恩納村【丘の上のレストランムイヌワージ】那覇市【美食屋セルポア】北谷町【焼肉RIKIO】浦添市【居酒屋うまんちゅ】沖縄市【お酒と美食わたるの台所】恩納村【丘の上のレストランムイヌワージ】恩納村の高台に建つホテルにあるレストランで、沖縄の味を心ゆくまでカジュアルなメニューからコース料理まで幅広く対応可能なので、気軽に問い合わせて【丘の上のレストランムイヌワージ】は、恩納村の高台に建つ「ホテルサンセットヒル」内にあるレストランです。名店で働いてきた和と洋の料理人が手掛ける料理は、沖縄のブランド豚や、新鮮な魚介、島野菜といった沖縄の恵みを主役にしたこだわりの味。ぜひ、お腹いっぱい味わってみて。ゆったりした店内席も、風が心地よいテラス席もどちらも人気ホテルの目の前には砂浜と海が広がり、沖縄の海風を全身で感じながらリゾートタイムを満喫することができます。店内は、デートや女子会はもちろん、子ども連れでもゆったりくつろげる広々とした空間。最大10名まで利用できる個室もあり、グループ旅行での食事にも活躍します。丘の上のレストランムイヌワージ【エリア】恩納村【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】5000円那覇市【美食屋セルポア】和洋の創作料理と泡盛…沖縄で過ごす美食時間当日に市場から仕入れる鮮度抜群の魚を味わえる『刺身盛り合わせ』赤嶺駅、小禄駅からそれぞれ徒歩5分とアクセスしやすいこちらは、和洋の創作料理で楽しませてくれる居酒屋。厳選肉の『レアステーキ』や旬の海の幸を盛り込んだ『刺身盛り合わせ』、お酒にぴったりの『海老のアヒージョ』など、ゲストを飽きさせない多彩なメニューがラインナップ。「まさひろ酒造」の泡盛や、ソムリエセレクトのワインなどお酒も豊富です。店内は、プライベートな時間を過ごせる半個室が中心座敷席や半個室など、ゲストのくつろぎやすさをとことん大切にした店内。料理は大人も満足のこだわりが詰まったものでありながら、子ども連れや親子三世代でも気軽に利用できるカジュアルな雰囲気が魅力です。沖縄の旅の思い出づくりに、ゆったりと美食を堪能してみませんか?美食屋セルポア【エリア】那覇その他【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】4000円【アクセス】赤嶺駅 徒歩5分北谷町【焼肉RIKIO】石垣牛に金アグー豚、やんばる若鶏。沖縄のおいしい肉を味わい尽くす一頭から3%しか取れないという『シャトーブリアン』ほか、極上の肉が揃うアメリカンビレッジ内にある【焼肉RIKIO】は、石垣牛をはじめ、金アグー豚、やんばる若鶏など地元産の肉を味わい尽くせるお店です。鉄板焼きや和食、フレンチ、イタリアンと幅広いジャンルを学んだ料理人が、こだわりの肉をおいしい状態で提供します。『特上カルビ(クラシタ)』『縛りタン』など上質な肉の数々を、贅沢に頬張って。オシャレさも抜群の焼肉店。観光中に立ち寄りやすい観光客はもちろん、地元の常連客も多い愛され店。店内は洗練されており、上質な肉の味をじっくりと楽しめる空間になっています。記念日やお祝いの日の利用にも最適で、バースデープレートにも対応。テラス席では、天気の良い週末には花火を見られることもあるので、ぜひ日程をチェックしてから出かけて。焼肉RIKIO【エリア】読谷/北谷【ジャンル】焼肉【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】7999円【アクセス】てだこ浦西駅浦添市【居酒屋うまんちゅ】沖縄県産豚やピチピチの海鮮を使った料理を、泡盛とともに『県産豚のしゃぶしゃぶ』は選りすぐった豚肉を使用浦添市の中心エリアにある【居酒屋うまんちゅ】は、こだわりの食材に店主が一工夫を加えた料理でもてなしてくれる居酒屋。オススメは、新鮮さが自慢の『刺し盛り』、仕入れによって魚が変わる『鮮魚のバター焼き』、厳選した県産豚のおいしさを堪能できる『県産豚のしゃぶしゃぶ』です。家族でテーブルを囲むゲストも多い。店主のこまやかなおもてなしもうれしいお客さんにゆったりくつろいでほしいとの思いから掘りごたつ式の席を完備。友達、家族、恋人…誰と訪れても、もちろん一人で立ち寄っても居心地のよい場所です。最大20名までの宴会も可能。泡盛をはじめ日本酒や焼酎、ハイボールなど豊富にそろうお酒とともにおいしい料理を味わえば、きっと親睦を深められることでしょう。居酒屋うまんちゅ【エリア】浦添【ジャンル】居酒屋【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】浦添前田駅 徒歩20分沖縄市【お酒と美食わたるの台所】沖縄の新鮮食材を、オリジナリティあふれる料理で味わう名物『弥(わたる)の大根』は、和風かつ洋風の楽しい味わい那覇空港から車で約40分。沖縄市園田にある【お酒と美食わたるの台所】は、家に帰ってきたときのようなほっこり感のあるお店です。沖縄県産の旬の食材を主役に、地元出身の店主が趣向を凝らした料理でもてなしてくれます。和風だしとポルチーニソースを合わせた『弥(わたる)の大根』は、お店の看板メニュー。県産野菜のバーニャカウダも要チェックです。まるで大人の隠れ家のような落ち着いた雰囲気のお店お店に足を踏み入れると、「おかえりなさい」と出迎えてくれ、和やかな気持ちに。アンティーク風の内装にも店主のこだわりが光り、店全体が店主の「家の台所」のような心地よさです。その温かな雰囲気とおいしい料理に魅了され、足しげく通う常連客も多いのだとか。一度行けばまた「ただいま」と帰ってきたくなるような一軒です。お酒と美食わたるの台所【エリア】沖縄/うるま【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】3000円※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や価格、営業時間は店舗にご確認ください。
2024年05月27日展覧会「横尾忠則 寒山百得展」が、兵庫・神戸の横尾忠則現代美術館にて2024年5月25日(土)から8月25日(日)まで開催される。2023年に東京国立博物館でも開催された巡回展だ。伝説の詩僧「寒山」と「拾得」をテーマにした絵画102点本展で展示されるのは、唐の時代の中国に生きたとされる、伝説上の詩僧の寒山と拾得をテーマした横尾忠則の絵画。中でも、2021年9月から2023年6月の間に制作された最新作を中心とする102点が紹介される。寒山と拾得とは?人物像に不明な点が多い寒山と拾得。世俗から離れて詩作に耽る一方、ぼろきれを身に着けて奇行に走ったという逸話から、“風狂”の詩僧と捉えられており、いつしか文殊菩薩と普賢菩薩の化身として神聖視されるようにもなった。こうした不思議な人物像に魅せられ、俵屋宗達や与謝蕪村など様々な芸術家が作品を残してきている。横尾忠則ならではの現代的なアレンジその中で横尾忠則の作品を特徴づけるのは、現代的なアレンジだ。例えば、寒山が持つ巻物をトイレットペーパーに、拾得が持つ箒を掃除機に変えて描くなど、独自の視点で翻案した新たなイメージを展開している。さらに、“マラソンランナー”に寒山と拾得の要素を取り入れた絵画や、マドリードのスペイン広場に立つドン・キホーテとサンチョ・パンサの像をモデルにした絵画など、大胆に発想を飛ばした作品も展示。横尾忠則ならではの変幻自在な表現に注目だ。【詳細】展覧会「横尾忠則 寒山百得展」会期:2024年5月25日(土)〜8月25日(日)時間:10:00〜18:00(最終入場 17:30)場所:横尾忠則現代美術館住所:兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30休館日:月曜日 ※ただし、7月15日(月・祝)・8月12日(月・振休)は開館、7月16日(火)・8月13日(火)は休館料金:・通常 一般 700円/大学生 550円/70歳以上 350円/高校生以下 無料・団体 一般 550円/大学生 400円/70歳以上 250円/高校生以下 無料※団体割引は20名以上で適用。※予定が変更となる場合がある。※予約制なし【問い合わせ先】横尾忠則現代美術館TEL:078-855-5607(総合案内)
2024年05月12日陶芸、彫刻、建築、音楽など多様な領域で国際的に活躍するシアスター・ゲイツの展覧会『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』が9月1日(日) まで森美術館で開催中だ。アフリカ系アメリカ人のルーツとともに、日本文化からの影響も色濃い。愛知県常滑市で陶芸を学ぶために2004年に来日し、「国際芸術祭 あいち2022」では常滑の旧住宅を音楽・ウェルネス・陶芸研究のためのプラットフォーム「ザ・リスニング・ハウス」として再生し、多くの人を楽しませた。「常滑は私を変え、より良いアーティストになるために刺激を受けた、世界で最も重要な場所のひとつ」だとゲイツは語る。1973年、アメリカ・シカゴ生まれ、在住のゲイツは、イギリスの雑誌『ArtReview』が毎年発表するランキング「Power 100」の上位アーティスト。ニューミュージアム(ニューヨーク)など欧米の美術館や国際展での発表が続く中、待望の日本初個展が実現した。「アフロ民藝」とは、文化的ハイブリディティ(混合性)を追求してきたゲイツが、アメリカでの「ブラック・イズ・ビューティフル」運動と、日本の民藝運動という2つの重要な運動を反映する、芸術的で知的な試みだ。宗教哲学者・柳宗悦が民衆の手による日常的な工芸品に「美」を見出した民藝運動を知的・社会的運動と捉えて共鳴している。そのうえで同展はブラックアートと民藝の関係にとどまらず、「ものづくりと友情を通じて、人が文化の持つ可能性に身をゆだねたときに、何が起こるかを示すもの」だと語る。それでは「神聖な空間」「ブラック・ライブラリー&ブラック・スペース」「ブラックネス」「年表」「アフロ民藝」の5章からなる展覧会を見ていこう。ゲイツにとって音楽や儀礼、詩、彫刻や作陶は神聖なものに触れるためのスピリチュアルな行為。第1章「神聖な空間」は「美の神殿」をイメージし、自作とともに、彼が尊敬するつくり手の作品をインスタレーションした。入口には、民藝という言葉の起点となった江戸時代の僧侶・木喰上人による木彫。ゲイツが屋根にタールを塗る職人だった父に習った技術を生かした「タール・ペインティング」シリーズの作品もある。木喰上人《玉津嶋大明神》1807年シアスター・ゲイツ《年老いた屋根職人による古い屋根》2021年次の部屋の床に敷き詰められているのは、常滑の水野製陶園ラボで制作された1万4000個のレンガ。かつてアメリカでは煉瓦職人の多くが黒人や有色人種の労働者だった歴史も想起される。江戸〜明治期の歌人で陶芸家・尼僧の太田垣蓮月の掛軸。アフリカ系アメリカ人リチャード・ハントの彫刻。抽象表現主義的なゲイツのクロス状の作品は、白人のアーティストを中心に美術史が紡がれたことや、ベトナム戦争時、アメリカ人兵士に黒人が多かったことなどさまざまな解釈を誘う。1台のハモンドオルガンB-3と7個のレスリースピーカーを設置した《ヘブンリー・コード》では、毎週日曜にはオルガン演奏のパフォーマンスが行われる。意味が多重に想像される「もの」と、それぞれの違いを超えて人々が集える「空間」の組み合わせが特徴的だ。京都の香老舗・松栄堂の調香師とともにつくった香の彫刻《黒人仏教徒の香りの実践》(2024年)と《人型I》(2023年)シアスター・ゲイツ《アーモリークロス#2》2022年シアスター・ゲイツ《ヘブンリー・コード》2022年。記者内覧会ではゲイツのバンド「ザ・ブラック・モンクス」のパフォーマンスが行われたゲイツにとって「蒐集」も表現方法のひとつ。第2章「ブラック・ライブラリー&ブラック・スペース」ではものに宿る記憶を語り継ぐ。ゲイツが収集した黒人の歴史にまつわる約2万冊の本をシカゴから移送し、日本語の書籍と合わせてライブラリーを設置。また、公民権運動期に黒人のアイデンティティ確立に重要な役割を果たした出版社「ジョンソン・パブリッシング・カンパニー」の廃業後、雑誌や写真、家具などを買い取ってアーカイブ。観客も閲覧できる。さらに、ゲイツの建築プロジェクトから「リビルド・ファウンデーション」の活動を紹介。シカゴのサウス・サイド地区の廃墟40軒を買い取り、人々が集える文化施設やカフェにつくり変えるなど地域再生にも貢献している。第2章「ブラック・ライブラリー」展示風景第2章「ブラック・スペース」展示風景。ジョンソン・パブリック・カンパニーのアーカイブ展示第3章「ブラックネス」では、「ブラックネス(黒人であること)の複雑な状況から生まれる葛藤とともに、黒人文化のあらゆる表現とそこにある真実を映し出す。サウス・サイド地区の今は取り壊された教会でゲイツのバンド「ザ・ブラック・モンクス」が行ったパフォーマンスを撮影した映像では、都市開発によって教会が壊される問題を問う。デトロイトの小学校の体育館の床を組み合わせた抽象的な絵画。タールに代わり屋根補修剤として使われるアスファルトとポリマーの「工業用トーチダウン」を用いたタール・ペインティング。アメリカの黒人陶芸からアフリカ・日本・朝鮮・中国の陶芸に着想を得た陶磁器シリーズ。いずれも力強く美しい。映像作品《避け所と殉教者の日々は遥か昔のこと》2014年 展示風景《基本的なルール》2015年《7つの歌》2022年《ドリス様式神殿のためのブラック・ベッセル(黒い器)》2022-2023年第4章「年表」では、常滑の歴史、民藝の歴史、アメリカ黒人文化史とゲイツ個人史をひとつの時間軸で並べている。そして最終章「アフロ民藝」の展示スペースは圧巻だ。古常滑を研究しながら制作した陶芸家・小出芳弘(1941-2022年)から受け継いだ約2万点ものコレクションを展示。氷山の形をしたミラーボールが回るディスコのような空間に、明治〜昭和初期、酒屋で少量買いする客への貸し容器「貧乏徳利」1000本を並べたインスタレーション《みんなで酒を飲もう》などを設置した。常滑の澤田酒造とコラボし、ゲイツの名にかけたオリジナル日本酒「門」もつくった。常滑の陶芸家・小出芳弘コレクション第5章「アフロ民藝」展示風景長野県「山翠舎」の協力で古民家の古材を什器に使用。雪の重みによる根曲りの木を天井の梁に利用した「鉄砲梁」を再利用したゲイツが提案する「ハイブリッド」は、膨大なアーカイブとコラボレーションに裏打ちされ、その背景にある一人ひとりの存在を示す。分断する世界を諦めず、違いを認め、共感から新しいものを創り出そうと語りかけている。取材・文:白坂由里撮影:編集部<開催概要>『シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝』2024年4月24日(水)~9月1日(日)、森美術館にて開催公式サイト:
2024年05月10日無名の職人が手仕事でつくった日用の品々がもつ美を評価した思想家・柳宗悦(1889-1961)は、今からほぼ100年前の1925年、「民衆的工藝」を意味する「民藝」の新語を生み出した。その民藝運動がこれまで見出してきた約150件の品々を紹介するとともに、民藝の今、そしてこれからをも展望する巡回展が、東京の世田谷美術館で開幕した。これまでも民藝を紹介する展覧会は度々開かれてきたが、今回の民藝展の特徴のひとつは、創始者・柳の歩みや民藝運動の歴史を時系列にたどる構成はとらず、日々の暮らしのなかで使われてきた品々を「衣・食・住」の3つの視点から展観することだ。最初の展示室に登場するのも、「暮らしのなかの美」という考え方を象徴する大規模な展示である。第1章「1941生活展」展示風景食器類と燭台がセットされたテーブルを中心に、味わいのある家具や品々が飾られた居室は、柳が東京・目黒の日本民藝館で1941年に開催した「生活展」の再現を試みたもの。暮らしのなかで民藝を活かすライフスタイルを提案した生活展は、当時としては画期的なテーブル・コーディネートも取り入れていた。傍らに設置された当時の展示風景写真を見ると、見事な再現だと感じられるが、実は細かい部分で再現できなかった点もあるという。ひとつの理由は、当時の展示物には、柳が家族と自宅で使っていた普段使いの食器も含まれていたから。まさに「暮らしのなかの美」を体現するエピソードである。第2章「暮らしのなかの民藝」「衣」を装う展示風景第1章で民藝のライフスタイルにふれた後は、いよいよ「衣・食・住」を掘り下げた第2章へ。作品がゆったりと配された展示室は、ときに作品同士の色や形が響き合うように感じられる美しい空間だ。柳の眼が選んだ品々は、北は北海道から南は沖縄まで、また朝鮮半島をはじめとするアジアや欧米のものまで多岐にわたり、制作年代も縄文から同時代の昭和まで長きに及ぶ。室内の順路は特になく、「衣」であれば、染め物や織物、編み物、刺子や刺繡など、様々な手仕事でつくられた着物や履物、装身具を自由に見ることができる。例えば几帳面な刺子の足袋のように、丈夫にするという機能性と文様の美しさを備えた品や、可憐な草花を刺繡した古い衣を染め直し、外出着として頭からかぶる被衣(かつぎ)に仕立て直した再生衣料など、どの品にも各々の見どころがある。制作手法や生産地の風土、発見時のエピソードなどを記した簡潔な解説も多く、個々の作品を味わう手がかりとなっている。展示風景より左から、《網袋》ルカイ族(台湾)20世紀日本民藝館/《刺子足袋》羽前庄内(山形)1940年頃日本民藝館展示風景より《剣酢漿草大紋山道文様被衣》江戸時代18-19世紀日本民藝館「食」を彩る品々は、柳が説いた民藝美を最もよく表したものと言えるそうだ。貯蔵や煮炊きに使われた縄文土器に注目した柳は、縄や紐で華美な装飾が施されていても、「恐らく一切が生活から遊離したものではなかった」と考えていたというが、職人たちが地域の特性から生まれた素材を用い、形や文様に工夫をこらして生み出した品々もまた、生活から遊離することなく、同時に美しさも備えた典型的な民藝の品ということだろう。第2章「暮らしのなかの民藝」「食」を彩る展示風景展示風景より《深鉢》南安曇郡小倉村出土(長野)縄文時代中期日本民藝館展示風景より《緑黒釉掛分皿》因幡牛ノ戸(鳥取)1931年頃日本民藝館同展では、作品を組み合わせることで民藝の雰囲気を伝えてくれる展示も印象深い。たとえば、「住」の展示では、味わい深い江戸時代の行灯と昭和の照明が並び、一方、沖縄を扱ったコーナーでは、琉球王国時代の仏壇を中心とした展示が静清な佇まいを見せている。第2章「暮らしのなかの民藝」「住」を飾る展示風景第2章「暮らしのなかの民藝」「気候風土が育んだ暮らし―沖縄」展示風景同展のもうひとつの特徴は、柳の没後の展開にも焦点をあて、第3章「ひろがる民藝」を設けていることだ。地域的な広がりで紹介されるのは、柳の同志の濱田庄司、芹沢銈介、外村吉之介が1972年に刊行した書籍『世界の民藝』に関わる品々。各地の気候風土や生活に育まれたプリミティブなデザインが、民藝の新たな扉を開いたと評価されているそうだ。素朴な造形とともに、例えばメキシコの鍋に添えられた芹沢の「あたかも玉ねぎの断面を見るようなおもしろさがある」といった感想など、民藝の目利きのわかりやすいコメントに思わずほっこりするコーナーでもある。展示風景より《入れ子土鍋》グアダラハラ市近郊(メキシコ)20世紀後半静岡市立芹沢銈介美術館時間的な広がりは、現代の職人たちに注目した「民藝の産地」の展示に見られる。今回選ばれたのは、大分の小鹿田焼、兵庫の丹波布、岩手の鳥越竹細工、富山の八尾和紙、岡山の倉敷ガラスの5つ。これまでの品々と、今まさに生み出されている品々、そして現地で取材した制作風景とインタビュー映像が紹介されており、とりわけ作り手たちの真摯な言葉には耳を傾けずにはいられない。第3章「ひろがる民藝」展示風景「民藝の産地」の丹波布(兵庫)の展示風景展示風景より、八尾和紙を用いた作品芹沢銈介《型染カレンダー 1958年海外版》東京1957年静岡市立芹沢銈介美術館展示の最後は、現在の民藝ブームの先駆者ともいわれるテリー・エリスと北村恵子によるインスタレーションだ。世界各地のフォークアートや日本の民藝、あるいは気に入った民藝の品をイメージして現代作家につくってもらった作品など、民藝を「いま」の暮らしに融合した色彩も豊かな展示は、「これからの民藝スタイル」を提示するものだという。第3章「Mixed MINGEI Style by MOGI」展示風景テリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Art ディレクター)による「これからの民藝スタイル」のインスタレーション今回の展覧会は、「民藝とは何だろう?」という初心者にも親しみやすい展示が心がけられたというが、インスタレーションも含めた美しい展示とわかりやすい解説が、民藝の美を堪能させてくれると同時に、そのコンセプトをヴィヴィッドに伝えてくれたように思う。そして会場出口に待っているのは、国内外の職人による民藝の多彩な品々や、染色家でアーティストの宮入圭太が同展のためにデザインしたグッズを取り揃えた特設ショップ。気に入った品をもち帰って暮らしに取り入れるのは、「美はくらしのなかにある」という展覧会コンセプトにも合致することだろう。展覧会特設ショップの一角取材・文・撮影:中山ゆかり<開催概要>『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』2024年4月24日(水)〜6月30日(日)、世田谷美術館にて開催公式サイト:
2024年05月08日沖縄出身のお笑いコンビ・スリムクラブの真栄田賢と内間政成が21日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットに登場した。「沖縄国際映画祭」は2009年にスタートし、2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更。沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、沖縄の春の風物詩として親しまれてきたが、今年で最後の開催となった。レッドカーペットには、上映作品の出演者やイベント出演者、関係者ら総勢760人が参加。大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、ファンサービスも行いながらゆっくりと歩いた。スリムクラブの内間は「こんな暑い中みんな集まってくれて本当に感動しました」と感想を述べ、真栄田は「終わるのが寂しいです。なんで終わるんですか!?」と吐露しつつ、「映画祭、今までありがとうございました」と感謝。そして、「今後とも映画と吉本、そして沖縄をよろしくお願いします。沖縄、吉本、映画、いいよ!」と自身のギャグで盛り上げた。
2024年04月22日元Folder5のAKINAが21日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットに登場した。上映作品の出演者やイベント出演者、関係者ら総勢760人が参加したレッドカーペット。特別招待作品『不死鳥の翼』に出演したAKINAは、岸本司監督や共演者らとともに歩いた。第1回の同映画祭にも参加していたAKINA。「15年ぶりのレッドカーペットですごくうれしかったです。最初と最後に歩けたので、やり続けてよかったと思いました」と笑顔を見せた。地元・沖縄でのレッドカーペットに「うれしいですね」としみじみ。「うちの両親も見に来ていたので、ちょっとした親孝行になりました。娘も見ていて手を振ってくれました。故郷で見せられたというのは私にとってありがたいことですし、親の目にも焼き付けてほしいなと思いました」と感慨深げに語っていた。「沖縄国際映画祭」は2009年にスタートし、2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更。沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、沖縄の春の風物詩として親しまれてきたが、今年で最後の開催となった。
2024年04月22日沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセール(川田、ゴリ)が21日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットに登場した。「沖縄国際映画祭」は沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、2009年にスタート。2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更した。16回目となる今回は、「お~い、お~きな、お~もしろい、お~まつりだ~。」をキャッチコピーとし、4月20日・21日の2日間開催。今年で最後の開催となる。レッドカーペットでは、大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、参加映画作品の出演者やイベント出演者、関係者たちが続々と登場。沖縄県出身で毎年同映画祭を盛り上げてきたガレッジセールも、笑顔を見せながらカーペットを歩いた。川田は「最後ということもあって噛みしめながら歩いていたんですけど、声援をいただくとうれしいですね。うちなんちゅの方が『ちばりよ~』とか言ってくれるととってもうれしいです」としみじみ。ゴリも「こんだけ暑い中で、何時間も前からお客さんが待ってくれている。それだけ沖縄国際映画祭に期待してくれているということなので、その気持ちを考えながら。『ゴリちゃん』とか言ってくれて」と感慨深げに語った。そしてゴリは「終わると悲しいという思いもあるんですけど、16年、僕らが所属している吉本興業が沖縄にこれだけの祭りを続けてくれたという感謝の気持ちのほうが大きいです。いろんな芸人さんや俳優さん、ミュージシャン、アイドルの方の来てくれて、無料で見られるイベントが多かった。すごく価値のあるイベントだったと思うので、続けてくれてありがとうございますという気持ちです」感謝。川田も「1回目を思い出す。小さいシールを貼って宣伝していた。あんなに小さかった映画祭が広がって、16年も続いたというのは感謝ですね」と語っていた。
