アサヒ飲料は11月4日、プレミアム果汁炭酸「ぜいたく三ツ矢」シリーズより、長野県産の巨峰果汁を使用した「ぜいたく三ツ矢 長野県産巨峰 PET500ml」を発売する。○長野県産の巨峰果汁を使用した"ぜいたく"な味わい同社では2013年より、「三ツ矢にしかつくれないものを、つくる。」をスローガンに、産地・品種指定果汁を国内はじめ世界中から厳選して使用した「ぜいたく三ツ矢」シリーズを展開。果実をまるごと味わうような"ぜいたく"な味わいが好評を得ているという。同商品は、長野県産の巨峰果汁を使用。"磨かれた水"や"果実などから集めた香り"といった「ぜいたく三ツ矢」ブランドのこだわりをベースに、独自技術「フルーツクオリティ製法」をもちいることで、香り高く、上品に甘い、爽やかな味わいを実現しているとのこと。保存料は不使用。パッケージは、「三ツ矢サイダー」ブランドの象徴である矢羽根を大胆にあしらった。巨峰の果実をイメージし、紫を基調に全体の印象をまとめている。希望小売価格は150円(税別)。
2014年10月09日長野県のゆるキャラ「アルクマ」をご存じだろうか。今年行われた「ゆるキャラグランプリ」では1,580キャラ中28位となった長野県観光PRキャラクターだ。地方の名産・名物をゴテゴテと身にまとったいかにもなデザインではなく、かわいらしい外見にかぶりもので名産・名物をアピールしている。クオリティは高く、県外にも熱狂的なファンがいるほどなのだが、全国区での知名度は今ひとつ。そこで長野県観光部観光振興課に、アルクマが誕生した経緯から現在の活動までいろいろと聞いてみた。アルクマは、2010年秋に行われた信州の魅力を全国に紹介する観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン」のイメージキャラクターとして2009年8月に誕生。キャンペーンキャッチフレーズである「未知を歩こう。信州」を、かわいらしいキャラクターが楽しそうに歩く姿で表現するために生み出された。また、信州の名産品である「りんご」のかぶりものを身につけることで、信州らしさを表現しているとのこと。プロフィールは「信州だけに出没する、大変珍しいクマ。クマなのに寒がりで、いつも頭にかぶりもの。クマなのに旅行好きで、いつも背中にリュックサック。信州をクマなく歩きまくり、信州の魅力を世の中にクマなく広めるのが生きがい」。信州・日本アルプスのどこかが出身であり、性別と年齢は不明。身長はリンゴの木の半分くらい、体重はリンゴ70個くらい。長所は行動的なことで、短所は寒がり。趣味は信州旅行とかぶりもの収集で、特技は信州のお国自慢。好きなものは山、そば、リンゴ、苦手なものは海ともずく。そして、座右の銘は「未知を歩こう。信州」だ。……いやぁ、しっかり作り込まれている。やはりかなりのクオリティである。かぶりもの収集が趣味とのことで、リンゴ以外にも、栗、松茸、ワイン、そばといった名産品から、日本アルプスや真田幸村(兜)などの信州らしいかぶりものを身に付けたバージョンも存在している。現在は、長野県内外で実施されている「信州アルクマキャラバン」という観光キャラバン等にて活動中であり、冬期はスキー場などでも活躍しているとのこと。キャラクター商品は多岐にわたり、ぬいぐるみや携帯ストラップ、リンゴ飴やキャラメル、そばなども販売されている。取り扱いは、長野県内JR東日本主要駅のコンビニエンスストア「NEWDAYS」、高速道路のサービスエリア・パーキングエリア、観光土産店、長野県東京観光情報センターなどだ。冬の長野県は、都道府県別では北海道に次いで多いというスキー場をはじめ、諏訪湖などでのワカサギ釣り、ハウス農園でのいちご狩り、滝が凍り付く氷瀑・氷柱などなど、見所や楽しめる観光スポットも多い。そして、長野県内各地を歩き回るアルクマと一緒に写った写真を撮影し、信州アルクマキャラバンのWebサイトに投稿すると、抽選でアルクマのオリジナルグッズをプレゼントする企画も開催中だ。なお、アルクマの訪問予定も同サイトにて確認できる。この冬は、ぜひ長野を訪れてアルクマに出会って欲しい。
