「骨折は命にはかかわらないと思っていませんか?加齢により、骨が弱くなり転倒して折れてしまうと、寝たきりや要介護、そして認知症のリスクが高まります。高齢者で、足の付け根を骨折した2人に1人は、5年以内に死に至っています。骨を軽視すると怖いんです」そう語るのは『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)の著者で、光伸メディカルクリニック院長の中村光伸医学博士。特に、閉経を迎えた女性は、女性ホルモンが減少することで骨量が急激に減少する。60代になると、多くの女性が骨粗しょう症予備群になっているという。「閉経後の10年間で、女性の骨量は15〜20%減少してしまうのです。じつは骨には柱として体を支えるだけではなく、血液を作り、全身の新陳代謝をコントロールするという役割もあります。骨もまた、大切な“臓器”のひとつなのです」しかし、現代の生活は、この“臓器”を弱めるものだという。「100年ほど前までは、人間の基本の動きは『歩き』でした。しかし、自転車、電車、車が普及し、私たちの運動量は激減しています。骨は、負荷を与えて刺激すればするほど元気に強くなりますが、運動量が減れば刺激も減少し、骨も弱まってしまいます」特に、近年は骨を弱める出来事があった。新型コロナウイルスの流行に伴う自粛生活だ。「全身の骨は、約5年間で生まれ変わりますが、この5年のうち3年間はコロナ禍でした。在宅も増えましたが、1日に何歩歩いていましたか?私たちの骨は、今、確実に弱まっています。その解消のために、ぜひやってほしいのが、『ひざたたき』です」ひざを叩くときは以下のポイントに注意しよう。【1】手を軽く握ってタテにする。【2】ひざの皿とももの間あたりを上からまっすぐたたく。【3】ひざから下はなるべく床と垂直にする。【4】かかとも床に直角にし、足の裏をしっかりと床につける。「背筋は伸ばして行ってください。腕には力を入れず、胸の高さまで上げたこぶしを、自然と落とすようにすると、ちょうどいい刺激になりますよ」だが、なぜひざをたたくと骨が丈夫になるのだろうか?「人の体では、古い骨が溶かされて削られる『骨吸収』と、新しい骨が作られる『骨形成』が繰り返されていきます。運動不足や女性ホルモンの減少によって、両者のバランスが崩れると、骨吸収が優位になってしまいます。しかし、ひざをたたいて骨への刺激を与え続けることで、そのバランスがよくなって、骨を丈夫にすることができるのです」効果はそれだけではない。若返りホルモンも分泌されるのだ。「骨の中にある骨芽細胞は、骨に刺激があると反応して働きがよくなり、若返りホルモンの『オステオカルシン』を分泌します。これは骨ホルモンとも呼ばれていて、血管を通り、全身に運ばれて心臓、肝臓、腎臓、すい臓、腸など多くの臓器の機能を活性化させます。血液の代謝をよくして免疫力を上げ、筋肉量のアップも期待できるのです。さらに、血糖値の上昇を抑えたり、アルツハイマー型認知症を予防したりする効果があるとみられています」もう一つ「オステオポンチン」という免疫力を高めるホルモンも分泌されるという。「これまで、この2つの若返りホルモンは、骨が大量に作られないと分泌されないと考えられていたのですが、最新の研究によって、骨に刺激があるだけでも出ることがわかったんです」踏み台を使った昇降運動で骨を刺激すると、若返りホルモンが分泌することが、最初に確認された。「ならば、座った状態でひざをたたくことで同様の刺激を与えれば、同じような効果が期待できると考え、実験を行いました。その結果、ひざをたたくだけでも、若返りホルモンが出ることを確認したのです」中村先生が重視したのは、「かんたんに継続でき、安全な動きであること」。ひざたたきは、まさにその条件にぴったりだ。「骨を強くするには、継続が何より大事。テレビを見ながら、トイレで、電車でなど、座る機会があれば、積極的にやってください」10回1セットで、1日合計100回を目指そう。さらに、余裕がある人は、左の「足踏みトントン」もやってほしい。「人生100年時代。50代なら、まだ40年以上も人生は続きます。ひざをたたいて、体の土台である骨を強くして、いつまでも元気でいてください」ひざたたきで、100歳まで歩ける体を手に入れよう。
2023年09月15日仕事に出かける、買い物に行く、食事をする、余暇を楽しむなど、私たちは普段、当たり前のように自由に体を動かしています。しかし、ひとたび骨折をしてしまうと、そうした自由がままならなくなってしまいます。『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』の著者であり、骨の専門医でもある中村光伸先生に骨を丈夫にするコツについてお聞きしました。教えてくれたのは…監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。★関連記事:骨が弱くなると肌がたるみ、ほうれい線が深くなる!?若々しさの秘訣は骨の健康にあった!【医師解説】骨の強化にはたんぱく質の摂取が大切――骨の老化を抑えて強い骨を作ることは可能なのでしょうか?中村先生もちろんです。加齢とともに骨を作る力が衰えるのは事実ですが、骨は日々、新しいものに生まれ変わっていますから。きちんと対策をすれば骨を強化することができるんです。――どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?中村先生私たちの体は食べたものからできています。骨も例外ではなく、偏食やバランスの悪い食事、不規則な食生活は骨に悪影響を及ぼします。1日3食、朝・昼・晩と規則正しく、バランスの良い食事をとることが基本です。その上で意識したいのが、丈夫な骨を作るための栄養素です。――カルシウムをとることが大切、ということでしょうか?中村先生骨の主成分であるカルシウムは、骨づくりにおいて重要な栄養素です。しかし、カルシウムだけを摂取していれば丈夫な骨を作れるというわけではないんですね。栄養素は互いに補い合って作用するものなので、相互効果が期待できる栄養素を一緒にとることが重要です。――どんな栄養素をとれば良いのでしょうか?中村先生骨を作るためにはさまざまな栄養素が必要ですが、これまでの診療経験からいえるのは、たんぱく質が足りない人が非常に多いということです。たんぱく質の摂取量が少ないと、骨の土台を作ることができなくなってしまうんです。――たんぱく質はどれくらいの量をとるべきなのでしょうか?中村先生成人女性は1日に約50gのたんぱく質が必要です。高たんぱく質の食品として知られているのは卵、大豆・大豆製品、肉、魚介類、乳・乳製品ですが、例えば、卵1個には約6g、鶏むね肉100gには約21gのたんぱく質が含まれています。また、たんぱく質はご飯やパスタなどの穀物や野菜、果物などにも含まれています。たんぱく質をしっかりと摂取するには、3食で幅広い食品をバランスよく食べることが大切です。――たんぱく質不足をプロテインで補っても大丈夫でしょうか?中村先生たんぱく質に限らず栄養素は食事で摂取するのが基本です。ただ、たんぱく質は食事でとり切れない方が多い栄養素でもありますから、不足分をプロテインで補うのは問題ありません。プロテインをとるときには、体内で生成できない「必須アミノ酸」が含まれるものを選ぶようにしてください。実はカルシウムというのは、牛乳をコップ1杯飲んだり、ヨーグルトを食べたりすることで必要な量を補うことができるんです。しかし、たんぱく質はとっているつもりでも足りていない、というケースが多いんですね。ですから、朝・昼・晩の食事で毎食とっていくことが大切なんです。日光浴で骨づくりに必要なビタミンDを生成――栄養素のほかにも骨づくりに必要ことはあるのでしょうか?中村先生日光浴ですね。私たちの体は紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが生成されます。摂取したカルシウムをしっかりと吸収するにはビタミンDが必要なのですが、足りない人が圧倒的に多いんです。実際、私のクリニックに来院される患者さんの中には、処方したビタミンD剤を飲んでいるのにもかかわらず、正常値に届かない人が少なくないんです。近年は美白ブームなどで紫外線や太陽が敵視されています。しかし考えてみれば、地球上のすべてのものは太陽とともに進化してきたわけですから、太陽が敵であるはずがないんですね。丈夫な骨をつくるためには、毎日、日光浴をして太陽の光を浴びることも必要なんです。――日光浴はどれくらいの時間をすれば効果が出るのでしょうか?中村先生1日15分程度で効果があります。もちろん、海水浴のように水着になる必要はなく、手の甲や顔など部分的に太陽を浴びるだけで十分です。骨に刺激を与えて強くする――たんぱく質の摂取と日光浴の他に、おすすめの骨の強化方法がありましたら教えてください。中村先生実は、材料があるだけでは骨は丈夫になりません。「骨が弱ってきたから強くしましょう」という指示が出ないと骨の強化は始まらないんです。その指示の一つが、骨への刺激です。骨は刺激を受けると丈夫になろうとして、新陳代謝が活発になるんです。――刺激というのは、どの程度のものが必要なのでしょうか?中村先生ほんの少し、骨に振動を与えられれば十分です。私が患者さんに指導しているのは「1分間骨たたき」というものです。方法は簡単で、椅子に座ってこぶしを握り、右手で右ひざの上を、左手で左ひざの上を交互に軽く叩くだけ。私は「ひざコツコツ」と呼んでおり、1分間で100回のスピードを目安におこないます。また、1分間骨たたきには立っておこなう「足踏みコツコツ」もあり、これは左右交互に足踏みをしながら足をかかとから地面に落とします。――1分間骨たたきは、どれくらいの回数を意識しておこなうのが良いのでしょうか?中村先生「ひざコツコツ」も「足踏みコツコツ」も1日に100回が目標です。まとめておこなっても、分割しても構いません。骨は刺激すればするほど強くなりますから、1日100回を超えても大丈夫です。――最後に改めて、骨の大切さについてお言葉をお願いします。中村先生私の患者さんには「骨がコケたらみんなコケる」とお話をしているんです。骨が弱くなるとどんなにメイクを頑張っても顔つきは老けてしまいますし、姿勢も悪くなってしまいます。骨折をすれば以前と同じ生活はできなくなりますから、行動範囲も狭まってしまいます。私は自分の意思で好きな場所へ行けることが、人間が人間である所以の一つだと考えています。いつまでも若々しくイキイキと過ごすためにも、今から骨の大切さを理解して丈夫な骨を維持してもらいたいと願っています。<著書>『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』中村光伸/著アスコム1300円+税※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/熊谷あづさ(50歳)ライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
2023年08月30日仕事に出かける、買い物に行く、食事をする、余暇を楽しむなど、私たちは普段、当たり前のように自由に体を動かしています。しかし、ひとたび骨折をしてしまうと、そうした自由がままならなくなってしまいます。『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』の著者であり、骨の専門医でもある中村光伸先生に見た目年齢と骨の老化の関係についてお聞きしました。教えてくれたのは…監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。★前回:太ももの骨を骨折した人の5年生存率は2人に1人!骨折が原因で死に至ることも【医師解説】骨が弱るとシワやたるみが増える――前回は、骨粗しょう症が命に関わることもある怖い病気であるという解説をいただきました。骨粗しょう症によって、他にはどんな弊害が生じるのでしょうか?中村先生骨折をして寝たきりの時間が増えると筋力も体力も落ち、行動範囲が狭くなってしまいます。社会との接点がなくなるとネガティブな思考に陥りやすくなりますから、骨粗しょう症がうつ病の引き金になることは十分に考えられます。また、多くの女性はいつまでも若々しくいたいと願っていると思うのですが、骨が弱くなると見た目は確実に老けてしまいます。――それはなぜなのでしょうか?中村先生私たちの顔を支える土台となっているのは頭蓋骨です。骨粗しょう症などで骨が弱くなると、当然、頭蓋骨も弱ります。すると骨が小さくなってしまい、骨の上にのっている筋肉や皮膚は余ってたるんでしまうんです。――それによって、シワやたるみができてしまう、ということでしょうか?中村先生顔の骨が小さくなると目の周りの骨が委縮し、くぼみが広がるため、目の下のクマやたるみ、目じりのシワ、頬のたるみなどが目立つようになります。また、骨が小さくなると余った筋肉や脂肪は重力によって下がってしまいます。その結果、ほうれい線のシワも深くなります。ちなみに最近の研究では、顔の中でも特に、下顎の骨が一番、縮小しやすい部分であることがわかっています。骨の健康を保つには自分の骨の状態を知ることが大切――骨が弱くなると、見た目はどれくらい老化するものなのでしょうか?中村先生一概にはいえないのですが、人間の顔はほんの少し骨が変形するだけで見た目の印象がかなり変わるのは事実です。骨粗しょう症によって骨密度が減少し、シワやたるみが目立つようになると、実年齢よりも10歳以上老けて見られることもあるんです。――いくら肌のお手入れをしても、骨が弱っているとあまり意味はないということですね。