■前回のあらすじトイレからの脱出に成功したものの、母はさらなる恐怖を味わうことに…。偶然母の姿を目にした子どもたちに戦慄が走ります。■お母さんは可哀想…!?■母はこれからどうなるの?その後母は、2番目に重症な患者が入れられる観察室に入れられることになりました。母いわく入口のある壁は全面ガラス張りで、ナースステーションが見えていたそうです。何をしでかすかわからない患者だから監視体制のある部屋なんでしょうね。そして母は案の定、強い抵抗を繰り返します。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月02日■前回のあらすじ母乳指導が始まりました。初乳はとても微量でしたが、助産師さんたちはとても褒めてくれて…。■喜んで世話を続ける母母は孫が生まれてくるのを本当に本当に楽しみにしていました。独身の頃も早く結婚して子どもを産め産め言うタイプだったので、若干鬱陶しくもあったのですが、いざ産んだらそれはそれは手厚く世話をしてくれました。こんなことになって母が落ち込んだりしないか心配だったのですが、むしろ私が動けないことをいいことに、嬉々として必要なものの買い出しに行ってくれました。■母乳に関してネガティブな気持ちはない母乳に対してこだわりはありません。娘の現状を考えるとそれどころではなかったので、母乳のことまで考える余裕はありませんでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月30日■前回のあらすじ成績が下がった娘を叱ったところ、「人が羨ましいなら自分で自分をどうにかして!私はお母さんの価値を上げるための道具じゃない!」と言われる。ショックを受けた私は、包丁で手を切ってしまい…。 >>1話目を見る 【母sideSTORY】娘に言われた言葉にショックを受けたまま料理をしてしまい指を切ってしまった私。気づくと娘が私の手を消毒して手当をしていました。その後、可乃が傷口を消毒して、絆創膏を貼ってくれました。小さな頃は、「大丈夫、大丈夫」と、私が可乃の頭をなでながら看病していたのに、いつの間にか逆転しているなんて。幸い、傷はそれほど深くなく、すぐに血は止まりました。これまで、お手伝いをしてもらうことはあったけど、食事を全部一人で作ってもらうことはなかったので、私の知らないところで娘が成長していたことに驚きました。気まずそうな顔をしながらも、一生懸命私のことをフォローしてくれる可乃。人を労わる気持ちを持って育ってくれたことをうれしく思いながらも、ずっと自分が娘にしてしまった行為を考え続けていました。口論の際に娘が言った「私は、お母さんの価値を上げるための道具じゃない」という言葉。それはわかっているつもり。でも私はどうすれば良かったのか、まだわからなくて…。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ
2021年07月08日■前回のあらすじ小さい頃から私と友人の亜美を比べる母は、中学の生徒会活動でも比較してきて…。生徒会活動の頑張りが先生たちにも高評価だったので、母も喜んでくれると思っていたら…。 >>1話目を見る 【娘sideSTORY】私の思いを汲み取ろうとせず、成績や生徒会でのポジションばかり気にする母に、イライラは募るばかり。そして、帰宅早々、「亜美ちゃんに負けるなんてありえない!!」と怒鳴られたことで、自分の中の糸がプツンッと切れてしまいました。今まで溜め込んできた本音をぶつけると、母は驚いていました。その後、慰めのつもりか「勉強が大変なのはわかる」と言っていたけど、結局は「私が受験生の頃はもっと勉強したし、親に歯向かうこともしなかった」とお説教に。生徒会の件も、「たとえ書記でも応援してきた」と言われ、「役職ではなく、ただ人の役に立ちたい」と思って生徒会をやっている私の気持ちを、お母さんはまったくわかっていないんだとガッカリしました。そして…。謝るのも癪だなとは思ったけど、夜になっても家が静まり返っていることが気になり、私はリビングに向かいました。するとキッチンに、手を血だらけにして一人で応急処置をしようとしているが母がいたのです。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ
2021年07月07日■前回のあらすじこれまでずっと学年トップだった娘。しかし期末テストでトップに立ったのは、新しく生徒会長になった亜美ちゃん。それを知ったママ友から連絡が来て…。 >>1話目を見る 【娘sideSTORY】私は、中学3年生の可乃。いつの頃からか母は、同じマンションに住む同い年の友人・亜美と私を比べるような発言をするようになりました。私は小さい頃からそれがずっと嫌でした。中学になると、亜美とはクラスが離れ、ほかに仲の良い友だちができました。お母さんからも亜美の話題が出なくなって、ホッとしていたのですが…。今度は、私のことをママ友に自慢げに話す姿を見る機会が増えていったのです。そして、生徒会選挙が行われ、亜美が生徒会長、私はサポート役に回れる書記に就きました。お母さんは納得してくれなかったけど、私は心の底から書記の仕事を楽しんでいました。そして1学期が終わる頃、生徒会で私の提案による“討論会”が行われることになったのです。討論会をまとめた資料はとても好評で、家でも学校でも頑張った甲斐があったと思いました。「このところ不機嫌な母も、これなら褒めてくれるかも」。そう思って資料を持ち帰ったのに、玄関を開けた瞬間に母は大激怒。討論会の準備で、1学期の期末テスト勉強が疎かになってしまったことは反省しているけど、2学期からはまた勉強も頑張るつもりでいました。それなのに、また亜美と比較して、私の言い分も聞かずに声を上げる母に対して、黒い感情が押し寄せました。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ
2021年07月06日【母sideSTORY】娘の可乃は小学校時代から活発で、クラブ活動や委員会など、何をやるにもリーダーに抜擢される子でした。しかし、最近あることで悩みが…。小学校の頃から成績もよく、委員長や生徒会の役員を務めてきた可乃。このため学年の中でも可乃のことを知っている人は多く、母親である私も、保護者の間で有名人扱いされ、保護者会ではたくさんの方が挨拶にきたし、担任以外の先生からも声をかけられていました。私はそれが誇らしく、娘のためにも“しっかりした母”にならねばと思っていたのです。そんな努力は実を結び、娘も友だちから「可乃ちゃんママってすごいよね」とうらやましがられていたし、ママ友からも嬉しい言葉がけや、メッセージをもらう機会が多くありました。私は、この先もずっと、こんな誇らしい生活を送り続けることができると思っていたのです。そう、可乃が生徒会の書記になるまでは…。次回に続く(全7話)毎日15時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ
2021年07月04日■前回までのあらすじ母にとって「その子らしさは潰すべきもの」で、子育てとは「自分の理想通りの子を育て上げる」ことだとハッキリ気づいてしまい…。■母と私のハッピーエンドとは…?私は今まで、「母に受け入れてもらう」ことに執着しすぎていた…と、このとき気付きました。それ以外には、幸せになる道はないとすら考えるほどに。それはまるで、母が「頭も容姿も良く、良い職に就かなければ幸せになれない」と言っているのとそっくり同じことだったのです。人生、幸せになれる方法がひとつしかないわけがない。幸せになる方法はたくさんある。A案がダメだったらB案にすればいい。B案もダメだったらまた新たな案を考えて、実行してみればいい。自分の望むものが、すべて得られるわけではない。自分の心に折り合いをつけて生きていく…。そんな当たり前のことが、ストンと自分の中に落ちていくことを感じました。そして、これ以来生きるのがとても楽しくなっていきました。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。
2021年07月02日小3で聴覚過敏の診断Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ聴覚過敏と診断されたときに聞いた、「内耳の成長とともに、聴覚過敏が改善されることもある」という医師の話を思い出し、「これはもしや良くなる傾向では?」と勝手に浮かれてしまいました。今春、5年生になり、コロナ禍の不安な新生活は続いていきます。すると…Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみ再びイヤーマフが必要に再び、イヤーマフが手放せなくなった娘イロハ。いったんは「快方に向かっているのでは?」と勝手に思い込んでいた私は、娘の発言に多少ショックは受けましたが、聴覚過敏は、ストレスや疲れが大きく関係することもあるのだということを思い出しました。考えてみれば、大人の私でさえ、なかなか収まらないコロナ禍でストレスを抱えています。昨年からマスク生活を強いられ、本来ならば一番友達と密に遊びたい時期だというのに、距離を取り大声を控える生活は、小学生にとって苦労の多い生活だと思います。新しい生活をスタートした娘には、過敏にならざるを得ない環境下なのだろうと理解し、あせらずゆっくり見守ることにしました。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年05月31日6年半に及ぶ介護生活を経て、母を看取った。精いっぱいの介護には後悔がないという。そして、母もきっと……。親を持つすべての人に読んでほしい母娘秘話ーー。「母の遺品整理を少しずつ始めているんですが、お出かけ用のいちばんいいバッグから、昭和61年のコンサートの大入り袋が出てきました。タンスからはきれいに袋に入ったままの(おニャン子クラブの会員番号の)4番と書かれたTシャツが出てきて……。私のことを大事に思っていてくれた母のあたたかさに、触れるたびに、涙がこぼれそうになります」こう語るのは、3月23日に母・ひで子さん(享年92)を亡くしたタレントの新田恵利さん(53)だ。「母の部屋には、もう大きな介護ベッドもなく、がらんとしていて、毎朝、お線香をあげるたびに喪失感に見舞われてしまいます。結婚後はすぐに二世帯住宅で母と同居しましたから、一人暮らしの期間が短くて……母と密接に暮らしてきたからかもしれませんね」ひで子さんの四十九日法要を機に、愛する母との別れを本誌で初めて語ってくれた。ひで子さんの死を覚悟したのは、昨年夏に、食欲が減退し、脱水症状に陥ったときだという。「何本も点滴を入れて、担当医から『もう入れられる血管がありません』という説明のなかで、『終末期』という言葉が出たんですね」死については親子ですでに話し合っていた。’00年にひで子さんは尊厳死協会に入り、延命治療をおこなわない方針も決めていた。「これ以上の病院での治療は望まず、母の希望どおり、在宅で看取ることにしたんです」母の願いは極力かなえてあげることにした。食べたいものを聞くと、指を2つ立てて「ホタテ2貫」と言った。兄が好物のホタテのすしを買いに走った。今年の正月には雑煮に入ったおもちを1個食べることができたが、2月からは固形物をほとんど受け付けなくなった。少しずつ、命の炎が小さくなっていくひで子さん。会話も、「お水」「ジュース」など、単語だけのやりとりとなっていった。「でも、母は、最後までやっぱり母なんですね。兄や私を『もういいから休みなさい』って、気遣ってくれるんです」穏やかな親子の時間が流れ、3月23日が訪れた。「朝、様子を見にいくと口呼吸で、ぜえぜえいって苦しそうにしているんです。声をかけても目を開けるのがやっとで……。その日、ラジオの生放送があったんですが、お休みをいただきました」午前中、ベッドの両サイドで、新田さんと兄が、ひで子さんを挟むように見守った。遠のく意識の中でひで子さんは、何かを伝えようと口を開けた。「“あ”や“お”と言おうとしているみたいでした」ひで子さんの言葉を思い出した。「お兄ちゃんと恵利ちゃんには世話になったから、ちゃんと“ありがとぉ”って言って死ぬからね」目に浮かんだ大粒の涙が、すっと新田さんのほおを伝った。「……だから、私は母を見て、きっと『ありがとぉ』って言ってくれたんだって思っています」昼過ぎ、ひで子さんは家族に見守られながら息を引き取った。生前、『死に装束じゃなくて、ウエディングドレスを着たい』と希望していた母のために、オフホワイトの生地を用意し、死の2週間ほど前からドレスを作り始めていた。「母の死を認めるようで仕上げまでしていなかったドレスを、亡くなったあとに完成させて、母に着せて送ることができました」きっと大好きなママは今もこう伝えたいはずだ。“恵利ちゃん、ありがとぉ”とーー。「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月14日娘が2歳になる春、私たち夫婦は家の購入を考え始めました。義父母にその報告をすると、信じられない申し出があったのです。