ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。2度目の療育センターでの面談で、ついに医師に診察してもらえることになったたまおくん。たまおくんの足を確認した医師から「通常よりは遅いかな~」と言われてしまいました。 今後の方針について聞いてみると、「たまおくんの今後についての方針が決まりましたらご連絡します。3カ月ほどかかります」と言われ、事が進まないことにまたしてもイライラするママ。 またしても不安な日々を過ごすママでしたが、1歳半健診から1カ月が経ち、再検診を受けることに……。 やっぱり息子が立たないなぁ…※再検査 ※兄弟児→きょうだい 1歳半健診で「1カ月後に様子を見てみましょう」と言われていたママとたまおくん。再検査の日がやってきますが、たまおくんはこの日も立てませんでした。 「大きな病院で検査してもらう?」と医師に言われ、地域の総合病院に行くことに。しかし、今回も予約は1カ月先で「ここでもか……」とママは疲弊してしまいます。 すると、療育センターから1本の電話が! 予約のキャンセルが出たため、早めに通えることになり、少しだけホッとしたママでした。 ◇◇◇ 原因がわからない以上、親がしてあげられることといえば病院などに連れて行ってあげることなどサポートのみ。早めに療育センターに通えることになって、本当によかったです。1日でも早くママの肩の荷が下りる日が来るといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月24日ある日、同学年の子どもが集まるイベントに参加した1歳5カ月のたまお君とママ。ひとりだけ様子が違うたまお君を見て、だんだん心配になってきました。息子の発達に不安を覚えたママが療育に通う決断をするまでの体験談マンガです。自力で立てないたまおくんのことを心配して、療育センターに行ったたまおくんとママ。結局、問診だけで医師に診察してもらえず、モヤモヤした気持ちでいっぱいでした そんな中、1歳半健診に出向いてみると……。 なぜ? 診察室から看護師さんの笑い声 ※看護師 1歳半健診に出向いたたまおくんとママ。医師は「筋肉もあるし、歩けると思うけど」と言い、たまおくんを診察台に乗せます。 診察台に乗せられたたまおくんは大泣き。医師から「お母さんが抱っこしてくれる確信があるから立たないのかも」と言われ、ママは診察室の外に出ることに。診察室の中からはたまお君の泣き声と、なぜか看護師さんの笑い声が聞こえてきます。 看護師さんによると、ママの姿が見えなくなったあとに「ママがいないなら、こっちだ!」という様子で先生に抱っこを求めてきたそう。そんな姿をかわいい~と言ってくれたのでした。 結局、足が曲がってしまい、立てなかったたまおくん。1カ月様子を見て、それで立てない場合は大きな病院を紹介してもらうことに。むしろ早く病院を紹介してもらい、立たない理由を知りたいと思ったママでした。◇◇◇ 医師にたまおくんの様子をやっと相談することができました。しかし、立てない明確な理由はわかりません。ママにとっては長く感じる1カ月ですが、その間に良い変化があるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター くら
2023年06月22日2歳で開始!教科書通りのトイレトレーニング最初にトイレトレーニングを開始しようと思ったのはスバルが2歳になる前でした。なぜなら、私の手元にあった育児書に「トイレトレーニングスタートの目安は1歳半~2歳」と書いてあったからです。第一子で育児の知識もなく、ワンオペ育児で実家も遠く、出産直前でこの地に引っ越して来たので友達もママ友もいない。そんな私は完全にその育児書通りにものごとを進めようとしていました。1歳半の時点で言葉の遅れを指摘されているし、もはや育児書通りのスケジュールで成長してくれていないのですが、ほかに道しるべがないので「教科書通りに」「普通に」「一般的に」にこだわって、当時の私は頭がガチガチになっていたように感じます。育児書のアドバイス通りに子ども用便座と踏み台、かっこいいパンツにご褒美シールを用意して準備万端です。育児書には「便座を怖がる子がいる」と書いてありましたがスバルは平気そうでした。可愛く飾りつけしたトイレを楽しそうに眺めるスバルを見て、「これは案外早く成功するのでは?」と思いました。それから毎日時間を決めて定期的にトイレに座らせましたが1度もおしっこが出ることはありませんでした。そうじ洗濯を覚悟して天気の良い日にトレーニングパンツを履かせてみましたが、漏らすどころか尿意を感じると勝手にオムツに履き替えて用をたしていました。ならばと、オムツを隠すと血管が切れそうなほどの真っ赤な顔でおしっこを我慢していました。そのままトイレに座らせてみても「うわあああ!」と断末魔の叫び声を上げながらもおしっこは出ないのです。私も粘ったのですが、このままでは本当に血管が切れてしまうのでは?と思うほどの赤を通り越して赤紫になった顔を見て堪らずオムツを履かせてしまうのでした。Upload By 星あかりこんなパターンは育児書にもインターネットの体験談にも載ってないんですけど。数ヶ月頑張りましたが、冬が来てトイレで長時間粘るには寒すぎるので一時中断することにしました。