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静岡市に拠点を置く老舗印刷会社 有限会社飯塚印刷が70年以上の技術と想いを注ぎ、誕生させたパーソナライズ絵本ブランドMY STELLA(マイステラ)は、4月2日「国際子どもの本の日」にあわせ、「国際子どもの本の日 & 入園入学お祝いキャンペーン」を2025年4月2日(水)から4月13日(日)までの期間限定で実施しております。「国際子どもの本の日」に発信する、親子へのメッセージ4月2日は「国際子どもの本の日」。世界中の子どもたちが本を通して心を育み、豊かに生きる力を得ることを願うこの日に、パーソナライズ絵本ブランド「MY STELLA(マイステラ)」が発信するのは、“子どもが自分をもっと好きになれる”絵本のかたち。印刷のプロフェッショナルがつくる“世界に一冊だけの物語”には、自己肯定感・家族の絆・ギフトの温もりが詰まっています。◆子どもたちが「自分を好きになる」ための絵本をMY STELLA(マイステラ)は、静岡市に拠点を置く老舗印刷会社が70年以上の技術と想いを注ぎ、誕生させたパーソナライズ絵本ブランドです。「キミがキミを好きになる、キミだけのミライ」をコンセプトに、子どもたちの自己肯定感を育み、自分らしさを誇れる未来のための絵本を届けています。この絵本の魅力は、子どもの名前が単に登場するだけではありません。名前・誕生日・髪型・髪色・肌の色・家族構成・メッセージなど、たくさんのパーソナライズ要素が物語の中に溶け込み、読み進めるほどに「これは私だけの物語」と感じる喜びが広がります。特に「さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう」では、世界初、主人公だけでなく、パパやママ、兄弟姉妹、愛犬や愛猫といった「家族全員」も物語に登場し、一緒に冒険を楽しめることが大きな特徴です。プロがつくる高品質なストーリーとイラストに、子どもと家族の個性を自然に溶け込ませることで、温かさと品質を両立させています。これこそが、一生の宝物となる絵本の魅力です。◆家族の時間を豊かにする、世界にひとつだけの特別な絵本MY STELLAの絵本は、単なる読み物ではなく、家族との大切な時間を創り出す体験です。デジタル時代だからこそ価値がある、肌の温もりを感じながら一緒に過ごす読書の時間。パパやママの声で読み聞かせる物語は、子どもの心に深く刻まれていきます。「ようこそ うつくしいせかいへ」では、生まれたばかりの赤ちゃんへの想いや祝福を込め、この世界の美しさを伝える感動的なストーリー。「さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう」では、家族全員で冒険しながら、あちこちに隠れた仕掛けを一緒に探す楽しさがあります。どちらも、親子で対話しながら読み進める中で、絆が深まり、かけがえのない思い出になっていきます。また、写真ページには家族の大切な瞬間を残すことができ、子どもの成長とともに価値が増していく「未来への宝物」となります。◆代表的な2作品のご紹介【1】ようこそ うつくしいせかいへ対象:0~3歳/出産祝い・初誕生日などに最適“この世界に生まれた奇跡”を祝福するファーストブック。案内人とともに世界の美しさを巡る、感動のストーリー。【2】さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう対象:3~7歳/誕生日や卒園祝いなどにおすすめ主人公と家族で11の不思議な国を巡る、探し絵+冒険絵本。写真4枚を入れられるアルバムページ付きで、思い出も一冊に。<国際子どもの本の日 & 入園入学お祝いキャンペーン開催中!>2025年4月2日(水)~4月13日(日)までの期間限定で、MY STELLAの絵本が15%OFFでご購入いただけるキャンペーンを実施中です。対象商品: 全パーソナライズ絵本対象期間: 4月2日(水)~4月13日(日)ご購入方法: お支払い時のお客様情報入力時にクーポンコード「MYSTELLA」をご入力ください。【商品概要】『ようこそ うつくしいせかいへ』サイズ:25.8cm × 21.5cm製本:ハードカバー(糸ミシン綴じ)ページ数:本文31ページ対象年齢:0~6歳価格:6,930円(税込み)パーソナライズ要素:・物語を共に旅する案内人(ドラゴン、天狗、ロボット、ユニコーン)・お子さまらしさを表現(髪の色、目の色、お名前、その由来や想いを込めたメッセージ)・親の構成(出生時のシーンでは親の構成を選べます)・大切な思い出として(エコー写真、ベストショット、体重や生年月日、家族への感謝の言葉)『さがして!みつけて!ふしぎなせかいりょこう』サイズ:25.8cm × 21.5cm製本:ハードカバー(糸ミシン綴じ)ページ数:本文27ページ対象年齢:2~8歳価格:6,930円(税込み)パーソナライズ要素:・お子さまが主人公に:お子さまの名前や見た目(髪型・肌の色など)を設定して物語の主役に・家族も冒険の仲間に:パパ、ママ、兄弟姉妹、ペット(犬や猫)も物語に登場・心のこもったメッセージ:大切なお子さまへ、あなただけの言葉を残せるパーソナライズ機能・特別な思い出アルバム:成長の記録や家族写真を最大5枚まで追加可能※家族構成やペットの登場には一部制限があります販売方法:公式オンラインストアより注文(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2025年04月08日子どものころから温めてきたオリジナルの絵本、その物語をいつか自分の本として出版してみたい―そんな夢をお持ちではないでしょうか?もし「自分の絵本を世に出したい」という想いがあるなら、ぜひこの春、その第一歩を踏み出してみませんか。創業60年を迎えた名古屋の出版社、株式会社三恵社(さんけいしゃ)は、あなたの絵本出版の夢を応援する無料説明会「あなたの絵本出版の夢を叶えませんか? 少部数絵本出版説明会」を開催します。本説明会は、2024年度あいちサービス大賞にて最優秀賞にあたる「知事賞」を受賞した同社の少部数絵本出版サービスを記念して企画されました。絵本出版に関心のある方ならどなたでも参加可能で、出版業界の現状や三恵社独自の絵本出版サービス、「絵本の学校」や今後実施予定の無料出版キャンペーンについて、幅広い内容を分かりやすく紹介いたします。■ イベント情報イベント名称:あなたの絵本出版の夢を叶えませんか? 少部数絵本出版説明会(参加無料)日程・会場:【第1回】2025年4月19日(土)10:30~(受付開始10:00)会場:ウインクあいち 1307特別会議C室(名古屋市中村区名駅4-4-38)定員:40名【第2回】2025年5月10日(土)13:30~(受付開始13:00)会場:Sankei Lab. 3F(名古屋市北区中丸町2-35-2)定員:24名内容:出版業界の現状、三恵社の絵本出版サービス、三恵社運営の「絵本の学校」、無料出版キャンペーンのご案内参加申込URL: ■ 背景出版不況が叫ばれる中、児童書(絵本を含む)ジャンルは業界内で唯一売上が右肩上がりの成長を続けています。しかしその一方で、年間売上の上位を占めるのは発売から10年以上経つロングセラー作品ばかりで、新しい作品がなかなか生まれにくいのが現状です。また、「確実に売れる本しか出せない」という出版業界の事情もあり、才能ある新人作家でも絵本を出版する機会は極めて限られています。■ 三恵社の少部数出版サービスの特徴こうした中、三恵社では初版を少部数からスタートし、売れ行きに応じて無料で増刷することで“絶版のない絵本出版”を実現しています。この独自のサービスによって、これまで多くの新進絵本作家のデビューを支援してきました。創業以来、絵本だけでも300タイトル以上を出版し、累計発行部数は10万部を超えています。この出版サービスが評価され、2024年度「あいちサービス大賞」において最優秀賞となる「知事賞」を受賞しました。今回の受賞を機にサービスの独自性にさらに自信を深め、一人でも多くの方に絵本出版のチャンスを届けたいとの想いから、無料説明会の開催に至りました。三恵社は、本サービスを通じて地元愛知から新たな絵本作家を輩出することで地域の活性化に貢献し、また絵本作家を志す方々のセカンドキャリア支援にも寄与していきたいと考えています。■ 代表者のコメント株式会社三恵社 代表取締役社長の木全 俊輔氏は、次のように述べています。「地元作家と連携を深め、今後もサービスを拡大し、さらに多くの作品を世に送り出していきたい。愛知県を絵本であふれる地域にし、愛知県からベストセラー作家を生み出したい。」■ 会社情報会社名:株式会社三恵社(さんけいしゃ)本社所在地:〒462-0056 愛知県名古屋市北区中丸町2-24-1代表者:代表取締役社長 木全 俊輔(きまた しゅんすけ)設立:1963年(昭和38年)事業内容:出版業(書籍・絵本等の企画・編集・発行)URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年04月02日企画展「ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」が、2025年3月22日(土)から5月18日(日)まで、千葉市美術館にて開催される。世界最大規模の絵本原画コンクール、受賞作品が集結「ブラチスラバ世界絵本原画展」(略称BIB=Biennial of Illustrations Bratislava)は、スロバキアの首都ブラチスラバで2年ごとに開催される大規模な絵本原画コンクール。子どもの本のイラストレーションが対象で、1カ国から最大15人の画家のみがエントリーできる。企画展「ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」では、そんなBIBの2023年10月から12月に行われた、第29回展の作品が集結。参加した36か国、275名による355冊の絵本、総計2,072点の原画の中から、国際審査を経て選ばれた受賞作品と、日本代表として選出された10組の作家の作品を展示する。世界各国の多彩な受賞作品見どころは、チリ、スイス、スペインなど多様な国の受賞作品。グランプリを獲得したパロマ・バルディビアの《問いかけの本》や、それに次ぐ金のりんご賞を受賞したスペインのアーティスト、ダニ・トゥレンの《一等車の旅》など、作家性や地域性が際立つ作品を、「IMAGINATION」「IDENTITY」「INNER JOURNEY」という3つのキーワードに沿って展示する。日本作家の絵本原画また、日本からエントリーした初参加からベテランまで10組の作家による作品も目にすることができる。たとえば、カエルや鳥、蝶などが華やかな色彩で描かれた、きくちちきの《ともだちのいろ》、少女が海辺のアトリエで過ごす日々を描いた堀川理万子の《海のアトリエ》、シベリアの原生林を流れるビギン川の旅を描いたあべ弘士の《よあけ》など。さらに荒井良二、ザ・キャビンカンパニー、junaidaらによる出品作品の原画のほか、制作過程を物語るラフスケッチや草稿、各作家のエピソードも紹介していく。これまでを振り返るBIB特集このほか、これまで千葉市美術館で10回にわたり開催してきたBIBの企画展の特集として、過去20年の間に受賞した作品の絵本も展示される。【詳細】展覧会「ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード」開催日程:2025年3月22日(土)〜5月18日(日)休館日:4月7日(月)、14日(月)、21日(月)、28日(月)、5月7日(水)、12日(月)時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで。入場受付は閉館の30分前まで。)会場:千葉市美術館住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8料金:一般 1,200(960)円、大学生 700(560)円、小・中・高校生 無料※障害者手帳の所持者とその介護者1名は無料。※( )内は前売り、千葉市内在住65歳以上の料金。※前売券は千葉市美術館ミュージアム ショップ、ローソンチケット(Lコード:34285)、セブンイレブン(セブンチケット)、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口にて11月15日まで販売(11月16日以降は当日券販売)。※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額。※本展チケットで7階「ノックノック!千葉市美術館をたのしむ4つの扉」、5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」の観覧可能。◾️第1部出品作家(BIB2023 受賞作家)パロマ・バルディビア、アテネ・バヤーレ=バブチュカ、チン シンルー、マエヴァ・ルブリ、マヤ・シュレイフェル、ダニ・トゥレン、アナ・クーニャ、ルツィエ・ルチャンスカー、サンナ・ペッ リチオーニ、ヤーン・ロームス、ヴェンディ・ベルニッチ、サゲジョル出版社、タラブックス、ナダ・セラフィモビッチ、スィモナ・スマタナ、オンドレイ・ズィムカ◾️第2部出品作家(BIB2023 日本代表作家)あべ弘士、荒井良二、石川えりこ、きくちちき、齋藤槙、ザ・キャビンカンパニー、junaida、たじまゆきひこ、堀川理万子、桃山鈴子【問い合わせ先】千葉市美術館TEL:043-221-2311 (代表)
