私の場合、出産から2カ月後に夫から誘われました。夫の気持ちもわかりましたが、「できればしたくない」という気持ちが私の本音。産後の夜の営みを嫌だと感じた理由や夫と話し合ったときのことなど、当時の私の体験をお話しします。 夜の営みの再開は産後1カ月ごろから産後1カ月健診で子宮の戻り具合や会陰切開の傷の様子、悪露の状態をチェックしてもらいました。特に異常は見つからず「性生活を再開しても大丈夫」とのこと。ただ、正直「夜の営みなんてできない」と思いました。 しばらく夫から誘われないことを願いながら過ごしていましたが、産後2カ月ごろにとうとうその日はやってきました。 したくない理由妊娠中は夜の営みを控えていたこともあり、夫の気持ちもわかります。だからこそ断ることができませんでした。しかし、会陰切開をした傷が気になって仕方がありません。気分は乗らず、痛みや違和感ばかりでした。 さらに赤ちゃんがいる身でと思うと、なぜか罪悪感さえ感じてしまいました。夫に申し訳ないけれど、「今は夜の営みをしたくない」というのが正直な気持ちだったのです。 夫に正直な気持ちを伝えてみた体の面は問題なくても、お互いの気持ちが一致しないと再開は難しいと感じました。 「しばらく夜の営みを控えたい……」。私は夫に今の正直な気持ちを伝えることにしました。男性には想像しにくいことかもしれない。だから話し合わないとと思ったのです。幸いなことに、夫は私の気持ちを受け止めてくれました。 体のことや自分の気持ちを夫に伝えてよかったと思っています。夫婦関係を見つめ直す良いきっかけにもなりました。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年06月28日母乳や育児用ミルクを飲んだあとの、赤ちゃんのゲップのサポート。次女はなかなかスムーズにゲップができず、時間はかかるし、肩口に長く抱えるのもつらいし、授乳後すんなり寝かせてあげられないのがかわいそう……と困っていました。そんななか、1カ月健診で助産師さんから教わった方法でゲップがうまくできるようになりました! ゲップ待ちで肩がだるくて重い出産から最初の1カ月。そのころの私の悩みは、次女がなかなかゲップをしないことでした。肩口に抱っこして背中をさすったり、やさしくトントンと叩いてみたりするのですが、スムーズにゲップが出るのは5回に1回くらい。 肩のだるさを我慢して15分以上ねばってみてもゲップする様子がないのです。布団に寝かせると苦しそうで、咳込むように吐いてしまったり……。 おしっこの回数は1日に10回ほどありましたが、自宅にベビースケールを用意しておらず、ちゃんと成長しているか少し心配な状態で1カ月健診の日を迎えました。 座らせてゲップさせる方法1カ月健診での体重測定は出生時よりおよそ1.1kg増加と、スムーズに成長していた次女。ほっとしつつ、助産師さんに「ゲップがうまくできず、ゲップ待ちの毎回の抱っこが重たくて」という話をしました。すると「座らせたらいいのよ!」との返事が。 授乳後、沐浴で背中を洗うときの要領で、ママの腕に赤ちゃんの体重を少し前にかけるよう体をよりかからせ、背中を軽く丸めるような体勢を作り、背中を下から上になでさするという方法を助産師さんが教えてくれました。その場で実践すると、座ってすぐにゲップが出たのです! さまざまな姿勢を取ると、ゲップが簡単に!座らせてゲップさせる方法を知ってからは、次女にゲップさせるのが格段にラクになりました。赤ちゃんの体重が肩口や腕だけにかかることもなく右向き・左向き・向かい合うなど、多くのバリエーションを安定する姿勢で簡単に試せました。 しばらく座らせてもゲップしないときは、最後に肩口に担ぐ姿勢を取るとスムーズにゲップが出ると試行錯誤するうちにわかりました。「重たい~」「まだかな~」と思いながら同じ姿勢でゲップをただ待っていたときより「今度はこっち向きに座ってみる?」「次は縦抱きにしようかな?」と選択肢が増えて、気持ちにも余裕が出ました。 長女の場合、ゲップの出し方に悩んだことはなかったので、子どもごとに個性が違うのだなと実感しています。新しい発見を重ねながら、次女との日々を新鮮な気持ちで楽しみたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画これさえ覚えれば簡単!上手なゲップの出し方 監修/助産師REIKO著者:柴崎諒子2016年2月長女、2019年2月次女を出産。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。
2020年06月21日慣れない育児に取り組み「パパ業・ママ業」に一生懸命になりすぎて、いつの間にか「夫と妻」であることを忘れていました。そんな私たち夫婦が、夫婦関係を見直すきっかけになった言葉があります。 産後、夫婦喧嘩をすることが増えた出産後、授乳による睡眠不足や慣れない育児による疲れから、ささいなことで夫婦喧嘩をすることが増えたと感じる人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私もその1人でした。 食事やお風呂、就寝の時間など生活のすべてが子ども中心で回っているのに、夫が今までと変わらずマイペースに過ごしていると、ついイライラしてしまうことが増えました。 「夫が1番、子どもが2番」そんな私が人から聞いた、目からウロコの言葉があります。それは「夫が1番、子どもが2番」というもの。 子どもはいずれ親から離れて巣立って行きますが、夫は老後も一生添い遂げるパートナーです。「子どものことばかりを優先して夫婦関係をないがしろにするのではなく、愛する夫への思いやりも忘れないようにしましょう」というメッセージが込められた言葉でした。 「パパとママ」であり「夫と妻」その言葉を聞いてから、私は自分の態度や姿勢を反省しました。子どもを優先するあまり、愛する夫との関係をこじらせるなんて……ということに気付いたのです。私は「ママ」である前にこの人の「妻」だったんだ、ということを思い出しました。 そして、夫の気持ちを思いやることの大切さを再認識した結果、夫も徐々に私の気持ちを汲んでくれるようになり、以前よりも絆が深まったように思います。 「夫が1番、子どもが2番」というのは極端な表現で、実際の生活では子どもを最優先にせざるを得ない場面が多々あると思います。そんなとき、私は「夫も子どもも1番」だと考えます。そもそも家族は順位をつけるものではなく、みんなが大切な存在です。そんな当たり前のことを忘れかけていた私にとって、この言葉は大きな救いになりました。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:岩崎薫一年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第二子の妊娠を目指して不妊治療中。
2020年06月19日無事に2人目を出産して病室でひと安心……と思いきや大量出血!? しかしそれは緩みに緩んだ骨盤底筋のおかげで起こった盛大な尿漏れだったんです。1人目の比じゃなかった、私が経験した当時の尿漏れ事情とその後の対策をお伝えします。 大量出血? シーツを汚した原因は尿漏れ2人目の産後2日目、まだまだ悪露が残っているなかドロッと大量に出血したような嫌な感覚がしました。下着やパジャマはもちろんベッドまで汚してしまい、かなり焦りました。 しかし、なんとそれは多少血は混ざっていたものの、出血ではなく尿! なんと排尿時の感覚がわからないほど、筋肉が緩んでしまっていたのです。1人目のときは多少トイレが近くなったかな?と思うくらいだったため、私にとっては衝撃的なできごとでした。 トイレを我慢できない!その後は、少しでも我慢するとトイレが間に合わない!という状態だとわかり、赤ちゃんをベッドに残して1日に何度もトイレに行くことに……。部屋ごとにトイレのある産院で本当によかったと実感しました。 とても情けない思いで助産師さんに話をしましたが、産後の尿漏れはよくあることらしく、自分だけではなかったことにホッとしました。しかしこのままではいけないと感じ、助産師さんに対策を教えてもらいました。 尿漏れ対策は日々の積み重ねが大切私が続けられた対策は2つ。あお向けで膝を立てて腰を上げる体操と日常的に腟に力を入れることです。赤ちゃんと一緒に横になりながら、授乳しながら……など、とにかく回数をこなすのがポイントで、慣れてきたら1回ずつの時間を延ばしていくと効果的なんだそうです。 産後6カ月がたった今では、トイレの間隔は少し短いものの、尿漏れすることはなくなりました! 妊娠中だけでなく、産後まで尿漏れに悩むなんてショックでした。しかし、産後ママなら多くの方が通る道なので、あまり気にしすぎず、地道に体操などで改善していくといいそうです。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:sawawa著者:小林夏希4歳と1歳の二児の母。フリーライターとして育児・インテリア・住宅関係の媒体を中心に記事執筆をおこなう。
2020年06月18日私は第一子長女を出産したあと、産後ブルーで苦しみましたが、思い返してみると、長女誕生当時の夫も「産後ブルーだったのでは……?」と思い当たるフシがあります。夫のおかしいと感じた行動や様子についてお伝えします。 パパの産後ブルーその1「家に帰ってこない」夫は、私が長女を保育園に送り届けたあとに出勤し、家族が寝静まってから帰宅。金曜と土曜の夜は毎週クラブで朝まで騒ぐようになりました。 周囲から「よく我慢してるね」と心配され、私自身も「離婚する!」と本気で考えていました。あとで当時の気持ちをパパに聞いたら「ママと長女が親密すぎて、家に居場所がなかった」と教えてくれました。 パパの産後ブルーその2「金使いが荒い」長女が生まれてから、夫は金使いがかなり荒くなりました。以前にも増して趣味に使うお金が増え、カードの請求額は毎月10万円以上。お金の使い道のことで夫婦喧嘩ばかりしていました。 赤ちゃんが生まれたことで生じた責任や、漠然とした不安を買い物することで紛らわせていたようで、「買っちゃいけない」と思うと、それもストレスになって余計買い物をしてしまう……という悪循環に陥っていたようでした。 パパの産後ブルーその3「食事をしない」夫は、朝はギリギリまで寝ていて朝食抜き、夜は残業や夜遊びで食べるタイミングがなく、1日の食事は昼食のみという状態が長く続きました。夕食を準備しても食べないことが多く、徐々に「おなかが空いたら自分で作る」という習慣に変わっていきました。 当時、私は初めての赤ちゃんのお世話で手一杯。夫の変化に無頓着でしたが、子どもが生まれて急激な環境の変化に戸惑いの多かった夫に対して、思いやりが足りなかったと思っています。 振り返ると、産後は私だけでなく、パパも産後ブルーだったのではないかと思います。こんなわが家の状況が一変したきっかけは、東日本大震災でした。震災を機に、パパは産後ブルーから立ち直っていき、今ではそのころの行動はほとんど見られなくなりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:伊川 遥女の子と男の子の二児の母。家事や子育てのかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は読書、音楽、料理、ボルダリング、絵を描くこと。
