救えるペットの命(所在地:静岡県湖西市、代表:鈴木 克典)は、全国の保健所、愛護センターなど500箇所へ、保護犬や保護猫の譲渡登録依頼を12月1日より開始します。また、当社では保護ペットや高齢化によりペットを手放す方のためのマッチングサイト「Matching Pet/マッチングペット」を提供しております。Matching Pet -1Matching Pet -2Matching Pet -3■「Matching Pet/マッチングペット」開設の背景全国の動物愛護施設や保護活動団体、個人の活動者には、保護犬や保護猫、小動物類など様々な保護動物が引き取られます。愛護施設に連れていかれたペットは、引き取り先が無ければ数日で殺処分となります。本サイトは、引き取られた動物だけでなく、高齢や病気、コロナ禍で増加した動物が自己都合などで飼育が困難になり、愛護施設や団体等に引き取られる場合や、未来の保護動物予備軍にも手を差し伸べることで、事前に「みらいの里親になる」という選択が可能になる新時代のペットマッチングサイトです。現在だけでなく、みらいまで手を差し伸べることが重要。Matching Pet -4■「みらい譲渡&みらい里親」は、将来のもしもの時の安心!もう飼えないと言う状態になる前に、今の飼い主と新しい里親の、未来マッチングを目指す、「Matching Pet/マッチングペット」は、従来のペットの里親探しサイト同様に今の里親探しはもちろんのこと、飼い主の健康不安や年齢的な不安、仕事や生活環境の変化により、ペットの世話が出来なくなる可能性や、ペットの将来が不安な方のために、現状のまま事前にみらいの里親を決めておく事のできるペットマッチングの場を提供いたします。“保護されるペットの大半は、飼育放棄や飼うことが出来ないから”保護団体等のデータでは、保護される動物の70%は、高齢者が飼うことが出来なくなり、捨てられていると言われています。保護動物の譲渡活動をされている方にとって、コロナ過での活動は大変厳しく、高齢化社会とリモートワークが相まって、増え続ける保護動物の譲渡活動に大きな支障をきたしているために、多くの保護動物が里親を見つけられずに悲しい思いをしています。Matching Pet -1C■コロナ禍での、屋内外の譲渡活動は、長期的にままならない状況Matching Pet -6静岡県浜松市の、アニマルフォスターペアレンツ様(現在までに、犬猫7,000頭ほどを保護譲渡)のように、ボランティア等で犬猫の保護活動をされている方々のたゆまぬ努力によって、全国では沢山の小さな命が救われていますが、特に高齢ペットや成長した野良犬猫などは短期間では里親希望者も少なく、譲渡先探しが難しいため、行き場がなければ殺処分される可能性も高くなります。新時代に向けた「Matching Pet/マッチングペット」を活用して、現在の保護ペットだけでなく、ペットの世話が出来なくなる前に、みらいの里親を予め決められれば、愛護施設や保護団体などに引き取られる動物達がいなくなり、飼い主とペット共に幸せになる事ができ、殺処分を回避することに繋がります。Matching Pet -2■飼い主の年齢比率は、60代以降の飼い主が全体の20%以上2019年の全国犬猫推計 飼育頭数、犬850万頭、猫965万頭と微減傾向でしたが、2020年からの新型コロナの影響で、飼育頭数が激増していると言うペット業界のデータがあります。飼い主の年齢比率は、60代以降の飼い主が全体の20%以上となっています。1,800万頭(匹)の犬、猫と、その他の動物類を合わせ2,000万頭(匹)以上の内、20%の約400万頭(匹)の数パーセントは保護動物予備軍が存在する事になります。飼育数は、急減することは無いため、今のままの保護体制では飼育困難や家庭の事情での保護動物数は減らないでしょう。日本の高齢者人口の割合は、世界で最高(201の国・地域中)。2019年の高齢者の総人口に占める割合を比較すると、日本(28.4%)は世界で最も高く、今後も高齢化社会は加速していきます。■「アニマルセラピー」は、高齢者の健康にとって重要Matching Pet -7高齢者にとってのイヌやネコなど、ペットのいる生活は、高齢者の毎日に癒しを与えてくれます。ペットの世話をすることで気持ちや生活にもハリが生まれますし、動物とのふれあいは「アニマルセラピー」とも呼ばれ、認知症などへの効果も認められ、寿命が延びるというデータもあります。しかし、現実は家庭の事情などで愛護施設に持ち込まれるペットが後を絶ちません。今のままでは、高齢者又はペットの寿命から換算した自身の家庭環境、仕事環境の変化や10~15年後の飼い主の年齢を考えると、新たにペットが飼えなくなってしまいます。そんな不安は、今健康な全ての方にも当てはまります。何時か飼えなくなってしまう前に、事前に里親を募ることが出来れば、高齢者でも安心してペットを飼うことが出来ます。そんな、これからの時代に向けたサイトが待たれていました。「救えるペットの命」代表 鈴木 克典は、保護犬猫活動への支援協力を長い間行って参りましたが、飼育放棄などで保護され、未だに多くの動物が殺処分されている現状に心を痛めています。「Matching Pet/マッチングペット」を、登録ご活用いただき、皆様の温かいご支援をお願いいたします。 Matching Pet -8&9救えるペットの命の支援の輪を、全国に広げるためお待ちしています。これから迎える仔は、譲渡ペットと言うご選択を! 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月25日子育てにおける過干渉、多くの親御さんが気になることですよね。「良かれと思って」自分がしていることが実は過干渉だった、なんてこともあるかもしれません。手出し口出し以外にも、子どもの行動をすべて把握していたり、子どもと一緒に悩みこんだりすることも、過干渉です。子どもにどう接しているかを振り返って、自分の過干渉のタイプを知ることで、対応方法も変わってきます。公認心理師・心理カウンセラーのあさくらゆかりさんに過干渉のタイプと対処法を教えていただきました。(取材・文:前田陽子)<<前回の記事:子どもの合宿の荷造り、現地で困らないように親が支度をすると安心?日数分持たせたのに「着替えがない」という理由とは■子どもがすね当てを忘れていったら届けるのが親の役目?朝から自分で支度をして試合に出かけて行った息子。部屋を片付けようと入ると、すね当てが残っていた。というような経験をした親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。すね当てでなくても着替えの○○を忘れた、など同じような体験を持つ方はいるのでは?そんな時やりがちなのが、「今日は大事な試合だから、すね当てがなかったら困るはず!」と急いで届けて、そっと子どもに渡すこと。親としては、わが子が無事に試合に出られてよかった。普段からコーチには「忘れ物をしても届けないで」と言われていたけど、試合に出られないとかわいそうだし、コーチにもバレていないようだからいいよね?と内心思っていますよね。「忘れ物で試合に出られないのはかわいそう、届けるのは親の役目でしょ」と考える方もいますが、このような「良かれと思って」の行動も子どもの自立を妨げることになるのです。■コーチが「忘れ物を届けないで」というワケ忘れ物をしたときに、自分で何とかする力をつけるために、親御さんに手出しをしないようにお願いをしている、というチームもたくさんあります。試合に出られないとかわいそうという心情はわかりますが、そのために準備を怠らないこと、万が一忘れてしまったときにチームメイトに「貸してほしい」と言えることは、不測の事態で応用力が身についたり、コミュニケーション能力をつけるためにも経験をしておいたほうがいいからです。「どうしてもこの大会に出たくて頑張ってきた」など、子どもにとってターニングポイントになるような重要な試合もあるでしょう。そんな時に忘れ物を発見したら、親としては届けてしまうのも場合によっては悪くないのでは、とあさくらさんは理解を示します。ただし、そうしてしまったら「こういうことは二度としないよ」と子どもにくぎを刺すことも忘れずに、とも提言します。あくまで、自分が好きでやっているサッカーなので自分で支度ができるようになることが原則だからです。万が一お子さんが「お母さんが入れてくれなかったから」と忘れ物を人のせいにするようなら、次から届けることはやめましょう。■自立できる子にするには、親の役割が重要「子どものころに自分で何ひとつ決めていない、決めさせてもらえなかった。となってしまうと、責任が取れない子になりかねません。忘れ物を貸してとお友達に言えないことも気の毒に感じます」とあさくらさん。親は子どもに自分で考えて動ける子になってほしい、人とコミュニケーションをとれる子になってほしいという思いがあります。だからこそ、手出し口出しはしない方が良いのです。少し困ったことがあって、それを助けてもらったり助けたりという経験が大人になる上で役に立ちます。失敗しても大丈夫、という経験の積み重ねがチャレンジできる子を育てます。過干渉はそのチャンスを摘み取ってしまうもの。子どもがまだできないことは手伝って、もうできることは手を放す。年齢や子どもの発達状況に応じて見極めて、子どもの成長を促していきましょう。子どもを見守れるようになると、親にも心の余裕が生まれてきます。ここからは、あさくらさんに監修いただいた「過干渉チェック項目」と「過干渉タイプ別アドバイス」をご紹介します。結果を仲のいい親同士やチーム内でシェアしてみてくださいね。あなたの過干渉はどのタイプ?□わが子は年齢の割に幼い方だから、私の助けが必要にチェックした人□友達関係や休みの過ごし方を親が決めているにチェックした人□子どもの考えや行動はすべて把握しているにチェックした人□子どもが悩んでいると子ども以上に悩んで落ち込むにチェックした人□「あなたのため」と言うことがあるにチェックした人あなたの過干渉タイプは?□わが子は年齢の割に幼い方だから、私の助けが必要にチェックした人→ガミガミ、ひと言多い、代わりにやってしまうあれこれ手出し口出し型【対処方法】物理的距離、精神的距離を置いて、言わない、やらないを徹底。そのために子どもの様子を見ないで別のことを見たり、自分のことをする。いつも3つ言っているなら、2つに減らしてみることからスタートしましょう。□友達関係や休みの過ごし方を親が決めているにチェックした人→友達も寝る時間も休日の過ごし方などの決定権をはく奪するなんでも決めちゃう型【対処方法】メリットデメリットを出して、一緒に話し合って考える。個人的意見や親としての思い、社会的な見方などは子どもに伝えて、最終決定は子どもに任せましょう。□【子どもの考えや行動はすべて把握している】にチェックした人→一から十まで子どものことは知っていないと気が済まない監視的見張っている型【対処方法】見たい、知りたい、コントロールしたいは親の欲求だと自覚すること。このままでは子どもに「あなたを信じていませんよ」というメッセージが伝わってしまい、親子関係がねじれる原因になります。□子どもが悩んでいると子ども以上に悩んで落ち込むにチェックした人→境界があいまいになっているアナタは私一心同体型【対処方法】私は私、子どもは子どもを自覚する。ペットを飼うなどして子どもへのアンテナの感度を下げる、趣味などをして自分の時間を持つ。親の不安の解消のために過干渉になっている場合が多いので「それは誰の問題?」と自問してみましょう。□「あなたのため」と言うことがあるにチェックした人→本当は自分のため。「良かれと思って」ひと言多い型【対処方法】自分がしたくてもできなかったこと、理想の子ども像を押し付けていないか、自己満足になっていないかを確認。共依存=あなたのために頑張る自分が好きにならないように、客観視することです。いかがでしたでしょうか。お子さんのためを思っての行動が過干渉になっていることもある、という気づきを得ていただければ幸いです。あさくらゆかり公認心理師・心理カウンセラー一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事、株式会社kikiwell所属カウンセラー・統括責任者幼稚園教諭・保育士・公立小学校学級支援員を経て心理カウンセラーに。2007年1月より(株)kikiwellが運営するキキウェルメンタルヘルスサービス(旧:聞き上手倶楽部)に所属。ライトカウンセラーとして活動開始。「聞ける人ほどうまくいく」をスローガンに、カウンセラー養成講座の講師を務めている。また「聞かせて下さい、あなたのお話」、このひとことを熱く胸に抱え(株)kikiwellで電話カウンセラーとしても活動している。【カウンセリング実績】電話カウンセリング11,400件、メールカウンセリング4,000件、対面カウンセリング100件。連続最長電話カウンセリング記録11時間。クライエントのリピート率は85%