2014年01月10日長野県・上田を拠点に展開しているライフスタイルショップ「ハルタ(haluta)」が、東京出店の準備拠点として「ハルタトウキョー(haluta tokyo)準備室」を表参道のラルフローレン(東京都渋谷区神宮前4-25-15)地下に期間限定でオープンする。6月4日から7日まで第一弾エキシビションを開催。「ヘイ(HAY)」や「ハウス・ドクター(house doctor)」「イヤマ(Irma)」などのデンマークブランドの他、北欧ビンテージ家具が会場にそろう。ヘイは2003年に誕生。ミッドセンチュリー時代のモダンデザインを意識しながら、現代の生活に適応した機能性の高いプロダクトを展開している。ハウス・ドクターは北欧らしいシンプルでレトロなデザインが特徴の雑貨ブランド。イヤマはデンマークで人気のスーパーマーケット。お店で売られているロゴマーク「イヤマちゃん」が描かれたオリジナルのトートバッグやキッチン雑貨はデンマーク以外でも人気を集めている。ハルタは長野県・上田に2店舗を構え、古民家を改装したショップにはカフェも併設。パン、ケーキ、焼き菓子、食器、洋服、生活道具、家具を販売。また、軽井沢にはベーカリーショップ「ハルタカルイザワ(haluta karuizawa)」をオープンしている。
2013年06月04日マイナビは27日、長寿No.1を誇る長野県で「減塩食」の普及に努めてきた「長野県栄養士会」監修の下、塩分が控えめで野菜を豊富に使った長野の学校給食献立を家庭用にアレンジしたレシピ集『長寿一位の長野県式減塩ごはん ~調味料の塩分早見表マグネット付き~』を発売する。同書には、主な調味料の塩分量がわかる「調味料の塩分早見表(マグネットシート)」が付属される。価格は1,460円。長野県では脳卒中での死亡率が全国で上位となり、脳卒中や高血圧を引き起こす塩分の摂取量も多かったため、約30年前から「県民減塩運動」を実施。「減塩教室」の開催や「減塩パネル」「減塩カレンダー」の作成・配付などの啓蒙活動を実施したほか、「減塩みそ」の開発を行うなど、地道な対策を長年にわたりコツコツと続けてきた。そうした努力の甲斐もあり、同県の平均寿命は、昭和40年には男性で全国9位、女性は26位だったのが、平成2年に男性で1位となり、最新の調査までトップを維持。また、女性は平成12年に3位となり、最新の調査では5位。男女の平均順位としては47都道府県で”長寿No.1”となっている(厚生労働省「都道府県別生命表」)。『長寿一位の長野県式減塩ごはん ~調味料の塩分早見表マグネット付き~』では、県の様々な減塩に関する取り組みに協力してきた「長野県栄養士会」の監修の下、旬の野菜を豊富に使い、減塩に配慮された主菜・副菜・汁物・主食から成る献立を約1カ月分紹介する。ベースとなるのは、野菜たっぷりでおいしさが自慢の「長野県学校給食レシピ」。バランスの良い食事の見本ともいえる「学校給食」を家庭用にアレンジすることで、子どもも大人も喜ぶ、おいしくて栄養満点の「長野県式減塩ごはん」ができあがったという。また、同書は「調味料の塩分早見表(マグネットシート)」付きとなっており、掲載レシピ以外の調理の際にも減塩を心がけられるようになっているほか、減塩生活のヒントとなるコラムも収録されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日日本で一番長寿の県、長野長寿日本一の県、長野県が取り組んだ『減塩食』のレシピをまとめた【長寿一位の長野県式減塩ごはん ~調味料の塩分早見表マグネット付き~】が発売される。