俳優の松田翔太(32)とモデルの秋元梢(30)が25日、所属事務所を通じて結婚したことを報告した。松田の父は俳優・松田優作さん、秋元の父は元横綱千代の富士(九重親方)。2人が直筆の連名で発表したコメントには「この度、私共は入籍いたしましたことをご報告させていただきます」に続き、「私共の両親の様に、強さと温かい愛を持った家庭を築いて参りたいと思っております。これからも皆様のご期待に沿えるようより一層邁進して参ります」と抱負がつづられている。スポーツ紙に報じられ、交際を認めていた2人。松田と秋元のSNSには、「ご結婚おめでとうございます」「とてもお似合い」「末永くお幸せに」「ニュースみてすごく幸せな気持ちになりました」など、ファンから祝福と喜びの声が続々と寄せられている。■コメント全文報道関係の皆様陽春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。この度、私共は入籍いたしましたことをご報告させていただきます。私共の両親の様に、強さと温かい愛を持った家庭を築いて参りたいと思っております。これからも皆様のご期待に沿えるようより一層邁進して参ります。どうぞ温かく見守っていただけましたら幸いでございます。今後とも変わらずご指導ご鞭撻賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。平成30年4月25日松田翔太秋元梢
2018年04月25日エモーショナルな「歌」で心を揺さぶる豊かな表現意欲を、松田理奈はおそらくナチュラルに持っているヴァイオリニストだ。そんな彼女の今回のリサイタルのテーマは「愛」。「今まで組んできたプログラムとはまったく違うえぐり方。トライしてゆきたいです」と抱負を語る。【チケット情報はこちら】曲目は、前半にフォーレとエルガーの愛の小品と、イザイの結婚祝いのために書かれたフランクの《ヴァイオリン・ソナタ》。後半は、シューマンの小品とブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番《雨の歌》を組み合わせた。クララを巡るシューマンとブラームスの愛の歌たちだ。核となる2曲のソナタのカップリングでCDもリリースする。「ブラームスのソナタ全3曲を録音してゆく予定ですが、3曲それぞれに別のストーリーをフィーチャーしたいと考えました。その第1弾として第1番をフランクと組み合わせたのも、『愛』がテーマなのです」末子フェリックスが早世して悲しむクララのためにブラームスが捧げたとされるのがヴァイオリン・ソナタ第1番。「悲しく暗い第3楽章の、最後の一段に出てくる主題にすべてがかかっている。それを聴いて、どれだけあたたかい気持ちになっていただけるかが自分に課した課題です。そこに向けてしっかり歌い込めるようにしてゆきたい」数年前まで、ブラームスの盟友ヨーゼフ・ヨアヒムが使用していたガダニーニを弾いていたことで、さまざまな気づきを得た。「楽譜に不自然に弱音の指示がある箇所が、ヨアヒムの楽器だと特別によく鳴る音なんです。ブラームスがヨアヒムの演奏を聴いて、鳴りすぎと感じて書き加えたのかもしれませんね。それを実際の楽器を通して感じることができた経験はとても貴重でした」CDのレコーディング中には、フランクのソナタで不思議な体験をしたという。「第4楽章を弾いていたら突然、今まで苦手だった人のイメージが、感謝のイメージと一緒にわーっと浮かんできたんです。そうか、感謝の気持ちを忘れずにというメッセージが込められた曲なのかと感じました。10年以上弾いてきて、結婚祝いにしては、あのドロドロした第3楽章はなんだろうと、ずっと疑問だったんです(笑)。“感謝”を感じてからは、若い勢いで弾きがちな第4楽章にも、ぬくもりが出てきたような気がします」最近「クラシック音楽が楽しくて仕方がない」という。「あらためて“あれ?なんて素敵な世界なんだろう”と感じています。音楽に触れる時間が昔よりも貴重になったのがよかったのかも。ひとつの曲にいろんな解釈があって、正解がないからこそ楽しい。聴いてくださる方の解釈もそれぞれ。私がトライするのは、最後にホッとして帰っていただくこと。相手を思いやるあたたかい気持ちになっていただけるように。それが願いです」リサイタルは5月18日(金)東京・浜離宮朝日ホールにて開催。チケットは発売中。取材・文:宮本明
2018年04月18日男性同士の親密な絆を言い表す用語として誕生し、映画やドラマの1ジャンルとしても認知されるようになった“ブロマンス(ブラザー+ロマンス)”。先頃、シネマカフェでは読者アンケート「“ブロマンス”といって思い浮かべる作品・コンビは?」を実施。アンケートでは、ブロマンス作品の様々なタイトルが挙がった。■綾野剛&菅田将暉、カンバーバッチ&フリーマン…至高のコンビは?日本を含むアジアのブロマンス作品・コンビとして支持を集めたのは、『帝一の國』の赤場帝一&榊原光明「とても可愛いらしい外見とやり取りで、一度見たら忘れられない!」(52歳・女性)、『まほろ駅前』シリーズの多田と行天「瑛太と松田龍平の最高にして至高のコンビ」(43歳・女性)、韓国映画『新しき世界』のチョン・チョンとジャソン「兄貴への忠誠と弟分に対する理解。血のつながっていない兄弟愛に魅了された」(30歳・女性)など。また、綾野剛と菅田将暉が兄弟のような2人を演じる『そこのみにて光輝く』、浅野忠信と神木隆之介が刑事コンビとして活躍するドラマ「刑事ゆがみ」なども挙がった。一方、欧米のブロマンス作品・コンビは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の公開を控えるスティーブ・ロジャース&バッキー・バーンズ「強い友情と揺るぎない信頼と変わらない親愛。まさに天下無敵のブロマンス!」(44歳・女性)など。ブロマンスの代名詞として語られることの多い名探偵シャーロック・ホームズ&ジョン・ワトソンを支持する声も多く、ロバート・ダウニーJr.&ジュード・ロウの『シャーロック・ホームズ』シリーズ、ベネディクト・カンバーバッチ&マーティン・フリーマンの「SHERLOCK/シャーロック」と、映画・ドラマ共にタイトルの挙がる強さを見せた。■そもそも“ブロマンス”って何?そもそも“ブロマンス”の定義は2人、もしくは2人以上の男性が親密な絆で結ばれていること。ハリウッドでブロマンスの単語が頻繁に目を引くようになったのは、親友同士の男たちが結婚式前にハメを外す『ハングオーバー!』シリーズなどの全米大ヒットに前後してのことだった。気の置けない同性同士のドラマと、その中に垣間見える“大人になりきれない男の未熟さ”に男性たちが共感。もちろん、同性同士のドラマや未熟さは女性にとっても無縁ではなく、“女性版ブロマンス”として誕生した『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』も全米大ヒットを記録した。しかしながら、親密な絆は2人の間で生まれるケースが多いのか。昨今では男性2人のバディドラマや精神的なつながりを描く物語が、ブロマンス作品として支持を集める傾向に。その形は友情、兄弟愛、師弟愛、主従関係、敵対関係、愛憎関係と様々で、肉体性を伴うBL(ボーイズラブ)とは異なる関係として認知されている。先に挙げたタイトル以外で言えば、『X-MEN』シリーズのプロフェッサーX&マグニートー、『コードネームU.N.C.L.E.』のナポレオン・ソロ&イリヤ・クリヤキン、『マイティ・ソー』シリーズのソー&ロキ兄弟などがそう。2人の絆はグループにおけるそれ以上に親密性が増し、男性の共感ばかりか、女性の憧れやうっとりする気持ちをくすぐるものにもなっている。■『帝一の國』はブロマンスの“パラダイス”だったそんな中、昨今における日本のブロマンス作品として最も熱く、多様性に富んでいたのは『帝一の國』ではないか。アンケートで名前の挙がった赤場帝一&榊原光明の友情以外にも、帝一と東郷菊馬のライバル関係、帝一と大鷹弾の信頼関係など様々な絆が描かれ、1粒で何度も美味しいブロマンスのパラダイス状態に。また、『アベンジャーズ』シリーズのキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースに恋人がいるように、帝一には想いを寄せる異性が存在していたのもブロマンスにカテゴライズできるポイントだった。『帝一の國』は興行収入19.2億円の大ヒットを記録。スティーブ&バッキーのブロマンスは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のさらなる続編にも続き、『シャーロック・ホームズ』や「SHERLOCK/シャーロック」もシリーズの新作が期待されている。もちろん、『帝一の國』の続編を望む声も!映画で、ドラマでブロマンスが語られ、その絆に魅せられる日々はまだまだ続きそうだ。(text:Hikaru Watanabe)
2018年04月17日将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説を映画化した『泣き虫しょったんの奇跡』のヒット祈願が、本日4月9日(月)に勝負の神様で知られる鳩森八幡神社の将棋堂にて行われ、松田龍平、野田洋次郎(「RADWIMPS」)、豊田利晃監督、瀬川五段が会見を行った。■松田龍平&豊田監督、本作に自信!『青い春』などこれまでも豊田作品に参加し、今作では主人公・瀬川晶司役を演じた松田さんは、「素晴らしい映画になったので、映画の神様が降りたなと思います。今日は将棋の神様にヒット祈願したので、微笑んでくれたら」と自信を見せ、豊田監督も「一人でも多くの人に見てほしい映画になりました」とコメント。また今回再び本格的なタッグとなった松田さんと豊田監督。松田さんは「楽しみでした。『青い春』から単独主役の機会がなかったので、気合が入りました。またやれて嬉しいです」と喜び、豊田監督も「いつも松田龍平主演でどんな映画が作れるか考えている。今回も面白かったです」と相思相愛ぶりが伺えた。しかし一方で、本作の撮影を「結構きつかった」とふり返る松田さん。「瀬川さんの半生と繋がる部分を感じたし、今回の映画で色々さらけ出したというか、自分を隠すことなくやらせていただいたなと。それは大変でしたが、そういう映画を豊田監督とできてよかったし、素晴らしいタイミングだったんじゃないかなと思います」とも語った。■松田&野田、映画初共演! 「才能が溢れ出ている」「圧倒されました」また公私共に仲良しであり、今回映画初共演となった松田さんと野田さん。「才能が溢れ出ている。ミュージシャンとは思えないというか、逆に役者じゃないからそういう空気感が出せるのかな」(松田さん)、「僕が参加したときはすでに現場の空気が出来ていたし、龍平もそこに主演として居たし、圧倒されました」(野田さん)とそれぞれお互いについてコメントした。なお、本作では将棋の監修も行っている瀬川五段。指導を受けた松田さんは、「瀬川さんの教え方がうまくて、将棋の楽しさを教えてもらいました」と話し、瀬川五段からは「最初に比べたら遥かに強くなっている」とお墨付きも。そして、キャスト陣は撮影の合間にも常に将棋を指していたそうで、“一番強い”のは、松田さん曰く奨励会メンバーのひとり、畑中良一役の駒木根隆介で、“一番熱中して上達した”のは瀬川五段曰く、同じく奨励会メンバー・新藤和正役の永山絢斗だったそう。■野田「どんな人が見ても間違いなく響く」昨今、藤井聡太六段や羽生善治永世名人などの話題がニュースとして頻繁に取りあげられ、アニメ&実写映画化された「3月のライオン」も大きな注目を集めるなど、盛り上がりをみせている将棋。松田さんは「将棋が大好きな方にはもちろん、より将棋の熱を上げる映画だと思うし、将棋を知らない人が見ても間違いない映画になったなと」と言い、野田さんも「どんな人が見ても間違いなく響くし、自分の人生をふり返ったり、この先に想いを馳せる映画なんじゃないかな」とアピールしていた。また今回、松田さんが何かを決意したような表情を見せる本作のティザーポスタービジュアルも解禁された。『泣き虫しょったんの奇跡』は2018年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:泣き虫しょったんの奇跡 2018年秋より全国にて公開予定©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社
