東京芸術劇場プレイハウスでの上演(今年9月1日から12日まで)を終え、さらに進化をとげた野田秀樹の代表作、『贋作桜の森の満開の下』。フランス・パリで開催されているジャポニスム2018公式企画として、パリ・国立シャイヨー劇場(ジャン・ヴィラール)にて、現地時間9月28日20時30分に開幕した。【チケット情報はこちら】パリ・国立シャイヨー劇場の芸術監督ディディエ・デジャン氏が「シャイヨー劇場でジャポニスム2018を開催するならば、ぜひ、野田秀樹の作品を正式招待したい」と熱望。そして、その想いにこたえるべく、野田秀樹が望みうる、日本を代表する最高のキャスト・スタッフとともにパリ公演に挑んだ。野田が信頼する翻訳家コリーヌ・アトラン氏が、野田作品特有の台詞をパリならではの要素を盛り込みフランス語に翻訳し、字幕で上演。坂口安吾の小説をベースに野田が創り上げた壮大な世界観は、みごとにパリの観客に受け入れられた。まるで網の目のように複雑に絡まりあうストーリー展開にも関わらず、成熟したパリの観客たちは、作品を深く読み込み、俳優たちの一挙手一投足に食い入るように見入り、満員御礼の劇場の客席は大きな熱気と「ブラボー!」の喝采の拍手につつまれた。主演の「耳男」を演じる妻夫木聡は初日の公演後、「日本でも、フランスでも演じる上では関係ないと思っていたけれど、始まった途端に、客席から感じた情熱的な匂いは、まさにフランスならではの感覚でした。観客からは、期待感と同時に、いったいどんなものを日本人が見せてくれるんだ。という、挑発的なまなざしも感じました。言葉のテンポも速いので、フランスの観客に、この作品に込めた野田さんの考えがうまく伝わっているだろうかと気になりましたが、1幕が終わったところで、客席から大きな拍手が沸き起こったのは、日本ではなかったことでした。やはり、野田さんの創る作品はパリでも愛されているんだな。と、確かな手応えを感じました。この作品は、視覚的な日本らしさもさることながら、手作り感や泥臭さという日本人ならではの良さが大いに詰まっているので、本当に伝えたい日本人らしさを、パリの観客に感じてもらえたらと思います」とコメントした。『贋作桜の森の満開の下』パリ公演は、10月3日まで計5回の公演を行ったあと、10月13日(土)から21日(日)まで大阪・新歌舞伎座、25日(木)から29日(月)まで、福岡・北九州芸術劇場大ホールを経て、ふたたび11月3日(土・祝)から25日(日)まで、東京・東京芸術劇場プレイハウスにて上演。
2018年10月01日「一応、私、(キャラが)おじさんみたいだけど『女性自身』も読んでいるんです。それで、パッと桑江先生の病院の記事が目に入って“オーッ”となって。(医療現場について)いろいろ文句を言ったり、問題点を挙げる人はいますが、実際に(改善策を)実行しているので、直接お目にかかりたくて来ました」9月12日、野田聖子女性活躍担当大臣(58)が「みなみ野グリーンゲイブルズクリニック」(東京都・産婦人科)を視察した経緯を語った。きっかけとなったのは、本誌9月4日号の「桑江千鶴子さんが『女性が一生働ける病院』を作るまで――」という記事だった。24時間体制で大学病院などに勤務する、産婦人科や外科の女性医師は、出産や育児を機に一定期間、医療現場を外れざるをえない。せっかく時間をかけて育てても離職のリスクがあると、最初から女性を受け入れない現場の医師もいる。東京医科大学が女子受験生の入試の点数を意図的に操作した問題も、こうしたことが背景にあるとみられる。そんな現状を憂い、桑江千鶴子さん(66)は、今年6月に“女性医師が子育てしながら経験が積める”医療機関を開業した。ここでは、看護師も病棟、外来、手術と何でも担当できるように訓練し、育児中のスタッフを全員でサポートする体制を目指している。12時にクリニックに到着した野田大臣は「しっかり勉強させていただきます」とあいさつ。暖色の照明とぬくもりを感じる木目調のフローリングを施したという院内を歩きながら、こう話す。「病院にいることを忘れてしまうほどリラックスできますね。もう1回、子どもを産みたくなっちゃうね」クリニックは現在、スタッフ30人中、26人が女性。今後、育児中の病院スタッフが利用できる保育施設や、産後うつに対応した産後ケア施設も計画されている。視察後のランチミーティングでは「女子会みたいでいいですよね」と現場スタッフとの意見交換も行われた。そこで野田大臣が注目したのは、臨床医は“現場に居続けることが大事”ということだった。出産・育児で、男性と同じように当直などのハードな仕事がこなせなくなると、多くの女性医師は常勤医から非常勤医へと働き方が変わる。経験の積み重ねが必要な手術の担当を外され、“第一線にはもどれない”と諦めてしまうケースも……。だが、桑江さんのクリニックでは、大病院で常勤が困難になった3児のママさん医師が、当直・オンコール(時間外待機)をしなくても、帝王切開や婦人科の手術を続けられている。「技術を衰えさせず(育児が一段落したときに)、大きな舞台に戻っていけるような“つなぎ”をしっかりしていることが、大きな発見でした」(野田大臣)こうしたシステム作りができれば、出産しても活躍の幅が一気に広がると、桑江さんは語る。「概して女性医師は病院側から敬遠されますが、患者さんからのニーズは高い。とくに産婦人科では、医師に出産や育児の経験があれば、患者さんとのコミュニケーションもさらにスムーズでしょう。全国の病院のロールモデルになれるよう、ママさん医師が活躍できるクリニックを目指します」桑江さんの熱意にじかに触れたからだろうか、野田大臣は病院を後にするとき、「“こういう制度が邪魔している”ということがあったら、おっしゃってください。できる限りのことはやります!」と言って、桑江さんと固く握手を交わしたのだった――。
2018年09月19日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の野田美桜さんです。長い美髪と力強い目元が印象的。多彩な表現力で公開作が続々!8/31公開の映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』に出演する野田さん。「すごいメンバーの中に入ったな、と夢心地でした」。’90年代のコギャル役に挑戦し、「コギャルを忠実に再現するために、当時の映像を観ながらルーズソックスの履き方や話し方の指導を受けました。眉毛も自眉がほとんどなくなるくらい剃ったんですよ(笑)」。コギャルマインドにも感銘を受けたそうで、「“自分たちが最強、最高!”と、口に出して生きている姿が素敵。現代とは何もかもが違うところに注目してほしいです!」。『溺れるナイフ』が映画の中で一番好き。小松菜奈さんが演じる役と学生の頃の自分の境遇が重なって、すごく共感。靴は100足くらい持っているのに……。好きすぎてついつい買っちゃう!普段はハイヒールが多めです。においフェチだから香水もいっぱい!甘めの香りが好き出演する作品ごとに使う香水を変えているんです。のだ・みお1997年生まれ。中学生のときから芸能活動を始め、映画やテレビで活躍。9/14公開の映画『3D彼女 リアルガール』にも出演する。Instagramは@mio_noda※『anan』2018年9月5日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年08月30日「速やかに見直しを行っていただきたい!」2,000円で豪華な返礼品がもらえると大人気のふるさと納税。その一方で、高額な返礼品が問題に。国の意向に従わない自治体に対して、野田聖子総務大臣は、先月6日の会見でこう語気を強めた――。なにをそんなに怒っているのか、総務省市町村税課の担当者に説明してもらおう。「返礼品の還元率を寄付額の3割以下にすること。つまり1万円の寄付に対して3,000円のお肉の返礼品はいいですよ、という通知を全国の自治体に出したのが昨年4月のことです。それでも、いまだに見直す意向がなく、10億円以上の寄付金を受け入れている12自治体を公表に踏み切りました。約9割の自治体がルールを守っているなか、過熱しすぎたふるさと納税の制度を健全化する狙いがあります」この“返礼品3割ルール違反”と名指しされた自治体は次のとおりだ。「国から“叱られる”ほどお得な返礼品があったんだ」と、逆に注目を浴びてしまった12の自治体。そんな大人気の品がリストから外されてしまう前に、急いでチェックしよう!【大阪府泉佐野市】受入額:135.3億円寄付金受入額を前年より3.9倍伸ばして全国1位(’17年度)になった“関空”のお膝元の市。肉やビール、米、泉州タオル、航空会社「Peach」のポイントギフト、宿泊券など多彩な品物が人気に。平均還元率は4割程度とお得な返礼品も注目。見直しの意向がある。【佐賀県みやき町】受入額:72.2億円受入額は前年度の5倍で全国4位に浮上した人口約2万5,000人の町は、ロボット掃除機、液晶テレビ、空気清浄機などの家電、高級「佐賀牛」などの返礼品が人気。寄付金により高齢者の生活支援、人工知能を使った未来型農業などを展開。今後3割超の品は見直す意向。【佐賀県唐津市】受入額:43.9億円三大朝市“呼子の朝市”や唐津焼で知られる市は受入額でも全国7位に。特産品「佐賀牛」や玄界灘の剣先イカ、アジの海産物が人気。棚田栽培の「唐津上場産コシヒカリ」や「老舗肉屋の特上ハンバーグ」などグルメ通に評判の品がそろう。価格は再検討に入る可能性も。【静岡県小山町】受入額:27.4億円“金太郎生誕の地”でもある町の人気はアイスクリームや「リンガーハット」の全国で使える商品券、工場がある「アイリスオーヤマ」の家電。8月3日現在、見直しは検討していない。【佐賀県嬉野市】受入額:26.7億円日本三大美肌の湯「嬉野温泉」で名高い市は宿泊券や肉が人気。専門サイト「さとふる」で上半期1位になった「佐賀牛の切り落とし1kg」は5割超の還元率も下げる方向。【茨城県境町】受入額:21.6億円返礼品4割程度のブランド牛「常陸牛」や「県産のお米4種食べくらべ20kgセット」などコスパが魅力。西日本豪雨の被災支援の寄付金の受付けも実施。見直し作業に入っている。【滋賀県近江八幡市】受入額:17.7億円近江商人と安土城で知られる市は「近江牛」、アユ、米や地酒、寝具メーカー「東京西川」の高級マットレスなどが好評。