2021年11月08日「過保護」「過干渉」は親御さんの関心の高いことです。みなさんは「子どもも文句も言わないし、問題も起きていないから、私は過干渉とは違うかな」と思っていますか?前回お送りしたように、子どもを親の思い通りにすることは過干渉です。子どもが親に言われたことに文句を言わないのは、自分でどうしたらいいのかを考えることをしていないからです。子どもの考える力を育てるためには、過干渉せずサポートしたいもの。実際にあったエピソードを交えて、公認心理師・心理カウンセラーのあさくらゆかりさんと考えてみましょう。(取材・文:前田陽子)<<前回の記事:子どもの行動が気になって、つい口出してしまう。これって過干渉?過干渉が及ぼす子どもへの影響とは!?■「着替えがない」という理由サッカーキャンプに参加していた高学年のA君。キャンプ早々に雨に降られて、練習着を着替えることになりました。ですが、A君は「着替えがない」と動きません。コーチが話を聞くと、練習着はシャツ、パンツ、ソックスがセットされていて〇月〇日用とパッキングをされています。だから今日の日用がもうないので着替えができないと言います。コーチはA君に、翌日のシャツに着替えるように伝え、着替えさせましたが、翌日また「着るものがない」と。宿泊場所にはランドリーもあるので、前日雨に濡れたシャツを洗濯することもできるのですが子どもにはその想像力がないのでオロオロするばかりです。荷物をよく見ると、練習着以外にも下着や寝る時用、帰り用とパッキングされていたといいます。■親がすべて荷造りをするのではなく、一緒に支度をすることからスタートこのエピソードを伝えると、あさくらさんはこう言います。「少々やりすぎのように感じますが、子どもが迷わないのでパッキングすること自体は悪くないと思います。問題なのは、荷造りを一緒にやったか親御さんだけがやったのかという点です。荷造りなら、お母さんが2泊3日の旅行に行くならこんな風に荷物をまとめるけど、あなたならどうする?と見本を見せてやり方を考えさせるといいでしょう」持っていくべきものをまず選び、パッキングを子ども自身にやらせます。親はその様子を見ながらアドバイスをする程度で手は出さないこと。それが荷造りを『一緒にやる』ということ。できるようになったら、親は最終確認だけ。そういったことを何回か続けるうちに、すべてを任せられるようになります。どうしても心配なら気づかれないようにチェックしてもOKだそうです。ウェアの上下セットまで決めて準備をするようなご家庭では、普段着も親がコーディネイトを準備されているかもしれませんが、機能的に「どうしても」というのでなければ、色柄の組み合わせなどは子ども自身でやらせることです。大事なのはその期間に何をどれだけ持って行けばいいのかを理解する事。自分で選ぶ経験はセンスや感覚を養うチャンスでもあるので、子どもに任せましょう。■失敗と成功を繰り返さないと挑戦できるようにならない前述のA君も、雨に降られることがなければシャツが足りなくなるというアクシデントに合うことはなかったのですが、そんな時に応用力がないのはこれから先の人生においても心配ですよね。A君はこのことがあって、次からは予備を用意したり、コーチに洗濯機を使わせてほしいと頼めることを学べました。子どもたちは失敗と成功を繰り返さないと、挑戦できるようになりません。失敗をすることでそれを乗り越える力をつけることができます。サッカーは常に応用力が試されるスポーツなのでそういった力を養う事が必要です。■自分で選ぶことは「楽しいこと」だと感じさせること子どもの力を伸ばす上でも、先回りするのではなく、「雨が降って濡れたらどうしようか」などと想定できるアクシデントについて、事前に話ができるといいですね。あさくらさんがカウンセリングをされた方にこんな人がいたそうです。25歳の男性が「自分の服を一度も買ったことがなく、自分で何も決められずに人生が楽しくなかった。先日初めてTシャツを買って、すごくうれしかった」と。自分で選ぶことはとても楽しいことなので、その喜びを子どもから奪ってしまうようなことは避けたいですね。あさくらゆかり公認心理師・心理カウンセラー一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事、株式会社kikiwell所属カウンセラー・統括責任者幼稚園教諭・保育士・公立小学校学級支援員を経て心理カウンセラーに。2007年1月より(株)kikiwellが運営するキキウェルメンタルヘルスサービス(旧:聞き上手倶楽部)に所属。ライトカウンセラーとして活動開始。「聞ける人ほどうまくいく」をスローガンに、カウンセラー養成講座の講師を務めている。また「聞かせて下さい、あなたのお話」、このひとことを熱く胸に抱え(株)kikiwellで電話カウンセラーとしても活動している。【カウンセリング実績】電話カウンセリング11,400件、メールカウンセリング4,000件、対面カウンセリング100件。連続最長電話カウンセリング記録11時間。クライエントのリピート率は85%
2021年10月18日学校へ行く支度からサッカーの準備まで、子どもの行動につい口を出したり、手を出したりと先回り。「もしかしたら過干渉かも......」そう感じている親御さんは多いのではないでしょうか?大人がアレコレ指示をしてやらせるのは、親も子も楽な部分もありますが、結果、何もかも親任せな子になってしまう可能性も。過干渉とはどんなことなのか、子どもにどんな影響を及ぼすのかを、公認心理師・心理カウンセラーのあさくらゆかりさんに聞きました。(取材・文:前田陽子)■過干渉とは"親の思い通り"にすること干渉とは、命令的な関与や介入。立ち入って他人のものごとに関係し、自分の意見に従わせようとすること、と辞書にあります。子育てでの干渉とは、子どもの考えや行動に働きかけ、親の思い通りにさせようとするための言動で、「ごはんを食べなさい」「歯磨きしなさい」という口出しや、親が「宿題をやる(例:夏休みの課題など)」「合宿の準備をする」などが手出しに当たります。過干渉とは、「干渉」に「過」が付いたもので、子どもの年齢や発達に照らし合わせたときに、手出し口出しをやりすぎているということ。親の命令に従わせるという意味も含まれ、親子というより主従の関係になっているとも言えます。■過保護とは過干渉とどう違うのか過干渉に似たものに過保護がありますが、保護とは外からの危険に対して気を付け、かばい、見守ること。まだ正しい判断ができない子どもには必要な場合も多々あります。「危ないからやめなさい」には、内容や子どもの年齢によって、干渉にも注意喚起(保護)にもなるのでシチュエーションによって判断は異なります。「適切な干渉や保護は、子どもたちには必要なこと。何を手伝って、何を手伝わないかは、子どもの年齢はもちろん、個々の発達状態によって変わります。親の声掛けに対して、子どもが楽しそうか、つまらなそうか。進んでやっているのか、自分はやりたくないけどしているのか。子どもの様子でそれが干渉なのか、保護なのかの目安になると思います」とあさくらさんが、判断の方法を教えてくれました。■「自立」とはどういうことか言われたことに従うということが続くと、自分で決めてその通りに行動をすることが苦手になってきます。それでもつい干渉してしまうのが親心。「まずは、子どもがやらないのか、やれないのかを見極めることが重要です」とあさくらさん。例えば低学年の子に2泊3日の合宿の支度をひとりでやりなさいと言うのは、まだハードルが高いもの。でも、高学年なら可能ですよね。能力はあるのに、意欲などの理由で進まないなら、時間がかかっていても子どもに任せてみる、親は自分の支度や家事などをして子どもの様子を見ないようにする、など視界に入れつつも見守るのが良いとアドバイスをいただきました。子どもには子どものタイミングがあります。子どもが動き出すのを待ちましょう。自立とは①自分で決めて自分で行動する②自分の行動に責任を持つ③絆を大切に他者と協調することとあさくらさんは言います。■過干渉が続くと自分で決めて動けない子になる過干渉が続くと、子どもは言われたことに従うようになります。結果、自分で決めて自分で行動をすることができない子に。さらに失敗しときに「ママ/パパが言ったから」と原因は他者にあると他責的になります。また、失敗や困るという経験がないと助け合いを経験する機会も奪われ、コミュニケーションが苦手になります。自分の気持ちや考え、行動を否定されたり、無視され続けると他者の気持ちや考えを大切にできなくなります。子どものころは素直に従いますが、大人になって立場が上になると、対等な人間関係ではなく、相手を従わせる関係、上下や主従を持つことが当然となってしまうのです。その結果、相手と意見が食い違っても話し合いができず、従うか従わせるか。自立ができないまま大人になってしまう可能性があります。親が子を干渉してしまうのは、子どもがかわいいから。ですが、子どものためと思っているその行動が、子どもから考えたり、責任を取ったり、お友達や周囲の人たちとコミュニケーションをする場を奪ってしまっているのかもしれません。子どもの気持ちを尊重して、子どもがしてほしい方法で、してほしい援助ができる親になりたいですね。あさくらゆかり公認心理師・心理カウンセラー一般社団法人日本ライトカウンセリング協会代表理事、株式会社kikiwell所属カウンセラー・統括責任者幼稚園教諭・保育士・公立小学校学級支援員を経て心理カウンセラーに。2007年1月より(株)kikiwellが運営するキキウェルメンタルヘルスサービス(旧:聞き上手倶楽部)に所属。ライトカウンセラーとして活動開始。「聞ける人ほどうまくいく」をスローガンに、カウンセラー養成講座の講師を務めている。また「聞かせて下さい、あなたのお話」、このひとことを熱く胸に抱え(株)kikiwellで電話カウンセラーとしても活動している。【カウンセリング実績】電話カウンセリング11,400件、メールカウンセリング4,000件、対面カウンセリング100件。連続最長電話カウンセリング記録11時間。クライエントのリピート率は85%
2021年10月12日困っている動物を見つけた時、心配で何か手助けをしたくなりますよね。しかし、「責任をもって自ら救おう」と思い切れる人は、どれだけいるでしょうか。傷付いた野良猫のために動いた人ゴリ兄(goriani)さんは、ある日、ケガをして痩せた野良猫が家に住み着いたことに気が付きました。飼い主がいないか、また保護ができないかを確認すべく、ほん走したのですが…。@goriani猫アレルギー持ちの犬派なのに…最近よく猫に絡まれる…##田舎暮らし ##猫かどうかも怪しいな ##ねこ♬ ねこふんじゃった - 城ゆかり/東映児童合唱団殺処分の可能性も示唆され、悩んだゴリ兄さんは、正式な手順を踏んで家に迎えることに決めたそうです。野良猫を警察署に拾得物として届け出ると、受け取った『拾得物件預り書』をしっかりと保管しました。なぜなら、3か月以内に遺失者が現れなかった場合、ゴリ兄さんが野良猫の所有権の取得を希望できるのです!その日が来るまで、ゴリ兄さんは野良猫を自宅で保護。病院へ連れて行ったり、お風呂で体を洗ったりと、甲斐がいしくお世話を続けました。遺失者が現れないまま、ついに3か月が経過したことを確認すると…TikTokに投稿された、喜びにあふれる報告がこちらです!@gorianiフランス語の黒『le noir』から ノワールと名付けました。よろしくお願いします( ・∀・)##田舎暮らし ##保護猫 ##猫アレルギー ##猫♬ 打上花火 (オルゴール) - ring of orgel『取得通知書』も届き、いよいよ警察署まで手続きに行く様子もご覧ください。@goriani警察署に行ってきました。##田舎暮らし ##猫 ##猫アレルギー♬ Beautiful World - 2021 Remastered - Hikaru Utada最後に警察官から「これから、よろしくお願いします」といわれたゴリ兄さん。正式に野良猫を家族として迎え入れることができて、感無量だったことでしょう。猫にはフランス語で『黒』を意味する、『ノワール』くんと名付けてかわいがっています。一連の出来事を見守っていた人たちも、ようやくお迎えできたことに感動していました。・猫様との下僕契約書ですね!・これからもノワールくんの健康などを、看守並みに見守ってください。・どうぞ末永くよろしくお願いします。・捨てられたであろうノワールくんが、もう一度人間を信じてくれてよかった。「責任をもって育てます」とゴリ兄さんはコメント。ノワールくんには、温かな家の中で、自由気ままに過ごしてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2021年10月07日犬や猫の保護活動をしている、LuckyStar(@LuckyStar111222)さんは、Twitterに1枚のベストショットを投稿。写っているのは、保健所を経由して投稿者さんの家にやってきた、推定5歳とされる猫のぷぅすけくん。どうやら、ぷぅすけくんのモデル並みのかっこよさに、ネットを通して多くの人が心奪われてしまった模様!投稿者さんが思わず突っ込んでしまった、最高の1枚をご覧ください。そのカッコ良さ必要か pic.twitter.com/1E9LEOvCtK — LuckyStar☆おねっさん (@LuckyStar111222) September 12, 2021 モデルのようにやや体を斜めにして腰かけ、すらっと伸びる後ろ脚をクロスさせたぷぅすけくん。見事なカメラ目線といい、美しいポージングといい、人間の売れっ子モデルのような雰囲気をかもし出しています…!指定していないにもかかわらずポーズを切ったぷぅすけくんに、投稿者さんは「そのかっこよさは何!?」とツッコミ。写真は拡散され、多くの人から「貫禄がすごい」「最高の1枚だ」といった声や『いいね』が寄せられました。猫界のトップモデルとして、今回の投稿で人間界での知名度を上げたぷぅすけくん。今後の活躍が楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2021年09月26日保護猫の、ししゃもちゃんと暮らす、飼い主(@0707_Shisyamo)さん。