ワイヤレスゲートは16日、ワイヤレスゲートとFONが提供するWi-FiアクセススポットとLTE通信が利用できるSIMカード「WirelessGate SIM FON プレミアム Wi-Fi」の提供を開始した。日本全国のヨドバシカメラ店舗、通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」より購入可能で、月額利用料金は税込み(以下同)1,680円から。同SIMカードでは、ワイヤレスゲートが提供する国内約4万カ所のWi-Fiスポットに加え、グローバルWi-FiコミュニティであるFONが保有する世界200カ国以上、約1,900万カ所のアクセススポットが利用できるほか、NTTドコモのLTE、3G通信網をサポートしている。最大通信速度はWi-Fiが下り54Mbps、LTEが下り3Mbpsとなる。月間の通信容量は基本的に無制限だが、想定を超える通信があった場合には速度を制限するとしている。月額利用料金は、データ通信のみが1,680円、SMS付きが1,880円、音声通話付きが2,980円。
2016年03月16日サンワダイレクトは11日、5種類のSIMフリースマートフォン向けブルーライトカットフィルムを発売した。直販サイト「サンワダイレクト」での価格はそれぞれ税別1,463円。同製品は、5種類のSIMフリースマートフォンに最適化された画面保護フィルム。それぞれの機種に合わせてカットされているため、インカメラやセンサーなどを塞がない。また、ディスプレイからのブルーライトを約32%低減する。厚さは約0.28mm、フィルム高度は3H。対応機種は以下の通り。ASUS ZenFone 2 LaserFREETEL SAMURAI MIYABIFREETEL Priori3 LTEHUAWEI P8liteCovia FLEAZ NEO
2016年03月11日ZTEジャパンは8日、SIMフリーAndroidスマートフォン「ZTE Blade V580」を発表した。市場推定価格は税別27,800円。同日より先行予約の受付を開始し、25日よりダイワボウ情報システムを通じて販売を開始する。同端末は、5.5インチサイズのSIMフリーAndroidスマートフォン。背面には端末のロック解除やシャッターなどに利用できる指紋認証センサーを搭載している。そのほかの主な仕様は以下の通り。OS: Android 5.1CPU: MT6753(オクタコア、1.3GHz)内蔵メモリ: 2GBストレージ: 16GB外部ストレージ: microSD(最大32GB)サイズ: W77.2×H155.3×D8.6mm重量: 約165gディスプレイ解像度: 1,080×1,920ピクセルメインカメラ: 1,300万画素サブカメラ: 500万画素バッテリー容量: 3,000mAhFDD-LTE: B1/B3/B8/B19W-CDMA: B1/B6/B8B/19Wi-Fi: IEEE802.11b/g/nBluetooth:4.0カラーバリエーション: シルバー、グレー
2016年03月08日カカクコムは3月4日、購買支援サイト「価格.com」にて、2016年版「スマートフォン・インターネットの通信料金・利用実態調査」「格安SIM・携帯キャリア・プロバイダ満足度ランキング」を発表した。○格安SIM、重視するのは「月額料金の安さ」ファミリー層における格安SIM利用率は5%程度。一方、大手携帯キャリアの利用率は、2人世帯で49.7%、3人以上世帯で64.5%に上った。単身層では、30~40代の格安SIM利用率が13.6%と比較的高かった(10~20代は5.3%、50~60代は4.4%)。平均月額料金は、格安SIMが1,600~1,800円程度、大手携帯キャリアが約8,200~8,700円と、両者の間で7,000円程度の差がみられた。月間の平均データ通信量は、いずれの層も格安SIMは2~3.5GB程度、大手携帯キャリアは3~4.9GB程度となっている。10~20代の単身層は、格安SIMが3.5GB、大手携帯キャリアが4.9GBと、共に通信量が多い結果になった。事業者選びの際に重視するポイントは、格安SIM派は「月額料金の安さ」がトップ、大手携帯キャリア派は「家族割」と「電話番号が引き継げる」が上位に入った。各部門の満足度ランキングをみると、格安SIM部門の1位は「mineo」、2位が「IIJmio」、3位が「OCN モバイルONE。大手携帯キャリア部門1位は「docomo」、2位が「au」、3位が「SoftBank」、モバイルWi-Fiルーター部門の1位は「SoftBank」、2位が「docomo」、3位が「UQ WiMAX」となった。同社は「格安SIMの認知率自体、ITリテラシーが高い30~40代男性で高くなる傾向がある。そういったガジェットやデジモノに興味がある男性が格安SIMを利用されているのではないか」と分析している。調査期間は2016年2月10~12日、有効回答数(15~69歳)は実態調査4,792人、満足度ランキング4,515人。
2016年03月04日UPQは、OSにAndroid 6.0を搭載したSIMフリースマートフォン「UPQ Phone A02」を5月に発売する。希望小売価格は税別17,500円。「UPQ Phone A02」は、Androidの最新版となる「Android 6.0(Marshmallow)」を搭載した5インチサイズのスマートフォン。デュアルSIMスロットを備え2枚のSIMカードを同時に挿入できる。端末の主な仕様は以下の通り。ディスプレイ解像度: 1280×720ピクセルバッテリー容量: 2,000mAhLTE: B1/B3/B6/B19/B28Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/nBluetooth: 4.0カラーバリエーション: ネイビー・アンド・レッド、ブルー・バイ・グリーン
2016年03月01日MMD研究所は29日、「2016年スマートフォンの利用料金に関する調査」の結果を公開した。同調査は、15歳以上のスマートフォンユーザー男女1,105人を対象に行ったもの。スマートフォンの月額料金について聞くと、全体の平均額は6,823円だった。利用者別に見ると格安SIMユーザー(106人)の平均額は2,067円で、「7,000円以上」支払っていると回答したユーザーがいなかったのに対し、大手3キャリアユーザー(973人、ドコモ/au/ソフトバンク)では平均額が7,433円となり、「7,000円以上」と回答した人が半数を超えていた。続いて、スマートフォンの月額料金に対する印象について聞くと、大手3キャリアユーザーは「とても高いと思う」が49.5%、格安SIMユーザーは「妥当だと思う」が45.2%で最も多かった。スマートフォンの適正だと思う月額料金については、大手3キャリアユーザーは平均4,371円、格安SIMユーザーは平均1,723円と回答しており、現在支払っている月額料金と比較すると、大手3キャリアは3,062円、格安SIMは344円の開きがあることもわかった。
