植木豪(PaniCrew)が構成・演出を手掛け、2014年にスタートしたエンターテインメントショー「WASABEATS」。その第3弾に、昨年末のD-BOYS卒業後、初の舞台出演となる橋本汰斗の参加が決定した。構成・演出の植木、初参加の橋本、そして第1弾「WASABEATS」から出演しているシリーズのシンボル的存在の主演・千葉涼平(w-inds.)に話を聞いた。【チケット情報はこちら】植木と橋本は、過去にミュージカル「ALTAR BOYZ」で共演。千葉と橋本は「最近、一番一緒に(ダンスを)練習している仲」(千葉)で、頼れる先輩ふたりが再出発する橋本を迎える。「第1弾を生で観たとき、世界に挑戦できそうなノンバーバル(非言語)のすごい作品だと感じて、出演している人たちがめちゃくちゃ羨ましかった。そんな作品に出られるのがうれしいし、現在フリーランスの僕に豪さんが声を掛けてくれたことがすごくうれしくて。環境が変わって一発目の舞台がこの作品でほんとに良かったと思うし、精一杯楽しませたいです!」(橋本)「WASABEATS」のテーマのひとつは“メイドインジャパン”。前回の第2弾では“忍者”をモチーフにしたが、今作で扱うのも、日本独特の“風営法”。その法律の下、ほんの数年前まで実際に、深夜のクラブでダンスをすることは禁じられていた(現在は規制が緩和されている)。「せっかくダンスが必修科目になったりしているのに、踊ることが取り締まりの対象だったっていう。日本ではクラブシーンへのイメージがまだあまり良くないってことかもしれないけど、僕たちがやっているダンスはそうじゃない。ダンスを通して本当の友達ができるし、体ひとつで世界に出て行けるものだったりするから」(植木)熱い魂のリーダー・植木のもとに、日本が誇る世界レベルのダンサーたちが集結。その中心にいる千葉は、前回をこう振り返る。「初めてのことでプレッシャーが大きかった第1弾より、前回は楽しんでできました。終わってすぐ第3弾がやりたくなったし。同じ踊ることでも、w-inds.のときとはスタンスが真逆なので、それがまた面白い」(千葉)。「涼平くんに関しては、もう最後のシーンまで決まってます。彼に託しているものが、僕の中で最初からブレていないので。対して汰斗のキャラクターは、最近ガラッと変えました。より、今の彼にふさわしいものになったと思います」(植木)さらに企画協力として注目の次世代型エンタテインメント集団・白Aが加わり、映像やパフォーマンスの斬新なアイデアが満載。これぞクールジャパンなアツい舞台は、どこまでも進化を遂げる!公演は5月18日(水)より東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。なお、チケットの一般発売に先がけて、ぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は3月22日(火)午前11時まで。取材・文/武田吏都
2016年03月18日植木豪(PaniCrew)が構成・演出を手掛け、2014年にスタートしたエンターテインメントショー「WASABEATS」。その第3弾に、昨年末のD-BOYS卒業後、初の舞台出演となる橋本汰斗の参加が決定した。構成・演出の植木、初参加の橋本、そして第1弾「WASABEATS」から出演しているシリーズのシンボル的存在の主演・千葉涼平(w-inds.)に話を聞いた。【チケット情報はこちら】植木と橋本は、過去にミュージカル「ALTAR BOYZ」で共演。千葉と橋本は「最近、一番一緒に(ダンスを)練習している仲」(千葉)で、頼れる先輩ふたりが再出発する橋本を迎える。「第1弾を生で観たとき、世界に挑戦できそうなノンバーバル(非言語)のすごい作品だと感じて、出演している人たちがめちゃくちゃ羨ましかった。そんな作品に出られるのがうれしいし、現在フリーランスの僕に豪さんが声を掛けてくれたことがすごくうれしくて。環境が変わって一発目の舞台がこの作品でほんとに良かったと思うし、精一杯楽しませたいです!」(橋本)「WASABEATS」のテーマのひとつは“メイドインジャパン”。前回の第2弾では“忍者”をモチーフにしたが、今作で扱うのも、日本独特の“風営法”。その法律の下、ほんの数年前まで実際に、深夜のクラブでダンスをすることは禁じられていた(現在は規制が緩和されている)。「せっかくダンスが必修科目になったりしているのに、踊ることが取り締まりの対象だったっていう。日本ではクラブシーンへのイメージがまだあまり良くないってことかもしれないけど、僕たちがやっているダンスはそうじゃない。ダンスを通して本当の友達ができるし、体ひとつで世界に出て行けるものだったりするから」(植木)熱い魂のリーダー・植木のもとに、日本が誇る世界レベルのダンサーたちが集結。その中心にいる千葉は、前回をこう振り返る。「初めてのことでプレッシャーが大きかった第1弾より、前回は楽しんでできました。終わってすぐ第3弾がやりたくなったし。同じ踊ることでも、w-inds.のときとはスタンスが真逆なので、それがまた面白い」(千葉)。「涼平くんに関しては、もう最後のシーンまで決まってます。彼に託しているものが、僕の中で最初からブレていないので。対して汰斗のキャラクターは、最近ガラッと変えました。より、今の彼にふさわしいものになったと思います」(植木)さらに企画協力として注目の次世代型エンタテインメント集団・白Aが加わり、映像やパフォーマンスの斬新なアイデアが満載。これぞクールジャパンなアツい舞台は、どこまでも進化を遂げる!公演は5月18日(水)より東京・Zeppブルーシアター六本木にて上演。なお、チケットの一般発売に先がけて、ぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は3月22日(火)午前11時まで。取材・文/武田吏都
2016年03月18日今年で8回目を迎える朗読劇『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』が4月27日(水)より東京・天王洲 銀河劇場で上演される。 毎回豪華な出演者が日替わりで登場し好評を博す人気シリーズ。今年は相葉裕樹×日笠陽子、小林豊×佐野ひなこ、染谷俊之×近野成美、平間壮一×和音美桜、廣瀬智紀×入来茉里、福山潤×田中美里、前田公輝×徳井青空、竜星涼×真野恵里菜、矢崎広×三倉茉奈の計9組のペアが出演する。『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』チケット情報『朗読劇 私の頭の中の消しゴム』は、本国はもちろん、日本でも大ヒットした同名韓国映画を舞台化したもの。徐々に記憶を失っていくヒロインとその夫を描くラブストーリーを、男女ふたりの朗読劇で再現する。舞台は4月27日(水)から5月8日(日)まで。公演チケットの一般発売は4月9日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を受付中。
2016年03月18日今年で8回目を迎える朗読劇『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』が4月27日(水)より東京・天王洲 銀河劇場で上演される。 毎回豪華な出演者が日替わりで登場し好評を博す人気シリーズ。今年は相葉裕樹×日笠陽子、小林豊×佐野ひなこ、染谷俊之×近野成美、平間壮一×和音美桜、廣瀬智紀×入来茉里、福山潤×田中美里、前田公輝×徳井青空、竜星涼×真野恵里菜、矢崎広×三倉茉奈の計9組のペアが出演する。『朗読劇 私の頭の中の消しゴム 8th letter』チケット情報『朗読劇 私の頭の中の消しゴム』は、本国はもちろん、日本でも大ヒットした同名韓国映画を舞台化したもの。徐々に記憶を失っていくヒロインとその夫を描くラブストーリーを、男女ふたりの朗読劇で再現する。舞台は4月27日(水)から5月8日(日)まで。公演チケットの一般発売は4月9日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行を受付中。
2016年03月18日女性キャストすべてが水着姿で登場する学園ミュージカル「DMM.yell presents 舞台『熱いぞ!猫ヶ谷!!』」が、3月16日に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて開幕。同日昼にはマスコミ向けの公開ゲネプロが行われ、約20名の女子たちが自慢のボディを披露し、関係者を魅了した。舞台『熱いぞ!猫ヶ谷!!』チケット情報本作は、『ヤングマガジン』(講談社)で2009年から2011年まで連載し、テレビドラマ化もされた克・亜樹の人気コミックが原作の舞台。総合演出・堤幸彦、演出・佐藤徹也、脚本・なるせゆうせいを迎え、新感覚ミュージカルとして生まれ変わった。物語は、条例により「男性はアロハシャツ、女性は水着着用」で生活している日本一暑い街、埼玉県猫ヶ谷市が舞台。この街の高校に転向してきた伊吹冬斗(輝山立)が、生徒会長の押切貴澄(片岡沙耶)や久下柿子(藤井瑛実加)らとともに、悪徳市長から街を守ろうと奮闘するゆるふわハレンチ青春ラブコメディだ。コミュニケーションアプリ「DMM.yell」で行われたオーディションを勝ち抜いたキャストたちは、雑誌のグラビアで活躍するアイドルも含むメンバーだけあって、スタイルは抜群。原作コミックを忠実に再現したビキニやスクール水着などを身に付けたキャストが、客席が囲む円形ステージに一堂に揃い、笑顔で元気よく歌い踊る姿は圧巻。ステージだけでなく会場全体が舞台になっていて、座席によって見え方が違うのも見どころだ。さらに上演後には、出演者たちによるお見送りもあり、至れり尽くせりの内容になっている。男性にとっては目のやり場に困る公演だが、そこには主催元も配慮。座席には、猫ヶ谷市マスコット“あつニャン”のアイマスクが用意され、これを装着すればどんな表情で観劇していても周囲に気取られる心配はないとのこと。最後まで心置きなくミュージカルを楽しむことができる。『熱いぞ!猫ヶ谷!!』は同劇場にて3月20日(日)まで上演。チケット発売中。
