11月19日(金)より、千葉県市原市にて現代アートの芸術祭「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」を開催中。里山や閉校した学校の校舎、小湊鉄道の駅舎などを舞台として、「房総の里山から世界を覗く」をテーマに17の国と地域から約70組のアーティストが約90作品を展開しています。これまでのいちはらアート×ミックスでもおなじみのEAT&ART TAROさんによるイベントプログラム「おにぎりのための運動会!」が12月19日(日)開催決定。運動会でおなじみ大玉転がしや玉入れなど様々な競技を楽しんだあと、みんなで美味しいおにぎりをいただくプログラムです。青空の下、小学校のグラウンドで思いっきり体を動かした後のおにぎりの味は、いつもと違う美味しさがあるかもしれません。EAT&ART TARO「おにぎりのための運動会!」撮影:中村 脩1.「おにぎりのための運動会!」開催概要(1) 日時12月19日(日)8:45集合~13:50解散(2) 会場集合場所:加茂学園(千葉県市原市平野123、小湊鉄道里見駅より徒歩5分)開催会場:旧里見小学校(千葉県市原市徳氏541-1)※集合場所から開催会場までのシャトルバスが運行、12月18日(土)・19日(日)は旧里見小学校に駐車することはできません。(3) 参加費一般:1,000円/人 小学生・中学生:500円/人 未就学児無料※参加費は受付時にお支払いいただきます。※参加費のほか、「作品鑑賞パスポート(3,000円)」または旧里見小学校の「個別鑑賞券(300円)」が必要となります。既にお持ちの方は当日ご持参をお願いいたします。(当日、受付でもご購入いただけます)(4) 申込方法下記URLより必要事項を入力のうえ申込 (5) その他動きやすく汚れてもよい服装でお越しください。集合場所及び会場にはお着替えいただくスペースはございません。2.「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」開催概要(1) 開催期間2021年12月26日(日)まで※月・火曜日休場(2) 開催エリア千葉県市原市 小湊鉄道を軸とした周辺エリア市原市内9エリア(五井、牛久、高滝、平三、里見、月崎・田淵、月出、白鳥、養老渓谷)、小湊鉄道各駅舎(3) 概要千葉県市原市内を走る小湊鉄道を軸とした周辺エリアを会場に、閉校した学校の活用や、小湊鉄道駅舎等、交通機関の活用、食や自然等の地域資源の活用などによる、新しい芸術祭を開催。(4) 参加アーティスト・作品数参加アーティスト:約70組(17の国と地域)、作品数:約90点(5) 鑑賞券・パスポート会期中、本芸術祭の一部のイベントやワークショップを除くすべての作品を鑑賞できる作品鑑賞パスポートを販売■作品鑑賞パスポート販売料金 一般:3,000円、大高生:1,500円、小中学生:500円※会期中であれば異なる日であっても使えます(1作品1回限り有効)※同一作品を2回以上鑑賞する際は再入場券をお買い求めください(6) 主催いちはらアート×ミックス実行委員会実行委員会会長:小出譲治(市原市長)(7) 総合ディレクター北川フラム3.公式ウェブサイト・SNS■公式ウェブサイト ■公式SNSFacebook、Instagram、Twitterにて作品・作家やイベント情報等について発信Facebook : Instagram: Twitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月07日11月19日(金)より、千葉県市原市にて現代アートの芸術祭「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」を開催中。里山や閉校した学校の校舎、小湊鉄道の駅舎などを舞台として、「房総の里山から世界を覗く」をテーマに17の国と地域から約70組のアーティストが約90作品を展開しています。12月から公開される作品や、ワークショップの開催も。毎週土日にはオフィシャルツアーも催行。養老渓谷の紅葉が見ごろを迎えているほか、小湊鉄道トロッコ列車が運行中。アートと併せてお楽しみください。レオニート・チシコフ《7つの月を探す旅 「第二の駅 村上氏の最後の飛行 あるいは 月行きの列車を待ちながら」》1. 開催期間2021年12月26日(日)まで※月・火曜日休場2. 開催エリア千葉県市原市 小湊鉄道を軸とした周辺エリア市原市内9エリア(五井、牛久、高滝、平三、里見、月崎・田淵、月出、白鳥、養老渓谷)、小湊鉄道各駅舎3. 12月の見どころ■ ニブロールの作品《汚れた手(映像インスタレーションバージョン)》が公開(12月4日~19日※月・火曜日を除く)振付家の矢内原 美邦さんを中心に、映像・音楽・美術作家とともに舞台作品を発表するダンス・カンパニー ニブロールの作品《汚れた手》が公開。市原湖畔美術館にて上演予定だった作品を、映像インスタレーションとして白鳥公民館にて展示。ニブロール《汚れた手(映像インスタレーションバージョン)》■ 深澤 孝史さんによるワークショップ「音信山の復興した古道ウォーキング」を開催(12月5日)深澤 孝史さんによる音信山の古道を復興させる《音信山再訪》の関連プロジェクト。作家や地元の方とともに、実際に古道を歩いてみよう。音信山のかつての信仰のあとと現在をたどります。▽詳細・申込 深澤 孝史さんによるワークショップ「音信山の復興した古道ウォーキング」■ EAT&ART TAROさんのイベント作品《おにぎりのための運動会!》を開催(12月19日)過去のいちはらアート×ミックスでも人気のイベント《おにぎりのための運動会!》が1日限定で開催。申込方法等詳細は後日公開します。EAT&ART TARO《おにぎりのための運動会!》■ 伊藤 キムさんによるアーティストトーク+《Voice! Voice! Voice!》上映会を開催(12月25日)フィジカルシアターカンパニー GEROを主宰する振付家でありダンサーである伊藤 キムさんがいちはらアート×ミックス総合ディレクターの北川 フラムを迎え、作品にまつわるトークと映像上映会を開催する。また、ミニパフォーマンス(10分~15分)を披露。伊藤 キムさんによるアーティストトーク+《Voice! Voice! Voice!》上映会▽詳細・申込 ■ 各種ワークショップ開催アーティストと一緒に作品制作やフィールドワークを体験することができるワークショップを開催。普段会うことのできないアーティストと直接触れ合える貴重な機会をお見逃しなく。▽開催日時・内容詳細 ■ ガイド&ランチ付き日帰りオフィシャルツアーを催行中毎週土曜日、日曜日にガイド&ランチ付きでたくさんの作品を巡ることができるオフィシャルツアーを催行しています。土曜日と日曜日にそれぞれ異なる2コースをご用意しました。ランチは、旧里見小学校にて地元の特製カレーと名水珈琲をお召し上がりいただきます。▽ツアー詳細土曜/房総の風コース ≫日曜/養老の谷コース ▽お申し込み≫土曜/房総の風コース ≫日曜/養老の谷コース 4. 開催概要(1) 概要千葉県市原市内を走る小湊鉄道を軸とした周辺エリアを会場に、閉校した学校の活用や、小湊鉄道駅舎等、交通機関の活用、食や自然等の地域資源の活用などによる、新しい芸術祭を開催。(2) 参加アーティスト・作品数参加アーティスト:約70組(17の国と地域)、作品数:約90点(3) 鑑賞券・パスポート会期中、本芸術祭の一部のイベントやワークショップを除くすべての作品を鑑賞できる作品鑑賞パスポートを販売■ 作品鑑賞パスポート販売料金 一般:3,000円、大高生:1,500円、小中学生:500円※会期中であれば異なる日であっても使えます(1作品1回限り有効)※同一作品を2回以上鑑賞する際は再入場券をお買い求めください(4) 主催いちはらアート×ミックス実行委員会実行委員会会長:小出 譲治(市原市長)(5) 総合ディレクター北川 フラム5. 公式ウェブサイト・SNS■ 公式ウェブサイト ■ 公式SNSFacebook、Instagram、Twitterにて作品・作家やイベント情報等について発信アカウント:@ichiharaartmix(Facebook、Instagram、Twitterともに共通)Facebook : Instagram : Twitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月03日11月19日(金)より千葉県市原市にて開催中の現代アートの芸術祭「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」の開催にあわせ、周辺都市部に済む女性を主な対象としたいちはらアート×ミックス会場を自転車でめぐる「いちはらアート×ミックス里山紅葉e-bikeツアー」を実施します。コロナ禍において、オープンエアな環境で、健康的な乗り物としても注目されている自転車を活用し、自転車特有のゆったりしたスピード感で地域の魅力を発見しながら、秋の里山をサイクリングする。アートのある自然豊かな環境でのライフスタイルに触れることで、市原市へのワーケーションや二地域居住へとつなげるきっかけを創出します。B.B.BASEバス1. ツアー開催日時令和3年12月5日(日)10時~14時30分2. 主催・協力主催/いちはらアート×ミックス実行委員会、市原市協力/東日本旅客鉄道株式会社千葉支社、ジェイアールバス関東株式会社小湊鐵道株式会社、高瀧神社、株式会社ミライノラボ一般社団法人ウェルネスポーツ鴨川、女子部JAPAN(株式会社都恋堂)3. コース・スケジュール7:30 B.B.BASEバス出発(両国駅)9:30 高瀧神社到着、オリエンテーション、参拝10:15 e-bikeでスタート→市原湖畔美術館(鑑賞)→月崎駅(鑑賞・昼食)→林道(紅葉)→上総大久保駅→養老渓谷駅(bike返却)→小湊鉄道乗車→月崎駅下車14:20 月崎駅でクロージング(完走賞贈呈)・アンケート・解散B.B.BASEバス乗車走行距離:16.7km/獲得標高:+333m4. 参加者二地域居住・ワーケーション志向のあるアートが好きな女性 15人※参加募集は既に締め切っております 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月30日2021年11月19日(金)より、千葉県市原市にて現代アートの芸術祭「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」を開催いたしました。里山や閉校した学校の校舎、小湊鉄道の駅舎などを舞台として、「房総の里山から世界を覗く」をテーマに17の国と地域から68組のアーティストが89作品を展開しています。いちはらアート×ミックス公式YouTubeチャンネルでは、総合ディレクターを務める北川フラム氏とアート案内人の「フラム君」が作品や芸術祭のコンセプトをご紹介する動画を公開中。里山の中に星のように点在する作品に導かれながら、オンラインでの旅をお楽しみください。作品紹介動画の一場面■動画URLロングバージョン ショートバージョン ■房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+ 開催概要1. 開催エリア千葉県市原市 小湊鉄道を軸とした周辺エリア市原市内9エリア(五井、牛久、高滝、平三、里見、月崎・田淵、月出、白鳥、養老渓谷)、小湊鉄道各駅舎2. 開催概要千葉県市原市内を走る小湊鉄道を軸とした周辺エリアを会場に、閉校した学校の活用や、小湊鉄道駅舎等、交通機関の活用、食や自然等の地域資源の活用などによる、新しい芸術祭を開催。3. 参加アーティスト・作品数参加アーティスト:68組(17の国と地域)、作品数:89点4. 周遊方法小湊鉄道主要駅と会場エリアをつなぐ無料周遊バスを運行。