登場人物おかめ:息子の成長記録にと日々育児マンガを描いている。夫:普通のサラリーマン。最近の悩みは『ちょっぴり出てきたお腹』おまめ:2015年夏に生まれた我が家の長男。電車と恐竜に夢中。最近の乗りたい電車は『京とれいん』こまめ:2021年冬に生まれた我が家の長女。とてもよく寝る。足が強い。産後1ヶ月、いざ検査へ…!※75g経口ブドウ糖負荷テスト…糖尿病を確実に診断できる検査妊娠糖尿病の症状や治療・予防法など詳しい解説は以下の記事をご覧ください。編集後記おかめさんは第二子を妊娠中、妊娠糖尿病と診断され、管理入院などで不自由な生活を余儀なくされていました。そして産後1ヶ月のとき、糖尿病への移行はないかを調べる検査が行われたようですね。入院時の辛かった記憶もよみがえり、ネガティブな気持ちを抱えながら挑んだ検査でした。採血の数も多く身動きがとれない時間は長く感じたことでしょう。結果は、数値に異常はなく、糖尿病への移行がないとのことでした。いつまで続くのかもわからなかった妊娠糖尿病との闘いでしたが、抱えていた不安な気持ちは一気に払拭されたのではないでしょうか。また、治療を頑張ったその経験は、大きな自信になりますね!(ままのて編集部)妊婦さんなら誰でもかかる可能性がある妊娠糖尿病。日本産婦人科学会によると、妊婦さんの7~9%は妊娠糖尿病と診断されるそうです(※)。妊娠糖尿病に関する不安なことや正しい予防法・治療法についてはかかりつけの医師に相談してくださいね。妊娠糖尿病に関する漫画はこちら妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2021年07月05日30代前半のころ、年上の彼とお付き合いしていました。お泊りによく行くのも慣れてきたころ、生理とお泊りが重なってしまいました。朝、貧血で起きられないことを彼に伝えると、ショックな言葉が返ってきたのです。彼に理解してもらえず悲しかったお話です。 男性からすれば、生理の痛みやつらさはわかりづらいのかもしれません。ですが、生理は妊娠・出産に関わりますし、女性が何十年も付き合っていくものです。こまかいところまで理解してほしいとまでは言いませんが、症状について訴えたら、わからないなりにも「大変なんだろうな」と思っていてほしいし、生理痛を軽く思わないでほしいなと思います。ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO原案/水野夏希さん作画/まっふ
2021年06月28日Michikaさんは、中1、小3、小2の三姉妹の母です。しかし、40代になって久々に受けたという健康診断で、ある異常が判明。病気の判明から子宮を全摘するという決断・手術に至るまでをマンガにしてまとめていらっしゃいます。 「同じような病気で悩んでいる誰かのお役に立てれば」という気持ちで、描き始めたというMichikaさん。婦人科の病は、女性なら他人事とは思えませんね。 Michikaです。こちらは2020年末に子宮筋腫の治療で子宮を全摘出した体験を元に書き起こしたオリジナル漫画です。病気治療記と言っても、専門的な知識があるわけではない素人の主観的な記録です。実際に体調に不安のある方の治療のきっかけや不安の解消に繋がれば幸いではありますが、参考程度にしていただき、必要な方はちゃんと病院に行って診てもらってくださいね。 前回、氷食症の症状がよくなって貧血が改善されたのかなーと思ってきたのですが……。医師から別の指摘を受けたのです。 3人出産してもやっぱり内診には慣れません……。 次回、これまで婦人科トラブルとは無縁で、医師に婦人科疾患の可能性を指摘されてもまったくピンとこなかった私が、婦人科を受診することになります。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)※この漫画は実話に基づいた体験談であり、ベビーカレンダー編集部を通して、婦人科医の監修を受けた記事です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:イラストレーター Michika横浜に暮らす中1、小3、小2の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。
2021年06月07日Michikaさんは、中1、小3、小2の三姉妹の母です。しかし、40代になって久々に受けたという健康診断で、ある異常が判明。病気の判明から子宮を全摘するという決断・手術に至るまでをマンガにしてまとめていらっしゃいます。 「同じような病気で悩んでいる誰かのお役に立てれば」という気持ちで、描き始めたというMichikaさん。婦人科の病は、女性なら他人事とは思えませんね。 Michikaです。こちらは2020年末に子宮筋腫の治療で子宮を全摘出した体験を元に書き起こしたオリジナル漫画です。病気治療記と言っても、専門的な知識があるわけではない素人の主観的な記録です。実際に体調に不安のある方の治療のきっかけや不安の解消に繋がれば幸いではありますが、参考程度にしていただき、必要な方はちゃんと病院に行って診てもらってくださいね。 前回、貧血のため、鉄剤を処方してもらったのですが、便とは別に、ある変化がありました。その変化とは……。 氷食症について、今まで恥ずかしいことだと思って、人に言ったことはなかったのですが、同じような悩みを持つ方の参考になるかもしれないので思い切って描いてみました。 「私氷食症です」 という人に会ったことはないのですが、 「よく氷かじる人っているよね」 と話題になっている場面に遭遇したことは何度かあるので、少なからずいらっしゃるのかなとは思います。 そして20年以上続いていたそんな症状が、1日1回鉄剤の服用を続けていたら、見事なくなりました(あくまでも私の場合)。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)※この漫画は実話に基づいた体験談であり、ベビーカレンダー編集部を通して、婦人科医の監修を受けた記事です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:イラストレーター Michika横浜に暮らす中1、小3、小2の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。
2021年06月03日Michikaさんは、中1、小3、小2の三姉妹の母です。しかし、40代になって久々に受けたという健康診断で、ある異常が判明。病気の判明から子宮を全摘するという決断・手術に至るまでをマンガにしてまとめていらっしゃいます。 「同じような病気で悩んでいる誰かのお役に立てれば」という気持ちで、描き始めたというMichikaさん。婦人科の病は、女性なら他人事とは思えませんね。 Michikaです。こちらは2020年末に子宮筋腫の治療で子宮を全摘出した体験を元に書き起こしたオリジナル漫画です。病気治療記と言っても、専門的な知識があるわけではない素人の主観的な記録です。実際に体調に不安のある方の治療のきっかけや不安の解消に繋がれば幸いではありますが、参考程度にしていただき、必要な方はちゃんと病院に行って診てもらってくださいね。 貧血って、ある程度は慣れちゃうんですよね。ということは、貧血が解消した今なら、もっと楽に階段や坂を上れるのかな? 貧血ではないはずの夫のほうがすぐに疲れちゃって、楽しようとします。ちなみに、夫の実家の辺りの土地はすごく平らです。そのせい? 次回、私が感じた「大きな変化」についてお話します。 医療監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック 院長)※この漫画は実話に基づいた体験談であり、ベビーカレンダー編集部を通して、婦人科医の監修を受けた記事です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:イラストレーター Michika横浜に暮らす中1、小3、小2の三姉妹の母。ブログやInstagramで、漫画やイラストを描いてます。
2021年05月31日産後のママには、心身の不調がつきものです。さらに、初めての育児に頭を悩ませてしまうママも少なくないことでしょう。今回は、ウーマンエキサイトに寄せられたエピソードを元に、ママたちの産後について考えてみたいと思います。■「産後体質が変わった…」体調不良に悩むママ続出多く寄せられたのが、「産後に思ってもなかったような体調不良に見舞われた」という体験談です。「緊急帝王切開だったため、大量出血し貧血でフラフラして面会謝絶。おなかの傷が痛くて、母乳育児の新生児を抱っこするのも大変でした」「陣痛2日半を経てからの緊急帝王切開でした。身も心もボロボロ。やっと退院できたと思ったら、原因不明の子宮内感染症になり、救急搬送。入院中は恐怖と不安で、悪夢ばかり見るし、今でもあの感覚は忘れません」「産後2日目くらいに、おっぱいがぱんぱんに張って、寝返りを打つのもつらいくらいでした。おっぱいが爆発しそうでした」「寝ぐずりが激しくて全く寝られなかった。自分の体調もすこぶる悪くて、肌荒れ、口角炎、カンジダ、ドライノーズ、記憶力の低下、高熱。全てがストレスでしんどかった」「産前から下半身にむくみが出ていたが、産後にかなり悪化しゾウのような足で、痛くて歩けなくなった。さらに、そのむくみの影響から、産後高血圧にもなっており、気づかず無理して赤ちゃんのお世話をしていたら大変なことになったかもしれないと医師に言われ怖かったです」「出産する度にぜんそくがひどくなり、2人目のときは、産後8ヶ月で肺炎とぜんそくが悪化して、2度入院。その後、一生ぜんそく薬を飲まねばならない肺になりました」「産後2ヶ月くらいの時、体がかゆくなり、たちまち体中にじんましんが! 皮膚科へ行くと、原因は疲れ。育児の寝不足やストレスで体が疲れてるらしい。授乳中で薬も飲めないため、塗り薬で対応。出産で体質が変わったみたい」ありとあらゆる種類の体調不良がママたちを襲っていることがわかります。産後のママは、育児に家事に上の子のお世話など、ついつい無理してしまいがちですよね。そんな無理がたたって、中には大きな病気を患った人もいるようです。産後の体調悪化に、つらい思いをしている人は少なくないようです。■「夜間授乳のたびに涙が止まらない…」産後うつになる人もまた、心の不調を抱えたママたちからのコメントも寄せられていました。「旦那の仕事が残業続きの中、産後赤ちゃんと4歳児の2人育児が始まり、育児ノイローゼになりました。悪露もなかなか止まらず、子どもをお風呂に入れるのも大変。赤ちゃんは今年の3月に産まれたのですが、新生児期にコロナの自粛がはじまり、息抜きができなかった」「産後、話し相手は仕事から帰った夫と実家との電話のみ。もともと休日はよく外出していたので、ものすごいストレス。子どもの泣き声で通報されるのが心配で、家事が中断するのもストレス。旦那に、あなたは仕事で気晴らしできていいよねと、嫌みを言ってしまったり、『産んだのは間違い?』と毎日悩みました」「産後、コロナのせいで面会は1日15分を1回だけに。夫に会えない寂しさと狭い病室でおかしくなって、過呼吸に涙が止まらず、1日中ずっとその状態。『家に帰りたい』と懇願して、退院できることになりました」「産後の入院中、風疹が流行で面会謝絶になり、外の世界と接触がなくなり、授乳もうまくできず、夜間授乳の時に涙が止まらなかった」「頻回授乳を頑張りすぎたせいか、肩と首の神経を痛めて産後1ヶ月で今まで感じた事のないような、ひどい頭痛に見舞われました。