人間、社会、地球環境のために、持続可能な活動がグローバル規模で見直されています。ファッションアイテムにもサステナブルな製品がどんどんと増えています。今回は環境にやさしいシューズをご紹介!足元からおしゃれに、サステナブルな製品を取り入れてみませんか?リサイクル素材から生まれたシューズ!リサイクル素材からできたアッパー、植物の繊維から作られた繊維やレザーの使用。そして、エネルギーを削減した生産・輸送・保管作業に注力した、製造工程。ファッションにもサステナブルな考えが広まってきています。『カマレオン1975』¥14,300(税込)~スペイン、マヨルカ島生まれのシューズブランド「カンペール」で生まれた『カマレオン』。実は、46年前に誕生した最初の『カマレオン』でもリサイクル素材を使用して作られていたのです。今回新たに登場した『カマレオン1975』は現代の新素材を取り入れ、新たに再構築されたアイテム。アウトソールの素材94%には、未使用プラスチックを使用せず、コットンのアッパーとシューレースには、リサイクルコットンを使用。環境に優しいだけじゃなく、しなやかさと、耐久性にも優れた一品で、長く履き続けられるのも特徴です。【商品情報】『カマレオン1975Low cut』カラー:Beige、White、Blackサイズ:MEN 39~44 (24.5~28.5cm)、WOMEN35~40(22.5~25.5cm)*ブラックは22.5~24.5cm価格:¥14,300(税込)『カマレオン1975High cut』カラー:White、Blackサイズ:MEN 40~44 (25.5~28.5cm)、WOMEN35~39(22.5~24.5cm)価格:¥17,600(税込)『「Good News x H&M」コレクション』¥5,999~プチプラのカジュアルラインが豊富な「H&M」で生まれた『「Good News x H&M」コレクション』。バナナの茎から生まれた繊維や、ワイン製造時に廃棄されるブドウの皮や茎から作られたヴィーガンレザーなどを使用しています。革新的な素材を使った、ユニセックスのスニーカーコレクションを豊富に展開するH&Mならではのクールなデザインも必見!様々なデザインや形を展開しているので、お気に入りのスタイルを満たす一足が見つかるはずです。【商品情報】『「Good News x H&M」コレクション』種類:ハイカットスニーカー¥8,499、スニーカー¥7,499、チャンキースニーカー¥11,999・¥13,999、サンダル¥5,999サイズ:ユニセックス展開 全8型( EURサイズ 36~44)※全て2021年4月1日発売『Lucie(リュシー)』¥9,790(税込)フランス語で「光」という意味を持つ『Lucie(リュシー)』は、ゴム紐でサイズ調整ができる画期的なシューズを展開!在庫を抱えるリスクを減らし、生産・輸送・保管にかかるエネルギーを削減する取り組みも行なっている、サステナブルなアイテムなのです。伸び縮みするゴム素材と伸縮性の良いアッパー素材、さらにゴム紐でサイズ調整ができるため、履く人の足のサイズにフィットしやすい設計に。左右の足にサイズ差がある方や、朝と夕方で足のサイズが変わるなど、足のお悩みがある方にもおすすめな一足です。インソールには低反発クッション&厚みのあるラテックススポンジが入っているので、足に優しい履き心地なのも嬉しいところ。くしゅっとしたギャザーもトレンドを抑えたデザインです。【商品情報】『Lucie(リュシー)』カラー:シルバー、ブラック、ピンクゴールドサイズ:S22.0~22.5㎝相当、M23.0~23.5㎝相当 、L24.0~24.5㎝相当 、LL25.0~25.5相当価格:¥9,790(税込)ファッションや化粧品メーカーは、環境や人を守るためにサステナブルな活動を行っています。まずは身近なところから、私たちができることを選んでいくことで、未来や環境を守る大きなエネルギーになっていくはず。紹介したアイテムが気になる方は、公式サイトや店頭でチェックしてくださいね。【参考】カンペールファーストシューズ「カマレオン」が、サステナブルな製法で「カマレオン 1975」として甦る‐PR TIMESH&M、環境負荷の少ない素材を使ったユニセックスのスニーカーコレクション、「GOOD NEWS x H&M」を発表‐PR TIMES年間8万足販売【farfalle】ファルファーレから待望のサスティナブルな新作 Lucie(リュシー)”が登場。‐PR TIMES©CAMPER(カンペール)©H&M©株式会社クロシェ文/Sayuri
2021年03月30日文/Ayumi『ランコム』や『キールズ』などを展開するロレアルグループは、2020年12月8日(火)、国際環境NGO・CDPより、気候変動対策、森林保全活動、水セキュリティ対策について“環境先進企業”としてトリプルAの評価を5年連続で達成しました。CDPとは、環境問題に関心の高い世界の機関投資家などの要請をもとに、企業や自治体に対し、環境問題への取り組みに関する情報開示を求め、さらにその対策を促す非営利組織です。CDPが実施するアンケートを通じて、今年は9,600企業が環境への影響や環境リスク、事業機会について情報開示がおこなわれました。そんな中でロレアルは、3つの環境分野(気候変動対策、森林保全活動、水セキュリティ対策)での5年連続Aという評価を、参加企業の中で唯一達成しました。「地球の限界」の中で事業を行なっていく2020年6月に始まった、ロレアルのサステナビリティ・プログラム『ロレアル・フォー・ザ・フューチャー』は、環境科学に基づいた「地球の限界」の範囲内で事業を展開することを目指しています。具体的には2030年に向けて、製品における温室効果ガスの排出量を全スコープで50%削減、工業プロセスで使用する水は100%リサイクル・再利用を目指し、さらにパッケージなどで使用されるバイオベース原料の全てを持続可能・追跡可能な状態とすることで森林破壊に歯止めをかけるというものです。さらに、生態系破壊の回復と循環型社会の実現へ向けた1億ユーロを充当し、困難な状況におかれている女性を支援するために5千万ユーロの慈善寄付基金を立ち上げるなどの取り組みも行なっています。ロレアルグループの会長兼CEOのジャン-ポール=アゴン氏は、「トリプルAのスコアはサステナビリティに対する我々の長年のコミットメントと、世界中の従業員ならびにサプライヤーやパートナーの皆さんの絶えまぬ努力への評価」とその長年の取り組みについて話しながら、「サステナビリティへの取り組みは競争ではありません。熱心に取り組むべき、共通の責務です」とその責任についても改めて力強く語りました。「行動を起こすこと」を訴えかけるCDPのCEOのポール・シンプソン氏は、「コロナ禍にもかかわらず、特筆すべきことに、より多くの企業が行動を起こしています」と現在の厳しいコロナ禍をふまえてコメント。そして「気候変動、森林減少、水不足に起因するビジネスリスクは甚大であり、行動を起こすことにより不作為のリスクを凌ぐことができます」と行動を訴えかけました。これらの目標を実現するロレアルやその他メーカーのアイテムを使うことは、消費者もサステナブルな活動に参加することに繋がります。今後のロレアルの活動にも引き続き注目です!【参考】仏・ロレアルが国際環境NGO CDPより 気候変動対策、森林保全活動、水セキュリティ対策を評価され、環境先進企業としてトリプルAを 5年連続で達成 - PR TIMES©日本ロレアル©Piotr Krzeslak/Shutterstock©almaje/Shutterstock©lovelyday12/Shutterstock
2020年12月15日「もう見慣れてしまいましたが…私は毎晩、耐えられない環境で仕事をしてます」そう訴え、1本の動画をTwitterに投稿したのは、mu-chi(@muchi21067312)さん。集中して何かの作業をするには快適な環境が必要不可欠です。しかし、投稿者さんはまったく集中できない環境で仕事をせざるを得ない状況なのだとか。24万人を超える人がその訴えに納得した、こちらの動画をご覧ください。もう見慣れてしまったけど私は毎晩、この環境で仕事をしている pic.twitter.com/Xf1hCVAdGZ — mu-chi (@muchi21067312) November 14, 2020 投稿者さんの目の前に広がるのは、ダブルへそ天とマイペースすぎる猫…!コーギーの兄妹である、ちいくんと、むうちゃん。そしてマンチカンの、ととろちゃんと暮らしている投稿者さん。こんなにもシュールな犬たちと猫ちゃんのかわいらしさを前に、一体誰が集中できるというのでしょうか。じわじわと笑える癒し動画はまたたく間に拡散され「絶景だけど絶対に集中できない」「ツッコミどころしかない」「MRI検査かな?」といった声が寄せられました。ちなみに、YouTubeには55秒のロングバージョンが投稿されています。投稿者さんによると「この動画を全画面表示にして、私と同じ環境で仕事をしてみてください。多分、できません」とのことです。ダブルへそ天とフリーダムな猫ちゃんの誘惑に、あなたは勝つことができますか…![文・構成/grape編集部]
