女優の有村架純が5月23日(月)、都内で行われた『夏美のホタル』の完成披露試写会に出席。廣木隆一監督と『ストロボ・エッジ』以来のタッグを組み、「廣木さんや共演者の皆さんの愛情に包まれたような現場だった」と笑みを浮かべていた。写真家になる将来の夢と、進むべき道に思い悩む主人公・夏美(有村さん)が、父の形見のバイクで思い出の地を旅し、地元の人々や豊かな自然、大地に育まれた食に触れながら、心を解きほぐしていく姿を瑞々しく描く。映画化が決定する前から、原作のファンだったという有村さんは「台本を読み、原作の感動がよみがえりました。親子の絆や人と人のつながりがすごく心に刺さって、涙が出てしまった」と感動を新たにした様子。千葉県・鴨川市でのロケは「夏休みを過ごしているような感覚」だったそうで、「とっても優しい作品に仕上がった」と満足そうな表情だった。完成披露試写会には有村さんをはじめ、廣木監督、共演する工藤阿須加、小林薫、光石研、吉行和子、原作者の森沢明夫氏が出席。豪華なキャスティングについて、森沢氏は「皆さんの名前を見て、『いい映画になると決まったな』とプロデューサーとハイタッチしたくなった」とふり返り、「原作者なのに、2回見て、2回泣いてしまった」と太鼓判を押した。また、夏美の恋人を演じた工藤さんは、初の廣木組に「不安があった」と告白。実際、とあるシーンで「何度も何度もテイクを重ねることになり、永遠に終わらないんじゃないかと思った」というが、「その分、廣木さんがOK出してくれたものを信じることができた。いまの僕が持っているものを引き出してもらい、感謝しかない」としみじみ語っていた。『夏美のホタル』は6月11日(土)から全国公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月23日オムニバス映画『9つの窓』の先行上映舞台あいさつが30日、神奈川・横浜市のブリリアショートショートシアターで行われ、出演者でAKB48グループメンバーの横山由依、北原里英、宮澤佐江、入山杏奈、木﨑ゆりあ、茂木忍、中西智代梨、江籠裕奈が出席した。2月6日から全国公開する本作は、『国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル&アジア』とAKB48グループがコラボレーションしたオムニバス作品。コメディーやサスペンス、ブラックユーモアなど9作品で構成されており、作品ごとにメンバー1人が出演している。グループ総監督の横山は、「他の作品を知らなかったので、1つになってすごくうれしい。メンバーの新しい面を見て、AKB48のことをもっと好きになってくれると思う」と仕上がりに自信たっぷり。1作品10分というショートストーリーだが、「10分の作品だけど、1日かけて色んな想いを込めて撮影した。みなさんの心に残る作品になれば」(宮澤)、「日常だとあっという間に過ぎる時間だけど、この作品で10分間を大切に過ごしてもらえれば」(入山)とそれぞれアピールした。また、舞台あいさつには、出演者で俳優の大野拓朗、小池亮介、主題歌を担当したロックバンドのThinking Dogsも登壇。横山の“初恋相手”を演じた大野は、「久しぶりに会ったけど、ますますお綺麗になった。“初恋相手”がテレビで活躍しているのを見て、自分のことのようにうれしい」と面と向かってベタ褒め。「恥ずかしい……。私もテレビで大野さんを見てます」と頬を赤らめる横山に、他メンバーは、「初恋っぽい!」、「キュンキュンする!」と歓声を上げていた。そんなやり取りにちなみ、"初恋相手"に再会したら?という話題になると、北原は、「大野さんみたいに素敵に成長していたらうれしいけど、大体は『アレ~!?』って思うことが多いですよね」とキッパリ。「私だったら、『好きだったよ』って告白する」(宮澤)、「どうもしない。何も思わない」(入山)と明かす中、最年少で15歳の江籠は、「まだ初恋がピンと来ない。恥ずかしくて会話できないと思う」とつぶやき、会場からは、「可愛い~!」と声が飛んでいた。
2016年01月31日「ショートショート フィルムフェスティバル&アジアシネマミュージアム『漁船の光』トークイベント」が15日、東京・上野の東京都美術館で行われ、AKB48の横山由依、大野拓朗、廣瀬陽監督が出席した。横山由依が初主演を果たした本作は、国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル&アジアとAKB48がコラボした企画『AKB ShortShortS』で製作された9作品の1つ。『漁船の光』など全9作品の短編映画が、『AKB ShortShortS』として2016年1月30日より横浜みなとみらいのショートフィルム専門映画館、ブリリアショートショートシアターで先行公開されるほか、2月6日より全国で順次公開される。試写会が行われたこの日は、試写後に横山らが登場してトークショー。初めての主演に横山は「すごく緊張したんですけど、ショートフィルムということで10分間の内に伝えなくてはいけなかったので難しいと思いましたが、大野さんが2人の関係性について話してくれたりとリラックスして撮影することができました」と共演した大野に感謝の言葉。劇中では、大野扮する幼なじみの男性から劇中で手紙を渡される人妻役を演じたが「ラブストーリーも初めてで緊張というか、男の人を見る恥ずかしさがありましたね。でも途中から(ロケ地の)愛媛の景色に助けられて詩織になれたと思います」とやり切った様子だった。初めてのラブストーリーには「AKB48にいる間に出来るとは思いませんでしたよ。恋愛経験もあまりないので出来るのか心配でした」と本音をのぞかせるも「自分なりに精一杯やったつもりではいるので、新しい一面をお見せできるかと思います」と自信。また、今後の女優業にも「今一番お芝居に興味があるタイミングでこの作品に出られて嬉しかったです。機会があれば、長い映画とかにも出演してみたいですね。総監督になって2016年は自分にとってもAKB48にとっても大事な年。2016年の間に映画に出演し、3年後に主演できるように頑張りたいです!」と決意を新たにしていた。