ししゃもちゃんは、2021年7月7日に生まれ、その2日後に保護されたといいます。保護から2か月が経過した、同年9月7日現在。飼い主さんが「かわいすぎて反則」と語る、ししゃもちゃんの成長した姿をご覧ください。おてて舐めてるだけでそんなにかわいいのは反則 pic.twitter.com/yWyqULesI5 — ししゃも (@0707_Shisyamo) September 2, 2021 思わずキュンとしてしまいますよね!ししゃもちゃんは、手をきれいにしたくてたまらないのかもしれませんね。ししゃもちゃんの姿に、多くの人が癒されたようです。・無限大のかわいさ…。抱きしめたくなりました。・世界一愛くるしい猫ちゃんですね!・無限に見ていられます…。見た人を癒してくれるししゃもちゃん。今後も、キュートさを見せ続けてくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年09月07日イギリスにある動物保護施設『バターシー』に、7匹の子猫が連れて来られました。子猫たちは生後数週間と見られ、道路わきに捨てられていたのです。母猫は見つからず、まだ幼いことから、里親を募集できるくらいに成長するまで施設のスタッフが育てることになりました。7匹の子猫のベビーシッターになったのは?スタッフは7匹の子猫たちに哺乳瓶でミルクを与えたり、遊んであげたりと大忙し。すると、そんな様子を見ていた犬のバーティは、知らんぷりをしませんでした。自身も元保護犬のバーティは、現在は『バターシー』のオフィスで飼われています。そこで、バーティはやんちゃな子猫たちのベビーシッター役を自ら買って出たのです。@batterseaWe think Bertie makes a great ##catdad, don’t you? ##fathersday ##rescue ##rescuecat♬ Curiosity - Danilo Stankovic自分の足に子猫たちがまとわりついても、嫌な顔ひとつせずに見守っているバーティ。海外メディア『Bored Panda』によると、バーティは子猫たちをまるで我が子のようにかわいがっていたのだそう。バーティと子猫たちのほほ笑ましい動画や写真には、たくさんのコメントが寄せられています。・なんていい話。ハートがとろけた。・面倒見のいい優しい犬だね。・バーティをハグしてあげたい! View this post on Instagram A post shared by Battersea (@battersea) バーティにすっかり懐いた子猫たちは、一緒に昼寝をしたり、遊んだりしながら、すくすくと成長。その後、7匹全員に無事に里親が決まったということです。子猫たちがいなくなった後、バーティは静かなオフィスで、のびのびと過ごしているといいます。実はバーティはまだ1歳なのだとか。若くても「自分よりも小さな子猫たちを守ってあげなくちゃ」と、本能で感じたのかもしれませんね。たとえ短い期間でも、優しい『犬のお父さん』と過ごした時間を子猫たちは決して忘れないでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年08月16日難しい義父母との付き合い方に悩むパパやママも多いことでしょう。中には、過度に口出ししてくる義父母に対して、悩みを抱える人もいるようです。今回は、ウーマンエキサイトアンケートに寄せられたエピソードを元に、過干渉な義父母についてお伝えしていきます!■過干渉な義父母にウンザリ…多く寄せられたのが、「過干渉な義父母の口出しに困った」というエピソードです。「義母は、自分の考えが当たり前だと思っている。『玄関マットがない、玄関先に植木鉢が一つもない、子どものこんな服、誰が選んだの?』と、口出しばかり。また、『子どもは3人!』と言われた。それなので、1人目が帝王切開じゃないかどうかだけ心配していた。それから8ヶ月後、出産祝いをくれた親戚を20人ほどもてなせと、わが家で強制的に食事会を開催させられた。口出しが多すぎ!」「結納を済ませた次の日に、義両親が式場を見に行っていました。すぐに夫から『おやじたちが式場を見てきたらしくて、早く決めろって』と言われ、私が見に行くことに。たまたま納得できたので、そこに決めました。その後、日時決定時に口出し。仕事をしている私たちや母の予定よりも、家にいる義父の要望を通されました。さらに、引き出物、式の内容や呼ぶ人数の割り振りにも口出ししてきました」「『結婚するなら家を建てろ』という義父母で、勝手に敷地内で家も間取りも決まっていました。しかも建築中に、私たち夫婦が見る前から近所の方や義父母の親戚たちに見せていて、家に入れていました。引っ越し後も干渉がひどくて、私たちがいない間に家に入っていたこともあります」目に余るほどの義父母の過干渉のひどさには、閉口してしまいます。その程度は人それぞれではあるものの、あまりに口出しが多いと、つらくなってしまいますよね。お互いに快適な距離感で過ごせたら理想的ですが、なかなかそうはいかないのが義父母との付き合いなのかもしれませんね。■口出ししてくる義父母と伝書鳩な夫また本来であれば、義父母にはっきりと意見してもらいたいはずの夫が、伝書鳩のようになんでも義父母に伝えてしまい困るというコメントも多く寄せられていました。「義父が設計士なんですが、お金は出さないのに、マイホームの話に口を出してきます。工務店からあがってきた図面を、私や旦那に言わず、勝手に書き換えて返信したりしていました。まだマイホームは予定段階ですが、こんなことが何回も続くと思うと憂鬱(ゆううつ)です。旦那は義父のことを信頼しているようで、私が何か言うと『◯◯が何か言っていたよ』と伝書鳩状態。もう、つらいです」「世話好きの義母。結婚から何かと家に来るのが嫌でした。産後は、勝手に沐浴を手伝うと言い出す始末で、退院後、毎日のようにやってきたが、邪魔なだけ。旦那も伝書鳩で、伝えなくていいことは勝手に伝え、言わないといけないことは言わないため、より関係は悪化していきました」」「第一子のお宮参りの産着を義両親が勝手に買っていた。買ってもらうなら私が選びたかった。それを告げられたのは、産後しばらくしてから。そもそもレンタルするつもりで下調べしていたのに。なぜ勝手に用意して、事後報告なのか。この事に関しては旦那は文句を言ってくれず、言いなり状態。旦那や義両親の言動にはうんざり」妻としては、夫には自分の味方でいてほしいものですが、おそらく夫側は義父母と妻の間に板挟みになってつらい思いがあるのかもしれませんね。ただ、コメントにもあるように、伝えなくていいことを伝えてしまう夫の姿勢には、ガッカリしてしまうでしょう。また、コメントでは妻と義父母との関係性についてのみ言及されていましたが、中には妻の両親との関係性に悩む夫もおそらくいることでしょう。自分にとっては実の親だとしても、パートナーにとっては、あくまで義理の親だということをしっかりと理解して、うまく間で立ち回ることが重要なのかもしれません。■過干渉な義父母との付き合い方さて、それでは、過干渉な義父母とはどのように付き合えばいいのでしょうか。「義母の暴走と私の困り具合を見た旦那が一喝してくれました」「気にしないようにしました」「旦那から言ってもらっても、義姉に相談して言ってもらうも変わらず。『同居じゃないだけまし』って思うようにしたらすごく気が楽になり、いろいろと頼めるようになりました」「嫌なことを言われるくらいなら会わないようにしましたね。1ヶ月に1回会っていたのを3ヶ月に1回にするとか、半年に1回にするとか、たまに会う程度にして我慢していました。そのうち、自分が避けられてるとおもったらしく、気をつかってくれるようになりました」「旦那がそもそもマザコン気味だったので、そこをはっきり言って、変だと思うときは伝えている。旦那はマザコンがだいぶ抜けて、旦那から断りを入れてもらうようにしている」「最低限の報告しかしない。結局は他人。女の子を育てたことがないから娘ができたみたいで嬉しいと、私たちを歓迎してくれるけれど、私の気持ちはわかってくれない。他人だから仕方ないと諦めています」夫が伝書鳩になると、うかつに夫の前で義父母のことで困っているとは言えなかったり、自分自身が行動に出て、義父母と戦わなければいけなかったり、解決法を見つけることは簡単ではありません。中には、「疎遠になった」という人もいますが、「夫から義父母に言ってもらった」という人も多かったように思います。なかなか実の親子ではない義父母に、本来の気持ちを伝えるのは難しいところですよね。義父母と夫とは、実の親子だからこそ、できればその間で解決してもらいたいものです。口出しをしてくるタイプの義父母であれば、夫にしっかりしてもらえると、助かりますよね。ただ、それが難しい場合には、自らはっきり相手に気持ちを伝えたり、距離をとったりと、自分の心を守ることも大切です。また、義父母からの口出しに対しては夫にちゃんと対処してほしいと思うのに、自分の親からの口出しは自然と受け入れてしまっているというママも多いかもしれません。もしかすると、夫がつらい思いをしている可能性もあるので、今一度、わが身を振り返ってみることも大切のように思います。結婚して家族が増えることは、本来であればうれしいことであるはずです。ただ、距離感が大切なことは、言うまでもありません。それぞれが快適に過ごせるように、ママもパパも、思いやりを持って義父母からの過干渉との付き合い方を考えたいものですね。
2021年08月03日兄の昴生さんとともに、兄弟ならではといえる息の合った掛け合いが人気を集める、お笑いコンビ『ミキ』の弟・亜生さん。亜生さんといえば、2021年6月現在、5匹の保護猫を飼っており、保護猫活動にも力を入れていることで有名です。『ミキ』亜生が飼っている保護猫がかわいい!保護活動にも積極的Instagramには、たびたび愛猫たちのかわいい写真が投稿されています。亜生さんの溺愛っぷりが話題になっている、猫とはどんな子たちなのでしょうか…。愛猫は子供そのもの同年5月6日には、『こどもの日』にちなんで、猫たちを「子供」と呼び、幼かった時期の写真を投稿した亜生さん。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る ミキ 亜生 弟(@aseihurricane)がシェアした投稿 こどもの日なので、僕の子供たちです!aseihurricaneーより引用亜生さんのように、ペットのことを「子供」と呼ぶ飼い主は多いもの。まだあどけない様子の子猫たちに心を癒されますね。元野良猫とは思えないくつろぎっぷりの猫たちある日、亜生さんは、「少しは野良猫やった時のこと思い出してほしい」という1文とともに、猫たちが部屋の中でくつろぐ動画を投稿。 この投稿をInstagramで見る ミキ 亜生 弟(@aseihurricane)がシェアした投稿 人間が近付いても、自由に寝たまま、だらんとしている猫。亜生さんが普段からたっぷりと猫たちを甘やかしていることが分かる1本ですね!昼寝する時も一緒ある時は、年末年始に昼寝をする様子を撮影。見る人を笑顔にさせた、こちらの写真をご覧ください! この投稿をInstagramで見る ミキ 亜生 弟(@aseihurricane)がシェアした投稿 親子のように川の字になって眠る1人と2匹。そして、その様子を見守っているようなもう1匹の姿がかわいくて心が和みます。亜生さんは、年末年始で自宅にいる飼い主を邪魔もの扱いする猫たちに文句をいいつつも、『#何されても一生面倒みるけど』『#マジ家族なんやけど』『#戸籍入れたいんやけど』という、本音があふれるハッシュタグを投稿しました。子猫との出会いがキッカケで、始まった保護猫活動亜生さんが、猫を飼うようになったきっかけは、2015年に出会った1匹の子猫でした。 この投稿をInstagramで見る ミキ 亜生 弟(@aseihurricane)がシェアした投稿 こいつを一昨日拾いました!お医者さんいわくまだ産まれたてだそうです!aseihurricaneーより引用拾った猫を動物病院へ連れて行き、できる限りの世話をした亜生さん。最終的に、子猫は亜生さんが引き取ることになり、『助六』と名付けられました。亜生さんのInstagramでは、助六のように、いろいろな経緯で飼うことになった猫たちの成長過程を見ることができます。自分が飼っている猫だけでなく、里親を募集している保護団体の紹介や、保護猫活動にまつわるニュースをシェアするなど、精力的に活動している亜生さん。興味のある人は、Instagramをのぞいてみてくださいね。[文・構成/grape編集部]
2021年06月30日孫が生まれて変わった母特別子どもが好きというわけでもなかった私の母。私がなかなか嫁に行かなくても、さらにやっと結婚しても、「孫が欲しい」と言われることもなく、まあそんなもんだと思っておりました。そして現在、孫ができた母はというと……!? あの母がこんな風になるとは驚きました。孫パワーって、思っていたより凄いんですね(笑)。過保護爆発でどんなことでも心配なようです。息子をかわいがってくれて、本当にうれしいし感謝しています。ただし、おもちゃのあげすぎはどうにも止められません……。 監修/助産師REIKO著者:きりぷちいろいろな壁を乗り越えて、37歳で一人息子を出産。 3歳の息子を育てるアラフォー夫婦です。 息子を通じて日々感じたことを忘れないよう、漫画にしています。