その後はプレ幼稚園に通い始めたり、なんだかんだで発達検査を受けたり、自閉スペクトラム症と診断されたり、療育に通い始めたり、プレ幼稚園を退園になったり、新しい幼稚園を探したり、と怒涛の日々を過ごしていたためトイレトレーニングは完全に後回しになってしまいました。後回しというより、トイレトレーニングにまで手を出す余裕がありませんでした。自閉スペクトラム症と診断され「これは想像していたより長くオムツとつき合うことになるかも」と思いました。オムツが外れないまま幼稚園に入園そしてスバル3歳の春、幼稚園入園直前、私たちはトイレで2歳のころと同じことを繰り返していました。2歳のスバルはほぼ発語なしでしたが、3歳のスバルは「しっこ、でる」と事前に言うことができました。トイレに連れて行くと、すんなり便座に座るので嫌がってはいないようですが、結局顔を赤紫にして泣き叫んだあげくおしっこは出ないのでした。スバルはオムツが外れないまま幼稚園へ入園しました。幼稚園は「オムツ外れてなくて全然大丈夫!幼稚園で頑張りましょう!」という方針で安心していました。しかし、この幼稚園には備えつけのプールがあり、6月のプール開きから10月のプール納めまで、天気の良い日はほぼ毎日プールに入ると聞き、一気に不安になりました。なぜなら、オムツが外れてない子どもは大きいプールではなく、プールの横に設置した小さなビニールプールに入ることになるからです。小さいプールで毎日スバルが1人きりだったらどうしよう…。幼稚園へ入園して1週間がたち…どうなるトイトレ!?入園して1週間ほど経ちました。幼稚園へお迎えに行くと園舎から保護者が待機する昇降口まで聞き慣れた叫び声が響き渡っていました。スバルの断末魔の叫びです。これはまさに今、スバルはトイレにいると思って間違いないでしょう!スバルの叫び声をBGMにお友達は次々と帰宅して行きました。私が祈るような気持ちで待っていると叫び声がピタッと止み、しばらくしてヨレヨレの先生に手を引かれたヨレヨレのスバルが登場しました。叫び声の長さからして大変な時間を過ごしたと思われる先生が「スバルくんさっき初めておしっこ成功したんですよ~」なんてサラッと言うもんだから、もう頭が上がりません。私と先生とたまたま近くにいた名も知らぬ保護者のみな様とスバルを褒め称え、先生に何度もお礼を言い帰宅しました。Upload By 星あかり私は気合いに満ち溢れていました。そう、これはゴールではなくスタートなのです。先生が頑張って成し遂げてくれた第一歩を無駄にしないように、このあとは私が2歩目、3歩目を成功させていかなければならないのです。そんな気持ちで埃をかぶったご褒美シールを引っ張り出していると、スバルがいないことに気がつきました。リビングから出てみるとトイレへ向かう廊下にスバルのズボンとパンツが落ちていました。まさかと思ってトイレへ向かうと、なんとスバルがトイレでおしっこをしている真っ最中でした。自分でズボンを脱ぎ、子ども用便座を自分で設置しおしっこをしていました。そしておしっこが終わると便座から降りて子ども用便座を元の場所に戻し、手を洗い、脱ぎ落としたパンツとズボンを履きながらリビングに戻って行きました。それは今日初めてトイレ成功した人の所作ではないのよ。ずっと前からオムツ外れている人の所作なのよ。その後はずっと「ぼく前からトイレでしてますけど」みたいな顔してトイレでおしっこをしています。それからしばらくして、大きい方も同じ方法(さらに長時間粘る方法)で家で成功させました。それからずっとパンツです。そしてプール開き!濡れた水着が1人で脱げないみたいな問題はあったものの、無事大きなプールでみんなと遊ぶことができました。もう少しあとから気づいたことですが、どうやらスバルは1度定着した動きやクセ、ルーティーンを変更するのにものすごく時間とパワーが必要なようです。その後も育児書に載ってないタイプの成長をするスバルを目の当たりにし、いつしか育児書は読まなくなりました。発達障害のある子どもの子育ては育児書の通りには進まず、灯台の明かりが消え、まるで道しるべを失った船のようだと思ったこともありました。でも育児書を手放したことは「教科書通り」に縛られていた心を少しだけ軽くしたかな、とも思います。現在もトライ アンド エラーでスバルオリジナルの成長方法を探しています。執筆/星あかり(監修:初川先生より)スバルくんのトイトレエピソードをありがとうございます。おしっこはおむつにするもの、トイレ(便器)にするものではない。そうしたスバルくんのルーティンを変えるのは本当に大変だったことと思います。園にもよりますが、幼稚園や保育園の先生はさすがトイトレへのサポートを慣れていらっしゃいます。今こそというタイミングをうまく活かしてくださったこともあるのだと思います。また、家でたくさん練習していてもうまくいかずとも、園での集団生活の中で、ほかのお子さんがうまくやれていることにお子さん自身が気づいて頑張りだすこともあるでしょう。少し遅めのトイトレだとしても、頭での理解が進んでいる場合はその後がスムーズなこともあります。スバルくんは一度トイレで成功すると次からはとてもスムーズにできるのですね(思わず笑ってしまいました…これまでの苦労は一体、と思いますね)。それほどに、ルーティンを変えることが難しく、また一度定着したやり方は継続しやすいということですね。これはスバルくんの今後のさまざまな成長発達を支える上でのヒントになりますね。さて、今回、あかりさんはトイトレを自宅でがんばろうとし、また、間に合わなかったこともあり、園での生活の中でトイトレを継続しました。