最近では、教育や発達のために、幼少期から何らかのスクールに通わせるママも多いようです。「ほかの子と違う習い事をさせたい」、「定番の英語やピアノはうちの子にはあわないかも…」という場合には、一風変わった習い事を検討してみてはいかがでしょうか。子どもの個性を伸ばし、将来にも役立つ習い事をピックアップしました。■英語の前に日本語? すべての基礎となる国語力を鍛えるにはグローバル化の動きにあわせて、幼児期から英語教育に力を入れる家庭は増えているようです。でも中には、「日本語で自分の気持ちが話せる力が育ってほしい」と、考えるママも多いのでは。そんな「英語よりまず日本語力を高めたい」という方針の家庭におすすめなのが、国語教室です。英語教室に比べると目立たない存在ではありますが、小学生向けはもちろん、幼児向けの教室もあります。幼児向け教室では、絵本やカルタを利用しながら楽しく教えてくれるところも多いので、小さな子も無理なく学べそう。すべての教科の基礎となる国語力は、習わせておいて損はないはずです。■子どもへの食育には、農業体験を!普段、土にふれる機会の少ない都会っ子には、農業体験スクールはいかがでしょう。田植えや稲刈り、野菜や果物の収穫などを実際に体験することで、食べものや農業の大切さを自然に学ぶことができます。子ども向け農業体験は、民間の施設や農場のほか、地元のJA(農業協同組合)が開催するイベントも行われています。気軽に参加できる1日体験から、毎週末に農場に通って作業する本格的なコースまで、施設や運営団体によって内容もさまざまです。■個性を発揮! 珍しい楽器を弾けるだけで目立つ!「音楽がある生活」の中で幼少期から過ごし、音楽に親しむことはママにとっても憧れること。音楽系の習い事の定番といえばピアノですが、家に練習用のピアノを置くという問題であきらめていた方や個性を発揮させたいと思っていたママには、こんな楽器の教室はいかがでしょうか。たとえば、ウクレレやギター、三味線、アコーディオン、ドラムなど、これまでの親世代の習い事ではなかったちょっと珍しい楽器の教室。これらの楽器は弾けるだけでも注目されるので、将来、子どもの特技や強みになるかもしれません。■理系脳を育てる! 好奇心旺盛な子には科学教室「ママ、磁石はどうしてくっつくの?」「シャボン玉はなぜ丸くなるの?」などと、毎日質問攻めにされて困っているママ。「なぜなぜ?」で頭の中がいっぱいの子には、科学教室に通わせて、好奇心を思いきり満足させてあげましょう。顕微鏡やビーカーなどの装置・器具を使った本格的な科学実験が体験できるのが、科学教室の大きなメリット。小学生向けが中心ですが、親子で参加できる幼児向けの教室もあるようです。幼いうちから科学に親しんだ生活を送ると、理系脳が養われ、将来には理系に進みたいという子どもに育つかもしれません。子どもの習い事選びには、家庭の方針やママ・パパの希望のほかにも、本人の適性も重要。現代では種類も多岐にわたるので、ぜひ我が子にあった習い事を見つけてあげましょう。
2016年10月18日長い結婚生活のなかでは、いいことも悪いことも含め、何かと思いがけないことが起こるものですよね。その「思いがけないこと」の中でも、「夫の転職や起業」は生活そのものに大きな影響を及ぼす出来事といえます。もしあなたの夫が会社都合のリストラではなく、自ら会社を辞めたいと相談してきたとき、妻としてどう受け止め、アドバイスをするべきでしょうか。■「辞めて何をしたいのか」より「なぜ会社を辞めたいのか」もしかすると夫は今の仕事や人間関係にストレスを感じて、誰にも話せずにため込んでいて、そこから逃れたいがために「辞めたい」と考えているのかもしれません。それならまず、その気持ちを吐き出してもらうことが先決です。私が今まで受けた男性からの転職相談では、よくよく話を聞いてみると、本当に会社を辞めたいのではなく、ただ現状が辛いというケースがわりとあります。その場合はまず妻が精神的な理解者となってあげることで、冷静にどうすべきか考えることができます。また、「会社の制度に不満がある」「上司とそりが合わない」「会社の業種に将来性がない」など、今の会社に対する不満だけを辞める理由に挙げる場合は、転職や起業をしてもまた同じような不満を持つ可能性があります。不満があるから辞めたくなるのはわかりますが、それに対してどこまで自分自身でそれを変えるべく働きかけたか、またその中でも実績を上げるなどして現在の職場において「やりきり感」を持っているかを確認してみましょう。■転職または起業のリスクそして「やはり会社を辞める」という結論になった場合、転職にしろ起業にせよ、なぜその会社なのか、その仕事で起業するのかを聞いて、あなたが「なるほど、それなら納得できる」と心から思えれば、ひとまず心構えの部分では大丈夫でしょう。特に起業する場合は、妻1人を納得させられないのなら、取引先や銀行などと交渉することはさらに難しくなるからです。また収入面については必ず確認しておきましょう。転職先のほうが高収入だからと思って転職しても、それは最初の一年だけで実績が出せなければ減額される可能性もあります。転職先の給与形態はきちんと把握しつつ、万が一結果を出せず収入が減ったとしてもモチベーションが落ちることのない、夫にとってはやりがいのある仕事内容なのかを聞いておきましょう。 ■「最悪のシナリオ」を共有する起業の場合は収入に保証がありませんからより深い話し合いが必要です。まずは夫に、具体的な事業計画を説明してもらいましょう。あなたがその内容一つ一つをイメージできるくらいまで細かく聞くことが大切です。そのうえで、期限を決めて売上目標を決め、そこに至らなかった場合は撤退するなど、「最悪のシナリオ」を共有しておきます。子供がいなければ子供を持つ時期、子供がいるなら教育費をどうするかも含めて話しあっておきましょう。転職より起業は多くのリスクが伴います。仕事の知識や人脈に加え、よほどの情熱と覚悟がなければ続きません。あなた自身も夫をどこまでサポートできるかよく考えてください。転職や起業は男性にとって人生の大きな岐路です。妻であるあなたは、彼が進みたい道を全力で支え、励まし、応援しつつ、一方では冷静な目を持って二人の家庭を守っていってあげてください。
2016年09月21日子どもの特性に合った習い事、どう選べばいい?出典 : 発達障害のある子どもを育てていると、凸凹はあっても得意なことは伸ばしてあげたい!と考える親御さんも、多いのではないでしょうか?そんな時に思いつくのが、習い事だと思います。今回は、様々な習い事を通して、どんな学習環境が息子に合っているのか?考えたいと思います。息子には、自閉症スペクトラム、ADHD、協調性運動発達障害の診断が下りています。その特性には、●注意欠陥(注意が逸れやすい)●視覚優位(見て理解しやすい)●聴覚言語に弱い(聞いて理解しにくい)が、あります。診断が下りる前から体操教室に通っていた息子は、その後、ピアノ、水泳、英語、公文、絵画、算盤とさまざまな習い事に通いました。自分で興味を持って始めたものもあれば、指先が少しでも器用になれば、得意なことが1つでも増えればと、私が勧めたものもあります。子どもがたくさん習い事をする地域で暮らしていたので、いろいろな教室があり、チャレンジしやすい環境でもありました。今現在、すべての習い事を続けているわけではありませんが、どの教室でも楽しく過ごしていたようです。息子自身が気に入っていたかどうか?を基準にすれば、全て合っていたと言えるのですが、特性を考えると、合うかどうか話は別です。では、息子に合っていたのは、一体どの習い事だったのでしょうか?息子に向かなかった習い事から順に、5段階で評価出典 : まず、注意の逸れやすい息子に1番向いていなかったのは公文教室でした。公文の教材そのものの問題はなく、自由な時間に多くの生徒が出入りするという環境が問題だったのです。誰かが出入りすれば手を止め、その人を観察し、誰かが質問すれば、話が終わるまでそちらに注目する息子。もちろん気がつけば先生が声をかけて下さるのですが、プリントに向かう時間よりも、手が止まっている時間の方が長く、結局教室に通うのはあきらめ、自宅の静かな環境で学習する方法に切り替えました。出典 : レッスンの時間が決まっていた英語教室は、授業中に人の出入りがない分、授業に集中できていたように思います。ただし、目で見る情報よりも、耳からの情報量が圧倒的に多いため、習熟度でいうと、合わなかったようです。次に英語を習うときは、英文を確認しながらレッスンができるところを、選ぼうと思っています。出典 : ピアノ教室は話し言葉での指示が多く、聴覚言語に弱い息子には合わないかもしれない…と心配していました。しかし、1対1のレッスンでは、指示が通っているかの相互確認がきちんとできています。先生もきちんと息子の個性を把握して下さるので、マンツーマンのレッスンというのは、先生との相性が合えばとても良い選択だと思います。絵画教室では、ボーっと他のお友だちを眺めている時間も多いのですが、他の習い事と比べると「こうしなければならない」というノルマが緩いため、気楽に通えているようです。出典 : そして、息子の特性に1番合っていた習い事の1つが、水泳教室です。息子が通う水泳教室では、次の級に進む条件が細かく定められています。それをクリアしないと次へは進めないため、息子に今何が足りていないのかを、ワンステップずつ指導してもらえるのです。いきなり「クロールの練習をします。右手はこう、左手はこう、息継ぎはこう、バタ足はこの感じで」と見せられても、息子には絶対に覚えられませんが、①クロールをするために、バタ足の練習をします!(やってみる)②膝を伸ばしてやってみよう!(できない)③こうやって、膝を伸ばしてみて!(意識できる)④その調子!ずっと膝を伸ばして!(少しずつできてくる)このように、1つひとつの動作ができるまで、とても細かくそのポイントだけを指示してくれるので、聴覚言語に弱い息子にも「膝を伸ばす」というフレーズが届き、習得しやすいのです。出典 : 体操教室も、合っている習い事の1つでした。前転を行う際は、まず「マットの端に両足をそろえて立つ」というところから始まって、それができたら次は「両手を伸ばしてマットにつける」「おへそを見る」と続きます。こうして、1つずつ課題をクリアしていく方法で、いつの間にかきれいな前転ができるようになっているのです。洞察力の高いお子さんや、身体能力の高いお子さんの場合は、1つひとつ説明されるとまどろっこしいかもしれません。しかし、息子のように、何においても習得するまでに時間がかかる子どもにとっては、このスモールステップの方法がぴったりと合っていたのです。時間はうんとかかりましたが、体幹が弱く、片足立ちもジャンプもできなかった息子が、逆上がりができるまでになったのは、このスモールステップで、課題をクリアできたからだと思います。スモールステップで習得できる環境の他に、息子にとって大切なこと出典 : 沢山の習い事を経て、スモールステップで学習できる環境が、息子には合っていることがわかりました。その他に、習い事を選ぶポイントとして押さえておきたいことがあります。息子の特性の1つに、「1度頭に入ってルーティン化したものは、律儀に守り続ける」というものがあります。まず始めにきちんとした手順・方法が入りさえすれば、後は同じ手順で同じ作業をこなすことができるのです。この初めの1歩を間違えると、延々と間違った手順を繰り返すことになってしまうので、こうなると修正はとても大変。ですから、習い事で専門家の正しい知識を教えてもらうことは、息子にとってとても大切なのです。お金も時間もかかる習い事だからこそ、お子さまの特性に合ったいい教室が見つかるといいですね。