2018年04月09日将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説を、豊田利晃監督がメガホンをとり、松田龍平主演で映画化する『泣き虫しょったんの奇跡』。この度、妻夫木聡、松たか子、永山絢斗など12名の超豪華キャストが、松田さん演じる晶司を支えるキャラクターで出演することが決定。さらに、本作の特報映像も公開された。■ストーリー地味でおとなしくて何の取り柄もなかったしょったん(瀬川晶司)が、初めて周囲から認められたのが将棋だった。ライバルや師匠との出会いを経てめきめき実力をつけ、プロ棋士の登竜門である奨励会に入会。しかし「26歳までに四段昇格」という鉄の掟のプレッシャーから、肝心なところで勝てなくなり…ついに年齢制限に阻まれ退会を余儀なくされてしまう。大きな挫折から絶望と喪失感に襲われる晶司。だが、そこに残っていたのは将棋が大好きな自分の気持ち、そして仲間の支えだった――。改めて将棋の楽しさに触れ、アマで頭角を現したことで前代未聞のプロ再挑戦が始まる!■晶司と苦楽を共にする「奨励会員」たち本作は、幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司が、一度は夢破れたが、周囲に支えられながら再び夢を実現させるためにひたむきに挑戦していく感動の実話。そんな晶司と共に四段昇格を目指し、苦楽を共にする仲間の一人、新藤和正役には『アンフェア the end』『真田十勇士』『エルネスト もう一人のゲバラ』など様々な話題作に出演する永山絢斗。若さゆえにやんちゃで生意気な態度を取り、新藤らとぶつかることもある奨励会員・村田康平役を『ヒミズ』『寄生獣』『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』などに出演し、世界にも活躍の場を広げる染谷将太。畑中良一役を『愛の渦』『ヒメアノ~ル』や舞台でも活躍を見せる駒木根隆介。山川孝役を豊田作品の常連としてもお馴染みの渋川清彦。清又役を多数の映画・ドラマ作品で名脇役として活躍を見せる新井浩文。加東大介役を『座頭市』への出演で注目を集め、最近では劇団☆新感線の舞台出演も話題となった早乙女太一。冬野渡役を『悪人』で日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞で主演男優賞を受賞した妻夫木聡が演じる。■松たか子&國村隼ら豪華俳優陣が脇を固める!ほかにも、晶司の小学生時代に多大な影響を与えた担任教師・鹿島澤佳子役を松たか子、中学生時代の晶司に将棋の道を教える将棋クラブの席主・工藤一男役をイッセー尾形、奨励会退会後、再びプロを目指す晶司を支える藤田守役を小林薫、そして晶司の両親役に、美保純と國村隼が決定。■キャストコメント到着妻夫木さんは、「豊田監督にオファーを頂けたことが何より嬉しかったです。また、原作の瀬川さんと同じ高校ということも、勝手ながら運命的なものを感じていました」と本作への出演を喜び、「僕は出演者の中でたぶん一番将棋が下手でした。染谷くんと将棋最弱王決定戦なるものをやったのですが決着がつかなかったので今度じゃんけんしておきます」と撮影中のエピソードも明かした。豊田監督の世界に中学のときから憧れていたという染谷さんは、「そこに招き入れて下さったことに感謝しています。そして、こんなに将棋映画に関われることに驚きです」と話し、撮影中は黙々と将棋を指していたが「自分はいっこうに強くなれませんでした」とも語っている。また永山さんは、「自分は幸福者だなぁと思えた日々でしたし、大好きな作品になりました」と撮影をふり返り、松さんは「現場では、瀬川さんもいらっしゃったので、ご本人の前で、影響を与えた先生でいるのは、とても緊張しましたが、しょったんはもちろん、生徒のみんなと目線をあわせてあげられたら、と思っていました。かかわった全ての人が熱い想いで作ったこの映画の成功を、心から祈っています」とコメントを寄せている。同時に公開された特報映像では、大勢のマスコミ陣を背に対局を行う、松田さん演じる晶司の姿が映し出されスタート。晶司を陰ながら支える親友でありライバル・悠野(野田洋次郎)のほか、小林さんや妻夫木さん、松さん、國村さん、染谷さんなど、今回発表された晶司の夢を支える個性豊かな人物たちも登場。また、照井利幸によるメロウなギターのサウンドが本映像に彩りを添えている。『泣き虫しょったんの奇跡』は2018年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月16日『三度目の殺人』の役所広司が、第41回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞。これまで幾多もの最優秀賞を受賞してきた役所さんだが、助演男優賞における最優秀受賞は初となった。役所さんは、「もしかしたら…っていう気持ちはあったんですけど。本当に感謝しなければいけない。是枝監督、ありがとうございました」と微笑みをたやさず、檀上から是枝裕和監督に語りかけた。助演男優賞には、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』より西田敏行、『家族はつらいよ2』の西村雅彦、『探偵はBARにいる3』の松田龍平、『武曲 MUKOKU』の村上虹郎、そして、『三度目の殺人』と『関ヶ原』の2作品より役所さんが選出・受賞され、その中から『三度目の殺人』での受賞となった。役所さん自身、初めての是枝組参戦となった『三度目の殺人』では、殺人の前科があり、解雇された工場の社長を殺害したとされる容疑者・三隈を演じた。7回にわたる接見室でのシーンでは、供述を二転三転させ、事件の闇深さを体感させた。初の是枝組について、役所さんは「本当にずっと作品のファンで、どうやって撮影しているのか、現場を1回見てみたい、出てみたいと思っていました。だから、やっと叶った。監督の粘り強さはすごかったですね」と述懐。是枝監督も、「今回は僕も念願叶ってご一緒できて。本当に目の前で役所さんが演じているのを見ながら、“演出って何だろう”と考えさせられてしまうくらい、僕が脚本に書いたもの以上を提示されているので、見逃さないでいるので精いっぱいでした。本当に勉強になりました」と名優に言葉を尽くした。受賞スピーチにおいて、役所さんは「映画の仕事をさせてもらってから随分たちますけど、アカデミー賞の会場に来ると、素晴らしい監督やスタッフの人たち、日本映画を支えてきた人たちに会うのが楽しみで。影響を受けたり、教えられたり、真似をして日本映画の中でずっと働かせてもらっています」と、自身の道のりとともに映画業界への愛情を表現。「今回は、本当に素晴らしい賞をいただきまして、ありがとうございました。今度の映画では、福山さんとの芝居が多くて、本当にふたりで作り上げました、感謝したいと思います。年を取ってきましたけど…(笑)、この賞をきっかけに、これからも、もうしばらく頑張っていこうと思います」と、変わらず俳優として歩んでくれることを約束した。(cinamacafe.net)■関連作品:三度目の殺人 2017年9月9日より全国にて公開© 2017フジテレビジョンアミューズギャガ
2018年03月02日第41回日本アカデミー賞の授賞式が2日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、レッドカーペットに錚々たる俳優陣が登場した。新人賞で登場したのは、中条あやみ、浜辺美波、北村匠海、竹内涼真といったフレッシュな面々。緊張した面持ちながら、堂々と歩いていく。優秀助演男優賞では、撮影中に足を負傷した役所広司がレッドカーペットを歩けなかったために、西村雅彦、松田龍平、村上虹郎の3人が登場した、役所は自席から笑顔を見せていた。話題賞では、昨年『植物図鑑 運命の恋、拾いました』で受賞した岩田剛典がプレゼンターを務める。今回『帝一の國』で同賞の俳優部門を受賞した菅田将暉、『君の膵臓をたべたい』企画・プロデュースの臼井央とともに並んで登場したが、臼井から声をかけられた岩田と菅田は顔を見合わせ和気藹々とした様子を見せた。主演男優賞では、大泉洋、岡田准一、佐藤健、菅田将暉、藤原竜也と現在の映画界を背負って立つ5人が登場。トップクラスの俳優たちは互いに笑顔で、客席に手を振りながらレッドカーペットを歩いて行った。
2018年03月02日錦戸亮主演で贈る、現在公開中の衝撃のヒューマン・サスペンス『羊の木』。木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平ら豪華キャストが出演することで話題の本作から、この度、劇中に登場する奇祭“のろろ祭”の場面写真がシネマカフェに到着した。吉田大八監督が描く奇祭“のろろ祭”とは――?毎年恒例で行われるのろろ祭。“のろろ様”は、さびれた港町・魚深に祀られている神で、決してその姿を見てはならないと言われている。そして、魚深の崖には巨大なのろろ像があり、祭りの日に2人の生け贄がそこから飛び込むと、一人は助かり、もう一人は沈んだまま死体が揚がらない、という話が言い伝えられているのだ。のろろ祭が始まると住民は自宅に帰り、のろろ様を先頭に異形の集団が魚深の町を練り歩く…。そんなのろろ祭は、魚深の新住民となり、それまで交わることのなかった元殺人犯たちが一堂に会する唯一のシーン。到着した場面写真では、松田さん演じる宮腰のほっかむり姿や、普段大人しく気弱な福元(水澤さん)が泥酔し大暴れする場面、その姿を面白がり写真撮影を始める杉山(北村さん)など、元殺人犯たちの姿が確認できる。また、白い衣装に身を包んだ集団が町を歩く異様な光景も写し出されている。『羊の木』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2018年02月10日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回は『羊の木』(2月3日公開)に出演する松田龍平について、吉田大八監督に話を聞いていく。松田は1999年に映画『御法度』でデビューし、その年の新人賞を独占する。映画『青い春』(02)の主演以降、『まほろ駅前』シリーズ(11、14)、『探偵はBARにいる』シリーズ(11、13、17)など話題作に出演。さらに『舟を編む』(13)では第37回アカデミー賞ほか、多数の主演男優賞を総なめにした。最新作となる『羊の木』では、過疎対策としてある町に受け入れられた元殺人犯で、錦戸亮演じる主人公・月末と交流を深めていく宮腰一郎を演じる。○松田龍平の印象開き直るわけじゃないけど、宮腰は言葉で説明できるような役になったらつまらないと思っていました。決して逃げではなく、自分なりに目指すべき宮腰に対してできるだけ誠実であろうとすれば、そうなってしまうんです。だって人間の言葉で捉えられるなら、人間の枠内にあるってことだから。当然松田くんとも撮影の前に何度か話し合ったのですが、僕が言葉を尽くして説明しながら、最後の最後で宮腰の芯に対して触れられないという苦しさを、彼のほうで感じ取ってくれて、自分が引き受けるしかないという覚悟を持ってくれたことで、宮腰という役がギリギリで成立したような気がします。あんなにフレンドリーで穏やかに見えながら、人間の枠におさまらない何かが、輪郭から少しずつにじみ出ている。彼が覚悟して演じてくれたおかげで、ただ立っているだけ、ただ歩いているだけで、何かざわざわしたものを感じる宮腰になったと思います。それは観ているこちらが人間だからですよね。もちろん松田龍平は人間だけど、宮腰は人間じゃない。普通に考えたら「そんな役、できるわけがない」で終りなんだけど、「求められたら、やるしかない」というのもまた松田くんだから、もし彼じゃなければどうなっていたか、全く想像がつかないですね。この無謀な賭けに付き合ってくれた松田龍平という俳優に、感謝するしかないです。○映画『羊の木』でのおすすめシーン文(木村文乃)に引き続き、やっぱり全編通してギターを持っている姿が別の意味でグッときますね。ギターが、ギター以上の何かになっている。たとえばギターを間に挟むことで、月末と宮腰の友情は儚い艶を帯びるし、いちばん最後に弦を爪弾いてからポツリと言う台詞が、宮腰の心からの叫びのようで、僕にはたまらないほど切なく聞こえます。■吉田大八監督1963年生まれ、鹿児島県出身。CMディレクター として国内外の広告賞を受賞する。2007年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で長編映画監督デビュー。同作は第60回カンヌ国際映画祭の 批評家週間部門に招待され話題となる。その後 『クヒオ大佐』(09)、『パーマネント野ばら』(10) とコンスタントに作品を発表。『桐島、部活やめるってよ』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞した他、国内の各映画賞を賑わせた。『紙の月』(14)でも第38回日本アカデミー賞 優秀監督賞受賞、主演の宮沢りえにも数々の映画賞をもたらした。17年は、三島由紀夫の異色のSF小説を映画化した『美しい星』の公開の他に、作・演出を手掛けた舞台「クヒオ大佐の妻」の上演が評判となる。
