坂口健太郎&杏W主演「競争の番人」第4話が8月1日放送。大倉孝二演じる風見のセリフの途中でいきなり画面が真っ暗に…この演出が話題になる一方、自分が取り逃がした相手につい熱くなってしまう白熊には「刑事への未練が残りすぎ」といった指摘も送られている。これまでドラマとして描かれることがなかった、独占禁止法の違反行為を取り締まる公正取引委員会を舞台にした本作。公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”審査官の天才、小勝負勉役で坂口さんが。犯人と取り逃がしたことで公取委への異動を命じられた元刑事で第六審査新人職員の白熊楓役で杏さんがそれぞれ出演、W主演を務めている。共演には第六審査主査で人心掌握術に長ける桃園千代子役に小池栄子。部下に翻弄される第六審査キャップの風見慎一役に大倉さん。育ちの良いお坊ちゃんな審査官・六角洸介役に加藤清史郎。第六審査を新たに立ち上げた第六審査長の本庄聡子役に寺島しのぶ。小勝負とは東大時代の同期で公取委に出向している検察官の緑川瑛子役に大西礼芳。小勝負と因縁がある様子の国土交通省事務次官・藤堂清正役に小日向文世といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ダイロクは世界的電機メーカー・アレス電機の優越的地位の濫用、いわゆる下請けいじめを調べることに。白熊はアレス電機役員に知った顔の男がいることに気づく。それは白熊が強盗殺人事件の捜査中に現場で取り逃がした柴野竜平(岡田義徳)だった。警察は事件の捜査を中止しており、白熊は今度こそ柴野を捕まえることが出来るかもと意気込むが、今は公取委の身なので捜査はできない。本庄は柴野は下請けいじめの中心人物と目されているが、強盗殺人という重大事件に関わっている可能性があると分かった以上、公取委での調査はできないと話す…というのが4話のストーリー。アレス電機の件について打ち合わせするダイロクのメンバーたちに、自分の息子が出場する中学の軟式野球大会のチラシを配る風見。息子が強豪校でレギュラーになったことを軽く自慢しつつ、ダイロクメンバーたちに応援に来るよう暗に求める。驚く白熊らを前に風見が「仲間と力を合わせて正々堂々と競い合う。スポーツって最…」と話していると、突然映像が切れてしまう…一瞬の間を置いて“数日後”とテロップが表示され…。この演出に「テレビの電源が急に切れたのかと思った」「風見さんのお子さん自慢が途中でカットされたw」「みんな聞いてないのを台詞カット&暗転で表現するの好き」「上司が部下に息子の野球の応援を強制するのは「優越的地位の濫用」じゃないのかww」などの声が。一方、公取に現れた柴野に対し、刑事口調で「答えなさい!」と怒鳴りつけてしまう白熊には「白熊ちゃん、公取に来たばかりとはいえ刑事への未練が残りすぎてるんだよな」「白熊ちゃん気持ちはわかるけど、組織人としての職分に自覚を持たないとね…公取として戦わなきゃ」といった反応が上がる一方、「白熊の真っ直ぐさに大丈夫かと心配になりながら、やっぱり爽快さがあります」といった声も送られている。【第5話あらすじ】アレス電機への検査が行われようとした時、ダイロクに洸介の父で検事の敦夫(羽場裕一)と駒場直樹(小松和重)が現れて検査に待ったをかける。柴野に横領の疑いがあるため検察の捜査を優先させて欲しいと言う。敦夫の言うことを聞くしかないと半ば諦め気味の風見だが、本庄聡子(寺島しのぶ)は検察の捜査の邪魔はしないと断わる…。「競争の番人」は毎週月曜21:00~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年08月01日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年6月スタートのテレビドラマ『オールドルーキー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。かつて日本代表として活躍していた主人公がスポーツマネジメントという分野で第二の人生を歩む日曜劇場『オールドルーキー』。仕事に熱心に取り組む主人公の姿はいつも視聴者に元気を与えてくれる。しかし『オールドルーキー』第4話は、これまでと少し異なる『味変』の回となった。主人公・新町(綾野剛)が仕事ではなく、家族と向き合う重要な回である。綾野剛だからこそできる父親役の魅力綾野剛が演じる、父親としての新町は、明るく、笑顔で優しい反面、少し臆病なところがあり、強く叱ったり、居心地が悪いと感じたらその場から逃げたりするところがあった。よく考えると、我々はこれまで数々のドラマや映画で、喧嘩に強く、怖いと感じる役を演じてきた綾野剛を見てきたはずだ。それなのに『オールドルーキー』の新町が、本気で怒る姿は一ミリも想像できない。子供や妻に強く当たっている姿なんて考えられない。不思議である。これが綾野剛が作り上げたキャラクターであり、私たちは先入観さえ消えてしまうマジックにかけられているのか。先入観をなくしてくれることで、彼のまた新たな一面に出会えた気持ちになる。回を重ねるごとに綾野剛という俳優の未知数な魅力に取り憑かれているのは確かだ。そのマジック状態で見ることができたからこそ、第4話では、わだかまりを解くことに時間がかかってしまった新町の家族への想いがさらに伝わってくるのであった。娘との冷戦についに終止符娘はずっと「サッカー選手のかっこいいパパ」でいてほしかったのだろう。引退が決まってから、娘は口を聞いてくれなくなっていた。そして新町自身もサッカーへの未練を断ち切ることができていなかったのである。そこでビクトリーの社長や妻からの許しをもらい、現役復帰にチャレンジすることになった。娘たちにも、「これでもしダメだったらパパを許して欲しい」と伝えたうえでの挑戦だった。しかし結果は現役復帰ならず。こうなることはわかっていたかもしれないが、許すと言ったはずの娘も泣きじゃくっていた。やはり、サッカー選手のパパが見たかったのだろう。どこかで期待していた分、悔しい想いがあったに違いない。新町も自分の力不足と本当の引退を受け止めるしかなかった。そして後日、新町の引退試合が行われることに。やはり、これまで『不完全燃焼』で終わっていたことが最大の心残りだったのである。共に働くビクトリーの仲間や、サッカー選手時代のファンや仲間に見届けられ、ようやく新町はサッカー選手生命を終えることができた。盛大に祝福されるラストはやはり感極まるものがある。そして、娘とのわだかまりも解け、家族の絆がさらに深まった。何事も自分も予期せぬタイミングや、突然の流れで終わってしまうこともあるが、区切りをつけるということは気持ちの面でも大切なのかもしれない。ここから新町の第二の人生がスタートすることを、改めてはっきりと感じることができた瞬間だった。スポーツ選手のシビアな部分このドラマの良さは、スポーツ選手の活躍しているかっこいいところだけでなく、悩みや引退といったリアリティな部分まで扱っているところだ。今回、『横浜DeNAベイスターズ』2軍選手の北芝謙二郎(板垣瑞生)は、梅屋敷(増田貴久)からマネージメント契約が間もなく終了することを告げられていた。北芝はベイスターズに入団して6年目を迎えたが、ずっと2軍のまま。まだ24歳だが、待っていたのは今季限りでの戦力外通告だった。スポーツ選手というのは実力主義の世界。成績が悪ければ24歳でクビということも起こり得るのだ。会社と違って定年までその仕事が保証されることがない。選手の悲しい表情を見ていると、そのシビアで残酷な世界を改めて実感させられる。世界の選手たちはそんな思いをしながら、日々努力しているのかと思うとこれから我々もスポーツを見る目が変わるだろう。第二の人生をスタートさせた新町と、スポーツの世界をこれからも共に楽しみたい。[文・構成/grape編集部]
2022年07月30日現在放送中のドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」第4話(8月5日放送)に、趣里、生見愛瑠、じろう(シソンヌ)がゲスト出演することが分かった。本作は、有村架純と中村倫也が演じる“石羽コンビ”が、身近な珍トラブルに挑む異色のリーガルエンターテインメントドラマ。第4話は、昨今話題のモビリティ・電動キックボードでの事故が発端となるストーリー。電動キックボードにぶつかって転んだ男性が、帰宅後に容体が急変。警察はひき逃げ事件として捜査し、妹が逮捕されてしまった、として潮法律事務所に堂前絵実から弁護の依頼が舞い込む。石子(有村さん)と羽男(中村さん)は、示談の可能性を探るが、男の妻はひき逃げを主張し、裁判に持ち込まれ、羽男は姉で検事の優乃(MEGUMI)と争うことになってしまう――というあらすじ。今回、潮法律事務所に連絡してくる依頼人・堂前絵実を演じるのは、「レッドアイズ 監視捜査班」「DCU~手錠を持ったダイバー~」などに出演した趣里さん。交通事故で両親を亡くし、一緒にいた自身の命は助かったものの視力を失っている絵実。その際、親身になって支えたのが綿郎(さだまさし)だった。そして、絵実の妹で、事故の加害者である一奈を演じるのは、現在公開中の映画『モエカレはオレンジ色』ではヒロイン役を務めた生見さん。警察に逮捕されてしまうが、一奈は事故直後に相手の男性を救護し、「ケガはない」と言われたと主張。勝気で少々荒っぽいが、お姉ちゃん子で素直な性格だ。趣里さんは「(プロデュースの)新井順子さんと(演出の)塚原あゆ子さんとご一緒させていただくのはすごく久しぶりで、もう一度お仕事したいなと思ったのですごくうれしかったです。身が引き締まる思いで、頑張ろうって思いました」と明かし、「目が不自由な役というのは初めてだったので取材させていただきましたが、前向きにポジティブに人生を生きるという印象を受けました。絵実にもいろいろな過去があるんですが、大切な妹のために頑張るっていうのは思っていました。石子と羽男のコンビがいてくれると助かる人はたくさんいるだろうなって思いました。歩くときとか気をつけようと。ぶつからないように人に優しく生きようと思わせてくれるお話です」と今回のストーリーについてコメント。生見さんは「今回の撮影で電動キックボードに乗るために原付免許をとりましたが、(運転が)結構難しくて、これを無免許で乗るのは怖いって思います。身近な事件を題材にしたお話で、誰にでも起こり得ることなので、改めて私も気をつけなきゃなと思いました。そして家族の大切さとか、あったかさを感じる作品になっているので、そういうところも見ていただけるとうれしいなと思います」とアピールした。なお、一奈が運転する電動キックボードと接触事故に遭う新庄隆信役で「シソンヌ」じろうさんが出演。「ドラマにレギュラーで呼ばれることはありません。大体1話ゲストで役柄は、変なやつ、嫌なやつ、気持ち悪いやつ、変で嫌なやつ、変で気持ち悪いやつ、変で気持ち悪くて嫌なやつ、の6択です。今回はどの役柄でしょうか。6択以外かもしれませんよ」と意味深なコメントを残している。「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年07月29日飯豊まりえ主演の「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~」第4話が7月28日放送。犯人の看護師を演じた徳永えりに「演技、ただただ凄い」などの声が上がるなか、ラストで明かされた“事実”に「そこ親子なんか」など視聴者も驚愕している模様だ。色が赤・青・黄といった原色を混ぜ合わせることで、多種多様な色を生み出すことが出来るのと同様に、感情も基本となる感情同士が混ざり合うことで色々な感情が誕生するという考え方から、色相環のように感情を色彩によって分類したプルチックの感情の輪。15年前に両親を殺されてから、目を合わせた相手の感情を色として見ることができるようになった主人公が、刑事となって被疑者の感情をプルチックの感情の輪で描き出し、そこから事件の真相に迫っていくという本作。感情を色としてみることができる心野朱梨に飯豊さん。朱梨のバディだが裏では彼女や雲川を調べている風早涼に浅香航大。朱梨の過去と能力を知っている雲川幸平に山中崇。風早に朱梨や雲川を調べさせているが、前回のラストで15年前の事件の捜査に関わっていたことが明かされた次期警察庁長官候補の平安衛に船越英一郎。感情を失い会話もできなくなった朱梨の姉・紫織に松井玲奈。紫織の主治医・甲本祐希に臼田あさ美といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ある病院で入院中の患者・葛木花恵(松金よね子)が死亡、看護師の佐久巻麻美(徳永えり)が、花恵の点滴に大量の空気を注入して殺害した疑いで逮捕される。取り調べで「ずっと人を殺してみたかったんです」と微笑む麻美は当初快楽殺人者では?と考えられたが、風早が「遺族がそれで納得できると思うのか」と迫ると、麻美は怒りの感情を垣間見せた。麻美の怒りは花恵の遺族に向けられているのか?