『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』のジェシー・アイゼンバーグや『ハンガー・ゲーム』シリーズのウディ・ハレルソンら、個性派イリュージョニスト集団が再び帰ってくる『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』。このほど、彼らの“宿敵”として登場するダニエル・ラドクリフや、前回から続投のモーガン・フリーマン、マーク・ラファロ、マイケル・ケインらを交えた9枚のキャラクタービジュアルが解禁となった。本作は、派手なイリュージョンショーで不正に搾取された金を奪い、世間に還元するイリュージョニスト集団“フォー・ホースメン”たちが主人公。そのテクニックはFBI までも欺き、世間から喝采を浴びている。ホースメンは、とあるハイテク企業の不正を暴露するため、新たなショーで再び現れるが、イリュージョンは大失敗。その影には、天才的ハイテク・エンジニア、ウォルター・メイブリーの存在があった――。観客をも爽快に騙す、イリュージョン・アクション大作となる本作。すでにお披露目されている予告編では、“車から札束が吹き出す”“降り注ぐ雨を自由自在に動かす”“高所から飛び降りた人間が札束へ変化する”など、にわかには信じがたい大型スーパー・イリュージョンが次々と仕掛けられ、度肝を抜く。いずれも、実際に実現可能というから驚きだ。華麗なイリュージョンで不正な金を奪い、ときにはFBIさえも出し抜く彼らの名は、“フォー・ホースメン”。リーダーのJ.ダニエル・アトラス(ジェシー)は、さまざまなトリックができるマルチプレーヤー。本作では降っている雨を自在に動かすイリュージョンなどを披露する。また、メリット・マッキニー(ウディ・ハレルソン)はメンタリスト。表情の変化や、目や小さな体の動きを瞬時に読み取り、催眠術で相手の精神を自在に操るという。新加入の唯一の女性メンバー、ルーラ(リジー・キャプラン)は、服の中から鳩を出すなどのオーソドックスなマジックが得意。ジャック・ワイルダー(デイヴ・フランコ)はカード・マジックの天才。ときには武器にもなる、華麗で正確なカード・スローイングが持ち技だ。そして今回、ダニエル演じるウォルター・メイブリーは、天才的な頭脳を持ち、ホースメンが仕掛けるイリュージョンが全く通用しない最強の敵、ということが判明。その理由は未だ明らかになっていないが、彼ら“フォー・ホースメン”を執拗に追い詰める役どころになるという。解禁となったキャラクタービジュアルでは、正面の彼と、彼が写り込んだ向かって右側の表情は笑顔に見えるが、向かって左側に写り込んだ表情は全く逆の冷酷さを覗かせ、“ウォルター”の不気味なキャラクターを強調している。さらに、かつてフォー・ホースメンを追っていたFBI捜査官ディラン・ローズ(マーク・ラファロ)、怪しげなマカオのマジック商人リー(ジェイ・チョウ)、フォー・ホースメンのスポンサーだった世界的大富豪アーサー・トレスラー(マイケル・ケイン)、あらゆるマジックの種明かしをする伝説のマジシャン、サディアス・ブラッドリー(モーガン・フリーマン)と、計9名のキャストがビジュアルとともに明らかにされた。ニューヨーク、マカオ、ロンドンと世界を股に掛けたロケによる壮大な映像に加え、予測不可能な、大どんでん返しが待ち受けているという本作。誰も見たことのないイリュージョン・アクションを期待して待っていて。『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月02日2016年4月、熊本県・大分県を中心に大きな地震が起こりました。私は大分県在住です。住んでいる地域は大きな被害がなかったものの、度重なる揺れに備えながら、今も不安な気持ちでいっぱいです。そこで、今回の地震を経験して、皆さんにお伝えしたいことを、元自衛官として、そして1人の母親としてご紹介したいと思います。■災害に備えてできること~室内編皆さんの自宅の部屋には、どんな家具や物が置かれていますか?自宅にいるときに地震が起こった場合、一番怖いのが大きな家具や冷蔵庫が倒れてきたり、収納している食器や本などが散乱したりすることです。転倒のおそれがない物を揃えておくことがベストですが、そうはいっても簡単には買い替えることもできません。そんなときは転倒防止グッズを活用しつつ、お部屋一つひとつに安全スペースを確保しておきましょう。わが家では各部屋の、出入り口から近い隅の一角に、大きな揺れがきて、家具などが倒れてきても危険が及ばないような安全地帯を確保しています。子どもたちには「地震が来たら、まずはこの場所に居るように!」と伝えています。また、今回の地震では、建物の倒壊による被害が少なかった地域でも断水したり、水道水が濁ってしまったりしたことがありました。そのため、飲料水を確保しておくことと、浴槽に水を溜めておくことをおすすめします。溜めておく水はできれば、きれいな水道水がよいですが、入浴後の残り湯でも、トイレを流すのに使ったり、ちょっとした物を洗ったりと、使い方はたくさんあります。■災害に備えてできること~持ち物編ここ数年、日本ではさまざまな地域で地震の被害が起きているので、非常用持ち出しバッグを準備している方も多いでしょう。そのバッグにはどんな物が入っていますか? この機会に一度見直してみてください。ここでは、基本な持ち物の中から、特にお伝えしたいことをご紹介します。・常備食として缶詰の備蓄を私が自衛官だったころ、訓練ではいつも缶詰が配られていました。実は、非常事態には缶詰が一番重宝します。たとえば、非常食というイメージの強い「乾パン」は、食べるために、水分も必要となります。乾いた硬いビスケットを水なしで食べるのは至難の業です。しかし、被災時、水はとても貴重になります。そのため、備蓄しておくならば、乾パンよりもパンの缶詰めをおすすめします。缶切り不要の缶詰を常備しておくと、非常食として十分に役立ちます。いつでも、どこでも食べることができるので、少し重いですがいくつか揃えておきましょう。そのほかに用意しておくならば、健康面を考慮して、たんぱく質が摂れる魚肉ソーセージなどもよいでしょう。・ウエットシートやボディシートお風呂に入れないときに、体を拭くことができて、衛生面で活用できます。小さいお子さんがいる家庭では、オムツと一緒におしりふきを多めにストックしておくことをおすすめします。・新聞紙どんな時にも活躍するのが新聞紙です。災害時、洋服の下に1枚入れておくだけで温かくなります。さらに、折り方を工夫すれば、袋やスリッパを作ることもできます。・簡易トイレ避難している方の中には、トイレが混むのでなるべくトイレに行かないで済むようにと、水分摂取を控えてしまい、脱水症状になる方が多くいるそうです。最近では100円ショップなどにも、薄くて持ち運びに便利な簡易トイレが売られています。手に入りやすいので、もしものときに揃えて用意しておきましょう。そのほか、非常時の持ち出し品や、懐中電灯などの置き場所にもひと工夫が必要です。自衛官の対策を例に挙げると、自衛隊では有事に備えて、ロッカー内の洋服のかけ方や並べる順番が決まっています。これは、停電や混乱している場合にでも、必要な物がすぐに準備できるようにという工夫です。災害時に必要な物を揃えていても、すぐに使えなければ意味がありません。上述の対策を参考に、家の中が混乱していても停電していても、すぐに持ち運べる場所に、順序を決めて準備しておきましょう。 ■今回の地震から気づいたこと同じ大分県内でもいまだ避難している人がいますが、幸い私が住んでいる地域は日常生活を送れる程度の被害で済んでいます。そのため、現在も「大きな揺れに注意してください」と言われている中、子どもは通学・通園し、私も通勤しています。しかし、この状況で子どもと離れるのは不安なものです。皆さんも学校や園、職場、さらに習い事などに行っているとき、何かあった場合は、どこに避難すればよいか、子どもと一緒に確認しておきましょう。わが家では、「まずは自分の命を守ってね。離れていても生きていれば絶対会えるから」と、子どもたちに伝えています。これまでも、日本のどこかで大きな地震が起こる度に、自分自身が災害にあったらどうするか考える機会がたくさんありました。私自身、その都度考えてきたつもりではいましたが、いざ危険と隣り合わせになると、備えが十分でなかったと気づかされます。普段から災害に備えて準備しておくほかに、子どもや家族で災害について意識しておくことが、とても大切です。■まとめ今回の地震で、皆さん、それぞれいろんなことを感じたことでしょう。私は、いまだ時々起こる余震を感じながらも、当たり前の生活を送れることのありがたさをとても強く感じています。毎日、食事ができてお風呂に入れること。ゆっくりと布団で眠れること。家で家族と過ごせること。大切な人と会えること。今を生きているということ。そうした当たり前の生活が当たり前にできていることのありがたさを感じながら、災害への備えをいま一度見直してみてください。