2025年03月22日海外絵本を翻訳・刊行する出版社のアチェロ(滋賀県大津市)は、自社ウェブサイトのオープンを記念して、3月14日~4月6日にかけてメルマガ登録キャンペーンを行います。登録いただいた方のなかから抽選で15名様に自社の絵本をプレゼント。アチェロは、イタリア・オランダ・フランスを中心に海外の選りすぐりの絵本を翻訳・刊行する出版社です。世界中の絵本を「読む、つくる、広める」機会を提供することをミッションに、厳選した世界中の素晴らしい絵本を滋賀県から全国へ届けています。アチェロは2020年に制作会社として創業して以来、150冊以上の絵本に携わってきました。その経験を活かし、2024年からは自社でも出版事業を始め、妥協しない美しい作品づくりを支持していただいています。そこでこの度、弊社の本をよりお買い求めいただきやすく、読みたい本を選んでいただきやすくするために、自社ウェブサイトを開設することとなりました。この機会に、よりたくさんの方にアチェロの絵本やサービスを知っていただくため、ウェブサイトよりメールマガジンをご登録いただいた方のなかから、抽選で15名様に、お好きな弊社の絵本を1冊プレゼントいたします。お目当ての作品がある方はもちろん、「アチェロってどんな絵本作ってるの?」と興味をお持ちいただいた方も、ぜひ奮ってご応募ください。たくさんのご参加をお待ちしております。Instagramでもキャンペーン情報をお知らせ中@acero.publishingアチェロのウェブサイトはこちら翻訳絵本の制作・出版 アチェロ | ACERO publishing: キャンペーンの詳細期間中にメールマガジンをご登録いただいた方のなかから抽選で15名様に、アチェロで刊行中のどの絵本にもご利用いただける「絵本1冊無料クーポン(送料無料)」をプレゼント!!<応募期間>2025年3月14日(金)~ 2025年4月6日(日)<応募方法>下のキャンペーンページからメールマガジンにご登録ください 。 <当選発表>4月中旬・当選者の発表は、当選メールの送信をもって代えさせていただきます。電話やメールでのお問い合せにはお答えできませんので、ご了承ください。・当選者のお名前、住所などは一切公表いたしません。<注意事項>本キャンペーンのご応募は、日本在住の方限定とさせていただきます。会社概要商号:アチェロ代表者:田村由記子所在地:滋賀県大津市桜野町1-20-21事業内容: 翻訳絵本の制作・出版URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2025年03月14日文:八木 奈々写真:後藤 祐樹絵本は子供のためのもの? いいえ、そんなことありません。心細いとき、もやもやが晴れないとき、アイデアのヒントが欲しいとき、誰かに叱ってほしいとき、絵本はいつでも私たちの味方です。ひらがなが多く、読みづらさもあるかもしれません。でも、思い出してみてください。子供の頃の私たちの頭の中は大人になった今よりもずっとアイデアにあふれ、好奇心の赴くままにページをめくり、温かい物語に包まれて眠りについていたはず……。もう一度、なんの疑いも持たずに絵本の世界に身を委ねて、大人になった私たちだからこそ感じることができるメッセージを受け取ってみませんか。今回は、絵本作家さんの個展やトークショーに足を運ぶほど絵本好きな私が密かにお守りにしている3作品をご紹介させていただきます。1. スーザン・バーレイ/作.絵 小川仁央/訳『わすれられないおくりもの』このタイトルとこの装丁。見覚えのある方も多いのではないでしょうか。賢くて、頼りになるアナグマが、ひとり長いトンネルの向こうに旅立つところから始まるこの物語。悲しみに暮れる森の動物たちはそれを紛らわすように、冬の間アナグマの思い出をそれぞれ語り合います。居なくなってから気づく身近にあったものの大切さ、知らず知らずのうちに残してくれていた宝物。それらはその場に居るみんなの心を温め、そして春が来る頃には……。いなくても、いる。心を灯す大切なあの人を思い出させてくれるとても温かい物語です。子供にも分かるような簡単な言葉で語られていくからこそ胸に響くものがあります。可愛い絵の中にある目には見えないメロディー。描かれる冬から春の一連の流れもとても美しく、私はこの物語を涙なしで読了できたことは一度もありません。幼い頃にこの本を読んで、母に“いなくならないでね”“大好きだよ”とひどく泣きついた記憶があります。きっと私だけじゃないはず……。いつか出会う大切な人に贈りたい一冊です。2. 斎藤倫.うきまる/作 吉田尚令/絵『はるとあき』装丁の可愛さが目を引くこの一冊。決して出会えない“春”と“秋”の手紙のやりとりを描いた物語。秋ってどんな子? と冬に聞けば“あたたかい”と言い、夏に聞けば“つめたい”と言う。全然違うじゃない。自分でちゃんと確かめたい……でも、出会うことはできない。「じゃあ手紙を書こう、桜の花びらを添えて。」好きなものが一緒だったり、考えていることが似ていたり、生まれも育ちも違うはずなのになんだか似ている。素敵な物を見つけたときにあの子が好きそうだなと思い出せる人がいるのってなんて幸せなことなんでしょうか。たとえ会えなくても、心の中に存在しているだけで、自分を肯定してくれる人。その人をより大切にしたくなる物語です。詩人でもある作者の言葉と柔らかく描かれる自然の絵が心に残る一冊でした。余談ですが私自身、吉田さんの絵が好きで個展にお邪魔したことがあります。とても丁寧な方なのはもちろん、目の前で描かれる生の絵が素晴らしすぎたので、もしタイミングありましたらみなさまも、ぜひ。3. ショーン・タン/作.絵 岸本佐知子/訳『セミ』あなたが住んでいるその世界は胸を張って正常だと言えますか?人間と共にオフィスで働く“セミ”は17年間欠勤なし、ミスもなし。誰からも認められず、愛されず、立派な家もなく、ただただデータを入力をする日々。17年間、コツコツと……。同僚たちは見下して叩いて蹴って馬鹿にしてきます。上司は見て見ぬふりどころか、こき使いっぱなし。そんなセミが退職することになっても、もちろん誰も何も言いません。最後の仕事を丁寧に終えたセミはその足でビルの屋上へ向かいます。……誰の心にも残る、“静かで過激な”問題作。世間の歪んだ部分を見えないふりして、なんてことない顔で過ごしている人間の姿は、ときどき理解し難いものがあります。だからといって“セミ”になりたいわけではない……、いや、この作品を読んだらなりたくなるかもしれません。セミが可哀想な物語のように思えるけれど、置かれている状況に気づかない私たち人間のほうがずっと哀れだというメッセージを私はこの作品から受け取りました。美しくて悲しい絵の説得力。無機質にも感じられる反面、ひどく愛嬌のある鳴き声……。絶望にも希望にも感じられました。苦味の残る読後感でしたが、また読みたい、また読んであげたい、そう思ってしまいました。この物語に出会ってから、“セミ”は私の大切な心の友達です。■励まし、鼓舞し、叱ってくれるあなたのための絵本を見つけて子供のためではなく自分のために読む絵本。優しく励ましてくれるのも、鼓舞し勇気をくれるのも、ときにあのときと同じように叱ってくれるのさえも、“絵本”なのかもしれません。いつかの自分のために、お守りのような一冊をみつけて本棚に置いてみてはいかがでしょうか。
2025年02月28日もしも子どもたちが自分を主人公にした絵本が簡単に作れたら? それを実現できるのが、絵本作成サービス「はじまりはじまり」。パレットクラウド株式会社と大阪ガス株式会社が連携して開された最新の生成AIサービスを活用したサービスです。「はじまりはじまり」は、音声によるサポートやかわいいキャラクターを用いた設計が特徴。どこが好き? 何をする? 何が好き? という3つの問いに対して出てくる選択肢(言葉)の中から、子どもが自由に選ぶだけでOK。少し待つと絵本が完成するので、未就学の子どもでも一人で簡単にオリジナルの絵本が作成できます。また、四季の行事や文化などをテーマにした「はじまりはじまり」オリジナルの絵本12冊(※サービス開始時)を読むことも可能で、オリジナル絵本は随時追加されていく予定とのこと。「はじまりはじまり」で読んだ絵本や選んだ言葉などの情報を、1週間ごとにわかりやすく表示する機能もついていて、その利用履歴をもとに、さらに興味や関心を広げるためのおすすめの絵本や関連情報も提供してくれます。子どもたちが絵本を作ったり読んだりしながら、想像力や創造力、読解力、語彙力、発見する力などを育むことが期待できそうですね。選べるプランは4つあり、それぞれ毎月作れる絵本の冊数が違いますが、お試しにぴったりなライトプランなら、4冊の絵本を月額990円で作れます。絵本の定期購読サービスに比べて価格がお手頃なのも嬉しいポイント。気になる方はぜひ特設サイトをチェックしてみてくださいね。絵本作成サービス「はじまりはじまり」特設サイト:
2025年02月08日ChuChan×icoは、0から絵本を制作し、配信や動画内でそのまま使える絵本と映像を組み合わせたアプリの開発のため、MotionGalleryにてクラウドファンディングを開始しました。絵本アプリ開発中!クラウドファンディング プロジェクトページ(サンプルアプリ配布中) ■このプロジェクトについてYoutuberさんやVtuberさん、またそういった活動をしている方々が「朗読配信・朗読動画を制作したい!」となった時に、著作権問題から映像として公開出来ない、朗読できないといった意見を以前拝見しました。そのため、0から絵本を制作し、配信や動画内でそのまま使える絵本と映像を組み合わせたアプリを作ろうと思い立ち、本クラウドファンディングを企画いたしました。そこから「動画化・配信で利用できる絵本を作りたい!」と考え、ico×ChuChanの共同開発としてこのプロジェクトを開始するに至りました。■この絵本についてマスコットキャラクターが冒険をする形の絵本を制作予定です。通常の絵本とは違いアプリとしてSteamにて無料リリースされるため、画面キャプチャすることで配信や動画に利用できます。更に、アプリ内に実装される方々に関しましては「図鑑」ページを設けて、簡単な自己紹介を掲載いたします。リスナーさんやファンの方も楽しめて活動の宣伝にもなります。実本サンプル実本サンプル2■絵本について更に今回のクラウドファンディング限定で、発行される紙媒体の絵本としおりのリターンもご用意しております! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年02月07日こんにちは、島本薫です。吹く風もずいぶん涼しくなり、いよいよ夜の長い季節の始まりですね。今回は、暑さの残る秋の夜長にぴったりの、美しい手づくり絵本の話をお伝えしましょう。■豊かな時間と人の手が生み出した、インドの「手づくり絵本」表紙の絵は版によって異なる。初版に使われた「ドゥーマルの木」は、結婚を祝福する木だという。その本は、手にしただけで胸が震えるものでした。タイトルは『夜の木』。ずっしりした大型本で、厚みのある黒い表紙には、鮮やかな色彩で一本の木が描かれています。うねうねと流れるような曲線の木は、中央インドで暮らすゴンド族の伝統的なアート手法で描かれているのだとか。まだページをめくってもいないのに、こんなにどきどきするなんて――。とても不思議で、新鮮な感覚でした。これが、手をかけ、時間をかけてつくられた本当の「手づくり」の力なのでしょうか。扉を開ける前から、この本にかけられた豊かな時間の流れが伝わってきます。なにも急いで読むことはない。ゆったりと、心ゆくまで時間をかけて、一つひとつの絵や言葉を味わえばいい。そんな絵本との付き合い方を思い出させてくれ、自分のまわりの時間がゆっくり流れ出すのを感じます。2008年の「ボローニャ・ブックフェア」で、優れたデザインの本に贈られるラガッツィ賞を受賞し、世界中の注目を集めたこの絵本。手にしただけで静かで豊かな力が伝わってくる『夜の木』とは、どんな絵本なのでしょう。第2版の表紙の木には、リスの姿が見え隠れ。■絵本『夜の木』には、木にまつわるインドの神話的世界が美しく描かれている第3版の表紙は「12本の角のある木」。『夜の木』は、原題を “The Night Life of Trees” といい、中央インドのゴンド民族出身の3人のアーティストが、木にまつわるインドの神話的な世界を描いたものです。闇夜に光る精霊の宿る木。愛し合う木々。生き物との関わり。昼間は何も語らずそこにいる木々が、夜のしじまの中で見せる不思議な横顔と、どこか懐かしい世界の始まりの頃の物語。黒い紙の上に広がる鮮やかな木々は、大胆さと繊細さがあいまった独特の力強さを放ち、ページをめくるたびに見る者の心を引きつけて放しません。とはいえ高尚で近寄りがたいわけではなく、時に優しく時にユーモラスな語り口で、読み手の五感をゆさぶる絵本なのです。――絵本が「五感」をゆさぶる?そうなんです。絵と言葉だけではなく、ざっくりした紙の手ざわりやインクの匂いも、原初の世界を彩るのに一役買っています。この紙も、『夜の木』のためにつくられた手づくりのものなんです。第4版の「森で踊る孔雀」に使われている若草色は、日本版だけのオリジナルだという。■紙漉き・印刷・製本――すべてが手作業でつくられる『夜の木』は、すべての工程が――なんと絵本に使う紙までが、人の手でつくられています。古いコットン生地の繊維を溶かし、職人が手で漉(す)いて、自然の風で乾燥させた紙からは、なんともいえない独特の風合いが伝わってきます。黒を背景にした『夜の木』のための紙をつくるときは、原料に黒い古布だけを使い、漂白や品質調整のための化学薬品は使わないのだとか。笑いながら、おしゃべりしながら、ときには昼寝をするほどのゆとりの中でつくられた紙。この紙ができたら、次は一枚一枚、シルクスクリーンでの印刷作業です。木製のスクリーンにインクを盛って手刷りする人、刷った紙を取る人、刷った紙を乾燥棚に載せる人と、3人1組で一色ずつ色を重ねること数十回。機械を使えば一度に数十ページを印刷できるこの工程も、『夜の木』の場合、なんと1ページにつき82回も刷っては乾かすことを繰り返しているそうです。すべてのページが揃ったら、麻紐でかがり、製本です。人の手でボール紙に貼り合わされた表紙をつけて、ようやく完成。この表紙も版ごとに変えているというから、ニクイではありませんか。一冊の本ができるまでにかけられた長い時間の流れ。これも、『夜の木』に流れる悠久の時間と響き合っているのでしょう。こうしてつくられた絵本の裏表紙には、「xxxx of 2000」などのシリアルナンバー(手書きです!)がつけられ、まさに世界にひとつだけの本となって、読者のもとに届くのです。■世界中の本好きを魅了するインドの小さな出版社、タラブックス第5版の絵は「聖なる木」。2016年4月に販売を開始後、すぐに完売となった。この魅力的な本を送り出しているのは、南インドのチェンナイ(マドラス)にあるタラブックス(Tara Books)という小さな出版社です。タラブックスを立ち上げたふたりの女性編集者は、「手づくり」にこだわった本をつくろうとしていたわけではありません。その根底にあったのは、口承文化を尊ぶ多言語の国インドでは手に入らない、インドの子供のための、インドならではの本――大人の自己満足ではなく、子供が楽しめる本をつくりたいという想いでした。ハンドメイドの本が誕生したのはあくまで偶然。手漉きの紙に手印刷したサンプルページを見た外国の編集者から、「これと同じものをお願い」と言われたのがきっかけだそうです。実際、タラブックスでは機械印刷でつくられた本も多く、こちらも高い評価を得ています。手づくりの本には、手づくりならではのリスクがつきものです。職人を育てる手間も必要なら、ミスプリントもある。この日までに何千部用意してほしい、と言われても、「ごめんなさい、この本は一年待ちです」と伝えることも多いのだとか。それでも、会社を大きくして利益を上げることを優先するのではなく、互いの顔がわかる人数で、ゆっくりじっくり本をつくる選択をとってきた姿勢が、質の高い本を生み出しているのでしょう。タラブックスの本は世界中で愛され、共感を呼んでいます。日本でも『夜の木』のほか約10冊の本が翻訳出版されているほか、タラブックスの本づくりや働き方そのものに注目した本も生まれました。2017年11月からは、板橋区立美術館でタラブックスの絵本や本づくりの姿勢を紹介する展示会も開催される予定です。忙しい毎日に豊かな時間をもたらしてくれる、宝物のようなタラブックスの手づくり絵本。第5版が完売となってから一年近く経ち、2017年9月に待望の第6版が発売されることになりました。がんばっている自分へのご褒美に、大切な誰かへの贈りものに、この機会にぜひお手に取ってみてください。第6版の表紙は「蛇と大地」を描いた木に。完売必須のため、確実に手に入れたい方は書店で予約を。■『夜の木』(原題“The Night Life of Trees”)書籍・イベント情報『夜の木』(原題: “The Night Life of Trees”)著:バッジュ・シャーム、ドゥルガー・バーイー、ラーム・シン・ウルヴェーティ訳:青木恵都発行:タムラ堂大型本:40ページ価格:3456円原著初版:2006年※2008年のボローニャ・ブックフェアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)を受賞。『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる』著:野瀬奈津子、矢萩多聞、松岡宏大発行:玄光社単行本:216ページ発売日:2017/6/30価格:2376円※タラブックスの本づくりを紹介しながら、「働くということ」について考えさせられる一冊になっています。絵本はどうも……という人は、こちらから読むことをお勧めします。あわせて読めば、より深い世界に浸れること間違いなし。※こちらは2017年9月9日に公開した記事内のリンク切れなどを修正したうえで再掲載したものです。
