乳幼児健診(0歳児健診)とは?健診を受けるとなにが分かるの?乳幼児健診(0歳児健診)は身長や体重を測るだけではなく、赤ちゃんが健康に成長・発達しているかを確認し、栄養状態、先天性疾患を含む病気の有無、予防接種の時期や種類の確認などを行い、疾病の早期発見・早期治療につなげる上で役立てられています。乳幼児健診は日本では1960年代から関東を中心に少しずつ広まってきました。心臓や子宮がんなどの単一臓器の「検診」と違って乳幼児健診は全身を診るので健康診断を略して「健診」と呼ばれています。このコラムでは乳幼児健診はいつ受けるのか、どんな検査をするのか、どんな持ち物を用意すれば良いのかなどの情報と、首のすわりが遅い、視線が合いづらい、お座り、寝返りなどができないなど、どのような場合に要観察になるのか、気になる発達の目安について解説します。乳幼児健診(0歳児健診)のスケジュールとは?全部で何回受診する?0歳児に行われる主な健診は、次の4回です(※)。1ヶ月健診3、4ヶ月健診6、7ヶ月健診9、10ヶ月健診母子健康法により「1歳6ヶ月」と「3歳」の健診は法的義務とされています。0歳児での健診は義務化はされていないものの、3、4ヶ月健診はほとんどの自治体で実施されています。また、自治体から指定されていない月齢でも、任意で乳幼児健診を受けることが可能です。保護者の都合等で当日健診に行けない場合は、かかりつけ医にも相談してみてください。(※)自治体によって異なる場合があります。ここでは、一般的な健診スケジュールと健診内容、要観察になる目安を紹介しています。1ヶ月健診主に発育・発達の具合を診ます生後1ヶ月の健診は、母体の状態を診るための産後健診と合わせ、主に出産した産院で行われます。チェックするのは次のような項目です。基本的には1日30g以上体重が増えているか成長を確認します。つまり産科退院時より1ヶ月経って1kg以上体重が増えていれば問題ありません。身長を測る際に両脚を伸ばすと股関節脱臼しやすいので注意が必要です。モロー反射(原始反射)が左右対称かどうか、鎖骨骨折や四肢麻痺の有無を確認します。難聴がある場合は反射が出ず、音過敏がある場合は反射の頻度が多くなります。臍ヘルニア(でべそ)と湿りを指摘された場合は、小児科を受診しましょう。臍ヘルニアはスポンジ圧迫法、湿っていれば硝酸銀で焼いて外来のみで修復可能です。斜頸の場合、曲がっているほうの首の横の筋肉(胸鎖乳突筋)が張っています。股関節脱臼があるとオムツを替えるときなどで股を広げたときにコリっという音がします。いずれの場合も症状があれば、整形外科へ紹介されることがあります。新生児は足を伸ばすと股関節脱臼しやすいので、なるべくがに股にして抱っこをしましょう。便の色が白いと、胆汁の出ない胆道閉鎖症の可能性があるため、小児外科を紹介されます。一過性ならばロタウイルスの検査が必要です。個人差はありますが、母乳の場合はやまぶき色で比較的軟らかく、ミルクの場合は薄めの黄色で比較的硬くと、母乳とミルクとでは便の色や硬さは異なります。3、4ヶ月健診主に首のすわりを中心に確認します2ヶ月になるとほとんどの赤ちゃんはうつぶせで頭を地面から離して上げられます。4ヶ月で首がすわっていなければ、運動発達の遅れがある場合があるので小児科で精査が必要です。原始反応とは、さまざまな刺激によって無意識的に反応する反射動作です。赤ちゃんの脳の発達により、自然に消えていく原始反射ですが、反対に言えば、原始反射が消えていない場合は、次の発達に移行できないと言われています。また、そのような場合には成長や発達に何か問題がある可能性も考えられるので、小児科の神経専門外来の受診を勧められることがあります。斜頸は傾いている側の首の横にある筋肉(胸鎖乳突筋)が張っていたり、股関節脱臼があると股を広げたときにコリっという音がしたりするなど、症状があれば、整形外科へ紹介されることがあります。臍ヘルニア(でべそ)または湿りを指摘された場合は、小児科を受診しましょう。臍ヘルニアはスポンジ圧迫法、湿っていれば硝酸銀で焼いて外来のみで修復可能です。ガラガラなどの握り方に左右差があれば、麻痺の可能性があるため、小児科の神経専門外来へ紹介されることがあります。1ヶ月でもほほえみ反応はありますが、あやしたときに声を出して笑えるかどうか、ミルクを飲ませるときに親と視線を合わせるかどうかがチェックポイントとなります。視線が合いづらいなどの場合は、要観察となります。6、7ヶ月健診主に運動(筋)や神経(脳)の発達を診察します5ヶ月から7ヶ月くらいになるとゴロゴロと寝返りができますが、原始反射が残っていると寝返りの妨げになってしまうこともあります。原子反射が消失していない場合、脳に何か問題がある可能性が考えられるので、小児科の神経専門外来を紹介される場合があります。まだお座りが安定していない場合でも両手をついて座りますが、徐々に背筋が伸びて手をつかないで座れるようになっていきます。欲しいものに手を伸ばして取るとき、親指が使えるかどうかを確認します。うまくつかめない場合は、小児科の神経専門外来や整形外科へ紹介される場合もあります。斜頸は傾いている側の首の横にある筋肉(胸鎖乳突筋)が張っていたり、股関節脱臼があると股を広げたときにコリっという音がしたりするなど、症状があれば、整形外科へ紹介されることがあります。顔に布をかけるとそれを取ろうとする様子、足の裏が床についたときピョンピョンする様子を確認します。何らかの問題があれば、要観察となります。9、10ヶ月健診主に運動と心の発達を確認します手をつかずに安定して座れるかを確認します。背中がそって座れないことがあるような場合は、リハビリなどを検討することもあります。9、10ヶ月では座卓や椅子などにつかまって立つことができるようになる子どもも多いです。お馬さんごっこのような四つん這いで「はいはい」ができるかチェックします。ずりばい、シャフリング、高這いなどを行う子どももいます。なかなかはいはいをしようとしない場合、お腹の下に座布団やクッションを入れ、四つん這いの姿勢から訓練するといいでしょう。パラシュート反射とは、突然転びそうになったとき、とっさに手を前について体を打たないようにする反射のことです。側方と前方の確認が行われます。前方パラシュート反射は体を抱き上げ、逆さにして頭から落下するような姿勢にすると、両腕を伸ばし、両手のひらを開く動作がみられます。側方パラシュート反射は座っている状態で右、左に倒したときに倒れる方に腕を伸ばし、手のひらをつく動作がみられます。8ヶ月ごろからみられます。親指と対立した指で物をつかめるか、いわゆるUFOキャッチャーのようにつまめるか確認します。大人のまねをする様子、人見知りの有無、「アーウー」などの喃語の発達(1字か2字か)、アイコンタクトの有無を確認します。日頃、嚥下でむせることが多い場合は、言語聴覚士による嚥下訓練が必要になる場合があります。8ヶ月前後から前歯が生えてきます。定期的な歯磨きをしてあげましょう。子どもに虫歯が多い場合などネグレクトを疑われる場合があります。上あごよりも下あごが出ている反対咬合の場合は、口腔外科へ相談をするといいでしょう。アイスの棒のようなもの(木の舌圧子)を噛ませて調整することもあります(使用の前に口腔外科や歯医者などで正しい使い方を教わりましょう)。逆に1歳を過ぎてもおしゃぶりをしすぎると、下あごよりも上あごが出すぎて出っ歯になる傾向があるので要注意です。保護者が子育てに困難を感じるようなら、いつでもいいので早めに保健師さんへ相談してみましょう。乳幼児健診の持ち物、時間などは?当日慌てないように事前に持ち物や時間を確認しておきましょう。母子手帳の健診ページは、必ず左側のチェック項目の当てはまるところに〇を記入しましょう。「子育てに困難を感じますか?」の問いで、「はい」「どちらともいえない」に〇をつけても、健診の際には「様子を見ましょう」で終わってしまうことも多いので、困難のある場合には早めの医療機関の受診をおすすめします。乳幼児健診の持ち物は健康保険証乳児医療証母子手帳乳児健康診査受診票などです。その他、いつものお出かけと同様におむつ、タオル、お着替えなどを持っていくとよいでしょう。乳幼児健診の時間は自治体によって違います。時間が選べるようなら、赤ちゃんが疲れておらず、また機嫌が良く、昼寝の時間を避けた午前中がおすすめです。乳幼児健診で発達の遅れなどを指摘されたときは?健診で何らかの問題を指摘された場合は、「様子を見る」だけではなく、下記の対応を進めましょう。可能ならできる限り、早めに小児科の神経専門外来などを受診して、医師の診察を受けることも重要です。1.助言・事後指導2.センターによる継続支援地区担当保健師による個別支援、フォローアップ教室による集団支援、個別発達相談、親子心理相談など3.関係機関との連携による継続支援地域の子育てグループ、保育園・幼稚園、医療機関、療育相談センター、児童相談所など発達のために家庭でできること赤ちゃんは数ヶ月の差で、体格や能力などに大きな違いが出てくるものです。そのため、成長に合わせた離乳食や接し方、遊びなどを選んであげることが大切です。月齢ごとに保護者の方に取り組んでほしいことをご紹介します。3、4ヶ月ごろに家庭で取り組んでほしいこと離乳食の知識や準備をしましょう。ミルクアレルギーの場合は下痢をしやすいです。アレルギーの心配があれば、かかりつけ医で血中IgE値のチェックをしましょう。絵本や身近な興味のあるおもちゃを使って遊びましょう。また、いろいろな姿勢をさせる、笑顔のやり取りもおすすめです。地域とつながっていくことが大切です。ご近所さんや公園、児童館などでほかの親子とコミュニケーションを取るといいでしょう。6、7ヶ月ごろに家庭で取り組んでほしいこと触れ合い、遊び、スキンシップなどを積極的に行い、遊びのバリエーションを増やしましょう。離乳食が始まるこの時期は、子どもが食に興味を持つよう、保護者がおいしそうに食事を食べる姿を見せるのがおすすめです。母親が父親に育児を教えるなどし、父親が積極的に育児に参加できる環境を作っていきましょう。抱っこばかりせず寝返りで移動できる喜びを養いましょう。床に落ちているものを口にするのでキレイに片づけましょう。また、段差から落ちるので柵などを設けましょう。9、10ヶ月ごろに家庭で取り組んでほしいこと歯が生え始める離乳食後期のこの時期は、離乳食を手づかみで食べさせましょう。前歯で噛みきり、歯ぐきでつぶす練習も大切です。話すことはできなくても、親の言葉を理解し始めるので、積極的に言葉をかけてあげましょう。TVをはじめ電子メディアの見過ぎなどにも注意が必要です。離乳食が3回に増えたり、行動範囲が広がったり、お世話内容の幅が出てきたりするので、夫婦の役割(お願い事)を確認しておくと安心です。環境面では誤飲、転倒、お風呂場での溺水など、家庭内の事故に気をつけましょう。例えば、トイレットペーパーの芯の中を通る大きさのものは誤嚥する可能性があるので、与えないようにするなどです。特に誤飲で多いのはボタン電池、ホウ酸団子、洗剤、灯油、タバコ、コイン、薬剤包装(PTP)など。床に落ちているものは何でも口にするので、日頃からの整理整頓が重要です。階段や縁側から落ちないように柵も設けましょう。お風呂では残り湯での溺水が多いので、ドアを施錠するなどの対策も忘れずに。日頃から成長過程を把握しておきましょう乳幼児健診(0歳児健診)は医師(必ずしも小児科医とは限らない)をはじめ、歯科医師、保健師、助産師、看護師、心理士、栄養士、歯科衛生士など、 母子保健に関与する専門家に相談できる貴重な機会です(※自治体により相談できる専門家は違います)。気になっていることや育児への不安やストレスがあれば、ぜひ相談してみてください。そのためにも、日頃から赤ちゃんの成長過程を把握し、相談したいことは母子手帳などにメモをしておくといいです。きっと、後々の思い出にもなることでしょう。