2016年02月29日インターネットイニシアティブは、MVNOサービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」で提供中の「ファミリーシェアプラン」において、利用可能なSIMカードの枚数を3月1日より最大10枚に改定する。「ファミリーシェアプラン」は月間10GBまでの高速データ通信容量を複数枚のSIMカードで分け合えるプラン。これまでは最大3枚までサポートしていたが、3月1日から最大10枚で利用できるようになる。月額利用料金(税別)は、データ通信専用SIMの場合、最大3枚までは料金が変わらず2,560円。SMS付きSIMカードの場合は1枚あたり+140円、音声通話機能付きSIMカードの場合は1枚あたり+700円となる。SIMカードを追加する際には1枚につき2,000円の手数料が別途かかる。また、4枚目以降のSIMカードは1枚につき月額400円の追加SIM利用料が必要となる。
2016年02月25日ピクセラは24日、PCなどにUSB接続するとLTE通信できるようになる、SIMフリーのUSBドングル「PIX-MT100」を発表した。発売は2016年3月末。価格はオープンで、直販価格は税込14,800円。microSIMスロットを搭載した、SIMフリーのUSBドングル。LTEの対応バンドはB1 / 3 / 19で、主にNTTドコモ網に対応し、キャリアもしくは対応MVNOのmicroSIMを挿入することで、LTE通信が利用できる。USB ACアダプタなどで電源を供給すれば無線LANアクセスポイントとしても利用でき、接続した無線LAN対応デバイスでLTE通信が行える。対応無線LAN規格は2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/n。本体サイズはL92.9×W34.1×H14mm、重量は34g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、OS X 10.9 / 10.10(10.10.3以降) / 10.11、Linux。
2016年02月24日多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『格安SIMにMNPするとき陥りやすい罠があるの?』という質問に答えます。***いわゆる「格安SIM」は、携帯電話会社から提供を受けた回線を再販売する形の通信サービスです。大半の企業は番号ポータビリティ(MNP)に対応していますから、現在の携帯電話番号を変えずに移行できますし、ショートメッセージ(SMS)も利用できます。しかし、どのMVNO企業も原則としてキャリアメール(MMS)を提供しません。格安SIMにMNPすると、これまで利用してきたメールアドレス(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpなど)は利用できなくなります。例外的にUQ MobileがMMSサービスを提供していますが(XXX@uqmobile.jp)、利用できる端末はGalaxy S5やarrows M02など少数です。キャリアメールが使えなくなっても問題ない、廃止されてもGmailなど代替サービスを利用するからだいじょうぶ、と油断してはいけません。送信元のメールアドレスとしてMMSを利用していた相手はいなかったかどうか、MNP前にいちど自分のメールボックスをチェックしてみましょう。なぜなら、いまだにキャリアメール以外のメールを受信拒否しているユーザが大勢いるからです。MNP完了後、すなわちキャリアメールが使えなくなったあとに新しいメールアドレスで挨拶メールを送信すると、メールサーバに受信が拒否された旨のメッセージが多数戻ってくることでしょう。メール(MMS)だけではありません。ログインが必要なサービスのIDとしてキャリアメールのアドレスを利用していた場合、MNP完了後に変更しようとしても確認メールが届かないなどの理由で、変更が難しくなることがあります。格安SIMにMNPする場合、キャリアメールを利用して友人・知人にメールアドレス変更の告知を済ませておくこと、ユーザIDとしてキャリアメールを使用している場合他のアドレスに変更しておくことはマストです。あとから対処しようとするとかなり面倒なことになるため、くれぐれも注意してください。
2016年02月24日モトローラ・モビリティ・ジャパンは、SIMフリーAndroidスマートフォン「Moto X Play」を3月下旬以降に発売する。予約受付は23日より開始し、市場想定価格は税別44,200円。同端末は、OSにAndroid 6.0を搭載した5.5インチサイズのSIMフリーAndroidスマートフォン。15分間の充電で、8時間の使用が可能になる急速充電機能に対応する。ディスプレイには傷が付きにくいCorning Gorilla Glass3を採用した。主な仕様は以下の通り。OS: 前述の通りAndroid 6.0CPU: Qualcomm Snapdragon 615(オクタコア、1.7GHz)内蔵メモリ: 2GBストレージ: 16GB外部ストレージ: microSDXC(最大128GB)サイズ: W75.0×H148.0×D8.9mm(最厚部10.9mm)重量: 約169gディスプレイ解像度: 1,920×1,080ピクセルメインカメラ: 2,100万画素サブカメラ: 500万画素バッテリー容量: 3,630mAhLTE: B1/B3/B5/B7/B8/B19/B20/B28/B38/B40/B41W-CDMA: B1/B2/B5/B6/B8/B9/B19GSM: 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHzSIMサイズ: nano(デュアルSIM)Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/nBluetooth: 4.0カラーバリエーション: ブラック、ホワイト
2016年02月23日格安SIMブランド「スマモバ」の期間限定新パッケージ発表会見が23日(火)都内で行われ、“エライザポーズ”で人気のモデル・池田エライザとお笑いコンビ・かもめんたる(岩崎う大・槙尾ユースケ)が出席。エライザさんは、かもめんたるの隠れイケメン・岩崎さんを見るや、黄色い声で「可愛い!」と大興奮だった。エライザさんは、特別ゲストとして岩崎さんが登場すると「可愛い!前髪が短い」と反応。予想外の声に岩崎さんは「可愛いのはこっちのセリフ」としつつも「え?こういうの好き?」とマジ声で聞いていた。エライザさんとは初対面という岩崎さんは「エライザという名前の人とも初めてです」とボケるも、照れた焦りからか見事スベっていた。さらに、エライザポーズにちなみ、かもめんたるポーズを披露した岩崎さんにエライザさんは「やだー!可愛いけどさ、両手を使ったらどうやって自撮りするの?」と疑問視しつつも、自らも真似てかもめんたるポーズ。このノリの良さに岩崎さんは「しかもガアガア言ってくれている。超可愛い。これをエライザちゃんがやってくれれば俺たちもブレイクする。それにはエライザちゃんの協力が不可欠」と嬉しそうで「今日は大収穫。火照りました」と体を熱くしていた。また4月16日に20歳を迎えるエライザさんは「10代のくせに凄く贅沢な人生を送っている。人や運に恵まれたので、欲張り過ぎるのもよくない。素直に自分が何をしたいのかアンテナを張って、気づいたら素敵な20代になっていたという風がいい」と抱負。これに山崎さんは「こういうタイプの人って大体おバカキャラだけれど、エライザちゃんは全然違う。ニュータイプ。世界に羽ばたくはず」と惚れ惚れしていた。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日●MVNOのサービスも横並び「格安SIM」「格安スマホ」で注目される仮想移動体通信事業者(MVNO)だが、音声通話が従量制で料金がほぼ同じであるなど、サービスの横並び傾向が強いのも事実。