思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生のユズさんは自分の食費などのために働いたバイト代を、母親にとりあげられパチンコに使い込まれます。さらに自宅に借金返済の督促の電話がくるようになり、経済状況はさらに悪化。ユズさんは大学進学をあきらめ、実家から離れた地域での公務員を目指すことにしました。そして、母親に勉強の邪魔をされながらも、無事試験に合格。引越しに必要な費用は母親の兄である叔父夫婦に支援してもらえました。ユズさんはその後無事に高校を卒業し、両親のいない町で彼氏と新生活をスタートさせます。離れても変わらない母親との関係 仕事に追われながらも、彼氏とたのしい日々を送るユズさん。しかし母親からたびたびお金を無心する電話がかかり、生活費を切り詰めてまで仕送りする日々が2年ほど続きました。 ユズさんはその間パニック発作になるなど体調も悪くなりますが、母親への送金は怠りません。さらに毎月貯金したお金で、両親へ旅行をプレゼント。 自分でもおかしいと思いながらも両親へ尽くすことがやめられないユズさんは、母親から離れても共依存からは抜け出せないのでした。 就職3年目には、彼氏との仲が悪くなり同棲を解消。引越し先を探すも親がブラックリストに入っていたため社会的信用がなく、まじめに働いてもどうにもならないことがあるのだと痛感するのでした。 やっと母親のもとを離れられたユズさんでしたが、心までは離れられなかったよう。自立したい思いがあるはずなのに、電話ひとつで母親の指示に従ってしまうとは、共依存の怖さを思い知らされますね。 彼氏や職場の人に相談してみるなど、ほかにも母親の呪縛から解放される方法はあったでしょう。 ですが母親と歩んできた人生の中で、たったひとりで家庭がうまくいくよう立ちまわってきたユズさんには、その家庭の状況が明らかにおかしいこと、他人を頼るべきだということに思い至らなかったのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月16日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。「ご機嫌な人に隣にいて欲しい」…そう語る先輩に背中を押され、志乃は母親へのプレッシャーから解放された気持ちになるのでした。■前回のあらすじ「私はご機嫌な人に隣にいてほしい」と話す先輩の一言にじーんとくる志乃。先輩の言葉に影響を受け、どんな人と一緒にいたいかを大切にしたいと思うのでした。そして、専業主婦の母親と仕事があって自立している自分とはまったく違うことに行き当たるのでした。■帰宅すると、そこには… ■彼氏との関係を深めていきたい…幸せ絶頂期の存分に味わう志乃。しかし、彼氏に対する小さな違和感が徐々に広がり…。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月15日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生のユズさんはバイトを始めますが、給料は母親にとりあげられ、パチンコ代に消えていきます。さらに自宅に借金返済の督促の電話がくるようになり、学校を休んでまでユズさんが電話に対応。経済状況は悪化し、母親は個人再生の手続きをすることにしました。ユズさんは大学進学をあきらめ、公務員を目指すことに。しかしそれは、家を出る可能性があることを意味するのでした。今後の進路を母親に相談すると、公務員という言葉に母親は目を輝かせて喜びました。ですが高校受験のときも結局、応援どころか邪魔をされていたため、ユズさんは自立を決意します。試験勉強を妨害する母親 母親はユズさんが家を出ることに否定的でしたが、受験倍率の高さに「合格するわけがない」と何も言わなくなりました。 ですがユズさんが試験勉強をしていると、「リモコンとって」「タバコ持ってきて」とわざと雑用を頼んで勉強を中断させます。 彼氏から卒業後は同棲しようと言われていたユズさんは、より一層自立への気持ちを高めるのでした。 そしてユズさんは、家から離れた地域の国家公務員試験に合格。引越のため、今まで母親に貸していたバイト代を返してほしいと話しました。 パートを事実上クビになっていた母親は、逆ギレしたのち、ユズさんを母親の兄である伯父の家に連れて行きます。 伯父は「子どもにかかるお金を準備してないのは親の責任」とし、母親に自分で返すよう釘を打ってユズさんにお金を手渡しました。 ユズさんは伯父夫婦に心から感謝し、卒業後、晴れて実家から離れることができたのでした。 実の母親からの妨害にも負けず、公務員試験を乗り越えたユズさん。 娘が家を出たいという自立を邪魔する母親の行動には、娘がいなければ生きていけないと依存する心理があるのではないでしょうか。 引越すことで物理的な距離を置けば、母親との共依存も薄れるかもしれません。 新生活をきっかけに、親子のあり方を変えられるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月15日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。母親とのケンカは日常茶飯事だと語る先輩。ケンカの理由をたずねると、そこには複雑な彼氏事情が…。■前回のあらすじ母親とのケンカは日常茶飯事だと話す先輩にその理由を尋ねてみると…。彼氏はフリーターの漫画家、しかも先輩より10歳年上だと話します。さすがに母親も心配するだろうと志乃は心の内で思っていると、先輩は一言「大切なのは肩書きよりどんな人かなのにね」と口にするのでした。■先輩が大切にしていること ■私はママと違って自立してる…先輩の一言から、少しだけ気持ちがラクになった志乃。ますます恋愛に身をひたしていくことになるのでした…。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月14日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生のユズさんは、友人や彼氏もできて学校生活は順調。そのころ母親はパートで働き始め、そのお金で修学旅行に行くこともできました。しかし修学旅行から帰宅すると母親は焦燥しきった様子で、父親と離婚したいと言い出します。ユズさんは母親の意見を尊重して離婚に賛成しますが、自分の存在を否定されたと思った母親は「生むんじゃなかった」とヒステリーを起こしました。