映画『大奥』の大ヒット御礼舞台挨拶が10月14日(木)、東京・有楽町の丸の内ピカデリー3で行われ、主演の嵐・二宮和也と金子文紀監督が出席した。男女の役割が逆転した男の園・大奥の愛憎を描く時代劇。配給元のアスミック・エースエンタテインメントによると、今月1日(金)より全国312スクリーンで公開され、13日(水)までに観客動員110万人、興行収入13億円と好記録を出してヒット中。二宮さんは「ここからが本番です。本当に多くの人に愛していただいてありがとうございます」とますますのヒットを狙う野心をうかがわせつつ感謝の弁。台湾ほかアジア各国からの公開オファーがあるという“朗報”も発表され、金子監督は「日本人だから分かるワビ、サビとか、日本人だから言えない部分ってあると思うけど、男女が逆転したから伝わるかもしれない」とニンマリ。北米でも高い評価を受けており、今後、北米公開の可能性も。また観客からの続編に関する質問に「具体的な構想はありませんが、これだけ喜んでいただいたし、もっと楽しんでいただければ、次をやる勇気もわいてきます。でもやる以上は、いま以上のモノを、となるのでそんなに簡単には答えられない質問です」と慎重な姿勢を見せつつも前向きな意気込みを語った。一方で、金子監督は時代劇初挑戦となった二宮さんの印象を改めて「もう褒めすぎちゃってますけど、天才っすよね。国宝級と言っていいでしょう。図に乗っちゃいますけど」と大絶賛し「(二宮さんから)“ネコちゃん”って呼ばれてますけど…」。二宮さんは「だって『木更津キャッツアイ』を“カネコ”監督が撮ったって、俺の中では最高のギャグです。だからネコちゃん!」と解説。監督から「そんなにベタなの?」と聞かれても、ツボにハマっている様子で笑っていた。映画『大奥』は全国にて公開中。『大奥』“美しき男”キャラクター投票■関連作品:大奥 (2010) 2010年10月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 男女逆転「大奥」製作委員会■関連記事:佐々木蔵之介×玉木宏×阿部サダヲ動画コメント到着!男女逆転、そのとき何を?『大奥』キャラ投票ジャニーズコンビが演じた水野&鶴岡がワンツーフィニッシュ二宮和也、佐々木蔵之介の理想の男性像は「玉木宏」『大奥』佐々木蔵之介インタビュー玉木宏との“ラブシーン”の自己採点は…?二宮、柴咲の将軍役衣裳の印象は「布団のような着物」
2010年10月14日映画『ボックス!』主演の市原隼人が5月20日(木)、東京・タワーレコード渋谷店屋上で、同作主題歌「LAUGH IT OUT」でコラボレーションするロックバンド「RIZE」と「RIZE with 隼人」として初ライヴを行った。市原さんは5曲目の同曲の途中から登場。「渋谷〜」と絶叫すると、激しく体を動かしながらRIZEのボーカル、JESSEと息の合ったステージパフォーマンス。ファンの中にダイブすると、「イッチー!」の大声援が飛び交った。“僕らは夢があるんだ”の歌詞の後には、「夢、あるだろっ!あるだろっ!」と縦ノリで盛り上がるファンをさらにあおった。歌い終わると拳を突き上げ、「RIZE、サイコー!RIZEの音、サイコー!音の中で泳げるのが気持ちいい」と叫び、額に汗を光らせて笑顔で退場。7曲目の「カミナリ」で、JESSEから「紹介したい人がいます。神奈川県から来た市原隼人くんです」と呼びこまれて再登場。JESSEとがっしり抱き合うと、「LAUGH IT OUT」時以上に激しく腕を振って体を揺らし、歌いまくった。ランニング姿で上半身全体に汗をしたたたらせるJESSEは「お前らと、こういう時間が持てたからタワレコとユニバールありがとう!滅多に大人をほめないけど」とゴキゲン。曇天から霧雨が降りだすと「雨が好きー」。ドラムの金子ノブアキも「モイスチャー!が似合うのよ」と揃ってますます興奮状態に。ベースのKenKenも冒頭から「渋谷〜。アゲ嬢いっぱいいるぜ。俺もアゲ嬢と遊びたい」とテンションを上げていた。映画『ボックス!』は5月22日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)シネマカフェ撮影現場レポート特集■関連作品:ボックス! 2010年5月22日より全国東宝系にて公開© 2010 BOX! Production Committee■関連記事:『ボックス!』市原隼人×高良健吾熱く、鋭く…交錯する2つの才能市原隼人、『ボックス!』試写会で『ROOKIES』“安仁屋”口調で悩み相談!市原隼人、高良健吾が拳に青春をかける!『ボックス!』試写会に50組100名様ご招待市原隼人、高良健吾トークショー付『ボックス!』中高生限定試写会に25組50名様ご招待市原隼人と高良健吾が銭湯で裸で“あんな”ことを…?意外な見どころに会場大興奮