育児書を読んでがんばってみることももちろん良いのですが、発達的な特性のあるお子さんについては、例えば子育てひろばのようなところで、あるいは、地域の子ども家庭支援センターといった場で、トイトレなどに関してのご相談をしてみるのも一つです。育児書と同じような発達をしている場合には育児書は有効ですが、オリジナリティある道のりを進んでいる場合、育児書をもとにすると精神的に負担になることも考えられます。そういう場合には子育て相談を利用するのも一つです。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月16日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、サッカーチームへ誘われて入団。しかしボスママのワンマンぶりに、我慢するのはやめようと決意しサッカーチームを辞め、心が軽くなります。そんなとき、同じクラスのママから驚きの事実が告げられ、「友だちだと思っていたのは自分だけだった」と、再確認するのでした。ボス子さんのグループから抜けたさくらさんは、同じクラスのママに呼び止められます。さくらさんがチームを辞めた原因はボス子さんたちではないかと聞かれ、そこで衝撃の事実を知ることに。なんでも、上下関係を作って立場の弱いママをパシリみたいにしていたようで、そのパシリ役がヨワ美さんだったのです。「ヨワ美さんは自分と同じか、下の立場にいてほしかったのかも」と、悟るさくらさん。初めてできたママ友で仲良くしていたヨワ美さんを大切な友だちだと信じていただけに、複雑な気持ちになるのでした。そんなさくらさんにも、ようやく平穏な生活が戻ってきて……。 自分らしくいられるように ボスママのグループから離れたさくらさんは、肩の荷が下りたかのようなスッキリとした気分を味わっていました。個人競技のスポーツを始めた息子のレンゲくんも、わりと性に合っている様子でホッとするさくらさん。 その後もクラスのママたちから誘われることはあったものの、ボス子さんたちの一件でママ友関係にうんざりしていたさくらさんは、仕事を理由に断り続けていました。家族との時間を大切にし、自分らしくいられるように心がけていたと言います。 そんなある日、ヨワ美さんたちとは別の幼稚園に通っていたときのママ友と偶然再会します。その幼稚園時代のママ友とは小学校が別々だったこともあり、近況報告も兼ねて話に花を咲かせるさくらさん。そこで、やばいボスママに関わって大変な目に遭ったことを報告します。すると、ボス子さんの名前を聞いたママ友が「もしかしたら、知っているかも……」と言い出し、さらに「でも、あの子がボスママ?嘘でしょ?」と、どこか信じられない様子だったのでした。 「子どものために」と無理に人付き合いを続けてしまうと、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまうもの。余裕がなくなってママから笑顔が消えてしまえば、本末転倒ですよね。自分らしくいるためにも、さくらさんのように人と無理に関わらない選択をするのも手。たまの充電期間と思って、肩ひじ張らない時間を過ごすのもいいですね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月15日何をどう伝えよう?言葉の理解面での壁。とりあえず育児書通りにやってみたけれど…2歳前後になると意識し始める人も多いトイレトレーニング(トイトレ)。わが家でも、ASDのある息子が2歳を過ぎた春、トイトレを始めようと重い腰を上げました。当時の息子の発語は喃語混じりの単語のみ…トイレについての理解は、絵本などから"トイレ"という名称は知っているという程度でした。ちなみに排尿を伝えてきたことは一度もなし。(今なら"また時期じゃない"と延期一択ですが、第一子で気合いが入ってました。笑)そこでまずぶつかったのが「尿意」の壁でした。感覚という抽象的なことをどう教えたらいいのか…膀胱のあたりを押さえてみたり、自分のトイレ姿を見せてみたり(恥)試行錯誤する日々…。しかし言葉の理解もゆっくりな息子にはどうにも伝わらず、むしろトイレに興味を持ってもらうために置いた絵本やご褒美シール、トイレの玩具が注意力散漫な息子にとって逆効果となるのでした…。Upload By 海乃けだま「焦らずに個々のペースに合わせよう」頭では分かっているはずなのに、娘も目が離せなくて段々と余裕がなくなり…息子のトイトレに試行錯誤していたころ、娘は1歳を迎えました。後々分かったことですが、娘はADHDと診断されています。息子のトイトレに専念したくても、多動な娘が後ろで何をしているか気が気でならない場面がたくさん出てきました。Upload By 海乃けだまそれでも息子はトイレに誘えば一応大人しく座ってくれていたため、タイミングさえ合えばきっと成功すると期待してしまっていたのです。そしてその期待はいつのまにか、一向に進まないトイトレへの焦りとイライラに変化していきました。当時の私は、午前中は息子の療育の母子通園クラスに通い、クタクタで帰ってきてから子ども2人の食事の用意・食事介助、そして午前中にできなかった家事をこなしながらトイレ誘導…。息子のトイレに集中したいたった2、3分ですらじっとしていられない娘に、次第に気持ちに余裕はなくなっていきました。Upload By 海乃けだま一体誰のためのトイトレなのか…。