2022年12月30日そらさんの息子ふたばくんが1歳半〜2歳10カ月の間に4回起こった熱性けいれんの話を紹介します。3度目のけいれんは、ふたばくんが2歳10カ月のとき。 そらさんは先生に言われた通り、ふたばくんのけいれんしている姿を撮影しました。 そして夫が救急車を呼んでくれて、10分弱で到着。そらさんとふたばくんは、救急車に乗り込みました。 救急車に乗ってしばらくすると、目を覚ましたふたばくん。まだ、ぼーっとしていたのですが、そらさんのことをしっかり認識できていました。 病院に到着して、まず先生はふたばくんの意識を確認。次に、けいれんの様子を撮影した動画を見てくれました。 動画を確認し終わり、「血液検査をしてみましょうか?」と先生。血液検査をすることで、熱性けいれんなのか、他の病気なのかがわかると言いました。 ふたばくんは採血をするため、看護師さんと別の部屋へ。 すると、聞いたことのないほど大きなふたばくんの泣き声が聞こえてきたのです……。もうあんな思いはこりごり… 血液検査から、涙を流して帰ってきたふたばくん。そらさんは「よく頑張ったね……!」と言って、両手でふたばくんのほっぺを包んであげました。 そして、自分の車で病院へ向かっていた夫も到着。一緒に先生の話を聞きました。 「血液検査の結果は今日中に出ないので、後日経過観察を含め結果をお伝えします」と先生。そして、けいれんをくり返しているのでけいれん予防薬を処方され、帰宅することになりました。疲れてしまったのか、すぐに寝付いたふたばくん。解熱剤を使ったので、熱も下がりました。しかし、しばらく経つと解熱剤の効果が薄れてきたのか、熱が出てきてしまいます。 次に解熱剤を入れられるまであと1時間あったので、どうしたらいいかを確認するためにそらさんは、病院に電話をしました。 「今回の場合、残り1時間くらいであれば次の解熱剤を使ってしまってください」 先生にそう言われて、解熱剤を入れるとだんだんと熱も下がり、元気に遊び始めたふたばくん。 そのまま2日間、解熱剤とけいれん予防薬を使いながら過ごすと、ふたばくんの熱は下がりました。 そして、血液検査の結果も問題なし。元気に登園できるようになったのですが、2、3回目のけいれんから1週間後、保育園から連絡がかかってきたのです。 ◇◇◇ ふたばくんの熱も下がり、血液検査の結果も問題がなく安心したそらさん。いつも通りの生活が戻ってくると思いきや、保育園から連絡が。ふたばくんに何かあったのでしょうか? けいれんを起こしたばかりなので、心配になってしまいますね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター そらまん丸たれ目がトレードマーク、2019年1月生まれの息子・ふたばの母。30代、デザイナー兼イラストレーター。子育てのなかの癒やしをブログやSNSで発信しながら、夫とふたばと3人暮らしを満喫中♪
2022年12月27日息子の歯が生え始めたのは生後7カ月のころ。下の前歯2本から生え始め、順調に生えそろってきたと思っていたのですが、1歳半健診で歯科医からまさかのひと言が! 生えてきたことに安心し、歯みがきさえしていれば大丈夫だと思っていました。ところが歯の不安は虫歯だけでなく、これからいろいろな問題があるのだと実感した体験談をお話しします。 歯が生え始めてうれしい反面息子は生後7カ月のころ、下の歯2本から生え始め、順調にそろってきていました。離乳食が始まったころから歯みがきもスタート。自分で歯ブラシをくわえて歯ブラシに慣れるところから、仕上げみがきもしっかりとしていました。 ところが1歳半健診で、「この子は乳歯から歯が大きく歯と歯の間隔が狭いから、永久歯に生え変わったときに歯並びが心配だね」と言われたのです。まさか歯の大きさについて指摘を受けるとは思ってもいなかったので、どうしたらいいのかと不安になるばかりでした。 歯が大きいとどうなる?歯科医と歯みがき指導の方から、歯が大きいとどうなるのか説明を受けました。一般的に乳歯は小さいから歯と歯の間が空いているものなのですが、大きいことによって間がつまっているため、より虫歯に気を付けること。永久歯に生え変わったときにすき間がないので、歯並びがきれいにならないかもしれないということを言われました。 虫歯は歯みがきやフッ素の塗布などでケアすることできますが、歯の大きさはどうにもできません。ただ、顎の発達次第では歯並びが悪くならいよう、対策できるかもしれないと知りました。 噛むことが大事歯の大きさと顎の発達は大きく関係があるそうで、顎が小さければ歯が収まりきらず歯並びが悪くなるため、早いうちから顎を発達させることが大事ということでした。そこで、よく噛む食事が大切で、小さいうちはやわらかい食べ物が中心ですが、食べられるようになれば少し固めの物、おやつならおせんべいや小魚などよく噛むものにすると良いそう。 それからはよく噛んで食べるおやつや食事を意識するようになりました。小学生では生え変わりの時期ということもあり歯並びも不安定でしたが、永久歯に生えそろうと心配していたほど歯並びは悪くなりませんでした。 1歳半という早い時期に歯のケアについて話を聞いていたので、早めの対策ができて本当によかったと思います。息子は虫歯では学校から歯科に行くようお知らせがきましたが、歯並びについての指摘はありません。本人も気にすることがないほどの歯並びになりました。歯のケアは大きくなってからを考えて、早めにすることが大事だと実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/Michika 監修/助産師 REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年12月25日予定日を1週間過ぎても生まれてこなかった息子わが家の息子は小学2年生。軽度知的障害や自閉スペクトラム症(ASD)があり、特別支援学級に通っています。息子の障害が分かったのは年中のころでした。ですが、その前にも「もしかして…?」と思うことがありました。私は里帰り出産をするために、出産予定日の1ヶ月前から実家に帰省していました。妊娠中、特にトラブルもなかった私。健診も終えて、予定日も過ぎたしいつ生まれてきてもいいぞ…!と期待していたら破水!病院に行くもなかなか生まれず3日が経ち、予定日から1週間が過ぎたころに医師からの助言で陣痛促進剤を使って出産をしました。妊娠中とは対照的に、出産前後からの子育ては順調ではありませんでした。出産してからも息子はなかなか授乳がうまくいきませんでした。吸う力が弱いのか、はたまた体力がないのか、すぐに飲むのをやめてしまうのです。加えて今でも思い出すのは「とにかくおとなしいくて存在感がなかった」ということです。今振り返ってみれば、乳児のころからすでに発達の遅れの兆しがあったのかもしれません。Upload By ユーザー体験談首が座らない、寝返りしない、お座りしない…健診は気になることだらけ!0歳児のころにたびたびある乳幼児健診。1ヶ月健診は「問題なし」でしたが、そのあとの3~4ヶ月健診からは「要観察」だらけに!「首座りが完全じゃない」から始まり、6~7ヶ月健診のときには「寝返りしない」、9~10ヶ月健診では「ハイハイせず、お座りも安定しない」…。とはいえ、毎回「大丈夫!ここまでできていたらもうすぐできますよ!」と保健師さんがフォローをしてくれていたこともあり、初めての子育てでよく分かっていない私は「少し発達が遅れているけれどもうすぐできるなら大丈夫かな」とあまり深くは考えていませんでした。Upload By ユーザー体験談1歳半健診、やっぱり何かおかしいと思い始め…ゆっくりですができることは増えていた息子。ですが、周りの子どもの発達のスピードはすさまじく…1歳になり、保育園に入ると、その差は歴然。周りの子どもたちはどんどん歩くようになっているのに、誕生日が比較的早いにも関わらず、息子は歩く気配一切なし…。ハイハイのほうが楽なようでなかなかつかまり立ちもしませんでした。その姿をみて、さすがの私も「何かあるのでは」とうすうす思い始めました。でもこれからグンと伸びるはず…と信じたい気持ちがあったのも事実です。そんな折、1歳半健診がやってきました。健診に行ってみると…みんな歩いて走って喋って「子ども」になってることに衝撃を受けました。それに比べてまだハイハイなのは息子一人だけ…移動手段はハイハイのみ、そして言葉を喋らない息子はたった一人だけ「赤ちゃん」のようでした。歩かない、喋らない、そしてそのころの息子はまだ指さしもしませんでした。積み木を積むことなんてもちろんできません。健診表もほとんど「できない」の項目に丸がつき、とても悲しかったのを覚えています。それでも最近はつかまり立ちを始めたし、もうすぐ歩くこともできるはず…!という思いで小児科医の先生の問診を受けました。「まだ歩かないんです、最近つかまり立ちはしたのでもうすぐ歩けるとは思うんですけど…」と相談すると、先生は息子の様子を見て「この感じだと2歳過ぎまで歩かないと思いますよ。療育センターを紹介するので、そちらを受診されたほうが良いかもしれません。」と言いました。「え…2歳過ぎまで歩かないかもしれないの?療育センター?やっぱりこの子には発達に問題があるのかもしれない…。私はどうしたら良いんだろう…」と途方に暮れてしまいました。今振り返ってもこの時期が一番落ち込んでいたと思います。Upload By ユーザー体験談療育センターのPT(理学療法士)さんや保育園の先生に支えられてとにかく療育というものに行かなければ!!とすぐ予約をし、数ヶ月後からPT(理学療法)に通うことになりました。(そのとき診察を受けましたが、まだ診断名はつきませんでした)療育センターには、週に1回通い、PTは歩行訓練を中心に行いました。保育園では2歳児クラスになり、クラスメート全員が歩いて散歩に行ける中、まだまだ歩けない息子のために特別に0~1歳児クラスで使っているベビーカーを使わせていただいたり、「今日は手すりを使って頑張って階段を上ってましたよ!」「すこしずつ単語が出てきましたね!」「〇〇くん(息子)も楽しめるようなプログラムを考えました!」などとても良くしていただきました。息子の発達は遅れているし、ネットを検索すると不安なこともたくさん書いてあり、落ち込むことも、息子の将来を考えて眠れなくなる夜もありました。ですが、保育園や療育センターで「こんなにもいろいろな人の優しさを受けているんだな」と感じるたび、ありがたいな、と前を向いて息子に向き合うことができました。