山田尚子監督の完全オリジナル長編アニメーション映画『きみの色』より、繊細で詩的な美しい場面カットが公開された。本作は、「第49回アヌシー国際アニメーション映画祭」で絶賛され、「第26回上海国際映画祭」では、日本映画としては5年ぶりとなる、金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞と、国内外で話題となっている。今回公開されたのは、山田監督ならではのカメラワークと色彩感覚が、登場人物の内面を繊細に描き出し、物語の感情を深く引き立てている場面カット。山田監督は「これから広がっていくもの、これから発散していくもの、“その瞬間”を切り取りたいという強い思いがあります。特に、ティーンの若者たちが“その瞬間”に美しく眩しく映って、そこが自分の心に響くんだと思います」とコメント。各カットには、学園の様子や自然の景色が写し出され、美しい世界観の中でトツ子たちが過ごす様子が垣間見られる。美術チームは、そんな画づくりにおいて「美術単体ではなく他のセクションに心を寄せながら、すべてのスタッフの合わせ技のような画面で、“一枚絵”を目指した」と明かす。また、「キャラクターたちが安心して芝居ができる舞台のセットを作る感覚で、彼らの気持ちに寄り添うようにした」とも話している。『きみの色』は8月30日(金)より全国東宝系にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:きみの色 2024年8月30日より全国東宝系にて公開©2024「きみの色」製作委員会
2024年07月02日主演に黒木華、共演に中村蒼、藤間爽子ら実力派俳優を迎えた映画『アイミタガイ』から、一期一会の連鎖が広がっていく特報映像が解禁となった。中條ていによる同名小説「アイミタガイ」を原作に、豪華俳優陣が人間ドラマのアンサンブルを奏でる。『にがくてあまい』『彼女が好きなものは』などで知られる草野翔吾監督がメガホンをとった。良き理解者として側にいてくれた親友が、突然事故で亡くなった。ウエディングプランナーとして働く梓(黒木華)は、返事が来ないと分かっていても親友にメッセージを送り続けていた――。この度解禁となったのは、梓と親友の叶海(藤間爽子)を軸に、一期一会の連鎖で出会いが繋がっていく、登場人物たちの特報映像。「梓がこの先さ、迷ったり悩んだりした時は言ってね」と梓に寄り添う叶海のセリフと共に映される、親友同士の2人の様子と、2人の笑顔の2ショット写真が設定されたスマホのロック画面、そして叶海との突然の別れが切り取られている。叶海を失ってから立ち止まってしまった梓に訪れる、あたたかなふれあいを描いた本作。「いい友達を持ったよね」と微笑む梓の恋人・澄人(中村蒼)の姿や、梓と同じように立ち止まってしまった叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)、梓がピアノ演奏を頼むことになる、こみち(草笛光子)の姿が次々に映る。そして、梓の祖母(風吹ジュン)が“相身互い”とは「気がついてないだけで、色んな想いが巡って、自分のところに届いているんよ」と優しく語りかける。最後に、笑顔を浮かべながら涙を拭う梓のもとに届いた想いとは?誰かを想った優しい“秘密”の糸がほどけるときに動き出す、それぞれの幸せに注目だ。『アイミタガイ』は11月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アイミタガイ 2024年11月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2024「アイミタガイ」製作委員会
2024年07月02日俳優・佐藤健が、永野芽郁とW主演を務める映画『はたらく細胞』の製作発表会に密着した映像を公開した。映画『はたらく細胞』は、細胞を擬人化し、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ同名漫画の実写化。本作で佐藤さんは、白血球を演じており、華麗なアクションも披露する。今回公開された映像では、製作発表会前のスタンバイの様子から、登壇し「非常に面白かった」「孫に観せたい作品になりました」と完成前の作品を観た感想を述べたり、撮影中のエピソードを明かしたり、熱く語る様子が。コメント欄には、「大好きな漫画なので、健君が演じるなんて最高」、「楽しみがまたひとつ増えた」、「原作もアニメも大好きなので、映画も期待大!です!」、「白血球役でのアクションシーンが楽しみです!」などと早くも公開を期待するたくさんの声が見られた。『はたらく細胞』は12月公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:はたらく細胞 2024年12月、全国にて公開予定©清水茜/講談社©2024映画「はたらく細胞」製作委員会
2024年07月02日現在、テアトル新宿にて追加上映中の映画『街の上で』が、さらに1週間延長されることが決定した。本作は、『からかい上手の高木さん』が公開中の今泉力哉監督が、下北沢を舞台に描く、古着屋と古本屋と自主映画と恋人と友達についての珠玉の物語。主人公・青役には、ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」や9月13日に公開を控える『ぼくのお日さま』に出演する若葉竜也。元恋人・雪を穂志もえかが演じたほか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚。さらに成田凌が重要な役どころで友情出演。テアトル新宿では、オールナイト即日完売の好評を受けて、6月28日から追加上映中。29日の通常回が満席になる好評を受けて、7月5日(金)からの2週目の延長が決定(※7月6日のみ日プロ大賞授賞式のため休映)。また、4日(木)の今泉監督のティーチインに加え、5日(金)には監督と作家・燃え殻による上映後トークも実施決定。さらに、7月5日(金)より愛知・センチュリーシネマ、大阪・テアトル梅田での拡大上映も決定した。『街の上で』はテアトル新宿にて上映中、7月5日(金)よりセンチュリーシネマ、テアトル梅田にて上映。(シネマカフェ編集部)■関連作品:街の上で 2021年4月9日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国順次公開©「街の上で」フィルムパートナーズ
2024年07月02日6月28日に公開となったアニメーション映画『ルックバック』が、6月30日までで累計動員数135,410人、累計興行収入226,658,480円、週末興行収入ランキング1位を獲得した。河合優実と吉田美月喜がW主演を務めた本作。全国119館で公開を迎え、公開日午前中にはXの日本のトレンド1位となり、29日(土)夕方までトレンド入りをし続けていた。SNSでも「上映中、ずっと涙が止まらなかったし、思い出しても泣ける」、「現代アニメーションの最高到達点」、「1秒たりとも無駄なシーンがない」、「原作へのリスペクトが半端ない」、「映画化された理由が本編にある」と絶賛の口コミが投稿されている。また著名人も「いつの間にか忘れていたあの頃の感覚を思い出させてくれるとても素晴らしい映画」(岩井澤健治/アニメーション監督)、「アニメっていいな」(小島秀夫/ゲームクリエイター)、「ちゃんとまごう事なき『ルックバック』でした。すべてのキャストとスタッフに拍手を!!」(山崎貴/映画監督)などとコメントを寄せている。そしてこの反響を受けて、追加上映も決定した。▼7月5日(金)~追加上映劇場北海道:TOHO シネマズ すすきの東京:TOHO シネマズ 日比谷東京:TOHO シネマズ 六本木ヒルズ神奈川:横須賀 HUMAX シネマズ神奈川:109 シネマズ湘南千葉:TOHO シネマズ 市川コルトンプラザ埼玉:こうのすシネマ埼玉:109 シネマズ菖蒲茨城:シネマサンシャイン土浦奈良:シネマサンシャイン大和郡山岡山:MOVIX 倉敷『ルックバック』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ルックバック 2024年6月28日より全国にて公開© 藤本タツキ/集英社© 2024「ルックバック」製作委員会
2024年07月02日成田凌、中村映里子、森田剛の共演で、「ガンニバル」『さがす』片山慎三監督が描き出す映画『雨の中の慾情』から、世界観の異なる2種のティザービジュアル、ほぼ全編台湾にてオールロケを敢行した特報映像が解禁となった。主演の成田さんが演じるのは、貧しい北町に住む売れない漫画家・義男。森田さん演じる自称小説家の伊守とともに、引っ越しの手伝いに駆り出された先で中村さん演じる福子に出会う。離婚したばかりで、艶めかしい魅力をたたえた福子をひと目見た瞬間、取り憑かれたかのように心を奪われた義男は、一心不乱に福子の美しい肢体を描きあげる。「触るんじゃなくて描くんですね」と、義男に告げる福子。そして、義男の秘めた想いを静かに暴く伊守。「大体手に入らないんだよ、欲しいものは」と、天を仰ぎ見る義男。出会ってしまった2人の男と1人の女。切なくも激しい性愛と情愛が交わる先には、常識を越えた数奇なラブストーリーの世界が観る者を翻弄する。解禁となった2種のティザービジュアルは、大きく異なった雰囲気を纏っており、片山監督が本作で創出した独創性溢れる世界観を味わえるものに。『雨の中の慾情』ティザービジュアルA成田さん演じる義男だけが虚ろな表情で正面を見つめるビジュアルAは、森田さん演じる伊守、中村さん演じる福子のおぼろげな表情が印象的。3人がそれぞれ見つめる先にあるものとは…?また、雨の中に佇む2人の男女が描かれたビジュアルBは、いまにも降りしきる豪雨の音が響いてきそうな臨場感があり、切なさと切迫した気持ちが入り交じる奇妙な感情が沸き起こるデザインとなっている。『雨の中の慾情』ティザービジュアルB本作は2023年3月に劇中のほとんどのシーンを台湾にて撮影。昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが多い台湾中部の嘉義市にてオールロケを敢行した情緒溢れる映像世界も、本作の大きな魅力の1つ。撮影監督は池田直矢(「ガンニバル」『さがす』『エゴイスト』『死刑にいたる病』)、人物造形&衣裳デザインは柘植伊佐夫(『岸辺露伴は動かない』『翔んで埼玉』シリーズ)、音響は井上奈津子(『ゴジラ-1.0』)、美術・質感師(エイジング)は陳新發(『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』)ら、日本&台湾の一流スタッフが各々の才を持ち寄り、片山監督のもと唯一無二の映像世界を構築した。原作は、2024年に欧州最大規模の漫画祭であるフランス・アングレーム国際漫画祭で歴史に残すべき作品に授与される「PRIX DU PATRIMOINE(遺産賞)」にノミネートされた、つげ義春ならではのシュルレアリスム作品「雨の中の慾情」。この異端作をベースに、片山監督が独創性溢れる数奇なラブストーリーを紡ぎ出した。『雨の中の慾情』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:雨の中の慾情 2024年11月29日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2024 「雨の中の慾情」製作委員会