2020年11月17日エコなファッション、自家菜園のヘルシー&オーガニックな食材づくり、環境活動の喚起と、高感度なセレブたちは多方面でエシカルな活動に取り組んでいる。山縣みどりがその最新事情をレポート!レッド・カーペットもGOグリーン!今年の賞シーズンで目立っていたのが、サステナブル・ファッション。ホアキン・フェニックスは「無駄をなくすために、賞レース中は、同じタキシードを着続ける」と公言していた。英国アカデミー賞(BAFTA)は、ドレスコードを「エコ・コンシャス」に設定。主演女優賞候補だったシアーシャ・ローナンのドレスをデザインしたグッチは、廃棄処分された生地を再利用したドレスをカスタムメイドし、話題に!しかもシアーシャ&グッチは、このドレスをアカデミー賞授賞式用にアップサイクル!同じドレスを2回着るのはタブーという業界の常識にNOを突きつけたセレブにも注目が集まった。作品賞プレゼンターを務めたジェーン・フォンダは、クローゼットの奥から2014年のカンヌ映画祭で着用したエリー・サーブのドレスを引っ張り出したそう。監督としても活躍する女優エリザベス・バンクスは、ヴァニティ・フェア誌主催のオスカー・パーティで16年前に身につけたバッジェリー・ミシュカのドレスを着用。2人ともボディラインもサステナブルなわけで、エコ・コンシャスであるためには美人女優ならではの強い意志も必要と納得。今年の賞レースにはあまり登場しなかったが、アン・ハサウェイは3年前に「エコ・コンシャスなファッションしか身につけない」と宣言。またエシカル女優として知られるエマ・ワトソンも「少なくとも30回以上着る服しか買ってはいけない」と発言している。セレブ発のエシカルブランドが次々登場。インフルエンサーなだけでなく、アクティビストとして活動するセレブも少なくないエンタメ界。気候変動対策を訴えるレオナルド・ディカプリオや環境汚染を引き起こす水圧破砕に反対するマーク・ラファロはハードコアなエコ戦士として有名。一方、よりソフトな環境保護派といえるのが、エシカル・ブランドをローンチさせるセレブだ。婚約者ホアキン・フェニックスと同じくヴィーガンな女優ルーニー・マーラは昨年、ヴィーガン・ファッションのブランド『Hiraeth』をローンチ。レザーを使わないコンバットブーツが欲しいという発想から始まったこのブランドは、レザーやファーはもちろんウールやシルクといった動物由来の素材を使用しないのが信条。プラネット・フレンドリーな生活を実践するクリステン・ベル&ダックス・シェパード夫妻も昨年、プラント・ベースの赤ちゃん製品ブランド『Hello Bello』をローンチ。化学物質フリーなボディケア用品やビタミン剤、オーガニック・コットン衣類などをお手ごろ価格で提供していて、人気上昇中だ。テニス選手セリーナ・ウィリアムズが2年前にローンチしたブランド『セリーナ』も100%ヴィーガン。「動物を殺すことは環境破壊につながる」と語るセリーナは、コレクション毎にデザイナーとしての自信を深めていて、次はジュエリー類のデザインに挑戦と思われる。というのも、セリーナの親友でもあるメーガン元妃がエコ・ジュエリーの大ファンだから。ロイヤルの一員となった彼女はもちろん、イギリス王室に伝わる宝飾品も使えたけれど、エシカルな『BAR JEWELLERY』やアフガニスタンのアルチザン・アーティストなどが作った『ピパスモール』のイヤリングなどを愛用。エコ・フレンドリーなジュエリーを身につける、ほぼ初めてのロイヤルだった。ファッション・インフルエンサーでもあるメーガン元妃の影響はすさまじく、サステナブル・ジュエリーがホットとなりそうな気配。日本ではまだまだ認知度が低いアンチ・プラスチック思想をファッションに取り入れたのは、歌姫SZA(シザ)。2年前、チャンピオンとのコラボでサステナブルなストリートウェアのブランド『CTRL Fishing Co』をローンチした。“Sustainability Gang”や“Puck Flastic(単語の頭文字PとFを入れ変えると、クソったれのプラスチックとなる!?)”という文字デザインからもよくわかるが、プラスチックによる海洋汚染を憂えている。自家菜園でヘルシー&オーガニックな食生活。個人的な活動でサステナビリティを実践するセレブも。オーガニックな食生活を実践するミランダ・カーは、かなり前から自家菜園で無農薬野菜を栽培。またマーサ・スチュワートやオプラ・ウィンフリーも広大な敷地に本格的な農園や果樹園を所有していて、雑誌やテレビにも何度も取り上げられている。そんなヘルシー&オーガニックな仲間に影響されたのか、最近はジェニファー・ガーナーやイアン・サマーホルダー&ニッキー・リード夫妻などが庭で野菜やハーブ、フルーツなどを育てていて、「自然と触れ合うこともでき、体に安全な食べ物を収穫できるのが魅力」とのこと。ブランドのローンチは無理だけど、プランターなどを使ったハーブ栽培ならばワンルームの部屋でも可能。サステナブル・ライフの第一歩として、セレブを真似てプチ自家菜園を始めては!?エリザベス・バンクス(Elizabeth Banks)バンクスはドレス姿をSNSにUPし、アパレル業界をサステナブルに変えていく団体「ニュー・スタンダード・インスティチュート」への共鳴を表明。同団体は二酸化炭素排出量減やエコ素材活用を訴えている。シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』でジョーを演じたシアーシャ。注目度が高い彼女がサステナブル・ファッションを身につけることが、エコ・コンシャスを世界的に拡散する助けになるはず。ホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)オスカー受賞のスピーチで動物や迫害される人々の権利擁護を主張したホアキン。「無駄をなくすため、賞レース中は同じタキシードを着続ける」と宣言した彼を支えたホテルのクリーニング係の活躍も称えたい!山縣みどりライター&セレブ・ウォッチャー。弊誌はじめ、『ELLE』『GQ JAPAN』や「シネマトゥデイ」などで映画評やインタビューを執筆。今年はイチゴ栽培に挑戦しているけれど、成果は?※『anan』2020年4月8日号より。写真・Getty Images(by anan編集部)
2020年04月05日ヘアドネーションとは?「ヘアドネーション」とは、癌や白血病、先天性の無毛症、不慮の事故などにより髪の毛を失った子供たちに、皆様に寄付していただいた髪の毛を使用して、完全オーダーメイドの人毛の医療用ウィッグを無償提供する活動する事です。18歳までの子供たちに、完全オーダーメイドの人毛ウィッグを無償提供することで、髪の毛を失った子供たちの笑顔を取り戻して頂く活動です。当店ではヘアドネーションを受け付けております。皆様に寄付していただいた髪の毛を使用して、完全オーダーメイドの人毛の医療用ウィッグを無償提供する活動をしています。31cm以上の髪を束ねてカットし、それを活動している団体に送るといった中間の作業をお手伝いしています。お電話にてお問合せお待ちしております050-3759-3093
2020年03月26日アルピニスト・野口健(46)が12月12日、Twitterで環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん(16)を非難した。ネットでは賛否が分かれている。同日、Twitterにある記事を投稿した野口。そこには、グレタさんが電車に乗って食事をする様子が掲載されていた。そして、こうツイートした。《あれ?電車に乗っていらっしゃるのかな?飛行機が× という方はもちろん車も× だろうし、てっきりヨット以外は馬車でご移動されていらっしゃるのかと想像をしていましたが…》CO2の排出量が多い飛行機の利用を批判しているグレタさん。12月に開かれた「COP25」に参加する際、ヨットで大西洋を横断したことが話題を呼んでいた。飛行機での移動に否定的なグレタさんに、「馬車で移動しているのかと思った」とつづった野口。そのツイートは“CO2を一切排出しない移動方法”を選択しなかったグレタさんを皮肉っているようだ。Twitterでは野口の投稿に《自力で歩け、自力で泳げって話ですな》《グレタさん、お家から出なければいいんじゃないですかね》といった声があがるいっぽう、《山に人が登らなければ、山は汚れない。って話になっちゃいますよ》《野口健は「グレタさんが乗らなくても電車は走る」という事実を知らないらしい》と否定的な声も上がっている。「同じ区間を移動する場合、飛行機に比べると鉄道を利用するほうが乗客1人当たりの排出するCO2の量が数分の1で済むというデータがあります。ドイツやオランダには、電車に乗るよう促す政府の取り組みもあります。移動手段を選ぶのは、手の出しやすい環境活動の一つ。グレタさんはそれを実践したのでしょう」(環境ジャーナリスト)グレタさん自身にも葛藤があるのかもしれない。ハフポストによると毎週金曜日に学校をボイコットしているグレタさんは6日、「子供達が学校を休んでストライキをすることは、持続可能な行動ではありません。続けたくありません」と語ったという。この発言から、行動と現実の狭間で揺れていることがうかがえる。「環境問題に取り組もうとしている人も現代社会に生きている以上、すべてのCO2を排出するものと距離を置くことは難しい。葛藤しながら『少しでも減らしたい』と頑張っています。野口さんの言う“飛行機がダメな人は電車もダメ”という考えは、そうした環境問題に取り組もうとする多くの人を委縮させてしまうのではないでしょうか」(前出・環境ジャーナリスト)03年4月にブログで「一筋縄にいかないのが環境問題」とつづっている野口。「原子力は絶対悪」と唱える知人の発言に、日本のエネルギーの現状を省みながら「本当にそれでいいのか」と苦悩したことを明かしていた。また18年12月、朝日新聞の取材で温暖化対策について「一人ひとりが自分に見合ったペースで実践すれば良いのです」とも語っていた。しかしグレタさんの葛藤を想像し、彼女が“自分のペース”で行動していると捉えることは難しいようだ。