2018年02月04日映画『羊の木』が3日(土)公開初日を迎え、都内で主演の錦戸亮、共演の木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督が舞台挨拶を行った。漫画家・山上たつひこといがらしみきおがタッグを組み、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した傑作コミックをベースに、7人の元殺人犯を受け入れることになった港町で巻き起こる衝撃的事件を描く。映画の内容にちなんで「誰も知らない町で新生活を始めるとしたらどんな職業に就きたい?」というお題に錦戸さんは「僕が興味あるのは左官屋さん」と挙げて「壁を塗ったりする職人技をYouTubeで見るのが好きで、ずっと動画を見ている」と意外な趣味告白。細かい作業が得意といい「この映画のプロモーションで溶接をして楽しかったので、もっと職人技を磨いて、TOKIO兄さんを超えられるくらいの職人技を持ちたい」と先輩超えを宣言した。一方、松田さんは悩みつつ「劇中で運送業をやっているけれど、しっくりきた。着ている制服もいいなと」と役柄の仕事が気に入ったようで「ただ自分は方向音痴で目的地にたどり着けるかわからず…。たどり着けるまで時間がかかるので心配。やり続けないとそう簡単にできないぞと」と妄想戒め。さらに錦戸さんに向かって「壁を塗る人にも“壁”が出てくるでしょうね」と上手いダジャレを発し、錦戸さんから「なんで急にそんな小話!?」と突っ込まれていた。木村さんは、過去にウエディング関係のアルバイトをしていたことに触れて「それが凄く楽しくて、いまの事務所に拾われなかったら続けていたはず。人の幸せを作って送り出す仕事は素敵。そういう役をもらったら、普段とはまた違った気持ちでできるかなと思ったりする」と回想。動物がなつかないという水澤さんは「動物に愛される男になりたいので、牧場に行って牛とか馬とかをまずは攻めて、徐々に犬猫に愛されるカッコいい男になりたい」とポツリ。それに錦戸さんは「でも僕らは愛しているので!」と手を差し伸べるも、瞬時に「嘘です!」と突き放しイジリだった。『羊の木』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2018年02月03日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が3日、主演映画『羊の木』の公開初日舞台挨拶に、木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。考えさせる内容の映画に、客席が静かな雰囲気になっていたため「リアクションとかしてくれるんですかね? ちょっと大きめの声でしゃべりますね!」と気を使った錦戸。もし知らない土地で違う職業に就くとしたら? という質問に「僕が興味あるのは、左官屋さんですか!? 壁塗ったりとか」と大声で答えた。錦戸は「職人技をYoutubeで見るの好きで、左官屋さんになりたいです!」と宣言。同作のイベントで鉄製の木を作成したことを「こないだ、溶接もすごく楽しかったので」と振り返り、「TOKIO兄さん越えられるくらいの職人さんを!」と意気込んだ。松田は「映画で運送業をやったんですけど、結構しっくりきたので」と運送業を挙げる。「方向音痴でたどり着けるかわからない」と心配しつつ、「何でもそうじゃないですか。やり続けないとそう簡単にできない」と人生論を語る。左官屋志望の錦戸に「壁を塗るんですっけ? それも多分、壁が出てくるんでしょうね」とまとめ、錦戸は「いきなり小話みたいに」とつっこんでいた。この日は鏡開きが行われたが「初めて」という錦戸は興味津々で酒樽を覗き込む。フォトセッションでは全員の方向を誘導し、カメラマンが写しやすいようにキリッとした顔で酒樽を移動させるなど、気配りを見せていた。
2018年02月03日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回は『羊の木』(2月3日公開)に出演する木村文乃について、吉田大八監督に話を聞いていく。木村は2004年に映画『アダン』オーディションでヒロインデビュー。『風のダドゥ』(06)で主演を務めるなど、その後も活躍を重ねている。映画・テレビドラマと話題作に次々と出演。2017年は映画『追憶』、『火花』、ドラマ『大河ファンタジー 精霊の守り人』『A LIFE~愛しき人~』『ボク、運命の人です。』に出演し、現在は映画『伊藤くんAtoE』が公開中。最新作となる『羊の木』では、過疎対策として仮釈放された6人の元殺人犯を受け入れる町に戻ってきた女性・石田文を演じる。○木村文乃の印象僕は逆に、木村さん側からの自分の印象が気になっています(笑)。撮影の前、僕はほぼ、彼女に「ギター弾けるようになった?」しか言ってないんです。木村さんに「『ギターのことしか言わない監督だ』と思ってたでしょ」と言ったら、「思ってました」と返されました。でも僕としては、彼女がギターを弾く姿に込めたものが大きかったんですよね。文には、元受刑者たちとは違う意味で、月末(錦戸亮)には明かされない過去の時間がある。ギターをかきむしるようにして弾く姿を通じて、後悔や苛立ち、不安……そんなもろもろを表現して欲しかったんです。だから、参考にしてほしいギタリストの映像や、彼女が持つSGタイプのエレキギターを特集したムックを闇雲に送ったりしましたね。初めて仕事をする女優へのアプローチとしてはかなり偏っていたんでしょうけど、彼女は戸惑いつつ面白がってくれました。硬質だけど弾力がある、いい文にしてくれたと思います。○撮影現場での様子現場ではあまり喋らなかったですね(笑)。本当は気さくな人だと思うんだけど、文という役は6人の受刑者と月末の関係とはまた少し、違う位置にいるじゃないですか。ある種孤立した感じは、意識してくれていたような気がします。そんなに話はしなかったけど、それでお互いやりにくいということは全くなかったです。月末に対する冷たさや、突き放し方については結構微妙なバランスを要求させてもらいました。「今のは柔らかすぎる」「それだと怖すぎる」という具合。宮腰(松田龍平)との関係の深まり方に関してはあえて描写を省略していて、それは月末にとっての「いきなり2人が恋人になっている衝撃」を強調したかったから。その辺のニュアンスもうまく感じ取ってくれたと思います。○映画『羊の木』でのおすすめシーン文はいい「顔」がいっぱいあるんだけど……でも演奏ですね、やっぱり。本当に雄弁というか、彼女の思いが音になって炸裂するようなシーンですから。……おすすめがギターの場面で、木村さんは喜ぶのかな?(笑) でも、あのシーンが説得力を持っていることが、大事なんですよね。文と月末の関係性もちゃんと反映しているし、何より音がカッコいい! 趣味です(笑)。■吉田大八監督1963年生まれ、鹿児島県出身。CMディレクター として国内外の広告賞を受賞する。2007年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で長編映画監督デビュー。同作は第60回カンヌ国際映画祭の 批評家週間部門に招待され話題となる。その後 『クヒオ大佐』(09)、『パーマネント野ばら』(10) とコンスタントに作品を発表。『桐島、部活やめるってよ』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞した他、国内の各映画賞を賑わせた。『紙の月』(14)でも第38回日本アカデミー賞 優秀監督賞受賞、主演の宮沢りえにも数々の映画賞をもたらした。17年は、三島由紀夫の異色のSF小説を映画化した『美しい星』の公開の他に、作・演出を手掛けた舞台「クヒオ大佐の妻」の上演が評判となる。
2018年02月02日関ジャニ∞のメンバーで俳優の錦戸亮(33)が31日、都内の日本外国特派員協会で行われた映画『羊の木』(2月3日公開)の記者会見に吉田大八監督と共に出席し、外国人記者からの質問に答えた。映画『羊の木』の日本外国特派員協会の記者会見に出席した錦戸亮会見は試写会後に行われ、冒頭では流暢な英語で「本日はお越しいただきましてありがとうございます。映画楽しんでいただけたと思います。この映画を通して私は、自分のコミュニティーに全く分からない人が入って来たらどうするだろうと考えました。この作品がエンターテイメントでありながら社会的な側面もある映画です。過疎化、そして移民などの問題について考えるきっかけになればいいなと思います。ありがとうございます」とスピーチ。会場は温かい拍手に包まれた。『がきデカ』の山上たつひこ氏が原作、『ぼのぼの』のいがらしみきお氏が作画を務め、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞したコミックを原作に、『桐島、部活やめるってよ』(12)の吉田監督が映画化。錦戸が主演、松田龍平、木村文乃らが出演し、元殺人犯の男女6人を受け入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音を描いている。錦戸が演じたのは、元受刑者の受け入れ担当となった市役所職員・月末一。アイドルとしての存在感を消して役柄になりきったことについて触れられると、「普段はきらびやかなステージに立たせてもらったり、歌って踊ってキャーキャー言われる場所もあれば、唯一一人で仕事をするのがお芝居。そこに関しては自分のアイドル的なところは一切出す必要はないと昔から思っています」と説明。「僕らも家に帰ったら"普通"です」「みなさんにもフラットな時ってあるじゃないですか? そこを意識したというか」と一人の人間として月末と向き合ったと語った。また、参考にした海外の俳優については「今は思い浮かばない」としながら、「普段観ている映画だったり、役者さんが何より先生になっているんじゃないかと思います」と自己分析。ジェイク・ギレンホール、デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウの名を挙げ、「好きな映画何回も観るんですよ。だから細かいところまで観てそれが気付かないうちに……パクるというか。僕なりにやっているとは思うんですけど」と正直に話して笑いを誘った。「緊張します!」と周囲のスタッフに言いながら会場入りしていた錦戸。会見でハリウッド進出の可能性について聞かれると、「いつかハリウッドというものがあるのなら、もちろん挑戦させてもらいたいです」と意気込みつつ、「でも、頭のスピーチの英語だけで死ぬほど緊張してたので!」とぶっちゃけて会場は爆笑。「だからもっと語学力も大事なんでしょうけども、その語学力どうこうを抜きに『使いたい俳優』と言われるような俳優にまず日本でなりたいと思います」と今後の目標を掲げた。なお、これまでジャニーズ事務所はタレントの肖像権保護の観点から写真のWEB使用制限を設けていたが、この日をもって解禁。今後は、「記者会見、囲み取材、舞台あいさつなどのタレント登壇時のWEBニュースサイトでの使用」が可能となった。会見後のフォトセッションではカメラマンから次々と目線を求める声が上がる中、錦戸は一人ひとりの要求ににこやかに応えていた。