これは、県を挙げて取り組んだ『減塩食』の中でも、学校給食で使ったレシピを家庭用にアレンジしたものをまとめている。そもそも長野県は昭和40年には平均寿命も男性で全国9位、女性は26位と長寿ということが出来る県ではなかった。それが現在では、男性は全国1位、女性も5位と総合では47都道府県の中で長寿No1ということが出来る。※画像は、マイナビブックより県を挙げてNo1に日本の国民病でもある高血圧だが、この原因の一つは塩分の取り過ぎだ。味噌や醤油、漬物など保存食や調味料として、塩分は必要不可欠な日本。単純に塩分を控えるだけでは、食の楽しみも失ってしまうことになる。続けることが出来る減塩食でないと意味がない。長野県が30年前から取り組んできた「県民減塩運動」。旬の野菜を使い、塩分を体外に排出するカリウムを多く含む野菜を多く採ることで、減塩と併せて野菜摂取を促進させた。この本では、減塩に配慮された主菜・副菜・汁物・主食から成る献立を約1ヶ月分紹介されている。元の記事を読む
2012年12月21日昨年1月に上演され、好評を博した舞台『公の園』の再演が来年3月に決定。そこで初演に引き続きの参加となる浅野温子と長野里美、さらに新メンバーで、NHK連続テレビ小説『カーネーション』での好演も記憶に新しい川崎亜沙美に、作品にかける思いを訊いた。『公の園』公演情報年齢も境遇も違うマリア(浅野)、喜美子(長野)、詩音(川崎)という3人の女性が、ある公園で出会い、当初は反発しながらも互いに共感を覚えていく。笑えて、ちょっぴりホロリとさせる、そんな女たちの本音トークが繰り広げられる本作。浅野と長野は、「元気になるとおっしゃってくれる女性が多かった。それがすごく嬉しくて」と初演を振り返る。確かな手ごたえを得ての再演。そこに新たに加わる川崎は、「なんかすみません…」と謙遜しながらも、先輩たちとの共演に胸を弾ませる。「出演が決まった時は、めちゃくちゃ嬉しかったです。まさに勝負というか、自分自身にとってはすごく大きな挑戦で。この舞台が終わった時、どんなものが得られるのか。今からすごく楽しみですし、頑張りたいです!」と、自らを奮い立たせる。格闘家でもある川崎の参加に、「やたら体育会系になりそう」と笑う浅野。長野は、「演劇的にも詩音は難しいセリフが多い。すごく大変だと思うけど、頑張って!」と期待を寄せる。この取材前には、初の読み合わせを行った3人。浅野は「初演の時はなんか焦っていた気がするんです。でも役柄的にこの3人は初対面なわけだし、理解しようって関係でもない。だから予定調和じゃないものが、今回のお稽古で見つけられたらいいですね」と語る。長野も「公園に3人がいて、会話にもならないような会話をしている。お客さんはそこにたまたま立ち合ってしまったような、その場のドキドキ感がより鮮明に立ち上がっていけば」と続ける。舞台上に登場するのは、まさに3人のみ。「すごい緊張感」と長野が言うように、一人ひとりが担うものは非常に大きい。それゆえに浅野は「やっぱりそれぞれがマリアはマリア、喜美子は喜美子、詩音は詩音じゃないといけない。その3人の柱の太さみたいなものは、やはり怖さでもあり、醍醐味でもありますね」と明かす。最後に「観客にどんなことを感じて欲しい?」という質問を投げかけると、浅野から「最終的にはやっぱり、“どっこい生きてる!”みたいな(笑)。その女たちのエネルギーを感じて欲しい」という答えが。頑張る女性たちにこそ、心響く作品となることだろう。取材・文:野上瑠美子