2019年12月13日国連の温暖化対策サミットで演説を行ったスウェーデンの活動家、グレタ・トゥーンベリさん(16)。「あなたたちを絶対に許さない」と、環境を破壊し続けてきた大人に強い言葉で怒りをぶつけたスピーチは、賞賛される一方で批判や揶揄も大いに浴びる結果となった。「地球温暖化などでっち上げだ」と公言してはばからない米トランプ大統領は、Twitterで「彼女は明るく素晴らしい未来を夢見るとてもハッピーな女の子みたいだね」と、からかうような発言をして激しく非難された。そして、親トランプ派として知られる保守系放送局「Fox」でも、司会者のローラ・イングラハムのコメントが大炎上している。イングラハムは番組でトゥーンベリさんのスピーチの映像を紹介した後、冷め切った表情で「ぞっとしたのは私だけでしょうか」とため息交じりで視聴者に問いかけた。そして、唐突に映画『チルドレン・オブ・ザ・コーン』のワンシーンを流し始めたのだ。『チルドレン・オブ・ザ・コーン』は、アイザックという名の少年を中心とした子どもだけのカルト集団が大人を惨殺するホラー映画。番組が取り上げたのは、アイザックがトウモロコシ畑で手下の子どもたちを集めて「信仰が試される苦難の時が来た。試練はすぐそこに迫っている。これが最後の試練だ」と演説しているシーンだった。イングラハムはこの映画とトゥーンベリさんを直接結びつけた発言はしなかったが、「スティーヴン・キングの続編『チルドレン・オブ・ザ・クライメット(気候)』の公開が待ちきれませんね」と明かな皮肉を込めて言い放ち、コーナーを締めくくった。当然ながら、ソーシャルメディアではイングラハムのコメントが槍玉に挙げられた。「ローラは何も間違っていない」と擁護する急進的保守層も一定数存在するが、「16歳の少女に対して攻撃的すぎる」「なんでこの人はまだテレビに出られているの?」「グレタがアイザックならローラ・イングラハムはペニーワイズ(『IT』のピエロ)だろ」「いや、アニー・ウィルクス(『ミザリー』の悪役)じゃないか」など、世界中から糾弾されている。そして、彼女の一連の発言に激怒したのが、他ならぬイングラハムの実弟カーティス・イングラハムだった。彼はTwitterで「彼女は自分の3人の養子がこの先生きていく世界よりも、自分の給料のほうが大切なようだ。もう僕はあの人のために謝ることはできない。そのかわり、あの人の怪物じみた言動や意地の悪いコメントにノーを突きつけ続ける」と宣言した。
2019年09月25日チャリティや社会貢献って、なんとなく小難しく捉えてしまいがち。でも、普段のショッピングのときに少し意識を変えるだけで、生産者の生活や活動を支援したり、環境にやさしい社会の循環をサポートすることができるのです。「社会貢献や環境保全など、購入することで誰かを支援することにつながる製品は、ここ数年でより身近になってきています」と、環境ジャーナリストの中野博さん。しかも見た目も機能性も優れたものが増えているから、私たちの生活にも取り入れやすいのだそう。そこで、かわいくて誰かへのやさしさにもつながるアイテムを厳選。ものづくりの背景を知れば、さらに愛着も湧いてくるはずです。「これらの雑貨や食料品などは、大きな視点で見れば私たちの毎日の何気ない営みに連動しているものばかり。そういったアイテムを購入したり、使ったり、広めたりすることは、ささやかですが確実に誰かのためになっています。そう考えることで、いま世界で起きているさまざまな問題が少しだけ身近に感じられるようになるのではないかと思います」ここでは、“オーガニック”なアイテムに注目します!ORGANIC(オーガニック)農薬や抗生物質、成長ホルモンなどを使用することなく栽培された原材料を用いて、染色や加工の際も有害物質を使うことなく生産された製品のこと。数ある製品のなかでも代表的なのがオーガニックコットン。「綿花は栽培時に大量の農薬や殺虫剤を使用するため、土地の汚染や生産者の健康被害などが特に問題になっています。オーガニックコットンは、刺激が少ないため、使う人の肌にやさしいだけでなく、それを選ぶことで地球環境や生産者の健康までをも守ることができるのです」【1】繊細な肌が喜ぶ、やさしいマスク。オーガニックコットンのフロンティアカンパニーによるブランド『sisi FILLE』のマスク。表面シートにオーガニックコットンを100%使用したやわらかな肌触りが特徴で、肌が弱い人も安心して使用できる。繊維のオーガニック国際規格であるGOTS(Global Organic Textile Standard)を取得した原綿100%を使用。マスク¥500(sisi FILLE/L’ANGELIQUE NEWoMan新宿 TEL:03・6380・1051)【2】天然原料にこだわったソープ。オーガニックオイルをベースに、クレイや高山で採取された蜂蜜、エッセンシャルオイル、海藻などを加えたソープ。100%ナチュラルのこだわりに加え、地球環境に配慮して動物実験を行わず、パラベンやシリコン、化学香料や着色料、遺伝子組み換え原料を使用していないのが特徴。ソープ、上・pavot soap¥1,900下・cedre soap¥1,900(共にcousu de fil blanc/L’ANGELIQUE NEWoMan新宿)【3】綿に包まれているような心地よさ。着る人だけでなく、関わるすべての人を元気にしたいという思いから生まれた衣料ブランド。誰もが着やすいオーガニックを目指して、シンプルなデザインと豊富なカラーバリエーションを展開する。レース部分までオーガニックコットンを使用し、やさしい肌あたりに。ブラトップ¥6,300別売りブラパッド¥800ショーツ¥3,800(以上MILFOIL/ORGANIC LIFESTYLE MILFOIL TEL:046・874・9820)中野 博さん環境ジャーナリスト、エコライフ研究所所長。企業のエコブランディングや講演活動を行う。『あなたがきらめくエコ活!』(東京書籍)など著書も多い。※『anan』2019年3月13日号より。写真・山口 明スタイリスト・野崎未菜美取材、文・宮尾仁美リサーチ協力・長坂磨莉撮影協力・AWABEESTITLESUTUWA(by anan編集部)
2019年03月11日環境問題への社会の関心を高め、環境保全活動・事業の推進を図ることを目的としたコンテスト「地球環境大賞」(主催/フジサンケイグループ)。先日、第28回が開催され、受賞者が発表されました!受賞したのは、企業や学校など8つの団体。その中には「エネルギー自給自足型住宅」を開発したハウスメーカーもありました。100%再生可能エネルギーだけで暮らせる家が、ついに実現!?環境技術の最先端が分かる「地球環境大賞」について、詳しくご紹介します!■ 大賞受賞は印刷技術を応用した“魔法瓶”みたいなボックス地球温暖化や、環境汚染、エネルギー資源の枯渇など、環境問題は私たちの暮らしのすぐ近くで起こっています。節電やマイバッグの使用、食品廃棄をできるだけ減らすなど、家庭でもさまざまな形で環境に貢献できることがありますね。「地球環境大賞」は、「産業の発展と地球環境の共生」をテーマに1992年から始まり、環境問題に取り組む企業や自治体、学校、市民グループなどの活動を対象にしています。今年の大賞に選ばれたのは、大日本印刷の「DNP多機能断熱ボックス」。印刷のコーティング技術を生かして作られた高断熱性能の輸送用ボックスで、いわば魔法瓶のような機能を持ち、外部の温度変化に左右されずに中身を運ぶことができます。海外への長距離輸送にも使えて、温室効果ガスの削減や、食品ロスの削減につながり、これからの物流業界で大活躍しそうです。■ 積水化学工業の「エネルギー自給自足型住宅」は国土交通大臣賞を受賞!今回の受賞の中でも気になるのが、100%エネルギー自給自足ができる住宅です。開発したのは、積水化学工業。高気密・高断熱で、省エネ性能が高いといわれるセキスイハイムの会社です。国が推進する“環境にやさしい住宅”の指標、「ZEH+(ゼッチプラス)」というものをご存じでしょうか。「ZEH」とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略です。高断熱でエネルギーを極力必要としない高性能設備でエネルギーを効率よく使い、消費量をさらに削減再生可能エネルギーで自らエネルギーを作り出すこの3つの条件のもと、住宅のエネルギー消費量ゼロを目指します。今年度の地球環境大賞の国土交通大臣賞に輝いたセキスイハイムの「エネルギー自給自足型住宅」は、「ZEH+」の性能を備えています。従来の高気密・高断熱に加えて、大容量の太陽光発電システム(PV)と蓄電池、電気自動車の組み合わせで、暮らしに必要なエネルギーのすべてを自給自足でまかないます。電気もガソリンも購入することがなく、必要なエネルギーはすべて“家”が作り出してくれる。まるで、夢のようなシステムなのです!■ セキスイハイムの「エネルギー自給自足型住宅」は、蓄電エネルギーで災害にも強い家最近は、地震や大雨、洪水など、自然災害の発生が増えて、災害時に強い住まいへの見直しが求められています。家に蓄電池があると、停電になってしまったときでも電気を確保できるので、いざというときに安心です。これからの住宅は、“電力の自立”がキーワードになるのかもしれません。セキスイハイムの「エネルギー自給自足型住宅」は、「スマートパワーステーション 100% Edition」シリーズで、すでに2017年から発売されています。2018年11月には、集合住宅の「レトアAZ」、2019年1月には木質系住宅「グランツーユーV-ZEHモデル」の販売も開始。新築住宅だけでなくリフォームや、高齢者向け住宅、介護施設でも「エネルギー自給自足型住宅」の普及に取り組んでいるそうです。環境問題というと小難しいイメージもありますが、「エネルギー自給自足型住宅」は家そのものが環境への取り組みとなり、普段の何気ない暮らしの中でエコに貢献することができます。次世代を担う子どもたちに、自分の家のエネルギーの仕組みを教えると、教育面にもプラスになりそうですね。このほか、地球環境大賞の受賞団体の情報は、地球環境大賞のサイトでご覧いただけます。身近な企業の環境への取り組みが分かりますよ。興味のある方はぜひ覗いてみてください!【参考】※地球環境大賞
2019年03月08日元ももいろクローバーZの有安杏果が15日、自身のツイッターを更新し、活動再開を発表した。昨年1月21日のライブでももクロを卒業し、芸能界を引退した有安。このたびツイッターに「ファンのみなさまへ」と題した直筆コメントを画像として掲載し、「いつもあたたかく見守っていただきありがとうございます。2018年も私にとってかけがえのない素敵な1年になりました。本当にありがとうございました」と感謝の思いを伝えた。そして、「充実した1年間を過ごしながら『これからの人生で何をしたいのか…』と自分の気持ちや心に、何度も素直に問いかけてきました。表現する人として、明日の生きる希望となるようなモノやココロをたくさんのみなさんに伝えたいと強く思いました」と打ち明け、「私、有安杏果は2019年 音楽活動や写真活動を通して表現し伝えていく活動を始めます」と発表した。続けて、「自身の意志で判断し、自分を信じて自立した行動ができるようになりたいと思い、個人事務所で自分のペースで、表現活動をやっていきたいと思います。不安はもちろんありますが、みなさんの応援と私の小さな勇気が未来の大きな希望になると信じています」と個人事務所を設立して活動することを発表。「感謝と謙虚な気持ちを決して忘れずに、23年間の経験と誇りを胸に、自分の歩幅で一歩ずつ全力で生きていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願い致します」と決意をつづった。
