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ホテル評論家・瀧澤信秋さんおすすめのホテルレストランを巡る新連載も株式会社ブランジスタメディアは、表紙に永尾まりやさんを迎え、長野県佐久市と提携し、同市の特集を掲載した電子雑誌『月刊 旅色』2023年3月号を本日公開いたしました。「月刊 旅色」3月号表紙:永尾まりやさん「月刊 旅色」2023年3月号永尾まりやさんがナビゲートする「新しい世界へ! 信州 佐久のふわり旅時間」 電子雑誌「月刊 旅色」2023年3月号は、長野県佐久市と提携し、観光PRなどを目的とした特集を掲載。AKB48の元メンバーで、女優やモデルとして活躍する永尾まりやさんが、佐久市を1泊2日で巡りました。また、電子雑誌を紙冊子にしたパンフレットを制作し、3月頃より配布予定です。長野県佐久市は、浅間山や蓼科山、八ヶ岳連峰などの山々に囲まれる、のどかな美景が広がるエリア。その景色を360度満喫できるのが熱気球です。毎年5月の大型連休には、約40機の色とりどりの気球が一斉に飛び立つ佐久バルーンフェスティバルが開催され、実際に搭乗することもできます。熱気球に初めて乗った永尾さんは「すごく楽しかったです!気球に乗ると遠くまで見渡せて、雪をかぶった山並みがきれいでした。熱気球だからなのか上空でも不思議と寒くないので、冬でも楽しめるアクティビティですね」と夢中でした。その様子は、ぜひ本誌でご覧ください。ほか、ホテル評論家の瀧澤信秋さんにおすすめのホテルレストランを聞く新連載「ホテルレストラン探訪」や、写真家・浅田政志の「宿旅」も掲載しています。■ 表紙・巻頭グラビア・インタビュー/永尾まりやさん 趣味はゴルフにサウナと、アクティブ派の永尾まりやさん。今回初めて訪れたという佐久市で、気球に乗ったり日本酒造りを体験したりと、さまざまなアクティビティに挑戦しました。「佐久市は壮大という言葉がぴったりの広い大地、景色のきれいさ、そして食事のおいしさ。ほかにはない魅力がたくさんありました」と濃密な旅を振り返りました。さらに、野菜や地酒などのグルメも堪能して、佐久市にすっかり魅了された様子。次に訪れたときに挑戦したいものについても伺いました。「月刊 旅色」3月号:永尾まりやさん「月刊 旅色」3月号インタビュー:永尾まりやさん■ 1泊2日のRefresh Trip / 佐久市(長野県) 佐久市は、都心から新幹線で約1時間とアクセスも便利。日帰りも可能ですが、絶景やグルメ、体験などを満喫し尽くすなら、1泊2日がおすすめ。佐久市初訪問の永尾まりやさんが、佐久市の美食を満喫したり、道の駅でお買い物をしたり。佐久市ならではの景色や名物を満喫しました。永尾さんと一緒に旅をしているようなスペシャルムービーを公開中です。「月刊 旅色」3月号:永尾まりやさん「月刊 旅色」3月号:永尾まりやさん永尾まりやさんのスペシャル旅ムービー■ ホテル評論家・瀧澤信秋のホテルレストラン探訪 WASHOKU 蒼天 SOUTEN(ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町) 日本各地のホテルを知り尽くす瀧澤さん注目の「ホテルレストラン」を紹介する連載がスタート! ホテルならではの総合的なサービスとクオリティーで一線を画す、その魅力をご紹介いたします。第1回は、世界クオリティーな夜景と日本ならではの心配りが唯一無二のザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町です。「月刊 旅色」3月号:瀧澤信秋のホテルレストラン探訪■ 「あれ食べに行こう」からはじまる旅 タベサキ東京喫茶店グルメ 日本で初めて喫茶店が生まれたといわれる東京・銀座。コーヒーの香りと懐かしさを感じる調度品で、当時と変わらない味を今も守り続けている名店の、看板グルメをご紹介いたします。「月刊 旅色」3月号:タベサキ東京喫茶店グルメ■ プレゼントキャンペーン 「cafe maaru」より、「淡路島ばぁむ はんぶんこサイズ6個入」を抽選で10名様にプレゼント。次号、2023年4月号(3月27日公開)の表紙は、米倉涼子さんです。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月27日ラブホテルが「レジャーホテル」と呼ばれて久しい。"リゾート"などをイメージした施設が続々誕生し、"淫靡(いんび)""妖艶(ようえん)"といった旧来のイメージから変化しつつある。訪日外国人の増加も受けて変わるホテル業界で今、レジャーホテルも進化している。○レジャーホテルは大きく分けて2つあるラブホテルは開閉できない"はめ殺し窓"が特徴だったが、今日ではオープンエアのデッキスペースや、露天ジャグジーを設ける施設も増加している。さらに、高級レストランを彷彿(ほうふつ)とさせるインルームダイニングや、ビュッフェレストランまで設ける施設もあり、女子会やインバウンドの取り込みまでする施設が登場。もはや"ラブ"ではなく"レジャー"といえる業態となっている。そもそもレジャーホテルとは何なのか。一般のホテルや旅館などと同様、レジャーホテルも料金を受領して宿泊させる以上は、「旅館業」の許可を得ることが前提となっている。法令の詳述は避けるが、ホテル区分としては、客室を選ぶタッチパネルや自動精算機といった設備を採用する「4号営業ホテル」と、オープンフロントなどを採用する「新法営業ホテル」とに分かれる。最近、スタッフの立つフロントを設けたレジャーホテルを多く見かけるようになったが、これは「新法営業ホテル」に属する。スタッフと対面するのは恥ずかしいというカップルもいるだろうが、別段気にも留めず堂々と利用する利用者も多いことに驚く。○カップル需要を奪われるレジャーホテル筆者は、高級ホテルからビジネスホテル、カプセルホテルやレジャーホテルと、幅広くホテルを考察しているが、その中で以前、レジャーホテルのターゲットであるカップル需要が一般のホテルに奪取されていることを指摘し、大きな反響を得た。一般のホテルでも「カップルプラン」は積極的に打ち出しており、もはや定番といえるプランだ。旅館でも同様のプランが見られるし、レジャーホテル特有の形態ともいえる休憩利用(デイユース)も、ビジネスマンの仮眠というようなスタンスではあるものの、高級ホテルからビジネスホテルまで取り入れる施設が増えた。このような現状に、レジャーホテル業界は危機感を抱いているのだ。○女子会やビジネスを意識したサービスもそのため、レジャーホテル側も新たな需要の喚起に必死になっている。そもそも、豪華な設備については一般のホテルの追随を許さないレジャーホテル。余裕ある客室面積や大型テレビは常識である。VOD(ビデオ・オン・デマンド)やカラオケまで無料の施設も多い。ジャグジーや浴室テレビは一般的で、サウナまで設けるホテルもある。そもそも防音にも優れている。そんな条件を活かし、"女子会"というような一般客をもターゲットにする動きが活発になっている。例えば、福岡県福岡市で人気を博する「ホテル ララ ツカサ」で人気の客室は、リビングルームに加え、何とベッドルームが2室あるヨーロピアンスタイルの一室。加えて、岩盤浴や露天風呂も設置し、もはやリゾートホテルの雰囲気だ。加えて、50インチテレビに通信カラオケなど至れり尽くせりの設備。くるくるドライヤーや、マイナスイオンカール&ストレートヘアアイロン、コスメミラーなど女性を意識した備品もそろう。この客室へ来ることが目的となるようなホテルを目指したと経営者は話す。また、都市部の施設ではビジネスユースの取り込みもみられる。東京・大塚駅前の「ホテル アペルト」では、ビジネスプランとして缶ビールやおつまみをプレゼントするシングルユースのプランを打ち出し好評だ。○訪日外国人客も安心して利用できる!?レジャーホテルはさらに、訪日外国人客にも目を向けている。訪日外国人客の増加を要因としたホテル不足問題が叫ばれて久しい。その中で、民泊の規制緩和がなされ、異業種もホテル業界に進出するなど、訪日外国人客の増加を起爆剤として業界は多様化している。その中でレジャーホテルも、ホテル不足の受け皿になるべく様々な動きが出ており注目されている。実際、掲載に条件はあるものの、一般のOTA(宿泊予約サイト)に登録する施設が増えている。一部客室を一般向けにリニューアルするケースや、ホテル全体を一般向けにした施設まである。また、一般のホテルは稼働率の上昇で料金を引き上げるケースが多いが、レジャーホテルは均一料金が基本だ。もちろん、休憩利用だけでなく宿泊利用も設けられており、それらは日に応じて大幅に料金変動をすることはない。その辺りの安心感があるのか、訪日外国人客の利用も増えているという。ホテル不足問題は、宿泊業の様々な業態をクロスオーバーさせ、過去に例を見ない業態になっている。レジャーホテルによる一般宿泊客の取り込みは、これまで経験のない「対面接客」という、人的サービスのクオリティーが問われる状況を生み出した。レジャーホテルで活きてきた特有の伝統的なサービスが通用しないことは、結果として雑駁(ざっぱく)なサービスに陥る可能性も内包していると言えるだろう。一般客にとってレジャーホテルの利用には抵抗感や戸惑いもあるだろうが、業界も一般客の取り込みに試行錯誤の過程にある。今後ますます「宿泊業」としてのレジャーホテルの真価が問われていくことだろう。※記事中の情報は2016年3月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2016年03月29日例えばホテルに用意されているタオル、あれは持って帰れるの? と疑問に思っている人もいるだろう。そこで今回、ホテルを利用する際に知っておきたいマナーやテクニックをまとめてみた。初級者編・客室の浴衣やスリッパでパブリックスペースへは行かない・個包装タイプのティーバッグやアメニティーなどは持ち帰り可能だが、タオルは持って帰ってはいけない(旅館の手ぬぐいとは違う)中級者編・「Don’t Disturb」カードの出しっぱなしに注意。特に連泊の場合、何か事故でもあったのかと思われる。もちろん、掃除をしてもらえない・子連れファミリーの場合、子供が客室で走り回ったりベッドでジャンプしたりすると、隣室下層に響く音が想像以上。