オリエント時計は10月3日に、手巻き付き自動巻き機械式時計「オリエントスター レトロフューチャー」シリーズの新製品として、ターンテーブルをモチーフにした「オリエントスター レトロフューチャーターンテーブルモデル」(3機種)を発売する。税別価格は65,000円または70,000円。オリエントスター レトロフューチャーは、1950~70年代のインダストリアルデザインと、からくりのおもしろさを持つ機械式時計を融合させたシリーズ。これまで「車」「バイク」「カメラ」「自転車」「ギター」をモチーフとした製品をリリースしているが、今回「ターンテーブル」が登場する。クラブやディスコが花開いた1970年代のターンテーブルを、時計としてデザイン。ケースのイメージはターンテーブルのダイキャスト製キャビネットで、カーブ形状の竜頭ガード(3時位置)はトーンアーム、ベゼルに入った多数のドットはストロボデザインをイメージしている。また、文字板にはレコードを思い起こすツヤと溝を施し、ターンテーブルのモチーフを隅々まで散りばめた。インデックスと針、パワーリザーブ目盛りは蓄光加工となっている。ラインナップは、文字板がブラックの「WZ0231DK」(税別70,000円)、同じくブラックの「WZ0241DK」(税別68,000円)、シルバーの「WZ0251DK」(税別65,000円)という3種類。ケース素材はステンレススチールで、WZ0231DKはグレー色めっきとゴールド色めっき、WZ0241DKとWZ0251DKは一部グレー色めっきとなる。ケースサイズは縦49×横44×厚さ12.4mm。風防はクリスタルガラス(シースルーバック)、防水性能は10気圧、耐磁性能は耐磁1種、駆動時間は40時間以上(最大巻き上げ時)。
2015年09月10日富士通研究所は9月7日、5,000万件を超える大規模データから機械学習により数時間で高精度な予測モデルを生成する技術を開発したと発表した。富士通Analyticsソリューションなどでの実証実験を通じ、2015年度中の実用化を目指す。従来、精度の高い予測モデルを生成するためには学習アルゴリズムや動作条件など全ての組合せを調べる必要があり、例えば5,000万件規模のデータによる学習では、1週間以上の時間を要していたという。新技術では、少量のサンプル・データと過去の予測モデルの精度から機械学習結果を推定し、最も精度の高い結果の得られる学習アルゴリズムや動作条件の組合せを抽出し、大規模データの学習に適用するという。これにより、5,000万件規模のデータであっても数時間で精度の高い予測モデルを得られるとしている。これらの技術は、OSSの並列実行基盤ソフトウェアであるApache Spark上で試作したという。機械学習結果の実行時間と予測精度を推定する技術では、代表的な機械学習のアルゴリズムに関して、データ件数やデータの特徴を表す属性の数を変えながら実際の機械学習の実行時間を計測し、これらの実測値を基に実行時間の傾向を表す実行時間モデルを構築。実行時間の実績に基づいた実行時間推定の補正も実施して推定精度を向上させている。過去に実施したアルゴリズムや動作条件の組合せと、得られた予測モデルの精度をデータベースである性能ナレッジに記録しておき、新しい組合せの予測精度を推定。これにより、少量のサンプルデータでも予測精度を損なわない必要最小限のデータ量を見極めることができるという。あらゆる組合せの候補の中から時間効率の高い学習を選び出し、効率的かつ並列に学習を繰り返す、機械学習アルゴリズムを自動的にチューニングする制御技術では、従来、分析者のノウハウに頼った手探りで分析が進められてきたものを、実行時間と予測精度の推定結果を総合判断し、短時間に実行が終わるアルゴリズムと動作条件の組合せを複数抽出して、並列に実行。これにより、実行時間を考慮に入れた最適な順番でアルゴリズムを実行することができ、短時間で高精度な機械学習を選択することが可能になるという。同社では、社内実験で5,000万件規模のデータを12CPUコアのサーバ8台で処理したところ、従来、1週間程度かかっていた精度96%の予測モデルを、本技術では2時間強で得られることを確認したという。同技術を用いた予測モデルにより、大規模ECサイト会員の退会抑制や設備の故障対応の迅速化といった改善を、タイムリーに実現できるとのことだ。
2015年09月08日オリエント時計は9月12日に、機械式(オートマチック)時計「オリエント スタイリッシュ&スマート SEMI SKELETON-C」を発売する。6モデルを用意し、税別価格は29,000円または32,000円。今回の新モデルは、機械式ムーブメントをのぞけるスケルトン仕様となっており、豊富なカラーバリエーションをそろえた。クラシックかつカジュアルな印象を持たせたユニセックスデザインのモデルだ。バンドは定番のメタルバンドに加え、レザーバンドモデルを用意。ダイヤルカラーとカーフ(ワニ型押し)バンドの裏側に、遊び心のあるカラーを合わせたモデルに仕上げたとしている。ラインナップと税別価格は、文字板がダークブルーの「WV0421DB 」(32,000円)、ホワイトの「WV0431DB」(32,000円)、ウィンターブルーの「WV0441DB」(32,000円)、ラフグリーンの「WV0451DB」(32,000円)、ナチュラルクリームの「WV0461DB」(32,000円)、ライトピンクの「WV0471DB」(29,000円)だ。ケース素材はステンレススチールで、WV0441DBとWV0451DBはゴールド色めっき、WV0461DBはピンクゴールド色めっきを施している。ケースサイズは縦43×横36×厚さ12.75mm、風防はボックスクリスタルガラス、裏面はクリスタルガラス、防水性能は3気圧、耐磁性能は耐磁1種。
2015年09月07日ファナックは8月21日、Preferred Networks(PFN)へ9億円の出資を行うと発表した。両社は、6月に機械学習やディープラーニングを活かした技術開発における協業を発表しており、今回の資本提携はそれを促進するものとなる。同協業では、Preferred Networksの持つ機械学習やディープラーニングの技術を、ファナックの技術と融合し、工作機械やロボットへ適用することで、インダストリー4.0の適用範囲を包含する、ものづくりの現場の多くのレイヤーにおいて、高度な自動化の実現を目指すとしている。
