ゆーぱぱさんによる育児マンガ。今回はゆーぱぱさんが猛省した、娘・つむちゃんが寝る時間に起こったある夜の出来事をご紹介します!娘に絵本を読んでと言われ……。 猛省したある日の夜 あのとき、すぐにしてあげたらよかったなと思うことばっかりです。 家計簿を最後まで終わらせてから、つむちゃんに絵本を読み聞かせしたかったゆーぱぱさん。しかし、つむちゃんが寝てしまい、「後にすればよかった……」と深く反省したゆーぱぱさんでした。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーぱぱ
2023年07月25日手づかみ食べがじょうずになってきた娘。好き嫌いが出てきて、食べたくないものは床に投げつけるようになりました。ついにはお皿ごとひっくり返して、家の中は大惨事。どうやったら娘が床にごはんを投げないか、私が試行錯誤したお話です。 床にポイッ!いやな食べ物を投げる娘 ごはんが大好きな娘は、手づかみ食べがじょうずになってきました。食欲旺盛で完食するのは当たり前。そんな、娘が選り好みして、嫌いなものを床に投げるようになったのです。ネットで調べてみたところ、「怒ったり、反応を示したりすると子どもの集中力が切れてしまう」と書いてあったので、私は無言で床のごはんを拾って、極力、娘の興味を引かないようにしていました。ごはんを投げる行為は日に日にひどくなっていきます。ある夜、娘にワンプレートのごはんを用意すると、気に入らないのかお皿ごと床に投げ捨てる娘。さすがに我慢できず私は感情的になり、怒ってしまいました。床に散らかった食べかすを片づけるためにコード式掃除機をセッティング。時間も手間もかかる娘のごはんが憂うつで仕方ありませんでした。 そんな中、掃除機をコードレスタイプに買い替えたのですが、それが大正解。手間がなくなったおかげで、イライラが少なくなり私の心に余裕が生まれたのです! 少し心に余裕ができた私は、改善策を考えるように。まずは保育園の先生に相談してみることにしました。保育園では「食べ物を投げない子」と先生に聞いたので、まずは自宅の食事環境との違いを探すことに。「保育園では、他の子も一緒にごはんを食べているからかも」と思いつき、ごはんを一緒に食べることにしてみました。すると、不思議なことにあまり食べ物を投げなくなったのです。相変わらず嫌いなものを投げることもありますが、全部投げていたころと比べると大きな成長です! 便利家電のおかげで心に余裕ができ、娘の食事環境を整えた結果、キツかった手づかみ食べの時間は、平和を取り戻しました。 作画/ひのっしー著者:倉岡えり
2023年07月25日両親と妹と弟がいる小1のあおいさんの家は、お金と女にだらしのない父の影響で借金まみれ。幼いあおいさんにとって両親の離婚は生活が変化する大きな転機でした。「その男」は、父の職場の後輩で父が自宅に彼を招いたのが出会いのきっかけ。強行突破の離婚後、別れた父への恐怖心と女手だけの子育てに不安でいっぱいの母の心の隙間を埋めるように、父の後輩はあおいさん一家に近づいてきたのです。母が「ピンちゃん」と呼ぶその男は、母との交際前から家に来るように。母は仕事や資格取得の勉強で家を開けることが多く、帰りも遅いため、必然的にピンちゃんと子どもたちだけの夜が増えます。ピンちゃんによる食事中の「しつけ」は、まだ幼いあおいさんたちにはハードルの高いものばかりで、母にピンちゃんによる支配的な態度を言いつけたのですがーー。何時になるかわからない母の帰り。子どもたちの空腹は限界にーー 次女から事情を聞いた母は、「しつけではなく虐待」なので二度としないように烈火のごとくピンちゃんに怒りますが、ふだん子どもの面倒を見ているのは自分だと反論。その言葉でさらにブチギレる母が、子育てのやり方に従えないなら家から出ていくように迫ると、しぶしぶ従うそぶりを見せますが、本心はまったく納得がいっていない様子。 翌日、帰りの遅い母はピンちゃんに食事をお願いしていましたが、夜になっても彼は行動を起こしません。そんなピンちゃんに、あおいさんが晩ごはんのことを尋ねると、父親じゃないから何もしないと言います。仕方なく、あおいさんが自分でも作れる焼きそば作りをしようとすると、勝手なことしてケガでもされたら怒られるのは自分だと強引にやめさせ、母の帰りを待てばと突き放します。 「ごめんなさい…ピンちゃんの言うこと聞くから、ごはん作ってください…」限界に達した次女は、ピンちゃんに許しを乞いごはんの準備をお願いします。母がどれだけ彼に怒ってくれたとしても、母が家を空けているときは、実質ピンちゃんの独壇場に変わり、子どもたちになす術はないのでした。 ◇ ◇ ◇ 母はピンちゃんに晩ごはんのお願いをしていましたが、前日の母とのケンカを根にもっている彼は、子育てに自分は介入しないという態度を取って、子どもたちの食事作りを放棄しました。 長女のあおいさんがまだ小1という年齢でできることも限られているなか、この対応は虐待と言われても仕方がない行為。子どもに感情をぶつけるのではなく、大人としての冷静な判断を持ってほしいものです。 著者:マンガ家・イラストレーター 鈴村五月
2023年07月25日毎日の食事作りや片付けは、子どものお世話で作業も中断することが多く、なかなか進まなくてイライラしてしまうことも……。1日中キッチンを行き来する生活から抜け出して、子育てをより楽しくするために始めた、朝に食事作りをまとめておこなう家事の工夫をご紹介します。 前日に料理の段取りを考えて、事前準備朝にまとめて食事作りをしよう!と思ってからは、1日のメニューを前日の夜に考えておくようにしました。まず、夕食で残ったおかずから、お弁当に入れる1品を決定。効率良く調理するために、副菜は鍋やフライパンで茹でる・焼くなどしながら、電子レンジもフル活用できるように、簡単に作れるメニューを積極的に取り入れました。 考えたメニューは、スマホのメモ機能に入力。さらに、朝の作業がスムーズになるように、材料や道具など、夜に用意しておくようにしました。前日の準備も慣れてきて、メニューの組み合わせもさらに工夫するように。朝にまとめて食事を作り始めたころと比べて、15~30分前後の調理時間の短縮に繋がりました。 朝の1時間でまとめて調理!まずは、朝食作り。次女も2歳を目前にし、自分で食事がとれるため、朝食はパンやチーズ、ヨーグルト、果物やゆで野菜など食べやすい物をメインに出しています。夫と長女・次女がゆっくり朝食を食べている間にお弁当や昼食と夕食を作ります。 1時間で3食分作るため、休む間もなく調理し、洗い物は山のようで、作業は大変ですが、作ってしまえばあとは温めるだけで食事をとれる安心感があります。日中に「ごはんを作らないと……」と焦る気持ちがなくなったことはうれしい変化です。 食事の支度がなく、日中の生活に余裕が今までのように、食事のたびにキッチンに立ち、準備をすることがなくなったため、子どもが外遊びからなかなか帰りたがらないときやグズグズして抱っこしながら準備をしなくてはいけないときにも、時間や心に余裕が生まれるようになりました。 昼食や夕食の準備は電子レンジで温めるだけで食べられるため、キッチンに立ってわずか5分で終了。そのため、外遊びが大好きな長女・次女と一緒に暗くなるまで外遊びを楽しんでも、帰宅してすぐ食事にできるので大助かり。毎日が更に充実するようになりました。 朝にまとめて食事作りをすることは忙しい時間に家事負担が増えるため、慣れるまで大変でしたが、日中のスケジュールに余裕がうまれ、食事の準備を気にすることなく子育てを楽しめるようになりました。生活環境の変化に合わせながら、毎日の家事をこれからも効率よくおこない、子どもたちと過ごすかけがえない時間を大切にしていきたいと思います。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:渡辺あや