それを解消する鍵として、最近、「HLR」「HSS」と呼ばれる加入者管理データベースが注目されている。MVNOがそれを導入すれば、音声通話定額などの新サービスを生み出すことが可能となるが、ハードルの高さから各社の姿勢も異なる。実際、加入者管理データベース導入がMVNOにどのような影響を及ぼすのだろうか。○実は横並び傾向が強いMVNOのサービス大手携帯電話キャリアのネットワークを借りて通信サービスを提供しているMVNOが、ここ数年で急速に存在感を高めている。その理由は、大手キャリアと比べ通信費が圧倒的に安いことにある。実際多くのMVNOのサービスを見ると、データ通信専用のサービスであれば、高速データ通信容量が3GBのプランで月額980円程度が一般的。音声通話が可能なプランであっても、同じ容量で1,600円程度であることから、基本料だけを見れば月額7,000円前後の料金が一般的な大手キャリアのサービスと比べると、いかに安いかがわかる。もちろん、大手キャリアと比べるとサービスに制約も少なくない。MVNOは店舗が少なくインターネット販売が主体であるなど、特にスマートフォンに詳しくない人に向けたサービスやサポートの充実度が弱いというのはよく言われることだが、もう1つよく指摘されるのは、音声通話サービスが非常に弱いことだ。実際、MVNOの音声通話サービスを見ると、通話料が30秒20円に設定されていることがほとんど。大手キャリアで一般的な通話定額サービスも提供されていないなど、データ通信と比べかなり割高に設定されていることが分かるだろう。IP電話やプレフィックス番号を使った発信を用いることで、通話を安価にできる独自サービスを提供するMVNOもあるが、携帯電話番号とは異なる番号からの発信になる、110番などの緊急通報などがかけられないなどの弱点があるため、キャリアのサービスと比べると弱さを感じてしまうのは事実だ。ではなぜ、音声通話サービスが割高で、しかも各社ともに同じ料金となっているのだろうか。その理由は、簡単に言ってしまえば大手キャリアがMVNOに対し、音声通話サービスに関しては30秒20円で通話できるプランしか提供していないため。MVNOはあくまで大手キャリアから回線を借りてサービスを提供する立場であるため、通話定額サービスのように大手キャリアが提供していないサービスを自身で実現することは難しいのだ。実はデータ通信サービスに関しても、多くのMVNOの料金を見比べると、多少の違いはあれどほぼ横並びとなっている。これもMVNOがキャリアからネットワークを借りる際に支払う接続料が、どのMVNOに対しても共通となっていることが大きく影響しているのだ。●独自サービスが提供しづらい本当の理由○横並び解消の鍵となる「HLR」「HSS」とはそうしたMVNO間の横並び問題を解決する鍵として注目されているのが、「HLR」(Home Location Register)と「HSS」(Home Subscriber Server)と呼ばれるものだ。HLRやHSSは、いずれも「加入者管理データベース」などと呼ばれているが、要するにスマートフォンに挿入して利用する、モバイル通信を利用する際に必要なICカード「SIM」を管理するための仕組みである。SIMには電話番号をはじめとして、通話や通信をするのに必要なさまざまな情報が記録されているが、それを管理しているのがHLRやHSSなのである。そしてHLRやHSSは、SIMを挿入した端末がネットワークに接続する際、そのSIMが正しい契約がなされているものかどうか、どのネットワークが利用できるかなどの認証をしたり、どの基地局に接続しているのかなどを登録したりするのに使われており、携帯電話のネットワークを円滑に利用する上で非常に重要な役割を果たしているのだ。現在のところ、このHLRやHSSは、MVNOが回線を借りている大手キャリアが保有しており、MVNOは大手キャリアが管理しているSIM、例えばNTTドコモのMVNOであれば、NTTドコモからSIMを借りてサービスを提供している。つまりHLRやHSSの部分をキャリアに依存しているため、キャリア側が提供するSIM、ひいてはそれに紐付くネットワークやサービスしか利用できないのである。MVNO側がサービスを独自に設計し、提供することが難しいのには、そうした理由があったわけだ。○タスクフォースを受けて自由なサービス設計へそこで現在進められているのが、キャリアが持つHLRやHSSを開放し、MVNO側がHLRやHSSを独自に持てるようにしようという動きである。2015年に実施され、大きな話題となった総務省の「携帯電話の料金その他の提供条件に関するタスクフォース」においてもこの点について議論がなされており、このタスクフォースの結果から提示された「スマートフォンの料金負担の軽減及び端末販売の適正化に関する取組方針」においても、HLRやHSSなどの加入者管理機能を「開放を促進すべき機能」として位置づけられ、総務省が事業者間協議の促進を図るとしてされている。では、HLRやHSSがMVNOに解放されると何ができるのかというと、MVNOが独自にSIMを発行できるようになり、特定キャリアのネットワークに縛られることなく、より自由なサービス設計ができるようになる。例えばNTTドコモだけでなく、auやソフトバンクのネットワークを組み合わせたサービスを1枚のSIMで提供できるようになったり、海外にSIMを持ち出した際、より割安なキャリアの料金プランで利用できるサービスを提供できたりするようになる。●MVNO再編の動きにも○HLRやHSSの開放がMVNO再編の契機に?だが、自由には責任が伴うのも常である。HLRやHSSをMVNO側が持ち、独自のサービスを提供できるということは、すなわち自らHLRやHSSの設備を持って安定的に運用するためのコストが必要であることも意味している。現在は、そうした設備を大手キャリア側に任せている分、MVNOも設備投資にかかるコストが抑えられている。だが、MVNO側がそれらの設備を持つとなると、それなりのコストと手間が発生する上に、障害が起きた時の影響も自社だけに限らなくなるため、大きな責任も発生してしまうのだ。一部では、HLRやHSSなどの導入には30~40億円くらいかかると言われており、小規模な事業者が多いMVNOにとってかなりの投資額だ。一方で、HLRやHSSの導入によってサービスの自由度は高まるものの、投資コストの回収なども必要となるため、現在よりも安価でサービスを提供できるかというとそうとは限らず、むしろ高くついてしまう可能性のほうが高くなる。そうしたことから、MVNOのHLRやHSS開放に関する関心は高いものの、その導入に関しては温度差がある。開放後の設備導入に最も前向きな日本通信の代表取締役社長である福田尚久氏は、1月22日の事業戦略説明会において、先のガイドラインによって打ち出されたHLRやHSSの開放に関する動きを「第2の規制緩和」であるとし、それを受ける形で通話定額サービスなどのさまざまなサービスを実現する方針を打ち出している。さらに同社は既に10億円規模の投資を実施していることから、HLRやHSSの導入に必要とされる投資額も「現実的なものだ」としている。だがそれ以外のMVNOは、HLRやHSSの導入に慎重な姿勢を崩していない。1月19日に実施されたインターネットイニシアティブ(IIJ)の記者説明会で、ネットワーク本部技術企画室の佐々木太志氏は、投資コストがかかることから、格安SIMとして知名度を高めている現在のMVNOと、HLRやHSSの開放は「必ずしも親和性が高いものではない。投資に見合う新たな事業の立ち上げが求められる」と話している。同様の発言はケイ・オプティコムや楽天など、いくつかのMVNOの記者説明会で見られ、多くのMVNOが導入に慎重な様子であることをうかがわせている。こうしたMVNOの反応を見るに、実際にコストをかけてHLRやHSSを導入し、独自のサービスを提供できるMVNOの数は相当限定されるものと考えられる。それ以外のMVNOは、差別化が難しく価格競争が激しい中で現在のサービスを続けるか、HLRやHSSを導入したMVNOから回線を借りて差別化を図るか、あるいは撤退するかの3択を迫られることとなり、将来的にはMVNOが、水面下でいくつかの陣営に統合されていく可能性が高い。HLRやHSSの開放は、急速に増え200社を超えたとも言われるMVNOの、再編の口火を切る大きな契機となるかもしれない。