事前にホテルへ相談して低層階にしてもらうなど相談をしよう・高級ホテルで客室にミニバーがある場合でも、駐車場など館内の目立たない場所に自販機も併設されていることがある上級者編・同じホテルでも旧館・新館などでサービスやグレードに落差がある場合も。「アネックス館」にも注意・高層階やエレベーター近くは○×など、客室を無料で指定できることもある・ファミリーの場合は、隣り合った2つの部屋をつなげられる「コネクティングルーム」の活用も検討してみよう・同じホテルでも客室の位置で景色が全く異なることがある。オーシャン・マウンテン・ガーデン・ハーバー など、事前にビューチェックをしておこう達人編・特に高級ホテルに宿泊する場合は、遠慮なくスタッフへ希望を伝えてみよう。ホテルマンは「お客さまの希望をかなえたい」という、サービス精神あふれる人ばかり・スタッフから素晴らしいサービスを受けたら名札で名字を確認し、サンクスレターを出そう。次回からはコールバイネームもいいかも。もしかしたらスタッフからもコールバイネーム!?以上は高級ホテル利用を前提としているが、ビジネスホテルであれば、無料朝食や大浴場の有無をはじめ、コンビニエンスストアの併設や館内電子レンジの設置など、知っているといないとでは快適利用に差が出る場合も。客室であれば、使い回しスリッパか専用スリッパか、キーと電源・コンセント連動によるPCシャットダウン問題など、チェックポイントは多い。ホテル慣れしている達人であれば、おのおののチェックポイントもあることだろう。ホテルも多様化している。それぞれのシーンに合わせて、粋に楽しく快適利用したいものだ。○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2016年02月29日九州観光の玄関口といえば福岡空港が筆頭。そんな中、"九州におけるゲートウェイ空港"を目指して1月16日に新愛称「九州佐賀国際空港」をスタートさせたのが佐賀空港だ。そこで、九州旅行に欠かせないレンタカーの活用テクニックを、前回の福岡空港に続いて佐賀空港の場合も見てみよう。○福岡ではなく佐賀を使うメリットまず福岡空港を見てみると、レガシーキャリアからLCCまでバラエティーに富んだ飛行機の就航をはじめ、大都市にして空港からターミナル駅や市街地への距離が近いメリットが挙げられる。バスや鉄道の利便性も高く、レンタカー会社も一般店から格安店までそろっている。一方、LCCの就航という点に着目すると、春秋航空日本(スプリング・ジャパン)が就航する佐賀空港の存在も興味深い。同社のベースである成田空港を起点に考えてみると、筆者の経験では、福岡空港に就航している成田発のLCCは日によって料金変動幅高く、春秋航空日本の成田発の佐賀便は安値安定している印象がある。なにより、「九州佐賀国際空港」として国内外のハブ空港との路線開設を積極的に進める動きがあるので、これから利便性も高まっていく空港だろう。また、福岡県内のホテルに比べて隣の佐賀県内のホテルの方安くて予約がとりやすいというメリットもある。福岡旅行・出張で航空券やホテルを探す場合、福岡空港ではなく佐賀空港を起点にするという選択もありだろう。○閑散期でもできるだけ事前予約を大空港だと探すのに難儀することもあるレンタカー会社のカウンター。佐賀空港は規模が小さいので、レンタカー会社のカウンターはすぐに見つけることができる。到着口の目の前に各社のカウンターが並んでいるが、各社スタッフひとりが座れる程度のスペースになっており、スタッフ不在のカウンターも多く見られる。就航数が限定的な空港ゆえ、スタッフを常駐させる必要はないのだろう。そのため、車両に余裕のある閑散期といえども、事前に予約をしておいてウォークイン(飛び込み)は避けるようにしたい。スタッフ不在のカウンターでも電話でアポイントはできるが、事前に到着便を知らせ予約しておけばスムーズに借り受けできる。なお、10月~11月にかけ佐賀で行われる気球イベント「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」のような大規模なイベントがある場合は、限られたカウンタースペースなので大混雑必至。余裕を持ったタイムスケジュールで臨みたい。○車両の受け渡しは隣接駐車場で空港でレンタカーを借り受ける場合、空港内のレンタカー会社カウンターで受け付けはするものの空港内で車両の受け渡しはできず、空港から離れた場所にあるレンタカー会社へ送迎バスで移動し手続きの上借り受けるケースが多い。つまり、空港内での車両の受け渡しができない。そのため、空港に到着してすぐ受付をしても、送迎バスの待ち時間やレンタカー会社への移動時間などを勘案すると、30分~1時間程度要することもある。その点で佐賀空港は秀逸だ。空港に隣接する駐車スペースに各社のレンタカーが並ぶ。空港の到着ロビーから徒歩1分でレンタカーにご対面だ。到着口の目の前にあるレンタカー会社カウンターで受付と手続きを済ませ、駐車スペースへ移動。スムーズに手続きできれば、10分~15分程度で出発可能だ。○レンタカー代1万円が3,000円になる時もバラエティーに富む福岡空港の格安レンタカーと比較して、佐賀空港はやや割高感がある。筆者が2015年12月に利用した時には格安店で24時間3,000円程度で借り受けられたが、2016年1月現在、24時間8,000円~1万円といった設定が続いているようだ。日程を選べる旅であれば、格安になるタイミングを見て旅の予定を組むのもいいかもしれない。なお、大型空港で格安レンタカーを借り受ける場合、空港からかなり離れたオフィスというケースも散見されるが、佐賀空港の場合は一般の会社でも格安会社でも前述した隣接駐車場から出発できるので、格安店のデメリットは感じられない。その点を踏まえて、格安会社といえる「タイムズカーレンタル」と「オリックスレンタカー」には注目したい。○高速道路へのアクセスに問題あり空港を基点としてレンタカーで各地へ旅立つ場合、高速道路のインターチェンジが近いことは相当のメリットとなるが、その点で佐賀空港は厳しい。最寄りの長崎自動車道佐賀大和インターチェンジまでは約20km。その間、交通量の多い佐賀市内を抜けなくてはならず、混雑状況にもよるが40分以上は必要だ。長崎方面へ向かうならば武雄北方インターチェンジへ、九州自動車道を熊本方面へ向かうならば八女インターチェンジへ直行した方が便利という空港の立地である。とはいえ、福岡空港レンタカーが繁忙なケースでは、九州旅行のスタート地としての佐賀空港を選ぶメリットは充分ある。特に九州南部や長崎方面へのアクセスに優れ、何より空港で簡便に借り受けができるシステムは、ストレスがなく気持ちのいい出発ができそうだ。※記事中の情報は2016年1月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2016年01月21日北海道の空の玄関口といえば新千歳空港。全国各地から北海道へは飛行機のアクセスが一般的で、路線数も多い。レガシーキャリアはもちろん、LCC(低コスト航空会社)も多く乗り入れているのもうれしいところ。そんな北の大地を楽しむのに、レンタカーは魅力的な相棒だ。今回は新千歳でお得にレンタカーを借りる方法を紹介しよう。○各社を一覧表示してくれる「旅プラザレンタカー」そもそも、リーズナブルな旅を求める旅行者からすると、「レンタカーは高い」と思う人いるだろう。たしかに、ひとり旅でレンタカーはぜいたくかもしれないが、2~3人などと同行者がいれば選択必至とも言える。レンタカー会社は全国チェーン店のほか、立地などやサービスでコストを下げたような低価格の会社も人気だ。空港のレンタカーカウンターにも各社の看板が並んでいる。とはいえ、空港に到着してからウォークインで借り受けるケースはまれであろう。やはりホテルと同様、レンタカーも事前予約が基本である。レンタカーヘビーユーザーでもある筆者が頻繁に利用するサイトが、日本旅行で運営されている「旅プラザレンタカー」である。会員登録さえ済ませれば、出発地・出発店舗、返却地・返却店舗を指定の上、格安会社も含め安い順に一覧で表示される。空港一覧が表示されるのも便利だ。詳細な条件設定が可能なのも使いやすい。○北海道は格安レンタカー会社が多い多くのレンタカー会社がある新千歳空港周辺には全国的な有名チェーンが多いが、格安店もまた豊富である。「ホンダレンタリース北海道」や「ウイングレンタカー」、チェーン系の「ワンズレンタカー」など、閑散期であれば24時間2,500円といった料金も散見される。基本的に空港での車両受け渡しは禁止されているので、一般店・格安店に関わらず、空港からレンタカー会社まで送迎というのは新千歳空港でも同様。もちろん無料送迎だ。空港内に店舗があればカウンターで迎えてくれるスタッフを前にして、予約の確認や手続きができるので安心感は高い。一方、格安店は空港内に店舗を持たないので、到着したらレンタカー会社へ直接電話をして迎車の依頼をするケースが多い。空港の広い車寄せで送迎車に乗車するポジションなど、運転に慣れていないと多少の不安感はあるだろう。○駐車場の送迎バスを利用できる格安店も空港内に店舗を持たない格安店は、レンタカー会社へ直接電話をして迎車の依頼をするケースが多いと前述したが、新千歳空港での例外が「ホンダレンタリース」だ。店舗が一般駐車場の敷地内に位置しており、空港と駐車場を循環するバスを利用する。送車依頼の電話をする手間がないほか、事前に到着便を伝えておけば、到着出口に予約者の名前が書かれたボードを掲げるスタッフが立っているので安心感が高い。他社と比較しても最安値のプランを積極的に打ち出す格安店であり、しかも年式が新しい車両が多いのでお得感が高い。○"格安悦楽ホテル"のためにクルマは必須これからの季節、極寒の北海道ではレンタカーの利用価値がますます高くなる。北海道のレンタカーはもちろんスタッドレスタイヤが装着されているし、除雪用のブラシも乗せられていることが多い。これは小技だが、ホテルに到着して青空駐車場であれば、ワイパーを立てておくのが基本である。ワイパーに雪の重みがかかるのを防ぐのはもちろん、ゴムが凍結したガラスに着いて動かなくなったり、ゴムが劣化するのを防ぐ意味合いもある。真冬の凍結道路でスピードを出すことはないだろうが、道路状態が良ければついついアクセルを踏みがちな北海道の直線道路。