ナイキ(NIKE)50年のスニーカー史を振り返る企画展示「スニーカー博物館(SNEAKER MUSEUM)」が、2022年6月30日(木)までの予定で、阪急メンズ東京8階「ギンザ スニーカー ヒルズ」にて開催される。"ナイキ ダンク"の歴代モデルを展示ナイキを代表する人気スニーカーのオリジナルモデルから復刻モデルまでを一挙に集めた企画展「スニーカー博物館」。第5弾となる今回は、ナイキのバスケットボールシューズとして誕生した「ナイキ ダンク(NIKE DUNK)」に焦点を当て、希少な歴代モデルを展示する。会場には、全米大学バスケットボールチームに合わせ、計7色でリリースされた「オリジナル」をはじめ、「SB」と呼ばれるナイキ ダンクをベースにしたスケートボード専用モデル、様々な都市とコラボレーションした“ご当地モデル”、ブランドとコラボレーションした限定モデルなどが一堂に集結する。なお、「スニーカー博物館」では、スニーカーのモデルや歴史に詳しい”キュレーター”たちが厳選したアイテムを中心に展示。ぜひ会場に足を運び、ナイキ ダンクの歴史に触れてみてはいかがだろうか。【詳細】「スニーカー博物館(SNEAKER MUSEUM)」開催期間:2022年6月10日(金) ~6月30日(木)(予定)場所:阪急メンズ東京 8階「ギンザ スニーカー ヒルズ」スニーカー博物館
2022年06月18日国立能楽堂7月特別企画公演『賀茂物狂』が2022年7月28日(木)・30日(土)に国立能楽堂(東京都渋谷区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて6月15日(水)10:00より発売開始です。カンフェティにて6月15日(水)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 《月間特集狂乱の系譜》◎能を再発見するおはなし :天野 文雄(京都芸術大学舞台芸術研究センター特別教授)復曲『賀茂物狂』 (かもものぐるい):観世 清和*字幕あり(日本語・英語)◎能を再発見する作品の魅力を新たな視点で捉えなおす「再発見する」シリーズ。今回は、現行諸流では後場のみが上演されている「賀茂物狂」を前場を復曲してお届けします。賀茂物狂東国へ行ったまま戻らない夫への想いを断ち切ろうと妻は上賀茂社を訪れますが、賀茂の神職は「逢瀬を祈るべし」との神勅を渡します。やがて帰洛した夫は妻が行方知れずとなったことを嘆きつつ、祭礼で賑わう上賀茂社へと赴きます。するとそこには物狂となった妻の姿がありました。公演概要7月特別企画公演『賀茂物狂』公演期間:2022年7月28日(木)・30日(土)午後1時開演(午後4時頃終演予定)会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■チケット料金正面:6,800円脇正面:5,700円(学生4,000円)中正面:4,700円(学生3,300円)(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月18日国立演芸場「国立演芸場 令和4年7月上席公演」が2022年7月2日 (土) ~2022年7月10日 (日)に国立演芸場(東京都千代田区隼町4-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 7月上席「落語芸術協会真打昇進披露公演」2日(土)落語春風亭昇羊落語春風亭昇々音曲桂 小すみ落語桂 米助―仲入り―真打昇進披露口上落語雷門小助六落語春風亭柳好曲芸鏡味味千代落語春風亭昇也3日(日)落語瀧川鯉丸落語柳亭小痴楽音曲桂 小すみ落語桂 文治―仲入り―真打昇進披露口上落語雷門小助六落語瀧川鯉昇曲芸鏡味 正二郎落語春風亭柳若 改メ 春風亭柳雀4日(月)落語春風亭昇吾落語桂 宮治音曲桂 小すみ落語三遊亭笑遊―仲入り―真打昇進披露口上落語桂 小南落語春風亭昇太曲芸鏡味味千代落語春風亭昇也5日(火)落語瀧川鯉津落語桂 伸衛門音曲桂 小すみ落語桂 小文治―仲入り―真打昇進披露口上落語桂 米福落語瀧川鯉昇曲芸鏡味 正二郎落語春風亭柳若 改メ 春風亭柳雀6日(水)落語春風亭昇羊落語笑福亭羽光奇術北見伸&スティファニー落語春風亭昇太―仲入り―真打昇進披露口上落語三笑亭夢丸落語三遊亭遊雀曲芸鏡味味千代落語春風亭昇也7日(木)落語瀧川鯉白落語瀧川鯉八奇術北見伸&スティファニー落語柳家蝠丸―仲入り―真打昇進披露口上落語三遊亭遊雀落語瀧川鯉昇曲芸鏡味味千代落語春風亭柳若 改メ 春風亭柳雀8日(金)落語春風亭昇吾落語三遊亭小笑奇術北見伸&スティファニー落語三遊亭遊吉―仲入り―真打昇進披露口上浪曲玉川太福落語桂 小文治曲芸鏡味味千代落語春風亭昇也9日(土)落語瀧川鯉三郎講談神田伯山奇術北見伸&スティファニー落語立川談幸―仲入り―真打昇進披露口上落語瀧川鯉朝落語瀧川鯉昇曲芸鏡味味千代落語春風亭柳若 改メ 春風亭柳雀10日(日)落語瀧川鯉舟落語昔昔亭 A 太郎奇術北見伸&スティファニー落語春風亭柳橋―仲入り―真打昇進披露口上落語春風亭昇也落語瀧川鯉昇曲芸鏡味味千代落語春風亭柳若 改メ 春風亭柳雀※番組・出演者に一部変更があることがございます。予めご了承ください。なお、最新の情報は備考欄記載の国立劇場チケットセンターへお問い合わせください。開催概要『国立演芸場 令和4年7月上席公演』開催期間:2022年7月2日 (土) ~2022年7月10日 (日)会場:国立演芸場(東京都千代田区隼町4-1)開場予定:12時15分前座:12時45分開演:午後1時(午後4時頃終演予定)■チケット料金全席指定:2,200円(学生:1,500円)シルバー(満65歳~)=1,600円※要年齢証明(全席指定・税込)【カンフェティ限定】220円割引!全席指定:2,200円→ 1,980円!(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月15日たばこと塩の博物館では、2022年5月28日(土)から7月3日(日)まで、「パッケージで時間旅行 記念・観光たばこの世界」展を開催します。日本では、かつて、国や地方の様々な行事や催しなどにちなんだ記念たばこや、全国各地の観光地やお祭りなどを紹介した観光たばこが販売されていました。記念たばこは、記念行事などの際にパッケージに特別なデザインを施して、期間限定で販売されたたばこです。1915年(大正4)の大正天皇即位式を記念して発売された「八千代」が始まりで、特別な銘柄として発売されることもあれば、一般販売銘柄のデザインを記念用に変えて発売されることもありました。いずれのデザインも、著名な画家やデザイナーが多く手がけました。国家行事や博覧会、インフラ整備に関わるもの、オリンピックや国民体育大会などのスポーツ大会、市政制度周年記念など、様々な記念たばこが発売されましたが、1993年度をもって終了しました。一方、観光たばこは、全国各地の観光地やお祭りを一般販売銘柄にデザインして販売していたたばこです。何かの記念に際してその時だけ発売される記念たばことは異なり、比較的同じ題材でデザインを少しずつ変えながら毎年販売され、1967年度から1993年度まで続きました。記念・観光たばこのパッケージは、その時代に起こった出来事や、日本の様々な風景を見せてくれます。本展では会場を埋め尽くすパッケージを中心に、関連ポスターや時代を示す写真などの展示も合わせ、時間旅行をお楽しみいただきます。Photo.09 皇太子ご成婚記念(記念たばこ)1959年皇太子ご成婚記念 1959年 デザイン:川端龍子Photo.13 富士箱根伊豆国立公園(観光たばこ)1967年富士箱根伊豆国立公園(表) 1967年富士箱根伊豆国立公園(裏) 1967年■開催概要名称 : 「パッケージで時間旅行 記念・観光たばこの世界」ヨミ : パッケージデジカンリョコウ キネンカンコウタバコノセカイ会期 : 2022年5月28日(土)~7月3日(日)会場 : たばこと塩の博物館 2階特別展示室主催 : たばこと塩の博物館所在地 : 東京都墨田区横川 1-16-3(とうきょうスカイツリー駅から徒歩8分)電話 : 03-3622-8801FAX : 03-3622-8807URL : 入館料 : 大人・大学生:100円/満65歳以上の方(要証明書):50円/小・中・高校生:50円開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)休館日 : 月曜日■展示の構成と作品紹介パッケージに見る日本の歩み1(戦前)記念たばこは、大正天皇が即位式を挙げた1915年(大正4)に発売された御大典記念たばこ「八千代」以降、第一次世界大戦終熄記念たばこ「ピース」(1920年)、昭和天皇御大典記念たばこ「昭和」「グローリー」(1928年)など、大きな出来事の際に、特別な銘柄として発売されました。1930年代になると、全国各地で開催された博覧会や、大蔵省専売局が主催した「たばこ博覧会」にちなんで、ゴールデンバットや光などの一般販売銘柄のパッケージに特別なデザインをした記念たばこが発売されるようになりました。1937年(昭和12)に日中戦争が始まると、記念たばこも陸軍特別演習や凱旋記念といった時局を反映したものになっていき、1940年(昭和15)の「紀元二千六百年記念たばこ」を最後に、戦争が終わるまで中断しました。記念たばこのデザインは、著名な画家、デザイナーやイラストレーターなどが多く手がけているのも見どころです。Photo.01 「八千代」ポスター 1915年 Photo.02 御大典記念「八千代」 1915年 Photo.03 第一次世界大戦終熄記念「ピース」 1920年 Photo.04 御大典記念「グローリー」1928年 デザイン:岡田三郎助*昭和天皇の即位を記念して発売された。 Photo.05 たばこ展覧会(京都)記念 1935年 デザイン:堂本印象*「たばこ展覧会」は、大蔵省専売局が収集した浮世絵や喫煙具などの展示と刻みたばこの製造実演を行なったもので、1933年から始まった。それまでの記念たばこは、新しい銘柄を発売するものだったが、たばこ博覧会以降は一般銘柄のパッケージデザインを変更したものが発売されるようになった。 Photo.06 紀元二千六百年記念 1940年 デザイン:田中冨吉*神武天皇即位紀元2600年を記念して発売された。 ■パッケージに見る日本の歩み2(戦後)戦後、復興の兆しがみられるようになると、全国各地で、都市の復興を記念した行事や博覧会が行われるようになりました。それらの行事に合わせて、記念たばこも1948年(昭和23)から復活し、年ごとにその数は増えていきました。1950年代後半から1960年代にかけての高度成長期には、建造物の竣工、通信や交通の開通をはじめとしたインフラ整備、国際見本市やオリンピックなどの開催が続き、それらに合わせた記念たばこが発売されました。その後も記念たばこは、万国博覧会や地方博覧会、国民体育大会の開催、市政施行周年記念事業にあたって数多く発売されましたが、1993年度をもって廃止されました。Photo.07 復興大博覧会記念 1948年 デザイン:毎日新聞社*毎日新聞社主催で戦後最初の本格的な博覧会が大阪で開催された。戦争中は中断していた記念たばこだったが、これを機に復活した。 Photo.08 新潟県産業博覧会記念 1950年 デザイン:田中冨吉*戦後復興の促進と地域の産業復興を目指して開催された博覧会を記念したもの。 Photo.09 皇太子ご成婚記念 1959年 デザイン:川端龍子*皇太子明仁親王と正田美智子さん(現上皇と上皇后)の結婚を記念して発売された。 Photo.10 東京オリンピック記念 1964年 デザイン:板橋義夫*五輪カラーに合わせた5色で、全競技20種目をデザインした「ピース」をセットにして発売された記念たばこ。 Photo.11 東海道新幹線開通記念 1964年 デザイン:福原保 ■観光たばこ観光たばこは、1967年度から1993年度まで、全国各地の観光地やお祭りを一般銘柄にデザインし、その地域を中心に販売していたものです。観光たばこが作られるようになったのは、当時、観光旅行が盛んになったことや地方における税収確保のためといった背景があります。観光たばこは毎年作られ、四季折々の有名観光地やお祭りなどを紹介してきました。発売当初はイラストレーションが用いられましたが、1970年頃からはカラー写真が使われるようになり、パッケージを開くと絵はがきのようにも見えることから、旅行のお土産やコレクションアイテムとしても人気となりました。Photo.12/Photo.13 富士箱根伊豆国立公園(表)(裏) 1967年 Photo.14 偕楽園梅まつり 1967年 Photo.15 南房総国定公園 1967年 Photo.16 阿波踊り 1967年*観光たばこのデザインは、当初、記念たばこのデザインを踏襲して制作され、イラストレーションでその土地の特色を表した。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月24日特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」が、東京・上野の国立科学博物館にて2022年7月16日(土)から10月10日(月・祝)まで開催される。化石ハンターたちの探検を辿る特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」は、化石ハンターとして世界的に有名なロイ・チャップマン・アンドリュースや、彼の偉業を追いかけた名だたる化石ハンターたちの探検を紹介する展覧会。世界的な化石ハンター、ロイ・チャップマン・アンドリュースロイ・チャップマン・アンドリュースは、1922年に大規模な調査隊を編成してゴビ砂漠への探検を開始。アンドリュースが発掘した、恐竜や哺乳類の貴重な化石の数々は古生物学上の大発見とされ、その功績は後世の化石ハンターたちに多大な影響を与えてきた。会場では、アンドリュースがゴビ砂漠で発見した恐竜や哺乳類の研究成果を、標本や映像とともに紹介。恐竜の卵化石や、史上最大の陸生哺乳類「パラケラテリウム」、史上最大の陸生肉食哺乳類「アンドリューサルクス」などの複製標本の展示を通して、アンドリュースの探検を辿っていく。大型獣「チベットサケイ」全身骨格復元標本を世界初公開また、世界初公開となる大型獣「チベットケサイ」の全身骨格復元標本や生体復元モデルの展示にも注目。「チベットケサイ」の全身骨格復元標本は、アンドリュースから大きな影響を受けた古生物学者たちの研究により明らかになった、「アウト・オブ・チベット」説を導き出す証拠となった貴重な資料だ。「アウト・オブ・チベット」説は、氷河時代における哺乳類の進化に関する説。「アウト・オブ・チベット」説では、「チベットケサイ」をはじめ、「チベットユキヒョウ」、「プロトオービス」などの哺乳類が、北極圏よりも先に寒冷環境となったチベット高原で寒冷気候に適応してから各地に放散したとされている。【詳細】ロイ・チャップマン・アンドリュースの中央アジア探検100周年記念特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」会期:2022年7月16日(土)~10月10日(月・祝)※会期等は変更になる場合あり。会場:国立科学博物館住所:東京都台東区上野公園7-20開館時間:9:00~17:00 ※入場は閉館時刻の30分前まで休館日:9月5日(月)、12日(月)、20日(火)、26日(月)入場料:一般・大学生 2,000円、小中高生 600円※入場方法等の詳細は決定次第、公式サイト等にて告知。※諸事情により、開館時間や休館日等は変更となる場合あり。最新情報は公式サイト等で確認。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年05月22日ナイキ(NIKE)50年のスニーカー史を振り返る企画展示「スニーカー博物館(SNEAKER MUSEUM)」が、2022年5月20日(金)から6月9日(木)まで、阪急メンズ東京8階「ギンザ スニーカー ヒルズ」にて開催される。「スニーカー博物館」第4弾、"エアジョーダン1"にフォーカス「スニーカー博物館」は、ナイキスニーカーのオリジナルモデルから復刻モデルに至るまでを一堂に集めた企画展。第4弾となる今回は、1984年の発売以降、多くのファンを魅了するバスケットボールシューズ「エアジョーダン1」にフォーカス。オリジナルから復刻モデルまで展示され、「エアジョーダン1」の歴史を感じることができる。また、ナイキの人気スニーカー"エア マックス"をデザインする投票型イベントにて、「トーキョー メイズ」を発表し、1位を獲得したデザイナー・宅万勇太をはじめ、様々なスニーカーのモデルや歴史背景に詳しいキューレーター陣がセレクトしたスニーカーも展開。オリジナルのクオリティや、ディテールなどを実際に目にすることができる貴重な機会となっているため、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。【詳細】「スニーカー博物館(SNEAKER MUSEUM)」開催期間:2022年5月20日(金)~6月9日(木)場所:阪急メンズ東京 8階「ギンザ スニーカー ヒルズ」スニーカー博物館
