これまで「航空機とIT」というテーマで連載を続けてきたが、ITという切り口だけでは取り上げられる範囲に限りが出てくる。ちょうど三菱MRJの初飛行などもあって航空分野への関心が高まっているように見受けられたので、技術面・全般に話を広げて新たな連載を始めることにした次第だ。○主翼は揺れるもうだいぶ昔の話になるが、職場で上司に「この間、飛行機に乗ったら、主翼がユサユサ揺れてるんだけど、あれって大丈夫なの?」と聞かれたことがある。筆者は「そういうもの」だと承知しているから驚かないが、事情を知らないと、ビックリして怖くなってしまうのも無理はないかもしれない。飛行機の主翼といっても、いろいろある。主翼の形状を示す指標の1つにアスペクト比というのがあって、要は主翼がどれぐらい細長いかを示すものだ。戦闘機だと、前後方向の幅(翼弦長)が大きい一方で横幅(翼幅)は短いから、アスペクト比は小さい。速度性能を重視した選択である。対する旅客機の場合、翼弦長は小さめで翼幅は長い、つまりアスペクト比が大きい。その極めつけはグライダーで、もっと細長い主翼を付けている。太くて短いものよりも、細くて長いもののほうが変形しやすそうに見える。そこで変形しないように頑丈に作ろうとすると、重くなってしまって、飛行機にとっては具合が悪い。飛行機にとって、過剰に重たいことはそれだけで罪である。また、頑丈な主翼を作ろうとすると構造が複雑かつ大掛かりになり、主翼が分厚くなってしまう。それでは空気抵抗が増えるなどのネガが発生する。そして、主翼が細長いのにガッチリして変形しないと、外部からかかる力を受け流すことができない。「柳に風」とでも言えばいいだろうか、適度な弾性を備えていて柔軟にたわむ主翼のほうが、外力を受け流すには具合がよい。こうした事情があり、大型のジェット機が出現した頃から、アスペクト比が高い主翼は弾性体として作るのが普通になった。だから、飛んでいる最中に反り返ったり、ユサユサ揺れることがあっても不思議はない。この設計思想を本格的に取り入れた機体というと、ボーイングB-47ストラトジェット爆撃機が挙げられる。その次に登場したB-52ストラトフォートレスはさらに顕著だ。どちらも、地上にいる時と空を飛んでいる時とでは、翼端の位置がメートル単位で変化する。もちろん、飛んでいる時のほうが翼端が持ち上がっている。B-52を目にする機会はあまりないが、民航機だと顕著にわかるのがボーイング787だ。経済性を重視する最近の民航機は、抵抗軽減のためにアスペクト比を以前よりも大きくとる傾向が強まってきており、その関係もあって、遠目にも「ああ、787だ」とわかるぐらいに主翼が反り返っている。もちろん、こういう変形が発生することは設計した時点で織り込み済みであり、飛行する度に主翼が反り返ったり元に戻ったりという繰り返し荷重を受けて、それでも壊れないことを疲労試験機による地上試験で確認している。○主翼に穴が開くといっても、爆発して穴が開くとかいう話ではなくて。旅客機に乗って主翼より後方の窓側席に座っていると、主翼の様子を見ることができる。巡航中は普通の翼に見えるが、離着陸時にはあれこれと動翼が開いたり、せり出したりする様子がわかる。よくよく見てみると、上面と下面が素通しになっていることがあるので、知らないとビックリするかもしれない。揚力を稼ぐため、離着陸時にはフラップ(下げ翼)というものを降ろす。それによって、主翼の面積を広げる効果とか、下向きの気流を発生させる効果とかを発揮させることで、低速時でも十分な揚力を得られるようにしている。こうしないと離着陸時の速度が高くなってしまい、操縦が難しくなるなどのネガが出る。ボーイング747はトリプル・スロッテッド・フラップといって、降ろした下げ翼が途中で分割された三分割構造になっている。こうやって隙間を作り、そこから気流が吹き出すようにしないと、かえってフラップから空気の流れが剥離してしまい、揚力を持てなくなってしまうのだ。それと比べると、最近の民航機はフラップの構造がシンプルになった。設計・製作・保守する立場からいうとシンプルなほうが好ましいのだが、メカマニア的見地からすると面白くない。と、この辺の話は回をあらためてきちんと書くことにして。ともあれ、「主翼の下面にはフラップを展開する」。一方、主翼の上面にはスポイラーが展開する。こちらは前ヒンジでシンプルに開くだけでそれによって空気抵抗を増やして空力ブレーキとする。飛行中に使用することもあれば、着陸後に使用することもある。さて。フラップもスポイラーも主翼の後側に付くものだが、下方にフラップ、上方にスポイラーが展開すれば、その間の空間は吹き抜けになり、上から下が素通しになる。もちろん、そこを空気が通り抜けることは承知の上で、それを前提とした設計になっているから、これによって強度が落ちるとか揚力が損なわれるとかいうことはない。安心して乗っていただきたい。今回は外から見て分かる話だけを書いたが、次回はその主翼の中がどういう構造になっているかを書いてみよう。
2016年01月18日エアバスは現地時間の1月12日、航空機リスト価格を平均1.1%引き上げたことを発表。1月1日から全てのエアバス航空機に適用されている。単通路機を見てみると、ピーチをはじめ国内のLCC(低コスト航空会社)が運航しているA320は9,800万ドル、2016年にローンチが予定されているA320neoは1億730万ドルに設定。双通路機では、2014年にローンチされJALも購入するA350 XWBは、A350-900が3億810万ドル、A350-1000が3億5,570万ドル、A350-800が2億7,240万ドルとなる。エアバスの旅客機では最大となる総2階建てのA380-800は、4億3,260万ドルに定められている。2016年リスト価格(ドル)A318: 7,510万A319: 8,960万A320: 9,800万A321: 1億1,490万A319neo: 9,850万A320neo: 1億730万A321neo: 1億2,570万A330-200: 2億3,150万A330-800neo: 2億5,230万A330-200F: 2億3,470万A330-300: 2億5,640万A330-900neo: 2億8,770万A350-800: 2億7,240万A350-900: 3億810万A350-1000: 3億5,570万A380-800: 4億3,260万