2010年05月20日パソコン、携帯メールと文字を書くことが減ってきている昨今。高校生の間ではアナログの極地とも言える“書道”がブームになっているという。昨年は、大河ドラマ「天地人」の題字を描いた書家・武田双雲氏がクローズアップされたり、“書の甲子園”を目指す書道部員たちをコミカルに描いた河合克敏氏の人気漫画「とめはねっ! 鈴里高校書道部」がドラマ化されるなど、メディアでの注目度も上がっている。そんなブームの中、“紙の町”として紙の生産高日本一を誇る愛媛県四国中央市の県立三島高校書道部員たちは、不況の波が押し寄せる地元をJ-POPや洋楽にのせダンスをしながらメッセージを綴る“書道パフォーマンス”で活気付けるための活動を始める。その熱は徐々に大きくなり「書道パフォーマンス甲子園」という大会にまで発展。この模様が日本テレビ「ズームイン!!SUPER」で放送され大反響を呼び、映画『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』となった。「書道って硬いイメージだったんですけど、初めて書道パフォーマンスを見たときには、あまりに開放的で驚きました。文科系の部活というより、新しいスポーツを見ているようで、感動しました」と語ってくれたのは、本作で天才肌の書道部員・岡崎美央を演じる山下リオ。美央は書道の才能に恵まれながらも、母が入院したため部活に参加できなくなり、バイトと看病に明け暮れる日々を過ごす、薄幸の美少女といった印象だ。「実は、美央の最初の設定は“ヤンキー”だったんです(笑)。そのイメージを自分の中で固めすぎてしまって、普通の女の子に変更されてからの人物像の切り替えに苦労しました。彼女はすごく頑張り屋さん。自分を犠牲にして頑張って、そのために殻を作ってしまう。でも、芯はそんなに強くないんです。苦労している分、書道部メンバーの中では一番の大人なんじゃないかな、と思います。美央と私は、“話しかけづらい”というところが似ていると思います」と山下さんは美央の人物像を分析する。一方、書道部部長の早川里子(成海璃子)は書道教室を営む厳格な父に英才教育を受け、不自由のない生活を送っている。書道の実力を認められているが、自分の字より美央の字を褒める父に反発し、顧問の池澤先生(金子ノブアキ)に「お前の字はつまらない」と言われたことが心に引っかかる。自分とは正反対の美央の自由でしなやかな書に嫉妬のような感情を覚え、彼女の事情を知らずに不用意な言葉で言い争うことも。「里子とはケンカをするシーンが多かったのですが、里子も美央も不器用なんですよね。自分を上手く表現できないから張り合っちゃう。そんなふたりでも、通じ合っている部分があると思って演じました」。ふたりの反発が物語に緊張感を与えるが、書道部員を演じるのは同世代の若手女優たち。その撮影現場は和気藹々で、四国ロケ中はホテルの部屋でガールズトークに花が咲いたそう。「現場でもちょっと気を抜くとキャーキャーしちゃって(笑)。璃子ちゃんは、そんな私たちを引き締めてくれて、現実でも部長的な役割でした」と、本当の部活合宿のように撮影を楽しんだようだ。「撮影前、それぞれの役柄に合った書体を決めるために、まず自分の字を書いたんです。その時に璃子ちゃんが書いたのはズドンとした真っ直ぐな文字で、字と本人の印象が同じだったのでビックリしました」。文字は体を表すというが、劇中に登場する文字も、それぞれの個性にあった書体が選ばれているそう。「書道はどちらかというと苦手で……。学校のコンクールの特選さえもとったことがありません。1日4〜5時間、基本からパフォーマンス用の大きな紙を使う練習まで撮影含めて2か月間続けました」という努力を経て撮影に臨んだ彼女たち。