2022年05月21日国立能楽堂主催、『第28回青翔会(能楽研修発表会)』が2022年6月14日(火)に国立能楽堂(東京都渋⾕区千駄ヶ⾕4-18-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて5月16日(月)19:00より発売開始です。カンフェティにて5月16日(月)19:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 青翔会は、国立能楽堂(三役)研修生をはじめとする若手能楽師の技能研鑽のための公演です。次代を担う若手能楽師たちが、日頃の稽古の成果をご披露するため、懸命に舞台を勤めます。皆様のあたたかいご声援をお待ち申し上げております。【番組】舞囃子『花月』(かげつ) 狩野 祐一(喜多流)舞囃子 『胡蝶』(こちょう) 武田 祥照(観世流)舞囃子 『巴』(ともえ) 柏崎 真由子(金春流)狂言 『茶壺』(ちゃつぼ) 野村 万之丞(和泉流)能 『春日龍神』(かすがりゅうじん) 今井 基(宝生流)*字幕表示はございません公演概要『第28回青翔会(能楽研修発表会)』公演日時:2022年6月14日(火)12:00開場/13:00開演会場:国立能楽堂(東京都渋⾕区千駄ヶ⾕4-18-1)■チケット料金正面:1800円脇正面:1200円(学生800円)中正面:900円(学生600円)(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月17日国立能楽堂主催6月公演、「6月定例公演鎌腹・兼平」など4公演が国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて下記の通り上演されます。6月定例公演『鎌腹・兼平』2022年6月8日 (水)12:00開場/13:00開演6月普及公演『船渡聟・養老』2022年6月11日(土)12:00開場/13:00開演6月定例公演『長光・梅枝』2022年6月17日(金)16:30開場/17:30開演6月特別公演『曙・羅生門・東北・呼声・土蜘蛛』2022年6月30日(木)17:00開場/18:00開演チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 <国立能楽堂令和四年六月公演>6月定例公演鎌腹・兼平 6月普及公演船渡聟・養老 6月定例公演長光・梅枝 6月特別公演曙・羅生門・東北・呼声・土蜘蛛 6月定例公演鎌腹・兼平公演日時:2022年6月8日 (水)12:00開場/13:00開演狂言『鎌腹』 (かまばら)野村 万作(和泉流)能『兼平』 (かねひら)髙橋 忍(金春流)*字幕あり(日本語・英語)【鎌腹】日頃の怠け癖を妻にこっぴどく責め立てられた太郎は、妻に打ち殺されるよりはと自ら鎌で腹を切って死のうとしますが…。【兼平】近江粟津の合戦で主君・木曽義仲の戦死を知った今井兼平は、太刀をくわえ馬から真っ逆様に落ち果てます。兼平の壮絶な奮闘ぶりを描く修羅能です。■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)6月普及公演船渡聟・養老公演日時:2022年6月11日(土)12:00開場/13:00開演解説・能楽あんない 「長寿と関わる能」表きよし(国士舘大学教授)狂言『船渡聟』 (ふなわたしむこ)茂山 宗彦(大蔵流)能『養老』 (ようろう)金森 秀祥(宝生流)*字幕あり(日本語・英語)【船渡聟】聟入りの日、酒を持って船に乗った聟は酒好きの船頭と一緒に酒を飲んでしまいます。空っぽになった酒樽を持って舅の家にやって来た聟は…。【養老】不思議な水が湧くという美濃の養老の滝を勅使が訪れます。地元の父子が勅使に滝水の霊力を語ると、山神が現れ天下泰平を祝福します。■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)6月定例公演長光・梅枝公演日時:2022年6月17日(金)16:30開場/17:30開演狂言『長光』 (ながみつ)三宅 近成(和泉流)能『梅枝』 (うめがえ)香川 靖嗣(喜多流)*字幕あり(日本語・英語)【長光】長光作の名刀を持つ田舎者と、それを横取りしようとするすっぱ。目代の前で真の所有者を証明することになりますが…。【梅枝】楽人同士の役争いの末に殺された夫を想い、妻の霊が夫の形見の装束を身にまとい切々と舞を舞います。雅楽の太鼓を模した作リ物も美しい夢幻能です。■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)6月特別公演曙・羅生門・東北・呼声・土蜘蛛公演日時:2022年6月30日(木)17:00開場/18:00開演◎祈りのかたち一調『曙』(あけぼの) 金春 安明・大倉 源次郎脇仕舞『羅生門』(らしょうもん) 宝生 欣哉(下掛宝生流)舞囃子『東北』(とうぼく) 金剛 永謹(金剛流)狂言『呼声』(よびこえ)山本東次郎(大蔵流)能『土蜘蛛』(つちぐも) 入違之伝・白頭・眷属出之伝・ササガニ (いれちがいのでん・はくとう・けんぞくだしのでん・ささがに)観世銕之丞 ・ 梅若 実コト桜雪(観世流)*字幕あり(日本語・英語)「祈りのかたち」昨年三月に三日間にわたり皇居外苑で開催された特別公演「祈りのかたち」のうち、荒天のため中止となった二日目の演目を中心にお届けします。【呼声】無断で旅に出た太郎冠者の元を訪ねた主人は、居留守を決め込む太郎冠者を呼び出そうと…。平家節や小歌節など、狂言の謡の持つ魅力を味わえる作品です。【土蜘蛛】病に伏せる源頼光を襲った謎の僧の正体は土蜘蛛の精でした。蜘蛛の糸が舞台一面に広がり、激しい戦いが繰り広げられます。今回は土蜘蛛の眷属が登場する新演出でご覧いただきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月17日スペシャルゲストとしてTEAM SHACHI(チームシャチ)の秋本帆華さんも登場!リアル脱出ゲームを企画運営する株式会社SCRAP(所在地:東京都渋谷区、代表者:加藤隆生)は、2022年5月12日(木)から始まるリアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』の開催を記念したオープニングセレモニーを行いました。【『東京国立博物館からの脱出』特設サイト 】『東京国立博物館からの脱出』セレモニーリアル脱出ゲームは、謎を解き明かすことである特定の空間や状況からの脱出を目指す、体験型ゲーム・イベントです。『東京国立博物館からの脱出』では、プレイヤーが探偵事務所に入所したばかりの新人探偵となって、不思議な出来事の解明に挑みます。その舞台となるのが、日本で最も長い歴史を持つ博物館である東京国立博物館です。謎を解くための鍵となるのは、東京国立博物館で展示されている作品の「声」。プレイヤーは作品の声を聞くことができる本公演専用の調査アプリを使い、不思議な出来事の真相解明を目指します。本イベントは東京国立博物館創立150年記念事業の一環として企画、制作されました。東京国立博物館の館内でリアル脱出ゲームが開催されるのは、本作が初めてとなります。東京国立博物館内今回そのイベントの開催を記念して、開幕前日である5月11日(水)に、東京国立博物館の本館、その象徴である荘厳な大階段と大時計の前で、関係者とスペシャルゲストによるオープニングセレモニーを開催いたしました。東京国立博物館長 銭谷 眞美(ぜにやまさみ)氏まず最初に登壇したのは、東京国立博物館長 銭谷 眞美(ぜにやまさみ)氏。「東京国立博物館創立150年のテーマは、『新しい一歩を、あなたと』。このイベントはまさに『新しい一歩』となるイベントとなるでしょう。このイベント開催を通じて、20代、30代の若い方のご来館が増えることを期待しています。このイベントでは、東京国立博物館の創立にまつわるストーリーが展開します。作品たちのおしゃべりに耳を傾けながら、博物館の魅力を存分に味わってください。」株式会社SCRAP代表取締役 加藤 隆生(かとうたかお)続いてはリアル脱出ゲームの生みの親、株式会社SCRAP代表取締役 加藤 隆生(かとうたかお)の登壇。「この東京国立博物館さんとの企画が持ち上がった時、『国』(国立)という言葉の重みに戦慄しました。この歴史ある場所でイベントを行うことの大変さを感じましたが、そのうえで一緒にイベントを作ることの面白さもありました。とても素晴らしい作品が出来たと思っています。ただ見るだけで楽しいこの場所で、さらに楽しいイベントを行います。自分が動かなければ物語は動きません。150年間の歴史があるこの場所だからこそ、この場所でしかできない体験をお楽しみください」両名による挨拶が終わった後、このオープニングセレモニーにふさわしいスペシャルゲストが登場しました。左:東京国立博物館公式キャラクター「トーハクくん」右:TEAM SHACHI 秋本 帆華(あきもとほのか)氏本イベントで使用する専用アプリのボイスキャストを務める、秋本 帆華(あきもとほのか)氏と、東京国立博物館公式キャラクターの「トーハクくん」です。秋本氏がトーハクくんの手をひき、ゆっくり大階段の中央へ移動。秋本氏による挨拶も行われました。TEAM SHACHI 秋本 帆華(あきもとほのか)氏「私は今回ボイスキャストとして、探偵事務所の助手、赤坂役として出演しています。皆さんと一緒に謎を解くのを楽しみにしています!ただ訪れるだけでもワクワクする東京国立博物館で、展示作品が喋るということでこんなにワクワクすることは無いと思います。一人で黙々と謎を解いたり、友人や家族、恋人と協力して脱出を目指すのも楽しいと思います。極上の謎と物語が、東京国立博物館で皆さんを待っています。みなさんぜひ楽しんでください!」スペシャルゲストによる挨拶の後には、銭谷 眞美氏、秋本 帆華氏、加藤 隆生、トーハクくんのフォトセッション。のんびりと愛らしいポーズを決めるトーハクくんと、その姿を見て笑顔を零す和やかな雰囲気の3名の姿を、集まったメディアやイベント関係者、東京国立博物館の来場者のカメラが収め、オープニングセレモニーは幕を閉じました。リアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』セレモニー5月12日(木)より始まった『東京国立博物館からの脱出』。謎解きキットと専用アプリを使いながら、館内を周遊して謎を解く形式で、時間制限/人数制限がないため、謎解き初心者の方にもオススメのリアル脱出ゲームです。1人のんびり東京国立博物館の美しい建物や庭園、展示作品を眺めながら。友人や家族との休日のレクリエーションとして。「東京国立博物館の作品に聞き込みしながら真実へ辿り着く」という、ここでしかできない体験をどうぞごお楽しみください。『東京国立博物館からの脱出』公演概要リアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』メインビジュアル横型■ストーリー2022年に創立150年を迎えた東京国立博物館。あなたはそんな博物館の近くの小さな探偵事務所に入所したばかりの新人。ある日、事務所に一本の電話が鳴り響く。「トーハクの創設の起源となった博覧会関係者の1人が集合写真から消えてしまったんです! そして、不思議なことにその人物のことを誰一人として思い出せないんです! どうか、この奇妙な出来事を解明してくれないでしょうか?」依頼人は博物館の職員。手がかりの少ない依頼内容に頭を抱えていたあなたに探偵事務所の所長がある助言をする。「人に聞くことができないなら、〝作品〟から話を聞けばいいんだ」人々を見守り続けてきた仏像。美しいルビーで彩られた双子のザクロの置物。古代エジプトからやってきた沈黙するミイラ。あなたは調査アプリを駆使し、博物館に展示されている作品たちへ聞き込みに向かう。果たして、博物館で起こった謎の出来事の真実にたどり着くことができるのか?■開催日程2022年5月12日(木)〜■プレイ形式制限時間:なし参加人数:制限なし開始タイミング:随時スタート場所:屋内※東京国立博物館の建物間の移動のため、一部屋外に出るシーンがございます。■謎解きキット情報販売価格:2,200円(税込)※前売り、学生一律金額※別途東京国立博物館入館料が必要補足情報■「リアル脱出ゲーム」とは2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」です。そのフォーマットをそのままに現実世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されています。07年に初開催して以降、現在までで累計940万人以上を動員しています。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントです。リアル脱出ゲーム公式サイト: リアル脱出ゲームTwitterアカウント: ※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。■「東京国立博物館」とは東京国立博物館(トーハク)は、明治5年(1872)に湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会から始まる、日本で最も長い歴史をもつ博物館です。日本を中心にした東洋のさまざまな国や文化の美術作品、歴史資料、考古遺物などを集めて大切に保管しています。収蔵品は約12万件におよび、総合文化展と呼ばれる常設展示では約3,000件を常時公開しています。教科書でみた名品の本物を見られる博物館です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月13日日時:2022年5月11日(水)10時受付開始リアル脱出ゲームを企画運営する株式会社SCRAPは、2022年5月12日(木)より東京国立博物館にて初開催となるリアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』を開催いたします。そこで開催に先駆け、公演開始前日である5月11日(水)に、開催を記念したセレモニーと、皆さまに先行してご体験いただける機会を設けさせていただきました。東京国立博物館からの脱出リアル脱出ゲームは、閉じ込められたある特定の空間から、仲間と協力して謎を解き明かすことで脱出を目指す体験型ゲーム・イベントです。今回舞台となるのは、日本で最も長い歴史を持つ博物館である東京国立博物館。