ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」が9月25日まで、六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーにて開催されている。同展では、漫画家たちにルーヴル美術館をテーマに自由に作品を書いてもらうという、05年よりフランスのルーヴル美術館が進めている漫画プロジェクト「ルーヴル美術館BDプロジェクト」の全貌を日本で初公開。プロジェクトには、フランスのニコラ・ド・クレシーやマルク=アントワーヌ・マチュー、ベルギーのクリスティアン・デュリユーの他、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦や、『孤独のグルメ』の谷口ジロー、『鉄コン筋クリート』の松本大洋ら日本の漫画家も参加した。同展は全3章で構成される。第1章の入り口には、ルーヴル美術館の代表的作品「サモトラケのニケ」の原寸大レプリカが展示され、漫画の世界から飛び立とうとしているようなニケのダイナミックなインスタレーションが来場者を漫画の世界へと誘う。そのまま足を進めると、総勢16名の漫画化が“ルーヴル美術館”をテーマにそれぞれ制作した個性豊かな作品と出会うことができる。エティエンヌ・ダヴォドーは、ルーヴル美術館の警備員が婚約者の家族の先祖の描いた凡作「寄り目の犬」をルーヴルに収蔵するという難題を押し付けられてしまうちょっとおかしなストーリーで展開される「寄り目の犬」を制作。クリスティアン・デュリューは、ルーヴルでの晩餐中に退屈した老政治家が突然現れた女性に連れられ、夜のルーヴル美術館での逢瀬を愉しむロマンティックな作品「魔法」を出展した。続く第2章では、ルーヴル美術館の知られざる裏の顔を紹介。マルク=アントワーヌ・マチューによる「レヴォリュ美術館の地下」は、美術館の実態を調査する専門家の話。調査を進めるが行けども行けどもその全貌がはっきりしない、迷宮のような奇妙なルーヴルがつづられる。エンキ・ビラルは、ルーヴル美術館の名作にはそれぞれ亡霊が宿っているというコンセプトで、各作品に憑りついている亡霊を物語る「ルーヴルの亡霊たち」という作品を発表。青白い幻想的な展示に亡霊が漂う雰囲気を表現し、少し背筋が寒くなるような空間を演出した。松本大洋は、ルーヴル美術館に人知れず代々住みつく猫たちが主人公の冒険物語「ルーヴルの猫」を展示。展示装飾として、松本大洋の描く数々の個性豊かな登場人物や猫たちをクローズアップした大型パネルも配置される。た、荒木飛呂彦はルーヴル美術館に所蔵される“最も黒い絵”を巡るサスペンスフルな物語「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を出展。ミケランジェロの有名な彫刻「瀕死の奴隷」と荒木特有の露伴のポージングを効果的に対比させる展示で、ルーヴル美術館の名作と荒木作品の視覚的融合を試みた。また、ベルナール・イスレールによる3面モニターを使ったデジタル作品「ルーヴルの空の上」も展示。モニターの中で、フランス革命の最中に産声をあげたルーヴル美術館を舞台に繰り広げられる、政治と芸術のめくるめくドラマを描いた物語が展開される。最終の第3章では、過去・未来といった時や場所を越えて普遍的な存在感を放ち続けるルーヴル美術館を紹介。入口ではルーヴル美術館で最も有名な「モナ・リザ」が来場者を迎え、少し立ち止まってみると、このモナ・リザがBD(バンド・デシネ)作家たちの描く個性豊かな「モナ・リザ」に変化していく。足を進めると、坂本眞一による「モナ・リザ」の数奇な運命を辿る物語「王妃アントワネット、モナリザに逢う」が登場。レオナルド・ダヴィンチによって生み出され、その後、ヴェルサイユ宮殿でマリー・アントワネットに出会い、現在に至るまでの壮大なドラマを描かれた。寺田克也は、ルーヴル美術館がパリから突然消えてしまう物語「ルーヴル消失」を発表。収蔵されていた数々の美術品は、自由な形に姿を変え、世界中に飛び散り、自由を謳歌する。その他、谷口ジローによる「千年の翼、百年の夢」、フィリップ・デュピュイによる「坑内掘りの芸術」、ダヴィッド・プリュドムによる「ルーヴル横断」、エリック・リベルジュによる「奇数時間に」、ニコラ・ド・クレシーによる「氷河期」、ヤマザキマリによる「美術館のパルミラ」、五十嵐大介による「ニケのうた」といった作品が展示される。【イベント情報】ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」会場:森アーツセンターギャラリー住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階会期:7月22日から年9月25日時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)休館日:会期中無休
2016年07月24日声優アワードで殿堂入りを果たした、押しも押されぬ超人気声優の神谷浩史が、森アーツセンターギャラリーで開幕するルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の音声ガイドに決定。この度、本展の音声ガイドの収録を終えた神谷さんからコメントが到着した。2005年にスタートした「ルーヴル美術館BD プロジェクト」。漫画家たちが“ルーヴル美術館”をテーマに自由に作品を描く企画で、荒木飛呂彦(「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ)、谷口ジロー、松本大洋ら日本の漫画家を含むフランス内外の著名な漫画家が多数参加。本展では、それらプロジェクトから300点以上に及ぶ原画や資料、映像などを一挙公開。さらに五十嵐大介、坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリらが展覧会のために描き下ろした作品も展示されるという。美術&漫画界の超豪華競演が見逃せない本展の音声ガイドを務めたのは、「クレヨンしんちゃん」ぶりぶりざえもんの2代目を務めることでも大きな話題となった声優の神谷さん。「ワンピース」トラファルガー・ロー役、「進撃の巨人」リヴァイ役、「おそ松さん」チョロ松役、「黒子のバスケ」赤司征十郎役…と代表作は数知れず、様々なキャラクターを持ち前の透明感のある声で演じる実力派声優のひとりだ。『ハンガー・ゲーム』シリーズではジョシュ・ハッチャーソン演じるピータ役の吹き替えを担当。さらに声優業だけでなく、ラジオパーソナリティやアーティストとしても大活躍している。音声ガイドの収録を終えた神谷さんは、「とても楽しく収録できました。展覧会の音声ガイドだからと、特別な気負いはせず、20年の声優人生のキャリアをかけて打ち込みました」とふり返り、「展覧会の案内役だったり、漫画の中の人物になったりといくつもの声を演じました」と内容についてコメント。また、「芸術だからと構えて考えすぎずに、楽しんで欲しいです。会場では充分に作品に触れていただき、さらに作品の見識を高める、そのきっかけが自分の音声ガイドだったらとても光栄です」と本展をアピールした。神谷さんの音声ガイド付き前売チケットは、7月21日(木)までローソンチケット限定で発売中。ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」は、森アーツセンターギャラリーにて7月22日(金)から9月25日(日)まで開催。(※会期中無休)(text:cinemacafe.net)
2016年07月07日mame(マメ)と写真家の荒木経惟がコラボレーションした作品「アラマメ」が2016年7月13日(水)から24日(日)まで、銀座の森岡書店で展示・販売される。期間中は、荒木がmameを着た女性を撮影し、出来上がったポジフィルムを別のポジフィルムと手作業で貼り合わせることで生まれた写真作品が揃う。また、これらの作品を収めた作品集『アラマメ』も7月下旬の一般販売に先駆け、同書店において先行販売される。なお、今回のコラボレーションはmameのデザイナー・黒河内がシーズン毎に発表しているルックブックとは異なる方法で、ブランドの意思をより強く表現したいと考えていた時に、荒木経惟の作品「アラキリ」と出会ったことがきっかけとなっている。「アラキリ」とは、異なる写真2枚を中央で切断し、貼り合わせて1枚の作品に仕上げたもので、黒河内は「荒木氏の作品を実際に目にすることで感じる美しさや色気は、mameを通して表現したい事と共通性を感じた」とコメントした。【詳細】展覧会「アラマメ」開催期間:2016年7月13日(水)〜24日(日)時間:13:00〜20:00 (会期中無休)会場:森岡書店 銀座店住所:東京都中央区銀座 1-28-15 鈴木ビル 1階TEL:03-3535-5020作品点数:10点プリントサイズ:縦 27.9×横 35.6 cm価格:300,000円(額装費抜き)■作品集『アラマメ』発売日:2016年7月下旬 ※森岡書店で先行発売価格:3,700円+税掲載点数:16点