2016年09月20日最近では、英語やリトミック、水泳など2〜3歳ごろからできる習い事も増えてきています。でも、小さいうちから習い事をするメリットとって何? そもそも、習い事ってしたほうがいいの? みんなはいつからはじめた? 親なら一度は考える「子どもの習い事」について、ママたちに意見を聞いてみました。Q.お子さまの習い事、いつから?3歳未満 13.2%3〜4歳 26.1%5〜6歳 30.0%7歳以上 15.6%習い事をさせていない 15.1%やはり習い事の低年齢化は進んでいるよう。未就学児で習い事をしているのは69.3%と、ほとんどの子どもが小学校入学前に、何かしらの習い事をしているようです。習い事は子どもが自分でやりたいかどうかが大事子どもに習い事をさせる親が多いなか、全く習い事をさせていないという人も15.1%いました。「必要なし派」の人の意見としては、子どもがある程度大きくなって、自分の意思でやりたいと言ったら考えるというものです。「習い事は基本なし! 子どもがしたいと言ったら考えます」(三重県 40代女性)「小さいうちはたくさん遊ばせたいです。本人が自発的にしたい習い事でしたら進んでやらせます」(鳥取県 40代女性)「本人がやりたいと自分から言えるようになって、やりたい事があるならやらせてあげたいと思います」(茨城県 40代女性)「小さいうちは習い事とかは基本やらせたくないかな! ある程度勉強するようになり、本人と良く話しをして、苦手科目や本人の意見も聞きながら習わせたいです。無理やりは本人には苦痛になる事があるので! 実際、小さい頃私がそうだったので! 」(千葉県 40代女性)子どもの頃の経験が将来生かされる! 習い事をするメリットでは、習い事をさせている人はどう思っているのでしょうか? すでに子どもに習い事をさせているママたちはどんなときに「習い事をさせてよかった」と感じているのでしょうか。「英語を2歳から。もうじき4歳になりますが、動物や野菜や数字などの単語は頭に入っているようです。最近は家でも英語で歌を口ずさんでいます。教科書で学ばず遊びながら耳と目と完成で英語を習得している感じで羨ましいです。なによりネイティブ先生なので、外でも外国人に対しておじけづかないところがいいですね」(千葉県 40代女性)「2人の子どもに小1くらいから習字を習わせました。上の子どもは現在中3ですが、とても素晴らしい字を書きます。習わせてよかったです」(佐賀県 40代女性)「子どもの頃の経験が、その子の将来の精神面やスキルに大きな影響を与えます。習い事は親がやらせるのではなく、親がいろいろなきっかけを種まきして、その子が興味を持ったタイミングで取り組ませるのがいいのではないでしょうか。習い事に興味を持つかは親の仕掛け次第です。」(神奈川県 40代男性)習わせている人も習わせていない人も子どもの自主性を尊重しよう習い事をさせている人はメリットや成果を感じているようです。もちろん、1年未満でやめてしまったなどでは話になりませんが、2〜3年間続けることで、子どもの成長を感じられるのは親としてはうれしいですね。そして習わせている人でも、「子どもがやる気がないならやめるつもり」という意見も多数ありました。月に5,000〜10,000円程度費用がかかることを考えると、子どもがイヤイヤやっているものに、そこまでお金を出す余裕はないというのも本音かもしれません。せっかく習い事をするなら、長く続けることを前提にし、毎月の家計に継続的なプラスがあっても大丈夫かは考えてみると良いでしょう。Q.お子さまの習い事、いつから?集計期間:2016.02.04〜2016.02.11アンケート回答数:7572件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年09月09日スイミング、ピアノ、英語、バレエ… いろんな習い事があるものの、始めるタイミングや選び方に悩むママは多いもの。特に仕事をしながらとなると、週末しか通わせることはできず、家族で過ごす時間との兼ね合いも熟慮が必要です。そこで、子どもの習い事について、いつから何を選べばいいかを考えてみました。■習い事の目的を明確に「オムツもとれたし、とりあえずスイミングでも習わせようかな」「幼稚園のお友達がみんな習っているからピアノかな」という理由で習い事を始める人も多いと思います。けれど、せっかくならちゃんと目的や指針を持って取り組みたいものですよね。例えば、・基礎体力と体づくりに → 水泳・知的好奇心を刺激するため → 幼児教室・情操教育につながる経験を → リトミック・大人になっても楽しめる趣味を見つけるため → 楽器・チームワークや礼儀を学んでほしい → 団体スポーツ…といったように、目的がはっきりしていれば、おのずと選択肢は絞られてきます。また、・まずは浅く広くでいいからいろんな経験をさせてあげたい・何か一つのことをやり遂げてほしい…などの方向性によって、複数の習い事をするかどうか、なども決めやすくなってきます。 ■本人のやる気と親の覚悟幼児のうちは親の志向で決められますが、小学生などある程度の年齢になると本人の意思を尊重したいですよね。途中、やめたくなるほど辛いことがあるかもしれませんが、頑張った先にある景色を見せてあげるのも親の役目。モチベーションを刺激しながらサポートしていく覚悟も必要です。また、本人が夢中になったり、思いのほか才能が開花したりして、「プロを目指したい」「もっと専門的に習って、技術や技を磨きたい」となったときには時間とお金のサポートも必要になります。習い事をはじめたら先生にお任せ! ではなく、その経過と子どもの心の変化から目を離さないことが重要です。■習い事を始めるタイミングは?進級時や新学期など、環境がガラッと変わるタイミングで始める子どもが多いようです。けれど、子どもの成長は早く、突然興味を持ちだしたり、できることが増える場合もあるので、年度途中でも問題はないでしょう。また、「まだ年齢的に早いかな…」ということでも、先に挙げた目的や指針にマッチすることなら、躊躇せず教室や先生に相談してみましょう。ちなみにひどい運動オンチで黒歴史を持つ私は、わが子が幼い頃からその傾向がないか、かなり注意深く観察していました。結果、残念ながら私の遺伝子をそっくりそのまま受け継ぐわが子…。これはどうも同じ苦労をしそうだと悟り、保育園児のうちに水泳と体操(バランス運動)を習わせることに決めました。・どちらも一度会得すれば体が覚えて忘れないであろう・どちらも苦手意識が根づく前に克服すれば、コンプレックスを防げるだろう…という2点が決め手となり、「今習うことに意義がある」ということでスタートしました。本人も想像以上に楽しんでおり、できなかったことができるようになる喜びを経験できているようです。週末がつぶれるのはどうかな…という点も心配でしたが、これも午前中のクラスを選ぶなどすれば、思ったほど問題はありませんでした。ひとまずは卒園まで続けてみて、小学生になったら本人に継続かほかに習いたいことはないかの意思確認をするつもりです。いかがでしたか? お子さんの成長を一緒に感じられる、習い事選びの参考になればと思います。
2016年06月26日ピアノやスポーツ、学習塾に代表される習い事。ニッセイがインターネットで行った調査によると、幼少期~中学生までの全年代で87.5%の子供がなんらかの習い事をやっています。習い事には様々な効果があり、何を習わせるかによって成長する部分も異なります。しかも、幼少期の習い事が子供さんに与える影響は少なくありません。そこで今回は上記の調査で上位10位に入った習い事と、その効果について解説します。■10位:武道柔道・空手・剣道などの武道は精神的な面を成長させてくれます。他のスポーツでもあいさつができるようになったりしますが、武道は身体だけでなく、心も鍛えるという考えが根付いているため、他のスポーツよりも礼儀を重視する傾向にあります。また、柔道等の受け身があるスポーツは、初めのうちは怪我の心配こそありますが、とっさに受け身がとれるようになれば怪我のリスクを減らすことができます。■9位:野球・ソフトボール野球やサッカー等のチームプレーのスポーツは、コミュニケーション能力や協調性を高めてくれます。同時に試合に出られる人数が限られているので競争心も養うことができます。サッカーと比べて、座っている時間が長い・試合に出られる人数が少ないという違いが挙げられます。そのため、サッカーより野球のほうが集中力を鍛えることが可能です。■8位:バレエ・ダンスバレエは姿勢をよくしたり、バランス感覚を鍛えることができるスポーツです。また、女の子がやる習い事としては練習がハードであり、忍耐力や諦めない心を得ることができます。さらに、大勢の前で自分のバレエを披露することにより、人前でもあがらずに自分を出せるようになれます。将来、プレゼン等で役に立つでしょう。■7位:体操教室様々な競技を行う体操は、運動神経はもちろん、動体視力や反射神経が鍛えられることができます。運動が苦手なお子さんに習わせている方が多いようです。また、学校での体育で行う跳び箱や平均台等を難なくこなせるというメリットもあります。■6位:サッカー・フットサル野球と同じくチームプレー特有のメリットを得ることができます。また、野球と比べた際、運動量が多いサッカーでは、とっさの判断力や体力が養われます。また、野球の試合にでられるメンバーが9人に対し、サッカーは11人。子供が試合に出られる可能性はサッカーの方が僅かに高いです。■5位:書道書道は字が綺麗に書ける子を育てます。これは将来、事務作業や履歴書を書く際に役に立ちます。パソコンが主流になりましたが、新卒の履歴書は未だに手書きです。また、正しい姿勢で筆と神に向き合うことは集中力を養ってくれます。さらに、字に頻繁に触れることで文字に対する抵抗が少なく、本や新聞等を読む力が上がります。■4位:英会話グローバル社会で重要な英語力を、子供のころから鍛えるために、英会話教室は人気です。英会話を習うことで、様々な人とコミュニケーションがとれる力を高め、社交性を培うことができます。また、英語に対する拒絶感を無くすことは、長い目で見ても重要なことです。■3位:音楽教室子供のころから音楽に触れることで、音楽が好きな子供になるのはもちろん、音感やリズム感も鍛えられます。また、楽器は脳にいいともいわれています。まず、楽譜を読むには読解力が、その通りに演奏するのには反射神経が、そして楽譜を覚えるのには記憶力が必要です。楽器を演奏することでこれらを総合的に鍛えることができます。また、繰り返し練習することで集中力や忍耐力も養われます。ピアノのような両手を使う楽器の場合、左右で違う動きをすることが脳の活性化にもつながります。■2位:水泳他のスポーツと違い身体を左右対称に使うので、全身をバランスよく鍛えられるのが水泳の特徴です。他にも浮力により体への負担が少ない。胸に水圧がかかるため心肺機能を向上させることができます。規則正しい呼吸が喘息にも効果があるとされ、喘息の子供に水泳を進めるお医者さんもいます。また、幼少期から水泳を行うことで脳の空間認知力を鍛え、頭の発達にいい効果があると言われています。■1位:学習塾受験のために学習塾に通わせるのは当たり前ですが、受験で成功することだけが塾のメリットではありません。自発的に勉強ができない子供を塾に通わせることは、子供の世界が広がるチャンスでもあります。勉強は受験のためだけでなく、人生を豊かにするためにあるということを、親御さんが教えることができれば、その子の可能性はより広がるでしょう。また、テストでいい点を取ったり、受験で成功することは勉強を好きになったり、自信をつけたりするきっかけにもなります。そして、塾には進学に関する多くの情報があり、子供が将来の目標を定める際に役に立つでしょう。*習い事によって効果は異なりますが、一番大事なのは子供さんがやりたいことを、自発的に行わせることではないでしょうか。習い事は嫌々やらせても効果が薄く、なにも身につかない可能性すらあります。しかし、本当に好きなことを習うことができれば、大きく成長してくれるかもしれませんよ。(文/堀江くらは) 【参考】※ニッセイ インターネットアンケート~5月:「こどもの日・こどもの習い事」について~-日本生命保険相互会社
2016年06月16日幼稚園入園ごろの年齢になってくると気になる「習い事」。2歳ごろまでは、ママと遊びながらいろいろな経験をする「育児サークル」のような習い事も多くありますが、3歳を過ぎると、ママと離れて、子どもだけで行う習い事が増えてきますよね。「なるべく多くの経験をさせてあげたいけれど、母子分離でわが子がきちんとやれるか不安…」「みんなは何歳ごろから母子分離の習い事をさせているの?」そんな疑問を、あんふぁん読者のママたちにアンケート形式で聞いてみました(196人が回答)。約半数が3歳までに母子分離の習い事を体験母子分離の習い事を体験した年齢は、3歳未満が24%、3歳は29%、4歳では23%、5歳以上は14%という結果に。約半数のママが、3歳までに母子分離の習い事を子どもに経験させていることがわかりました。体験をした教室の内容は、「めばえ」や「公文」などの幼児教育や英語教室などの学習系や、体操、スイミング、ダンスなどの運動系、工作教室や美術教室などの芸術系など様々。そのときの子どもの興味や関心に合わせてママが選んでいたり、友だちとおでかけ感覚で体験を楽しんでいるケースもあるようでした。しかし、まだまだ甘えたい時期の子どもたち。慣れない環境での習い事に、きちんと参加できるか不安なママも多いのではないでしょうか?実際に体験した子どもたちの反応を聞いてみました。最初から楽しめたのは過半数初めて母子分離の習い事体験をした子どものうち、最初から楽しんでいたのは35%、最初は様子を見ていたが、途中から楽しめた子は20%と、楽しめたと答えたのは過半数を占めました。ほか、表情は硬いが泣かずに参加したのは25%、ママと一緒なら大丈夫でも、離れると泣いてしまったのは13%、ママがいても環境の変化で泣いてしまった子は6%でした。やはり、初めての場所で体験する初めてのこと。子どもの中にも戸惑いはあるようですね。では、子どもが泣いてしまったとき、ママはどのような対応をすればよいのでしょうか?体験したママの、実際の対応を聞いてみました。