中村先生もちろん、みずみずしい肌を保つためにスキンケアは大切です。でも、若々しい肌と見た目を維持する一番の秘訣は、骨の老化を抑えることなんです。――骨の老化を抑えるためには、どうすれば良いのでしょうか?中村先生まずは、自分の骨がどのような状態であるのかを知ることが大切です。骨は骨折によって痛みを感じるなど、よほどひどい状態にならない限り弱っているかどうかがわからない部分です。ですから、骨に関する検診を受けなければ、骨の状態を知ることができないんです。――骨に関する検診はどういったところで受けられるのでしょうか?中村先生地方自治体によっては、節目年齢の女性を対象に骨粗しょう症の検診をおこなっているところがあります。また、性別や年齢を問わず、自治体の健康診断のオプションとして骨粗しょう症の検査を受けられる場合もあります。私のクリニックでは、希望者には自由診療で骨ドックをおこなっています。骨ドックで骨粗しょう症予備軍と判明することも――先生のクリニックで骨ドックを受けられる患者さんの中に、ウーマンカレンダー世代の女性はいらっしゃるのでしょうか?中村先生もちろんいらっしゃいます。60歳以上の患者さんは自治体の検診などで骨粗しょう症の検査を受けたことがある方が多いのですが、40代、50代の患者さんは未経験の方がほとんどなんです。腰痛や背中の痛みなどを訴える患者さんに骨ドックを受けてもらうと、骨密度が75%程度という結果が出る方も珍しくはないんです。――骨密度75%というのは、どのような状態なのでしょうか?中村先生骨密度は、20~44歳の健康な人の骨密度の平均値を100%として、自分がどれくらいの値かを見るんです。骨密度80%以上は「正常」、70~80%未満は「骨量減少」、70%未満になると「骨粗しょう症」と診断されます。骨密度75%はギリギリの状態で、放置したままでいると数年後には骨粗しょう症になる可能性が極めて高いといえます。自分の骨の状態を知ることができれば対策ができますから。特にウーマンカレンダー世代の女性の方には、骨粗しょう症の検診や骨ドックを受けることをおすすめしたいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。<著書>『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』中村光伸/著アスコム1300円+税取材・文/熊谷あづさ(50歳)ライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。
2023年08月25日皆さんは、家族が怪我をしてしまった経験はありますか? 今回は、母が怪我をしてしまったときのエピソードを紹介します。母の代わりにお盆の行事を行う母は買い物中にトラブルに遭い転んでしまい、背中を圧迫骨折しました。母からの連絡でそのことを知り絶句…。1ヶ月ぐらい入院することになったので、8月のお盆の行事を私がすることに。母に8月中にやることリストを書いてもらい、タスクをクリアしていくという毎日でした。大変すぎて疲労病院にお見舞いに行ったり、家のことをしながらお盆の行事を行うのは大変でした。お寺にご先祖さまを迎えに行ったり仏壇に御膳を供えたりすることはもちろん、親戚やご近所さんの対応など、いろいろとやることが多く…。やっと母が退院してきたときには、疲労とストレスで口内炎が3つもできていました。母の偉大さを感じた瞬間でした。(50代/女性)冷静に行動したい突然家族が怪我をしてしまうと大変なこともありますよね…。予想外の出来事には冷静に行動ができるよう、日頃から意識していきたいものです。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(lamire編集部)
2023年08月24日仕事に出かける、買い物に行く、食事をする、余暇を楽しむなど、私たちは普段、当たり前のように自由に体を動かしています。しかし、ひとたび骨折をしてしまうと、そうした自由がままならなくなってしまいます。『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』の著者であり、骨の専門医でもある中村光伸先生に骨の大切さについてお聞きしました。教えてくれたのは…監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長・医学博士)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。★関連記事:「え? 亀裂骨折!?」運動不足の43歳、足をひねっただけでまさかの全快まで3カ月!【体験談】健康で一番大切なのは「骨」――中村先生は骨の専門医でいらっしゃいますが、健康において骨はどのような役割を果たしているのでしょうか?中村先生元気で長生きをするために、健康診断を受けたり、食事や運動に気を付けている方はたくさんいらっしゃると思います。もちろん、健診を受けて病気を早期発見することは大切ですし、バランスの良い食事や適度な運動は健康維持には欠かせません。しかし私は、健康において何よりも大切なのは「骨」だと考えています。例えば、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は時速160㎞以上のボールを投げますが、あの投球のベースにあるのは骨なんです。――野球のボールは筋肉を使って投げているようなイメージがあるのですが、骨がベースというのはどのような意味なのでしょうか?中村先生時速160㎞の速球は、体を弓のようにしならせて使うことで初めて実現します。体を弓だとすると骨は弓自体で、筋肉は弓を引く役割です。つまり、筋肉によって骨をしならせて投げるわけですが、骨が弱いと途中でボキッと折れてしまうんです。大谷選手が時速160㎞超えの速球を投げられる根底には、強い骨があるんです。一流アスリートも一般の人も基本的な体の作りや機能は同じですから、骨の大切さはすべての人に当てはまることでもあります。40歳を過ぎると骨は急激に弱くなる――骨には硬くて丈夫という印象がありますが、強い骨があるということは弱い骨もあるということでしょうか?中村先生骨というのは生まれた瞬間から成長し、20歳までが成長時期で、一般的に男女とも20歳前後が骨量のピークとなります。その後、40歳ごろまでは一定の骨量を維持し続けますが、40歳を過ぎると骨を作る代謝バランスが崩れて男女とも骨量が減少します。つまり、骨が弱くなるということです。特に女性の場合は閉経を迎えるころから骨量が急激に減少します。――それはなぜなのでしょうか?中村先生女性ホルモンの一種であるエストロゲンには、古い骨が溶かして壊される「骨吸収」を緩やかにして、骨からカルシウムが流出するのを抑制する働きがあります。閉経すると女性ホルモンの分泌が低下しますから、閉経後の10年で女性の骨量は15~20%も減少するといわれています。さらに、60代の女性の多くは若いころの80%前後まで骨量が低下することがわかっています。骨折が原因で死に至ることもある――骨量が減るということは、骨粗しょう症になるということでしょうか?中村先生そうです。健康な骨は中身がしっかりと詰まっていますが、骨粗しょう症になった骨は隙間だらけのスカスカの状態です。ですから、つまずく、転ぶ、くしゃみをするといった日常のささいな動作で簡単につぶれて圧迫骨折を起こしてしまうんです。――圧迫骨折を起こすとどうなるのでしょうか?中村先生一番多いのは背中の圧迫骨折ですが、骨粗しょう症の場合は背骨の骨折は痛みを感じにくいんです。そのため、いつ骨折したのかわからない人も多く、「いつの間にか骨折」とも呼ばれています。骨折に気付かずに放置しているうちに、別の部分が次々と骨折をする「ドミノ骨折」を引き起こすこともあります。――圧迫骨折やドミノ骨折は治るのでしょうか?中村先生治すことはできます。ただし、以前と同じ状態まで治すことは難しいのが現実です。実は、背骨がつぶれる圧迫骨折を起こした人は、その後の5年生存率が約80%というデータがあります。つまり、約5人に1人は5年以内に亡くなってしまうということです。太ももの大腿骨を骨折した場合はさらに低くなり、5年生存率は50%です。2人に1人は5年以内に亡くなるといわれています。――なぜ、骨折が原因で亡くなってしまうのでしょうか?中村先生人間の体は動くことで生命を維持するような仕組みになっているからです。健康な人でも寝たままの状態が1週間続くと筋肉が10~15%落ち、その結果、転倒しやすくなって再度、骨折をしてしまいます。こうした悪循環に陥って寝たきりの状態になると内臓機能も筋力も低下し、死に至ってしまうと考えられます。骨粗しょう症は単なる老化現象ではなく、命に関わることもある怖い病気なんです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。<著書>『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』中村光伸/著アスコム1300円+税取材・文/熊谷あづさライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。著者/監修/中村 光伸先生光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
2023年08月23日34歳のとき、64歳の骨密度と診断された私。そのときはまだ34歳と若かったため、とりあえず治療を開始したものの、1年ほどでやめてしまいました。その後、41歳のときにも1年間治療をしましたが、引っ越しを機に行かなくなってしまいました。ですが、45歳になり、ジョギングがきっかけで腰痛に悩むように。そこで、病院で骨密度の再検査を受けてわかったことは。★関連記事:34歳で骨粗しょう症の診断が!骨密度を高める対策をした結果…【体験談】経験したことのない腰の痛みで不安に脚の筋力と体力を付けるため、ジョギングをすることにした私。1週間に1kmという緩い感じで走っていました。ところが、順調にジョギングを続けて1カ月くらいたったある日、走っているときに腰に違和感が。ギックリ腰のようなものではなく、腰の骨を中心に周りの筋肉も痛んでいるような感覚です。さらに体を動かすと、痛みが内臓を通って舌に到達し舌がしびれたように感じ、なんとなく骨に何か異変が起きたのかなと思いました。動けないほどではないので様子を見ていましたが、2週間たっても治りません。3週間ほどで少し良くなってきたものの、重い物を持ったらまたぶり返しました。思い出されるのは以前テレビで見た「いつの間にか骨折」。いつの間にか背骨が折れている症状で、まさか45歳の私がなるとも思いませんでしたが、34歳のときに骨密度が64歳と診断されたこともある私です。その後、治療をきちんと続けなかったこと、最近は経血量が減ったことも気掛かりで、骨密度が激減していたらどうしようと急に不安になりました。「骨密度検査に行かなきゃ」とずっと気にはなっていたので、病院に行くことに。近くの整形外科にDEXA法で骨密度を測ってくれるところがなかったため、内科に行きました。身長が3カ月で3mmも減少し、不安でいっぱいに事前に骨密度検査費を調べてみたら、9,000円くらいかかるとのことだったので、1万円と少しをお財布に入れて内科へ。着いて最初に問診を受けました。問診票に自分の状況を書き込み、看護師さんの質問に答えました。内容は・家族に骨折歴がないか・どこが痛むかなどです。その後は身長・体重測定だったのですが……。3カ月前に受けた健康診断の結果よりも身長が3mm減っていました。34歳のときの骨密度検査では一番身長が高かったときよりも1cm近く減っていましたが、その後は同じ身長をキープしていたのに、3カ月前の健康診断から3mmも減少!! 「本当にいつの間にか骨折かも?」そう考えると怖くなってきました。エックス線撮影では、体の前面と側面から背骨と首を撮影。終了後に、なぜかもう一度側面から背骨を撮影。画像がぼけていたということだったのですが「骨折してないよね?」とまた不安に。最後にDEXA法(骨密度検査)を受け、骨密度を測りました。脚と腰を別々に撮影し、DEXA法にはトータルで10分ほどかかりました。本来は尿検査もあったのですが、今回は先にトイレに行ってしまったため、おこないませんでした。ドキドキの診断結果は…待合室で待機後、名前を呼ばれたので診察室へ。まずエックス線検査の画像を見ながら背骨の説明を聞きました。前から見た背骨は特に問題ないとのこと。そして気掛かりだった横から見た背骨は……「きれいで問題ありません」と言われました! 圧迫骨折ではなくて本当に安心しました。腰が痛むのは炎症があるのでしょうと言われ、原因ははっきり言われませんでした。ビタミン剤を処方してもらい、食事は和食中心、ウォーキングなどの運動もするようにと指導を受け、腰の話は終了となりました。ただし安心したのもつかの間で、首の第5、6の頚椎間が悪くなりかけていて、ストレートネックの傾向があるとのこと。数年前にむち打ちになった際に撮った首の画像はストレートネックではなかったのに、なぜそうなったのか身に覚えがありました。家でパソコンの仕事を始めて、長時間、極端に下を向いていることが増えたのです。完全なストレートネックではないのですが、姿勢を良くするようにとの指導を受けました。最後に、骨密度について話を聞きました。まずは背骨の骨密度です。34歳のときの結果は64歳。今回、腰痛もあったのできっと骨密度は激減しているだろうと覚悟していましたが、同世代100人中18番でした。思った以上に良くてびっくり。一方、大腿骨の骨密度は同世代100人中90番でかなり悪く、このまま70歳になると大腿骨骨折の可能性があるそうです。まとめ背骨の骨密度が思ったよりも良く安心しましたが、大腿骨の骨密度がこんなに悪かったとは……。34歳のときの検査で、64歳と診断されたのは大腿骨の骨密度だったのかもしれません。今回、骨密度年齢は出ませんでしたが、ストレートネックになっていたり、大腿骨の骨密度数値がかなり低かったり、年と共に骨も変化していることを実感しました。ちなみに腰痛のほうは受診後1、2週間ほどで改善。1カ月近くたった今は、ほとんど大丈夫になりました。ただ、何かをするとふとしたときにまだ痛いので、年齢もあるし完全には治らないのかなという気もしていますが、時々病院のお世話になりつつ様子を見ていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/葉月(44歳)自分のしたいことを追求しすぎて、結婚もせずアラフィフ直前に。楽しく自分らしく生きるために日々模索中。栄養士・調理師の資格持ち。趣味は料理とパン作り、食べ歩き。