2016年07月02日マメ(mame)が7月13日から24日まで、写真家の荒木経惟とのコラボレーション作品を展示する「アラマメ」を森岡書店銀座店にて開催する。同コラボレーションは、マメのデザイナーの黒河内真衣子が、シーズン毎に発表しているルックブックとは異なる方法でブランドの意思をより強く表現したいと考えていた時に、異なる写真2枚を中央で切断し貼り合わせて1枚の作品とした荒木経惟の作品「アラキリ」と出会ったことをきっかけに実現したもの。森岡書店銀座店にて開催される展覧会では、今回制作された写真作品のうち10点を展示・販売。さらに、これらの作品を収録した作品集では、アートディレクター・長嶋りかこがデザインを担当。7月下旬の一般発売に先駆け、森岡書店にて先行販売する。同コラボレーションについて黒河内真衣子は、「荒木氏の作品を実際に目にすることで感じる美しさや色気は、私がマメを通して表現したい事と共通していました。作品を見た時に感じた、どこか曖昧な記憶の間を連想させることは、私自身の服作りに繋がる部分があったのです。写真に像を定着させることで初めて知覚できる事があるように、服も実際に着用して初めて感じる事があります。荒木氏がマメを着た女性を撮影し、出来上がったポジフィルムを別のポジフィルムと手作業で貼り合わせることで生まれた『アラマメ』には、私が大切にしていることが凝縮されていると思います」とコメントしている。【イベント情報】「アラマメ」会場:森岡書店銀座店住所:東京都中央区銀座1-8-15 鈴木ビル1階会期:7月13日~24日時間:13:00~20:00
2016年07月01日V6の井ノ原快彦がこのほど、テレビ朝日系ドラマ『警視庁捜査一課9係』(毎週水曜21:00~21:54)のクランクアップを迎え、今回の撮影を「充実した時間」と振り返った。きょう15日に最終回を迎える。このドラマでは、加納倫太郎係長(渡瀬恒彦)や浅輪直樹(井ノ原)ら個性豊かな6人の刑事たちが、対立しながらも難事件を解決していくもの。「season11」を数える人気シリーズだが、井ノ原は今作でも、シーンや脚本でさまざまなチャレンジを感じたそうで、その理由を「キャスト、スタッフ含めて作品にかかわる全員に、"何かやってやろう"という気持ちがあふれているからだと思います」と明かした。また、「豪華な出演者の方と1つの作品を作っていくというのは、これほどまでに充実した時間なんだ、というのは僕らも実感しています」と満足の様子。「誰よりも早く完成した作品を見たいですね」と楽しみにしていた。最終シーンは、今作から加わった野際陽子演じる静香の前で、親戚の倫太郎がタジタジになるという、「season11」ではおなじみとなったコミカルな場面。井ノ原は「『いつも正しくて僕らはついていくだけ』という存在だった係長が、静香さんにチクッとやられて困っている姿は、見ているとちょっと穏やかな気持ちになれてすごく新鮮でした」と野際による相乗効果を分析し、倫太郎の娘役を演じる中越も「野際さんが母親のような雰囲気を醸し出してくれて、家族のつながりがさらに奥深くなったような感じがしました」とほほ笑んだ。一方、野際は「私の本当の地はとても無口」と明言。それもあって、「自分とは違う静香のようなキャラクターを演じるのはストレスの発散にもなります」としつつ、「『もう少しいろいろと厳しいことを言っておいた方が良かったかな』とも思っています(笑)」と口にし、渡瀬や井ノ原らの笑いを誘った。今夜の最終回は、殺害されたゴシップ雑誌記者の部屋を調べると、1週間前に発生した大富豪夫人の殺害事件に関する大量の資料を発見。その事件は相続人である甥が逮捕されたものの冤罪を主張しており、捜査を進めると意外な真相が明らかになっていく。
2016年06月15日写真家の荒木経惟による個展「センチメンタルな旅-コンプリート・コンタクトシート(Sentimental Journey-The Complete Contact Sheets)」が、5月25日から東京・六本木のイマ コンセプトストア(IMA CONCEPT STORE)内のイマ ギャラリー(IMA gallery)で開催中。同展は1971年に私家版として1,000部限定で制作された写真集『センチメンタルな旅』をもとに開催されるもの。会場では、同写真集に収録されていた108点を含む、コンタクトシート全18枚、653カットが初公開されるほか、セルフポートレート1枚がプラチナプリントで展示。また小宮山書店協力のもと、私家版も含め400冊以上にもなる荒木経惟の写真集の中から、『センチメンタルな旅』私家版を筆頭に、『続センチメンタルな旅 沖縄』私家版、『お一日本』、『東京』私家版、『美登利』、『食事』などファン垂涎の希少な写真集の数々を展示・販売する。【イベント情報】「センチメンタルな旅-コンプリート・コンタクトシート ( Sentimental Journey - The Complete Contact Sheets) 」会場:イマ ギャラリー(IMA gallery)住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル3階会期:5月25日~7月23日時間:11:00~19:00定休日:日・月曜日、祝日
2016年05月29日荒木経惟の個展「写狂老人A 76齢」が、5月25日から6月29日まで東京・六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催される。同展では、「写狂老人A 76齢」シリーズより新作カラー作品9点を展示。この作品は2012年頃から毎年荒木が生涯のモデルとして撮影を続けてきたダンサーKaoRiの、今年の誕生日会で撮影した最新作品となっており、自身が今年76歳を迎えることにかけすべて6×7のポジフィルムで撮影された。また、フランスのギメ東洋美術館にて4月より開催中の大規模な個展で披露されている最新作「トンボー・トウキョー」より、写真集に収録されていない未発表のモノクローム作品471点も出展される。なお、同展に合わせて5月25日には写真集『写狂老人A 76齢』が500部限定で刊行される。【展覧会情報】「写狂老人A 76齢」会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1 AXISビル2階会期:5月25日~6月29日【書籍情報】『写狂老人 A 76 齢』著者:荒木経惟出版社:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムソフトカバー/520ページ/203×260mm発刊:2016年5月25日価格:未定(※500部限定)
2016年05月11日7月22日から9月25日まで東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されるルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」の記者発表会が都内で行われた。同展は、フランスのルーヴル美術館が2005年より進めている漫画プロジェクト「ルーヴル美術館BDプロジェクト」の全貌を日本で公開する展覧会。同プロジェクトは、漫画家たちにルーヴル美術館をテーマに自由に作品を書いてもらうもので、フランスのニコラ・ド・クレシーやマルク=アントワーヌ・マチュー、ベルギーのクリスティアン・デュリユー、今年東京で展覧会が開催されたエンキ・ビラルなど、フランス語圏の漫画「バンドデシネ(BD)」の作家に加え、『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦、『孤独のグルメ』の谷口ジロー、『鉄コン筋クリート』の松本大洋ら日本の漫画家も参加している。記者発表会では、はじめに同展の総監修を務めるルーヴル美術館のファブリス・ドゥアール氏が登壇。