義父母との距離感を考え直した体験談です。※この記事は、第1回「体験談&マンガ投稿コンテスト」の予選通過作品です。 マイホームの購入を検討家の購入を考え始めたのは、娘が2歳になるころのこと。結婚して5年目、2人暮らしなら問題なく暮らしていた2DKのアパートも、娘が成長するにつれどんどん手狭になってきていました。「そろそろ一戸建ての購入を考えよう!」と夫婦の意見は一致しました。 私の両親は隣の市に住んでいて、将来的には通いで老後をサポートするつもりでした。私たちが家の購入を考えていることを伝えると、「○○(娘)のために、頑張れ!」と喜んでくれました。 そこまではよかったのですが、問題は県外に住む夫の両親です。夫は長男でしたが、私の地元に進学して就職、結婚し、拠点を移したのです。こちらで家を購入するとなると、「家やお墓はどうなる?」「老後はどうするの?」という話も出ないとは限りません。 義父母のどちらかがひとりになったら、わが家に呼び寄せることもあるかもしれない。そんなことも考えてはいましたが、まだ2人は若いのでそこまで切羽詰まった問題ではないはず。義父母に「こちらで家を建てようと思っている」と伝えると、拍子抜けするほどあっさり賛成してくれました。 新居の計画を進めるなか、義父母が訪ねてきて…それからは、土地探し、住宅メーカー、展示場めぐりなど忙しい日々が続きました。ようやく住宅メーカーが決まり、家の設計相談にかかるころ、アパートに義父母が訪ねてきました。「楽しみねぇ。素敵な家になるでしょうね。○○ちゃん、いいわねー。大きなおうちに住めるのねぇ」。 娘に猫なで声で語りかける義母。嫌な予感しかしませんでした。「まさか、今さら同居の申し出か!?」と内心、身構えた私。しかし、続く彼らの言葉は私の予想をはるかに超えたものだったのです。 「私たちは、いずれ今の家を二世帯にリフォームするつもりだった。君たちは、そのうちこちらに戻ってくると思っていたからね。しかし、君たちがこの地に家を建てるのなら、その意思を尊重するつもりだ」。ゴクリと唾をのみ、続きを待ちます。「実は今、義妹の結婚話が進んでいる。義妹は私たちと一緒に住んでもいいと言っている。だから、義妹夫婦のために二世帯住宅を準備するつもりだ」。 ずいぶん急展開だなと思いましたが、私たちに口を出す権利はありません。とうに家を出て独立しているわけだし……。そう思った直後、ついに信じられないひと言が。 「そこでだが、大おばあちゃんを君たちの家で同居させるわけにはいかないだろうか」。「……はい?」。理解がなかなか追い付かない私に、話を続ける義父。「祖母と同居というのは、義妹たちにとって重荷だろう。幸い、大おばあちゃんは君たちのことを気に入っている。そうしてくれれば、君たちの家の資金援助もできる限りのことをするよ」。ちょっと待ってほしい。この人は何を言っているのだろう? どうして新居に祖母を引き取らないといけないの? すると、大きく頷く義母の顔が見えました。そこで私は悟ったのです。 義父母の思惑義母は大好きな娘と(その夫と)同居できるから、そりの合わない姑をこの機会に追い出したいのです。でもそれはあんまりというもの。決して義祖母が嫌いというわけではありませんが、私たちに世話を頼むというのは筋違いです。あまりに唐突な申し出に鼻白んだものの、かえって冷静になり、「無理です」「私には大おばあちゃんのお世話はできません」「別に援助はいりませんから」を繰り返し、お引き取り願いました。夫があまり驚いていないことも私には驚きでした。 夫は「ダメ元で言いだしただけだよ。あんまり気にするな」と言いましたが、「いや、気になるわ!」と内心思っていました。結局、新築したわが家には夫と私と娘で入居。義父母の二世帯住宅には、両親と若夫婦が入りました。義祖母は古いかつての家にそのままいます。 それ以来、私にとって義父母は怖い存在です。夫の嫁になら何を頼んでもいい。義祖母のお世話もしてもらおう。そんなふうに考えていることを知って本当に衝撃でした。夫の両親とはいえ、引き受けられることとそうでないことがあります。今後はその境界線を守りながら接していこうと思ったのでした。 著者:青山 桜中学生女子と小学生男子、二児の母。ひっそりと在宅ワークをしながら、育児、介護、日常エッセイを執筆。
2021年05月12日喜んでもらえるかは賭け?!成功!失敗… それぞれの母の日ストーリーもうすぐ母の日。今年も頭を悩ます季節がやってまいりました。嫁にとって「母の日」は気の抜けない大事なイベント。お義母さまに何を贈るかで、今後の関係が良いものになるか悪いものになるか左右される…と言っても過言ではないかもしれません。とはいえ、人の趣味は十人十色。お義母さまに喜んでもらいたくて選んだプレゼント、狙い通り喜んでもらえることもあればイマイチだったということも。今回は、悲喜こもごもの「母の日エピソード」を紹介します。2021年2月17日~2021年3月17日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:83件イラスト:春吉86%花よりだんごサプライズでたくさんのカーネションを送ったが、花よりだんごであまり喜んでもらえなかった。自分も食べ物のほうが好きなので、次年度以降はお菓子を買って一緒に食べるようにしました(よんよ)初めての母の日に奮発してスカーフを贈ったのに、しているところを見たことがない。着るものより食べるものが好きなので、次からはちょっといいとこの菓子折りやケーキにすると大喜び(ゃんゃん)毎年お花を贈っていたら、5年目くらいで「もう花はいらない」と言われた。なら何がいいのかきいたら、ちょっと小洒落たお菓子が食べたいとのこと。それ以来お好みのお菓子を送るようにしたら結構喜んでくれているみたい(はなみ)孫パワーは絶大!子ども達と一緒にコルクボードに写真をたくさん貼ってプレゼントしたら、泣いて喜んでくれた!(んぷ)私が選ぶと気に入ってもらえたかどうか気疲れするので、毎年夫に選んで買いに行ってもらい、夫と子どもから手渡してもらっている。義母は息子や孫と交流できてうれしそう(ぴっころりん)当日になって母の日だと気付いた。とりあえず花屋にいって当時4歳の娘に花を選ばせたら不思議な組み合わせの花束に。仕方ないのでそのまま母の家へ届けに行くと、母自身も母の日を忘れていた(笑)。さらに孫が花を選んでくれたことにとても感動し、お米や野菜などをお礼としてやたら持たされ、わらしべ長者みたいになったことがある(きのこ)事前リサーチは大事あじさいを持っていったが、義姉もあじさいを持ってきており…しかも義姉のほうが大きくてゴージャス! 