2019年01月15日昨今、環境汚染の問題が話題となっているが、私たちができる地球環境への取り組みといえばどんなことが思いつくだろうか。CO2排出量の削減、節水、省エネなど、よく耳にするようなワードが頭に浮かんだかもしれない。でも、どのくらい電力を節電したらいいのか、そもそもCO2はどこから排出されるのか、知識として覚えておくには難しかったり、あいまいな部分が多くて、どこから始めたらいいのかわからないという人も多いはず。あるいは、日々の生活が忙しくて環境への取り組みにまで手が届かないという人もいるだろう。そこで今回は、東京で会社員として働きながら、プラスチックで作られたストローに焦点を当てた地球環境への取り組み、「No Plastic Japan(のーぷら)」を始めたノイハウス萌菜(のいはうす もな)さんに話をうかがってきた。ノイハウス萌菜さんNo Plastic Japanって?私たちの身の回りに大量に存在する使い捨てプラスチック製品は自然に分解されることはなく、最終的には埋め立てられたり、投げ捨てられたペットボトルやビニール袋は海に流れ込む。その結果、海に浮かんだプラスチックは長い年月を経てもろくなり壊れ、ほかのプラスチックと摩擦おこして小さくなっていく。海の生物はその小さくなったプラスチックを食べてしまい、その海の生物が人間の口に運ばれることによって、知らず知らずの間に私たちの身体はプラスチックによって悪影響を受けているという。また、現状のままだと近い将来には海に生息する魚の量を浮遊するプラスチックの量が超えると予測されており、世界でも大きな問題となっている。そんな現状を変えるための、きっかけづくりを身近なところから提案し、より多くの人に使い捨てプラスチックの有害性に気づいてもらうために始まったのが「No Plastic Japan(のーぷら)」である。いま現在、のーぷらが人々に広めようとしているもの、それはステンレス製のストローだ。一度使ったら捨ててしまうプラスチックのストローとは違い、洗って何度も使えるため資源を無駄に使うことなく、環境への影響も少ない。2種類の太さから選べ、カラーも3種類で展開しており、単体もしくはブラシとのセットでも購入することができる。Photo via No Plastic Japanそんな環境に配慮したグッズを提供する当ブランドを立ち上げたのがノイハウス萌菜さん(以下、萌菜さん)である。紙を作るために木を切らなきゃいけないことにショックを受けた12歳できることからはじまった「ゆるいアクティビズム」はつらつとした雰囲気で話す萌菜さんのステンレスストローを通した地球環境に対する思いを聞くなかでも、「私じゃなくてもいい」という言葉が印象に残った。その言葉からは、お金が欲しいのではなく、心から地球環境を改善していきたいという思いが伝わってくる。私が!(売りたい)とかではないんです。大きい企業が売っているステンレスストローのほうがもちろん安いので。ただ、私としては、ストローを売るだけではなく、それこそ私が時間をつくって啓発活動していることとか、メーカーから私に送られてくる段階でも一切プラスチックは使っていないことをチェックしていることとか、私がお客さんに送るときにも包装は全部プラスチックなしとか、そういう大きな企業にはないような要素もいっぱいあると思います。だから、そういうところをサポートするっていう意味を含めての値段として受け取っていただきたいです。楽な気持ちで環境について考えてみてほしい筆者自身、エコな活動はお金がかかるし、人に説明できる十分な知識が必要だと思っていたのだが、萌菜さんへのインタビューを通して、少し考えが変わった。「ひとりでやってもしょうがない」という考えを持ってしまう人もいるかもしれないが、身近なものであれば実践できることが本当に多い。気軽に始められるものなのだ。あんまりプレッシャーかけなくてもいいかなって。もういろんなところから始めたらいいと思います。ちょっとずつでいいんで。そう話す彼女のストーリーを読んで、より多くの人が環境について考える機会を持つことができたら嬉しい。これから自然とよりいい関係を続けていくために、なにか小さなことからゆるっと始めてみてはどうだろう。ノイハウス萌菜No Plastic JapanWebsite|Instagramノイハウス萌菜、25歳。普段は会社員として働きながらもプラスチックを原因とする環境問題に取り組んでいる。現在No Plastic Japanを立ち上げ、一度使っただけで捨てられるプラスチックストローに使用を減らすために、何度も使えるステンレスストローを世の中に広める活動を行っている。
2018年09月21日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子どもから上は70代のおばあちゃんまで。シングルマザーや障がいをもった人、外国籍の人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこで、Be inspired!では、以前本誌でも紹介した350.org Japanのフィールド・オーガナイザー イアンが活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。▶︎350.org Japanイアン氏のインタビュー記事『「日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』350のフィールド・オーガナイザー イアンこんにちは!本連載を担当してきた清水イアンです。ツバル、ビーガン、クリエイティブの力、活動するモチベーション、銀行ダイベストメント、あらゆるテーマについて紹介してきた本連載も、いよいよ今回で最終回を迎えます。盛大なラストを飾るべく、今回はボランティアのインタビューに加えて連載#002でインタビューをした大月さんに動画を製作してもらいました。年齢、ジェンダー、人種、職業、ライフスタイル、人生観、すべてにおいてダイバーシティに溢れた350ボランティアが「環境アクティビストとして、今社会に伝えたいこと」が今回のテーマです。「環境アクティビスト」と聞いてみなさんはどういうイメージを思い浮かべますか?ラディカル?カタい?遠い存在?そんな固定観念を打ち壊す動画ができました。その名も『350 Picnic』!タイトルの通り、予定が合ったメンバーでピクニックしながら撮影しました。どうぞご覧ください!世の中に様々な社会問題があるなかで、ボランティアたちはなぜ今、350と共に気候変動に取り組むのか?その理由が垣間見えたと思います。ここからは、『350 Picnic』に参加したボランティア達+自分の写真にそれぞれが「社会に伝えたいこと」を一言添えて紹介します。ピクニックに参加できなかったボランティアが多数いたのが残念です!写真はすべてボランティアのおふじが撮影しました。サンキューおふじ!おふじ(24)先人が残していった美しい地球の文化を、今を生きる私たちは守っていく責任がある。自分が満足するまで「持続可能な循環」というものを、周囲の人間を巻き込んで作り上げていきたい。それが一人ひとりにとってハッピーに生きる基盤になることまちがいないから!350の同じ志を持つ仲間と、より良い世界について考える、こんなにワクワクすることはない!長谷部裕大(18)地球温暖化問題は、避けられない現実。今から一人ひとりの意識改革、行動が未来への大きな力になると思う。地球は私たちが人生を送る為に借りている素晴らしい自然の星。この星を自然豊かなまま未来の子どもたちへ引き継ぐ責任が私達にはある。りりあん(29)世界の文明、つまりライフスタイルも食も生活も文化も地球の持ち物「資源」の恩恵と共に共存して移り変わってきたと思う。そこに、人間がどんな思いで生きているかという「人間エネルギー」によって、世界環境は大きく変わると思う。エネルギー紛争・戦争で支配されていた歴史を、その「人間のエネルギー」の「愛」で未来がかわるときだと信じている。子どもにも誰にでも何かできるChanceがある!イアン(26)自分一人にどれだけの力があるかに気づくのは難しい。でも歴史を見ても、一人ひとりの力が合わさることですごく大きい力が何度も生まれてきた。環境運動っていうのは、見方によっては、地球や世界中の人のことを考えてみること。だから、自分と世界の繋がりを取り戻すために、人生の探求の一部として、参加をオススメしたい。▶︎これまでの350の連載はこちら・#005 「推定総額5億3千万円」を動かした若者集団。彼らが“環境のために銀行を替えること”を人々に訴える理由・#004 幸せって友達よりも稼ぐことだっけ?“沈みゆく島”ツバルに行って「幸せの方程式」を知った日本の若者たち・#003『「何を食べものと決めるかは社会ではなく自分」。ビーガンに風当たりの強い日本で、私が肉を食べない理由』・#002『「 “遊びながらやる感覚” で環境活動にも参加したい」。映像で環境NGOをポップにするクリエーター』・#001『「環境活動に正解はない」。若きアクティビスト3人が語る、真面目なだけじゃない“地球の救い方”』▶︎オススメ記事・牛乳よりも、環境を壊さない。製品の“不完全な部分”まで公開する、スウェーデン発の「麦ミルク」ブランド・地球から「奪い、作り、捨てる」ビジネスモデルの終焉。“髪飾り”で環境問題について学ぶ場を作る女性All photos by FUJIGARAText by 清水イアンーBe inspired!