2016年03月18日女性キャストすべてが水着姿で登場する学園ミュージカル「DMM.yell presents 舞台『熱いぞ!猫ヶ谷!!』」が、3月16日に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて開幕。同日昼にはマスコミ向けの公開ゲネプロが行われ、約20名の女子たちが自慢のボディを披露し、関係者を魅了した。舞台『熱いぞ!猫ヶ谷!!』チケット情報本作は、『ヤングマガジン』(講談社)で2009年から2011年まで連載し、テレビドラマ化もされた克・亜樹の人気コミックが原作の舞台。総合演出・堤幸彦、演出・佐藤徹也、脚本・なるせゆうせいを迎え、新感覚ミュージカルとして生まれ変わった。物語は、条例により「男性はアロハシャツ、女性は水着着用」で生活している日本一暑い街、埼玉県猫ヶ谷市が舞台。この街の高校に転向してきた伊吹冬斗(輝山立)が、生徒会長の押切貴澄(片岡沙耶)や久下柿子(藤井瑛実加)らとともに、悪徳市長から街を守ろうと奮闘するゆるふわハレンチ青春ラブコメディだ。コミュニケーションアプリ「DMM.yell」で行われたオーディションを勝ち抜いたキャストたちは、雑誌のグラビアで活躍するアイドルも含むメンバーだけあって、スタイルは抜群。原作コミックを忠実に再現したビキニやスクール水着などを身に付けたキャストが、客席が囲む円形ステージに一堂に揃い、笑顔で元気よく歌い踊る姿は圧巻。ステージだけでなく会場全体が舞台になっていて、座席によって見え方が違うのも見どころだ。さらに上演後には、出演者たちによるお見送りもあり、至れり尽くせりの内容になっている。男性にとっては目のやり場に困る公演だが、そこには主催元も配慮。座席には、猫ヶ谷市マスコット“あつニャン”のアイマスクが用意され、これを装着すればどんな表情で観劇していても周囲に気取られる心配はないとのこと。最後まで心置きなくミュージカルを楽しむことができる。『熱いぞ!猫ヶ谷!!』は同劇場にて3月20日(日)まで上演。チケット発売中。
2016年03月18日柚希礼音が、宝塚歌劇団退団後初のソロコンサート『REON JACK』を開催。3月10日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで公開舞台稽古と囲み取材が行われた。「REON JACK」チケット情報シーンごとにテーマを持たせた場面構成。合間には、星組の下級生時代から共に時間を過ごしてきた陽月華、音花ゆり、鶴美舞夕とのトークやクイズコーナーも展開し、柚希のさまざまな“表情”を見せてくれる。オープニングでは映画のようなストーリー性のある映像とリンクさせる形で柚希が登場。オリジナル楽曲の『DIAMOND IS YOU』ではクールにカッコ良いダンスで魅せ、2月24日にリリースされたCD『R+』の収録ナンバー『REON JACK』ではキャストもペンライトを持ち、ノリノリのダンスを披露。客席を回り、ひとりひとりの顔を見ながらコミュニケーションを楽しむ。ダンスの振付もしてくれるので、一緒に踊ったり、3色に光るペンライトを事前に購入しておけば、より楽しめること間違いナシだ。また、蛍光色のカラフル&ド派手な衣裳をまとったシーンでポップに見せたかと思えば、タンゴではスタイリッシュかつセクシーに。タンゴダンサー、クリスティアン・ロペスと踊るシーンは、柚希自身の中でも「挑戦」と位置付けたもの。黒のスーツ&ハットでタバコをふかして男っぽく見せる曲がある一方で、深いスリットの入ったセクシーなドレスをまとい、しっとりと情熱的に踊る姿にはドキドキさせられる。さらにこの日は“A期間”のプログラムのため、宝塚時代に出演した『太王四神記』『オーシャンズ11』などから雰囲気の異なる楽曲を披露。後半では誰もが耳にしたことあるような楽曲やCD収録曲を使いながら、柚希の“今”を見せる。特に、最後に届けたバラード曲『希望の空』は、宝塚退団後の自身の思いがたっぷりと詰まった1曲。心を込めて歌い上げる声、そして、その心情を表す踊りにグッと心を掴まれた。“男役”という皮を脱ぎ、『プリンス・オブ・ブロードウェイ』出演を経て、アーティストとしての魅力がグンと増した柚希礼音。カッコ良くも美しく、ときにコミカルに自分らしく歌い踊り、イキイキと輝く姿に引き込まれた。囲み取材では、「お客様とコミュニケーションがとれる“REON”コンサートは、現役中からとても大切にしていた公演。場面ごとに全然違う“REON”をお楽しみいただきたいです」とコメント。そして「大阪は生まれ育った場所ですし、梅田芸術劇場は宝塚時代からたくさんの思い出が詰まった場所。宝塚時代の曲を歌っていると、ここでスタートできることが幸せだなと思います。熱い関西のお客様に囲まれて大盛り上がりで終え、東京公演につなげたいです」と意気込みを語った。公演は、3月11日(金)から17日(木)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて、3月26日(土)から4月11日(月)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて上演。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2016年03月15日柚希礼音が、宝塚歌劇団退団後初のソロコンサート『REON JACK』を開催。3月10日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで公開舞台稽古と囲み取材が行われた。「REON JACK」チケット情報シーンごとにテーマを持たせた場面構成。合間には、星組の下級生時代から共に時間を過ごしてきた陽月華、音花ゆり、鶴美舞夕とのトークやクイズコーナーも展開し、柚希のさまざまな“表情”を見せてくれる。オープニングでは映画のようなストーリー性のある映像とリンクさせる形で柚希が登場。オリジナル楽曲の『DIAMOND IS YOU』ではクールにカッコ良いダンスで魅せ、2月24日にリリースされたCD『R+』の収録ナンバー『REON JACK』ではキャストもペンライトを持ち、ノリノリのダンスを披露。客席を回り、ひとりひとりの顔を見ながらコミュニケーションを楽しむ。ダンスの振付もしてくれるので、一緒に踊ったり、3色に光るペンライトを事前に購入しておけば、より楽しめること間違いナシだ。また、蛍光色のカラフル&ド派手な衣裳をまとったシーンでポップに見せたかと思えば、タンゴではスタイリッシュかつセクシーに。タンゴダンサー、クリスティアン・ロペスと踊るシーンは、柚希自身の中でも「挑戦」と位置付けたもの。黒のスーツ&ハットでタバコをふかして男っぽく見せる曲がある一方で、深いスリットの入ったセクシーなドレスをまとい、しっとりと情熱的に踊る姿にはドキドキさせられる。さらにこの日は“A期間”のプログラムのため、宝塚時代に出演した『太王四神記』『オーシャンズ11』などから雰囲気の異なる楽曲を披露。後半では誰もが耳にしたことあるような楽曲やCD収録曲を使いながら、柚希の“今”を見せる。特に、最後に届けたバラード曲『希望の空』は、宝塚退団後の自身の思いがたっぷりと詰まった1曲。心を込めて歌い上げる声、そして、その心情を表す踊りにグッと心を掴まれた。“男役”という皮を脱ぎ、『プリンス・オブ・ブロードウェイ』出演を経て、アーティストとしての魅力がグンと増した柚希礼音。カッコ良くも美しく、ときにコミカルに自分らしく歌い踊り、イキイキと輝く姿に引き込まれた。囲み取材では、「お客様とコミュニケーションがとれる“REON”コンサートは、現役中からとても大切にしていた公演。場面ごとに全然違う“REON”をお楽しみいただきたいです」とコメント。そして「大阪は生まれ育った場所ですし、梅田芸術劇場は宝塚時代からたくさんの思い出が詰まった場所。宝塚時代の曲を歌っていると、ここでスタートできることが幸せだなと思います。熱い関西のお客様に囲まれて大盛り上がりで終え、東京公演につなげたいです」と意気込みを語った。公演は、3月11日(金)から17日(木)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて、3月26日(土)から4月11日(月)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて上演。チケットは発売中。取材・文:黒石悦子
2016年03月15日元宝塚歌劇団月組トップスターで女優の紫吹淳が、エンターテイナーの玉野和紀が作・演出・振付を手掛けるSHOW HOUSE『GEM CLUB(ジェムクラブ)』に出演する。最近では、セレブ感覚にあふれつつも、天然の浮世離れしたキャラクターが受け、バラエティー番組でも引っ張りだこの紫吹。「街を歩いていて、『あ、何もできない人だ』と声をかけられる。テレビって怖いですね(笑)。ちょっと違うんですよ!というところを見てほしい」と舞台にかける思いを語ってくれた。SHOW HOUSE『GEM CLUB』チケット情報2003年から10回にわたりダンスやコメディなどが満載のエンターテインメントショー『CLUB SEVEN』を作り続けてきた玉野が、その要素を引き継ぐ新しいショーとして『GEM CLUB』を立ち上げる。若者たちが集まるショーハウスを舞台に、玉野がその総支配人、紫吹はオーナー役を務める。「玉野さんが私にあて書きしていらっしゃるので、厳しいながらも温かくておとぼけな人。スターを目指す若者たちの後押しをする母親的な存在です。普通のショーとは違い、泣ける場面やコメディなども盛り込まれた作品なんです」。紫吹が得意とするダンスや歌にも注目だ。「これだけ多くのダンスを披露するのは久しぶり。若い男の子たちをとっかえひっかえして踊るタンゴでは、宝塚時代はリフトをしていたのに、される側。『こうやって私を支えて』と伝授できるのは嬉しいですね」。また、ラップを歌い踊るシーンもあるという。「ラップはお経にしか聞こえなくて全然分かんないんです(笑)。そのノリを若い方々に教えてもらいたい。頑張っていますよ、もう47歳なのに(笑)。