くれぐれもスピードは控えめに安全運転でお願いしたい。ホテル評論家である筆者がレンタカーを重視するには訳がある。もちろん、特に公共交通機関が発達していない地方へ出向いた時など、徒歩や電車やバスでもアクセスが難しいスポットもストライクゾーンに入るという利点はある。そのほか、旅先でアクセスの悪いゆえに料金が安いイケてるホテルで、"格安悦楽ホテルライフ"を楽しむというのも理由のひとつだ。アクセスが悪いのでもちろんホテル駐車場は「無料」である。なお多くのレンタカー会社では、料金の支払いは借り受け時の事前クレジットカード決済が基本だ。これは、借り受けの契約に反して無断延長や乗り捨ての上、料金を踏み倒すといったケースの損害を担保するためと、クレジットカードを通しての身元保証という意味合いが強い。ただし一部格安店では、クレジットカード会社への手数料負担の問題から現金決済を指定するケースもあるので事前に確認しておこう。※記事中の情報は2015年11月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年12月02日民泊問題がクローズアップされている。ホテル業界内では以前から注目されていたが、にわかに沸騰したのは11月5日に違法業者が摘発されたことだ。これは、山形県と東京都の旅行業者が京都市内でマンションを借り上げ、中国人旅行客へ宿泊施設として転貸したことによるものだが、これが"違法"とされる現在の状況と課題について考察してみたい。○使用期間のハードルを上げて違法業者を排除民泊を語る前に、宿泊施設の定義についてまとめておこう。まず、宿泊料を受領して継続的に宿泊させる営業をする場合、「旅館業法」が適用される。旅館業法では旅館営業のほか、「ホテル営業」「簡易宿所営業(カプセルホテルやホステルなど)」「民宿営業」と区分されており、上記のいずれかで条件を満たした施設でなければならない。その他、関連法令でも詳細に条件が定められている。民泊はその名の通り、個人住宅が提供されるケースがほとんどで、多くの場合、造作や設備など法令の条件を満たさないことで、旅館業法に違反しているとの指摘がされている。今や東京都、大阪府、京都府などのホテル稼働率は9割近くに達しておりパンク状態。そのため宿泊費が高騰しており、今後さらにホテル需要は高まると予測される。そんなホテル市場に食い込もうとする民泊が急成長している背景がある。大阪府議会は全国に先がけて民泊条例を可決、東京都大田区も規制緩和に乗り出したが、もちろんそれぞれ詳細に条件を定めている。特にハードルが高いと言われているのが使用期間だ。実際は1~3日程度が多いとされているが、国家戦略特区の法令では7日~10日以上を条件としている。条件を定めたことにより、規制緩和といいつつ条件にあてはまらない民泊営業の違法性が明確になり、違法業者が実質的に排除されることになると予測されている。○旅館業法自体が時代遅れまた、「急増する民泊を阻止しよう」というスローガンを掲げるのは、旅館・ホテル組合の全国組織「全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)」だ。利用者の生命財産を守ることを第一に考えて営業しているのがホテルや旅館であるが、営業許可を取らずに、防災・防犯の設備も持っていない民泊業者が事件や事故を起こしてからでは遅いと訴える。一方、昭和23年(1948)の施行以降その大枠が変わっていない旅館業法自体が時代遅れという声もある。現状の法制において民泊は実質的に不可能である。とはいえ、民泊の法令整備のハードルはかなり高い。一朝一夕の法令整備は難しく、急増する民泊に対応するのは困難だ。○更新制等のガイドラインに保険商品も必要実状が先行する民泊営業の喫緊課題は、利用者や利害関係に立つ者の生命、財産、生活一般の安全を守ることだ。民泊の存在意義という観点から考えても、旅館業法の枠組みとは異なる民泊営業条件を明確化し、事業者認定を行うことが前提となるだろう。民泊事業者への行政の立ち入り権限はもちろんであるが、厳格な事業者認定や更新制をとることで、使用期間の条件緩和なども可能なのではと筆者は考えている。宿泊者名簿や廃棄物等をはじめとする行政のガイドラインをクリアした宿泊約款の作成はもちろん、事業の届け出に際しては、物件の不動産登記簿謄本や転貸を可とする不動産賃貸契約書き写しの提出は最低条件だ。マンションであれば、管理規約や管理組合の承諾書き写しの添付、年度末には営業報告書、更新に際しては民泊を営む者の確定申告書控えの添付など、トラブルになりがちな個人営業の多い民泊ならではの届け出条件を定めることが肝要である。一方、無届け営業には迅速な行政指導や各種法令の罰則を厳格適用するなど、合法業者と違法業者をはっきり区別し、違法業者が排除されるシステム作りが求められる。その点に関して、民間の保険会社による民泊事業者向け保険商品なども提供されれば、加入事業者はマークが使えるなど利用者が目に見える安心感も必要だろう。また、民泊の仲介業者についても、違法業者の仲介禁止、何らかの損害が発生した一定の責任を担保する枠組み作りも必要だ。このように、現在動き始めた民泊の規制緩和には違法な民泊事業者を排除する一面があるものの、まだ利用者が安心して宿泊できる環境が整っていないのが実情である。民泊はホテルの予約がとれない"ホテル難民"の救済として、今後、さらなる拡大が期待されている。現状の問題点を洗い出し、早急な"民泊用ガイドライン"が求められる。※写真はイメージで本文とは関係ありません○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年11月25日飛行機に乗って旅行・出張をする際、空港まで・空港からのアクセスは何かと車の方が便利なことは多いもの。特に荷物が多かったり車社会の地方だったりすると、車を利用するメリットは大きい。そこで今回、成田空港利用でお得に駐車場を使う方法を紹介しよう。○格安な早朝LCC狙いで成田へ現在、成田空港ではLCC(低コスト航空会社)の就航も増え、LCC専用の第3ターミナルも完成。成田空港は"国際線の空港"のみならず、特にリーズナブルな旅を求める国内・国際線LCC利用者にとってもなじみ深い空港になりつつある。LCCをさらにお得に利用しようとすれば、概して安価な早朝便に注目だ。現地へ早着すれば時間の有効活用もできる。とはいえ、成田空港早朝着のハードルは高い。LCCの就航当初と比べれば、東京駅や銀座からの1,000円バスなどでアクセスは改善されてはいるが、その出発が銀座や東京駅などから早朝4時頃ともなると、都心部以外の在住者にとっては難儀するだろう。特に大きな荷物がある場合や同行者がいる場合は、自宅と成田のドア・ツー・ドアという点においても、車でアクセスできるのは理想的。早朝なので渋滞の心配はなく、午前4時前に東関東道のインターチェンジを通過すれば高速料金の割引もある。一般道も空いているので、出発地によっては高速道路を使わないアクセスも選択肢になる。○割安な民間駐車場の利用駐車場を選びではもちろん成田空港直結の駐車場利用が理想だが、24時間で2,060円(第3ターミナル最寄りの駐車場「P2」の場合)、例えば7日間駐車すると1万2,880円と、長期の旅になれば車を利用してまで早朝LCCを利用する理由が薄れる。一方、民間駐車場であればお得である。筆者がよく利用する民間駐車場はネット予約割引利用で1日500円、7日間で約4,000円だ(駐車料金の他に基本料金が必要)。ポイントカードもあり、1,000円利用で1ポイント、20ポイントで次利用時に2,000円割引というのも魅力。空港との無料送迎が5分~10分間隔というのもうれしい。○空港周辺ホテルの宿泊者無料駐車場を狙え駐車場に関してはもうひとつ、裏ワザがある。それが成田空港周辺のホテルの利用だ。周辺ホテルでは、LCC早朝便利用者をターゲットにした宿泊プランを割安で提供しているところもある。時期によっては1泊4,000円以下というケースもあり要チェックだ。そして注目なのが、宿泊者を対象に長期間駐車場を無料にするホテルもあるところだ。例えば、「東横INN成田空港」の公式サイト予約で駐車場が10日間無料になるプランや、「ホテルスカイコート成田」ではなんと20日間無料となる。ただしスカイコートの場合、空港への無料送迎バスは6時45分が始発なので注意しよう。なお、宿泊のタイミングも出発前の「前泊」と到着後の「後泊」、いずれかの選択ができるホテルもある。駐車期間によっては、無料駐車場付きのホテル宿泊料金よりも、一般の駐車料金が上回る「逆転現象」も見られる。もちろん、各ホテルで成田空港への無料送迎バスも運行している。成田空港周辺のホテルに宿泊し余裕を持って出発、しかも駐車場が長期無料というおいしいテクニック、車利用者はぜひ活用してみていただきたい。※記事中の情報は2015年11月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年11月18日飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテルで知られるチェーンファーストキャビンは11月2日、7店舗目となる「ファーストキャビン愛宕山」を東京都港区西新橋に開業する。オープン前にその使い心地を体験してみた。○コンセプトは「オアシス」ファーストキャビンのコンセプトは「コンパクト&ラグジュアリー」。カプセルホテルとビジネスホテルの間の料金帯で気軽に利用できる施設として人気だ。現在、東京で3店(秋葉原・築地・羽田ターミナル1)、京都1店(京都烏丸)、大阪1店(御堂筋難波)、福岡1店(博多)の計6店舗を展開している。7店舗目となる「ファーストキャビン愛宕山」のコンセプトは「オアシス」。同チェーンとしてはフラッグシップ施設として位置づけられ、既存店舗と比較してバリューアップした内装はラグジュアリー感が漂う。優しい木調とスタイリッシュなインテリアが印象的だ。立地は、虎ノ門ヒルズに隣接する注目のエリア。オフィス街、そして病院も隣接する立地のため、急増する訪日外国人客はもちろんだが、様々なゲストの利用が見込まれている。○ラウンジスペースやカフェバーも設置他店舗と同様、ファーストクラス/ビジネスクラスの2クラス制。