2023年07月27日半数以上は介護に際して「特にトラブルはなかった」と回答介護施設内でおきたトラブルについて教えてください(複数回答可)アンケートの結果、最も多かったのは「特にトラブルはなかった」で51.3%でした。なお、実際にトラブルが起こったものでは、「ほかの入居者との喧嘩」が16.7%で最も多いことがわかりました。実際に起きたトラブルの実態は?次に、実際に介護施設内で起きたトラブルについて、詳細を聞きました。<入居者同士のトラブルに関するユーザーの声>・物音や話し声がうるさいと喧嘩になった・義母の部屋へいきなり認知症の男性の方がいきなり入ってきて色々と怒鳴ったことがあった<スタッフ・職員とのトラブルに関するユーザーの声>・人手不足だと思いますが目配りが足りない印象・やはり忙しいと思うが、やっつけ仕事のような感じ<介護サービスにまつわるトラブルに関するユーザーの声>・嚥下障害が起きた時の対処、胃瘻の処置などに少し不満がありました・介護職員の方が、車椅子に乗せる際、うまく乗せられず、骨折した<金銭・盗難にまつわるトラブルに関するユーザーの声>・わずかな金額のお金の紛失が度々あった・引き出しに入れていたお金が無くなったトラブルの対処法、最多は「スタッフに伝えて改善してもらった」起きたトラブルをどのように対処・対応したのか教えてください(複数回答可)実際にトラブルが起きた時は「スタッフに伝えて改善してもらった」ケースが51.4%で最も多い結果となりました。一方、「解決しなかった」と回答した人が13.4%いることから、介護施設に対して不満を強く言えない、相談先を知らないという人がいることも見受けられました。調査概要【調査手法】・調査実施機関:インターネットリサーチ・調査期間:2023年6月30日~7月1日・調査対象:300人(アンケート回答者は、事前アンケートで「介護施設に入っている」または「入っていた(退去済)」被介護者か、「(被介護者)を介護施設に入れる予定」にチェックをつけた人を対象とした)【調査目的】介護経験者に対する、介護の悩みや不満に関する調査ケアスル 介護:(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅7割の人がもつ実家への「ある不安」、しかし6割超は親と話したことがない、その理由は?✅孫の帰省、うれしい反面「食事の用意」が大変…。祖父母の8割以上が「帰省時には特別な料理を用意する」一方、食材選びなどの準備に苦戦✅ 義理の実家への帰省が憂鬱な妻は6割以上!過去の嫌がらせや嫌味の経験が影響
2023年07月20日仕事中に自分の不注意で骨折をしてしまったのですが、その原因がなんと灰皿で滑ったため! 床に置いた灰皿を踏みつけてしまい足をひねっただけだと思ったのに、なんと全快するまで3カ月、会社復帰まで半年かかってしまいました。その詳細をお伝えします。★関連記事:太ももの骨を骨折した人の5年生存率は2人に1人!健康における骨の大切さ【医師解説】走り回る仕事でよくつまづくようになった43歳まで事務職の仕事しか経験したことがないため、体を動かす仕事も経験してみよう!と始めたのがホテルの客室清掃でした。それまで体力とはあまり関係ない仕事をしていたので、続けられるかな?と思いながらも始めてみました。慣れない仕事でお客様のチェックイン時間までに清掃を終わらせるため、毎日汗をかいて走り回るほど忙しく、2カ月ほど働くと約5kg体重が落ち、ダイエットにもなる仕事なんだ!とうれしく思っていました。しかし、学生時代から運動らしい運動をしていなかったせいか、すぐ疲れてしまいます。43歳という年齢だからかもしれないと思っていましたが、自分の思うように動けないことが嫌になるほど時間内に作業が終わらないことも多かったです。今思うと、仕事が合わなかったのかもしれません。気持ちと体が合っていないせいか、部屋中のいたる場所に体をぶつけてしまい、体中あざだらけになりました。その上カーペットのつなぎ目にひっかかってつまづいたり転んだりしていて、自分でも運動不足で足腰が弱っていることに気付きました。そこで朝晩の通勤を自転車から徒歩にしたり、足腰を鍛えるように家の周りを30分ほど歩くなど軽い運動をしたりするようにしましたが、なかなか簡単には体力や足腰の強化につながりませんでした。灰皿につまづいて、足をひねっただけでホテルの清掃でいつものように時間に追われて作業をおこなっていたときのことです。使用された灰皿を洗って床に置き、乾くまでの間に他の掃除などを済ませ、いつもならば灰皿を床の邪魔にならないところに置いておくのですが、この日は置き方が悪かったらしく自分が通る動線上に置いていました。慌てていたこともあり灰皿のことを気にしてなかったのですが、何かの拍子に灰皿を踏みつけてしまったのです。ガラスの灰皿なので硬く、高さは5cmほどです。かかとで踏んだため、体勢を崩して足をひねってしまいました。ただ、足をひねることも日常茶飯事で、変なものを踏みつけてしまったと思いながら仕事を続けました。いつもなら1時間ほどで痛みも引いて、通常通り動けるのですが、この日は痛みが引きません。「捻挫でもしたかな?」と思いましたが、帰宅したら湿布でも貼っておかなくてはと考える程度でした。しかし、足の痛みはいつも以上で、帰宅するまで何ともいえぬ痛みに顔が歪むほどでした。職場の方には、正直に話をして「おっちょこちょいだね」などと言われながら帰ったのですが、あまりの痛みに翌日の朝一番で病院に行くことを伝えました。その日は今までに経験したことのない痛みで苦しかったです。病院で診察。理由を言うのが恥ずかしい翌朝、病院へ行きました。灰皿を踏みつけて足が痛いなんて本当に恥ずかしい話なのですが、会社からは申請してくれれば労災保険の適用もできると言われたので、正直に受付の方に話をしました。驚かれたりはしませんでしたが、自分自身としてはとても恥ずかしかったです。エックス線検査をして、医師から言われたのが「亀裂骨折」。亀裂骨折はいわゆる骨にヒビが入った状態です。きっと灰皿でヒビが入ったに違いありません。私の中では灰皿を踏みつけてひねっただけなのに、高いところから踏みつけたわけでもないのに、こんなに簡単に亀裂骨折になるとは思ってもみませんでした。折れているわけではないのでそのままでもいいけれど、亀裂の場所が足の裏だったので治りをよくするためにということで、人生初のギプスをすることになりました。足首から足の指の根本までしっかり固められて、その日から1カ月以上ギプスをすることになります。ギプスを外してもすぐに骨がくっつくことはなく、しっかりくっつくまでに3カ月以上かかってしまいました。そして骨がくっついても仕事復帰までにはさらに時間がかかり、けがをしてから半年ほど職場を休むことに。労災申請を早めに出すことができたので、収入面に対する不安はありませんでしたが、動き回る仕事なので病院から許可が出るまで働くことができなかったのは、本当につらかったです。結局、新型コロナウイルスが広がる前にけがをして、気が付いたらコロナの影響でホテル業が大変な時期になったので、そのまま退職する形になってしまいました。まとめ仕事中のけがというのもショックではありましたが、灰皿を踏みつけただけで亀裂骨折になってしまうとは、ショックでもありとても恥ずかしかったです。ガラスの灰皿はとても硬いものなので、当たり所によっては大けがをするということがわかりましたが、日ごろから感じていた足腰の衰えを改めて実感した出来事でした。40代でこのようなけがをしてしまうとなれば、これからはもっとささいなことでも大けがをしてしまうかもしれません。普段からの適度な運動と、骨のためにカルシウム摂取をしなくてはいけないと思い、カルシウムが多い食品を食べて、散歩などの軽い運動をしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/サトミオリ(45歳)小学生男子2人に振り回されながら毎日大騒ぎの育児。子どもたちに振り回されているせいか、年齢のせいなのか、次々と体の不調が出てきている。一つずつ完治をさせながらも、年になったなぁと凹んだりしていている。
2023年07月18日■前回のあらすじ一向に進まない加害者側との交渉。しかし、事故発生時に夫を目撃し、介抱してくれた方々が警察署に出向き証言してくれたため、事故の原因は車側にあることが明確になりました。■傷を負いながらも仕事復帰信号無視の車に横断歩道ではねられた夫。骨折はなかったものの、顔面の痛みと腫れはなかなか引きませんでした。内出血で赤黒くなっていることもあり、歩いていると二度見されることもしばしば…。それでも日常は戻りつつあり、夫は2週間後、仕事復帰をしました。普段から、過剰なほどに愛情をもって患者さんと接していた夫。その変わり果てた顔に、患者さんたちにも盛大に心配されたようです。病気や事故で入院している患者さんの日常生活を取り戻すために働いていた理学療法士の夫が、痛む身体で患者さんと接する。ちょっと頼りないかもしれませんが、これで夫も、リハビリを怖がる患者さんの気持ちが少しわかったかもしれません。 ■怯えていた息子にも変化が…そして息子も、少しずつ目の前のその人が父親であると理解してきたようで、やっと一緒にお風呂に入ることができました。お風呂に入ってしまえばこっちのもので、あの頃と変わらない楽しそうな声が、浴室から漏れていました。あと一歩間違えていたら、この日常が失われていたのだと思うと、とても怖くなります。しかし悲しいことに毎日のように交通事故は起こっていて、命を落としてしまうケースも…。その命の数だけ、失われてしまった幸せな日常があるのだと思うと、胸が苦しくなりました。毎日必要になる包帯とガーゼ、軟膏薬は自費で購入していたのですが、のちのち請求できるかもしれないということで、そのレシートは保存していましたが、加害者側からは、相変わらず何の連絡もありませんでした…。次回に続く(全11話)毎日10時更新!※本記事はあくまで筆者の体験談です。交通事故後の対応はケースによって都度異なります。詳しくは専門機関にご相談ください。
2023年07月14日30代の美樹さん(仮名)は、義母が骨折したことにより、ケガが治るまで家事のサポートを義実家から頼まれたそうです。最初は遠慮していた義母も、徐々に美樹さんへの要求が過剰になっていき…。女性の心に寄り添うメンタル心理カウンセラーの並木まきが、30代妻を苦しめた義母のエピソードをお届けします。まるで使い勝手のいい無料家政婦… 義母の過剰な要求に耐える日々「義母がケガをしたと聞いたときには心配したのですが、実はケガはそこまで大したことはなかったんです。けれど年齢もあって回復が遅い様子だったので、近くに住んでいる私が仕方なく手伝いをすることになりました。最初は遠慮がちだったのに、義母の要求はどんどん過剰になっていって、たとえば行列に並ばないと買えないものを頼んだり、『お肉はこのお店。野菜はこのお店』と複数のお店をはしごさせたり…。まるで私のことを使い勝手のいい家政婦と思っているかのように、好き勝手な要求をたくさんされました。それでも、義母はケガをしているのだからと、過剰な要求も受け入れようと努力していたんです」しかし美樹さんは、仕事に家事に義実家のサポートにと無理がたたったのか、体調を崩してしまいます。そこで義母に「今日は行けない」とLINEをすると、「私と夫(義父)の食べ物がない。飢えさせる気なのか!」と激怒した返信が返ってきたのだそう…。「その頃の義母は、自分の思い通りにならないと、必ずと言っていいほど暴言LINEを私に送ってくるようになっていました。夫に相談もしてみたのですが、『母さんはケガをして気が立っているだけだから、優しくしてあげて』と非協力的で…」本調子ではない体で義実家へサポートに行くと衝撃の事実が…体調を崩した翌日、少し回復したので多少の無理をしながらも義実家へ向かったという美樹さん。義母は美樹さんが家に来たことに気付いておらず、誰かと電話中だったそうです。「その電話の会話に聞き耳を立てていると、驚くような言葉が聞こえてきました。義母が『ケガはもう治っているんだけど、家政婦をしてもらえなくなるから内緒にしているのよね~』と笑いながら、誰かと話していたのです!厚意でサポートをして体調まで崩したのに、義母に感謝されるどころか、使い勝手のいい家政婦として扱われていた事実にショックを受けました。」距離が縮まるにつれて、息子の妻に対して失礼な態度をとる義母も存在します。最初は遠慮をしていても、慣れてくると本性を現すケースもあるでしょう。夫が間に入って妻の味方をしてくれれば大きな問題になりにくいものの、今回の美樹さんのように夫が非協力的だと、義母との問題が悪化しやすい面は否めません。©xijian/gettyimages文・並木まき