2016年01月13日ジェットスター・ジャパンは1月6日より、就航地全11カ所の空港で国内線のモバイル搭乗券の運用を開始した。国内LCC(低コスト航空会社)としては初のサービスとなる。このサービスにより従来のウェブ搭乗券の印刷が不要となり、受託手荷物がなければ保安検査場を通過して搭乗ゲートに直行することができるため、搭乗手続きにかかる時間を短縮することができる。モバイル搭乗券を利用するためにはまず、航空券を購入後に出発48時間前~1時間前までにウェブ・チェックインまたはモバイルチェックインが必要になる。ウェブ・チェックインまたはモバイルチェックインの際に「スマホにモバイル搭乗券を送る」を選んで、スマートフォンで利用可能な送り先のメールアドレスを指定する。指定したスマートフォンのメールアドレスに届いた「チェックイン完了」の本文中ある「モバイル搭乗券を保存」のボタンをタップし、表示されたQRコード付のモバイル搭乗券の画面右上にある「追加」をタップすると、スマートフォンに内蔵されているiOSの Passbook/WalletまたはGoogle AndroidのWalletに保存される。受託手荷物がなければ保安検査場へ直行し、スマートフォンに保存されたモバイル搭乗券を係員に提示して通過する。搭乗口で地上職員にモバイル券のQRコードを提示してスキャンもらい、最後に機内への搭乗の際に客室乗務員に再度、モバイル券を提示して搭乗となる。6日からのモバイル搭乗券運用は予約人数がひとりの場合のみとなっており、ひとつの予約番号で搭乗者数が複数となる場合は1月中旬より対応を予定している。
2016年01月06日LCC(低コスト航空会社)の春秋航空日本(Spring Japan)は12月22日、ビックカメラを始めとする新たな日本の企業株主らを迎え、資本金を現在の69億円から106億5,500万円にしたことを発表。今回の資本増加によって、2016年の国際線展開を加速強化する。同社は2014年8月に運航を開始し、成田起点として現在、茨城/高松/広島/佐賀に路線を展開。11月4日には、成田=重慶/武漢線の就航に関する事業計画変更認可を申請している。国際線就航は同社初であり、2016年2月14日に就航予定の成田=重慶線は週4便(火・木・金・日曜日)、2月13日に就航予定の成田=武漢線は週3便(月・水・土曜日)を予定している。使用する機材はボーイング737-800で、座席はシングルクラスの189席となる。あわせて、ビックカメラと春秋グループ(春秋航空、春秋国際旅行、日本春秋旅行)は業務提携を結ぶことに基本合意した。この提携により、春秋グループの利用者は優待クーポンの配布などを計画しており、日本市場におけるインバウンド事業の拡大も視野に入れている。
2015年12月23日エアバスは現地時間の12月18日、LAN航空とTAM航空で構成されるLATAMエアラインズ・グループにA350 XWBの第1号機を引き渡したことを発表。これにより、TAM航空がアメリカ大陸で初、また、世界で4番目のA350 XWB運航会社となる。TAM航空は2016年1月から乗務員の習熟訓練も兼ねてサンパウロとマナウスを結ぶ路線で商業運航を開始する。その後、3月からマイアミ、4月からマドリードへの国際路線に投入を予定している。TAM航空のA350 XWBは2クラス制で348席を装備し、プレミアム・ビジネス・クラスが30席、エコノミー・クラスが318席となる。LATAMエアラインズ・グループは合計で27機のA350 XWBを発注している。TAM航空は1998年にA330-200導入をきっかけに、TAM航空とエアバスは中南米地域の活発な航空市場において協力し、現在、LAN航空とTAM航空合わせておよそ380機のエアバス機が発注、250機以上が運航されている。LATAMエアラインズ・グループは南半球最大のエアバスの顧客であり、エアバスにとって世界上位10位に入る顧客となっている。エアバスの最新機であるA350 XWBはワイドボディ機ファミリーの1機種で、TAM航空への引き渡し分を含め、2015年にエアバスは4社に13機を引き渡した。A350 XWBはこれまでに世界中の41社から775機の受注を獲得している。
2015年12月21日佐賀県は12月14日、3月に春秋航空との間で取り交わした佐賀=杭州市線開設に関して、副島良彦副知事が春秋航空の王正華会長との面談の中で、意向書通り年内に開設することが難しくなった旨の報告を受けたことを発表した。意向書では、「佐賀県と杭州市との間に定期航空路線を開設することを共通の目標とする認識に至り、2015年度内に杭州便が開設できるよう相互に協力して準備を進める」こととしていた。しかし、12月12日に王正華会長との面談で、「杭州便について、杭州空港は人気が高く混雑しており、安定した発着枠の確保など杭州空港との調整が整っていない」という報告を受けたとしている。そのため、佐賀空港への年度内就航が難しい状況となったが、春秋航空としては今後も引き続き就航に向けて努力していくとしている。一方、佐賀県としても引き続き春秋航空に対し、就航に向けた働きかけを行っていくという。
2015年12月15日米オートデスクとエアバスはこのほど、ジェネレーティブデザインと3Dプリンティングで製造した航空機のキャビン用パーテーションを公開した。ジェネレーティブデザインとはコンピューターに設計仕様を入力すると、コンピューターがその条件を満たした設計案を作成するという手法。人間が思いもつかないような複雑な設計案が生まれるため、造形には積層造形技術が用いられる。両社が開発したのは「バイオニック パーテーション」という名称の部品で、生物の細胞構造や骨の成長過程を模したデザインを生成する独自アルゴリズムを用いて設計され、3Dプリンティングで製造された。このパーテーションは乗客の座席と乗務員のキッチンを隔てる壁で、キャビンアテンダント用のシートも支えることになる。ほかの航空機の部品と同様に特殊な肉抜き加工や重量制限などの構造上の要件が存在するため、ジェネレーティブデザインに適した部品だという。「バイオニック パーテーション」は従来設計と比較して45%軽量で、今後製造する予定のA320型機の全キャビンに同手法を適用した場合、毎年46万5000トンのCO2を削減できると試算されている。素材は3Dプリントを前提に開発されたAPWorksのアルミニウム・マグネシウム・スカンジウム合金「Scalmalloy」が採用されている。同部品の実用試験は第1段階が完了しており、2016年からは飛行試験などのテストが実施される予定だ。
