次女はなちゃんの1カ月健診で、医師から「産後うつです」と診断されたぼめそさん。実ははなちゃんを出産後、おなかの痛みから始まり、咳や動悸、不眠、全身のかゆみなど、さまざまな体の不調に悩まされていたのです。医師に相談すると「産後のマタニティブルーズという状態です」と言われ、薬を渡されたのですが、ぼめそさんが薬を飲むことはありませんでした。病院を退院後は、実家で子育てをすることに。すると、長女こはちゃんと次女はなちゃんの育児の違いについて、次第に悩むようになっていったのです。ぼめそさんと旦那さんが何て返していいか分からず困っていると、こはちゃんの発言はヒートアップしていきます。 「ママじゃなくてパパが良い!」「パパとお散歩行く!」 しまいには「パパがいいの!」と言って泣き出してしまいました。 こはちゃんの発言により、ぼめそさんの心は一気にズタズタになってしまうのでした。 こはちゃんとの一件で心身ともにさらに参ってしまったぼめそさん。 ぼめそさんのことを気にかけていた旦那さんは、1カ月健診に一緒に付き添うことを提案します。 そして健診当日は、2人で病院に行くことに。 質問表を記入すると、いよいよ問診がスタート。 半個室のようなスペースに案内されると、看護師さんがいろいろと質問してくるのですが……? 私の育児がダメなの? コロコロと変わる感情についていけなくて… こはちゃんの一件で、すっかり落ち込んでしまったぼめそさん。 ベッドに横になって泣いていると、旦那さんからのLINEが届きます。 送られてきたメッセージの内容は、1カ月健診は一緒に行こうというものでした。 健診日当日は旦那さんが付き添ってくれて、一緒に病院へ行くことに。 質問表を提出し終わり、待っていると、ぼめそさんの番号が呼ばれます。 半個室のようなスペースに案内されると、そこで問診が始まるのでした。 こはちゃんのことがキッカケで、自分の育児を責めたり、被害妄想を繰り返していたというぼめそさん。不安定な状態だったと思うので、このときの健診に旦那さんが付き添ってくれて良かったですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。 Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
2022年07月18日療育って何?みんなどんな療育をしてきたの?療育とは障害のある子どもの発達を促し、自立して生活できるように援助する取り組みです。療育という言葉はもともと、東京大学名誉教授の高木憲次氏(1888-1963)が提唱した概念です。肢体不自由児の社会的な自立を目標に、医療と教育を並行してすすめることを指しました。療育という言葉や概念は時代の変遷とともに意味合いを変えており、現在定まった明確な定義は示されていません。また必ずしも医療行為を含むものではない場合もあります。定義や実践内容の移り変わりはあるものの、概ねの理解としては、療育とは障害のある子どもの発達を促し、自立して生活できるように援助する取り組みを指すと考えると分かりやすいでしょう。1歳半健診や3歳児健診で、また周りの子どもたちと比べて…わが子の発達の遅れに気づいて専門機関に相談し言われた「療育を受けてみませんか?」の言葉。でも実際に療育ってどんなことをやるの?そんな療育についてのエピソードを発達ナビ連載ライターさんたちに描いていただきました!療育の種類や療育先選び、早期療育問題や家庭内でできることなど…気になるコラムはぜひリンクをクリックして読んでみてください。「療育に通って」と言われてから9年。当時の私が感じたことや、知らず知らずに行っていたこととは。丸山さとこさんが、療育を初めて知ったのは3歳児健診のときでした。本を読み療育園に通うことで療育について少しずつ知っていったさとこさんは『あれ?ごく当たり前のことが書いてあるな…?』と首をかしげてしまいます。2歳で始めた療育、全力拒否!「療育に来る意味あるのかな…」と疑問が出てきて…3歳ごろに自閉スペクトラム症の診断が出たまるさんの息子・リュウくん。療育には2歳9ヶ月のときに通いだしましたが、教室から出たい、座っていられない、早くお弁当を食べたいで泣いたり逃げたり…一筋縄ではいかなくて…。理科と社会のプリントをやりたがらない息子のやる気を引き出したアイデアとは?ADHDとLDのあるかなしろにゃんこ。さんの息子リュウ太くん。”気がのらないことは意地でもやりたくない”というところがあり、小3になると「理科」「社会」の教科には興味ナシ!そんなリュウ太くんにかなしろさんが作ったあるものとは…?「療育」とは?3タイプの発達支援施設があるの?1歳半健診で指摘を受けて、長男けんとくん発達の遅れを知ったゆきみさん。市の親子教室で初めて聞いた「療育」という言葉に「これだ!」と衝撃を受け…。タイプ別発達支援施設の紹介も!「子どものため」だけでは続かない?「療育を受けさせたい」と考えている親御さんに伝えたいこと。知的障害を伴う自閉スペクトラム症があるべっこうあめアマミさんの長男くんは、2歳から療育に通いはじめました。引越しなどもあり、息子と3つの地域で6ヶ所の児童発達支援(療育)に通ってきたべっこうあめアマミさんの感じた療育先選びのポイントとは?療育は一筋の希望?ダウン症の「早期療育問題」って?ダウン症のある小学1年生のきいちゃんを育てている星きのこさん。出産後すぐにダウン症の告知と同時に医師から言われた「子どもに療育をしてください」のアドバイス。その言葉を聞いた星さんは…。次男のふーくん、初めての発達検査!ASDの特性がある長男ミミくん。次男のふーくんは定型発達だと思っていたけれど、通っている保育園からの勧めもあって、発達検査を受けることにしました。発達検査の結果を聞いてtaekoさんの感じたこととは。そのほか人気コラムはこちらから!
2022年07月11日国民の健康増進を唾液ケアから考える特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会(理事長:槻木 恵一、以下 当会)は、この度、国民皆歯科健診についての意見の募集を開始しました。2022年6月1日に「国民皆歯科健診義務化へ?」という報道が突如として流れました。この報道に驚かれた方も多いのではないでしょうか。日本人の歯科とのかかわりは、痛くなってから歯科医院を訪れるというパターンが圧倒時であり、痛くなくても歯医者に行かなければならない事になりそうな「義務化?」という投げかけをどう受け止めたでしょうか。当会では、国民皆歯科健診の推進が国民の健康に寄与するという意見に賛意を示しており、今後是非とも進めていくべきであると考えています。しかし、この国民皆歯科健診を進めるためには、上から制度を一方的に押し付けるのではなく、意義の共有と疑問点の解消など丁寧な説明が必要であると考えました。特に、当会は、口腔の健康に必須な唾液の機能性向上からの健康長寿を目指す特定非営利活動法人であるので、その役割を果たすためにも、多くの皆さんからの意見を集約し、形としてまとめ発信をしていきたいと思います。そこで、当会ホームページに意見投稿フォームを設置しましたので是非とも、ご協力をお願いいたします。URL: 意見の募集は2022年7月1日より8月28日(締め切り)までにお願いいたします。※ 投稿されました内容は、個人情報を削除して、意見として公表していきますのでご了承ください。なお、その目的以外にいただいた意見を利用することはありません。また、投稿時に個人情報の登録は任意です。建設的なご意見をお待ちしております。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月05日お互いの家を行き来していると、いつの間にか「半同棲」状態になっているという場合も少なくないでしょう。しかし、半同棲だからこそ感じやすい不満もあるようです。今回は、カップルが抱えやすい「半同棲の不満」をご紹介します。■ 生活費が増えた半同棲は、カップルがそれぞれ別の部屋を借りている状態でもあります。まさに一人暮らしを続けながら、自分以外の誰かと過ごすため光熱費や食費も自然と増えてしまうでしょう。他にも消耗品の減りも早くなってしまうものです。最初のうちは気にならないかもしれませんが、だんだん家計を圧迫してくるかもしれません。とくに相手が実家暮らしの場合は、この不満を理解してくれない可能性もあります。「たまには電気代払ってよ」と言える勇気を持つことも、重要ですよ。■ 掃除など気が抜けない相手の家にいる時間が長くなってくると、だんだん恋人の部屋も「自分の部屋」のように扱ってしまいがちです。「終電間に合わなかったからいまから行っていい?」「明日朝早いから今日泊まっていい?」と突然の訪問も増えるでしょう。そのために部屋をいつもキレイな状態にする……。マイペースに過ごしたい、仕事が忙しいから掃除する時間が限られるなど、事情がある人にとってはかなりの負担になりそうです。相手から突然の連絡があったとき、「散らかってるけど平気?」など聞ける関係性なら問題ないかもしれません。■ 「同棲」との境界線がわからない一緒に住んでいるわけではないのに、毎日部屋に恋人がいる。そんな状態に不満を持ち始めた場合は、危険信号です。しっかり相手と話し合って、暮らしを仕切り直しましょう。同棲を始めるなら、お互いが「今日から同棲します」という自覚が必要です。そうでないと、気づいたら相手がヒモになっていたなんてこともあるでしょう。■ 別れの原因になる前に対策を!半同棲の不満は少しずつ溜まっていくからこそ、なかなか言い出せないもの。不満が小さいうちから、隠さず言える関係を作っておくと、2人の距離はもっと近くなるはず。半同棲が別れのきっかけにならないように、不満を感じたときから対策を取ってくださいね。(斎藤奈々子/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2022年07月02日「療育って何?」からスタートした9年前Upload By 丸山さとこ今思えば、息子コウの発達の凸凹は2歳ごろから現れていたのだろうと思います。たまに「あれ?」とひっかかることもありました。ですが、「男の子は言葉が遅いから大丈夫」「気にしすぎないで。お母さんはおおらかでないと!」などと人から言われていたこともあり、「ちょっと変わった子だな」程度に思って過ごしていました。そんな私が療育というものを知ったのは、3歳児健診で療育園をすすめられたときでした。本を読み療育園に通うことで療育について少しずつ知っていった私は、『あれ?ごく当たり前のことが書いてあるな…?』と首をかしげました。家庭内で意識せずに行われていた『療育的な関わり』のこと当時読んだ本が「これから発達障害や療育について知っていきたい親」のための入門書だったのもあるかもしれませんが、「子どもの反応を見る → 予測を立てて関わる → 子どもの反応をフィードバックする」という関わり方は、私にとって拍子抜けするほど普通のことに思えました。Upload By 丸山さとここれは、私自身にASDとADHDがあり普段の生活の中である程度工夫をしていため、療育の入門本に書いてあった関わり方を感覚的に理解しやすかったのもあるかもしれません。