳優ベスト1のタッグ」と期待する声が寄せられている。そんな注目高まる吹き替え版から、クリストファー・ロビンと大親友プーが、ロンドンから列車に乗り100エーカーの森へ向かう本編シーンの一部を公開。大人になったクリストファー・ロビンは、仕事中心の生活を送っており、「1人で遊んでてくれないかな」と、プーと一緒の電車の中でさえ忙しそう。一方、プーは「家…木…」と、“見えたモノを言うゲーム”をはじめるが、仕事の邪魔だといわんばかりに「もっと静かに」とクリストファー・ロビンに注意されてしまう…。少年時代の心を忘れ、心に余裕がなくなっているクリストファー・ロビンと、昔と何ら変わらないプー。本シーンは、その後のクリストファー・ロビンの心の変化が分かる、大切なシーンとなっているようだ。『プーと大人になった僕』は9月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:プーと大人になった僕 2018年9月14日より全国にて公開©2018 Disney Enterprises, Inc.
2018年08月30日8月27日、東京都内で開かれた映画「プーと大人になった僕」の試写会に出席した堺雅人(44)。各スポーツ紙によると会見中、笑顔でパパ・エピソードを披露したという。「子供のころは、油粘土の匂いなんて考えたことはなかったのですけれどもね。油粘土でずっと遊んでいて、ご飯を(平気で)食べていた気がする」と自身の幼少期を回想した堺。しかし現在は息子と粘土で遊ぶと「『うわー!』となって、『手を洗いなさい!』と言っています」と微笑ましいイクメンぶりを明かしたという。堺は菅野美穂(41)と13年4月に結婚し、15年8月に息子が誕生。そのイクメンぶりは業界でも評判だ。「堺さんは出産に立ち会うために、大河ドラマ『真田丸』(NHK総合)の撮影時期を遅らせてもらうよう周囲にお願いしていました。その分、誕生の喜びはひとしお。撮影でロケへと出向いた際も、菅野さんが息子さんの写真を送ってくれたので寂しい思いをしなくて済んだそうです。堺さんの姿をスタッフも温かく見守っていました」(NHK関係者)本誌今年6月5日号では、そんな堺の一人息子がイケメンだという情報をキャッチしていた。長男は公園デビューを果たしているが、すでに公園中のママを夢中にしていたのだ。「みんな口をそろえて言うのが、“堺さんと菅野さんの子ども”ではなく“あの可愛い子の両親が堺さんと菅野さん”というもの。ママの間では、息子さんのほうがむしろ有名人です。先日も『またあの子がいる』と噂していたのですが、よく見ると横にいたのが堺さん!でも、あまりにオーラがなくて全然わかりませんでした(笑)」(前出・30代ママ)それほどのイケメンならば、進路も気になるところ!菅野は「本人が望まない限り、同じ仕事には就いてほしくない」と“二世俳優”については難色を示しているというが――。はたして?
2018年08月28日俳優の堺雅人が、人気キャラクター「くまのプーさん」初の実写映画『プーと大人になった僕』(9月14日公開)で、ユアン・マクレガー演じる主人公クリストファー・ロビンの吹替声優を務めることが6日、明らかになった。同作は、プーと大親友の少年クリストファー・ロビンが「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わした心に残る別れの後、大人になりロンドンで暮らすクリストファー・ロビンとプーの奇跡の再会からはじまる感動の物語。このたび、“プーさんの大親友”クリストファー・ロビンの吹替声優を堺雅人が務めることが決定。堺が実写映画の吹替を担当するのは今作が初めてとなる。オファーを受けたことについて、堺は「実写の吹替は今回がはじめてですが、いつか挑戦してみたいと思っていたので、オファーをいただき、とてもうれしかったです。ユアン・マクレガーさんという、素晴らしい俳優の声を担当できて光栄でした。撮影の日をドキドキしながら待っていました」とコメント。収録は「ユアンさんのお芝居に導かれるような感じで、とても楽しい作業でした。アニメーションの声優は何度か経験があるのですが、実写だと、英語のお芝居にあわせるので、思ったまま演じると平板になってしまうと(吹替版の演出家の)監督から指摘をうけました。そこがなかなか難しかったですね」と語る。そして、プーさんについて「いろんなことを考えさせられます。『今日が一番大事』とか『今日が一番好き』とか、お坊さんのありがたい話を聞いてるみたい。プーさんはあなどれません。演じていて、考えされられるセリフが、 いくつもありました」と話し、物語のきっかけとなる「再会」について聞かれると「子供の相手をしていると、自分が小さい頃何をして遊んでいたのか思い出すことが多くて、こういうおもちゃ好きだったなとか、 粘土遊び好きだったなとか。そのようなことを思い出すと、自分の小さい頃と再会しているような不思議な気持ちになります」と打ち明けた。さらに、家族をもってから仕事との向き合い方に変化はあったかという問いに、「自分が変わったと思うことはないんですが、今回、この作品の台本に子供がクレヨンでものすごい落書きをしてしまったんです。 いつもだと怒ってしまうと思うんですが、今回むしろうれしかった。ちょっと変わったのかもしれません」とコメントしている。また、日本語吹替版では、プーさん役をかぬか光明、ティガー役を玄田哲章、イーヨー役を石塚勇、ピグレット役を小形満が務める。(C)2018 Disney Enterprises, Inc.
2018年08月07日吉永小百合(72)が大阪市内で行われた映画「北の桜守」の取材会に2月15日、共演の堺雅人(44)と共に出席した。 今作は05年の「北の零年」、12年の「北のカナリアたち」に続く“北の三部作”完結編。北海道を舞台に壮大な人間模様を描いており、吉永と堺は親子役を演じている。 「堺さんにはとても嫌われてしまって……」 吉永から意外な一言が飛び出した。そして、こう続けた。 「(堺の)ご出身が宮崎で、私の父は鹿児島。『なんで“南の三部作”じゃないんですか』と言われました」 吉永から北海道ロケにクレームをつけたことを暴露された堺。しかし慌てて訂正する姿からも、仲睦まじい現場の雰囲気がうかがえた。 実はこの2人、11年のアニメ「手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-」でも親子役を演じていた。当時堺は吉永の演技を「心に染み入るような芝居」と表現。また吉永も「お母さん冥利に尽きる」と“母”になりきり、寄せていた。 3日、ロケ地である稚内にて開かれた「北の桜守」先行上映会でも吉永はロケを振り返り、堺がウニをたくさん食べていたことを嬉しそうに明かしていた。スクリーンの中でも外でも、2人は“親子”のようだが――。 「途中から母親なのか恋人なのか分からなくなることもあって、この関係性には名前をつけなくてもいいんじゃないかと」 1月の舞台挨拶で、堺はこう語っている。これからも“親子”以上の仲睦まじい共演に期待したい!
