パスザバトン(PASS THE BATON)は、「有田焼・波佐見焼デッドストック陶器市」を2017年12月28日(木)から2018年1月21日(日)まで、表参道のPASS THE BATON GALLERYにて開催する。出品されるのは、主に1980年代後半から1990年代に生産された「有田焼」や日本を代表する陶器の産地の一つである長崎・波佐見の「波佐見焼」の和食器。約400年の歴史を誇る九州・肥前地区の陶磁器を扱う「西海陶器」の倉庫に眠るデッドストック品を蔵出しする。今回出品される陶器が生産された1980年代後半当時は、割烹料理店などの業務用として流通しており、個人では入手困難であった。さらに現在は、生産体制、技術、コストなど様々な理由から、再生産することができない貴重な陶器が、一点物も含めて店頭に並ぶ。色鮮やかな絵付や金彩、近年なくなりつつある網目加工などの技術を施した、上質で華やかな和食器が勢揃いする。【詳細】有田焼・波佐見焼デッドストック陶器市会期:2017年12月28日(木)~1月21日(日)場所:PASS THE BATON GALLERY住所:渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ西館 B2F パスザバトン表参道店内TEL:03-6447-0707営業時間:月~土 11:00~21:00(日祝 11:00~20:00)
2017年12月08日〔salut!(サリュ)〕で見つけた冬らしいアイテム。ニットと思いきやなんと陶器なんです。陶器なのに冬らしい、ニットの温かみを感じるアイテム。ぜひチェックしてくださいね♪〔salut!〕のニット柄シリーズ♪〔salut!〕で見つけたニット柄のアイテムたち。今回は3つご紹介します!まずは《ソープホルダー》。ブラウンカラーのニット柄で、冬らしい温かみの感じるアイテムです♪生活感が出てしまいがちの洗面台。でもこのソープホルダーを使えばおしゃれな空間になりますよ。続いてご紹介するのはソープホルダーとぜひ一緒に置いて欲しいアイテム、《歯ブラシスタンド》です!こちらはライトグレーでかわいらしい印象。歯ブラシ2本と歯磨き粉も立てられちゃいますよ♪ソープホルダーと合わせて購入して冬らしい洗面台にしてみてはいかがでしょうか。そして最後は冬に欠かせない《マグカップ》です。赤のニット柄に、淵の色がブラウンと冬らしいカラーリングですよね!温かいココアにマシュマロを乗っけて、おいしいお菓子と一緒に……。想像するだけで幸せです(笑)。食器洗浄器、電子レンジにも対応しているのがうれしいですよね!まとめリーズナブルな値段で、かわいいアイテムが手に入る〔salut!〕。今回は冬にぴったりなニット柄アイテムをご紹介いたしました!ニット柄アイテムをそろえて、温かみのあるインテリアに変えてみてはいかがでしょうか♪
2017年11月27日温かな飴色と藍色のぽってりとしたそのうつわからは、彼女のけたけたと笑う楽しそうな声が聞こえそう。9月21日(木)と29日(金)と2週間に分けて公開される、アンジェの「あきいろ作家市」。全国各地から総勢10名もの作家さんたちにご参加いただくこのイベントから、今日は栃木県・益子町で活動される作家さん、豊田雅代(とよだまさよ)さんについてご紹介しますね。■ 豊田雅代さんについて茶目っ気たっぷりにくしゃっと笑う、豊田雅代さん。2016年の春の陶器市で撮ったこの写真は、まるで豊田さんのお人柄がジワッとにじみ出るよう。見ればこちらの顔までついついほころんでしまうような、今でも大好きな1枚です。実はその頃からずっとお声がけをしていた豊田さん。ご出産などのタイミングも重なって、今回ようやくアンジェのあきいろ作家市にご参加いただくことに。まだまだ暑い8月のある日に、栃木県は益子町にある豊田さんの作業場までお邪魔してお話を伺ってきました。豊田さん「私は一度ほかの仕事を経験していますが、生まれも育ちももともと益子なんです。まわりにも焼きもの屋さんの子が多かった。上京する時には友達の家に呼び出され、そのご両親が作ったうつわが並べられた庭で「好きなものを持って行け。」と言われたこともあるんですよ。聞けば銀座などでも個展をされるご両親。「東京でどこから来たと聞かれたら、こういう町から来たって言うんだよ」と教わりました。そんなことがベースにありながらいろんなことが重なって、益子に戻って焼きものの仕事がしたいと思うようになったんです。」様々な経験を重ねられた後、益子町で2012年に独立された豊田さん。今は、ケーキなどにあしらうペーパーレースなどをモチーフに、クリームでデコレーションするように模様を描く「イッチン」という手法を使ってうつわを制作されています。粘土を水で溶いて、水ガラスでとろみをつけた「泥漿(でいしょう)」を使って模様を描くイッチンの技法。水で溶いただけではドロドロ過ぎ、水ガラスを入れればサラサラとして描くにちょうど良い具合となるのだそう。素焼き前に行うイッチンの作業。模様を描く道具は、チューブの硬さがちょうど良い、100円ショップで見つけてきたお気に入り。フリーハンドで描くのは、ツタ模様。そのインスピレーションはケーキのレースペーパーだったり、お菓子の袋だったり、アイシングクッキーの本だったり。日常の何気ないことからヒントを得ているとおっしゃいます。そんな豊田さんの作業机にふと目を落とすと「1枚1枚はがして食べちゃう」の文字。ラジオを聴きながら作業をするのが好きだという豊田さんが、懸賞に必要なキーワードを慌てて手元にあったボールペンでメモしたものなんだとか。なんとこの後バームクーヘンが当たったそうですよ♪「ラジオを聴くのが大好きで、ラジオが聴きたくて作業をするようなものなんです〜」とはにかむ豊田さん。大好きな星野源さんのサイン入りメモパッドが当たったり、深夜2時に大宮エリーさんと話してサイン本も当たったとおっしゃるツワモノです。最近お母さまになられたばかりの豊田さん。豊田さん「ゆくゆくは子どもが使うプレートなんかも作れたら。今はまだちょっとそんな余裕はないんですが、想像だけは楽しんでいます。」お母さまになられたことでうつわに踊るその無邪気なイッチン模様の表情がどう変化していくのか、これからもとっても楽しみな作家さんです。=文・写真:宮城= 食のはなし 作り手さんのはなし 器のはなし
2017年09月20日宮田竜司(みやたりゅうじ)さんのうつわと再会したのは、今年5月の益子の陶器市。陶器市エリアの端っこでバスを降りて、いつもとは異なるルートでまわってみようと思った時でした。思えば2016年の秋の陶器市でも見たことのあるうつわ。その時は私にとってどこか遠く感じたそのうつわが、5月のその時には「ちょうどいいかも」と思えたんです。うつわとの出会いにも、きっとある気がする「タイミング」。9月21日(木)と29日(金)と2週間に分けて公開されるアンジェの「あきいろ作家市」から、今日は、少し背伸びをして使いたい宮田竜司さんのうつわについてご紹介しますね。■宮田竜司さんのこと宮田竜司さんは気さくなお兄さん。もともともの作りが好きだったというものの、焼きものを選んだきっかけはお父さまだったといいます。焼きもの好きなお父さまは、著名な作家さんを追いかけて東京から埼玉へ引越しをしてしまうほど。そんなお父さまのそばで様々な焼きものを見ながら育った宮田さんも、様々な産地をまわり最終的に今の拠点、栃木県益子町に拠点を構えたのだそうです。大きなお庭のある宮田さんのご自宅兼作業場。お庭にはご自身で作られた香炉が。「年上の方に遊んでもらっていて・・・」茶道をたしなんでいるという宮田さん。ご自宅の本棚にはたくさんの茶道の本も。本棚の上にはアボカドの種。芽はきちんと出るそうですよ。しとしとと雨が降る中お邪魔したのは、大きなお庭のある宮田さんのご自宅兼作業場。豊かな自然環境の中に建つ宮田さんの作業場で、今回お願いしたうつわの制作風景を見せていただきました。どこか凛とした雰囲気を持つ宮田さんの作業場。その理由は竜の絵かも?お名前からとった竜の絵は、上はお客さまからいただいたもので、下はなんとご本人が描いたもの。地元の原料を使うようにしているという宮田さん。作り出すうつわたちの土には益子の陶土をベースに磁器土を混ぜたものを使い、釉薬は益子の伝統釉である「並白(なみじろ)※白に見えるもの」「灰釉※緑色に見えるもの」「飴釉※こげ茶に見えるもの」を使っているといいます。宮田さんが作るうつわにどこか品が纏うのは、宮田さんが仕上げに緊張感を持たせたくて手で作業を行うようにしているから。宮田さん「もちろんロクロをまわした後に型にはめて成形することもしますが、特にこの花の形のうつわは型にはめて削るようなやり方では均一になって面白くなくなってしまうんです。形に勢いがつくので、どんなうつわも最後はなるべく手で仕上げてうつわに緊張感を持たせるようにしているんですよ。」ロクロで成形した後に、赤い筆で花びらとなる「あたり」をつけて。型にはめて削るのではなく、フリーハンドで花びらを形作る宮田さん。その道具は陶芸用のものではなく、自分で作ることも多いのだとか。使っていて馴染むようなうつわもいいけれど、使いながらも程よい緊張感を持てるうつわもまたいいもの。そのタイミングが来た時に、まるでパートナーを選ぶような感覚で手に取りたい、背伸び気分で付き合える宮田竜司さんのうつわです。=文・写真:宮城= 食のはなし 作り手さんのはなし 器のはなし