最後の見せ場となる書道パフォーマンス甲子園には、本物の書道ガールズたちも出演。成海璃子演じる書道部長・里子は、300名の観衆を前に6×8メートル四方の巨大な紙に墨を含ませると20キロにもなる大筆で地元や周りの人々にエールを送るべく文字を書く。「あのシーンは、いま思い出してもゾクッとします。吹き替えなしの一発本番だったので“失敗できないぞ”という緊張感が部員全員に漂っていました。私はみんなと一緒になるシーンがあまりなかったので、この大会のシーンで初めてチームワークを感じることができました。全員でのパフォーマンス練習がほとんどできなかったので、緊張も一層増して。書き終えたときのお客さんの拍手が体の芯に届きました。一番大変だったけど、楽しかったシーンです。いろいろな思いが詰まっています」。片田舎の高校の部活から、全国規模のイベントにまで発展した“書道パフォーマンス甲子園”。夢をあきらめずに努力する高校生たちの姿が清々しいほどの感動を呼ぶ。『ウォーターボーイズ』、『スイングガールズ』と部活モノ映画の名作は多いが、本作は高校生たちだけではなく、それを取り巻く様々な大人たちにも感慨を与える作品だ。物語のラストのパフォーマンスで里子が書く“ある文字”が全ての人へのエール。その“ある文字”は劇場で確認してほしい。(text:Yukari Sakamoto)桜庭ななみ インタビュー■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© NTV■関連記事:成海璃子カンヌで“最後の”書道パフォーマンスを披露することが決定!成海璃子大筆20キロを持ち駆け回る大熱演『書道ガールズ!!』成海璃子がロケ地の四国中央市に凱旋自ら出口で観客をお出迎え!『書道ガールズ!!』桜庭ななみインタビュー 「何かを与えられる女優になりたい」成海璃子、体調不良をおして書道パフォーマンス披露
2010年05月14日成海璃子、山下リオらが“書道パフォーマンス”で町おこしに貢献した女子高生たちの実話を基に映画化をした『書道ガールズ!! −わたしたちの甲子園−』(猪股隆一監督)が、今年1月から2月にかけて撮影され、5月15日(土)より公開される。愛媛県・四国中央市の県立三島高校の名門書道部に在籍する女子部員たちが、不況でさびれた町を活性化しようと2008年、書のイベント、“書道パフォーマンス甲子園”を立ち上げた。縦横10メートル以上の大きな紙の上で、袴姿に大筆を持った“書道ガールズ”たちが、音楽に合わせ掛け声とともに踊り跳ねながら文字を書き上げて書と演技の出来栄えを競う、団体競技だ。彼女たちを10年近く追いかけてきた日本テレビは2009年から、「ズームイン!!SUPER」内で「書道ガールズ甲子園」と題した全国大会を開催。じわじわと書道ブームの兆しが広がりつつある中、同作が登場する。2月末のクランクアップ直前、埼玉県内の体育館で行われたクライマックスの大会シーンのロケに、主演で書道部部長役の成海璃子、部員役の山下リオ、桜庭ななみ、高畑充希、小島藤子らが参加。遡って12月から3か月間、書道の特訓を積んできた腕前とチームワークを発揮し、躍動感あふれるパフォーマンスを繰り広げた。室温10度を切り、底冷えする館内で、成海さんらは全員、袴姿で裸足。だが寒さをものともせず墨にまみれて懸命に取り組む姿に、エキストラ約300人からは本物の声援が飛び交った。墨汁を吸うと重さ20キロにもなる大筆を抱えて紙の上を駆け回った成海さんは「特別なトレーニングはしていませんが、このシーンのためにずっと練習してきたのでできました。実際の書道パフォーマンスの映像を初めて見たとき、やっている人たちの思いやそれまでの過程が出ていて感動した。自分たちの思いがあるからパフォーマンスができました。テクニックではなくこのメンバーでずっと去年から練習してきたので、結局はそこなのかなと」と手応えを感じた様子。一方、裸足のパフォーマンスに桜庭さんは「鹿児島出身なので寒いのは得意な方ではないのですが、同世代の人たちが頑張っているのを見ると、一緒に頑張ろうと思えて乗り切れた」と唇を紫にしながらも、爽やかな笑顔。