2015年08月24日サイオステクノロジーは7月28日、機械学習機能を搭載したITオペレーション分析ソフトウェア「SIOS iQ Standard Edition」の販売を開始する。「SIOS iQ Standard Edition」は、本年2月から提供中の無償版である「SIOS iQ Free Edition」の機能に加え、VMware仮想環境の性能問題の原因分析と予測をする機能を新たに搭載し、システムの性能問題の迅速な解決と未然防止に貢献する。主な機能として、物理ホスト、ストレージ、仮想マシン、アプリケーションなど、システムを構成する全ての要素の振る舞いを、24時間×365日監視し、日常的な振る舞いと要素間の相関関係・相互依存性を学習し続けて、アノマリ(異常)を検出すると同時に原因分析を行う。また従来のような閾値(しきいち)やポリシーを設定する必要がないため取り扱いが容易で、起こりうる問題の発生も予測しますので障害が発生する前に対処することが可能となり、仮想サーバー運営管理の生産性が大幅に向上する。vSphereのvFRCや各フラッシュ・ストレージ・メーカーが提供するフラッシュ・リード・キャッシュ機能における最適なキャッシュサイズとブロックサイズをSIOS iQが導き出して提案する。そのほか、PERCダッシュボードは、性能(Performance)/効率性(Efficiency)/信頼性(Reliability)/キャパシティ(Capacity) の4つの指標で、VMware仮想環境を評価し、迅速・明快にシステムの堅牢性を把握することを可能にする。なお、「SIOS iQ Standard Edition」は、1物理ホストに1ライセンス(240,000円/12カ月)を利用するサブスクリプション形式で提供される。
2015年07月28日オリエント時計から、JIS規格のスキューバ潜水用防水機能を備えた機械式ダイバーズウオッチ「オリエント M-FORCE 200m」が登場した。3モデルをラインナップしており、税別価格はいずれも30,000円。オリエント M-FORCEシリーズは、1997年から発売されているスポーツウオッチ。M-FORCE(メカニカル・フォース)という名前の通り、ケースの厚みを強調したデザインの機械式時計として人気がある。新モデルの「オリエント M-FORCE 200m」は、1997年発売の初代M-FORCE「EX00」を現代風にアレンジし、復刻した日本製の機械式ダイバーズウオッチだ(手巻き付き自動巻き)。JIS規格のスキューバ潜水用200m防水や、特殊構造による衝撃吸収性はそのまま、文字板やベゼルにビビッドなカラーを採用し、視認性と存在感を高めた。マット仕上げのダイヤルと色分けされたパワーリザーブインジケーターは、初代M-FORCE「EX00」のデザインを踏襲している。そのほか、潜水中でも操作しやすい立体的なデザインの回転ベゼル、暗い中でも時刻を見やすいように時分針の形状を変更、4時位置に配置されたりゅうずなどがポイント。ラインナップは、文字板カラーがブラックの「WV0181EL」、ブルーの「WV0191EL」、オレンジの「WV0201EL」という3モデル。共通の仕様は、ケース素材がステンレススチール(一部グレー色めっき)、ケースサイズが縦52×横45×厚さ13.6mm、風防がサファイアガラス、耐磁性能が耐磁1種、防水性能が200m、駆動時間が40時間以上(最大巻き上げ時)となっている。
2015年06月19日宿泊先を探す旅行者と、空き部屋を貸したい人を結ぶWebサービスAirbnbは、「Aerosolve」というオープンソースの機械学習ツールを用いてホストの適正な料金設定を支援している。4日に米サンフランシスコで同社が開催したカンファレンス「Open Air 2015」でエンジニアリング担当バイスプレジデントMike Curtis氏が明らかにした。観光・宿泊のプロではないAirbnbホストが、高すぎず、安すぎない料金を設定するのは難しい。季節やイベントの有無、ライバルのマーケティング活動など様々な要因で適正料金は変動する。SXSWのような世界中から参加者が集まるイベントが開催される時期、料金を上げられるとしても、一体いくらぐらいまで上げられるのか? キャンセルが出た部屋を埋めたいけど、今は貸し部屋の需要があるのか? そんなホストの疑問・悩みをAerosolveは解決する。機械学習を用いた料金アドバイスは「Price Tips」と呼ばれている。Airbnbが蓄積するデータを解析し、様々なシグナルから構築したモデルに、Airbnbホストがリストする宿泊施設(施設のタイプ、場所、レビュー数や評価、予約状況など)を照らし合わせて適正料金を割り出し、毎日アップデートする。Airbnbホストはダッシュボードのカレンダーを見るだけで、料金設定に問題のある日を把握できる。Price Tipsのアドバイスに比べて高すぎる日は赤色、高めは黄色、十分に安い日は緑色で表示される。予約が埋まり始めていて、残りは高めに設定したかったら黄色の範囲に変更するというように、簡単に狙い通りの料金を設定できる。
2015年06月05日オリエント時計は6月10日に、機械式時計「オリエントスター スタンダードデイト ニューモデル」を発売する。4モデルを用意し、いずれも税別価格は50,000円。同時に同社のプレステージショップ限定モデルも税別50,000円で発売する。「オリエントスター」は、1951年に「輝ける星」をイメージに開発された機械式時計。今回の「オリエントスター スタンダードデイト ニューモデル」は、2013年3月から販売している「オリエントスター スタンダードデイト」の文字板デザインを一新したシリーズ(手巻き付きの自動巻)。また、文字板の新色としてアッシュブラウンを追加している。新しい文字板は、外周の放射目と中央部の型打ちの組み合わせで立体感を与え、程よいサイズのローマインデックスを採用した。ラインナップは、文字板がブラックの「WZ0011AC」、ネイビーの「WZ0021AC」、アッシュブラウンの「WZ0031AC」、アイボリーの「WZ0041AC」。共通の仕様は、ケース素材がステンレススチール、ケースサイズが縦46.5×横39×厚さ10.9mm、風防が無反射コーティングのサファイアガラス、裏面がシースルーバックのクリスタルガラス、バンドがプッシュ三つ折式中留、防水性能が日常生活用強化防水(5気圧)、耐磁性能が耐磁1種、最大巻き上げ時の駆動時間が40時間以上。○オリエントスター スタンダードデイト プレステージショップ限定モデルまた、オリエントスターに注力している取り扱い店舗「オリエントスタープレステージショップ」の限定モデルも6月10日に発売する。シャープな印象のグレー文字盤にピンクゴールドのインデックスと針を組み合わせ、大人の色気を感じさせるモデルに仕上げたとしている。グレーの文字板、ピンクゴールドのインデックスと針の組み合わせは、オリエントスターシリーズでは初のカラーリングとなる。また、バンドにはカーフ革(ワニ型押し)を採用した。