3割超の返礼品の見直しや地場産品に力を注ぐ。【福岡県宗像市】受入額:15.6億円世界遺産登録の「沖ノ島」がある市は「宗像めんたいこ450g」、宗像産大麦使用の「キリン一番しぼり1ケース」、重量UPした「いちご」の返礼品が大ヒット。還元率は調整中。【岐阜県関市】受入額:14.1億円“日本一の刃物のまち”は「高級包丁」だけでなく爪切りやハサミなども充実。寄付金は地場産業の活性化に。「日本刀アイス」や懐かしの「たまごっち」「写ルンです」も登場。【大分県佐伯市】受入額:13.5億円日本有数のリアス式海岸が広がる市は干物など海産物が人気。かつては伊勢エビやすしなどの豪華返礼品も。注目は真珠の宝飾品。地元産品であることから見直す予定はない。【福岡県上毛町】受入額:12.1億円人口7,000人ほどの豊かな自然が魅力の町。九州産牛肉、ウナギ、ビールなどコスパがいい返礼品がそろう。放し飼いの地鶏の卵は申し込みが急増中。現在“通知”の検討を重ねている。【佐賀県基山町】受入額:10.9億円福岡市のベッドタウンでは、「佐賀牛」「肥前さくらポーク」のほか、メーカー、種類が充実したビールのラインナップが魅力。8月いっぱいでビールの取り扱い中止の方向。年間3,000万円以上も寄付している“ふるさと納税の達人” 金森重樹さんは、「返礼割合3割超」見直しという“ルール”について、次のように語る。「ふるさと納税は、地域のもっている有形無形の資産をPRする大事なツール。また地域振興、雇用創出など絶大な効果も見込まれます。だからこそ、各自治体は、先を争うように返礼品の充実につとめてきました。いま総務省が言うようにルールが強化されれば、寄付を申し込む私たちにとっても、手間を考えると、あまりメリットがなくなってしまいます。そうなれば自治体間の競争意識もなくなり、また“お役所仕事”に戻るだけでしょう。明らかに、ふるさと納税のブームに冷水を浴びせた“通知”だったと思います」
2018年08月18日「国から“叱られる”ほどお得な返礼品があったんだ」と、逆に注目を浴びてしまった12の自治体。そんな大人気の品がリストから外されてしまう前に、急いでチェックしよう!「速やかに見直しを行っていただきたい!」2,000円で豪華な返礼品がもらえると大人気のふるさと納税。その一方で、高額な返礼品が問題に。国の意向に従わない自治体に対して、野田聖子総務大臣は、先月6日の会見でこう語気を強めた――。なにをそんなに怒っているのか、総務省市町村税課の担当者に説明してもらおう。「返礼品の還元率を寄付額の3割以下にすること。つまり1万円の寄付に対して3,000円のお肉の返礼品はいいですよ、という通知を全国の自治体に出したのが昨年4月のことです。それでも、いまだに見直す意向がなく、10億円以上の寄付金を受け入れている12自治体を公表に踏み切りました。約9割の自治体がルールを守っているなか、過熱しすぎたふるさと納税の制度を健全化する狙いがあります」年間3,000万円以上も寄付している“ふるさと納税の達人” 金森重樹さんは、この総務省の方針に首をかしげる。「ふるさと納税は、地域のもっている有形無形の資産をPRする大事なツール。また地域振興、雇用創出など絶大な効果も見込まれます。だからこそ、各自治体は、先を争うように返礼品の充実につとめてきました。いま総務省が言うようにルールが強化されれば、寄付を申し込む私たちにとっても、手間を考えると、あまりメリットがなくなってしまいます。そうなれば自治体間の競争意識もなくなり、また“お役所仕事”に戻るだけでしょう。明らかに、ふるさと納税のブームに冷水を浴びせた“通知”だったと思います」総務省が“返礼品3割ルール”を厳しく指導し始めたことで、ふるさと納税は、大きな転換期を迎えたことは確かなようだ。総務省の改善要請はどういうものだったのか。さらには今後の対策について、当の12の自治体のうち寄付額トップ3の担当者に見解を聞いた。まず、前年度の3.9倍の寄付を集め’17年度の寄付額135億円と全国トップに躍り出たのは、大阪府泉佐野市。お値打ちの「黒毛和牛小間切れ切落し2.2kg」(寄付金額1万円〜)や米、ビールやソフトドリンクなどから、国内外の旅行に使える航空会社のポイントギフトや宿泊券など充実した返礼品が人気。還元率は、平均4割程度になっている。「集まった寄付金は、教育や子育て支援に活用させていただいています。総務省の通知を踏まえ、返礼品などについては、見直すべき点はしっかりと見直しつつ、ふるさと納税の健全な活用を図っていきたいと考えています」(泉佐野市政策推進課)前年度の5倍の寄付額72億円を集めた佐賀県みやき町は、ダイソンのドライヤー「スーパーソニック」、ロボット掃除機「ルンバ」などの電化製品や「『仔牛を産んでない国産牛』しゃぶすき2kg!スライス」(寄付金額1万円〜)など“コスパ返礼品”がとくに注目された。「総務省からは『今年8月までに見直せるか?』という問い合わせでしたが、返礼品のための設備投資をしている地元の業者もあり、その調整に間に合わないことを正直に伝えました。にもかかわらず、実名が公表されてしまって……。総務省の還元率の3割という要請に近づけられるよう、今後、見直していく予定です」(みやき町総務部)昨年4月の月間寄付額が約1億円だった佐賀県唐津市が、今年5月には約1.8億円に急増。ブランド牛「佐賀牛」や米、呼子の朝市の干物など、山海の幸の品ぞろえが充実。“お値打ち返礼品”とリピーターも多いのが特徴だ。「“見直しの意向がない自治体”と誤解されたようですが、当市は返礼品の取扱い数が多く、地元の事業者への影響も考えると、調整には当然時間がかかります。できるだけ早く見直し作業に入ろうと考えていますが、人手もかかりますので……」(唐津市企画政策課)これら公表された寄付額トップ3の自治体のみならず、ほかの9自治体も“立ち向かっている”わけではないようだ。金森さんが語る。「今後、総務省の締めつけも予想されるため、これまで高還元率を貫いてきた自治体も、この秋から返礼品を変更してしまう可能性はあるでしょうね」これからお得な返礼品をゲットするなら、総務大臣の言うように「速やかに!」が得策のようだ。
2018年08月18日「速やかに見直しを行っていただきたい!」2,000円で豪華な返礼品がもらえると大人気のふるさと納税。その一方で、高額な返礼品が問題に。国の意向に従わない自治体に対して、野田聖子総務大臣は、先月6日の会見でこう語気を強めた――。なにをそんなに怒っているのか、総務省市町村税課の担当者に説明してもらおう。「返礼品の還元率を寄付額の3割以下にすること。つまり1万円の寄付に対して3,000円のお肉の返礼品はいいですよ、という通知を全国の自治体に出したのが昨年4月のことです。それでも、いまだに見直す意向がなく、10億円以上の寄付金を受け入れている12自治体を公表に踏み切りました。約9割の自治体がルールを守っているなか、過熱しすぎたふるさと納税の制度を健全化する狙いがあります」年間3,000万円以上も寄付している“ふるさと納税の達人” 金森重樹さんは、この総務省の方針に首をかしげる。「ふるさと納税は、地域のもっている有形無形の資産をPRする大事なツール。また地域振興、雇用創出など絶大な効果も見込まれます。だからこそ、各自治体は、先を争うように返礼品の充実につとめてきました。いま総務省が言うようにルールが強化されれば、寄付を申し込む私たちにとっても、手間を考えると、あまりメリットがなくなってしまいます。そうなれば自治体間の競争意識もなくなり、また“お役所仕事”に戻るだけでしょう。明らかに、ふるさと納税のブームに冷水を浴びせた“通知”だったと思います」総務省が“返礼品3割ルール”を厳しく指導し始めたことで、ふるさと納税は、大きな転換期を迎えたことは確かなようだ。「たとえば、全国で使える三重県明和町などの『ふるなびグルメポイント』は還元率5割でしたが3割に変更。また鳥取県三朝町では、還元率5割の温泉旅館利用券を取りやめました。’15年、’16年度で受入額が全国1位だった宮崎県都城市は、牛肉や焼酎など還元率6割以上の返礼品を多くそろえていたのが魅力でしたが、還元率の見直しで、1位の座を譲ることに」(金森さん)さらに、総務省の改善要請は、還元率だけでは終わらなかった。「換金性の高い商品券や、電子機器、宝飾品などの“資産性の高い返礼品”も避けるよう、粘り強く働きかけていきます」(総務省)人気家電やパソコンなどを充実させて’16年度の寄付額72億円で全国2位だった長野県伊那市も、家電製品を見直したことで’17年度は、179位(約5億円)と大きく順位を下げたのだった。いっぽうで、要請に従わなかった自治体は、逆に昨年度から受入額を伸ばしている。「すべての自治体がルールを順守すれば、返礼品のコスパ度は下がり、われわれの選択肢も少なくなっていくでしょう。名指しされた、大阪府泉佐野市(135.3億円)や佐賀県みやき町(72.2億円)など12の自治体には、ぜひ今後も、総務省の“改悪ルール”に立ち向かってほしいところです」(金森さん)