その後ユズさんはバイトを始めますが、給料は母親のパチンコ代に消えていき……。さらに、母親はクレジットカードの支払いも滞納していました。自宅に支払いを催促する電話がかかってきます。電話は1回ではおさまらず… 複数のカード会社から督促の電話がかかってくるようになっても、母親は居留守を使って無視。さらに学校を休ませてまでユズさんに電話の対応をさせるようになります。 次第に自宅のインターホンが鳴るようになり、ついに個人再生の手続きをすることに。実は消費者金融からの借金もあり、月々の負債は父親の月収を超えるほどでした。 母親は離婚をとりやめ、趣味のジュエリーを手放すと言います。ユズさんは落ち込む母親を見て、何とかしてあげたい一心に。このころから親子の役割が逆転し始めます。 そしてユズさんは大学進学をあきらめ、公務員を目指すことに。しかしそれは、家を出る可能性があることを意味するのでした。 経済的に苦しく、進路の選択肢が狭まった状態で新たな希望ができたユズさん。母親は公務員と聞いて自慢できると喜び、試験の難しさやユズさんの苦悩はお構いなしです。 高校受験のときも、偏差値や学費の条件だけで娘の進路を決めつけ、振り回した母親。就職となれば合否次第で、ユズさんの今後の人生も大きく変わるでしょう。 娘がこの先自立して生きていけるよう、今回ばかりは落ち着いて見守っていてほしいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月14日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。母親との一件以来、罪悪感を感じ続けている志乃。憂鬱そうな志乃の様子を見た職場の先輩に声をかけられ、志乃は母親との初ケンカについて話すと…。■前回のあらすじ母親とはあの一件以来、会っていない志乃。罪悪感を感じ、憂鬱な日々を送る中、ため息ばかりの様子を職場の先輩に指摘され、母親とケンカをしたことを伝えると…。ケンカなんて日常茶飯事だと話す先輩は、最近彼氏とのことで母親と揉めたことを話し始めるのでした。■母親とケンカに発展する理由とは? ■予想外の彼氏像に動揺を隠せない…!先輩がぽつりと口にした一言に、思わず志乃が思った事とは?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月13日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生になったユズさんは、両親から外見をけなされ続け、それは思春期のユズさんの体調にまで影響が出るほどでした。ある日友人のひと声で腰まであった髪をばっさり切り、気持ちが軽くなるだけでなく、両親の言葉だけがすべてではないと悟ります。そのころ母親はパートで働き始め、そのお金で修学旅行に行けたユズさん。しかし、帰宅すると母親は焦燥しきった様子で、父親と離婚したいと言い出します。ユズさんは寂しい気持ちを我慢して、母親の人生を尊重することにしました。しかし母親の「そんなに私にいなくなって欲しいの?」という思わぬ反応にユズさんは言葉を失います。母親の望む答えができず… 「あんたなんて生むんじゃなかった」母親はヒステリックになり、自分の人生が台無しになったとユズさんに言い放ちます。 ユズさんは自分の存在を否定されたことで心に深い傷を負い、自分の体に傷をつけることで安心感を得ました。 その後も母親は情緒不安定になり、ユズさんはそんな母親を見守るため学校や部活を休むように。バイトも始めますが、給料は毎月母親のパチンコ代に消えてしまいます。 さらに、母親はクレジットカードの支払いを滞納しており、ついに家にまで督促の電話がかかってくるのでした。 共依存することで、母親との関係を保ってきたユズさん。はたから見ればひどい母親でも、ユズさんにとってはたったひとりの愛情をくれる存在だったのでしょう。 だからこそ自分を否定されたショックは大きく、自分を痛めつけることでしか解決できなかったのかもしれませんね。 母親も父親との関係に傷ついていたのかもしれませんが、子どもに当たっても不幸の連鎖は断ち切れません。 娘を傷つけたりパチンコに没頭して解消させるのではなく、母親には自立した心を持てるよう前を向いてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月13日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。これまで見たことのない母親の表情に、言い過ぎたことを反省する志乃。しかし母親は志乃の言い分を理解し、笑顔でその場を後にすることに。予想外の姿に、志乃はすべて見透かされているようでゾッとするのでした。■前回のあらすじ母親の見たことない表情を見て、言い過ぎたと焦りを感じる志乃。しかし次の瞬間、「突然きて迷惑よね」と笑顔で母親はその場を後にします。その姿に志乃は嘘をついていることがバレているのではとゾッとするのでした。■あの一件以来、罪悪感を感じる日々 ■母親との初ケンカについて話すと…予想外の「彼氏」発言に心の中で驚きを隠せない志乃。気になる彼氏についてさらに深掘りすると…!?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月12日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生になったユズさんは、幼いころから両親にかわいくないと容姿を虐げられていたため、外見をよくしようと努めます。しかし体重は落ちて髪は抜け、指の皮を剥いだり睡眠不足が続いたりと体調が悪化。母親はユズさんを大学病院に連れていきますが、たのしそうに医師に受け答えをしたかと思うと、検査結果に異常がないとわかると不満そうにします。そんな中ユズさんは、友人の勧めで腰まであった髪を肩の上まで切りました。ユズさんは髪を切ったことで、気持ちが軽くなるとともに、両親の言葉だけがすべてではないと実感します。母親は家事もしなくなり… パチンコ通いを続ける母親は次第に夕飯の用意もしなくなり、総菜があればいいほうに。料理や片づけのほか、「お茶いれて」など両親からの雑用もすべてユズさんが引き受けます。 母親はユズさんの修学旅行資金のためパートを始め、無事に修学旅行には行けたユズさん。しかし帰宅すると、母親が真っ暗な部屋で寝込んでいるのを見つけました。 「お父さんと離婚する」そう呟いた母親は、ユズさんが修学旅行に行っている間に体調を崩し、目の前で飲酒するだけの父親に愛想がつきたと言います。 