「今回の展覧会は、とてもユニークで世界で類を見ないようなオリジナリティに溢れている」と語り、その理由について「世界で初めて美術館が一つの展覧会としてバンドデシネの作品を展示すること」や、「世界で初めて存命の漫画家16人が一つの展覧会に集合すること」を挙げた。また、ドゥアール氏は、「同展がこれまでの展覧会のようにルーヴル美術館のリアルなコレクションを展示するという形式ではなく、漫画家の目を通した新しい視点におけるルーヴル美術館を展示することになる」と語り、今回の展覧会がルーヴル美術館にとって新たな側面を持つことを紹介した。さらにフランスでは、「バンドデシネ、漫画というものは1960年代頃から芸術と認められており“第9の芸術”と称されている」と説明した。続いて、駐日フランス大使のティエリー・ダナ氏が登壇。今回の展覧会について、「漫画とバンドデシネとの相互理解に大きく貢献する催しになり、さらに日本の漫画家の方たちにも参加を頂けるので、本当の意味での交流が可能になる」と述べ、「お互いの国で、それぞれの作品が翻訳出版されるという試みがこれからも進んでいくのではないでしょうか」と、今後に向けて日本とフランスの文化交流がより一層深まっていくことを期待を込めて語った。次に、同展の学術監修を務めている首都大学東京准教授、古永真一氏が同展の背景を解説。MCを務めるフジテレビアナウンサー、生田竜聖氏の「フランス語圏のバンドデシネと日本の漫画、それぞれの特徴や共通点、違いがあれば教えて下さい」という質問に対し、古永氏は「それぞれ違った楽しみがあり、多様な作品があるので一概には言えないのですが、あえて2つに分けるとすれば、バンドデシネの場合は、オールカラーで1冊あたり48ページですので、日本の漫画よりも薄く、その分1冊の中に様々な要素が凝縮されていて、絵画を眺めるようにじっくりと読み進んでいくということがあります」とバンドデシネの特徴を解説し、「日本の漫画の場合は、モノクロで記号のようにスピーディーに読めるということがあります」とそれぞれの違いを丁寧に解説した。最後に、女優の菜々緒が純白のドレスに身を包み華やかに登場。オフィシャルサポーターの一人として同展のミューズに就任した菜々緒は、「私の存在をきっかけに、より幅広い層の皆様に展覧会を注目していただけるように精一杯務めせていただきます」とコメントした。また、同展に参加する漫画家の坂本眞一が菜々緒をテーマに描き下ろし、展覧会場で公開する企画も発表された。なお、展覧会では300点以上に及ぶ原画や資料、映像を一堂に展示。五十嵐大介、坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリら日本の漫画家が同展のために描き下ろした作品も公開される。さらに、音声ガイドには人気声優の神谷浩史が着任、並びに注目のミュージシャン米津玄師による公式イメージソングの制作が行われているという。ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」は、東京での開催を皮切りに、2016年12月1日から2017年1月29日まで大阪、2017年4月から5月(予定)に福岡、2017年に名古屋の松坂屋美術館で巡回展を予定している。【イベント情報】ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」会場:森アーツセンターギャラリー住所: 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー52階会期:7月22日から年9月25日時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)休館日:会期中無休
2016年04月22日写真家・荒木経惟の写真集『トンボー・トウキョー』が、2016年4月13日(水)発売される。東京の「かつて」と「いま」を切り取った『トンボー・トウキョー』。季節や時間、時代ごとの空気が伝わる、温度感のある写真が収録されている。パリ・ギメ東洋美術館「Musée Guimet」にて4月13日(土)より開催の、大規模な展覧会において披露される新作98点を網羅。アラーキー最新の集大成と呼べる1冊に仕上がった。【詳細】 荒木経惟写真集『トンボー・トウキョー』発売日:2016年4月13日(水)定価:2,500円+税仕様:96ページ B5 版変形
2016年04月12日東京都・六本木の森アーツセンターギャラリーは、ルーヴル美術館特別展「ルーヴル No.9 ~漫画、9番目の芸術~」を開催する。会期は7月22日~9月25日。同展は、「ルーヴルBDプロジェクト」において、漫画家たちがルーヴル美術館をテーマにして自由に描いた作品を一挙公開するもの。フランス語圏において、古くから独自に発展してきた「バンド・デシネ(BD)」という漫画文化は、大衆的な作品がある一方で、絵画のような複雑で技巧に富んだ作品も多い。"子供から大人まで鑑賞して楽しめる"という特徴から、フランスで漫画は「第9の芸術」(フランスにおける芸術の序列で、第1~8は順に、建築・彫刻・絵画・音楽・文学/詩・演劇・映画・メディア芸術)とされ、近年では漫画は評論や研究の対象にもなっている。「漫画」という表現方法を通して、より多くの人々にルーヴル美術館の魅力を伝えるため、2005年にスタートした「ルーヴルBDプロジェクト」は、漫画家たちにルーヴル美術館をテーマに自由に作品を描いてもらうもので、フランス内外の著名な漫画家が多数参加。日本では荒木飛呂彦、谷口ジローが参加しており、2016年、日本人3人目となる松本大洋の参加が決定し、作品の一部が公開された。これまで同プロジェクトからは11作品が出版されてきたが(うち5作品は日本語版出版済)、同展では数百点に及ぶ原画や資料が趣向を凝らした演出と共に一挙公開される。また、同展のために五十嵐大介、坂本眞一、寺田克也、ヤマザキマリと有名日本人漫画家たちが作品を描き下ろすということだ。参加アーティストはニコラ・ド・クレシー、マルク=アントワーヌ・マチュー、エリック・リベルジュ、ジャン=クロード・カリエール&ベルナール・イスレール、荒木飛呂彦、クリスティアン・デュリユー、ダヴィッド・プリュドム、エンキ・ビラル、エティエンヌ・ダヴォドー、ルー・ユイ・フォン&フィリップ・デュピュイ、谷口ジロー、ほか。
2016年03月10日タレントの彦摩呂が23日、都内で行われた「がんばろう!日本」2016応援団長記者会見に出席した。CS放送・旅チャンネルでは、東北復興編成枠「がんばろう! 日本」を3月から編成。その枠で3月5日に放送する『彦摩呂と行く福島旅 東北トラベラー! スペシャル』(6:00~7:00)に出演する彦摩呂が、東北の復興を応援する「がんばろう! 日本」2016応援団に就任した。同番組で東北ロケを行った彦摩呂は「震災から5年が経ち、瓦礫がほぼ100%なくなって更地になり、建物が建つなど様子が少しずつ変わってきました。地元の方も元気で明るく、そして逞しく、未来に目を据えている。そんな皆さんと触れ合うことができました」と被災地の変化を実感した様子。番組ではかつてアイドル時代に"幕末塾"のメンバーとしてステージに立ったスパリゾートハワイアンズも訪れたが、「あの時はアンパンマンショーの次が幕末塾のミニコンサート。それとすれ違ったフラガールからいい匂いがしましたね(笑)。今回もいい匂いでしたよ。その時を思い出しました」と感慨深げだった。今回の福島をはじめ東北各県のみならず、グルメリポーターとして全国各地を訪れている彦摩呂だが、福島では煌牛(きらめきぎゅう)とカニ丼などに舌鼓を打ったそうで「煌牛はめっちゃ甘みがあって美味しかったですよ~。カニ丼もまあ美味しかった! カニを丸ごと味わえる丼でしたからね」と絶賛しながら「東北は大変なダメージを受けましたが、東北の方を応援するのは次の段階に来ています。『助けに来て』から『遊びに来て』に変わりました。温泉もあるし美味しいものもあるので、地元の方に触れて実際に体験していただきたいですね」と観光大使のように東北をアピール。また、春の時期のオススメな食べ物を問うと「これからは桜鯛! 刺し身を温かいご飯に乗せ、ワサビを入れて熱々のお出汁をかけて鯛茶漬けにしたいですね~」と熱く語っていた。