2020年06月07日Aさんの旦那さんはとても良い会社に勤めている、Bさんは産後なのにいつもおしゃれできれい、Cさんの家は夫が家事を手伝ってくれてとても仲が良い……など、自分や自分の家庭と比較して人を羨み出して止まらず、どんどん自分をみじめに感じてしまう。そのような状況になったときにやってみたいこととは? 比べて良いことがあるのか考えてみる考え始めると思考が止まらず、あれもこれもと他人の羨ましい状況が浮かんできてしまったら、「自分と他人を比べてみて良いことがあるのだっけ?」と自問自答してみてください。 考えるのはやめよう、と思ってもなかなかやめられないものです。そんなときは、別の思考を開始するのが一番。他人と比べて良いことがあるのか探してみて、特に見つからないようであれば、自ずと「こんなこと考えても仕方ない」と思えることがほとんどです。 大切なものについて考えてみるもし、羨ましいと思う人と入れ替わったら幸せかどうか?と想像してみるのも1つの手です。そこには、自分の子どもも夫も親も、例えばペットもいません。自分が大切にしているものは、そのままの姿では存在していません。実際にその人の立場に立って考えてみたら、いろいろと面倒なことが思い浮かんでくる場合もあります。たとえば、あの人の夫はとても素敵で羨ましいけれど、神経質そうなところがあるから自分の場合、一緒にいると息が詰まりそうかも、など。自分の生活に自分が手放せないものがたくさんあることを今一度思い浮かべてみることで、現在の自分を受け入れられるようになることがあります。 自分ができることはチャレンジしてみる自分と他人を比べてみることはマイナス面ばかりではありません。羨ましいと思うということは、自分が良いと思っている状態が可視化されたということでもあります。自分の方法で目指してみることで新しい楽しみが生まれるかもしれません。たとえば、DさんのSNSはいつでもおしゃれなカフェで溢れていて素敵。私はそんなお金もヒマもないのに……とは思わずに、SNSでおしゃれなカフェを披露しているのが羨ましいのか、カフェに行ってゆっくりしている状況が羨ましいのか、何を自分が羨ましいと思っているのかしっかりひも解きましょう。その上で、カフェに行ってゆっくりしていることが羨ましいという結論に達したのであれば、1カ月に一度でも自分が行きたいと思っているカフェに行く時間をつくってみてはいかがでしょうか。ここで重要なのは「Dさんになろう!」とは思わないこと。DさんになろうとするといつまでもDさんと比較することになってしまいます。 また育児や家事で忙しくてできない場合は、無理やりおこなう必要もありません。想像の中で楽しんで、いつか時間ができたときのために検討を繰り返している状況だと思えばOK。できない自分を責めるような状況は避けましょう。 他人を羨ましいと思うことは決して悪いことではありません。羨ましいと思うことで自分を卑下してしまったり、憂うつになってしまったりすることこそが避けたいことです。惨めな気持ちが湧いてきてしまったら、羨ましいと思える自分は人の良いところを見つけられるすばらしい人間だ、と思うようにしましょう! 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年05月31日私の第一子は2,450gの低出生体重児でしたが、正期産での出産だったので身体機能には問題はなく、体が小さいというだけでした。それでも小さなわが子との暮らしで、思いもよらない困ったことがいくつかありました。 ぴったりサイズのおむつがない!新生児のときに困ったことは、わが子にぴったりのおむつがなかったことです。テープをなるべくきつく留めたり、できるだけ体に隙間ができないように気をつけていても、足を動かしたりすることで排泄物が漏れてしまいました。 頻繁に着替えなければならないため、小さめのおむつを探しましたが、当時は近くに購入できるお店はありませんでした。インターネットでの注文にも慣れていなかったため、産院から分けてもらったりしていました。 お洋服に埋もれてしまう出産する前に買い揃えていた肌着や洋服など、サイズ60cmのものでもわが子にはとても大きく、しっかりと着せても手が変なところから出てきたり、顔が肌着に埋もれていってしまうなど、予想外のことが起こりました。 抱っこをしていてもお洋服が大きすぎて顔が見えなくなってしまうため、お宮参りなどの記念撮影でも苦労しました。 また、プレゼントされたお洋服はどれも大きく、お礼に着せた姿を見せたくても着られるようになったころには季節が変わってしまって着せられない……というものもありました。そのため、これから大きくなるのを見越して買うことはせず、洋服は常にジャストサイズを選ぶようにしていました。 おっぱい中に寝てしまう体力があまりないのか、わが子はおっぱいを飲んでいる途中に疲れて寝てしまうということがよくありました。新生児期は特にそれがよく見られ、おなかがいっぱいになる前に疲れてしまうようでした。なので、いつでもおなかをすかせていて授乳の回数が増え、準備やげっぷなど前後の時間をあわせると、1日のなかで授乳に割く時間がとても多く、頻回授乳で乳頭が切れてしまうのがつらかったです。また、赤ちゃんは母乳をおなかいっぱいに飲んで眠るものだと思っていたので、体力が尽きて寝てしまうということに、母乳がたくさん出ないからかと申し訳なく思っていました。 そして、体重を増やすために育児用ミルクで不足分を補うよう指導されていたため、夜中でも母乳での授乳のあと育児用ミルクを作る作業がありました。育児用ミルクを与えても結局半分も飲めずに寝てしまうので、残った分は捨てて新しいものをその都度作ります。そのため、哺乳瓶の消毒の回数も多く、これが最も予想していなかった大変さでした。しかし、生後3カ月ころから体重が増えてきて、完母になってからはとてもラクになりました。 出産するまで赤ちゃんの大きさの違いについて考えてもいませんでしたが、小さめ赤ちゃんにはぴったりな洋服やおむつを探す必要があることに驚きました。産前にもう少し小さめ赤ちゃんの特徴を知っておき、その子に合わせたお世話やグッズがあれば育児がもっと楽しめたと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:ライター 横山まい三児の母。夫の転勤に伴い三人別々の県で出産し子育てをしている。転勤妻としての妊娠・出産・子育ての経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年05月30日産後は慣れない育児に戸惑い、子育てに必死で夫のことを気にかける余裕もなく、産後5カ月間性生活はありませんでした。夫婦でゆっくり話し合う時間もなく、夫はストレスが溜まってしまい……。私が産後レスの解消によって学んだことをご紹介します。 産後は性生活をする気にならなかった産後は娘中心の生活。初めての育児で授乳にもなかなか慣れず、夜泣きも激しかったので、睡眠時間を十分に取ることができていませんでした。夫に誘われても性行為をするより睡眠が優先で、疲れているのに誘ってくることに対して苛立ちを感じていました。 私は夫に気持ちが向かず、性行為をしたくないとまで思うように。産後の気持ちの変化は仕方がないと思っていました。 産後、初めてお互いの気持ちを伝え合った夫は私が育児で疲れていることをわかっていたので、性行為を断っていることは気にしていないと思っていました。しかし、夫は産前と何も変わりはないので性生活のない日々にストレスを感じ、限界だから話し合いたいと言ってきたのです。 私は性行為をしたくないことを打ち明け、夫は夫婦にとって大切なことだからできれば性生活を再開したいと思っていることを伝えてくれました。お互いの正直な気持ちを伝え合うことで、性生活の問題に対して向き合うことができたのです。 理解し合うことが大切だった!話し合った結果、私は夫の性行為をしたいという気持ちを受け入れて、1~2週間に1回は誘いを受け入れることにしました。夫は私が睡眠時間を確保できるように育児をし、性行為をしたいときは私の体の調子を聞くようにすると言ってくれました。 産後で育児に必死になっていても、夫婦で話し合う機会を設けて気持ちを理解することがわだかまり解消の一歩になりました。 産後は子どもばかりに目が行って、夫の気持ちを考えていませんでした。夫婦だからといって、気持ちを伝えなくても理解し合えるわけではありません。話し合うことで産後5カ月目で性生活の問題を解消することができ、今ではストレスなく夫婦関係を築くことができています。 著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年05月29日私の夫は、あまり育児に協力的な人ではありませんでした。でも、3人目が生まれたことをきっかけに、これまでよりも育児を手伝ってもらうことに……。ところが、この役割分担が思わぬ誤算だったんです。 3人目誕生、育児も役割分担することに子どもとはよく遊んでくれるけれど、おむつは替えられない、育児用ミルクの調合もわからないという夫。育児をしているかと聞かれると微妙なところ……。 私自身も、育児は自分でしてしまったほうが早いと思っていたため、これまでは夫に何かを手伝ってもらおうとは思っていませんでした。 しかし、さすがに子どもが3人にもなると、私ひとりでは厳しいかもしれない。そこで夫に相談し、おむつ替えなどのこれまでやってもらったことがあまりなかった育児も手伝ってもらうことにしました。夫も思いのほか快く引き受けてくれました。 お互いが協力し合えずイライラところが、慣れないおむつ替えやお風呂などのお世話は夫の思うようにはいかず、見ている私もついイライラしてしまう結果に……。 3人目が生まれ、家族で楽しくにぎやかに過ごせるはずだったのに、夫婦が揃うとお互いにイライラしてばかりでした。このままでは良くないと思い、改めて夫と話し合うことにしました。 夫からは素直に「不器用な自分には、今まで○○(私)がしていた育児を○○(私)と同じようにはできない」と言われました。