2016年04月29日世界的に活躍するデザイン集団Tomatoの結成25周年企画展の開催に伴い3月12日、世界で最も影響力のあるエレクトロニックグループのひとつであるアンダーワールド(Underworld)の来日ライブ「Underworld Live: Shibuya Shibuya, we face a shining future」が東京・渋谷某所で開催される。同ライブは、3月12日から4月3日までパルコミュージアムにて開催されるTomatoの結成25周年企画展「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION “O”」の開催を記念して行われるもの。エキシビション初日である3月12日に、抽選に当選した200名のオーディエンスに向けて彼らが推奨するBowers & Wilkins社製P5 ハイファイヘッドフォンを使った一夜限りのライブを披露する。6年ぶり7作目となる3月16日リリース予定の最新アルバム『Barbara Barbara, we face a shining future』に収められた楽曲も初披露する予定だ。ライブはこの春開局する「渋谷のラジオ」(87.6MHz FM)ともコラボレーションし、ラジオ電波を通じて渋谷の街だけに生放送される他、2次会場にて360度映像で楽しめるライブストリーミングも開催される。その他、エキシビション本展には、アンダーワールドのカール・ハイド(Karl Hyde)によるペインティング作品と、リック・スミス(Rick Smith)によるサウンド演出からなるアートインスタレーションも展示される予定だ。なお、ライブの応募方法は、Tomatoの結成25周年企画展「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION “O”」のオフィシャルサイトの案内に従い、e+(イープラス)受付ページで2月24日の18時までにライブエントリー権利付き展覧会前売り券を購入。発券されたチケットのバーコード番号にてライブに応募エントリーすると、3月5日にメールで当選結果が発表されるという流れになっている。【イベント情報】「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION “O”」会場:パルコミュージアム(PART1・3F)、ギャラリーX(PART1・B1F)会期:16年3月12日~4月3日入場料:一般500円/学生400円/小学生以下無料時間:10:00~21:00「Underworld Live: Shibuya Shibuya, we face a shining future」会場:渋谷某所会期:3月12日時間:日没頃
2016年02月26日『トレインスポッティング』のアートワークや「Underworld」が在籍したことで知られるデザイン集団「Tomato」の結成25周年を記念したプロジェクトが、3月12日(土)~4月3日(日)の期間、渋谷パルコを中心に渋谷の街で開催される。1991年にロンドンで発足し、デジタル世紀の先導者としてグラフィック、バーチャルメディア、デザインの最先端を常に走り続けてきた「Tomato」。アーティスト、ミュージシャン、デザイナーとクリエイティブ思想から構成される同集団は、現在メンバーはロンドン、メルボルン、東京、カッセル(ドイツ)と、世界中の都市に分散し、メディアデザイン、映像、ブランディング&CI、ファッションデザイン、近代彫刻&都市建築設計、実験的コンピューターグラフィック、ファインアートなどの分野で、世界中から新たな表現作品を作り続けている。「Tomato」は、創立メンバーとして世界中に影響力のあるエレクトリック・デュオ「Underworld」のカール・ハイドとリック・スミスが在籍していたことでも知られ、2人が2012年ロンドンオリンピック開会式の音楽監督を努めたことも記憶に新しい。ほかにも、外国人として初めて東京タイプディレクターズクラブの会員にもなったタイポグラファー/アーティストのジョン・ワーウィッカーや、ファッションブランド「Work Not Work」のサイモン・テイラーなどが在籍している。今回の展示が開催される渋谷と「Tomato」との関わりは長く、1996年に世界的に一躍脚光を浴びることとなった『トレインスポッティング』にいち早く注目し、日本公開を行ったのがパルコであり、メンバーは日本に訪れる際には常に新しい発見と刺激を求めて渋谷を訪れるという。「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION “O”」と題された本プロジェクトは、過去と今と未来、始まりと終わりがなく永遠に続くことや、誰かと誰かの出会い、または日本の文化おける“輪”、人々の繋がりや神秘的な関係性を意味し、「Tomato」と「Parco」の言葉の中にも存在する“O”をテーマに掲げている。本展は、「Tomato」が創作してきた様々な作品を一堂に展示するほか、結成から25年間に渡り作られてきた商業作品や自身たちの作品、チーム内で実験的に制作された作品も展示。また、一般初公開作品としては、「Tomato」が「Underworld」の為に制作したレコードジャケット、グラフィック、映像、アートワークなども展示される。本プロジェクトは、渋谷パルコ「PARCO MUSEUM」、「GALLERY X」、そして階段などを活用したインスタレーションギャラリーを中心に渋谷パルコ全館を使って展示され、さらには渋谷の街も巻き込み、様々なインスタレーションで「Tomato」が作るクリエイティブな世界が披露される。AR技術を駆使したバーチャルなストリートアートの展開や、パルコ館内や街頭の大型ビジョンでは映像作品も放映されるほか、「Tomato」プロデュースのPop-upショップの限定オープンや、メンバーによるトークショーやワークショップの開催も予定。渋谷を舞台に大規模に展開される気鋭のアート集団のプロジェクトを、ぜひお見逃しなく。「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION “O”」は3月12日(土)~4月3日(日)渋谷パルコミュージアム(PART1・3F)、ギャラリーX(PART1・B1F)ほかにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年02月09日東京都・渋谷の渋谷パルコは、デザイン集団「TOMATO」の結成25周年を記念したプロジェクト「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION "O"」を開催する。開催期間は3月12日~4月3日。開催時間は10:00~21:00(4月3日は18:00まで)。入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料。同プロジェクトは、渋谷パルコ・パルコミュージアムを中心に、渋谷の街とも連動し、アート展示、インスタレーションを行い、Tomatoが創作してきた様々な作品を一堂に展示するもの。結成から25年間に渡り作られてきた商業作品や自身たちの作品、チーム内で実験的に制作された作品も展示される。また、一般初公開として、TomatoがUnderworldの為に制作したレコードジャケット、グラフィック、映像、アートワークなども展示されるということだ。会場は渋谷パルコ内の、パルコミュージアム、ギャラリーX、シネクイントやステアケース(階段)など、館内複数箇所の特設ギャラリー等で開催される。そのほか、TomatoプロデュースのPop-upショップの限定オープンや、エキシビションを記録した会場限定販売の図録の販売、Tomatoメンバーによるトークショーやワークショップの開催も予定されている。