2016年02月05日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『子どもに「格安SIMのiPhone」を持たせるつもりですが、音声通話が気になります……』という質問に答えます。***もうすぐ春、春といえば進学・進級の季節……ということで、子どもにiPhoneを持たせるタイミングかな? と考えている親御さんも多いことでしょう。モデルにもよりますが、iPhoneでも「格安SIM」を利用しやすい環境が整いつつありますから、家計のためにこれを検討しない手はありません。まず突破すべき関門は「SIMフリーのiPhone」か「SIMロック解除したiPhone」、または「SIMロックのiPhoneでも使える(回線が同じ)格安SIM」を用意することですが、その際音声通話契約の有無を重視すべきです。音声通話契約のある格安SIMは、携帯電話番号が割り当てられるため通常の携帯電話として使えます。無料通話や月々定額の通話プランが用意されていないことが多く、音声通話の割安感には乏しいものの、110番や119番などの緊急通話を利用できることは大きな安心感です。より節約したい場合には、「データ通信専用SIM」がお勧めです。音声通話契約のあるSIMよりさらに安くなりますから、うまく使えば家計における通信費削減の切り札となります。音声通話は『050 Plus』などのIP電話アプリか、「LINE電話」といったSNSと連係する通話サービスを利用するという手があります。iPhoneユーザ間であれば、「FaceTimeオーディオ」も利用できます。ただし、緊急通報できない(サードパーティー製アプリを使えば警察に緊急通報することは可能です)、通知などの機能が音声通話契約がある場合(iOS付属の『電話』アプリを使用)に比べ見劣りする、といった難点があります。友人から「電話番号教えて」と訊ねられた場合にどうするのか、スマートフォンではない相手から電話で話そうと持ちかけられた場合にどう対処するのか、などのやり取りを想定しておく必要があるかもしれません。その辺りに自信が持てないのであれば、音声通話契約のある格安SIMを選ぶべきでしょう。
2016年01月31日ソネットは26日、下り最大225Mbpsの高速通信を毎月500MB未満まで無料で利用できる「0 SIM」の販売を開始した。同社のWebサイトで申し込み可能。「0 SIM」は、データ通信の使用量に合わせた「二段階定額制」を採用したSIMカード。データ専用プランであれば、500MB未満までは無料、500MB以降100MBごとに税別(以下同)100円の従量加算となり、2GBから5GBまでは月額1,600円の定額で利用できる。5GBを超えた場合は通信速度が200kbpsに制限される。速度を回復させるためのチャージ料金は、100MBが500円、500MBが2,100円、1GBが3,800円。SMS付きのプランは、データ専用プランに150円が加算され月額150円から1,750円、音声通話付きプランは700円が加算され月額700円から2,300円。契約は1ユーザーにつき、1枚までで、初期費用(登録事務手数料)として3,000円が別途必要となる。なお、音声通話付きプランには12カ月の最低利用期間が設けられており、12カ月以内に解約すると、解約金5,200円がかかる。
2016年01月26日UPQは26日、SIMロックフリースマートフォン「UPQ Phone A01X」のブラックモデルを発売した。希望小売価格(税別)は14,800円。「UPQ Phone A01X」は、2015年12月21日に同社が発売した4.5インチSIMロックフリーAndroidスマートフォン。前機種となる「A01」と比べ、ストレージ容量が16GBに拡大されるなど一部仕様が変わっている。カラーバリエーションについては、ホワイトBG、ブルー・バイ・グリーン、ホワイトの3色はすでに発売されており、新たにブラックモデルが加わる形となる。そのほか、同端末の主な仕様については別記事を参照いただきたい。
2016年01月26日インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月26日、法人を対象にSIMロックフリー端末を販売する「IIJモバイルサプライサービス」を27日より開始すると発表した。IIJはこれまで、法人向けモバイルデータ通信サービス「IIJモバイルサービス」でNTTドコモとKDDIの通信網を利用したSIMカードの提供を行ってきたが、実際に回線を利用する際には、それぞれの通信網で利用できる端末を別途用意する必要があった。今回のサービス提供で、回線と共に端末の導入も可能になる。サービスで提供される端末の第1弾は、富士通製のSIMロックフリースマートフォン「arrows M02」と、NECプラットフォームズのLTEモバイルルーター「Aterm MR04LN」の2機種。申し込み事務手数料は無料で、支払いは一括か24回払いを選択できる。arrows M02は、Android 5.1を搭載した5インチ(720×1280)液晶採用のスマートフォンで、色はブラックのみの提供となる。販売価格は、一括払いが2万9800円、24回払いは月額1300円(いずれも税別)となる。一方のAterm MR04LNはデュアルSIM(microSIM)対応のLTEモバイルルーターで、こちらもブラックのみの提供となる。販売価格は、一括払いが2万2000円、24回払いは月額950円(いずれも税別)となる。どちらの端末でも、契約は「IIJモバイルサービス」の「定額プランライト」を利用することになる。NTTドコモ回線を利用するタイプDとKDDI回線を利用するタイプKがあり、いずれも基本料金は900円で最低利用期間は1カ月。KDDIはデータ通信のみの提供となる。
2016年01月26日プラスワン・マーケティングは、同社運営のMVNOサービス「FREETEL」において、一部のSNSが使い放題となるプリペイドSIMカード「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」微信(WeChat)版を発売した。「FREETEL Prepaid Data SIM for Japan」微信(WeChat)版は、訪日中国人をターゲットにしたSIMカード。中国最大規模のSNSだという「微信(WeChat)」や、Facebook、LINE、WhatsApp、KAKAO TALKといったアプリ利用時の通信量がカウントされない。利用料金(税別)は、7日間で1GBのプランが1,780円、30日間で2GBのプランが2,780円。