東京国立博物館創立150年記念事業の一環として開催され、プレイヤーは東京国立博物館を歩きながら、会場に仕掛けられた謎を解き明かすことを目指します。館内でリアル脱出ゲームが開催されるのは本作が初めてとなります。本作は、謎解きキットと専用アプリを使いながら、館内を周遊して謎を解く形式のリアル脱出ゲーム。時間制限/人数制限がないため、謎解き初心者の方にもオススメです。『東京国立博物館からの脱出』では、プレイヤーは探偵事務所に入所したばかりの新人として、博物館で起きた奇妙な出来事の解明に挑みます。事件を紐解くためのキーになるのは、東京国立博物館で展示されている”作品の声”。作品の声を聞くことができる調査アプリを使い物語を進行します。「東京国立博物館の作品に聞き込みしながら真実へ辿り着く」という、ここでしかできない体験にどうぞご期待ください。当日会場では、『東京国立博物館からの脱出』の開催を記念した関係者の挨拶や、東京国立博物館のキャラクターである「トーハクくん」も登場するフォトセッションなどのセレモニーを開催。また、その場で実際に公演にご参加いただける先行体験会も行います。ご参加いただける場合は、お手数ですが下記のフォームよりご応募くださいませ。5月10日(火)12:00 までにご連絡いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。▼セレモニー&先行体験会お申込みフォーム ※当日のご案内を5月10日(火)23:59までにご指定のアドレスにお送りします。▼『東京国立博物館からの脱出』特設サイト プレイイメージプレイイメージ開催記念セレモニー&先行体験会概要■受付時間先行体験会開催日:2022年5月11日(水)<スケジュール>10:00受付開始(東京国立博物館正門特別受付)11:10本館エントランス集合11:15セレモニー開始11:25フォトセッション11:30セレモニー終了※セレモニーでは、『東京国立博物館からの脱出』の開催を記念した関係者の挨拶や、東京国立博物館のキャラクターである「トーハクくん」も登場するフォトセッションなどを予定しております。※セレモニー終了後、ご希望の方には実際に『東京国立博物館からの脱出』をご体験頂けます。体験は30分ごとに随時受付となり、各回最大20名様までのご案内となります。■先行体験会会場会場:東京国立博物館所在地:東京都台東区上野公園13-9アクセス:JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車徒歩10分東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車徒歩15分京成電鉄京成上野駅下車徒歩15分公演概要■ストーリー2022年に創立150年を迎えた東京国立博物館。あなたはそんな博物館の近くの小さな探偵事務所に入所したばかりの新人。ある日、事務所に一本の電話が鳴り響く。「トーハクの創設の起源となった博覧会関係者の1人が集合写真から消えてしまったんです! そして、不思議なことにその人物のことを誰一人として思い出せないんです! どうか、この奇妙な出来事を解明してくれないでしょうか?」依頼人は博物館の職員。手がかりの少ない依頼内容に頭を抱えていたあなたに探偵事務所の所長がある助言をする。「人に聞くことができないなら、〝作品〟から話を聞けばいいんだ」人々を見守り続けてきた仏像。美しいルビーで彩られた双子のザクロの置物。古代エジプトからやってきた沈黙するミイラ。あなたは調査アプリを駆使し、博物館に展示されている作品たちへ聞き込みに向かう。果たして、博物館で起こった謎の出来事の真実にたどり着くことができるのか?■開催日程2022年5月12日(木)〜■プレイ形式制限時間:なし参加人数:制限なし開始タイミング:随時スタート場所:屋内※東京国立博物館の建物間の移動のため、一部外に出るシーンがございます。■謎解きキット情報販売価格:2,200円(税込)※前売り、学生一律金額※別途東京国立博物館入館料が必要補足情報■「リアル脱出ゲーム」とは2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」です。そのフォーマットをそのままに現実世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されています。07年に初開催して以降、現在までで累計820万人以上を動員しています。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントです。リアル脱出ゲーム公式サイト: リアル脱出ゲームTwitterアカウント: ※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。■「東京国立博物館」とは東京国立博物館(トーハク)は、明治5年(1872)に湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会から始まる、日本で最も長い歴史をもつ博物館です。日本を中心にした東洋のさまざまな国や文化の美術作品、歴史資料、考古遺物などを集めて大切に保管しています。収蔵品は約12万件におよび、総合文化展と呼ばれる常設展示では約3,000件を常時公開しています。教科書でみた名品の本物を見られる博物館です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月06日『スコットランド国立美術館THE GREATS美の巨匠たち』が東京都美術館(台東区)で開催中だ。1859年に開館したスコットランド国立美術館は、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する。本展は、そのコレクションの中から、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、ブーシェ、スーラ、ルノワールなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示。そのほか、ゲインズバラ、レノルズ、ブレイク、コンスタブル、ターナー、ミレイといったイングランド出身の画家に加え、日本ではなかなか見ることのできないレイバーン、ラムジー、ウィルキー、ダイスなどスコットランド出身の代表的な画家たちの名品も。油彩画・水彩画・素描約90点を通じ、西洋美術の流れとともに、ヨーロッパ大陸と英国との文化交流から、英国美術がはぐくまれた様子を紹介している。展示構成は、スコットランド国立美術館の建物や館内の様子を描いた作品を紹介する「プロローグ」から始まり、アンドレア・デル・ヴェロッキオ(帰属)《幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)》やエル・グレコ《祝福するキリスト(「世界の救い主」)》などが並ぶ「ルネサンス」、ディエゴ・ベラスケス《卵を料理する老婆》、レンブラント・ファン・レイン《ベッドの中の女性》といった「バロック」と続く。英国のコレクターたちが美術品の購入や文化的教養を深めるために大規模なヨーロッパ旅行をした「グランド・ツアーの時代」では、フランソワ・ブーシェの晩年の作である《田園の情景》やジョシュア・レノルズ《ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち》などが見られる。「19世紀の開拓者たち」では、フランシス・グラント《アン・エミリー・ソフィア・グラント(“デイジー”・グラント)、ウィリアム・マーカム夫人(1836-1880)》、クロード・モネ《エプト川沿いのポプラ並木》などを紹介。「エピローグ」では、フレデリック・エドウィン・チャーチ《アメリカ側から見たナイアガラの滝》という圧巻の作品で締め括られる。本展は7月3日(日)まで(休室日は月曜日)。開室時間は午前9時30分〜午後5時30分※金曜日は午前9時30分~午後8時(入室は閉室の30分前まで)。展示室の混雑を避けるため、日時指定予約制。一般1900円、大学生・専門学校生1300円、65歳以上1400円。天海祐希がナビゲーターを務める音声ガイドとのセット券は2400円(5月8日入場分までの期間限定)。なお、7月16日(土)〜9月25日(日)は神戸市立博物館、10月4日(火)〜11月20日(日)は北九州市立美術館 本館でも開催される予定だ。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年05月06日サントリー美術館で『大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―』が4月16日(土)よりスタートした。世界屈指の質とされる大英博物館の北斎コレクションを中心に、葛飾北斎の、特に還暦を迎えた60歳から90歳で亡くなるまでの30年間に焦点を当てる注目の展覧会。6月12日(日)までの開催となる。江戸時代後期を代表する浮世絵師、そして世界でもっとも有名な日本人芸術家、葛飾北斎。「冨嶽三十六景」や『北斎漫画』の強いインパクトは国境を越えてヨーロッパの人々も魅了し、印象派やポスト印象派の画家たちに大きな影響を与えた。イギリスでも北斎の魅力に惹き付けられた多くのコレクターや研究者が誕生。大英博物館には複数のコレクターによる北斎の優品が収蔵されるようになり、時を経て世界有数の北斎コレクションが形成された。この展覧会は、その大英博物館が所蔵する北斎作品を中心に、国内の肉筆画の名品をあわせて北斎の画業の変遷を追っていくもの。特に代表作の多くが描かれている60歳から90歳にかけての北斎の作品を紹介していく。展覧会エントランス展覧会は6章構成。第1章の「画壇への登場から還暦」では60歳までの北斎の画業をコンパクトにまとめている。勝川春章に入門し「春朗」と名乗っていた北斎は役者絵で頭角を表していたものの、師の没後は勝川派から離れ「宗理」の名前で活動を開始。琳派に接近しつつ、日本や中国、さらにはヨーロッパの技法を学び、精力的な活動を行っていた。その後、今日最も知られている「北斎」を筆頭に名前を変えながら独自の芸術を追求していく。《市川鰕蔵の山賤実は文覚上人》は、春朗時代の作品。後の五代目市川團十郎となる市川鰕蔵が演じていた文覚上人を描いている。文覚上人は、現在の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では四代目市川猿之助が演じている。葛飾北斎《市川鰕蔵の山賤実は文覚上人》寛政3年(1791)大英博物館《為朝図》は、版元の平林庄五郎が、北斎と曲亭馬琴とのタッグで制作した読本『椿説弓張月』の完成を祝って注文した肉筆画。画中に馬琴が漢詩を寄せている。葛飾北斎《為朝図》一幅江戸時代文化8年(1811)大英博物館第2章「富士と大波」では、北斎の世界的な代表作「冨嶽三十六景」など、北斎が富士山をモチーフにした作品を取り上げる。当時、輸入されたばかりの藍色の色料「ベロ藍(プルシアンブルー)」を用いた「冨嶽三十六景」や、版本『富嶽百景』など、北斎は富士山の姿をさまざまな構図で描き、日本はもちろんのこと、海の向こうの人々までをも熱狂させている。展示風景よりまた、富士山と同じく北斎は水の造形に興味・関心を持ち、丹念に描いている。《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》の波のうねり、しぶきはその研究のあらわれのひとつだ。葛飾北斎《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》江戸時代天保元~4年(1830~33)頃大英博物館蔵第3章「目に見える世界」、続く第4章「想像の世界」は、では、北斎の卓越した描写力と想像力に着目する。北斎はたぐい稀なる画力で、名所絵や花鳥画を描き、やがては現実を凌駕した世界も描き出すようになる。奇抜な橋が多数登場する《諸國名橋奇覧》は北斎が好んで描いた水、そして橋がさまざまな形で登場する。《百物語》は当時江戸の町でブームになっていた怪談をテーマにしたシリーズ。現在展示されている2作品を含め5作品が確認されている。葛飾北斎《諸國名橋奇覧 三河の八つ橋の古圖》天保5年(1834)頃大英博物館蔵葛飾北斎 左:《百物語 こはだ小平二》右:《百物語 笑ひはんにや》天保4年(1833)頃 いずれも大英博物館蔵第5章「北斎の周辺」は、葛飾北斎を取り巻く人々にも焦点を当てる。《女重宝記》は北斎の娘で絵師の葛飾応為が挿絵を描いた、女性に日常的に必要となる知識ををまとめた本。そして《漁師図》は、北斎と応為との共作。画中には北斎と応為のそれぞれが書いた句が書かれている。葛飾応為《女重宝記》 弘化4年(1847) 大英博物館蔵葛飾北斎《漁師図》 文政年間(1818~30)頃 大英博物館蔵最晩年の北斎は肉筆画に制作の中心を移していった。最終章となる第6章「神の領域―肉筆画の名品―」では、肉筆画の名品を取り上げる。80代にしてなお画力の向上を願い、長生きを願った北斎の探究心が作品から垣間見える。葛飾北斎《白拍子図》 文化3年(1820)頃北斎館所蔵※5月16日までの展示葛飾北斎《肉筆画帖》天保5~7年(1834~36)頃 北斎館蔵※5月16日まで展示、5月18日より場面替年齢を重ねれば重ねるほど、画力が研ぎ澄まされていった葛飾北斎。日本でこれだけの良質な作品をまとめて鑑賞できるこの機会を逃さず、しっかりと楽しもう。【開催情報】『大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―』4月16日(土)~6月12日(日)、サントリー美術館にて開催取材・文:浦島茂世