2023年07月12日腰椎を圧迫骨折した86歳の義母を自宅で介護していたわが家。一生懸命介護したかいあって、義母は手すりにつかまって歩いたり、手引き歩行をしたりすることができるまで回復していました。そんな矢先、今度は義母が脳梗塞を発症して入院。退院後にはさらに過酷な介護生活が待っていました。★関連記事:突然始まった介護生活! 義母が腰椎圧迫骨折をして入院後、自宅介護に【体験談】義母が脳梗塞に!腰椎を圧迫骨折してから、あまり動かない生活をしていたからかもしれません。ある日のこと、義母の左側の手脚の動きがちょっと悪いなと思ったのですが、そのままデイサービスに送り出しました。帰宅したとき、デイサービスの方にも左脚の動きが悪いようですから病院で診てもらったほうが良いですよとの助言を受けました。そこで、早速かかりつけ医に診てもらうと、すぐに大きな病院に行ってくださいとのこと。次の日、かかりつけ医に紹介された大きな病院に行き、MRI検査を受けました。診断結果は脳梗塞(のうこうそく)でした。私も画像を見せてもらいましたが、白い影がいくつかありました。その中でひときわ白い場所があり、医師によると、これが今回脳梗塞になったところだということでした。退院後、介護施設に入るか自宅介護か迫られ先生からは脳梗塞ですから、すぐに入院してくださいと言われました。幸いにも義母の場合は脳梗塞でも細い血管の脳梗塞のため症状は軽いほうだということでした。とはいっても、左側の手脚がうまく動かせず、また、左側全体的にまひがあるせいで食事のときの飲み込みが弱くなってしまいました。入院中は血流を良くするための点滴を受けながら、手足の動きを良くするためのリハビリを受けました。2週間で退院となったのですが、退院時指導では医師から認知症もあり本人のリハビリの意思が弱いので、退院後はリハビリ病院に行っても効果が期待できないと言われました。このまま介護施設に入るか、自宅に帰ってデイサービスに通いながらリハビリをするかの選択を迫られたのです。いつもお世話になっているケアマネジャーさんとも相談し、とりあえず自宅介護をしてみて、大変だったら介護施設を探しましょうということになりました。車椅子生活となった義母の介護自宅にはすでにあらゆるところに手すりはついていましたが、義母は完全に車椅子の生活になってしまいました。新たに室内用の車椅子をレンタルし、ベットの手すりもL字型に開くものに変えました。さらにトイレの中にも立ち上がり用の手すりを設置しました。玄関の上がりかまち(玄関の段差)は、なんとか車椅子でも降りられるのですが、玄関の外側に3段くらいの階段があり、そこにはスロープを設置して、車椅子でもスムーズに降りられるようにしました。一番大変だったのは、左側のまひがあるせいで力が入らず、車椅子からベットやトイレに移乗させる際に義母の体を持ち上げるのが重くて重くて。私のほうも腰や背中が痛くなってしまいました。あとは食事の飲み込みが弱いため、ご飯をおかゆにしたり、スープや飲み物で栄養をとれるようにしたりしていました。まとめ今日こそ限界だと思いながら、義母を毎日デイサービスに送り出してリハビリをしてもらうという生活を続けたところ、義母は3カ月くらいで手すりにつかまったまま立ち上がれるようになりました。さらに半年後には、左側の手脚が少しだけ動くように。元の状態には戻りませんが、車椅子から移乗させるのがだんだんラクになってきました。食事もおかゆだったのが、ご飯を飲み込めるようになり、果物やトマトが食べられるようになりました。自宅介護は大変ですが、ケアマネジャーさんやデイサービスの職員さんに助けられながら、できるところまでは自宅でお世話していこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/おみき著者/ラベンダーミント(57歳)子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る主婦。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。
2023年07月04日骨折も手術などで入院した経験もない私。休息を取れば少し無理をしてもすぐに復活していました。そんな私も更年期に入ると、加齢とともに甲状腺の病気に。さらに母の死去と過重ストレスが加わり、突如、体の腫れが現れました。まさかの発病から大変な状態に陥ることを回避できたきっかけは、信頼を置く人への悩みの吐露でした。★関連記事:なかなか治らない風邪症状。貧血や肝機能障害があることがわかり、やっと判明した病名は…【体験談】更年期とともに現れた甲状腺の病気私は40代に入ってから子宝に恵まれ、どうにか無事に出産をしました。高齢での育児は体力的にきつい面はありましたが、この子のためにも頑張るぞ!と意気込んで、仕事に育児に励んでいました。ところがある朝、鏡に映った自分の姿を見ると、首の右側がぷっくりと腫れているではありませんか。甲状腺の専門医に診てもらうと、右側の甲状腺に腫瘍ができているとのこと。人生で初めて入院をし、全身麻酔で手術をし、甲状腺(右葉)を切除することになりました。幸い良性の腺腫で術後の経過も良く、1年間隔くらいの経過観察で済んでいました。母の死去とストレスで在宅ワークへ切り替え50代に入り、闘病していた母が亡くなり、父も体調を崩してしまいました。私は外勤の仕事をしながら両親の入院しているそれぞれの病院に通い世話をしたり、実家の整理整頓や両親に代わり諸手続きなどをしたり、そして子育てをしていました。疲労困ぱいしていた私の姿を見かねた家族から仕事を辞めることを勧められ、私は外勤を辞めて在宅ワークへとシフトすることに。最初に体に変調を感じたのは、腕・足・そして胴体のむくみを自覚したときでした。朝起きて鏡を見た際、パンパンに腫れた顔が映っていました。むくみは治まることはなく、1週間後に外勤を退職するころには、ろれつが回りにくいほどになっていたのです。大病を防げた要因とは外勤を退職後、長年お世話になっている皮膚科を受診して、体のむくみやろれつが回らなくなってしまったことについて医師に相談しました。すると、皮膚科の医師は「できるだけ早く内科を受診して診てもらって!」と、真剣な表情で紹介状を書いてくれました。私はすぐに紹介してもらった内科を受診。その結果、私は「橋本病(慢性甲状腺炎)」を発症しており、このままずっと放置しておくと狭心症などにつながる可能性もあるということがわかりました。内科医から「治るから。かかりつけの皮膚科の先生が気付いてくれてよかったね」と声をかけられました。内科医の説明によると、「もともと2つの甲状腺でどうにか機能していたところ、40代で腫瘍が見つかった際に受けた手術で良い部分まで摘出してしまった。そのせいで甲状腺機能低下症になっている」とのことでした。まとめ私は、加齢に伴う悩みを聞き見ていてくれる周りの人たちがいたことが、発病から大変な事態に陥ることを防いでくれたと思っています。支えてくれる家族や関係者の方々、そして「ただいま!」と帰ってくる娘の笑顔を大切にしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/おみき著者/ちびむす(52歳)マスコミで働いていた両親に似て、仕事に真っ黒になるきらいがある。衛生管理者の資格所持者。仕事と健康の両立を図ろうと奮闘する一児の母。
2023年06月18日「コロナ禍で消費者のニーズが多様化し、ジムでの集団指導とは異なる『パーソナルトレーニング』が新しいサービスとして注目され、今後も拡大が予想されています。いっぽう、利用者のケガや健康被害の増加が懸念されており、事故防止のために消費者安全調査委員会で調査を開始し、今後報告書をまとめようと考えています」消費者庁消費者安全課事故調査室の担当者はそう話す。パーソナルトレーニングとは、スポーツジムなどでトレーナーからエクササイズやストレッチ、食事管理などの指導を1対1の対面で受けられるもので、指導にあたる人はパーソナルトレーナーと呼ばれる。経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によると、コロナ禍の’21年度以降、利用者数は急増している。「コロナ禍以降、新規顧客の確保と拡大でパーソナルトレーナーは前のめりになりがち。『3カ月で10kg痩せたい』などと過度な要求をされてむげに断れない場合、度を越えた指導でケガが起こりえます」(フィットネス関係者)国民生活センターなどのデータベース「PIO-NET」には、「パーソナル筋力トレーニングでの危害に関する相談」が’17年度からの5年間で105件も寄せられている。同センター商品テスト部の担当者が話す。「ケガをした人の約9割が女性で、およそ4人に1人が治療に1カ月以上を要しています。『骨折』『神経・脊髄・筋・腱の損傷』などの重傷を負った人もいました。パーソナルトレーナーには国家資格がなく、統括する事業者団体もありません。法整備されていないのが現状なんです」同センターに寄せられた声から、私たちにも起こりうるケガやトラブルの事例を見ていこう。【事例1:精神論指導で右肩損傷】40代女性は、長椅子にあおむけになってバーベルを持ち上げるベンチプレスをしていた。重いバーベルを「持てない」と断るも、トレーナーに「メンタルの問題だから」と強引に持たされることに。胸に下ろした際に右肩から「パキン」と音がして痛みが走ったが、トレーナーは「大したことない。湿布を貼れば大丈夫」と取り合わなかった。数日後には痛みの範囲が拡大し整形外科を受診。「右肩腱板損傷、リハビリが必要」と診断され、8カ月経過後もリハビリが続く。【事例2:痛いと言えず骨に異常】50代女性は、個室でのトレーニング中、うつぶせで上体そらしをした状態で、トレーナーから背中を押される動作を10回3セットおこなった。たいへん痛かったが「痛い」と言えず、我慢して指導を受け続けた。終了後、腰の左側にしびれが出て、だんだん痛みが強くなった。1カ月後に整形外科を受診して投薬治療を受けたがよくならず、さらに1カ月後にMRI検査で「骨に異常がある」と診断された。【事例3:腰椎・仙椎を骨折】1回1時間で週2〜3回のトレーニングを始めた30代女性。初期の段階で、しゃがんだ姿勢からバーベルを持ち上げる「デッドリフト」を指示され、2カ月後には30〜45kgと急激に負荷を上げられた。だが、ある日急に軽い重量も上げられなくなってしまった。整形外科を受診すると「腰椎・仙椎の骨折」が発覚。医師によれば「過負荷(重すぎる)と考えられるバーベルを、前屈位の状態でのデッドリフトにより持ち上げるのは大変危険な行為」で、やり続けたことで「疲労骨折」した可能性もあるという。事故から約2カ月後に別の整形外科を受診した際、「あと1カ月の治療期間が必要」と言われている。【事例4:腿上げで肋骨骨折】下半身のトレーニングをしていた30代女性。トレーナーが足首をつかんで負荷をかけた状態で腿上げをして、足を胸まで強く引き上げる動作を繰り返した。胸に強い痛みを感じ、その後も痛みが治まらず、後日、整形外科を受診。「トレーニングが原因で肋骨が折れている」と診断された。【事例5:極端な食事制限で湿疹】20代女性はネットで見つけたジムと契約。トレーナーの指示で、食事は完全に糖質をカットした。開始から3週間ほどで上半身に湿疹が出始めた。糖質を加えた食事内容に変えたが湿疹は悪化。医師の検査の結果、「糖質制限による色素性痒疹だろう」と診断された。約1カ月後には赤みやかゆみはなくなったが、茶色いアザのような痕が全体に残ってしまった。なぜ、このようなトラブルが起きてしまうのだろうか。「テレビやネットでは『パーソナルトレーニングなら確実に結果が出て、理想の体を手に入れられる』などと宣伝されています。その結果、利用者は即効性を求め、トレーナーの言うことをなんでもうのみにしてしまいがちです。いっぽう、トレーナーは短期間で成果が出れば口コミで評判が広がるので、『限界を超えろ』という昭和の体育会系のような指導もなかにはある。特に個室では密室状態で、歯止めがきかなくなります」(前出・フィットネス関係者)そもそも私たちにとって「いいパーソナルトレーナー」とはどんな人なのだろう。「まず、1回目できちんと体力測定をし、健康状態のヒアリングに時間をかけるトレーナーです。それから、『すぐに成果が出ますよ』などと言わず、『できるペースで継続しましょう』と、現実的な目線を忘れない人。『調子がよくないときは、休んでくださいね。回復したらフルで頑張れますから』と長期的な視点でじっくりと指導をしてくれる人も安心できます」(前出・フィットネス関係者)最後に、パーソナルトレーナーと契約するときの注意点について、前出の国民生活センターの担当者がアドバイスをくれた。「’22年に実施した『消費者へのアンケート調査』では、ケガや体調不良が起きたとき、『ジムやトレーナーが加入していた、または入会時に勧められたオプション加入による保険等で治療費等、十分な補償があった』と回答した人は、わずか11.5%でした。まずは入会、契約の際に、事故やケガの起きた際の説明をしっかり聞き、契約書や約款にも、きちんと補償の説明がされているかどうか確かめてください」特に50代以降は「健康に生きるための体力維持、体力向上」がトレーニングの主目的と意識すべき。無理な負荷や目標でケガや体調不良を起こし、本末転倒になってしまわないよう、着実に継続できることを念頭に鍛えよう!