2024年12月03日ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」名古屋校の運営を行う株式会社三恵社(所在地:名古屋市北区中丸町、代表:木全俊輔)は、「絵本の学校」10周年を記念した企画展「絵本作家の10年祭〜名古屋巡回展」を11月30日~12月1日に愛知県名古屋市北区中丸町の株式会社三恵社 Sankei Lab.(サンケイラボ) 3Fで行います。イベント詳細: ■『絵本作家の10年祭〜名古屋巡回展』開催の背景東京都新宿区四谷にあるウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」はこの度、開校10周年を迎えます。この10年で多くの絵本作家が羽ばたいていきました。これはひとえに各先生方、運営スタッフ、関係者の皆様、そして生徒・卒業生の皆様のおかげです。その感謝の想いを伝えたいと考え、企画いたしました。■『絵本作家の10年祭〜名古屋巡回展』について10年3650日のあゆみを振り返る年表の展示や創設者のトークショー、座談会なども催されます。また16名の卒業生の絵本や原画の展示、ワークショップ、絵本の読み聞かせなど幼児や小学生だけでなく、親御様にも楽しんでいただける企画を考えました。作家たちにお声がけいただき、作品への想いや絵本作りへの情熱なども感じていただければ幸いです。■開催概要イベント名 : 「絵本作家の10年祭 名古屋巡回展」開催日時 : 11月30日(土)~12月1日(日) 10:00~17:00会場 : 株式会社三恵社 Sankei Lab.(サンケイラボ) 3F(〒462-0056 名古屋市北区中丸町2丁目35番地の2)アクセス : 地下鉄 鶴舞線「庄内通駅」より徒歩約16分地下鉄 名城線「黒川駅」より徒歩約19分市バス 栄11系統「中丸町」下車、徒歩約2分名駅13系統「又穂住宅東(またほじゅうたくひがし)」下車、徒歩約4分お車の方は本社(〒462-0056 名古屋市北区中丸町2丁目24番地の1)の駐車場か、最寄りの有料駐車場をご利用ください。参加費 : 入場無料主催 : ウーマンクリエイターズカレッジ・株式会社三恵社申込方法 : 各種イベントへのお申込は「フォーム」からお願いいたします。お申込フォーム: 公式サイト : <各種イベント内容>(1) ウーマンクリエイターズカレッジの卒業生による「パステルアート体験ワークショップ」日時:11/30(土)11:00~12:0012/1(日)11:00~12:00料金:無料ウーマンクリエイターズカレッジの卒業生による「パステルアート」を体験できるワークショップです。「パステル」という画材を使って、自由に絵を描いてみよう!どなたでもご参加できますのでお気軽にお申込みください。(2) ウーマンクリエイターズカレッジの卒業生による「絵本の読み聞かせ」日時:11/30(土) 1回目 13:00~13:30 / 2回目 14:30~15:0012/1(日) 1回目 13:00~13:30 / 2回目 14:30~15:00料金:無料ウーマンクリエイターズカレッジの卒業生による「絵本のお読み聞かせ」をお楽しみいただけます。どなたでもご参加できますのでお気軽にお申込みください。(3) 創設者・松本えつを先生と名古屋校 木全校長のトークショー日時:11/30(土)15:30~17:00料金:無料「絵本の学校」の創設者である松本えつを先生と名古屋校を立ち上げた木全校長のトークショー。なぜ「絵本の学校」を立ち上げたのか?なぜ名古屋校を作ろうと思ったのか?創業10年を迎えた学校の将来、絵本の未来について語り合います。トークショー終了後は、えつを先生の著書ご紹介とサイン会を催します。(当日は席に限りがありますので参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。)(4) 卒業生との座談会(えつを先生・ひび先生・のもと先生・卒業生数名を予定)日時:12/1(日)15:30~16:30料金:無料「絵本の学校」の創設者である松本えつを先生と、名古屋校の担任を務めているひび先生、のもと先生および卒業生による座談会。授業内容や卒業生の感想、「絵本の学校」を選んだ理由など赤裸々に学校の魅力を語ります。(当日は席に限りがありますのでご参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。)■会社概要商号 : 株式会社三恵社代表者 : 代表取締役 木全 俊輔所在地 : 〒462-0056 名古屋市北区中丸町2丁目24番地の1設立 : 1969年5月1日事業内容 : 出版・印刷・デザイン企画資本金 : 1,000万円URL : (三恵社) (絵本の学校 名古屋校) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年11月28日株式会社佼成出版社は、2024年11月12日(火)に、「ごみ清掃芸人」として人気のお笑いコンビ マシンガンズの滝沢秀一さん監修SDGs絵本『ペットボトルくんのねっけつ!リサイクルものがたり』(田中六大:作/滝沢秀一:監修)を発売しました。あらすじそうたくんがごみ箱に捨てたペットボトルくんは、自分がリサイクルできるということを知ります。さっそく回収ボックスへ向かうペットボトルくんでしたが、そこである人と出会います。収集の仕事の大変さや、ごみ問題を知り、自分がリサイクルで生まれ変われることを喜びます。ペットボトルくんは、いったい何になるのでしょうか――?【本書の特色】★「ごみ清掃芸人」としてテレビやSNSでも人気の滝沢秀一さんの体験を元にした様々な問題を、田中六大氏がユーモアを交えて描きます。★巻末には、滝沢氏による4ページカラーの解説付き私たちが毎日出しているゴミ。ですが、その正しい捨て方や回収された後のことは意外と知らないのではないでしょうか。この絵本は主人公のペットボトルがリサイクルされる様子を追いながら、ごみ問題について考える入門的な内容になっています。SDGsが掲げる目標のうち11「住み続けられるまちづくりを」12「つくる責任 つかう責任」13「気候変動に具体的な対策を」14「海の豊かさを守ろう」について学べる絵本です。【本書の概要】書名: ペットボトルくんのねっけつ!リサイクルものがたり発売日: 2024年11月12日販売場所: 全国書店・インターネット書店定価: 1,540円(本体1,400円+税)体裁: A4変型/36ページISBNコード: 978-4-333-02929-7(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年11月14日展覧会「レオ・レオーニの絵本づくり展」が、2025年7月5日(土)から8月27日(水)まで、東京・渋谷のヒカリエホールにて開催される。絵本づくりの背景に迫る展覧会小さな魚の物語『スイミー』や、野ねずみのフレデリックと仲間たちを描いた『フレデリック』といった作品で親しまれている絵本界の巨匠、レオ・レオーニ。オランダで生まれた彼は、幼いころから欧米の各国を転々としながら育ち、20世紀のイタリアやアメリカで絵画やデザイン、絵本など多岐にわたって活躍した。1959年には初めての絵本『あおくんときいろちゃん』を出版し、その後はおよそ年に1冊のペースで新しい絵本を発表し、多くの名作を生み出している。「レオ・レオーニの絵本づくり展」は、そんなレオーニの絵本づくりに焦点を当てた展覧会。板橋区立美術館からスタートし各地を巡回する「レオ・レオーニと仲間たち」展の絵本セクションを中心に再構成し、絵本原画の展示に加え、レオーニの世界観を映像など多様な手法で体感できる特別なコンテンツを追加。世界中の幅広い世代に愛され続けるレオーニ作品の魅力に迫っていく。構成は、絵本制作の技法、原画から読み解くメッセージ、映像コンテンツを軸にした全3章だ。絵本原画から見る多彩な表現レオーニの絵本には、ハサミで切ったり手でちぎったりした多様な紙のコラージュや、水彩、油彩、クレヨン、鉛筆、色鉛筆などさまざまな画材を使った表現が多く見られる。第1章では、多数の絵本原画を展示し、絵本作りの技法や手仕事に込めた思いを紹介する。『フレデリック』など紙を重ねたコラージュ作品展示される原画には、『フレデリック』や『アレクサンダとぜんまいねずみ』のコラージュ作品がある。これらの作品に登場するレオーニが愛した“ねずみ”たちは、そのもふもふとした毛を表現するために、紙を手でちぎっているのが特徴だ。版を使った『あいうえおのき』また、同じ形のスタンプを使い、色や向きを変えて草木を表現した『あいうえおのき』の原画や、版に直接絵を描いて紙に転写する版画技法を使った『ぼくのだ!わたしのよ!』の原画も目にすることができる。『6わのからす』原画からメッセージを読み解くこのようなさまざまな技法に加え、絵本に欠かせないのがストーリー。第2章では、絵本『6わのからす』の原画を集め、ストーリーとビジュアルが織りなす調和、そしてレオーニのメッセージを解き明かす。映像などの限定コンテンツそして第3章では、レオーニの絵本の世界を体感できる、本展だけの限定コンテンツを展開。絵本の重要な着想源であり、レオーニが幼少期に作成していた、ガラス容器に動植物を入れて育てる“テラリウム”がどのようなものだったのか、映像などの様々な手法で表現していく。このほか、会場ではレオーニの作品を読める絵本コーナーの設置や、展覧会の限定グッズの販売も行われる。【詳細】「レオ・レオーニの絵本づくり展」開催期間:2025年7月5日(土)〜8月27日(水)※7月24日(木)は休館。時間:10:00〜19:00会場:ヒカリエホール住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ9階入場料:<7月>一般 1,800円、高校・大学生 1,200円、小・中学生 900円<8月>一般 2,400円、高校・大学生 1,700円、小・中学生 1,300円※未就学児は入場無料。※学生券を購入の場合は、学生証の提示必須(小学生は除く)。※小学生以下のみの入場は不可。保護者の同伴が必要。※障がい者手帳の提示で、本人と付き添い1名は半額。当日窓口にて購入。※内容は変更となる場合あり。※早割券、プレイガイド情報ほかチケット詳細は後日ホームページにて公開発表。※内容は変更となる場合あり。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2024年11月11日2024年10月28日、絵本作家のせなけいこさんが、同月23日に亡くなったことが分かりました。92歳でした。産経ニュースによると、せなさんは、老衰のため神奈川県にある自宅で息を引き取ったといいます。葬儀は近親者のみで執り行い、後日、お別れの会を開く予定です。逝去したせなけいこさんの娘・黒田かおるさんがコメント1969年、『いやだいやだの絵本』4冊シリーズで作家デビューを果たした、せなさん。貼り絵を用いた、ユーモアと温かさに富んだ作風は、多くの子供たちを惹きつけました。特に、同年に発売された、表紙に描かれた白いおばけが特徴の『ねないこだれだ』は、せなさんの代表作。世代を超えて、現在まで読み継がれています。せなさんの本を出版してきた、株式会社福音館書店は、Instagramアカウントでせなさんの逝去を発表。投稿には、せなさんの娘で同じく絵本作家である、黒田かおるさんのコメントが添えられています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 福音館書店です(@fukuinkan_pr)がシェアした投稿 「母は、大好きなおばけに本当に会いに行ったのかもしれない」とつづった、黒田さん。「これからも母の作品を愛していただくと、きっと母は空からニッコリ笑うでしょう」とファンに感謝の言葉を添えています。突然の訃報に、SNS上では悲しみの声が広がっています。・絵とストーリー、すべてが大好きです。素敵な作品をありがとうございました。・大好きな作家さんが天国に旅立たれました。ご冥福をお祈りいたします。・ずっと子供たちに読み続けてほしい作品ばかり。大切な思い出です。・幼かった頃に読んでいました。本当にお世話になりました。せなさんの作品は、これからも多くの人の心に残り続けるでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2024年10月28日小さなさかなのお話『スイミー』などの絵本で知られるレオ・レオーニ(1910-1999)は、絵画やデザイン、絵本などの多彩な分野で活躍したアーティスト。その制作活動と、影響関係にあったアーティストたちを併せて紹介する展覧会が、11月9日(土)から2025年1月13日(月・祝)まで、東京の板橋区立美術館で開催される。オランダで生まれ、豊かなヨーロッパ文化を享受して成長したレオーニは、青年期にはイタリアで未来派のブルーノ・ムナーリといった芸術家や、ソール・スタインバーグら文化人と交流し、影響を与え合ったという。1939年の渡米後はベン・シャーンやカルダーらとも親交を結び、アートディレクターとして広告や雑誌の分野で活躍する一方、絵画制作にも打ち込んだ。後半生はイタリアに移住し、画家、彫刻家、絵本作家として多くの作品を生みだしている。板橋区立美術館は、1996年にレオーニ本人の協力を得て日本初の個展を開催。また2020年には、遺族との交流を通じ、初公開作を多数含む『だれも知らないレオ・レオーニ展』を開催して、のちに約70点の作品寄贈を受けている。今回の展覧会は、同館にとっては3度目のレオーニ展。これまでの交流の積み重ねや、長年にわたる調査研究を通して明らかになった彼の活動の全貌を、20世紀の文化史の大きな流れの中から検証する意義深い企画となっている。少年時代から晩年まで、その生涯をたどる同展では、各時代における仲間たちとの交流にも焦点をあてつつ、レオーニの多彩な作品が展示される。また後年に様々なテーマで手がけた絵画シリーズや、パーキンソン病を患った後も精力的に制作した彫刻や「鳥」シリーズなど、見どころも多い。レオ・レオーニ《プロジェクト:幻想の庭》1978年板橋区立美術館蔵(Gift of the Leo Lionni Family, 2021)同展はもちろん、絵本の紹介にも力を入れている。1959年に初の絵本『あおくんときいろちゃん』を出版して以来、ほぼ1年に1冊のペースで制作を続けたレオーニの物語絵本は27冊にのぼる。原画の一部を展観すると同時に、30年以上に及ぶレオーニの絵本づくりの軌跡も振り返る。初の絵本発刊から60年を超えた今も、世界中に愛されるレオーニの魅力を改めて堪能したい。<開催概要>『レオ・レオーニと仲間たち』会期:2024年11月9日(土)〜2025年1月13日(月・祝)会場:板橋区立美術館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月(1月13日は開館)、12月29日~1月3日料金:一般650円、大高450円、中小200円(土曜は高中小無料)公式サイト:
2024年10月23日ポジティブかつ奥深いストーリーで、多くの人に愛され続けている、絵本の『スイミー』。日本では1977年から、小学2年生の国語の教科書に掲載されているため、読んだことがあるという人も多いでしょう。そんなロングセラー絵本が、グミになることをご存じですか!ファミリーマート限定で『スイミーグミ』が発売!コンビニエンスストアの『ファミリーマート』は、2024年10月22日から『スイミーグミ』を数量限定で販売。アップル味の赤い魚型のグミの中に、1つだけコーラ味の黒い魚型のグミが入っています。なんと、作品の名シーンである『そうだ。みんないっしょに およぐんだ。 海で いちばん 大きな 魚のふりをして。』『ぼくが、 目になろう。』を再現することができるそうですよ!パッケージは全4種類で、絵本の世界を楽しめるものになっています。『スイミーグミ』は販売前からネットで話題に。このような声が上がっていました。・かわいい!これは絶対に買う。・懐かしい。国語の教科書に載っていたやつだ。・『ぼくが、目になろう。』ごっこをやりたい。・アイディアがすごい。魚の形に並べて写真を撮りたい!子供と一緒に楽しむもよし、懐かしい気持ちに浸るのもいいでしょう。『ファミリーマート』で見かけたら、手に取りたくなりそうですね!【スイミーグミ】価格:213円(税込)発売日:2024年10月22日(火)発売地域:全国※数量限定商品。ファミリーマート先行販売のグミです。※店舗によって取り扱いのない場合がございます。[文・構成/grape編集部]
2024年10月22日2024年10月17日、児童文学作家の中川李枝子さんが亡くなっていたことが分かりました。89歳でした。産経新聞によると、中川さんは老衰のため、同月14日に息を引き取ったといいます。野ネズミを主人公とした、絵本『ぐりとぐら』シリーズを手がけてきた、中川さん。長年にわたって、中川さんの絵本を出版してきた株式会社福音館書店は、ウェブサイト上でこのようなコメントを発表しています。作家の中川李枝子さんがお亡くなりになりました。保育園に勤務しながら、子どもの本の創作をはじめられ、1962年に『いやいやえん』でデビューされた後は、「ぐりとぐら」シリーズをはじめ、『そらいろのたね』『ももいろのきりん』など数多くの楽しい作品を子どもたちに届けてくださいました。『ぐりとぐら』は、中川さんが文章を書かれ、妹の山脇百合子さん(2022年逝去)が絵を描かれた人気シリーズの第1作で、昨年、刊行60周年を迎えました。謹んでお悔やみ申し上げます。株式会社福音館書店ーより引用また、 中川さんはスタジオジブリによるアニメ映画『となりのトトロ』の主題歌『さんぽ』の作詞も務めるなど、さまざまな分野で活躍しました。突然の訃報に、ネット上では悲しみの声などが寄せられています。・『ぐりとぐら』が大好きでした。特にカステラパンケーキは夢がありました。・中川さんの絵本は、今も本棚にあるし『永遠の友達』です。ありがとうございました。・『ぐりとぐら』を小さい頃に読んだから、ごはんを作るのも食べるのも好きになったのだと思います。多くの楽しい作品を生み出し、子供たちに届けてくれた、中川さん。中川さんの絵本は、これから先も多くの人に読み継がれることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2024年10月17日性教育、お金のこと、多様性など、子どもに伝えたいけどどうやって説明すればいいかわからない。そんな“親から子へ言葉で伝えることが難しい”テーマを、楽しく学べる絵本を紹介します。絵本をピックアップしてくれたのは、モデルで絵本ソムリエのアンヌさん。選りすぐりの235冊を、ぜひ手に取ってみてください。CONTENTS01 子どもの能力を育む<思考力・創造力>がテーマの絵本02 子育ての悩みに効く<子育て・教育>がテーマの絵本03 自分や家族がもっと好きになる<家族愛>がテーマの絵本04 お友だちとの対話で使える!<コミュニケーション>がテーマの絵本05 子どもの興味をくすぐる<遊びのヒント>がテーマの絵本06 大人も一緒に考えさせられる!<社会問題>がテーマの絵本07 知っておきたい<暮らしに役立つ>がテーマの絵本子どもの能力を育む<思考力・創造力>がテーマの絵本#01 絵だけでお話を想像してみよう!【物語を自分でつくる絵本8選】絵を見て、考えて、想像して、自分で物語をつくることができる絵本。小さな子でも楽しめるやさしい内容から、大人も心に響く作品まで。ママ・パパが物語を想像させる声かけをしたり、親子それぞれでつくった物語を発表しあうのもいいかもしれません。記事はこちらから#02 自分で解決する力を身につけよう!【考える力を育める絵本 8選】判断能力がまだ低い子どもに対して、親はどこまでヒントをあげていますか? 親が道標を提示しすぎると、子ども自身で考える力を育めませんよね。でも、意思決定を委ねるのはまだ難しい……。そんなときは、絵本を読んで“考える力”を鍛えてみるのはいかがでしょうか。記事はこちらから#03 レゴやマイクラ好きにもおすすめ!【建築がテーマの絵本9選】子どもたちの間で話題のレゴやマイクラ。そんなものづくり系の遊びやゲームにハマっている子どもに、「建築」がテーマの絵本を読んでみるのはいかが? 建物ができる仕組みやさまざまな住居について知ることができるお話は、レゴやマイクラに通ずるものがあり、子どもの興味の幅を広げられるかも? 親子で読んで創造力をアップしよう!記事はこちらから#04 絵本で楽しく数字に触れる【算数が好きになる絵本 9選】算数の導入として、絵本を通して楽しく、自然に数字を学んでみるのはいかがでしょうか? こちらで紹介するのは、数を数えるところから、足し算や引き算、掛け算や割り算、時計の読み方まで学べる絵本。勉強だと思うと堅苦しいけど、絵本なら子どもも親も負担なく、数を覚えたり計算を自然と楽しめるはず!記事はこちらから#05 言葉やひらがなを楽しく覚えよう!【言葉で遊ぶ絵本9選】早口言葉、だじゃれ、オノマトペ、しりとり……など、日本ならではの言葉を知ることができる、言葉遊びがテーマの絵本をご紹介。楽しく読むだけで、未就学児の言葉の幅をぐっと広げてくれる一石二鳥の一冊を、ぜひ手に取ってみてください♡記事はこちらから#06 新年は親子で大爆笑しよう!【お笑いがテーマの絵本8選】新年は親子で笑顔で過ごしたいですよね。ということで、「お笑い」がテーマの絵本をピックアップ。小さな子でも楽しめるだじゃれやとんちの効いたお話など、さまざまな角度の「笑い」があるので、親子で一緒に読んで大爆笑しよう!記事はこちらから#07 子どもも大人もワクワクする!【発明がテーマの絵本 7選】身近にある、あらゆるモノはすべて誰かが発明したもの。モノが出来上がるまでのプロセスがわかる“発明”をテーマにした絵本をピックアップ。ワクワクするひらめきや実行力、失敗しても挑戦し続ける力、そんな非認知能力を学べるストーリーは、親も勉強になりそう! 絵本を読んだら親子でぜひ発明にチャレンジしてみて♪記事はこちらから子育ての悩みに効く<子育て・教育>がテーマの絵本#01 「イヤイヤ!」を客観視してみよう【イヤイヤ期がテーマの絵本8選】子どもの自我が芽生えてきた頃に始まるイヤイヤ期。成長は嬉しいけど、パパもママもどう対応したらいいのかわからなくなりますよね。そんなとき親子で【イヤイヤ期がテーマ】の絵本を読んでみるのはいかがでしょうか? 子どもは客観視でき、パパやママは対応の仕方が参考になるはず。記事はこちらから#02 絵本を読んで楽しく練習しよう!【トイトレがテーマの絵本8選】ママもキッズも精神的に負担がかかるトイトレ。できるだけ楽しく練習できたらいいですよね。ということで、【トイトレ】がテーマの絵本を厳選しました。ひとりでうんちができるようになる過程を描くものや、クスッと笑えるキャラが登場するものなど、いずれも子どもの気持ちに寄り添ってくれるお話。トイトレに挑戦前、または最中の親子はぜひ一緒に読んでみてはいかが?記事はこちらから#03 「赤ちゃんってどうやってできるの? 」と聞かれたら読んであげよう!【性教育がテーマの絵本8選】「赤ちゃんってどうやってできるの?」と子どもに聞かれたとき、なんて答えますか? 私たち親世代はきちんとした性教育を受けてこなかったため、回答に悩む方もきっと多いですよね。そんなときは、絵本で教えてあげるのもひとつの方法。いずれも大切なメッセージをしっかり載せてあり、内容に関しては大きな差異はありません。絵の好みや適応年齢で、それぞれのご家庭にあったものを手に取ってみてください。すべての作品のあと書きには、大人の方々に向けたアドバイスが載っているので、そちらの部分もぜひ参考にしてみて!記事はこちらから#04 掃除や料理に挑戦してみよう!【お手伝いがテーマの絵本8選】子育てをしながらの毎日の家事は、何かとやることがたくさんあって大変……。そんなときは、子どもと一緒に楽しんでやってみてはいかが? そこで子どもがお手伝いに挑戦したくなる絵本をご紹介。料理や掃除のほかに、お留守番やおつかいなど、さまざまな“お手伝い”があるので、絵本を読んでぜひチャレンジしてみて。記事はこちらから#05 ”食べること”をもっと楽しもう!【食育がテーマの絵本10選】子どもと一緒に『食』についてじっくり考えてみるのはいかがでしょうか? こちらの記事では、食育がテーマの絵本を10選ご紹介。栄養のこと、体に入った食べ物の行く末、食材を噛んだときの音など。いずれも、いつもとは違った視点で食べ物のことを楽しく学べるます。親子で一緒に読んで、”食べること”を存分に堪能してみてください。記事はこちらから自分や家族がもっと好きになる<家族愛>がテーマの絵本#01 自分のことを好きになろう!【自己肯定感がアップする絵本8選】生きていく上で大切な「自己肯定感」を育む手助けとなる絵本を、親子で読んでみるのはいかがでしょうか。子どもの頃にあった「根拠のない自信」は、きっと両親がたくさん褒めて、愛情を注いでくれていたから存在していたのだと思います。そこでこちらで紹介するのは、親の愛情を感じるストーリーと、ありのままの自分を受け入れるストーリーの2種をテーマとした絵本。いずれの作品も心が温まる素敵なお話です。記事はこちらから#02 お兄さん、お姉さんになる準備をしよう【 きょうだいができる前に読みたい絵本8選 】ママがふたりめを妊娠したら、ひとりっ子だった子はお兄さん、お姉さんになります。きょうだいができることに不安を感じる子もいれば、嬉しい気持ちになる子もいます。今回紹介するのは、そんな【きょうだいが生まれる前の子どもの心境】をテーマにした絵本。これを読めば、お兄さん、お姉さんになることがどういうことなのかをストーリーを通じて理解し、心の準備ができるかもしれません。ママもひとりめの子どもの心のケアについて考えさせられるはず。親子でぜひ読んでみてください。記事はこちらから#03 パパがもっと好きになる!【かっこいいパパがテーマの絵本6選】パパと子どもの絆が深まるような絵本を読んでみるのはいかがでしょうか。こちらの記事では【かっこいいパパ】がテーマの絵本を厳選。遊んでくれるパパ、願いを叶えてくれるパパ、仕事を頑張っているパパ……いろいろなパパのかっこいい姿を見たら、もっともっとパパのことが大好きになるはず!記事はこちらからお友だちとの対話で使える!<コミュニケーション>がテーマの絵本#01 友だちが子どもの人生を豊かにする【友だちづくりがテーマの絵本 7選】子どもたちのなかには、恥ずかしがり屋、あるいは人見知りでお友だちづくりに時間がかかってしまう子もいるのではないでしょうか。そんなとき「友だちづくり」がテーマの絵本を親子で読んでみてはいかが? さまざまな友だちづくりのプロセスが、やさしい文章と可愛い絵で描かれています。記事はこちらから#02 子どもに伝わる嘘がダメな本当の理由【嘘がテーマの絵本 8選】”嘘をついてはいけない理由”を子どもにわかりやすく説明するのって難しい。そんなときは、嘘にまつわる絵本を読んでみてはどうでしょう。小さな子でも理解できるかもしれません。いずれも子どもはもちろん、大人も考えさせられる内容ばかり。親子で一緒に読んで、”嘘”についてぜひお話してみてください。記事はこちらから#03 気持ちよくあいさつしよう!【あいさつがテーマの絵本8選】日々のあいさつはとても大切なこと。ここでは『あいさつ』がテーマの絵本を紹介します。基本的なあいさつから、世界の国々のあいさつ、気配りについて学べるものまで、さまざまな種類をラインナップ。ぜひ親子で楽しみながら読んでみて♪記事はこちらから#04 環境の変化にポジティブになれる【引っ越しがテーマの絵本8選】お友達、あるいは自分がお引っ越しすることに対して、理解することや、気持ちを整理をすることが難しい子がきっといるはず。お友達と別れる寂しさに寄り添ってくれたり、新しい街に行くことがワクワクするような物語だったり、さまざまな視点で描かれています。お気に入りの一冊を見つけてみて!記事はこちらから子どもの興味をくすぐる<遊びのヒント>がテーマの絵本#01 雨の日に読みたい!【お家遊びがテーマの絵本8選】お外で遊べない雨の日は、子どもたちは少し退屈かもしれません。でも大丈夫。お家遊びのバリエーションを増やせば、楽しい1日に変えられるはず! 絵本を読んで、ぜひ実際にトライしてみて♪記事はこちらから#02 自由研究にもおすすめ!【好奇心をかきたてる”実験”がテーマの絵本8選】お家遊びはもちろん、自由研究や工作の課題を初めてトライするお子さんへヒントにもなるような、「実験」がテーマの絵本。