9月3~25日に東京・日比谷のシアタークリエで公演されるミュージカル『Little Women(リトル・ウィメン)-若草物語-』の囲み取材が2日、同所で行われ、朝夏まなと、彩乃かなみ、井上小百合(乃木坂46)、下村実生(フェアリーズ)が報道陣の取材に応じた。2005年にブロードウェイで初演を行った本作。『若草物語』とその続編『続・若草物語』を下敷きに、慎ましい生活の中にも喜びを見出し、助け合って困難に立ち向かう四姉妹とその母、そして主人公のジョーが小説家になる夢を叶えるまでを、20曲余りのミュージカルナンバーで描く。この日は四姉妹を演じたキャスト陣が登場。四姉妹の次女・ジョーを演じる主演の朝夏は「いよいよ始まるんだなと今実感しております。本当に細部にまで演出の小林香さんはじめ、スタッフの方々が若草物語の世界を表現してくださっているので、その中で役として演じきれたらなと今は思っているので盛り上がっていけたら」と気合十分。初舞台となる下村実生は「すごく大変で難しいと思うことばかりです。歌も普段の歌い方と違って何回も違うと言われ、お芝居も苦戦してますが、お姉さま方々にたくさんアドバイスをいただいています」と共演者に感謝しつつ、「今まで一番お芝居と向き合っていると思います。緊張していますが、ずっと稽古をしてきたので、お稽古の成果をちゃんと出し切れたらと思っています」と意欲を見せた。心優しい三女のベスを演じる井上小百合は、前日に神宮球場で行われた乃木坂46の全国ツアー最終公演のステージに立ったばかり。同公演をもってキャプテンの桜井玲香が卒業したが、「乃木坂46というグループは、ずっと女性の集団で行動しているんですが、その枠から抜けるってすごい覚悟と努力がいることだと思います。それを昨日私は間近で見てきたんですが、胸にくるものがありましたね」と桜井の最後の姿に感動したという。
2019年09月03日女優の吉永小百合と天海祐希が共演する映画『最高の人生の見つけ方』(10月11日公開)で、アイドルグループ・ももいろクローバーZの劇中ライブシーンが公開された。同作は、人生のすべてを家庭に捧げてきた主婦・幸枝(吉永)と大金持ちの社長・マ子(天海)が余命宣告を受け、病室での偶然の出会いから、たまたま手にした“少女のやりたいことリスト”を実行していく物語。今回公開された映像では、「やりたいことリスト」の1つである「ももクロのライブに行く」という少女の夢を叶えるべく、ももクロファンの通称・モノノフに扮した2人が、マ子の秘書・高田(ムロツヨシ)と共にライブへ。あるきっかけでステージに呼ばれ、ももクロと一緒にパフォーマンス。最初は戸惑っていた2人だったが、代表曲「走れ!」で会場中が一体となる中、ファンの声援に後押しされるようにノリノリになる。百田夏菜子は、「最初は、想像つかなかったですが、吉永さんの甥っ子さんがももクロのファンということを以前お仕事がご一緒になった時に優しく教えてくださっていたので、またお仕事ご一緒できるということを嬉しく思いました!」と共演に大喜び。そのほかのメンバーも、「映画の中でも重要な【死ぬまでにやりたいことリスト】の中に私たちが入っているということがすごく嬉しかったです!」(玉井詩織)、「吉永さん、天海さん、ムロさんが私達のグッズを身に着けて、本当の“モノノフ”みたいに応援してくださったシーンに感動しました!」(佐々木彩夏)、「皆さんと同じ画面に写っているということに興奮しましたし、この映像は家宝であり誇りだなと思いました!」(高城れに)と感想を伝えている。
2019年08月30日橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)と現在の日本酒界を牽引する気鋭酒蔵のひとつである松本酒造によるコラボレーション日本酒「守破離橘」の発売が発表された。パフォーマーとしてはもちろん、日本酒をライフワークとしながらここ数年様々な活動を通して造詣を深めてきた橘ケンチ。多くの実力派酒蔵や日本酒の現在を紡ぎ続けるキーパーソンとの対話を積み重ね、来る2020年に迎える所属事務所LDHによる6年に一度の一大イベント『LDH PERFECT YEAR 2020』を前に、現在も精力的に各地の酒蔵へと足を運んでいる。この度、共演を果たした松本酒造も日本酒はもちろん食文化を介して絆を深めてきた蔵元のひとつであり、「日本酒や食に対する考え方への共感はもちろん、世代も近く音楽的な共通点も多い松本酒造の杜氏・日出彦さんとは、いつか一緒に取組をしてみたいと出会った当初から考えていました」(橘ケンチ)との想いの元、守破離IDシリーズとしてボトルを形にした。守破離IDシリーズは、日本酒のアイデンティティ(ID)を表す重要なエレメンツのひとつである“お米”に特化、田んぼ別に醸した松本酒造を象徴する銘柄のひとつであり、「酒米の育った田んぼの環境を含めて存在証明を可能にした日本酒」となっている。「守破離橘」も兵庫県産の山田錦を使用、この作品のみに与えられた番地=「ID-597」を冠した。田んぼの環境によってそれぞれのお米自体が持つ異なる個性は造りにも反映されており、しっかりと味わいとして落とし込まれている。2月の麹造り、3月の搾りに加えて、ラベル・デザイン案に至るまで主要な工程を実際に蔵人とともに作業した上で、橘ケンチが日本文化に従事していく際のキーワードとなる“橘”の名称を改めて冠した「守破離橘」として完成した。さらに、橘ケンチプロデュースによる注目の新店舗LDH kitchen IZAKAYA AOBADAIがオープンされることが決定。日本酒とそばをテーマとした“NEO角打ち”を標榜しており、LDH kitchenによる新ブランドとして9月8日(日)にグランド・オープンを迎え、ソフト・オープンとなる8月27日(火)より他に先行して「守破離橘」の飲食提供が始まることとなっている。同店では、今後松本酒造の松本日出彦杜氏を招いて開催する「守破離橘」の酒の会も予定されているとのこと。また、「守破離橘」をどのような方法で堪能できるのかとの最も気になる点に関しては、前述のLDH kitchen IZAKAYA AOBADAIといったお店で順次始まる飲食提供に加えて、はせがわ酒店(東京)及び酒のやまもと(大阪)という名門酒販店2ショップにおいて9月8日(日)よりボトル販売もスタートする予定だ。●橘ケンチ(EXILE/EXILE THE SECOND)コメント日本酒にハマッて最初に買ったお酒が松本酒造さんの澤屋まつもとSAIDOであり、当初からいつか一緒に取組ができたらとの想いを持っていました。そんな気持ちをお伝えしながらお会いする機会を重ねて、昨年いい田んぼが確保できたとのご連絡をいただき、今回の造りに入らせていただくことになりました。チーム一丸となった酒造りにひとりの蔵人として参加させていただくのは緊張感のあるものでしたが、でき上がったお酒は杜氏の日出彦さんから今季一番かもしれないとの太鼓判をいただくほど美味しく仕上がっています。昨年は飲食提供のみでしたが、今年からより多くの方々に手に取ってご家庭でも飲んでいただけるようになっています。IDシリーズとして別の番地とともに店頭に並びますので、松本酒造さんが目指されている田んぼ由来の日本酒という取組を体感してみてください。そして、日本酒の美味しさや奥深さに触れるきっかけの1本になれたらと望んでいます。また、この「守破離橘」のリリースと時を同じくして、新たに日本酒に注力するお店LDH kitchen IZAKAYA AOBADAIが生まれます。ここでの記念すべき第1回目の酒蔵の会が「守破離橘」の会になりますので、併せてご期待いただけたらと思います。●松本日出彦(松本酒造杜氏)コメント当蔵ではこのような形で造りに入っていただくコラボレーションはこれまで行っていませんでしたが、今回は私のDJの師匠でもある方との御縁も含めて実現いたしました。そんなコラボの肝となった兵庫県産山田錦はID-597になります。毎年使わせていただく田んぼが少しずつ増えている中で、とてもいい区画の田んぼがまとまってきました。その内のひとつのロットであり、ケンチさんにはいい場所を選んでいただけたと思います。酒造りも、ほぼすべての工程をやっていただきました。その上で、弊社スタッフもケンチさんに説明しながら従事することで、普段の仕事を言語化できるようになったことはありがたい経験になりました。実作業では動きが早く綺麗で仕事も丁寧であり、何よりも私が言葉で説明している内容を現場で体感していただいたことで、守破離の持つ日本酒に対する切り口を共有していただけたように思います。また、私は日本酒造りの中でチーム力を大切にしているのですが、ケンチさんもチームの一員だと思っています。完成した「守破離橘」をテイスティングしたところ、いい酸味と旨味が乗っていてかなり美味しいです。ぜひ多くの方にこの1本を堪能していただけたらと思います。■橘ケンチ×松本酒造コラボ日本酒「守破離橘」銘柄名:橘ケンチ×松本酒造コラボ日本酒「守破離橘」販売店1(東京):はせがわ酒店公式サイト: 販売店2(大阪):酒のやまもと公式サイト: 酒販店店頭価格:2700円(税抜)販売開始:2019年9月8日(日)予定※価格や開始時期他変更の可能性がありますので予めご了承ください※販売店舗含む詳細は各酒販店の公式HP等をご覧ください
2019年08月22日グラビアアイドルの橘更紗(たちばな さらさ)がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『桜咲く愛』(発売中 4,104円税込 発売元:ギルド)の発売記念イベントを行った。昨年11月に1stDVD『さらさら』でデビューを果たした現役女子大生グラドルの橘更紗。15年間バレエで鍛え抜いた魅惑的なウエストラインに加え、バストもEカップという凹凸ボディーが魅力の21歳だ。通算3枚目となる最新作は、今年4月に千葉と都内のスタジオで撮影。新任教師に扮した橘が、生徒と禁断の恋を繰り広げるというシチュエーションもので、随所で凹凸ボディーを披露している。純白の爽やかなビキニ水着姿で報道陣の取材に応じた橘は「今回は先生と生徒の恋物語で、私は新任教師を演じました。回想シーンでは学生時代の甘酸っぱいセーラー服を着たシーンもあります」と制服姿も見どころだと語り、「先生の時は理科室でイケないことをしちゃいました。メスシリンダーをこんな風に使うのかと(笑)。それはDVDを見てのお楽しみですけどね」とアピール。さらに、「王道ですが、男子生徒の憧れだ思う保健室のシーン」がおすすめといい、「保健室にいる先生は他の先生とは違うと思うんです。保健室のベッドであんなことやこんなことが繰り広げられますよ」と紹介した。同DVDでは初めて酔っ払ったシーンも収録している。「お酒に酔っ払っているシーンはちょっとエッチ度が増しているかな」と振り返りつつ、どんな男性と飲みたいかという質問には「私はお酒があまり強くないので、同じくらいに酔っぱらってくれる人がいいですね。私より先に酔っ払ったら、置いて先に帰るかも」と話して笑いを誘っていた。