そして、2歳を少し過ぎたとき、やっと一人で歩けるようになりました。歩けるようになったときはとても感動しましたが、同時に「長かった……!!」と安堵の気持ちでいっぱいでした。そして、小児科の先生の見立ては合っていたんだな、となんだか感心をしてしまいました。Upload By ユーザー体験談年中で軽度知的障害と診断されて歩けるようになったのでPTは卒業し、3歳からはST(言語療法)とOT(作業療法)に通うようになりました。協調運動がとても苦手な息子、おしゃべりも苦手、まだまだ課題はたくさんありました。そんな中、年中のタイミングで知能検査を受けることになりました。私の中では「とうとうこのときが来たか…」という心境でした。1歳半のころは小さくて診断が下りなかったですが、今だったら何かしら診断がつくだろう。そして息子の障害をハッキリさせたほうが今後のためにもいい、と思っている自分がいました。診断結果は、軽度知的障害と自閉スペクトラム症(ASD)でした。それを聞いて「やっぱりな」と思い、この数年で私自身もずいぶん図太くなったな、と感じました(笑)息子の幸せを一番に願って最初に通っていた保育園は家庭の事情で1年で退園、そのあとも小規模保育園、3歳からはこども園、(そして並行して療育)と転々としましたが、本当に人に恵まれており、嫌な思いなどは全然しなかった未就学時代でした。どこの園でもみんな息子を受け入れ、できないことも多かったけれど、あきらめずに寄り添ってくれました。今は公立の小学校の特別支援学級に毎日通っている息子。たくさんの人の支えに感謝をしながら、これからも楽しく息子らしい人生を送ってほしいと願っています。イラスト/カタバミエピソード参考/ちくわ(監修:新美先生より)療育センター、保育園の先生方などにお子さんに最適なかかわりやアドバイスを受けながら日々を送られたエピソードを聞かせていただきありがとうございます。周りの多くの子と、行動や発達のスピードがちょっと違っているのかもしれないと思うと、不安になることも多いと思います。インターネットや本などから情報を得すぎると、どれがわが子にあった正解なのか分からなくなりますが、発達に詳しい専門の先生に直接お子さんを見て、かかわっていただいて、具体的なアドバイスをもらえると、安心して成長を見守ることにつながりやすいですね。
2022年12月23日正期産の時期に入っていたにも関わらず、赤ちゃんがまったく生まれる兆しがなかったぬぴさん。妊娠39週の健診のとき先生に相談をすると、「開くときって一気に開くから、あんまり気にしなくていいよ」と言われたあと、「赤ちゃんは3kgは超えているね」とひと言。それを聞き、驚いたぬぴさんは「早く産みたい」と思うように……!翌日から運動などを取り入れ、早く生まれるようにと働きかけるのですが、実際は何も起こらず……。ただ日にちだけが過ぎていったのでした。妊娠40週の健診のとき、先生に「生まれません」と訴えたぬぴさん。すると、先生から分娩誘発の提案をされます。分娩誘発について説明を受けると、実行する日を決めたのでした。そして、妊娠41週0日に突入したある日のこと。 突然下半身からじわっと何かが漏れた感覚を覚えました。 トイレへ駆け込んで確認すると、出血ではありませんでした。 (でもしっかりパンツ濡れたなぁ……) 念のため病院に電話をすると、「破水かもしれないので今すぐ来てください」と言われ、急いで病院へ向かうぬぴさん。 しかし病院で内診を受けると、破水ではなく、また自宅に戻ることに……。 さらにその夜、生理痛のような痛みがぬぴさんを襲ってきました。 (まだ痛みも我慢できるし、どうせ明日入院だしな……) そう思い、痛みをそのまま我慢していたぬぴさん。 ところがお風呂に入ろうとすると、下半身からダラダラと血が流れていたため、急いで病院に連絡。 病院からは「破水かもしれないので、今すぐ来てください」と言われたのでした。 病院に到着すると、再び破水検査をおこなうのですが、破水ではないという結果に……。 本来なら明日から入院になっていたので、一度自宅に戻らなければいけなかったのですが、助産師さんの計らいで、この日からぬぴさんは入院することになったのでした。 とにかく痛い! 全然眠れなくて… 痛みで眠れなかったぬぴさんは、寝不足と疲労でボロボロの状態でした。 「内診するね~」 助産師さんはそう言うと、ぬぴさんの内診を始めます。 しかし、「まだ指一本くらいしか子宮口が開いてないね~」とひと言。 その言葉を聞き、(こんなに痛いのに、まだ子宮口1cmか……)と思わず落胆してしまいます。 (やっぱりバルーン入れるのかなぁ。怖いなぁ……) そんなことを考えながら、診療室に向かうぬぴさん。 診療室に入ると人の気配がなかったため、「すみませーん!」と声をかけると、先生が登場! 「バルーンの準備してた!これからバルーン入れるからね!」 同意書を片手に、先生がそう言ってきたのでした。 ぬぴさんのお母さんは、おにぎりを持たせてくれていたのですね。「おなかが減ったらかわいそうだから」と娘さんのことを思い握って持たせてくれていたなんて……。お母さんのやさしさが伝わってきて、思わずグッときてしまいました…!監修/助産師松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター ぬぴぽこ(2021年10月生まれ)ときよし(自衛官夫)との3人暮らし。クスッと笑える日常マンガや、あるある育児などを描いている。
2022年12月16日息子が1歳半のときトイトレを始めた私。トイトレを始めて2カ月で一度もおまるにおしっこをしてくれない息子に疲れて、一旦トレーニングをあきらめました。息子が2歳半になり、うんちやおしっこに関心が出てきた今、さっそく再スタート! しかし、今度は成長したからこそ難しくなった出来事が……。そんな奮闘の体験談です。 一度トイトレをあきらめた私は、息子がまだおしっこやうんちが出てもまったく反応がなかった1歳半のとき、「トイトレも習慣だ!」と出なくても毎日定時におまるに乗せました。しかし、息子をおまるに乗せてもまったくしない日が2カ月間続き、私は「まだ時期じゃないんだ」とあきらめたのです。 また、ママ友からも「時期がくれば、勝手におむつがはずれるから大丈夫!」と言われ、息子のペースに合わせようと心に決めました。それから1年、息子が排泄物に興味が出始め、トイトレを再開することにしました。 おまるを怖がる息子私がトイレに行くと必ずついてきて一緒に入り、「カカ(うんち)ピピ(おしっこ)!」と連呼する息子。息子もおまるや子ども用の便座を付けたトイレに座らせるのですが、怖いのか毎回グズりだして大泣き! 大好きなぬいぐるみやトイトレの絵本を使って気を紛らわせても、すぐにトイレから降りたがってしまうのです。そして、おまるやトイレに座らせようとすると走って逃げるように……。私は困り果ててしまいました。 場所を変えてみると……おまるやトイレを怖がる息子に悩んでいた私ですが、ちょうど同じ時期に息子に良い反応があることに気づいたのです。それは、「シャワーのとき、立っておしっこをすること」。 私は「男の子だから、別におしっこはおまるに座る必要ないんだ!」と思い、トイレではなく毎回シャワー室で立っておしっこをさせることにしてみました。すると、息子はまったく怖がることなく、シャワーのお湯を流して声をかけるとおしっこをしてくれるようになったのです! 今のところ、息子はトイレではなくお風呂でしかおしっこをしませんが、おまるやトイレに対する恐怖感がなくなるまではこの方法で試してみようと思っています。私の声かけと自分の意思で排泄ができるようになったことは、息子の大きな成長だと思います。これからも息子のペースで、できることからトイトレをしていきたいです。 イラストレーター/さくら著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年12月12日私は3歳半と1歳半の男の子を育てています。次男はもうすぐ1歳半になりますが、まだ歩けないどころか、ひとりで立つこともできません。長男も歩き出したのが生後1歳5カ月と早いほうではないため、「子どもは個人差がある」ということは学んでいます。しかし、かかりつけ医やママ友からかけられる何気ない言葉で、私はだんだん次男の成長が心配になっていきました……。そんなとき、友人からかけられた言葉に私はハッとしたのです。焦る夫をなだめる私もうすぐ1歳半になる次男は、最近やっと立つことに興味を持ち始めたようで、つかまり立ちをし始めました。1歳5カ月でひとり歩きをし始めた長男の経験のおかげで、「子どもの成長は個人差が大きいから、他の子どもと比べてもしょうがない」ということは十分学んでいた私。 その反面、次男の成長が心配な夫は、毎晩次男のために歩く練習をします。そんな夫に「焦らなくても、そのうち歩けるようになるから」と私は繰り返し伝えていました。 周りの言葉に不安になっていく…ある日、次男の定期健診でかかりつけ医を受診しました。そこで医師に「まだひとりで立てないの? おもちゃで遊んだり、ハイハイしたりする?」と少し驚かれたのです。私は「長男も遅かったので次男も遅いのかも」と返答し、医師から経過観察の指示が出ました。 また、他のママ友から「○○(次男の名前)は怠け者だね!」と冗談交じりに言われることも多々。そういう言葉を聞き続けているうちに、私はだんだん次男の成長が心配になっていくのでした。 ベビーシッターをしていた友人の言葉そんな中、以前ベビーシッターをしていた友人と久しぶりに家族ぐるみで食事会をしました。私は次男に対する不安をちらっと友人に伝えたのです。すると、友人は「最近は本当に子どもの成長を急がせるよね。大丈夫、焦らずに待ってあげればいいんだよ」と言いました。 私はそのとき「長男の経験で個人差があることを学んだはずなのに、また同じ心配をしていたんだ」と気づいたのです。 長男の育児で経験を積んでいるため、次男には心に余裕を持って育児をしていると思っていた私。しかし、実際は医師の言葉や周りの人の何気ない言葉でどんどん自信がなくなっていき、気づけば私は長男のときと同じ悩みを繰り返していました。しかし、友人の言葉で再確認でき、これからは次男の成長を焦らずゆっくり見守っていこうと思います。 著者:岩見 エリ著2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年12月07日私の息子は3歳半健診で、「発達障害の疑いがある」と診断されました。結果的に、その1年後の健診で「発達障害ではない」と診断されましたが、息子の幼過ぎる行動を見るたびに、発達障害と親のしつけについて考えさせられた私の体験談をお伝えします。3歳半健診で色が答えられない私の夫は外国人で、私たち家族は長い期間を国外で過ごしています。息子の周りで日本語を話すのは私だけでした。 あれは日本に帰国し、3歳半健診を受けたときのことです。「この色は何?」という質問に、息子は答えられませんでした。私は相談室に入り、医師に「息子は日本語が苦手なだけです」と話をしました。