2021年06月06日捨てられていた犬を保護し、ナナと名付けて一緒に暮らしている飼い主(@Nana_Hundin)さん。ドイツのベルリンに住んでいる飼い主さんは、アパートの玄関に保護犬を迎えたことを知らせる貼り紙をしておきました。「お留守番トレーニング中、吠える声などご迷惑おかけします」と書いた貼り紙を見た住人は、アパートに犬が増えたことを知ります。飼い主さんが帰宅すると、隣人から届いていたのは…。アパートの玄関に貼り紙をしておいた。保護犬を迎えました。お留守番トレーニング中、吠える声などご迷惑おかけしますって書いて。さっき玄関開けたら、隣人から素敵なメッセージとナナヘのおやつが!!素晴らしき哉、我がアパート嬉しい!!❤️❤️ pic.twitter.com/BpLRZRP4jm — Nana Hündin in Berlin (@Nana_Hundin) April 12, 2021 なんと、手紙とナナちゃんへのおやつが届いていたのです!手紙にはこのように書かれていたそう。隣人からのお手紙の日本語意訳です。「保護犬を迎えたなんて素晴らしいですね。このアパートに犬がまた1匹増えたこと嬉しく思います。何かお手伝いが必要なら、気軽に我が家の呼び鈴を鳴らしてくださいね。フランシスカ(隣人の名前)とポリー(犬種: ボロンカ)より」— Nana Hündin in Berlin (@Nana_Hundin) April 13, 2021 隣人も犬を飼っており、お友達の犬が増えたことを歓迎してくれたのでしょう。素敵なやり取りにネット上では、さまざまな声が寄せられていました。・隣人さん、素敵な計らいですね。・犬がつないでくれた素敵な交流!・なんて素晴らしい出来事!貼り紙の内容もいいですね。1枚の貼り紙がつないでくれたコミュニティ。隣人の犬と一緒に散歩に出かけられる日も、そう遠くないかもしれませんね![文・構成/grape編集部]
2021年04月14日子どもの幸せ感度に影響を与える要素のひとつが、「親の過干渉」ということをご存じですか。『世界標準の子育て』著者・船津徹氏は、「親の過干渉が子どもの幸福度を下げる」と警鐘を鳴らしています。2020年9月にユニセフが発表した『レポートカード16-子どもたちに影響する世界:先進国の子どもの幸福度を形作るものは何か』。この先進・新興国38ヶ国に住む子どもたちへの調査では、日本の子どもの「精神的幸福度」はワースト2位でした。恵まれた環境にありながら、幸せを感じられないというのは深刻な問題です。もちろん、幸福度を下げる要因は過干渉だけではないでしょう。しかし、子どもに「自分らしい人生を切り開く力」を授けるためにも、過干渉はやめたほうがよさそうです。過干渉育児にならないように「親が本当はやらなくていいこと」を、いま一度見直してみましょう。親が “本当はやらなくていい” 7つのこと1. 子どもに早くから読み書きを教えなくていい多数の著書がある教育学者・齋藤孝氏(明治大学文学部教授)によると、「7歳までは神のうちなので、それまでに生きる力をしっかりと育むことが重要」なのだそう。「親子で共有する時間」を何よりも大切にするべきで、心が十分に育たないうちに詰め込む早期教育はよくないとのこと。読み書きを教えるよりも、絵本の読み聞かせによる情操教育のほうがより大切だと話しています。また、「塾ソムリエ」として35年以上子どもを指導している中学受験情報局主任相談員・西村則康氏も、「子どもの準備ができていない時期の早期英才教育は、ほとんど役にたたない」と述べています。その理由は、早期教育が人間の脳の成長過程に沿っていないから。早く〇〇できたほうがいいだろうと親は考えがちですが、その考えこそが過干渉になっています。2. 親は子どもに何でも教えなくてもいい子どもは「これは何?」「どうして?」など、知らないことは何でも聞いてくるものです。そのとき大人は、その質問に正しく答えなければいけないと思いがち。でも、大人だって知らないことはありますよね。そんなときは、「お父さん(お母さん)もそれは知らないなあ。一緒に調べてみよう」と、子どもの好奇心に寄り添い、一緒に学ぶ時間を共有しましょう。親が調べたことを教えるよりも、何倍も子どもの成長の糧となるのですから。アメリカの生物学者で、子どもの感性について綴られた名著『センス・オブ・ワンダー』の著者・レイチェル・カーソン氏も、「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではない」と語っています。大人も心を開いて、子どもとともに感じ、学ぶ姿勢をとることこそ正しい行動と言えるでしょう。3. しつけ期が過ぎたら、親はしつけを手放していい心理学者でスクールカウンセラーでもある諸富祥彦氏(明治大学文学部教授)は、小学3年生くらいまでの「しつけ期」が過ぎたら、できるだけ子どもの行動に口出しをしないようにするべきだと話しています。なぜなら、それ以降は子どもの個性を育てる時期に入るから。「こうしなさい」「これはやめなさい」と言われたら、子どもはどうしても親の指示に引っ張られてしまいます。人間の土台がある程度固まったあとの成長期には、親の干渉は邪魔にさえなるのです。よほどのことがない限りは、口出しはしないようにしましょう。必要なときのみサポート役に徹するという、子育ての方向転換をする時期は10歳頃なのです。4. 「家庭内ルール」は親が決めなくていい家庭での過ごし方について、親があれやこれや指示したり、小言を言ったりして、親主導で進めてしまいがちではありませんか?「全米最優秀女子高生」の母として有名になり、現在はライフコーチとして活躍中のボーク重子氏は、子どもの自己肯定感や自主性の大切さを力説しています。そして、それらを育むためのひとつの方法として、家庭内ルールは親の指示ではなく、「子ども自身で決めさせる」ことをすすめているのです。ルールの目的は「家族の幸せ」。年齢に応じて、お手伝いや勉強のことなど、子どもが自分ができると思うことは責任をもってやってもらいましょう。しかし、実際にやってみたら、何か違うと思うことや、問題が生じることもあるはず。そんなときは、子ども自身がルールを変更してもOK。物事の改善を重ねて、思考のしなやかさを鍛える絶好のチャンスですよ。5. 親は「子どもファースト」でなくていい子どもの学校、習い事など、親の生活は子ども中心になりがち。予定が詰まっているときなどは、子どもの一挙手一投足に口を出したり、次の行動を指示したりしている親御さんは多いのではないでしょうか。ときには、子どもから離れることも必要です。もし、子どもが学校や習い事に遅刻して恥ずかしい思いをしても、それは子どもの責任です。教育評論家の尾木直樹氏は、「過干渉をやめる手段」として、子どもから意識をほかに向けることをすすめています。「なかなか宿題をしない子どもを目の端に入れながらも、自分の仕事をする」「ときどきは自分の趣味で出かける」など、親が子どもと少し距離をとることで、子どもの自主性は育まれ、親のストレスは減るという、双方によい効果が生まれるとのこと。子どもから目を離す勇気が、子どもを成長させるのです。6. 夫婦の意見はそろえなくていい子育て中は、子どもの教育方針や学校の選択など、夫婦で意見がぶつかることもあるでしょう。そんなときでも、「無理して教育方針を一致させなくてもよい」と言うのは、教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏です。その理由は、夫婦の意見に幅があったほうが、その幅のぶんだけ子どもの個性が育つから。たとえば、「今回はお母さんの意見に賛成。英検受けるよ」「英検よりもサッカーを頑張りたいから、今回はお父さんの意見に賛成だな」といった具合に、子どもは自由に未来を選択することができます。広い視野で子どもの将来を考えてあげることが、過干渉を防ぐひとつの手段ともなりそうです。7. 「過保護」はやめなくてもいい児童精神科医として40年以上も多くの親御さんの子育てを見てきた故・佐々木正美氏は、「過保護」と「過干渉」は違うと言いきります。一番大きな違いは、行動に子どもの意思や希望が反映されているかどうか。「過干渉」は、子どもの気持ちにかかわらず、親がなんでも「やりなさい」とお膳立てしてしまい、子どもの自主性を置き去りにしてしまうこと。一方の「過保護」は、子どもがやりたいことがあれば、背中を押したり、サポートしたりすることです。これは、子どもの意思を尊重し、意欲を応援することですので、悪い影響はないと言います。「子どものために」と思う気持ちは同じでも、そこに子どもの心や意欲が介在しているかどうかを、常に意識することがとても大切です。子どもとの接し方に迷ったら読みたいおすすめの本「過干渉かもしれない……でもどうすればいいの?」と、子どもへの接し方で迷ったとき、心をシンプルにしたり、大切なことを再確認させてくれたり、視野を広げてくれたりする、おすすめの本3冊をご紹介します。それぞれ、違った視点から「果たすべき親の役割」について書かれています。過干渉で子どもを縛りつけてしまわないように、ぜひ読んでみてください。■『センス・オブ・ワンダー』作者である、海洋生物学者のレイチェル・カーソン氏が、甥のロジャーとの自然を探求した体験を通して、感受性の大切さを語った本です。タイトルの「センス・オブ・ワンダー」とは、「美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性」。幼児期には、親子一緒に自然を体験し、体感することが何よりも尊く、大切だと、静かに、しかし毅然と語りかけます。自然といっても、田舎でなければいけないというわけではありません。都会にも “生命” は溢れています。子ども時代に感受性を磨くことは、将来の好奇心や意欲につながり、学びを深め、将来を切り開く力となるでしょう。50年以上も前の本ですが、「子育てにおいて本当に大切なものはなんなのか」、ときどき手にとって再確認したくなるバイブル的名著です。■『この子はこの子のままでいいと思える本』親と子ども、双方の心に寄り添う多くの温かい名言を残した児童精神科医の故佐々木正美氏。その佐々木氏に寄せられた子育て相談をまとめた1冊です。「また叱りすぎてしまった……」など、親ならば誰でも抱く悩みそれぞれに、丁寧に対応しています。語りかけるようにつづられた具体的なアドバイスは、親のがんじがらめになっている気持ちを優しく解いてくれます。佐々木先生は、「 “期待” という親の愛情は、子どもにとっては自分を否定されたに等しい」と指摘。 “期待” は過干渉を生む元凶ともなります。子育ては迷いと悩みの連続ですよね。自分の子育てに自信がもてないとき、佐々木氏の言葉が染み入ります。子どもを幸せにするのなんてとても簡単なことですよ。親が笑顔なら子どもはそれだけで幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って自信たっぷりに育っていくのです。(引用元:佐々木正美(2020), 『この子はこの子のままでいいと思える本』, 主婦の友社.)■『世界基準の子育て』世界の教育を紹介し、日本の教育を見つめ直す1冊。日米両国で長年教育に携わってきた著者ならではの視点で、日本の子育ての問題点を指摘します。著者・船津氏が挙げる「世界標準の子育ての条件」は以下の3つ。困難に負けない「自信」人生を自分で決めていくための「考える力」人に愛される「コミュニケーション力」日本の親がやりがちな過干渉は、このなかでも特に重要な「自信」を子どもから奪うとのこと。勉強ができるだけではなく、自分らしい人生を逞しく生き抜く力をわが子が得るために、親は何をしてあげたらよいのか……。子どもの年齢ごとに、わかりやすく、具体的に語られています。 “子育ての軸” がぶれているなと感じるときこそ、本書を手に取ってみてください。***親が必要以上に指図しなくても、子どもは自ら育つ生命力をもっています。その「生きる力」を信じてあげることからスタートして、目指すべきは、目先の小さな目標ではなく、「幸せな人生」という大きな場所であることを忘れずにいたいものですね。(参考)Newsweek|親の過干渉が子供の幸福感を下げるMind 子どもの心を育てるために|過保護と過干渉 佐々木正美NHK|過保護やめたいけれど…unicef|ユニセフ報告書「レポートカード16」先進国の子どもの幸福度をランキング 日本の子どもに関する結果FQ JAPAN男の育児バイブル|子供の才能を伸ばせる親、潰してしまう親日経DUAL|子育て・教育|頭のいい子の育て方|早期英才教育のほとんどは間違っているSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|いちばんのしつけとは、子どもに〇〇をみせること。親はそんなに頑張らなくていい!STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「ルールを守れる子ども」はこうして育つ。親が子に与えるべき大事な“時間”STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「過干渉」育児が招く悲しい結果。“見守るだけでは物足りない”親が危険なワケ船津徹(2017),『世界標準の子育て』, ダイヤモンド社.佐々木正美(2020),『この子はこの子のままでいいと思える本』, 主婦の友社.レイチェル・カーソン 著, 上遠恵子 訳(1996),『センス・オブ・ワンダー』, 新潮社.齋藤孝(2020),『1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てる』, マガジンハウス.