2018年08月18日現在、全国ツアー真っ只中の松田聖子(56)。閑静な住宅街に佇む豪邸を、1人の女性が出入りしていた――。聖子の実母・一子さん(86)だ。「ここ1年くらいはほぼ毎日、聖子さんのご自宅へお母さんが通われているようですね。つい先日も、お母さんと前後してリフォーム会社の業者さんが来ていました。それで『聖子さんはお母さんのためにお家をリフォームされるのかしら』って、ご近所では噂になっているんです」(近所に住む主婦)聖子と一子さんとの関係に亀裂が走ったのは4年半前のこと。もともとは冒頭の自宅で娘の沙也加(31)と聖子、そして一子さんの3世代が同居していたが、“ある事件”が原因でそれぞれが離れて暮らすことに――。「聖子さんと一子さんの不仲の原因は、聖子さんのマネージャーで愛人とも報じられたことのあるA氏の存在です。現在の夫との再婚を機にA氏との関係を清算するよう、一子さんは聖子さんを何度も説得したのですが、聖子さんは聞く耳を持たなかったのだとか。それどころか聖子さんは一子さんが役員を務めている事務所『ファンティック』を14年2月に飛び出し、A氏と新事務所を立ち上げたのです。それ以来、聖子さんと沙也加さんは断絶状態が続いており、一子さんも聖子さんの自宅を出て行ったといいます」(音楽関係者)そして自宅から少し離れたところに、聖子が数年前に新築した一軒家で、一子さんは1人暮らしを始めたのだった。だが、そんな修復困難にも思えた関係に少しずつ変化が――。「実は今年の3月、一子さんは事務所『ファンティック』の取締役を退任しました。86歳という年齢を考えて“生前整理”を始めたのだと聞いています。残りの人生を見つめ直しているお母さんを見て、聖子さんの気持ちもだんだん変わってきたのでしょう。いまは『私がお母さんを支えなきゃ!』と、聖子さんは一子さんの“終活”をサポートしているそうです」(別の音楽関係者)高齢の母と過ごす時間を増やすなかで、聖子は“新たな決意”をしたという。「聖子さんはもう一度お母さんを自宅に招き入れようと、二世帯同居の準備を進めているそうです。今回のリフォームも、準備の一環でしょう」(前出・音楽関係者)4年半の“断絶”を乗り越え、2人は本当に和解したのだろうか。8月初旬の朝9時過ぎ、聖子の自宅近くで一子さんを直撃した。――聖子さんと間もなく二世帯同居を始めると聞きましたが?「娘とは一緒に住んでいますよ!」関係が良好になっているとは聞いていたが、なんとすでに同居生活を始めていたようだ。――親子関係が悪化して数年前から別居されていたと聞いています。いまはもう仲直りを?「あはは、娘とはもともと仲悪くないですよ!」長年の不仲説が嘘のように、笑い飛ばしてみせた一子さん。最後に、一子さんの“終活”についても聞いてみた。――3月に「ファンティック」の取締役を退任されましたよね。「ええ、私ももう86歳なのでね。そんな私を娘(聖子)はいつも心配して『そばにいないと何があるか分からないから、1人でいたらダメ!』って言ってくれて。だから全然、大丈夫なんですよ」娘の気遣いが嬉しくて仕方ないのだろう。一子さんは聖子そっくりの目を細めながら、優しく微笑んでいた――。
2018年08月07日「日本の社会は『男性が仕事しやすい、生きやすい』ための設計で今日まできました。日本男性の特徴は、『群れる』ところですよね(笑)。たとえば女性が同席している会が終わった後に男性だけで『飲み直そう』なんて出かけるでしょう、フフッ。そういう男性に偏った社会は、かえって壊れやすいと思うんです」 そう話すのは、小池百合子都東京都知事(65)だ。確かに、日本は世界でもっとも男女格差が激しい先進国の1つである。 世界経済フォーラムが発表した最新’17年度の「男女格差報告」では、日本は対象144カ国中114位と、過去最低を更新。さらに、列国議会同盟の発表した’18年の報告書では、衆議院議員の女性比率10.1%は、193カ国中158位なのだという。 「だから、『候補者男女均等法』が成立した16日の夜、野田聖子さんに、『おめでとう!』とお祝いメールをしました。国会議員時代、私は野田さんと一緒に、女性議員数の拡大をはじめ、男女共同参画の課題について取り組んできました。それを野田さんが継続されてきた成果が、形になった瞬間だったんです」(小池都知事) 5月16日、野田聖子総務大臣兼女性活躍担当大臣ら、与野党の議員の尽力によって、「候補者男女均等法(政治分野における男女同参画の推進に関する法律)」が成立した。これはどのような法律なのか。女性の労働問題に詳しい圷由美子弁護士が解説してくれた。 「国会や地方議員の選挙時に、政党や政治団体は男女の候補者数をできる限り均等にすべきという“努力義務”を定めた新法です。『政治は男がやるもの』とする古い慣行に風穴を開けたことは快挙です。しかし強制力はなく、自主性に委ねられるため、国民は各党の多様な民意の取り入れへの本気度を比較し、チェックする必要があります」(圷さん) ともあれ、公布と同時に施行されたこの法律は、女性参政権がなかった時代から今日まで、「権利の拡大」のために闘ってきた、小池都知事を含む女性たちのバトンタッチの末に実現したものだ。 日本社会は、政治家だけではなく、大学の学長や研究者などにも、極端に女性が少ない状況が続いている。しかし、その男性優位に偏った社会が、ほころびを見せている。 最近では、財務省の福田淳一事務次官や東京都狛江市の高橋都彦市長のセクハラ辞任が大きく報道された。いずれも、最後までセクハラの認識がなかったと主張していた共通点がある。 「男性ばかりの中にいると、見えないものがいっぱいあるというのを、この件は教えてくれています。女性の感覚、あるいは常識的な感性というものが、わからなくなってしまうのは、男たちが群れて、権力を握っている弊害です」(小池都知事・以下同) さらに、福田氏をかばった麻生太郎財務大臣の「セクハラ罪という罪はない」という妄言はこうバッサリ。 「『セクハラ罪という罪はない』=『セクハラOKなんだ』という論法は、もう笑ってしまいますよね!」 と言いつつ、小池都知事の目は笑っていない。群れる男たちを変えるのもまた、女性議員の役割だと小池都知事は語る。 「女性議員には、『何かをやり遂げたい』という、明確な目標を持っている人が多いと感じています。『代議士のバッジをただつけたい』という野望で政界に進出して、いざバッジをつけたら利権を守る、徒党を組む。そんな旧来の政治を打破する力が女性議員にはあると考えています。そのためには、最初の目標を見失わないこと。そして、目標の実現に向けて、ひとつひとつ実績を積んでほしい。政治家に限らず、若い女性すべてにお伝えしたいことです」
2018年06月04日「『候補者男女均等法』が成立した16日の夜、野田聖子さんに、『おめでとう!』とお祝いメールをしました。国会議員時代、私は野田さんと一緒に、女性議員数の拡大をはじめ、男女共同参画の課題について取り組んできました。それを野田さんが継続されてきた成果が、形になった瞬間だったんです」 こう語るのは、小池百合子東京都知事(65)。 5月16日、野田聖子総務大臣兼女性活躍担当大臣ら、与野党の議員の尽力によって、「候補者男女均等法(政治分野における男女同参画の推進に関する法律)」が成立した。これはどのような法律なのか。女性の労働問題に詳しい圷由美子弁護士が解説してくれた。 「国会や地方議員の選挙時に、政党や政治団体は男女の候補者数をできる限り均等にすべきという“努力義務”を定めた新法です。『政治は男がやるもの』とする古い慣行に風穴を開けたことは快挙です。しかし強制力はなく、自主性に委ねられるため、国民は各党の多様な民意の取り入れへの本気度を比較し、チェックする必要があります」(圷さん) ともあれ、公布と同時に施行されたこの法律は、女性参政権がなかった時代から今日まで、「権利の拡大」のために闘ってきた、小池都知事を含む女性たちのバトンタッチの末に実現したものだ。 小池都知事に、これまでの“闘い”について聞いた。 「私は高校生のころから、『社員は男性が多く、女性はせいぜいコネ入社から寿退社』という男性社会の日本では、自分がやりたいことができないと思っていました。海外留学後にキャスターになり、世界各国の情勢を取材する中で、イギリスの故・サッチャー元首相が活躍する姿を見ながら、なぜ日本は議員の女性比率が低いのかと疑問を抱いていたんです」(小池都知事・以下同) 小池都知事は’92年に参議院議員に初当選する以前から、「人口の半分は女性なのに、議員のこの比率はおかしい」と感じていたのだという。そして日本新党(当時)で候補者を選ぶ立場になったとき、「多くの女性候補を立てる」戦略を掲げた。 「選挙に出馬するというのは一般の方にはなかなか考えにくいし、お金もかかること。だから、女性のための政治スクールも開催したり、女性を政治の世界に導くためにいろいろ努力しました。私はよく『宝くじは買わなければ当たらない』と言っています。まずは女性候補者を立てなければ増えない」 さらに、’12年の自民党時代には、党内に委員会を立ち上げた。 「『女性が暮らしやすい国はみんなにとっていい国だ特命委員会』という長い名前の会です。通称『1192特命委員会』。そこで掲げた政策の1つが、『2030』の達成でした」 「2030」とは「2020年までに女性議員や女性管理職を30%に引き上げる」という運動のことだ。’16年に東京都知事に就任した小池都知事は、昨年7月の都議会議員選挙でこの目標にチャレンジした。 「都民ファーストの会は、17人の女性候補者を擁立し、全員が当選を果たしました。法というより、政党や会派のリーダーに本気の意志があれば、挑戦し、実現できることなんです」 現在、都民ファーストに所属している都議会議員のうち、女性議員が占める割合は32%と、30%の目標をクリアした。さらに、都議会でも女性比率28.5%と飛躍している。女性議員が増えるメリットを小池都知事はこう語る。 「女性議員は、世の女性たちと同じ苦労をして、同じ目線で課題解決のために努力をすることができます。さらに、身近な注文に即座に対応できるのも、女性の強みなんですよ」 いま、都は「待機児童ゼロ」の目標達成に向けて、ベビーシッター制度の充実のために経験豊富な高齢者のスキルを労働力として役立てる方策を進めている。これも女性が多いからこそ出るアイデアだ。 小池都知事は、1回生議員に次のようなアドバイスを送っているという。 「まずは、『○○の○○さん』といわれるようになりなさいと言っています。私であれば『クールビズの小池さん』といわれるように、政策の肩書をつけてもらえるようにと。得意分野をつくって徹底しましょう、とアドバイスを送っているんです」 国会議員として、地方議員として、そして都知事として……。日本全国で女性政治家たちの闘いは続く。
2018年06月04日歌手の松田聖子が、ニッポン放送の特別番組に出演することが決定した。松田は6月8日放送の『松田聖子のオールナイトニッポンGOLD』(22:00~)、6月17日放送の『松田聖子オールタイムリクエスト』(18:00~)に出演する。『松田聖子のオールナイトニッポンGOLD』ではパーソナリティを務め、現在の音楽活動や近況について語る。6月6日にニューアルバム『Merry-go-round』をリリースし、6月9日からはツアー「Seiko Matsuda Concert Tour 2018」がスタートすることもあり、何が語られるか注目が集まる。また『松田聖子オールタイムリクエスト』にはゲスト出演。パーソナリティの垣花正アナウンサーがリスナーからの楽曲のリクエストを紹介する他、この番組のために収録された松田へのインタビューの模様も放送される。