息子のためであるはずのトイトレは、保護者である私が「おむつを外せない」という後ろめたい気持ちをなくしたいがためのトイトレになってしまっていました。これではダメだとトイトレは一旦お休みすることにしました。転機は3歳半健診。まだオムツが外れていなかった息子はもちろんオムツを履いて健診へ。そこで目にしたのは…トイトレを中断し数ヶ月が経ったころ、役場から一通の手紙が届きました。そう、3歳半健診です。検尿の文字にトイトレが進んでいない不安が一瞬よぎりましたが、採尿さえできればなんとかなるとたかを括っていました。しかし健診の会場に着いて真っ先に目に飛び込んできたのは息子と同い年の子どもたちのパンツ姿でした。新型コロナウイルス感染症の影響で、同じ部屋に居合わせた親子は6~7組だけでしたが、息子を除いて1人残らずみんなパンツだったのです(絶句)。Upload By 海乃けだま3歳半健診から帰宅した私は、ようやく目を背けていたトイトレに再度向き合うことにしました。この当時の息子はお話も上手になり、受け答えもかなりできるようになってきていました。一緒にお風呂に入っているとき、洗い場でおしっこが出そうな様子だったので、試しに声をかけてみると、今まで出なかったのが嘘のようにすんなりとおしっこが出たのです!「これがトイレで成功すれば…!!」そう意気込んでトイレ誘導にも力が入りました。そしてついに…ある日療育園へ息子のお迎えに行くと、先生から「今日、トイレでおしっこ出ましたよ!!」と報告が…!そのたった1回の成功から、突然日中のオムツが外れました。3歳半健診から2週間後のことでした。娘も軽い気持ちでトイトレ開始。息子のときの経験を活かそうとするも…一方、娘のトイトレも2歳を迎えた夏、ちょうど息子のトイトレが成功したころに「ついでに外れればオムツ代もかからなくなるし…お兄ちゃんのトイレの成功が刺激になるかもしれない!!」と軽い気持ちで始めました。息子のトイレのときに娘にも見せて「こうやっておしっこするんだよ〜!娘ちゃんもやってごらん」と声をかけてトイレ誘導をしていました。しかしこの方法は悪手でした…娘はかなりの負けず嫌いだったのです。お兄ちゃんのトイレの成功に嫉妬し、拗ねてしまったのです。トイレに座るどころか、トイレに行くこと自体拒否される毎日。少しでもトイレのイメージを良くしようと、息子のときに封印していた絵本やご褒美シール、トイレの玩具を総動員するも、飽きっぽい娘への効果は一瞬…しかもトイレに成功している息子がそのトイトレグッズに気が逸れて悪影響が出る始末(ため息)。娘のトイトレも早々に延期することになりました。Upload By 海乃けだま迫る娘の入園‼︎果たしてオムツは外れるのか!?娘のトイトレを延期してから、半年経った3歳を迎える春。幼稚園の入園には間に合わせたい!!とトイレ誘導を再開しました。以前のような断固拒否の態度はなくなり、一応トイレに座ってはくれましたが…じっとしているのが苦手な娘(ADHD)は5秒座るのがやっとでした。もちろん5秒では排尿までには至らず…。あの手この手でトイレに座る時間を稼ぐ毎日でした。Upload By 海乃けだましかし出ない。1滴も出ない(余談ですが私は産後、ジャンプすると尿もれするようになりました)。そのうち時間稼ぎ作戦にも飽きてきた娘は、またもやトイレを拒否するようになってしまいました。「もうお手上げや…」入園がもう目前になった3月上旬、プレ幼稚園に行っていた私は先生にオムツが外れそうにないことを伝えました。先生は快く「一人ひとりペースがありますから、大丈夫ですよ。幼稚園に来てから、できるようになる子も多いですからね!」と言ってくれました(号泣)。プレ幼稚園のその日、"年少さんと一緒に遊ぶ"というものでした。娘よりずいぶんとお兄さん・お姉さんに見える年少さん、みんな自らトイレに行っている年少さん。…その光景を見て思い出したのです。可愛いパンツの存在を…!!娘はそのときちょうど可愛いものが好きになってきていました。娘のパンツは以前に数枚だけ買っていたのですが、トイレのやる気を出すために「可愛いお姉さんパンツを買いに行こう」と提案しました。それが娘にはヒットしたらしく、自分でパンツを選び、自らパンツを履き、トイレに自ら座りに行ったのです!!最初は失敗したものの、「濡れてもいいパンツだから大丈夫だよ」と声をかけると、また新しいパンツに履き替え…1週間ほどでトイレでおしっこに成功するようになったのです!!入園にはギリギリ間に合いませんでしたが、1ヶ月経たずに日中のオムツが外れたのでした。オムツはずれは早ければいいというものではない。大事なのは本人のやる気とタイミング。今となっては”トイトレは本人のやる気次第”だし、タイミングがある!!と断言できるのですが、息子のときも娘のときも、なかなか進まないトイトレに焦ってしまっていました。「どうせいつかは外れるんだから、あんなにイライラしなければ良かった」と後悔する反面、焦りの原因には周囲からのプレッシャーがあったのも事実です。トイトレってとてもデリケートなことだと思うのですが、結構口出しをしてくる人が多い気がするのはなぜでしょう…。今と昔ではライフスタイルも違いますし、育児も日々進化しています。昔は良しとされてきたことが今では違うこともあります。トイトレのことも発達ゆっくりさんのことも、育児世代だけでなくもっと幅広い世代に周知され、もっと温かく見守ってくれる社会になるといいなあと思います。…あ、兄妹共に日中オムツが外れたと書いてますが、割とちょびっと漏れもありますし、娘に至っては大便はオムツです。