2021年02月26日「難ありパイがふかふかパイになるまで」吸引器・保護器編。難ありパイの授乳には吸引器や保護器を使用していたHYPかなこさん。どのようなアイテムがあるのでしょうか……?「難ありパイがふかふかパイになるまで」吸引器・保護器編 傷のケア 保護器・吸引器編です! 吸引器はさておき、保護器はそこそこ良いアイテムかと思います。傷の痛みがゼロになることはないですが、3割程度は軽くなったイメージが残っています。だけど、本当に使い方がへたくそで……。もういいや、と直飲みで耐えていました。生後1カ月のころなので、新生児期にコツを知っていれば使い続けていたかもしれないです。 長く使い続けていても、生後5カ月ごろには直母にできたという経験も産院で聞きました。私と同じような裂け傷で、泣きながら授乳していたようです……。なので、しばらく手放せなくて不安だったそうな。けど、じょうずに使えていたのできっとパイができあがっていったんでしょうね! ※乳頭保護器の使用については産院の方針によって異なります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター HYPかなこ2018.5生まれのチビコーと夫のこうじ氏、セキセイインコのうなぎの3人+1羽の家族です。WEB制作(私は画像と写真担当)などを夫婦でしてます。婦人科通いの干物→婚活→結婚→不妊治療→ギリギリ35歳で出産→2人目不妊治療中なコミュ障新米母です。
2021年02月13日■前回のあらすじ音楽会に参加するためのオーディションに落ちた2人は当日教室待機に…。そんな異常とも思える先生のやり方に気づきはじめた保護者がいました。保護者からの疑問を上手くかわす先生。しかし水面下では少しずつ、何かが動き始めていました。次回へ続く※あくまで個人の体験談です。先生にまつわるお話になりますが、「すべての教師がそうだ」と誤解のないようお願いします。※実話をベースとしたフィクションです。登場人物はゆっぺさん含めすべてフェイクです。コミックライター: ゆっぺ 【同じテーマの連載はこちら】 4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 この連載の全話を見る >>
2021年01月02日「もしかしたら私、お母さんのことが嫌いかもしれない」子どもが生まれて自分が親になってみると、「こんなに大変な思いをして育ててくれたんだ」と母親に感謝する気持ちが生まれる一方で、なぜか母親の言葉や行動にイライラしてしまう…。しかし、そんな自分に罪悪感を覚え、さらにイライラする悪循環に陥り落ち込むママは少なくありません。どうして自分が子どもを持った途端、母親に嫌悪感を感じてしまうようになるのでしょうか。■味方のはずの母親をなぜ「敵」と感じてしまうのか?例えば、「そんな抱っこの仕方で大丈夫?」「そろそろミルクの時間ね」など些細なことから、「子どもが小さいうちは母親の手元で育てたほうがいい」「赤ちゃんのうちからいろいろ話しかけたほうがいい」など子育て論にいたるまで、出産後の娘に母親はいろいろ言ってしまうものです。しかし、同じことを医師や看護師など第三者に言われれば素直に従えるのに、なぜか母親から言われるとカチンとしてしまう、鬱陶(うっとう)しく感じてしまう。それは、「もう私は大人なのに未だに子ども扱いして信頼されていない」と、あなたが感じているからかもしれません。医療や育児の専門家という他人ならば、あなたという人間に対してなにも先入観がないため客観的な対応をするでしょうから、素直に意見を受け入れられるものです。一方、母親の場合は「あなたはできないから私の言うことを聞きなさい」という無言の圧力のように感じてしまうのかもしれません。母親としては初めて子育てをする娘を心配して、少しでも役に立とうと声をかけているので悪気はありません。そういった気持ちもわかるからこそ、イライラする自分に罪悪感を覚えるママもいるでしょう。でも、出産したばかりのママが自分の母親に対してそういう反応をするのは当然で、自分を責めたり落ち込んだりする必要はありません。おそらく、ほとんどの方が思春期の頃は親を「うるさいな」「鬱陶しいな」と感じた経験があると思います。例えば、勉強しなさいと口うるさかった、進学先を指図された、友だち付き合いに口を出されたなど、子どもの頃は親からいろいろ言われたと思います。でも、社会人になって結婚して…と大人になると、親もそこまで言わなくなりますし、あなたも波風立てないようにある程度そういった言葉を流せるようになるでしょう。しかし、親になって育児を始めると、自分が子どもの頃に親にどう育てられてきたかを思い出す「追体験」が始まります。そのため、「小さい頃、こんなことを言われて嫌だった」「あんなことをされて悲しかった」という、かつて母親に感じていた不安や不満が吹き出してしまうのです。昔のことを思い出し、「お母さんだって完璧じゃなかったのに、私の育児に口を出すの?」と、イライラしたり鬱陶しく感じたりするのです。■母親の子育て干渉をつらく感じた時の対処法子育ての先輩として、いろいろアドバイスをする母親に悪気はないからこそ、それに対してイライラする自分に「なんてひどい娘なんだろう」と落ち込むこともあるでしょう。でも、母親に対するそういう感情にフタをして我慢をする必要はありません。母親からのアドバイスに従ったり生真面目に実行することもありません。子育てのことで何か言われたら「そういう意見もあるよね」「子育ての常識も昔と変わっているからね」と聞き流してやり過ごしましょう。自分で「これは育児に役立ちそうだ」と思うものだけ取り入れればいいのです。もし、それもつらいと感じるのなら、距離を置いてもいいと思います。そして、自分が子どもの頃に母親からやって欲しかったことを、自分の子どもにしてあげてみましょう。例えば小さい頃、友だちみんなが持っていたおもちゃが欲しいとねだっても買ってもらえず、仲間はずれにされて悲しかった思い出があるとします。もし、同じように子どもからねだられたら、自分はそのおもちゃを買ってあげるようにすればいいのです。そこで、母親から「おもちゃをすぐ買い与えるのは教育上良くない。将来、我慢のきかない性格になるわよ」など言われたら、「そんなの将来になってみないとわからないよね。私はすごく嫌だったから自分の子どもにはしてあげたいの」と言ってもいいと思いますよ。もし、子育てを通して母親との関係が一時的にこじれてしまっても、無理に仲良くしようとしたり、母親への怒りを抑える必要はありません。あなたの怒りは、子どもの頃にこうして欲しかったのにしてもらえなかった思いから沸き上がっている怒りです。これまで我慢してきたことを、ようやく怒りという形で母親に伝えられているわけです。お互いケンカはしたくないし、関係がこじれるのも不快に感じるでしょうが、怒りという形であっても立派なコミュニケーションです。人間としては無視が一番つらいものですから、ネガティブなアプローチであっても必要な過程です。実際、自分が親からやって欲しかったことを我が子にやるようになると、その時の親の気持ちが理解できるようになってきます。何でもかんでもおもちゃを買い与えてくれなかった代わりに工夫して遊ぶ方法を教えてくれた、習い事をさせてくれなかったのは経済的に厳しかったのかもしれないなど、当時の親の気持ちが想像できるようになるのです。親は親なりに考え、大変な思いをしながら、頑張って子育てしてくれたことに気づくこともあります。ですから、いろいろ育児に口を出してきたんだと理解でき、でもそれに従う必要もないこともわかってくるのです。正しいかどうかは別にして、育児への口出しは母親の愛情からつい出てしまう言葉。あなたのことを否定してるわけでも、今の子育てが間違っていると言っているわけでもないのです。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年12月30日「何をやるにも自信が持てない、私なんて価値がない…」人がうらやむような容姿や経歴を持つ、いわゆる「勝ち組」と言われるような人なのに、なぜか自分に自信が持てず、私のところへ相談に訪れる人がいます。そんな自己評価が低くなってしまうのはどうしてなのでしょうか? 謎を解くカギは、子どもの頃に受けた「親からの大きすぎる愛情」にありました。■親の過保護・過干渉が子どもの自信を奪う最近のご相談で増えているのが、容姿や経歴、経済力、社会的信用も問題ないのに、自分に自信が持てないという方からのお悩みです。例えば、裕福な家庭で育ち、学歴も高く仕事もできて順風満帆な人生と思われていたのに、ちょっとしたミスからすべてのことに自信を無くしてしまったという方がいました。そういった方は、チャレンジしたいことがあってもできず、自分自身にモヤモヤ・イライラしてしまうことに悩んでいるのですが、深く話を聞いてみると「親に愛されすぎた人」が多いことに気づきました。親に愛されて育ち、どうして自信がなくなってしまうの? と、不思議に思う方も多いでしょう。実は、子どもを愛しすぎるあまり過保護・過干渉になってしまう親が、子どもの自信を奪っているのです。親としたら単純にわが子がかわいくて心配なだけなのですが、ついつい子どもがつまずきそうなものは先回りして取り除いてしまいがちですよね。それが、小さい頃なら命の危険に直結する場合もあるので、親としては当然のことです。しかし、小学校高学年、中学、高校と子どもが成長し、自分で判断し行動できるようになっても親が変わらず干渉をし続けると、子どもは「私ってそんなに頼りないのかな」「僕が何もできないから親はいろいろ言ってくるんだ」と、親から自分は信用されていないと感じるようになります。親としては、子どもを信頼していないわけでもないし、認めていないわけでもありません。でも、子どもは成長と共にそうとらえるようになり、自信を失っていくのです。また、小さい頃から親に愛情を注がれ、必要以上にほめて育てられてきたタイプは、「誰かにほめられて認めてもらっている自分」に価値を見出すようになりがちです。裏を返せば、ほめられたり認められたりしない自分には、価値がないと感じてしまいます。この2つの理由により、ある程度大きくなってから、はたから見ればすべてを手にしているような人でも、自分に自信が持てずに苦しんでいるケースがあるようです。■「私のこと信用している?」口に出せなかった言葉を伝えてみる自分に自信が持てない、誰かにほめてもらえないと不安になるというご相談の場合は、親の過保護が原因であったこと、でもそれは信用されていなかったわけではなく、あなたをかわいいと思う気持ちが強すぎたからだとお伝えしています。あなたに何かが足りなかったわけではなく、心配という形で愛情を表現していたのかもしれないとカウンセリングでは相談者にお話しし、原因となる記憶の感情を書き換えるお手伝いをしています。もし、あなたが親に嫌悪感を持っている、理解してもらえない、信頼されてないと感じているのなら、記憶をひも解いて、そう思ったきっかけを思い出してみましょう。そして直接、親に確認してみるのです。例えば、「私の部屋をいつも掃除していたけど、そんなに汚かった?」「進路を決めるとき、どうして私に選ばせてくれなかったの?」など、親に信用されていない、頼りにならないと思われていると感じたときのことを聞いてみるのです。そうすると「きれいにしていたけど、部活で忙しそうだったから掃除くらいしてあげようかなと思って」「あなたはおとなしいタイプだから、共学校より女子校の方が向いていると思ったの」といった答えが返ってきて、あれは親なりの愛情だったと気づくきっかけになるでしょう。子どもにそんなお節介をしていたこと自体、忘れている親も多いものです。「お母さん、そんなことした?」といった返事に拍子抜けしてしまうかもしれません。親は子どもが小さい頃と同じように接していただけで、あなたを信頼していなかったわけではないのです。おそらく、自分自身に子どもが生まれたら、同じようにいろいろと心配して手を出したり声をかけたりと先回りするようになると思います。そうすると、親が自分にしてきた行動や声がけが愛情に起因していたと気づくはずです。親にとっては、何歳になっても子どもは子ども。心配は愛情の裏返しなのだと納得できれば、自分に対する不安感はなくなっていくでしょう。■子育てに自信が持てないお母さんへ親の過保護・過干渉で自信を失ったお母さんは、自分自身の子育てに不安を感じることもあるでしょう。「私の子育ては大丈夫? 間違っていない?」「親みたいに過保護・過干渉になりたくはないけれど、何が正しいのかわからない」子どもに対して過保護・過干渉になりたくはないけれど、そうやって育ててきてもらっているから、ついつい親と同じように子どもに接してしまう。逆に、親を反面教師にするあまり超放任主義になってしまうなど、育児に悩むお母さんは少なくありません。親もいろいろなタイプがあるように、子どもにもいろいろなタイプがいます。同じように過保護・過干渉でお節介な子育てをしたとしても、それをそのまま愛情だと受け取る子もいれば、うまく立ち回って聞き流せる子、親の言う通りにできない自分を責めてしまう子とさまざまです。親子の数だけ子育てのパターンがあるわけですから、誰にでも当てはまる「子育ての正解」といったものはありません。あなたに限らず、すべてのお母さんが「こんな子育てで大丈夫?」と思いながらわが子を育てているのです。でも、そこで無理に「理想のお母さん、正しい子育て」を探さなくてもいいと思います。子育てに悩んでいるのは、あなたの努力が足りないわけでも、何かが欠けているわけでもありません。親として悩むのは、自分の思い描く理想通りの育児ができなかったときでしょう。でも、それは誰のためですか? 多分、子どもが「こんなお母さんになって」とお願いしたわけではないと思います。子どもにとって一番心地良いのは、お母さんが笑顔でいること。お母さんが笑顔になれない子育ては、決して子どものためにはなりません。