さらに、この春開局をする「渋谷のラジオ」とコラボレーションや、AR技術を駆使したストリートへのバーチャルなアート展開、パルコ館内や街頭の大型ビジョンで映像作品の放映も予定されている。なお、Tomatoは、1991年にロンドンで発足し、先駆者として知られるアーティスト、ミュージシャン、デザイナーとクリエイティブ思想から構成されているデザイン集団。メディアデザイン、映像、ブランディング&CI、ファッションデザイン、近代彫刻&都市建築設計、実験的コンピューターグラフィック、ファインアートなど広い分野で活躍する。メンバーには、タイポグラファー/アーティストとして知られ、外国人として初めて東京タイプディレクターズクラブの会員にもなったJohn Warwickerや、Work Not Workのファッションブランドも立ち上げているSimon Taylorなどが在籍。音楽の分野ではTomatoの創立メンバーでもあるKarl HydeとRick Smithの2人が作る世界中に影響力のあるエレクトリック・デュオUnderworldも在籍し、2012年ロンドンオリンピック開会式の音楽監督を努めた。Tomatoは表現活動において日本文化から影響を受けることが多く、常に新しい発見と刺激を与えてくれるという理由で、メンバーは日本に訪れる際の拠点として常に東京・渋谷を選択し滞在しているとのこと。
2016年02月01日今年の8月30日、国会周辺などで約12万人の大規模な安保法案反対のデモが行われ、「戦争反対」「集団的自衛権はいらない」などの声が多数上がりました。一方では小規模な500人程度の安保法案賛成のデモもあり、「法案の中身をよく知らないで反対している人が多い」「いまのままでは日本を守れない」などの声も聞かれました。そこで今回は、ジャーナリストの池上彰さん著書『日本は本当に戦争する国になるのか?』(SBクリエイティブ)の一部を紹介しながら、安保法案の報道を振り返ってみたいと思います。■一番の問題は賛成派と反対派の意見対立そもそも今回の安保法案(安全保障関連法案)のいちばんの問題は、議論がかみ合わなかったことのようです。賛成派の意見は、中国や北朝鮮などの国が日本にとって脅威になっているため、いまのままではいけない。自衛隊の活動範囲を広げる必要もあるし、安保関連法でアメリカとの関係を緊密化させれば日本も守ってもらえる。他国からの攻撃の抑止力にもなってくれるはずだ、という考え方。一方、反対派の意見は「安保法案は憲法違反だ」というところからはじまっているといいます。その後の、違反だから憲法を改正するのか、いまの憲法を守って集団的自衛権の行使は認めないのかの議論は曖昧になっているということ。もし「集団的自衛権を認めない」のならば、現在の日本を取り巻く情勢はどのように対処するのか、著者はそこまで踏み込む議論が必要だったのではないかといっています。■「安保法案」の報道では新聞論調が二分今回の安保法案の報道では、新聞論調も分かれました。本書によれば、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞が反対、読売新聞、産経新聞、日経新聞が賛成だったとのこと。主張や社説が異なるのはいいのですが、社の論調に合わせて取材する出来事も選別されてしまったようでした。安保関連法案に反対の主張をしている新聞社は反対運動ばかり取り上げ、賛成の意見はほとんど取り上げない。一方で賛成の新聞社は反対運動を全然取りあげない。特に読売新聞や産経新聞には国会前の激しいデモのことはほとんど出てこなかったそうです。社説は違っても、実際に起こっている出来事はそのまま伝えていかないと、複数の新聞を読まないと本当は世のなかでなにが起きているのかよくわからなくなってしまいます。それでは国民がますます混乱してしまうでしょう。■安保法案は民主主義だから可決された?そもそも民主主義ってなんなのでしょうか。日本では「国会で審議しじっくり議論する」、「問題点があった時には修正をする」などの内容は大切にされています。しかし、安保法案は衆議院でも参議院でも可決されましたが、これは結局多数決。多数決で決めることが民主主義なのでしょう。国会では最初から多数の議席を持っていれば、思いのままに決められるのも事実。著者は「安倍さんがこの前の選挙で勝って3分の2の議席を確保した時点で、国民が任期付きの独裁を認めたということだ」といっていますが、たしかにその通りかもしれません。安部政権に多くの国民が信任を与えているからこそ、安保法案は成立しました。その意味では著者のいうとおり、「民主主義は期限付きの独裁政治を容認すること」といえるのかもしれません。*本書では安保関連法の他、日本とアメリカの関係などについても詳しく語られています。マスメディアの報道だけではわからなかった突っ込んだ部分もしっかり説明されているので、読みごたえは十分。国民にこれからの日本の未来を考えるキッカケをつくってくれる本なので、ぜひみなさんに手に取ってほしいと思います。(文/齊藤カオリ)【参考】※池上彰(2015)『日本は本当に戦争する国になるのか?』SBクリエイティブ
2015年12月27日ピクスタは10日より、 新たに写真・イラスト・動画素材のマーケットプレイス「PIXTA」の素材を購入する全会員を対象に、 権利侵害(著作権侵害、 肖像権侵害など)が発生した場合、これに起因する損害を補償する「安心補償サービス」を開始する。「安心補償サービス」は、 PIXTAで購入したデジタル素材(未加工のもの)に権利侵害(著作権侵害、 肖像権侵害等)が発生した場合に、 これに起因して購入者(会員)が被った損害を一定の条件においてピクスタが補償するというもの。同サービスを利用するにあたっての追加費用は不要。素材を最初にダウンロードした日から1年間を有効期限として、自動的に開始される。補償限度額は、会員ごとの総計で100万円まで。購入者である会員が利用規約等に違反していないこと等を条件に補償する。今回「安心補償サービス」を開始した背景には、昨今の社会的な著作権侵害に対する意識の向上や、企業のコンプライアンス意識の高まりを受け、多くの企業が日々使用するデジタル素材の著作権や肖像権について、 今まで以上に意識を向けるようになったこと、そして素材購入者のクリエイティブ活動をサポートすることで、同社のブランド価値を向上させたいという狙いがあるとのこと。また、同サービスの開始に合わせ、ピクスタ主催の無料セミナー「いまさら聞けない!クリエイティブの現場で必要な著作権入門」を開催。主にデザイナーやディレクターなどクリエイティブ業界の担当者を対象に、 デジタル素材を利用する上で知っておくべき権利の基礎知識として、「デジタル素材の著作権者は誰か、 購入したら著作権はどこに帰属するのか」、「そもそも「フリー素材」とは何がどこまで「フリー」なのか」、「被写体の肖像権はどうなっているか」などのトピックについて、過去に起きた訴訟の判例を交えながら語られる。なお、セミナーの開催日時は12月16日 19:00~(受付18:30~)、会場は東京都・渋谷のピクスタ 3Fセミナールーム。事前申込制で、Webページより手続きが可能となっている(12月15日 14:00締め切り)。
2015年12月11日レオナルド・ディカプリオが、先日発覚したフォルクスワーゲン社のディーゼル排ガス規制不正問題についての映画化権を取得した。「Hollywood Reporter」誌によると、レオナルドの製作会社「Appian Way」とパラマウント・ピクチャーズ社は、フォルクスワーゲン社が自社のディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題について「New York Times」のジャック・ユーイング記者が執筆中の本の映画化権を取得した。フォルクスワーゲン社が、アメリカの自動車排ガス規制対策としてディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していたことは先月、アメリカの環境保護庁によって明らかにされた。以来、全米だけでリコール対象はおよそ50万台、全世界では1,100万台にもなると見られ、同社の前CEOが引責辞任している。地球の温暖化対策や絶滅の危機にある動物の保護など、環境保護活動に熱心なレオナルドにとって、これは絶対に手掛けたいテーマだろう。現時点では、映画化はドキュメンタリーになるのか、フィクションか、監督や出演などについても未定。