身近なものを使って簡単にできる実験のアイディアを、絵本を読みながら知ることができます。年少の子どもから楽しめるやさしいアイディアのものばかりなので、これを読んで親子でぜひ遊んでみてください。記事はこちらから#03 大人もワクワクする!【しかけがテーマの絵本8選】物語の主人公が飛び出てきたり、絵本自体がオブジェになったり、メロディーが流れたり……ページをめくるごとにワクワクする仕掛け絵本。大人も楽しめる内容なので親子でぜひ読んでみてください。ご自宅用にはもちろん、おしゃれな表紙はプレゼントにもおすすめ♡記事はこちらから大人も一緒に考えさせられる!<社会問題>がテーマの絵本#01 今、親子で考えたいこと【戦争・平和がテーマの絵本 8選】世界で起きていることを考えると、改めて戦争の恐ろしさや平和であることのありがたみを感じますよね。なぜ戦争が恐いのか。なぜ平和でならなければならないのか。絵本を通して、今、子どもに伝えてみるのはどうでしょう? 小さな子でもわかりやすい内容で、年齢を重ねてから読むとまた感じ方が変わるというおもしろさもあります。ぜひこの機会に親子で読んでみてはいかがでしょうか。記事はこちらから#02 “生”と“死”を絵本を通して理解しよう【命がテーマの絵本 8選】生きること、死ぬこと、命とは何か。小さな子どもに説明するのは難しいですよね。でも、自分自身や他人、動物の命を大切に思う気持ちを育むためにも、幼い頃から少しずつ理解すべきことなのかもしれません。身近な人が亡くなってしまったり、動物の命をいただくことについてだったり、さまざまな視点から描かれたストーリーは、可愛い絵とやさしい口調で語られているので、子どもでも楽しく読めるはずです。記事はこちらから#03 男の子らしさ、女の子らしさなどの”こうあるべき”を手放す【ジェンダーレスがテーマの絵本 8選】女の子はピンク、男の子は青。みたいな昔からなんとなく存在する男女の役割的な考えはもう古いですよね。とはいえ幼稚園や保育園など、親がいないところでその認識が刷り込まれてしまうこともあるみたい……。だからこそ小さいうちに、お家で多様性について考える時間を設けることが大切。男女の役割や社会的役割の解法から、自分らしさについてのお話まで、説明が難しいテーマを絵本で楽しく学んでみるのはいかがでしょうか?記事はこちらから#04 親子で学ぼう!【LGBT & 多様性が描かれた絵本8選】多様性やLGBTについて知ったり、考えるきっかけとなる絵本を親子で読んでみよう。説明するのは難しいテーマだけど、絵本でなら子どもが楽しく学べて、考えることができるはず。多様性とLGBTの内容がスッと入ってくるストーリーと、可愛い絵で描かれているものをそれぞれ4冊ずつピックアップ。記事はこちらから#05【環境問題がテーマの絵本】親子でSDGsについて考えよう!「環境問題」や「SDGs」といった言葉を耳にする機会が増え、家族でエコな取り組みをはじめたいと考えているママ・パパも多いのでは? その第一歩として、家族みんなで「環境」をテーマにした絵本を読んでみてはいかがでしょう。小さい子どもから大人までストーリーを楽しみながら、今私たちが取るべき行動を感覚的に理解できるはずです。読み終わったあとは、ぜひ家族で感じたことを語り合ってみてください。記事はこちらから#06 理解を深めよう【身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 7選】身体障がいや発達障がいについて園や学校で教わることはなかなかないですよね。とはいえ、親が言葉で説明するのも難しい。そんなときは絵本を読んで“知る”ところから始めてみるのはいかがでしょうか? こちらで紹介している絵本はいずれも障がいをありのまま受け入れる。そんな表現、ストーリーがとても魅力的です。記事はこちらから知っておきたい<暮らしに役立つ>がテーマの絵本#01 もしものことを想像して備えよう!【地震がテーマの絵本8選】まだまだ被害の爪痕残る、石川県能登半島での地震。そして、来たる3.11は東日本大震災が起きた日。日本に住んでいる限り地震は切っても切り離せないもの。来るかもしれない、ではなく、来るものだと思って親子でもしものときのことについて話し合うことが大切。こちらでは防災のこと、3.11のこと、地震が起こる仕組みなど、さまざまな角度から見る、地震がテーマの絵本を8選ピックアップ。小さい子でも理解できるお話なので、ぜひ親子で読んでみてください。記事はこちらから#02 学校や園では教えてくれないお金のことを絵本で学ぼう【お金がテーマの絵本10選】「日本の教育はお金について学ぶ機会が少ない」と言われていますが、ではどうやって教えてあげればいいのでしょうか。子どもの頃に学んできていない親世代の私たちにとって、わかりやすく子どもに教えるのは難しいですよね。そんなときはお金がテーマの絵本を親子で読んでみるのはいかがでしょうか。投資や稼ぎ方、使い方など、さまざまな視点から描かれたお金にまつわる絵本を選びました。可愛い絵と楽しいストーリーで楽しく学んでみましょう!記事はこちらからPROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2024年10月17日マクドナルドが絵本コンクールを開催?マクドナルドといえば、家族でお世話になっている人も多いのではないでしょうか。ハンバーガーやホットケーキなどの食事におもちゃや絵本・図鑑がついてくる「ハッピーセット」は、パパ・ママにとってすっかりおなじみですよね。そんなマクドナルドですが、子どもたちがより気軽に本に触れるきっかけとなるような魅力的な絵本や、親子の心に残り続ける素敵な物語の世界を発掘したいという思いから、この度、未来の絵本作家を募集するオリジナル絵本コンクール「ハッピーえほん大賞」の開催を決定しました! 一般部門・子ども部門(中学生以下)を設けて、広く作品を募集します。マクドナルド×小学館のえほんコンクール「ハッピーえほん大賞」なんと、一般部門のグランプリ受賞作品は、小学館の協力のもと、「ほんのハッピーセット」として2026年冬に実際に発売されるというから驚きです!今回の発表会には、このコンクールのスペシャルサポーターとして就任したNON STYLEの石田さんが登壇。石田さんは、2023年に自身初となる絵本『びんぼうがみの子』をクラウドファンディングで制作し出版した経験がある、いわば「絵本制作の先輩」と言えます。「ハッピーえほん大賞」スペシャルサポーターNON STYLE 石田明さん石田さんが絵本を作り始めたきっかけは、子どもに読み聞かせするおとぎ話だったそう。「おとぎ話の過激な表現であったり、暴力的だったり、差別的だったりというのがすごく気になっちゃって。子どもがいないときには、気にならなかったんですけどね。『え?(桃太郎の)キジ、鬼の目ん玉つっつくの!?』みたいな(笑)。すごい怖い表現とかもあったりして。それをもっと今風にリニューアルしたいなーというきっかけで絵本を描き始めました」(石田さん)しかしお子さんからは、「父ちゃんは(相方の)井上くんのことをすごく悪く言ってる気がするけど、あれはいいの?」と聞かれるそうで、それに対し石田さんは「『あれはねー、お仕事なんだよー。ちゃんと打ち合わせをしてやってるんだよー』と夢のないことを言っています(笑)」と返していることを明かし、会場の笑いを誘いました。また、「ハッピーえほん大賞」のテーマの見つけ方については、「身近なテーマでいいと思います。牛乳の話でも、靴の話でもいい。身近なものに魂を入れてあげるだけで絵本になるかなと思うので、みなさん気軽に応募してもらえたらと思います」とコメントを寄せました。なお、イベントには日本マクドナルドの西脇大樹さんと、小学館の村松茂さんも登壇。【左】日本マクドナルド マーケティング本部 ナショナルマーケティング部 部長 西脇大樹さん【右】小学館 第二児童学習局 児童創作編集長 村松茂さんコンテストを開催にあたって、「ハッピーセットを活用していただいて、絵本作家になりたい夢を持っている方を後押しできたら」(西村さん)「一般部門でグランプリ受賞が決まった方には、小学館の編集者が担当について、責任を持って絵本制作をサポートさせていただきます。みなさんのたくさんの作品、才能に出合えることを期待しています」(村松さん)と語りました。誰でも、テーマ不問で応募できる「ハッピーえほん大賞」。合作もOKとのことなので、家族でチャレンジするもよし、お絵描き好き・お話好きな子の力試しとしてもよし。気になった人は、ぜひ特設サイトをのぞいてみてくださいね。「ハッピーえほん大賞」概要■募集要項・応募テーマ:自由・募集内容:未発表の手づくりえほん(過去1年以内に制作したもの)一般部門(年齢制限なし) / 8ページ(4見開き)子ども部門(中学生以下) / 2ページ(1見開き)~6ページ(3見開き)・応募期間:2024年11月30日(土)~2025年1月15日(水)■賞<一般部門>グランプリ(1作品):ほんのハッピーセットのえほんとして発売・賞金100万円・オリジナルデザインマックカードゴールド(1作品):賞金30万円・記念品・賞状・オリジナルデザインマックカードシルバー(1作品):賞金20万円・記念品・賞状・オリジナルデザインマックカードブロンズ(1作品):賞金10万円・記念品・賞状・オリジナルデザインマックカード入選:賞状・オリジナルデザインマックカード<子ども部門(中学生以下)>ゴールド(1作品):記念品・賞状・オリジナルデザインマックカードシルバー(1作品):記念品・賞状・オリジナルデザインマックカードブロンズ(1作品):記念品・賞状・オリジナルデザインマックカード入選:賞状・オリジナルデザインマックカード■特設サイト※詳しい応募条件など、詳細は特設サイトでご確認ください日本マクドナルド(取材・文:マイナビ子育て編集部)
2024年10月12日字が書けるようになってからと言うもの、絵本作りにハマっている小1・末っ子くん。先日、いつも以上に早起きしたかと思ったら真っ先に机に向かい、まるで何かに取りつかれたように夢中で執筆!かなりの時間がたったあと、ぽつりと一言。「凄い大作が出来てしまった…」さて、その大作とは…※今回は全体を通して親バカ全開でございます(笑)あるちるはけんたくんを泣かせてしまったあと、突然姿を消してしまいます。また別の日。けんたくんがあるちるの家に行ってみると…警察があるちるに対し、町から出ていくようにとまさかの【追放勧告】!あるちるは再び姿を消し、けんたくんは悲しみのあまり涙で水たまりができるほど泣き崩れてしまいます。そして季節は流れてその年の冬。突然、行方不明になっていたあるちるが帰ってくるのです。それも、勇敢になって…。私が読み終わるタイミングを見計らい、背後から末っ子がつぶやいたのです。…そう。物語は「しいづん2」へ!あるちる、そしてけんたくんの運命は…?「しいづん2」ではさらに物語が進み、猫にいじめられているけんたくんをあるちるが幾度となく助け続けたあと、突然新キャラが登場。その後、けんたくんと新キャラの殴り合いのケンカが勃発!それを見たあるちるの「いのちがもったいない!」の掛け声とともに、全員で【命の授業】をすることになるのです…。壮大な物語にすっかり魅了されてしまった夫と私。そしてそんな両親を見て満足げな笑みを浮かべる末っ子。その後、第三期へと続き、つい先日、第四期の制作が決定!!あるちるとけんたくんの物語は、まだまだ続くのでした。絵本作家・末っ子の今後の活躍に期待せずにはいられない夫と私なのでした(親バカ)
2024年10月09日早口言葉、だじゃれ、オノマトペ、しりとり……など、日本ならではの言葉を知ることができる、言葉遊びがテーマの絵本をご紹介。ピックアップしてくれたのは、モデルで絵本ソムリエのアンヌさん。楽しく読むだけで、未就学児の言葉の幅をぐっと広げてくれる一石二鳥の一冊を、ぜひ手に取ってみてください♡言葉で遊ぶ絵本 01ママやパパも知っている早口言葉が登場!『はやくちこぶた』『はやくちこぶた』著:早川純子(瑞雲舎)対象年齢:3歳くらいから「誰もが知っている『さんびきのこぶた』をベースに、早口言葉で構成されているお話。「なまむぎなまごめなまたまご」や、「あおまきがみあかまきがみきまきがみ」などがページをめくるごとに登場し、子ブタたちがオオカミに追いかけ回されるドタバタ劇が軽快に繰り広げられます。早口言葉なだけにあっという間に読み終えても、リピートしたくなる楽しさ。声に出して読めば滑舌もよくなり、音読力もアップ! ダイナミックな絵も親しみやすくて可愛い一冊です」言葉で遊ぶ絵本 02一度にふたつ学べる!『十二支のことわざえほん』『十二支のことわざえほん』作・絵:高畠純(教育画劇)対象年齢:3歳くらいから「十二支の動物を順番に登場させて、その動物にまつわることわざが見開き一面にふたつ。説明もわかりやすく、簡潔です。なによりもことわざが持つ可笑しみが、ユーモアたっぷりの絵で表現されているところが魅力の作品です。『十二支のことばあそびえほん』シリーズの第一弾で、ぜひ楽しんで! 」言葉で遊ぶ絵本 03逆さに読んでもOK!?『サカサかぞくのだんなしぶいぶしなんだ』『サカサかぞくのだんなしぶいぶしなんだ』作:宮西達也(ほるぷ出版)対象年齢:4歳くらいから「上から読んでも下から読んでも、同じ文になる回文絵本シリーズの第3作。今回は、サカサ家族のお父さんは『渋い武士』です。ところが夜更けに怪しい忍者が忍び込み、連れ去られてしまいます。崖に先を阻まれたり、台風に見舞われたりと珍道中。そして真剣勝負の戦いに……。物語はオノマトペも含め、すべて回文で綴られています。少し難しい文もゆっくり読めば大丈夫。親子で声に出してみると笑いが止まらなくなりそうです」言葉で遊ぶ絵本 04はじめてのしりとりに『ぶたたぬききつねねこ』『ぶたたぬききつねねこ』作:馬場のぼる(こぐま社)対象年齢:3歳くらいから「朝日が昇り、窓の隣のドアからアホウドリが出てきます。リンゴにコツンとぶつかると、なかからゴリラが登場! そのゴリラがラッパを吹くと、おやまあ、パイナップルが飛び出し……。意表を突く展開のオンパレードが、しりとりで繋がっていきます。小さい子がしりとりのルールを理解するのにぴったり。さりげなくユニークな絵にもほっこりする一冊です」言葉で遊ぶ絵本 05小さな子でもわかるやさしい絵と文『ことばのえほんぴよぴよ』『ことばのえほんぴよぴよ』作:谷川俊太郎絵:堀内誠一(くもん出版)対象年齢:0歳くらいから「卵が割れて、小さなヒヨコが出てきました。『ぴよぴよ』。するとオンドリと出会い『こけこっこう』。ヤギの横を通り、ウシを見つめて、『めええ』と『もーう』を聞きます。見上げればヘリコプターの音。イヌが吠える声に驚き、さあ大変! ヒヨコの大冒険をオノマトペだけで綴っている、大変可愛い絵本です。配色もはっきりしていて、赤ちゃんにぴったり。豊かな日本語が生きる、色褪せない傑作の復刻版です」言葉で遊ぶ絵本 06言葉のリズムや音を楽しんで『トッペのオノマトペ~花と音のふしぎな世界Toppe-wonder flower and onomatopoeia〜』『トッペのオノマトペ~花と音のふしぎな世界〜』著:いわさじゅんこ(ポエムピース)対象年齢:0歳くらいから「本作品は、ウサギのトッペが『ぐうぐう、すやすや、ぽかぽか』春の日差しのなかで寝ています。