2019年08月15日グラビアアイドルの橘更紗(たちばな さらさ)が、最新イメージDVD『桜咲く愛』(4,104円税込 発売元:ギルド)をリリースした。昨年11月に1stDVD『さらさら』でデビューを果たした現役女子大生グラドルの橘更紗。15年間バレエで鍛え抜いた魅惑的なウエストラインに加え、バストもEカップという凹凸ボディーが魅力の21歳だ。通算3枚目となる最新作は、今年4月に千葉と都内のスタジオで撮影。新任教師に扮した橘が、生徒と禁断の恋を繰り広げるというシチュエーションものとなっている。橘曰く、最新作のサブタイを入れるとしたら「憧れの先生との少しエッチな愛の物語」と語るように、本作での橘はセクシー女教師を熱演。女教師をイメージさせるスーツ姿から体操着まで、様々なコスチュームを着用した橘が堪能できる。「以前から着たかった男子の憧れ、保健室の先生の衣装」がオススメだそうで、「中の下着もセクシーで可愛くてお気に入りです」という。すべてのシーンにおいて、男性の妄想が膨らむシーンを見せてくれる。なお、同DVDの発売を記念したイベントが8月10日、東京・秋葉原のソフマップAKIBA 4号店 アミューズメント館(16:00~)で開催される。
2019年08月07日主演・吉永小百合、共演に天海祐希で贈る『最高の人生の見つけ方』の主題歌が、竹内まりや書き下ろしの「旅のつづき」に決定。その主題歌とともに、スカイダビングや世界旅行に「ももクロ」のライブまで(?)吉永さん&天海さんの“初挑戦”がつまった本予告映像がお披露目された。竹内まりや書き下ろしの「旅のつづき」に、吉永小百合も「最高です」ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンの二大アカデミー俳優が余命6か月の男に扮し、棺おけに入る前にやっておきたいことを記した“棺おけリスト”を携えて生涯最後の冒険旅行に出るハートフル・ストーリーを原案にした本作。「今回の主題歌は、アップテンポでとにかくポップな女性賛歌がイメージでした。本編は号泣で終わることはわかっていたので、劇場を出る時は気分を上げて欲しかったからです」とエグゼクティブプロデューサーの小岩井宏悦はコメント、「女性層に支持されていてポップでおしゃれな楽曲と言ったら、やはり竹内まりやさん」とオファー理由を明かした。このオファーを竹内さんも即快諾し、「憧れの吉永さんと天海さんの映画に歌で参加できて最高に幸せです!」と喜びを表現。「残された時間をいかに生きるか? という問いかけへの私なりの小さな答えがこの歌になりました。人生という旅が、誰にとっても素敵なものになるよう願いを込めて…」と、映画を鑑賞してから書き下した本楽曲に込めた思いを明かした。また、「旅のつづき」を聞いた吉永さんは、「マコさんと私(サチエ)の思いを見事にとらえて、最高です。初めて知るまりやさんの楽曲の魅力。鮮やかなエンディングになりました。まりやさん、ありがとう!」と感謝の気持ちを表現し、天海さんは「まりやさんの優しくて、力強く前向きな歌詞と包み込むような歌声で最高のエンディングになりました。『旅のつづき』が、映画『最高の人生の見つけ方』の世界をさらに素敵にしてくださっています」とコメント。「最高の人生ってなんだろう?」と「吉永さんと天海さんを撮影しながら、ずっと考えていました」という犬童一心監督も、「竹内さんから届いた『旅のつづき』を聞いた時、爽やかな風のようにその答えが聞こえてきました」と打ち明けている。“やりたいことリスト”を次々実行していく本予告も解禁!今回解禁となった本予告映像は、余命宣告を受けた、吉永さん演じる大真面目な主婦・幸枝と天海さん演じる大金持ちの女社長・マ子(まこ)の2人が、病室での偶然の出会いから、たまたま手にした“少女のやりたいことリスト”を実行していく旅の様子が収められている。そのやりたいことリストには、「スカイダイビングをする」「お金持ちになる」「ももクロのライブに行く」「日本一大きなパフェを食べる」など、少女(鈴木梨央)の様々な夢が詰め込まれており、幸枝とマ子が人生初のあらゆることに挑戦!「ももいろクローバーZ」のメンバーと2人が映るシーンもあり…。そのリストの項目をひとつひとつこなしていく中で、ぶつかり合いながらも絆を深めていく2人。京都や長崎など、様々なロケ地で撮影された美しい風景がその旅に彩りを与え、さらに竹内さんによる主題歌「旅のつづき」が、2人の旅をより豊かなものにしていくかのようだ。『最高の人生の見つけ方』は10月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最高の人生の見つけ方(2019) 2019年10月11日より全国にて公開©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
2019年07月24日京極夏彦の人気小説を原作にした舞台「魍魎(もうりょう)の匣(はこ)」が6月21日に開幕、それに先がけ公開ゲネプロと囲み会見が行われ、会見には、主演の橘ケンチ、内田朝陽、高橋良輔、北園涼、高橋健介、紫吹淳、西岡徳馬と演出の松崎史也が登壇した。【チケット情報はこちら】原作は、京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」の中でも特に最高傑作の呼び声が高い作品。戦後間もない昭和20年代後半を舞台に、癖のある魅力的な登場人物と、民俗学や論理学、妖怪などさまざまな分野の薀蓄(うんちく)がぎっしりと詰め込まれた不思議な世界観が人気のミステリーとなっている。会見では、演出の松崎が「フィクションやエンターテインメントが担う役割のひとつに“現実世界を生きる支えや備えになること”があると思っているのですが、この作品によってお客様の中に支えや備えがひとつ加わればいいなと思います。俳優・橘ケンチの代表作になると思っていますし、役者がみんな素晴らしい」とコメント。中禅寺秋彦役の橘ケンチは「京極夏彦先生はこの舞台化を喜んでくださって、いろいろな言葉をいただいたのですが、特に感動したのは“皆さんの思う「魍魎の匣」をやってください。それがおもしろければ僕は何も言うことはないです”という言葉です。それでものすごい責任とプレッシャーを感じたのは正直なところですが、先生に託していただいたということで、改めて気合いが入りました」と明かした。木場修太郎役の内田は「残酷な表現もホラーな部分もありますが、とても文学的。役者が色っぽい作品だと思います」、関口巽役の高橋(良)は「たくさん素敵な台詞を言うので、ひとつひとつ大切にお届けできれば」、榎木津礼二郎役の北園は「身近に起こり得る話だと思うので、お客様が観て何を思うのか、すごく楽しみです」、鳥口守彦役の高橋(健)は「言葉だけでの闘いの作品で、それが魅力のひとつ。その楽しさを皆さんにも味わっていただけたら」、柚木陽子役の紫吹は「今までは“愛”をテーマにしたハッピーな作品が多かったのですが、今回は愛は愛でも“歪んだ愛”で、こんな愛の表現もあるんだなと私自身も新たな扉を開きました」、美馬坂幸四郎役の西岡は「さっき北園くんは“身近に起こり得る話”だと言ったけど、こんな話が起きたら困るな」と笑いつつ「(原作が)人間の発想としてなかなかない仕組みで、それがすごく力強く大きいので、俳優たちはそこに負けないように芝居しないといけない。そんなエネルギーのある演技を皆さんにお届けできたら」とそれぞれ語った。舞台「魍魎の匣」は6月30日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、7月4日(木)から7日(日)まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて上演。取材・文:中川實穂※「西岡徳馬」の「徳」は旧漢字が正式表記です。
2019年06月26日原作は京極夏彦の小説、主演はEXILE/EXILE THE SECOND の橘ケンチが務める舞台「魍魎(もうりょう)の匣(はこ)」が6月21日に開幕。開幕前、その稽古場を取材した。【チケット情報はこちら】原作は、京極夏彦「百鬼夜行シリーズ」の2作目。戦後間もない昭和20年代後半を舞台に、「憑物(つきもの)落とし」を副業にする古本屋、鬱気味の冴えない小説家、推理をしない探偵などの癖のある登場人物と、民俗学や論理学、妖怪などさまざまな分野の薀蓄(うんちく)がぎっしりと詰め込まれた不思議な世界観が人気のシリーズで、発行部数は累計1,000 万部を突破。本作はその中でも最高傑作との呼び声が高い作品で、日本推理作家協会賞を受賞したほか、映画化、コミック化、アニメ化もされている。舞台版では脚本を畑雅文、演出を松崎史也が手掛ける。この日は最初から最後までの通し稽古が行われていた。物語は、元女優の陽子(紫吹淳)の娘・加菜子(井上音生)が電車に轢かれるという事件から始まっていく。加奈子は重体となり、とある研究所に入院するも、陽子や、研究所所長の美馬坂(西岡徳馬)、刑事の木場(内田朝陽)らの前で忽然と姿を消してしまう。同じ頃、バラバラ遺体が次々と見つかるニュースが世間を騒がせていた。それらの出来事に思わぬ方向から関わることになっていくのが、小説シリーズでお馴染みの登場人物、鬱気味の冴えない小説家・関口巽(高橋良輔)、「推理をしない」探偵・榎木津礼二郎(北園涼)、編集記者兼カメラマン・鳥口守彦(高橋健介)ら賑やかな面々。彼らのやりとりは軽快で、作品をテンポのいい観やすいものにしていた。そんな彼らが集めてきたヒントを、その蘊蓄とセンスで鮮やかに解決へと導くのが、古書店「京極堂」の店主で神主にして陰陽師でもあり「憑物落とし」を副業にする、橘演じる中禅寺秋彦だ。中禅寺が登場すると一気に空気が動き出し、爽快感すら感じるほど。どんなときでも飄々としているのが魅力だが、クライマックスの瞬間は違う表情を見せ、印象的だった。冒頭から謎が散りばめられ、京極作品ならではの印象的な台詞、ドキッとするような演出が続いていく本作。衣裳などビジュアルの完成度も高く、文学的な空気の漂う美しい舞台となっている。花王おさむや坂井香奈美ら脇を固めるキャストにもぜひ注目してほしい舞台「魍魎の匣」は、6月21日(金)から30日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、7月4日(木)から7日(日)まで兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて上演。取材・文:中川實穂※「西岡徳馬」の「徳」は旧漢字が正式表記です。
