赤ちゃんの愛らしいほほえみ、穏やかな寝顔。誰もが見ているだけで幸せな気持ちになります。でも、赤ちゃんの存在が女史の幸せを脅かすとしたら……?にわかには信じられないと思いますが、実は、子どもが生まれると、離婚のリスクが高まるというデータがあるんです。厚生労働省が全国のシングルマザーを対象に行った調査によると、離婚と子どもの年齢に大きな関係があるそうです。シングルマザーの3割近くは、下の子どもが0~2歳のときに離婚をしているのです。なぜ、結婚や家庭の幸せの象徴ともいえる赤ちゃんが、離婚につながってしまうのか?それは、出産後には夫婦の愛情が急激に冷え込んでしまうから。これを「産後クライシス」といいます。2年前にNHKの番組で取り上げられ、大反響を呼んだ言葉です。では、なぜ出産後に夫婦は冷めちゃうのでしょうか?子どもを授かった瞬間に母になる女変わらない男じつは、筆者も産後クライシスに直面したひとり。ごく普通に結婚して、子どもができて、ごく普通に子育てをして家庭ができると思っていました。でも、「普通」な家庭を作るのは、予想を遥かに上回る難しさでした。子どもが生まれると、その瞬間に女性の生活は劇的に変わります。ひと言でいうと、何もできなくなります。その生活の様子は、家庭によってかなり個人差が大きいと思いますが、筆者の経験や一般的にいわれている話だと、こんな感じです。授乳して、おむつを替えて、赤ちゃんを寝かしつけて、の延々繰り返し。泣いている赤ちゃんをやっとのことで寝かしつけても、ベッドに置くと泣いてしまうからと、1日中赤ちゃんを抱っこして過ごすこともしばしば。そうしているうちに、手首は腱鞘炎になり、指は曲がらなくなり、腰も痛くなり……と身体がボロボロになることもあります。赤ちゃんを抱っこしていると手が空かないので、友だちに「生まれたよ!」と報告したくても、メールすら自由にできない。赤ちゃんを片手に抱っこして、反対の手でスマホを見るのがやっとです。自分のご飯を食べる時間も、寝る時間もほとんどとれません。トイレにすら行けないこともよくあります。まさに「赤ちゃん一色」な生活は、体力的にも精神的にもけっこうタフです。24時間休みなしで育児をする妻。これに対して、夫は今までとほとんど変わらない生活を続けることができます。仕事もいつも通りできるし、残業もできる、飲み会も行こうと思えば行ける、帰ってきたら好きなテレビを見て好きな時間に寝られる。ここで、「産後クライシス」が始まるんです。「イクメンじゃない=産後クライシスになる」ではないちまたでイクメンといわれる男性たちは、自分の生活を「赤ちゃんモード」に変えることができます。子育てをしている妻を気遣ったり、労ったり、一緒に赤ちゃんグッズを買いに行ったり……。人によっては、残業も控えたり、飲みに行くのもやめたりして、夜はせっせと家に帰って子どもをお風呂に入れたり寝かしつけたりします。夫がこういった「赤ちゃんモード」になると、妻は心身ともにストレスが軽くなったり、夫への感謝や愛情を感じます。ところが、子どもができても夫がそれまでの生活を続けようとすると、赤ちゃんとの共存は難しくなります。それはすなわち、「赤ちゃんモード」な妻との共存も難しくなってしまうこと。赤ちゃんがすやすや眠っている深夜に帰宅して、赤ちゃんと寝不足な妻を起こしてしまう。かつては妻と楽しんでいた晩酌をすると、授乳中でお酒が飲めない妻の逆鱗にふれるなど、生活のささいなところに食い違いが生じてしまうからです。これが夫婦間の不和を生み、「産後クライシス」になるかもしれないのです。残念ながら、今の日本の社会では、男性が育児のために定時で仕事を終えるとか、飲みに行かないといったことはなかなか難しいものです。ですから、男性が育児をできない家庭もたくさんあります。「イクメンじゃない=産後クライシスになる」ではないと思います。問題なのは、そのときの夫の態度や、夫婦でのコミュニケーションです。子どもが生まれる前と同じ生活を、妻の前で堂々と続ける、育児で疲れている妻をいたわらない、赤ちゃんに興味を持たない、妻の話を聞かないといった態度が、妻のストレスになり、夫婦の愛情を冷めさせてしまうのです。「育児は乳母に任せます」みたいな特殊なケースを除き、ほとんどの女性は、出産をすれば自分の生活も仕事もさておいて、子どもにかかりっきりにならざるを得ません。「ならざるを得ない」とか考える以前に、とにかく目の前の赤ちゃんとの生活にまっしぐらです。女性には、授乳をするため、赤ちゃんとの肉体的なつながりがあります。また、ホルモンの働きによって、自然と赤ちゃんを愛しく思い、赤ちゃんと精神的なつながりを強く感じるようにできているといわれています。ですので、女性はわりとスムーズに(というか強制的に)「赤ちゃんモード」になります。その反面、男性は、女性と同じように赤ちゃんとつながることができません。赤ちゃんを授かったときや、生まれて赤ちゃんの顔を見たたときに、「ああ、自分は父親になったんだ」と頭で理解するところから始まります。