花恵の娘は人気料理研究家の葛木かんな(しゅはまはるみ)で、彼女は認知症を患った花恵のために考えたレシピを発表して評判を呼んでいた。その後、麻美がかんなの依頼で花恵を殺害した可能性が浮上する…というのが4話の物語。かんなは代理ミュンヒハウゼン症候群で、花恵に認知症のような症状が出る薬を与えていた。それを知った花恵は麻美に自分を殺すよう依頼。母親から教育虐待を受けていた麻美は、自らが殺人犯になることで母親に復讐しようと考え、その依頼を受けた…というのが事件の真相だった。視聴者からは「徳永えりさんの演技がとにかくすごかった~」「徳永えりの演技、ただただ凄い」「前半の狂気の顔から裏の動機バレた顔 そして更に本当の動機が暴かれた顔 全部違った…ホント素晴らしい演技力」など、徳永さんの演技に驚嘆と賞賛が集まる。ラストでは平安と風早が親子であることも判明。「まさか平安と親子だったとは…」「オクトーそこ親子なんか」「夜中に大きな声がでてしまった。親子なの」など驚きの声が広がるなか、平安に内偵されている側である雲川が、逆に平安を調べていたことも明かされ「雲川さんの狙いは?!」「雲川さんからしたら、平安さんと風早さんが親子って事が弱みになるとか?」「平安次長が風早を使って雲川幸平を調べさせてる理由、逆に雲川が風早を調べてる理由の2つが特に気になる」など、平安と雲川の“探り合い”について考察する視聴者も多数現れている模様だ。【第5話あらすじ】朱梨は15年前の恩人、望月病院の院長・暁子(千葉雅子)の葬儀に参列する。すると葬儀で暁子の秘書・潮田(浅利陽介)が、暁子の夫・経二郎(佐戸井けん太)にカッターナイフを突き付けていた。暁子の死因が心不全だという診断書を偽装だと主張する潮田は、葬儀場にいた人々を人質にして葬儀場に立てこもる…。「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~」は毎週木曜日23:59~読売テレビ・日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年07月29日竹内涼真主演「六本木クラス」第4話が7月28日放送。りくを演じるさとうほなみに「極み乙女のドラムの人だったんか」など驚きの声が上がるとともに、平手友梨奈演じる葵の「ディフェンス」にも「本家より面白かった」といった反応が寄せられている。韓国ドラマ「梨泰院クラス」を、日本の六本木に舞台を移しリメイクする日韓共同プロジェクトとなる本作。六本木に居酒屋「二代目みやべ」をオープンした宮部新を竹内さんが演じ、高校時代から新が想いを寄せているが、現在は長屋ホールディングスで働いている楠木優香に新木優子。あらゆる分野に秀でた能力を発揮する大学生で新に恋してしまう麻宮葵に平手さん。服役中に新と出会い出所後「二代目みやべ」で働くことになった内山亮太に中尾明慶。工場で働いている時に新と出会い、作った弁当が美味しかったことから「二代目みやべ」で働くことなる綾瀬りくにさとうほなみ。葵の同級生で長屋茂が愛人との間に設けた子どもである長屋龍二に鈴鹿央士。新の父・信二を轢いて殺めてしまったが、その罪を揉み消して長屋ホールディングス後継者の座を狙う長屋龍河に早乙女太一。日本の外食産業トップに君臨する長屋ホールディングス会長の長屋茂に香川照之といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。4話は葵が「二代目みやべ」で働きたいと言い出すが、先に龍二を雇うことが決まっていたため、葵はマネージャーになると言い出す。葵の指示でリニューアルした「二代目みやべ」は好調な売上をみせるが、葵はりくの作る料理の味が気になっていた…というストーリーが展開。閉店後、葵と龍二はクラブに行くことに。一緒にいた亮太もついていくことになり、亮太は葵のアドバイス通り気に入った女性にアプローチするが、その相手はなんとりくだった。りくは3人に自分がトランスジェンダーであることを告白。すでにりくがトランスジェンダーだと知っていた新にもそのことを伝える…。りくを演じているのは、ほな・いこか名義で「ゲスの極み乙女」と「マイクロコズム」のドラムを担当しているさとうほなみ。視聴者からは「りく、ゲスの極み乙女のドラムの人だったんか」「六本木クラスのさとうほなみがゲスの極みのほな・いこかって分かって驚いてる」などの声が上がるとともに「りくちゃんすごく良かったです!感動しました」と、その演技を評価する投稿も寄せられる。終盤では泥酔した優香が新にキスしようとしたところを、葵が優香の口を手で押さえつけ「ディフェーンス!」と叫び、「相手の同意を得てないキスは強制わいせつ罪です」と告げる…。“本家”でも話題となったこのシーンに「六本木クラスのディフェンスきた!」「来るの知ってたけど言い方がまたいい!」「ディフェンスが想像以上に最高すぎた」「本家より面白かった。竹内くんの驚きの顔とか平手の言い回しとか」などのコメントが続々と投稿されている。【第5話あらすじ】葵の頑張りで「二代目みやべ」が料理対決番組へ出演できることになる。喜ぶ新は偶然会った優香にそのことを伝える。そして迎えた番組打ち合わせの日、新が番組プロデューサーと話しているとそこへ龍河が現れる。対戦相手が長屋だというのだ。龍河はまたしても新を挑発、プロデューサーの前でわざと新に前科があることを口にし、龍河は優香と結婚するつもりだと告げる…。「六本木クラス」は毎週木曜21:00~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2022年07月28日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年7月スタートのテレビドラマ『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。ガチャをする時、なんとも言えないドキドキとワクワク感を味わえるだろう。欲しいもののためについ何度も回してしまうものだ。だが近頃は、『親ガチャ』という、人生で一度しか回せないガチャの名前をよく聞くようになった。第二話ではその『親ガチャ』という言葉が大きなテーマとなっていく。『石子と羽男』第2話のテーマは『親ガチャ』「息子が無断でゲームに課金してしまったんです!」パラリーガル・石子(有村架純)と弁護士・羽男(中村倫也)、バイトとして新しく仲間に加わった大庭(赤楚衛二)が務める潮法律事務所の法律相談会に訪れたのは、母・相田瑛子(木村佳乃)と、息子・孝多(小林優仁)の親子。塾へ通うための連絡手段用のスマホでゲームに無断で高額課金してしまい、返金請求するも、親会社がそれに応じてくれない…という相談だった。小学生であっても自分用のスマートフォンを持つのが当たり前になってきた時代、こうした未成年者による無断の課金が増えており、身近な事案だろう。早速この案件を請け負うことにした羽男達は、ゲーム運営会社の顧問弁護士を訪ね、強気な姿勢で『未成年者取消権』を主張する。しかしその担当弁護士は羽男の元同僚・丹澤文彦(宮野真守)だった。いかにも曲者全開の丹澤は、成人だと自ら偽ったことに落ち度があると主張。二人を圧倒し、またも羽男は何も言い返すことができなかった。そして石子達は顧問弁護士との話し合いの結果を伝えに相田家を訪れる。説明の間、瑛子の隣でただ黙っていた孝多だったが、突然、受験が嫌で課金をしたと言い出す。「そんなこと嘘でしょ!」と瑛子に強く問い詰められ、顔を背ける孝多。家中、受験に向けた張り紙で溢れている。孝多が「良い学校に入って楽をさせたい」と言ったと瑛子は話していたが、もしかしたら自分の願望を押し付ける『お受験ママ』の毒親なのではないかと疑ってしまう。その後二人は塾を訪れ、孝多から「受験が嫌だと主張するために課金をしたというのは本当だ」と聞く。中学受験を経験していた羽男は、受けたくなくても、親のために受験する子どもの気持ちが痛いほどわかっていた。塾に通う生徒達の中にも自分の意志には反し、親からのプレッシャーをかけられている子ども達が多いだろう。『親ガチャ』という言葉を小学生が軽く使っているのには驚くのだが、気軽に使われるようになった今だからこそ、子どもでも自分の生まれた落ちた環境に憂うのだ。高額請求を仕組んだ真犯人とは返金のため調査を続けていた石子達だったが、事態は思わぬ方向に進む。事務所に突然駆け込んできた相田親子から告げられたのは、ゲームアカウントの乗っ取りと25万円の高額請求の発覚だった。直ぐに警察の協力を要請したが、情報開示を待つ傍ら、石子は調査を続ける。気になるのは母・瑛子の生活だが、石子が見たのは、ダブルワークで夜まで懸命に働く瑛子の姿だった。一方の羽男は、ドロパズで遊んでいると見せかけて、孝多のアカウントを乗っ取った人物とゲーム内でコンタクトを取ることに成功する。その人物は意外にも塾に通う孝多の友人だった。話を聞くと模試でカンニングをダシにされ、孝多のアカウントで課金し続けろと脅迫されていたという。このことから、カンニングとパスワードを知り得ることのできる人物に絞り込まれる。そしてお互いの得意を生かして、石子と羽男がお互いにヒントを見つけ、25万円の高額請求を仕組んだ真犯人を突き止めた。『石子と羽男』第2話で改めて気付く根幹のメッセージ事務室で友人が誤ってパスワードを口にしたのを耳にし、授業中預かっているスマホのロックを解除できた人物は一人だけ。その時スマホを管理していた塾の職員・深瀬(富田望生)だ。深瀬は以前、勤めていた塾で同じような問題を起こしていた。その動機は、自分は親から高校を出たら働けと育てられ大学にも行けなかったその腹いせだという。受験する子どもの足を引っ張っても、何も生まれないし、自分の過去は変えられるはずもない。だが、深瀬は自分のこの行いを正当化し、満足しているような態度でこう言い放った。「みんな親ガチャで当たり引き当てた勝ち組でしょ?」生まれ落ちたその瞬間から、他人と何かしら差がついているのは否定はできない。人は生まれながらにして経済力や容姿による様々な格差を感じずにはいられないのである。だからこそ誰しも『親ガチャ』を盾に、人生における失敗を『全て』生まれ落ちた環境のせいにしたくなってしまう。ひどい親が存在するのも事実、経済格差で学びの機会の幅に差があるのも事実。簡単に変えることのできない現実がそこにはある。だが石子の言う通り、生まれ落ちた環境を受け入れる必要はないし、家族であっても無理して家族でいなくて良い。だが、ガチャが当たりだ外れだと言い訳をしても何も生まれない。だったら、その前に自分だけの価値を見出せるよう行動を起こすことの方が、きっと自分の人生のためになる。たとえそれが誰かを頼る行動でも良いのだ。そのために石子や羽男という、暮らしを守ってくれる存在がいる。自分や誰かを恨む前に声を上げること。二話でも物語の根幹にあるメッセージを強く感じることができた。相手に抱く第一印象は、切り取られた1ページにすぎないそして返金の目処が立ったことを親子に報告しに行った石子達だったが、瑛子から返金は求めないと言われる。我が家のルールとして、お互いの罰と責任として受け止めることにしたのだ。母を幸せにするために決めた受験が、かえって負担になっているのではないかと孝多はずっと悩んでいた。そして、自然に塾をやめるため思いついた最善の方法が『受験ノイローゼ』だったのだ。取り返しのつかないことをしたのはもう変えられないと、受験を諦めると言う孝多に瑛子は、「孝多がしたいならやっていいんだよ」と笑顔で伝える。初め瑛子に感じた不穏は、切り取られた1ページにすぎなかった。仕事の合間を縫って一人でも寂しくないように動画を撮るなど、孝多のためを思い『母親』を頑張っていた。そして孝多もそれを受け取り、自分のため、そして親のために前向きに中学受験に取り組もうと頑張ってきた。石子はそんな親子を見て、一人で自分を育てくれた母親を重ねていた。石子は瑛子に母子家庭を支援する制度があることを紹介するのだった。今話も重いテーマとなったが、重くなりすぎず、後味良く終われるのは、『声を上げる』というメッセージがブレずにあるからなのだと思う。一番欲しいものであっても、簡単に手に入るくらい人生は上手くいくものではない。だが、だからこそ、土砂降りの雨が降っても傘を差し出してくれる存在と共に、『出会い』という素敵なガチャで、価値ある何かと出会う人生を送っていきたいと思わせてくれる第二話だった。『石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー』/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年07月28日町田啓太主演「テッパチ!」第4話が7月27日放送。宙や馬場、荒井たちの「Choo Choo TRAIN」に絶賛の声が上がるとともに、丸山の成長にも声援が送られたほか、八女の指導者としての手腕を評価する声も数多く投稿されている。町田さんフジテレビ系ドラマ初主演作となる本作。