2018年05月31日劇作家で俳優の野田秀樹が作・演出・出演する英語劇第4弾『One Green Bottle』が4月30日、ロンドンのソーホー劇場で開幕した。【チケット情報はこちら】大小の劇場が立ち並び、世界中からの演劇ファンが集まるウエストエンドの中心にあるソーホー劇場は、わずか150席の小さな劇場でありながら、常にチャレンジングな作品を上演し、感度の高い若者を中心に人気を誇る劇場だ。過去には『THE BEE』『THE DIVER』を上演し、ロンドン演劇界に野田秀樹の名前を大きく知らしめることとなったソーホー劇場にて、満を持して約10年ぶりの英語版最新作の上演となった。濃密な劇場空間は、野田の最新作が上演されると聞きつけた観客が詰めかけ、立ち見が出るほどの大盛況で初日が開幕。出演の野田、キャサリン・ハンター、グリン・プリチャードの3人による丁々発止の台詞の応酬に、序盤から客席は大きな笑いに包まれた。野田が英語で書き下ろしただけでなく、日英ハーフの若手脚本家・ウィル・シャープと文化的な翻訳を行い、練り上げられた台詞や、歌舞伎の型を取り入れた独特な身体表現、田中傳左衛門の鼓の生演奏などの演出は、ロンドンの観客に多いに受け入れられた。後半の息をのむ展開には客席は水を打ったように静まりかえり、幕が下りるや否や割れんばかりの大きな拍手や感嘆の声。小さな劇場空間を揺らす大反響となり、熱気あふれるヨーロッパ公演の幕開けとなった。興奮冷めやらぬ、初日の幕が下りた直後に野田は「今日の初日は、舞台に出た瞬間から観客の反応がとても良かった。イギリスでプレスナイトは、目の肥えたプロが観にくる日なので、観客の反応が固いことがあるんですが、ロンドンで上演してきた今までの作品のオープニングの時と比べても、今日の観客の反応には十分な手応えを感じることができました。まだ、(劇評がでていないので)これから何が起こるかわからないけれど、自分の中では、いい芝居だった。と思います。いい始まりになったと思います。」 とコメント。5月19日(土)までのロンドン公演の後、6月8日(金)・9日(土)にはルーマニア国立ラドゥスタンカ劇場での上演も予定されている。なお、野田による日本での次回公演はNODA・MAP第22回公演 『贋作 桜の森の満開の下』がすでに発表になっており、9月1日(土)から12日(水)まで東京・東京芸術劇場プレイハウス、10月13日(土)から21日(日)まで大阪・新歌舞伎座、10月25日(木)から29日(月)まで福岡・北九州芸術劇場 大ホールにて。その後、9月28日(金)から10月3日(水)までフランスの国立シャイヨー劇場でのパリ公演の後、11月3日(土)から25日(日)まで、再び東京芸術劇場プレイハウスにて東京公演を上演する。
2018年05月02日「RADWIMPS」の野田洋次郎と、女優・夏木マリがボイスキャストを務めることでも話題のウェス・アンダーソン監督最新作『犬ヶ島』。この度、野田さんと夏木さんが「第68回ベルリン国際映画祭」に日本人ボイスキャストを代表して参加することが決定した。カンヌ、ベネチアと並んで世界三大映画祭のひとつとして数えられるベルリン国際映画祭。「第68回ベルリン国際映画祭」では、オープニング作品として上映&コンペティション部門への正式出品もすでに決定している本作。今回2人は、そんな盛大な祭典のオープニングで開催されるレッドカーペットに初参加!野田さんは、「ひょんな流れから出演のお話をもらい、まさか映画祭にまでお邪魔できるとは想像もしていませんでした。せっかくなのでまだ出会っていない共演者、監督たちと共に楽しんできたいと思っています」と参加が楽しみと話し、一方夏木さんは、「ある日、私がiPhoneで録音した声がベルリン国際映画祭のオープニングになるなんて、ビックリ仰天!!!!!」喜びのコメントを寄せている。さらに発表にあわせて、アンダーソン監督独特の世界観を感じられる場面写真も到着。愛犬を探す主人公の少年と、首輪、服、犬種から個性的際立つ犬たちの姿が公開。風変りな性格を持つキャラクターたちを数々生み出してきた監督だが、今作での犬たちはそれぞれどんなキャラクター性を持ち合わせているのだろうか?『犬ヶ島』は2018年5月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月09日発達障害を抱えるピアニスト・野田あすか初の全国ツアー『野田あすかピアノ・リサイタル ~全国ツアー2018~』が3月から開催される。野田あすかピアノ・リサイタル チケット情報昨年、「金スマ」(TBS系)でも紹介され話題を呼んだ野田。22歳で生まれつきの脳の障害・発達障害と診断されるまで、人とコミュニケーションをうまくとれないことに本人も家族も苦しんできた過去を持つ彼女が奏でるピアノは、その温かくやさしい響きで多くの人の心を掴んでいる。初の全国ツアーへの想いを聞いた。ツアーが決定しての感想を尋ねると「全国ツアーってテレビで見るような人がやるものだと思ってた」と笑う野田。「去年は、私がしあわせな気持ちで弾いて、お客さんもしあわせになってくれるといいなと思ってやっていました。だけど最後の浜離宮朝日ホール(東京凱旋公演)では『私がいっぱい希望をもらったリサイタルだったな』と思ったら泣いちゃって。そういう気持ちを東京や大阪の大きな街だけじゃなくて、いろんなところに届けられるのはすごくしあわせだし、楽しみです」リサイタルは第一部はクラシック曲、第二部は自作の曲を披露する二部構成。第一部の曲は「光」をテーマに選んだと言い、「去年、お客さんに希望をもらったから、その希望が出す“光”をテーマにした曲を弾きたくて」と、『月光ソナタ(ピアノソナタ第14番)』全楽章(ベートーヴェン)や『月の光』(ドビュッシー)を披露するという。中でも『月光』への挑戦は野田にとって大きく、「今まで私はソナタ全楽章を人前で弾いたことがなくて。ソナタの全楽章を人前で弾くのはすごく大きなチャレンジなんです。と語り、「だけど温かい気持ちで見守って下さい!」とニコリ。第二部では『心がホッとするCDブック』収録曲のほか新曲『木もれびの記憶』も披露予定。これも「光」にまつわる曲で「小学生の頃、昼休みに先生が『みんな外で遊びなさい』と言うんだけど、私は『遊びなさい』だけじゃ何をしていいかわからなくて。大きな楠の木の下に45分座って、みんなを眺めていました。楠の木に寄りかかっていると、木と話しているような気がして。上を見ると楠の木は緑が薄いから、太陽が当たると緑色の光になって私を照らして。自分を守ってくれてるような気がしていたのを思い出して、タイトルにつけました」。「来たときより少しだけにっこりして帰ってくれるような演奏会になると思います」という全国ツアーは3月21日(水・祝)にスタート。島根、新潟、高知、静岡、愛知、大阪、兵庫、宮崎とまわり、東京では紀尾井ホールにて7月13日(金)に開催。取材・文:中川實穂
2018年02月08日「全国どこに行っても、原発を止めなきゃいかんという声は根強いよ。この法案を国会に提出して、与野党で議論を深めていきたい」 そう語るのは、小泉純一郎元首相(76)。小泉氏が言う“この法案”とは、「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」のこと。1月10日、小泉氏が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」は骨子を発表。国内にある原発の即時廃止や、再稼働の停止、核燃料サイクルの廃止、自然エネルギーへの早期転換などを求めている。野党とも連携し、今国会での法案提出を目指す。 ’11年に起きた福島第一原発事故の悲劇を目の当たりにし、原発推進から、“脱原発”へと大きく考えを変えた。’13年ごろから講演で全国を回っていたが、近年、高浜原発(福井県)、川内原発(鹿児島県)など、再稼働を進める動きに危機感を強め、講演のペースは一気に上がった。 「北海道から九州まで、平均月に2~3回だったのが、昨年の10月は10回、11月は8回。さすがにちょっとやりすぎたかな(笑)。でも依頼が引きも切らないんだよ」(小泉氏・以下同) すでに、今年11月の公演予定も入っているという。どの会場も満員で、「小泉さん、脱原発がんばって!」と声がかかる。 「私も首相のときは、原発を推進していた。だけど、それが間違いだったとわかったから、考えを改めた。過ちだとわかって改めないことこそ、本当の過ちなんだよ」 小泉氏がここまで必死になるのは、自身も、「原発推進派のウソ」に騙されていた、という後悔があるからだ。 「原発推進派は、日本の原発は安全だと言い続けていたけど、原発に“絶対安全”なんかないことは、福島の事故でよくわかった。とくに日本は、地震や津波、火山の噴火が何年かごとに必ずやってくる。地質学的にも危険な地域だ」 それでも政府は「原発の電気は、ほかの電気と比べて、もっともコストが安い」と試算して、「原発を動かさないと国富が流出する」などと言っている。 「政府の試算には、膨れ上がる廃炉費用や賠償費用、除染費用などは、十分に含まれていない。東電は、福島第一原発を40年で廃炉にするというが、もっと時間がかかるよ。いま21.5兆円と試算されている事故処理費用は、さらに膨らむ。いまでさえ東電は支払えなくて、政府が肩代わりしているんだ」 東電は、事故処理費用を電気代に上乗せして利用者に支払わせている。つまり、国民にツケを回しているのだ。 「政府は、原発の依存度を減らすと言いつつ、“国の重要な電源”と位置づけて、原発の割合を20~22%に高めると打ち出している。そのためには、原発を30~40基新設しないといけない。原発を1基造るのに、事故前は約5,000億円。これからは安全対策費などがかさむから、1基につき1兆円以上かかるんだ」 こういう現状がありながら、安倍首相は、なぜ原発をやめないのか。 「それが不思議でしょうがないんだ。『推進派に騙されるなよ』と言ってもニヤニヤ笑っているだけ。首相が、やめると言ったらやめられるのに」 秋には自民党総裁選がある。“安倍一強”と言われるが、その牙城を崩す存在は現れるのだろうか。小泉氏は意外な名前を挙げた。 「外務大臣の河野太郎さんなんかはね、期待できる。本来は原発反対だけど、いまは立場があるから抑えているね。総務大臣の野田聖子さんと岸田さん(元外相)はわからないなぁ。進次郎?まだまだ……彼も福島の原発はゼロにしろと言っているよ。でも、まぁ若いから自分の立場をわきまえているよ。私のいろいろな講演録を読んで勉強はしているらしい。それを読んで自分で考えろと。もうこっちは政界引退しているんだから」 自分の意志を継いで、“脱原発”を成し遂げる人物が現れるまで、小泉氏は「これまでどおり原発ゼロ運動を続けていく」と力強く語った。
