10月16日(日)10:00~16:00柏の葉T-SITEにて麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会は柏の葉T-SITE主催の「第8回 パン祭り」に出店しフェアトレードコーヒーと新作のフェアトレード紅茶の販売を行います。第7回に続き、第8回と連続での出店になります。本研究会では「今、私たちにできること」をテーマにより多くの人にSDGsのことを認知してもらうために生徒達が主導となり校外・校内で多様な活動を実施してきました。前回はSDGs研究会の代表的な活動の1つである「フェアトレードコーヒー活動」の一環として出店をしましたが、今回はより多くの方にフェアトレードを認知していただくために新商品である、生徒たちが地元企業と協業をして完成をさせた、色の変わるフェアトレード紅茶の販売もいたします。「第8回 パン祭り」は地元で愛される名店や関東近郊の有名店など多くの人気店舗が出店します。前回のイベントでの販売活動が高く評価され、今回の出店が実現しました。今回の出店では生徒がハンドドリップで淹れた東ティモール産のフェアトレードコーヒーの販売と、累計4500個の販売実績のあるオリジナルデザインのコーヒードリップバッグの販売、フェアトレード紅茶ティーバッグの販売を行います。本活動の担当教諭である瀧村尚也(たきむら なおや)教諭は、「生徒の活動が校内だけでなく社会に評価され、外部出店の依頼をいただいたことを光栄に思います。今の時代だからこそ、販売を通じた啓発活動をすることで、また新たな発見や探究が生まれると思っています。このような原体験が、生徒たちの今後のアクションの大きな一歩になることを信じて、今後も活動を続けていきます」とコメントしています。【第8回 パン祭りの詳細】日時: 2022年10月15日(土)~16日(日) 10:00〜16:00※SDGs研究会の出店は16日(日)のみ場所:千葉県柏市若柴227-1柏の葉T-SITE定員:なし※一時入場規制をかける場合がございます。主催:柏の葉T-SITE【担当教員のプロフィール】瀧村尚也(たきむらなおや)地歴公民科/SDGs研究会顧問千葉県松戸市出身。法政大学卒業。2018年にバリスタから教員に転身し麗澤中学・高等学校で教鞭を執る。【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校HP : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月14日~SDGsが目指す「誰一人取り残さない」社会のために~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、本研究会の中でも象徴的な活動の1つである「フェアトレードコーヒー活動」で、シリーズ第四弾となるドリップバッグを完成させました。2018年にスタートしたこの活動では、実際にフェアトレードで仕入れたコーヒーを校内イベントにてハンドドリップで販売するなど、机上の学びだけではなく、実践した学びにつなげる活動を続けてきました。ここ数年では、新型コロナウイルスの影響を受け、対面販売ではなくオンライン販売に切り替えるため、自分達でドリップバッグのパッケージをデザインし、オンラインショップを立ち上げ、多くの人に「コーヒー」と「自分たちの想い」を届けてきました。今回作成した第四弾のドリップバッグは、SDGsでも掲げられている「誰一人取り残さない」というスローガン達成のために、「フェアトレード」にだけ焦点をあてるのではなく、障がいがある方たちの働きやすい社会を実現するために福祉の視点を加えた「ウェルフェアトレード」を実現した商品となっています。プロジェクトリーダーの生徒が、「この商品の生産者から消費者に届くまでの流れを可視化するだけでなく、この商品を通じて障がいのある方が働きやすい社会を作りたい」という強い思いから、第四弾のドリップバッグの袋詰め作業を障がいのある方の就労支援として委託することを実現させました。地元柏市にある社会福祉法人ワーナーホーム様にご協力をいただき、この就労支援を実現しています。社会福祉法人ワーナーホーム様では現在、医療的ケアを必要としている子どもたちや、ご家族の子育てを支え、子供たちの豊かな暮らしを目的とした医療的ケア対応「すくすくハウス」の建設を行っています。私たちは、その建設を支援するために、第四弾ドリップバッグの売上の一部を寄付しています。この活動でトレーサビリティの確保だけでなく、新しい雇用を生み出すことを実現しました。SDGs研究会顧問の瀧村尚也(たきむらなおや)教諭は「今回の商品で生産者を守るフェアトレードを超えて、生徒の想いによって雇用を作り出し、新しい付加価値を生み出すことができました。今後、この繋がった輪が途切れることのないように、持続的に活動を行っていきたいと思います。」とコメントしています。ドリップバッグはオンラインショップで販売を行っています。また、今後は各種イベントや保護者会、入試等で配布・販売を予定しています。【ドリップバッグ概要】【ドリップバッグ概要】■製造所:社会福祉法人ワーナーホーム千葉県柏市十余二403-1■生豆生産国:東ティモール■焙煎:自家焙煎珈琲茶珈香■取引先:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン■販売サイト:【SDGs研究会】オンラインショップ「EARTH」 ※生徒作成サイト【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校のHP : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月22日株式会社スクラムサインは京都大学人工知能研究会 KaiRAとのスポンサー契約を締結しましたのでお知らせします。今回、当社の技術顧問である京都大学の小島先生とのご縁で京都大学の人工知能研究会 KaiRAのスポンサー契約を結びKaiRAの活動を支援することになりました。これにより双方の交流やインターンシップの受け入れなどを通じてKaiRAの発展とAIコミュニティの活性化に貢献していきたいと思っています。(写真左から KaiRA副会長の加藤さん、会長の三宅さん、スクラムサイン 代表の北村、KaiRA顧問の小島先生)■スクラムサイン コミュニティの取り組み<Math & Coding>Math & Codingは主に機械学習エンジニアやデータサイエンティストの方や数学が大好きな方が数学とプログラミングのスキルを向上させたい方が学び合い、それぞれが各自の職場で学んだことを実践していくコミュニティ。Math & Coding WebSite<インターンシップハッカソン>インターンシップの学生が中心となりハッカソンイベントを行っています。社内ハッカソン[スクラムサイン インターンシップレポート](Link: )■関係者コメント<株式会社スクラムサイン 代表取締役 北村 友和>以前からKaiRAのメンバーを当社のインターンに受け入れていましたが、基礎的な部分から応用まで書籍をベースに大変熱心に勉強されているなと感じています。これを契機にますます活発に活動をしていってもらいたいと思っています。また私たちが運営している機械学習コミュニティ「Math & Coding」は社会人中心のコミュニティですが、これを機会に交流イベントを行い、相互に刺激を与え合う関係となることを期待しています。<京都大学 医学研究科 ビッグデータ医科学分野 小島 諒介先生>スクラムサインへは、機械学習技術を産業応用する際の技術サポートとして関わっています。顧客と一緒に試行錯誤しながら現実の複雑な課題に対し機械学習モデルの構築などを適用している会社なので、KaiRAのメンバーへも積極的にインターンシップの参加などを通じて研鑽する場を提供していってもらいたいです。またスクラムサインは、Math & Codingという数学と機械学習をテーマにした活発な勉強会を長年にわたり主催しているので、学ぶことに熱心なKaiRAとも親和性が高いかと思います。<KaiRA 会長 三宅 大貴さん>KaiRAでは2022年度から対面の活動を再開しました。今回新たなスポンサー契約を結んだことで、KaiRAメンバーとしての、あるいはKaiRAコミュニティとしての活動の幅がこれまでよりも大きく広がると思っています。「一緒に学ぶ」「一緒に作る」といった経験、さらにはスポンサーの協力も得て、KaiRAでしか学べないことがあるような場にしたいと思っています。■京都大学人工知能研究会 KaiRAについて京都大学人工知能研究会(KaiRA)では、様々な専攻・回生の学生が集まって活動しています。毎週の例会では本の輪読会やそれに付随した実装の解説を行ったりしています。例会以外にも自発的な勉強会や11月祭への出展などを行っています。団体名 : 京都大学人工知能研究会(KaiRA)設立日 : 2017年3月16日会長 : 三宅 大貴技術顧問: 小島 諒介URL : Twitter : @kyoto_kaira■株式会社スクラムサインについてスクラムサインでは、技術コミュニティで育まれた豊かな技術と学びの生態系を起点とし、深い機械学習の専門領域の知見、多様な専門人材とのつながり、学びの場づくりを通じて、お客様とともに難しい課題に対して一緒に真剣に悩み考えながら、ビジネスのコアとなるような意義深いシステムを共創していくことをミッションとしています。本社 : 〒650-0011神戸市中央区下山手通2丁目13-13番3号 建創ビル 9F 61号室共創開発拠点: 神戸市中央区三宮町3-1-16 三星ビル4階南室 DEP代表者 : 北村 友和設立月 : 2015年8月URL : <事業内容>・AIの事業適用におけるフィージビリティスタディ・PoC開発・各種勉強会の開催・AI・機械学習を用いたシステムソフトウェアの月額定額開発サービス Scrum・Pythonと統計を学ぶ研修およびワークショップの開催・クリエイターのためのコミュニティ型コワーキングスペース DEP.運営・数学と機械学習コミュニティ「Math & Coding」運営・社内技術勉強会コミュニティ構築支援コンサルティング 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月05日~ 地元企業との協業により生まれたオリジナルティー~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、フェアトレードで取引されたネパール産の紅茶を使用して、オリジナルのブレンドティーの商品化を実現しました。本研究会の主軸となる取り組みの1つに東ティモール産のコーヒー豆を使用した「フェアトレードコーヒー」という活動があります。現在に至るまで多くの方にコーヒーを届けて来ましたが商品の特性上、小さいお子様や中高生の手元に届けることができませんでした。そこでコーヒーが飲めない方にも「フェアトレード」の輪を広げたいという生徒の強い想いがきっかけで、コーヒーとは違う形でフェアトレードの輪を広げる方法を探し始め、行きついたのが紅茶でした。紅茶の歴史や背景を調べていくうちに、紅茶一杯の裏側には児童労働の問題や正当な価格で取引されていない現状があることを知り、フェアトレード紅茶の商品化に向けて本格的にプロジェクトをスタートさせました。地元柏市にある紅茶専門店「LinkTea」によって、フェアトレードで仕入れた良質なネパール産の春と夏に摘まれた茶葉を使用し、柏市を中心に活動されているフードアナリストの関川都代(せきかわとよ)氏の全面協力のもと、世界に一つのブレンドティーを作成しました。特に今回のプロジェクトでは味だけではなく、見た目も楽しめるように紅茶の「色」にもこだわりました。香料不使用で天然ハーブとレモンピールで香りをつけて、バタフライピーを使用してエメラルドグリーンの色を出し、レモン汁でピンク色に、アイスティーのソーダ割りにした時でも色が変化するように工夫を凝らし、見た目も味も華やかな紅茶の開発を実現させました。パッケージのデザインは全校生徒にデザインを公募し、たくさんのエントリーをしていただいた中で、選考で選ばれた作品が採用されています。1つのパッケージにティーバッグが2つ入っています。選ばれたデザインは全部で 3種類あり、それぞれに生徒の想いが詰まっています。SDGs研究会の顧問である瀧村尚也(たきむらなおや)教諭(担当科目:地歴公民)は「今回のプロジェクトは、地元企業の方々のご協力があって実現をすることができました。そしてフェアトレードの幅を広げたことで、さらに広い視点で物事を捉えることができるようになりました。この商品を通じて、買い物は投票であるという考え方を広げていけたら幸いです。」とコメントしています。今後もティーバッグは各種イベントや保護者会、入試等で配布・販売を予定しています。