10月の東京に、冬を飛び越えて、楽しみな春のニュースが届いた。日本一のお花見どころの上野に、桜とともに音楽で春の訪れを告げる「東京・春・音楽祭」。2020年の開催概要が決まり、10月28日に東京文化会館にて発表会見が開かれた。参加した海外演奏家たちから、「仲間に再会できた」「思わぬアーティストの公演が聴けた」などの喜びの声も多数聞かれるという、すでに国際的なフェスティバルに発展している「東京・春・音楽祭」。3月13日(金)~4月18日(土)の5週間、約200超の公演が繰り広げられる。幕開けはムーティの《マクベス》(3月13日(金)、15日(日))。巨匠リッカルド・ムーティが、若手指揮者へのマスタークラス形式でヴェルディの魂、イタリア・オペラの真髄を伝える白熱のライフワーク、「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」の一環だ。受講生のひとり、沖澤のどかのブザンソン国際指揮者コンクール優勝でも注目を集めた。来年は新たに、受講生たちが指揮する公演(3月14日(土))も。ワーグナーにも巨匠登場。「東京春祭」名物、NHK交響楽団による「ワーグナー・シリーズ」は、主要作で唯一残っていた《トリスタンとイゾルデ》がいよいよ(4月2日(木)、5日(日))。しかも現代屈指のドイツ・オペラ指揮者マレク・ヤノフスキが「東京春祭」の指揮台に帰ってくる。題名役にはアンドレアス・シャーガー(トリスタン/テノール)とぺトラ・ラング(イゾルデ/ソプラノ)。とびきりのワーグナー歌手ふたりが並んだ。そして新企画として、読売日本交響楽団の「プッチーニ・シリーズ」が、《外套》《修道女アンジェリカ》《ジャンニ・スキッキ》の「三部作」で音楽祭のフィナーレを飾る(4月18日(土))。指揮は躍進中の女性オペラ指揮者スペランツァ・スカップッチ。もちろんオペラだけではない。オーケストラからリサイタルまで、幅広い充実のラインナップが用意されている。2020年はベートーヴェンの生誕250年なので、当然ながらその関連コンサートも。円熟の巨匠エリーザベト・レオンスカヤの後期三大ピアノ・ソナタ(4月4日(土)、8日(水)。クレメンス・クラウスと河村尚子のチェロ作品全集(4月9日(木)、10日(金)。聴きながら歴史を学べる恒例のマラソン・コンサート(3月29日(日))。目玉はヤノフスキの指揮する《ミサ・ソレムニス》だろう(4月12日(日))。作品の規模や美しさ、声楽の充実度は「第九」をはるかに上回ると言っていい名曲。日本の誇るプロ合唱団、東京オペラシンガーズに豪華海外勢の独唱。想像するだけでも鳥肌が立つ。新たに、国の重要文化財である旧東京音楽学校奏楽堂も会場に加わわるし、博物館や美術館でのミュージアム・コンサート、ホールを飛び出した「桜の街の音楽会」など、特別な場所での公演も楽しみのひとつ。聴きたいものに丸をつけていると、春のカレンダーが真っ赤になってしまうのが悩ましい。当然人気公演はチケット争奪必至。早めの計画が必要だ。取材・文:宮本明
2019年10月30日東京・上野の森美術館で10月11日に「ゴッホ展」が開幕する。前日には、女優の杉咲花を迎えたオープニングイベントが開催された。強烈な色彩で人々を魅了し続ける画家、フィンセント・ファン・ ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)。37年という短い人生のうち、 画家として活動したのはわずか10年間である。本展では、第1部「ハーグ派に導かれて」、第2部「印象派に学ぶ」という、ゴッホの人生を変えた2つの出会いに沿ったセクションにて、約40点のゴッホ作品に加えポール・セザンヌやクロード・モネなどハーグ派と印象派を代表する巨匠たちの作品約30点に加え、ゴッホが綴った手紙の中の言葉を交えながら、ゴッホがいかにしてゴッホになったかを紐解いていく。杉咲花さんは、本展覧会のナビゲーターに就任し、会場音声ガイドのナレーションも務める。オープニングイベントでは、7年ぶりに来日するゴッホの晩年の作品《杉糸》(1889年6月、サン=レミ 油彩・カンヴァス メトロポリタン美術館)の前に、ゴッホが愛したとされる色の一つである、イエローのワンピースをまとって登場した。「特に注目していた作品は? 」という質問に対し、杉咲花さんは「《麦畑とポピー》を楽しみにしていました」とコメント。TOKYO FMでラジオ番組のパーソナリティーも務める杉咲さん。音声ガイドについては「絵を集中して鑑賞していただくための(おこがましいかもしれませんが...と謙遜しながら)手助けになればと思います」と話した。イベントの最後には、10月2日に22歳を迎えたばかりの杉咲さんへサプライズで、《麦畑とポピー》の複製画が贈られた。なお、本展覧会はその後兵庫県立美術館へ巡回(2020年1月25日から3月29日まで)する予定。【イベント情報】ゴッホ展東京展会期:10月11日~2020年1月13日場所:上野の森美術館住所:台東区上野公園1-2時間:9:30~17:00(金・土〜20:00)※入場は閉館の30分前まで休館日:12月31日、1月1日料金:一般1,800円、大学・高校生1,600円、中・小学生1,000円、小学生未満無料兵庫展会期:2020年1月25日~3月29日場所:兵庫県立美術館住所:神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1開館時間:10:00~18:00(金・土〜20:00)※入場は閉館の30分前まで休館日:月(祝祭日の場合は開館、翌火休館)料金:一般1,700円、大学1,300円、70歳以上850円、高校生以下無料URL:
2019年10月10日「バスキア展」が東京・森アーツセンターギャラリーにて11月17日(日)まで開催中だ。1980年代のアートシーンに、彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。わずか10年の活動期間に、新たな具象表現的な要素を採り入れた3,000点を超すドローイングと1,000点以上の絵画作品を残した。同展は世界各地から集めた約130点の絵画やオブジェ、ドローイングで構成された、日本オリジナルで、日本初となる本格的な展覧会となる。バスキアは、今日までアートやファッション、カルチャーに大きな影響力を及ぼし、近年でもロンドンやパリをはじめ、欧米の著名な美術館で相次いで展覧会を開催。「Yen」のようにバブル景気を迎えていた80年代の日本の世相を反映したモチーフや、ひらがなを作品に取り入れ、度々来日してこれまで6回の個展や10のグループ展を開催。同展では、バスキア研究の世界的権威ディーター・ブッフハート氏が、こうしたバスキアと日本との多方面にわたる絆、そして日本の豊かな歴史や文化がその創作に及ぼした知られざる影響を明らかにする。来場者全員に音声ガイドを無料で提供。音声ガイドは女優・吉岡里帆が担当。また、ご来場いただいた方は、もう一度ご来場、鑑賞が可能となる美術展史上初の特別キャンペーンも実施。(詳細は、会場でのご案内および公式サイトをご確認ください)芸術の秋にバスキアの世界をたっぷり堪能してはいかがだろうか。チケットは発売中。
2019年09月27日開業25周年を迎えるウェスティンホテル東京から、多彩な味わいと表情で「冬の森」を表現した11種類のクリスマスケーキが登場。11月1日から12月13日まで予約を受けつける。ウェスティンホテル東京の2019年のクリスマスケーキは、「ウィンターフォレスト」をテーマに、聖夜を華やかに彩る全11種類がラインアップ。MA.RU.TA 2019 チョコレートケーキ「MA.RU.TA 2019 チョコレートケーキ」(4万2,000円)積み重ねた丸太のイメージが印象的な「MA.RU.TA 2019 チョコレートケーキ」(4万2,000円)は、限定5台の数量限定で登場する特別な一品。15本のブラウニーを5本ずつ、ピスタチオ、チョコレート、プラリネの3種類の軽い口どけのクリームで包み、チョコレートのコーティングを施し丸太に見立てている。丸太の下には、カカオ100%のビターチョコレートを使用した生地でアプリコットジャムをサンドした、甘さ控えめのザッハトルテを合わせおり、外側は木箱をかたどったチョコレートでデコレーション。1つのケーキで様々な味わいが楽しめる豪華な仕上がりになっている。KI.RI.KA.BU フォレノワール「KI.RI.KA.BU フォレノワール」(1万2,000円)表面にチョコレートを吹きかけたデコレーションが、まるで森の中の切り株のような「KI.RI.KA.BU フォレノワール」(1万2,000円)。グリオットチェリー入りのチョコレートクリームとホワイトババロアを、キルシュをふんだんにしみ込ませたチョコレートスポンジケーキで交互に重ねた合計10層のフォレノワールで、リキュールの香りがしっかり感じられる大人な味わい。限定10台の数量限定での販売となっている。KI.RI.KA.BU タルトショコラ「KI.RI.KA.BU タルトショコラ」(1万5,000円)しっとりしたビスキーショコラ生地に、ラズベリー風味の濃厚なガナッシュを流し込んだチョコレートタルト「KI.RI.KA.BU タルトショコラ」(1万5,000円)も限定10台の数量限定商品。ホワイトチョコレートで年輪を、チョコレートクリームで表面をデコレーションし、美しい切り株に仕上げている。食感のアクセントに、ロイヤルティーヌとサブレショコラもあしらわれており、チョコレートの濃厚な味わいとともに食感も楽しめる一品。