2015年12月04日ユナイテッド航空はこのほど、イタリアの老舗コーヒーブランドであるイリーカフェと業務提携し、ユナイテッド航空の全フライトと世界中の同社の空港ラウンジ「ユナイテッドクラブ」において、イリーのプレミアムブレンドコーヒーを無料提供することを発表した。今回のイリーブランド導入にあたり、乗客とユナイテッド社員を対象とした長期にわたる地上および機内での試飲を実施。12月よりイリーを代表するダークロースト・コーヒーとエスプレッソを米国本土のハブ空港のラウンジで提供し、その後、2016年より他の空港ラウンジでの提供を順次開始する。また機内では、ダークロースト・コーヒーを2016年の夏から提供することを予定している。ユナイテッド航空フードサービスおよびユナイテッドクラブ担当副社長のジミー・サマーティス氏は、「今回のイリーとの提携により、一杯の香り高いコーヒーがお客さまに世界をもっと小さく感じさせ、そして飛行機での旅をさらに特別なものにすると確信しています。一杯のコーヒーと言えども、世界で最も有名なプレミアムコーヒーをユナイテッドクラブと機内に導入することは、お客さまにプレミアムな品質とおもてなしをお届けすることにつながるのです」とコメントしている。なお現在、キャセイパシフィック航空と香港ドラゴン航空もビジネスクラスとファーストクラスを対象に、機内でイリーのプレミアムコーヒーを提供している。
2015年11月26日名女優ケイト・ブランシェットと『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが共演する映画『キャロル』の限定ポストカードつき前売り券が明日21日(土)から発売される。劇中に登場するキャロルとテレーズそれぞれの視点から見た風景を2バージョンにまとめ、それぞれ3枚のポストカードで構成されている。その他の画像本作の主人公は1950年代のニューヨークで暮す女性キャロル(ブランシェット)とテレーズ(マーラ)だ。裕福に暮らし、愛する娘に恵まれるも、夫との関係は冷え切っている彼女にはどこか影があり、謎めいた雰囲気をまとっている。一方のテレーズはジャーナリストになりたいという夢を抱いているが志半ばで、不機嫌そうな表情を浮かべては高級百貨店の玩具売り場でアルバイトをしている。映画はそんなふたりが偶然に出会い、語り合い、お互いを知り、それぞれが予想もしなかった状況に巻き込まれていく様を繊細なタッチで描いている。本作は登場人物の“視線”と、カメラの位置がストーリーテリングの重要な役割を果たしており、スーパー16ミリフィルムで撮影されたクラシカルな画面と、映画の語りが見事にマッチして、観客を物語の世界に引き込んでいく。そこで前売り特典として、キャロルの視点から見たテレーズを描いたカードと、テレーズの視点から見たキャロルを描いたカードを作成。どちらも構図、色彩、デザインともにこだわりぬかれたポストカードで、購入者はどちらかのバージョンを選ぶことができる。なお、特典のポストカードは両バージョンとも数量限定のため、なくなり次第、終了になる。『キャロル』2016年2月11日(木・祝)全国公開(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2015年11月20日ニュージーランド航空は11月17日、現役客室乗務員と約50人の現地在住ニュージーランド人がニュージーランド英語"Kiwi English"をレクチャーする特設サイト「ニュージーランド専用 英会話直行便」をオープンした。同企画は、2015年に就航75周年・日本就航35周年を迎えたことを記念した取り組みのひとつで、2014年には海外旅行のハードルを軽減しニュージーランドへの渡航を促すキャンペーン「ニュージーランド専用休暇申請書」に続く第2弾となる。「ニュージーランド専用 英会話直行便」キャンペーンでは言葉の悩みに焦点をあて、より多くの日本人にニュージーランドおよびニュージーランド航空に親しんでもらえるよう、客室乗務員が英会話を通してそれらの魅力を伝えてくれる。12月14日までの展開で、同社を利用しなくても誰でも視聴できる。サイトでは機内で英語のレッスンをする「英会話ムービー」と、ニュージーランド人によるネイティブな発音が学べる「リアル単語帳」のコンテンツを用意。英会話ムービーでは、「スカイカウチ編」「食事編」「アクティビティ編」と3つのシーンに合わせたレッスンがあり、B787-9ドリームライナーのサービスを視聴しながら、客室乗務員とのやりとりで簡単な英語を学ぶことができる。リアル単語帳は、ニュージーランドに行くなら知っておきたい名所やアクティビティ、スポーツや動物などのニュージーランド英語を、街行く人々に本場の発音で教えてもらうコンテンツとなっている。また、動画などで学んだ英語の習得度を確認するテストがあり、合格(全5問中4問以上正解)した人の中から抽選で毎週1組・計4組8人に、実際に学んだニュージーランド英語を実践できる成田=オークランド間の往復航空券をプレゼントする。テストでは"オールブラックス"級や"テカポ"級、"ロトルア"級など、合格者にはニュージーランドらしいユニークな診断結果が表示されるほか、最新のお得な航空券情報も視聴できるようになっている。
2015年11月19日本田技研工業の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company : HACI)は、米国ネバダ州ラスベガスで11月17日~19日の期間に開催される世界最大のビジネス航空ショー「ナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション(NBAA)2015」において、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット(HondaJet)」の最新の活動状況について発表した。ホンダジェットは、米国連邦航空局(Federal Aviation Administration、以下FAA)からの型式証明取得に向け、現在はFAAによる機体および搭載装置の「機能・信頼性飛行試験」が最終段階にある。これまでに、新型航空機の機体や各種搭載システムなどの機能や信頼性を確認するため、さまざまな運航条件下での離陸・巡航・着陸の各試験、飛行中のシステムの故障シミュレーションや各種環境下(高温、低温、高湿度)での飛行試験、計器着陸試験などが実施されてきた。これらの試験は現在まで全米31州の計54空港で行われ、その他の試験も含めた飛行試験全体では米国内の70カ所で計3,000時間を超えている。ホンダジェットの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACI社長の藤野 道格氏によると、FAAによるHondaJetの機能・信頼性試験は今週完了する予定であり、その後に最終的な型式証明が間もなく発行される見通しとのこと。