「明るく励ます」「厳しく諭す」が半数ずつに割れ、一部は「あきらめる」子どもが泣いてしまったとき、明るく励ますママは45%、厳しく諭すと答えたママも45%。意見が2つに割れる結果になりました。その他、あきらめて退出したというママも5%いました。(残り5%は「まだ習い事をさせていない」と、未回答)わが子が泣いているとき、明るく励ますとやる気が出るタイプなのか、厳しく諭した方が奮起するタイプなのかにもよりますが、ママの対応はどちらが正解、ということではないようです。最終的には8割が「泣き止んだ」習い事の体験で泣いてしまった子(63人)のうち、約40%の子はすぐに泣き止み、41%の子は最後には泣き止んでいたそう。最初は戸惑いもあり涙が出てしまった子どもたちも、最後には習い事の内容に興味が出たり、楽しさを感じられるようになったようですね。しかし、約1割強の子どもたちは、最後まで涙が止まらず…。3%のママは、あきらめて退出したのだそうです。その場に慣れるまでの時間は子どもにより個人差がありますよね。体験した習い事に入会したのは約7割母子分離の習い事を体験させたママのうち、入会を決めたのは約74%。しないと答えたのは18%、検討中は8%という結果になりました。「体操教室の見学後、絶対やる!と言うので入会」(くるみさん3歳)という力強い子どもの感想を聞いて入会させたママもいますが、実際には子どもの体験の様子を見て慎重に判断するママが多い結果でした。子どもが体験を楽しめた場合は、ママも前向きに考えられるケースが多いようですが、最後まで泣いていたり、本人が行きたくないと言う場合には、体験はしても入会はしないという選択をするママもいます。「5日間のスイミング体験。結局5日間とも始めはぐずぐずで、あまり楽しんでいるように見えなかった。本人にやる気がないなら今無理矢理やらせる必要はないかな…と入会をやめた」(ゆかさん4歳)という声も。親が気になる習い事と、子どもの性格に合う・合わないはギャップがあるもの。また、本人がやりたいと言った習い事でも、行ってみると本人のイメージとギャップがあることもあり、習い事は、体験をしてから決定するのがベストなようです。入会後は8割が「楽しんでいる」と回答また、入会後の感想として「子どもが楽しんでいる」と答えたママは80%。楽しんでいない・どちらとも言えないと答えたのが20%でした。最初に泣いていたと答えた人の中にも「英語の体験で、ママから離れられず、みんなの輪に入れず…。でも私が英語をやらせたかったので、入会させました。入会後は楽しく通ってます!」(ななさん3歳)という、入会後に楽しめるようになったという体験談もありました。母子分離での習い事は、子どもにとってはもちろん大きな経験ですが、見守る親にとっても「入会させるのか」「本人は楽しめるのか」を見極めることは大きな課題。わが子にとって良い経験になり、本人が大きくなってからも「やっていて良かった」「楽しかった」と思える習い事を、一緒に選んでいきたいですね。<文・写真:フリーランス記者宮澤初恵>
2016年05月23日【ママからのご相談】2歳の子どものママです。最近周りでは、習い事をしているお友達が増えてきました。専業ママのおうちだけではなく、私と同じように平日は仕事をしているおうちでも、土曜に通わせている人もいます。やはり子どもには、 何かしらの習い事をさせてあげなければかわいそうでしょうか……?●A. 子どもにも親にも無理のない範囲で、まずは“楽しむこと”が大事。こんにちは、ライターの佐原チハルです。子どもの教育・養育環境については、どれだけ考えても“答え”なんて見つからない!というくらい、迷うことも多いですよね。特に3歳が近づいてくると習い事をしている人も増えてきて、迷いはますます大きくなることかと思います。●習い事をさせていないのは“ダメ”じゃない結論から言えば、“習い事をさせていないこと=ダメ”ということはありません。「みんな何かしら習い事をしている」ように感じられるかもしれませんが、そんなこともありません。ベネッセの教育情報サイトによると、「Yahoo!クラウドソーシング」でのWebアンケートでは、「習い事をさせていない」家庭の割合は27% となっています。4人に1人以上の子どもが、特に習い事はしていないということです。習い事をしていないのは、決して“珍しい”ことではないのですね。また習い事は、「何かを“続ける”力がつく」というメリットがあげられることがあるのに対し、リスクとして「やめてしまうと、やめぐせがついてしまう可能性がある 」と言われることもあります。「えっ、じゃあどうしたらいいの!?」という感じですよね。習い事をする・しないことによって、誰にとってもメリットになる・デメリットになる、というようなポイントは存在しないのかもしれません。●子どもの興味関心には、可能な限り応える準備はしよう子どもは、いろいろなものに興味を持つことがあります。「あれがやってみたい」「これもやってみたい」と、際限なくリクエストされる保護者さんもいらっしゃることでしょう。その全てを、“習い事としてやらせてあげる”という形で叶えることは、残念ながらできません。しかし、せっかく子どもが興味・関心を持ったのであれば、その好奇心が存在しているうちにいろいろと体験させてあげたいですよね。“好奇心が満たされる”というのは、子どもにとって大切な経験です。習い事という形でなくとも、地域のクラブチームへの参加や、試合の観戦に行ってみるなど、好奇心に応えてあげる方法はさまざまあります 。できる範囲で、検討してみてあげたいですね。●“習い事をしない・できない”理由を明確化して、クリアできるものを探してみる習い事をしない・できない背景には、さまざまな理由があります。「お金の余裕がない」「時間の余裕がない」「近くにその習い事を教えてくれる場所がない」などです。「教えてくれる場所がない」となると解決は難しいですが、お金と時間に関しては、活動主体を“地域のボランティアサークル”に切り替えて探してみると、案外解決できる場合もあります。地域のサークルであれば、参加費が安価 だったり、主体が同じく“ママさん・パパさん”たちだったりするため、活動日が土日 であることも少なくありません。----------習い事をしているか否かは、大きな問題ではありません。しかし、保護者が子どもの興味・関心・好奇心に対して“無関心である”という姿勢が子ども自身に伝わってしまうのでは、ネグレクトの一種ともなりかねません。“習い事”という形にこだわる必要はありませんが、子どもの“気持ち”にはできる範囲で応えてあげられるようにしたいですね。【参考リンク】・初めての習い事。何歳から始めるとスムーズ? | ベネッセ教育情報サイト()●ライター/佐原チハル(フリーライター)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年03月30日「受験」というシステムがないアメリカでは、勉強ではなく、スポーツの習い事が人気。受験や仕事で将来役に立つから習い事をするというより、楽しむために、その子に合った習い事をする傾向があります。アメリカでは、季節ごとに習い事を変えるアメリカの学校にはクラブ活動はありません。放課後に個人の習い事をする家庭もあれば、特に何もしない家庭もあります。人気の習い事は男女ともにスポーツ。日本と違う点はひとつのスポーツをずっと続けるのではなく、シーズンごとに違うスポーツをすることです。春は野球、秋はサッカー、冬はバスケットボール、というのがアメリカの定番。住んでいる地域にスポーツクラブがあり、シーズンごとに参加費を払うことがほとんどです。最近では女子にサッカーが人気です。アメリカの女子サッカーチームが活躍している影響とも言えるでしょう。習い事スタイルのアフタースクールプログラムが充実夫婦共働きが非常に多いアメリカでは、放課後のプログラムも充実しています。アートや読書タイムなど、子どもたちが退屈しないようにさまざまなアクティビティが用意されています。 また、学校によっては習い事スタイルのアフタースクールプログラムが提供されているところもあります。値段は高くなりますが、サッカーやスイミング、テニスなどのスポーツに参加することができます。「習い事をさせたいけれど仕事があるので送迎ができない」という、そんな忙しい親たちにとってはありがたいプログラムとなっています。ただし、日本の学童のような無料のプログラムはありません。それなりの金額を払わなくてはいけませんが、それによってサービスの質が担保されていると考えるようです。子ども自身がやりたい習い事で、とにかく個性を伸ばす日本では親がやらせたい習い事を子どもにさせるケースが多いですが、アメリカでは子ども自身がやりたい習い事をさせることがほとんどです。小さいときから自立心を尊重し、ひとりの個人として扱います。子どもの自主性を尊重し、個性を伸ばす環境をつくってあげる努力をします。親が決めて習い事をさせるという概念ではなく、子どもが自分で何がしたいのかを決めて、親がその意見に耳を傾けるのです。個性を伸ばす環境をつくってあげる文化は、見習いたいところですね。習い事は子どもの個性を伸ばすチャンス。親が勝手に決めてやらせるのでなく、まず子どもに何をやりたいのか聞いてみることから始めましょう。(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年03月20日意外とバカにならない、子どもの習い事の送迎や月謝などの負担。何となくダラダラ続けるのは時間やお金の無駄というものです。子どもの習い事とスッキリ無駄なくつき合う方法について考えてみましょう。習い事を通して身につけられること音楽系の習い事なら「芸術性を養わせたい」、スポーツ系なら「体力をつけさせたい」など、直接的に身につく能力に期待して習い事を始める方は多いはず。または「その道のプロにしたい」と希望して始める場合もあるでしょう。ただし、子どもの習い事では「心の能力を伸ばす」ことにも注目したいもの。自我を抑える自制心や周囲との協調性、物事を最後までやり抜く持続力などの心の能力は、社会で生きていく上で「学力より大切」と言われています。コーチや異なる年齢の子どもなど、普段の生活だけでは深く関わりにくい年代と接する機会が多く持てる習い事や、発表会など頑張る目標が定めやすい習い事は、子どもの心を鍛えるいい機会になります。まずは「何のために習い事をするのか?」という目的を、自分や子どものなかではっきりさせましょう。そうすることで習い事との適切な距離が見えてきます。スッキリと区切りがつけられる習い事の始め方・やめ方「子どもが『やりたい!』というから始めたのに、すぐに『やめたい』と言い出して困っている」という場合は、やめさせてもよいと思います。「すぐやめさせたら飽きっぽい子どもに育つのでは?」という心配は必要ありません。子ども本人も、自分に合うかどうかは実際にやってみないとわからないのです。どんな子どもでも、本当に自分に合うものに出会えれば、それまでどれだけの習い事遍歴があったとしても関係なく、意欲的に続けられることでしょう。しかし、親としては用具など初期費用のこともありますし、できればあまり安々とやめて欲しくないですよね。これを防ぐには、習い事を始める前に考える期間を置くこと。あらかじめやめ時を決めてから始めることをおすすめします。子どもが「これやりたい!」と言ってきたら、まずはその情熱がどれほどのものか1週間~1ヶ月ほど様子を見ましょう。それでもやりたい気持ちが衰えないようなら、「とりあえず3ヶ月は続けよう」、または「検定で〇級が取れたらやめてもいい」など、やめるタイミングをあらかじめ決めてから始めるのです。そして、そのタイミングが訪れたときに改めて続けるかどうかを考え、特に続ける理由がなければスッパリとやめてしまってよいかもしれません。こうすれば、やりたくもない習い事をダラダラと続けてしまうことを防げるし、続かなかった負い目を子どもに感じさせずに済む、ポジティブなやめ方ができます。小さい頃の習い事は、無理にさせなくても大丈夫「周囲のお友だちはほとんど習い事をしているから、わが子にも何かさせないと不安」と、とりあえず習い事をさせている方は、もしそれが負担なら一度やめることを考えてみては。子ども自身がやりたいと望んでいるのならぜひ、続けさせて欲しいですが、なんとなく続けても技術は身につかないものです。「親が行けっていうからピアノを幼稚園から習い続けたけど、大人になった今では弾ける曲は何もない。もしかしてピアノを習ったことはムダだったかも…」と、ぼやく声を時折耳にします。子どもがもっと成長して小学校高学年頃になると、習い事を自ら選び、自発的に取り組めるようになります。プロを目指すなど特殊な事情がなければ、習い事を始めて技術を身につけるのは、それからでも遅くありません。小さい子どもの習い事は、子どもにとってプラスになる続け方、やめ方を意識して、上手につき合いたいですね。(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年03月11日こんにちは。