ファーストクラスは専有面積4.4平方メートルで120cm幅のセミダブルベッドを完備。ビジネスクラスは専有面積2.5平方メートルで100cm幅のベッドが採用されている。キャビン数は、ファーストクラス47キャビン、ビジネスクラス103キャビンの計150キャビン。うち男性専用が93キャビン、女性専用が57キャビンと女性の利用も可能だ。宿泊のほか2時間から利用できるショートステイにも対応する。その他、大浴場、ラウンジスペース、カフェバーなども完備。一般のホテルと比較してプライベートスペースは限定的な分、オシャレで快適なパブリックスペースはうれしい。ファーストクラスは宿泊6,800円(ショートステイは1,000円/1時間)、ビジネスクラスは宿泊5,800円(ショートステイは900円/1時間)。カプセルホテルの中では割高な部類になるが、虎ノ門という立地も含め、通常のホテルに比べると随分お得である。昨今、東京でもホテルの稼働率は上昇、料金も高止まり傾向にある。宿の確保が困難になる中、"東京ホテル難民"にもこのような気軽に快適に、何より安価に利用ができる宿泊施設の増加は朗報といえよう。※記事中の情報は2015年10月取材時のもの。価格は税込の通常料金○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年10月27日筆者は東京都内にある約60のカプセルホテルを、女性専用施設を除いて全て制覇している(2014年末現在)。その体験から、「本当に泊まって良かった」と感じたカプセルホテルベスト20を紹介したいと思う。今回は前編のベスト20~11に続き、後編としてベスト10~1まで紹介したい。いずれの施設も一長一短はあるが、大浴場をはじめとしたパブリックスペースの充実度、清潔感やアメニティー、コストパフォーマンスの観点から選んだ。あくまでも筆者の主観的な選択という前提で、ご参考いただければ幸いである。10位: カプセルホテル&サウナ北欧(上野)上野のカプセルホテルはアメ横周辺に集中しているが、浅草口徒歩1分という利便性の高い立地がうれしい施設。露天風呂も備えた「準天然温泉トゴールの湯」は新潟県栃尾又温泉付近から産出される風化鉱物を用いた湯で、開放的で特筆すべき空間となっている。館内そのものも明るく清潔感がある。2~4階にあるカプセルルームは、一般的なカプセルより一回り広く作られておりくつろげる。住所: 台東区上野7丁目2-16(JR上野駅より徒歩1分)9位: サウナ&カプセル ニューウイング(錦糸町)秋葉原駅より電車で7分の繁華街・錦糸町にはカプセルホテルも点在するが、その中でも好立地のイチオシ施設。二股カルシウム温泉や2種類のサウナなど設備充実の大浴場は、アメニティーも豊富で素晴らしい。また、シアタールームやマンガコーナーなど完備、カプセルスペースには高級羽毛布団が用意されている。住所: 墨田区江東橋2丁目6-11(JR錦糸町駅より徒歩3分)8位: サウナ&カプセルホテル ダンディ(上野)JR上野駅と御徒町駅、東京メトロからも至近の好立地で、カプセルホテル激戦区・上野においてオススメの1軒。ダイニングバーがあるなどパブリックスペースも充実している。館内は全般的に明るくハイセンス。暗い印象の旧態型施設も多いカプセルホテルだがこのオシャレ感はうれしい。サウナ、露天風呂など大浴場もオススメ。住所: 台東区上野2丁目6-11(地下鉄銀座線上野広小路駅より徒歩1分)7位: ファーストキャビン秋葉原(秋葉原)もはやカプセルホテルとは言えない「キャビンタイプ」が特徴の施設。「コンパクト&ラグジュアリー」がコンセプトで、飛行機のファーストクラスをイメージしている。女性も利用できるカプセルホテルは増えたが、ここではエレベーターから男女別とセキュリティにも気を遣っている。宿泊客であればチェックイン前・アウト後も自由に利用できる1階ラウンジは使い勝手がよい。住所: 千代田区神田佐久間町3-38(JR秋葉原駅より徒歩4分)6位: グリーンプラザ新宿(新宿)歌舞伎町の一等地にある有名なカプセルホテルで、男性専用の他に女性専用施設も設けている。特に大浴場の充実度は特筆すべきところがある。フロントからパブリックスペース、カプセルスペースへの導線もよく、システムなどの利用しやすさもピカ一だ。館内に居酒屋やカフェバーも有するが、歌舞伎町という場所柄、周辺飲食店の充実度も高い。住所: 新宿区歌舞伎町1丁目29-2(西武新宿線西武新宿駅より徒歩1分)5位: 豪華カプセルホテル安心お宿 新橋駅前店(新橋)都内に3店舗を展開している豪華カプセルホテル安心お宿の特徴として挙げられるのが、「駅からの近さ」だ。全店駅から徒歩2分以内だが、新橋はなんと「30秒」である。飲食店も豊富な便利な立地はうれしい。安心お宿全店で、カプセルスペースではシモンズの寝具を用いるなど、最先端の進化型チェーンだ。女性受けしそうな施設だが、安心お宿は全店男性専用となっている。住所: 港区新橋3丁目21-6(JR新橋駅より徒歩30秒)4位: 豪華カプセルホテル安心お宿 秋葉原電気街店(秋葉原)JR秋葉原駅・電気街口から中央通りに出て万世橋方面へ徒歩2分という好立地。向かいには、姉妹店の人気マルチエンターエインメント施設である「パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメント」の大きなハニトー看板が。利用者目線をとことん追求するという両店の共通するコンセプトに納得。住所: 千代田区外神田1丁目2-12(JR秋葉原駅より徒歩2分)3位: ファーストキャビン羽田空港ターミナル1(羽田)都内に4店のほか、京都、大阪、福岡にも展開している同ホテルでは、カプセルホテルでよく使われている上下二段のカプセルではなく、上下の空間を確保した直立できるキャビンタイプを採用している。2014年には羽田空港第1ターミナル内にもオープン。飛行機の機内がコンセプトの館内では、就寝スペースのキャビンに「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の2クラス制を設置。ビジネスクラスは専有面積2.2平方メートルで100cm幅のベッド、ファーストクラスは4.4平方メートルで120cmのベッドを完備している。女性の利用もOKだ。住所: 大田区羽田空港3丁目3-2(羽田空港第1旅客ターミナル1F)2位: カプセルホテル SLEEPS北千住(北千住)スタイリッシュなモノトーンの外観に、何とバーまで設置するカプセルホテルが北千住に誕生した。内部も外観を裏切らないオシャレ度。カプセルホテルではビニールスリッパなどの使い回しスリッパが一般的だが、こちらは各自専用となるパイル地の「お持ち帰りスリッパ」を採用している。大浴場はサウナにジャグジーなど充実設備。カプセルスペースにも高級感が漂い、何より清潔感がうれしい。住所: 足立区千住仲町40-9(地下鉄千代田線北千住駅徒歩2分)1位: 豪華カプセルホテル安心お宿プレミア新宿駅前店(新宿)新橋と秋葉原へ展開していた人気カプセルホテルチェーンが「プレミア」を冠して新宿の一等地へ進出。"カプセルホテル"と"豪華"。一見相反するワードだが、実際にチェックインしてみると豪華の意味がよく分かる。設備の充実度はもちろん、ティッシュペーパーのクオリティーにまで気を配る。これでもかのアメニティーとフリードリンクから味噌汁、マッサージチェアまでとにかく安心お宿全店に共通する無料尽くしに驚愕。住所: 新宿区新宿4丁目2-10(JR新宿駅より徒歩1分30秒)以上、2014年に泊まって良かった東京カプセルホテルベスト20を紹介したが、東京に限らず、都市部を中心に新たな進化型施設も多く誕生している。今後も秀逸なコンセプトのカプセルホテルを紹介していきたい。※記事中の情報は2015年8月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年10月20日筆者は東京都内にある約60のカプセルホテルを、女性専用施設を除いて全て制覇している(2014年末現在)。その体験から、「本当に泊まって良かった」と感じたカプセルホテルベスト20を紹介したいと思う。今回は前編としてベスト20~11までとさせていただく。いずれの施設も一長一短はあるが、大浴場をはじめとしたパブリックスペースの充実度、清潔感やアメニティー、コストパフォーマンスの観点から選んだ。あくまでも筆者の主観的な選択という前提で、ご参考いただければ幸いである。20位: コスモプラザ赤羽(赤羽)昭和の雰囲気が楽しい飲み屋街など、人気の赤羽にあるカプセルホテル。設備は機能的にまとまっており、休憩3時間で1,800円(税込)とリーズナブルプランも用意している。女性専用フロアあり。住所: 北区赤羽1丁目39-3(JR赤羽駅より徒歩3分)19位: シーサイド イン 大森(大森)明るいロビーをはじめ、正面の大きな絵画が印象的。大きなロッカーがあるのもうれしいところ。寝具は羽毛布団を採用し快眠を約束。インターネット・マンガフロアもある。住所: 品川区南大井3丁目31-17(京浜急行大森海岸駅より徒歩1分)18位: カプセル&サウナ ピロー(錦糸町)ロビーをはじめ館内全般のデザインが洗練されている。一般のカプセルの他にふたり用の個室カプセルも備える。雑誌やコミックの在庫も充実。住所: 墨田区江東橋4丁目31-5(JR錦糸町駅より徒歩3分)17位: カプセルホテル&サウナ 池袋プラザ(池袋)カプセルホテルの多い池袋でイチオシ施設。大浴場はじめ充実のパブリックスペース。仕切りのあるワーキングデスクスペースもある。女性専用フロアあり。住所: 豊島区池袋2丁目12-3(JR池袋駅より徒歩5分)16位: カプセルホテル リード・イン大森(大森)完全分煙がされた進化型施設。使い放題のインターネットコーナーや、ビデオモニターなど快適滞在を約束。カプセルの上段限定で2,900円(税込)など、お得なプランも用意している。住所: 大田区大森北1丁目27-1(JR大森駅より徒歩4分)15位: カプセルホテル&サウナ センチュリー(上野)カプセルホテルの多い上野アメ横エリアに立地した機能的なカプセルホテル。リニューアルしたサウナ室がリラックス度高く好印象。学生限定で2,800円(税込)~などお得な料金プランも積極的に展開。