宝塚時代では、どうしたらきれいに見えるかを常に追求していて、以前ヒップホップを踊ったら、きれいすぎると言われたことがあるんです。崩すところも追求するのがヒップホップだと。玉野さんは、ジャンルを問わずダンスをおもちゃみたいな感覚で捉えられている方。苦手なラップやヒップホップを違う視点で見て踊れたら」「料理を一度もしたことがない」「洗濯を最近初めてした」などテレビで公言し、宝塚時代とは異なったキャラクターを確立している。「役者なので、舞台では役を“降ろして”作って演じています。でもバラエティーは素で、何の計算もしていない。私の何が面白いのか全然分からなくて、何で番組に呼ばれるかも分からないんですよ(笑)」と至っておおらかに答える。しかし、宝塚時代から、誰かに似ているのではなく、自身の個性を出すことにこだわってきた。「バラエティーで少しずれちゃった気もしますが(笑)、私というオンリーワンを貫いてきたことに後悔はない。この舞台で若い俳優と玉野さんと共に、新たな扉を開ける瞬間を見ていただきたいですね」公演は、3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ、4月8日(金)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年03月14日元宝塚歌劇団月組トップスターで女優の紫吹淳が、エンターテイナーの玉野和紀が作・演出・振付を手掛けるSHOW HOUSE『GEM CLUB(ジェムクラブ)』に出演する。最近では、セレブ感覚にあふれつつも、天然の浮世離れしたキャラクターが受け、バラエティー番組でも引っ張りだこの紫吹。「街を歩いていて、『あ、何もできない人だ』と声をかけられる。テレビって怖いですね(笑)。ちょっと違うんですよ!というところを見てほしい」と舞台にかける思いを語ってくれた。SHOW HOUSE『GEM CLUB』チケット情報2003年から10回にわたりダンスやコメディなどが満載のエンターテインメントショー『CLUB SEVEN』を作り続けてきた玉野が、その要素を引き継ぐ新しいショーとして『GEM CLUB』を立ち上げる。若者たちが集まるショーハウスを舞台に、玉野がその総支配人、紫吹はオーナー役を務める。「玉野さんが私にあて書きしていらっしゃるので、厳しいながらも温かくておとぼけな人。スターを目指す若者たちの後押しをする母親的な存在です。普通のショーとは違い、泣ける場面やコメディなども盛り込まれた作品なんです」。紫吹が得意とするダンスや歌にも注目だ。「これだけ多くのダンスを披露するのは久しぶり。若い男の子たちをとっかえひっかえして踊るタンゴでは、宝塚時代はリフトをしていたのに、される側。『こうやって私を支えて』と伝授できるのは嬉しいですね」。また、ラップを歌い踊るシーンもあるという。「ラップはお経にしか聞こえなくて全然分かんないんです(笑)。そのノリを若い方々に教えてもらいたい。頑張っていますよ、もう47歳なのに(笑)。宝塚時代では、どうしたらきれいに見えるかを常に追求していて、以前ヒップホップを踊ったら、きれいすぎると言われたことがあるんです。崩すところも追求するのがヒップホップだと。玉野さんは、ジャンルを問わずダンスをおもちゃみたいな感覚で捉えられている方。苦手なラップやヒップホップを違う視点で見て踊れたら」「料理を一度もしたことがない」「洗濯を最近初めてした」などテレビで公言し、宝塚時代とは異なったキャラクターを確立している。「役者なので、舞台では役を“降ろして”作って演じています。でもバラエティーは素で、何の計算もしていない。私の何が面白いのか全然分からなくて、何で番組に呼ばれるかも分からないんですよ(笑)」と至っておおらかに答える。しかし、宝塚時代から、誰かに似ているのではなく、自身の個性を出すことにこだわってきた。「バラエティーで少しずれちゃった気もしますが(笑)、私というオンリーワンを貫いてきたことに後悔はない。この舞台で若い俳優と玉野さんと共に、新たな扉を開ける瞬間を見ていただきたいですね」公演は、3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ、4月8日(金)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:米満ゆうこ
2016年03月14日川平慈英とシルビア・グラブが小粋な“男と女の物語”を歌と踊りでつづる、パルコ・ミュージック・ステージKOKI MITANI’s SHOW GIRL「ショーガール」~こんな出会いも悪くない~が、3月13日にPARCO劇場で開幕した。「ショーガール」チケット情報本作は「パルコ劇場クライマックスステージ シーズン1」ラインナップの一作品。“パルコ劇場ゆかりの作品”として上演される。パルコ・ミュージック・ステージ「ショーガール」とは、1974年から1988年までPARCO劇場(前身の西武劇場含む)にてシリーズ上演された、劇場の歴史を語る上でも欠かせない作品。故・福田陽一郎による脚本・構成・演出と、木の実ナナと細川俊之の出演で、多くの観客に愛された。三谷幸喜演出の2014年版は、「いつかは「ショーガール」のようなショーをPARCO劇場でつくる」という三谷の念願が叶ったもの。今回はそのアンコール公演となる。出演は、2014年版に引き続き川平慈英とシルビア・グラブ。福田の舞台に幾度も立ち、共演経験も多いふたりだ。今作はまず2本の短編『再会』『チキンスープ』、ショートミュージカル本編『淋しい探偵』を上演し、そのままSHOW TIMEへ。『再会』では老人と老婆のある勘違いを、『チキンスープ』では激しい料理番組を、『淋しい探偵』では探偵と依頼者の物語を描く。そしてSHOW TIMEでは誰もが聞いたことのあるポピュラーナンバーを抜群の歌とダンス、タップやユニークな楽器で楽しませ、聴かせる。前作より「すべてにおいてバージョンアップ」(三谷)したステージとなっている。「気恥ずかしくなるくらい、お洒落な舞台に仕上げるつもり」(三谷)という舞台だが、その「お洒落」も絶妙。川平が「日頃の疲れもきれいに吹き飛ばす、粋な大人のショー」、シルビアが「ニューヨークと勘違いしてしまうかも!!(笑)」とコメントする抜群のステージは、聴かせ、笑わせ、唸らせ、最後は気持ちのいい拍手を生む。平日のソワレは20時からという仕事帰りにも立ち寄りやすい時間帯。約90分の公演は濃密で軽やかで、大人の夜にピッタリのエンターテインメントとなっている。「演劇は固苦しくてどうも観る気がしない、と思っている人がまだいるとしたら、まず「SHOW GIRL」を観ること。こんなに楽しくてワクワクしてキラキラした世界がこの世にはあるんですから」(三谷)。パルコ・ミュージック・ステージKOKI MITANI’s SHOW GIRL「ショーガール」~こんな出会いも悪くない~は、3月22日(火)まで東京・PARCO劇場にて。取材・文:中川實穗
2016年03月14日川平慈英とシルビア・グラブが小粋な“男と女の物語”を歌と踊りでつづる、パルコ・ミュージック・ステージKOKI MITANI’s SHOW GIRL「ショーガール」~こんな出会いも悪くない~が、3月13日にPARCO劇場で開幕した。「ショーガール」チケット情報本作は「パルコ劇場クライマックスステージ シーズン1」ラインナップの一作品。“パルコ劇場ゆかりの作品”として上演される。パルコ・ミュージック・ステージ「ショーガール」とは、1974年から1988年までPARCO劇場(前身の西武劇場含む)にてシリーズ上演された、劇場の歴史を語る上でも欠かせない作品。故・福田陽一郎による脚本・構成・演出と、木の実ナナと細川俊之の出演で、多くの観客に愛された。三谷幸喜演出の2014年版は、「いつかは「ショーガール」のようなショーをPARCO劇場でつくる」という三谷の念願が叶ったもの。今回はそのアンコール公演となる。出演は、2014年版に引き続き川平慈英とシルビア・グラブ。福田の舞台に幾度も立ち、共演経験も多いふたりだ。今作はまず2本の短編『再会』『チキンスープ』、ショートミュージカル本編『淋しい探偵』を上演し、そのままSHOW TIMEへ。『再会』では老人と老婆のある勘違いを、『チキンスープ』では激しい料理番組を、『淋しい探偵』では探偵と依頼者の物語を描く。そしてSHOW TIMEでは誰もが聞いたことのあるポピュラーナンバーを抜群の歌とダンス、タップやユニークな楽器で楽しませ、聴かせる。前作より「すべてにおいてバージョンアップ」(三谷)したステージとなっている。「気恥ずかしくなるくらい、お洒落な舞台に仕上げるつもり」(三谷)という舞台だが、その「お洒落」も絶妙。川平が「日頃の疲れもきれいに吹き飛ばす、粋な大人のショー」、シルビアが「ニューヨークと勘違いしてしまうかも!!(笑)」とコメントする抜群のステージは、聴かせ、笑わせ、唸らせ、最後は気持ちのいい拍手を生む。平日のソワレは20時からという仕事帰りにも立ち寄りやすい時間帯。約90分の公演は濃密で軽やかで、大人の夜にピッタリのエンターテインメントとなっている。「演劇は固苦しくてどうも観る気がしない、と思っている人がまだいるとしたら、まず「SHOW GIRL」を観ること。こんなに楽しくてワクワクしてキラキラした世界がこの世にはあるんですから」(三谷)。パルコ・ミュージック・ステージKOKI MITANI’s SHOW GIRL「ショーガール」~こんな出会いも悪くない~は、3月22日(火)まで東京・PARCO劇場にて。取材・文:中川實穗