2024年04月21日今年で最後の開催となる「島ぜんぶでおーきな祭 第16回沖縄国際映画祭」が20日、沖縄県内で開幕。沖縄出身のお笑いコンビ・ガレッジセール(川田、ゴリ)が、那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場で行われた「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト」でMCを務め、イベント後に囲み取材に応じた。「沖縄国際映画祭」は2009年にスタートし、2015年から「島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」に名称を変更。沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典で、第16回となる今回は、「お~い、お~きな、お~もしろい、お~まつりだ~。」をキャッチコピーとし、4月20日・21日の2日間開催する。なお、同映画祭は今年で終了することが決定。運営の中心的な役割を果たしてきた吉本興業ホールディングスが3月6日、今年を最後に運営から退くと発表し、実行委員会が4月10日、今年の開催をもって終了すると発表した。「島ラブ祭 ソーシャルビジネスコンテスト」でMCを務めたガレッジセールは2人とも沖縄県出身で、毎年同映画祭を盛り上げてきた。コンテストにちなみ、今後沖縄でやってみたいことを聞かれると、川田は「去年のプレゼンで農業で沖縄のためにという若者がいて、それはやってみたいなと思いました」と答え、ゴリが「沖縄に東京とか大阪の人気の芸人が来たりしながら、いろんな映画が見られるような沖縄国際映画祭というイベントをやってみたい」とボケると、川田が「明日終わるんだよ!」とツッコミ。「終わるんだったらそれをまた僕が始めたいです」とゴリが言うと、川田は「そんな力ないだろ!」と再びツッコんだ。そして、今年で同映画祭が最後を迎えることに、川田は「終わっちゃうの寂しいなと。明日最後のイベント終わりはじーんと来ているかもしれないですね。花火がなくてよかったです。花火見たらうわーって泣いていました」としみじみ。ゴリも「じーんと来ちゃいますね」と言い、「吉本興業が沖縄にこういうお祭りをやるってなったときに沖縄県民としてはうれしいわけですよ。沖縄県に貢献できるって。そして10年以上続けて。お客さんの笑顔を見ると幸せになるし、そういうので続いた16年がある」と回顧。最初は認知されてなかったものの、当たり前のように知られるようになったことへの喜びも述べ、「それがなくなってしまうのかと。会社に対してご苦労様でしたというのと、やってくれてありがとうございますという感謝の気持ちもあるし、やっぱり寂しさもあるんですけど、マイナスな気持ちで終わるよりも、ありがとうございました、いい16年だったねって思って終わりたい」と語った。
2024年04月20日俳優で映画監督の齊藤工が、神津トスト明美監督の日米合作・劇場用長編映画『ボクがにんげんだったとき/When I Was a Human』のエグゼクティブプロデューサーに就任した。本作は、飼い主を愛する保護犬が人間に変身して、人間界で奮闘するファンタジー映画。90年代のハリウッド映画を彷彿とさせるようなハートウォーミングな犬の冒険映画として、ハリウッドのフィルムマーケット「slated.com」でも高い評価を受け、週間ランキングでも上位5位入りを果たした。また、タランティーノ映画常連のダニー・トレホや映画『卒業白書』のレベッカ・デモーネイなど人気俳優たちが本作の脚本に惚れ込み、続々と出演を決定している。本作が長編劇場映画としてハリウッドでの映画撮影の実現を目指すなか、この度、齊藤工がプロデューサーに就任。本作の製作陣からは「同氏の参加は、本作が目指すハリウッドでの映画撮影実現へ向けて重要な一歩となります。俳優として日本国内外で高い評価を得ており、プロデューサー、映画監督としても活躍する同氏のプロデューサーとしての参加は、作品の製作・プロモーションにおいて新たな視点が加わり、同氏の映画制作における幅広い知識や豊富な経験から、作品のクオリティ向上や海外展開の成功につながると信じております」とコメントが寄せられている。齊藤 工よりコメント神津トスト明美監督の本作のオリジナル短編『When I was a human』がとにかく素晴らしく、多くの、特に愛犬家に届けたい保護犬の飼い主への愛を描いた傑作短編でした。国内外の映画産業の今、そして光と影を熟知された神津監督と森田真帆さんが想いを込めた本作の長編企画・脚本がハリウッドのフィルムマーケット「slated.com」を介して愛犬家でもあるダニー・トレホ氏やレベッカ・デモーネイ氏の目に、心に留まり、純然と大きく実現に向かうその過程こそがハリウッドドリームを描く映画の様に感じました。正直私に何が出来るかまだわかりませんが、映画作り・資本集め・届け方の厳しさ・残酷さは確りと味わって参りました。また日本に置ける保護犬を始めとした動物の命の問題にも一石を投じる作品になる事も願いながら、この作品に起きている純度の高い奇跡とクリエイティブを止める事なくプロジェクトと共に奔走したいと思います。作品について原作となったショート作品はアカデミー賞公認配給会社Shorts Internationalの目にとまり、配給契約を締結後、全米・全欧・インドでTV放送され大好評を博す。また2018年から2019年にかけて全米20か所以上の劇場で上映され、収益金の全ては各地の保護犬・ペット団体に寄付された。本作はこのショート作品を劇場版として長編化する。(シネマカフェ編集部)
2024年04月07日約100年前に、思想家・柳宗悦が日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せることを説いた民衆的工藝「民藝」。これまでも様々なかたちで紹介されてきたが、4月24日(水)から6月30日(日)まで、東京の世田谷美術館で開催される同展は、その民藝を「衣・食・住」のテーマに分け、暮らしで用いられてきた美しい品々約150件を展観する展覧会だ。柳宗悦は、日本のみならず朝鮮半島や中国や欧米なども旅し、陶磁、染織、木工などあらゆる工芸品のほか、絵画や家具調度などの多岐にわたる品々を、自身の「眼」を通して蒐集した人物だ。蒐集品の制作年代も、縄文時代から昭和まで幅広い。同展は、民藝としての美を、衣・食・住に関わるそれぞれの品々に見いだした柳の視点をひも解く試みとなっている。また同展では、1941年に柳が設立した東京・目黒の日本民藝館で、柳自身がテーブル・コーディネートを手がけた「生活展」の再現展示もある。美しいライフスタイルを提案するという当時としては画期的な展示は、現代の私たちをも魅了するに違いない。日本民藝館「生活展」会場写真 1941年柳はまた、同時代の国内各地の手仕事による日常品にも注目し、その紹介に努めた。同展もまた、民藝の「今」と「これから」に注目する。柳の没後も民藝は受け継がれ、今も日本の各地で作り手たちが手仕事を続けているが、なかでも同展が焦点を当てるのは、大分の小鹿田焼、兵庫の丹波布、岩手の鳥越竹細工、富山の八尾和紙、岡山の倉敷ガラスだ。今回は、現代の製品の展示とともに、現地で取材したオリジナル映像によって、そこで働く人々の想いや制作風景にもふれることができる。さらに、現在の民藝ブームの先駆者ともいえるテリー・エリス/北村恵子による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションの展示もある。「これからの民藝スタイル」を提案するものとして、同展の見どころのひとつとなっている。MOGI Folk Art ディレクターのテリー・エリスと北村恵子 Photo: Yuki Ogawa幅広い展示内容だが、今回は「民藝とは何だろう?」という初心者にも親しみやすい展示が心がけられているという。そんな楽しい会場で、名も無き作り手たちが生み出した美を堪能したあとは、特設ショップにお立ち寄りを。実際に暮らしの中に取り入れたいと思える美しい品々に出合えるに違いない。<開催概要>『民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある』会 期:2024年4月24日(水)~6月30日(日)会 場:世田谷美術館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)料金:一般1,700円、65歳以上1,400円、大高800円、中小500円公式サイト:
2024年04月04日企画展「大地に耳をすます気配と手ざわり」が、東京都美術館にて、2024年7月20日(土)から10月9日(水)まで開催される。自然と関わりつつ制作を行う現代作家に着目企画展「大地に耳をすます気配と手ざわり」は、自然に深く関わりつつ制作を行う5人の現代作家、榎本裕一、川村喜一、倉科光子、ふるさかはるか、ミロコマチコを紹介する展覧会だ。写真、木版画、油彩画、水彩画、インスタレーションなど、さまざまな作品を通して、自然と人の関係性に光をあててゆく。たとえは、榎本裕一は、2018年より北海道の根室にもアトリエを構え、冬の景色をモチーフに制作を行ってきた。近年取り組んでいるのが、アトリエ近くの自然の光景が偶然に織りなす形に着想した作品。一見すると抽象画のように思える油彩画は、よく見れば風景が浮かび上がるものとなっている。本展では、雪の湖面を表す新作などを展示する。また、ふるさかはるかは、青森で自然とともに生きる人々に取材を重ねつつ活動。自身が採取した土や、自ら育てた藍から絵具を作り、木の形や木目を活かして版木を手がけるなど、自然と関わる手仕事としての木版画に取り組んでいる。本展では、取材地の漆を使った大きな木版画を制作し、会場の空間に合わせた展示を展開する。本展の作品は、未開の大自然ではなく、自然と人の暮らしが重なる場で育まれたものだ。そこには、生命の輝きや自然の驚異ばかりでなく、都市生活では希薄になりやすい、人の力の及ばない自然への畏怖と敬意をも感じることができるだろう。展覧会概要企画展「大地に耳をすます気配と手ざわり」会期:2024年7月20日(土)~10月9日(水)会場:東京都美術館 ギャラリーA・B・C住所:東京都台東区上野公園8-36開室時間:9:30~17:30(金曜日は20:00まで)※入室はいずれも閉室30分前まで休室日:月曜日(8月12日(月・振)、9月16日(月・祝)・23日(月・振)は開室)、9月17日(火)・24日(火)観覧料:一般 1,100円、大学生・専門学校生 700円、65歳以上 800円、高校生以下 無料※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳の所持者および付添者(1名まで)は無料(証明できるものを要提示)※同時期開催の特別展「デ・キリコ展」「田中一村展奄美の光 魂の絵画」のチケットを提示することで、各料金より300円引き■出品作家榎本裕一、川村喜一、倉科光子、ふるさかはるか、ミロコマチコ【問い合わせ先】東京都美術館TEL:03-3823-6921
2024年04月02日20世紀前半までの西洋美術を収蔵・展示してきた国立西洋美術館で、現代アーティストとの初の大規模なコラボレーション展『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?——国立西洋美術館65年目の自問 | 現代美術家たちへの問いかけ』が3月12日(火) に開幕した。小沢剛、長島有里枝、ミヤギフトシら21組が参加し、5月12日(日) まで開かれている。国立西洋美術館は、第二次世界大戦後にフランス政府から寄贈返還されることになった松方コレクションを収蔵、展示する施設として1959年に設立された。実業家・松方幸次郎が日本の若い画家たちに「本物の西洋美術を見せたい」と収集された西洋美術コレクション。戦後に国立西洋美術館の創設に協力した当時の美術家連盟会長の安井曾太郎は〔松方コレクションの〕「絵がもし返ってきた時、誰が一番これの恩恵を受けるんですかと、それは日本国民全部かもしれんけども直接的には我々美術家じゃありませんか」との思いを表明していた。つまり、未来を生きるアーティストに資するためにこの美術館ができたのではないか。開館から65年目を迎え、「国立西洋美術館は、未来のアーティストたちが生まれ育つ場所となりえてきたのか」という自問を込めてこの展覧会はつくられた。3月11日に開かれた記者内覧会で、同展を企画した国立西洋美術館主任研究員の新藤 淳は「作家の皆さんの熱量を持った反応によってこの展覧会は成り立っています」と感謝を述べた。記者内覧会。国立西洋美術館主任研究員の新藤 淳(中央)と出展作家たち展覧会は0章〜7章と「反-幕間劇」で構成。同館設立の資料を展示した0章をはじめ、多大な文脈から編まれている。印象に残る作品をいくつか紹介したい。第1章「ここはいかなる記憶の磁場となってきたか?」は、所蔵作品と現代作家の対話のような展示だ。同館が所蔵するポール・セザンヌの油彩画と、その作品を見た内藤礼の新作絵画。一見、白い色面のような内藤作品はじっと見ていると色彩が浮かんでくる。また、同館で開催された1974年の「セザンヌ展」や1981年の「モーリス・ドニ展」に触発されたという批評家で画家の松浦寿夫も独自の絵画で応答している。左から、ポール・セザンヌ《葉を落としたジャ・ド・ブッファンの木々》1885-86年、内藤礼《color beginning》2022-23年左から、ポール・セザンヌ《ポントワーズの橋と堰》1881年、松浦寿夫《キプロス》2022年続く第2章「日本に『西洋美術館』があることをどう考えるか?」では、日本の近代彫刻史を研究する彫刻家・美術評論家の小田原のどかが、新作インスタレーションの中でロダンの彫刻を横倒しにして展示。実際に美術館の収蔵庫で、地震対策も兼ねて横倒しで保管されているのを見て発想したという。併せて、部落解放運動の出発点であるとともに日本最初の人権宣言といわれる「水平社宣言」を起草した画家・西光万吉の掛け軸を展示。「転倒」に「転向」を重ねて複層的な問題提起がなされている。小田原のどかの展示より、奥に五輪塔、床にオーギュスト・ロダン《青銅時代》1877年(原型)、西光万吉《毀釈》1960年代、床にオーギュスト・ロダン《考える人》1881-82年また、第4章「ここは多種の生/性の場となりうるか?」では、写真家・鷹野隆大が、「国立西洋美術館の所蔵品がもし現代の一般的な部屋に並んでいたらどう見えるか」と考え、展示室にIKEAの家具を並べ、その中に所蔵作品と自身の写真作品を配置した。また、飯山由貴は松方コレクションの成り立ちを批判的に読み解く展示壁を制作し、鑑賞者の声も拾えるように仕立てた。鷹野隆大の展示より、壁面にはギュスターヴ・クールベ《眠れる裸婦》1858年、鷹野隆大《kikuo(1999.09.17.Lbw#16)「ヨコたわるラフ」シリーズより》1999年飯山由貴《この島の歴史と物語と私・私たち自身——松方幸次郎コレクション》(2024年)より階段から続く「反-幕間劇——」と称した弓指寛治のインスタレーションも胸に残る。近年の上野公園整備に伴い、あまり姿が見えなくなった路上生活者を山谷地区に訪ねて描いた肖像画などを展示。