人気作品『遊☆戯☆王』初の長編アニメーションとして2016年4月に公開される、劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』。これまで、その神秘的なビジュアルのみが先行公開され話題を呼んだ謎の少年の名前が「藍神」(あいがみ)で、俳優の林遣都が演じることが明らかにされた。製作発表以来、風間俊介(武藤遊戯)×津田健次郎(海馬瀬人)というファン待望の名コンビの復活、原作者:高橋和希氏自らが、原作・脚本・キャラクターデザイン(製作総指揮)として携わるなど、日本のみならず海外からも注目を集めている新作映画、劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』。謎の少年「藍神」を演じる林は、07年、あさのあつこ氏原作のベストセラー小説の映画化『バッテリー』で、中学時代の野球経験を活かして天才ピッチャー役で俳優デビューを果たし、同作で第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した後、映画『パレード』(10)やWOWOW連続ドラマW『しんがり~山一證券 最後の聖戦~』(15)そして、2016年には『にがくてあまい』『僕だけがいない街』『グッドモーニングショー』、第153回 芥川龍之介賞を受賞した、又吉直樹の小説「火花」の映像化で主演を務めることが決定しているなど、人気の実力派俳優。今回の林の起用に関して、プロデューサーである実松照晃(じつまつてるあき)氏は「私の中で、明るい役から影のある役までを幅広く演じているという印象があり、今作のサブタイトルが『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』に決まった時、真っ先に名前が浮かんだ俳優さんです。これだけキャリアがあるのに、声優を務めたことがないとのことで、どんな風に藍神を演じて頂けるのか、林さんが演じることでどんな藍神に出会えるのかとても楽しみです。藍神の正体については徐々に明かしていくつもりですので、楽しみにしていてください。」と述べている。藍神の名前と林遣都の起用が発表されてなお、藍神に関する詳細はいまだ不明。遊戯・海馬との関わりが今後も注目を集めることとなりそうだ。12月12日(土)からは、一部を除く全国の劇場にて、劇場版で海馬が呼び出す、新たな「青眼の亜白龍」(ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン)のカード付き前売り券が発売となる今作。TVシリーズでも描かれなかった、誰も観たことのない、原作者本人が手がける、劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は、2016年4月23日(土)☆決闘(デュエル)開始!(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/2016 劇場版「遊☆戯☆王」製作委員会
2015年11月20日「遊☆戯☆王」初の長編アニメーション映画『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』で、俳優・林遣都が謎の少年「藍神」役で声優初挑戦することがこのほど分かった。武藤遊戯役の風間俊介と海馬瀬人役の津田健次郎の名コンビが復活し、原作者の高橋和希自らが原作・脚本・キャラクターデザイン(製作総指揮)を手がけることでも話題の本作。今回の発表で、ビジュアル解禁の際に話題となった謎の少年の名前が「藍神」(あいがみ)であることが明らかとなり、林さんが声優初挑戦でキャスティングされている。林さんは、2007年も『バッテリー』俳優デビューを果たし、同作で第31回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後、『パレード』やWOWOW連続ドラマW「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」などと出演歴を重ね、来年度には『にがくてあまい』『僕だけがいない街』『グッドモーニングショー』などの出演作を控えるほか、第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹の「火花」の映像化で主演を務めることが決定し、ますます注目を集めている。今回の林さんの起用に関してプロデューサーの実松照晃は「私の中で、明るい役から影のある役までを幅広く演じているという印象があり、今作のサブタイトルが『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』に決まったとき、真っ先に名前が浮かんだ俳優さんです。これだけキャリアがあるのに、声優を務めたことがないとのことで、どんな風に藍神を演じて頂けるのか、林さんが演じることでどんな藍神に出会えるのかとても楽しみです。藍神の正体については徐々に明かしていくつもりですので、楽しみにしていてください」とコメント。林さんの演技はもちろん、遊戯・海馬とどのような関わりをもつ役どころなのか、今後の続報に期待したい。『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は、2016年4月23日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月20日2014年フジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送されたアニメ「残響のテロル」が、この度舞台化決定。主要キャスト陣に、松村龍之介、石渡真修、桃瀬美咲ら若手俳優陣の名前が上がると共に、アニメ版で声優を務めた潘めぐみ、かぬか光明が舞台化でも同役を続投することが分かった。アニメ「カウボーイビバップ」を手掛けた渡辺信一郎と菅野よう子がタッグを組み、2014年に放送されたアニメ「残響のテロル」。主要キャラクターのキャスト陣には、若手実力派声優がずらり。主人公・ナイン役を演じたのは、「ハイキュー!!」(影山飛雄役)「境界のRINNE」(六道りんね役)などで知られ、2014年「第8回声優アワード新人男優賞」を受賞した石川界人。もう1人の主人公・ツエルブ役を、本作が自身初主演であり、2015年「第9回声優アワード新人男優賞」を受賞した若手注目株・斉藤壮馬。そして本作のヒロインを、「すべてがFになる THE PERFECT INSIDER」(西之園萌絵役)が現在放送中のネクストブレイク必至な種崎敦美が演じた。今回の舞台化にあたっても、舞台などで活躍する若手実力派俳優が揃った。ナイン役に、「戦国BASARA」真田幸村役、「弱虫ペダル」石垣光太郎役の松村さん。ツエルブ役を「テニスの王子様」7代目青学桃城武役や、「薄桜鬼SSL ~sweet school life~」 藤堂平助役の石渡さん。三島リサ役は「攻殻機動隊ARISE」エマ役の桃瀬さん。柴崎役を「ミュージカル・テニスの王子様」手塚国光役や「弱虫ペダル」福富寿一役でおなじみの滝川英治。ハイヴ役を、アニメで同じくハイヴ役の声優を務め、「俺物語!!」ヒロイン・大和凛子役で注目を集める潘さん。羽村役は「攻殻機動隊ARISE」パズ役の井深克彦、倉橋役を「弱虫ペダル」金城真護役で人気の郷本直也、六笠役をアニメで同じく六笠役の声優を務めるかぬかさん、クラレンス役をお笑い芸人のチャド・マレーンが演じる。演出は舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」や「ペルソナ」シリーズの演出も手がけ、映画監督でもある奥秀太郎。脚本は「PSYCHO-PASSサイコパス2」や「ペルソナ」シリーズの熊谷純が担当し、舞台上に新たな「残響のテロル」ワールドを創りあげる。舞台「残響のテロル」は2016年3月2日(水)~6日(日)、Zeppブルーシアター六本木にて公演。(text:cinemacafe.net)