保育士でライターのyossyです。皆さんのお子さんは、いくつ習い事をしていますか?なかには平日すべてを使って、5つの習い事をしているケースもあると聞きます。「子どもの才能を見つけて開花させてあげたい」「子どもがやりたいと言ったから……」「今やっておけば、将来苦労しない」など、習い事をさせる理由はさまざまでしょう。しかし、習い事が多すぎてしまうと、子どもらしく外で遊ぶ時間が減ってしまうことも事実 です。また、親が冷静さを失い、子どもが練習で失敗するたびに怒鳴ってしまう……なんてことはありませんか?今回は、有識者の意見も参考にしながら、親として子どもの習い事とどう付き合うべきか、考えていきましょう。●習い事をしすぎると、当然自由遊びの時間が減るウィメンズパークとソニー生命の調査によれば、習い事をしている子どもはおよそ54%。習い事をしている子に限っていえば、半数以上の子どもが複数の習い事を掛け持ちしています。4つ以上の習い事をしている子も5.5%いる という状況です。確かに、子どもにとって習い事が有意義なケースは多いでしょう。しかし、習い事を掛け持ちして忙しく過ごす家庭があることに対し、なかには批判の声もあります。習い事をしているということは、通う時間はもちろん、それ以外にも家庭での練習時間や学習時間などを確保しなければいけません。予定がびっしり詰まっていて、子どもが友達と遊ぶ暇もないのは問題だといえるでしょう。自由に遊ぶことは、発想力や創造力、コミュニケーション力などの発達を促し、子どもにとって非常に大切なのです。過剰に習い事をさせることは、子どもの自由で大切な時間を奪うことにもなりかねません……。では、子どもの習い事問題に関して、有識者はどのように考えているのでしょうか。●本当にやりたいのか、何が目標なのかを定めることが大切育児教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏は、『東洋経済Online』(2015年5月6日)のなかでこう述べています。**********「やりたいのね、じゃあすぐやりましょう」というのではなく、少し考える時間を与えるのも必要かな、と思います。習い事を始めるときに、「どういう状態になったらやめるか」ということまで決めておくといいと思います。**********子どもがさまざまなことに興味津々なのは当然のこと。子どもの性格によっては、「あれもやりたい、これもやりたい」と収集がつかなくなることもあるでしょう。でも、それらを全てやったらどんな生活が待っているのか。子どもは想像せずに言っているケースが多いのではないでしょうか。お友達と遊ぶ時間が減るとは、思っていないかもしれませんね。親としては、本心から子どもがやりたいと思っているのかを見極めること 。そして、習うことによって生活がどのように変わるのかを伝えることが大切です。少し時間を置いて子どもの熱が冷めてしまうようなら、それほどの情熱はなかったのでしょう。また、はじめると決めた場合も、「○○ができるまでやろうね」といったように、目標を定めておけば、それに向かって前向きに頑張ることができますね。●「お金をかけているのに…」「あの子はできているのに…」は禁物青山学院大学教授の樋田大二郎氏は、『Benesse発2010年「子どもの教育を考える」』のインタビューのなかで、以下のように提言しています。**********子どもが「辞めたい」と言ってきたときには、どうか許してあげてください。むしろ、辞める勇気、断る勇気が育っているので将来が安心だと思うくらいがいいのではないでしょうか。保護者の方は、熱いハートと冷めた頭を持って、いろいろ迷うけれど「たかが習い事なのだ」という気持ちを忘れないでください。**********子どもは、親の気持ちを敏感に察します。「習い事を頑張ったら親が喜んでくれる」と思うと、本心ではもうやりたくないのに、その気持ちを隠して無理に続けるケースもあるのです。習い事をするのはあくまで子ども自身 。冷静さを失い、人と比較して一喜一憂したり、「お金をかけたんだから成果がほしい」と焦って子どもを叱責したりするのは、よくありませんね。親は、一歩引いたところであたたかく見守っていきたいものです。また、子どもが本心から辞めたいと言っているなら、それを受け入れる用意もしておきましょう。----------「周りがやっているから」「子どもがやりたがっているから」と、ついつい数が増えてしまいがちな習い事。でも、幼いころの自由な時間は貴重です。ぜひ、習い事を増やす際は慎重に判断しましょう。また、ときには辞める勇気を持つことも大切なのではないでしょうか。【参考リンク】・いくつ習い事をしている?費用はいくら?家計のやりくりは? | ソニー生命()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年03月03日【パパからのご相談】小学4年生の娘がいます。本人の希望で、習い事に週に3日通っています。しかし、最近もっと増やしたいと言うようになりました。よく聞いてみると週5日習い事をしているお友達がいて、自分もたくさんやりたいと思ったとのこと。本人のやりたいことはなるべくやらせてあげたい気持ちはありますが、さすがに多すぎるのではと思います。習い事はどのぐらいを目安にしたらよいのでしょうか。●A. 週3日までを目安に考えましょう!こんにちは。現役塾講師の福嶺美優です。ご相談いただきありがとうございます。子どもの習い事は、週3日までを目安に考えることをおすすめします。塾講師をしておりますと、習い事に週にいくつも通う生徒も多く見受けられます。周りのお友達に影響を受け、「お友達がやっているから、自分もやりたい」と言うお子様もいらっしゃるのではないでしょうか。またそろそろ習い事をさせようかと検討しているけれど、「どのぐらいやらせるのが適切なのか」と考えるパパやママもいらっしゃるのでは。そこで今回は、習い事を週3日までを目安に考える理由と、習い事を始めるときの注意点を合わせてご紹介します。●習い事が多すぎると疲れ切ってしまう子どもたちは、平日は学校に朝から夕方まで通い、その後に習い事に通っています。時には土日の学校が休みの日にまで通うことも。しかし当然、学校からは毎日宿題が出され、時には習い事の宿題もこなす必要があります。そのため、あまりに習い事が多すぎてしまうと、子どもたちはときに睡眠時間まで削ることも 。隂山英男さんは著書『学力は家庭で伸びる』の中でこう述べています。**********私の経験から言っても、習い事は週3日が限度でしょう。それ以上増えると、子どもが心身共に疲れてしまいます。**********お子様の健康を考えると、習い事は多くても週3日を目安 にするといいようです。●“本当にやりたいもの”を選ばせるお子様がたくさんの習い事をしたがる場合は、本当にやりたい習い事は何かを本人に選ばせましょう。なかなかお子様本人が自分の容量を見極めるのは難しいため、多すぎる場合は親が止める必要も。隂山さんは同著の中でさらにこう述べています。**********本当に自分が好きなことをひとつ決めて、それをやりとげるほうがずっと大事だと教えてあげてください。**********あれこれ手を出して『浅く広く』習うよりも、ひとつのことを最後までやりとげること が、子どもの“やりきった”という自信になり、成長につながるのかも。----------いかがでしたか。習い事は本人が希望したからとたくさんやらせるのではなく、週3日を目安に選び、とことんまでやりとげさせる経験をさせてみてはいかがでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。【参考文献】・『学力は家庭で伸びる』隂山英男・著●ライター/福嶺美優(現役塾講師)
2016年02月27日子どもにたくさんの経験をさせてあげたいという気持ちから、小学校に入学する前からお子さんにさまざまな習い事をさせるのが一般的になっているかもしれません。日本でも英語、ピアノ、水泳など、たくさんの習い事がありますが、世界の子どもたちはどんな習い事をしているのでしょうか?今回は、各国の子どもの習い事事情をご紹介します。韓国の子どもたちは、習い事よりお勉強!教育熱心な親御さんが多い韓国では、バレエ、ピアノといった子どもに教養をつけさせる習い事よりも学問重視という考えから、「ハグォン」と呼ばれる塾がアフタースクールの一番人気の習い事となっています。そのため、小学校に入れば学校が終わるとすぐに塾、という子も多いそう。なお、幼稚園児には、ピアノやテコンドーなども人気があるそうです。塾以外の習い事は、「子どもがやりたいと言えばやらせてみる」という方針のお母さんが多いようですね。タイではKUMONが流行中東南アジアを代表する経済大国・タイでは、子どもたちは学校が終わればのびやかに外で遊ぶイメージがありますが、都心ではやはり、学校が終わると中学、高校受験のために塾に通わせることが定着しつつあるようです。タイでは学校の先生の副業が認められているために、学校の先生をやりながら放課後は自宅で学習塾を開く先生も多いのだとか。そして、その学習塾でも手軽に始められることから人気なのが、日本に発祥の「KUMON(くもん)」です。都心ではあちらこちらに「KUMON」を教える教室があり、2010年にはタイ全国の生徒数が10万人を突破。この勢いはまだまだ続きそうです。リーズナブルに習い事ができるフランスフランスの小学校には、音楽の時間はもとより工作の時間もないため、「スポーツやアートは学校外で習い事として習うもの」という認識が強いようです。ただ、この習い事については市町村からの援助があり、誰もがリーズナブルな料金で習えるのが、フランスの素晴らしいところと言えるでしょう。音楽、絵画、テニス、海の近くであればヨットまで、ありとあらゆる習い事がありますが、意外に人気が高いのが柔道。フランスの柔道人口は日本よりも圧倒的に多く、人気の秘密はスポーツと作法を同時に学べるからだそう。国際大会やオリンピックでフランス人が柔道でメダルを獲得する理由は、ここにあったのかもしれません。そのほか、習い事としては、サッカーよりもラグビーのほうが人気が高いというのもおもしろいところですね。イタリアの一番の習い事は「友達と遊ぶこと!」学校が終わると習い事ではなくて、公園に行って友だちと遊ぶのが大切な習い事、というイタリア。フランスのように公的援助がないので、習い事が普及しないのかもしれません。それでも週末には教室に通うこともあり、女の子にはバレエなどのダンス、男の子にはサッカーがダントツ人気です! 国によって流行している習い事はさまざまなようですが、「親がやらせたいものよりも、子どもがやりたいと言うことをさせるのが一番」と考えるのは、どこの国にも共通した考え方なのかもしれませんね。(徳武加奈子)
2015年12月13日子どもになにか習い事をさせたいな…と思うものの、費用がネックとなっていることはありませんか? 習い事の相場は内容にもよりますが、1ヵ月5,000~10,000円程度のものが多く「2つは無理かな…」と感じていた私。そんな時、低料金で内容充実の身近な「習い事スポット」を見つけたのでご紹介します!区や市町村が運営するスポーツセンター子どもの習いごとを探す過程で偶然見つけたのが、地域住民の健康やスポーツの振興を目的としたスポーツセンターでした。地域によって呼び名は違いますが、ここでは体育館や筋トレが可能なトレーニング室、会議室などが併設されており、申し込みを行うことで個人での利用が可能です。「自治体のスポーツセンター」というと、運動不足な大人向けの低料金でスポーツ・運動ができる施設と思い込んでいた私ですが、実は子ども・親子向けのスポーツ教室もたくさん開催されていたのです。赤ちゃん向け、幼児向け、小学生向けとバラエティに富んだ教室私の住んでいる地域にあるスポーツセンターには、赤ちゃん向けに英語で行うリトミック、幼児向けにはキッズサッカーやバレエ、小学生向けには空手やヒップホップダンスなど、さまざまな教室が開催されています。週に1度、全10~15回のものが多く、費用は総額5,000~10,000円程度と一般的な相場よりかなり低めです。教室はワンシーズンでいったん終了、新たに定員を募集するシステムなので、継続することも辞めることも気軽にできるところが魅力です。「楽しく」がモットーの雰囲気は子供もなじみやすいわが家では、幼稚園年長の息子をスポーツセンターのキッズサッカー教室に通わせています。ほかのサッカークラブを体験した時は、「厳しい雰囲気が子どもに合わないかな?」と感じたこともありましたが、センターの教室は「みんなで楽しく、サッカーを好きになる」という、おおらかな雰囲気で子どもの性格に合い、とても楽しく通うことができています。ちなみにこうした施設は公に宣伝しないので、見つけるのに苦労することも…。そんなときにはママ友の口コミに頼ってみたり、自分が住んでいる区や市のホームページで調べてみたりしましょう。意外な「習い事スポット」が見つかるかもしれません!