2018年02月16日映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』で描かれる古都・鎌倉は、人間と、魔物に幽霊、妖怪が共生している不思議な土地。そこに暮らすミステリー作家・一色正和(堺雅人)と妻・亜紀子(高畑充希)は日々、奇妙な出来事に出くわしながらも楽しい日々を送っていた。ところがある日、亜紀子が不慮の事故で亡くなって、正和は黄泉の国へと追いかけていく。監督は、先ごろ、2020年東京オリンピックの開閉式の演出を手がけるチームのひとりにも選ばれ、『ALWAYS 三丁目の夕日』を大ヒットさせた山崎貴で、最新のCG、VFX技術がふんだんに使われている。冒頭、嫁いだばかりの亜紀子が、正和の車に乗って鎌倉にやって来るところから、生活圏である鎌倉の風景までもが、レイヤーが重ねられた絵画のように見える。魔物や幽霊が人間世界に当たり前に侵食している土地という設定なので、前半の鎌倉も十分現実離れしてファンタジックにもかかわらず、後半の、中国の武陵源と鳳凰古城を参考にして描いた黄泉の国が輪をかけてファンタジック。夢の世界の二段重ねの、なかなかない映画だ。鎌倉の自然も、正和夫婦の暮らす古民家も、どこもかしこもリアルなアニメのように微細に作り込まれているため、俳優もナチュラルな芝居では埋没してしまうだろう。そこで、舞台出身の堺雅人、高畑充希、堤真一、舞踊家の田中泯などのダイナミックな動きや表情がファンタジーと現実を接続する役割を果たす。なかでも堺が凄い。これまで、ドラマ『リーガル・ハイ』シリーズや『半沢直樹』、大河ドラマ『真田丸』で見せてきた、トゥーマッチにも思えるくらいのカラダの動きや表情が、視聴者を惹きつけてやまなかった堺だが、その力は、映画という大スクリーンでこそ、いっそう発揮することを見せつけた。堺の喜怒哀楽、一挙手一投足が、『鎌倉ものがたり』とは、この世とあの世のふたつの世界だけでなく、この世にもたくさんのレイヤーが重なっているという世界のスケールの広さや深さを表している。最初は、それこそ高畑充希とふたりして、トゥーマッチかなあと思って見ていると、いつの間にか慣れてしまい、最後は黄泉の国でのふたりの冒険が、ジブリアニメを見ているように、心が自由になっていくのだ。洋画の『ナルニア国物語』とか『ハリー・ポッター』シリーズのように、日本の実写ファンタジーで、風呂敷が歌舞伎の波幕のように大きく広がったのは、CG、VFX技術ではなく、俳優・堺雅人の力だ。○顔の筋肉を自由自在に動かす堺まず、冒頭、亜紀子を助手席に乗せて車を運転しているときの、堺の横顔に注目してしまった。眉と額の境がくっきりしていて、眉尻から頬骨の脇を通って、顎に至るまでの顔の筋肉の流れも、まるで薄い面をかぶっているように見える。堺はこの面をじつに自由自在に動かして表情をつくっている。要するに表情筋の動きがいいのだ。それが、『リーガル・ハイ』や『半沢直樹』で火が付き、その後、いろいろなドラマで踏襲された“顔芸”エンターテインメントを開拓した。だが、劇中のそれ(いわゆる顔芸)は最初、正和のある種の自己愛につながっている。かなりの年齢まで独身を貫いていたくらいの変わり者の作家である。なぜか、かなり年の離れた亜紀子と結婚することになったものの、その独特な生活に亜紀子は呆れるばかり。ふだんは穏やかそうだが、仕事や趣味に夢中になり過ぎて、そのときだけ感情表現がオーバーになる。さらに彼は、子供の頃知ってしまった、父母の秘密がトラウマになっていた。『リーガル・ハイ』でパロディをやっていた金田一耕助みたいなところもある。それが突然、亜紀子が黄泉の国に行ってしまい、彼女の魂を取り返しに行くあたりから、彼のモチベーションは亜紀子になって、みるみる頼もしくなっていく。○映画の技術を後押しする魅力印象に残っているのは、ある場面で、堺雅人が、悲しみを表現するときに、涙を流すのではなく、カラダで表現するところ。心の痛みをカラダの痛みに置き換えて表現するのは、演劇的表現だ。これが、この映画ではかなり効いていた。最近、アニメーション映画『君の名は。』や『この世界の片隅に』で描かれる背景や人間描写がリアルなこの現実よりも豊かに細かく描かれ、人間の方は、漫画の絵を真似しているという逆転現象が起こっているところで、堺雅人は想像力の限界まで人間の感情を表現するという偉業をやってのけた。亜紀子を迎えにいって黄泉の国をふたりで逃げ、ある伏線によって事態に変化が起こる流れは、脚本もよくできているし、CGもすばらしいし、音楽もいいのだが、やっぱり俳優の表情が、映画のわくわく感を後押しする。だからこそ、映画がすてきな体験になった。堺雅人は、魔法の仮面をかぶっている。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年01月05日俳優の堺雅人が9日、都内映画館で行われた主演映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』の公開初日舞台挨拶に、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、山崎貴監督とともに登場した。同作は『三丁目の夕日』シリーズで知られる西岸良平による、ロングセラーコミック『鎌倉ものがたり』を映画化。2005年に日本アカデミー賞の12部門で最優秀賞を受賞した『ALWAYS三丁目の夕日』の山崎監督がメガホンをとる。ミステリー作家・一色正和(堺)と、亜紀子(高畑)の新婚夫婦が、人間だけでなく幽霊や物の怪の住む鎌倉という土地で様々な事件に関わっていく。堺は、妻役となった高畑について「撮影中も堂々としている女優さんだったので、信頼できる」と語り、一言で「"DESTINY"だなと。これから何度でも何度でも共演したい女優さんです」と表す。「今日は何聞かれても、隙あらば"DESTINY"と言おうと心に決めて伺いました」と明かした。一方高畑は、「堺さんは笑ってくれます」と振り返る。「ちょっと変なところとか、いびつなところが漏れ出ちゃった時に笑ってくださるから、こんな私でもいいのかも、と思わせてくれました」と感謝した。話の途中で中村が急に「撮影の途中に(高畑は)よう寝ててね」と思い出話を始めると、堤は「何を言い始めるんですか!」とびっくり。待ち時間が長かったため、中村と堺がずっと喋っている横で、高畑が寝ていたという。堺が「中村玉緒さんの怒涛の半生を聞いていました」と明かすと、中村は「いらんです! いらんです!」と苦笑した。話が別の方向に行ってしまったものの、高畑は堺のことを「"DESTINY"です!」とまとめることができ、会場の観客からも拍手が起こっていた。また安藤は、エンドロールに自分が出演したことに驚いたという。「私、あの動きしたことないんですよ」と訴えると、山崎監督が「フルCGなんですよ」と告白。堺が「セット撮影の最中にスキャンしましたね! それだ!」と思い出すと、山崎監督は「それです! もう、『DESTINY2』は誰一人撮影しなくてもできる」と自信を見せた。さらに「電車の中にフルCGの堺さんが乗ってます」と明かすと、堺も驚いていた。
2017年12月09日「こないだ気づいたんですけどね、僕、びっくりするくらい、ものすごい方向音痴なんですよ」――。お馴染みの少し高めの声色をさらに高揚させ、堺雅人は言う。地図を表示させたスマホの画面をああでもない、こうでもないと回転させながら、眉間にしわを寄せてのぞき込む堺さんの姿を勝手に想像してしまうが、この四十代半ばにしての大発見(?)の論点はそこではない。俳優・堺雅人はどこからやって来て、どこに向かうのか?――それが問題だ。まずは久々の映画出演についての話から。まもなく公開の『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、西岸良平の人気漫画を原作としたファンタジー大作。堺さんにとって、2013年3月公開の『ひまわりと子犬の7日間』以来、実に4年半ぶりの映画出演作となった。だが、当人はそれを深く意識することはほとんどなかったという。「映画ってことは、当初から特に意識してなくて、撮影が始まってしばらくして『4年ぶりか…。こんなに長かったのか!』と気づきました。始まる前に思っていたのは、クランクイン自体が久しぶりということ。大河ドラマ(『真田丸』)が長かったから、『始まる』ということが久しぶりで、新鮮で楽しくもあったし、(クランクインに)緊張するという感じも2年ぶりくらいで『始まるって楽しいな。怖いな』って印象はありました」。『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや『永遠の0』など、最新のVFXを駆使した映像世界で知られる山崎貴監督作品で、本作は妖怪に魔物、幽霊などが入り乱れるファンタジー大作。黄泉の国へと旅立ってしまった妻を取り戻すべく、冒険の旅に出る作家という、これまでとは明らかに毛色の違うジャンルの作品、CGのためのグリーンバックでの撮影にも、特に構えることはなかった。「とても大きな物語なのに扱ってることは、よくよく見てみると、小さなお話なんですよね。夫婦の話であり、大きな世界で小さなことを話してる。そのギャップが実は面白い気がします。グリーンバックのシーンも多かったけど、やっていて思ったのは背景がどうだろうと、妻(高畑充希)との関係がしっかりしていれば、役者として満足できるっていうこと。そこがどこで、どんな風景かということは、普通に演じているときも、あまり考えてなかったんですね。