また、それに加えて『産まれたばかりの乳児の世話を手探りで行った経験』も関係あったのではないかと思います。まだ首も座らないフニャフニャのコウを世話しながら、泣く・寝ない・上手く飲めない・何をしたいのか何を考えているのか全く分からない乳児という存在を前におののいた覚えがあります。Upload By 丸山さとこ「赤ちゃん(コウ)自身も何をしたら自分が快適になるのか、まだ分からないんだろうな」と考え、「一緒に頑張ろうな~」と声をかけながら関わっていきました。そうするにつれて、コウが『今どんな感じか・何を要求しているか・何に興味を持っているか』が少しずつ分かるようになってきました。そのような観察や試行錯誤の繰り返しが、結果的に”療育的な関わり”となっていたかもしれません。今振り返ると、コウとの付き合いが始まった乳幼児期に「意識的に行った療育的な関わり」として一番にあげられるものは、ハイタッチだったのではないかと思います。乳幼児のころから目線が合いにくいコウでしたが、彼の視線に割り込むと(多分、邪魔だという理由で)機嫌が悪くなり怒っているような様子になるので、彼が見ているものの近くや後ろでさりげなく存在をアピールしたり、ハイタッチして目線を合わせたりしました。Upload By 丸山さとこ手を挙げることやハイタッチはコミュニケーションにも有効でした。子どもの絵本や手遊びには手をあげるポーズが多く、コウが「手を挙げる」行動を模倣するようになったことで、それらの遊びが行いやすくなりました。たまたまバンザイしたときに手のひらへのタッチをすることで「親の手の動きに反応して手のひらにタッチする」を覚えてハイタッチができるようになったコウは、「タッチする度に位置が変わる手のひらにタッチする」という単純な手遊びも喜んで行うようになりました。Upload By 丸山さとこ最初は「動く手のひら」を目で追うのが難しかったり、手のひらの向きが変わると混乱したり、タッチすることばかりに夢中になりよろけそうになったりしていました。そのときどきのコウに合わせて難易度を調節することで、楽しく遊びながら、『今日の調子はちょっと不安定だな』『こんなこともできるようになったんだな』『判断が早くなったな』『難しいことを面白がるようになったな』などとコウのコンディションや変化を感じることができました。コウだけでなく私自身も遊びを通して気持ちの切り替えができ、親子ともども楽しめる良い遊びになりました。また、当時のコウは物への興味が強くあまり人間には興味を示していませんでしたが、ハイタッチは「手のひらという遊び道具」を通して少しずつ「手のひらの持ち主」にも目を向けるきっかけになったのではないかな?と感じます。今でも続く「療育的な関わり」の、変わることと変わらないことその後も、「いくつ?」と聞かれたら「3歳」と答えるような、質問に対して答えるというやりとりを『セリフを言う人の肩に触れる』ことで教えたり、遊具で遊ぶ練習など、いろいろ療育的な関わりをしていきましたが、そんなコウももう中学生。これからは直接サポートすることは段々と減っていくだろう…と思っていました。そんな矢先、先日行われたスクールカウンセリングにて「コウ君のようなお子さんは、中学生や高校生になってからもほかの多くのお子さんよりサポートは必要であり続けることが多く、今のところコウ君もそうである可能性は高いです」とハッキリ告げられ、心の中で泡を吹きました。とはいえ、次第に「療育的な関わり」というよりも、成人の神経発達症(発達障害)がある人に対するような配慮をしていく形になっていくのかなと思っています。Upload By 丸山さとこコウに対する療育的な関わりが当たり前のこととなった今振り返ると、具体的な手法やノウハウや例など、書籍やWebから得られる情報は10年前より各段に増えたなと感じます。それらの情報を取り入れて何とか回している日々の中、「今日はもう何をやってもダメだ…!」となることもあります。そんなとき、生まれたての赤ちゃんだったコウに振り回されたあの疲労困憊の日々を思い出すと、少しだけ初心に戻れそうな気がするこのごろです。コウが中学生になったことで、乳幼児期が遠い思い出になったのかもしれません。執筆/丸山さとこ(監修:井上先生より)丸山さんもおっしゃっているように小さいころの支援と思春期になった今必要とされる支援とは質的にもかなり違ってきていると思います。本人なりに考えて行っていることに対して、すぐに否定しないでいったん受け入れてから一緒に考えていくことなど、本人が自分で問題解決し自立していくのに必要なステップが親御さんとの関わりの中に含まれていると思います。苦手なことに出合ったときにこうやればうまくいくというような方法や環境を、一緒に探していくことで、「困ったときは人に聞いてみてもいいかな」という援助希求や「まあなんとかなるさ」という自信につながっていくとよいですね。
2022年06月30日私には8歳と4歳の娘がいます。次女は手をおまたにあてて体をピーンとさせたり硬直したりしています。ネットで調べて、自慰行為ではないかという結論に。子どもがそんなことをするなんて、と私は驚き、ショックを受けました。私は医師に相談することに……。 1歳半健診で相談次女は1歳半前から、眠りにつく前やテレビを見るために寝転んでるいるとき、手をおまたにあてて硬直することがありました。足をピーンと突っ張り、体中に力が入っているのです。「何が原因だろう?」とネットで調べてみたところ、幼児自慰ではないかという結論に。「え、子どもがそんなことするの!?」と驚きました。 ちょうど1歳半健診があったのでそこで相談してみると、「性的な意味はなく成長とともにやらなくなることもある。少し意識を逸らしてみよう」と医師に言われました。 3歳児健診で再び相談自慰行為に気づいてから1年以上たってもやめる気配はなし。おまたから手を外してみるものの、「別にいいでしょ」という顔をしてまた触っています。そこで再び3歳児健診で相談してみることにしました。 診察していただいた医師によると、自慰行為は無理にやめさせる必要がないとのこと。怒ったりすると隠れてするようになったり、性に対する罪悪感を持ったりするようになる可能性があるそうです。 また、直接性器に触れていないため、バイ菌が入る可能性は低いのであまり気にする必要はないということ。そして幼稚園に通い始めれば、暇な時間も減るので触ることは少なくなるだろうとのことでした。 性教育って難しい医師には自慰行為を無理に止める必要はないけど、やって良い場所とだめな場所は区別できるようにした方がいいと言われました。そこで、次女に「お外ではおまたは触ってはだめだよ」と伝えたら、「どうして外ではだめなの?」と聞かれました。「恥ずかしいからだよ」と答えても納得せずに質問の嵐。 「大事な場所だからだよ」と言ったものの、どうして外でおまたを触ってはいけないかの説明は容易ではありませんでした。幼児にですらうまく説明できなかったので、思春期に入ってからの性教育はもっと難しいのだろうと、今から不安になりました。 次女は幼稚園に通い始めた今でも自慰行為をしています。いつまで続くのだろうと不安な気持ちになります。悪いことではないとわかっていても、体がもっと大きくなってから自慰行為をする姿は、なんとなく見たくないように思います。また機会があれば医師などの専門家に尋ねて対応していきたいと思っています。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小川恵子8歳と4歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年06月29日2歳9ヶ月で通い始めた療育Upload By まる3歳ごろに自閉スペクトラム症の診断が出た息子リュウ。2歳9ヶ月のときに療育に通い出した。そこは集団療育、親子通園(年齢や日数に応じて)を行っている施設で、先生の人数も多くいろいろと相談しやすそうな雰囲気があり通うことに決めた。昨年度は週に2回通っていたが、現在息子は4歳になり保育園もあるので週に1回通うことにしている。療育に通い出したころは教室から出たい、座っていられない、早くお弁当を食べたいで泣いたり逃げたり…。リトミックや親子体操などをやるのだが息子は一切参加しない状態で、「療育に来る意味あるのかな…」と疑問が出てくるほどだった。親子体操とリトミックUpload By まる療育に通い出してもうすぐ1年半になる。療育に行くのが楽しいようで「今日はバスに乗って療育に行くよ」と声かけをすると「バスーバスー」と嬉しそうに自らリュックを背負ってバス停まで向かう。教室に到着するとわが物顔でおもちゃを取り出しのびのびと遊んでいるが、いまだに親子体操は逃げるしリトミックは参加したがらない。しかし変化はある。以前は泣いて嫌がることも多かった親子体操だったが、今は笑いながら逃げ回っている。先生いわく「どんなことをするのか分かっていてやりたくない」のではないかな、とのこと。先生もそんな息子を無理に参加させようとすることはなく、「いいよ~じゃあそこで見ててね!」などの声かけをしてくれたりと、息子の気持ちを優先してくれている。たまに様子を見て誘ってくれたり、息子の手を取って私の代わりに参加させてくれたりしてくれる。捕まえて参加させると楽しそうにニコニコはしているので嫌ではなさそうだがすぐにまた逃げてしまう。リトミックはというと、音楽が流れ出すと耳を塞ぐようになってしまった。耳を塞いでママの足の間にうずくまったり、別の部屋に逃げたりするのだ。ただこれも嫌な表情はせずにニコニコしている。まだ言葉で伝えることができない息子なのでこれの真意はまだ分からないが、無理に参加させることはせずに見守っている。椅子に座ることも長時間はできないが、興味のある絵本の読み聞かせなどにはきちんと座って聴くことができるようになった。家ではというとUpload By まる家に帰ってから療育でのことを生かして何かに取り組んだりなどは特にしていない。たまに気が向いたときにだけ療育でやっていた親子体操をやってみたりするが、息子は興味なくやめてほしそうなそぶりを見せる。療育に通い出したころは、親子体操やリトミックは大体同じ内容を繰り返すから家でもやると早く慣れていいかも!と思ったのだが、家でも嫌がって逃げたので諦めたのだ。1番嬉しい成長Upload By まる1番私が嬉しかったのはお返事ができるようになったことだ。療育で椅子に座った際に名前を呼ばれてお返事をするのだが、通い出したころは「この子はこの先、椅子に座って返事ができるようになるのかな…」と不安になるほどだった。座らせてもすぐに立ち歩き静止すると泣いて怒ったり、呼びかけに対して無反応だったり、目線が別の方に向いていたりなどとにかく反応が返ってこなかった。先生は反応がなくても毎回呼びかけてくれ、たまにハイタッチのみでの返事ができるようになっていった。今は機嫌が良ければ「ここに座って」の指示がきちんと伝わり椅子に座り、名前を呼ばれると手を挙げながら「はーい」とお返事してくれる。これは、療育のほかにも保育園でも毎日の習慣として実践してくれていたからだろうと思う。このように少しずつだけど確実にできることが増えているし、親子登園を通してそれらの成長を確認することができる。実際に息子の成長を見て、こんなことができるようになったんだ!と育てていくことのモチベーションにも繋がっている。執筆/まる(監修:鈴木先生より)やらなくても無理やりやらせず、まず参加できるようにすることが大事です。返事ができるなど何か一つ成果があれば参加したメリットがあったと考えましょう。コミュニケーションの基本は挨拶です。返事ができるようになったら、次は視線は合わなくても相手の方を向いて「こんにちは」「おはようございます」などが言えればいいですね。私のクリニックでやっている音楽療法でも、無理やり参加させず、お子さんがやりたくなったら参加してもらっています。さらに始まりと終わりの挨拶を毎回ルーティーンでやるので、いつの間にか家でも習慣になっているようです。