レオナルドは「Netflix」でも環境問題をテーマにしたドキュメンタリー・シリーズのプロデュースにあたる予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2015年10月15日●「お財布」と「心」を守る著作権東京五輪のエンブレム取り下げ問題をきっかけとして、創作物を作る側だけでなく制作を依頼する側、ひいてはそれらを受け取る側にまで、広く「著作権」に対する注目が集まっている。そんな中、農林水産省が不定期で実施している広報関連の勉強会において、「著作権」の基本について解説するセミナーが9月初旬に開催された。これは事件の以前より予定されていた会で、テーマと時勢の一致は偶然とのこと。しかしながら結果として、「著作権」を今知りたいと考える同省の職員で会場は満員となった。本稿では、今だから知っておきたい著作権の基本と事例について解説した、同セミナーの内容をレポートする。今回講師を務めたゲッティイメージズの杉渓言久(ときひさ)氏は、同社で実務をこなしながら、AIPE認定知的財産アナリストの資格を持ち、写真著作権に関する修士論文を執筆した実績もある人物。この勉強会が行われたのは、広報誌やポスターの制作、Webサイトの更新など情報発信を行う場面において、撮影あるいは購入した写真を使うことが多く、それにあたっての問い合わせが各所より寄せられ、農水省広報がゲッティイメージズ側に講演依頼をしたのがきっかけだという。○著作権のふたつの柱著作権は、創作性が認められる表現に対して与えられる、法律で決められた権利。しかし、「著作権」とは大きく分けて、「人格的な権利」と「財産的な権利」がある。杉渓氏は、「著作権には、"心を守る"権利と、"お財布を守る"権利のふたつがあります」と解説。正式名称で言えば、"心を守る"のが「著作者人格権」、"お財布を守る"のが「著作財産権」だ。「著作者人格権」は著作権者自身の「人格」を守るための権利で、譲渡や相続をすることが不可能。一方、「著作財産権」は「財産」であり、譲渡・相続が可能となっている。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で著作権の保護期間の延長が問題となったのは後者の「著作財産権」であり、これによる得失が争点となっている。「写真」の利用に関して押さえておきたいのは、「著作権」と「被写体の権利」があるということ。被写体となった人物の権利は「肖像権」で保護されるが、「肖像権」を明文で定めた法令・条約はなく、これまで積み重ねられてきた判例によって認められた権利だ。「写真」の撮影・利用に際し、その被写体であるヒト/モノの権利について考慮することが重要だという。「肖像権」は全ての個人に認められる権利だが、そのうち著名人など顧客誘引力のある人にとっての財産的側面を「パブリシティ権」と言っている。著名人の写真利用に関して「パブリシティ権」が問題となるケースがあるが、このような肖像の利用が常にパブリシティ権侵害となるわけではなく、時事報道、論説、創作物等に使用されることが正当な表現行為として受任すべきとされる場合もある。例えば、アイドルグループ「ピンクレディ」の写真が雑誌記事に無断利用されたことを同グループが訴えた裁判では、最高裁判所は、「専ら肖像等の有する『顧客誘引力』」の利用を目的とする場合には違法とする一方、この事案では、ピンクレディの『顧客誘引力』を直接利益に利用する目的としたものではないから、権利侵害はないという判断となった。つまり、著名人のブロマイドなど、肖像を直接商品や広告に無断利用した場合は侵害となるが、雑誌記事は「表現」の一環であるという判断となった。判決では、パブリシティ侵害となりうる類型として、「肖像自体が鑑賞の対象となる商品として使用する場合(ブロマイド等)」、「商品等の差別化を図る目的で商品に写真を付す場合」、「肖像等を商品等の広告として使用する場合」という3つのケースが挙げられた。モノの権利(モノのパブリシティ権)は、現在のところ未だ確立していないという。法律上、動物はすべて「モノ」として扱われるのは知られたところだが、有名な競走馬の名前を使う権利を争った裁判で、最高裁は、パブリシティ権が人格権に根ざすことを前提に、モノ(この場合は著名競走馬)のパブリシティ権利が否定されている。ちなみに建築物は、著作権法上は原則自由に撮影可能。ただし、著作権以外の権利を理由として、クレーム等が申し立てられるリスクはあるとのことだ。●過去の事件から、著作権侵害の傾向を知る○著作権にまつわる象徴的な判例セミナー中では、著作権にまつわる裁判の裁判例が紹介された。写真の著作権に関する著名な裁判例として、「スイカ写真事件」が挙げられた。これは、スイカを撮影したふたつの写真について、先に発表した権利元が、後に発表した人物を訴えたというものだ。判決は、被写体に関し、素材の選択、組み合せ、配置が類似していることを理由として、慰謝料100万円の支払いが命じられた。これが、「被写体の選択や配置」に創作性を認めたはじめての判決となった。一方、同じく「被写体の選択や配置」を問題にした裁判で、異なる判決が出されたのが「廃墟写真事件」だ。廃墟は被写体としてメジャーで、これをテーマとした写真集はいくつも出されているが、この裁判では、同じ場所・建物で撮影し、写真集を出版した写真家を、先に撮った写真家が著作権侵害で訴えた。ここまでは、「スイカ事件」と流れは同じだ。結果、判決は「非侵害」。著作権侵害は認められなかった。「廃墟の選択はアイデアであり、それぞれの被写体や構図、撮影方向そのものは、表現上の本質的な特徴ということはできない」とされた。スイカと廃墟、ふたつの裁判は一見すると類似の内容と思われるが、対比することで、「アイデア」と「表現」の2分論を象徴する事例となっている、と杉渓氏。廃墟事件は、被写体の選択そのものは著作権の保護が認められないという結論となり、スイカ事件は被写体の選択に加え、配置について創作性を認め、著作権の保護を与えたということになる。「著作権はアイデアを保護せず、表現を保護する」のであるが、これは、このような裁判例にも現れているという。○写真をトレースてた描いたイラスト、著作権侵害になる?また、写真の撮影ではなく、「他者が撮影した写真を元に絵を描いた場合、元の写真家の許諾は必要となるか?」という問題についても、判例を元に解説が行われた。絵を描くという異なる手法を用いた模倣の場合、どのような結果になるのだろうか。ここで紹介された「祇園祭写真事件」では、雑誌の表紙を飾った祇園祭の写真を元に描かれたとみられる水彩画が問題となり、撮影者が絵を描いた人物を訴えた。そして、判決は「侵害」。写真に写っている要素(被写体となった人物や構図)との類似が多いことから、写真家の「表現」を水彩画家が剽窃した、という判断が下された。杉渓氏は、この判例を挙げて、「他人の写真を無許諾でイラストにしたり、CGにしたりすると、著作権侵害になり得る」と指摘。表現手法の相違ではなく、「表現上の本質的特徴」が類似しているかどうかが争点となるようだ。それでは、インターネットで見つけた写真の構図を参考に、新規で広告用撮影をすることについては、どうだろうか。同じ「写真撮影」という手法だが、撮影自体は別途行っているため、新規撮影をした側の著作物と見なされるのだろうか。実際にゲッティイメージズと広告代理店とのあいだに同種の事案があり、同社の写真の被写体の服装や撮影地を模倣していた代理店とは、「Artistic Reference(参考料)」の支払いによって和解したという。著作権には、オリジナル作品を改変して「二次的著作物」を作る(翻案権)という権利があるが、本件は翻案を事後的に許諾したとの評価ができる。本来、著作物を翻案して利用する場合、事前に著作権者の許諾を受けるべきであり、そうしなければ著作権侵害に問われることになる。なお、著作物の無許諾での利用かどうかは、両者の「類似性」、および該当の写真を見たかどうかという「依拠性」によって判断されると解説した。これは、写真の場合も同様で、類似の構図で撮影された写真でも、他の先行写真を参考にしたものではなく、撮影者がたまたまそのような構図で撮影した場合、「依拠性」が認められないため、著作権侵害とはみなされない。●こんな時はどうしたら?実務で役立つ権利のはなし○実務で役立つ権利のはなしここからは、実際にゲッティイメージズで販売されている写真などを用いて、実務に参考となる知識が列挙されていった。同社だけでなく、国内外さまざまな提供社から販売されている「ストックフォト」。