防衛省全面協力のもと、陸上自衛隊員らの汗と涙であふれた熱き青春ドラマが展開する。主人公の国生宙を町田さんが演じ、自衛隊音楽隊に憧れ入隊した馬場良成に佐野勇斗。宙と対立していたが和解した荒井竜次に佐藤寛太。ミリタリー通でシューティングゲームが得意な元SEの丸山栄一に時任勇気。前回過去のトラウマを克服した武藤一哉に一ノ瀬颯。お笑い芸人から転身した渡辺淳史に坂口涼太郎。小説のネタ探しのため入隊した小倉靖男に池田永吉。自衛官一家に育った第1班最年少の西健太に藤岡真威人。自衛官候補生の教官をしている桜間冬美に白石麻衣。宙たちを育て成果を出すことで、元々所属していた部隊に復帰することを狙う八女純一に北村一輝といった面々が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。サバゲーが趣味でミリタリー通の丸山は、射撃の予習訓練で姿勢の良さを教官たちから褒められる。一方、冬美の指導を受けていた宙は、彼女が気になって訓練に集中できない。そんな宙に冬美は「丸山のようになりたければ体幹を鍛えろ」「毎日懸垂100回をこなせば少しはましになる」と告げる。宙はその言葉を受けひとりでトレーニングに取り組み始め、実弾射撃訓練では丸山より良い結果を出す。しかしそのことで丸山はショックを受けてしまう。会社員時代に上司からパワハラを受け自己肯定感が低い丸山は、さらに会社員時代の同僚から起業に誘われるも、金目当てだったことを知って…というのが4話の展開。丸山が同僚に会いに外出していた頃、宙や荒井たちはカラオケに。そこで彼らが歌ったのが「Choo Choo TRAIN」。視聴者からはLDH所属の町田さんと佐藤さん、そして佐野さんの3人のダンスに「テッパチのchoo choo train無駄に完成度高くてわろてまう」「テッパチのchoo choo train、LDH所属が2人と現役スタダアイドル1人いるの強すぎる」「Choo Choo TRAINのガチダンスめっちゃアガった!寛太キレッキレすぎ!!町田くんもやばかった 佐野くんもめっちゃうまかった」「しなやか繊細系ダンスな町田くん(中の人)ではなくて単純筋肉力技系ダンスな宙くん(役のキャラ)がよく出ててすっっっごく良かった」などの声が殺到。また八女から「自信はあるかないかじゃない、つけるかどうかだ」と言われ、猛特訓の末、実弾射撃訓練で宙を“抜き返す”丸山にも「自信を取り戻し、改めて自衛官を目指す事を決意し、宙さんと握手を交わした時の丸山くんの爽やかな笑顔がよかった!」「丸山くん過去を断ち切れたようで良かった」といった反応とともに「八女さん、まず丸山のモチベをうまく上げてからちゃんと本質を説いている素晴らしいコーチング」「丸山くんを完璧にフォローする八女中隊長に理想の上司を見た」など、八女の指導者としての有能さに触れるコメントも数多く投稿されている。【第5話あらすじ】宙たち自衛官候補生と、WAC(Women's Army Corps)と呼ばれる陸上自衛隊の女性自衛官との特別合同訓練が始まる。森下瑠理香(山本千尋)と石崎奈央(坂東希)ら8名の女性自衛官候補生が北東京駐屯地にやってくる。小倉はそこで出会った奈央のことが気になる。渡辺や西たちは小倉の恋を後押ししようとする…。「テッパチ!」は毎週水曜22:00~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年07月28日ミステリーともコメディともとれる不思議な展開が話題のテレビドラマ『初恋の悪魔』(日本テレビ系)の第3話が、2022年7月30日に放送されます。第3話では、悠日(仲野太賀)と結季(山谷花純)、鈴之介(林遣都)と星砂(松岡茉優)、それぞれの関係に変化が起きそうな予感が。『初恋の悪魔』第3話あらすじ第2話で、恋人の結季から、結婚後も別の相手との男女関係を認め合う『オープンマリッジ』を提案された悠日。あらためて正式なフィアンセとしてプロポーズし直すつもりだったものの、肝心の結季は待ち合わせの場所に現れず、落ち込む悠日を癒したのは、星砂でした。一方、そんな星砂に、関心を示す鈴之介は、「僕以外の世界中の人は、摘木(星砂)さんのことが好きなんだろうなって思うんだよ」と恋心をにおわせつつも、星砂に興味はないといい張る始末。そんな中、星砂はスーパーで、ワインを万引きした男性を捕えるも、相手のバッグに商品は入っておらず、店長の山田から苦言を呈されてしまいます。星砂のことが気になって仕方ない様子の鈴之介(林遣都)。悠日(仲野太賀)は、非常に屈折した鈴之介の恋心を感じていた。一方、星砂はスーパーで、ワインを万引きした男性を捕えるも、彼のバッグに商品は入っておらず、店長の山田は、星砂が無実の大切な客を万引き犯扱いしたことに苦言を呈する。しかし、古株の店員・絹子は、星砂をかばう。続いて星砂は、チョコレートをバッグに入れる女性を捕えるが、今回もまた、彼女のバッグにチョコレートはなかった。「確かに見たはずなのに…」と、動揺する星砂。同じことが3回も続くと、さすがの星砂も自信を無くし落ち込んでいた。本当に、万引きは星砂の見間違いだったのか? 鈴之介は、星砂の心をつかもうと、悠日と琉夏(柄本佑)の協力を得て、真相究明に乗り出す。捜査権のない、ちぐはぐな4人が導き出す事件の真相は。そして、それぞれの恋模様は…第3話も、視聴者を飽きさせない展開が期待できそうです。[文・構成/grape編集部]
2022年07月27日幸せ迷子の主人公が最高の自分に生まれ変わろうとする大逆転ラブストーリー「ANIMALS‐アニマルズ‐」第4話が、7月14日に配信された。雪山撮影を終えた主人公・海(鈴木愛理)たちは、社長・榊圭祐(白洲迅)の計らいでスノボをすることになるが、そこで海は、カメラマン・風緒(本田響矢)と言い合いをしてしまい、それぞれ、海は妹の凪(星乃夢奈)、風緒は広告モデル・雛(村上愛花)から早く仲直りするようになだめられる。一方、圭祐は初めてのスノーボードに苦戦。海が助けに行くも、一緒に転んでしまい、海の頬についた雪を圭祐が払い、顔が急接近。そんな胸キュンシーンに「ニヤケが止まらん」「ぐうかわすぎる…」「至近距離すぎてキュンキュンする」と悶絶する視聴者が多数。しかし、そこへたまたま通りがかった風緒は嫉妬の色をにじませ、逃げるようにその場を立ち去り、海は風緒を必死に追いかける。海は「さっきはごめん!私、風緒とケンカしたくないから」と素直に謝ると、風緒も「俺もごめん」と、いつもの2人へ仲直り。東京に戻った風緒は、撮影データを見返している中で、海への好意に気づきはじめることに。さらに、オフィスで仕事中の圭祐のもとへ雛が訪れると、「圭祐君、いま恋してるでしょ」と言い放ち、突然のキス。雛が本気モードになり、今後の四角関係が気になるところ。それぞれの恋心が加速した第4話。7月21日(木)配信の第5話では、凪に恋の予感、それぞれ気づきはじめた恋心がさらに燃え上がる。「ANIMALS‐アニマルズ‐」は毎週木曜日22時~ABEMAにて配信(全8話)。(cinemacafe.net)
2022年07月15日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。「自分にとっての人生の優先順位って…?」『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』第8話は、独立をサポートにするにあたり、コンサルタントの安奈(瀧内公美)から人生の優先順位を聞かれ、杏花(上野樹里)は「今は仕事、独立が一番」ということを伝えるところから始まる。仕事、お金、恋愛、結婚…。『自分らしく』生きていくために、どれも大切だからと全てを取りにいけるような人生を歩むには難しい。何か一つ選べば、何かを諦めることになるのが今の厳しい世の中だ。第8話は、杏花と晴太(田中圭)が決めた持続可能な恋のためのルールが波乱を巻き起こしていく。晴太の元妻・安奈が抱える不安杏花は自分らしさが何かわからないままであるものの、仕事ファースト、晴太とはお互い無理なく付き合うことを心に決めていた。安奈は杏花の思いを汲み取り、仕事相手として独立へのプランを提案する。しかしその裏で、杏花と晴太が交際していることに気づいている安奈。恋を持続させるための、結婚しない交際。この無理のない付き合いが無意識に無理をさせているのではないかと心配していた。「再婚しても構わない、ちゃんと覚悟があるなら」安奈は結婚する気がない杏花を虹朗にむやみに会わせたくなかった。杏奈の願いは虹朗(鈴木楽)の母親になってくれること。恋愛も再婚も自由と言いながら、大阪での仕事で3年もこの場所を離れる決断を迫られている中、虹朗を残していくのが杏奈にとって、何より不安なのだ。林太郎に『お見合い』を申し込んだ明里の衝撃のひと言一方、林太郎(松重豊)は明里(井川遥)からお見合いを申し込まれる。真意が分からず混乱する林太郎だったが、明里は前回のデートで抱いた林太郎への感情が何か確かめたいのだった。林太郎は練習だと自分を納得させて臨んだお見合い当日、明里から予想外の言葉が返ってくる。「違います、練習じゃないです。私と交際していただけませんか?」腰痛持ちで歳が離れていて、介護が視野に入った自分に『恋』の感情を抱いているという明里に驚きを隠せない。杏花からも「お父さんと婚活するメリットある?」と言われたくらいだ。しかしそれでも明里は、林太郎を思う満たされない気持ちこそが恋と呼ぶべきものだと感じていた。恋=会いたい、そばにいたいと思う、満たされない気持ち。そして同時に『満たされた気持ちにもなる』のだ。明里はこの辞書以上の意味をどう伝えるべきなのか悩んでいた。林太郎はそれに「伝わりました」とだけ言い、一旦保留として立ち去ってしまい、お見合いは終了した。そんな中、フランスから帰国した颯(磯村勇斗)は杏花へお土産を渡しに沢田家に帰ってきていた。杏花がお土産を開けていると、突然、颯は杏花の左手を取り、跪く。その左手にはめられたのは…まさかのスマホリングだった。「これは婚約指輪でプロポーズの流れでしょ!?」と思いつつ、すぐスマホを無くす杏花のことを、颯は一番に考えて選んだのだ。杏花に思いは届かないままの颯だが、「杏花が一番」と何の迷いもなく真っ直ぐ伝えてくれるところについ惹かれてしまう。そんな颯は、「身寄りのない子供たちの学校を作ることが夢だ」と語る。幼い頃、杏花の家で笑いの絶えない日々を過ごしたことを思ってのことだ。颯は、杏花と出会ったことで、新しく世界が広がり、自分の夢を見つけることができたのである。キーワードとなるこの『新しい世界』。前回でも、晴太と杏花の出会いが二人の世界を広げていると強く感じたが、誰かと関わることで知らなかった自分を知ることになる。出会いは、自分らしさを知るきっかけにもなるのだ。しかし、自分らしさが何かを探し続けていると、やがて『自分』という檻を無意識に作ってしまい、その中でもがき、行く先を見失ってしまうこともあるのだ。MIKAKO(ゆりやんレトリィバァ)が言う「自分らしさなんて探してたら、不幸になる」の不幸とは、まさに行く果てだ。杏花も、仕事を優先させて、恋もする…自分らしく生きるのなら、結婚は難しいと考えたからこそ、「お互い二番で」という晴太とのルールを決めた。しかし、無理をしない日々の中には『無理』が隠されている。持続を追い求めるあまり、持続させるのに疲れるという矛盾が起きている。二人はどうでもいい話題でも沢山笑い合っていたが、いつしか仕事の邪魔か、虹朗の世話で大変か…と考え、気軽に話せなくなっていた。2人で決めたルールが破られた出来事ある日、独立へ向けた話し合いをしていた杏花のもとに晴太から電話がかかる。「熱を出した虹朗を仕事で遠い場所にいる自分に代わって迎えに行ってほしい」ということだった。仕事ファーストの杏花に、お迎えを頼むことは二人が決めたルールに反していた。そして晴太も、虹朗を一番に考えたいと思いつつも、生活を守るための仕事は結局外すことはできなかった。杏花は迎えに行くと返事をする。しかし仕事相手からは「成功したいなら優先順位を考えろ」と言われ、一度は颯に頼んだものの、どうしても気になって杏花は仕事を抜けて晴太宅に向かった。人の事情も知らずに、優先順位を勝手に決めるなと思うところだが、問題の背景にある原因や何に悩んでいるのかは、他人には知る由もない。何を優先させるのか、全ては自分次第だ。初めてそろって顔を合わせた晴太、杏花、安奈そして同じ頃、晴太達のもとに安奈も駆けつけ、初めて三人が顔を合わせる。「母親になる気がないなら、中途半端に虹朗にかかわらないでほしい」安奈は、二人の結婚を前提にせぬまま、家庭にどんどん介入してしまえば、まだ幼い虹朗も、杏花もお互いを切り離せなくなることを懸念していた。今以上に無理することを頑張らなきゃならなくなる。全部任せっきりだった晴太に代わり、安奈は家庭の全てを背負い、無理をして、限界を迎えたのだ。「全部選んで進むのは、相当覚悟がないと。私には…できなかったから」自分ができなかったからと生き方を押し付けることこそ間違っていることではあるが、ここで杏花を縛り付けることになる。自分らしくいるためにお互い無理をしないというルールは、相手を無理させないように気遣わせるだけの足枷にしかならなかった。「無理することを頑張る」なんていう、言葉がおかしいと笑えるような社会には、まだ遠いのだ。その夜、杏花は電気もつけない部屋の中で晴太のことを考え、一人、涙を流していた。「私が本当に見つけたい新たな自分って、何なんだろうって」杏花は「晴太との恋を祝福してほしい、林太郎のことも祝福するから」と伝える。林太郎は「どんな人との将来でも、新しい世界が広がるから祝福したい」と言ってくれていたからだ。林太郎は「ああ」と言うだけだった。電気もつけず、ただ一人で泣く杏花を見て、父として心から祝福はできなかった。次回、沢田夫婦の秘密が明かされる?そして杏花と晴太、林太郎と明里はそれぞれの関係がまた動き出す。「結婚を前提にお付き合いしてくれませんか」と告白した杏花だったが、晴太からは「もう終わりにしましょう」と別れを告げられ、林太郎は明里からの交際の申し込みを断ってしまう。父娘揃って失恋してしまった二人。そして沢田夫婦が抱えていた秘密とは…?それぞれの決断、恋もクライマックスへ加速していく。持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年06月13日今回から20話に渡り、アラサーオタクちけさんの結婚に至るまでの実体験をご紹介します。アラサーオタクのスピード婚活とは...?■第1話(1)