2015年10月16日「AKB48」の横山由依と俳優の大野拓朗が10月15日(木)、東京都美術館でオムニバスショートフィルム「漁船の光」のトークイベントを行った。国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル&アジアと「AKB48」がコラボした、「AKB」グループ主演で10分の短編映画を9作品制作する「AKB ShortShorts」プロジェクトの中の一作。計9作合計90分のオムニバス映画「9つの窓」として、来年1月30日より全国順次公開を予定している。短編映画初主演でラブストーリー初挑戦の横山さんは「『AKB48』にいる間にラブストーリーが出来るとは思っていなかったし、主演という事で嬉しかった」と初体験に喜びつつ「恋愛経験もないし、男の人の顔を見るのも恥ずかしい思いがあって、出来るのかな?と不安だったけれど、自分なりに精一杯やりました。新しい一面が見られるはず」と手応えを明かした。横山さんの初恋相手を務めた大野さんは「横山さんの人妻ぶりは素晴らしい。恋愛経験がない事ゆえの透明感があった」と大絶賛。横山さんから「来年中には長編映画に出演したい。そして3年後に映画主演が出来るように頑張りたいと思います。今回のようなラブストーリーに憧れがあるので、大野さんもぜひ」とラブコールを受けると「光栄です。プライベートでは出来ないもんねぇ」と快く再びの相手役を受け入れていた。劇中では愛する夫に手作り弁当を届ける場面があるが、横山さんは「作る相手がいないので、作るタイミングがない」とボヤキ節ながらも「船にいる旦那さんにお弁当を届けるというのは素敵だし、憧れのシチュエーション」とうっとり。高校時代は自分で弁当を作っていたそうだが「ほとんど冷凍食品ですけど」と照れ笑いだった。(text:cinemacafe.net)
2015年10月15日世界カクテルコンペティション「ザ・シーバス マスターズ」で、アンダーズ 東京のバーテンダー齋藤隆一が3位を受賞。審査員を魅了した齋藤隆一によるカクテルが、アンダーズ 東京の「ルーフトップバー(ROOF TOP BAR)」にて提供されている。スコッチウイスキー「シーバスリーガル(CHIVAS REGAL)」が主催する、世界カクテルコンペティション「ザ・シーバス マスターズ」。第2回目となる今回は、“次世代のクラシックカクテルの探求”をテーマに12カ国でローカル大会が開催された。大会では、「シーバスリーガル」の誕生から今日に至るまでの年代を4分割し、各時代をイメージしたストーリー性のある4種類のカクテルを創作する、というお題が出された。日本大会ではアンダーズ 東京「ルーフトップバー」の齋藤隆一が優勝し、日本代表として7月13日、14日にニューヨークで開催された世界大会決勝に出場した。世界大会は6ラウンド構成で、課題やワークショップなどを行い、すべてのラウンドを通して創造性やスタイル、味わい、ミクソロジー技術などが総合的に審査された。各ローカル大会で優勝した4種類のカクテルのうちひとつが審査対象となった第1ラウンドで齋藤隆一は、クラシックカクテル「ジョンコリンズ(JOHN COLLINS)」を現代的日本版にアレンジした「パーソナルコリンズ(PERSONAL COLLINS)」を披露。審査員を魅了し、総合で3位に輝いた。なお、“2015 シーバスマスター”となる優勝はイギリス代表のジョシュ・レイノルズ(Josh Reynolds)が獲得した。現在、「ルーフトップバー」では、国内大会で優勝を勝ち取り、世界大会でも賞賛された齋藤隆一のカクテル「パーソナルコリンズ」が提供されている。
2015年08月06日大人の女性たちから熱い支持を集める西炯子の同名コミックスを『軽蔑』『さよなら歌舞伎町』の廣木隆一監督が映画化した『娚の一生』のBD&DVDが7月15日(水) 発売となる。榮倉奈々と豊川悦司による“足舐め”シーンも話題を集めた大人の恋愛映画を撮った廣木監督の口からは、憧れを抱いているという世界的名匠の名前も飛び出した。その他の画像都会生活に疲れ果て、祖母が暮らしていた田舎の一軒家に移り住んだつぐみ(榮倉)と、突然現れ、同居を始めた50代の大学教授、海江田(豊川)。互いに惹かれながらも大人だからこそかえって素直になれない恋愛模様を、風や匂いまで感じさせる映像と、大人ならではのエロティシズムで描き出した本作。「僕はジャンルにこだわらないんです。こだわっているのは、映画だということ。アクションだろうがホラーだろうが、映画を作りたい。その中で、人と人との関係性を見つめて、それぞれの映画にあったテーマを感じてもらいたいんです」と話す廣木監督が、今回選んだのが“大人の恋愛”だった。「日頃から、小説もコミックも人間観察も、常に映画のネタにならないかとアンテナを張っています。西さんの原作も企画の前から読んでいて、大人の恋愛映画が撮りたい!と感じました。原作もの、特にコミックだとキャスティングが問題になったりするけど、榮倉さんと豊川さんに任せて本当によかった。榮倉さんは途中からつぐみが動いているようにしか見えなかったし、豊川さんは海江田のファンタジーでもリアルでもない微妙なバランスを本当に上手く出してくれた」。ファンの間でも特に人気の高い海江田は少々浮世離れしたキャラクターだが、後半、つぐみの元カレが登場してから見せる表情が、それまでとガラリと違ってまた魅力的だ。「女の人たちは、ああいうときに男の人がどんな顔をするのか、どんな気持ちになるのか知らないんじゃないかな。僕と豊川さんは知ってます(笑)。あのときの豊川さんの表情はサイコーですね(笑)」。つぐみと海江田、彼らを取り巻く人々との関係を温かく包み込むような映像も印象的な本作。監督からは次の告白が聞かれた。「僕は成瀬巳喜男監督のような、昔の恋愛映画を撮っていた監督さんたちの作品に強い憧れがあるんです。ああした作品をカラーで観たい。本作には、そういう思いも込められています」。『娚の一生』7月15日(水) 発売ブルーレイスペシャル・エディション5700円+税DVDスペシャル・エディション4700円+税DVDスタンダード・エディション3500円+税発売元:ポニーキャニオン取材・文・写真:望月ふみ