2015年06月01日ヴァイナスは5月7日、英国Advanced Design Technology(ADT)が開発を行っているターボ機械流体設計統合システム「TURBOdesign Suite」の最新バージョン「TURBOdesign Suite 5.2.5」の国内販売を開始したと発表した。同システムは、ポンプ、ファン、コンプレッサ、タービン、ターボチャージャなどターボ機械全般に適用可能なソフトウェアパッケージで、先端技術である3次元逆解法を使用した非粘性翼設計モジュール「TURBOdesign1」を中心に、子午面形状設計、最適化設計モジュールなどで構成されている。最新バージョンとなる「TURBOdesign Suite 5.2.5」では、スクラッチからの形状最適化設計を念頭に、子午面形状設計の適用対象の拡大、ターボ機械全タイプの子午面形状のパラスタ機能の追加、鋳造やプレスにおける製作上の制約や熱応力に対する強度確保を考慮した形状修正機能などを追加しており、リードタイムの削減を図れるようになったほか、従来の設計では達成できなかった性能向上が可能となったという。具体的には、設計仕様と制限項目を入力することで、スクラッチ設計時に決定が困難なインペラ、ディフューザの子午面形状およびボリュート/スクロールの面積変化のリーズナブルな解を十数秒で計算でき、これにより形状最適化の工数削減を図ることが可能となる子午面形状設計モジュール「TURBOdesign Pre」に、遠心ポンプ、遠心コンプレッサ、径流タービンに加えて遠心ファン、斜流ポンプを追加。設計の幅を広げた。また、非粘性3次元逆解法翼設計モジュール「TURBOdesign1」では、遠心型、斜流型に加えて軸流型についても子午面形状をパラメータ指定できるようになったほか、翼形状修正モジュール「TURBOdesign CAD」では、ファンのプレス加工のために必要な、前・後縁の翼角度調整およびターボチャージャのタービン設計で熱応力に対する強度確保のために重要な径方向フィラメント形状への修正機能が追加されたという。なおヴァイナスでは、国内の自動車、重工業および各種産業機械メーカーを中心に、初年度20ライセンスの販売を見込んでいるとするほか、販売価格は、年間ライセンス330万円(税別)~、永久ライセンス990万円(同)~としている。
2015年05月08日オリエント時計は5月1日に、多くのファンを持つ機械式時計「オリエント キングマスター」の新製品として、ネイビーカラーの文字板を復活させたモデルを含む「オリエント キングマスター ニューモデル」を発売する。ラインナップは、文字板のカラーがグレーの「WV0011AA」、ブラックの「WV0021AA」、ネイビーの「WV0031AA」という全3モデル。税別価格はいずれも40,000円。今回の新モデルは、武骨なケースに球面ガラスを合わせ、飽きのこないレトロな印象を表現。バンドにはシンプルな3列駒の無垢メタルバンドを採用した。また、2時位置の日付プッシュボタンを省き、すっきりとしたケースに。存在感ある大ぶりなケースの「オリエント キングマスター」を、さまざまなファッションに合わせやすいデザインに仕上げたとしている。ダイヤルには曜日表示と日付表示を備え、手巻き機能を追加した。共通の仕様として、ケース素材がステンレススチール、ケースサイズが縦47×横42.1×H14.2mm、風防が球面クリスタルガラス、バンドがステンレススチールのプッシュ三つ折式(中留)。防水性能は日常生活用強化防水(10気圧)、耐磁性能が耐磁1種、最大巻き上げ時の駆動時間が40時間以上となっている。
2015年04月30日オリエント時計は4月11日、クラシックスタイルの機械式腕時計「オリエントスター エレガントクラシック」を発売した。3アイテムをラインナップし、税別価格は70,000円または74,000円。同時に「オリエントスター エレガントクラシック プレステージショップ限定モデル」も発売し、こちらは税別74,000円。オリエントスターは、オリエント時計の創業当時(1951年)に輝ける星をイメージに開発された機械式時計で、60年以上の歴史を持つ。今回のオリエントスター エレガントクラシックは、「オリエントスター クラシック」シリーズに属する。新モデルは「違いの分かる大人」がターゲット。現代版クラシックをデザインテーマとし、さりげないこだわりで細部までディテールを作り込んだという。文字板にはクラシカルな時分針を採用し、光沢感かつしっとり仕上げの専用型打ちダイヤルに、ローマン・インデックスを配置している。ラインナップと税別価格は、文字板がウォームホワイトでケースがステンレススチール+ゴールド色メッキの「WZ0321EL」が74,000円、文字板がネイビーでケースがステンレススチールの「WZ03321EL」が70,000円、文字板がウォームホワイトでケースがステンレススチールの「WZ0341EL」が70,000円。そのほか共通の仕様は、風防が両球面サファイアガラス(無反射コーティング)、ケース裏がクリスタルガラスのシースルーバック、サイズが縦46.0×横38.7×厚さ12.9mm、バンドがカーフ(ワニ型押し)および美錠(中留)。防水性能が5気圧、耐磁性能が耐磁1種、最大巻き上げ時の駆動時間が40時間以上。○オリエントスター エレガントクラシック プレステージショップ限定モデルまた、オリエントスターに注力している取り扱い店舗「オリエントスタープレステージショップ」の限定モデルも4月11日に発売した。税別価格は74,000円。ケースデザインに丸みを帯びた猫足形状を採用し、緩やかな球面ガラスと組み合わせることで、上品なイメージに仕上げた。ケースカラーを落ち着いたピンクゴールドとすることで、クラシックな印象を引き立たせている。文字板にはピンクゴールドと相性の良いシルバーを採用しつつ、視認性が高い青針を組み合わせた。現代版クラシックウオッチとして、本物を志向する大人の男性にぴったりのモデルとしている。