Tree Bark ラズベリーショコラノアゼット オランジュコポー ケークショコラマロンノワール マロンショコラ左から:「Tree Bark ラズベリーショコラ」(7,400円)、「ノアゼット オランジュ(Noisette Orange)」(7,400円)、「コポー(Copeaux)ケークショコラ」(4,600円)、「マロンノワール(Marron Noir)マロンショコラ」(7,400円)木の皮(Tree Bark)をイメージしたチョコレートとフレッシュラズベリーが印象的な「Tree Bark ラズベリーショコラ」(7,400円)は、小麦粉を一切使わずに焼き上げたくちどけのよいチョコレートケーキ。ダークチョコレートと相性のよいラズベリーリキュールを効かせており、小麦粉不使用とは思えない、味わい豊かな濃厚な美味しさが楽しめる。他にも、オレンジが香るクリームをヘーゼルナッツ風味のミルクチョコレートクリームで包み込んだ「ノアゼット オランジュ(Noisette Orange)」(7,400円)や、チョコレートの味をストレートに表現したシンプルながらインパクトのある「コポー(Copeaux)ケークショコラ」(4,600円)、マロンのババロアを甘さ控えめなムースショコラで包み込んだラム酒香るマロンとチョコレートのケーキ「マロンノワール(Marron Noir)マロンショコラ」(7,400円)が並ぶ。パリブレスト プラリネクリーム「パリブレスト(Paris-Brest)プラリネクリーム」(5,300円)そして、今年注目のケーキとして登場するのが、クリスマスリースをイメージさせる「パリブレスト(Paris-Brest)プラリネクリーム」(5,300円)。濃厚なヘーゼルナッツのプラリネクリームとアーモンド香るコク深いカスタードクリーム、そしてミニエクレアをリング型のシュー生地でサンド。これ以上ないほど濃厚な味わいが楽しめる一品。ストロベリーショートケーキサンタショートケーキ毎年人気のショートケーキは、「ストロベリーショートケーキ」(5,100円)と、サンタや雪だるまをのせて、可愛らしく華やかに仕上げた「サンタショートケーキ」(5,300円)の2種類がラインアップ。どちらもイチゴピューレ入りのクリームがサンドされ、純生クリームを使用した上品な味わいに仕上げられている。モンターニュ ネージュ真っ白な雪山をイメージしたチーズケーキ「モンターニュ ネージュ」(5,300円) は、クリームチーズを使用したチーズスフレの上にフロマージュブランのクリームをのせた、さっぱりとした味わいのダブルチーズケーキ。降り積もる雪のような生クリームとヨーグルとクリームに、スノーモンスターのホワイトチョコレートをデコレーションにした可愛らしいビジュアルも特徴だ。その他、ウェスティン デリで人気のイタリア発祥のスイートブレッドの「パネトーネ」(2,800円)や、ドイツの伝統的なクリスマス菓子として親しまれている「ベーカリーシュトーレン」(3,600円)も登場する。クリスマスケーキコレクションは、11月1日から12月13日の18時まで予約を受け付け、引き渡しは12月20日から25日まで。聖夜を彩る特別な一品を、是非チェックしてみてはいかが? 【店舗情報】ウェスティンホテル東京 1階 ペストリーブティック「ウェスティン デリ」住所:東京都目黒区三田1-4-1
2019年09月18日オペラ(OPERA)人気リップ「リップティント N」と「シアーリップカラー RN」から冬の限定色が登場。2019年11月28日(木)より数量限定で全国発売となる。冬の限定色は、“透ける赤リップ”2019年5月にリニューアルしたオペラの人気リップに、冬の限定色が仲間入り。「Night Light」をキーワードに、東京の街並みに着想を得た“透ける赤リップ”が、異なる質感で展開される。「リップティント N」「リップティント N」は、ひと塗りで美しく発色するのに、透けるような質感で“濃さ”を感じさせない絶妙なカラーが特徴。リップクリームのようにスルスルと伸び広がって、薄膜でフィット。唇の水分量に反応して染まるティントタイプなので、美発色を長く楽しめるのもポイントだ。揺らめく“赤いネオンサイン”をイメージ限定カラーは、窓越しで揺れる、赤いネオンサインをイメージした「105 ルーセントレッド」。鮮やかさと静かが同居する、クリアな真紅のレッドは、唇に自然な血色感をプラスして女性の美しさを引き立ててくれる。「シアーリップカラー RN」高発色にも関わらず、素の唇の質感が透けるほど軽やかに仕上げてくれる「シアーリップカラー RN」。薄く均一に広がって唇を包み込み、立体感溢れるぽってりとした口元を叶えてくれる。ネオンの煌きを“キラキラ”ラメで表現展開される「103 スパークルレッド」は、ネオンサインをとりまく、キラキラとした街の光にインスパイアされた“ラメ入り”レッド。光の反射と共に揺らめく繊細なラメは、女性らしい華やかさをプラスしてくれる。【詳細】オペラ リップティント N 限定1色 1,500円+税オペラ シアーリップカラー RN 限定1色 1,200円+税発売日:2019年11月28日(木)数量限定発売取り扱い店舗:全国のバラエティショップ・イミュ公式オンラインストア【問い合わせ先】イミュ株式会社TEL:0120-371367(フリーダイヤル)
2019年09月16日ジャコモ・プッチーニ作曲のオペラ『蝶々夫人』が、2019年10月3日(木)から6日(日)まで東京文化会館 大ホールで、10月13日(日)に神奈川・よこすか芸術劇場で上演される。今回上演される『蝶々夫人』は、東京二期会と、ドイツのザクセン州立歌劇場(ゼンパーオーパー・ドレスデン)、デンマーク王立歌劇場の共同制作公演。東京で初演を行った後、ドイツ、デンマークでの上演も予定されている。演出を担当するのは、ミュージカルはもちろん、ストレートプレイ、歌舞伎とジャンルレスな活躍を見せる宮本亜門。近年はオペラ演出家としても本場ヨーロッパで高い評価を得ており、『魔笛』『金閣寺』などでは、東京二期会とともに最新のテクノロジーを駆使した新感覚の表現方法に挑戦した。指揮は、2016年に東京フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任した、アンドレア・バッティストーニ。世界的にも重要な指揮者の1人と評されており、2011年『ナブッコ』で、東京二期会が最初に招聘して以来、ダイナミックかつ格調高い演奏で多くのファンを魅了している。衣装デザインは、ケンゾー(KENZO)の創始者であるデザイナー髙田賢三が担当。髙田は2016年にフランス政府からレジオンドヌール勲章シュヴァリエ位を授与された世界的デザイナーでもあり、どのような衣装で観るものを楽しませてくれるのか、期待が高まる。タイトルロールを演じるのは、2017年の東京二期会『蝶々夫人』でもダブルキャストを務めた、大村博美と森谷真理。フランスを拠点に活躍する大村博美は、世界中のオペラハウスで100公演以上「マダム・バタフライ」を担当しており、2018年はプッチーニ・フェスティバルで日本人初の同役の初演を務めた。森谷真理は、メトロポリタン歌劇場で『魔笛』夜の女王を演じて以来、高い評価を得て、国内外で幅広い活躍を見せている。その他、装置、照明、映像スタッフにも、宮本亜門と名舞台を作り上げてきたプランナー陣が顔を揃えている。【詳細】ジャコモ・プッチーニ 蝶々夫人オペラ全3幕 日本語及び英語字幕付原語[イタリア語]上演 新制作上演日:2019年10月3日(木)18:30、4日(金)14:00、5日(土)14:00、6日(日)14:00※開場は開演の60分前場所:東京文化会館 大ホール(東京都台東区上野公園5-45)指揮:アンドレア・バッティストーニ演出:宮本亜門衣裳:髙田賢三料金(全席指定・税込):・10月3日(木)・4日(金)公演平日スペシャル料金S15,000円 A13,000円 B10,000円 C8,000円 D6,000円 学生2,000円・10月5日(土)・6日(日)公園S17,000円 A14,000円 B11,000円 C8,000円 D6,000円 学生2,000円※学生席の予約は二期会チケットセンター電話のみの取扱い。※6日(日)公演 託児サービス有り。チケット予約・問合せ:・チケットスペース TEL:03-3234-9999・二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831プレイガイド:・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード148-533)・ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード32023)・イ-プラス・東京文化会館チケットサービス TEL:03-5685-0650■横須賀公演上演日:10月13日(日)15:00開演(14:15開場)場所:横須賀芸術劇場(神奈川県横須賀市本町3-27)料金(全席指定・税込):S席13,000円 A席11,000円 B席8,000円 C席5,000円 学生席2,000円※学生席の予約は二期会チケットセンター電話のみの取扱い。※未就学児入場不可。チケット予約・問合せ:・チケットスペース TEL:03-3234-9999・二期会チケットセンター TEL:03-3796-1831プレイガイド:・横須賀芸術劇場電話予約センター TEL:046-823-9999(プレミアム倶楽部会員専用ダイヤル046-823-7999)・横須賀中央駅西口モアーズシティ1階(モアーズストリート)/芸術劇場1階(サービスセンター内)・チケットぴあ TEL:0570-02-9999(Pコード未定)・ローソンチケット TEL:0570-000-407(Lコード未定)・イ-プラス写真提供:公益財団法人東京二期会撮影:三枝近志