2018年07月06日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan 」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子どもから上は70代のおばあちゃんまで。シングルマザーや障がいをもった人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこで、Be inspired!では、以前本誌でも紹介した350.org Japanのフィールド・オーガナイザー イアンが活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。350のフィールド・オーガナイザー イアン連載5回目の今回は、350のボランティアメンバーである、さおりと陸にインタビュー。2018年3月にみずほ銀行が環境に悪影響を及ぼす石炭事業に世界で一番お金を費やしていることがわかり、世界中から批判の嵐が起きている。そんな不名誉なNo.1を獲ってしまった日本に住む私たち一人ひとりが今こそ考えるべきこと。日常の生活のなかの小さな選択で地球に大きなインパクトをうむ「ダイベストメント」について、「気持ちがいい選択をしたい」「誰も傷つけない選択をしたい」と話す2人に改めてうかがった。陸、イアン、さおり3.11を機に環境や消費について考えるようになり、ファッション業界から転身してライターになったさおりは、SDGs*1やダイベストメントを広める活動をしている。東京生まれで、最近はゼロウェイストや東京の地産地消に興味があり、都市農園やコンポスト作りにも参加している。中央大学4年生の陸は、神奈川生まれ。大学の授業でダイベストメントを知り、その後オーストラリアのシドニーに留学。実際に市民が銀行に石炭事業から手を引くように働きかけている光景を目撃し、同様の活動に参加したいと日本に帰国後、350ボランティアを始める。▶︎350 フィールド・オーガナイザー イアンのインタビュー記事日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』(*1)SDGsとはSustainable Development Goalsの略。2015年に国連で採択された、持続可能な社会のための世界共通目標のこと。日本でも広まりつつある。“小さなお金の流れ”から社会を変える。誰でもできる社会変革「ダイベストメント」イアン:ここでちょいと脱線して2人について聞きたいんですが、2人が活動するモチベーションは何ですか?さおり:一つは、未来の地球は、私たち次第で暗いSF映画に出てくるような緑のないグレーな世界にもなり得るし、自然と調和して緑がたくさんある世界にもなり得る。私は、後者の世界を思い描きたいし、次世代にそれを残したいなって思ってる。もう一つは、途上国の人たちのこと。気候変動によって例えば海面上昇が起きたときに、一番その被害を受けるのは、一番温暖化に加担していない途上国の人たち。温暖化の影響に脆弱な彼らは、生活を追われてしまう。だから気候変動は、命の問題でもある。日本はというと、温暖化に大きく加担しているのに、そこまでは影響を受けない。このままじゃいけないと思って、この活動しているよ。イアン:それでは話を戻します。現在の活動の焦点を教えてください!さおり:今350は「石炭と銀行」に焦点を置いて活動してる。イアン:ほう。「石炭」について普段考えることもないと思うので、なんで「石炭」にフォーカスするのか教えてください。 陸:日本は石炭の使用を国内でも国外でも進めているけど、いくら高効率な火力発電技術でも、石炭は天然ガスや石油より二酸化炭素の排出が多い。つまり石炭は、もっとも気候変動を悪化させる燃料だってこと。さらには、採掘するときに環境破壊を引き起こしたり、燃やすことで大気汚染を引き起こすし。 さおり:2015年にパリ協定っていうのが世界で合意されて、それによって世界195ヶ国が気候変動を1.5度から2度未満に防止する、という約束を交わしたんだけど、その後に国連環境計画UNEP*2が調査報告書を出して。そのなかで1.5度から2度未満の目標を達成するには、新しい石炭火力発電所の建設は今後一切許されない、さらには既存の火力発電所も段階的に廃止していく必要がある、っていう勧告を出したんだよね。 陸:そんななか日本は、自国に石炭火力発電所を40基以上建設しようとしていて、これは先進国の中ではもっとも多い数。(*2)国連環境計画UNEPとは、世界の気候変動サミットを統括している一番大きな環境の枠組みイアン:つまり気候変動的には石炭は絶対アウト。だけど増やそうとしていると。じゃあ石炭と銀行の繋がりについては? 陸:最近発表された海外のNGOの調べで、みずほ銀行が世界で1番、三菱東京UFJ銀行が世界で2番、三井住友銀行が世界で5番目に石炭に融資してることがわかって。つまり日本のメガバンクは、世界トップクラスの石炭推進派になっていて、気候変動防止に貢献するどころか、悪化させる側に立ってしまってる。 さおり:レインフォレストアクションネットワークっていう団体が、世界の主要銀行を対象に、森林伐採や化石燃料に対してどういう方針を持っているかというのを元に銀行を評価するレポートを発表したんだけど、その中で三菱東京UFJ銀行が最低ランクのF、みずほ銀行と三井住友銀行がDマイナスという評価を受けてしまった。なぜそんな評価なのかというと、ほとんど方針を持っていないから。Urgewald, Banktrack, 350.org陸:同じ調査の対象になっているオランダのINGという銀行は、もう石炭へは出資しないことを表明していて、Bの評価を受けてる。世界がそういう流れのなかで、日本のメガバンクの後進的な姿勢が際立ってきてるのが現状だね。さおり:今までずっと産業単位の話だったけど、プロジェクト単位での融資も日本の銀行は行ってて。例えば、今日本は東南アジアに石炭火力発電所をたくさん建設しようとしていて、そのほとんどのプロジェクトに日本のメガバンクが関わってる。こういったプロジェクトのなかには、人権侵害が報告されている例や、地域住民の暮らしへの被害が報告されているものもあるんだ。陸:こういう風にあらゆる問題があるから、今はメガバンクに石炭への新たな融資をやめてください!って声を届けるための署名を集めてる。誰かを傷つけるお金の使い方じゃなく、誰かを支える使い方に。「ダイベストメント」で自分と世界の繋がりを取り戻すさおり:それでいうとダイベストメントって、自分が預金として預けたお金が、環境や社会にどういう影響を与えているかを考えるきっかけになるから、すごくいい活動だと思う。お金を通して社会を俯瞰して見られるというか。ダイベストメントに関わるようになって、一気に意識の範囲が広がったもの。イアン:うちらがやっている活動は、社会にいいインパクトを与える選択肢があって、せっかくならそっちを選びませんか?と提案しているだけ。そしてその選択を通して、物事を変える力があなたにもあるっていうことを伝えたい。あとはボランティアと一緒にいろいろと実現することを通じて、環境活動に参加するハードルを下げたいな。自分らしく、でいい。それぞれの環境意識を表現できる場所イアン:それでは、最後に今後に向けて一言ください!!さおり:ダイベストメントは一つのきっかけ。誰かと喧嘩をしたいわけでも、誰かを責めたいわけでもない。いろんなセクターの人と楽しく環境活動をやりたいし、みんなで一緒に平和を実現していきたいな。陸:気になったらプラスチックでもビーガンでも、なんでもいいからまずは調べてみてほしいな。NGOの職員にならないといけないじゃなくて、もっと身近なところ、「ストローいらないです」って言ってみるとか、小さなところに落とし込む。全員が毎日一つでもゴミを拾えば、世界はすごくきれいになるって言われて「あぁ、たしかに」ってなる感覚。そういうのって、ハードル高くないところからはじめていくと、どんどん面白くなっていく。一人が小さいことをやるだけでも、日本の1億2653万人がやれば大きな力になるって信じてほしい。自分も信じているからダイベストメントや、ビーガンや、プラスチックを使わないように生活をしてる。信じることが一番大事かなって思います。「環境問題」と聞くと、なんだかスケールが大きくて自分一人の力ではどうしようもないことのように思えるかもしれない。でも実際は「日常生活のなかの小さな選択」が大きなインパクトを生むことができる。その可能性を信じて活動しているのが、350のメンバーだ。同時に350は彼らにとって自分らしくいられる居場所でもある。これを読んでいるアナタも、350に参加して「自分らしく地球に優しい生き方」を見つけてみてはどうだろうか?SAORI & IAN & RIKUボランティアに参加する/署名する/Facebook/Twitter/ Instagram/銀行を変える
2018年05月01日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子どもから上は70代のおばあちゃんまで。また、シングルマザーや障がいをもった人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこで、Be inspired!では、以前本誌でも紹介した350のフィールド・オーガナイザー イアンが、350の活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。350のフィールド・オーガナイザー イアン連載4回目の今回は、350のボランティアメンバーである、ニーナとサトシとの対談。2人はイアンと共に、海面上昇の影響で世界で一番最初に沈むと言われている島国「ツバル」に2か月間(1月〜3月)行き、島民のインタビューやマングローブの植林、ドキュメンタリー動画の撮影などをしてきた。未来の見えない国に暮らしながらも、底抜けに明るい人々と触れ合って見つけた自分なりの”幸せの基準”、そして自分達ができる環境活動について語り合った。左からサトシ、イアン、ニーナ東京都内の田舎、羽村市に生まれて川と山で遊んで育ったサトシ。オーストラリアにて環境学を学んだ後、今は環境専門の広告屋さんを目指して、ネット広告会社に勤務。浅草で友達と一緒に古民家に住んでいる。もう一人は愛知県生まれで、ミシガン州のデトロイト育ちのニーナ。デトロイトは、彼女いわくとても危険な街らしい(実際にアメリカで最も治安が悪いと言われている)。ツバルへ行くために、仕事を辞めて頭も剃った。現在はメディア関係の仕事を探し中。▶︎350.org Japanイアン氏のインタビュー記事『「日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』世界一つまんない国「ツバル」イアン:ツバルに行く前にツバルにどんなイメージを持ってましたか?サトシ:高校の授業でツバルの写真を見た。白い集会所の前に灰色の海水が上がってきているやつ。シンプルに言うと、めっちゃ暗いイメージがあった。“沈みゆく悲劇の国”みたいな。とにかく沈むっていうイメージが先行してて、なぜか人がいるっていうイメージがなかった。ニーナ:350のイベントで初めてツバルのことを知ったんだけど、私も島にはあまり人がいないイメージがあったし、沈んじゃうんだ、かわいそうって思ってた。