2016年03月14日2015年に藤間勘十郎演出・振付の新作舞踊劇『葛城山蜘蛛絲譚』を上演したKAAT神奈川芸術劇場の“KAAT次世代への古典芸能プロジェクト”若手舞踊公演「SUGATA」。衣裳・化粧なしの素踊りながら、故・中村富十郎の長男・中村鷹之資と中村松江の長男・中村玉太郎が大奮闘し、勘十郎、尾上菊之丞ら踊りの名手が脇を支えた公演は大評判を呼んだ。その第二弾として、新作『新説西遊記~猪八戒と沙悟浄~』が上演される。前回に続いて鷹之資、玉太郎が登場するほか、中村梅玉の部屋子・中村梅丸が出演。公演に先立って記者懇親会が開かれ、勘十郎、玉太郎、梅丸が出席した。『新説西遊記』~猪八戒と沙悟浄~ チケット情報「『新説西遊記』では鷹之資くん扮する猪八戒、玉太郎くんの沙悟浄に焦点を当て、弱い彼らが強い妖怪に立ち向かうさまを描きます。さらに、ちょっと大人の梅丸さんが孫悟空を演じます。食いしん坊の猪八戒、理屈っぽい沙悟浄、上から目線だけれど一本ネジが緩んでいる孫悟空らを主筋に、三蔵法師の恋愛という脇筋を絡めた舞踊劇です」と勘十郎は語る。出演者中、最年少の玉太郎は、中学3年生。「本来は主役ができる時期ではないので嬉しいです。前回は山神役をさせていただきましたが未熟でした。自分はまだ型ができていないので、台詞も踊りももっと頑張りたいです。計画を立ててもその通りにできないところなど、沙悟浄と僕は似ているかもしれません。河童ですが元々は人間だった役なので、人間らしさも出したいです」と静かに闘志を燃やす。現在、大学1年生の梅丸は「初めて参加致します。若手で、勉強会ではなく公演をさせていただけるのは有難いこと。孫悟空のおっちょこちょいなところや、ピンチになると周りに助けを求めるところが、僕の素の部分と重なります。今回は“なり”に頼れない素踊りで、かつ、お客様との距離が近い劇場ということですので、しっかりとキャラクターを伝えることが課題です」と意気込む。この日、学校の都合で欠席となった高校1年の鷹之資は後日、「前回は坂田金時役で、押し戻しなどを経験させていただきました。先輩がなさるのを見てはいても、実際に自分でやると発見がありましたし、頭で分かっていてもできないのだということも分かりました。猪八戒は、強くて勇ましい金時とは対照的に、弱々しく面白味のあるお役。愛嬌を出せたらと思っています」とコメントを寄せた。前回は勘十郎が土蜘蛛に扮し、蜘蛛の糸を観客にかかるほど盛大に撒いたが、今回は金魚の妖怪・霊感大王として若者達に立ちはだかる。どのような趣向が展開するのだろうか?「何もないKAATのスタジオは、演出家にとって燃える空間。変身や妖術、そしてクライマックスの水攻めをどう見せるか、古典の手法を取り入れながら知恵を絞ります。前回同様に両花道を作るほか、昔の芝居小屋にあった空井戸(からいど)のような仕掛けも考えています。その中で、前回より半歩でも、若手の成長を感じていただければ幸いです」(勘十郎)公演は3月25日(金)から27日(日)まで。取材・文:高橋彩子
2016年03月14日2015年に藤間勘十郎演出・振付の新作舞踊劇『葛城山蜘蛛絲譚』を上演したKAAT神奈川芸術劇場の“KAAT次世代への古典芸能プロジェクト”若手舞踊公演「SUGATA」。衣裳・化粧なしの素踊りながら、故・中村富十郎の長男・中村鷹之資と中村松江の長男・中村玉太郎が大奮闘し、勘十郎、尾上菊之丞ら踊りの名手が脇を支えた公演は大評判を呼んだ。その第二弾として、新作『新説西遊記~猪八戒と沙悟浄~』が上演される。前回に続いて鷹之資、玉太郎が登場するほか、中村梅玉の部屋子・中村梅丸が出演。公演に先立って記者懇親会が開かれ、勘十郎、玉太郎、梅丸が出席した。『新説西遊記』~猪八戒と沙悟浄~ チケット情報「『新説西遊記』では鷹之資くん扮する猪八戒、玉太郎くんの沙悟浄に焦点を当て、弱い彼らが強い妖怪に立ち向かうさまを描きます。さらに、ちょっと大人の梅丸さんが孫悟空を演じます。食いしん坊の猪八戒、理屈っぽい沙悟浄、上から目線だけれど一本ネジが緩んでいる孫悟空らを主筋に、三蔵法師の恋愛という脇筋を絡めた舞踊劇です」と勘十郎は語る。出演者中、最年少の玉太郎は、中学3年生。「本来は主役ができる時期ではないので嬉しいです。前回は山神役をさせていただきましたが未熟でした。自分はまだ型ができていないので、台詞も踊りももっと頑張りたいです。計画を立ててもその通りにできないところなど、沙悟浄と僕は似ているかもしれません。河童ですが元々は人間だった役なので、人間らしさも出したいです」と静かに闘志を燃やす。現在、大学1年生の梅丸は「初めて参加致します。若手で、勉強会ではなく公演をさせていただけるのは有難いこと。孫悟空のおっちょこちょいなところや、ピンチになると周りに助けを求めるところが、僕の素の部分と重なります。今回は“なり”に頼れない素踊りで、かつ、お客様との距離が近い劇場ということですので、しっかりとキャラクターを伝えることが課題です」と意気込む。この日、学校の都合で欠席となった高校1年の鷹之資は後日、「前回は坂田金時役で、押し戻しなどを経験させていただきました。先輩がなさるのを見てはいても、実際に自分でやると発見がありましたし、頭で分かっていてもできないのだということも分かりました。猪八戒は、強くて勇ましい金時とは対照的に、弱々しく面白味のあるお役。愛嬌を出せたらと思っています」とコメントを寄せた。前回は勘十郎が土蜘蛛に扮し、蜘蛛の糸を観客にかかるほど盛大に撒いたが、今回は金魚の妖怪・霊感大王として若者達に立ちはだかる。どのような趣向が展開するのだろうか?「何もないKAATのスタジオは、演出家にとって燃える空間。変身や妖術、そしてクライマックスの水攻めをどう見せるか、古典の手法を取り入れながら知恵を絞ります。前回同様に両花道を作るほか、昔の芝居小屋にあった空井戸(からいど)のような仕掛けも考えています。その中で、前回より半歩でも、若手の成長を感じていただければ幸いです」(勘十郎)公演は3月25日(金)から27日(日)まで。取材・文:高橋彩子
2016年03月14日“エンタテインメントの聖地”とされる館「ル・リアン」で行われるショーと、館での人間模様とを描く『SHOW ル・リアン』。出演の村井良大と平方元基はともに、ミュージカルからストレートプレイまで様々な舞台に出演してきたが、本格的なショーは初めてだと口を揃える。舞台『SHOW ル・リアン』チケット情報「僕は毎年、目標を立てるのですが、今年は挑戦する年にしたいと思っているんです」と語るのは、デビュー10周年の村井。「これまで、イメージが一変するような舞台はあまりやってこなかった気がします。でも凝り固まってしまうのが嫌で、28歳になる今年は違うことをしたかった。そのタイミングで(繋がり・絆という意味の)『ル・リアン』に出演させていただき、まさに“繋がった”感じ。ショーの中で、重さがあるから軽くもできるような表現を目指したいです」。一方、平方は「お芝居ではまず舞台上で対話を完成させなければいけないけれど、ショーは“ジャンジャン!”ってキメて、それをお客様に投げかけるみたいなところがありますよね。今回はタップダンスも披露します。ミュージカルと密接に関わるタップは、一度やってみたかったもの。30歳という節目に挑戦させていただくことは、一生の財産になりそうです。“観るは天国、やるは地獄”でとてつもなく難しいですが、どんな地獄を見たかで表現できるものも変わってくると思うので頑張りたいです」と意気込む。村井が演じるのは、館を取り仕切るMC(HIDEBOH)の下で修業する次期MC役。「タップ歴は『私のダーリン』の稽古と本番の数か月なので、HIDEBOHさんと肩を並べるのはとても無理。ただ、久々にやったら体が結構おぼえていました」と村井が言えば、平方は「良大くんは舞台上でも普段でも切り返しが早いので、MC的な役割は本領が発揮できると思います」と評した。その平方は、館で歌い踊るエンタテイナー役。「タップはもちろん音が鳴らないといけないんだけど、今は鳴らなくても感覚として楽しめるし、時折鳴るとさらに楽しい」と言う平方について、村井が「(構成・振付・演出の)本間(憲一)先生が“元基くんは音楽が好きだから、音へのこだわりがあってセンスも良い”と褒めていました」と教えてくれた。舞台では、往年のミュージカルの名曲が、今回独自の物語の中に編み込まれて展開する。「色々な場所でお客様が聴いてきたナンバーも、別の物語で表現されるので、これまでとは違う新鮮な感情が生まれるかもしれません。最後は胸がキュンとなって、タイトルの意味にも納得していただけると思います」(村井)「この場面ではこの曲、という理由も描かれるので、謎解きのように楽しんでいただけるはず。悲しみの涙ではないけど、しずくがぽつんと落ちて、次第に波紋が広がっていくような作品。そのしずくで少しでもお客様の心を動かせたら嬉しいですね」(平方)公演は3月31日(木)から東京・天王洲 銀河劇場、4月5日(火)から大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文:高橋彩子
2016年03月14日“エンタテインメントの聖地”とされる館「ル・リアン」で行われるショーと、館での人間模様とを描く『SHOW ル・リアン』。出演の村井良大と平方元基はともに、ミュージカルからストレートプレイまで様々な舞台に出演してきたが、本格的なショーは初めてだと口を揃える。舞台『SHOW ル・リアン』チケット情報「僕は毎年、目標を立てるのですが、今年は挑戦する年にしたいと思っているんです」と語るのは、デビュー10周年の村井。「これまで、イメージが一変するような舞台はあまりやってこなかった気がします。でも凝り固まってしまうのが嫌で、28歳になる今年は違うことをしたかった。そのタイミングで(繋がり・絆という意味の)『ル・リアン』に出演させていただき、まさに“繋がった”感じ。ショーの中で、重さがあるから軽くもできるような表現を目指したいです」。一方、平方は「お芝居ではまず舞台上で対話を完成させなければいけないけれど、ショーは“ジャンジャン!”ってキメて、それをお客様に投げかけるみたいなところがありますよね。今回はタップダンスも披露します。ミュージカルと密接に関わるタップは、一度やってみたかったもの。30歳という節目に挑戦させていただくことは、一生の財産になりそうです。“観るは天国、やるは地獄”でとてつもなく難しいですが、どんな地獄を見たかで表現できるものも変わってくると思うので頑張りたいです」と意気込む。村井が演じるのは、館を取り仕切るMC(HIDEBOH)の下で修業する次期MC役。「タップ歴は『私のダーリン』の稽古と本番の数か月なので、HIDEBOHさんと肩を並べるのはとても無理。ただ、久々にやったら体が結構おぼえていました」と村井が言えば、平方は「良大くんは舞台上でも普段でも切り返しが早いので、MC的な役割は本領が発揮できると思います」と評した。その平方は、館で歌い踊るエンタテイナー役。「タップはもちろん音が鳴らないといけないんだけど、今は鳴らなくても感覚として楽しめるし、時折鳴るとさらに楽しい」と言う平方について、村井が「(構成・振付・演出の)本間(憲一)先生が“元基くんは音楽が好きだから、音へのこだわりがあってセンスも良い”と褒めていました」と教えてくれた。舞台では、往年のミュージカルの名曲が、今回独自の物語の中に編み込まれて展開する。「色々な場所でお客様が聴いてきたナンバーも、別の物語で表現されるので、これまでとは違う新鮮な感情が生まれるかもしれません。最後は胸がキュンとなって、タイトルの意味にも納得していただけると思います」(村井)「この場面ではこの曲、という理由も描かれるので、謎解きのように楽しんでいただけるはず。悲しみの涙ではないけど、しずくがぽつんと落ちて、次第に波紋が広がっていくような作品。そのしずくで少しでもお客様の心を動かせたら嬉しいですね」(平方)公演は3月31日(木)から東京・天王洲 銀河劇場、4月5日(火)から大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文:高橋彩子