2022年06月29日指さしは、「もの」と「ほかの人」とのコミュニケーション手段「指さし」は、自分と対象物との間に、誰かが一緒にいるときにする動作です。自分が見ているものを、「とってほしい」「見てほしい」といった思いを一緒にいる人に伝えたいという気持ちがあるためにとる行動です。自分の興味がわかないものを指さすことはなく、興味をもったものをほかの人と共有したいという欲求がなければ、やはり指さしをするという行為に繋がらないでしょう。では、指さしをするようになるまでには、どのような心と体の成長段階を踏むのでしょうか。赤ちゃんは、周りの人と視線が合ったときに、笑いかけられたり呼びかけられたりすることで、自分がここにいることに気づきます。自分も視線を見ている人に向けて、笑い返したりすること、すなわち「アイコンタクト」をします。ここで、自分と相手(多くは保護者)との関係が生まれます。やがて、赤ちゃんは周りにある物に触れようとします。触れた物を握る力がつけば、手に持ってみて、振ってみたときに音が鳴ることを知ったり、手を離すと物が落ちるといったことも経験します。ここで、自分と物との関係が生まれます。自分と大人/自分と物、それぞれの間にある関係を専門用語で「二項関係」と呼びます。やがて、二項関係があることによって、やがてもう1つ別の関係があらわれます。周りにいる人が自分のほうではなく、少し離れたところにあるぬいぐるみに気づいて視線を動かすとします。するとそこには自分とその人だけとの関係ではなく、もう一つ別の要素が入ってくることになります。自分ではなくぬいぐるみを見ている、ということに気づいたときに、自分と相手とぬいぐるみという3つの「三項関係」ができます。ここが心の発達についてとても大事なポイントとなります。三項関係ができることによって、相手が見ている視線の先を、子どもは追いかけるようになります。これを視線追従といいます。相手が見ているのが自分ではないとき、その視線の先にある物が電車のように動くものであれば、子どもは動くものに興味を引かれて電車を見るといったことがあります。ここで、相手が見ている視線の先にあるものを「指さし」をします。そのとき、子どもは目の前に出された手や指ではなく、指が指し示す方向を見るかどうかが、発達の成長をみる大事なカギとなります。指と対象物の間に視線を導く線のようなものはなくても、その指さした先を目で見ることができれば、自分と物の間にある空間を理解できたということになります。1歳6ヶ月健診では、指さしの確認をすることが多くあります。それは自分と他者とそれ以外の物の三項関係ができるか、指さした先を追うことができるか、といったことを見ています。「指さし」の意味は1つではありません。成長に伴う「指さし」の意味指さしの成長には段階があります。段階を追ってみてみましょう。9~10ヶ月ごろから、「ねこちゃんだよ」と言われて、指さされた方向を見ることができるようになります。それまでは出された指を見ているのですが、指さした先に何かがあるということに気づくことで対象物の方を向く「指向の指さし」ができるようになります。11ヶ月ごろから、自分が興味をもったものをほかの人に伝えるために「あっ! あっ!」と言いながら、まさに自発的に指さします。 指さしたものや手を伸ばした先にあるものを、ほかの人が一緒に見てくれると分かることで、コミュニケーションの楽しさも知るようになります。1歳ごろから、自分が興味をもったというだけでなく、「ほしい」という意思をこめて指さします。ほしいものを取ってもらいたい要求の手段としての指さしになります。1歳~1歳6ヶ月ごろから、何かを見つけたときに、「あっ!」と言ったり、発語があれば「わんわん!」と言ったりしながら指さして、一緒にいる人に伝えようとします。指さしながら相手の表情を見て、興味や感情を分かち合おうとします。このことは社会性の発達が成長していることも意味します。1歳6ヶ月ごろから、たとえば絵本などを見ながら「犬はどこにいるかな?」と聞くと、その対象物を指さすようになります。これを「応答」の指さしといいます。また、「お母さんはどこ?」と聞くと、隣の部屋にいて姿が見えなくても、いる方向を指さします。質問に答えるという、もう一歩進んだ指さしです。身体的成長の指さしところで、ここまでは心の成長によってできるようになる「指さし」を説明してきましたが、身体的な成長によっては指さしがうまくできない場合もあります。人差し指を1本だけ立てて、ほかの指を曲げるという動きが難しい場合、手のひら全体を使って方向を指示することも「手ざし」と呼んで、同じ役割と考えます。コミュニケーションとしての指さしは、必ずしも人差し指を立てなくてもいいわけですが、もし、不器用さで指さしの形がつくれないという場合には、少し練習してみてもいいでしょう。発達障害、知的障害などがある子どもの場合の指さしの特徴は?発達障害や知的障害があると、指さしの発達が遅れる、あるいはしないことがあるといいます。それはなぜなのか、指さしをするまでの成長を振り返ってみると分かるかもしれません。「指さし」をするのは、周りへの興味や欲求があるということ。発達障害や知的障害がある場合、周りへの興味が薄ければ、指さしをすることがないかもしれません。また、自分が欲しい物を示す「要求」の指さしや、聞かれた物事についての返答としての「応答」の指さしはできても、人への関心が薄い場合には、「あれを一緒に見たい」という「共感」の指さしをしない場合もあります。指さしをしても、指と物との間にある空間を理解できなければ、指さしの意味が分からない、気づかないということも。こうした場合、たとえばとってほしい物がある場合など、周囲の人の手をとって対象物のところまで誘導する「クレーン行動」をすることがあります。自閉スペクトラム症のあるお子さんによくみられる、指さしの代わりにする行動で「クレーン現象」とも言われています。クレーン行動は、発達障害のある子どもに多くみられるといわれますが、クレーン行動をするからと言って必ずしも発達障害がある、というわけではありません。発達障害ではなくても、まだ言葉を使って自分がしたいことをうまく伝えられない時期は、ただ泣くという方法も含めて、どうしたら自分の意思を伝えられるかを学んでいる最中。そのときにもクレーン行動があらわれることがあります。心身ともに指さしの力を育むためにクレーン行動がみられるなどの場合には、指さしの意味に気づくための練習が必要なこともあります。指さしができることによって、子どもの意図が周囲に伝わりやすくなるなど、子どもにとってもメリットがあるでしょう。では、どのように練習したらいいでしょうか。まずは大人が指さしのお手本をやってみましょう。ぬいぐるみや絵本などを目の前において、指さししながら「かわいいね」「わんわんだね」と言ってみます。「一緒に見ようね」と注意を引きながら行いましょう。次に子どもが指や手で何かを示したときには「あったね!」「ここにいたね」「大きいね」など、一緒に見ているよ、ということについて反応しましょう。指さしても特に反応しないでいると、指さしの意味がわからなくなってしまいます。手を伸ばしたときに指さしの形になっていない場合には、さりげなく指さしの形に導きましょう。このときは、人差し指以外の手をそっと手で覆ってあげて、自然と指が曲がるように教えてあげます。また、指を順番に1、2、3…と立てていく練習をしたり、親指と人さし指でOKサインの形をつくって人さし指だけ伸ばしたりなど、楽しみながら指を1本ずつ動かす体操を一緒にやってみます。おもちゃと絵本を置いて、どっちで遊ぼうか? と聞いてみます。子どもは自分の興味があるほうに手を伸ばします。指をささなくても、「こっちがいいのね」「選べたね」とほめてあげてください。指さしはできるかもしれないのに、大人が「あなたにはこれがいい」ということを決めてしまう場面が多いと、子どもは自分の意思で選ぶことをしなくなってしまいます。たくさんの種類があるものを並べて、あるいは表示されているところで、どれがいいのかを選ばせてみましょう。指さしの練習には、動画や絵本を活用してみましょう。YouTubeなどで「指さし練習」と検索すると、アニメーションなどを活用したさまざまな動画が上がっています。ただし、動画の音声があったとしても、一人で見させっぱなしにはしないで、大人が近くにいて、「どれかな~?」「できたね!」など、肉声で声をかけるようにしましょう。まとめ「指さし」は、自分がしたいこと・してほしいことを他者に伝えるために大事なコミュニケーション手段です。身体機能の面からも、心の発達の面からも、成長が必要な場合もあります。また、大人が何もかも子どもの行動を決めてしまって、自分で「選ぶ」ことができないと、指さしも成長しないかもしれません。豊かな選択肢の中で自分らしさを選びとるためにも指さしは大事な動作です。指さしができるようになる環境をつくっていくことも重要です。