里帰りもせず、退院後ほぼワンオペで子育てをスタートした私は、息子のかわいさをかみしめるというよりも、どんなに自分の体調が悪くても生まれたてのか弱い息子を死なせてはならないという責任感の中で押しつぶされそうな思いで毎日を過ごしていました」産後に、心の不調でつらい思いをしているママたちが非常に多くいることがわかります。筆者自身、1人目の産後の入院中はとてもつらかった記憶があります。周りのママたちが順調に母乳をあげている姿を見ると、「自分はこんなに少ししか母乳が出ていない…」と、落ち込みました。また、母子同室を推奨していたため、「自分で赤ちゃんをどうしても見なければ」と、泣き止まない子どもを抱きながら、ベッドの上で途方に暮れて一緒に泣いたこともあります。なぜ、産後うつになるママが多いのでしょうか。妊娠中・産後のうつ病を引き起こしている要素として、この時期は何かとストレスが多い上に、周囲のサポートが不十分な状況が重なっている場合が考えられます。しかも妊娠・出産に伴う女性ホルモンの大きな変化は、脳がストレスに耐える抵抗力を低下させます。その結果ストレスを処理しきれなくなった脳が機能不全を起こし、ものごとを悪くとらえる傾向が強く出てしまいます。出典: 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療/西大輔(e-ヘルスネット/厚生労働省)(2020) 女性ホルモンや脳の働きも影響しているようです。こういった背景に気づけないと、「なぜこんなに落ち込んでしまうのだろう」と、さらに落ち込んでしまいそうですが、「産後はいつもとは違う状態なんだ」と知っていると、少し気持ちを落ち着けることができそうです。また、自分だけでなく、家族にもこの認識を持ってもらうこと、助けを求められる状況を作っておくことも重要なのかもしれません。■産後の不調を乗り越えるために…それでは、産後のママたちはどのように回復を遂げたのでしょうか。▼子どもの預け先を確保する「孤独感、夜になるのが怖い、赤ちゃんと2人になるのが怖い、訳もなく涙が止まらない。完全な産後うつでした。子どもが幼稚園へ行くようになり、ひとりの時間が取れるようになってからやっと、ホルモンバランスが以前の自分に戻ってきました」「初めての子育てに、他人の何気ない言葉が自分を責めているように感じてしまう日々。泣き止まない子どもを抱き、一緒に号泣しました。保育園に預けて、物理的に離れる時間ができたことは、やっぱり一番の特効薬だったと思います」「第2子出産と同時に、夫の転勤先に引っ越し、慣れない土地で2歳と0歳の子どもの育児をしなければならず、育児ノイローゼでした。自分の余裕を作るため、一時保育やベビーシッターに上の子を見てもらったり、疲れたら遠方の実家に子どもを連れてしばらく帰ったりして、なんとかつらい時期をしのぎました」「気分の落ち込みがひどく、自分は産後うつかもと思っていました。歯医者に行くために、初めて一時保育を利用してみると、『泣くこともなく、お昼寝もできましたよ〜』と言われ、気持ちが軽くなったのを覚えています。それからは、つらい時はプロの力を借りることも一つの手だと心に留めています」▼積極的に外に出る「頼れる身内がおらず、朝から晩までずっと一人で全ての家事をこなしてきた。特に2人目が産まれた後がつらく、イライラしていたところ、近所に住んでた同年代のお母さんが子育て支援センターに誘ってくれて、相談できる先生もいて助かった」「初めての育児は、何が正しいのか、自分がしているお世話は間違っていないのか、いつも不安でした。産後、自宅に戻ってきてしばらく、夫以外の人と、会えなかったり、しゃべれなかったりが続くと、他の人と話すことが怖くなってきたりしました。産後、1ヶ月が過ぎて少しずつ外に出られるようになると、1日中家にいることをやめて、児童館や公民館や幼稚園のイベントに積極的に参加 しました。外に出ることが大事だと思います」▼友達や家族に話を聞いてもらう「1人目を出産時、産後うつのような状況で、子どもが全くかわいいと感じられずつらかったです。学生時代の友人が子連れで遊びに来てくれて、『産後うつと診断されお薬を飲んで直した』とあっけらかんと話す姿を見て、『つらいって言っていいんだ』『変なことじゃないんだ』と気持ちが穏やかになりました」「産後、初産のため何もかもわからない中で、もう気が狂いそうでした。かわいくない。なんで産んだんだろう。一日中同じことの繰り返しで話し相手もいない。負のループでした。たまたま別件で、先輩ママでもある友だちに連絡を取った時に苦しい状況をはき出してみると、少しだけ楽になりました。特に解決策があるわけじゃない育児なので口に出しても無駄だとおもっていましたが、はき出すことでこんなに楽になるのかと思いました」回復の方法にもさまざまな種類があることがわかります。ママたちが、自分に合った対策を見つけて、心身ともに回復できるといいなと、切に願います。最後に、こんなコメントも寄せられていました。「第1子の時、地元を離れて慣れない土地での育児でした。365日24時間赤ちゃんと一緒で、何をしても泣き止まない時には私も一緒に泣いてたこともありました。昔の自分にアドバイスを送れるなら、『もっと肩の力を抜いて。大丈夫だよ』と言いたいです」「産後うつ、私もなりました。子どもに申し訳ないって思ったり、周りと比べて家事育児ができていないと思ってつらかったり、子どもは泣かないのに、私が泣いてました。でも、妊娠、出産は、みんなが当たり前にできるものではないです。妊娠に至らなかったり、死産してしまったり、それでも明るく生きなきゃと頑張ってる人がたくさんいることを忘れたくないです」「一人目の育児中、やりたいことがやりたいタイミングでできない、やらなければいけないことがやるべき期限までに終えられないという、達成感や充実感を実感することができず、参っていることに気づきました。『コントロールできない相手と対峙(たいじ)しているのだから、これまでのペースで生活できなくて当たり前。できなかったことより、できたことに目を向けるべき』と考えて、気が楽になりました」ここまで、ママたちの産後のエピソードを紹介してきました。産後体調が悪かったり、心に不調がある場合は、我慢はせずにSOSを発信し、自分自身が病院へいくことを優先させましょう。子どもの預け先は、保育園の一時保育やファミリーサポート、ベビーシッターなど、いくつか候補を持っておけると安心です。もし子どもの預け先が見つからない場合は、お住まいの役所や保健センターで相談できます。「あれもこれもしなければ」と考えて、家事も育児も1人で抱え込んでしまいがちですが、産後のママが1人で対応するのは相当難しいことであり、周りの協力が不可欠です。家事育児の大変さを抱え込むのではなく、パートナーや親族、友人や公的な機関など、どこかにつながって、少しでもつらさが緩和できるよう、助けを求めてもらいたいと思います。ママが笑顔でいられるために、みんなで助け合って子育てをしていける世の中にしていきたいものですね。参考文献 妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療/西大輔(e-ヘルスネット/厚生労働省)(2020) 出産体験談はこちら
2021年05月26日終わりが見えない更年期症状に、さらに落ち込んでしまうという人もいるでしょう。更年期が終われば更年期症状は治まるのか、治まるとしたらどのように変わるのか、気になるところですね。そこで、更年期症状はいつまで続くのか、終わりのサインはあるのかどうかを産婦人科医の駒形依子先生に聞いてみました。閉経から5年たてば更年期卒業。軽くなる症状も更年期とは、閉経を境に前後5年、10年間を指します。それなら、閉経から5年たてば更年期症状はすべて終わるのでしょうか。「更年期症状は、急激な女性ホルモンの低下に体が慣れないこと、また不安定な女性ホルモンの分泌から来る不調です。そのような“ゆらぎ”に体が慣れてくれば更年期は終わるといえます。“ゆらぎ”の特徴的な症状である、イライラや落ち込みなどの気分障害や、ホットフラッシュやのぼせといったものは、少しずつ落ち着くかもしれません。閉経から5年もすれば、やり過ごし方や乗り切り方を学んでいることが多いです」(駒形先生)症状がなくなるのではなく、慣れてくるので軽く感じるようになってきたら更年期の卒業サイン、ということなのですね。すべての症状が軽くなるわけではないしかし、更年期を過ぎてもすべての症状が軽く感じるようになるわけではないと先生は言います。「例えば関節痛などはもともとあった加齢変化が更年期で悪化していったことが考えられます。更年期を過ぎたら、加齢変化は激しくなるわけですから、良くなることは考えにくいです。また、気分障害についても改善しない場合があります。そのときは更年期症状が自律神経失調症と名前が変わるだけです。更年期が終わったら、加齢変化によるさまざまな健康リスクが高まります。年に1度の健康診断は必ず受けるようにしてください」(駒形先生)先生によれば、更年期にどの症状が一番つらかったかどうかが、終わりのサインを感じられるポイントということです。ホットフラッシュやのぼせがつらかった人は少し落ち着きますが、関節痛など加齢変化を伴う症状では改善したという自覚は持ちにくいそうです。ホルモン検査で更年期の終わりを確認?気分障害やホットフラッシュなどの症状が軽くなった気がしても、本当にこれで終わりなのか気になりますね。本当に終わったのか、婦人科で確認することはできるのでしょうか。「希望があればホルモン検査をすることはできますが、『やっぱりホルモンは出てないですね』で終わると思います。閉経後はほとんど女性ホルモンは出なくなるので、再確認の作業になるだけです」(駒形先生)ホルモンが出たり、出なかったりという“ゆらぎ”はなくなり、出なくなる。少し寂しいですが、不安定な症状は軽減されると前向きに捉えてみてはいかがでしょうか。まとめ更年期が終わったと思ったら、今度は加齢による体調不良とは……。女性の老後は波乱万丈です。更年期が終わっても、年1回の健康診断は欠かさず受けるようにしたいものです!取材・文/mido(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2021年05月17日■前回のあらすじ途中、肩がひっかかりなかなか出てこなかったものの、無事にベビーが誕生しました。あまりの出血量に心配になる夫。帰宅してからも心配していたようです。私はというと、全然貧血にはならず、初回歩行に時間はかかったものの楽しい産後入院生活を送り、産後4日目に元気に退院できました。第1子出産レポを最後までお読みいただきありがとうございました。次回より、助産師私が産んでみた!~第2子出産編~をお届けします。お楽しみに!「助産師私が産んでみた!~第2子出産編~」(全16話)は毎日12時更新!この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年05月04日32歳で次女を出産したあと、ずっと体調が悪い日々が続きました。症状は、ひどい倦怠感。何をしたわけでもないのに疲れ切ってしまうのです。どんどん減っていく体重と一向によくならない体調。これは、病名がなかなかわからずに苦しんだ私の体験談です。 やたらとイライラしてしまった産後次女を出産したあと、やたらと気持ちがイライラすることが多くなりました。出産・育児はすでに長女のときに経験しているので、育児に戸惑うということはありませんでしたが、なぜかイライラ。 とにかく、感情の起伏が激しくなりました。でも、これといった決定的な身体的な症状が出るわけではなく、病院でも原因はわからず、数カ月が過ぎていきました。 「体重減少」と「指先の震え」と「多汗」産後5カ月後には、ダイエットをしたわけでもないのに体重が10kg減りました。相変わらずイライラは続き、そこにひどい倦怠感が加わりました。夜はなかなか眠れなくなり、朝は起きられなくなり、生活のリズムは崩れていくばかりです。 そして、新たに表れた症状が「指先の震え」。手のひらを開くと、指先が小刻みに震えました。脈が速くなり、頻繁に汗をかくようになったのもこのころです。 「高熱」と「ひどい下痢」で病院へ2カ月ほど経ったある日、高熱と下痢で病院を受診しました。風邪との診断を受け、帰宅しましたが、症状は一向によくならず、3日後に再び病院へ。そこで新任の内科の先生に診察してもらい、状況は一変しました。 その先生は私を診察すると「バセドウ病の疑いあり」と判断し、血液検査をおこなったのです。その結果、私の不調の原因が「バセドウ病」だと判明し、1カ月の絶対安静、入院生活を送ることになりました。 先生によるとバセドウ病は女性に多く、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される内分泌系の病気で、症状は個人差があるそうです。症状が悪化する前に早めに受診できるとよかったなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:恋瀬たまこ一男二女の母。商業簿記、珠算、アマチュア無線技士の資格を持つ。自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆中。