2022年05月30日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。過去を乗り越えるためにも、何かを成し遂げるためにも、前を向くことは大切なことだ。だが同時に自分の本当の気持ちに蓋をしていることに気づきにくくなる。第5話ではそんな『前を向くこと』や『会いたい』という気持ちに寄り添っていく。セミナー最終日、杏花(上野樹里)への想いが募り、杏花を抱きしめた晴太(田中圭)だったが、そんな二人を颯(磯村勇斗)が目撃してしまう。晴太は颯に気づき、ふと我に帰ってお別れのハグと誤魔化すだけ。セミナーも終わり、会う理由がなくなってしまった二人であるが、心の中では『会いたい』という気持ちを募らせていた。林太郎がお見合いを続ける理由独立に向けて全力を尽くすことを決めている杏花だったが、林太郎(松重豊)は本当にそれで幸せなのかと疑問に思っていた。亡き妻・陽子(八木亜希子)の手紙の言葉を受け、親子で始めた婚活。知り合った明里(井川遥)のことは気になりながらも、幸せとは何なのか考え始めた林太郎は、ふと陽子との生活を思い出していた。そこにあるだけのものや言葉が、初めて意味を持った日、隣にはいつも陽子がいた。『上の空』の語釈を考えるだけだった林太郎をスカイダイビングに連れ出すなど、陽子はリアルを体感させてくれた存在だった。林太郎が現在もよく街へ出かけ、写真を撮ったり、人々の会話から新しい言葉を探していたりするのも、陽子の影響なのだろう。辞書や誰かが決めた言葉の解釈だけではない世界を教えてくれた陽子は、もういない。結婚条件は『僕より長生きしてくれる人』。しつこく、杏花の結婚や普通の幸せにこだわっていたのは、自分がそうではなかったからだ。幸せだったけど、その幸せは長くは続かないことを知っている。だからこそもう杏花に負担はかけられないと、林太郎も焦ってお見合いを続けているのだ。そんな中、オーナーのヴァネッサ(柚希礼音)から『TAMAGAWAサステナブルフェス』の仕切りを任された杏花。それを聞いた林太郎は陽子の服をフェスのバザーに出品することを決心する。杏花も、偶然知り合った明里から最近の林太郎の様子を聞き、前を向き始めたことを嬉しく思っていた。フェス当日、お見合い終わりに林太郎はフェスに顔を出すが、バザーに出す予定のなかった陽子の『オレンジのストール』が手違いで出品されてしまったことを知り、ショックを受ける。このオレンジのストールには陽子とのある思い出が詰まっていた。オレンジのストールをきっかけに変わる2人の関係辞書の編集委員に選出されず、公園で途方に暮れていた林太郎に陽子はそっと寄り添った。溢れ出した悔し涙を隠すように、陽子は頭にそのオレンジのストールをかけてあげたのだった。これは第3話でお見合いが上手くいかず涙する明里に林太郎がしてあげたことだった。大切な人の涙を誰にも見せないというこの行動は、陽子が自分にしてくれた思い出からきていたのだ。そんな思い出を聞いた明里は、あの時心を軽くしてくれたのは林太郎と陽子だったと気づく。陽子のストールは林太郎にとって特別なものでもあり、明里にとっても大切なものなのだ。明里は諦めかけた林太郎の背中を押し、二人は無事にストールを探し出すことができた。「会いたいと思える人と、会える今を大切にしたい」林太郎は、もう手放しても平気だと思っていた。しかし、後ろも向かず、前だけ見て歩くということは、言い換えれば自分の忘れたくない過去や今の辛い気持ちを無理やり忘れるということなのだ。林太郎は陽子との思い出にも蓋をしようとしていた。そうではないと、先に進めないと思っていたからだ。情けなさそうに想いを話す林太郎に、明里はこう声をかける。「歳をとった分色んな思い出があるけど、そういうの皆んな引きずって…でも時々振り返りながら歩いていけたら、それで十分じゃないですか?」人は、沢山の重りを引き連れ、擦り減った靴でこれからの人生を歩いていかなくてはならないのだ。大切な人を亡くした経験も、嫌な記憶もそう簡単にはなくならない。だが、擦り減った分、同じように忘れたくない大切な記憶があるはずだ。「今の自分たちを見たらどう思うのかな?」と、時々立ち止まって思い返しながら進んでいければいい。「会いたいと思える人と、会える今を大切にしたいと思いまして」林太郎は思い出を引き連れながら、今一番会いたいと思える明里との第二の人生を考えることに決めた。晴太らしい返答にグッとくるそして晴太と杏花も会いたい人がいた。もう会う理由はないけど、どうしようもなく会いたい人が。林太郎の決心を聞いた晴太と杏花は考えることは同じだった。二人は思い出の丘で出会う。晴太から林太郎が元気そうだと聞いた杏花は、陽子が亡くなった頃の辛そうな林太郎のことを思い出していた。そして、自分のことも。杏花は父を生き返らせ、生活を守らなくてはならない、そんな使命だけで必死に生きていた。強がる杏花に晴太は言う。「でも、杏花さんだって辛かったでしょ?」愛していた父の方が悲しんでいるはずだからと、娘としての辛い気持ちに蓋をしてきた。杏花は今まで誰にも弱音を吐くことはなかったのだ。晴太の言葉を聞いて、長く堪えてきた涙が杏花の頬をつたう。「もう一度でいいから、会いたい」晴太は杏花の背中をさする。そんな自分に寄り添ってくれる大切な晴太と向き合いたいという思いが杏花の中で込み上がっていた。「会いたい、これからも会いたいです」「このままだと愚痴ばかりのおばあちゃんになっちゃう」というのは、「会いたい」と伝えなかったことを後悔したくないという気持ちなのだろう。会いたいに理由なんか必要ないのだ。そして、泣き顔は見られたくないと言う杏花に晴太はこう返す。「その顔を見る権利、僕にはある気がするんですけど」見つめあった二人は夕暮れの中、キスをする。「僕にはある」じゃなく「気がするんですけど…」といまいち締まらない弱気な感じも、なんとも晴太らしい。だが、杏花の言葉を会いたいという言葉を聞き、どんな杏花も受け止めたいという真っ直ぐな気持ちが伝わってきた。そんな二人の関係はこのキスをきっかけに進むのか?そして林太郎の第二の人生も動き出す次回が待ち遠しい。持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年05月24日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。小さい頃は当たり前に言っていたはずの「頑張れ」は、いつしか安易に言えなくなった。今の自分に、そして誰かに向ける「頑張れ」は、本当に必要な言葉なのだろうか。第4話ではこの『頑張る』という言葉に焦点が当たる。杏花に訪れた仕事の転機突然始まった颯(磯村勇斗)との同居生活にも慣れて、杏花(上野樹里)は、社長から「都内のヨガスタジオのマネジメントを任せたい」と言われる。マネジメントであればプライベートが忙しくなった時も働きやすく、時間を大切にできる…。杏花には、想い人の晴太(田中圭)とのことを考えていきたいという気持ちが芽生えていた。しかし、杏花の夢は独立し、自分のスタジオを作ること。セミナーで『私の大事なもの』をテーマととしてジャーナリングを行ったときも、すぐ浮かぶ言葉は『ヨガ』『独立』『自分のスタジオ』。だがその視線は、隣にいる晴太に向いていた。独立が一番だから、結婚もせずプライベートはセーブをするという生き方で進み続けてきた杏花に迷いが生まれていた。夢か恋か、この中で一番大切なものを選ぶという難題が杏花に立ちはだかる。杏花を優しく肯定する颯対する晴太は…?颯と過ごす時間が増えた杏花はその悩みを打ち明ける。「だめだね、頑張んないと…」と、思わず弱音をはく杏花を颯は、優しく肯定する。「別に頑張らなくても良いんじゃない?もう頑張ってんじゃん毎日」杏花は「頑張る」という言葉がずっと引っかかっていた。「頑張れ」という言葉は、もう頑張ってる人にはキツいのだ。だからこそ、「頑張らなくても良い」と自分を肯定してくれる颯の言葉が新鮮に聞こえただろう。そんな中、杏花は晴太の誘いでパーソナルジムを営む女性起業家・足立(MEGUMI)のジムを訪ねる。カップルの利用に特化した『カップルジム』のコンセプトのもと、実際に楽しく体験し、距離は縮まったように見えた。しかし、独立するか迷っていると聞いた晴太は、本当に自分のスタジオ諦めて良いのかと杏花を問い詰める。「ヨガも大事だけど、晴太さん…」「マネジメントにまわれば、プライベートな時間が増えるし、そしたら…」杏花は、迷っているのは晴太との将来を考えたいからだと晴太に何度も伝えようとしていた。でも、そう言いかける杏花に、晴太は食い気味に自分の思いを押し付けてしまう。「頑張ってください。頑張らなきゃダメです!」晴太は、独立したいから結婚してる場合じゃないと前を向く杏花に、夢を叶えることを期待していたのだ。頑張ったら、一番欲しいものが手に入るところにいる杏花は、晴太にとって今まで一番欲しいものが叶わなかった自分が、なりたかった自分なのだと思う。晴太は自分の望みを、杏花に重ねているみたいだ。純粋に応援する気持ちが晴太にはあるはずだが、「頑張れ」を押しつけているように思えてきてしまう。二人は、これを境にすれ違ってしまう。改めて考える「頑張れ」の意味一方、颯のもとに母親からの度々着信が入っていた。面倒くさい親との関係は、たまに近況報告するぐらいのちょうどいい距離感でいいと、颯はずっと見て見ぬ振りしてきたのだ。颯が優しい性格になったのも、喧嘩ばかりする両親に自分の感情を抑えてきた結果のものだった。そんな颯に、杏花は言葉をかける。「颯、面倒でも、一度がんば…」そういいかけて、杏花はハッとする。「頑張って」という言葉が自分の頭の中に跳ね返ってくる。自分が颯に向けた、背中を押すための「頑張って」。じゃあ、あの時、晴太が迷う自分に伝えてくれた「頑張れ」の意味は…?杏花が見つけた「頑張れ」の意味ヨガレッスンで杏花はヨガではあまり使わないとされる『頑張る』を生徒に語る。「自分の本当の気持ちを教えてくれるのは、時に他人の存在だったりします」心が温かくなったり、悲しくなる瞬間。そこに思い浮かべるのは晴太の存在だった。杏花は生徒に話しながら、ヨガで自分の心の中を整理してきたのだ。ヨガは生徒にとっても、自分にとっても頑張ったことを、そしてありのままを認めてくれる場所なのだ。「力を抜くために頑張らない。それでも言いたいです。『頑張って』も優しさだから」レッスンに訪れていた颯の目を鏡越しに見つめながら、杏花は「頑張って」と伝える。そして自分に向けても、「頑張って」の応援を。颯の「もう頑張らなくていい」と晴太の「もっと頑張れ」。これまで頑張ってきた自分を認めてほしいと一番に願う人ならば、颯の言葉が沁みるはずである。でも、その中で杏花が欲しかった言葉は「頑張れ」だったのだ。「自分が頑張りたい人なんだって気づけました」晴太に応援され、独立することを決めた杏花。誰だって一歩踏み出すことは怖い。でも「頑張れ」という言葉は、背中を押してくれる最高のスパイスになるのだ。誰もが無意識に頑張ってる今、「頑張れ」は軽く口にできない言葉となっている。しかし杏花が言う通り、誰にどういう気持ちを持って言うかが重要なのだ。大切な人のためを一番に思った、「頑張れ」を伝えよう、そう教えてくれた。進展がありそうでなさそうな林太郎そして気になる父・林太郎(松重豊)と明里(井川遥)の恋路も描かれた。林太郎は明里とウォーキング仲間として治療後も会うことになるが、明里の婚活話を延々聞かされるばかり。関係性は進んでいるようで、どこか留まっている二人だが、林太郎は明里の不意の笑顔に心臓発作レベルの「キュンです!」を味わう。