あと、「ツバルやること」っていう言葉を検索したら、一番上にブログが出てきて、そのタイトルが「ツバル、世界一つまんない国」だった。イアン:すごい言われようだな笑 自分もメディアの報道をそのまま受け取っていて、「沈む国」というイメージ強くて、みんな悲しみにくれているんだと思ってた。イアン:ツバルはサンゴ礁でできた島だから地盤が結構スカスカで海水が湧き出てくるんだよね。サトシ:すごく印象的だったのが、水たまりで子ども達がバシャバシャ楽しそうに遊んでたこと。子ども達はめっちゃハッピーなんだけど、実はその水溜りはかなり汚ない。ツバルってトイレが垂れ流しの場合が多くて、ゴミも多いし、そこを楽しく遊んでるんだけど、あの水は飲んだりしたらすごくやばいはず。イアン:俺もそれこを歩きながら、絶対うんこ混じってるなーと思ってた(笑)ツバルは真ん中が凹んだ形状になっていて、その部分の海抜がとても低いから、大潮が来ると海水が湧き出てきて浸水しちゃうんだよね。近年、その被害は大きくなってきてるって島の人たちが言ってたな。ニーナ:そうそう。浸水していた地域に住んでるおじさんが言ってたけど、昔は足首辺りまでしか水が上がってこなかったらしい。でも今は膝あたりまで来てるって。幸せのなり方に迷いのないツバル人と、選択肢が多すぎて混乱している日本人イアン:ツバルにいる間、口を揃えて「この国は人々の幸福度がめっちゃ高い」って言ってたじゃん。それはなんでだと思う?ニーナ:インタビューした人たちに「幸せですか?」って聞くと、全員が「幸せです」と即答だったのには本当に驚いた。「幸せです」どころか、「めっちゃ幸せです!」って元気そうに答えてた(笑)それが衝撃的で、なんでこんなシンプルな生活なのに、こんなに幸せになれるんだろうって思った。イアン:同じ質問を日本人にしたら即答する人は果たしてどれくらいるんだろうね?サトシ:おれは、やっぱりツバルの人々は幸せへのハードルが低いのかなって思った。良い意味で!日本に生まれて、学歴社会で、子どもの頃から勉強して良い学校に行きなさい、それで次は良い会社に入って良い生活をしなさいみたいな。良いものを求められて、自分も良いものを求めてしまう。良いことがあった時に素直に喜べずに、次の良いこと、もっと良いことを考えてしまう。でも、ツバルの人たちは日々の些細なことに幸せを感じている感じだった。イアン:すごいわかる。生きていければ良い。それが幸せなんだ。っていう考えに揺らぎが無かったよね。それは裏返すと、彼らはどう幸せになれば良いのかっていうのに一切混乱がないんだと思う。日本だと選択肢が多すぎるから幸福をどう得るのか混乱してる。日本では、競争のなかで物事を図ろうとする傾向があると思う。例えば友達のはずなのに、年収を比べて、俺の年収低いみたいな。その手前で、この人と自分が友達であるという関係性をもっと大事にすべきでしょ。それを嬉しく思うことが、幸せなんじゃない?って思った。単純に「周りの人は大切に」ってことだね。ニーナ:うん。向こうにいて日本人は、一番の幸せへの近道であるはずの家族や友達とかそういうところを置き去りにして、仕事を追いかけてるって思った。ツバルだったら、家族と一緒に暮らすことが一番の幸せだって言ってるのに、今の日本だったら、社会人で親と一緒に暮らしていたら少し引け目を感じなければいけないというのが、ちょっとおかしいかもと思った。ツバルのために今あなたがとれるアクション気候変動の影響を受けている人々は、私たちとは違う遠い世界に生きているように感じてしまう。でも実は、私たちは彼らに会うことができる、彼らと友達になれる。「先進国の責任」じゃなくて、気軽に友達を助けるような気持ちで始める環境活動があって良いのではないだろうか。350では、活動をともにするボランティアを募集している。少しでもビビッとくるものがあったなら、ぜひ参加してみてほしい。SATOSHI & NINA & IAN
2018年03月31日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子どもから上は70代のおばあちゃんまで。また、シングルマザーや障がいをもった人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこで、Be inspired!では、以前本誌でも紹介した350のフィールド・オーガナイザー イアンが、350の活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。連載3回目の今回は、350 Japanのボランティアメンバーである、あんなと日南子(ひなこ)にイアンがインタビュー。2人に共通するのは「ビーガン」として生きていること。食と社会の関わりを考え、敢えて「肉」を食べない選択をしている2人には、社会がどんなふうに見えているか、そして食の選択と350の活動との共通点について話を聞いた。
2017年12月27日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種、とにかく多様なコミュニティである350は、下は6歳の子供、上は70代のおばあちゃんまで、シングルマザー、障がいを持った人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは、主にミレニアル世代と呼ばれる(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)若者たち。上も下もないフラットな組織である350は、気候の公平性と訳される「クライメート・ジャスティス*1」の角度から、お金と気候変動にまつわる問題を楽しく広めていく活動に取り組んでいる。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!そこでBe inspired!では、350.org Japan のフィールド・オーガナイザー イアン氏と、活動に関わるさまざまな人との対談を連載でお届けする。連載2回目の今回は、350が現在行っているキャンペーン「レッツ、ダイベスト!」のために映像を作ってくれた大月 壮(おおつき そう)さんに、等身大のままでいながら環境問題と向き合う、彼なりの環境活動への関わり方について話を聞いた。
2017年11月08日「環境活動=まじめ=つまらない」。そんなイメージを吹き飛ばす環境NGOが日本に存在する。それが「国際環境NGO 350.org Japan (以下、350)」だ。年齢、職業、性別、人種もとにかく多様。下は6歳の子供から上は70代のおばあちゃんまで。また、シングルマザーや障がいを持った人、外国人もメンバーにいる。そこで主体的に動いているのは主にミレニアル世代(1980年代から2000年代初頭までに生まれた世代)の若者たち。上も下もないフラットな組織である350は、気候の公平性と訳される「*1クライメート・ジャスティス」の角度から、お金と気候変動にまつわる問題を楽しく広めていく活動に取り組んでいる。少しでも多くの人に、楽しみながら環境活動ができることを知ってもらいたい!その一心で、今月からBe inspired!では、以前本誌でも紹介した350のフィールド・オーガナイザー イアン氏が、350の活動に関わる人をインタビューする連載をお届けする。その名も『「世界は気候変動で繋がっている」。若き環境アクティビストのリアルな声。by 350.org』。▶︎350.org Japan フィールド・オーガナイザー イアン氏のインタビュー記事はこちらから『「日本の銀行が環境破壊に加担する事実」を知らない日本人へ。25歳のアクティビストが提案する解決策とは』(*1)クライメート・ジャスティス:「気候の公平性」と訳されるこの言葉は、先進国に暮らす私たちが、石油や石炭などの化石燃料を大量消費してきたことで引き起こした温暖化への責任を果たし、すべての人々の暮らしと生態系の尊さを重視した取り組みによって、温暖化を解決しようとするコンセプト。
2017年10月11日アイドルデュオのタッキー&翼が3日、今月をもって活動を一時休止することを発表した。所属するジャニーズ事務所は「ここ数年はタッキー&翼として良いパフォーマンスをご披露出来ず、どのように活動することが良いか話し合いを重ねて参りました」と経緯を説明。その結果、「最終的に2人でこのまま継続するよりも、一度グループ活動を休止し、それぞれがスキルアップを目指した個人活動に専念することで成長してタッキー&翼に戻ってきたいという本人達からの希望を受け入れることと致しました」と報告した。滝沢秀明は「この判断が間違っていなかったと後に思えるように 今後も頑張りたいと思います。引き続き応援宜しくお願いします。」とメッセージ。今井翼は「この節目を新たな契機として初心にかえる様な気持ちで 芸道と向き合いたいと思います。皆様のご支援を僕の誇りとして良いご報告が出来る様、全力で頑張ります。」と抱負を寄せている。
2017年09月03日レオナルド・ディカプリオがドナルド・トランプ次期アメリカ大統領と会談、再生可能エネルギーの経済効果について話し合った。環境保護活動に熱心で、自身の名を冠した「レオナルド・ディカプリオ財団(LDF)」を設立しているレオナルドは、LDFのCEOのテリー・タミネン氏とともにニューヨークのトランプ・タワーを訪問。大統領選挙期間中、地球温暖化について懐疑的な態度を示していたトランプ氏と彼の長女・イヴァンカと会談し、クリーン・エネルギーに注力することで数百万の雇用を作り出すとプレゼンテーションを行なった。レオナルドはそれ以前にも、イヴァンカに自身が手がけた地球温暖化についてのドキュメンタリー映画『Before The Flood』(原題)を送っていた。タミネン氏によると、トランプ氏は今後も会談を希望していて、来年1月にも再度会談を予定しているという。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月09日『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞を受賞し、環境活動家、国連ピース・メッセンジャーとしても知られるレオナルド・ディカプリオが手がけるドキュメンタリー番組「地球が壊れる前に」が、「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」にて日本初放送されることが決定。そのほか「hulu」や「dTV」などでも配信されることが決まった。125年以上の歴史を誇る、世界最大級のNPO団体「ナショナル ジオグラフィック」が贈るドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナル ジオグラフィック チャンネル」にて放送される本番組。『レヴェナント』撮影中にも気候変動が及ぼす地球への影響や危機を改めて目の当たりにしていたレオナルドが、マーティン・スコセッシを製作総指揮に迎え、2年間に渡り世界各地を巡ったドキュメンタリー。絶滅の危機にある野生動物の実態や、北極で氷山が崩壊する瞬間など、地球が直面している環境破壊の現実をリアルに届けると共に、レオナルド自らがオバマ大統領やローマ教皇フランシスコ、ビル・クリントン元大統領らと環境問題について対話する様子も収められている。なお、より多くの視聴者に見てもらえるよう、放送翌日から番組公式ホームページでの配信に加え、ナショジオワイルド、FOXスポーツ&エンターテインメントなど各放送や各配信サービスなどでもお届けする予定。ドキュメンタリー番組「地球が壊れる前に」はナショナル ジオグラフィック チャンネルにて10月30日(日)22時~放送。公式番組ページにて10月31日(月)正午12時~11月8日(火)午後2時まで配信。<放送>■ナショジオワイルド■FOXスポーツ&エンターテイメント■ひかりTVテレビサービス「ひかりTVチャンネル1」■ケイ・オプティコム「eo光チャンネル」■近鉄ケーブルネットワーク「KCNスポーツ&カルチャー(12ch)」<配信>■J:COMオンデマンド■ひかりTV ビデオサービス■hulu■dTV■UULA■ゲオチャンネル■avex Movie Gift※順不同。放送、配信のサービスやスケジュールは都合により変更になる場合があります。(text:cinemacafe.net)