2016年01月26日ASUS JAPANは25日、光学3倍ズームカメラ搭載の5.5型SIMフリースマートフォン「ZenFone Zoom」(ZX551ML)を発表した。仕様や背面パネルの材質、カラーなどの違いで計8モデルをラインナップ。背面パネルに本皮を用いた4モデルは2月5日から順次発売、プラスチックを用いた4モデルは2月中旬以降の発売となる。直販価格(税別)は49,800円から。「ZenFone Zoom」は、解像度1,920×1,080ドットの5.5型液晶を搭載した、Androidスマートフォン。カメラ機能に注力したSIMフリースマートフォンで、1,300万画素の背面カメラに、光学式手ブレ補正付きの光学3倍ズーム機能を備える。通常の光学ズームはレンズを迫り出させることで焦点距離を変更するが、「ZenFone Zoom」は、本体内部で焦点距離を変更できるHOYAのレンズユニットを内蔵。本体からレンズが出っ張ることなく、遠くの被写体を鮮明に撮影できる光学3倍ズームを実現した。そのほか、最速約0.03秒でフォーカスを合わせる「レーザーオートフォーカス」機能、白色と黄色のLEDが周囲の明るさに合わせて発光度合いを自動調整する「リアルトーンフラッシュ」機能なども搭載している。デザイン面では、ZenFoneシリーズとして初めてメタルフレームを採用。上位モデルでは、背面パネルに本牛革を使用したプレミアムレザーモデルも用意されている。価格は、仕様によって異なる。詳細は以下のとおり。モデル名: ZX551ML-BK128S4、ZX551ML-WH128S4CPU: Intel Atom Z3590(2.5GHz)ストレージ: 128GBカラーバリエーション: プレミアムブラックレザー、プレミアムホワイトレザー背面パネル: 本革直販価格(税別): 68,800円モデル名: ZX551ML-BK64S4、ZX551ML-WH64S4CPU: Intel Atom Z3580(2.33GHz)ストレージ: 64GBカラーバリエーション: プレミアムブラックレザー、プレミアムホワイトレザー背面パネル: 本革直販価格(税別): 59,800円モデル名: ZX551M-BK64S4PL、ZX551M-WH64S4PLCPU: Intel Atom Z3580(2.33GHz)ストレージ: 64GBカラーバリエーション: スタンダードブラック、スタンダードホワイト背面パネル: プラスチック直販価格(税別): 55,800円モデル名: ZX551M-BK64S4PL、ZX551M-WH64S4PLCPU: Intel Atom Z3580(2.33GHz)ストレージ: 32GBカラーバリエーション: スタンダードブラック、スタンダードホワイト背面パネル: プラスチック直販価格(税別): 49,800円そのほか、各モデル共通の仕様は以下のとおり。OS: Android 5.0内蔵メモリ: 4GB外部ストレージ: microSDXC(128GB)サイズ: W78.84×H158.9×D5mm(最厚部11.95mm)重量: 約185gディスプレイ解像度: 1,920×1,080ピクセルメインカメラ: 1,300万画素サブカメラ: 500万画素バッテリー容量: 3,000mAhSIMサイズ: microFDD-LTE: B1/B2/B3/B5/B7/B8/B9/B18/B19/B28TDD-LTE: B38/B39/B40/B41W-CDMA: B1/B2/B5/B6/B8/B19Wi-Fi: IEEE802.11a/b/g/n/acBluetooth: 4.1
2016年01月25日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『格安SIMでもFaceTimeオーディオは快適に使える?』という質問に答えます。***そのときの回線速度と電波の状態にもよりますが、どの格安SIMでもほぼ支障なく使えます。iOS 7以降が動作するiPhoneであればいつでも無料通話できますから、格安SIMユーザ向きかもしれません。電話番号を必要としないぶん安いプランを選択できる、というメリットもあります。テレビ電話機能のFaceTimeには、高効率のオーディオコーデック「AAC-ELD」をベースにした技術が採用されており、FaceTimeオーディオはその音声部分を独立して通話に利用可能にしたものです。SIM会社との契約内容にもよりますが、格安SIMにおいて現状最低水準と考えられる平時通信速度の200kbps、通信制限を受けた128kbpsでもFaceTimeオーディオによる通話は可能です。遅延も少なく、伝送レートに40~50kbps程度を確保できれば納得の音質で通話できることでしょう。人間が発する声は、およそ20ヘルツから14キロヘルツの範囲といわれています。固定電話回線の交換機(PBX)で使用できる周波数帯域は上限3.4キロヘルツと法律で定められているため、声の帯域をカバーできず音質に難が生じてしまいますが、通信がAppleのサーバ内で完結しているFaceTimeオーディオはそのような制約を受けず広い帯域を使えるので音質面で有利です。FaceTimeオーディオは、相手の電話番号を目印に発信できない、着信のバイブレーション通知は1回振動するだけでマナーモード時は気付きにくい、SIM会社との契約容量を気にしなければならないなどの不便もあるものの、それを補って余りある音質面とコスト面のメリットがあります。SIMロック解除後のiPhoneを"セカンド・スマホ"として使うときの通話機能、という位置付けが最適かもしれません。
2016年01月25日ここ最近、通信費が安くなると注目を浴びている格安SIM。周囲でもSIMフリーにしてスマホ代が安くなった、という話はよく聞くし、興味はあるけれど、なんとなくむずかしそうで乗りかえられない…という女性もいることでしょう。ここでは実際に格安SIMに替えた筆者の経験をもとに、事前にチェックしておきたいポイントから乗りかえかたまで、かんたんに解説します。■格安SIMにすれば、通信費は誰でも安くなる? 事前のチェックポイント格安SIMにしたら、誰でも通信費が安くなるというわけではありません。安くなる可能性がある人の条件がこちら。通話はあまりしない家や会社ではWi-Fiにつなげている外出時や移動中など、Wi-Fi環境下にないときは動画をあまり見ない格安SIM業者が提供しているプランは、「データ通信量の上限ごとの料金+話したぶんだけの通話料」であることがほとんどです。月のデータ通信量が3GB以内であれば、いちばん安いプランに設定できます。では、毎月のデータ通信量を知るには? ちょっと面倒ですが、以下の手順を踏んでください。現在契約している通信会社の「マイページ」などから、パケット数を調べるパケット、バイト換算ができるサイト(検索で出てきます)で、バイトを知る筆者は、家ではWi-Fiにつなぎ、外出や移動時は動画ではなくネットやGoogleマップを見る程度。通話はFaceTimeなどのサービスが中心で月3GB以内におさまっていました。そのため、SIMフリースマホの「月々3GBプラン1,780円+通話料」にかえてから、月々の通信費を3,000円前後におさえることができました。■いま持っているスマホはそのまま使えるの?料金が安くなりそうだし、格安SIMにかえよう! と思っても、じつはまだ確認しておくことがあります。それが以下です。・SIMロック解除ができるかどうか2015年5月以降に発売された機種で、6か月経過していれば、SIMロック解除(各通信会社とも窓口では3,000円、ネットなら無料。