しかも、夫は「絶対に自分がいなければ、赤ちゃんは生きていけない」という状況になりにくいので、必ずしも「赤ちゃんモード」にならなくても暮らせます。ですから、男性は構造的に「赤ちゃんモード」にはなりにくい、というハンデはあります。ただ、だからといって「赤ちゃんモード」をまったく取り入れずに自分の生活を続けようとするのは、やっぱり女性側としては不愉快ですよね?「産後クライシス」は、個々の夫婦によってその中身はさまざまです。でも、少なくとも「変わる女と変わらない男」の間に生じるギャップが、多くのカップルで不仲の原因になるのは間違いないでしょう。幸せになるための結婚や出産が、悲しい不幸を招かないように……。これから結婚・出産を考えている方、あなたの彼が「変わらない男」かどうか、今のうちに見極めておくことをオススメします。Photo by Pinterest
2014年04月12日出産後、夫婦仲が急激に冷え込む状態を指す言葉として、昨今メディアで取り沙汰されることが多くなった「産後クライシス」。医学的にこの現象を説明することはできるのだろうか。産婦人科医で性科学者の宋美玄医師に、医学的知見から解説してもらった。○産後に起きる急激なホルモンバランスの変化「産後の女性に起こる変化として、まずは出産直前は平常時の150倍ぐらい出ていたエストロゲンが一気に低下します。そうなると、更年期と同じようなメカニズムでうつ症状が出ることがあります。産後うつやマタニティブルーとも呼ばれるように、精神的に不安定になります」。また、産後の妻は夫婦生活に消極的……という話もよく聞くが、これも女性の体のメカニズムを知っていれば、致し方ないこととわかる。というのも、「授乳をしていると、プロラクチンというホルモンが分泌されます。これは性欲が減退するホルモンなのです」。妻の妊娠中は仕方がないと我慢していた夫側は、産後は「そろそろ……」という気持ちになるだろうが、妻はといえば、身体的な準備がまだできていないということだ。さらには、「何より授乳などで寝不足で、それどころじゃないですよね(笑)」。それを"クライシス"などといって煽ることで問題視しすぎてしまい、過度の不安に襲われてしまうことでさらなる支障をきたす……といった悪循環をうむ可能性すらある。産後に起きる夫婦関係の変化は、ある意味正常なことと捉えておくくらいがいいのかもしれない。○宋美玄(そん みひょん)医師産婦人科女医・性科学者1976年兵庫県神戸市生まれ。2001年大阪大学医学部医学科を卒業。同年医師免許取得、大阪大学産婦人科入局。2007年川崎医科大学講師就任、2009年イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学。2010年には日本国内の病院にて産婦人科医として従事する傍ら、「女医が教える本当に気持ちいいセックス」を上梓。50万部突破の大ヒットとなる。2012年には第一子となる女児を出産。現在、フジテレビ「とくダネ!」火曜日レギュラーコメンテーターとしても出演中。
2014年03月24日総合探偵社「MR」は9日、同社所属の離婚カウンセラーを対象に、高嶋政伸の離婚裁判をテーマとしたアンケートを実施。「失敗しない離婚の方法」についての調査結果を発表した。「今回の離婚騒動をプロの目線からどう思うか」との質問では、「スピード婚/結婚への理解度が低かった結果」が30%で1位。「両者に責任、問題があった」が26%で2位、「プライドとお金など欲と執着が問題」が11%で3位だった。その他の回答内容では、「強烈な憎しみの内面が見え隠れする」「主張のためには証拠が必要。それがないためにドロドロになったのでは」「高嶋政伸さんに同情」「高嶋政伸さんの見る目がなかった」「パートナーの横暴に苦しむ一般人も多いのでは」などがあがった。「問題を長引かせない離婚解決法はあるか」との問いには、「離婚理由となる証拠を持つ」が32%で1位。以下「感情的にならず、お互いに歩み寄る」(28%)、「結婚時に書面作成し、未然に防ぐ」(24%)となった。その他の回答では、「妻の性格を考え怒らせないように導くべき」「不用意な言動が自身の首を絞めることになるので、興奮したり、相手の誘いに乗ったりしないようにする」「特に金銭的な面であれば、収支を明らかにする」「ごまかし、うそをなくす」などがあがった。「離婚成立後に起こりやすい問題と対処方法」についての問いには、「慰謝料、養育費などの未払い」が53%と半数を越えた。以下「財産分与」「ストーカーや嫌がらせ行為」が13%で並んだ。その他の回答には、「相手の所在不明」「子供との面接権」「離婚成立後の浮気発覚」などがあった。