2019年09月13日1979年の初来日以来、これが6度目となる英国ロイヤル・オペラの日本公演がまもなく始まる。今回の演目は、2004年に新制作されたグノー《ファウスト》(デイヴィッド・マクヴィカー演出)と、2017年新制作のヴェルディ《オテロ》(キース・ウォーナー演出)。奇しくもゲーテとシェイクスピア、二人の文豪の作品を原作とするオペラでもある。9月6日に都内で開かれた開幕会見に、音楽監督・指揮者のアントニオ・パッパーノと主要キャストが出席した。「英国ロイヤル・オペラ日本公演」のチケット情報「日本公演はロイヤル・オペラ唯一の海外公演。素晴らしい場所で、素晴らしい2作品を観ていただけるのは幸せです」と、パッパーノ。「歌手が充実していないと実現できない演目」として、それぞれの作品に出演する歌手たちへの期待と信頼を語った。2002年からロイヤル・オペラの音楽監督を務めるパッパーノ。すでに昨年、契約を2023年まで延長することが発表されている。その長いパートナーシップの秘訣を「オペラを愛し、歌を愛し、言葉を愛し、劇場を愛すること」と語る。「歌い手を心から愛し、理解して、真摯に音楽作りをすれば、聴衆も信頼してついてきてくれます」今回、その「愛」で結ばれた歌手陣には実力派が揃った。本格的なオペラ出演としてはこれが日本デビューとなるヴィットリオ・グリゴーロは、ファウスト役を十八番とするスター・テノール。「パッパーノは、信頼してすべてをまかせることのできる指揮者。人々に喜びを与えるという喜びを私たちに教えてくれる。私たちは彼のマジックの駒のひとつでもまったく構わないのです。指揮者はF1でいえばタイヤのようなもの。どんなに優れたドライバーが良いエンジンを操っても、性能の高いタイヤがなければマシンは正しい方向に進みません」と、大好きだというF1になぞらえてパッパーノへの信頼を熱弁した。この絶妙なたとえに思わず「そのとおり!」と膝を叩いたグレゴリー・クンデは、今年だけでも5つの劇場でオテロを歌う予定があるという、現在最高のオテロ歌いだ。今回のキース・ウォーナーのプロダクションにも、2017年の初演時に出演している。「テノールにとってオテロは夢のような役。テノールの目指す頂点にある役のひとつだと思っています」と語る。会見には他に、《ファウスト》のメフィストフェレス役のイルデブランド・ダルカンジェロ、《オテロ》のヤーゴ役のジェラルド・フィンリーの2人の「悪役」、そして《オテロ》のデズデモナ役のフラチュヒ・バセンツも出席。パッパーノが「私自身が家長のようなものなので、自ら模範を示さなければなりません」と語ったのに呼応するように、みな口々に「家族同然」「素晴らしい仲間」と、チームとしての結束の強さをうかがわせた。世界トップレベルの実力に信頼という「鬼に金棒」。今回もまた充実の舞台を繰り広げてくれるはずだ。文:宮本明
2019年09月10日「オペラ」のリップに秋の限定色登場2019年9月12日(木)、イミュ株式会社が展開するコスメブランド「オペラ」は、人気シリーズ「リップティント N」および「シアーリップカラー RN」より、秋の限定色(各2色)を発売する。遊び心のある秋カラーを楽しもう限定色のテーマは”Romantic Edgy(ロマンティックエッジー)”。心地よい秋の空気感をイメージした計4色だ。秋の新カラーを楽しめるよう、ほんのりエッジを効かせた遊び心も面白い。キーワードは深みと透明感軽やかで透明感あふれる仕上がりが特徴的な、スティック状のグロス「シアーリップカラー RN」(税抜1,200円)からは、秋の夕暮れのグラデーションをイメージした2色が登場。琥珀を思わせるテラコッタカラーの「101 レッドアンバー」と、透き通るブルーに夕焼けのグラデーションのように、ブルーにピンクを重ねたニュアンスカラー「102 クリアカシス」だ。また厚塗り感なく、自然に血色感をプラスする「オペラ リップティント N」(税抜1,500円)からは、透明感と深みを両立させたレンガ色の「103 ガーネットジェム」と、ほんのりピンクをまとうクリアパープル「104 クリアアメシスト」が登場する。(画像は「オペラ」公式サイトより)【参考】※「オペラ」公式サイト
2019年09月07日秋のクラシックシーズン突入早々の9月に、英国の誇る名門「ロイヤル・オペラ」が来日公演を行う。「ウィーン国立歌劇場」「ミラノ・スカラ座」「パリ・オペラ座」「ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場」と並んで、“世界5大歌劇場”のひとつに数えられる「英国ロイヤル・オペラ」の華やかさはまさにファン垂涎。イタリアの名匠アントニオ・パッパーノが、2002年の音楽監督就任以来、17年の歳月をかけて手塩にかけて築き上げてきた完成度の高さは特筆モノだ。今回の日本公演のために用意された演目は、グノーの『ファウスト』と、ヴェルディの『オテロ』の2本立て。望みうる最高のキャストを揃えたこの2作品のどちらを観るかはお好み次第。どちらを選んでも外れのないところが伝統の力と言えそうだ。近年の充実ぶりから“今最も勢いのあるオペラハウス”と言われる「英国ロイヤル・オペラ」公演で、非日常な時間と空間を満喫したい。『ファウスト』(C) ROH 2019. Photograph by Tristram Kenton◆公演概要・英国ロイヤル・オペラ『ファウスト』全5幕9月12日、15日、18日東京文化会館大ホール9月22日神奈川県民ホール大ホール指揮:アントニオ・パッパーノ演出:デイヴィッド・マクヴィカー・英国ロイヤル・オペラ『オテロ』全4幕9月14日、16日神奈川県民ホール大ホール9月21日、23日東京文化会館大ホール指揮:アントニオ・パッパーノ演出:キース・ウォーナー
2019年09月06日「#010 MUSIC IN THE PARK 〜東京スカパラダイスオ ーケストラと作る音楽の森〜」が、東京・銀座ソニーパーク(Ginza Sony Park)で開催。期間は、2019年9月6日(金)から9月29日(日)まで。スカパラの楽曲と共に発掘!新たな音楽の魅力「#010 MUSIC IN THE PARK 〜東京スカパラダイスオ ーケストラと作る音楽の森〜」は、今年でデビュー30周年を迎える日本のスカバンド・東京スカパラダイスオーケストラ(以後略称:スカパラ)の楽曲と共に、新たな音楽の楽しさを提案する期間限定イベント。30年の歴史を彩る約120曲が聞き放題メインコンテンツとなるのは、フロアに展示される数十本の“音楽の樹々”を通して、スカパラの楽曲を試聴できる体験型展示「ミュージックファミリーツリー」。90年代より携わってきた小沢健二から、2019年にタッグを組んだ最新アーティスト・桜井和寿に至るまで、スカパラがコラボレーションや演奏参加としてた携わった約120曲もの楽曲を楽しむことができる。30年という時間の中で紡がれたスカパラの楽曲を通して、J-POPの歴史を振り返ってみてはいかがだろう。メンバーの思入れのあるレコード&限定アイテムも販売また会場には、様々なジャンルのレコードを揃える限定ショップ「ginza paradise records」が登場。ラインナップとして並ぶのは、メンバーひとりひとりの想い出の一枚や、人生を変えた作品など。またTシャツやトートといったファン必見の限定アイテムも展開される。メンバーを迎えた特別イベントもさらに期間中には、スカパラのメンバーを迎えたワークショップやトークイベントも開催。銀座ソニーパークに広がる「音楽の森」を散策して、音楽との素敵な出会いや発見を楽しんでみてはいかがだろう。【詳細】#010 MUSIC IN THE PARK 〜東京スカパラダイスオーケストラと作る音楽の森〜開催期間:2019年9月6日(金)〜9月29日(日)開催時間:10:00〜20:00 ※9月6日(金)は18:00~一般公開会場:銀座ソニーパーク B2/ 地下2階〜 PARK B4/ 地下4階住所:東京都中央区銀座5-3-1料金:入場無料<関連イベント>■スカパラメンバー・NARGOと北原雅彦によるワークショップ内容:金管楽器を学ぶ小中高生を対象に、楽器演奏や課題曲のポイントを直接指導。日時:9月21日(土)小学生の部 13:00〜14:30/中高生の部 15:30〜17:00参加費:無料参加人数:小学生の部 15名/中高生の部 30名(抽選)参加方法:9月9日(月)24:00申し込み締め切り後の抽選※詳細・申し込みは、銀座ソニーパーク公式HPの専用サイトまで■スカパラメンバー・川上つよしによるオープンカレッジ内容:「Ska Music」をテーマに、スカ発祥の歴史や世界のスカなどについてトーク日時:9月18日(水)20:00〜21:30参加費:500円(ワンドリンク、シート付予約券)参加人数:50名(抽選)参加方法:9月9日(月)24:00申し込み締め切り後の抽選※詳細・申し込みは、銀座ソニーパーク公式HPの専用サイトまで
2019年08月26日「シンフォニー」という言葉を「交響曲」と翻訳したのは、かの文豪・森鴎外だ。これは意外と知られていないが、森鴎外の素晴らしいセンスが光る名翻訳だと言えそうだ。翻って「現代音楽」という言葉を生み出したのはいったい誰なのだろう?こちらは「前者と違ってどうにも堅苦しいし近寄りがたい」、と感じている方もきっと少なくないのではないだろうか。確かに「現代音楽」と呼ばれる作品には実験的で親しみにくい作品が多いことは事実だ。しかしそれをひとつにくくって「現代音楽」としてしまうことにはやや抵抗がある。最近では「同時代音楽」と呼ばれることも多くなってきた「現代音楽」に改めて目を向けてみようではないか。そこにはきっと、今までに体験したことのない“新たな音楽“が息づいている。その「現代音楽」の“今”を真正面から体験できるイベントが、サントリーホール「サマーフェスティバル2019」だ(8月23日〜31日/サントリーホール)。中でも注目すべきは、今年のメインプログラムであるジョージ・ベンジャミンのオペラ『リトゥン・オン・スキン』だろう。古今東西のオペラを知り尽くす大野和士(指揮)がこの日のために用意した作品だけに期待は高まる。「耳が覚める!頭に響く!圧倒的ナナメウエ音楽フェス」というキャッチコピーも伊達じゃない。未知との体験が目前だ!