2015年07月13日東京都・恵比寿のNADiff Galleryと清澄白河のARATANIURANOにて、漫画家/アーティストとして国内外から高い評価を集める横山裕一の個展「ファッションと密室」が開催されている。開催期間はNADiff Galleryが7月3日まで(12:00~20:00、月休)、ARATANIURANOは7月4日まで(11:00~19:00、日祝月休)。いずれも入場は無料。同展は、横山裕一の最新作品集「ファッションと密室」の出版を記念して開催されている個展。国内外での大規模な個展や展覧会への参加が続いた2014年に制作された作品を中心に、ミニマムな存在描写の強靭さ、大胆に配される迫力のオノマトペ、そしてコマごとに綿密に描き出される時の流れなど、独自の表現手法で知られる横山裕一の"ネオ漫画"の世界が2つの会場で展開されている。また、渋谷のNADiff modern(Bunkamura内)では、横山の推薦本を集めたブックフェア「横山の本棚」を開催しており(7月3日まで)、小説や詩集、写真集など、作家のアイデアの源泉や思考に触れることができる。なお、ふたつの展覧会場と選書フェア会場でスタンプラリーを実施しており、3つすべて集めた人には、プレゼントが用意されている。
2015年06月30日様々なジャンルが交差するショー『THE SHOW INFECTED "CONNECTION"』に、スペシャルゲストとして河村隆一の出演が決定。構成・演出・振付の大澄賢也とは、河村がミュージカルに初挑戦し、大澄が出演および振付助手を務めた08年の『CHICAGO』以来の仲だ。THE SHOW INFECTED "CONNECTION"チケット情報「隆一くんは、歌うことにとても柔軟。『CHICAGO』の時も、『そんなに無防備でいいの?』とこちらが心配してしまうほどフラットに役と向き合っていました。歌の力は勿論、人間性も素晴らしいので、出演してもらおうとひらめいたんです」と大澄は語る。河村も「『CHICAGO』では何から何まで賢也さんに教わって。賢也さんのダンスは、柔らかくて色っぽくて、自分が歌で追究する表現に通じます。その賢也さんに呼んでいただいたので、やりますと即答しました」と言う。ショーは二部構成。一部では、現代からタイムスリップしてきた男性(中川晃教)と未来の女性(蓮水ゆうや)の出会いが描かれる。「一部で隆一くんに演じてもらう役はすべてを俯瞰する“神”。歌にも存在感にも成熟と説得力をもつ隆一くんが参加することで、シンガーで言うならアッキー(中川)や蓮水さんと、良いトライアングルができると思います。二部は、様々な組み合わせで、シンガーやダンサーとコラボしてもらいます」と大澄。河村のキャリアの中で、このショーは分岐点になるかもしれない。「ショービジネスの世界はお客様が来てくれなければ成り立たないので、“まずはこのライブハウスを、次はより大きな会館を一杯にしよう”とやってきました。でも次第に、数だけでは満たされなくなり、もっと技術を求めたり、譜面に忠実に歌うことを重視したり、あるいは、メロディーが多少壊れても語ることを意識したら感情が伝えられるんじゃないか……など、色々と冒険をしてきました。歌手として第何期かに入った今、このショーは新しいものを生み出す絶好のチャンスだと考えているんです」クラシックを皮切りに様々な音楽が綴られるこの舞台は、河村自身の音楽体験とも重なる。「父は指揮者のカラヤンが好きなクラシック愛好家で、母はビートルズ好き。ジャズを聴くようになったのは大人になってからですが、ポップスにもロックにもジャズ・フレーバーの曲は結構あるんですよね。20年前にイタリアを旅行した時には、テノール歌手アンドレア・ボチェッリのアルバムを聴いて発声に興味を抱き、最近は年1回、『ノーマイク・ノースピーカーズコンサート』を行っています。このショーに来てくださる方がどんな感動を持って帰るのか――芝居、ダンス、歌、ある1フレーズかもしれないし、さらに照明も臭いも汗もある。そうしたところから、新たなジャンルが生まれれば、と願っています」公演は3月19日(木)から東京・天王洲 銀河劇場にて。2月28日(土)午前10時より全キャストの未公開ビジュアルを組み合わせたCONNECTIONフォト付チケットを発売予定。取材・文:高橋彩子
2015年02月27日横山秀夫の傑作ミステリー『64(ロクヨン)』が佐藤浩市主演で映画化されることが決定した。『ヘヴンズ ストーリー』の瀬々敬久監督がメガホンを執り、前後編2部作の大作として2016年に東宝系で公開される。『64(ロクヨン)』は、警務部広報室の広報官で、かつては刑事だった主人公・三上義信が、昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件“ロクヨン”に挑む姿を描いたミステリー。映画の前編では、加害者匿名報道を巡る広報室と記者クラブの確執と、その狭間で三上が広報官として覚醒していく様が描かれ、後編では、ロクヨンをなぞるように新たに発生した誘拐事件に、今度は広報官として真っ向から立ち向かう三上の姿が描かれるという。横山秀夫作品はこれまでに4作(『半落ち』『出口のない海』『クライマーズ・ハイ』『臨場 劇場版』)が映画化されており、『64(ロクヨン)』は4月からピエール瀧主演でNHKでドラマ化されることも決定している。原作に惚れ込みオファーを受ける前から出演を熱望していたという佐藤は「『クライマーズ・ハイ』の時もそうでしたが、『64』も原作を読んだ時から大変な仕事になるという覚悟を決めなければ出来ない作品です。しかし自分がやりたい、やらなければいけないという演者の欲と必ず強い作品に出来るということを信じて、監督スタッフと共にぶつかりたいと思います」と語り、脚本の製作段階から“三上”という男の人物像とその演出法について瀬々監督と意見をぶつけ合っているという。映画化にあたり横山氏は「原作の世界観を共有し、さりとて具象の檻にとらわれることなく、映像作品として優れたものに昇華して欲しいと願っています。活字と映像は好敵手であり、だからこそ無二の親友にもなりうる。職業人として尊敬する佐藤浩市さんをはじめ、出演者の皆さんと制作スタッフの情熱が、原作と映画を切っても切れない関係にしてくださると信じています」と期待を寄せている。本作は2月26日(木)から5月まで、東宝撮影所や関東近郊にて撮影を行い、10月の完成を目指す。『64-ロクヨン-前編/後編』2016年 全国東宝系ロードショー