ひとりで家を出て行くと言う母親の決意を聞いたユズさんは、寂しいと思いながらもその気持ちを尊重しようと意見に賛成。 すると母親は「そんなに私にいなくなって欲しいの?」と発言し、ユズさんはショックを受けるのでした。 家事を放棄する一方で、娘の修学旅行資金を捻出しようとパートに出る母親。 ユズさんにしてきた言動はパートに出たからといって許されるものではありませんが、母親なりに娘を想っての行動なのでしょう。 ユズさんもそんな母親の気持ちを汲みとってしまうからこそ、憎みきれないのかもしれません。 両親が離婚したとしてもユズさんには自分の人生を謳歌してほしいと願いますが、親子の縁はそう簡単には切ることはできないのだと改めて思わされますね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月12日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。突然たずねて来た母親になんとか帰ってもらおうと焦る志乃。予想外にも母親への率直な思いがこぼれ落ち、動揺していると…。これまで見たことのない表情で立ち尽くす母親を目の当たりにするのでした。■前回のあらすじ怪しむ母親に追い込まれた志乃は、連絡なしにたずねてくることへの疑問や過干渉な態度への不満をついに口にするのでした。■見たことのない表情を見せた母親は… ■予想外の母親の態度に…ものわかりよく帰っていく母親の姿を見て、すべて見透かされているようで思わずゾッとするのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月11日「昨日出産した」…不仲だった妹が娘を産んだとの連絡が。妹は生まれたばかりの娘を連れて主人公・さえが母親と暮らす家に転がり込んでくると、好き放題やりだしました。妹は追い出したいけれど姪に罪はないし、妹のりなを想う母の気持ちも尊重したい。しかし耐えかねたさえは…?不仲だった妹が突然出産、父親は金は出すが認知しない!?しかし思春期になると…警察のお世話になったりと、とにかく昔から母を困らせてきたりな。疎遠だった妹が突然出産。取り急ぎ母が病院に会いに行きました。母の頼みで不仲な妹と同居することになってしまったのです。妹の味方をする母にモヤモヤ…!早くも妹との生活がツラいさえ。しかしりなは当分居座るつもりだと言います。そこでりなに家賃を請求すると…母が大好きなさえは仕方なく妹が生んだ娘の世話をします。それをいいことに、りなは好き放題遊び歩くように。いったいいつまで姉のさえが我慢を続けないといけないのでしょうか。こちらは2023年9月18日よりウーマンエキサイトで公開された漫画です。漫画に対する読者からのコメントをご紹介します。ワガママな妹は「お姉ちゃんだから」の呪い妹のりなは当たり前のようにさえの家と保護をあてにしています。もともと不仲で感謝の言葉の1つもない妹なのに、言いなりになるしかないのは、間に大好きな母という存在がいるから。搾取されがちな「姉」という存在。同じ立場を経験した読者からさえに対する同情の声が寄せられていました。・私も小さい頃からお姉ちゃんなんだから我慢しなさいと言われて育ちました。私だけじゃないんだと少し気持ちが晴れました。 言われ過ぎると我慢するのが癖になり他人にも本音がなかなか言えなかったり自己肯定感低い人生でした。・うちは年子で、私が長女で色々我慢させられました。母や父も妹ばかり溺愛してました。親が苦労して自分たちを育ててくれた恩に感謝してる気持ちは、分かりますが、一人暮らしした方がいいんでないのかな?と思います。親孝行も十分してますよ。・お母さんは主人公の気持ちがきっと分からないと思いますよ。今まで、貴方がいい娘でお姉ちゃんの役割をしてる以上そんなもんやと思てます。自分を見てるようで、「逃げて!」と思ってしまいました。まだ貴方にも素晴らしい人生があるんだから、自分の幸せを考えていくことを祈ります。りながワガママで母としても最低なことはもちろんですが…元をただせば、原因はりなとさえの母親にあるという意見も。・一番悪いのはもちろん妹ですが、お母さんもそこまで許すのなら自分1人で背負ってくれ、と思います。 兄弟姉妹なんだから、家族なんだから助け合ってという言葉には嫌悪感しかありません。・部屋を借りている家主に相談もなく許可も取らずに勝手に赤ん坊とその母親を引き受けちゃう母親もずいぶんと勝手だね。結果的に一時預かりにするにしても普通は相談したり許可を得たりするんじゃないの?・言うこと聞かないから好きにさせるというのが甘いんだよ。言うこと聞かないなら叩き出すくらいしなきゃ一生自立なんてできないよ。大変だからと言って聞き分けの良い姉を我慢させるのは絶対に間違えてる。・妹も妹だけど、母親が甘やかすからこうなったんじゃないの。・これは母親が悪い。 いい歳した妹を甘やかすなんて不公平。 一線を置いてサポートすべき。でないと、あなたの子どもはロクな母親にならないよ。最後に…ワガママなりな。でも、りなの中にも寂しさや満たされない気持ちがあって、傍若無人な行動に走ったのでは? と思いやる読者もいました。・楽して生きるのと楽しんで生きることは違うのに。愛されなかったのなら誰かをその分愛してあげればいいのに気の毒です。・昨今の若い人達、家庭環境、考えさせられますね。 心弱いのかな? 耐えられないって感じ。それぞれの立場で考えられるようになれればなぁ…。・りななりに小さい頃からずっとしんどかったんだね。一番に愛されたい大事にされたい沼にまだまだはまりこんでいる。寂しさを本音で話せる相手がいたならまたちがったのかな。自分以外のだれかを幸せにする喜びを知ってほしいな。・妹さんが可哀想だなと。私も妹がいますが、姪御さんにあげる愛情の少しでも妹さんにあげたら、きっと変わっていたのではないかと思いました。・家を出たい一心の行動のりなだが、整形ではなく自分磨きが大切だと気付いて欲しかった。堅実な仕事と普通の生活をしないと未来はない。家族だからこそ、簡単には突き放せず苦しい時もある…。そんなことを考えさせられました。ワガママなりなに振り回されながらもお互いを突き放せないさえたち一家。このまま姉のさえが犠牲になるしかないのでしょうか…?▼漫画「妹は量産型シングルマザー」