2017年09月16日東京・松屋銀座にて「北欧を愛するすべての人へ リサ・ラーソン展」が開催される。期間は2017年9月13日(水)から25日(月)まで。北欧を代表する陶器家リサ・ラーソン。今回の展示では、60年以上にわたる彼女の作陶の歴史を計190点以上の作品とともに振り返ることができる。初期の代表作や、近年の一点ものの作品に加え、初展示となる夫・グンナルの作品など幅広い作品が展示される予定だ。リサ・ラーソンのキャリアはスウェーデン最大の陶芸製作会社、グスタフスベリ社で始まった。コケティッシュな表情が愛らしい動物モチーフや北欧らしいシンプルで洗練された色使いによって人気を得た彼女はその後独立し、80歳を超えた現在でも精力的に作品を作り続けている。【詳細】「北欧を愛するすべての人へ リサ・ラーソン展」期間:2017年9月13日(水)~25日(月)会場:松屋銀座8階イベントスクエア時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで。最終日は17:00閉場)入場料:一般1,000(700)円、高校生700(500)円、中学生500(400)円、小学生300(300)円※かっこ内前売り料金【問い合わせ先】松屋銀座TEL:03-3567-1211(大代表)
2017年07月15日東京・南青山にあるコトモノミチ(coto mono michi) at TOKYOで、5月25日から28日まで「青山陶器市」を開催する。岐阜や京都など全国の焼きものの産地から、たくさんの陶器を集めた同イベント。アウトレット品やサンプル品、ワケあり品、デッドストック品などがお得な均一価格で購入できる。ワケありの1点ものがお気に入りの食器になる大好評のイベントとなっている。なお、同店では「土岐、窯元おかみの陶器たち~美濃焼おかみ塾展」も同時開催中。【イベント情報】「青山陶器市」会期:5月25日~28日会場:coto mono michi at TOKYO(コト・モノ・ミチ)住所:東京都港区南青山5-2-16 青山フレックスA時間:11:00~19:00(5月28日は17:00まで)
2017年05月18日ゴールデンウィーク3日目に息子が連休に飽きてしまうという予想外の事態が起こった。そして迎えたGW4日目の5月6日、家族で益子の陶器市へ出発。今回の旅行は日程も何もかもを妻に任せていた。息子は「早く旅行行こー!」とテンションを持ち直している。このタイミングで旅行を計画していた妻のファインプレーに助けられた。旅行の目的は陶器市で食器を買うこと。陶器市に行くのは2回目、初めて行ったのはちょうど3年前で息子が0歳の時だった。その旅行が初めての3人旅行、家族で揃いの食器を買った。それから3年で主に息子が「お手伝い」という名の元に食器を洗ったり運んだりする際に割ってしまい、食器は不揃いになってしまった。そこで今回の旅行で引越記念も兼ねて食器を新調しようという計画を立てた。「旅行」というワードに心を躍らせる息子は車で2時間半の道のりを全く寝ずに過ごした。車中で「旅行はどこ〜?」と何度も叫んでいた。予定時刻に陶器市会場に到着。早速、会場入口に展示販売された「幸福を呼ぶ」という巨大ふくろうの陶器の置物に興味を示す息子。それを両手で掴んで戦いごっこを始めようとしている。全く幸福な結末を迎えられる予感がしないので早々にやめさせて移動する。たくさんの露店に並べられた陶器に胸が躍る僕と妻。「陶器??はあ?」と全く楽しめない息子。この温度差のまま3人で行動するのは難しいと判断して、僕と妻が30分交代で食器を探すことにした。初めに僕が露店に繰り出す。息子と妻はまた置物を見て待っている。ゆっくり陶器を味わいたいところだが、脳内にはタイムリミットを示すデジタル時計が浮かんでいる。獣のような目で真剣に素早く必要な食器を吟味していく。しかし、後から妻も見て回ることを考えるとなかなか一人で決定が出来ない。家族用の食器は目星だけ付けて自分用のコーヒーカップと茶碗を買った。その後、妻が良い食器達を発見したので作戦は成功だった。妻と交代して、僕と息子はお祭りのようになっている露店エリアを散策したが「旅行はどこ?」と未だ手応えを得られない様子の息子だった。手分けして食器を手に入れた僕たちは、昼食をとってから宿泊予定のペンションに向かった。この移動でようやく息子は眠りに落ちた。良いタイミングで寝たので宿に着いてすぐに部屋に寝かせようと建物の中に入ると、チェックインの予定時刻は1時間以上過ぎているというのにまだ部屋の準備が出来ていないというトラブル発生。宿のおばさんが「あと5分!」と言うので、森の木々に囲まれた駐車場で鳥のさえずりを聞きながら待つこと5分。ようやく準備が出来たので僕は急いで部屋の布団に息子を寝かせた。妻は部屋に入ろうとしたところを突如現れた宿のおじさんに「タケノコ採る?」と呼び止められた。息子にもタケノコ掘りを体験させたいと思った妻は嬉しそうに「明日の朝できますか?」と尋ねたけれど、マイペースなおじさんは「すぐそこだから」とそのまま妻を竹やぶに連れ去った。その後も妻が一向に部屋に入って来ないので様子を見ようと部屋から出る。すると窓越しに、庭でおじさんにタケノコ料理の指導を受けている妻の姿を確認。明日の朝を希望していた人が手荷物もそのままで、収穫から皮を剥いてさばいて煮るところまでがっちり教わっている(やらされている)。突然農家を訪れて採れたて野菜で調理を始める旅番組の様な状況の妻を見て、吹き出しそうになるのを抑えて僕もリビングを通って外に出てみた。リビングの棚やデッキのテーブルにはたくさんの益子焼の器が並べられている。このペンションはおじさん・おばさん夫婦2人で切り盛りされている。おばさんの夕飯準備を待つ間、デッキでおじさんも採りたてのタケノコを調理しながら色々な話を聞かせてくれた。「タケノコは薄皮も旨い」だの「芽もツマミにいける」だの「皮のまま大きな鍋で煮た方が旨いという人もいる」だのとタケノコうんちくが止まらない。タケノコを鍋で煮る間、デッキに並べられた益子焼の器を見ていたら宿のおじさんが「気に入ったのがあったら一つ差し上げます」と言ってくれた。「え~いいんですか?」と驚いていると、おじさんは大きなプラスチックのかごに無造作に放り込まれている器の一つを取り出して「これなんか〇〇さんの作品でいい値段しますよ」と雨ざらしになった名作をゴミのように拾い上げた。。。なかなかにガサツなおじさんはタケノコを煮始めて10分が過ぎようとしている時、おもむろにスマホを取り出してどこかに電話する。「ああ、お忙しいですか?ああそうですか。いや、タケノコはどれぐらい茹でるといいんですか?」耳を疑う僕と妻。タケノコうんちくを語る得意げなおじさんの姿が走馬燈のようによみがえった。電話の最後には「え?そんなに茹でるんですか?」と驚いちゃったおじさんの姿にこらえきれず妻と爆笑してしまった。夕食前に目覚めた息子は見覚えの無い暗い部屋に戸惑っていたけれど、「今日はここに泊まるよ」と伝えると「まだ帰らない?」と嬉しそうにしていた。夕飯のタケノコは息子の大好物なのでたくさん食べた。 5月7日(GW5日目最終日)。昨日の陶器市で旅行の目的を果たしたため、この日はノープランだった。チェックアウトを済ませると、妻が気になる森林公園があるので行ってみたいと言う。昨日はあまり息子向けのスポットが無かったので、歩いたり走ったりしたくてムズムズしていることだろうと思って行き先に選んだ。辿り着いたその場所は公園と言うよりもほぼ山だった。さほど期待せずとりあえず登山道を少し歩いてみて帰ろうということになった。歩いていると登山道の途中途中に丸太を組み合わせた無骨な遊具が出現するが、大人でもクリアが難しいと思われるスケール感にほぼスルーして行く。なかなかストイックな登山の様相。僕と妻はお互い何となく「これどこまで行って引き返す?何も無いし、そろそろかな…」という空気を醸し出す。その時足元でガサガサという音。音がした方向を見ると茶色のトカゲがいた。僕はトカゲを妻と息子に見せてやりたくてすぐにカメラで写真を撮った。本当はサッと手づかみで捕まえたかったけれど、逃げられたら元も子もないのでまずは写真で見せた。写真を見た2人が驚いて「どこどこ?」と興味を示したので、僕は嬉しくなってトカゲを捕まえようと手を伸ばす。しかしトカゲはガササっと一瞬で姿を消してしまった。息子はまだ実物のトカゲを見たことが無いのでどうしても見せたいと思い、2匹目を探すべく歩みを進めることにした。生き物を探すことで3人の登山は楽しくなった。足元に注意して歩き始めるとトカゲ以外にもクモ・イモムシ・トンボ・ちょうちょ・ハチなど様々な虫が目に入って来た。普段見ることが出来ない虫たちを見て僕は急にエンジンがかかって見つけた虫の名称を息子と妻に教え始めた。「コモリグモ」「イトトンボ」「モンシロチョウ」「コメツキムシ」ここぞとばかりに田舎育ちの本領発揮。虫の名前を口に出すのは十数年ぶりだろうと思うけれど、案外覚えているものだなあと嬉しくなった。「いろいろ知っててスゴイね〜」と妻。こんなにストレートな言葉で褒められたのはいつぶりだろうか。僕は調子に乗ってタケノコうんちくおじさんの様に「この虫はね…この虫はね…」と語り続けた。そうしてしばらく歩いていると登山道は下りになり、またしばらく歩くと水の流れる音が聞こえてきた。その先は小川が流れる湿地になっていて、小さな水たまりのような池が点在していた。その水たまりにはうじゃうじゃと大量のオタマジャクシが泳いでいたので両手ですくって3人で観察。妻は「気持ち悪〜」と一歩下がって見ていたけれど、息子は小さな足が生えかけているオタマジャクシを凝視していた。ここまで来たらカエルも見せてやりたいなあと思い、めぼしい草むらを探索。足を踏み入れるや否やアマガエルが跳び上がった。ポケモンはよく知らないけれどカエルなら捕まえる自信がある。アマガエルの観察を最後にパパの臨時生物教室は終了した。サッと立ち寄る予定の森林公園で思わぬ収穫があり、気が付くと2時間以上も歩いていた。春のフィールドワーク、充実感は格別だった。ゴールデンウィークの話「もう遊ばない…」連休を持て余した息子~前編~は こちら !