どんな夢をみているのでしょう。なんとそこにはたくさんの音が! 花や動物たちのおしゃべりや、自然の様子、それに気持ちの表現など。オノマトペとは、こうした擬音語や擬態語のこと。日本語では頻繁に使いますが、ほかの言語ではどう表現するのでしょう。扉のQRコードからサイトにアクセスすると、9ヶ国語ものオノマトペ音声が聞ける仕組み。コラージュ技法で、視覚からも豊かな感覚を得られる体感型絵本です」言葉で遊ぶ絵本 07可愛い絵にもご注目を『これはすいへいせん』『これはすいへいせん』文:谷川俊太郎 絵:tupera tupera(金の星社)対象年齢:3歳くらいから「『これはすいへいせん』から始まり、ページをめくると『これはすいへいせんのむこうからながれてきたいえ』というふうに、文のあとにまた別の文がくっつく『つみあげうた』。読み進めるごとに文はどんどん長くなっていき、見える世界も広がるユニークな展開。インデックスつきの仕掛けも、遊び心いっぱいです。文が長くなってくると、読み手の頑張りどころです。ぜひ子どもたちを言葉のおもしろさに引き込んで! 飽きることない楽しい作品です」言葉で遊ぶ絵本 08言葉をつなげてみよう『こんにちワニ』『こんにちワニ』文:中川ひろたか絵:村上康成(PHP研究所)対象年齢:3・4歳くらいから「ワニが登場して、『こんにち、わに』。食事を目の前に、『いただき、マスク』。『いないいない、ばあちゃん』。ひとつの言葉の最後をほんの少し変えるだけで、たちまち愉快に。言葉を自由に変身させて遊ぶおもしろさが伝わってきます。子育て中、ちょっとイライラしてきたら、こんなふうに語尾を変えてみると、場が和むかも。シンプルでありながら、人気絵本作家ふたりのコラボが光る作品です。小さい子が言葉っておもしろいと感じること間違いなし」言葉で遊ぶ絵本 09子どもに大ウケ!『だじゃれ日本一周』『だじゃれ日本一周』作:長谷川義史(理論社)対象年齢:幼児くらいから「『きれいなはながさいたまけん』『バラのはなにはいばらきけん』、というように、各都道府県の名称が、親父ギャグ並のお茶目なだじゃれになって炸裂します。長谷川義史さんのダイナミックな絵にも元気をもらう一冊。4年生で都道府県を習う前に、絵本で日本地図のイメージを持っていると学習もスムーズに。同じ作者による『だじゃれ世界一周』もおすすめです」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2024年09月07日シュールでおちゃめなキャラクターと物語で大人気の絵本「パンどろぼう」の展覧会「パンどろぼう展」が 2024年8月16日(金)から9月4日(水)の期間、松屋銀座8階イベントスクエアで開催されます。本展では『パンどろぼう』から『パンどろぼうとほっかほっカー』までの絵本全ページの原画を公開。さらにキャラクターデザインやラフスケッチの展示、「パンどろぼう」の世界観が体感できるフォトスポットなど盛りだくさんの内容。100点以上の原画を額装して展示。一部の原画にはラフスケッチや作者の柴田ケイコさんによるコメントが合わせて展示されるそう。「もりのパンや」の再現や、実際に乗車できる「ほっかほっカー」、絵本の中の印象的なシーンに入り込める巨大プリントなどフォトスポットを多数展開。描き下ろし作品を使った記念グッズもお楽しみ! 一部を紹介します。豊富なラインナップで迷ってしまいますね。さらに、本展覧会の主な内容が収録された「いとしい いとしい いとしの パンどろぼうずかん」を1冊購入すると限定特典「パンどろぼう展 ミニ色紙」が配布されるとのこと。※なくなり次第、配布終了パンどろぼう展 ミニ色紙また、展覧会開催期間中、松屋銀座8階レストランシティ「MGカフェ」でコラボカフェの開催も! 可愛くて美味しそうなコラボメニューが目白押しです。■パンどろぼう展 ランダムラテ 990 円/972 円(店内飲食/テイクアウト)5種の絵柄のランダムラテ。■パンどろぼう展 パンのおともにいちごミルク 1,210 円/1,188 円(店内飲食/テイクアウト)パンに合う牛乳をイメージしたドリンク。フラッグ付き。■パンどろぼう展 なぞのフランスパンのフレンチトーストプレート 1,650 円チョコソースでデコレーションした、フランスパンのフレンチトースト。フラッグ付き。■パンどろぼう展 ほっかほっカーのメロンパンパフェ 1,650 円バナナやミニメロンパンを使った、ほっかほっカーをイメージしたパフェ。フラッグ付き。■パンどろぼう展 おいしいパンプレート 1,650 円おいしくてパンどろぼうが食べちゃった?プレート。スープ・サラダ付き。■パンどろぼう展 おにぎりぼうやのだし茶漬け 1,650 円焼きおにぎりのだし茶漬けセット。フラッグ付き。※メニューはすべて税込価格コラボメニューを一品注文ごとに、特典コースター(全5種)をランダムで1枚もらえるという嬉しいサービスも。※なくなり次第、終了ノベルティ パンどろぼう展 オリジナルコースター展覧会とコラボカフェで、パンどろぼうの世界がたっぷり堪能できそうです! 東京での会期終了後、大阪・阪神梅田本店 8階催事場での開催も決定。詳細は公式サイトをチェックしてみてくださいね。 パンどろぼう展会期:2024年8月16日(金)~2024年9月4日(水)開催時間:午前11時~午後8時(入場は閉場の30分前まで)※松屋銀座の営業時間に準じます。※開場日・時間が変更となる場合あり。※最終日は午後5時閉場。会場:松屋銀座 8階イベントスクエア住所:〒104-8130 東京都中央区銀座3-6-1イベント問合わせ先:03-3567-1211(松屋銀座大代表)公式サイト: 主催:パンどろぼう展 実行委員会特別協力:柴田ケイコ、KADOKAWA料金(全て税込)前売券:一般1,100円、高校生900円、中学生700円、小学生以下400円当日券:一般1,300円、高校生1,100円、中学生900円、小学生以下500円※未就学児は無料販売期間[前売券]販売中[当日券]会期中販売予定販売場所:ローソンチケット
2024年08月15日2013年に『りんごかもしれない』で絵本作家としてデビューして以降、子どもから大人まで大ブームを巻き起こしているヨシタケシンスケさん。自身初の大規模展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」がそごう美術館で開催中です。「ヨシタケシンスケ展かもしれない」のイメージ。©Shinsuke Yoshitakeこの展覧会では、ヨシタケさんが絵本作家デビュー以前から描きためてきた1万枚を超えるスケッチの中から、約2,500枚を複製し公開。ユーモアかつシュールなヨシタケさんの発想の源ともいえるスケッチが見られるなんて貴重ですね!愛用の手帳(『あんなに あんなに』スケッチ)撮影:野澤亘伸 ©Shinsuke Yoshitake『あんなに あんなに』ポプラ社 2021年 ©Shinsuke Yoshitakeまた『りんごかもしれない』や『つまんない つまんない』など、約20作の人気絵本から原画や構想段階のアイデアスケッチなどを紹介。作品の世界に入り込んだような体験ができる展示もあるとのこと。『つまんない つまんない』原画 ©Shinsuke Yoshitake『つまんない つまんない』白泉社 2017年 ©Shinsuke Yoshitake『なつみはなんにでもなれる』アイデアスケッチ ©Shinsuke Yoshitake『なつみはなんにでもなれる』P H P研究所 2016年 ©Shinsuke Yoshitake『りんごかもしれない』原画 ©Shinsuke Yoshitake『りんごかもしれない』ブロンズ新社 2013年 ©Shinsuke Yoshitake『ころべばいいのに』原画 ©Shinsuke Yoshitake『おしっこちょっぴりもれたろう』原画 ©Shinsuke Yoshitake慣れ親しんだ絵本でも、原画にはまた違った趣が感じられそうです。ヨシタケさんは絵本を出版する前からイラストレーターや造形作家として活躍していました。今回は学生時代の立体作品やアトリエに保管されていた私物コレクションの展示もあり、ヨシタケさんの独自の発想がどこからくるのか垣間見られそうです。《ぶくぶく観音》撮影:加藤新作 ©Shinsuke Yoshitakeカブリモノシリーズ《ACcess100》撮影:三橋純 ©Shinsuke Yoshitake展覧会公式図録には、絵本のためのアイデアや原画、展覧会のために描いた未公開スケッチなど、なんと1000点以上を収録。さらにヨシタケさんのインタビューや、絵本作家デビュー10年の奇跡をたどる専門家による絵本論など盛りだくさん!『ヨシタケシンスケ展かもしれない 公式図録 こっちだったかもしれない』2,970円(税込) ©Shinsuke Yoshitakeそして、展覧会といえばオリジナルグッズも楽しみの一つですが、そのラインナップも豊富。一部を紹介します。「アイツ」のぬいぐるみ Sサイズ 2,530円(税込)ミニトート各種 3,300円(税込)甘いもので頭がいっぱい巾着(ラムネ入り) 各種1,650円(税込)ヨシタケシンスケさんプロフィール:1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版して以降、『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『なつみはなんにでもなれる』P H P研究所 、『あんなに あんなに』(ポプラ社)などで7度にわたりMOE絵本屋さん大賞1位に。『りんごかもしれない』で第61回産経児童出版文化省美術賞、『つまんない つまんない』(白泉社)の英語版『The Boring Book』で2019年ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞受賞。ヨシタケさんの絵本ファンにはたまらない展覧会。この夏休み中にお子さんや友人と、ヨシタケシンスケさんの世界を体感しに、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか。※写真は東京会場の様子。撮影:黒澤義教ヨシタケシンスケ展かもしれない▼展覧会メインビジュアル©Shinsuke Yoshitake会期:2024年7月23日(火)~9月2日(月) 会場:そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階時間:午前10時~午後8時 *入館は閉館の30分前まで。(そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合あり)休館日:会期中無休入館料:(税込) 事前予約不要一般1,400(1,200)円、大学・高校生1,200(1,000)円、中学生以下無料*公式オンラインチケット(e-tix)では、いつでも( )内の料金にてお求めいただけます。オンラインチケット: 「ヨシタケシンスケ展かもしれない」公式サイト: そごう美術館 公式サイト:
2024年08月06日自分で字が書けるようになってからというもの、日々、新作を生み出し続けている小1・末っ子くん。プリント用紙に書きあげたあと、パンチで穴を開けてビニールひもで固定。自分ひとりの力で完成させてから、できたてほやほやを読ませてくれます。さて、今回の最新作は…(※ここから以下、親バカの独自解釈も含まれますのでご了承ください 笑) 出だしからハプニング。どうやらじゅげむ君、こどもとぶつかってしまったようです。その後、無事に仲直りできたようですが… 恐らく、仲直りをした時に遊ぶ約束でもしていたのでしょう。ところが、集合場所に行っても誰もいません。そしてこのタイミングで、ぶつかった子どもの名前がしょうた君であるという事が判明しました。同時に、しょうた君の父が登場。衝撃的な事実を知らされるのです。今まであったイラストはなくなり、突然文字のみのページ。突然の急展開…そして不安を煽る演出…ドキドキしながら、次のページをめくると… 安否!!しょうた君の安否!!あえて結末を明記せず、読み手側に委ねるとは…流石、我が家の巨匠…しかし。ここで結末を聞いてしまうのは野暮だと思いつつ、しょうた君の安否が気になり過ぎる私はこっそり聞いてみました。すると、後日無事に退院し、お父さんの誤解(誤解されているという細かな設定だったらしい!)も無事に解け、家族ぐるみで仲良く幸せに暮らしていったとの事でした。無事だった!!しょうた君無事だった!!ほんの数枚の中に込められた世界観。これを、世界中の誰よりも先に読ませていただけるなんて…今後の巨匠の活躍。期待せずにはいられない私なのでした。