隣の人、目の前にいる人との関係だけで作ってたんだなって。完成してみると超大作だけど、やってる側は、20人くらいの小さな劇場で高畑さんと2人芝居していたとしても、同じ楽しみ方ができたんじゃないかなって気がしています」。「これまでも『映画だからこの演技!』とか思ったことはないし、それは演劇部で演技を始めた頃からずっとそう。大学に入って『演技を変えよう』とか思うこともなかったし、深く考えてなかった」。そうサラリと言ってのけるが、堺さん自身のスタンスは変わらずとも、「俳優・堺雅人」の存在が、世間でどんどん大きくなっていることはまぎれもない事実だ。4年半前の映画『ひまわりと子犬の7日間』の公開時の段階で、既に多くの人々が堺さんの顔と名前を知っており、主演作をいくつも抱える人気俳優だったことは間違いないが、社会現象を起こした、ドラマ「半沢直樹」も大河ドラマ「真田丸」もまだ放送前。当時といまとでは、世間の堺雅人の受け止め方は全く違う。だが、当人はそんな周囲の変化に対しても無頓着だ。これだけの大きな変化の中で、ぶれることなく自分を保ち続けられるのはなぜなのか?そんな問いに対して、堺さんの口から出てきたのが、冒頭の「方向音痴」発言である。「方向音痴じゃない人と話をしてて気づいたんですが、あの人たちは世界を1枚の地図と捉えて見ているんですよ。だから、この建物(インタビューが行われたホール)の中から、どっちの方向にどの通りがあるとか、新宿はだいたいどっちの方向とか指差せるんですよね。僕にはそれが信じられない!僕らは毎回(=知らない場所に行くたびに)、地図を開き直すんです。で、何が言いたいかというと、“始まり(=スタート地点)”があって、“終わり(=ゴール、目的地)”があって、『いまはここにいる』という感覚は、家を出て、有楽町に着くために、いまはここにいて…という方向音痴じゃない人の感覚があるからわかるんですよ。『ここまで来たな…』とか『あの頃から考えると、いま俺はここにいる』というのは、わかる人はわかるんでしょうけど、僕は毎回、忘れるから、(時系列が)繋がってないんです」。つまり、方向音痴であることは、俳優のキャリアという旅にもしっかりと影響しており、「過去」「現在」「未来」を1枚の地図として繋げて捉えておらず、「現時点」の地図(本人曰く「使い捨ての粗雑な地図」)しか見ていないからこそ、常に新鮮な気持ちを失うことがないということ。ただ、それは周囲の喧騒や評価を気にしたり、揺らぐことがないという説明にはなっていない。実際、周囲やインターネットの声に一喜一憂したり、それこそ“エゴサーチ”をしてしまうことはないのだろうか?「たまにしちゃいますね(笑)。WEBの記事とか、あんまり見ないようにしつつ、ちょっと見ちゃうんですよ。やっぱり、自分がかわいいからほめてもらいたいし…でも『ほめてもらいたい』と思ってやることは、ほめてもらえなかったりするんですよね(苦笑)。“エゴサーチ”って、言葉自体に悪意がありますよね(笑)?それこそ、鏡を見ることだってエゴサーチですから。周りにどう思われるかは気になるし、でも、それを気にしだしたら自由に何もできなくなっちゃう。『(エゴサーチを)しない』にやや寄り気味の『する』。それくらいがちょうどいいのかな…?『しません』とは言えないけど、積極的にするでもなく、見ちゃう感じですね」。今回、初めてタッグを組んだ山崎貴監督も「方向音痴」だという(堺さん談)。ちなみに、人と会ったり、本を読んで『あ、この人(もしくは作家)は方向音痴だ』と識別するのが、堺さんのマイブームなのだとか…。山崎監督に話を戻すと、あれだけ緻密かつスケールの大きな世界を作り上げ、ダイナミックな映像で表現する山崎監督が、方向音痴だとはにわかに信じがたいが…。「でしょ(笑)?でもそうなんです。つまり、役者を型にはめていくタイプの監督じゃないんですよ。『ここにたどり着きたいから、このルートを通って』と指定するタイプじゃなく、一緒に新しい地図を作っていくタイプの監督なんです。それは、いい悪いじゃなく、楽しかったですね。『そのお芝居、ちょっと違うんだよね』じゃなく、『あぁ、そうするんだ!じゃあ、こうしよう!』と、役者の演技ではなく、全体のプランの方をちょっとだけ変える。それはそれだけの技術と懐の深さがあるからできることなんです」。「いい悪いじゃなく」という本人の言葉にもあるように、山崎監督とは正反対の役者を型にはめていくタイプの監督に操られる面白さも堺さんは十二分に知っている。「内田けんじ監督(※堺さんは『鍵泥棒のメソッド』、『アフタースクール』に出演)は完全にそっちですね。最初から完成図があって、そのための地図がある。だから、こちらの演技に対して『あと目盛2つ分、落としてください』といった調整が求められるんです。山崎さんは、こっちの演技に対して『その目盛で来ましたか?じゃあこっちをこうしよう』って発想。方向音痴の役者の方がいい場合もあれば、そうじゃない役者の方がいいときもあると思います」。今回、演じた主人公の一色正和は、鎌倉に居を構えるミステリー作家で、警察署の求めに応じて探偵のごとく事件の捜査にも協力するという人物。読書好きで知られ、エッセイでも本や作家について書くことの多い堺さんだが、作家を演じることはさぞ心が躍ったのでは?「作家というのも面白いけど、民俗学にも精通している部分があって、そこが面白かったですね。鎌倉が舞台で、目に見えるものだけでないいろんな世界がある。多様性、優しさ、一神教ではなく多神教の世界――1枚の地図じゃなく、何枚ものいろんな地図が折り重なっていて、簡単に道に迷い込むことができる楽しさがありました。役作りに関しては、原作漫画(作・画:西岸良平)の一色は、面長で芥川龍之介のようなビジュアルなんですよね。僕はそうではないので、どうしようか?と考えたとき、“鎌倉”、“夫婦でひっそりと暮らす”というところで、漱石の『門』が思い浮かんだんです。そこで漱石を何作か読み返しました。芥川は無理だけど、漱石の雰囲気ならイメージできそうだと、やってみました」。タイトルの『Destiny』は“運命”を意味するが、堺さん自身は運命を信じるのか?ここでも、これまでの話を踏まえた上で、明快に「全然、信じない」という答えが返ってきた。「(運命は)決まっていると言えば決まっているのかもしれないけど、よくわかんない時点で僕には関係ないですね。わかるなら知りたいけど、わかんないから。決まっているならそれでもいいけど、(運命による)法則なんて、俺は知らないよって感じです」。「1枚の地図じゃ世界は語れない」――堺雅人は方向音痴を楽しみながら、行き先を決めずに旅を続ける。(text:Naoki Kurozu/photo:You Ishii)
2017年12月08日旅とグルメをテーマにした日本テレビ系バラエティ「火曜サプライズ」。その12月5日(火)今夜放送回に映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』から堺雅人と高畑充希がゲストで登場。映画にちなんで江ノ電にゆられながら江の島ロケに繰り出す。本番組はウエンツ瑛士がメインMCを務め山瀬まみ、石塚英彦、DAIGO、「オリエンタルラジオ」、江原啓之ら様々な出演者によるロケ企画などが人気。特にゲストとともに各地をロケする「アポなし旅」は名物企画になっている。今回は「江の島縦断!ぶらり旅」と題し、堺さんと高畑さんがウエンツさんと共に江の島へ。江の島初上陸だという堺さんは興味津々で島民に自由すぎる“ガチ聞き込み”を実施。高畑さんは江の島名物である「たこせんべい」のプレス体験に大興奮。江の島の裏側に行くとそこには島民のみぞ知る絶品漁師飯が。“朝ドラ女優”高畑さんが地魚の目玉をガブリと…。さらに堺さんが(秘)私生活からこだわりまでプライベートトークを繰り広げるほか、自身も歴史好きとして知られる堺さんが語る「真田丸」とは?そしてあの「倍返し」まで“大河俳優”が名演技を披露。江の島の魅力も満載のロケをお楽しみに。今回ロケに繰り出した堺さんと高畑さんが出演する映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、12月9日(土)より全国東宝系にて公開。同作は『ALWAYS 三丁目の夕日』で知られる西岸良平による累計発行部数900万部(既刊33巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」が原作。『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎貴監督が今回もメガホンを取って実写化を果たした。物語はそこここに人ならざる者がいる鎌倉という土地が舞台。犯罪研究の腕を買われ迷宮入りしそうな事件の捜査に協力している名探偵でもある、鎌倉住みの和装ミステリー小説家・一色正和を堺さんが、正和の年離れた妻・亜紀子を高畑さんが担当。ある日、一色が大金持ちの殺人事件の捜査を依頼されることからストーリーが始まる。堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、安藤サクラ、中村玉緒ら実力派キャストの集結と『ALWAYS』チームが生み出したVFXで、見ごたえ溢れる作品に仕上がっている。「火曜サプライズ」は12月5日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年12月05日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」。