2015年04月13日オリエント時計は8日、独特の文字盤カレンダー機能を搭載した機械式(自動巻き)の腕時計「オリエントスタイリッシュ&スマート STYLISH MULTI YEAR CALENDAR」を発売した。全4モデルを用意し、税別価格は26,000円または29,000円。今回の新モデルは、オリエント時計のDNAを表現するモデルのひとつとする「マルチイヤーカレンダーモデル」が、2015年で発売50周年となることを記念して開発された。内装回転リングを回して知りたい年と月を合わせると、連動して曜日が回転し、その月のカレンダーが表示される仕組み。この独自機構はそのままに、7色のレインボーカラーで表示されたカレンダーをデジタル風のフォントと組み合わせ、ポップな印象に仕上げた。ケースの裏面にはブルーカラーガラスのシースルーバックを採用し、機械式ムーブメントの駆動を見ることができる。共通の仕様として、ケース素材はステンレススチール(WV0861ERはブラック色メッキ)、ケースサイズは縦49.2×横42.0×厚さ11.4mm、風防はクリスタルガラス、バンドはプッシュ三つ折り式中留。防水性能は5気圧、耐磁性能は耐磁1種となっている。
2015年04月13日アシストは3月30日、高速インメモリBIツール「QlikView」を利用して、Preferred Infrastructure(PFI)提供の機械学習プラットフォーム「Sedue Predictor」に接続する「Sedue Predictor for QlikView」を独自開発し、提供開始したと発表した。同製品では、Sedue Predictorで実施した分析結果をチャート機能などが豊富なQlikViewに連携させ、専門知識のない利用者でもQlikViewをインターフェースとして、高度で複雑な、また多数の数式が必要となるような分析も簡単に実現できるようになった。オンプレミス版のSedue Predictorを採用したことで、顧客のセグメンテーション、クレジットカード与信、商品ターゲット、ECサイト購買、コールセンター対応状況など機密情報や個人情報が含まれるさまざまなデータ分析を自社内で行うことができる。同製品は、年間98万円(税別)のサブスクリプション・ライセンスで利用可能。また、製品版と同じ機能をインストール日より30日間無料で利用できる評価版の提供も行うという。
2015年03月30日スイスのデザインウオッチブランド「リベンハム」から、クラシカルなデザインを採用した自動巻き機械式時計「Re collection」(リコレクション)シリーズが登場する。フェイスカラーが黒の「Night-Black」(夜の暗闇)と、白の「Snow-White」(白雪)という2モデルを用意。4月上旬から発売し、予価は21,000円(税別)。Re collectionシリーズは、ドイツ語で風景を意味する「Landschaft(ラントシャフト)」シリーズをベースにした新モデル。19世紀後半から20世紀前半の、古き良きスイスの景色を回想したクラシカルなデザインを採用している。「Night-Black」(夜の暗闇)モデルは、スイスの深い自然が生み出す、人工的な光がない夜の暗闇をイメージ。一方の「Snow-White」(白雪)は、スイスの美しい山々に降り積もった、あたり一面の雪景色をイメージしている。共通の仕様として、文字盤にはシンプルなフォントや1分刻みの目盛りをプリントし、裏ぶたはシースルーバックだ。りゅうずを(フェイスに向かって)左側に配置し、左腕に付けたとき、りゅうずが手の甲に当たらないようにした。ケース径が38mmで厚さが12mm、重さが約110g、防水性能が5気圧。ケースとベルトはステンレススチール、風防はクリスタルガラス。
2015年03月05日オリエント時計から、バリエーション豊富な自動巻き機械式腕時計「オリエント ワールドステージコレクション オートマチック」の新作が登場している。スケルトンモデルと三針デイトペアモデルで全20モデルを用意。税別価格は30,000円から。スケルトンモデルは、文字板に開けたスケルトン部分から内部がのぞき、機械式ならではの動きを楽しめる。三針デイトペアモデルでは、ベーシックなデザインからエレガントなモデル、曜日表示付きモデルなど、メンズ、レディースとも豊富なラインナップをそろえた。全モデルとも、風防にはサファイアガラスを使用している。
2015年02月28日カルバン・クライン ウオッチから、機械式の自動巻ムーブメントを搭載した3針の腕時計「Calvin Klein infinite」が登場している。ブレスレットやダイヤル色の違いで4モデルを用意し、価格は64,800円、または69,120円。モデル名は「ジェント・オートマティック」で、ムーブメントにはスイスのETA製2824-2+デイト(3時位置)を採用。ケースはポリッシュ&ブラッシュ仕上げのステンレススティール、ケースサイズは42mmだ。ケースの裏ぶたは、内部のムーブメントが見えるシースルーバックとなっている。風防はサファイアクリスタルガラス。ブレスレットとダイヤル色、および税込価格は、「K5S341C6」がクロコ型押しブラックレザーとシルバーダイヤルで64,800円、「K5S341C1」がクロコ型押しブラックレザーとブラックダイヤルで64,800円、「K5S34146」がポリッシュ&ブラッシュ仕上げのステンレススティールとシルバーダイヤルで69,120円、「K5S34141」がポリッシュ&ブラッシュ仕上げのステンレススティールとブラックダイヤルで69,120円だ。
