今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル、女優の黒木麗奈さんです。スレンダーボディで人々を魅了。美脚は憧れの菜々緒さん並み!身長172cm、スタイル抜群の黒木さん。モデルになることを幼い頃から夢見ていたそう。「小学生の時、母と行った東京ガールズコレクションがきっかけ。大歓声を浴びてランウェイを歩いている菜々緒さんに憧れて、モデルを目指すようになりました」。その後、今の事務所から4回(!)もスカウトを受けてデビュー。「演技レッスンで悪女役をやって楽しかったです。女優活動も幅を広げていきたい!」。ご家族の反応は?「お父さんも女性誌を見てくれているみたい(笑)。それが励みになっています」学校の友達と漫画を貸し借りしています!Sっ気のあるいじわるな男の子が出てくる漫画にキュンキュンしてます!たこやきが大好物なんです!銀だこが一番好き。大好きなマヨネーズを3周くらいかけて食べます(笑)。一人暮らしを夢見てニトリで家具を物色。家具を見て新生活を妄想。特にキッチンコーナーでテンションが上がる!くろき・れな2000年生まれ。’18年、17代目三愛水着楽園イメージガールに就任。関西コレクション、超十代、TGCなどへの出演も決まり、さらに注目を集める。Instagramは@rena__1126※『anan』2018年3月28日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年03月21日4月期のテレビ東京ドラマ25枠では、主演・池松壮亮、監督&脚本・真利子哲也(『ディストラクション・ベイビーズ』)で、90年代に多くの若者を魅了した新井英樹の漫画「宮本から君へ」をドラマ化することが決定した。原作は、1990年~1994年まで「モーニング」(講談社)にて連載され、1992年第38回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。2009年には新井氏による新たな描き下ろしを加えた「定本 宮本から君へ」が全4巻の豪華本で出版された。また本作は著名人にも多くのファンがいる。今回ドラマ化では、原作に出てくる数々の名言も登場するという。■ストーリー大学を卒業して都内の文具メーカー・マルキタの営業マンになった宮本浩(池松壮亮)は、未熟で営業スマイルひとつできず、自分が社会で生きていく意味を思い悩んでいた。そんな宮本は通勤途中、代々木駅のホームで一目ぼれしたトヨサン自動車の受付嬢・甲田美沙子に声をかけるタイミングを伺っていた。何度かチャンスはありながらもなかなか声をかけられずにいる宮本。同期の田島薫にヤイヤイ言われながらも決死の思いで声をかけるが…。そこから始まる甲田との恋模様、仕事での数々の人間模様の中で、宮本は成長し、自分の生き方を必死に見つけていく――。■池松壮亮、主人公・宮本浩は「難易度の高い役」文具メーカー「マルキタ」の新人社員で恋にも仕事にも不器用な主人公・宮本浩役を演じるのは、『ぼくたちの家族』『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の池松さん。今回の役柄について、「僕自身が宮本浩をやれるだけの器、人間性があるのかどうか、日々自分自身に問い続けた2か月間でした。それくらい難易度の高い役でした」と述べた池松さん。22歳のときに原作に出会い衝撃を受けたそうで、「それから宮本浩という人は、僕にとってほかのどの歴史上の人物よりも星であり、ヒーローでした。人としての力、生き様を物凄く尊敬していました。間合い、台詞ひとつひとつのニュアンスに宮本浩の人間性が浮かび上がると思ってやっていました。『宮本から君へ』は、これまで取り組んできた作品の中でもかなり強敵で、日々模索しながらも、敬意を込めて映像化したいと思っていました」と思いを語っている。本作では、ライバル社と揉め事を起こした宮本が、反省で頭を丸めるシーンも登場。池松さんは「この作品以外で坊主にすることはよっぽどのことがない限りないでしょう(笑)自分で言うのもあれですが、思いのほか漫画のキャラクターに似ていて、1人ほくそ笑んでしまいました」とコメントしている。■主題歌はエレカシ「もっているものすべてをこの曲に」さらに本作の主題歌は、新井氏が大ファンだと公言している「エレファントカシマシ」の「EasyGo」に決定。主人公はボーカル・宮本浩次の名前が由来となっていることもファンにとっては有名な話。そんな宮本さんは、「真利子監督のこのドラマにかける熱意はすごかったし、真利子監督の主演池松壮亮氏への想いはさらにすさまじかった。彼らの情熱が私にも移りました。気合いで駆け抜けました。この名作マンガの主題歌を歌えることが誇らしいし真利子氏のドラマにかける思いはとてもピュアでした。自分たちのもっているものすべてをこの曲に注ぎ込みました。快心の作です」と語っている。また「エレファントカシマシ」の隠れファンだと言う池松さんは、「今回、とんでもなくいい主題歌があがってきて本当に感激しています。『剛者(つわもの)どもの夢のあと 21世紀のこの荒野に 愛と喜びの花を咲かせるぜ』という凄い歌詞があるんですが、この一文に、90年代に新井先生が書いた『宮本から君へ』をいまやる意味と可能性が隠されているように思い、自分自身が『宮本から君へ』に取り組む想いとリンクして、また救われました。主題歌も合わせて楽しみにして頂ければと思います」と絶賛している。■監督・原作者コメント真利子哲也監督「宮本から君へ」と出会ったのは10代の頃。良いものはどれだけ時間が経っても良いもので、主人公の宮本浩はじめ、脇を固める面々までそれぞれの人生があって、その関係性から生まれる物語はどの時代にも突き刺さる魂があります。この原作の映像化は生半可な覚悟でやれません。主演の池松壮亮を筆頭に、集まるべくして集まったキャスト・スタッフとともに、並々ならぬ愛をもって直球勝負を挑んだ渾身の作品です。原作・新井英樹真利子監督、池松くんはじめ役者さんスタッフの方々の熱意本当にすごかったです同じ表現者として頭の下がる思いと感謝しかありませんもう「宮本」はボクのものじゃないと思ってます原作への思いでいうと撮影現場ではボクが一番外野でしたからこれって幸せな経験ですよ池松くんの宮本、池松?ってくらい驚かされましたヒロイン(まだ公表できないのかな?)ずっと大好きです真利子くん、これからも絶対支持してくよどうか皆さん「宮本」を好き勝手、捨て石なり踏み台なりにしてくださいドラマ25「宮本から君へ」は4月6日(金)より毎週金曜日深夜0時52分~テレビ東京、テレビ大阪ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2018年03月06日女優の黒木メイサ(29)が11月25日、「ギンザ・イルミネーション2017 ヒカリミチ~未来を照らす花~」の点灯式に参加。黒いロングドレスを身にまとい、右腕にはダイヤやルビーなどをちりばめた約8,000万円のブレスレットをはめて登場。その姿が《キレイすぎる!》と話題を呼んでいる。 先日のイベントでも「愛とキレイはつながっている」と笑顔で語っていた彼女。今年6月には、夫・赤西仁(33)とのあいだに第2子をもうけたばかりだ。なぜ彼女はこれほど美をキープできているのか。もちろん彼女がキレイなのは、愛だけが理由ではないようだ。 10月にひらかれた写真集「INCARNATION」の発売記念イベントでは、出産時から14キロも減量したスレンダーボディを披露。6月の出産からわずか4カ月でのスピード復帰となったが、黒木は産後1カ月目となる今年7月からトレーニングを再開していたという。そのストイックさは、彼女のツイッターをみても一目瞭然。日々のトレーニングの様子をアップしており、その美しさが“努力のたまもの”であることがわかるのだ。 そんないつも美を追求する彼女の姿勢に、《ほんとあこがれ!!!》《同じ二児の母なんだけどなー(笑)がんばんなきゃだな》《美しさを維持している人は正しいトレーニングをやってるよね》など女性ファンから憧れの声があがっている。 美貌を愛と努力で磨き続ける黒木。これからもその美しさに魅了されるばかりだ。
2017年11月28日女優の黒木メイサが25日、東京・銀座で行われた「ギンザ・イルミネーション2017 ヒカリミチ~未来を照らす花~」の点灯式に出席した。「ギンザ・イルミネーション2017 ヒカリミチ~未来を照らす花~」の点灯式に出席した黒木メイサ黒のセクシーなドレスを着用した黒木メイサが登壇。会場となった銀座は「やっぱり大人の街というか、綺麗な洋服を着てハイヒールをはくなど、しっかりした気持ちで向かうことが多いですね。銀座の女性や男性は素敵な大人たちがいるイメージですから」と述べ、同イルミネーションについて「車を運転するのが好きなので、車の中からよく見ていました。やっぱりイルミネーションを見ると温かい気持ちになるし、人肌恋しいというか、温もりが欲しくなりますね」と感想を。その後に矢田美英中央区長らとともに点灯式に臨み、点灯ボタンを押して灯が点いたイルミネーションの美しさに酔いしれた。今年も残るところ1カ月ちょっと。年末の一大イベントでもあるクリスマスの話題となり、「子供の頃、家ではクリスマスツリーの下にプレゼントが置いてあったので、それがすごく楽しみでした。前夜から寝れなくて、朝を迎えるクリスマスだったので、それがすごく楽しみでしたね」とクリスマスの思い出を明かしつつ、「こう見えてもセーラームーンが好きな子供だったんですよ(笑)」と意外な子ども時代のエピソードも。また、今年のクリスマスの予定については「大人も子供も楽しめる日なので、温かくみんなと過ごしたいなと思います」と語っていた。一般社団法人銀座通連合会、ギンザ インターナショナル ラグジュアリー コミッティ、全銀座会では、2011年にスタートした年末の風物詩として人気を博している銀座の本格的なイルミネーション「ギンザ・イルミネーション2017 ヒカリミチ~未来を照らす花~」を今年も実施。7年目を迎える今年は昨年に引き続いてフランスのクリエーションスタジオ PITAYA(ピタヤ)がデザインした"光の花 かご"オブジェを街路灯に吊り下げるイルミネーションを実施し、銀座の街並みをアート感覚あふれる世界観に包み込む。期間は2018年1月8日まで。