12月3日の放送回には俳優の堺雅人がゲスト出演。映画やドラマとはまた違った“素”の堺さんの魅力にSNS上では「かわいい」の声が溢れていた。本番組は上田晋也、藤木直人、森泉の3人がMCを務め、ゲストの私生活やこだわりの趣味など、普段見ることのできない“イズム”を探るトーク番組。「エレベーターに乗って降りると方向感覚がリセットされる」ほどの“方向オンチ”だという堺さん。番組冒頭から「“撮影終わったら旅行に行く”という女優が多いが意味がわからない」「温泉と家の風呂と何が違うのかと思う」など自らの徹底したインドア派ぶりを熱くトーク。そんなインドア派ゆえなのか、妻で女優である菅野美穂の仕事が忙しいときは自分が家事をするのだとか。あくまで「家事は“控え選手”」だといいながら、最近はみそ汁作りにハマっているそうで、自らが作ったみそ汁をいくつか紹介。そのみそ汁だが具が「バナナ」「タコ焼き」「から揚げと餃子」など“珍味”のオンパレードで、スタジオにもその具とみそ汁が登場。「バナナのみそ汁」を試食した森さんも藤木さんは2人とも微妙な表情を浮かべていた。その後堺さんは藤木さんと共に、主演映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』の舞台でもある鎌倉にロケへ。鎌倉の野菜畑で自ら収穫した野菜を地元のレストランで調理してもらい味わうという展開に。「半沢直樹」や大河ドラマ「真田丸」などでみせる表情とは違う、笑顔いっぱいの陽気な“素”の堺さんの姿に「堺雅人可愛すぎない?」「終始ニコニコしてるの癒される」などの声がネット上には続出。「素敵すぎてすごい元気出た」「堺雅人に癒されて眠りにつく」など堺さんの明るさに元気をもらったという投稿も多数見られたほか、「菅野美穂さんがうらやましい」といったツイートも。役柄で見せるシリアスさや力強さと笑顔が絶えない陽気な素顔のギャップにやられた視聴者も多かった様子だった。堺さんの主演最新作となる『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月9日(土)より全国東宝系にて公開。(笠緒)
2017年12月03日ある時は激動の時代に生きた歴史上の人物、ある時は不屈の企業戦士、そしてまたある時はキャラの濃い弁護士…。作品ごとにまるで違う顔を見せる堺雅人さん。そして、どの役も不思議な魅力を放っている。目が離せない、彼の魅力を大解剖!昨年の大河ドラマ『真田丸』を筆頭に、いまやドラマのヒットメーカーと言っても過言じゃない。しかし堺雅人さんご本人は、そんな世間の評価も期待もどこ吹く風。飄々とマイペースを貫いている。「良くも悪くも、自分が出演した過去の作品への評価って気にしていないし、特別な意味づけもしないんです。確かに反響って大事なものではあるけれど、現場で役者がやることって意外と多いんですよ。例えば、セリフを覚えることだったり、相手役のアクションに反応することだったり。僕はそっちに集中していたいんです」堺さんにとっては全ての役がそれぞれに「面白い」んだとか。「基本的に、どんな役でもやりたいんです。いったん台本を読むと、いいかどうかわからないものまで全部やりたくなっちゃう(笑)」いつも考えているのは、「人物をより生き生きと見せること」。「生き生きと、っていうのは、ドラマがよりドラマティックになるように、ということ。葛藤はより深く。対立ならより激しく。それを考えるのが自分の仕事かなと」最新映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』では、人間と人ならざる者たちが共存する鎌倉の街に暮らす作家を演じている。「生きている実感を持てずにいた男が、生き生きとした妻と結婚したことで“生”を取り戻していく物語です。ファンタジーですが、描かれているのは夫婦の結びつき。だから、妻役の高畑(充希)さんとの関係をちゃんと楽しむことだけに集中して演じました」作中、こだわりの強い趣味人を演じているが、当の本人は「趣味と呼べるのは仕事くらいだし、こだわるのも仕事だけ」と笑う。「言ってしまえば、いまも僕にとってはずっと高校の演劇部の延長みたいなもの。メンタリティとしてはそんなに変わっていないんです。こだわるのは、やるからにはちゃんと楽しみたいということ。ちゃんと時間をかけたいし、いいものを作りたいと思います」口調や表情から、演じることが楽しくて仕方ない様子が溢れる。「セリフ覚えは、けっしていいほうではないんです。長ゼリフなんかは、何回も繰り返さないと覚えられないから時間がかかりますし。でも、それを1週間ずっとやっていても苦じゃないんですよね」そんな堺さんがかつて抱いていた大人のイメージとは、「やりたいことをやるんじゃなく、やらなきゃいけないことをやる人」。「エゴ丸出しに見えるかもしれない俳優っていう職業も、自己表現の喜びがある一方で、自分じゃない誰かになる滅私奉公の一面もあるんですよ。仕事っていうのは種類はなんであれ、その両面があるものなのかもしれませんね」さかい・まさと1973年10月14日生まれ。大学在学中から舞台を中心に活躍。’00年のNHK朝ドラ『オードリー』で注目され、以降、映像作品に数々出演。主演映画『DESTINY鎌倉ものがたり』は12月9日公開に。トップス¥23,000(WJKW/ワディ ショールーム TEL:03・6451・0924)パンツ¥28,000(SOLIDO/タトラス ジャパン TEL:03・5708・5188)シューズ¥58,000(Royal Gorge Bridge/HIGH BRIDGE INTERNATIONAL TEL:03・3486・8847)※『anan』2017年11月15日号より。写真・酒井貴生(aosora)スタイリスト・高橋 毅(Decoration)ヘア&メイク・保田かずみ(SHIMA)文・望月リサ(by anan編集部)
2017年11月10日映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』の完成披露試写会が7日(火)都内で行われ、主演の堺雅人、共演の高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒、山崎貴監督が参加した。堺さんと高畑さんは、歳の差夫婦役。理想の夫婦像を聞かれた堺さんは、高畑さんと一緒に本作を観た状況をふり返ると「映画を観ている途中で高畑さんの手を握りたくなった。ふとしたときに隣に握れる手があるのは嬉しいですね」と“愛妻”高畑さんにニッコリ笑顔。“夫”からの想いに高畑さんは「握ってくれればよかったのにぃ」と相思相愛で応えていた。理想の夫婦像について語る堺雅人本作について堺さんは「大きな奇想天外な冒険ファンタジーだけれど、基本になっているのは夫婦な小さな関係。大きなスクリーンで冒険をしているが、その中でやっているのは妻を恋しく思うこと。そのギャップが面白い」と魅力アピール。山崎組初参加の高畑さんは「超大作を撮る監督のイメージがあって、呼んでもらえる日が来るとは想像していなかった。原作を読むと、演じる役が小学生に見間違えられる若い妻と書いてあって『だからか!』と思った。自分の童顔がコンプレックスのときもあるけれど、今回は童顔でよかったと思えました」と笑わせた。年離れた妻・亜紀子を演じる高畑充希また堺さんは初共演の高畑さんを「朝ドラを立派に務められていたので安心感がありました。なんなら高畑さんが先輩のような気持ち」とリスペクト。それに高畑さんは「堺さんとは年齢も離れているので、夫婦役をもらえるというラッキーなことはないとビックリして嬉しかった。NHKのトイレの前で堺さんに会ったときに『今度一緒だね、嬉しいよ!』とハグせんばかりの感じで言ってくれた。キャスト表を見たときに大先輩がいっぱいだったので肩に力が入ったけれど、堺さんがフランクにそう言ってくれたのでホッとした記憶があります」と喜びを噛みしめていた。完成披露試写会に登壇したキャスト陣『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、12月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月07日藤原竜也×伊藤英明のW主演で贈る『22年目の告白-私が殺人犯です-』のBlu-ray&DVD発売を記念して、本日10月5日(木)、代官山蔦屋書店のイベントスペースにて本作の監督・脚本を手掛けた入江悠を迎えたスペシャルトークライブ&サイン会が開催。そして主演のひとり、藤原さんがサプライズ登場し会場を沸かせた。今回行われたトークイベントは、入江監督による東京、福岡、名古屋、大阪の全国4都市で行うプロモーションの初日となり、大勢のファンが詰めかけていた。入江監督は「韓国のオリジナルから、知的なサスペンスの要素を本作では強くしていく過程で、脚本を37稿まで書き直しながら重ねていきました」と明かし、「ストーリーのリアルさをとことんこだわって追及していくことで、社会派ドラマとしてのクオリティ が高まったと思う」とコメント。また、主演に稀有な俳優の藤原さんをキャスティング出来たこともヒットにつながったと言う監督は、「藤原さんの若さで、これほどクセの強い役をこなせて、似合う役者はいない」と絶賛。そして、本作について繰り広げられるトークに会場が盛り上がる中、入江監督の全国行脚の初日を応援するため、“美しき殺人犯”曾根崎雅人を演じた藤原さんがサプライズ登場!