2015年02月28日スウォッチ グループ ジャパンは、昨年に発売開始された自動(自動巻)機械式腕時計"SISTEM51"(システム51)コレクションのニューモデルを発売した。価格は1万7,500円(3月2日から価格改定により1万8,360円)。販売はスウォッチストア各店、スウォッチ公式オンラインストアなどで行われる。同製品は、51個という従来品の半分以下のパーツ数で作られた自動(自動巻)機械式ムーブメントを持った機械式腕時計。同社は32年前、51個のパーツで構成されたクォーツ腕時計を発表し、そのパーツの少なさと自動化された組み立てにより、スイス製腕時計を一般に普及させてきたという実績を持っている。今回のSISTEM51(システム51)シリーズは、同じ数のパーツでの自動(自動巻)機械式ムーブメントを実現させているのが特徴で、これは従来の機械式腕時計の半分以下のパーツ数となっている。このSISTEM51シリーズの51個のパーツは、5つの独立したモジュールを形成し、1本のスクリューを中心にひとつのユニットとして結合されている。製造が完全に自動化された機械式ムーブメントは最大90時間のパワーリザーブを備え、すべての部品がケースに密封されているため、湿気・ほこり・異物の侵入を防ぐことができ、超長寿命と長期間パワーを持続する精度(日差約10秒)の保証が可能だという。今回、同シリーズは既存4モデルに加え、システム・ピンク、システム・グリーン、システム・クリーム、システム・シック、システム・クラスの計5モデルが追加される。システム・ピンクは、ブルー文字盤にピンクとイエローカラーを使用し、スウォッチらしくカラフルな無限の宇宙を表現。システム・グリーンは、グリーンとオレンジのコントラストが特徴で、緑の大地と太陽を表している。システム・クリームは、モダンでスポーティなデザイン。システム・シックは、クラシカルなイメージに、システム・クラスは、エレガントなモデルのため、どちらも日常生活のどのシーンにもマッチするデザインとなっている。
2015年02月26日シーメンスPLMは2月19日、マシナリー・インダストリー シニアディレクターのラフール・ガーグ氏が来日し、産業機械業界に向けた事業戦略に関する記者説明会を実施した。ガーグ氏によれば、電話をはじめとするさまざまなデバイスがインターネットに接続するようになるなど、社会のIoT化が進む中で、産業機械もこれに大きな影響を受けることになる。産業機械にもIoT、クラウド、ロボティックス、3Dプリンタ、ナレッジオートメーションなどの技術が搭載されようになるという。こうしたテクノロジーを生かして事業を変革していくために、ガーグ氏が重要として挙げたのは「Ideation:設計」「Realization:製造」「Utilization:運用」の3点。つまり製品の構想から運用までを包括的に捉える必要がある。それを実現するシステムとしてシーメンスPLMが提唱しているのが「Smart Innovation Platform」だ。「Smart Innovation Platform」は「Engaged User」「Intelligent Model」「Realized Products」「Sustainable System」という4つの柱で構成されている。このプラットフォームは、製品のライフサイクル情報管理をはじめ、設計から運用までを行うシステムを統合し、従業員がそれぞれの役割に応じて必要な情報へアクセスできるようにするだけでなく、オープンプラットフォームを提供することで他社製品・システムとも共存可能な仕組みを構築するというアイデアだ。ガーグ氏は「我々はデザインソフトと物理エンジニアリングソフトの両方を提供しており、機械の設計から運用まで支援するノウハウを持っている」とコメントした。同社は具体的な取り組みとして、「Advanced Machine Engineering Campaign」を展開しており、2D図面から3DCADへの移行、顧客の受注管理、工作機械のモジュール化、オートメーションのシミュレーションなどに対する支援を提供している。また、同氏は世界中の産業機械メーカーが実施しているベストプラクティスを収集・反映させ産業機械向けにNXやTeamcenterを調整しパッケージ化した「Industry Machinery Catalyst v1.0」を2015年の第2四半期(4月~5月)にリリースすることも明かした。最後にガーグ氏は「日本の産業機械業界では約70%がまだ2D図面ベースで設計を行っている。これまで日本の企業はこの分野において世界をリードしてきたが、新しいテクノロジーを取り入れるのが他国に比べて得意ではないように思うのでサポートしていきたい」とコメントした。
2015年02月20日小松製作所は2月12日、ZMPと建設・鉱山機械の無人化・自動運転化などの分野における協業を進めていくため、ZMPへの出資を行ったと発表した。ZMPは、自動車の自動運転技術開発用プラットフォーム「RoboCarシリーズ」およびセンサー・システムの開発・販売や移動体メーカー(自動車、商用車、建設機械、農業機械、物流搬送機器、屋外作業機械など)向け自動運転技術の開発を行っている。コマツは、建設・鉱山機械の自動化を展開しており、ZMPとはすでに鉱山機械の制御技術開発において協業を進めている。両社は今回の資本提携を機に、建設・鉱山機械の無人化・自動運転化をはじめさまざまな分野において、協力関係をさらに深めていくとしている。
2015年02月13日ドイツの時計ブランド「Sinn(ジン)」は、日本限定80本となる機械式時計「144.MEISTERBUND.IV」を発売した。価格は378,000円。MEISTERBUND(マイスターブンド)シリーズは、ジンの社長であるローター・シュミット氏が「マイスター連合」と名付けた日本の選び抜かれた正規販売店が、多くの意見を寄せて生まれたモデル。今回の新作はシリーズ第4弾となり、2014年に誕生から40年周年を迎えたジンの伝説的クロノグラフ「144」をベースにしている。モデル「144」は、ベゼルをインナー式にしてデザインを重視したクロノグラフ(ジンのコレクションはブラック回転ベゼルを搭載したパイロットウオッチが多い)。コンパクトなステンレススチール製ケースを採用し、スマートな仕上がりとなっている。MEISTERBUNDモデルはミッションタイマーという位置づけによって、りゅうずを逆位置に搭載。パルスメーターとタキメーターの目盛り色を変えることで、それぞれを区別しやすくした。ダイヤルの9時位置に配したジンのロゴマークには、MEISTERBUNDモデルのキーカラーとなる赤を採用。デイデイト表示の下にも「MEISTERBUND IV」の文字を赤でデザインしている。ステンレススチール製の裏ぶたには、「Eine von 80」(80本のうち1本)というドイツ語を刻印した。ケースサイズは直径41×厚さ14.5mm、風防ガラスは両面無反射サファイアガラスで、負圧耐性と20気圧の防水性能を備える。時分針とインデックスには夜光処理を施した。ねじ込み式のケースバックはシースルーとなっている(内側が無反射コーティングのサファイアクリスタル)