2018年01月31日「そこまでね、何も考えてないですよ(笑)」――。錦戸亮が映画やドラマの中で醸し出す「あぁ、こういう人、ホントにいそう!」という自然な佇まいはどうやって生み出されるのか? そんな問いにインタビュアー泣かせの答えが返ってきたが、それは彼の本音に他ならないのだろう。ちょっと気弱な教師や公務員といった現実社会でごく普通に見かけるタイプの人間から、恋人に異様な執着を見せるDV男(「ラスト・フレンズ」)、さらには現代にタイムスリップした侍(『ちょんまげぷりん』)といった特異なキャラクターまで、ごく当たり前のようになり切ってしまう。ジャニーズ、いや、同世代の俳優の中でも、間違いなくトップクラスの演技力を有するが、当人は、自身が“俳優”であることさえ意識していないようにも見える。『桐島、部活やめるってよ』、『紙の月』などセンセーショナルな作品を発表し続ける吉田大八監督の下、4年ぶりの単独主演映画として挑んだのがまもなく公開となる『羊の木』。極秘の社会プロジェクトとして、かつて殺人を犯した6人の元受刑者たちが、10年の定住を条件に、刑期を大幅に短縮され、地方都市・魚深市に移り住むという物語で、錦戸さんは、彼らの受け入れ担当を命じられた市の職員・月末(つきすえ)を演じている。月末という主人公について、錦戸さんは「強烈すぎるキャラクターが揃った物語の中では、ほぼ唯一の“普通の人”」と語る。元殺人犯の移住者たちに疑心暗鬼になりつつも、この街で人生をやり直そうとする彼らを支え、特に同世代の天真爛漫な宮腰(松田龍平)とは、ひょんなことから友情を深めていくことになる。「いわゆる役作り的なことは、ほとんど考えませんでした。もともと、そういうアプローチが得意じゃないのもあるんですけど、特に今回は頭でっかちにならない方がいい気がしたんです。それよりは共演者の方々のお芝居だったり、吉田監督の演出に対して、常に敏感でいたかったんです。例えば映画の冒頭で、月末が6人の元受刑者たちを順番に迎えに行くでしょう。そこで(魚深市の魅力を伝える)同じやりとりを何度も繰り返すんですけど、話す相手が変われば当然、リアクションも変わってくる。最初は普通の転入者だと気軽に捉えていたのが、彼の中で次第に違和感が強まっていった部分もきっとあっただろうし…。そういう微妙な表情が、この映画では大事なのかなと思ったので。撮影中はなるべくフラットな状態で、その場の流れに身を委ねるようにしていました」。映画の始まりから終わりまで、癖の強い6人の元受刑者たちに振り回され続ける月末。「(撮影が行われた)富山には振り回されに行ってました」と笑う。過度に役に入り込んで自分を追い込むでもなく、“普通の人”であることを意識し過ぎるでもなく、自然体で撮影を楽しんだ。「振り回されるのは『よーいスタート』から『カット』がかかるまでで、それ以外はリラックスしてました(笑)。そもそも、僕自身、普段から自分を“普通”だと思ってますからね。(インタビューで)よく『オーラのオンとオフのスイッチがあるんですか?』と聞かれますけど、そんなのないし、『今回、見事にオーラを消してましたね』と言われても、そもそも消してるつもりもないですし…(苦笑)」そうしたスタンスは、今回のようなごく平凡な男を演じる時だけでなく、少しキャラクターの立った役柄、アクや個性の強い役を演じる際も変わらない。特別な何かを意識するでもなく、カメラが回ったら共演者を相手にその役柄としてリアクションをし、カットがかかればまた自然と元の錦戸亮に戻る。「例えば侍を演じるなら、所作を復習したりはしますけど…。基本は一瞬、一瞬に集中するだけ。侍をやろうが、市役所の職員をやろうが、その後、すぐに音楽番組やバラエティに出ないといけないし…。『役が抜けなくて…』とか言ってみたいですけど、そんなこと言ってらんない(笑)。(演じながら)役になり切っている! と自分で感じている時点で、役になってない気もしますし、(演じている最中の感覚は)ゼロですかね? 何も考えず、セリフだけを覚えて、あとは出たとこ勝負!」役柄、作品ごとに見た目や雰囲気がガラリと変えて、役柄そのものに変身してしまう、いわゆる“カメレオン俳優”というのとも、また違う気がする。見た感じは、関ジャニ∞のメンバーとしてバラエティー番組や音楽番組で見せる錦戸亮の姿と大きく変わらないのに、中身はその作品世界の地に足をつけて存在する役柄になっている。いったいどうやって、それぞれの役を作り上げていくのか?「どうなんでしょうね…、まあ、作品ごとに監督も違えば共演者の方も、ロケ地も違うので、それだけで十分、変われる気がしますけど…」。ただし、自分でセリフを発する上で「全く自分の中にないものは、セリフとして言えない気がします」とも。どこかで役柄や、その考え方、生き方を理解することが糸口となっている。「それは、たとえDV男を演じるときでさえもそうで、どこかでほんのちょっとでもわかる気がするという言葉は言えるし、(理解を完全に超えた)言えないセリフは言えないと思います。共通点を探すわけじゃないけど、整合性というか、『あぁ、わかるかも』と少しでも理解してあげようとするだけで、全然違う気がします。まあ、色々話しましたけど、そこまで何も考えてないなぁって思いますよ(笑)」。役柄については理解はできても、完成した映画については、いい意味で「よくわからない不思議な感覚」を抱いたという。そして初号から数えて何度か鑑賞を重ねても、その思いはさらに深まっている。解釈や意味を断定できないモヤっとしたわからなさこそ、まさに本作の怖ろしさであり、魅力である。「最初に見て、モヤモヤっとして、実際に『なんかよくわかんなかったです』と言っちゃったし(苦笑)。でも、何度も見て思うのは、ズバッと(感想や物語の解釈を)言えるってすごいけど、言えない人の方が信用できる気がするんですよね。見るたびに、自分のコンディションによっても感想が違う気がします。敵がいて、それを倒して終わりって映画じゃないので、人それぞれの答えの形を聞きたいです」。最後にもうひとつ。俳優・錦戸亮について。吉田大八監督の作品に出た俳優からはしばしば、完成した映画で自分の姿を見て「知らない自分がいた」「見たことのない表情の自分がいた」といった感想が聞かれるが、今回、映画を見て見たことのない錦戸亮の表情は発見できたのか?「いやぁ、わかんない(笑)。そもそも演じているときに『いまはこういう顔!』とか考えてやってないから、言ってみれば全部、自分の知らない顔かもしれないし。正直、そんなカッコいいことは言えないですね(苦笑)」。まさに断定できないモヤっとした部分にこそ、この男の多様な演技の秘密が隠されているのかもしれない。(text:Naoki Kurozu)
2018年01月31日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回は『羊の木』(2月3日公開)主演の錦戸亮について、吉田大八監督に話を聞いていく。錦戸は1997年にジャニーズ事務所に入ってから数々のテレビドラマに出演し、NHK連続テレビ小説『てるてる家族』(03~04)では日刊スポーツ・ドラマグランプリ新人賞を受賞した。また、『ちょんまげぷりん』(10)で映画初出演にして主演を務めた後、『エイトレンジャー』シリーズ(12、14)、『県庁おもてなし課』(13)、『抱きしめたい –真実の物語-』(14)などで活躍。最新作となる『羊の木』では、過疎対策として仮釈放された6人の元殺人犯を受け入れる公務員・月末一(つきすえ はじめ)を演じる。○錦戸亮の印象彼の演じた月末という役は、個性の強いキャラクターたちに囲まれて、彼らが移住してきたことで起こる新しい事件など、特殊な状況に、普通の人間として向き合わなければならないんです。彼が最初から最後まで、健全な「普通さ」を持ち続けていることが、ポイントになってきます。もちろん状況に応じて、人間らしい葛藤や嫉妬もあり、悩んだり傷ついたりもするんだけど、それが異常な域には踏み込まないことが大事で、彼の抑制の効いた演技や佇まいが、映画の軸としては非常に重要でした。彼がぶれないでいるから、逆に他のキャラクターもより際立ってきます。基本的に、錦戸くんは周りの登場人物たちから攻められ続けながら、しっかり真ん中にいて、どんどん普通の人間として輝きを増していくんですよね。見事でした。こういう俳優は本当に貴重だと思います。○撮影現場での様子撮影しながら感じたのは、相手に応じて、ごく自然に違う受け身をとれるセンス。共演者の間合いやその場の空気を反射したうえで、正確にドンピシャな答えを出す確率が非常に高く、監督としては非常に助かりました。基本ができていれば、もっと深いところまで一緒に掘れるじゃないですか。「じゃあこういうのも試してみよう」というトライもできて、演出していて楽しかった。完成披露試写会ではファンの方から「かわいい」と言われていましたが、まあ、僕にとっても息子のような年齢だし、かわいいですよ(笑)。彼の出ているバラエティ番組をあまり見たことがなかったのですが、撮影が終わってから見る習慣がついて、いつのまにか関ジャニ∞のファンになっちゃいました。最近また映画のプロモーションで会うようになり、撮影していた頃とはまた違う魅力も感じるようになりました。33歳の男としてのマナーも備えつつ、ファンの気持ちにも誠実に応えるというバランスを、すごく繊細に、でも自然に保っていられるところは、若いのに素敵だなと思います。○映画『羊の木』でのおすすめシーン一番好きなのは、バンドの練習をしている倉庫で、宮腰(松田龍平)の過去について文(木村文乃)と2人で話すシーンです。月末のずるさや小心さだけじゃなく、文に対する抑えようのない想いが溢れている。月末はバランスのとれたキャラクターだけど、ここではむき出しのナイーブな感じが出ていると思います。錦戸くんのすごく繊細な表情の中に、月末の人間的な葛藤をビンビンに汲み取れる感じがして、好きですね。■吉田大八監督1963年生まれ、鹿児島県出身。CMディレクター として国内外の広告賞を受賞する。2007年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で長編映画監督デビュー。同作は第60回カンヌ国際映画祭の 批評家週間部門に招待され話題となる。その後 『クヒオ大佐』(09)、『パーマネント野ばら』(10) とコンスタントに作品を発表。『桐島、部活やめるってよ』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞した他、国内の各映画賞を賑わせた。『紙の月』(14)でも第38回日本アカデミー賞 優秀監督賞受賞、主演の宮沢りえにも数々の映画賞をもたらした。17年は、三島由紀夫の異色のSF小説を映画化した『美しい星』の公開の他に、作・演出を手掛けた舞台「クヒオ大佐の妻」の上演が評判となる。