2024年07月02日木村拓哉主演映画『グランメゾン・パリ』の特報映像とメインビジュアルが公開された。今度は、フランス・パリを舞台に三つ星に挑む本作。到着した特報映像では、フランス・パリで撮影された本編映像がついに公開。料理にかける熱く真剣な想いをぶつけ合う姿からは、ドラマをも超える胸アツな展開を予感させる。そして、先日発表された新キャストのオク・テギョン演じるパティシエ、正門良規(Aぇ! group)演じるコミ(見習い)も登場。ラストは、尾花(木村さん)と倫子(鈴木京香)の三つ星への挑戦が始まったドラマ冒頭シーンを彷彿させる、エッフェル塔でのカットで締めくくられている。そしてお馴染みのテーマ音楽には、オーケストラアレンジが加えられ、物語の世界観をよりスケールアップさせた。また、映画キャストが総集結したメインビジュアルも完成。不敵な笑みを浮かべながら歩き出す、躍動感に溢れるビジュアルとなっている。『グランメゾン・パリ』は冬、全国東宝系にて公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:グランメゾン・パリ 2024年冬、公開予定©2024映画『グランメゾン・パリ』製作委員会
2024年07月02日劇場アニメ『ベルサイユのばら』に、沢城みゆき、平野綾、豊永利行、加藤和樹が出演することが分かった。「ルパン三世」シリーズの峰不二子役(3代目)でお馴染みの沢城さんが演じるのは、将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。沢城さんは、「池田理代子先生の描かれたオスカルをバイブルに、そこから田島令子さんの声の入ったオスカル、実写映画や舞台でもそれぞれに昇華されたオスカルが誕生してきました。その歴史の中へ、もう1人、吉村監督の元で新たなオスカルが生まれようとしています。(作画の方々のとんでもない仕事量!!)今はただ、その完成の日を緊張しながら静かに待っているところです」とコメントしている。また、オーストリア出身のフランス王妃マリー・アントワネット役は、「涼宮ハルヒの憂鬱」涼宮ハルヒ役、「DEATH NOTE」弥海砂役の平野さん。「夢のようです」と今回の出演を喜び、「漫画・アニメ・舞台を観続けてきた、いちファンである私にこんな日が来るなんて思ってもみませんでした。今回の演出は、かなりの挑戦だと思います」と語る。オスカルの幼なじみである平民アンドレ・グランディエ役は、「ユーリ!!! on ICE」勝生勇利役の豊永さん。「歌も歌わせていただいております。原作のあんなシーンやこんなシーンも演じさせていただいております…」と明かし、「どうぞ、ご期待ください!!」とアピール。容姿端麗なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役は、『仮面ライダー THE NEXT』で風見志郎を務めた加藤さん。「ミュージカル作品でフランス革命に身を投じた経験のある身としては、このお話が決まった時は感慨深いものがありました。原作の名シーンはもちろん、新たに歌唱演出も加わり、現代の映像技術で令和の時代に新たな革命を起こす作品になっていると思います。ご期待ください!」とメッセージを寄せている。さらに、オスカル、マリー・アントワネット、アンドレ、フェルゼンが描かれたキービジュアル、本編の一部が登場する特報映像も公開された。監督は「アオハライド」の吉村愛、脚本は「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズの金春智子、キャラクターデザインは「初恋モンスター」の岡真里子、音楽プロデューサーは「進撃の巨人」の澤野弘之、音楽は澤野さんと共に「大奥」のKOHTA YAMAMOTO、制作はMAPPAが担当する。劇場アニメ『ベルサイユのばら』は2025年新春公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ベルサイユのばら 2025年新春公開予定
2024年07月02日上戸彩、岡村隆史が参加している『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』が、6月30日までの3日間で動員137,277人、興行収入172,430,420円を記録、週末3日間(6/28~6/30)の興行成績(興行通信社調べ)では、動員第1位となる好成績となった。この成績は、映画『それいけ!アンパンマン』シリーズの中で、東京テアトル配給過去最高成績である6.5億円を記録した2018年の土日対比で129.0%となり、シリーズ最高の初動成績。9大都市とローカルの比率は2:8、客層は男女比4:6で、初日金曜日は20~30代親家族2~3人を中心に、土日になると兄弟姉妹と一緒に2歳~4歳児を連れて家族で来場している様子が多く見られたほか、大人のアニメファン、映画ファンの来館も。本作では、アンパンマンとばいきんまんが力を合わせるという展開に、鑑賞者からは大人も思わず胸が熱くなったという声が。SNSでは「家族3人でアンパンマンの映画観てきました。普通に面白かったしばいきんまんがめっちゃ活躍しててカッコよかった!」、「ばいきんまんが冗談抜きに天井知らずのかっこよさだった」、「善悪を超えた所にある『ばいきんまんのかっこよさ』を描いているのが本当に良いバランス」、「不屈のばいきんまんかっこよすぎる」、「大人こそ観るべき!」と多くの感想が寄せられている。『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』は公開中。『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』 (C) やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV (C) やなせたかし/アンパンマン製作委員会2024(シネマカフェ編集部)■関連作品:それいけ!アンパンマンばいきんまんとえほんのルルン 2024年6月28日より全国にて公開©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2024
2024年07月01日第77回カンヌ国際映画祭にて国際映画批評家連盟賞を受賞した山中瑶子監督・脚本、河合優実主演の映画『ナミビアの砂漠』から、インパクト抜群の本ポスタービジュアルが解禁された。世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのか…?そんな本作から解禁されたのは、鼻ピアスをし、うつろな表情で、一体何を考えているのか読み取れない主人公カナをアップでとらえたビジュアル。彼女の顔を覆っている、カナ自身の内面の混沌を表すような渦に注目だ。「私は私が大嫌いで、大好き」というキャッチコピーと彼女の自己紹介が、謎めいていながらもどこにでもいそうなリアルさが混在するカナというキャラクターを表現した、これまでに見たことのない河合さん=カナのビジュアルとなっている。『ナミビアの砂漠』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ナミビアの砂漠 2024年9月6日より公開©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会
2024年07月01日映画『ブルーピリオド』より、主演の眞栄田郷敦と原作者・山口つばさの特別対談映像が公開された。本作の原作は、2017年6月に月刊アフタヌーンで連載開始、「TSUTAYAコミック大賞」「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネートされ「マンガ大賞2020」を受賞。アニメ化やYOASOBI「群青」とのコラボでも話題を集め、累計発行部数700万部を超えた人気漫画。今回の映像では、完成した映画を観た山口さんが「漫画では出来ないことを沢山して頂いて、映画ってすごい!役者ってすごいなと思いました」と感想を述べる。主人公・八虎役の眞栄田さんは「原作のキャラクターを表面的な部分だけのコピーにしない。衣装もですが、それぞれのキャラクターを一人の人間としてちゃんと描くという点を現場のみんなで大事にしました。例えば八虎は金髪ですが、なぜそのような髪型にしているかなど、掘り下げていくことで血の通った人間として描いていきました」と言う。「そして、芸術の世界にいるスタッフのかたも多く、キャストを含めて皆がすごい熱量で作品をつくりました。その熱量は僕自身今まで経験したことがないものでした」とこだわりと現場の熱量の高さを明かした。特に、山口さんが心動かされたキャラクターは、ユカちゃん(高橋文哉)だったそうで、「ビジュアルも含め、あのキャラクターを男性が演じるのはすごい難しいと思うんです。何か気難しい子という、私が描いていた時のイメージをナチュラルに演じつつ、ユカちゃんの持つ人気者の空気も体現してくださっていて、すごいこれ出来るんだ…とビックリしました!」と嬉しい驚きを感じたそう。眞栄田さんは、原作ファンに楽しんでほしい点について、「漫画で見ていた絵画です。ストーリーのポイントになる絵画がいくつかありますが、それが実際に3次元の世界にあるというのが、僕自身も現場に入って初めて見たときも興奮しました」ともう一つの主役である絵画に注目してほしいと語っている。『ブルーピリオド』は8月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ブルーピリオド 2024年8月9日より全国にて公開©山口つばさ/講談社 ©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会