また、こういったトラブルへの対処方法については「公正証書を作成する」「専門家を介入させる」などがあがった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日先日発表された“台湾のアカデミー賞”とも言われる金馬奨に4部門のノミネートを果たした大迫力アクション・エンターテインメント『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black&White Episode1』の続編の製作が早くも本国・台湾で決定したようだ。台湾で放送されて人気を博したドラマ「ブラック&ホワイト」を台湾映画では破格とも言える10億円という大金をかけて映画化。熱血新米刑事・インション(マーク・チャオ)と人情に厚いチンピラ・ダーフー(ホァン・ボー)の2人はひょんなことからハーバー・シティの爆破計画が秘密裏に進められていることを知り、計画を阻止すべく奔走する。興行収入1位を獲得した台湾に続き、中国本土でも公開より2週連続で興行収入3位を記録したモンスター・ムービーとなった本作だが、続編の予算規模は前回を上回る10億円以上となり、今後2年以内での製作を予定しているという。そして朗報がもう一つ!同作が早くもブルーレイ、DVDとなってこの冬に登場する。今回のセル版パッケージは、日本未公開となる劇場公開版よりも15分長いディレクターズカット版を収録しているとのこと。続編の公開も楽しみだが、まずは台湾で社会現象を巻き起こした本作の迫力のアクションシーン、迫力の映像をご自宅で楽しんでみては?『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black&White Episode1』[DVD]価格:2,625円(税込)『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black&White Episode1』[Blu-ray]価格:3,675円(税込)発売日:2013年1月25日(金)発売元/販売元:アミューズソフト© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年10月12日今週末からいよいよ公開となる、台湾発の刑事アクション・ムービー『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』。本作で主演を務める注目の若手華流スター、マーク・チャオからシネマカフェ読者に向けて独占メッセージが到着!台湾で圧倒的な支持を集める本格刑事ドラマ「ブラック&ホワイト」(’09)の待望の映画化となる本作。熱血新米刑事・インション(マーク)と人情に厚いチンピラ・ダーフー(ホァン・ボー)の2人はひょんなことからハーバー・シティの爆破計画が秘密裏に進められていることを知り、計画を阻止すべく奔走する。劇中では坊主頭の熱血漢を演じているマークだが、今回到着した映像では、髪もすっかり伸び、爽やか男子に大変身。日本語でしっかりと本作をアピールしてくれた。3年前にスタートしたドラマで俳優デビューを果たしたばかりのマークだが、いまやすっかりスターとしての貫禄も。この映像に後に続く本作の予告編ではチンピラ・ダーフーと共にハーバー・シティを駆け巡るマークの熱い活躍の一部も楽しむことができる。観光地としても大人気の台湾の街中で展開するハラハラドキドキの疾走劇はぜひ劇場で楽しみたいところ。まずはこちらの映像から、爽やか&熱いマークの魅力をチェック!『ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1』は9月8日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ハーバー・クライシス<湾岸危機>Black & White Episode1 2012年9月8日より全国にて公開© 2012 Hero Pictures Corporation Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2012年09月07日金銭的補償で苦痛を和らげたいと「離婚保険」を販売ノースカロライナ州のある保険会社は、金銭的補償により少しでも離婚の苦痛を和らげたいと「離婚保険」を発表した。この「離婚保険」は、保険料が月々16ドル、補償金額は1250ドルだそうだ。この他、被保険者には毎年250ドルの補助金が支払われる。例えば、被保険者が保険10口に10年加入し離婚した場合、保険料は19188ドルで補償金額は27500ドルとなる。ただし離婚前に契約をし、保険加入期間が満4年以上である必要がある。中には毎月保険料1000ドル払っている人もこの保険会社では次のように述べている。「お金では離婚の傷を完全に癒すことは出来ないだろうが、気持ちを少しは落ち着かせることが出来るだろう。」この保険の販売状況は明かしていないが、中には「離婚保険」に毎月1000ドルの保険料を支払っている人もいるそうだ。「本当に苦痛を和らげてくれるのは、結婚生活を幸せにする方法が見つかることだ」とある結婚トレーナーは話している。
2010年10月06日