2016年03月14日4月11日(月)に東京・紀伊國屋ホールで上演される、噺・柳家喬太郎×ピアノ・佐山雅弘「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」。実はこのライブ、2011年12月に代官山のライブハウスで1日だけ上演された「森田さんライブ」から約4年半を経ての再演となる。その大元となるのは、柳家喬太郎と佐山雅弘が初共演した同年5月の舞台『ぼっちゃま』(作・鈴木聡)。ライブでは原案・構成を鈴木が担当し、ステージには舞台の役柄である元太鼓持ちの古物商・榊原(喬太郎)と、ジャズピアニスト・森田(佐山)としてふたりが登場。日本の戦前から戦後の芸能史を榊原が喋り倒し、森田がピアノを弾く、というライブがそっと開かれたのだ。そんな幻ともいえる、落語ファンにもジャズファンにも、芸能ファンにもたまらないライブが再び上演される。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」チケット情報佐山と鈴木の発案だったという初演。今回、再演する理由について佐山は「僕がずっとやりたかった」と話す。佐山「喬太郎さんは真打なので物真似とかしちゃいけないし、僕も(オスカー・)ピーターソンからいろんなスタイルができるけどそれは公ではできないわけ。自分の芸をしなくてはいけない。ところがこのライブでは、(役として)僕の勉強してきたものを大手を振って見せられる。ジャズファンだから、僕は。昔のジャズってよかったよねって自分で演奏できるってすごく嬉しいわけ。喬太郎さんもそうだと思う。『時蕎麦』をやろうが『芝浜』をやろうが喬太郎にしなきゃいけない宿命があるじゃないですか。ところが!このライブではその宿命に縛られない。ファンも喜ぶし、僕が一番喜ぶ(笑)。感動しますよ」喬太郎「榊原さんが話してるっていう設定があると喋りやすくなるんですよね。舞台の設定は戦後で、榊原は太鼓持ちを引退して古物商をしている役。私の大師匠にあたる先代の柳家小さん(5代目)は戦後真打になっているので、榊原は5代目小さんの真打の披露興行に行ったり、ひょっとすると楽屋に顔出したりしてるんだろうなってふと思ったときに、柳家喬太郎と榊原がすっと近づいて。その感覚がライブにもつながった気がします」今回の公演について聞いてみると「“日本芸能史”と非常にテーマ性があるような感じなんですけど、そういうおつもりで来られずに、僕らそういうつもりじゃやりませんからね。好きなことを演奏して好きなことを喋ってるだけなんです。そういう先輩とふたりでやるっていうライブなので。東京の桜が散り始めた時分に春の最後を楽しみに来てくれればいいんじゃないですかね」と喬太郎。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」は4月11日(月)東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月11日4月11日(月)に東京・紀伊國屋ホールで上演される、噺・柳家喬太郎×ピアノ・佐山雅弘「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」。実はこのライブ、2011年12月に代官山のライブハウスで1日だけ上演された「森田さんライブ」から約4年半を経ての再演となる。その大元となるのは、柳家喬太郎と佐山雅弘が初共演した同年5月の舞台『ぼっちゃま』(作・鈴木聡)。ライブでは原案・構成を鈴木が担当し、ステージには舞台の役柄である元太鼓持ちの古物商・榊原(喬太郎)と、ジャズピアニスト・森田(佐山)としてふたりが登場。日本の戦前から戦後の芸能史を榊原が喋り倒し、森田がピアノを弾く、というライブがそっと開かれたのだ。そんな幻ともいえる、落語ファンにもジャズファンにも、芸能ファンにもたまらないライブが再び上演される。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」チケット情報佐山と鈴木の発案だったという初演。今回、再演する理由について佐山は「僕がずっとやりたかった」と話す。佐山「喬太郎さんは真打なので物真似とかしちゃいけないし、僕も(オスカー・)ピーターソンからいろんなスタイルができるけどそれは公ではできないわけ。自分の芸をしなくてはいけない。ところがこのライブでは、(役として)僕の勉強してきたものを大手を振って見せられる。ジャズファンだから、僕は。昔のジャズってよかったよねって自分で演奏できるってすごく嬉しいわけ。喬太郎さんもそうだと思う。『時蕎麦』をやろうが『芝浜』をやろうが喬太郎にしなきゃいけない宿命があるじゃないですか。ところが!このライブではその宿命に縛られない。ファンも喜ぶし、僕が一番喜ぶ(笑)。感動しますよ」喬太郎「榊原さんが話してるっていう設定があると喋りやすくなるんですよね。舞台の設定は戦後で、榊原は太鼓持ちを引退して古物商をしている役。私の大師匠にあたる先代の柳家小さん(5代目)は戦後真打になっているので、榊原は5代目小さんの真打の披露興行に行ったり、ひょっとすると楽屋に顔出したりしてるんだろうなってふと思ったときに、柳家喬太郎と榊原がすっと近づいて。その感覚がライブにもつながった気がします」今回の公演について聞いてみると「“日本芸能史”と非常にテーマ性があるような感じなんですけど、そういうおつもりで来られずに、僕らそういうつもりじゃやりませんからね。好きなことを演奏して好きなことを喋ってるだけなんです。そういう先輩とふたりでやるっていうライブなので。東京の桜が散り始めた時分に春の最後を楽しみに来てくれればいいんじゃないですかね」と喬太郎。「ニッポン芸能史を生きた男・森田さんの愉快な一生」は4月11日(月)東京・紀伊國屋ホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月11日城田優が、初めて演出に挑むミュージカル『アップル・ツリー』。『エリザベート』『ロミオ&ジュリエット』『ファントム』など錚々たるミュージカル作品で主演を務めるほか、映画やドラマなど映像作品でも多く活躍する城田。その城田がかねてからの念願であったという“ミュージカルの演出”。その初めての挑戦となる作品が本作になる。ミュージカル『アップル・ツリー』チケット情報その作品となる『アップル・ツリー』も、城田が「ぜひやりたい」と選んだもの。アダムとイヴの物語など禁断の木の実を巡る3組の男女の愛の物語を描いたオムニバス形式のミュージカルコメディ。ブロードウェイでの初演(1966年)以来愛され続け、日本でも上演されている。5月28日の開幕に向け、この日は2度目のワークショップの真っ最中。キャストの役柄をこの日の感触で決める、というタイミング。稽古場に揃ったキャストは、城田とは『エリザベート』で共演経験があり、『レ・ミゼラブル』などでも活躍する岸祐二以外は、全員城田がオーディションに参加し、“声”を特に重視して決めたというメンバー。ワークショップではキャストがそれぞれの役をシャッフルして演じていた。仲には既に台本を覚えてしまっているキャストもおり、気合十分。全く同じセリフでも演じるキャストによって全然違う雰囲気になるのはさすが。その芝居を見て城田は、ひとりひとりにその都度「コミカルで非常に面白かったので今度は真面目な方向性でもやってみて」「そのレベルまでやってくれるのであれば、ここはもっとこうして」など、よいところは褒めながら丁寧に導いていく。そして再び同じ役を演じての変化を見て、今度は「爆発しそうな感情を抑えるようにやってみて」などもう一歩具体的に、時に城田自身が演じてみせながら、分かりやすく無駄のない言葉で伝えていく。その中で言った「大前提に骨がないと肉がつかないんですよ」というひと言は、核となる部分を大切に芝居をしてほしいという城田の演出家としての目線が伝わる印象的な言葉だった。ワークショップ中には、岸が「やりたい!」と立候補してある役を演じてみせるなど、スペシャルな時間も。ところどころに笑いがありながらも、真剣み溢れるワークショップは続いていく。さあ、配役の結果はいかに…?ミュージカル『アップル・ツリー』は5月28日(土)から6月7日(火)まで東京・赤坂RED/THEATERにて。