2015年02月18日「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などの傑作を生み出してきた警察小説&人間ドラマの名手・横山秀夫が7年ぶりに世に放った衝撃作「64-ロクヨン-」を前編・後編の2部作で実写映画化されることが決定。さらに、佐藤浩市が主人公を務めることが明らかとなった。昭和最後の年、昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件は刑事部で「ロクヨン」と呼ばれ、少女の死亡、未解決のままという県警最大の汚点として14年が過ぎ、時効が近づいていた。平成14年ーー主人公の三上義信は「ロクヨン」の捜査にもあたった敏腕刑事だが警務部広報室に広報官として異動する。そして記者クラブとの確執、キャリア上司との闘い、刑事部と警務部の対立のさなか、ロクヨンをなぞるような新たな誘拐事件が発生。刑事部と警務部の軋轢、未解決のロクヨンと新たな誘拐事件の関係、そして三上の一人娘の行方。驚愕の展開が次々と三上を襲う…。2012年度「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、2013年度「このミステリーがすごい!」年間1位、2013年度「本屋大賞」第2位に輝き、過去のどの警察小説よりも警察、記者たちの葛藤・攻防がリアルに描かれ、瞬く間に文壇を席巻した「64-ロクヨン-」。映画化に挑むのは、『ヘヴンズ ストーリー』で「第61回ベルリン国際映画祭」国際批評家連盟賞を受賞するなど世界的にも評価され、『アントキノイノチ』や6月より公開となる『ストレイヤーズ・クロニクル』を手がけた鬼才・瀬々敬久。オファーを受ける前、原作を読んだ段階から出演を熱望していたという佐藤さん。『感染列島』『ヘヴンズ ストーリー』でもタッグを組んだ瀬々監督と、脚本製作段階からすでに“三上”という男の人物像とその演出法について意見を交わしていたという。「『クライマーズ・ハイ』のときもそうでしたが、『64』も原作を読んだときから大変な仕事になるという覚悟を決めなければ出来ない作品です。しかし自分がやりたい、やらなければいけないという演者の欲と必ず強い作品に出来るということを信じて、監督スタッフと共にぶつかりたいと思います」と気合十分。原作者・横山氏は、過去4作映画化されており、本作で第5作目。「64」には思入れがあったようで「何年も苦しんで執筆した作品なので、自分の分身のように感じる」と語る。また、2部作で映画化されることについては「知らされたときは本当に驚きました。嬉しい半面、『64』の文庫本を上下巻で出している身としては『冒険だな』とも。本では上巻、映画では前編の出来と質がまず問われますよね。恐いけれどもワクワクする。冒険のパートナーに『64』を選んでいただいたことに感謝しています」と喜びを語った。センセーショナルな事件を解決に導いていくだけではなく、主人公・三上が複雑な関係性の中で悩み、苦しみ、生きていく様を描いている本作。前編では加害者匿名報道を巡る、広報室と記者クラブの確執のその狭間で、三上が広報官として覚醒していく様が描かれ、後編では新たに発生した因縁の事件「ロクヨン」をなぞる誘拐事件に対し、かつては刑事として、今度は広報官として真っ向から立ち向かう三上の姿が描かれるという。『64-ロクヨン-』は2016年、全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月18日伊勢丹新宿店のエルメス(HERMES)ブティックリニューアルに際し、作品を提供したことが記憶に新しい、現代美術家で漫画家の横山裕一作品展「横山裕一<これをネオ壁面と呼ぶ>集合する名士とけもの」が、3月6日より京都国際マンガミュージアムで開催される。世界的なアーティストが集まるアートの祭典「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」の後援事業として開催される同イベント。期間中は横山が今回のために書き下ろした漫画を、建物の壁にプロジェクションマッピングで投影。更に、作品世界を再現した会場に原画も展示され、本で読むのとは一味違った横山ワールドを体験出来る。また、3月8日には横山の作業風景が見られるライブドローイングイベント「これがネオ漫画である」を開催。展覧会場に設置されたアトリエで、独特の技法を用いて漫画に取り組む横山の姿が見られる。横山は“ネオ漫画”と称される独創的な作風で有名。奇妙な格好をした人物たちが、目的不明の土木工事を黙々と遂行したり、意味不明の会話を交わしたりするなど、異色の漫画で国内外の漫画界やアート界から注目されている。これまでに、漫画作品集として『ニュー土木』『トラベル』『世界地図の間』、画集では、『横山裕一カラー画集』などを発売してきた。【イベント情報】横山裕一<これをネオ壁面と呼ぶ>集合する名士とけもの会場:京都国際マンガミュージアム2階ギャラリー6住所:京都府京都市中京区烏丸通御池上ル会期:3月7日から5月31日まで(プロジェクションマッピングは3月6日から)時間:10:00から18:00まで(入場は閉館の30分前まで、プロジェクションマッピングは18:00から21:00まで)休館日:水曜日(4月1日、29日、5月6日は閉館)、4月30日、5月7日(プロジェクションマッピングは無休)
2015年02月16日東京・お台場のホテル日航東京では、12月25日(木)のクリスマスの夜に、今年で結成25周年を迎える「LUNASEA」ヴォーカリストである河村隆一氏による、クリスマスにラブソング捧げるディナーショー「Ryuichi Kawamura Christmas Dinner Show 2014」を開催する。河村隆一氏は、1992年にヴィジュアル系ロックバンド、「LUNA SEA」のヴォーカリストとしてメジャーデビューし、3rdシングル「ROSIER」を始め、「DESIRE」「SHINE」「I for You」など数多くのヒット作を生み出し、90年代を代表するロックバンドへと上り詰める。1997年にはソロ活動を展開。同年に発売したアルバム「Love」は320万枚を売り上げるなど、ラブソングを中心に、「LUNA SEA」時代とは曲調、ジャンルの異なる一面をみせながら、NHK紅白歌合戦にも出場し、わずか1年の間でソロシンガーとしての地位を不動のものにした。音楽活動以外にも、ドラマ出演や小説の出版、他アーティストへの曲をプロデュースするなど、多方面に渡り活動している。また活動を休止していた「LUNA SEA」も2013年から再始動し、約13年ぶりとなるニューアルバム「A WILL」が12月11日にリリース。今年、バンド結成25周年スペシャルライブ「LUNA SEA 25th ANNIVERSARY LIVE -The Unfinished MOON-」として、全国16都市32公演のツアーを実施し、ファンにとっては嬉しい一年となった。今回のディナーショーでは、氷川きよしに楽曲提供をした「きよしこの夜」のセルフカバーが披露されるほか、自身のヒットナンバーであるラブソングに、トークを交えながら、河村隆一氏の魅力満載のステージを愉しめる。料理は、いつまでも大人の色気を放ち続ける河村隆一氏をイメージした一夜限りの豪華なフルコースを用意。ドリンクはすべてフリーフローで提供される。クリスマスには、ホテルのロビーに毎年恒例の高さ8mツリーが登場。東京タワーがきらめく湾岸夜景が美しいお台場で、今年一年を締めくくるスペシャルな時間を過ごしてみてはいかが?料金は1名35,000円(ディナー、ドリンク料金、ショーチャージ、消費税・サービス料込)。チケット販売開始は、10月14日(火)10:00よりスタート。(text:Miwa Ogata)