2017年11月26日話題のセクシー写真集にとある噂今年9月に、写真集「INCARNATION」を発売した黒木メイサが、一部ネットニュースで報じられた「産後14キロ減量」について言及。報道を否定した。写真集では、美しく割れた腹筋や整ったバストラインなど、大人の色気を感じさせる美ボディを大胆に披露している黒木。第二子出産後に発売された写真集であったが、一部でこの撮影のために「産後に過酷なトレーニングでボディを整えた」という報道がされたことを受け、黒木自ら「撮影は妊娠前に行われたものである」とTwitterで説明した。「産後の無理、勧めない」とキッパリ黒木は「産後すぐ腹筋割れるほど追い込むなんて無理な事、私だって勧めないですわよ。」「“産後トレーニングで追い込んで減量”みたいな間違ったことをマネられて体調崩す方がいたら困る」(Twitterより引用)と話し、ネットニュースが産後の女性にもたらす悪影響を危惧。日頃はスルーしている「誤報」に対し、異例の反論を行ったという。人気トレーナー・AYAとトレーニング写真集撮影前には、今話題のクロスフィットトレーナー・AYAの指導のもと集中的に体を鍛え、産後は緩んだ骨盤を締める体操や、バランスボールを使って全身のバランスを取る運動を、やはりプロの指導を受けながら行ったと明かした。産後のデリケートな心身は、適度な休養とプロの指導の下で整えていくことが重要と強調した黒木のメッセージは反響を呼び、4000件近いリツイートがされている。(画像はTwitterより)【参考】※黒木メイサTwitter
2017年10月28日黒木メイサさんがイメージキャラクターを務めるカラーコンタクトレンズ『GIVRE TOKYO(ジーヴルトーキョー)』がなんと!台湾のドラックストアWATSONSが主催する「WATSONS HWB AWARDS(健康美容大賞)」の医薬品・医薬部外品部門において、2017年度のブランド大賞を受賞したのだとか!9月29日に20代最後の写真集を発売したばかりの黒木さんも愛用しているというレンズと、「WATSONS HWB AWARDS」についてをこの機会に解説します。GIVRE TOKYOイメージモデル「黒木メイサ」黒木メイサさんがイメージキャラクターを務め、日本でも人気のカラーコンタクトである『GIVRE TOKYO(ジーヴルトーキョー)』。2016年12月よりアジア展開第一弾として台湾で発売を開始しているのをご存知ですか?そのGIVRE TOKYOがなんと、台湾のドラックストアWATSONSが主催する「WATSONS HWB AWARDS(健康美容大賞)」の医薬品・医薬部外品部門において、2017年度のブランド大賞を受賞しました。「WATSONS HWB AWARDS」とは、中国本土と香港を中心に台湾、シンガポール、タイなどアジア11カ国で3600店以上のチェーン展開するドラックストア「WATSONS」が主催している、今年で16年目になるアワードです。ワトソン台湾の520店舗を対象とし、売上トップの商品が、「医薬品・医薬部外品」「日用品」「ヘア用品」「スキンケア用品」「化粧品(トレンド)」の5部門で表彰されます。黒木メイサ20代最後の写真集「INCARNATION」黒木メイサ写真集「INCARNATION」 (TOKYO NEWS MOOK)イメージキャラクターの黒木メイサさんと言えば、9月29日に20代最後の写真集を発売したばかり。彼女にしか表現できないアートでヌーディな究極の美が詰まった写真集は、オール・タイランドロケ。写真家・レスリー・キーさんとのセッションから生まれた珠玉の写真集です。女優として、母として、一人の女性として進化し続ける黒木メイサさんの、唯一無二の存在感と魅力が詰まっているのだそう。「そんな彼女と共に歩んできたGIVRE TOKYOも、これまで以上にオトナの美しさと輝きを、世の中に生み出していく」と、GIVRE TOKYOより、力強いコメントを頂きました。『GIVRE TOKYO』詳細カラーバリエーションオリエンタルミスト/トゥルーヘーゼル/アンバーブラウンオリエンタルミスト・・・瞳に大人のアクセント。馴染むラベンダーカラーはオリエンラルEYEに。輝くナチュラルレンズ誕生。トゥルーヘーゼル・・・いつもより少し華やかに。フチが瞳に溶けるデザインはブラウンのMIXカラーを自然に演出します。アンバーブラウン・・・洗練された女性の瞳に。2トーンのカラーが混ざり合うヘーゼルカラーは瞳をワントーン明るく魅せます。製品情報詳細・レンズのエッジ部分を滑らかな多角エッジにすることで、異物感が軽減され、自然なつけ心地に。・タンパク質などの汚れがつきにくいレンズの素材を使用。快適な装用感を持続。・独自のBMW-3D製法で、レンズ着色部分が直接眼にふれないように瞳に考慮した構造。・ナチュラルで魅力的な瞳を目指したサイズ感。初めてカラーコンタクトを使用する方にもおすすめ。・自然に馴染むようこだわった、フチのグラデーションデザイン。大人の華やかさのある瞳に。【1DAY】BC(ベースカーブ):8.6mm、DIA(レンズ直径):14.1mm10 枚入…1,800 円(税別)、30 枚入…3,800 円(税別)販売度数(D):0.00、-0.50~-6.00(0.25ステップ)、-6.50~-10.00(0.5ステップ)着色外径:13.2mm、13.4mm【2WEEK】BC(ベースカーブ):8.6mm、DIA(レンズ直径):14.1mm6 枚入…1,980 円(税別)販売度数(D):0.00、-0.50~-6.00(0.25ステップ)、-6.50~-10.00(0.5ステップ)着色外径:13.2mm、13.4mm『GIVRE TOKYO』で黒木メイサさんのような印象的な瞳に美しい顔立ちの中でも、特に、印象的な目力の魅力が際立つ黒木メイサさん。GIVRE TOKYOのカラーコンタクトを使用し、少しでも彼女のような瞳に近づきたくないですか?輝く瞳とオトナの美さしさは、GIVRE TOKYOで手に入れましょう。公式サイト・SNS公式サイト:公式フェイスブック:公式インスタグラム:販売サイト:
2017年10月06日女優の黒木メイサが10月1日、東京・銀座 蔦屋書店で写真集『INCARNATION』(発売中 3,456円税込 東京ニュース通信社刊)の発売記念イベントを行った。黒木メイサにとって8年ぶりとなる同写真集は、20代の最後を切り取った貴重なもの。今回も写真家のレスリー・チャンと再びタッグを組み、水着姿やセクシーな衣装姿はもちろん、大胆なカットにも果敢にチャレンジしている。完成した写真集の感想として「普段から身体を鍛えるのが好きなんですが、今回の写真集のために2カ月ぐらい前から集中してトレーニングを積みました。その成果を出せたと思います」と自信を見せた黒木。お気に入りのカットについては「腹筋がいい感じに写っていると思ったので選ばせていただきました」と紹介した。同写真集は、セクシーなカットも満載だが、気心が知れているというレスリー・チャンとの撮影ということで「レスリーとは一緒にお仕事をして10年ぐらいになるので、その現場のテンションとノリとレスリーとのやり取りで決めました」と抵抗はなかった様子。続けて「今回の写真集を目指したところは、等身大というか包み隠さずありのままの自分をという感じです。これからも素敵だなと思っていただけるように努力したいと思います」とアピールした。その黒木は6月に第二子となる長男を産んだばかりで、10月14日からテレビ朝日系でスタートするドラマ『オトナ高校生』で女優復帰を果たす。同ドラマでは32歳で処女という設定だが、「この写真集とのギャップがある役で、どういう意図で私にキャスティングしたのかと心配になりました」と苦笑いを浮かべながら、「生活を充実させてもらいながら、バランスよくやらせてもらうのが一番幸せだと思っています」と今後の仕事のペースについても言及。また、同じ沖縄県出身で先日引退宣言した安室奈美恵の話題となり、「正直に言えば寂しいです。これまで引退というものをちらつかせずにここまで楽しませてくださった安室さんはすごいと思うし、あと1年一緒に楽しませてもらいます」と尊敬の眼差しを送っていた。
2017年10月02日女優の黒木華、お笑いコンビ・シソンヌのじろう、長谷川忍が10月1日、都内で行われたロッテのチョコレート『シャルロッテ』新商品・新CM発表会に出席した。『シャルロッテ』シリーズ5品を新発売するロッテは、それに伴い、黒木華をイメージキャラクターに起用した新CM「シャルロッテ NEW OPEN」編が10月3日から放映開始。「どんなキモチにも、寄り添って。」をテーマに、黒木が初めてアニメーション描写によってCMに登場するという内容になっている。CMでも着用したというワンピース姿で登壇した黒木は「まさか私がアニメーションとして描かれると思いながらお芝居をしたことがなかったので不思議でしたが、完成したものを見てこんなにも素敵にしてもらえてうれしく思っています」とニッコリ。撮影については「演じたモノをアニメにしたんですが、私はコンテ通りにやって、それから絵になっていきました。監督さんから一つ一つのご指示をいただきなら丁寧にやらせてもらいました」と振り返った。イベント中には、「どんなキモチにも、寄り添って。」というCMのテーマにちなみ、黒木の"キモチ"に迫る質問コーナーも。「腹が立ったらどのように気持ちを沈める?」という質問に黒木は「音楽を大音量で聴きます。ジャンルはロックやパンクとか(笑)。結構重低音が好きなので、身体からズシンと来る音楽を家で大音量で聴いて気持ちをあげますね」と答えた。イベントの最後には、黒木が大ファンだというお笑いコンビのシソンヌが、カフェ店員となって黒木のために同商品にあうコーヒーを持参して登壇。シソンヌのライブに行ったことがあるという黒木は「すごく面白くて好きなんです。DVDも買って、落ち込んだ時にDVDを見て笑って元気になっています」と絶賛し、じろうが淹れたというコーヒーと同商品を口にして「じろうさんの味、幸せだなと思いました。シソンヌさんが寄り添ってくれるとは思っていなかったので、ご褒美をもらった感じでうれしいです」とご満悦。そんな黒木について長谷川は「ありがたいですね」と感謝するも「楽屋に黒木さんが来てくれたんですけど、すごく挙動不審で俯いて誰かいるのかと。楽屋の霊的なものが見えたのかと思いましたよ」と暴露して笑いを誘っていた。