一方で私は「家事も育児も家の中のことはだいたいできるけれど、すべてを任せられると負担が大きい」という話をしました。 余裕ができて「ありがとう」と言えるようにそれぞれのできること、できないことを話し合い、「お互いができることを優先させたほうが効率がいい」という話でまとまりました。家での子どもたちのお世話は私が引き受け、夫にはこれまで経験のある育児のほかに、買い物など、もう少し家事に協力してもらうことにしました。 仕事帰りの夫に、お米や飲み物、洗剤などの重量のある買い物を任せると、日中の子どもを連れての買い物がとてもラクになりました。また、夫が子どもたちと遊んでいる間に私が食器の洗い物を済ませ、授乳中には夫が上の子たちの寝かしつけをするなど、「一緒に育児」を徹底するのではなく、お互いの得意不得意を考慮した協力体制がわが家には合っていたようです。 夫婦にもそれぞれ得意不得意がありますよね。それぞれの得意なことが生かせると効率も上がり、気持ちにも余裕ができたように感じます。そして、お互いが素直に「ありがとう」と言えるようになったことが何よりでした。 イラスト:(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2020年05月20日私は35歳で高齢出産をし、1児の子育て中です。年齢、体力、人生の残された時間のことを考え、子どもは1人と決めました。夫も私の体と思いを優先すると言ってくれています。子どもを産む、産まない、産めない……とてもプライベートなことであり、また時代もそれを尊重する風潮にあると感じていましたが、そんなに世間はやさしいものではありませんでした……。 カウンターパンチは義母から義母は地方都市に住む第1次ベビーブーム世代の専業主婦です。義母には何度となく「私は弟がいてよかった」「きょうだいはいたほうがいい」と言われました。でも、私がそれとなくもう子どもを産む気はないと伝え続けると、納得したようでした。 けれど子どもに向かって「この子が結婚したら子どもをいっぱいもてばいいわねぇ」と言われたのです。「子どもを1人しか産まない私は悪」「きょうだいのいない子どもはかわいそう」と言われているようで悲しくなりました。 次は児童館の職員に育休中は、近所の児童館によく行きました。午前中は利用者も少なく、職員の方とも近しく話をするようになりました。そこで1人の職員の方に「私は子どもが欲しくても授からなかった。あなたは大丈夫よ。頑張ってね」と言われたのです。 私に子どもが1人しかいないのは、私が頑張っていないからなのか? どんな事情があろうと、頑張ってもう何人か子どもを産まなければいけないのか? 福祉のプロに「今のままではだめだ」と言われたように感じ、その職員の方と距離を置くようになってしまいました。 ついには保育園の保育士にまで子どもが3歳になるまでは、事業所内保育所を利用していました。規模が小さく、子どものことを細かに見てくれ、保育者と保護者のコミュニケーションも多く感じました。 その中の1人の保育士と2人だけになったときに「私は共働きをしながら2人の子どもを育てた。あなたも、もう1人は産まなくちゃだめよ」という話をされたのです。 私は「保育者とは子どもと保護者に寄り添ってくれるであろう」と期待していただけに、批判を受けたように感じ、一時期保育園に対しても不信感を抱いてしまいました。 2人目のことを周りから言われたのも子どもが2歳くらいまでで、一過性のものでした。それでも、悲しい思いをしたという記憶がはっきり残っています。こんな思いをするママがいない世界になったらいいのにと思わずにはいられません。 監修/助産師REIKO著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2020年05月20日タレントの里田まい(さとだ・まい)さんが、2020年5月18日に自身のインスタグラムを更新。産後の悩みと、その対策として友人から送られてきたプレゼントについて明かしました。里田まいが抜け毛に悩み明かした対策法は?2019年6月に第2子を出産した里田まいさんは、産後の抜け毛に悩んでいたことを告白。その対策として友人からもらったカチューシャを着けていることを、笑顔の写真付きで報告しています。 View this post on Instagram A post shared by 里田 まい (Mai Satoda) (@maisatoda_official) on May 17, 2020 at 11:38pm PDT※画像上の矢印をクリックすると、ほかの写真も見ることができます。この日の里田まいさんのコーディネートはどこかレディな雰囲気。主役のカチューシャに、いつもはあまり着ないというシックな花柄のワンピースを合わせたようですね。投稿には里田まいさんのスタイルを称賛する声や、「カチューシャという手がありましたね」と発見を得た様子のコメントが寄せられています。・とっても似合ってる!!・私も産後の抜け毛に悩んでいました。カチューシャを使うというのも手ですね。・腕が細い。まいちゃんのスタイルに憧れる…。・美しすぎる!大好き!!産後の抜け毛は、人によっては大きな悩みになります。それをあっさりと告白し笑顔を見せられる人柄のよさが、里田まいさんが多くの人に好かれる理由なのでしょうね。里田まいの良妻賢母っぷりが「すごい!」と話題に夫・田中将大の不調を受けて考えたことは…[文・構成/grape編集部]
2020年05月19日私の子育て人生の始まりは2011年でした。この年は東日本大震災など、世間的にもたくさんのことがありましたが、私のどん底は長男を出産した2日後にやってきたのです……。 マッサージを受けて授乳の準備はバッチリ帝王切開での出産。その翌日まで点滴を受けていたので、授乳がスタートしたのは産後2日目からでした。 それまでは助産師さんたちが作ってくださった育児用ミルクを、言われるままに飲ませていました。病院のスケージュールのなかで、おっぱいがよく出るようにおっぱいマッサージをしてもらい、たくさん出ていたので授乳の準備は完璧のつもりでいたのです。 幸せな授乳タイムの始まり…?いよいよおっぱいでの授乳がスタートしました。私が出産した病院では、ママと赤ちゃんが授乳室に集合しておっぱいを飲ませていました。赤ちゃんの体重を測って、おっぱいをくわえさせて飲ませて、また体重を測って。 みんながどんどん授乳を終わらせていくなか、私はなかなかうまく飲ませることができず、じょうずに飲ませられない不安と孤独でいっぱいでした。 孤独と不安で毎日涙…個室に戻っては、「帝王切開で産んだからちゃんと飲んでもらえないのかな」「おっぱいが大きすぎるから飲みにくいのかもしれない」「ミルクのほうがおいしいのかも……」と自分を責め、ひとりで大泣きしては寝られない夜を過ごしていました。 赤ちゃんは母乳で育てるのがいいからと周りに言われ、誰にも相談できずにいました。そして朝が来るとまた恐怖の授乳教室が始まり、挫折して個室に帰り、泣きながら搾乳する。そんな入院生活でした。 あんなに涙にくれながらおっぱいをくわえさせて頑張っていましたが、その後は搾乳して哺乳びんで飲ませたり、夜中は育児用ミルクにしたりと、負担の少ない授乳に移行していきました。生後3カ月ごろからは完全ミルク生活にしたことで、苦しみから解放されて、楽しく子育てができるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:ライター 舟橋海央4歳差の男子2人の母。同じ男の子でも性格の違う2人からいろいろ学びながら子育てを満喫中。自身の子育て体験をもとに記事を執筆している。
2020年05月18日1人目を出産してから産後2カ月まで、母乳は十分に出るのに赤ちゃんがうまく飲めない状態が続き、とても苦労しました。うまく飲ませられるようになるまでの約2カ月、母乳育児に関する悩みをどのように乗り切ったか、当時のエピソードをお話しします。 私だけうまく授乳できない私が出産したクリニックは、母子別室制でした。授乳の時間になると授乳室で一斉に授乳するというスタイルで、同じ時期に出産した方が常時5~6人はいる状態です。出産翌日の授乳から胸が張りカチコチになっているせいか、わが子が乳首をうまくくわえられず、母乳を飲み始められない状態が続きました。 他のママは赤ちゃんにおっぱいを吸わせて泣き止ませることができているのに、私はうまく飲ませられないので、わが子だけが授乳室でずっと泣いています。周りと比べる必要はないとわかっていながらも、どうして私だけできないのだろう⋯⋯ととても落ち込みました。 助産師さんに相談するが……授乳のたび助産師さんに赤ちゃんが吸い付きやすい姿勢を教えてもらったり、授乳の補助をしてもらったりしていたのですが、どうしても母乳を飲み始めるまでに20分ほどかかってしまいます。 私の乳首や赤ちゃんの口の形が特別「授乳しにくい」というような問題もなく、「ママも赤ちゃんもとにかく慣れるしかないかもね」とのことでした。入院中は助産師さんに助けてもらいながらなんとか授乳をしていましたが、結局自分だけでは授乳がうまくできない状態のまま退院の日を迎えました。 不安を抱えたまま退院……退院後は突然スムーズに授乳できるようになるわけもなく、助けてくれる助産師さんもいません。授乳の時間になり、赤ちゃんが乳首を吸い始め母乳を飲み始めるまでに15分~30分ほどかかります。そこから授乳時間が15分程、そして寝かしつけというサイクルであっという間に1、2時間が経ちます。それを昼夜問わずですから、私は精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまいました。 母乳の出が悪いということであれば、すぐにでもミルク育児に切り替えられたのですが、母乳はよく出ているためどうしても完全母乳で育てたい思いがありました。 授乳のプロに相談してみたらその後、ワラにもすがるような思いで母乳マッサージを受けました。母乳の出はまったく問題なかったのですが、授乳に関して相談するためです。「母乳が勢いよく出すぎて赤ちゃんが飲みにくい」「赤ちゃんがおなかを空かせていると、落ち着いて乳首に吸い付けない」という可能性から、「まず搾乳して哺乳瓶で少し飲ませてから、直接授乳する」方法を提案されました。 搾乳の手間はありましたが、この方法だと直接授乳がとてもスムーズで、精神的なストレスが減ったのでした。それから2カ月ほど経つと哺乳瓶で授乳する必要がなくなり、最初から直接授乳できるようになったのです。 産前、私は母乳育児に関するトラブルと言えば「母乳の出が悪い」ということしか知りませんでした。当時、「母乳の出を良くする方法」に関する情報が多くありましたが、乳首をうまくふくませられない場合にどうしたら良いかという情報にはたどり着けず、とても悩みました。私の場合は、母乳育児のプロの方に相談することで私と赤ちゃんに合った方法が見つかり、本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:幸村あゆ5歳と2歳の兄妹の母。販売職、事務職を経て現在は子育てをはじめとする様々なジャンルの記事を執筆。子ども服やママファッション、インテリア、整理収納を研究するのが趣味。