2023年11月11日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生になったユズさんは新しい友人や部活の先輩ができ、充実した学校生活を送ります。そのためか成績が落ちてしまい、母親は「退学させる」と部室にまで乗り込んでくる始末。ある日、初めて同級生の彼氏ができたユズさん。母親に隠しごとをする概念がなく、報告すると激怒されます。殴る蹴るの暴力を受けますが、たのしい学校生活を手放すわけにはいかないと、初めて母親に反論するのでした。ユズさんはその後成績を巻き返し、母親は彼氏に対して態度がコロコロ変わりますが、なんとか交際を続けられました。母親の言う愛情表現って? ユズさんは両親からかわいくない、デブ、ブス、など容姿を虐げられ、自分の容姿がきらいでした。しかし母親はそれを「愛情表現」だと言い、ユズさんは外見を変える努力を試みます。 しかし髪は大量に抜け始め、指の皮を無意識に剥いだり睡眠不足が続いたりと、キレイになりたい願望とは裏腹に体調は悪化する一方。 母親はユズさんを大学病院へ連れていき、娘の体調不良を嬉々として医師に話し応じますが、結果はどこにも異常がなく、帰り道には不機嫌そうに「頭がおかしいんじゃないの?」と言い放ちます。 そんな中、友人のひと声で腰まであったロングヘアを肩の上までばっさり切ったユズさん。 気持ちも一緒に軽くなり、友人や彼にはほめられ、両親の言葉だけがすべてではないと実感するのでした。 娘を病院へ連れて行き、まるで大きな病名がつくことを期待していたかのような母親。 明らかに健康的には見えない娘が体の病気じゃなかったのなら、ほかに原因があるのではと心配になるものではないでしょうか。 特に心の傷は、目に見えないためわかりにくいもの。家族だからといって、吐かれた暴言に傷つかないわけがありません。 体調不良の一因は少なくとも家庭でのストレスが影響しているのではないでしょうかユズさんには学校という自分を認めてくれる場所をこのまま大切にしておいてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月11日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。ある日、連絡もせず志乃のアパートを突然たずねてきた母親。彼氏の存在を隠すため、志乃は必死に言い訳をしていると…。■前回のあらすじ突然連絡もせず、差し入れを持ってあらわれた母親に対して、「普通じゃない」と違和感を感じる志乃。彼氏の存在を隠すため、なんとか阻止しようと働きかけるのでした。■母親にジリジリ追い込まれ… ■予想外の言葉がこぼれ落ちていく…彼氏の存在を隠すために必死な志乃は、思わず心の内に留めていた言葉があふれ出し…。ふと顔をあげると、見たことのない母親の表情を目にするのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月10日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太と花屋を経営している中川ゆりの不倫を知るも、話し合いの末、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、ついに帰らぬ人となってしまいました。通夜も告別式も、毒太の不倫が原因でお父さんとのお別れに集中できず、さらに最期のお別れでも周りの人には悲しみに寄り添ってくれる人がいるのに、瓜田チャリさんの隣には誰もいませんーー。骨になったお父さんを見て、改めていなくなってしまったことを実感し、ぼう然と立ち尽くす瓜田チャリさん。すると、後ろから「おい! 終わったら後ろに下がれよ。他の人の邪魔やんけ」と毒太が声を荒らげました。 火葬場にいた全員がギョッとするなか、後ろに下がって周囲に謝ることしかできませんでした……。いつか迎える母の葬儀に毒夫がいる未来は… 無事にすべての葬儀を終え、瓜田チャリさんのお母さんが毒太へお礼を言いに行こうとしたところ……毒太と義両親が帰る前の挨拶にやってきました。 すると、駅まで徒歩数分なのに義両親を見送ると言い出す毒太。変だと思った瓜田チャリさんの予感は的中。毒太は義両親と3人でごはんを食べてから帰宅すると言い、さらに義母まで「今日はのんびりしといてね」と笑顔で言ってきました。 こんなときまでも妻を支えず、両親と食事に出かけるのかと呆れる瓜田チャリさんですが、気持ちを切り替えて義母に別れを告げ、子どもたちを連れて帰宅しました。 そしてこの日のできごとを振り返り、お母さんがいつかいなくなるその日に、隣に毒太がいるなんて耐えられないと改めて感じた瓜田チャリさん。 毒太といると心に傷が増える。毒太のいない人生を選びたい!絶対に離婚する! ついに離婚を決意したのでした。 お父さんにガンが見つかってから葬儀が終わるまでずっと毒太に心無い言葉を吐かれ、夫として居てもらってよかったと思える瞬間は一度もありませんでした。それをきっかけに、ついに瓜田チャリさんは毒太との離婚を決心したようです。 『毒夫と父の葬式』はこれで終わりです。次回から、毒太と離婚するまでに至る『完全勝利!離婚マニュアル』が始まります。ぜひご覧ください。著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年11月10日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。高校生になったユズさんは新しい友人や部活の先輩ができ、充実した学校生活を送ります。そのためか成績が落ちてしまい、母親は「退学させる」と激怒。部室にまで乗り込んでくる母親を見て、ユズさんは「自分の家庭はちょっと変?」と感じるように。ある日、同級生の男の子から告白され、初めての彼氏ができたユズさん。母親に隠しごとをする概念がなく、いつも通り帰宅して報告したのですが……。彼氏ができたと知った母親はユズさんを思いきり叩き、「このアバズレ!」と罵倒します。不純だと激怒する母親 「じゃあ、男と別れるなら退学は許してやる」 そう言って母は私の頭を踏みつけました。 そして父は、「お母さんを困らせるお前が悪いんだろ」と母の味方をするのでした。 母親はユズさんを退学させると言い、止めようとするユズさんの頭を踏みつけながら「男と別れるなら退学は許してやる」と言い放ちます。 「絶対別れないし学校も辞めないから!」ユズさんはそんな母親の脅しにのってたまるかと、初めて強く反論。 母親はさらに怒り、怒鳴ったり蹴ったりをやめません。一部始終を見ていた父は「お母さんを怒らせるお前が悪いんだろ」その光景をスルー。 このときユズさんは味方がいない家庭より、たのしいと思える居場所がある学校を手放してはいけないと思います。 