2019年06月25日舞台『魍魎の匣』の公開ゲネプロが21日に東京・銀河劇場で行われ、橘ケンチ、内田朝陽、高橋良輔、北園 涼、高橋健介、紫吹淳、西岡德馬、松崎史也(演出)が取材に応じた。同作は、京極夏彦による同名小説を舞台化。戦後間もない昭和20年代後半を舞台に、癖のある魅力的な登場人物と、民俗学や論理学、妖怪など様々な分野の薀蓄がぎっしりと詰め込まれた「百鬼夜行シリーズ」の中の1冊で、古本屋を営む「京極堂」こと中禅寺秋彦(橘)が「憑物落とし」を駆使して謎に包まれた事件を解き明かしていく。橘は「はじめてお会いしたんですけど、今年が作家生活25周年で本当に舞台化を喜んでくださっていて、顔合わせの時にもわざわざお越しいただきまして」と明かす。京極からは「みなさんの思う魍魎の匣をやってください。それが面白ければ何も言うことはないです」と言葉をかけられ、感動したという。さらに京極の自宅にも招かれたという橘は、「本が好きなもので、日本一の書斎という噂は聞いておりまして。ものすごい書斎でした。本棚に"みっしり"詰まっているんですよ、本が」と同作の中でも印象的なフレーズを用いながら説明。「人生を彩った財産を所蔵されていて、京極先生のスタンスが生きているんだと思いました」と振り返った。また、北園は「舞台で行われていることですけど、身近に起こりうる内容になってると思うので、観た後に何を思って帰るのか」と気にしつつ、「榎木津礼二郎として、舞台上で子供のようにはしゃげたら」と意気込む。そんな北園の言葉に、西岡は「京極夏彦先生の傑作ですけど、こんな話がありえたら困る。人間の発想ではなかなかできない」と苦笑していた。いつもキャスト飲み会の幹事をしているという高橋健介は、紫吹から「彼がワンちゃんのように動いてくれて」と評され、内田から「紫吹ちゃんのワンちゃん、よかったな」とからかわれる。さらに紫吹は、主演の橘について「主役なのに、いの一番に立ってご挨拶してくれて、率先して『お稽古場のおトイレ掃除をしましょう』と言って。本当に彼がお手洗いを掃除している姿を見まして。びっくりして! こんな人見たことない。トイレ掃除をしている様もかっこいいんですよ。ビジュアルってすごい」と絶賛。橘は「稽古場のトイレに、なかなか清掃が入らなくて、『定期清掃が入らないので丁寧に使いましょう』と張り紙もされていたんです。はじめは普通に使っていたけど、最後まで汚れ続けていったらやだなと思って」と事情を説明。「交代でやるようになって、最後気持ちよかったね」と語ると、内田も「部長みたいな感じです。でもあれ、結構いい思い出ですよ」と同意し、周囲のキャストも頷いていた。紫吹は「本当にびっくりしましたよ。こうやって掃除して『おつかれさまっした~!』と言われた時は」と、スタイリッシュにトイレ掃除する橘の姿を再現。「このビジュアルですよ、想像してみてください!」と訴えると、橘は「本番前にトイレ掃除の絵はあまりイメージしてほしくない」と苦笑し、紫吹は「何をしてもかっこいいということで」とフォローしていた。
2019年06月21日EXILE / EXILE THE SECONDの橘ケンチが主演を務める、舞台『魍魎の匣』のビジュアルが14日、公開された。同作は、京極夏彦による同名小説を舞台化。戦後間もない昭和20年代後半を舞台に、癖のある魅力的な登場人物と、民俗学や論理学、妖怪など様々な分野の薀蓄がぎっしりと詰め込まれた「百鬼夜行シリーズ」の中の1冊で、古本屋を営む「京極堂」こと中禅寺秋彦が「憑物落とし」を駆使して謎に包まれた事件を解き明かしていく。今回公開されたのは、橘演じる中禅寺秋彦のビジュアル。「憑物落とし」の際の京極堂を想起させる黒足袋と赤い鼻緒、着流しと晴明桔梗を染め抜いた羽織を身にまとった姿となっている。同作にはほか、内田朝陽(木場修太郎役)、高橋良輔(関口巽役)、北園涼(榎木津礼二郎役)、高橋健介(鳥口守彦役)、坂井香奈美(楠本君枝役)、吉川純広(久保竣公役)、平川結月(楠本頼子役)、井上音生(柚木加菜子役)、加藤里保菜(中禅寺敦子役)、田口涼(雨宮典匡役)、倉沢学(須崎太郎役)、津田幹土(増岡則之役)、船木政秀(青木文蔵役)、小林賢祐(福本役)、中原敏宏(里村絋市役)、新原ミナミ(寺田サト役)、花王おさむ(寺田兵衛役)、紫吹淳(柚木陽子役)、西岡德馬(美馬坂幸四郎役)が出演する。東京公演は、天王洲 銀河劇場にて6月21日〜30日。神戸公演はAiiA 2.5 Theater Kobeにて7月4日〜7月7日。(C)舞台「魍魎の匣」
2019年05月14日吉永小百合が主演し、共演に天海祐希を迎え、新たな感動の物語を描く映画『最高の人生の見つけ方』。この度、本作初の映像となる特報とティザーポスタービジュアルが到着した。今回到着した特報映像では、吉永さん演じる“大真面目な主婦”幸枝と、天海さん演じる“大金持ちの女社長”マ子の2人が、“少女のやりたいことリスト”からスカイダイビングに挑戦するシーンが切り取られている。しかし決意したものの、直前になって怖くなってしまった幸枝に「言い出しっぺなんだから、ちゃんとやんなさい!」という強めに返すマ子の姿や、2人がカメラを覗き込み笑顔を見せるシーン、マ子の秘書・高田学役のムロツヨシの姿も確認することができる。併せて公開されたティザーポスタービジュアルでは、吉永さんに天海さんが寄り添い、微笑みながら遠くを見つめる表情が印象的だ。「あなたのせいで、残りの人生楽しくなるなんて」というキャッチコピーが意味するメッセージ。それはぜひ劇場で確かめてみて。『最高の人生の見つけ方』は10月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:最高の人生の見つけ方(2019) 2019年10月11日より全国にて公開©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
2019年05月09日吉永小百合と天海祐希が出演する新たな『最高の人生の見つけ方』に、ムロツヨシが出演していることが明らかに。“憧れ”の秘書役で吉永さんと天海さんの夢を徹底サポートする。今回ムロさんが演じるのは、人生の全てを“仕事”に捧げてきた大金持ちの女社長、剛田マ子の秘書・高田学役。吉永さん演じる人生の全てを“家庭”に捧げてきた大真面目な主婦・幸枝と女社長・マ子の突拍子もない提案に翻弄されながらも、余命わずかな2人のために最大限のサポートを尽くす最大の理解者という役どころだ。本作は、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演し、余命6か月の2人の男が棺おけに入る前にやっておきたいことを記した“棺おけリスト”を携えて、生涯最後の冒険旅行に出る同名名作映画の物語を原案とした作品。ムロさんは「『好きな映画はなんですか?』とこれまで何十回、何百回とインタビューで質問され、ずっとあげていたのがハリウッド版の『最高の人生の見つけ方』そしてやりたい役としてあげていた秘書」と『最高の人生の見つけ方』でショーン・ヘイズが演じた秘書トマス役を挙げ、「まさか日本版に出演して、しかも秘書役を演じる日がくるとは!ずっと演じたかった役を、吉永さん、天海さんをはじめとするキャスト・スタッフの方々とご一緒に作っていくのは夢のような日々でした。このめぐり合わせは“嬉しい”の一言ではもう言い表せない。スゴイと思うと同時に、言ってみるもんだなと思いました(笑)」と喜びを語っている。そんなムロさんだが、実は当初、“別の役柄”が準備されていたとプロデューサーが明かしており、「実は、別の役で出演の依頼をしに行った際、ムロさんから『秘書役をやりたい』と逆オファーがあった。熱意を持ってくださっていることをきっかけにこの高田という秘書役をムロさんへお願いした」とコメント。「オリジナルが好きな分、役に自分らしさを出すことを心がけました」というムロさん。共演の天海さんからは「楽しくやろう」と声をかけられたそうで「緊張はしましたがオリジナル版の役柄をそのまま演じないように意識しました」と大女優2人との撮影をふり返っている。『最高の人生の見つけ方』は10月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:最高の人生の見つけ方(2019) 2019年秋、全国にて公開予定©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
2019年04月03日吉永小百合と天海祐希が出演する映画『最高の人生の見つけ方』に、前川清と満島ひかりの出演が決定。キャラクター写真も到着した。ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンが主演、余命6か月の2人の男が、棺おけに入る前にやっておきたいことを記した棺おけリストを携えて、生涯最後の冒険旅行に出るハートフル・ストーリー『最高の人生の見つけ方』を原案に、設定を女性2人として新たに生まれ変わらせる本作。人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた大真面目な主婦と、人生のほとんどを“仕事”に捧げてきた大金持ちの女社長。出会うはずのない2人が病院で出会い、余命宣告を受けた2人がたまたま手にした同じ病院に入院する12歳の少女の【死ぬまでにやりたいことリスト】を実行するというありえない決断をする――。今年歌手活動50周年を迎えた前川さんが演じるのは、主人公の主婦・北原幸枝(吉永さん)の夫・孝道。妻の幸枝が癌になったことも知らず、家事も任せっぱなし、家ではいつもゴロゴロしていてだらしない生活を送る人物。そして幸枝の娘・美春を、『悪人』『一命』『海辺の生と死』などに出演する実力派女優の満島さんが演じることが決定。美春は、女性誌で働くキャリアウーマンでしっかり者。幸枝から家のことをお願いされるものの、孝道たち家族の面倒は見られないと憤るという役どころだ。吉永さんとは映画では本作が初共演となった前川さんは「まさか映画で吉永さんの夫を演じる日がくるとは、夢にも思いませんでした」と驚き、また今回吉永さんからのご指名だったそうで、「本当に光栄なことです」と喜んだ。一方、吉永さんとは『北のカナリアたち』以来7年ぶり2回目の共演となる満島さんは、「ますます吉永小百合さんを好きになり、ますます前川清さんのファンになりました。おふたりの娘でいられた私は、幸せ者です」と撮影をふり返り、「上手に言えませんが、とても大切な日々でした。今までにない気持ちを、撮影現場でたくさん見つけた感じがしています」充実した撮影であったと話している。『最高の人生の見つけ方』は秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:最高の人生の見つけ方(2019) 2019年秋、全国にて公開予定©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会