2024年07月01日『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』の三部作が制作決定し、特報とティザービジュアルが公開された。アニメ「鬼滅の刃」は、集英社ジャンプ コミックス1巻~23巻で累計発行部数1億5000万部を突破した吾峠呼世晴による漫画作品が原作。アニメーション制作はufotable。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹を人間に戻すため、《鬼殺隊》へ入隊することから始まる本作は、2019年4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」竈門炭治郎 立志編』の放送を開始、2020年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開、2021年から2022年にかけて、『テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信。2023年2月より『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』を開催、4月より『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』を放送・配信し、2024年2月からは前作を超える145以上の国と地域で『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』を開催した。そして、6月30日に『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』の最終話を迎え、放送後に、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』を三部作として制作することを発表し、特報とティザービジュアルを公開。公開された特報では、「繋いだ想い<永遠>を胸に」のコピーの後に、躍動するキャラクターたちが映し出され、期待感を煽る。また、ティザービジュアルでは、竈門炭治郎と鬼殺隊最強の剣士《柱》、そして珠世が闘志を燃やすビジュアルとなっている。次なる物語に、引き続き注目が集まる。さらに、「柱稽古編」のBlu-ray&DVD第4巻が10月2日(水)に発売されることが決定。キャラクターデザイン・松島晃描き下ろしジャケットイラストや2024年3月、4月に実施したバンコク・ムンバイでの舞台挨拶の模様や鬼滅演録などが収録された、豪華特典付きとなっている。(シネマカフェ編集部)■関連作品:劇場版「鬼滅の刃」無限城編(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
2024年07月01日高石あかりと伊澤彩織が脱力系殺し屋コンビを演じるシリーズ最新3作目『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が、第23回ニューヨーク・アジアン映画祭にて最も優れたアクション映画に送られる「ダニエル・A・クラフト賞」を日本映画として初受賞することが分かった。本作は、殺し屋のちさと(高石さん)とまひろ(伊澤さん)のオフビートな日常と超絶本格派アクションが融合した、『ベイビーわるきゅーれ』『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』に次ぐ3作目。ちさと(高石あかり)また、2002年に創設されたニューヨーク・アジアン映画祭(NYAFF)は、北米を代表するアジア映画の祭典であり、ニューヨークで最も期待され、高い評価を得ている映画祭のひとつ。日本、韓国、中国、タイ、フィリピンといったアジア圏約60か国以上にのぼる国々の作品が出品されている。毎年夏に2週間にわたって開催されるNYAFFは、90本以上の映画とライブイベントで構成され、15,000人以上の熱心な映画ファン、ポップカルチャー愛好家、業界やメディア関係者など、多様な観客が来場。アメリカで最も権威のある映画専門誌「フィルム・コメント」を発行するリンカーン・センター映画祭と共同で開催。映画祭のラインアップは、アクション大作、コメディ、アートハウス作品、挑発的なドキュメンタリーまで、あらゆるジャンルを網羅。また、回顧上映、大物アーティストへの特別賛辞、ガラ上映、名作映画のセレクション上映、ワールドプレミア、インターナショナルプレミア、北米プレミア、ニューヨークプレミアなど、幅広いラインアップを取り揃えている。まひろ(伊澤彩織)この度、7月12日より開催される第23回にて「ダニエル・A・クラフト賞」賞の受賞は、日本映画としては初。なお、同賞はこれまでに香港映画『イップマン 最終章』や韓国映画『悪女/AKUJO』などが受賞している。映画祭のディレクターを務めるサミュエル・ジャミエは、受賞理由について「初めて『ベイビーわるきゅーれ』を観たとき、ニューヨーク・アジア映画祭で上映しなければならないと思いました。阪元裕吾監督とアクション界の巨匠・園村健介は、自分たちが実質的に発明した殺し屋コメディというジャンルを、さらに倍加させました。このフランチャイズ最新章は、アドレナリン全開のスリル満点で、息をのみ、ゲラゲラ笑い、そして汗を握ること間違いなしだ」と本作を大絶賛している。本作は7月27日(現地時間)に同映画祭でワールドプレミア上映される。かえで(池松壮亮)サミュエル・ジャミエ(ニューヨーク・アジアン映画祭 ディレクター)コメント全文初めて『ベイビーわるきゅーれ』を観たとき、ニューヨーク・アジア映画祭で上映しなければならないと思いました。阪元裕吾監督とアクション界の巨匠・園村健介は、自分たちが実質的に発明した殺し屋コメディというジャンルを、さらに倍加させました。このフランチャイズ最新章は、アドレナリン全開のスリル満点で、息をのみ、ゲラゲラ笑い、そして汗を握ること間違いなしだ。高石あかりと伊澤彩織というシリーズの中核をなすダイナミックなコンビが、これまで以上にワルになっている。友情と忠誠心の意味を考えさせる一方で、目を見張るような大胆なアクション・シーンを見せることができるのは、阪元と園村の天才ぶりを証明している。『ベイビーわるきゅーれナイスデイズ』は単なる映画ではない。そして、まさにNYAFFが目指す大胆で境界線を押し広げる映画だ。このとんでもなく爽快なフランチャイズの新章のワールドプレミアを開催できることに興奮している。『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』は9月27日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。※高石あかりの「高」、ただしくは「はしごだか」(シネマカフェ編集部)■関連作品:ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ 2024年9月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2024「ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ」製作委員会
2024年07月01日「孤狼の血」シリーズの柚月裕子による原作を映画化した『朽ちないサクラ』より場面写真が解禁された。先週6月21日に全国公開されると、俳優陣の演技に「鳥肌が立つ」と称賛が集まっている本作。この度解禁されたのは、特に反響の多かった杉咲花と安田顕がみせる緊迫の対峙シーンの場面写真だ。杉咲さん演じる森口泉と安田さん演じる泉の上司・富樫は、事件が全て解決したら酒でも飲もうと約束していたが、料亭で顔を突き合わせる2人の表情は固く、緊張感が漂う。泉は目に零れ落ちそうになる涙を堪え、真っ直ぐに富樫を見つめ、一連の事件を捜査した結果を話はじめる。酒を注ぎながら静かに耳を傾ける富樫。しかし、このあとの衝撃のストーリー展開には、SNSでも、「2人の迫力に圧倒され、その時の花ちゃんの目がまだ忘れられない」、「杉咲花の心の揺らぎに真っ直ぐな芝居に釘付けになる」、「安田顕の存在感がすごい」、「最後まで気が抜けない」などの声が上がっている。このシーンを撮るために20ページにも渡る台本部分を長回しで撮影したと明かす原廣利監督。「このシーンが撮れた瞬間、ガッツポーズしましたね。本当にいい映画になるなって。あれだけシリアスなお芝居をしているのに、少し離れた部屋のモニターで見ていて笑ってしまいました。なんて素晴らしい芝居するんだと」と、原監督にとっても渾身のシーンとなっているという。さらに、登場人物それぞれの立場での“正義”がぶつかり合う本作は、視点を変えると物語の見え方も変わってくることもあり、早くもリピートする観客も続出している。全ての事件が重なる時、泉はどんな決意を胸にするのか。最後まで目が離せないキャスト陣の演技を劇場で堪能してほしい。『朽ちないサクラ』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:朽ちないサクラ 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2024 映画「朽ちないサクラ」製作委員会
2024年06月29日石原まこちんの人気漫画を映像化した人気シリーズ最新作『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』より本予告とポスタービジュアルが解禁された。2005年にスタートし、深夜のファミレスでフリーター3人組が他愛のない会話を繰り広げるだけの脱力系コメディとして話題を呼んだドラマシリーズの完全新作となる本作。この度解禁された本予告では、聞き覚えのある荘厳な宇宙のテーマが流れ、広大な宇宙空間を漂う隕石が映し出され…SF映画の予告か?かと思いきや、直後、いつものようにファミレスで時間をつぶすジャンボ(佐藤隆太)、まっつん(岡田義徳)、ミッキー(塚本高史)のTHE3名様が映し出される。冒頭の隕石が大気圏を抜けファミレスのすぐ近くに落下すると、ゆっくりと窓の外に顔を向ける3人。「事件だ!」と鬼気迫る表情のまっつん。ファミレスでダベるだけの日常がまたもまさかの映画化。しかも今回は映画2作目にしていつものボックス席から飛び出して3名様シネマティックユニバースが拡大する?そしてシリーズ史上最悪の事件までも勃発。ファミレスに謎の覆面男が襲来し、「このファミレスを終わらせてやる!営業終了だ!」と脅す。全身黒ずくめに目出し帽、しかもモザイクがかかった「まさかの超イケてるゲスト」とは誰なのか?そして男の目的は?ファミレス店員の岩元(桃月なしこ)は悲鳴を上げ、浅倉(安藤玉恵)はポテト片手にキレて、川守(小林大介)はスマホで覆面男を撮る…まさにカオスな展開に。「ファミレスの未来は3人に託していいのか!?」とのテロップが表示され、どうやら危機に立ち向かう?様子の3名様…。果たして事件は、彼らはどうなってしまうのか?併せて、ポスタービジュアルも解禁。ポテトが刺さったフォークを持つジャンボ、超能力を使うまっつん、スプレーでビームを出すミッキーが謎の覆面男、そして隕石に立ち向かうような「THE3名様」らしからぬアグレッシブなビジュアルとなっている。『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』は8月30日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~ 2024年8月30日より公開