2021年04月28日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きするちょっと大袈裟さんしーちゃん:2020年4月生まれ。お姉ちゃんたちに可愛がられてすくすく成長中!3人目を出産してから…3歳、2歳、0歳の年子3姉妹を育てているずぼらママです。突然ですが、最近悩んでいることがあります。それは多くの女性に月に一度やってくるアレ…そう、「生理」です。わたし自身、産前までは生理痛や生理による不快感などで悩んだことは一度もありません。一般的に起こりやすいお腹の痛みもなかったので、月に一度の経血やナプキンの処理にわずらわしさを感じる程度でした。ところが3人出産した今、PMS(月経前症候群)のような症状が出始めています。※PMS(月経前症候群)とは、生理3~10日前ぐらいから身体に起こる不快な症状とされています。その症状には個人差があり、倦怠感のような身体的なものからイライラなどの精神的ものまでさまざまな症状が現れます。一般的には、生理が始まると同時に症状が落ち着くこと多いでしょう。わたしは、生理開始の1週間前くらい前から無性にイライラして、感情がコントロールできなくなることがあります。子どもたちの問いかけや泣き声にさえイライラしてしまい、必死で感情を抑えることも少なくありません。そして、普段は見過ごしたり怒ったりしないことでも、この時期は感情が抑えらず爆発してしまうこともしばしば。ときには子どもたちを怒鳴り散らし、ビックリさせてしまうこともあります。感情が抑えられず怒ってしまった後は、すごく落ち込みます。「怒らないで良いことで怒ってしまった…」「こんなお母さんでごめんね…」「消えてしまいたい…」と涙が出てくるほど思い詰めて、どんどんネガティブになってしまいます。普段からおだやかで優しい夫にも、「いま生理だから機嫌悪い!」と当たり散らしてしまいます。ささいなこともネガティブにとらえてしまったり、普段は気にならないちょっとしたことで悩んだりと感情が安定せずつらいと感じることが多いです。わたしの場合はイライラと同時に倦怠感が襲ってきます。生理の1週間くらい前からとても身体がだるくなり、動くのも億劫になるほどです。また、生理が始まる前日〜当日は重い腰痛があります。マッサージがてら子どもたちに腰に乗ってもらうなどして過ごしていますが、おでかけの際は三女しーちゃんを抱っこ紐で抱っこすることがほとんどなので、身体が悲鳴をあげています。さらには3人目を出産してから、生理痛を感じるようになりました。生理が始まると、下腹がギュッとしぼられるような陣痛を思い出す痛みがあります。3人目を出産するまで、このような経験をしたことがなかったので戸惑っています。今後もこのような悩みが続くようであれば産婦人科を受診して、診断結果によっては薬を処方してもらおうかと考えています。最近は、子どもたちに「お母さんは怒ってもみんなのことが大好き」ということと「怒られたときに怖かったら怒らないでと言ってほしい」ということを伝えるようにしました。子どもたちのアフターフォローも忘れずに、おだやかに過ごせるよう自分の身体とも向き合っていきたいと思います。編集後記親の目が届く範囲で、子どもたちをずっと見守っていても少し目を離したすきに怪我や事故が起きてしまうことも少なくありません。事故が起きてしまった際は何をするべきか慌ててしまったり、心配で不安な気持ちになったりと冷静さを失ってしまうこともありますよね。事故が起きないことが一番ですが、万が一に子どもが怪我をした際に対処法や備えをきちんと把握しておくことが大切ですね。また、少しでも安心して過ごせるように、インテリアを見直して危険なものや場所はないかチェックしてみてください。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!おおもりなつみさんのマンガが動画になって登場!ままのてで大人気の育児マンガが動画でも楽しめるようになりました。もちろん、おおもりなつみさんのままのてオリジナルマンガも動画になって登場していますよ。おおもりさんの描く年子3姉妹の日常をぜひ、ご覧になってくださいね。※「ままのてチャンネル」とは妊活・妊娠・出産・育児の情報を届けるチャンネルです。妊娠中や育児期のお役立ち情報のほか、マンガ動画も配信していますよ。お気に入りの動画を見つけたら、ぜひチャンネル登録してくださいね。過去のエピソード著者情報
2021年04月15日私は、妊娠前は28日周期で生理がぴったりきていました。生理痛などのトラブルもほとんどなかったので、産後、こんな不安になるとは思ってもいませんでした。 ママ友さんには「生理再開後は、生理痛がひどかった」と聞いていましたが、私の場合、産後も生理痛はありませんでした。「私は妊娠前も生理周期が順調だったし、生理痛もなかったから、産後の生理再開でも、激しい生理痛などのトラブルなどは起こらないだろうと思っていました。 しかし、再開翌日の生理2日目では、なんだか体が重くて関節が痛い……なんとなく熱を測ったら39度の発熱! この発熱が生理と関係があったのかどうかは不明ですが、少しびっくりしました。ちなみに、発熱はお風呂で温まって一晩寝たら熱は下がりました。 現在、産後2回目の生理待ち。順調にきてくれるのか、生理痛があったりしないか、ドキドキしています。 監修/助産師REIKO--------原案/松田友茉さん作画/ののぱイラスト制作者:イラストレーター ののぱ2014年8月生まれの息子は発達凸凹さん。(自閉症スペクトラム及びADHD) 大変なことも沢山あるけれど、ピースフルでとびきりキュートな息子にいつも笑顔をもらっているシングルマザーです!南九州に生息しています。
2021年03月28日産後は、ホルモンの変化や育児疲れ、睡眠不足の為に、性生活がなくなってしまう夫婦もいます。性生活のない時期が続くと、どうやって性生活を再開したらいいか分からなくなったという話も多く聞かれます。今回は、産後の性生活の再開についてお話ししていきましょう。 産後に性生活がなくなる原因は?授乳中に出るオキシトシは母乳の分泌を促す効果がありますが、同時に性欲が減退しやすいといわれています。オキシトシは幸せホルモンと言われていて、授乳することで赤ちゃんとのつながりを一層に強く感じ性欲も満たされるからとも言われています。 これは授乳期間中続きますが、授乳回数が減り、夜間の睡眠が取れるようになると性欲が回復してくることもあるようです。また、母乳育児をしていなくても、性生活をしなくなることもあります。 その他の女性側の原因としては、1.育児疲れや夜間の授乳や夜泣きによる寝不足2.育児に参加してくれないなど夫への不満3.産後の体の変化(会陰部の傷などで挿入時に痛みがでるか心配)4.育児が心身ともに大変で余裕がなくなり性生活をする気になれない 男性側の原因としては1.出産後、妻が赤ちゃんのお世話が大変で余裕がなくなり、機嫌が悪いこともあり、自分に対しての愛情が減った感じがしてしまう2.添い寝している赤ちゃんが気になって集中できずに、性生活ができない3.妻の体調を気遣い、疲れていそうで誘い辛い4.産後に一度でも断られた経験があると再度誘い辛い5.女性というより、「母親」「家族」という想いが強くなる 手をつないだりハグから始めてみよう基本的には、性生活の再開には夫との話し合いやスキンシップが大切かと思います。日ごろから意識的に、子ども以外の話をする、体に触れる、手を繋ぐ、ハグをする、いってらっしゃいのキスをするなどをするところから始めてみるのもいいかもしれません。 また、産後の体調が悪いときや、性生活へ気持ちがのらないなどのときは正直に伝えることが大切です。どの時期から落ち着くかは個人差があるので、そろそろ大丈夫だなと思ってきたり、いいタイミングがあれば伝えてみましょう。 例えば明日が休みでゆっくりできそう今日は子どもが早く寝てくれそう最近体調が落ち着いてきたなどがあれば、パートナーに伝えてみましょう。 女性から誘うのは抵抗があるという方も多いので、パートナーが誘いやすい雰囲気を作ってみましょう。また、夜にこだわらず、性生活のタイミングを図るようにしているカップルもいます。朝赤ちゃんが起きてくる前、休日などでお子さんが昼寝中の時にチャレンジしてもいいでしょう。 赤ちゃんそばに寝ていると気になる場合は、リビングなど寝室とは違う部屋でする方も多いようです。 産後に起こる性生活にまつわる気になることへの対処法経腟分娩の場合、会陰部の傷が気になってしまうことがあるかもしれません。また、授乳中はホルモンの影響で濡れづらいこともあるようです。これらの理由から、挿入時に痛みを感じることも。ドラッグストアやネットショップでローションなどを購入して利用することで、痛みなどを軽減できるようにしてみるのもいいでしょう。 乳房は母乳が漏れ出し、触られると気になることも。「おっぱいは赤ちゃんが飲むもの」という認識が強くなり、パートナーに触れられたり口をつけられると不快に感じることもあるようです。ブラジャーはつけたままでしてみるなど工夫してみましょう。 性生活については、なかなか相談しにくいと思います。産後は性行為だけにこだわらず、夫婦間のコミュニケーションやスキンシップをとることからはじめることが大切かなと思います。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年03月18日産後の抜け毛に悩んでいた和田さん。産後の変化は抜け毛だけでなく、鏡を見て愕然としたそうです。娘が生まれて少し経ったころでしょうか、鏡を見てギョッとすることがありました。 産後の自分にガッカリ… 当時の写真を見ると、笑ってしまうくらい顔がパンパン。化粧っ気もなく、美容院にも行けず、服は同じ授乳服のヘビーローテーション。時間的な余裕も、心の余裕もなく、いつもボッサボサのガッサガサでした。 ずっとこのままかと思っていましたが、子育て生活に慣れてくると、少しずつ自分のケアもできるようになってきました。あのときどんよりしていた自分に「この先少しずつ余裕ができてくるよ、大丈夫だよ」と言ってあげたいです。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2021年03月06日妊娠したいと思っている場合、妊娠超初期にどのような状態になるのか気になるのではないでしょうか。