2014年10月09日映画『エイトレンジャー2』が7月26日(土)に公開を迎え、「関ジャニ∞」の渋谷すばる、横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、錦戸亮、大倉忠義、ヒロインを演じた前田敦子、堤幸彦監督がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて舞台挨拶を行なった。ヒットを記録した『エイトレンジャー』の続編で、前作の5年後が舞台。一見、平和を取り戻し、犯罪率も激減したかに見えるエイトシティの裏でうごめく陰謀にエイトレンジャーが立ち向かう。大歓声に迎えられた「関ジャニ」の面々は、第1作のヒットがあってこその今回の第2作の公開を、何よりファンのおかげと感謝。渋谷さんは「面白かったでしょうから周りに言いふらして」と作品の仕上がりに自信をのぞかせる。横山さんは、なぜか司会者から「ブラック役の青山さん」と名前を間違えて紹介され「初めてです!動揺を隠せません(笑)」と語り、その後もメンバーや監督も“青山さん”ネタで大盛り上がり。気を取り直して横山さんは映画を観終えたばかりのファンに「いま、僕らは3倍増しでカッコよく見えてると思う」と渋谷さんと同様に映画の質の高さに誇らしげだった。錦戸さんは「みなさんがいてくれるから『2』になりました。みなさんのおかげ」と感謝の言葉を連ねつつ、最後は「いい夏になるといいですね」とやや意味不明なコメントでメンバー、客席の爆笑を誘う。大倉さんは、2日前に同劇場を訪れたことを明かし「予告編を観て『あと2日なんや』と実感しました。ここに立っていられるのを幸せに感じています」としみじみ。丸山さんは、本作の盛り上がりを「『3』に繋げたい!」と早くもパート3を熱望しファンの期待を煽っていた。前田さんは、メンバー7人の個性豊かな挨拶に「みなさんとファンの掛け合いはホッとします」とニッコリ。その言葉に刺激を受けるかのようにメンバーたちはさらにヒートアップ!丸山さんは劇中でも多彩なものまねを見せているが、この日もリクエストに応じて井上陽水のモノマネを披露。「夏は『少年時代』を聴いてください」と語るも「サングラスがないので(出来は)3割くらい」と陽水口調で明かし、笑いを誘う。前田さんは「もしもメンバーと遊びに行くなら?」という問いに、「みなさん芸達者なので、キャンプファイヤーで出し物をしてもらってそれを見たい!」と語っていた。『エイトレンジャー2』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エイトレンジャー2 2014年7月26日より全国にて公開(C) J Storm/2014エイトレンジャー2映画製作委員会
2014年07月27日ユーキャンの企画で「資格取得できるかどうか」が話題になっていたAKB48のメンバー横山由依さん。多忙を極めるなか、コツコツ勉強を続けて見事合格し、そのひたむきに頑張る姿が魅力的と、人気も急上昇中です。そこで、今回は横山由依に学ぶ「真面目系女子」の魅力をご紹介したいと思います。■1.応援という形で気にかけてもらえる「資格とか自分で目標を立てて勉強を頑張っている女の子は応援したくなる。例え努力が実らなくてもその姿勢が大事だと思う。男は頑張ろうとしている女の子に優しい」(27歳/IT)横山由依さんは、AKBメンバー皆が認める「超努力家」。AKBや他ユニットを兼任しており、忙しい中でも時間を作って頑張り続ける姿は、周りのメンバーから賞賛の声が多く挙がっているのだとか。努力している姿は、自分から過度にアピールしなくても誰かが見てくれているはずです。「頑張っているアピール」をする必要はありません。コツコツ続けて誰かに気づいてもらうのがベストです。■2.結果がついてくると人もついてくる「努力してる人は、キラキラしている。自分も頑張ろうって刺激がもらえる人のそばには人が集まると思う」(25歳/メーカー)横山由依さんは資格合格のご褒美として、初のセンター曲が提供され、センターを務めるための企画ユニットも発表されています。振り返ってみると、ランキング圏外から選抜入り、そして資格を取得してセンターになり、遂には篠田麻里子の後を継いで、チームAのキャプテン就任と、出世しまくりです。もちろんファンもぐんぐん増加中。人は、頑張っている人のそばにいて、自分も頑張りたいと思うもの。真面目にコツコツ頑張って、結果を出す人は、男女共に周りの人を惹きつけるのです。■3.自分の時間を大切にしている「誰にも言われないで、自分で努力できる女性はちょっと放っておいても生きて行けるだろうから付き合いやすそう。束縛女は本当にいやだから趣味とか目標を持ってる女の人じゃないと付き合えない」(26歳/広告)男性は、自分の時間をたくさん奪ってくる女性を恋人には選びません。趣味がなかったり、男性に依存してしまう女性は一人の時間の使い方を知らないので敬遠されがちです。真面目系女子は、自分の目標に向かって努力をしたり、向上心を持って行動ができるので、かまってちゃんではないはずだと男性は判断します。男性は、付き合う前から時間を奪ってくる女性かどうかシミュレーションの中で見極めて来るので、そこで何かに打ち込んでいることが伝わればと好感度抜群です。■4.安心できる「真面目そうなだけで、浮気しないだろうなって思う。浮気される前に、別れてって言ってくれるはず」(29歳/コンサル)真面目系女子はやっぱり安心できます。