2015年02月02日ドイツの時計ブランド「Sinn(ジン)」は、世界で300本限定となる腕時計「144.ST.S.JUB」を発売した。精悍なデザインの機械式時計で、価格は475,200円。ベースモデルの「144.ST.S」は、ムーブメントに自動巻「Valjoux7750」を搭載したブラッククロム仕上げのクロノグラフ。タキメーターの高速部分のスケールに、パルスメーターを組み込んだ特徴的な設計となっている。今回の新作「144.ST.S.JUB」は、このオリジナルモデルにジンの最新テクノロジーを盛り込み、より進化させたモデル。例えば、ブラック仕上げにテギメント・テクノロジーを採用したことで、セラミックと同等の1,200ビッカース(工業材料の硬さ単位の1つ)という高い耐傷性を持つ。さらに、精度の安定と風防の曇りを防ぐ「Arドライテクノロジー」を搭載したほか、裏ぶたをステンレススチールからサファイアクリスタルへと変更。ケースバックには「40 Jahre」(40年記念)と「Eine von 300」(300本のうち1本)というドイツ語が刻印されています。ケースサイズは直径41×厚さ14.5mm、風防ガラスは両面無反射サファイアガラスで、負圧耐性と20気圧の防水性能を備える。時分針とインデックスには夜光処理を施した。ねじ込み式のケースバックはシースルーとなっている(内側が無反射コーティングのサファイアクリスタル)
2015年02月02日セイコーウオッチは28日、高級ウオッチブランド「グランドセイコー」から、高性能ムーブメントを搭載した女性用の機械式時計を2モデル発表した。2月25日に発売する。希望小売価格は、バンド素材がステンレススチールの「STGR001」が580,000円、クロコダイル(濃紺)の「STGR003」が460,000円。STGR001とSTGR003は、自動巻タイプの高性能ムーブメント「キャリバー9S」を搭載。平均日差+5秒~-3秒(静的精度)と、世界最高レベルの時間精度を実現している。最大巻上時の持続時間は72時間(3日間)だ。レディスモデルとしては少し大きめ文字盤を採用しており、見やすさを重視。文字盤には放射状の花模様をあしらっている。視認性を考慮した立体的な針やアワーマークには、緩やかなカーブを持たせたり、ダイヤモンドを用いたりと、たおやかな表情に仕上げたという。加えて、優美なカーブを描くケースシルエットと日付表示のないシンプルなダイヤルが、グランドセイコーらしさを残しつつ、女性らしい気品漂うデザインにまとめたとしている。メタルバンドモデルのSTGR001は、着け心地を高めるため、かん足(ケースとバンドをつなぐ部分)や裏ぶたにカーブをつけることで、心地よく腕に馴染むよう工夫されている。一方のは、グランドセイコーのレディスモデルとしては初めてとなる、ワンプッシュ三つ折れ中留のレザーバンドを採用した。共通の仕様として、風防ガラス素材がデュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)、防水性能が10気圧の日常生活用強化防止、耐磁性能がJIS耐磁時計1種、ケースサイズが外径34.8×厚さ12.3mm。
2015年01月29日セイコーウオッチは2月14日に、機械式ウオッチブランド「セイコー プレザージュ」の頂点シリーズ「プレステージライン」から、日本の伝統工芸である漆塗りを用いた新モデルを発売する。希望小売価格(税別)は、3針モデル「SARX029」が110,000円、多針モデル「SARW013」が130,000円。伝統工芸士の田村一舟(たむらいっしゅう)氏の監修となっている。金属と漆を直接結びつける製造手法と、平滑面を生み出す古来伝承の技を組み合わせたダイヤルは、多くの漆器職人が何十回も塗りと研ぎを繰り返す。希少な国産漆と職人の技により、無限の奥行きを感じさせる艶やかな漆黒に仕上げられる。製造難度が高く、一枚一枚が丹念な手作業のため、1日に15枚ほどしか仕上げられないという。3針モデル「SARX029」、多針モデル「SARW013」とも、エレガントなフォルムのケースに優美な曲線を描く金色の時分針を合わせ、時の流れに左右されない普遍的な魅力を表現。ダイヤルを覆うガラス内面には、光の反射を抑える無反射コーティングを施し、漆の美しさを際立たせた。裏ぶたはシースルーバックになっており、機械式ムーブメントのダイナミックな回転錘の動きや、精緻なてんぷの動きを見られる。ケースサイズは、3針モデル「SARX029」が外径40.5×厚さ12mm、多針モデル「SARW013」が外径40.5×厚さ13.2mm。共通仕様として、10気圧の日常生活用強化防水、JIS耐磁時計1種の耐磁性能を備える。ムーブメント仕様は以下の通り。○多針モデル「SARW013」(メカニカルムーブメント キャリバー6R27)■巻上方式 : 自動巻(手巻つき)■時間精度 : 平均日差+25秒~-15秒■持続時間 : 最大巻上時約45時間■パワーリザーブ表示機能■日付針つき■振動数 : 8振動/秒■石数 : 29石■ムーブメントサイズ : [直径]27.4mm[厚さ]6.0mm○3針モデル「SARX029」(メカニカルムーブメント キャリバー6R15)■巻上方式 : 自動巻(手巻つき)■時間精度 : 平均日差+25秒~-15秒■持続時間 : 最大巻上時約50時間■カレンダー機能つき■振動数 : 6振動/秒■石数 : 23石■ムーブメントサイズ : [直径]27.4mm[厚さ]5.0mm