撮影せずに素材写真を探せるのは便利だが、こうした素材を使うときにも、気をつけたい権利がある。販売されている写真だから、写っている人物も素材となることまで了承済みだろう…と思いこみやすいところだが、"撮影こそ了承したが、写真の販売は了承していない"というケースもあるそうだ。被写体が商用利用を確認していない写真を広告などに利用すると、被写体から肖像権侵害を訴えられることもある。そのため、杉渓氏は購入前に「モデルリリース」を取得していることが、素材のWebページに明記されているかを確認することを勧めた。「モデルリリース」とは、被写体たる人物から自分の写った写真の商用利用に関する許諾である。書面での説明・サインが主流だったが、昨今はスマートフォンアプリでの確認をするケースもあるのだとか。多くの人が走っているマラソン大会の様子を俯瞰で撮影した写真では、ゲッティイメージズ側がランナーたち全員にモデルリリースの確認を取ったのだという。また、農水省の広報誌「aff(あふ)」掲載の写真について、杉渓氏が直接権利関係の問題の有無を解説する場面もあった。イベントに集まった人々を後ろから撮った写真に「肖像権」は適用されるかどうかという疑問には、「(顔が正面から写り込むなど)個人判別ができなければ、肖像権は問題にならない可能性が高い」というコメントを寄せた。一方、農家の人々がカメラ目線で写っている集合写真に対しては、「取材内容や掲載先について説明がされている可能性が高く、自分の写真が利用されることに対する黙示の許諾が認められるケース。そのため、「モデルリリースをいただくに越したことはないが、なくても権利侵害と言われることはないだろう」と語った。そのほか、市長らによるテープカットの写真は、「取材向けにセッティングされた場面であり、その撮影・公表は当然予測の範囲内であるから、許諾書をもらうようなシーンとはいえない」とのことだった。最後に、ゲッティイメージズが行っている権利処理サービスと事例の紹介が行われた。ゲッティの中でも、古い写真の中にはモデルリリースがないものもある。それを利用する場合、ゲッティのライツ部門が利用者に代わって使用許諾を得る「ライツ&クリアランス」というサービスがある。象徴的な例として、フランスの名所・エッフェル塔は、昼間の様子はパブリックドメインとなっていて、誰でも撮影し、発表することができる。驚くことに、これが夜になると話が一転。建物自体はパブリックドメインだが"ライティングに芸術性がある"ということで、著作権が発生するため、夜のエッフェル塔の写真を利用する場合には、著作権料が発生する。そのほか、非常に古い写真など、権利者を特定するのが困難な写真を利用する場合には、仮に被写体などからクレームが入った場合、ゲッティ社内の専門家が対応する「免責サービス」もあるということだった。ストックフォトというと膨大な写真を提供するコンテンツ提供サービスというイメージが強いが、杉渓氏は、「弊社は写真を売る側でもありますが、写真や映像を売りたい側/買いたい側のニーズをマッチングさせる業務を行うという面もあります」とコメント。商用利用を行う際には、単なる素材としての利用だけでなく、リスク回避も提供サービスのひとつだと語って、場を締めくくった。
2015年10月15日パルコは、若手デザイナー集団「東京ニューエイジ」が開催するファッションショー「東京ニューエイジ2016年S/Sコレクション メルセデスベンツファッションウィーク東京 公式スケジュール」を支援すると発表した。開催日時は10月12日 15:30~。開場は東京都・渋谷ヒカリエのヒカリエホールB。このたび開催される「東京ニューエイジ2016年S/Sコレクション メルセデスベンツファッションウィーク東京 公式スケジュール」は、「writtenafterwards」の山縣良和氏と「MIKIOSAKABE」の坂部三樹郎氏というふたりのデザイナーがプロデュースしたプロジェクト「東京ニューエイジ」が開催するもの。同プロジェクトは「日本の若手デザイナーの発掘と支援をし、世界で活躍する可能性のある若手デザイナーを日本から輩出していくための場所」になることを目的として作られ、ファッション業界のネットワーク提供や若手デザイナー同士の交流の場を設け、ファッションショーや展覧会、インスタレーションなどを開催している。今回の参加ブランドは、AKIKO AOKI/青木明子、KEISUKEYOSHIDA/吉田圭佑、kotohayokozawa/横澤琴葉、RYOTAMURAKAMI/村上亮太・村上千明、SoshiOtsuki/大月壮士。なお、東京ニューエイジをプロデュースした坂部三樹郎氏と山縣良和氏は、「次世代のデザイナーを全身全霊で信じて、奇跡を起こせるような発信の場がいまの日本には必要だと考えています。日本にはとても魅力的でユニークな 若い才能あるデザイナーがたくさんいます。ただそこにみんなで共有できる場がなかっただけだと思います。世界中の人を魅了する次世代の人間像を発信できる場にしていきたいです。」とコメントしている。一方、東京ニューエイジのメンバーは、「ファッションは人と出会った時に、心に直接なにかを伝える力があります。実際、私たち自身も様々なファッションと触れ合いながら様々な感情になってきました。次世代の発表の場としてはじまった東京ニューエイジが、 一人でも多くの方にファッションを体感していただける場となるよう頑張ります。」と述べている。
2015年09月17日三菱東京UFJ銀行と山本特許法律事務所は3日、革新的な技術の事業化を通じ、次世代の産業化を目指す中小・ベンチャー企業等の成長・発展を支援するため、知的財産権に係る業務協力契約書を締結したと発表した。○初期の知的財産戦略は企業の成長に重要な要素山本特許法律事務所は、欧米・アジア・国内企業の知財戦略を総合サポートする特許法律事務所。バイオ、化学、電子工学、機械工学など、多岐にわたる分野での強みを有し、米国を中心とする海外の企業・大学の特許出願を多数取り扱っているという。初期の知的財産戦略は、技術系ベンチャー企業の競争優位性や、将来の知的財産関連コストに影響を与えることが多く、企業の成長に重要な要素となるという。三菱東京UFJ銀行は、山本特許法律事務所の紹介を通じ、知財戦略立案、特許出願などのサービスを提供していくことで、新産業に挑戦する企業の成長促進、日本経済の活性化に努めていくとしている。
2015年09月04日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは、「集団的自衛権」です。* **世論調査では反対意見も多かったのですが、「安全保障関連法案」が衆議院で採決され、与党議員の多い参議院での審議を経て、可決成立する見通しです。今回は法案のなかの「集団的自衛権」についてお話しします。「集団的自衛権」とは、自分の国が直接攻撃されていなくても、緊密な関係にあるほかの国が、別の国から攻撃を受けたときに、軍隊を送って一緒に戦う、というものです。実は、国際社会で認められた独立国であれば、どの国も「集団的自衛権」を持つことを国連憲章(国際連合で決めたことを記したもの)で認められているんですね。ただ日本は、憲法9条のなかで「戦争の放棄。陸海空軍を持たない。武力を行使しない」とはっきり明言しているので、集団的自衛権の権利は持っているけれど、それを実際に使うこと(行使)はできなかったんです。集団的自衛権について近年、国会で論じられるようになったのは、アメリカからの強い要請があるからともいわれています。最近オバマ大統領は、欧州や中東を訪問し、「集団的自衛権を行使して助けてくださいね」とお願いして回っています。というのも、ロシアのクリミア半島やイスラム国など、米軍が攻撃されるかもしれない場面が世界中で増えているからなんですね。中国や北朝鮮に対しても、一方的に攻撃されないよう、「抑止力」として、集団的自衛権を使えるようにしたいというのが安倍総理の考えです。まずは、憲法を改め、行使できるようにしようとしたのですが、憲法を変えることに対して反発が強かったので、「集団的自衛権を行使しても、憲法違反にはならない」という拡大解釈説を唱え、今回の法案提出に至りました。集団的自衛権が行使できるようになると、自衛隊員が死の危険にさらされる。軍備を拡張することになり、軍事予算が増える。少子高齢化で自衛隊員が足りなくなると、将来的に「徴兵制度(兵隊になることを義務づける制度)」につながる可能性があると野党から反対の声が挙がっています。「戦争をしない国」という日本のブランドがなくなったとき、テロの標的にされる可能性も出てきてしまうんですね。◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2015年8月26日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子