その後もさまざまなテストを受け、できることもあればできないこともありましたが、最終的には「発達障害の疑いがある。様子を見ましょう」と医師に言われてしまいました。 発達障害? 親のしつけのせい?息子はレゴブロックを組み立てたり、本の内容を覚えたりする点ではほかの子よりも優れているところもありました。そのため、息子が店で走り出したり、大声で怒り出して止まらなくなったりしても、手のかかる子だと思う程度でした。 ところが周りからは、私の息子への対応が甘過ぎる、しつけが悪いと言われることもありました。そう指摘され、息子に厳しく接することも。そのため、3歳半健診で「発達障害の疑いがある」と言われたとき、「本当に発達障害かもしれない」という思いと、「いや違う、私のしつけのせいだ」という思いから毎日悩みました。 息子の個性と親のしつけを考える 1年後の健診で、息子は「発達障害ではない」との診断を受けました。テスト結果は、同年代より優れている部分と劣っている部分の両方がありましたが、普段の生活でも、ほかの子より優れている部分と劣っている部分の差が大きい息子。以前はその劣っている部分を直そうと、厳しくしつけをしていました。 私はその視点を変えることにしました。周りからのプレッシャーもありましたが、今は息子の個性を大事にして優れている部分を伸ばそうと考えています。 息子は、いまだに幼い子のように自分の感情を強く出します。それは、のちに発達障害と診断されることになるかもしれません。でも、私には息子の優れた部分もきちんと見えています。今はその個性を大切にしたいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:シュストルじゅんこ二児の母。海外で結婚し、2人の男の子を妊娠・出産。異文化を楽しみながら子育てをしている。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年12月06日逆流性食道炎や難聴によって思うように家事ができず、悩んで深夜に自分を責めるミロチさん。そこへパパから何を悩んでいるか聞かれて、一旦は飲み込んだものの、説得されてすべてを吐き出してしまいます。それに対してパパは「家事はしなくていいから、ミロチさんは俺たちの大事な赤ちゃんをよろしくお願いします」とやさしく心強い言葉をかけてくれました。肩の荷が下りて気がラクになったミロチさんは、体調優先でくつろいで過ごし…… 世間ではコロナが流行し始め… 体調を優先しつつ、無理のない範囲で家事をしながら過ごしていると妊娠9カ月になり、産休に入ったミロチさん。 そんなころに新型コロナウイルスが急拡大。 そしてその余波は産院にも来て……立ち会い出産できなくなってしまいました! パパなしで出産を迎えることに恐怖を覚えるミロチさんでした。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2022年12月03日私は3歳半と1歳半の男の子を育てています。食べることが大好きな次男は、自分が食べたい物じゃなかったら、食べ物をつかんでテーブルから投げ捨てるのです。長男の育児で経験済みの私は、最初のうちは次男の行為を叱らず対応していました。しかし、その次男の行為はひどくなり、次男を見た長男が驚く行動をとるようになって、気づけば食後は大惨事! そして、ひとりで対応していて叱ることが増えた私は、ある対策を見つけたのです。食べ物を投げる次男次男は自我が芽生えてきてイヤイヤ期に入ったのか、自分の思うようにならないと泣いたり怒ったりするようになりました。食事は特に難しい時間。食べたくなかったり、機嫌が悪かったりすると次男は私がせっかく用意した食事をつかんで投げ捨てるのです。 これも“成長の証”と長男の経験で学んでいた私は、その場で次男に注意はするものの「この行為は今だけ。あとで掃除すればいい」と考えて、叱らず、心に余裕を持って対応するようにしていました。 結局叱るようになる私しかし、次男の食べ物を投げる行為はエスカレートする一方。そして、その行為を見ながら食事をしていた長男は、スプーンで食べ物を飛ばして遊ぶようになったのです! まさかの長男の行為に私は長男を叱り、さらに叱らないでおこうと心に決めていた次男の行為にも我慢できず「2人ともやめなさい!」と怒鳴るようになっていきました。 その上、食後のテーブルの下は食べ物で大惨事。毎食2人を叱りながら介助をし、食後は毎回、床のモップがけをすることになって、私は疲れていったのです。 意外にもシンプルな対策で改善!悪循環だと気づいた私は、次男が食べることを嫌がって食べ物を投げるような行動が見られたら、まず次男を抱っこするようにしました。すると、次男は食べ物を投げることを止めて落ち着くのです。 そして、長男が集中してゆっくり食事をとれるような環境を作っていきました。長男の食事が終わるころには、抱っこで気持ちが落ち着いた次男は気が変わるのか、次男も喜んで食事を食べるのです。そうした対策をとると、食後の汚れは圧倒的に少なく済んだのでした。 2人で一緒に食事をとってくれると食事介助も早く終わり、私も自分の食事ができて助かるのですが、次男の機嫌次第で難しくなっていきました。しかし、叱っても状況は悪化する一方で、まず、次男の気持ちを受け止めてあげることが大事だと気づいたのです。今は時間はかかりますが、この方法で子どもたちが気持ちよく食事できる環境を作っていこうと思います。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年12月02日第一生命グループの一員であるネオファースト生命保険株式会社(代表取締役社長:徳岡 裕士、以下「当社」)が提供する健診結果改善サポートアプリ「Neoコーチ」アプリが2022年7月28日(木)一般公開から約4か月で、累計3万ダウンロードを達成しましたことをお知らせいたします。日ごろ当社および「Neoコーチ」アプリを支えていただいているすべてのユーザーさま、パートナー会社さまに心より厚く御礼申し上げます。当社は、“「あったらいいな」をいちばんに。”をミッションに、健康増進に資する商品・サービス等の提供を行っています。このなか、「Wellness* ~もっと自分らしく~を応援する。」をビジョンに掲げ、この取組みを更に進化させるべく立ち上げた「Wellnessプロジェクト」(以下「本プロジェクト」)において、「健診結果を改善したいが何をしたらいいかわからない」「取組みがなかなか継続しない」等といった身近な悩みに着目し、ヘルスコーチング技術を通して一人ひとりのライフスタイルに合わせた生活習慣の改善取組みの提案やフィードバック等のサポートを行うアプリ「Neoコーチ」を無料で提供しています。*Wellnessとは、病気ではない状態であるヘルス(健康)を「基盤」として、豊かな人生や自己実現に向けて、何かに没頭・熱中している、生き甲斐を見つけているなど、心身の充実を感じている状態のことと、当社では定義しています。このたび、「Neoコーチ」アプリの健康課題・不安解消のユーザー体験の一要素となる「健康不安を経済面から支える手段として納得度の高い医療保険プランの提案を受けることができる」という体験を追加するため、「健診結果de保険ナビ」機能を開発し、2022年12月1日(木)より一般公開いたします。「健診結果de保険ナビ」では、ユーザーの健康診断結果から分析される疾病リスクをもとに納得度の高いパーソナライズされた医療保険プランニングをご体験いただけます。「Neoコーチ」アプリのユーザー体験「Neoコーチ」アプリでは健診結果の改善のため、一人ひとりのライフスタイルに合わせた生活習慣の改善取組みの提案やフィードバック等のサポートをご体験いただけます。しかし、生活習慣改善取組みの成否にかかわらず存在する疾病リスクもあります。そこで生命保険会社の強みを活かし、疾病リスクに備えて不安を解消する手段の一つとしてユーザーの納得度の高い医療保険プランのご提案によるアプリ利用体験の向上を企画いたしました。今般、「Neoコーチ」アプリのヘルスコーチング体験の中で、ご自身の健診結果をもとにユーザーさまが必要と感じた疾病リスクに対して、自動で当社主力医療保険「ネオdeいりょう」の最適なプランの提案を受けることができる「健診結果de保険ナビ*」 の機能を開発いたしました。* 本サービスは20歳以上の方にご利用いただけます。また、本サービスにてお客さまの健康に関する情報(健康診断結果等)をご入力いただいても、その内容は保険契約のお申込みに際しては引き継がれず、告知いただいたことにはなりません。ユーザー体験の具体的な流れとしては、「Neoコーチ」アプリの「5daysチャレンジ」を継続する中で取組みの節目にバーチャルヘルスコーチのウェル美から「健診結果de保険ナビ」をチャットでご案内いたします。アプリに入力された健診結果をもとにご自身の疾病リスクについて解説を受け、その疾病リスクをもとに備えたい疾病をユーザーさまご自身でご選択いただきます。備えたい疾病をもとに医療保険「ネオdeいりょう」のユーザーさまにぴったりのプランがご案内されますのでそのままオンライン上でお申込みいただくことができます。なお、オフィシャルホームページにも「健診結果de保険ナビ」を追加いたします。医療保険を検討しているお客さまに対してご自身の健康状態に合わせた納得感の高い医療保険プランを提案するという顧客体験をご提供いたします。当社は、お客さまの期待を超えたレベルでの顧客体験(=CX(Customer Experience))をお届けし、「利用して良かった」「ネオファースト生命、いいね!」と思っていただけるような商品・サービスの提供を社員一丸となって目指していきます。本機能リリース後も新たな機能の開発や顧客体験のブラッシュアップを行い、よりお客さまが抱える心身の悩みを解消し、Wellnessを高める顧客体験を提供していきます。なお、「Neoコーチ」の第一弾のニュースリリースは以下からご覧いただけます。 : 【ダウンロードは以下からお願いいたします】:健診結果改善サポートアプリ Neoコーチ | ネオファースト生命保険株式会社 : 医療保険の検討をしているお客さまについては、健康診断結果をお手元に用意した上で、以下のURLよりアクセスしてください。健診結果de保険ナビ | ネオファースト生命保険株式会社 : 12月1日付のオフィシャルホームページのリニューアルについてのニュースリリースは以下からご覧いただけます。 : 【本リリースに関する報道お問い合わせ先】ネオファースト生命保険株式会社 CXデザイン部 Neoコーチお問い合わせ窓口e-mail: neocoach_info@neofirst.co.jp 以 上 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月01日歯磨きが大嫌いなわが子。特に1歳のころはいつも大泣き&大暴れし、私にとって毎日が憂うつになるほど地獄のような時間でした。そんななか、1歳半健診で虫歯の一歩手前であることが判明。1歳で虫歯になってしまうという危機感から、私の歯磨きに対する覚悟が変わりました。