2015年09月18日株式会社キッズスターが、 2015年3月に発表した調査 によると、子どもに習い事をさせている家庭は約3割だそうです。皆さんも、すでに習い事をさせたり、見学に行ったりしているのではないでしょうか。習い事をやるからには、親としては「続けて欲しい」「身につけて欲しい」と願うもの。しかし、そういう思いだからこそ、悩みのタネも尽きないようです。そこで今回は、子どもの習い事に関する親の悩みの上位を紹介しつつ、そうした悩みに親としてどのように対応していくのがよいのかについてまとめました。子どもの習い事に関する親の悩み(1) 今の習い事がわが子に本当に向いているか否かがわからないもっとも多い悩みは「習い事をやらせてみたものの、それが子どもに向いているのかどうかわからない」というもの。たしかに悩みますね。しかし、そもそも、未就学児の子どもは白黒はっきりする世界に生きていません。「好き」「嫌い」の基準があいまいだったり、本人もよくわかっていなかったりする場合がほとんどです。ですから日によって楽しかったり、嫌だったり気分で左右されることも少なくありません。1年やそこらで向き不向き、好き嫌いを判断するのは正直難しいものです。重要なのは、子ども自身がその習い事を「楽しんでやっているか」ということです。特に未就学児の子どもにとっては、習い事も遊びの一部。そこに境界線はありません。大前提として、嫌がらずに通っていれば問題ないでしょう。「楽しい」という気持ちが、時間の経過と共にだんだんと「面白くなる」→「もっとうまくなりたい」→「続ける」につながっていくのです。子どもの習い事に関する親の悩み(2) 本人が「辞めたがっている」先ほども言ったように子ども、特に未就学児の気持ちは日によって変わりますから、「辞めたい」という言葉をどこまで信用していいのか難しいところではあります。また、習い事の中には少なからず、パパやママが子どもにやらせたいと思っているものが入っているはずで、そうしたやらせたい習い事を子どもが「辞めたい」と言いだしたら、なんとか続けなさい!と言いたくなることもあるでしょう。そのため、子どもが習い事を「辞めたい」と言ってもすぐに決断せず、少し様子を見たり、可能であればお休みして少し期間をおいてまた通ってみたり…といった時間が必要かもしれません。無理強いすると、その習い事を本当に嫌いになってしまうこともあるので、少し距離をおいてみましょう。事実、ある程度の年齢(小学生くらい)になると、楽しむようになったり、向上心が生まれてのめり込んだり、ということも、しばしばあるようです。そこから、本当に辞めるかどうかを判断しても遅くないでしょう。子どもの習い事に関する親の悩み(3) とにかく何でもやりたがる「〇〇も習いたい」「●●も習いたい」と何種類もの習い事をやりたがる子どももいます。親としては正直、全部は無理!と思ってしまいますが、まずはそれだけ興味、関心を持ったことを褒めてあげてください。もし、お金と時間に余裕があるご家庭は、子どもが「やりたい」と言った習い事を、一度全部やらせてみるのもひとつの手でしょう。とりあえずやってみれば、子どもも「全部は無理だな」とわかるかもしれませんし、逆に「全部やっていきたい」となるかもしれません。それは、やってみないとわからないことです。とは言え、もちろん「子どもがやりたいと言う習い事を全部やらせるなんて、とても無理」というご家庭も多いはず。その場合は、「どの習い事をやるか」ということを、子どもも交えて話し合ってみてください。子どものやる気を削がないよう注意しながら、優先順位をつけて、納得して選んでいきましょう。親として習い事を決める基準を持とうそもそも大切なのは、「子どもに習い事をさせるかどうか」を決める時点で、ママやパパが「習い事を通じてどんなことを目標にするか」「どんな子どもになって欲しいか?」をきちんと話し合っておくことです。周りがやっているからうちも…といった理由ではなく、きちんと子どもと向き合って、「わが家の習い事のルール」を決めておくこと、それが習い事を続けるために一番大切な軸になるのではないでしょうか。(ライター:遠藤光恵)
2015年08月31日タバコが体にとって害になることは今さら言うまでもありませんが、最近では睡眠とも深い関係があるということがわかってきたそうです。とはいえ、やめたいけどやめられないという人もいるでしょう。そんな方に朗報!今回はちょっと変わった禁煙法をご紹介します。タバコの害は睡眠の質にも及ぶ!最近の科学的な調査によって、健康のためには禁煙をした方がいいとされる根拠がますます増えています。タバコと睡眠に関連した研究結果もそのひとつ。米ロチェスター大学メディカルセンターの研究によると、タバコには肺及び脳の時計遺伝子の発現を阻害し、体内時計を狂わせる作用があることがわかったそうです。また、それ以外の研究でも、喫煙者の眠りは浅くなることや、ニコチンの作用により睡眠時間が短くなるといったことも明らかになっています。つまり「ストレス解消のため」と思って吸っているという方にとって、喫煙が逆効果だったということ。禁煙のために悪臭を嗅ぐ!?喫煙者のなかには、これまで幾度となく禁煙を試みたものの失敗した経験のある方もいるでしょう。そんな方のために、寝ている間にできる禁煙法をご紹介します。これは、イスラエルのワイツマン研究所が発表した方法で、禁煙をしたいものの特別な取り組みは行っていないという人、66人に試してもらったものです。まず被験者に喫煙習慣について話を聞き、その後、実験室で睡眠を取ってもらいます。そして、ノンレム睡眠の最中に、タバコの煙と腐った卵、腐った魚の悪臭を一緒に嗅いでもらうというだけ。翌朝、参加者に聞いてもこの悪臭のことは覚えてはいなかったそうですが、その後の1週間は喫煙本数が平均で約3割程度減ったというのです。夢を利用して喫煙に対する渇望を断つ!なぜこのような結果が出たのでしょうか?タバコには、やめたくてもやめられない惑溺性のある物質が含まれています。その物質が働くのは、脳のなかにある嗅覚を司る部位と近い位置にある場所。そのため、嗅覚を利用し「タバコの煙=臭い、不快だ」というイメージを脳に植え付け、喫煙に対してマイナスイメージが刷り込むと禁煙ができるのだそうです。この方法なら、ノンレム睡眠中に見た夢は、起きたときに記憶に残る割合が最も低いと言われているので、『悪臭の悪夢』に苦しむといった心配もほとんどありません。とはいえ、この方法には、ひとりではできないので誰かの援助が必要という難点と、『悪臭』をどのように手に入れるかという課題も残されています。photo by pixabay
2015年08月18日ポテトチップス、ピザ、アイスクリーム、チョコレートなどは、”やめられない“ ジャンクフードだといえるでしょう。でも、どうしてやめられないのでしょうか?その理由が、科学的検証で明らかになりました。雑誌『Plos One』で発表された、アメリカのミシガン大学研究チームによるジャンクフード依存症についての研究をご紹介します。■なんと大学生の7%がジャンクフード依存症だった自称ジャンクフード愛好家の現役大学生120名を集めて、“やめられない食行動”についてアンケートを実施、実際の依存性の高い食品データと突き合わせる実験をしました。被験者に栄養組成の異なる35の食品のなかからふたつの食べものの写真を見せ、どちらが“問題の食品”かどうか判断してもらったのです。つまり、この研究では“やめられない食品”を心理学なアプローチ、理由に基づいてランキングしたことになります。その結果、ケーキやチョコレート、ポテトチップスなど18品目の加工食品、バナナ、人参、ナッツ類など17品目の非加工食品が順位づけされました。また、今回の被験者である現役大学生の7%がジャンクフード依存症と認定され、残りの大多数の92%は、“やめたいけどやめられない程度”と診断されています。ランキングのトップ10には、ご想像通り人気のジャンクフードがズラリとならびました。■どうしてもやめられない“ジャンクフード”トップ1010位:チーズ(3.22)9位: ケーキ(3.26)8位:炭酸飲料(3.29)7位:チーズバーガー(3.51)6位:ポテトフライ(3.60)5位:アイスクリーム(3.68)4位:クッキー(3.71)3位:ポテトチップス(3.73)2位:チョコレート(3.73)1位:ピザ(4.01)さらに研究チームは、現役大学生の結果を裏づけるため、一般の人が参加可能な調査サービスを行いました。オリジナルの35品目のうち、依存症を引き起こすと思われる食品を398人に指摘してもらったのです。この調査の結果でも上位9品目が、大学生が問題とした食品と同じ加工食品になりました。また、参加者の10%がジャンクフード依存症と認定され、92%が“辞めたいけどやめられない程度”と、大学生の調査とほとんど同じ結果となりました。■科学によるジャンクフード依存症へのアプローチこの研究では、高カロリーの加工食品が引き起こす依存症は薬物依存症と同じメカニズムであると指摘しています。どちらも大量に一気に大量に摂り込みたくなり、また同時に体内での吸収も早いという特徴があるためです。たとえばアルコール依存症は中毒性のエタノールが原因ですが、蒸留酒などアルコール度の高いお酒の方が依存症になりやすいのは、エタノールが高濃度であるから。同じ理由で、大量の砂糖が含まれている加工食品の方が、自然のフルーツよりも依存症が高くなるのです。2011年に『Frontiers in Psychiatry』に発表された研究によると、平均体重以下の10%、平均体重の6.3%の人、太り気味の14%、そして肥満の37.5%の人たちがジャンクフード依存症と診断されています。太っている人ほど依存症が多くなっているわけです。研究班は「リンゴなどの非加工食品は、クッキーのような加工食品にくらべると依存症を引き起こす可能性が低い」と説明。今後は、加工食品に含まれているどのような物質が依存症を引き起こすのかが明らかになっていくだろうとしています。“やめられない理由”を理解してジャンクフードと上手におつきあいし、健康と美を保ちたいものですね。(文/Zoe)【参考】※Here Are the Most Addicting Foods, According to Science-Mic
2015年08月12日よくお母さまたちから「どんな習い事をすればよいか」という質問をされます。実はこれ、子どもの年齢によっては正直困ってしまう質問だったりします。ワーキングマザーを母親に持つ子どもは、愛着を何よりも求めています。そのため、土日は習い事を入れるのではなく、その時間めいっぱい一緒に遊んでほしいと思うからです。しかし一方で、お母さんたちも数十分・数時間、自分の時間を求めているのだろうなと感じます。子ども・お母さん、それぞれの視点に立つと真逆の答えが出てしまいます。そこで今回は、親子の時間を作りながら生活習慣を正すことが、習い事に変わるほどのメリットがあるということをお伝えしたいと思います。そもそも生活習慣ってなんだろう育児をはじめてから、よく「生活習慣」という単語を耳にしませんか? ざっくばらんに「生活習慣を大切に!」なんて言われても、少し曖昧で実際に何をどうするのかが提示されていません。では、具体的に生活習慣は何かというと、下記の項目があげられます。・起床、睡眠時間(俗に言われる「生活のリズム」)・洋服の着脱・排泄リズム・食事(食べ方、食べる量、食事にかかる時間など)・整理整頓(おもちゃのお片づけ、洋服のお片づけ)この生活習慣を身につけることで、習い事に負けないほど子どもの能力が伸びることを皆さんに知っていただきたいのです。生活習慣は全てに通じている例えば、さきほど紹介した生活習慣のなかでも整理整頓はいろいろなところにつながっています。■おもちゃの片付けおもちゃのお片づけは知育でいう「仲間集め」です。「お片づけして!」なんて一言で終わらせるなんてもったいない! 同じ種類・色・形を見分け、ひとつの場所に集めるということ。そのため、「黄色いブロックからお片づけしようか」や「これと同じ形のブロックからお片づけしよう」など、条件をつけることによりゲーム感覚でお片づけを楽しむことができます。これは楽しいだけでなく、かたちを理解する力・判断力、そして理解力を使います。「よーしママも負けないぞ」なんて一声で親子の楽しい時間に切り替わります。■洋服の片付け洋服の片付けは実は奥が深いもの。「なぜ、洋服を片付けなければいけないのか」という基本中の基本から教えてあげることが大切です。朝起きたときに子どもの目の前で「ママ、上手にたためるんだ~」なんて言いながら、脱いだパジャマを綺麗にたたんであげましょう。キラキラした目で食い入るようにみるはずです(寝起きが悪い子は少し落ち着いてからやってあげましょう)。綺麗にたたんだものはしまわず、寝室など目の届くところに置いておきます。ここまでがいわゆる導入です。時間をすすめます、夜お風呂に入るときにまた服を脱ぎます。そのときも「みてみて~、ママ綺麗にたためるんだ~」と言ってたたむ姿を見せてあげます、こうすることで朝のパジャマの存在を思い出します。お風呂に入ってパジャマを着るとき、いつもよりオーバーリアクションで「朝ママが綺麗にたたんだんだよね!」と言ってたたまれたパジャマを見せてあげましょう。そして「綺麗にたたんであると着るときラクチンだね」と決め台詞を輝く笑顔で投げかけます。すると、子どもの頭のなかで一つのサイクルが出来上がります。脱ぐ→たたむ→着る→ラクチン→ママの笑顔→脱ぐ→たたむ→着る…。ここまでできたらもうこっちのもの。「明日一緒にやってみる?」と輝く笑顔で聞いてあげてください。たたみ方を教えるコツは4つ・まずは半分に畳むことから始める・はじとはじを合わせられるようにする・ぐしゃぐしゃになりそうだったら気づかれない程度に手をだす・オーバーリアクションで褒めるまずは後ろから手をとって半分に畳むことから。ズボンが一番良い導入になると思います。「こことここ、はじっことはじっこをくっつける。はんぶんこ~」なんて声をかけてあげると良いと思います。ちなみにこの洋服を畳むという行為は「折り紙」に繋がるのです。指先の運動を繰り返すことで頭はどんどん回転し、折り紙は子どもの創造性を高めます。一枚の紙からいろいろなものができあがる喜びと達成感は大きなものです。生活習慣を見直しながら、親子の時間を過ごせるなんて一石二鳥。お子さんとの毎日の暮らしを楽しんでくださいね!