2015年11月18日ボーイングは現地時間の11月11日、エバー航空に新塗装が施された777-300ERを納入した。エバー航空にとって同機は22機目の777-300ERとなる。エバー航空はサービスイノベーションへ対する継続的な取り組みの一環として、新塗装を発表した。新しいデザインでは、親会社にあたるエバーグリーングループのコンパスデザインが尾翼に描かれている。このコンパスは、質の高いサービスと安全性についてコミットメントしていくことを表現している。エバー航空は2005年に777-300ERを導入したローンチカスタマーであり、現在同機は長距離線において主要な機材となっている。また、エバー航空は現在、21機の777-300ERを運用しているが、2016年末までにさらに7機を加えて北米線に導入することを計画しており、2017年までには30機超の777-300ER運用を目指している。
2015年11月12日エアバスは現地時間の11月6日、アシアナ航空とA321neoの25機について契約が確定したことを発表した。アシアナ航空のA321neoは2クラス設定の全180席。韓国国内線での導入を予定しており、機材は同社グループの低コスト航空会社(LCC)であるエアプサンでも運用する。なお、搭載するエンジンの決定は後日となる。
2015年11月09日低コスト航空会社(LCC)の春秋航空日本(Spring Japan)は11月4日、国土交通省航空局に対し、成田=重慶/武漢線の就航に関する事業計画変更認可を申請した。同路線は2016年2月13,14日の就航を予定している。同社は2014年8月に運航を開始し、成田起点として現在、茨城/高松/広島/佐賀に路線を展開している。今回の国際線就航は同社初であり、2月14日に就航予定の成田=重慶線は週4便(火・木・金・日曜日)、2月13日に就航予定の成田=武漢線は週3便(月・水・土曜日)を予定している。使用する機材はボーイング737-800で、座席はシングルクラスの189席となる。
2015年11月05日国土交通省は10月27日、9月11日に公布されたドローンやラジコン等を含む無人航空機に関して航空法の一部を改正する法律(平成27年法律第67号)について、12月10日より施行することを発表した。今回の法改正により対象となる無人航空機は、「飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるもの」であり、具体的な重量については今後、国土交通省令で定めることになるが、超軽量の機体については対象外となる。今回の法律改正では、無人航空機の飛行の禁止空域、飛行の方法、救助等のための特例を定めた。ルールに違反した場合には、50万円以下の罰金が科せられる。無人航空機の飛行により航空機の航行の安全に影響を及ぼすおそれがあるものとして国土交通省令で定める空域においては、国土交通大臣の許可を受けた場合を除き飛行を禁止する、また、上記の空域以外でも、国土交通省令で定める人または家屋の密集している地域上空での飛行を禁止する。国土交通大臣の承認を受けた場合を除き、日中に飛行させること、目視範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること、人・建物・自動車などの物件との間に距離を保って飛行させること、祭礼・縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと、爆発物など危険物を輸送しないこと、無人航空機から物を投下しないこととしている。なお、救助等のための特例として、都道府県警察その他の国土交通省令で定める者が航空機の事故その他の事故に際し捜索、救助その他の緊急性があるものとして国土交通省令で定める目的のために行う無人航空機の飛行については、適用しないとしている。具体的な空域については今後、国土交通省令で定めることとなるが、空港周辺の空域、一定高度以上の空域、人または家屋の密集している地域の上空を許可が必要な空域として定める見通しとなっている。なお、人または家屋の密集している地域としては、国勢調査の結果を元に設定されている人口集中地区(DID)を基本とする方向で検討されている。
2015年10月28日写真:PIXTA東南アジアで航空市場の単一化を目指す「ASEANオープンスカイ」が2015年末までに完全実施されるのに備え、東南アジア各国の空港、航空会社はインフラ投資に力を入れている。オープンスカイは、航空サービスを自由化し航空会社が域内を自由に航行できる協定のこと。観光産業に力を入れたいシンガポール、ベトナム、タイの動向を紹介するとともに東南アジア域内の旅行がどのように変容するのか考察したい。シンガポールでは2030年までに空港利用者数が1億人に達する見込み©TRIPPING! チャンギ空港シンガポールではこのほど、チャンギ空港の第5旅客ターミナルや第3滑走路を整備する拡張工事「チャンギ・イースト開発」の事業費について同国政府が民間会社と共同出資し、工事を加速することを明らかにしている。シンガポール政府が共同出資することを決定した背景には、韓国、香港、タイなどアジア太平洋地域の空港との競争激化がある。シンガポール政府の狙いは、チャンギ空港を域内の航空ハブとして地位を強固にすることだ。開発用地は、現在の空港用地の約4分の3の規模に及ぶ1000ヘクタール(東京ドーム約210個分)。新ターミナルや滑走路に加え、タクシー用道路、駐機場、カーゴ施設なども建設する予定だ。©TRIPPING! 第5ターミナル工事の様子(ターミナル間を繋ぐスカイトレインの中から撮影)チャンギ空港第5ターミナルは2020年半ばの完成が予定されている。第5ターミナルの旅客処理能力は、当初年間5000万人とされているが、必要に応じて7000万人に拡張される可能性もある。これは現在稼働している第1~3ターミナルの合計を上回る処理能力になる。専門家らによると、チャンギ空港の旅客数は30年までに1億人に達する可能性がある。14年の年間旅客数は5410万人だった。同年の羽田の旅客数は7000万人、成田は約3500万人。