貞操感があって浮気するほどはっちゃけたりできず、ワンナイトラブに対しても嫌悪感が働きそう、というイメージがあるからです。男性だって浮気するような女の人とは付き合いたくないのです。女性に浮気をされるとプライドが崩壊してしまう男性も多いため、「この子は浮気はしない」と思わせてくれるような、安心できる女性は重宝されるのです。■おわりにいかがでしたでしょうか?容姿が良かったり口がうまいことで、努力せずにチャンスをつかんでいく人に、男性は惚れません。むしろ妬みの対象になるだけ。真面目にコツコツやっている不器用なくらいの女性に胸を打たれます。真面目に何かに打ち込んでいたり、努力できる姿勢を見せることで、堅実なお付き合いができそうだと男性は想像を働かせてくれるので、結婚につながる恋愛を望んでいる女性は、是非真面目系女子になることをオススメします!(白武ときお/ハウコレ)<オススメの記事>・今こそ目指したい!「さしこ」のような愛され女子になる方法・AKBぱるるに学ぶ!愛され後輩テク・5選・AKB非選抜メンバーに学ぶ!構ってあげたくなる女の特徴
2013年09月10日映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の行定勲監督と主題歌を手がける「クレイジーケンバンド」の横山剣が12月8日(土)、東京・代官山の「蔦屋書店」にて行われたトークセッションに出席。“男の恋愛”について語り合った。井上荒野の小説「つやのよる」を阿部寛、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、大竹しのぶら豪華キャストで実写化。自由奔放な妻・艶(つや)の最期に際し、夫の松生は彼女が過去に関係したと思われる男たちに連絡を取るが、そのことが彼らのそばで生きる女たちの人生に少しずつ影響を与えていくことに…。行定監督は「映画には幸運な主題歌と幸運じゃない主題歌があって、『何でこんな曲が?』というのもありますが、それは“政治”で決まったもの(笑)」といきなり不穏な発言。その上で言葉で説明するのが難しい“あいまいな”ラブストーリーである本作に関して、クレイジーケンバンドの主題歌起用の提案が意外にあっさりと通ったことを明かす。「剣さんの歌には男心を女に語らせたりする深いドメスティックな言葉がある。今回は映画に寄り添うというこれまでにない試みもやってもらった」と満足そうに語った。横山さんは映画のラスト近くで阿部さんが見せる表情を見て、「その瞬間にダーッとそれがトリガー(引き金)となって楽曲が押し出されてきて、歌詞も7割~8割できた」とふり返る。行定監督はこのシーンの撮影について「真夜中にクタクタの中で撮りました。阿部寛がこれまでにない顔をして『このためにオレは撮ってたんだ!』と思った」と述懐。横山さんが書き上げた楽曲「ま、いいや」についても、「普通は『ま、いいや』って歌詞は出てこない(笑)。松生(阿部さん)の気持ちに潜って書かれた愛し抜く男の歌詞。歌詞自体が映画の後日談のようで何故か爽快な気持ちになる」と絶賛した。ここから話題は男の恋、大人の愛をテーマに進行。横山さんは劇中に登場する女性キャラクターの中で、大竹さんが演じたかつて松生に捨てられた元妻の早千子が最も好みだと言明。自分を捨てた夫への思いをいまだに持ち続け、夫を奪った憎いはずの女・艶の病室に足を運ぶ早千子がとる驚きの行動について「男にはない、ちょっと理解できないような、理解できるような……涙が出てくるような不思議な体験でした」と語る。原作にはないこのシーンを取り入れた行定監督は「大竹さんの芝居が神秘的です」とうなずいた。また、横山さんは阿部さんが演じた松生について「最初は女に振り回されて情けない奴と思ってたけど、途中で価値観がひっくり返ってワイルドでタフな奴だと感じた」と共感を示す。これを受けて行定監督は「男は振り回されている方が、(付き合いが)長続きするものかもしれない。イニシアティブを取ったら飽きてしまうから」と分析。さらに「男はいろんな女性を愛したいもの。女性はずっと愛されたいでしょうが。男性の浮気に気づいてても黙っている女性がいますが、彼女がたまに(気づいているような)サインを送ると男は汗をかく(苦笑)。そういう“恐怖”を感じさせる女から男は逃れられずに長続きするんじゃないでしょうか?」とも。横山さんも「そんな気がしてきました」と同意していた。さらに“いい女”の要素について行定監督が「コンプレックスを持っている女が大好き」と告白。「巨乳よりも貧乳の女性。整形するということは決して良いことではない。みんな同じ顔になっていってしまう。芸術は10%の人しか分からないものが後になって価値が出たりするもの」と語ると、横山さんが激しく同意し「何で女の人はそこが分からないのかな…?」と不思議そう。いい男に関しても同様に横山さんは「フェチを含めて自分にしか分からない、自分の目盛りを持っている男がカッコいいと思う。人がどう思おうと、10%がカーッとなるような特化しているものがいい」と持論を展開し、会場につめかけたファンを沸かせていた。クレイジーケンバンドによる主題歌「ま、いいや」は2013年1月23日(水)発売、映画『つやのよるある愛に関わった、女たちの物語』は1月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:つやのよるある愛に関わった、女たちの物語 2013年1月26日より全国にて公開© 2013「つやのよる」製作委員会
2012年12月09日ギネス記録を打ち立てた企画に再び挑戦。ピアニストの横山幸雄が、ショパンのピアノ・ソロ作品演奏会を5月3日(木・祝)に開催する。「横山幸雄“入魂のショパン”」の公演情報2010年にショパンのピアノ・ソロ作品全166曲を約16時間で、翌2011年に全212曲を約18時間で弾き通し、「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」のギネス記録を打ち立てた横山幸雄。今回は、ショパンが自ら作品番号を付して世に送り出した全149作品に焦点を絞り、番号順に約15時間かけて奏破する。「朝はすがすがしいし、新鮮ですね。演奏会のプログラムでは、そこにショパンの若い時の作品があらわれます。お昼にさしかかるころには若々しいが既に脚光を浴びるショパンがそこにいる…」といった風に「ショパンの人生における成熟を、私たちの1日の流れに重ねあわせて感じていただくのも面白いのではないでしょうか」と語る横山幸雄。今回のプログラムの中でも特に注目は、ショパンのピアノ協奏曲第1番・第2番のピアノ独奏バージョンだ。演奏機会が非常に稀であり、一昨年にこの楽譜の存在を知ったという彼は、自身コンサートで演奏するのは初めてで「実際の舞台でどのような演奏になるのか楽しみ」だという。「横山幸雄“入魂のショパン”」は5月3日(木・祝)朝8時より、東京オペラシティ コンサートホールで開催。チケットは発売中。●横山幸雄“入魂のショパン”日程:5月3日(木・祝) 開演:午前8時終演:午後11時(予定)会場:東京オペラシティ コンサートホール〔朝の部〕午前8時~〔昼の部〕午後0時50分~〔夕べの部〕午後3時40分~〔夜の部〕午後7時5分~