嫌がって暴れる子どもでも磨ける方法と、早めに指摘されたことで虫歯ゼロを達成した経緯をご紹介します。嫌がる子どもに負けて甘かった歯磨きわが子は歯磨きが大嫌い。大暴れで泣き叫ぶわが子の歯を磨くことは、心身ともにつらい作業です。あまりに暴れるので歯ブラシを口に入れることも難しく、どう磨いていいのかわからない状態が続きました。 そのときはまだ歯が少ない1歳。「唾液の自浄作用は虫歯菌を抑える働きがある」ということを聞き、きちんと磨きたい気持ちはありつつも、少しくらい磨けていなくても大丈夫と自分を肯定する理由にしていました。 早めに気付けてよかった虫歯予備軍そんななか受けた1歳半健診で、わが子は歯石が溜まり虫歯の一歩手前であることがわかりました。自分の磨き方は十分ではないという現実を突きつけられ、大きなショックを受けました。 そのとき心の支えになったのが、「今からしっかり歯磨きをしていけば、3歳児健診で虫歯ゼロになりますよ」という保健師さんの言葉。早く気が付けたからこそ、予防ができます。これからはしっかり磨き、わが子を絶対に虫歯にさせないと言う強い覚悟が私のなかで生まれました。 嫌がる子どもの歯の磨き方それまで嫌がるわが子に遠慮してうまく磨けなかったのですが、虫歯になるくらいなら押さえつけてでも磨くという方針に変更。健診時に保健師さんから教わったのは、暴れる子どもの歯の磨き方は、「子どもをあお向けに寝かせ、子どもの腕を親の太ももで固定する」と言う方法です。 それでもわが子の足がビュンビュン飛んでくるので、わが子の足は誰かに押さえてもらうか、ひとりのときは自分の足先でなんとか押さえこみ磨きました。 その後は成長とともに、歯を磨く理由を理解するようになっていきました。そして努力の末、3歳児健診での虫歯はゼロ! 保健師さんに言われたことを達成できました。もしあのとき指摘されていなかったら、十分に磨けていないまま虫歯になっていたと思います。指摘されることはショックではありますが、早くに気付き対策を講じられることは大きなプラス。その重要性を身をもって学びました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:村上 素子3歳の男女双子のママ。ドタバタな育児生活と並行し、フリーライターとして活動中。
2022年11月29日トルコの病院で看護師として勤務するアブザー・オズデミルさんはある日、救急治療室に珍しい患者が入って来るのを見かけました。それは…猫。野良猫と思われるその猫は、まるでどこへ向かうべきか分かっているかのように廊下を歩いて、外科の治療室へ入って来たそうです。病院内の監視カメラには、左の後ろ脚をかばうようにして歩く猫の姿が映っていました。猫が入って来たことに気付いたアブザーさんは、その猫を追い出そうとはしませんでした。ウェブメディア『The Dodo』によると、「この猫は助けを求めているのかな」と察した彼は、猫を診察しようと抱き上げました。その時、猫の後ろ脚が折れていることが分かったそうです。アブザーさんは猫の脚に添え木をして固定してあげました。アブザーさんに手当をしてもらっている間、猫は暴れることもなく大人しくしています。彼が自分を助けてくれることが分かっているみたいですね。海外メディア『Pusuhaber』によると、猫はいったんどこかへ行きましたが、その後も時々病院へやって来てはアブザーさんから脚の治療をしてもらっていたそうです。実はアブザーさんは猫が大好きなのだとか。彼はこの猫に亡き愛猫と同じ『ダブショ』という名前をつけて、かわいがっていたといいます。そして、『ダブショ』はアブザーさんの家族の一員になったということです!このストーリーを紹介した投稿には「いい話だね」「助けが必要な動物を世話してくれてありがとう」などの声が上がっています。トルコは動物に優しい国として知られていて、たくさんの野良犬や野良猫が町の人たちに世話をされながら暮らしています。そんな国だから、ダブショは人に慣れていて、病院がケガを治してくれる場所だということを理解していたのかもしれません。病院に野良猫が入って来ても、誰も追い出すことなく、診察や治療までしてくれる…そんなトルコの人たちの思いやりに、心が温まりますね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月25日元V6・三宅健の1stアルバム『NEWWW』が、25日発表の「オリコン週間合算アルバムランキング」にて、週間5.0万PT(4万9,623PT)で1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間11月14日~11月20日)。同作は、同日付「オリコン週間アルバムランキング」で、初週売上5.0万で初登場1位を獲得。このCD売上枚数のポイントのみで、合算アルバムでも1位となった。なお、「週間合算アルバムランキング」で男性ソロアーティストの1位は、7月4日付の山下達郎以来5カ月ぶり、今年度5人目となる。
2022年11月25日ライブドアブログ公式ブロガーとして、娘・ムーコちゃん(7)、息子・ナナオくん(3)、夫・ナギさん、猫のトットちゃんとの日々を綴っているちくまサラさん。ある日、乳がん検診と子宮がん検診を受けにいったついでに、PMS(月経前症候群)やカンジダ腟炎など、抱えていた問題を相談したところ、医師からミレーナをおすすめされ……。※ミレーナとは:ミレーナは黄体ホルモンを付加した子宮内避妊器具で、重い生理症状の改善のためにも使用されます。※この漫画は実話に基づいた体験談です。すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 PMS、カンジダ腟炎と婦人科系の持病を持っていたちくまサラさん。健診ついでに、これらの症状を医師に相談し、低用量ピルも処方してもらおうかと思っていました。健診が終わり、医師との面談を受けていると、おもむろに医師が「今後、お子さんをつくるご予定は?」とひと言。一瞬驚いたちくまサラさんでしたが、医師が「ミレーナって知ってます?」と続けると、その質問の意図を理解し、「聞いたことあります」と返したのでした。 ついつい後回しにしがちな婦人科系疾患。婦人科検診のついでとはいえ、医師に相談することができてよかったですね。ピルを想定していたちくまさんですが、医師から提案されたのはミレーナでした。ちなみに、ちくまさんによると「つわりがキツすぎたこと、産前産後の体の不調が凄かったこと、年齢、収入など、いろいろな理由から、子どもは2人までという話し合いは既に夫としていた」ということで、今後のお子さんの計画については先生に即答できたそうです。 監修/助産師 REIKO ちくまサラさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ちくまサラ長崎県在住、2児の母。ライブドアブログ公式ブロガー。自分のメンタルや、子供との向き合い方を考察した育児漫画、エッセイ漫画を中心に描いています。
2022年11月24日赤ちゃんのころから発達がゆっくりだった長男が1歳半健診を受けた際、「耳が聞こえていないかもしれません」と言われました。ショックを受けながらも紹介された耳鼻科に連れて行き、検査をした結果……。長男の発達障害に気付いたときの体験談をご紹介します。 1歳半健診で長男は、指示されたように積み木を積む、車などの物の名前を聞いて絵を指さすなど、月齢相応のことは何もできませんでした。その結果、個別の発達相談に呼ばれることに。育て方の悪さを指摘されると思って私がビクビクしていると、保健師さんから「お子さんは耳が聞こえていないかもしれません」という予想外のひと言が伝えられました。 厳密には「声が聞こえにくいのかもしれない」とのこと。そこで専門的な検査ができる耳鼻科を紹介され、病院で検査を受けることに。 防音された部屋でおこなわれる聴力検査。その検査が終わり、伝えられる結果によってこの先の人生が大きく変わることになるとは、このときは気づいていませんでした。 そして検査が終わり、耳鼻科医から伝えられたのは「お子さんの聴力に異常はありません。発達支援センターを紹介しましょう」という結果でした。 「市の健診」→「耳鼻科」→「発達支援センター」という流れで、長男の発達障害を知ることになりました。健診での指摘は大変ショックなものではありましたが、この指摘がなければ、早くに長男の障害に気づけなかったと思います。受け入れるには勇気が必要な健診での指摘。前向きにとらえることは、結果的に自分のためにも子どものためにもなると感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/戸塚麻心作画/和田フミ江 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年11月22日現在2人の子どもを育てています。第1子である娘の1カ月健診は、娘との初めての外出でした。しかも検査などに時間がかかったために長時間の外出となったのですが、その間に必須の授乳で意外な問題に直面してしまったエピソードです。長時間かかった1カ月健診娘は生後すぐに心雑音があることを指摘されていました。すぐに手術などが必要ではなかったものの、家で経過を観察し、1カ月健診でレントゲンなどの検査を受けることになっていました。 そのため、娘の1カ月健診の日は、私の産後1カ月健診、そして娘の心臓の検査2つを受けることに。大きな病院で待ち時間もとても長く、最終的にすべてが終わるまで6時間ほどかかりました。 初めての外での授乳! アレがない!その間にどうしてもおこなわなければいけなかったのが、授乳。完全母乳で育てていたので育児用ミルクなどは持ってきていません。病院に行く前にたっぷり授乳はしてきましたが、長い待ち時間のなかで娘がおなかを空かせて泣き始めました。事前に病院の授乳室の場所は把握していたので、「ちょっと授乳してきます」と受付の方に伝え、意気揚々と授乳室へ。 これが退院後、家以外での初めての授乳です。授乳室というのも初体験で少しワクワク。たどり着いた授乳室には、広いスペースに椅子がいくつか並んでいるだけでした。思わず私は「アレ?」と思い、授乳室の外にもう一度出てあるはずの物を探しました。そこには私があると思っていた「授乳クッション」がありませんでした。 テンパりながらなんとか終えるそれまで家での授乳は授乳クッションが必須でした。当然、病院の授乳室にも授乳クッションがあるものと思い込んでいたのです。しかし私が行った病院では授乳クッションが置いてありませんでした。「え、授乳クッションなしで授乳ってどうやればいいの?」とさっきまでのワクワク感はどこへやら。 ドキドキしながらとりあえず椅子に座りました。そして、長女と同じくらいの月齢の子に授乳クッションなしでおっぱいをしているママをチラリと見ました。その授乳室は個々を隔てるカーテンなどもなく、他の人の授乳も丸見え。授乳中に盗み見るようで申し訳ないと思いながらも、そのママの授乳の仕方をマネさせてもらい、なんとか長女の授乳を終えることができました。 病院の授乳室には、当然のように授乳クッションがあると思い込んでいた私。