語句でしか知らない胸キュンを実体験する林太郎はまるで少年のようだ。だが、辞書編さん者が、言葉以上の意味を知っていくという点で、この物語上で『言葉』が大切に扱われていることがわかるだろう。そして杏花と晴太は最後のセミナーの日を迎えていた。この帰り道が終わって欲しくないと、雨が上がっても傘を閉じないままの二人。別れ難くなり、好きが溢れた晴太は杏花を抱きしめる。『火曜10時枠』名物のハグ!そして、それを見てしまう颯…!吹き荒れる三角関係の嵐は、もうすぐそこまで来ている。持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜/TBS系で毎週火曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年05月16日土屋太鳳と松下洸平が共演する「やんごとなき一族」第4話が5月12日オンエア。長谷川京子演じるマダムキリコが登場。長谷川さんに「すっごい存在感」などの声が上がるなか、佐都の“もつ煮”エピソードにも感動の声が集まっている。本作は庶民の家庭から上流社会の一族に嫁ぐことになった主人公の“アフター・シンデレラ・ストーリー”。母と大衆食堂・まんぷく屋を営んできたが健太と結婚、深山家に入り大変な日々を送ることになった篠原佐都に土屋さん。深山家の次男だが家のしきたりなどに嫌悪感を抱き、父や兄と対立する深山健太に松下さん。引っ込み思案な性格で出世欲もなく気も弱く、深山家の跡取り候補から脱落しつつある深山明人に尾上松也。そんな明人をなんとしても深山家の跡取りにするべく、佐都を追い出すことにやっきとなる深山美保子に松本若菜。深山家を出て行った三男の深山大介に渡邊圭祐。パリピな大学生の深山有沙に馬場ふみか。密かに佐都を応援する圭一の妻・深山久美に木村多江。深山家の繁栄が第一の当主・深山圭一に石橋凌といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。圭一の怒りを買い、深山家から追い出されそうになる佐都だが、もう一度チャンスが欲しいと圭一に頼み、健太と二人で頭を下げる。すると圭一は新たに建てる商業ビルにパリの有名レストラン「ソリマチ」を招聘できたら先の件は不問にすると言う。佐都と健太はソリマチのオーナー反町を探し、彼のもとにたどり着くが「日本で出店する気はない」と言われてしまう。しかし健太は反町のバックにマダムキリコ(長谷川さん)なる人物がいるという情報を得る。年齢、国籍、性別まで不明のキリコを圭一だが、大介のクリニックの顧客だった。そこからつてをたどり2人はキリコのいる場所に向かうが、そこには明人と美保子の姿が。健太の動きをつかんだ明人はキリコが以前から“誘っていた”という大介を差し出す。家族を売ったことに怒る佐都と健太だが、実際にキリコと話してみると、彼女は噂とは違って…というのが4話の展開。実際は男社会の中で、自分の力で人生を切り開いてきたキリコ…そんなキリコの姿に「マダムキリコ、めっっちゃまともやん」「マダムキリコみたいな人、めちゃ憧れる」などの声とともに、キリコを演じた長谷川さんにも「長谷川京子さん、いくつになってもお綺麗」「キレイすぎて息とまった。あんな大人女子になりたい(希望)」「長谷川京子さんのマダムキリコ、すっごい存在感だった」などの反応も多数。そんなキリコを説得するために佐都は「どうすれば私という人間をわかってもらえるか考え」まんぷく屋のもつ煮でもてなす。結局ソリマチは明人たちが招聘するが、代わりに世界的建築家がビルの設計を担当することになり、それが健太の手柄となる…。もつ煮にまつわるやり取りにも「もつ煮で健太が話してる時に自然に佐都のお母さんや常連さん達の顔が浮かんできて凄く良いシーン」「もつ煮は"常連さんの思いが詰まったもの"って、健太がいったところグッと来た」など感動の声が寄せられている。【第5話あらすじ】有沙に見合い話が持ち上がる。相手は貿易会社の御曹司・香川友貴(森田甘路)。佐都は仲人の根岸(田山涼成)から圭一への取りなしを頼まれていたがうっかり忘れていた。有沙はそんな佐都のことを責め立てる。健太は家の繋がりを重要視する圭一ならこの縁談にはのらないだろうと有沙を慰めるが、香川家の経歴を耳にした途端、圭一の目の色が変わり、有沙を部屋に閉じ込めておくよう厳命。佐都と健太は有沙との縁談を断ってもらうよう香川に直接頼み込むが、その後有沙が姿を消す…。「やんごとなき一族」は毎週木曜22時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2022年05月13日「恋なんて、本気でやってどうするの?」第4話が5月9日放送。広瀬アリス演じる純と松村北斗演じる柊磨のキスと、飯豊まりえ演じるアリサと岡山天音演じる克巳のキス。2つのキスシーンに視聴者から様々な声が寄せられている。本作は恋に本気になれない6人の男女の群像ラブストーリーが展開。キャストは柊磨に恋心を抱き始めるもひな子の“匂わせ”投稿を発見し、自分が遊ばれていると思う桜沢純を広瀬さんが演じるほか、刹那主義的で恋愛をしてきたフレンチビストロ「サリュー」のギャルソン兼見習い料理人の長峰柊磨に松村さん(SixTONES)。彼女ではないがSNSに柊磨が“彼氏”だと嘘の投稿している竹内ひな子に小野花梨。純の高校時代の同級生・清宮響子に西野七瀬。「サリュー」シェフ・岩橋要に藤木直人。克巳が気になり出した真山アリサに飯豊さん。アリサの“レンタル彼氏”となった内村克巳に岡山さんといった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。4話ではひな子の“匂わせ”投稿を信じた純が柊磨を避けるように。だが中川(香椎由宇)の言葉がヒントとなり、ひな子の投稿が“匂わせ”だと気づいた純は彼の部屋へと向かう。その頃柊磨もひな子が“匂わせ”投稿をしていたことに気付き、「嘘はダメだよ。傷つく人がいるから」とひな子を諭していた。そこに純がやってくる。柊磨とひな子のハグを見ていったんは部屋のドアを閉めた純だが、再びドアを開けるとひな子を柊磨から引き離し「彼女じゃないのに彼女のふりしないで」とひな子に迫る。柊磨は特定の彼女は作らない、誰とでも寝ると“応戦”するひな子だが、純は彼女の“匂わせ”投稿を指摘したうえで、柊磨に「それでも好きになった」と自分の気持ちを明かし、彼を好きになった自分が嫌いだが「やめられないの。好きでいるの」と涙をみせ「だから恋なんてしたくなかった。恋なんて嫌いだよ。恋してる自分が嫌い。あなたも嫌い。もう大嫌い!」と叫び、その場を去ろうとする純。そんな純を柊磨が引き留めキスする…という展開に。「いきなり柊磨のキスはびっくりした!ドキドキしたね!」「最高にかっこよすぎて綺麗すぎてずっと見ていたかった!天才的なキスシーン」「キスシーン…あんなに長いと思わなかった」などの反応が視聴者から上がる。純が“匂わせ”投稿に翻弄される一方、アリサは克巳を使ってデートの“匂わせ”画像を投稿…そんなアリサに「本物のデートをしませんか?」と誘う克巳は、きれいな景色が見られる場所だという高台に連れていく。その日は克巳が初めてアリサの部屋に行ってから1か月“記念日”。「記念日は大事」というアリサの言葉をちゃんと覚えていた克巳。その優しさに感動したアリサは克巳とキスする…。夕日をバックにした2人のキスにも「夕暮れバックのキスシーン、これまで見てきた恋愛ドラマの中でもかなり好き」「克巳くんとアリサさんのキスシーンはとても良かったな」「すごく綺麗なシーンだった この二人の演技力に震えたわ」などの感想が寄せられている。【第5話あらすじ】ついに結ばれた純と柊磨。味わったことのない幸福感で満たされた純の頭の中は柊磨でいっぱいで、仕事にも身が入らずまるで別人のようになる。その頃、アリサも克巳との関係を一歩先に進めようとしていたが、アリサに押し倒された克巳の口からは思わぬ言葉が飛び出す…。響子はアリサにだけ要に憧れていることを明かす。するとアリサは夫の敏彦(味方良介)が不在のときに要を家に呼んで、ホームパーティーを開いてはどうかと提案する…。「恋なんて、本気でやってどうするの?」は毎週月曜22時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2022年05月10日山田涼介主演の「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」第4話が5月7日放送。大橋和也演じる一ノ瀬のある“質問”に視聴者が沸き立つなか、津田健次郎演じる須藤の2度にわたるハグに「ツダケン春のハグ祭り」なるワードが飛び出す事態となっている。山田さんが“可愛い”を武器に絶好調な人生を送ってきた丸谷康介を演じるほか、商品開発部から営業部に異動してきた真田和泉に芳根京子。康介のお株を奪う一ノ瀬圭に大橋さん(なにわ男子)。先輩の鏑木悟に迫田孝也。康介の上司・山室つかさに西田尚美。康介の元カノ・森保莉子に鞘師里保。和泉の元上司・須藤周平に津田健次郎といった面々も出演する本作。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。食欲がなく、ため息ばかり出る、そして胸が締め付けられるように痛い…そんな症状が出た康介は弥生ビール社内診療所で診察を受ける。下された診断は…なんと恋。だがそれなりに恋愛をしてきた自負のある康介は診断結果がふに落ちないが、「今までのは本当の恋じゃなかったのか!?」と気づきがく然とする。そんななか商品開発部チーフの須藤らも参加する会議が行われる。須藤と接する際の和泉の柔らかい表情を見た康介は、彼女が須藤のような男性がタイプなのかもしれないと考え始める。しかし自分と須藤は真逆なタイプで“自分に勝ち目はないのかも”と会議中も上の空…。さらにその後参加した飲み会で一ノ瀬から「もしかして恋は受け身タイプなんですか!?」と“図星”な質問をされてしまう…というのが4話のストーリー。視聴者からは「「もしかして丸谷さん恋は受け身タイプですか?」と可愛い顔で聞いてる一ノ瀬くんは積極的タイプと見た!」「って言うってことは結構ガツガツ行くタイプなのか…???」「そういう一ノ瀬圭は積極性すごそう」など、この質問から逆に一ノ瀬の恋のスタンスについて思いをめぐらせる視聴者が続出。その後、遅れて合流した須藤に声をかけ2人で飲みなおす康介。そこで康介は須藤から「和泉が開発部にいた頃、ライバル会社に情報漏洩をした」と噂を立てられて退職願まで出すほど追い込まれていたことを聞かされる。須藤は「俺は丸谷君のことをよく知らない。でも真田が君を信頼してるのはわかる」と言うと立ち上がり、康介を熱くハグし「真田をよろしく頼むわ」と口にする…。しかし営業部でも和泉が情報漏洩したという噂が広がってしまう。須藤が「漏洩したのは俺の肝臓の数値」と和泉をフォロー、その場を収めるが、和泉を探して社内を駆け巡った康介は、涙を流す和泉を須藤がバックハグしているのを目撃してしまう…というラストだった。康介とのハグに和泉とはバックハグ…1話で2度ものハグを交わした須藤に視聴者からは「ツダケン春のハグ祭りでした」「ツダケンのバックハグ…やばい…これは…かなりヤバい…」「津田さん出てたしバックハグしてたし色々やばい」などの声も殺到している。【第5話あらすじ】新商品「夏浪漫」と人気アニメのコラボ缶発売イベントの準備で大忙しの康介と和泉。康介はこの企画が和泉発案だと知り、イベントが成功すれば和泉の汚名を返上できるのではと考えるが、到着予定時間を過ぎてもコラボ缶が届かない。この後須藤と食事の約束をしているためか時間を気にしている様子の和泉を前に、康介は“このまま一緒に到着を待っていればデートを阻止できる。でもそんなことする俺ってどうなの!?”と葛藤したあげく、和泉を先に帰らせる…。「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」は毎週土曜日23:30~テレビ朝日にて放送。(笠緒)