2019年08月21日“森×ミッフィー”をテーマにしたベーカリー併設ショップ「みっふぃー森のきっちん」が、2019年10月31日(木)、大分・湯布院にオープンする。「みっふぃー森のきっちん」は、自然に囲まれた湯布院の人気観光地である「湯の坪街道」近くに誕生する、“ミッフィーと森とキッチン”をコンセプトとしたベーカリー併設ショップ。京都にオープンした「みっふぃー桜きっちん」に続く「みっふぃーきっちん」第2弾だ。ミッフィーの物語を感じられるようなほのぼのとした空間の中では、「みっふぃー桜きっちん」でも人気の和雑貨やキッチン雑貨など限定グッズを販売するほか、併設されている「みっふぃー森のべーかりー」ではキャラクターパンを並べる。キャラクターパンの中でも、人気のミッフィーあんパンは、たっぷりの小倉あんをしのばせた、ミッフィーの顔のかたちが愛らしい一品。「みっふぃー森のべーかりー」では、その優しい甘みと相性抜群のドリンク、テイクアウト可能なソフトクリームも販売する。さらに、店内2階には買ったパンを食べながら湯布院での思い出作りが出来るフォトジェニックなイートインスペースも設置予定だ。【詳細】湯布院 みっふぃー森のきっちん/みっふぃー森のべーかりーオープン予定日:2019年10月31日(木)住所:大分県由布市湯布院町川上ソノ田1503-8営業時間:9:30~17:30(予定)電話番号:未定定休日:年中無休Illustrations Dick Bruna(C)copyright Mercis bv,1953-2019 www.miffy.com
2019年08月19日オペラ(OPERA)人気リップ「リップティント N」と「シアーリップカラー RN」から秋の限定色が登場。2019年9月12日(木)より数量限定で全国発売となる。深みレンガ色 or 透明感パープル2019年5月にリニューアルしたオペラの人気リップに、秋の限定色が仲間入り。「ロマンティック エッジィ」をキーワードに、深みのあるレンガ色と透明感あふれるパープルを2つの質感でお届け。「リップティント N」秋の“天然石”カラーひと塗りで美しく発色するのに、透けるような質感で“濃さ”を感じさせない絶妙なカラーが人気の「リップティント N」。リップクリームのようにスルスルと伸び広がって、薄膜でフィット。ティントタイプなので、美発色を長く楽しめるのもポイントだ。秋の限定色は“天然石”をイメージした、深みがあるのに透明なカラー。ツヤの向こうに透ける鮮やかな発色は、新感覚の色付き。天然石のアクセサリーを纏うように、気分やコーディネートにあわせて選べる2色を展開する。「リップティント N」カラーラインナップ103 ガーネットジェム:ブラウンレッドのニュアンスを効かせたレンガ色。天然石のように透き通って深みのある、甘くスパイシーなカラー。104 クリアアメシスト:唇に塗布するとピンクニュアンスに色づく、クリアなパープル。「シアーリップカラー RN」“秋空の夕陽”をイメージ「シアーリップカラー RN」は、しっかり色付くのに、素の唇の質感が透けるほど透明感のある軽やかな仕上がりが特徴。薄く均一に広がって唇を包み込み、立体感あふれる仕上がりを叶えてくれる。秋の限定色は“秋空の夕陽”をイメージ。折り重なる空の色を想起させる澄んだカラーと、夕暮れ時の秋空のようにアンニュイなムードを纏った艶カラーが登場する。「シアーリップカラー RN」カラーラインナップ101 レッドアンバー:琥珀のようなテラコッタカラー。グラデーションカラーの夕陽を想起させるロマンティックな雰囲気を持つ。102 クリアカシス:透き通る空のブルーに淡い夕焼けのうすピンクを組み合わせたようなカシス色。甘くメランコリックな魅力のあるカラー。【詳細】オペラ リップティント N 全2色 各1,500円+税<限定色>オペラ シアーリップカラー RN 全2色 各1,200円+税<限定色>発売日:2019年9月12日(木)数量限定発売取り扱い店舗:全国のバラエティショップ・イミュ公式オンラインストア【問い合わせ先】イミュ株式会社TEL:0120-371367(フリーダイヤル)
2019年07月25日「劇場版『機動戦士ガンダム』シネマ・コンサート」が、2019年8月16日(金)・17日(土)の2日間、東京オペラシティにて開催される。オーケストラの生演奏と共に劇場版『機動戦士ガンダム』上映本イベントは、劇場版アニメーション『機動戦士ガンダム』の上映に合わせて、劇中で流れる音楽パートをフルオーケストラが生演奏する新感覚のコンサート。セリフや効果音はそのままに、臨場感を増幅させる生演奏が、記憶に残る名シーンの数々を彩る。指揮・服部隆之×演奏・東京フィル指揮を務めるのは、『機動戦士ガンダム』の既存劇伴のアレンジや『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の音楽を手掛けた服部隆之。また、日本のオーケストラとして最古の歴史をもつ「東京フィルハーモニー交響楽団」が演奏を担当する。オリジナルサントラ付きパンフレット会場では、劇場版『機動戦士ガンダム』で使用されている楽曲を本イベント用に再編集したオリジナルサウンドトラックCDが付属するパンフレットが発売。編曲・指揮を担当する服部隆之のインタビューや、劇場版『機動戦士ガンダム』で音楽プロデューサーを務めた藤田純二と「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の音響監督・藤野貞義との対談など、とりわけ音楽に焦点を当てた内容が収録されている。原画や公開当時のグッズ展示もまた、本イベント限定となる特別展示「THE MEMORY OF GUNDAM」も同時開催。劇場版『機動戦士ガンダム』の原画のほか、1981年当時のグッズやチラシ、制作風景の写真など、作品の公開当時を彷彿させるような貴重な資料が展示される。富野由悠季のトークショー「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」を記念したトークショーも実現。ガンダム生みの親であり劇場版『機動戦士ガンダム』で総監督を務めた富野由悠季、「機動戦士ガンダムSEED」の監督・福田己津央、「機動戦士ガンダム00」の監督・水島精二のそれぞれがトークショーに登壇予定だ。開催概要「劇場版『機動戦士ガンダム』シネマ・コンサート」開催日程:・2019年8月16日(金) 18:00開場 / 19:00開演・2019年8月17日(土)<昼公演> 11:00開場 / 12:00開演・2019年8月17日(土)<夜公演> 16:00開場 / 17:00開演開催場所:東京オペラシティ(東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティタワー)編曲・指揮:服部隆之演奏:東京フィルハーモニー交響楽団※出演者は予定なしに変更となる場合あり。※出演者変更に伴うチケットの払戻しは不可。<チケット>・ガンダムファンクラブ先行2次受付期間:7月16日(火)12:00〜7月21日(日)23:59・一般発売販売開始:2019年7月27日(土)10:00〜※先着順での受付。予定枚数に達し次第受付終了となる。電話予約:0570-02-9999(Pコード:152-119)店頭購入:セブン-イレブン、チケットぴあ店舗チケット料金:SS席 12,800円(税込)/S席 10,800円(税込)/A席 9,800円(税込) ※全席指定<トークショー>登壇日:・8月16日(金) 富野由悠季・8月17日(土)<昼公演> 福田己津央・8月17日(土)<夜公演> 水島精二※トークショーの開催は各回の公演終了後を予定。※土曜昼・夜公演に関しては、冒頭に富野由悠季総監督より挨拶あり。※登壇者および登壇者の登壇日は変更になる可能性あり。【問い合わせ先】インフォメーションダイヤルTEL:03-5793-8878(平日13:00~18:00)
2019年07月20日「オペラ夏の祭典2019-20 Japan⇔Tokyo⇔World」が、いよいよ7月12日、東京文化会館で幕を開ける。オペラ・ファン注目の《トゥーランドット》。東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて、新国立劇場と東京文化会館、つまり国と東京都がタッグを組んで新たな芸術を発信するという、史上初の、行政的にも画期的なオペラ・プロジェクトだ。初日を前に行なわれたゲネプロ(最終の舞台リハーサル)を見学した。【チケット情報はこちら】演出に起用されたのはアレックス・オリエ。1992年バルセロナ五輪開会式の演出を手がけた演出家で、今回のプロジェクトとは「五輪つながり」ということにもなる。舞台装置は壮観だ。天井までそそり立つ壁。その壁に張り付くように無数に巡らされた階段。オリエによれば、舞台全体は、権力構造の象徴であるピラミッドを逆さにしたもの。舞台面が、すり鉢の底というわけだ。やがて、その底に這いつくばる民衆を押しつぶすかのように、巨大な舞台に乗った最高権力者トゥーランドット姫が、神のように降りてくる。オリエは今回の造形イメージのヒントを得たものとして、ブラジル人写真家セバスチャン・サルガドの、露天掘り金鉱山の写真や、有名な「エッシャーのだまし絵」の階段、退廃的な近未来を描いた映画『ブレードランナー』などを挙げていた。なるほど、その感じ、わかる。この日は初日キャストによるリハーサル。なんといってもトゥーランドット役のイレーネ・テオリンがすごい。舞台の奥寄りで歌っても、オーケストラを突き抜けて聴こえてくる強い声。「現代最高のドラマティック・ソプラノ」の呼び名は伊達ではない。それでいて、カラフとの謎解き勝負に敗れて動揺する様子や、リューの死で変わってゆく内面の心理描写も巧みだ。主要キャスト以外では、ピン、パン、ポンに主役級の歌い手を配しているのも、なんとも贅沢(この日は桝貴志、与儀巧、村上敏明の3人)。実は大変に出番の多いこの重要な道化役を、普段より存在感増量の個性とアンサンブルで楽しませてくれる。また合唱も約90人と大規模で、見た目も声量も圧巻の迫力だった。プロジェクトの総合プロデューサーでもある大野和士が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団が、24年ぶりに来日してピットに入っている。まずは万全のパフォーマンス。実は5月下旬のバルセロナでの定期演奏会に、演奏会形式で《トゥーランドット》をかけて来日に臨んでいるのだ。準備万端。このあたり、大野のマネジメントも冴える。オペラは最後、真実の愛に目覚めたトゥーランドット姫がカラフとの愛を宣言して終わるのだが、演出のオリエはかねてから「男たちを次々に処刑してきた彼女に、ハッピーエンドがあり得るのだろうか」と疑問を投げかけており、今回はちょっと刺激的なエンディングを用意した。音楽が鳴り終わる一瞬まで、舞台から目を離してはいけない。取材・文:宮本明