【ティーバッグ概要】■販売業者:株式会社linkgargen 紅茶専門店「Linktea」代表星野公昭(ほしのまさあき)■紅茶生産国:ネパール■加工業者:有限会社キムラ加工:静岡県島田市牧之原302-2【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。プレスリリース.pdf : 麗澤中学・高等学校のHPはコチラ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月02日夏休みの宿題で、多くの子供たちに出されている自由研究。文字通り、研究内容は自由であるぶん、何について調べるかを考えるところから始まります。そのため、子供によっては「何を調べればいいのかが分からない」と悩んでしまいますよね。ゾロリが行う自由研究は?児童書『かいけつゾロリ』のTwitterアカウントは、日頃からとんちを利かせたようなクスッとする投稿で人気を博しています。日本列島を涼しくするはずが…ゾロリの設定温度に「やめろー!」「猛暑の犯人、発見」かいけつゾロリ「深夜っていうのはな…」続く言葉が、あるあるすぎて泣けてくる2022年8月28日、同アカウントはTwitterを更新。双子のイノシシであるイシシとノシシに、ゾロリは「宿題はまだ手を付けなくていいのか」と聞かれます。「いいのいいの」と、余裕を見せるゾロリが、自由研究の題材に選んだものは…。自由研究 pic.twitter.com/BHDOyht0Xq — かいけつゾロリ ポプラ社公式 (@zororizz) August 28, 2022 ゾロリが自由研究として選んだのは、「白紙で提出したらどうなるか」というもの。何を研究してもいいのが自由研究ですから、「何も調べない」という内容も可能性としてはあり得るでしょう。しかし、白紙で出すことで、先生に怒られてしまう未来は見えているはず。白紙で提出したら、怒られておしまいなのか、はたまたやり直しを求められるのか…そうした結果を調べる自由研究なのかもしれませんね!ゾロリの自由研究に、「さすがゾロリ先生」「その手があったか!」「とてもいい回答」と、多くの人が感心しています。中には、実際に白紙で出した人から「結局居残りで宿題をすることになった」といった悲しい体験談も。自由研究は、ゾロリを見習わず、自分の興味あることなどを調べるのが吉と出そうです![文・構成/grape編集部]
2022年08月29日イフジ産業株式会社は、卵白プロテインについて、九州大学大学院農学研究院細胞制御工学研究室(片倉教授)と共同研究を行いました。その研究成果として、卵白プロテインは速筋化を誘導する効果があることが明らかとなりました。REVOPRO ロゴ■研究の背景・目的卵白は、脂質がほとんどなく、タンパク質が多く含まれています。卵白のタンパク質は必須アミノ酸のバランスが非常に良く、体内利用率が高い良質のたんぱく源と言われています。本研究では、当社製品であるREVOPRO(R) EGG WHITE PROTEINの主原料である卵白プロテインとホエイ・プロテイン・アイソレート(以下、WPI)を用いて筋肉細胞を活性化させ、その筋繊維タイプ変化に着目して実験を行い、卵白プロテインの効果を明らかにすることを目的としました。■研究内容と結果<卵白プロテインは筋肉細胞に対する分化誘導能と筋肉の速筋化を誘導する>サンプルはWPIと卵白プロテインを100mLのリン酸緩衝生理食塩水(以下、PBS)にそれぞれ15g溶かしたものを使用し、コントロールはPBSとしました。C2C12 細胞を2日毎に培地交換およびサンプル添加を行いながら分化誘導し、そこから5日間培養後にRNAの抽出、回収をしてRT-qPCRで内在性遺伝子の発現を測定しました。その結果、分化関連遺伝子であるMyoDとMyogeninの発現は卵白プロテインの方がcontrolおよびWPIより増加しました。このことから卵白プロテインには筋肉細胞に対して分化誘導能を有することが明らかとなりました。(表1・表2参照)次に、遅筋マーカーであるMyHCIの発現は卵白プロテインの方がcontrolおよびWPIより発現が減少していました。(表3参照)そして、速筋マーカーであるMyHCIIa, IIb,IIx(表4・表5・表6参照)の発現は卵白プロテインの方がより増加していました。つまり、卵白プロテインは筋肉の速筋化を誘導することが明らかとなりました。(表1)MyoD(表2)Myogenin(表3)MyHCI(表4)MyHCIIa(表5)MyHCIIb(表6)MyHCIIx*>.05 **>.01 ***>.001REVOPRO(R) 公式サイト : REVOPRO(R) 公式Twitter : REVOPRO(R) 公式Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月26日~ 8/6(土)10:00~11:00kamonかしわインフォメーションセンター内~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、未来を担う10代の目線から自分たちの経験を元にSDGsについて理解を深める講演会を8/6(土)10:00~11:00kamonかしわインフォメーションセンターにて実施します。今回、kamonかしわインフォメーションセンターより、柏市内でSDGsの掲げる目標の「答えのない問題」に取り組んでいる若き生徒に講師になってもらい、幅広い世代にSDGsの啓発と誰でも始められるアクションについてレクチャーしてほしいとのご依頼をいただき、この講演会が実現しました。本学のSDGs研究会「EARTH」は、中高校生合わせて70名が在籍。SDGsの掲げる目標達成のために「今、私たちにできること」をスローガンのもと活動を実施しています。現在ではフェアトレードコーヒーの活動を中心に10個のプロジェクトに分かれ、日々それぞれの課題に向き合っています。今回の講演では、生徒たちが行ってきた活動の報告と、その経験からどのような困難があったか、そして誰でも始められるアクションと、この先の未来について「自分の言葉」で語ります。また、イベント期間内では、SDGs研究会が今まで行ってきた活動が分かるパネルを数多く展示しています。フェアトレードコーヒーの販売も行っておりますので、ぜひご参加ください。SDGs研究会の顧問である瀧村教諭(たきむら)(担当科目:地歴公民)は「今回の講演会は、この先の活動においても素晴らしい経験になると思っています。また、この講演会を通じて一人でも多くの方の意識を変えることができたら幸いです。そして、SDGsを考えるときにグローバルな視点も重要ですが、常に地元目線を意識して、今後も地域の皆さまと接点のある活動を続けていきます。」とコメントしています。【展示会・講演会についての詳細】展示会:7月15日(金)~8月31日(水) 9:00~19:00 (8/17のみ休館)講演日時: 8月6日(土)10:00~11:00場所:kamonかしわインフォメーションセンター内定員:先着10名内容:SDGs研究会の活動を通じた、だれにでも始められるSDGsの取り組みについて【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校HP : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月11日~5月15日(日)世界フェアトレード・デー特別イベントを実施~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、地元ラーメン店「Noodles&Cafe MEN-OH」の公認アンバサダーとして5月の世界フェアトレード・デーに合わせ、フェアトレードの魅力やお店の魅力をSDGsの視点で紹介をするイベントを実施します。来場者はフェアトレードコーヒーの試飲やユーグレナのスイーツの試食をしながら参加できるイベントになっています。※WFTO(世界フェアトレード連盟:World Fair Trade Organization)が定める「世界フェアトレード・デー」は毎年5月の第2土曜日。日本では5月を「フェアトレード月間」として例年さまざまな企業や団体のイベントなどが行われている。今回のイベントでは、コーヒーを通じたフェアトレードの現状や重要性を紹介します。多くの人にお店の魅力を知ってもらうために、お店のスタッフにインタビューを行い、SDGsの視点からお店の魅力をまとめた冊子も作成しました。その冊子をイベントで配布し、プレゼンテーションを行います。SDGs研究会の顧問である瀧村教諭(たきむら)(担当科目:地歴公民)は「今回のイベントは、公認アンバサダーとしての取り組みの集大成です。イベントを通じて、お店への来場者が増えることはもちろんですが、一人でも多くの人の意識が変わり、フェアトレードやエシカル消費の推進になれば幸いです。」とコメントしています。【世界フェアトレード・デー特別イベント概要】●日時:5月15日(日) 11:00~14:00 ※生徒の発表は随時開催予定●場所:UDCK(アーバンデザインセンター柏の葉)(千葉県柏市若柴178-4 柏の葉キャンパス148-4)●内容:フェアトレードの推進とお店の魅力を紹介●登壇者:SDGs研究会「EARTH」【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校ホームページ : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月13日学校法人東京農業大学は、食品安全研究センター(FSRC)の開設にあたり、開設記念講演会を2022年5月9日(月)に開催いたします。食と農の分野で学校法人東京農業大学のもつ総合力は国内では類例のない充実したものです。FSRCは、学校法人東京農業大学の食の生産現場から加工、流通、消費、栄養、健康に至る領域をカバーする総合力に加え、産官学の食の安全に関わる機関との連携により、活動します。科学的思考に基づく食の安全の構築と安心の啓発により、持続可能な社会の構築に貢献することを目指します。食品安全研究センターHP: ■プログラム<日時>2022年5月9日(月) 14時15分~16時(受付13時45分~)<場所>東京農業大学世田谷キャンパス サイエンスポート8階エアブリッジ(〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1)当日はYouTube( )でライブ配信を行います。<開設記念講演会進行概要>挨拶 大澤 貫寿(学校法人東京農業大学理事長)挨拶 江口 文陽(東京農業大学長)/鈴木 昌治(東京情報大学長)センター設置の経緯、概要説明 五十君 靜信(食品安全研究センター長/東京農業大学教授)祝辞 堀切 功章 氏(キッコーマン株式会社 代表取締役会長CEO)祝辞 道野 英司 氏(農林水産省大臣官房 国際食料情報特別分析官)祝辞 加地 祥文 氏(公益社団法人日本食品衛生協会 常務理事/食品衛生研究所長)特別講演:「わが国の食の安全への取り組み(仮題)」山本 茂貴 氏(食品安全委員会委員長)教育講演:「命と向き合う教育の魅力~食や農業を通して~」尾木 直樹 氏[尾木ママ](教育評論家)名刺交換会、施設見学会(希望者) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月25日【4月26日開催】参加無料危機管理ビジネス研究会危機管理ビジネス研究会は、ビジネスを通じて、安全・安心な社会づくりに貢献したいと考えている方々向けの定期的な勉強会です。4月の危機管理ビジネス勉強会の講師は、着脱式車いす避難装置JINRIKIを開発した株式会社JINRIKI社長の中村正善氏です。2011年の東日本大震災で、車いすの避難が難しいと知ったことをきっかけに、誰でも簡単に車いすを動かすことができる補助装置JINRIKIを開発しました。防災製品を開発する上で最も必要なことは何か、実用化までの苦労や、課題の解決に向けた挑戦の数々についてご発表いただきます。防災製品の開発に取り組んでいる方、今後取り組もうと考えている方はもちろん、防災で社会貢献をしたいと考えている人にもぜひ聞いていただきたい内容です。ご参加をお待ちしております。当日はまた、第2部として、「注目の危機管理ビジネス」の紹介も行います。【第1部】16時~17時防災製品の開発で最も重要なこと~着脱式車いす避難装置JINRIKI開発までの経緯~■主なテーマ・着脱式車いす補助装置JINRIKIとは・開発のきっかけ・開発までの苦労・普及に向けた取り組み・防災製品開発で最も重要だと思うこと・今後の挑戦【第2部】17時10分から17時30分展示会主催者が語る注目の防災ビジネス(第2弾)「震災対策技術展」事務局辻 健太郎・コロナ禍(2020~2021年)での防災業界の潮流・2022年注目の防災ビジネス「フェーズフリー」/「防災×AI」・各種防災イベントのご案内(※国の防災イベントを含む)開催概要◆日時:2022年4月26日(火)16:00~17:30◆方式:Zoomウェビナーを使ったライブ配信◆主催:リスク対策.com(株式会社新建新聞社)◆定員:50人※参加費無料要リスク対策.com会員登録(無料)詳細・お申し込み : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月01日パラミロン研究会理事、久保 明医師の新著『不安と情報過多から生まれる 新型コロナ「W疲労」の対処法』(晶文社)が2022年3月10日発刊されました。