その後ユズさんは成績を巻き返し、母親の機嫌に振り回されながらもなんとか彼氏と交際を続けるのでした。 今まで母親の望み通りに生きてきたユズさんでしたが、彼との交際や高校生活を巡り、初めて強く自分の意思を主張しました。 家庭の教育方針はさまざまでも、両親が2人して娘を悪者扱いするのはさすがにやりすぎでしょう。しかも怒らせたからといって暴力までも容認するのはこれもまた虐待と同じです。 こんな家庭だったからこそ、ユズさんは学校で愛情や友情などをより一層感じ、両親からもらえなかったものを手に入れられたのかもしれませんね。 ユズさんにはこのまま自分の気持ちや居場所を大切にして生きてほしいです。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月10日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。彼氏と過ごす休日、料理中にケチャップが切れていることに気づき、買いに出かける志乃。するとアパートのエレベーターで、突然たずねてきた母親と鉢合わせするのでした。■前回のあらすじある日の休日、彼氏のために料理を作る志乃はケチャップがないことに気づき、買い物へ。しかしアパートのエレベーターに乗り込もうとした瞬間、たずねてきた母親と鉢合わせするのでした。■これって普通じゃない…!? ■彼氏の存在を隠さなきゃ…彼氏の存在を隠すため、必死に言い訳するも…。母親の鋭い一言に、志乃は思わず自ら禁じていた言葉を吐き出してしまうのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月09日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。ユズさんは幼いころから母親に「男の子がよかった」と言われ、女の子らしいことをするのを嫌がられていました。思春期になり下着が欲しいと相談すれば、「色気づいて気持ち悪い」と却下され、胸にハンカチなどをあてて過ごすユズさん。高校生になるタイミングでようやく買ってもらえましたが、苦い思い出となりました。一方で、高校生活は新しい友人や部活の先輩と過ごすことで、たのしい日々を送ります。ユズさんは学校生活がたのしいあまり、成績がガタ落ち。母親は激怒し、退学させようとしてきて……。娘の学校生活に厳しい母親 ※以下暴力シーンのため割愛しております ユズさんは退学させると言う母親をなんとかなだめましたが、その後も部活で帰宅が遅くなると小言を言われます。 それでも部活を続けていたある日、退部させようとわざわざ学校にまで乗り込んできた母親と鉢合わせ。 母親が部活を妨害するのはこれが初めてではなく、ユズさんは自分の家庭がほかの家庭と少し違うことに気付きます。 そんな中、ユズさんに初めての彼氏ができますが、幼いころからその日あったことを母親に包み隠さず話していたため、このことも報告。 すると母親の逆鱗に触れ今までにないほどの激昂から、ユズさんを思い切り平手打ちしアバズレと罵るのでした。 度を越した過保護と言うには理解しがたい母親の行動。部活の妨害や恋愛を禁止して、娘の人生の足を引っ張っているだけに見えてしまいますね。 母親なりに娘を守りたい気持ちがあるのかもしれませんが、これまで受験シーズンも協力的でなかったり、思春期に下着を買い与えなかったりと、ユズさんをたびたびないがしろにもしてきました。 母親がユズさんを思い通りにしようと、ただ振り回しているだけではないでしょうか。ですが、高校生のユズさんには為す術がないことが悲しいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月09日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。幼い頃は何でも話せて、大好きだったママ…。あふれるほどの愛情はいつしか支配に変わっていくのでした。■前回のあらすじ子どもの頃は大好きだった母親が、あるときから過干渉で過保護な母親に。気づくと志乃は母親が敷いたレールを上をただ歩き、自分自身がしたいことさえわからなくなっていたのでした。■休日、彼氏のために手料理を作っていると… ■次の瞬間、幸福の絶頂から急降下…戸惑いを隠せない志乃は、ある一言により、さらなる混乱に陥るのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月08日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太と花屋を経営している中川ゆりの不倫を知るも、話し合いの末、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、ついに帰らぬ人となってしまいました。告別式ではお父さんとのお別れに悔いを残さないようにしようと決意していた瓜田チャリさんですが、花や不倫相手のいとこなど、不倫にまつわる人や物が否応なしに視界に入り、お父さんへの感謝の気持ちに覆い被さるように、毒太たちへの黒い感情が溢れてきます。棺が閉まり、いよいよお父さんとお別れのとき。「お兄ちゃん…!」と涙する叔母さんには肩を抱いて寄り添ってくれる旦那さんがいるのに対し、泣いて悲しむ子どもたちに寄り添う瓜田チャリさんには、隣で背中をさすってくれる人がいません……。 夫の毒太は何もせず、ただひとり立っていたのでした。毒夫は火葬場でもありえない発言を… 火葬が終わり、遺骨を見て改めてお父さんが亡くなったことを実感した瓜田チャリさん。 ぼう然と立ち尽くしていると……「おい! 終わったら後ろに下がれよ。他の人の邪魔やんけ」毒太が声を荒らげました。 驚いた叔母さんが、「いいのよ。お父さんなんやから……ゆっくりで大丈夫やで」と声をかけてくれたものの、瓜田チャリさんは後ろに下がって謝ることしかできませんでした……。 傷心で立ち尽くす瓜田チャリさんへ、夫としてかけるべきなのは「大丈夫?」と相手を気づかう言葉ではないでしょうか。終わったら下がらないと邪魔なんて……火葬場でそんなことを思う人はほとんどいませんよね……。 しかし、毒太の場合は夫としてのこの振る舞いが正しいと思っている様子。通夜・告別式・火葬場のすべてのシーンでありえない言動をする毒太……再構築を選んだのは間違いだったかもしれません……。著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年11月08日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。