2017年05月16日GWは、いかがお過ごしですか?今日はすこーんと抜けた青空の下で、ぶらり益子陶器市さんぽ。先月末から始まっている益子陶器市は、5/7(日)まで行われています。まだまだ間に合う益子陶器市。GWの終わりに、ゆるり陶器市さんぽはいかがですか?■2017春の益子陶器市春と秋と、年に2回行われるこの陶器市。毎年この時期に行われる春の陶器市は初夏を感じる青い空ときらきらと目に映る新緑が心地良く、毎年ピクニック気分でついつい足を運んでしまうおでかけスポットです。東京では散ってしまった八重桜も、益子ではまだまだお花見も楽しめそう!SNSなどの影響か、訪れるごとに人出は多くなり、最近のその賑わいぶりはちょっぴりひるんでしまうくらい。ある作家さんによれば、初日は朝3時頃から人が並んでいたテントもあったのだとか!B品などがお手頃価格で手に入る初日は確かにおすすめですが、作家さんとゆっくりお話しやすいのは2日目以降。作家さんとお話をしながら選んだうつわは、とっておきのひとさらになりますよ。ただあまり遅いと人気作家さんはいなくなってしまう可能性もあるので、そこはご注意。そんな時は次回の陶器市できっとお会いできると考えて、今回は今回の出会いを楽しんでみてくださいね。益子陶器市は、最近お花屋さんも人気です。お花屋さんが少し個性のあるお花をまとめながら花束やスワッグを作っている様子は、ちょっぴり劇場型。花束が出来上がるたびに並んでいるお客さんから小さなため息がもれる、青空の下のお花屋さんです。益子エリアは水はけが良いことから、そば粉の産地という側面も。おしゃれなカフェも素敵だけれど、お昼は地元のお母さんたちが茹でてくれるこんなおそばもいいですよ。初日はものすごい人出だったそうですが、夕方の急な雷と雨でお客さんも作家さんも皆さん捌けてしまったんだとか。少し天候が乱れがちな今年のGW。日焼け止めや帽子はもちろんのこと、小さな傘も忘れずに!【他にもいろいろ益子陶器市情報はこちら!過去記事ですが参考にしてみてくださいね。】・【おさんぽ手帖】2016秋益子陶器市■2017春私たちの益子陶器市戦利品こちらも恒例・私たちの益子陶器市戦利品!今回も素敵な出会いに恵まれました。<スタッフ平山の戦利品>下から左回りに:・シモヤユミコさんのうつわ・辻紀子さんのお猪口たち・辻紀子さんの黒いスープカップ・icuraさんのスプーン・若菜綾子さんのプレート・高塚和則さんの菓子きり・吉田麻衣子さんの一輪挿し・うだまさしさんの壁掛けさんかく早速、辻さんの黒いカップのうつわを使って朝ごはんを。うだまさしさんの壁掛けさんかくは時計の横のポイントに。<スタッフ宮城の戦利品>下から左回りに:・Johnny’s studioさんのミニピッチャー・後藤奈々さんの一輪挿し・宮田竜司さんの輪花小皿・梅本勇さんの流れる釉薬がきれいな鉢たち後藤奈々さんの一輪挿しをベランダのテーブルに置いてのんびり過ごす朝時間。益子の陶器市は5/7まで!益子の大きな青空の下で、とっておきの出会いを見つけてみてくださいね。=写真:平山・宮城文:宮城=暮らしのはなし おさんぽ手帖
2017年05月05日爽やかな風が通り抜ける、気持ちの良いこの季節。そろそろGWに向けてソワソワ、なんてことはありませんか?今日はそんなGWお出かけ先にぴったりな、アンジェおすすめの陶器市をご紹介。今年のGWは大きな青空の下で、作り手である作家さんたちとお話をしながらお気に入りのうつわを見つけてみませんか?■ 滋賀県信楽作家市日本の代表的な産地の中でも最古のひとつと言われる信楽の町で、10年前から行われている「信楽作家市」。今年も、芝生が広がるランドスケープが美しい滋賀県立陶芸の森で行われます。アンジェの陶器市でも人気の作家さん、古谷浩一さんも参加されるご様子。ピクニック気分でお出かけしたくなる陶器市です。【信楽作家市】期間:5/2(火)〜5/5(金)開催場所:滋賀県甲賀市信楽町滋賀県立陶芸の森太陽の広場■ 石川県九谷茶碗まつり九谷焼で知られる石川県能美市で行われるのは「九谷茶碗まつり」。人気の作家さんのうつわが並ぶのはもちろんのこと、作る工程で出たB品など使用するには支障のない「訳あり商品」がお手頃価格で並ぶこともあって、毎年たくさんの人で賑わいます。昨年は強風のため途中で中止になってしまったということもあり、今年意気込まれている方も多いのでは?アンジェでも人気のある九谷青窯さんのテントも毎年大賑わい。人気作家さんのうつわを手に入れるには、初日の午前中がおすすめです。【九谷茶碗まつり】期間:5/3(水)〜5/5(金)開催場所:石川県能美市九谷陶芸村特設会場■ 栃木県益子 春の陶器市アンジェスタッフも足繁く通うのは、東京からほど近い栃木県益子町で行われる「益子 春の陶器市」。若い作家さんたちのテントも多く、うつわのテントの他にも、その場でスワッグを作ってくれるお花屋さんやガラス作家さんのテントなども散りばめられた楽しい陶器市です。陶器市周辺に点在するアンティークショップや、SLも走るローカル線・真岡鐵道は、GWのお出かけを更に旅情溢れるものにしてくれますよ。【益子春の陶器市】期間:4/29(土)〜5/7(日)開催場所:栃木県益子町内各所もうすぐ待ちに待ったGW。今年のGWはお近くの陶器市まで、お気に入りの作家さんを見つけに行ってみませんか?= 文・写真:宮城 =おさんぽ手帖 【陶器市でも人気の作家さんのうつわはこちら】・古谷浩一さんのうつわ・九谷青窯さんのうつわ
2017年04月17日ピカソがデザインした陶器作品に焦点を当てた展覧会「Picasso Ceramics 不変の色彩を求めて」が、大阪・NUKAGA GALLERY OSAKAと東京・NUKAGA GALLERYの2会場で開催される。期間はそれぞれ2017年5月10日(水)から5月31日(水)、2017年6月8日(木)から6月29日(木)まで。20世紀を代表する芸術家として誰もがその名を知るパブロ・ピカソ。その絵画作品で広く知られるピカソだが、平面の絵画のみならず立体的な彫刻の分野にも関心を寄せており、1937年の大作ゲルニカで世界的な芸術家としての地位を確立したのち、60歳代のピカソは、南フランスのヴァロリスで陶芸の魅力に出会う。そこでは、油絵具とは全く異なる焼成の加減や釉薬の発色など、初めて扱う素材に苦心しながら、ヴァロリス・マドゥーラ窯の陶工の技術とピカソの大胆な発想によって独自の作品群が生み出された。そしてそれらは、絵画や彫刻といったジャンルを超越したひとつの芸術として確立され、同時代の日本の陶芸家たちにも注目されたという。本展では、1940年から60年代のピカソの陶器など立体作品を中心に、油彩や版画作品を展示。没後40年以上を経た今なお、世界で愛され一層の注目をあつめるピカソの陶器作品を一堂に紹介する。【開催概要】Picasso Ceramics 不変の色彩を求めて会期:2017年5月10日(水)~5月31日(水)/NUKAGA GALLERY OSAKA(大阪)2017年6月8日(木)~6月29日(木)/NUKAGA GALLERY(東京)開廊時間:10:00~18:00 ※日曜のみ休廊入場料:無料<会場詳細>■NUKAGA GALLERY OSAKA住所:大阪市北区西天満5-8-8 2FTEL:06-6362-1038アクセス:JR 大阪天満宮駅 徒歩5分、地下鉄谷町線 南森町駅(1番出口) 徒歩3分■NUKAGA GALLERY住所:東京都中央区銀座2-3-2 3FTEL:03-5524-5544アクセス:JR 有楽町駅(中央口) 徒歩5分、東京駅(八重洲南口) 徒歩10分、東京メトロ 有楽町線 銀座1丁目駅(3番出口)徒歩1分、丸の内線・銀座線・日比谷線 銀座駅(C6・C8・C9出口)徒歩4分、銀座線 京橋駅(2・3番出口)徒歩5分