2022年06月27日成長がのんびりで悩んだ日々のんびりした子だなと思っていた長男けんと。1歳半健診で指摘を受けて発達の遅れを知りました。どこに行けば、お友達と関わる機会をつくれるのか、どうやったらできることを少しでも増やしていけるのか、方法が分からず悩む日々。誰かに相談しても「男の子は成長がゆっくりだから」と心に寄り添っていただいたもののモヤモヤはおさまらず、市の発達相談へ行くことに。そこで勧められたのは、市の親子教室。すぐに通わせていただくことにしました。Upload By ゆきみ親子教室の懇談会で「リョーイク」という言葉を耳にしました。初めて聞く言葉で意味が分からず、家に帰ってからインターネットで調べてみると『発達に不安を抱える子どもの特性に応じて、困りごとの解決や社会参加に向けて支援すること』というような内容を目にしました。「これだ!」と衝撃を受け、すぐに近くの発達支援施設を調べ、いくつか見学へ。それと同時に、療育を受けるにあたり必要な手続きをとり始めたのです。複数の民間の発達支援施設へ通うことに当時住んでいた地域では、療育を受けるには発達支援センターで面談をすることが必要でした(お住まいの地域によって違うようです)。担当の方が、けんとの様子をみて私からの聞き取りをしたあと、総合的な判断で受給者証を発行していだけることが決定。このころは、まだ病院での診断を受けておらず、療育手帳をもっていない時期でした。どんな施設があるのか調べていくと、・預かり型の小集団タイプ(内容はミニ保育園のようなイメージ)・体を動かすことをメインにしている運動特化型タイプ・苦手なことを集中的に教えてくださる個別療育タイプ・集団と個別を両方行うタイプなど、いろいろな種類の施設がありました(地域によって異なるようです)。Upload By ゆきみ専門家がいらっしゃる施設はキャンセル待ちになっていることも多く、空き状況は施設によって違いました。実際に見学に行き、けんとに合っていそうな預かり型の小集団タイプ、運動特化型タイプ、個別タイプに月に数日ずつ通うことにしました。ひと月に使える日数の上限が受給者証の発行時に決定されるため、範囲内で必要なサービスを組み合わせることができるようです。市立の発達支援施設で親子共に感じた成長年少の年齢のとき、受給者証を利用して通う、市立の児童発達支援センター「A園」に入園。ここは週に5日間通う(単独通園)発達支援施設で、幼稚園や保育園などと併用ができない施設でした。幼稚園に通わせたいと夢を抱いていたため、多少心の葛藤がありましたが、子どもの成長を願い入園を決意。1クラスに子ども10名、先生4名。全部で7クラスほどの、先生が多い保育園というイメージ。月に1度、言語聴覚士さんによる個別訓練、2ヶ月に1度、作業療法士さんによる個別訓練を受けられました。普段から、専門家の先生方もクラスに参加してくださり、課題をみつけ、遊びの中で療育に取り組んでくださいました。Upload By ゆきみほかにも月に1~2回、親に向けての勉強会や、年に2回の臨床心理士さんによる発達検査も行われました。運動会、遠足、お楽しみ会、誕生日会などの幼稚園、保育園でやるような行事もたくさんあり、私もけんとも楽しく通うことができました。年中から地域のこども園に転園したので通ったのは1年間でしたが、子どもの成長をとても感じましたし、発達の悩みを抱えるママ友ができ、私自身も学ぶことが多く、通ってよかったと心の底から思いました。相談できる場所があることで心の安心に年中でこども園に転園してからは、週4日、園のあとに発達支援施設に通いました。引っ越しも経験し、地域によって療育の種類や施設数の違いがとてもあることも分かりました。以前、住んでいた地域は小学生になると個別のプール療育、音楽療育、プログラミングなど、好きなことで楽しく学んでいく施設もありましたが、今の地域にはありません。Upload By ゆきみ民間、市立にかかわらず、施設の先生は子どもの小さなことも逃さず見てくださる方が多く、「できた」が増えたときに一緒に喜んでくださる先生方の存在は私にとっても大きいです。何より、私が不安に感じること、どういう対応をしたらいいのか悩んでいるとき、すぐに相談できる方がそばにいるというだけで心の安心につながっています。親が教えようとすると、ついできないことにイライラしたり、落ちこんでしまったりするけれど、先生方にお任せすることによって、心が楽になる部分もたくさんありました。これからも通っている施設の先生方と情報交換をしながら子どもの成長をサポートしていけたらと思っています。執筆/ゆきみ(監修:初川先生より)「療育」という言葉を知らなかったころから、現在までのさまざまな機関・施設への通所経験のシェアをありがとうございます。療育とは元の意味では「治療しながら教育をする」ということです。苦手なことをトレーニングしたり、発達を促したりしながら、その発達段階に合わせたさまざまな経験をしていくということですね。言語面、運動面、心理発達面など、さまざまな領域から子どもの発達をみる・語ることができますし、それぞれの専門家もいるので、どの施設でどのような療育を受けるのがいいか、悩ましいところです。そして、ゆきみさんも書かれているように、そうした地域のリソースは地域差が大きく、全国どこでも同じようなサービスが提供されているとは言い難いのが実情です。ただ、ゆきみさんも書かれていましたが、「先生方」は発達のゆっくりなお子さんへの対応に慣れていたり、専門的な知見をお持ちであったりして、「小さな目盛り」でお子さんのことを見て、褒めて、それを保護者に伝えてくださることが多いと思います。忙しい中では見過ごしてしまうような小さな、しかし、確実な成長も見つけていただけるのはありがたいですね。そんな先生方の「視点」から、こちらの視野も広がり、お子さんを見る眼差しが温かくなることもこれまで多々あったことと思います。困ったときに相談しやすいことも、週に複数回通うことのメリットだと思います。また、横のつながりができることもありますね。同じく悩みを抱えながら子育てをしているお仲間ができることも心強いですね。
2022年06月27日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。療育園の先生から教えてもらった「絵カード」を描いてみることにしたはるさん。早速生活の中で取り入れてみたものの、効果はすぐには現れず。「なかなかうまくいかないな……」そんな風に思っていたのですが……?「絵カード」を使ってみたものの、なかなか効果は現れず… 「絵カード」を使ってのやり取りはなかなか芽が出ず、一見不毛な日々に思えました。 しかし、時間はかかったものの、ちゃんと息子さんに届いていたのです! (すべてが報われた……)そう思えたとき、はるさんの目からは涙がこぼれていました。 そして、そんなママの姿を息子さんは、不思議そうに見つめているのでした。 「絵カード」を使ったことで、息子さんとのコミュニケーションを安心して取れるようになったという、はるさんと息子さんのお話はこれでおしまいです。最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました! ◇◇◇ ※はるさんが当時使っていた、そのまま印刷して切って使える「絵カード」は、Instagramのトップページから無料でダウンロードできます。発達で悩むすべての方に当てはまるわけではありませんが、気になる方はぜひ試してみてください!はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月25日私は娘が1歳半前ごろから断乳について意識し始めていましたが、おっぱいをいつまであげるかをなかなか決断できませんでした。そんなある日、私の身に起こったとっても恥ずかしい事件がきっかけで、断乳することを決意! 今回はその経緯をご紹介いたします。 おっぱいをいつまであげるか悩む「虫歯のリスクが高まるからある程度の年齢になったら卒乳したほうが良い」「子どもが自然と飲まなくなるまで飲ませたほうが良い」「WHOでは補完食を始めたのち2歳かそれ以上まで授乳することを推奨している」など……おっぱいをいつまであげるかについて育児本やネットで調べたら、さまざまな意見がありました。1歳半の娘は身長も体重も平均的で、離乳食もよく食べていたため、1歳半健診で助産師さんに相談しても「お母さんの方針でいいですよ」と明確な答えは返ってきませんでした。 ※母乳に含まれている乳糖からは、虫歯の原因となる酸は生成しないと言われています。母乳を飲ませているからといって必ず虫歯になるわけではありません。 日中何度もおっぱいを欲しがる娘が1歳半を過ぎても断乳に踏み切れていなかった私ですが、おっぱいをあげ続けることで困っていることがありました。それは娘が日中何度もおっぱいを欲しがることです。「おっぱいちょうだい」と言い出したら、あげるまでグズグズ。 「さっき飲んだからあとでね」「ごはん食べ終わってからね」「今お外だからおうちに帰ってからね」と声をかけても聞いてはくれません。要求が通るまでグズったり泣いたりするので、根負けしてあげてしまうこともしばしば。泣いたからといいなりになるのも、だらだらとおっぱいを飲ませるのも、良くないのは重々承知していたのですが……。 そして事件は起きた説得もごまかしもきかなくて困ったなと思っていたとき、事件は起こりました。ある日、スーパーで会計待ちをしていたら、抱っこひもで抱っこしていた娘が「おっぱいちょうだい」と言い始めたのです。この日は混んでいてレジは長蛇の列。「今はあげられない」と伝えたのにずっと欲しがっていました。 ようやく会計の順番がきて安心と思ったそのとき、娘は私のTシャツとブラトップを思いっきり引っ張り、飲もうとしたのです! 私はおっぱいポロリ状態!! 気がついた人がいたかは定かではありませんが、本当に恥ずかしく、近いうちに断乳させることを心に誓いました。 この事件がきっかけで、娘が1歳7カ月のときに断乳させました。断乳に向けて『おっぱいバイバイ』という絵本を2週間読み聞かせ、「あと◯日でおっぱいバイバイするよ」と伝えていたので、そこまで苦労せず断乳することができました。恥ずかしい思いもしましたが、一大決心をする良いきっかけだったのかなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/しおみなおこ監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年06月24日2022年1月より2年目に突入した中島健人(Sexy Zone)がMCを務める映画情報番組『中島健人の今、映画について知りたいコト。』。7月1日(金)放送・配信の第19回ではアカデミー賞で話題の監督たちにインタビューを敢行しているが、その放送・配信に先駆けWOWOW公式YouTubeチャンネル、番組公式サイトで第18回に入らなかった模様が公開された。本番組は、ハリウッドをけん引する映画監督やクリエーター、世界へ羽ばたく日本の映画監督へのインタビューや映画制作現場の取材等を通じて、中島が知りたい“映画の今”について学ぶ月1のレギュラー情報番組。公開された映像で中島は、樋口真嗣監督の特撮に苦悩した青年時代のエピソードを聞き、人生の転換期について語る。また特撮監督の尾上克郎のもとでは特撮の技術体験未公開シーン、そして第19回の予告を含むプロモーション動画も公開中だ。第19回のサブタイトルは「世界の名監督3人に聞き尽くす!~今、映画について考えているコト」。ミシェル・アザナヴィシウス監督(『アーティスト』、『キャメラを止めるな!』他)、マーティン・キャンベル監督(『007/カジノ・ロワイヤル(2006)』、 『マーベラス』ほか)、ヨアキム・トリアー監督(『母の残像』、『わたしは最悪。』ほか)に、中島がオンラインでインタビューを試みる。中島がそれぞれの監督に英語で迫る姿は必見だ。<中島健人・コメント>今回、マーティン・キャンベル監督から「リアル」の重要性を聞くことができました。映画を作る上で大切なのは「リアル」さ。監督のCGや映像技巧に頼らない“職人の精神”を感じることができました。『マーベラス』最高の映画です。ミシェル・アザナヴィシウス監督は日本で大ヒットした『カメラを止めるな!』をリメイクしたオスカー受賞経験のある名監督で、最初は緊張しましたが、本番はリラックスした雰囲気で臨むことができました。ヨアキム・トリアー監督はとても優しい方でした。映画のテーマとしても“人生の選択”を考えさせられる中、自分は自分という、自己をしっかりと肯定していく考えを持たれている方でした。かなりの日本好きだったことにも驚きました。世界のエンターテインメントを作る名監督達の中には、日本のエンターテインメントに大きく影響を受けている方もいるんだなと感じます!!今回、『ドライブ・マイ・カー』と同じ賞にノミネーションされた監督ですが、濱口竜介監督と、とても仲の良い感じが微笑ましかったです!久々に大物監督たちに英語でインタビューしたので、グローバルな中島健人が楽しめると思います。■番組情報『中島健人の今、映画について知りたいコト。』第19回「世界の名監督3人に聞き尽くす!~今、映画について考えているコト」7月1日(金)午後10時放送 [WOWOWプライム] [WOWOWオンデマンド]毎月第1金曜、午後10時放送MC:中島健人(Sexy Zone)ゲスト:ミシェル・アザナヴィシウス、マーティン・キャンベル、ヨアキム・トリアーナレーション:津田健次郎最新情報は番組オフィシャルサイト及び番組公式インスタグラム、WOWOW映画公式ツイッターにて。番組公式サイト: 番組公式インスタグラムアカウント: @wowow_nkeiga_official()WOWOW映画公式ツイッター: @wowow_movie()