本書では長期コロナ禍社会において、「不安疲労」と「情報疲労」が融合した“新型コロナ「W疲労」”が深刻化している状況への警鐘を鳴らすとともに、「W疲労」への早期ケアの重要性を啓発しています。パラミロン研究会では、ユーグレナの機能性成分「パラミロン」の機能性についての多面的な研究を行っていますが、そのテーマの一つが「精神的・身体的疲労」の軽減です。現代の特徴的な疲労である「不安疲労」「情報疲労」ともに精神的疲労と身体的疲労が組み合わさった複合的な疲労と考えられます。久保 明医師は、パラミロン研究会の研究成果、様々な統計データ、豊富な臨床的知見をもとに、“新型コロナ「W疲労」”を放置するリスクと早期の適切なケア方法を解説しています。書籍表紙【書籍概要】■著者:久保 明■形態:四六判並製 136頁■定価:1,320円(本体1,200円)【書籍構成】はじめに■第1章:新型コロナウイルス(COVID-19)感染と私たち■第2章:私たちを襲う新しいタイプの2つの疲労――「W疲労」■第3章:W疲労を乗り越えろ!今日からできる克服法■第4章:W疲労を防ぐ、コロナ禍社会での1日の過ごし方コロナ禍のW疲労を防ぐ新しいライフスタイルあとがき――明日に向けての一歩書籍詳細: ■本書で取り上げている成分、パラミロンEOD-1の「精神的・身体的疲労」軽減効果について本書では、“新型コロナ「W疲労」”を乗りこえる対処法について紹介しています。「自律神経を整える」「免疫力を高める」「良質な睡眠をとる」「情報疲労を軽減する」などの対処法とともに食品成分として「パラミロン」を取り上げています。パラミロン研究会の研究において、パラミロンの摂取によって、身体的にも精神的にも日常生活の疲労感が軽減され、また、疲労回復期の自律神経活動のバランスが早期に改善したことが確認されています。なおパラミロン研究会では、パラミロンが豊富に含まれるユーグレナEOD-1株を使用して、様々な機能性研究を行っています。グラフ出典 :Nutrients 2020,12(10),3098より作図データ提供:株式会社神鋼環境ソリューション久保 明 画像【久保 明医師プロフィール】東海大学客員教授・医療法人財団 百葉の会 銀座医院院長補佐/内分泌・糖尿病専門医慶応義塾大学医学部卒業。専門は予防医療とアンチエイジング医学。銀座医院院長補佐・東海大学医学部客員教授・日本臨床栄養協会副理事長。『カリスマ内科医と組み立てるDIY健康大全』(晶文社)他、著書多数。【パラミロン研究会について】パラミロン研究会は、様々な研究領域の研究者が集い、パラミロンの機能性についての多面的な研究を行い、パラミロンの新たな健康機能を探求していく研究組織です。研究会WEBサイト: 【パラミロンEOD-1について】「パラミロンEOD-1」はユーグレナEOD-1株が体内に貯蔵する独自の顆粒状物質(β-1,3-グルカン100%)で様々な機能性が期待されています。免疫力の向上、精神的・身体的疲労感の軽減、自律神経バランスの調整、血糖値上昇抑制、LDLコレステロール低下などの効果を確認しています。パラミロンEOD-1に関する詳しい情報: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月30日3月18日(金)表彰式実施徳島県にて麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本卓三)のSDGs研究会が、「エシカル甲子園2021」で関東ブロックの代表として本選に出場し、全国85校の中、優秀賞に値する「徳島県議会議長賞」を受賞しました。「エシカル甲子園」とは、全国の高校生が環境や社会に配慮した消費行動「エシカル(倫理的)消費」の取り組みを発表する場です。特に2021年度は、高校生のしなやかな感性と発想で「新しい生活様式」を踏まえて取り組める活動を募集し、特に優れた取組・活動発表について表彰が行われました。本研究会では、今まで行ってきた、SDGs研究会の代表的な取り組みであるフェアトレードコーヒーの活動内容をまとめて発表を行いました。1人の生徒の発案から始まった活動が、徐々に校内・校外へと広まり、コーヒー豆の仕入れをしている東ティモール大使の来校まで大きく波及した点や、単発的な活動ではなく、継続的に活動を実施している点などが大きく評価され、今回の受賞につながりました。受賞した生徒は「今回の受賞は発表した3人のものだけでなく、研究会メンバー全員を評価していただいたものだと思っています。改めて多くの人に支えられて今の活動ができていることを実感することができました。これからも自分たちの活動を広げて、多くの人にSDGsの社会的意義を感じてもらえるように頑張っていきます。」とコメントしています。【受賞生徒】高校一年木本理来(きもとりら)高校一年畠中優衣(はたなかゆい)高校一年杉田悠磨(すぎたはるま)【担当教員のプロフィール】瀧村尚也(たきむらなおや)地歴公民科/SDGs研究会顧問千葉県松戸市出身。法政大学卒業。2018年にバリスタから教員に転身し麗澤中学・高等学校で教鞭を執る【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校HP : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月25日明治学院大学は研究成果の社会還元と優秀な研究者の輩出により、社会への貢献に注力しております。この度、本学の教育・研究力のPRを強化するために「研究」ページをリニューアルしました。「研究者情報」「科学研究費助成事業(科研費)」「明学の理由。」「教員の著書」などをまとめることで、研究へのアクセスが容易になりました。「研究」ページ: 明治学院大学Webサイト「研究」ページ●「明学の理由。」研究インタビュー掲載 本学では教員の研究に関するインタビュー記事「明学の理由。」を掲載しており、今回リニューアルしました「研究」ページでご覧いただけます。社会において注目を集める「イギリスのEU離脱」「家族心理学」など最先端の研究内容を紹介しております。メディア関係者をはじめ、受験生、一般の方にも興味深くお読みいただける記事です。穴澤 万里子 (文学部 芸術学科教授 演劇身体表現コース) 「それぞれの青い鳥を探しに。メーテルリンク研究を通じて豊かな演劇世界の扉をひらく」大竹 光寿 (経済学部 経営学科 准教授) 「「らしさ」を超えてブランドを成長させる創造的原点回帰とは」明石 留美子 (社会学部 社会福祉学科 教授) 「今求められる「グローカル」な国際福祉」池本 大輔 (法学部 政治学科 教授) 「時代の変化を告げたイギリスのEU離脱-答えが一つではない問題を扱う政治学-」蛯原 健介 (法学部 グローバル法学科 教授) 「グローバルでありながらローカル。その価値を守るための、複雑で奥深い「ワイン法」の世界」野末 武義 (心理学部長・心理学部 心理学科 教授) 「家族、夫婦が互いに尊重し合える関係を築くために」今後も研究に尽力してまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月17日寝たきりにならないために何を食べればいいのか……。米国の最新研究から料理研究家が“最強の食べ合わせ”を導き出した--!「死ぬまで元気に過ごしたい--。そんな思いから、日常生活を制限なく過ごせる健康寿命を1日でも延ばそうと、みなさん、日常的に食事に気を配っていることと思います。しかし、漠然と食材を選ぶより、具体的に何を食べれば、何分健康寿命への影響が出るのかわかれば、献立も立てやすく、幅も広がるのではないでしょうか」こう語るのは、米国ボストン在住の内科医・大西睦子さんだ。日本人女性の平均寿命は87.45歳だが、健康寿命は75.38歳(ともに’19年)。約12年も、介護などが必要な期間があることになる。“寝たきり”など、不健康な期間をいかに短くするのか、そのヒントが’21年8月、『ネイチャーフード』誌で発表された、米国ミシガン大学による論文だ。「世界の研究者7,000人の協力を得て開発されたデータベースから、食材、加工品、料理など約5,800品目を対象に、健康寿命がプラス、またはマイナスになるのかを、1食あたりの分単位で算出しています」たとえば、ホットドッグ140グラムで36.11分、ハンバーグ(牛肉)85グラムで7.79分健康寿命が短くなり、納豆ご飯239グラムで13.79分、焼きサーモン85グラムでは15.98分健康寿命が延びるという結果が出ている。■健康寿命を縮める食事ホットドッグ(140g):-36.11分ハム(55g):-28.52分ソーセージ(豚肉・55g):-22.15分コーラ(360g):-12.48分ミートローフ(牛肉・140g):-8.58分ピザ(肉と野菜入り・140g):-7.81分ハンバーグ(牛肉・85g):-7.79分ビーフステーキ(赤身肉・85g):-7.00分ベーコン(豚肉・15g):-6.44分チーズバーガー(140g):-6.26分■健康寿命を延ばす食事ピーナツ(ロースト、塩味・30g):+25.50分ピスタチオ(塩味・30g):+25.28分ピーナツバター(甘くない・32g):+23.91分サーモン(焼き・85g):+15.98分納豆ご飯(239g):+13.79分バナナ(140g):+13.49分りんご(140g):+13.46分もも(缶詰・140g):+11.94分豆類(調理済み・90g):+10,42分オートミール(調理済み・234g):+8.03分※ミシガン大学の論文より抜粋して本誌作成。一部、品目名は日本で身近な食品名に置き換えた「具体的な数字が示されているぶん、マイナス食材を敬遠しがちですが、食べたいものを食べないというストレスも体によくない。牛肉や加工肉なども、野菜などのプラス食材と合わせることで、マイナスを“帳消し”にすることができます」そこで、管理栄養士で料理研究家の松尾みゆきさんに、論文をベースに朝食での健康寿命を延ばす“食べ合わせ”を提案してもらった。■朝食での健康寿命を延ばす“食べ合わせ”【豆乳グラノーラにバナナ】+21.44分「ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランスよく含むグラノーラには、抗酸化作用のあるイソフラボンやサポニン、鉄分を多く含む豆乳をかけて食べましょう」(松尾さん・以下同)グラノーラ+豆乳+バナナ(+7.05+0.9+13.49=21.44)【オートミールとミニサラダ、卵添え】+10.78分「最近、人気の高いオートミールは、食物繊維が豊富で便秘改善に役立ちます。キャベツなどが入ったコールスローサラダで、さらに食物繊維とビタミンCをプラスして、栄養価アップを!」オートミール(調理済み)+コールスロー+ゆで卵1個(+8.03+3.99-1.24=10.78)【ピーナツトーストとハムサラダ、牛乳】+22.81分「ピーナツバターは甘さ控えめなものを。サラダの具材には、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1を含むハムをチョイス。1枚(10g)あたりで計算すると、マイナス5.19分にとどまります」トースト(全粒粉)+ピーナツバター+ハムサラダ(ハムとレタス)+牛乳(+0.72+23.91-5.19+3.8-0.43=22.81)【トマト目玉焼き定食(ヨーグルト付き)】+1.66分「朝食はご飯派の定番メニュー。ほぼ完全栄養食品の卵に欠けているビタミンCと食物繊維を補給する意味で、目玉焼きと輪切りのトマトを一緒に焼いても、生のトマトを添えてもOKです」白米+トマト+目玉焼き+フルーツヨーグルト(-2.15+3.82-0.86+0.85=1.66)【納豆ご飯、野菜、味噌汁】+13.79分「納豆は食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、血栓溶解効果も。論文データにはありませんが、ビタミンCとβ-カロテンが豊富なブロッコリーや、野菜たっぷりの味噌汁を合わせてみましょう」納豆ご飯+ブロッコリー+味噌汁(+13.79+α=13.79)「論文では豆類、野菜、果物、ナッツ類、魚料理、シリアル食品は全般的にプラス傾向ですが、’19年の国民健康・栄養調査の結果、日本人に不足している食品に位置付けられているものがほとんどです。積極的にとりましょう。また、論文では牛乳がマイナス0.43分になっていますが、日本人はカルシウム不足なので、毎日、飲んでもいいでしょう。健康保持、増進に望ましい栄養素の基準値は国ごとに異なります。こうしたことに留意しつつ、献立を考えました」どれもおいしくいただける“食べ合わせ”なので、箸が進む。おいしい食生活で、健康寿命も延ばそう!