2022年05月02日特別展「毒」が、東京・上野の国立科学博物館にて2022年11月1日(火)から2023年2月19日(日)まで開催される。「毒」がテーマの展覧会、国立科学博物館で初開催特別展「毒」は、国立科学博物館にとって初となる「毒」をテーマにした展覧会だ。この世界のあらゆるところに存在する毒を、各研究部門のスペシャリスト9名が徹底的に分析し、様々な「毒」世界を探求。「毒」は基本的に生体に対して害を与える物質として理解されているが、「毒」には多面的な要素があり、薬効を持つものもある。例えば人体に有用なものでも、摂りすぎると毒になることがあったり、アレルギー反応に見られるように、感受性の高低によっても毒性は異なっている。自然界のあらゆるところに存在し、様々な一面を持つ「毒」を動物学、植物学、地学、人類学、理工学と多角的な視点から掘り下げ、国立科学博物館ならではの貴重な標本資料などを用いて解説。総展示数はおよそ250点と、見応えのある展示になっている。有毒生物の巨大模型や標本例えば、身を守るため、捕食のために用いられる有毒生物の「毒」のシステム・仕組みは、巨大模型や、剥製などの標本を使って説明。有毒な植物や毒虫、有毒爬虫類、有毒両生類などを一気に紹介していく。見所は、迫力いっぱいの“巨大模型”。ハブは実物の約30倍、オオスズメバチは約40倍、イラガは約100倍、セイヨウイラクサは約70倍サイズの巨大模型が会場に登場する。菌類による「毒」や人工「毒」もさらに、様々な中毒症状を引き起こす毒きのこをはじめとする、菌類による「毒」、鉱物など生物以外のものに含まれる自然界の「毒」、クジラの体内から見つかったマイクロプラスチックなどの、歴史の中で人間が作り出した“人工毒”と、様々な「毒」に迫っていく。「毒」と進化&「毒」と人間の関係また、「毒」のある生物への擬態や、「毒」に耐える性質の獲得、「毒」を利用した種子の散布など、「毒」と生物の進化の関係、「毒」に起因する多様性についても紐解く。例えばコアラが食べるユーカリにはタンニンやテルペン、青酸配糖体、フェノール化合物などの毒性をもつ化学物質が多く含まれているため、コアラは毒に対抗する様々な機能が発達している。肝臓の酵素で解毒を行う他、ユーカリの葉の毒性を味・匂いで選別し、より毒性の少ない葉を選び取ることができると考えられている。さらに、古代から「毒」を武器や薬として使用してきた人間との関係も紹介。「毒」と人間の歴史を辿りつつ、科学の進歩による「毒」の解明、そしてその利用などの「毒」の研究も紹介していく。【詳細】特別展「毒」会期:2022年11月1日(火)~2023年2月19日(日)会場:国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室住所:東京都台東区上野公園7-20開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日、12月28日(水)~1月1日(日・祝)、1月10日(火)※ただし1月2日(月・休)、 9日(月・祝)、2月13日(月)は開館※会期等は変更になる場合あり。※入場方法等の詳細は公式サイトを確認。■チケット〈要日時指定予約〉入場料:一般・大学生 2,000円、小・中・高校生 600円チケット発売:公式チケットサイト(ART PASS)、美術展ナビチケットアプリ、各種プレイガイド※未就学児は無料。※障害者手帳を持参した本人とその介護者1名は無料。※時間ごとに入場定員あり。入場者は公式サイトより日時指定予約が必要。※当日、博物館で販売する当日券での入場枠もあり。ただし、入場待ちとなる場合や、入場枠が完売となる場合あり。※学生料金で入場の際には学生証の提示が必要。※本展を観覧した人は、同日に限り常設展(地球館・日本館)も観覧可能。ただし、常設展示の開館時間内に限る。また、日時指定日の指定時刻の前に常設展示を観覧することはできない。※チケットのキャンセル・券種変更・払い戻し・再発行は不可。再入場は不可。※会場内の混雑等により、入場待ちとなる場合あり。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年04月17日『東京混声合唱団×新国立劇場合唱団Dream Concert』が2022年7月31日(日)に東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売予定です。カンフェティにてチケット発売! 公式ホームページ 日本を代表するプロ合唱団である東京混声合唱団と、新国立劇場のオペラ公演をはじめ数々の舞台でその歌声を響かせる新国立劇場合唱団との合同コンサート。各合唱団の持ち味を存分に生かした単独ステージと、この2団体だからこその豪華な合同ステージをお楽しみください。【演奏曲目】R.ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より信長貴富:『呼び交わす言葉たち』~無伴奏混声合唱のための2つのエチュード~ より信長貴富:混声合唱とピアノのための『くちびるに歌を』(2台ピアノ版初演)三善晃:『唱歌の四季』他東京混声合唱団1956年に創設された日本を代表するプロ合唱団。コンサートの開催を演奏活動の中心に置き、広範な分野の合唱作品の開拓と普及に取り組んでいる。東京、大阪での定期演奏会を核とし、海外公演を含む年間の活動は150回を数える。レパートリーは、創立以来行っている作曲委嘱活動で生まれた250曲を超える作品群をはじめ、内外の古典から現代作品までと全合唱分野を網羅している。サントリー音楽賞、中島健蔵音楽賞、文化庁芸術祭大賞などを受賞。新国立劇場合唱団新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997年10月に開場した。新国立劇場合唱団も年間を通じて行われる数多くのオペラ公演の核を担う合唱団として活動を開始。メンバーは100名を超え、新国立劇場で上演されるシーズン公演の出演に加え、2007年からは劇場外からの出演依頼の声に応えて外部公演への出演を開始した。個々のメンバーは高水準の歌唱力と演技力を有しており、合唱団としての優れたアンサンブル能力と豊かな声量は、公演ごとに共演する出演者、指揮者、演出家・スタッフはもとより、国内外のメディアからも高い評価を得ている。公演概要『東京混声合唱団×新国立劇場合唱団 Dream Concert』公演日:2022年7月31日(日)14:00開場/15:00開演会場:東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル(東京都新宿区西新宿3-20-2)■出演者東京混声合唱団 / 新国立劇場合唱団指揮: キハラ良尚、三澤洋史ピアノ: 鈴木慎崇、津田裕也■スタッフ主催: 一般財団法人合唱音楽振興会 / 共催: 公益財団法人東京オペラシティ文化財団 / 協力: 公益財団法人新国立劇場運営財団 / 協賛: マイカホールディングス株式会社、STUDIO MOTIF、株式会社SEソリューションズ■チケット料金S席:4,500円A席:3,500円B席:2,000円(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月15日芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田純)は、ウクライナの協定校キーウ国立工科大学(Igor Sikorsky Kyiv Polytechnic Institute)に対し、緊急人道支援の寄付活動に続き、同大学で学ぶ希望者全員へオンラインによるライブ授業の提供を行うことを決定しました。連日ニュース等で報じられている通り、ウクライナでは戦争被害が拡大しています。本学は2022年度前期に英語による開講科目(250科目以上)を同大学学生に公開し、希望者全員にオンライン(ライブ)授業の提供を行います。また、履修要件を満たした学生には単位認定を行います。戦禍の影響を受けた同大学学生が、大学在籍期間を無駄にすることなく卒業することへの一助となることが期待されます。2022年4月14日現在、同大学より7名の学生が希望しており、今後更に増えることが予想されます。<既報>キーウ国立工科大学への緊急人道支援(寄付のお願い)【Webサイトからの募金について】 【募金箱設置場所】豊洲キャンパス:教室棟2階エスカレーター付近大宮キャンパス:2号館学生課窓口芝浦キャンパス:7階学事・学生課窓口【受付期間】2022年4月7日~2022年5月31日ご協力いただいた寄付金につきましては、「芝浦工業大学 学生・教職員 有志一同」として、同基金へ責任をもって送金いたします。<既報>キーウ国立工科大学への緊急人道支援(寄付のお願い)■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月15日国立能楽堂主催5月公演、「5月定例公演 秀句傘・夕顔」など4公演が国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて下記の通り上演されます。5月定例公演 『秀句傘・夕顔』2022年5月11日 (水)12:00開場/13:00開演5月普及公演 『富士松・小袖曽我』2022年5月14日 (土)12:00開場/13:00開演5月定例公演 『右流左止・須磨源氏』2022年5月20日 (金)16:30開場/17:30開演5月特別公演 『俊成忠度・宗論・綾鼓』2022年5月28日 (土)12:00開場/13:00開演チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 <国立能楽堂令和四年五月公演>5月定例公演 秀句傘・夕顔 5月普及公演 富士松・小袖曽我 5月定例公演 右流左止・須磨源氏 5月特別公演 俊成忠度・宗論・綾鼓 5月定例公演 秀句傘・夕顔公演日時:2022年5月11日 (水)12:00開場/13:00開演狂言『秀句傘』(しゅうくがらかさ):大藏吉次郎(大蔵流)大名は秀句(しゃれ)を教えてもらうために男を雇いますが、男の言う秀句を全く理解できず…。<休憩20分>能『夕顔』(ゆうがお) 山端之出 (やまのはので):粟谷 明生(喜多流)僧が京の五条辺りで出会った女性は光源氏に愛された夕顔の霊でした。『源氏物語』に取材した作品で、儚くも清らかな物語が繰り広げられます。*字幕あり(日本語・英語)■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)5月普及公演 富士松・小袖曽我公演日時:2022年5月14日 (土)12:00開場/13:00開演解説・能楽あんない兄弟の絆・母の愛:坂井 孝一(創価大学教授)狂言『富士松』(ふじまつ):野村萬(和泉流)太郎冠者は主人に内緒で富士詣へ。その土産の松をめぐって、二人の連歌合戦が始まります。<休憩20分>能『小袖曽我』(こそでそが):上野朝義(観世流)曽我十郎・五郎兄弟は父の敵討ちを前に母の元を訪れます。五郎は勘当の身でしたが、十郎のとりなしで許され、連れ立って颯爽と門出の舞を舞い、決意を胸に富士の裾野に向かいます。*字幕あり(日本語・英語)■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)5月定例公演 右流左止・須磨源氏公演日時:2022年5月20日 (金)16:30開場/17:30開演狂言『右流左止』(うるさし):井上松次郎(和泉流)西国の塩飽藤蔵は都へ上る途中、明石の浦の茶屋に立ち寄ります。思わぬことから茶屋の女と「うるさし」という言葉をめぐり風雅な言葉争いが始まり…。<休憩20分>能『須磨源氏』(すまげんじ)窕(くつろぎ):関根知孝(観世流)光源氏が詫び住まいした須磨の浦。日向の神官・藤原興範がその旧跡を訪ねると光源氏の霊が現れ、月澄みわたる海原を背景に夜遊の舞を舞います。光源氏をシテとする唯一の能です。*字幕あり(日本語・英語)■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)5月特別公演 俊成忠度・宗論・綾鼓公演日時:2022年5月28日 (土)12:00開場/13:00開演能『俊成忠度』(しゅんぜいただのり):観世喜正(観世流)自作の歌を朝敵ゆえに「詠み人知らず」とされた平忠度。死後もその妄執は消えず、歌集の選者・藤原俊成の前に忠度は現れますが、そこでも修羅道の責めに襲われ苦患の様を語ります。狂言『宗論』(しゅうろん):茂山千五郎(大蔵流)浄土僧と法華僧の二人が宗旨を争い、経文や説教をもじった愉快な論が飛び出します。白熱した応酬の最後は…。<休憩20分>能『綾鼓』(あやのつづみ):金井雄資(宝生流)高貴な女御に恋をした庭掃きの老人は、鼓を鳴らせば逢えると聞いて試みます。しかしそれは綾絹を張った鳴らない鼓でした。老人は女御を恨み入水、怨霊となって現れます。*字幕あり(日本語・英語)■チケット料金正面:7,800円脇正面:6,300円(学生4,400円)中正面:4,900円(学生3,400円)(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月15日国立科学博物館(東京・上野公園)は、 2022年11月1日(火)から2023年2月19日(日)まで、「毒」をテーマにした特別展を開催いたします。人間を含む生物に害を与える物質「毒」。本展では動物、植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する「毒」について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学と多角的な視点から、各研究部門のスペシャリスト9名が徹底的に掘り下げ、国立科学博物館ならではの貴重な標本資料を用いて解説します。また「毒」と共に進化してきた生物の歴史や、古代より毒を、時には武器として、時には薬として使用してきた人間と毒との関係も紹介。様々な「毒」世界を探求することにより私たち人間のこれからの未来も考えていく特別展です。国立科学博物館 特別展「毒」どうぞご期待ください。【展示構成】(予定)■第一章 イントロダクション私たちの身近な生活の中や、自然界には様々な「毒」が存在します。「毒」っていったいなんだ?展覧会はそんな「毒」の概念から始まり、様々な「毒」を紹介しながらそれが人間を含む生物にどのように作用するのかを見ていきます。■第二章 毒の博物館第二章では私たちの周りにある様々な「毒」と、「毒」を持った生物を紹介します。私たちと同じ地球上に生きる「生物の毒」(動物・植物・菌類)はそれぞれ目的があって存在します。狩り(捕食)のために使用する「毒」、自分を守るために存在する「毒」、様々な有毒生物の「毒」のシステムと仕組みを、はく製などの標本を見ながら説明していきます。また、生物以外にも鉱物など無生物に含まれる「自然界の毒」や、歴史の中で人間が作り出した「人工毒」にも迫ります。■第三章 毒と進化毒の存在は、生物の進化の要因ともなってきました。「毒」のある生物への擬態や、「毒」に耐える性質の獲得、「毒」を利用した種子の散布などです。第三章では「毒」が招いた多様性と進化の例を紹介し、「毒」と生物の進化の関係を考えていきます。■第四章 毒と人間狩猟や戦、処刑や兵器、また「毒」を研究することにより薬を生み出すなど、私たち人間はこれまで様々な形で「毒」と付き合い、操ってきました。第四章では「毒と人間」をテーマに、私たち人間は「毒」の歴史を探求します。また、科学の進歩による「毒」の解明、その利用など最先端の「毒」の研究も紹介します。■終章現在、私たち人間の活動が新たな「毒」を生み出しています。これからの未来に向け私たちが地球規模で今考えなくてはならないこと、向き合っていくべきこととはなんでしょうか。私たち人間のこれからの未来も考えていきます。【監修者】*細矢 剛(植物研究部長)*中江 雅典(動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究主幹)*吉川 夏彦(動物研究部 脊椎動物研究グループ 研究員)*井手 竜也(動物研究部 陸生無脊椎動物研究グループ 研究員)*田中 伸幸(植物研究部 陸上植物研究グループ長)*保坂 健太郎(植物研究部 菌類・藻類研究グループ 研究主幹)*堤 之恭(地学研究部 鉱物科学研究グループ 研究主幹)*坂上 和弘(人類研究部 人類史研究グループ長)*林 峻(理工学研究部 理化学グループ 研究員)※上記構成は変更の可能性があります。<開催概要>【展覧会名】国立科学博物館 特別展「毒」【会 期】2022年11月1日(火)~2023年2月19日(日)※会期は変更になる場合がございます。※開館時間や休館日、入場料、入場方法等は決定次第、公式サイトでお知らせします。【会 場】国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室【主 催】国立科学博物館・読売新聞社・フジテレビジョン【お問い合わせ】050-5541-8600(ハローダイヤル)・03-5814-9898(FAX)【公式サイト】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月14日芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田純)は、協定校のキーウ国立工科大学(Igor Sikorsky Kyiv Polytechnic Institute)に対し緊急人道支援を行います。本学の協定校 「キーウ国立工科大学」への緊急人道支援(寄付のお願い)連日ニュース等で報道がなされている通り、2022年2月24日のロシアによる軍事侵攻の開始により、ウクライナでは戦争被害が拡大しています。そうした中、本学の協定校の一つであるキーウ国立工科大学においても多大な影響を受けており、学生を始め教職員やその家族が危機的な状況下に置かれています。