2024年06月29日黒沢清監督が手掛けた中編作品『Chime』が8月2日(金)より劇場上映されることが決定した。本作は、メディア配信プラットフォーム・Roadsteadオリジナル作品第一弾として「自由に作品を制作してほしい」というオーダーからつくられた黒沢監督の初の中編作品。Roadsteadで限定販売された本作が、この度劇場公開される。「映画の中の三大怖いものを詰め込んだ」という本作は、今年の第74回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に出品され場内ではスタンディングオベーションを浴び、話題を呼んだ。世界的に注目を集めることになった『CURE キュア』(1997)をはじめ、黒沢監督の初期作品である『カリスマ』『蛇の道』『蜘蛛の瞳』の原点を彷彿とさせる現代の“いびつ”さが全編にわたって描かれている。料理教室の講師として働いている松岡卓司(吉岡睦雄)。ある日、レッスン中に生徒の1人、田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不思議なことを言い出す。主演は、名バイプレイヤーとして数多くの作品に出演してきた吉岡睦雄。黒沢監督作の初主演を飾る。チャイムとは何なのか、どこから聞こえてくるのか、人を狂わせるサインなのか…。説明過多にならないことで恐怖のその先を想像させ、観客は例えようのない恐怖に包み込まれる。ホラーでもサスペンスでもない、どのジャンルにも属さないながら極めて純度の高い“黒沢清”監督特有の恐怖を描く本作。大きな注目が集まる。なお本作は、東京東にある唯一のミニシアター「Stranger」が初の配給作品として手掛ける。『Chime』は8月2日(金)よりStrangerほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:Chime 2024年8月2日よりStrangerほか全国にて順次公開©Roadstead
2024年06月28日鈴川紗由、高石あかり、木戸大聖、新垣結衣が参加するアニメーション映画『きみの色』の音ビジュアルが公開された。「第49回アヌシー国際アニメーション映画祭」では鑑賞後、観客が絶賛し、「第26回上海国際映画祭」では金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞と、日本作品としては5年ぶりの快挙を達成した本作。今回新たに到着した音ビジュアルは、トツ子、きみ、ルイが奏でる音色が聞こえてきそうなほど躍動感のあるデザインに仕上がっている。生き生きとした表情でライブをする、青春の一瞬が詰まったこの一枚。劇中シーンとは衣装が異なり、今回特別に書き下ろされたもので、監督の山田尚子は「3人のライブリハーサル風景を切り取った、かけがえのない一瞬です」「とてもカッコよくて、先の色に溢れたキービジュアルとの対比にどきっと胸が高鳴りました」とコメントしている。なお、オリジナル・サウンドトラックのリリースも決定。劇伴・劇中曲全52曲を収めた「映画『きみの色』オリジナル・サウンドトラック all is colour within」は、Disc1に本編劇伴、Disc2には劇中バンド曲の新録フルサイズver.のほか、特報用楽曲やスケッチ音源など、本編未使用音源が収録されている。さらに、劇中バンド「しろねこ堂」の3曲をフルサイズバージョンで収録したマキシシングル「水金地火木土天アーメン」と、劇中でも使用された「水金地火木土天アーメン(DEMO ver.)」をはじめ、完成した状態とは異なるメンバーの作曲中/練習中の未完成デモバージョンを全3曲収録の「しろねこ堂デモテープ」がシングルカセットでリリース。そして、「映画『きみの色』オリジナル・サウンドトラック all is colour within」のLP盤2枚組も必聴だ。そのほか、ノベライズ本の発売や、東宝MOVIEチャンネルで連載中のYouTube企画【『きみの色』color palette】も見逃せない。『きみの色』は8月30日(金)より全国東宝系にて公開。<オリジナル・サウンドトラック発売情報>■映画『きみの色』オリジナル・サウンドトラック all is colour within [CD]牛尾憲輔発売日:2024年8月28日PCCG.02391/3,850円(税込)形態:CD2枚組収録曲数:52曲予定発売元:ポニーキャニオン■水金地火木土天アーメン [マキシシングル]しろねこ堂発売日:2024年8月28日PCCG.02392/1,500円(税込)形態:マキシシングル収録曲数:3曲(+instrumental)発売元:ポニーキャニオン■しろねこ堂デモテープ [カセット]しろねこ堂発売日:2024年8月28日PCTG.00305/1,800円(税込)形態:シングルカセット収録曲数:3曲発売元:ポニーキャニオン■映画『きみの色』オリジナル・サウンドトラック all is colour within [Vinyl]牛尾憲輔発売日:2024年10月23日発売PCJG.00010/6,050円(税込)形態:LP2枚組発売元:ポニーキャニオン※収録曲はCD盤と異なる場合がございます。<小説詳細>「小説 きみの色」(宝島社文庫)発売日:7月12日(金)定価:820円(税込)著者:佐野晶 原作:「きみの色」製作委員会(シネマカフェ編集部)■関連作品:きみの色 2024年8月30日より全国東宝系にて公開©2024「きみの色」製作委員会
2024年06月28日奥山大史監督最新作『ぼくのお日さま』より新たな予告編とシーン写真が解禁された。『僕はイエス様が嫌い』で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史監督の最新作となる本作。先月開催された第77回カンヌ国際映画祭では、8分間ものスタンディングオーベーションで歓迎された注目作だ。この度、解禁された予告は、先日開催された第77回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映、満席の客席からスタンディングオベーションであたたかい喝采をあびるシーンから始める。そして、昨年の第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた役所広司の「清潔で美しい映画でした。全ての俳優さんが魅力的でした。」というコメントのあと、クロード・ドビュッシーの「月の光」の楽曲にのせた本編の美しい映像が流れる。「絵に描いたように完璧」(VARIET)、「一見かわいらしい映画だが、深く心に突き刺さる」(SCREEN DAILY)、「注目すべき新鋭の誕生」(DEADLINE)、「観客を温かい輝きで包みこむ」(the Hollywood reporter)、「アカデミー賞国際長編映画賞に選出すべき」(INDIEWIR)という大手海外メディアの絶賛レビューが続く。そして雪が積もる街の中、初めてのアイスダンスのレッスンに熱中するタクヤ(越山敬達)とさくら(中西希亜良)、そんな彼らに寄り添いながら導くコーチ荒川(池松壮亮)の姿を映し出し、「雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、小さな恋たちの物語」を伝える映像となっている。併せてシーン写真も解禁。眩い光が溢れるスケートリンクでアイスダンスのレッスンを受ける、タクヤ、さくら、スケートのコーチ荒川の姿を捉えたシーンが捉えられている。初めてのペアダンスで戸惑いながらも、それぞれの想いを叶えるためまっすぐに進む彼らの、繊細で美しい瞬間を切り取ったカットとなっている。また、開催中の第26回台北映画祭で「審査員特別賞」「観客賞」「台湾監督協会賞」のトリプル受賞し、日本史上初となる快挙を達成。いずれの賞も日本人監督による作品が受賞するのは初となる。『ぼくのお日さま』はテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて9月6日(金)~9月8日(日)の3日間先行公開。9月13日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ぼくのお日さま 2024年9月6日よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて先行公開、9月13日より全国にて公開(C)2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2024年06月28日藤ヶ谷太輔と奈緒のW主演で、辻村深月による同名小説を映画化した『傲慢と善良』から、本予告が解禁。主題歌はアーティスト・なとりの「糸電話」に決定した。原作を「人生で一番好きな小説」と映画化を熱望する藤ヶ谷さん、そして「辻村作品に出演するのが夢だった」と語る奈緒さんがW主演を務める本作。婚活で付き合い始めるも、1年も将来を決めない【傲慢】な架と、親の敷いたレールの上で【善良】に生きてきた真実を、2人が等身大で演じ、ラストには映画版ならではのオリジナルな展開も待ち受けている。これまで仕事も恋愛も順調だった架(藤ヶ谷さん)は、30代になり、長年つきあった彼女にフラれたことをきっかけに、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実(奈緒さん)と付き合い始め、やがて婚約することに。だが、順風満帆なように見えた2人の関係は突如、真実の失踪という形で急展開を迎える。なぜ彼女は架の前から姿を消したのか。両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね、真実の居場所を探す架だったが、これまで“善良”だった彼女の“傲慢”な姿が次第に明らかになっていく。解禁された本予告映像の中では、ストーカーに追われ怯える真実の姿や、寝ている架の横で「ちゃんと愛してよ」と本音を漏らす場面で、真実に起きた事件の片鱗が見え始める。また、架が真実の過去を探る中で知り合ったお見合いの仲人から「今の日本の婚活は傲慢と善良。自分の価値観に重きを置きすぎで、皆さん傲慢です。その一方で自己愛がとても強い」と告げられるシーンなど、心に刺さる印象的なセリフの数々が散りばめられている。主題歌を担当するのは、10代から圧倒的支持を集め、2022年5月にリリースされた「Overdose」がストリーミング累計4億回を突破、Spotifyのバイラルチャートではベトナム、マレーシア、シンガポール、韓国、タイで1位を獲得するなど海外からも熱い視線を浴びるアーティスト・なとり。アーティスト・なとり唯一無二の歌声と、エレクトロから、バンド、和楽器まで扱うジャンル感を併せ持ち、作詞・作曲アレンジまでをこなす音楽クリエイターが繰り出す最新楽曲「糸電話」は、傷つきながらも全てをさらけ出し、本当の愛を見出そうとする架と真実の心情を表現している。予告編を通して初めて楽曲に触れた2人は「アップテンポの楽曲で、(予告は)ミステリーから始まって後半にかけての2人のラブストーリーが盛り上がってくシーンにもぴったりはまっていて、とてもよかった!」と口をそろえて太鼓判を押す。なとりさん自身、今回の楽曲に込めた想いを「大切な人との関係を『人』と『人』という距離のままで諦めたくないなぁと思いながら作りました。か細い糸のような運命を手繰り寄せて生きていく架と真実のふたりに渡したい歌です。ぜひ、聴いてください」と語っている。さらに、失踪した真実の現在と過去を知る手がかりとなる重要なキャラクターとして、倉悠貴、桜庭ななみ、阿南健治、宮崎美子、西田尚美、前田美波里の出演も決定。原作の重要なキャラクターをどう演じているのか注目が集まる。原作者:辻村深月「よくぞここまで彼らのことを理解し、心に迫ってくれた」この小説の映画化はきっと無理だろう、とずっと思ってきました。きれいなラブストーリーにすることはできるかもしれない。だけど、この小説の根底にある主人公たちの痛さや切実さが映像になるとは到底想像できなかったのです。だから、完成した映画を観て、とても驚きました。よくぞここまで彼らのことを理解し、心に迫ってくれたと感動し、大きな感謝に包まれました。作中の架と真実も、きっと同じ気持ちだと思います。メインビジュアルも解禁併せて、洗練された都会の夜景を背景に、架にもたれかかる真実を捉えたメインビジュアルも解禁。ガラス越しの2人の姿は、鮮明には映らず曖昧な関係を投影しているようで、ミステリアスでありながらも人間の温かみが見事に調和したビジュアルとなった。突然消えた婚約者の知りたくなかった過去と嘘とは?マッチングアプリから始まった2人が全てをさらけだしたときにたどり着く、“一生に一度の選択”を描く恋愛ミステリーに期待が高まる。『傲慢と善良』は9月27日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:傲慢と善良 2024年9月27日より全国にて公開©2024「傲慢と善良」製作委員会