2018年02月05日シンガポール・日本・フランス合作映画『ラーメン・テー』の完成報告会が27日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、主演の斎藤工をはじめ、共演の松田聖子、別所哲也、マーク・リー、ジャネット・アウ、エリック・クー監督が出席した。同作は、シンガポールの鍋料理バクテーと日本のラーメンを通じて、2カ国をまたぐ家族愛を描く物語。斎藤が、早くに亡くなったシンガポール人の母の道を辿るためにシンガポールを訪れる主人公・マサトを演じ、マサトが訪れたシンガポールで出会う日本人フードブロガー・ミキを松田、マサトの叔父・明夫を別所が演じる。別所は、1992年に放送されたTBS系ドラマ『おとなの選択』で松田と共演。「まったくお変わりなく美しく、シンガポールでお会いしてドキドキ恋に落ちそうになった」と久々に再会したときの印象を語り、「今回この作品で再会でき、そして、シンガポールのすばらしい方々と共演がかない、光栄に思っています」と喜んだ。また、マーク・リーは「私の中学校以来の大ファンである聖子さんに本当に感激しました。私ベッドルームにはポスターが貼ってあります。大好きです」とファンであることを告白。すると別所も、「僕も高校生のときにベッドルームに松田聖子さんのポスターが貼ってありました」と暴露し、会場から笑いが起こった。さらに、エリック・クー監督も「私ももれなく聖子さんの大ファンでして、私の映画に出ていただけて、ミキを演じてくださって、光栄に思っています」と打ち明け、松田は照れ笑いしていた。どうか意見は、10月25日~11月3日の10日間にわたって六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催されている第30回東京国際映画祭の中で行われた。
2017年10月27日歌手の松田聖子が27日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われたシンガポール・日本・フランス合作映画『ラーメン・テー』の完成報告会に出席した。同作は、シンガポールの鍋料理バクテーと日本のラーメンを通じて、2カ国をまたぐ家族愛を描く物語。松田は、斎藤工演じる主人公・マサトが訪れたシンガポールで出会う日本人フードブロガーのミキを演じる。松田は「すばらしい作品に参加させていただいたことを幸せに感じます」と出演を喜び、「家族や人とひととのつながりなど、いろんなことを学ぶことができました。人生って本当にすばらしいんだなと感じました」と話した。また、主演の斎藤について「お人柄がすばらしい。だれにでも親切で優しくて心の温かい方という印象」と絶賛。「私はケガをしていたんですが、いろいろ助けていただいて…本当によくしていただきました」と斎藤をはじめ、共演者や監督のサポートに感謝した。松田は、7月に行われた日本武道館でのコンサートに車いすで参加するなど、体調不良が心配されていた。去り際に、報道陣からも体調について心配されると、「ありがとうございます」と大きくお辞儀。娘で女優の神田沙也加の結婚についても聞かれたが、それについては答えなかった。10月25日~11月3日の10日間にわたって六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催されている第30回東京国際映画祭の中で行われた同会見には、松田のほか、斎藤工、別所哲也、マーク・リー、ジャネット・アウ、エリック・クー監督が出席した。
2017年10月27日昨年大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」の主題歌で大ブレークした人気バンドRADWIMPS。メンバーの中でもボーカル・野田洋次郎(32)は異例の活躍をみせている。 RADWIMPSとしては2月から5月まで全国ツアーを開催。また12年から始動しているソロプロジェクト「illion(イリオン)」の楽曲「BANKA」は、7月公開の映画「東京喰種 トーキョーグール」で主題歌に起用された。 さらに野田は、俳優としても活躍中。4月クールのテレビ東京系ドラマ「100万円の女たち」で連ドラ初主演を務め、15日に最終回を迎えるTBS系ドラマ「ハロー張りネズミ」でもキーパーソン役として出演している。 「これまでRADWIMPSはコアなファン層に支えられていましたが、『君の名は。』で一躍全国区になりました。ツアーはどこの会場も満席です。俳優としても15年公開の映画『トイレのピエタ』で主演を務めており、デビュー作ながら映画賞を受賞。演技力も高く評価されていました。15年に初エッセイ集『ラリルレ論』(文藝春秋)も発売していますが、こちらもかなり好評。今後、執筆業のオファーも増えそうです」(レコード会社関係者) 音楽界の枠を超えて成功を収めた野田だが、抱いている“ある願い”だけはなかなかかなわないままだという。 「ドラムの山口智史(32)が、15年9月末から持病であるフォーカル・ジストニアと呼ばれる神経症のため無期限休養中なのです。いまだにメドが立たたないままで、ドラムはサポートメンバーを入れて活動を続けています。野田もほかのメンバーたちも、山口の1日も早い復帰を願って励まし続けています」 再び4人でステージに立つ日を願って、野田は活動を続けている。
2017年09月09日現在TBSにて放送中の瑛太主演ドラマ「ハロー張りネズミ」の9月15日(金)放送の最終回に、「RADWIMPS」の野田洋次郎がゲスト出演することが決定した。本ドラマは、1980~1989年にわたり「週刊ヤングマガジン」(講談社)にて連載されたていた弘兼憲史の同名マンガが原作。「あかつか探偵事務所」の所員で、通称「ハリネズミ」七瀬五郎役の瑛太さんを始め、同じく事務所の所員・小暮久作役の森田剛、そして深田恭子、蒼井優、リリー・フランキー、山口智子ら豪華キャストが出演していることでも話題だ。放送開始以来、人情モノや企業ミステリー、超常現象、ホラー、恋愛相談などまさにジャンルレスな展開を繰り広げ話題を呼んできた本作だが、9月8日(金)今夜放送の第9話では、出演者たちの豪快なコスプレが炸裂!ゴロー(瑛太さん)らが幼稚園児たちに向けたヒーローショーを披露する「下赤塚戦士レッドマン」を放送する。そして、来週放送の最終話では、ついに徳川埋蔵金まで掘り出しに行ってしまうという。そんな最終話に、なんと野田さんが出演!野田さんは、本作で主題歌を担当しており、ドラマの音楽を担当する「SOIL&"PIMP"SESSIONS」とタッグを組み、「SOIL&"PIMP"SESSIONS feat. Yojiro Noda」として、主題歌「ユメマカセ」を制作している。今回野田さんは、徳川埋蔵金探しから帰ってきたメンバーたちのもとに、“謎の依頼人役”として登場するそう。果たして、その気になる依頼内容とは…?野田さんは「3か月を共に駆け抜けた結束ある張りネズミチームの最終話という大事な場面、果たして自分なんかがお邪魔していいのだろうかと最初はだいぶためらいがありましたが、どうせなら最後の最後のシーンを盛大にお祝いできればと参加させていただきました」と今回の出演経緯を語り、「お陰でとても楽しいフィナーレを過ごさせてもらいました。大根監督、張りネズミチームの皆さんありがとうございました!そしてお疲れ様でした!!」とコメントしている。「ハロー張りネズミ」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月08日「松田聖子さんの夫であるK先生の研究が今、世界的に注目を集めているんです」(大学関係者) 7月、シンガポールへと向かった松田聖子(55)。コンサート直前に転倒して車いすでの移動を余儀なくされていた彼女。空港で車いすを押して寄り添っていたのは、慶應義塾大学医学部准教授のK氏(54)だった。そんな献身夫のK氏が今、実は研究者として画期的な治療に取り組んでいるという。 「大学病院の歯科・口腔外科診療科で副部長であるK先生の専門分野は、インプラント再建治療です。インプラント手術の成功率は極めて高くなっていますが、神経損傷などの併発症も起きる可能性があります。専門医としてこれまで神経再生の研究をしてきたK先生が注目したのは、iPS細胞。K先生は『iPS細胞を使って、損傷した神経細胞を再建できないか』と考えたのです」(医学部関係者) iPS細胞は、京都大学の山中伸弥教授(54)が作成した“万能細胞”。山中教授はこの研究成果が認められ、12年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。この細胞はさまざまな組織や臓器の細胞へとほぼ無限に成長する能力をもつため、再生医療の分野で期待されている。 「下歯槽神経の麻痺は、下あごの骨を削ってインプラントの埋め込みをする際に多く起きています。K先生は京都大学からiPS細胞の提供を受け、この抹消神経の再生にの研究へ本格的に取り組み始めました。15年4月から18年3月まで、科研費(科学研究費助成事業)から約500万円の助成金を交付されることになっているそうです」(前出・医学部関係者) そんなK氏の研究努力は、少しずつ実を結び始めていた。 「K先生は『当初の計画以上に進展している』という前向きな中間報告書を出していて、院内でもかなり期待も高まっています。彼はiPSを神経堤細胞へと誘導するステップと、そこから下歯槽神経に分化する方法の構築までは、すでに成功しています。次のステップとしてはより実践段階へ。来年3月までに損傷した歯槽神経に移植治療を実行し、そこから末梢神経組織が再生されるのかを解析していくことになるでしょう」(前出・医学部関係者) 夫婦で高め合っている聖子とK氏。結婚から丸5年。夫の“開花”に聖子も感無量なことだろう――。