2012年12月04日長野県に路線を持つ「長野電鉄」が沿線各地の酒蔵、ワイナリー、味噌蔵のスタンプラリーとセットになった「蔵元きっぷ」を発売する。期間は10月20日(土)~28日(日)まで。「蔵元きっぷ」は、長野電鉄の利用促進や地域の活性化を図るとともに、沿線の日本酒、ワイン、みその蔵元で試飲や試食、蔵の見学を通して利用者に地域の歴史や文化に触れてもらおうというもの。主催は地域連携長野電鉄長野線沿線活性化協議会。長野電鉄全ての駅で乗り降り自由な1日フリーきっぷとスタンプラリーで料金は1,500円、おちょこ付きだ。スタンプラリーは各蔵元で5か所スタンプを集め、応募すると抽選でプレゼントが当たる。さらに一部の蔵元で「蔵元きっぷ」を提示すると商品の割引や、限定商品の購入もできる。なお、蔵元により、休業日や蔵への立ち入りが制限される場合もあるので事前に確認が必要。対象となる蔵元と最寄駅は以下の通り 日本酒・今井酒造店(付属中学前駅) 遠藤酒造場(須坂駅) 松葉屋本店(小布施駅) 井賀屋酒造店(信州中野駅、中野松川駅) よしのや(善光寺下駅、権堂駅) 高沢酒造(小布施駅) 天領誉酒造(信州中野駅) 志賀泉酒造(信州中野駅、中野松川駅) 松葉屋(須坂駅) 桝一市村酒造場(小布施駅) 丸世酒造店(信州中野駅、中野松川駅) 玉村本店(湯田中駅) ワイナリー・楠ワイナリー(須坂駅) ドメイヌソガ小布施ワイナリー(小布施駅) たかやしろファーム(信濃竹原駅) みそじょうゆ・塩屋醸造(須坂駅) 中村醸造場井上店(須坂駅) ふくろや(信州中野駅) 中野じょうゆ(信州中野駅) 土屋みそじょうゆ醸造場(須坂駅) 松葉屋本店(小布施駅) 小林じょうゆ店(信州中野駅) マルヰじょうゆ(信州中野駅) 糀屋本藤醸造舗(須坂駅) 穀平みそ醸造場(小布施駅) 丸世醸造場(信州中野駅) 関谷醸造場(湯田中駅) また「蔵元きっぷ」は、前売りはされず、当日販売のみとなっている。販売は長野、権堂、柳原、須坂、小布施、信州中野、湯田中の各駅で行われる。詳細は中野市ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月16日皆さんは、自分が住んでいる県の「県歌」を歌えるだろうか?筆者は恥ずかしながら、存在すら知らなかった。しかし、長野県民は全員、長野県歌「信濃の国」を歌えるのだとか。本当かどうか気になったので、長野出身の友人に「『信濃の国』、歌える?」というメールを出してみた。すると、「しっなのーのくにはーじーいしゅうにーきーたにのーりくらこーまがったけ~」という返信が!まさか、メールで「歌われる」とは思っていなかったが、確かに歌えることは分かった。さらに詳しいことを聞いてみよう。「小学生の時に学校の授業で習ったよ。歌詞が難しいから、高学年になってからだったと思うけど。『信濃の国』は運動会やキャンプで歌っていたかな。あと、大人は酔っ払うと、みんなで歌ったりする」。ということは、学校教育の一環として教えられているものなのだろうか。平成24年度の学校経営概要によると、「信濃の国」を歌う機会のある長野県内の小学校は、93.9%にものぼるという。そこで、長野県教育委員会に、「信濃の国」を小学校で教えるという教育方針があるのか尋ねてみた。「県では、『信濃の国』を学校で必ず教えるようにというような強制はしていません。ただ、歌の内容に長野の地理や名所について詳しく書かれているので、地域を学ぶ良い教材として、授業に活用していただけるよう働きかけています」。前述の友人は「校歌よりも真剣に練習させられた」といっていたが、強制的に教えるのではなく、長野のことをより知るために活用されているようだ。ところでこの歌、いつごろから県民に歌われているのだろうか。大人が歌えるということは、昔から存在するものなのか?「信濃の国」が誕生した経緯など、詳しい話を、長野県総務部広報県民課県民の声係の土屋さんに尋ねた。すると、「『信濃の国』は明治32年(1899)に浅井洌(きよし、または、れつ)氏に作詞され、翌明治33年(1900)に北村季晴(すえはる)氏によって曲がつけられました」とのお答え。「当時、日本は日清戦争の勝利にわき、学校でも唱歌(現在の音楽にあたる科目)の教材として軍歌が歌われていたんです。