住所: 台東区上野6丁目8-1(JR大森駅より徒歩5分)14位: カプセルホテル&サウナ みづほ(大森)贅沢な大浴場が素晴らしい。ワインレッドのカプセルユニットやオレンジレッドのソファがある休憩室などが印象的な施設。充実したパブリックスペースも設けている。住所: 大田区大森北1丁目34-16(JR大森駅より徒歩2分)13位: 新宿区役所前カプセルホテル(新宿)歌舞伎町の新宿区役所前という好立地。高級感のある印象的なラウンジ、大浴場は広々として明るく清潔感もあり、快適な利用を約束する。女性専用フロアあり。住所: 新宿区歌舞伎町1丁目2-5(西武新宿線西武新宿駅より徒歩4分)12位: カプセルホテルレインボー 総武線・葛飾区・新小岩店(新小岩)新小岩駅前の商店街アーケード内に入口があり便利。清潔な館内に充実の大浴場、アメニティー他、パブリックスペースも利用価値が高い。住所: 葛飾区新小岩1丁目49-1(JR新小岩駅より徒歩1分)11位: カプセル&サウナロスコ(巣鴨)エントランスから明るく安心感があり、館内もウッディな雰囲気で温かさを感じる。大浴場の設備も充実しており、女性専用フロアもある。住所: 北区中里2丁目4-8(JR駒込駅より徒歩30秒)いずれも個性的で利用者目線のおすすめカプセルホテルだ。次回はベスト10を紹介する。※記事中の情報は2015年8月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年09月29日今日、訪日外国人の増加が要因としてホテル稼働率は上昇、特に都市部や人気観光地では客室料金が高騰している。そこで、少しでも安くお得にホテルを利用するために、格安ホテルの選び方や安く泊まる方法を考えてみよう。○ホテル予約サイトにも特徴ありまず、ホテルへ直接予約するよりも総合ホテル予約サイトを利用した方が、格安にかつ手軽に予約できるというはよく知られている方法だ。予約サイトを運営する会社は、実際の店舗で販売をするリアルエージェントに対しOTA(オンライン トラベル エージェント)と呼ばれている。OTAも旅行会社であり、ホテルから客室を卸してもらっている。ホテル側からすると、OTAへは一般的に通常よりも安く提供することになるが、宣伝力も営業力も限られるホテル側としては、手間や経費を勘案し周知性の高いOTAへ卸すメリットは大きい。OTAも様々で、有名サイトもあればマイナーサイトもある。最近は特定のカテゴリーに特化したサイトも多い。利用者の口コミをチェックできたり、宿泊実績に応じてポイントが貯まるのもこうした予約サイトの魅力だ。以下、主な国内ホテル予約サイトの特徴をまとめてみた。楽天トラベル提携ホテル数の多さが特徴。国内旅行取扱額はトップクラス。ホテル利用者からの口コミ評価の多さも人気。じゃらん楽天トラベルと並ぶ人気のサイト。1泊2食付きの温泉旅館などにも強い。ホテル検索の条件(こだわり)設定の詳細さも人気。一休.com高級ホテル、高級旅館に特化した予約サイト。高級ホテルがお得に利用できる一休限定のプランなども人気。○ホテル公式サイトが最安!?「OTAの方がホテルよりも格安」と言ったものの、最近はそうではないケースも増えている。人気のOTAだが、成約すれば当然ホテルは手数料を支払う。会社によって異なるが、平均して約10%の成約手数料を支払っている。各社しのぎを削るホテル業界において、この手数料負担が重荷になっているとも言われ、よって、ホテル自社サイトでOTAよりも安く販売するホテルも登場しているのだ。「最安値宣言」「ベストレート保証」と検索してみれば、多くのホテルがヒットするだろう。筆者はホテル予約の際に、まず施設数の多い楽天トラベルで空室と料金を確認、じゃらんや一休で比較し、最後にホテル公式サイトをチェックするというスタイルをとることが多い。また、OTA間で料金差があるケースは多く、「トラベルコちゃん」のようなOTA比較サイトも参考になる。○売れ残りを狙え!そして、ホテルの客室は"生もの"ということにも着目したい。その日に売り切らなければ商品ではないただの部屋。スーパーのお総菜や生鮮食料品が、閉店時間が近づくにつれ値下げされていくのはよく見る光景だが、実はホテルの客室も同様だ。売れ残りのないよう安くしても売りたいのはホテルの本音。もちろん、ホテルのイメージもあるので通常は多少の値下げだが、それでも極端なディスカウントも時々目にする。稼働率に余裕があるシーズンに、当日限定プランや20時以降チェックインプランなど、宿泊日の直前に予約サイトを見てみると意外な掘り出し物が見つかるかもしれない。また、稼働が高く当日の午前中まで満室でも、午後や夜になるとキャンセルなどで空室が出ることもあるので要チェック。ただし、稼働率が高いシーズンはディスカウントされる可能性は低い。○ホテル宿泊は日・月曜日に旅のスケジュールで日程が自由にならない、ということはあるだろうが、多少自由になるのであればホテル宿泊は日曜日と月曜日がオススメだ。土曜日は予約が殺到しても、日曜日は空いているのがホテルの常識。また、週初めの月曜日は出張族の動きも鈍いので競争率は低くなる。いずれも稼働率が低ければ当然料金も下がる。また、都市部のホテルよりも郊外や地方のホテル、さらにリゾートホテルはその傾向が顕著だ。多くのホテルで料金は変動制。日々リアルタイムで料金は変わる。飛行機などの交通機関は早い予約がお得というのは旅行では常識だろうが、ホテルに関しては意外に直前予約がお得というケースもある。予約方法が多様化する中、それぞれの特徴を見極めて旅にスタイルに合ったお得な予約方法をぜひ見つけていただきたい。○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年09月17日「豪華カプセルホテル安心お宿」は現在、新橋・秋葉原・新宿と都内で3店舗を展開している。全店舗が駅から徒歩2分以内という立地。中でも「プレミア」を冠して新宿の一等地へ進出した新宿駅前店には注目である。○豪華でプレミアの意味がすぐ分かる「カプセルホテル」と「豪華」、そして「プレミア」。一見相反するワードだが、実際にチェックインしてみるとその意味がよく分かる。まずエントランスでは、インテリアからBGMまでバリがイメージされている。海外リゾートという雰囲気すら漂い、「これがカプセルホテル? 」と一瞬戸惑う。スタッフの説明もテキパキと的確で、カプセルホテル初心者でも安心。早速着替えようと更衣室へ出向くと消臭スプレーや衣類クリーナーといった身だしなみグッズがそろっていて感心する。さらには超音波式メガネ洗浄器まであり、かゆいところに手が届くサービスであることを実感した。○味噌汁やマッサージチェアも無料カプセルホテルでは大浴場やサウナは定番施設。もちろん、豪華カプセルホテル安心お宿にも充実した設備を備えている。プレミア新宿駅前店では「新宿の湯」と命名。入り口にはいきなり大型のサンダル除菌ラックが設置され圧倒される。洗面台には各種アメニティーから男性用化粧品まで並び、普段使わない物にも思わず手が伸びる。ティッシュペーパーのクオリティーにも気遣う利用者目線がうれしい。パブリックスペース(カフェ)には50インチモニターがあり、ワイワイとスポーツ観戦も楽しそう。また、無線LANも完備されているので、快適にインターネットも利用できる。カフェ内はフリードリンク制。半個室ブースまである光景は、さながらマンガ喫茶の雰囲気だ。さらに味噌汁サービスやマッサージチェアなどの"無料尽くし"が圧巻。○業界初のシモンズを使用肝心のカプセルスペースもズバ抜けている。なんと業界初という「シモンズ製ベッドマット」を全カプセルスペースに導入。テレビはカプセルホテルでは見たことがない19インチ(エグゼクティブは24インチ)だ。高性能ヘッドホンも完備されており、もちろんコンセントも設置。携帯・スマートフォンに対応した充電器も備えている。また、全フロアに空気清浄機や加湿器を設置するなど、設備やスペースを多くの利用者で共用するカプセルホテルにとって、最も重要ともいえる清潔感に力を入れていることがよく分かる。 豪華カプセルホテル安心お宿は、いずれも男性専用の施設だが、オシャレさや清潔感を大切にする女性利用が利用した場合でも、高評価を得る施設だろう。※記事中の情報は2015年8月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年09月04日全国各地を飛び回る出張族にとって、ビジネスホテルチェーンのポイントカードは必携だ。無料宿泊をはじめ、優先予約やアーリーチェックイン、レイトチェックアウトなど特典は盛りだくさん。そこで今回は有名チェーンのポイントカードを中心に、各社のサービスを比較してみたい。本文ではその場で入会できる一般的な会員プログラムを対象とし、クレジット機能付き等のカードや、レストラン利用など宿泊以外のポイント等については除外している。また、受けられるサービスの中には他の割引を伴うキャンペーンプランや無料券との併用が不可、または、一部の客室は対象外になる場合もある。なお、基本的にホテル公式サイトからの予約によってポイント加算などの特典が受けられるため、系列ホテルであっても対象外になる場合があることや、宿泊プラン等の諸条件で制限されることもある。実際の利用の際には、各ホテルの公式サイトで確認していただきたい。○大手チェーンのサービスは多種多様まずは全国展開をしている大手の会員サービスを比較してみよう。北海道から沖縄まで全国253ホテルを展開する「東横イン」は、お手頃な価格設定ということもあって何かと重宝している人も多いだろう。同ホテルは「東横INNクラブカード」(入会金: 一般1,500円 60歳・学生1,000円)を展開している。会員になるとクイックチェックインのほか、15時よりアーリーチェックイン(通常16時)も可能になる。さらに、10泊でシングル無料宿泊券がもらえるのもうれしいところ。続いては、全国284ホテルを展開する「アパホテル」。同ホテルは「アパカード(アパポイントクラブ会員証)」(入会金: 無料)を設けており、会員数は945万387人(2015年7月末日現在)にもなるという。会員になるとクイックチェックインができるほか、100円毎に10ポイントが加算され、5,000ポイントで5,000円キャッシュバック、さらに、2万ポイントで2万2,000円キャッシュバックとなる。