2023年07月25日結婚と同時に生まれ育った地を離れた私。夫の実家も遠方なので、頼る人がいない地での妊娠は不安がありましたが、ある母親学級で妊婦さんと知り合いました。よく話してみると、わが家の裏に住んでいて同い年。そして出産予定日も数日違いということで意気投合! 出産後はママ友として、良いお付き合いが続いていたと思っていたのですが……。 仲良くなったと思ったのに…ママ友は非常識な人だった?? ある日、夫が玄関を開けたら、ママ友と子どもがわが家のスロープで遊んでいました。夫がびっくりしながらあいさつしたところ、ママ友は「こんにちは」と返して悪びれる様子もなく、そのまま遊び続けていたというのです。夫からその出来事を聞き驚きましたが、その日は「子どもがスロープで遊びたいといって聞かなかったのかもしれないね」と夫婦で話をして、気持ちを落ち着かせました。 それから1カ月ぐらいしたころ、いきなりママ友から「うちの子がスロープを気に入ってしまったので、毎日遊ばせてもらっています。これからもぜひ遊ばせてください!」と連絡が。玄関先とはいってもわが家の敷地内です。やめてほしい気持ちでいっぱいでしたが、関係を壊したくなかったので「けがしないように気をつけてくださいね」と返信するのが精いっぱいでした。私が仕事を終えて帰宅した際に、スロープで遊び終わって帰ろうとする2人を何回か見かけたこともあります。 その後、3カ月くらい経つとママ友と子どもの姿を玄関先で見かけることはなくなりました。知り合いとはいえ、他人の家の敷地内で当たり前のように遊んでいたことにモヤモヤ。もし私が同じ立場だったら、子どもに「よその家の敷地には入らないように」と教えたと思います。もしかしたら、ママ友は人に迷惑をかけてはいないという考えだったのかもしれません。現在は、こちらからの連絡は控えていた上に別の幼稚園に入園したこともあり、会えばあいさつする程度の付き合いに……。これからも適度な距離感で付き合っていけたらと思います。 作画/mosu著者:今野椛乃
2023年07月25日保育園に子どもを送る際、あいさんにはいつも顔を合わせるママがいました。しかし、あいさんはその方のことが、話したことはないけれど、内心キライでした。ある日、娘にもついそのことを言ってしまって……!?あいさんはなぜキライなのでしょうか? そして娘さんの反応は……!?保育園ですれ違うキライなママ… あいさんは、保育園に子どもを送るときに、話したこともないけれどキライだなと思うママがいました。 ある日、娘のあおちゃんが、そのママの子どものことを話してきました。 「Aちゃんっておめめがキラキラでかわいいよね~」 あいさんは思わず、Aちゃんのママの悪いところを娘のあおちゃんに言ってしまいました。そのほとんどが車のマナー違反のお話し。 するとあおちゃんは、 「でもそれはAちゃんにはかんけいないよね」 とひとこと。 ごもっともなあおちゃんの意見に、「ごめん」と謝るしかないあいさんなのでした。 ◇◇◇ つい娘に愚痴をこぼしてしまったあいさん。SNSでは、ママたちから「気持ちわかるー」「ダメだとわかってるけどつい言ってしまう…」など共感の声が多かったようです。それにしてもあおちゃん、とっても大人な返しですね! 普段のあいさんを見て、やさしく素敵な子に育っているのですね。著者:マンガ家・イラストレーター あい
2023年07月25日3歳のやんちゃな男の子がいるわが家。第2子の妊娠が判明しました。長男の激突を避けるために、出産後は日中の避難スペースとしてベビーベッドが必要です。レンタルも考えましたが、調べてみると割高。あきらめて購入しようと考えていた矢先、義姉から貸してくれると連絡があったのですが……。 義姉から突然の連絡…予定日間近なのにひどくない!? 3歳になる息子はやんちゃ盛り。第2子の出産にあたり、息子のときには使わなかったベビーベッドを“日中の避難スペース”として用意することにしました。ベビーベッドのレンタル価格を調べてみると、かなり割高! あきらめて購入しようと思った妊娠6カ月のときに、義姉からベビーベッドを貸してくれるという突然の連絡が。義姉と私は、めったに連絡を取り合う仲ではないものの、顔を合わせば普通に会話する間柄。義姉夫婦は今後使う予定がないらしく、貸してもらうことになりました。 しかし、出産予定日まであと10日というタイミングで、義姉から突然、お断りの連絡があったのです。特に理由は書かれておらず、いきなりのお断りに「?」状態でしたが、ひとまず「わかりました」と返信。その後、義姉からの返信はありませんでした。 結局、ベビーベッドはネット通販で購入し、ギリギリ出産前に準備が整いました。夫が義兄経由で探りを入れたので断られた理由を知ることはできましたが、義姉からの説明や謝罪はありません。義姉は「実の妹がいつ結婚・妊娠するかわからないし、使うだろうから」という理由で断ったそうです。その後、義姉と顔を合わせたときも、ベビーベッドの話題に触れられることはありませんでした。 義姉は気まずくてなかなか言い出せなかったのかもしれません。しかし、「断るならもっと早い段階がよかった」というのが私の本音。今後も顔を合わせる機会が何度もあることを考えると、ベビーベッドの話題には触れないのがベター。現在はトラブル回避のために、“深く踏み込まずに少し距離を取ってみる”という付き合い方で、義姉と当たり障りのない関係を保っています。 作画/mosu著者:角野冬子