docomoはこれ以前でも機種によって対応可能)ができます。SIMロックを解除できれば、基本どの格安SIMも使えるようになりますが、auだけは通信方式が特殊なため注意が必要です。いずれにしても、SIMロック解除が可能かどうか、各通信会社に確認してみましょう。2015年5月以前の機種の場合は、別のSIMフリースマホ自体を用意する必要があります。家電量販店などで格安SIMとセットになった端末が売られているので、チェックしてみてください。・解約月かどうか格安SIMにかかわらず、通信会社を乗りかえる際、契約月以外では違約金が発生します。・メールアドレスが変わるナンバーポータビリティを使えば電話番号は変わりませんが、SIMフリーにするとこれまでの携帯メールアドレスは使えません。フリーメールなどのアドレスを取得しておく必要があります。・データの移行iPhoneからiPhone、アンドロイドからアンドロイドへの移行であれば、PCを使えばできます。しかし、自分で行う必要があります。4つの確認事項も問題なければ、いざ、乗りかえです。■SIMフリースマホ乗りかえの手続きの流れもともと使っていた通信会社から、ナンバーポータビリティ番号(MNP)を発行してもらいます(窓口もしくはネットでも可。発行手数料は2,000~3,000円)。発行後2週間以内に、新しい業者と契約します(SIM発行手数料が3,000円程度)。この時点でもとの通信会社とは自動的に解約となり、乗りかえ完了です。アンドロイドの場合は、端末に新しく発行されたSIMを入れればすぐに使えるようになりますが、iPhoneの場合はWi-Fi環境下で通信設定用のプロファイルをインストールした後に、通信ができるようになります。チェックすべきことが多く、乗りかえまでの準備もすこぶるスムーズ! というわけにはいきませんが、乗りかえてしまえばあとはこれまでどおり使っていても、通信費は以前の半分以下になる可能性ありです。興味がある人は、チャレンジしてみてもよいかもしれません。
2016年01月24日iPhone 6の発売以来、Apple StoreでSIMフリーのiPhoneが扱われるようになり、2015年5月にはSIMロック解除に関するガイドラインが改正され、ユーザから申し出があったとき携帯電話会社はSIMロック解除に応じなければならなくなった。今後iPhoneでも「格安SIM」の利用者が増えることは確実な情勢だ。ただし、格安SIMにはいくつかの注意点がある。多くの場合、データ通信量に細かな制約を設け低廉な料金設定を可能にしているため、国内の一般的なプラン(7GB/月以下であれば自由にデータ通信できる)と同じ感覚で使用していると、通信速度が抑えられたり追加料金が発生したりという制約が生じてしまう。あれこれ工夫してデータ通信を節約しないことには、格安SIMのメリットを発揮できないのだ。格安SIMを使うときの基本として、モバイル回線の使用は必要最小限にとどめ極力Wi-Fi回線を使用するというものがあるが、それだけでは不十分だ。かといってモバイルデータ通信をオフにしてしまってはiPhoneの利便性が損なわれるため、設定の"勘所"を押さえる必要がある。まず、iTunes/App Storeの自動ダウンロードスイッチをオフにしよう。このスイッチをオンにしておくと、モバイル回線でアプリや楽曲などのコンテンツがダウンロードされてしまうことがあるからだ。WEBサイトのコンテンツをオフラインで読むための機能「リーディングリスト」についても、モバイルデータ通信をオフにしておこう。WEBサイトには画像が多数含まれるため、オフにしたほうがデータ通信量を節約できる。忘れられがちなのが「Wi-Fiアシスト」だ。Wi-Fiの接続状況が芳しくないとき、自動的にモバイル回線を利用して通信速度を稼ぐというiOS 9の新機能だが、気付かないうちに使用されるという点で格安SIMには危険な存在だ。オフにしておいたほうがいいだろう。
2016年01月16日インターネットイニシアティブ(IIJ)は1月15日、訪日外国人向けプリペイド型SIMカード「Japan Travel SIM」をJR東日本の駅構内コンビニ「NewDays」で販売すると発表した。1月19日より、山手線沿線の70店舗で提供を開始する。販売されるJapan Travel SIMは2種類で、容量と(初回通信日からの)利用期間が「1GB(30日間)」「2GB(3カ月)」で、価格は1GBが3000円、2GBが4000円(いずれも税込)。利用エリアはNTTドコモのLTEと3Gの利用可能エリアで、通信速度は下り最大225Mbps/上り最大50Mbps、SIMサイズはmicroSIM/nanoSIMとなる。データ通信量の追加は「IIJmioクーポンカード」「ブラステルカード」によりできるが、利用可能期間は延長されない。同SIMカード入りパッケージは、訪日外国人やビジネスなどで海外に在住している日本人の一時帰国者向けとして提供されている。
2016年01月15日VAIOは、直販サイト「VAIOストア」でVAIOオリジナルSIMが完売したことを受け、「VAIO S11」オリジナルSIMセットの受注を、8日10時から再開すると発表した。2015年12月9日にスタートした「VAIOストア」は、オリジナル通信プランのSIMカード「VAIO オリジナル LTEデータ通信SIM」や、11.6型モバイルPC「VAIO S11」とオリジナルSIMをセットにした「VAIO S11 VAIOオリジナルSIMバンドルパッケージ」などを取り扱っている。VAIOによると、VAIOオリジナルSIMは6日夕方頃に完売。7日現在は同SIMおよび、「VAIO S11」が注文できない状態たが、8日10時から受注を再開する予定という。
2016年01月07日UPQは21日、SIMフリーAndroidスマートフォン「UPQ Phone A01X」を発売した。価格は税別14,800円。「UPQ Phone A01X」は、前機種である「UPQ Phone A01」の後継機種となる4.5インチSIMフリーAndroidスマートフォン。A01と比べ、ストレージ容量が16GBに拡大したほか、新カラーバリエーションが追加されるなど一部仕様が変わっている。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.1。CPUはMT6735 Cortex-A53(クアッドコア、1.3GHz)。内蔵メモリは1GB。ストレージは16GB。外部ストレージはmicro SDHC。ディスプレイ解像度は480×854ピクセル。サイズ/重量は、幅66×厚さ8.6×高さ133mm/118g。バッテリー容量は1,800mAh。背面には500万画素、前面には200万画素のカメラを内蔵。通信面では、FDD-LTE(B1/B3/B19/B28)、W-CDMA(B1/B19)をサポート。そのほか、IEEE802.11b/g/nに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.0に対応する。カラーバリエーションは、ホワイトBG、ブルー・バイ・グリーン、ブラック(2016年1月下旬以降発売)、ホワイトの4色。