2015年10月30日「デアデビル」や「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」、「センス8」といったオリジナルドラマシリーズのクオリティの高さでも話題の世界最大級のオンラインストリーミング「Netflix」。このたび、「デアデビル」に続き、マーベルとの共同実写テレビシリーズ第2弾となる「ジェシカ・ジョーンズ」の全世界同時配信が決定。併せて予告編映像とキーアートが解禁となった。Netflixは50か国以上で6,900万人の会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミング。日本では9月にサービスを開始し、その後も「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」の放送や、第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹の著書「火花」の初映像化・独占配信などで注目を集めた。『アベンジャーズ』『X-MEN』『スパイダーマン』を生み出したマーベルの本格アクション・エンターテイメントドラマ「デアデビル」の次にNetflixが放つ注目のオリジナル作品が、11月20日(金)より全世界同時配信となる「ジェシカ・ジョーンズ」だ。悲劇的な事件をきっかけに、スーパーヒーローを辞め、“私立探偵”としてのキャリアを開始することで自分の生活を取り戻そうとしていたジェシカ・ジョーンズ。しかし、ニューヨークの闇は彼女を捉えて離さず、様々な事件に巻き込まれていく――。いままでスーパーヒーローだけを描き続けていたマーベルが、苦悩しながら戦い続ける「元ヒーロー」を描くのはこれが初めて。今回解禁となった予告編映像でも、少し重めのトーンで、ジェシカのまわりで巻き起こる事件が次々と映し出されており、この映像だけでも彼女が男に媚びないタフでクールなヒロインであることが伺える。主人公・ジェシカを演じるのは『恋する遺伝子』でスクリーンデビュー後、人気ドラマ「ブレイキング・バッド」のジェーン役で人気を博し、いまハリウッドで最もホットな女優として注目を浴びるクリステン・リッター。ポスト“アン・ハサウェイ”との呼び声高く、日本でもモデル経験のあるクリステンだが、このたび主人公・ジェシカの親友役レイチェル・テイラーと共に11月2日(月)に来日することも決定している。美しい元ヒーローが主人公となる本作。マーベルとNetflixがどのような世界観を描くのか、期待をせずにはいられない。「ジェシカ・ジョーンズ」は11月20日(金)より全世界同時配信。(text:cinemacafe.net)
2015年10月27日又吉直樹が第153回芥川龍之介賞を受賞した「火花」を映像化し、「Netflix」が世界独占配信する連続ドラマの監督、及びメインキャストが決定!主人公の若手芸人を林遣都、その先輩芸人を波岡一喜、その同棲相手を門脇麦が演じ、全10話の総監督を『ストロボ・エッジ』や『娚の一生』などを手がけてきた廣木隆一が務めることが分かった。現段階での発行部数は239万部に達し、芥川賞受賞作品としての単行本発行部数が歴代1位となるなど、社会現象化した又吉さん原作「火花」の初の映像化となる本作。全10話の連続ドラマではあるものの、「Netflix」により一斉ストリーミング配信開始となるため、一般のTVドラマのように毎週1話ずつ、決まった放送時間枠などの形式はなく、1話ごとに異なった尺で各話約40~50分ほどになるという。売れない先輩後輩の芸人2人が、様々な人との関わり合いの中で「笑いとは何か」「生きるとは何か」を模索する、若者の苦悩と葛藤を描いたこの作品で、お笑いコンビ「スパークス」のボケ担当で、常に憂鬱な性格の主人公・徳永を演じるのは、2007年に映画『バッテリー』の主演で俳優デビュー、日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テンなど多くの新人賞を受賞し、その後も映画やドラマで活躍中の林遣都。そして、その徳永が師と慕う「あほんだら」のボケ担当で天才肌の芸人・神谷を演じるのは、映画『パッチギ!』や『クローズZERO』シリーズなどに多数出演、最近では『図書館戦争』シリーズにも出演するなど、実にさまざま役柄をこなす波岡一喜。その神谷と同棲し、作品中で“絶対的な美”として描かれている女性・真樹を演じるのは、映画『愛の渦』での体当たりの濡れ場が話題となり、NHK連続テレビ小説「まれ」での好演も記憶に新しい新鋭女優・門脇麦。さらに、全10話の総監督を廣木監督が務め、各話の監督には、『凶悪』で第37回日本アカデミー賞「優秀監督賞」「優秀脚本賞」を受賞した白石和彌をはじめ、『ストロボ・エッジ』『マエストロ!』などで助監督を務めてきた久万真路、『横道世之介』や『モヒカン故郷に帰る』の沖田修一の3名がそれぞれ担当する。本作の製作陣は、今回の起用に関してそれぞれ、「(徳永役:林さんは)繊細に見える容姿の中に熱い信念が感じられる俳優で、彼の技量と努力によって芸人がリアルに表現できる」、「(神谷役:波岡さんは)これまで芸人を演じた経験や芸人との親交も厚く、強さと哀愁を兼ね備えた演技力は、神谷役に適任」、「(真樹役:門脇さんは)人間の温かみと神秘性を併せ持ち、原作にある儚い距離感を表現できる」とコメント。大きな注目を集める本作で、又吉さんの分身のような芸人役を演じることに「命懸けで取り組みます」と気合い十分の林さんは、「神谷さんを師と敬い、ただ一人の相方・山下と向き合い続けたいと思います。波岡一喜さんは本読みの段階から“神谷さん”でした。お芝居を超えた、芸人さんが放つ空気感を目指します」とコメント。原作を読み、「シュールなやり取りの中に光る芸術的な表現、一人一人の人間らしさがひしひしと伝わってきて、夢中になり引き込まれました。この本に詰め込まれている又吉さんのお笑い哲学、お笑い愛を必死に読み解きながら、責任を持って徳永を演じさせていただきたいと思います」と意気込みを語った。また、若き名バイプレイヤーとしてさまざまな作品を経験してきた波岡さんは、「ただただ芸人さんの稽古と同じように、僕も相方と共に漫才の稽古を日々やるつもりでいます。稽古が自信に変わるまで」と語る。「又吉さんが大好きなのでとても嬉しかった」という門脇さんは、「火花」を読み、「自分の思い出と重なってほろ苦く甘酸っぱい気持ちを久しぶりに鮮明に思い出し、でも読み終えた後、その思い出にあたたかい眼差しを向けている自分がいました。心の片隅にあるいつかは忘れてしまいそうなほど脆い感情が凝縮されている素敵な作品でした」と、心を動かされたことを明かし、芸人を支える女性の役を「強くしなやかに表現できたらと思います」とコメントした。廣木総監督も、「芥川賞受賞作品の映像化ということはとても光栄であり、太宰治にも通じる暗さが現代にも通じると信じられる作品にしたい」と意気込みを語る本作。今後は、11月上旬にクランクイン、2016年2月ごろにクランクアップ予定だ。連続ドラマ「火花」は2016年春、Netflixにて全話を一斉配信予定。(text:cinemacafe.net)
2015年10月19日世界最大のインターネット映像配信サービス「Netflix」のジャパンローンチパーティが9月1日(火)、東京・六本木の国立新美術館で開催され、同サービスで第153回芥川龍之介賞を受賞した著書「火花」の初映像化・独占配信が決定した又吉直樹が出席した。芸人の作品として史上初めて芥川賞を受賞しただけではなく、発行部数は純文学として異例の230万部を突破し、いまや社会現象となった「火花」。その映像化だけに、熱い注目を集めているが、2016年の配信という以外、キャストや監督などについては「まだ、決まっていないんです」(又吉さん)。それでも、「Netflix」とのタッグを組むことに「選んでいただき、うれしいです」と喜びを語った。一方、Netflix K.K. 代表取締役社長グレッグ・ピーターズ氏は「又吉さんは素晴らしい才能の持ち主。これをきっかけに、優れた日本のクリエーターとともに、オリジナル作品を作っていきたい」と意欲満々。同席したリード・ヘイスティングス氏 (ファウンダーおよびCEO最高経営責任者)も「国内外のクリエイティブなパートナーと手を組み、グローバルに発信できる作品を生み出したい」と抱負を語った。Netflixは50か国以上で6,500万人を超える会員を抱える、世界最大級のオンラインストリーミング。当初、9月2日(水)の国内サービス開始が予定されていたが、パーティの席で「せっかくだから、いまから開始しよう!」(ピーターズ氏)、「よし、いまからアメリカの本社に電話するよ」(ヘイスティングス氏)と話がとんとん拍子で進み、9月1日(火)の21時頃にサービス開始が前倒しされる“サプライズ”もあった。パーティにはNetflix製作のオリジナルドラマに出演するペ・ドゥナ (「センス8」)、ラヴァーン・コックス (「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、ウゾ・アドゥバ (「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、YOUと山里亮太(「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」)が来場。また、「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」の新レギュラーとして、映画『ソロモンの偽証』で謎の転落死を遂げる中学生を演じた14歳の若手イケメン俳優、望月歩が起用されることが発表された。(text:cinemacafe.net)