2018年01月31日上田晋也、藤木直人、森泉の3人が旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」。その1月28日(日)放送回のゲストは最新作『羊の木』の公開も迫る女優の木村文乃。アクティブな木村さんのプライベートとは!?TVCMや映画『Paradise Kiss』、ドラマ「蜜の味」などで注目され、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で一躍知名度を上げると「明日、ママがいない」や「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」、『ピース オブ ケイク』などで実力派女優としての評価を固め、最近では「A LIFE~愛しき人~」や「ボク、運命の人です。」などのドラマから『追憶』『火花』といった映画作品まで多彩に出演。この1月にも『伊藤くん A to E』が公開されたばかりの木村さん。番組初登場となる木村さんは今回、東京ディズニーシーで大人が楽しめる人気スポットを初体験するほか、正月旅行のモルジブで見せた信じられない姿に、イギリス旅での行き当たりばったりの大胆行動や週1というハイペースで温泉に行くなど超“アクティブ”な面が明かされていく。また友人いわく“天然”だという木村さんが旅行でなくした信じられないモノとは?さらに大のイチゴ好きということで半休を使ってお一人様いちご狩りへ。幻の白いちごに一粒一万円の超高級いちごに木村さんの反応は…今夜意外な面を番組で披露してくれる。そんな木村さんの映画最新作となる『羊の木』は『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督が、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞の話題コミックを実写映画化した全く新しい衝撃サスペンス。平凡な市役所職員の月末は、男女6人の受け入れを担当するが、移住してきた彼らはどこかおかしい。美しい海に臨むさびれた町・魚深で、犯した罪を抱えながらも居場所に馴染もうとする6人。町の人々は元受刑者という事実を知らされないまま彼らを雇い、ともに生活を始める。そんなある日、月末は“彼らは全員元殺人犯”という衝撃の事実を知る。時を同じくして港で身元不明の変死体が発見され、静かな町に穏やかならぬ波紋が広がっていく…元殺人犯という“究極の異物”と共生することになった住人たちのサスペンスフルな人間関係が描かれる。主人公の月末役には錦戸亮、木村さんのほか、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平といったキャストが集結した。『羊の木』は2月3日(土)より全国にて公開。(笠緒)
2018年01月28日錦戸亮をはじめとする豪華俳優陣が『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八監督のもとに集結する衝撃と希望のヒューマン・サスペンス『羊の木』。本作に登場する“元殺人犯”の1人で、無邪気で好奇心が強く、錦戸さん演じる月末と友だちになりたがる謎めいた宅配業者に扮するのは、唯一無二の存在感を放つ演技派俳優・松田龍平。今回、本作のプロデューサーである井手陽子氏が松田さんの魅力を語ってくれた。松田さんは『御法度』(’99/大島渚監督)でデビューすると、その年の新人賞を独占。以降、ハードボイルド、ヒューマン、シリアス、コメディとどんな作品でもこなし、話題作に次々と出演。『舟を編む』(’13/石井裕也監督)では、第37回日本アカデミー賞をはじめ、多数の主演男優賞を総なめに。昨年は、話題を呼んだドラマ「カルテット」から黒沢清監督のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品作『散歩する侵略者』、石井監督の最新作『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』、人気シリーズの第3弾『探偵はBarにいる3』と多彩な作品に出演した。そんな松田さんが出演する最新作『羊の木』がいよいよ2月3日(土)より公開となる。“当て書き”のキャラクターは普通の人には理解できない部分がある熱狂的な支持を集める山上たつひこ×いがらしみきおの巨匠タッグによる超問題作であり、2014年文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した同名原作を映画化した本作。市役所職員の月末(錦戸さん)が、元殺人犯を受け入れ翻弄されていく物語であり、「月末を翻弄する元殺人犯たちのキャラクターは練りに練って創り上げました。なかでも松田さん演じる宮腰は、どこまでも純粋でありながら、普通の人には理解できない部分がある“人間でない存在”とさえいえるキャラクター。この役を演じられるのは、松田龍平さん以外に考えられなかった」と井手氏は言う。「松田さんに決まった後に、当て書きすることでキャラクターをブラッシュアップしていき、ほかにはないキャラクターに育った」と語り、「それほど、この映画にとって松田さんの存在はとても大きかったです」と明かしている。また、松田さんについては、「東京でお会いしたときは、その佇まいから、明らかに洗練されている都会的な人だと感じるのに、地方に行けば、そこにずっと前から住んでいた地元の人の雰囲気を感じる。どこにいても、その場所を全て自分のモノにしてしまう不思議な魅力を持っています」と絶賛。「富山での撮影は、少し時間が空くこともあったのですが、いつの間にか地元の方と仲良くなっており、色々な人から松田さんと出かけたとか、飲みに行ったという話を聞く。誰に対しても分け隔てなく気さくな態度に、誰もがいつの間にか虜にされてしまう方です」と、その人となりにも魅了されている様子だ。俳優・松田龍平の魅力…「これほどまでに唯一無二の存在はない」「松田龍平のほかに松田龍平はいない。言葉で言うと当たり前のことなのですが、これほどまでに唯一無二の存在はないと思います。役が先にあったはずなのに、松田さんが先にあったようにしか思えないほど、自分のものにしてしまう独特な魅力がある」と、松田さんの魅力について語る井手氏。「一度、『この役は松田龍平さんがぴったりだな』と思ったら最後、ほかのキャスティングなどが考えられなくなります。どこまでも自然で、どこからが芝居なのか分からなくなるほど、その境目は一見曖昧に見える。しかし、これまで演じられたキャラクターは1つとして同じではない、それぞれ独特な雰囲気を持った魅力的な人物ばかり。どんな映画においても、その映画ならではの存在感を確実に残してくれる貴重な俳優だと思います」。では、そんな松田さんについて、本作で特に注目してほしいポイントは?というと、「松田さん演じる宮腰は、たった2時間という短い時間の中で、様々な感情を観客に沸き起こしてくれるはずです。主人公の月末同様に、松田さん演じる宮腰に翻弄されてほしいです」とコメント。「いままで感じたことのない新しい感覚に震わされること間違いなしです」と自信を込めて語っている。『羊の木』は2月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月27日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が主演を務める映画『羊の木』(2月3日公開)に出演する役者陣が、メガホンを取った吉田大八監督の演出方法についてコメントを寄せた。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。関ジャニ∞の錦戸亮が主演、松田龍平、木村文乃らが出演する。『桐島、部活やめるってよ』(12)で日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞をダブル受賞、『紙の月』(14)では同優秀監督賞を受賞し、注目される吉田監督。元殺人犯という難役を演じた役者たちは、そろって吉田監督の演出の細やかさ、的確さを口にした。無邪気で好奇心が強い、謎めいた宅配業者を演じた松田は、「自分でも制御できない凶暴性と子どものような純粋さという、極端な二面性を抱えて生きてきた人だと思うんです。その二つの間で彼がなにを考え、どう揺れていくか。現場では監督の丁寧な演出に助けられて、そのポイントを細かく探っていきました」と感謝する。北村一輝は、クランクイン前に「吉田監督に「僕の演出はネチッこいですから」って何度も言われたんです(笑)」と振り返るが、「実際ご一緒したら、全然そんな感じはなかった。むしろ微妙な声のトーンだったり台詞の間だったり、役者が一番知りたい匙加減を的確に示してくださった。おかげで単にチャラチャラしただけじゃない、大事な何かを造形できた気がしています」と語った。色っぽい介護士を演じた優香は「演じるに際しては単純なエロティックさだけじゃなく、彼女の人生から漂う匂いが生々しく伝わればいいなと思いました。正直、難しかったです」と撮影時の心境を吐露。「どうしても悩んでしまう部分は、表情から台詞の温度感まで吉田監督に細かく教えていただいて……何とか乗り切りました(笑)」と、吉田監督の手腕に助けられたという。市川実日子は「監督が他の役者さんに細やかな演出をされているのを現場で見た時、うれしい気持ちになりました」と意外な一言。「もともと持っている何かを引き出しながら、違う面にも光を当てているような……」と、その演出を絶賛していた。
2018年01月24日主演に錦戸亮(「関ジャニ∞」)を迎え、木村文乃、北村一輝、松田龍平ら豪華キャストが出演する心揺さぶる衝撃と希望のヒューマン・サスペンス『羊の木』。元受刑者の男女6人を受け入れたことをきっかけに、町の日常が変化していく様を描いた本作から、このほど2種類のTVスポットが解禁となった。到着したのは、「衝撃の感動に震える」「待ち受けるのは、絶望か、希望か」と、それぞれキャッチコピーが添えられた【ドラマ編】【サスペンス編】2本のTVスポット。どちらも、錦戸さん演じる思いがけず元受刑者の受け入れ担当者になってしまった市役所職員・月末一が不安な表情を浮かべ、翻弄されている様が垣間見える。■TVスポット【ドラマ編】■TVスポット【サスペンス編】劇中では、月末が想いを寄せる木村さん演じる同級生や、松田さん、北村さん、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯が扮する個性的な元殺人犯たちの間での戸惑いや揺れを見事に表現している錦戸さん。「様々な過去を抱えた登場人物たちの中で翻弄されていく月末を演じるのは、とても刺激的な体験でした」と話し、「これから日本では魚深市のような町が現実に増えていくかもしれません。正解がわからないまま“他者”を信じ、裏切られ、折り合いを付けなきゃいけない状況も出てくるような気がする。もしそれが自分だったら──?ご覧になった方の、そんな心の扉をノックしてくれる映画になっていると思います」とコメントしている。『羊の木』は2月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月24日映画監督の吉田大八が、メガホンを取った映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の企画を進めた理由について、井手陽子プロデューサーとともに明かした。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。関ジャニ∞の錦戸亮が主演、松田龍平、木村文乃らが出演する。井手プロデューサーは「奇抜な設定の中で繰り広げられる真の人間物語、その結末がどこに向かっていくのか、この目で確かめたいと思いました」と原作に惚れ込んだことを告白。「架空な設定でありながら、現代社会の様々な問題を内包する原作は、フィクションとリアルが地続きで繋がっていました。映画の中で、この架空のプロジェクトを一緒に体験できるようなものになれば」と構想を練っていたことを語った。井手プロデューサーが原作を吉田監督のもとに持ち込んだのは「吉田監督が描く人間は、どんな人間であっても、強さと弱さを合わせ持つ。いわゆる常識的には悪い人であったり、理解の範疇を超えていたりする人も、皆等しく、どこか愛しく感じられる人ばかり」という点に注目したからだという。吉田監督の視点を「常識や偏見に囚われず様々な角度から、フラットに人間と向き合う」と評し、「複雑な人間たちが一同に集まる作品だからこそ、吉田監督の視点が必要だと思いました」と人選について明かした。一方、吉田監督は「作品自体のパワーがすごかった」と振り返り、「山上さんの原作が持つエロスむき出しの人間模様と、近年のいがらしさんの突き抜けたタッチとが混じり合っていて……。怖いけれど、でも笑ってしまうような、独特の世界観が構築されていました」と衝撃を表す。「ここから出発すれば、映画としてもオリジナリティのあるサスペンスが作れるんじゃないかと」と映画化に踏み切った時の思いを吐露。そこから脚本に3年の月日をかけたが、吉田監督は「さいわい両先生からは『好きに変えてもらって構わない』と許可もいただけた。ただ、実際の作業はものすごく大変でした」としみじみ振り返る。吉田監督は「結局、基本的な世界観と設定を借りつつ、ストーリーもエンディングも完全に映画オリジナルのものになっています。僕らなりに原作のスピリットは生かせたと思っているのですが、これまで関わってきた脚本の中では、一番難産だったかもしれない(笑)」と、同作の難しさについて語った。