2022年03月16日公益財団法人稲盛財団(理事長:金澤 しのぶ)は、この度、理事会の決議を経て、国内の若手研究者の支援を目的とする稲盛研究助成の2022年度対象者を決定しましたので、お知らせいたします。贈呈式の様子(2019年)● 採択人数:自然科学系40名/競争率9.1倍、人文・社会科学系10名/競争率4.8倍(計50名)● 研究助成:50名それぞれに100万円を贈呈(計5,000万円)● 交付実績:1985年度~2021年度=延べ1,731名、17億2,060万円「2022年度稲盛研究助成金贈呈式」につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止することにいたしました。■稲盛研究助成について稲盛財団創立者・稲盛 和夫の理念に基づき、未来の人類社会に貢献する人材育成を目的として、1985年より毎年、国内の自然科学、人文・社会科学の若手研究者を対象に、独創的で優れた研究活動を支援しています。1. 2022年度選考結果2022年度は、国内の選抜された国立大学、公立大学、私立大学、大学共同利用機関法人、その他の研究機関に所属する411名(自然科学系363件、人文・社会科学系48件)の研究者から応募がありました。助成対象となった研究は、いずれも新しい視点やユニークな取り組みによりそれぞれの研究分野に発展をもたらし、将来的に人類や社会への大きな貢献が期待できるものです。2022年度を含めた稲盛研究助成の助成対象者は延べ1,781名、助成総額は17億7,060万円となります。2. 助成金額1件100万円です。毎年、自然科学系40件、人文・社会科学系10件、計50件(5,000万円)を助成します。3. 助成金の使途当該研究の遂行に必要な経費である限りにおいて、その使途に制限はありません。4. 伯楽制度本研究助成のユニークな制度として「伯楽制度」があります。これは中国の故事「千里馬常有 而伯楽不常有(世に千里の馬は常に有れども、伯楽は常に有らず)」にちなみ、当該年度の助成対象者に選ばれた方の中で、抜きん出て優秀かつ有望な研究を行うと選考委員会が認めた方に対して2年連続して助成する制度です。(2022年度の適用者はありませんでした)5. 盛和スカラーズソサエティ(3S:Seiwa Scholars Society)本研究助成を受けた対象者相互の交流と親睦を深めることによる研究のさらなる発展を願い、1997年に発足しました。専門分野が細分化され、学問全体が見えづらい近年、異分野間の横断的かつ学際的な思考の重要性がますます求められています。3Sの会員は、自然科学から人文・社会科学にいたる蝠広い分野の研究者で構成され、研究発表、講演会、交流会の開催やメールマガジンの配信などの活動を通じて、専門分野を越えた交流をはかっています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月11日麗澤幼稚園(千葉県柏市/園長:岡田喜)では、麗澤中学・高等学校SDGs研究会とのコラボレーション企画の第2段として山陽製紙株式会社協力のもと「オリジナルラグ作成ワークショップ」を開催いたします。2021年7月にSDGs研究会とのコラボレーション企画の第一弾として、幼稚園で行っている子育て広場「あいあい」でフェアトレードコーヒー、レモネードスタンドの出店を実施しました。第2段では、「知る」から「やってみる」活動に進化させ、実際にサステナブルな活動を体験してもらい、よりSDGsを深く知ってもらうことを目的に実施いたします。今回の企画発案のきっかけは、幼稚園でよく使う「ピクニックラグ」を環境に配慮したものに変える取り組みができないかと考えたことから始まります。今回、山陽製紙(株)にご協力いただき、同社が製造する業用クレープ紙「crep paper」※を使用することで、プラスチック使用量を抑えた「オリジナルラグ」を作成することが実現します。※工業用クレープ紙「crep paper」は、セメント袋の口縫い用テープや電線類を包装する紙として使われてきた素材で、独特のシワから生まれる強度と伸縮性、紙としては珍しい耐水性も兼ね備えた高機能再生紙です。実施に当たっては、SDGs研究会の中高生がSDGsの視点からさらにサステナブルに実施できるよう検討を重ね、園児もその保護者の皆様も楽しみながら体験し、学ぶことができるワークショップを実施します。デザイン後は完成したピクニックラグと一緒に後日郵送予定です。【ワークショップの特長】①画材はサステナブルなものを中高生が厳選②絵が苦手でも楽しめるよう「手形」でもデザインが可能③「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」をテーマに海か森を選んでデザイン④参加者1組に一人ずつ中高生がついてサポート園長の岡田喜は「ピクニックや遠足など、幼稚園の園児たちにとってなじみの深いピクニックラグ。身近な素材を用いてSDGsに触れることで、SDGsの活動への敷居の高さが取り払われ、理解が深まってくれることを期待しています。保護者の方々にも今回のイベントを通して、SDGsという活動があることを知っていただき、幼稚園での活動にもつながるきっかけとなることを願っています。」とコメントしています。概要詳細は以下をご確認ください。ワークショップ概要■日時:3月12日(土)第一部10時00分〜11時00分第二部11時30分〜12時30分※各部、15分前より受付をしています。■対象年齢:0〜6歳※必ず保護者の方の同伴をお願いします。■参加人数:各部、15組まで■料金:Sサイズ¥2,200(税込)size 60×90cmMサイズ¥3,300(税込)size 90×135cmLサイズ¥3,850(税込)size 110×200cm■会場:麗澤幼稚園(遊戯室)アクセスはこちら : ■申込:以下のリンクより申し込みをお願いします。※空きがあれば当日の申込みも可能申込フォームはこちら : ●ワークショップは新型コロナウイルス感染対策を十分に行った上で実施いたします。●新型コロナウイルス流行の現状を考慮し、イベントの規模縮小・中止をする可能性があります。ご了承ください。【麗澤幼稚園について】麗澤幼稚園は昭和55年に開園しました。開園以来、創立者である廣池千九郎(法学博士)が提唱した教育方針を継承し、保育に取り組んでいます。教育目標として「やさしく思いやりのある子」「ありがとうが言える子」「自分のことは自分でする子」を掲げ、教職員一同心をひとつに教育活動を展開しています。【プレスリリース】幼稚園で環境に配慮したピクニックラグ作成ワークショップを実施.pdf : 麗澤幼稚園WEBサイトはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月03日アクティブシニア「食と栄養」研究会(運営委員長:新開 省二〔女子栄養大学 栄養学部 地域保健・老年学研究室 教授〕)では、プロシューマ会員限定のオンラインセミナーを開催いたします。全国のプロシューマ会員(会員登録は無料)に向け『フレイルと高齢者栄養の最新動向』をテーマに、特設ページにてセミナー動画を配信。食事・栄養指導の現場にてご活用いただける情報を提供いたします。STOP!ロコモ STOP!サルコペニア― 開催概要 ―1. 開催期間2022年3月1日(火)~2022年5月31日(火)2. 主催アクティブシニア「食と栄養」研究会( )3. テーマフレイルと高齢者栄養の最新動向4. 対象アクティブシニア「食と栄養」研究会のプロシューマ会員(会員登録は無料)5. オンラインセミナー会場アクティブシニア「食と栄養」研究会ホームページ会員ページ内特設ページ( )6. セミナープログラム《メインプログラム》(1)高齢者の栄養・食事管理 ~4つの食品群の活用~講師:女子栄養大学 給食・栄養管理研究室 教授石田 裕美 先生(2)フレイルと4つの食品群講師:女子栄養大学 栄養学部 地域保健・老年学研究室 教授新開 省二 先生(3)フレイル・ロコモと栄養と運動 ~最新の研究成果を踏まえて~講師:東京都健康長寿医療センター研究所自立促進と精神保健研究チーム チームリーダー金 憲経 先生《協賛会員の取り組み》(1)歩ける、動けるからだの維持のために歩行を測って、歩行をサポートする、花王のGENKI活動講師:花王株式会社 GENKIプロジェクト森本 聡尚 氏(2)アクティブシニアの“動き”をサポートする食事提案に向けて高齢者における“動き”と“食”花王の研究成果講師:花王株式会社 生物科学研究所・GENKIプロジェクト伏見 宗士 氏(3)カネカのフレイル向け機能性食品素材のご紹介講師:株式会社カネカPharma & Supplemental Nutrition Solutions VehicleSupplement Strategic Unit Marketing and Salesグループ佐藤 拓民 氏(4)アミノ酸によるシニアの「食と栄養」サポートの可能性講師:味の素ヘルシーサプライ株式会社アミノ酸営業本部 営業部 コンシューマープロダクトグループ原田 潤 氏<アクティブシニア「食と栄養」研究会について>日本は極めて早いスピードで超高齢社会を迎えています。当研究会では、フレイル、ロコモティブシンドローム、サルコペニアをはじめとする高齢者のフレイル(虚弱化)対策に「食と栄養」の観点から取り組み、その予防および改善に繋がる情報を積極的に発信し、健やかで豊かなアクティブシニアライフをサポートします。【活動内容】・高齢者の健康維持、健康寿命の延伸とQOL向上実現のための「食と栄養」を中心としたさまざまな情報発信・高齢者の虚弱、ロコモティブシンドローム・サルコペニア対策の普及・啓発、食と栄養観点での対策情報の提供・セミナー、シンポジウムの開催・市場調査・最新の研究情報の提供・プロシューマ(管理栄養士、栄養士、医師、看護師、薬剤師、介護士、研究者等)のネットワーク化と各種調査【運営委員長】新開 省二(女子栄養大学 栄養学部 地域保健・老年学研究室 教授)【運営委員】金 憲経(東京都健康長寿医療センター 自立促進と精神保健研究チーム チームリーダー)石田 裕美(女子栄養大学 給食・栄養管理研究室 教授)上西 一弘(女子栄養大学 栄養生理学研究室 教授)小林 久峰(味の素株式会社)杉浦 陽子(花王株式会社)【協賛会員】○協賛(正)会員:アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社/味の素株式会社/味の素ヘルシーサプライ株式会社/花王株式会社/株式会社カネカ/株式会社J-オイルミルズ/日成共益株式会社/フォーデイズ株式会社/株式会社ブランドゥコミュニケーション○協賛(準)会員:ロート製薬株式会社アクティブシニア「食と栄養」研究会 ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月24日麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本卓三)の部活動の一つであるSDGs研究会に所属する生徒が企画、デザインをした「第三弾のフェアトレードコーヒードリップバッグ」が一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会が主催する「ソーシャルプロダクツ・アワード2022」※において、学校法人として初のソーシャルプロダクツ賞を受賞いたしました。SDGs研究会では日々「今、私たちにできること」をテーマに、「フェアトレードコーヒー活動」を中心としたSDGs達成のために様々な活動を行っており、その活動の一つが評価されました。※ソーシャルプロダクツ・アワード (SPA)とはは、ソーシャルプロダクツの普及・推進を通して、持続可能な社会を実現することを目的にした、日本で初めての、そして唯一の、ソーシャルプロダクツ※を表彰する制度です。優れたソーシャルプロダクツの情報を生活者に広く提供するとともに、ソーシャルプロダクツを通して持続可能な社会づくりに取り組んでいる企業、団体を応援します。※ソーシャルプロダクツとは「エコ(環境配慮) 」や「オーガニック」、「フェアトレード」、「寄付つき」、「地域や伝統に根差したもの」など、人や地球にやさしい商品・サービスの総称で、購入者が持続可能な社会づくりに関する行動や団体とつながることができるものをいいます。2018年にスタートしたこの活動では、実際にフェアトレードで仕入れたコーヒーを校内イベントでハンドドリップで販売するなど、机上の学びだけではなく、実践した学びにつなげる活動を続けてきました。コーヒーは「特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン」のフェアトレードで取引された東ティモールのコーヒー豆を使用し、その豆を地元の「自家焙煎珈琲茶珈香」で焙煎していただいています。ここ数年では、コロナ禍でも活動を止めないために自分達でドリップバッグのパッケージをデザインし、オンラインショップを立ち上げ、累計で3000個販売することができました。この活動を通じて、多くの人に「コーヒー」と「自分たちの想い」を届けてきました。校内だけにとどまらず、多くの人を巻き込みローカルの視点とグローバルの視点から啓発活動を行っている点が、「フェアトレード」の推進につながる商品として評価いただきました。そして、受賞商品の展示販売会が開催されます。(会場ではドリップバッグは展示のみとなります)【アワード審査員からのコメント】「未来を担う生徒たちが自分たちで企画・販売を行っている点が、多くの生活者の共感を呼ぶだろう。若い世代に対する学びの機会として大変優良な事例である。学校内だけでなく市長や大使までも巻き込みながら展開されるイベントやオンライン販売活動も強く支持したい。授業をきっかけに、「今、私たちにできること」を積極的に実践する生徒たちの今後の活動の発展や、彼らが社会に出てどんな活躍をするのか、期待が膨らむ。」【展示販売会のご案内】場所:大丸東京店 9 階「イベントスペース」日時:2022 年 2 月 23 日(水)~2022年 3 月 1 日(火) 10 時~20 時【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校HP : SDGs研究会フェアトレードコーヒードリップバッグオンラインショップ : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月22日東京農業大学総合研究所研究会に今年度より新たに発足した食・農データサイエンス部会では、データサイエンスの基礎と利用例をわかりやすく紹介する第1回公開シンポジウム「これから始めよう食・農データサイエンス」を、2021年11月25日(木)にオンラインにて開催します。第1回公開シンポジウムポスターデータサイエンスは、データを軸として情報科学、統計などのアプローチから有益な知見や経済的価値を生み出す学問です。そして論理的かつ定量的な思考法や自らで問題を見つけ出し、解決を模索するという遂行力が身につきます。この重要性は「理数探究基礎」という高校教育の新しい学習内容として採用されているほか、経産省、文科省のデジタルトランスフォーメンション推進とも深くかかわっています。食品科学や農学の領域においてこの開拓的な能力の向上が求められており、今回、その扉となる公開シンポジウムを開催いたします。