2015年09月02日『生きてるものはいないのか』『シャニダールの花』、『ソレダケ/that’s it』と独自の世界観で作品を描き続きける鬼才・石井岳龍が、二階堂ふみを主演に、金沢三文豪の一人である室生犀星の小説を映画化する『蜜のあわれ』。この度、本作に登場する小説家のひとり、芥川龍之介役を高良健吾が演じることが明らかになった。自分のことを「あたい」と呼び、まあるいお尻と愛嬌のある顔が愛くるしい赤子は、共に暮らす老作家を「おじさま」と呼んで、とめどないおしゃべりをして毎日を過ごしている。ふたりはかなりきわどいエロチックな会話を繰り返し、夜は身体をぴったりとくっ付けて一緒に寝たりもする。しかしなにやら様子がおかしい。赤子は普通の女とは何かが違う。普通の人間には彼女の正体が分からず、野良猫には正体がバレてしまう。そう、彼女はある時は女(ひと)、ある時は尾鰭をひらひらさせる真っ赤な金魚。赤子と老作家が仲睦まじく暮らしていたところに、老作家の過去の女が現れて…。『私の男』『この国の空』など体当たり演技で世界からも注目を集める女優・二階堂ふみが妖艶な美しさを兼ねそろえた魅惑的な少女・赤子を演じる本作。赤子と共に暮らす老作家を大杉漣、老作家の過去の女である怪しげな幽霊として、三角関係を繰り広げる・田村ゆり子役を真木よう子が好演する。今回発表されたのは、芥川龍之介(劇中ではアクタガワ役)を演じる高良さん。彼が演じる芥川氏は、作者・室生犀星とは年齢も近く、同時代に活躍。また、室生氏の近所に住まい、その死の前日にも室生氏を訪ねたというほど親交が深かったという。そんな芥川氏を演じることになった高良さんは「芥川龍之介の幽霊の役です。幽霊役も来るようになったかと不思議な喜びも感じました」とコメント。さらに、石井監督の大ファンでもある高良さんは「10代の頃監督の作品に頭を撃ち抜かれた記憶があります。監督は現場でも、とてもかっこよかった。紳士だった。ロックだった。石井岳龍監督の世界に参加できた喜びを感じています」と喜びを語った。石井監督は今回のキャスティングについて「アクタガワの役は、最初から彼(高良さん)しか考えられなくて、どうしてもとプロデューサーに無理強いしました。努力家でじっくり役を掴んでいくタイプですね。久々にキレた方向の役だと思いますが、国民的作家の元祖が、あの世から蘇り、鋭くすべてを射抜くような眼力で 狂的な熱を発し微笑む姿を、静かに熱演してくれてます」と高良さんを絶賛している。多くの俳優陣と共に作品を作り上げてきた石井監督に「圧巻」とまで言わしめた高良さん。高良健吾版“アクタガワ”に期待が高まる。『蜜のあわれ』は2016年公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月31日第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹作「火花」の初映像化がこのたび決定。あわせて、2016年に「Netflix」にて独占配信されることが明かされた。お笑いタレント・又吉さんによる初の中編小説「火花」は、又吉さんの本格小説デビュー作。純文学とエンタテイメント両方の要素を兼ね備えつつ、人間の根本を描ききった青春小説となる。「火花」は芸人の作品として史上初めて芥川賞を受賞しただけではなく、発行部数は純文学として異例の230万部を突破。評価、売り上げ共に近年の文学界では類を見なかった記録ずくめの話題作となっている。一方、世界50か国以上で6,500万人を超える会員を抱える「Netflix」は、これまで独自製作したオリジナルドラマ「ハウス・オブ・カード」「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」がエミー賞の常連作品となり、ドキュメンタリー「ヴィルンガ」がアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされるなど、クオリティーの高い数々の作品を世に送り出してきた。またアカデミー賞受賞作『グリーン・ディスティニー』の続編やブラッド・ピット製作・主演作『ウォー・マシーン』など期待の長編映画の配信も控えており、注目を集めている。このたびの「火花」映像化にあたり、作者である又吉さんは「どうなるのか僕も楽しみです。早く見てみたいです!」とその仕上がりに期待を寄せる。そしてNetflix K.K. 代表取締役社長グレッグ・ピーターズ氏は「日本にたくさんあるストーリーの中でも、以前より又吉直樹さんの『火花』をぜひNetflixにて映像化したいと思っておりました。この度、弊社で『火花』を映像化し、日本、そして世界で配信できることになったのを心より嬉しく思っています」とコメントした。「Netflix」は、9月2日(水)よりサービス開始。(text:cinemacafe.net)
2015年08月28日累計発行部数が170万部を突破した人気漫画『文豪ストレイドッグス』(原作:朝霧カフカ、作画:春河35)が、アニメ化されることが明らかになった。本作は、中島敦や太宰治、芥川龍之介ら実在した文豪たちがキャラクター化して異能力による戦いを繰り広げるバトルアクション漫画で、漫画誌『ヤングエース』(KADOKAWA)で連載中。太宰治であれば、あらゆる能力を無効化する「人間失格」というように、それぞれの作家の代表作を必殺技名として採用するなど、史実をモチーフにした設定も話題を呼んでいる。今回、アニメ化を記念して、作画の春河35氏が、作中に登場する中島敦と太宰治のイラストを描き下ろした。漫画では、孤児院を追われた青年・中島敦が、自殺志願の男・太宰治を助けたことをきっかけに、異能力集団「武装探偵社」に所属。やがて、敦の能力が明らかになり、マフィアの芥川龍之介や、北米の異能力集団・ギルドとの対決が激化していく。アニメ化を担当するのは、個性的なイケメンたちの掛け合いが魅力の『桜蘭高校ホスト部』で高い評価を獲得した五十嵐卓哉監督、脚本・榎戸洋司氏、アニメーション制作・ボンズらによる布陣。三者は『STAR DRIVER 輝きのタクト』、『キャプテン・アース』でも再びタッグを組み、少年・少女たちによる青春群像劇とロボットによる迫力のバトルが好評を博していた。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年08月21日芥川賞を受賞した、お笑いコンビ・ピース又吉直樹の小説『火花』がさらに25万部増刷され、累計発行部数が169万部になることが30日、出版元の文藝春秋から発表された。これで17刷となる。28日に20万部の増刷を発表したばかりだが、引き続き売れ行きが落ちないため、お盆前の店頭着荷を目指して再び増刷を決定。150万部を一気に突破した。また、8月7日発売の「文學界」9月号に、又吉が芥川賞受賞後に書き上げた最新作「芥川龍之介への手紙」が掲載されることが決定。芥川への手紙という形式をとったエッセイとなっており、「今回、あなたの名前が付いた賞を受賞できたことを嬉しく思います。(中略)創作に没頭する瞬間瞬間を積み上げて行き、その都度、脱皮を繰り返すようなイメージで過ごして行こうと思います」といった文章で、自らの創作にかける思いが、6ページ(400字詰め原稿用紙12枚分)にわたって書き下ろされている。同号では「新芥川賞作家スペシャル」と題して、50ページにわたり、又吉と、もう1人の受賞者である羽田圭介氏を特集。又吉と、芥川賞選考委員の川上弘美との対談や、中村文則、中森明夫らによる「又吉直樹論」「羽田圭介論」などが掲載されている。
2015年07月31日2015年7月16日に行われる「第153回芥川龍之介賞」および「第153回直木三十五賞」の受賞作発表の瞬間と受賞者による記者会見の様子が、動画サービス「ニコニコ生放送」にて生中継されることが決定した。放送は同日18時から。番組では、新進作家による最も優秀な純文学短編作品に贈られる「芥川賞」と、最も優秀な大衆文芸作品に贈られる「直木賞」両賞の選考結果が発表となる一連の模様から、受賞者による記者会見までを生中継。発表までの時間は、出演者である井上トシユキ(ジャーナリスト)、栗原裕一郎(評論家)、ペリー荻野(コラムニスト)の3氏による作品解説なども行われるという。また全国の書店では、同番組のパブリックビューイングを実施。実施店舗は紀伊國屋書店(新宿本店、本町店)、三省堂書店(神保町本店、有楽町店)、丸善&ジュンク堂(丸善丸の内本店、MARUZEN&JUNKUDOネットストア)、蔦屋書店(蔦屋書店武雄市図書館)などで、本屋B&Bでは連動イベントも開催予定となっている。これらに先立ち、ニコニコチャンネル内のテキスト配信サービス「ブロマガ」では、出版元全社の協力により、両賞候補作品の試し読み企画がスタート。話題となっているお笑いコンビ・ピースの又吉直樹の『火花』を含む全12候補作品の冒頭部分が無料にて配信されている。試し読みは「芥川賞・直木賞発表を楽しもう」から。番組名:「第153回 芥川賞・直木賞発表&受賞者記者会見 生放送」放送日:2015年7月16日(木)放送時間:18時~出演者:井上トシユキ(司会・ジャーナリスト)、栗原裕一郎(評論家)、ペリー荻野(コラムニスト)番組ページはこちら