2015年01月23日隆起した赤いぶつぶつが体のあちこちにでき、かゆくてどうしようもなくなる、それはじんましんである。何かのアレルギーが原因かと思いきや、実はストレスや疲労もその原因となりうるのだ。じんましんが出るメカニズムについて、桐和会グループの精神科医・波多野良二先生に伺った。○じんましんの誘因を特定するのは困難まずは、じんましんの原因から探っていこう。皮膚の下に存在する「肥満細胞」から何らかの刺激で「ヒスタミン」という物質が出ると、毛細血管から血液成分の一部がもれ出て地図状に盛り上がり、かゆみを引きおこす。これは食品や薬品(抗生物質、解熱鎮痛剤など)によるアレルギー、摩擦、急な温度変化などの物理的刺激が原因となることが多い。「食品では、人間に近い豚肉や牛肉などを食べてもじんましんはあまり起きません。鶏や魚類、甲殻類と、だんだん豚・牛肉から離れるにしたがってじんましんは起きやすくなります。人体が異物と認識してアレルギー反応が起きやすいからでしょう」。ただ、実際に原因を特定するのは非常に難しく、血液検査などのアレルギー検査をしても多くは「わからない」と言われるという。「スギ花粉やハウスダストによるアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎は『I型アレルギー』が原因です。じんましんの場合はI型でないことが多いため、血液検査ではあまり陽性になりません。しかし陽性にならなくても、鶏卵を食べると決まってじんましんが出る人は鶏卵が原因ですから、当分の間は鶏卵を避けた方がよいでしょう。原因と思われるものをすべて断(た)っても、じんましんの症状がおさまらない場合は、ストレスや疲労が原因である可能性もあります」。○リラックス時にもじんましんは出る実際にあった症例を紹介する。事例大学の研究室に勤務するDさん(30代・男性)は、朝7時頃に出勤し、深夜1時頃に帰宅するという長時間勤務が続いていた。ある日、仕事が終わって駐車場へと向かう途中で、全身にかゆみを感じた。その後も同じタイミングにしばしばかゆくなるので、『毎日飲んでいる乳酸菌飲料が原因かもしれない』と、しばらく飲むのを控えた。だが、その後もかゆみは続いたため皮膚科を受診した。アレルギーの血液検査をしてみたものの、原因は分からなかった。皮膚科医からは『精神的なストレスや疲労による症状ではないか』と指摘された。そこで、抗ヒスタミン薬の服用と並行して、できるだけ休息をとるようにしたところ、徐々に症状が消えていった。「このDさんのケースは、アレルギーや機械的(物理的)刺激でなく、長時間勤務による慢性的な疲労と緊張が原因ですね。じんましんは緊張から解放され、ほっとリラックスした瞬間に出る場合があります。仕事の真っ最中でなく、仕事後に自律神経のバランスが変わって症状が出たのでしょう。また、入浴後や布団に入ると、リラックスするだけでなく、皮膚が温まって血管が拡張するためじんましんが出やすくなります」。私たちの体は心臓や血管、筋肉などの働きを自分の意志とは関係なくコントロールする自律神経の影響を受けている。自律神経は、緊張時に働く「交感神経」とリラックス時に働く「副交感神経」に分かれ、シーソーのように交互に働いている。リラックスモードになって副交感神経が優位になると皮膚の血流が増え、ヒスタミンも増えるためじんましんが出やすいという。症状を抑えるためには、抗ヒスタミン薬をのむ薬物治療が一般的だ。「慢性的なじんましんの場合は、抗アレルギー薬を続けてのんでいただいてヒスタミンが出にくくなるようにします。いつ出るか分からない場合や抗アレルギー薬だけでは症状を抑えきれない場合は、即効性のある抗ヒスタミン剤による治療を行います。広範囲に症状が出ることが多いこともあって、ぬり薬はあまり効果はありません」。じんましんの薬は眠くなりやすいものが多いので、医師と相談して適切な薬を処方してもらおう。ストレスにより体調を悪くする人、うつ状態になる人がいる。どちらが先かは人によって異なるが、無理をしすぎると心と体のどちらも痛めてしまう。じんましんは強いストレスがかかっているというサインの一つで、「これ以上は無理をしないように」と助けをもとめている合図かもしれない。しっかりとした休息とストレス発散も心がけたいものである。写真と本文は関係ありません○記事監修: 波多野良二(はたの りょうじ)1965年、京都市生まれ。千葉大学医学部・同大学院卒業、医学博士。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会総合内科専門医。東京の城東地区に基盤を置く桐和会グループで、日夜多くの患者さんの診療にあたっている。
2014年12月09日JR北海道はこのほど、この冬に実施する安定輸送のための設備対策と除雪計画を公表した。除雪機械126台のうち3台を新型へと入れ替えるなど、ハード面の強化を図る。新型除雪機械3台は、線路上や周囲の雪をロータリー装置で遠くへ飛ばす「排雪モーターカーロータリー」。駅構内でも駅間でも活躍する車両で、JR北海道は62台を配備している。その他、モーターカーの先頭部にラッセル装置を取り付けた「排雪モーターカー」56台、排雪モーターカー2台を連結して作業スピードを上げた「ラッセルモーターカー」4編成8台の計126台を全道に配備し、それぞれの性能を生かした除雪を行う。また、雪や氷の付着によりポイントが動かなくなる「ポイント不転換」を防ぐため、ポイント周辺の雪を溶かすマットヒーターや、氷などを吹き飛ばす圧縮空気式除雪装置などを計398カ所に設置。線路上の吹き溜まりを防ぐための防雪柵は今年度、791mを新設し、総延長77.712kmに達した。無人駅や列車本数の少ない線区、札幌圏の重要な箇所など92カ所にモニターカメラを設置し、降雪状況を把握するとともに大雪や天候の急変に備える。各箇所に2,000名規模で除雪係員を雇用し、予防除雪の徹底を図るとしている。※写真は本文とは関係ありません。
2014年12月05日ライカカメラジャパンは、機械式フィルムカメラ「ライカM-A」の発売日を11月29日に決定した。価格は税込583,200円(ボディのみ)。「ライカM-A」は9月に発表された、「ライカMレンジファインダーシステム」の誕生60周年を記念したモデルだ。ライカMPをベースにして露出計を省略。バッテリーで駆動するパーツを一切搭載していない、真の機械式レンジファインダーカメラとなっている。レンズは焦点距離16~135mmのライカMレンズを搭載。絞りとシャッタースピードはマニュアルで設定する。本体はライカのシンボルである赤いロゴを省き、クラシカルでシンプルなデザインを採用。本体色はシルバークロームとブラッククロームの2種類を用意している。