そこで、妊娠の予兆はいつごろ感じることができるのかや、妊娠超初期に感じられる症状について解説します。妊娠の予兆を感じたときに、どのような点に気をつけるのかについても説明しますので、現在妊娠している可能性がある人も参考にしてみてください。 妊娠の予兆とは?いつから出るの?「妊娠しているかもしれない」と予兆が感じられるのは、だいたいは妊娠4週目以降です。妊娠の周期は、最後に来た生理の1日目から妊娠0週目と数え始めます。排卵は妊娠2週目ごろに起き、受精し着床するのは妊娠3週目ごろです。この妊娠3週目に妊娠の予兆を感じ始めることもあります。しかし、まだ妊娠すると分泌されるhCGホルモンの量は少ない状態です。妊娠4週目ごろになると、hCGホルモンの量が増えて、尿中に排出されるほどになります。 妊娠検査薬はhCGホルモンの量が多いと、妊娠陽性となる仕組みです。そのため、妊娠4週目になると妊娠検査薬が使用可能になり、妊娠の予兆を感じられる人が多くなります。ただ、生理の周期や排卵の時期により、妊娠4週目に必ず妊娠超初期症状を感じられるわけではありません。妊娠超初期症状の現れる時期には個人差があるので注意してください。 妊娠の予兆・妊娠超初期症状の特徴とは・生理が遅れる妊娠超初期に感じられる予兆として、まずは生理の遅れがあります。受精卵が着床すると分泌が始まるhCGホルモンの働きにより、妊娠すると生理はきません。しかし、妊娠していても月経様出血という少量の出血をする人もいるので、注意は必要です。出血があったからといって、妊娠していないわけではありません。いつもの月経とは違う少量の出血であった場合は、この月経様出血の可能性があります。 ・月経様出血がある逆に、月経様出血が妊娠の予兆となるときもあるでしょう。生理にしては少量で、出血する期間が少ないことにより、妊娠したことがわかることもあります。おりものの性質がいつもと変わるということも、妊娠超初期症状のうちのひとつです。妊娠が成立すると、おりものの量が増えた、色が違う、粘り気が強いなど、おりものの色や状態が変化することもあります。おりものの色が茶色い場合は、子宮内で出血が起きている状態です。茶色いおりものが出た場合は、産婦人科に早めに相談することをおすすめします。 ・つわりが始まるつわりは、妊娠5~8週に始まる人が多いです。しかし、4週目ごろの妊娠超初期からつわりのような症状が始まることも珍しくはありません。吐き気や嘔吐も、妊娠超初期症状のひとつです。吐き気や嘔吐まで激しい症状ではなく、むかつきや胸やけ、やたらとゲップが出るという場合もあり、つわりの前兆のような状態になる人もいます。「風邪か食べ過ぎではないか」と思っていたら、妊娠していたということもよくあることです。 ・においに敏感になる妊娠超初期症状として、においに敏感になるという人もいます。今まで平気だったにおいや、むしろ好きだったにおいに対して、急激に不快に感じるようになった場合、それは妊娠初期症状かもしれません。他の人が感じないようなにおいを自分だけ感じてしまったときも、妊娠が原因でにおいに過敏になっているからという可能性もあります。妊娠の予兆として、嗅覚だけではなく味覚の変化はよくあることです。妊娠すると、好物の食べ物が食べたくなくなったり、いつもと味が違って感じることもあります。 ・強い眠気を感じるいつもよりも眠気を感じる、我慢できずに眠ってしまうということにより、妊娠の予兆を感じる人もいます。いつもとは違う異常な眠気を感じる場合、それは妊娠超初期症状かもしれません。生理中や排卵期に胸の張りを感じる人は多いですが、妊娠超初期に胸が張るという人もいます。生理が来ていないのに、胸だけは張っているというときは妊娠しているかもしれません。 ・頭痛やだるいなど体調不良になるまた、頭痛やだるさなどの体調不調を感じる人もいます。微熱や下腹部痛を感じるという人もいて、「風邪か軽い体調不良かな?」といった症状が妊娠超初期症状であるかもしれません。そういった全身症状以外に、下痢や便秘など排便に異常が現れることもあります。妊娠すると、ホルモンバランスが崩れて胃腸の動きが悪くなるので、下痢や便秘は妊娠超初期症状としてよくあることです。 ・精神状態が不安定になる妊娠が原因のホルモンバランスの崩れにより、精神状態が不安定になることもあります。妊娠超初期は、気分の浮き沈みが激しくなり、無性に不安感に襲われ気分が沈んだり、逆にハイ状態になってしまったりと、いつもとは何か違う精神状態になりがちです。また、血圧が低くなったり、逆に高くなる人もいます。そのため、貧血っぽくふらふらする、もしくは動悸、息切れがしやすくなるということが妊娠の予兆となることもあるでしょう。 妊娠超初期症状の特徴として、さまざまな事例をあげました。しかし、妊娠超初期に現れる症状は人それぞれです。人によっては、「妊娠超初期には何も感じなかった」ということも珍しいことではありません。妊娠超初期症状には個人差がありますので、その点には注意しましょう。 予兆に気づいたときに注意してほしい点妊娠超初期症状には、胸の張り、出血、下腹部痛など、生理前の症状と似ている点が多々あります。それらの症状から、「もうすく生理が来るかな?」と思っていたのに妊娠していたという可能性も否定できません。生理前のような状態であっても、妊娠しているかもしれないので注意が必要です。逆に、生理前の症状を妊娠超初期と思い込んでしまうと、生理が来てしまい落ち込んでしまうこともあるかもしれません。妊娠の予兆を感じても、過度に期待しないほうがいいでしょう。 とはいっても、妊娠の可能性はゼロではありません。妊娠の予兆を感じたときは、たばこやお酒、薬などはストップしておきましょう。妊娠超初期症状には、微熱やだるさ、胃の不快感などがあり、自己判断で風邪薬や胃腸薬を飲んでしまう人もいます。妊娠の可能性がある状態で体調不良になってしまったら、自分で薬を服用するのではなく、医師の診察を受けてからにしたほうがいいでしょう。その際には、妊娠の可能性があることを伝えることを忘れないようにしてください。 摂りすぎは良くないとされているカフェインも控えておいたほうが安心です。WHOは、妊婦は1日にコーヒー3~4杯までにすることを呼びかけています。ちなみに、緑茶や紅茶に含まれるカフェイン量はコーヒーの約半分です。妊娠しているのではないかと思ったときは、コーヒーは1日3杯程度まで控えておきましょう。カフェインが多量に含まれるエナジードリンクなどは、1缶もしくは1瓶にコーヒーの2倍のカフェインが含まれています。エナジードリンクの飲用は控えておきましょう。 また、妊娠検査薬についても注意が必要な点があります。市販の妊娠検査薬の多くは、生理予定日の約1週間後から使用可能です。妊娠の予兆を感じてすぐに使用しても、正しい結果が得られない可能性があります。また、妊娠検査薬で陽性がでたとしても、正常に妊娠しているかどうかはわかりません。子宮ではないところに着床してしまう子宮外妊娠や胎盤に腫瘍ができる胞状奇胎などの異常妊娠の可能性もあります。妊娠検査薬で陽性がでた場合は、必ず病院の診察を受けましょう。 まとめ妊娠超初期症状は、早い人で妊娠3~4週目に現れます。妊娠超初期症状の具体的な状態は、知られている生理の遅れやつわりのような症状のほかにも、さまざまなものがあります。体がいつもと違う状態で、「体調不良かな?」と思ったら、妊娠を疑ってみてもいいかもしれません。ただ、妊娠超初期に体調に変化が現れるのか、それはどのような状態なのかは、個人によって大きく差があるという点には注意しましょう。 <参考>・厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。
2021年02月18日閉経して生理がなくなれば、更年期症状も治まるのでしょうか? 更年期症状は治まっても、閉経すると一気に老け込んでしまうのでしょうか? 気になる閉経後の体の変化を産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。いつになったら更年期症状は落ち着くの?更年期とは、閉経の前後5年間を指します。閉経を迎えても、その後5年間は更年期症状が続きます。それでも50代後半にはエストロゲンがない状態に体が慣れ、落ち着くといわれています。女性ホルモンであるエストロゲンの急激な分泌低下に体が慣れるからです。ただし、ストレスや環境などよっても違い、個人差があります。そのため、50代後半になっても症状が治まらないものは更年期によるものではなかった、ということです。日常生活に支障を来すほどのつらさがあれば、一度検査をしてみると良いでしょう。検査で問題がない場合は、自律神経失調症ということになります。自律神経失調症になる原因の多くは、上質な睡眠が足りないことにあります。生活リズムを整え、適度な運動習慣を持つなど、まずはしっかり眠れる生活を習慣にしてみましょう。エストロゲンがなくなると一気に老け込む?エストロゲンがなくなると一気に老け込みそう……と心配になりますが、必ずしもそうとは限りません。60代、70代でも肌ツヤの良い女性はたくさんいます。たしかにエストロゲンは髪のコシや肌のハリ・ツヤを保ったり、肌のターンオーバーを促したりする作用があります。閉経後はエストロゲンの効果には頼れなくなりますが、なくなるのなら自分で補えばいいのです。それならば高級コスメやサプリで!という選択肢もありますが、せっかくの良い成分も、体内に吸収できないのではもったいないもの。閉経後は血流、筋肉量が落ちて栄養成分を運ぶ力が落ち、加齢とともに細胞も衰えていきます。そこで必要な成分を体内に吸収するためには、「胃腸を健康に保つこと」がとても大切です。閉経後もきれいでいるために必要なこととは?胃腸を健康に保つためには①下痢・便秘をしない、②冷やさない、③もたれさせないの3つに注意が必要です。なかでも「もたれさせない」については、何を食べると胃がもたれるかは、個人差があるもの。世間一般で健康に良いとされるものが、必ずしもすべての人の胃腸に合うとは限りません。自分は何を食べるともたれるか、それまでの経験を思い出しつつ、知っておくと良いでしょう。そして、胃腸のケアと一緒におこなうといいのが、水分補給と保湿です。閉経後は血流が減りますが、水分が少ないと血流は増えません。こまめな水分補給とともに、肌への水分保湿もできるだけたくさん、こまめにおこなうと血流改善に効果的です。まとめアラフィフ世代は、「しっかり眠ること」「胃腸をケアすること」「水分をたっぷりとること」が健康で快適に過ごすためには大切ということでした。50代は若かったときよりも努力が必要なんだなと改めて実感しました!取材・文/岩崎みどり(48歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2021年02月11日産後に急速に夫婦仲が悪化する現象を「産後クライシス」と言います。仲が良かった夫婦が、産後不仲になってしまうのはなぜなのか、ウーマンエキサイトに寄せられたアンケートから考えてみましょう。■「なんで寝ていられるの!?」変わらない夫に怒り多く寄せられたのが、子どもが生まれても、父親としての自覚を持たない夫のエピソードです。「離乳食を開始して間もなく、夫が自分の食べているチャーハンを子どもに食べさせようとしたので止めたら、『僕の子どもにご飯を食べさせて、何が悪い』と怒り、食べさせてしまった。