2015年07月02日時代劇「水戸黄門」で知られる水戸黄門は、日本で初めてラーメンを作らせて食べ、のちには自分でも作るようになった人物とされている。ラーメンを普通に食べるようになる300年も前の話だ。そんな、ロマンあふれる「水戸藩らーめん」を実際に食べてみることにした!○水戸黄門はグルメで"変わり者"水戸黄門で知られる徳川光圀(1628~1701年)は進取の気象に富んだ人物だったらしく、ラーメン、餃子、牛乳、チーズ、ワインなどを好んだそうだ。日本でラーメンが定着し始めたのは明治の中頃と言われているので、300年くらい時代を先んじていたらしい。300年時代を先んじると、もう流行とかとは完全に無関係。きっと、ちょっとした"変わり者"だったのだろう。光圀は、長崎に亡命していた明朝の儒学者「朱舜水(しゅしゅんすい)」を水戸藩に招き、教えを請うた。朱舜水は芥川龍之介の『歯車』にも名前が出てくる人物で、学問だけでなく漢方にも精通していたという。この朱舜水が水戸黄門に伝えた料理、それがラーメンである。しかも、ただのラーメンではない。麺に小麦だけでなく、レンコンを混ぜて使っているのである。レンコンの粉は、中国から長崎を経由して取り寄せるといったこだわりっぷりである。○地元食材レンコンと5種類の薬味農林水産省が公表している平成24年都道府県別レンコン収穫量によると、茨城県は3万500tで全体の54.2%をしめている。ちなみに2位は徳島県(7,380t)で全体の13.1%。いかに茨城県が"レンコン大国"なのかが分かるだろう。そして、水戸市にある「中国料理 金龍菜館」でも地元産のレンコンを使っている。ラーメンにレンコンを使う理由は「肝臓にいいから」ということらしい。水戸黄門は、このラーメンを「うどんのごとく」と言っていたそうだが、そのラーメンを大いに気に入り、隠居していた西山荘で客人や家臣らにふるまったという。これが、元禄時代の世相風潮や生活の実態、気象などを今日に伝える『日乗日記(にちじょうにっき)』に記されている。「うどんのごとき」ラーメンは、5種類の薬味「五辛」をかけて食べる。「五辛」は、「ニンニク、ニラ、ラッキョウ(エシャレット)、ネギ、ショウガ(はじかみ)」で、どれも身体を温める効能がある。この朱舜水のレシピが『朱舜水氏談○は言偏に奇)』に記されており、1993年に「金龍菜館」や同店に麺を下ろす川崎製麺所が中心になって再現したのが「水戸藩らーめん」(950円)である。レシピといっても、材料は書いてあったが手順はない。それを試行錯誤してかたちにしたのだ。レシピに則り、麺には茨城県の地元特産品であるレンコンを混ぜ込んでいるため、麺が焦げ茶色というか濃い灰色のめずらしいラーメンとなっている。麺の見た目は、蕎麦のようにも見えなくない。○チャーシューはシイタケとともに現在は川崎製麺所に水戸藩らーめん会の事務局があり、水戸市内近郊、および三鷹市、京都太秦に麺を提供している。各店舗ではこの麺にスープや具材を工夫して組み合わせ、独自の水戸藩らーめんを作っている。「金龍菜館」では、スープに塩漬けの豚の腿「火腿」の金華ハムと醤油だしを使用。塩漬けの塩が醤油に溶け込んで、塩ラーメンと醤油ラーメンの中間くらいの薄い色をしたスープに、特製のレンコン麺が浮かんでいる。スープの香りはとてもよく、あっさりした食欲をそそる香りだ。具材はシイタケ、メンマ、チンゲンサイ。そして、「どーんと大きくて見栄えもいいように」と語る店長で2代目の遠藤晋(すすむ)さんの言葉通り、どーんと大きめのチャーシューがのっている。シイタケが入るのは儒教のゆえんで、肉には必ず兄弟分として一緒になっているという。シイタケは濃いめに味つけしてあり、食べ応えも十分だ。こうした具材とともに、クコの実と松の実が彩りを添える。食べると、麺とスープはかなりあっさりした味つけ。レンコンはほのかに感じるくらい。そのあっさりをチャーシューとシイタケががっちりパワフルにサポートする。○水戸藩餃子は水餃子なのに汁がない!?「水戸藩らーめん」とあわせて食べたいのが、「金龍菜館」オリジナルの「水戸藩餃子」(600円)だ。鴨肉入り水餃子で、水餃子というものの汁がない。これも水戸黄門伝来で、朱舜水のレシピにあった餃子を再現し、想像力で作り上げた。餃子の肉に鴨肉を使っているところがオリジナル。鴨肉の中央にはクコの実のほか、水戸の偕楽園で有名な梅肉も入っていてほんのりと甘い。皮は水分を多めに入れているため、汁なしでも柔らかいまま。この皮も川崎製麺所製で「餃子というと焼き加減によっては皮が固いことがあるが、水戸藩餃子の皮は口のなかでとろけるようにやわらかい」と、川崎製麺所の川崎一男社長はいう。○名物・納豆とジャージャー麺のコラボも水戸といえばもうひとつの特産品は納豆だ。「金龍菜館」では「水戸藩らーめん」をアレンジして、ジャージャー麺風の「水戸藩納豆汁なし味噌らーめん」(750円)も出している。もちろん、納豆好きのためのメニューなので好みは分かれるかもしれないが、食べてみると甘辛ねばねばで癖になる味である。「水戸藩らーめん」と同じレンコン麺の上に、細かく切ったひき割り納豆、そして、ひき肉たっぷりのジャージャー麺風辛口ソースがかかる。上に乗るのは、オクラ、ザーサイ、シソ、練り梅、大根とキュウリの千切りで、全部を混ぜて食べると、甘くて辛くて酸っぱくてねばねば。でもサッパリ、という複雑な味つけだ。材料は同じでも、水戸黄門が愛したラーメンはもっと別のかたちをしているかもしれない。とは言え、当時の食文化を知る貴重なラーメンを水戸で感じてみるのも面白いだろう。●information中国料理 金龍菜館茨城県水戸市米沢町237-15※記事中の情報・価格は2014年11月取材時のもの。価格は税別○筆者プロフィール: ベル・エキップ取材、執筆、撮影、翻訳(仏語、英語)、プログラム企画開発を行うライティング・チーム。ニュースリリースやグルメ記事を中心に、月約300本以上の記事を手がける。拠点は東京、大阪、神戸、横浜、茨城、大分にあり拡大中。メンバーによる書籍、ムック、雑誌記事も多数。
2014年12月12日Amazon.co.jpは29日、Kindleストアに「Kindle アーカイブ」カテゴリを設置し、国立国会図書館所蔵で、近代デジタルライブラリー上で公開しているパブリックドメインの古書をKindle版として販売を開始した。Kindle アーカイブで販売する作品は、安藤広重の「東海道五十三次」、葛飾北斎の「富嶽百景」などの浮世絵や曲亭馬琴の「南総里見八犬伝」、芥川龍之介の「羅生門」など、日本の著作権保護期間を満了した作品を1タイトル100円で販売する。取り扱いタイトルは、2014年内に1000冊以上を目指す。なお、kindle アーカイブの作品は、Kindle等の電子書籍リーダー、Fireタブレットシリーズ、Kindle Cloud Reader、iPad、iPhone、iPod Touch Androidスマートフォン・タブレットで無料のKindleアプリで閲覧できる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月29日ライフィートはこのほど、小説付きレトルトカレー「華麗なる小説」を発売した。○東京の文化流行を取り入れた"小説付き"ご当地カレー同商品は、有数の古書店街・神田神保町の「カレーと本」の文化流行をパッケージした商品。味へのこだわりはもちろん、付属小説やパッケージにも気を配り、東京の新しいご当地カレーとして、お土産や贈答品として活用できるよう、また幅広い年齢層が楽しめるように開発したという。カレーは、180g。日本人になじみのあるルウカレーと、幅広い世代に人気のあるキーマカレーの良さをバランスよく配合、鶏ひき肉を多く使って旨みを引き出し、あらゆる年齢層が楽しめるように適度にスパイスを効かせた中辛味とした。また、本を読みながら食べることをイメージし、冷めてもおいしく食べられるように風味にもこだわったという。付属の小説は、夏目漱石(夢十夜)、宮沢賢治(注文の多い料理店、他1編)、芥川龍之介(羅生門、他2編)、太宰治(走れメロス、他1編)など、日本を代表する文豪の短編小説を中心に収録。いつでもどこでもすぐに読めるよう、持ち運びにも便利な、市販の文庫と同サイズとした。小説は現在4種類あり、作家/作品は今後も追加予定となっている。販売価格は、648円。現在、Webサイトほかにて購入することが可能となっている。
2014年04月09日トラウマリスは、編集者/写真家の都築響一ディレクションによる、荒井美波の個展「Trace of Writing」を開催している。開催期間は2月2日まで(月曜休み、ただしイベント等により変更あり)、開場時間は16:00~24:00(日曜は14:00~22:00)。会場は東京都・恵比寿のTRAUMARIS|SPACE。入場無料。同展は、小林多喜二の「蟹工船」や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」など、日本近代文学の名作をモチーフに、原稿用紙を模した革張りのキャンバス上で、文豪の原稿の生々しい筆致を針金で"なぞる"シリーズ「行為の軌跡 -活字の裏の世界-」を展示している。活字の裏に隠された書き手の人間性や身体性を、立体によって"臨書"(手本に似せて書くこと)した作品だ。また、筆癖や書き順、本文を書いた後に振られたルビや編集者が書き込んだ校正の跡までも忠実に再現しており、普段見ている文字が、人間がペンや筆といった道具を手に持つことで生まれた「書く」という行為の産物であることをあらためて認識させられる。荒井は、今回の展示作品で2013年の「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD」で佳作を受賞しており、同アワードの審査員を長年務めている都築響一の目に留まり、今回の個展が開催されることになった。なお、荒井美波は1990年東京都生まれ、武蔵野美術大学 大学院修士課程 視覚伝達デザインコースに在籍中のアーティスト。彼女のTumblrページでは、新作やその制作過程などが公開されている。