2017年04月09日日本各地からうつわの作家さんが集まった、アンジェの陶器市が始まっています。普段店頭では知ることのできない作り手のお人柄や想いといった「うつわの向こう側」を知ることで、まるで体温を帯びたかのように温もりを感じるうつわたち。自然と湧く特別な愛着に、心もほっこりと温まります。今日は、アンジェの陶器市にご参加いただいた作家さんたちの毎日の暮らしをご紹介。作家さんたちの暮らしの中に溶け込むうつわたちには、なんだか知っているあの人へ対するような親しみを覚えます。■古谷浩一(ふるたにひろかず)さん:古谷さんのバレンタインデー「バレンタインのチョコ!やっぱり貰えると嬉しいものですね」そんなエピソードとともにインスタグラムにUPされた冒頭の写真は、信楽にある古谷製陶所の古谷浩一さんのもの。りんご皿に乗っているのは手作りチョコレート?砕いたナッツがざっくりと入ったチョコレートバーの後ろに見え隠れする小さな赤いハートがなんとも微笑ましい1枚です。■su-nao home(スナオホーム)さん:Today’s Specialは、特製中華プレートsu-nao homeさんの大き目のリム皿に乗っているのは、チャーハンに、揚げたての春巻きに、冷蔵庫の常備菜たち。キッチンに立つのが好きなsu-nao homeの松本さんの手にかかれば、今夜のメニューもお手のもの。おかずがちょこちょこ乗ったボリュームたっぷりワンプレートは、松本家の今夜のご馳走です。■赤地径(あかじけい)さん:仕事の合間にひと休み・・・張り詰めた空気の作業場で、毎日進められているうつわ作り。午後のおやつの時間にはふっとこめかみも緩まって、ついつい笑顔がこぼれます。そんなある日の赤地さんのおやつは、ワッフルとブラックのコーヒーで。美味しいおやつでひと休みをすると、午後の筆運びがちょっと違います。■松尾直樹(まつおなおき)さん:お誕生日は奥さま手作りケーキでいちごのケーキは、お誕生日の松尾さんのために奥さまが作った特製ケーキ。松尾さんがロウソクの火を消す前に先にお子さまにふっと消されちゃったのも、お誕生日の楽しい思い出。そんな楽しい思い出のケーキが残っていたから、今日はひと切れ、仕事の合間のおやつにして。作り手である作家さんたちの、うつわのある暮らし。それぞれのうつわに、それぞれの物語を乗せて、何気ないシーンがとっておきに思えるそんなひと皿です。=写真:作家さんご提供文・宮城=暮らしのはなし 作り手さんのはなし 【アンジェの陶器市はこちらから。お散歩気分でどうぞいらっしゃいませ。】
2017年02月24日自らの手で和を作り出す魅力益子焼きの歴史は遡ること江戸時代末期、笠間で修行した大塚啓三郎が益子に窯を築いたことに始まると言われます。益子の土と独自の釉薬を用いて作られる作品は、暖かい手触りと力強い美しさが特徴です。昭和54年には国の伝統的工芸品に指定されています。はまる人続出。ろくろ体験をしよう!この益子焼き、初めての人でも気軽に陶芸体験が出来る!ろくろ体験では粘土を回転する電動ろくろを使い、自分だけの器を作れます。少しの指圧加減で形が変わるので集中力が鍵です。なかなか出来ない体験に思わず夢中になってしまう人もしばしば。一生に一度は体験してみたいですよね。家族で楽しむ!オリジナルの絵付け体験オリジナルの言葉や絵を思い出にしたい方は絵付け体験がおすすめです。湯のみや平皿など絵付けする素焼き作品を選んで、好きな色で自由に描けます。クレヨン感覚で絵が描けるパステル絵付けは小さなお子様にも喜ばれるコース。お絵描きのように体験できます。自分たちで作ったお揃いの食器でご飯を食べたら美味しさも倍増間違いなし!本場栃木の「益子焼き」を体験できるお店をご紹介ルトロンお勧めの「益子焼き」体験が出来る陶芸教室は “小峰窯”。益子町益子にある本場の陶芸教室です。ろくろ体験は約2時間粘土使い放題等、お値段も嬉しい安心価格。また作家さんの作品の直接購入や、オリジナル商品を発注することも可能。記念日の贈り物としてもご利用して頂けます。友人や家族、恋人と一緒に体験できる楽しくてお得なクーポンも定期的に発行しているのでホームページを小まめに要チェックです。益子焼陶芸体験(とちぎ旅ネット)(外部サイトへリンク)益子焼(とちぎの伝統工芸品)(外部サイトへリンク)スポット情報スポット名:小峰窯KOMINEGAMA住所:栃木県芳賀郡益子町益子3169-1電話番号:0285-72-6311制作協力:栃木県企画編集:ルトロン編集部
2017年02月19日陶の里として知られる“笠間”と“益子”の魅力が体感できるイベント「GO KASAMASHIKO via TOKYO 理想のクラフト郷へ -笠間と益子の魅力-」が、2月16日から22日まで、渋谷ヒカリエ8階のCOURT他にて開催される。美しい自然に囲まれ、創造性を育む文化が息づく笠間と益子。同イベントは、40名以上の作陶家たちによる作品の展示販売会が行われる他、花とうつわのワークショップや、現地の風を届けるインスタレーションなども開催される。メイン会場となる渋谷ヒカリエ8階のCOURTに集まる40名以上の作陶家たちには、笠間から、酒井敦志之、額賀章夫、小堤晶子、根本幸一、近藤文、Keicondo、船串篤司、桑原典子、桑原哲夫、鈴木美汐、沼野秀章、山崎さおり、阿部慎太朗、小林耶摩人、西村峰子、佐々木恒子、杉山洋二、小林東洋、原田譲、原田奈央、庄司健ら、そして、益子から、えきのり子、近藤康弘、川崎萌、岡田崇人、竹下鹿丸、榎田智、菅谷太良、芳賀龍一、山野辺彩、原土会、74工房、庄司千晶、佐々木康弘、岡本芳久、若菜綾子、西山奈津、小林雄一、磯部大我、あを、広瀬佳子、小杉仁志、内田裕太らが参加する。さらに会期中には、Forager、The Little Shop of Flowers、ウヴルといった人気フラワースタイリストたちが、笠間と益子の作陶家にオリジナルでオーダーした花器を使って表現する「花とうつわのワークショップ」も行われる。また、サテライト会場となる各ショップではワークショップやインスタレーションなどを実施。2月24日から3月9日まではTODAY’S SPECIAL 自由が丘店、渋谷店、京都店にて、「ON THE TABLE vol.6 かさましこ 窯のうつわたち」を開催。自由が丘店では益子の成井窯、渋谷店ではつかもと窯、京都店では笠間の向山窯のうつわを紹介する。2月11日から19日まで東京・南青山のうつわ楓で、2月15日から20日まで東京・神宮前のshizenでは茨城県と栃木県に仕事場を構える11人の作家による仕事を紹介。豊かな土壌で育まれた個性あふれる仕事の片鱗に触れることができる。2月18日から26日までは天然素材の衣服や作家のうつわ、食品などをセレクトするかぐれ表参道にて、益子の仁平古家具店による希少な古家具や雑貨を紹介する。その他、2月16日から22日までは東京・新宿のBEAMS JAPAN 5F fennica STUDIOにて、益子の大誠窯による器の他、7代目大塚誠一や濱田窯、濱田友緒のうつわを販売。2月16日から26日まで東京・千駄ヶ谷のPlaymountainでは益子を拠点に活動する木工作家の高山英樹による展示を開催する。【イベント情報】「GO KASAMASHIKO via TOKYO 理想のクラフト郷へ -笠間と益子の魅力-」会場:渋谷ヒカリエ8階 COURT住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1会期:2月16日~22日時間:11:00~20:00(2月16日は14:00~、2月22日は18:00まで)
2017年02月16日「九州陶器市」が、セレクトショップ・CPCM(シー・ピー・シー・エム)にて、2017年2月10日(金)より開催される。九州には、佐賀県有田町の有田焼、福岡県の小石原焼、長崎県の波佐見焼など、日本を代表する陶器の産地が多く存在する。そんな九州地方で生産された注目の窯元の作品を集め、個性豊かな陶器を一堂に見られる期間限定ショップが開催される。中でも注目なのは、有田・波佐見焼の産地商社として400年の歴史をもちながら現代の生活に合わせた商品を作ることで知られる「キハラ」、モダンなデザインが人気で海外でも評価が高い波佐見焼の「マルヒロ」など。また、ヨーロッパ産地の顔料を使った鮮明な色味や個性豊かなデザインが人気な、波佐見地方「京千」の新作も登場する予定だ。普段使いに適した丈夫さも九州陶器の魅力の一つ。日常をちょっとだけ楽しく彩ってくれるうつわを探しに、是非立ち寄ってみては。【詳細】九州陶器市開催日時:2017年2月10日(金)開催場所:CPCM住所:東京都渋谷区神宮前6-12−22 秋田ビル 1F&2F