また、土日限定、五井駅発着でガイドとともに作品を巡るオフィシャルツアーを開催。オフィシャルツアー詳細はこちら 5. 鑑賞券・パスポート会期中、本芸術祭の一部のイベントを除くすべての作品を鑑賞できる作品鑑賞パスポートを販売<作品鑑賞パスポート>販売料金 一般:3,000円、大高生:1,500円、小中学生:500円※価格は税込※会期中であれば異なる日であっても使えます(1作品1回限り有効)※同一作品を2回以上鑑賞する際は再入場券をお買い求めください6. 主催いちはらアート×ミックス実行委員会実行委員会会長:小出譲治(市原市長)7. 総合ディレクター北川フラム8. 公式ウェブサイト・SNS<公式ウェブサイト> <公式SNS>Facebook、Instagram、Twitterにて作品・作家やイベント情報等について発信アカウント:@ichiharaartmix(Facebook、Instagram、Twitterともに共通) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月29日生きているように見える金魚のアート作品を手がける現代美術家の深堀隆介さん。メディアでも数多く紹介され、その美しい作品を見たことがある人も多いと思います。そんな深堀作品約300点が、東京の美術館に集結。12月2日から上野の森美術館で、『深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」』がはじまります。今回、展覧会を直前に控えた深堀さんに取材を実施。アトリエにお邪魔し、さまざまなお話を伺ってきました!金魚がいっぱい!アトリエで飼われている金魚たち【女子的アートナビ】vol. 226今回の取材で訪れたのは、横浜にある深堀さんのアトリエ「金魚養画場」。まさに名前のとおり、金魚を養って描く場所で、生きている金魚がいっぱいいます!深堀さんがご自身でエサをやったり水を替えたりしながら、大切に育てているそうです。アトリエでは、いくつか作品も見せていただきました。こちらの画像、「生きた金魚」にしか見えませんが、“絵画”なのです!詳しい技法は後ほど紹介しますが、はじめてご覧になった方はリアルさに驚かれると思います。私も、かなりの至近距離で見せていただいたのですが、本物の金魚が泳いでいるようにしか見えず、鳥肌が立ちました。特に尾鰭の繊細さには目を見張るばかり。衝撃レベルの美しさです。このような超絶技巧アートを手がけている深堀さんのご出身は、愛知県。1973年に生まれ、幼少期には日本一の金魚産地で知られる弥富市の金魚を見て育ったそうです。愛知県立芸術大学を卒業後、会社勤めを経てアーティストに転身。2000年から金魚をモチーフにしたアートを制作され、作品は国内だけでなく海外でも高く評価されています。今回、深堀さんに作品制作の詳細や展覧会への思いについて、語っていただきました。絵が動き出した…!深堀隆介さん。後ろに見えるのは、深堀さんが描いた平面の金魚作品。――深堀さんの作品は、本当に驚くほどリアルです。樹脂の上に少しずつ絵を描く独自の技法“2.5Dペインティング”(積層絵画)を使われているとのことですが、なぜ従来の絵画ではなく難しい技法にチャレンジされたのですか?深堀さん僕は平面でも描きますが、自分だけの技法が欲しいと思っていました。芸術の世界は群雄割拠しているので、自分の十八番のような芸がないと生き残れません。実は以前、樹脂工房で働いていたことがあるので、役に立つかもと思い、余っていた樹脂を器に半分入れて固め、その上にアクリル絵具で絵を描いてみたのです。でも絵具が樹脂に溶けて、失敗すると思っていました。一晩待ってみたところ、絵がきれいに残り、しかも水面ができていたのです。絵が自分の手を離れて水面の向こうに行ったようで、絵が動き出したような不思議な感じがしました。アトリエの様子。手前には制作中の作品があります。――水面ができたのがポイントなのですね?深堀さん平面であれば、金魚と自分が同じ世界にいるように感じます。でも水面ができたとたん、彼らは向こう側の違う世界に行くのです。金魚と僕の間に水面ができるのが重要なのです。子どものころから魚釣りが好きだったのですが、なぜ魚が陸にくると死ぬのか不思議でした。水面を越えてくるから死ぬのです。逆に、人間は水の中では暮らせません。水面は生と死の境界線。水面の向こうの世界にずっと興味と畏怖の念がありました。この技法があれば、水面ができる。この中で、自分の描いた金魚を泳がすことができるのです。死んだときだけ金魚を描く…!?――アトリエでたくさんの金魚を育てていらっしゃいますが、この仔たちが作品のモデルになっているのですか?深堀さん僕の作品は、よく写実といわれていますが、そうではありません。僕の品種、心の中にいる金魚、脳内にいる架空の金魚を描いているのです。「こんな金魚が生まれました」という感じ。最近、金魚を育てるブリーダーさんのなかに、僕の描いた金魚を品種改良でつくってみたいという人が出てきているんですよ。逆転現象です(笑)。絵が先で、そこから新しい金魚が生まれるかもしれません。――では、育てている金魚たちは見ているだけなのですか?深堀さん死んだときだけ描きます。彼らを埋める前に姿を見させていただいて、その特徴を描く。デスノートと名付け、今回の展覧会でも展示しますが、どんな仔だったかという記録を残しています。動いている金魚は、暮らしのなかで見て観察しているだけ。泳いでいる金魚を捕まえて描くのはかわいそうですよね。写真でもだめです。克明に描けるのは止まったときだから、死んだときしかないのです。僕が描くのはフォトリアリズムではなく、あくまでも空想の理想の金魚。だから背びれがなかったりするので、「こんな金魚いない」といわれたこともあります。全部、自分が今まで飼ってきた金魚の集合体なのです。そんなふうに空想できるのが、写真やコンピューターに唯一人間が対抗できる能力だと思います。――すごくリアルなのに、現実にはいない金魚。おもしろいです。深堀さん江戸の絵師たちも、想像しながら襖に虎や龍を描いていますよね。脳でビジョンが見えているから、あたかもそこに龍がいるように描けるのです。彼らの絵は泥臭くて、そんなにリアルではないかもしれないけど、龍が生き生きと魂をもっているように見える。それがおもしろいし、僕も魂が宿っているように描きたいのです。昔、展覧会をやったとき、僕の作品のことを詳しく知らないお客さんから、「餌をあげなくていいんですか。口をパクパクしていたわよ」といわれたことがあります(笑)。「あれは絵ですよ」といったら「動いていたじゃない」と。うれしかったですね。その人には動いて見えたのです。CGのようなものを使わなくても、人間には心の中で金魚を動かせる能力が備わっています。ほんの少しなら動いているように見える、僕のはそんな作品なのです。なぜ金魚を描き続ける?――深堀さんは、放置していた水槽で生き残っていた1匹の金魚の美しさに魅了され、金魚を描き始めたとのことで、この体験をご自身で「金魚救い」と呼ばれています。ずっと金魚だけを描き続けているのですか?深堀さん20年前に金魚を描き始めたときは、アーティストをやめようと悩んでいたころでした。祭りの金魚すくいでとってきて以来何年も一緒に過ごし、大きくなった金魚の背中を見ながら、この仔は自分みたいだなと思ったのです。僕の金魚は、この水槽で一生を過ごし、誰とも会えない。当時、自分は部屋にこもって、もんもんと悩んでいたのですが、僕はこの仔と一緒で、まだ誰とも会っていないのではないか、と思ったのです。この仔から「自分の代わりにお前が行け。外はもっと広いぞ。海があるんだぞ」といわれたような感じがして、描き出したのです。20年経って、ようやく描き続けている理由がわかりました。金魚のいる水面に自分の顔が映り、金魚の中に自分が見えたのです。だから、タイやヒラメではなく、金魚に執着して描き続けられたのです。今の自分を描けばいいのですから。自分自身を描くのは照れくさいので、金魚を使って自分を出しているのです。地球と金魚鉢は一緒!?――展覧会についてお尋ねします。『深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」』というタイトル、地球鉢というのがユニークですが、どのような思いがこめられているのですか。深堀さんコロナだからこそ、この名前になりました。コロナのせいで人間は室内に押し込められ、外に出られなくなりました。小さな、目に見えないウイルスに翻弄されて、苦しめられている。金魚を飼っていて、一番大事なのは水替えです。1週間に最低1回は取り替えないと水槽の水がよどみ、金魚は病気になり、死んでしまいます。地球も水槽と一緒。地球の空気が汚れると、我々人間も免疫が弱まり病気になりやすくなるし、コロナのようなウイルスにも弱くなる。この地球を地球鉢と考えて、汚れた金魚鉢と同じ状況としたら、いろいろなことがわかってくると感じています。人間がこのまま地球を汚し続けたら、自分の子どもたちの世代はもっとひどくなる。僕はずっと金魚を描いてきたので、コロナと金魚もつながるところがあったのです。――私も金魚が好きなので展覧会が楽しみです。日本人は、なぜこんなに金魚が好きなのでしょうね。深堀さんなぜ金魚に惹かれるのかは、深く掘るといろいろあると思います。中国では、どんどん品種改良をして金魚を変えていくのですが、日本はひとつの品種を大切に守っています。日本の金魚は、細かいところまで神経が行き届き、鱗の並び方とか泳ぎ方にまで審査基準があり、すごいのです。でも、原点は金魚すくいかもしれませんね。あれは、ほかの国にはないらしいですよ。みんな、いい思い出になっているのだと思います。僕自身、最初に描いたのは金魚すくいの金魚でしたし、あの仔が僕の究極の金魚。僕を救ってくれましたから。今回のインスタレーションも、金魚すくいの屋台にしてあります。――展示も楽しそうです。いろいろお話いただき、ありがとうございました。深堀さんananの読者さんに、今日の話が少しでも響いたらうれしいです。インタビューを終えて…言葉の端々に金魚愛があふれていた深堀さん。常に水面下にいる金魚たちを慈しみ、その水槽を取り囲む人間社会、地球の未来にも問題意識をもちながら、作品制作をされているようです。深堀さんの熱い想いがこめられた作品は、日本だけでなく世界でも愛され、美しい金魚アートたちが地球のあちこちで泳いでいます。金魚に救われたという深堀さんが、アートの力で人の心を動かし、いつか地球の危機を救ってくれるかもしれません。会場では金魚飴やおみくじも登場!『深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」』では、樹脂を使った積層絵画(2.5Dペインティング)作品のほか、平面の絵画やインスタレーション、映像作品も展示。さらに、ミュージアムショップでは深堀さん描き下ろしの「金魚飴」やオリジナル金魚おみくじも登場します。縁日みたいに楽しそうな展覧会、ぜひぜひ足を運んでみてくださいね!(アトリエ写真撮影・提供:フジテレビ)Information会期: 12月2日(木)~ 2022年1月31日(月)※休館日=12月31日(金)、1月1日(土)会場:上野の森美術館開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)観覧料:前売券【一般】¥1,400【高校・大学生】¥1,100【小・中学生】¥600深堀隆介描き下ろし 金魚飴付き前売券【一般】¥2,200【高校・大学生】¥1,900【小・中学生】¥1,400当日券【一般】¥1,600【高校・大学生】¥1,300【小・中学生】¥800