突然の登場に会場は大きな驚きと喜びの歓声に包まれる中、「今日は友人でもある入江監督が、DVDのプロモーションをすると聞いて来ました。こういうのはあまり出ないんですが(笑)」と挨拶。入江監督の脚本を最初の頃から読んでいたと言う藤原さんは、「すごく面白かったので、作品のヒットを確信していました。それに37稿ですよ!やはり映画は本ですし、監督の情熱を感じますよね」とコメント。また撮影現場での様子について、「先輩の仲村トオルさんはすごくカッコ良かったし、伊藤英明君は、いつもすごいテンションで現場を盛り上げてくれたり、混乱させてくれたり(笑)それに加えて、入江監督の要求が高くて、役者陣も戸惑ったり」とふり返り、「演技をぶつけながらこだわって撮った作品です。どうぞビデオで何度も観て楽しんでください!」とPRしていた。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は、世の中を震撼させた連続殺人の犯人が時効を迎えた22年後、自身の殺人を告白した本の出版記者会見を行うところから物語が始まる。一躍時の人となっていく美しき殺人犯と、彼の事件を22年間追い続けてきた刑事、この2人の攻防が描かれる。『22年目の告白-私が殺人犯です-』Blu-ray&DVDは発売中・デジタル配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年10月05日『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『海賊とよばれた男』の山崎貴監督が手掛ける最新作『DESTINY 鎌倉ものがたり』。堺雅人と高畑充希が夫婦役で初共演する本作から、この度、最新予告映像とファンタジックなポスタービジュアルが公開された。鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに、年若い亜紀子(高畑充希)が嫁いでくる。しかし、この鎌倉という土地、何やらおかしい。そこここに人ならざる者がいるようなのだ。道を歩く正和と亜紀子の前を貉(ムジナ)か河童か通り過ぎて心底驚く亜紀子に、正和は「鎌倉は何千年も昔から妖気が溜りに溜まって、いろいろな怪奇現象が起こるけれどもここでは普通のこと、すぐに慣れる」と言ってのけるのだが…。一色先生は犯罪研究の腕を買われ、迷宮入りしそうな事件の折には鎌倉警察に協力している。何しろ魔物や幽霊も事件に関係するのだから、鎌倉の事件解決は一筋縄ではいかない。心霊捜査にも精通する一色先生は名探偵でもあった。ある日、大金持ちの殺人事件の捜査を依頼される一色先生。どうやら人間の仕業ではないようで…。古都鎌倉――。ここは、人間だけでなく幽霊、物の怪、魔物に妖怪、神様、仏様、死神、貧乏神も住んでいる。魔界や黄泉の国のはざまで、生者と死者の様々な思いが交錯する都。鎌倉ビギナー・亜紀子の嫁入りで静かだった正和の生活が大きく変わってくのだった。本作は、西岸良平の累計発行部数900万部(既刊33巻)のベストセラー「鎌倉ものがたり」の映画化。鎌倉に住み普段から和装を好む、多趣味なミステリー小説作家・一色正和を、NHK大河ドラマ「真田丸」での熱演も記憶に新しい、堺さん。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」主演の高畑さんが正和の年離れた妻・亜紀子を演じるほか、堤真一、田中泯、國村隼、薬師丸ひろ子、三浦友和、安藤サクラ、中村玉緒と超豪華キャストが集結している。このほど到着したのは、7月8日(土)より劇場で放映される予告映像。高畑さん演じる亜紀子のナレーションで進められていく本映像では、正和と亜紀子が腕を組んで歩いていると、目の前を突然ある生き物が通り過ぎる。驚く亜紀子をよそに、正和は平然と「ただの河童だろ」と一言。すると、次々と幽霊、物の怪、魔物に妖怪、神様などが登場!ファンタジー要素も入った、不思議な予告編となっている。『DESTINY 鎌倉ものがたり』は12月9日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月04日6月10日より公開スタートし、7週連続1位を獲得してきた『美女と野獣』を抑え、週末動員・興行収入共にNo.1を獲得した藤原竜也と伊藤英明がW主演を務める『22年目の告白―私が殺人犯です―』。この度、本作で描かれる連続殺人事件の裏側にあるもう一つの事件についての超重要な本編シーンが公開された。藤原さんが時効を迎えた美しき殺人犯・ 曾根崎雅人、伊藤さんが曾根崎を追い続ける牧村刑事を熱演する本作は、22年前の連続殺人事件の犯人・曾根崎が殺人の告白本「私が殺人犯です」を出版するところから始まる。実は、この連続殺人事件の裏側にもう一つの知られざる事件が起きており、牧村の妹・里香が行方不明になっていたのだ。そんな里香役を石橋杏奈、里香の恋人・拓巳役は野村周平が熱演。このほど到着したのは、そんな2人の関係性が明らかになる、本編でも重要なシーン。1995年、里香は神戸で看護師として働いていたが、阪神淡路大震災で家を失ったため、恋人の拓巳と共に兄の牧村刑事がいる東京に引っ越す。ちょうど牧村刑事は曾根崎による5件の連続殺人事件の捜査中であり、曾根崎を捕まえるため忙しい日々を送っていた。そんな中、里香は震災で精神が不安定になっていたが、拓巳は里香をずっとそばで支えていくと決意しプロポーズ。そして2人で新しい道を歩もうとした矢先、突然里香が行方不明に。映像では、なんでこんな目に合わなければいけないのか、と強く当たる野村さんが映し出される。今回、婚約者を失い深い悲しみに暮れる青年・拓巳役を演じた野村さんは、「愛する人を失うという悲しみを自分に置き換えて考え演じました。入江監督とは2度目だし、ちゃんとやらなきゃ怒られると思ったので(笑)死ぬ気で頑張りましたね」とふり返る。また、恋人役を演じた石橋さんとはWOWOWドラマ「ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち~」で共演して以来2回目。ドラマでは野村さんが一方的に石橋さんを好きだった役のため、「今回は恋人役なのでやっと両想いになれました」と笑ってみせた。この撮影が行われたのは、昨年の夏。冬服を着込み冷房もない部屋で、暑い過酷な環境の中行われた。石橋さんは、震災により不安定な気持ちでプロポーズを受けても「自分だけが幸せになっていいのか…」と葛藤する役どころで、微妙な心情を表現する難しい演技を要求されたが、野村さんとは以前共演したこともあり、和やかな雰囲気で撮影は進んでいったそうだ。最愛の恋人を亡くし、絶望の淵に立たされた拓巳。曾根崎の連続殺人事件と里香の失踪には、一体どんな関わりがあるのだろうか?ぜひ劇場で確かめて欲しい。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年06月14日旅とグルメをテーマに、出演者たちが様々な場所でロケするバラエティ「火曜サプライズ」。その6月13日(火)放送回に俳優の藤原竜也、伊藤英明、滝沢秀明、フリーアナウンサーの加藤綾子らがゲストとして出演する。公開中の映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』で共演している藤原さんと伊藤さんは、番組名物の「アポなし旅」でメインMCのウエンツ瑛士とともに東京・市ヶ谷へ。今回のロケ日が藤原さんの誕生日ということもあり、バースデーを祝うのにふさわしい店を探す一行は、花屋さんを見つけると花束をプレゼント。ともにお酒が好きな2人は店に入るごとに酒を注文してハシゴ酒状態。酔いが回った3人の男たちによる本音トークが展開される。そして石塚英彦とDAIGOがゲストを絶品グルメでおもてなしする「おもてなしブラザーズ」には映画『こどもつかい』で主演を務める滝沢秀明が登場。大好物のカニでおもてなしされる滝沢さんが意外な素顔、私生活を明かしてくれる。また駅から歩いて3分以内の場所にある絶品グルメを巡る「3分歩けばウマいものに当たる!」には加藤さんが登場。ウエンツさんと共に東京の立川駅から徒歩3分以内で行ける店を巡りつつ、加藤さんの意外な素顔やプライベートに関するトークが展開される。藤原さんと伊藤さんが出演している『22年目の告白―私が殺人犯です―』は現在公開中。藤原さん演じる世の中を震撼させた連続殺人の犯人が時効を迎えた22年後、自身の殺人を告白した本の出版記者会見を行う。一躍時の人となっていく美しき殺人犯と、彼の事件を22年間追い続けてきた刑事。犯人の曾根崎雅人役を藤原さん、刑事の牧村航を伊藤さんが演じ2人の攻防が描かれる。滝沢さんが映画初主演を務める映画『こどもつかい』は6月17日(土)より全国にて公開。滝沢さんが“こどもの霊”を操りこどもに怨まれたオトナの命を奪う“こどもつかい”を演じ、連続不審死事件の謎に迫る記者・駿也役に「Hey! Say! JUMP」有岡大貴、駿也の恋人でふとしたことから子どもに怨まれてしまう尚美役に門脇麦といったキャスト。『呪怨』シリーズで知られる清水崇監督がメガホンを取る。豪華ゲストの素顔とプライベートトーク満載の「火曜サプライズ」は6月13日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会こどもつかい 2017年6月17日より全国にて公開(C) 2017「こどもつかい」製作委員会