もとは新藤のリクエストから始まったため、新藤を誘って山谷に出かけ、路上生活者をケアする看護師たちにも出会っていく。亡くなった路上生活者がつくりためた作品群が異彩を放つ。弓指寛治の展示より弓指寛治の展示より。路上生活者に出会っていく様子やそれぞれの人生の物語などが描かれているところで、行方不明だった松方コレクションのクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》が2016年にルーヴル美術館で発見されたのち、国立西洋美術館に所蔵となったニュースをご記憶だろうか。第5章「ここは作品たちが生きる場か?」では、竹村京が、この絵画の欠損部分を補完するように大きな布に絹糸を刺し、モネ作品にベールを重ねるようにインスタレーションした。残っていたモノクロ写真をもとに、色彩や筆跡を推察してつくりあげたという。「モネの眼になってつくるのが楽しかった」と竹村が語る、時空を超えたコラボレーションだ。竹村京《修復されたC.M.の1916年の睡蓮》2023-24年釡糸、絹オーガンジー作家蔵裏側にクロード・モネ《睡蓮、柳の反映》(1916年)が展示されているさらに最終章では、梅津庸一、坂本夏子、杉戸洋に物故作家の辰野登恵子を加え、日本の現代作品がポロックら同館所蔵作品といかに拮抗しうるかを見せる。左から、辰野登恵子《Work 85-P-5》1985年、ジャクソン・ポロック《ナンバー8、1951 黒い流れ》1951年、坂本夏子《Tiles》2006年左壁面は杉戸洋作品、右壁面と手前の立体は梅津庸一作品ほかに、常設展の絵画を子どもや車椅子の目線に下げて展示することなどを提案した田中功起作品ほか、さまざまな方向から美術館に問いかけがなされている。なお、飯山由貴は記者内覧会の最後、国立西洋美術館はオフィシャルパートナーを務める企業にイスラエルと武器貿易をしないよう働きかけてほしいと有志とともに訴えた。開会式終了後には、同じく出品作家の遠藤麻衣も、作家の百瀬文とともにアクションを行った。今、主にヨーロッパのミュージアムでは、現代の問題に応答すると同時に、過去の歴史とどう向き合うかを検証し始めている。そうした世界の動きに連なる行為ともいえるだろう。取材・文・撮影:白坂由里<開催概要>『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』2024年3月12日(火)~5月12日(日)、国立西洋美術館にて開催公式サイト:
2024年03月28日東京都現代美術館では、2024年4月6日(土)より『ホー・ツーニェンエージェントのA』展を開催する。シンガポールを拠点に活動するアーティスト、ホー・ツーニェン(1976-)の個展である。映像やヴィデオ・インスタレーション、パフォーマンスの分野で高い評価を得ているホー・ツーニェンは、幅広い資料や言説を参照し、再編成することで、東南アジアの歴史的な出来事や、思想、個人または集団的な主体性や文化的アイデンティティなどを描き出してきた。同展では、彼の最初期の作品を含む6点の映像インスタレーションと国内初公開の最新作で、彼の歴史的探求の軌跡を探る。まず2003年に制作された《ウタマ—歴史に現れたる名はすべて我なり》は、ホーが監督と脚本を務めたデビュー作。シンガポールという国名を命名したとされるサン・ニラ・ウタマに関する諸説をめぐりながら、イギリス人植民地行政官による近代の建国物語を解体する。《ウタマ―歴史に現れたる名はすべて我なり》 2003年《一頭あるいは数頭のトラ》(2017年)は、トラを人間の祖先とする信仰や、第二次世界大戦中、「マレーのトラ」といわれた陸軍軍人・山下奉文など、トラにまつわるエピソードで構成された3Dアニメーションによる作品だ。姿を変え続けるトラと人間を介して、シンガポールの支配と被支配の歴史を物語る。こうした作品の基盤となるプロジェクトが「東南アジアの批評辞典」だ。同展では、東南アジアに関連するAからZのキーワードとイメージが、アルゴリズムで都度組み合わされる映像作品《CDOSEA》(2017年-)を展示する。《ヴォイス・オブ・ヴォイド―虚無の声》2021年、展示風景 撮影:三嶋一路写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]ホーの新たな展開ともいえる最新作が《時間(タイム)のT》。ホーが引用し、アニメーション化した映像の断片が、アルゴリズムによって時間の様々な側面とスケールを描き出すシークエンスに編成される。会期中は、ギャラリートークや読書会など関連プログラムの開催も。参加方法や詳細は、美術館のウェブサイトで確認を。<開催概要>『ホー・ツーニェンエージェントのA』会期:2024年4月6日(土)~7月7日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室 B2F時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)料金:一般1,500円、大学・65歳以上1,100円、高中600円展覧会ページ:
2024年03月28日「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が2024年4月20日(土)から6月30日(日)まで、熊本市現代美術館にて開催。東京などでも開催された巡回展となる。サンリオ60年の歴史&“カワイイ文化”に迫る展覧会「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」は、2020年に創業60年を迎えたサンリオの軌跡を辿る展覧会。本展では、サンリオが創業される以前の歴史から紐解き、日本の“カワイイ文化”を牽引してきたサンリオの歩みに迫っていく。サンリオが60年の間に生み出したキャラクターは、450以上。会場では、ハローキティをはじめとする人気キャラクターはもちろん、パティ&ジミーなどのなつかしいキャラクターやレアなキャラクターにもスポットを当て、貴重な原画や資料、商品展示などから多角的に“カワイイ文化”を紹介する。また、マイメロディなどのキャラクターが誕生する舞台裏や、ファンとサンリオの交流の場となった機関紙『いちご新聞』、時代性を取り込み変化するハローキティの戦略など、サンリオキャラクターが長く愛され続ける背景にもフォーカス。作り手側だからこそ明らかにできる企画意図や苦労話など、サンリオの秘密を知ることができる貴重な機会となっている。熊本会場オリジナル展示もまた館内では、熊本会場オリジナルの展示も予定。おもちゃの交換プログラム「かえっこ」で集まったサンリオのキャラクターグッズを花のように敷き詰めた、藤浩志の《Happy Garden Ver. Sanrio》など、アーティストとのコラボレーション作品や、熊本ならではのサンリオとの関わりを示す展示にも注目だ。展覧会概要「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」会期:2024年4月20日(土)~6月30日(日)会場:熊本市現代美術館 ギャラリーI・II住所:熊本県熊本市中央区上通町2₋3 びぷれす熊日会館3階開館時間:10:00~20:00 ※入場は19:30まで休館日:火曜日料金:一般 1,500(1,300)円、シニア 1,200(1,000)円、学生(高校生以上) 900(700)円※()内は前売、20名以上の団体、電車・バス 1日乗車券、 JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証、熊本県立美術館友の会証提示者の料金※中学生以下無料※各種障害者手帳を提示者と付き添い者1名無料(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等を予定)【問い合わせ先】熊本市現代美術館TEL:096-278-7500
2024年03月18日2024年3月26日(火)より、東京藝術大学大学美術館では、『大吉原展』を開催する。約10万平方メートルもの広大な敷地に、約250年の長きにわたって続いた江戸の吉原。公界としての伝統と格式を備えた幕府公認のこの遊廓は、常に贅沢な非日常の世界を演出することで多くの人々をひきつけた。遊廓は現在の社会通念からは許されざる制度だが、そうした負の歴史も踏まえて、吉原遊廓における江戸の文化と芸術を、国内外の名品の数々で丁寧に検証する。同展最大の特徴は、展示室全体で吉原の五丁町を演出する展示構成。来館者は吉原見物の客になった気分で、大門、常燈明、見返り柳などのある吉原の街を疑似体験する。独得のしきたりや風習、遊女の生活やファッションなど、吉原の文化や歴史は、菱川師宣、喜多川歌麿、葛飾北斎らの厳選された浮世絵で紹介。明治時代に入って高橋由一が描いた油彩画《花魁》は、修復後初の公開だ。さらに辻村寿三郎の人形たちが妓楼「三浦屋」を舞台に生活を繰り広げる、3メートル四方の巨大ミニチュアワールドも出現。各部屋に置かれた精緻な作りの調度品なども注目だ。また今回は、アメリカ合衆国最古の公立美術館、ワズワース・アテネウム美術館や大英博物館から、数々の名品が里帰りする。とくに前者から出品される喜多川歌麿の《吉原の花》は、箱根、岡田美術館所蔵の《深川の雪》、アメリカ、フリーア美術館所蔵の《品川の月》と合せた三部作のひとつとして知られている。18000円の特典付き夜間特別開館チケット購入者が展示場内で実際に花魁道中を見ることができる「お大尽ナイト」や、江戸東京研究センター特任教授・田中優子による記念講演会など、スペシャルな企画多数。その他のイベントも合わせて、詳細は展覧会公式ホームページで確認を。<開催概要>『大吉原展』会期:2024年3月26日(火)~5月19日(日)※会期中展示替えあり会場:東京藝術大学大学美術館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)料金:一般2,000円、大高1,200 円チケット情報: ()公式サイト:
2024年03月12日沖縄市(市長:桑江 朝千夫)は、2024年2月に沖縄市の魅力を紹介するガイドブック「沖縄市GO」(日本語・英語・繋体字・簡体字・韓国語)を発刊しました。沖縄市の文化・観光・スポーツ・イベントが表紙を飾り、様々なコンテンツが紹介されております。沖縄市GO同ガイドブックは、順次全国各地の沖縄料理店や、沖縄県中部を中心とした宿泊施設、飲食店、観光施設、アンテナショップ等にて配布を予定しています。また、沖縄市観光ポータルサイトKOZAWEBでも閲覧可能です。KOZAWEB: ■沖縄県沖縄市について沖縄市は、沖縄本島のまん中より少し南側にあり、49平方kmの広さがあります。一年を通してあたたかな気候にめぐまれ、年間降水量は2,000mm以上です。平均気温は約22度、もっとも寒い2月でも10度以下になることはほとんどありません。旧盆が近くなると、市内各地からタイコやサンシン、パーランクーの音が聞こえてきます。エイサーは旧暦7月15日前後におこなわれる沖縄の代表的な伝統行事です。沖縄市には有名なエイサーだけでなく、豊作を願って行われる「ウシデーク」や「沖縄民謡」などの伝統芸能も盛んです。沖縄市役所 法人番号:5000020472115開庁時間: 午前8時30分から午後0時、午後1時から午後5時15分閉庁日 : 土・日曜日、祝日、慰霊の日(6月23日)、年末年始(12月29日~1月3日)所在地 : 〒904-8501 沖縄県沖縄市仲宗根町26番1号電話番号: 098-939-1212HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月27日『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』と題して、国立西洋美術館で初めて「現代美術」を大規模に展示する展覧会が開かれる。会期は3月12日(火)〜5月12日(日)の2カ月にわたる。20世紀前半までの西洋美術を収蔵/保存/展示する国立西洋美術館には、いわゆる「現代美術」は存在しない。しかし1959年に松方コレクションを母体として開館した国立西洋美術館の成立までの歴史を紐解いてみると、開館以後の同時代を生きるアーティストらが所蔵品に触発され、未来の芸術をつくる刺激の場になってほしいという願いがあったことがわかる。では、国立西洋美術館はそのような土壌となってきただろうか。開館から65年目にあたり、そうした問い直しのもとにこの展覧会が立ち上がった。参加アーティストは、内藤礼、長島有里枝、小沢剛、エレナ・トゥタッチコワ、ユアサエボシなど、世代もジャンルも幅広い。例えば、日本の近代彫刻史を研究している彫刻家・評論家の小田原のどかは、かねてから思い描いていた国立西洋美術館の所蔵品を活用した展示を行うという。写真家・鷹野隆大は、「歴史的名画が一般家庭に置かれたらどうなるか」というシミュレーションとなる展示を実施。違和感あるいは普遍性を感じるのか、どんな感覚が起こるか確かめたい。また、日本が西洋美術を受容する近代美術史を顧みながら「美術とは何か」を考え、絵画や陶芸などを制作、私塾やギャラリー運営などにも携わってきた梅津庸一も参加。梅津庸一自身として、また私塾「パープルーム」(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わかもとさき)としても出展する。ほかにも、死者への鎮魂や亡き者への視点を変容させる絵画を描き、空間にインスタレーションする弓指寛治など、国立西洋美術館という枠組みの中で、あるいは枠組みを超えてどのように展開されるのか興味深い。<開催概要>『ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? ──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ』会期:2024年3月12日(火)~5月12日(日)会場:国立西洋美術館時間:9:30~17:30、金土は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(3月25日、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)料金:一般2,000円、大学1,300円、高校1,000円公式サイト:
2024年02月26日今後は九谷焼の伝統的な技法と、現代アートを掛け合わせた斬新な試みにも取り組んでいきます。プレオープンとして5名の若手アーティストたちによるグループ展、「ALLOS and ERGON」を2月16日から3月17日までの会期で開催いたします。場所:石川県金沢市広坂1丁目2-32 北山堂ビル2F会期:2024年2月16日(金)-3月17日(日)ギャラリーロゴギャラリー展示スペース■POOL SIDE GALLERYについて九谷焼の伝統が根付く金沢と、現代アートの領域で活動するアーティストが融合し、新たな試みをスタートさせます。POOL SIDE GALLERYは2024年春、日本の伝統やアートシーンを牽引する都市である東京、大阪、京都、そして金沢を繋ぐ場として、新進気鋭のアーティストたちによる化学反応を観測する実験室として、金沢の地から現代アートを発信する場をオープンいたします。今後の展開各都市で活動する若手アーティストを金沢の地から発信し、キュレーターや批評家と協同して実験的な展覧会を行っていくだけでなく、金沢に根付く九谷焼の窯元と、若手アーティストたちとのコラボレーションを進めていきます。例えば、今後はアーティストがデザインやコンセプト等をディレクションし、地元の窯元による制作指導と協力のもと、九谷焼の技法を取り入れた作品を制作・販売していきます。ミッション現代アートは社会や文化の変化に敏感に反応し、既成概念を超えた手法で新しい価値観や問題意識を提起します。一方、九谷焼は日用の器から装飾品に至る日本の伝統工芸の一翼を担っており、色彩豊かな絵付けや独特なデザインが特徴です。九谷焼と現代アート、この2つの異なるジャンルを融合させることで、斬新かつ創造的な表現とユニークな作品が生まれる可能性が広がります。そして新たな文化的価値を創造し、日本の伝統と現代性を同時に楽しむことができるようになるでしょう。また、九谷焼を取り巻く環境は伝統を大切にする熟年世代以上が中心という現状から、次世代へつなぐ意識のもと、国内外の若い世代へ訴求していきます。展覧会キービジュアル■5名の若手アーティストによるグループ展、「ALLOS and ERGON」についてギャラリーのオープンに先がけ、金沢、東京、大阪、京都、各都市に所縁があり、現代アートシーンで注目を集める若手アーティストたちによるグループ展を開催いたします。参加作家は、磯村暖、沖見かれん、中田愛美里、國分莉佐子、吉田桃子の5名です。展覧会タイトルの「ALLOS and ERGON」とは、「ERGON」はギリシャ語で「作品(の本質)」の意味を持ちますが、2つの語が合わさると「変わった-作用」という語句になり、所謂「アレルギー」の語源にもなっています。本展はタイトルの意味の通り、社会問題に向き合い、インスタレーションや彫刻など様々な表現を行いながら国内外で活動する磯村をはじめ、各々異なるテーマと技法で絵画表現に取り組む沖見かれん、國分莉佐子、吉田桃子、彫刻を用いて独自の物語を展開する中田愛美里に至るまで、新しい表現が一堂に会した時、互いにどう反応しあうのか、また、後世にどういった意味を引き起こすのか、鑑賞者の方々に訴えかけるメッセージとなっております。プレオープン企画展示風景各作家プロフィール磯村暖| Dan Isomura1992年 東京都生まれ2016年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業2017年 ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校第2期 卒業磯村は国内外の各地域へ赴き、生きる時代や社会によって変わってしまう人々の境遇やその文化のあり方に関する比較やリサーチを通して絵画やセメント彫刻、映像インスタレーション、時にパフォーマンスといった様々な表現を行う。クィアカルチャーや宗教表現、人類史にとどまらない様々な歴史の参照を感じさせる磯村の作品は、あらゆる社会に潜みうる画一性に問いを投げかけている。近年の主な個展2023年 「カ」EUKARYOTE 東京2020年 「OFF THE SIDELINE」EUKARYOTE / 東京「んがんたんぱ」銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUM / 東京近年の主なグループ展2023年「山梨国際芸術祭 八ヶ岳アート・エコロジー2023」中村キース・ヘリング美術館(清春芸術村) / 山梨2022年 「Phantasmapolis - 2021 Asian Art Biennial」国立台湾美術館 / 台湾2021年 「紀南アートウィーク」川久ミュージアム / 和歌山2020年 「都市は自然」セゾン現代美術館 / 長野磯村暖沖見かれん| Karen Okimi1991年 和歌山県生まれ2023年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了風景を起点とした「知覚した事実」について思考し、制作している。近年の主な個展2023年 「眼の先は島へ / 夏至、外縁」FINCH ARTS / 京都2020年 「水平線について」ORIE ART GALLERY / 東京近年の主なグループ展2022年 「floating point」2kw gallery / 滋賀2021年 「correspondances」GURA STUDIO GALLERY / 京都2020年 「Rich Seasons III」ORIE ART GALLERY / 東京沖見かれん中田愛美里|Emiri Nakada1997年 東京都生まれ2021年 東京藝術大学美術学部彫刻科 卒業2023年 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了プロのバレリーナを目指し舞台上で役を演じた経験をもとに、セラミック、CG / 映像を用いた作品を制作している。日常生活から感じられる演劇的な要素を、バレエや演劇の演目、童話などをベースとした物語に落とし込む。空洞なセラミックと人間たちを重ね合わせ、ひとの在り方を模索している。近年の主な個展2023年 「息継ぎの仕方」HIRO OKAMOTO / 東京2022年 「lullaby」元映画館 / 東京近年の主なグループ展2023年 「Hatter’s Holiday Hop」銀座蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 / 東京「Street museum 2023」東京ミッドタウン / 東京2022年 「CAF賞2022 入選作品展」代官山ヒルサイドフォーラム / 東京「TOKYO MIDTOWN AWARD 2022 EXHIBITION」東京ミッドタウン / 東京中田愛美里國分莉佐子|Risako Kokubu1999年 東京都生まれ2022年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業2023年 東京芸術大学大学院美術研究科油画技法材料研究室修士課程 在籍幼少期に経験した知覚体験から知覚・認知プロセスへの疑問を軸に絵画制作をしている。近年の主な展示2023年 「はたからみる」CASHI / 新宿眼科画廊 / 東京2022年 「P.O.N.D.2022」PARCO MUSEUM TOKYO / 東京「メランコリック日常」Artas Gallery / 福岡2021年 「ストレンジャーによろしく」芸宿 / 金沢「Remix」3331 Arts Chiyoda / 東京2020年 「AS ABOVE SO BELOW」四谷未確認スタジオ / 東京「EPIC PAINTERS Vol.7」The blank GALLERY / 東京國分莉佐子吉田桃子| Momoko Yoshida1989年 兵庫県生まれ2014年 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻 卒業2016年 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻 修了不安定で不可知かつ未分化なイメージとしての若者に焦点をあて、浮かんだイメージを実際の動画撮影によって再現を試みることから始まる。舞台装置や登場人物を模した人形を作成、動画を撮影し、そのシーケンスから絵画の下絵となる1コマを切り出してから、他者と共有可能な絵画へと置き換えていく。それにより、実在する人間のみならず、バーチャルのアバター、アニメのキャラクターにも見えるようなハイブリッドな空気感を持つ若者の肖像を描き出している。近年の主な個展2023年 「Pure :p:p 」銀座蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 / 東京2022年 「Pit Lo Ssence 」myheirloom / 東京近年の主なグループ展2021年 「KYOTO ART LOUNGE EXHIBITION 表裏のバイパス」井大丸ブラックストレージ / 京都「Slow Culture 」京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA / 京都2019年 「Kyoto Art for Tomorrow2019 」京都文化博物館 / 京都2018年 「京芸 transmit program 2018 」京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA / 京都吉田桃子■開催概要「ALLOS and ERGON」参加作家:磯村暖、沖見かれん、國分莉佐子、中田愛美里、吉田桃子会期 :2024年2月16日(金) - 3月17日(日)会場 :石川県金沢市広坂1丁目2-32 北山堂ビル2F営業日 :金・土・日曜日営業時間:12:00~18:00展覧会情報ページ X(旧:Twitter): Instagram : (C)POOL SIDE GALLERY All Rights Reserved. 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月19日沖縄市観光スポーツ振興課は、2024年2月15日(木)~2月27日(火)に広島東洋カープの春季沖縄キャンプをコザしんきんスタジアム(コザ運動公園)にて実施します。また、2月18日(日)の練習試合観戦翌日には、元広島東洋カープ選手の安部友裕によるトークショーやライブパフォーマンス等を行うイベント「KOZA Night」も開催します。毎年2月は多くのプロ野球チームが沖縄でキャンプを行いますが、沖縄市では40年以上、広島東洋カープが春季キャンプを行っており、沖縄市民に長く親しまれています。また、沖縄でのキャンプは広島の球場よりもグラウンドの距離が近く、選手の真剣な表情や、笑顔で会話する姿を間近で見れる絶好のチャンスです。キャンプの様子【春季沖縄キャンプ概要】期間 : 2024年2月15日(木)~2月27日(火)休日 : 2024年2月14日(水)・19日(月)・22日(木)練習スケジュール: ※他球団との試合もあるため詳細なスケジュールは以下からご覧ください。■キャンプ地│コザしんきんスタジアム(コザ運動公園)沖縄県沖縄市諸見里2-1-1■関連リンク│コザウェブ 広島東洋カープ 【春季沖縄キャンプ参加メンバー(コザしんきんスタジアム・2月15日~2月27日)監督や新加入選手にもエールを!】■監督・コーチ25 新井 貴浩 77 藤井 彰人 80 赤松 真人 89 小窪 哲也 83 朝山 東洋90 三好 匠 74 永川 勝浩 86 菊地原 毅 81 石原 慶幸 73 小林 幹英■投手11 九里 亜蓮 12 大道 温貴 13 森浦 大輔 14 大瀬良 大地16 森 翔平 17 常廣 羽也斗 18 森下 暢仁 20 栗林 良吏22 高 太一 24 黒原 拓未 26 益田 武尚 28 床田 寛樹30 滝田 一希 36 塹江 敦哉 41 矢崎 拓也 42 T.ハッチ43 島内 颯太郎 46 河野 佳 47 斎藤 優汰 48 アドゥワ 誠65 玉村 昇悟 67 内間 拓馬 68 T.ハーン■捕手31 坂倉 将吾 32 石原 貴規 64 高木 翔斗■内野手2 田中 広輔 7 堂林 翔太 10 M.レイノルズ 33 菊池 涼介44 林 晃汰 51 小園 海斗 54 韮澤 雄也 61 矢野 雅哉95 J.シャイナー 99 二俣 翔一■外野手50 中村 健人 56 久保 修 60 田村 俊介 96 中村 奨成 97 中村 貴浩◎練習日について・午前10時から開始予定です。・早出練習がある場合は、午前9時からの予定です。・雨天により、練習場所が変更となる可能性があります。◎サイン等の依頼について・キャンプ期間中のサイン・選手との写真撮影・握手は、場所によりお断りする場合がございますので、ご了承ください。・サインを依頼される際は、周りのお客様のご迷惑となったり、怪我をしてしまう恐れがあるため、押したり、柵を超えないようにお願いいたします。・安全に見学していただくため、皆様のご理解とご協力をお願い致します。