日程 :2021年11月25日(木)13:00~16:30(12:45~ログイン開始)会場 :オンライン配信(Zoom)参加費:無料<お申込みはこちら> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月09日国民の健康増進を唾液ケアから考える 日本唾液ケア研究会(理事長:神奈川歯科大学 槻木 恵一)は、この度、11月28日を「いい唾液の日」に申請し認定されました。主に血液から産生される「唾液」は生体情報を多数含むだけでなく、口腔からの感染防止など、ヒトの体にとって極めて機能的な役割を果たし、「天然のワクチン*」とも考えることができます。「いい唾液の日」は、日付の11と28で「いい(11)つば(28)」と読む語呂合わせから決定しており、この制定をきっかけに多くの人に「唾液」の役割を周知するとともに、とくにこれからの季節に感じやすい口腔内の乾燥に対して「唾液ケア」をより意識し、全身の健康増進を心がけてもらうことを目的としています。日本唾液ケア研究会では、この「いい唾液の日」の制定を記念し、報道関係者様や関連分野の研究者様・医療従事者様向けのイベントを、下記の通り開催いたします。ぜひご参加ください。*「感染症予防において最も重要かつ効率的な物質」という意味で用いた。■開催概要日時:令和3年11月28日(日曜日) 16:00~18:05終了予定対象:報道関係者、歯学・口腔病理などの研究者・医療従事者、企業関係者など※関係者以外の一般の方からのお申し込みは原則お断りしております申し込み締め切り:11月26日(金曜日)中■申し込み方法WEB参加は、日本唾液ケア研究会HPよりお申し込みください( )。会場参加をご希望の場合は、事務局までご相談ください。■プログラム 無料第1部 16:00-16:35「いい唾液の日」制定記念セレモニー1) 「いい唾液の日」記念日の意義について 日本唾液ケア研究会 槻木 恵一2) いい唾液の日記念章の授与式3) 来賓挨拶4) 記念ミニコンサート第2部 16:35-17:30「いい唾液の日」制定記念・日本唾液ケア研究会NPO法人化 設立記念講演会テーマ:「唾液の全身における感染症予防のメカニズムと歯科医療 ―日本唾液ケア研究会の果たす役割も含めて―」演者 :日本唾液ケア研究会 理事長 槻木 恵一第3部 17:35-18:05日本唾液ケア研究会NPO法人化 設立総会(会員外でも興味のある方は視聴ください)※なお、上記プログラムは途中参加・退出が可能です。お気軽にご参加ください。■日本唾液ケア研究会について口腔ケアは、口腔疾患の予防や良好な口腔環境の維持に重要であるが、一般的に口腔ケアは、歯磨きに大きな力点が置かれ、唾液中の成分による効能は副次的な位置づけであった。しかし、近年、唾液の健康効果についての研究が進展したことにより、唾液は、良好な口腔環境を獲得させる機能水であるという概念の重要性が見出されている。この概念は、国民の健康増進を口腔から推進することができると考え、日本唾液ケア研究会では唾液の量と質に注目した健康普及啓発活動を通じて、歯科医療に貢献することを目的としている。演者■演者プロフィール日本唾液ケア研究会 理事長 槻木 恵一2007年4月より神奈川歯科大学教授。口腔病理専門医指導医。専門は環境病理学、唾液腺健康医学、災害歯科医学。神奈川歯科大学副学長、大学院研究科長を歴任。テレビなどで口腔ケアの重要性と唾液の働きを唾液力と命名しわかりやすい解説が好評を得ている。著書に「唾液サラネバ健康法」(主婦と生活社)ほか、日本医事新報社「識者の眼」で連載をしている。■講演抄録口腔は、外来異物の侵入口であり、口腔における外来異物の排除能は、病気になるかならないかを決めている。その外敵からの防衛機能を担うのが唾液である。この唾液の機能は、量と質(成分)の側面があり、量が少なければドライマウスを招きQOLを損ない感染リスクを高める。さらに質の面では、唾液中には100種類以上の物質が含まれ、抗感染物質の低下も、やはり感染リスクを高める。この感染のリスクは、インフルエンザや新型コロナウイルスによる全身性の感染症も含まれ、口腔疾患だけでない点は重要である。この唾液による感染防御システムは、口腔内の汚れにより作用しにくくなることから、口腔清掃は極めて重要である。しかし、口腔清掃は、多くても1日3回位しかしないが、唾液は24時間口腔を守っており、3回の口腔清掃は、むしろ、唾液による防御システムの維持を図る意味もある。口腔ケアにおいて、このコンセプトは、十分取り上げられていないことから、あえて唾液ケアというコンセプトの構築により社会に提案したい。本講演では、唾液を新しい切り口から捉えなおし、新時代の唾液像を提示し、具体的な日本唾液ケア研究会の活動も紹介したい。■本件に関するお問い合わせ先神奈川歯科大学病理組織形態学講座内 日本唾液ケア研究会事務局所在地: 神奈川県横須賀市稲岡町82MAIL : pathonota@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月05日株式会社ダイセル(本社:大阪市北区)は、2021年10月21日(木)~22日(金)に開催された「第14回セラミド研究会 学術集会」においてこんにゃく由来セラミドのヒト脳内アミロイドβ蓄積抑制効果およびこんにゃく由来セラミドの特徴的脂肪酸への代謝について発表いたしました。当社は、北海道大学(北海道札幌市)および北海道情報大学(北海道江別市)とこんにゃく由来セラミドに関して共同研究を行っております。「ヒト脳内アミロイドβ蓄積抑制効果」につきましては、次のURLより詳細をご覧いただけます。URL: また、この度北海道大学との共同研究成果として、こんにゃく由来セラミドが特徴的な脂肪酸へ代謝されることも発表いたしました。こんにゃく芋【こんにゃく由来セラミドの特徴的脂肪酸への代謝(北海道大学との共同研究)】■研究の背景・目的従来の研究でこんにゃく由来セラミドの主要骨格である植物性スフィンゴイド塩基は、セラミドやスフィンゴミエリンとして代謝吸収されることが知られていました。これは他の代謝物にも変換され存在していることが推察されるものの、実際の代謝物や量は明らかとなっていませんでした。そこで質量分析技術を用いて、培養細胞において植物性スフィンゴイド塩基がどのような代謝物に変換されるかを検証いたしました。■研究の内容と結果こんにゃく由来セラミドの主要骨格である植物性スフィンゴイド塩基を用いて、小腸上皮細胞や神経細胞に添加した2時間後に細胞を回収し、細胞内の代謝物を分析したところ、サピエン酸をはじめとした特徴的な数種類の脂肪酸に代謝されていることが明らかとなりました。不飽和脂肪酸(DHA、EPA、リノール酸など)は脳機能性が報告されています。今後の検証で、植物性スフィンゴイド塩基由来の脂肪酸に神経機能改善や脳組織老化予防等の効果が期待され、こんにゃく由来セラミド代謝産物の新しい脳機能性の発見に繋がる可能性があります。細胞内のサピエン酸濃度【今後の研究開発について】本研究に用いたこんにゃく由来グルコシルセラミドは、板こんにゃくの製造時に廃棄される「飛び粉」から抽出製造され、皮膚の保湿・バリア機能を高める機能性食品素材として当社が販売するサステナブルな原料です。グルコシルセラミドは多くの植物に含まれていますが、小麦胚芽や米ぬかなどと比較し、こんにゃく芋の飛び粉抽出物はセラミド含有量が高いことが分かっています。今後、さらなるヒト介入試験や脳機能性研究および認知機能分野における機能性素材の開発を進め、人々の健康に役立つ製品を提供いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月25日株式会社ダイセル(本社:大阪市北区)は、2021年10月1日に備前化成株式会社(本社:岡山県赤磐市)と共同で「SAC研究会」を設立いたしました。WEBサイト: SAC研究会本研究会は、ニンニク成分に含まれるS-アリルシステイン(SAC)について、事業者や研究者とその機能性などの科学技術的知識を共有し、学術情報の発信や広告などの啓発・普及活動を行うことで人々の健康に寄与し、ひいては産官学の健全な発展を目指します。会員は、機能性表示食品届出の際のシステマティックレビュー作成の支援を受けることができるほか、本研究会が管理する商標・ロゴマークを使用することができます。■SAC (S-アリルシステイン)とはSACとは、ニンニクに含まれる機能性成分の一つで、正式名称は、S-アリル-L-システインです。ニンニクに存在するγ-グルタミル-S-アリルシステイン(GSAC)という物質から酵素反応によって生成されます。SACは、ニンニクにはごく微量しか存在しませんが、熟成や発酵によって増加させることができます。ニンニクは、約3,500年前から食品として摂取されているだけでなく、医薬品にも使われるなど、さまざまな機能を有する農産物です。ニンニクには、抗酸化、抗炎症、免疫調整、心血管保護、抗がん、肝保護、消化器系保護など人々の健康に寄与する成分が含まれています。SACは機能性関与成分として機能性表示食品の届出が受理されるなど、研究が進んでいる成分です。S-アリルシステイン■SAC研究会概要名称 : SAC研究会設立年月日: 2021年10月1日所在地 : 岡山県赤磐市徳富363(備前化成株式会社内)WEBサイト : <SAC研究会へのご相談・入会のご希望など> info@sac-association.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月05日「ケムリ研究室『砂の女』を研究する~リーディング&トーク~」が6月11日(金)にLOFT9 Shibuyaで行われる。この度、イベントの詳細が決定し、5月15日(土)よりチケット発売開始となった。2020年、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)と、女優・緒川たまきが結成した演劇ユニット「ケムリ研究室」。8月からは第2回公演として安部公房の小説『砂の女』を上演する。本イベントはそれに先駆けて行われるもの。小説『砂の女』から一部抜粋して緒川によるリーディング、KERAと緒川とで『砂の女』について語り合うトークを織り交ぜながら進行していく2時間だ。客席数は新型コロナウイルス感染予防対策のため70席限定だが、同時にツイキャスにて配信も予定されている。そちらでも楽しんでほしい。<ケムリ研究室・コメント>ケムリ研究室ではこの夏、舞台『砂の女』を上演予定です。それはそれはワクワクする演目で、是非ご期待いただきたいのですが、ケムリ研究室としてどの様に手をつけるべきか悩み多き高き山でもあります。安部公房の原作小説をもとに、ああでもない、こうでもない、ああしよう、こうしよう、を地道に繰り返していくその過程を、ちょっとご見学いただくというのはどうだろう、そこから何か、ピリッとしたものが生まれるかもしれない。生まれなければそれはそれでよいではないか。というのがこのイベントの趣旨です。きっと楽しい時間になることでしょう。やがて来る夏に(『砂の女』の上演は夏であることが必須でした)客席から観てくださろうとしている皆様にも小粋な予習になることでしょう。ケムリ研究室、初めての研究会、どうぞ気軽にご見学ください。ケムリ研究室ケラリーノ・サンドロヴィッチ緒川たまき■イベント情報「ケムリ研究室『砂の女』を研究する~リーディング&トーク~」6月11日(金)開場17:00 / 開演17:30(19:30~20:00終了予定)会場:LOFT9 Shibuya※イベント開催時間が開場19:00 / 開演19:30(21:30~22:00終了予定)から変更になりました(5/28追記)会場チケット:前売3,000円 / 当日3,500円(+ドリンク代)70席限定配信チケット:2,000円*6月20日(日)23:59までアーカイブ配信ありチケット発売開始:5月15日(土)10:00詳細: ■公演情報ケムリ研究室no.2『砂の女』8月22日(日)~9月5日(日)会場:シアタートラム(9月兵庫公演あり)東京公演チケット一般発売:7月予定最新情報:
2021年05月12日夏休みも半ばに差しかかってくると、たまっている宿題が気にかかるもの。特に、自由研究や自由工作の大物がまだ片付いてないと焦りますよね。そこで、「子どもがまだ何をやるかも決めてない!」という方のために、このテーマの強~い味方である東急ハンズに、低学年におすすめの自由工作&自由研究を聞いてきました。世界にたったひとつ!自分だけのオリジナル作品を作ろう1. 時計の勉強を先取り! 時計工作文字盤にいろいろなカタチのパーツを自由に貼り付けたり、好きな絵を描いたりして、自分だけのオリジナルの時計が作れます。もちろん、作った後は部屋の壁にかけて楽しむことも。小学2年生くらいから学校で時計の読み方を習うので、ちょうどいい勉強にもなりますね! 2. 組み立て心をくすぐる、太陽電池搭載のプラモデル式ロボット工作プラモデルなのでモノ作りの過程も楽しめ、作った後は動くロボットとしても遊べます。モーターの力を伝えるギアの仕組みが丸見え構造なので、どうして動くのか? という子どもの疑問を解くヒントにもなりそう。 3. 今も昔も根強い人気! どろ団子作り「小学生になってまで、どろ団子?」と思うかもしれませんが、意外に子どもは大きくなってもどろ団子作りが大好き。いかに美しく作るか? に燃えていたりします。自然の砂と粘土を使った「コロピカどろだんご」は、転がすほどに輝くツルツルの団子に。乾燥したらシールを張ったり、油性ペンで絵を描くことも可能なので、世界にひとつだけのオリジナルどろ団子が作れます。 子どもの好奇心をかき立てる!自由研究で不思議実験にトライ 4. 「水がつかめる」って本当? 不思議体験ができる実験キット実際に触ってみると、「水がスライムみたいに固まるのかな?」というおおかたの予想をくつがえす感触にびっくり。オブラートのような薄い膜の下は、液体のまま。ぷにぷにの感触を楽しんだり、中にビー玉を入れたり、タピオカみたいな細かい水の粒々を作ったり、いろんなバージョンを作って楽しめます。 5. 昆虫の不思議に迫る! 飼育セットを利用した観察日記例えば、アリの巣を立体的に観察できる「アリ飼育観察セット」。最初に、アリの巣の材料となるアリゲルを作り、公園などで捕まえたアリをゲルの入ったケースの中に入れるだけ。普段、土の下で見ることのできないアリの巣の中を観察するできるなんてワクワクしますね! 6. サイエンスプロデューサーの米村でんじろう先生のサイエンスキットは不動の人気プリズムを使って7色の光を観察する「レインボープリズム」や、感光紙を使って太陽の光で写真を焼く「わくわく日光写真」など、子どもには目新しく、親世代にはちょっと懐かしい実験が楽しめそうです♪ 7. 身の回りのミクロ世界を携帯顕微鏡で観察しよう「ハンディ顕微鏡Petit」は倍率20倍もあるのに、キーホルダーサイズの小ささと軽さで、ポケットに入れても邪魔になりません。持ち歩いていつでもどこでも気軽に観察ができます。 さらに、スマートフォンで撮影もできるので、プリントアウトしてファイルにまとめれば、立派な自由研究に! プロのカメラマンが子どものために購入するほどのクオリティーです。いろいろなミクロの世界を撮って「これは何でしょう?」のクイズ形式で自由研究をまとめるのもおもしろいですね。子どものワクワクや好奇心をかき立てるような自由研究や自由工作を、ぜひ親子でトライしてみてください!