2019年07月12日オペラの殿堂、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(MET)。その最新オペラ公演を映画館の大スクリーンで楽しむ「METライブビューイング」の2018-19シーズン最終作『カルメル会修道女の対話』が終了した。でも「もっと観たかった」「あの作品を見逃してしまった」と思っている方のために、恒例のMETライブビューイングアンコール上映が今年も開催されることが発表された!上映会場は、昨年にひきつづき、東劇・なんばパークスシネマ、ミッドランドスクエアシネマ(名古屋)、神戸国際松竹の4館。しかも東劇では18-19シーズン全10作と過去の人気演目合わせて32作品を一挙に上映するというのだから楽しみだ。*METライブビューイング、アンコール上映詳細 ●アンコール上映記念のイベントも開催!劇団四季時代から抜群の歌唱力・演技力で活躍し、退団後もミュージカルや舞台をはじめとして、幅広くご活躍中の濱田めぐみが、彼女の代表作として知られる『アイーダ』を題材に、オペラとミュージカルそれぞれの魅力や作品のみどころや、「アイーダ」を演じた際のエピソードなどを語るトークイベントを開催。日時:8月4日(日)14:00~『アイーダ』上映前開場:東劇(地下鉄東銀座駅6番出口徒歩1分TEL:03-3541-2711)登壇者:濱田めぐみ(ミュージカル女優)司会:田中泰(クラシックソムリエ)料金:一般:3,100円、学生:2,100円(税込)座席指定券は東劇窓口・東劇ホームページにて7/1(月)より発売!トーク付き上映も通常上映と同じ価格でお楽しみ頂けます。お得な特別鑑賞券4枚セットもご利用頂けます。※ご購入当日はご利用頂けません。事前にお買い求めください。濱田めぐみプロフィール福岡県出身。1995年劇団四季に入団、『美女と野獣』のヒロイン・ベル役に大抜擢される。『ライオンキング』『アイーダ』『ウィキッド』と初演三作品でヒロインを演じるなど、看板女優として活躍。10年に退団。第40回菊田一夫演劇賞、第66回芸術選奨演劇部門文部科学大臣賞、第24回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。主な出演作/舞台:『レ・ミゼラブル』(ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル演出)、『ラブ・ネバー・ダイ』(サイモン・フィリップス演出)『メタルマクベスdisc1』(いのうえひでのり演出)、『メリー・ポピンズ』(リチャード・エア/マシュー・ボーン演出)他。映画:『美女と野獣』プレミアム吹き替え版。2020年3月に『サンセット大通り』に出演予定。
2019年07月02日“クリスタルガラス界のオートクチュール”と称される「ラリック(LALIQUE)」から、パリのオペラ座とコラボレーションした新作ジュエリーが登場。2019年6月10日(月)に発売される。ラリックとパリ・オペラ座の深い関係性ゴールド、ガラス、クリスタルといった様々な素材を自在に組み合わせ、自然や神話に着想を得た優雅なジュエリーを生み出し続けるラリック。これまで複数回タッグを組んできたパリのオペラ座との関係性は深く、かつてデザイナーのルネ・ラリックが、オペラ座で上演されたオペラや演目のために、舞台用ジュエリーを制作したことから始まるという。ギリシャ神話の悲恋物語を題材につまり時代を超えて実現したこのコラボレーションシリーズは、メゾンの起源への回帰ともいえる特別なもの。今回は、オペラの演目としても有名な、ギリシャ神話の悲恋物語「オルフェとユリディス」を題材にした新作ジュエリー「ユリディス」を展開する。“蛇”をモチーフにモチーフとなるのは、神話の中で、木と森の妖精ユリディスを死に追いやった蛇。官能的な曲線美を描くフォルムには、艶めかしい鱗を表現したブラックとゴールドを組み合わせた。ポイントにあしらったカボションカットのクリスタルは、キラキラとイノセントな輝きを放ち、ブラックと対比的なコントラストを描いている。ラインナップ展開されるのは、ペアで楽しめる全5種類。ブレスレット、ペンダント、ピアス、リング、ピアスがラインナップする。“三匹のツバメ”がモチーフのお守りジュエリーもまた幸運のお守りとしても知られる、メゾンの代表的なモチーフ“ツバメ”を採用した「トロワ イロンデル」も合わせて登場。アール・ヌーヴォーのスタイルをエッセンスに取り入れたジュエリーは、クリスタルの精緻な透かし彫りで再現した3羽のツバメが主役だ。展開されるピアスとネックレスには、その周りを煌めくゴールドで縁どり、エレガントなムードをプラスしている。【詳細】ラリックの新作ジュエリー発売日:2019年6月10日(月)取扱店舗:ラリック 銀座本店、ラリック 伊勢丹新宿店、ラリック 名古屋店、公式オンラインストア価格:■ユリディス・ブレスレット 78,000円+税・ペンダント 50,000円+税・ピアス 68,000円+税・リング 38,000円+税・ピアス 56,000円+税■トロワ イロンデル・ピアス 103,000円+税・ネックレス 117,000円+税
2019年06月13日2019年5月24日(金)、オペラは、“唇から、はじまる”をテーマに、新しい時代の空気感を取り入れた“NEW OPERA”へと進化。このテーマのもと、「リップティント N」「シアーリップカラー RN」のカラーラインナップをリニューアル。また「リップティント N」 の限定色も同時発売します。発売を記念し行われたイベントの様子とともに、気になるラインナップをスウォッチと合わせてご紹介。2019年5月24日(金)、オペラが新しい時代へNEW OPERAテーマ“唇から、はじまる”撮影:GODMake.女性らしさと可愛いさ、おしゃれさもバランス良くまといたい。いつだって「今」を一番、大切にしたいと願う女性たちから絶大なる支持を受け続けているオペラのリップメイク。そんなオペラが2019年5月、「女性の多面的な魅力をひと塗りで表現する」という根幹はそのままに、新しい時代の空気感を取り入れたブランドへ、アップデート。SNSの発達により、他者承認から自己承認を求めるようになったわたしたちが今、求めているのは自由で多様性のあるムード。内に抱える色々な自分を解放し、自己肯定する。そして、自分の多面性のみでなく、他者の多様性をも認める。そんな今欲しい魅力やリアルなリップメイクをひと塗りで表現する、新たなラインナップの誕生です。撮影:GODMake.あなたの素晴らしい毎日は、いつだって“唇から、はじまる”。リップメイク次第で、可能性が広がります。ティントオイルルージュ「リップティント N」全8色/各1,500円(税抜)撮影:GODMake.あざやかな色と、リップクリームのように軽やかなつけ心地。セミマットなツヤと、生まれたてのような唇の質感。唇そのものが色づくようになじむのに、新鮮。さりげないのに、はっとする印象。そんな絶妙なバランスで自分だけの色と質感を表現する「リップティント」が、これまで限定色として発売した2色を新色に迎え、全8色となりリニューアル。大人の女性らしさを意識した新デザインにも注目です。カラー撮影:GODMake.01 レッド02 ピンク03 アプリコット04 オレンジ05 コーラルピンク06 ピンクレッド07 ベイビーピンク(新色)08 バーガンディ(新色)限定色撮影:GODMake.撮影:GODMake.101 ルーセントピンク102 シマリングベージュスティックグロス「シアーリップカラー RN」全10色/各1,200円(税抜)撮影:GODMake.カラーグロスをスティック状に固めた、「シアーリップカラー」。発色するのに薄膜で、限りなく軽いツヤなのに立体感がある、そんな軽やかな「今」の空気感をまとえるこちらは、唯一無二の質感をそのままに、上品さとどこか“可愛い”遊び心を兼ね備えたカラーラインにリニューアル。従来品は黄み寄りのカラーが多かったのに対し、リニューアル後は黄み・青み・ニュートラルなカラーすべてをバランス良くラインナップ。より、どんな方のライフスタイルや好みにもマッチするようになりました。スタイリッシュなデサインになると同時に、容量が1.5倍となったのも嬉しいポイント。カラー撮影:GODMake.01 ピュアレッド02 レッドベージュ(新色)03 ピーチピンク(新色)04 チェリーピンク(新色)05 シマリングピンク(新色)06 ママレード(新色)07 コーラルレッド(新色)08 ベージュピンク(新色)09 モーヴレッド(新色)10 バーガンディ(新色)NEW OPERAでこの夏、新しい私へ唇から、はじめよう撮影:GODMake.キレイな大人でいたい。でもカンペキなんて可愛くないし、がんばりすぎも気分じゃない。そんな女性たちが、無理なく、ほどよく自分らしい魅力を表現できるのが、オペラのリップメイク。さっと塗るだけで今の気分にピタリとはまる。そんな唇からメイクをすれば、この夏、あなたの新たな一面が加速します。
2019年05月25日イギリスを代表するアーティスト、ジュリアン・オピー(Julian Opie)の日本の美術館では11年ぶりとなる大型個展が、7月10日から9月23日まで東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。Julian Opie. Telephone. 2018. Patinated bronze with stone base. Large点と線という最小限の視覚言語によって、生き生きとした人物像や風景を表現する作風で知られているジュリアン・オピー。1980年代よりヨーロッパのアートシーンで頭角を現し、その作品は世界の主要な美術館に所蔵され、現代美術を語るうえで欠かせない、重要なアーティストのひとりだ。作品の素材には、伝統的な絵画や彫刻の素材だけでなく、LED ディスプレイや看板など、私たちがふだん目にする工業製品も含まれ、ありふれた素材から生み出される真新しい視覚表現が人々を魅了。グラフィックデザインやピクトグラムともシンクロするオピーの平面作品は、絵画という枠にとどまらないハイブリッドな魅力に満ち溢れている。また、オピーは日本の浮世絵やアニメのセル画のコレクターとしても知られ、輪郭線を強調した彼の特徴的な作風には、そこからの影響を感じることができる。Julian Opie. Towers. 1. 2018. Auto paint on aluminium. Large日本の美術館では11年ぶりとなる今回の大型個展は、作家自選による絵画、彫刻、映像など、本展で初めて公開される新作を中心に構成し、ジュリアン・オピーの現在を紹介するものとなる。ジュリアン・オピーといえば、輪郭線のはっきりした、目を黒い点で表現しただけの実にシンプルな、それでいてモデルの個性や性格が的確に伝わってくる、1990年代後半から2000年代半ばのポートレイトを思い浮かべるかも知れない。だが近年のオピーは、都市の通りを行き交う人々を表現した絵画や映像、都市のビル群やカラスの立体、田園風景や羊の彫刻、ジョギングする人々など、幅広い作品を制作している。また近作では、以前のような顔だけを描くポートレイトに代わって、人物の全身を側面から表現した作品が多くなっている。はっきりした輪郭線と透明感のある平明な色彩による表現は変わらないが、顔はただ丸く描かれ、単純化、簡略化の傾向が強くなっている。タイトルも同様に、刺青のある男性は《Tattoo》、ヘッドホンをして歩く女性は《Headphone》、携帯電話を手に持って歩く女性は《Phone》と簡素化。表現もタイトルも徹底的に抽象化されることで、世界中どこの都市にもみられる普遍的な人物が表現されているといえる。Julian Opie. Running 1. 2018LEDによって動きを表した《Running 1》と《Running 2》では、表現はさらに単純化されている。画面の中を忙しく走る人物たちはどこか滑稽に見えてくるが、それは慌ただしい現代社会に生きる私たちの姿なのかも知れない。また、会場内にBGMのように聴こえてくる音楽もオピーの作品の一部。平面作品と立体作品に大胆に分けられた会場構成とともに、ジュリアン・オピーの最新の作品世界を存分に楽しむことができる。【展覧会情報】ジュリアン・オピー(Julian Opie)会期:7月10日〜9月23日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、8月4日(全館休館日)料金:一般1,200円(1,000円)、大・高生800円(600円)、中学生以下無料※( )内は15名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料