2015年12月21日ZTEジャパンは、3種類の生体認証システムを搭載したSIMフリーAndroidスマートフォン「AXON mini」を25日に発売する。価格は税別39,800円。「AXON mini」は、5.2インチサイズのSIMフリーAndroidスマートフォン。金属製で、手でホールドしやすい曲線のボディが特徴だ。最薄部で0.85mmという狭額縁設計により画面占有率約76%を実現した。機能面では指紋、声紋、眼(静脈)による生体認証システムを備えている。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.1。CPUはQualcomm Snapdragon 615(オクタコア、1.5GHz)。内蔵メモリは3GB。ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSD(最大128GB)。サイズ/重量は、幅70×厚さ7.9×高さ143.5mm/132g。バッテリー容量は2,800mAh。ディスプレイ解像度は1,080×1,920ピクセル。背面には1,300万画素、前面には800万画素のカメラを内蔵。通信面では、FDD-LTE(B1/B3/B19)、HSPA/WCDMA(B1/B6/B19)、GSM(1900MHz/1800MHz/900MHz/850MHz)をサポート。そのほか、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.1などに対応する。カラーバリエーションはイオンゴールド、クロームシルバーの2色。
2015年12月21日VIPは、2016年3月に開始される新放送サービス「i-dio」に対応したSIMフリーAndroidスマートフォン「i-dio Phone」(コヴィア製)を発売した。価格は税込み32,184円。「i-dio」は、地上アナログ放送終了後に空いた周波数帯を利用して提供される新たな放送サービス。モバイル端末やカーナビなどで受信できる「携帯性」、混みあうことなく不特定多数に情報を提供できる「一斉同報性」、放送波にIPパケットを乗せてデータ伝送する「IPデータキャスト」といった特徴を備えている。2016年3月に東京、大阪、福岡の3カ所で放送が開始される。「i-dio Phone」では、「i-dio」のほか、ワンセグとFMラジオという3波の放送サービスに対応している。主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.1。CPUはクアッドコア(1.2GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージは16GB。外部ストレージはmicroSDHC。サイズ/重量は高さ143.7×幅71.5×厚さ10.6mm/約158g。ディスプレイは5インチHD液晶(720×1,280ピクセル)。背面には800万画素、前面には200万画素のカメラを内蔵。通信面では、LTE(B1/B3/B19/B21)、W-CDMA(B1/B6)をサポート。そのほか、Bluetooth 4.0。IEEE802.11b/g/nに準拠したWi-Fiなどに対応する。(記事提供: マイナビニュース・携帯ch)
2015年12月21日MMD研究所は14日、コロプラが提供する「スマートアンサー」と共同で実施した「2015年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果を発表した。同調査は、2015年11月27日~28日にスマートフォンを持つ15歳以上60歳未満の男女2,750 人を対象にインターネットで行った。これによると、現在メインで利用している通信サービスを聞いたところ、格安SIMサービスの利用は5.6%となった。次に、キャリアユーザー(N=2,557)を対象に、格安SIMについて聞いたところ、その認知度は76.2%となったが、「知っているが利用は検討していない」と回答した人が58.5%となった。また、「SNS・コミュニケーション」アプリを利用している人を対象に、現在利用しているSNS・コミュニケーションアプリについて聞いたところ、LINE利用が全ての世代において85%を超える結果となった。また、Twitter利用は10代で79.6%、20代で68.9%となった。10代においてはInstagram利用とFacebook利用がTwitterに次いで26.2%で同率となったが、10代女性においてはInstagramの利用(34.3%)がFacebook利用(26.3%)を上回った。20~40代においてはTwitter利用がFacebookを上回るが、50代においてはFacebook利用がTwitterを上回る結果となった。
2015年12月15日日本通信はこのほど、2つの携帯電話回線を利用した組み込み機器向けルーター「2SIMルーター」を発表した。2回線を利用できるメリットとして、NTTドコモの回線が通信できなくなった場合に、自動的にソフトバンク回線へ切り替えられることがある。これにより、ネットワークの信頼性、高接続性を確保できるとしている。特にIoTやM2M向けのサービスを想定しており、同社はISDN回線での専用線サービスの置き換えを狙う。月額料金はルーターレンタル料金、通信料金を含んで3900円(税別)となる。2SIMルーターは、1つの通信モジュールと2つのSIMスロットを備えており、メイン回線としてドコモ、バックアップ回線としてソフトバンクが利用される。メイン回線が不通になった場合、自動的にバックアップ回線に切り替えを行い、通信を維持することができる。ドコモ回線自体が不通になることは「めったにない」(日本通信 社長 福田 尚久氏)が、信頼性を求める法人ユーザー向けにサービスを提供する。日本通信はMVNOとしてドコモとL2接続を実現しているが、ソフトバンクに対しては現在L2接続を申し入れしている段階だ。ソフトバンクのSIMを挿しただけではそのまま通信できないため、同社の米国子会社がL2接続の契約をする英Vodafoneを経由してソフトバンク回線を利用する形態をとる。同社は、米国でATM向けの無線専用線サービスを提供しており、セキュリティ基準のPCI DSSも取得している。米国ではATMの3割が無線接続で、この分野では「リーダーになっている」と福田氏。この無線専用線サービスの経験を生かして、専用線としてセキュリティが要求される分野での採用を想定しており、現在、ISDNの専用回線サービスを利用している企業をターゲットに据える。国内では、有線の専用線サービスが490万回線利用されているが、そのうち350万回線がISDNを利用し、「速度は64kbpsながら月額1万円程度を支払っている」と福田氏。それに対して2SIMでは、速度は150kbpsに制限された3G通信ながら、月額3980円と割安な価格を実現した。無線であることから「設置コストも低廉化できる」とのことで、今後の利用拡大を目指す。ATMなどの金融機関の採用だけでなく、POSでの利用も想定する。現在、クレジットカード業界はセキュリティのためIC(EMV)への対応を推進しており、今後POS端末の置き換えが進んでいくと見られている。特に、SIMの入ったハンディターミナルを利用する場合は無線部分のセキュリティを確保する必要があるが、同社はPCI DSSを取得しているため、競合に対して有利なポジションになると見ており、採用拡大が期待できるとしている。2SIMルーターは、既存のルーター端末に対して回線切り替えのアルゴリズムを開発して搭載した。疎通確認をして不通と判断すると、自動で回線を切り替える仕組みで、バックアップ回線で通信を継続しつつ、日本通信側がメイン回線の復旧を確認。リモートからメイン回線への切り替えを行う。また現在、「2Moduleルーター」の開発を行っており、ドコモとソフトバンクの両回線を同時に接続して、メイン回線が不通になるとすぐさまバックアップ回線に接続できるようにする計画もある。その後、「2Moduleルーター Advanced」へと進化させ、パケットの遅延といった"IPレイヤでの不安定な挙動"を把握して、不通になる前にバックアップ回線に切り替える仕組みを導入する将来像も語った。2Moduleルーターは来春には登場予定とのことで、製品としてはすでにテストも実施しているが、ソフトバンクとのL2接続が可能になってからの提供を予定している。交渉段階では問題がないため、「実現は春頃になる」と福田氏。現在のVodafone経由でもコスト、機能ともに問題はないというが、「海外を経由しない」という要望に応えるため、ソフトバンクとのL2接続以降の提供となるとしている。日本通信では、セキュリティとしてPCI DSS、信頼性として2つの回線を使うデュアルネットワーク戦略によって、金融・決済系での利用、IoT/M2M分野での利用を目指し、今後パートナー企業とともに販売の拡大を目指していく考えだ。