2017年08月10日小学校の夏休みとともにやってくる、宿題の定番・自由研究。イベントやワークショップの参加を検討したり、図書館やインターネットなどで情報収集をしたり、テーマ決めに向けた行動を開始している家庭もあることでしょう。子どもが興味をもてるテーマが見つけられずに困り果てているお母さんにオススメしたいのが、 『夏休み! 発酵菌ですぐできるおいしい自由研究』 (あかね書房)です。味噌や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品のつくり方をわかりやすい文章やイラスト・写真で教えてくれます。著書の小倉ヒラクさんは、発酵デザイナーという不思議な肩書きの持ち主。微生物学の研究や一般向けの麹づくりワークショップなど、目には見えない菌を見えるようにする活動を広く行っています。そんなヒラクさんに発酵食品のおもしろさやポイントを聞きました。■見えない菌を育てる! 発酵食品をつくるメリット菌の働きによっておいしさがアップすることに加え、保存性を高められるといいことづくしの発酵食品。自由研究のテーマとどう結びつくのでしょうか。「発酵食品は、料理とサイエンスという二つのジャンルにわけられます。僕の専門は微生物学のため、本書は料理よりも菌を育てることに重点を置いているんです。発酵食品づくりの魅力は、生き物の反応がわかること。観察していると、菌が魔法のように食べ物をおいしくする過程を楽しめます。たとえば、パンをふくらませるための酵母をつくる場合、瓶の中に果物と水と砂糖を入れて酵母菌を呼び込みます。発酵が進むと酵母がシュワシュワしてくるので、菌が元気に育っている様子を実感できます。『ここに菌がいるんだ!』と子どももワクワクしてくれますよ」とヒラクさん。目に見えない菌の存在を言葉だけで説明しても、子どもはうまく想像できません。実践を伴うことにより、菌の存在や自然の力に対するイマジネーションを育てられる。ワークショップを通じて多くの子どもたちと接するなかで、ヒラクさんが感じたことだそうです。もうひとつ、発酵食品づくりで得られるものがあるそうです。「現在の学校教育は、出題者の意図を汲み取って答えを出す力を要求されることが多く、『よく観察すること』を教えてもらえる機会が少ないと感じています。人の予想を大きく上回る現象が起こりうる生物学では、主観は邪魔になることも多い。発酵食品づくりは、“ただ観察をして目の前に起こっている事実を受け止める”トレーニングになります。つまり、生物学の基本を学ぶことができるんです」■思い通りにいかないのが菌の魅力 失敗も楽しんでしまおう!本著で紹介している発酵食品は、比較的簡単にできるヨーグルトから少しレベルの高い麹まで、難易度もさまざまです。しかし、学年や年齢の設定はとくにないそうです。「年齢で区切るよりも、子ども一人ひとりが持つ好奇心の度合いによってできる範囲が変わってくるからです。それから、親の関わり方も大きい。発酵が進む過程で見た目や匂いが変わると、不安になる子どももいます。親が『それでいいんだよ』と声をかけて一緒におもしろがってくれると、子どもも先に進める。親と楽しみながらだと、5歳くらいでも難易度の高い味噌づくりに挑戦できるんですよ」本著で紹介する味噌は、夏休み中に完成できるように麹を多めに使ったアレンジレシピ。仕込みから40日で完成します。手前味噌を使ってお味噌汁をつくれば、嫌いな野菜も食べてくれるかも?「食べ物を自分でつくることって大事ですよね。現在、絶賛イヤイヤ期で汁物を拒否している僕の娘も、一緒につくったスープならたくさん食べてくれる。発酵食品は最高の食育になるんじゃないかな」菌をうまく育てられるか、ばい菌にしてしまうかのカギを握るのが温度管理。夏は、発酵商品を仕込むのに適した季節だとヒラクさんはいいます。「菌が元気になるのは、30℃前後の温度です。冬場に仕込んだら4、5日くらいかかるヨーグルトも、真夏なら翌日にできます。一方、放置しすぎると腐ってしまうので、本に書かれた時間を守ってつくってくださいね」直射日光の当たる場所やジメジメした場所には置かないことも腐らせないためのポイントです。ヒラクさんのオススメは、オープンシェルフや本棚の一番上の段。風通しがよく、空気がよどんでいない場所を「発酵棚」にするといいそうです。とはいえ、生きている菌が人間の思い通りになるとは限りません。ときには菌がうまく育たずに腐ってしまうこともあります。「失敗も失敗で楽しいんですよ。発酵がうまくいかないと、臭くなったり、ドロドロしてしまったりするけど、子どもは『くせえ!』とかいいながら意外とよろこんでいる。僕のワークショップでも、失敗すると逆に盛り上がることもあるくらいです」「食べ物がくさるとはどういうことなのか」「失敗から発見できることもある」など、事前に本を読み失敗したときの対処法を親が把握しておくことも大切です。見えない生き物との生活を親子で楽しめれば、うまくいっても失敗しても学びの多い自由研究になりそうです。目に見えない菌たちの働きを実感できる発酵食品づくり、ぜひ親子で観察してみませんか?\発酵って楽しそう! と興味が湧いた方に、ぴったりのイベントが開催/夏休み!歌って踊る手前みそ〜『発酵菌ですぐできる おいしい自由研究』出版記念イベント〜『発酵菌ですぐできる おいしい自由研究』の出版を記念して、小倉ヒラクさんがイベントを開催! はじめての人でもカンタンにできる手前味噌づくりをはじめ、オリジナルアニメ『てまえみそのうた』を使ったダンスワークショップ、発酵レクチャーなど、盛りだくさん! 夏休みの自由研究に、思い出に、ぜひ親子で参加してみませんか。日時:2017年8月11日(金) 10:00開場 10:30スタート料金:¥3,500(手前みそキット1kg付き)詳細ページ: 『夏休み! 発酵菌ですぐできるおいしい自由研究』 小倉ヒラク (著)/あかね書房 1,000円(税別)小倉ヒラク プロフィール1983年東京生まれ。発酵デザイナー。自身の体調不良を機に発酵食品に出会い、東京農業大学の醸造学科研究生として醸造学を学ぶ。全国各地の醸造家たちと商品開発や絵本、アニメの制作やワークショップを行うと同時に、自由大学や桜美林大学等の一般講座で発酵学の講師もつとめる。著書に、「てまえみそのうた」「おうちでかんたん こうじづくり」(農山漁村文化協会)、「発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ」(木楽舎)。一児の父でもある。
2017年08月02日HEAD研究会とLIMIAで共催した「リノベコンペティション2017」。プロリノベ部門でグランプリを受賞したのは、サイコロのような中古プレハブ住宅を知恵・工夫・思想を込めてリノベしたすてきなご夫婦——浦木建築設計事務所の浦木美樹子さんと、この建物の施主兼共同設計者の浦木拓也さんでした。コンテストの対象物件兼ご自宅である『生田の家』にお邪魔してうかがった、受賞のこと、わが家のこと、自分たちの将来のこと。建築・設計を生業にされているお二人の言葉から、リノベの思いを感じてみてください。浦木建築設計事務所さんのプロフィール「リノベコンペティション2017」って、何?受賞につながった「リノベの選択の幅を〇〇する」という考え——あらためまして、グランプリ受賞、おめでとうございます。今の率直なご感想をお聞かせください。■浦木拓也さん(以下、拓也さん)私は設計者兼施主ですが、やはり1等賞はすごいことだと思っているので、素直にうれしいです。今回、設計者の立場として何かしらのメッセージを残したいという強い思いがありました。妻と会話を重ねてつくりましたので、グランプリという対外的な評価は私たち夫婦としても誇りです。■浦木美樹子さん(以下、美樹子さん)お電話で「グランプリです」と伝えられたとき、「え⁉え?『グランプリ』って……1番のことですか⁉」と何回か聞き返してしまったくらい、最初は信じられなかったです(笑)。——確かに、「間違い電話がかかってきたのでは?」というリアクションをされていましたよね(笑)。■美樹子さんすいません、慌てちゃって(笑)。受賞については……夫と同じ感想になりますが、とてもうれしかったです。特に、今回はコンペの趣旨でもある「リノベーションストーリー」を、LIMIAを通じてどのように伝えればいいのか……ということに腐心したのですが、結果として審査員の方から「ストーリーに感銘を受けた」というコメントをいただけたので、本当に良かったですね。——なぜ、グランプリを受賞できたと思いますか?■拓也さん敬遠されがちなプレハブ造りの中古住宅を資源と見いだし、現存を尊重した「合理的」なリノベができたところを評価いただけたからだと思っています。住宅の既存ストックの再利用は、これからもっと注目・開拓されなければいけない分野です。住宅は、われわれが考えている以上に物としての寿命が長い。中古だからといって敬遠するのは、少し違うような気がしています。そういう観点では、「リノベの選択の幅を拡張すること」が目的でもあったので、すごく良い試みになりました。■美樹子さん大手ハウスメーカーが多数残した工業化住宅をリノベしたことが、他の方々の作品と比較すると、特徴的だったのかもしれません。審査員の方のコメントに「既存利用を積極的に行い、プレハブの構造を生かした」とありましたが、今後、その一例となり得るという評価をいただけたのではないかと考えています。「合理的」を定義する、3つのキーワード——今、拓也さんから「『合理的』なリノベ」というお話しがありました。お二人が考える「合理的」の定義について、詳しく聞かせてください。■拓也さん合理的という言葉は、一般的に「無駄のない様(さま)」という意味がありますが、私たちがいう合理的には、さらに3つのキーワードがあります。それは「生かす」「兼ねる」「引き継ぐ」です。例えば、今回の『生田の家』で例を挙げてみると……【①生かす】・資産価値のない築36年の古家を生かす。・利用できる既存部材(サッシ、埋設配管、東南の外壁材、階段など)を生かす。・プレハブ構造を生かす(内部に柱のないワンルーム)。・環境(風景や高台の通風)を生かす。【②兼ねる】・意匠性、断熱、吸音性能を兼ね備えた木毛セメント板を使う(2階の天井)。・2階からの採光と上下層の通風やつながりを兼ねるグレーチング(※)を使う(2階の一部の床)。・間仕切りを減らし、ときの変化に応じられるよう、用途を兼ねる。※鉄などの素材でつくられた、格子状の溝蓋(みぞぶた)のこと。↓に現物の写真あり。【③引き継ぐ】・資源を無駄にすることなく、古家を再生して引き継ぐ。・次世代に引き継げるよう、可変性を持った間取りにする。というふうに、まとめられます。合理的に整理することで、初期費用を抑えつつ、建物の寿命を延ばし、資産価値が高められるのです。——完成する家は1つであっても、その過程には、3つのキーワードに基づいたいくつもの手法が散りばめられているんですね。それを踏まえて、今回のリノベで特に思いを込めたところを教えてください。■拓也さんこの建物の構造を極力尊重したところです。もともと工業化住宅はいろいろなニーズを受け止めるために建物の周りだけでフレームが固まっており、間仕切りが自由に設けられるようになっています。そのような特徴を尊重して素直に表現するようにデザインしたことが、一番意識した点ですね。また、2人の間に「使えるものは、しっかり使おう」という考えが、基本理念としてありました。そして、「既存のものを無駄にせず、どうすればうまく見せられるか」という視点——ここはすごく意識しましたね。『生田の家』で『ALWAYS 三丁目の夕日』⁉——「住みやすくする」ために、住み心地で意識した点はありますか?■拓也さん一番滞在する時間が長い部屋を、上階に持っていきました。夕陽が沈んでいく景色がきれいだったり、朝にきちんと日差しを浴びながら起きられたりするのが、気持ち良いんですよね(笑)。元々、そういう季節や時間の流れを感じるような情景への素直な憧れがあって、この高台を選んだところもありました。窓も大きく、遮るものもないので、開放的だし、冬は本当に暖かいです。■美樹子さんエアコンもいらないんです。高台に位置していることもあって、夏は窓を開けると心地良い風が本当によく通ります。——リノベから約1年がたったそうですが、実際に住まわれて気付かれた点や「ここは直したい!」という点はありますか?■拓也さん建築の設計をしていると、通年で建物のいろいろな部分の経過を観察し、変化を見ていくのですが、この建物はトラブルが今のところなくてすごく良いです。当初は36年という築年数もあり、何かしらの不具合が出てくるのかな?と思っていました。■美樹子さん私も満足しています。駅から家までの道のりに急こう配な坂がありますが、それも慣れましたね(笑)。自宅から東京タワーや富士山が眺められる!と思えば、問題ありません(笑)。——これほど、『ALWAYS三丁目の夕日』のビジュアルがぴったり合う住宅も、なかなかありませんよね!■拓也さん、美樹子さんありがとうございます(笑)。仕事をする上で大切にしていること——ここからは、お二人の仕事観について、聞かせてください。