そうした風潮を懸念して、信濃教育会が長野の地理や歴史を取り入れた唱歌教材を作ることを考えたのが明治31年(1898)。そして、長野県師範学校の教諭だった浅井洌氏、北村季晴氏に依頼したそうです」(土屋さん)ちなみに「信濃の国」は、「信濃唱歌六編」のうちの1つとのこと。当時の長野師範学校の行事で歌われるようになり、教師として県の各地へ赴任した師範学校の生徒たちが、唱歌の教材として児童に教えるようになったそうだ。前述のとおり、「信濃の国」には長野の名所が随所に登場するという。となると、ぜひ歌詞にも触れてみたい。「信濃の国」の構成は七五調を基本としていて、長野県の地理・歴史のほか、産業、名勝旧跡、人物など、幅広い分野が描かれている。具体的には、1番の歌詞は総論、2番では、御嶽(おんたけ)山、乗鞍岳(のりくらだけ)、駒ヶ岳(こまがたけ)、浅間山などの山々。そして、犀川(さいがわ)や千曲川(ちくまがわ)など、長野の地理が歌われている。3番では信濃の特産物が、4番では、「寝覚めの床(ねざめのとこ)」や、「筑摩(つかま)の湯」、姨捨山(おばすてやま)などの名所が紹介されていた。現在「信濃の国」は学校での授業のほか、カラオケや県人会の集まりでも歌われているという。また、CDも販売されており、ほぼ毎月、県内外から問い合わせがあるそうだ。中には英語バージョンや、ユーロビートバージョンなどもあるというから驚きだ。また、長野県庁では毎年、仕事はじめの式で「信濃の国」を歌っており、電話の保留音や、議会の"一鈴"で「信濃の国」のメロディーを使用しているとのこと。1998年に開催された長野オリンピック冬季大会でも、日本選手団の入場行進に流れたという。「信濃の国」に関して、長野県では過去に2つの大きな出来事があった。ひとつは昭和23年(1948)に長野で起こった「分権騒動」。県庁が北信にあったことから、(中)南信地方は長野県から別れるべきではないかという「分権論」が、県議会で審議されることになった。その際、傍聴席と議事堂の周囲から一斉に「信濃の国」の大合唱が起こり、結果として分県は不成立に。郷土愛あふれるエピソードに、思わずウルッとしてしまいそうだ。また、昭和28年(1953)に、浅間山の麓(ふもと)を米軍の演習地として利用する話が持ち上がった時の話だ。反対運動の大会で「信濃の国」が大合唱され、演習地受け入れの阻止決議がされたとか。どうやら、「信濃の国」は長野県民を強く結託させる力を持っているようだ。「様々な世代に歌い継がれていることや、過去にこうした出来事があったという背景から、この歌を歌うことで県民がひとつになれるという意識があるからではないでしょうか」と、土屋さんは語ってくれた。長野県民の郷土愛が感じられると同時に、長野の名所や歴史も学べる「信濃の国」。長野に行く時は、この歌の歌詞を参考に名所などを巡ってみれば、よりいっそう土地の魅力を味わえそうである。写真提供:信州・長野県観光協会【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日長野県の須高(すこう)ケーブルテレビとテクノロジーネットワークスは31日より、今月いっぱいで廃線となる長野電鉄屋代線の記録映像を活用したオリジナル動画サイトを公開する。「さよなら、長野電鉄屋代線 ~故郷の記憶~」の名称で、公開期間は2013年3月31日までの1年間。今年で開通90周年を迎える屋代線は、長野県須坂市の須坂駅から長野県千曲市の屋代駅までの24.4㎞を千曲川沿いに走行する老舗ローカル線。沿線周辺には真田十万石の城下町の史跡をはじめ、武家屋敷、寺院といった歴史的町並みや、善光寺平の田園風景など多くの観光スポットが点在するが、年間乗車客数は最盛期の6分の1まで減少しており、廃止が決まった。