2021年11月28日いちはらアート×ミックス実行委員会は、現代アートの芸術祭『房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+』を、2021年12月26日(日)まで開催することをお知らせいたします。里山や閉校した学校の校舎、小湊鉄道の駅舎などを舞台として、「房総の里山から世界を覗く」をテーマに17の国と地域から68組のアーティストが89作品を展開しています。11月下旬から12月上旬にかけては市原市養老渓谷の紅葉が見ごろを迎えます。美しい紅葉に彩られた里山の中を走る小湊鐵道トロッコ列車なども併せてお楽しみください。レオニート・チシコフ《7つの月を探す旅「第二の駅 村上氏の最後の飛行 あるいは 月行きの列車を待ちながら」》1. 開催期間2021年12月26日(日)まで※月・火曜日休場2. 開催エリア千葉県市原市 小湊鉄道を軸とした周辺エリア市原市内9エリア(五井、牛久、高滝、平三、里見、月崎・田淵、月出、白鳥、養老渓谷)、小湊鉄道各駅舎3. 開催概要千葉県市原市内を走る小湊鉄道を軸とした周辺エリアを会場に、閉校した学校の活用や、小湊鉄道駅舎等、交通機関の活用、食や自然等の地域資源の活用などによる、新しい芸術祭を開催。4. 参加アーティスト・作品数参加アーティスト:68組(17の国と地域)、作品数:89点5. 周遊方法小湊鉄道主要駅と会場エリアをつなぐ無料周遊バスを運行。また、土日限定、五井駅発着でガイドとともに作品を巡るオフィシャルツアーを開催。オフィシャルツアー詳細はこちら 6. 鑑賞券・パスポート会期中、本芸術祭の一部のイベントを除くすべての作品を鑑賞できる作品鑑賞パスポートを販売■作品鑑賞パスポート販売料金 一般:3,000円、大高生:1,500円、小中学生:500円※会期中であれば異なる日であっても使えます(1作品1回限り有効)※同一作品を2回以上鑑賞する際は再入場券をお買い求めください7. 主催いちはらアート×ミックス実行委員会実行委員会会長:小出譲治(市原市長)8. 総合ディレクター北川フラム9. 公式ウェブサイト・SNS■公式ウェブサイト ■公式SNSFacebook、Instagram、Twitterにて作品・作家やイベント情報等について発信Facebook : Instagram: Twitter : 田中奈緒子《彼方の家》栗真由美《ビルズクラウド》アイシャ・エルクメン《Inventory》開会式の様子 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月26日おかんがつくるアート、その名も「おかんアート」を紹介する展覧会『Museum of Mom’s Artニッポン国おかんアート村』が来年1月22日(土)より、東京都渋谷公園通りギャラリーにて開催される。同展のキュレーターを務めるのは、作家・編集者・写真家の都築響一とおかんアートのスペシャリスト「下町レトロに首っ丈の会」。ヒモや軍手、空き箱、ビーズ、ボタンなど、身近で安価なもの、捨てずに取っておいた不要品などを材料に、おかんが作る創作物、それが「おかんアート」だ。同展では、都築響一が2000年代以降、日本各地で追い続けてきた「おかんアート」を大小合わせて1,000点以上、これまでに取材したおかんアートの達人たちの姿を捉えた写真とともに紹介。「おかん」とは、関西方面の方言で「母」を指す愛称だが、今回は、広く性別や立場を越えて「おかん」の感覚を持った様々な作り手が紹介されるという。さらに、都築響一が近年注目する、おかんアートの感覚にかぎりなく近くありながら、独自の表現を展開する孤高の表現者、荻野ユキ子、嶋暎子、野村知広の3名による「おかん宇宙のはぐれ星」も特別展示される。「おかんアート」というユニークな視点を切り口に、多様な人々の表現方法や創造性を取り上げ、「アール・ブリュット」という概念を現代的に捉え直す試み。独特のかわいらしさとゆるさを醸し出す「おかんアート」の世界をぜひ体験してみてほしい。■都築響一のコメントおかんの辞書に断捨離はない。荷物のヒモは丸めて引き出しにしまっておく。輪ゴムは水道の蛇口にかけておく。デパートの紙袋は冷蔵庫の脇に差しておく。とりあえず。そしてある日、おかんにひらめきの瞬間が訪れる——アレをああやったら、かわいいのできるやん!こうしておかんアートは生まれた(たぶん)。おかんアートとは、文字どおり「おかんがつくるアート」のこと。メインストリームのファインアートから離れた「極北」で息づくのがアール・ブリュット/アウトサイダー・アートだとすれば、正反対の「極南」で優しく育まれているアートフォーム、それがおかんアートだ。見るひとを困惑させ、おしゃれ空間を一発で破壊し、勢いと熱さだけはあふれるほどあり、プロのアート作品にはもちろん、いまや「インサイダー」になりつつあるアウトサイダー・アートやアール・ブリュットにすら存在しない、おかん独自の破壊力。単一の価値観に収まりきらないことが現代美術の特質であるならば、おかんアートはもっとも無害に見えて、もっとも危険なアートフォームなのかもしれない。【開催概要】『Museum of Mom’s Artニッポン国おかんアート村』会場:東京都渋谷公園通りギャラリー展示室1、2及び交流スペース会期:2022年1月22日(土)–4月10日(日)時間:11:00~19:00休館日:月曜日(ただし3月21日は開館)、3月22日(火)料金:無料左から《あみぐるみ》作者不詳、《毛糸犬》後藤知恵子、《ロールちゃん人形》新居光子、《ロープ海老》作者不詳いずれも撮影 都築響一左から、荻野ユキ子、嶋暎子、野村知広都築響一下町レトロに首っ丈の会
2021年11月17日11月19日(金)開催、北川フラム氏が総合ディレクターを務める現代アートの芸術祭「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+」。ガイド&ランチ付きでたくさんの作品を巡ることができるオフィシャルツアーの催行が決定しました。土曜日と日曜日にそれぞれ異なる2コースをご用意しました。ランチは、旧里見小学校にて地元の特製カレーと名水珈琲をお召し上がりいただきます。小湊鉄道五井機関区/アレクサンドル・ポノマリョフ「永久機関」コロナ禍により作品の設置と撤去を繰り返し、皆さんのお越しを心待ちにしていたたくさんのアート作品&長い歴史をもつ小湊鉄道を、貸切バスでガイドと一緒に巡れるツアーとなっております。「気になっていたけどどう巡ったらいいかわからない」「一人だけど行ってみたい」など、どんな方でも大歓迎。皆さまのご参加をお待ちしています。■ツアー詳細≫土曜/房総の風コース ≫日曜/養老の谷コース ■お申し込み≫土曜/房総の風コース ≫日曜/養老の谷コース 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月16日神戸市六甲山上で開催中の、自然を散策しつつ点在する現代アート作品を楽しむ展覧会『六甲ミーツ・アート芸術散歩』。11月23日(火・祝)までの会期中、営業時間を延長して夜の六甲山を楽しむ期間限定イベント『ザ・ナイトミュージアム~夜の芸術散歩~』が開催されている。「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021 鑑賞パスポート引換券」チケット情報六甲高山植物園とROKKO森の音ミュージアムでは、光と音がコラボレーションする高橋匡太の2大アートプロジェクト作品「Glow with Night Garden Project in Rokko提灯行列ランドスケープ」と「ひかりの実in SIKIガーデン」を展示。「ひかりの実in SIKIガーデン」では、地元の小・中学生をはじめ、募集して集められた約3000個の「ひかりの実」が樹木に装飾されている。エリア内には音楽家・mica bandoが手がけた音楽が流れ、光と温かな癒しの空間を楽しむことができる。この時期ならではの幻想的な景色を、紅葉のライトアップとともにぜひ鑑賞していただきたい。有料会場をお得に巡ることができる「鑑賞パスポート」は発売中。※高橋匡太の高は「はしごだか」『ザ・ナイトミュージアム~夜の芸術散歩~』会期:11月23日(火・祝)まで開催中時間:月~金 17:00~18:30(18:00受付終了)、土日祝 17:00~20:00(19:30受付終了)※六甲ガーデンテラスエリアは~21:00、自然体感展望台 六甲枝垂れは~21:00(20:30受付終了)会場:六甲高山植物園、ROKKO森の音ミュージアム、六甲ガーデンテラスエリア『六甲ミーツ・アート芸術散歩2021』会期:11月23日(火・祝)まで開催中時間:10:00~17:00※会場により一部異なる。17時以降も鑑賞できる作品あり会場:六甲山上施設12会場
2021年11月08日東京の現代アートを気軽に楽しめる新しいプロジェクト「アートウィーク東京」が開催される。これは国立美術館から国際的なギャラリー、小さなアートスペースやプライベートミュージアムまで、現代アートを牽引してきた都内50のギャラリーと美術館がタッグを組んだ、かつてない規模のアートイベントだ。海外からも注目される東京の現代アートシーンをバスで巡る秋のイベント!期間中はパスを手に、4つのルートを巡回するバスを自由に乗り降りして50のスポットへ気軽にアクセスできる。これなら足を運びにくかったギャラリーなどにも短時間でたどり着け、東京のアートとカルチャーを効率よく満喫できる。期間中巡回する「アートバス」では、ルートごとにアーティストの高山明、毛利悠子、塩見允枝子(みえこ)、グループ・音楽の4組による、車内だけで体験できる“都市を巡る声”をテーマにした作品も楽しめる。初心者からプロまで、アートファンなら誰もが気軽に参加できる、またとないチャンスだ。「コロナ禍で国際的にギャラリー同士のネットワークが盛り上がり、新しい取り組みを他の画廊と一緒に行う機会が増えたことが開催のきっかけとなりました。ならば東京でもコミュニティを盛り上げることができるのではと」とアートウィーク東京共同設立者・ディレクターの蜷川敦子さん。東京の現代アートの歴史は100年にも及ぶ長さで、世界に誇る作品を数多くのアーティストが生み出してきた。ギャラリーでは気に入った作品を購入することもできる。海外でも注目されるそんな東京アートシーンの魅力をこの期間にぜひ満喫して。ART WEEK TOKYO 巡回バスマップ美術館&ギャラリーを結ぶ4つのルートを巡回する「アートバス」は15分に一本の頻度で発着し、どのルート、どのバスにも乗り降り自由。2名用のペアパス(1800円)や4‐DAYパス(2000円)などお得なパスもあり。パスを提示すれば美術館で割引なども受けられる。購入は下記ウェブサイトより。ART WEEK TOKYO美術館6館、ギャラリー44軒で開催。11月4日(木)~7日(日)10時~18時(東京オペラシティアートギャラリー、ワタリウム美術館は11時開館)AWTパス1000円(1日有効)ほか。AWTインフォメーションセンター(東京都港区南青山5‐4‐30)info@artweektokyo.comROUTE Aアーティストに縁深い会場がある天王洲、品川、恵比寿方面を巡るルート。世界的に有名なアーティストが拠点としたギャラリーや画廊も多いのも特徴。【A4】カイカイキキギャラリー「Event Horizon」開催中~11月11日(木)予定アルミニウム、ガラス、ブロンズ、粘土といった素材を探求し彫刻への考察を深める仏人アーティスト、ジャンマリ・アプリユの日本初個展を開催。ジャンマリ・アプリユ《Callisto》2020©Jean-Marie Appriou, courtesy of the artist, photo by Benjamin Baltis【A9】ギャラリーサイド2「三井淑香新作展」開催中~11月26日(金)アーティスト三井淑香の日常や事物、思い出などを通し、現代のポップなイメージと隣り合わせで表現される伝統文化へのオマージュを描く。