2020年05月13日新型コロナウイルスの緊急事態宣言の延長により、長引く密室育児。当然育児のストレスは募り、パートナーとももめることが増えてきます。そこでベビーカレンダーでは、5月末までオンライン上映中の映画『ママをやめてもいいですか!?』にちなんで、「ママをやめたくなった瞬間」の体験談を募集。コロナ禍にいるママたちのリアルな声をお届けします。 保育園休園でお出かけもままならず…働くママの緊急事態宣言 コロナ自粛中の風邪でぐずりまくる娘にもう限界新学期が始まる4月。ようやく決まった娘の保育園も、慣らし保育3日目にして登園自粛に。1年半の長い育児集中生活もようやく終わり、新しいスタートだ!と思ってしまっていただけに、気持ちが沈んでしまいました。しかもこのタイミングで娘が発熱。熱は下がりましたが、たんが絡んでむせ過ぎて吐いてしまったため受診。 PCR検査はなく、薬を処方されておしまいでした。けれど症状はいっこうに改善せず、娘は一日中ぐずってばかり。横になると鼻水が流れるせいかうまく寝つけず、泣き疲れて眠るのを待つ日々が続きました。不安と疲労でまさに地獄です。 薬を変えてもらってようやく症状が治まってきたのですが、今度は寝るときになぜか大泣き。やはり泣き疲れるのを待つのみで、これが本当にしんどい! 何もしてあげられない、何もしていないことへの罪悪感といつ終わるかわからない悲痛な泣き声。なんで子どもの泣き声って、あんなにカンに障るようにできているんでしょうか。もうイラ立ちと罪悪感のスパイラルで、娘と一緒になって何度涙を流したことか……。 外出自粛が叫ばれるなか、親子共々リフレッシュできる機会もなく、いつまでこの状態が続くのかと憂鬱です。ただ、こうやって娘の不機嫌を憂いてはいますが、私のほうこそ、コロナ禍でめいった気持ちを切り替えられていない、ダメな母親。娘にイラつくなんてお門違いもいいところ。30歳になって、思わぬところで自分の欠点を見つめ直すことになってしまいました。 普段は外からの刺激や環境の変化でうまく保っているだけで、感情のコントロールって本当に難しいことなんだと改めて実感しました。早く自由に外を歩き、仕事やレジャーに忙しない日々を取り戻したい。そう願っています。(文/もとみやみなこ) 子どもを見ながらのテレワークは無理!新型コロナウイルスの影響で、うちの保育園も登園自粛要請が出ました。私自身も子どもを密集する場所に預ける不安もあり、自分がテレワークをするときは保育園を休ませています。ところがいざ自宅でパソコンを開けるとキーボードを触る触る! もうまったく仕事になりません! たまらずノートパソコンの画面を閉じて子どもが触るのを阻止するも、今度は開けろ開けろと騒ぐ……。唯一子どもがお昼寝している間だけがまともに仕事できる時間です。 まあ、こうなることはある程度予想していました。私は36歳の大人ですが、子どもはまだ1歳ですから。テレワーク、通勤時間もないしいいなぁと思っていましたが、実際はなかなか難しいところです。(文/あー) 報われないママの苦労って一体… 新しいお母さんってどういうこと?最近、新型コロナウイルスの話題で持ち切りのテレビ。見ていた7歳の長男が「もしお母さんが死んでしまったら俺たちはどうなるの?」と夫に尋ねました。すると夫は「お父さんと長男・次男の3人で暮らしていくんだよ」。すると長男は「新しいお母さんは? できればやさしくてかわいいお母さんがいいなぁ〜」と言っていろいろなことを妄想し始めて、今のお母さんより新しいお母さんが欲しいという結論に。 18歳で第一子を出産し、当時はいろいろ言われたものの、今では若いのにしっかりしているねと認めてもらえるようになったというのに。寂しいというか、悲しいというか、みじめというか。いろいろな感情が混ざって複雑な気持ちになりつつ、それならお母さんやめるぞ!と少しだけ思ってしまいました(笑)。(文/はる) おこもり育児ストレスをママたちはどう乗り切った? ママ友とのビデオ通話で心がラクに娘が10カ月を迎え、ハイハイやつかまり立ちで動きたい盛りのときに、新型コロナウイルスが感染拡大。気分転換に公園へ行くものの人が多く、買い物も不安。結局、家で過ごすしかありません。娘は家にあるおもちゃにも飽きてしまい、私も遊び相手をするのに疲れ、お互いストレスがたまってしまいました。そんなときに救ってくれたのが、ママ友からのビデオ電話です。顔を見ながら話すことで心が少しラクになりました! 親子共々、心の余裕が生まれた気がします。(文/ニシザワサトミ) お手伝いで上の子とのコミュニケーション上の娘が4歳、下の息子は11カ月、私32歳です。新型コロナウイルス感染拡大の影響で上の子の幼稚園は休園になり、ひたすら自宅で過ごしています。娘は家の中で私と遊ぶのも楽しい様子で、何をするにもとにかく「ママ! 来て! 見て見て!」「ママ聞いて!」の繰り返し。本当はもっと丁寧に相手をしてあげたいのですが、授乳におむつ替えにお昼寝と、どうしても下の子にかける時間が多くなってしまいます。しかも赤ちゃんなら許せることも、言葉が理解できる上の子に対してはつい口うるさくなってしまいがち……。 割合のほほんと育児を楽しめる自分ですが、今までのペースが崩れたことで、改めて上の子とのかかわり方を考えさせられました。そして、娘との時間も大切にするために始めたのが、おままごとの延長で家事や下の子のお世話を一緒に手伝ってもらうこと。ママと同じことができたり、「助かったよ」「ありがとう」と褒められたりすることで、娘の喜ぶ顔が増えました。 遊びに付き合えなくても、親子で一緒に同じことをすることで貴重なコミュニケーションの時間を持つことができると思います。(文/南原実花) 「ママをやめたい」気持ちになったとき、パートナーに助けてもらうのが理想的。でもうまく話し合えなかったりイライラが募ったりすることもあります。心の即戦力になってくれるのは、同じ立場で気持ちをわかってくれる、子育て中のママたちかもしれません。産後うつや子育てのプレッシャー、孤独感に悩みながらも育児に奮闘するママの姿を描いたドキュメント作品『ママをやめてもいいですか!?』が、5月末まで絶賛オンライン上映中です。スクリーンのママたちに共感することで、ふわっと心が軽くなるかも。もしくはパートナーと一緒に観て、大変な気持ちをシェアする方法もありそうです。おこもりデーが続くこの機会に、ぜひチェックしてみてくださいね。 『ママをやめてもいいですか!?』■ 配信期間:5月31日(金)24時まで(終了日は予定)■ 料金:1500円■ 上映先リンク: ※ ご購入から48時間、視聴することが可能です。■予告編:
2020年05月12日コロナウイルスにより学校も幼稚園も保育園も休園する緊急事態に。ずーーっと子どもと一緒にいることで、いつもにも増してイライラが募ってしまいそう……。そんなママたちを応援する最新ドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』が絶賛オンライン上映中です。さらに90万人を動員した『うまれる』『ずっと、いっしょ。』も初オンライン上映がスタート! 傷つき悩みながらも、前向きに歩んでいく家族の絆に笑って泣いて、もう一度泣いて、感動をたっぷり共有してみませんか。 1500名の署名によりオンライン再上映が決定 新型コロナウイルスによる外出自粛で、24時間子どもと一緒。普段なら許せる子どものイヤイヤやいたずらにイライラ、子どもだって外で遊べなくてストレスMAX、在宅勤務だからこそ、ますますすれ違うパパに「コロナ離婚」の5文字がよぎったりして……。 笑ってばかりじゃいられないママ業のしんどさは、多くの人が感じていること。そんな家事や育児に奮闘するママたちの姿を追ったドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』が、5月31日(金)までオンライン上映されます。 本作品はコロナウイルス感染拡大を防止するため、2月29日の封切りと同時に、2週間の期間限定でオンライン上映することが決定。その後もオンラインでの再上映を望む声が多く寄せられ、あっという間に1500名を越える署名が集まりました。 また外出自粛が長引くことから、累計90万人を動員した感動のドキュメント映画シリーズ『うまれる』『ずっと、いっしょ』もオンラインによる上映がスタート。家族でいる意味とは? 幸せとは? 改めて「家族・命・絆」を感じることのできる作品になっています。 わが身を投影して観る『ママをやめてもいいですか!?』 <ストーリー>「子どもは可愛いんです。大事なんです。愛おしいんです。……でも離れたいんです」。人知れず子育てに悩み、つまずき、それでも子どもを愛して前を向くママとその家族の歩みを綴った物語。産後うつを乗り越えて新たな命の誕生を迎えるママ、産後うつによる母の自死とその傷に向き合うママ、わが子を抱きしめることができないママ。それぞれどんな答えを見つけていくのでしょうか?企画・撮影・監督:豪田トモ/ナレーション:大泉洋92分■ 配信期間:5月31日(金)24時まで(終了日は予定)■ 料金:1500円■ 上映先リンク: ※ ご購入から48時間、視聴することが可能です。■予告編:家族の絆に涙が止まらない『うまれる』『ずっと、いっしょ。』 <ストーリー>出産、死産、不妊、障害、胎内記憶などさまざまな経験をする夫婦や家族の姿から、家族の絆、命の大切さ、人との繋がり、そして「生きる」ことを考えるドキュメンタリー『うまれる』。第2作となる『ずっと、いっしょ。』は、血縁のない家族や愛する妻に先立たれた家族、死と向き合う毎日を生きる家族の姿を、笑いと感動の涙とともに綴っています。企画・撮影・監督:豪田トモ/『うまれる』ナレーション:つるの剛士104分『ずっと、いっしょ』ナレーション:樹木希林119分■ 配信期間:5月31日(金)24時まで(終了日は予定)■ 料金:各800円(特典映像付)■ 上映先リンク: ※ ご購入から48時間、視聴することが可能です。■『うまれる』予告編:■『ずっと、いっしょ』予告編:『ママをやめてもいいですか!?』を観た人からは、「ママだけに偏りがちな育児環境を変えるきっかけになる」との言葉も。感動だけで終わらない視野の広い作品です。当面、DVD化の予定はないそうなので、鑑賞するなら今がチャンス!