チャンギ空港ではすでに第4ターミナルの建設工事が始まっている。また、第1ターミナルの拡張工事も進んでいる。第4新ターミナルと第1ターミナルの拡張工事が完了する18年には年8500万人に拡大する見込み。ベトナムでは、新たに4空港を建設予定©TRIPPING!ベトナムでも空港インフラへの投資は加熱している。ベトナム航空はこのほど、ボーイング787ドリームライナー19機とエアバス350-900XWB14機を15~19年に導入することを発表した。これら新型機では飛行中にWiFiも使えるようになる。格安航空ベトジェットエアも機材購入を発表。14年にはエアバスと購入・リースで合計100機を調達する契約を締結し、15年にもエアバスA321を6機を発注した。また、タイの航空会社カンエアーとの合弁でタイ・ベトジェットエアを設立。ベトナム南部カントー市とバンコクを結ぶ路線に就航するなどしている。また同国のタンソンニャット国際空港でもT2国際ターミナルの拡張計画が進んでいる。拡張工事が完了すれば、年間に約1300万人(現在比300万人増)の利用が可能となる。10~14年のベトナム国内の旅客数は年平均12%の成長となり、年間旅客数は2107万人から3316万人に増えた。貨物輸送も年平均12.67%伸び、年間輸送量は46万トンから74万1000トンに急増している。国内にある各国際空港の利用も増加している。伸び率は、カムランで年平均25.5%増、ビンで34.8%増、フークオックで24.7%増などとなっているほか、タインホア省のトースアン空港では過去2年間に年平均70.5%という驚異的な伸びとなった。この需要増を背景に、ベトナム政府は空港数を現在の22から、20年までに26に増やす計画だ。タイでは国内6空港の拡張に計1400億バーツを投入予定©TRIPPING!バンコク国際空港タイでは、バンコク国際(スワンナプーム)空港の利用客が15年度(14年10月~15年9月)に累計5200万人と、処理能力を15%上回る見込みだ。こうした利用客増を背景に、バンコク国際空港の拡張工事が16年初めから開始される予定になっている。バンコク国際空港の拡張を実施するのは、国営タイ航空会社(AOT)。AOTは、スワンナプームのほかに、ドンムアン空港など計6空港を運営しており、今後5年間でこれら6空港の拡張計画に総額1300億~1400億バーツ(約4200億円)を投資する予定だ。スワンナプーム、ドンムアンの両国際空港は、処理能力を現在の計6350万人から1億2000万人に引き上げる。また、南部プーケット、同ハジャイ、北部チェンマイ、同チェンライの地方4空港の処理能力を引き上げる拡張工事を進める予定だ。©TRIPPING!バンコク国際空港AOTによれば、6空港の15予算年度の当初8カ月(14年10月~15年5月末)の離着陸便数は、前年同期比12.4%増の計47万1499便で、このうち国際線が同7.5%増の24万3213便、国内線が同18.2%増の22万8286便となった。乗客は前年同期比19.6%増の7215万8000万人。内訳は、国際線利用客が16.5%増の4165万7000人、国内線利用客が20.1%増の3050万1000人。国別では、中国人乗客が最も多く、次いで、日本、韓国、ロシア、インドの順だった。オープンスカイ実施で旅行者に大きな恩恵旅行者にとっては、オープンスカイの実施で、東南アジア域内を行き来する便が増えるだけでなく、航空運賃の低下も見込めることから大きな恩恵となるのは間違いなさそうだ。ただインフラ整備には膨大な資金だけでなく、人手やノウハウなども必要になってくる。これらをすべて調達するのは簡単なことではない。特に、東南アジア各国が同時にそれを行おうとすれば、リソースの取り合いになる場合もあるかもしれない。実際、上記紹介した空港の拡張工事では一部遅れが出ている。東南アジアの各空港と航空会社は手探りでオープンスカイへの準備を進めている段階ともいえる。私たちが恩恵を受けるのは早くても2~3年はかかるだろう。ただ、長期的に見れば東南アジア域内の旅行が容易かつ快適になるのは確実だ。また、地方空港の整備や各航空会社が新路線を就航しており、これまであまり知られていなかった場所へ容易に行けるようになることも旅行者にとって嬉しいことだ。東南アジアは同じ国でも異なる民族が暮らしており、それぞれの文化を持っている。多様性を感じる場所に行けることは、旅を一層楽しくしてくれるだろう。(text : 細谷 元)ビジネスコラム「アジBiz ~1分で読める東南アジアのビジネス情報」>その他の記事はこちら
2015年10月27日デルタ航空は現地時間の10月22日、アトランタ本社に隣接するデルタ航空博物館にて行われた式典にて、アメリカの人気漫画「ピーナッツ」に登場する「スヌーピー」に「デルタ航空名誉パイロット」の称号を贈呈した。自分を犬だと思っていないスヌーピーは様々な役割を演じることができ、そのひとつが腕の良いパイロット「フライング・エース」。犬小屋の"愛機"にまたがり、パイロットの帽子を被って大空を飛びまわる。そんな65年前に始まったスヌーピーの伝説的な冒険を祝し、このたび「デルタ航空名誉パイロット」の称号が与えられた。スヌーピーは、全米で11月6日に公開される映画「THE PEANUTS MOVIE」(20世紀フォックス配給)の封切り前に、念願のパイロットの証である「パイロット・ウィング・バッジ」を授与された。この映画は日本では「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」とネーミングされ、12月4日に公開が予定されている。また、ウィングバッジに加えて、デルタ航空のフライトオペレーション担当上級副社長であるスティーブ・ディクソン機長の署名が入った、名誉パイロットの証明書も贈られた。式典には、「ピーナッツ」の原作者チャールズ・M・シュルツ氏の息子で映画の脚本とプロデュースを担当したクレイグ・シュルツ氏と、監督を務めたスティーブ・マーティノ氏をはじめ、登場人物の声優らが同席した。デルタ航空博物館のプレジデント、ジョン・ボートライト氏が、パイロットや客室乗務員と共にデルタ航空を代表してゲストを迎え、地元ジョージア州のアトランタやマリエッタの学生およびマーチングバンドが式典を盛り上げた。自身もプライベート機のパイロットであり教官も務めるクレイグ・シュルツ氏は、「博物館に展示してあるDC-3型機に、すぐにでも乗り込みたくなったよ」とコメントした。このデルタ航空博物館は米国ジョージア州アトランタの本社屋に隣接し、6万8,000平方フィートの広さを有する。85年以上にわたるデルタ航空の歴史と、民間航空産業の発展の軌跡を、航空機やユニフォームなどの展示を通して紹介している。常設展示には、1929年のデルタ航空初の旅客便に使用された航空機に近い型のトラベルエアー6Bセダン機、1982年に従業員が資金を出して会社のために購入したボーイング767型機「スピリット・オブ・デルタ」、デルタ航空便として空を飛び従業員とボランティアによる修復作業を終えたDC-3型機など、歴史的な5機の航空機も展示されている。また、ボーイング737-200型機のフルモーション・シミュレーターの体験コーナーがあり、操縦体験を楽しむことができる。デルタ航空の旅客便運航85周年の記念日となる2014年6月17日に拡張・リニューアルオープンした。