2024年07月31日一般財団法人絵本未来創造機構(代表理事:仲宗根 敦子)は、このたび、沖縄県の全ての小・中学校図書館に子どもたちがありのままの自分を受け入れ、前向きになれる絵本を寄贈いたします。これに伴い、絵本の寄贈式及び教育長表敬日程を2024年6月24日(月)、沖縄県庁にて行います。絵本未来創造機構は、「Ehon for Dream, Smile, Peace」をスローガンに、絵本が持つ力を信じ、子どもたちの夢の実現、笑顔の輝き、そして地球の平和に向けての一歩を踏み出していきたいと考えています。子どもたちが大きな夢を持ち、笑顔で学校生活を送ることは、これからの明るい未来を創造していくことにつながります。『あなたがいるだけで~おばあちゃんからのてがみ~』・出版社:理論社・作 :やまのえりい・絵 :はるかみったあなたがいるだけで~おばあちゃんからのてがみ~■絵本未来創造機構による絵本の寄贈式及び教育長表敬日程日時:2024年6月24日(月) 13:30~13:45場所:沖縄県庁13階教育長応接室■選定した絵本について絵本の選定には、「あなたがいるだけで~おばあちゃんからのてがみ~」(理論社の絵本)を採用しました。この絵本は、自信を無くしていたり、悩みを抱えている人にそっと寄り添う、温かい絵とメッセージがつまっています。日々の忙しい暮らしの中で、落ち込んだり、迷ってしまうことが誰しもあります。そんなとき、この絵本を開くことで、自分がこの世界に生まれてきたことそれだけで、とても素晴らしいことであると気づくことができます。この絵本を通じて、子どもたちが、誰かと比べた自分ではなく、ありのままの自分を受け入れ、今まで以上に自信をもって学校生活を送れるようになることを願っています。絵本イメージ(2)絵本イメージ(3)<著者 やまのえりい氏 コメント>「孫が生まれると知らされた時、生命の誕生は奇跡のようで、当たり前のことではないと痛感しました。ただ、お腹の中にきてくれただけで、周りの人たちは、喜びと幸せで満たされ、希望あふれる未来を描き始めました。どんな時も、何かができてもできなくても、あなたがあるがままでそこにいるだけで、喜び、幸せな人たちがいることを忘れないで欲しい。確かにその存在だけで愛されていることを思い出して欲しい。自分のあるがままが愛されていることを思い出した時に、必ず、自分の人生が豊かに彩られます。世界中の子どもたちに、かつて子どもだった大人たちへ読み継がれて欲しいおばあちゃんからのメッセージです。」■一般財団法人絵本未来創造機構について一般財団法人絵本未来創造機構は、子どもたちに平和について考える機会を提供し、夢や希望を育むために絵本の力を活用しています。絵本は、想像力や感受性を刺激し、子どもたちの心を豊かに育む優れたツールです。■団体概要団体名 : 一般財団法人絵本未来創造機構代表者 : 代表理事 仲宗根 敦子事業内容 : ・絵本講座のコンテンツ開発・絵本講座の開催・EQ絵本講師(R)育成・絵本子育ての講演・絵本文化の啓蒙活動・海外での絵本講座の開催・絵本を活用した企業研修の実施(えほんみらい総研)EQ絵本講師 : 約850名 ※2023年5月末時点設立 : 2020年8月28日財団HP : えほんみらい総研HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年06月17日一般財団法人絵本未来創造機構の(代表理事:仲宗根敦子)は、絵本を通じて豊かな未来を創造し、絵本や読み聞かせの普及活動や研修・出版プロデュースなどの活動を展開しています。この度、第三回「Ehon for Peace in Okinawa」を、2024年6月23日(日)に沖縄市民小劇場 あしびなー(沖縄県沖縄市中央 2-28-1 旧コリンザ3F)にて開催いたします。開催案内今回のテーマは、「もったいないばあさんと学ぶ、命の大切さ。ゆいま~るを広げよう」です。イベントは、シリーズ累計100万部の人気絵本作家 真珠まりこ先生をお迎えしてお話し会&サイン会の他、絵本の読み聞かせやリズムダンスなど、お楽しみ盛りだくさんで開催します。当財団は、収益の一部を平和活動として沖縄や広島の平和活動に寄付しており、このイベントでは、沖縄の子どもたちが絵本を通して共通の喜びを分かち合い、情操を育み、世界平和への意識を育てることを目的としています。■開催概要日時 : 2024年6月23日 13時30分~16時会場 : 沖縄市民小劇場 あしびなー沖縄県沖縄市中央 2-28-1 旧コリンザ3FURL : 参加費 : 大人500円(税込)、小学生未満無料(小学1年生から有料)※お申込み決済時にお支払いは必要ありません。当日現金で募金箱へお願いします。世界平和への祈りと子どもたちの幸せな未来を願う愛の募金として、参加費全額を沖縄県内の小学校へ絵本を購入し寄贈します。定員 : 200人※ご家族ご一緒の参加はもちろん、大人だけの参加も大歓迎です。申込方法: 主催 : 一般財団法人絵本未来創造機構後援 : 沖縄県【一般財団法人絵本未来創造機構について】一般財団法人絵本未来創造機構は、絵本の読み聞かせがいかに大事かを考えてきました。理事長である仲宗根敦子が絵本の素晴らしさに気付いたことをきっかけに設立。日本だけではなく世界中で絵本講座を実施するなど、積極的に読み聞かせや講演活動を行っています。【団体概要】団体名 : 一般財団法人絵本未来創造機構代表者 : 代表理事 仲宗根敦子事業内容 : ・絵本講座のコンテンツ開発・絵本講座の開催・EQ絵本講師(R)育成・絵本子育ての講演・絵本文化の啓蒙活動・海外での絵本講座の開催・絵本を活用した企業研修の実施(えほんみらい総研)EQ絵本講師 : 約850名 ※2023年5月末時点設立 : 2020年8月28日財団HP : えほんみらい総研HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年06月14日親子で会話ができるHarry&Marieの絵本で子どもたちに楽しくあったかい時間を届けたい!「ハリー&マリーを通じてをみんなを笑顔に」をモットーに、物語・アート・空間から豊かな心を育む「ホーンプバック」を運営するハリマ紙器印刷工業㈱(本社:兵庫県加西市)は、2024年6月30日(日)までHarry&Marie初の絵本プロジェクトクラウドファンディングを開催中です。「Harry&Marie」の絵本で子どもたちに楽しくあたたかい時間を届けたい! : ======================クラウドファンディング詳細ページ 支援募集期間:2024年5月3日(金)~2024年6月30日(日)目標金額:100万円リターン(返礼品):全11種類あり※絵本プロジェクト記念プレミアムステッカー&ポストカード付き======================親子で読みたい絵本がHarry&Marieから登場!Harry&Marieの可愛いキャラクター仔猫のモマちゃんはまだあかちゃん。絵本の中の子猫のモマちゃんに絵本に描かれたイラストが何かを教えてあげる【親子で会話ができる】絵本です。絵本を楽しむうちに自然といろいろな言葉を楽しく覚え子どもの「伝える力」を育む絵本になっています。親子、兄弟姉妹、保育園や幼稚園などで楽しみながらコミュニケーションがはかれる絵本。絵本「モマちゃんこれなーに?」#1「みのまわりのもの」#2「どうぶつ」2冊セットで登場です。鮮やかな色で、見ているだけでもわくわく楽しくほっこりする絵本になっています。6月までご予約受付中!商品は9月お届けです。ハリーとマリーのぬいぐるみや、腰用クッションCuCu、そして母子手帳入れにもぴったりのとってもかわいい刺繍入りのマルチケースなど・・ハリー&マリーのかわいいグッズや絵本プロジェクトでしか手に入らない限定グッズも盛りだくさんです。ぜひチェックしてみてください!!「Harry&Marie」の絵本で子どもたちに楽しくあたたかい時間を届けたい! : すべての商品にただただかわいいモマちゃん限定アニメ付きのステッカーがついてきます!ホーンプバックという広い高地で繰り広げられる夢の世界。心優しき住人たちは皆、みなさんにあえることを夢みています。この ”Harry&Marie” が、世界の多くの方に愛されるよう、みなさんと一緒に育てていくことができればこの上なく幸いです。ホーンプバックについてハリーとマリー、そして素敵な仲間たちが繰り広げる心温まる物語。かわいいイラストやお話を通じて、笑顔の輪を広げたい、思いやる気持ちを広げたい、頑張る気持ちを応援したいとの想いから、えとうまさゆき(masashiki)が想像する世界です。ハリーとマリーは、子どもたちが笑顔になる、心を豊かにする知育グッズを制作する中でうまれました。2020年5月コロナ禍、閉塞感の漂う世の中に 笑顔の輪を広げたいとSNSを通してホーンプバックの世界の発信がはじまりました。ホーンプバックには動物や恐竜にロボットなど、たくさんの楽しい仲間が自然豊かな高地で暮らしています。何気ないほっこりする日常から、仲間の大切さや優しさ、自然の大切さを感じてもらえるように そして思いやりのある心豊かなやさしい未来になるようにと思いを込めて作品づくりをしています。「Harry&Marie」の絵本で子どもたちに楽しくあたたかい時間を届けたい! : [主催]ホーンプバックの世界展実行委員会/ハリマ紙器印刷工業株式会社[問合せ]info@howmpdbuck.comハリマリホーム | ホーンプバック公式サイト : ○公式Instagram@harry_marie_official〇公式LINE ■ご掲載に関してのお願い下記のクレジットを表記ください。©HOWMPDBUCK Ink./ M.Eto 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年06月12日保育士の中田馨さんが、「絶対に読んでおいたほうが良い」オススメの絵本について教えてくれました。子どもにはなるべくたくさん絵本を読んであげたい! という親御さんも多いことでしょう。保育士さんのオススメの絵本はどんなものか興味がありますよね。ぜひチェックしてみてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。今回のテーマは「絶対に読んでおいたほうが良いベストセラー絵本」です。保育士と言う職業柄、絵本とふれあうことの多い私が選んだ絵本をご紹介します。 『わたしのワンピース』(こぐま社)にしまきかやこ 作『わたしのワンピース』(こぐま社)は、空から落ちてきた真っ白い布で、うさぎさんがワンピースを作るところからストーリーが始まります。素敵なワンピースができて「ララランロロロン」とお出かけしたうさぎさんのワンピースは、お花畑を通ったらお花模様に。雨が降ったら水玉模様に……と模様が変化していきます。 実は先日、2歳児さんとこの絵本を読んだところ、2歳の女の子は次々に模様が変わる素敵なワンピースにくぎ付け!「わああ! かわいいワンピースになったね」と話しかけると「うん」とうっとりとしていました。 ワンピースに描かれる模様の彩りも良いので、見ているだけでウキウキします。子どもたちに「もういっかい!」とリクエストされることも多い絵本です。 参考文献:『わたしのワンピース』(こぐま社) にしまきかやこ 作 『ぐりとぐら』(福音館書店)なかがわえりこ 作・おおむらゆりこ 絵「ぐりとぐら」の絵本は、多くのお父さんお母さんが、小さいころに1度は読んだことがあるのではないでしょうか? お料理が好きな野ネズミのぐりとぐらは、森で大きな卵を見つけます。どんな料理にしようか悩んで「カステラ」を作ることに。大きな卵を料理して、だんだんカステラが出来上がっていく様子はウキウキして、出来上がったカステラはふっくらとやわらかそう!! 絵本からいい香りが漂ってきそうです。 「わあ! おいしそうなカステラ。◯◯ちゃんも食べてみる?」と絵本の絵をつまんでお口にパクリ。子どもたちはにっこり笑顔になって「もういっかい!」と何度も食べたがります。子どもたちの想像力を掻き立てる素敵な絵本です。 福音館書店の公式サイトには、「『ぐりとぐら』のカステラをつくろう!」と、カステラの作り方も紹介されています。実は、私も作ったことがあるんです。わが子はもう大きくなっていましたが、『ぐりとぐら』のカステラと知り、感動して食べてくれました。 参考文献:『ぐりとぐら』(福音館書店)なかがわえりこ 作・おおむらゆりこ 絵 『はじめてのおつかい』(福音館書店)筒井頼子 作・林明子 絵この絵本は、私が幼少期に出会い何度も読み返した絵本です。 小さなみいちゃんはママに頼まれて、手に百円玉を2つ握りしめておつかいに行きます。いつもママと通る道なのに、自転車にビックリしたり、転んでお金を落したり……とさまざまなハプニングが起きます。 絵本の主人公のみいちゃんとそう変わらない年齢だった私は「頑張れ! 頑張れ!」と応援しながら読み進めていたことを今でも覚えていて、そのときにみいちゃんと同じように不安な気持ちになったり、みいちゃんが転んでケガをしたら何だか痛みを感じたり、最後はうれしく温かい気持ちになったことも覚えています。 そんな気持ちにさせてくれた絵本ですので、自分の子どもが大きくなったら一緒に読みたい絵本のひとつでした。 参考文献:『はじめてのおつかい』(福音館書店)筒井頼子 作・林明子 絵 『おまえうまそうだな』(ポプラ社)宮西達也 作この絵本の舞台は、むかしむかしの恐竜の時代。山が噴火して生まれたのが、アンキロサウルスの赤ちゃん。赤ちゃんは独りぼっちだったのですが、1匹のティラノサウルスに出会います。 アンキロサウルスを見つけたティラノサウルスは「ガォー! ひひひひ、おまえうまそうだな」と飛びかかろうとするのですが、アンキロサウルスは「おとうさーん」と足元にしがみつきます。 さて、その後草食恐竜のアンキロサウルスと、肉食恐竜のティラノサウルスがどうか変わっていくのか……? は、ぜひとも、実際に絵本を読んでみてください。 私がこの絵本に出会ったのは、恐竜好きの息子が年中さんのときでした。絵本の表紙に描かれている恐竜の何とも言えない表情と、『おまえうまそうだな』というタイトルに「なんだこれは!」と衝撃を受けたのを覚えています。 絵本の内容は、最初のイメージを覆すほどの感動的なもの。読んだあと、胸の奥にズッシリと課題を突きつけられた思いになりました。子どもだけでなく、大人にとってもメッセージ性の強い絵本なので、ぜひお父さん、お母さんに読んでもらいたい1冊です。 参考文献:『おまえうまそうだな』(ポプラ社)宮西達也 作 今回、私の好きなベストセラー絵本を選び、中身を思い返していて改めて、絵本は感情を揺さぶり、子どもの心も大人の心もわしづかみにしてくれるものであることに気づきました。皆さんのご家庭のベストセラー絵本を、ぜひ見つけてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2024年06月04日ユニクロ(UNIQLO)のTシャツブランド「UT」から、オランダの絵本作家・グラフィックデザイナーのディック・ブルーナが描く「ミッフィー」の絵本にインスピレーションを得た新作コレクションが登場。2024年8月9日(金)より発売される。「ミッフィー」の絵本のイラストを用いたシンプルTシャツオランダの絵本作家・グラフィックデザイナーのディック・ブルーナが描いた絵本の主人公で、今では世界中で愛されている“小さなうさぎの女の子”「ミッフィー」。今回の新作コレクションでは、そんな「ミッフィー」の絵本のイラストを使用し、日常に馴染むシンプルなデザインに仕上げた。絵本「miffy at the gallery(うさこちゃん びじゅつかんへいく)」をモチーフにしたTシャツのフロントには、絵本のタイトルをレイアウトし、バックには絵本の表紙をモノトーンで表現。まるでロゴTシャツのようなシンプルな佇まいと、「ミッフィー」のほっこりかわいい世界観を両立させた。また、「miffy is crying(うさこちゃんの さがしもの)」をモチーフとするTシャツは、グレーのボディにプリントをトーナルで表現することで、大人っぽいシックな印象に。フロントには泣き顔のミッフィー、背面には絵本のタイトルがレイアウトされており、袖にはワンポイントで「ミッフィー」のフェイスモチーフがあしらわれている。春夏に活躍するボーダーの爽やかなTシャツも必見。「Miffy the Ghost(うさこちゃんおばけになる)」をモチーフとしており、胸元には、シーツをかぶって“おばけ”になったミッフィーが刺繍で施されている。そのほか、「miffy is naughty(うさこちゃんと きゃらめる)」のワンシーンを抜き出した、ブラックのミニマルなデザインも登場する。【詳細】UT「ミッフィー」コレクション発売日:2024年8月9日(金)価格:ウィメンズ Tシャツ 各1,500円Illustrations Dick Bruna © copyright Mercis bv,1953-2024