2017年08月01日「『あっ、斎藤工がいる!』と思った瞬間、その隣に30代くらいに見える女性がいて『誰かしら?』と思ったら聖子ちゃんでした。シンガポールに来る前に怪我をしたと聞いていましたから、驚きました」(在シンガポール駐在員の妻) 7月中旬、シンガポール市内を流れるシンガポール川の堤防から川面に足を投げ出すカップルがいた。松田聖子(55)と斎藤工(35)だ。聖子といえば7月8日・9日におこなわれた日本武道館公演直前に転倒し、背中と腰を強打。それでもファンのためにと椅子に座ったまま上半身を精いっぱい使い、本番を乗り切っていた。 そんなコンサートが終わった直後、夫に車いすを押されシンガポールへと旅立った。聖子が怪我を押してでも行きたかったのも無理もない。“抱かれたい男ランキング”で1位に君臨する斎藤が主演をつとめる、シンガポールと日本の共同製作映画『ラーメン・テー』の撮影に臨んでいたのだ。世界のスターへという夢を見て日米を往復してきた聖子。彼女の野心をくすぐったのは、監督のエリック・クー氏が世界の名だたる映画祭の常連なのだ。 映画のストーリーはこうだ。斎藤が演じる主人公・マサトは、群馬県高崎市内のラーメン店で働く料理人。日本人とシンガポール人のハーフで、10歳のときに亡くなったシンガポール人の母親の思い出を追いかけ母の故郷にやって来る……というものだ。 聖子がシンガポール入りをしてから4日後の14日、シンガポールの新聞で『ラーメン・テー』クランクインが報じられた。聖子と斎藤の他に日本からは別所哲也(51)や伊原剛志(53)も参加。聖子は撮影の合間に斎藤と談笑し、監督と英語で打ち合わせをしたという。気になる聖子の役だが、公式リリースには書かれていない。 「主人公の工さんともっとも共演シーンが多いのが、聖子さん。主人公は聖子さん演じる女性と現地で知り合い、一緒にさまざまな料理を食べ歩きながら、亡き母の思い出を探します。とても重要な役柄です」(芸能事務所関係者) まだ聖子の体調は本調子ではないようす。だが、魔性の魅力は健在のようだ。 「聖子さんと工さんは今回の映画が初共演です。初対面のとき、工さんを聖子さんに圧倒されたそうです。現地の取材に『会った瞬間、心臓が止まるかと思った』とコメントしたほどです。バーで号泣する工さんを聖子さんが慰めるというシーンがあるんですが、聖子さんは実際に目に涙が浮べて優しく話すんです。見ていてドキドキしてしまうくらいでした」(前出・芸能事務所関係者) 現地での撮影を終えた2人は別々の便で21日の夜に帰国した。映画の公開は来年の初夏ごろの予定だ。腰痛をおして駆け付けた甲斐があったか。それは、どこかの映画祭でレッドカーペットを歩く聖子の姿が見られるかにかかっている。
2017年07月25日7月8~9日、武道館でコンサートを行った松田聖子(55)。全国ツアー前半戦の最終公演とあって、会場は大盛況。しかし、この日の聖子はいつもと違っていた――。 「開幕直前、聖子ちゃんの声で『不慮のけがにより、公演の内容を一部変更させていただきます』とのアナウンスが入りました。私たちはもうびっくり。聖子ちゃんは立つこともままならない状態で、終始椅子に座ったまま歌い続けたんです。聖子ちゃんがいちばん辛いはずなのに『こんな姿をお見せしてごめんなさい』と何度も謝っていて……。その姿に心が打たれました」(観客の女性) 13日発売の『女性セブン』ではコンサートが終わった直後、聖子がシンガポールに旅立つ様子を報じている。羽田空港で車椅子に乗った聖子。その車椅子を押していたのは、慶応大学病院勤務の歯科医夫・Kさんだった。 「聖子さんがKさんと再婚したのは12年のこと。実は、結婚後もあまり2ショットを撮られないことから、一時は別居や離婚が噂されることもありました。Kさんは恋多き聖子さんの3人目の夫ということもあり、色眼鏡で見られることもあったんだと思います。でも、2人は今でもとってもラブラブなんですよ。海外でKさんの学会発表がある際、聖子さんは必ず同伴されるほどなんです」(芸能関係者) Kさんの愛妻家な一面は職場でも評判のようだ。 「K先生は聖子さんと結婚してから本当に幸せそう。仕事が終わると、いつも真っ直ぐ家に帰られるんですよ。まさしく“聖子ちゃんファースト”。今も仕事が忙しいにも関わらず聖子さんの身体を誰より心配し、今こそ妻を支えてあげるんだと張り切っていらっしゃいます。お互いを支え合う、理想の夫婦ですよね」(病院関係者) 結婚5年目、Kさんの献身愛に曇りはなさそうだ。
2017年07月17日世界累計3,000万冊の発行部数を誇る、石田スイの話題沸騰の超人気コミックを実写映画化する『東京喰種トーキョーグール』。この度、「RADWIMPS」野田洋次郎のソロプロジェクト、illionによる本作の主題歌「BANKA」をフィーチャーした特別予告が公開された。人の姿をしながらも人を喰らう怪人「喰種(グール)」。水とコーヒー以外で摂取できるのは人体のみ、という正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街・東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ/窪田正孝)は、ある日、事故に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故のとき一緒にいた知人のリゼという少女の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧島董香(トーカ/清水富美加)と出会う。「あんていく」は喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつもカネキを助ける存在となっていく。カネキは愛する人や友人とどう向き合うか葛藤する中、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの熾烈な戦いが始まるのだった…。到着したのは、6月17日(土)より新宿ピカデリーを皮切りに、全国の劇場で上映される特別予告。映像では、「本物の喰種、初めて見た?」という蒼井優演じるリゼの印象的なセリフと共に、赫子と呼ばれる触手のような捕食機関が腰から生え、人間から喰種となってしまったカネキ(窪田正孝)の姿や、クインケと呼ばれる喰種対策用の武器を振りかざす亜門(鈴木伸之)、真戸(大泉洋)が。いままでベールに包まれていた“喰種”と、それに対抗する“人間”の姿が映し出される。また、人間の敵であるとされる喰種にも家族や友人がおり、普通の生活があることが垣間見える姿も描かれることで、「人間と喰種、2つの世界に居場所を持てるただ一人の存在」であるカネキの葛藤も描かれている。そして今回の映像には、野田さんのソロプロジェクト、illionによる主題歌「BANKA」の音源が解禁。illionは、これまでヨーロッパやアジアでのリリースや、ロンドン、ハンブルグでライブを行うなど、海外のオーディエンスにも大きな支持を得ており、その高い音楽性に共鳴した映画側からのラブコールにより、illionによる初の映画主題歌書き下ろしが実現。儚くも美しいillionの調べにのせて、切々と歌い綴られていく壮大な詩曲が完成した。illionは、「作品全体から原作の石田先生やファンの方たちへのリスペクトが溢れていました。『やり切る、届ける』という覚悟のような想いと共に主題歌提供のお話を頂き、自分もこの映画のスタッフ、キャストの皆さんの熱量に追いつきたいと思いながら曲作りをしていきました。スクリーンの中でもがくすべての登場人物たちの未来に、わずかでも光がありますようにと願いながら。映画『東京喰種 トーキョーグール』に参加させて頂き、光栄に思います」とコメント。萩原健太郎監督は、「どのジャンルにも捉われないillionとしての野田さんの世界観に惹かれ、オファーしました」と語り、「救いようのない現実が突きつけられ、絶望で胸が締め付けられました。それでも最後に訪れる微かな光に涙せずにはいられませんでした。映画『東京喰種』が持つ、“醜さと背中合わせの美しさ”をまさに凝縮した楽曲にしてくださった野田さんの才能に驚愕しました」と楽曲について語っている。なお、7月21日(金)に主題歌「BANKA」が、110の国と地域で配信がスタート。 また26日(水)には、最新作「P.Y.L」に主題歌「BANKA」を追加収録したデラックス盤のリリースも決定。パッケージデザインも新たに、期間生産限定盤として販売される。『東京喰種トーキョーグール』は7月29日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:東京喰種トーキョーグール 2017年夏、全国にて公開(C) 2017「東京喰種」製作委員会
2017年06月14日神田沙也加(30)が俳優の村田充(39)との結婚を発表したのは4月26日のこと。あれから1カ月以上が経つが、母・松田聖子(55)はいまだにコメントを出していない。5月13日に行われた披露宴にも聖子の姿が見られなかったことで、かねてから噂されてきた“不仲説”が再燃している。 「これまで聖子さんの度重なる再婚に振り回されてきた沙也加さん。恋に仕事に多忙な聖子さんは、沙也加さんが甘えたいときにそばにいてあげることができなかったといいます。最近では立場が逆転して、どちらかというと沙也加さんのほうから聖子さんと距離を置こうとしているみたいですが」(芸能リポーターの城下尊之さん) 実は、この複雑な母娘関係の“鍵”を握るのは、聖子の実母・一子さん(84)なのだという。 「そんな“母娘の溝”を埋める役割を果たしてきたのが、聖子さんたちが暮らす家の隣に住んでいた一子さんでした。沙也加さんはいまでも“おばあちゃんっ子”で、聖子さんも一子さんには頭があがらないみたいです」(前出・城下さん) 5月上旬の午後、本誌も一子さんが2人の仲介役を務めた様子をキャッチしていた。沙也加の結婚報道直後、なんと一子さんがひっそりと聖子の自宅を訪ねていたのだ。家政婦と思しき女性の運転で聖子の暮らす都内豪邸にたどり着いた一子さんは、2時間以上滞在した後、そそくさと自宅に帰って行った。 「聖子さんが沙也加さんの結婚にコメントを出さなかったことで不仲説が再燃した最中のことなので、一子さんは2人のことを心配し、聖子さんのところへ駆けつけたのでしょう」(前出・城下さん) そこで、本誌は「2人の母娘関係の真実を取材するなら一子さんしかいない」と、都内にある彼女の自宅へと向かった。 5月下旬の午後2時過ぎ。自宅から最寄り駅まで歩いて移動し、駅前で知人を待っていた一子さんを直撃した。一子さんと顔見知りの本誌記者が「ご無沙汰しております」と声をかけると、「お久しぶりです」と笑顔で挨拶してくれた。 ――沙也加さんのご結婚、おめでとうございます。 「ありがとうございます」 ――聖子さんと沙也加さんの不仲が取り上げられていますが、実際のところはどうなんでしょうか? この質問に少し表情が曇った一子さん。 「いえいえ、そんなことはもうね、大丈夫ですから。なんといっても“本当の親子”ですからね。ご心配おかけして、本当にごめんなさい」 「聖子さんは式には出なくても、沙也加さんのことを……」という記者の言葉をさえぎって、笑顔でこう続けた。 「ええ、聖子も喜んでいますから。本当に大丈夫ですよ」 最後に記者にお辞儀をした一子さんは、知人と合流し、そのまま去って行った。穏やかながらも力強い話しぶりから、愛する娘と孫の不協和音を取り除きたいという真摯な思いが伝わってきた。母の切なる思いが娘に届く日がくることを、本誌も願ってやまない。