2020年05月01日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー5千人を超える「HYPかなこ」さん。出産レポに続いて、産後レポ 入院編 をお届けします! 産後のホルモンバランスってホントヤバいですよ。人間変わります。 体内の流れが一気に変わるんだもん、人間くらい変わるよなぁ……。 産後ハイから、一気に落ちてマタニティブルーズへ突入します。 HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る HYPかなこさん(@hyp_kanako)がシェアした投稿 - 2019年10月月7日午前8時44分PDT
2020年04月30日4月から仕事復帰をし、そろそろ家事や育児との両立に疲れはじめたママも多いのではないでしょうか。新しい赤ちゃんがいる生活というだけでも大変な中、新型コロナウイルス関連でコロナ疲れも重なり、自分が思っている以上に心身共に疲れている方も多いと思います。仕事復帰から約1カ月ほど経った今、疲れを増大させないためにやってはいけないことをまとめました。 1. 気負いすぎない復帰したばかりのときは目の前のことをとにかくこなすことが大変で、生活の流れを掴むことに集中していた方も、復帰から1カ月ほど経つと改めて自分のできていないことに目がいきやすくなります。しかし、子育て、家事、仕事、これらを全てこなすのはとても大変なことです。そもそも一つを完璧にやるきることでさえ難しい中、一日だけではなく毎日のように完璧にやり遂げることは、ほとんど不可能と言っても過言ではありません。完璧にやらなくては、と考えるのはやめましょう。そして、子育てでも、家事でも、仕事でも、自分が思っていた通りにできなかったとしても、自分を責めるのはやめましょう。 2. 職場・他者に期待しすぎない産後の大変な状況について考慮してくれる恵まれた職場の場合もあれば、復帰したのだから仕事は仕事としてやってくださいというビジネスライクな職場もあるでしょう。また、気遣われるのが重荷になるという方もいれば、産後だから気遣ってほしいと思う方もいるでしょう。いずれにしても、お互いにどう考えるかについては当事者が決めることで本人にしかわかりません。余裕がないときほど、他人が自分をわかってくれないことに対して悲しい気持ちを抱いてしまいがちです。他者が考えることに思いを巡らすのは避け、自分が今しなければならないこと、できることに集中するようにしましょう。 3. 無理をしない育児、家事、仕事どれも大事かと思います。けれど体を壊してしまっては元も子もありません。今は完璧にこなせなくてもOKという気持ちで、最低限やらなければいけなことができたら自分をほめてあげてください。 真面目でがんばり屋なママほど最低限のハードルを高くしがちです。1人で考えてしまうとハードルが高くなってしまう場合や、こんなに下げて大丈夫かしら? と心配になる場合は、ここまですればとりあえずOKというラインを、夫などと共有するといいでしょう。 がんばらなくていいと言われてもがんばらずにはいられない状況だとも思います。ただ、自分で自分を追い込んでしまっているなと感じたら、一息ついてみてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年04月29日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー5千人を超える「HYPかなこ」さん。出産レポに続いて、産後レポ 入院編 をお届けします! 産後あるあるだと思うのですが、あんまり寝ませんでした(笑)。スマホいじって色々調べたり、チビコーの顔を見に行ったり……。 鎮痛剤は飲んでいたものの、後陣痛はそこそこ痛かったです。でも初産だし重たい生理程度なので、ツライって程でもなかったかな?子宮がズンズンしてる感じはわかりました。前日もほとんど寝ていなかったので、もうちょっとちゃんと寝ればよかったです……。 HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る HYPかなこさん(@hyp_kanako)がシェアした投稿 - 2019年10月月7日午前8時44分PDT
2020年04月29日産後、友人と会う機会が減ってしまい、さらには仲の良い友人が近くにおらず夫も仕事で忙しいと、日々の話し相手が子どもだけになりがちです。子どもはかわいいけれど、自分の気持ちを吐き出せない、理解してくれたり共感してくれたり、自分の存在を認めてくれる人がいない日々が続くと、人は孤独を感じやすくなります。孤独を感じ続けると産後うつになることも。子育てをしているなか、閉塞感や孤独を感じたときにできるだけ避けたほうがよい行動を紹介します。 1. SNSを見る友だちは何をしているのだろうと軽い気持ちでSNSを見たら、友人の充実した日々の投稿を目にし、自分の今の生活と比較し暗い気持ちになってしまう……。多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。 SNS映えと言われるように、SNSに投稿されるものは基本的には自慢したいもの、誇れるものが占めています。そこによほどの意味がないかぎり、多くの人は自分が惨めだと思うことはあまりアップしないものです。 まず、SNSを見て暗い気持ちになってしまったら、自慢したいもの、誇れる部分のみを切り取って見ていると考えましょう。自分の生活と比較することは決してしないように。そしてできれば、自分がそれらを明るい気持ちで見られる日まで見るのをやめましょう。連絡網などで利用しているという場合もあるかもしれませんが、基本的には見なくても生活していく上で問題はないはずです。 2. 自分を責める人と話す機会が減ると、自分自身を見つめる機会も多くなります。小さな子どもを育てながら、家事をするのは本当に大変です。自分を褒めることが得意な人は、ぜひ自分を褒め続けてあげてください。褒めることが苦手な人は、自分の悪いところばかりが気になりだしたら要注意。子どもにイライラしてしまった、家事をうまくこなせなかった、人を羨んでばかりいる自分は性格が悪いのではないか……。友人などと話していれば、時に辛辣な意見があったとしても自分を受け入れてくれている、認めてくれていると感じることができます。しかし、ひとりでいるとそうもいきません。自分を責め始めてつらくなってしまったら、いったん自分自身について考えるのは止めましょう。 気のおけない仲間と過ごした楽しい日々を思い出したり、自分には味方がいるのだと考えてみるなど、いったん、ネガティブな思考を断ち切ってみてください。どうしても悪い方向に考えてしまうときは、読書や絵を描くなど自分が没頭できることに時間を割いてみましょう。赤ちゃんの世話でそんな時間がないわ、と思った場合は、5分、10分でも結構です。 3. 信頼していない友だちと連絡をとる憂うつな気分のときに、特に信頼していない友だちと連絡をとることもできれば避けたいことの1つです。自分と意見があまり合わない、共感できない人と連絡をとったり、会ったりすることは、視野を広げるために必要なことではあります。けれど、自分が弱っているときに、人と話したいからという理由のみで、信頼していない人と連絡をとり、納得いかないことを言われてしまった場合、相手に悪気はなくとも心に打撃を受けてしまう可能性があります。あなたに言われたくないわ、と思うような相手とは、心が弱っているときに連絡をとるのは避けましょう。 子ども以外、誰とも話さないで1日が過ぎて孤独感や閉塞感を感じ、つらい気持ちになっている場合、あなた自身を暗い気持ちにしているのはあなた自身です。それは誰でも起こりうることで、暗い気持ちにしている自分を責めることはありません。そういった状況を脱却する1つの手段として、つらい気持ちを感じたら、その気持ちは自分自身で消去できなくとも減らすことができるのだと考えてみましょう。ただし、無理は禁物です。自分では減らせないと思ったら、専門家などの力を借りるようにしてください。 イラスト/sawawa著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年04月28日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、助産師からお願いしたい、産後のパパの任務についてお話しています。育休を取る場合のコツ、何をすればいいのかなど詳しく解説! 核家族化が進み、高齢出産も増えている中、祖父母世代も高齢となり出産後も里帰りなど親のサポートを受けるのが難しくなっているケースもあります。ママ1人に育児の負担が集中しないように、パパが一緒に育児をしていくことが必要です。妊娠中に準備していくことが大切ですが、産後の体調や状況に合わせて修正していく必要もあります。今回は、助産師からお願いしたいパパにしてほしいことについてお話しします。パパはこの記事を産後生活の参考に、またママはこの記事をパパと産後生活の相談をする際の参考にしてみてください。 育児休業を取得するパパの場合2020年、小泉大臣が産後3カ月の間に、2週間分の育児休業をとるということで話題になりました。「育休を取得したい」と希望しながらも、実際は様々な要因で取得するのは難しいこともあります。現在の男性育休取得率は6年連続で上昇しているものの6.16%にとどまっているというデータがあります。基本的には、育休は「子供の1歳の誕生日の前日」までの期間に取得可能です。出産の予定日はあくまで予定であって、開始日が事前に確定できず、出産してから育休開始になります。しかし、1人目の出産の場合、入院中から育休を取る必要はなく、家での生活が始まる退院の日以降で育休を取るのがベストかと思います。里帰りしている場合は、自宅に戻るタイミングで育休を取るのもよいでしょう。 ママのサポートとしては、育児や体調の回復に集中できるように、パパは食事や洗濯などの家事を中心にするとよいかと思います。赤ちゃんのお世話は、沐浴やおむつ交換、ミルクや搾乳を哺乳瓶であげるのを代わったり、授乳後の寝かしつけや抱っこを代わったりするとママもラクになると思いますよ。食事を作るのが得意でないパパは、簡単に食べられるものを調達したり、食事の宅配サービスなどを活用するのもよいかと思います。 中には、ママが動いてくれるので普通の休みのようにゆっくり過ごしているパパがいます。