2016年02月24日『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』公開を記念して2月8日(月)、バラエティ番組で注目を集めている“家事えもん”ことお笑い芸人の松橋周太呂のトークイベントが開催。日常生活から本作、さらに芸能界の“汚れ”について語った。事件や事故によって、家やその土地についた“けがれ”不可解な現象を生み、さらに引っ越し先にまでもそのけがれが付いてくるという恐怖を描く本作。TV番組「あのニュースで得する人損する人」(日本テレビ)でお掃除の達人として名を上げた松橋さんだが「汚れは取れるけど、笑いは取れない…」と早速の自虐ネタ。この日は、汚れを落とすためのアイテムとして“セスキ炭酸ソーダ”を持ってきて、実際に台所の油汚れを見事に落としたが「(汚れを落とすためのアイテムの)重曹のバーターでTVに出てます」と弱気な発言を連発する。映画については「汚れを落とすことにかけては自信を持ってましたが、この映画のけがれは落とせない!」と掃除の達人をもってしてもぬぐえない恐怖のけがれであると語る。『残穢』というタイトルについて「穢れが残るということですが、映画を観終えた後に怖くなっていく。まさにけがれが残るんだなと感じました」とこれから映画を観る観客の期待と恐怖を煽った。この日は、公式サイトに寄せられた様々な“汚れ”の悩み相談に回答。「お風呂の鏡の汚れ」の相談には「あのウロコ上の汚れはアルカリ系なので、酸性の酢やクエン酸を溶かしたキッチンペーパーを貼り付けて湿布するといいです。汚れを柔らかくして、研磨剤で拭くといいです。拭くときはサランラップがいいです」とアドバイス。台所の油汚れには、先ほどのセスキ炭酸ソーダを実践!「水に溶けやすくて油を溶かすにも効果的」と語り、実際に自ら用意した油汚れでいっぱいのボードを真っ白にしてみせた。イベント後の囲み取材では、芸能界を騒がせている狩野英孝の二股疑惑について尋ねられ「狩野さんにもこのセスキ炭酸ソーダを勧めたい。こっちが“けがれ”だと思うどっちか(の女性)に掛けた方がいいですよ」と大胆なアドバイス。すでに家事テクニックを記した著書は15万部を突破したそうだが、印税に話が及ぶと「日テレとよしもとが取って、僕は借金を返してトントンで終わるくらい」と明かしていた。『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋― 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2016「残穢-住んではいけない部屋-」製作委員会
2016年02月08日写真家・荒木経惟による今年最初の個展「淫冬 IMTOU」が、2月3日から4月30日まで東京・原宿のアートスペース・AMにて開催される。同展では、昨夏に荒木経惟が同所で開催した個展「淫夏」と同様、インスタントフィルム作品を中心とした多彩なシリーズ作品を展示。15年に開催した個展「往生写集」で発表された、毎早朝にバルコニーから撮影した「東ノ空」と対照的な作品として、「西ノ空」も出展される。透き通る青空が宵に向かうにつれ紅く染まっていく様が、ポラロイドフィルムにより収められた。その他、ミューズであるKaoRiの着物姿やヌードなどを収めた作品や、80年代にフランスの写真雑誌の特集のために荒木自身がプリントした作品「キンバク・エクスタシー」なども展示される。【イベント情報】「淫冬 IMTOU」会場:AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301会期:2月3日~4月30日時間:13:00~19:00休館日:2月3日、祝日以外の月曜日から水曜日
2016年02月03日バンダイより、漫画家・荒木飛呂彦氏が手がけた人気コミック作品『ジョジョの奇妙な冒険』をモチーフにした「ジョジョの奇妙なルームウェア花京院典明」の予約受付が、「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2016年4月発送予定で、価格は9,936円(税込)。花京院典明は、『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部「スターダストクルセイダース」に登場したキャラクター。エジプト旅行中にDIOと出会い洗脳されるも、空条承太郎に命を救われる。その後、承太郎らとともにDIO打倒の旅に参加。頭脳派で冷静な一方、友情に熱い人柄で、シリーズ屈指の人気キャラクターでもある。「ジョジョの奇妙なルームウェア花京院典明」は、花京院典明の特徴的な緑色の制服をイメージしたルームウェア。花京院のトレードマークである襟元を再現するほか、袖には作中で彼が「レロレロ」していたことでお馴染みのチェリーがデザインされている。また、バックには花京院典明のサインが配置されている。商品価格は9,936円(税込)で、「プレミアムバンダイ」の予約締め切りは後日アナウンス。商品の発送は、2016年4月を予定している。(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会
2016年01月31日連載開始から30年を突破した鳥山明氏による人気コミック作品『ドラゴンボール』の世界を、貴重な資料とともに振り返る「30th ANNIVERSARY ドラゴンボール 超史集-SUPER HISTORY BOOK-」が1月21日に発売される。本書は「原作」「アニメ」「ゲーム&トイ」など、多岐にわたるジャンルで人気を博した『ドラゴンボール』ならではの章立てで構成。「原作」の章では、悟空たちがメインを張った漫画雑誌『週刊少年ジャンプ』の表紙を網羅し、鳥山氏のコメントとともに当時を振り返る。さらに、貴重なラフスケッチも掲載し、キャラクターが生まれる軌跡を追跡。鳥山氏の30周年記念描き下ろしマンガも掲載されているという。「アニメ」の章では、鳥山氏が劇場アニメ用に描き下ろしたキャラクター設定画のほか、TVアニメ最新作『ドラゴンボール超』の最新キャラクターの設定画も公開。続く「ゲーム&トイ」の章では、『ドラゴンボール』が一大ブームを巻き起こしたカードダスシリーズの歩みや、ゲームの歴史や玩具を図録で紹介する。ほかにも、貴重な鳥山氏のロングインタビューをはじめ、アニメシリーズで主人公・孫悟空などの声優を務める野沢雅子、『ドラゴンボールZ』プロデューサー、そしてゲーム&玩具の開発担当者など、関係者によるインタビューも多数収録する。中でも注目なのが、世界初公開となる幻の最終回ネームと、総勢30名以上のマンガ家陣による『ドラゴンボール』寄稿イラスト。寄稿作家名は以下。寄稿作家一覧(五十音順)秋本治/浅田弘幸/麻生周一/荒木飛呂彦/池沢春人/井上雄彦/うすた京介/オオイシナホ/尾田栄一郎/小畑健/KAITO/川田/桂正和/岸本斉史/久保帯人/古味直志/佐伯俊/島袋光年/空知英秋/高橋和希/田畠裕基/附田祐斗/冨樫義博/とよたろう/仲間りょう/沼駿/原哲夫/古舘春一/北条司/堀越耕平/松井優征/村田雄介/森田まさのり/矢吹健太朗/ゆでたまご(嶋田隆司、中井義則)/横田卓馬/和月伸宏「30th ANNIVERSARY ドラゴンボール 超史集-SUPER HISTORY BOOK-」は1月21日発売で、価格は3,500円(税別)。(C)バードスタジオ/集英社(C)バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション(C)バードスタジオ/集英社(C)「2013 ドラゴンボールZ」製作委員会(C)バードスタジオ/集英社(C)「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会(C)BANDAI(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