2018年01月06日12月20日、『第68回NHK紅白歌合戦』のゲスト審査員が発表された。ドラマ『カルテット』(TBS)に出演していた高橋一生(37)と吉岡里帆(24)が審査員に決まったことで、椎名林檎(39)の出場コメントに注目が集まっている。 椎名は、今年1月期に放送された連続ドラマ『カルテット』の主題歌『おとなの掟』の作詞作曲を担当。主演の松たか子(40)、高橋一生、満島ひかり(32)、松田龍平(34)の4人が歌った配信シングルはドラマと共にヒットした。 今年の紅白歌合戦では、椎名林檎と松たか子が紅組として出場。そしてゲスト審査員に『おとなの掟』を歌った高橋やドラマで地下アイドル役を熱演した吉岡が出演するとあって、ネットではTwitterを中心に《おとなの掟、歌ってほしい!》という声が相次いでいた。 そんな呟きも目にしていたのか、椎名は紅白歌合戦の公式サイト上のコメントで「松たか子が出るのなら必ず見届けようと思います。でもNHKには高橋一生がいるのではありませんか。一緒に歌ってもらいたい歌がある。との呟きがTL上、散見されました。私も概ね同意します。ああ一体どうすれば」と言及している。 これを見たファンからは、「カルテット」復活に期待の声があがっている。 《林檎さんのコメント、めちゃくちゃ思わせぶりやん…「カルテット」をなんとかするやつやん…》《自身の紅白のコメントでこんなメッセージを残すなんて相当ですね。ドーナツホールの紅白は密かに期待してたので、相当見たいです》 紅白歌合戦公式サイトによれば、今年はトータス松本(50)とのスペシャルコラボレーションを披露するとのこと。今年オープンしたGINZA SIXのテーマ曲『目抜き通り』を歌うことが予想される。 実は、『目抜き通り』は「カルテット」続編の歌だという。椎名本人がインタビューで「“カルテット~その後~”という体で書いたんです」と語っているのだ。 果たして局をまたいでの「カルテット」復活はあるのか?根強いファンが多いドラマだからこそ、実現すれば反響が大きそうだ。
2017年12月21日俳優の大泉洋と松田龍平が12月15日(金)、丸の内TOEIで行われた映画『探偵はBARにいる3』大ヒット舞台挨拶に登壇。シリーズの大ヒットを祝福し、製作・配給を務める東映グループ会長の岡田裕介氏から、シリーズ継続を求めるサプライズの手紙が届けられると、大泉さんは「もちろん続けますよ。一生BARにいるし、一生『水曜どうでしょう』も続けます」と満員の客席の前で高らかに宣言した。■松田さんはまさかの「一回持ち帰らせてください」発言!本作は、東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を映画化した『探偵はBARにいる』シリーズの第3弾。北海道の歓楽街・ススキノで活動する探偵(大泉さん)の助手・高田(松田さん)の後輩からの依頼である人探しを受けてしまったことか起こる最悪の事件を描く。シリーズ累計動員200万人を突破し、オープニング興収が過去最高の数字を記録するなど大ヒットスタートを切ったが、大泉さんは「こうして公開後にまたイベントをやらせてもらうのはありがたい」と笑顔を見せると、スタートから数分話し続けるなど、この日も独壇場。そんな大泉さんに岡田会長から“続投要請”の手紙が届くと「もちろんやります」と、あっさりパート4製作が決定したが「東映さんは狡猾だから、公開前には決してこういう話はしない。ヒットしないとやらないんですよ」と愚痴をこぼす。それでも「でも今日の話だと、一生続けるということですよね。やりますよもちろん」と“一生探偵”宣言で客席を沸かせた。しかし、会場が大いに盛り上がるなか、松田さんは、「台本的にパート3で終わると思っていたから…。一回持ち帰らせてください」とまさかの発言。ビックリした表情をみせた大泉さんは「マネージャーかよ!」と鋭い突っ込みを見せていたが、松田さんは「大泉さんが過酷な撮影に耐えられるなら…。大泉さん次第です」と最後は続編に意欲を見せていた。■来年は大泉さん&松田さんでM-1出場!?また、大ヒットしているものの、まだ観ていない人たちへの見どころを聞かれた大泉さんは「全国的には言っていませんが、この映画には私の親父が出ています。『観たこともない年寄りがどうしてこんなに大きく写るんだろう』というシーンを発見したら、それは僕のパパです」と不思議な見どころを語ると、さらに「あとは結構ジェダイが出てくるし、僕たちが一番大事にしているのはフォースなんです」と、この日公開になった『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を意識した発言で客席を沸かせていた。大泉さんのトークに、終始苦笑いを浮かべてていた松田さんは「フォースの話になるとレベルが高すぎて…」と語ると「初めて観る方がたくさんいることにビックリしました」と回答。司会者から「見どころ」を聞かれていただけに、大泉さんは「出ました!聞かれていないことを答えるインタビュアー泣かせ、最難関な人」と、またもや鋭い突っ込みを見せていた。息のあった2人に場内は大爆笑。大泉さんは「こんな金屏風の前でトークしているとM-1グランプリに出ているみたいですね。来年は『探偵はBARにいる』というコンビでM-1に出ようか」と語っていた。『探偵はBARにいる3』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年12月15日長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己で贈る侵略サスペンスエンターテインメント『散歩する侵略者』、そして夏帆、染谷将太、東出昌大で描く映画『散歩する侵略者』から生まれた恐怖と驚愕のアナザーストーリー『予兆 散歩する侵略者 劇場版』が、ブルーレイ&DVDで2018年3月7日(水)に同時発売が決定した。これを受け、黒沢清監督のコメントが到着した。『散歩する侵略者』は、行方不明の後、夫が侵略者に乗っ取られて帰ってくる大胆なアイデアをもとに、誰も観たことがない新たなエンターテインメントとして、国内のみならず海外でも絶賛を受け、全世界31の国と地域での上映が決定している話題作だ。一方、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は、映画『散歩する侵略者』と同じく黒沢清が監督を務め、不穏な空気が渦巻く恐怖と驚愕の世界を描いたアナザーストーリー。本作はWOWOWでOAした連続ドラマの大反響を受け、黒沢監督が音の演出にこだわり、ドルビーデジタル5.1の劇場クオリティーにあえてアップグレード。映像の細部にも変更を加えた特別な劇場版だ。黒沢監督は、「『散歩する侵略者』では前川知大の美しい原作を旗じるしに、これだけの俳優とスタッフが集結しました。日本の娯楽映画もここまできたか、そう感じていただければ幸いです。そして『予兆 散歩する侵略者 劇場版』ではごく平凡な夫婦と、近所の街角だけを使って、宇宙人侵略SFという壮大なジャンルに挑みました。スタッフも俳優も、もちろん全員100%本気です。やればできるんですね」と説明。独特の発言で期待感を煽る。『散歩する侵略者』特別版ではメイキングやイベント集を収録した特典ディスクが付属するほか、封入特典としてブックレットも封入するメモリアルな一枚。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』も特典映像のほか、特製アウタースリーブが付くファン愛蔵版となっている。<リリース情報>『散歩する侵略者』 Blu-ray【特別版】価格:6,700円+税『散歩する侵略者』 DVD【特別版】価格:5,700円+税『散歩する侵略者』 Blu-ray【通常版】価格:4,800円+税『散歩する侵略者』 DVD【通常版】価格:3,800円+税『予兆 散歩する侵略者 劇場版』 Blu-ray価格:5,200円+税『予兆 散歩する侵略者 劇場版』 DVD価格:4,200円+税発売日:2018年3月7日(水) Blu-ray&DVD発売/レンタル開始発売/販売元:ポニーキャニオン(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会(C) 2017『散歩する侵略者』スピンオフ プロジェクト パートナーズ(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年12月15日女優・タレントの優香がが13日、都内で行われた映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の完成披露試写会に、錦戸亮(関ジャニ∞)、木村文乃、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。色っぽい元受刑者・太田を演じた優香は「むき出しにする色気ではなくて、隙のある色気、出てしまう色気と言われた」と役作りについて語る。「生々しさを大切にしながら演じました」と明かし、「すごく難しかったんですけど、大八さんのおかげで、終えました」と笑顔を見せた。清掃員をしている元受刑者・清美を演じた市川は「極度の人見知りの役なので、ほぼ人とコミュケーションをとっていない、だから唯一錦戸さんか……」と、作中で接するものについてネタバレになるのか判断がつかない様子。錦戸から「説明受けました? 観る前の人たちだから」と突っ込まれると、市川は錦戸にこっそり内容を語り、OKをもらった。気を取り直した市川が「清美は何か死骸に会ってしまう。だから接したのは錦戸さんか、死骸だったんですけど、とても死骸が苦手で。がんばりました!」と語ると、客席からはザワザワが止まらなくなる。不思議がる市川に、錦戸は「情報がゼロの中に、死骸ですから、『死骸!?』ってね。でも観てくれたらつながると思うので!」と苦笑しつつ説明した。
2017年12月13日俳優の松田龍平が13日、都内で行われた映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の完成披露試写会に、錦戸亮(関ジャニ∞)、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。役作りについて聞かれた松田は「割と何も考えないでやった」と回答。松田とのシーンが多かった錦戸は「お仕事をするのも会うのも初めてだったんですけど、年は一個上ですもんね、龍平くんの方が。だからまあまあ、探り探りですよ」と明かした。さらに錦戸は「何度か飲みに行かせていただいたり、そういうのを重ねていくうちに、今は緊張せずに話せる」と語り、「撮影当初は緊張してました」と告白した。すると松田も「僕も緊張してて、探りながら」と互いに緊張していたことを明かし、「映画の中でもファーストシーンで、戸惑いがいい感じで出てたなと思った」と、結果的に初対面のシーンにぴったりだったと満足げにしていた。そんな2人に挟まれた木村は「すごい不思議な空気感で」と苦笑する。「3人が初めて顔を合わせるシーンで突然、台本には書いてないのに松田さんが小躍りし出して。宮腰(松田)はこういう人だし、この人に振り回されるんだろうなという気がした」と役にもつながるアドリブだったと振り返った。また、衝撃のある同作にちなんで「衝撃的なできごと」を聞かれた松田は、「さっき説明を受けた時に、『驚くエピソードを用意します』と言ってくれたのかと思って。楽しみにしていたら、自分が言うんだった」と天然発言で会場を笑わせる。「何も考えてなかったから、自分のことばかり考えてたんですけど、結局見つからなくて」と困惑すると、錦戸も「今、衝撃受けたんですからね」とフォローしていた。