元気なように見えても、産後は動き過ぎないようにママをサポートしてあげましょう。 妊娠中に決めて、産後に確認・修正しておく余裕がある妊娠中に育児や家事を細かい項目に分けて、どのように分担していくか話し合っておきましょう。 例えば、「食事」にしても・食材を買ってくる・食事を作る・配膳する・片付けるという項目に分けることができます。 産後の体調はその時にならないと分からず、初めての出産だとさらにイメージはつきにくいものです。退院前にもう1度見直して、その後も定期的に見直していくようにしましょう。体調の回復などに合わせて追加・修正していくようにしましょう。 そして、「わかってくれるだろう」「気付いてほしい」と女性は思いがちです。パパが何かしてあげたいけど何をしてあげたらいいかわからない場合は、「何をしてほしいか言ってほしい」と素直に伝えてみましょう。 また、この記事を読んでいるママさん。自分でもパパにしてほしいことをいつも伝えられるとは限らないと思います。ですので、事前に「何をしたらいいかわからないときは、『何をしてほしいか教えて』と言ってね」とパパに伝えておくとよいですね。 上の子がいる場合にパパにしてほしいこと赤ちゃんのお世話はママで、上の子のお世話はパパになりがちです。しかし、お兄ちゃん・お姉ちゃんも赤ちゃんがやってきて、ママをとられてしまったような寂しさもあり、ママに甘えたい気持ちでいっぱいです。授乳や抱っこが落ち着いたら、ママとお兄ちゃん・お姉ちゃんが一緒に過ごせるように、甘えられるように、赤ちゃんのお世話を代わってあげるようにしてみてくださいね。 産後のサポートは家事や育児を一緒にすることだけではありません。産後は、ホルモン変化から孤独を感じやすいといわれています。ママの話を聞いたり、体を労ったり、赤ちゃんの成長を一緒に見守ったり、毎日のママの頑張りを労うことも大切です。どうしてもパパは「手伝う」というサブ的な立場になりやすいのですが、一緒に育児をすることで主体的な立場で育児に取り組めるとよいですね。 <参考>厚生労働省ホームページ「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年04月20日子育てに奮闘するママの姿を笑いと涙たっぷりに描いたドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』。作品には、産後うつの不安を抱えていたり自分の子どもを抱きしめることができないと苦悩するママたちも登場します。さまざまな家族の姿を映し出してきた豪田トモ監督へのインタビューの後編では、ママたちの苦悩とその解決策について話を聞きました。 「産後うつ」から救ってくれたママ友たちの存在 ――『ママやめ』では、2度の産後うつを克服し、3人目を妊娠中のママが登場しています。厚生労働省によると、出産したママの10人に1人が「産後うつ」を患うそうです(※)。「うつ」とまでいかなくても、子育て中につらい気持ちや息苦しさを感じることもあります。解消の手立てはどこにあると思われますか。※「健やか親子21」における目標に対する最終評価・分析シート」より。「映画に出てくれた産後うつのママは、不妊治療を経て待望の第一子を妊娠。まさか自分が産後うつになるとは思っていなかったそうです。パパにもつらい気持ちを吐きだしていたけれど、思うように協力が得られなかったり、伝えたいことがうまく通じなかったりして、孤独感は解消されなかった。では、そのママはどうしたかというと、家に閉じこもるのをやめて、毎日時間を決めて公園に行くようにしたんです。 外に行けば、同じように子育てをしているママ友たちに出会えます。子どものことや夫に対する愚痴、つらいことなどを吐きだすことで、「大変なのは自分だけじゃない」と思えるようになったそう。ママ友に救われ、自然と産後うつを克服することができたと話してくれました」 ――女性は、友だちと話すことが一番のストレス発散になるとも聞きます。 「僕は『ママ友探しは宝探し』なんじゃないかなと思っています。ドラマやメディアの影響で、〝ママ友は全員悪魔〟のようなイメージがありますが、絶対にそんなことはない(笑)。ほとんどの人はお互い助け合いたいと思っていますし、気の合う友だちが1~2人いれば十分です。共感して話し合える相手がいることは大きな助けになります」 人には話せないヘビーなテーマだからこそ深く共感 ――『ママやめ』も「あなたはひとりじゃない」という大泉洋さんのナレーションが心に刺さりました。 「この映画が、ママ友との共感度とまた少し違うのは、より心の深淵にある暗い部分にも迫っていることかもしれません。母親から愛情を受けられなくて自尊心が低くなってしまった、わが子を受け入れられない、もっといいママになりたいのにうまくいかない……なんて、いきなり公園で繰りだす話題じゃないですよね(笑)。 誰にも話せないけれど心の中で思っていること、実は隣のママが抱えているかもしれないけれど聞き出せないこと――『ママやめ』では、そうしたヘビーな気持ちも代弁することができたのではないかな、と思っています」 子育ての問題は「第三者」が入ることで解決することも ――大泉洋さんも号泣したというのが、わが子を抱きしめてあげられないというママのシーン(写真)。子どもにどうやって愛情を伝えればいいかと苦悩する姿は、程度の差こそあれ、思い当たる人も多くいると思います。 「このママが子どもを抱きしめられないのには、自分自身が母親からの愛情表現を感じたことがなく、抱っこをされた記憶もほとんどないという理由がありました。親にされたことがないことを子どもにしてあげるのは、とてもハードルが高いことなんですよね。 彼女が“子どもを抱きしめる”という決意ができたのは、実はこの映画の撮影があったからなのだそうです。第三者である僕ら映画スタッフとの相談を重ねるうちに、わが子と向き合うきっかけをつかみ、自らの課題を解決することができたようです。 最初にお話しした産後うつのママも、“外”に解決を求めています。子育ての問題を家族だけでなんとかしようと思っても、単純にメンバーも知識も経験も、あらゆるものが足りませんよね。もしも、夫や実家との関係が悪かったら確実に行き詰ってしまう。ママ友と話してもダメだったら、保育園の先生でもいいし、カウンセラーなどを訪ねてもよいと思います。親子間、夫婦間、子育ての問題はほっておくと子どもに負担がかかってしまう。こんなことを他人に言ったら恥ずかしいと思わず、いろいろな人に相談して、出口を見つける努力は必要です」――『ママやめ』のオンライン上映を再開し、今後、自主上映会も予定されています。 「オンライン再上映の署名が1,000人に達したので、4月9日から再開しました。5月31日24時までを予定しています。6月以降は、作品に共感・賛同してくれた方たちによる自主上映会が開催され始めます。 これまで撮ってきたドキュメンタリー映画『うまれる』、『ずっといっしょ。』では全国2,000カ所以上で自主上映会がおこなわれ、地域のつながりが生まれていったようです。同じように『ママやめ』も上映会を通して、育児の悩みをわかち合う、ママたちの新しい出会いの場をつくることができるといいと思っています」 映画に登場した産後うつのママは、毎日公園に行くことでママ友と出会い、自然と産後うつから克服することができました。まさに「ママ友探しは宝探し」。『ママやめ』のオンライン上映、6月に予定されている『ママやめ』の自主上映会で、宝探しをしてみてはいかがでしょうか。
2020年04月20日初めての出産を終えて、事前に準備はしていたものの足りなかったことや思いがけないことなど、「やっておけばよかった~」と思うことがたくさん出てきました。今回は、実際に出産を経験した私が個人的に後悔したことTOP3をご紹介します。 3:かわいいパジャマを持参しておく出産のとき、私は授乳しやすさ優先で選んだパジャマを持っていきました。あとで病院で撮影した写真を確認すると、髪はぼさぼさ、ノーメイク、ヨレヨレのパジャマという非常に残念な写真が……。 夫は「別に気にならないよ~」と言ってくれましたが、そういうことじゃありません。メイクや髪は仕方ないとしても、せめてもっとかわいくてきれいなパジャマを持っていけばよかったと今さらながらに後悔しています。 2:骨盤ベルトは巻いておく私は、骨盤ベルトが授乳などのときに結構ズレてしまうのが嫌であまり使わなくなってしまいました。しかし、半年後くらいから徐々に腰痛や肩こりがひどくなり、足のむくみがひどくなっていきました。原因は出産後に骨盤が元の状態に戻らず、開きっぱなしになっていたことだと思っています。 1年後に整形外科で指導を受けつつ治したのですが、お金も時間もかかり、産後の戻りやすい時期に、きっちり骨盤ベルトを巻いて戻しておくことの重要性をひしひしと感じました。 1:名前を考えておく出産前に夫と子どもの名前の候補だけ挙げておいたのですが、産後ハイになったのか平凡でも誠実で呼びやすい名前を全部スルーして、難読漢字やファンタジーっぽい響きの名前をチョイス! 夫と両親と義両親があわてて止めてくれましたが、自分がハイになっていることすら気付いていませんでした。今でも思い出したくない時期です……。 また、隣のベッドのママが生まれた瞬間に名前を呼んであげたと聞き、まだ決めていなかったことをさらに大後悔してしまいました。 出産は人生の一大イベント。思いもよらなかったことが次々と起きました。特に産後ハイはまさか自分がなると思っていなかったので今でも驚きです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:中浦明子一児(女の子)の母。結婚を機に書店員を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は子どもと散歩、子どもと行けるカフェの開拓。