普段、お仕事をしているときに意識していることや大切にされていることはなんでしょうか?■拓也さんどんどん高齢化が進む現代、私たちの世代の未来は、とても不安定だと思っています。私たちが60歳を迎えたとき、日本は年金がもらえる国ではないかもしれません。イニシャルコストを落としつつ、「資産」として残るものを見極めながら、使えるものは利用していく。これからは、一人ひとりが資産をより大事にしなければならない時代にシフトしていくでしょう。少しでも多くの資本を残し、資産価値を維持しながら、「生きる術」を見つけていかなければいけない世代。それが、私たちの世代だと思います。そういった背景もあり、「どうすれば、自分たちの仕事が社会に対してメッセージを発信できるか」「どのような社会性を獲得できるか」「社会に対して、どのように存在価値を認めてもらうか」という会話は、常に妻としています。今回のプロジェクトも、それらを強く意識しました。今後もそのスタンスは変えずに、チャレンジしていきたいと思っています。■美樹子さん建築家としての私たちのスタンスを語る上で、新築にしろ、リノベにしろ、「合理的」は大きな重要なキーワードです。また、「資産や価値を付加していくこと」も大切にしています。日本人はこれまで不動産の価値の現状や在り方、矛盾に対してあまり言及してこなかったので、先ほど夫が話していた社会性の部分も考えながら、掘り下げていきたいです。もちろん、「かっこいい」「デザインがすてき」といったお客さまの声に応えることは大前提です。■拓也さんどれだけ「私は一生懸命、頑張りました」と言っても、価値化しなければ意味がありません。携わった建物に意味をしっかり与えて、それが認められれば施主にとっても一番良いですし、社会に発信することで何かの気付きを提案できるかもしれない。これからも社会に発信する努力は継続していきたいと思います。——価値化のお考えは、建築・設計の仕事だけに限らず、私たちのようなWebメディアにも、当てはまるのかもしれません。ユーザーの方々の想いを汲み取った上でLIMIAから発信されている情報をもっともっと価値化していかなければ、Webメディアとしての成長もないのかなと感じました。■美樹子さん以前、日本テレビの『ヒルナンデス!』に出演し、番組内で「合理的」について触れたのですが、番組放映後、その考えに共感したお客さまが事務所に来てくださいました。そのお客さまは最初、「新築を考えているので、土地を探しています」と言っていたのですが、コミュニケーションを取っていくうちにだんだんリノベに気持ちがシフトしていったようで、ある日「ここ(『生田の家』)を見ると、古家が宝物に見えてきました」と言われたのです。そして「少し困難でも、合理的な視点で手間暇かけてつくった家の方が、ずっと大切に思える気がします」と言われました。私たちの考えに共感してくださった結果、お客さまの住まいに対する考えも変わった……といううれしいエピソードですが、これは「合理的」に加えて中古住宅の「価値化」がお客さまに認められたからだと思っています。お二人から、HEAD研究会へのメッセージ——最後に、今回のコンペティションを主催したHEAD研究会に期待することを聞かせてください。■拓也さんHEAD研究会は、「リノベーション」という概念を社会に浸透させていくためのハブとして機能されています。今後、新築住宅は縮小市場になっていくはずなので、その分、中古住宅は、社会ニーズ・社会問題に背中を押されて、どんどん拡大していかなければならない市場です。その動向を、HEAD研究会のような権威ある団体が適切に、学識も含めて社会に対して発信されていることは、とても意義あることだと思っています。■美樹子さん今回、私たちは大手ハウスメーカーの工業化住宅を利用しましたが、中身を見ても、錆一つなくて、日本の工業製品やハウスメーカーのレベルの高さと可能性を感じました。(サッシを指差しながら)このサッシは1979年につくられたものですが、とても技術力が高いのです。しかし、建物にまつわる情報はあまり開示されておらず、ブラックボックスになっています。HEAD研究会の理念にもあったように、大小関わらず、企業間のつながりがもっと強くなって、オープンな関係性が構築できれば、文化と生活の質が良くなる空間や環境がもっと誕生すると思います。また、最近は建築家とハウスメーカーがコラボした住宅がたくさんありますが、その動きがリノベーションの分野でも活発になるよう、促していただけるとうれしいです。HEAD研究会——日本の建築と部品の潜在能力をとき放つおわりにお話しにも出てきた急こう配な坂(階段)を実際に上りましたが、山の上の寺にお参りに来ているんじゃないかと錯覚するほどの、角度……(足、がくがく。汗、だらだら)。けれども、美樹子さんのお話しにあったように、『生田の家』からの眺めや建物の構造の価値を体感すると、全く苦に感じませんでした。「家を買おうと思ってたけど……これからの時代は新築じゃなくて、中古リノベだな!」と意気込んで、早速家族に相談していた編集スタッフがいたことも、付け加えておきます(笑)。(おしまい)◎インタビュー古河真樹@LIMIA◎書き手大坪隆史@LIMIA◎写真柏木鈴代中古プレハブ住宅のリノベーションー生田の家ー「リノベコンペティション2017」の結果はこちらから
2017年07月14日夏休みといえば、海にプール、花火、旅行に帰省、そして…子どもたちにとってはたっぷりの宿題。なかでも、つい後回しになりがちなのが、「自由研究」ではないでしょうか。わが家でも「今年は何しよう?」の初期段階でブレーキがかかり、夏休みも終盤になってあわてて着手する…という家族マンガあるあるのようなシーンを毎年くり広げていました。そんななかでもおぼろげながら見えてきた、わが家流「自由研究をやっつけっぽくみせない」ポイントをお伝えしたいと思います。■脱・「やっつけ自由研究」の2つのポイントわが家の自由研究との格闘(?)歴は、上の子のときから数えて今年で10年目に突入!ローテンション&スロースターターなふたりの子、そして年々尽きてくるネタ。夏が来るたび「今年の自由研究はどうするんだろう…」とやきもきが止まりませんでした。私の理想は、「子どもが自力で自由研究を仕上げる」こと。さらに欲をいえば、やっつけ感が透けて見えるよりは、「楽しく取り組みました!」が感じられるもの。こんな思いを抱えながら、子どもたちの自由研究につきあってきました。<わが家の自由研究おさえポイント>・その子らしいテーマ・まとめかたに工夫が感じられるこの2つをおさえれば、「宿題だからしぶしぶやりました…」的な印象が薄まり、それなりのでき栄えになるんじゃないか! と気づきました。実際、この2つをポイントをおいたら、子ども自身がわりと楽しみながら進められるようにもなり、親子そろって自由研究プレッシャーから解放! …は言い過ぎですが、それでもちょっぴりラクにはなりました。では、具体的にどうしているのかをお伝えしていきます。■「なんでだろうリスト」大活躍! わが家流テーマの探しかたわが家の場合、最初の高い壁が「テーマ決め」です。実験でも観察でも工作でも調べ学習でも、「自由にやってくださいね」とふわっとした課題なだけに、子どもが「なにしよっかな~」と迷っている間に時がたちます。そこで私は、日々の何気ない会話で子どもが口にした疑問や気づきを、スマホにメモするようにしました。たとえば、こんな具合です。<なんでだろうリスト>・ゾウをさいしょに「ゾウ」って呼び始めたひとはだれなのか・なんでも乾燥させればお茶になるの?・へびは寒いところにも住んでいる?・「無色透明」って、無色も透明も同じ意味なのになんで重ねるの?・こちょこちょされると、くすぐったいのはなぜ?・納豆ってもともと腐っているなら、賞味期限なくてもいいんじゃないの?・毒キノコはなんでカラフルなの? キノコ自身に意思があるの?このリストのなかから子どもがやりたいことを選ぶようにしはじめたら、最初の「テーマ決め」はクリアに。ある年は、リストから「なんでも乾燥させたらお茶になるの?」を取り上げ、家にあるいろんな食材でお茶をつくる実験をしました。衝撃的な味のお茶が量産されて「まずい!」連呼の実験でしたが、それでも楽しそうに取り組んでいました。■コレをするだけで、「ちょっと工夫した感」がプラスできる!実験などの中身さえできれば、あとはまとめて仕上げるだけなのですが、ここもいざとなると作業が進まない難所。これまでの子どもの様子を観察してくると「苦手なこと」が見えてきて、それを克服する方法を編み出していきました。<子どもの苦手を克服するまとめ方>x子どもの様子から、「文字をいっぱい書く」ことが苦手↓○イラストや写真、図解などをメインにして、文字は少なめでまとめることを提案○子どもが「読みやすい、面白い」と思えるページ構成を考える このとき参考にするのが、雑誌や図鑑の構成参考にする本のページ構成に自由研究の内容をあてはめる方式にしたら、スムーズに進められるように。これまでにやってみたまとめかたは、「解体新書風」「プロフィール帳風」など。これらは好きなマンガの作者のおまけページから着想を得ていました。先に例に挙げた「お茶の実験」は、まとめる用紙自体をお茶にちなんできゅうす型にカットしました。味、色、におい、飲んだ感想だけのごく簡潔な内容ですが、「紙をきゅうす型に切ったこと」で、本人の満足度は上がったようでした。まとめかたの工夫で視覚的にメリハリがつくと、それだけで「ちょっと工夫してみた感」と「子どもが楽しく取り組んだ感」がかもし出せる…ような気がしています。今回ご紹介したのはあくまでわが家のケースで、きっと親の手を借りず全部自分でできるお子さんもいらっしゃると思います(うらやましい!)。それでも、「今年の自由研究どうしよう?」と考えているみなさんにとって、少しでもヒントとなる部分があればうれしいです。■どうしてもテーマが決まらないときのお助けアイテムどうしてもテーマが決まらない、初めての自由研究でどうすればいいのかわからない。そんな子どもからテーマを引き出す時間がない場合には、WEBサイトが展開している子ども向けのコンテンツをのぞいてみると、ヒントが得られるかもしれません。<自由研究参考サイト>【イベント】・ 「夏休み2017 宿題★自由研究大作戦」 小学生と保護者のためのイベント東京会場 2017年7月21日(金)~23日(日)仙台会場 2017年7月28日(金)・29日(土)大阪会場 2017年8月3日(木)・4日(金)【自由研究特集サイト一覧】・キッザニア東京: 「わくわく自由研究」 ・ベネッセ 「夏休みの自由研究カンタン解決策特集」 ・学研キッズネット: 「夏休み自由研究プロジェクト2017」 ・パナソニック: 「パナソニックキッズスクール」 ・ヤマハ: 「楽器解体全書」 ・カシオ: 「電卓アドベンチャーアイランド」
2017年07月07日建築業界に関わるその道の専門家達がその英知を結集させ建築の明日を切り開く事を目的とする頭脳集団、HEAD研究会。そのHEAD研究会とLIMIAが共同で開催することが決定している「リノベコンペティション2017」に先立ち、理事長である松永安光氏にインタビュー。建築分野の中でのリノベーションというジャンルとは何か、そしてその今後はどうなっていくべきか、などをたっぷりお伺いしてきました!建築家だけでなく、建材、部品ディーラー、住宅メーカー、工務店など建築分野に携わる多数の専門家によって、建築分野の質の向上とその未来を切り拓いていく活動を推進するのがHEAD研究会。そのHEAD研究会と我がLIMIAがタッグを組んで企画する「HEAD研究会×LIMIAリノベコンペティション2017」が開催されます。このコンペに先立って理事長を勤める松永安光氏をキャッチ。大きな変革期を迎えつつある建築業界の今後や、それに付随してのリノベーション分野の立ち位置の変化。加えて今回のコンペ参加者に対してのアドバイスなどを語って頂きました。HEAD研究会×LIMIAリノベコンペティション2017とは?HEAD研究会とは、厚いベールに包まれた「建築」というジャンルの風通しを良くする存在ーまずはHEAD研究会を設立された動機から伺いたいのですが。「私は当時、鹿児島大学を辞して東京で再び実務に戻ったばかりでしたが、身近にいたある人から建築業界の現状に問題提起をされました。今の建築業界に関わっている人の大半は、例えば仕事を頼んだ時でも、ユーザーに対して何も情報を開示しないで、そちら側だけで勝手に進めてしまうきらいがある。ビジネスというものは、ユーザーファーストでしっかりユーザーの意向を汲み取った上でのサービスを提供するものだと思うが、建築業界はあまりにも大上段からモノを言い過ぎる。こういうのはダメなのではないか、こういう事をしていると先がないのではないか、と感じている。そうではなくて、もっとキチンと自分達のサービスの質を高めて、対等なビジネスモデルを構築するのが必要なのではないか、そんな問いかけを貰いました。事実、自分が経験してきた中でも確かに思い当たる節がありました。簡単に言うと建築家先生が主で、仕事を依頼している方が従という関係性ですよね。