2017年10月01日黒木メイサが三浦春馬主演「オトナ高校」にて、TVドラマで制服姿を初披露!産後復帰後に「本当に攻めた役どころ!」と本人も語る、“都合のいい処女”を演じることになった。スペック高いイケメン俳優の三浦さんが、東大卒エリートの童貞=“チェリート”を演じることで話題の本作。本作では、深刻な少子化問題に歯止めをかけるべく、政府が打ち立てた「第二義務教育法案」に基づく公的機関「オトナ高校」を舞台に、異性との性体験がない30歳以上の男女たちが不器用すぎるドラマを繰り広げていく。情報解禁があるたび衝撃を与える本作で、なんと、今年6月に第2子を出産したばかりの黒木さんがドラマ復帰を果たすことに。32歳にして処女というオトナ高校の生徒・園部真希を演じ、制服姿も披露。黒木さんは12年前に映画で制服を着たことがあるというが、TVドラマでは今回が初めてとなる。久々に制服をまとった黒木さんは、「ポスター撮影のときにすれ違う人、すれ違う人がフッと笑っていったので、おかしいことは重々承知しています(笑)」と自ら茶化しながらも、「今回は高橋克実さんも制服を着られますし、違和感だらけの“高校生”がいっぱい!なので、私も世間の皆様から寄せられるであろう反応にはビビッておりません(笑)」と、力強く宣言。ポスター撮影でも、二児の母とは思えない完璧なスタイルで制服を見事に着こなしていた。今回、そんな黒木さんが演じる真希とは、「仕事が恋人!」と明言する、商社で働くバリバリのキャリアウーマン。本当は仕事も恋愛も100%達成したい欲張りな女性なのだが、結果、仕事でも合コンでも「可愛くない女」とレッテルを張られることが多い。しかも、好意を持った男性はだいたいすでに誰かのもの。そのため、常に2番目の女に甘んじ、現在も上司と不倫中…だが、相手からは「重すぎる」と敬遠されてしまい、未だに経験はなしの処女。そう、彼女はあまりにも恋に不器用な、“都合のいい処女”だった!この切なすぎる役どころを演じるにあたり、黒木さんも「本当に攻めた役どころ!」と気合十分。「セリフもきわどいものが多い上に、何と言っても“不倫をしているのに、性体験がない”という設定ですからね。普通に考えたら共存しない要素を持った女性なので、とても新鮮です」と目を輝かせてコメント。「監督から『この作品の登場人物はみんな、ズレた方向に向かっているだけで、実は全力で真面目に生きている人たちだ』と伺い、ますます『すごく楽しい役になりそうだな!』と思いました」と期待を込めている。また、「三浦(春馬)さんがいい感じにダサく演じられていて、『性体験がないのが分かる、分かる!』という感じだった」ともコメント。彼女が演じる真希は、主人公の“チェリート”・荒川英人を演じる三浦さんに加え、高橋克実演じる英人の上司にあたる50代の権田勘助らとどんな学校生活を送るのか、注目だ。土曜ナイトドラマ「オトナ高校」は10月14日(土)より毎週土曜23時05分~テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月25日宮沢りえさん、段田安則さんらとともにチェーホフ劇に挑む黒木華さん。豪華なメンバーとの共演や、舞台の裏側についてインタビューで聞きました。登場するのは愚痴っぽい人々ばかり。そこで大きな事件も起きないまま、淡々と会話で綴られていく。そんな表面だけをなぞると退屈にも思えるチェーホフ劇を、丹念に戯曲を読み解き、その演出により、セリフに潜む人間の滑稽さや愛嬌、そして悲哀を舞台上に描き出し、悲喜劇にしてみせたケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんによるチェーホフシリーズ。その第3弾『ワーニャ伯父さん』が上演される。「最初に台本を読んだ時には、閉鎖された空間のなか、皆がどうしたらいいのかわからずにいる…というようなイメージを受けたんです。でもそれが、稽古が始まってみると、悲劇的ではあるのに、皆が苦しめば苦しむほど滑稽で笑ってしまうんです。これまでチェーホフに縁がなかったんですが、自分のなかで作品の印象が変わってきているんですよね」これが初のKERA作品となる黒木華さん。稽古場では、KERAさんから「声のトーンや間合い、ミザンス(立ち位置)まで」、かなり細かな演出がつけられているという。「私の演じるソーニャに対しても、『ここのセリフは大人っぽく見える感じで』とおっしゃる場面もあれば、『ここはもっと子供っぽく』と言われたり。KERAさん自身が音楽もやられているからなのか、流れやリズムを大事にされていて、私からしたら音楽のように演出をつけているようにも感じます。細かなパーツを、まだ私はひとりのキャラクターに落とし込めていない状態なんですけれど、言われた通りにやってみると、こんなふうにも読めるんだって思うことが多くて、少しチェーホフがわかったような気がしています」ワーニャ役には段田安則さん。そして黒木さん演じるソーニャの継母で若く美しいエレーナ役には宮沢りえさんと、豪華な顔ぶれが揃う。「不器用な私は、KERAさんが求めているのはあっちの階段かなこっちの階段かなって悩んで、一段一段踏んで上っていかないと気づけないことばかり。でも、りえさんはどんどん自分の思う階段を駆け上がっていかれる。そこからKERAさんの意見を聞いて1段下がってみたり、別の階段に移ってみたりを軽々とやられていて、すごく自由なんです。他の方々もうまい方ばかりで『ヤバい!』ってなってます(笑)」確かに上り方は違うかもしれない。それでも、いま黒木さんが迷いながら上り始めた一段は、堅実で確実な一歩であることは間違いない。「もちろん私が考えるゴールに近づこうとはしていますけれど、それがはたして面白いのかどうかとも考えるんです。でも、私にはこれしかできないんですよね。だからいまは一歩ずつ上がるしかないのかな、と」そんななかでも、「今回の役は、新しくて面白い」とも。「どんな役をいただいても、たいてい悩んでいるんですけれど、今回に関しては、どう作っていいのか本当にわからないと思うことが多いんです。KERAさんはすごく切ないことをやろうとしているのに、それをどうしたら面白く伝えられるかを考えている。その“面白”に自分がついていけているのか…すごく怖いけれど楽しいです」そんな黒木さんの迷いのない口調が、可憐で控えめだけど芯の強いソーニャ像とぴったりと重なった。長年、大学教授のセレブリャコーフ(山崎)を尊敬し支援してきたワーニャ(段田)だったが、退職して田舎に戻ってきた彼の尊大な態度に失望。平穏だった日々が一変し…。8月27日(日)~9月26日(火)初台・新国立劇場 小劇場作/アントン・チェーホフ上演台本、演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演/段田安則、宮沢りえ、黒木華、山崎一、横田栄司、水野あや、遠山俊也、立石涼子、小野武彦S席8500円A席7000円B席5500円*全て税込み当日券ありシス・カンパニーTEL:03・5423・5906(月~金曜11:00~19:00)くろき・はる1990年生まれ、大阪府出身。在学中から舞台で活躍し、野田秀樹作品ではオーディションでヒロイン役に選ばれるなど注目を集める。近作にドラマ『みをつくし料理帖』。出演映画『散り椿』は来年公開。※『anan』2017年8月30日号より。写真・内田紘倫ヘア&メイク・新井克英(e.a.t…)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年08月28日公開中の劇場版『HiGH&LOW THE MOVIE2 / END OF SKY』にて物語の核の一人となるキャラクターを演じる黒木啓司さんと、劇場版初参加のNAOTOさん。お二人のマイブームやLDH全体での“流行モノ(?)”も要チェックです!黒木啓二EXILEのエンタメを九州に浸透させていきたい。俺が宮崎出身っていうのもあるんですけど、今、九州にハマっています。とくに福岡はメシも美味いし、女性もキレイ(笑)。俺が上京したときに感じた東京の活気やわくわくするような雰囲気が今、福岡にあるんですよね。今年に入ってもう2か月くらいは福岡にいます。個人的な勘なんですけど、今後はもっと九州に注目が集まるような気がしていて。EXILEエンタテインメントを九州に浸透させるために、「THE NINE WORLDS」というプロジェクトも始動させました。九州のテレビ局と一緒に番組を作ったり、イベントを企画したり。これからもっと九州を盛り上げていけたらいいなと思っています。NAOTO15作品を並行して読むほど漫画にハマっています!俺がハマっているのは漫画。常に15作品くらい並行して読んでいます。お気に入りは、『キングダム』『進撃の巨人』『グラゼニ』『ゴールデンカムイ』『土竜の唄』。少女漫画も読みますよ。『7SEEDS』は壮大なストーリーで俺のベスト5に入るくらい好き。ハリウッドに売り込みたいくらいです!あと、LDH全体で流行っているのはGENERATIONS。先輩から飲みの席に誘われまくってます。俺はメンディーをよく呼ぶんですけど、そうするとだいたい(佐野)玲於もついてきて。で、「他のメンバーは何してんの?」って聞くと、別の先輩から誘われていたり。ジェネ、大忙しです!(笑)映画「HiGH&LOWTHE MOVIE2 / END OF SKY」黒木さん扮するロッキーがリーダーの「White Rascals」をはじめ、5つのチームが争いを繰り広げるSWORD地区。NAOTOさんはそこの支配を新たに目論む武闘派集団「プリズンギャング」のジェシー役。全国松竹系にて公開中。くろき・けいじ1980年1月21日生まれ、宮崎県出身。EXILE兼EXILE THE SECONDのパフォーマー。AbemaTV『BPM~BEST PEOPLE’s MUSIC~』(毎週土曜21時~)のMCを担当中。ナオト1983年8月30日生まれ、埼玉県出身。EXILEパフォーマー、三代目J Soul Brothersのリーダー兼パフォーマー。TBS系『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(毎週木曜19時56分~)に出演中。※『anan』2017年8月30日号より。写真・網中健太スタイリスト・jumbo(speedwheels)ヘア&メイク・千絵(H.M.C/黒木さん)下川真矢(NAOTOさん)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年08月28日12人の女性たちの生き方を、12星座になぞらえて紹介していくショートクロスストーリー『12星座 女たちの人生』。 キャリア、恋愛、不倫、育児……。男性とはまた異なる、色とりどりの生活の中で彼女たちは自己実現を果たしていく。 この物語を読み進めていく中で、自身の星座に与えられた“宿命”のようなものを感じられるのではないでしょうか。文・脇田尚揮【12星座 女たちの人生】第120話 ~獅子座-最終話~―――2ヶ月後今夜は弁護士の木村先生と、顧問税理士の茂木ちゃんと3人で食事会だ。19時からお台場のレストランバーを予約してある。先日、アタシの会社「アリアンロッド」の顧問弁護士として木村先生と契約を済ませ、そのお祝いを催してみたの。……まぁ、内心は木村先生と会いたかったンだけど。茂木ちゃんにはダシになってもらったみたいで、なんだか申し訳ないわ。今度お礼しとこ。『そろそろ時間ね……』夕暮れの台場駅に降り立った。しっかし、人のご縁や繋がりっていうのは、どこでどう結びつくものか、全くもって予測がつかないものね。あの時、もし目黒駅で菜摘ちゃんと知り合ってなかったら……。