2022年06月24日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。紆余曲折あり、2013年4月から療育園に通うことに。療育園では食事の仕方を始め、集団生活を送る上でのルールなど、いろいろなことを学んでいきます。そして、そんなある日のこと。先生は、はるさんに「絵カードをやってみませんか?」と提案するのでした。「絵カード」って、一体なんなの? はるさんは、「絵カードって何? それが何になるの?」と真っ先に思いました。 しかし、説明を聞いてみると、絵カードを使ってやり取りをすることで、イメージが伝わりやすくなるということ。 そして、行動の流れなど先の見通しが立つことで、パニックが和らぐことがあるとのこと。 先生の説明に納得したはるさんは、絵カードをやってみようと決意することに! 見通しが安心につながるという絵カードを試してみることを決意したはるさん。人は“わからない”“見通しが立たない”といったことがストレスになる場合がありますよね。きっと絵にすることで具体的なイメージがわかりやすく、理解しやすくなるのでしょうね。はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月24日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。大学病院の先生との会話で、手がかりを得たはるさんは、療育園に息子さんを通わせることを決意。そして、2013年4月から療育園の生活が始まることになり……!? 療育園の生活がスタート! 療育園では、食事の仕方や集団生活で過ごすルールなどを学んでいきます。 そして、日々先生と過ごしていくうちに、息子さんは少しずつ先生との信頼関係を築き始めていたのでした。 そんなある日、先生からはるさんに提案が……! それは、「絵カード」をやってみませんか?というものでした。 療育園での生活が始まり、先生に不安なことは相談していたというはるさん。先生に気軽に相談できるようになったことで、気持ち的にだいぶラクになったのではないでしょうか。なんでも気軽に相談できる人がいるのといないのとでは、精神的な余裕が違いますよね。皆さんは身近に相談できる人はいますか?はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月23日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。息子さんが夜中に壁に頭を打ち付けていた一件から、検査を受けることにしたはるさん。そして、この日は検査結果を聞くため、大学病院へ。先生から検査の結果が伝えられます。さて、その結果とは一体……!?果たして検査の結果は…? 検査結果の異常はないと言われたものの、続けて「発達検査を受けたほうがいいかもしれない」と提案されます。 「●●療育園に行こうと思っている」と先生に伝えると、「そこに行ったほうがいいです」という返答が。 このときの先生との会話がキッカケで、はるさんはとある決意をするのでした。 療育園の話になったとき、穏やかに「そこ行ったほうがいいです」とアドバイスしてくれました。見てくれた先生が良い先生だったおかげで、はるさんも手がかりがつかめたみたいでよかったですね。はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月22日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。訪問相談の一件で、誰かに相談することへのハードルが上がってしまったはるさん。しかし、そんなある日、社会性を身につけるには保育園が適しているのでは?と思いつき、さっそく息子さんを保育園へ通わせることに。ところが保育園に通い始めた日の夜、思ってもいなかった出来事が起こってしまい……!? 保育園に初めて行った日の夜、息子に異変が…! 保育園に通い始めた日の夜、息子さんに異変が……。 なんと、息子さんが壁に自分の頭を打ち付けていたのです! 必死に息子さんの頭を押さえて止めさせようとしますが、止めてくれません。 はるさんは急いで119番に電話をかけることに……! 救急車に運ばれる事態となってしまいました。 そして後日、息子さんが受けた検査結果を聞くため、はるさんは大学病院を受診します。 非常事態になると頭が混乱してしまい、適切な判断ができなくなってしまうこともありますよね……。今回息子さんの行動にパニックになってしまったはるさんですが、すぐに救急車を呼んだことで最悪の事態にならず、本当によかったです。はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月21日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。息子さんの多動に悩んでいたはるさんは、とりあえず保健師さんに相談してみることに。しかし、療育園に相談しようと思っているとを伝ると、表情は一変! さらにすごい剣幕で怒鳴られてしまって……!?保健師さんの変貌ぶりに頭がパニックに…! 保健師さんとの一件で、「誰にも相談できない……」と思うようになってしまったはるさん。 しかし、ある日たまたま見ていたテレビがきっかけで、息子さんを保育園に通わせることを決意します。 事態は好転するのかと思いきや、結果的に息子さんと保育園の先生の両者を振り回すことになってしまうのでした。 悩んでいるにも関わらず、誰にも相談できないというのはつらいですよね。はるさんのことを担当してくれた保健師さんは、たまたま対応に問題がある方でしたが、すべての保健師さんがこのような対応をする訳ではありません。もし親身になってくれる保健師さんだったら、展開が少し変わっていたのではないでしょうか。はるさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月20日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。初めて行った親子クラブで、息子さんがお友だちの手を嚙んでしまったことがショックだったはるさん。結局、親子クラブはやめることに。しかし、その数日後、スマホにメッセージが……! 送信相手は親子クラブを入れ替わりで抜けた人からでした。 親子クラブをやめた数日後、スマホにメッセージが…! 親子クラブで知り合ったママさんに、療育の施設の存在について教えてもらったはるさんは一度保健師さんに相談しようと訪問相談の予約を取ることに。 息子さんの発語が少ないことや、スーパーなどの壁際をぐるぐる走り回るなど、日常の行動で気になる点を相談。 さらに「療育園にも相談しようと思っている」と伝えると、保健師さんの表情は一変! 大声で「どういう所かご存知なんですか!?」と言われてしまいました。 保健師さんのあまりの豹変ぶりに、はるさんは思わず圧倒されてしまうのでした。 保健師さんの凄い剣幕に驚いてしまったはるさん。わが子のことで真剣に悩んでいるからこそ、訪問相談を利用したのにこのような対応をされたら、困惑してしまいますよね……。皆さんは、この保健師さんの態度についてどう思いましたか?監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月19日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。初めて行った親子クラブでいきなり役員になり、引継ぎ業務をおこなっていたはるさん。しかし、子どもと離れて引継ぎ内容を聞いていると、突如子どもの泣き声が聞こえてきて……!? 突然、子どもの泣き声が聞こえて… 子どもの泣き声がしたので慌てて振り返ると、息子さんがお友だちの手を噛んでいました。 はるさんは慌てて謝りますが、わが子がお友だちを噛んだという罪悪感がなかなか消えず……。 「私の育て方が悪い? ほかの子と違うの?」と、自己嫌悪に陥ってしまいます。そして、この一件で親子クラブはやめることに……。 噛まれたお友だちが何ともなかったようでよかったです。小さい子ども同士のトラブルはわりとよくあることだと思うのですが、責任が強かったはるさんは深く反省し、自分を責めてしまっていました。いずれにしても、余裕がない状態で役員の継続は難しかったと思うので、この時点で断っておいてよかったのかもしれないですね。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月18日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。息子さんが1歳8カ月くらいのころ、はるさんは息子さんの行動範囲を広げるために、さっそく行動に移します。出掛けた先は「親子クラブ」。あいさつをしてから中に入ると、赤ちゃん連れのママがいました。しかしこのあと、まさかの展開になって……!? 親子クラブへ行ってみることを決意! おしゃべりする会だと思っていたはるさんは、急すぎる役員決めに困惑……! しかし、不運にも役員に決まってしまったほか、大人だけ集まり、今年度のイベント決めをおこなうことに。 はるさんは、息子さんがほかの子と遊んだことがないことや、走って逃げちゃうので手を離せないということをママたちに伝えるのですが「大丈夫よ~」と笑顔でなだめられてしまいます。モヤモヤが残りながらも、引継ぎが始まることに……。 初めて行った親子クラブでまさかの役員になってしまうとは、かなり予想外な展開ですよね。皆さんは今回の役員決めについて、どのように思いましたか?監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月17日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramで育児マンガを投稿している、はる(@haru_shibutani)さんは、現在小学5年生の男の子のママです。今回は息子さんが1歳半のとき受けた健診で発達の遅れを指摘され、悩んでいたときのお話をご紹介します。2012年の冬。1歳半健診を受けることになった息子さんとはるさんは、会場へ向かっていました。会場へ到着し部屋に入ると、やさしそうな担当の職員が「どうぞ」と案内してくれます。そして、健診が始まるのですが、担当の職員からある提案をされてしまい……!? 2012年冬。息子さんと1歳半健診に行ったときのこと… 1歳児健診で、積み木や指差しができなかった息子さん。 担当の職員に「ちょっと発達がゆっくりかもしれないので、心の相談のほうへご相談ください」と言われたので、はるさんはさっそく相談の予約を取ります。 最初は職員の方の言っている意図がわからなかったのですが、少しずつわかっていくことに……。 職員の方の言葉がピンとこなかったはるさんですが、子どもの年齢が低いとなかなかわかりづらいのかもしれませんね。とはいえ、子どもの成長は十人十色だと思います。発達の差は個人差があるので、焦らず見守っていきたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター 渋谷はる息子(2010年生まれ)と建築士の夫の3人暮らし。日常で起こったことや子育てについて漫画にしています。