親の愛情が間違って子どもに伝わらないように、不完全な自分、不完全な子育てでもいいということをまずは認めることから始めてみましょう。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年12月29日2020年11月9日、タレントのダレノガレ明美さんがTwitterで1匹の子猫を保護したことを報告。投稿によると、子猫は片目が見えていないとのこと。猫の状態から里親探しは難しいと判断したダレノガレさんは、親に相談をすることにしました。急遽保護。病院いきましょうね!たぶん片目は諦めた方がいいかな…頑張って治そうね!片目がない猫ちゃんの里親さん探しは難しいので母に相談する為連絡したら、家に連れてきな!と…優しい…病院である程度体力つけたら実家に連れて行きます。私の家はペットの人数決まっていてでした… pic.twitter.com/6jwQVD1kX7 — ダレノガレ明美 (@The_Darenogare) November 9, 2020 子猫は風邪をひいているとみられ、ダレノガレさんはシャワーを避け、ピンセットやブラシを使って自らの手でノミを取ることに。その後ダレノガレさんは子猫を動物病院に連れて行き、生後1か月ほどのメスと判断された子猫を『メイ』と名付けました。みなさん初めましてメイです。今日、保護されました!片目は痛々しいけど、頑張って治します!過保護に育っていきますのでみなさんよろしくお願いします❤️たくさんの応援コメントありがとうございますby メイ pic.twitter.com/ygPmAP4nq3 — ダレノガレ明美 (@The_Darenogare) November 9, 2020 ダレノガレさんの実家には、車にひかれて下半身がマヒになった猫や、里親として引き取った猫が4匹。加えて、保健所に連れて行かれそうになったところを保護した2匹の犬と、同じく保護をしたフェレットが1匹いるといいます。自らも猫を飼っており、これまでも野良猫を保護したり、動物虐待の事件に怒りをあらわにしたりと、動物愛護活動に熱心なダレノガレさん。きっと、ダレノガレさんの動物愛護の心は、優しさあふれる母親から学んだものなのでしょう。母親からいつ猫ちゃん連れてくるの?っと連絡がすごい早く抱きしめたいみたいめいちゃん幸せ者すぎる本当は今日連れて行く予定でしたが、体調がまだ完璧じゃないのと、もう少し面倒見てあげたいから連れて行くのは少し延期に!めいちゃんはダレノガレ家のアイドルになりました❤️ pic.twitter.com/nKQUTuhXyX — ダレノガレ明美 (@The_Darenogare) November 10, 2020 投稿に対し、多くの人から「保護してくれてありがとうございます!」「この子は幸せを手に入れましたね」といった感謝する声が寄せられています。メイちゃんの体調が安定した後、実家に連れて行く予定とのこと。ダレノガレさんはメイちゃんの世話をしているうちに愛着が湧いてしまったようで、実家に預けることにさびしさを感じているのでしょう。メイちゃんには、ダレノガレさんの新しい家族の一員として素敵な日々が待っているはずです![文・構成/grape編集部]
2020年11月11日子どもの言い間違いは、無意識にほかの音に変換していたり、前後の言葉を自由に入れ替えていたりと、いろいろなパターンがあります。SNSでもたびたび「かわい過ぎる!」と話題になっており、子どもの言い間違いに関する投稿も多いです。 今回は、独特過ぎるけどおもしろかわいい言い間違いをセレクトしてみました☆ それでは紹介していきます♪ おもかげを残しているオリジナル言葉も! (2歳3カ月) この投稿をInstagramで見る わさび(@wasabi_2910)がシェアした投稿 - 2020年 1月月30日午後3時53分PST「ブビべビ」「あーぱがしゅ」「ペトテットットッテーパー」などは、おもかげを残しているので、わかりやすいですね♪ 謎の言葉「はしてっと」の正体とは!? (2歳9カ月) この投稿をInstagramで見る のぶえ@育児絵日記(@sanmanobue)がシェアした投稿 - 2020年 5月月26日午前5時27分PDTこれは全然わかりませんでした! 「はしてっと」=「ハッピーセット」とは何とも難しいです! 難易度の高さに完敗しました(笑)。 なかなか新しい言い間違いですね(笑)! (3歳) この投稿をInstagramで見る もこぞー(@mocozo52)がシェアした投稿 - 2020年 1月月6日午後7時10分PST「くちびる」と「くじびき」は結構かけ離れているのですが(笑)。予想外の言い間違いにほっこりしました☆ 走るときのかけ声がちょっとおかしいです! (3歳) この投稿をInstagramで見る ツマ子(@tumakonofamily)がシェアした投稿 - 2019年 4月月29日午後7時49分PDT「スタート」をまさかの「スカート」と言い間違えています(笑)。ほのぼのする言い間違いですね☆ えっ!猫じゃなくて豚なんですか!? (2歳2カ月) この投稿をInstagramで見る しまこ(@shimak03)がシェアした投稿 - 2020年 8月月22日午後3時10分PDT「じゃらし」が言えなくて「じゃじゃち」になっているのがかわいいです♪ 猫じゃなくて豚なんですね(笑)! 以上、独特過ぎるけどおもしろかわいい言い間違いをご紹介しました! どの言い間違いも独特でおもしさ全開でした♪ 成長とともに子どもはどんどんおしゃべりがじょうずになっていくので、言い間違いをするかわいい時期も大切に過ごしていきたいですね♡ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2020年09月27日コロナ禍において、相次ぐ譲渡会の中止や来場者数の激減により、保護猫・犬活動がピンチになっています。「保護猫を飼ってみたい」「保護活動を支援したい」という思いがあるなら、今回紹介する3つのチャンスをチェックしておいて損はなしです!文・椎原茜保護猫・犬支援に貢献できる! 魅力的なチャンス3選猫や犬好きなら、日頃から保護猫や保護犬を支援する活動が気になっているはず。今回は、そんなあなたにぜひ知っておいてほしいトピックスを3つご紹介します。1.「フェリシモ猫部」猫グッズ 購入価格の一部が動物保護活動などに活用「漫画家 山野りんりんさんとつくった 添い寝気分にゃ ふんわりまくらカバーの会」¥2,413(税込)通信販売のフェリシモのうち、猫好きに愛されている「フェリシモ猫部」シリーズでは、購入するだけで保護猫・犬活動などに貢献できちゃうチャンスがあります。例えば、今年8月に発売された漫画家・山野りんりんさんによる猫のイラストが愛らしいまくらカバーやバスタオルを購入すると、その購入価格の一部が「フェリシモの猫基金」として運用されるそう。具体的には、飼い主のいない動物の保護と里親探し活動、野良猫の過剰繁殖防止活動、災害時の動物保護活動などに活用されます。「漫画家 山野りんりんさんとつくった 遊びにきたにゃ ふんわりバスタオルの会」¥2,523(税込)まくらカバーには、大胆に寝そべる猫など、夢の中でも猫と一緒に過ごせそうなかわいいイラストが。バスタオルには、くつろぎはじめる猫などのしぐさがリアルなイラストが大きく描かれており、見ているだけで楽しめます。猫好きや猫を飼う家庭では思わず〝くすっと”してしまうようなアイテムで、保護活動に貢献できるのは嬉しいですね。2. 洗練されたデザインのお散歩グッズ購入で里親探し団体に寄附!すでに猫や犬を飼っているなら、ペット用品をゲットして貢献するという方法もあります。2020年9月1日にオープンした、北欧デザインに特化したペット用品セレクトショップ『mof -mof (モフモフ)』では、インテリアの主役になるペット用品を世界中から厳選して販売中。ペット大国の北欧、ドイツ、イギリス、アメリカの飼い主に人気のブランドのオシャレなアイテムのほか、日本の住宅やペット事情に合った優れたアイテムを独自にセレクトしているそう。「Yoyogi Waste Bag Holder」¥2,300(税込)多数のアイテムの中でも、『PARKBARKERS』というブランドの散歩用ゴミ袋ホルダー「Yoyogi Waste Bag Holder」を購入すると、購入価格のうち1,000円が、主に保護された犬猫の里親探しをする『特定非営利活動法人ランコントレ・ミグノン』に寄付されます。オシャレなお散歩グッズを購入するだけで、貢献できるのはありがたいですね。3. ドッグカメラ「Furbo」がもらえる!保護犬猫支援プロジェクト「#save101dogs」おやつがぽ~んと飛び出してくるのが印象的なドッグカメラ「Furbo(ファ―ボ)」では、保護犬猫マッチングサイト『OMUSUBI』に登録している日本全国の保護犬101匹(猫含む)を救うためのプロジェクト「#save101dogs(セーブ・101・ドッグス)」をスタートさせました。OMUSUBIから保護犬・猫を迎え入れたすべての里親の家族101組に、Furboを無償提供するというもの。保護犬や猫を迎え入れたいと考えている人にとってはFurboをもらえる大チャンスです。OMUSUBIには、例えばこんなワンちゃんたちがいます。左から仁くん、はっさくちゃん、フワちゃん。プロジェクト開催は10月中旬までの予定。さっそくサイトをチェックしてみて。保護猫や犬を迎え入れたり、活動を支援したりして、何らかのかたちで貢献したいというその思いをぜひ大切に。これらの3つのチャンスで、実現させてみてはいかがでしょうか。Information©cristinairanzo/Gettyimages
2020年09月21日前回の記事でもお伝えしたように、我々は、保護者として子どものためにベストな選択をしようと考えています。その裏返しに、子どもの将来に対し、保護者としてよりよい選択をしているのか、と不安になったり、焦ったりします。競技面では、幼児期からスポーツクラブに入ったり、習い事としてスポーツを始めるスタイルも親の悩みの種になります。かつてはデイリースポーツ紙で日本のプロ野球を担当し、現在は米国在住で米国のプロから子どものスポーツまでカバーしている谷口輝世子さんがお伝えする、スポーツをする子の保護者としてのあり方。後編では親のストレスを軽減するアドバイスを送ります。子どものスポーツで目に見えないストレスを抱えている保護者の皆さんはぜひこれを読んで気持ちを軽くしてください。(構成・文:谷口輝世子)子どものスポーツでの成功は親の育児の成果、という考えが保護者に重圧を与える<<前編:なんとなく感じる不安、焦り......。子どものスポーツで保護者にかかる重圧とストレスの原因とは■もし、幼い子どもがスポーツを始めたいと言ったら、どうしたらよいのか北米では年齢に応じたスポーツの育成の目安としてLTAD(Long Term Athlete development)というガイドラインがあります。6歳ごろまでは第一段階のActive Startという言葉で説明されており、毎日の生活のなかで体を動かすことを推奨しています。子どもたちが体を動かして遊ぶことを楽しめる環境で、チャレンジしたいと思えるもの、しかし、競技的ではないゲームのようなものがよいとされています。子どもが怖さや不安を感じるような環境は避けたほうがよいようです。9歳ごろまでは、楽しみながらいろいろな動きを身につけられるようにするのがよいとされています。保護者はこういったガイドラインを参考にして、子どもが楽しめるスポーツ環境を探すことはできます。ただし、そういった環境づくりはクラブの運営者、経営者にも担ってもらわなければならず、保護者の自己責任だけではどうにもなりません。たとえ、保育園や幼稚園の友達がスポーツクラブに入ったからと焦って入会する必要はないでしょう。子どもが、それぞれに身体を動かすことを楽しく感じられることが生活のなかにあればよいのではないでしょうか。また、子どもがスポーツを始めると、どうしても他の子どもと比べてしまい、遅れているのではと焦ったり、ものすごく才能があると期待することもあります。しかし、12歳ごろまでは子どもが将来、どんな選手かを予測するのは困難だと言われています。それに体の成長スピードもひとりひとり違います。保護者は、子どもがスポーツ活動に何を望んでいるか、親として何を望んでいるかを言語化したりして、できるだけ広く、長期的にとらえる工夫を。試合や競技結果に過度に一喜一憂しないように、親である自分の視線を変えることは自分でやってみることができます。一方で、チームやスクールの運営者、指導者は、参加しているどの子どもにも成長するチャンスを与えてほしいと強く願います。これらは保護者だけでなく、指導者講習やスポーツ界全体のテーマとして取り組んでもらいたいものです。■子どものスポーツでの成功は、親の子育ての成果なのか前編の記事で紹介した英国の研究者カミラ・ナイトは、スポーツする親をどのようにサポートするかというテーマで講演をしたときに、次のようなスライドを見せました。「子どもの成功、成功できないことは、あなたがどのような親かを示すものではない」この文言のポスターをスポーツ会場に掲示することで、親のストレス軽減に役立ててもらおうというものです。私も実際にスポーツ会場で目にしたことがあります。これは子どもが競技や試合で成功すること、もしくは、うまくいかないことは、親がどのような子育てをしているかを示すものではない、というメッセージです。子どものスポーツの成功は、親の子育てと無関係でしょうか?いやいや、多かれ少なかれ親の子育てとは関係があるのでは、と皆さんが感じるのは当然です。保護者が食事を用意し、スポーツの費用を負担し......。親がそういったことを全くしなければ、子どもはスポーツでの成功どころか、スポーツ活動にさえ参加できないからです。しかし、「子どもの競技成績がふるわないのは、親の子育てが悪いからだ」ということは科学的に証明できていません。