きっと今頃私は、木村先生と再度接点を持つことはできずに、悶々と日々を過ごしていたことだろう。あの“ハゲの痴漢オヤジ”に、ちょっとだけ感謝してあげる。流石に、菜摘ちゃんママから改めて木村さんを紹介された時は、緊張しまくりでガチガチだったけどね―――。菜摘ちゃんママ(と、尾田ちゃん)の計らいで、菜摘ちゃんパパの会社で木村先生にお会いするその日、私は遅刻しちゃったのよ。緊張のあまり前日眠れなくて、つい深酒してしまって、次の日起きれなかったのよね……だって、朝早いんだもん。そして着いた時、ハァハァ息を切らせている私を見て、木村先生がニコッと一言。「昨日は何本飲んだんですか?」あれは恥ずかしかったわ~。もうアタシが“飲んべえ”だってこと、知られちゃってるからね……。でも、こうしてまた会うことができた喜びに、アタシの心は踊っていた。絶対表には出さなかったけど。終始、木村さんは穏やかで、ニコニコしながら菜摘ちゃんパパや尾田ちゃんの話を聞いてくれていた。太陽の下でよく見ると、意外と木村さん、良い男でドキドキしちゃった。スーツは男の魅力を3割増してくれるっていうけど、本当ね。それから、モジモジして何も言えないアタシを見るに見かねてか、尾田ちゃんが“仕事の話”をしてくれたのよ。顧問税理士の茂木ちゃんのこと、これから会社の規模を大きくしていきたいこと、そしてウチには顧問弁護士がいないということ。―――そう、尾田ちゃんが木村さんにアクションをかけてくれたのよ。そしたら、木村先生「明日にでも三人でお食事でもしましょうか」って提案してくれたの。でも、そこで尾田ちゃんが「あいにくその日は所用があり、私は最初しか参加できないのですが大丈夫ですか?」とナイスアシスト!結局、次の日にほぼほぼ二人きりで食事をすることになって、顧問弁護士になってもらう契約を結ぶ約束をしたのよね。その時は、不思議と緊張しなかったのを覚えているわ。おそらく、“仕事の話”をするっていう意識が私の中にあったから。あぁ、自分は憧れの人を前にしても、仕事のこととなるとスイッチが入るんだって、その時実感したわ。尾田ちゃんはかなり心配していて、LINEで何度も「がんばってよ!」「飲み過ぎないようにね」と、仕事以外のことに気を遣ってくれたっけ。私が仕事にプライドを持っていることを、彼女は十分承知してくれているから。そして、もちろん契約は成立。「やはり、黒木さんは面白い人ですね」木村さんが別れ際、私に掛けてくれた言葉。できれば「綺麗」とか「素敵」とかって言われたかったんだけど、まぁ、いつものことだから仕方ないわね。もし「可愛い」なんて言われたら、鳥肌が立っちゃうしね(笑)。―――そこからの今日。レストランバーは今日も盛況の様子。テーブルには木村さんと茂木ちゃんが。二人とも5分前だっていうのに律儀なんだから……! 挨拶もそこそこに、茂木ちゃんと木村さんをお互いに紹介する。談笑していると、目の前にトマトとバジル、モッツァレラチーズの色が眩しいイタリアンが並んでいく。もちろん乾杯はいつも通り、シャンパン。音頭を取るのはアタシだ。『木村先生の顧問弁護士就任に、かんぱーい!!』「アリアンロッドの今後の発展にも、乾杯!」今日は飲みすぎてしまいそうな予感だ―――私の恋は、結局こういう形になっちゃう。素直になれなくて、言いたいことも言えなくて。でも、こうして同じ目標に向かっていける仲間としてなら、これから……あるいは……。終始笑顔の木村さんを、チラりと見る。今に仕事も恋も、思い通りにしてあげるんだから。待ってなさいよ……!獅子座の女の人生は、“I create.” ~私は創造する。~自分に誇りをもって、“特別な何者か”になっていく努力を惜しまない。何もないゼロの状態から自分だけの世界を創り上げていく中で、自身の周りに多くの人たちが集まり、さらに大きなうねりとなっていく。アタシはそのことをよく分かっているわ。流行や人の感情は移り変わり、色あせていくけど、スタイルや積み重ねてきたものは変わらないまま残り続ける。だから、私はこれからも走り続けるの。みんなが魅力を感じて、楽しい!と思ってくれる何かを、これからも生み出していこう。今、アタシは大きな一歩を踏み出した―――。獅子座の女の人生 ~Fin~【今回の主役】黒木真利子 獅子座31歳 経営者女性向け下着ブランド『アリアンロッド』の経営者。プライドが高く、自分の力で今の会社を立ち上げ軌道に乗せたことに誇りを持っている。しかし、恋愛はあまり得意でなく、強気な性格ゆえに男性との関わり方について悩んでいる。顧問税理士の茂木篤史は心を許せる存在。(C) sergey_sfoto / Shutterstock(C) Andrey_Popov / Shutterstock
2017年07月18日12人の女性たちの生き方を、12星座になぞらえて紹介していくショートクロスストーリー『12星座 女たちの人生』。 キャリア、恋愛、不倫、育児……。男性とはまた異なる、色とりどりの生活の中で彼女たちは自己実現を果たしていく。 この物語を読み進めていく中で、自身の星座に与えられた“宿命”のようなものを感じられるのではないでしょうか。文・脇田尚揮【12星座 女たちの人生】第119話 ~獅子座-11~「それじゃあ、そろそろ出ようか」私が、飲み過ぎてベロベロになりつつあるのを察したのか、尾田ちゃんが“今夜はもう帰ろう”と促してきた。まだ22時をまわったくらいじゃない。せっかくいい気分になってきたっていうのに!アタシがもう一杯注文しようとすると、「ダメよ」尾田ちゃんが制止する。……こいつ、全然酔ってない。「ほら、真利子、行くわよ。あなた恋愛頑張るんでしょ? お酒の飲み方にも気をつけなくちゃ」あー、もう! 尾田ちゃんはいっつも正論。半ば強引に店から連れ出される。そして、タクシーに押し込められた。「いい、ちゃんと帰るのよ?」『言われなくても、帰るわよ!』「じゃあ、すみませんがよろしくお願いします」丁寧にタクシーの運ちゃんに頭を下げる尾田ちゃん。思えばこの子は、会社立ち上げ当初から、ずっとアタシの面倒をみてくれていた。大変な時期は励ましてくれて、上手くいっている時は「調子に乗っちゃダメよ」って諌めてくれたっけな……。『尾田ちゃん』「何?」『……ありがとう』「何言ってんのよ、早く帰って寝なさい! ……それじゃあね」二軒目に行きたい気持ちをグッと堪えて、そのまま帰宅する。タクシーから見える、夜の街灯りがキラキラと眩しい。恋愛ねぇ、ガラじゃないんだよなぁ……。木村さんのことは気になるけど、こっからどうやって進めたら良いのか、分かんないのよね。なんでもスパッて決めるタイプなのに、珍しくクヨクヨグズグズしている。―――自宅に到着。カードで支払いを済ませて、領収証を運ちゃんから受け取る。千鳥足でエントランスへ。バッグからキーケースを取り出して、オートロックを解除する。ついでにスマホもチェック。尾田ちゃんからLINEが入っている。「真利子、お疲れ。ちゃんと帰れた?」「今日、お店に来て下さった菜摘ちゃんのお母様にお礼の連絡を入れておいたから、明日あなたからも連絡しておいて」……なんなのよ、この“段取り力”は。昔から、いっつもそう。私の至らない部分を、尾田ちゃんが補ってくれる。「アリアンロッド」が軌道に乗ったのも、彼女あってこそなのよね。『分かってるわよ……』エレベーターの中で、そのまま「分かってるわよ」と返信する。取り敢えず、今日はもう色々考えたくないのよっ!自室に到着し、そのままベッドに倒れこむ。シャワーは明日でいいや……。そのまま眠りについた―――朝。目覚めは悪くない。頭もガンガンしてない。昨夜そこまで飲まなかったからな。ベッドから起き上がり、冷蔵庫のジャスミンティーをコップに注いで飲んで、喉の乾きを潤す。『ふぅ……さて、今日もやるか!』スイッチが入る―――少しぬるめのシャワーを浴び、普段通り支度を始める。このリズムを維持することが、大切なのよね。どんなに前日飲んで騒いでも、次の日はキッチリ起きて動く。それがマイルール。今日もビシッと決めるわよ!お気に入りの下着を身につけ、タイトなスーツに身を包み、シャネルのN°5の霧をくぐっていざ出勤ね。今日も、お店にはアタシが一番乗り。自ら掃除をすることで、運が向いてくるの。せっせとモップをかけていると、「おはよ!」尾田ちゃんだ。『おはよ~』「朝から良い心がけね」『まぁね、ゲン担ぎみたいなもんよ』一日が始まる―――お昼休憩中、お店の奥でコーヒーを飲んでいる時にふと思い出した。昨日の尾田ちゃんからのLINE。菜摘ちゃんママに、私もお礼の連絡を入れておかなくちゃ。会員名簿をチェックし、電話番号を確認する。『あったあった』番号をメモして、お店の電話機から電話する。プルルルルルプルルルルル「はい、もしもし内田です」『こんにちは、“アリアンロッド”代表の黒木真利子でございます! 先日はお店まで足をお運び下さり、ありがとうございました!』「まぁ、黒木社長……わざわざご連絡、ありがとうございます。菜摘も、そちらで購入させて頂いた下着を喜んで着けてますのよ」『お気に召されたようで、私も嬉しい限りです……!』「それで、ええと……昨日、尾田さんからもご連絡頂いたのですが、木村先生とのお顔合わせの日程をいつにしましょうか?」―――ええっ!尾田ちゃん、何をしてくれたの!? もしかして、木村さんと会えるように、菜摘ちゃんママにお願いしておいてくれた?今は取りあえず、話を合わせておこう。内ポケットから手帳を取り出し、スケジュールをチェックする。『あぁ! はい! ありがとうございます。えぇと、再来週の土日でしたら、何時でも大丈夫です』「分かりました。では、木村先生にもそのようにお伝えして、日程調整させて頂きますね!」菜摘ちゃんママは、かなり“話し好き”なようで、その後15分ほど話は続いた。「それでは、またご連絡差し上げますわね、ウフフ」ようやく受話器を置くことができた。しかし、木村さんと、また会うことができるなんて―――平静を装ってはいるものの、私の心は踊っていた。【今回の主役】黒木真利子 獅子座31歳 経営者女性向け下着ブランド『アリアンロッド』の経営者。プライドが高く、自分の力で今の会社を立ち上げ軌道に乗せたことに誇りを持っている。しかし、恋愛はあまり得意でなく、強気な性格ゆえに男性との関わり方について悩んでいる。顧問税理士の茂木篤史は心を許せる存在。(C) MarcinK3333 / Shutterstock(C) Antonio Guillem / Shutterstock