2015年10月27日よくドラマとか漫画で、恋人が恋人に「なんでも言うこと聞く券」をあげている場面がありますよね。これをカレにあげてみたことがある人っていますか?今回集まってもらった男子に聞いてみると、じつは多くが「ほしい!」と答えました。じゃあ、彼らはその券をもらってどんなことをお願いしたいんでしょうか? 20代男子30人に聞いてみました!■1.マッサージ「無難に、マッサージかなぁ~。最近めっちゃ肩凝ってるし、彼女に揉んでもらうと気持ちよさ倍だもん。付き合った頃はよくお互いにし合ったけど、最近しばらくしてないしなぁ」(営業/25才)なんだか「肩叩き券」みたいな感じになっちゃいますね(笑)。でもこう答えた男子はわりと多かったです。これならお願いを聞いてあげる側もそこまでハードル高くないし、いいかもしれませんね。好きな人と触れ合うって、それだけでも気持ちいしリラックスできます。そんな人からされるマッサージって、格別ですよね~。■2.仲直り「もしもらったら、ずっと大事にとっておいて、いざというときに使う。たとえば、ケンカしたあととかに使って『これで仲直りしてください!』って言うね」(旅行代理店/25才)これ、なんかすごくいい! こういうカレ、素敵だな~。ケンカしてても、こんなことされたら思わず笑っちゃって、相手のことを許しちゃいそうですよね。■3.ラブホ「もらったらぜひ、ラブホテルに一緒に行ってもらいたいな。俺、彼女と一回もホテルでしてないの。お互いひとり暮らしだからかもしれないけど、たとえ誘っても『嫌。家でいいじゃん』って断られる!」(私学教員/24才)気分転換の意味合いも込めて、たまにラブホでエッチしたくなる人は少なくないはず。ドキドキするし、いろいろあって楽しいですよね。これくらいなら全然OKって私は思っちゃいますけど、カレが「なんでも券」を使ってまでお願いしなくちゃいけない関係のカップルだと、ハードルは高いのかも。でも、「なんでも券」ですから、断れませんね(笑)。■4.彼女プロデュースのデート「彼女が考えたデートプランで出かけてみたい。もちろん車とかいるなら俺が運転はするけど」(大学生/22才)普段デートの内容を決めるのはカレの場合、カレはたまにはこういうのを期待してる場合もありますよ。あなたが考える、カレが楽しめそうな場所をいろいろ詰め込んで、たくさん楽しませてあげたいですね。■5.ひとりエッチ「その券を豪快に使って、彼女のオナニーを見せてもらいたいね」(フリーター/25才)はい、「なんでも券」はこの人には絶対にあげません(笑)。彼女がどういう気持ちでこの券を渡したのか、少しも理解してくれてないカレには、あげる価値はなさそうです・・・・・・。■おわりにどうでしたか? みなさんもカレに、「もしあたしがあげたら、なにお願いするの?」と聞いてみましょう。5以外なら早速作ってカレに渡してみては(笑)?ちなみに私がいいと思ったのは、やっぱり2の「仲直りに使う」です。こういうピンチのために、この券を渡しておくのもいいかもしれませんね。(遣水あかり/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年10月26日ジェットスター・ジャパンは10月20日より、ローソンならびにミニストップの端末を通じて従来から実施している国内線航空券の販売に加え、国際線航空券の販売も実施する。2013年7月よりローソンがジェットスター・ジャパンの航空運送代理店となり、日本初となるコンビニエンスストアでの航空会社による航空券の直接販売を実施した。2014年1月にはミニストップとも販売提携を開始している。これまでローソン「Loppi」とミニストップ「MINISTOP Loppi」においては国内線航空券のみ予約・決済が可能だったが、今回新たに国際線航空券も購入できるようになる。ローソン「Loppi」とミニストップ「MINISTOP Loppi」での予約は全てタッチスクリーン操作で手軽にできる。また、「Loppi」端末では航空券購入時のオプション「ちゃっかり Plus/しっかり Max」におけるフライト特典はこれまで、ジェットスター・フライトバウチャーのみ選択可能だったが、今後はJALマイレージポイントの付与が加わる。ローソン「Loppi」とミニストップ「MINISTOP Loppi」では、新規航空券予約(片道と往復の選択が可能)と決済のみ可能で、便の変更や取消し、追加サービスの購入は全てジェットスターコールセンターにて受付となる。また、購入時は連絡先として電話番号とメールアドレスの入力が必要となる。手数料として1搭乗、ひとりにつき国内線650円、国際線850円の取扱手数料がかかり、1度に予約できる最大人数は12人(幼児2人)まで。予約は出発時刻の6時間前まで可能で、総額30万円を超える申し込みはできないようになっている。なお、 現金でのみ支払いが可能で、電子マネーやクレジットカードは利用できない。