そのほか、3,000ポイント/5,000ポイント/1万ポイントでカタログギフトに交換できるので、保有ポイントに合わせて使い分けてみるといいだろう。ホテルによっては天然温泉も併設している「スーパーホテル」は現在、海外も含めて全112ホテルをかまえている。同ホテルの会員サービスに当たる「とくとくECO泊カード2015」(入会金: 無料)を持っていると、1泊1室につきスタンプ1個が捺印され、スタンプ3個で次の宿泊時に1,000円、もしくは5個で次の宿泊時に3,000円がキャッシュバックされる。最後は、各エリアに41ホテルを展開する「リッチモンドホテル」の「リッチモンドクラブ」(入会金: 無料)について。こちらではクイックチェックインのほか、チェックアウトを12時無料で延長できるので、宿泊日の翌日の予定がゆっくりな人にオススメだ。そのほか、宿泊料金1,000円で100ポイントが加算され、5,000ポイントで5,000円分の宿泊優待券と交換できる。○チェーン系店舗独自のスタンプカードも前述のような全国チェーンホテルの中には、店舗独自でキャンペーンなどのスタンプカードを発行する施設がある。例えば、「東急ホテルズ」の東急REIホテルチェーンでは「東急ホテルズコンフォートメンバー」という会員プログラムを利用できる。例えば長野県の「上田東急REIホテル」では、「5泊でお得なプレゼントスタンプカード」という独自のキャンペーンを行っている。宿泊1泊でスタンプが1個付与され、スタンプ5個で同ホテル正規宿泊料金から50%オフになる割引券またはJCBギフトカード1,000円、スタンプ10個で同ホテルのスタンダードシングル1泊の無料券がプレゼントされる。なお、有効期限はカード発行日から1年間となる。○全国各地のホテルで使えるお得カード各社しのぎを削るビジネスホテルチェーン会員プログラムであるが、大手チェーン以外でも北海道から九州・沖縄まで全国にある全国462の独立系ホテル・レストランで利用できるカードがあるのをご存じだろうか。「Aカード」(入会金: 無料)と呼ばれるもので、クイックチェックインができるほか、宿泊料金100円で10ポイントが加算され、5,500ポイントで5,000円、9,750ポイントで1万円円、1万9,000ポイントで2万円がキャッシュバックされる。キャッシュバックは加盟ホテルのフロントで対応してくれる。○一般的なポイントカードも対象にこうした特典はなにもホテル専用のものだけではない。一般に普及している電子マネー・ポイントカードでも有名な全国チェーンのビジネスホテル利用できるチェーンもある。例えば、「ルートインホテルズ」ではローソンなどでの利用でお馴染みのPontaカードで、宿泊100円につき3ポイント付与される。また、「コンフォートホテル」ではTポイントカードが利用でき、こちらは利用100円につき1ポイント付与される。このように、会員特典などリピーターを狙ってサービスを設定しているビジネスホテルは多い。各施設により還元や優待内容、有効期限等は異なるが、入会金無料や宿泊日当日からポイントが貯まる、さらに、会員限定のキャンペーンなどを実施するところもある。初めて利用するホテルでは、ぜひ会員サービスにも着目して少しでもお得に利用していただければと思う。※記事中の情報は2015年8月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年08月20日「品川プリンスホテル」に併設された水族館「エプソン アクアパーク品川」(旧エプソン 品川アクアスタジアム)は7月10日、驚きの都市型エンターテインメント施設に生まれ変わる。「水族館、イメチェン。」をキャッチにリニューアルするのに合わせ、「品川プリンスホテル」自身もまた、ラウンジ・カフェを中心に新しくなり、それらに対応した宿泊プランも誕生する。そこで今回、生まれ変わった水族館、そしてホテルをたっぷり紹介しよう。7月10日にグランドオープンする「エプソン アクアパーク品川」は単なる水族館にとどまらず、よりエキサイティングな体験ができる空間作りを意識したスポットになっている。子供から大人、カップルやファミリーまで、誰もがワクワクできる場所を実現した。○音・光・映像が生きものたちと融合館内は1Fの「グラウンドフロア」と2Fの「アッパーフロア」に分かれる。まずはグラウンドフロアから紹介しよう。グラウンドフロアそのものは、生きものたちやアトラクションを音・光・映像による演出と融合させた、癒やしと驚きがテーマの空間とも言える。水槽とのコラボレートは、常設展示では世界初となる透過型液晶パネル(タッチパネル)を搭載。直接指で触れて色を変えたり模様を描いたりと、展示される生きものとリンクした演出が楽しめる。また、アトラクションエリアでは、メリーゴーラウンド「ドルフィンパーティー」と振り子型の船「ポート・オブ・パイレーツ」の2機種がイルミネーション演出によって生まれ変わった。さらに、幻想的な雰囲気のカフェバー「コーラルカフェバー」では、ソフトドリンクやボトルタイプのアルコールなどが提供される。購入したドリンクやスナックは持ち歩きしながら館内全体で楽しめるのがうれしい。ほかにも、幅約9m×奥行約35mという大空間に誕生した「ジェリーフィッシュランブル」がある。ここには7個の円柱水槽と中央の楕円型シンボリック水槽全てに数種のクラゲが展示されており、ゆらゆら漂うクラゲと音・光が融合した幻想的な空間になっている。○トンネル水槽にパフォーマンスもパワーアップ一方のアッパーフロアも見逃せない。まず目に飛び込んでくるのが、長さ約20mのトンネル水槽「ワンダーチューブ」だ。10種類以上のエイがたなびくように美しく泳ぐ姿が楽しめる。またこちらでは、オープン時間前に貸し切りで行うウェディングプランも用意されており、天窓からの自然光にキラキラ輝く魚たちに囲まれながらの幻想的な挙式もできるようになっている。淡水魚・は虫類・両生類がメインの「アクアジャングル」では、色や模様に特徴のある国外の生物が植栽などの装飾と相まって、色鮮やかな空間を生み出している。そして、人気の「カピバラの展示」では、ゲストがごはんをあげるプログラムも実施。また、動物を身近に感じられる「フレンドリースクエア」では、アシカやオットセイ、ペンギンも登場する。そのほか、同施設でオープン以来大人気となっている「イルカパフォーマンス」もグレートアップした。会場は「ザ スタジアム」。360度どこからでも楽しめる円形プールに水の幕に模様など刻むウォーターカーテンや照明が新設され、その中をイルカたちが泳ぎ飛び交うスペシャルパフォーマンスが楽しめる。○水族館とともに楽しめる宿泊プランも「エプソン アクアパーク品川」がある「品川プリンスホテル」では、「エプソン アクアパーク品川」のオープンにあわせて、カフェラウンジなどがリニューアルされた。メインタワー2Fの「コーヒーラウンジ マウナケア」には、ビジネス・休憩など多様な用途に合うよう4つのゾーンを提供。アネックスタワー3Fの「カフェ ド シネマ」もリニューアルし、同ホテル内のシネマなどへ持ち込みできるテイクアウト専用カフェとしてより気軽に使用できるサービスを提供している。また、「エプソン アクアパーク品川」のオープンに伴い、新しいプランも提供。アクアパーク品川が22時まで営業することから、"おとなの「夕活」"をテーマにした宿泊プランなどでデートやバーの利用など夕方からの楽しみ方を提案している。その一方で、親子セットのビュッフェやペンギンとイルカのスイーツプレート、持ち帰りのアシカパン、イルカパンなどを販売するなど、ファミリーや三世代で楽しめるプランも積極展開している。パワーアップした「エプソン アクアパーク品川」に、居心地のいい空間・時間を提供する「品川プリンスホテル」。今度の週末は品川でゆっくり過ごすという選択もありだと思う。※「エプソン アクアパーク品川」では、アトラクションや会場によって入場料の他に別途料金が必要な場合があります※記事中の情報は2015年7月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年07月10日カプセルホテルは都市部に多い。特に東京にあるカプセルホテル数は全国の過半数を占める。そんな東京でも都心部を除くと、西部よりも東部、特に総武線沿線は活況だ。そんな総武線沿線に2店を展開する人気チェーンが「カプセルホテル レインボー」である。今回、そのひとつであるJR総武線新小岩駅至近の「カプセルホテル レインボー総武線・葛飾区・新小岩店」にうかがった。ちなみに、他1軒は千葉県の同線「カプセルホテル レインボー総武線・市川・本八幡店」で、いずれも男性専用になっている。○2~6階に広がる快適空間新小岩駅南口を出ると、下町庶民派アーケード商店街として有名な「ルミエール商店街」がある。商店街の全長は約420mで約140店舗の専門店が軒を連ねる活気あふれる商店街だ。そんなアーケードを歩いてすぐ、駅から徒歩2分の場所にレインボー総武線・葛飾区・新小岩店がある。大きな看板が見えるので迷うことなくたどり着ける。2階へ上がると明るいフロントで好意的なスタッフが出迎えてくれる。カプセルホテルのフロントで大切なのは気配りはもちろん、迅速確実な対応。その点でも◎だ。加えて、館内の「明るさ」もまた肝要。個人空間が限定的なスペースなだけに、明るく健康的なパブリックスペースの充実度は、カプセルホテルが支持される重要なポイントともいえる。ビジネスホテルとカプセルホテルの大きな違いは「個室の有無」であり、プライバシー性を鑑みれば、ビジネスホテルに分があるのは当然だが、意外にもカプセルホテルを支持するファンもいる。その大きな理由のひとつが「充実の浴場」である。特にサウナは重要。そしてサウナには欠かせない「水風呂」といったリラゼーション設備で、カプセルホテルの評価は決まるといっても過言ではない。○サウナに檜風呂にジェットバスもフロント奥にある明るいロッカースペースも好印象。ロッカーの扉には多くの館内案内があり、お得なプランなどうれしい情報もある。このロッカースペースから直行できる浴場が特筆モノで、東京都の全カプセルホテルを利用した筆者から見ても、こちらの浴場は相当レベルが高い。