2017年06月13日俳優の伊藤英明が6月10日(土)、都内で行われた主演作『22年目の告白―私が殺人犯です―』の初日舞台挨拶をスケジュールの関係で欠席。おわびのVTRメッセージが流れると、共演陣は「すばらしい謝罪会見」「サボった罪は大きい」とイジリ倒していた。被害者の近しい人物に犯行の一部始終を目撃させるという卑劣な手口で、5人もの命が奪われた連続殺人事件の発生から22年後。時効を過ぎたある日、曾根崎雅人という男が「私が殺人犯です」と名乗り出て、殺人手記の出版を記者会見で発表する。遺族や警察を挑発するクズぶりは世間の耳目を集めるが、彼の“告白”は新たな事件の幕開けに過ぎなかった。舞台挨拶にはW主演の藤原竜也をはじめ、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、仲村トオル、入江悠監督が出席。藤原さんは「欠席と言いつつ、サプライズ登場じゃないんですか?」と笑いを誘ったが、仲村さんは「プロモーションをサボった罪は大きい」、野村さんは「すばらしい謝罪会見でしたね」と皮肉交じりにイジっていた。殺人を告白し、日本中を混乱に巻き込むという役どころの藤原さんは、「緊迫感あるシーンの連続で大変でした。実際には熱い思いをもって、すべてを投げ打ち1つの真実に突き進む役」とコメント。劇中には藤原さんが、仲村さんの首を絞めつけるシーンがあり「尊敬するトオルさんの首を早朝から深夜まで…。ずっと謝りたかった」(藤原さん)、「もう少し力を抜いてくれないかなと思った(笑)」(仲村さん)とふり返っていた。『22年目の告白-私が殺人犯です-』は全国にて公開中(text:cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年06月10日俳優・藤原竜也と伊藤英明が初共演でW主演する映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(6月10日公開)で、伊藤が藤原への怒りをあらわにする特別映像が9日、公開された。2012年に韓国で公開され、動員270万人を記録したクライムサスペンス作を日本で映画化。1995年に残忍な手口で5人の命を奪った連続殺人から22年後、藤原演じる曾根崎雅人により殺人の告白本が出版される。曾根崎を追う刑事・牧村航を伊藤英明が演じる。曾根崎の「はじめまして。私が殺人犯です」に始まる今回の映像。メディアを巻き込みながら美しい容姿とカリスマ性で一躍時の人となった曾根崎。22年間追い続けてきた牧村は、上司を殺された恨みから憎しみを募らせていた。一方の曾根崎はメディアを引き連れて遺族のもとへ行ったり、サイン会を開いたりと、ますます行動をエスカレートさせていく。ついに2人は生放送のテレビ番組で対面することになり、曾根崎の「警察につまらないプライドと安い給料以外に守りたいものなんてあるんですか?」という挑発に「てめえ! この野郎!」と怒りを爆発。掴みかかろうとする牧村を周囲は制止し、応戦しようとした曾根崎も羽交い締めにされ、「離せ!」と絶叫する。今回の初共演について、「竜也が入ってくるまで1カ月間、僕一人しかいなかったので、真の主役が来る前にちゃんと"良い現場だね"ってなるように、みんなで力を合わせてやっていました」と明かす伊藤。「(作品は)お客さんのためにある」「ワンカットだったり、竜也の叫びだったり、ちょっとでも何か心に残ってくれたら嬉しい」と作品愛を熱っぽく語り、「22年の思いを出さなきゃいけないと思いました。繊細に演じつつも、しっかりやっていかなきゃいけないというのが常にありました」と撮影を振り返っている。(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年06月09日藤原竜也、伊藤英明がW主演を務める映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』の公開直前イベントが6月7日(水)、都内にて行われ、藤原さんが集まったお客さんにサイン&プレゼントをする大盤振る舞いをした。芸歴20年にして、初のサイン会となった藤原さんは、「湊かなえ先生になったつもりで…」と、現在放送中のドラマ「リバース」にかけて茶目っ気たっぷりにサインを開始。好調にサイン本を手渡しながら、「こんなことになるんだったら自分で本を出しときゃよかったかな?相乗効果でいけたんじゃないかな(笑)」と感想を語り、集まったファンとの交流を楽しんでいた。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は絶対に捕まらない史上最低の美しきクズ・曾根崎雅人(藤原さん)を警護することになった、22年前に全てを失った刑事・牧村航(伊藤さん)との怒涛の展開を描いた新感覚サスペンス。1995年、残忍な手口で5人の命を奪い、世の中を震撼させた連続殺人事件の犯人だと名乗る曾根崎が殺人手記を出版。加熱するマスコミ報道の中、曾根崎の真の目的、牧村の想いが徐々に明らかになっていく。この日、何かにつけ「リバース」を引き合いに出した藤原さん。「現在と1995年を行き来する現象を『リバース』と呼んでいるんです」、「小池徹平…広沢(由樹)を殺したのは誰だっていうのと同じくらい、驚愕の展開で事実が隠されていますので、皆さま足を運んでいただければと思います」と、饒舌に両作品をアピール。しかし時折、藤原さんは「こう言うと、周囲が『余計なこと言うな』ってざわついている…」と、関係各位の顔をうかがうように、苦笑いも浮かべていた。とにかくネタバレ厳禁の作品の性質上、「これほど宣伝しにくい映画も初めてですし、周りのスタッフの人たちも『これだけは言わないでくれ』って言われて本当に大変なんです」と熱心に話す藤原さん。W主演の片割れである伊藤さんとは、撮影後もいい関係を築いているそうで、「先月誕生日を迎えたんですけど、僕の自宅にいろいろなプレゼントを送ってくれて。見たこともないような加湿器が届いて(笑)、使い方もわからずまだ閉まっています。見たこともない大きいお水セットとかも!気を使ってくれるすごく素敵な人ですよ」と、交流に触れた。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年06月07日藤原竜也と伊藤英明がW主演にして初共演となる、新感覚サスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白―私が殺人犯です―』。この度、父親を殺され犯人を恨み続ける影のある女性を熱演する夏帆の、“清楚系女優”というイメージとは真逆の衝撃映像がシネマカフェに到着した。阪神大震災、地下鉄サリン事件…混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけ、目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させる、その残忍な犯行は世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、事件は未解決のまま時効を迎えてしまうのだった。そして、22年後のある日。1冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です。」それは、95年のあの事件の犯人と名乗る男が書き綴った殺人手記。出版記念会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった。過熱するマスコミ報道、SNSにより時の人になっていく殺人犯。しかしその告白は、新たな事件の始まりに過ぎなかった――。本作は、藤原さんが時効を迎えた“美しき殺人犯”の曾根崎雅人、伊藤さんが曾根崎を追い続ける牧村刑事を熱演。公開に先駆けて行われた試写会では、鑑賞者からは「殺人犯だけどこんな藤原竜也見たことない」「ハラハラする展開の連続」など絶賛の声が相次いでいる。このほど公開された映像では、殺人犯・曾根崎が「初めまして。私が殺人犯です」と話すシーンからスタート。本編では、22年前の事件は未解決のまま時効を迎えたが、突然曾根崎が現れ、事件の真相を明かす告白本を出版。そんな曾根崎が起こした事件により、人生を狂わされた人たちがいたのだが、それが5歳のときに父親を殺された夏帆さん演じる岸美晴と、妻を殺された医師・山縣明寛、愛人を殺された裏社会の男・橘大祐だった。曾根崎は、山縣医師の元へマスコミを連れて謝罪のパフォーマンスをしたり、告白本の記者会見を開いたり、警察を挑発しながら一躍時の人になっていくのだが、書店で働く美晴は告白本を前に、曾根崎への憎しみと恨みが爆発。「何で捕まえないの警察。あたしのお父さんこいつに殺されたんだよ!?」と牧村刑事にやり場のない怒りをぶつける。そして「何?告白本って。ねぇ、ねぇ…。死んで…。死んでよ…何で生きてんだよ、こいつ!ねぇ、何でこいつこんな本出して許されてんの?」と言いながら、告白本の表紙の曾根崎の目にカッターナイフを突き刺す…。これまで、清楚でクールなイメージが強かった夏帆さんだが、本作では「死んで…」という衝撃的な台詞を発し、彼女がいままで見せてきたイメージとは一転、狂気さえも感じさせる演技を披露。先日行われた舞台挨拶では、「撮影期間が4日だったのですが、かなり感情的にならないといけないシーンが多かったので大変でした。現場に馴染む間もなく、お芝居をしなければならなかったので」とその苦労を明かしており、かなり精神的にハードな撮影だったことも告白。果たして、美晴を始め曾根崎によって狂わされた人々の運命はどうなるのだろうか?