2024年06月28日乃木坂太郎のベストセラーコミックスを映画化した『夏目アラタの結婚』に佐藤二朗が出演することが分かった。日本中を震撼させた連続殺人事件の遺族から相談を受け死刑囚に会いに行く元ヤンキーで児童相談所の職員である主人公:夏目アラタを柳楽優弥が演じ、物語の鍵を握る“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚の品川真珠役を黒島結菜が演じる。この度出演が発表された佐藤二朗が演じるのは、死刑囚アイテムコレクター・藤田信吾役。藤田は、品川真珠に面会に訪れる夏目アラタと、拘置所のロビーで知り合うことになる奇妙で怪しげな男、という役どころ。柳楽さんと佐藤さんは『星になった少年』(2005年)を皮切りに、堤幸彦監督の『包帯クラブ』(2007年)、実写版『銀魂』2作品や、『今日から俺は!! 劇場版』(2020年)など様々な映画やドラマで共演し、本作で11回目の共演。柳楽さん自身の20年を超えるキャリアの中で、共演回数が最多となっている。佐藤さんの才能を見出した第一人者と言っても過言ではない堤幸彦が監督を務め、柳楽さんが主演という座組の本作へのオファーについて、佐藤さんは「堤監督は僕がこの映像の世界に入るきっかけを作ってくれた人、恩人と言って良い人ですからね。堤さんからオファーを受けるのは嬉しい。プラス主演の柳楽優弥。本人から『一番共演回数が多いのが二朗さんなんです』と言われて、彼が十代の時から数え始めるとキリがないですが、すごいことだなと。率直に言ってとても好きな俳優なんです。なのでとても嬉しい気持ちでオファーを受けました。柳楽と久々に芝居ができて嬉しかったですね」と明かす。今回演じた“死刑囚アイテムコレクター”という聞きなれないキャラクターについては、「久々にエッジの効いた役なので、とても面白いなと思いました。その言葉だけ聞くと、ちょっと変わった人という括りにされそうですけれども、死刑囚のアイテムに惹かれる何かが、この藤田という人の中にあるんでしょうし、ただのふざけた人ではないと思っています」と説明。さらに「クセは強いのかもしれないし、ちょっと変わった趣味ではあるけれども、真剣に死刑囚のアイテムに惹かれている、恋焦がれている事が土台にないといけない。その事だけは忘れずに演じなければ、と常に思っていました」と独特なキャラクターの役作りについて語っている。そして柳楽さんも、「やはり堤監督との関係性が深い方だと思いましたし、僕自身も最初は14歳のときにご一緒させていただいて、そこから20年近くたつのですが、お会いすると『いつもありがとうございます!』という気持ちになります」と、本作での佐藤さんとの共演について喜びを語っている。また、「佐藤さんが作り出す唯一無二のキャラクターが好きですし、初めてご一緒させていただいた時から変わらない、独特な空気感、間合い、そしてご自身の人柄がとても魅力的だなと感じています。これからも色々な作品で、ご一緒させていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。『夏目アラタの結婚』は9月6日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:夏目アラタの結婚 2024年9月6日より全国にて公開(C)乃木坂太郎/小学館(C)2024映画「夏目アラタの結婚」製作委員会
2024年06月27日京本大我(SixTONES)と古川琴音が共演する、明日6月28日(金)公開の映画『言えない秘密』より、2人の思い入れが深い、連弾シーン本編映像&メイキング映像が到着した。京本さんと古川さんが揃って頑張ったポイントとして挙げている“ピアノ演奏シーン”。2人ともソロで音大生としてレベルの高いピアノ演奏を求められる上、互いの呼吸を合わせる必要のある連弾シーンは、物語的にとても大事なシーン。そのため、役として感情を乗せながら演奏する場面であり、並々ならぬ気合いを入れて撮影に臨んだそう。今回公開された映像は、2人の初めての連弾シーン。舞台は、湊人(京本さん)の自宅に併設された、父(尾美としのり)の経営するカフェ「ポロネーズ」。雪乃(古川さん)が単独でショパンの「華麗なる大円舞曲」を弾き始め、湊人に演奏に入ってくるように促す。海外留学でトラウマを抱え、ピアノと距離を置こうとしていた湊人は、最初はその誘いに応じないが、楽しそうに演奏する雪乃に根負けし、鍵盤に指を落とす。雪乃が奏でる音色に、湊人が導かれるという形で出会った2人。初めて音を重ねたにも関わらず、時に視線を合わせ、指が触れ合う瞬間もありながら、奏でられる軽やかで力強い音色は心地よく響き、雪乃だけでなく湊人も演奏を楽しんでいる様子が感じとれる。演奏後、顔を見合わせて笑い合う様子は、連弾によって得られた楽しさや清々しさに加え、2人の心の距離がグッと近づいたことを感じさせる。またメイキングシーンでは、旧講義棟の演奏室での連弾シーンの撮影風景をとらえており、「OK」の声がかかると、喜んでハイタッチをする2人。クランクイン前だけでなく、撮影中も共演者から「いつもピアノを練習していてなかなか話しかけられなかった」「常に現場ではピアノの音がしていた」と言われるほど練習に励み、ピアノを通してコミュニケーションをとってきたそう。『言えない秘密』は6月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:言えない秘密 2008年8月23日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2007 East Empire International Holding Limited
2024年06月27日堂本剛が27年ぶりに映画主演、『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子と初タッグを組む映画『まる』の新キャストとして、綾野剛、吉岡里帆、森崎ウィン、小林聡美の出演が発表された。堂本さんが27年ぶりの主演にして新境地を魅せる本作。美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている沢田という男を演じる。数々のオリジナル脚本で話題作を生み出し、国内外で高い評価を得る荻上監督がメガホンをとった。この度、堂本さん演じる主人公・沢田を取り巻く重要キャラクターを演じる豪華キャストが解禁。沢田のアパートの隣人で売れない漫画家・横山を演じるのは、主演映画『カラオケ行こ!』やNetflixシリーズ「幽☆遊☆白書」の大ヒットが記憶に新しく、出演のたびにその役づくりが話題となる綾野剛。今回堂本さんとは初共演となり、綾野さん自身「ご一緒したかった」と語る待望の共演に期待が高まる。綾野剛そして、沢田と同じく現代美術家のアシスタントとして働く矢島を演じるのは、主演映画『ハケンアニメ!』、国際的にも高い評価を得たNetflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」など、映画・ドラマと話題作に出演する吉岡里帆。沢田の事故がきっかけで2人の道も別れることになるが…。吉岡里帆さらに、ミャンマー出身のコンビニ店員・モーを演じるのは森崎ウィン。日本だけではなく海外でも活躍の場を広げる森崎さんが自身のルーツに基づく役柄で、沢田に影響を与えていく。森崎ウィンそして、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子を演じるのは小林聡美。『かもめ食堂』『めがね』、NTV「2クール」(08)以来16年ぶりの荻上監督出演作となり、ファン熱望の再タッグが実現。上品さの中に、どこか散臭い雰囲気を漂わせる若草が果たして沢田とどのように関わっていくのか期待が高まる。小林聡美それぞれ主演の堂本さんとは初共演。演じるキャラクターたちは、不思議な世界観の中でどう動き出すのか注目だ。新キャストよりコメント到着●綾野剛:横山(沢田の隣人の売れない漫画家)ひとつひとつ祈りを大切に紡ぐ堂本剛さん。ひとつひとつ心の襞を大事に編む荻上直子監督。その無限のキャンバスに全部署の丹精が織り込まれていく。とっても変梃で健やかで、鮮やかで眩しくて。たまらなく愛おしい"まる"が誕生しました。●吉岡里帆:矢島(現代美術家のアシスタント)荻上組、念願の初参加です。昔から監督の作品のファンで、以前荻上さん脚本の作品に参加させて頂いたこともあり、大変嬉しいお誘いでした。監督の作品から感じる丸くて優しい抱擁して貰えるような世界はある種憧れの場所でした。しかし、ここに来て今作の"まる"は新しい荻上作品の風がビュンビュンと吹いているように思います!タイトルとは裏腹にまるく収まろう、まるく関わり合おう、まるく落ち着こう、そういった事とは正反対の"まる"からの脱却、逸脱、と良い意味の裏切りを秘めた作品です。荻上監督のパンキッシュな一面に触れることが出来たのが貴重な体験で楽しかったですし、堂本剛さんとの共演も静かにワクワクとする時間でした。何か収まり良い所から抜け出したいと思っている方にこの作品をぜひ見て頂きたいです。●森崎ウィン:モー(ミャンマー出身のコンビニ店員)荻上監督と堂本剛さんの紡ぐ物語の中で、自分のルーツでもあるミャンマー人青年として生きる事ができ、嬉しい限りです。国を超え遠い地で営む生活。夢や希望だけでは生きていけない現実を目の当たりにしながらも、生きる喜びを味わう。人生に丸をつけるその日まで、どうやって過ごすか、問われているような撮影の日々でした。僕自身も、演じたミャンマー人青年と共に、福徳円満で円満具足な日々に憧れたのかもしれません。是非、劇場でご体験くださいませ。●小林聡美:若草萌子(野心的なギャラリーオーナー)16年ぶりに荻上監督作品に参加させていただきました。演じたのは、物事に意味や価値を求め、狂騒的になっていく私たちの姿を象徴するような、ギャラリーオーナーです。苦み走っています。周りに惑わされず、自分を信じること、表現することは、とても難しいこと。でも、ときには惑わされたり、痛手を負ってもいい。そんな、「まる」という言葉の哲学的な世界観を突き抜けたあたりを、楽しんでいただければと思います。『まる』は10月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:まる 2024年10月公開予定© 2024 Asmik Ace, Inc.