2017年12月13日山上たつひこ、いがらしみきお原作による異色コミックを実写映画化した『羊の木』の完成披露試写会が12月13日(水)、都内で行われ、主演の錦戸亮、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督が出席した。さびれた港町の市役所職員・月末一(錦戸さん)は、自治体が身元引受人となる“新仮釈放制度”により、殺人歴をもつ6人の元受刑者を受け入れることに。この事実は誰にも知られてはいけないが、彼らと閉鎖的な住民との間に、不協和音が生じるのに時間はかからなかった…。■錦戸亮、“一番普通な人間”をどう演じた?元受刑者たちと住民の板挟みになる主人公を演じる錦戸さんは、「僕は僕として、思いきり翻ろうされてやろうと思った。一番普通の人間なので、観客の皆さんのナビゲーターになれれば」と役作りを回想。ネタバレを気にする松田さんや市川さんが、言葉に詰まると「皆さんが元受刑者だってことは、お客様も分かっていますよ」「(舞台挨拶について)説明受けましたよね?」などとフォロー&ツッコミを入れて、場を和ませていた。■木村文乃がずっと気になっていたことは?衝撃的な展開が見どころの本作にちなみ、「現場で起こった衝撃的事件は?」と問われた木村さんは、「ファンの皆さんはご存知かもしれませんが…」と前置きし、「錦戸さん、すっごく長い福白髪(ふくしらが)があるんですよ」と指摘。当の錦戸さんは「どこ?どこ?」と驚いた様子で、「抜いて、気持ち悪い」と大慌てだった。■錦戸亮×松田龍平、初共演の感想は?同世代である錦戸さんと松田さんは、本作で初共演を果たし「お互いに探り探りというか、ちょっとずつしゃべったり、セリフを交わしつつですね。現場では緊張していましたが、何度か飲みにも行かせていただき、いまでは緊張せずにいられる」(錦戸さん)、「僕も緊張していて…。探りながらですけど、その戸惑いが(役柄の関係性に)いい感じで。演じる上では、えっーと、いやー、何も考えず」(松田さん)。そんな二人の様子について、木村さんは「すごく不思議な空気感。松田さんがアドリブで“小踊り”し始めて、それがすごく可愛くって」とふり返っていた。『羊の木』は2018年2月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日アイドルグループ・関ジャニ∞の錦戸亮が13日、都内で行われた主演映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の完成披露試写会に、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。出演者はそれぞれ衝撃を受けたエピソードを披露したが、木村は「撮影中からずっと気になってることがある」と告白。「役柄的にずっと他の人を見てる時間が長くて、月末さん(錦戸)のこともずっと見てたんですけど、すごい長い、福白髪がある」と回答すると、錦戸は驚く。木村が「撮影の時もあって、横向くと、ほわ〜って」と、錦戸の右顎のあたりを指すと、錦戸は「抜いて! 気持ち悪い! これ!? なにこれ!? 毛生えてるんですか!?」と絶叫。木村が「2年くらい滞在してる」と指摘すると、錦戸は「ダサくないですか!? ええ〜恥ずかしい!!」と引っ張ったものの、まだ少し毛が残っていた。「"福白髪"だから抜かない方がいいのでは」という指摘に錦戸は、「切れただけなんで抜いてはないです」と言いつつ、「引っ張って! 引っ張って!」と共演者陣に訴える。最終的には司会者から「楽屋でやっていただいてもよろしいですか?」とつっこまれていた。また、水澤は「錦戸さんと車で2人のシーンがあるんですけど、錦戸さんと僕がですよ? 運転席と助手席の密な空間にいるという衝撃!」と語り、「やっぱりおならはできないじゃないですか! 我慢してたという、僕の思い出」と振り返る。結局「窓が開いた時にスーって」とおならをしたことを告白すると、錦戸は「ちょ、なに言ってんすかマジで!!」と驚いていた。
2017年12月13日椎名林檎のセルフカバーアルバム『逆輸入 ~航空局~』が、2017年12月6日(水)に発売される。本作は、2014年5月に発売された初のセルフカバーアルバム『逆輸入 ~港湾局~』に続く第2弾。2000年から2017年にかけて、石川さゆり、栗山千明、柴咲コウ、SMAP、高畑充希、ともさかりえ、林原めぐみ、Doughnuts Hole(松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平)、ICHIGO-ICHIE(深津絵里)に提供した楽曲のセルフカバー全11曲が収録されている。また、2015年の「百鬼夜行ツアー」以来となる、全国17か所23公演の全国ツアー「椎名林檎ひょっとしてレコ発201」の開催も決定。チケットの一般発売は2018年1月20日(土)、先行予約は『逆輸入~航空局~』の購入者特選として封入されている先行受付シリアルナンバー等から申し込みが可能だ。【商品情報】椎名林檎セルフカバーアルバム第2弾『逆輸入 ~航空局~』発売日:2017年12月6日(水)■初回限定生産盤(ケース付きハードカバー・ブック仕様)価格:3,500円+税封入特典:椎名林檎「ひょっとしてレコ発2018」先行受付シリアルナンバーCD購入者チケット先行予約受付期間:2017年12月6日(水)12:00~12月13日(水)23:59購入先着特典:特製クリアファイル(A5サイズ)■通常盤価格:3,000円+税封入特典(初回プレス分のみ):椎名林檎「ひょっとしてレコ発2018」ツアー先行予約受付シリアルナンバーCD購入者チケット先行予約受付期間:2017年12月6日(水)12:00~12月13日(水)23:59購入先着特典:特製クリアファイル(A5サイズ)<収録曲>1 人生は夢だらけ(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一) <高畑充希 出演・歌唱/かんぽ生命「人生は、夢だらけ。」CMソング>2 おいしい季節(作詞作編曲:椎名林檎、弦編曲:斎藤ネコ)<栗山千明/シングル「おいしい季節/決定的三分間」&アルバム「CIRCUS」収録曲>3 少女ロボット(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一)<ともさかりえ/シングル「少女ロボット」収録曲>4 暗夜の心中立て(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一) <石川さゆり/シングル「暗夜の心中立て」&アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲>5 薄ら氷心中(作詞作曲:椎名林檎、編曲:斎藤ネコ)<林原めぐみ/シングル「薄ら氷心中」収録曲>6 重金属製の女(原詞:野田秀樹、作詞作曲:椎名林檎、編曲:名越由貴夫)<ICHIGO-ICHIE(深津絵里)/NODA・MAP第17回公演『エッグ』劇中音楽>7 おとなの掟(作詞作曲:椎名林檎、編曲:斎藤ネコ・椎名林檎)<Doughnuts Hole(松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平)/配信シングル曲>8 名うての泥棒猫(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一)<石川さゆり/シングル「暗夜の心中立て」&アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲>9 華麗なる逆襲(作詞作曲:椎名林檎、編曲:村田陽一)<SMAP/シングル「華麗なる逆襲/ユーモアしちゃうよ」&アルバム「SMAP 25 YEARS」収録曲>10 野性の同盟(作詞作曲:椎名林檎、編曲:名越由貴夫)<柴咲コウ/シングル「野性の同盟」収録曲>11 最果てが見たい(作詞作曲:椎名林檎、編曲:朝川朋之)<石川さゆり/アルバム「X –CrossⅡ–」収録曲>【ライブツアー情報】「椎名林檎ひょっとしてレコ発2018一般発売日:2018年1月20日(土) 各プレイガイドにて発売チケット料金:8,888円(税込)ツアースケジュール:・3/2(金)川口総合文化センター リリア(埼玉県) 18:00/19:00問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999・3/7(水)川崎市スポーツ・文化総合センター(神奈川県)18:00/19:00問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999・3/8(木)川崎市スポーツ・文化総合センター(神奈川県)18:00/19:00問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999・3/15(木)仙台サンプラザホール(宮城県)18:00/19:00問い合わせ先:GIP 022-222-9999(24時間自動音声案内)・3/16(金)宇都宮市文化会館(栃木県)18:00/19:00問い合わせ先:SOGO TOKYO 03-3405-9999・3/23(金)静岡市民文化会館(静岡県)18:00/19:00問い合わせ先:サンデーフォークプロモーション 静岡事務所 054-284-9999 (月)~(土) 10:00~18:00・3/30(金)神戸国際会館 こくさいホール(兵庫県)18:00/19:00問い合わせ先:YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)・3/31(土)神戸国際会館 こくさいホール(兵庫県)17:00/18:00問い合わせ先:YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)・4/6(金)富山オーバードホール(富山県)18:00/19:00問い合わせ先:FOB金沢 076-232-2424・4/8(日)新潟県民会館(新潟県)17:15/18:00問い合わせ先:FOB新潟 025-229-5000・4/13(金)ニトリ文化ホール (北海道)18:00/19:00問い合わせ先:WESS 011-614-9999 (平日 11:00~18:00)・4/16(月)フェスティバルホール (大阪府)18:00/19:00問い合わせ先:YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)・4/17(火)フェスティバルホール (大阪府)18:00/19:00問い合わせ先:YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)