小島さんも「今日、最初に体育館に入ったときは『うわ、寒い!』と思いましたが、パフォーマンスに集中している間は、そんなに寒いと思わなかった」とサラリと話した。“ガールズ”たちは、楽しげに笑い合い、書道パフォーマンスを通じ築いたチームワークをにじませる。小学校3年生まで書道を習っていたという高畑さんは「書道の印象はひとり淡々と孤独に向き合う、でしたが、書道パフォーマンスは体育会系で一致団結し集中して1つの作品を書き上げる。感動です。今日は最後の文字が書き上がった瞬間、鳥肌が立ちました」。山下さんも「みんなで並んで一緒に書くから、1つの作品をみんなで作り上げているんだ、と思えて、すごく楽しかった」と揃って清々しい表情だった。映画『書道ガールズ!! −わたしたちの甲子園−』は5月15日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© NTV■関連記事:成海璃子がロケ地の四国中央市に凱旋自ら出口で観客をお出迎え!『書道ガールズ!!』桜庭ななみインタビュー 「何かを与えられる女優になりたい」成海璃子、体調不良をおして書道パフォーマンス披露ファンキーモンキーベイビーズが『書道ガールズ!!』主題歌を担当成海璃子PVに出演『書道ガールズ!!』出演者が明らかに!桜庭ななみ、山下リオに金子ノブアキも
2010年05月11日まもなく公開を迎える映画『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』の舞台であり、実際に撮影も行われた愛媛県四国中央市に主演の成海璃子と猪股隆一監督が凱旋、市民の熱狂的な歓迎を受けた。洋楽やポップミュージックに乗せて筆を操り、書の腕やパフォーマンスを競う“書道パフォーマンス”で町おこしをしようと奮闘する女子高生たちの実話を映画にした本作。この日の舞台挨拶には、実際に映画のモデルとなった三島高校の書道部のOGメンバーも駆けつけた。成海さんは、四国中央市への“凱旋”を果たし「約1か月間、同じ所にスタッフも役者も泊まって、同じご飯を食べて、この町全てが思い出です」と嬉しそう。監督も「どこで映画を観せるより、今日、ここでみなさんにご覧いただくのが一番緊張しています。上映後のみなさんの顔を見るのがドキドキします」と率直な気持ちを語った。花束の贈呈に駆けつけた三島高校書道部OGたちは「まさか自分たちの活動が映画になるなんてとても驚きました。四国中央市民として、書道部OGとして、光栄に思います」と語った。上映終了後には、サプライズで、成海さんと猪股監督が、ホールの出口で映画を観終わったばかりの観客をお出迎え!2人は、市民のみなさんから「とても良かった!!」、「感動した」などと直接言葉を掛けられ、嬉しそうな表情を浮かべていた。『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』は5月15日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© NTV■関連記事:『書道ガールズ!!』桜庭ななみインタビュー 「何かを与えられる女優になりたい」成海璃子、体調不良をおして書道パフォーマンス披露ファンキーモンキーベイビーズが『書道ガールズ!!』主題歌を担当成海璃子PVに出演『書道ガールズ!!』出演者が明らかに!桜庭ななみ、山下リオに金子ノブアキも成海璃子『書道ガールズ』撮影開始を前に四国中央市を表敬訪問で気合十分の挨拶
2010年05月10日女優への登竜門と言われるミスマガジン2008グランプリを受賞。『天国のバス』(’08/郡司掛雅之監督)で映画デビューを果たす。新人ながら『同級生』、『体育館ベイビー』(深川栄洋監督)、『赤い糸』(村上正典監督)などに立て続けに出演。2009年にはNHKドラマ「ふたつのスピカ」主演、ヒット映画『サマーウォーズ』で初の声優にチャレンジし、12月公開の話題作『最後の忠臣蔵』のヒロインにも抜擢され、注目を集めている桜庭ななみ。実話を基に映画化された『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』では成海璃子、山下リオ、高畑充希、小島藤子という同世代の若手女優たちと、同世代である高校生たちを演じている。