2024年06月27日黒木華が主演、ドラマ「こっち向いてよ向井くん」や映画『彼女が好きなものは』の草野翔吾監督とタッグを組んだ映画『アイミタガイ』が11月1日(金)より公開されることが決定した。原作は、2014年に斎藤緑雨文化賞長編小説賞を受賞した中條ていによる短編連作集「アイミタガイ」(幻冬舎文庫)。『台風家族』の市井昌秀が脚本の骨組みを作り、『ツレがうつになりまして。』の故・佐々部清の魂を注いだ企画を受け継いだ草野監督が1本の映画にした。かけがえのない存在だった親友を失い立ち止まってしまった主人公・梓を中心に思いがけない出会いが連鎖し、大きな輪になっていく群像劇となっている。数々の映画やドラマに出演し、2014年に『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞、2021年には『浅田家!』で3度目の日本アカデミー賞最優秀助演女優賞に輝いた実力派俳優・黒木華は、亡き親友にメッセージを送り続ける主人公の心の機微を細やかに演じ上げる。黒木さんは「迷いの中でも、人と人の繋がりを改めて感じられる、そっと背中を押してくれるような、寄り添ってくれるような映画だと思います」とコメントを寄せる。梓の恋人・澄人 を演じるのは、連続テレビ小説「エール」「らんまん」や映画『沈黙の艦隊』などに出演、25年放送のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華之夢噺~」にも出演が決定している等、確かな演技力で注目を集める中村蒼。そして、梓の親友・叶海を演じるのは、「マイファミリー」でまさかの共犯者として一躍話題となり、連続テレビ小説「ひよっこ」「ちむどんどん」「ブギウギ」と次々に朝ドラに出演し類まれな演技が話題となった藤間爽子。さらに草笛光子、安藤玉恵、松本利夫、升毅、西田尚美、田口トモロヲ、風吹ジュンら実力派が顔を揃え、人間ドラマのアンサンブルを奏でる。今回、合わせて解禁となった本ビジュアルでは梓を中心に登場人物たちの物語が繋がっていくことを表現。良き理解者だった叶海を失い、返事が返ってこないと分かりつつもメッセージを送り続ける梓。なぜ彼女は、亡くなった親友にメッセージを送り続けたのか?そして、誰かを思った優しい“秘密“が巡り巡って繋がっていく。【ストーリー】ウェディングプランナーとして働く梓(黒木華)のもとに、ある日突然届いたのは、親友の叶海(藤間爽子)が命を落としたという知らせ。梓は交際相手の澄人(中村蒼)との結婚に踏み出せず、生前の叶海と交わしていたトーク画面に、変わらずメッセージを送り続ける。同じ頃、叶海の両親の朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)は、とある児童養護施設から娘宛てのカードを受け取っていた。そして遺品のスマホには、溜まっていたメッセージの存在を知らせる新たな通知も。一方、金婚式を担当することになった梓は、叔母の紹介でピアノ演奏を頼みに行ったこみち(草笛光子)の家で中学時代の記憶をふいに思い出す。叶海と2人で聴いたピアノの音色。大事なときに背中を押してくれたのはいつも叶海だった。梓は思わず送る。「叶海がいないと前に進めないよ」。その瞬間、読まれるはずのない送信済みのメッセージに一斉に既読がついて……。キャスト&スタッフコメント全文黒木華草野監督と初めてご一緒しましたが、とても暖かい方で、穏やかに撮影に参加できました。迷いの中でも、人と人の繋がりを改めて感じられる、そっと背中を押してくれるような、寄り添ってくれるような映画だと思います。中村蒼様々な理由で一歩を踏み出せずその場に留まる登場人物達の背中をささやかな毎日にある小さな優しさや心遣いが奇跡を起こしてそっと押してくれます。今回僕が演じた小山澄人はタイミングが悪くどこか抜けているけど大切な人を救おうと奮闘します。そんな彼の純粋な心はとても美しく、日々生きている姿を見ていると"目の前の人を助ける事が明日の自分を救う事に繋がるかもしれない"と思えてきます。さらにこの映画を観終わった後には"アイミタガイ"という言葉がじんわりと沁みて暖かく包んでくれると思います。藤間爽子アイミタガイ。相身互い。何かあったときはお互い様だよという気持ち。そんな優しい想いやりが人と人とを繋いでいく。日々何気なく発せられていた言葉や行動に勇気をもらうこともあるし、また反対に、自分が人の背中を押していることもあるかもしれない。大切な家族、友人、恋人、もう会うことがない人たちも、その出会いが今の私をつくってくれていた。そう気付かせてくれる温かく優しい映画だと感じました。是非映画館で観て頂けたら嬉しいです。草野翔吾監督聞き慣れない、おまじないのような言葉だな、と思いながら「アイミタガイ」と題された脚本を読み始めました。次第にパズルのように繋がっていく脚本に心地よく騙され、読み終える頃には温かな気持ちになったのを覚えています。佐々部清さんが生前温めていた企画ということでプレッシャーもありましたが、最初に読んだ印象を大事に、自分ができることを精一杯やりました。この映画が誰かにとっておまじないのようになってくれたら嬉しいです。原作者・中條てい「相身互い」…あまり聞かれなくなった古い言葉ですが、今にも通じる日本人の心の在り方を表わした言葉だと大切に感じてきました。この「アイミタガイ」という言葉とその心が世代を継ぐ若い監督によって、切なくも温かな映画作品として生まれたことに感謝と喜びを覚えます。『アイミタガイ』は11月1日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アイミタガイ 2024年11月1日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2024「アイミタガイ」製作委員会
2024年06月27日成田凌主演、「IZ*ONE」出身のクォン・ウンビ、千葉雄大が共演する『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』の公開日が11月1日(金)に決定し、最新映像となる特報が解禁。さらなるキャストとともに、韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)にてワールドプレミア上映されることが決定した。主演は、見る者全ての脳裏に刻まれるトラウマ級の連続殺人鬼・浦野善治を続投する演じた成田さん。現在はソロアーティストとして活躍するK-POPスター、クォン・ウンビが、韓国での撮影も敢行された本作において、謎の黒髪の女性スミン役を演じて映画デビュー。また、前作で浦野を追い詰めた刑事・加賀谷学役で千葉さんが出演する。加えて、『スマホ映画』シリーズでお馴染みのキャストも発表。警察庁公安部の刑事で加賀谷からの信頼も厚い兵藤彰(ひょうどう・あきら)役の井浦新。かつてスマホを落としたことから恋人の麻美が殺人鬼に狙われ、第1弾・第2弾ともに登場してきた富田誠(とみた・まこと)役の田中圭。加賀谷からのプロポーズを受け夫婦となった前作のヒロイン・加賀谷美乃里(かがや・みのり)役の白石麻衣。加賀谷の神奈川県警時代の先輩刑事・毒島徹(ぶすじま・とおる)役の原田泰造らお馴染みのメンバーが続投。さらに、本作から初登場のキャストも。韓国の反政府組織「ムグンファ」のNo.2で、日韓首脳会談へのサイバーテロを企てるために浦野を取り入れるキム・ガンフン役には、韓国での約12年間のキャリアを活かし全編韓国語で演じる大谷亮平。浦野が敬愛する韓国の剥製師チョン・ハクソン役を佐野史郎、加賀谷の出向先の上司で内閣官房サイバーセキュリティ室室長の窪田逸子(くぼた・いつこ)役を真飛聖、闇サイト・ダークウェブでハッキング情報を仕入れていた浦野の模倣犯・長瀬明(ながせ・あきら)役を猪塚健太、イヤフォンコードに引っかかり、富田のスマホを落としてしまったカフェの店員・瀬戸千春(せと・ちはる)役を高石あかりが演じ、実力派俳優が勢揃いする。解禁となったのは、この新旧キャストのスリル渦巻く30秒の特報映像。冒頭では過去シリーズに続き、今回も富田(田中さん)がスマホを落としている場面から始まり、黒髪の女性ばかりを狙った連続殺人鬼・浦野の恐怖がよみがえる映像となっている。スマホを落としたことから始まった恐怖の連鎖は海を越え、舞台は韓国へ! 「あなたを剥製にしようと思ってるんです…」不気味&意味深&不穏な浦野の台詞と、ひと癖もふた癖もある新旧キャストたち。スマホを落としただけなのに、なぜミサイルが? 浦野が言う「自分の中の違和感を信じてください」の意味とは? 連続殺人鬼・浦野が日本を相手にいまだかつてない壮絶なハッキングゲームを仕掛けてくる。韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭への正式招待来月7月4日(木)から7月14日(日)の11日間にわたってソウル郊外の京畿道富川市(キョンギ道プチョン市)で開催される第28回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭は、ホラー、SF、ファンタジー、アクション、サスペンス、スリラーなどエンタメ性の高い話題作が世界中から集まり、スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭や、ベルギーのブリュッセル国際ファンタスティック映画祭、ポルトガルのポルト国際映画祭などの世界のファンタスティック映画祭と並ぶアジア最大級のファンタスティック映画祭。今年は49か国・地域の長編・短編映画計255作品が上映される中で、【Mad MaxX(マッドマックス)】部門という、映画祭の歴史に名を連ねてきたジャンル映画の巨匠たちによる15本の新作の中の1つに選出。7月4日には、昨年5月に完成したばかりの富川アートセンターで開幕式が開催され、レッドカーペットには各国の有名スターが勢揃いする。映画祭への招待を受け、主演の成田さんから「ワールドプレミアという形でいち早く韓国のみなさんや、世界のみなさんに届けられることを嬉しく思います」と喜びのコメントが到着した。【浦野善治役:成田凌】コメント全文映画「スマホを落としただけなのに最終章ファイナル ハッキング ゲーム」で殺人鬼・浦野を演じました、成田凌です。この度シリーズ第3弾を迎えた本作が、韓国で行われるプチョン国際ファンタスティック映画祭に招待していただくことが決定いたしました!本作は浦野が逃亡した潜伏先が韓国!ということで映画の舞台になっていますし、ヒロインはK-POPスター、クォン・ウンビさんが演じてくださっているので、ワールドプレミアという形でいち早く韓国のみなさんや、世界のみなさんに届けられることを嬉しく思います。『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』は11月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム 2024年11月1日より公開©2024「スマホを落としただけなのに最終章」製作委員会
2024年06月27日山口つばさ原作の同名人気漫画を映画化した『ブルーピリオド』より映像が解禁された。『サヨナラまでの30分』『東京喰種 トーキョーグール』の萩原健太郎が監督を務める本作は、周りの空気を読んで流れに任せて生きてきた高校生が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に全てを賭けて挑んでいく姿を描く。板垣李光人(眞栄田郷敦撮影)この度解禁されたのは、主人公・矢口八虎を演じた眞栄田郷敦、八虎の同級生・ユカちゃん(鮎川龍二)を演じた高橋文哉、八虎のライバル・高橋世田介を演じた板垣李光人の3人が撮影の思い出をふり返る特番動画。昨年の夏に行われた撮影で、一人ずつインスタントカメラ(写ルンです)を渡されたキャストたち。和気藹々とした撮影現場での様々な風景が切り取られた写真の中から印象に残っているものを思い出と共に紹介する企画となっている。板垣さんは、「(自分は)写っていないんだけど」と、(眞栄田さんが撮影した)予備校メンバーで焼肉に行ったシーンの写真をピックアップ。八虎が通う予備校メンバーが授業後焼肉に行くシーンで撮影された写真だが、肝心の板垣さん演じる世田介はこのシーンにはいない。板垣さんも「台本を読みながら、すっごい寂しい気持ちになったのを思い出した」と少し悲しいエピソードを交えながら印象に残った写真を紹介した。さらに、キャストそれぞれのお気に入りの1枚も紹介。高橋さんは二次試験の場面で八虎がお弁当を食べている写真(板垣さん撮影)を。本編では、この隣に世田介が座り会話を繰り広げるが、気まずい2人の絶妙な距離感に要注目だ。高橋さんは、美術部メンバーとの集合写真(眞栄田さん撮影)をチョイス。仲良し美術部員が集合した写真を見ながら3人は大盛り上がり。高橋さんは「美術部メンバーと一番話してましたし、女の子達の会話に自分がスッと入れているのが嬉しかったりもして・・・ユカちゃんとして役を作ってる上で、こういう風に写真を撮らせてもらったのが残っているのが嬉しい」とユカちゃん役に没入して、美術部メンバーと仲を深めていったエピソードも交えて紹介した。そして、主人公の八虎を演じた眞栄田さんは、みんなの手元を映した団結力を感じる写真をピックアップ。眞栄田さんも「現場の団結力を感じられるとこかなと思って選びました」と言うように、手から絵の具がポタポタと落ちるシーンを撮るため、絵の具に水を混ぜて絶妙なポタポタ具合を4、5人のスタッフで作ったという。最後には、「振り返ると本当にすごい充実した楽しい夏でした!」と撮影を回顧して締めくくっている。『ブルーピリオド』は8月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ブルーピリオド 2024年8月9日より全国にて公開©山口つばさ/講談社 ©2024映画「ブルーピリオド」製作委員会
2024年06月26日テアトル新宿では、先日最終回を迎えたドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」での好演が話題となった若葉竜也が主演する映画『街の上で』の再上映を行うことが決定した。本作は、下北沢の古着屋で働く荒川青(若葉さん)のもとに訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常的な出来事、出演することにするまでの流れと、出てみたもののそれで何か変わったのか分からない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描く。今回の再上映は、オールナイト即日完売の好評を受けて実施されるもので、6月28日(金)からスタート。現在、初日のチケット販売が行われている。『街の上で』再上映は6月28日(金)よりテアトル新宿にて実施。(シネマカフェ編集部)■関連作品:街の上で 2021年4月9日より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕ほか全国順次公開©「街の上で」フィルムパートナーズ
2024年06月26日広瀬すずが主演を務めた最新映画『ゆきてかへらぬ』が、2025年2月に全国公開決定。実在した女優の長谷川泰子、詩人の中原中也、評論家の小林秀雄という男女3人の三角関係と壮絶な青春を描く。舞台は大正時代。まだ芽の出ない女優、長谷川泰子は、のちに不世出の天才詩人と呼ばれることになる青年、中原中也と出逢う。どこか虚勢を張り合う2人は、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。その後、東京に引っ越した2人の元を、中也の友人で、のちに日本を代表することになる文芸評論家、小林秀雄が訪ねてくる。偶然ともいえるその出逢いが、やがて3人の運命を狂わせていく――。本作のメガホンを取ったのは、『遠雷』『探偵物語』『ウホッホ探険隊』など、日本映画界を長年牽引してきた名匠・根岸吉太郎。根岸吉太郎監督脚本は、鈴木清順監督の「浪漫三部作」(『ツィゴイネルワイゼン』『陽炎座』『夢二』)や『セーラー服と機関銃』など、数々の映画で異彩を放ち続けてきた名脚本家、田中陽造。日本映画界を代表する2人のタッグは、『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』以来、実に16年ぶり。根岸監督にとっても、16年ぶりの長編映画で、監督いわく、田中氏による本作の脚本は40年以上前に書かれたもので、多くの監督たちが映画化を熱望しながら長い間実現することができなかった、いわば「知る人ぞ知る」幻の脚本として知られている。主演を務めるのは、現代日本映画界に輝く広瀬すず。本作において、1970年代から疾走してきた日本映画界のトップランナーたちと邂逅が実現。根岸吉太郎監督と広瀬すずそうして生まれたのは、中原中也と小林秀雄という生粋のアーティスト2人の愛に狂わされながらも、自身の夢と格闘しつづけた、真っさらで潔い女性の肖像。性別の枠を超え、互いをリスペクトしているからこそ生まれる、軋轢と混乱を見事に表現すると同時に、2人の天才の間で狂おしいまでに“生きる”様を赤裸々に演じ切り、まさに新境地を拓いた。広瀬さん自身、今回演じた泰子という役を「本当に体力のいる役でした」と語る。また16年ぶりの長編映画となった根岸監督の現場について、「根岸監督の映画づくりというものを、この目で見て、体感して、とても贅沢でした」とふり返った。一方で、根岸監督は本作における広瀬さんの演技について、「まるで泰子という主人公に憑依したかのようです。誰も見たことのない泰子の『広瀬すず』がここにいます」と絶賛のコメントを寄せる。『ゆきてかへらぬ』というタイトルは、病床の中原中也が小林秀雄に託し、中也の没後に刊行された詩集「在りし日の歌」に所収されている一篇の詩から取られている。本作は、その名があらわすとおり、後戻りすることのない3人の壮絶な青春を追いかける。傷だらけになりながらも進み、傷だらけだからこそ生きた男女の姿は、現代を生きる若者たちの姿とも重なるだろう。