2017年02月12日江戸時代から、日光詣の諸大名にも愛され、火傷にも効くと称されたという名湯・鬼怒川温泉。森に囲まれた小高い丘の上にある「星野リゾート界 鬼怒川」では、自然と温泉、そしてとちぎの民藝である益子焼きの音が癒してくれます。まずは水琴窟の清らかな音に耳を傾ける鬼怒川の温泉街を抜けて森に囲まれた小高い丘へ。「星野リゾート界 鬼怒川」の解放感あふれるエントランスホールには、風情ある3つの益子焼きの壼が置かれています。壼の上には、水を張った皿とひしゃく。壼に敷かれた石に水をかけると、なんとも心が安らぐような水の音が心地よく流れます。水琴窟とは、日本庭園で見られる装飾の一つで、地中に埋められた壼に、雨音が共鳴し奏でる音を楽しむもの。その水琴窟を「星野リゾート界 鬼怒川」オリジナルで益子焼きの壼で作ったものだそう。お部屋には益子焼や、ぬくもりある民藝品が「星野リゾート界 鬼怒川」は、すべての部屋がとちぎ民藝に触れることのできる“ご当地部屋”。かわいい表情の益子焼の置物やそばちょこが置かれ、ベッドの枕元を飾るのは鹿沼組子。障子には黒羽藍染めが使われ、テラスには栃木県産の大谷石が敷き詰められています。陶器製ならではの澄んだ音色に心が洗われる毎夜、益子焼きの壼に砂を入れて作った陶琴の演奏会が開催されます。陶琴に使われている陶器は、益子焼の作家である田村直己氏とコラボレーションで1年かけてオリジナルに作ったもの。音程を作るのに苦労したという田村氏が作曲した、音色の柔らかさを感じることができる音楽です。黒い陶器製の笛は、誰しもが吹いたことのあるリコーダー。実際に吹いてみると、益子焼きならではの音の違いを感じることができるはず。益子焼きのカスタネットで合奏に加わることができ、土の奏でる、やさしい音を堪能できるひとときです。取材・文/小野アムスデン道子スポット情報店名星野リゾート界 鬼怒川 TEL・予約0570-073-011 住所〒321-2526 栃木県日光市鬼怒川温泉滝308 アクセス東武鉄道「鬼怒川温泉」駅よりタクシーで約5分
2016年11月20日益子の陶芸家・遠藤太郎によるエキシビション「ミノル(Minor)」が、7月29日から8月5日まで東京・南青山のEATME GALLERYにて開催される。遠藤太郎は“日用品としての陶器”という益子焼の精神にモダンなデザインを足すことで、親しみやすさとほどよい緊張感を併せもつ不思議な魅力を持った作品を生み出してきた陶芸家。今回のエキシビションでは、日常で使われるからこそ美しいという“用の美”の考えと、小さな子どもの手にも馴染みやすく、大人になってからも使い続けられる“機能美”のふたつをテーマに製作した新たな益子焼「ミノル」を発表する。また、遠藤太郎の定番商品の数々も同時に展示販売される予定だ。【イベント情報】「ミノル」会場:EATME GALLERY住所:東京都港区南青山2-22-17 川上ビル9階会期:7月29日~8月5日時間:11:00~18:00入場無料
2016年07月27日イケア(IKEA)は、北欧を代表するガラス・陶器デザイナー、インゲヤード・ローマンとコラボレーションした限定コレクション「ヴィークティグト(VIKTIGT)」を発表。2016年6月16日(木)より順次、全国のイケアストアで発売する。本質だけが残るまでひたすら削ぎ落していくことを基本とするのがインゲヤード・ローマンのスタイル。そこから生まれるデザインは、時代を越えて使い手の心と体に呼びかけるだけでなく、機能性と素材の良さを兼ね備えている。「ヴィークティグト」は、落ち着いた佇まいのガラス器や陶器セットのほか、時と共に表情をかえる天然繊維を使った家具、バスケット、ラグなど、職人とデザイナーの共同作業から生まれた約40のアイテムで構成される。また、彼女のデザインのほか、イケア専属のデザイナーであるヴィッケ・ブラーシュとニケ・カールソンの力作もラインナップに。いずれもタイムレスな美しさを放つ仕上がりが魅力だ。【詳細】ヴィークティグト発売日:2016年6月16日(木)販売場所:全国のイケアストアアイテム(一部):・ヴィークティグト 水差し 1.0L 1,299円 ※7月初旬・ヴィークティグト ボウル(2個) 13cm 1,899円 ※7月初旬・ヴィークティグト サービングプレート 3点セット 3,699円・ヴィークティグト 皿、竹 Ø37cm 1,499円・ヴィークティグト カラフェ グラス 1個付き 1,999円 ※7月初旬
2016年06月18日日本各地から集めたうつわの祭典「青山陶器市」が、6月23日から7月5日まで東京・青山のコト・モノ・ミチ アット トウキョウ(coto mono michi at TOKYO)で開催される。会場には、愛知県瀬戸市で活躍する窯元や作家の作品を中心に、数百点ものうつわが集結。普段使いにちょうどいいカトラリーレストやカップ、皿などから、インテリアにぴったりのアイテムまで幅広く展開される。黄瀬戸、織部、貫入などうつわの種類や技法も様々。同イベント限定の特別品も登場する他、500円、1,000円、1,500円、2,000円、3,000円、5,000円均一コーナーや、ワケあり品を含んだ掘り出し市も開催される。【イベント情報】「青山陶器市」展会場:コト・モノ・ミチ アット トウキョウ住所:東京都港区南青山5-2-16 青山フレックスA会期:6月23日~7月5日時間:11:00~20:00(6月23日は19:00まで、7月5日は17:00まで)
2016年05月30日陶芸の里としても知られる“笠間”と“益子”で活動している23名の陶芸作家による合同展「Trace of Hands Kasama&Mashiko」が、1月29日から2月7日まで都内5会場にて開催される。益子は民芸運動を推進した陶芸家の濱田庄司が活動拠点にしたことでも一躍有名となった、江戸時代から続く益子焼の産地。笠間は益子と並ぶ窯業産地として知られ、300人に近い陶芸作家が日々作陶している。「Trace of Hands」は笠間と益子というふたつの地で活動する陶芸家たちによる合同展。第1回は12年に笠間で作陶する額賀章夫と益子で木工制作を行う高山英樹によって鹿児島にて行われ、第2回は13年に19名の作家によって都内3会場で開催された。第3回となる同展は、プレイマウンテン(playmountain)、かぐれ、シゼン(shizen)、うつわ楓、OVEの都内5会場で開催。プレイマウンテンには陶器作家の横田安、郡司庸久、川崎萌、木工作家の高山英樹、ガラス作家の杉山洋二の作品が、かぐれには陶器作家の遠藤太郎、後藤竜太、鈴木稔、布作家の安田麻由子の作品が、シゼンには陶器作家の伊藤丈浩、寺村光輔、中園晋作、陶磁器作家の桑原哲夫、磁気作家の桑原典子の作品がそろう。うつわ楓では、陶器作家のシモヤユミコ、鈴木美汐、額賀章夫、木工作家の安彦年朗、鉄を扱う新田麻紀の作品が、OVEでは陶器作家の岡田崇人、及川静香、佐々木康弘、生形由香の作品が展示される予定だ。また、1月30日の18時から19時まではOVE南青山店にて、ランドスケーププロダクツの中原慎一郎、岡本仁、陶芸家の額賀章夫、建築家の加藤誠洋によるトークショーが開催される。【イベント情報】「Trace of Hands Kasama&Mashiko」会期:1月29日~2月7日【開催会場】会場:プレイマウンテン住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-52-5 原宿ニュースカイハイツアネックス105時間:12:00~20:00(会期中無休)会場:かぐれ住所:東京都渋谷区神宮前4-25-12 MICO神宮前時間:11:30~20:00(会期中無休)会場:シゼン住所:東京都渋谷区神宮前2-21-17時間:12:00~19:00(火曜定休)会場:うつわ楓住所:東京都港区南青山3-5-5時間:12:00~19:00(火曜定休)会場:OVE住所:東京都港区南青山3-4-8時間:12:00~19:00(月曜定休)
2016年01月29日カンボジア、コンポンチュナン州オンドンルッセイ村は焼きものの村として有名です。ナラーさんは陶工として、ここで 伝統的なカンボジア陶器を現代のデザインで再構築し、陶器生産を地場産業として振興させようと日本の支援による「カンボジア伝統陶器プロジェクト」に参加しています。■これまでのキャリアの経緯は?小学校2年生ぐらいからおばあさんに習って素焼き作りを始めました。ろくろは16歳の時に村で行われていたドイツ支援のワークショプで習いました。ずっと家で仕事をしていましたが、2007年に一度、2008年半ばから2009年始めにかけてもう一度、シェムリアップ(アンコールワットのある街)の窯元で働きました。でも、田んぼが忙しい時に人が足りなくて大変なのと、自分の村で陶器を作りたくなって帰って来ました。2009年から日本の支援で釉薬陶器作りのプロジェクトが村で始まりました。9~15世紀、カンボジアにはアンコールワットで有名なクメール王朝が存在しました。その時代に生まれた「クメール焼」と呼ばれる優れた陶芸技術があったのですが、王朝の衰退とともに、その技術は失われてしまいました。プロジェクトでは「コンポンチュナン焼」としてブランドを立ち上げ、食器や置物など、カンボジアでの新しい陶器の生産、販売を行っています。村の陶工たちが独立して持続させていくことを目指しています。私もこのプロジェクトに参加して、日本の、主に益子焼きの陶芸家の先生たちに陶器づくりを教わりました。