2016年01月21日千葉県・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2016」(会期:12月19・20日)のバンプレストブースにて、「一番くじ」やプライズの新商品が一挙公開された。ブースで長蛇の列を作ったのが、「ワンピース JEANS FREAK Vol.1 ジャンフェスカラーver.」(1プレイ/300円)が景品となるクレーンゲーム。「ジャンプフェスタ」限定のレア化必至アイテムのため、ファンは気合十分でゲームに臨んでいた。この「ワンピース JEANS FREAK」は、ベストジーニスト2015でも紹介され大きな話題となったことに加え、ブースでは巨大パネルやイラストをデニム生地にプリントして展示するなど凝った演出に、記念撮影するファンが多く見られた。また会場では、12月下旬に登場する「一番くじ ワンピース~military style」の先行販売も行われた。公式サイトでは、プロモーション動画を見てクイズに答えると、抽選で15名に一番くじオリジナルの「ルフィジャン」が当たるキャンペーンも開催しているという。また、歌舞伎バージョンに続き、和装バージョンのフィギュア「一番くじ 咲き誇れ! 艶色 麦わら絵巻」(2016年2月上旬登場予定)も話題に。『週刊少年ジャンプ』本誌の扉絵などでも、たびたび登場してきた「和柄」デザインとなっており、艶やかな麦わら一味をひと目見ようとファンは足を止めていた。『ドラゴンボール』関連の商品も多数展示され、「天下一武道会」のステージには新作&未発売のクレーンゲーム用フィギュアがズラリ。このコーナーでは海外ファンの姿も多く見られた。また、『暗殺教師』や『ハイキュー!!』、『銀魂』、『ジョジョの奇妙な冒険 第三部 スターダストクルセイダース』に登場するクールなスタンド使いの犬「イギー」の新作アイテムが展示されていた。ブースステージでは「ワンピース JEANS FREAK スペシャルパフォーマンスショー」や「黒子のバスケ CROSS COLORS シャドウバスケタイム」などのパフォーマンスショーが行われたほか、『終わりのセラフ』や『ハイキュー!!』のコラボシールプリント「charapot(キャラポット)」ブースも女性ファンの心を掴んでいた。そのほか、『ドラゴンボール』と『ワンピース』のキャラクターをフィギュア化してその造形力を競う「造形天下一武道会5」「造形王頂上決戦V」も開催。選び抜かれた作品が集合した。(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション(C)2015 BANPRESTO CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.(C)バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映アニメーション(C)原泰久・集英社/NHK・NEP・ぴえろ(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!セカンドシーズン」製作委員会・MBS(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会(C)松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会(C)空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP・アニプレックス(C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
2015年12月20日宣伝のチラシに「言葉と身体と音楽が入り混じる、観たことのない舞台空間」とあった『死刑執行中脱獄進行中』。『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる荒木飛呂彦の短編漫画を舞台化したその作品は、確かにその謳い文句通りの驚きに満ちた世界を見せてくれた。原作の『死刑執行中脱獄進行中』は、死刑宣告を受けた男が監獄に入ると、調度品など施設のすべてが男を処刑しようとうごめき出す物語。そこから脱出しようともがくほどに苦しめられるという、誠に不条理で非現実的な世界が展開していく。舞台ではこれに、同じく短編漫画『ドルチ』で描かれたヨットでの物語が加わって、檻のなかと海の上が行き来する、より不可思議な空間が出来上がった。幕が開いて目に飛び込むのは、吊り下げられた白い布と、白とブルーのダズル迷彩の布をまとったテーブル、チェア、チェスト、ソファ、バスタブ。そこは仕切りのない空間だが、森山未來がマイムで見えない壁を表出させ、森山扮する男がそこに閉じ込められていることをわからせる。果たして、この家具たちがどのようにして男を苦しめるのか。その仕掛けは、まさに演劇的であった。家具のなかから同じダズル迷彩の布をまとったダンサーが現れ、思わぬ動きで男を翻弄していくのである。言葉はほぼない。ときおりダンサーが、原作の一節を朗読するように声にするだけだ。その淡々とした空気と、動きに合わせてバンドが鳴らす音が、恐怖を掻き立てる。やがてヨットが舞台に現れる。その見事さは、緻密に計算され稽古を積み重ねた、ダンサーたちの動きの賜物だ。そこに登場する赤いワンピースを着た初音映莉子の存在感も鮮やかである。男は、この女にも嵐にも翻弄されながら、また一転、監獄に戻っていく。圧巻は、その後、監獄で待ち受けている家具と男の攻防が激しさを増していく場面だ。家具は男の居場所を取り上げ、文字通りに男の身体を振り回し、傷めつける。そこで森山が、初音が、ダンサーたちが表現しているのは、言葉を含んだ動きだ。構成・演出・振付の長谷川寧を筆頭に、全員で試行錯誤を繰り返したことが手に取るようにわかる。森山は言う。「さまざまなプロセスを経てクリエイションしてきました。そのプロセスは本番が始まっても続くと思います」。演劇とダンスが融合したときの創造と想像の強さを、ぜひ体験してほしい。東京・天王洲 銀河劇場にて11月29日(日)まで上演。その後、全国を巡演。地方公演のチケット発売中。取材・文:大内弓子
2015年11月25日朝日新聞社は、東京国立近代美術館およびBS朝日との共催により、歴史上の人物や場面を描いた名作で知られる日本画家・安田靫彦の大回顧展「安田靫彦(やすだ・ゆきひこ)展」を開催する。会期は3月23日~5月15日(月曜休館、ただし3月26日/ 4月4日/5月2日は開館)。会場は東京都・竹橋の東京国立近代美術館。開館時間は10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで/金曜日は20:00まで開館)。入場料は一般1,400円/大学生900円/高校生400円で、前売り券(12月1日~3月22日販売)は一般1,200円/大学生800円/高校生300円。(会期中、一部作品の展示替えあり)同展は、源平合戦での源頼朝・義経兄弟の対面を描いた「黄瀬川陣(きせがわのじん)」や、女性人物画の傑作「飛鳥の春の額田王(ぬかたのおおきみ)」など、歴史画の名作で知られる巨匠日本画家・安田靫彦の大回顧展。ヤマトタケルや聖徳太子、源頼朝、源義経、織田信長、豊臣秀吉、宮本武蔵など、教科書や切手などでお馴染みの有名作品から、"靫彦戦後の3大美女"と言える「王昭君(おうしょうくん)」(3月23日~4月17日展示)、「卑弥呼(ひみこ)」(3月23日~4月17日展示)、「飛鳥の春の額田王」(4月19日~5月15日展示)まで、100点を超える作品が展示される。なお、展示作品のすべてがデッサンや下図を経て描かれた"本画"とのこと。なお、同展は作品保護のため、会期中一部作品の展示替えがある。2回訪館してすべての作品を観たいという人向けに、割安となる観覧券2枚セット「頼朝・義経券」も用意されている(当日券2,500円/前売り券2,000円)。なお、頼朝・義経券は「2人で訪館(1度)」の際にも利用可能とのことだ。前売り券は、東京国立近代美術館(開館日のみ)、本展特設サイト(オンラインチケット)、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケット、イープラスで購入できる。
2015年11月20日WDIはEGGS ’N THINGS JAPANとのフランチャイズ契約のもと、12月10日に「エッグスンシングス ららぽーと立川立飛店」(東京都立川市)、12月14日に「エッグスンシングス ラゾーナ川崎店」(神奈川県川崎市)をオープンする。「エッグスンシングス」は1974年にハワイで誕生したカジュアルレストラン。"All Day Breakfast"をコンセプトに、朝に限らず、昼・夜でもボリューム感のあるブレックファーストメニューを提供している。国内店舗では、料理は朝食アラカルトを中心としたボリューム感のあるグランドメニューを用意。17時以降のディナータイムには、ハワイを感じられるロコフードや、ボリュームのあるアメリカンな料理なども販売する。ららぽーと立川立飛店は国内15号店目で、西東京エリアでは初出店。「三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛」(東京都立川市)の芝生公園に面した開放的なレストランゾーンに位置しており、公園のにぎわいを感じながら食事を楽しめるという。ラゾーナ川崎店は、JR川崎駅直結の大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」(神奈川県川崎市)にオープン。広々としたルーフトップテラスの店舗では、落ち着いて食事ができる。営業時間は、どちらも9時~22時(ラストオーダーは21時30分)。席数は、ららぽーと立川立飛店が104席、ラゾーナ川崎店が110席。