2023年06月12日50代に入ってからというもの、手指のこわばりやホットフラッシュなど更年期特有の症状が起こり始めたり、滑って転んで手首を骨折したりなど、次から次へと体の不調やけがが続いて困っています。最近はどうにか落ち着いてきたと思っていたら、今度は突然、目が真っ赤に! これも50代で起きやすい疾患のようです。そのときの体験を紹介します。★関連記事:「飲み過ぎ?寝不足?」心配されるほど目が真っ赤!充血の原因と私の対処法【体験談】白目が真っ赤になっていた買い物に出かけるため軽くメイクをしようと、鏡の中に映った自分の顔を見てギョッとしました。右目外側の白目に7mm大ほどの範囲で、真っ赤な鮮血の色をした出血部分が突然現れていたのです。過去に充血したことは何度もありましたが、様子がまったく違って大変な状態のように思えたので、かなりドキッとしました。ただ、とても乾燥している感じと少々ゴロゴロした感覚はありましたが、特に痛みやかゆみはなく、ぶつけたり引っかいたりした覚えもないため、何が原因でこうなったのかがわかりません。出血部分以外には、2mm大ぐらいの突出した血の塊が目尻側にできているのが気になりました。右目の内側の白目やまぶたに隠れた部分、それから左目の白目もよく見てみましたが、その他の出血は見あたりませんでした。眼科に行って診断を受けた結果はまずネットで調べると、どうやら結膜下出血の症状らしいとわかり、1~2週間で自然に回復すると書いてありました。そこで1週間は様子を見ることにしたのですが、5日たってもどんどん範囲が広がる一方で不安になり、6日目に眼科に行きました。口頭質問と検査から感染症ではない「結膜下出血」と診断されました。結膜下出血は、外傷だったり、こすったりすることによる刺激、マラリア・コレラ・インフルエンザなどの熱性疾患でない場合はほとんどが原因不明で、50歳以上に多い疾患だそうです。せきやくしゃみ、強く鼻をかんだりいきんだりした場合や嘔吐、お酒の飲み過ぎがきっかけで結膜下にある細くて小さな血管が破れて出血するようです。動脈硬化や高血圧、糖尿病や白血病など全身疾患を患っている場合にも結膜下出血が起こることがあるので、繰り返すようであれば全身の検査をしたほうが良いと言われました。通常1~2週間ほどすれば血が自然に吸収され、後遺症もなく元に戻るとのこと。目が乾燥しているように感じていたので伝えると、ドライアイを緩和する目薬を処方されました。2週間でやっと完治発症当初はある一部分が赤く染まっていたのですが、翌日には出血部分が広がり始め、日に日に範囲が広がって3日後には右目の外側半分が真っ赤になりました。回復の兆しが見え出したのは1週間後。右目の外側半分の出血部分が内側に広がり出したと同時に、色の濃さが少し薄くなり始めました。それからは日がたつにつれて徐々に血の色が薄く変化し、最終的にはちょうど黒目の周りに赤く輪が残る状態になり、そのうち消えてなくなりました。出血がかなり多かったせいか、結局完全に元の白目に戻るまで2週間かかってしまいましたが、その後は繰り返していません。一つ気を付けたことは、当たり前かもしれませんが目を休めることです。仕事は減らし、スマホもなるべく使わず、睡眠時間を増やしました。また、重大な疾患ではない割にギョッとするほど目が真っ赤で目立ってしまうので、外出時は以前作った茶色いレンズの度付き眼鏡をかけて気付かれないようにしていました。まとめ自分の周りで結膜下出血を起こした人がいなかったこともあり、白目に真っ赤な鮮血が突然現れたときはとても驚きましたが、眼科で見た目ほど深刻な症状ではないと聞き、完治まで落ち着いて過ごすことができました。50代に入り、立て続けに更年期の症状や手首の骨折というけがにも見舞われ、気分が落ち込むこともあります。でも、ただ悲観的になるのではなく、これも健康で長生きするための「教え」と捉え、毎日の生活を改善する機会だと思っています。また、結膜下出血は加齢による血管の老化も一因であり、ストレスや睡眠不足、そして疲れも症状を引き起こす原因になり得るそうなので、今後はより一層、心と体の健康維持に努めていくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/サトウユカ著者/よーさ(52歳)英語なんでも屋・ライター。長い海外生活で気付いたらストレートの髪が天パに。現在は夫と思春期の息子と南国に暮らす。40歳で老眼、50歳で白髪が増えホットフラッシュに苦しむ。仕事で不規則な生活なため運動不足解消に時々走ったり泳いだりする。甘い物が大好きで困っている。
2023年06月03日2023年5月10日、お笑いコンビ『サンドウィッチマン』の富澤たけしさんがブログを更新。草野球が原因で、あばら骨を骨折してしまったことを明かしました。『サンドウィッチマン』富澤たけし、草野球であばら骨を骨折プロ野球球団『北海道日本ハムファイターズ』OBとの野球のイベントへの参加を控えていた富澤さんは、準備運動を兼ねて草野球をすることにしたのだとか。「ケガをしないように、今のうちに身体を温めておこう」と思った、富澤さん。しかし、皮肉にもその判断によって、ケガをすることになってしまったのです…。富澤さんは骨折の経緯について、このように説明をしました。ライトオーバーの短打を放ち、一塁でリードを取るとピッチャーの伊達から鋭い牽制が2回ありました。頭からスライディングで帰塁した時に『アバラが痛い…!』と感じましたがそのまま続行。まぁ2〜3日すれば治るだろうと、その後のイベントを終えるとアバラの痛みと水の溜まったヒザの痛みもどんどん悪化。咳や笑うとアバラが痛い。世は連休で病院も休みだったりなかなかスケジュールも合わずで病院にも行けず。やっと病院に行くと先生が、『結果から言うと、折れてますね』サンドウィッチマン 富澤たけしオフィシャルブログーより引用富澤さんは、実際のレントゲンも公開。あばら骨が折れていたことを知った時は、「そりゃ痛いわけだ!」と納得したといいます。ケガをしないために行った草野球が原因でケガをするという、なんとも本末転倒な展開。その後富澤さんは、ヒザに溜まった水を太い注射で抜くなど、散々な目に遭ってしまったようです…。よほど痛かったのでしょう。治療後の富澤さんの表情からは「もうこりごりだ…」という声が聞こえてきそうですね。今回のエピソードを経て、富澤さんは世の中の同年代に向けて、「オジサンのみなさん、間違いなく身体は衰えていってますよ!気を付けましょう!」と注意喚起を行ったのでした。2023年5月現在、富澤さんは49歳。同年代の人は、「自分はまだまだ大丈夫」とは思わず、くれぐれもお気を付けください…![文・構成/grape編集部]
2023年05月11日皆さんは、普段電車やバスなどの交通手段は使いますか? 多くの人が利用する交通手段なので、何かとトラブルが起きることがありますよね。 今回は、そんな電車やバスでの思わず衝撃を受けたエピソードを紹介します。骨折しているのに足を骨折していたときの話です。私は松葉づえで生活していたのですが、バスに乗った際に席がほぼ満席だったので、仕方なく優先席に座りました。すると元気そうなおばさんが私の横に立ちました。すると「私、疲れているんで席譲ってよ」と言ってきたのです。私は「今松葉づえでちゃんと立てないんです」と詫びると「そこは優先席よ。譲りなさいよ」と言ってきました。私はもめるのも嫌なので、席を譲ることに。優しいご老人にほっこりすると隣のご老人が「私の席を譲りますよ。大変でしょ」と言ってきました。そのご老人は「私はまだ若いし元気なので」と笑って席を譲ってくれたのです。本当にありがたい気持ちで席に座らせてもらいました。おばさんは急に寝たふり始めました。(50代/男性)トラブルに発展しないためにも電車内トラブルには嫌な気持ちになったり、逆に温かい気持ちになったりと皆さん色々あるようです。多くの人が利用するからこそ、互いに気を遣い合うことが大切ですよね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年04月23日31歳で長男を産んでから、たまに見つけては、1本、2本と抜いていた白髪。しかし、40歳のときに左肘の骨を粉砕骨折すると、不自由な生活によるストレスからか白髪が瞬く間に増えていきました。大量の白髪を抜くのがはばかられ、10年来お世話になっている美容師さんに泣きついた私。教えてもらったのは、白髪染めより髪にやさしい白髪ケアでした。★関連記事:肌が弱くて一般的な白髪染めは刺激が強すぎる…髪にも肌にもやさしい白髪染め見つけた!【体験談】骨折のストレスで白髪が急増!?子どもを産むと白髪が増えるとよく言われますが、私も例外ではありませんでした。31歳のときに長男を出産後、チラホラと白髪を見つけては抜く日々。美容院では「毛根が傷つくので抜いちゃだめですよ」と言われましたが、このころの私は「1本や2本なら……」と軽く考えていました。しかし、40歳のときにソファの上で足を滑らせ落下。慌てて床についた左肘関節の骨を粉砕骨折してしまい、手術をしたのち約1年間リハビリに通う生活を送ることになりました。幸い利き手ではなかったものの、料理をするにしろ、洗濯物を干すにしろ、片手が使えないのは想像以上に不自由なこと。生業であるライターの仕事も、片手でキーボードを打つのは時間がかかり、ストレスは相当なものでした。間もなくして、つむじ周りを中心に大量の白髪が生え始めたのです!増えていく白髪を気に病んだ私は、ある夜、悪夢にうなされました。つむじから太い白髪がニョキニョキと生えてきたと思ったら、それはエノキダケだった……というふざけたオチでしたが、白髪ごときに相当参っているんだなと自覚。覚悟を決めて「白髪染めをしたい」と美容院で申し出たのです。白髪染めは髪を傷める?そのころ私は1カ月半に一度、美容院に通っていました。担当の美容師さんは10年以上お世話になっている女性で、何でも相談できる間柄です。40歳で白髪染めをするのは抵抗があるし、白髪染めは髪が傷むと聞くけれど、それ以上に白髪を何とかしたいと泣きつきました。すると、彼女は「白髪染めではなく、ヘアマニキュアで暗く染めませんか? 白髪染めはどうしても髪にダメージを与えてしまいますが、ヘアマニキュアならダメージを与えず、髪にツヤが出ますよ」と答えました。職業柄、取材癖のある私は、その理由を詳しく教えてもらいました。「髪はのり巻きのような構造で、髪の芯が具、その周りにご飯があって、外側のキューティクルがのりのように守っているんです」と、美容師さんは素人にもわかりやすく話し始めました。どうやら黒髪を作るメラニン色素はご飯の部分にあり、これが老化などでなくなると白髪になるのだとか。さらに「白髪染めは薬剤を使ってキューティクルを開き、ご飯の部分に着色するので髪が傷むんです。でも、ヘアマニキュアはキューティクルの表面を着色するので、髪が傷まないんですよ」と教えてくれました。月1でヘアマニキュアをスタート「でも、白髪染めのほうが長く色持ちするんじゃないですか?」多少髪が傷んでも、白髪染めのほうがコスパがよいのでは? と考えた私は、そう聞いてみました。美容師さんの答えはイエス。ヘアマニキュアの持ちは3~4週間であるのに対し、白髪染めは2カ月以上持つそうです。「でも、髪が伸びると根本の白髪が見えてきますよね。白髪染めはヘアマニキュアと違って徐々に色が落ちていく訳ではないので、染めた境目で一直線に白黒わかれてしまい、今度はそれが気になって結局1カ月程度で染め直しに来られるんですよ」美容師さんの言葉に納得した私は、通う頻度が増すことでかさむ美容院代をケチ臭く計算してしまった自分を反省しました。きれいに年を取るために必要なこと、と私は考えを改め、その日から月1回のヘアマニキュアで白髪ケアをスタートしたのです。まとめ54歳になった今、ヘアマニキュアにして本当によかったと思うことがあります。それは、更年期ならではの髪痩せやゴワゴワ髪のケアにもなるということ。ヘアマニキュアでコーティングされた髪は、1本1本にハリ・コシが増して、若いころのようなツヤも復活。触るとツルツルして気持ちが上がるので、メイクやファッションもまだまだ積極的に楽しめそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。イラスト/やましたともこ著者/あらた 繭子(54歳)大学生と高校生の子をもつアラフィフのフリーライター。長年の無茶な仕事がたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。休日のガーデニングと深夜のK-POP動画視聴が趣味。