2015年10月20日東京国際空港ターミナル(羽田空港空港ターミナル、TIAT)と東京モノレールと京浜急行電鉄は10月21~11月30日まで、「HANEDAありがとうキャンペーン」を実施する。また、国際線ターミナル内では「TIAT 5th Anniversary ガチャぽんトラベルチャンス! 」も実施する。これらのキャンペーンは、10月21日に羽田空港国際線ターミナル(TIAT)と羽田空港国際線ビル駅(東京モノレール)、また、羽田空港国際線ターミナル駅(京急電鉄)がそれぞれ開業5周年を迎えることを記念し行うもの。国際化が進む羽田空港や羽田空港への交通アクセスの利便性・快適性をPRするとともに、5周年の感謝を込めて実施する。期間中、専用WEBサイトでクイズに挑戦して正解した人には、抽選でJTB旅行券30万円分を1名、ロイヤルパークホテルザ羽田スイートルームペア宿泊券(朝食付、10万円相当)を1名、ホテルメトロポリタン丸の内「Dining & Bar TENQOO」の前菜ビュッフェ&メインディッシュセットペア招待券(1万円相当)を3名など、様々な賞品をプレゼントする。さらに、10月21~25日までTIAT国際線ターミナル4階の特設会場にて、「TIAT 5th Anniversary ガチャぽんトラベルチャンス! 」を実施する。TIAT内の対象店舗で1,500円以上買い物をすると「ガチャぽん専用コイン」がもらえ、「ガチャぽん」を通じて「セルカレンズ」(50名分)やTIATで使えるショッピングクーポン(500名分)、マグネットクリップ(1万5,000名分)が当たる。さらに、羽田空港から就航している都市の中から好きな都市へのペア往復航空券が5組10名に当たる抽選も実施する。
2015年10月19日デルタ航空は10月13日、スマートフォンアプリ「Fly Delta(フライデルタ)」の最新バージョンで、アップルが提供するモバイル決済方法「アップルペイ(Apple Pay)」による航空券の購入が可能になったと発表した。Fly Delta上でアップルペイを使えば、指先で触れるだけの簡単な操作で航空券を購入でき、支払い用に登録しているクレジットカードやデビットカードの特典も引き続き受けることができる。安全とプライバシーの保護はアップルペイの中核を成すもので、iPhoneユーザーがクレジットカード番号を登録する際、実際のカード番号はデバイス本体にもアップルのサーバにも保存されることはない。各取引を安全に認証するために、固有の動的なセキュリティコードが使用される。デルタ航空は顧客サービスの向上に向けてモバイルテクノロジーへの投資に力を入れており、同社のスマートフォンアプリへの最新機能の導入はこの取り組みの一環となっている。
2015年10月14日三菱航空機は10月1日、機構改革として航空機安全統括室に型式証明統括部を新設したことを発表した。今後は、航空機安全統括室の室長である犬飼賢一執行役員が型式証明統括部の部長を兼務する。なお、開発中の次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)の飛行試験機初号機による初飛行は、10月26日から10月30日までの期間に予定されており、明確は初飛行実施日は前日に発表となる。(c)2015 MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES, LTD. All Rights Reserved.
2015年10月01日エアバスは現地時間の9月16日、ブラジル最大の航空会社であるTAM航空のA350 XWB初号機が塗装を終えて工場からロールアウトしたことを発表した。TAM航空は12月に初号機を受領する予定で、2016年1月からサンパウロとマナウスを結ぶ路線で商業運航を開始し、世界で4番目のA350 XWB運航会社となる。A350 XWBは8月現在、世界中の40の航空会社から782機の確定受注を獲得している。
2015年09月17日トイカードは10月1日より、サンリオの人気キャラクターをデザインした「こども商品券」の発行を開始する。「こども商品券」は、全国の玩具店、有名百貨・量販店の玩具売り場、一部のベビー・子供用品売り場や文具売り場、遊園地・水族館・アミューズメント施設、レストラン等で利用できるギフト券。今回発売する「こども商品券」に登場するのは、昨年40周年を迎え、幅広い世代に人気のサンリオキャラクターである「HELLO KITTY(ハローキティ)」。券種は500円券、1000円券の2券種を用意した。販売は2016年9月30日までを予定している。有効期限は2020年12月31日。HELLO KITTY (C)1976,2015SANRIO CO.,LTD.
2015年09月17日国土交通省は9月11日、LOTポーランド航空からの外国人国際航空運送事業の経営許可申請について同日付けをもって許可したことを発表した。成田空港としては、LOTの就航は2008年以来約8年ぶりにヨーロッパ(極東ロシア除く)からの新規乗り入れ航空会社となる。LOTは中央・東ヨーロッパ地域を代表する航空会社として、ポーランドと日本を結ぶ初めての定期直行便を就航することとなる。開始予定日は2016年1月13日(日本発着は翌日)で、ワルシャワ=成田線を週3便(水・金・日曜日、日本発着はその翌曜日)運航する。6月に発表された内容では、ワルシャワ発は水・金・日曜日(LO079: WAW15:00発/NRT09:20+1 着)、成田発は木・土・月曜日(LO080: NRT 11:05発/WAW14:40着)。時間はいずれも現地時間となっている。機材はボーイング787-8を使用し、座席数は252席(ビジネスクラス18席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス213席)を設定する。機内サービスは、食事に和食を提供するほか日本語対応のIFE(機内エンターティメントシステム)でも日本からの乗客も楽しめる映画等を搭載するなど、特にアジア圏からの利用客へのおもてなしを主眼に置いたサービスを提供する。
2015年09月12日国土交通省航空局9月1日から9月30日までの間、福岡空港を混雑空港に指定し発着回数に制限をかけて調整を行う必要があるという「航空法施行規則の一部を改正する省令案」に対して、意見を募集している。福岡空港では現在、LCCの新規就航等により航空機の発着回数が急激に増加しており、2012年に同空港の処理容量である14.5万回を超える15.1万回の発着回数を記録している。さらに2013年には年間発着回数が16.7万回となるなど、今後もさらなる発着回数の増加が見込まれている。これにより、同空港では発着便の遅延の発生が恒常化するとともに、夕方以降の発着便の遅延が重なっている。結果、同空港の運営時間である22時を超えての発着便の増加が、深刻な問題となっている。こうした現状に鑑み、運航の安全の確保および円滑な空港運用の維持の観点から、航空局は航空法(昭和27年法律第231号)第107条の3の混雑空港に福岡空港を指定し、同空港の発着回数に制限をかけて調整を行う必要があるとしている。改正については10月中旬に公布、2016年3月27日に施行を予定している。同改正案に対する意見は9月30日まで、国土交通省航空局航空ネットワーク部航空事業課 パブリックコメント担当宛てにメールかファックス、郵送で受け付けている。なお、意見に対する個別の回答には対応しない。意見の提出方法などはホームページを参照。