2023年07月24日6歳の息子と2歳の娘を育てるママ。毎日の子育てに必死で、ついついスキンケアがおろそかに。そんなときに息子に言われたあるひと言にショックを受け、肌のお手入れ方法を見直しました。 子育ては大変!自分のケアを後回しに…息子に言われたまさかの言葉 6歳の息子と2歳の娘を育てる30代後半のママです。夫の帰りは遅く、子どもの世話で毎日てんやわんや! 特にお風呂から上がったあとは、時間との勝負です。自分の着替えなどは後回しになり、ついついスキンケアも適当に。そのせいか、顔のシミが目立ち始めてきたと感じていたある日、息子にショッキングな言葉をかけられたのです。ある朝、横で寝ていた息子が私の顔をのぞきこみ「顔が汚れているよ」とひと言。汚れを取ろうと息子が私の顔を触るのですが、取れないと困惑しています。それもそのはず。息子が言う「汚れ」はシミだったのです。「これは取れないの」と教えながらもショックを受けました。 自分の老化が気になっていた中での息子の言葉に、私は一念発起してスキンケアを丁寧におこなうことに。年齢に合った化粧品を購入し、夫がいる日はお風呂上がりにシートマスクでのケアを開始。以前より肌の調子や化粧ノリが良くなり、息子からも「ママ、スベスベ~♪」と言われることも増えました。肝心なシミはなかなか薄くなりませんが、化粧ノリが良くなったおかげか、カバーしやすくなったように感じます。息子の言葉はショッキングでしたが、その観察力に驚かされました。忙しくても、自分のケアもちゃんとしようと、見直すきっかけになった出来事でした。 作画/ヒロミンミン著者:中村ひとか
2023年07月24日両親と妹と弟がいる小1のあおいさんの家は、お金と女にだらしのない父の影響で借金まみれ。幼いあおいさんにとって両親の離婚は生活が変化する大きな転機でした。「その男」は、父の職場の後輩で父が自宅に彼を招いたのが出会いのきっかけでしたが、その後、後輩が家に遊びに来ることはありませんでした。父との面会はスーパー銭湯と自宅のお泊まりがお決まりのコースでしたが、父のことが好きなあおいさんにとって大切な時間でした。ある面会日のこと、あおいさんが持っていた鍵に目をつけた父は、自分が預かるふりをして合鍵を作り、母がひとりのタイミングを狙って家に訪問。恐怖に怯える母は警察呼ぶから今すぐ出てってと父を追い出すのでした。「ママ、ピンちゃんとお付き合いしてもいいかな…?」 元夫に対する恐怖心と、ひとりで4人の子どもを育てる不安と孤独。そんな母の心の隙間に、「あの男」が入り込んでくるようにーー。 母は父の職場の後輩のことを「ピンちゃん」と呼び、長女のあおいさんに交際の相談をします。交際前から毎日家に来るようになっていた男との同居に母自身は前向きではなかったものの、仕事と資格取得の勉強で家を空けることが多いため、子どもたちだけよりは安心と事実上は同居状態に。 母の帰りは遅く、ピンちゃんと過ごす夜が増えていったあおいさんたちでしたが……。食事中の正座やテレビ禁止など、しつけと称した自分ルールを課すだけでなく、食卓を囲むときは家族団欒として今日一日の出来事を話すよう、あおいさんに強要。 気の強い次女あかりはピンちゃんの横暴な態度に反抗します。思い通りにならないと機嫌を損ねて部屋に閉じこもるなど大人らしくない行動や、子どもたちに対する支配的な態度も母に言えばなんとかなると思っていたのですが。母に助けを求めたあおいさんたちに待っていたのは、ピンちゃんからの報復だったのですーー。 ◇ ◇ ◇ 食事中の正座やテレビの禁止だけでなく、今日一日の出来事を話すことを求める。父親たるもの、躾たるもの、こうあるべきというピンちゃん自身の家族観だったのでしょうか。 長女のあおいさんがまだ小1という年齢でこのルールはあまりにもハードルが高いものです。みなさんの家庭では食事中にどんなルールを決めていますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 鈴村五月
2023年07月24日両親と妹と弟がいる小1のあおいさんの家は、お金と女にだらしのない父の影響で借金まみれ。幼いあおいさんにとって両親の離婚は生活が変化する大きな転機でした。「その男」は、父の職場の後輩で父が自宅に彼を招いたのが出会いのきっかけでしたが、その後、後輩が家に遊びに来ることはありませんでした。この頃、父の借金返済に追われていたあおいさん一家。母は所得制限のある公営住宅の入居のため、再婚を前提とした離婚を父に迫ります。これは離婚をするための母の計画でした。当然父は納得するわけもなく、夫婦関係は緊張状態でしたが、母は父から子どもを取り上げることはせず、子どもたちとの面会日を作っていました。まさか、うちの鍵? なんであなたがこれを持ってるの!?ーー 父との面会では、スーパー銭湯と父の家に1泊するのが定番コース。いろんな場所に遊びに行けなくても、父のことが好きなあおいさんにはそれで十分でした。 「あおい、その首からさげてるのなに?家帰るときまでパパ預かってようか?」あおいさんが持たされている自宅の鍵を見た父は、なくさないように自分が預かると言います。 翌日、次に会える日を尋ねるあおいさんに、父はいい子にしていればすぐに会えると笑顔で答えますが、それが叶わないことになるなんてーー。 母1人、子ども4人の生活にも慣れてきたある日のこと。洗濯中の母が玄関の開く音を聞いて学校の忘れ物をしたあおいさんかと思って声をかけると、そこに立っていたのは別れた父。2人だけで話がしたいと言うのです。 自宅に入れるはずのない父のまさかの襲来に母は恐怖を覚えます。今すぐ出て行かないと警察を呼ぶと叫ぶ母に、父は舌打ちをしながら自宅の鍵を投げつけます。 「ひとつだけだと思うなよ」そう言って立ち去る父。あおいさんから預かった鍵で合鍵を作り、母が1人のときを見はからい家に押し入って来たのでした。 ◇ ◇ ◇ あおいさんが大人になるまでこの出来事を胸のうちに秘めていた母。夫としては許せない存在であっても、子どもたちにとっては良き父の面も見せているため、子どもの前で愚痴を一切漏らさないというという覚悟は、母の葛藤と子どもへの深い愛情を感じて切ないですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 鈴村五月
2023年07月24日わが家は夫と5歳のひとり娘、私の3人家族。娘が生まれたとき義両親と夫の2歳上の姉は大喜びしてくれました。バツイチで子どものいない義姉は、私たち家族が帰省した際は娘と全力で遊んでくれます。しかし、ただひとつだけ、娘の誕生時からモヤモヤする出来事があり……。 「どうしてこの服?」プレゼントに違和感 私たちの年3回の帰省に合わせて、義姉は娘の服やお菓子を買って待っていてくれます。しかし、その服はいつも男の子向けのデザイン。娘はピンク色のガーリーな服が好みで、申し訳ないと思いながらも、もらった服を同い年の男の子がいるママ友に譲っていました。 娘が4歳を過ぎたある日、服屋にいる義姉からLINEがあり「娘ちゃんにどうかな?」とスポーティなデザインのTシャツの画像が送られて来たのです。その場で義姉に電話をかけ、思い切って娘好みのピンク色の服をリクエストすることに。すると、義姉は娘が気に入りそうなピンクのTシャツを見つけてくれました。そのとき「子どものころ、弟にお下がりできるようにって男の子っぽい服ばっかり着ていて、それからずっとかわいいものを買うのに抵抗があったのよね」と話してくれ、同じく弟がいた私はその言葉に共感。 義姉とは同じ経験を持つもの同士であることがわかり、親近感が湧きました。その後は、服を買う前に画像を送って相談してくれるようになり、娘が着たい服とのギャップはなくなりました。娘が喜んで着ている姿を見て義姉も満足そうです。気分を害することなくこちらの気持ちを理解してくれた義姉に感謝し、思いを伝え合うことの大切さを実感しました。 作画/yacco著者:岩本マキ