2019年05月17日「森の中のビアガーデン」が、2019年6月7日(金)から9月21日(土)までの期間、東京プリンスホテルにて開催される。「森の中のビアガーデン」は、芝公園の緑の中で開催されるビアガーデン。都心にいながら開放的な空間で、バーベキューを楽しむことができる。メニューは、和牛や伊勢海老、アワビといった食材を詰め込んだものや国産牛サーロインの焼きしゃぶを楽しめるセットなど、ホテルならではの上質なセットを用意。また、休日限定でランチタイムにも楽しめるバーベキューセットもラインナップ。仕事帰りや、休日に友人みんなで夏の風物詩を楽しんでみては。【詳細】森の中のビアガーデン期間:2019年6月7日(金)~9月21日(土)場所:東京プリンスホテル「ビアレストラン ガーデンアイランド」(前庭)住所:東京都港区芝公園3-3-1時間:・ランチ 12:00~15:00(ラストオーダー 14:30) ※土・休日のみ営業・ディナー 17:30~21:30(ラストオーダー 21:00)席数:600席(屋外480席/屋内120席)メニュー例:・和牛サーロイン&国産牛フィレバーベキューセット 1人10,000円(税込)・ステーキ、焼きしゃぶ&シーフードバーベキューセット 1人8,000円(税込)・バーベキューセット 1人7,000円(税込)・ランチバーベキューセット 1人5,000円(税込)※上記以外にセットメニュー、屋内パーティープラン、ア・ラ・カルトメニューの用意あり※仕入れの状況により、食材・メニューに変更がある場合があり※特定原材料7品目(えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生)による食物アレルギーがある場合、事前に相談【予約・問い合わせ先】TEL:03-3432-1129予約受付時間:10:00~18:00
2019年05月13日オペラ(OPERA)の人気リップ「リップティント N」と「シアーリップカラー RN」が2019年5月24日(金)にリニューアル。リップティント N「リップティント N」は、唇の水分に反応して血色感を引き出すリップティント。唇そのものが色付いたかのような鮮やかな発色を、長時間楽しむことが出来る。リップクリームのような軽やかな着け心地も嬉しいポイントだ。新2色が追加カラーバリエーションは、レッド、ピンク、オレンジなど、従来の定番6色はそのままに、可憐なペールピンク「07 ベイビーピンク」と、ほんのり赤みをいれた、センシュアルなバーガンディ「08 バーガンディ」が追加。この新2色は、2018年に限定色として登場するも即完売した幻のカラーで、今回ファンの要望に応えて定番色として仲間入りする。※「07 ベイビーピンク」:「サクラペタル」の復刻カラー※「08 バーガンディ」:「バーガンディキス」の復刻カラー“プリズム”を纏った限定2色もさらに、リニューアルを記念した第1弾限定色も登場。ほのかな白を感じさせる柔らかなヌードカラーに、透けるプリズムをかけ合わせた新感覚の色付きが特徴だ。「101 ルーセントピンク」は、羽衣のような薄桃色にプリズムの光をのせた大人ピンク。「102 シマリングベージュ」は、プリズムが七色の魅力を映し出す、柔らかでクールなシマーベージュとなっている。シアーリップカラー RN一方、しっかりとした発色と、ツヤめく立体的な口元を同時に叶える「シアーリップカラー RN」は、全10色のうち「01 ピュアレッド」以外の9色を刷新。また容量も1.5倍にアップして登場する。<新色>02 レッドベージュ…ナチュラルな赤み、シックなレディカラー。03 ピーチピンク…桃のようにやわらか、愛されピンク。04 チェリーピンク…ブルーニュアンスがキュンとさせるピンク。05 シマリングピンク…大粒のピンクラメ。06 ママレード…果実を煮詰めたようなメロウなオレンジ。07 コーラルレッド…コーラルのニュアンスを差したフレッシュレッド。08 ベージュピンク…繊細ラメの光る、イイ女のためのベージュ。09 モーヴレッド…青みを差したミステリアスなレッド。10 バーガンディ…ピュアな甘さと色っぽさの同居するカラー。限定イベント開催なお、リニューアル及び限定色の発売を記念した限定イベントが、5月24日(金)に東京・表参道にて開催。全てのカラーラインを試せるコーナーや、イベント限定のスペシャルギフトなどを用意している。(抽選140名限定)【詳細】オペラのリニューアル発売日:2019年5月24日(金)価格:・オペラ リップティント N 全8色 各1,500円+税・オペラ シアーリップカラー RN 全10色 各1,200円+税■限定イベント(抽選140名限定)会場:東京メトロ「表参道」駅徒歩3分開催日:2019年5月24日(金)第1回...12:00~13:00第2回...14:00~15:00第3回...16:00~17:00第4回...18:00~19:00応募方法:応募期間:4月22日(月)12:00~4月24日(水)23:59※時間希望は応募フォームで受付。※会場の詳細は当選メールで連絡。※交通費は各自負担。※当選したイベント参加権利を第三者への譲渡・転売する事は禁止。イベントには当選者本人のみ入場が可能となり、受付にて招待状と身分証明書の提示必要。【問い合わせ先】イミュ株式会社TEL:0120-371367(フリーダイヤル)
2019年04月25日世界から注目を集めるアーティスト、トム・サックス(Tom Sachs)の企画展「トム・サックス ティーセレモニー」が、東京オペラシティアートギャラリーで、4月20日から6月23日まで開催される。《Bonsai》 2016 /《Stupa》 2013 ©Tom SachsCourtesy of Tomio Koyama Galleryニューヨーク在住のトム・サックスは、プラダ(PRADA)のロゴで作られた便器、エルメス(HERMÈS)の包装紙によるマクドナルドのバリューセットなど、「手作り(ハンドメイド)の既製品(レディメイド)」とも評される作品を制作し、世界各地で数多くの展覧会に参加。日本ではハローキティ誕生30周年記念「KittyEX.」に巨大なキティ像を出品して話題になった。ミラノサローネやヴェネチア・ビエンナーレ建築展への出品や、ナイキ(NIKE)とのコラボレーションでも世界中から注目を集める。本展は、独自のまなざしで日本の文化に深いリスペクトを向ける彼が、ティーセレモニー(茶会、茶道)に本格的に取り組む展覧会。外国人の彼の目に真新しく映る、楽しい日本の姿は、私たち日本人が見落としてきた価値観や世界観にあらためて気づかせてくれる貴重な機会となる。【展覧会情報】トム・サックス ティーセレモニー(Tom Sachs: Tea Ceremony)会期:4月20日〜6月23日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)料金:一般1,400円(1,200円)、大・高生1,000円(800円)、中学生以下無料※()内は15名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料、割引の併用および入場料の払い戻しは不可
2019年04月19日世界の注目が日本・東京に集まる2020年4月から9月にかけて開催される東京2020大会の公式文化プログラム「東京2020 NIPPON フェスティバル」の記者会見が4日、都内で行われ、東京2020組織委員会主催の4事業が発表された。キックオフイベントとして歌舞伎俳優の市川海老蔵とオペラ歌手のプラシド・ドミンゴのコラボレーションステージが開催される。このコラボステージは、「大会に向けた祝祭感」をテーマに、キックオフイベントとして2020年4月に開催。東西を代表する無形文化遺産・舞台芸術(歌舞伎とオペラ)の融合による世界初の舞台となり、日本を代表する歌舞伎俳優の市川海老蔵と、オペラ界のマエストロであり世界的アーティストであるプラシド・ドミンゴとのコラボレーションステージが、同プログラムの中心となる。発表会では海老蔵とドミンゴのコメントが紹介され、海老蔵は「以前より、2020年はスポーツの祭典であると同時に、日本の文化を世界に届けることができる大きなチャンスであると考えておりましたので、このような素晴らしい舞台に出演させていただけることを心より光栄に思っています。何よりも、今回は世界的オペラ歌手であるプラシド・ドミンゴ氏と共に、歌舞伎とオペラの融合という新しい作品作りへ挑戦することとなり、身の引き締まる思いでおります」と心境を明かし、「一見まるで異なる歌舞伎とオペラという舞台芸術ですが、歴史的背景やその成り立ちには多くの類似点を有しており、私自身もどのような作品を生み出すことができるのか、大変楽しみにしております。2020年4月の特別な公演、何卒ご期待ください」とメッセージを送った。ドミンゴも「私のこれまでの長い舞台経験が、歌舞伎のパフォーマンスとして新たな実を結ぶ日が来ようとは、私自身、想像もしていませんでした。今回の歌舞伎の新作公演は、東京2020オリンピック・パラリンピック開催を記念する特別な文化イベントであり、そこに出演することは私にとっての誇りであり、また栄誉でもあります」と喜びを表現。「歌舞伎界の若きスター、海老蔵との共演が今から楽しみですし、私は彼から歌舞伎の所作を基礎から学ぶことになるでしょう。私はその文化的背景を含めて、昔から日本のことが好きでした。日本人が芸術や美学との間に築き上げてきた独自のきずなに対して、私は常に賞嘆の思いを禁じ得ませんでした。ですから、一夜かぎりのことであっても、そうした日本文化の一部となることは私にとっての名誉なのです」と日本への思いを明かした。そのほかの3事業は、オリンピック開幕直前期、パラリンピック開幕直前期、2020年5月~7月にそれぞれ開催。オリンピック開幕直前期は、「参加と交流」をテーマに、日本文化を通じてさまざまな人々が交流する場・イベントを創出する。パラリンピック開幕直前期は、「共生社会の実現」をテーマに、障害のある人やLGBTを含めた多様な人々が参画し、街中でさまざまなアートやパフォーマンス活動などを開催。2020年5月~7月にかけては、「東北復興」をテーマに、東北各県や東北絆まつりと連携し、東北各地・東京を舞台とした文化プログラムを展開する。なお、「共生社会の実現」プログラムは小橋賢児氏、「東北復興」プログラムは箭内道彦氏がクリエイティブディレクターを務める。また、「東京2020 NIPPON フェスティバル」のキャッチフレーズも発表され、「Blooming of Culture 文化は、出会いから花開く。」に決定。さまざまな人と人の出会いから生み出される新たな文化と感動を、フェスティバルらしい華やかな言葉で祝祭とともに表現した。会見には、東京2020組織委員会副事務総長の古宮正章氏、東京2020組織委員会文化・教育委員長の青柳正規氏、「東京2020 NIPPON フェスティバル」組織委員会主催事業のクリエイティブディレクターに就任した小橋賢児氏と箭内道彦氏、東京2020オリンピック・パラリンピックの大会エンブレムの制作者で「東京2020 NIPPON フェスティバル」のマークも手掛けた野老朝雄氏が登壇。そして、東京2020組織委員会文化・教育委員会委員であるSHELLYが司会を務めた。