そして夜間もおもいっきりオムツです。オムツ完全卒業までの道のりはまだまだ遠い…。執筆/海乃けだま(監修:初川先生より)ご兄妹のトイトレエピソードをありがとうございます。最後にけだまさんがまとめとして書かれていたように、トイトレはお子さん本人のやる気(興味関心や意欲)にもよりますし、まさにそれに合うタイミングが来ると感じます。読者の方へ、焦らずにというメッセージをくださりありがとうございます。本人のペースをどうにかすることはとても難しいので、機が熟すのを待つのが大事ではあります。ただ世の中にはさまざまなトイトレ成功の工夫がシェアされており、それをやったら早くできるのではないかと期待させてくれる分、保護者が追い詰められてしまうこともありますね。そして、トイトレに関して口出しされる外圧があったのですね…それは大変でしたね。妹さんの入園にあたって、先生にご相談され、温かいお言葉をいただいたエピソードもありましたが、まさに幼稚園保育園の先生や子育て相談の場所などでそうしたことをご相談していただけるとよいかなと思います。特に、特性のあるお子さんの場合には、育児書通りには子育てが進まない面もあります。そういうことにお詳しい方に聞いてみる、聞いてもらうのはよいかもしれません。子育ては一生懸命になるとつい冷静さを失ってしまったり、視野が狭くなってしまったりします。いろんな人に話してみて、良さそうな方のご意見を取り入れてみると、冷静になれたり、柔軟になれたりすることがあると思います。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月15日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、サッカーチームへ誘われて入団。しかしボスママのワンマンぶりに、我慢するのはやめようと決意しサッカーチームを辞め、心が軽くなります。そんなとき、同じクラスのママから驚きの事実が告げられます。さくらさんがボス子さんからひどいことを言われていたのにもかかわらず、ヨワ美さんは結局は他人事としか思っておらず、チームに残るように引き留められました。ヨワ美さんのやさしさは、「ただ嫌われたくない」という弱さなんだと気がついたさくらさん。ヨワ美さんから離れる決心をします。その後、ボス子さんたちと関わらないで済むようになったさくらさんは開放感でいっぱい。そんなとき、同じクラスのママから声をかけられ、そこで衝撃の事実を知らされて……!? ボス子は要注意人物!? ボス子さんのグループから抜けたさくらさんは、肩の荷が降りて気が楽になっていました。そんなある日、同じクラスのママに呼び止められます。さくらさんがチームを辞めた原因はボス子さんたちではないかと聞かれ、衝撃の事実を知らされます。やはり幼稚園時代から、いろいろあった様子……。 詳しく聞いて見ると、上下関係を作って立場の弱いママをパシリみたいにしていたようで、それがヨワ美さんだったのです。どうやらヨワ美さんは、自分と同じか、下の立場にいてほしかったのかも……と、悟るさくらさん。 初めてできたママ友で仲良くしていたヨワ美さんを大切な友だちだと信じていたさくらさんは、複雑な気持ちになるのでした。 子育ての悩みや子どもたちの成長を一緒に共有できる相手として、ママ友の存在は本当に心強いもの。でも、仲良くなったグループの中で上下関係を感じてしまうと、誰だって居心地は悪いですよね。フラットな関係で長く付き合っていくために、みなさんはどんな努力をしていますか?著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月14日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、新しくできたママ友のボス子さんからサッカーチームへ誘われて入団したさくらさん親子。しかしボスママのワンマンぶりに、我慢するのはやめようと決意しサッカーチームを辞めることに。ボス子さんのワンマンぶりに嫌気がさしたさくらさんは夫婦で話し合い、サッカーチームを辞める決意を固めます。何より悲しかったのは、小さいころから息子レンゲくんのことで悩んでいることを誰よりも一番知っていたはずのヨワ美さんが攻撃する側にいたことでした。そして、心配していたレンゲくんも嫌がることなく辞めることに対してあっさり受け入れてくれました。子どものためと我慢してきたのは波風を立てたくなかったから……。そう気がついたさくらさんは、心が軽くなっていきました。そんな中、ヨワ美さんから連絡が……!? ママ友ごっごはもううんざり… 息子レンゲくんのことでボスママたちから「迷惑」と言われ、その場を去ってから数日後、ヨワ美さんから「ごめんね」と連絡が入ります。 さくらさんがボス子さんからひどいことを言われていたのにもかかわらず、ヨワ美さんは結局他人事としか思っておらず、チームに残るように引き留めます。「いつもやさしいヨワ美ちゃん。だけど、それはただ嫌われたくないという弱さなんだ」と気がついたさくらさん。引き留めるヨワ美さんから、離れることを決意したのでした。 完全にサッカーチームを離れ、ボス子さんたちと関わらないで済むようになったさくらさんは、開放感でいっぱい。そんなある日、同じクラスのママから声をかけられたのでした。 嫌われたくない一心で、どちらにもいい顔をするママ友。都合の良いときだけ優しくて困っているときは逃げる。