2014年01月21日懐かしいメロディーとともに語られる昔話の舞台あの懐かしい主題歌と共に独特の語りで人気があった「まんが日本むかし話」。どことなくノスタルジックな感覚を呼び起こす昔話の舞台の中で、行ってみたいと思う場所をマイナビニュース会員の男性441人にアンケートをしてみました。>>女性編も見るQ.なつかしの「まんが日本むかし話」行ってみたい昔話の舞台は?1位金太郎(神奈川県金時山)16.6%2位牛若丸(京都府鞍馬山)14.7%3位羅生門の鬼(京都府羅城門跡)9.1%4位しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)7.9%5位恐山のおどり鬼(青森県恐山)7.3%5位あの世のいり口(北海道突哨山)7.3%7位地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)7.0%■金太郎(神奈川県金時山)・「神奈川県人の誇りの一つです」(53歳/情報・IT/技術職)・「昔話と言うより偉人の逸話みたいで,触れてみたい気がします」(63歳/情報・IT/経営・コンサルタント系)・「平和そう。また金太郎がどんな姿なのか実際を見てみたい」(26歳/不動産/その他)■牛若丸(京都府鞍馬山)・「実在した人物でもあるので当時の歴史を感じてみたい」(28歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「この時代に行って自分を鍛え直したい」(33歳/情報・IT/技術職)・「てんぐの出没スポットでもあるから」(28歳/商社・卸/事務系専門職)■羅生門の鬼(京都府羅城門跡)・「自分が好きな、芥川龍之介の小説でも題材になっているところだから」(31歳/学校・教育関連/専門職)・「なんかちょっと怖い場所でもあるし、今でも何かが起こりそう」(30歳/金融・証券/専門職)・「黒澤明の映画にもなったので」(54歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)・「タヌキの踊る姿、見てみたいですよね」(43歳/電機/事務系専門職)・「狸ばやしを聞いてみたい」(50歳/医薬品・化粧品/技術職)・「これは歌もあって、有名ですよね。一度行ってみたいです」(45歳/建設・土木/技術職)■恐山のおどり鬼(青森県恐山)・「小さい時は怖かったけど今は怖いもの見たさで興味がある」(29歳/運輸・倉庫/技術職)・「恐山自体が神秘的な気がするから行ってみたい」(38歳/その他)・「恐山は、あの世の雰囲気が味わえそうだから」(34歳/運輸・倉庫/その他)■あの世のいり口(北海道突哨山)・「あの世の入り口がどんなものか見てみたいと思うから」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「トラウマになっている」(34歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)・「森や山は異界という気分が味わえそうなので」(27歳/学生/その他)■地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)・「地獄はどんなところか気になる」(25歳/自動車関連/営業職)・「怖いけど、興味がある。お化け屋敷感覚」(28歳/建設・土木/技術職)・「地獄ツアーに行ってみたい」(26歳/運輸・倉庫/事務系専門職)■番外編:実際行ってみた。地元からの情報も。・マヨヒガ(岩手県遠野市マヨヒガの森)「実際に「遠野物語」でここだと言われている場所を探してみたが山深くてたどり着けなかった」(43歳/マスコミ・広告/経営・コンサルタント系)・ねこ岳の怪(熊本県阿蘇山根子岳)「地元の有名な迷い山だから。よくこの山で迷って遭難する人がいるらしい」(29歳/食品・飲料/その他)総評輝ける1位は「金太郎(神奈川県金時山)」です。アニメの他、童謡や絵本などにもなっている知名度と、神奈川県という人口の多い県に存在するということが多くの人の記憶に残った要因だと考えられます。2位は「牛若丸(京都府鞍馬山)」となりました。日本の歴史に登場する「源義経」の幼少のころの物語で、天狗に武芸を習った逸話です。「判官びいき」の語源となったことでも知られる義経は日本人が好きなキャラクター。源平の戦いという歴史の知識に関連して記憶している人が多いようです。3位は「羅生門の鬼」。渡辺綱(わたなべのつな)が羅生門の鬼の腕を切るという物語です。京都という日本を代表する観光地にあるということと、小説や映画の舞台になったということも上位ランキングした要因です。4位は「しょじょ寺の狸ばやし(千葉県木更津證誠寺)」。タヌキが踊るほのぼのとした物語が見る人の心に残ったようです。5位は同率で「恐山のおどり鬼(青森県恐山)」と「あの世のいり口(北海道突哨山)」が並びました。さらに0.3ポイント差で「地獄めぐり(栃木県日光市若子神社)」。昔話は意外と「怖い物語」が多いのです。「怖いもの見たさ」を刺激した物語が並びました。番外は、実際行ってみたと言う人や、昔話の舞台となった地元の回答者の意見です。「なかなかたどり着けない」場所もあるようです。それが神秘的な物語が生まれた背景なのかもしれません。ランキング下位は「地域の伝承」、1位~3位の上位は「歴史上の人物の活躍譚」であることが特徴です。金太郎は「坂田金時(さかたのきんとき・源頼光の家来)、牛若丸は「源義経」、羅生門の鬼の腕を斬ったのは「渡辺綱(源頼光の家来)」となります。ヒーローが活躍する物語が心に残り、その場所に行ってみたいと考えるのは、観光したいという気持ちとともに、ヒーローへのあこがれがあるのかもしれません。ちなみに、金太郎と渡辺綱は源頼光四天王、つまり職場の同僚ですね。(文・OFFICE-SANGA秋田茂人)調査時期:2012年12月14日~2012年12月19日調査対象:マイナビニュース会員調査数:男性441名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】一緒に旅に出たい戦国武将ランキング【男性編】日本の歴史の中で一番好きな時代【男性編】今の日本をつくったといえる幕末の偉人ランキング完全版(画像などあり)を見る
2013年01月23日東京都千代田区のJR東京駅丸の内口駅舎の復元、保存工事が終了し、約100年前の東京駅の開業当初の姿を取り戻した。6月から駅の1階部分など順次開業がしていたが、10月1日にグランドオープン(全面開業)となる。JR東京駅丸の内口駅舎は大正3年(西暦1914年)に完成。当時から繁華街であった京橋側に作らず、皇居に面した丸の内口につくるなど、駅機能としての実用面のみならず、象徴的な意味もあった建築物だ。平成9年に関東の駅百選、平成15年には国指定の重要文化財に指定された。駅舎の設計は明治、大正と日本の建築界をリードしてきた辰野金吾だ。辰野金吾はこのほか、日本銀行本店や旧岩手銀行本店本館、大阪市中央公会堂、旧第一銀行神戸支店、旧大阪教育生命保険などを設計。赤レンガに白のラインをほどこした建築様式に特徴がある。辰野金吾はジョサイア・コンドルに学んだことでも知られる。ジョサイア・コンドルは明治10年から来日し、三島由紀夫の戯曲や芥川龍之介の小説で知られる鹿鳴館や、上野の旧岩崎邸庭園洋館、北区にある旧古河庭園などを設計したほか、日本の建築家を育成した。丸の内口駅舎は太平洋戦争終戦直前の昭和20年5月、東京大空襲により焼夷弾が着弾、多くの建造物が破壊された。終戦後に規模を縮小して修理され、屋根の小屋組みは5年くらい持てば良いという考えで応急処置的に修復された。その後60年以上にわたり本格修理できないままとなっていたが、平成11年に本来の姿に復元することが決まった。平成19年に復元工事を開始。現存している駅舎の外壁など、可能な限り保存、活用して外観を創建当時の姿に再現しつつ、機能を拡大。さらに巨大地震に備える工事がなされた。平成23年には屋根材に使用予定だった宮城県産の天然スレートの一部が東日本大震災の津波で被害を受けるなどの障壁を乗り越えてのグランドオープンだ。10月3日には駅舎内の東京ステーションホテルも開業する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日人気ボーイズラブ映画の続編『愛の言霊〜世界の果てまで〜』の主要キャスト、植野堀まこと、河合龍之介、齋藤ヤスカの3人揃っての動画インタビューが到着した。広告代理店に勤める裕文(植野堀さん)とその上司に当たる慎司(河合さん)の間に芽生えていく“愛”を描いた作品で、植野堀さんにとっては初の長編映画出演にして初主演となる。植野堀さんは「緊張し、悩みながらのお芝居でした」と初主演のプレッシャーを明かしつつ、映画の完成にホッとした様子。撮影については「河合さんに助けられながら、毎日楽しく撮影できた」と笑顔でふり返った。撮影は3月だったそうだが、クライマックスに桜のシーンがあり、河合さんは「複雑な天候の中で、桜が咲くかどうか分からないまま『大丈夫かな?』と思いつつやってました。そうしたら最後の最後で咲いて、それをフィルムに残せて、『完成した。絶対いい作品になる』と感じた」と充実した表情を見せた。見どころを尋ねられると、植野堀さんは、2人からから「チュー?」、「ベッド?」などと茶化されつつ、植野堀さんは「チューやベッドシーンも見どころだよ(笑)!でも、やっぱり最後の桜のシーン」と力強く語ってくれた。前作に続いての出演となる立花都役の齊藤さんは、前作との繋がりについて言及しつつ「立花都の成長を見せられたら…。『1』を観てくれた人の期待を裏切らないように演じた」と優しい笑みを浮かべつつ語ってくれた。3人それぞれの口調から、現場の和気藹々とした雰囲気、そして作品への自身と強い思いが伝わってくる。『愛の言霊〜世界の果てまで〜』は8月7日(土)より渋谷・シアターイメージフォーラムほか全国順次公開。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:愛の言霊〜世界の果てまで〜 2010年8月7日より渋谷・シアターイメージフォーラムほか全国順次公開© 2010紺野けい子/フロンティアワークス/「愛の言霊〜世界の果てまで〜」Partners