隣に並べて置いてあるのが恥ずかしくてしょうがなかった(あずき)結婚して初めての母の日、義母にアロマグッズをプレゼントしたが、義母は鼻が悪くて香りをほとんど感じないとの話を後から聞いて「失敗した〜!」と思った(マカロン)かわいいエプロンをプレゼントしたら、「たくさん持ってる」と言われ不評だった(lily_rose_m)あちゃ〜こりゃ失敗!疲れやすいと聞いていたので、ゆっくりとお風呂にでも入って温まってもらおうと、奮発してちょっとお高めの入浴剤をプレゼント。しかし後に義母は皮膚が弱く入浴剤を使えない肌質だと判明…。その場ではありがとうと笑顔だったが、内心「使えないわ」と思われていたのだと思うと失敗したなと。自分が普段使う入浴剤の10倍はする良質なものなので、私が使いたかった〜と思ってしまった(笑)(taka)好きなものを買ってもらおうと思い商品券をあげたら、その商品券の行方は他の家族に渡り、おいしいすき焼きになったようで残念な思いをした(まこリン)靴をプレゼントしたらサイズを間違えてしまった…(hzk813)女子っぽく、フェイスパックや靴下をプレゼントしたら「中学生の誕生日プレゼントみたい」と言われた(ERI)やはり好みに合わせるのが一番義母はジグソーパズル好きなので、毎年プレゼントしている。最初は花をプレゼントしていたが、置き場所に困ってたし世話が大変そうだったので(MEIちゃん)好きなワインをセットで贈ったのが一番喜んでもらえた(heptansue_7a)好物の豆大福を送って喜ばれた(ルュミ)花が好きなので、いろいろな花の鉢植えセットを渡したらすごく喜んでもらえた(ミニオンズ)NGチョイス?! 服や小物は好みが別れがち洋服をプレゼントしたが、好みじゃなかったみたいで着てくれなかった(白ごま)義母にブラウスをプレゼントしたが好みじゃなかったみたいで失敗した(ふじむすめ)洋服や小物を贈ったが、全く身に着けてもらえなかった(ドアーラ)ステキなストールを見つけたので贈ったがあまり喜んでもらえなかったようで…結局一度も使っているのを見たことがない(ショウ)お金・金券はテッパン商品券を贈り喜んでいただいた。自分の好みのもの何にでも使用できるので(M)商品券を贈ったら「一番うれしいわ」と言われた。なので、毎年送っていたお菓子はやめた(なおら)現金をあげたら喜んでくれた(kiss.love.japan)これは事件です!おかあさまの好きな胡蝶蘭を購入したが、あまりの大きさに搬入時に折ってしまった(きーこ)会社の取引先の奥様が花屋をされていたので、毎年内容を変えて注文していた。ある年の母の日当日、実母と義母から何のお礼電話もなかったので電話をすると、「何も届かないよ」の一言。早速奥様に確認すると平謝りで、お詫びの小さい花も入れて翌日着で届けてもらったが、なんと義母と実母分を取り違えて発送されていた。ずさんな対応に怒り心頭。それ以来そこで花を贈るのをやめた(オレンジ)毎年デパートでお菓子を購入して贈っていたが、昨年はコロナ禍のためネット通販で手配。いつもは母の日当日に「届いたよ、ありがとう!」と連絡が来るのに来ず、おかしいと思っていたらインターホンがピンポーン♪ なんと届け先を間違えていて義母宅ではなく我が家に届いてしまった! 義母には平謝りして急いで夫に車で届けてもらうという失態&二度手間に(笑)(おディーン)
2021年04月23日いつも心温まるアニメを公開しているマルコメ。90秒の動画の中で繰り広げられるストーリーが、多くの人の心を打つと話題になっています。「感動しました」「涙が溢れた」90秒の『親子愛』がネットで話題に【90秒】不良だった息子が見せた親孝行の形上京した母が見たその姿とは90秒でじんわり泣ける うまく話せない父と娘 ある方法で距離を縮める9作目となる今回は、コロナ禍で一人暮らしをする女性の物語。マルコメの女性社員の実体験が原案になっているといいます。『気をつけてね』親元から離れて一人暮らしをしている女性社員・サチ。実家から、消毒用アルコールと手作りマスク、『開けたら必ず手を洗ってね!』と書かれた母の手書きメモが入った段ボール箱が届きます。母からLINEが届くことも増えて、頻繁な連絡を無視すると、心配で電話がかかってくることも。実家では、母が再びサチへ送る荷物を詰めており…。世界中で感染が広がる新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)。母親が離れて暮らす娘のことを心配する気持ちもよく分かります。母が送った荷物には、『いつも気をつけてばっかりいってごめんね。もう聞き飽きたよね』というメモが入っていました。サチは母から送られてきた顆粒みそを使って、早速調理。そして両親に『お母さんもお父さんも気をつけて笑』と送るのでした。今は、思うように実家に帰省できません。だからこそ、このような親子のやり取りがより心に響くでしょう。動画を見た人の中には、自分と重ねる人も多くいたようです。・こんなにハートフルな90秒がある!?涙腺崩壊した。・うちの母も「気をつけてね」が口癖。CMを見て涙がこぼれた。・ボロ泣きしてしまった。実家に帰りたいよ…。2021年3月現在、マスクなしでは外出もままならない状況です。家族と離れた時間が続いている人もいるでしょう。コロナウイルスが終息して帰省できるようになったら、離れていた期間を埋めるように家族の時間を大切にしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月17日「親ってすごいなあ」そう感じた出来事について、まゆん(mayun4311)さんが漫画で描いた日常のひとコマをご紹介します。ある日、まゆんさんの母親(通称:ばあば)は、春物の靴を欲しがっていたのだとか。そこで、まゆんさんはデパートの靴売り場へ母親を連れ出すことに。普段は買わないような高めの金額を見て、困惑する母親でしたが…。まゆんさんは、奮発して母親に靴をプレゼント!履き心地やデザインなど、高い値段相応の作りを実感し、母親は目を輝かせて喜びをあらわにしました。喜ぶ姿や「お出かけするのが楽しみになる」という何気ないひと言は、まゆんさんの心を温かくしたといいます。まゆんさんは、その時の感情について、このようにつづっています。私は、大人になるまでたくさんの靴を両親に買ってもらってるのになあ。靴1つプレゼントしただけでこんなに喜ばれるんだもんな…。親ってすごいな。プレゼントは、相手の気持ちがこもっているからこそ嬉しく感じるもの。我が子にプレゼントしてもらったことが、母親にとっては一番重要なのでしょう。きっと母親は買ってもらった靴を見たり、履いたりするたびに、この日の出来事を思い出して自然と笑顔になるのではないでしょうか![文・構成/grape編集部]