2012年05月01日人気作家・田中芳樹による大ベストセラー小説『銀河英雄伝説』の舞台版に河村隆一が主演する。この製作発表が1月16日に都内にて行われた。『銀河英雄伝説 =第二章 自由惑星同盟篇=』チケット情報はこちら未来の銀河系を舞台に“銀河帝国”対“自由惑星同盟”の戦いを描く『銀河英雄伝説』は、累計1500万部を売り上げ、これまでアニメ化やゲーム化もされている人気作品。昨年1月に初めて舞台化され、その後外伝2作も立て続けに上演、好評を博した。昨年の3作品は名将・ラインハルト率いる銀河帝国軍サイドの物語を紡いだが、いよいよもうひとりの英雄ヤン・ウェンリーを中心とした『自由惑星同盟篇』が登場する。智将と呼ばれる戦争の天才ヤンには、「僕自身、“銀英伝”の大ファン」と語る河村隆一が扮する。「ヤンは決して戦争が好きなのではなく仕方なく戦っているようなところがある。ぜひこの作品を若い人にも見てもらって、戦争の醜さなども感じていただきたいし、ひとりひとりの心の中に色々な違う答えを持って帰れる作品だとも思っています」と熱く語る。また相対するふたつの勢力のうち自由惑星同盟については「とってもアウトローで賑やかで明るい、そしてどんな発言しても許される、そういう美しさ、強さがあると思います。友情・愛情が詰まっているのがこの同盟側だと思うので、このすばらしいキャストの皆さんと一緒に作っていけるのが嬉しい。今日もひとりひとりの顔が原作の中から浮かび上がってくるような思いで楽しいです」と話し、「特に(ヤンの先輩であるキャゼルヌ役の)天宮良さんはベスト」という原作ファンらしいマニアックなコメントも飛び出した。会見には原作者である田中芳樹も登壇。「30年前に若気の至りで書きたい放題書いてしまったものがこんなに大きく育ちまして、半分呆然としています。去年の舞台版では小説では書ききれなかったこと、書きたかったけれど書き損ねたことを舞台ならではの手法で迫力いっぱいに表現してもらい嬉しかった」としみじみと話した。その田中に「“河村隆一ならでは”のヤンをやってください」と言われたという河村は「とはいえ、僕自身も大ファンですので、“銀英伝”のファンを裏切らないようなヤン・ウェンリーを頑張って演じていきたい」と力強く語っていた。出演はほかに馬渕英俚可、野久保直樹、大澄賢也、天宮良、中川晃教、松井誠、西岡徳馬ら。なお、フィナーレでは河村プロデュースの『銀河英雄伝説 =第二章 自由惑星同盟篇=』テーマ曲が披露される予定。この曲についても河村は「今まで書いてきたいろんな曲と比べてもいい曲ができたと自負している」と自信を語った。公演は4月14日(土)から22日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、4月28日(土)・29日(日・祝)にNHK大阪ホールにて上演される。チケットは東京公演が1月21日(土)、大阪公演が2月4日(土)にそれぞれ一般発売開始。
2012年01月17日人気SF小説を原作とした舞台『銀河英雄伝説』のイベント『ニコファーレ会談』が10月4日、東京・六本木ニコファーレで行われ、原作者の田中芳樹と、河村隆一、貴水博之が登壇した。舞台『銀河英雄伝説』=外伝オーベルシュタイン篇=のチケット情報会談では、来年4月に上演される『銀河英雄伝説第二章自由惑星同盟篇』の主役(ヤン・ウェンリー)を河村が演じることが発表された。「大好きな作品、大好きな役なので考え過ぎてしまう時もあるけれど、シンプルに存在感を出し、精いっぱいのヤン・ウェンリーを見せられたら」と意気込みを語る河村に、田中も「河村さんにしかできないヤンを演じてほしい」とエールを送った。『銀河英雄伝説』は、1982年11月に第1巻が刊行されて以来、シリーズ累計1,500万部の発行部数を誇る人気SF小説。初の舞台化となった『銀河帝国篇』(2011年1月上演)はチケットが瞬く間に完売した。一方の貴水は、11月3日(木) から9日(水)まで、東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて上演される、舞台『銀河英雄伝説=外伝オーベルシュタイン篇=』に出演。本公演では初日、千秋楽を除いた毎日、アフタートークを開催。MCはアンスバッハ役の高山猛久が務め、田中も登場する。チケットは発売中。
2011年10月07日人気ミステリー作家・横山秀夫の4つの短編を、仲村トオル、岸谷五朗、玉山鉄二、渡部篤郎という4人の人気俳優をそれぞれ主演に据えて映像化した「横山秀夫サスペンス」。WOWOWで放送された本作がこのたび、DVDでリリースされ、4作品をまとめた予告編も到着した。『半落ち』、『出口のない海』、『クライマーズ・ハイ』などの映画化作品をはじめ、その著作が数多く映像化されている横山秀夫。数々の名作の中から「真相」(双葉社刊)に収録されている「18番ホール」、「他人の家」の2作と、「看守眼」(新潮者刊)に収められている「自伝」、「静かな家」をそれぞれ約1時間のドラマとして映像化した本作。「18番ホール」は、地元の村の再開発の話を聞いて村長選に立候補した男が主人公。実は彼には12年前のある秘密を隠すため、何としても当選する必要があった。当初は楽勝と思われていたが、強力な対抗馬の存在で徐々に暗雲が…。『行きずりの街』の公開を控える仲村トオルが当選のために必死で奔走する主人公に挑む。「静かな家」は「誤報」というタイトルで岸谷五朗を主演に映像化。ある地方新聞の記者が、写真展の日程を誤って報道してしまうのだが、それに端を発して謎めいた事件が…。「自伝」の主人公で、母に捨てられたトラウマを抱えて生きるライターを演じるのは『ノルウェイの森』がまもなく公開となる玉山鉄二。