2019年03月07日EXILE / EXILE THE SECONDの橘ケンチが21日、都内で行われた「未来日本酒プロジェクト事業発表会」に、賀茂泉酒造 代表取締役 副社長 前垣壽宏、丸本酒造 六代目当主 丸本仁一郎、ディスカバー・ジャパン 統括編集長 高橋俊宏とともに登場した。同プロジェクトは、昨年7月の西日本豪雨の被災地域の復興を目的に、「HASHIWATASHIプロジェクト」事務局が主催し、橘がプロデューサーに起用された。LDH アジアの担当として世界各地に行くたびに、「自分はまだまだ日本を知らないなと痛感する機会が多かった」という橘。日本酒の酒造を巡ることをライフワークにし、すでに50以上は回っているという。日本酒にのめり込み、ディスカバー・ジャパンでも連載を持っている橘のおかげで、高橋編集長は「若い女性の方のファンの方々からの日本酒の魅力への気づきを肌身に感じている」と明かした。前垣氏も「お酒の試飲会をしているときに、若い女性の方が来られて『広島に遊びに行きます』と。EXILEさんのパフォーマンスを見にいくということで、自慢げに『会ったことあります』と(橘の)写真を見せたら、驚かれて。『ケンチさん、酒サムライだよね』と知っていたし、普段接しない方に、魅力を届けていただける」と期待した。また丸本氏は「初めてお会いした時に雷に打たれたようなショックを感じました。香るようなオーラが出てらして」と絶賛。「日本酒をこれから引っ張っていくのに、人間力そのものが素晴らしい輝きだなと思った」と語ると、橘は「恐縮です」と照れた様子を見せていた。普段メンバーで集まって飲みに行くこともあるというが、特に多いのは「AKIRAとか、(小林)直己とか。TETSUYAに至っては地元が一緒で付き合いも長いので、ごはんに行くことも多いです」と明かす。普段の飲み会では「レモンサワーが多いかもしれない」というが、「それを日本酒に変えていこうかと思ってます」と野望を語った。
2019年02月21日「運命日」占いが大人気の占星術家・橘さくらさん。2019年の運勢を聞いたインタビューの後編です。前編では今年の全体的な流れや世間の関心が集まりそうなこと、スポットライトが当たる人物をお伺いしましたが、今回はお待ちかね、2019年の恋愛運をお届けします。併せて12星座別のメッセージもご覧ください。■今年の恋愛は“夢を持って現実的に”2019年の恋愛運は、こんな傾向になるそうです。「これは特に片思いの相手がいる場合ですが、①人は信じたいように信じる②人はよほどのことがない限り、他人に本当のことは言わない。③相手の言葉ではなく、行動を見て判断する、この3つを忘れないようにしたいですね。特定のお相手がいない場合も、“夢を持ちつつも現実的に”パートナー探しをしてください。なお、海外旅行をすると、パートナーとの関係がより深まりますし、お相手を探している方には思わぬ出会いがあるかもしれません」恋愛においても夢ばかり見ないで、現実的に考えることが重要なんですね。そして「運命日」には旅行へ。見知らぬ土地での、運命的な出会いに期待しましょう。■12星座別の一言メッセージ最後に、星座別のアドバイスをいただきました。ぜひ参考にしてくださいね。◎牡羊座――新しいことを模索3月上旬まで、新しいことを模索するようにしましょう。この新しい事柄には、これまでのあなたの人生を塗り替えるほどの影響力があります。◎牡牛座――自分を変える安心、安定を求めると、おそらくうまくいきません。自分を変えようとしてください。もし変わることができたなら、全てはうまく進むことでしょう。◎双子座――価値ある人間関係が楽しんでください。価値ある人間関係をたくさん築けます。人生上、キャリア上、とても重要な契約を結ぶことになりそうです。◎蟹座――ユニークな人を味方にユニークな人、斬新な発想をする人を味方につけて。彼らはあなたの今後の人生のキーマンになります。◎獅子座――大きな博打に出よう人生上、キャリア上の大きな変化の年。大きな博打に出るようにしましょう。4~5月にポジティブなことがありそう。◎乙女座――迷わず突き進む「イイ!」と思ったものにチャレンジしましょう。突き進むことに迷わないで。恋愛では、思いがけないロマンスの可能性が。◎天秤座――新しい収入源を考えて不労所得など、新しい収入源を考えましょう。また、SNSを使うことで、人生の幅が広がりそうです。◎蠍座――3つの肩書きを持つ「肩書き」を3つ持つようにしましょう。あなたの才能、個性を開花させれば、豊かな広がりのある人生が待っています。◎射手座――旅するように生きる人生を旅するように生きましょう。文化的教養を身につけたり、専門性の高い分野に関心を持ったりするとよさそうです。食べすぎ、飲みすぎに注意。◎山羊座――自分の楽しみに忠実に自分の楽しみに忠実に生きてください。心惹かれるものにはオープンな気持ちで。それ相応の覚悟は必要ですけどね。◎水瓶座――収穫のとき過去にまいた種を収穫するときです。自分の所属するソサエティや知人、友人から素晴らしいものを受け取るようです。◎魚座――夢を見て夢を見てください。海外旅行をするのもいいし、オープンカレッジや大学に入り直すなど、高等教育を受けるのもいいでしょう。■夢も恋愛も“現実的”な1年に2019年は、夢も恋愛も“現実的に”がキーワードのようです。ぜひ、橘さくらさんからのアドバイスを活かして、幸運を引き寄せてくださいね。橘さくら「王様のブランチ」をはじめ、雑誌・ブログなどで続々と紹介された話題の占星術家。四柱推命、算命学、カバラなど幅広い占いに精通。ファッション、マスコミ業界から火がつき、個人鑑定は500人待ちという、最も注目されている占い師。
2019年02月06日「運命日」占いが当たると話題の占星術家・橘さくらさん。ココロニプロロ編集部にも「びっくりするくらい当たっている」「『「運命日」占い』に書かれていた通りのことが起きた」といった声が寄せられています。そこで、占星術的に読み解く2019年の全体的な動きや、関心が集まりそうなことなどについて、橘さんに伺いました。今年は希望がふくらむ年になるようですが、気をつけたい点も。それはどんなことなのでしょう?■2019年は希望がふくらむ年にまず、2019年はどのような年になるのかをお聞きしました。「2019年、希望の担い手である木星が、木星のパワーを増幅させる射手座で輝きます。そもそも木星は拡大の星ですから、その影響によって例年よりも夢や希望がふくらむ年になるでしょう。ただ、木星に対し、魚座の海王星がスクエアを取るため、夢ばかり見て、具体的に何もせずに終わったり、現実逃避ばかりで終わったりする場合も。特に乙女座さんはその傾向が強いですね。でも安心してください。現実的に考え、行動すれば発展していきます。例えば、最初の案出しのときだけは大きな夢や希望をイメージしてもいいのですが、現実的に計画を立てるときには冷静になりましょう。実現させるためにはどのくらいお金がかかるのか、その内容は違法ではないか、安全策はあるのかなど、“現実的に考えられるのであれば、夢を見てもいい”のが2019年です」夢を見るなら現実的に……ということですね。■医学・学術・文化的な教養・音楽・動物が注目されそう星の影響によって具体的に関心が集まるテーマは?「方向性としては、木星に射手座が入ったことで、木星のパワーが増幅するので、射手座が象徴する以下のテーマに関心が集まるでしょう。学術、医学、高等教育、バイク、旅客機のようなスピードのあるもの、アウトドア、音楽(楽器、バンド活動、ロック、クラシック)、それから、文化的な教養という意味では、習い事や各種セミナー、そしてまた、動物に関わることを余暇の時間に楽しんだりするといいですね。なお、一旦、牡羊座に戻った天王星が、正式に牡牛座に入り、山羊座の土星、冥王星と美しいリンクを形成することから、権利ビジネス、資格の取得、植物、食べ物、職人、農業、金融、不動産、税金に関する事柄、政府系機関の関わるプロジェクト、政治家の開くセミナーへの参加も注目を集めそうです」音楽関連の話で言えば、映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットも、この星回りが影響していると考えられるそうですよ。■2019年の流れと注意したい日具体的にはどんな流れがありそうか、注意日とともに教えていただきました。◎昨年、問題が浮上した人は?「2018年の8月下旬か9月下旬から何かが始まり、さらに12月のクリスマスの頃から 2019年1月20日までの約1ヶ月の間に、それがシリアスになったという心当たりがある人は要注意です。そういう方は、2019年3月6日までが調整期間と考えてください。その後は2019年12月から2020年の3月に発展、さらに3ヶ月先の2020年7月から12月、この辺りで決着がつくでしょう」◎3月6日までは準備のとき「それ以外の人も、クリスマスから1月20日までの期間に動きがあった場合は、やはり3月6日までは準備・調整期間。幸せなことであっても、大変なことであっても、どちらの場合も慌ただしくなりそうです。変革の星・天王星が正式に牡牛座へ移動するので、ここから新しいステージが始まります。2018年にほんのり見えた新しい世界が、3月6日から具体的に構築されていくでしょう」◎4月中旬以降、大きな決断をする?「4月20日~5月の中旬には物事が大きく動き出します。主にいいことがあるようです。この時期は覚悟を決めるときでもあります。キャリアの変更や、起業、海外への移住といった決断をする人が多くなるかもしれません。5月16日~7月下旬くらいまでは、今、不穏なものを抱えている人は大変な事態になりそう。特に気をつけたいのは6月15日、19~20日、7月3日、10~17日、21日です。基本的に現状維持はできないと思ってください。ですから、この先が不安なら、多少なりとも自分で変える努力をしたほうがいいですね。ただし、起業や結婚など、ポジティブなことなら問題ありません」気をつけたい日は手帳にマークしておくといいかもしれません。「あのとき、何かあったかな?」と振り返る際も役立ちそうです。■スポットライトが当たる人は?人物で言えば、どんな方が注目されるのでしょうか?「大学教授のような文化的な教養を好む、第一線の人物が注目を集めます。このような人の近くにいれば、恩恵がもたらされるでしょう。なお、そういう方って、いい意味で研究以外のことは目に入らない分、人間の本質は基本的に善だと考えている場合が多いんですね。みなさんも今年はそんなふうに人に対して寛容でいたほうが、物事が円滑に回ると思いますよ」身近に“文化的な教養を好む、第一線の人”がいたら、離れないようにしたいものです。後編は2019年の恋愛運、そして12星座別のメッセージをお届けします。お楽しみに!橘さくら「王様のブランチ」をはじめ、雑誌・ブログなどで続々と紹介された話題の占星術家。四柱推命、算命学、カバラなど幅広い占いに精通。ファッション、マスコミ業界から火がつき、個人鑑定は500人待ちという、最も注目されている占い師。