2022年05月08日高橋一生主演の「インビジブル」第4話が5月6日放送。タキシード姿で犯人たちと戦う志村を演じる高橋さんの演技に「魅力が尽きない」などの声が上がる一方、キリコに対して“偽者”のインビジブルなのではと疑う視聴者からの声も多数SNSに寄せられている。3年前に同僚を殺した通り魔を追う刑事・志村の前に、都市伝説と言われていた犯罪コーディネーター“インビジブル”キリコが現れ、事件の情報を教えると取引を持ちかけてくる。警察はインビジブルを“匿って”利用しようとするが…という前代未聞犯罪エンターテインメントとなる本作。志村貴文に高橋さん。“インビジブル”キリコに柴咲コウ。監察官の猿渡紳一郎に桐谷健太。キリコの助手・マー君に板垣李光人。捜査一課の刑事・磯ヶ谷潔に有岡大貴(Hey!Say!JUMP)。捜査一課課長の犬飼彰吾に原田泰造。塚地敬一に酒向芳といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。捜査三課長の大貫(松下由樹)が一課に捜査協力を求めてくる。猿の格好をした3人組による連続絵画盗難事件の解決にキリコの力を借りたいという。桐子は窃盗団モンキーズが犯人だといい、彼らの次のターゲットが「ナンバーX」なる絵画だと告げる。しかもキリコはその「ナンバーX」を入手していた。警察はナンバーXを使ってモンキーズをおびき出そうとするも、絵画はモンキーズに奪われてしまう。しかしキリコはナンバーXに発信機を取り付けており、志村はキリコとともにナンバーXの取引が行われる闇オークション会場に潜入する…というのが4話のストーリー。キリコが見立てたタキシードに身を包みオークション会場に潜入。現れたモンキーズと激しいアクションを繰り広げる志村…そんな志村を演じる高橋さんの演技に「アクションシーンもかなりハードだし、彼はいくつも引き出しを持ってて、魅力が尽きない」「鬼気迫る演技も怒りを内に抑えた演技も穏やかな表情の演技も、、全部惹かれる」などの反応が集まる。また黒髪のカツラで変装したキリコにも「ドレスアップして黒髪の柴咲コウめちゃくちゃ綺麗だった…」「金髪ベリショと黒髪パッツンどっちも似合うの無敵すぎる」といった声が。一方、若い女性が被害者になった通り魔事件が発生、使われた凶器が3年前の事件のものと一致する。一課は犯人と思われる男を確保、自ら取り調べようとする志村に対し、猿渡は自分が取り調べると告げる。その後犯人は3年前の事件についても自供するのだが、犯人は「インビジブルに頼まれ」事件を起こしたと証言する…という展開に。このラストに「やっぱりキリコはインビジブルじゃないパターンきた??」「インビジブル」って、本当はキリコのことじゃないんじゃない?」「キリコも脅されてたり復讐のためにインビジブルやってたりとか」など、キリコが“偽者”のインビジブルなのではないかと推察する視聴者も続出している。【5話あらすじ】3年前の事件にキリコが関与しているのか…?腑に落ちない志村は「インビジブルに頼まれた」と証言した武入(鈴之助)に再び会い、ある確信を得るが、武入が検察への護送中に何者かに連れ去られてしまう。さらにキリコも民宿から行方をくらまし、二人の緊急配備が敷かれる…。「インビジブル」は毎週金曜日22時~TBS系で放送。(笠緒)
2022年05月07日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。ドラマも中盤に入り、山下智久演じる永瀬財地にようやく心の変化が起き始めた『正直不動産』第4話。嘘がつけなくなってしまう祟(たた)りにより、営業に苦戦していた永瀬だが、気付けばその弱点を味方につけたセールストークを披露していた。永瀬の柔軟さ、器用さに、人間はこうやって上手く自分の弱点と向き合って生きていかなければならないのだと考えさせられる。ドラマは時に、忙しい日々の中で私たちが忘れかけていた『大切なもの』を思い出させてくれるのだ。みなさんもドラマを見たあと、心がスッと軽くなったり、心機一転して恋や仕事、勉強に取り組むことができたりした経験はないだろうか。それは作り手が意図して作品に盛り込んだ『伝えたいこと』が、物語を通して無意識に自分の中に落とし込まれているからである。勇気を出してプロポーズをする、仕事で失敗しても諦めない、友情を大切にする、おそらくどんな作品にも伝えたい想い、もしくは教訓に近いものがきっとある。一見、コメディ色強めのお仕事ドラマだと思われている『正直不動産』だが、物語は実に視聴者に伝えたい『想い』で溢れている。この『想い』に気付いた時、私たちは今よりもっと正直不動産を好きになるに違いない。今日はそんな正直不動産という作品に込められた『想い』について考えた。捉え方は人それぞれ。『いい部屋の定義』とは第4話では、ライバル会社であるミネルヴァ不動産と競う形で、中古マンションの空き部屋を販売することになった。キーワードとなったのは『事故物件』。事故物件と聞くと、なんだか気味が悪いなと思ってしまうのは当然だろう。劇中に出てきた夫婦も中古マンションが事故物件だったと聞くと顔色を変えてキャンセルに訪れていた。そんな中、来店したのは事故物件に住みたがる奇妙なおばあさん・節子(風吹ジュン)である。彼女は事故物件に住めば、亡くなった夫が幽霊として出てきてくれるのではないかと考えていた。誰かにとっては悪い物件でも誰かにとっては良い物件の場合もある。『良い部屋の定義』とは人それぞれ異なるということだ。「物は考えよう」という言葉があるが、これは、物事は捉えかた次第で楽しく生きることができるという教えなのだと思う。中古マンションを購入した夫婦も、当初は駅から遠いのが通勤に不便だと嘆いていたが最終的に「駅からちょっと歩くけど、運動だと思えばいいか」とポジティブに捉えていた。おそらく『正直』を味方につけた永瀬もそうだ。嘘がつけないことをいつまでも悲観するのではなく、上手く利用してやろうという考えに転換することができた。中古マンション、事故物件、正直、それぞれを上手く描きながら、その裏側には壮大なテーマが隠れていたことに気付いていただけただろうか。これがドラマを見た後、視聴者を優しい気持ちにさせてくれる、作り手が仕込んだトリックなのである。初めての充足感、正直と向き合う永瀬正直を味方につけたことで永瀬が今回勝ち得たのは初めての『充足感』だった。嘘ではなく正直に向き合うことでお客にも喜んでもらうことができ、契約を取ることで会社にも貢献することができた。ここでも山下智久の表情で魅せる演技が光る。今まで味わったことのない感情が込み上げてくるその表情は、不思議な感覚であることを伺わせた。でもすぐに気付く、「自分は嬉しいんだ」と。「もしかしたら、嘘をつかなくても成績を残せるのかもしれない。正直でもやっていけるのかもしれない」正直不動産ーより引用どこか遠くを見つめるその瞳は希望で満ち溢れていた。山下智久の表情が見せるラストに温かさを感じたのは間違いない。心がほっこりするというのはこういうことだろう。こんなに作り手の想いと、キャストの演技がマッチし、優しい雰囲気を作り出せるドラマは珍しい。令和という時代で素敵な作品に出会えたことに感謝している。正直と向き合う、新しいフェーズに突入した永瀬を最後まで見守っていきたい。[文・構成/grape編集部]
2022年05月01日小芝風花主演の「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」第4話が4月30日放送。妖怪たちの“闇落ち”に対し「現代社会のストレスは妖怪にもストレスってこと?」など考察する声多数。澪を助ける妖怪たちの優しさに触れる声も数多く投稿されている。男性に騙されすべてを失いボロボロのどん底に陥っていた主人公が、シェアハウスで暮らす妖怪たちに助けられ、妖怪たちと暮らしながらトラブルや悪い奴らを成敗、成長していく姿を描く異色のホラーコメディとして人気を博した前作から2年、再び帰ってきた本作。キャストは再びシェアハウスの妖怪たちの世話になる目黒澪役の小芝さんをはじめ、人間界では弁護士兼経営コンサルをしているぬらりひょん=沼田飛世に大倉孝二。こちらも人間界ではナースをしているお岩さん=四谷伊和に松本まりか。人間界ではオークション会社勤務の酒呑童子=酒井涼に毎熊克哉。シェアハウスの寮母でもある座敷童子=和良部詩子に池谷のぶえ。またシェアハウスの引っ越し先である閻魔寺の住職・生臭和尚=佐藤周に池田成志。その息子で澪を何かと気にかけ心配する交番の巡査・佐藤満に豊田裕大といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。澪は外資系IT企業で働く小暮梢(武田梨奈)を助けたことがきっかけで彼女の会社に雇われるが、配属先である出版部門の編集長・上竜樹(安井順平)は、以前澪が小説を売り込んだ際にろくに読まずに酷評、原稿を目の前でゴミ箱に捨てた男だった。その出来事がショックで澪はそれ以来角が生えず、原稿を書こうとしても紫の“何か”が手を覆って書けなくなっていた。編集者の小豆沢流(岩崎う大)が優しい印象だったことに安堵する澪。翌日、上が小豆沢にAIをテーマにした記事のライターへの発注を澪に手伝わせたらと提案。それを聞いた澪が自ら書くことを志願、妖怪たちの力を借りて記事を書き上げるが、その記事が作家の機嫌を損ねたと上が激昂、小豆沢と澪にクビを宣告する…というのが4話のストーリー。すると小豆沢が“豹変”、妖怪の姿へと変化。自分が貯めて数えていた小銭を投げつける。その小銭は書類棚に突き刺さるほどの勢いで…「小豆洗いが小銭洗いに闇落ちか…?」「闇落ちして小豆じゃなくて小銭数えるよーになってしまったのかな」などの声が上がるとともに、「今期は皆基本的には無害な妖怪なんね。でもそれが現代社会に揉まれて闇堕ちして人間を呪い出すという 現代社会のストレスは妖怪にもストレスってこと?」「"闇落ち"は、意図的に何かを仕掛けられるのではなく…「他者の悪意」や「ストレス」で変貌するってこと!?」など“闇落ち”について考察する投稿も。また安井順平演じる上に「じゃあ、あんたが書けよパワハラ上司めー」など怒りの声も多数。一方で呪いで原稿が書けなくなった澪の代わりに口述筆記で手伝ったり、目を引くタイトルを考えるなど、澪を手助けする妖怪たちには「それにしても妖怪のみんなほんとに優しい。澪の背中を押すのんべさん!!!」「妖怪さんたち皆んな優しすぎて澪が羨ましいなぁ」などの感想も寄せられている。(笠緒)
2022年05月01日《text:キャサリン/Catherine》第4話でついにハロウの企みを阻止できる寸前まで来たところで、銃弾に倒れてしまったマーク/スティーヴン。死後の世界で目覚めたマーク/スティーヴンはエジプト神話の女神タウエレトに出会う。タウエレトから、自分の過去と向き合うことを促され、過去の記憶を辿るマーク/スティーヴンだったが、幼少期の記憶が想像以上に暗い…。児童虐待などの描写があるので、苦手な方は気を付けていただいた方が良い。少年マークが弟と洞窟へ遊びに行き、弟は洞窟内で事故死してしまうがそれを母親はマークのせいだと責め立てる描写は身につまされる。マークは母親の虐待から精神的に逃れるため、もう一つの人格スティーヴン生み出したこと、発作のせいで除隊となり傭兵になったこと、瀕死の状態でコンスに見入られ(つけこまれ?)ムーンナイトが誕生したことなど、ヒーロー誕生ストーリーとしてはなかなか重たい背景だ。だがそもそも、物語冒頭では、マークに助けて貰っていたスティーヴンだが、振り返ってみれば、事態の解決に向け物事を前進させてきたのはだいたいスティーヴンの方。マークにとっての人生のパートナーでありヒーローが、スティーヴンなのかもしれない。正直、どうしても精神病棟のシーンは、同じく精神疾患を患っているヒーローが主人公のマーベルのドラマ「レギオン」(Disney+で配信中)の方が、作品としての完成度は高いと思うが、今作はそれにエジプト神話が加わっているのがやはりユニーク。深刻なエピソードではあるが、タウエレトのおとぼけキャラがいい塩梅で癒しになり、こういうところマーベルっぽいなと感じる。今エピソードで原作通りマークでもスティーヴンでもない、もう一人の人格であり、一番暴力的なジェイクが出てくるかと思われていたが明確に出てこず…。オスカー・アイザックの出演契約は現状本作のみとのことなので、シーズン2も未定。残り1話でどうやって登場させるのか気になるところ。最終話の配信は『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の公開初日と同日。何かクロスオーバーがあるのかどうかもファンとしては期待してしまう。(キャサリン/Catherine)