2015年08月02日PHP研究所は6月26日、書籍『ダンナが会社やめたいと言いだしまして』(「会社やめたいダンナ」の妻の会 著、ichida 漫画/税込1,188円)を発売する。同書は、夫に突然「会社やめたい」と言われたとき妻としてどうするべきか、夫婦の本当のあり方を教えてくれるというもの。実際に会社をやめた夫とその妻による、本当にあった「やめダン」(=会社やめたいダンナ)ストーリーが収録されている。ITベンチャー企業をやめて独立起業したいという夫が登場する「ダンナのために人生をムダにしたくない」、YouTubeの動画制作で食べていくという夫の「好きなことをやるためにやるべきこと」、転職先が合併して早期退職するという夫の「そして、ひきこもりになりまして」など、9組の夫婦のエピソードが漫画で紹介される。そのほか、「妻としてやるべきこと」「『やめダン』夫婦のリアルボイス」「夫婦カウンセラーが教える『やめダン』対処法」などを掲載。著者は、夫に「会社やめたい」と言われた妻たちが集まり結成した「会社やめたいダンナ」の妻の会。『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』で知られる漫画家のichidaさんが漫画を担当している。
2015年06月24日本当はやめなければいけないとわかっているのだけど、どうしてもやめることができない悪い習慣があって困っていたりはしないだろうか。体重の増加が気になっているのについつい間食をしてしまったり、時間を有効に使いたいのにスマホでダラダラとネットやゲームをやって時間を浪費してしまったり、悪い習慣を「やめたいのにやめられない」ことで悩んでいる人はきっと少なくないはずだ。新年度や月のはじめなど意識が高くなるタイミングで「今度こそやめるぞ!」と決意をしても、それでキッパリと悪い習慣をやめられることはほとんどない。何度もやめてみては挫折し、やめてみては挫折しを繰り返し、それでも懲りずにまた「今度こそはやめるぞ」と決意する。客観的に見るとかなり滑稽なのだが、少なくとも「今度こそは本当にやめるぞ」と決意している時は本気なのだから笑うに笑えない。思うに、意志の力だけでどうにかなる問題であれば、それはもうとっくにどこかでやめられているはずである。それができないということは、意志の力だけに頼らない別のアプローチを考えなければいけない。今回紹介する『新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣』(古川武士/日本実業出版社/2014年1月/1400円+税)は、そんな今まで意志の力だけで悪い習慣をやめようとして失敗してきた人におすすめできる一冊だ。本書は、習慣化コンサルタントである著者が悪い習慣をやめるためのメソッドを体系的に説明したもので、そのメソッドは意志の力ではなくNLPとコーチングをベースにしている。「やめようと思っても意志が弱くて続かない」と思っている人は、ぜひ本書の心理的・行動的なアプローチを試してみて欲しい。○悪い習慣をやめられないのには理由があるそもそも、悪い習慣はなぜなかなかやめることができないのだろうか。思うに、本当にその習慣に「悪いことしかない」のだったとしたら、特に何もしなくても自然にやめられているはずである。それでも悪い習慣が手放せないのは、実はその習慣の中に肯定的な意味が含まれているからだ。悪い習慣を断ち切るには、まずこの事実に気づかなければならない。たとえば、ダラダラとスマホをいじったりテレビを見たりすることはリラックスにつながるし、飲み会でお酒を思いっきり飲めば少なくともその間は嫌なことを忘れることができる。このような肯定的な側面を無視して意志の力だけで悪い習慣をやめてしまうと、いままで悪い習慣によって満たされていた欲求が満たされなくなってストレスが溜まり、どこかでまた元に戻ってしまう。悪い習慣をやめるには、まず最初に「悪い習慣によって満たされていた欲求は何なのか」を理解する必要がある。その上で、本書ではこの欲求を他の行動に「スイッチング」することで満たしつつ、悪い習慣を断ち切る戦略が紹介されている。たとえば、だらだらとスマホをいじることでリラックスしていたのだとしたら、熱中できるミステリー小説を読んでリラックスすることに行動のパターンを切り替えてみる。これはただ漠然と「やめるぞ!」と決意するのに比べて、だいぶ戦略的なメソッドだと言えるのではないだろうか。○ロードマップを作って時期に応じて戦略を変えるさらに、本書で紹介されているやめる習慣メソッドは、中止の期間に応じて戦略を変えることを推奨している。具体的には、3ヶ月かけてある悪い習慣を断ち切る場合、第1週~第3週を禁欲期、第4週~第7週を無気力期、第8週~第10週を安定期、第11週~第13週を倦怠期と名付けてそれぞれの期間で対策の力点を変えていく。たとえば、はじめたばかりの禁欲期であれば、時には投げやりになってしまうこともある。そういう場合があるのは仕方がないと受け止めた上で、上限を設けて段階的にやめる時間を増やすように工夫する。一方で、最終段階の倦怠期は変化をつけることでやめることのマンネリ化を防ぐ工夫をする。最初に設定したスイッチング行動を別のものに変えてみるなどが考えられるだろう。このようにやめるという行為を点ではなく線と考えて、ロードマップを作って対策を打つというやり方はメソッドの実効性を高めることにつながっている。本気でやめたいと思うなら、不確実な意志の力に頼るよりも、本書で紹介されているような戦略を立てて確実に一歩一歩進んでいったほうが実際にやめられる確率も高くにあるに違いない。○悪い習慣をやめれば好循環がはじまる悪い習慣をやめることができれば、人生はどんどんよいものに変わっていく。生活の主導権を取り戻すことができるので、毎日を快適に過ごすことができるようになるし、そうなればさらに他の悪い習慣を断ち切るためにエネルギーを使うこともできる。悪い習慣をやめることは、人生に好循環をもたらすことに等しい。やめたいと思っているのにやめれないことがある人は、ぜひ本書を手に取ってみてほしい。長年やめることができなかったあの習慣を、今度こそ手放すことができるかもしれない。日野瑛太郎ブロガー、ソフトウェアエンジニア。経営者と従業員の両方を経験したことで日本の労働の矛盾に気づき、「脱社畜ブログ」を開設。現在も日本人の働き方に関する意見を発信し続けている。著書に『脱社畜の働き方』(技術評論社)、『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』(東洋経済新報社)がある。
2015年05月15日嗜好品やお菓子など、どっぷりハマってやめられない買い物ってありますよね?たとえばタバコですが、値段も馬鹿にならないし、健康にも悪いし、やめた方がいいにきまっています。ちなみに、タバコをやめた結果、家族と豪勢な外食ができたとか、欲しかった家電が買えたという喜びの声も多く耳にします。しかし、それを聞いてもやめられないのが習慣の怖さ……。ということで、全国の30代の男女300人に、やめられない買い物について、アンケートを行なってみました。その結果、約3人に1人は「ある」と回答!どうやら多くの人が習慣的な買い物に翻弄されている様子。さっそく、詳細を見ていきましょう。■やめられない買い物ランキング1位は“本・漫画”今回のアンケートでは、やめたくてもやめられない買い物があるという人が32.7%いました。その内訳とコメントは次のとおり。1位:「本・漫画(18.4%)」2位:「お菓子(9.2%)」3位:「洋服(8.2%)」4位:「飲み物・アルコール&ゲーム(それぞれ5.1%ずつ)」「本が好きでどんどん増える。でも電子書籍は嫌だ」「甘い物を一日一個買うのがやめられません」「服。似たようなものを持っていてもついつい買ってしまう」「飲みもしないのに、お酒を買ってしまう」「ゲーム。クリアしてないのに買ってしまう」ほかにも、「文房具。かわいいものを見つけると家にたくさんあっても買ってしまう」とか「化粧品やら美容関係の物とかカワイイバッグやら小物やら買ってしまいます」といった声もありました。■やめられない買い物ランキング1位は男女で大差が!実は、今回のアンケートでは、女性と男性である違いが浮き彫りになりました。まず、やめられない買い物で「洋服」と回答した人は女性に多く、男性の4倍いました。また、「お菓子」と回答した人の9割は女性でした。反対に、「本・漫画」という回答は男性が女性の2倍でした。しかし、それ以上に驚くべきは、商品そのものより、購入判断の違いにあったのです!「お買い得品をつい買ってしまう。不要な物も多い」「バーゲンはやめられない」「惣菜などが半額とかになっているとつい沢山買ってしまう」「手芸用品で、まだ在庫はあるのに値段が下がっているとすぐに買ってしまい、どこに置こうか、いつ作ろうか買った後に反省してます」そうです。女性はお買い得商品に目がなかったのです。その比率、男女でなんと3対7で、女性の圧勝!?たしかに買い物は楽しいもの。ストレス解消にだってなります。でも、ハマりすぎは避けたいですよね。あと2年で消費税10%の時代にも突入することですし、やはり今のうちにやめられない買い物習慣は見直したほうが懸命。いくらお買い得商品だったとしても「安物買いの銭失い」なんてこともなきにしもあらず。何事もほどほどにしましょう。(文/富士峰子)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2015年2月26日 (木)調査対象:全国30代の男女300名
2015年03月21日こんにちは!きゆひろがペナンで出来る新しい習い事をご紹介したいと思います。mon-cher ポーセラーツサロン日本人インストラクターによる、ポーセラーツ体験しました。「ポーセラーツ」とは、何かというと、ポーセリン(磁器)とアート(芸術)を合わせた造語だとか。白い磁器をキャンバス見立てて作品を作ります。磁器に絵付をするとなると、やっぱり絵心が必要だったり・・・。でも、特殊な転写紙を使うと誰でも簡単にマイセン風のテーブルウエアを作ることができるのです!キュートな模様からオリエンタルな模様まで転写紙のデザインも豊富!写真以外にもたくさんのデザインがあり、好きなものをチョイスします。あとは、真っ白なカップやプレートに貼りつけるだけ!私が選んだのは、華やかな色味が印象的な花柄の模様。イニシャルもバッチリ入れて、あとは焼成をして頂き、約1週間弱で完成します!自分のオリジナルマグカップが完成!完成品は、こちら!内側にも好きな位置に転写紙を貼りつける事も出来ますよ。どうですか?こんな素敵なテーブルウエアに囲まれて、おしゃれなティータイムを過ごすのも夢じゃない!また、白磁であればシャンプーボトルなどもオリジナルでデザインできますよ!mon-cher ポーセラーツサロン in Malaysia、オープン記念として特別レッスンを実施中です!小さな子供さんと親子で体験できる「親子ペアマグ&プレート作り」のイベントも予定しているそうです。また、カフェなどでランチ付きのワークショップも行っていますので1Day体験をしてみてはいかがですか?個人レッスンは、タンジュンブンガエリアにて行われていて、インストラクターは日本人ミヤさんです。クアラルンプールでも特別レッスンを実施することがあるとのことですのでブログやFacebookを小まめにチェックするのをお勧めします!