すると、子どもの口や顔が腫れ、卵アレルギーを起こした」「東日本大震災の前日に出産し、ただでさえ産後のつらさと地震の怖さと子どもを守らないといけない使命感で押しつぶされそうだったのに、『子どもの夜泣きがうるさいから』と別室で寝られ、夫は今までと何も変わらないような生活を続け、私が体調を崩して仕事を休んでほしいとお願いしても休んでくれず、とうとう私は病気で入院した」「『育児は女のすること』と言い、子どもが泣いても、夫は隣で熟睡していました。夫に数分間みてもらったことはありますが、膝の上にのせて、ゲームをしていました」「夫は単身赴任で、娘が生まれてしばらく完全ワンオペでした。毎日娘の世話と寝不足との闘いで、精神状態はギリギリ。最初は毎日テレビ電話をしていた夫ですが、次第に回数が減り、たまにこちらからかけると、飲み会中だったり、趣味のサッカーをしていたり、自分はやりたい放題。離婚を考えました」「出産後、出生届の提出を夫に頼んだら、市役所が混んでいることに腹を立てたり、ひどいことをメールしてきてすごくショックだった。出産したばかりで不安定だったので、幸せな気持ちになれなかった。夫も大変だったんだと自分に言い聞かせているが、今もモヤモヤしていて、夫婦の亀裂になっていると思っている」出産を終えた女性の体は、疲れ切っていて、サポートが必要な場合もあります。そんな中で新生児のお世話をするのは、並大抵のことではありませんよね。もし初産であれば、初めてのことばかりで戸惑ってしまうでしょうし、2人目以降だとしたら、上の子のお世話もあって、目が回るような日々が過ぎていきます。そうした日々の中で、一番支えてほしい相手である夫の態度や行動に傷ついているママが多くいるようです。■「夫がバイキンに見える…」変わってしまった妻たち一方で、産後、妻が変わってしまったという夫からのコメントや、妻自身が自分の変化について認識したというコメントも寄せられていました。「ずっと旦那に対してイライラしていました。外から帰ってくる旦那がなぜかバイキンに見え…。いろんなことに余裕がなくなって爆発していました」「産後、主人のイビキと歯ぎしりが我慢できなくなり、イライラして同じ部屋で寝られなくなった。帰る前の電話も、子どもが起きてしまいそうでイライラするし、勝手に帰ってこられると玄関を開ける音にイライラ。主人の音が全部嫌」「第1子の産後、赤ちゃんが神聖な存在すぎて、洗濯はもちろん別なのですが、干すのでさえ、大人のものとは距離をあけて干していました。今思うとピリピリしすぎてたなと思いますが、そういうのが態度に出て、不穏な空気でした」「産後寝不足、初めての育児の緊張感、でも家事はちゃんとやらないとと気を張りすぎて、たぶんノイローゼでした。旦那がスマホを触ってるのも、テレビをみて笑うのも、都合のいい時だけ子どもをかわいいとあやすのも、イビキをかいて寝てるのも全てにイライラして私が毎日けんか腰。この人はいない方がいいと思いました」「妻が出産後、産後うつというかガルガル期に入り、それが一年弱続いた。モラハラと感じられるような罵声を浴びせられ続け、夫である自分が突発性難聴、自律神経失調症にまでなり、限界を感じ別居に至りました」妻たちが産後、心の余裕をなくしている実情が伝わってきます。子どもを守りたいと言う気持ちが強くあるがために、夫に対して攻撃的になっている様子もうかがえます。自分自身が変わったと認識している人もいましたが、夫たちからの悲痛なコメントをみていると、いかなる理由があっても、夫の人格自体を否定するような言葉を発してはいけないと、改めて感じます。■なぜ夫婦間でズレが生じる?ここまで、夫と妻のそれぞれの産後の様子について、みてきました。多くの場合には、どちらか一方だけに原因があるわけではなく、お互いの認識のズレが原因となっていることが多いように感じます。「子どもができて関係性が悪化した。妊娠による体と心の変化にお互い勉強不足だった。私はねぎらってもらえないことに不満を募らせ、夫は私の変化についていけず、私以上にイライラし私に当たった。 出産後も赤ちゃんのお世話は夫の仕事ではないと言われ、孤立した」「旦那も子どものことを考えて行動してくれるのですが、今してほしいことと、後でしてほしいことの優先順位にズレがあって私がイラッとしてしまったり機嫌が悪くなることがありました」妻は母性が強まって夫より子どもを優先させる、対する夫は父親になった自覚がなかなか芽生えにくい場合もあり、それに伴い育児への参加も少ない、そこにギャップが生まれてしまい、放っておくとその溝はどんどん深くなっていくように感じます。産後クライシスを迎えた夫婦は、それからどのように歩んでいくのでしょうか?後編に続く 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >> 旦那も、地獄の新生児編 この連載の全話を見る >>
2021年01月05日更年期症状といえば、まずよく聞く症状はのぼせ、ほてり、発汗ではないでしょうか。これは女性ホルモン(エストロゲン)欠乏で起こる代表的な症状です。ただ、どの程度の症状で受診を考えるのかは悩ましいところですね。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。のぼせ、ほてり、発汗の主な原因は?閉経前後の更年期に入ると、卵巣機能の低下、つまりエストロゲンの分泌が低下します。脳は一生懸命に刺激を出すのですが、卵巣からのエストロゲンの分泌量には波があり、うまく調整されません。いわゆる“ゆらぎ期”という、ホルモンバランスが乱れた状態になります。のぼせ、ほてり、発汗はエストロゲン減少により、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経が乱れることで起こります。更年期の女性の6割程度が経験するといわれ、そのうち日常生活に支障を来すほど重症になるのは1割程度といわれています。医療機関への受診の目安は?症状としては突然2~4分間持続する熱感と発汗を自覚し、脈拍も早くなります。ほてりや発汗は顔をはじめ、頭部、首から胸に広がります。また、突然体がカッーと熱くなったり、急に顔が紅潮したり、涼しいのに汗が止まらないなどの症状なども見られます。はじめは戸惑う症状ですが、許容できる範囲内なら様子を見ても構いません。ただ、それらの症状が日常生活に支障を来すようなら気軽に婦人科で相談をしましょう。不快さやつらさは本人の感覚ですし、仕事や環境によっても感じ方は変わります。我慢せずに自分の気持ちを最優先して受診を決めましょう。婦人科以外の受診をすすめられるケースものぼせ、ほてり、発汗といえば更年期症状の代表ともいうべき症状ですが、甲状腺疾患のサインであることもあります。甲状腺機能異常は更年期世代の女性に多い疾患です。甲状腺の機能が亢進するとバセドウ病、低下すると橋本病といわれます。どちらも疲れやすい、だるいといった症状になりますが、バセドウ病は特に熱感、発汗を伴います。通常、婦人科では女性ホルモンの採血ともに甲状腺ホルモンの検査もおこないます。もし異常があれば内科の受診がすすめられます。診断・治療の流れとセルフケアは?治療法は、ホルモン補充療法(HRT)をはじめ、漢方薬や安定剤などさまざまです。医師はそれぞれの症状に合わせて治療をおこないます。HRTはエストロゲンを体に補充する治療法で、内服薬・貼り薬・ジェル状の塗り薬があります。更年期症状のなかでも、のぼせ、ほてり、発汗といった症状には特に有効です。開始してから2週間ほどで効果が出始めます。5年以上使用する場合は乳がんのリスクが上がるといわれているため、通常2~5年くらい使用しますが、5年で必ずやめなければならないということではありません。そのリスクと治療効果を考慮しながら検討します。いきなりやめるとまた症状が出てしまうこともあるので、生活環境を整えたり、セルフケアなども取り入れながら、だんだんと減量し、ゆっくりやめる方向へ持っていきます。また、症状によっては漢方療法も有効です。代表的な漢方は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遥散(かみしょうようさん)などがあります。漢方は2週間から1カ月使用して効果を確認し、ラクになった感じがなければ処方内容を変更して、本人に合った漢方薬を見つけていきます。セルフケアの1つとして、自立訓練法があります。薬物治療ほどの効果は期待できませんが、これをおこなうことで自己コントロール力が身につき、症状緩和につながることもあります。【自立訓練法】●静かに落ち着ける場所で椅子に座るか、あお向けで横になり目を閉じます。下の7項目を唱えながら、その状態になるように気持ちを向けます。①気持ちがとても落ち着いている。②手足が重い。③手足が温かい。④心臓が静かに打っている。⑤呼吸がラクになっている。⑥おなかが温かい。⑦額が涼しい。●終了のための消去動作をおこないます。①手足が軽い。②手足の温かさが引いてくる。③おなかの温かさが引いてくる。④額の涼しさが引いてくる。⑤気持ちがとても落ち着いている。●1回5分以内で、1日2~3回おこないます。起こりやすい病気と注意したいことホルモン補充療法は乳がんのリスクが高まるのではと、不安に思われる方も多いと思います。しかし、ホルモン補充療法による発がんリスクは、肥満や飲酒による発がんリスクと同程度か、それより低いことが最近の研究で明らかになっています。ホルモン補充療法は、ほてりや多汗、めまいやイライラなどに対し有効な治療法であることは間違いありません。過度に恐れる必要はありませんが、治療の際には必ず乳がん検診を受けましょう。まとめのぼせ、ほてり、発汗がひどいと、ずっと不快感を抱えて生活しなくてはならず、人前に出るような仕事や機会が多い場合はかなり気になりますよね。この程度で受診してもいいの?と考えてしまうかもしれませんが、我慢せずに受診して快適な生活を手に入れるほうが精神的にもラクになれます。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月29日出産を経験すると身体の至るところが変化して、以前にはなかった症状が突然あらわれたりすることが多々あります。中でも、産後に生理痛やPMSの症状が重くなった・軽くなったという話はSNSなどでもよく見かけます。今回は、「産後急にPMSがひどくなった」という事例に対して、その原因と改善策について産婦人科の医師に話を聞いてみました。症状が少しでも改善されますように……! 答えてくれたのは……よしかた産婦人科上原萌美先生日本産婦人科学会専門医。横浜市立大学産婦人科入局後、神奈川県内の病院にて勤務し、現在、よしかた産婦人科・よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック勤務。 産後、急にPMSがひどくなるのはなぜ?「PMSとは、生理前3~10日前からイライラ、怒りやすい、乳房痛、のぼせ、腹満感、下腹痛・腰痛、頭痛などが起こり、生理開始後によくなるものです。約5割のママにPMSがあるという報告があります。産後にPMSがひどくなるかたはよくいらっしゃいます。原因は分かっていませんが、PMSの重症度は環境(ストレスや生活習慣など)や体質によってかわると言われているので、産後にPMSがひどくなった原因は環境の変化なのかもしれません。また、産後はホルモンのせいで攻撃的になりやすいので、この影響もあるかもしれません」 反対に、産後にPMSが軽くなることはある?「産後にPMSが軽くなる方もいらっしゃいます。産後は環境が変化するので、ストレスが減ったり、生活習慣が改善したことでPMSも改善したのかもしれません」 一刻も早く抜け出したい!PMSの治療方法は?「PMSが重い、日常生活に支障がある場合は産婦人科を受診しましょう。症状を楽にする飲み薬もありますし、相談するだけでも気持ちが楽になることがあります。(授乳中に使用できる飲み薬もあります)PMSが比較的軽く、日常生活に支障がないという方は、以下のうち出来ることを試してみてはいかがでしょうか。