2022年04月29日「村井の恋」第4話が4月26日オンエア。宮世琉弥演じる村井の一途さに「応援したくなります」「ピュアなラブコメだいすき」などの声が上がるとともに、彩乃の兄を演じた森崎ウィンにも「エンディングの笑顔は可愛いすぎる」といった反応が送られている。乙女ゲームの推しキャラに本気で恋をする女性教師が、推しキャラにそっくりな生徒から想いを抱かれるというノンストップ・ラブコメディが展開する本作。建部学園高等学校2年1組担任で社会科教師、乙女ゲーム「恋する戦国恋絵巻」の春夏秋冬(ヒトトセ)が推しキャラな田中彩乃に高橋ひかる。彩乃のクラスの生徒で学年一優秀な頭脳の持ち主、彩乃のことが大好きで彩乃の推しキャラ・春夏秋冬にそっくりな村井に宮世琉弥。彩乃の妄想の中に登場する春夏秋冬の声を梶裕貴が担当する。村井の幼馴染みで小学生の頃から村井を一途に想ってきた翠女子学園高校2年の福永弥生に原菜乃華。そんな弥生に一目惚れする村井の親友・平井真理に曽田陵介。ストリート系ファッションで独創的なセンスの持ち主の桐山暁文に伊藤あさひ。村井の幼馴染みで悠加と共に自称「村井親衛隊」を名乗っている西藤仁美に莉子。仁美の双子の妹でこちらも「村井親衛隊」の西藤悠加に鶴嶋乃愛。建部学園高等学校の古文教師で2年学年主任の山門由希に浅香航大。彩乃の脳内世界に存在する武将役で芹澤興人、神谷圭介(テニスコート)、斉藤慎二(ジャングルポケット)も出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。見回りの先生たちが巡回するなか、村井と2人きりになってしまいピンチに陥った彩乃だが、村井が彩乃のためにお面を買ってきて難を逃れる。村井は彩乃を抱きしめその日はお別れ…だがその直後、突然現れた警察官の兄・真雄 (森崎ウィン) からバックハグされる彩乃。その様子を交差点の反対側から目撃した村井は、彩乃が襲われていると勘違いし田中の元へ駆けつける。真雄が兄だとわかると「妹さんを僕にください!」と“ご挨拶”する村井。真雄に投げ飛ばれた村井だが「僕、お兄さんに勝って結婚を認めてもらうんです」と“再戦”を誓い、勝利したら彩乃の「ほっぺたを食べていいですか」と言い出す…というのが4話の展開。真雄に勝利するため必死に鍛える村井に「村井くん純愛すぎる…真っ直ぐな姿見せられたら応援したくなりますね!!」「良いね ピュアなラブコメだいすき」などの反応が。弥生の指導を受けトレーニングに励む村井のもとに現れた彩乃に対し、弥生が放った「あなたみたいに白黒つけられないカフェオレ女、蒸発して気化しておしまいなさい」というセリフには「白黒つけれないカフェオレ女は草」といった声が、また真雄を演じる森崎さんにも「最後のエンディングの笑顔は可愛いすぎる」などの感想が送られている。(笠緒)
2022年04月27日《キャサリン/Catherine》早くも後半戦、「ムーンナイト」第4話は、これまでの『インディー・ジョーンズ』や『ハムナプトラ』的な展開から更に意外な方向へ進んでいく。第3話では、アーサー・ハロウが狙うアメミットの墓を探すべく、コンスが自らを犠牲にしてその在りかを突き止めることができた、マーク/スティーヴンそしてパートナーのレイラ。コンスのアバターではなくなり、特殊能力もなくなったマーク/スティーヴンはレイラと共にアメミットの墓に乗り込むが、人間を貪り食うモンスターの襲撃を受ける。このモンスターが実際に人間を喰う姿は絶妙に見えないが、今にも襲われそうな位置にいるレイラの怯え具合と、生々しく音を立てて人間を堪能しているその描写は、子どもが観たらトラウマレベルのホラーサスペンス感。「ムーンナイト」は、毎話背筋がゾッとする描写をMCUドラマでできるギリギリのラインを攻めているようで面白い。そんな『インディ・ジョーンズ』『ハムナプトラ』を彷彿とさせる、エジプト神話が絡んだ冒険活劇的な前半を経て、何といっても今回のハイライトは物語終盤の精神世界。アーサー・ハロウに撃たれたマーク/スティーヴンが目を覚ますと精神科病棟と思われる場所に。これまで登場した人物が全て精神科の医師、看護師、患者などで登場!最初はあまりの急展開に、もしかして今までの話は全部マーク/スティーヴンの頭の中で描かれたものだったのか…?と思うほどだが、それはどうやら違う。あれだけ犬猿の仲だった、マークとスティーヴンが再会できたことで抱き合うシーンは、ブロマンス的に嬉しい展開だがよく考えるとあり得ない展開なので現実世界ではないことがわかる(自分自身を抱きしめると言う意味で、マーク/スティーヴンが持つ自己への葛藤に思いを馳せるととても素敵なシーンでもある)。スティーヴンが閉じ込められていた棺とは別に、もう一つ誰かが閉じ込められた棺が描かれていたので、おそらく原作で登場するもう一人の人格ジェイクの伏線と思われる。残り2話のところでジェイクの伏線を出しつつ、最後にダメ押しで登場した謎の青いカバは誰なのか!?カバはスティーヴンが博物館のショップ店員の時にぬいぐるみで登場したが、青いカバはエジプトで幸せを呼ぶとされているそうだ。今回のカバはタウエレトというエジプトの家庭と出産を司る神とのこと。撃たれたマーク/スティーヴンが復活の鍵を握りそうだが、果たしてレイラはどうなったのか?コンスは閉じ込められたままなのか?残り2話で本当に終わるのかと思うレベルの展開になっており、来週配信の新エピソードが待ち遠しい。(キャサリン/Catherine)
2022年04月22日高橋ひかる主演、現実とゲームの世界が交錯するノンストップ・ラブコメディ「村井の恋」。この度、本作に森崎ウィンが出演することが分かった。第4話より登場する。『レディ・プレイヤー1』や『蜜蜂と遠雷』などに出演した森崎さんが本作で演じるのは、教師・田中(高橋さん)の兄である真雄。元ヤンキーの警察官であり、普段は好青年の振る舞いをするものの、妹想いなあまり、ひとたび妹のこととなると冷静さを欠く面を持ち合わせている。そしてある日真雄は、自身の妹へ猪突猛進に恋心をぶつける高校生・村井(宮世琉弥)に遭遇してしまうことに。「純粋にいち視聴者として出来上がりが楽しみな作品」と脚本を読んだ印象を明かした森崎さんは、「ラブコメ要素だけではなく、ヒューマンドラマの側面も持ち合わせている『村井の恋』が僕はすごく好きです。キュンキュンさせてくれたり、ほんわかさせてくれたり、色んな感情を揺さぶってくれるんじゃないかと思っています」とコメント。演じるキャラクターについては「田中真雄くんは妹がすごく好きなのですが、その理由に僕は心をきゅっと掴まれました! その理由が描かれるシーン、ぜひ注目していただきたいです。実は、僕も弟がいるんですけど、真雄くんのようないい兄ではないので(笑)、僕自身も憧れる“兄貴”の一人だなと感じました。なので、真雄くんの姿を借りて、普段言えないようなことも、リアルな森崎ウィンとリンクさせながら言えていけたらなと思っています!」と意気込みを語っている。ドラマストリーム「村井の恋」は毎週火曜日深夜24時58分~TBSにて放送。※Paravi&U-NEXTにて地上波放送の1週間前、毎週火曜正午に先行有料配信※地上波放送後、TVer&TBS FREE&GYAO!にて無料1週間見逃し配信(cinemacafe.net)
2022年04月11日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。仕事はお金のためにするのか、喜んでくれるお客様のためにするのか。気持ちの持ちようで仕事に対する姿勢は大きく変わるだろう。2022年4月5日の夜10時から始まった新ドラマ『正直不動産』。山下智久演じる主人公・永瀬財地は不動産仲介でトップの成績を誇る営業マンだが、契約を取るために息を吐くように嘘をつく。そんな彼がある日、お客様の土地にあった謎の祠(ほこら)を破壊したことで『嘘がつけなくなってしまう祟(たた)り』にあうのだ。嘘をつけないとなると契約上、客の不利になる事実まですべてを明かすことになってしまう。これでは契約が取れなくなってしまうと焦る永瀬だが、この『正直者になる』祟りは吉と出るのか凶と出るのか。普段心の中でつぶやいていた皮肉も溢れ出す主人公に職場の人間関係はどうなるのか?クスッと笑いながら楽しめるお仕事ドラマの見どころをピックアップ。3年ぶりの主演ドラマ、山下智久のコミカルな演技が光る山下智久と言えば、過去には『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)や『プロポーズ大作戦』(フジテレビ系)など数々のヒット作を生み出してきた。そんな山下が『インハンド』(TBS系)以来、3年ぶりとなる主演を務める。いつもは感情表現の少ないクールな演技が特徴的だが、今回演じる永瀬も淡々と不動産契約を進める姿がなんともスマートでかっこいい。医師やお坊さんの役も似合うがサラリーマン役の山下智久も貴重である。そして、祟りのせいで嘘をつこうとすると心の声が口から溢れるように出てしまう難しいコミカルな演技も見事に演じて見せた。第1話冒頭から、プレイボーイな一面と共に鍛え上げられた裸体に女性とのキスシーンにはSNSでも動揺が広がり、初回の掴みとしてはなかなかのものだったと思う。10年ぶりの山﨑努との共演が熱いそして第1話でさらに話題となったのは、スペシャルゲストである、山﨑努との共演。山﨑と山下は過去に、『クロサギ』(TBS系)、『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』(TBS系)で共演していた。山下が「今僕が演技の仕事をできているのは努さんのおかげです」というほど、山﨑を慕っていることもあり、ドラマで再び二人の姿を見られることに目頭が熱くなるものがある。さらに印象的だったのは、ドラマ最後の、このかけあいだ。「儲からないのになんで50年も菓子作ってるのかって聞いたな。俺の菓子食うとみんな幸せそうな顔する、だから続けられた」「それは一円にもなりませんね」「でも仕事っていうのはそういうもんだ」正直不動産ーより引用契約のために嘘をついて仕事をしていた永瀬が正直になり客と向き合う。我々は何のために仕事をするのか、客を喜ばせるためではないのか、この二人の会話がこのドラマ最大のテーマなのかもしれない。タメになる!不動産知識も盛りだくさんストーリーももちろん面白い上に、サブリース契約や激安賃貸物件に潜む罠など、タメになる不動産知識が織り交ぜられたこのドラマ。サブリース契約は不動産側が相手に良い情報だけを伝え、途中解約が可能なことは伝えずに契約を結ぶ。条件が悪くなったらいつでもオーナーを見捨てることができる仕組みになっているのだ。そんな契約書の小さな注釈にも気をつけなければならない。一方で劇中で登場する激安賃貸物件の理由は、住居者に嫌がらせをして短期間で追い出すオーナーが原因だった。追い出す目的は敷金礼金。入れ替わりのたびに新しい入居者から敷金礼金を受け取ることでおいしい思いをしていたのである。私たちが物件選びをする際にも気をつけておきたい情報を得ることができるのもこのドラマの見どころだろう。これから不動産に行く機会があれば是非とも参考にしたい知識ばかりだ。「正直者」な営業マンが結果的に信頼を勝ち取る契約を進めるにあたり嘘がつけないことに焦る永瀬だったが、正直に話したことにより、包み隠さない姿が逆に客の信頼を得ることができたのだ。大きな買い物をする際、やはり信頼できる人にお任せしたいというのが人間の真理だろう。良い情報も悪い情報も正直に伝えることで結果的に信頼され契約に至ることとなった。これが本当の『契約』ではないだろうか。当初は契約することしか頭になかった永瀬は祟りを機に今後、少しずつ代わり始めるかもしれない。正直者になった永瀬の行く末、これからのストーリー展開に期待である。[文・構成/grape編集部]
2022年04月11日《text:キャサリン/Catherine》好評な滑り出しだった第1話以上にオスカー・アイザックの魅力が炸裂しまくる第2話。明かされる謎とより深まる謎に来週の第3話まで待ちきれない展開になっている。第1話終了間際に登場したもう一人の自分がいったい誰なのかという謎に迫る第2話。博物館で、映画『ナイトミュージアム』を彷彿させるレベルで大暴れしてクビになってしまった主人公スティーヴンが、もう一人の自分マークと対峙するシーンの数々が、コメディありサスペンスありで全く新しい展開へと進んでいく面白さに今回も釘付け!ストーリーはあくまでスティーヴン視点で進行するからこそ、視聴者も感情移入しやすい構成になっていることも面白い。何も知らずに、ただただ巻き込まれてしまうスティーヴンが感じる謎は、視聴者も感じる謎として描かれる。月の神コンスおよびマークの目的、なぜか周りの人には見えていない怪物、2話目でもやっぱり思想がヤバイ奴だったイーサン・ホーク演じるヴィラン、いきなり出てきた妻だと名乗るレイラと言う女性…残り4話でどう展開するのか楽しみだ。スティーヴン視点だと、ちょっとドタバタコメディ感があり、マーク視点だとホラーサスペンス感があり、その緩急つけたストーリー展開であっという間に進んでしまうのも、この作品の特徴かもしれない。オスカー・アイザックが一人二役で演じるスティーブンとマークの関係は、ボケとツッコミのようでもあり新たなブロマンスが誕生しそうな勢いだ。なかでも今回のハイライトはやはりスティーヴンが“スーツ”を着て「Mr.ナイト」になるシーン!お決まりのヒーローっぽい着地をしつつもずっこけてしまうし、(現段階では)見た目のオシャレさ以外は特に何もなさそうなヘッポコヒーロー感があるのがなんともキュート。マークに身体を奪われたスティーヴンは次回どうなってしまうのか、エジプトの風景がラストカットだったが果たして現実なのか夢なのか…今から来週が待ちきれない。(キャサリン/Catherine)
2022年04月08日「ヤバイママ友の話」第4話。「ねぇ…なんで私んち知ってんの?」。住所を教えていないのに、勝手に家を訪ねてくるママ友の異常行動。あまりの不気味さに、ひとりでは抱えきれなくなり……。「ヤバイママ友の話」第4話 共通の友人に相談することを決意するが、「私以外のママ友全員がグルだったら……?」と疑心暗鬼になるナギサ。 最悪の可能性も想定しながら、おそるおそる彼女のことを聞きだしてみると……。 次回、次々と発覚していくママ友の奇行にドン引き……! 著者:マンガ家・イラストレーター ババレオ