2023年04月17日子育ても一段落したと思っていたら、同居している義母が突然腰椎を圧迫骨折して入院。その後、退院してから、わが家の介護生活が始まりました。今回はそのときの様子をお伝えしたいと思います。★関連記事:厳格だった父が認知症に。たったひとりで介護をしていた母が電話口で泣いていて…義母が腰椎圧迫骨折で入院同居している義母が80歳を超えてきて、足腰が弱ってきたなと感じていたある日の朝のことです。「どっしーん」という大きな物音にびっくりして義母の部屋に駆け込むと、ベッドから起き上がろうとして尻もちをついたらしく、あお向けのまま動けなくなっている義母の姿がありました。あいにくその日は他の家族が誰もおらず、私ひとりの力ではどうすることもできませんでした。さらには義母が痛い痛いと声を上げて痛がるので、すぐに救急車を呼んで病院に搬送しました。診断の結果、腰椎の圧迫骨折でおよそ2カ月の入院となりました。先生によると、骨粗しょう症が進んでいるので、ちょっとした衝撃でも圧迫骨折を起こしてしまうということでした。ケアマネージャーに介護について相談病院を退院する前に医師や看護師を交えての退院時指導がおこなわれました。退院後は自宅に戻るのか、どこかの介護施設にお世話になるのかを決めてくださいと言われました。とりあえず自宅で様子を見ることにしましたが、自宅での介護が大変になると思いましたので、近くにある地域包括センターに相談に行きました。そこではまずケアマネージャーを探して相談に乗ってもらうようにすすめられました。紹介されたのはやさしそうな若いケアマネージャーで、自宅に来てくださり介護についての説明を受けました。今後は市の介護課から介護認定調査をしてもらって介護認定を受けると、いろいろな介護サービスが利用できるようになるということでした。要介護2の認定。介護サービスを受けることに市からの介護認定調査の結果、義母は要介護2の認定を受けました。私は仕事をしており昼間は義母ひとりになってしまいますので、まずは日帰りのデイサービス施設に毎日通ってもらうことにしました。お風呂もデイサービス施設で1日おきに入れてもらい、さらには機能訓練をおこなって毎日リハビリしていただきました。退院後の義母は入院時に作ったコルセットを着用して、手を引けば何とか歩けるようにはなっていましたがベットからの起き上がりが困難になったので、電動ベットをレンタルすることにしました。またトイレと玄関の上がり框(あがりかまち:玄関の土間と床との段差)や廊下に手すりをつけてもらうよう工事をしてもらいました。上限はありますが、助成金制度により改修工事の自己負担額はうちの場合1割ですみました。その後、義母は手引き歩行したり、家の中で手すりにつかまりながら自力で歩行したりできるくらいには回復しました。まとめ介護生活は突然やって来ました。最初はわからないことだらけでしたが、地域包括センターの方々やケアマネージャーさんのおかげでいろいろな介護サービスがあることを知りました。さまざまなサービスを利用してなるべくストレスをためないように気を付けつつ、仕事をしながらなんとか自宅で介護をしていきます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/ラベンダーミント(57歳)子育てを終え、今は義母の介護と仕事に忙しい毎日を送る主婦。日々の楽しみは、おいしいものや体に良いものを見つけてお取り寄せしたり、趣味の手芸でかわいいものを手作りすることにはまっている。
2023年03月30日「去年、骨をいたるところ骨折したんですよ」2月14日、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)でタレントのあの(年齢非公開)はこう告白。独特な話し方でバラエティ番組に引っ張りだこの彼女だが、’22年5月にバイクで転倒して顔を骨折し、10月にも転倒して右手の指を骨折。その原因として彼女はこう分析していた。「ボク、お米も魚も肉も嫌いです」偏食ぶりを明かしたあの。食事はお菓子やもやしがメインで、1カ月間ドーナツだけで生活したこともあったという。しかし、驚愕の食生活を送っている有名人は彼女だけではない。そこで今回、本誌は偏食タレントを大調査した。西川貴教(52)は肉体の健康美を競う大会で2度の優勝経験がある。体作りのため、ストイックな食生活を送っているという。「大会前にはゆで卵を1日に40個ほど食べるそうです。しかも食べる部分は白身だけで、塩などで味をつけたりもしないそうです」(テレビ局関係者)大沢たかお(55)も、タンパク質を過剰摂取しているようで……。「大沢さんは毎日300~400グラムの肉を食べるほどの肉好き。いっぽうで極端に野菜が食べられず、『野菜を食べると顔が青くなる』とも話していました」(芸能関係者)西川と大沢の食生活について、「動物性タンパク質が豊富な肉類や魚介類、卵類にはプリン体や動物性脂肪が多く、過剰摂取により痛風や動脈硬化の恐れがあります」と語るのは、広域医療法人明和会「整形外科スポーツ・栄養クリニック福岡」の武田淳也院長。同院と代官山クリニックの管理栄養士とともに、偏食が引き起こす健康へのリスクを解説してくれた(先入観のないよう、タレント名は伏せて取材した)。また、フィギュアスケート選手の宇野昌磨(25)も野菜嫌いで普段は肉ばかり。しかし本人は「自分の体が必要と思ったら食べたくなる日が来ると思う。その日まで食べないつもりです」とテレビ番組で語っており、食生活を改める考えはなさそうだ。同じくアスリートでは、内村航平(34)も偏食を明かしていた。「内村さんは20歳の頃から1日1食。野菜が嫌いで、食べるのは米と肉ばかりだったそうです。北京オリンピックの際には大好物のチョコレート『ブラックサンダー』を40個も持ち込んでいました」(制作関係者)逆に肉類が苦手だというのが、19年に引退した歌手の森昌子(64)。「肉全般を食べず、食事は麺類と野菜ばかりだと言っていました。とんかつを初めて食べたのも59歳のとき。子育て中は、肉料理を作っても味見をしていなかったそうです。錦戸亮さん(38)も肉、魚、野菜が苦手で、食事は炭水化物がメインだと聞きました。どんな料理にもマヨネーズをかけるのが定番だそうです。女優の山村紅葉さん(62)は固形物が苦手で、みそ汁やジュースなどの液体が中心の食生活だといいます」(前出・制作関係者)世界的ファッションデザイナー・森英恵さんの孫の森泉(40)は、偏食ぶりもリッチだった。「30グラムで9万8千円のキャビアを毎日1瓶食べているそうです。白いご飯にトリュフオイルと塩こしょうをかけて食べるのも好きなのだとか」(前出・芸能関係者)毒舌キャラで人気の高嶋ちさ子(54)は食生活もインパクトのあるもので、「ちさ子さんは毎朝必ずピーナツバターを2センチほどたっぷりと食パンに塗って食べるそう。肉も大好きです」(前出・芸能関係者)前出の福岡のクリニックの管理栄養士はこう指摘する。「最近は亜麻仁油などが健康によいとして注目されています。トリュフオイルも良質な油ですが、カロリー過剰につながりやすいです。また、ピーナツバターは脂質なので、動脈硬化のリスクは上がります。ご本人が異常を感じていなければいいのですが……」他にも多くの偏食芸能人の存在を前出のテレビ局関係者は語る。「永野芽郁さん(23)は塩ラーメンが大好きで毎日のように食べていると言っていました。研究者の落合陽一さん(35)は、炭水化物を摂ると眠くなるからという理由で、主食はグミ。カズレーザーさん(38)は、蕎麦、冷やし中華、てりやきバーガー、オムライスをローテーションで食べ、足りない栄養はサプリで補うと話していました」武田院長と管理栄養士は、彼らを含め、本誌がリストアップした偏食有名人計15人から、特に健康への不安が大きい3人を挙げてくれた。3位に挙げたのは冒頭のあの。「ドーナツの過剰摂取が気になります。加工食品に多く含まれるリンはカルシウムの吸収を阻害するため、甘いものばかりの生活が続くと骨折のリスクも増加します」(武田院長)1位は同率で2人。1人目は、情報番組のコメンテーターとして活躍する社会学者の古市憲寿(38)。「古市さんは『チョコレート以外で糖質を取りたくない』というほどのチョコレート好き。家ではチョコしか食べず、炊飯器も持っていないそうです」(前出・テレビ局関係者)2人目は俳優の本郷奏多(32)。朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(21~22年・NHK)での好演も記憶に新しいが、彼も偏食家だ。「本郷さんは食事を『異物を体内に取り入れる行為』と捉えており、食べること自体が苦手だそう。数少ない好物はグミとポテトチップスで、そればかり食べているそうです」(前出・テレビ局関係者)グミやチョコなどを“主食”とする本郷と古市についても、やはりリンが問題のようで、「必要以上のリンは血液中のカルシウムと結合し、血管を石灰化させます。血管の石灰化は心不全や心筋梗塞といったさまざまな病気を引き起こします」(武田院長)長く続ければ、命に関わることも起きうる偏食。この春から心機一転、バランスのよい食生活を心掛けてほしい。
2023年03月29日パートナーに隠し事をされたり、嘘をつかれたりしたことはありますか?それが相手を喜ばせるためのものなら許せますが、自分の利益のためのものだとしたら……。今回は登録者数約71万人超えの大人気Youtubeチャンネル「モナ・リザの戯言」で配信された『強引に結婚しようとした男の末路』の中から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!同棲中の彼が……結婚を前提にお付き合いをしているゲンとカスミは同棲中。しかし、実家からの電話でゲンは3日間家を空け、音信不通になっていたのですが……?義父と帰ってきた彼氏……ここでクイズです!このあと、ゲンが告げるありえない真実に驚愕するカスミ。それは一体なんでしょうか?ヒントは、そもそもゲンと一緒に帰ってきたのは誰なのか、ということです……。彼氏と一緒に来たのは……正解は、彼の“親戚”に義父のフリをさせていた!実家が農家であることを隠すため、親戚に義父のフリをさせていたゲン。強引に結婚させられそうになったカスミは、隙を見て実家へ逃げ出したのでした。こんなときどうする?家業のことを隠していたうえに、強引に結婚しようとするなんて、さすがにやりすぎですよね。今回のカスミは、実家の両親や兄夫婦のおかげで、勝手に婚姻届けを出されそうになるのを阻止できました。嘘をついて強引に結婚しようとする彼氏……、あなたならこんなときどんな対処をしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@モナ・リザの戯言)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年03月22日「今後に関して色々考えた結果、僕はやはりもう一度エンターテイメントの人生を歩もうと決意いたしました。自分の覚悟と皆様の期待を背負い、新人募集をし、アーティストをプロデュースする会社を立ち上げました」3月21日、滝沢秀明氏(40)が新会社の設立をTwitterの音声配信で発表。冒頭のように決意を語り、会社名は「株式会社TOBE」であることも明かした。この日開設された新会社のホームページでは、「TOBEのプロデュースで新しい世界を舞台に活躍する、次の才能を探しています」と、新人タレントの募集要項が公開されている。デビュー以来エンタメの最前線で活躍し続けた滝沢氏が手掛ける次の一手に注目が集まるなか、ジャニーズ時代の彼を知るテレビ局関係者は、ある懸念を語る。「滝沢さんは非常に器用なタイプで、タレント時代は踊りや殺陣などもサクサクこなし、裏方となってからは映像編集なども手がけていました。また、テレビ局への挨拶回りや会食も欠かさず、熱心に後輩たちの売り込みをしていました」しかし、滝沢氏の熱量は周囲にプレッシャーを与えることもあったようで……。「滝沢さんのもとで働いていたあるスタッフは、滝沢さんの細かな指示についていくのに必死で、白髪だらけになってしまったことがあったと聞きました」(前出・テレビ局関係者)さらに、滝沢氏のスパルタ指導は活躍中のタレントたちにも向かっていた。「Snow Manが主演する舞台『滝沢歌舞伎』はもともと滝沢さんが主演していたもので、Snow Manに引き継がれてからも滝沢さんが演出を手がけていました。歌や踊り、殺陣を絶え間なく披露する舞台で、体力的にとにかくハード。特に、和太鼓で両足を支え腹筋をしながらたたく『腹筋太鼓』という演目は、Snow Manのメンバーたちはとてもつらそうにしていました。滝沢さんは稽古中から厳しく指導するので、本番を迎えるころにはメンバーたちの体重も落ち、見に来たファンは『ケガをしないといいけど……』とハラハラしながら見守っていたようです」(制作関係者)実際、滝沢氏が演出した舞台でケガを負ったタレントもいた。「22年10月にデビューしたばかりのTravis Japanは、デビュー前は滝沢さん演出のもと『虎者』という舞台に出演していました。5.5メートルほどの高さの壁からトランポリンに背面から飛び降りるという高難易度の技もあり、メンバーたちはブログでたびたび『トランポリンが怖い』と言っていました」(女性ファン)しかし滝沢氏がトランポリンのシーンを削ることはなく……。「トランポリンが原因で舞台期間中にけが人が続出し、本来全員で踊るはずだった曲もけが人が不在で披露されることも珍しくありませんでした。メンバーの一人は首が動かなくなり、また別のメンバーは疲労骨折になり舞台が終わってからしばらく活動を休止した時期もありました」(前出・女性ファン)前出のテレビ局関係者は言う。「滝沢さんは体育会系で、とにかく肉体を使うことを美徳とする人。しかしそのスパルタぶりは時代錯誤ともファンの間では言われていたようです。新会社ではこのようなことが繰り返されないといいのですが……」今後は心機一転、新たなエンターテインメントに挑むという滝沢氏。無理のない指導でタレント育成に取り組んでもらいたい。
2023年03月21日1歳になって息子がひとりで歩けるようになってから、行動範囲がぐっと広がり遊べる場所がとても多くなりました。今回は、息子の行動範囲が広がったからこそ、気を付ける必要があるということを実感した出来事についてお話しします。 公園の遊具から転落2歳になった息子は外で遊ぶのが大好き。その日は近所のよく行っている公園で遊んでいました。そこで息子は使い慣れた遊具で遊んでいたのですが、年上の子のまねをして狭い足場から足を踏み外して地面に落下! 遊具から落ちた直後の息子は大泣きしており、すぐにかかりつけの小児科に連れていきました。触診を受けて息子は肩を痛がるそぶりを見せましたが、様子を見る限り脳などは直ちに心配はないと診断されひと安心……。しかし、帰宅後も息子は肩を痛がっていたので、翌日に整形外科に行くことにしました。 骨折が判明! 治るまでの生活受診した整形外科で、息子は鎖骨を骨折していることがわかりました。集団生活は骨折が治るまでNGということで、息子は保育園には行けず自宅療養となりました。お医者様は「自分から痛がるようなことはしないから、肩を引っ張ったりしなければ大丈夫」と。 実際、当の本人は痛みを感じる行動を本能的に避けていたようで、意外にもほぼいつも通りに生活ができました。そして、折れ方がきれいだったことも幸いしたのか、骨折した3週間後には息子は保育園に通えるようになっていました。 油断してはいけない息子が遊具から転落したとき、私自身は手の届く距離にいましたが、遊び慣れた公園で油断もあったのだと思います。一瞬の出来事だったので、私は息子を支えたり、受け止めたりといったことは一切できず、息子が落ちるのを眺めているだけでした。 打ったのが肩だったので骨折で済みましたが、これが頭だったらと思うと……。子育てに限ったことではないですが、慣れから来る気の緩みは恐ろしいものだと実感しました。 骨折しても元気だった息子を見て安心するとともに、重大な事故を防ぐためには親が気を付けておく必要がある、ということを今回の出来事で痛感しました。息子は日々成長し、活発さが増していますが、人の話をだいぶ聞けるようになってきています。そのため、事故を防ぐために行動を制限するだけなく、何が危険であるかということも、しっかりと伝えていければと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら監修/助産師 松田玲子著者:松本 コウ3歳男児のパパ。生後半年~1歳時にママと交代して育児休業を取得し、ワンオペ育児を経験。「育児に男も女も関係ない」と考えており、イクメンという言葉が大嫌い。自身の育児経験を中心に執筆する副業ライター。