「元日の朝に、マネージャーさんから電話がかかってきて。てっきり“あけましておめでとう”と言ってくれるのかと思ったら、『いますぐ日本テレビを見て!』って(笑)。寝ぼけながらテレビをつけたら、“書道ガールズ”のドキュメンタリーが放送されていたんです。そのときに初めて書道パフォーマンスを見ましたが、こういう書道もあるんだな、と驚きました。だって、書道は集中して静かに書くものだと思っていたのに、ミニスカートやかわいい衣裳でダンスを踊ったり、黒い紙に白い文字を書いたり…、書道に対する印象がすっかり変わりました」。4月に高校3年生になったばかりという桜庭さんに、同世代として彼女たちの物語をどう思ったか聞いてみたところ「同じ高校生として、町おこしをして全国規模のメディアからも注目されるイベントにしてしまった書道部員たちのアイディアと行動力に尊敬の念を抱きます。私が普通に学校に行っていたら、きっと考えもつかなかったと思う。このお話を知って“もしかしたら私にもできるかも”という力を与えてもらいました」と、強い眼差しで答えてくれた。桜庭さん演じる香奈は、書道部の副部長。書道を愛しているが才能はパッとしない。しかし、実力はあるがドライなほど個人主義の部長・里子(成海璃子)に代わり、部を実質的にとりまとめている世話好きのムードメーカーという役回り。本作には心や家族、人間関係に問題を抱える人物が多いが、香奈は唯一外向きな性格と言える。香奈がいたからこそ、部員たちの心はひとつになり、同じ目標に向かって進んでいくことができたのではないだろうか。「香奈と私の共通点は2つ。まず、長所として“何事も全力で取り組む”ところ。そして短所として“何も考えずに進んで失敗する”ところです」。お母さんのごとく部員たちの世話を焼く香奈だが「お母さんと言えば、一番年上の高畑充希ちゃんです。最年少の藤子ちゃんのフォローをして “お母さん”と呼ばれていました。リオちゃんは、最初はとっつきにくいかと思っていたのですが、話してみると面白い人。みんな、仲が良すぎてその雰囲気のまま現場に入ってしまうので、よく璃子ちゃんに注意されました」と共演者たちとの楽しかった思い出を語ってくれた桜庭さん。山下さんも成海さんを「本当の部長のように現場を引き締めてくれた」と述べていたが、成海さんの印象とは?「仕事に対してはすごく真面目です。仕事が終わると、いきなり変顔をしたりする天然な人(笑)。璃子ちゃんとは同級生なのですが、仕事への真摯な態度は“見習わなければ”と思いました」と、その姿勢に一目置いていた様子。そんな成海さんのひと言から、女優という仕事について考えたことがあるという。「璃子ちゃんが、ある作品を観たときに『立ち上がれないくらい感動した』と言っていたんです。それを聞いて、人に感動を与えられる女優というお仕事はスゴイと、改めて感じました。お客さんはわざわざ劇場に足を運んでくれる。そして、帰るときには必ず何かしら考えてくれている。私も観てくれた方に、何かを与えられる女優になりたいと思っています」。デビュー3年目を迎え、女優としてますます注目されている桜庭ななみ。17歳の彼女だからこそ、その役をリアルに感じリアルに演じられた。仲間と成し遂げる青春の素晴らしさにしばし浸りたい。(text:Yukari Sakamoto)■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© NTV■関連記事:成海璃子、体調不良をおして書道パフォーマンス披露ファンキーモンキーベイビーズが『書道ガールズ!!』主題歌を担当成海璃子PVに出演『書道ガールズ!!』出演者が明らかに!桜庭ななみ、山下リオに金子ノブアキも成海璃子『書道ガールズ』撮影開始を前に四国中央市を表敬訪問で気合十分の挨拶成海璃子が書道で青春!「ズームイン!!」で放送の“書道ガールズ甲子園”が映画化