今は村にあるコンポンチュナン焼の工房で陶器を、家では素焼きを作る毎日です。■現在の収入はどれくらいですか?コンポンチュナン焼の陶器の売上が増えてきて、平均して月に150USドル(約1万8,000円)ぐらいになります。夫も一緒に働いているので2人で300USドル(約3万円)になります。素焼きは、窯にいっぱいに詰めて焼いて1回分で60万リエル(150USドル)の収入になります。月に1回から多くて3回焼きます。平均すると2カ月で3回、窯焚きしています。子どもが大きくなってきたので手がかからなくなってきて、家でもっと仕事が出来るようになったので、素焼きの仕事も収入が増えました。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?この村では元々は素焼きしかできなかったけど、陶器も作れるようになって楽しいです。お客さんの注文品をきれいに作って焼くことが出来て、気に入ってもらえると嬉しいです。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?私たちを支援してくれているカンボジア伝統陶器プロジェクトは今年で終わります。その後は私たち自身で独立してやっていかなければなりません。生産は大丈夫だけど、営業とか経営がちょっと不安です。また、メンバーたちのいろいろなアイデアをひとつにまとめるのは大変です。また、作っている商品が割れてしまったり、お客さんに気に入ってもらえなかったり、窯で焼くときに釉薬がうまく熔けなくていい色が出なかったときはがっがりします。■休みのとりかたは?ほとんど休みません。休みの日も街へ行くことはほとんどなくてずっと村にいます。お正月やお盆の時は1週間から10日休んで、お寺に行ったり遊びに行ったりします。村で伝統的な踊りやゲームをします。■日本人のイメージは? あるいは、理解し難いところなどありますか?将来のことを考えて成功するまで大変な仕事でもねばり強く頑張る人たちです。一人でも、グループでも同じように頑張ります。一方、カンボジア人は一人の時は頑張りますが、グループの時はあまり……。日本人はお金をたくさん稼げるけどちゃんと節約して大切なものだけ買いますよね。カンボジア人はあんまりたくさんお金をもらえないのにすぐいろんなものに使ってしまいます。カンボジアは近所の人との付き合いが盛んで人の行き来が多くてにぎやかだけど、日本人はあんまりそういうことがなくて静かな気がします。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?お昼ごはんはいつも家に帰って家族と一緒に食べます。今日は、スガオ・トローユーンチェーク・サイットライチュダオ(雷魚とバナナの花のスープ)を作りました。お米は自分たちの田んぼで収穫したものですよ。日本に行った時は天ぷらが一番おいしかった。刺身も初めて食べたけど新鮮でおいしかったで。でもわさびは……とっても辛かった!■将来の仕事や生活の展望は?自分は小学校までしか行けなかったけれど、子どもたちは高校、出来れば大学まで行かせたいと思っています。子どもたちが将来、好きな仕事を自分で選べるようになるといいな。いま少しずつ新しい家を建てています。そんなに大きな家ではないけれど。家族4人で暮らす分にはちょうどいいと思います。来年には完成させたいです。写真:明博史
2015年08月25日「陶器肌」。「透明感」と並び、良く耳にする、美肌の象徴のような言葉ですよね!?けど、陶器肌とは一体どんな肌なの?「透明感のある陶器肌になりたい」と言う方もいらっしゃいますが、透明感と陶器肌は、まったくの別物です。透明感=ツヤ肌文字通り「透けるような肌」を指します。ツヤがありみずみずしく、可憐で若々しい印象になりますね。対して陶器肌=マット肌呼んで字のごとく、「陶器のような肌」を指し、肌表面に薄い膜を張ったような、毛穴などの欠点のない上品な肌を指します。では、今回は知っているようで知らない、陶器肌の作り方を教えます。コントロールカラーやコンシーラーで肌色を整えたり、欠点をカバーするのは当たり前!!これから教えるのは、ファンデーションを塗る際の、ちょっとした裏技です①下地後、クリーム状やリキッド状のファンデーションをブラシで顔にのせる。ブラシを使うことで、ムラがなくキレイに塗ることができます。②ブラシでのせたファンデーションを手で伸ばす。コレ!実はポイントです。手で伸ばしたほうが、乾燥しにくいって知ってました?マット肌は、乾燥が目立ちやすいので、こういった部分にもこだわりましょう 。③お粉を乗せる前に少し乾かす。最近のファンデーションは、サラッとた感触で、肌にのせてもベタベタが残らないタイプが増えています。そこで、「余分な油分をティッシュオフ」しちゃうのはもう古い!保湿に大切な油分をオフすることなく、ベタベタを回避するには時間をおいて乾かすのが1番です。④お粉をブラシでさらっとのせるマットにしたいからと言って、お粉をのせすぎるのはNG。「厚塗り」になってしまいます。⑤崩れやすいTゾーンと、引き締めたいフェイスラインのみ、少量お粉をつけたパフで抑える。ここでも厚塗りはNG!!あくまで粉は「気持ち分」。パフで抑えるのみのつもりでかまいません。このとき、毛穴も一緒に抑えます。以上です!!陶器肌を作ろうとすると、ついつい欠点を隠すのに捕らわれすぎて、カバーに力を注ぎがちですがより、キレイに見せるテクは・乾燥させない。・マットしたいからと厚塗りしない。がポイントになります。使うコスメはアナタのお気に入りのものでOKなので、ぜひ実践して見てください!!!
2015年06月27日ミリー(MILLY)の新作ビーチウェアはまるで陶器のようなコバルトカラーのプリントが個性的なビキニ(トップ 1万9,000円、ボトム 1万7,000円)。ミリーはアーマンとフェミニン、エッジィがMIXしたN.Y.ブランドで、キャメロン・ディアス、ケイト・ミドルトンなどセレブにも愛されている。全面に施されたアラベスク調のフラワー柄は、ミリーオリジナルのグラフィック。ハンドペイントのように濃淡のあるネイビーがアーティなムードを出している。ハンドクラフト調の胸元のパーツにあわせて、バングルやピアスをコーディネートして。ホルターネックとウエストのリボンは着用感に合わせて調整可能。同柄で色違いのピンクで、トライアングルビキニのタイプも展開されている。<問い合わせ先>コロネットTEL:03-5216-6517ジェットン ショールームTEL:03-6804-1633シェイスビー伊勢丹新宿店TEL:0120-62-4377ドウシンシャ お客様相談室TEL:0120-104-481
2015年06月08日原作、アニメ終了後もなおも愛され続けている『ローゼンメイデン』より、「真紅」の陶器フィギュアが登場。発売は2015年8月下旬~9月上旬の予定で、3月9日(月)より通販サイトおよびグルーヴガレージのAmazonショップにて予約受付開始となる。価格は18,000円(税別)。伝説の人形師ローゼンが作ったとされる幻のアンティークドール・真紅だが、この陶器フィギュアは、アメリカでDisney SHOWCASEのオフィシャルアーティストとして活躍している前田康彦氏が製作。鞄の中で眠る神秘的な真紅は、陶器の質感も相まってアート作品とも言える仕上がりになっている。陶器製造はジャシア、販売はグルーヴガレージ。なお、本作は完全受注生産となっており、予約の締め切りは5月15日となっているので、興味のある人は早めにチェックしておきたい。■ローゼンメイデン真紅 陶器フィギュア【価格】18,000円(税別)【サイズ】W200mm×D180mm×H80mm【重量】約2kg【材質】陶器【発売予定】2015年8月下旬~9月上旬※陶器(製品)の性質上個体差がある。(C)PEACH-PIT・集英社/ローゼンメイデン製作委員会