・症状日記をつける生理周期のいつ頃に症状が出るか記録してみましょう。毎月のパターンが分かるだけでも気持ちが楽になることがあります。・定期的な運動をする定期的な運動を行うと、PMSが改善するという報告があります。運動の種類は、きつすぎない有酸素運動なら何でも良いです。例えばストレッチ、ヨガ、ピラティス、エアロビクス、散歩、いずれも効果があるようです。きつい運動は逆効果なのでやめたほうが良いでしょう。・ストレスケアをするストレスはPMSの大きな原因です。避けられるストレスは避け、楽しい時間やリラックスした時間を作るようにしましょう。例えば、深呼吸、笑う、アロマ、入浴、音楽なども良いでしょう。家族とのスキンシップや親しい人との楽しい会話でも、オキシトシンというホルモンが出てストレスが和らぎます。強いストレスが続くと脳がストレスに弱い状態へと変化し、さらにストレスがかかるという悪循環がおこるので、日頃からストレスケアをすることが大切です。・栄養バランスのとれた食事をとるバランスよくいろいろな食材をとりましょう。カルシウム、ビタミンB、マグネシウムなどを含むものをとると良いかもしれません。身体が辛い時はおかずを買ってきたり、誰かに作ってもらっても良いでしょう。・質の良い睡眠をとる質の良い睡眠のために、朝は太陽の光を浴び、夜は早めに寝ましょう。寝る前にパソコンやスマートフォンなど使用はなるべく避けてください。まとめて寝られない方は、短時間でも目をつぶって横になりましょう。もし可能なら、お子さんのお昼寝や夜の就寝時に一緒に寝ると良いでしょう。・家族に理解してもらうママがイライラしたり身体が辛くなるなのは、ホルモンの影響です。これを理解してもらうだけでママの気持ちが楽になることがあります」 「孤独」からくる育児ストレス「昔は大家族や地域とのつながりの中で育児をしてきましたが、現代は核家族が増え地域とのつながりも薄くなり、孤独な状況におかれるママが増えています。人間の脳、特にママの脳は、人とのつながりがあると安心しストレスが和らぎ、孤独な状況だと不安やストレスを感じるようになっていますので、人とのつながりを持ったり、人の助けを借りながら育児できると良いですね」 以上、産後のPMSの症状について解説してもらいました。産後に急に症状がひどくなったと感じたら、もしかしたら育児ストレスによるものかもしれません。自分の時間が取れずなかなか難しいとは思いますが、今回先生に提案していただいた改善策の中から、出来ることを少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。 監修者:医師 よしかた産婦人科 上原萌美 先生日本産婦人科学会専門医。横浜市立大学医学部卒業、横浜市立大学産婦人科入局後、 神奈川県内の病院にて勤務し、現在、よしかた産婦人科・よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック勤務。
2020年11月29日産後は体質が変わり、生理痛(月経前症候群)が悪化してしまうことがあるそうです。私は2人目を出産してからPMS(月経前症候群)の症状に悩まされるようになりました。今回はこれまでにおこなってきた治療と現在の体調についてお伝えしたいと思います。 家族にも迷惑をかけていたPMSの症状出産するとPMSは改善することも悪化することもある、と先輩ママたちから聞いていたのですが、私の場合は残念ながら後者でした。特に2人目が生まれてからは生理の10日ほど前からイライラ、虚無感、眠気、腰痛に悩まされました。ひとりであればその期間だけゆっくり過ごすこともできたでしょう。 でも、子どもがいればそうはいきません。やらなくてはいけないことはたくさんあるのに、心身共に疲労感を感じ思うように動けない。そんな自分が嫌で余計にストレスが溜まりました。時には感情を抑えきれず、子どもや夫にもきつくあたってしまうこともあり、家族にも多大な迷惑をかけていました。 耐えきれず婦人科を受診することにこのままではつらいし、何より家族にも悪影響を与えてしまうと思い、婦人科を受診することに。医者からはPMSを改善するために、漢方薬または低容量ピルを処方できると言われ、それぞれのメリットやデメリットを聞きました。 結果、手始めに漢方薬の「女神散(にょしんさん)」と「香蘇散(こうそさん)」を飲んでみることにしました。しかし、半年近く漢方薬を飲んでみても効果はさほど感じられず……。 低容量ピルを飲み始めるあまり効果を感じないと医者に伝えたところ、「ヤーズ」という低容量ピルを試してみるとよいかもと言われました。副作用や費用の面で悩みましたが、藁にもすがる思いで飲んでみることを決心。飲み始めて1カ月弱は副作用である軽い吐き気を感じました。そして、肝心のPMSに対しては、休薬期間にうつ症状が出るなど、さほど効果を感じられず。でも、医師に安定した効果が現れるまでには数カ月かかると聞いていたので飲み続けました。すると確かに3カ月目ぐらいからイライラや落ち込みがなくなり、安定した日々を過ごせるようになってきました。 低容量ピルを飲むことに不安はありましたし、今でも不安がないというと嘘になります。でも、自分が少しでも元気で、気分が安定した状態で子育てしたいという気持ちのほうが強かったのです。PMSの症状は人それぞれですし、どのような治療が効くかも人それぞれです。つらいと感じたら我慢せずに、婦人科を訪れるなどして、自分にあった対処法を探すと良いと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年11月28日更年期症状は誰にでも起こるもので、症状の程度はさまざま。軽く済む人もいれば、日常生活もままならない状態に陥る人も。症状がつらく日常生活に支障を来すのなら、それは更年期障害です。我慢しないで医師の診察を受けましょう。ただ、更年期障害の症状はさまざまで、何科にかかればいいのかわからないということも。受診の目安や何科を受診すればいいのかを産婦人科医の粒来 拓先生に聞いてみました。更年期障害に我慢は無用。受診の目安は?更年期障害はさまざまなので、日常生活に支障が出るくらいひどいようなら我慢せずに医師の診察を考えましょう。まずは、更年期障害の全体的な不安を相談するという目的で、婦人科で相談してみてください。子宮がんや子宮筋腫、卵巣嚢腫など婦人科の病気の有無を確認し、月経の状態やホルモン値の結果などから更年期障害なのかを判断してもらいます。更年期には、実は更年期障害が原因ではなく、ほかの病気が隠れているケースもあるので、本当に更年期から来るものなのかをきちんと調べることも大切です。例えば、動悸・息切れは本当は心臓の病気かもしれません。めまいは耳鼻科疾患や脳梗塞のサインなんてことも。婦人科から症状に合ったほかの科での詳しい検査をするよう紹介される場合も多くあります。更年期障害は多岐にわたるので複数の科との連携で診察していくものなのです。自分と相性の良いクリニックの見つけよう更年期障害で複数の科を受診するようになったとしても、とりあえずなんでも相談しやすいホームドクターがいると心強いものです。それは婦人科に限らず、どんな科の医師でも自分との相性の良さを優先し決めましょう。つらい本音を話しやすく、何科で診てもらうべきか相談できるような医師を見つけられるといいですね。日本女性医学学会(旧日本更年期医学会)のホームページで、産婦人科の中でも特にホルモン関連に伴う不調を専門とした女性ヘルスケア認定医を検索できるので、それを利用してみるのもおすすめです。※日本女性医学学会まとめ更年期障害は程度の差こそあれ何年か続くケースもあるので、我慢しないで早めに受診を考えることは大切です。自分と相性の良い医師を見つけ更年期障害とうまく付き合っていくことができれば、ひとりでつらい思いをしなくても済みますね。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月25日誰にでも訪れる更年期。でも、更年期っていったいいつから? どんな症状が更年期症状なの?などよくわからない人も多いのでは。そこで産婦人科医の粒来 拓先生に更年期はいつから始まり、どんな症状が出るのかを聞いてみました。更年期っていつから?卵巣には寿命があり、50歳前後といわれています。その卵巣が弱ってきて、今まで規則的に分泌されていた女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が減少し、その結果、月経が止まることを閉経と言います。この閉経の前5年、後ろ5年の合わせて10年間を“更年期”と呼びます。月経は突然パタッと来なくなる人はまれで、周期が短くなったり、だんだん間隔が空いたり、不順になったと思ったらまた順調に来たり。閉経までの過程はさまざまです。最終的に、最後の月経から1年間出血がなければ閉経と診断されます。日本人の閉経年齢の平均は50.5歳とされますが、実際には45歳から55歳までと幅があり、その人にとっての閉経年齢から前後5年間が更年期となります。ですので、40代に入れば誰しもが更年期である可能性があります。更年期症状ってどんなもの?更年期症状とは、更年期の期間に現れるさまざまな症状のことを言います。更年期に入ると女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌量が減っていきます。脳の視床下部は頑張って分泌させようと指令を出し続けますが、それまでのようにはエストロゲンを維持できません。エストロゲンは子宮だけでなく体のさまざまなところに作用しているので、不足すると自律神経失調症に似た症状(のぼせ、ほてり、発汗など)をはじめ、さまざまな体の不調を引き起こします。これが更年期症状です。誰もが迎える更年期ですが、症状が軽く、生活に支障なく過ごせる人も多くいます。自分で心身の変化や状態を受け止めて、医療機関への受診を含め更年期症状とうまく付き合う方法を見つけていくことが大切です。よく現れる更年期症状とは?更年期によく現れる症状は、以下のものがあります。①血管運動神経症状(のぼせ、ほてり、発汗)②精神神経症状(イライラする、憂うつになる、不眠、不安感が強い)③頭の症状(頭痛、頭が重い)④末梢神経系(手足のしびれ、こわばり)⑤運動器系(肩凝り、腰痛、関節痛)⑥生殖・泌尿器系(頻尿、尿漏れ、性交痛)⑦皮膚の症状(乾燥肌、かゆみ)⑧消化器系(のどの違和感、おなかが張る、便秘)⑨循環器系(動悸、息切れ)⑩全身症状やそのほか(だるい、疲れやすい、冷え、めまい、ふらつき、ドライアイ、目の疲れ、においに敏感、物忘れが多い、指が太くなる、太りやすい)多く見られるのは、①血管運動神経症状ののぼせ、ほてり、発汗、次に多いのが②精神神経症状のイライラする、憂うつになる、不眠などです。現れる症状は人によってさまざま。症状に強弱はあるものの、いろいろ重なって現れることが多いとされます。更年期症状と更年期障害との違いひとえに更年期と言いますが、“更年期症状”と“更年期障害”は区別して考えると良いでしょう。更年期症状は、エストロゲンの分泌低下に伴うもので誰しもが通る道です。かといって、過度に不安になる必要はありません。実際に、生活に大きく支障が出ると“更年期障害”と言います。“更年期症状”の範囲内で過ごせるか、“更年期障害”となってつらくなるかは、エストロゲンの分泌低下だけでなく、精神面、環境面の要素が大事であるとされています。一般的には、頑張り過ぎて、更年期に戸惑いを感じている方がなりやすい印象です。残念ながら20代・30代のバリバリ元気な世代とは体が異なります。エストロゲンの分泌量が不安定になり、そのゆらぎが体につらくこたえるのが更年期です。ひとりの社会人であり、妻であり、嫁であり、娘であり、母である。女性を称する言葉はたくさんあります。ひとりでいろいろな役割をこなして休みがない世代と言えるでしょう。更年期とうまく付き合うためには、ほかの誰かのためではなく自分優先、自分のペースを探る必要があります。まとめ更年期は“更新する”時期です。気張らずに自分のペースでうまく付き合う姿勢が良いですね。更年期のどの症状がどの程度強く現れるかは本当にさまざまです。そして、いつか終わりがあるものです。症状がさまざまであれば、治療もさまざま。サプリや漢方薬といった比較的取り組みやすいものから、ホルモン補充療法や安定剤といった治療まであります。「更年期かしら?」と悩んだら、気軽に婦人科で相談をしてくださいね。取材・文/アキモトスズ(52歳)「年齢より若いね~」と言われたこともあったけど、今や白髪、老眼、集中力の低下に悩む私はまさに更年期ど真ん中。食事と運動とマッサージを中心に健康と若さのキープ法を日々考え中。