2010年08月06日文学史に名を刻む巨匠たちの作品群の中から、作家の“素”の部分が最も顕著に表れると言われる短編作品にスポットを当てて映像化。旬の俳優陣が主人公≒作家を演じる注目のドラマシリーズ「BUNGO-日本文学シネマ-」がTBSでの放送に続き、現在BS-TBSにて放送されている。知らぬ者のいない文豪・芥川龍之介の作品の中から映像化されたのは、その文章からヒタヒタと奇妙な空気感が伝わってくる「魔術」。塚本高史が“芥川の怪作”とも称されるこの作品の主人公、すなわち芥川本人に扮し、その微妙に揺れ動く内面を見事に抽出している。放送を前に塚本さんに話を聞いた。文豪・芥川龍之介を演じるということはどのようなものだったのか?こちらのそんな問いに対し、塚本さんからは「芥川と聞いても、芥川を演じようとは思わなかった」という何とも興味深い答えが返ってきた。「僕は、演じる上でその人が誰であれ、あまり意識はしないんです。演じるのは自分。“誰を”演じるということよりも、台本の中に生きているものや共演者との掛け合い、監督との話し合いの中で生まれてくるもの、現場の空気を大事に演じたい。言葉ではうまく言えないんですが、台本から得たインスピレーションを基に現場で膨らませていく感じですね。文字で書かれているものを『実際に生身の人間として動くならこんな感じかな?』といった具合に、役柄と自分が半分ずつくらいのところから少しずつ役に近づいていく。役の方も僕に近づいてきて、現場でそれが100%、120%になるイメージかな」。主人公はあるインド人から魔術を習うのだが、その魔術を使うには“欲”を捨て去らねばならない。無心と物欲のはざまで揺れ、欲深さをある種、正当化さえしようとする人間の一面が軽妙に描かれるが、塚本さん自身、共感する部分は?「まず、この主人公にある種の純粋さを感じましたね。奥手で、言葉では思いを表現できない人間が何かひとつを――ここでは魔術ですが――習得することで、やっと自らの心の内を表に出そうとする。それこそが人間なんじゃないか?と共感する部分はありましたね」。人間の内面をえぐり出す――。そう聞くと何やら重苦しさを感じるが、先にも述べたようにこの作品におけるその表現は“軽妙”という言葉に尽きる。特に、主人公と村上淳扮するインド人の魔術師が対峙するシーンはほぼ、コメディである。「そもそも、あのインド人がムラジュンさんだって分かんないでしょ!本人にそう言ったら『分かんないからいいんだ』って言ってて、やっぱかっこいいな、この人って思いましたね(笑)。芝居に関しても、台本読んでもワケ分かんなかったし、どういう意味でこの言葉があって、どう返せばいいのかさっぱりだった。いきなり『おっぴろげです』(※魔術師=村上さんのセリフ)とかね(笑)。やっぱり、現場に入ったら意味とか関係なくて、分かってないのにあのやり取りの中で、自分の中から自然に言葉が出てくるような不思議な感じでした」。数年前まで“若手俳優”として、「木更津キャッツアイ」に代表されるような青春群像劇への出演のイメージが強かった塚本さんだが、近年では役柄も作品のジャンルもぐっと幅広さを増したようにも思える…。こちらのそんな言葉にうなずきつつ、今後やってみたいことについて口を開いた。「逆に“いま”だからできる男たちの群像劇をやってみたいですね。『木更津…』が青春だったとしたら、もうすぐ28になろうとしている僕や同世代の奴ら、これ(『BUNGO』シリーズ)にも出てる成宮(寛貴)や(佐藤)隆太と一緒に、いまの僕たちにしかできなものが作りたいですね」。最後に「BUNGO」シリーズに因んで、塚本さんの最も印象的な“読書体験”を教えて!「僕、基本的に小説って読まないです。なぜなら、台本からインスピレーションを受けて映像化するのが僕の仕事なので。僕にとって小説を読むということは文章を自分の頭の中で想像を膨らませて映像化するということ。プライベートで同じことをしようとは思わないです。あえて挙げるなら漫画かな。男なのでヒーローものが好きです。中でも『ドラゴンボール』(鳥山明/集英社刊)は“絶対的”な存在ですね」。飄々と、自らのペースで役柄に身を重ねていく塚本さん。これまでの芥川のイメージとはひと味違っており、それでいて見ていて妙に納得してしまう…まさに魔術のような“怪演”に注目してほしい。「黄金風景」向井理インタビュー「黄金風景」優香インタビュー「檸檬」佐藤隆太インタビュー coming soon「高瀬舟」成宮寛貴インタビュー coming soon「グッド・バイ」水川あさみインタビュー coming soon<BS-TBS>毎週土曜放送中/全6話・各話30分予定「魔術」は2月27日(土)18:30より放送BUNGO-日本文学シネマ- 魔術価格:2,993円(税込)BUNGO−日本文学シネマ− DVD-BOX価格:13,125円(税込)発売日:6月19日(土)公式サイト:■関連作品:木更津キャッツアイワールドシリーズ 2006年10月28日より渋谷シネマライズほか全国にて公開©2006映画『木更津キャッツアイワールドシリーズ』製作委員会■関連記事:2006年活躍したのはこの人!「第1回 インビテーション・アワード」 伊勢谷友介、宮崎あおい、チェン・ボーリン受賞『木更津キャッツアイワールドシリーズ』 3冠達成の快挙『木更津キャッツアイワールドシリーズ』 週末興収前作比2倍大ヒットスタート酒井若菜、ユンソナ、栗山千明、森下愛子、薬師丸ひろ子“女性版キャッツ”登場「第19回東京国際映画祭」5日目『木更津キャッツアイワールドシリーズ』レビュー
2010年02月26日太宰治、芥川龍之介といった近代文学の巨匠の手による短編作品を映像化した「BUNGO-日本文学シネマ-」がBS-TBSにて放送中。今後、DVDならびに劇場公開も控える。初回を飾ったのは太宰の自叙伝的な短編小説「黄金風景」。主演、すなわち太宰治を演じた向井理のインタビューに続いて、本作の“ヒロイン”と言うべきか、太宰の幼少時代、彼の家で女中をしていたお慶を演じた優香のインタビューをお届け!太宰の幼少時代にも深く関わり、彼にとって“忘れられない女”を演じた気持ちは――?「最初は演じるのが怖かった」とオファーが届いた当初の気持ちを明かしてくれた優香さん。「文学作品ってあまり読んだことがなくて、台本も1回読んだくらいじゃ分かりそうもないな…と。太宰さんの名前は知ってましたが、気持ちを理解するのは難しい!最初は周りにもそう言ったんです。でも、チーフマネージャーが文系なんですが、太宰さんについて説明してくれて、その太宰に影響を与え『負けた』とまで言わせてしまう人を演じるなんて面白い!優香、できるよと言われ、乗せられてしまいました(笑)」。では実際に演じてみて、太宰の気持ちは理解できたかというと…。「いやー、太宰の気持ちは難しい!繊細だし、だからこそ書くことでその気持ちを表現する人だったんだろうなと。いまの時代を生きていたら、すごく生きづらかったと思います」。お慶は太宰の生家の女中で、幼い太宰から散々な仕打ちを受ける。やがて同郷の男の元へ嫁ぎ、ひょんなきっかけから東京で成人した太宰と再会する。“太宰治”と聞くと、一般に次から次へと女性と心中を試みた、というイメージを持っている人も多いのでは?その中でお慶は、ある意味で太宰に深く関わりつつ、己の幸せをつかんだ人物と言える。「最初は監督に『少し、おバカな感じで』と言われたんですがこれが難しい。やりすぎると変だし(笑)。でもおバカというのを、一生懸命過ぎて目の前のことしかできない人と理解しました」。お慶がいま、幸せに生きていることを知った太宰の胸には“敗北感”とも言うべき感情が押し寄せる。太宰を演じた向井さんは、その心理を太宰のかつての“恋心”から来るものと解釈していたが、優香さんはどう見ているのか?「えー!?難しい質問ですね(苦笑)。子供の太宰がお慶に抱いていた気持ちは間違いなく恋だと思うんです。器用ではなくて失敗ばかりのお慶が気になって…気になるから意地悪したくなる。でも、『負けた』と思ったのは“恋”ではないような…うーん、お慶の“存在”に『負けた』という感じですかね?」様々な解釈を想起させるお慶をフワリと不思議な魅力で演じている優香さん。“女優”としての側面と共に、司会者やバラエティ番組などでの活躍も目立つが、優香さんにとって“演じる”というのはどういうことなのか?すごく楽しんでいるように見えるが…。「その質問、よく聞かれます(笑)。飽き性なので、同じことをずっとしてられないんですよ。だから、いろんな仕事をしているからこそ、そこで得たエネルギーをまた違うところで活かしている、という感じですね。その中で、『この役は優香で』と言っていただけるならやりたいです。以前は現場に緊張してなじめなかったんですが、最近、演じることが面白くなってきました。