2015年11月19日京樽はこのほど、「寿司に関する調査」の結果を発表した。調査は9月16日~17日、20歳~59歳の男女を対象にインターネット上で行われた。まず、太巻きや押し寿司など握らない寿司(細巻き除く)を「上方寿司」、握り寿司と、かつて江戸で好まれた海苔巻きである細巻きを「江戸前寿司」として分類し、それぞれ好きな寿司ネタについて調査した。上方寿司の1位は「いなり寿司」(43.9%)、2位は「ちらし寿司」(34.9%)、3位は同率で「さばの押し寿司」、「太巻き」(ともに24.1%)になった。江戸前寿司では、1位は「サーモン」(50.9%)で、2位と3位は「まぐろ・中とろ」(47.8%)、「まぐろ・赤身」(45.2%)と、まぐろのネタが続いていた。性年代別にみると、20代女性では「サーモン」の人気が高く68.8%、50代男性では「まぐろ・中とろ」(63.2%)の回答が多かった。自ら「寿司通」であると回答した人に好みのネタを聞くと、全体では11位の「えんがわ」、13位の「あなご」、15位の「うに軍艦」(いずれも43.5%)が、寿司通の回答の中では同率2位となった。コストパフォーマンスが高いと思う寿司ネタについて尋ねたところ、上方寿司では、1位が「いなり寿司」(29.5%)、2位が「ちらし寿司」(18.8%)、3位が「太巻き」(13.5%)だった。江戸前寿司では、1位が「サーモン」(24.5%)、2位が「まぐろ・赤身」(19.6%)、3位が「玉子」(14.2%)となっている。寿司通の回答をみると、最も割合が高かったのは「えんがわ」で、寿司通の4人に1人(25.8%)が挙げている。次いで、「サーモン」(24.2%)、「まぐろ・大とろ」(19.4%)が続いた。「えんがわ」や「まぐろ・大とろ」は、全体では上位10位圏外であるが、寿司通は価格以上のおいしさを味わえると考えているとのこと。おいしい寿司を食べる旅行に一緒に行きたいと思う芸能人を尋ねると、1位は「石塚英彦さん」(52件)、2位は「渡部建さん」(28件)、3位は「彦摩呂さん」(25件)となった。4位には、「タモリさん」と「マツコ・デラックスさん」が同数(ともに19件)でランクインしている。
2015年10月27日ソニーストアは、プレイステーション 4専用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』(発売元:バンダイナムコエンターテインメント)の発売を記念して、「PlayStation 4 ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン Limited Edition」を2015年12月17日(木)より数量限定で発売する。「PlayStation 4 ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン Limited Edition」は、PS4本体、PS4専用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』に加え、「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」のデザインが刻印されたPS4 HDDベイカバーがセットになった数量限定の商品。PS4 HDDベイカバーは、「メインビジュアル ver.」「空条承太郎 ver.」「DIO ver.」の合計3種類をラインナップで、最大3枚まで購入することができる(※)。※PS4本体と異なる色のPS4 HDDベイカバーは購入できない。※同一デザインのPS4 HDDベイカバーは2枚以上購入できない。本体カラーは、ジェット・ブラックとグレイシャー・ホワイトの全2色で、価格はPS4 HDDベイカバー1枚購入で43,180円(税別)、2枚で44,680円(税別)、3枚で46,180円(税別)となる。■メインビジュアル ver.■空条承太郎 ver.■DIO ver.当商品の予約は、2015年10月16日(金)より開始され、ソニーの公式通販サイト「ソニーストア」、ソニーの直営店舗「ソニーストア 銀座・名古屋・大阪」、または、全国のe-ソニーショップにて注文可能となっている。そのほか詳細は、「PlayStation4 ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン Limited Edition」特設サイトなどをチェックしてほしい。(C)荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 SC 製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.(C)2015 Sony Computer Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2015年10月16日タワーレコードは10月17日~11月1日、「TOWER RECORDS meets ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」を「TOWER RECORDS CAFE 渋谷店」「TOWER RECORDS CAFE 表参道店」、「タワーレコード渋谷店」の屋上にある「SKYGARDEN」(いずれも東京都渋谷区)に期間限定でオープンする。同店は、12月17日にバンダイナムコエンターテインメントより発売されるPlayStation4/PlayStation3ゲーム用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』とのコラボレーションカフェ。提供するメニューは、原作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』をイメージしたものになっている。来店特典として、店舗ごとにデザインが異なるコラボコースターがプレゼントされる。「オインゴボインゴボンゴレビアンコ~予言の書風パンを添えて~」(税込1,500円)や「DIOの血の滴るブラッディオレンジジュースと『お前は今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?』英国風ローストビーフサンド 」(税込1,800円)、「ヴァニラ・アイス クリーム~現実は非情である~」(税込950円)、「『うん すごく好きなんだココナッツ』ジュース」(税込800円、コースター付き)など、ファン心をくすぐるメニューが登場(SKYGARDENは除く)。各店舗限定のメニューも販売する。TOWER RECORDS CAFE 渋谷店では、名セリフが描かれた「承太郎のオラオラチャーイ」「花京院のレロレロチャーイ」(各・税込750円、コースター付き)、TOWER RECORDS CAFE 表参道店では、「無駄無駄チャーイ」「ガオンラテ」(各・税込750円、コースター付き)、SKYGARDENでは、「アイズオブヘブン(アルコール ver./ノンアルコール ver.)」(各・税込850円)を提供。ドリンクにについてくるコースターは、来店特典とは異なる。また17日、コラボグッズをタワーレコード渋谷店、TOWER RECORDS CAFE 表参道店、「タワーレコード オンライン」で発売(9日17時より予約開始)。「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース × TOWER RECORDS コインケース」(税込864円)、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ × TOWER RECORDS マシュマロ イギー」(税込600円)、「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース × TOWER RECORDS ウォーターボトル」(税込1,000円)など、さまざまなグッズが販売される(すべて数量限定、マシュマロは店舗限定販売)。そのほかにも、「ジョースターご一行」と一緒に写真が撮れるサービス(税込500円、SKYGARDEN限定)や、18日には「PS4体験版 2nd 試遊会&トークショー」の実施を予定している。営業時間は、11時(TOWER RECORDS CAFE 渋谷店のみ10時)~23時(ラストオーダーは22時)。混雑時は60分制。(C)荒木飛呂彦/集英社・ジョジョの奇妙な冒険製作委員会(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険 SC 製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