2022年12月14日「大変申し訳なく思っております。一刻も早い回復を祈っております。とても重く受け止めておりまして、今後安全対策をより一層徹底してまいりたいと思います」11月30日、定例会見で謝罪したのはTBSの佐々木卓社長(63)。11月24日に行われた同局のバラエティ番組『オオカミ少年』の収録で松本伊代(57)が腰椎を圧迫骨折する重傷を負った。松本は番組内でクイズの不正解者がウレタンクッションで満たされた深さ2.7メートルの穴に落とされる企画「ソクオチ」に参加。しかし、落下した際の衝撃で腰を痛め、病院で診断を受けたところ「全治3カ月の加療を要する」と診断されたという。「落下直後は痛みのあまりしばらく立ち上がることもできないほどだったと聞いています。現在も痛みはまだ残っているようで、2週間ほど入院する予定だそうです。今回の企画は事前にシミュレーションを行って安全を確認していたそうですが、その場合、試すのは若いスタッフ。還暦前の女性の落下まで想定していたのか……。伊代さん自身は《今は治療に専念し、早く元気になれるように頑張ります》と気丈なコメントを出しています」(テレビ局関係者)実は松本は、昨年7月にも圧迫骨折をしている。「“運動中の無理な体勢で背骨を圧迫骨折し、自宅療養中”とSNSで明かしていました。そのときは復帰まで1カ月半かかりました」(前出・テレビ局関係者)今年5月に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で松本は当時のことをこう振り返っている。「ヨガというかストレッチみたいなのをやっていまして。それで無理なポーズをやったらグイッていう感じになっちゃって……」松本は整形外科で胸椎の圧迫骨折と診断されたものの、コロナ禍で入院先もなく自宅療養をすることに。夫のヒロミ(57)がずっと支えてくれたと同番組で明かしている。「結局家で1カ月ぐらい安静にということで、ずっと寝てました。シャワーとかもなかなか一人では髪も洗えなかったので、一緒に髪の毛洗ってくれたり。着替えたりする動作もできなかったので、ヒロミさんにパンツをはかせてもらったりとか……」■「閉経後に女性ホルモンのバランス変化が原因で骨密度が低下」今回のような事故ではなく運動中の負荷が原因だったようだが、この1年半で2度も圧迫骨折するのはさすがに心配だ。「骨折が続くのは骨の強度、いわゆる骨密度が低下する骨粗しょう症が考えられます。コロナ禍での慢性的な運動不足が原因でしょう。骨密度が落ちてきているためか、それほど強くない衝撃で圧迫骨折するケースが中高年に増えています。痛みを伴わないことも多く、1カ所骨折したことで骨がまた折れたり潰れたりする“ドミノ骨折”に発展することがあります」(医療ジャーナリスト)昨年5月14日に更新された「NHK健康チャンネル」公式サイトでは、おもに骨粗しょう症が原因で70代男性では10.8%、70代女性では22.2%の割合で圧迫骨折が発生したと明示して、《骨折した骨が神経を圧迫してしまうとまひを引き起こす可能性があります。実際に圧迫骨折をした人の10.3%が寝たきりにつながったというデータがあります》と警告している。このような負の連鎖を回避するためにはどうすればいいのか。柏の葉整形外科リハビリテーションクリニックの山田睦雄副院長はこう語る。「そもそもなぜ高齢女性が骨粗しょう症になりやすいかというと閉経後に女性ホルモンのバランス変化が原因で骨密度が低下するからなんです。骨が弱い状態になれば当然、骨折のリスクは高まります。軽い衝撃で骨折するいわゆる脆弱性骨折が50代から起きやすくなるのもそのためです。骨粗しょう症は薬や注射などで治療することもできますが、最もいいのはまず予防。そのために手っ取り早いのが運動です。たとえばフラミンゴ体操という、片足立ちするだけの体操でもいいと言われているくらいです。骨に適度なストレスをかける運動や筋トレなどがアンチエイジングに非常に効果的なんです。また食事に関しても、牛乳を飲んだり、小魚食べたりなど、カルシウム成分が高いものを摂取するのは非常におすすめです」■「更年期にさしかかったら年に一度骨密度検診を」まずは骨粗しょう症を予防すること。それが骨折や寝たきりリスクの回避に重要なのだ。また、山田副院長は“ドミノ骨折”の危険性についてもこう警鐘を鳴らす。「転倒など外傷が原因の圧迫骨折は痛みを伴うことが多いですが、外傷が原因ではない圧迫骨折は軽い痛みしかなかったり、自覚症状がないことも。徐々に背骨が潰れて、いつの間にか身長が縮んだり姿勢が崩れていったりします。背中や腰の骨が潰れてくると背中は丸まってきます。またこのような方が転んだ拍子に四肢の骨折をするなんてこともあります。ですから女性の場合は特に、更年期にさしかかったら年に一度でいいので骨密度検診することをおすすめします。実際に骨折してからでは遅いので、定期的に検査をして、背部や腰部の痛みを伴う場合は、圧迫骨折していないかも診断してもらえば安心だと思います」“ドミノ骨折”した松本だけでなく、夫・ヒロミもかつて収録中に大きな事故に見舞われていた。「’91年に『1or8』(フジテレビ系)という番組の収録で彼は『花火で人間は飛べるか』という企画に挑戦し、腰や両足に大やけどを負って入院しました。今回もテレビ番組の過失事故だけにヒロミさんも複雑な思いでしょう。今年は伊代さんのデビュー40周年ということで、記念ライブなど積極的に活動してきました。さらに来年は結婚30周年を迎え、夫婦でのテレビ出演を増やそうと動いていた矢先だけに伊代さんも残念でしょう」(芸能関係者)寝たきり老後に怯えることなく“骨太の芸能生活”を送るためにも、松本は生活スタイルをいま一度見直したほうがいいのかも。
2022年12月08日英ウェールズのデンビーシャー州に住む85歳のキース・ロイエルズさんが、雨の降る庭先でビニールシートをかけて横になっている写真が衝撃と共に拡散されている。The Telegraphによると、キースさんは5日に自宅で芝刈りをしている最中に転んで腰の骨を折ってしまった。家族が999(日本での119)に通報したところ、道を挟んだ真向かいに病院があるにも関わらず、救急車の到着まで4時間から7時間ほど見てほしいと言われたという。骨折した箇所が腰だったため動かすこともできず、庭で救急隊の到着を待っていたが雨が降ってきてしまった。家族はキースさんの頭上に傘をさし、雨除けのビニールシートをかぶせてその場をしのぐしかなかったという。キースさんは末期がんを患っており、風邪を引いてしまえば命にも関わる――。家族は何度も999に電話したり、家の前を通る救急車に向かって助けてくれるよう懇願したが、「助けられない」の一点張りだったそうだ。救急車が来たのは7時間後。向かいの病院が混んでいるからと、50キロも離れた病院へ搬送されそうになったが、何とか説得して近くの病院へ運んでもらい治療を受けることができたという。娘のティナ・ロイエルズさんはiTVに対して、「家族からすると、スタッフを非難するわけではありませんが、(救急の)システムはもう崩壊していると思います。NHSのスタッフにとっても、こんな状況におかれるのはストレスフルで心が折れそうになるような状況でしょうから、働く人たちが本当にかわいそうになります。将来きっと大勢辞めてしまうでしょう」と語った。ティナさんが撮影した庭先で眠るキースさんの写真は、ウェールズの救急医療システムの現状を雄弁に語る1枚として、Twitterなどで驚きを持って受け止められている。
2022年12月07日昔から、視聴者を笑わせるのが目的のテレビ番組では、いわゆる『身体を張った笑い』が求められがち。お笑いタレントが自身の身体を傷めるようなことをしたり、『罰ゲーム』として難題をふっかけられたりといったパフォーマンスは定番といえるでしょう。しかし時代が変わるにつれて、『身体を張った笑い』を危険視する声も上がるようになりました。松本伊代、バラエティ番組の『不正解演出』で腰椎を骨折2022年11月26日、歌手やタレント、俳優としてマルチに活躍している松本伊代(まつもと・いよ)さんがテレビ番組の撮影中に負傷したことが明らかになりました。産経ニュースによると、松本さんが負傷したのはバラエティ番組『オオカミ少年』(TBS系)の撮影時。クイズに不正解し、ウレタンのクッションが敷き詰められた深さ約2.7mの穴に落下した際に負傷し、全治約3カ月の腰椎圧迫骨折と診断されたといいます。バラエティ番組での『身体を張った笑い』に賛否の声先述したように、落とし穴にはウレタンのクッションが敷き詰められており、落ちた際のダメージを軽減するよう工夫が施されています。また、出演者は不正解だった場合に何が起こるかを知った上で、撮影に参加しています。ですが、いくら安全対策をとっていても、時にはこういった事故は起こってしまうもの。過去にも、さまざまな番組で『身体を張った笑い』による事故は起こっていました。松本さんの負傷は拡散され、多くの人がバラエティ番組の『身体を張った笑い』について考えさせられたようです。【肯定的な声】・完全に事故を防ぐのは、どれだけ対策をしてもさすがに無理なのでは?・なんでもかんでも「危険だからやめろ」というのは、世の中をつまらなくしていると思う。・タレントはそういうことをやるのが仕事だし、分かった上で引き受けていると思うんだけど…。【否定的な声】・松本さんはもう57歳。年齢的にも、これは危険すぎると思う。・2.7mは深すぎるよ…。打ち所が悪かったら、障がいが残る可能性もある。・落とし穴は『昭和の笑い』じゃないか?笑いも時代に合わせていくべき。今回の事故に対し、TBSは「安全対策に努めておりましたが、大変申し訳なく思っております」と謝罪。また、松本さんは「ご心配をおかけして申し訳ございません。今は治療に専念し、早く元気になれるように頑張ります」とコメントを発表しました。出演者がケガをしては、視聴者は笑うことができないはず。業界全体が『身体を張った笑い』について改めて考える時が来たのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2022年11月27日2022年秋「カラダにいいもの大賞」から、“カラダにいいもの いいこと”をお届け。ここでは「骨活」に注目。長引く在宅ライフの影響で20~30代の女性の間で、骨折する人が急増中だとか!今日から「骨活」始めてみませんか?【骨の内側編】骨活に効く3栄養素を食べて骨を強くする。骨を強化するために必要なのは、カルシウム、ビタミンD、そしてビタミンK。3つの栄養素が三位一体で働いてこそ、骨は丈夫に。それぞれの役割やおすすめ食材をレクチャー。現代女性は栄養不足!?しっかり食べて骨美人に。「骨というとカルシウムを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、単独では不十分。カルシウムの吸収を高めるビタミンD、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促すビタミンKを一緒に摂ることが大切です。しかし、現代女性は多忙な生活やダイエットなどで、そもそもの食べる量が少ない傾向があるので、どの栄養素も足りていないように思います。とくに20代女性のカルシウム不足は深刻です」と、管理栄養士の浅野まみこさん。栄養素を効率的に摂取できる食材やサプリでフォローを。「カルシウムは吸収率が低いので、何から摂取するかが大事。吸収率も含有量の面でも優秀なのが牛乳です。でも、牛乳だけで補うのは大変なので、メニューにちょい足しや、大豆製品や魚も取り入れて上手に毎日摂取を。骨は常に作られて、壊してを繰り返していますので、継続的に摂るように心がけましょう。乳糖不耐症の人は、無理をせず牛乳以外の食材の活用を。食べ物からの摂取が足りない場合はサプリに頼るのも手。摂取量さえ守れば問題ありません」インナーケアと運動で内側&外側から骨強化を。実は今、骨がピンチになっている女性が増えているそう。「テレワークの普及や運動不足の人が増えたことにより若い女性でも些細なことで転んで、骨折する人が増えています。また、過度なダイエット経験がある人も要注意。骨の強度を“貯金”できるのは20歳頃までですが、この時期に栄養不足、運動とは無縁の生活をしてきた人は、骨がもろくなっている可能性が。将来のためにも今から対策を」。そう教えてくれたのは整形外科医の中村光伸さん。まずは食と生活の見直しから。「骨の強化には、カルシウム、ビタミンDとKが必須。タンパク質も大切です。ビタミンDは紫外線に当たると生成されるので、美容のためにUVケアをしている人も、骨のためには1日15分くらい日光を浴びるのが。また骨強化には骨への適度な刺激が必要。骨折予防には、股関節を柔らかくすることも非常に大切。ただ一時的に行っても効果は薄いので“ながら”でできる簡単なことでいいので続けることを優先しましょう」食べる骨活の基本【カルシウム】骨強化には牛乳がやっぱり最強!