2015年03月09日新生活に向けて欲しいものリストがまた増えました! というのも、全面多層構造鍋で有名なアメリカ生まれの「ビタクラフト」が、初の陶器製品「CCL」を発売するのです。デザインを手掛けたのは岡崎裕子さん。りんごやさかな、とんぼをモチーフにし、モダンにパターン化したレリーフデザインで北欧風の表情を見せています。もともと「ビタクラフト」を使用していた岡崎裕子さんは、デザインと品質のたかさ両方を求めて取り組みました。彼女自身、オーブン料理が好きでもあり、自分が使いたい器をイメージしたところもあると言います。岡崎裕子さんは、和食にも洋食にもなじむ「CCL」を使うことで、“器が変わると食が豊かになる”ことを感じていただきたいと考えてるそうです。実際、「CCL」にはさまざまな楽しみ方があるので、食卓が豊かにいろどられ、食事の時間がいっそう楽しい時間にかわりそうです。例えば、グラタンや肉や野菜のロースト、マフィンなどのスイーツづくりに。器ごとオーブンに入れてオーブン料理ができます。蒸し器に直接入れて茶碗蒸しなどの蒸し料理に。「ビタクラフト」の鍋と組み合わせて使うこともできます。バーニャカウダや石焼きビビンバには直火にかけて。肉や魚のグリルにグラタンなど焼目をつけたいときは、魚焼グリルで調理すれば簡単です。そして、調理した後に器ごとテーブルへ出せるのはとてもうれしいところです。シンプルで洗練されたデザインだから、食卓もおしゃれに。加熱調理以外に、器としても活躍します。サラダボウルやスープボウルに、薬味やピクルス入れにも。和食や洋食、中華やエスニックなど多彩な料理にしっくりなじむので、調理器具が減らせるかもしれません。コンパクトに重ねられるので、すっきり収納できるのも助かります。これまで「ビタクラフト」はステンレス製品として親しまれてきました。ビタクラフトジャパン40周年の節目に、土のあたたかさに着目し生まれた「CCL」。その名前は、Cooking(料理で美しい食卓を創造する)、Creative(料理から生活を創造する)、Life(豊かな暮らしを料理で創造する)を意味します。「CCL」の特徴としては5つ挙げられます。1.温度差350℃をクリアした耐熱陶器であるこれは耐熱検証を行った確かな品質で、JIS規格にも適合しています。2.国産陶土を使用している安全性の高い純国産にこだわっています。3.直火で調理が可能直火はもちろんオーブン、電子レンジ、魚焼きグリルなどでさまざまな調理ができます。4.調理したままテーブルへ出せるおもてなしのテーブルにも映える飽きのこないデザインがほどこされています。5.すっきり収納できるコンパクトに収納でき、場所をとりません。「CLL」は、コンティ、フタ付きコンティ、グラティーニ、と形や色(白、青、茶)を変え、さまざまな種類がそろうので、自分にぴったりなものがみつかりそうです。新生活のスタートに、揃えてみるのもいいかもしれません。・ビタクラフト 公式サイト
2015年02月20日ベトナムを代表する陶器「バッチャン焼」。トンボや菊などのモチーフがのびのびとした筆遣いで描かれた陶器と聞けば、その姿を思い浮かべる人もいるのではないだろうか。ホーチミン市で創業20周年を迎えたバッチャン焼の専門店「AUTHENTIQUE(オーセンティック)」のマネージャー・Vy(ヴィ)さんにバッチャン焼の魅力について伺った。1.バッチャン焼とは?©ASEAN-Japan Centreバッチャン焼(Gốm Bát Tràng)は、首都ハノイから車で30分ほどの場所にある人口約5,000人の村「バッチャン村」で作られる陶器。14世紀頃から始まったといわれ、600年以上の歴史を持つ。中国陶器の影響を受けながらも、自由でのびのびとした独自の作風を確立。「バッチャン焼はろくろを回すのではなく、粘土を型に流し込み、上から圧力をかけて成形します。身近にある自然を描いた素朴なデザインが特徴です」(Vyさん)2.絵柄の意味©ASEAN-Japan Centre「絵付けは竹のスティックとブラシを使い、一つ一つ人の手によって行われています」(Vyさん) 伝統的な絵柄はトンボ、菊、蓮、竹、金魚など自然をモチーフにしたもの。特によく見かけるトンボ、菊、蓮の絵柄は次のことを意味しているのだそう。〇トンボ(写真左)・・・幸運〇蓮の花(写真中)・・・純粋〇菊の花(写真右)・・・金運3.どんなアイテムがあるのか?茶碗、皿、レンゲ、箸置き、薬味入れ、カップ、急須と湯呑のセット、編んだ藤と組み合わせたコースターなどがある。素朴で温もりのあるデザインは和食にも合いそうだ。たくさんのアイテムからお気に入りの一枚を見つけたい焼き魚に合いそうな角皿青磁や白磁のシンプルな陶器もある4.お店のおすすめ今回、お話を伺ったVyさんから「AUTHENTIQUE」のおすすめを教えてもらった。「今一番のおすすめは新作の“Bac to the Origin”シリーズです。有名なトンボや菊の絵柄は17世紀頃のものなのですが、バッチャン焼が始まった14世紀頃の絵柄はさらにシンプルなものでした。バッチャン焼の新しい魅力を発見していただけたらと思います」。“Bac to the Origin”シリーズは二種類。こちらはシンプルモダンな“Traditional”繊細な描写が特徴の“Nature”。お土産に人気のアイテムたち。やさしい色合いの器が素敵。どこか懐かしさを感じさせる、レトロでやさしい風合いのバッチャン焼。毎日の食卓に取り入れれば、料理の美味しさを一層引き立ててくれるだろう。(text:グッチ)
2015年02月20日みなさん、ベースメイクは普段どのように行っていますか? 日本人女性は特に肌作りにおいてファンデーションに重きを置いている方が多いのではないでしょうか?女性なら毛穴やシミのない美しいつるんとした陶器肌に憧れますよね。しかし、ただファンデーションを塗ればきれいな肌になるという訳ではありません。トラブルを隠そうとファンデーションを厚塗りしてしまい、さらに肌ダメージを受けている方も多いのが現実。そしてファンデーションを落とす時のクレンジング剤で、肌トラブルを招きやすくなっている方も多く見受けられます。ファンデーションを落とす時、しっかりクレンジングしないと肌にファンデーションが残ってしまいます。かといって強い洗浄力のあるクレンジングを使ってしまうと肌のバリア機能を壊す原因となってしまうのです。だからといって毛穴や肌のアラを隠せる、ファンデーションを塗らないわけにはいかないですよね。そんな肌のアラを隠してくれるのに、肌に優しいという素敵なファンデーションがあるのでみなさんにご紹介したいと思います。■肌に優しい石けんで落ちる優秀なファンデーションとは?それはクレンジング要らずの『 エトヴォスのミネラルファンデーション 』。石けんなどの洗顔料だけでスルンとメイクが落ちるため、肌に必要な水分や油分を落としてしまう心配がないのです。クレンジングや過剰な洗顔なしで落とせるので肌に優しく、乾燥する冬の時期には重宝します。時間がない方や、クレンジングするのが面倒な方にとってもオススメです。また、『エトヴォス』のファンデーションは、肌への負担を軽減するため、主成分はミネラルで防腐剤やタルク、香料、ワックス、合成着色料などの添加物を一切含んでいないというのも嬉しいところ。他のメーカーと違って国産なのも日本人の肌に合うポイントです。つけたまま眠ることができるくらい優しい成分で、赤ちゃんがいる方も安心して使えます。忙しくてなかなか自分の美容に時間をかけられないママにもぴったりなアイテムですね。肌に優しい上に、SPF30あるので普段使いには問題なし!将来、シミ予備軍を作らないようにケアできるのも良いところ。そして精製度の高い天然の鉱物マイカを使用しているので、皮脂を含んでも変色しないので、メイクしたての色味をキープできるのです。しかし、何と言ってもこのエトヴォスのミネラルファンデーションは、石けんで落ちるという快適さ! 乾燥肌に悩んでいる人は、クレンジング剤で肌の必要な皮脂を奪ってしまい自ら乾燥肌に導いている可能性があります。保湿美容液も大事ですが、クレンジングをやめると劇的に改善したりすることもありますよ。■肌にミネラルファンデーションをキレイに塗るコツエトヴォスのミネラルファンデーションは、とても粒子が細かいのでヴェールがかかったような肌に仕上がります。でも毛穴や肌の色むらはしっかりカバーしたいですよね?そこで今回は、ミネラルファンデーションをよりキレイにナチュラルに仕上げるためにコツを伝授します。パウダー系のファンデーションは、使い方次第で毛穴落ちがしやすいこともあります。そこで大切なのがブラシの使い方です。肌をなでるように優しく塗っていくのではなく、肌に押付けるようにしっかりと密着させてクルクルのせるのがポイントです。またお粉をたくさん含まないで、少量ずつ足してつけていくといいでしょう。そしてこの エトヴォスのスターターキット(はじめての方限定ですが) に付属しているフェイスブラシは人工毛とは思えないくらいのコシがある高級タクロン製のブラシ。さらにふんわり柔らかいので肌当たりも優しいです。このブラシで少しずつ重ね付けをすると、気になるくすみ部分もばっちりごまかせますよ!ブラシの使い方を変えるだけで、仕上がりも変化するので試してみてください。肌にも優しくて、メイクの仕上がりもキレイに導く『 エトヴォスのミネラルファンデーション 』。ぜひ使ってみてくださいね。エトヴォス ミネラルファンデーション ・商品詳細をチェック!