三井淑香《壺の間》2020ROUTE B新進から歴史的評価の高い作家まで、日本の実験的アートに注目した会場が集中するルート。新橋、京橋から両国までの歴史を感じられる風景も。【B7】ギャラリー小柳「I saw it, it was yours.」開催中~10月30日(土)、11月4日(木)~7日(日)膨大な作業量によって描かれた鉛筆画のインスタレーションを展開する橋本晶子の個展。2020年の個展「Ask him」に新作10点を加えた新たな内容。橋本晶子《Ask him》2020Installation view of Akiko Hashimoto’s exhibition “Ask him” at the 14th shiseido art egg, Shiseido Gallery, 2020制作協力:資生堂©Akiko Hashimoto, photo by watsonstudio【B11】Take Ninagawa「大竹伸朗『残景』」10月30日(土)~12月18日(土)コロナ禍に取り組んだ連作を紹介。様々な素材を組み合わせた分厚い油彩画の堆積物から成る三次元構造の作品を通して、“記憶の最後に残る景色”を探求。大竹伸朗《残景 1》2019 ©Shinro Ohtake, courtesy ofTake Ninagawa, Tokyo, photoby Kei OkanoROUTE C上野、池袋、渋谷までと広範囲をカバー。コンテンポラリーアートの中でも、今もっとも先鋭なセンスを満喫したい人がはずせないルートがこちら。【C9】ナンヅカ アンダーグラウンド「SOME DAYS ARE DIAMOND」開催中~11月7日(日)ナイジェリアを拠点に活動するワハブ・サヒードの日本初個展。印象的なマークやパターン、色鮮やかな背景と木炭で描かれた作品は人間に不可欠な出来事や心理とは何かを問う。ワハブ・サヒード《Secret in Scars》2021©Wahab Saheed, courtesy of NANZUKA【C4】4649「カルビン・ミシェリ‐ネルソンと清水将吾」11月4日(木)~12月19日(日)ロサンゼルスをベースに活動する画家カルビン・ミシェリ-ネルソンと「4649」のディレクターでもある清水将吾による二人展。本展はネット上での自助的な交流によって実現。カルビン・ミシェリ‐ネルソン 2021Courtesy of the artist and 4649, TokyoROUTE D新宿、渋谷、六本木、神楽坂など都心を中心に巡るルート。映像関連やアートフェア、トークショーまで、自主企画の展覧会が面白い個性派ギャラリーが集中。【D1】タカ・イシイギャラリー「YAKIMONO」開催中~11月7日(日)ポリウレタンやブロンズなどを用いた立体作品で有名なスターリング・ルビーをはじめ、リズ・ラーナー、ルシア・ビダレスなどのグループ展を開催中。スターリング・ルビー《CLUB(7689)》2021 ©Sterling Ruby, courtesy of Sterling Ruby Studio and TakaIshii Gallery, photo by Robert Wedemeyer【D1】シュウゴアーツ「わたしはどこに立っている」10月30日(土)~11月27日(土)森村泰昌と三嶋りつ惠の二人展。森村は自画像の美術史シリーズよりゴッホ、ダ・ヴィンチなどを取り上げ、三嶋はその人物に捧げる新作を発表。森村泰昌《青春の自画像(松本竣介/わたしはどこに立っている1 )》 2016 発色現像方式印画160×124cm ed.5 ©the artist, courtesy of Shugo Arts※『anan』2021年11月3日号より。取材、文・山田貴美子(by anan編集部)
2021年10月31日メディア・アート作品の展示や、現代のメディア環境における多様な表現を取り上げる「オープン・スペース 2021ニュー・フラットランド」展が、10月30日(土)より、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]ギャラリーBほかにて開催される。展覧会タイトルの「ニュー・フラットランド」は、英国のエドウィン・A・アボットが1884年に書いた小説『フラットランドたくさんの次元のものがたり』(竹内薫/訳講談社)からインスパイアされており、一般的にフラットランド=2次元の平面世界からは、1次元や3次元の世界を知ることができない、と言われている。しかし、私たちは自分のまだ知り得ない世界の存在を想像し、未知の世界へと思考を広げてきた。同展では、このような現代のテクノロジー環境を、新たな認識を生み出す可能性を持った新しいフラットランドと考え、閉ざされた次元を超えた世界を想像させるさまざまな表現を紹介。例えば、2021年に制作された伊阪柊《Sprites》は、会場に置かれたアンテナが電磁波を検知すると、その強弱によって、リアルタイムに映像の中で「スプライト(雷)」が反応する。電磁波による自然環境や電子機器などへの影響を考察するインタラクティブな作品だ。また、オンライン・アーティスト・イン・レジデンスに滞在している原田郁は、原田の現実のアトリエと仮想世界のアトリエを重ね合わせ、絵画制作を行う。現実世界と仮想世界を行き来しながら、絵画制作のプロセスを公開する。こうした作品や表現は、リアル(実物)もあれば、オンラインでつながったものもある。それらを体験することで、私たちは新しい認識を生み出す私たちの可能性や、閉ざされた次元を超えた世界、といったものを想像できることだろう。会期中には、トークなどのプログラムも予定されており、メディア・アートや現代のテクノロジー、デジタル技術を通じて、考えたり、知ったりすることができる内容となっている。ぜひ足を運んで、最先端の技術と思考を感じてほしい。出品作家:伊阪柊/イップ・ユック゠ユー/岩井俊雄/emolingual/齋藤帆奈/グレゴリー・バーサミアン/原田郁(オンライン・アーティスト・イン・レジデンス)/布施琳太郎/細井美裕/山形一生(オンライン・アーティスト・イン・レジデンス)/アンナ・リドラー/マヌエル・ロスナー/小鷹研究室(名古屋市立大学)/リサーチ・コンプレックス NTT R&D @ICC/梅沢英樹+佐藤浩一(10/30-12/19)/米澤柊(1/15-2/27 *予定)イップ・ユック=ユー《To Call a Horse a Deer / 指馬為鹿》2018年布施琳太郎《名前たちのキス》2021年撮影:木奥恵三原田郁《WHITE CUBE - WHITE CUBE 2021》 2021年(参考図版)撮影:木奥恵三岩井俊雄《マシュマロモニター》2002年撮影:木奥恵三【開催概要】会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] ギャラリーBほか会期:2021年10月30日(土)~2022年2月27日(日)時間:11:00~18:00休館日:月曜日(祝日の場合翌日休),12月27日~1月4日,2月13日(保守点検日)料金:無料(事前予約制・当日入場は事前予約者優先)オンライン会場:ハイパーICC( )公式サイト:
2021年10月22日重要伝統的建造物群保存地区に指定されている名古屋市有松にある、アートビル「KONMASA」にて、嵐絞りの藍染作家、早川嘉英の個展が開催されます。早川嘉英展「なに?コレ!」早川嘉英は、絞りの町である有松にて生まれ育った生粋の絞り職人であり、絞り染色の根幹にある魅力の進化と「伝えること・絞ること」をテーマに、絞りの概念を超えた作品を発表し続けています。1980年代から、従来の絞りの固定概念を覆す絞り技法で様々な作品を制作しており、2000年代には、名鉄線有松駅周辺通路やエレベーター壁面にもその作品は使用され、2006年には、高さ13mを超える有松駅にあるモニュメント「藍流」の制作監修しています。これらは、絞り生地を砂型へ加工し、コンクリートやガラスの素材にも絞り柄を映し出しています。また、近年では、絶滅状態にあった有松の奇染「嵐絞り」を、長年の歳月をかけ、その技術を復興・復活させました。有松駅前モニュメント今回の展覧会では、有松駅前にあるモニュメントにも使用されている、ガラスやコンクリート作品を始め、一目見ても「なに?コレ!」と言えるような有松絞りを中心に展開していきます。会期中には音楽とアートの融合したイベントも開催されます。観覧後も、作品が使用されている町の通路を実際に歩き、改めて日本遺産「有松」の良さを伝えていくことも、今展覧会の目的の一つです。ガラス 絞り【展覧会情報】嵐絞り藍染作家 早川嘉英「なに?コレ!」2021年10月16日(土)~11月30日(火)11:00~20:00(水曜定休)入場500円 (中学生以下無料)会期中イベント (各イベント定員10名 要予約)・10/16 17:00~ オープニングライブ 篠笛と早川嘉英トークゲスト:友永綾美(篠笛)・10/24 17:30~ 二胡と早川嘉英トークゲスト:中村ゆみこ(二胡)・11/6 17:00~ 古楽器の音と早川嘉英トークゲスト:森本英希(古楽器フルート)開催場所KONMASA The Art Building 2F〒458-0924 愛知県名古屋市緑区有松1905 KONMASAビルWEB : TEL : 052-825-3477Mail: art@konmasa.com 外観【作家プロフィール】嵐絞り藍染作家 早川嘉英1946年 名古屋有松に生まれる1981~83年 新工芸展1982年 日展、明日を開く新工芸展(入賞)1983年 名古屋にて初個展、以後. 東京、京都等にて開催1985年 蔵工房主宰、シボリコミニティ成立代表1992年 第1回ISS国際絞り会議発起人、企画委員会委員長1995年 SDA(サーフェース・デザイン・アソシエーション)ナシャナル会議、ポートランドworkshopリーダー、EUジャパンフェスタ ドイツ/トリアWorkshopリーダー2000年 纐奕の4人展(京都むろまち美術館)2001年 清流展、シボリコミュニティ・サンフランシスコ展、有松駅自由通路ガラスレリーフ製作2002年 シボリコミュニティ海外巡回展(タブリン.ロンドンハロゲート)、有松交通広場エレベーター側面アルミレリーフ製作2003年 シボリコミュニティ・オーストラリア展2006年 有松交通広場モニュメントデザイン及び制作監修2008年 シボリコミュニティ・フランス・リヨン展2014年 シボリコミュニティ・プラハ展2015年 シボリコミュニティ・愛知県美術館ギャラリー2017年 シボリコミュニティ・広島県立美術館ギャラリー2019年 シボリコミュニティ・高野山まちなみ美術館プロフィール写真公式ホームページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月12日スマホの普及により、インターネットは多くの人にとって、さらに身近なものになりました。ガラパゴス携帯(通称:ガラケー)よりも性能が上がり、さらに多くのウェブサイトを手軽に見ることができるようになったり、搭載機能が増えたりしています。しかし、便利すぎるがゆえに『ネット・スマホ依存症』になってしまう人が急増。気が付けばスマホをいじってしまう…という人は多いでしょう。スマホを封印したら、生活が一変…!?天竜川ナコン(@love_eminemu)さんも、スマホを使う時間が多い1人。そこで、スマホ依存を強制的に解決させる『あるアイテム』を購入したといいます。それは、スマホを入れたら決まった時間まで取り出すことができない箱。『スマホロック』と呼ばれるこのアイテムは、スマホを入れてロック時間を設定すると、その時間が来るまで取り出すことができなくなります。スマホが気になって物事に集中できない人など、『スマホ依存症』に悩まされている人にはピッタリのアイテムです。実際に使用した結果、なんと天竜川さんの生活は一変したのだとか。スマホ封印後の姿が、こちらです。「スマホを入れたら取り出せなくなる箱」を買ったらマジで生活が一変した… おすすめです pic.twitter.com/oBhCsmtSRL — 天竜川ナコン (@love_eminemu) October 3, 2021 きっと多くの人が、「いや、そっちかーい!」とノリツッコミをしてしまったことでしょう。スマホ封印後の写真には、天竜川さんが横になりながらノートパソコンでTwitterを見る姿が。確かに生活は変わったようですが、とっている行動は同じです…!投稿は拡散され、根本は何も解決していない天竜川さんの様子に多くの人が笑ってしまいました。・まさに今の自分の生活で爆笑した。いや笑えないわ。・泣ける。スマホが普及する前の光景に戻っただけっていう…。・悲しき『現代人あるある』…。ネットを完全に遮断するの難易度高すぎ。天竜川さんのようにスマホロックを購入し、ノートパソコンを代用してネットを見続けた人は多い模様。現代社会においてネットは生活の一部と考えると、解決はとても困難なのかもしれません…。[文・構成/grape編集部]