2022年06月16日娘ちゃんの1歳半健診に来たM美さん。順番を待っていると、他のママのベビーカーがM美さんの足に少し当たってしまいました。謝ろうとするママに「痛いんだけど!」と周りがドン引きするほどM美さんが怒鳴り始め……「あなた、どうせフォロワー少ないでしょ?」M美さんの唐突なSNSのフォロワーマウント発言に戸惑うママと周囲の人たち……。SNSのフォロワー数が人間の価値基準のひとつとして考えるようになっていたM美さんは、現実世界でも同じように考えていました。ようやくM美さん親子の順番が来て、保健師さんとの面談が始まったのですが……? 保健師さんの質問にニッコリ応対 「発達は問題なさそうだけど、体重は少し軽めかな? 離乳食は進んでる?」「はい、それなりに」笑顔で答えるM美さん。 「じゃあ大丈夫そうですね」深堀されずに済みましたが、実は真っ赤な嘘でした……。 なかなか食べないし、洗い物も手間も増えるんだよね……それよりスマホどうなってるかなー……。ボーッとSNSのことを考え始めたM美さんは、目の前にいる保健師さんの質問が耳に入ってこなくて……? 離乳食について、進んでいると嘘をついたM美さん。正直に答えて相談すれば保健師さんからアドバイスがもらえたはずなのに、自分からその機会をなくしてしまっています。離乳食の進み具合は個人差があるので、悩む方も多いですよね。手作りすると手間が増え、それを食べてくれなかったときは廃棄せねばならず、体力も心も磨り減ってしまいます。皆さんは離乳食をどのように進めましたか? また、うまく進まなかったときはどんな工夫をしましたか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月14日1歳半健診に訪れたM美さん親子。M美さんは、「面倒臭い、新しい写真撮りたい、この間にフォロワーが減ったらどうしてくれるんだ!」と思いながらイライラしていると……健診に来た他のママのベビーカーがM美さんの足に少し当たってしまいました。ママが謝ろうとすると、「痛いんだけど!」と周りがドン引きするほどM美さんは怒鳴りつけ……? SNSが人間の価値を決める基準!? 「あなた、どうせフォロワー少ないでしょ?」M美さんの発言に、言われたママ本人も、周囲の人も唐突なSNSのフォロワーマウントに状況が読み込めず、戸惑っていました。 このころ、M美さんのなかで“フォロワー数は、人間の価値を決める基準のひとつ”として考えるようになっていました。自分よりフォロワー数が多いアカウントを崇拝し、少ないアカウントは見下していたのです。 そしてようやくM美さん親子の順番が来て、保健師さんとの面談が始まるのですが……? 見ず知らずの人にSNSのフォロワー数でマウントを取る、とんでもない発言が飛び出してしまいました。M美さんの人生がSNS中心になってしまい、娘ちゃんの成長を相談できる貴重な面談のときも、“どうでもいいから早くスマホチェックしたい”と思ってしまっています。娘ちゃんのことが心配になりますね……。皆さんは友だちや知り合いとの会話中にマウントを取られたとき、どんな風に返していますか? 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月13日布団の中でSNSに没頭していると、娘ちゃんが泣き始めました。「タブレットは使えないしなぁー」と呟いたあと、M美さんは「あれがあるじゃん!」と何かを探し始め……見つけたのは昔使っていたスマホ! Wi-Fiにつなげたスマホを娘ちゃんに渡し、放ったらかしにしてSNSに没頭するM美さん。スマホで動画を見ていることを知らないパパは、タブレットの視聴時間が減っていることを確認して安堵するのでした……。 訪れた娘ちゃんの1歳半健診でママは… 娘ちゃんの1歳半健診に訪れたM美さん。 しかし、心の内では……面倒くさい……早く帰ってゆっくりコメント読みたいなー……新しい写真撮りたい、画像編集したい、文章考えたい……どれだけ待たせるんだよ!この間にフォロワーが減ったらどうしてくれるんだ! そう思いながらとてつもなくイライラしていました。 そんななか、健診に来た他のママのベビーカーがM美さんの足に少し当たってしまいました。ベビーカーを押しているママが謝ろうとすると、「あのさぁ! 痛いんだけど!」周りがドン引きするほど叫び、怒鳴りつけました……。 娘ちゃんの成長・発育状況を知る大事な1歳半健診の会場でも、SNSがしたくてたまらないM美さん。ベビーカーが少し当たっただけでブチ切れるほど、情緒不安定になっています……。SNS依存の症状がますますひどくなり、周りからの目も気にならないM美さん。娘ちゃんだけではなく、M美さんの心の健康状態も診てもらわなければいけないレベルまで来てしまっていますね。 著者:マンガ家・イラストレーター あこ
2022年06月12日3歳と1歳の息子さんを育てる、田口ナツミ(@NatsuTagu)さんは、息子さんたちとの日常をTwitterに投稿しています。ある日、1歳の息子さんと『かくれんぼ』をすることになった田口さん。開始早々、息子さんが隠れた姿がこちら!1歳とかくれんぼしてるけど、目の前に隠れた。 pic.twitter.com/kPFSD0uhTE — 田口ナツミ (@NatsuTagu) June 3, 2022 目の前には、うつぶせになって隠れたつもりの息子の姿が…!このような状況でも、大人としてすぐに息子さんを捕まえるわけにはいきません。全力で探すふりをする必要があり、親の演技力が試されます!実は、息子さんたちはこれまでも、『隠れていないかくれんぼ』で遊んできました。息子「もーいーよ」母親が振り返った光景に、9万人が『いいね』幼い息子たちとかくれんぼをした母親まさかの出来事に、目を疑うきっと、田口さんの演技力の高さもあって、子供たちは『隠れていないかくれんぼ』が大好きなのでしょう。写真を見た人たちは、息子さんのかわいい行動に心を奪われてしまいました。・お子さん、今回も隠れるのがうますぎて…!・姿をまったく隠さないのは笑う。・かわいいですよね。親の『接待かくれんぼ』は子育て『あるある』。・あれ~?写真のどこにいるのかな~?見えないなー!・親側は、いかに笑わずに探すふりをできるかが重要ですね!遊びの定番となった『隠れていないかくれんぼ』。こうして、親の演技力は磨かれていくのでした![文・構成/grape編集部]
2022年06月04日皆さんは付き合っている方やもう別れた元彼、元カノからトンデモないLINEが来た経験はありますか? ウソのようなホントの話で、皆さん色々と経験がある様子…。 今回はそんな投稿から集めた「LINEエピソード」をご紹介します。「半同棲していた彼と別れた後」出典:lamire元恋人とほぼ半同棲をしていましたが別れることに。その後…「俺の1か月分の光熱費とガス代、水道代が2人暮らしをしていた頃と変わりません」「俺はほとんど家に帰らなかったのだから、君が全部使っていたと言うことなのに、折半はおかしいと思う」「今からでも裁判したい」と言う旨のLINEを送ってきました。裁判でいくら取り戻せるのか、弁護士費用などをどう考えているのか…別れてよかったと実感しました。(女性/会社員)「元彼から誕生日のお祝いが…」私の誕生日に、元彼から「おめでとう」のLINEが。未読スルーしていたら夕方にLINEギフトが届きました。交際当時の元彼は、ほぼなにもしてなかった人。自分の誕生日は豪華にすることを要求する割に、私の誕生日には友達と飲み会を入れ、プレゼントも手書きのカードだけという人だったのに…。しかも別れて3年ほど経ち、今までは全くLINEもしてこなかった人が急に連絡してきたのです…。おそらくは今年は彼が30歳になる年だったので、それで自分の誕生日も祝ってもらおうという魂胆だったのかもしれません…。(女性/研究職)いかがでしたか?もうお別れしているのに未練がましく連絡を取ろうとする方っていますよね…。トラブルになる前に、そんな方にはブロック一択なのかもしれません。以上、LINEトラブルエピソードでした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年05月27日今年1月より2年目に突入した中島健人(Sexy Zone)がMCを務める映画情報番組『中島健人の今、映画について知りたいコト。』。6月3日(金)放送・配信の第18回では『シン・ウルトラマン』の樋口真嗣監督、尾上克郎准監督を迎え、特撮の世界に迫る。その放送・配信に先駆けてWOWOW公式YouTubeチャンネル、番組公式サイトにて、第17回に入らなかった模様が公開された。この度、公開された映像では、岡田准一が『ザ・ファブル』や『燃えよ剣』で実際に使用した銃が登場。中島のリクエストで10㎏超えのガトリング銃の重さを体感する様子、さらにガンアクション体験の未公開シーンや強風の撮影現場での舞台裏、 そして第18回の予告を含むプロモーション動画も公開中だ。本番組は、ハリウッドをけん引する映画監督やクリエーター、さらに世界へ羽ばたく日本の映画監督へのインタビューや、映画制作現場の取材等を通じて、中島が知りたい“映画の今”について学ぶ月1のレギュラー情報番組。第18回では「樋口真嗣監督 独占インタビュー~特撮の技と哲学~」と題し、特撮について学ぶべく、『シン・ゴジラ』『シン・ウルトラマン』をはじめ数々の特撮映画を生み出してきた樋口真嗣監督へのインタビュー、そして樋口監督をそばで支え、 『シン・ウルトラマン』 で准監督を務める尾上克郎のもとを訪ねた。インタビューでは中島が樋口監督の特撮に対する思いから最新作『シン・ウルトラマン』の裏側まで掘り下げる。中島が必見と語る『シン・ウルトラマン』制作ノートとは?乞うご期待。また、尾上のもとで中島が様々な特撮の技術を体験。特撮によって巨大化する中島もお見逃しなく。この模様をぜひ放送・配信でチェックしてほしい。<中島健人コメント>夢のような時間、そして夢が広がる時間でした。樋口監督と『シン・ウルトラマン』の話をさせていただきましたが、日本中の特撮ファンが痺れるような内容になっております。特撮はヒーロー物というイメージがついていると思いますが、実はそこには深い人間ドラマが描かれており、リアルとフィクションは地続きなのだと感じさせてくれるはずです。尾上さんは僕が大ファンである『パワーレンジャー』の特撮パートを担当されている方です。大興奮のインタビューとなっております。僕、中島健人、巨大化します!!お見逃しなく!!【番組情報】『中島健人の今、映画について知りたいコト。』放送日: #18 樋口真嗣監督 独占インタビュー~特撮の技と哲学~6月3日(金)22:00よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて放送配信毎月第1金曜 22:00〜MC:中島健人(Sexy Zone)ゲスト:樋口真嗣 尾上克郎ナレーション:津田健次郎最新情報は番組オフィシャルサイト及び番組公式インスタグラム、WOWOW映画公式ツイッターにてお知らせいたします。番組オフィシャルサイト: 映画公式ツイッター: 公式インスタグラムアカウント:
2022年05月26日単に発達がゆっくりなだけ…?1歳のころの息子の発達息子は、重度知的障害を伴う自閉スペクトラム症があります。「重度」というと、幼いころからはっきり障害の特徴が出ていたのだろうと思われるかもしれませんが、知的障害や発達障害は、子どもが幼いうちは分かりづらいことも多いです。Upload By べっこうあめアマミ1歳のころの息子は、よく寝ますし、よく食べますし、癇癪もそれほど起こしませんし、それほど泣きませんし、目立った問題行動もありませんでした。ですから私は、息子の育児に困っている訳ではなく、発達の遅れに悩んでいる、という状態だったのです。当時の息子は、むしろ育てやすいくらいだったので、よくテレビや本などで見る「発達障害がある子の育児」とは少し違うようにも感じていたのです。あるとき、息子のかかりつけの病院の先生に、発達障害と知的障害の違いについて聞いてみたことがありました。今思い返すと、息子はまさにそのとき聞いた「知的障害」の発達の仕方に近いような気がします。先生から聞いた話をかみ砕くと、できることとできないことの差が大きくて発達に凸凹があるのが「発達障害」、全体的に発達がゆっくりなのが「知的障害」、ということでした。1歳くらいだと、何も障害がなくてもまだできないことが多いですし、発達の個人差も大きいです。ですから私は、漠然とした不安を感じながらも、「単に息子は発達がゆっくりなだけ」とも思っていました。息子の発達の遅れを意識した3つのポイントそんなモヤモヤを抱えつつも子育てをしていた中で、私が決定的に「息子の違和感」に気づいた3つのポイントがありました。Upload By べっこうあめアマミ息子は、1人で立ったり歩いたりすることができるようになるまでに、とても時間がかかりました。ハイハイやお座りまでは順調だったことで完全に油断していた私は、息子が1歳のころ、児童館で息子より年下の子どもが歩いているのを見て、はじめて息子が「未だに歩かない」ことに違和感を感じました。息子は私にとって第一子だったので、通常子どもがどのくらいから喋り出すのか、あまりピンときていませんでした。ところが、そんな私にとって印象的なできごとがありました。Upload By べっこうあめアマミ児童館でよく一緒になった、息子と同じ歳の女の子が、電話のおもちゃを耳にあてて「もしもーし」と言ってみせたのです。その女の子のお母さんが、「教えたら言うようになりますよ」と言っていたので家で息子にも教えましたが、息子は全く言う気配もなく…。このとき、息子がほかの子どものように言葉を覚えていないことを知り、同時に息子が「未だに1つも発語が無い」ことに違和感を覚えました。Upload By べっこうあめアマミ1歳半健診が近づき、問診票が届くと、問診票のチェック項目にほとんど〇がつかないことに衝撃を受けました。慌てて、チェック項目にあった「指さし」を息子に教えてみましたが、全くやる気配がありません。「歩く」「しゃべる」に比べたらずっとハードルが低いと思っていた「指さし」ですら息子ができないことに、「問診表にあることもできないの?」と、息子の発達への不安は決定的になりました。ほかの子どもと比べないと違和感には気づけないUpload By べっこうあめアマミ少し前に、テレビで発達障害の専門家が、「どうしたらわが子に障害があると気づけるのか」という問いに対して、「ほかの子どもと比べること」と答えていたことがありました。「他人と比べる」という所だけを切り取ると、誤解を生みそうな言葉かもしれません。ですが、実際に子どもの発達に違和感を感じたきっかけは、多くの方がそれじゃないかと思うのです。発達障害は、子どもが小さいうちはなかなかはっきり診断されることも難しいですし、血液検査などの医学的な検査でぱっと分かるものでもありません。私のように第一子に発達障害があった場合、一般的な子育てを知らないので、自分の経験則的にも判断できません。「比べる」といっても、それは「優劣をつける」こととは違います。ほかの子どもと比べて、自分の子どもとの違いを認識し、現実を受け止めること。それは親として、子どもが生きやすい環境をつくっていくためにできる、大事な最初の一歩かもしれないと思います。執筆/べっこうあめアマミ(監修:鈴木先生より)前頭前野になんらかの障害のある赤ちゃんは手の指を握ったままハイハイすることが多く、自閉スペクトラム症のあるお子さんは重力不安のため歩行時につま先歩きをすることが多いです。違和感に気づいた時点で自治体の保健師やかかりつけ医に気軽に相談してみてください。気づいたときが早期発見です。知的に遅れているお子さんは筋の緊張が弱く、抱っこがしづらい傾向があります。誰も初めから自分の子どもに障害があるとは思っていません。1歳半や3歳児健診は5歳児健診同様、年齢相当かどうか・発達につまずきがあるかどうかを親に気づいてもらうための健診です。専門の医療機関を受診すればすぐに診断がつく場合もありますが、親の受容がまだないと思われる場合は保健師さんの配慮で、あえて受診を控えて療育という手段でフォローすることも珍しくありません。しかし、早期発見・早期療育も必要なので、まずは専門ではなくてもかかりつけ医に気軽に相談するのも一つの手段です。ほかの子と比べられるのは保育園や幼稚園のような集団に入ったときです。自分の子どもが発達障害かもしれないと受容するのはなかなか難しいかもしれません。ですが、担任からの後押しなどでようやく医療機関受診の心構えができるケースも少なくありません。わが子に障害はないと言って欲しい、そんな気持ちで受診されることも多いと思います。そんな中、医師の診断が自分の思ったこととギャップがあればあるほどショック・否定・攻撃が強く出てしまいがちです。ですが生活の場で少しずつ違和感が出てくるのが「スペクトラム」たる所以です。個人個人その特性には幅があるので、子どもの成長に合わせて見守ってあげることが重要です。
2022年05月23日発達ナビユーザーの体験をコミックエッセイ化!発達ナビにて行っている「みんなどんなトラブルで悩んでる?アンケート&エピソード大募集!」。今回は「保育園トラブル」についてのエピソードをコミックエッセイ化してご紹介します。発達の遅れが気になりながらも通わせていた保育園娘は2歳半。診断などは特におりていませんが、目が合わず、意味ある言葉や意思の疎通などはまだまだ…周りの子に比べて遅れを感じていました。今回はそんな娘が通っていた保育園でのトラブルのお話です。当時の私は加配制度なども知らず、保育園の先生からも娘に関して何も言われていなかったので、保育園から泣いて帰ってくることが多かったのは気がかりでしたが、特に特別なこともせず保育園に通わせていました。ですが、やはり発達の遅れが気になるので療育施設に通わせようと親子で準備をしていました。療育に通うことも決まり、保育園にもそのことを連絡帳で伝えて…これで娘の発達についての相談場所もできたと一安心していたときに事件は起こったのでした。保育園からの突然の呼び出し3月になり今年度もあと20日、もうすぐ娘も進級か~と思っていたある日のこと。突然、保育園の園長から呼び出しの電話が。一体何があったのかと思い向かうとそこには園長と主任先生たちが…。要件を聞くと、園長から開口一番「療育施設に行くなんて聞いていません」と言われました。いや、連絡帳に書いたし、保健師さんからも連絡が行っていると思いますし、それに担任の先生にも口頭でお伝えしましたが…答えると、園長から驚きの言葉が。Upload By 発達ナビ編集部「知能も10ヶ月程度しかないって聞きましたし、療育に通うようなほかの子どもと比べて劣っているような子の保育は難しいんですよ。専門の先生がいるわけじゃないのでね。お子さんに在籍いただけるのは今年度一杯が限界だと思います」私は耳を疑いました。怒りや悲しみをこらえて「退園してほしいと言うことですか?」と聞くと「そういうわけじゃないんですよ(笑)でも、言っても聞かないし、理解できていないですし。夕方になるとずっと泣いてるんですよね、お昼寝終わってから。それから給食もほとんど嫌がって食べないですし。家ではどうですか?」とまるでクレームのように言われました。Upload By 発達ナビ編集部同席していた主任先生からは「家での様子とか全然教えてくださらないのでこちらも対処が分からなくて本当に困ってるんです」と言われました。ですが、こちらとしては先生に家での様子を聞かれたことなどありません。そのことを伝えると「担任の先生から、以前家での様子聞いたらムッとされちゃって、聞けなかったと聞いてます」と…。そもそも担任の先生とほとんど話をしたことがなく、話をしても「こんにちは」「お願いします」くらいなので本当に質問された記憶もなければ、娘の様子に困っているといった相談も過去ありませんでした。すぐに退園を決意。その後はーー私は自宅に帰り、母に話をしました。保育に携わる責任者が子どもの能力を劣っていると表現したこと、「困っている」などの相談が今まで一度もなく退園勧告と同時にクレームのような形で一方的に言われ、歩み寄りの姿勢や相談がまったくなかったこと、私の気持ちは悔しさと怒りで「このような園にはわが子は預けられない、すぐに退園しよう」と決まっていました。その日のうちに私は保育園にある娘の荷物をまとめて引き上げました。突然の保育園退園、園長は最後の挨拶にすら顔を出しませんでした。そして一連の出来事を娘の療育施設の紹介などをしてくれた保健師さんに電話をしました。保健師さんと市の子ども課の方と面談し、新しい保育園をいくつか紹介いただき、見学に行きました。とても親身になっていただけ、手続きも柔軟に対応してくださったのですぐ保育園は見つかりました。そして今、娘は新しい保育園で現在娘は転園し、違う保育園に通っています。今の娘は泣いて帰ってくることがまったくありません。保育園の先生が「本当に楽しそうですね!」言ってくれるくらい毎日楽しそうに通っています。新しい保育園の園長先生は「子どもの発達は人それぞれスピードが違うし、発達がゆっくりな子どもから学ぶことも多く、いろいろな子どもがいる環境を大切にしたい」と話してくださいました。