今の私からすれば、「どんなあげ方でも赤ちゃんがおっぱいを飲めればそれでいいじゃない」と思いますが、新米ママだった当時は必須の授乳クッションがないという状況に戸惑うばかりでした。もう少し気楽に考えていればよかったなと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2022年11月20日何の心配もなく、すくすく育った長男。気軽に受けた2歳児健診で、言葉の遅れを指摘されました。一歩を踏み出し、発達の専門医の診察を受けて、前向きに考えられるようになった私の体験談を紹介します。とても育てやすい、ママ思いのいい子初めての妊娠で育児の右も左もわからず、大きな不安を抱えたまま長男との生活が始まりました。ところがそんな頼りないママを思ってか、長男は何の問題もなく育ちました。 毎月の身体測定でも、成長曲線のド真ん中を走り続け、発育もまったく問題なし! 離乳食にもすぐに慣れ、よく食べてくれました。1歳児健診では、「順調です!」と先生のお墨付きをもらい、母子健康手帳にも「何も悩みはありません」と、自信を持って書いたことを覚えています。 かかりつけの小児科で2歳児健診を受けて…2歳を目前にして、かかりつけの小児科へ任意の2歳児健診を受けに行ったときのことです。これまで通り「順調です!」で、すぐに終わるものと思っていました。少し長い健診ののち、先生から「目は合うし、こちらが言うことはわかっているようだけど、もし2歳半になっても二語文が出なかったら、一度専門のところで診てもらいましょうね」と言われたのです。 言葉は交わさなくても、長男とのコミュニケーションはできていたので、先生からの言葉にとても驚かされました。 焦らず、温かく見守ること確かに同じ月齢の子どもに比べ、長男は言葉が出ていませんでした。2歳半になっても二語文がほとんど出なかったため、子どもの発達の専門機関である療育センターを受診しました。発達のテストの結果、発達障害と判断がつかないグレーゾーンの診断。 もうすぐ3歳になる長男は、その後も定期的に専門医のサポートを受けながら、マイペースに成長中です。最初は心配しましたが、専門医からアドバイスをもらい、安心して育児に向き合えています。 周りの子どもと比べたわけではありませんが、長男の発達状況を素直に受け止め、プロに相談したことはよい判断だったと思います。長男の特性をより理解できたことで、以前より楽しく育児ができるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:鍜治すみの生後6カ月と2歳、2男の母。長男妊娠時の切迫早産により、9年続けた製薬会社のMR職を退職。前職では主に産婦人科領域製剤を担当。培った知識をフルに活かし執筆活動や育児に奮闘中。
2022年11月19日2022年11月現在、Twitterでは『#ドクターにいわれた衝撃的な言葉』というハッシュタグが流行しています。Twitterユーザーである、伊奈(@rainbird415)さんもまた、同ハッシュタグを付け、医師から告げられた衝撃的なひと言について投稿。その内容に大きな反響が上がっています。おしっこの時に叫ぶ愛猫、ドクターに診てもらった結果…?猫のごんべえちゃんと暮らしている伊奈さんは、愛猫のとある行動に不安を抱いていました。なんでも、ごんべえちゃんはおしっこをする時、叫びながら排尿するそうです。「もしかしたら、おしっこをする時に痛むのかもしれない」と心配になった伊奈さんは、ごんべえちゃんを動物病院に連れて行きました。伊奈さんから話を聞いた獣医師は「結石の可能性があるから検査しましょう」と検査の準備に入ります。飼い主である伊奈さんにとって、不安が募るばかりです。その後、獣医師からいい渡された検査結果は…。「異常ありません。気合いだったようです」私「おしっこする時に叫ぶんです。痛いのかもしれません」ドクター「結石の可能性あるから検査しましょう」検査結果ドクター「異常ありません。〝気合い〟だったようです」 #ドクターに言われた衝撃的な言葉 pic.twitter.com/EtmeQh00Kv — 伊奈 (@rainbird415) November 16, 2022 ごんべえちゃんは、毎度、気合いを入れておしっこをしていたというのです…!獣医師からのまさかの診断結果に、伊奈さんはほっとしたとともに、笑ってしまったことでしょう。投稿に添えられたごんべえちゃんの写真からは「気合いの叫びですが、何か…?」という声が聞こえてきそうです。この投稿には、「笑っちゃった」「そんなことがあるのか!」などの声が寄せられました。・にゃ、にゃんだってー!?どんな叫び声なのか、聞いてみたい。・クセが強いおしっこの仕方だなー!電車の中でニヤニヤしてしまった。・うちの犬も、トイレをする前にめちゃくちゃ吠えてお知らせしてきますよ!・まさかの診断結果…。病気じゃなくて何よりです!また、コメントには「うちの猫は排泄後、片付けてもらうために飼い主を呼びに来ます」というコメントが多数見られました。もしかしたらごんべえちゃんは、「今おしっこをしているから、片付けよろしくー!」と叫んでいるのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年11月17日乳児期には笑顔で見守っていた娘の指しゃぶりも、卒乳して1歳半を過ぎたころから「そろそろやめさせるべき?」と悩み始めました。幼稚園へ入園する3歳までにはやめさせようと指吸い防止グッズや絵本を試してみましたが、どれも劇的な効果はなし。「もうすぐ5歳、来年は年長なのに……」あきらめかけていたとき、パパのあるひと言でその日から指吸いを卒業できました。赤ちゃんのころから四六時中……娘は、赤ちゃんのころから昼夜問わず指を吸っていました。おしゃぶりを与えることはなく、乳児期は指吸いについて注意しませんでした。そして、1歳半ごろから指吸いの注意をし始め、幼稚園入園までにやめさせることを目標にしていました。 対策として、2歳前ごろには子どもが舐めても害がない、爪噛みや指しゃぶり防止のマニキュア(おもちゃなどの誤飲防止に使用される安息香酸デナトニウムという苦味成分を配合した物)を爪に塗りました。舐めた瞬間は“苦い”という顔をしましたが、舐め続けてしまうため効果はありませんでした。 いよいよ幼稚園の入園が迫った3歳目前に、指吸いをやめるように促す絵本を購入。大きくなった娘にとって指吸いは恥ずかしいこと、やめたほうが良いことと認識させる効果はありましたが、やめることはありませんでした。 無意識の睡眠時は何をしてもダメ……幼稚園入園後は、幼稚園から帰宅した昼間に手持ち無沙汰なときは指吸いしている姿が見られましたが、徐々に昼間は指を吸うことがなくなりました。 ただ、本当に厄介だったのは夜間の指吸いでした。入眠の際は布団をかぶって隠れて指を吸い、完全に熟睡しているときも指を吸い……。こちらがそっと口元から指をはずしても、またすぐに吸うのでとても困りました。また、就寝中に指を吸うことで寝起きの娘の口臭は最悪……。指の臭いもひどいものでした。 爪噛みや指しゃぶり防止のマニキュアも、指吸いをやめるように促す絵本もほとんど効果がなく、指吸いをしているところを発見したら口頭で注意するしか術がない……。昼間は吸わなくなっても寝ているときは注意することもできず、無意識なので指がはずれなくて半ばあきらめていました。 5歳目前にやめたのはアニメのおかげ!?あと1カ月で5歳の誕生日を迎えるというころ。幼稚園の友だちから「乳歯が抜けて永久歯が生えてきた」という声が聞こえ始め、いよいよ睡眠中の指吸いをやめさせなければ歯並びに影響が出る、と焦っていました。 そんなとき、娘がハマっていたアニメの中に、嫌われ者の出っ歯のキャラクターがいました。パパが娘へ「娘ちゃん、かわいいのにこのまま指を吸い続けたら●●みたいな出っ歯になっちゃうよ」と言いました。これを受けて娘は「嫌だ! もう吸わない、やめる!」と宣言。 私は正直、「そうは言っても無意識だし、吸うんだろうな」と思っていました。ところが、その日の夜は一切指を吸っていませんでした。寝起きで口臭と指のにおいを確認しても無臭! その日を境に夜間も指を吸うことがなくなりました。 言葉がわかるようになったころから私は、娘に「前歯が出てしまうからやめようね」と指を吸い続けるとどうなるか具体的に説明して指吸いを注意していましたが、娘には響いていませんでした。パパの「●●みたいな出っ歯になっちゃうよ」のひと言は、出っ歯のイメージがわきやすく、そうなりたくないと思わせたようです。そのおかげで“指を吸わない”という強い決意が固まり、無意識だった夜間の指吸いを卒業することができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:寺田梓地方在住で、幼稚園へ通う5歳の娘を育てる母。フリーランスの編集・ライターとして在宅勤務をしている。監修者・著者:助産師 松田玲子
2022年11月16日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!おばさまの爽やかな振る舞いとは?毎日の保育園への送り迎え…。その日もいつもと変わらず、ベビーカーに乗せた1歳と4歳の子どもを連れて保育園に送っていきました。朝からバタバタと時間がなかったため、急遽バスを利用しました。バスが来たのはいいものの、2人の子どもを連れているのでアタフタしていました。バスのステップって意外と高い…とオロオロしていると…。私がベビーカーを畳んでいる間に、後ろに並んでいた60代くらいのおばさまがニコニコしながら次々と子ども2人を抱きかかえてバスに乗せてくれたのです。お礼を伝えると「いいのよ」とニコリ。爽やかな振る舞いに感動しました。(男性/会社員)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月14日1歳半健診で言葉の遅れを指摘される私が住んでいる地域では1歳半健診で「3つ単語が言えるか」聞かれます。スバルは「あー(Car)、バイ(バイバイ)、ばあ(いないいないばあ)」の3つで挑み再検査となりました。再検査と言っても2歳ごろに電話がかかってきて現在の成長の様子を聞かれるという簡単なものです。たまたま1歳半検診で一緒になったお子さんは「ナナ(バナナ)、パナ(パパ)、パマ(ママ)」で問題なしと言われていたので「はは~ん、私の担当の保健師さんはチェック厳しめの人だったんだな」とそこまで気にしていませんでした。今となってはスバルの3つの言葉は単語ではないと思うのですが、当時は特に気にすることなく「2歳で電話がかかってくるころにはおしゃべり上手になっているだろう」とのんきに考えていました。2歳で発達検査を受けるUpload By 星あかり2歳の誕生日を過ぎたころ、約束通り保健師さんから電話がかかってきました。半年前の私の予定では今ごろスバルはペラペラおしゃべりしているはずでしたが、実際には「ガーキ(トラック)」の単語が増えただけでした。なんなら単語とカウントして良いのかも怪しい1語です。それを保健師さんに正直に話したところ、発達検査を受けにくるように言われました。