親が適切に子育てをしても、ただ、子どもの体の成長が遅いタイプなのかもしれませんし、「他の子どもに比べると」運動が苦手なだけかもしれません。子どものスポーツでの成功は、親の子育ての成果を示すものだ、という考え方は、保護者に親としてもっと頑張らなければいけない、という重圧になり得ます。そして、悪魔のささやきをしてくるかもしれません。「子どもがスポーツで成功することは、よい親であることを周囲に示すことができる」と。でも、それは親である自分に恥をかかせないように、子どもを頑張らせることにつながり、親のエゴのために子に成功してほしいと願うことにつながります。子どもが試合でミスをした後にベンチに下げられて悔しい気持ちになる方もいるかと思います。私もそういう経験があります。また、わが子が良いパフォーマンスをすればチームメイトの保護者に対して鼻が高い気分になったり。親の中に人より優位に立ちたいという気持ちがあり、子どものスポーツを通じて達成しようとしているのです。あるいは親である自分の満たされない何かを子どものスポーツを通じて得ようとする、仕事や家族関係のストレスを抱えていて子どものスポーツに依存していることも。子どもにイライラしているのではなく、自分自身にイライラしているのです。親として得意な気分になりたい、承認されたい感情は消えることはないかもしれませんが、わが子にスポーツを楽しんでもらいたいなら、時には親である自分自身の心の中を覗いてみることも必要かもしれません。子どもが安心して毎日を生きるには、親やそれに代わる大人の関わりが不可欠です。しかし、「親が頑張らないと良い選手に育たない」と頑なになると、その弊害もあります。だからこそのポスターの文言なのです。■レギュラー・補欠。出場時間の問題これは日本だけでなく、子どものスポーツの盛んな国では、同じような問題を抱えていると思います。米国でも同じです。日本の保護者は内に抱え込んで悩む人が多いかもしれませんが、米国人は自己主張する人も多いです。米国の学校運動部では、保護者と指導者の話し合いのルールを定めています。これは、日本でも、応用できるのではないか、と私は考えています。米国の中学や高校の運動部でよく使われている話し合いのルールは、・話し合いに適切な時間を決めておく。・保護者は、出場時間、ポジション、戦術、他の子どもについての質問はできない。・出場時間をもっと得たいと思うときは子ども本人がコーチに質問をする。・保護者はどのようにしたら子どものパフォーマンスが向上するのか、コーチに聞くことはできる。などです。コーチはシーズンや年度はじめに活動理念と方針を示し、保護者、子どもである選手と話し合いのルールを決めておきます。事前に決めてあることによって、保護者の側は「こんなことを聞いてもよいのか、でも、言っておきたい」という悩みやストレスを少しは軽減できます。コーチ側もそれは同じでしょう。これも保護者だけでどうにかできることではなく、指導者、子ども、保護者がいっしょになって対話ルールを作る必要があると思います。さらに具体的な内容、そのほかのストレスを抱え込まないヒントなどは、拙著の『なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか』(谷口輝世子著、生活書院)をご参考にしていただけると幸いです。<<前編:なんとなく感じる不安、焦り......。子どものスポーツで保護者にかかる重圧とストレスの原因とは
2020年09月18日前回 からのあらすじ(全3回)自慢の息子・シュンの彼女を突き止めるべく、息子の部屋に盗聴器をつけたヨウコは…盗聴器でも思うように情報収集できなかった私は、シュンの入浴中にスマホをチェックすることにしました。シュンが生活の全てだった私。親離れ・子離れなんて、考えたこともありませんでした。いまはシュンのいない家で、寂しく暮らしています…。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・前原/イラスト・ 山口しずか
2020年08月18日前回 からのあらすじ(全3回)イケメンに育った自慢の息子・シュンと暮らすヨウコ。その愛情は暴走し始め…次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・前原/イラスト・ 山口しずか
2020年08月17日このマンガは前編・中編・後編の全3回です次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・前原雅子/イラスト・ 山口しずか
2020年08月16日東村アキコの原作を中村倫也主演でドラマ化した「美食探偵 明智五郎」の8話が6月21日にオンエア。マリアから苺を守る明智に「過保護」の声が殺到するとともに、ラストの小芝風花の演技に「胸が痛い」「心震える演技」と賞賛する声も上がっている。食に通じる私立探偵・明智五郎に中村さん、明智が愛する移動弁当屋「いちご・デリ」の小林苺に小芝さん、明智が生み出した“マグダラのマリア”に小池栄子。苺の友人で“助手二号”の桃子に富田望生。マリアの手に堕ちたファミリーたちとして志田未来、武田真治、仲里依紗。捜査一課の刑事・上遠野透に北村有起哉、高橋達臣に佐藤寛太といったキャストが集った本作。苺の友人で地下アイドル“爆音エンジェルズ”メンバーのココ(武田玲奈)が、ストーカーと化したファンの“ルシファー”こと田畑(森永悠希)の暴走に悩み、苺の紹介で明智がボディーガードをすることになったが、マリアがココに接触。毒キノコを使ったナポリタンを田畑にふるまわせ、田畑はライブハウスで倒れる…というのが前回のあらすじ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。その後意識を取り戻す田畑だが、マリアファミリーによって病院から連れ去られてしまう。一方、ココが田畑に食べさせたのが、一度症状が改善してから7日後に死に至る“ドクツルタケ”だと気づいた明智も病院へ急ぐが、そこに田畑の姿はなく代わりに現れたマリアから、次は苺を殺すと告げられる。明智は苺を守るため「事務所で一緒に暮らさないか」と提案。桃子と3人での生活が始まるが…というのが今回のストーリー。苺の代わりに食材に買い出しに出かけ、デリの仕事も自粛しろと告げる…苺を守ろうとするあまり彼女を束縛しまくる明智の姿に、ネット上では一斉に「過保護」の声が上がる。「過保護の明智さんたまらん」「明智さん、、、セコムみたい」といった反応が上がる一方で「急に過保護になった明智さん、好きー」という声も多数。だが、明智の心配をよそにデリの仕事を再開した苺に、マリアの魔の手が迫る。ケータリングで向かった先で捕われの身となった苺。そこに現れた明智にマリアは自らと共に最期を迎えようとせまる。そんな明智に苺は「私はあなたのことが好きです。だから行かないで!」と絶叫する…。この“涙の絶叫告白”に「小芝風花ちゃんめっちゃ演技上手い」「心震える演技を魅せる」「泣きの演技だれよりも好き」など絶賛の声が集まる。そんな苺と対峙するマリアを演じた小池さんにも「小池栄子史上最高の小池栄子」「小池栄子さんの芝居はさすがすぎ」などの感想が寄せられている。(笠緒)
2020年06月22日シスコン男子とは、姉や妹のことを必要以上に気にかけてしまっている男子のこと。家族を大切にするのはいいことだけど、あまりにも過保護だったり、それゆえに彼女よりも妹や姉を優先させたり、なにかと「さすがに大人になってまでそこまでやる・・・!?」なんてケースも少なくないようです。そこで今回は、シスコンの見分け方と対処法をご紹介していきましょう。■●デート中にも!?姉や妹からの電話やLINEが・・・デート中は、ふたりの特別な時間ですよね。仕事の電話がかかってきたなら、仕方ないかもしれませんが、できれば他人の存在を介入させないでほしいですよね。それがこともあろうに、彼のお姉さんや妹から電話がかかってきて、ベラベラとしゃべっていたり、ひっきりなしにLINEで会話したりしているなら・・・これはもう確実にシスコン!もし見つけたら要注意です。■●化粧品に最新トレンド!女モノにやたら詳しい「え?そうなの?よく知ってるね~」そんな経験、ありませんか?しかもそれが、雑誌やテレビから得られる情報とはちょっと違う、女子同士の口コミ的な情報まで網羅しているとなると、ちょっと「え?」ってなってしまいますよね。ましてや、ファンデやアイメイク、エステなど、男子が知っていてもおよそ使わないであろう知識にまで詳しいとなると・・・。姉や妹の買い物に一緒について行き、一緒に選んでいるなんて可能性があるかもしれません。もし気になっている彼がやたら女モノに詳しいのであれば、事前に姉や妹がいないかチェックしておきましょう。■●スマホに姉や妹の写真がたくさん・・・彼のスマホを見せてもらったら・・・「ん?妹や姉の写真多すぎ・・・!?」なにか機会があって、その場で連続して撮ったために、写真が並ぶことはあり得ますが、そうでないのであれば、シスコンの可能性が高そうです。いろんな機会に、姉や妹の写真を撮っているのは、それだけ仲がいい証拠。聞くタイミングを見失わないうちに、早めに探りを入れておきましょう。■●彼の姉や妹のことを良く知るあまりよく知らない相手のことは、自然に警戒して、嫌悪感を持ってしまうもの。ですので、もし彼氏になった人がシスコンというのであれば、彼の姉や妹のことをこちらから聞いてみるといいかもしれません。彼氏の姉や妹と仲良くなる、ということも十分あることです。もしかすると、彼女がいることを知らないのかもしれませんし、こちらの存在をアピールできれば、デート中にしょっちゅう電話してきたり・・・などの彼とのかかわり方も調整してくれるかもしれません。彼が大好きな姉や妹ですから、ちょっとした差し入れやプレゼントをしてみるのも効果的。優しく接すれば、彼からのポイントも上がるはずですよ。■●不満を正直に伝える彼氏がシスコン度合いに不満があるのであれば、意思表示することも大切です。悪気がないケースも多いので、ふたりでいるときは、ふたりだけの時間にしてほしいこと。そして、不満に感じることがあるのであれば、正直に彼に伝えましょう。もちろん、すぐに納得してもらえるとは限りませんが、言わずに「気がついてよ!」と求めても解決しないケースが多いもの。付き合っている以上、思ったことはしっかり伝える。これが大切です。■●おわりにもし、シスコン男子とお付き合いすることになったら、彼が好きな姉や妹を好きになって、そのうえで「こうしてほしい」をきちんと彼に伝えると、うまく付き合っていけるでしょう。決してやってはいけないのは、姉や妹への不満を言うこと。大事な家族にそんなことを言われれば、彼だって気分が悪いはず。逆にあなたが別れを切り出されかねないので、立場をしっかりわきまえて、対処していきましょう。(織留有沙/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年06月19日「うちのカレ、ちょっと心配症かも」と思ったことはありませんか?こんにちは、ライターのともしどです。大切な人のことを心配するのは大事なことですが、中には「心配性すぎて空回りしてしまう人」もいます。それ自体はあまりいいことではありませんよね。そこで今回は、彼女を心配する男子の本音についてリサーチしてきました!■人間関係を知りたい「彼女の身の回りにどういう人がいるのかわからないと、不安が大きくなってしまいます。それなので、彼女の人間関係を知りたくて、彼女を迎えに行ったりしますね。とくに友人は深い関係だと思うので、気になっちゃいます。」(営業/29歳/男性)男性目線では、やはり「悪い虫がつかないこと」を考えてしまうようです。そのため、彼女の身の回りにどういう人がいるのかを知っておきたいと思うのでしょう。とはいえ、あまりにも心配性すぎて、彼氏がどこにでも出没するようになったら困りますよね。そういうときには、カレを安心させるために、日ごろから友達や職場の同僚の話をしてあげてください。■彼女の役に立ちたい「彼女が悩んでいるときには、ボクがその悩みを解決できる存在でいたいんです。それなので、彼女が落ち込んでいるときには自分から話を掘り下げることが多いですね。」(大学生/21歳/男性)彼女が落ち込んでいれば、彼氏は心配するでしょう。ただ、その心の裏には「彼女に良いところを見せたい」、「彼女の役に立ちたい」などといった気持ちがあることもあるようですね。そのため、カレがあなたのためにと考えてくれたときには、「ひとりで解決できるから大丈夫」などとは言わずに、カレの顔を立ててあげましょう。■嫌われたくない「彼女に嫌われたくなくて心配している部分もあると思います。元カノに『なんで心配してくれないの?』と言われることが多くて、またそうなってしまうのが怖いんです。」(販売業/26歳/男性)女性の立場としては、カレには自分のことを心配してもらいたいという気持ちも少なからずありますよね。その気持ちがわかる男性は、アピールの意味も込めて彼女を心配する素振りをしているのかもしれません。とはいえ、「彼女の存在が大切だ」ということには変わりないので、たとえアピールだったとしても、結果的には彼女のための行動になるはずです。「アピールだからダメ」とは思わないようにしてください。■一緒にいたい「彼女が元気なさそうな素振りを見せたときには、すぐに会いに行くようにしています。元気づけたいという気持ちもありますが、一緒に居たいという気持ちのほうが大きいでしょうね。会うための口実です。」(大学生/20歳/男性)「彼女を心配すること」を口実に、彼女に会いに行くという男性もいるのですね。カレがそれだけ強く「会いたい」と思ってくれたら、あなたもきっと嬉しいと思います。会いたくなければ会いにはいきませんよね。あなたのことを心配して会いに来てくれるカレは、あなたに愛情をきちんと持っているカレなのでしょう。そういうカレのことは、大事に想ってあげたいですよね♪■おわりに男性が彼女のことを心配する理由は様々ですが、どれも「彼女のことを大切に想っている」という部分では共通していました。大好きなカレがあなたのことを大切だと思ってくれていたら嬉しいですよね。素敵なカレでございます。とはいえ、その心配が行き過ぎてしまうと、カレが過剰な行動を取るようになってしまうかもしれません。そうならないためには、カレの心配を緩和してあげるための配慮をしてあげることが大事になります。大切に想う気持ちと、行き過ぎた行動は表裏一体です。カレに対して「ちょっと心配性すぎるかな」と思ったときには、心配させ過ぎないように、カレを安心させてあげてください。(ともしど/ライター)(ハウコレ編集部)