2015年08月25日電通は7月29日、国際オリンピック委員会(IOC)から新たに、オリンピック競技大会の放送権を取得したと発表した。これは、2013年既に取得したアジア22カ国・地域における2014年・2016年の放送権に加え、新たに同地域において2018年・2020年・2022年・2024年大会の放送権を取得したものとなる。具体的には、第23回オリンピック冬季競技大会(2018/韓国・ピョンチャン)、第32回オリンピック競技大会(2020/日本・東京)、第24回オリンピック冬季競技大会(2022/開催地未定)および第33回オリンピック競技大会(2024/開催地未定)、のアジア22カ国・地域における放送権で、テレビやラジオ、インターネットを含むすべてのメディアがその対象。上記期間内に開催されるユースオリンピック競技大会の放送権も、取得権利の対象に含むという。なお、この22カ国・地域とは、アフガニスタンやブルネイ、カンボジア、台湾、東ティモール、香港、インドネシア、イラン、カザフスタン、キルギス、ラオス、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、パプアニューギニア、フィリピン、シンガポール、タジキスタン、トルクメニスタン、タイ、ウズベキスタン、ベトナムとなる(アルファベット順)。
2015年07月30日エアバス(本社:仏トゥールーズ)は現地時間の6月30日、中国航空器材集団公司(China Aviation Supplies Holding Company)がA330ファミリーを45機発注する一般条件合意書(General Terms Agreement)と、さらに同機を30機発注する同意書(Memorandum of Understanding)を締結したことを発表した。エアバスの最新航空機市場予測によると、中国の航空輸送量は世界平均を上回る成長が見込まれ、今後中国は国内および国際路線の両方の市場において航空輸送需要を牽引することが予測されている。また、今後10年間で中国国内輸送量は世界一になると見通されている。2014年から2033年の今後20年間で中国における新造機需要(100座席以上の旅客機および貨物機)は、5,300機以上と目されている。現在、中国の航空会社によって運航されているエアバス機は1,150機以上で、内、A320ファミリーが980機以上、A330ファミリーが150機以上、A380が5機となっている。双発のA330ファミリーは、最新鋭A350XWB、総2階建てA380と共にエアバスのワイドボディ機ファミリーの1機種。250席から500席以上を装備し、地域路線から中長距離のサービスまで幅広い市場ニーズに対応する。A330ファミリーの平均運航信頼度は99.4%で、現在世界中で20秒毎に離着陸を行っている。A330ファミリーはこれまでに1,500機以上の受注を獲得し、世界中のおよそ110社以上によって1,100機以上が運航されている。
2015年07月01日ゲッティ イメージズは、写真素材を安心して使うための基礎知識を解説する「写真を活用した制作に関する著作権セミナー」を開催する。日時は3月25日 19:00~20:00(受付は18:30~)。会場は東京都・原宿のゲッティ イメージズ ジャパン(ジブラルタ生命原宿ビル 2階)。受講料は無料(先着30名、事前申し込みが必要)。同セミナーは、写真、イラスト、動画などの素材を使ってマーケティング、営業、広告活動をする人を対象に、Webやパンフレット等のビジュアル制作を行う際に知っておくべき写真にまつわる主なふたつの権利をはじめ、入手方法ごとのメリットやリスク、ストックフォトについての知識、ロイヤリティフリーを選ぶ際の注意点などを、陥りやすいトラブルなどをさまざまな事例を交えながら紹介する内容となっている。なお、プログラムは19:00~20:00がセミナー、20時以降は質疑応答および名刺交換会となっている。参加希望者は、こちらのページの申し込みフォームにて必要事項を記入して申し込む。定員は30名(先着順)。
2015年03月16日カスペルスキーは2月18日、サイバー犯罪集団の「Carbanak(カーバナック)」が世界各地の金融機関から合計10億ドルを盗み出したと発表した。被害額は、カスペルスキーと国際刑事警察機構(インターポール)や欧州刑事警察機構(ユーロポール)などが協力し、Carbanakへの捜査を実施してわかったもの。Carbanakは、多国籍サイバー犯罪者集団によるものとされているが、その実態は明らかになっていない。組織のメンバーはロシアやウクライナほか、欧州諸国や中国にもいるものと見られている。攻撃は2013年から確認されており、ロシア、米国、ドイツ、中国などの30カ国100の銀行、電子決済システム、金融機関が被害を受けている。被害総額は、金融機関へのハッキング史上最大で、1度の攻撃で最大1000万ドルが盗み出したこともある。Carbanakが関わる事件の特徴は、標的型攻撃によって銀行から直接金銭を盗み出すことだ。これまで、金融機関を狙った攻撃は、金銭を預ける利用者の口座を狙ったものが主流であったため、比較的被害が小規模なものが多かった。攻撃手法はある程度パターン化されており、まず、スピア型フィッシングメールによって銀行のコンピューターにCarbanakマルウェアを感染させる。次に、行内ネットワークに侵入し、管理者のコンピューターを探し出してビデオで監視し、送金システム担当者の画面で行われているすべてを目視、記録する。その操作を模倣して、送金や引き出しを行っている。銀行内のコンピューターを感染させてから、現金を盗み取るまでの期間は平均2~4カ月であった。カスペルスキーは金融機関に対し、行内ネットワークをスキャンしてCarbanakが存在しないことを確認するとともに、万が一検知した場合は捜査当局への報告を呼びかけている。
2015年02月19日日本レコード協会とレコード会社23社は12月17日、YouTube上のコンテンツ動画をダウンロードできるサービス「TUBEFIRE(チューブファイア)」が著作権を侵害しているとして、運営元のミュージックゲートを相手取り、サービス停止および損害賠償を求める訴訟を起こした問題で、東京地裁で和解が成立したと発表した。ミュージックゲート側はTUBEFIREの利用において、YouTube上でダウンロード可能となっていたコンテンツ動画に関し、著作権の侵害があったことを認めた。また、日本レコード協会らに対し、すでにTUBEFIRE の提供を中止していることを確認し、今後も同サービス(名称のいかんに拘わらずこれと実質的に同一のサービスを含む)を再開しない。日本レコード協会らは、ミュージックゲートに対して損害賠償を請求しないという。
2014年12月18日異才のアーティスト集団「ブラックスモーカーレコーズ(BLACK SMOKER RECORDS)」が、12月4日から7日まで東京・恵比寿のLIQUIDROOM 2階ギャラリーKATAにて音楽とアートのイベント「BLACK GALLERY」を開催する。3回目を迎えるこのイベントでは、KILLER-BONGや田我流、伊藤篤弘、河村康輔、5.L.A.C.Kらの作品展示に加え、ライブペイント、DJ、トーク、アートパフォーマンスなど、日々異なるラインアップによる濃厚なプログラムが展開される。【イベント情報】BLACK SMOKER RECORDS PRESENTS『BLACK GALLERY』会場:LIQUIDROOM 2階ギャラリーKATA住所:東京都渋谷区東3-16-6LIQUIDROOM2階会期:12月4日から7日時間:15:00(19:00からショータイム)入場無料(ショータイムは1,000円)