『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年06月06日6月4日(日)今夜オンエアされる日本テレビ系「おしゃれイズム」に、ドラマや映画で活躍している女優の夏帆がゲストとして登場。今回が同番組初出演となる夏帆さんがその知られざる私生活や意外な素顔などを大公開する。夏帆さんは小学生時代に表参道でスカウトされ芸能界入りするとティーン向けファッション誌などでモデルとして活動を開始。2004年には「三井のリハウス」のCMに11代目リハウスガールとして出演、注目を集めた。2007年に主演した映画『天然コケッコー』での演技が高い評価を受け、日本アカデミー賞やヨコハマ映画祭、報知映画賞など数多くの新人賞を受賞。『東京少女』や『きな子~見習い警察犬の物語~』、「オトメン(乙男)」シリーズなど数多くの作品で主演を務めるようになる。その後、綾瀬はるか、長澤まさみ、広瀬すずらと共演、2015年に公開された映画『海街diary』で再び日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞、同作は第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され世界的にもその知名度を高めると、『ピンクとグレー』や『高台家の人々』「ラヴソング」など話題の作品に続々と出演。現在放送中のドラマ「架空OL日記」ではバカリズム演じる主人公の同僚OL・藤川真紀役を演じている。今回番組初登場となった夏帆さん、番組内のトークではプライベートの姿や俳優仲間が語る爆笑エピソードが続々登場するほか、全国1位に輝いた秘境の名店に赴き囲炉裏での絶品炭火焼きに悶える。夏帆さんの普段とは違う一面をお楽しみに。夏帆さんが出演している映画『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』は6月10日(土)より全国にて公開。被害者の近しい人物に犯行の一部始終を目撃させるという卑劣な手口で、5人もの命が奪われた連続殺人事件の発生から22年後。時効を過ぎたある日、曾根崎雅人という男が「私が殺人犯です」と名乗り出て、殺人手記の出版を記者会見で発表する。遺族や警察を挑発するクズぶりは世間の耳目を集めるが、彼の“告白”は新たな事件の幕開けに過ぎなかった――という物語。藤原竜也と伊藤英明が初共演&W主演、藤原さんが“日本中を狂わせる殺人犯”を、伊藤さんが“22年前にすべてを失った刑事”をそれぞれ演じる新感覚サスペンスエンターテインメント大作で、夏帆さんは藤原さん演じる曾根崎が犯した殺人事件の被害者遺族の女性を演じている。「おしゃれイズム」は6月4日(日)22時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2017年06月04日藤原竜也が美しき殺人犯・曾根崎を演じ、警察やマスコミを挑発しながら日本中を狂わせていく新感覚サスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』。本作から、人気ロックバンド「感覚ピエロ」による主題歌「疑問疑答」と本編映像がコラボした、衝撃的な特別PVが解禁となった。阪神大震災、地下鉄サリン事件…混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけ、目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させる、その残忍な犯行は世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、事件は未解決のまま時効を迎えてしまう。そして22年後のある日。1冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です」。その手記の出版会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった――。唯一無二の人気ロックバンド「感覚ピエロ」が書き下ろした主題歌「疑問疑答」にあわせ、劇中の本編シーンが交錯していく今回の特別PV。藤原さんが演じる殺人犯・曾根崎と、伊藤英明演じる牧村刑事が激しくぶつかり合う、見応えのある映像となっている。かつて5人の命を奪い、時効を迎えた殺人犯としてメディアの前に現れた曾根崎は、美しい容姿とカリスマ性を兼ね備えていた。街の声の中には「タイプです」といった声が聞かれ、曾根崎のLINEスタンプまで登場、本が飛ぶように売れるなど“曾根崎ブーム”が巻き起こる。その一方で、岸美晴(夏帆)ら愛する人を殺された遺族や、警察の憎しみは募るばかり。牧村の後輩・春日部(竜星涼)は「あんなやつ死んだって誰も責めないですよ!殺されても当然じゃないですか!」と声を荒げる。殺人犯・曾根崎の目的とはいったい何なのか…?この主題歌は、「感覚ピエロ」が入江悠監督と丁寧に話し合いながら制作されたという。本作には殺人犯、刑事、被害者遺族、マスコミ、殺人犯に熱狂する人々など、さまざまな感情を持つ人たちが複雑に絡み合っている。本作を鑑賞後、歌詞を書いたというメンバーの秋月さん(Gt)は「自分が真実だと思ったことが周りの人から見たら全然違ったり、人それぞれ自分の世界があるので、同じ空間にいても感情とか思っていることはそれぞれ違う。そんな中で誰の感情にもあてはまる歌詞にしようと思いました」と明かし、殺人犯や刑事、遺族など、それぞれの視点に当てはまる歌詞を作りあげた。「映画を観終わった後、何か心に訴えかけるような曲になっていれば嬉しいです」と力を込める秋月さん。入江監督は出来上がった曲を聴いて、「歌詞を読むと、曾根崎にも牧村にも当てはまるし普遍性がありますよね。映画の最後の音楽で“攻撃性”を持たせたかったので、彼らに任せて本当に良かったと思いました」と手応えをのぞかせており、日本中を狂わせる“曾根崎劇場”には最後の最後までこだわったことを明かしている。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年05月19日藤原竜也&伊藤英明の初共演で贈る、“日本中を狂わせる殺人犯”と“22年前にすべてを失った刑事”による新感覚サスペンス『22年目の告白―私が殺人犯です―』。このほど、仲村トオルや岩城滉一ら実力派とともに脇を固め、熱演を見せる野村周平や竜星涼など最旬の若手俳優たちの場面写真が到着した。藤原さん演じる5人の命を奪った殺人犯・曾根崎雅人が、22年前の事件で全てを失い、犯人を追い続けた伊藤さん演じる刑事・牧村航や、苦しんできた被害者遺族たちの心情を逆なでするような“告白本”を出版し、日本中から罵声と歓声を浴びながらも“時の人”となっていく本作。いま最も注目を集めている若手俳優の1人、野村さんが本作で演じるのは、牧村刑事の妹・里香の恋人・小野寺拓巳だ。拓巳は1995年、阪神淡路大震災で被災した里香とともに、東京にいる牧村の元へやってくる。震災以降、不安定な気持ちの里香を本気で愛する心優しい青年だったが、里香が事件に巻き込まれ行方不明になってしまう。『サクラダリセット』『帝一の國』など話題の出演作が続々と公開され、ドラマ「サイタマノラッパー」にも出演するなど、映画やドラマに引っ張りだことの野村さんが、愛する人が突然いなくなってしまう複雑な役どころをどう演じたのか注目だ。その里香を演じるのは、元「セブンティーンモデル」で女優として活躍する石橋杏奈。石橋さんは第31回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリに選ばれ、さまざまな映画やドラマに出演。NHKのコント番組「LIFE!~人生を捧げるコント~」ではお笑いの才能を開花させ、得意のラップを披露するなど意外な一面を披露。鈴木亮平が“宮沢賢治”を演じるWOWOW「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」では賢治の妹・トシ役に抜擢された。そんな石橋さんが演じる、牧村の妹で拓巳の恋人の里香は幼いころに両親を亡くし、兄と2人きりで生きてきた。しかし震災の恐怖がトラウマとなり、自分だけが助かったことを負い目に感じてしまう。そんな中、恋人の拓巳からプロポーズを受けるが、事件に巻き込まれ行方不明になってしまうのだった…。シリアスな展開が続く本作だが、野村さんと石橋さんというイマ旬の2人が恋人役を演じるシーンは、一瞬ほっと息をつけるシーンとなっており、里香と拓巳が事件にどう絡んでいくのかも見逃せない展開となっている。そして、もう1人の注目俳優は、牧村の後輩刑事・春日部信司を演じる竜星さん。竜星さんはスーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」でドラマ初主演を務め、映画