【会場のご案内】多くの野球ファンに親しまれている「コザしんきんスタジアム」毎年2月に行われる広島東洋カープ一軍の春季キャンプ地として有名。収容人数15,000人、外野は天然芝で、ネット裏にはアーチ式の屋根があります。スタジアムへは那覇空港から車で約1時間、沖縄市街地循環バスでのアクセスも可能です。■コザしんきんスタジアム(コザ運動公園)沖縄県沖縄市諸見里2-1-1 コザ運動公園施設MAP【練習試合観戦翌日は、KOZA Nightで盛り上がろう!】沖縄市ではプロ野球キャンプに合わせて、多くの観光客が沖縄市を訪れることから、イベント「KOZA Night」を開催いたします。イベントチラシ【開催概要】イベント名称: KOZA Night カープ×デラデラ 赤く熱くデラックスな夜開催日時 : 2024年2月18日(日) 15:00~18:30開催場所 : 沖縄県沖縄市上地1丁目1-1 コザミュージックタウン1F音楽広場参加費 : 無料詳細 : 【出演者】MC ありんくりん(1) 元広島東洋カープ選手 安部友裕(カープトークショー)キャンプ時の沖縄市に関わるエピソードや、今後のカープ注目点などお話しします。ファン必見です!(2) デラックス×デラックス新曲「セクシー★ダイナマイト」を披露いたします!ぜひお楽しみに!(3) What at lazz沖縄県内のTVCMソングやドラマ挿入歌を担当するなど、今、沖縄ロック界で最も注目されているバンド!(4) 諸見里青年会ダイナミックな大太鼓、バチさばきにキレのある締め太鼓、力強い男手踊り、しなやかな女手踊りが一体となり、堂々とした演舞を行います。(5) Tabasco×WHAT'S UP AKEMI DANCE SCHOOL沖縄市を拠点とするダンスグループのコラボステージです!格好良さ・面白さ・表現力を兼ね備え、他にはないダンスパフォーマンスを披露します!【タイムテーブル】タイムテーブル【注意事項】イベント当日の2024年2月18日(日)は、おきなわマラソンのため、交通規制が行われております。下記の情報に注意し、ご来場のほど、お願いいたします。●交通規制について交通規制は下記の通りとなっております。(1) 渡口交差点 8:30~15:30(2) 安谷屋交差点 10:30~15:10(3) 石平交差点 10:30~15:00(4) 瑞慶覧交差点 10:30~14:50(5) ライカム交差点 10:30~14:30(6) 山内交差点 10:20~14:30(7) 球陽高校前交差点 10:20~14:30(8) 第5ゲート入り口 10:15~14:15(9) 第2ゲート入り口 10:00~13:50(10) 池武当交差点 10:00~13:30(11) 知花交差点 10:00~13:30(12) かりゆし園 9:50~13:20(13) 栄野比交差点 9:40~12:45(14) 安慶名交差点 9:30~12:30(15) 大田交差点 9:20~12:00(16) 与勝交差点 9:10~11:30(17) イオン前交差点 9:00~11:00(18) 泡瀬交差点 8:30~11:15●交通規制やおきなわマラソンに関するお問い合わせ先おきなわマラソン実行委員会 事務局〒904-0014 沖縄市仲宗根町25番6号(琉球新報社中部支社2階)TEL : (098)938-0088(10:00-17:00 ※土・日・祝日除く)FAX : (098)938-0111MAIL: info@okinawa-marathon.com 【沖縄県沖縄市について】沖縄市は、沖縄本島の真ん中より少し南側にあり、49平方kmの広さがあります。一年を通してあたたかな気候に恵まれ、年間降水量は2,000mm以上です。平均気温は約22度、最も寒い2月でも10度以下になることはほとんどありません。旧盆が近くなると、市内各地から太鼓や三線、パーランクーの音が聞こえてきます。エイサーは旧暦7月15日前後におこなわれる沖縄の代表的な伝統行事です。沖縄市には有名なエイサーだけでなく、豊作を願って行われる「ウシデーク」や「沖縄民謡」などの伝統芸能も盛んです。沖縄市役所 法人番号: 5000020472115開庁時間 : 午前8時30分から午後0時、午後1時から午後5時15分閉庁日 : 土・日曜日、祝日、慰霊の日(6月23日)、年末年始(12月29日~1月3日)所在地 : 〒904-8501 沖縄県沖縄市仲宗根町26番1号電話番号 : 098-939-1212ホームページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月15日3月26日から東京藝術大学大学美術館で開催予定の展覧会「大吉原展 江戸アメイヂング」。その公式サイトの内容が、SNSで物議を醸している。「大吉原展」は、江戸幕府公認の遊郭だった吉原をテーマとした展覧会。公式サイトには「江戸のメディア王も、新進気鋭のクリエーターも、最新のエンタメもここから生まれた!」とのキャッチコピーとともに、展示について「美術館が吉原になる!」「桜満開の上野に江戸吉原の美が集結!」と紹介している。さらに吉原について、こういった説明も。《武士であっても刀を預けるしきたりを持ち、洗練された教養や鍛え抜かれた芸事で客をもてなし、夜桜や俄など季節ごとに町をあげて催事を行いました》《約250年続いた江戸吉原は、常に文化発信の中心でもあったのです。3月にだけ桜を植えるなど贅沢に非日常が演出され仕掛けられた虚構の世界だったからこそ、多くの江戸庶民に親しまれ、地方から江戸見物に来た人たちが吉原を訪れました》このように、「大吉原展」ではその様子や、その空間ゆえに発展した文化を知ることができるようだ。江戸文化に触れる、貴重な機会になることは間違いない。一方で、そもそも吉原は女性たちが性的に搾取されていたと指摘されている場所でもある。この展示で講演会を行う、法政大学名誉教授の田中優子氏は、著書の『遊廓と日本人』(講談社現代新書)の冒頭で、《遊廓は二度とこの世に出現すべきではなく、造ることができない場所であり制度である》と述べており、遊女として働く女性が「借金のかた」として自由を奪われていた事実を”人権侵害”と厳しく批判している。しかし、「大吉原展」の公式サイト上では、そのような点に触れている様子はない。また、吉原の風物詩を伝えるコーナーを紹介する際には「エンタメ大好き!」「お江戸吉原は年中イベント三昧」との文言が。また、吉原は「ファッションの最先端」で「イケてる人は吉原にいた」など、華やかな面を強調するコピーライティングが随所になされている。吉原が江戸文化の発祥地であることは確かであるものの、負の側面に一切触れず美しい面のみをフォーカスしている今回のWEBサイトの表現に対しては、“軽薄”だとして批判する声がSNS上で相次いだ。《人身売買や性的搾取という厳然たる側面に一言も触れずに、アートや芸術を標榜する軽薄さが痛々しい》《東京藝術大学美術館の大吉原展”イケてる人は吉原にいた!”という表現に違和感”生れては苦界 死しては浄閑寺“の句の如く人身売買された挙句に捨てられた吉原遊女がどれだけいたことか…だけど見どころにはそんな女性哀史には全く触れず…》《大吉原展のホームページ見たけど、暗い部分綺麗に排除されてて不自然さがすごかった》《「大吉原展」と銘打つなら負の部分も同程度にきっちり紹介すべきでは?「美の集結」だの「エンタメ」だの、軽すぎる。言葉も思想も軽すぎる。何を示そうとしているのか、全く分からん。あかんよ、ほんまに》そこでキャッチコピーに込めた意図や批判への見解などについて「大吉原展」の広報事務局に問い合わせると2月8日20時、担当者から次の回答があった。《本展の開催について、さまざまなご意見をいただいていることから、展覧会の主催者よりご説明申し上げます。本展のテーマである「吉原」という場所は、江戸時代に幕府公認のもとで作られました。この空間はそもそも芸能の空間でしたが、売買春が行われていたことは事実です。同時に、徹底した非日常の空間演出をはじめ、廓言葉の創造、書や和歌俳諧、着物や諸道具の工芸、書籍の出版、日本舞踊、音曲、生け花や茶の湯など、文化の集積地でもありました。その結果、多くの文化人が集い、膨大な絵画や浮世絵、書籍などを生み出す場となりました。本展は、今まで「日本文化」として位置づけられてこなかった「吉原」が生み出した文化を、美術作品を通じて再検証し、江戸文化の記憶として改めて紹介する趣旨で開催を決定いたしました。しかしながら一方で、上述しましたように、本展がテーマとする、花魁を中心とした遊郭「吉原」は、前借金の返済にしばられ、自由意志でやめることのできない遊女たちが支えたものであり、これは人権侵害・女性虐待にほかならず、許されない制度です。本展では、決して繰り返してはならない女性差別の負の歴史をふまえて展示してまいります。》そして、その30分後、同様の声明文が「大吉原展」の公式サイトにアップされた。
2024年02月09日国立大学としては、国内で唯一の総合芸術大学である、東京藝術大学。学生の類まれな芸術的センスは、アートの分野のみならず、さまざまな場面で注目を集めます。そんな東京藝術大学院の卒業生である、みよしん(@GOEGOE05)さんが、仁王像を造ったというのですが…。東京藝術大学出身者が仁王像を造ると?仁王像といえば、イメージするのは、厳かな表情と身体をひねるなどのポーズで立っている姿でしょう。しかし、みよしんさんが造った像は独特でした。「どのように独特なのか」は写真を見れば一目瞭然です!なんと、みよしんさんが制作した、仁王像はドーナツを手にしていたのです!ドーナツを手に、険しい表情をしている姿が、どこかシュールでクスッとしてしまいますね。ちなみに写真は、粘土での造形が終わって乾燥中の段階。乾燥が終われば、焼いて着彩する予定とのことで、色がついたらより本格的な姿になりそうです!ネットでは、「人間臭さがたまらん!」「仕上がりが楽しみだなぁ」といった声が寄せられました。完成した暁には、より多くの人を魅了する仁王像になっているのでしょうね!grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2024年02月03日劇団民藝の『やさしい猫』が2月3日(土)より東京・紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演される。今作は『小さいおうち』や『FUTON』、『長いお別れ』などで知られる作家の中島京子によって2021年に上梓された小説、『やさしい猫』を舞台化したもの。中島作品の映画化、ドラマ化はこれまであったものの、舞台化は今回が初となる。シングルマザーで保育士のミユキはある時、震災ボランティアに参加する。そこで出会ったのがスリランカ人のクマラ、愛称クマさん。自動車整備士として働く彼と恋に落ちるミユキ。ところがある日突然、クマさんは収監されてしまう。在留資格手続きについて、警察も出入国管理局も理不尽な対応しかしてくれなかったためだ。ミユキは弁護士に助けを求め、当たり前の幸せを取り戻すためてたたかいを始める。相手が外国人という理由だけで引き裂かれてしまうふたり。私たちが無意識に享受している当たり前の権利を、非合理的な理由で奪われている外国人。ふだん気づかなくても自分たちのすぐそばにある問題に光を当てる作品だ。ミユキを演じるのは森田咲子、クマラには橋本潤。脚本を『恋歌(ラブソング)がきこえる』(’91年)で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を獲得し、『海霧』(’08~’15)や『シズコさん』(’14)の脚色でも評価を得た小池倫代。演出は読売演劇大賞優秀演出家賞や芸術祭大賞を獲得している丹野郁弓が務める。森田は今作について、「若い人たちを中心に先輩の力を借りながら、民藝の新しい可能性が見える舞台にしていきたい」とコメントを寄せている。1950年に設立され、70年以上の歴史を刻む劇団民藝。しかしその姿勢は古びることなく、永く愛された名作を今に受け継ぎながら今作のような挑戦も続けている。民藝の“新しい可能性”を楽しみにしたい。文:釣木文恵<公演情報>劇団民藝『やさしい猫』原作:中島京子著「やさしい猫」(中央公論新社刊)脚本:小池倫代演出:丹野郁弓出演:河野しずか船坂博子望月ゆかり前田真里衣いまむら小穂森田咲子野田香保里井上晶佐々木梅治神敏将大野裕生保坂剛大橋本潤花城大恵一之瀬朝登漆畑有里菜佐々木咲華上野黎也関大輝2024年2月3日(土)~2月11日(日)会場:東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA※公演関係者に体調不良が確認されたため、2月7日までの公演中止。9日の昼13:30開演と10日夜18:30開演の回を追加。(2/5追記)チケット情報:()公式サイト:
2024年01月30日茨城県つくば美術館で開催される「第4回ユトリロと現代モンパルナス」展に、アーティストTAKUROMAN(タクロマン)が参加することとなりました。展示は1月30日(火)から2月4日(日)までの6日間、開館時間は9:30から17:00(最終入館は16:30、最終日のみ12:00終了、最終入館は11:30)となっており、入場料は無料です。本展では、パリの風景を描き続けた孤高の画家モーリス・ユトリロの版画作品が展示されるほか、西山美術館所蔵のオーギュスト・ロダンの作品パネルも同時に公開されます。■TAKUROMANの新たな取り組みTAKUROMANの今回の展示には特別な試みが含まれており、来場者とともに作品を作り上げるという新たな挑戦を行います。具体的には、作品のキャンバスプリントの余白部分に来場者は自由にペンで描き入れることができます。作品のタイトル「集合知」(英名:Wisdom of Crowds)の名の通り、多くの人の知恵を借りることで自分一人では描くことのできないアイデアや意外性のある作品に仕上がると考え、このような取り組みに挑戦しました。TAKUROMAN展示作品「Wisdom of Crowds」作品横に表示する説明書き■後援・主催後援・協賛・協力:西山美術館、茨城県、つくば市、茨城大学五浦美術文化研究所、茨城県天心記念五浦美術館、国際博物館会議(ICOM)日本委員会、公益財団法人日本博物館協会、Seventh Sense Productions、日本橋小伝馬町ギャラリー(予定)主催:ユトリロと現代モンパルナス実行委員会(アートラボ内)■在廊予定TAKUROMANは展示初日の30日(火)に在廊し、14時からはギャラリートークに参加する予定です。この機会に、アーティストの生の声を聞き、作品との新たな出会いを楽しむことができます。■TAKUROMAN(タクロマン)とは子どもの頃からの夢を忘れられず、35歳で一念発起して画学校に入学。当時、感銘を受けた書籍「人体クロッキー」の著者、高桑真恵氏から描画技術を直接学び、美しい線を描く方法を学びました。卒業後は仕事をしながら移動時の電車内などでスマホで絵を描いてはインスタグラムにアップする活動を続け2021年、アーティスト活動を開始しました。【主な活動実績】・2021年 ART LIVE 2021 に出演。人気ミュージシャンとのコラボステージでライブペイントを実施。制作した作品3点のNFTがオークションで全て落札される。・2022年「eスポーツと、e未来。」をテーマに掲げる「gespo☆party 2022」に参加。2日目のオープニングアクトでのライブペイントを実施。・2023年 世界最大級のNFTイベント「NFTNYC2023」にスピーカーとして参加。会場内で作品展示。・2023年「ファミマプリント」でアート作品ブロマイドの販売を開始。その他、詳細はウェブサイトをご覧ください。 ■お問い合わせ詳細内容および当記事に関して、ご質問等ありましたら以下フォームまたはメールよりお知らせくださいませ。 takuroman753@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月29日年間を通して温暖な気候で、リゾート旅行を楽しめる「沖縄」。今回は沖縄本島の玄関口として、各都市を結ぶ「那覇空港」で買える沖縄土産を5つご紹介します。年々進化を遂げている那覇空港は、かわいくておいしいスイーツがたくさんありました!■1.沖縄県大宜味村産のシークヮーサーを使ったケーキ那覇空港には国内線エリアと国際線エリアがあり、意外と知られていないのが国際線エリアのお店。保安検査場を通過する前にたくさんのお土産店が並んでいるので、誰でも購入することができます。特に注目は沖縄県浦添市に本店を構える「オハコルテ」。フルーツタルトが有名なお店ですが、那覇空港店は賞味期限の長い焼き菓子が人気です。「多くの人に購入いただいています」とお店のスタッフさんにおすすめしてもらったのは「ヒラミーレモンケーキ(2個入り 540円)」。沖縄県大宜味村産のシークヮーサーを使用していて、酸味と甘みのバランスの良いケーキです。シャリッとしたグレーズ、ふわっふわのスポンジの食感が堪らなくおいしい……!1個~購入可能です。・オハコルテHP:■2.これはうれしい……!ピエール・エルメの那覇空港限定マカロン会社用のお土産は、要冷蔵は不向き。それでも買ってきたら絶対に喜ばれるスイーツが、Made in ピエール・エルメの「那覇空港限定 マカロン3個詰め合わせ シークヮーサー(1,674円)」です。まさかシーサーデザインの箱に入ったマカロンがあるなんて……!と、私も見つけた瞬間にテンションUP。Made in ピエール・エルメも国際線エリアで、わざわざ訪れないと気がつきにくい場所にあります。その色からも元気がもらえる緑と黄色のマカロンは、一口食べると爽やかなシークヮーサーがふんだんに香ります。生地がサックサクで軽やかなのは、さすがのピエール・エルメクオリティー……!無料の保冷剤で約2時間保冷が可能で、そのほか約5時間保冷できる保冷バッグを有料で販売しています。1個でも販売しているので、機内で食べる自分用のスイーツとしても一押し!・Made in ピエール・エルメHP:■3.地元の人もおすすめ。大人気の黒糖カヌレここからは国内線エリアにあるかわいいお土産をご紹介。沖縄に住んでいる人に「那覇空港で買えるおすすめ土産は?」と質問し、多くの人が答えてくれたのが「黒糖カヌレほうき星」です。多良間島の黒糖を使用したカヌレを販売している黒糖カヌレ専門店で、「4個入り(780円)」「6個入り(1,170円)」「10個入り(1,950円)」が選べます。日持ちは焼き立てカヌレが常温で翌日まで。冷凍なら約1か月です。箱に入れるカヌレは約10種類から自由に選択可能。希少な沖縄産牛乳を使った「沖縄ミルク」が人気で、そのほか沖縄産ドラゴンフルーツ入りの「ドラゴンフルーツ&シークヮーサー」、沖縄県大宜味村産のいちごを使った「島いちご」など、沖縄らしい味もラインアップ。カヌレは焼きたてが一番おいしいものの、翌日にもカリッとした食感が残っていておいしかったです!・黒糖カヌレほうき星HP:■4.老舗店「ジミー」の話題のお菓子!紅芋・黒糖クッキー「沖縄土産です」とメモを貼って箱ごと会社に置いておくのにぴったりのお土産が、ジミーの「スーパークッキー 紅芋・黒糖(6枚入り 1,600円)」です。1956年創業の老舗スイーツ店ですが、2023年4月に那覇空港で先行販売したこの商品が今大人気!特に6枚入りのちょうど良いサイズが人気で、たまたま私はラスト1個を手に入れることができました。12枚入り 2,700円も販売しています。スーパークッキーは1枚が大きく厚みがあり、アメリカンなサイズ!紅芋クッキーにはカシューナッツやクランベリー、黒糖クッキーにはクルミやレーズンがゴロゴロ入っていて、それぞれ紅芋や黒糖の風味とともに楽しめました。賞味期限が長いのもありがたいポイントです。・ジミーHP:■5.パイナップルやシーサー柄のパッケージがかわいいケーキパッケージがかわいく、持ち運びやすいスイーツがMELLOWHICHの「パウンドケーキ(4個入り 1,512円)」。渋谷店やオンラインショップもありますが、「ほっこり紅いも」や「黒糖ショコラ」といったフレーバーは沖縄でしか購入できません!1個単位で買えるほか、箱で購入した場合は中身のフレーバーを選択可能。10種類のうち1番人気はコーヒー風味のパウンドケーキにマカダミアナッツなどがトッピングされた「コーヒー&ナッツ」です。シーサーが箱にデザインされた「しっとりマンゴー」、泡盛に浸した大きなパインが入った「ごろごろパイン」も南国フルーツを感じておいしかったです。・MELLOWHICHHP:きちんと感のあるお土産が豊富にそろう那覇空港。特に沖縄らしい南国フルーツ味のスイーツがたくさんあり、迷ってしまいました。沖縄定番土産のちんすこうや沖縄そばなどは空港でも販売していますが、市内のスーパーやドン・キホーテで購入した方が安く購入できますよ。那覇空港では、手に入りにくい商品や沖縄限定など特別なお土産をGetしてくださいね。(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年01月27日沖縄に行ったら、沖縄ならではのお土産を買いたいですよね。そこで今回は那覇市のメインストリートである国際通りで買える人気のお土産を中心にご紹介!その他、現地でしか買えない限定のお土産も。ぜひお土産選びの参考にしてください。本当に沖縄でしか買えないお土産まずは、沖縄でしか買えないお土産を紹介します。「沖縄でお土産を買うなら、現地でしか買えないものを選びたい!」そんな方はぜひこちらをチェックしてください。・那覇空港限定!Made in ピエール・エルメの「限定マカロン」出典:PIXTA※写真はイメージです世界的に有名なパティシエ、ピエール・エルメが手がける『Made in ピエール・エルメ』は、人気のスイーツブランド。沖縄の那覇空港にある『Made in ピエール・エルメ 那覇空港』では、沖縄限定のオリジナルマカロンを手に入れることができますよ。沖縄ならではの「シークヮーサー」フレーバーはさわやかな味わい。その他、石垣島産のパイナップルが乗ったソフトクリームやシークヮーサーソーダなども!あわせてチェックしてみてみるのもおすすめ。商品名:マカロン シークヮーサー価格:324円(税込)公式サイトで詳細を見てみる・沖縄の人気スイーツショップ!PUZOの「マンハッタンの恋プティ」出典:PUZO『PUZO』は沖縄本島のみにお店を構えるチーズケーキ専門店。「マンハッタンの恋プティ」は、那覇空港限定の商品です。コクがあるのに、さっぱりとした後味。とろけるような口どけもたまりません♡商品名:マンハッタンの恋プティ4個入参考価格:1,880円(税込)公式サイトで詳細を見てみるここでは、現地でしか買えないお土産を紹介しました。次項からは、那覇市のメインストリート、国際通りで買えるお土産を中心に紹介していきます。沖縄の国際通りでしか買えないお土産【シーサークッキー】出典:シーサークッキー「シーサークッキーアソート8枚入」は、沖縄の伝統的な守り神・シーサーをモチーフにしたかわいらしいクッキーです。紅芋、マンゴー、シークワーサー、さんぴん茶など、沖縄らしいフレーバーが入っていて、沖縄土産にぴったりですよ。商品名:シーサークッキーアソート8枚入価格:1,080円(税込)公式サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【雪塩ちんすこう】出典:沖縄南風堂株式会社沖縄の伝統菓子といえばちんすこう。数あるちんすこうの中でも、特に人気なのが「雪塩ちんすこう」です。雪塩を使った甘さ控えめ&塩の効いた味わいが特徴。クセになるおいしさです。基本的に国際通りで売っていますが、お土産ランキングなどにも入る人気の定番商品なので、スーパーで見かけたという声も。商品名:雪塩ちんすこう 大価格:1,296円(税込)公式サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【べにいもたると】出典:ナンポー「べにいもたると」は、沖縄名物の紅芋を使ったタルト。紅芋の風味を生かした優しい甘さで、子どもにも大人にも人気のスイーツです。コーヒーや紅茶との相性もよいですよ。こちらの商品は、オンラインショップでも購入可能。10,000円以上の購入で送料無料になりますので、大量購入する場合はオンラインショップを利用するのも手です。商品名:べにいもたると(5個入)価格:864円(税込)公式サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【沖縄限定旨塩プレッツェル】出典:国際通り商店街公式オンラインショップこちらは、石垣の海塩を使った「沖縄限定旨塩プレッツェル」。サクサク食感のお菓子です。1つに4箱入りなので、家族や友だちにもシェアできますね。商品名:沖縄限定旨塩プレッツェル 50g×4箱価格:778円(税込)販売サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【ジーマーミ豆腐 琉の月】出典:あさひ屋ピーナッツのしぼり汁を固めて作る、沖縄名物・ジーマーミ豆腐。「ジーマーミ豆腐 琉の月」は、濃厚でなめらかな舌触りが特徴です。総菜としてもデザートとしても楽しめますよ。商品名:ジーマーミ豆腐 琉の月(るのつき)6個入り価格:1,296円(税込)公式サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【沖縄県産海ぶどう】出典:国際通り商店街公式オンラインショッププチプチした食感の「沖縄県産海ぶどう」は、沖縄ならではの味。たれやポン酢をかけて楽しめます。おうちで本場沖縄の味が楽しめるのはうれしいですね。商品名:沖縄県産海ぶどう 50g 白価格:540円(税込)販売サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【旨辛、食べる島ラー油】出典:六角堂ゴーヤやパパイヤ、島唐辛子など、沖縄産の食材がたっぷり入った「旨辛、食べる島ラー油」。ごはんのお供としてはもちろん、冷ややっこや納豆といっしょに食べたり、パスタに絡めたりしてもGOOD。いろいろな使い方ができそうです。商品名:旨辛、食べる島ラー油価格:702円(税込)公式サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【座間味こんぶ シークヮーサーポン酢】出典:株式会社座間味こんぶ10年連続で「モンドセレクション」の金賞を受賞したこともある「座間味こんぶ シークヮーサーポン酢」。沖縄県産シークヮーサーを100%使用しています。もずくや海ぶどう、天ぷら、焼き魚など、いろいろな料理に活躍間違いなし!商品名:座間味こんぶ シークヮーサーポン酢250ml 瓶参考価格:648円(税込)公式サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【みんさー織コースター】出典:国際通り商店街公式オンラインショップ沖縄の八重山地方で、琉球王朝時代から織られていた綿織物である、みんさー織。そんなみんさー織で作られたコースターはカラフルでおしゃれ。ちょっとしたお土産にぴったりです。商品名:【あざみ屋×根間うい】みんさー織コースター価格:1,650円(税込)販売サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【沖縄方言アクキー】出典:国際通り商店街公式オンラインショップ「なんくるないさ~」、「はいさい!」、「あわてぃ~は~てぃ~」など、沖縄の方言がアクリルキーホルダーに!ポーチやバッグにつけてもかわいいですね。沖縄の方言もマスターできちゃうかも!?修学旅行のお土産にもいいですね。商品名:沖縄方言アクキー価格:374円(税込)販売サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【琉球くちゃ石鹸】出典:国際通り商店街公式オンラインショップ「くちゃ」は、沖縄で古くから毛穴汚れや皮脂取りに使われていました。そんなくちゃを使った石鹸が「琉球くちゃ石鹸」です。お肌に優しい無添加の洗顔石鹸。女性へのお土産に喜ばれそう♡商品名:琉球くちゃ石鹸 120g価格:990円(税込)販売サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【沖縄くちゃ泥パック】出典:国際通り商店街公式オンラインショップこちらも「くちゃ」を使ったアイテム。無添加の泥パックです。「これを使って肌がワントーン明るくなったかも」「毛穴が目立ちにくくなった」などの口コミも!自分用にも購入したくなるおすすめ商品です。商品名:沖縄くちゃ泥パック 150g価格:1,320円(税込)販売サイトで詳細を見てみる沖縄の国際通りでしか買えないお土産【ハイビスカス化粧水】出典:国際通り商店街公式オンラインショップ沖縄の花、ハイビスカスのエキスを使用した「ハイビスカス化粧水」は、保湿力が高く肌に潤いを与えてくれます。無添加なので、安心して使えますよ。商品名:ハイビスカス化粧水100ml価格:660円(税込)販売サイトで詳細を見てみる沖縄でしか買えないお土産を国際通りで楽しく選ぼう!今回は、人気の沖縄土産を紹介しました。沖縄県那覇市のメインストリート・国際通りには、おすすめのお土産がいっぱい!今回紹介した以外にも、アクセサリーやバッグ、衣類など、さまざまな沖縄土産がありますよ。ぜひお気に入りを見つけてみてください。あわせて、現地でしか買えない限定土産もチェックしてみてくださいね。