2歳になっても言葉がほとんど伸びていなかったスバルですが、そのころにはひらがなが10個くらい読めるようになっていました。もともと絵本が大好きなスバルですが、1歳半検診のあとから言葉を伸ばそうと絵本の時間を増やし言葉の成長を促しました。その結果、言える単語はほとんど増えていないのに、ひらがなが読めるようになっていたのです。私は単語が言えないことにほんの少し不安を覚えつつ、「でもひらがなは読めるしな」と言う謎の自信を持って発達検査に挑みました。発達検査では最初から最後まで集中して話が聞けました。言葉に関する項目以外は得意と不得意はあるものの、指示を理解して行動できていました。そして「言葉が遅い以外に問題はないので様子を見ましょう」と言われました。その後2歳から3歳の間に、簡易なものも含めて数回検査がありましたが、毎回「言葉が遅いだけ。様子を見ましょう。」と言われ、私はのんきに「専門家に『言葉が遅いだけ』のお墨付きをもらった」と言葉のままに様子を見守るのでした。絵本の時間をさらに増やした結果2歳を過ぎるとカタコト単語で話していた周りの子たちが軽快にトークを始めてさすがにあせりました。そしてさらに絵本の量を増やす日々…。Upload By 星あかりその結果、3歳の誕生日のころにはひらがな基本の50音が読めるようになりました。しかし単語は1個も増えず。「お」「か」「あ」「さ」「ん」が読めて発音できるのに「おかあさん」が言えない謎の状況に心が折れそうになりました。しかし忘れもしない3歳の誕生日の数日前、黄色い車を指差して「きいろ」と言ったのです!それからまさに「言葉のコップが溢れる」ようにあっという間に単語で会話できるようになりました。「言葉が遅いだけ」と言われていたスバル。言葉の問題をクリアしたら、もう怖いものなし!という訳にもいかず、3歳の誕生日を過ぎてから受けた発達検査で「自閉スペクトラム症」と診断されるのでした。診断がおりてからもまたいろいろなトラブルや問題、そして成長もあり…!そんなスバルとの日常を描いていきたいと思います。執筆/星あかり(監修:鈴木先生より)1歳半健診では有意語1語、3歳児健診では2語文が出れば問題ないというのが私の健診での一つの基準です。中には理解があり集団に入ってから言葉が増えるというお子さんもおり、表出型の言語発達遅滞と考えられています。小児科医が言葉の遅れで最初に確認するのは難聴の有無です。中耳炎やおたふく風邪などに罹患した後に難聴になることがあります。客観的な検査としてはABR(聴性脳幹反応)があります。小児科の神経外来で相談することをお勧めします。親や祖父母が何でもやってあげてしまうと、言葉を発する機会を失いがちです。服を脱いだり、靴を履いたり、いろいろとやらせてあげることも重要です。できないときに初めて「ママ―」と呼べるからです。また、幼少期からテレビなどの電子メディアの見過ぎも要注意です。会話のキャッチボールがなくなってしまい、言葉を発する機会も少なくなってしまいます。見るときは親子で一緒に、会話をしながら見ると良いと思います。
2022年11月14日私が住む自治体の1歳半健診では、ひと通りの測定や内科・歯科健診を終えたあと、最後に保健師さんのところに行って言葉や積み木遊びなどの発達検査をしてもらうことになっていました。イラストを指さす言語の検査が始まると、「わんわん」「ぶーぶ」「くっく」など、幼児語ながらも順調に答えていく長女。しかし私は1つのイラストが気になっていました……。不安だった「魚」のイラストおそらく「魚」と言わせたいイラストなのでしょうか。真っ赤な「鯛」と思われる魚がそこには描かれていました。長女は鯛を知りません。私が「なんて答えるのかな?」と不安になっていると、保健師さんの指が鯛を指しました。 すると、長女は自信満々という顔をして、大きな声で「サバ!!」と答えたのです。これまで幼児語だったのに、あまりにはっきりとした発音の「サバ」に、保健師さんが笑いをこらえているのがわかりました。 魚はすべて「サバ」だった長女当時、わりと好き嫌いが激しかった長女。食べる魚と言えば脂ののったサバだけでした。お肉も卵もあまり好きではなかった長女にとってサバは貴重なタンパク源だったため、週に1回以上は食卓に上がっていたと思います。 長女はすぐに「サバ」という言葉を覚えてくれて、一緒に買い出しに行くと魚屋さんで「サバ!」と連呼していました。1歳の子どもが魚を品種で呼ぶのは珍しかったのか、店員さんをはじめ周りの人々から「よく知っているねぇ」と褒められたものです。しかしよく考えると、サバしか知らない長女にとって「魚=サバ」だったのです。 魚料理に弱いことがバレバレサバばかり出していたのは娘がサバを好きだからということ以上に、私の魚料理に対する苦手意識からでした。さばくのも食べるのも下手だったので、骨抜きの塩サバやみりん干しばかり購入していたのです。 保健師さんに「青魚好きなのいいね! 鯛は食べさせたことないかな?」と聞かれ、しどろもどろになる私。離乳食のころは白身魚のベビーフードを使っていたので、鯛を調理したことは一度もありません。保健師さんは終始やさしかったものの、手抜きや料理のレパートリーの少なさが露呈してしまい、冷や汗が止まりませんでした。 今改めて考えるとただの笑い話なのですが、当時は本当に恥ずかしく、帰り道で鯛を購入してしまったほどショックでした。たとえ1歳でも、子どもの言葉は普段の生活を表してしまうこともあるのだなぁと感じた出来事です。 監修/助産師REIKO著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年11月13日私は2児の母親ですが、現在4歳になる長女が1歳半前後のときに「もっと言葉数を伸ばしてあげたい」と感じる場面がありました。それは、1歳半健診のときに2語文をしゃべっている子どもたちを見たり、ママ友と久しぶりに会ったりして、1歳過ぎなのにすでにたくさんの言葉を話せているお友だちを見たときのことです。 コミュニケーション力をアップさせたい長女は決して言葉が遅れているということはなく、1歳を過ぎればそれなりに「ママ」「パパ」「ブーブー」などちらほらと単語が出てくるように。しかし、周りの同世代の子どもたちに刺激されて「もっと娘の言葉数を増やしてあげてコミュニケーション力を高めてあげたい」と感じるようになってきたのです。まずは1歳過ぎですでにたくさんの言葉が出ている子のママに、「どうしてそんなに言葉が出ているの?」と素朴な疑問をぶつけてみることにしました。 ママ友の話からヒントを得たママ友は「この子が生後6カ月あたりから、実は義母に預けてアルバイトに行っているの。そのときに義母はもちろん、近所の仲の良いおじいちゃん・おばあちゃんたちからたくさん語りかけてもらっているみたい」と話していました。その話を聞いて「親だけではなく、なるべく多数の人間から娘に言葉のシャワーを浴びさせれば、娘の言葉数が伸びるのでは?」とヒントを得ました。 自分の立場で考えてみた私が海外旅行に行って、不慣れな英語をしゃべる場面が出てきたときの経験を振り返ってみました。自分の慣れない英語力でも「相手の意図をきちんと聞き取って咀しゃくし、相手に打ち返したときに伝わった」という経験は大きな自信につながりました。日本の中でしゃべる英会話には安心感があります。しかしながら「あらたな成長」を望むのであれば、海外へ飛び出し、本場の外国人としゃべるほうが大きな糧となると感じたのです。子どもの言語もそれと似ていると思いました。そして娘が「言葉の爆発期」を迎えるにあたって、不特定多数の人たちと娘を数多く接触させる機会は、娘にとって良い経験になるだろうと確信したのです。 人と接触する機会のない長女をどうするしかし、私は実親も義父母も遠方にいて接触させる機会がないなど、人手不足でした。娘の人見知りなどを解消するために支援センターなどには顔を出していたのですが、娘に対してコミュニケーションをとってくれるかといえば、そうではありません。そんな中、私が住んでいる自治体には「ホームスタート」という、子どもとママを支援してくれるボランティア団体があるというチラシを発見しました。「これだ!」とひらめいた私はすぐに連絡し、手配を整えることに。ボランティアさんは、子育て支援に興味があって、誰かの助けになればとの志を持った方たちです。私の思惑通りにボランティアさんは長女に対してたくさん話しかけてくれました。 娘の言葉数はホームスタートを通して飛躍的に伸び、1歳半健診では20個ぐらいの単語しか出ていなかったのに、1歳8カ月には2語文を話せるようになりました。結局今回の件も含めて数回利用しましたが、どのボランティアさんも心あたたかい人たちばかりで感謝の気持ちでいっぱいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じてお住いの自治体や子育て支援センターなどに相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら監修/助産師 REIKO 著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年11月09日2013年の夏、長男たつき君を出産したNEGIさん。初めてわが子と対面すると、「かわいい。頑張ろう」とやさしい気持ちなるのでした。その後、順調に大きくなっていった、たつき君。しかし1歳半になったころ、NEGIさんは息子の発達に違和感を覚えるように……。同じことを何度言っても繰り返す、手を繋いでいられないなど、息子の行動がほかの子どもと違うことに気づいてしまって……!? 衝撃を受けたママ!1歳半健診の会場で目の当たりにした現実は… テレビに夢中で名前を呼んでも全然振り向かない、裸足でも平気で飛び出す、同じことを何度言われても繰り返すなど、息子さん奔放さに参ってしまうNEGIさん。 そんなある日――。NEGIさんがたつき君と一緒に公園で遊んでいると、保育園の子ども達が近くを通りました。 (みんな手を繋いでちゃんと先生の声かけを聞いてる……) たつき君のできない行動をみんなができていることに対して、何となく疎外感を感じてしまうのでした。 そして、1歳半健診の当日、NEGIさんはまたもや衝撃を受けることに。 保健センターへ着くと、子ども達がママの膝に座っている光景が目に飛び込んできたのです。 (本当にみんな1歳半なの!?) 心の中で衝撃を受けるNEGIさん。 思わずたつき君に視線を戻すと、廊下を飛び出してずっと走り回っていました。 (この壁がまるで違う世界との境界線だ……) そう思いながらも、NEGIさんはひとりでポツンと立ち尽くしていたのでした。 ◇◇◇たつき君ができないことをほかの子ども達が普通にできている光景を目にしたことで、衝撃を受けてしまったNEGIさん。「この壁がまるで違う世界との境界線だ……」と最後に言っていますが、そのセリフがNEGIさんの心情のすべてを表しているように思いました。皆さんはどう思いましたか? 監修/助産師REIKO著者:マンガ家・イラストレーター NEGI知的障害を伴う自閉症長男との日常漫画を投稿中。Instagramやブログを中心に、過去と現在の話や日々のおもしろ話を描いてます!