2014年12月03日11月20日(木)より、東京・世田谷パブリックシアターで上演されるJAZZエンターテインメント・ダンス集団梅棒の公演「梅棒 3rd STAGE 『男なら、やってやれ!!』」。同公演への応援コメントがGReeeeNのHIDEから寄せられた。【チケット情報はこちら】これは、梅棒主宰の伊藤今人が今年行われたGReeeeNのZeppツアーの演出に関わり、また、ライブのパフォーマーとして梅棒メンバーのうめ、竜彦、Hiromiや、今回の公演に出演するすいーつこと野田裕貴がライブに出演していたことから送られたもの。コメントは以下。「ワクワクの塊です!セリフは一切無し!?J-popの名曲に合わせ、キレッキレのダンスに、ハラハラする展開で畳み掛けます!涙と笑いが押し寄せる中、最後には幸せな気持ちになれる。エンターテイメントの新しいカタチです!見ないなんて、草!!!」(GReeeeN HIDE)梅棒は今年で結成14年目。2012年に『Legend Tokyo chapter.2』という国内最大級の振付作品コンテストにて圧倒的な得票で優勝、日本一に輝き注目を集める。2014年1月に東京芸術劇場シアターイーストにて行なわれた第2回単独劇場公演は全23ステージが完売。追加公演を東京・パルコ劇場で開催した。同公演は本公演、追加公演を合わせ、ダンス公演としては異例の6000人を動員している。今回行われる梅棒3度目の単独劇場公演は、2012年に『Legend Tokyo chapter.2』で日本一を獲得した作品を90分の劇場完全版として上演する。「梅棒 3rd STAGE 『男なら、やってやれ!!』」は11月20日(木)から11月23日(日・祝)まで、東京・世田谷パブリックシアター、12月12日(金)・13日(土) ・14日(日)に大阪・ナレッジキャピタルナレッジシアター、2015年1月10日(土)・11日(日)に福岡・電気ビルみらいホールで上演。チケットは発売中。
2014年11月17日東京・渋谷の「ディーゼル アートギャラリー」は、ドイツ人アーティスト集団「コース(corse)」による個展「Voyages - 旅路」を11月21日から開催する。2月13日まで。コースはマーク・ラントヴェーアとスヴェン・ワシュクによるユニットで、近年には世界3大広告賞に挙げられる「カンヌライオンズ」を受賞。今年、「Designer Toy Awards 2014」で3部門を受賞する快挙を果たした。その作品は木、合成樹脂、ビニールを彫刻したフィギュアアートで、シャープな縁取りと滑らかな曲線が特徴的。友情やピュアな心が失われ、潜在的な復讐心に支配される人間の深い感情をテーマに、架空のストーリーが展開される。フィギュアアート界の異端児との呼び名も高い、コースの世界観を代表するシリーズが「Noop World」だ。架空の惑星の上で繰り広げられる愛憎をテーマとしており、動物達の愛を求めて行動するノープという不思議な生き物の物語を描いている。また、会場では彼らの最新シリーズ「Souls Gone Mad」の作品も展示。こちらは、凶暴なモンスター、用心深いフクロウ、意気消沈した女の子が船に乗っており、そこに1人の男の子が登場。彼が純潔さを失っていく姿と、将来に待ち受ける死や残酷さを表現した。また、11月21日の18時からコースによるサイン会を開催。また、会場では「Souls Gone Mad」に登場するフクロウのようなキャラクター「オーメン」の日本特別限定バージョンが販売される。
2014年11月17日伊藤忠商事は、仏ファッションブランド「キャシャレル(CACHAREL)」の日本市場における婦人服及び、服飾雑貨の独占輸入販売権を取得した。グループ会社のコロネットを通じ、2015年秋冬シーズンより販売を開始する。キャシャレルは、フランス・ニーム出身のジャン・ブーケ(Jean BOUSQUET)が1958年に創設。創業当初からの企業理念は「創造的でありながらも顧客に手の届く価格で商品を提供する」。現在ではウィメンズ・メンズ・キッズなどのアパレル、香水・アイウエアなどの服飾雑貨を展開。今年よりパリの百貨店プランタンでコーナー販売を開始した他、2015年には同地に旗艦店出店も計画している。日本市場においては、20から40代の洗練された女性をターゲットに全国の有力セレクトショップ、専門店での展開に加え、百貨店内にショップ・イン・ショップ開設を予定。3年後には小売り上代ベースで売り上げ12億円を目指す。主要アイテムの価格帯はコート・ジャケット7万5,000円から8万8,000円、ワンピース4万3,000円から8万8,000円、シャツ2万5,000円から6万9,000円、パンツ・スカート2万4,000円から5.3万円、ニット2万8,000円から4万9,000円。
2014年11月12日クリエイティブ集団「スイミーデザインラボ」の吉水卓が、結婚式や子どもの成長記録の写真データから作る、世界にひとつだけのアルバム「リ・スタイル×スイミーデザインラボメモリアル アート アルバム」の受注をスタートした。サービスの受付場所は伊勢丹新宿店本館3階 リ・スタイル。9月24日から10月7日での限定サービスで、約1か月後の受け渡しとなる。アルバムは全部で60ページ、基本料金は6万円。購入者自身が選んだ20枚のメインショットとその他80枚の写真および吉水の描き下ろしイラストから構成される。描き下ろしイラストは基本1ページだが、オプションで点数を追加することも可能。また、写真と切り絵、イラストを織り交ぜたアートページ(=見開き2ページ)もデフォルトで設定されている。表紙のカラーは100色以上。合皮仕様(追加料金5,000円)、クロス貼り仕様(追加料金3,000円)などのオプションの用意もあり、細部までこだわった一冊を作成することが出来る。中面には敢えてマットな質感の紙を使うことで、アートブック風に仕上がるのも特徴だ。アルバムには、お客一人ひとりの好みに合ったデザインが施されるばかりか、お気に入りの一枚を使用したページは、レーザーカット技術を用いて作成した切り絵と、吉水自身が描き下ろすイラストを融合させたアート作品に仕上がるのがミソだ。こうしたサービスに関して伊勢丹新宿のリ・スタイル担当者は「お客様に、自分の感性を生かしてオリジナルの一品を作る楽しさを味わってほしく思っている」とコメント。第一級のクリエイターの手により、センスが光る逸品に仕上がる歓びを提供したいという。また、吉水が「商品名は『メモリアル アート アルバム』だけど内容はアートブック」と話すように、大切な思い出をアートへと昇華させることが出来るのが大きなポイントだ。三越伊勢丹では9月第2週目に「オンリーエムアイ 秋のキャンペーン」で、「他にはない新しい価値」を持つ商品を発信しているが、今回のアルバムオーダーをはじめとするサービス型の通年企画「イセタン百貨“事”店」では、お気に入りのモノとの出合いや体験の提供も視野に入れ、様々なイベントやセミナーを開催していく。
2014年09月29日日本音楽著作権協会(JASRAC)はこのほど、福岡県警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課と粕屋警察署が、「Bit Torrent」系のファイル共有ソフト「μTorrent」を使用してインターネット上に音楽ファイルなどを公開していた長崎県在住(22歳)と大分県在住(36歳)の男性2人を検挙したことを発表した。2人の男性はいずれも、JASRACの管理楽曲を含む音楽ファイルを無断でインターネット上に公開し、不特定多数のユーザーに送信可能な状態にして著作権(公衆送信権)を侵害していたという。JASRACはこの2人を7月8日に告訴していたもので、長崎県の男性は8月28日に逮捕、大分県の男性は8月19日に送致となっている。
2014年08月29日銀イオン繊維は、自衛官・警察官・消防士の装備品仕入れ担当者限定で、銀イオン繊維を使用した「効果が落ちない靴下」50足を無料提供する。同商品は汗などの水分に反応し、銀イオンの消臭・殺菌効果が発生する靴下。通常の銀イオンを付着させた製品では、1回の洗濯でその成分が流れ落ちてしまうといわれるが、銀イオン繊維を使用した同商品では、特許技術を用いて銀イオンを目に見えるほどの厚さ(5~10ミクロン)で固着。200回の洗濯に耐え得る靴下に仕上げた。消臭・殺菌効果や耐久性にも優れ、洗濯回数を少なくできるのも特徴のひとつ。出動機会の多い自衛官・警察官・消防士などにも役立つと考え、今回の募集に至ったという。提供商品は、銀イオン繊維「効果の落ちない靴下」50足となる。サイズは25~27cmで、カラーはネイビーブルー。なお、応募方法についてはFAXかメールでの問い合わせとなる。詳細は同社WEBページにて。応募は6月30日まで。