2019年02月05日映画『最高の人生の見つけ方』が2019年10月11日(金)全国ロードショー。吉永小百合&天海祐希W主演本作は、ありえない出会いと予想外の行動から奇跡が起こるヒューマンドラマ。人生を家庭に捧げてきた“大真面目な主婦”と、人生を仕事に捧げてきた“大金持ちの女社長”の2人の女性を主人公に設定し、「人生を悔いなく楽しく生きるのに、遅すぎることなど決してない」というメッセージを、ハッピーに伝える。余命宣告を受けながらも残りの人生を生き抜く主人公の主婦・北原幸枝を演じるのは、吉永小百合。また、大金持ちの女社長・マ子を務めるのは、理想の上司にしたい芸能人ランキングで7年連続1位を記録している天海祐希だ。前川清&満島ひかりが吉永小百合の家族に歌手の前川清が、吉永小百合演じる北原幸枝の夫・孝道役を演じ、幸枝の娘・美春役を、『海辺の生と死』『愚行録』『悪人』など数々の作品に出演の実力派女優・満島ひかりが演じる。前川演じる孝道は、妻の幸枝が癌になったことも知らず、家事も任せっぱなし、家ではいつもだらしない生活を送る夫。また、満島演じる美春は、女性誌で働くしっかり者のキャリアウーマンで、幸枝から家のことをお願いされるものの、家族の面倒は見られないと憤る、という役どころだ。ムロツヨシ、憧れの秘書役にまた、天海祐希演じる女社長、剛田マ子の秘書・高田学役には映画『銀魂』シリーズ、『50回目のファーストキス』に出演のムロツヨシ。実は事務所に所属した時「一番好きな映画」「こんな役柄を演じられる俳優になりたい」と志したのが、アメリカ版『最高の人生の見つけ方』でショーン・ヘイズが演じた秘書トマス役だった。思い入れのある作品の憧れの役にムロツヨシがどのように挑むのか、注目が集まる。監督は、『のぼうの城』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した犬童一心が務める。主題歌に竹内まりや主題歌「旅のつづき」を担当したのは、歌手・竹内まりや。本作の為に書き下ろしたという歌詞には、「残された時間をいかに生きるか?という問いかけへの私なりの小さな答えがこの 歌になりました。人生という旅が、誰にとっても素敵なものになるよう願いを込めて…。」と、竹内自身の想いが込められている。原案は2大アカデミー俳優主演作原案は、余命宣告を受けながらも、残りの人生を生きと笑顔で駆け抜けた主人公を描いた2007年公開の映画『最高の人生の見つけ方』。生涯最後の冒険旅行に出る2人の主人公を、ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマンのアカデミー賞俳優が演じ、あらゆる世代の心に響く作品として大きな話題を集めた。あらすじ人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた<大真面目な主婦>と、人生のほとんどを“仕事”に捧げてきた<大金持ちの女社長>。価値観が絶対的に違う、いわば出会うはずのない二人が病院で出会った。余命宣告を受けた二人は入院して初めて“自分の人生の虚しさ”に気付く。いつのまにやりたいことがなくなってしまったのだろうか…?そんな二人がたまたま手にした、同じ病院に入院する12歳の少女の【死ぬまでにやりたいことリスト】。二人はこのリストすべてを実行するというありえない決断をする。今までの自分だったら絶対にやらないことも、自らの殻を破って初体験。そうすることで今まで気づかなかった“生きる楽しさ”と“幸せ”に出会えた二人には、ある奇跡が待っていた…。【詳細】映画『最高の人生の見つけ方』公開日:2019年10月11日(金)全国ロードショー監督:犬童一心出演:吉永小百合、天海祐希、ムロツヨシ、満島ひかり、前川清原案:「最高の人生の見つけ方」ジャスティン・ザッカム著
2019年01月20日ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンの二大アカデミー俳優が主演を務めた2007年公開の『最高の人生の見つけ方』を原案に、新たに主演・吉永小百合、共演・天海祐希を迎えて日本で映画化。今秋に公開されることが決まった。『最高の人生の見つけ方』は、何もかも正反対な余命6か月の2人の男が、棺おけに入る前にやっておきたいことを記した“棺おけリスト”を携えて、生涯最後の冒険旅行に出るハートフル・ストーリー。残りわずかな人生を涙に暮れることなく、生き生きと笑顔で駆け抜けた主人公たち。彼らの生き方が映し出した「人生を悔いなく楽しく生きるのに、遅すぎることなど決してない」という希望に満ちたメッセージはあらゆる世代の心に響き、日本でも興行収入13.5億を超えるスマッシュヒットを記録した。■吉永小百合が大真面目な主婦に!「撮影現場で、胸が躍る毎日」それから12年、この感動の物語を原案に、平成から新しい元号に切り替わる2019年、2人の女性を新たな主人公にして日本で映画化。人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた“大真面目な主婦”・北原幸枝を演じるのは、日本を代表する国民的大女優、吉永小百合。余命宣告を受けながらも残りの人生を生き抜くという役柄に真摯に向き合っていく。本作『最高の人生の見つけ方』は吉永さんにとって121本目の映画出演作となる。吉永さんは、『カサブランカ』『インビクタス/負けざる者たち』など「深く心に残る映画を制作してきたワーナー・ブラザースの作品に初めて出演しています。大好きな天海さんと一緒に、思いっ切りスクリーンの中で飛び跳ねたい、生と死をしっかり受け止め、その中で新しい私を見つけたい」と語り、「撮影現場で、胸が躍る毎日です」とコメント。「世界中の方達にこの映画を観ていただけたら、どんなに幸せでしょう」と言葉に思いを込める。■天海祐希はリッチな女社長!「2人でロードムービーをやりたい」夢叶うまた、新入社員対象のアンケート調査で「理想の上司にしたい芸能人ランキング」7年連続1位を獲得している天海祐希が、吉永さん扮する幸枝とともに“やりたいことリスト”を実行していく大金持ちの女社長・マ子役に。2人は2001年公開『千年の恋ひかる源氏物語』以来、18年ぶり2度目の共演となる。「実は当時、次回作は2人でロードムービーをやりたいですね。と話していたんです」と天海さん。「それが叶い、しかも素晴らしい作品でご一緒できること大変光栄なことだと思っております。犬童監督に身を委ね、吉永さんを追いかけ、日々演じておりますが、夢のような現場です!」と喜びを語り、「きっと泣いたり笑ったり幸せな気持ちになって頂けると思います」と見どころをアピールする。さらに、メガホンをとるのは、『のぼうの城』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した犬童一心監督。「普通の主婦と大成功の実業家。まるっきり違う生き方をしてきた2人の女性が旅に出ます。自分の人生にまるごと『YES』と言うために。日本映画界のレジェンド、吉永小百合、演劇界の至宝、天海祐希。かつてない名コンビに助けられ、目指すは、楽しくワクワク、そして、グッとくるヒューマンエンターテイメント。是非、ご期待ください!」とコメントを寄せている。■あらすじ人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた大真面目な主婦と、人生のほとんどを“仕事”に捧げてきた大金持ちの女社長。価値観が絶対的に違う、いわば出会うはずのない2人が病院で出会った。余命宣告を受けた2人は入院して初めて“自分の人生の虚しさ”に気付く。いつのまにやりたいことがなくなってしまったのだろうか…?そんな2人がたまたま手にした、同じ病院に入院する12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”。2人はこのリスト全てを実行するというありえない決断をする。いままでの自分だったら絶対にやらないことも、自らの殻を破って初体験。そうすることでいままで気づかなかった“生きる楽しさ”と“幸せ”に出会えた2人には、ある奇跡が待っていた…。『最高の人生の見つけ方』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年01月17日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!石原「小百合さんは、素晴らしい方との出会いで、女優として次の段階に進めたんですよね?」吉永「そうです。だから出会いって、すごく大事ですよね」石原「でもそういう出会いは、つかもうと思ってつかめるものじゃないですよね?」吉永「そうね。自然にそういう機会がめぐってくると思う」石原「自分でつかみにいったことはありますか?」吉永「『時雨の記』という映画は、原作を読んでいて。ほかのところでやるっていう噂があったんだけど、絶対私がやりたかったの。だから、テレビ会社に行ってお願いしてお金を出してもらったり、相手役も渡哲也さんにお願いしたりして、実現したことがあります。だけど、思ったような映画にならなかった(笑)。そういうものなのかもしれないですね。でも、後悔はしていません。あのときに一生懸命行動してよかったと思っています」石原「最近、友達の存在ってすごく大切なんだなって実感しているんです。この間も、小中高の同級生たちと韓国旅行に行ってきて。ずっとしゃべりっぱなしだったんですけど、仕事の話は一切出なくて。その時間がすごく幸せだって思ったんです。小百合さんは10代でデビューされたときといまで、お友達の存在は変わりましたか?」吉永「すごく素敵ね。私も、昨日ちょうど小学校のクラス会があったんです。93歳になる先生もいらしたりして。楽しかったですよ。一緒に山登りに行ったりスキーをやったりもするんだけど、芸能人としての私じゃない付き合いができるから、気楽にいられますよね。大学時代の女友達とも、毎年集まってご飯に行ったりしています。この業界の友達は、そんなに多くないんです。親しくしていたのは、樹木希林さん。最近は、ギタリストの村治佳織とときどき旅行に行ったりもします」石原「私も芸能界の友達は少なくて、ほとんどの友達が同級生です。一時期、テレビやラジオで話せるからって、名のある方とばかり会っていたときもあるんですが、私は何をやってるんだろう?って苦しくなってしまって」吉永「ええ、わかりますよ」石原「そんなとき、同級生たちと一緒にいるとすごく救われて。私にとって友情は財産なんです。そう心から思えるんですけど、小百合さんもそうなんですね」吉永「それは、とっても大事にしないといけないね。そういう友達がいるのは本当に素敵なことだから。やっぱり友達は財産ですね」石原「私、もしも、もう一度、小百合さんと共演させていただけるのなら、もちろん母子もやりたいんですけど、社長と部下の役を演じてみたいなって。小百合さんに罵倒されたい(笑)」吉永「ふふふ(笑)。おもしろいかもしれない!社長と部下でも、敵対してたりとかしてね。やり合ったりもするんだけど、最後は同じ方向を向くとか、そういうのもいいですね。ぜひ誰かに考えてもらいましょう(笑)」