2021年10月04日ユニクロ(UNIQLO)のグラフィックTシャツブランド「UT」から、現代芸術家ジェフ・クーンズとコラボレーションしたパーカ&Tシャツが登場。2021年10月1日(金)よりユニクロの一部店舗ほかにて販売される。現代芸術家ジェフ・クーンズとのコラボTシャツ&パーカニューヨークを拠点に活動するアメリカ出身の現代芸術家、ジェフ・クーンズ。1980年に初の個展を開催して以来、ロックフェラー・センターやベルサイユ宮殿、ホイットニー美術館、ビルバオ・グッケンハイム美術館など世界中の有名な施設や美術館で作品を展示している。「バルーン・ドッグ」など5作品にフォーカス今回のコラボレーションでは、ジェフ・クーンズの代表作品の1つである、風船のようなステンレス像アート「バルーン・ドッグ」やステンレス彫刻「ラビット」など5作品をモチーフにしたパーカとTシャツを発売。中でも、バレリーナのバルーン像「Seated Ballerina」やカラフルな塗装アルミニウム彫刻「Play-Doh」にフォーカスしたパーカでは、ジェフ・クーンズのロゴを大胆に重ね合わせ、インパクトのあるデザインに仕上げた。【詳細】ユニクロ UT「ジェフ・クーンズ」発売日:2021年10月1日(金)取扱店舗:ユニクロ一部店舗、オンラインストアアイテム:・パーカ 2,990円・Tシャツ 1,500円
2021年09月24日神戸市六甲山上で自然を散策しつつ点在する現代アート作品を楽しむ展覧会『六甲ミーツ・アート芸術散歩2021』が、9月11日(土)に開幕。各方面で活躍中の招待アーティスト19組と、公募で選出されたアーティスト15組の計34組が参加し、絵画や立体、映像作品など幅広いジャンルの作品が、六甲山上をはじめとする各会場で展示されている。「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021 鑑賞パスポート引換券」チケット情報六甲山の緑や光、川のせせらぎなどの自然環境の中で気軽に現代アートにふれ合えるのがこの展覧会の大きな特徴。会場の六甲ガーデンテラスエリア、六甲高山植物園などの12会場間は徒歩で周遊できるところが多い。サテライト会場である有馬温泉エリアには六甲有馬ロープウェーが便利だ。また、新たな試みとしてJR三ノ宮駅前に過去の作品が特別展示されているので、こちらの作品を観て気分を盛り上げてから六甲山上に向かうのも期待感を高めそうだ。風の教会エリアにある、建築家安藤忠雄氏設計の「風の教会」では、神戸出身のアーティスト束芋(たばいも)が、教会内の空間と対話して感じた感覚を、アニメーション映像化し天井にプロジェクターで投影。この空間でしか表現・成立できない映像作品が観られると注目されている。ROKKO森の音ミュージアムでは、明和電機が80年前の巨大な自動演奏オルガンの心臓部であるパンチカードに代えて、コンピューターの制御によりオリジナル曲を演奏。迫力ある音楽とコミカルなロボットの動きに自然と楽しい気持ちになりそうだ。天覧台(一部TENRAN CAFE内に展示)で展示されている「キオクノカナタへ」は、公募で集まった248作品の中から「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021公募大賞」グランプリにも選ばれた作品。古着やハギレを使った衣装をまとったモデルが六甲山の豊かな自然の中で溶け込むことで、廃棄物となってしまったものたちが再び輝きを取り戻すことを表現した作品だ。旧パルナッソスの休憩小屋で展示されている「山々を泳ぐ方舟」は、アートユニット「パルナソスの池(淺井裕介・高山夏希・松井えり菜・村山悟郎)」が、通称「廃墟の女王」とも呼ばれる旧摩耶観光ホテルに滞在し、窓枠を模したステンドグラスや雨漏りを利用して描いた絵画や写真を制作。ホテルに残されていた遺物などとともに、会場全体を使って表現した作品となっている。ROKKO森の音ミュージアムの屋外で展示されている松田美由紀の作品「光彩」は、『ジェンダー』をテーマに、柔らかさ、美しさを表現する女形・早乙女太一をモデルにして、性別関係なく共通する感情と誰もが両方の性質が交互に現れて生きていることを表現した。ほかにも見ごたえのある作品が揃い、六甲山がもつ自然のパワーと、作品に込められたアーティストのパワーが相まって、元気をもらえるはず。会期は11月23日(火・祝)まで。ゆっくり鑑賞していると、とても一日では回りきれないほど。周遊には、会期中に有料施設6会場に入れる「鑑賞パスポート」の購入がお得でおすすめだ。取材・文・撮影:滝野利喜雄
2021年09月17日六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:宮西幸治 阪神電気鉄道株式会社100%出資)は、現代アートの展覧会「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021」を2021年9月11日(土)から11月23日(火・祝)に開催します。神戸・六甲山上を舞台に展示される数々のアート作品をハイキング気分で周遊しながら楽しめる現代アートの展覧会です。本展では、招待アーティストの他に、公募で選出された作品の展示も行います。展覧会の開催に先立ち、2021年2月1日(月)から5月6日(木)まで作品プランを募集し、248作品の応募がありました。その中から、審査員による書類選考(1次審査)で15組の公募入選アーティスト(作品)を選出しました。1次審査入選作品プランは会場で実際に制作され、9月9日(木)に2次審査を行い、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021公募大賞」の各賞を次の通り決定しました。『六甲ミーツ・アート芸術散歩2021』 公募大賞 グランプリアーティスト名:清水千晶(しみずちあき)作品名:キオクノカナタヘ(きおくのかなたへ)展示会場名:天覧台※TENRAN CAFE内にも作品があります。<内容>かつては大切にされていたもの、共に時を過ごし、高揚感を与えてくれたものも、時の流れの中でいつしか忘れ去られ廃棄されてしまいます。本作品では、古着やハギレなどを使った衣装を身にまとったモデルを六甲山の豊かな自然に溶け込ませることで、廃棄物となってしまったそれらが再び輝きを取り戻します。日本の衣料廃棄量が年間100万トンと言われる現在、環境に対して思いを馳せるきっかけともなります。<選考理由>SDGsへの取り組みや、一人ではなく多くのメンバーが制作に協力していること、また研鑽を積んだデザイン・ファッションなどの経験値を総合値として使っていることなどがアートプロジェクトといえる制作プロセスを経ており、そのことが今回の公募大賞グランプリ授賞の評価に繋がった。清水千晶さんには、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021公募大賞グランプリ」の副賞として賞金100万円が贈呈されました。プロフィール1974年生まれ 東京都出身、在住東京藝術大学大学院博士後期課程修了衣服の様々な可能性を模索するファッションアーティスト。2019年博士号取得。アパレルのデザインや舞台衣装、さらにアート作品の制作を行う。◆「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021 公募大賞」その他 各賞準グランプリ(賞金30万円)アーティスト名:鐵羅佑(てつらゆう)作品名:かすむ展示会場名:記念碑台(兵庫県立六甲山ビジターセンター)奨励賞(賞金10万円)アーティスト名:しみずきみこ作品名:ひとりオリンピック展示会場名:グリーニア外周フェンス公募大賞の審査は次の審査員が行いました。※敬称略、順不同雨森信 Breaker Projectディレクター、インディペンデント・キュレーター三分一博志 建築家(「自然体感展望台 六甲枝垂れ」設計者)芹沢高志 P3 art and environment 統括ディレクター中野仁詞 公益財団法人神奈川芸術文化財団 学芸員森司 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 事業推進室事業調整課長山川佳乃 六甲山観光株式会社 六甲ミーツ・アート芸術散歩2021 ディレクター兼ROKKO森の音ミュージアム館長※1次審査(書類選考)の際は、上記に加え、本展キュレーターである高見澤清隆も審査員として参加しました。◆「公募大賞」の他に行政・企業・団体が選出する下記の賞も決定しました。神戸市長賞対象:公募アーティストの作品(賞金30万円)アーティスト名:穂波梅太郎(ほなみうめたろう)作品名:僕の話(ぼくのはなし)展示会場名:六甲高山植物園神戸市長賞対象:招待アーティストの作品(賞金20万円)アーティスト名:束芋(たばいも)作品名:オクユク(おくゆく)展示会場名:風の教会エリア有馬温泉 太閤の湯賞対象:全作品(賞金10万円) 提供:株式会社有馬ビューホテルアーティスト名:松蔭中学校・高等学校 美術部(しょういんちゅうがっこう・こうとうがっこうびじゅつぶ)作品名:愛をこめてひょうたんを~青春~(あいをこめてひょうたんを~あおはる~)展示会場名:サテライト会場 有馬温泉エリアFM802賞対象:公募アーティストの作品(「UNKNOWN ASIA2022」ゲストアーティストの選出)提供:株式会社802メディアワークスアーティスト名:作田優希(さくたゆうき)作品名:ちゃぶ台会議~地球は今も蒼いのか~(ちゃぶだいかいぎ~ちきゅうはいまもあおいのか~)展示会場名:六甲ガーデンテラスエリア兵庫宅建ハトマーク賞対象:公募アーティストの作品(賞金10万円) 提供:一般社団法人 兵庫県宅地建物取引業協会アーティスト名:寺岡波瑠(てらおかはる)作品名:101(ひゃくいち)展示会場名:ROKKO森の音ミュージアム主催者特別賞対象:招待アーティストの作品(賞金10万円)アーティスト名:パルナソスの池(ぱるなそすのいけ)(淺井裕介・高山夏希・松井えり菜・村山悟郎)作品名:山々を泳ぐ方舟(やまやまをおよぐはこぶね)展示会場名:旧パルナッソスの休憩小屋六甲山ポータルサイト リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月13日大阪梅田の商業施設「ハービスPLAZA/PLAZA ENT」で、現代アートがレンタルできる[借りるアート展]を開催いたします。詳しくはこちら→ ■借りるアート展inハービス現代アートがレンタルできる[借りるアート展]がハービスに登場。ハービスの会場で展示している絵画から、お気に入りの1枚をその場でレンタルすることができます!