違う人になったりするのは楽しいですよ」。最後に、文豪たちの作品を原作としたこのシリーズに因んで優香さんの読書体験について。優香さんにとって、これまでで忘れられない一冊は?「基本的に、本でも漫画でも映画でも、恋愛モノよりも友情モノ…しかも男同士の友情のお話が好きです。女の子ってどこか距離があったりして、その点、男の子って殴り合ったりぶつかり合えるじゃないですか。女の子にはそれができないので惹かれますね。そういう意味で、大好きなのが『ボックス!』(百田尚樹著/太田出版刊)。親友同士なんだけど、一人はエリートでもう一人は努力家という2人のボクサーの戦いアリ、友情アリの物語です。私は、“青春”て言えるものを送ってないので、その部分も憧れます!」向井さん×優香さんの2人から、あなたはどんな解釈を導き出す?短い時間の中での2人の交錯を楽しんでほしい。(stylist:宇賀愛<オフィスロック>/hairmake:今野真樹<maroonbrand>)「黄金風景」向井理インタビュー「魔術」塚本高史インタビュー coming soon「檸檬」佐藤隆太インタビュー coming soon「高瀬舟」成宮寛貴インタビュー coming soon「グッド・バイ」水川あさみインタビュー coming soon<BS-TBS>2月20日(土)より毎週土曜放送中/全6話・各話30分予定BUNGO-日本文学シネマ- 黄金風景価格:2,993円(税込)BUNGO−日本文学シネマ− DVD-BOX価格:13,125円(税込)発売日:6月19日(土)公式サイト:■関連作品:ボックス! 2010年5月22日より全国東宝系にて公開© 2010 BOX! Production Committeeストリングス 〜愛と絆の旅路〜 2007年4月28日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて順次公開■関連記事:市原隼人と共演できる!『ボックス!』クライマックス・シーンでエキストラ大募集香取慎吾デザイン『ストリングス 〜愛と絆の旅路〜』タンブラーを5名様にプレゼント『エヴァンゲリオン』の庵野秀明×長塚圭史が魅せる人形ファンタジー『ストリングス 〜愛と絆の旅路〜』試写会に5組10名様をご招待
2010年02月25日芥川龍之介の短編「藪の中」を大胆に脚色し、映画化した『TAJOMARU』が9月12日(土)に公開を迎え、都内で舞台挨拶が行われた。主演の小栗旬を始め、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹、萩原健一に中野裕之監督、山本又一朗プロデューサーが顔を揃え、会場は大きな盛り上がりを見せた。劇場の後方扉から小栗さんらが登場すると、会場を埋めつくした女性ファンの黄色い声援が会場全体に響き渡った。握手を求めるファンをかき分けて壇上に上った小栗さんは「おはようございます。(壇上に到着するまで)結構、長い道のりでしたね」と笑顔で挨拶。司会者からは、劇中で小栗さん扮する多襄丸(=直光)が見せる“泣き”の演技についての質問が飛んだが、小栗さんは「あれはだいたい、目薬です。隠れてこっそりね(笑)」ととぼけた。監督によると「旬くんもすごかったけど、幸ちゃんはもっとすごかった。旬くんは負けず嫌いなので、幸ちゃんが泣くと旬くんも泣き返す、といった感じでした」と明かした。その柴本さんは劇中で描かれる“愛”の形について「現代ではこんな愛は、なかなかないので、特別な経験をさせてもらいました。直光のダイレクトな愛を私自身(=阿古姫)は直接的に受け止めるわけではないので、(演じながら)複雑な思いでした」とふり返った。松方さんは、小栗さんの印象を尋ねられ「初日にお会いして、くそデカいのに、顔が小さいなぁって思いました。(小栗さんは)集中力が素晴らしく、楽しい撮影でした」と語った。本作でスクリーンに復帰した萩原さんは「プロデューサーも監督も環境づくりが非常にお上手でした。映画作りというものが変わったことを肌で感じましたね。“ジャパニーズ・ニュー・シネマ”の幕開けです!」と高らかに宣言。田中さんは、これまでのイメージとは打って変わって、悪役に挑戦したが「演じているときは難しくて、迷いながらみなさんとキャラクターを作り上げていきました」と語り、事務所の先輩である小栗さんとの共演については「役を通してでしか、旬くんのことを『貴様!』なんて呼べませんからね(笑)。そういうところも楽しみでした」と明かし会場を沸かせた。やべさんからは「小栗くんが圭くんにダメ出ししてる姿が忘れられません。圭くんは酒が強くないので、少し飲むと顔全体が真赤になって、鼻だけ白いコアラみたいになるんです。小栗くんはそれを見て『お前、また飲んでるのか?飲む時間あったら台本読め!』って言ってましたね」との証言が。小栗さんは、苦笑交じりに「圭が(酔って)廊下で寝ていたことがありました」と明かし、やべさんも「しかも、旬の部屋の前でね(笑)」とさらにダメ押し。先輩たちによって明かされた、田中さんの意外な姿に会場は笑いに包まれた。最後は客席をバックに写真撮影が行われ、映画の船出に満員の客席からは大きな拍手が贈られた。『TAJOMARU』は丸の内ルーブルほか全国にて公開中。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会■関連記事:【どちらを観る?】愛か自由か?松ケン『カムイ外伝』VS小栗旬『TAJOMARU』『TAJOMARU』小栗旬「女の人の気持ち?一生わかんないと思うな…(笑)」「何があってもおれがお前を幸せにする!」小栗旬『TAJOMARU』本編映像が到着ショーケン、東大で復活の怪気炎!“東大特別講師”小栗旬が考えるリーダー像とは?小栗旬主演の最新作!『TAJOMARU』試写会に50組100名様をご招待
2009年09月12日いま、時代劇映画のヒーローに熱い視線が注がれている。日本映画界を牽引する若手実力派、松山ケンイチと小栗旬がそれぞれ主演を張る『カムイ外伝』と『TAJOMARU』だ。伝説のコミックと言われる白土三平の漫画が原作の『カムイ外伝』は、忍者の掟を破り組織から追われる抜け忍の“カムイ”が、追忍に執拗に追われながらもたった独りで生き抜く姿を描いたアクション・エンターテイメント。「カムイ役はこの男しかいない」という崔洋一監督のラブ・コールに、松山ケンイチは「日本人に生まれたからにはできるだけ時代劇に出たい」と応え、初めて激しいアクションに挑んだ。日本の忍者の存在は世界中でも広く知られ、数多くの漫画、アニメ、実写で描かれてきたキャラクターではあるが、この『カムイ外伝』がこれまで描かれてきた忍者と一線を画するのは、リアルな忍者であること。人並み外れた身体能力や必殺技を持っているものの、リアルさからかけ離れていないからこその面白さがある。それを成し得たのは『血と骨』や『クイール』で知られる崔監督の演出と宮藤官九郎による脚本の力も大きい。ただ、ドラマティックなストーリーを期待して間違いないこの2人がタッグを組んでいるだけに、VFX(視覚効果)があと一歩という欠点が浮き彫りに…。が、そこは大目に見て、非の打ち所のない松山ケンイチの忍者を堪能してほしい。生きることとは何かを深く追求した『カムイ外伝』に対して、『TAJOMARU』は愛のためにすべてを懸けた男の物語だ。『クローズ ZERO』で男も惚れる男としてその存在感を焼き付けた小栗旬が、今回は愛する女性のために地位も名誉も名前も捨て命を懸ける男・多襄丸を熱く演じている。多襄丸とは黒澤明監督作『羅生門』の原作として知られる芥川龍之介の短編小説「藪の中」に登場する人物で、本作は多襄丸を主役に据えた完全オリジナル・ストーリーとなっている。何不自由ない家柄に生まれた男が大盗賊・多襄丸として生きることを選ぶのだが、その背景には、血肉を分けた兄、弟のようにかわいがってきた家臣、そして心底愛した女性の裏切りがあった…。その不幸度とどんでん返しは上質なメロドラマといったところ。というわけで、小栗旬は泣いて泣いて泣きまくり!自他共に認める役者馬鹿ゆえに、感情高ぶる泣きのシーンごとに女性は多4.丸に惚れること必至。また、監督が中野裕之という点では、映像美やロック感も見どころだ。男性的にはもう少しアクション・シーンがあった方が…という懸念がなきにしもあらずだが、最終的に小栗旬の名演技にノックアウトされるので安心を。自由を求めた男・カムイと、愛を求めた男・多襄丸。あなたが今求めているヒーローはどっち?(text:Rie Shintani)■関連作品:カムイ外伝 2009年9月19日より丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開© 2009「カムイ外伝」製作委員会TAJOMARU 2009年9月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会■関連記事:松山ケンイチ『カムイ外伝』インタビュー 孤高のヒーロー誕生の陰にあった挫折、恐怖『TAJOMARU』小栗旬「女の人の気持ち?一生わかんないと思うな…(笑)」「何があってもおれがお前を幸せにする!」小栗旬『TAJOMARU』本編映像が到着ショーケン、東大で復活の怪気炎!“東大特別講師”小栗旬が考えるリーダー像とは?ファッション小噺vol.112日本女優の美肌のヒミツはこれだった!