2013年01月31日第2回目の「EARTHARTFESTA土祭(ヒジサイ)2012」が、陶芸益子焼で知られる栃木県益子町で9月16日(日)の新月から30日(日)の満月にかけての15日間にわたり行われている。どこか懐かしく、そして新しい、「土」をテーマにしたアートイベントの「祭」だ。「土祭」は、2009年秋に益子町の主要産業である窯業や農業に共通する「土」をテーマにスタートした益子町のアートフェスティバル。3年ぶり2回目の開催となる。会場は益子町中心部から東部の大羽地区にまたがる3つのエリア。陶芸店や空き店舗を利用してアート、音楽、映画上映などの展示・イベントが繰り広げられる。町内の陶芸家や彫刻家に加え、国内外で活躍するアーティストも参加。セミナー、ワークショップも多数行われる。「土と風のエリア(益子本通り)」、「土と月のエリア(城内坂・藍の道)」、「土と水のエリア(道祖土・大羽)」に、作品展示、イベント、住民プロジェクト、50あまりのプログラムが展開される。例えば「土と水のエリア」では、サウンドインスタレーションが展開される。1194年建立の国の重要文化財指定「綱神社」とその周辺ではサウンドデザイナーの川崎義博氏が、人間国宝・濱田庄司がのこした益子参考館では、国内外で活躍の作曲家である畑中正人氏が、それぞれ”歴史ある空間でのサウンドインスタレーション”を行っている。名左官・榎本新吉さんが考案した手法による、益子の土を用いた「光る泥団子」作りのワークショップも29日(土)、30日(日)に開催予定だ。今回の「土祭」のメイン会場と言える「土と月のエリア」では、挾土秀平氏の指導で2009年に完成した「土舞台」で音楽祭を開催。千秋楽の9月30日には、奄美島唄の朝崎郁恵さんのライブが予定されている。また、この「土舞台」のエリアでは、期間中の土日祝日に地酒や地元の食材での手料理を提供する「夕焼けバー」がオープンする。なお、「土祭2012」の各展示やイベント会場への入場には、パスポート(会期中何回でも入場可)が必要。料金は大人700円、小中高生300円。購入は会場内の総合案内所およびパスポート販売所。パスポートは、公式ガイドブック付きで、抽選で「益子焼」や「土祭オリジナルてぬぐい」などが当たるスタンプラリーの台紙も兼ねている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日雑貨のオリジナルブランドを展開する株式会社sorani(ソラニ)は、好評を得ているオリジナル陶器シリーズの「torori(トロリ)」より新色の「ブラック」を発売。ほどよい厚みで丸みを帯びた形状と、陶器ならではのつるっとした表面は口あたりもやさしく、電子レンジでも使用可能。独自の「吹き掛け」という技術により、黒い釉薬を重ねて塗色することでどこから見ても真っ黒な仕上がりとなったtororiの陶器は、キャンドルの灯りにぴったり。この冬はキャンドルのやわらかい光とともにtororiの陶器でディナーを楽しんでみてはいかが。問い合わせ株式会社sorani tel.03-3713-6803商品の詳細は Webストア まで
2011年11月08日美味しいお米を食べるために、昔から使われているおひつ。KURASHI meisterシリーズの「OHITSU」は現代の生活に合わせて、電子レンジで使える陶器製。「レンジで温めなおすだけで、炊きたての美味しさが味わえる」ことでアンジェで人気のアイテムです。美味しさの秘密は調湿に優れた多孔質の陶土を使用してるため。ごはんの蒸気をおひつが吸収し、温めなおすことで水分をごはんに戻す美味しい仕組みです。▲既存のベージュ、ブラウン、イエローの3色「OHITSU」はお茶碗一膳分の大きさ。夕食時炊いたご飯を「OHITSU」に保存すれば、帰宅時間がずれる家族や、翌日の朝ごはん用などに活躍。炊飯器で保温し続ける必要もないので、節約になるのも嬉しいポイントです。 ・おひつ OHITSU 2個セット/KURASHI meister 【一部アンジェ別注 】 新色をInstagramの人気投票で決定!今回アンジェの22周年を記念して、新色を出すことが決定!和洋どちらのテイストにも使え、北欧食器ともコーディネートしやすい「OHITSU」が欲しいという声をうけ、3カラーを試作しました。▲人気投票の候補カラーは(右から)ホワイト、ライトグレー、ブルーグレーの3色。新色の候補はホワイト、ライトグレー、ブルーグレーの3色。どれも食卓に映える北欧カラーが特徴ですが、その中でも最も票を集めた「ライトグレー」が、アンジェ web shopの22周年記念カラーに決定しました。陶器ならではの質感にほんのり温かみを感じるグレーは、和洋どちらの食器とも相性が良く、暖かな食卓を演出してくれます。記念カラー限定、好きな数だけ買いやすい「1個売り」これまでの「OHITSU」は2個セットのみでの販売。しかし1個売りを希望するお声に応えて、22周年記念の「ライトグレー」は1個売りでの販売となりました。「まずはひとつ試してみたい」という方や、買い足し、またギフトとしても選びやすくなっています。新米シーズンに向けて、早めに備えても◎9月からは新米のシーズン。白米好きなら、美味しいお米をより楽しめる食器やツールが気になりますね。美味しくいただくベストな状態といえば、やはり「炊き立て」のタイミング。ご飯の水分を吸収・放出して調整してくれて、温めなおしてもまるで炊き立てのような味わいを再現してくれる「OHITSU」は、これからの時期は特に、白米好きさんの必需品になりそうです。 【ご紹介したアイテム】ごはんの水分を吸収・放出して、水分調整を行ってくれる陶器のおひつ。レンジで使えるように陶器にして、冷蔵庫で保管しやすいように四角い形にデザインされました。⇒ 22周年限定カラー おひつ OHITSU(1個)ライトグレー/KURASHI meister アンジェ編集部気ままな暮らしのライフスタイルショップ。話題のグッズや限定イベント、暮らしに役立つ情報をお届けします。
2001年12月05日近年の器ブームにまんまとハマってしまったこの頃。陶器市に足を運ぶこともしばしばです。悩んで悩んで選んだ作家さんのお皿は、使い勝手を重視してか、シンプルな無地のお皿ばかり。シンプルなお皿に、美しく盛り付け出来れば良いのですが、そこまで料理上手ではないわたし。なかなか無地のお皿に“映える”魔法をかけることは難しく・・・新しいタイプのお皿が欲しいな、と収納をみながら考えていたところ、SNSで目に留まったのはアラビアのパラテッシィ。そうか柄のお皿だったんだ、うちの食卓に足りないのは!しかし料理ができないくせに天邪鬼。改めてお皿のラインナップをみて考えていたところ、「あれ?・・・改めてみるとすごく素敵じゃない?」と思ったのが、今回ご紹介する白山陶器のブルームシリーズです。400年近い歴史をもつ白山陶器白山陶器さんは、400年近い歴史をもつ長崎県波佐見町で、伝統を受けつぐ波佐見焼の器を作る陶磁器メーカー。「なにより使いやすく、生活の中になじむ」ということを大切に、時代を超えてスタンダードであり続ける器づくりをされています。私と白山陶器との出会いは、雑貨に興味を持ち始めた20歳ころ。日本六古窯の近くで生まれ育ちながら、某パン祭りのお皿を使うなど、まったく器に興味がなく。ふと雑貨やさんで手にした器。裏を見ると「白山陶器」のキリっとしたロゴが。その頃から、グッドデザインの商品を扱う雑貨屋さんでは、必ずというほど目にしていました。まるで北欧デザイン?花のプレート外側をクルリと囲うように柄の入った「リース」と、中央に柄の入った「ブーケ」の2種類があるブルームのプレート。今回は料理を載せたときに周りが華やかなリースを2枚、買ってみました。筆書きの植物をモチーフにした柄がとても素敵で、和なのにどこか北欧を感じるモダンなデザイン。濃淡がでている瑠璃色の色合いに、少し深さのある形は上品な雰囲気にも。こうみえて電子レンジも使えます手にして感じるのは、波佐見焼のつるりとした感触。特に洗う時の手触りは洗った後がとても爽快です。「薄手なので慎重に取り扱わないと」と思ったのですが、そこは丈夫で扱いやすい磁器製。電子レンジ・食洗機も使えて、普段づかいの器として重宝できます。どんな料理にもあういざ使ってみて驚いたのが、どんな料理にも合わせやすいこと。北欧調の模様がよいアクセントとなって、和洋中エスニックなど、ジャンルを問わず料理にあいます。どんな料理も素敵にしてくれるので、いつもの3食入り焼きそばも、いつもと違った印象に。ちょっと深さがあるので、汁っけのあるカレーも安心です。我が家ではお気に入りすぎて、朝昼晩、お茶タイム一日中登場する日も。いつものおうちごはんもお皿が変わるだけで、とても新鮮な気持ちになります。また気持ちだけでなくお皿の柄が映える盛り付けを工夫したり、ちょっとの意識でいつの間にか料理スキルもアップできるかも?日本で長く愛された白山陶器。、おばあちゃんになっても、末永く食卓で活躍してくれそうです。器好きさんも、器デビューさんにもおススメしたいお皿です。 【ご紹介したアイテム】北欧やアンティークを思わせるテイストで、和食も洋食もどちらにも対応します。⇒ 白山陶器ブルームプレートM ■食のはなし まえはなアンジェデザイナー。夫と気ままなふたり暮らし。休日は自転車で吉祥寺&スーパーがお決まりのコース。念願のマイホームをもっと素敵にもっと楽しく。
2001年12月05日