主演・監督・脚本コメント全文■広瀬すず(主演)/長谷川泰子役今回演じた長谷川泰子は、大正というモダンな時代を自由にというか、必死というのか、無謀に駆け抜けた女性でした。本当に体力のいる役でした。根岸監督はこの作品が16年ぶりの長編映画と聞いておりましたが、それを感じさせない程、現場では監督の体力が一番すごかったですね。根岸監督の映画づくりというものを、この目で見て、体感して、とても贅沢でした。是非、ご期待ください。■根岸吉太郎(監督)大学で学生に映画を教えたり共に学んだりしているうちに、時があっという間に過ぎ去り16年ぶりの長編映画となりました。『ゆきてかへらぬ』は多くの監督や演出家が映画化したいと望んでいた知る人ぞ知る田中陽造さんの珠玉のシナリオです。これを託され5年の準備期間を経て素晴らしいキャストに恵まれ完成しました。今回のすずさんは奥深いところで役を捉え、まるで泰子という主人公に憑依したかのようです。誰も見たことのない泰子の「広瀬すず」がここにいます。大正から昭和へ移る時代を舞台に、ひとりの女とふたりの男の、奇妙な三角関係と真摯で壮絶な青春を描いた作品です。ぜひ、今の時代に青春を送る若者たちに観ていただきたいです。■田中陽造(脚本)女優と詩人と批評家の、二度と戻れない青春時代を描いた映画です。40年以上も前に書いた脚本ですが、今の時代に共鳴してくれればと願います。『ゆきてかへらぬ』は2025年2月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年06月26日次々と人が消えるマンションを舞台に描くミステリー・エンターテインメント『あの人が消えた』。この度、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、菊地凛子、染谷将太が出演することが新たに分かった。今回出演が明らかになった5人が演じるのは、主人公の配達員・丸子(高橋文哉)が出入りするマンション「クレマチス多摩」のクセあり住人たちと、丸子の周辺で巻き起こる不可解な事件を担当する捜査官。205号室の住人で、丸子が大ファンのWEB小説作家・小宮を、2年連続で大河ドラマに出演する北さん、301号室の詮索好きのおしゃべりな女性・長谷部を坂井さん、303号室の必死に引っ越し先を探している沼田を袴田さん、302号室の挙動不審な七三分け男・島崎を染谷さんが演じる。そして、住人らを調べる警視庁の捜査官・寺田役を菊地さんが務める。映像では、丸子と今回発表された5人、そして丸子の先輩で小説家を夢見る荒川(田中圭)が不穏な空気の中、マンション前で一列に並ぶ場面から始まり、各キャラクターごとに印象的なフレーズと合わせズームされていく。だが音楽が止んだ途端、マンション前に佇む丸子だけになり、彼らがいたはずの場所には段ボールが置かれている。登場人物たちの存在が明かされた一方、それぞれの関係性は明かされず、さらに物語の謎が深まる映像となっている。コメント北香那マンション「クレマチス多摩」205号室の住民で小宮を演じます北香那です。水野監督作は「ノンレムの窓・夏」以来2度目の出演で、こんなにも早くご一緒できたこと、とても嬉しく思っています。今回、私自身も普段の芝居へのアプローチと違った方法で役作りに挑んだので、とても新鮮な気持ちで参加させていただきました。キャストの皆様のさりげない変化球芝居を間近で見ながら圧倒されつつ、とんでもなく面白い作品になりそうな予感に胸を昂らせながら、毎日撮影をしていました。皆様にも、登場人物たちに目を光らせながら、楽しく観ていただけたら幸いです。坂井真紀水野監督は鬼才の持ち主であると、以前一緒にお仕事をさせていただいた時に確信しておりましたが、今回、水野監督が書かれた台本を読ませていただき、監督の頭の中はすごいことになっているぞ!と、その鬼才っぷりを再確認いたしました。台本を読みながら、こんなにも惑わされたのは初めての経験でした。そして、高橋くんはじめ、キャスト、スタッフの皆さんとハラハラドキドキの撮影、楽しかったです。いまは、とにかく早く、観てくださる方々を予測不可能な世界へとお連れしたくてなりません。袴田吉彦沼田役を演じさせて頂きました袴田吉彦です。台本を読んでみると面白くもあり不思議な役だなと感じました。昔と違い隣人と接する機会が減った今、ふと何かお隣さんや住居人とのやり取りを思い出すような作品でした。最後まで引きつけられるポイントが散りばめられており、見逃せない展開が続くので、皆さん是非ご覧下さい!!菊地凛子水野監督が映画を撮るという情報を聞いて、水野劇団の一員としては、とにかく出演したい! と思いました。スペシャルドラマ「侵入者たちの晩餐」でご一緒させて頂いて、水野監督の演出の面白さに引き込まれた1人なので、今回も無事に水野作品に関われて、何より嬉しいです!!染谷将太個人的な事なのですが、今まで役者として様々な役を演じさせてもらってきました。しかし今回のような役は初めての経験となりました。これからも二度とないでしょう。何故ならば今までにないミステリー映画だからです。観客を裏切り続ける先が全く読めない展開、ミステリーなのか?ファンタジーなのか?ラブストーリー?感動もの?それとも・・・。どうコメントを書いたら正解なのかも悩んでしまう程、未体験な作品です!細かいところまで目が離せない水野劇場を是非映画館で楽しんで欲しいです!『あの人が消えた』は9月20日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:あの人が消えた 2024年9月20日より全国にて公開©2024「あの人が消えた」製作委員会
2024年06月26日木村拓哉、鈴木京香、玉森裕太(Kis-My-Ft2)らがTVドラマから続投する映画『グランメゾン・パリ』に、新たに今年5月にCDデビューしたばかりの「Aぇ! group」の正門良規が出演することが分かった。フランス・パリを舞台に、三つ星に挑む今作。朝ドラ「スカーレット」、「和田家の男たち」、舞台「ヴィンセント・イン・ブリクストン」などにも出演した正門さんが演じるのは、「グランメゾン・パリ」でコミ(見習い)として働く、関西弁で人懐っこい愛されキャラ・グレちゃんこと小暮佑。尾花(木村さん)、相沢(及川光博)と食材の買い出しに出向くことが多い中で、異国の地で無名の日本人レストランスタッフが、食材を買い付けることの難しさを実感する小暮。尾花の料理にかける情熱に尊敬の念を抱きつつ、尾花が取り付けた無謀な約束から「グランメゾン・パリ」の行く末を心配する。木村さんとは、本作で初共演となる正門さんは「大先輩の木村さんとこの歳でご一緒できるなんて思ってもいなかったので、非常に嬉しかったですし、ベテランの素晴らしい皆さんとご一緒できたのは、本当に贅沢な時間でした。もっとこうしたら良かった、という思いもありますが、それは経験・勉強として大事に持っておきたいと思います。ここで学んだことを一生大事にして、もっともっと大きくなって、また皆さんとご一緒できるように頑張っていきたいです」とコメントしている。『グランメゾン・パリ』は冬、全国東宝系にて公開予定。(シネマカフェ編集部)■関連作品:グランメゾン・パリ 2024年冬、公開予定©2024映画『グランメゾン・パリ』製作委員会
2024年06月26日藤本タツキ原作の『ルックバック』が、6月28日(金)より全国劇場で公開される。本作は、2021年7月にコミック配信サイト「ジャンプ+」で発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した話題作の映画化。河合優実と吉田美月喜が声優初挑戦し、ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出す。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた押山清高が、監督、脚本、キャラクターデザインを務める。主題歌は音楽家、haruka nakamura作曲による「Light song」だ。いよいよ今週末公開となる本作の入場者特典は、藤本タツキの原作ネームを全ページ収録した貴重な「Original Storyboard」。6月28日(金)~先着順で配布が開始され、なくなり次第終了となる。■藤本タツキコメント自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。描いて消化できたかというと、できたのかできなかったのかはわからないですがこの作品を映像化するにあたり、たくさんの人が関わってくれたことには感謝しかありません。押山監督はアニメオタクなら知らない人がいないバケモノアニメーターなので、一人のオタクとしてこの作品を映像で見るのが楽しみです。『ルックバック』は6月28日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ルックバック 2024年6月28日より全国にて公開© 藤本タツキ/集英社© 2024「ルックバック」製作委員会
2024年06月25日