ユズさんは高校受験で本命だった志望校の願書提出直前に、学費だったはずのお金をパチンコで使い込んだ母親から、お金がないから行かせられるわけがないと怒鳴られます。その後別の公立高校を受験し、無事に合格。ですが母親はユズさんをほめることも一緒に喜ぶこともありません。さらに卒業式後、先生を交えた食事会が開かれると聞いても、母親はユズさんを連れて帰宅しパチンコへ……。ユズさんは受験シーズンに応援してくれる親は、作り話の世界にしか存在しないのだと思うのでした。ユズさんの高校受験は苦い思い出になりましたが、思春期の母親との悲しい記憶は、それだけではなかったのでした。体の成長を認めない母親 母親は男の子が欲しかったと言い、ユズさんが幼いころから女の子らしい格好をするのに否定的でした。 中学生になりクラスメイトが下着をつけ始めるようになった際も、「急に色気づいて気持ち悪い!」と下着を買うことを許さず、ユズさんは胸にハンカチやティッシュをあてて過ごしていたそう……。 中学卒業後にようやく下着店に連れて行ってもらえますが、店員の前ではユズさんが無頓着な子のように振る舞う母親。帰り道には下着代などがかかることで「これだから女の子は欲しくなかったのよ」と発言します。 その後高校に入学したユズさんは学校生活を順調に送りますが、家庭以外の世界があまりにもたのしく、成績が悪化。激怒した母親は、「退学させる」と言い出すのでした。 娘が恥ずかしい思いをしているのに母親が下着を買い与えないのは、もはや虐待と言ってもいいのではないでしょうか。 父親や男性教師には相談しづらい思春期特有の悩みは、同じ女性で家族である母親が一番に気遣ってあげなければいけなかったはず。 そもそも、子どもは成長するものだから下着を買うことは自然なこと。色気づいたと思うほうが不自然ではないでしょうか。著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月08日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。母親に抱いてきた本心をようやく認められた志乃は、母親の呪いから徐々に解き放たれていくのでした。■前回のあらすじ思わず先輩の前で涙してしまったその日の夜、お風呂に入りながら今日の出来事を振り返る志乃。泣いた志乃にコーヒーを入れて励ましてくれた先輩のことを、心からうれしく思うのでした。■何でも話せる大好きなママ ■ママは優しい、だけど…気づけば自分の欲しいものさえ、わからなくなっていた志乃。だからこそ、自分で選んだと言える今の恋は邪魔されたくない、それが志乃の本心なのでした。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月07日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太と花屋を経営している中川ゆりの不倫を知るも、話し合いの末、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、ついに帰らぬ人となってしまいました。告別式では毒太の不倫に関することはすべて忘れ、お父さんとのお別れに悔いを残さないようにしようと改めて決意したのですがーー。隣に座る毒太や、告別式に参列する不倫相手のいとこ・毒太の会社の社長を見ると、不倫を忘れることなどできません。別れ花の儀式では顔面蒼白になって、動悸が止まりませんでした。 最期の別れのとき、瓜田チャリさんは涙を流し、お父さんに言えなかったことを心のなかで謝るのでした。棺が閉まり、亡き父との最後の別れを惜しんでいると… 毒太が花屋の女と不倫したせいで、花がきらいになってしまった瓜田チャリさん。こんな気持ちで花を置いてごめん……そう思いながら棺に花を入れました。 毒太や社長夫妻が棺に花を入れる様子を見ると、お父さんへの感謝の気持ちに覆い被さるように、毒太たちへの黒い感情が溢れてきます。 棺が閉まり、泣いて悲しむ子どもたちに寄り添う瓜田チャリさん。「お兄ちゃん…!」と涙する叔母さんには、旦那さんが肩を抱いて寄り添っています。瓜田チャリさんの隣で背中をさすってくれる人は誰もいません。そのとき毒太は、何もせずひとり、ただ立っていたのでした。 親を亡くして悲しみに暮れる瓜田チャリさんや、大好きなおじいちゃんにもう会えないと泣く子どもたちと距離を置き、ただ見ているだけの毒太……。つらい思いをしている家族に寄り添わない、気づかわないことには共感できませんね……。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年11月07日不仲で疎遠だった妹がシングルマザーになって戻ってきた…!? 主人公のさえは、大手印刷会社に勤めるキャリアウーマン。母と平和に暮らしていたある日、不仲だった妹のりなが出産し、しばらく一緒に住むことに。6年ぶりに再会したりなは整形して量産型シングルマザーに。子どもの父親とは、認知しない代わりに養育費月40万円をもらうという約束だったが、養育費は4万円に減額され…。りなの無責任な行動を見た母は「私が孫を育てる」と決意。姉・さえは、りなのワガママを今後一切受け入れないことを条件に、母と姪っ子を支援をすることを約束しました。久しぶりに帰ってきたりなに、真面目に仕事と子育てをするよう伝えると、自分がこうなってしまったのは母のせいだと人のせいにするりな。「無理ならこの場で子どもを手放しなさい」と言う母の言葉に改心し、子育てに専念するようになったのに…。ある日突然、置き手紙を残して家を出ていったりな。正式に母の娘となったキキが1歳の誕生日を迎えた日、友人から送られてきたりなのSNSには、キキの誕生日を祝う言葉と、家族の悪口、そして今の悲惨な現状が書かれていたのでした。このお話は作者もちさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。身バレ防止のため、脚色を加えてあります。 ■前回のあらすじホスト通いや整形をするために体を売り、病んでいる様子のりな。「〇にたい」という言葉が目に止まったさえでしたが、キキも幸せも手放したのは自分でしょ…と冷ややかな気持ちで眺めるのでした。■何が幸せなのか、キキ自身が判断できるその時まで…■どんなに複雑な形でも大切な存在…それが「家族」りなの安否を知り、安堵した表情を見せた母。散々面倒をかけられても、大切な娘のひとり。そんな母の表情を見て、そう簡単に突き放せないのが家族、面倒でも大切なものなんだと改めて気付かされたさえは、自分なりに一生懸命キキと母を支えていこうと決意しました。自由に遊びたいという欲に溺れたりな。これがりなにとっての幸せなのかどうかはりな自身にしかわかりませんが、キキとの人生を捨てるほど幸せなものだったのでしょうか…。罪悪感を背負いながら、しっかり生きていって欲しいものです!どこかできっと元気にしてるだろう、と思い合って生きていく、複雑な「家族」のお話でした。最後までお読みいただきありがとうございました!こちらもおすすめ!夫と義母はグル!? 臨月中の妻を追い詰める夫の最低な裏切り臨月を迎えた花子が住んでいたのは、義実家の目の前のマンション。「何かあったときに安心だから」と選んだはずが、夫の裏切りを目撃。幸せだった結婚生活は予想外の展開へと動き出して…。 「デート先は義実家」1話目はこちら>> 臨月中の妻を置いて、夫は実家で何を…?