2021年02月24日漫画家の一色美穂(@isshikimiho)さんは、1歳の娘さんを育てながら、日常で起きた出来事を漫画にしています。一色さんの娘さんは、スタジオジブリの映画『となりのトトロ』が大好きなのだとか。ある日、一色さんが保育園へ迎えに行くと、娘さんは「トトロの靴下がはきたい」とダダをこね始めたといいます。『靴下』娘はトトロにハマっています。 #育児漫画 pic.twitter.com/1jDhwqwutY — 一色美穂 (@isshikimiho) February 18, 2021 「絶対にトトロの靴下じゃないと嫌だ」という娘さん。しかし、トトロの靴下は持ってきていません。そこで、一色さんは「おうちまで取りに行こうか」とひと言。あえて「もう帰るよ」とはいわず、「おうちに取りに行こう」と提案することで、娘さんはすんなりと、くま柄の靴下をはいてくれたのです。一色さんの「しめしめ」という表情が、なんともクセになりますね!読者からはさまざまな声が寄せられました。・最後の顔よ!声に出して笑ってしまいました!・ママの発想の転換が素晴らしい!うちでもこの作戦、使わせていただきます!・「しめしめ」の表情が好きすぎて何回も読みなおしちゃう。ダダをこねる我が子を、うまくいいくるめられた時って最高ですよね。・「いい加減にしなさい!」って怒鳴っちゃうシーンで「取りに行こう」と提案できるのはすごいな。ちなみに、帰宅後に念のため、娘さんに「トトロの靴下はく?」と聞いた一色さん。すると、遊びに夢中になっていた娘さんは「はかない」と回答したそうです。一色さんは「提案した約束を守ることで、次の機会にも使える手になるので、念のために確認することは大事です」ともコメントしています。子供との小さな約束でも守るという姿勢が、素晴らしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月19日0歳8か月の娘さんを育てている、ばうみ(@baumiii11)さんは日々の出来事を漫画にしています。ばうみさんは、娘さんがハイハイをするようになってから、寝かしつけに苦労しているそうです。最近の寝かしつけ風景です #育児漫画 #育児絵日記 pic.twitter.com/oCMssly738 — ばうみ◎8m (@baumiii11) February 10, 2021 ハイハイで抜け出そうとする娘さんを、ばうみさんはすかさず腕と足で妨害。すると、娘さんは初めてのつかまり立ちをして見せたのです!そのまま乗り越えてしまうのかと思いきや、娘さんはバランスを崩し、転倒。壁になっていたばうみさんは、顔面を負傷したのでした…。まさかのオチに、読者からはさまざまな声が上がっています。・すべてのページで笑いました!初めてのつかまり立ちおめでとう!・きっと大変なんだろうけれど、笑ってしまいました…。ママがんばれ!・『マザーズウォール』は私もやりますよ!なんなく乗り越えられてしまいますが…。・オチで爆笑してしまいました!うちの子もよく飲み逃げをしていましたよ。「そんなに飲んだなら寝てよー!」って思いますよね。さまざまなハプニングを親とともに経験しながら、子供は大きくなっていくのでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月12日■前回のあらすじ【娘side】小学4年生の桃子は、人前で自分のことを悪く言う母が許せず、部屋に閉じこもってしまい…【母side】私は夏菜子。小学4年生の娘・桃子がいます。近所にママ友が多く、道端で立ち話をするのも日常です。ママ友とは良好な関係を築いていますが、実は過去にいろいろあって…。5年前のことーーーそんなとき、ママ友の加瀬さんに娘の絵を褒めてもらいました。娘の絵が褒められると自分のことのように嬉しくて、ママ友からの言葉をそのまま受け取っていました。でもある時、その態度を180度変えるキッカケになる出来事が起きたのです。ママ友Bから、「先日絵を褒めてくれたママ友Aが、私の悪口を言っていた」という話を聞いたのです。私はこの時から、とにかくママ友に嫌われないように必死で、“なにより大事なこと”に気づけていなかったのです…。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・nakamuraomame/イラスト・ ふくみみ
2021年02月04日■ 前回 のあらすじ改めて夫に娘を預けて出かけることに。しかし、帰ってくるとそこにいたのは…。■ようやく娘の大変さが理解された普段から人に弱みを見せない夫が、私の母を頼るほど大変な思いをしたということ…。そして大変さを理解し、私に時間を作ってくれようとする夫の気持ちが嬉しかったです。■夫の「療育園」に対する考えが変わったこうして、療育園にいくことを了承してくれた夫。最後まで強がっていましたが、koto子が困り感のある子だとしっかり理解してもらえました。そして、koto子のためにもいち早く何かをしてあげたい気持ちでいっぱいでした。■療育園に連絡すると…ついに療育園へ通うことになりました!そしてこれから、色々なことが巻き起こります…!あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。次回に続きます。【同じテーマの特集はこちら】 〜子どもの発達障害を知ろう、考えよう〜 【同じテーマの連載はこちら】 産後の話 この連載の全話を見る >>
2021年01月25日■アニメ大好きな小1の娘、着々とオタク化進行中!アニメ愛がすくすく育っている娘、「すごく良い夢みたよ!」と言うので聞いてみると「某呪術漫画の先生と生徒たちと一緒にお散歩したの!」との返答があり、オタク化の進行具合を感じました。■マンガとの“初めての遭遇”に立ち会う!!娘がマンガを読み始める日がこんなに早く来るとは思っていなかった私。実は以前、某サイトに4コママンガを掲載していただいた時に、「マンガのネタにされて子供がかわいそう」と書かれていたことがずっと引っかかっていたんです。こうして描くことは親のエゴなのかな…と心のどこかで思っていていつ終わりにしようか…と考える自分がいました。今回初めて口にしてみて、「お母さんのマンガ大好き!」という返答を聞くことができ、なんだかすごく感動してしまいました。娘が「もうやめて!」と言う時が来るまではマンガを描き続けていきたいなと思います!