2018年12月07日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!石原「私、もうすぐ32歳になるんです。『北の零年』の撮影のときも当時なりの悩みがありましたけど、いままた人生において、悩んでいるところがあって……。小百合さんは、32歳のころ、どのように過ごされてましたか?」吉永「私は28歳で結婚したので、それから4年くらいたったころですよね……。当時はそんなに、映画の仕事に没頭できているわけでもなくて。このままなんとなくやっていくのかなって漠然と悩んで、迷っていた時期です。でもそのあと、34~35歳のときに『動乱』という映画で、高倉健さんとご一緒して、1年かけて映画をつくって。ああこれが“本当の映画”なんだって思いました。その後『夢千代日記』というテレビドラマにも出合って、この世界でもう一度、地に足をつけて頑張ろうと思えたんですね」石原「それからは、ずっと思いや熱量は変わりませんか?」吉永「ううん、それからも、失敗して、落ち込んだりすることもありましたよ。それに私くらいの年になると、どうしても身体能力が衰えるから、いまだって、自分はどこまでやれるんだろうっていう悩みがあるのね。セリフをいつまでしゃべることができるだろうか、とかね。周りの人に迷惑をかけたくないから、体を鍛えたりもしているんですけど、今年初め、ちゃんと予防接種を受けていたのに、インフルエンザにかかってしまったの」石原「えー!」吉永「映画のキャンペーン中だったんですが、1週間休まなきゃいけなくなりました。みんなに迷惑をかけてすごく落ち込みましたよ。この秋も予防接種したんだけど、大丈夫かなって心配(笑)。だから、いま、さとみちゃんに、いろいろと悩みがあるのも、自然なこと。そこからまた、新しい道が拓けていくと思う」石原「『天国の駅HEAVEN STATION』について伺いたいんです(※’84年公開。戦後初の女性死刑執行者をモデルとし、吉永が汚れ役や過激なシーンに挑んだことが話題になった)。あれは、ああいう役をやるということが、しっかりわかったうえで引き受けられましたか?」吉永「モデルとなった実際の事件のことは、資料をもらって知っていて。ものすごい事件だし、なんというか“猛女”の役でしょ?こんなのできるんだろうかという戸惑いはあったんだけど、脚本を書かれるのが『夢千代日記』でご一緒した早坂暁さんだと聞いて。もうお任せしようと」石原「信頼できる方と一緒だったからってことなんですね……!」吉永「そうです。だからほかの方だったら難しかったかも。さとみちゃんも、ああいう役のオファーがあったりするんですか?」石原「やりたいんです」吉永「本当に?すごい!」石原「それは、ああいう役だけじゃなく……」吉永「いろんな役を?」石原「やりたいんですけど……。いま悩んでおります……」
2018年12月07日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!吉永「今年、さとみちゃんから届いた年賀状に“また母上と呼びたい”と書いてあったのが、印象的でした。ずっと会いたいと思っていたから、今日は本当にうれしいの」石原「私もずっとお会いしたくて。たぶん、’06年の日本アカデミー賞の授賞式でお会いしたのが最後で……」吉永「最近の活躍も、自分のことのように喜んでいますよ。少女だったさとみちゃんがどんどん大人になってきて、その成長ぶりがものすごくきれい!清潔で、だけどほのかな色気もあって。いつも素敵だなって思って見ています」石原「小百合さんに気にかけていただけているなんて、本当にうれしいです……」吉永「『北の零年』のとき、撮影の合間にいろいろ相談をしてくれたでしょ?大学に進むべきかどうかとか。まるで本当の娘のように感じていたんですよね」■当時のさとみちゃんが昔の自分と重なって……石原「私はデビューのころからずっと、小百合さんが憧れなんです。もともと両親が小百合さんの大ファンで、特に母は小百合さんと同い年で。当時からどのインタビューでもいつかお会いしたいと話していて。『北の零年』のお話をいただいたときは呆然としました」本誌「初対面は覚えていますか?」石原「『朝ドラ(’03年放送、石原主演の『てるてる家族』)見てます』って声をかけてくださったんです。しかも、小百合さんは共演者全員の作品をチェックして感想を伝えていて。子どもながらに、なんてすごい方なんだろうと、感じました」吉永「さとみちゃんはとにかく懸命に役に取り組んでいましたよね。乗馬のシーンもあって大変だったと思うんだけれど。でも、本番に強いから、いつもばっちりだった」石原「それは、小百合さんが何度も練習に付き合ってくださったからです。馬に乗っていると、同じ箇所が擦れてものすごく痛かったんですけど、それをお話ししたら馬具を一式プレゼントしてくださって。『こう使うと痛みが軽くなるから』と教えていただきました。覚えてらっしゃいますか?」吉永「ええ?そうでしたっけ?」石原「当時のマネージャーさんには、ふつうここまでしてくれる人はいないよ、って言われて」吉永「でもそれは、私も日活時代に先輩にやってもらったことですね。特に芦川いづみさんという素晴らしい先輩に、ファンデーションをいただいたり、おうちに呼んでいただいたり。15歳でこの世界に飛び込んで、どうしたらいいかわからない部分もあったんですけど、私は先輩のおかげで乗り切れて。10代のさとみちゃんが、そういう昔の自分と重なったのかもね」■忘れることのできない小百合さんの言葉石原「共演当時のことで鮮明に覚えていることがあるんです。ある役者さんが小百合さんとのシーンでずっとNGを出されていて。その方は小百合さんの大ファンで、手が震えていて。そのとき“母上”が『大丈夫ですよ、何回でもやりますから』と声をかけていたんです。それを見て、なんて優しい方だろう、と思いました。私も年齢を重ねて、年下の女優さんにファンだって言ってくれる方が現れて。彼女が緊張してセリフが出てこないことがあったんですが、『何回でもやるよ』って言えたんです。そのときに小百合さんの思い出がフラッシュバックして、うれしかったですね」本誌「吉永さんは、そのときのこと、覚えていますか?」吉永「いえ、覚えていない(笑)」石原「誰かが落ち込んでいるときに、相手の心に寄り添った的確な言葉で励ましてくださる、というか。その一言で、心が軽くなったり踏ん張れたりして、乗り越えられたあとにも『よかったね』と言ってあげられる。私も、そういう人になれたらいいなと思います」本誌「吉永さんには憧れの女性はいらっしゃるんでしょうか?」吉永「おこがましいかもしれないんですけど、私の憧れは皇后さまです。本当に素敵で、日本に暮らす私たちのことをいつも考えてくださって。お優しいけれど、いろいろなことをきちっと見てらっしゃる。ああいう方をお手本にしていきたいと思っていますね」
2018年12月06日目立たないと思っていても、意外と見られているのが指先やまつ毛などのパーツ。細部の美を極めれば印象はグンとUP!今回はアイドルグループ・乃木坂46の井上小百合さん、和田まあやさん、伊藤純奈さんがパーツ美容について語り合います。伊藤:握手会のときに、「手がきれいですね」って言っていただいたり、「え!?そんなところも見てくれてるんだ」ってびっくりすることも多くない?和田:確かに指先まできれいだと、清潔感が出てきて印象がグッとよくなるよね。逆に、「あまり手入れしていないのかな…残念」とか、絶対思われたくない。伊藤:二人はパーツケアってちゃんとしているの?和田:メイク中にネイルケアをしているよ。さゆは?井上:わたし、全然やってない…。伊藤:さゆ…(笑)。じゃあ、気になっているパーツってある?井上:よく食器洗いをするから、手の乾燥が気になるかな。疲れが手に出たらやだなって…。和田:理由がなんか切実(笑)。伊藤:でも確かに乾燥は気になるよね。ハンドクリームはもちろん、リップも欠かせない。「もっとこうなってほしい!」っていう願いを叶えるのって、日々のパーツケアをコツコツ続けることなのかもしれないね。和田:お悩み別にお手入れすることが大事だなって思う。伊藤:わたしは「上まつ毛よ、伸びて~!」って願いながらケアしてる。井上:どんなアイテムを選んだらいいか迷わない?伊藤:わたしは香りを重視して選んでいるかな。甘い香りを選ぶことが多いよ。井上:甘い香りだと、食べたくなっちゃう(笑)。和田:わたしはメイクしながらケアもできるアイテムが気になってる。美容液入りのマスカラとか便利だよね。井上:そっか!わたしは日焼け止めをいろいろ持っているから、美容成分が入っているものを探してみようかな。伊藤:うんうん。あとね、(衛藤)美彩先輩がすごく詳しいから、よく情報交換をしているよ。和田:わたしにも教えて!今日のアイテムも、どれも気になる。井上:デザインも重要だよね。かわいいと、使っていて気分も上がるから嬉しいな。和田:オーラルケアのアイテムって、こんなにかわいいものがあるんだ。移動中とか撮影の待ち時間が楽しみになるね。伊藤:ほんとだ~。使ってみたいものがたくさん。お気に入りはメンバーにもすすめようっと。anan総研にも聞きました!Q1.どこのパーツをケアしていますか?1位まつ毛2位脚3位口内4位ネイル5位髪僅差だが「まつ毛」が1位に。「続けたら本当に濃くなる」(33歳・会社員)、3位にはオーラルケアがランクイン。「磨いたあとの爽快感が好き」(27歳・会社員)とスッキリ感を求める声が多かった。Q2.どんな“すきま時間”にケアしていますか?1位寝る前2位入浴後3位出かける前4位ランチ後4位テレビを見ながら寝る前にケアしている人が最多。