2023年11月07日思い込みと感情の起伏が激しい母親と、家族に関心がない父親のもとで育ったユズさん。大人になって初めて、自分の親が「毒親」なのだと気付きました。そんなユズさんが体験した、幼少期から絶縁するまでの物語です。ユズさんは高校受験で本命の有名私立校を志望校として目指し勉強を頑張りますが、願書を出す時期になって母親にお金がないからダメと言われます。しかし実際は、ユズさんの学費にとっておいたはずのお金をパチンコで使い込み、指輪を買うなど散財していただけでした。失意の中、一応受験するも不合格になり、ユズさんは別の私立を受験しました。受験が終わったユズさんを迎えに来てくれた担任の先生は、ユズさんのことを努力家だとほめます。ユズさんは今まで母親に否定され続けてきた努力を認めてもらえたことに感激し、将来は教師になりたいと思うように……。初めて努力を認められた瞬間 無事別の私立高校に受かったユズさん。学費免除になるからと、公立を勧めていた母親は手のひらを返すように合格した私立を勧めます。 ユズさんは公立のほうが条件がいいことを説明しますが、自分の意見に反論されたと思った母親は不機嫌に。 ユズさんは自分が親不孝者のように感じながらも、なんとか公立高校を受験します。 卒業式の日も母親は顔を出してすぐにパチンコへ出かけ、公立高校の合否発表でもせっかく合格したのに学校の文句ばかり。 さらに、公立に受かったらパソコンを買うと約束したことに触れると、母親は激怒。ユズさんの苦悩や努力を知ろうともせず、パソコン欲しさに受験したのかと、いつまでも責め立てるのでした。 高校受験という人生の大切な岐路が、母親の気分ひとつでめちゃくちゃになったユズさん。それでも自分で受験する高校をしっかり考え、合格までするなんて立派ですよね。 ただでさえプレッシャーを感じる受験シーズンに、家庭に味方がいないのはユズさんも心細かったのではないでしょうか。 母親はユズさんを怒鳴ってばかりですが、ちゃんと優秀な子に育っていると教えてあげたいものです。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 北瀬ユズ
2023年11月07日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。母親の優しさを息苦しく感じていた志乃は、先輩の一言によってこれまでの思い込みから解放されるのでした。■前回のあらすじ何でもやってくれる母親を息苦しいと話す志乃に、「やらないからって嫌いにならないし、やってもらっても好きになれない」、そういうこともあるでしょと話す先輩。その一言に救われたような気持ちになった志乃は、思わず涙してしまい…先輩を驚かせてしまうのでした。■先輩の前で涙したその日の夜… ■先輩の励ましが心に染みる…!先輩の一言によって、母親の呪いから解放される志乃。心強い一歩を踏み出します。次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月06日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太と花屋を経営している中川ゆりの不倫を知るも、話し合いの末、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、ついに帰らぬ人となってしまいました。湯灌の儀がおこなわれている最中に夫婦げんかをしてしまった瓜田チャリさん。通夜が始まり気持ちを切り替えたのですが、参列者の中に、毒太が勤務する会社の社長夫妻を見かけます。社長を見ると、そのいとこでもある不倫相手の顔がチラついてしまい……。無事に通夜を終えたものの、瓜田チャリさんは毒太と一緒に帰る気にはなれません。その日はお母さんや子どもたちと一緒に「寝ずの番」をするために葬儀場に泊まることにしました。告別式では悔いを残したくなかったのに… 子どもたちが寝静まり、瓜田チャリさんもお母さんと寝ずの番を交代して眠ることにしました。翌日の告別式に向けて、改めて毒太の不倫に関することは一旦すべて忘れようと決めます。 お父さんとのお別れにちゃんと悔いを残さないように。 そうして迎えた告別式当日。義実家に泊まり義両親と一緒に来た毒太は、義両親のそばを離れません。そんな毒太を呼んで隣に座らせた瓜田チャリさんですが……配偶者として隣にいられることがいやになり、さらに毒太が勤務する会社の社長夫妻も来ていたため、結局不倫のことを忘れられず、葬儀に集中できませんでした。 それでも葬儀は進み、別れ花の儀式になりました。花を見ると、花屋の不倫相手が頭に浮かびます。顔面蒼白になり、動悸がする瓜田チャリさんでしたが、グッと堪えて花を1輪手に取りました。 お父さんごめんな、私、不倫されてん。幸せじゃなかってん。 瓜田チャリさんは涙を流し、お父さんに言えなかったことを心の中で謝るのでした。 通夜に集中できなかった分、告別式ではすべて忘れて悔いが残らないようにしたかった瓜田チャリさん。しかし、毒太や不倫相手の親戚が視界に入り、さらに葬儀には欠かせない花で不倫相手がチラつき……結局告別式だけに集中することはできませんでした。 それもこれもすべて毒太の不倫のせい。お父さんと過ごす残りわずかな時間……もう毒太に邪魔はされたくないですね。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年11月06日不仲で疎遠だった妹がシングルマザーになって戻ってきた…!? 主人公のさえは、大手印刷会社に勤めるキャリアウーマン。母と平和に暮らしていたある日、不仲だった妹のりなが出産し、しばらく一緒に住むことに。