2020年04月17日子どもを2人産んでから体重が4kg増え、身長165cmで59kg。おデブとまではいかないけど、おなか周りのお肉が気になっていました。もうすぐ40歳、ますます筋肉や代謝が落ちる前にスタイルアップしたいと思い、一念発起してダイエットをしたところ……! どのような方法でダイエットしたかをお伝えします。 体重ではなく体脂肪を意識する私がダイエットをしようと決意したのは、見た目以外にも理由があります。体重や姿勢の悪さで膝や腰に負担がかかり、痛みを感じるようになっていたのです。まずは自分の体ときちんとしたダイエット法を知るために、区のスポーツセンターに行き、InBodyという体成分分析装置で、筋肉量や脂肪量を詳しく調べてもらいました。結果、私は脂肪を1kg減らし、筋力を2kgつけるといいとのこと。体幹の筋力が弱かったのです。そこで、プランクや片足バランスなどの体幹トレーニングを毎日6分間おこないました。 間食は高たんぱくなものを私は昔から甘いものが大好き。特にストレスが溜まると食べたくなります。子どもがお昼寝したときと就寝後、スイーツを食べることがクセになっていました。でも、このような生活をしていたら絶対に痩せられません!私は買い置きするおやつを子どもしか食べないラムネやグミのみにし、甘いものを食べるのは友人などと楽しく食べるときだけにしました。最初の3週間は本当にキツかったです。でも、だんだんと体が欲しなくなり、少量でも満足できるようになりました。そして、食べるのであれば筋肉のためにヨーグルトや小魚など、たんぱく質が豊富な完食を選ぶようにしました。 子どもを寝かしたあとにウォーキングダイエット前は子どもが寝たら、テレビの前で何かおやつを食べていました。最初はテレビを見ているとどうしても何かつまみたくなってしまったので、寝ている子どもは夫に任せて、毎晩40分ほどのウォーキングに行くことにしたのです。 思えば子どもなしで自分のペースで歩くなんて久しぶり。音楽を聴いたりラジオを聴いたりしながらのウォーキングは思いのほか楽しく、ストレス発散にもなりました。 ダイエットを始めてから5カ月したころに、もう一度InBodyで測定をしました。結果、体重はマイナス4kg、脂肪はマイナス2.3kg、筋力はマイナス0.7kgでした。つまり、筋肉をあまり減らさずに脂肪だけ減らせたということでダイエットは大成功! 今後はこの体重を維持しつつ、筋力アップを目指して頑張りたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年04月06日出産によって、女性は心身共に大きな変化やダメージを受けます。産後1カ月の過ごし方によって、その後に大きく影響してくることがあります。 今回は、助産師がすすめる産後1カ月までの過ごし方や気を付けることをお話ししていきます。産後のママだけでなく、サポートするパパや祖父母たちにも知っていただきたい内容です。 産後1カ月はどんな時期?出産により、体に起きるダメージは大きく、会陰部の傷だけではなく分娩により赤ちゃんが生まれ、胎盤が排出された子宮内も大きな傷を受けているのと同じ状態です。また、子宮が大きくなったことで上下に圧迫・移動していた胃や腸などの臓器が元の位置に戻る回復の時期です。妊娠によって大きくなったおなかをカバーするために姿勢も変わり筋力が落ちた状態でもあります。 また出産により、会陰部や帝王切開の傷、後陣痛、痔、体や肩のこり、足のむくみ、寝不足による疲労、おっぱいの張り、乳頭痛など様々な痛みや苦痛がある時期です。上記による精神的負担に加えて、育児への不安や産後のホルモン変化により気分が落ち込みやすい時期です。 おすすめの食事は?産後の体の回復のためにも、食事は大事になってきます。母乳分泌にための不足するカロリーをしっかりととることも大切です。しかし、赤ちゃんのお世話でゆっくり食事をとれなかったり、栄養のバランスも崩れやすく、自分の食事は後回しになってしまうことも多いかと思います。産後の食事におすすめなのは、育児や授乳の合間でとれるフィンガーフードと呼ばれる「片手で食べれる食事」です。小さめなおにぎりやサンドイッチなどを作っておいて、授乳の合間などに食べるようにします。その他、具だくさんのお味噌汁や豚汁、スープなどはメインのおかずにすることもでき、体を温めて水分も一緒にとれます。消化の良い食べ物や温かい食べ物は疲れた胃腸を回復させてくれます。栄養価の高いナッツやドライフルーツなども手軽にとれる食事になります。 赤ちゃんとママはどのように過ごせば良い?産後1カ月は、ママは基本的には横になって過ごすようにしましょう。意外と元気に過ごせてしまう人もいて、家事などで無理をしがちですが、この時期にしっかりと休養をとることが大切です。無理をすると体の回復が遅れて不調が続いてしまうことがあります。例えば、子宮の戻りが悪くなり悪露が長く続く、貧血が進行する、腰痛が強くなるなどがあります。赤ちゃんの授乳などのお世話、自分の食事やトイレ、シャワー浴など最低限のものにしましょう。 里帰りをしたり、親に家に手伝いに来てもらったり、夫の育児休暇などが理想ですが、難しい場合はヘルパーさんや宅配の食事なども検討されてもよいかと思います。混合栄養の場合はミルクの補足、おむつ交換、泣いたときの抱っこ、沐浴などは手伝ってもらってもよいかと思います。眼精疲労は寝つきが悪くなりやすいので、長時間テレビやスマホの画面を見たりするのは避けましょう。産後1カ月は巣篭もりの時期といわれていて、体の苦痛や母になる不安の中で、周りの人に甘えてお世話をしてもらって、労わってもらうことがママにとって大切といわれています。周りの方は、「頑張ってるね」「赤ちゃんも元気に育ってるね」とポジティブな労いの声かけをしてあげてください。 周りの家族に大切にサポートされて、産後1カ月をできるだけ安静に過ごすことによって、体の回復だけでなく、その後の育児へ前向きに取り組めるようになったり、心の安定につながったりするとも言われています。無理せずに、どうぞご自愛くださいね。 <引用・参考文献>メディカ出版 ベルナデット・ド・ガスケ著「赤ちゃんと一緒に!ペリネのエクササイズ」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2020年04月05日結婚前から子どもは2人欲しいねと話していた私たち夫婦ですが、1人目となる娘が生まれてからは職場復帰や転職でお互いの生活リズムも変わり、さらには娘の影響もあって夫婦生活はなくなり……。そんな私たちの一筋縄ではいかない2人目の妊活についてお話しします。 夫婦生活が良好だった、妊娠中〜育休中夫と私は基本的には仲がよく、1人目妊娠中から産後も私の体調が無理のない範囲で夫婦のスキンシップを欠かさずにおこなっていました。また、娘の夜泣きや夜間授乳が落ち着いた生後半年以降は、娘をベビーベッドに寝かせて夫婦生活を楽しむこともあったので、まさかしなくなるなんて他人事だと思っていたのです。 2人目は1人目と3〜4歳くらいの年齢差を設けたかったため、積極的な妊活というよりは、むしろ避妊して純粋に夫婦のコミュニケーションとして夫婦生活をおこなっていました。 職場復帰で夜はクタクタ私は娘が1歳になる月に職場復帰をしたのですが、当時の部署には育休から復帰した前例がないため、私だけではなく上司や同僚も初めての連続で慌ただしい毎日を送っていました。仕事と育児の両立は大変で毎日クタクタになって帰ってくるという状態。それでも23時を回る夫の帰りを待ち、晩ごはんを一緒に食べたり、一緒に寝たりして、夫婦のコミュニケーションは大事にしていました。 育休中に比べて夫婦生活の頻度は減りましたが、お互いの休前日や体力に余裕があるときなど月に1〜2回はあったので、ギリギリ“レス”は回避できている、という程度でした。 夫の転職と娘のベビーベッド拒否で拍車がかかり…その後、夫が飲食業に転職することに。居酒屋勤務の夫が働くのは基本的に夜。昼に働く私とはまるですれ違いの生活になってしまったのです。また、2歳ころから娘をベビーベッドで寝かせようとしても私と離れて寝るのが嫌で起きて泣いてしまうことが増え、夫婦のベッドで添い寝をしないと寝なくなりました。 娘は夫婦のベッドの快適さに味を占めたのかいつも真ん中に寝ていて、夫と私が寝るスペースはベッドの両端にギリギリあるかどうか。これでは到底夫婦生活が再開できそうにありません……。 欲求不満だけどお互いが納得する形に2人目妊活を頑張ろうと思っていた時期もあったのですが、この状態ではタイミングも取れません。次第に私の生理痛が重くなり、日常生活にも支障をきたすようになったので、まずは期限を決めて生理痛の治療に専念することにしました。 また住宅を購入して引越しが決まるなど、さまざまなことが重なり、今でも夫婦生活はなくお互い欲求不満ではありますが、落ち着くまでは2人目のことは焦らずそのほかのことに専念しようということになりました。 夫婦生活のない日々を更新中ではありますが、幸い夫婦仲は悪くないことが救いかなと思います。まずは引越しとそれに伴う身の回りのことや私の体調が落ち着いたタイミングで夫婦生活を再開して2人目を授かれたらいいなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:金岡莉緒1女の母。独身時代から住宅関連企業に勤務し、産休育休を経て時短勤務中。妊娠・出産・子育てに関する自らの経験を中心に執筆している。
2020年04月04日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!今回のテーマは産後クライシス。これまでの生活と一変する、産後の生活。よく、夫婦の関係性が変わってしまう話も聞きますよね。私たち夫婦は、というと、もちろん娘たちが産まれて生活はガラリと変わりましたが、幸いなことに、夫と大きいケンカやこじれた話はなく、今日まで過ごしてきました。と思っていたのですが、今回、夫に産後の思い出を聞いてみたところ、予想外の答えが返ってきました。長女ムスメを出産後の話です。あ…! 言われてみれば…、お、覚えてる…!!夫のすることなすこと、全部が騒音に聞こえていたあの頃…!ムスメが敏感な子で、寝かしつけに苦労し、背中スイッチも激しかった頃の話です。「ムスメが起きてしまうのでは…」と24時間おびえていたあの日々。夫も私におびえていたんですね…。夫はかなり協力的なのに、その頃はイライラしてばかりでした。反省。今思えば、次女オコメのときは全く気にならなかったので、初めての育児にかなり疲れていたんだと思います。それでも夫婦間の仲が悪くならなかったのは、文句ひとつ言わずに受け止めてくれていた夫のおかげ。これまで一切の恨み言も言わずに…、で、できる夫だな…!(はい、堂々とのろけてみました)「産後クライシス」という言葉を知っていたわけではなかったようですが、産後の妻が余裕がなくなること、ピリピリしがちなことを事前に知っていたようで。予備知識があるかないかはやっぱり大事ですね。あらためて実感しました。そして何より出産育児に疲れ切っている私を理解してくれていた夫。感謝感謝です!