彼の元に家電量販店の会長の自伝執筆の依頼が。取材の初日、その会長は人を殺した過去を告白。そこから衝撃的な真実が明らかになる。「他人の家」は強盗事件で服役し、いまは妻との静かな暮らしを望みつつも前科のせいで行くあてをなくした男が、近所のがんを患った老人の申し出で、彼の養子に入り家を受け継ぐ約束をする。ここから、彼と妻は、恐るべき事件に巻き込まれることになる。渡部篤郎が再起を図る前科者の悲哀を見事に表現している。日本随一のミステリー作家の作品を原作にした4人の実力派俳優の物語が一挙に楽しめる本作。男たちの運命は――?「横山秀夫サスペンス」DVDは発売中(同時レンタル中)。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「横山秀夫サスペンス DVD-BOX」価格:4,980円(税込)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント© 2010 WOWOW■関連作品:行きずりの街 2010年11月20日より全国にて公開© 2010「行きずりの街」製作委員会クライマーズ・ハイ 2008年7月5日より丸の内TOEI1ほか全国にて公開© 「クライマーズ・ハイ」フィルム・パートナーズ■関連記事:【TIFFレポート】仲村トオル俳優デビュー25周年50度カクテル一気飲み「ファイヤー!」仲村トオル、チャン・ドンゴンとの再会に感激!『行きずりの街』韓国公開も即決定ハズレなし!「映画館大賞2010」まもなく発表中谷美紀が選ぶ「1本」は?尾野真千子インタビュー「ここで隠したら一緒になれない気がした」と“覚悟”明かす堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」
2010年11月02日『ヴァイブレータ』 、『余命1ヶ月の花嫁』 の廣木隆一監督が、岡田将生と蒼井優を主演に迎えてラブストーリーを撮る。しかも時代は江戸時代!宇江佐真理の同名小説を原作に、美しくも切ない愛の物語『雷桜』が誕生した。数々の作品を世に送り出してきた廣木監督だが、意外にも時代劇は本作が初挑戦。日本版「ロミオとジュリエット」とも称されるこの物語、監督はどのような思いで映画化したのか?岡田さん、蒼井さんとの仕事の感想も含めたっぷりと語ってくれた。「時代劇でない時代劇を撮る」監督にとって初めての時代劇で描かれるのは、将軍の息子で清水家の当主でありながら、心を病んだ青年・斉道(なりみち/岡田さん)と、山で育った遊(ゆう/蒼井さん)の悲恋の物語。「時代劇ではない時代劇を撮ろうと思った」と監督はふり返る。「これまでにも数多くの時代劇の名作が撮られてきたけど、いま、時代劇を撮る意味って何か?いまだからこそ撮れる時代劇とは何か?と考えたとき、何より“いま”を反映させるような作品にしたいって思った。過去の名作だって撮影された当時はその時代を反映させていたんだと思う。今回の原作はすごい悲恋の物語だけど、この悲恋を描くことで、現代を生きている人に伝えるものがある、と」。原作を映像化する上で、監督が最も大切にしたことは?その問いに「時代劇の中でのリアリティ」という言葉を用いてこう説明する。「挑戦だな、と思ったのはある種のファンタジーをそのまま描くのではなく、時代劇の中で見せるということ。山育ちの女と殿様が出会って…って普通に考えたらファンタジーですよ。それをどう時代劇の中でリアルに感じさせるか?そこで時代劇のストレートな強さを感じられて面白かった。というのは、これが現代劇なら思い悩まなきゃいけない(笑)。『電話して聞いてみりゃいいじゃん』、『メールすれば?』っていうぐらい悩むけど、ここではそんなに悩まず、行動がストレート。これは時代劇だからこそのもので、それはいまの時代にあって、すごく面白いことだなと思った」。常に自分のイメージを壊していく勇気を持っている岡田将生と蒼井優このリアリティを支えているのは何よりキャスト陣の確かな演技。「岡田将生と蒼井優だったからこそ引き受けた」と監督に言わしめた2人。改めてこの2人の魅力を尋ねた。「2人とも、俳優としての自分のイメージを常に壊していく勇気を持っている。これまでに作られた“岡田将生”、“蒼井優”というイメージを引き継いで演じるのではなく、あくまでも斉道と遊になろうとする。それは勇気のいることだけど、そのチャレンジ精神は本当に素晴らしい」。そんな2人が織りなすシーンの中で、監督が忘れられない、というシーンが…。「雷桜の下での2人のシーンで、斉道が遊に櫛(くし)を渡すシーンがあるんだけど、本当に見ていて驚いた。表情や動作を含めて2人の芝居がその空間を幸せにしてくれているのが感じられるんだ。見ている人間をそういう気持ちにさせてくれるこの芝居の空間がすごい!って思いましたね」。もちろん、それは監督の演出があってこそなのでは…、という言葉が終わらぬうちから監督はかぶりを振る。「というか僕は現場で自分がどんな演出したのか覚えていない(笑)。ある作品で、女優に撮影のずっと後になって、『監督にあのとき、“できなかったら殺すぞ”と脅されましたよ』って言われたことあるけど、『え?俺、本当にそんなこと言ったのか?』って(笑)」。それにしても50歳を過ぎて、親子ほども年の離れた俳優陣を迎えてこれだけ瑞々しいラブストーリーを撮るというのは…。むしろ、作品ごとに監督の感性はだんだん若返っているような印象すら受けるが…。「秘密?秘訣?俺にも分かんないな、それは。子供いるわけでもないのにね。50歳って昔は当然のようにすごい大人だと思ってたけど、実際になってみるとこんなガキだったのかって思うよ。だからそのガキの部分だけ使って作ってるのかも。俺も自分と同じ年代の人物の映画を作りたいんだけど、なかなか企画が通らないんだよ(苦笑)!」。■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会 余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”Project■関連記事:蒼井優号泣!『雷桜』初日「あたしたちの子供をどうかよろしく」蒼井優の韓国での人気ぶりに岡田将生もタジタジ!岡田将生、タキシードでピース!蒼井優と共に釜山レッドカーペットに登場ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待
2010年10月22日