2020年11月23日産後2カ月のころ、友人の結婚式に出席しました。打診があったのは妊娠中で、産後の様子は正直あまりイメージできませんでしたが、大切な友人だったので赤ちゃんを実母に預けて出席することに。しかし、いざ式が近付くと、出席の返事をしたときには想像しなかった問題がいくつか出てきました。 ※コロナ禍前の体験談です パーティードレスが入らない!産後思ったように体型が戻らず、着ようと思っていたパーティードレスが入りません。どうにもこうにも背中のファスナーを上げることができず、困ってしまいました。 赤ちゃんは連れて行かない予定だけど、授乳口の付いた産後ママ向けのドレスを買うべきか……と考えていたところ、妹が持っていた、ゆったりしたデザインのドレスを貸してもらえることに! ホッとしました。 溢れる母乳はどうしよう!産後すぐには出なかった母乳も、式のころには授乳間隔があくと溢れ出るようになっていました。 赤ちゃんと離れて過ごす間、母乳パッドはどのくらい必要? 借りものの服を濡らしてしまったら申し訳ないし、なにより恥ずかしい……と心配でした。結局、家を出てから帰宅までの間に母乳パッドを4〜5回交換し、そのほかに搾乳もしました。 久しぶりのヒールで足が痛い!妊娠中から1年以上ヒールのある靴を履いていなかったので、独身のころのような高いヒールで歩く自信がなく、低めのヒールの靴を選びました。それでもやはり歩きにくく、帰宅するころには靴擦れができ、ふくらはぎも筋肉痛になってしまいました。 せめて、行き帰りの移動の間は履き慣れたぺたんこ靴に履き替えればよかったなと、あとから思いました。 いろいろと思いがけない苦労もありましたが、大切な友人の花嫁姿を見られてうれしかったです。披露宴の最後の花嫁からの手紙は、生まれたばかりの娘がこんなふうに手紙を読む日もいつかくるのかなと想像して感動しました。 監修/助産師REIKO著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月23日私は、産前は生理前の症状がまったくなかったのですが、産後急に出るようになり育児もままならなくなってしまいました。生理前に腹痛や頭痛、イライラといった症状に悩まされ、病院で受診したところPMS(月経前症候群)と診断を受け……。そんな私の体験談を紹介します。 産後初めての生理で知った私は産前、生理痛もPMSの症状もあまり感じたことがありませんでした。そのため、生理に関する症状について悩んだり調べたりすることがなかったので、どんなにつらいのか想像もしたことがなく……。まったく理解もしていませんでした。 しかし私は、産後わずか1カ月で来た生理で腹痛や頭痛にひどく悩まされ、初めて生理痛のつらさを思い知ることに……。 生理前の症状が出始めた!産後、最初の2回の生理にはこれといった生理前の症状を感じることはなかったのですが、産後3回目の生理になる4日ほど前に、頭痛と吐き気が私を襲ってきました。 その痛みと不快感の影響で、育児や家事をしなければならないのはわかっていても耐えられず……。子どもをバウンサーに座らせて、かなりの時間休憩したり、トイレでうずくまったりしていました。 PMSだと診断されたそのあとも何回か生理が来ましたが、あまりにも生理前の吐き気や頭痛がひどく、子どもの世話ができない自分にも腹が立ってどうしようもなかったので、病院に行ってみることにしました。病院で体や精神面に出た症状を伝えたところ、「PMS」との診断が……。 私はそのとき、初めてPMSという言葉を聞いたので、なんのことだかまったくわかりませんでした。しかし、先生には「生理前に出る吐き気や頭痛、イライラするといった症状はすべてPMSと言っていいと思うよ」と言われました。 PMSと付き合っていくPMSは薬で頭痛や腹痛、イライラといった症状を軽くすることはできるけれど、症状をまったく感じなくなることはあまりないようで、うまく付き合っていかなければならないと病院で教わりました。 毎日基礎体温を測ること、生理周期やPMSの症状をよく理解することで、症状がいつごろ出るのか予想したり、イライラすることはしょうがないと割り切ったりすることが大事なのだそうです。 私はまだPMSと診断されてからあまり経っていませんが、これからも症状をよく理解し、うまく付き合っていこうと決めました。また、薬を飲んでもどうしてもつらいときは、家族や周りの人に助けてもらうのもいいかなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年11月22日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きなちょっと大袈裟さんしーちゃん:2020年4月生まれ。お姉ちゃんたちに可愛がられてすくすく成長中!出産後の身体の変化とは…?3歳、1歳、0歳の年子3姉妹を育てているずぼらママです。今回は「産後ダイエット」についてお話します!わたしは3度の妊娠&出産を経験していますが、毎度食べづわりで妊娠初期に体重が増えてしまう傾向にありました。出産まで体重が増えすぎないようにと気をつけながらも、妊娠生活は、常に食欲との戦いでした。当時を振り返ると、お腹の赤ちゃんの無事を祈りつつも「出産したら元の体重、体型に戻れるのかな?」といった不安にも支配されていたように思います。長女さっちゃん出産時、出産直後の体重の変化に驚きました。「全然減ってない!」産後すぐに落ちると思っていた体重は2~3キロしか減っていなかったのです。「ダイエットした方が良いかな?」と思いつつも、母乳育児だったため、栄養を摂るためにもご飯はモリモリ食べて間食もしていました。そしてダイエットを意識せずとも、産後1ヶ月で妊娠前の体重よりも減り、体型も元通りになりました。次女れーちゃんの妊娠がわかったときは、再度食べづわりで体重が増えました。出産後は、長女のときのようにすぐ体重は戻るだろうと思っていましたが、比較的緩やかに減っていき、妊娠前のデニムが履けるまでは3ヶ月ほどかかりました。問題は、三女しーちゃんを妊娠したときの身体の変化です。妊娠初期から自分でもわかるくらい骨盤が歪み、恥骨あたりに痛みがありました。度重なる出産で筋肉より脂肪が多い身体になっていたこともあるのか、体重はいままでで一番増えました。産後は、開いた骨盤が腰からお尻のラインを四角くし、筋肉の衰えで内臓は下がってぽっこりお腹に。さらに、お尻も垂れました。長年の授乳や子どもたちのお世話で姿勢は猫背になり、慢性化して肩こりや腰痛の原因にもなっていました。びっくりするくらい身体がボロボロになっていたのです。産後の1ヶ月健診で医師の許可がおりてから徐々に運動を始めました。しかし1ヶ月経っても2ヶ月経ってもぽっこりお腹のままで、妊娠前のデニムは、お尻でつっかえて着れません。「どうにかしなきゃ」と、定期的に骨盤矯正に通い、骨盤ショーツを毎日着用しました。だんだんと恥骨が引っ込んで骨盤が整っていき、少しずつデニムに余裕が出てきました。産後7ヶ月たった今ではすぐに痩せようと思わず、毎日ちょっとずつ筋トレを続けています。食事面では間食をしないように心がけています。骨盤を整えてからは、筋トレの効果が出て、少しずつ痩せてきたように思います。やはり、「継続は力なり」ですね!産後ダイエットでひしひしと実感しています。3人の出産を経験すると、体型にはこんな違いが出るのだとびっくりしています。なりたい自分になることで毎日がさらに明るくなると考え、産後ダイエットに励んでいます。余談ですが、三女を出産後に鏡を見て自分の顔にしみやしわが増えたことに驚愕しました…!コロナ禍でマスクを着用する機会が増え、気にしていませんでしたが表情筋も鍛えなければと決意したこのごろです。産後ダイエットを頑張っているママさん、隙間時間を活用して一緒に頑張りましょう!編集後記おおもりさんの離乳食奮闘記は、編集部からも「あるある!」と共感の声があがりました。離乳食づくりでは、分量やスケジュールなどでさまざまな疑問が生まれてしまいますよね。赤ちゃんの発育や発達には個人差があるので、離乳食の進め方については、赤ちゃんの様子をよく観察しながら焦らずに進めていきましょう。妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年11月19日今回は、出産前にドラム型洗濯乾燥機を導入した体験談をお話しします。高い買い物ではありますが、その価値はありました! 家事に余裕ができると、気持ちに余裕ができて笑顔が増えました。 一番高価な出産準備品 わが家の出産前の一番高い買い物は、ベビー用品ではなく、ドラム型の洗濯乾燥機でした。出産前に15万円以上もする大きな出費は避けたいと渋っていたのですが、夫がぜひにと購入。結果的に大成功でした。 出産後の家事・育児は本当に大変で、洗濯機に入れるだけで大量のベビー服やタオルがふかふかに乾いて出てくる状態がどれだけ助かったことか! 冬の寒い日に外で干さなくて済み、購入する価値は十分ありました。いまだに夫に感謝しています。 実際に導入した洗濯乾燥機購入したのはパナソニックの「スピンDansing NA-VX3101L」です。電気代が比較的安いヒートポンプ型で、型落ちのセール品を購入しました。しかし性能は十分で、夜にセットしておけば、朝、乾燥した洗濯物が出てくるという夢のような状態! セットする毎に乾燥フィルターのほこりを取る手間はあるものの、ほんの30秒ほど。また、心配していた電気代はプラス5,000円になりましたが、電力会社を変更したため、購入前と変わらない水準です。 ラクできるところはどんどんラクをする子どもにとってママはひとりしかいません。そして、子どもが小さい時期は本当にあっという間です。家電は高い買い物ですが、子どもとの時間が増え、生活のなかで笑う余裕ができるなら、買う価値があると私は思いました。たとえるなら、家事のアシスタントがいつも家にいてくれるような感覚です。 ロボット掃除機や食器洗い乾燥機など、さまざまな家事に対応した家電、お手ごろ価格で購入できるものも増えてきました。苦手な家事のアシスタントとして、長い目で見ればお得かもしれません! イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:中浦明子一児(女の子)の母。結婚を機に書店員を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は子どもと散歩、子どもと行けるカフェの開拓。