このほど公開される動画サイトでは、須高ケーブルテレビが撮影してきた屋代線の記録映像を再編集したオリジナル動画が31日の最終ダイヤ発車時刻より、運転席から撮影した映像などのアーカイブ映像が4月1日より、それぞれ視聴できる予定だ。現在はプレサイトとして屋代線紹介動画などを公開しており、3月28日から4月1日まで須坂駅の屋代線ホームをライブ中継するとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日劇作家・演出家の鴻上尚史率いる劇団、第三舞台の封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』が11月26日、東京・紀伊國屋ホールでついに開幕した。第三舞台 封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』 のチケット情報1981年早稲田大学演劇研究会で旗揚げされた、第三舞台。2001年劇団結成20周年記念公演『ファントム・ペイン』で活動を10年間封印後、30周年となる2011年に、封印解除すると同時に、解散公演を上演。スピード感あふれるセリフ回しと場面転換、社会への鋭い風刺とそれを包み込むギャグの応酬、シリアスと笑いの境界を自由奔放に行き来するエンタテインメント性あふれる作風が人気を呼び、1980年から90年代の小劇場ブームを引っ張ってきた。当時の劇団員、筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、大高洋夫に、若手実力派俳優、高橋一生が加わった7名の立つラストステージが、紀伊國屋ホールを皮切りに各地で上演される。各地で完売しているチケットだが、神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場ホールにて12月30日(金) 18:30の追加公演が決定した。ぴあでは、12月1日(木) 11:00まで先行抽選《プレリザーブ》を受付中。一般発売は12月10日(土) 10:00より。
2011年11月28日劇作家・演出家の鴻上尚史率いる劇団、第三舞台の封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』の制作発表が、9月5日、都内で行われた。2001年、劇団結成20周年記念公演『ファントム・ペイン』を上演後、10年間の封印を宣言し活動を休止していた同劇団。スピード感あふれるセリフ回しやダンス、社会への風刺とそれを包み込むギャグの応酬で、観客の熱狂的な支持を集めた。会見には、主宰の鴻上のほか、キャストの筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、高橋一生、大高洋夫が登壇し、公演への思いや解散について語った。チケット情報筧は「やはり解散という流れになりましたか。というのが鴻上さんから聞いた時の正直な感想です」と話すと、「解散という言葉が意外だった。(鴻上が)ハッキリ決意されたのならキッパリしていていいことだと思った」(長野)、「僕の気持ちとして第三舞台は復活させないでこのまま眠らせておきましょうよという話を鴻上としました。始めたものはいつかは終わらせなきゃいけないので潔い。賛成です」(小須田)、「10年前に解散のつもりだったし、一度ピリオドが打たれているので復活するということのほうが衝撃的だった」(山下)、「鴻上さんから電話をいただいた時はショックでした。今回一区切りでいい芝居にしたいなと思います」(筒井)、「一挙に下山する感じでこれ以外には選択肢がないので。鴻上から言われたときには潔くって僕はいいんじゃないって答えました」(大高)とそれぞれの心境を語った。また解散公演だと鴻上からtwitterで知らされた高橋は「第三舞台は僕の中で普遍的なものとして常に存在し続けていたので、解散をtwitterで知って驚きました」と話した。