2016年10月24日ハリー・スタイルズが、ワン・ダイレクションの活動休止中は俳優業よりも音楽でのソロ活動に力を入れる意向のようだ。俳優業で活躍するとほのめかしていたハリーだが、脱退したゼイン・マリクと音楽で競うために、1Dのソングライターのジェイミー・スコットの力を借りて音楽に集中したいのだという。関係者の1人は「ハリーは自分が1Dの中で最も人気であるということを知っていますが、(テイク・ザットの)ロビー・ウィリアムズとゲイリー・バーロウ、もしくはゼインの脇役のようなシチュエーションにはなりたくないのです」「ゼインは自身のソロ曲を先にリリースすることでハリーを負かしていますが、ハリーの方は長期戦をする自信があるようです」「ハリーはゼインのように脱線しすぎたり1Dファンを遠ざけたりすることはしたくないようですが、だからといって自分だけが成功したいと思っているわけではないようです。ジェイミーはハリーの声に合った曲の書き方をしっています」とデイリー・ミラー紙に話す。1Dが活動休止に入るのを待たずに昨年1Dを脱退したゼインは、先日初のソロシングル『ピロートーク』をリリースしてチャート1位を多くの国で獲得。1Dを脱退してちょうど1年となる3月25日には、ソロアルバム『マインド・オブ・マイン』のリリースを控えている。(C)BANG Media International
2016年02月16日IDC Japanは8月3日、2015年4月から5月にかけて、国内オフィスプリント環境およびIT環境の導入判断者を対象に、ワークスタイル変革の実態と今後の活動予定や、ワークスタイル変革がプリント環境に与える影響に関して調査した結果を公表した。調査方法は、アンケートおよび個別インタビューとなる。調査の結果、ワークスタイル変革の重要性が高く認識され始めており、変革活動を推進しようとする企業も増えていることが判明した。特に従業員数1,000人以上の大規模企業においては、ワークスタイル変革を「非常に重要」「重要」とする回答者が66.8%にのぼり、48.2%の大規模企業は「すでに変革活動を開始」、あるいは「1年以内に開始する」と回答した。ワークスタイル変革を実施する主な目的は、従業員の生産性向上だが、育児や介護などの労働上の制約がある従業員の業務継続などの複合的な目的も持ち合わせている。ワークスタイル変革に取り組んでいる企業の具体的な活動内容は企業規模で異なっている。従業員数1~99人の小規模企業ではモバイルワークと在宅勤務の導入に積極的な姿勢が見られ、例えば、小規模企業における在宅勤務可能業務の導入指数は、現在26.9%、2年後32.5%、5年後38.1%となった。一方、従業員数100~999人の中規模企業および大規模企業は、フリーアドレスオフィス、会議室改善などのオフィス環境改善活動、Web会議などのコミュニケーション支援に力を入れているようで、例えば、大規模企業におけるWeb会議の導入指数は、現在15.4%、2年後25.5%、5年後34.6%となっていた。ワークスタイル変革推進上の課題としては、セキュリティリスクの増大、勤怠管理、事故などの場合の責任範囲、部門内コミュニケーションなどが挙げられている。また、新たなワークスタイルを支援するプリント環境としては、大規模企業の47.0%、中規模企業の43.8%の回答者が、他事業所でのモバイルプリントが必要と回答。他事業所だけでなく、自宅やコンビニなどでのモバイルワーカーへのプリント支援が求められている。また、在宅勤務者支援のためには、個人所有プリンターの使用許可、在宅勤務用プリンターの貸与に加えて、消耗品や用紙の支援なども期待されている。プリント支援に関する課題としては、モバイルや在宅勤務でのプリント環境の提供方法が分からないこと、プリントのセキュリティ、およびプリントアウトからの情報漏洩など挙げられた。これらのアンケートと個別インタビューの結果を分析した結果、IDC Japanでは、ワークスタイル変革推進には、個人強化とチーム力強化との最適バランスをユーザー企業ごとに設定して、活動を実施していくことが重要であるとしている。また、ワークスタイル変革の際、成熟度が低いままプリント環境を拡張するとセキュリティリスクが増大する恐れがあることから、新しいワークスタイルを支援するプリント環境を提供するためには、プリント/ドキュメント管理の成熟度を高めたてから新たなワークスタイルへとプリント環境を拡張する必要があると考えている。
2015年08月04日人材採用コンサルティング会社ジョブウェブは、2016年度新卒採用実施企業を対象に採用活動に関して調査を行い、採用活動の後ろ倒しによる2016年卒採用の課題について結果を公表した。現時点で感じている2016年卒採用の課題は、就活後ろ倒しにより就活モードになかなか入らない学生に対する「学生の選考モード調整」が57.1%で最多、次いで内定出しなどの「クロージング時期」が42.9%、「会社説明会の集客」が35.7%だった。「8月以降に良い学生に選考を受けてもらえるかわからない」「学校推薦の確保が例年以上に苦戦」といった声もあがった。現時点で予定採用人数が不足し、これから学生の追加募集(選考母集団形成施策)を実施もしくは検討している企業は78.6%。うち、「実施は未定」が48.2%、「実施を意志決定済み」が30.4%であり、大半の企業が追加施策の検討は想定しているものの、8月を前に企業側の意志決定の難しさを感じさせる結果だった。また、追加母集団を形成するための施策として検討していることの最多は「新卒紹介」で28.6%で、それにつぐ「今期利用媒体での追加施策」「オファー、スカウト」が16.1%であり、初期費用が発生しない、もしくは低コストの追加施策が選ばれていることがわかる。インターンシップに関しては、実施前向きが71.4%で人気の根強さがうかがわれるが、その開催時期は「夏時期」と「秋・冬合算」が共に44.2%で同ポイント(夏:44.2% 秋:26.9% 冬:17.3%)であることから、夏にインターンシップを予定していたが、2016年卒採用の成り行きを踏まえ、秋・冬時期に開催を移行していると推測されている。なお、同調査は2015年6月22日~29日に、2016年度新卒採用実施企業の担当者56名を対象に行われた。
2015年07月23日京都大学は5月26日、3D映像などを観ているときに発生する「映像酔い」時では、右脳と左脳の活動が乖離する現象を発見したと発表した。同成果は同大学大学院人間・環境学研究科の山本洋紀 助教とキヤノンの宮崎淳吾 研究員、明治国際医療大学らの研究グループによるもので、国科学雑誌「Experimental Cell Research」に掲載される予定。「映像酔い」は3D映像やドローン映像などを観て、目の痛みや吐き気、めまいといった症状が発生する状態のことで、医学的には車酔いや船酔いと同じ動揺病の1つとされている。その発生原因はよくわかっていないが、映像の動きを検出する脳部位であるMT+野が関与していると考えられている。今回の実験では14名の被験者に映像酔いを起こしやすい動画と起こしにくい動画を6分ずつ見せ、その間の脳活動を測定した。その結果、映像酔いを訴えた8名の被験者のMT+野では、右脳と左脳の活動が乖離していることがわかった。一方、映像酔いにならなかった6名の被験者のMT+野では特に乖離は見られなかった。MT+野は映像の動きの検出だけでなく、映像酔いの前兆である眼や身体の動きの制御・検出にも重要な部位であることから、今回の結果はMT+野が映像酔いに深く関わっていることを強く示唆するものとなった。今後、研究を進めることで、映像酔いだけでなく動揺病が生じる仕組みの解明が期待されるほか、MT+野の乖離を減少させることで快適な映像を提供する技術の開発につながる可能性がある。
2015年05月26日シーツはどのくらいの頻度で洗っていますか?睡眠環境は清潔に保っておきたいものです。シーツを含め、寝具はどう洗濯するのがいいのでしょうか?正しい睡眠環境の整え方をご紹介します。シーツの洗濯頻度で睡眠環境が変わる!忙しくてシーツを何日も洗っていない……なんて方もいるのではないでしょうか?シーツはパリッとして新しいと、気分もよくなり、ゆったり眠りにつくことができます。睡眠環境を良くするためにも定期的にシーツを洗濯することが必要です。夏場は週に1回、冬場は2週間に1回洗うといいでしょう。やはり夏場は汗をかきやすいのでより頻度を上げて洗濯することをおすすめします。またシーツには加齢臭などの臭いがつきやすいので、気になったら洗っていくようにすると清潔を保っていくことができます。シーツの洗濯方法は?シーツを洗濯するのは意外と大変です。洗濯機に丸めて入れてしまうと、しっかりと洗濯されません。また繊維の一部を傷つけることになります。洗濯機に入れる際には縦に三つ折りにして入れましょう。そうすることにより、シーツを長持ちさせることができます。また、洗剤にもこだわりましょう。刺激の弱い中性洗剤や石鹸などをおすすめします。干す際には直射日光を避けるようにしましょう。紫外線で繊維が弱くなってしまいます。直射日光で干すことで太陽のパワーでふわふわになるようなイメージがありますが、実は逆効果です。シーツの色で睡眠環境をチェンジ!あなたのシーツの色は何色ですか?シーツの色により、睡眠環境は大きく違ってきます。一番質の高い睡眠をもたらす色は青色だと言われています。青色や緑色にはリラックス効果があり、眠るときには最適です。ぜひ青を取り入れてみてください。逆に睡眠環境に適さない色とは何色でしょうか?紫色は精神を刺激する色と言われており、睡眠環境には適していません。また、グレーや茶色もネガティブな感情を起こしやすい色と言われています。あなたの睡眠環境はいかがですか?寝心地に悩んでいる方は、ぜひ寝具の色も変えてみてください。Photo by Mazzali