2023年07月23日3歳になる娘には、いろんな場所でさまざまな経験をしてほしいと思っている私。休みの日には、私と夫、娘の3人で遠出するようにしていました。ある土曜日、ショッピングを楽しんで帰宅したとき、夫の態度にイライラする出来事が……。翌日仕切り直そうと、お出かけ場所の希望を娘に聞いてみたところ、意外な回答が返ってきたのです。 親の良かれと思っていたことが、実は違う…? できるだけ家族3人で一緒にいる時間を作りたくて、夫が休みの日には外出するようにしていました。夫は土日も仕事をすることがありますが、家にいるときはよく娘と遊んでくれるので、娘はパパが大好きです。 ある土曜日、家族3人で近くの街にお出かけし、食事と買い物を楽しむことに。食事を終えたころ、雨が降りそうだったため、急いで帰宅しました。仕事の疲れが出たのか、夫は帰宅するなりお昼寝。お互い疲れているのに自分だけ休む夫に私はイライラしてしまいました。 イライラを発散できないまま翌日に。普段なら夫がいない日は、娘と2人で近所の公園で遊んで過ごすのですが、昨日のイライラが残っていたので、娘と遠出したい気分でした。どうせなら、娘の行きたい場所に連れて行こうと、希望を聞いてみることにしました。きっと「いつもと違う場所がいい!」と言うだろうと考えていると、「近くの公園がいい!」と即答。 娘の思わぬ回答に、「そっち!?」と拍子抜けしました。希望通り、近所の公園へ連れて行くと、とても楽しそうです。いろいろな場所へ出かけて、さまざまな体験をさせてあげたいと思っていましたが、もしかしたら子どもの思いは別なのかもしれません。何かをするときは、娘の意見を聞いてみることが大切だと思った出来事でした。 作画/becomachi85著者:海月ミサ
2023年07月23日大学進学をきっかけに、実家を離れて14年。長女が1歳のときに、2人目を妊娠しました。1人目の出産時は、産後ケア事業のおかげで大変な思いをすることはありませんでした。今回の出産も夫や産後ケア事業に頼ろうと考えていましたが、あるハプニングによって帰省するかどうかの選択を迫られることになったのです。 里帰りをしない私にまさかのハプニング!決断を迫られて… 妊娠中期までは特に大きなトラブルもなく、穏やかな時間を過ごしていました。しかし、妊娠8カ月の妊婦健診で、担当医から「赤ちゃんが下がり気味です。家で安静に過ごしてください」と言われました。夫の職場から保育園が遠いので、娘の送迎は毎日私が担当。ほかに送迎できる人がいないため、娘には保育園を休ませ、仕事も早めに切り上げ産休に入らせてもらうことに。 産休に入ったとはいえ娘の相手をするので、なかなか休めません。出産予定日まであと2カ月。不安でいっぱいだったときに母から連絡がありました。相談すると、母は「1カ月ぐらい仕事を休む予定だから、いつでも呼んでね」と、やさしい言葉をかけてくれたのです。母の気づかいを受けて夫にも相談し、私は里帰り出産を決心しました。 すぐに転院の手続きをし、翌週には帰郷。母は里帰り出産を楽しみにしてくれました。その後、何事もなく出産予定日を迎え、元気な男の子を出産! 母が長女のお世話をしてくれたおかげで、入院中はとても助かりました。人に頼れない私の性格を知ってか、母が“いつでも助けられるように”と準備してくれていたことに本当に感謝です。困ったときは、すべて自分でなんとかしようと思わず、周りにもっと頼っていいのだと感じました。 作画/mosu監修/助産師 松田玲子著者:広中このみ
2023年07月22日両親と妹と弟がいる小1のあおいさんの家は、お金と女にだらしのない父の影響で借金まみれ。幼いあおいさんにとって両親の離婚は生活が変化する大きな転機でした。「その男」は、父の職場の後輩で父が自宅に彼を招いたのが出会いのきっかけでした。父が自宅に招いた後輩は開口一番、「どっちがパパかわかる?」と質問してきました。父は笑ってとくに気にしていない様子でしたが、小1で物心もついているあおいさんは返答につまり、少し変わった人という印象を持つのでした。 「子どもたちにお金かかるし、生活保護も視野に入れて一度離婚」母の策略 料理上手な母は、父が突然連れてきた職場の後輩をもてなし、翌朝まで滞在した後輩と父の2人分の弁当まで用意する手厚さで、それに父も満足している様子でした。 この頃、1歳になった三女の誕生日ケーキも買えないほど父の借金返済に追われ、生活に困窮していたあおいさん一家。母は父に、低所得向けの公営住宅に入りたいと訴えます。 公営住宅の入居条件に世帯所得をクリアする必要があり、再婚を条件に一度離婚するのですが、これは父と離婚するための母の計画。そんな強行策に出ないと父からの執着・束縛から逃れられないーー。追い詰められた母の苦肉の策だったのです。 もちろんこのやり方に父が納得するはずがなく、夫婦の関係は緊張状態でしたが、母は父から子どもを取り上げることはせず、子どもたちに会える日を作っていました。それが後に思わぬ事態を招くのですが……。 ◇ ◇ ◇ 借金状態で女にもだらしがない。1日に何度も電話で行動を監視され、夫が不機嫌になるので買い物と自宅前の公園以外の外出ができない。 あおいさんの母が取った離婚の仕方は、だまし討ちのような方法でしたが、夫の支配下で社会と隔離された状況では、こんな逃げるような方法しか取れないほど思考が追い詰められていました。 そんな夫でも子どもたちにとってはかけがえのない父親。距離を置くことで、関係修復になるといいのですがーー。 著者:マンガ家・イラストレーター 鈴村五月