2024年06月01日身体障がいや発達障がいについて園や学校で教わることはなかなかないですよね。とはいえ、親が言葉で説明するのも難しい。そんなときは絵本を読んで“知る”ところから始めてみるのはいかがでしょうか? モデルで絵本ソムリエのアンヌさんが、身体障がい&発達障がいがテーマの絵本をピックアップしてくれました。いずれの絵本も障がいをありのまま受け入れる。そんな表現、ストーリーがとても魅力的です。身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 01目に見えない障がいを絵本で可視化『ぼくはスーパーヒーロー アスペルガー症候群の男の子のはなし』『ぼくはスーパーヒーロー アスペルガー症候群の男の子のはなし』作:メラニー・ウォルシュ訳:品川裕香(岩崎書店)対象年齢:3歳くらいから「『僕には特別な力があるんだ』と自己紹介をする僕。どんな細かいことでも完璧に覚えてしまうし、好きなことはいくらでも話せる脳みそがあると説明してくれます。でもときどき失敗することもあれば、とても気分が悪くなることも。周りのみんなとはちょっと違うアスペルガー症候群の感じ方を、一人称でやさしく打ち明けている本作品。『僕』の理解を深められるとともに、違うことを肯定的に描き切っているところは、どんなお子さんにとっても安心材料となるでしょう」身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 02車椅子の人の気持ちを知ろう『わたし いややねん』『わたし いややねん』文:吉村敬子絵:松下香住(偕成社)対象年齢:5歳くらいから「『わたしでかけるの いややねん』『みんなじろじろ見るからいややねん』。手足などに障がいがある著者の心の訴えを、車椅子を主体に綴った作品。車椅子が閉じたり、包まれたり、遠ざかったり、近づいたり……。横に添えられた関西弁のテキストをまるで代弁するかのよう。先生からは『強くなれ』と言われますが、どうしたらいいのだろうかと考える著者。最後に出した問いにハッとさせられます。求められるのは精神的なバリアフリー社会。小さいうちから親子で話し合いたいですね」身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 03障がいを個性として受け入れよう『〜ADHD〜おっちょこちょいのハリー』『〜ADHD〜おっちょこちょいのハリー』文:成沢真介絵:木村倫子(少年写真新聞社)対象年齢:8歳くらいから「ルールや時間を守ることが多くなる小学校。ゆえに入学と同時に特性が目立ってくることも。おっちょこちょい、忘れ物は多い、そそっかしい……。ハリネズミのハリーのように。本作では、クラスメイトのやりとりのなかで起こる、困りごとの事例をひとつひとつピックアップ。丁寧な解説で理解を深めていけるだけでなく、解決策も提案してくれます。特性を『治す』のではなく、見合った生き方の手助けに。関西弁のやりとりは軽快で、絵も可愛らしいですよ」身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 04相手の気持ちを考える心が育める『どんなかんじかなあ』『どんなかんじかなあ』文:中山千夏絵:和田誠(自由国民社)対象年齢:5歳くらいから「目が見えないって、どんなかんじかな? 主人公のひろくんは、試しに目を瞑ってみます。しばらくすると、目が見えている状態のときよりもずっと多くの音が聞こえてきます。では耳が聞こえないって? そこで耳栓をしてみると……。さらには震災で両親がいないお友達の気持ちは? など、それぞれの世界の描き方にも注目です。ハンディキャップはアドバンテージ! なによりハッと驚く展開が素晴らしい作品です。多様性とはこういうことかと唸ります」身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 05多動症は我慢しなくてOK!『ボクはじっとできない自分で解決法をみつけたADHDの男の子のはなし』『ボクはじっとできない自分で解決法をみつけたADHDの男の子のはなし』文:バーバラ・エシャム絵:マイク&カール・ゴードン訳:品川裕香(岩崎書店)対象年齢:5歳くらいから「ADHDの特性の、じっとしていられないことや、衝動を止められずに失敗を繰り返してしまうことなど。そのせいで叱られてばかりの当事者が、どうすればいいのかわからずにいちばん困っています。ここでは、自信を失いかけているディヴィットが、頭にはどんな考えがあるのか、本人の視点で語ってくれます。実は楽しいことが好き、アイディア満載でとてもユニークといった魅力が。そして自分で考え抜いて、解決策を生み出します。『定型発達児』の子育てに参考になることも」身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 06大好きな線を通して楽しく生きる『いっぽんのせんとマヌエル』『いっぽんのせんとマヌエル』文:マリア・ホセ・フェラーダ絵:パト・メナ訳:星野由美(偕成社)対象年齢:3歳くらいから「いっぽんの線が町へ続きます。あるときは線からは太陽が上り、またあるときは線に鳥が停まっています。学校に入るときも、線を辿って……。本作品は、自閉症のマヌエルくんとの出会いによって生まれました。マヌエルくんは線が大好き。こうした障がいのある子は、好きなものを通して自分を取り巻く世界を理解するのだそう。その特性がシンプルにわかりやすく描かれています。ピクトグラムが添えられているのも、文章を理解する手助けに」身体障がい&発達障がいがテーマの絵本 07視覚障がい者について理解する『てんじもよー』『てんじもよー』著:いどともこ i.dot(ポエムピース)対象年齢:5歳くらいから「雲が、もくもく。風もヒューってきて……。天気の移り変わりをシンプルに追った展開ですが、たくさんの点字情報が。視覚に障がいがある人もそうでない人も、読める仕組みになっています。また裏ページには点字表があるので、じっくり学ぶこともでき、タイトルの『ー』の意味も解き明かされます。アイディアが光る、まさにユニバーサルデザインの絵本。ちなみに、点字が読めるのは視覚障がいがある人の1割ほどという難解さ。ぜひ、指先が敏感な小さいうちから」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2024年05月22日ゆぎ書房~世界を旅する翻訳絵本の出版社~(所在地:東京都八王子市、代表:前田 君江)は、翻訳絵本『ぼくのなまえはサンゴール』(定価:2,200円(税込:2,420円)、ISBN:978-4-910343-06-8)を2024年5月30日(木)に出版いたします。絵本表紙■あらすじ主人公は、スーダン内戦で難民となった少年サンゴール。物語の最大のテーマは「なまえ」だ。少年は一族の長老に「どこに行ってもおまえはディンカ(族)だ、どこに行ってもおまえはサンゴールだ」と励まされ、スーダンからアメリカへ向かう。安全だけれど慣れない大都会での生活、そして、「サンゴール」という名前を誰もきちんと呼んではくれず、学校でも名前をからかわれ、「ここでは、ぼくのなまえなんて なくなってしまったみたいだ。なんみんキャンプにかえりたい」と思い悩む。友だちと別れて難民キャンプをあとにする。「にどと あえないと わかっていた」■原作者について原作の絵はキャサリン・ストック、そして、物語を担当したカレン・リン・ウィリアムズとカードラ・モハメッドは、難民キャンプでの友情を描いた『ともだちのしるしだよ』(岩崎書店、2009年)の原作コンビでもあります。カードラはソマリア政変で難民となった両親の亡命先で生まれ、長年、難民支援にも携わってきました。■『ぼくのなまえはサンゴール』が翻訳された経緯『ぼくのなまえはサンゴール』の原書「My name is Sangoel」は、日本国際理解教育学会の特定課題研究(2016-18年)のひとつ「難民問題から国際理解教育を問う」の一環として収集された難民絵本(難民をテーマとした絵本)100冊余のうちの一冊でした。翻訳した小野寺美奈さん(東洋大学助教)、當銘美菜さん(目白大学専任講師)、山西優二さん(早稲田大学名誉教授)、前田君江さん(東京大学非常勤講師、ゆぎ書房代表)の4名は、同研究プロジェクトの絵本タスクチームとして、収集した絵本を用い、早稲田大学などで10回に及ぶ難民絵本の読みあい・語りあいワークショップを開きました。参加者は学生や研究者、難民支援に関わる人たち、ときに高校生や小学生も加わりました。英語絵本はメンバーで翻訳し訳文を添えて、参加者とともに読みました。『ぼくのなまえはサンゴール』もそうした作品のひとつでした。国際理解教育において、難民となってしまうこと、難民となった人たちのことを如何に学ぶかは、いま世界で起きている様々な問題すべてと関わる大きな課題です。この場合の「難民」とは、受け入れ国で難民認定されたかどうかに関わりなく、戦争や災害、気候変動、経済的問題によって住んでいる町や国からの移動を余儀なくされた人たち全てを指します。学校教育をはじめとする学びの場において「〇万人が移動し、〇万人が亡くなった」という概要のみを伝えることは、紛争や人の死が数字とデータのみに換算される危険性をつねに孕みます。他人ゴトではない「自分ゴト」として問題を捉えるための教材やワークを模索するプロジェクトの中で、絵本もまた有効な学びの素材として位置づけられました。小野寺さんらは、「絵本を読む人たちは、顔の見えない『難民』ではなく、『サンゴールくん』の物語として主人公に感情移入しつつ、彼が直面する出来事ひとつひとつを追体験しようとします。難解な解説書ではなく絵本だからこそ、参加者のみなさんが、サンゴールくんの置かれた状況を、物語の中から読み取ったり、絵から発見したり、心に浮かんだ疑問を率直に話し合ったりする様子がとても印象的でした」とワークショップでの様子を語っています。また、イギリス、アメリカ、オーストラリアなど出版された英語絵本には、難民となって受け入れ国で育った子どもたちを主人公にした作品が多く出版されている一方で、日本ではそうした絵本が翻訳以外には、ほとんどないことにも気づきました。さらに、2009年に刊行された原書絵本のあとがきで「現在の世界の難民は3,000万人」と記されていましたが、2022年には1億人を超えていたことも衝撃的でした(いずれもUNHCR発表による)。■『ぼくのなまえはサンゴール』から学べること絵本のなかで主人公は素晴らしいアイディアで自分のなまえを皆に伝え、クラスメートと打ち解けます。『ぼくのなまえはサンゴール』は、難民となることで直面する苦難だけでなく、自分や他者の文化、そして、アイデンティティをどう受け入れるかについて、子どもたちとともに考えていく、大きなきっかけになるに違いありません。絵本表紙_裏表紙■絵本概要書名 : ぼくのなまえはサンゴール著者 : カレン・リン・ウィリアムズ、カードラ・モハメッド[文]キャサリン・ストック[絵]小野寺美奈、當銘美菜、山西優二、前田君江 [共訳]ページ数: 32ページ価格 : 定価 2,200円(税込 2,420円)出版社 : ゆぎ書房ISBN : 978-4-910343-06-8発売日 : 2024年5月30日(木)URL : ■出版社概要ゆぎ書房~世界を旅する翻訳絵本の出版社~代表 : 前田 君江所在地 : 〒192-0362 東京都八王子市松木設立 : 2020年5月事業内容: 翻訳絵本の出版社URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月17日母子手帳とともに絵本を手渡す活動を行う、一般社団法人 マタニティ期から絵本読みきかせ推進協会(略称:またよみ協会、本部:神奈川県伊勢原市)が発足がしたことをお知らせします。お腹の子に愛情を届けるための絵本【母子手帳とともに絵本を】またよみ協会が2024年5月より一般社団法人として活動を開始いたします。法人設立の大きな目標として「母子手帳とともに絵本を手渡す」ムーブメントを日本中に起こしたいと考えています。またよみ協会では任意団体として発足した2021年以降、各地での講演会、オンライン講座等でマタニティ期に絵本を読むことの意義をお伝えしてきました。内容に興味を持って、子育てを始めている保護者さんたちも受講してくれることが多く、皆さん口を揃えて「子どもが生まれる前に絵本のことをもっと知りたかった」「また子どもを授かったらお腹の中の子にも読んであげたい」と言います。どの家庭にもマタニティ期のうちに絵本を届けるには、母子手帳とともに手渡すのが確実です。マタニティ期の読みきかせの重要性、有効性を幅広く周知し、行政への提案にもつなげたいと考えています。講演会実績の豊富な団体代表の内田早苗をはじめ、絵本専門士、絵本講師、英語絵本教室の指導者などのメンバーで、幅広い知識と経験でマタニティ期から絵本のある暮らしをサポートします。マタニティ期からの手厚いサポートにより得られる信頼関係で出産後の子育てにも寄り添える団体として活動します。【胎教ではなく愛情表現】お腹の中の子に絵本を読んでいたら、産まれた後、子どもにどんないいことがあるのか?またよみ協会では、あまりそのことを重要には考えていません。むしろ「○○したら、のちにこうなる」は一旦置いて、「今、ここにいる命に愛情を届ける」手段として絵本を読んでほしいと願っています。お腹の中の子に読んでみても反応はないかもしれません。それでもお腹の中にいる子が自分たちの声を聞いているかもしれない、そのことを信じて絵本を読む。ただただ愛情が届けばそれでいい。自分たちにできる、ほんの少しのことを実際にやってみる。そんな経験を積んで少しずつ親としての自信をつけていく。子育ての第一歩は愛情表現からです。父親もマタニティ期から積極的に子育てに参加【一般企業への提案】産休・育休を取得する従業員に絵本を手渡すとともに、マタニティ絵本講座受講の機会を提供します。また、社内のパブリックスペースに絵本や子育て本の貸し出しコーナーを設けるなど、会社と家庭を繋ぐ場のご提案をします。パブリックスペースでランチタイムにマタニティ・子育て講座を受講できる仕組みを構築するサポートも展開します。【またよみ協会公認サポーター講座】各地のマタニティ期の方に向けてまたよみ協会の趣旨を伝えることができるよう、公認サポーター制度を設けました。講座を受講すれば、マタニティ期の読みきかせへのアドバイスに必要な知識を得ることができます。サポーター講座の開講は2024年9月を予定しています。【会員募集】<年間会員(個人)>1口1,200円から申し込みいただけます。5口以上の会員様は法人の発行する紙面やウェブサイトにてお名前を掲載いたします。<年間会員(法人)>1口10,000円から申し込みいただけます。またよみ協会が発行する紙面やウェブサイトにて法人名を掲載いたします。<またよみフェローシップ(個人)>月間1,000円でお申し込みいただけます。絵本や子育てについての学びや研究・調査に参加でき、さまざまな講座が受講できます。【ご入会】ホームページより 【団体概要】本部:神奈川県伊勢原市岡崎6717-7赤ちゃん絵本専門店 あかちゃんえほんや内他)多摩小金井・石川県金沢市・宮崎県宮崎市に支部代表:内田早苗 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月15日