2021年01月06日娘の彼氏、ちょっと不安……。そんな思いを抱えている母親は少なくないはず。しかし、不用意なひとことで、強かった母娘の絆が“修復不可能”になってしまうケースも……。《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》11月13日に、強いご意志がみなぎる文章で“結婚宣言”をされた眞子さまと、米国留学中の小室圭さん。ご結婚に関する行事が延期となったのは、小室さんの母親の金銭トラブルが大きな要因とされている。秋篠宮ご夫妻、とくに紀子さまは、ご結婚に関して強く反対されているとも。そんなお2人の「これから」を心配している国民は少なくないーー。じつは恋愛や結婚をめぐるトラブルは、さまざまな母娘間で増えているという。年間200件の相談を受けている家族問題カウンセラーの山脇由貴子さんが、その背景を語る。「少子化の影響もあり、一人娘に愛情を注ぐがゆえ、友達のように仲がいい母娘が増えています。母親に対して娘があまり反発せず、思春期を過ぎても共依存のような関係が続いている、という家庭が多く見られるのです」ところが、娘が成人になって恋人ができたとき、その関係が崩れてしまうケースが多いのだとか。「娘の交際相手が母親の“お眼鏡”にかなっていない場合や、交際相手に“一難”ある場合に起こりやすいですね。そんな交際相手に夢中になってしまい、母親から離れてしまうと、母親はなんとかこちらに振り向かせようと、交際や結婚に反対する。そんな母親のちょっとした言動がきっかけで、母娘の絆が修復不可能になってしまうことも珍しくないのです」そこで山脇さんが、恋に“暴走”する娘のトリセツを実例で解説してくれた。【実例1】交際を受け入れ、母親の絆を維持できたケース長女の松宮真紀(仮名・27)の母・安奈(仮名・54)は、1年前から結婚を前提に交際している真紀の彼に対して不信感を募らせていた。IT企業に勤めている彼は経済的にも安定しているが、一緒に食事をしてみると「女なんて」が口癖。素直な性格の真紀だが、彼と交際しているうちに、みるみる痩せていくように。「太っている女はダメだ、痩せろ」「作る料理がマズい、作り直せ」などと精神的に追い込んでいるようだ。「大丈夫なの?」と真紀の身を案じるが、彼女は「彼の期待に応えたい」と頑なに交際を続けたい様子。そこで「本当に結婚したいなら、彼があなたのことを本当に大事にしているか試してみたら」とあえて同棲をすすめてみた。約1カ月後、真紀は荷物をもって実家に帰るや否や「別れて正解だった。お母さん、心配してくれてありがとう」と涙ながらに語っていた。〈山脇さんの助言〉「絆の強い母娘の場合、娘からすると、自分が選んだ交際相手は誰よりもお母さんに認めてもらいたいという思いが強い。ある程度は交際を受け入れ、娘が自分で判断できるまで待つことも大切なことです。ただし、“暴力を受けているなら絶対に別れさせる”など、一線を越えないように常に見守ってあげてください」【実例2】頭ごなしに結婚に反対し、娘と絶縁したケース商社マンの妻、神田清子(仮名・61)が大事に育てた一人娘のさやか(仮名・36)。娘は反抗期もないまま大学を卒業し、映画制作会社に就職。いつも買い物は一緒に行くというほど仲がよかった。そんなさやかが最近交際をはじめたということで話を聞いてみると、相手は無職であることが判明。さやかはある日突然入籍したいと言い出したが、その男には借金があることもわかった。「私がなんとかする!」と言うさやかに対して、「あんな無職の男との結婚は絶対許さない!」と主張したところ、「私の人生に口出さないで」と口論に。駆け落ち同然で娘はその相手と入籍し、子どもが生まれたが、相変わらず娘の夫は働かず。結婚4年目にとうとう離婚。「ほらね、やっぱり」と何度も言ってしまったことがきっかけとなり、結局さやかは誰も頼ることができず、母娘関係は完全に崩壊してしまった。〈山脇さんの助言〉「お母さんの気持ちはわかりますが、娘の交際を頭ごなしに否定してしまうと、ますます頑なに結婚しようとします。さらに娘のほうは母親に嘘をついたり隠そうとしたりするため母娘の溝は広がる一方です。『あんな男……』と真っ向から否定せず、一度2人を実家に招いてみるなどして、交際相手とも関係性を作るようにしてみるのがいいでしょう。不用意なひとことで母娘の絆を壊さないよう、山脇さんの助言を頭に入れておこう。「女性自身」2020年12月15日号 掲載
2020年12月09日■親子愛神話にノーを突きつける、『きらいな母を看取れますか?』「そうは言っても、実の親子なんだから」「子どものことを愛していない親なんていないよ」親に対して抱いているマイナスの感情について人に話したとき、相手からしばしば返ってくる言葉。「親なんだから」子どもに愛情を注がないはずはないし、「子どもなんだから」親の気持ちを汲まなければいけない。“親子愛神話”とも呼ぶべきそんな考え方は、私たちの社会のなかにごく自然なものとして浸透し、いまもなお強固な地位を築いています。特に、親の介護と看取りという親子関係の最終章においては、第三者から「親子の絆や愛は絶対だ」という圧力がかけられがちです。中には、親子関係が良好ではないから親の面倒を見たくない、と言う人に、親の最期を見届けるのは子どもの義務であると言わんばかりに「和解しなよ」と説く人もいます。しかし、高齢者介護や医療の分野で取材を重ねてきたフリーライターの寺田和代さんは、それを“無知で傲慢なこと”ときっぱりと言い切ります。“人生の早い時期に親子愛の恩恵をあきらめざるを得なかった人たちに、「親の愛は山より高く海より深い」と説き、親子なのだから今生の別れまでに、赦せ、和解せよ、とたとえ暗黙のうちであったとしても期待するのは、異性愛以外のセクシュアリティの人に「なぜ異性愛になれないの?」と問うのと同じくらい、無知で傲慢なことではないだろうか。(――寺田和代『きらいな母を看取れますか? 関係がわるい母娘の最終章』8頁より)”この言葉にハッとしたり、胸がすくような思いをする方もいるのではないでしょうか。寺田和代さんによる著書、『きらいな母を看取れますか? 関係がわるい母娘の最終章』は、親からの虐待やネグレクト、過干渉などといった問題が原因で良好な関係を結べなかった母と娘が、親子にとっての最後の局面である“介護”とどう向き合うかに焦点を当てた1冊です。■父の不機嫌と母の過干渉に悩まされ続けた、50代女性のケース著者は、現在の自分の生きづらさが親との関係に起因すると認めている「AC(アダルト・チルドレン)」の当事者。本書には、著者と同じく母娘関係に困難を抱えた当事者である、6名の女性たちの語りが収録されています。たとえば、エリコさん(53歳)という独身女性のケース。会社員の父と専業主婦の母のひとり娘として生まれたエリコさんは、突然押し黙ったり、怒り散らかして家族に暴力をふるったりする父の不機嫌と、欠落した団欒の空洞を埋めるがごとく、エリコさんの人生をすべてひとりでコントロールしたがる母の過干渉に、幼い頃から悩み続けていたと言います。