学生や教職員の家族1,000人余りが同大学のキャンパスを避難場所として生活をしており、The Special Response Staffという組織が結成され、大学の活動維持、人々の安全の確保、食料・医療の確保など、あらゆる困難をサポートしています。また、同大学ではこの組織運営を支援するための基金(The KPI Support Foundation)を設立して寄付を呼び掛けており、本学に対しても支援の依頼がまいりました。そこで同大学の協定校の一つとして芝浦工業大学も支援を行うべく、皆様にも寄付ご協力の案内をさせていただきます。ご賛同いただける方は、本学Webサイトをご確認ください。また、各キャンパスにも募金箱を設置しております。外貨での寄付も受け付けます。■キーウ国立工科大学への緊急人道支援 詳細【Webサイトからの募金について】 Webサイトからの募金について【募金箱設置場所】豊洲キャンパス:教室棟2階エスカレーター付近/大宮キャンパス:2号館学生課窓口/芝浦キャンパス:7階学事・学生課窓口【受付期間】2022年4月7日~2022年5月31日ご協力いただいた寄付金につきましては、「芝浦工業大学 学生・教職員 有志一同」として、同基金へ責任をもって送金いたします。■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月12日ナイキ(NIKE)50年のスニーカー史を振り返る企画展示「スニーカー博物館(SNEAKER MUSEUM)」が、2022年4月8日(金)から4月28日(木)までの期間、阪急メンズ東京8階「GINZA SNEAKER HILLS」にて開催される。ナイキ50年のスニーカー史を振り返る「スニーカー博物館」第2弾多くのファンを魅了し続けるナイキスニーカーの貴重なオリジナルモデルから復刻モデルまでを一挙に展示する、阪急メンズ東京の人気企画「スニーカー博物館」。その第2弾となる今回は、70年〜80年代に焦点を当て、当時多くリリースされたカラフルなモデルを中心に展示する。70年〜80年代のカラフルなモデルに焦点会場には、カラフルなモデルの代表格である「ワッフルトレーナー」を筆頭にしたワッフルシリーズ、鮮やかなフラワーパターンのアロハシリーズ、多色使いのSMU(Special Make Up=特定のアスリートに向けて作られたモデル)のランニングシューズなどが一堂に集結。ビビッドカラーや蛍光色を採用したモデルは市販モデルにも多く存在したが、選手の好みで作られたSMUモデルのカラーバリエーションは、その全容が把握出来ないほど多彩。オリジナルのクオリティ、ディテールを実際に目に焼き付けながら、時代の息吹を感じて欲しい。スマホをかざして詳細表示「スニーカーガイド」なお、展示品には、RFIDやブロックチェーンなどのテクノロジーを活用した「スニーカーガイド」を設置。手持ちのスマートフォンを展示にかざすだけで、アイテムの詳細が手元に表示されるという仕組みだ。開催概要「スニーカー博物館(SNEAKER MUSEUM)」開催期間:2022年4月8日(金)〜4月28日(木)場所:阪急メンズ東京 8階「GINZA SNEAKER HILLS」SNEAKER MUSEUM
2022年04月08日国宝、重要文化財などを多数所有する奈良国立博物館の所蔵品を、名品展として東京で初公開する『SHIBUYAで仏教美術 ―奈良国立博物館コレクションより』が、4月9日(土)より渋谷区立松濤美術館にて開催される。明治28(1895)年4月、帝国奈良博物館として開館して以来、127年の歴史を有する奈良国立博物館。仏教と関わりの深い古美術品や考古遺品などの保存、調査・研究、展示を通じて、優れた仏教美術の魅力とその背景にある豊かな歴史・文化を、長きにわたり多くの人々に伝えてきた国内有数の博物館で、毎秋に開催される『正倉院展』の会場でもある。同展では、奈良国立博物館の数多くある所蔵品の中から、国宝《牛皮華鬘》、重要文化財《如意輪観音菩薩坐像》など、これまで、東京ではまとまった形で公開したことのなかった、主に仏教に関する美術工芸品83件を名品展という形で紹介する。新型コロナウイルスの影響で、国内の移動もままならない現在。奈良にある名品を東京で鑑賞することで、心やすらぐ時間を過ごすことができるだろう。《如意輪観音菩薩坐像》 木造 古色(現状)平安時代 9~10世紀重要文化財 画像提供:奈良国立博物館《烏樞沙摩明王像》 絹本著色 鎌倉時代 14世紀 画像提供:奈良国立博物館【後期展示】《辟邪絵 天刑星》(部分) 紙本著色 平安~鎌倉時代 12世紀 国宝 画像提供:奈良国立博物館【前期展示】《泣不動縁起》(部分) 紙本著色室町時代15世紀 画像提供:奈良国立博物館【前後期で場面替え有】【開催概要】『SHIBUYAで仏教美術 ―奈良国立博物館コレクションより』会期:2022年4月9日(土)~2022年5月29日(日) ※会期中展示替えあり会場:渋谷区立松濤美術館時間:10:00~18:00休館日:月曜、5月6日(金)料金:一般1,000円、大学800円、 高校・60歳以上500円、中小100円※土日祝は小中学生無料、金曜日は渋谷区民無料※土日祝、最終週は「日時指定予約制」。公式サイト:
2022年04月08日印刷博物館P&Pギャラリー企画展『グラフィックトライアル2022 -CHANGE-』が4月23日(土)~7月24日(日)にかけて、東京・印刷博物館P&Pギャラリーで開催される。本企画は、第一線で活躍するクリエイターと凸版印刷が協力して新しい印刷表現を探るプロジェクト。色数や用紙、インキ等に制限を付けず、究極の色再現やリアルな質感再現を印刷技術の力で最大限に引き出すことで、印刷が持つ豊かな表現の可能性を追求している。展覧会ではクリエイターの独創的なアイデアと印刷技術を組み合わせて完成させたポスターと、制作過程での数々のトライアルが紹介される予定だ。16回目を迎える今回のテーマは「CHANGE」。コロナ禍で拍車がかかった様々な変化の波、新たな価値観や世界観の到来を居山浩二、GOO CHOKI PAR、小玉文、田中良治、増永裕子の5名がポスター作品に昇華する。一般的に印刷は変化しないものだが、テーマを受けて絵柄が変わる作品、存在感が変わる作品など、全てが「変化するポスター」に仕上がっているという。さらに網点の形を変える「スクリーンメーカー」をはじめ、 オフセット印刷でホログラムを再現した「オフセットホロ」、 繊細な水滴を印刷で再現した「結露印刷」など、今までにない印刷表現にも期待だ。また日本を代表するアートディレクターのひとりである葛西薫氏(「グラフィックトライアル2019」参加クリエイター)が音声ガイドのナレーターを担当。印刷に精通する葛西氏の目線からの解説も楽しめる。それぞれのアーティストが表現と技術のコラボレーションの先に見出した“CHANGE”の形をぜひ現場で目撃してほしい。■展示情報『グラフィックトライアル2022 -CHANGE-』4月23日(土)~ 7月24日(日)時間:10:00~18:00休館日:毎週月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火)会場:印刷博物館 P&Pギャラリー入場料:無料※印刷博物館展示室の入場料は必要※事前入館予約を実施※本展および関連イベントは、 新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止もしくは延期など変更になる可能性あり。なお、開館する場合でも入場制限の措置あり。<関連イベント>「クリエイタートークイベント」4月22日(金)18:00~19:30出演:居山浩二、 GOO CHOKI PAR、 小玉文、 田中良治、 増永裕子(凸版印刷)オンライン開催 / 参加無料定員:300名 / 事前予約制・先着順詳細・申し込みは公式サイトへ
2022年04月06日今年3月に創立150年を迎えた東京国立博物館(所在地:東京都台東区)は、記念事業の一環として、同館を代表する名品「埴輪 踊る人々」と「見返り美人図」の文化財修理にかかわる費用を個人や企業から寄附を募るファンドレイジング事業、「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」を、文化財活用センターと共同で2022年4月1日から開始します。目標金額は1,000万円。ご寄附はウェブサイト(クレジットカード、銀行振込)のほか、館内に設置された募金箱などから受け付けます。【プロジェクト紹介ページ 】「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」東京国立博物館の150年の歩みの中で変わらない使命は、先人から受け継いだ文化財を大切に守り、次の世代へ伝えることです。これまでも東京国立博物館は文化財の保存と修理に日々取り組んできましたが、限られた予算の中で多くの文化財が修理の順番を待っています。「埴輪 踊る人々」と「見返り美人図」という館を代表する作品の修理をきっかけに、ひとりでも多くの方と一緒に過去と未来の懸け橋となって、かけがえのない文化財をつないでいきたい。その思いから新たに立ち上がったプロジェクトです。皆様のあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。■プロジェクト概要東京国立博物館創立150年記念 踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクトプロジェクトの詳細は、東京国立博物館ウェブサイトでもご紹介しています。東京国立博物館創立150年記念 踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト 紹介ページ 目標金額 :1,000万円寄附募集期間:令和4年(2022)4月1日~令和5年(2023)3月31日寄附金の使途:「埴輪 踊る人々」「見返り美人図」の修理に関連する費用※寄附金額が上記の費用を上回った場合、東京国立博物館が所蔵する他の文化財修理費として大切に活用いたします。寄附方法 :ウェブサイト(クレジットカード、銀行振込)、館内募金箱など寄附コース :応援コース(返礼なし)と、お楽しみコース(返礼あり)をご用意しています。寄附コース一覧■記念品のご紹介1万円以上のご寄附をお申し込みいただいた方にオリジナルデザインの記念品を贈呈します。※画像はサンプルです。仕様等は変更される場合があります。◆1万円のご寄附【踊る埴輪&見返り美人デザイン】てぬぐい「見返り美人」のきものの柄と「踊る埴輪」をデザインした記念てぬぐいです。日本の人々の生活に寄り添ってきたてぬぐいのように、作品も長く愛され受け継がれてほしいという願いを込めました。額に入れてインテリアとしてもお使いいただけます。素材 :綿100%サイズ(約):縦90cm×横33cm【踊る埴輪&見返り美人デザイン】てぬぐい◆3万円/5万円のご寄附【踊る埴輪デザイン】熊谷染小風呂敷「踊る埴輪」の出土地である埼玉県熊谷市の伝統工芸「熊谷染」とコラボレーション。小さな贈り物を包むのに最適なかわいらしい小風呂敷です。伝統的な小紋をバックに踊る埴輪は、本プロジェクトのための特別デザインです。(桐箱入り)素材 :絹100%サイズ:縦40cm×横40cm【踊る埴輪デザイン】熊谷染小風呂敷◆3万円/5万円のご寄附【見返り美人デザイン】江戸硝子オールドグラス「見返り美人」が描かれた江戸の地で育まれた、江戸硝子のオリジナルグラスです。二層の色被せガラスに手作業で彫刻を行い、きものの菊と桜の模様を華やかに浮かび上がらせました。底面には創立150年記念ロゴが彫り込まれています。素材 :ソーダ硝子サイズ:最大径8.7cm×高さ8.5cm【見返り美人デザイン】江戸硝子オールドグラス■修理対象作品について◆「埴輪 踊る人々」 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀ポカンとあいた目と口の愛らしい表情。左手をあげて右手を胸前に出すポーズ。埴輪と言えばこのフォルムを思い浮かべる人も多いでしょう。「踊る埴輪」として親しまれていますが、近年では左手で馬の手綱を引く馬子(まご)とみる説もあります。小さい方の埴輪は、腰に鎌を着け、顔の両脇で髪を結って束ねる美豆良(みずら)という男子の髪型をしています。一方、大きい方の埴輪にはその特徴がみられず、男女のどちらかよくわかっていません。ただ、女子の埴輪によくみられる胸部や服飾の特徴的な表現がないことから、男子の埴輪であるとも考えられています。衣服や武具、アクセサリーを身に着ける埴輪も多くありますが、この作品はどちらの衣装も帯のみと大胆にデフォルメされています。この素朴さ、そして生き生きとした動きが作品の魅力でもあるのではないでしょうか。「埴輪 踊る人々」 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀●必要な修理胴や腕の部分に横向きの亀裂が複数みられます。また、過去の修理による石膏が経年劣化し、一部に剥離が生じている状態です。東京国立博物館の所蔵する埴輪の中でも知名度の高い作品であることから、他施設から貸出し依頼の多い作品ですが、慎重な取扱いを必要とするため、断念せざるを得ない状況です。▼胴に横向きの亀裂が入っている「埴輪 踊る人々」(部分) 胴に入る亀裂の様子今回の修理では、解体、旧修理による石膏部分の除去、亀裂の強化・接合などが行われる予定です。旧修理の石膏を除去した部分には劣化しにくい補填材を使用し、最新の知見をもとに復元する計画です。▼右半分が旧修理で施された石膏「埴輪 踊る人々」(部分) 旧修理で施された石膏(右半分)●担当研究員の声 東京国立博物館 特別展室 主任研究員 河野正訓東京国立博物館で収蔵している埴輪の多くが、明治から昭和初期に出土したものです。教科書でおなじみの「埴輪 踊る人々」も、昭和5年(1930)に山林を開墾中に偶然発見され、その後すぐに石膏をつかい修理されています。上半身は比較的オリジナルが残っていますが、意外にも下の円筒部は石膏による復元が大半を占めます。昭和初期の修理のため石膏が非常に脆くなっており、当館で展示する際の取扱いや、他施設の展覧会に出品するための輸送に耐えられなくなっています。今回の修理プロジェクトによって、引き続き展示で皆様にお見せできるように、そして未来の世代にこの貴重な文化財を引き継げるようにしたいです。あたたかいご支援を心よりお願いいたします。◆「見返り美人図」 菱川師宣(ひしかわもろのぶ)筆 江戸時代・17世紀目にも鮮やかな濃い紅色の綸子(りんず)地の振袖をまとった若い女性がふと振り返る一瞬を描いた、菱川師宣晩年の肉筆画。切手のデザインになったことでも有名です。「玉結び」というヘアスタイル、菊や桜の花で描かれた「花の丸」模様の振袖、人気役者の着こなしにちなんだ帯結び「吉弥(きちや)結び」など、当時の町中で流行した最新のファッションを描いていることもこの作品の魅力です。また、織り出された綸子の地模様まで詳細に描くリアリティは、きものに刺しゅうと金銀の箔で模様を施す縫箔師(ぬいはくし)の家に生まれた師宣ならではといえるでしょう。江戸時代の戯作者(げさくしゃ)山東京伝(さんとうきょうでん)(1761~1816)が、箱書きをしており、江戸時代から有名な作品だったようです。「見返り美人図」 菱川師宣(ひしかわもろのぶ)筆 江戸時代・17世紀●必要な修理桜の花など絵具の部分には多くの剥離、剥落がみられる状態です。こういった部分には膠(にかわ)水溶液など天然の接着剤による剥落止めを行ない、これ以上傷みが進まないよう保護します。▼桜の花の描かれた箇所が剥落している「見返り美人図」(部分) 剥落の様子本作品には巻いて収納する掛軸特有の傷みともいえる、折れや擦れがみられます。折れには、細く帯状に切った和紙で裏面から部分的に補強する、「折れ伏せ」といわれる技法を用いて修理をします。