サウナと水風呂は切っても切り離せない設備と前述したが、こちらには水風呂の他に「冷やし湯」がある。設定温度は水風呂が18℃で冷やし湯が24~28℃とのこと。低すぎる水温が苦手な利用者にはうれしい。このほかにも、檜風呂やジェットバスなど充実した空間が広がっている。○個室「プライベートルーム」もカプセルホテルのレベルは"シーツの張り"で分かるというのが、筆者の判断基準のひとつであるが、こちらのカプセルルームも秀逸。特にオススメは、従来の一般的なカプセルルームの1.2倍を有する「新カプセルルーム」。居住性の高さがズバ抜けている。シックなインテリアも好印象だ。なお、こちらの施設にはカプセルルームの他にも、40インチ大型TVや個別エアコンを備える個室「プライベートルーム」もあり、バラエティーに富んだ選択ができそうだ。そしてさらに感動したのが4階の「リクライナールーム」。休憩に利用できる大振りな高級感あるリクライニングシートが並ぶ光景は圧巻である。その他、充実のレストランスペースなど、快適な滞在を約束する充実の施設といえよう。昨今、東京のホテルは予約が取れないという。訪日外国人客の増加が要因だが、特に都心部のホテルでその傾向が高い。ビジネスホテルは満室でもカプセルホテルならば空いているというケースも多くみかける。そのような時、快適に過ごせるカプセルホテルも要チェックだ。特に郊外であれば予約できる可能性は高いといえる。※記事中の情報は2015年6月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年06月30日ウェディングも兼ね備えた大型ホテルともなれば、こだわりの装飾も相まってちょっとした異世界を感じられる場所もある。人生における様々なシーンを演出するホテルは、感動ストーリーや時にミステリーなど、ドラマや映画の舞台にもなることも。そんな中で"ホテルは舞台"を思わせてくれる場所がある。キーワードは"ホテチュー"だ。○空港からも近く博多駅から徒歩5分今回紹介する、ちょっとミステリアスなデラックスホテルの名前は「ハイアット リージェンシー 福岡」。福岡市は空港と博多駅や市街地が至近であることはよく知られているが、このホテルはより空港に近い立地、博多駅からも徒歩5分のところにある。市街地にある他のホテルより立地が秀でているため、出張はもとより九州観光の拠点としても活用できる。ハイアットといえば世界的なホテルブランドだが、その中でも比較的カジュアルに利用しやすいカテゴリーがリージェンシーだ。とはいえ、デザイン性の高い洗練された館内は、パブリックスペースや客室ともに快適ホテルステイを約束されたクオリティーである。○ピラミッドにスフィンクスまで!荘厳さすら感じる印象的な建物。一歩ロビーへ足を踏み入れると円形の吹き抜けに圧倒される。天井まで42mという吹き抜けを見上げると、何やら黄金に輝く三角形が。よくよく見るとピラミッド!? そう、ピラミッドを底部から見上げた形になっているのだ。頂上の真下、すなわちロビーの中心から見上げるとまた迫力があり、思わず「お~」とうなってしまったが、その時不思議な体験をした。「おぉぉ」と声が反響して聞こえる!? もう一度発声してみると、エコーとは言えないまでも確かに自分の声が響いて聞こえるのだ。驚きのあまり隣にいる人に確認したものの、「いつも通りの声だよ」と言われてしまった。そう。ロビーの中心に立った者だけに自身の発声がエコーがかったように響いて聞こえるようになっているのだ。「エコーを狙った仕掛けなのか? 」とスタッフに確認してみると、「設計者がどのような意図で計算したのかは不明なのですが、ホテルとしても驚いています」とのことだった。ホテルのある建物自体は、20年前に著名建築家マイケル・グレイヴス氏によって設計されたもので、全体図を俯瞰(ふかん)すると、何とスフィンクスの形をしている。スフィンクス、ピラミッドパワー、ロビー中心の不思議体験何やらパワースポット的なオーラを感じずにはいられない!調べてみると、やはりというか、知る人ぞ知る密かなパワースポットとの噂が。中には、ここを訪れた女性が好きな人の名前をロビーの中心でささやくと恋愛が成就する、という恋のおまじない的なものもあった。ホテルロビーの中心で愛をささやく……映画やドラマにもなった『世界の中心で、愛をさけぶ』が"セカチュー"なら、ここは"ホテチュー"だろう。筆者が訪れた時、ロビーに面するカフェではたくさんのカップルが楽しそうにお茶を楽しんでいたが、ひょっとしたら彼らもまた、ホテルのパワーに守られていたのかも。あなたも「ハイアット リージェンシー 福岡」で不思議体験なんていかがだろうか。※記事中の情報は2015年3月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年03月22日カプセルホテルといえば、上段・下段に分かれたユニットがずらっと並ぶスタイルを思い浮かべる人が多いだろう。そんなイメージとは一線を画すカプセルホテルが「ファーストキャビン」である。"進化型カプセルホテル"と呼びたくなるほどの画期的なサービスを一つひとつ紹介しよう。○二段式ではなく高さのあるキャビン式そもそもカプセルホテルは法律上「簡易宿所」というカテゴリーで、カプセルは「個室」ではなく、おのおのの「ベッドスペース」という扱いとなる。つまり、「1室を多人数で共用する」形態だ。よって、各カプセルにはドアがなく鍵もかからない。その意味で、「これは本当にカプセルホテルなのか? 」という施設が、今回紹介する「ファーストキャビン」である。筆者は"カプセルホテルの進化系"と捉えているが、二段ではなく上下の空間を確保し、通常のカプセルホテルのように屈(かが)むことなく自由に動ける「キャビン」を用意。"キャビン型ホテル"とも言えるが、あくまでも簡易宿所のカテゴリーなので、キャビンの仕切りには鍵は設けられていない。○羽田空港到着フロア内に設置ファーストキャビンは、東京の3店舗(秋葉原・羽田・築地)を中心に、京都、大阪、福岡にも展開するチェーン。ビジネスホテルとカプセルホテルの中間といった料金帯の"コンパクトホテル"ともいえる。"ファースト""キャビン"という名の通り、飛行機のファーストクラスがコンセプトで、客室として使用するキャビンは「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の2クラス制。ホテル内には飛行機をモチーフにした様々なデザインが施されている。今回は、ファーストキャビンの中でも異色な空港内店舗である「ファーストキャビン羽田空港ターミナル1」へ出向いてみた。羽田空港第1旅客ターミナル1F到着フロアに位置する"トランジットキャビンホテル"ともいえる形態である。トランジットとは、特に飛行機の乗り継ぎで使われる表現だが、遅い時間の到着や早朝の出発に際して、空港内の宿泊施設はこの上なく利便性が高まる。そのためか、チェックイン可能時刻は19時~と遅め。とはいえ、筆者が到着した19時過ぎには既にレセプションにはチェックイン待ちの列ができていた。その後もロビーでしばらく観察していていたが、次から次へとゲストが到着、早い時間から盛況の様子がうかがえた。スタイリッシュなインテリアが印象的なロビーラウンジをはじめとした共有施設には、大浴場やシャワーブース、パウダールームなど充実した内容だ。その他、キャビンは個室ではなく通常のカプセルホテル同様、音は厳禁ということで通話ブースもある。一般的なカプセルホテルは男性専用という施設も多いが、ファーストキャビンは女性の利用も可能。女性専用スペースや、他店舗になるがロビー階から女性専用エレベーターが設けられた施設もあり、セキュリティー面もよく考えられている。○ファーストとビジネスの優雅な空間就寝スペースのキャビンは、前述の通り「ファーストクラス」「ビジネスクラス」の2クラス制で、ビジネスクラスは、専有面積2.5平方メートルに100cm幅のベッド、ファーストクラスは、同4.4平方メートルと通常のカプセルホテルの約4倍の広さの中に120cmのベッドを完備している。キャビンの定員はひとりで、各キャビンには鍵のかかるセーフティボックスが備え付けられている。なお、宿泊以外にも、5時~10時の間には早朝ショートステイ(ファーストクラスのみ)等が可能である。筆者が利用したキャビンは空港ターミナルに面した位置だったらしく、耳をすませば空港ターミナルに響き渡るフライトアナウンスも聞こえてきて、まさに飛行機のファーストクラスで旅をしているような楽しい時間だった。これもまた、空港ターミナルに立地する「ファーストキャビン羽田空港ターミナル1」ならではの体験である。※記事中の情報は2015年2月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年03月05日カプセルホテルと言えば、終電に乗り遅れたから利用するといったような、限定的かつ消極的な利用がなされる施設であった。快適な滞在ということならば、個室のあるビジネスホテルに分があるだろう。しかし、最近のカプセルホテルの進化はちょっとすごい。そこで今回は、「豪華カプセルホテル 安心お宿」を紹介しよう。○各店とも駅から徒歩2分以内そもそもカプセルホテルでは大浴場やサウナなどは定番施設。しかし今日では、清潔感のある充実した施設にリニューアルしたり、洗面台には男性用化粧品まで並ぶような充実のアメニティーをそろえたりと、古いビジネスホテルの料金を上回るような豪華なカプセルホテルも登場している。"豪華カプセルホテル"と名の付く「安心お宿」だが、そもそも"カプセルホテル"と"豪華"は相いれないワードと感じる人も多いだろう。しかし実際出向いてみると、まさしく"豪華"を実現したカプセルホテルで度肝を抜かれる。「安心お宿」は現在、新橋・秋葉原・新宿と都内で3店舗を展開している。今回訪れた秋葉原店のみならず、全店舗が駅から徒歩2分以内という立地。新橋店の駅徒歩30秒にはさすがにかなわないが、秋葉原店は電気街にも隣接した好立地である。○バリ風のホテル内に人工温泉の大浴場エントランスから一歩足を踏み入れると、バリ島がイメージされた館内に「これがカプセルホテル? 」と一瞬戸惑う。BGMもまさしくバリ風。海外リゾートという雰囲気すら漂う。