2010年05月06日映画『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』(猪股隆一監督)の公開記念イベントが4月27日(火)、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で行われ、主演の成海璃子ら若手女優5人と、同作の主題歌「大切」を歌う3人組ヒップホップユニット、ファンキーモンキーベイビーズが、書道パフォーマンスを生披露した。同作は、愛媛県の女子高生たちが、町興しのために書道のイベント「書道パフォーマンス甲子園」を立ち上げた実話の映画化。書道パフォーマンスとは、縦4メートル横6メートルの紙の上で、大筆を持ち音楽に合わせ、踊ったり跳ねたりなどしながら書を書き上げる“演技”をする団体競技。成海さんらはクランクイン前、撮影中と延べ約2か月間、猛特訓を重ね、劇中では吹き替えなしの見事な書道パフォーマンスを披露している。イベントには、成海さんのほか桜庭ななみ、山下リオ、高畑充希、小島藤子が劇中そのままの袴姿に裸足で登場。ファンキーモンキーベイビーズの生歌に合わせて、縦4メートル、横6メートルの紙の上を駆け回り、「絆」などの字を書き上げる圧巻のパフォーマンスを披露。成海さんは5人のうち唯一、長さが自身の身長ほどあり墨汁に浸すと重さ約20キロの大筆を抱えて駆け回る、渾身の“演技”を見せ、観客から大歓声を浴びた。パフォーマンスを終え、成海さんは「ナマでやるのはまた違った感じ。いままでで一番緊張しました」。山下さんも「一心不乱でした」とホッとしたような表情。対照的に桜庭さんは「スカッとしました」。高畑さんも「生歌を聴きながら、なんて、そうそうできる経験じゃない。楽しみました。清々しい気分です」と充実感いっぱいの笑顔を弾けさせた。一方この日、成海さんは明け方から体調不良を訴えていたそうだが、退場時、体調は?と聞かれ「大丈夫です」と笑顔で答えるプロ根性を見せた。その後、近くの劇場で行われた舞台挨拶にも出席。「撮影期間中、毎日毎日練習して本当に書道部でした。吹き替えなしです。何かを感じてもらえたら」と仕上がりに自信を見せた。『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』は5月15日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© NTV■関連記事:ファンキーモンキーベイビーズが『書道ガールズ!!』主題歌を担当成海璃子PVに出演『書道ガールズ!!』出演者が明らかに!桜庭ななみ、山下リオに金子ノブアキも成海璃子『書道ガールズ』撮影開始を前に四国中央市を表敬訪問で気合十分の挨拶成海璃子が書道で青春!「ズームイン!!」で放送の“書道ガールズ甲子園”が映画化
2010年04月28日映画『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』の主題歌がファンキーモンキーベイビーズの「大切」に決定!主演の成海璃子がCDのジャケット写真を飾り、PVにも出演することがあわせて発表され、こちらの楽曲の入った予告編もシネマカフェに到着した。映画は実話に基づいて製作され、四国の小さな町の女子高が、書道の表現力を競う団体競技“書道パフォーマンス甲子園”を開催。書道を通して少女たちが助け合い、時にぶつかり合い、成長してゆく姿が瑞々しく描かれる。昨年、念願の紅白歌合戦に初出場を果たしたファンキーモンキーベイビーズは、初のベストアルバム「ファンキーモンキーベイビーズBEST」がオリコンウィークリーランキング1位を獲得し、6週連続TOP10入り、65万枚突破の大ヒットロングセールス中。これまでにも『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』、『ラブファイト』などで映画主題歌を手がけているが、熱いメッセージをストレートに伝える歌詞とメロディは本作でも健在。成海さん演じる主人公・里子が、書道部での活動や周囲とのふれあいの中で気づいていく“大切なもの”と、「幸せを追い求めていて気づかなかったけど、身近にある何も変わらない日常の生活の中にこそ、とても大切なものはあるんだよ」という楽曲のメッセージが重なり、心を揺さぶる青春バラードに仕上がっている。今回到着した予告編を観ただけでも、物語、登場人物たちの思いとこの楽曲の“共鳴”を感じることができるはず!「大切」は5月12日(水)発売開始。