2014年06月23日アンジェリーナ・ジョリーが、デイムの称号を使用するためナミビア共和国の市民権を取得する話が出ているようだ。アンジェリーナは先日、イギリスでエリザベス女王から名誉デイムの称号を授与されたばかり。彼女は2012年からイギリスのヘイグ外務大臣とともに「紛争下での性的暴力を防止するイニシアチブ(PSVI)」活動を始めたが、それを評価されてのことだが、イギリス国籍ではないため、正式ではない名誉称号となった。イギリス連邦加盟国であるナミビア共和国の市民権を取得すれば、デイムの称号を正式に使用することができるようになる。アンジェリーナはこの称号が今後のチャリティ活動に活用できるのではないかと考えているという。実は婚約中のブラッド・ピットとの間に誕生した第1子・シャイロを2006年に出産したのもナミビアで、アンジェリーナにとって縁ある国。ナミビア共和国側は早くも歓迎ムードだが、果たしてアンジェリーナはどんな決断を下すだろうか?(text:Yuki Tominaga)
2014年06月20日クリエイティブ集団マグマ(magma)とファセッタズム(FACETASM)のポップアップイベント「ファニーファニーファニチャー」が伊勢丹新宿店3階で行われている。同店2階のTOKYO解放区で行われている期間限定イベント「ケイスケカンダトシンジュクイセタン」もマグマのデザインによる什器で、彼らのファッションデザイナーからの人気のほどがうかがえる。キネティックアートをインテリアに落とし込んだマグマは、展示会や店舗什器、TV番組のセットとしてこの数年人気のクリエイティブ集団。武蔵野美術大学の空間演出デザイン科の同期である杉山純と宮澤謙一によって、2008年に結成され、フィギュアとグラフィティを組み合わせた作品など、パンキッシュでキッチュな作風が東京のストリートファッション世代からの支持が厚い。今回のファセッタズムとのコラボでは、ディレクターチェアやテーブル、ランプなどとともに、キーホルダーやハンガー、Tシャツなども販売。同イベントは24日まで開催されている。
2013年09月22日日清食品ホールディングスおよび日清食品は3日、サンヨー食品および太平食品工業に対して、サンヨー食品の一部製品について、特許権侵害訴訟を大阪地方裁判所に提起した。同訴訟において、同社は特許権の侵害行為の差止と2億6,652万円の損害賠償を請求している。同社によれば、従来の即席麺は製造効率を高めるため、麺にウエーブを付けざるを得ず、そのため、そばやうどんなど、本来、真っすぐであるべき麺にもウエーブが付いていた。しかしながら、本件特許にかかる「ストレート麺製法」は、湯戻し時に麺同士がきれいにほぐれ、喫食時に真っすぐになる即席麺の大量生産を可能とし、滑らかな麺の「のどごし感」を味わえる革新的な製造技術であるとしている。同社はかねてからサンヨー食品と交渉を続けてきたが、残念ながら解決には至らず、やむを得ず提訴することとなったものであると説明している。なお、この訴訟提起による同社の業績に与える影響は軽微であるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日ダイアナ・ロスが、故マイケル・ジャクソンの子供たちの養育権を引き継ぐことを検討しているようだ。マイケルの遺言により3人の子供であるパリス、プリンス、ブランケットの後見人に指名されているダイアナ。現在は祖母のキャサリン・ジャクソンとマイケルのいとこに当たるティト・ジョセフ・ジャクソンが3人の子供たちの共同親権を保有しているものの、必要があればダイアナは子供たちの養育を引き受ける覚悟があるようだ。最近3人の子供たちの元を訪れたダイアナと一緒にいたというジャクソン一家の1人は、「New York Post」紙に「今回初めてダイアナは『もし必要ならば』と前置きをしつつも養育権に踏み込む意思を示したようですね。彼女はそういったことに関していままで何も話さなかったんですが。後見人に指名されたかったかどうかは別にしても、ダイアナはどんな義務も放棄することはないでしょうね」と明かした。先日、子供たちの祖母・キャサリンが失踪し、3人の親権を一時的に喪失し再び獲得したという一件もあり、ダイアナは子供たちが無事でいるかを確かめるために直接カリフォルニアのカラバサスに出向いて面会したと先の人物は語る。「(2009年にマイケルが亡くなった後、ダイアナは子供たちに電話をして)何かアドバイスやほかに必要なものがあるかを確かめたんです。そういうこともあり、先週、彼女は子供たちの本音を聞くために、直接会いに行ったんです。ボディランゲージなど微妙なニュアンスはなかなか電話では嗅ぎ取ることはできないですからね。マイケルだけがダイアナを愛してるんじゃないんです。私たち全員愛してます。マイケルの子供たちも彼女を慕っています」。そしてダイアナは、14歳のパリスちゃんに何か助けが必要な場合はすぐに電話するように言ったようだ。ダイアナは御年82歳になるキャサリンが子供を育てるだけの責任と能力があるかを心配しているようで、ジャクソン家の家族の大半は、その責任をダイアナが引き取ることを好意的な目で見守っているという。
2012年08月08日仙台の裁判員裁判2000年8月に、宮城県亘理町で自衛官の高橋光成さん(当時45歳)が殺害された事件で、実行犯の1人である山田純也被告に判決が言い渡された。今回の審理は裁判員裁判として仙台地裁で行われ、10月1日に判決公判。川本清厳裁判長が13年6月の懲役とした。事件は妻が首謀事件は2000年8月6日、高橋さんの妻(50)と3人が共謀し、酒を飲んで就寝中の高橋さんを抱え、家電の上部にかけたロープの輪に首を入れ、自殺に見せかけて窒息死させたというもの。高橋さんの妻には保険金が1億数千万円支払われ、共謀した4人にも数百万円が支払われたという。事件は極めて悪質と判断されるものだが、毎日新聞によると川本裁判長は、「犯行は計画的で被害者が恐怖を感じるような残酷な態様」と認定。ただし山田被告は、主犯格の男らから別の殺人事件の遺体などを見せられ、恐怖から意思に逆らって従属したと弁護側が主張。加えて積極的な謝罪の姿勢も見られるとして、検察による15年の求刑は減刑された。自宅で眠っている時に、複数の人間から首つりに見せかけて殺されるという衝撃的な事件であるだけに、再発防止に向けた取り組みも注目される。
2010年10月04日22日から日本公開中の主演作『96時間』がヒット中のリーアム・ニーソンが、アメリカ市民権を取得したことを公表した。北アイルランド出身のリーアムはアメリカのトーク番組「Good Morning America」に出演し、「アメリカに暮らすようになって20年経つけれど、この国は私にとてもよくしてくれた」と言い、「いまでもアイリッシュとしての誇りを持ち続けているが、アメリカの市民権を獲得したことも、とても誇りに思っている」と続けた。市民権獲得に気持ちが動いた要因の1つは、3月に起きた愛妻・ナターシャ・リチャードソンの急逝という悲劇。14歳と12歳になる2人の息子とカナダにスキー旅行中、転倒事故で頭部を負傷し、そのまま帰らぬ人になった妻の喪に服す彼のもとには、いまもアメリカの人々からたくさんのお悔やみの便りが届いているそうだ。この手紙に「深く心を動かされた」というリーアムは「これもアメリカ市民権を得ようと思った理由の1つ」と話した。2人の息子との生活について、「正直に言えば、ただ日々を過ごしているだけ」と、まだ喪失感は拭い切れていない様子。このインタビューは、ナターシャが亡くなってから初めて公の場で彼が心情を語ったものとなった。(text:Yuki Tominaga)26日、「GOOD MORNING AMERICA」のインタビューで胸中を明かしたリーアム。© Retna/AFLO■関連作品:96時間 2009年8月22日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2008 Europacorp - M6 Films - Grive Productions■関連記事:【どちらを観る?】ピンチこそ、男の見せ場!『トランスポーター3』VS『96時間』リーアム・ニーソン、愛妻急逝後初めてのレッド・カーぺットに悲しみをこらえて登場映画史上初のコラボ娘を守る“親父”が競馬場をヒートアップさせる!過激で過保護なパパが待受けで登場!リーアム・ニーソンが「遅くなるなら連絡しろ」
2009年08月28日