安心お宿はいずれも男性専用の施設だが、女性利用も可能であればもっと評価されるべき施設になるだろう。スタッフの説明もテキパキと的確で、初めてでも憶することなく利用できそうだ。早速着替えようと更衣室へ出向くと「消臭スプレー」や「衣類クリーナー」といった身だしなみグッズがそろっており感心させられる。まず、地下1階の大浴場へ行ってみた。その名も「アキバの湯」。いきなり洗面台で驚く。壁一面の大きな渓流写真が目に飛び込んで来たのだ。奥行きと広がりを際だたせた壁紙の演出は、開放感と同時に見ているだけで癒やされる。インテリアセンスも抜群だ。更衣室には鍵付きロッカーやスリッパ殺菌灯も設置されており、利用者目線が貫かれている。大浴場は「ヘルストン麦飯石」という人工温泉を使用している。カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウム・亜鉛など40種類以上の天然ミネラルが含有されているとのこと。温浴効果を高めるというだけあり、アッという間に発汗。さらにスチームサウナで汗を流せばスッキリ爽快! 電気街を歩き疲れた身体もリフレッシュできるのがうれしい。○高級ホテル並みの寝具も導入さて、肝心のカプセルスペースへ。スタイリッシュなインテリアで、無機質で暗いイメージのカプセルホテルとは全く趣が異なる。空気清浄機も設置されている。スクエア型のカプセル内部はふっくらした布団と厚いマットレスが印象的だ。なんと大手の高級ホテルでも採用されているシモンズ製の寝具を導入している。カプセル内のテレビは、カプセルホテルではまず見かけない19インチを設置。古いカプセルホテルでは、テレビ観賞用に何の変哲もないイヤホンが置かれているが、こちらでは高性能ヘッドホンが設置されている。また、スマホなどの充電に便利なマルチ充電器も完備する、かゆいところに手が届くサービスだ。カプセルホテルではプライベートスペースが限定的なので、パブリックスペースの充実が快適滞在の指標になるが、こちらの施設には2階になんと個室インターネットブースがある。名作コミックコーナー、フリードリンクサービスなど、一見するとマンガ喫茶のよう。さらに、無料の高級マッサージチェアも3台完備されている。さすが「豪華カプセルホテル」をうたうだけのことはある。カプセルホテルは一般にプライバシー性が低い施設といわれるが、これだけ個人の時間と空間を満足度高く演出されると、プライバシー性すら高まってくる印象を実感した滞在であった。※記事中の情報は2015年2月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年02月16日九州の中でも実は地理的に"侮れない"のが佐賀県だ。特に県西部は大都市・福岡へのアクセスも至便、特急列車を使えば通勤範囲に収まる。そのような九州における大都市圏ともいえる佐賀県で、駅近ビジネスホテルの無料モーニングを体験してきた。この企画では全国チェーンよりも、独立系・小規模チェーンのビジネスホテルで無料朝食サービスを展開しているホテルに注目し、別途料金が発生する「有料朝食」との対比で「無料朝食」と定義している。○太陽のように明るい会場で"おふくろの朝食"を佐賀県東部の都市として思い浮かぶのが鳥栖市である。鳥栖駅から博多までは特急列車で30分ほどで、通勤定期を利用する人も多いという。なるほど、駅にいると常に多くの列車が行き交う光景が見られる。そんな鳥栖駅近くのビジネスホテル無料モーニングとして注目なのが「サンホテル鳥栖」だ。駅から徒歩1分とあって多くのビジネスマンの支持を集める。そんなサンホテル鳥栖の自慢が"愛情いっぱいのおふくろの朝食"をうたった無料モーニング。ホテル1階の「ソレイユルーム」が会場だ。フランス語で"太陽"を意味するその名の通り、明るく開放的な空間だ。料理は和食・洋食メニューをバイキング形式で提供している。洋食メニューでは、ロールパンにグリーンサラダ、ゆで卵など、和食メニューには、ご飯、味噌汁をはじめ、魚、ミートボール、漬物などが並ぶ。つい迷ってしまいそうなラインナップであるが、利用時間は朝6時30分からと時間に余裕があるのもうれしい。早めの出発にも助かる。○良質なディナーブッフェ880円も提供ビジネスホテルは都市部や駅の近くにあるのが常識であるが、地方へ出向くとロードサイドに特化して出店されているチェーンも見られる。最近では都市部や駅近にも多い大規模チェーンの「ルートイン」はその名の通り、そもそもロードサイドへ特化したチェーンであったし、B&Bスタイルの「旅籠屋」もロードサイドに展開する人気チェーンだ。そのようなロードサイドへの出店に特化したチェーンのひとつに「HOTEL AZ」がある。九州を中心に全国へ展開する人気ビジネスホテルチェーンである。鳥栖駅に近い「HOTEL AZ 佐賀鳥栖店」は駅から徒歩10分ほど。ロードサイドとしては異色の駅からも歩いてアクセスできるホテルだ。駅近ホテルが満室でも、ロードサイドホテルは意外にリザーブできるケースも多く利用価値が高そう。ところが、ホテルの周辺には飲食店をはじめコンビニエンスストアもない。特に夕食を済ませていない夜の到着には心配であるが、こちらのホテルには併設されているバイキングレストラン「志高」でお得感の高いディナーブッフェを提供しているので安心。18時から22時までの間でなんと大人880円で楽しめるのだ。ディナーブッフェが880円とは驚きであるが、安かろう悪かろうと思いきやその充実した内容に度肝を抜かれる。煮物、揚げ物、焼き物、和食に中華にデザート、よりどりみどり。チェックイン時には生ビール半額券も配られる。飲み放題メニューなどもあり、居酒屋的な使い方もできそうだ。そんな充実した夕食が提供されるお店での無料モーニング、期待して出向くと、夕食に負けず劣らずのラインナップ。夕食時に提供されていた中華料理はさすがにないが、焼魚、ソーセージといった定番メニューはもちろん、パンにサラダ、デザートにはオレンジまで提供されている。何より明るく居心地が良い。導線がよく考えられたスペースには感心させられる。地方で規模の大きなビジネスホテルへ出向くと、ホテル内に居酒屋や気軽なレストランが併設されているのを時々見かける。一般利用者はもちろんいるが、ホテル宿泊者にはお得な割引券を配るケースもあり利用価値は高い。無料モーニングもそのような店で提供されているケースが多く、クオリティーの高い朝食が楽しめるので要チェックだ。※記事中の情報は2014年12月取材時のもの○筆者プロフィール: 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2015年02月02日大手全国チェーンのビジネスホテル無料朝食がチェーン間競争により充実してきているケースは多いが、都市によっては地元独立系や小規模チェーンのビジネスホテル間での競争が激しいケースも時々見かける。岡山はまさにそんな地域であり、同市内に多店舗を展開するホテルの無料朝食の充実ぶりが際だつ。なお、この企画では、地元密着の独立系や小規模チェーンのビジネスホテル無料朝食にスポットを当てており、本文では別途料金が発生する「有料朝食」との対比で「無料朝食」と定義している。○全国チェーンに負けないクオリティー岡山市街には路面電車が走り「岡電」などと呼ばれているが、柳川駅から大雲寺前駅を結ぶ電車通りに面するホテルでは、無料朝食合戦が展開されている。まずは、大雲寺前駅のロータリーに位置する「ホテルレポーゼ岡山」の充実した無料朝食に注目したい。ソーセージにスクランブルエッグ、納豆といった無料モーニングの定番メニューがうれしい。さらにはパンも2種類、全国チェーンのビジネスホテル無料モーニングと遜色ないクオリティーである。話はそれるが、こちらのホテルではロビーに無料マッサージチェアが設置されており、利用者目線を貫いているホテルとも言えそうだ。○パンの種類が充実!大雲寺前駅から柳町駅方面へ戻ると、「シングル3,800円~ 朝食付き」と書かれた目立つ壁が目に入る。この「岡山スクエアホテル」では、2階の開放的な明るいスペースでパンを中心とした無料朝食が提供されている。パンが中心といえばトーストにサラダコーヒー程度の軽朝食を思い浮かべるが、こちらはちょっと違う。トーストはもちろん、クロワッサンにピザパン菓子パン、その他調理パンなど充実のラインナップ。もちろん、ご飯派のためにおにぎりの用意もある。和洋のビュッフェスタイルがブームになっているが、これだけパンに特化した無料モーニングは珍しい。○朝食のほか、夕食も無料最後に紹介したいのは、岡山市中心部で4店舗の他、岡山を中心に山陰山陽地区に多店舗展開するビジネスホテルチェーン「ユニバーサルホテル」である。電車通りに面しては2店舗展開されている。ユニバーサルホテルチェーンでは朝食はもちろん無料であるが、なんと宿泊者全員に夕食も無料で提供しているのだ。無料夕食と言えば、愛知県を中心に展開する「ABホテル」チェーンも有名だが、中国地方で無料夕食といえば「ユニバーサルホテル」と言えそうだ。そのようなサービス満点のホテルなので、ビュッフェスタイルの無料朝食も一級。 一般的な卵料理や煮物などはもちろん、サラダバーも圧巻であるし、これほどのフルーツが供されているビジネスホテルの無料モーニングは貴重だ。パンを中心に展開したり、ビュッフェスタイルを充実させたりと様々なスタイルで供される無料モーニング、利用者それぞれの好みでお気に入りのホテルを見つけていただきたい。※記事中の情報は2014年11月取材時のもの○筆者プロフィール : 瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)ホテル評論家、旅行作家。オールアバウト公式ホテルガイド、ホテル情報専門メディアホテラーズ編集長、日本旅行作家協会正会員。ホテル評論家として宿泊者・利用者の立場から徹底した現場取材によりホテルや旅館を評論し、ホテルや旅に関するエッセイなども多数発表。テレビやラジオへの出演や雑誌などへの寄稿・連載など多数手がけている。2014年は365日365泊、全て異なるホテルを利用するという企画も実践。著書に『365日365ホテル 上』(マガジンハウス)、『ホテルに騙されるな! プロが教える絶対失敗しない選び方』(光文社新書)などがある。「ホテル評論家 瀧澤信秋 オフィシャルサイト」
2014年12月08日