2020年04月04日私は母乳トラブルがひどく、乳腺が詰まってしまうことが多くありました。1人目は断乳までの1年間、なんとか混合で母乳育児を続けましたが、次は絶対に無理と判断。2人目は産院で相談して、薬で母乳を止めて完全ミルクにしてみたのです。さらに夫の育児に対する意識も変化したので合わせてお伝えいたします。 つらかった1人目・娘の母乳育児もともと母乳の出が悪かったのですが、母乳外来に通ってどうにか赤ちゃんが欲しがる量へ追いつくようになりました。ところが、乳首が飲みにくい形なのか、母乳が好きではないのか、娘の母乳哺乳量はあまり増えませんでした。乳腺が詰まるため授乳もしないといけないし、育児用ミルクも毎回足さないといけない状況。これは離乳食が始まってから断乳までずっと続きました。すぐに乳腺が詰まってしまうので食事制限も厳しく、お肉も甘い物も一切食べられず……。 環境が変わると娘は集中して飲んでくれないので、授乳は家でしかできず、夜間も起こして飲ませる毎日でした。いつ乳腺が詰まるかわからないので、旅行・帰省・外食すらできませんでした。 夫の夜間授乳2人目の息子は最初から完ミだったため、夫をはじめいろいろな人に授乳をしてもらいました。上の娘も育児用ミルクを飲んでいましたが、「授乳のすべてが母の仕事」と私も周りも思い込んでおり、夫も調乳すらしたことがありませんでした。でも完ミにしたことで、実家や義実家の家族も、息子の授乳をとても楽しんでくれてよかったです。そして一番助かったのは、夜間の授乳を夫にお願いできたことです。自宅に戻ってから10日間ほど夫が有給を取ってくれ、その間は交代で夜間授乳を担当。そこで夫の育児に対する姿勢がガラッと変わりました。それまでは赤ちゃんが泣いていてもあまり気にならなかったのに、「泣き声を聞いて神経をすり減らすよりは抱っこをしたほうがいい」「育児より仕事のほうがラク」と言うようになったのです。 娘の反応赤ちゃんに興味がなかった娘は、弟をかわいがったりはしませんでしたが、激しい赤ちゃん返りもありませんでした。私以外でも授乳はできたので、なるべく娘優先で過ごすことができました。母乳育児ではなく完ミにすることで「ママを弟に取られた感」は軽く済んだのではと思っています。また、乳腺が詰まる心配をしなくてよかったので、娘とおいしいものを食べて、いろいろなところへ出かけることができました。 細切れ睡眠に対応できない!1人目は混合栄養だったため、調乳の手間や、外出時に哺乳瓶とミルク、お湯の入った水筒を持っていかないといけないことなど、完ミのデメリットはほとんど感じませんでした。唯一感じたデメリットを挙げると、ホルモン剤で母乳を止めたせいか、加齢のせいかわかりませんが、体が夜間授乳の細切れ睡眠に対応できず、1人目の比ではないくらいつらかったことです。寝不足のダルさが1日中続き、その体調不良が精神的な不調につながり、ささいな言葉に傷付いたりイライラしたりしました。そして、1人目では断乳後まで来なかった生理が、2人目では出産後2カ月くらいで再開しました。 1人目の娘の母乳育児は乳腺トラブルもあり、制限が多く不自由だった印象が大きいですが、息子が生まれてからは0歳育児の楽しさを経験し直したように感じています。おかげで赤ちゃん連れの旅行にも行けました。母乳育児は素晴らしいものですが、おっぱいトラブルの多かった私にとっては、あえて最初から完ミを選択することで育児はもっと力を抜いて楽しんでも良いんだと思えました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2020年04月02日育児中のママなら一度は思う「ママをやめてもいいですか!?」という気持ち。ママたちが日々感じるモヤモヤを共感たっぷりに描いたドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』が、全国の映画館で公開中です。自身も一女のパパであり、命と家族をテーマに映画を撮り続けてきた豪田トモ監督に、子育てをハッピーにするヒントを聞きました。前後編でお届けします。 「父親の自覚」は妊娠中から積み立てていく ――映画の冒頭では、夜泣きする赤ちゃんを必死にあやすママの横で熟睡するパパの姿が映し出されます。多くのケースで、子どもの泣き声に敏感なのはママ。親の自覚に男女差を感じてしまうのはなぜでしょうか? 「全員とは言いませんが、妊娠しておなかの中で赤ちゃんを育てる女性は、身体的な変化から、出産までに母親になる自覚が芽生えていきます。だけど男性は身体的には何も変わらないままだから、自分が親になるという実感を持ちにくいことが多いようなんですよね。赤ちゃんが生まれた瞬間は……正直、親になったという自覚よりも〝ふわふわした気持ち〟のほうが強いようです。 父親の自覚がぼんやりしたままだと、生活スタイルを変えようとは思えないですよね。そうするとママはワンオペ育児状態になり、どんどん追い詰められて産後うつの一因になることもあります。 パパは身体的な自覚が持てないからこそ、意識的に“パパボリューム”を上げていく必要があると思います。子どもが生まれたら、飲み会を減らしたり家族で過ごす時間を増やしたりして今までの自分を捨てて、“子どものいる家庭を持つ生活”に変えていかないといけません。 奥さんが妊娠中の人には、僕は必ず妊婦健診には付き添うようにと言っていますね。エコーでおなかの中の赤ちゃんの様子を見たり、医師の話を聞いたり、はたまた、妊婦さんに必要な散歩などに付き合ったり、一緒に名前を考えたり、おなかの赤ちゃんの話をしたりしているうちに、少しずつパパになる気持ちが芽生えてくる。出産という“よく分からない領域”にあえて向き合うことで、父親になる意識を積み立てていくイメージです」 男女のコミュニケーションの違いがすれ違いを生む!? ――映画の中では、「外で働いて生活費を稼ぐのも、育児の役割の一つじゃないか」というパパの言い分も出てきます。 「試写会でもこのシーンで「よくぞ言ってくれた!」と、ほくそ笑んでいるパパは多かったです(笑)。ただ、そういうパパには申し訳ありませんが、仕事をして稼いでいれば子育てをしなくていいかというと全くそんなことはない。子育てというのは、二人が全力を出してちょうどいいくらい。そのくらい育児は大変だし、その負担は長い期間をかけて知らず知らずのうちに子どもにのし掛かっていきます。自分は働いているからママに育児家事は任せていいでしょう、という主張は通りません。 たくさんのママたちに話を聞いてみると、いくら収入があってもパパが家族に向き合っていないと、パートナーとしての満足感は低い傾向にありました。仕事で忙しいパパでも、“できるだけ一緒にいる時間をつくる”“ママの話を聞く”“愛情や感謝を表現する”ことは必要。話し合うことで、子育ての当事者意識は強くなります」 ――ママとパパが育児について話し合うシーンでは、意見がすれ違ったりもめていたり。思わず共感して笑ってしまいました。 「子育てについてじっくり話し合う機会って、実はあまりないこと。だから、本当は話をしたいママが、聞いてもらえないことでイライラを募らせて爆発するってことが、よくあります。スマホのメッセージでもいいから、こまめに会話ができると変わってくるかもしれません。それから、話がかみ合わないのは男女のコミュニケーションの違いもあるんじゃないかな。 男性は“結果主義”で、女性は“経過主義”の傾向があると言われています。そもそも、会話の目的、目指している方向が違うんです。ママは今日あった出来事を話したい。でもパパは結論が欲しい。だから、『その話、オチはないの?』なんて言ったり、『それは○○すればいいんじゃない?』と求められもしないアドバイス(これも「結果」なんです)をしたりして怒らせてしまう。そこはただ共感して聞いてほしいだけなのにと、ママ側は思うわけです。お互いに違いがあることを理解すると、コミュニケーションが取りやすくなるのではないでしょうか。 だからママのほうもパパに話をするときは、『○○のことで相談があるんだけど……』と結論や結果から切り出すとスムーズかもしれませんね」 コロナ騒動でオンライン上映を決定。署名活動も ――映画『ママやめ』は、子育てに奮闘するママのストレートな気持ちを、大泉洋さんのナレーションに乗って明るく伝えています。夫婦の話し合いのきっかけになりそうですね。 「上映期間と新型コロナウイルス騒動が重なってしまい、映画館に足を運びにくい状況になってしまいました。そこで公開初日に期間限定で、オンラインとの同時上映を決定(※)。自宅でパパと一緒に見ることができて、映画に自分の気持ちを代弁してもらうことができたという感想をたくさんいただきました。 その一方で、僕は時々“ママやめ”することも必要だと思っていて。だからあえて、子どもから離れる時間をつくって、映画館に来てもらうっていう選択も歓迎しています。泣いて笑って、心の充電をしてもらえたらうれしいですね」 ※オンライン上映は2020年3月13日で終了しましたが、1,000名の署名が集まったら、2020年5月の数週間再上映をすることを検討中。 「父親の自覚を持つためにパパも妊婦健診に付き添うなど意識的に“パパボリューム”を上げていく」「女性はプロセスが大切で、男性は結果主義の傾向があるのでお互いに違いがあることを理解する」という豪田監督による育児のヒントに納得した方は多いのではないでしょうか? 『ママをやめてもいいですか!?』をきっかけに、夫婦で子育てについて話し合ってみていかがでしょうか。
2020年03月31日私には6歳と2歳の子どもが2人いますが、下の子を妊娠して以来の約3年間、夫と性生活がありません。私としてはもう一生しなくても良いかなと思っています。まだ夫とそのことについて話したことはありません。 性生活のない状態になった理由付き合い始めたころから、夫はあまり性行為に関して積極的ではありませんでした。頻度は月に1回ぐらい。夫はガツガツ感がまったくない草食系、理系男子です。その後結婚し、長女を妊娠するまで月に1回ぐらいのペースは続きました。私は多くないなと思っていましたが、特に不満もありませんでした。もともと2人とも淡白でしたが、2人目の妊娠を望んだときはなかなか赤ちゃんができず、頻度を増やすしかない状態に。完全に排卵日周辺を狙った作業で、前戯もほとんどなく痛かったです。妊娠がわかったときには、「もう毎月頑張らなくても済む」といううれしい気持ちにすらなりました。 不満はないが不安はある私自身は性行為がないことに納得しています。しかしながら、たまにネットや雑誌で夫婦の夜の営みの大切さを謳う記事をみると、少し焦ります。性行為をしないことは夫婦として健全ではないのか、夫は私を女として見られないのではないかと不安になってしまうのです。性行為をしないからといって私たち夫婦は仲も良く、夫はとても誠実な人なので、他の人と……ということも絶対にありえません。お互い不満はなさそうなのでこれはこれでありなのかなとも思っています。 今後もきっと性生活はないけれど完全に性行為がないことについて、夫にどう思っているのか聞いたことはありません。それで「しようか」ということになるのも微妙だし、「もう一生する気はありません」と宣言されても傷つくからです。夫の性格からして、この先夫から何かを言ってくることもないでしょう。 このまま一生女として求められることがないかと思うと少し寂しい気もしますが、求められたとしても戸惑うと思います。 現在、私は下の子と、夫は上の子と寝ているので、寝室を共にすらしていません。私たち夫婦は今後もずっと性生活はないと思いますが、ずっと仲良しではいたいです。手を繋いだり肩を揉み合ったり、ちょっとしたスキンシップはできるだけとっていきたいなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年03月30日私は以前、生理が近づくと腹痛や腰痛が現れたり、うつうつとした気分になったりと、一般的に耳にするPMS(月経前症候群)のような症状がありました。しかし、30代に入ったころから生理前の体調に変化が現れました。 生理前になるとなぜか元気になる!?最近では、生理の1週間ほど前になるとやる気や体力がみなぎるようになりました。自分でも驚くくらい行動的になったり、疲れるであろうことも難なくこなせたりします。それに加え、考え方も異様にポジティブになるので、夫も私の変化に気づくほどです。 そして生理が始まると、「あ、生理前だったから動けていたんだ」と気づくのです。元気な状況は生理の中ごろまで続き、私はこの時期を“月に1度の黄金期”と呼んでいます。 生理が終わるとグッタリ…“月に1度の黄金期”は、生理の後半ごろから減退期に入り、徐々にうつうつとした気分に陥っていきます。やる気も失せ、体もだるくなっていき、生理が終わったころにはグッタリしてしまいます。 そのまま1週間、長いときには2週間近く、まるで魂を抜かれたような状態が続きます。ひどいときには、食事も作れないほどに……。そしてまた生理が近づくにつれ、徐々に体調が持ち直していくというサイクルを繰り返しています。 いつからこうなった? これって私だけ?以前はそんなことはなく、生理前になると腹痛や腰痛に悩まされ、気分が落ち込むなど、一般的なPMSのような症状がありました。いつからなんだろうと思い返すと、30代に突入したころからのような気がします。 周りには同じような体質の方もいなく、自分だけなのかと不安に思っていました。しかしネットで検索してみると、専門家の記事などでは出てきませんでしたが、同じような体質の方がいることがわかりました! 自分だけではないことに、少し安心しました。 一般的に生理前は体調が悪くなるものだと思っていたので、元気になる自分の体が不安でした。しかし多くはないものの、自分と似た体質の人がいると知り、少しだけ安心できました。なぜそういう症状が起こるのかはまだ謎ですが、今はこの体質とうまく付き合っていかなくてはと奮闘中です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年03月13日