2016年03月11日城田優が、初めて演出に挑むミュージカル『アップル・ツリー』。『エリザベート』『ロミオ&ジュリエット』『ファントム』など錚々たるミュージカル作品で主演を務めるほか、映画やドラマなど映像作品でも多く活躍する城田。その城田がかねてからの念願であったという“ミュージカルの演出”。その初めての挑戦となる作品が本作になる。ミュージカル『アップル・ツリー』チケット情報その作品となる『アップル・ツリー』も、城田が「ぜひやりたい」と選んだもの。アダムとイヴの物語など禁断の木の実を巡る3組の男女の愛の物語を描いたオムニバス形式のミュージカルコメディ。ブロードウェイでの初演(1966年)以来愛され続け、日本でも上演されている。5月28日の開幕に向け、この日は2度目のワークショップの真っ最中。キャストの役柄をこの日の感触で決める、というタイミング。稽古場に揃ったキャストは、城田とは『エリザベート』で共演経験があり、『レ・ミゼラブル』などでも活躍する岸祐二以外は、全員城田がオーディションに参加し、“声”を特に重視して決めたというメンバー。ワークショップではキャストがそれぞれの役をシャッフルして演じていた。仲には既に台本を覚えてしまっているキャストもおり、気合十分。全く同じセリフでも演じるキャストによって全然違う雰囲気になるのはさすが。その芝居を見て城田は、ひとりひとりにその都度「コミカルで非常に面白かったので今度は真面目な方向性でもやってみて」「そのレベルまでやってくれるのであれば、ここはもっとこうして」など、よいところは褒めながら丁寧に導いていく。そして再び同じ役を演じての変化を見て、今度は「爆発しそうな感情を抑えるようにやってみて」などもう一歩具体的に、時に城田自身が演じてみせながら、分かりやすく無駄のない言葉で伝えていく。その中で言った「大前提に骨がないと肉がつかないんですよ」というひと言は、核となる部分を大切に芝居をしてほしいという城田の演出家としての目線が伝わる印象的な言葉だった。ワークショップ中には、岸が「やりたい!」と立候補してある役を演じてみせるなど、スペシャルな時間も。ところどころに笑いがありながらも、真剣み溢れるワークショップは続いていく。さあ、配役の結果はいかに…?ミュージカル『アップル・ツリー』は5月28日(土)から6月7日(火)まで東京・赤坂RED/THEATERにて。
2016年03月11日シンガーソングライターであり俳優の中川晃教が、10年ぶりのスタジオ録音アルバム『decade』をリリース。3月10日、お台場ヴィーナス・フォートにて、リリース記念イベントを開催した。『ジャージー・ボーイズ』チケット情報2001年にデビューした中川は、その翌年・2002年にミュージカル『モーツァルト!』の主役に抜擢され、以降、数々の舞台にひっぱりだこ、その高い歌唱力は日本ミュージカル界に欠かせない存在になっている。一方で「自分はシンガーソングライターとして世に出ることが出来たのに、自分が一番大切に思っている音楽活動が出来なくなっていくということに苦しんだ時期もあった」と葛藤したことも明かす。だが「発想を変え、ライブを継続していく中で、必ず新曲を書いて、お客さんに届けていこうと思い、新曲を書き続けてきた。この10年間、アルバムとしては発売できなかったけれど、作ってきた新曲たちが育まれ、今回新鮮な形でスタジオ盤として収めることが出来た。苦しかった時期も葛藤していた時期も、すべてこの1枚のアルバムを作ることで昇華されている」と、10年ぶりのアルバムへ込めた思いを語った。イベントでは、アルバム収録曲3曲に加え、ピアノ弾き語りで4分弱の即興曲を歌うサプライズもあり、集まった大勢のファンを喜ばせた中川。披露された1曲『そして、僕は魚になる』は東日本大震災後に書いた曲であるといい、「僕は仙台出身で、父の実家は気仙沼。子どもの頃から見慣れていた、心の中に焼きついている海の景色が、一瞬にしてなくなった。何が自分は出来るだろうと、無力な自分を感じたんです。あんなに美しかった海が今は怖いと誰もが感じたと思う。その海をテーマに、やるせない気持ちを書きました。5年間、あの日を忘れることはできなかった。気仙沼にお墓参りに帰った時などに、まだまだ改善されていない景色を見ると、本当にどうなっていくんだろうと思います。でも心から復興を信じ、僕も自分で出来ることをやっていきたい」と、故郷への思いも話した。イベントのラストには、ボーナストラックとして収録された『Can’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)』も披露。こちらは今夏日本初演されるミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のナンバー。60年代のアメリカで一世を風靡したバンド、ザ・フォー・シーズンズの真実の物語を綴った作品で、中川は“天使の歌声”と称されたフランキー・ヴァリ役を演じる。「ミュージカルというキーワードは、いまや切っても切り離せない、中川晃教の一部になっている。そして『ジャージー・ボーイズ』は僕にとって運命を感じる作品」と中川が語るこのミュージカルの楽曲を、心の底から楽しそうに歌っていた姿が印象的だった。ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』公演は6月29日(水)から7月31日(日)まで、東京・シアタークリエにて上演。チケットは4月30日(土)に一般発売を開始する。
2016年03月11日シンガーソングライターであり俳優の中川晃教が、10年ぶりのスタジオ録音アルバム『decade』をリリース。3月10日、お台場ヴィーナス・フォートにて、リリース記念イベントを開催した。『ジャージー・ボーイズ』チケット情報2001年にデビューした中川は、その翌年・2002年にミュージカル『モーツァルト!』の主役に抜擢され、以降、数々の舞台にひっぱりだこ、その高い歌唱力は日本ミュージカル界に欠かせない存在になっている。一方で「自分はシンガーソングライターとして世に出ることが出来たのに、自分が一番大切に思っている音楽活動が出来なくなっていくということに苦しんだ時期もあった」と葛藤したことも明かす。だが「発想を変え、ライブを継続していく中で、必ず新曲を書いて、お客さんに届けていこうと思い、新曲を書き続けてきた。この10年間、アルバムとしては発売できなかったけれど、作ってきた新曲たちが育まれ、今回新鮮な形でスタジオ盤として収めることが出来た。苦しかった時期も葛藤していた時期も、すべてこの1枚のアルバムを作ることで昇華されている」と、10年ぶりのアルバムへ込めた思いを語った。イベントでは、アルバム収録曲3曲に加え、ピアノ弾き語りで4分弱の即興曲を歌うサプライズもあり、集まった大勢のファンを喜ばせた中川。披露された1曲『そして、僕は魚になる』は東日本大震災後に書いた曲であるといい、「僕は仙台出身で、父の実家は気仙沼。子どもの頃から見慣れていた、心の中に焼きついている海の景色が、一瞬にしてなくなった。何が自分は出来るだろうと、無力な自分を感じたんです。あんなに美しかった海が今は怖いと誰もが感じたと思う。その海をテーマに、やるせない気持ちを書きました。5年間、あの日を忘れることはできなかった。気仙沼にお墓参りに帰った時などに、まだまだ改善されていない景色を見ると、本当にどうなっていくんだろうと思います。でも心から復興を信じ、僕も自分で出来ることをやっていきたい」と、故郷への思いも話した。イベントのラストには、ボーナストラックとして収録された『Can’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)』も披露。こちらは今夏日本初演されるミュージカル『ジャージー・ボーイズ』のナンバー。60年代のアメリカで一世を風靡したバンド、ザ・フォー・シーズンズの真実の物語を綴った作品で、中川は“天使の歌声”と称されたフランキー・ヴァリ役を演じる。「ミュージカルというキーワードは、いまや切っても切り離せない、中川晃教の一部になっている。そして『ジャージー・ボーイズ』は僕にとって運命を感じる作品」と中川が語るこのミュージカルの楽曲を、心の底から楽しそうに歌っていた姿が印象的だった。ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』公演は6月29日(水)から7月31日(日)まで、東京・シアタークリエにて上演。チケットは4月30日(土)に一般発売を開始する。
2016年03月11日4月に上演されるミュージカル『グランドホテル』の公開稽古が3月8日、都内にて行われた。GREENとREDの2チームに分け、結末も2パターン用意されるという注目の作品。主演は中川晃教(GREEN)と成河(RED)で、演出は英国出身の鬼才、トム・サザーランド。3月3日には、同氏がイギリスで上演した『グランドホテル』が、英国演劇界で栄誉ある賞「2016年オフ・ウエストエンド・シアター・アワード」の最優秀ミュージカル作品賞と最優秀振付賞を受賞したばかりで、日本での上演にも期待が高まっている。ミュージカル『グランドホテル』チケット情報物語は、1920年代のベルリンにある華やかなグランドホテルを舞台に、様々な人々が出会い、別れ、もしくはすれ違っていく群像劇。披露されたのはオープニングの『グランド・パレード』のシーン。セットが回転扉のようにくるくると回り、その中でそれぞれの登場人物の抱える事情が、会話から、行動から、少しずつ垣間見えてくる。複雑でありながら美しい音楽は、時にソロで、また時にデュエット、もしくは三重奏・四重奏で歌われ、音楽自体がさながらホテルのロビーの喧騒のような幻惑感。また音楽もさることながら、机やイスを効果的に使い、様々なシーンを作り上げていく振付も見事。あちらこちらでドラマが生まれていき、一回ではすべて追いきれない。俳優たちは大変そうだが、これがはまると、シンフォニーのように美しい世界が生まれるのだろうことは容易に想像でき、本番の舞台が楽しみになる。稽古後には、トム、中川、成河の3人の会見も。中川と成河は、お互いのチームの感想を「めちゃくちゃいいな、と思いました。ツイッターで「すごく成河さんチーム、いい!」ってツイートしちゃったくらい。色々なお客さまが一発で(作品に)引き込まれると思う。自分とは違うREDチームの個性があって、ジェラっと(嫉妬)した」(中川)、「まだ稽古序盤なので、チームの個性はこれから見つけていくところですが、(自分と同じ役をやる)アッキーに関して言うと、歌声が小学生と大学生くらいの違いがある(苦笑)。学べるところは学んで盗んで、その先に自分の個性が出てくれば」(成河)と話した。また、中川が「僕たちも今朝初めて聞いた。まさかそんな結末の違いが!」と言う、注目の“ふたつの結末”の大枠もこの日明らかに。曰く、GREENチームが悲劇的、REDチームが楽観的、とのこと。「ひとつはそれぞれのキャラクターが目指しているゴールに辿りつき、幸せを手に入れる。もうひとつは歴史が物語っている、ベルリンの1920年代終盤から30年代にかけて起こることを示唆します。人々の中にある夢や希望が剥奪される」とトム。さらに「結末だけでなく、今回ダブルキャストの役どころがたくさんあり演じ手それぞれがその人なりの解釈で人物像を作る。どちらの方がよりドラマチックだというものではない。両チームの個性にあわせ、最大限のドラマ性を作ります。でも、どちらをご覧頂いても、今までの『グランドホテル』の予想をはるかに超えていると思う」と自信をみせていた。4月9日(土)から、東京・赤坂ACTシアターにて。