2009年09月11日黒澤明の名作『羅生門』の原作小説として知られる、芥川龍之介の短編「藪の中」の登場人物の一人、盗賊の多襄丸を主人公に据え、大胆に脚色し映画化した『TAJOMARU』。本作のスタッフおよびキャスト陣が9月3日(木)、東京大学で開かれたコンテンツビジネス産業についての公開講座に登場!小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、萩原健一らが“講師”として聴講生たちからの質問に答えた。東大安田講堂の壇上に上がった小栗さんは「参りましたね(苦笑)。高校すらまともに行ってなかったのに、こんなところに来ていいんですかね…」とやや困惑気味。ほかの共演者も緊張した様子を見せていたが、萩原さんは、かつて学生運動で激しい闘争が繰り広げられた安田講堂に「昔を思い出します。蜷川幸雄さんと一緒に学生たちにエールを贈ったものです」と感慨深げな表情を見せた。映画や撮影の様子について、聴講生たちからは様々な質問が投げかけられたが、東大らしく(?)、中には「先日、総選挙が行われましたが、小栗さんが考えるリーダーの条件とは?」という質問も。小栗さんは「難しいなぁ…」と悩みつつ、自らが舞台公演で座長を務めた際の経験を踏まえながら「僕自身は、弱味を見せないようにしています。現場の作り方はいろいろですが、みんなでひとつのおもちゃ箱を作ろうとするようなもの。辛いときに笑っていられる環境づくりを心がけています」と答えた。田中さんは今回の作品について「俳優を9年やらせていただいて、こんなに辛かったことも、完成が嬉しかったことも初めて。時代劇も初めての経験で、初めてづくしでした。(撮影中の)夜の宴会も辛かったです(苦笑)」とふり返った。やべさんは「(自身が演じる)盗賊の場面は、ホンワカとしていて重くないところ。ギャップを出そうと楽しんでやりました」と笑顔で語った。萩原さんは寄せられる質問ひとつひとつに、ユーモアたっぷりに回答。脚本の完成の遅れ(撮影開始の3日前に完成!)について尋ねられると「びっくりしましたが、監督やプロデューサーの息がピッタリと合っており、素直に受け入れることができましたね。それを欠いて起こったのが私の“事件”だったわけです」。さらに、女性の好みや、現代社会における“草食系男子”の増殖についての質問には「女性遍歴が多すぎてわかんないですね(笑)。いまの社会は男性のフィーリングも変化し、“色気”よりも“色香”を振りまく時代、ギラギラではなくインテリジェンスの時代になっているのではないでしょうか。日本人の品のよさ、ふくよかさが戻ってきているように思います」とコメント。因みに劇中、田中さんと共に同性愛を思わせるような妖艶なやり取りを見せているが「私はゲイではありませんよ。もっと濃厚なシーンがあったんですがカットされています」と語り、会場を沸かせた。柴本さんは自らの出演シーンについて「明るいシーンがほとんどなくて、緊張を緩めることができない状況でした。今回は特に、役に入り込みましたが、(感情の)振れ幅が大きくてハードでした」と苦労を明かした。小栗さんはそんな柴本さんの熱演について「“なりふり構わない”って言葉は幸ちゃんのためにあると思います」と大絶賛。最後に作品について「明日への活力になれば」とアピールし大きな拍手を浴びた。『TAJOMARU』は9月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会■関連記事:小栗旬主演の最新作!『TAJOMARU』試写会に50組100名様をご招待最も浴衣が似合うと思う俳優は?「MTV」オリジナル携帯ストラップを10名様プレゼント気合いの(?)坊主頭・小栗旬、先輩風を吹かせて田中圭をぶった斬る?
2009年09月05日黒澤明の不朽の名作『羅生門』の原作としても知られる芥川龍之介の「藪の中」の登場人物の一人、伝説的な大盗賊・多襄丸を新解釈で描ききる『TAJOMARU』。9月に公開を控えた本作がついに完成を迎え、7月5日(日)、監督を務めた中野裕之、主演の小栗旬に柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹、山本又一朗プロデューサーと、主だったメンバーを揃えての完成報告会見が行われた。来る七夕に因んで、この日キャスト陣は全員浴衣姿で登場、会場は立ち見が出るほどの超満員に。短髪姿をお披露目した小栗さんは、早速髪型について指摘されると「坊主はTAJOMARUの気合いでやったと言えと言われましたが、実はそういう訳ではないんですよね」と笑って説明。多襄丸(直光)は、名門の生まれながら、地位も名前も捨て、盗賊として生きていくが、小栗さんは「何で生き続けていくんだろうということを考えながら演じました。失ってまで生きてもがいていく…いまの自分たちには想像できないことですよね。演じるのが難しかったというよりは、刺激的でした」と役への思い入れを語った。また、本作の見どころとなる刀での立ち回りシーンの感想を尋ねると、「松方さんのスピードについていくのがやっとでした。松方さんとご一緒したその日一日で成長できた気がします。また、圭くんは直接の後輩なので、遠慮なく出来ました(笑)」といたずらな笑みを浮かべた。これに対し、直光への謀反を企む桜丸役の田中さんは、役とは裏腹に「旬くんは目標の人なので、委縮してなかなか自分の思い通りに出来ず苦しかったです」と悩んだ様子。だが、「夜、お酒を飲んで酔っ払っていたときに、旬くんが『芝居のときもいまみたいにかかってこいよ』と言ってくれ、ラストは先輩ということを忘れて桜丸として直光にかかっていけました」と役になりきるまでを明かした。直光に多襄丸の座を授ける旧・多襄丸役の松方さんは、撮影の様子を聞かれ、「みんな本当によく飲んでました。圭くんなんて酔っ払っているとこしか見てないです」とコメント。小栗さんに対しては「不良性感度が豊かで、手足も長く、顔も小さく、本当にうらやましい限りです」と半ば、うらやましそうに称賛の嵐。とにかくよくお酒を飲んでいた現場だそうだが、その原因はこの人にあり?「盗賊のイメージを仲間と話し合い、『盗賊は飲むんじゃね?』ということで、自分は酒が強い方ではないのですが、がんばりました。『昼は盗賊、夜、宴会』という台詞は自然と生まれました」と話すのは、盗賊のリーダー・道兼役のやべさん。小栗さんとは『クローズ ZERO』に続く共演となったが、「頭としての演技を見せてくれて、俺たちを引っぱってくれました」と厚い信頼を寄せた。柴本さんは、時代に翻弄されるヒロイン・阿古を演じたが、「ひとつひとつ理解しようとするのは難しく、メンタル面でもハードな役柄だったので、現場に入ってみんなに助けてもらいました」と撮影をふり返った。また、撮影中によく涙を流したという中野監督は、「沼で多襄丸が刀を抜くシーンはすごい大切なシーンだったので、うまくいって泣きました」とのこと。「この映画は役者力でできた映画なので、拍手をお願いできますか?」と観客に呼びかけると、盛大な拍手が返ってきた。そして最後に、一同、短冊にしたためた願い事を披露。それぞれが映画をヒットを願う中、田中さんは「人を切らなくてものし上がれますように(笑)」とのこと。そして小栗さんからは「もっと自由になれますように。僕たちの時代の自由って、何でも手に入っていろいろ出来てと一見、自由そうですが、精神的には自由じゃない気がするので、そういう意味を込めて」と作品に通ずるメッセージを贈った。『TAJOMARU』は9月、全国にて公開。■関連作品:TAJOMARU 2009年9月、全国にて公開© 2009「TAJOMARU」製作委員会
2009年07月06日