2023年07月22日現在、小学1年生の娘は、小学校生活をとても楽しみにしていました。ところが、入学してから1週間後の月曜日、急に行きたくないと泣き出しました。その理由とは……? 楽しみにしていた小学校生活のはずが… 保育園に通う娘は「早く小学校に行きたい!」と小学校生活を楽しみにしていました。保育園の卒園式も無事に終わり、娘は入学式が待ち遠しい様子。うちの地域は集団登校がなかったので、近所の子と一緒に行ってもらうようにお願いし、毎日楽しく登校していました。 入学して1週間が過ぎた月曜日、朝起きたら娘の元気がありません。「どうしたの?」と聞いても答えてくれず。登校時間になったので、いつものように見送りに行くと娘が「お母さんと一緒じゃなきゃ嫌だ」と泣き出し、服をつかんで離しません。仕方なくまだ新生児だった息子を連れて、結局学校の正門まで行くことに。正門にいた校長先生に「どうして泣いているの?」と聞かれても娘は何も答えず……。その後、学校から特に連絡もなく、娘は「楽しかった」と帰ってきました。 翌朝も見送りになると泣き始め、その後は毎日泣くようになります。担任の先生や友人にアドバイスをもらい「環境が変わったばかりだから、ついて行ってあげるのが一番」といわれ、2週間ほど一緒に登校することに。娘と話しても「学校は楽しい」というばかり。いつまでこの生活が続くのかと不安になり「何かあったら相談してください」と言ってくれていた、保育園の園長先生に相談しました。そうすると「一度、遊びにいらしてください」とのこと。娘は園長先生が大好きだったので、とても大喜びしました。 園長先生によると、娘は「お母さんが一緒にいないと寂しい」と言っていたようです。久しぶりに大好きな園長先生、お友だちと会って気持ちが穏やかになったのか、次の日は「みんなも頑張っているから」と登校できるように。私は、寄り添っていたつもりでも寂しい思いをさせたと反省。それから学校へ行く前と、帰って来たときには必ず娘にハグをして、たくさん話を聞くように意識しました。半年経った今では「お母さんがいなくても大丈夫」と言うまでに成長し、心強く感じています。 作画/Pappayappa著者:西野まゆこ
2023年07月22日両親と妹と弟がいる小1のあおいさんの家は、お金と女にだらしのない父の影響で借金まみれ。幼いあおいさんにとって両親の離婚は生活が変化する大きな転機でした。「その男」は、父の職場の後輩で父が自宅に彼を招いたのが出会いのきっかけでしたーー。父との生活に行き詰まっていた母は長女のあおいさんに離婚してもいいか相談をするのでしたが……。「それでママが幸せになるならいいよ」 小1のあおいさんは、弟と2人の妹がいる4人兄弟の長女。あおいさんの家は、お金と女にだらしのない見栄っ張りの父のおかげで借金づけで、そんな父との生活に行き詰まっていた母は長女のあおいさんに離婚の相談をしていました。 内心は葛藤があるものの、母にいいよと答えるまだ小1のあおいさん。母にとっては良い夫ではなくてもあおいさんたち子どもにとっては良い父だったため、本心から父を憎むことはできません。 ただひとつだけ、あおいさんには父を許せなかったことがありました。それはーー。「こんばんは。どっちがパパかわかる?」父が自宅に招いた職場の後輩の言葉にあおいさんは戸惑いますが、父は小1だからわかるだろハハハと笑うのです。 そう、この父が連れてきた後輩との出会いが子どもだったあおいさんの生活に大きな変化をもたらしていくのです。 ◇ ◇ ◇ 子どもといえど、小学生にもなればいろんな分別もついてきて、父と別れたいという母の相談にも気を遣って本音を言うのを押し留めることもあります。 「どっちがパパかわかる?」 冗談やコミュニケーションのつもりかもしれませんが、初対面の子どもにそんな言葉を投げかけてくる父の後輩。子ども心にも少し変わった人だとあおいさんは認識します。自分のまわりで子どもにこんな質問をする人がいたら、あなたならどうしますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 鈴村五月
2023年07月21日娘の誕生日に義母からプレゼントをもらいました。しかし義母からもらったのは、少し前にすでに購入していたおままごとセット。義母に知られまいと焦る私をよそに、娘が発した言葉とは……? 「すでに持っているおもちゃだ…」義母のプレゼントが気まずい! もうすぐ4歳の娘はおままごとが大好き。ある日おもちゃ屋さんでかわいいおままごとセットを発見。「絶対に欲しい! 買って!」と強くおねだりしてきたため、「大切に使おうね」と購入しました。娘は毎日のように遊び、すっかりお気に入りの様子です。 しばらくして、娘は4歳の誕生日を迎えました。義実家を訪れると「誕生日おめでとう! これプレゼントだよ」と義母からサプライズが。「わー! なんだろう」と娘はもちろん大喜び。義母もそんな娘の様子を見てうれしそうです。ところが、包みを開けた瞬間、娘の顔が一瞬真顔に。「なにもらったの?」と中身を見ると、そこには先日買ったおままごとセットが……! 義母は娘の反応には気づいていない様子。娘が「これ持ってるよ」といつ言い出すか私はドキドキしていましたが、娘は「うれしい! おばあちゃんありがとう!」と満面の笑みで義母にお礼を言ったのです。その後も義母には気づかれないまま義実家を後にしました。 その夜、お風呂で「おばあちゃんが私のために買ってきてくれたのに、持っているって知ったら悲しいかなと思って」と娘から思いもよらない言葉が。幼稚園での集団生活を通して、娘がいつの間にか人の気持ちに寄り添えるようになったんだなと感動した出来事です。 作画/yacco著者:若葉みゆき
2023年07月21日わが家は3歳の娘がいる3人家族。2歳ごろから始まるイヤイヤ期を覚悟していましたが、娘は3歳からスタート。イヤイヤ期の娘を毎朝保育園に連れて行くのはひと苦労です。ある日、どうしても娘の気が乗らず、保育園に遅刻。体力も気力も使い果たした私に、保育園の先生がかけてくれた言葉とは……? 娘が魔のイヤイヤ期に突入!ママの苦労 娘が3歳を迎えたころ、何を提案しても「イヤ!」と言うように。以前は、代替案を出したり選択肢を与えたりすれば受け入れてくれたのですが、もう聞く耳を持ちません。そんな娘との朝は本当に戦争のよう。やりたいことができなかったら「あたしがやりたかったのに~」と大泣き。保育園に遅刻しない範囲でできる限りやらせてあげます。あの手この手で、準備を済ませてどうにか保育園に行く日々が続きました。 もともと落ち着いた性格だった私も、毎日イライラするように。ある朝、準備を済ませて家を出るだけというときに、娘が「保育園行かない!」と言い出しました。なんとか出発するよう誘導したのですが、すでに遅刻する時間。ため息をつきながら遅刻することを保育園に電話しました。私の疲れ切った声で察してくれたのか、先生から「ママは大丈夫ですか?」と温かい言葉をかけられ、ふいに涙がこぼれます。 保育園に無事到着すると、待っていた先生方から「よく来たね~!」「お母さん、大変でしたね!」などと声をかけてもらいました。先生の明るくてやさしい声掛けに、さっきまでイライラして落ち込んでいた気持ちがスッと晴れたように。おかげで気持ちを切り替えて仕事に取り組めました。まだまだ終わりの見えない娘のイヤイヤ期ですが、保育士の先生のおかげで頑張れそうです。 作画/うめたま堂本舗著者:中川みかん