2016年03月10日4月に上演されるミュージカル『グランドホテル』の公開稽古が3月8日、都内にて行われた。GREENとREDの2チームに分け、結末も2パターン用意されるという注目の作品。主演は中川晃教(GREEN)と成河(RED)で、演出は英国出身の鬼才、トム・サザーランド。3月3日には、同氏がイギリスで上演した『グランドホテル』が、英国演劇界で栄誉ある賞「2016年オフ・ウエストエンド・シアター・アワード」の最優秀ミュージカル作品賞と最優秀振付賞を受賞したばかりで、日本での上演にも期待が高まっている。ミュージカル『グランドホテル』チケット情報物語は、1920年代のベルリンにある華やかなグランドホテルを舞台に、様々な人々が出会い、別れ、もしくはすれ違っていく群像劇。披露されたのはオープニングの『グランド・パレード』のシーン。セットが回転扉のようにくるくると回り、その中でそれぞれの登場人物の抱える事情が、会話から、行動から、少しずつ垣間見えてくる。複雑でありながら美しい音楽は、時にソロで、また時にデュエット、もしくは三重奏・四重奏で歌われ、音楽自体がさながらホテルのロビーの喧騒のような幻惑感。また音楽もさることながら、机やイスを効果的に使い、様々なシーンを作り上げていく振付も見事。あちらこちらでドラマが生まれていき、一回ではすべて追いきれない。俳優たちは大変そうだが、これがはまると、シンフォニーのように美しい世界が生まれるのだろうことは容易に想像でき、本番の舞台が楽しみになる。稽古後には、トム、中川、成河の3人の会見も。中川と成河は、お互いのチームの感想を「めちゃくちゃいいな、と思いました。ツイッターで「すごく成河さんチーム、いい!」ってツイートしちゃったくらい。色々なお客さまが一発で(作品に)引き込まれると思う。自分とは違うREDチームの個性があって、ジェラっと(嫉妬)した」(中川)、「まだ稽古序盤なので、チームの個性はこれから見つけていくところですが、(自分と同じ役をやる)アッキーに関して言うと、歌声が小学生と大学生くらいの違いがある(苦笑)。学べるところは学んで盗んで、その先に自分の個性が出てくれば」(成河)と話した。また、中川が「僕たちも今朝初めて聞いた。まさかそんな結末の違いが!」と言う、注目の“ふたつの結末”の大枠もこの日明らかに。曰く、GREENチームが悲劇的、REDチームが楽観的、とのこと。「ひとつはそれぞれのキャラクターが目指しているゴールに辿りつき、幸せを手に入れる。もうひとつは歴史が物語っている、ベルリンの1920年代終盤から30年代にかけて起こることを示唆します。人々の中にある夢や希望が剥奪される」とトム。さらに「結末だけでなく、今回ダブルキャストの役どころがたくさんあり演じ手それぞれがその人なりの解釈で人物像を作る。どちらの方がよりドラマチックだというものではない。両チームの個性にあわせ、最大限のドラマ性を作ります。でも、どちらをご覧頂いても、今までの『グランドホテル』の予想をはるかに超えていると思う」と自信をみせていた。4月9日(土)から、東京・赤坂ACTシアターにて。
2016年03月10日ミュージカル『ジキル&ハイド』が、3月5日に東京で開幕した。本作は2012年の公演以来、4年ぶりの再演。12年版では、初演から鹿賀丈史が演じてきた主役・ジキルとハイドを石丸幹二が継承し、新バージョンとしてスタート。ハイドに翻弄される娼婦ルーシーの濱田めぐみ、ジキルの婚約者エマの笹本玲奈も引き続き出演する。ミュージカル『ジキル&ハイド』チケット情報物語は、医師であるジキル博士(石丸)が長年研究してきた「人間の善と悪を分離する薬」の完成まであと一歩というところで、最高理事会から人体実験を否決され、研究の中止を余儀なくされることから始まる。エマ(笹本)との婚約パーティーの晩に、失意に沈むジキルを友人のアターソン(石川禅)がパブに連れ出し、そこで出会った娼婦ルーシー(濱田)との会話から“自分の身体で試す”という方法を思いつく。その日を境に理事会のメンバーが惨殺される事件が次々と起きる――。初日の囲み取材で、石丸は「4年、あっという間に経ったなと思っています。稽古場でメンバーがお互いの4年間の変化を味わえて、そこから生まれた化学反応を今回新たに生み出せるんじゃないかと思っています」。濱田は「お客様もこの4年間、それぞれの生活をなさってまた劇場に戻ってきたときに、どういう気持ちでこのスリリングで情熱的な舞台を観ていただけるのかなってワクワクしています」。笹本は「再演なんですけど、なにか新作を作っているような、すごく新鮮な気持ちで今回取り組むことができたので、初日の幕が開くのをすごく楽しみにしています」と期待を語った。また、ひとりの人間の光と影を演じる石丸は「今回、ジキルとハイドのキャラクターの出し方、わけ方のようなものを前回と少し変えてみたいなと思いまして、より人間臭い、そして観る方が自分の中にもハイドがいるかもと思ってくれるようなそんなキャラクターづくりをしました」と話した。具体的な変化を「ハイドになって皆さんを痛めつけるときは喜びの中でやってます(笑)」と話すと、痛めつけられる側の濱田は「けっこうな塩梅で。今回のハイドさんはさくさくと痛めつける…」と笑い、コンビネーションのよさを感じさせた。また、今作ではオーケストラピットが登場。ダイレクトで迫力のある音が楽しめる舞台となっている。ミュージカル『ジキル&ハイド』は3月20日(日)まで東京国際フォーラムにて。その後、3月25日(金)から27日(日)まで大阪、4月8日(金)~10日(日)愛知を巡演。取材・文:中川實穗
2016年03月09日ミュージカル『ジキル&ハイド』が、3月5日に東京で開幕した。本作は2012年の公演以来、4年ぶりの再演。12年版では、初演から鹿賀丈史が演じてきた主役・ジキルとハイドを石丸幹二が継承し、新バージョンとしてスタート。ハイドに翻弄される娼婦ルーシーの濱田めぐみ、ジキルの婚約者エマの笹本玲奈も引き続き出演する。ミュージカル『ジキル&ハイド』チケット情報物語は、医師であるジキル博士(石丸)が長年研究してきた「人間の善と悪を分離する薬」の完成まであと一歩というところで、最高理事会から人体実験を否決され、研究の中止を余儀なくされることから始まる。エマ(笹本)との婚約パーティーの晩に、失意に沈むジキルを友人のアターソン(石川禅)がパブに連れ出し、そこで出会った娼婦ルーシー(濱田)との会話から“自分の身体で試す”という方法を思いつく。その日を境に理事会のメンバーが惨殺される事件が次々と起きる――。初日の囲み取材で、石丸は「4年、あっという間に経ったなと思っています。稽古場でメンバーがお互いの4年間の変化を味わえて、そこから生まれた化学反応を今回新たに生み出せるんじゃないかと思っています」。濱田は「お客様もこの4年間、それぞれの生活をなさってまた劇場に戻ってきたときに、どういう気持ちでこのスリリングで情熱的な舞台を観ていただけるのかなってワクワクしています」。笹本は「再演なんですけど、なにか新作を作っているような、すごく新鮮な気持ちで今回取り組むことができたので、初日の幕が開くのをすごく楽しみにしています」と期待を語った。また、ひとりの人間の光と影を演じる石丸は「今回、ジキルとハイドのキャラクターの出し方、わけ方のようなものを前回と少し変えてみたいなと思いまして、より人間臭い、そして観る方が自分の中にもハイドがいるかもと思ってくれるようなそんなキャラクターづくりをしました」と話した。具体的な変化を「ハイドになって皆さんを痛めつけるときは喜びの中でやってます(笑)」と話すと、痛めつけられる側の濱田は「けっこうな塩梅で。今回のハイドさんはさくさくと痛めつける…」と笑い、コンビネーションのよさを感じさせた。また、今作ではオーケストラピットが登場。ダイレクトで迫力のある音が楽しめる舞台となっている。ミュージカル『ジキル&ハイド』は3月20日(日)まで東京国際フォーラムにて。その後、3月25日(金)から27日(日)まで大阪、4月8日(金)~10日(日)愛知を巡演。取材・文:中川實穗