2019年04月04日世界5大歌劇場の1つ、英国ロイヤル・オペラが来日。2019年9月12日(木)から23日(月・祝)の期間、東京文化会館および神奈川県民ホールにて全8公演を上演する。ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、ロンドンの英国ロイヤル・オペラが世界5大歌劇場と称されている。その中でも現在最も勢いがあると言われているのが、今回4年振りの来日を果たす英国ロイヤル・オペラだ。英国ロイヤル・オペラは、他の歌劇場が自国の作曲家の作品に重点を置くのに対し、“演劇の国”の劇場文化に根ざし、イタリア、ドイツ、フランス、ロシアなど、各国の作品をレパートリーとしている点が特徴の歌劇場。現在は、現代最高峰の指揮者と名高い、アントニオ・パッパーノ音楽監督の元、壮大なステージを創り上げている。今回の来日公演で上演される演目は、フランスの作曲家・グノーがドイツの文豪・ゲーテの戯曲をもとに作った代表作「ファウスト」と、歌劇王ヴェルディ晩年の大傑作「オテロ」の2つ。「ファウスト」は、悪魔メフィストフェレスと取引して若さを手に入れた老学者ファウストと、無垢な娘マルグリートとの“ひとときの恋”を描いた悲劇。劇中では、シリアスな場面とコミカルな場面が次々と展開され、老人が一瞬にして若返ったり、メフィストフェレスが悪魔の“本性”を見せる場面はまるでイリュージョンを見ているよう。 ファウスト役には、英国で既に大喝采を浴びているヴィットリオ・グリゴーロが登場する。「オテロ」は、ムーア人の総督オテロとその妻デズデモナ、部下ヤーゴを巡る物語。ステージでは、ヤーゴの陰謀とオテロ自身の精神が徐々に崩壊していく様子が、光と影を用いた装置のなかで描かれていく。英国人演出家のキース・ウォーナーが手掛ける、英国の威信をかけた絶対の自信作は必見だ。【詳細】英国ロイヤル・オペラ来日公演公演期間:2019年9月12日(木)~9月23日(月・祝)会場:東京文化会館および神奈川県民ホール入場料:S席 59,000円、A席 52,000円、B席 45,000円、C席 37,000円、D席 30,000円、E席 27,000円、F席 16,000円、U29シート 8,000円※E席とF席は完売済。<公演スケジュール>■C.F.グノー作曲「ファウスト」(全5幕)・9月12日(木) 18:30 東京文化会館・9月15日(日) 15:00 東京文化会館・9月18日(水) 15:00 東京文化会館・9月22日(日) 15:00 神奈川県民ホール■G.ヴェルディ作曲「オテロ」(全4幕)・9月14日(土) 15:00 神奈川県民ホール・9月16日(月・祝) 15:00 神奈川県民ホール・9月21日(土) 16:30 東京文化会館・9月23日(月・祝) 16:30 東京文化会館<チケット販売情報>■2演目セット券 S~C席 一般発売発売日:3月23日(土)10:00~販売方法:NBS WEB チケット/チケットセンター■単独席 S~D席 NBS WEB チケット先行発売販売期間:3月27日(水)21:00~4月6日(土)18:00販売方法:NBS WEB チケット■単独席 S~D席 一般発売発売日:4月13日(土)10:00~■E、F席 特別受付発売日:3月24日(日)10:00~販売方法:NBS WEB チケット、指定前売り所■U29シート(横浜音祭り2019特別料金)発売日:8月2日(金)20:00~販売方法:NBS WEB チケット※チケットの申し込み、問い合わせはWEBチケットセンター(より可能。※チケットは、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、東京文化会館チケットサービス(東京文化会館公演のみ)、チケットかながわ(神奈川県民ホール公演のみ)、神奈川芸術協会(神奈川県民ホール公演のみ)でも販売。※U29シートは小学1年生から29歳まで対象。座席指定不可。要身分証。※その他詳細は、公式サイトを参照。
2019年04月01日景色を最大限に活かす「不便でもいいから、景色が良くて、その景色と反対側にアプローチがあるところという条件で土地を探し、まさに理想的な土地に出会えました」と話すのは、建築家の阿川宮鳥さん。東京・日野市の高台に位置し、南側には深い森を望む絶好のロケーションである。しかもそこは、阿川さんの事務所があるマンションの隣地。それまで建っていた施設が取り壊され、たまたま売りに出された物件だった。「都心から日野に越してきて、マンションの4階からこの景色を見ていました。こんな環境に家を建てたいと、この界隈の土地が空かないかとずっと狙っていたのです(笑)」。隣が売りに出されたときは即決だったという。この借景が広がった土地を最大限に生かすために、“森の中で暮らす”をテーマに設計をスタート。道路側である北側は最小限の窓にし、景色のよい南側を思いっきり開き、全面に窓を設けた。目の前に広がる森は白樺などの落葉樹が中心。「冬の今はほとんど葉がなく伸びやかなシルエットが楽しめますが、春には葉を付けて新緑が、夏にはたっぷりの緑で木陰を、秋には見事な紅葉と、季節によって全く表情が変わり、楽しみ方もいろいろです。自然の力ってすごいなって感動しますね」。北側から見た外観はシンプルな白い箱。車関係の仕事をする夫の和生(かずなり)さんの希望であった2台分のガレージを手前に配置し、アプローチを長くとることで、住居部分は準防火地域の規制から外れるようにした。国道(手前)から距離を離したことで騒音防止にも。準防火地域を避けたかった理由のひとつが「網の入った防火ガラスがどうしても嫌だったから」。網の入っていないガラスに、窓枠は木製サッシを実現させた。南側から見た外観は、全面に窓を設け、ほぼガラス貼り。森から野良猫たちもやって来て、地域猫としてご近所みんなでかわいがっているそう。斜めに設置した壁阿川さん夫妻と猫3匹が暮らす阿川邸は、お客様を招いたり、仕事のプレゼンをしたりするパブリックスペースと、寝室やバスルームなどのプライベートスペースとに、リビングのグレーの壁によって分かれている。そのグレーの壁は、南に向って斜めに開いて設置されており、リビングから森へ広がる臨場感が楽しめる。また、トップライトを設けた天井はRにカーブし、壁へとつながっている。この丸みにより、やわらかな光が奥まで届く。天井材はレッドシダーにこだわった。部位によって色の異なる木の特性を活かし、細い刻みでランダムに並べ、デザイン性もアップ。「どうしてもこの材を使いたくて、材木屋さんにカットしてもらいました。夜に間接照明を照らすと、この木がいい感じに光るんですよ」。グレーの壁を境に、1階、2階ともに奥がプライベートスペース、手前がパブリックスペース。壁は南(左)に向かって開いている。細めにカットしたレッドシダー材の天井が美しい。トップライトからも十分な光が注ぐ。宙に浮いた片持ち階段もスタイリッシュ。造り付けのテレビ台の下にはCDなどをたっぷり収納できる。音楽が好きで音にもこだわる阿川さんご夫妻。R天井は音響効果もよい。玄関を入って正面にはレッドシダーの壁が。奥がプライベートスペースでシューズクローゼットを設置。手前がリビングへと続く。庭にもフェンスを設置。プライベートスペースに洗濯物を干しても、パブリックスペースからは見えないように配慮。シンクはバーベキューのときに重宝。回遊性で楽しく効率よい生活料理好きという阿川さんは、よく友人や建築家仲間を招いては、イタリアンなど前菜からメニューを考えて振る舞うそう。「景色を楽しみながら料理ができるように、キッチンは南側に向けて設置しました」。キッチンの奥の、プライベートスペースとパブリックスペースの間には家事ゾーンを設けた。冷蔵庫や洗濯機、ワインセラーなどをまとめて置き、どちらのスペースからも行き来できるよう生活動線を考え尽くした造りになっている。また、リビングだけでなくプライベートスペースにも階段を設け、1階も2階も回遊性をもたせた。「例えば、私の友人たちがリビングのあるパブリックスペースに集まっているときに、夫が途中ですーっと抜けて、お風呂に入ったり、寝室で横になったりできるようにしています。プライベートスペースで生活を完結できるようにすることで、それぞれのペースで生活できますからね」。“行き止まりのない家”で、人も猫も心地よく、楽しく暮らしているようだ。ペニンシュラ型のキッチン。料理をしながら最高の眺めが楽しめる。キッチンの奥が家事ゾーン。冷蔵庫や洗濯機が置かれ、バスルーム、寝室へと続く。お客様がお好みのワイングラスを自由に選べるようになっている。ホテルライクなバスルーム。奥が寝室で、扉は最低限しかない。夜はライトアップされた森を見ながら入浴タイムが楽しめる。洗面の鏡は、右にスライドすると収納棚が登場。寝室やバスルームから2階へつなぐプライベートスペースの階段。回遊性があり、便利。生きている自然素材の心地よさ「建築家としてやりたかったこと、好きなことを詰め込んだ家となりました」という阿川さんだが、特に「やってよかった」と思うのが和室を設けたことと言う。「習っている茶道の先生に“和室はあるんでしょ?”と訊かれてはっとしたんです。確かに和室があるといいな、と。玄関上の納戸だったスペースを一段下げ、屋根裏みたいな和室にしたら楽しいなと思って、慌てて図面を書き直しました」。斜めにカーブした天井や収納、細長い障子窓など、大工さん泣かせの要望ではあったが、意欲的に楽しんで対応してくれたという。北欧家具をさりげなく置いたリビングに和のテイストがほんのり加わったことで、さらに味わい深い空間となった。「ささくれようが、隙間が空こうが、生きている自然素材が好きです」という阿川さん。経年変化を楽しみながら、住み続けるほどに愛着がわく家となり、それは阿川さんが提案する住宅のコンセプトでもある。友人の家具作家(アトリエヨクト)にオーダーしたというダイニングテーブルは鉄の脚がポイント。壁には飾り棚を設け、お気に入りの物をディスプレイ。「リビングにギャラリー風のビューポイントを造るのがおすすめです」。手前が、最近注目しているという熊田恵子さんの作品。奥が和生さんの妹で陶芸家の阿川まさ美さんの作品。3畳ほどの和室。低めのR天井、細めの障子窓などこだわりがのぞく。奥(下)には布団を収納。天井のカーブに沿って上部にも収納を設けた。一段下げて和室を設計。手前のタンスは着物を収納。ハンス・J・ウェグナーのイスは座り心地抜群。北欧家具に不思議とマッチする、和室の障子窓(右上)。2階のパブリックスペースからの眺めも素晴らしい。奥は和生さんの書斎。なかなか顔を見せてくれなかった3匹の兄弟猫たち。“広報部長”のコタロウくんがやっと登場してくれた。サスケくんとサクラちゃんは会えずじまい。阿川邸設計コエタロデザインオフィス一級建築士事務所所在地東京都日野市構造木造規模地上2階延床面積160㎡
2019年03月18日「『コードギアス 反逆のルルーシュ』オーケストラコンサート」が、2019年3月22日(金)に東京オペラシティ コンサートホールにて開催される。本公演は、スクリーンに映し出される『コードギアス 反逆のルルーシュ』の印象的な映像を鑑賞しながら、特別に編成された楽団の生演奏が楽しめる1日限りのオーケストラコンサート。演奏曲は計40曲を予定しており、編曲は劇伴作曲家でもある中川幸太郎、CD『コードギアス 反逆のルルーシュ ピアノソロコレクション』を手掛けたタカノユウヤ、ピアニート公爵(森下唯)の3名が担当する。また、シリーズを手掛けた谷口悟朗監督をはじめとする関係者によるゲストトークが開催されるほか、会場限定のオリジナルグッズの販売も予定されている。なお、ルルーシュ、スザク、ナナリー、C.C.の4人が会場の東京オペラシティ・ホワイエに立つキービジュアルは、メインアニメーター・千羽由利子により、本公演のために描き下ろされたものだ。【開催概要】『コードギアス 反逆のルルーシュ』オーケストラコンサート開催日:2019年3月22日(金)会場:東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル時間:・追加公演 開場14:00、開演15:00 ※終演予定17:00・本公演 開場18:00、開演19:00 ※終演予定21:00入場料:・S指定席 12,000円(税込) ※クリアファイル&オリジナルチケット・A指定席 9,500円(税込)・B指定席 7,500円(税込)※未就学児童入場不可指揮:ピアニート公爵演奏:エンペラーズ・オーケストラ -コードギアスコンサートスペシャルバンド・コーラス&オーケストラ-ゲスト出演:谷口悟朗監督 他編曲:中川幸太郎、ピアニート公爵、タカノユウヤ演目:「Previous Notice」「Elegant Force」「Stories」「Nightmare」「Beautiful Emperor」「COLORS」 他計40曲予定 ※変更の可能性ありチケット:発売中(イープラス/チケットぴあ/ローソンチケット/BNチケット)【問い合わせ先】ディスクガレージTEL:050-5533-0888(平日12:00~19:00)