2017年07月14日12人の女性たちの生き方を、12星座になぞらえて紹介していくショートクロスストーリー『12星座 女たちの人生』。 キャリア、恋愛、不倫、育児……。男性とはまた異なる、色とりどりの生活の中で彼女たちは自己実現を果たしていく。 この物語を読み進めていく中で、自身の星座に与えられた“宿命”のようなものを感じられるのではないでしょうか。文・脇田尚揮【12星座 女たちの人生】第118話 ~獅子座-10~眼鏡男子が物凄い勢いで飛び出してきた、店に入る。『へぇ……なかなか雰囲気があるお店ね』「ね、良いわよね」尾田ちゃんは、良いものを見極める能力に長けている。忘年会や打ち上げの時なんかも、お店選びはすべて尾田ちゃんに任せている。私と尾田ちゃんは、奥から二番目のテーブル席に案内され、思い思いにお酒を注文する。「ふぅ。ようやく落ち着いたわね」『今日も色々あったなぁ。何だか、あっという間の一日だったわ』世間話とも何とも言えないような会話をしているうちに、お酒が運ばれてきた。私は朱色のカンパリオレンジ、尾田ちゃんはほぼ透明なモスコミュール。まるで、対照的な私たちの性格が反映されているようだ。「……で、どうなのよ?」『どうって……』「もう! 分かってるくせに。あなたのハートを奪った“誰かさん”についてよ」『………』黙って、カクテルを一口飲む。苦味と酸味が一気に口の中に広がる。『まぁ、その、話していて楽しい人だったかな』「へぇ~、真利子がねぇ。珍しい。いつものあなたなら、“くっだらないことばっか言ってくる男がいたから、言い負かしてやったわよ!”なんて言ってるのにね」『そんなこともないわよ』「もう、急にしおらしくなっちゃって」尾田ちゃんが泡の弾ける炭酸カクテルに口をつけながら、聞いてくる。「で、どんな人なの? その人。真利子のお眼鏡にかなうなんて、なかなかじゃない」『いや、別に、身長も低いし、これと言って特徴もない、ただの―――』言いかけて、そこから言葉が出なくなった。そう、ただの男じゃないんだ。言葉ではうまく言い表せないけど、“特別な何か”を持った人。「……ただの?」『弁護士さん、かな』「ヒュー! 弁護士なの!? やるじゃん、真利子!」『ちょ、ちょっと……あんまり大きな声出さないでよ!』「あっ、ごめん」尾田ちゃんがペロリと舌を出す。「で、連絡先は交換したんだよね?」『い、いやぁ、それが……』「は? あんた、連絡先知らないの? 何しに行ったのよ、もう!」尾田ちゃんが納得のいかない表情をして、プンプンしている。冷静そうに見えて、意外と熱くなるんだよな……コイツ。『いや、完全に知らないってワケじゃないよ。横浜の“アヴァンス”っていう事務所で働いてるってことは知ってる』「横浜? ねぇ、それって!」コクンとうなづく。「すごい偶然じゃない!!今日お店にいらした女の子のお母さんが話していた弁護士さんでしょ!? ……ええと、確か」『木村。木村秀一。』「そう! その先生! やったじゃない、真利子! あんた“持ってる”わよ」それはそう、なんだけど。ここからどうやって繋げればいいのか分からない。「ねぇ、真利子」突然、尾田ちゃんが真剣な顔になる。眼鏡の奥の瞳が光る。「あなた、仕事に関しては天才的な手腕と、図々しいほど気の強さを発揮するくせに、恋愛となると全然ダメじゃない」図星だ。ちょっとムッとする。「原因、なんだと思う?」『原因?』尾田ちゃんからの想定外の言葉に、つい聞き返してしまった。「そう、原因。私の見立てだと……」『うん』つい身を乗り出して、聞いてしまう。「“甘えられない”ところにあるんじゃないかな」―――ッ!確かに……。幼い頃から男勝りで、ケンカでも負けたことがない。バカにされるのが嫌いで、いつも突っ張って生きてきた。身長もどんどん高くなってきて、いつの間にか、男子たちからも怖がられるようになってた。まぁ、女子には異常に好かれていたけどさ。その“癖”っていうか“スタイル”が、今も抜け切らないんだよなぁ。あの時、木村さんに対してもう一歩踏み込むことができていたら、こんなにややこしいことには、ならなかっただろうな。「あのお母さん、あなたに木村さんを紹介するって言ってたわよね。もちろん、OKするんでしょ?」『分かんないわよ、そんなの』「もう、じれったいわね! いい? あなた、今回のチャンスを逃したら、本当にただの寂しい女社長になっちゃうわよ!?」いつになく厳しい口調で、尾田ちゃんが詰め寄ってくる。普段なら反論するのだが、今回ばかりは何とも言えない。『うん』「なら、早く紹介されちゃいなさい!」なんでここまで、私の恋愛に関心があるんだろう。『尾田ちゃん、何でそんなに私に構ってくれるの?』「そんなの簡単よ。……真利子に幸せになって欲しいからに決まってるじゃない!」―――幸せになって欲しい、か。どうして、こうもアタシの周りにはお節介な女が集まるのかしらね。『分かったわ』“えっ”という顔で、尾田っちが私を見る。『今回は本気で頑張ってみる!』尾田ちゃんの迫力に負け、私は、“らしくない”宣言をしてしまった。―――空のグラスの中で、溶けかけた氷がカランと音を立てた。【今回の主役】黒木真利子 獅子座31歳 経営者女性向け下着ブランド『アリアンロッド』の経営者。プライドが高く、自分の力で今の会社を立ち上げ軌道に乗せたことに誇りを持っている。しかし、恋愛はあまり得意でなく、強気な性格ゆえに男性との関わり方について悩んでいる。顧問税理士の茂木篤史は心を許せる存在。(C) Monkey Business Images / Shutterstock(C) wrangler / Shutterstock
2017年07月13日「スラッと長い美脚に、完璧なくびれ。思わず見惚れてしまいました」(居合わせた客) 都内のスーパーで女性客からの視線を集めていたのは、黒木メイサ(29)だ。6月7日、彼女は夫・赤西仁(33)との間に第2子となる男児を無事出産したことをツイッターで発表した。 それから約1カ月後の7月4日。自宅近くの高級スーパーで買い物をしている黒木を本誌は目撃。店内を闊歩しながら、野菜や果物などの生鮮食品を真剣な表情で吟味。そして1時間近くかけて選んだ食材を持ってレジへ。会計を済ませると自宅へ帰って行ったーー。 実は、この日は赤西の誕生日。愛する夫のために、黒木は手料理を振舞ったようだ。 「彼女は出産後、自炊中心の食生活を心がけ、ダイエットに励んでいます。赤西さんのバースデーケーキも、桃とさくらんぼでできた“果物ケーキ”でした」(黒木の知人) 努力が功を奏したのか、この日も産後1カ月とは思えないほどスリムだった黒木。しかし体型維持の秘訣は、食生活だけではないという。 「彼女は、中村アン(29)さんが通っていることで知られる芸能人御用達ジムでトレーニングを続けてきました。ダンベルなどを使ったハードなメニューなので、今はお休み中のようですが……」(スポーツジム関係者) 産後トレーニングについて、専門トレーナーのAMP代表・稲垣純弘さんはこう語る。 「一般的には1カ月検診で問題がなければ運動OKです。産後トレーニングは、出産前に身体を鍛えていた人ほど効果が早く出ます。通常1年以上かかるところ、黒木さんのようなトレーニング経験者なら3カ月で元の体型に戻すこともできるでしょう」 黒木は6月14日のツイッターにも《トレーニングはいつ再開できるのかな?》と綴っている。 「黒木さんが出産直後から体型を気にするのは、最速で仕事に復帰したいからです。ストイックな黒木さんですから、そろそろ“鬼トレ”を再開するのでは」(芸能関係者) 2児のママになった黒木が、さらに輝きを増して復帰する日も近そうだ。
2017年07月12日女優の黒木メイサ(28)が7月14日公開の中国映画「青禾男高(チンヒョウナンコウ)」(ジャン・ツォーウェン監督)で海外デビューすると、5日付のサンケイスポーツなどが報じた。 同紙などによると映画は中国の高校を舞台に、主人公(オウ・コウ、24)らが属する中国人グループと柴田(林遣都、26)が中心となる日本人学生グループの抗争を描く物語。黒木は日本人キャスト一番手となる武家の娘役。得意な殺陣のほか、北京語も披露しているという。 夫で歌手の赤西仁(32)も中国では人気者とあって、黒木も現地で注目を浴びそう。しかしこのところ、黒木の仕事ぶりが以前とガラリと変わってしまったというのだ。 「以前は映画や民放キー局のヒロインを中心に仕事を入れており、CMも一流どころばかりでした。ところがここ最近は手当たり次第オファーを受けまくっているのです」(民放キー局のドラマ班スタッフ) 黒木は12年2月に赤西と“デキちゃった結婚”し、9月に第1子の長女を出産し仕事復帰。15年には妊婦で刑事役の「デザイナーズベイビー」(NHK)、16年には夫が民泊ビジネスを始める深夜ドラマ「拝啓、民泊様。」(TBS系)、そして今回の中国映画など幅広く仕事をこなしている。 「黒木のデキ婚のおかげで事務所は相当額の違約金を背負うことになった。桐谷美玲(27)がブレークしてくれたおかげで乗り切ったが、黒木はまだ事務所にかなり借金が残っているそうです。そのためまだまだ仕事を選ぶことを許されないようです」(芸能プロ関係者) 本来ならばまだまだ稼がなければならなかったが、昨年11月に第2子妊娠を発表しており間もなく出産予定。復帰後は、またまたバリバリ仕事をこなすことになりそうだ。
2017年05月06日女優の黒木メイサ(28)が26日、自身のツイッターを更新。夫で歌手・赤西仁(32)との間に第2子を妊娠したことを報告した。黒木は「報道にありましたように、現在第二子を妊娠中です。間も無く安定期に入るところです」と報告。「体調が崩れる事もなく元気に過ごしていますが周りの理解とサポートに感謝しつつ、また1人増える我が子を迎えいれる準備をしているところです」とつづり、「朝からたくさんのメッセージありがとうございます」と感謝した。赤西も、黒木の投稿を引用して「IINE #いいね」とコメント。さらに、「くっそぉぉぉぉ!今度こそはこっち発信で皆々様にご報告をと思ってたのにまたすっぱ抜かれたぜぃ!」と悔しがり、「#報告の文を考えてはじめていた #ちゃんとしてないわけではない #みんなありがとう」とハッシュタグをつけてツイートした。2人は2012年2月に結婚。同年9月に第1子となる長女が誕生した。
2016年11月26日女優の黒木メイサが17日、都内で行われたNHK BSプレミアムのドラマ『花嵐の剣士~幕末を生きた女剣士・中澤琴~』(2017年1月14日スタート 毎週土曜 21:00~22:29)の取材会に出席した。主演の黒木メイサが本格的剣術アクションに挑んだ同ドラマは、幕末の世を駆け抜けた実在の女剣士・中澤琴をモデルにした物語。激動の幕末から明治、大正、昭和を生き抜いた中澤琴の波乱に満ちた半生を描く。主人公の中澤琴を演じた黒木は「正直、中澤琴さんのことは知らなかったんですが、台本や資料を読んで琴さんの魅力を感じましたので、全力でやらせていただきました」とやり切った様子で「琴さんを調べる資料があまりなくて大変でしたが、やり甲斐のある役でした。もし今後さらに琴さんにフィーチャーして何か(続編など)を作ることがあれば絶対に気になると思うので、頑張ります(笑)」と意欲を見せた。琴の兄・定祇を演じた筒井道隆は「役が男っぽい役だったので、悪い意味ではなく女性らしさがありませんでした」と笑わせるも「仕事に対して真摯という感じを受けました」と賞賛すれば、沖田総司の義兄・林太郎役の宅間も「アクションが沢山あったのに誰が真夏に撮影すると決めたんだと思いましたし、何で真夏に鎧兜を着ているんだとも思いましたね。それはそれはメイサちゃんは大変だったと思いますよ」と賛辞を惜しまなかった。殺陣などのアクションシーンが多い同ドラマだが、黒木扮する琴が芸者となるシーンも。それについて黒木は「琴さんは全編を通して男装が多かったので、芸者のシーンはものすごく恥ずかしくて、男の人が女装しているみたいで恥ずかしかったというのが本音です(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。