2015年12月09日VAIOは9日、約930gの11.6型ノートPC「VAIO S11」を発表した。Wi-Fiモデルのほか、底面にSIMスロットを装備し、格安SIMカードなどを挿入してモバイル通信できるSIMフリーモデルも用意する。同日から受注開始で、12月18日から順次発送。価格はオープン。直販のカスタマイズモデルは税別114,800円から、個人向け標準仕様モデルは税別149,800円から。2015年2月16日に発表したフラッグシップ機「VAIO Z」の技術を活かし、「ビジネスモバイルの"快"を凝縮した」という11.6型モバイルノートPC。Skylake世代のCore iプロセッサ(U型番)を搭載し、SIMフリーモデルの投入に加え、外装や冷却機構、キーボードで独自の工夫を施した。○SIMフリーモデルの投入「VAIO S11」では、「格安SIMが一般に浸透してきた」として、底面にmicroSIMスロットを備えたLTE対応モデルをラインナップする。LTEとWi-Fiのアンテナはディスプレイ上部のベゼル内に配置。対応バンドは、4G LTEがバンド1 / 3 / 19 / 21、3Gがバンド1 / 19で、ドコモ網が中心。合わせて、VAIOはPC向けに独自プランのSIMサービスを提供開始する。格安SIMサービスでは通常、データ通信容量上限付きの月額契約が主となる。「まとめて使う月と使わない月の差が大きい」「月額契約だと経費精算が面倒」といったように、PCで便利なデータ通信サービスがなかったとして、独自プランの提供に至った。○外装や冷却機構、キーボード外装には、防汚性や防指紋性があり、擦り傷にも強いUVコーティングを施し、日常使用による劣化防止を図る。冷却機構では、2014年7月に発表した11.6型ノートPC「VAIO Pro 11」搭載ファンから大型化し、1.5mm厚いファンの採用で排熱量を約2倍に増加させた。11.6型ディスプレイの解像度は1,920×1,080ドット。sRGB97%カバーのIPS液晶で、蛍光灯の映り込みを低減する独自の低反射コーティングを採用した。また、インタフェースのひとつには、Thunderbolt 3兼用のUSB 3.1 Type-Cポートを搭載する。キーボードは内部に補強ビスを備えて剛性を高め、たわみの少ない打鍵感を目指した。入力スイッチはパンタグラフ式だが、樹脂製の取付ベースを採用し、打鍵時の干渉音の抑制と、がたつき音を低減した静音キーボードとしている。キートップには専用開発のフッ素含有UV硬化性樹脂塗装を採用し、経年によるトップコートの摩耗や、油脂によるテカリを目立ちにくくした。また、タッチパッドは新開発の「高精度タッチパッド」を搭載。新しいタッチパッドでは、触れている部分が「指」か「手のひら」かを検知する機能を備え、手のひらが触れたことによる意図しない誤操作を防ぐ。このほか、ビジネス用途も意識し、150kg加圧振動試験や不意の落下を想定した90cm6面落下、閉じた状態でペンを挟み込む試験など、2015年5月に発表した13.3型モバイルPC「VAIO Pro 13 | mk2」と同じ耐久試験をクリアする。○個人向け標準仕様モデル量販店などに並ぶ、個人向け標準仕様モデルの主な仕様は、OSがWindows 10 Home 64bit、CPUがIntel Core i5-6200U(2.30GHz)、チップセットがIntel HD Graphics 520、メモリが4GB、ストレージが128GB SATA SSD、液晶が11.6型ワイド(1,920×1,080ドット、低ヘイズAG)など。通信機能は、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースは、USB 3.0×2、USB 3.1(Type-C)、SDカードスロット、D-Subなど。本体サイズはW284×D190.4×H16.4~19.1mm、重量は、Wi-Fiモデルが約930g、SIMフリーモデルが約940g。バッテリ駆動時間は約15時間(JEITA 2.0)。カラーはブラック、ホワイト、シルバー。最小構成価格は税別149,800円。○カスタマイズモデルソニーストアのカスタマイズモデルでは、OSでWindows 10 ProやWindows 7 Professional、CPUでCore i7-6500U、Core i3-6100Uが選択できるほか、ストレージでPCIe接続の512GB/256GB SSDをカスタマイズできる。また、LTEのあり・なしの選択、Office種類や搭載・日搭載の選択が可能。重量は構成により、約920~940g。Wi-Fiモデルの最小構成価格は税別114,800円。SIMフリーモデルの最小構成価格は税別124,800円。○VAIOストアモデル9日にオープンした直販サイト「VAIOストア」でも、「VAIO S11」を取り扱う。ソニーストアのカスタマイズモデルと同様の構成選択が可能だが、同社のPC向け通信サービスセットモデルのみを用意。このほか、オリジナルの保証サービス「パソコン3年あんしんサポート」もオプションで選択できる。通信プラン+SIMセットの最小構成価格は税込142,344円から。
2015年12月09日ビックカメラは8日、音声通話機能付きのオリジナルSIMカード「BIC モバイル ONE powered by OCN」を発表した。12月10日より発売する。SIMパッケージの価格は2,990円。「BIC モバイル ONE powered by OCN」は、NTTコミュニケーションズの協力を得て発売されるビックカメラオリジナルのSIMカード。特典として、月額350円の「ひかりTVエントリープラン」が無料で使用できるようになる。最大通信速度は262.5Mbpsで、サービスエリアはNTTドコモが提供するエリアとなる。コースタイプは、1日の通信容量で計算する日次コースと、月単位で計算する月次コースの2種類。余った通信容量は翌日/翌月に繰り越し可能で、コースの変更は月に1回まで受け付けるほか、MNPにも対応する。月額料金は、日次コースの通信容量110MB/日プランが1,600円、170MB/日プランが2,080円。月次コースでは、3GB/月プランが1,800円、5GB/月プランが2,150円、10GB/月プランが3,000円。最大通信速度500kbpsで通信容量15GB/月プランが2,500円。「OCN光サービス」とセットで使用することで、毎月200円の割引も行われる。なお支払いにはクレジットカードが必要。
2015年12月08日