2017年05月31日「小池さんが求められているのは、普通の女性らしさを持った女性議員が、もっともっと増えることだと思います」 こう語るのはシンガー・ソングライターのleccaこと、斎藤れいなさん(38)。早稲田大学政経学部在学中から音楽活動を始め、’06年にメジャーデビュー。、’12年には日本武道館での単独公演も。デビュー10周年という節目を迎えた昨年には、自身初となるベストアルバムもリリースするなど、順風満帆な音楽活動を続けてきた。 ところが、昨年秋、彼女は小池百合子東京都知事(64)が設立した政治家養成の塾「希望の塾」に加入。そして先月には、7月の東京都議選に、都民ファーストの会からの出馬を表明した。斎藤さんは、その心の内をこう語った。 「小池さんのような、信じることをひとりででも進めていく方が都知事になって、政治のあり方が変わる、人々の意義が変わるいいきっかけになると思ったんです。そして、それまでは誰か信頼できる方にお任せしよう、と思っていた私自身も変わりました。もし自分にできることがあるなら、お手伝いしたい、そう思うようになったんです」(斎藤さん・以下同) 6歳の男の子と1歳の女の子の2児の母でもある斎藤さんは、子育てをしながら、レコーディングやライブといった音楽活動を続けるなかで感じた正直な思いを、以前からインタビューで語っていた。 「同じミュージシャンでも男性は子どもができても変わらずに歌っていて、女性だけなぜ妊娠すると引きこもらなきゃならないの?」 近年、安倍政権では女性の社会進出が主要な政策になっている。それでも、斎藤さんはこう語る。 「女性ばかりにしわ寄せがくるという、当時抱いた思いは、変わっていないというか、いまも強く感じています」 それは、音楽業界に限った話ではない。斎藤さんの友人に、金融関係で働く女性がいる。結婚後も仕事を続け、いまや重要なポジションに就く、周りがうらやむようなキャリア女性だったが……。 「夫より年収が高く、家計の大黒柱は彼女でした。だからこそ彼女は『子どもをつくるということはリスクでしかない』と言ってました。以前、夫婦で子づくりについて話し合ったものの、『あなた、育休取れる?』と聞いた彼女に夫は『取れるわけない』と即答したそうです。つまり、男女とも取れる育休制度はあっても、実際にはうまく使われていない実情もあります。友人女性は社会の第一線で頑張ってきた結果、子どもを産まない選択にたどり着いたようです」 冒頭で、小池都知事の考えを挙げて、議員にも普通の女性らしさが必要だと語った斎藤さんは、現代の男女平等のあり方にも疑問を呈する。 「20代で男性に負けないようにガムシャラに長時間労働して30代になって結婚しても、若いころに体を酷使したことが影響して女性特有の病気になることもあります。私自身も26歳で子宮内膜症、33歳で異常妊娠の胞状奇胎を患っています。不規則な生活とストレスによって男性ホルモン過多になっていると医師に言われ、ピルを処方されました」 彼女が所属している「都民ファーストの会」でこんな発言があった。女性活躍推進本部の会合で、野田聖子代議士の政策秘書だった日本政策学校の島桜子理事が「(女性を社会で本当に活躍させたいのなら)女性ホルモンの理解を高め、政策に反映させていくことが大事」だと語ったのだ。 「驚きました。うれしい驚きでした。これまで私は、強い女性が求められるいまの社会では女性の体調を左右する『女性ホルモン』なんて言葉は口にしてはいけないものだと思っていましたから。まして政治家を志すような女性は男性と同等かそれ以上に働けることを証明しないといけないのではと。女性ホルモンに対する理解が広がると、働き方も含めて、本当の意味で女性の個性を生かす社会に近づけるのでは」
2017年05月19日「2人は昨夏の舞台共演で出会ってから交際8カ月でのゴールインとなりましたが、沙也加さんは聖子さんにはずっと交際を秘密にしていたそうです」(芸能関係者) 4月26日、俳優の村田充(39)との結婚を発表した、神田沙也加(30)。沙也加は自身のインスタグラムに、父親の神田正輝(66)と村田との“3ショット”を投稿。神田も「早く孫の顔が見たい」と報道陣に語るなど、2人の結婚を祝福している。 いっぽう母親の松田聖子(55)は娘の結婚について、5月8日時点では一言もコメントを出していない。 「沙也加さんは、交際を隠していただけでなく、結婚の報告すら聖子さんにしていないと聞いています。5月13日には、内輪での結婚披露パーティーを計画していて、神田正輝さんや、沙也加さんが“ママ”と慕う大地真央さん(61)が招待されているそうです。しかし、肝心の聖子さんは欠席する可能性が高いでしょう」(芸能レポーターの城下尊之さん) 娘の披露宴に出ないとは、一体何事なのだろう。 「報告すら受けていないことに聖子さんは相当腹を立てているようですね。さらに聖子さんの欠席をほぼ確実にしたのは、彼女のアルバム『Seiko Jazz』の全米リリース日の12日と披露宴がニアミスしているということなんです。米国進出は聖子さんにとって長年の夢でした。いままで“自分ファースト”を貫いてきた聖子さんは、今回も大事な仕事を優先させるのではないでしょうか」(音楽関係者) 全米リリース目前で、しかも娘の結婚への“無反応ぶり”から、「聖子は日本にいない」とも言われていたが――。 沙也加の結婚発表から5日後の5月1日。本誌は聖子の姿を目撃していた。正午すぎ、車で都内の撮影スタジオにやって来た聖子。 「丸一日、長丁場の撮影でした」(スタジオ関係者) 国内にいて自分の仕事はこなしているにも関わらず、娘の結婚に何もコメントを出さなかったとは驚きだ。 不仲が囁かれて久しい母娘だが、沙也加の披露宴に聖子は現れるのだろうか――。
2017年05月10日4月26日、俳優の村田充(39)との結婚を発表した、神田沙也加(30)。 父親の神田正輝(66)が祝福コメントを寄せるいっぽう、母親の松田聖子(55)は娘の結婚について5月8日時点で一言もコメントを出していない。 このことにより母娘の不仲が囁かれているが、振り返れば、聖子と沙也加の“確執”はこれまで何度も取り沙汰されてきた。 3度も結婚を繰り返すなど、奔放な人生を生きてきた、聖子。そんな“恋多き母”に娘の沙也加はずっと振り回されてきたのだ。 「聖子さんの再婚を機に、編入した中学では、沙也加さんは壮絶ないじめにあっています。学校行事に聖子さんが来ることはほとんどなく、高校の卒業式にすらマネージャーが代わりに出席していたのです」(前出・芸能関係者) 娘の“大事な日”には、いつもいない母・聖子。 3月21日、沙也加の主演舞台『キューティ・ブロンド』の初日にかけつけた伯父夫妻の姿を本誌は目撃している。終演後には沙也加と一緒に食事を楽しんでいたが、ここにも聖子の姿はなかった。そして同舞台が千秋楽を迎えた4月30日も、父・神田の姿はあったものの、やはり聖子は来なかった。 5月13日には沙也加の結婚披露パーティーが行われる予定だが、愛娘の節目に聖子が現れるかどうか、注目が集まっている。
2017年05月10日歌手の松田聖子(55)と俳優の神田正輝(66)の1人娘で、歌手・女優の神田沙也加(30)が俳優の村田充(39)と結婚したことを発表した。 沙也加は舞台公演先の大阪で報道陣に対応し、東京で行われた村田の舞台公演に駆けつけて発表後初2ショットを披露。SNSで神田と村田との3ショット写真をアップした。神田も所属事務所を通じてコメントし、会見でも喜びいっぱいに愛娘の結婚を祝福した。 だが、そんななかでも聖子は沈黙を守り続けている。そのため、不穏な憶測も飛び交っているという。 「聖子は沙也加が02年に歌手デビューしてからずっとバックアップし続け、自身のコンサートや紅白でも共演を果たしてきた。それほど密接だっただけに、ここにきての沈黙で母子の不仲説が流れ始めている」(芸能デスク) かつて沙也加がギタリストとの交際が浮上した際には、聖子が猛反対したと報じられたこともあった。しかし、その後は紅白共演を果たすなど、親子仲は良好だったという。 それでも沙也加は、今月1日から独立。新たに設立した個人事務所で活動を開始するというが……。 「聖子は常に“ファンファースト”。そのため沙也加の結婚祝福も、6月10日からスタートするコンサートツアーで解禁する“ネタ”として温存しているのではないかと囁かれています」(レコード会社関係者) 実現すれば大きな話題になりそうだが、果たして――。