この園では、5歳児クラスに療育に行ってるお子さんがいるとのことでした。Upload By 発達ナビ編集部転園して今、思うこと娘が楽しそうなのが一番なので、転園して本当に良かったです。一方で、以前の園で泣きながら帰ってくるのも先生とのコミュニケーションがちゃんと取れていなかったのも「こんなもんだろう」と思ってしまっていたので、違いに驚いています。もっと早く娘にとって以前の園が笑顔になれる環境じゃないことに気づいていたら…と思い、本当に娘に申し訳ない気持ちになりました。今回の件で調べた際に、自治体によって加配の制度も異なることが分かり、もっと早く知っていればという思いもありました。以前の保育園では、加配制度などの知識がなかったように思います。娘の退園後に、自治体から指導があったようですが、ちゃんと保育園側もそのような制度があることを知り、保護者側に対しても周知する機会が必要だと感じました。ですが、確かに年齢相応の成長曲線ではなく成長がゆっくりな子どもたちの保育をするのは想像以上に大変だと思うし、1年娘を見ていただいていた以前の園の先生たちに感謝をしている気持ちは本当です。新型コロナウイルス感染予防の観点から、送迎の際のコミュニケーションがあまり推奨されない中でも、「こんなことできるようになりましたよ!」と笑顔で教えてくれる先生もいて、娘の成長を一緒に喜んでくれる様はとてもうれしかったです。だからこそ、発達の遅れなどがある子どもが適切なサポートが受けられるように、先生方が研修などで指導や情報のアップグレードができる機会が得られる仕組みを整えてほしい、そしてわが家のような思いをするご家庭がこれ以上でないことを願うばかりです。Upload By 発達ナビ編集部イラスト/taeko※エピソード参考者のお名前はご希望により非公開とさせて頂きます。(監修:三木先生より)対応に関しては園側のご事情もあるかと思いますのでコメントは差し控えますが、ただ園が「発達がばらついたり遅れたりしている子どもの面倒を見るつもりがあるか、ないか」は保護者にとってはとても大事な情報です。今回は残念な形での発覚になってしまいましたが、入園前であっても思いきって聞いてみることで、相手の反応から分かることはたくさんあります。よく保育園選びのときに「断られたらどうしようと思って子どもの障害の話をしていいものか迷う」というご相談を受けますが、正直に話してみて渋い反応が返ってくるようだったら、入園できたとしてもいつかトラブルが起きる可能性もあります。お互いに気持ちよく通園・保育できる環境を整えるためにも、丁寧なコミュニケーションができると良いですね。あなたのエピソードもコラムになるかも?体験談募集中!保護者の方が日々子育てをする中で「こんなトラブルがあった」「こんなハプニングがあった」など悩みはつきないと思います。そんな発達ナビユーザーのみなさんの「困った」エピソードを募集しています。テーマは「自傷」「学習」「不登校」「ゲーム」「不器用」「ママ友・保護者」「祖父母や親戚関係」「ご近所トラブル」などに加え、今回より「反抗期・思春期」のお悩みも追加募集!反抗期による親との言い争い、癇癪を起こして自分の頭を叩く、地団太を踏むなどの自傷行為…読み書きや計算の困りはもちろん、授業を落ち着いて受けられないなどの学習の悩み…行き渋りや不登校などの悩み…いろいろなお悩みエピソード、お待ちしております。お寄せいただいたエピソードの中から数作品、発達ナビの連載ライターさんにコラムとしてコミックマンガエッセイ化していただき、発達ナビで公開いたします!あるあるのエピソードからヒヤリとしたエピソード、SNSなどではなかなか言えないような家族やママ友とのトラブルまで。いろいろな「困った」エピソードをぜひ教えてください。
2022年05月21日【ポイント】●オフィスワーカーでは仕事中ではなく、余暇(平日の仕事前後の時間)に体を動かすことが良好な健診結果※1と関連することがわかりました。●その際、運動のような高強度の活動よりも、低強度の身体活動※2が多いことの方が良好な健診結果と強く関連することがわかりました。●具体的には、統計学的予測※3により、余暇の座位行動を30分減らして、低強度の身体活動に充てることで総合的な健診結果※4が13%程度改善すると試算されました。研究成果のイメージ【概要】公益財団法人 明治安田厚生事業団 体力医学研究所(本部:東京都新宿区、理事長:中熊 一仁)が行う明治安田ライフスタイル研究(Meiji Yasuda Lifestyle Study:MYLSスタディ(R)※5)では、オフィスワーカーの1日の座っている時間(座位行動)、体を動かしている時間(身体活動)を活動量計※6で実測し、健診結果との関連性を検討しました。その結果、仕事中ではなく、余暇(平日の仕事前後の時間)の身体活動が多いことや座位時間が少ないことが良好な健診結果と関連することがわかりました。また、意外なことに良好な健診結果と強く関連したのは運動のような高強度の身体活動ではなく、ゆっくり歩行や家事などの低強度の身体活動でした。健診結果を良好に保ちメタボや心血管疾患などを予防するためには、余暇での座っている時間(例:TV視聴やスマホ利用など)を見直し、低強度でも良いので、たくさん体を動かすことが大切と伺われます。本研究の成果は、スポーツ科学分野の国際学術雑誌Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sportsに2022年4月27日付で公開されました。※MYLSスタディは、公益財団法人 明治安田厚生事業団の登録商標です。【背景】心血管疾患や糖尿病などの病気は世界的に死亡や障害の主要な要因であり、その対策のためにも定期健診で測定する腹囲や血圧などの値を適切に管理することが重要です。身体的に活発なライフスタイルはこうした健診結果を良好に保つために重要ですが、近年、「活動の場面(仕事・余暇)によって、健診結果への影響が異なる可能性があること」がわかってきました。一方で、1日は24時間と決まっているため、ある行動(例:運動)を増やすには、別の行動(例:TV視聴や睡眠)の時間を同じだけ減らす必要があります。しかし、従来の研究では、こうした1日の行動時間の特性(相互依存性)が十分に考慮されておらず、現代社会のメジャーな職種であるオフィスワーカーを対象にした研究もありませんでした。そのため、オフィスワーカーが健診結果を良好に保つには、「どのような場面のどれくらいの強度の活動を増やす(減らす)必要があるのか」がわかっていません。そこで、本研究ではこうした依存関係を統計手法で適切に対処したうえで、オフィスワーカーを対象に、活動の場面別に座位行動や身体活動と健診結果の関連性を調べました。【対象と方法】本研究は2017-19年にMYLSスタディに参加したオフィスワーカー1,258名を対象とした横断研究です。対象者は腰に活動量計を装着し、普段の身体活動量や座位行動時間を測定しました。その際、対象者が勤める会社の就業規則を基に、平日の9-17時を仕事中、平日のそれ以外の時間を余暇、土曜・日曜・祝日を非仕事日と判定し、それぞれの活動場面別に健診結果との関連性を検討しました。健診の指標には、腹囲、拡張期・収縮期血圧、空腹時血糖、HDL-c、中性脂肪を用いました。組成データ解析と呼ばれる統計手法により、1日の行動時間が持つ相互依存性を考慮し、年齢、性、教育年数、暮らし向き、配偶者の有無、喫煙・飲酒習慣、緑黄色野菜の摂取頻度、残業時間、高血圧・糖尿病・脂質代謝異常症に関する服薬の有無、睡眠時間の影響を統計学的に調整しました。【結果】分析の結果、良好な健診結果と明確に関連したのは仕事中の活動ではなく、平日の余暇の身体活動時間が長いことや座位時間が短いことでした。特に、総合的な健診結果と強く関連したのは、運動のような高強度の身体活動ではなく、ゆっくり歩行や家事といった低強度の身体活動でした(グラフ(1))。具体的には、統計学的予測により、余暇の座位行動を30分減らして、低強度の身体活動に充てることで総合的な健診結果が13%程度改善すると試算されました(グラフ(2))。従来推奨されてきた中高強度の身体活動は主に脂質代謝の指標と良好に関連することがわかりました。なお、休日の活動と健診結果の関連性は不明瞭でした。グラフ(1):場面別の活動と健診結果の関連性グラフ(2):余暇の座位行動を減らして、低強度の身体活動を増やした時の予想される健診結果の変化【まとめ】本研究では、世界で初めて“行動の相互依存性”を考慮したうえで、オフィスワーカーの活動場面別に身体活動や座位行動と健診結果の関連性を調べました。そして、オフィスワーカーの健診結果の管理には仕事中ではなく、余暇の座位時間を減らして、低強度であってもたくさん体を動かすのが大切であることを確認しました。なお、本研究では、身体活動や座位行動と健診結果の因果関係は明らかではありません。統計学的予測の結果も、個人が行動変容した際に同じ結果が得られるとは限らないことに注意が必要です。また、対象者が首都圏のオフィスワーカーであり、通勤などによる活動量が多い集団でした。得られた結果が活動量の少ない人や他の職種の人に当てはまるかについては、更なる検討が必要です。【発表論文】掲載誌 : Scandinavian Journal of Medicine & Science in Sports論文タイトル: Association of domain-specific physical activity and sedentary behavior with cardiometabolic health among office workers著者 : Naruki Kitano, Yuko Kai, Takashi Jindo, Yuya Fujii, Kenji Tsunoda, Takashi AraoDOI番号 : 【用語解説】1. 健診結果:定期健診で測定する腹囲、血圧、血中の空腹時血糖・HDL-c・中性脂肪の値のことを指します。2. 低強度の身体活動:1.6-2.9METsまでの強度の身体活動。ゆっくり歩行や家事などが含まれます。3. 統計学的な予測:対象集団の平均座位行動時間を30分減らして、低強度の身体活動時間を30分増やした場合に、健診結果がどのように変化するかを予測しています。よって、この結果を個人に当てはめることはできません。4. 総合的な健診結果:腹囲、血圧、血中の空腹時血糖・HDL-c・中性脂肪の結果を一つにまとめた指標。心血管疾患などのリスクの程度を反映する、総合的な指標。5. 明治安田ライフスタイル研究:明治安田新宿健診センターを拠点として、運動や座りすぎを中心とした生活習慣が健康にあたえる影響の解明を目的に行なわれるコホート研究。6. 活動量計:3軸加速度計センサーを搭載し、日々の身体活動や座位行動を詳細に評価することができる機器。【利益相反】著者には開示すべき利益相反はありません。【財源情報】本研究はJSPS科研費(JP17K13238、 JP18K17930、JP19K11569)の助成を受けて行なわれました。記して深謝します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月17日