2016年11月18日第29回東京国際映画祭が10月25日(火)に開幕し、華やかなレッドカーペットに続いて、開会式が開催。来日ゲストのメリル・ストリープ、フェスティバルミューズの黒木華、安倍晋三総理大臣らが出席して、10日間におよぶ映画の祭典が幕を開けた。開会式冒頭、安倍首相、世耕弘成経済産業大臣が来賓として登壇。安倍首相は今年で29回目を迎え、アジアでも最大級の国際映画祭として成長を遂げた同映画祭を「まさに継続は力なり」と称賛。また、安倍政権が掲げる「アジア・ゲートウェイ構想」について「アジアの若者たちが日本・東京にやってきて、そこから世界に発信していく」と語り、まさしく同映画祭がその構想に沿った文化発信の場であると強調する。また、「妻からしきりに勧められた」と今年の実写映画の大ヒット作『シン・ゴジラ』についても触れ「早い段階で総理大臣と官房長官が死ぬそうで…(苦笑)」と語り笑いを誘っていた。そして、フェスティバルミューズを務める黒木さんが、着物姿で登場し、オープニング上映作『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』主演のメリル・ストリープを呼び込む。メリルは客席からの「I love you!」という声援に「私も愛してるわ!」と手を振り「アリガトウゴザイマス」と日本語で挨拶。「東京にこうしてまた戻ってこられて幸せです。東京は大好きな街であり、もっともっと探検したいと思ってます。この作品をオープニングに選んでいただいて光栄です」と日本のファンに語り掛けた。当初、共演のヒュー・グラントも一緒に来日予定だったが、急遽、撮影が入ったため、ヒューの来日はかなわず、かわりにビデオメッセージが寄せられた。このビデオでヒューは、来日できなかったことを詫びるとともに「代わりに僕の個人マネジャーをそちらに行かせます。メリルと言います」とオスカー女優を個人秘書扱い!さらに「優しくしてあげてくださいね。いじめたりしないでください。テンパっちゃいますから」と語り、これには会場は大爆笑!メリルは笑みを浮かべてこのビデオを「彼が英語圏で最もチャーミングで、最も多忙な男だという証明になるかと思います」と語った。さらに、メリルは「できることなら東京に残って、全ての作品を観たいんですが、アメリカに戻って、新しい大統領の誕生を見届けなくてはなりません」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。フェスティバルミューズの黒木さんは、緊張した面持ちでメリルに「日本で女優をやっている黒木華と申します」と挨拶し、さらに本作で自分が歌が上手いと信じている、音痴なヒロインを演じるにあたり、メリルが一度、ちゃんとした音程で歌えるように練習した上で、音痴になっていったという役作りについて質問。メリルは「その通りです。できるだけ旨く、アリアを歌う訓練から始めて、崩していくという形で役を作りました」と説明。そして、黒木さんが2014年のベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したことについて「おめでとうございます」と祝福した。世界的大女優の言葉に黒木さんは大感激!この日の黒木さんの着物の柄は鶴で、メリルもタンチョウヅルがデザインされたドレスを着用しており「衣装まで一緒で幸せです!」と満面の笑みを浮かべていた。第29回東京国際映画祭は11月3日(木・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日乳がん闘病中のフリーアナウンサー・小林麻央(34)が30日、自身のブログを更新。昨年、胃がんのために32歳で亡くなった黒木奈々キャスターへの思いをつづった。麻央は、「今日は、報道番組のキャスターをされていた黒木奈々さんのことを想っていました」と書き出し、「同じ事務所で、同じ1982年生まれ同じ上智大学出身そして同じ時期に癌で闘っていました」と共通点を列挙。「元気になったらいつかお会いして、お話したいなと思っていました」と打ち明けた。続けて、「でも、奈々さんは亡くなられて、その、いつか、は叶えられませんでした」と悔やみ、「ご本人にも何も伝えられませんでした」と吐露。「今も、時々、黒木奈々さんを想います」と記した。そして、「『いつか』と思っていると、『いつか』までの距離は果てしなく縮まらない気がします」との思いを告白。「最近は、今は無理でも、『いつか』と思わないで、何年何月何日頃って決めて思うようにしました」と考え方を変えたことを明かした。
2016年09月30日本木雅弘を主演に迎え、西川美和監督が自らの小説を映画化する『永い言い訳』。先日、トロント国際映画祭への正式出品も決まった本作から、本木さん演じる主人公と、黒木華が演じる不倫相手との場面写真が解禁となった。人気作家の津村啓こと衣笠幸夫は、妻・夏子が旅先で不慮の事故に遭い、親友とともに亡くなったと知らせを受ける。まさにそのとき、不倫相手・福永と密会していた幸夫は、世間に対して悲劇の主人公を装うことしかできない。そんなある日、妻の親友の遺族、トラック運転手の夫・陽一とその子どもたちに出会った幸夫は、ふとした思いつきから幼い彼らの世話を買って出ることに…。主人公の津村こと衣笠幸夫役を、『日本のいちばん長い日』『天空の蜂』で昨年度、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した本木さん、その妻を深津絵里、その不倫相手を黒木さんが演じ、そのほか、ミュージシャンの竹原ピストル、池松壮亮、山田真歩、堀内敬子ら、日本映画屈指の実力派俳優が脇を固める本作。今回解禁となった新場面写真は、本木さん演じる幸夫が、長年連れ添った妻・夏子(深津さん)の旅行中、なんと不倫中の担当編集者・福永智尋(黒木さん)を自宅へと招き入れた、その“翌朝”のシーン。福永の後ろから甘えるようにして抱きつき、甘い余韻を再びかみしめる幸夫だが、そんな2人のもとへ飛び込んできたのは、夏子が旅先で亡くなったという衝撃の知らせ…。まさに、この後、人生最大のしっぺ返しがくることを知らない幸夫と福永の密着度の高い濃厚ラブシーンをとらえたカット。順風満帆に見えても、常に何が起こるか分からないのが人生。一寸先の“闇”に堕ちた幸夫は、果たして“光”を見いだせるのか、ますます気になるばかりだ。『永い言い訳』は10月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日6月25日公開の映画『嫌な女』の完成披露プレミアムイベントが15日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、吉田羊、木村佳乃、黒木瞳監督が出席した。桂望実のベストセラー小説『嫌な女』を原作にした同映画は、監督業初めてとなる黒木瞳が原作に惚れ込み、自ら出版社に手紙を書き続けて映画化が実現したというもの。本作で映画初主演となる吉田羊、そして木村佳乃のダブル主演で、堅物弁護士(吉田)と天才詐欺師(木村)という境遇も立場も違う対照的な女性の人生を鮮やかに描き出す。公開に先駆けて完成披露イベントが行われたこの日は、イベントに相応しいドレスアップした衣装で3人が登壇。本作で映画初主演を果たした吉田は「今回初主演と言われてますけど、(主演として)未熟で瞳監督や佳乃ちゃんに引っ張られて何とかゴールしました」と安堵した様子で、黒木監督も「撮影中はおふたりの女優魂というか、根性というか、真摯な姿勢に背中を押してもらいました。この場を借りてお礼を申し上げたいです」とダブル主演の吉田と木村に感謝しきり。また、劇中で上手く言ったシーンを問われた吉田は「佳乃ちゃんとのバトルシーンで、佳乃ちゃんが私を叩くシーンがあるんですけど、叩くのがまあ上手い! あのシーンは上手くいったと思います」とあげると、木村は「フリでも良かったんですけど、羊ちゃんから『当てて』と言われたので、ものすごい力で打ちました。そしたら羊ちゃんの顔が怖くて怖い目で睨んでくるんです。本当に怖かったですね」と明かして笑わせた。そんな2人のバトルのシーンを、黒木監督は「あれは何度も何度もやっていただいたので、上手くいきました」と会心の出来だったとか。演じた吉田は「髪の毛が掛かったりして何度もやったんですが、あの瞬間は『瞳さんしつこいな』と思ってました(笑)」と本音を明かすも、「その粘り強さの連続が成果として現れていると思います」と初監督とは思えない黒木の力量を認めていた。映画『嫌な女』は、6月25日より全国公開。
2016年06月16日黒木華、綾野剛、そしてシンガーソングライターのCoccoの共演でも話題を集めた映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』のBlu-ray&DVD発売日が9月2日(金)に決定したことを受け、本作のメガホンを握った岩井俊二監督督による最新コメントも同時に解禁となった。東京を舞台に派遣教員の皆川七海(黒木さん)を主人公に、女の子が日常のなかで“ありえなそうだけど、現実にはそんなこともある”事件や不条理に出逢いながら成長していく姿を描いた本作。社会の格差やお金の問題をはじめ、女性が自立すること、恋愛の多様なありかたなど、現代社会がいま、そして今後も抱えるだろう問題を描いて高評価を集めた。岩井監督は「劇場に何度も足を運んでくれた人がいたと聞きました。反面、劇場へ行きたかったのに行けなかった人もいると聞きました。これからは、好きなときに、好きな場所で、好きな人と、何度でも七海や真白や安室に出逢ってください」とコメント。妥協を許さぬ作品作りで知られる岩井監督の作り上げたキャラクターへの愛を感じるメッセージだ。「プレミアムボックス」は、『リップヴァンウィンクルの花嫁』劇場公開版と、全6話の「serial edition」の両方を収録する予定。また、本邦初の新規特典映像として、「メイキングドキュメンタリー」を収録した4枚組に。充実の特典とともに作品世界に浸ってみて!<『リップヴァンウィンクルの花嫁』リリース情報>プレミアムボックス < Blu-ray 4枚組>価格:13,000円(本体)+税Blu-rayセル(通常版)価格:4,700円(本体)+税DVDセル価格:3,800円(本体)+税発売日:9月2日(金)発売元:ポニーキャニオン販売元:ポニーキャニオンクレジット表記:(C) RVWフィルムパートナーズ(text:cinemacafe.net)