成人女性の1日の推奨量は650mg。圧倒的な含有量の牛乳のほか、ヨーグルトなどの乳製品、スキムミルク、大豆、骨や殻ごと食べる煮干しやしらす、干しエビを。Q、牛乳って太りそう…。豆乳じゃダメなの?A、カルシウムは豆乳にはほぼ入っていません!牛乳が100ml当たり110mgのカルシウムを含むのに対し、豆乳は100ml当たり15mgの含有量。しかも牛乳は、吸収率も50%と高く、優秀な食品。Q、低脂肪、無脂肪でもカルシウム量は同じ?A、低脂肪、無脂肪タイプの方がカルシウム量は多いです。カロリーを控えたい人にもいい低脂肪や無脂肪タイプの加工乳は、100ml当たり130mgのカルシウムを含み、牛乳より20mg多く摂取できる。Q、牛乳を毎日飲むのってなかなか続かなくて…。A、カップスープやコーヒーなどに加えてみましょう。牛乳は、カップスープや味噌汁に加えたり、カフェオレやミルクティーにするなど、いつものメニューに“ちょい足し”で取り入れるのが。ミルクマイスター(R)高砂さんが選ぶ、オススメお取り寄せ牛乳産地や牛の品種が変われば風味もさまざまな牛乳は、お取り寄せするのも楽しい。毎日続けられる価格帯で、積極的に飲みたくなる美味しい牛乳を、ピックアップ!【岡山県】蒜山ジャージー 低脂肪牛乳1.0「蒜山高原で育ったジャージー牛の生乳から、乳脂肪分を1.0%まで取り除いた低脂肪タイプ」。1000ml¥414(蒜山酪農農業協同組合 TEL:0867・66・3645)【鳥取県】白バラ 低脂肪牛乳「鳥取県産の良質な生乳から脂肪分のみを取り除いた、生乳の美味しさを味わえる一本」。1000ml¥272(大山乳業農業協同組合 TEL:0858・52・2211)【北海道】町村農場 無脂肪牛乳「良質な生乳から脂肪分を除いて作られた無脂肪牛乳。すっきりした味わいながら、コクと自然の甘みが特徴」。1000ml¥194(町村農場 TEL:011・382・2155)ミルクマイスター(R)高砂さん牛乳マニアとして活動中。飲んだ牛乳は500種類以上。2010年に牛乳雑貨店『ケビンミルク』を開店。カルシウムの吸収率を上げる【ビタミンD】不足を感じたらサプリで補給。20~40代女性のビタミンD摂取目安量は1日8.5μg。多く含まれる食材は鮭やマグロやサバなどの魚や、きのこ類。サプリメントに頼るのも方法のひとつです。ファンケル ビタミンD効率的に吸収できるよう、水に溶けやすい乳化型ビタミンDを配合。1粒30μgを含有。30粒入り¥390(ファンケル サプリメント相談室 TEL:0120・750・210)ネイチャーメイド スーパービタミンD動物由来のビタミンD3を採用し、1粒に25μgを含有。1日1粒でOK なので、忙しくても続けやすいのも嬉しい。90粒入り¥988(大塚製薬 TEL:0120・550・708)カルシウムの沈着を促進する【ビタミンK】20~40代女性のビタミンK摂取目安量は1日150μg。ブロッコリーや小松菜などの野菜や大豆製品に多い。とくに納豆は、100gに600μgも含む優秀食材。浅野まみこさん管理栄養士。病院や企業などで1万8000人以上の栄養相談を行った経験を活かし、食育活動やレシピ開発、食のコンサルティング、講演など多方面で活躍中。著書に『コンビニ・ダイエット』(星海社新書)など。中村光伸さん光伸メディカルクリニック院長。整形外科医の知見から、骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨トレーニングを提唱する骨の専門医。『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ 1分間骨たたき』(アスコム)が発売中。※『anan』2022年11月23日号より。写真・中島慶子イラスト・本田佳代取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2022年11月17日■前回のあらすじ義父の遺産相続では、お金を義母と義姉で分け、千里の夫は将来的に土地をもらうという話に。さらに義姉からは今後の義母の世話を千里に頼むと言われてしまう。相続トラブルですっかり落ち込んだ義母だったが…。 >>1話目を見る 遺産相続のトラブル、お義姉さんの思いもよらなかった告白などで、すっかり気落ちしてしまったお義母さん。あまり食欲もないようなので、心配でよくお邪魔するようになったのですが…。トラブル後、すっかり落ち込んでいたお義母さん。だから骨折したことでさらに元気をなくしてしまうのではないかと心配していました。でもお義母さんは、私たちに負担をかけていることを気にして、一生懸命リハビリをしていました。そんな姿をみたことで、これまでどうしても踏ん切りがつかなかった同居を決断することができたのです。次回に続く(全10話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 日野光里 /イラスト・ 玄米(監修:アトリエPP合同会社)
2022年11月16日株式会社Spirit of Wonder(東京都杉並区、代表取締役会長:堀江 圭馬)は、カジュアルウェア(ジャケット、ベスト、パンツ)にエアバッグを内蔵し、転倒によるケガや骨折を防止する「コロバンエアシリーズ」の新商品を2022年10月30日より日本国内向けに発売します。「コロバンエアシリーズ」の新商品■高齢者の転倒のリスク高齢者の転倒のリスクは以下のようになっており、転倒によるケガや骨折を防止する「コロバンエアシリーズ」の新商品を使用いただき、少しでもリスクを軽減していただきたいと思っています。・高齢者の1年間の転倒回数 :2~3回・高齢者の股関節骨折患者の死亡率 :23%・二度と歩行できなくなる股関節骨折患者率:25%*当社調べ■「コロバンエアシリーズ」の新商品の特徴(1)転倒動作を着地前に感知して、0.18秒でエアバッグが開きます。転倒の衝撃を90%軽減。(2)世界初の製品化製品化は世界初*当社調べ 特許、CEマークを取得済み。(3)何度でも再生が可能転倒によりエアバッグが開いても、エアバッグが破れない限りは何度でも再生が可能(再生は有償)。(4)「装着者用アプリ」と「見守りアプリ」で装着者をモニターできるスマートフォンの専用アプリで装着者の位置情報と転倒時の状況がスマホから確認できます。(製品そのものにGPS機能などはございません。見守り用アプリで装着者のモニターをするには、装着者は「コロバンエアシリーズ」の新商品使用時に装着者用のアプリをインストールし、アプリの設定を終えたスマートフォンを携帯している必要があります。)(5)保護したい箇所にあわせて骨折リスクの高い保護部分を守るためのウェアを選べる・コロバンエアベスト :頭部・肋骨・鎖骨等の上半身骨折を予防・コロバンエアジャケット:肋骨・鎖骨・上腕骨・頭部等の骨折を予防・コロバンエアパンツ :大腿骨頚部の骨折を予防■販売情報希望小売価格は、ベスト、ジャケット109,780円(税込)パンツ87,780円(税込)で、当社通販サイト、Yahoo!ショッピングから販売を開始し、今後取扱先を拡大していく予定です。また、エアバッグ再生用のための費用は33,000円(税込)で、当社へのセンドバック方式となります。個人利用や介護・医療現場向けに初年度200台の販売を予定しています。■モニターキャンペーン スタート今なら1カ月間「コロバンエアシリーズ」の新商品を無料でお試しいただける「モニターキャンペーン」を実施中です。気に入っていただければ、特別価格 定価の35%引き(64,870円(税別))でご使用中の商品をそのままお買い求めいただけます。キャンペーンのお申し込みは下記、お問い合わせ先(オフィシャルサイト、お電話、メール)まで。■仕様・コロバンエアジャケットコロバンエアジャケット基本仕様・コロバンエアベストコロバンエアベスト基本仕様・コロバンエアパンツコロバンエアパンツ基本仕様【本商品に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社Spirit of Wondere-mail : info-newbiz@spow.co.jp TEL : 03-6304-9299URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月08日頭蓋骨骨折、脳内出血のため緊急入院していたトラくん。体調が回復し退院することができました。ホッとしたトマトさんでしたが退院から1カ月後、トラくんに異変が起きて……!?退院してから1カ月のある夜… 退院して約1カ月後の日曜日の夜。 いつものようにトラくんを寝かしつけようとしたトマトさんは、トラくんの顔の右側だけつっぱっていることに気づきます。 「でも、たまに二重になったりもするんだよね。気のせい……かな」 そして翌日……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ようみん姉妹と夫と4人暮らし。アメブロ公式トップブロガー/イラストレーター。わが家のバタバタな日々やフォロワーさんの体験談マンガを描いています。
2022年11月08日「10月初旬に『僕の仕事は終わった』と周囲に話していたそうですが、それは28日にジャニーズ初の世界デビューを果たしたTravis Japanについてだと思っていました。やり切った感じでサバサバしていたそうですが、まさか退社するとは……」(テレビ局関係者)ジャニーズ事務所副社長と「ジャニーズアイランド」社長を務めていた滝沢秀明(40)が10月31日付で退社したと発表された。双方弁護士をつけ円満に退社したといい、後任には井ノ原快彦(46)が就くことも明らかになった。’18年末に芸能界から引退して以来、3年9カ月間、滝沢は裏方として後進の育成に専念してきた。「’20年1月にSixTONESとSnow Manがジャニーズ初の2組同時デビュー。これは滝沢さんのアイデアでした。Travis Japanの世界デビューも滝沢さんの尽力のたまもの。また、演出業にも精力的に取り組み、いくつもの舞台の演出を手がけました」(スポーツ紙記者)数々の功績を残した滝沢だが、彼の知人は次のように言う。「プライベートで会っても仕事の愚痴を言うようなことはなく、悩みを聞いたこともありません」タレント時代から滝沢の完全無欠ぶりはよく知られていた。「ドラマや映画の現場にはセリフを完璧に覚えてきました。睡眠時間は平均3時間だと言っていましたが、周囲に疲れを見せることはありませんでした」(ドラマ関係者)裏方に転身してからも責任感の強さは変わらなかったというが、人知れず苦悩も抱えていたようだ。「テレビ局への挨拶回りや会食も欠かさず、熱心にJr.の売り込みをしてきました。タレントのために必死に駆け回っていたのだと思います。その疲れがたたったのか、’19年末の『NHK紅白歌合戦』のリハーサルに姿を見せた滝沢さんはかなり痩せていたように見えました」(前出・テレビ局関係者)滝沢は自身だけでなく周囲にも高いレベルを求めていたという。「滝沢さんのもとで働いていたスタッフが、滝沢さんの細かな指示についていくのに必死で白髪だらけになってしまったことがあったそうです」(前出・テレビ局関係者)厳しすぎた愛のむちは当然後輩たちにも向かっていて……。■「彼らがボロボロになるまでチャレンジする姿に感動して」「もともと滝沢さんが主演していた『滝沢歌舞伎』は滝沢さんの演出のもと、歌や踊り、殺陣を絶え間なく披露するハードな舞台。特に大変なのが、和太鼓で足を支え腹筋をしながらたたく『腹筋太鼓』という演目です。共演していたSnow Manのメンバーは当時まだ線が細く、音を上げそうになることも。滝沢さんが引退してからはSnow Manが主演として『滝沢歌舞伎』を引き継ぎましたが、メンバーの宮舘涼太さん(29)は稽古で7キロも体重が落ちたそうです。『舞台期間中にメンバーがけがをしないといいけど……』とハラハラしながら見守っていたファンも多くいました」(制作関係者)Travis Japanが主演を務め、滝沢が演出を担当した舞台『虎者』でも滝沢のスパルタ指導は止まらなかった。「『虎者』ではトランポリンを使った演出がありました。5.5メートルほどの高さの壁から背面でトランポリンに飛び降りるという高難易度の技もありましたが、メンバーたちはブログなどで『トランポリンは怖い』と何度も言っていたのです」(女性ファン)滝沢は『虎者』に対し「彼らがボロボロになるまでチャレンジする姿に感動していただきたい」とコメントしていた。しかし、スパルタ指導はメンバーの体に重大な影響を及ぼすことにーー。「メンバーの吉澤閑也さん(27)はトランポリンで疲労骨折になり、活動を休止した時期がありました。ほかにもけがや不調を訴えるメンバーが続出。ファンの間では《頼むから虎者からトランポリンとタッキー演出外してくれ》と、滝沢さんへの不満が噴出していました」(前出・女性ファン)前出の制作関係者も言う。「滝沢さん自身が器用なタイプなので、『お前たちにもできるだろう』と後輩たちにも強く指導してしまったのかもしれません。また、“肉体の限界に挑む”というのが滝沢さんの美徳のようですが、時代錯誤な感じも否めません」また、最近は気になる動きが。「滝沢さんはアメリカのミネラルウオーターを日本に輸入し販売する会社の取締役に名を連ねていました。昨年4月中旬には辞任したようですが、今年10月末に東京・原宿のジャニーズショップにその水と酷似した商品名の水の自動販売機が設置されたのです。今回の滝沢さんの辞任にはこれも関係しているのではないかと疑念を抱くファンもいます。退社時に滝沢さんからコメントがなかったのも、社会人としていかがなものでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)退社直前の10月28日、滝沢は自身が演出を手がけた舞台『少年たち』の名古屋公演を観劇していたという。自らが育てた後輩たちを、最後に目に焼き付けたかったのだろうかーー。
2022年11月08日