2020年11月17日生理前の不快症状が重く、便秘やむくみなど身体的にも精神的にも調子を崩していた私。生理前は手元も狂って失敗だらけ! 生理前だからそんなものだと思っていたら、婦人科疾患が原因で手術することに……。その後、生理の不快症状がどうなったのかをお話しします。 生理の前は必ず心身に不調が出た私は10代のころから経血の量が多く、また、生理期間も1週間強続いていました。はじめ2日くらいは生理痛もあり、朝は起きることも苦痛でしたが、当時大変だったのは生理期間中だけでした。ところが、30代くらいから、生理の前にも明らかに心身に不調が出るように。身体的な不調と精神的な不調が1週間くらい続くのです。 体の不調は、5日くらい続くひどい便秘やくるぶしの周りのむくみ、ニキビなど。精神的には絶好調でハイテンションか、もしくは絶不調でうつのような状態……。また、ドカ食いもすごくて、スナック菓子を瞬時に一袋食べてしまうのも毎月のことでした。 生理前は手元が怪しい!? なぜか失敗だらけ!さらに、生理前にはトラブルが続発! 生理前は、身体的にも精神的にも調子が悪いだけではなく、失敗が多くて大変だったのです。料理を作るといろいろひっくり返してしまったり、運ぼうとした水をぶちまけてしまったりと、なぜか手元が怪しくなるのがこの時期。 さらに、不機嫌にもなりがちで、家や会社で身近な人にあたってしまい、あとで反省しきりでした。こんな状態が、生理期間のはじめごろにかけて続くので、調子が悪い期間が1カ月の半分くらいを占めていました。 生理前の不調は婦人科疾患が原因だった!そんな状態で過ごしていた私は、30歳ごろに子宮筋腫、その後、卵巣嚢腫も見つかりました。そこで、子宮筋腫と卵巣嚢腫を手術で切除したのですが、気が付いてみると、手術前にあった生理前の失敗だらけの不調が手術後にはほとんどなくなっていたのです! 自分の疾患を知ってからは生理時の経血量が多いのはこの婦人科疾患のせいだろうとは思っていましたが、まさか生理前の不快症状とも結びついていたとは! 私の生理前の不調は婦人科疾患が原因の部分が多かったようです。 生理痛や生理前の不快症状は誰にでもあるものと考えていたので、婦人科疾患と結び付いていたことを知り、驚きました。生理痛や生理前の不快症状についても、あって当たり前とは思わず、積極的に医師とコミュニケーションを取ることが大切だと思った体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者/小林千鶴
2020年10月25日「子どもは好きだから」「1児を育てた経験があるから大丈夫」と思っていても、もしかしたら産後うつの一歩手前、さらには、すでに産後うつになっている可能性があります。他人事ではなく、少しでも辛いと思ったら周囲の人や専門家に頼ってほしいのが「産後うつ」です。 そもそも「産後うつ」とは?産後うつとは、出産後6〜8週の間に発症する「うつ病」のことをいいます。ここで間違えてはいけないのが、「出産後6〜8週の間に“発症する”うつ病」ということです。6〜8週の間に産後うつと“診断される”のが産後うつではありません。 疲れを感じていたとしても、育児をしているため仕方のないことだろうと頑張っているうちに病状が進み、重いうつ病になってしまうことは多々あります。もう産後から1年近く経っているから自分は産後うつではないだろうと思っていても、すでに発症しており、うつ病が進行している可能性もあるのです。 実際、2015〜16年に行われた国立成育医療研究センター調査では、産後1年未満に死亡した女性の死因で最も多いのが自殺という結果が出ており、要因が「産後うつ」であると考えられています。 誰でもなる可能性がある病気「うつ病」というのはよく聞く病気でありながらも、自分とは遠い存在であると思っている方も多いと思います。しかし誰でもなりうるのがこの病気です。今までの人生できっちりやってきたママが、赤ちゃんが思うように育児用ミルクを飲んでくれなかったり、夜泣きがひどかったりで困惑し、産後うつになってしまうこともよくあります。また、明るくくよくよしない性格だと自分も周囲も思っていた人がなってしまうこともあります。 「産後うつ」の恐ろしさとはうつ病の怖いところは、うつの状態かどうか本人はわからないことが多く、ただ頑張って疲れているだけと思っていたり、自分は思い込みやすい性格だと勘違いし、病気と認識せずに病いが進行してしまうところです。また、頑張り屋さんで、もともと前向きな性格な人ほど、周囲に自分の辛さを見せまいとし、また周囲もその人の変化に気づけず、うつを進行させてしまう場合もあります。 幸い「うつ病」であると気づくことができたとしても、非常に辛いのは、薬でラクになることはあっても完治しにくいこと、いつ治るか周りにも本人にもはっきりわからず、ただただ終わりの見えない辛い日々が続くことです。自分自身の存在価値をどうしても受け入れることができず命を絶ってしまうこともあります。 産後うつは、ホルモンのバランスや、こどもができたことによる大きな環境の変化によって起こります。繰り返しになりますが、誰にでもなりうる病気です。気分が沈む日が多い、疲労感・無気力感に囚われる、育児や家事に集中できない、望んだ赤ちゃんなのに愛おしく思えない、体が重く感じるなどがあれば、なるべく早く周囲や専門家に相談することをおすすめします。 【まずは相談してみてください】 ●よりそいホットライン(電話相談)0120-279-338(フリーダイヤル・無料)岩手県・宮城県・福島県からは0120-279-226(フリーダイヤル・無料) ●生きづらびっと(SNS 相談)LINEの友だち追加ID検索@yorisoi-chat(生きづらびっと)月曜日・火曜日・木曜日・金曜日・日曜日 17時から22時30分(22時まで受付)水曜日 11時から16時30分(16時まで受付) ●厚生労働省 相談先一覧 ●いのち支える相談窓口一覧(都道府県・政令指定都市別の相談窓口一覧) <参考>国立成育医療センター「人口動態統計(死亡・出生・死産)から見る妊娠中・産後の死亡の現状」著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年10月16日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリっていう。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。産後つらかった出来事…編集後記産後は、気分が落ち込んだり涙もろくなったりする方も少なくありません。育児で忙しい中、赤ちゃんのお世話などでなかなかゆっくり眠れないことも多いですよね。出産を経て退院されたつぶみさんも、お辛いことがあったのですね。二人目育児となると上の子の気持ちも気にかけてあげたいところです。しかし、子どもに拒絶されてしまうと、思わず涙が流れてしまうこともあるでしょう。(現在はほにゅくんとの関係も良好とのことですよ…!)つぶみさんが最後につづっているように、「心が折れそうな時は、素直に大好きな人達に頼る」ということはとても大切なことです。ひとりで我慢したり頑張ろうとしたりせず、祖父母や夫、サポート事業などに頼りながら、ママの休める時間を少しでも作って育児をしていきたいですね。ままのて編集部産後の記事はこちらつぶみさんの二人目育児のマンガはこちらつぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2020年10月14日10代のころの経血モレの悩みが解決したと思ったら、産後、また経血モレをするように。友人に聞いても、産後の生理トラブルは多いようで、経血モレを経験した人は結構多かったです。子どものお世話などに追われ、「変えるタイミングがない」「漏れやすい」という悩みも聞きました。そんな私が、あるアイテムで産後の経血モレの心配なく過ごせるようになった体験談です。 経血モレで悩んだ10代初潮が来たときから、ずっと経血の量が多かった私。そのため、最初のころは夜用のナプキン2枚を直列に並べてショーツに使っていました。 それでも寝相が悪いとズレて漏れることもあり、10代のころはシーツの上にバスタオルを敷いて寝るほど。 それでもだんだんとコツをつかみ、経血モレの悩みはほぼゼロに!「やればできるじゃん!」と自信をもって日々を過ごしていました。 産後はまた経血モレで悩みが…そんな私も、26歳で第一子を出産。妊娠中から産後すぐは、憂鬱だった生理がないことがハッピーでした。 しかし、産後4ヵ月程で生理が再開。すると、再開後は、また経血モレをするようになってしまったのです……。 産後はこまめにナプキンの交換をしたいと思っても、日中はかまってちゃんな息子が容赦なく泣くし、夜はお世話に疲れ果ててしまい、朝までぐっすりで、夜中にナプキンを替える余裕もない……。そんな日々を送っていました。 そして見つけた、わたしなりの神アイテム!そこで活躍したのが、出産のときに使用した「産褥ショーツ」。私が使用しているものは、おしりの部分まで悪露を漏れにくくするような生地があり、万が一ナプキンから経血が漏れてしまっても、ズボンまで経血が漏れることはなかったのです! 産褥ショーツのおかげで、私は朝まで安心して眠れるようになり、経血モレで憂鬱になってしまう朝とも、サヨナラできました! 監修/助産師REIKO-----文/佐々木凛子さん
2020年10月08日生理周期もほぼ安定し、次の生理は何日にくるというのもだいたい把握していた私。しかし、頭まわりの体調不良とともに、生理予定日よりもかなり早く出血が! 婦人科の不調が、こんなふうに現れることもあるんだなと勉強になった、私の体験です。 ふわふわして、頭が気持ち悪い症状が現れた25〜26歳のころのことです。なんだか体調がよくない日々が続いていました。頭が痛いというより、頭が気持ち悪いというほうが近いような、ふわふわして、めまいような貧血のような症状があったのです。 たとえば、友達と車で遊びに行ったときに助手席で体調が悪くなって伏せてしまったり、仕事中も何度かふらふらして、人がいないところで少しうずくまっていたりしました。 トイレで出血!生理前の不調?いや、でも…そんな日々が続いた数日後、トイレに行くと出血が!私は一瞬「なんだ、生理前の体調不良だったのか!」と思いました。 しかし、よくよく考えてみると、前回の生理終わりから、まだ2週間しか経っていません。「あれ? おかしいな」と思い、様子を見ていると、出血がなんだかいつもと違い、真っ赤なサラサラな血が、排尿時に一緒に出るのです。しかも、ナプキンには一切つかず、3日ほどでぱったり出なくなりました。 あまりにもサラサラで、入浴前に脱衣所で突然血がタラーッと流れ、焦ったことも……。「何日か前に体調不良もあったし、これは普通じゃない…!」と、私は受診をすることにしました。 体調不良の原因は、まさかの婦人科系疾患だったまず行ったのが内科。そして、頭の気持ち悪さがあったので、脳神経外科を受診しました。しかし、どちらも異常なし。私は「出血もあったからな」と思い、次は婦人科に行きました。 すると、医師から告げられたのは、「生理ではなく、不正出血であること」、そして「排卵をしていない」ということでした。体調不良だったのもそのせいだったそうです。 その後は、排卵促進の注射するなどの治療を始め、無事に排卵をするようになり、体調もよくなりました。 その時、先生に言われたのは「女の人は少しでもいつもの生理と違うな…と思ったら、それは女の人の独特のカンで当たってることが多い。だから、少しでもいつもと違うと思ったら受診してみてくださいね」ということです。 私は、最初の症状が頭の不快感だったので、まさか婦人科とは思いませんでしたが、婦人科系の不調でも、いろいろな症状があるんだなと勉強になりました。女性の体って本当に不思議だなと実感した体験でした。 監修/助産師REIKO-----文/岡田景子さん
2020年10月02日