2024年01月22日ジョルダン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤 俊和、以下、ジョルダン)は、沖縄市及び、一般社団法人 沖縄市観光物産振興協会、株式会社JTB沖縄(本社:沖縄県那覇市、代表取締役 社長執行役員:桂原 耕一、以下、JTB沖縄)、株式会社JTB(本社:東京都品川区、代表取締役社長:山北 栄二郎、以下、JTB)、株式会社JTB総合研究所(本社:東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:風間 欣人)ともに、令和5年度 沖縄市観光MaaSシステム運用業務において、「市内周遊観光」を目的とした、「沖縄市モード」の提供をスタートします。実施期間は、2024年1月16日から2月28日までとなり、沖縄市内を対象に実施します。本事業では、乗換案内アプリ内に開発した、着地型共通インターフェース「スマートシティモード」*1)を沖縄市専用に提供(沖縄市モード)。沖縄市の観光情報などのあらゆる情報と二次交通や経路検索サービスを一元化し、周遊観光の促進や観光DXに取り組みます。また、誘周・遊観光時の沖縄市モード利用促進や、沖縄市観光ポータルサイト「コザウェブ-Kozaweb-」( )のPV数向上に向け、JTB沖縄及びJTBが提供するTourism Platform Gateway(TM) (TPG)とのサービス連携にて、体験を含めた沖縄市本来の魅力的な情報・コンテンツの提供を行います。最終的に、観光客数の増加・市内周遊や滞在時間の増加を目指し、「地域が喜ぶ持続可能なMaaSシステムの構築」に貢献すべく、今回の事業で取得した各種データを元に、提供サービスのニーズ検証・分析を行い、よりよい周遊観光の実現に向け、邁進します。*画面遷移図利用イメージ(参考)*1)「スマートシティモード」とは「スマートシティモード」は、地域ごとの課題や誘客など異なるニーズに応じて柔軟にカスタマイズすることができ、観光やビジネスを目的に訪れる移動者、地域住民のどちらにも便利な機能を提供します。乗換案内アプリのみで、都市から都市への広域移動に加え、目的地に到着した後の地域内周遊までをワンストップでカバーすることで、利用者は観光のために複数のアプリをダウンロードする必要がありません。また地域側は、さまざまなコストを軽減し、観光DXやMaaS、スマートシティを推進することができます。■関連リンクジョルダン株式会社 J MaaS株式会社 乗換案内パートナープログラム 沖縄市 一般社団法人 沖縄市観光物産振興協会 株式会社JTB沖縄 株式会社JTB 株式会社JTB総合研究所 Tourism Platform Gateway(TM) (TPG) ■ジョルダンについて1979年12月に設立したジョルダンは、乗換案内を中心とするソフトウェア開発や携帯コンテンツ事業を軸に、旅行業などのビジネスを展開し組み合わせることで、「移動に関するNo.1 ICTカンパニー」としての地位を確立することを経営戦略として掲げています。2023年、乗換案内のサービス提供開始から30周年を迎えました。なお、ジョルダンの主要サービスである「乗換案内」のスマートフォンアプリは累計4,200万ダウンロードを越え、多くのユーザーの「移動」をサポートしています。<本件に関するお問合せ先>■法人の方からのお問合せ先ジョルダン株式会社MaaSデザイン部 岡田TEL : 03-5369-4051FAX : 03-5369-4057MAIL: m-okada@jorudan.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月16日静岡県富士山世界遺産センターでは、特別展 富士山世界文化遺産登録10周年記念 シリーズ江戸文化のなかの富士山6「富士山 藝術の源泉」を開催します。近世・近代転換期における富士山イメージの意義を再検証本特別展では、万延元年(1860)に遣米使節が持参した徳川将軍から米国大統領への贈答品であることが明らかになった狩野董川中信(とうせんなかのぶ)筆「富士飛鶴図(ひかくず)」を中心に、幕末・明治の動乱期に活躍した狩野派画家の作品を展示し、近世・近代転換期における富士山イメージの意義を再検証します。■特別展概要(1)主催静岡県富士山世界遺産センター(2)会期令和6年1月1日(月・祝)~令和6年2月12日(月・振休)9:00~17:00 ※最終入場は閉館30分前まで開催中の休室日:1月16日(火・休館日)、1月17日(水)(3)会場静岡県富士山世界遺産センター2階企画展示室(静岡県富士宮市宮町5-12)(4)観覧料一般700円、70歳以上200円大学生等以下・障がい者 無料(証明書をご提示ください)※観覧料で常設展・シアターもご覧いただけます。(5)関連イベント【公開講座】「幕末明治、政治・外交史のなかの“富士山”」(定員30名、公式HPから要事前申込)日時:令和6年1月21日(日)14:00~16:30会場:静岡県富士山世界遺産センター研修室(静岡県富士宮市宮町5-12)講師:エステル・ボエール氏(オンライン)(フランス国立東洋言語文化大学教授)田中 純一朗氏(皇居三の丸尚蔵館研究員)松島 仁(静岡県富士山世界遺産センター教授/徳川記念財団特別研究員)【展示解説】担当研究員によるギャラリートーク(事前申込不要)担当研究員が、企画展示室にて解説します。(30~60分程度)開催日時は後日HPやSNSでお知らせします。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年12月21日静岡県富士山世界遺産センターでは、特別展 富士山世界文化遺産登録10周年記念 シリーズ江戸文化のなかの富士山6「富士山 藝術の源泉」を開催します。本特別展では、万延元年(1860)に遣米使節が持参した徳川将軍から米国大統領への贈答品であることが明らかになった狩野董川中信(とうせんなかのぶ)筆「富士飛鶴図(ひかくず)」を中心に、幕末・明治の動乱期に活躍した狩野派画家の作品を展示し、近世・近代転換期における富士山イメージの意義を再検証します。富士山 藝術の源泉■特別展概要(1)主催静岡県富士山世界遺産センター(2)会期令和6年1月1日(月・祝)~令和6年2月12日(月・振休)9:00~17:00 ※最終入場は閉館30分前まで開催中の休室日:1月16日(火・休館日)、1月17日(水)(3)会場静岡県富士山世界遺産センター2階企画展示室(静岡県富士宮市宮町5-12)(4)観覧料一般700円、70歳以上200円大学生等以下・障がい者 無料(証明書をご提示ください)※観覧料で常設展・シアターもご覧いただけます。(5)関連イベント【公開講座】「幕末明治、政治・外交史のなかの“富士山”」(定員30名、公式HPから要事前申込)日時:令和6年1月21日(日)14:00~16:30会場:静岡県富士山世界遺産センター研修室(静岡県富士宮市宮町5-12)講師:エステル・ボエール氏(オンライン)(フランス国立東洋言語文化大学教授)田中 純一朗氏(皇居三の丸尚蔵館研究員)松島 仁(静岡県富士山世界遺産センター教授/徳川記念財団特別研究員)【展示解説】担当研究員によるギャラリートーク(事前申込不要)担当研究員が、企画展示室にて解説します。(30~60分程度)開催日時は後日HPやSNSでお知らせします。※静岡県富士山世界遺産センター公式HP 静岡県富士山世界遺産センター富士山世界遺産センターHP富士山世界文化遺産登録10周年記念ロゴ■Web検索用のキーワード富士山、藝術の源泉、特別展、静岡県富士山世界遺産センター、江戸文化のなかの富士山、世界文化遺産、10周年、世界遺産、静岡県、後世継承静岡県マーク 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月19日東京藝術大学の学生によって結成された芸術団体・Compasser.は、東京藝術大学音楽学部校地内憩いスペースに仮設置されていた自由な図書館「ハコブネ」を2023年12月15日より東京藝術大学との連携のもとで本設置・運用開始いたしました。ハコブネ 設置状況(1)■自由な図書館「ハコブネ」とは東京藝術大学音楽学部に設置された「ハコブネ」は大学構内に立ち入りが可能な方ならどなたでも利用することが可能な図書館です。どなたでも自由に本を借りる/本を追加することができるほか、本の感想やおすすめポイントをCompasser.公式SNSを通じて利用者とシェアすることができます。まだ出会ったことのなかった本に出会う。誰かに読んでほしい本を追加する。誰かの感想が読める。本を通じた新たな旅を可能にする「ハコブネ」です。本プロジェクトは、コロナ禍の完全オンライン講義を経て学生同士のつながりが希薄になってしまった東京藝術大学の学生に「本」を通じた交流を取り戻し、若者の書籍・読書離れに「気軽さ」という要素を持って取り組みたいという想いによって企画されました。2023年11月13日の仮設置以降、ジャンルにとらわれない本の追加や感想のシェアなどが頻繁に行われ、藝大生の中に本を通じた賑わいを創出しています。ハコブネ 設計イメージ■Compasser.について2023年3月に東京藝術大学楽理科に在籍する学生によって結成された芸術団体。専門分野である音楽にとどまらず、さまざまな分野で活動中。本を通じた新たな旅を提案する「ハコブネ」、音楽と美術のコラボレーションによる新たな楽譜の楽しみ方を提案する「ガクフネ」など、精力的に活動中。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月19日神奈川県下で最大規模の展示空間を誇る神奈川県民ホールギャラリー。その空間を活用して、約50年にわったって時代を反映する現代美術展を開催してきた同ギャラリーで、「味(=味わい)」と「処(=場所)」をキーワードとする企画展が、12月 17日(日)から2024年1月27日(土)まで開催される。同展は、2022年度に開催された『ドリーム/ランド』展に続き、「場所」に着目した企画展の第二弾。キーワードの「味」には、単に味覚だけではない、広い意味がこめられているという。例えば、味覚や視覚、聴覚、嗅覚、触覚といった五感に訴えかける「味わい」は、様々な身体感覚を刺激することで、喜怒哀楽など多様な感情を呼び起こしうるもの。あるいは風情や趣をはらんだ「味わい」のある情景には、場所や空間、記憶や歴史など、個人と他者が共有できる様々な要素が内包されている。今回は、こうした観点から6名の作家が選出されている。日々の生活で記憶に残るものや気づきをもとに、物事の確かさと不確かさを探求する今村遼佑。都市近郊の均質化した景色をモチーフに、現代社会を記憶する壁画を描く川田知志。日常生活の中の「可笑しさ」を帯びた存在や状況に焦点をあて、主に映像を制作する倉知朋之介。段ボールを用いた立体や絵画、ドローイングを組み合わせたインスタレーションにパフォーマンス的要素を組み合わせるさとうくみ子。物事を認識する際の些細なひっかかりを起点として、図像と想像の相互作用を検証するプロセスを作品化する澤田華。製材された木材を素材に、言葉や風景を切り取って立体化する丸山のどか。表現手法もテーマも異なるが、いずれも個性あふれる作家たちだ。同展ではまた、館の学芸員のほか、外部の専門家2名が共同キュレーターとして加わり、新しいアイデアを促す試みも行われた。3人の監修のもと、各地の気鋭の作家が集まった同展では、可笑しみやノスタルジー、日常の不条理、違和感など、様々な「味わい」が交差する。その様々な「味わい」の刺激が、来場者それぞれに、社会や日常生活に対する新たな視座をもたらしてくれることだろう。<開催概要>『味/処』会期:2023年12月17日(日)~2024年1月27日(土)会場:神奈川県民ホールギャラリー時間:11:00~18:00(入場は17:30まで)休場:木曜、12月30日(木)〜1月4日(木)料金:一般800円、大学・65歳以上500円公式サイト:
2023年12月14日