2016年06月15日黒木瞳の初監督作『嫌な女』が5月23日(月)、「外国人特派員協会」(有楽町)にて上映され、その後、黒木さんを迎えての記者会見が行われた。真面目で堅物な弁護士の徹子と彼女のいとこで自由奔放に男性を手玉に取り、結婚詐欺まがいのトラブルを起こす夏子。以前から徹子は夏子が大嫌いだったが、彼女が持ち込むトラブルの処理であれこれと振り回されるハメになり…。桂望実の同名小説が原作だが、もともと、自身が女優として演じるために原作の映像化権を手に入れたという黒木さん。「脚本家の先生(※朝ドラ「とと姉ちゃん」を手掛けている西田征史)と話をするうちに、この作品の世界観を一番分かっているのは私だと思い、徐々に監督をしてみようと気持ちが変化していった」と監督をするに至った経緯を明かす。女優業と監督業、その違いについて「女優として作品に入るときは、その女性として生きる――私ではない別の女性になるんですが、監督の場合、私が全部出ちゃうんです。『あ、全部私だな』と思いました」と語る。生真面目な徹子を吉田羊、奔放な夏子を木村佳乃が演じているが、黒木さんは監督として「吉田さんの役はとてもストレスのかかる役。演出面でも負荷をかけてましたが、それを素直に柔軟に乗り越えてくれました。それで私もどんどんハードルを上げていきました。木村さんの役は、この作品におけるムードメーカー。テンションを上げていかないといけないのですが、木村さんのモチベーションを常にキープされているところには本当に感服しました!ポンッと上がる瞬発力は、並大抵のものではないと思います」と称賛を送った。外国人の記者からは、今後の監督業、および女優業との両立についても質問が飛んだが「すでに女優として撮影に入っております。この映画で8か月ほど撮影をしなかったのですが、(女優に)戻ったとき、『監督』という言葉に振り向く自分が怖かったです」とジョーク交じりに語る。ホラー映画『仄暗い水の底から』に出演していることから「ホラーを撮る気は?」という質問も飛んだが「女はホラーみたいなものですから(笑)。『嫌な女』もどこかでホラーかもしれませんよ」とニヤリ。監督業と女優業、どちらが合っているか?との問いには「ここで『監督』と答えたら、私の(女優としての)35年は何だったのか?と悲しくなる…(笑)」とユーモアたっぷりに答えつつ「監督は本当に地味な作業ですが、コツコツと地味にやっていくクリエイティブな作業は意外と好きなんだと再発見できました」と笑顔を見せていた。なお、現時点で本作の海外の映画祭への出品や海外での公開は発表されていないが、黒木さんは「私の口からはまだ何も言えません」とその可能性を匂わせた。『嫌な女』は6月25日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月24日女優の黒木華が4月22日(金)、主演作『リップヴァンウィンクルの花嫁』のヒット御礼舞台挨拶に、岩井俊二監督とともに登壇。「そんなに昭和顔かなって思いますけど…」と世間が抱く“古風”なイメージに少々戸惑い気味だった。観客からの質問を受け付けたこの日、ある男性ファンから「純日本的な役を演じたら、いまやナンバーワンだと思う」と評されると、「確かに時代劇では、違和感なく(演技を)見てもらえることがうれしいですが、それ以上にいろんな役を演じられる女優さんでいたい」と抱負をコメント。ときに“古風”“昭和的”と称されることもあるが、「昭和の女優さんは実は、お顔立ちがハッキリなさっている方が多いし…」と話していた。結婚早々、夫に浮気された挙句、家を追い出されてしまった派遣教員の皆川七海(黒木さん)が、月給100万円という破格の住み込みメイドを始める。ヒロインに仕事を紹介する「何でも屋」役を綾野剛、バイト先で意気投合する風変わりなメイドを歌手のCoccoが演じる。3月26日(土)に全国28スクリーンで封切り後、上映時間3時間の大作ながら、リピーター効果で異例のヒットを記録。大反響を受け、23スクリーンの追加上映が決定した。黒木さんは「こうしてまた舞台でご挨拶できる機会をいただき、とてもありがたい」とファンへの感謝を述べ、「特にツイッターで話題になっていると聞いていたので、『SNSってすごいな』と思いました」と喜んでいた。一方、実写の日本映画としては12年ぶりのメガホンとなった岩井監督は、「上映時間が3時間あるので、公開にこぎつけるまでは難航しました。劇場さんも『3時間は勘弁』という雰囲気がありましたし(笑)」と告白。それでも「奇特にも上映しようと言ってくださった劇場さんがあり、こうして皆さんに見ていただける」と安堵の表情を浮かべた。『リップヴァンウィンクルの花嫁』は全国で上映中。(text:cinemacafe.net)
2016年04月22日一昨年、『小さいおうち』でベルリン国際映画祭・最優秀女優賞を受賞し注目を集めた黒木華さん。「群を抜いていた」と評されたその演技力は、その後のドラマや映画でも話題になったほど。そしてこのたび、岩井俊二監督の映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』で初の映画主演。そして先日スタートしたドラマ『重版出来!』では、連ドラ初主演と快進撃が続きます。――日本アカデミー賞最優秀助演女優賞おめでとうございます。史上2人目の2年連続の受賞です。黒木:こそばゆいというか…正直、本当にいいんだろうかという感じです。でも、どちらも山田(洋次)監督の作品ですから、監督がすごいんです。現場で自分が提案したり、何かに挑戦するというよりも、監督がおっしゃることを忠実にやろうと思っていただけでしたから、完全に監督の演出のおかげです。――でも、実際、黒木さんの演技に多くの人が惹きつけられているわけですし…。黒木:すごいギャップは感じています。自分の本来の実力と周りの評価とがどんどん離れていっているので、追い付かない怖さがあります。自分自身の評価はまだ低いので、なんとか頑張らねばと思っています。――先日の『しゃべくり007』で、徳井(義実)さんが、昔、学生時代にお化け屋敷でお化け役のバイトをされていた黒木さんが圧倒的にうまくて覚えていたという話をされていたのを拝見しました。黒木:あれ、すごく驚きました。――記憶に残っていたほどですから、学生時代から一目置かれる存在だったんじゃないですか。黒木:まったくないです。大学の映画学科俳優コースにいたんですが、学内で制作される映画に出るには、同期や先輩にキャスティングされないといけないんです。だけど私、全然人気がなかったんです。お芝居で評価されたことがなかったので、いま急にすごいって言われている感があって、へんな感じです。――でも、女優になろうとは思っていらしたんですよね。黒木:なれればいいな、とは…。――で、実際になられたわけです。黒木:運がいいんだと思います。女優になれるかもしれないと現実的に思ったのは、野田(秀樹)さんの舞台にアンサンブルとして出演してからなんです。それまではオーディション雑誌を買って書類を出したりはしましたけれど、ただの夢でしかなく、楽しいからお芝居をやっているっていう気持ちのほうが強かったんです。そんな時、野田さんが関西で久しぶりに俳優向けにワークショップをやられると聞いて、「これは絶対に行かなきゃ!」って思ったんです。私、高校時代に最初に観た舞台が野田さんの『贋作 罪と罰』だったんです。自分もこんな舞台をやりたいって思っていましたから、うれしかったです。――その後、野田さんと中村勘三郎さんが夫婦を演じた舞台『表に出ろいっ!』の娘役のオーディションを受けて選ばれたわけですね。黒木:すごいことだとは頭ではわかっていたんですが、それ以上に稽古が楽しかったんです。本当に、いま私が役者さんとしてやれているのは、野田さんのおかげです。事務所も『表に~』を観て声をかけてくださいましたし。実際に女優に“なろう”と思ったのはその頃ですから…わりと遅いです。――舞台も映画もたくさんご覧になっているようですが、子供の頃からお好きだったんですか?黒木:映画は家族皆でよく観ていました。『金曜ロードショー』とか『日曜洋画劇場』とか。たまにレンタルビデオを借りることもあって、お父さんが似ているからっていう理由でジャッキー・チェンの映画はよく観てました。ただ、基本的にテレビをあまり見る家庭ではなかったので、普段は家にラジオがかかっていて、本を読んでいることが多かったです。――高校演劇をやっていたそうですが、演劇への興味はいつ頃に?黒木:キャンプや子供向けミュージカルだったり、積極的に子供にいろんな経験をさせようとしてくれる両親だったんですが、そのなかでとくに好きだったのがお芝居だったんです。そこから演劇部に入って、それでより舞台が好きになっていきました。もともと人見知りで…いまでも人前が苦手なんですが、なぜか舞台ではあまり緊張しなかったんです。人と繋がれるのがそこしかなかったというのもあるんですが、親が褒めてくれたりもして、楽しいっていう気持ちで続けていたのがいまに至るって感じです。――この数年は、映像のお仕事が急激に増えましたけれど。黒木:まだ恥ずかしいです。基本的に舞台って残らないものですが、映像は、その時は100%やってるつもりでも、終わると「もっとこうしておけばよかった」と反省することばかりです。――出演された映像作品はご覧になるんですか?黒木:一回は観るようにしています。やっている時はどう編集されていくかわからないので、「こうなったのか」って。『しゃべくり007』は、編集ですごく面白くしてくださっていて、すごいなと思いました。――いま初主演映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』が公開中ですけれど、この作品はどんなふうにご覧になりました?黒木:不思議でした。こんなにずっと自分が出てくる作品を観たことがなかったので。ただ、撮影中ずっと岩井監督に引っ張られてゆらゆら流されている感じで撮っていましたから、全部知っているはずなのに、観た時は「こういう話なんだ」って新鮮でした。――その言葉とも通じるかもしれませんが、黒木さんのお芝居は、ご自分の個性で色付けせずに、役柄の持つ色にご自身が寄り添っているような印象を受けます。黒木:自分自身があまり好きじゃないから、自分が役に出てしまうのが怖いんです。