2016年03月09日2012年にフランスで初演したメガヒット作であり、昨年には宝塚歌劇で上演された大型ミュージカル「1789 バスティーユの恋人たち」。今回、小池修一郎の潤色・演出によって梅田芸術劇場に登場する。フランス革命前夜から、革命のきっかけとなった1789年7月14日のバスティーユ牢獄襲撃までを背景に、激動の中で生まれたひとつの愛をドラマチックに描く物語だ。貴族に父親を殺された農夫ロナンは、パリに出て革命に身を投じるが、マリー・アントワネットの侍女オランプと出会い、恋に落ちる…。主役ロナンには、小池徹平と加藤和樹のWキャスト。作品キャンペーンに加藤が来阪した。『1789 バスティーユの恋人たち』チケット情報アーティストであり俳優として音楽や舞台に幅広く活動する加藤は、「レディ・ベス」や「ロミオとジュリエット」などミュージカルでもキャリアを積み、デビュー10周年に大舞台で主演の座を射止めた。「節目の年に大きな作品に参加できるうれしさと、看板を背負うプレッシャーの中で、自分がどれだけのものを残せるか」と話す。また、作品について「これまでのミュージカルとはまた違った、すごく不思議な今っぽい作品。すごくロックなんです。役に関係なく、ライブコンサートで歌いたい曲ばかりで、まず楽曲に惚れました。それに物語として楽しめるだけでなく、ダンスもアクロバティックな動きがたくさんあり、演出も舞台セットや仕掛けが新しくて、ワクワクさせられる作品です」と魅力を語った。ほかのキャストには、大型ミュージカルには欠かせない実力派がズラリと顔を揃える。オランプを演じるのは神田沙也加と夢咲ねね、アントワネット役には花總まりと凰稀かなめがWキャストで出演。「とても心強いです。ロナンは熱い思いのある役なので、仲間たちの絆や団結力を意識して、みんなで作り上げていきたい。そして、大変な状況の中でも育まれる愛があることを自然に見せられたら。組み合わせで芝居も変わってくるので、できるだけいろんな組み合わせで観ていただきたいです」。これまで多くの海外ミュージカルを独自の演出で手掛けてきた小池。今回、新ナンバーも加え、宝塚版とは異なるアレンジや、フランス版に基づくオリジナル音源を用いた演出で、新たな舞台に臨む。時代背景はよりわかりやすく、物語展開はよりドラマチックに、そしてダイナミックな世界観はより迫力を増す。その演出を楽しみにしつつ「相手役が変わっても伝える思いは同じなので、その熱量を感じてほしい。とにかく、何度観ても聴いても飽きない、本当に素晴らしい作品なので、是非劇場に来てください。最低1回だけでも!(笑)」公演は、4月9日(土)から5月15日(日)まで東京・帝国劇場、5月21日(土)から6月5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2016年03月07日2012年にフランスで初演したメガヒット作であり、昨年には宝塚歌劇で上演された大型ミュージカル「1789 バスティーユの恋人たち」。今回、小池修一郎の潤色・演出によって梅田芸術劇場に登場する。フランス革命前夜から、革命のきっかけとなった1789年7月14日のバスティーユ牢獄襲撃までを背景に、激動の中で生まれたひとつの愛をドラマチックに描く物語だ。貴族に父親を殺された農夫ロナンは、パリに出て革命に身を投じるが、マリー・アントワネットの侍女オランプと出会い、恋に落ちる…。主役ロナンには、小池徹平と加藤和樹のWキャスト。作品キャンペーンに加藤が来阪した。『1789 バスティーユの恋人たち』チケット情報アーティストであり俳優として音楽や舞台に幅広く活動する加藤は、「レディ・ベス」や「ロミオとジュリエット」などミュージカルでもキャリアを積み、デビュー10周年に大舞台で主演の座を射止めた。「節目の年に大きな作品に参加できるうれしさと、看板を背負うプレッシャーの中で、自分がどれだけのものを残せるか」と話す。また、作品について「これまでのミュージカルとはまた違った、すごく不思議な今っぽい作品。すごくロックなんです。役に関係なく、ライブコンサートで歌いたい曲ばかりで、まず楽曲に惚れました。それに物語として楽しめるだけでなく、ダンスもアクロバティックな動きがたくさんあり、演出も舞台セットや仕掛けが新しくて、ワクワクさせられる作品です」と魅力を語った。ほかのキャストには、大型ミュージカルには欠かせない実力派がズラリと顔を揃える。オランプを演じるのは神田沙也加と夢咲ねね、アントワネット役には花總まりと凰稀かなめがWキャストで出演。「とても心強いです。ロナンは熱い思いのある役なので、仲間たちの絆や団結力を意識して、みんなで作り上げていきたい。そして、大変な状況の中でも育まれる愛があることを自然に見せられたら。組み合わせで芝居も変わってくるので、できるだけいろんな組み合わせで観ていただきたいです」。これまで多くの海外ミュージカルを独自の演出で手掛けてきた小池。今回、新ナンバーも加え、宝塚版とは異なるアレンジや、フランス版に基づくオリジナル音源を用いた演出で、新たな舞台に臨む。時代背景はよりわかりやすく、物語展開はよりドラマチックに、そしてダイナミックな世界観はより迫力を増す。その演出を楽しみにしつつ「相手役が変わっても伝える思いは同じなので、その熱量を感じてほしい。とにかく、何度観ても聴いても飽きない、本当に素晴らしい作品なので、是非劇場に来てください。最低1回だけでも!(笑)」公演は、4月9日(土)から5月15日(日)まで東京・帝国劇場、5月21日(土)から6月5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演される。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2016年03月07日オリジナルミュージカルを作り続けている玉野和紀による新たなショー・ミュージカルが誕生する。若い才能の原石(=GEM)が集うショーハウスを描いた『GEM CLUB』である。10年続いた『CLUB SEVEN』シリーズをも超えようと、稽古場では今、若き俳優たちが切磋琢磨しているようだ。相葉裕樹と矢田悠祐が、現場のその熱い空気を伝えてくれた。『CLUB SEVEN』チケット情報作品の舞台はショーハウス。玉野をはじめとするベテラン勢が店のオーナーや総支配人を演じるなか、9人の若きパフォーマーがショーを作り上げていくこの物語は、相葉によると“青春群像劇”。「“クサい!アツい!”っていう感じなんです(笑)。それがカッコいいって思ってもらえるところまでいけたら、この作品の魅力が出ると思うので。照れずにとことんクサくやりたいなと思っています」。矢田も、「各々が頑張りつつ、みんなで考えを出し合ってショーを作っていくという物語なので、本当に等身大でできるなと。自分たちが今稽古場でやっていることをそのまま反映すれば、すごくいいお芝居になるんじゃないかなと思っています」と意気込む。その稽古場では、それぞれに悪戦苦闘中だという。『CLUB SEVEN』にも出演していた相葉でさえ、「覚えることが多すぎる」と悲鳴を上げているぐらいだから、内容の密度は相当なもの。「毎日新しい振付が入ってきますし、何より、一つひとつのナンバーがハードなので、体力的にヤバい感じなんです。オープニングのM-1でもう息切れがひどいですから、本番で倒れるんじゃないかっていう(笑)」(相葉)。「僕は玉野さんの作品には初参加だし、ダンスもこれまでの舞台で勉強しただけなので、こんなにしんどいのは僕だけだと思ってて。だから、みんなしんどかったんやって安心しました(笑)」(矢田)。今は苦労の日々だが、「その大変さも、お客さんが喜んでくださることで報われる。だから、こんな地獄はもう味わいたくないと思いながら、またやっちゃうんです(笑)」と相葉。「大変そうだなと思われないように頑張りたいですし、全力でやっている姿は、観てて気持ちいいと思います」と矢田も前向きだ。新しい作品ではあるが、『CLUB SEVEN』で大人気だった「ヒットメドレー」も新たに登場する予定だとか。「『CLUB SEVEN』ファンの方も、ショーを観たことがない人も楽しめるはず」との相葉の言葉通り、これぞエンターテインメントという楽しさに満ちた作品になるだろう。公演は3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ 、4月8日(金)から4月10日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。取材・文:大内弓子
2016年03月07日オリジナルミュージカルを作り続けている玉野和紀による新たなショー・ミュージカルが誕生する。若い才能の原石(=GEM)が集うショーハウスを描いた『GEM CLUB』である。10年続いた『CLUB SEVEN』シリーズをも超えようと、稽古場では今、若き俳優たちが切磋琢磨しているようだ。相葉裕樹と矢田悠祐が、現場のその熱い空気を伝えてくれた。『CLUB SEVEN』チケット情報作品の舞台はショーハウス。玉野をはじめとするベテラン勢が店のオーナーや総支配人を演じるなか、9人の若きパフォーマーがショーを作り上げていくこの物語は、相葉によると“青春群像劇”。「“クサい!アツい!”っていう感じなんです(笑)。それがカッコいいって思ってもらえるところまでいけたら、この作品の魅力が出ると思うので。照れずにとことんクサくやりたいなと思っています」。矢田も、「各々が頑張りつつ、みんなで考えを出し合ってショーを作っていくという物語なので、本当に等身大でできるなと。自分たちが今稽古場でやっていることをそのまま反映すれば、すごくいいお芝居になるんじゃないかなと思っています」と意気込む。その稽古場では、それぞれに悪戦苦闘中だという。『CLUB SEVEN』にも出演していた相葉でさえ、「覚えることが多すぎる」と悲鳴を上げているぐらいだから、内容の密度は相当なもの。「毎日新しい振付が入ってきますし、何より、一つひとつのナンバーがハードなので、体力的にヤバい感じなんです。オープニングのM-1でもう息切れがひどいですから、本番で倒れるんじゃないかっていう(笑)」(相葉)。「僕は玉野さんの作品には初参加だし、ダンスもこれまでの舞台で勉強しただけなので、こんなにしんどいのは僕だけだと思ってて。だから、みんなしんどかったんやって安心しました(笑)」(矢田)。今は苦労の日々だが、「その大変さも、お客さんが喜んでくださることで報われる。だから、こんな地獄はもう味わいたくないと思いながら、またやっちゃうんです(笑)」と相葉。「大変そうだなと思われないように頑張りたいですし、全力でやっている姿は、観てて気持ちいいと思います」と矢田も前向きだ。新しい作品ではあるが、『CLUB SEVEN』で大人気だった「ヒットメドレー」も新たに登場する予定だとか。「『CLUB SEVEN』ファンの方も、ショーを観たことがない人も楽しめるはず」との相葉の言葉通り、これぞエンターテインメントという楽しさに満ちた作品になるだろう。公演は3月19日(土)から4月1日(金)まで東京・シアタークリエ 、4月8日(金)から4月10日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ、4月11日(月)に愛知県芸術劇場 大ホールにて。取材・文:大内弓子
2016年03月07日