表から見える部分ではありませんが、長く作品を引き継いでいくうえでとても大切な処置です。また擦れて欠損した部分には、そのかたちに合わせて調整した、本紙に似寄りの材料を用いて補います。その他、経年による汚れのクリーニングや旧裏打ち紙の除去、新たな裏打ちも行います。▼本紙と表装裂(ひょうそうぎれ)(織物)の重なる部分に折れや擦れがみられる「見返り美人図」(部分) 折れや擦れの様子●担当研究員の声 東京国立博物館 絵画・彫刻室 研究員 大橋美織切手の図柄としても有名な見返り美人。思っていたより小さかった!と驚かれる方が多いのですが、その小さな画面からは、彼女が生きた時代の息吹までをも感じられるように思います。鮮やかな振袖を纏った姿は一見綺麗に見えますが、細かく画面を見てみると、折れや浮き、繊細な模様の絵具にも剥落がみられます。一度損傷してしまった部分は、もう元には戻りません。これ以上作品の状態が悪くなる前に、「綺麗に見える」現在の姿を保つことが重要です。また、東京国立博物館の所蔵品の中でも、多くの方々に親しまれている作品を修理することで、より広く修理の大切さを伝えたいとも思っています。「見返り美人図」をより安全な状態で後世に繋いでゆくために、皆様のご協力をお願いいたします。■企業協賛個人からのご寄附に加え、本プロジェクトの趣旨に賛同をいただける企業の皆様からご協賛を承っています。協賛内容など詳細は、東京国立博物館 総務部総務課 渉外開発担当までお問合せください。【協賛企業】(令和4年4月1日時点)株式会社東京美術倶楽部、株式会社やまと■初音ミクとのコラボレーション本プロジェクトの一環として、「初音ミク」を展開するクリプトン・フューチャー・メディア株式会社とコラボレーションを実施します。同コラボは平成31年(2020)1月~令和3年(2021)12月に行った「〈冬木小袖〉修理プロジェクト」での〈冬木小袖〉ミクに続き、2回目となります。キービジュアルの「見返り美人ミク」は、国内外で幅広い人気を得ているイラストレーター・Rellaさんにご担当いただきます。コラボレーショングッズは現在準備中。今回もグッズ売り上げの一部が文化財の修理に充てられます。●『初音ミク』 クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が開発した、歌詞とメロディーを入力して誰でも歌を歌わせることができる「ソフトウェア」です。大勢のクリエイターが『初音ミク』で音楽を作り、インターネット上に投稿したことで一躍ムーブメントとなりました。「キャラクター」としても注目を集め、今ではバーチャル・シンガーとしてグッズ展開やライブを行うなど多方面で活躍するようになり、人気は世界に拡がっています。(過去のコラボ事例)〈冬木小袖〉ミク Art by 森倉円 (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net■東京国立博物館とは 明治5年(1872)創立、今年で150周年を迎える日本でもっとも長い歴史を持つ博物館。収蔵する文化財は約12万件。日本から中国、朝鮮半島、西アジア・エジプトまでの地域を網羅し、土器や土偶などの考古遺物から浮世絵や刀剣、甲冑、近代絵画など、日本の美術史をたどることのできるコレクションとなっている。創立150年記念特設サイト トーハク広報室 Twitter @TNM_PR トーハク広報室 Instagram @TNM_PR ■文化財活用センターとは 2018年に設置された、文化財活用のためのナショナルセンター。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしている。ぶんかつ公式サイト ぶんかつ Twitter @cpcp_nich ぶんかつ Instagram @cpcp_nich 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月01日― 作品の”声”が真実へと導く ―株式会社SCRAP(所在地:東京都渋谷区、代表者:加藤隆生)は、東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:銭谷眞美)と、2022年5月よりリアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』を共催することを発表いたします。★特設サイト: 『東京国立博物館からの脱出』メインビジュアル『東京国立博物館からの脱出』イメージ『東京国立博物館からの脱出』イメージリアル脱出ゲームは、謎を解き明かすことである特定の空間から脱出を目指す体験型ゲーム・イベントです。2007年の初開催以降、世界中で820万人を動員し、マンションの1室や遊園地、東京ドームや六本木ヒルズなど様々な場所で開催してきました。今回の舞台は、日本で最も長い歴史を持つ博物館である東京国立博物館。同館の創立150年を記念して、株式会社SCRAPとのコラボレーションにより、リアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』を開催することになりました。本作は、謎解きキットとスマートフォンの専用アプリを使いながら、館内を周遊して謎を解く形式のリアル脱出ゲーム。時間制限がないため、謎解き初心者の方にもオススメです。『東京国立博物館からの脱出』では、プレイヤーが探偵事務所に入所したばかりの新人として、博物館で起きた不思議な出来事の解明に挑みます。謎を紐解くためのキーになるのは、東京国立博物館で展示されている作品の”声”。作品の声を聞くことができる調査アプリを使いゲームは進行します。「東京国立博物館の作品に聞き込みしながら真実へ辿り着く」という、ここでしかできない体験にどうぞご期待ください。物語の中にはオリジナルキャラクターが登場。それぞれのボイスに、豪華キャストの出演が決定しています。参加者を導く「所長」の声は、テレビドラマ『医龍~Team Medical Dragon~』シリーズやバラエティ番組『サラリーマンNEO』で注目を集めた池田鉄洋が担当。探偵事務所の「助手」の声は、名古屋発ラウドポップユニット・TEAM SHACHIの秋本帆華が演じます。そして、物語の鍵を握る登場人物の声には、ドラマ『真犯人フラグ』や『鎌倉殿の13人』で話題の迫田孝也が担当。豪華キャストが演じるオリジナルキャラクターにもご期待ください!また、秋本帆華(TEAM SHACHI)が出演する本イベントのCMも本日公開いたしました。こちらも併せてご注目ください。150年の歴史を刻む東京国立博物館。館内でリアル脱出ゲームが開催されるのは本作が初めてとなります。『東京国立博物館からの脱出』は、謎解きが初めてな方も、東京国立博物館に初めて足を運ぶ方も、双方の魅力を存分にお楽しみいただけます。皆さまぜひ奮ってご参加ください。『東京国立博物館からの脱出』概要■イベント特設サイト ※3/25 AM11:00公開■CM ■ストーリー2022年に創立150年を迎えた東京国立博物館。あなたはそんな博物館の近くの小さな探偵事務所に入所したばかりの新人。ある日、事務所に一本の電話が鳴り響く。「トーハクの創設の起源となった博覧会関係者の1人が集合写真から消えてしまったんです! そして、不思議なことにその人物のことを誰一人として思い出せないんです! どうか、この奇妙な出来事を解明してくれないでしょうか?」依頼人は博物館の職員。手がかりの少ない依頼内容に頭を抱えていたあなたに探偵事務所の所長がある助言をする。「人に聞くことができないなら、〝作品〟から話を聞けばいいんだ」人々を見守り続けてきた仏像。美しいルビーで彩られた双子のザクロの置物。古代エジプトからやってきた沈黙するミイラ。あなたは調査アプリを駆使し、博物館に展示されている作品たちへ聞き込みに向かう。果たして、博物館で起こった謎の出来事の真実に辿り着くことができるのか?■プレイ形式・制限時間:なし(プレイ時間の目安は2~3時間です。)※プレイ可能時間は東京国立博物館の総合文化展の開館時間に準じます。・参加人数:制限なし・場所:東京国立博物館展示館内・敷地内屋外・開始タイミング:随時スタート(ただし、謎解きキット購入時に指定された時間からの開始となります。)・プレイ方法 :謎解きキットと専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを使用(東京国立博物館において参加用のスマートフォン、イヤホンの販売/貸し出しはございません。必ずご持参ください。)■会場東京国立博物館〒110-8712東京都台東区上野公園13-9■開催日程2022年5月12日(木)〜■ボイスキャスト所長役池田鉄洋1970年、東京都生まれ。主な出演作は「トリック」シリーズ他、数々のドラマや映画、舞台に出演。脚本家、演出家としても活躍中。テレ東4月ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」脚本。??役迫田孝也1977年、鹿児島県生まれ。広島大学教育学部卒業後、役者を志し 上京。 劇団〈STRAYDOG〉に約8年間在籍、数々の舞台やドラマに出演。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演中。助手役秋本帆華1997年11月15日生まれ、愛知県出身。2012年、チームしゃちほこ(現・TEAM SHACHI)メンバーとして名古屋城路上デビュー。2014年、路上デビューから2年4ヶ月で日本武道館公演を開催。精力的にライブ活動を行う一方、映画やナレーションなどでも活躍中。近年の出演作品に【舞台】『アオアシ』【映画】『13月の女の子』【TV】日本テレビ「NETAMI」ナレーション、BS日テレ公式マスコット「バブちゅ〜」キャラクターボイスなどがある。■販売情報<謎解きキット予約開始日>少年探偵SCRAP団員(SCRAPファンクラブ)先行期間2022年4月23日(土)12:00〜2022年4月29日(金)23:59一般予約開始日発売2022年4月30日(土)12:00〜<謎解きキット販売価格>2,200円(税込)※前売り、学生一律金額※別途東京国立博物館入館料が必要<謎解きキット予約/当日販売場所>【事前予約】・スクラップチケット(スクチケ) 【当日販売】・東京国立博物館正門窓口※当日販売も行いますが、売り切れてしまう可能性がありますので、スクラップチケットからの事前予約を推奨いたします。補足情報【SCRAPとは?】2008年、株式会社SCRAPを設立。遊園地やスタジアムを貸し切ってリアル脱出ゲームを作ったり、本やアプリ、TV番組にも謎をしかけ、企業の謎解きプロモーション企画をお手伝いしているうちに、すっかり謎イベントの制作会社として世間に認知されてしまった京都出身のフリーペーパー制作会社(しかもフリーペーパーは絶賛休刊中)。勢いに乗ってファンクラブ「少年探偵SCRAP団」も結成。テレビ局・レコード会社などともコラボレーションを行い、常に新しいエンターテインメントを生み出し続けています。★公式サイト⇒ 【リアル脱出ゲームとは?】2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフォーマットをそのままに現実 世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されています。07年に初開催して以降、現在までで820万人以上を動員。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントです。※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。☆公式サイト→ ☆ツイッターアカウント→@realdgame【東京国立博物館とは?】東京国立博物館(トーハク)は、明治5年(1872)に湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会をはじまりとする、日本で最も長い歴史をもつ博物館です。日本を中心にした東洋のさまざまな国や文化の美術作品、歴史資料、考古遺物などを集めて大切に保管しています。収蔵品は約12万件におよび、総合文化展と呼ばれる常設展示では約3,000件を展示替えをしながら常時公開しています。教科書でみた名品を見られる博物館です。☆公式サイト→ 【情報掲載の際にお渡しできるもの】・過去のリアル脱出ゲームで出した謎等・現在公演中のSCRAPのイベントへのご招待・メインビジュアルデータやコンテンツ紹介用の宣材画像その他必要なものがあれば気軽にお問い合わせください。画像をご使用の際は必ず「©SCRAP ©東京国立博物館」のコピーライト表記をお願いいたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月25日世界有数の博物館のひとつ、エルサレムのイスラエル博物館より、選りすぐりのピカソ作品が初来日する『イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ―』が、4月9日(土)より、パナソニック汐留美術館にて開催される。同展では、イスラエル博物館が所蔵にする800点以上のピカソ・コレクションから、版画作品を中心に、油彩、素描から写真までの作品を通して、長く、豊饒な創作の軌跡を展観。世紀の変わり目の1900年頃の絵画から、亡くなる3年前の1970年の作品までを年代順に紹介していく。青の時代の傑作銅版画《貧しい食事》を含む〈サルタンバンク・シリーズ〉、1930年代の〈ヴォラール連作〉、戦時期の《フランコの夢と嘘 I、II》、86歳で制作した〈347シリーズ〉など、画風の移り変わりと技術的な実験の軌跡、そしてモチーフの変容を紹介し、ピカソのインスピレーションの源に迫る。【開催概要】『イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ―』会期:2022年4月9日(土)~6月19日(日)会場:パナソニック汐留美術館時間:10:00~18:00、5月6日(金)、6月3日(金)は20:00(入館は閉館30分前まで)休館日:水曜(5月4日と5月18日は開館)料金:一般1,200円、65歳以上1,100円、大学700円、高校500円※予約サイトでの日時指定予約が必要▪美術館公式サイト:
2022年03月23日国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出し、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館の4つの国立博物館が収蔵品を貸し出す「国立博物館収蔵品貸与促進事業」において、2022年度事業の実施対象館が決定いたしました。これにより国立博物館が所蔵する地域ゆかりの文化財113件が、愛知、島根、栃木、鹿児島、滋賀、沖縄の6つの施設で順次公開される予定です。■2022年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 実施対象館(会期順)美術館・博物館名:刈谷市歴史博物館(愛知県)展覧会名 :伊勢物語とかきつばた会期(予定) :2022年4月23日(土)~2022年6月5日(日)貸与予定件数 :3件美術館・博物館名:島根県立古代出雲歴史博物館(島根県)展覧会名 :ハニワの世界へようこそ会期(予定) :2022年7月1日(金)~2022年8月28日(日)貸与予定件数 :9件美術館・博物館名:足利市立美術館(栃木県)展覧会名 :あしかがの歴史と文化再発見!会期(予定) :2022年7月30日(土)~2022年10月10日(月・祝)貸与予定件数 :16件美術館・博物館名:鹿児島県歴史・美術センター黎明館(鹿児島県)展覧会名 :茶の湯と薩摩会期(予定) :2022年9月22日(木)~2022年11月6日(日)貸与予定件数 :30件美術館・博物館名:滋賀県立安土城考古博物館(滋賀県)展覧会名 :大岩山銅鐸里帰り展(仮称)会期(予定) :2022年10月8日(土)~2022年11月20日(日)貸与予定件数 :6件美術館・博物館名:沖縄県立博物館・美術館(沖縄県)展覧会名 :琉球 ―美とその背景―会期(予定) :2022年10月14日(金)~2022年12月4日(日)貸与予定件数 :49件注目は、本土復帰50年の節目を迎える沖縄県で開催予定の「琉球 ―美とその背景―」展(会場:沖縄県立博物館・美術館)。東京国立博物館からは、「黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙」や「三線」など28件、九州国立博物館からは、「浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳」や「鳳凰螺鈿七弦琴」など21件、合計49件の文化財を貸し出します。左:黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙 沖縄本島 第二尚氏時代・18世紀末~19世紀 東京国立博物館蔵、右:浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳 第二尚氏時代・19世紀 九州国立博物館蔵(沖縄県立博物館・美術館で展示予定)また、開館30周年を記念する滋賀県立安土城考古博物館では「大岩山銅鐸里帰り展(仮称)」が開催されます。滋賀県野洲市の大岩山遺跡から出土した、現存する日本最大の銅鐸(重要文化財、総高 約135cm)をはじめ、竜王町高塚山出土の銅鐸など、東京国立博物館から6件の考古資料を貸し出します。さらに2021年に市制100年を迎えた足利市では、100周年記念に続く取り組みのひとつとして、足利市立美術館において「あしかがの歴史と文化再発見!」展が開催されます。東京国立博物館から、 熊野山古墳や十二天塚古墳(いずれも足利市)などから出土した考古資料16件を貸し出します。■2022年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 展覧会概要(会期順)◆刈谷市歴史博物館「伊勢物語とかきつばた」 貸与予定件数:3件「伊勢物語」に登場する三河の「かきつばた」が広く受容された歴史を紹介する展覧会会期 : 2022年4月23日(土)~2022年6月5日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 愛知県刈谷市をはじめとする西三河地域は、かきつばたの名所として知られます。これは、平安時代の歌物語「伊勢物語」第九段の「東下り」で、在原業平といわれる主人公が八橋(現・愛知県知立市)で「かきつばた」を歌に詠んだことに由来します。公家の教養であった「伊勢物語」は、江戸時代には尾形光琳(1658~1716)や乾山(1663~1743)といった琳派によって八橋のかきつばたが描かれ、出版文化の隆盛とともに庶民にも活字で読まれるようになりました。本展では、「伊勢物語絵巻(模本)」などを東京国立博物館から、「伊勢物語絵巻 上巻」を京都国立博物館から貸し出し、江戸時代に焦点をあて、伊勢物語やかきつばたが広く受容された歴史を紹介します。伊勢物語絵巻(模本) 巻第一(部分) 古藤養成(他)模 江戸時代・天保9年(1838) 東京国立博物館蔵◆島根県立古代出雲歴史博物館「ハニワの世界へようこそ」 貸与予定件数:9件山陰地域出土品を中心に、形象埴輪の魅力に迫る展覧会会期 : 2022年7月1日(金)~2022年8月28日(日)URL : みどころ: 古墳上に埴輪を立て並べる習慣は、前方後円墳が全国的に築造されはじめるのにあわせて各地に広まりました。古墳時代後期には、古墳の一角を区切り、人物や動物、武具等の様々な器物を表現した埴輪を並べ、被葬者の生前の活躍や首長継承のまつりを再現するようになります。こうして埴輪は、より表情豊かで多彩なものへと変化していきました。本展では、東京国立博物館から「馬形埴輪」(重要文化財)をはじめとする考古資料を貸し出し、そのほか山陰地域出土の形象埴輪を中心に、人物や動物をかたどった様々な埴輪を展示します。制作時期や地域ごとの特徴や違いといった考古学的な比較だけでなく、個々のハニワが持つデフォルメの妙や豊かな表情など、形象埴輪の魅力を紹介します。重要文化財 馬形埴輪 古墳時代・6世紀 埼玉県熊谷市上中条出土 東京国立博物館蔵◆足利市立美術館「あしかがの歴史と文化再発見!」 貸与予定件数:16件足利ゆかりの文化財から市の歴史と文化を辿る展覧会会期 : 2022年4年7月30日(土)~2022年4年10月10日(月・祝)URL : 公式Twitter: みどころ : 2021年に市制100周年を迎えた足利市では、100周年記念に続く取り組みとして、郷土を見つめ直す企画展を開催します。本展では、東京国立博物館が所蔵する、熊野山古墳や十二天塚古墳(いずれも足利市)などから出土した考古資料を貸し出します。そのほか、足利ゆかりの文化財等を一堂に集め、これらを受け継いでゆく子どもたちにもわかりやすく、足利市の歴史と文化の源流を紹介します。埴輪 童女 古墳時代・6世紀 栃木県足利市 熊野山古墳群出土 山田宗治氏他寄贈 東京国立博物館蔵◆鹿児島県歴史・美術センター黎明館「茶の湯と薩摩」 貸与予定件数:30件薩摩の茶の湯文化の歴史について紹介する展覧会会期 : 2022年9月22日(木)~2022年11月6日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 日本の伝統文化のひとつである茶の湯は、中国から伝来した喫茶法をもとに育まれました。室町時代には将軍家を中心に権威の象徴となり「唐物」が愛好されましたが、安土桃山時代に千利休(1522~1591)が侘茶を大成すると、新たに価値づけされた「和物」が登場し、政権者から大名、町衆へと広がりました。本展では、東京国立博物館から、薩摩焼を代表する文琳形茶入として名高い「黒釉文琳茶入 銘 望月」をはじめとする23件、九州国立博物館からは「油滴天目」(重要文化財)を含む7件を貸し出し、侘茶との出会いや大名茶への展開など、歴史の動向や様々な文化交流によって拡がる薩摩の茶の湯文化の歴史について人的交流を軸に紹介します。左:黒釉文琳茶入 銘 望月 薩摩 江戸時代・17世紀 松永安左エ門氏寄贈 東京国立博物館蔵、右:重要文化財 油滴天目 中国・建窯 南宋時代 九州国立博物館蔵◆滋賀県立安土城考古博物館「大岩山銅鐸里帰り展(仮称)」 貸与予定件数:6件開館30周年を記念し、日本最大の銅鐸が里帰りする展覧会会期 : 2022年10月8日(土)~2022年11月20日(日)URL : みどころ: 開館30周年を記念し、日本最大の銅鐸が里帰りをします。弥生時代後期の大岩山銅鐸は、滋賀県野洲市の大岩山遺跡から明治14年(1881)、昭和37年(1962)の調査によって計24個が出土しました。本展では、東京国立博物館所蔵の、大岩山遺跡から出土した現存する日本最大の銅鐸(重要文化財)をはじめ、「扁平鈕式銅鐸」や「三角縁二神二獣鏡」など、地域ゆかりの考古資料6件を貸し出します。重要文化財 突線鈕5式銅鐸 弥生時代(後期)・1~3世紀 滋賀県野洲市小篠原字大岩山出土 東京国立博物館蔵◆沖縄県立博物館・美術館「琉球 ―美とその背景― 」 貸与予定件数:49件王都・首里や村々で花開いた琉球文化の美を紹介する展覧会会期 : 2022年10月14日(金)~2022年12月4日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 2022年に本土復帰50年を迎える沖縄県は、古くから海を通じて様々な国と交流し、独自の文化を発展させてきました。王都・首里を中心として発展したもの、島々で花開いたもの、各地域によって多様な文化を見ることができます。本展では、東京国立博物館から「黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙」や「三線」など28件を、九州国立博物館からは「浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳」や「鳳凰螺鈿七弦琴」など21件を貸し出します。島々・村々で享受された「美」を地理的・歴史的な視点のみならず、民俗的な視点も含めて紹介します。キンカブ 奄美大島 第二尚氏時代・18世紀 東京国立博物館蔵※上記6つの展覧会の概要・貸与予定作品は2022年3月22日現在のものです。今後、変更になる場合があります。最新情報は各美術館・博物館の公式ウェブサイトなどでご確認ください。■2023年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」募集予定2022年4月1日(金)から、2023年度国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館の申請受付が開始されます。申請受付期間:2022年4月1日(金)~6月30日(木) [17時必着]貸与促進事業の申請、展覧会情報に関する詳細は、以下の〈ぶんかつ〉公式ウェブサイトでご確認いただけます。URL: 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしています。2023年度国立博物館収蔵品貸与促進事業 募集チラシ■国立博物館収蔵品貸与促進事業とは国内各地の美術館・博物館に対し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出し、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館の4つの国立博物館が収蔵品を貸し出すこの事業は、各地ゆかりの文化財を展示に活用し、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信ならびに地方創生・観光振興、次世代への文化財の継承に寄与することを目的としています。■文化財活用センターとは文化財活用センターは、国内外のさまざまな人が日本の文化財に親しむ機会を拡大するため、2018年7月、国立文化財機構のもとに設置された組織です。愛称は〈ぶんかつ〉。貸与促進事業のほか、文化財を通じて豊かな体験と学びを得ることができるよう、文化財を活用した新たなコンテンツやプログラムの開発、文化財のデジタル情報の公開、また文化財の保存環境に関する相談窓口を開設、文化財の保存と活用を目的とした寄付金の募集を行っています。▼ぶんかつSNSYouTubeチャンネル : Instagram @cpcp_nich: Twitter @cpcp_nich : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月22日展覧会「日本の映画館」が、2022年4月12日(火)から7月17日(日)まで東京・国立映画アーカイブ 展示室で開催される。“日本の映画館の歴史”を辿る展覧会今でこそ、1か所に多くのスクリーンを持ち効率的経営を行う「シネマコンプレックス(シネコン)」が映画館の主流となっているが、かつては豪勢な大型劇場や小さな映画館が人々に映画という娯楽を提供する場であった。「日本の映画館」は、そんなシネマコンプレックス登場以前の“観客の映画史”に迫る展覧会。映画館の写真やプログラム、雑誌・書籍、実際に映画館で使われた品々などを通して、日本初の映画館が誕生した1903年から、映画興行の発展期、ミニシアターの時代までの映画館の歴史を辿る。写真や模型、ポスターなどを展示会場内で展示されるのは、東京・浅草に開業した日本初の映画常設館・電気館の初期を捉えた写真や浅草六区の模型、映画説明者の人気を反映した活動写真弁士番付表、日本初の映画スター「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助主演作品のポスターなど。また、関東大震災から急速に復興し、娯楽産業の中心となった戦前期の映画興行を象徴するモダンなデザインの映画ポスターも多数鑑賞できる。“映写技師の仕事”や“ミニシアター”に関する紹介もさらに、かつては免許制度もあった“映写技師の仕事”にも着目するほか、1974年にスタートした岩波ホールの「エキプ・ド・シネマ」など、1960年代から1980年代にかけてのアートシアター/ミニシアターの活動についても紹介する。映画興行主の旧蔵資料また、特別コーナーでは、川崎市で映画館を主とする事業を展開している「チネチッタ(旧美須興行)」と、北九州市の映画・芸能資料館「松永文庫」が所蔵する映画興行主の旧蔵資料を展示。映画館が人々の日常に寄り添ってきた時代を振り返ることができる。【詳細】展覧会「日本の映画館」開催期間:2022年4月12日(火)~7月17日(日)休室日:月曜日、5月24日(火)~27日(金)開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)※毎月末の金曜日のみ開室時間を20:00まで延長する。(入室は19:30まで)会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6料金:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)/65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。※( )内は20名以上の団体料金。※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズは入室の際、証明できるものを提示。※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(半券可)提示者は、1回に限り団体料金が適用される。※2022年5月18日(水)「国際博物館の日(毎年5月18日)」は、無料で観覧可能。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2022年03月18日特別展「北斎」が、福岡の九州国立博物館にて2022年4月16日(土)から6月12日(日)まで開催される。葛飾北斎の「日新除魔図」日本初公開特別展「北斎」は、世界でもっとも有名な日本の画家、葛飾北斎の想像力あふれる世界観を紹介する展覧会。2017年に九州国立博物館へ寄贈された、北斎の重要文化財「日新除魔図(宮本家本)」を、日本で初めて一般公開する。「日新除魔図」は、北斎が病や火災、借金苦などの災難を経て、毎朝魔除けのために描き続けた獅子たちを集めた圧巻の連作。九州国立博物館に寄贈される前は個人蔵であったためほぼ非公開状態であったが、寄贈後は九州国立博物館でのみ公開が可能に。80歳を過ぎた北斎による、門外不出の大作に注目だ。「冨嶽三十六景」や晩年の肉筆画「龍図・鳳凰図」もまた、「日新除魔図」と年代の近い浮世絵版画シリーズ「冨嶽三十六景」も登場する。さらに、長野・小布施から、北斎晩年の最重要作品である祭屋台の天井絵「龍図・鳳凰図」を九州初公開。躍動感あふれる肉筆画を、会期中通期で展示する。【詳細】特別展「北斎」会期:2022年4月16日(土)~6月12日(日)前期 4月16日(土)~5月15日(日)/後期 5月17日(火)~6月12日(日)※会期中、展示替えあり。場所:九州国立博物館住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2休館日:月曜日(5月2日(月)は開館)開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高大生 1,000円(800円)、小中生 600円(400円)※( )内は前売料金※チケットはARTNEチケットオンライン、 ローソンチケット(Lコード:84527)、 チケットぴあ(Pコード:686-008)等で販売。※開催予定・内容に変更が生じる場合は、展覧会ホームページ等にて随時告知。【問い合わせ先】九州国立博物館 ハローダイヤルTEL:050-5542-8600(9:00~20:00/年中無休)