2015年05月15日イオングループは、1977年から「イオン社会福祉基金」を設立するなど、さまざまな環境・社会貢献活動を実施しているが、そのグループ内企業、イオン九州はさらに地域密着型の社会貢献活動に取り組んでいるという。同社は独自の基金「イオン九州社会貢献基金」を1997年に設立。これは、より地域に密着した活動をしたいという社員の声から設立にすることになったものだという。また、イオン九州は、資金提供や物品提供といった援助活動だけではなく、社員自らが地域に関わるボランティア活動を重視しているという。そのうちの一環が、サンタクロースに扮した社員がクリスマスに福祉施設を訪問する活動。これは、毎年クリスマスに社員が行っていた活動が恒例化したもので、2014年は79カ所の施設を訪問したという。同社代表取締役社長 柴田祐司は、社会福祉活動について、「地域と企業の関わりを考える時、わたしたちがもっとも大切にしているのは、単なる経済的、便利的貢献ではなく、地域のみなさまから必要とされる暮らしに根差した存在になることであり、社会福祉活動もそうした取り組みの中から生まれたものであります」とコメント。また、活動当初から携わってきた社員は「当初は小さかった活動も、実際に地域の方々や子どもたちが喜んでくれている姿に触れ、自然に、自主的に活動が大きく広がっていきました。資金提供だけでなく、こうして実際に地域の福祉施設を訪問することでしか得られない大切なこと。これからも九州のみなさまのお役に立てるよう、活動を継続していきたいです」と話す。一方、数年にわたりサンタクロースの訪問を受けてきた福岡療育センター いちばん星センター長 堤孝子さんは、「今年で4回目だったのですが、子どもたちがとても楽しみにしており『サンタさんにどこから来たの?』とたずねたり、早々と来年のプレゼントをお願いしたりと、大変ほほえましい、楽しい時間を過ごすことのできる貴重な時間になっています。今後も引き続きこの活動を継続してほしいです」と、活動の意義を語った。
2014年12月26日皆さんは、「5S活動」という言葉をご存じですか? 「5S活動」は、職場の環境改善を目的とし、製造現場からオフィスまでさまざまな場所で用いられている言葉です。■「5S活動」とは5Sとは「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seisou)」「清潔(Seiketsu)」「しつけ(Shitsuke)」。この5つの言葉の頭文字である「S」をとって、5Sと呼ばれています。実は5S活動に取り組むことで、業務効率の改善、品質や安全管理の向上、課題の早期発見など、多くのことを得ることができます。これはまさにライフオーガナイズで得られる効果と同じ! 「5S活動」なんて言うと、家庭にはあまり縁がないような言葉に感じられるかもしれませんが、「家の中を片付けたい」と思っているママにとっては、かなり役立つものなのです。そこで今回は、家庭でも実践できる「5S活動」の例を紹介します。■5S活動その1・<整理>まず、必要なものとそうではないものとを分けます。そして、使うもの、大事なもの、記念に残しておきたいものは残し、そうではないものを外に出します。外に出す=必ずしも「捨てる」ではなく、「リサイクル」「人にあげる」「フリマ」といった手段もあります。ここを繰り返すことで、物は厳選されていきます。■5S活動その2・<整頓>整理をして残ったものは、家庭にとって必要なものです。それらを使いやすい場所へ戻してあげましょう。この時に、戻すべき場所がわかるようラベリングをしておくと、その後も戻しやすくなります。■5S活動その3・<清掃>必要なものの定位置が決まり、使いやすい場所にしまわれていくと、掃除もしやすくなってきます。掃除を簡単にするためにも道具をまとめて置いたり、週末にはみんなで水拭きをしたりなんていうものいいですね。■5S活動その4・<清潔>清潔とは、整理・整頓・清掃をキープするということ。ただし、常に隅々まで綺麗に整っていなくてもOK。たとえば、キッチンは毎日片付けるけれど、共有スペースは一定のタイミングで整えるとか、机の上だけは毎日寝る前に片づけるとか、そういったルールを設けてもよいでしょう。■5S活動その5.・<しつけ>整理・整頓・清掃を習慣にできるようにルールを決め、チェックしてみましょう。子どもとチェックし合うならゲーム感覚で○×表を作ったり、パートナーとならでも楽しく続けられるようなご褒美の仕組みを作ったりするのもおもしろいのではないでしょうか。「整頓部の部長はパパ」や「清掃チームは○○君と○○ちゃん」など、家族の中で役割分担してチェックし合うのもいいかもしれません。■5S活動で片付けができる理由は、順番とネーミング5S活動で片付けができる理由は、大きく2つあります。1つ目は、「Sの順番」です。整理 ⇒ 整頓 ⇒ 清掃 ⇒ 清潔 ⇒ しつけ。片付けをする時には、まさにこの順番が大切なのです。片付けは1回だけやればよいというわけではなく、続けていくことが大切です。5Sを覚えて、この順番で実践する習慣をつけてしまえば、快適な住環境がキープできるでしょう。そして2つ目は、「覚えやすいネーミング」であること。「今日は○○運動の日です~!」とか「来週は××週間が始まるよ~」なんていうと、なんだか楽しげなものに聞こえてきませんか? どんなことでも続けていくには楽しむことが大切です。それには、片付ける作業自体に名前を付ける、5Sは大きな効果を持ちます。何の作業をするのか、作業名を言うことで、みんなの意識を共有するのにも一役買ってくれますね。家の片付けにもとっても役立つ5S活動、ぜひそれぞれのご家庭に合わせた5S活動を進めてみてはいかがですか?
2014年12月17日最適な睡眠時間は、人によって差があり、それは遺伝と環境によって決まると言われます。では、遺伝と環境と、どちらの影響が強いのでしょうか?環境を変えることで、体質を変えていくことは可能なのでしょうか?最適な睡眠時間は何時間?皆さんの最適な睡眠時間とは何時間ですか?4時間の方もいれば、9時間寝ないときついという方もいるでしょう。人によって最適な睡眠時間はバラバラです。この睡眠時間の差が生まれる原因としては、体質や生活習慣、気力などが考えられますが、大きく2つに分類できます。遺伝的に決まってしまっている部分と、外部環境によって変えることができる部分です。外部環境に含まれますが、生活習慣は睡眠時間に大きく影響していると考えられます。運動したり、たくさん食べたりした後は眠くなるように、生活習慣によって睡眠時間が変動することを感じた経験は誰しもあると思います。生活環境も遺伝も無視できない一部の研究者は、睡眠時間は生活環境によって変わると主張しています。つまり、生活習慣を変えるだけで、睡眠時間をコントロールできるということです。睡眠時間が長い人も、運動を減らしたり、食事を制限することで、睡眠時間を短縮できるという考えです。しかし、実際のところそうは上手くいきません。実際に最近の研究によると、遺伝による個人の必要睡眠量というのが、適切な睡眠時間を決める上で重要だと考えられています。しかし、どっちが重要かを白黒つけるのは非常に難しく、言えるのは生活習慣も遺伝も無視できない重要な要素であるということです。慢性睡眠不足な日本人が増えている残業が多かったり、帰りが遅かったり、深夜もメールやネットに熱中してしまったりと、慢性的に睡眠不足な人が増えているようです。これは環境の変化の影響もあるでしょう。インターネットを使えば、いつでも誰かと繋がることができますし、ショッピングだってできてしまいます。また、24時間営業のショップや漫画喫茶なども増え、時間に縛られることなく生活できるようになりました。便利ながらもそういった背景があり、睡眠不足の人が増えていると考えられます。もはや、睡眠不足は現代病であるとも言えます。一人一人が最適な睡眠時間をしっかりと確保して生活すべきではないでしょうか。Photo by elizabeth pfaff
2014年11月21日新婚生活では睡眠環境が合うかどうかは大事なポイントとなります。軽視しがちですが、新しい生活を始める前に睡眠環境について考えてもらえればと思います。自分たちに合った睡眠環境を整えていきましょう。軽視されやすい睡眠環境夫婦ならば一緒に寝るのが当たりまえ!と日本では考えられがちで、睡眠環境について考えることなく、寝室はひとつと決めてしまってはいませんか?しかし、男女で睡眠環境に求めるものは違っています。例えば、女性の多くは冷え性で寒がり。寝る前にクーラーなどで体を冷やすことを避けたい方もいます。また男性は暑がりで、広いスペースを使って寝たいという人も多いでしょう。センシティブな方は、小さな振動で目が覚めてしまう、という方もいるでしょう。1つのベッドに寝なければいけない、1つの部屋で寝なければいけない、という決まりはありませんので、自分たちに合った睡眠環境を考えてみましょう。どうしたらいい?ベッドのサイズ睡眠環境を整えていくうえで、3つ考えるべきことがあります。1.一緒の部屋で寝るかどうか2.一緒のベッドで寝るかどうか3.ベッドのサイズはどうするか特に1と2についてはじっくり話し合って決めましょう。1を決める際には、部屋の間取りに関わってくることなので、部屋の間取りを決める際に、話し合うべき項目となるでしょう。3のベッドのサイズについてですが、パートナーと2人で寝ている場合のベッドのサイズは、60%以上がダブルかセミダブルのベッドを選んでいるようです。別々の寝室で、一人で寝ている場合のベッドのサイズでも、約30%がダブルかセミダブルのベッドとなっているようです。これはどういうことでしょうか?結局、寝室環境を分けることに別々の寝室で一人で寝ているのに、ダブルかセミダブルのベッドに寝ているのにはわけがあります。もともと一緒に寝ていたけれど、別々に寝るようになり、夫婦の片方がもともとあったダブルかセミダブルのベッドに寝ているという理由がほとんどのようです。つまり、新婚時代はよかったものの、睡眠環境が合わず、結局別々のベッドで寝るようになったのです。先のことも考えて、しっかりとベッドは選びたいものです。また、エアコンの位置やベッドの配置などによっても睡眠環境は変えられるので工夫してみてはいかがでしょうか?睡眠環境だけでなく、新しい生活環境は、しっかり考えたうえで決めていきましょう。Photo by Club Med UK
2014年10月14日(画像はイメージです Patrick Gruban)活動量計とは活動量計とは歩数だけではなく、階段の上り下りなど実際の運動量を測定し、自分の体がどれぐらいカロリーを消費しているかを計算して出してくれるものです。腕に巻くもの、歩数計のようにベルトに付けるものなどがあります。日本でもパナソニックなどの大手電機メーカー、オムロンやタニタなど医療用の測定器具を出している会社から発売されています。世界ではFitbit社のFlexが有名です。ソフトバンクはこのFlexと体組成計を組み合わせたソフトバンクヘルスケアというサービスを行っています。活動量計は、スマートフォンやコンピュータにデータを送付することで色々な形でデータを見る形式になっています。iOS8ではデベロッパー向けにHealthKitを発表して話題を集めています。テキサス大学の研究2014年9月16日テキサス大学医学部の研究者は現在発売中の活動量計とその解析用プログラムを収集して、使っている人のモチベーションにどのような影響を与えているかを検討し、その研究内容がJournal of Medical Internet Researchに掲載されたことを明らかにしました。(画像はプレスリリースより)その研究によると、いくつかの活動量計では、健康の維持のために必要なゴールというものを示しておらず、単に個人的な好みだけで用いているとのことです。今後は個人の活動量のデータが、疫学的な研究に利用されることによって、国民の健康に非常に役立つことになると結論づけています。【参考】・テキサス大学プレスリリース
2014年09月20日