2023年07月20日夫の転勤で引っ越すことになった私たち。業者には頼らず、両親や義母の手を借りて自分たちで引っ越しすることにしました。しかし、義母の思いがけない行動で、悔やんでも悔やみきれない思いをすることになるのです……。 引っ越し経験のない義母に荷造りをお願いしたら… 引っ越し当日、腰の悪い義母には2歳の息子の世話をお願いしていました。しばらくして遊び疲れた息子はお昼寝タイム。手が空いた義母に、夫が「このダンボールに食器類をつめておいてくれる?」とお願いします。私は、「やりますよ」と声をかけましたが、義母は「大丈夫よ」と言ってくれたので任せることに。「緩衝材も一緒にダンボールに入れてあるので、足りなかったら言ってください」とだけ義母に伝え、私は別作業に入りました。 退去作業が終わり、そのまま新居へ。すぐに荷ほどきを始めた私は食器類のダンボールを開けて驚愕。食器がそのままダンボールにつめられていたのです。緩衝材は、ダンボールの一番下に敷いてあるだけで、案の定お皿やコップが何枚か割れている状態。さらに、割れた食器の中には、思い出のマグカップやお皿も……。ショックのあまり私は言葉が出ませんでした。 夫は絶句している私に気づき、すぐに義母へ「なんで緩衝材ちゃんと入れてないの!?」と問いました。しかし義母は「あれって下に敷くものじゃないの?」とキョトン。状況を説明すると謝罪し、後日弁償代としてお金を包んでくれました。納得いきませんでしたが、反省している義母の様子を見て、「私もきちんとお伝えしていなかったので……」と謝罪を受け入れ、文句を言いたい気持ちをぐっと抑えました。 その後、自分の伝え方にも原因があったと反省。義母は引っ越しの荷造りを一度も経験したことがありません。「緩衝材でお皿を包んでください」と義母へはっきり言うべきでした。悔やんでも悔やみきれない思いをしないためにも、「相手にしてほしいことは丁寧に詳しく伝えよう」と学んだ出来事です。 作画/ヒロミンミン著者:高橋くるみ
2023年07月20日2018年生まれの男の子と2021年生まれの女の子の育児に奮闘中のイラストレーター・あきばさやかさんの連載。育児はいつだって予想外! もはや、笑うしかない育児のエピソードを毎月ご紹介。みなさんのお家でも似たようなこと、起こっていませんか?小さい粒のフーセンガム、何粒か一気に口に入れて食べるものだと思っていたので、息子が一粒一粒大事に噛んで、ティッシュに出して……をしているのを見て笑ってしまいました……!!(しかもティッシュに綺麗に整列していた笑)こうして子どもたちの小さい「人生初」の瞬間に立ち会えるのは、育児をしていて面白いなと思うことの一つです。PROFILEあきばさやかさん2018年生まれの息子「おっくん」と2021年生まれの娘「とりちゃん」の育児中。漫画をブログやInstagramで描いています。書籍『おしゃれなママっていわれたい!』(マイナビ出版)など()
2023年07月20日私は独身のころから筆まめな友人を見習い、友人の子どもへバースデーカードを贈ることを続けていました。そんな私も出産をして、自分の子どものバースデーカードを受けとる側に。すると、そのカードがママにとってどんな意味をもっていたのか知ることになりました。 ママになって気づくバースデーカードの力 私の友人は筆まめな人が多く、年賀状をはじめ、結婚記念日や誕生日にお祝いの言葉がLINEや手紙で届きます。正直、はじめは誕生日や記念日に送られてくる言葉に返信するのは面倒だと感じていましたが、こういう心遣いを見習いたいと思い、私も友人の誕生日や友人の子どもの誕生日に、バースデーカードを贈っていました。 そんな私も結婚し、子どもが生まれました。初めての育児が始まると、他人を気遣う余裕はなく、自分と子どもの生活で毎日が精いっぱい。そんな中迎えた、息子の1歳の誕生日。その日も怒涛の1日を過ごし、やっとひと息ついたとき、友人たちから息子へのバースデーカードが届きました。カードには息子へのお祝いメッセージに加えて「1年よく頑張ったね。つらいときはいつでも連絡してね」というような私を気遣う言葉も。出産してから毎日をギリギリで過ごしていた自分が、やっと評価されたようで涙が溢れました。 心遣いを見習おうと思って贈っていた、友人の子どもへのバースデーカード。自分が贈られる側になると、これほど勇気づけられ、毎日の頑張りが報われる気持ちになるものだったのかと実感。これからも友人たちには応援と感謝の気持ちを込めて、バースデーカードを贈りたいと思います。 作画/Pappayappa著者:木村メイ
2023年07月19日ママ・Aやん、パパ・Pやん、令和元年生まれの愛娘・コチコーちゃんのハートフル育児マンガ。ゆる~い家族の日常に関西弁のツッコミが鋭く光る! 今回は、お出かけに重宝するユニークな虫除けグッズをご紹介。お外でもお家でも、場所を選ばず使える便利なアイテム! その効果は意外なところにも……!?近年SNSでよく見かけるようになったこのオニヤンマの形をした虫除けグッズ。なぜかわが家では娘コチコーと夫Pやんが異常に虫に好かれる(血液型?)のですが、今年はオニヤンマを連れているからかほぼ刺されておりません。家の中にあった紐をオニヤンマにつけて、オニヤンマネックレス(完全オリジナル)として着用させております。おしゃれの台無し感が否めませんが、公園やキャンプ場など虫が多そうなところに連れて行くと効果てきめんです。キャップのツバ上に装着してオニヤンマキャップ(おそらく完全オリジナル)を被って堂々と近所の公園を闊歩しているおじさんも見かけました。もはや一周回ってかっこいい。実物は結構大きいので『こんなんで虫が騙されるんか……?』と思ってましたが、これがまたなかなかリアルなつくりで小さい虫どころか妹(人間)すら本気でビックリさせていました。これからも夏は毎年オニヤンマを引き連れてお出かけしようと誓った作者なのであった。PROFILEAやんさん平成元年生まれ兵庫県出身。娘コチコー(2019年5月生まれ)の出産を機に会社員を辞め漫画家へ。インスタグラム(@aandp1989)とライブドアブログ(Aやんのええやん!ブログ)にてほぼ毎日漫画を発信中。KADOKAWAより初書籍「ポンコツ3人家族こんな日常でもええやん!」も発売中!Instagram