2015年10月16日ジョジョの奇妙な冒険シリーズで知られ、13年にはGUCCI(グッチ)とのコラボレーションで話題を呼んだ、漫画家・荒木飛呂彦。このほど彼が95年に発表した短編集の表題作『死刑執行中脱獄進行中』が、森山未來を主演に迎えて舞台化されることが決定。荒木作品初の舞台化となる。同舞台の物語は、死刑宣告を受けた男が監獄からの逃避行を試みるサスペンスをベースに、同短編集に収録された「ドルチ~ダイ・ハード・ザ・キャット~」の要素を織り交ぜた構成で、荒木作品の持つ独自の世界観を舞台上に作り上げるとのこと。構成・演出・振付を担当する、演劇カンパニー「冨士山(ふじやま)アネット」主宰の長谷川寧を始め、音楽監督にはバンド「bonobos(ボノボ)」でヴォーカル&ギターを務める蔡忠浩、ヴィジュアル監修と衣装はファッションブランドのFUGAHUM(フガハム)が手掛けるなど、各ジャンルから注目のクリエイターが結集。荒木飛呂彦は「作品が舞台化されるのは初めてなので、予測できない期待感と楽しみがあります」とコメントを寄せている。一方、主演に加え、共同振付も務めた森山未來からは「荒木飛呂彦さんの持つ唯一無二の様式美を、身体、テキスト、音楽、照明、映像、衣装など、現代の舞台芸術が持ち得るかぎりの要素を総動員して、演出家、ダンサーをはじめとする素敵なクリエイター達と有機的に具現化していくつもりです。この舞台が演劇なのか、ダンスパフォーマンスなのか、ジャンルレスなインスタレーションなのか。それは観劇後のあなたの選択にお委ねします」と、まさに全身全霊を掛けてといった気合のコメントも。森山未來といえば13年から1年間、「平成25年度文化庁文化交流使」としてイスラエルへダンス留学していたことが大きな話題となったが、今回の舞台ではどんな演技を見せてくれるのか、注目が集まりそうだ。また、森山未來もアイディアを提供したという、キービジュアルも今回の発表とともに公開。同ヴィジュアルの監修を担当したFUGAHUM(フガハム)を始め、フライヤーデザインチームが「死刑と脱獄」、「繰り返される現象と感情の描写」、「逃げられない」、「無間地獄」、といったイメージを煮詰めて完成したもの。永遠に続くかのような恐怖を、不可解に繋ぎ合わせたヴィジュアルを繰り返しながら、奥行きを持たせることで表現し、荒木作品の持つ世界観を意識した配色となっている。【舞台上演スケジュール】「死刑執行中脱獄進行中」<東京公演>日程:11月20日~11月29日 ※全14公演会場:天王洲 銀河劇場住所:東京都品川区シーフォートスクエア 東品川2-3-16 シーフォートスクエア2F料金:S席 8,800円、A席 5,000円<仙台公演>日程:12月2日 ※全1公演会場:仙台 電力ホール住所:宮城県仙台市青葉区一番町3丁目7-1 電力ビル本館 7F料金:8,000円<広島公演>日程:12月5日、12月6日 ※全2公演会場:JMSアステールプラザ 大ホール住所:広島県広島市中区加古町4-17料金:8,800円<札幌公演>日程:12月15日 ※全2公演会場:札幌 わくわくホリデーホール住所:北海道札幌市中央区北1条西1丁目料金:昼公演 6,800円、夜公演 7,500円<富山公演>日程:12月19日、12月20日 ※全2公演会場:富山県民会館ホール住所:富山県富山市新総曲輪4-18料金:S席 8,800円、A席 6,800円<大阪公演>日程:12月22日、12月23日 ※全3公演会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ住所:大阪府大阪市 北区茶屋町19-1料金:8,800円
2015年08月13日冨樫義博氏原作の人気アニメ『幽☆遊☆白書』に登場する「戸愚呂(弟)」がフィギュア化され、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて予約受付がスタートしている。2015年12月発送予定で、価格は4,999円(税込)。戸愚呂(弟)は、『幽☆遊☆白書』の暗黒武術会編に登場し、主人公・浦飯幽助を絶望の淵に叩き落とし、決勝戦で激闘を繰り広げた元人間の妖怪。筋肉操作で筋肉の量を自在にコントロールすることができ、その中でも最強と言われた異形の姿「100%中の100%」は圧倒的なパワーを備え、暗黒武術会編では最強の敵として立ちはだかった。今回は、これまでに『HUNTER×HUNTER』のゴン、『ドラゴンボールZ』のヤムチャ、『ポケットモンスター 赤・緑』のタケシと、これまでに斜め上どころではない商品で話題を振りまいた「NEXT VENDOR’S INNOVATION」シリーズからの立体化となる。『HG 戸愚呂(弟)』と題した本商品では、「100%中の100%」の戸愚呂(弟)を圧倒的なクオリティで造形。飾ればどんな場所でもたちまち「暗黒武術会」の会場のように演出することができるほか、鑑賞する用途だけでなく、平和な日常に"危機感"を提供するかけがえのないフィギュアに仕上がっているという。また、商品ページでは、『HGタケシ』の商品化発表時に話題となっていた原型師のコメントを今回も掲載。「今回のお仕事でもう1年分の筋肉は造形したかと思います。従来人間には無い筋肉(ほとんどそうでした)まで造形させていただいたのはいい経験になりました」と振り返りながらも、「修正が入った時は頭がおかしくなるかと思いました」と『HGタケシ』と同様の苦労があった模様。さらに「ちなみに最初の打ち合わせで、『お喜びください! 今日は最高の筋肉を用意しました!』とかなり興奮気味に話をしてくださいましたが、おそらく何か勘違いされているかと思いますので、この場を借りて是正させていただきます。僕はそんなに筋肉が好きなわけではありません」とバンダイの担当者へコメント。追伸として「『なんかネット上でコメントが話題になっているみたいで良かったですね。人気者の気分はどうですか?』みたいなメールを夜中に送ってくるのはやめてください」と、やはりバンダイ担当者のノリに悩まされているようだった。商品価格は4,999円(税込)で、「プレミアムバンダイ」の予約締切は、2015年9月30日23時。商品の発送は、2015年12月を予定している。(C)Yoshihiro Togashi 1990年-1994年(C)ぴえろ/集英社
2015年07月24日写真家・荒木経惟の個展「淫夏」が、8月3日から10月11日まで、渋谷のart Space AMにて開催される。荒木の最新作「2015.8.15」や新作撮り下ろし作品「KIMONO: KaoRi」の他、インスタレーション作品などが展示される複合的な展覧会となる。『2015.8.15』は、戦後の喧噪の中で幼少期を過ごした荒木が、終戦記念日の8月15日に皇居前広場で毎年撮影を行っているシリーズの最新作。今回荒木は、今年の8月15日の訪れを前にシャッターを切り、“近未来の終戦記念日”を切り取ることに挑んだ。また同時展示の「KIMONO: KaoRi」は、十数年にわたり続けられているKaoRiとのコラボレーションシリーズの新作。ますます艶やかさが際立つ和服姿のKaoRiを捉えた最新撮り下ろしを展示する。その他にも、インスタントフィルムにアクリル絵具で着彩した「ペインティング・フォト」、カットされた2枚の断片を接ぎ合わせた前作「結界」に連なる「半夏性」、インスタントフィルム作品で構成される「EGG」「FLOWER」などを展示。これら約1,000点にのぼるインスタントフィルムの半数には、荒木自身の手で様々なリメイクが加えられる。【イベント情報】荒木経惟展 「淫夏」会 場:art Space AM住 所:渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ302会 期:8月3日~10月11日時 間:13:00~19:00休館日:月・火曜日(8月3・4日、および祝日は開廊)