「リラックスもできてぐっすり眠れる」(22歳・専門職)。ほかにも、「気が向いたらいつでも」「なんとなく疲れたとき」など気分転換として取り入れている人も。いとう・じゅんな1998年11月30日生まれ。神奈川県出身。10月4日から舞台『七色いんこ』(AiiA2.5Theater Tokyo)に主演。趣味は観劇。読書好きな一面も。最近はオレンジメイクにはまっている。いのうえ・さゆり1994年12月14日生まれ。埼玉県出身。選抜メンバー。9月21日から乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(TBS赤坂ACTシアター)に月野うさぎ役で出演。わだ・まあや1998 年4月23日生まれ。広島県出身。最近、運転免許を取ったので休日はよくドライブへ。美容健康情報に詳しく薬膳マイスターの資格を持ち、健康のために「クコの実」を食べている。伊藤さん・ブラウス¥6,400(ケービーエフ/ケービーエフ ラフォーレ原宿店TEL:03・5771・6538)パンツ¥45,000(エリン/アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店TEL:03・6721・1683)井上さん・ブラウス¥9,167(シスレー/ベネトン ジャパン カスタマーサービスTEL:0120・802・285)スカート¥6,900(ケービーエフ/ケービーエフ ラフォーレ原宿店)和田さん・ワンピース¥6,900(ケービーエフ/ケービーエフ ラフォーレ原宿店)※『anan』2018年10月3日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・中根美和子ヘア&メイク・George取材、文・神武春菜
2018年10月02日歌手の松浦亜弥(32)が第2子を出産したことが31日、わかった。夫で3人組ユニット・w-inds.の橘慶太(32)が、自身のインスタグラムで発表した。橘は、家族4人の手を重ねた写真を添えて、「家族が増えました」と報告。「父親として沢山の事を学び、成長して良い音楽を届けられる様に頑張ります」と決意をつづり、「これからもどうぞよろしくお願い致します」と呼びかけた。2人は2013年8月に結婚し、2014年12月に第1子となる長女が誕生。今月7日に、橘は自身のツイッターで「私もうすぐ二児の父親になります」と、松浦の第2子妊娠を明かしていた。
2018年07月31日歌手の松浦亜弥(32)が第2子を妊娠していることがわかった。夫で3人組ユニット・w-inds.の橘慶太(32)が7日、自身のツイッターで「私もうすぐ二児の父親になります」と明かした。松浦亜弥橘は「w-inds. Fes お陰様でめちゃめちゃ盛り上がりました!出演アーティストが皆んなスキルが高くてかっこ良くていい子達過ぎでさらに大好きになりました!足を運んでくれた皆様、本当にありがとうございました!」と、7日に開催した「w-inds. Fes」について参加アーティストやファンに感謝。続けて、「そして、私もうすぐ二児の父親になります。今後もどうぞよろしくお願い致します」と妻・松浦の妊娠を報告した。2人は2013年8月に結婚し、2014年12月に第1子となる長女が誕生した。
2018年07月08日「乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』」(8日開幕)の公開ゲネプロが7日、東京・天王洲 銀河劇場で行われ、山下美月、井上小百合らセーラー5戦士を演じる乃木坂46のメンバー10人らが囲み取材に応じた。人気漫画『美少女戦士セーラームーン』25周年プロジェクトの一環として上演される同ミュージカルは、中学2年生の月野うさぎが仲間を集めてセーラー5戦士として立ち上がり、ダーク・キングダムの野望を打ち砕くために時空を越えた戦いに挑む物語。乃木坂46から選抜された10人が「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれ、Wキャストでセーラー5戦士を演じる。「Team MOON」では、山下美月、伊藤理々杏、高山一実、能條愛未、樋口日奈が、「Team STAR」では、井上小百合、渡辺みり愛、寺田蘭世、梅澤美波、中田花奈が出演。山下と井上はセーラームーン/月野うさぎ、伊藤と渡辺はセーラーマーキュリー/水野亜美、高山と寺田はセーラーマーズ/火野レイ、能條と梅澤はセーラージュピター/木野まこと、樋口と中田はセーラーヴィーナス/愛野美奈子を演じる。セーラームーンこと月野うさぎ役の山下は「全部って言いたいくらい、最初から最後までずっとキラキラしていて、愛とか夢とか友情とかたくさんのことが詰まった作品」と語り、イチオシシーンとして「5戦士の変身シーンがものすごいことになっているので注目していただけたら」とアピール。同じく月野うさぎを演じる井上は「うさぎちゃんの成長に注目してほしい。いろんな人に出会って強くなっていくところが見どころ」と伝え、「乃木坂である自分にも重なるところがあって、リアリティでセリフを言っているところもあるので、感じ取っていただきたい」と語った。苦労した点を聞かれると、高山は「着替え。最後の最後までやっていたのは、着替え」と答え、ほかのメンバーも「早着替えが多い」と同調。高山は「1回ステージに立ったらゆっくりしている暇はなく、ずっと動き回っている感じ。さっきのさっきまでずっといろんな稽古をしていました」とギリギリまで早着替えの練習をしていたことを明かした。変身前後の衣装チェンジや舞踏会シーンのドレス姿など、特訓の成果に注目だ。また、井上は「髪型が、頭にいろんなパーツがついていて、3トンくらいあるんじゃないかっていうくらいで、首が据わらなかった」と打ち明け、「ヘアメイクさんとかいろんな方が頑張ってくれてこの姿になっているので、こういった苦労も感じ取っていただけたらと思います」と感謝の思いを込めて話した。乃木坂46版 ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』は、6月公演(8日~24日)は天王州・銀河劇場にて、9月公演(21日~30日)はTBS赤坂ACTシアターにて、一部異なる演出で上演する。なお、この日は「Team MOON」のゲネプロが行われた。
2018年06月08日「上川隆也さんは素敵な俳優さんだなと思っていたので、今回の共演がうれしいです。私は(劇中で)車いすに乗っていることが多く、執事の上川さんはいつも後ろにいてお顔があまり見られないの。ときどき前にいらして、お顔を見ると、『やっぱりステキだわ』と思いますね」 はにかむようにほほ笑むのは、八千草薫さん(87)。4月13日にスタートした金曜8時のドラマ『執事西園寺の名推理』(テレビ東京系)で、上川隆也演じる執事の西園寺がお仕えする、優雅で上品な“奥様”の伊集院百合子を演じている。 ドラマの会見では、初共演となる主演の上川が、「“奥様”の八千草さんのかわいらしさをぜひ見てほしい」と、八千草さんの愛らしさを絶賛。 共演者だけではない。日本を代表する女優の吉永小百合さんも本誌3月27日号で、その魅力についてこう語っている。 《昨年暮れに、笑福亭鶴瓶さんの落語会で、八千草薫さんにお会いしたんですよ。20代のころに姉妹役で共演して以来です。50年近くたっても、ぜんぜん雰囲気が変わらなくて、かわいい。現役で映画に出ていらっしゃる。ああ、こんなふうに年齢を重ねていけたらどんなにいいかしら、って思いました》 吉永小百合さんの言葉を伝えると、こんな感想がーー。 「そうなの。久しぶりに吉永さんにお会いしてね。(吉永さんも)変わってらっしゃらなくてびっくり。とても懐かしかったです。鶴瓶さんの楽屋まで行くときに、階段の段差があるからと、手をつないでくださってね。そのまま楽屋でも手をつないでいたのはうれしかったわ」 今回本誌では、女優として輝き続ける八千草薫さんに、変わらない美と健康の秘訣を語ってもらった。 八千草薫さんは’31年生まれ。戦後、宝塚音楽学校に入学。宝塚歌劇団の清楚で可憐な娘役として大人気となり、映画界にも進出。昨年、女優デビュー70年を迎えた、日本が誇る大女優だ。 ’07年に、50年連れ添ったご主人(映画監督・谷口千吉さん)を見送ってからは、一人暮らし。しかし、帰宅すると、毎日で迎えてくれる相棒がいるという。愛犬のヴェルディと、猫のフィオリだ。 「ヴェルディは、イタリア語で『緑』、フィオリは、『花』という意味です。だからうちには花と緑がいるんです。犬と猫だけど仲よく、私のことを玄関で待ってくれています。それだけで、とても幸せな気持ちになれます」 フィオリは、6年ほど前、近所の公園にいた野良の子猫だった。 「かわいそうだから連れてきて避妊手術をして手放すつもりでしたが、愛情が湧いて放せなくなりました。猫もかわいらしいわね。まるで人間のように、何でもわかっている気がします。ヴェルディは、先代の犬が亡くなり、飼うことになったシェットランド・シープドッグ。おおらかな子です」 愛犬ヴェルディと出かける朝の散歩は、八千草さんの健康の源になっている。 「歴代の愛犬との散歩を長年の習慣でずっと続けています。朝の散歩は気持ちいいですからね。犬は瞬発力も強く、走り出すと大変なので、今は、ドッグトレーナーさんに散歩をお願いしています。私は、その後ろからついて歩いているの(笑)」 早朝6時30分ごろから1時間ほどかけてのお散歩だ。 「近所の人にも、『おはようございます』と、こちらから話しかけます。最初はびっくりされますが、いつのまにか、お互いに挨拶をするようになっていくのがうれしいんです。せりふを覚えるのも、公園で周りに人がいないなと思うと、けっこう大きな声を出しているんです。見られているかもしれないわね(笑)」 人との交流も楽しみ、季節の移り変わりを感じながら歩くのが大好きだという。 「冬は、少し遅くて7時30分ごろスタートですが、冷たい空気が頬に触れるのがすがすがしくて気持ちいい」 四季折々の風景や情緒を愛でる心を大切にすることが、心身を癒し、八千草さんのすがすがしい美しさに磨きをかけているのだろう。