外面はいい両親だったために、その苦しみを大人になるまで誰にも打ち明けることのできなかったエリコさん。短大への進学、就職も母が決めたルート通りにしたものの、自分の人生を一切生きられていないストレスに押しつぶされ、神経症や摂食障害をたびたび発症してしまいます。40代で出会った本をきっかけにカウンセリングや自助グループに通い始め、43歳のときにようやく実家を出ることのできたエリコさんは、父が病気で亡くなったいま、ようやく母と“月に一度くらいは外食や温泉に出かける”関係になったと語ります。エリコさんは、母に過去のおこないを謝ってほしいとは思っていません。謝られても赦せないほどのことをされてきたからこそ、いまの母を特に責めようとは思わない、と考えています。“「赦せない気持ちを抱いたまま、母と向き合いつづけることはできません。お金や公的支援などを使って、(同居は)なにがなんでも避けるでしょう。一対一で本気で向き合ったら、危険な状況になってしまうのは目に見えているから。それを避けるためにもなんとか“本当の気持ち”にはふれないまま関係を終わらせたい。本当のことを口にしないことで、静かな別れを迎えられるかもしれない、と思っているんです」(――同書、36頁より)”現在、高齢者マンションで暮らす母の介護は、マンションに付帯するサービスに任せることが決まっている、とエリコさんは言います。あえて“本当の気持ち”を母に伝えないまま静かに関係を終わらせたいと語る彼女の選択を、間違っていると非難できる人はいないはずです。■「もとはと言えばそれだけのことを母が娘にしてきたからです」その他の5名の女性たちも、両親のアルコール依存症やギャンブル依存症に悩み「家族解散」を決めたというケース、支配的で暴力的な母に悩み、血縁以外の人々に支えられて生き延びる道を選んだというケースなど、立場や状況は違えど、「母を看取ることはできない/看取りたくない」という思いを抱えています。また、母娘関係やアダルトチルドレンなどの問題に取り組んでいるカウンセラー・信田さよ子さんへのインタビュー。そして、弁護士である松本美代子さんに介護や相続、親子関係の法律について聞くQ&Aも、本書の巻末に収録されています。親の介護をどうしても引き受けたくない、看取ることはできない――と考えている方にとって、本書の中で6名の当事者の女性たちがとった(とろうとしている)選択を知ることや、親に対する扶養義務の法律上の範囲について把握しておくことは、「親の老い」という遠くない未来を生きるためのたしかな力になるはずです。本書の中で、カウンセラーの信田さよ子さんは、“──世間は常に親の味方です。老いた母を“捨てる”のか? とヒューマニズムに訴えてきます。多勢に無勢です。押し返す力が娘に持てるでしょうか。”という著者からの質問に、“世間が娘に突きつけるヒューマニズムはいったいだれにとってのヒューマニズムでしょう。「人を殺してはいけない」以外に、万人に共通のヒューマニズムはない、と私は考えています。世間のヒューマニズムは親、しかも年老いた親の味方です。すると、だれかが必ずその犠牲になる。それははたしてヒューマニズムなんでしょうか。私は家族についてそういうシビアな全体観を持っています。自分の人生や子どもたちを守るために、手放さざるを得ないものもあるのではないでしょうか。(――同書、151頁より)”と答えています。さらに、“そんな関係”のまま親に死なれたらあなたが後悔する、と言ってくる人に対しては、“そんな関係になったのも、もとはと言えばそれだけのことを母が娘にしてきたからです。そこまで追い詰められ苦しんでいる娘たちは、なにも自分のわがままや身勝手から訴えているわけではありません。(――同書、152頁より)”とはっきりと言い切っています。親子関係で悩み続けている人にとっていちばんつらいことは、世間や家族からの圧力以上に、「介護をしたくない」「これ以上、親に関わりたくない」という自分の思いに、自分自身が罪悪感を覚えてしまうことかもしれません。しかし、親の介護や看取りにあたってどんな選択肢をとるかは、当然ながら自分自身が決めていいことです。本書は、当事者や専門家による複数の語りを通じて、親ではなく、自分自身の人生を最優先にしていいということを繰り返し説いてくれます。親の介護についてこれから考え始めたい人にはもちろん、「親がきらい」という気持ちにうまく向き合えず、モヤモヤとした思いを抱えている人にもお薦めしたい1冊です。
2020年12月02日わが家の娘・おこめちゃんはもうすぐ5歳の女の子。小さい時は、高い滑り台や怖い絵など、目に見えて怖いと思うものに怯えていましたが、最近は少し違うものを怖がるようになりました。それは母である私自身も子どものころに身に覚えのあるもの。どこか懐かしく温かい気持ちになった日常のひとコマを紹介します。怖がっているけど想像力豊か!保育園から帰ったおこめちゃんに、脱いだものや園で使用したハンカチなどを洗濯かごに入れるようにお願いしているのですが、なかなかひとりで洗面所に行きたがりません。理由を聞いてみると「暗いから」。たしかにわが家の洗面所は、玄関のそばにあるため、電気をつけないと明るくありません。暗いとおばけが出そうで怖いとのこと。ならばと電気をつけてみましたがそれも失敗。理由と聞いてみると「玄関の靴箱の取っ手が目に見えるから」ということでした(笑)。いやに暗闇をこわがるなと思っていましたが、まさかそんな原因が隠れていたとは。娘には気の毒な話ですが、そんな想像力がついていたのかと感動もしました。私自身幼いころ、電気のついていない廊下の先や、誰もいない部屋など怖がったこともあったなと懐かしい思い出が蘇りました。みなさんもそんな思い出がありませんか。娘のためとは言え、盛大に作り話をしてしまった!暗い場所や取っ手は、電気をつけたり模様を変えたりと対策が打てますが、ひとつどうやって対策しようと思っているものがあります。それは怖い夢。最近は毎日「夜が怖い、眠るのが怖い」と言っています。なるべく楽しい話をして眠りにつくようにしていますが、見る時には見てしまうんですよね…。娘の気持ちが軽くなるならと、盛大に作り話をしてしまいました。そうだったの!? と見返す娘の目がランランと輝いていて無力な自分に落ち込んだりして。楽しい夢が見られるよう祈らずにはいられません。そして、スヤスヤと眠る娘がどんな夢を見ているのか気になって、本当に夢の中に入れたらいいのになと思ってしまう今日このごろです。<マンガ・文:ちゅん>