2015年02月21日かわいい子供には、好きなことをトコトンやらせてあげたいと望むママは多いことでしょう。よそのご家庭がどれだけ習い事にお金をかけているのかも気になるところです。そこで、各家庭では習い事にひと月あたりどれくらいの金額をかけているのか、調査結果をみていくとともに、習い事費を節約できるお得な方法についても紹介していきます。■子供の習い事にかける月平均額は?ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2013」によると、習い事にかける月平均額は15,000円との結果でした。幼児6,950円、小学生17,050円、中学生23,700円、高校生18,300円と、年齢が上がるにつれ上昇していき、中学生でピークを迎えます。きょうだいのいる子より一人っ子のほうが、たくさん習い事をしているイメージがありますが、子どもの人数による平均額の大きな差は見られませんでした。ただし、世帯年収には比例して平均額が上がっています。実際のモデルケースで試算してみましょう。<幼稚園年長の女の子の場合>ピアノ7,000円プール8,000円――――――――――――計15,000円<小学1年生 男の子の場合>サッカー1,500円通信講座5,000円――――――――――――計6,500円<小学3年生 女の子の場合>ピアノ7,000円プール8,000円通信講座5,000円――――――――――――計20,000円■やりたいことをやらせて、習い事の費用を節約できる方法3つ習い事の費用はをかければかけるだけ、上達するわけでもありませんし、受講料の高い塾に通ったからといって必ず成果が出るわけでもありません。子どもとちゃんと向き合っていなければ、支払ったお金がただの浪費になってしまう可能性だって高いでしょう。最初に親が自覚しなければいけないのは、「子どもに成果を求めすぎてはいけない」という点です。習い事にお金をかける行為は、親の自己満足が大きく占めているケースも多いのです。子どものやりたいことをやらせながら習い事の費用を節約するには、以下の3つの方法を試してみるとよいでしょう。1.子供の本音を聞く元々は子どもがやりたいと言って始めた習い事だったとしても、現在も情熱や興味が続いているとは限りません。家での過ごし方を観察したり、さりげなく話を聞いたりすることで、これからも続けていくべきかどうかを見極めましょう。いきなり辞めるのではなく、先生や通う教室を変えて、様子を見るのもいいかもしれません。2.ITを活用する今やITの進化で、学ぼうと思えば何でもインターネットで学べる時代です。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学など世界中の有名校の講義が無料で視聴できるサイトや、誰でも無料で受験勉強対策ができるサイトもあります。また、オンラインで、英語圏であるフィリピン在住の講師に月2,800円で英語を学べるというサービス「 エキサイトスカイプ英会話 for キッズ 」などもあります。これからは、経済や地域による学びの格差が、加速度的に減少していくと予測されます。3.地域の支援団体を探してみる「NPO法人キッズドア」など、経済的理由などで学ぶ機会を失っている子どもたちの学習支援を行っている団体があります。お住まいの近くに支援団体や社会起業家がいないか、市区町村の窓口に相談してみてください。今やりたいことのための習い事費と将来の夢のための教育資金、どちらかに大きく偏ることなくバランスを取っていきたいですね。家族で話し合える場を持ちましょう。参考リンク ベネッセ教育総合研究所 edX manavee エキサイトスカイプ英会話 for キッズ NPO法人キッズドア
2014年09月12日子供が2~3歳になると、習い事を始めようと考える人も多いのではないでしょうか。中には、すでに始めているという人もいるかもしれません。昔と違い、いまは習い事にもさまざまなバリエーションがあります。さらに、関連する情報も多いため、選択肢の幅が広がり過ぎて、逆にわからなくなることもあるでしょう。そこで、今回は親子カフェの保育士スタッフとして働いた経験があり、ハワイアンリトミックやベビーマッサージ、ボディージュエリー、リンパドレナージュの資格をとって、イベントで出張講師をしたりしているmimiさんに、子どもが習い事をする意味と、親が気をつけておくべきポイントについて聞いてみました。mimiさんによると、習い事によって子供には、成長に必要な4つの力が育まれるそうです。■習い事によって育まれる、子供にとって必要な4つの力 と親が気をつけるポイント1.子供の持つ「潜在的な能力」が引き出される最近のお教室はそれぞれ魅力的な特性があり、子供の持つ可能性を引き出す工夫をしています。ただ、入園など環境の変化が大きい時に新しい習い事をスタートしたり、まだ体力が充分でない時期に毎日のように習いごとをしたりすることは、かえってストレスとなってしまい本末転倒です。まずは親子の時間や落ち着ける生活習慣をベースにすることが一番。なるべく小さいうちからと、へんに焦らず、子供のペースを見て始めるようにしましょう。2.「個性や自己肯定感」が育つ最初のうちは、習い事に苦手意識を持たないよう、なるべくお子さんの興味のある習い事をさせるとよいでしょう。親の心情としては、昔あこがれていたことや楽しかった習い事を子供にさせてあげたいと考えがちですが、親と子どもは別人格です。好きなことや得意なことが違うかもしれません。まずは子供の意志を優先しましょう。小さい頃から親が子供の意志や個性を尊重することは、子供にとって安心感につながります。自分の好きなこと・得意なことが上達したり、身内以外の人に対して表現したりすることは大きな自信にもつながり、自己肯定感が育ってきます。3.「コミュニケーション力」が育つ子どもにとって、習い事の場は今までの家や幼稚園、保育園などとは別の「コミュニティ」です。当初は緊張したとしても案外あっという間になじむもの。新しい居場所ができることは、コミュニケーション力の向上にもつながります。それに、いろいろな居場所を持つことは視野を広げるきっかけにもなりますし、学校などでちょっといやな事があった時の癒しの場になるかもしれません。もし、この先進学して環境が変わっても、そこでのお友達や先生とはずっとお付き合いが続くこともあります。だからこそ、最初の教室選びの時には仲良しの友達が習っているからということだけではなく、お子さまとその教室の相性を見極めることも大切です。無料体験や見学が可能なら積極的に活用し、数ヵ所を見比べてみましょう。4.「自立心」が育つ小さいうちは親子で参加できる習い事も多くあります。一緒にいるとついつい口や手を出したくなりますがそこはグッとこらえてください。マイペースな子もいれば、親がいると甘えてしまう子もいます。傍で見ていると注意力散漫に見えることもあるかもしれませんが、そこで焦らず「最初のうちはそんなもの。成長にしたがってその個性が活きる」くらいの気持ちで構えておきましょう。工作やお習字、絵などの作品やレッスンの様子にダメだしするのも考え物です。親としてはひとこと言いたくても、まずは「今日はどうだった?」と声がけをして、それに対する返答に子ども自身の満足感あるいは向上心があれば、それを尊重しましょう。持ち物の準備や、製作したものの管理なども親がしてあげるだけではなく、だんだん子供に任せていくことで、自立心を育てることにもつながります。これも習い事の副次的効果といえるでしょう。■まとめ幼少時の習い事にあせりや親のエゴは禁物。客観的な視点を忘れず、人間的な成長につながる力を伸ばしてあげましょう!
2014年08月26日世の中には様々な習い事がありますが、様々な男性に、過去に付き合った女性がやっていた習い事を聞いた結果、モテる女性は主に5つの習い事に集中していることがわかりました。そこで、今回はその5つを解説付きでご紹介したいと思います。■1.料理「彼女も今通っているらしいんですけど、料理教室に通っているというだけで、女性らしいなと思います。もし今あまり上手くないとしても、将来のために頑張っているのかなと思うと、可愛いなと思います。」(22歳/学生)やはりいつの時代でも、男性は料理上手な女性を求めているようです。食事は日々欠かせないものなので、美味しいものを作れるというポイントが高いですね。■2.ゴルフ「前の彼女はゴルフスクールで知り合いました。生徒の中にはおじさんも結構いるんですけど、そういう人たちともうまくコミュニケーションをとっている彼女を見て、優しい子だなと思ったのを覚えています。」(28歳/商社)最近では、アウトドア合コンや登山合コンなど、出会いの場もカラダを動かす場が増えてきています。その中でもゴルフは、年代問わず楽しむことができ、まだまだ男性が多いので、出会いのチャンスとしては大きいようです。■3.スポーツクラブ・ヨガ「今までの彼女は、スポーツジムとかヨガに通っていた子が多い気がします。カラダを大切に考え、体型を気にしているというのもポイントが高いし、ヨガに通っている子は他の子に比べても美意識が高い気がします。」(25歳/金融)自分を大切にしている、自分のカラダに気を使っている、時間的な余裕を持っていると言ったポイントは高いようです。スポーツクラブはゴルフと同様に、男性が多い環境なので、その中に身を置くことで人目を意識する習慣やモテる要素が身に付くようです。■4.フラワーアレンジメント・生け花「今一緒に暮らしている彼女は生け花を習っているみたいですが、いつも部屋に旬な花を飾ってくれていて、部屋が華やかになっています。俺、全然花に詳しくないので、自分にできないことをできる人って尊敬します。」(26歳/広告)"花"は生活をするのに必需品ではないですが、あれば生活が華やぐもの。必需品ではない花を愛でる心を持っている余裕や教養がポイントが高いようです。また、男性にとって花は縁遠いものなので、自分の知らない分野に詳しいという点も魅力の一つのようです。■5.ペン字・習字「字がキレイな女性は、それだけで素敵です。字がキレイというだけで、頭がイイのかなとか、教養が高いのかなと思うこともあるので、そういう字が書ける人はイイですね。」(27歳/出版)PCが当たり前になっている現代では、以前に比べて文字を書く機会は減りましたが、だからこそ手紙を書くという行為が見直され、有り難みを持たれることも多くあります。そんな時に、キレイな文字が書ける女性は、それだけで印象が上がるんですね。■おわりに健康を意識したものであったり、インテリアとして活かされる花であったり、将来的に役立ちそうなものが多いように思います。スポーツクラブやゴルフなどは出会いにもつながるので、出会いを探している方にもオススメです。(栢原陽子/ハウコレ)
2014年07月31日ベビーマッサージやベビーサイン、リトミックなど今や0歳から習い事ができる時代。本格的な習い事は、いつから? 何がよいの? と疑問に思うママたちも少なくありません。一般的には、小学校に上がる前、幼稚園に通い始めた3~4歳からはじめるケースが多いようです。 『失敗しないための子どもの習い事選び! ポイントは?』 の続編として、今回は具体的な習い事の種類に着目してみましょう。■幼児期の習い事ランキング1位は?・習い事ランキング1位は「水泳」『ママ400人に聞いた!習っているランキング』(株式会社リクルートライフスタイル 「ケイコとマナブ.net」調べ)によると、「水泳」が圧倒的な人気を誇っています。水泳は、水圧が胸にかかるため心肺機能を強くする、冷たい水が皮膚や免疫力を強くして風邪ひきにくい丈夫な体をつくるなど身体面によい影響を及ぼすこと、小学校入れば必ずプールがあるのでそれまでにある程度泳げるように! という理由が多く考えられます。・習い事ランキング2位は「ピアノ」続いて、「ピアノ」。小さいうちから音楽に触れさせ、音感をつけさせたい! 手先を器用にさせたい! 楽器の1つぐらいできるようにさせたい! という親の願望が大きく反映されていますが、この時期急激に発達する聴感覚によい刺激を与えることや両手を細かく動かすことや少し前の音を保ちながら先の音も読んだりするので独創性や創造性が養われる、という専門家もいます。・習い事ランキング3位は「英会話・英語」3位は、「英会話・英語」と続きます。将来必ず必要になるので言葉をたくさん覚える小さいうちから自然に身に着けさせたい。受験や学校英語でなく、話せる英語を身に着けさせたい。という親の思いが大きく、『親が習わせたい!』ランキングでは、1位という結果に。最近では、小学校高学年になると英語の授業を取り入れている学校も多くなってきて、中には小学校中学年からというところも増えてきているようです。■どんな習い事でも、大切にしたいポイント!習い事をはじめたきっかけをママたちに聞いてみると、「周りのお友達がやっているから」という意見も案外多くあります。先ずは、体験に行って自分のお子さんが楽しく通うことができそうか? という部分をジャッジして欲しいものです。そして、他のお子さんと比べないこと。最初から最後まできちんと楽しんで参加しているお子さんもいますが、そうでないお子さんの方が多い年齢。1時間という時間の中で、5分でも楽しく参加しているところがあればよしとしよう! という余裕持った気持ちで見守ることが大切です。決して、ママが熱くなって厳しく注意したり、叱ったりすることはお子さんの意欲を削いでしまいかえって逆効果。お子さんにとって「楽しい!」と思える経験をどんどん増やしていく、サポートをしてあげてください。「幼稚園時代に培われた性格は大人になっても基本は変わらない」ということを提唱する専門家や先生がいます。この時期に習い事を通して、目標を達成する喜びを遊びながら、楽しみながら体験していくことこそ人格形成によい影響を及ぼすのではないでしょうか?
2014年07月24日ベビーマッサージやベビーサイン、リトミックなど、0歳から始められる習い事もたくさんあります。3歳頃からは、人気のスイミングや英語、ピアノを始め、サッカーやリトミックなど、たくさんの習い事が名を連ねます。最近の習い事事情を見ると1人のお子さんが掛け持ちでいくつもの習い事をするというケースが年々増加。ママの「才能を開花させたい」「いろんなことにチャレンジさせたい」という思いの反面で、大切なことを見失っている傾向もあります。■1番大切なことは? ママの気持ちが主体になってない?習い事をしている子どもを見ていると、ママの意志でどんな習い事をさせるのかを決めているケースが多いようです。また、周りからの影響も大きく、「●●ちゃんがやっているからうちも…」という感覚になってしまっている部分もあります。そのため、子どもが何をやりたいかよりも、ママやパパ、またはおじいちゃんやおばあちゃんがやらせたいことをさせている傾向もあります。習い事を始める上で1番大切なのは、子どもの性格や性質に合っているかどうか。向き不向きを軸にして決めることを重要視しておきましょう。「その道のプロにさせたい」という強い思いがないのなら、子どもに習い事を通して得られる楽しさや達成感を味わってもらうことを大事にすることが重要です。習い事を長く続ける秘訣は、ママも子どもと一緒に楽しんだり取り組むことだそうです。先生にまかせっきりではなく、共有することで子どものやる気を引き出し、自信を付けてあげることができますよ。ママの一言は子どもにとって大きな原動力となります。「なんでちゃんとやらないの!」「●●ちゃんはできているのに、なんであなたはできないの?」という言葉では、劣等感を覚えたり、習い事=怒られるという認識になったりします。まずは子どもに「習い事は楽しい!」というイメージを与えるためにも、「今日はこんなことをして楽しんでいたね」と魔法の言葉で褒めてあげましょう!■習い事を決める前に知っておきたいことまず習い事を始めるときに見学に行くこともありますが、そのときにはできるだけママ友と体験に行くのは控えたほうが良いようです。余計な意見を聞いて冷静な判断が出来なくなったり、雰囲気や意見に流されてしまい、本当はさせたくないと感じた習い事でもスタートさせてしまうというケースも少なくないとのこと。子どもに合いそうな習い事をピックアップして、その中から自宅との距離や、掛け持ちをするなら子どもの精神面、家計への負担はないかなどを考慮してみてください。これらをベースにして考えた上で、体験で子どもの様子を見て判断すると、子どもに合った、楽しく続けられる習い事を始められますよ。実際に習い事の講師からは「最近は3~4歳の子どもに対する親の要求が多すぎる」という意見もあり、望むハードルが高すぎてしまい、子どもが楽しめる余裕がないように感じているようです。子どもに負担をかける習い事では意味がないので、親や祖父母の考え方も少し整理しておく必要がありそう。また、同じ習い事でも子どもによって「始める時期」が違うということも知っておいてほしいポイント。能力や性質、性格を見極めた上で、楽しませてあげられる環境を用意してあげましょう!