2015年07月22日本日から順次DVDリリースされる歴史アクション大作『岳飛伝 -THE LAST HERO-』で主演を務めたホァン・シャオミンのインタビューコメントが届いた。その他の写真本作は、日本でもファンの多い『水滸伝』の“その後”を描いたもので、岳飛が忠義をつくし、あらゆる逆境にひるむことなく立ち向かい、祖国の未来を自分の手で切り拓いていく様を描いた歴史スペクタクルドラマ。庶民に慕われながら大軍を率いるまでに成長していく岳飛の半生をスリリングなドラマ、アクロバティックなアクション、大量のエキストラを投入して撮影された合戦シーンを交えて描いていく。ホァン・シャオミン自身も「僕にとってずっと崇拝し、尊敬してきた大英雄」と語るように、本場中国では大人から子供まで誰もが知るほどの偉大な存在の岳飛。その魅力を「強靭さ、知恵と軍事的才能、また人として控えめなところ、これらはすべて人心を掴むことが出来る岳飛の魅力です。彼の妻・母及び子どもたちにとても献身的な精神を持ちながらも、絶えず国家を第一に置いたことで、まさにこの覚悟こそが岳飛を作り上げたのだと思います」と分析する。国に尽くし、難関辛苦を乗り越えてきた岳飛だが、最後は官僚・秦檜の謀略によって、罪もないまま処刑という悲劇の死を迎えてしまう。「僕は正義が悪に負けたとは思っていません。当時の社会があのような状態だったからです。岳飛の精神は滅びず、さらに後世にまで影響を与えています。岳飛は辛い運命が待ち受けてますが、彼の意思は多くの人を立ち上がらせました。これは岳飛の功績といっていいと思います」。総製作費32億円を投じ、ハイビジョンで撮影された見応えある合戦シーンも見どころのひとつの本作。鍛え上げたその肉体美でスタントなしの華麗な殺陣を披露したホァン・シャオミンだが、撮影中は生傷が絶えなかったという。体を張り、自らも「どのアクションシーンも素晴らしい」と太鼓判を押す、その迫力あるアクションに注目だ。『岳飛伝 -THE LAST HERO-』発売中毎月リリースあり発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント提供:NBCユニバーサル・エンターテイメント/BSジャパン
2015年06月03日どの舞台でもキラリと光る個性が魅力の大空祐飛が、ドイツのベストセラー作家フェルディナント・フォン・シーラッハの最新作(翻訳書名『禁忌』)を世界で初めて舞台化する『TABU』に挑む。刑事事件弁護士であるシーラッハのこれまでの作品は、本屋大賞に選ばれるなど日本でも人気が高く、大空も、まず原作の不思議な世界観に惹かれたと言う。「頭脳プレーと感覚的な世界が共存しているような、理数系と文系が融合された緻密さを感じます。今まで触れたことのない感覚ですね。そこが非常に魅力的で面白いなと思いました」。『TABU』タブー ~シーラッハ 禁忌より~ チケット情報大空が演じるソフィアは、写真家として成功するものの、若い娘を誘拐、殺害した容疑で逮捕される名家の御曹司セバスチャンの恋人。幼い頃に父を亡くし、母の愛も失ったセバスチャンにとって、ソフィアは特別な存在だ。彼女は彼を救うため、弁護士ビーグラーと共に真実を探し求める。「小説の文章から受ける印象では、ソフィアはとても魅力的です。モノクロ写真のように、暗いスタジオに光が射し込んで、そこに輪郭が溶け込んでいるような柔らかさと言うか、独特の美しさを持つ女性で、セバスチャンと同じフィルターを通して物を見て、彼を理解しようとします。自分がそうなれるかは置いておいて(笑)、演じるのはとても楽しみです」。セバスチャン役にはジャニーズJr.の真田佑馬、ビーグラーはベテラン橋爪功が演じる。ふたりとは初共演だが、配役の妙も楽しめそうだ。「異色ですよね(笑)。違う色同士が混ざってどんな色になるのかも面白いところだと思います。真田さんが、不思議な魅力を持ったセバスチャンという役をどのように作られるか。それによって、私も彼に共感し理解していくソフィアを作っていきたいですね。橋爪さんはシーラッハの『犯罪』と『罪悪』を朗読されたことがあって、原作の面白さも理解されているので心強いです」。カンパニーに溶け込むのに時間がかかるという大空にとって、演出家を含め、周囲とどんなコミュニケーションが取れるかも気になると言う。「演出の深作(健太)さんとも初めてですが、気さくな方でホッとしました。稽古では、相手の方を知っていくことでお芝居がスッと馴染んだりするので、緊張感も楽しみながら、うまくコミュニケーションを取りたいです」。公演は6月5日(金)から14日(日)まで東京・新国立劇場 小劇場にて。その後、愛知、石川、兵庫、福岡、北海道、宮城を巡演。取材・文:原田順子
2015年06月02日写真家の荒木経惟の個展が、5月25日から6月20日まで東京・六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催される。前立腺癌を経験し、13年には網膜中心動脈閉塞症を発症して右眼の視力を失った荒木経惟。同展では、その後も以前と変わらぬ精力的なペースで撮影を続ける荒木経惟のカラーとモノクロームによる最新作が展示される。同作は、「今は、往生から、向うの空側から世界を見てる。だから鏡写しなんだよ」と語る荒木経惟が、日常の風景を鏡写しのように反転させ、“往生を象徴する鏡の裏側から世界を見ている”という思いを込めて手掛けたもの。今年の春から撮影されてきた6×7ポジフィルムによるカラー写真と、日付入りのモノクローム写真には、彼の“死”から“生”に向かう現在の心境が収められている。また、荒木経惟による173点の作品を掲載した同展のカタログ(1万2,000円)が500部限定で刊行される。【イベント情報】会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル2階会期:5月25日から6月20日まで
2015年05月25日写真家の荒木経惟の個展「鏡の中のKaoRi 写経老人A 2015.5.25 75齢 Brithday」が、5月25日~6月20日まで東京・六本木の「タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム」で開催される。前立腺癌を経験し、13年には網膜中心動脈閉鎖症を発症して右眼の視力を失った荒木経惟。同展では、その後も以前と変わらぬ精力的なペースで撮影を続ける荒木経惟のカラーとモノクロームによる最新作が展示される。同作は、「今は、往生から、向うの空側から世界を見てる。だから鏡写しなんだよ」と語る荒木経惟が、日常の風景を鏡写しのように反転させ、“往生を象徴する鏡の裏側から世界を見ている”という思いを込めて手掛けたもの。今年の春から撮影されてきた6×7ポジフィルムによるカラー写真と、日付入りのモノクローム写真には、彼の“死”から“生”に向かう現在の心境が収められている。また、同展のカタログとして、荒木経惟による173点の作品を掲載した『鏡の中のKaoRi 写経老人A 2015.5.25 75齢 Brithday』(1万2,000円)が500部限定で刊行される。【イベント情報】「鏡の中のKaoRi 写経老人A 2015.5.25 75齢 Brithday」会場:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル2階会期:5月25日~6月20日まで
2015年05月25日『ジョジョの奇妙な冒険』で知られる漫画家・荒木飛呂彦の短編漫画『死刑執行中脱獄進行中』が森山未來の主演で舞台化されることが決まった。荒木作品が舞台化されるのは今回が初めて。『死刑執行中脱獄進行中』は、投獄されて理不尽な扱いを受ける死刑囚が脱獄を試みる密室サスペンス。1995年「スーパージャンプ」で発表され、後に発売された短編集に表題作として収められている。初めての舞台化に荒木は「予測できない期待感と楽しみがあります」とコメント。一方主演の森山は「荒木飛呂彦さんの持つ唯一無二の様式美を、身体、テキスト、音楽、照明、映像、衣装など、現代の舞台芸術が持ち得るかぎりの要素を総動員して、演出家、ダンサーをはじめとする素敵なクリエイター達と有機的に具現化していくつもりです。この舞台が演劇なのか、ダンスパフォーマンスなのか、ジャンルレスなインスタレーションなのか。それは観劇後のあなたの選択にお委ねします」とコメントを寄せている。構成・演出・振付は演劇ユニット「冨士山アネット」の主宰・長谷川寧。11月に東京・天王洲 銀河劇場で上演された後、12月には全国でも公演。
2015年05月18日