2020年11月29日娘が発した「発達障害だから無理」の一言に、怒りがこみ上げて...前回の続きです。広汎性発達障害の娘が、言った「発達障害だから無理」という言葉。ここまで、難しいことも、やり方を変えながら娘と一緒に頑張ってきた私にとって、この言葉は使ってほしくない言葉でした。私はこの言葉に対して、つい感情的に「言い訳にして、最初から諦めたら駄目だよ!」と言ってしまいました。冷静になってから、言葉を言い換えて、「いろんなことが時間をかけて、できるようになったんだよ。だから最初から諦めないでほしい。」という説明をしました。諦めてほしくはないけれど、追い込みたくもない。私は、娘がこれから先、「発達障害だから諦める」という考え方をしてほしくないと思っていました。Upload By SAKURAしかし、娘にとってそんな私の思いは重荷になるかもしれない…私は娘の逃げ場を奪う言葉をかけてしまったのではないか…Upload By SAKURAそう思うと、私は娘にどういう言葉をかけることが正解だったのか、自分の思いもあわせて、わからなくなっていきました。娘の気持ちは・・・?気になるけれど・・・その後、娘は「発達障害だから無理」とは一切言わなくなりましたが、もしかしたら、言わないように我慢しているのではないか…とだんだんと心配になっていきました。Upload By SAKURA言ってほしくないといったのは自分なのに、言わなくなった娘の心境が気になり、矛盾した感情が渦巻いていました。娘の変化。そんなやり取りから1週間ほど経った、ある日のこと。テレビで『発達障害』の文字を見つけた娘は…Upload By SAKURAその人がどんな特性があるのかを気にしたり、自分との違いを見つけたりしました。その目は、真剣でした。娘にどのような心境の変化があったのかはわかりませんが、私は、娘の中で『発達障害』の捉え方が少し変わったように感じました。もしかして、私がモヤモヤ考え悩んでいるうちに、娘は自分の中でどんどん変化していっているのかもしれないと思い、しばらく見守ることにしました。予想してなかった自己肯定。それから数か月経った、ある日のこと…Upload By SAKURA娘は発達障害がある自分のことを、自己肯定をしたのです。私は嬉しくなりました。自分のことを「すごい子」だと言える娘のことを誇りに思いました。それから私は、いつも思っていることを言いました。Upload By SAKURAそう言った、娘の表情は、輝いて見えました。常に寄り添っていく。発達障害告知前は、どう言ったらいいかを悩み…告知後は、どう捉えていくかを心配…きっと、ひと段落着いたように思っている今も、次の何かが起きる過程の期間なのでしょう。Upload By SAKURA告知したから終わりではなく、これから先、娘が自分を肯定し続けられるよう、私たちは寄り添っていかなければならないと感じました。
2020年10月14日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>能力の低かった娘を志望校に入れ、安定した就職まで就かせることができのは、私の子育てが正しかったからだ…■私の子育てを周囲は絶賛するのに、娘だけが…こうして母は、今までどんな想いで私を育ててきたのかを話しはじめたのです─────。今回の話は、第21、22話で私目線で語った内容を母目線から描いたものです。■グラハム子side STORY私が母のために作ったストラップを、親戚一同の前で母は「マサト(いとこ)からもらった」と言いました。「自分の子を少し下げて話す=謙遜」は理解できます。ただ、話を作り変えてまで他人を上げ、自分の子を下げる必要があるのかを、当時の私には理解できませんでした。でもきっと母の中では必要なことだったのでしょう。*次回から私(ハム子)目線に戻ります。文:著者(グラハム子)→次回は9月24日(金)更新予定です。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年09月24日1歳の娘さんを育てながら、日常で起きたことを漫画にしている、ニシカタ(c_nishikata)さん。ある日、ニシカタさんが洗い物に取りかかろうとしたところ、娘さんが「遊んで」といってきたのだとか。これまでの経験から「誘いを断ると泣くだろう」と思い、洗い物をする前に遊んであげることにしたのですが…。きゅん&謝罪洗い物が面倒な気持ちが邪魔をして、娘さんと楽しく遊べなかったニシカタさん。娘さんは、母親が楽しく遊んでいないことに気が付き「洗い物を片付けにいっていいよ」と気づかってくれたのでした。娘さんの言葉に、ニシカタさんは「子供は親をすごく観察しているんだな。子供によって親へと成長させられているのだと実感します」とコメントしています。投稿には、さまざまな声が寄せられました。・親子で互いを想い合えて、素敵な関係ですね…!・子供と遊ぶ時、適当に相手をしながらスマホを見てしまうことも。もしかしたら「ママ、楽しくなさそうだな」と感じているのかな。・子供によって成長させられているという言葉、すごく共感します。子育てによってさまざまなことに気付かされる親たち。彼らの成長とともに、親も人として成長していくのですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月12日■前回のあらすじ母の日にプレゼントするために洋服作りに励む娘・麻由。そこに母から電話がかかってきて…【母娘 both sides STORY】※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月09日■前回のあらすじ上京後、母から頻繁に届くLINEや荷物。その気持ちが重たくなってきた娘・麻由は…【娘side STORY】離れて暮らしてから、はじめての母の日が近づいてきて→次回(8/9UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月08日■前回のあらすじ母娘2人暮らしから、娘・麻由は東京に進学して、母の元から離れることに…【母娘 both sides STORY】寂しさが大きくなる母と、新しい生活で忙しい娘のすれ違いは…→次回(8/8UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月07日■前回のあらすじ「手に職をつけて母を助けたい」その想いで東京で進学することに決めたけれど…【娘side STORY】最初は東京への進学に反対されたけれど…お互い寂しい…を言えなかったけれど…→次回(8/7UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月06日■前回のあらすじ離婚し、娘・麻由をひとりで育ててきた母・康子。麻由が1人で東京に進学することになり寂しさをにじませるのだが…【娘side STORY】娘・麻由が子ども時代を振り返ります反抗期なのか、お母さんがうるさく感じるし、優しくできないけれど、私のことを大切にしてくれているのはわかってた…→次回(8/5UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月04日■前回のあらすじ高校生になった娘は急に東京に進学したいと言い出した。寂しさから最初は反対してしまったけれど…【母side STORY】東京に進学したいと言い出した娘を応援しようと決めた私は…→次回(8/4UP!)に続きます※この漫画は実話をべースにしたフィクションです脚本・前原雅子/イラスト・ 小夏ゆり
2020年08月03日