2015年09月07日LCC(低コスト航空会社)の春秋航空日本は8月24日17:00から8月31日12:00まで、就航1周年記念セールを実施している。対象路線は成田~高松/佐賀/広島線で、片道1,000円から提供する。搭乗期間は9月1日~2016年1月31日だが、10月25日からは成田~高松線は運休となるなど路線によって異なる。予約は同社のキャンペーン専用サイトのみで、販売状況次第によって追加または終了する。対象は同社の公式サイト会員で、運送開始時点で2歳以下の子どもはキャンペーン対象外(幼児普通運賃1,500円)となる。そのほか詳細はホームページを参照。
2015年08月25日ニュージーランド航空は8月13日、オールブラックスや国際ラグビー界に名を連ねる偉大な選手たちと協力し、最新の機内安全ビデオ「メン・イン・ブラック×オールブラックス」編を発表した。コロンビア映画が世界に公開した「メン・イン・ブラック」シリーズからインスピレーションを受けた最新機内安全ビデオには、主役のエージェント2人としてオールブラックスのリッチー・マコウ主将とダン・カーター選手が出演している。オールブラックスで長年活躍する主役2人に加えて登場するのは、監督のスティーブ・ハンセン氏、そしてチームメートのキーラン・リード選手、ケヴェン・メアラム選手、サム・ホワイトロック選手、イズラエル・ダッグ選手。イズラエル・ダッグ選手はニュージーランドのミュージシャンであるスタン・ウォーカー氏と一緒に、ラップのボーカルにも挑戦している。米国の俳優リップ・トーン氏は映画「メン・イン・ブラック」のチーフ役を同ビデオでも演じており、他にも元オーストラリア代表でW杯優勝経験者デイヴィッド・キャンピージ氏、ワールドカップ初優勝時のイングランド代表主将マーティン・ジョンソン氏、元アルゼンチン代表主将アグスティン・ピチョット氏がカメオ出演している。ニュージーランド航空のグローバル・ブランド・ディベロップメント部長であるジョディ・ウィリアムスは、「ニュージーランド航空は最近、オールブラックスとニュージーランド・ラグビー協会へのスポンサーシップを2020年まで継続することを決めましたが、それを祝うのに最もふさわしいのが機内安全ビデオだと考えました」とコメントしている。オールブラックスのリッチー・マコウ主将は、「セットではたくさんの笑いが飛び交い、イズラエル・ダッグ選手の隠れた歌の才能には驚きました。もしイズラエルがラグビーでうまくいかなくなっても、明らかにバックアップシンガーとして有望です」などと話している。一方、ラグビーオーストラリア代表として活躍したデイヴィッド・キャンピージ元選手は、「私がオーストラリアの大きなライバルであるオールブラックスの応援ビデオに出たので、仲間から脇腹にパンチを食らうかもしれません。彼らはこのことを私に忘れさせないでしょうね」などとユーモアも見せた。同ビデオはソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのコンテンツ・ライセンシング・グループの協力のもと制作され、加えて、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスおよびソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントのアーカイブ&コレクションズからも協力を得ている。
2015年08月13日韓国低コスト航空会社(LCC)のチェジュ航空は8月14日10時から9月18日17時まで、日本とソウル(仁川・金浦)、釜山を結ぶ路線にて「コリアグランドセール(KGS、Korea Grand Sale)」を開催する。今回のセール価格は、片道で成田~仁川線が5,000円、関西~仁川/金浦線が5,000円、関西~釜山線が3,000円、中部~金浦線が4,000円、福岡~仁川線が4,000円、福岡~釜山線が3,000円、那覇~仁川線が8,000円からと、正常価格より最大8割安くなっている。搭乗期間は8月14日~10月31日で、上記の運賃に加えて燃油サーチャージと空港利用料などが必要になる。これとともにホテル「イビスアンバサダー明洞」と提携し、8月14日から10月31日の間でチェジュ航空の乗客が搭乗券を提示すると、大人2人の朝食券1枚を無料で提供する。このサービスは、チェジュ航空のホームページの中でコリアグランドセールのキャンペーンページにて航空券を予約した乗客のみが対象となる。
2015年08月13日ボーイングは現地時間の8月7日、ANAと787ドリームライナーの「ゴールドケア」に加入した航空会社への支援で提携することを発表した。今回の提携は、ボーイングが持つ航空機に関する深い知識や膨大なフリートのデータに、ANAの整備や運航に関する知識や経験を組み合わせるというもの。ボーイングがこのような提携を航空会社と行うのは初となる。ANAは787型機のローンチカスタマーであるとともに、世界最大のオペレーター(40機が運航中で43機を発注済み)であり、他のどの航空会社よりも787型機の離着陸回数と飛行時間が多くなっている。今回の提携によって、両社は787型機を初めて運航する「ゴールドケア」の航空会社に対して、新機材導入期間中の整備管理とライン整備の監督を協力して支援していうこととなる。ボーイング民間航空機部門コマーシャル・アビエーション・サービス担当シニア・バイス・プレジデントであるスタン ディール氏は、「787型機の運航と整備に関するANAの豊富な経験と専門性を、ボーイングは高く評価しています。787型機は世界最先端の技術を採用している航空機で、ANAはその運航にかけて世界のリーダー的な存在です。ボーイングの航空機メーカーとしての知識とサービス事業は業界で最も深く広範なもので、それがANAの専門性によって補完されることになります」とコメントしている。ボーイングの「ゴールドケア」は、エンジニアリングとメンテナンスを統合して提供する航空会社向けのサービスプログラムであり、それぞれの航空会社に合わせた柔軟な組み合わせを行っている。7月31日現在、ボーイングはこれまでに世界の航空会社60社から計1,095機の787型機を受注し、そのうち304機を納入してる。
2015年08月07日