2022年11月04日今回は、こむぎさんが妊娠中のときのお話です。妊婦健診時に「切迫早産」と診断されたこむぎさん。医師からは、「トイレ以外は基本動かずに寝ているように!」と言われてしまって……!? 妊婦健診時に「切迫早産」と診断されてしまい… 今回は少し前にさかのぼって、妊娠中のお話です。 妊娠7カ月になったころ、健診で「切迫早産」と診断され、「トイレ以外は基本動かずに寝ているように!」と言われてしまいました。 それまで「妊婦でもウォーキングなどをして、なるべく運動したほうがいい」と聞いていたので、突然「動いてはいけない」と言われてビックリしたのを覚えています。 最初のうちは「ずっと寝てられるなら楽じゃない?」「寝転がったままでも本とか読めるし、好きなことしよう!」などと思っていましたが……。 「体は元気なのに、動いてはいけない」というのは思っていた以上につらく、数日経つころには、すっかり心が荒んでしまいました。 次の健診で「子宮頸管が伸びたので、動いても大丈夫」と言われたときは、本当にうれしかったです。 けれどその後、正期産の時期が近づくと、今度は「なかなか産まれないこともあるから、たくさん歩いて赤ちゃんが降りてくるよう頑張ってね」と言われ……。 動いちゃいけないの!? 動いたほうがいいの!?と、振り回された妊娠時代でした。 監修/助産師 REIKO著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年11月01日冷たい秋風が吹くようになった季節のある日。1児のママのNEGIさんは、ひとりで公園に来ていました。(昔は毎日来ていたなぁ……)息子と一緒に来ていたことをしみじみと思い出しながらも、何となくSNSを開くことに。すると、知らないママが「子どもと一緒に公園へ行くころの時間をお金で買えるとしたらいくら?」という投稿を呟いていたのが、思わず目に留まって……!?8年前の夏に長男を出産。次第に発達に違和感を覚え始めて… NEGIさんは、8年前に息子のたつき君が生まれたときのことを思い出していました。 赤ちゃんのころのたつき君の育児は大変だったものの、NEGIさんは何とか助けを借りながらも、毎日育児に奮闘していました。そして、気付けば1歳半に……。 すくすくと健やかに育ってくれたたつき君ですが、NEGIさんは、このころからたつき君の発達に関して違和感を覚え始めるようになっていたのです。 ◇◇◇子どもの成長は早く、お子さんと一緒に過ごした時間は、過ぎ去ってから大切な尊い時間だったことを実感するのかもしれませんね。皆さんは、お子さんと公園へ行くころの時間をお金で買えるとしたら、その価値はいくらになりますか? 監修/助産師REIKO著者:マンガ家・イラストレーター NEGI知的障害を伴う自閉症長男との日常漫画を投稿中。Instagramやブログを中心に、過去と現在の話や日々のおもしろ話を描いてます!
2022年11月01日地域の歯科医院で行われる、乳幼児の歯科健診。1歳6か月児や3歳児に対して実施される歯科検診は、『乳幼児健康診査』の項目の1つに数えられるため、全国の市町村ですべての子供が無料で受けられるそうです。特に3歳児は、歯が生えそろい、食習慣が多様化する時期。虫歯のリスクが高まりやすくなるため、歯科健診を受けると安心でしょう。人生初めての歯科医院に、3歳息子の反応が?2人の子供を育てる、はなゆい(yuihanada7)さんは、3歳の息子さんを歯科健診に連れて行きました。幼い息子さんにとって、この日が人生初めての歯科医院。家で行う歯磨きを日頃嫌がられてきた、はなゆいさんは、息子さんが泣きわめく姿を想像し、歯科医院の入り口で憂鬱な気分になっていました。はなゆいさんの予想とは裏腹に、息子さんは素直に歯科衛生士のいうことを聞いたのです!女性の歯科衛生士の前で、かっこいいところを見せたかったのでしょうか。褒められながら、歯科検診をあっという間に終わらせた息子さんは、はなゆいさんに対して「もう1回やりたい」と熱望!しかし、歯科検診は一度やれば終わりです。願いが叶わず、大泣きする息子さんを連れ、はなゆいさんは歯科医院を後にしたのでした…。別の意味で大惨事になってしまった息子さんの歯科健診を、はなゆいさんは漫画化しInstagramに投稿。多くの人をクスッとさせたようです。・うちの息子と同じ!若くてかわいい歯科衛生士が健診中に褒めまくってくれました。今では虫歯治療でさえ微動だにせずできる4歳児です!・単純でかわいい!「歯磨きも好きになってくれるかな?」と思ったのですが、夜いつものように暴れられたなあ…。・私の娘は、かっこいい歯科衛生士がいてくれるので、毎回嫌がらずに治療を受けてくれます。はなゆいさんの息子さんと同様、歯科衛生士の影響で、健診や治療を頑張る子供は意外にも多い様子。幼い子供を歯科健診に連れていく場合は、歯科医院選びも重要…かもしれませんね!はなゆいさんは、Instagramのほかに、Twitterやブログでも育児漫画を公開しています。気になる人は、ぜひご覧ください。Twitter:@hanayuistudioブログ:笑う母には福来るブログの読者登録:更新通知を受け取る[文・構成/grape編集部]
2022年10月31日そらさんの息子ふたばくんが1歳半〜2歳10カ月の間に4回起こった熱性けいれんの話を紹介します。息子のふたばくんがけいれんを起こし、そらさんは救急車を呼びました。無事に救急車で、病院に到着すると、夫に搬送先の病院名を伝えていないことに気がついたそらさん。急いでメッセージを送りました。 救急車の中では「おりる!」と大号泣でしたが、診察になるとふたばくんはようやく落ち着きました。診察を終えると、医師は、「30分病院で待機して、その後何もなかったら家に帰って大丈夫です」と説明してくれました。 近くのベットに案内され、ふたばくんを寝かせようとしたら、イヤイヤモードが発動。こうなったふたばくんは、何をしてももう止まらなくて……?ううう…助けて… そらさんは、ふたばくんのギャン泣きをどうにか止めたいと思ったのですが、あやすものがなにもありません。ふたばくんの泣く声を聞きつけて、看護師さんがおもちゃを持ってきてくれたのですが、ふたばくんのお気に召すものはなく、おもちゃを放り投げてしまいます……。 さらに、かんしゃくを起こしている中でも、解熱剤を入れられたふたばくんの怒りはMAXに。静かな病院にふたばくんの泣き声が響き渡ります。 すると、夫から「もしかしてふたば、泣いてる?」と連絡が。病院について、子どもの泣く声が聞こえたのでふたばくんかなと思ったよう。 「お疲れ様」「大変だったね」 夫からの言葉を聞いたそらさんは、病院に来てくれて本当に良かったとじーんときてしまいます。 甘いものを飲んで、お菓子を食べたら落ち着いたふたばくんでしたが、 「したおりる」 と言い出しました。「汚れた靴下は、後で脱がせればいいよ」と夫に言われて、ふたばくんを下に降ろしました。 30分が経過すると、医師たちがふたばくんの様子を見に病室へやってきました。様子を見て「お家に帰って大丈夫」と言われたそらさんは、今後、同じように熱性けいれんが起きたらどうしたらいいかを医師に聞きました。 「けいれん中の様子をよく見ておいてほしいです。お父さん、お母さん、これが1番重要です」 と、真剣なまなざしで言われ、そらさん夫婦は、息をのみながら医師の説明に耳を傾けたのでした。 ◇◇◇ 診察後も、かんしゃくが止まらず、ふたばくんの泣いている声が病院内に響いていたようです。あやすものがなく、その状況はまさに「地獄」だとそらさんは感じたそう。旦那さんが買ってきてくれたイチゴオレで、ふたばくんの機嫌が直って良かったですね。 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター そらまん丸たれ目がトレードマーク、2019年1月生まれの息子・ふたばの母。30代、デザイナー兼イラストレーター。子育てのなかの癒やしをブログやSNSで発信しながら、夫とふたばと3人暮らしを満喫中♪
2022年10月30日俳優で歌手の三宅健が11月16日に発売する1stミニアルバム『NEWWW』(初回盤A・B:3,850円 通常盤:3,080円)の収録楽曲が、公開された。ソロアーティストとして発売する同アルバムは、自身が一緒に作品を作りたいと思うアーティストと制作。タイトル『NEWWW(ニュー)』には、デビューから26年を経た三宅が新しい価値観、アイドル像の固定観念を覆すという意味が込められている。今回、アルバムにはYonYon、80KIDZ、TENDRE、D.A.N.、土岐麻子、sogumm、growingdog、butaji、Miru Shinoda、Microら幅広いジャンルのアーティストが提供した楽曲を収録。また、特典映像の内容も公開され、初回盤Aには「Destination」のミュージックビデオとメイキング映像、初回盤Bには三宅がソロキャンプに挑戦した映像が収められる。■収録楽曲1.Destination2.PULSE3.FALL4.SUNSHINE5.Day by day6.dreamy reality7.Answer
2022年10月24日