2017年05月10日藤原竜也&伊藤英明の初共演となる新感覚サスペンス・エンターテインメント大作『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』。本作で、時効を迎えた後に殺人の手記を発表する殺人犯を演じている藤原さんは、撮影中、一度もNGがなかったことが判明。それを裏づけるかのような、緊迫の記者会見シーンの本編映像が到着した。22年前に起きた連続殺人事件。未解決のまま時効を迎え、突然現れたのは、殺人犯・曾根崎雅人(藤原さん)。“絶対に捕まらない殺人犯”となった曾根崎は、事件の真相を語る告白本「私が殺人犯です」の出版会見を開く。張りつめた緊張感が漂う中、曾根崎は自身が起こした事件についてゆっくりと語り始める。「1995年。記念すべき5つの連続殺人事件を終えたばかりの私は苛立っていた。無能で愚鈍な警察は、私の元へ一向に辿りつく気配がない。幼稚な推理と見当違いな憶測を垂れ流すマスコミも事件の真相を伝えることはない」と、自分を捕まえられなかった警察やマスコミをこれでもかと挑発しながら独白を続けていく。「いつまで待っても警察やマスコミは私の元へ辿りつくことはできなかった。誰も事件の本質を伝えることはできなかった。ならば自ら真相を明らかにし、それが時効を迎え、罪を償う機会を永久に失ってしまった私にできる最後の仕事だから」と語り、「はじめまして。私が殺人犯です」と言うと、垂れ幕が下がり、告白本のビジュアルが披露される。被害者の心情を逆なでする、この美しき殺人犯は日本中から一気に世間の注目を集めるが、彼の目的は何なのか?なぜ時効を迎えてから突然現れたのか?曾根崎の告白は新たなゲームの始まりにすぎなかった――。本映像の記者会見のシーンは、劇中でも藤原さんの長台詞が多く、緊張感が漂う中での撮影となった。藤原さん演じる曾根崎が、初めて公の場に登場する重要なシーンであり、入江悠監督は藤原さん本人がリアルな殺人犯に見え、リアルな記者会見の雰囲気となるよう、カメラ位置や照明など徹底的にこだわったという。そんな撮影現場だったが、藤原さんはどんなに長台詞でも、一度もNGを出さずに演じきった。この記者会見のシーン以外でも、藤原さんは撮影中にNGを出すことは一切なく、まさに殺人犯・曾根崎になりきっていたとか。これまでも、さまざまな“クズ”を演じてきた藤原さんだが、本作の美しき殺人犯は新たなハマリ役として、観る者に強烈なインパクトを与えるに違いない。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年05月02日藤原竜也×伊藤英明の初共演・W主演で贈る新感覚サスペンス『22年目の告白―私が殺人犯です―』。このほど、時効が成立したことから自身が犯した殺人の告白本を出版する“クズの殺人犯”・藤原さんを追い続ける、 “執念の刑事”・伊藤さんの熱演ぶりが伝わる特別映像が解禁となった。1995年、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件などが起き、日本中が混沌とする中、5件の連続殺人事件が起きた。その事件の被害者は全員、首を絞められて殺害。さらに被害者の最も親しい人に殺人の瞬間を見せつけ、目撃者に犯行をメディアに証言させるという残忍な犯行が世間の注目を集めた。当時、この連続殺人事件を担当したのが牧村航刑事(伊藤さん)。4件目の事件が起きたとき、犯人にあと一歩のところまで迫る牧村だったが、争った末ナイフによって口を切られ、寸前で取り逃がしてしまう。犯人から目を付けられ“5人目の標的”となった牧村は命を狙われるが、牧村の代わりに尊敬する上司・滝(平田満)が殺されてしまうのだった…。大切な上司を失い、犯人への憎しみが募る牧村は「あのとき、捕まえていれば…どんなことをしてでも見つけ出す」と心に誓った。しかし警察の捜査もむなしく、事件は未解決のまま時効を迎える。「時効って…時効ってなんだよ!」と悔しさを滲ませる牧村。事件から22年後、「私が殺人犯です」と突然現れた曾根崎雅人(藤原さん)への憎しみは募るばかりだったが、その告白により新たな事件が巻き起こっていく。22年間、犯人への憎しみを抱えながら事件を追い続けてきた牧村を演じるのは、『海猿』シリーズや『悪の経典』で知られ、『3月のライオン』ではプロ棋士を演じている伊藤さん。本作の入江悠監督は、「牧村はある種の“敗北”と共に生きていて、失意のどん底の中をずっと生き続けている人なんです。そんな牧村には、男くさくて野性的な伊藤さんにぴったりだと思いました。いままで伊藤さんが演じてきたような正義のヒーローではなく、彼のいまの年齢だからこその魅力が出ていると思います」と、伊藤さんの演技力を絶賛。まっすぐな正義感だけではなく、拭えない過去の憎しみや懺悔、曾根崎を22年間も追い続ける執念を持つ牧村刑事。複雑な激情を顕わにする、伊藤さんの姿に注目だ。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年04月26日俳優・藤原竜也と伊藤英明のW主演映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』(2017年6月10日公開)の特別動画が26日、公開となった。同作は、2012年に韓国で公開され、動員270万人を記録したクライムサスペンス映画『私が殺人犯です』を日本で映画化。1995年に残忍な手口で5人の命を奪った連続殺人から22年後、藤原演じる曾根崎雅人により殺人の告白本が出版される。曾根崎を追う刑事・牧村航を伊藤英明が演じる。今回公開された特別映像では、伊藤が執念の刑事・牧村を熱演する姿にフォーカスした。事件発生当時、牧村は犯人をあと一歩のところまで追い詰めたものの、争った末にナイフによって口を切られ、寸前で取り逃がしてしまう。さらに、犯人から命を狙われた牧村の代わりに、尊敬する上司・滝が殺されてしまった。未解決のまま迎えた時効に、牧村は「時効って……時効ってなんだよ!」と激昂。再び現れた殺人犯・曾根崎から「あんたが鈍くさいから5人も死んだんだよ。あんたの大切な上司も」と煽られる。入江悠監督は「今まで伊藤さんが演じてきたような正義のヒーローではなく、彼の今の年齢だからこその魅力が出ていると思います」と伊藤の演技を語った。
2017年04月26日藤原竜也と伊藤英明が初共演する、新感覚サスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白―私が殺人犯です―』。この度、本作のポスタービジュアルが解禁され、映画で出版する告白本「私が殺人犯です」と全く同じ装丁の小説「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」が、4月14日(金)より発売されることも決定した。1995年、残忍な手口で5人の命を奪い、世の中を震撼させた連続殺人事件。未解決のまま事件は時効を迎え、完璧 に逃げ切ったはずの犯人は22年後、思わぬ形で姿を現わした。“殺人手記”出版記者会見――。そこにいたのは、自らの告白本を手にカメラのフラッシュを浴びて不敵な微笑みを浮かべる美しき殺人者。「はじめまして、私が殺人犯です」。あらゆるメディアを通じて発信されていく殺人の告白と、犯人の容姿。その男に日本中が惹きつけられ、逆撫でされ、そして欺かれていく。日本中を巻き込む告白の行方とは?先の読めない結末に向かって、新たな事件(ゲーム)が動き出す…!このほど到着したのは、“美しきクズ”の殺人犯を演じる藤原さんの不敵な笑みが印象的なポスタービジュアル。伊藤さん演じる刑事・牧村に、逮捕寸前のところまで追い詰められて姿をくらました殺人犯は、未解決事件のまま時効を迎える。そして事件から22年後、誰にも捕まらない殺人犯となったいま、自身が犯した殺人の告白本を出版しすべての国民を翻弄する…。公開されたポスターのキャッチコピー「すべての国民が、この男に狂わされる。」という通り、突如現れた殺人犯は日本中から注目を浴び、文字通り“日本中を狂わせる”時の人になっていく。1つの告白から始まる新たな事件、過去と現在の真実に迫るポスタービジュアルとなっている。これまで、借金を背負うフリーターや連続殺人犯など様々な難役を演じてきた藤原さんだが、本作で彼が演じるのは、新たに5人もの人を殺した連続殺人犯・曾根崎雅人。今回、人の命を奪った曾根崎には独自の美学による殺しの「3つのルール」があったことが判明。それは、殺人にあたり「後ろから縄で締め上げること」「殺害する瞬間を被害者のもっとも親しい人間にみせること」「あえて目撃者を殺さずにメディアに自分の犯行を証言させること」と罪のない人々を次々と手に掛けるというクズすぎる衝撃のルールとなっている。また今回、本作の冒頭で曾根崎が出版する告白本「私が殺人犯です」と同じ装丁の小説が発売されることが決定。これまで数々の映画の小説・ノベライズ化がされてきたが、劇中に出てくる本のビジュアルを使った本は非常に珍しい。小説は告白本の編集者目線で描かれるストーリーで、彼女がいかにして曾根崎の告白本を出版するに至ったのか、世論の過熱、そして小説ならではのエンディングが待つ、もう一つの“告白本”となっている。さらに、本作が「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭」に出品されることが決定。ベルギーのブリュッセルで行われる同映画祭は、「シッチェス映画祭」「ポルト国際映画祭」と並んで世界三大ファンタスティック映画祭の一つに数えられる由緒ある映画祭。昨年は『アイアムアヒーロー』がグランプリにあたるゴールデンレイバン賞を受賞。本作は4月13日に「Thriller Competition(スリラーコンペティション)部門」にて上映予定となっており、「Thriller Award(スリラー賞)」「観客賞」「Thriller Competition/スリラーアワード・オーディエンスアワード」の対象となる。『22年目の告白―私が殺人犯です―』は6月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月17日