2022年03月13日国立能楽堂主催4月公演《月間特集 千利休生誕500年》が国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて下記の通り開催されます。令和4年が茶人・千利休の生誕500年にあたることに因み、利休や茶道、茶器ゆかりの能と狂言を特集して取り上げます。4月定例公演『通円・八島』2022年4月6日 (水)12:00開場/13:00開演4月普及公演『止動方角・車僧』2022年4月9日 (土)12:00開場/13:00開演4月定例公演『千鳥・俊寛』2022年4月15日 (金)16:30開場/17:30開演4月狂言の会『雁礫・茶壺・宗旦狐』2022年4月22日 (金)12:00開場/13:00開演チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて3月10日(木)より発売開始です。カンフェティで3月10日(木)10:00よりチケット発売開始 国立能楽堂《月間特集千利休生誕500年》4月定例公演通円・八島 4月普及公演止動方角・車僧 4月定例公演千鳥・俊寛 4月狂言の会雁礫・茶壺・宗旦狐 4月6日(水)定例公演では人間国宝の狂言師・山本東次郎による狂言「通円」に続き、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK)でも話題の源義経が大活躍する能「八島」を上演。4月15日(金)定例公演の能「俊寛」はアニメ「平家物語」(フジテレビ)でも描かれた、流刑地に一人残される俊寛僧都にまつわる名作です。4月定例公演通円・八島公演日時:2022年4月6日 (水)12:00開場/13:00開演狂言『通円』 (つうえん)山本東次郎(大蔵流)宇治橋辺で大勢の客に茶を点て、力尽きて死んだ茶屋坊主・通円の物語。能「頼政」をもじった特徴ある型も多く、見ごたえのある作品です。<休憩20分>能『八島 (やしま) 弓流・那須(ゆみながし・なす)』長島茂(喜多流)源義経が主役の修羅能。命の危険を冒し海中から弓矢を拾い上げた「弓流」など、八島での義経の雄姿や武将達の活躍を描きます。「弓流」で語られる「シコロヒキ」と銘のついた利休所持の茶碗が伝わります。*字幕あり(日本語・英語)■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)4月普及公演止動方角・車僧公演日時:2022年4月9日 (土)12:00開場/13:00開演解説・能楽あんない「車僧」の動かぬ車宮本 圭造(法政大学能楽研究所教授)狂言『止動方角』 (しどうほうがく)野村 万蔵(和泉流)主人の伯父から茶葉や茶道具、馬を借りてきた太郎冠者。呪文を唱えると思い通りに操れるという馬に主人を乗せ、日頃の仕返しをしようとしますが…。<休憩20分>能『車僧』(くるまぞう)山階彌右衛門(観世流)車に乗り諸国を廻る車僧の前に愛宕山の天狗・太郎坊が現れ魔道へ陥れようとします。禅問答のやりとりや行力合戦の末、車僧は車のまま天を翔り太郎坊を退散させます。利休所持の茶碗に銘「太郎坊」が伝わります。*字幕あり(日本語・英語)■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)4月定例公演千鳥・俊寛公演日時:2022年4月15日 (金)16:30開場/17:30開演狂言『千鳥』 (ちどり)松田 髙義(和泉流)つけがたまり、酒を売ってもらえない太郎冠者。話好きな酒屋の隙を見て酒を奪おうと津島祭の話を始めて…。<休憩20分>能『俊寛』 (しゅんかん)種田 道一(金剛流)鬼界島に流された俊寛たちのもとに赦免状が届けられますが、そこには俊寛の名だけがありません。一人残された俊寛の絶望と孤独が描かれます。故事に因んで利休が「俊寛」と銘をつけたとされる茶碗が今日まで伝わっています。*字幕あり(日本語・英語)■チケット料金正面:5,000円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込)4月狂言の会雁礫・茶壺・宗旦狐公演日時:2022年4月22日 (金)12:00開場/13:00開演狂言『雁礫』 (がんつぶて)三宅右近(和泉流)弓矢で雁を狙う大名。通りかかった男が先に石礫で打ち落としてしまいます。大名は自分が弓矢で射たのだと言い張り…。雁に見立てた羽箒にも注目です。狂言『茶壺』 (ちゃつぼ)大藏彌太郎(大蔵流)男が居眠りした隙に、すっぱ(盗人)が近寄り、男の茶壺を自分の物だと言い張ります。所の目代(役人)に仲裁を頼みますが…。<休憩20分>新作狂言『宗旦狐』 (そうたんぎつね)茂山茂近頃洛中に現れる茶人の正体は何と相国寺に住む古狐でした。相国寺の宗旦狐伝説に、狂言「釣狐」や能「八島」を取り入れ、作中で茶の湯の点前も演じられるなど見所の多い作品です。*字幕あり(日本語・英語)■チケット料金正面:4,700円脇正面:3,300円(学生2,300円)中正面:3,000円(学生2,100円)(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月10日教科書にも掲載されている《空也上人立像》をはじめ、京都・六波羅蜜寺の名品が一堂に会する特別展『空也上人と六波羅蜜寺』が東京国立博物館で5月8日(日)まで開催されている。《空也上人立像》は東京では50年ぶりの公開となる。2022年は、空也上人の没後1050年にあたる年。空也上人は疫病が蔓延していた平安時代中期に活躍した僧侶で、各地を遍歴し、「南無阿弥陀仏」と唱えれば極楽浄土に行けるという阿弥陀信仰を民衆に広めた。また、六波羅蜜寺の前身となる寺院、西光寺を開山した人物でもある。同展では、重要文化財である《空也上人立像》をはじめ、六波羅蜜寺が所蔵する寺宝を展示している。左右4体重要文化財《四天王立像》平安時代・10世紀増長天のみ鎌倉時代13世紀/ 中央重要文化財《薬師如来坐像》平安時代 10世紀いずれも六波羅蜜寺蔵六波羅蜜寺の前身、西光寺の創建は951年、平安時代半ばのことだ。《四天王立像》は、鎌倉時代に模刻された増長天を除き、西光寺の創建時に合わせて造られたと伝えられるもの。180cm弱の大きさがあり、重厚感に満ちている。四天王に挟まれた形で配置された《薬師如来像》は、空也上人の没後、弟子である中信が造像したと伝えられている。中信は西光寺を六波羅蜜寺に改名した僧侶で、この薬師如来像を本尊とした。また、六波羅蜜寺には、2体の地蔵菩薩も伝えられている。平安時代と鎌倉時代に制作されたそれぞれの菩薩像からは、時代による様式の変遷をしっかりと見て取れる。やわらかく華やかな印象を与える立像と、運慶による衣のひだまで繊細に作り込まれた坐像を見比べてみるのもおもしろい。重要文化財《地蔵菩薩立像》平安時代 11世紀京都・六波羅蜜寺蔵重要文化財 運慶作《地蔵菩薩坐像》鎌倉時代12世紀京都・六波羅蜜寺蔵重要文化財 《伝平清盛坐像》は慶派の仏師の手によるものと考えられている。僧侶の姿で巻物を持つ、他の同時代の像にはないポーズを取っている。なぜこの姿なのか、なぜ作られたのか、いまだにわかっていないミステリアスな本像だが、おそらく清盛の魂を鎮めるために作られたとも考えられている。重要文化財 《伝平清盛坐像》鎌倉時代13世紀京都・六波羅蜜寺蔵そして、なんといっても本展の目玉は空也上人立像。透明ケースに入り、360度どこからでも鑑賞することができる。空也の口から飛び出した6体の阿弥陀仏は、彼が「南無阿弥陀仏」と唱えたことで、念仏の文字の数だけ仏が生まれていたことを表している。この像は空也が亡くなった約250年後に制作されたもので、制作したのは運慶の四男、康勝と考えられている。重要文化財 康勝《空也上人立像》 鎌倉時代 13世紀京都・六波羅蜜寺蔵インパクトの強い口元と阿弥陀仏に注目が行きがちな立像であるが、この像は空也の体つきや、まとっている袈裟、握っている杖など、すべてが細部まで写実的に作り込まれていることも特長。正面だけでなく、横や後からもその姿をしっかりと眺めてみよう。腕に浮き出た血管や、薄いわらじなど、極めて写実的な描写に息を飲む。重要文化財 康勝《空也上人立像》(部分) 鎌倉時代 13世紀京都・六波羅蜜寺蔵重要文化財 康勝《空也上人立像》(部分) 鎌倉時代 13世紀京都・六波羅蜜寺蔵重要文化財 康勝《空也上人立像》(部分) 鎌倉時代 13世紀京都・六波羅蜜寺蔵コンパクトな会場のなかに、《空也上人立像》をはじめ、強く目を引きつける寺宝がならぶ『空也上人と六波羅蜜寺』。平安から鎌倉時代にかけての名品を、この機会にしっかりと目にやきつけよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『空也上人と六波羅蜜寺』3月1日(火)~5月8日(日)、東京国立博物館本館特別5室にて開催
2022年03月08日東京国立博物館は、今年も「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を実施します。本館の各展示室で、絵画や陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品をお楽しみいただき、本館北側に広がる庭園ではさまざまな種類の本物の桜を堪能できます。建物の内外で桜を楽しんだ後は、その印象を俳句にしてみませんか。「花見で一句」と題して投句を募集します。※昨年と同様本年も、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、ワークショップやギャラリートーク等の建物内の関連イベントは見合わせることとなりました。ご了承ください。「博物館でお花見を」キービジュアル■本館桜めぐり本館内の各展示室では、「飛鳥山花見」(三枚続)など花見の風景を描いた浮世絵や、桜と山吹を描いた屏風にさまざまな季節の草花を描いた色紙を貼った上に時代を代表する書の名手が和歌を書いた「桜山吹図屏風」などの書画、また桜をモチーフにした陶磁器など様々な工芸作品を展示いたします。該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。【主な展示作品】※作品はすべて東京国立博物館蔵、期間表示のないものは全期間展示飛鳥山花見(三枚続)<飛鳥山花見>鳥居清長筆 江戸時代・18世紀本館10室桜の名所、飛鳥山をワイドな画面を使って効果的に描いています桜山吹図屏風(6曲1双のうち右隻)<桜山吹図屏風>伝俵屋宗達筆 江戸時代・17世紀 6曲1双 田沢房太郎氏寄贈本館7室2022年3月23日(水)~5月8日(日)展示桜と山吹が咲きほこる春。宗達風の意匠美豊かな屏風です観桜図屏風(部分)<観桜図屏風>住吉具慶筆 江戸時代・17世紀 西脇健治氏寄贈本館7室3月23日(水)~5月8日(日)展示江戸時代のやまと絵の典型で、公卿が穏やかな風景の中で桜をながめています桜に春草図<桜に春草図>尾形乾山筆 江戸時代・18世紀 山本富子氏・山本賢二氏寄贈本館8室3月23日(水)~5月8日(日)展示満開の桜と春の草花。和歌は咲き誇る桜を将軍の権力にたとえた祝いの歌です色絵桜樹図透鉢<色絵桜樹図透鉢>仁阿弥道八作 江戸時代・19世紀本館8室3月23日(水)~6月5日(日)展示白、赤、青で点描画のように描かれた桜が、鉢の中に咲きほこります。江戸後期の京焼の名工仁阿弥道八による乾山風の代表作です小袖 紫白染分縮緬地笠扇桜文字模様<小袖 紫白染分縮緬地笠扇桜文字模様>江戸時代・18世紀本館10室歌を「カタカナ」で散らす点が珍しい友禅染の優品です桜蒔絵硯箱(蓋部分)<桜蒔絵硯箱>室町時代・15~16世紀本館12室金銀蒔絵で装飾する硯箱。蓋表から身の懸子、水滴まで全体に桜の意匠で統一した桜尽くしの作品です桜花山鵲図鐔<桜花山鵲図鐔>塚田秀鏡 明治3年(1870)本館13室向かい合う二羽の鳳凰と、咲き誇る桜の枝を金・銀で表現しています。塚田秀鏡(1848~1918)は、江戸に生まれ、大正2年帝室技芸員となりました色絵桜樹図皿(5枚組のうち)<色絵桜樹図皿>鍋島 江戸時代・18世紀本館13室鍋島焼が発案した見込中央白抜きのデザインで、春爛漫と咲き誇る桜の富貴な気分を描きます■「トーハクなび」でスタンプラリー形式のクイズを開催!東京国立博物館 公式鑑賞ガイドアプリ「トーハクなび」(※)にて、3月15日(火)~4月10日(日)の「博物館でお花見を」期間限定で、スタンプラリー形式のクイズ「さくらスタンプラリー」を開催します。スタンプラリーは、イベント開催中、アプリ内から参加することができます。本館展示室内に設定されたスタンプラリーのポイントでは、その展示室にある作品にちなんだクイズが出題されます。すべてのクイズに正解した方は、期間限定でオリジナルのプレゼント画像をダウンロードできます。「さくらスタンプラリー」スタート画面のイメージ(画像は2021年のものです)*お手持ちのスマートフォンやタブレットなどの端末に「トーハクなび」をダウンロードした後、アプリ内の「スタンプラリー」ボタンより参加できます。*「さくらスタンプラリー」に参加するには、「トーハクなび」を最新のバージョンにアップデートしてください。*「さくらスタンプラリー」は日本語のみです。※「トーハクなび」とは東京国立博物館 総合文化展の公式鑑賞ガイドアプリです。展示中のおすすめ作品を、音声と文章で紹介しています。さらに、テーマごとの鑑賞コースガイド、体験型コンテンツ、スタンプラリーを楽しむことができます。*「トーハクなび」のダウンロードは無料です。*「トーハクなび」の詳細については、以下のURLをご参照ください。 「トーハクなび」アプリ起動画面のイメージ■東博句会「花見で一句」を募集します!「博物館でお花見を」開催期間中に桜をモチーフにした作品や桜をテーマにした俳句を募集します。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。■庭園開放について本館北側の庭園を開放します。ソメイヨシノをはじめ、約10種類の桜をご覧いただけます。改修が完了し、ベンチなどを増設、園内を散策しやすくなりました。【開放時間】10:00~16:00*悪天候により中止する場合がございます。*茶室内には入れません。庭園風景※写真はイメージです■「博物館でお花見を」来館案内入館方法について詳細は、東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。会期 : 2022年3月15日(火)~4月10日(日)会場 : 東京国立博物館開館時間 : 9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 : 月曜日、3月22日 ※ただし、3月21日、28日は開館観覧料 : 一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。交通 : JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)ウェブサイト: ※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。※2022年4月1日(金)より事前予約なしでご入館いただけます(3月31日(木)までは事前予約<日時指定券>推奨です)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月17日