2018年05月01日『しゃばけ』などで知られる小説家・畠中恵が手がける「若様組シリーズ」は、明治時代を舞台に旧旗本出身の警官たち、通称“若様組”の活躍を描いた人気作。2016年に『若様組まいる』が舞台化・上演され好評を博したが、今回その“第2弾”『若様組まいる~アイスクリン強し~』が上演されることに。【チケット情報はこちら】前作にひきつづき、“若様組”の中核的存在・長瀬健吾を演じるのは入江甚儀。「前作、すごくいい雰囲気だったんですよ。やることがすごく多い舞台だったんですね、ダンスも殺陣もあるし、舞台装置も特殊でした。若様組をはじめ、同世代の俳優も多かったので、いろいろ苦労した分、団結したというか。今回はさらに同世代のメンバーが多いですし、みんなで仲良く、一致団結してできたらいいなと」(入江)今回初参加であり、登場人物たちを翻弄する?ご令嬢、紫堂志奈子を演じるのは乃木坂46の井上小百合。ちなみにこの2名は、舞台『帝一の國』シリーズで共演済み。なので井上はシリーズものへの初参加となっても心強かったとか。井上に入江が「心のサポートができればいいかなと」と言えば「1ミリもできてないです!」と井上が返す、そんな気心知れた仲。でも井上にとって今回の役はこれまでに演じたことがないタイプで、なかなか苦戦中らしく。「キャラクターを聞いてまず“自分じゃないだろ”って思ったんですよね(笑)。マネージャーさんにも“井上っぽくないからいいなと思って”って言われたんですけど……ただの悪役だったらストレートにできるんですけど、志奈子ちゃんはそうじゃない。すごく難しいんですよ」(井上)悩む井上に、「でも、俺は合ってると思うよ」と入江。果たしてどんなキャラクターなのか?そのあたりは本番をお楽しみにしていただくとして、入江も新たな座組みとなった“若様組”にいろいろ考えている最中とか。「若様っていつも4人で行動してるんですけど、今回演出の村上さんから“あまり合わせすぎないで欲しい”という注文があったんです。でもそれって合わせなくちゃできないんですよね(笑)。4人で考えた上で、“そうじゃなく見せる”パフォーマンスができて、でも根底は息があっている、というアプローチが必要。稽古しながらいろいろ考えてます」ちなみに今回の物語は明治23年を舞台に、玉城裕規演じる駆け出し西洋菓子職人・皆川真次郎と若様組らが繰り広げる、“スイーツ文明開化物語”。若き俳優陣の奮闘がキャラクターにも重なる、さわやかな作品になりそうだ。公演は4月27日(金)から5月6日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて。チケットは発売中。取材・文:川口有紀
2018年04月25日アイドルグループ・乃木坂46が出演するミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の全キャストとメインビジュアルが10日、公開された。Wキャストで上演され、山下美月と井上小百合がセーラームーン/月野うさぎを演じる。左から「Team MOON」と「Team STAR」のメインビジュアル2017年から始動している人気漫画『美少女戦士セーラームーン』25周年プロジェクトの一環である3大ステージコンテンツのうち、2018年に上演される同ミュージカル。乃木坂 46から選抜された10人が「Team MOON」「Team STAR」の2チームに分かれ、Wキャストでセーラー5戦士を演じる。「Team MOON」では、山下美月のほか、伊藤理々杏、高山一実、能條愛未、樋口日奈が、「Team STAR」では、井上小百合のほか、渡辺みり愛、寺田蘭世、梅澤美波、中田花奈が出演。伊藤と渡辺はセーラーマーキュリー/水野亜美、高山と寺田はセーラーマーズ/火野レイ、能條と梅澤はセーラージュピター/木野まこと、樋口と中田はセーラーヴィーナス/愛野美奈子に決定した。このほか、クイン・ベリル役に玉置成実、タキシード仮面/地場衛役に石井美絵子が決定。さらに、大阪なる役は山内優花、海野ぐりお役は田上真里奈、クンツァイト役は安藤千尋、ゾイサイト役は小嶋紗里、ネフライト役はShin、ジェダイト役は武田莉奈、アンサンブル役は河本麻祐子、鏑木真由、齋藤久美子、倉知あゆか、渡邉南、光岡茉美が務める。なお、演出は、映像や音楽と融合した演出手法で称賛されている劇作家・演出家のウォーリー木下氏が手掛ける。乃木坂46版のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』は、6月公演(8日~24日)は天王州・銀河劇場にて、9月公演(21日~30日)はTBS赤坂ACTシアターにて、一部異なる演出で上演される。
2018年04月10日現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品は、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 映画デビューして59年の吉永さん。’62年の『キューポラのある街』では史上最年少(18歳)でブルーリボン賞主演女優賞にも輝き、日本中に“サユリスト”を生んだ。テレビの大ヒットドラマを映画化した『夢千代日記(’85年)では、広島で胎内被爆した芸者のヒロインを演じた。これを機に、吉永さんのライフワークである原爆詩の朗読の活動が始まる。 それ以前にも原爆をテーマとした『愛と死の記録』(’66年)がある。試写で会社側から『被爆者のケロイドの描写が刺激的すぎる』などとカットを命じられた。それに対して吉永さんたち出演者やスタッフは、撮影所前の芝生で座り込みの抗議をしたという。 「当時から、作品に入り込むたちだったんですね。原爆の悲劇というのを、自分のことのように思いながら撮影にのぞんでいましたから。7年前の、原発事故後の福島に対する社会の反応に似た構図を感じましたね。最近は核兵器禁止条約等にも関心が高まっていますが、もっと語り合っていかなければいけないと思っています」(吉永さん・以下同) 青春時代から現在まで、女優として全身全霊をかけて演じてきた。吉永さんはその思いを、共演する若い俳優たちに、しっかり語り継いでいる。 「お母さん役を重ねることで、『母と暮せば』(’15年)でご一緒した嵐の二宮和也さん(34)、今作の堺さんと、どんどん息子が増えている感じです。もちろん、かわいい娘たちも。石原さとみさん(31)とは『北の零年』で、母娘役でご一緒しました。あのころは、まだ高校生で進路を悩んでいるような話も聞きましたが、いまは堂々とお仕事なさっているし、すっかり女性らしくなりましたね」 今年の石原の年賀状には、「また吉永さんを『母上!』と呼ぶような役をやりたいです」とあったそう。 「満島ひかりさん(32)は、『北のカナリアたち』で、あのサロベツ原野での撮影があって。短いシーンでしたが、事前に現地を見に行ったと聞きました。一つの役に全力投球することの大事さを、私も改めて感じました。若い方の成長を見守るのは本当にうれしいし、お話しする機会があれば必ず、『映画に出続けてくださいね』ということを申し上げています」 来年は映画デビュー60年。今後の抱負を尋ねたとき、思いがけない言葉が吉永さんの口からこぼれた。ほんの1年前には「引退」も頭をよぎっていたというのだ。 「実は、昨年2月に『北の桜守』の撮影が始まる前までは、半分くらいは次の120本という節目で女優のお仕事に幕を下ろそうかということも、考えていたんです。でも、実際に撮影が始まってみると、やっぱり映画の現場はとても楽しくて。それにこんなこともあったんです……」 昨年暮れ、『おとうと』(’11年)や『北の桜守』にも出演している笑福亭鶴瓶(66)の落語会でのこと。 「八千草薫さん(87)にお会いしたんですよ。20代のころに姉妹役で共演して以来です。50年近くたっても、ぜんぜん雰囲気が変わらなくて、かわいい。現役で映画にも出ていらっしゃる。ああ、こんなふうに年齢を重ねていけたらどんなにいいかしら、って思いました」 もう一つは、『夢千代日記』でも共演した樹木希林(75)とのこんな約束だった。 「樹木希林さんと、かねてから『八月の鯨』(’87年)のような映画で共演したいということを話しています。93歳と79歳の女優の共演が日本でも話題になったアメリカ映画ですね。実は去年の暮れにも、希林さんに『ねえ、やろうよ』ってハッパをかけられまして(笑)。まだテーマも決まっていませんが、希林さんもお体を大事にしてくださって、いつか、ご一緒したいと思っています」
2018年03月16日現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品は、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 吉永さんが『北の桜守』に込めた亡き母と祖母への思いを語ってくれた。『北の零年』や『母べえ』(’08年)など、母親役を演じることも多い吉永さん。 「前作『母と暮せば』(’15年)は嵐の二宮和也さん(34)と共演しました。亡霊となって出てきた息子に、『母さん、だめじゃないか』と叱られるような、いわば、はかないお母さんでした。今度のてつは、息子がいじめられていたら『殴り返してやれ』ときっぱり言います。成長したあとも『一人で生きていきなさい』と、突き放す母親なのでその強さをしっかり演じたいと心がけました。私は実生活では母親にはなりませんでしたから、母親役を演じるときは、自分の母のことを思い出すこともあります。私の母親も、やっぱり強い人でした」(吉永さん・以下同) 東京都渋谷区に終戦の年の昭和20年(’45年)3月13日に生まれた吉永さん。直前には東京大空襲もあった大変な時代だったが、病弱な父に代わり、母・和枝さんが3姉妹を守り育ててくれたという。 「私は自宅で生まれましたが、東京大空襲の3日後ですから、ほとんど防空壕で生まれたようなもんじゃないかと。わが家の地域は5月の空襲のほうが激しかったそうですから、乳飲み子を抱えての苦労も相当なものだったはずです。母は次女の私をおぶって神奈川の農家まで行き、自分の着物と食べ物を交換していました。幼い子どもが一緒だと少し分けてもらいやすくなると、後年語っていました」 母親の和枝さんは才能豊かな女性で、もともとはピアニスト志望だった。しかし、父親から音楽学校入学を許されずに、夢を断念していた。 「だから余計に、ぜんぶ、娘の私のほうにいろんな期待がかかったということもあったんでしょうね。母は’05年に亡くなりましたが、まだ自分の中には整理がついていない部分もあります。うちの庭には、桜の木が1本あって、その下で妹とままごとをしたり。それを思うと、桜には不思議な縁を感じます」 そして、『北の桜守』にはこんなエピソードが。 「もう一つ、ご縁という話では、“てつ”というのは、私の母方の祖母の名前と同じです。てつという名前は、激しい性格が出せるんじゃないかと思って、私からこの役名を提案させていただきました。実際の祖母は映画のてつさんとは違い、やさしいおばあちゃんでした。祖父が議員をやったり会社も経営したりして、祖母は苦労していたようです。だから、あの役をやらせていただくのは、天国の祖母へのレクイエムにもなるとの思いもありましたね」
2018年03月16日