2017年05月01日「RADWIMPS」の野田洋次郎が、テレビドラマ初出演&初主演を務める「100万円の女たち」の取材会が本日3月30日(木)に行われ、野田さんをはじめ、福島リラ、松井玲奈、我妻三輪子、武田玲奈、新木優子が登壇した。青野春秋の同名人気コミックを原作とした本作は、売れない小説家・道間慎(野田洋次郎)が、家賃兼生活費として毎月100万円もの大金を支払う5人の謎の美女たちと、ひとつ屋根の下で暮らす様子を描いた密室ミステリードラマ。物語が進むにつれて、彼女たちとの奇妙な共同生活を通じ、女たちの過去や存在理由などが少しずつ解明されていき…というストーリー。取材会では、売れない小説家・道間慎を演じる野田さんは、「本当にわからないことだらけで、そういう人が主演で心もとないと思うんですけど(笑)」と話し、「あんまり既成の枠というものに縛られずにやりたいなと。あんまり固まった意思を持たずに、ふっと来て、その場で感じたことを素直にやれたらと思います」とコメント。また本作には、慎と一つ屋根の下で暮らす謎の5人の女性たちとして、今回登壇した女性キャストたちが登場するのだが、それぞれの印象を求められると、「ひとりひとりですか?そういう話になります?そうですか…何の会ですかこれは」と笑いつつも、ほうじ茶を愛する女に扮する我妻さんについては、「役とかけ離れていて、普段ずっと喋っています」と明かし、家では全裸の女を演じる福島さんについては、「常に家の中で裸なので、とてつもないオーラを発してるんですけど、だんだん裸がなじんできまして。カメラが止まっているときでも喋れる(笑)。リラさん自身は現場でもお姉さん的雰囲気。女性ばかりの現場なので、美容グッズとか、コラーゲン的なものを初めていただいたりして」と普段のバンド活動では無い雰囲気を楽しんでいるよう。ほかにも、「すごくしっかりしている(新木さん)」、「“シュッシュ”をいただいて…すごくいい香りが部屋に充満するんで、びっくりしちゃって…すごくありがたい(松井さん)」、「あんまり喋らない。あまり仲良くなった実感がない(笑)。ちょうどひと回り違うので、ひと回り上のおじさんから喋られても困ると思うので、距離を保ちながら、遠くから『元気かー?』って(笑)(武田さん)」とそれぞれのエピソードを披露した。一方、女性陣からは「結構気さくな方で。初日から前に会ったことがあるんじゃないかというような感じがしました」(福島さん)、「すごく思っていたよりも気さくで、優しくて、誠実な方」(新木さん)、「食卓のシーンではワイワイ喋りすぎてしまって。全然話を聞かないなんてことが起きてしまうときに、野田さんが『ちゃんと話を聞こうね』ってみんなをひっぱってってくれるようなところも頼もしいなと思っています」(松井さん)とそれぞれ信頼を寄せていると話していた。木ドラ25「100万円の女たち」は4月7日(金)よりNetflixにて独占配信開始、13日より毎週木曜日深夜1時~テレビ東京ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月30日4月よりテレビ東京にて新たに新設される「木ドラ25」第1弾、「RADWIMPS」の野田洋次郎が主演する「100万円の女たち」。この度、野田さん演じる主人公が一つ屋根の下で暮らす謎の5人の女性キャストが決定し、同時に野田さんのコミックの雰囲気そのままの劇中ビジュアルも到着した。道間慎(野田洋次郎)は売れない小説家。彼は半年前から5人の謎の美女たちと一つ屋根の下で暮らしている。女たちは家賃兼生活費として毎月100万円もの大金を慎に支払う。この共同生活にはいくつかルールがあり、彼女たちに対する質問は一切禁止されている。5人の美女たちの年齢は10代から30代と幅広いが、彼女たちがなぜこの家に集まってきたのか、普段は何をやっているのかなど一切は謎に包まれている…。しかし、彼女たちとの奇妙な共同生活を通じ、女たちの過去や存在理由などが少しずつ解明されていく。同時に彼自身の身にも思いもよらなかった変化が起き始め、彼を取り巻く環境はどんどん変わっていく。そしてある日、美女たちとのちょっと奇妙な共同生活に幸せを感じ始めていた慎に、すべてを崩壊させる事件が起きる――。原作は、「ビックコミックスピリッツ」(小学館)にて連載された青野春秋の同名コミックを基に描く、謎が謎を呼ぶ密室ミステリードラマ。テレビドラマ初出演&初主演となる「RADWIMPS」の野田さんが演じるのは、売れない小説家・道間慎。ある日どこからともなくやってきた、全く素性の知れない5人の美女たちとひとつ屋根の下で暮らすことになるという役どころだ。そして今回、そんな共同生活をしていく5人の女たちが発表。女たちは、家賃兼生活費として毎月100万円の家賃を慎に支払っているのだが、100万円もの家賃を支払える女たちにはそれなりの背景がある。彼女たちがなぜこの家に集まってきたのか、普段は何をやっているのか。様々な謎が毎回少しずつ明らかになっていくという。そんなミステリアスなストーリーを彩る女たちのひとり、コーヒーを愛し家の中では常に全裸、妖艶な魅力と得体の知れないオーラを放っている白川美波役を、『ウルヴァリン:SAMURAI』にメインキャストとして出演し、話題作『ゴースト・イン・ザ・シェル』にも出演する福島リラ。また紅茶を愛し、なぜか無類の読書好きで常に本を読んでいる、ヨガ好きな女・塚本ひとみ役に、元「SKE48」松井玲奈。ほうじ茶を愛し、言葉数が少なく無駄話をしないが、たまに優しい一面を見せる小林佑希役を『ヒロイン失格』や連続テレビ小説「とと姉ちゃん」など話題作に出演する我妻三輪子。アセロラジュースを愛し、生い立ちに何か秘密を抱えている陰のある高校生・鈴村みどり役を「non-no」専属モデルで女優としても活動する武田玲奈。牛乳を愛し、一見とらえどころがないが大物感が漂うオーラを放つ・開菜々果役に「ゼクシィ」の8代目CMガールに起用され注目を集めた新木優子が扮する。今回、“家にいるときは裸で過ごす女性”という役柄に、戸惑ったと話す福島さんは、「でも、原作マンガを読み進めるにつれ、そんなことは全く気にならなくなるほどその奇妙独特な世界に引き込まれ、白川美波という女性に魅かれてしまいました」と役柄について語り、「悶々と小説を書く一人の男と、彼を取り巻く5人の女性陣。ナゾだらけの女たちと道間慎の不可解な関係がどう展開するのか、私も楽しみです。そして女性5人、力を合わせて道間慎をいじり倒したい!」と気合十分だ。また、「私が演じる塚本ひとみは、私と同じ位置にほくろがあり、ほかにもたくさんシンパシーを感じる部分があります」と話す松井さんは、「原作を読んだときの衝撃をドラマでも感じていただけるよう、体当たりで演じたい」と意気込み、我妻さんは「誰だってこの物語にでてくる誰かに当てはまる瞬間があるはずです。ギクッとする瞬間があるはずです。私が演じさせて頂く小林佑希からも、そんな瞬間をお届けできるよう、私の精一杯で努めさせて頂きますので、ギクッとしてもらえたら光栄です」と見どころを語った。「100万円の女たち」は4月7日(金)よりNetflixにて独占配信開始。4月13日(木)より毎週木曜深夜1時~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月21日「Netflix」とテレビ東京の強力タッグで贈る、「RADWIMPS」野田洋次郎主演の新ドラマ「100万円の女たち」。この度、本作の主題歌を「第40回日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞を受賞した『この世界の片隅に』の音楽を担当したコトリンゴが手掛けることが分かった。道間慎(野田洋次郎)は売れない小説家。半年前から5人の謎の美女たちとひとつ屋根の下で暮らしている。女たちは家賃兼生活費として毎月100万円もの大金を慎に支払う。この共同生活にはいくつかルールがあり、彼女たちに対する質問は一切禁止されている。5人の美女たちの年齢は10代から30代と幅広いが、彼女たちがなぜこの家に集まってきたのか、普段は何をやっているのかなど一切は謎に包まれている…。しかし、彼女たちとの奇妙な共同生活を通じ、女たちの過去や存在理由などが少しずつ解明されていく。同時に彼自身の身にも思いもよらなかった変化が起き始め、彼を取り巻く環境はどんどん変わっていく。そしてある日、美女たちとのちょっと奇妙な共同生活に幸せを感じ始めていた慎に、すべてを崩壊させる事件が起きる――。木曜深夜にドラマ枠「木ドラ 25」を新設し、その第1弾として配信&放送される本作は、「ビックコミックスピリッツ」(小学館)にて連載された青野春秋の同名コミックを基に、謎が謎を呼ぶ密室ミステリードラマを描いていく。主演には「RADWIMPS」のボーカルで、『トイレのピエタ』では日本アカデミー賞新人俳優賞受賞するなど役者としても類まれな才能を開花させた野田さん。テレビドラマ初出演&初主演となる今回は、ある日どこからともなくやってきた全く素性の知れない5人の美女たちと、ひとつ屋根の下で暮らすことになる、売れない小説家・道間慎役を演じる。そして今回、本作の主題歌を『この世界の片隅に』のテーマをはじめ、劇中歌、BGMの全てを手掛け、第40回日本アカデミー賞優秀音楽賞、毎日映画コンクール音楽賞、おおさかシネマフェフティバル音楽賞を受賞したコトリンゴさんが書き下ろすことが決定。コトリンゴさんは、「主人公である道間さんの流され漂っている感じ、割り切れない感情、それからミステリアスな状況をどう表現できるだろうと思い試行錯誤しています。どうぞ、お楽しみに!」とコメントを寄せている。主題歌決定にはすごく悩んだと言うプロデューサー・五箇公貴は、「今回、野田さんにはRADの全国ツアーの合間を縫って連続ドラマの主演をやっていただくという、相当な負担をかけることになります。その上楽曲を書き下ろして頂くということは、当初から現実的ではないなと思っていました。もちろん『RAD』の楽曲という選択肢は浮かんだけれども書き下ろしができない中で、果たしてその選択肢が正解なのか。野田さんご本人とも議論しましたし、悩みました」と明かし、「悩みながら脚本を作っていく過程で、ふと今回のテーマは女性が歌うべきなんじゃないかという思いがどんどん強くなっていきました。その上で、このドラマはショッキングなことが沢山起こるストーリーなので、見終わったときにやさしい気持ちになれると読後感がいいなと考えました。そしてドラマの中で野田さん演じる主人公の慎が書いている小説、『漂う感情』の世界観も音楽で表現できたらかなり素敵な作品になるのではないかという思いに至りました。そう思ったら私の中で主題歌は『コトリンゴさんしかいない!』となっていました」とコトリンゴさん起用までの経緯を語った。木ドラ25「100万円の女たち」は4月7日(金)よりNetflixにて独占配信開始、13日より毎週木曜日深夜1時~テレビ東京ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2017年03月10日