2014年07月04日小さい頃から「習い事」をさせて、子供の可能性を引き出してあげたいと思う親は多いもの。健康な体作りのためにスイミング、感性を磨かせるために音楽教室など、親の想いも様々だ。今回は、子供の習い事が家計に与える影響について、ファイナンシャル・プランナーの中島啓子さんに解説していただく。○習い事の費用、高校までの累計は……習い事は、お友達が習い始めたなどの理由で子供から「習いたい」と言い出し、始めるケースも少なくありません。そして、どうせ始めるのであれば、親としては「長く続けて欲しい」と思うのは当然のことでしょう。次に、習い事に関するデータを見ていきましょう。文部科学省「平成24年度子どもの学習費調査」によると、学校外活動費のうち習い事にかかる「その他の学校外活動費」は、幼稚園の公立で平均5万2,947円・私立で8万2,229円、小学校では公立で12万1,157円・私立で25万8,167円となっています。上記は塾などの「補助学習費」は含まれていません。公立では小学校6年生から、私立では小学校4年生から、この補助学習費の割合が習い事の費用を上回るようになります。この調査結果で小学校から高校までの習い事にかかる費用の平均を累積すると、公立でおよそ120万・私立では230万円程になります。さらに補助学習費を加えると、公立で280万円・私立では540万円近くになるのです。「月に5000円くらいなら」とスタートさせた習い事も、将来的には前述のような額になるのです。あくまでも、この額は子供1人に対する費用であり、他に「学校教育費」「学校給食費」などが必要になることは言うまでもありません。お金を理由に子供ものやりたいことをあきらめさせたくないと思うのが親心です。子供が習い事を続けられるかどうかを心配するより、教育費が将来の家計を圧迫しないかどうか、試算してみてはいかがでしょうか。写真は本文と関係ありません。
2014年03月29日Amazon.co.jp(以下Amazon)は、「Amazon大人の習い事アイテムストア」を1月8日にオープンした。○学習に役立つ様々なグッズも販売同ストアでは、数々の技術の習得やスキルアップ、資格取得を目指す人のためのアイテムを「語学・スキルアップ系」「アート系」「スポーツ系」「生活教養系」「ユニーク系」と5つのカテゴリーに分けて取りそろえた。ジャンルは、外国語、パソコン、ビジネス系資格、カメラ、音楽、和文化、絵画、ネイル、ヨガ、野外スポーツ、フィットネスジム、ダイビング、ダンス、クッキング、製菓、ペン字、園芸、手芸、アロマ、落語の20種。多忙な人でもすぐに習い事に必要なものをそろえられるよう、迅速に配送を行う。通常配送料は無料(※)。また、学習教材だけではなく、学習に役立つ様々なグッズも販売する。例えば「外国語」の場合、CDやDVDといった学習教材とともに、浴室でも使える防水スピーカーや防水タブレットケースなども用意。生活の様々なシーンで便利に使えるアイテムを紹介している。特集記事では、注目の習い事についても紹介。第一弾は「カメラ」を特集し、カメラを趣味とする女性のインタビュー記事を掲載している。そのほか、習い事に関して自由に情報交換できる「クチコミ」機能も利用することができる。サイトオープンを記念して、「Nikon一眼レフカメラと本のまとめ買いで500円OFF!」キャンペーンを1月31日(23時59分まで)まで実施している。対象期間中に、対象のNikonの一眼レフとNikonの「カメラ・ビデオ」の書籍を同時に購入すると、500円OFFになる。キャンペーン詳細はAmazonで案内している。※Amazon.co.jpが国内に発送する商品の場合、「通常配送」及び「コンビニ受取」の配送料は無料。Amazonマーケットプレイスの出品者が発送する商品の場合や国外に配送する場合は、別途配送料が必要。
2014年01月09日お子さまの将来を考えて、習い事や幼児教育、塾への加入を検討されているパパ、ママによく聞かれるのが「教育費の目安」。現状の家計では問題なく払っていけるけれど、5年後、10年後の生活は大丈夫なのか、長期的な視点でアドバイスをしてほしいというものです。相談現場では各家庭の状況に応じたキャッシュフローを作って確認するのですが、「ざっくりと、いますぐ知りたい!」という人のために要点をまとめてみました。習い事等をスタートする前に、親として押さえておきたいお金のチェックポイントです。家計に占める教育費は15%以下にする日々の相談現場等をもとに私が独自に検証したところ、家計のやりくりに無理がなく、コンスタントに貯蓄を続けられている家計支出は下記の表1の通りです。年収500万円であれば教育費を75万円までかけてよいというのは、金額が高すぎるのではないかと思う人もいるかもしれませんね。子どもが生まれたばかりの家庭だとピンとこないかもしれませんが、教育費には大きな波(家計への負担が重くなる時期)と小さな波(そうでもない時期)があります。小さな波の時期(0歳~幼稚園に通うまでと、小学1~4年生くらいまで)にビッグウェイブに備えて基礎体力(資産)を蓄えておき、大きな波がやってきたときにそれまでの備えと知恵で華麗に乗り切る。それができるかどうかが、将来のゆとりにかかっています。幼稚園時代をいかに乗り切るかが鍵第一の波は「幼稚園」に通うタイミングです。幼稚園には公立と私立がありますが、公立幼稚園がほとんどない地域も少なくありません。多くのご家庭では、幼児1人あたり月額3万円程度の負担を強いられることが多いようです(表2)。(単位:円)資料:文部科学省「平成22年度 子どもの学習費調査」より執筆者作成資料:文部科学省「平成23年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額の調査結果について」、国立学校の標準授業料(平成25年度)、日本政策金融公庫「平成24年度教育費負担の実態調査」(仕送りの平均値使用)より執筆者作成この時期に「仲良しの●●ちゃんが通っているから、同じ教室に…」等と安易に習い事を増やしてしまってはいけません。幼児のうちに才能を伸ばしたい親心はわかりますが、子どもの習い事は一度やり始めると経済的な理由ではやめにくくなります。また、2人目、3人目のお子さまを予定されている場合は、その子どもたちも同じ習い事を始める可能性が高くなることも覚悟する必要があるでしょう。対策は大きく2つじゃあ、どうしたらいいの?というところですが、家計に占める教育費負担を軽減する方法は大きく2つあります。1つは、収入を上げる方法です。幼稚園ではなく保育園に預けて、ママが働く(または働く時間を延ばす)ことで世帯年収を上げ、家計に占める教育費割合を抑えます。実例を紹介しましょう。神奈川県横浜市在住のAさん一家(年収500万円※前年度に納めた所得税額11万7,500円)は4人家族。パパ35歳、ママ32歳、長男5歳、次男3歳です。専業主婦だったママが年収100万円程度のパートを開始して、2人の子どもを保育園に預けた場合の収支の変化は次の通りです(保育園は平成25年度の保育料を、幼稚園はAさんが実際に通っていた幼稚園の保育料を記載しています)。家計収入:(Before)年収500万円(パパ500万円+ママ0円)→(After)年収600万円(パパ500万円+ママ100万円)学校教育費:(Before) 長男月2万4,000円+次男月2万9,000円=月5万3,000円→(After)長男月2万6,800円+次男月9,400円=月3万6,200円世帯年収が100万円アップするので、教育費のボーダーラインが年75万円から90万円に増えます。一方、学校教育費は年63万6,000円から43万4,400円に下がるので、1人あたり月1万9,400円の習い事に通っても、年収の15%以下の範囲で収まるようになりました。喜んだAさんは、夫婦の希望であったアクティブイングリッシュを学べる教室に子どもたちを週2日通わせることができるようになりました。積立も年収の10%以上のペースで続けられています。保育園は居住地域、子どもの年齢、世帯が納めた前年度の所得税、預かり時間(延長保育の有無)、その保育園に通っている子どもの人数等によって料金が異なります。一方、幼稚園は学校と子どもの年齢、スクールバス利用の有無等によって料金が変わります。ママの年収を100万円以下にすれば、世帯が納める住民税・所得税、社会保険料は変わりません。ママが働くことで外食や衣服費等の出費が少し増えましたが、それを上回る余裕を生み出すことができました。もう1つの方法は「お金をかけずに子どもの能力を伸ばす工夫をする」。習い事は小学生になってから、と決めてしまうのです。お金がかかる幼稚園時代は第三者の指導ではなく、親主導で本人の能力を伸ばしていくことになります。絵本の読み聞かせやお買い物ごっこ等の遊びを通じて、さまざまな情緒を育てることができます。テレビやラジオの子ども英会話を親子で聞くのもいいですね。ママも英語が上達して一石二鳥です。私のお客さまの中には、インターネットで幼児向けのプリントを無料ダウンロードしたり、通信教育の会社から送られてくる無料DMを使ったりして勉強ごっこをしているご家庭もありました。教育費を年収の15%以下に抑えると決めると、さまざまな工夫が生まれます。収入を増やす道もお金をかけずに子育てをする道も、いずれも尊い行為です。あなたの教育方針にあった方法で第一の波を乗り切ってください。そして、公立校に通っている期間にしっかりと教育資金を貯めましょう。10歳までにどれだけ貯蓄を増やすことができるかが、将来のゆとりの1つのバロメーターになります。私立受験を検討しているときは表2でわかるように、小・中・高校・大学の学校教育費は公立と私立で大きな格差があります。小学校から私立に入れたい場合は、表2の年間学習費総額(学校教育費+給食費+学校外教育費)が子育て期間中ずっと年収の15%以下になっているかがポイントになります。その際、塾の費用も織り込むことと、子どもが複数いる場合はいずれも私立に行くと仮定して確認することが重要です。第二子、第三子は、第一子が歩む道を歩もうとする傾向が高いからです。学費がかかるすべての期間を通じて年収の15%以下に収まっていて、貯蓄もできていれば、受験に挑める家計状況といえます。キビシイ場合は中学受験に照準を変え、中学、高校、大学時の貯蓄取り崩し部分を10歳までに貯めるマネープランをつくる、または将来の教育費負担に備えて年収アップの道を探る取り組みを行っていきましょう。教育費を理由に子どもに進路を選択させてみよう余談ですが、友人B子の長女で、私立中学に通うか、幼い頃から続けてきたバイオリンをとるかの二択を迫られたCちゃんがいました。Cちゃんは悩んだ末「バイオリン」と答え、年1回の海外演奏旅行に出かけるために、費用の安価な通信教育中心に受験を乗り切り、有名公立進学校に入学しました。大学入試も一発で決め、いまや素敵な女子大生です。小学校の高学年位になると、適切な情報を与えさえすれば、彼女のように将来を左右する決断ができるようになります。「わが家で負担できる教育費はここまで」とはっきり打ち出すことによって、子ども自身が工夫して生活するようになります。そういった経験なしに親に言われるがままに奨学金を借り、社会人になって返済の通知が届いて事の重大さに気付く人が後を絶ちません。結婚・出産を経てなお奨学金の返済を続けるのは、想像以上にたいへんなことです。夫婦で奨学金を借りていた友人は、貯金がなかなかできないと嘆いていました。教育費のボーダーラインを設け、習い事や塾の費用を親子で話し合うことは、将来のゆとりの面からも、子どもの金銭感覚を育てる意味でも価値のある行為です。将来の教育費負担を見据えながら、計画的に習い事・塾の費用をコントロールしてくださいね。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2013年11月14日