ハービスでアート展を楽しんだ後に、ご自宅でも作品をお楽しみください。※レンタル期間:申込日の翌日から7日間<実施期間>2021/9/17(金)~10/10(日)<会場>◎ハービスPLAZA 1F/オルガン広場◎ハービスPLAZA ENT 3F/バルコニー◎ハービスPLAZA ENT B2/インフォメーション前<レンタル費>無料※各日先着10名様限定でレンタルいただけます。<借りるアート展の楽しみ方>(1)借りるアート展を心行くまで鑑賞します。(2)展示作品の中からお気に入りの1枚を選びます。(3)館内インフォメーション付近「借りるアート展受付窓口」で借りたい作品をお伝えください。(4)申込日の翌日に発送作業を行いますので、ご自宅でもお楽しみください。<SPECIAL>期間中、各日先着10名様まで、お気に入りの館内展示作品を無料でお借りいただけます。※申込日の翌日から7日間お借りいただけます。※10/10(日)にお申込みいただいた場合、郵送返却は10/17(日)まで、持込返却は10/18(月)までお借りいただけます。※1度にお借りいただけるのは1作品です。作品レンタル中は、他の作品をお借りいただけません。※ご返却はハービスまで直接返却、または郵送返却(お客様の送料負担なし)となります。(インフォメーション受付時間/10:00~20:00)詳しくはこちら ■アクセス・阪神大阪梅田駅 西口から徒歩すぐ・JR大阪駅 桜橋口から徒歩約2分・Osaka Metro 四つ橋線 西梅田駅 北改札口から徒歩すぐ※新型コロナウイルス感染症の拡大状況等により、営業時間やイベント内容等について予告なく変更となる場合があります。お客様においては、混雑時間帯を避けてのご来館に協力をお願いいたします。また政府・行政機関からの要請等にもご留意いただきますようお願いします。ハービスPLAZA/PLAZA ENT 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月10日1 趣旨「あまがさきアート・ストロール~Produced By 六甲ミーツ・アート芸術散歩~」を次の日程で開催することを決定いたしました。2 概要(1)会期令和4年3月19日(土)~27日(日)(2)会場阪神尼崎駅周辺(3)主催あまがさきアート・ストロール実行委員会(尼崎市、尼崎信用金庫、阪神電気鉄道株式会社、六甲山観光株式会社、尼崎商工会議所、尼崎中央・三和・出屋敷商業地区まちづくり協議会、一般社団法人あまがさき観光局)3 あまがさきアート・ストロール~Produced By 六甲ミーツ・アート芸術散歩~とは「あまがさきアート・ストロール~Produced By 六甲ミーツ・アート芸術散歩~」は、「六甲ミーツ・アート芸術散歩」のコンセプトを基に、尼崎の街に展示された現代アート作品を自由に歩きながら鑑賞していただく試みです。六甲山の「自然」の中とは対照的な、尼崎という「街」の中に置かれたアート作品はどのように見えるのでしょうか……。尼崎のことをあまり知らない方も、普段は電車で通り過ぎるだけの方も、アート作品と一体となった尼崎という「街」の中でのストロール(散歩)をお楽しみください。4 今後の情報発信についてあまがさき観光局公式ホームページ: あまがさき観光局公式Instagram: あまがさき観光局公式Twitter: 5 問合せ先あまがさきアート・ストロール実行委員会 事務局(尼崎市経済環境局経済部観光振興課)電話:06-6489-6675FAX:06-6489-6491阪神電気鉄道株式会社 リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月10日神戸市六甲山上にて六甲山上を周遊しながら、点在する現代アート作品を自然の中で楽しむ展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021」 が9月11日(土)〜11月23日(火・祝)に開催される。明治時代、居留外国人によって“レジャーの山”として開発された六甲山。 「六甲ミーツ・アート芸術散歩」は現代アートと共に、素晴らしい眺望と豊かな自然で今なお愛される六甲山の魅力をより多くの人に伝えることを目指し、2010年に始まったイベントだ。これまでに通算400組を超えるアーティストが出展し、毎年たくさんの人々が斬新な作品や、作品によって変化する風景を楽しんで着た。このイベントはアートファンのみならず、観光やレジャーで六甲山を訪れた人々にも季節の移ろいとともに作品の新たな一面を五感で感じられるものとなっている。そして、今回の「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2021」では、世界中でライブや展覧会を行う芸術ユニット「明和電機」をはじめ、 神戸市出身アーティストなど幅広いジャンルのアーティストが作品を展示。例えば、束芋の作品は床面にプロジェクターを置いて天井に映像を投影するものだが、今回「風の教会エリア」で展開される映像は風の教会の空間に影響を受けた作者の様々な感覚や感情の動きを可視化したもので、 鑑賞者は作者と同じ空間に立って作者が感じたものを追体験できる。 本作品には風の教会の物理的な建築空間がまるごと取り込まれていて、この空間でしか成立しえない映像インスタレーションの作品だ。またアートユニット「パルナソスの池」は旧摩耶観光ホテルで滞在制作し、 六甲山上にある「旧パルナッソスの休憩小屋」で会期中展示を行う。空間全体を使った迫力のある作品を楽しんでほしい。さらに 新たな試みとして、JR三ノ宮駅前にて過去の作品の特別展示することが決定。 アクセス抜群の三宮エリアにて無料で観覧できる絶好の機会となっている。三宮エリアで過去の作品を鑑賞した後に、 六甲山のメイン会場まで向かうと、 より一層六甲ミーツ・アートの魅力を感じられること間違いなしだ。【開催概要】■『六甲ミーツ・アート芸術散歩2021』会 期:2021年9月11日(土)〜11月23日(火・祝)※会期中無休※ただし六甲山サイレンスリゾートのみ右記日程休業、 9月13日(月)、 27日(月)、 10月の毎週月曜開催時間:10:00~17:00※会場により営業時間が異なります。 17時以降も鑑賞できる作品があります会場:六甲山上施設全12会場サテライト会場:有馬温泉エリア、 JR三ノ宮駅前特別展示:六甲ミーツ・アート芸術散歩セレクション料金:お得な鑑賞パスポートを販売中当日パスポート 鑑賞パスポート代金:大人2,500円 / 小人 1,000円販売期間:2021年9月11日(土)~11月23日(火・祝)公式ホームページ:六甲ミーツ・アート芸術散歩2021■「六甲ミーツ・アート芸術散歩セレクション」展示場所:JR三ノ宮駅中央改札口南側 三宮ターミナルビル跡地(神戸市中央区雲井通8丁目1-2)展示期間:2021年8月27日(金)~11月23日(火・祝)期間中は常時展示※六甲山上ほか各会場の開催期間とは異なりますのでご注意ください。※当会場の展示作品は無料でご覧いただけます。※天候、 新型コロナウイルス感染拡大等の事情により、 会場を一時的に閉鎖する場合があります。料金:無料展示作品:3作品
2021年09月09日瀬戸内海の“現代アートの島”直島に本格旅館「ろ霞」が、2022年4月にオープンします。“現代アートの島”に全室スイートの本格旅館オープン瀬戸内海に浮かぶ直島は、古い町並みと、草間彌生や隈研吾ら著名なアーティストたちの作品が調和する“現代アートの島”として世界的に名を知られています。2022年4月には、直島を含む瀬戸内諸島12島と本土・四国の3港周辺にて、世界中の現代アート作品が集結する国内最大規模のアートイベント「瀬戸内国際芸術祭」を開催予定。そんな直島の中心本村まで徒歩2分という好立地に、本格旅館「ろ霞」が開業します。同館は、古き良き日本の旅館を基本としながら、随時企画展を実施するなど、アーティストの作品の出会いの宿となります。若手現代アーティストの作品を客室やレストランにて展示販売全室スイートとなる客室は、スイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室で構成。「和」の時間を過ごしてもらいたいという思いのもと設計された空間には、露天風呂や畳の上に敷く布団に近いベッド、若手現代アーティストの作品が飾られた和風のリビングが備えられています。また、アートファンが集う場所になればと、建物の中心には野外囲炉裏が設けています。レストラン棟には、客室に飾られる作品と同テーマのアートが展示され、それらの描き下ろしアート作品は随時企画展として展示販売されます。アーティストを招聘したコミュニケーションイベントなども実施予定で、「ろ霞」が日本現代アートの発信拠点になることを目指す。新鮮な瀬戸内の魚を使用した懐石料理また、新鮮な瀬戸内の魚を使用した自慢の料理にも注目。京都で腕を磨いた二人の料理人を中心に、瀬戸内の魚料理がメインの会席料理と、寿司コースを組み合わせた独自のスタイルのコース料理、その日の美味しい食材を使ったアラカルトメニューなどが用意されます。【詳細】直島旅館 ろ霞オープン時期:2022年4月住所:香川県香川郡直島町本村字中奥1234定休日:不定休(館内メンテナンス日)
2021年09月05日現代アートチーム・目[mé]が9月5日(日)、東京の空に「顔」を浮かべるアート作品『まさゆめ』などのプロジェクトを振り返る「顔報告会」をライブ配信する。目 [me]はアーティスト・荒神明香、ディレクター・南川憲二、インストーラー・増井宏文を中心とする現代アートチーム。個々の技術や適性を活かすチーム・クリエイションのもと、特定の手法やジャンルにこだわらず展示空間や観客を含めた状況 / 導線を重視し、果てしなく不確かな現実世界を私たちの実感に引き寄せようとする作品を展開してきた。彼らによるプロジェクト『まさゆめ』は東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団・アーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」のひとつ。7月に代々木公園、8月に隅田公園で空に巨大な顔を浮かべて「謎」な光景を出現させたことは記憶に新しい。今回の「顔報告会」では、目[mé]の3人が浮上まで約3年をかけたプロジェクトを振り返るとともに『まさゆめ』が試みたこと、詳細を告知せずに実施した意図や顔の浮上を終えた今、感じたことや考えていることなどを語る。■配信情報「顔報告会」9月5日(日)14時〜17時(予定)出演:目[mé]荒神明香(アーティスト)、南川憲二(ディレクター)、増井宏文(インストーラー)ほか※詳細は後日公式WEBサイトにて発表。内容は変更になる場合あり。視聴方法:『まさゆめ』公式YouTubeチャンネル( )にて配信※アーカイブなし。視聴料:無料