2014年12月02日オリエント時計は11月29日に、機械式時計「オリエントスター セミスケルトン レザーモデル」(1型3アイテム)を発売する。税別価格は56,000円または60,000円。同時に「オリエントスター セミスケルトン レザーモデル プレステージショップ限定モデル」も発売し、こちらは税別56,000円。オリエントスターは、オリエント時計の創業当時(1951年)に輝ける星をイメージに開発された機械式時計で、60年以上の歴史を持つ。今回のオリエントスター モダンスケルトンは、「オリエントスター コンテンポラリースタンダード」シリーズの自動巻(手巻き付き)機械時計だ。今回の新モデルは2014年5月に発売された「オリエントスター セミスケルトン」の、レザーバンドモデル。バッグやサイフなど皮革製品と相性が良く、ビジネスシーンでもさりげないこだわりを演出する。ラインナップと税別価格は、文字板がアイボリーでバンドがブラウン×オリーブの「WZ0211DA」が60,000円、文字板がブラックでバンドがブラック×パープルの「WZ0221DA」が56,000円、文字板がミッドナイトブルーでバンドがミッドナイトブルー×ボルドーの「WZ0231DA」が56,000円。ブラック、ミッドナイトブルー、ブラウンのカーフバンド裏面には、それぞれ相性が良く印象的なカラー(パープル、ボルドー、オリーブ)を採用。深みのあるダイヤルカラー、ローマインデックス表示との組み合わせで、優雅な印象のモデルに仕上げたとしている。そのほか共通の仕様として、ケース素材がステンレススチール(WZ0211DAはステンレススチール+ゴールド色メッキ)、サイズは縦46.0×横39.0×厚さ11.9mm、風防ガラスがサファイアガラス(無反射コーティング)、裏面がクリスタルガラス(シースルーバック)、バンド素材が皮革(ワニ型押し)、防水性能が日常生活用強化防水(10気圧)、耐磁性能が耐磁1種、最大巻き上げ時の駆動時間が40時間以上。また、オリエントスターに注力している取り扱い店舗「オリエントスタープレステージショップ」の限定モデルも11月1日に発売する。税別価格は56,000円。「大人の色気」をテーマに、ダイヤルカラーとカーフの裏材にボルドーカラーを採用した。深みあるボルドー色のダイヤルは、スーツスタイルとの相性も抜群で、こだわりのある大人の色気を演出する。また、ボルドー色は、スケルトン部分からのぞく金色のパーツともあいまって、上品な印象を醸しだす。
2014年11月20日リコーは11月13日、リコーの複合機とクラウドを連携した機械翻訳サービス「RICOH ドキュメント翻訳サービス」を開始すると発表した。同サービスは、翻訳や通訳、翻訳ソフト開発などの事業を展開するクロスランゲージの翻訳エンジンを採用しており、紙文書を複合機でスキャン、あるいはPCから電子ファイルをクラウドにアップロードすることで、9ヵ国語を翻訳することが可能。日本語、英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語、欧州5ヵ国語(ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語)の翻訳に対応している。クラウドサーバで翻訳処理を行うので、PCへのソフトウェアのインストールは不要で、すぐにサービスを利用開始できる。クラウドサービスとの通信はSSL暗号化が行われた形で行われ、翻訳結果のファイルには事前に登録してある利用者しかアクセスできない仕様となっている。電子文書のファイルをアップロードするだけで、文書全体の内容を翻訳することができ、PCで作成したMicrosoft Officeの文書は、元データのレイアウトを維持したまま翻訳が可能。年間利用料(税別)は4万6800円(3ユーザーID)から。
2014年11月14日Luminox(ルミノックス)は、発売中の「P-38 LIGHTNING SERIES」(AIR)に、待望の機械式自動巻モデル2機種を加える。発売時期は2014年11月下旬を予定、予価はクロノグラフモデルの「Ref.9461」が398,000(税別)、3針モデルの「Ref.9401」が178,000円(税別)。多くの航空ファンに愛される伝説の航空機「P-38 ライトニング」。その美しい機体には、模型で親しんだ方も多いだろう。ルミノックスのアビエーション・コレクション「AIR SERIES」は2014年5月、ロッキード・マーティン社の公認を取得。名機P-38からインスパイアされた「P-38 LIGHTNING SERIES」が登場した。同シリーズのクロノグラフモデル「Ref.9441」は、7月末に発表されたルミノックス・オーナーズアワードで5位を獲得する人気アイテムとなっている。そんな人気シリーズのヴィンテージデザイン・タイムピースに、待望の機械式自動巻ムーブメントを搭載したモデルが登場。ムーブメントは自動巻(Ref.9461:Valjoux 7750, Automatic Chronograph / Ref.9401:SW220-1 special HH)。ケース径は44mm、厚さは14mm、重さは145g。ケース材質はステンレススティール(ブラッシュ加工)で、防水性能は200m。風防はサファイアクリスタルガラス(片面無反射コーティング)。ストラップはブラックレザー。
2014年11月14日宇部興産機械は、東洋機械金属との業務提携により、中型機「UB500iC」ダイカストマシンを共同開発したと発表した。同製品は両社が長年培った技術力・ノウハウを結集した新高剛性型締機構を新たに設計開発したモデルで、2013年10月に販売開始した小型機「UB350iC」に続くものとなる。射出システムには宇部興産機械が開発した電動サーボバルブを使ったリアルタイムフィードバックシステムを搭載するなど、高機能、高剛性、高コストパフォーマンスを実現しており、宇部興産機械の中国現地法人である宇部興産機械(上海)(USH)にて製造する。初号機の出荷は2015年6月の予定で、USHにて中国国内へ販売する他、韓国、東南アジア、インドなどにも順次販売し、2015年度の販売目標は20台となっている。なお、11月13日~15日 パシフィコ横浜にて開催される「2014 日本ダイカスト会議・展示会」で詳細を発表する予定。
2014年11月10日