2023年07月19日息子は年少クラスから幼稚園に入園しました。それまで人見知りや場所見知りもせず、プレ幼稚園にも楽しく通っていた息子ですが、入園を迎え不安な気持ちが募ってしまったようでした。そして葛藤を抱えながらも通園した、息子の1年後の成長についてお話しします。 初めて親と離れての生活に。息子の葛藤息子は、入園前の半年間、プレ幼稚園に通っていました。そのため、私たち親子にとって幼稚園はすでに馴染みの深い場所となっていて、息子も幼稚園へ行くのを楽しみにしていました。私もそんな息子の姿を見て「人見知りも場所見知りもしないし、大丈夫だろう」と安心していました。 しかし息子にとっては、初めて親と離れての生活。それまでのプレ幼稚園は母子分離ではなかったため、入園初日から息子と新しい生活との闘いが始まったのです。 迎えに行くと涙をこらえる息子の姿が入園初日、教室の前で私と離れると知った息子は、少し緊張気味……。それでも教室のおもちゃを発見すると、吸い込まれるように教室に入っていきました。周りには、泣いてしまい保護者から離れない子もいる中、親にとっても試練だと感じる朝でした。 私もそわそわしながら半日を過ごしお迎えの時間に幼稚園へ行くと、そこにはぐっと歯をくいしばる息子の姿が。保護者の列に私の姿を見つけ駆け寄る息子に、「頑張ったね!」とたくさん褒めたものの、「もう幼稚園に行きたくない!」「楽しくない!!」と息子は大泣きしながら帰りました。 ママ友の言葉に励まされ…それからの毎日は、朝になると息子は泣き出し、幼稚園へ向かう足取りも重い日々。夜はぐっすり寝ていた息子が突然夜泣きをするようになり、不安定な日々が始まりました。私も息子の初めての変化に戸惑うものの、気持ちを鼓舞させるためにどうすれば良いか悩んでいました。 そんなとき息子の変化について同じ幼稚園のママ友に話をすると、「うちも同じ……」と同じ葛藤を抱えていました。そして、「子どもたちにとって自分で乗り越えなきゃいけない初めての試練。できたことをたくさん褒めて、できないことも焦らず見守ろう」というママ友の言葉に私も励まされたのです。 それからは息子をたくさん褒め、時にはできなくてもいいよと認めてあげるよう努めることに。やがて息子は朝幼稚園へ行き渋ることが減って夜泣きもなくなり、1年後の現在は笑顔で楽しそうに登園しています。息子が自ら乗り越え、それをどっしりと見守るという経験に、私自身も成長する機会となった経験でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/CHIHIRO著者:伊藤 美里
2023年07月18日長男が通う幼稚園は自然に恵まれた環境の中にあります。そんな園には虫もたくさん生息。当初は虫に触れられなかった長男ですが、徐々に虫に慣れてきました。年少の夏ごろには、虫が大好きに! そんな息子が幼稚園からカブトムシの幼虫をもらってくるのですが……。 カブトムシの飼育を通して息子が学んだこと 息子が年中になった夏のある日、自宅の飼育ケースでカブトムシのさなぎが羽化しました。実はこのカブトムシは昨秋に幼稚園からもらってきた幼虫。カブトムシの飼育を始め、羽化した姿に息子は「かっこいい!」と大喜び。カブトムシには長男が「ポポ」と命名。霧吹きで湿度調節をしたり、餌やりをしたり、毎日飼育に励みました。カブトムシの生態にも関心を持ち、じっくり観察。ポポを見つめる息子の眼差しは、とてもやさしいものでした。 2歳の次男もカブトムシに興味津々で、長男が「やさしく触ってごらん」と、次男に語りかける場面も。しかし、カブトムシの寿命は短く、秋になるとポポはその生涯を終えることに。長男は悲しみながらも私と一緒にお墓を作り、埋めてあげました。カブトムシの死後、近所でバッタを見つけた息子は「持って帰りたい!」と、これまでと同様にせがみました。しかし、息子の虫に対する思いはこれまでと違っている様子。「明日にはここに帰してあげる! ここの草をいっぱい入れて、おうちに帰ったら水もちゃんとあげるね」そう虫に語りかけたのです。 カブトムシのポポとの別れを通じ、どんな生き物にも命があることを胸に刻んだ息子。これからも虫を慈しみ、生き物とのふれあいを楽しんでほしいです。 作画/yacco著者:内野みお
2023年07月16日娘が2歳のときにやってきた激しいイヤイヤ期。つらい育児は毎日続き、憂うつな日々を過ごします。しかし、そんな日々を変えたのは、ひとつの気づきでした。 「ママだって嫌!」涙した後にわかった娘の本心 2歳過ぎからイヤイヤ期が始まった娘。保育園に行こうと言えば「嫌」、靴を履こうと言えば「嫌」と、提案のほとんどは却下が当たり前の毎日でした。このころ転勤の関係で実家からは離れた県にいたため、頼れるのは夫と保育園のみ。そのため夫が忙しい時期に娘が体調を崩せば、私が在宅ワークに切り替え、終わらない分は深夜に仕事をするといったことも度々あったのです。 しかし、そんな育児と仕事の板挟み状態は3日ほどが限度……。少し回復した娘におかゆを出し「嫌!」と全力拒否されれば耐えられません。「私だって嫌!」と大激怒し、思わず顔をそむけて涙しました。怒った後もしばらくイヤイヤ攻撃は続いたのですが、少しすると「おいしいー」と言い始めた娘。ふと視線を戻すと、ニコニコとおかゆを食べていたのです。不思議に思い見つめていると、おかゆの温度が冷めていることに気がつきました。 このときおそらく娘は「(熱いのが)嫌!」と言いたかったのでしょう。おかゆが嫌なのではなく、おかゆの温度が嫌だということに気づき、初めて娘の「嫌」に種類があることを発見。それ以来「この嫌の理由は?」と考えることで、イヤイヤ期を少しラクに乗り越えられたと思っています。 作画/mosu著者:斎藤アキ
2023年07月14日断乳を決意したものの、おっぱいを飲むと安心するのか、寝る前のおっぱいがなかなかやめられない1歳の娘。寝る前のおっぱいは娘の中でルーティン化しており、苦戦の連続です。ところが、あることをきっかけにでぐっすり寝始めたのです……。 1歳からの断乳を決意! 娘の反応はいかに? 周りのお友だちがすでに断乳していることや、仕事復帰を考えていることから、「娘が1歳の誕生を迎えたら断乳しよう!」と決意した私。しかし断乳初日、娘は寝る前におっぱいを飲んで布団に入ることがルーティン化していたため、布団に座って私を待っていました。「ごめんね、今日からおっぱいはないよ」と伝えますが、まだ言葉を理解しない娘は大泣きしながらじたばた大暴れ。夜間にこれ以上泣くと近所迷惑になるということもあり、この日は断念して授乳することに。次の日も、その次の日も毎日トライしますがなかなか夜の断乳は成功しません。 1カ月ほど経とうとしているとき、私が体調を崩し39度を超える熱で寝込む日がありました。夜になり今日の授乳はどうしよう……と考えていると、夫と娘が寝室へ。私の赤い顔や元気のない姿を見た娘は何かを察したのか、ぐずることなく授乳なしで眠りだしたのです。 私と夫はびっくり。次の日も心配する私たちをよそに、娘は授乳なしで眠るように。私はいきなり断乳できた喜びと、突然終わった授乳に寂しさを感じたものの、娘の成長がうれしくなりました。早く終わらせたかった授乳でしたが、もっとあの時間を大切にすればよかったと少し後悔。この出来事をきっかけに、今の娘と過ごす時間をさらに大切にしようと思うようになりました。今では何気ない毎日が宝物です。 作画/ひのっしー監修/助産師 松田玲子著者:吉田瑞希