2019年03月04日石田スイの超人気コミックス「東京喰種トーキョーグール」の実写化第2弾『東京喰種トーキョーグール2』(仮)に、本シリーズ初参加の新キャスト、森七菜と木竜麻生の出演が明らかになった。前作に引き続き、金木研役の窪田正孝をはじめ、白石隼也、桜田ひより、鈴木伸之らが続投、加えて月山習役に松田翔太、霧嶋董香役に山本舞香と新キャストも発表されている本作。人気キャラクターを多数抱える原作とあって、実写版のキャスティングにも熱い視線が注がれている中、今作からトーカと同じ学校に通う親友・小坂依子役を森七菜が、ニシキ(白石隼也)の恋人・西野貴未役を木竜麻生が演じることが決定。現在放送中の「3年A組-今から皆さんは、人質です-」に出演、新海誠監督最新作『天気の子』に抜擢された森さんが演じる依子は、親友であるトーカの正体には気づいておらず、学校を休みがちな彼女を心配し、得意な手料理で元気づけようとするキャラクター。「イメージが完成しているキャラクターを演じるのは難しかった」と撮影をふり返りつつ、「すごく楽しかったです。『東京喰種』チームに参加させていただけて幸せでした。私自身完成がとても待ち遠しいです」とコメント。一方、『菊とギロチン』『鈴木家の嘘』に出演し、第31回東京国際映画祭 東京ジェムストーン賞や第92回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞など数々の映画賞を獲得し、その演技力に注目が集まる木竜さんが演じる貴未は、人間であるにも関わらず、喰種の恋人・ニシキを受け入れ献身的に支える役どころ。「彼女を通して、私自身の大切にしたいものを改めて考えさせられたような気がしました。作品に参加することが出来て、嬉しく思います」と参加できた喜びを語っている。『東京喰種トーキョーグール2』(仮)は7月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:東京喰種トーキョーグール2(仮) 2019年7月19日より全国にて公開©石田スイ/集英社©「東京喰種」製作委員会
2019年02月23日6月に上演されるNISSAY OPERA 2019『ヘンゼルとグレーテル』を前に、その関連企画として東京・日生劇場1階ピロティにて、オペラ・オードブル・コンサートvol.8「メルヒェンオペラの世界へようこそ」が開かれた。【チケット情報はこちら】NISSAY OPERAシリーズはニッセイ文化振興財団が「オペラをより多くの方に楽しんでもらいたい!」と、一流の舞台を手頃なチケット料金で上演する企画。今回のコンサートは無料(事前申し込み制)で開かれており、『ヘンゼルとグレーテル』の演出・振付を手掛ける広崎うらん、出演歌手の鵜木絵里、伊藤達人、出演ダンサーの花島令、人徳真央、ピアノ奏者の星和代、そして公演チラシを手掛けた画家・寺門孝之が参加。子供から大人まで客席に座るリラックスした空気のなか、星のピアノ演奏のもと、鵜木や伊藤による歌唱や、花島と人徳によるダンスが披露され、そのパフォーマンスを受けて寺門がライブペインティングを行った。さらに広崎が本公演の見どころや演出のポイント、楽曲の聴き方などを解説するスペシャルな時間が繰り広げられた。鵜木は6月の本公演について、寺門による温かで幻想的なチラシのイラストに触れ、「実際の舞台もこの色彩でこの雰囲気です。(2013年の初演で)初めて衣裳もつけて舞台でお稽古したときは、あまりの美しさに涙が出そうで、歌うのを忘れそうになるくらいでした。みんなが楽しめる、ファンタジー溢れる素敵な『ヘンゼルとグレーテル』だと心から思います」と話した。小・中学生チケットも用意されており、広崎は「子供は本当に面白くないと“面白くない”という反応が返ってきます。その子供の心にどれだけ響くか、大人が観ても楽しめるか、アートとしてこのオペラをお届けできるかというところからこの企画は始まりました。私はこういう活動こそが子供たちの今後になにかを残すのではないかと思っているので、このサポートが続いていけばいいなと思います。“子供たちに夢を見せる瞬間”を届ける機会に携わることができることに感謝します」と語った。ニッセイ文化振興財団は中・高校生に向けオペラやバレエへの無料招待公演も展開しており、昨年度のオペラ公演では約1万7千人を招待した。今後も同じ関連企画として4月13日(土)に西洋音楽史の岡田暁生と指揮者の角田鋼亮による音楽レクチャー「オペラとメルヒェン」、4月29日(月・祝)に小澤昔ばなし研究所所長・小澤俊夫によるドラマトゥルクレクチャー「グリム童話 - メルヒェンの深層 -」も開催予定。どちらも無料(事前申し込み制)なので、本公演への準備はもちろん、オペラへの最初の一歩としてもぜひ参加してみて。NISSAY OPERA 2019『ヘンゼルとグレーテル』は6月15日(土)・16日(日)に日生劇場にて上演。チケットは現在発売中。取材・文:中川實穗
2019年02月21日兵庫県立芸術文化センターの佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2019 ミュージカル『オン・ザ・タウン』の製作発表記者会見が、2月7日、大阪市内で行われた。『オン・ザ・タウン』は『ウェスト・サイド・ストーリー』などの作品で知られ、2018年に生誕100年を迎えたアメリカの作曲家・指揮者レナード・バーンスタインが、1944年に発表した彼のミュージカル第1作。24時間の休暇を許されて大都会ニューヨークへ上陸した3人の水兵の恋と冒険を、陽気な歌とダンス、そしてほろ苦い別れを散りばめて描き出したブロードウェイの黄金期を彩る作品のひとつである。佐渡プロデュースオペラが本格的なミュージカルの上演に取り組むのは今回が初めて。兵庫公演に続いて東京公演も行う。佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ ミュージカル『オン・ザ・タウン』チケット情報演出、装置・衣裳デザインを担当するのは英国を代表する演出家アントニー・マクドナルド。佐渡プロデュースオペラには2007年の『魔笛』、2016年の『夏の夜の夢』に続く登場である。舞台上にニューヨークの地図を配し、1940年代の絵葉書のようなパネルを背景に大都会の華やかさを再現するという。キャストは昨年夏と秋にロンドンでオーディションにより選出され、英国ロイヤル・オペラなどで活躍の幅を広げるチャールズ・ライスを筆頭に第一級の歌手、ダンサーが顔を揃える。元英国ロイヤル・バレエのプリンシパル、アシュリー・ペイジによる振り付けも見逃せない。記者会見に登場した佐渡裕は、「今年は僕の師であるバーンスタインの傑作をお届けします。この『オン・ザ・タウン』は当時26歳だったバーンスタインの才能が溢れんばかりの作品です。彼はこの作品で作曲家としての大きな成功を収めました。指揮者としてのバーンスタインは多くの人々の記憶に残り、また『ウェスト・サイド・ストーリー』の作曲家としてのバーンスタインというのも繰り返し語られて来ましたが、それ以外のバーンスタイン、非常に多才なメロディメーカーであった彼の存在は今後ますます大きくなっていくだろうし、そうした彼の姿が最初に現れたこの作品を今年は紹介したいと思いました。これまでさまざまな形で上演されて来ましたが、英語歌唱、フルオーケストラでの上演は日本国内では初めてです。この歴史的なプロダクトを持って兵庫、そして東京の皆さまにお会いできることをうれしく思います」と語った。公演は7月12日(金)より、兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールで全8回、7月25日(木)より、東京文化会館大ホールにて全4回を行う。チケット一般発売は2月24日(日)10:00より。取材・文:逢坂聖也
2019年02月19日アディクション(ADDICTION)の2019年夏コスメコレクション「カルメン ローズ(CARMEN ROSE)」が、2019年4月5日(金)より発売される。オペラ「カルメン」から生まれた“ローズ”色コスメアディクション2019年夏は、オペラ「椿姫」に着想した19年春コレクションにつづき、オペラ「カルメン(CARMEN)」からインスピレーションを得た。野生的なラテンの女性をイメージし、ヘルシーでセクシーな女性像を作り上げる。目玉となるのは、これまでにないほどのバリエーションで展開される「ローズ」カラー。「ザ アイシャドウ」「ザ ネイルポリッシュ」それぞれからニュアンス違いで様々な「ローズ」カラーが登場する。また、「ザ アイシャドウ」「ザ ネイルポリッシュ」の展開カラーは連動しているので、目元・指先を同じトーンで揃えて楽しむのもOKだ。「ザ アイシャドウ」「ザ アイシャドウ」には、挿入曲「ハバネラ」をイメージしたダークレッドやプリマドンナがまとうブライトピンクなど、オペラ「カルメン」にまつわるカラーを用意。ローズカラーは、ピンクパール入りのヴィンテージローズなど、ニュアンスカラーになって登場する。また、ウォームトーンと相性のよい、バーントブラウン、スモーキーパープル、モザイクベージュもラインナップ。パール入りのきらめく質感で、目元にツヤを与えてくれる。「ザ ネイルポリッシュ」「ザ ネイルポリッシュ」からも、オペラ「カルメン」にインスパイアされたダークレッド、ブライトピンクが限定色として発売される。注目色のローズは、ディープなカルメンローズ、枯れた花びらをイメージしたヴィンテージローズとニュアンス違いで登場。どちらもビビットな発色が楽しめるクリアタイプなので、指先を鮮やかなカラーで染め上げてくれる。「ザ ブラッシュ」また、オペラ「カルメン」の主人公をイメージし、褐色肌に仕上げる「ザ ブラッシュ」の限定色も展開される。シルバーパールを含んだ「ロマンティックブロンズ」、赤みのある「ダスティローズ」、どちらも灼けた素肌の美しさを際立たせるヘルシーな色合いだ。リップメイクリップメイクからは、ぷるんとした口元に仕上げる「リップグロス ピュア」、繊細な発色を楽しめる「リップスティック ピュア」、シアーに色付く「リップスティック シアー」それぞれからローズカラーが登場。「リップグロス ピュア」は、ローズのグラデーションカラーになっていて、パール入りのシルバーローズ、情熱的なバーニングピンク、ちらちらとラメが輝くメタリックゴールドの3色がラインナップする。【詳細】アディクション2019年夏コスメコレクション「カルメン ローズ」発売日:2019年4月5日(金)・アディクションザ アイシャドウ 限定12色 各2,000円+税・アディクションザ ネイルポリッシュ 新1色/限定11色 各1,800円+税・アディクションザ ブラッシュ 限定2色 各2,800円+税・アディクションリップグロス ピュア 限定3色 各2,500円+税・アディクションリップスティック ピュア 新1色/限定1色 各2,800円+税・アディクションリップスティック シアー 限定1色 2,800円+税【問い合わせ先】ADDICTION BEAUTYTEL:0120-586-683
2019年02月11日