2022年04月08日Twitterで人気ドラマの感想をつづり注目を集める、まっち棒(@ma_dr__817125)さんのドラマコラム。2022年1月スタートのテレビドラマ『妻、小学生になる。』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。人は失くしたものばかり見てしまう。それは、失ってからその大事さに気づくからなのだろうか。しかし本当に見つめるべきものは、すぐそばにあるのだ。最終回前編となる第9話は、再び消えてしまった貴恵(石田ゆり子)と残された人々が選ぶこれからが描かれる。万理華を取り戻した千嘉その一方で…あの日から万理華(毎田暖乃)は、貴恵としての万理華のことをずっと見ていた。明るくて、元気で、皆に人気な万理華。夢の中で、そんな自分が『ママの理想』と思い込んで…。「誰も万理華のこと見えていない」とは、人格が浮遊して周りから見えないということであるが、生きていながらも誰も自分のことを見てくれる人がいないという意味もあると思う。「自分は必要ない」と思い詰めて、消えたいと願ってしまったのだ。でも、今は違う。ずっと素直になれなかった千嘉(吉田羊)だったが、真っ直ぐ、大切な万理華の目を見て謝る。そんな千嘉を見て、万理華はその小さな身体でそっと抱きしめた。一方、貴恵を失った圭介(堤真一)と麻衣(蒔田彩珠)。うちのママは10年前に死んだ。それからお父さんと私は、ゾンビになった。これは第1話で語られた麻衣のモノローグ。そこに、新たな言葉が加わった。10年後、ママは帰ってきた。小学生の姿で。止まったままの10年が再び動き出し、新しく色づき始めた生活。なのに、『ママはまた消えてしまった』。同じ家にいるだけの、心もバラバラのすれ違いの生活に逆戻りした。そんな二人を守屋(森田智望)や蓮司(杉野遥亮)は気にかける。連絡の取れない麻衣を心配し、蓮司は新島家を訪れるも、麻衣は一人になりたいと帰してしまう。友利(神木隆之介)も心にはぽっかりと穴が空いたままだ。遺してきた大切な人達に最後の別れをする貴恵一方の貴恵はまだ成仏できていなかった。声が届かないと分かっていながら、遺してきてしまった大切な人達に最後のお別れをしていた。ある日、貴恵は漫画を描き終えた友利のもとへ来ていた。友利が心配でこちらも成仏できていなかった吉原(かたまり/空気階段)と共に完成した漫画を読む。自信満々で、でもどこか不安気な友利の横で、貴恵は一人、確かな友利の成長を感じていた。自分の力で、逃げ続けた現実に一歩踏み出した、たった一人の大切な弟に、貴恵は別れを告げるのだった。貴恵は千嘉と万理華にも会いにきた。千嘉は、頼りにしていた貴恵に何もしてあげられなかったことを悔やんでいるようだった。しかし貴恵の表情は暖かい。貴恵の望みは見返りなんかではない。今、万理華とこうして向き合っていることが何よりの望みなのだと思う。貴恵の言葉はいつも周りを包んでくれる。周りをポンコツにするなんていわれてしまうのは、そんな貴恵のことをみんなが頼りにしているからなのだ。圭介は家で一人、貴恵の言葉を思い出す。俯いた時には顔をあげてと頬を包んでくれる大切な人の声。「失ったものを見つめて、死ぬまで過ごすの?」夢から覚めた時が一番怖い。どんなにいい夢を見て幸せに浸っていても、また失う。幸せはそう長くは続かないのだ。しかしそれで全てが元通りになるわけではない…。この奇跡がもたらしたもの、貴恵が帰ってきた意味を考える圭介。ここにはもう、貴恵はいない。しかし圭介は、一人で歩み出す。自分一人の力で、そしてほんの少しの貴恵が残してくれた大切な思い出に後押しされ、進んでいく。圭介の10年間分の言葉「10年前、あの時、私、ママと一緒に消えちゃえばよかったんだよ」ご飯も食べず、部屋に引きこもる麻衣に、圭介は10年分の、言葉を。「ママがいなくても、二人で一緒に生きていく道を探さなきゃいけなかったんだ」圭介は貴恵が亡くなってからというもの、麻衣と向き合うことすらずっと逃げ続けてきた。麻衣をゾンビにさせたのは圭介なのだ。時間を止めたのは死ではなく、生きながらにして『生きること』を諦めてしまった圭介だ。でもこれからは違う。「これからは、なくしたものじゃなく、ママがくれたものを見つめて、生きていかないか?」麻衣が大人になりきれなかったのは、ずっと甘えられず、泣きたくても泣けずに、10歳で時は止まっていたからなのだと思う。そして麻衣はドアを開ける。10年間、閉じ切ったままだった心が開く。圭介はやっと貴恵が帰ってきた意味に気づけたのだ。失ったものをいつまでも見つめるだけじゃなく、これから生きていく世界を…。そして周りの人に向き合い、前に進むことの方がずっと大事だということを。貴恵を救った、万理華の言葉貴恵は、あの公園でお迎えの時を待っていた。もう十分わがままして、皆とはお別れしたから、もう思い残すことはない。そんな貴恵の前に、万理華は現れた。「会いたいって思うのは、わがままなんかじゃないよ」真っ直ぐな万理華の言葉に、貴恵の本音が溢れる。「もう一度だけでいいから、会いたいよ。家族に会いたい」万理華の優しい手が、涙で濡れた貴恵の頬を包む。あの時、貴恵がひとりぼっちの万理華を優しく包んだように。もうこの世に未練はない、そう思って別れを告げたが、貴恵は本当のさよならをできていなかった。伝えたいことも言えずに、もう一度会いたいって思う気持ちを殺してまで。そんな貴恵を救うのは、万理華なのだ。この奇跡は万理華にも大きなものをもたらした。会いたいと思う気持ちを一歩踏み出す力を大切にすること…。誰よりも優しい貴恵と万理華が周りを救い、そしてお互いを助け合う。新島家の物語だけじゃない。白石家の物語でもあり、そして見ている私たちへ向けた物語。今話と来週の2回続いての最終章としたことは、この物語が紡がれる意味としても非常に大きかったと思う。次週、ついに『妻、小学生になる。』は注目の最終回を迎える。妻、小学生になる。/TBS系で毎週金曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年03月24日ABEMAの恋愛番組「彼とオオカミちゃんには騙されない」第4話が3月13日に配信。現時点で最も気になる相手に告白する運命の“中間告白”が行われ、MC陣も感動し興奮しながら見守っていた。今回、メンバーがアトリエへ向かうと、赤い手紙とお守りを持ったオオカミ人形が置かれていた。手紙には、女性メンバーが現時点で最も気になる相手にいまの想いと、オオカミちゃんではないことを伝える“NOTオオカミ宣言”をする中間告白を行うこと、まもなく視聴者による“オオカミちゃん投票”が締め切られる旨が記載されていた。同番組では、視聴者がオオカミちゃんを予想する「オオカミちゃん投票」で最多票を集めた女性メンバーは、脱落しなければならないというルールが設けられており、この締切は、中間告白が行われる第4話の配信終了後だという。男性メンバーには、脱落してほしくない女性メンバーに贈るお守りを配布。レオは、メンバー全員の前でゆなに「お守りだし、1秒でも長く持っておいて」と渡した。また、前回終盤で“月LINE”を使ったゆうきは、ユリホを誘い出し、手作りのフルーツサンドをプレゼント。良いムードになったところで「ショーンよりユリホのこと好きな気持ちは俺の方が大きいし、待ってるよ」と真っ直ぐな気持ちを伝え、お守りを渡した。さらに、作業を進めるゆなの元にレオがやってくると、「例え何百人ってゆなのこと疑う人がいたとしても、俺はその何百人分よりもっと、ゆなのこと信じてる」「俺はゆなが負けそうな時はいつでも寄り添ってあげたい」と伝えると、ゆなは涙し「一番かけてほしい言葉だったの」と打ち明けた。そんな2人のやりとりに視聴者も「少女漫画みたいで最高」「一途すぎて泣ける」と反響が。一方、YUNAは第3話で発動した“月LINE”でショーンとデートへ。以前、ふいにされた「アーン」からショーンのことが気になっていたYUNA。レストランにやって来た2人は、テラス席で夜景を眺めながら、スイーツを堪能。「太陽LINEを使う考えはなかった?」とショーンが尋ねると、YUNAは「うん。私あんまり悩んでないから」とキッパリと伝え、またこの日はバレンタインということもあり、チョコレートをプレゼント。ショーンは大喜びし、その様子を照れながら見つめるYUNAにMCの滝沢カレンも「可愛いな~」とキュンとしていた様子。そして帰り道、YUNAはショーンのスマホでハングル文字を打つ。翻訳すると「私はもうあなたを友達だと思いません」と書かれており、YUNAは「お互いに友達なの?って話してたよね。私は、もう思ってないよ」と目を見つめながらアピール。そしてついに、中間告白を迎えるメンバーたち。SASUKEを太陽LINEデートに誘い、気になっていると伝えていたまゆは、中間告白でもSASUKEを呼び出し「はじめましての時から気になる存在で、もっと知りたいなって思う存在でした」と伝え、はにかむまゆの様子にスタジオからも「カワイイ!」の声が寄せられた。同じくSASUKEに想いを寄せながらも、レオからアプローチを受け、気持ちが揺れ動いていたゆなは、SASUKEを呼び出した。また、YUNAはショーンを呼び出し、混乱している気持ちを伝えながらも「ショーンしか見えない」とこちらもまっすぐ伝えた。ゆうきとショーンの間で揺れていたユリホも、ショーンを呼び出し「私の事考えてほしいな」と気持ちが固まった様子。第一印象では、ユリホが気になっていたショーンが応えたのはYUNA。実は、YUNAは中間告白直前に“月LINE”でショーンからお守りをもらっていたのだ。一途な想いがもたらした意外な展開に、スタジオメンバーも「最高!気持ちって伝わるんだ」(横澤夏子)、「ほんとこの2人推せる!」(飯豊まりえ)と大興奮。次回、第5話。中間告白を終え、オオカミちゃんは宿命である脱落が近づいてくる。YUNAは中間告白でショーンと成立したばかりだが、「落ちた時、残された人はどうする?」と自分が脱落したときのことを考えていた。また、ゆうきはゆなに「レオは今どう映ってる?ゆなの中で」と尋ねると、「分からなくない?何が起こるか」と意味深な表情…。そして、せいなが赤い封筒から手紙を取り出すと、驚くことが書かれおり、ゆなは「もう無理なんじゃん…」と号泣してしまう。新しい恋の矢印が動き出すと同時に、波乱も巻き起こりそうだ。「彼とオオカミちゃんには騙されない」第5話は3月20日(日)22時~ABEMAにて配信。(cinemacafe.net)
2022年03月20日【看護学校の友人に彼氏とられた話 第4話】同じ看護学校に通うクラスのキラキラ女子・トシエからイヤミを言われる日々を送るアオイ。ある日、隣のクラスのイケメン・タクヤに話しかけられたことでさらにトシエから目をつけられるように……。女のドロ沼恋愛体験がここに!ライブドアブログ公式ブロガーのイルカさんがフォロワーさんの体験を描いたマンガをご紹介します。 看護学校の友人に彼氏とられた話 第4話 トシエの嫌がらせをバイト先の店長に相談すると、店長はトシエを分析。 「話題の中心じゃなきゃ嫌、自分が注目されないと嫌、男にチヤホヤされないと嫌そんな女や!」 店長の言葉に、トシエの嫌な本性を再確認したアオイ。タクヤにもその本性を暴露してやりたいと思いつつ、トシエのグイグイアプローチにまんざらでもない……なんならトシエを意識しはじめちゃっている様子のタクヤに何も言えないアオイなのでした。 イルカさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター イルカウミ君(1歳)のママで、ライブドアブログ公式ブロガーとして育児マンガや体験談マンガを連載中!
2022年03月03日「児童館で知り合ったママがプチストーカーになった話」第4話。スーパーについてきて、まるさんが使っている洗濯洗剤を聞いて、同じものを買うゆかちゃんママ。ますます、ゆかちゃんママへの苦手意識が強まります。その場を立ち去ろうした際、ゆかちゃんママに、「明日も児童館で♡」と言われてしまいます。行くかどうか、明日にならないと分からないと答えるまるさん。しかし、翌日、ゆかちゃんママがびっくりする行動を! これにはまるさんも怒りを覚えたのでした。ゆかちゃんママはいったい、何を……!? 「児童館で知り合ったママがプチストーカーになった話」第4話 明日にならないと行くかどうかわからないと伝えるまるさんですが、 「行くなら午前中ですか!? 私も明日午前中に行きますね!」 とゆかちゃんママ。 翌日、まるさんはあえて午後に児童館へ行きました。すると職員さんから、ゆかちゃんママから預かった、というまるさんへの伝言を受けます。 「約束したから午前中に来た」 はぁぁぁ!?約束なんてしてないけど!? とうとう怒りが込み上げるまるさんでした。 次回、怒りが一瞬にして恐怖へと変わる話を、職員さんから聞かされます……。 著者:マンガ家・イラストレーター まる超個性的な息子を育てるアラフォー母です。インスタで息子との日々やびっくり体験日記などを綴っています。
2022年02月17日