そんな人を心の底から信じることは難しいですよね。「全員から好かれることは不可能」という気持ちで、うまく肩の力を抜けるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月13日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、新しくできたママ友のボス子さんからサッカーチームへ誘われて入団したさくらさん親子。ボスママから落ち着きのないレンゲくんのことを注意され、しまいには「迷惑」と言われてしまいます。しかし、さくらさんは自身の尊厳を守るため行動に出ます。「みんなが迷惑している」と言われ、ショックを受けてしまうさくらさん。味方だと思っていたヨワ美さんもボス子さん側についていて、悲しい気持ちに……。取り巻きのママ友たちもボス子さんのいいなりで、自分の意見がないヨワ美さんやママ友たちとは、もう一緒にいるのはやめようと決意。家族で話し合い、サッカーチーム脱退を決めて……!? 信じていたのに… 「みんなが迷惑している」と言われ、ショックを受けましたが、ボス子さんとはもともと信頼関係もなかったことで、割り切ろうと決意したさくらさん。しかし、さくらさんが悲しかったのは、小さいころから息子レンゲくんのことで悩んでいることを誰よりも一番知っていたはずのヨワ美さんが、自分を攻撃する側にいたことでした。 その後さくらさんは夫婦で話し合い、サッカーチームを辞める決意を固めます。嫌がるかと思っていたレンゲくんもあっさり受け入れてくれました。子どものためと我慢してきたのは波風を立てたくなかったから……。そう気がつき、さくらさんは心は少しずつ晴れていくのでした。 子どもが小さいころから仲がよく、なんでも相談でき信じていたママ友から手のひらを返すかのような仕打ちを受けるのは、とても悲しいですよね。結局、自分自身も、そして自分の子どもを守るのも自分。それに気がついたさくらさんは、以前と打って変わって気持ちがラクになったようです。大切な家族や、自身の尊厳を守るために、時には引くことも大事なのだと感じさせられますね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月12日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、新しくできたママ友のボス子さんからサッカーチームへ誘われて入団したさくらさん親子。ボスママから落ち着きのないレンゲくんのことを注意され、しまいには「迷惑」と言われてしまいます。ボス子さんをはじめとしたママたちに囲まれ、レンゲくんが小さいころからずっとずっと悩んでいたことを、さも何も心配していないかのように言われてしまい、悔しくて涙が出てくるさくらさん。しまいには、「みんなが迷惑している」と言われてしまいます。その「みんな」のなかには、信じていたママ友のヨワ美さんもいて……。 味方と思っていたのに… 「みんなが迷惑している」と言われ、ショックを受けてしまうさくらさん。味方だと思っていたヨワ美さんにまで見捨てられたようで惨めな気持ちになってしまうなか、「なぜ謝らないといけないの……?」という感情が湧き出てきて、我慢をやめる決心をしたさくらさん。「もうママ友なんていらない」。そう思ったさくらさんは、覚悟を決めました。 ボス子さんに言われっぱなしではなく、思ったことをはっきりと口にしたさくらさん。取り巻きのママ友たちが言わないことをズバッというさくらさんに、ボス子さんは怒りをあらわにします。そんなボス子さんを見ても自分の意見がないヨワ美さんやママ友たちとは、もう一緒にいるのはやめようと決意したのでした。 信じていたママ友に裏切られたように感じるのは悲しいもの。でも、自分の意見も言えないようないびつな関係の人たちと一緒にいるのは、自分が一番つらいものかもしれません。自分を殺してまで付き合う必要がないのなら、さくらさんのように自身の尊厳を守る行動に出るのが賢明かもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月11日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、新しくできたママ友のボス子さんからサッカーチームへ誘われて入団したさくらさん親子。そこで、ボスママから落ち着きのないレンゲくんのことを注意されてしまいます。レンゲくんのミスに対してボス太くんの暴言もだんだんエスカレートしてきました。そのことでコーチから息子を注意され納得がいかないボス子さん。とうとうさくらさんを呼び出し、取り巻きのママたちを引き連れて、レンゲくんの普段の様子について責めるような言葉を投げてきます。ずっと気にしていた息子のレンゲくんのことを言われてしまい、ついにさくらさんは……!? 「親なら心配じゃないの?」 レンゲくんのことでママたちに囲まれ、責められるさくらさん。小さいころからずっとずっと悩んでいたことを、さも何も心配していないかのように言われ、悔しくて涙がこみ上げてきます。 学校生活のこともいろいろ質問されますが、さくらさんは責められているように感じます。さくらさんもなぜか「すみません……」と謝ってしまいますが、誰に何を謝っているのかわからなくなっていたと振り返ります。 自分の子どものことは自分が一番悩んでいるからこそ、「みんなが迷惑している」と言われショックを受けてしまうのでした。 