2021年09月01日瀬戸内海の“現代アートの島”直島に「直島旅館 ろ霞」がオープン。“現代アートの島”に全室スイートの本格旅館「直島旅館 ろ霞」瀬戸内海に浮かぶ直島は、古い町並みと、草間彌生や隈研吾ら著名なアーティストたちの作品が調和する“現代アートの島”として世界的に名を知られている。2022年4月には、直島を含む瀬戸内諸島12島と本土・四国の3港周辺にて、世界中の現代アート作品が集結する国内最大規模のアートイベント「瀬戸内国際芸術祭2022」も開催される。そんな直島の「家プロジェクト」が立ち並ぶ中心エリアまで徒歩5分という好立地に、「直島旅館 ろ霞」が開業する。同館は、古き良き日本の旅館を基本としながら、随時企画展を実施するなど、アーティスト作品との出会いの宿となる。若手現代アーティストの作品が楽しめる客室全室スイートとなる客室は、スイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室で構成。「和」の時間を過ごしてもらいたいという思いのもと設計された空間には、露天風呂や畳の上に敷く布団に近いベッド、若手現代アーティストの作品が飾られた和風のリビングが備えられている。また、客室露天風呂には岡山・湯郷温泉の濃縮還元した温泉水を用意し、環境に配慮したアメニティ各種を取り揃えた。建物の中心には野外囲炉裏「直島旅館 ろ霞」の建物の中心には野外囲炉裏を設置。その日巡ったアートを振り返ったり、次の日に巡るアートの予習をしたりと、会話が生まれる憩いの場所となる。客室の作品と同テーマのアートが展示されたレストランレストラン棟には、客室に飾られる作品と同テーマのアートが展示され、それらの描き下ろしアート作品は随時企画展として展示販売される。アーティストを招聘したコミュニケーションイベントなども実施し、「直島旅館 ろ霞」が日本現代アートの発信拠点になることを目指す。新鮮な瀬戸内の魚を使用した会席料理また、新鮮な瀬戸内の魚を使用した自慢の料理にも注目。京都で腕を磨いた二人の料理人を中心に、瀬戸内の魚料理がメインの会席料理と、寿司コースを組み合わせた独自のスタイルのコース料理、その日の美味しい食材を使ったアラカルトメニューなどを用意する。旅館詳細直島旅館 ろ霞オープン日:2022年4月14日(木)住所:香川県香川郡直島町本村字中奥1234定休日:不定休(館内メンテナンス日)
2021年08月14日熊本市現代美術館は、展覧会「こわいな!恐怖の美術館」を2021年9月25日(土)から12月5日(日)まで開催する。“恐怖や不安”をアートを通して受け止める「こわいな!恐怖の美術館 展」は、無意識を揺さぶる恐怖や不安を理知的に受け止め、「それ(恐怖や不安)」をテーマにした作品を紹介する展覧会。本展では、天災や疫病など、日常生活の様々なところに偏在する多様な“恐怖と不安”を、人間の持つ自然な感情の1つとして捉え、作品として昇華したアーティスト達の独自のセンスとユーモアを体感できる。作品を通して、恐怖や不安に対する発想の転換や、“こわい”ことに向き合って新たなアイデアを促すポジティブな内容となっている。“恐怖”から“安心”までのお化け屋敷体験迷路のような「お化け屋敷」に象徴されるように、出口がどこかわからない“恐怖”を体感できるのが、会場入口に登場する「南無サンダーの演劇お化け屋敷@大學湯」。恐怖と不安を抱えながら出口を目指し、最後に「あー怖かったね」と安心するまでの“お化け屋敷体験”をセットで楽しめる。尚、「お化け屋敷」が苦手な人には回避ルートも用意する。また、屋敷という場所そのものが悪しき場所であり「化け物」だととらえる西洋型お化け屋敷を見て取れる、オディロン・ルドンが描いた幽霊屋敷の絵画作品、出口の見えなさを“行き止まり”で表現した浜田知明の《行き止まり》なども登場する。恐怖の対象を可視化する「お化け」人々は、得体のしれない“恐怖の対象”に不安を感じ、「お化け」という可視化された存在を求める心情を持っている。実際に、江戸時代から伝わる怪談「百物語」や、都市伝説上の口裂け女、人面犬、人面魚、疫病除けのアマビエなど、数々の「お化け」を定義することで、不可解な存在を受け止めて理解しようしてきた。そんな人々の心情に共鳴するかのような、“得体のしれないもの”に形を与えた田名網敬一や浜田知明の立体作品などが登場する。恐怖と結びつく暗闇、夜の時間さらに、恐怖をあおる暗闇や、ホラー映画で恐怖の出来事が起こる“夜の時間”に着目した作品も展示。薄暗いタッチで描かれた暗闇の作品を紹介する一方で、恐怖とは対照的な“夜の楽しさ”を思わせる田名網敬一のカラフルアートや夜をモチーフにしたコーダ・ヨーコの「ヨルのキオク」シリーズなども登場。様々な真夜中のイメージを目の当たりにすることができる。【詳細】こわいな!恐怖の美術館開催期間:2021年9月25日(土)~12月5日(日)会場:熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ住所:熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館 3階休館日:火曜日、11月24日(水) ※ただし11月23日は開館開館時間:10:00~20:00(展覧会入場は19:30まで)観覧料:一般 1,100(900)円、シニア(65歳以上) 900(700)円、学生(高校生以上) 600(500)円、中学生以下 無料※( )内は前売/20名以上の団体/各種障害者手帳を提示した人と付き添い1名(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳等)、電車・バス1日乗車券、JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証/美術館友の会証を呈示した人。前売の販売は9月24日(金)まで。※10月10日(日)は熊本市現代美術館開館記念日を祝して入場無料。チケット取扱い:熊本市現代美術館、イープラス(e+)、ローソンチケット“ローチケ”[Lコード:81992]、セブンチケット[セブンコード:090-328]※開催内容の変更、入場制限の実施などの可能性あり。最新情報は、公式ホームページを確認。【問い合わせ先】熊本市現代美術館TEL:096-278-7500
2021年08月13日クリエイティブな発想で絵を描く、『スタンプアート』を知っていますか。スタンプアートは、身近なものをスタンプのように使って、絵や模様などを作っていきます。売られているスタンプを利用して、絵を描いていくこともあります。『おもちゃと手作り・遊び・英語絵本』をInstagramで発信しているさとこさんが、家にあるものでできるスタンプアートを紹介しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る さとこおもちゃと手作り・遊び・英語絵本(@littlestarsenglish_sapporo)がシェアした投稿 今回、さとこさんがスタンプとして使用したのは以下の5つです。使用したもの:・フォーク・レゴ・気泡緩衝材(通称:プチプチ)・指・トイレットペーパーの芯普段よく使うものばかりですね。トイレットペーパーの芯は、そのまま使ってもスタンプとして利用できそうですが、さとこさんは、ひと工夫加えています。同じ道具を使っても、道具の使い方、押す時の力加減や、道具のスタンプとして使う部分を変えてみることで、違った表現を楽しめそうです。また、道具だけではなく、スタンプを押す際に使う塗料も選ぶこともできます。今回のさとこさんの投稿では、水性絵具を使用していますが、ほかにもスタンプ用のインクやクレヨンなどを水に溶かして使うこともできそうです。アイデア次第で身近なものをスタンプにして、さまざまなものを描けそうですね。絵には自信がないという方でも、スタンプアートなら面白い絵が描けるかもしれません。まだ絵を描けない小さな子供でも、スタンプを押して楽しむことならできるので、年齢の違う兄弟でも一緒に楽しめる遊びになりそうです。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年07月24日現代アートチーム目 [mé] による、東京の空に巨大な「誰かの顔」が浮かぶアートプロジェクト『まさゆめ』が、1年の延期を経て、本日実施されたことが分かった。『まさゆめ』は、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組み「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13」のひとつとして主催し、アーティスト荒神明香(こうじん はるか)、ディレクター南川憲二(みなみがわ けんじ)、インストーラー 増井宏文(ますい ひろふみ)を中心とする現代アートチーム、目 [mé] が企画したもの。年齢や性別、国籍を問わず世界中から顔を募集し、選ばれた「実在するひとりの顔」を東京の空に浮かべる試みが実現した。見なれた空に巨大な顔が浮かぶという発想は、荒神が中学生のときに見た夢に着想を得ているとのこと。また、本プロジェクトは、「それぞれの主体的な体験として作品を届けたい」というアーティストのコンセプトを実現するべく、浮上日時や場所を事前には公表せずに実施された。浮上した顔の大きさは、ビル6~7階分、顔のモデルや浮上方法は作家の意向により非公開となっている。顔の向きが変わる可能性はあるものの、固定の場所で本日20:00まで断続的に浮上する予定だという。本プロジェクトの状況は、実際に目視する以外に、以下のURL、SNSのアカウントでも鑑賞できる。■公式WEBサイト ■YouTube公式チャンネル ■SNSFacebook:@masayume.mouthplustwoInstagram:@masayume.meTwitter:@masayume_me「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル 13」《まさゆめ》目 [mé]7月16日(金)6:00~20:00※天候の影響により浮上を中断、または20時より前に終了する可能性あり。※メンテナンスなど安全運営上の理由により降下している時間帯あり。実施場所:東京都心部主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京企画:目 [mé]協力:P3 art and environment
2021年07月16日7月16日(金)より森アーツセンターギャラリーにて、ニューヨークの現代アートを象徴するアーティスト・KAWS(カウズ)の大規模個展『KAWS TOKYO FIRST』が開催される。アメリカ出身・1974年生まれのKAWS(カウズ)は、1990年代初めにアーティストとして頭角を現し、2019年には富士山の麓で個展『KAWS:HOLIDAY JAPAN』を開催。ユニクロやアベイシングエイプなどの著名ファッションブランドや、ディオールをはじめとした世界的ブランドとのコラボレーションなどで人気を博している。国内初の大規模個展となる同展では、色彩豊かなキャラクター作品、巨大彫刻や、線や色彩を強調したペインティングなど、150点を超える作品を展示。コマーシャルアートとファインアート双方の領域を網羅するKAWSの視覚的アプローチに迫り、制作初期の作品から最新作までの絵画や彫像、プロダクトなどを通して、そのユニークな芸術制作の軌跡を辿り、美術史的意義を考察していく。同展のサポーターを務めるのは俳優の新田真剣佑。観客が自身のスマートフォンで利用できる無料の音声ガイドはJ-WAVEからグローバー、長谷川ミラ、武藤千春の3名が担当する。KAWS HK CHUM, 2002 (c) KAWS, Collection of Larry WarshKAWS ACCOMPLICE, 2010 (c) KAWS, photograph by Jonty WildeKAWS SEEING, 2018 (c) KAWS, photograph by Jonty Wilde【開催概要】『KAWS TOKYO FIRST』会場:森アーツセンターギャラリー会期:7月16日(金)~10月11日(月)時間:10:00〜20:00(7月19日は17:00まで、入場は閉館30分前まで)休館日: 8月5日(木)公式サイト:
2021年07月05日イケア(IKEA)が、世界で活躍する気鋭の現代アーティスト5組とコラボレーションした限定コレクション「IKEAアートイベント2021」を、2021年4月28日(水)にイケア 原宿・渋谷にて発売。また5月1日(土)オープン予定のイケア 新宿でも、開業日より取扱いをスタートする。ダニエル・アーシャムら全5組が参加2015年以来、世界中のアーティストとコラボレーションしたアートイベントコレクションを発表しているイケア。第6回目となる2021年のコレクションでは、ディオールやポケモンとのコラボレーションで話題を集めたアメリカ人アーティスト ダニエル・アーシャムをはじめ、日本人の造形グループ「ゲルチョップ(GELCHOP)」、オランダを拠点に活動するサビーヌ・マルセリス、ドイツのアーティスト兼イラストレーター「ヒューマン・シンス1982」の全5組が参加。暮らしに溢れる何気ない日用品をベースに、アーティストたちの独創的なセンスをプラスした全10アイテムが展開される。オブジェのような時計注目は、ダニエル・アーシャムが手掛けたコラボレーション時計。アート・建築・パフォーマンスと幅広い分野で活躍する彼ならではのアートセンスで、まるでオブジェのようにインパクトあふれる掛け時計をデザインしている。ステファン・マルクとコラボした花瓶&ひざかけまたステファン・マルクとタッグを組んだアイテムには、大胆な筆致が目を惹く花瓶や、モノクロのグラフィック入りのひざ掛けがラインナップ。モダンなインテリアグッズそのほかウォールデコレーションや、ウォールランプなど、モダンな雰囲気をプラスしてくれるアーティスティックなインテリアなどが展開される。【詳細】「IKEAアートイベント2021」発売日:2021年4月28日(水)展開店舗:イケア 原宿・渋谷・新宿※「イケア 新宿」は、オープン日より発売予定。アイテム例:・時計 3,999円アーティスト:ダニエル・アーシャム※時計のみ、全国のイケア店舗、公式オンラインストアで4月1日(木)より販売。・花瓶 2,499円アーティスト:ステファン・マルクひざ掛け 3,499円アーティスト:ステファン・マルク・ウォールデコレーション(W26×D7.5、H35cm) 2,999円、(W50×D7.5、H50cm) 5,999円アーティスト:ヒューマン・シンス1982・LED 懐中電 灯六角レンチ形 2,999円アーティスト:ゲルチョップ・LED テーブルランプ六角レンチ形 4,999円アーティスト:ゲルチョップ※価格はすべて税込み。※店舗の営業や発売日に変更がある可能性あり。
2021年04月30日愛知県名古屋市において、名古屋の歴史や文化遺産に光を当てる新しい現代アートイベント「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」が3月12〜28日の金・土・日曜に開催されている。屋外の映像作品が多く、日暮れから盛り上がりを見せる都市型のアートイベントだ。本イベントの舞台となるのは、名古屋城から納屋橋周辺エリア、熱田の宮の渡しエリアまでの堀川沿い。もともと、名古屋台地と熱田台地のへりには、古くから残る文化資源や観光資源(ヘリテージ)が数多くある。これらを結びつけている堀川の流れ(ストリーム)とともに光を当て、リアルタイムに再生(ストリーミング)していくのがこのイベントの試みだ。美術作品の展示に加え、シンポジウム、トークイベント、マルシェなど多彩なプログラムが開催される。阿野太一の写真作品平川祐樹《a film by #T.H. 1929 #Unknown 1926-1927 #Unknown 1928-1930》本イベントでは堀川沿いに作品が展示されている。熱田・宮の渡しエリアの「丹羽家住宅」では、1階で平川祐樹の映像作品《a film by #T.H. 1929 #Unknown 1926-1927 #Unknown 1928-1930》を上映。本作品は1920年代に制作されたものの、現在は行方不明となっている戦前に制作された日本映画のシーンを再現したものだ。2階では阿野太一による瀬戸染付焼の写真作品が展示される。丹羽家住宅は陶磁器が運ばれた堀川河口に位置する旧旅籠屋。いずれの作品も、かつてその場所にあったものや記憶に思いが及ぶようになっている。納屋橋エリアには屋外展示が密集している。いずれも日が沈む夕方から上映される映像作品で、白いスクリーンではなく、ビルの壁や橋の下、橋脚にプロジェクションされ、都市と作品を一体で鑑賞できる。また、アーティストの作った音楽は街の喧騒と混ざりあいギャラリーや美術館とは異なる雰囲気で耳に届いてくる。佐藤美代(音楽:BONZIE)《alone》さわひらき《Flying along a dry river bed(film screening)》井藤雄一《Recollecting Shortages》イベント開催日に限り、堀川の朝日橋から納屋橋、そして納屋橋から宮の渡しまでの2区間で船を運行している。熱田・宮の渡しエリアから納屋橋までは船なら40分ほどなので、積極的に利用したい。名古屋の建築物や橋などを眺めながらの移動は格別だ。展示のほかにも3月26日(金)、27日(土)にはアーティストを交えたトークイベントや、ライブパフォーマンス、マルシェなども予定されている。名古屋の資源にアートで光を当てる本イベントは好評で、すでに第二回の開催が11月に予定されている。名古屋の歴史を振り返り、現代美術、メディア・アートを楽しむかけがえのない機会。ぜひ楽しみたい。構成・文:浦島茂世撮影:山田亘【開催情報】「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」3月12日(金)〜3月28日(日)の金土日、名古屋城エリア、納屋橋エリア、熱田・宮の渡しエリアにて開催
2021年03月23日ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet(ルシアン ペラフィネ)が日本人現代アート作家「松浦 浩之」氏と組み、1月26日~2月1日の1週間、西武渋谷店A館1Fプロモーションスペースにてポップアップストアを開催する。今回のコラボレーションでは、ブランドの代名詞ともいえるカシミアニットのプルオーバーとカーディガンを発表。松浦氏のグラフィックアートを最高級インターシャで表現している。また作品をプリントしたTシャツ2型(各8万8,000円/税込)も展開される予定。ポップアップストア内には、松浦氏の新作シルクスクリーン(11万円/税込)も販売される予定で、蓄光インクにより、暗闇で光るペラフィネ・スカルのコラボレーション作品は必見。その他、貴重なアーカイブ作品の展示や、ソフビフィギュアも販売される。松浦浩之氏は1964 年東京生まれ。幼少期から観ていたテレビアニメーションやキャラクター文化から影響を受け、2005 年に東京画廊で開催された個展『Super Acrylic Skin』でデザイナーからアーティストへと転身。以降、絵画、立体、版画など様々な作品の形式を広げながら、国内外で作家活動を行い、活躍の幅を広げる。2017年、オランダのVolkenkundMuseum(ライデン)とTropenMuseum(アムステルダム)で開催された展覧会『Cool Japan: World Fascination in Focus』では、高さ4 メートルの大作<Uki-uki>(2012)を出品。展覧会のメインビジュアルしても使用された。Text by Tatsuya Noda
2021年01月19日ストリートの壁画から始まり、ランドマーク的なロケーションでの壁画やインスタレーションへ。アルゼンチン系スペイン人のフェリペ・パントンは、高みに輝く星、つまり現代芸術家として世界的な巨匠になるという栄光をその手に掴みました。デジタル革命の夜明けの時代、物質的な世界が初期の仮想次元のなかに表現されるようになりました。そのような時代に育った芸術家、フェリペ・パントンが用いるのは、正反対のアプローチ。彼は形のないデジタル領域から現実の世界へとデザインの要素をもたらします。彼の作品に共通するのは、アカデミックな技法や芸術に関しての既存の概念をすべて手放す姿勢。そうすることで、自分の表現を形にしていく際に、自由な創作や現代的で型にはまらないツールを使用できるのです。豊かな歴史と伝統的なルーツによって、先を見据えて時計製造の未来を築いてきたゼニス独自のアプローチと、彼のアプローチは合わせ鏡のように似ています。インタラクティブに動くオブジェクトから大規模なパブリックなインスタレーションにまでおよぶパントンの作品。そこから湧き上がるテーマはダイナミズム、変革、そしてデジタル革命です。異なる解釈を呼び、見るものを飽きさせないパントンが手掛けるのは、ひと目でそれと分かり、急進的なデザインに対して目が肥えている人たちを含め、多くの芸術ファンが心から求める作品です。このコラボレーションについて、フェリペ・パントンは次のように語っています。「このように豊かな遺産とスイスの歴史との深い関連性を持った場所を、すべての人々に堪能してもらえるような芸術作品に変えていく。そのような仕事を自分の憧れのウォッチメーカーと一緒にできることに、非常に大きな喜びを感じると同時に、誇りに思います。このような機会を与えてくださったこと、そして、私を信頼してこのような歴史的なランドマークを使用しての創作を許可してくださったゼニスに感謝します。」ゼニスCEO ジュリアン・トルナーレはこう語ります。「フェリペ・パントンの作品に出合った瞬間から、彼の卓越したダイナミックなエネルギーを感じました。光、重力、時間がまるで電流を発するようにひとつになるのです。彼は画期的なアーティストであり、自力で道を切り開いてきた起業家です。彼は、自身の独特な芸術的表現で世界を勝ち取ったのです。彼がゼニスと、ゼニスの時計製造の取組みのファンだと知り、何か一緒にするべきだと考えました。そして、このように実現したことをこの上なく誇らしく思っています。」ゼニスマニュファクチュールの本館のタール塗り防水シートをキャンバスとして、パントンは、印象的な色彩のスペクトラムとデジタルグラフィックスの組み合わせという、自身の代表的なスタイルを使用して建物全体のファサードを包む壮大な作品を考案しました。時計製造を手掛けるすべてのマニュファクチュール、ましてやル・ロックルのユネスコ世界遺産に施設を構えるマニュファクチュールにとって、このようなコラボレーションは初となることです。歴史的なウォッチメーカーと現代芸術家のコラボレーションは、ゼニスの革新的で大胆、かつ常識にとらわれないアプローチを体現する記念碑となる出来事といえます。ゼニスの存在意義。それは人々を勇気づけ、あらゆる困難に立ち向かって、自らの夢を叶える原動力となることです。1865年の創立以来、ゼニスは現代的な意味で初のウォッチマニュファクチュールとなり、その作品は歴史的な英仏海峡の横断を成功させたルイ・ブレリオから成層圏からのフリーフォールという記録的偉業を成し遂げたフェリックス・バウムガートナーまで、大志を抱いて、不可能を可能とするために困難に挑み続けた偉人たちからの支持を得ています。イノベーションの星を掲げるゼニスは、高度な技術プロセスで製造され単一部品のシリコンオシレーターを持つデファイ インベンター、1/100秒精度のクロノグラフ、デファイ エル・プリメロ21などを始めとする同社のウォッチに、優れた社内開発製造のムーブメントを搭載。1865年の創立以来、ゼニスは精度と革新を常に探求し続け、航空時代の幕開けを飾ったパイロットウォッチの先駆者として、また自動巻きクロノグラフキャリバーで初めて量産製造されたキャリバー“エル・プリメロ”で知られます。常に一歩先を歩むゼニスは、希少なレガシーをベースに新たな性能基準と感性に満ちたデザインを生み出してきました。1865年の創立以来、スイスの時計製造の未来をリードするゼニスは、夜空の星に思いを馳せ、悠久の時そのものに挑戦する人々とともに歩んで行きます。今こそ、最も高い、あなたの星をつかむときではないでしょうか。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年01月12日