2023年07月13日休日に夫と1歳半の娘と3人でスーパーへ。レジ横でカップラーメンを300円以上買うとメーカーのキャラクター人形が当たる、くじ引きが開催されていました。人形を見つけた娘は大興奮。くじを引くも人形は手に入らず、機嫌を損ねた娘は泣き叫びました。そんな私たちの前にある老夫婦がやってきたのです。 お目当ての景品が当たらず大泣きの娘!それを見ていた老夫婦が… 夫と私と娘の3人でスーパーへ買い物に行ったときのこと。その日は、たまたまレジの横でインスタントラーメン会社主催のイベントがおこなわれていました。景品にはメーカーのキャラクター人形。娘は人形を見つけて「あれが欲しい!」と言わんばかりに大興奮。くじ引きの結果はハズレで、かわいいエコバッグをもらいました。娘に「残念だったね、今回はあきらめようね」と伝えますが、1歳半でまだ意味を理解できない娘は泣きながら怒ります。すると様子を見ていた老夫婦が近づいてきて、「このお人形、あなたにあげる」と娘が欲しがっていた人形を手渡してくれたのです。老夫婦は笑顔で「お人形さんも私たちが持っているより、この子が持っているほうが喜んでくれると思うから」と娘にプレゼントしてくれました。 人形をもらった娘は大喜び。人形を大切そうに抱きしめ、頭をペコペコして感謝を伝えていました。私たちもお礼を伝えると、老夫婦は「いいのよ。あなたたち家族を見ていたらなんだか放っておけなくてね」とほほ笑んでくれます。続けて、「こんなご時世だから声をかけていいのか迷ったんだけど」と私たち一家のことを気にしてくださっていたことに感動しました。新型コロナウイルスが流行してから周りとの関わりを断っていたこともあり、思わぬ形で人のやさしさに触れて温かい気持ちに。今回の経験を通して困っている人を見つけた際は、ちゅうちょせず「どうしましたか?」のひと言をかけられる人になりたいと思いました。 作画/mosu著者:山口美雪
2023年07月12日フランス人のパートナー、ガイックさんと赤ちゃんとパリで暮らすヒロコさん。子育て観や文化の違い、ガイックさんのユニークな日本語がほっこり愛おしい、家族の日常生活を綴ったマンガが大人気! 連載第16回は、べべダモくん(フランス語で「愛する赤ちゃん」)が初めて話した”言葉”について。さて、フランス語と日本語のバイリンガルベビーは、どんな言葉を話したのかな?初めての意味のある(?)言葉は「バーン」でした。普段「ぎぃー」や「ばばばばば」などの声はよく出すのですが、口から音が出るのを楽しんでいるだけでそれに意味はありません。今回、内容はどうであれ何かを声を使って伝えようとしてくれたのが嬉しかったです。ガイックはよくフランス語で話しかけ、私は日本語、家の外ではフランス語で話しかけています。バイリンガル教育は発語が遅くなると聞いているので気長に待つつもりです。PROFILEヒロコさんフランスから日々の出来事をマンガで発信中。ブログやインスタグラム、Twitterで描いています。書籍『うちのガイックさん』(ブティック社出版)が発売中。BLOGInstagramTwitter
2023年07月12日イヤイヤ期真っ只中にいる3歳の息子のワンオペ育児に限界を感じていた私は、たびたび実家を訪れて気分転換をしていました。しかしある日、なかなか泣き止まない息子に対して、実家の父が驚くべき行動をとったのです。 夫の夜勤でワンオペ育児…助けを求めて実家へ 夫の会社は慢性的な人手不足。そのため、夫は残業や休日出勤と忙しい日々を送っていました。ある日「期間限定で夜勤に入ることになった」と夫から報告が。そのときは1~2カ月程度の予定だったはずですが、気づけば半年もの月日が経過していたのです。イヤイヤ期真っ最中にいる息子のお世話に限界を感じていたころ、第2子の妊娠が判明。情緒不安定になった私は、週に2~3日息子を連れて実家に行くことでストレスを解消していました。実家と自宅との往復は大変でしたが、息子と遊んでくれる母や実妹がいたため、助かることも多かったのです。 問題は父です。私の父は口数が少なく少々怒りっぽい性格。私が学生時代に無理言って家を出たこともあり、これまで父と良好な関係を築けていませんでした。実家に帰っていたあるとき、余裕のなかった私は泣き止まない息子をしばらく放っておいたことがありました。すると先に夕飯を食べていた父が、わざとガタガタと大きな音を立てながら食べかけの料理を持ってキッチンへ。逃げるように去って行き、そこで夕飯の続きを食べ始めたのです。その様子を見ていた母ですが、父に味方して何も言ってくれません。母に咎められることのない父は、何事もなかったかのようにキッチンで食事を続けていました。 父の思いやりのない行動にイライラしてしまった私。「うるさいなら言えばいいじゃん!」と言いたかったものの、今後実家に来づらくなると思い、黙っていました。第2子が生まれれば、これからも実家の世話になることが想定できます。少しずつでも父と良好な関係を築けるように、子どもに関する悩みなどについて話し合っていけるようになりたいと感じた出来事です。 作画/CHIHIRO著者:後藤愛子
2023年07月11日幼稚園入園後、初めてのプールで、やんちゃなクラスメートに水をかけられ、プールが怖くなってしまった娘。それ以来、園のプールは一切拒否していました。その後、年長になった娘は勇気を出してプールに挑戦してみることに……。 「プールに入ってみる」娘の勇気ある挑戦! 幼稚園での初めてのプールで、男の子に執拗に水をかけられて以来、園のプールがすっかり怖くなった娘。その日以来、プールを嫌がるようになってしまいました。そして、年長になった初めてのプールの日に、「お姉さんになったからプールに入ってみる!」と娘から言ってきたのです。水着セットを持って登園しましたが、結果は失敗に。お迎えに行き、私の姿を見た娘は号泣。先生によると娘は恐怖心に打ち勝てず、プールの前で泣いてしまったそうです。その日以降、「プールがあるから幼稚園に行きたくない」と登園しぶりと同時に夜泣きが始まりました。 こちらが「そんなに嫌なら休んでいいよ」と提案したのですが、娘は1日休んだだけで翌日にはプールセットをもって登園。その日の午後、園にお迎えに行くと、私のもとに満面の笑みでかけてきた娘。なんと「プールに入れたよ」と言うのです。担任の先生に話を聞くと、プールの時間にクラスの女の子が「私たちが守ってあげるから大丈夫だよ!」と娘を誘ってくれたそう。さらに、10人ほどいるクラスの女の子ほぼ全員が、「守ってあげるから大丈夫!」と娘を取り囲んでくれたというのです。 クラスメートがガードしてくれたおかげで無事プールを楽しめた娘。「頑張って!」と言うのではなく、「一緒に解決しよう!」と娘に寄り添ってくれたクラスメートたちの姿に、娘だけでなく私も救われた出来事でした。 作画/mosu著者:田所ちかえ
2023年07月11日