2020年06月17日子犬を保護しました。北海道に住むMARCY(@marcy_com)さんが投稿したツイートが、意外な結末を生み、話題を呼んでいます。仕事で樺戸郡月形町の国道を車で走っていた投稿者さんは、前方の路側帯に丸くて黒い物体を発見。通りすぎる際に横目で見ると、その物体は動いているように見えたといいます。気になった投稿者さんは路肩に停車して、その物体に近づいてみることに。軍手をはめた状態でその物体を抱きかかえると、それは子犬だったのです。彼はしばらくの間、近くに子犬の親がいないかどうか探しましたが見つかりませんでした。この場所に放置したら車にひかれてしまうだろう。そう思った投稿者さんは子犬を保護することに決めます。彼は子犬を車に乗せて職場に戻り、仕事を終えるとその足で動物病院へ直行。診察の結果、子犬は生後1か月くらいのメスで、少し脱水症状を起こしているものの健康状態に大きな問題はないことが分かりました。投稿者さんの家では猫を飼っているため、とりあえずこの日は子犬を実家に預けることにしました。「子犬を保護しました」から予想外の反響が起こる「もしかして飼い主が見つかるかもしれない」と思った投稿者さんは、Twitterに子犬の写真を投稿し、情報の拡散を呼びかけることにします。【拡散希望】本日14:30頃、月形町の国道275号の路側帯にいた子犬を保護しました。セブンイレブンを札幌方向に向かって少し進んだあたりです。(信号手前)病院に連れていったところ・生後1~2ヶ月・女の子とのこと心当たりのある飼い主の方がいらっしゃいましたら連絡お願いします #保護犬 pic.twitter.com/vp1mkakIO3 — MARCY (@marcy_com) 2020年5月1日 この投稿は拡散され、投稿者さんの元にはたくさんの返信が寄せられました。そしてその多くが「犬じゃなくてキツネではないか?」という声だったのです。投稿者さんは獣医師からキツネといわれなかったことで、初めのうちは犬と信じて疑わなかったといいます。しかし、ご飯を食べて元気になった子犬が鳴き声を上げた時、彼の中に「キツネの可能性があるかも…」という思いが出てきたのだとか。そして翌朝、投稿者さんは再び子犬を連れて病院へ。そこで再度診てもらった結果、犬ではなくキツネだということが判明したのです。野生動物であるキツネをペットとして飼うことはできません。「今すぐ野生に返したところで生きていけないだろう」と思った彼の頭に、道内にあるキツネ専門の動物園『北きつね牧場』が浮かびます。わらをもすがる思いで北きつね牧場に電話をかけて事情を説明すると、子ギツネを快く引き取ってくれることになりました。こうして翌日、子ギツネは無事に北きつね牧場に到着。投稿者さんは子ギツネを『ルナ』と命名し、また会いに来る約束をして帰宅の途につきました。子狐ちゃんを北きつね牧場さんへ引き渡し完了いたしました。月形町で保護したので「ルナ」と命名させていただきました。帰る頃には同じ年頃の子狐ちゃんと一緒になって寝ておりました。この度はご協力いただきありがとうございました機会がありましたらルナに会いに行っていただけると幸いです pic.twitter.com/vgl9iNDlvx — MARCY (@marcy_com) 2020年5月3日 この予想外のハッピーエンドに、たくさんの喜びのコメントが寄せられています。・かわいいキツネちゃんが、北キツネ牧場に引き取られてほんとによかった。・子犬でも子ギツネでもあなたの優しさに変わりありませんね。新型コロナウイルス感染症が収まったら、行きたい観光地がまた1つ増えました!・ワンコじゃなくても小さな命。むやみに失われるよりは保護されたほうがいい。なお検査の結果、キツネなどが感染する寄生虫のエキノコックスにルナは感染していなかったそうです。投稿者さんがルナを見つけた場所は交通量の多い国道だといいます。もし彼が保護しなかったら、ルナは車にひかれていたかもしれません。犬であろうとキツネであろうと、1つの命を守ろうとした投稿者さんの優しさに、多くの人が笑顔になりました。ルナの写真も!『北きつね牧場』の写真集が発売決定ルナも登場する予定のキタキツネ写真集『なまらめんこい!北きつね牧場-こぎつねごっこ(狐狐狐狐)編』が、ウェブサイトにて現在予約受付中です。裏表紙には愛らしいルナの写真が掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね。キタキツネ写真集『なまらめんこい!北きつね牧場-こぎつねごっこ(狐狐狐狐)編』[文・構成/grape編集部]
2020年05月22日高畑充希が民放ドラマで初主演を務めた「過保護のカホコ」が、“特別編”として5月31日(日)から放送されることが決定した。遊川和彦が脚本を務め、2017年の夏に放送された「過保護のカホコ」。本作は、アルバイト経験なし、一人で服を選べない、送迎付きで駅まで歩いたことがない…そんな21歳の史上最高の箱入り娘、カホコ(高畑さん)が主人公。“ないない尽くし”のカホコだが、竹内涼真演じる麦野初に出会い、「お前みたいな過保護が日本をダメにするんだ」と、カホコとは全く正反対の環境で育ってきた初の発言をきっかけに、カホコの“自分探し”の旅が始まる――。本作のポイントは、“家族愛にほっこり”と“胸キュン”。ダメダメなカホコの得意なことは、家族への純粋な強い気持ちと、他人の痛みにとても敏感であるということ。個人個人が抱える問題や秘密、家族単位で直面するトラブルなど、生きていくうえで様々な事件が勃発。それぞれがそれぞれの家族を愛すること、家族とつながること、家族であることを重んじること、簡単そうだけど、ずっしりとした家族を巡るエピソードが、温かくもほっこりと描かれている。そして、毎話SNSで盛り上がりをみせたのが、カホコと初の胸キュンシーンの数々。カホコとは全く正反対の育ち方をしてきたツンデレ要素たっぷりな初。この初との出会いが、これまで眠っていたカホコの本当の力を目覚めさせ、家族間に隠れた問題を次々と解決。徐々に惹かれあっていく胸キュンラブストーリーに注目だ。「過保護のカホコ 特別編」は5月31日(日)14時55分~日本テレビにて放送(※関東ローカル、放送時間の変更の可能性あり)。(cinemacafe.net)
2020年05月22日「ヘリコプターペアレント」というとちょっと耳慣れないかもしれませんが、空からつねに子どもを監視しているような親――つまり「過干渉」の親のことです。親がヘリコプターペアレントだと、子どもにどんな影響があるのでしょうか?欧米で学んだ心理学を子育てに生かし、母親たちをサポートしている公認心理師の佐藤めぐみさんに、ヘリコプターペアレントにならないための方法と併せて教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹「しっかり者」の親に多い「ヘリコプターペアレント」「ヘリコプターペアレント」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは本来、高校生や大学生くらいの年代の親のうち、ある特徴を持つ人たちに対して使われていた言葉です。「子どもの就活の面接に同行する親がいる」といった話を聞いたことがありませんか?そういう親が、あたかも子どもの頭上でホバリングしながら監視しているようだとして、ヘリコプターペアレントというふうに呼ばれるようになったのです。干渉し過ぎる親のもとで育った子は、のちのち社会に出てからもさまざまな問題を抱える傾向があります。子どもの頃から、なにをするにも「○○くんはこれが好きだよね」「これがいいよね」というふうに、一見意見を尊重しているようで結果的には親が一方的に決めてレールを敷いてしまうため、その子は大人になっても自分の意見を持てないというのはよくあるケースです。いわゆる、「指示待ち人間」になってしまうのです。さらには、打たれ弱いということもその特徴として挙げられます。親が自分のことを過剰なまでに守ってくれ、困難にぶつかる前に手を差し伸べてくれるために、つまずいたり壁にぶつかったりする経験が乏しいまま大人になってしまいます。でも、社会に出れば、親につねに守ってもらうというわけにはいきません。当然、さまざまな失敗を重ねることになります。すると、失敗に対する耐性が弱いために、一度の失敗で心に大きな傷を負ってしまうのです。子どもをそんなふうに育ててしまうヘリコプターペアレントには、心配性であることの他、少し意外かもしれませんが「しっかり者」の人が多いという特徴があります。しっかり者で管理上手だからこそ、子どもに対しても「なにごともうまくやってほしい」と考え、「我が子にはこれがいいんだ」と、子どもにかかわるあらゆることを決めてしまうのです。幼い子どもに対しては、ある程度の干渉が必要ただ誤解してほしくないのは、ヘリコプターペアレントは、あくまでも「高校生や大学生くらいの年代の親」に対しての呼び名だということ。それが、現在はもっと年齢が低い子どもの親に対していわれるようになってきているのですが、幼い子どもに対しては、もちろん親が管理したり干渉したりすることも必要です。なんでも子ども任せで、ただ放置しておけばいいというわけではありませんよね。幼い子どもが外で遊んでいるときには、親はきちんとそばで見守る必要があります。子ども自身や友だちが危険な遊びをしようとしているようなら、親がしっかり止めるべきです。ですが、多くの親御さんとかかわるなかで、わたしが「ヘリコプターペアレント“予備軍”かもしれないな」と感じる人がいるのも事実です。ですから、みなさんには「自分はヘリコプターペアレント予備軍になっていないか」ということを考えてほしいと思います。そうならないために大切なのは、子どもをひとりの人間として尊重することです。「質問をする」「相談をする」「意見を聞く」ということがとても大事になります。先にお伝えしたように、ヘリコプターペアレントは、子どもの日常に過度に干渉するため、その子の決断や判断の機会を失わせてしまうという特徴があります。そうではなく、子どもにかかわることは、まずは子どもにどうしたいかを聞いてほしいと思います。習い事や塾などの重要なことはもちろんですが、なにを食べたいか、なにを着たいか、なにで遊びたいか、そういう日常的なことでも自発的に考える練習になります。そういったことが、子どもの決断力を育むことになり、指示待ち人間ではなく、しっかりした自分の意見を持てる人間に育てるために大切です。子どもの成長に欠かせない、「悔しい」という負の感情また、子どもの「負の感情」を悪いものだと考えないことも重要です。負の感情とは、悔しいとか悲しい、寂しいといった気持ちのことです。もちろん、「友だちにいじめられて悲しい」だとか「お父さん、お母さんとあまり一緒にいられなくて寂しい」といった気持ちを子どもに味わわせることは、親として避けなければなりません。その一方、悔しい気持ちは子どもの成長に欠かせないものでもあります。たとえば、子どもが習い事やスポーツで他の子どもに負けて悔しい思いをしたとしましょう。その悔しい気持ちがあるから、その子は「今度は負けないようにもっと頑張ろう!」と努力をすることができます。その気持ちが、子どもにとってどれだけ大きな成長をもたらしてくれるかは、あらためて考えるまでもないでしょう。ところが、ヘリコプターペアレント予備軍の親たちは、そんな大事な悔しい気持ちすら、「子どもがかわいそうだ」と感じ、手を出したり、代わりにやってあげたりと干渉してしまいます。親の役割として大事なのは、子どもが嫌な思いをしないように先回りして解除することではなく、チャレンジをして悔しい思いをしたときに、「悔しかったね」と、子どもの気持ちに寄り添い、次に進めるように励ましてあげることです。そうすることで、失敗が成長のチャンスになっていくのです。先の「子どもに質問をする、相談をする、意見を聞く」ということにも通じますが、子どもが経験すべきことを親が奪うのではなく、子どもの本当の気持ちをしっかりと見つめることを大切にしてほしいと思います。『子育て心理学のプロが教える 輝くママの習慣』佐藤めぐみ 著/あさ出版(2012)■ 公認心理師・佐藤めぐみさん インタビュー記事一覧第1回:「登園時、毎朝大泣き」問題は、親がコレをしてあげると解決できる!第2回:子どもの「泣き落とし」を収めるテクニック。コツは“ルール作り”にあり第3回:子どもは「甘やかす」より「甘えさせる」!甘えさせてもらえない子は将来こうなる第4回:「過干渉、ヘリコプターペアレント予備軍」親の意外な特徴。もしかしてあなたも?【プロフィール】佐藤めぐみ(さとう・めぐみ)1969年生まれ、東京都出身。公認心理師。オランダ心理学会認定心理士。イギリス・レスター大学大学院修士号取得。欧米で学んだ心理学を日本のお母さんが取り入れやすいかたちにしたポジティブ育児メソッドを考案。現在は公認心理師として、ポジティブ育児研究所でのオンライン子育て心理学講座、育児相談室ポジカフェでのカウンセリング、メディアや企業への執筆活動等を通じ、子育て心理学を活用した育児支援を行っている。HP:megumi-sato.com【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年04月20日