だから、自分ならこうするって考えないようにしています。一応、時代背景や役柄の設定が決まっていれば、そこは意識しますけれど、基本的に私が自分でやることはあんまりなくて、映像ならば監督任せだし、共演者の方々に引っ張ってもらうことも多いです。だから私は、出会う人の運に恵まれているんだと思います。――でも、古い時代の作品によく出られていますが、その佇まいや所作も自然ですよね。黒木:生活習慣じゃないですけれど、子供の頃に親に注意されたりしたことが身についているおかげだと思っています。そのうえでいま、日本舞踊を習わせてもらったりもしています。…あと、この顔にも助けられていると思います。どこにでもいる顔ですから。――そんな…。黒木:だって、私に絶世の美女みたいな役はできないじゃないですか。でも代わりに、キレイな女優さんよりも私のほうが、普通のどこにでもいる人は演じやすいと思うんです。――今後、絶世の美女のオファーだって来るかもしれません。黒木:できないとは言いたくないので、やる努力はします。――昭和顔と言われることについてはどう思っていますか?黒木:周りにどう言われていても、あまり気にならないです。その時代を生きていないのに、その時代の人に見えるということは、うれしいことです。◇くろき・はる1990年3月14日生まれ、大阪府出身。‘10年にNODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』でヒロイン役に抜擢され注目を集める。近年は映画『母と暮せば』、ドラマ『真田丸』(NHK)など。公開待機作に映画『永い言い訳』『エミアビのはじまりとはじまり』が控えている。ブラウス¥35,000スカート¥53,000(共にコム デ ギャルソン・ガール/コム デ ギャルソンTEL:03・3486・7611)◇黒木さん初主演映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』は、現在公開中。監督は岩井俊二さん。初主演の連続ドラマ『重版出来!』は、毎週火曜夜10 時~ TBS 系で放送中。原作は松田奈緒子さんによる同名コミックス。新卒で大手出版社に入社し、コミック誌の編集部に配属された黒沢心(黒木)の成長が描かれる。※『anan』2016年4月27日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・井伊百合子インタビュー、文・望月リサ
2016年04月20日黒木華が連続ドラマ初主演を果たす4月期スタートのTBSドラマ「重版出来!」。オダギリジョー、坂口健太郎ら様々なキャストが出演する中、今回新たに「でんば組.inc」の最上もががレギュラー出演することが明らかになった。「週刊バイブス」の編集部を舞台に、新米編集者・黒沢心(黒木華)が、一癖も二癖もある編集部員や漫画家たち、営業担当、書店員たちを巻き込み、一丸となって仕事に打ち込み奮闘する姿を描いていく。「やりたい仕事じゃない」、といい訳ばかりの営業マンが、本気で働く「景色」に魅せられた瞬間、自分の可能性を信じて一心不乱に漫画を描き続けて、漫画家という夢を叶える瞬間、これは働く全ての人にエールを贈るお仕事ヒューマン群像劇。2014年日本経済新聞「仕事マンガランキング」第1位を獲得した「月刊!スピリッツ」(小学館)にて連載中の松田奈緒子の人気コミックが原作の本作。キャストには、主人公・心役の黒木さんをはじめ、オダギリさん、坂口さん、荒川良々、小日向文世、滝藤賢一、要潤、永山絢斗、ムロツヨシ、高田純次、安田顕、松重豊といった個性的な面々が顔を揃えた。「でんぱ組.inc」に属し、グラビアアイドルとして活躍する中、「あぽやん~走る国際空港」などにゲスト出演するなど活動の幅を広げる最上さん。今回彼女が演じるのは、滝藤さん演じる漫画家・高畑一寸の彼女であり、ミューズ(芸術家にインスピレーションを与えるといわれたギリシャ・ローマ神話の女神)的存在の梨音役。しかし自由気ままな性格でしょっちゅう家出するなど小悪魔的に高畑を振り回し、漫画が描けなくなってしまい、編集担当者をいつも困らせてしまう…という役どころだ。今回の出演について最上さんは、「監督と話し合いながら 自分の中での梨音さんを膨らませていきました。至らぬところもたくさんあるかと思いますが、精一杯演じさせて頂いてます」と意気込みを語る。また最上さんは漫画好きだそうで、「ぼくにとっての漫画は、人生を楽しく生きるヒントになったり、息抜きになったり、漫画に出てくる台詞に勇気付けられたり、たくさんのことを学べるものだと思っています」と話している。さらに本作は新社会人や異動などで仕事に悩む人に必要な“やる気”が詰まっている内容ということで、「最初から上手くいくことなんてほとんどありません。失敗を恐れていては何も学べません。まずはチャレンジして、上手くいかなかったら次はどうしようって考えるのが大事なんじゃないかなと思います」とエールを送った。また番組プロデューサーは、「高畑を振り回す、いい意味で物語に異物感を加える梨音という役柄を考えたときに、“異端児”の最上さんこそまさにぴったりだと思い、お願いしました。撮影初日、スタッフを一瞬で虜にしてしまい、まさに梨音そのものでした」とコメントを寄せている。「重版出来!」は4月12日(火)22時~TBSにて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年04月08日幅広い世代の女性たちに支持されるデイリーなコスメブランド「KATE(ケイト)」は、黒木メイサをイメージモデルに起用した春の新コレクション「ケイト フォルミングエッジアイズ(カネボウ化粧品)」の新CM「覚醒、アーモンドアイ」が、2月1日(月)よりオンエアとなった。新CMは「美の目覚め」をテーマに、朝の光を感じさせるイメージや、アーモンドの花が咲く印象的なイメージが挿入された構成となっており、黒木メイサが、「KATE」が2016年春コレクションで提案する、"アーモンドアイ"メイクで登場する。"アーモンドアイ"メイクとは、アーモンドを横にしたようなフォルムに見せるように、目頭と目尻を強調したWサイドエッジ強調メイクで、立体的な目もとを演出する。目を大きく見せる基本テクニックであるグラデーションだが、従来のまぶたの上から下に色が濃くなっていく“横割りグラデーション”で目の高さを強調するメイクと異なり、まぶたを縦に分割して、目頭から目尻へ色を重ねていく“縦割りグラデーション”なら、より色気や大人っぽさを演出できる。今回のCM撮影に寄せて、黒木メイサは「今回の現場では『目覚め』を常に意識して撮影に臨みました。目もとのメイクってちょっとしたことで印象が変わると思うのですが、今回の撮影でもすごくそれを感じました」とコメント。さらに、"アーモンドアイ"メイクについて「一重の方でも二重の方でも挑戦できるメイクだと思いますので、ぜひ、いろいろな人に試していただきたいです」と続けた。「ケイト フォルミングエッジアイズ(カネボウ化粧品)」は、両サイドを意識して、ワイドに際立つ目もとをつくる3色セットのアイシャドウ。全8種、1,512円。2月1日(月)発売。(text:Miwa Ogata)
2016年02月02日女優の黒木メイサが23日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『サヨナラの代わりに』(11月7日公開)の来日記念イベントに登場し、憧れのオスカー女優ヒラリ―・スワンクと初対面を果たした。新宿ピカデリー1Fに敷かれたレッドカーペットに、アカデミー賞主演女優賞を2度獲得し、このたび主演作『サヨナラの代わりに』を引っさげ10年ぶりに来日したヒラリー・スタンクが登場。『ミリオンダラー・ベイビー』に感銘を受けて以来、ヒラリーの大ファンと公言している黒木も駆けつけ、ヒラリーに花束を渡し、「私はただのファンです。ファン代表として来させていただいています」と憧れの人との対面を喜んだ。黒木は「さっきヒラリーに触られました! 触られてから余計に緊張して何しゃべっているかわからなくなってきたんですけど」と舞い上がるも、「すごくすてきな映画。2人の女性の友情のすてきなシーンがいっぱいある」と映画の魅力をしっかりアピール。「2人が叫ぶシーン…泣きながら笑い、笑いながら泣けるシーンがあって、すごく心が温まる作品」と続けると、ヒラリーも「ありがとうございます!」と笑顔をはじけさせた。その後、2人は劇場内に移動し、トークイベントを展開。黒木は「タフな女の人もかわいらしい女の人も演じるヒラリーのことが大好きなので、今日はハッピーです」と喜びを爆発させ、ヒラリーも「私こそ黒木さんにお会いできて光栄です。花束贈呈の時に黒木さんに対するファンの熱狂ぶりを見まして、東京という街で黒木さんとご一緒できてうれしい」と感激していた。
2015年10月23日本日10月20日(火)発売のファッション誌「ハーパーズ バザー日本版」12月号に、“ファビュラスに輝く女性たち”として女優の黒木華や大竹しのぶなど、それぞれの年代を代表する日本人女性5名が登場。さらに、ミランダ・カーが、あの美しいアッパーボディを撮影した気鋭の写真家テリー・リチャードソンと再タッグを組み、ハロウィンにちなんでオシャレ魔女に変身していることが分かった。ニューヨーク発の老舗ファッション誌「Harper’s BAZAAR」の日本版となる「ハーパーズ バザー」。12月号の表紙を飾るのは、『マッドマックス 怒りのデスロード』でも注目を集めたロージー・ハンティントン=ホワイトリー。そして、巨匠リチャード・アヴェドンの孫で、世界で活躍する注目の写真家マイケル・アヴェドンが、それぞれの年代、さまざまなフィールドで素晴らしい輝きを放つ5名の女性たちを撮り下ろす。20代代表には、山田洋次監督の『小さいおうち』でベルリン国際映画祭「銀熊賞」を受賞し最新作『母と暮せば』では二宮和也の恋人役を演じる黒木さん。また、30代ではデザイナーのYOON、40代では同じくデザイナーの古田泰子、50代では大竹さん、60代では多方面で活躍する夏木マリが、それぞれ生き方や自身のスタイルについてインタビューに応じている。さらに、同誌4月号の表紙で一糸まとわぬ美しい上半身を披露したことでも話題を呼んだミランダは、その撮影を担当した現代を代表するファッション・フォトグラファー、テリー・リチャードソンと再タッグ。「ハロウィン物語」と題して、ミイラ男やヴァンパイアと共演し、シックなモードブランドに身を包んだミランダが、いち早く来春を先取りしたクルーズコレクションを披露する。「ハーパーズ バザー日本版」12月号は10月20日(火)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年10月20日