2017年12月09日クランクインをおよそ2週間後に控えた今年2月初旬、都内で行われた『探偵はBARにいる3』の会見の席で、松田龍平は「まだ脚本を読んでなくて…」と告白…。主演の大泉洋から「うそでしょ!? 渡したでしょ、台本」とツッコミを浴び、会場は爆笑に包まれた。とはいえ、松田さんのこの告白が決して「衝撃の」というほどでもなく「まぁわかるかも」となんとなく受け入れられてしまうのは、松田さん、大泉さんのパーソナリティ以前に(それももちろん大きい)、このやりとりが同シリーズの空気そのままだからだろう。役作りだの、久々に役を思い出す作業だのの必要もなく、既にそこには探偵と高田がいた。タイトルにもあるように、主役はあくまで大泉さんが演じる探偵。松田さんが扮する高田は相棒であり、セリフも出番もものすごく多いわけではない。だが、多くのファンが、探偵と高田の関係性こそ本シリーズの魅力であると考えている。札幌の歓楽街・ススキノで暴れまくる最強のバディ誕生の秘密(?)から最新作の魅力まで、2人に話を聞いたが、ここでも会見や劇中さながら、いや、それ以上のゆる~いやりとりが…。――前作『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』から4年が空いての最新作第3弾の公開となります。探偵が、高田の大学院の後輩からの、失踪した恋人の捜索の依頼を受けたことから、とんでもない事件に巻き込まれていきます。大泉:3作目を作ること自体は、前回の『2』がヒットしたので、すぐに決まってたんです。ただ、僕としては脚本をもうちょっと面白く、という気持ちがあって。一度、撮影のタイミングがあったんですけど、もうちょっと面白くするために頑張ってみようと、勇気ある撤退をしたんです。そこで時間をかけて今回、満を持していい作品ができたんじゃないかと。松田:僕は「本なんてどうでもいいじゃないですか。やりましょうよ」って言ったんですけど…(笑)。大泉:龍平くんはそう言いました。2年前の時点で「つまんなくてもいいからやりましょうよ」って。北海道に旅行するんじゃないから、そういうわけにはいかないだろうって(苦笑)。まあ、龍平くんが「僕は『探偵はBARにいる』をやりたいんです」って言ってくれたのは嬉しかったですが、ファンと龍平くんを待たせることになってしまい(笑)、申し訳なかったです。――松田さんは、この3作目に対しての意気込みなどは…。松田:まあ、僕は何でもいいんですけど…。大泉:「何でもいい」とは何事だ!松田:それこそ1作目の時は、シリーズになると思わずに現場に入って、撮影中に大泉さんが「シリーズにしたい」「3作目までは作りたい」って言ってて、それが実現できたのは嬉しいですね。僕自身、ものすごく好きな作品なので。――4年ぶりの撮影で、役を思い出したり「戻ってきたな」と感じる瞬間などは?松田:大泉さんに会うとね。『1』のときから高田という役について自分の中でもイメージはあったけど、大泉さんが吐き出したものを自分なりに受け止めて、感じたいと思っていて、そうやって作っていった部分が大きかったので。――探偵を目の前にしてやり取りすることで高田が形作られていった?松田:ただ今回、4年空いて、それ(過去のシリーズ)をなぞりながらやるのがいいのか? いまの自分の気持ちでやるのがいいのかと迷う部分はありました。自分的に、ちょっと違う高田を見せたいと思いつつ、お客さんが望む、相変わらずの“そこにいてくれる”感じの高田像があるんだろうと。大泉:そんなにいろいろ考えてたんだね(笑)?この人はそういうところ、見せないんでね。僕も松田くんの芝居を見て「あぁ、懐かしいな。戻ったな」って気がよりしてくるところはありましたね。「4年ぶりですぐに役に戻れましたか」ってよく聞かれますが、徐々になんですよね。鏡の前でメイクさんに髪を作ってもらい、衣装を着せてもらって探偵のコートで「うぉっ!」って感じがして、現場に行けばいつものスタッフさんがいて、そこに高田が入ってきたら、(役に入る準備の)アイドリングがいらない感じ。自転車の乗り方を忘れないのと同じでストンと入れるんです。――改めて、お互いの魅力や今回の新作で見えた、いままで知らなかった一面などはありますか?松田:僕の大泉さんのイメージは、とにかく“正直な人”。アクションが大変だと、ちゃんと「いやだなぁ…」って言うんですよ。大泉:(笑)。松田:ありがたいんですよ。「いやですね」って言えるって。逆にストイックに懸命にやられると、こっちも「やんなきゃ!」ってプレッシャーをすごく感じるけど、そういう人じゃなくてよかったです。でも、決めるところはビシッとかっこいいしバランスが絶妙なんですよね。大泉:まあ、僕はどうしてもボヤき癖があるんでね。「文句あるならやめれば」って言われるけど、そういうことじゃない!文句言いながらやるんですよ。でも文句言わずにいられない(笑)。松田:ありがたいですね。でも、たまに「僕が主役だから、あんまり面白いことしないでね」って主演として圧力をかけてくるんですけど…。大泉:ハハハハハ!何だそれ!うそつけよ(笑)!!松田:冗談なのか、半分くらい本気なのか…(笑)。大泉:いやね、この人はわけわかんないことしてくるんですよ、時々。普通の芝居の流れでいうと、おかしな言い方とかをしてきたり。あんまり、そういうところで面白いことされると、主役が目立たないからやめてくれと…。松田:言ってんじゃないですか(笑)。大泉:いや、言ったかもしれないけど(苦笑)、それでやめる人じゃないですからね。いいじゃないか、それくらいは言わせてくれと(笑)。え?高田の魅力?そういうところじゃないですか(笑)?――既に公開された予告編で、探偵がパンツ一丁で漁船の先に縛り付けられ「助けてくれ!」と叫んでるシーンが見られましたが…。大泉:あれは最初、監督に「ガウンを着て、その下にパンツでやってほしい」って言われたんです。その前のシーンでガウンを着てたので。「いや、でも(シーンの経過から)それはおかしい」って話をしたんですけど監督が「そうですよね。でもガウンにパンツの方が画としては面白いんですよね…」って。私も「面白い」って言葉には勝てないから、じゃあ身ぐるみをはがされたことにしようかってああなって。――ガウンさえもなしでパンツ一丁に?大泉:監督は「2カットだけですから」と言ってくれたんですが「いや、面白いものにしたいから、何カットでもやってくれ!」と言いましたよ、僕は。で、最後に監督が「沖に出たい」と言うので「じゃあやりましょう」って。そうしたら「波が高くて撮れませんでした」って。わかるだろ!沖に出たら波が高くなることくらい!松田:でも大泉さんは北海道の人だし、寒さに強いからこのくらいは大したことないのかなって。大泉:やかましい!誰がやっても大変だわ!松田龍平だったらキレてますよ。というか事務所段階でNGですよ。松田:みなさん、求めてるんですよ。大泉さんにそういうのを。大泉:文化ですからね。ここ20年くらい、北海道の人たちは僕がひどい目に遭うのを深夜に見て笑ってるわけですよ(笑)。もう文化!松田:そこは僕の中にも、あまりに大泉さんに全てを任せていいのだろうか?というわだかまりがずっとあったんです。どんな話なのかもわからないまま現場に行って…。大泉:台本、読んできてねーのかよ!どんな話なのか分からずに現場に行っちゃダメでしょ!松田:おいしい北海道のごはんを食べて「最高!」みたいな?そろそろ、それじゃダメなんじゃないかって。大泉:そろそろじゃねーよ。最初からダメだよ!松田:今回は真面目に頑張ろうと。上がってきた台本からも高田の思いを感じられて、僕の思いとリンクする部分もあって、それはありがたかったですね。――6年前の第1作の時点で、このシリーズにおいて探偵だけでなく、探偵と高田という2人のコンビ感がここまで支持され、重要な存在になるとは感じていましたか?大泉:そこは最初から、2人の魅力が出てこないと成立しない映画だなと思ってました。台本の時点でとにかく言ってたのが「高田をちゃんと描いてほしい」ってこと。ただ、難しいんですよ、高田の役って。セリフも多くないし、キャラクターを膨らませるのも大変なんです。松田:大泉さんはいつも「激しいエロスのシーンを高田にやらせろ」って言ってましたよね(笑)?大泉:いや、俺はね、大人のハードボイルド作品として、ちょっとHなシーンが必要じゃないかって前から言ってたんですよ。でも、俺がそういうシーンやるのはイヤだから(笑)、物語と関係ない乱暴なエロスを高田にやらせろって。でも、実際にやらされるのは俺で『1』でおっぱいに挟まれて、『2』ではおっぱい思い切り揉むし…。――絶対に高田がやりそうにない行動ですね…。大泉:なかなか、高田のキャラが膨らまなくて、龍平くんがやるってなって、一体どうなるんだろうって思いましたよ。でも、高田の最初のひと声を聞いただけで、ワーッてイメージが膨らんで「こういう人か。あるある!」って。確か、夜のアクションシーンから入ったんじゃなかったっけ?松田:そうですね。大泉:俺がボコボコにやられてるときにドーンっとやって来て、全員ぶっ倒して。俺が「遅ぇよ!」と言ったら「ごめん。おしっこしてた」って。そのひと声ですっと見えたんです。「なるほど、この飄々とした感じね」って安心しました。――松田さんは、過去にも異なるタイプのバディものには出演されてますが…。松田:僕は、あんまり自分で“バディ”って意識したことないんですよね。バディものだからどうってことでもなく。ただ、大泉さんが面白い人なので、それを素直に楽しみたいな、それが映画の面白さに繋がればいいなってことだけだったりするんですよね。――改めて映画の中で、松田さんから見て探偵がかっこよく見えたシーンは…?大泉:いいねぇ、ぜひ教えてもらいたいね。松田:いやぁ、やっぱり…(しばし沈黙)。パンイチで雪が降る中で、船にくくられての出航が…。大泉:やかましいわ!松田:いや、ヒロインの北川(景子)さんとのやり取りもかっこいいなって思いました(笑)。――大泉さんから、松田さんにここだけは直してほしいと思うところは?大泉:龍平くんは段取りで面白いことやっても、テストを何度かやると飽きちゃって、本番でそれをやってくれないことがあるんでね。本番でもやってくれと。松田:いや、これやったら面白いっていう確証がないから…。(笑いが)取れるかわかんないんでね。取れるならやってもいいんですけど。大泉:俺から見たら確実に取れるんですけどね(笑)。突飛なこと言うとかじゃないのに、絶妙に面白いんですよ。あとね、高田はテストの段階でタバコ吸ってるのに、本番で吸わなかったりするんですよ。なんでかって聞いたら「本番で吸ってもおいしくない」って。確かに本番では、同じシーンを何度も違う角度から撮ったりするから、何本も吸わなきゃいけなかったりして、おいしくなくなるんですけどね。というか、テストのときに吸ってるのはおいしいからなんですね…(笑)。ホント自由なんです(笑)。(text:Naoki Kurozu/photo:You Ishii)
2017年12月04日2017年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したフィンランド映画『希望のかなた』が2日から日本で公開され、映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)の「12月第1週上映スタート映画の初日満足度ランキング」で1位になった。今回の調査は2017年12月第1週に上映が開始された映画を対象に実施され、4日時点での平均★スコア(5.0点満点)とレビュー数(Mark!数)を集計。★スコアが高い作品から順に「Filmarks映画初日満足度ランキング」として算出した(レビュー投稿は、1作品につき1人1件まで)。『希望のかなた』のレビュー数は63と他と比べて少ないものの、4.18点と高い数値を記録。2位は大泉洋と松田龍平の人気シリーズ最新作『探偵はBARにいる3』(スコア3.78点・レビュー数230)、3位はエル・ファニング出演『パーティで女の子に話しかけるには』(スコア3.68・レビュー数277)。フィンランドのアキ・カウリスマキ監督がメガホンを取った『希望のかなた』は、内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドが主人公。"いい人々の国"だと聞いていたフィンランドで無情にも難民申請を却下され、いわれのない暴力にさらされる。そんな悲惨な現実に直面したカーリドに、市井の人々が救いの手を差し伸べる。同作の公式サイトでは加瀬亮、石橋凌、尾崎世界観(クリープハイプ)、サヘル・ローズら各界の著名人からのコメントが掲載されている。
2017年12月04日