子どもの発達や個性にはそれぞれ個人差があるものですが、それを当てつけのように責められてしまっては、誰だって悲しいですよね。周りからは見えなくても、大なり小なり誰だって悩みや事情を抱えているもの。そこに土足で踏み込むような言動には注意したいですね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月10日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、新しくできたママ友のボス子さんからサッカーチームへ誘われて入団したさくらさん親子。そこで負けず嫌いのボス子さんの影響を受けて、息子のボス太くんの様子に変化が現れます。「自分の子のせいで負けたと思われたくない」と思わせるようなボス子さんの策略でチームは団結しているように見えていましたが、ボス太くんはチームメイトの失敗を責めるようになります。「レンゲのせいで負けた」と言われ落ち込むさくらさんに、ヨワ美さんはやさしい言葉をかけます。ずっと前から仲良しのヨワ美さんに「さくらさんといるときが一番居心地がいい」と言われ、元気を取り戻します。しかしサッカーチームでレンゲくんの行動に対して、ついにボス子さんが……!? うちの子は頑張っているのに… レンゲくんのミスに対してボス太くんの暴言もだんだんエスカレートしてきました。さすがにコーチもボス太くんに注意をしますが、ボス子さんは「頑張っているのになぜ注意されるの?」と納得がいきません。勝てないのは勝負にこだわらないレンゲくんが原因だと、ついにさくらさんを呼び出します。 ママたちに囲まれ責められるさくらさん。大人になってもこんなことを集団で文句を言われるなんて思っても見ませんでした。「ヨワ美ちゃんはなぜそっち側にいるの……?」と、なにより仲間と思っていたヨワ美さんがその輪の中にいることにショックを受けてしまうのでした。 団体競技ではチームワークも大切。それを学ぶチャンスなのに勝ち負けにこだわるあまり、子どもにあまりいいとは言えない影響を与えてしまっているように感じます。誰しも子どものことは心配ですが、ママ友に責められるのは少し違う気もしますよね。わが子を否定されたようで深く傷ついてしまうなか、味方だと思っていたママ友からも突き放されてしまうと、さくらさんの精神的なダメージが心配になってしまいます。こんな状況に置かれたら、みなさんならどう対処しますか?著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月09日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、新しくできたママ友のボス子さんからサッカーチームへ誘われて入団したさくらさん親子。しかし負けず嫌いのボス子さんは、周りを凍りつかせる言動が目立ちます。小学生1年生の子どもの失敗なんてかわいいもの。しかしボス子さんは失敗を許せないようです。明らかに親同士の上下関係ができていることに気がついたさくらさん。確かに、ボス子さんの息子ボス太くんはサッカーも上手で賢い。それをマウントするボス子さんに他のママたちも何も言えない空気に……。試合に勝ったときはご機嫌でも、負けたときは機嫌が悪くなるボス子さん。誰よりも頑張っていたボス太くんが叱られているのを見ると、他のママ友も「うちの子も頑張らせないと……」と焦ってしまいます。そんなボス子さんを見ているボス太くんにも変化が……!? モヤモヤした気持ちを癒してくれたのは… ボス子さんは劣等感をピンポイントで突いて「人を使う」のがとてもうまい人でした。人一倍頑張っている息子のボス太くんを見せしめにすることで、他のママたちが自分の子どもを頑張らせないといけない雰囲気に……。 みんな必死で自分の子を指導します。ボス子さんの策略でチームは団結しているように見えていましたが、ボス太くんはチームメイトの失敗を責めるようになります。「レンゲのせいで負けた」と言われ落ち込むさくらさんに、ヨワ美さんは優しい言葉をかけます。そんなヨワ美さんの励ましに、さくらさんはうれしくて涙ぐんでしまうのでした。 「自分の子のせいで負けたと思われたくない」と考えるのは、自然なこと。しかし、誰かの責任にするのではなく、チームとして一致団結できる方法を考えたいですよね。みなさんは、ミスをしてしまったわが子にどんな言葉をかけてあげたいですか?著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月08日女性の身体には、歳とともにさまざまな変化が訪れます。自覚症状がないとついつい見逃してしまい勝ちですが、知らないうちに疾患が進行していることも。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝きました。新見正則の生き方論は以下の最新刊も参考にしてください。「しあわせの見つけ方予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」Tさんの場合……第二子を妊娠中に卵巣嚢腫になりました。とくに自覚症状はありませんでしたが、妊婦健診の超音波検査で発覚しました。たまたま見つかってとても運がよかったと思います。妊娠していなければ症状が出るまで気がつかなかったと思います。どんな治療を受けましたか?とくに治療はしませんでした。