会見の中で第三舞台の思い出深いエピソードを訊かれると、イギリス公演に行った時に役者のほぼ全員がオイスターバーに行って牡蠣にあたったことを筧が暴露。酷い腹痛の中、ギリギリのところで舞台に立っていたと面白おかしく語ると、鴻上が「普通、生ものたベないでしょ。バカだよね」とツッコミを入れるなど、笑いを誘う場面も。新作となる解散公演だが、記者から題名の意味を問われた鴻上は「いろんな意味で深呼吸する惑星に生きているということですね」と答えていた。なお、チケットの問い合わせは多く、既に争奪戦の勢いとなりそう。公演は11月26日(土)から12月18日(日)の紀伊國屋ホール・東京を皮切りに大阪、福岡でも上演する。東京公演のチケットは9月17日(土)より発売。
2011年09月06日10年ぶりに“封印”を解除するとともに、解散を発表した人気劇団「第三舞台」のラスト公演「深呼吸する惑星」の製作発表会見が9月5日(月)、都内で行われた。会見には同劇団の主宰である鴻上尚史をはじめ、筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、高橋一生、大高洋夫ら出演者が勢ぞろい。作・演出を手掛ける鴻上さんは「いま(戯曲は)書いてる最中。とりあえずタイトルから想像してください。たぶんSFです。まあ、僕らはいろんな深呼吸をする惑星に住んでるってことでしょうか」と構想を明かした。「第三舞台」は1981年、早稲田大学演劇研究会で旗揚げ。作・演出を務める鴻上さんのスピード感あるセリフ回しと場面転換、鋭い社会風刺と巧みな笑いをミックスしたエンターテインメント性あふれる作風で“小劇場ブーム”を巻き起こした。その後もコンスタントに公演を重ねる中で、筧さん、大高さんを始め多くの人気俳優を輩出した。2001年に劇団結成20周年記念公演「ファントム・ペイン」にて、その活動を10年間封印。そして2011年、10年ぶりの活動再開を宣言すると同時に、解散が発表された。「同窓会やノスタルジーなら意味がない。これまで生きてきた“流れ”の中でいま、何を感じ、どう表現するか。それができれば、活動を再開させる意味があるなと思って」と鴻上さん。だからこそ「深呼吸する惑星」は新作となった。「旗揚げしたときから、お客さんには劇場を出るときに、より元気になってもらうのがテーマ。厄介な時代を生きるエネルギーをプレゼントできれば、芝居をやる意味もあるというもの」と30年来のポリシーに揺らぎはない。筧さんは今回の解散について「やはりそういう流れになりましたか、と正直に思った。何だろう…。集団って風船みたいなもので、膨らみきったら爆発するのが習わし。解散のために(封印された)10年間があったんだと思う」。第三舞台への出演は11年ぶりで「どういう空気感で、かいくぐっていくか。長年のファンの方々の“残像”とも戦わなければいけない」とプレッシャーを垣間見せつつ、「いま、鴻上さんはノリにノッてますからね。どのような言葉があふれ出るのか、期待感でいっぱい」と気持ちを高めていた。一方、大高さんは「テーマは楽しくやること!以上」と気合十分。高橋さんは唯一の“客演”となり「常に第三舞台は、普遍的なものとして僕の中に存在していた。あくまで外部の人間なので(解散について)何とも言えないが、先輩方の背中を見ながら勉強させていただければ」と抱負を語った。会見では筧さんがイギリス公演の際に、キャストのほぼ全員が生ガキに“あたった”エピソードを披露。長野さん、小須田さん、山下さん、筒井さんも思い出話に花を咲かせながら、来るべき“終幕”に思いを馳せた。「深呼吸する惑星」は11月26日(土)の紀伊國屋ホール公演(東京・新宿)を皮切りに、サンシャイン劇場(池袋)、森ノ宮ピロティホール(大阪)、キャナルシティ劇場(福岡)で上演される。
2011年09月05日