6年ぶりに再会したりなは整形して量産型シングルマザーに。子どもの父親とは、認知しない代わりに養育費月40万円をもらうという約束だったが、養育費は4万円に減額され…。りなの無責任な行動を見た母は「私が孫を育てる」と決意。姉・さえは、りなのワガママを今後一切受け入れないことを条件に、母と姪っ子を支援をすることを約束しました。久しぶりに帰ってきたりなに、真面目に仕事と子育てをするよう伝えると、自分がこうなってしまったのは母のせいだと人のせいにするりな。「無理ならこの場で子どもを手放しなさい」と言う母の言葉に改心し、子育てに専念するようになったのに…。ある日突然、置き手紙を残して家を出ていったりな。正式に母の娘となったキキが1歳の誕生日を迎えた日、友人から送られてきたりなのSNSには、キキの誕生日を祝う言葉と、家族の悪口がたくさん書き込まれていて…。このお話は作者もちさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。身バレ防止のため、脚色を加えてあります。■前回のあらすじりなのものと思われるSNSを見てみると、キキの誕生日を祝う言葉とともに、家族の悪口、たけひこを誹謗中傷する内容が書き込まれていました。■娘を置いて家を出たりなは今…■自ら幸せを手放し、闇落ちした妹SNSを読み進めると、りなの近況が分かる内容が…。娘を手放してまでしたかったことがそんなことなのか…と冷ややかな気持ちでSNSを眺めるさえ。「私みたいな人間は一生幸せになれない」「ママになれなかった」「ごめんねききめろ」という後悔が感じられる言葉が目に止まったものの、すべては自らで手放した結果。自業自得というものです。次回に続く「妹は量産型シングルマザー」(全51話)は17時更新!
2023年11月06日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。料理も掃除もできない母親に代わり、家事全般ができるようになったと話す先輩。母親に何でもやってもらう自分を情けなく思いながらも、そんな完璧な母親を息苦しく感じていることを口にすると…。■前回のあらすじ料理も掃除もできない母親に代わり、家事全般ができるようになったと話す先輩。そんなお母さんっているんだと、思わず同情する志乃に「私的には悪くない母親だから」と返すのでした。■先輩の一言に目から鱗が… ■嫌だった気持ちを認めていいんだ…先輩の一言に思わず涙してしまう志乃。そんな志乃の姿に驚いた先輩は…!次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年11月05日夫・毒太と子ども3人の家族5人で幸せに暮らしていた瓜田チャリさん。毒太と花屋を経営している中川ゆりの不倫を知るも、話し合いの末、再構築で頑張ることに。それから1年後。瓜田チャリさんのお父さんに初期のガンが見つかり、ついに帰らぬ人となってしまいました。お父さんの葬式でのこと。毒太は、棺に入れるお花を用意したいという社長の提案を持ちかけてきました。しかしそれは毒太の不倫相手の花屋が用意するお花。ぬけぬけと提案する毒太と喧嘩になってしまいます。通夜が始まり、瓜田チャリさんは気持ちを切り替えようとします。しかし通夜には、毒太が勤務する会社の社長夫婦の姿が……。愛妻家でやさしく、人情味あふれる社長の気づかいを瓜田チャリさんはありがたいと思いながらも、お父さんを偲ぶこの通夜では毒太の不倫がちらつく社長の顔を見たくはありませんでした。通夜を終え、夫と一緒に居たくない妻は… 無事に通夜を終えると、毒太は社長の元へ挨拶に行きました。お母さんから「一緒に挨拶しに行かなくていいの?」と言われても、瓜田チャリさんは頑なに拒否。お母さんが行こうとしても、強めに断りました。 そうこうするうちに、葬儀場の係の方から「寝ずの番を希望される方はいらっしゃいますか?」と聞かれ、瓜田チャリさんは子どもたちと一緒に葬儀場へ泊まることに。 義両親と話す毒太へそのことを伝えると……「あら……じゃあ毒太今日はうちに泊まる?」義母が誘うと毒太は「そうするわ!」と即答。 瓜田チャリさんは心のなかで「一生実家住んでろ」と思うのでした。 毒太が社長の親戚と不倫さえしていなければ、通夜に参列してもらっていることを素直に感謝してお礼が言えたはず。誰にも心のうちを言えないのがつらいですね……。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター 瓜田チャリ
2023年11月05日不仲で疎遠だった妹がシングルマザーになって戻ってきた…!? 主人公のさえは、大手印刷会社に勤めるキャリアウーマン。母と平和に暮らしていたある日、不仲だった妹のりなが出産し、しばらく一緒に住むことに。6年ぶりに再会したりなは整形して量産型シングルマザーに。子どもの父親とは、認知しない代わりに養育費月40万円をもらうという約束だったが、養育費は4万円に減額され…。りなの無責任な行動を見た母は「私が孫を育てる」と決意。姉・さえは、りなのワガママを今後一切受け入れないことを条件に、母と姪っ子を支援をすることを約束しました。久しぶりに帰ってきたりなに、真面目に仕事と子育てをするよう伝えると、自分がこうなってしまったのは母のせいだと人のせいにするりな。「無理ならこの場で子どもを手放しなさい」と言う母の言葉に改心し、子育てに専念するようになった矢先…。ある日突然、置き手紙を残して家を出ていったりな。正式に母の娘となったキキが1歳の誕生日を迎えましたが、消息不明のりなの現在は…?このお話は作者もちさんに寄せられたエピソードをもとに再構成しています。身バレ防止のため、脚色を加えてあります。■前回のあらすじ無事に親権を得て正式に母の娘となったキキは1歳の誕生日を迎えます。りなが家を出て8ヶ月が経ちますが未だ消息不明。かわいい姪っ子を産んでくれたことだけにはりなに感謝をしていたさえのもとに、友人からあるメッセージが届き…。■りなのSNSを発見…?■自分のことは棚に上げ、虚言連発友人から送られてきたりなのものと思われるSNSを開いてみると、そこにはキキの誕生日を祝う言葉と、家族の悪口が書きこまれていました。今はたけひこからの養育費も全く支払われておらず、りなの周りは敵ばかりとなってしまったようですが、すべては自分で蒔いた種。りなは自分の欲に溺れ、本当に大切なものをすべて自ら捨ててしまったに過ぎません。次回に続く「妹は量産型シングルマザー」(全51話)は17時更新!
2023年11月05日