初回生産限定盤(1,365円<税込>)にはミュージックビデオを収録したDVDが付いてくる。ちなみに、写真を見ても分かるように、通常版(写真左)と初回生産限定版(写真右)でジャケット写真の成海さんの髪型が違っているのもポイント!『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』は5月15日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月15日より新宿バルト9ほか全国にて公開© NTC■関連記事:『書道ガールズ!!』出演者が明らかに!桜庭ななみ、山下リオに金子ノブアキも成海璃子『書道ガールズ』撮影開始を前に四国中央市を表敬訪問で気合十分の挨拶成海璃子が書道で青春!「ズームイン!!」で放送の“書道ガールズ甲子園”が映画化
2010年04月12日実話を基に、書道に青春を捧げる少女たちの姿を描いた『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』の撮影が先日より愛媛県の四国中央市で始まっているが、このほど新キャストが発表され、コメントと写真が到着した。主演の成海璃子と共に書道パフォーマンスを行う書道部員役として出演が発表されたのは、山下リオに桜庭ななみ、高畑充希、小島藤子の4人。さらに、書道部の顧問の役を金子ノブアキが演じることが決まった。日本テレビの情報番組「ズームイン!!SUPER」で紹介され大きな反響を呼んだ“書道パフォーマンス”に青春を懸ける少女たちの実話を映画化した本作。成海さんが主演することは先日より報じられていたが、成海さんの仲間の“書道ガールズ”にも人気急上昇中の面々が。成海さん演じる里子に劣らぬ実力の持ち主でありながら、家庭の事情で部を去ってしまう岡崎美央を演じるのは、『魔法遣いに大切なこと』で映画初出演にして初主演を果たして以来、話題作への出演が続く山下リオ。山下さんは「本格的な書道は初めてで、不安やプレッシャーもありますが、特訓して少しはうまくなれたかな?と思っています。まだまだ練習して、一生懸命頑張って本番までに形作れれば」と意気込みを語る。書道部副部長にしてムードメーカーの篠森香奈を演じるのは、NHKドラマ「ふたつのスピカ」への主演と『サマーウォーズ』への声の出演で注目を集めた桜庭ななみ。「活発で突っ走っちゃう女の子の役なんですが、自分に似ている部分がたくさんあるので、自分に重ねてお芝居していければと思っています。普段、メールなどで文章を打つことが多くなってますが、字を書くことを、この現場を通してもっと好きになれればと思います」とコメントしてくれた。同じく部員の好永清美を演じる高畑充希は、昨年、舞台「奇跡の人」にてヘレン・ケラー役を熱演し話題を呼んだ注目株。「これまで、同年代が集まる作品への出演はなかったのですが、みんな、高校生の部分とプロの女優という面の切り替えがあるので、わいわい楽しくやりながらもメリハリのある良い現場です」と現場の様子を明かした。少しミステリアスの部員の山本小春を演じたのは、ドラマ「小公女セイラ」(TBS)にて志田未来扮するセイラをいじめるお嬢様、真里亜役で強烈な印象を残した小島藤子。「結構前から書道を練習していましたが、予想していたよりも過酷で、テニスやバスケなどスポーツをやっているかのようです」と書道シーンの難しさを語ってくれた。音楽活動に加え、昨年の『クローズZERO II 』、このほど公開された『BANDAGEバンデイジ』など、俳優としての活躍も評価を得ているRIZEの金子ノブアキは、産休の先生の臨時教員として赴任し、書道部の顧問となるが、全く教える気がない池澤を演じる。現在も撮影が進む『書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園−』。強力なキャスト陣を得てどのような作品に仕上がるのか?公開は5月、全国にて。■関連作品:書道ガールズ!!−わたしたちの甲子園− 2010年5月、全国にて公開■関連記事:成海璃子『書道ガールズ』撮影開始を前に四国中央市を表敬訪問で気合十分の挨拶成海璃子が書道で青春!「ズームイン!!」で放送の“書道ガールズ甲子園”が映画化
2010年01月23日