加えて実際に作業をする現場で動いてくれている、例えば職人さんんなども待遇が悪いとか、そういった話もよく耳にしました。つまり非常に閉ざされた業界であったわけです。これをもっとオープンな、風通しの良いカタチに変えていかない限り建築業界の先は本当にないのかもしれない、只でさえ日本の建築業界は世界と乖離したガラパゴス状態で、しかも今のシステムを漫然と続けていけば間違いなく衰退してしまう。そんな危機感から業界全体を繋ぐ非営利団体のようなものが必要という考えに至りまして。ではまずは研究会という体裁を取ってやってみましょう、と。建築のオーソリティである東大大学院教授の松村秀一さんにも協力を仰いで副理事長になっていただきました。ーHEAD研究会の存在意義はどのようにお考えでしょうか。「まず大前提として、先ほども申し上げたように建築というのは今後斜陽産業と化していくのは明白なのです。人口も少なくなってくるなかで建物は飽和状態。では私たちはその流れの中で、どういう方向に舵を取っていかなければならないのか、ということこそがそっくりそのままHEAD研究会の存在意義となります。具体的にはまず鎖国ガラパゴス状態を抜け出すための国際化を考えていく事、そしてもっとオ−プンに情報を発信してエンドユーザーとの接点を構築していく事。それともう一つ、建築のストック化にいかに対応していくか、ということですね。これは先の国際化というテーマとも密接に関わってくるのですが、日本では現在、新築事業は全建築産業の80%を占めています。しかし国際的な基準で見ると、新築というのはわずか20%程度に留まっているのです。日本では800万戸も空き家があるといわれているのですが、それなのに毎年100万戸も新築されている現状がある。これはやはりどう考えてもおかしいと。これからは建築産業は確実にストック社会になっていくのは明白なので、そのすでにあるストックをどうやったら活かせるか、ということにもっと力を注いでいくべきなのではないか、ということです。そこで議題として上がるのがリノベーションという分野です。私たちの時代にはリノベーションはほんの小さい分野でしかなかったのですが、まず松村さんがリノベーション協議会というのを始めていました。その精鋭メンバーをHEAD研究会に招いたカタチで活動していたのですが、すぐに彼らの活動が活発になって。それがあまりにも大きくなっていったので今ではHEAD研究会とは別のチャンネルとしてリノベーションスクールというものも運営しております。ー一昔前の日本はリノベーションというものは二次的な産業であったというわけですね。「そうです。日本の建築文化というのは先進国の中でも変わっていて、例えばヨーロッパなどは歴史保存的な政策、考え方もあって、既存の建物をどうリノベーションするか、ということが建築だという考え方が根底にあるわけです。世界的に見るとそちらの方が主流なんですね。でも先ほども申しましたように我が国では新築こそが建築を中心という考え方が依然としてある。これを変えていかなければならないし、変わっていくと思っています。」ー現在の主な活動内容は?「一番はエンドユーザーに対する情報開示ですね。例えば建材や部品など、今どんなものがあってどのように使われているか、をエンドユーザーに知って欲しいという側面からの活動がまず根幹にあります。一例として我々HEAD研究会では毎年ベストセレクション賞というものを認定していまして、そういった活動からまずは知っていただければと考えています。それにタスクフォースというラボのような活動をやっております。こういうことを民間レベルでやっているところはあまりないと思いますし、その道のトップの方々を招いているので、国内最高レベルであるのは間違いないですね。もう一つ、ユーザーファーストとはどういうことかというと、ユーザー=発注主と直接接している不動産管理業がまず大事だ、ということでその部門にも力を注いでいて、アイデアを持っている造る側と、造って欲しい不動産オーナー側との接点を繋げるということにも注目していますね。研究会では造る側との関係が平等なので、健全ですよ。大人のクラブ活動みたいなものですかね(笑)」大きな変革期を迎えたなかで、リノベーションはどんどん存在感を増している。ーストック社会になってきたということでリノベーションが存在感を増している、そのようなドラスティックな大きな流れが生まれている中で、これからの建築業界はどういう方向に向いていくと思いますか?「これからはエネルギー問題が最重要課題となってくるのは明白です。この問題は建築分野だけではなくて、社会全体の課題としてエネルギーをどう調達するか、どう解決するか、というのが最重要になってきます。それに関しては我々も約一年前ぐらいから活発に動いているところです。現実を見ると今、ビジネスが急速に変わっています。クルマにしたってパワーソースがガソリンから電気になっていくのは明白なので、じゃあその電気はどうやって調達するのか。それ一つの事例で世界がガラッと変わっていってしまうわけです。そういった意味で行く末を常に見据えていかなければならないわけですよね。例えばオフグリッド的な考え方に世界が動いていけば自給自足が当たり前の世界へと変わっていくわけですし、AIの研究などもどんどん進んで行く中で結果、世界がどういう方向性に舵をとっていくのか分からないわけですよ。社会の変化が急速になっている時代なので、その中で柔軟に変われるように、常にモデルチェンジが出来るように準備しておかないといけない。」ーそうする為にはなにが必要だと思われますか?「自由な発想ですね。一つのアイデアに対して否定から入るようなことをしない姿勢が大切になってきます。今は刹那的に物事が変わる時代になってきているんですね。ポップアップというんですが、そのぐらいのスピード感を持って変えていかないと。事態が変化した時にどれだけ機敏に反応ができるか。それが一番大事になってくると思いますね。」ー今後のリノベーションに関して具体的なアイデアなどあればお聞かせ下さい。「これは3つあります。一つはDIY。これはもうユーザーの潜在的欲求からくるものだと思っています。根源的に自給自足なものに戻っていくということですね。ですが、ツールが問題なんです。ツールがプロ用のものがほとんどで、DIY用途を想定したものがまだまだ少ない。ですからDIYに特化したツールの商品開発などを現在進めておりますね。家庭の主婦でも使えるような直感的に使えてコンパクトなもの。それは具体的に動いていますね。それともう一つ、800万もの空き家があるという話はしましたが、これらの問題点は、快適な居住空間ではないものが多いということ。具体的に言うと温熱効果、断熱材ですね。大抵空き家となっている物件は旧いものが多いので、断熱材が入っていないのでとても住めたものではないものが多いんです。で、我々が進めているのはエネルギー分野とも関連してくるのですが、セルフリノベで断熱性を高めるという考え方ですね。つまり今ある空き家達をゼロエネルギーハウスにする。具体的には何かというと、誰でも扱える断熱材や、誰でも扱える断熱に関してのノウハウを蓄積していこうという試みですね。実際に各地で実践し始めています。旧い空き家を使ってね。3つ目は耐震性です。これに関しては我々も非常に重大な課題と捉えています。現状ある建物に新たに耐震性を確保できるような技術を構築していければと考えています。現状リノベーションというジャンルは成長していますが、本質的な部分で模様替えの域から踏み出せないでいるのはそういった理由もあると思っています。」我々にとってもヒントとなるストーリー性を重視したコンペ作品に出会えるのを楽しみにしています。ー今回、LIMIAと合同で行われるコンペ(2017年3月13日より開始)について、参加者の皆さんにアドバイスなどはありますか?「我々にとってのヒントになるようなものが望ましいですね。我々が見た事もないような発想を提案していただけばと思っています。問題定義からの解決という、しっかりとしたストーリーがあるものがよいですね。よそいきの杓子定規ではない、人の生活に息づいている題材こそ我々が重視すべき事柄であると考えていますので、それを皆さんと一緒に考えていけたらいいですね。」HEAD研究会×LIMIAリノベコンペティション2017の応募要項はこちら↓↓ストーリーを重視したリノベコンペ「HEAD研究会×LIMIA リノベコンペティション2017」を開催:藤川経雄Photo:小久保直宣(LIMIA編集部)
2017年03月15日夏休みの自由研究、今年も悩みの種になっていませんか? 自由研究のテーマをなかなか決められないという子には、調べ学習の基本を教えてあげると、スムーズに進められるかもしれません。今回は、夏休みの自由研究のテーマ選びに役立つ、図書館での下調べのやり方について紹介します。図書館は知りたい情報を調べられる学術機関まず、調べもの用のノート一冊と、筆記用具を持って、近くの図書館に行ってみましょう。たとえば、宇宙について調べたいと思ったら、まずは宇宙の本のコーナーに行って、目についたものを数冊めくってみますよね?実は、宇宙のコーナーに行くより先に、格段に調べ物がやりやすくなる場所があるのですが、どこだかわかりますか? それは、子ども向けの百科事典のコーナーです。意外と思われるかもしれませんが、百科事典を活用すると、とても効率的に調べていくことができます。子ども向けの百科事典のコーナーがわからなければ、図書館の人に聞いてみましょう。百科事典を活用して、知りたいテーマをしぼろう(1) 言葉の「定義」をおさえよう百科事典は分冊になっているものと、一冊でまとまっているものがあります。普通の事典と同じようにあいうえお順に言葉が並んでいるので、「う」のページから「うちゅう」を探します。すると宇宙の意味=定義が分かるのです。定義は、その言葉の意味が簡潔にまとめられているエッセンスなので、ここをしっかりおさえるとぐっと理解が深まります。(2) 知らない言葉をどんどん調べて解説文を理解しよう定義のあとは詳しい解説が続きます。文章が理解できないときは、サポートしましょう。わからない言葉、もっと知りたい言葉があれば、また百科事典でひいていきます。たとえば「銀河系」をひい、次に「銀河」を読んだら、その中で出てきた「うずまき銀河」という言葉が気になったので…。といったように、次々に言葉をひいていくと、「銀河系」とは何なのか、だんだん理解が深まって具体的な情報が集まっていきます。(3) 調べものノートを作ろう調べた言葉とその意味は、ノートに書きためていきましょう。長い解説文や図解などのページは、図書館のコピー機でコピーをしてノートに貼り付けるといいでしょう。始めての場合は、申請のやり方なども教えてあげましょう。だいたいノートに情報がまとまったら、解説文をよく読んで、気になる言葉をマークしていきます。たとえば、「宇宙」の解説のページには、星団、星雲、宇宙のはじまり、宇宙ステーション、宇宙探査機といったさまざまなテーマがならんでいます。このように百科事典は、ひとつの事柄についての大まかな重要項目が見渡せるので、研究のテーマを選ぶのにとても便利なのです。たとえば、星座について調べようと思えば、星に関する本を当たってみる、やっぱり、宇宙のはじまりが気になる、と思えばそれについて書かれた本、というように、テーマを絞って本から情報を探すことができます。百科事典のあとは、詳しい本で情報を集めよう百科事典で調べた後は、より詳しく調べるために、専門的に書かれた本から詳しい情報を探します。ほしい情報がどの本に書かれているかわからない場合は、図書館の職員の方に聞いてみましょう。そこにない場合は取り寄せてくれたり、より詳しくわかる施設を教えてくれたり、いろいろな情報を提示してくれますので、ぜひこの機会に活用しましょう。時間のある夏休み、一日じっくり図書館で過ごすつもりで、ネタ探しに行って見ませんか。
2016年08月01日LINEは、児童・生徒に情報リテラシーを身に付けてもらうとともに、コミュニケーショントラブルを防止することなどを目的として、東京都教育委員会と「SNS東京ルール」共同研究プロジェクトを立ち上げ、3月30日に本プロジェクトの実施にかかる協定を締結したと発表した。このプロジェクトでは、LINEがもつノウハウを活用し、児童・生徒に対するインターネットの適正な利用に向けた効果的な指導法や教材の開発などを行い、その成果を東京都教育委員会を通じ都内公立学校に普及することで、情報リテラシーや情報モラルに関する教育の充実を図るもの。具体的には、「情報リテラシーや情報モラルの効果的な指導法」、「情報リテラシーや情報モラルの補助教材の作成・改訂」、「実態調査」の3つで共同研究を行う。期間は2016年4月1日から2017年3月31日までだが、2019年3月31日まで延長可能だという。なお、LINEは2014年1月にネットリテラシーの啓発活動を行う専門部署を設立、学校や教育機関でのワークショップ授業・講演活動を実施。また、静岡大学との共同による情報モラル教材の開発等を行っている。
2016年03月30日