というのも、妊娠中は胎児に影響があるため治療できないと言われたからです。経過観察をしながら出産を待ちました。産後に超音波検査をすると卵巣嚢腫は自然消滅していたので、そのあとは何もしていません。世の女性陣へ伝えたいことは?卵巣嚢腫は症状がないため、なかなか気づきにくい病気です。進行すると捻転して緊急手術することもあるとのこと。毎年、健康診断を受けると安心だと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。定期的な婦人科検診を……自覚症状はなかったものの、妊婦検診の超音波検査で卵巣嚢腫と診断されたTさん。病気が隠れていても、自覚症状がないと見逃してしまうこともあります。皆さんも異変に少しでも気づけるように、定期的に健康診断や婦人科検診を受けてみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月07日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、新しくできたママ友のボス子さんからサッカーチームへ誘われて入団したさくらさん親子。しかしボス子さんの正体は負けず嫌いのマウント女子だったのです。いよいよ試合が始まり、ママたちの応援にも熱が入ります。あの優雅なボス子さんは、コーチ顔負け、負けず嫌いのマウンティング女子でした。そんな姿にさくらさんは思わずびっくりしてしまいます。しかも、相手チームに対してのヤジや暴言を吐くママたちに、さくらさんは驚きを隠せません。素敵なママと思っていたボス子さんの本性が少しずつ見えてきて……!? マウントを取るボスママに周りのママたちも顔面蒼白… 試合が始まり、みんなそれぞれ頑張っています。小学生1年生の子どもの失敗なんてかわいいもの。しかしボス子さんは失敗を許せないようです。明らかに親同士の上下関係ができていることに気がついたさくらさん。確かに、ボス子さんの息子ボス太くんはサッカーも上手で賢い。それをマウントするボス子さんに他のママたちも何も言えない空気に……。試合に勝ったときはご機嫌でも、負けたときは一瞬にして機嫌が悪くなるボス子さん。試合に負けてしまったときは、勝ったらご褒美がもらえる約束をしていたボス太くんが「頑張ったのにどうして?」と、大泣きしていました。「どうやったらみんなにも頑張ってもらえるか考えないと」と言うボス子さんに、ママ友たちは「連帯責任……?」と青ざめるのでした。 子どものしつけや家庭のルールはそれぞれ。「自分の家庭はこうだから!」と周りに圧力をかけるようなことは避けたいものです。そこに、サッカーがうまい・下手は関係ありません。子どもたちにまで悪影響が及ばないようにフォローしたいところですね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月07日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。幼稚園は別々でしたが、小学校への入学を機にヨワ美さんと再会し、新しくできたママ友のボス子さんからサッカーチームへ誘われて入団したさくらさん親子。しかし、ママ友たちの雰囲気に馴染めずにいました。家族で出かける予定が入っていたのに、ボス子さんの無言の圧力に耐えきれず、試合に参加することを選択したヨワ美さん。そんなヨワ美さんを見て、「ボス子さんがそんなに怖い……?」と、自分には理解できないもどかしさを抱えるさくらさん。さらに、「試合は応援するのが当たり前」という雰囲気にどうしてもプレッシャーを感じてしまい……。そんな中、いよいよ試合当日がやってきて……!? コーチより熱血なボスママにドン引き いよいよ試合当日。覚えることがたくさんあり、さくらさんは戸惑いながらも一生懸命任務を遂行します。試合が始まり、ママたちの応援にも熱が入ります。しかし、あの優雅なボス子さんは、コーチよりも熱く指示を出していました。そんな姿にさくらさんは思わずびっくりしてしまいます。 しかし、一生懸命頑張っている子どもたちを応援するのは理解できますが、相手チームに対してのヤジや暴言を吐くママたちに、さくらさんは驚きを隠せません。ボス子さんは誰よりも負けず嫌いだったのです。素敵なママと思っていたボス子さんの本性が、少しずつ見えてきたのでした。 チームに勝ってほしい気持ちはわかりますが、一生懸命頑張っている子どもたちにヤジを飛ばすのはマナー違反ですよね。案外、子どもは親をしっかり見ているもの。誰かを傷つけるような言動には気をつけたいですよね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月06日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。別々の幼稚園に通わせることになったものの、小学校で再びヨワ美さんと再会。そこでヨワ美さんを介して出会ったボス子さんは、マウントが激しいママだったのです。2人目の子どものお世話や仕事があるさくらさんは、なかなか入団したサッカーチームの当番を引き受けられません。息子のレンゲくんのためと思い、仲良くなろうと頑張りますが、すでに輪の中に入りにくい雰囲気に……。さらにボス子さんは「仕事するのは子どもがかわいそう」と発言し、さくらさんはいたたまれなくなりました。どうやらボス子さんは、仕事をしているママを良く思ってない様子。早くもやっていく自信をなくしてしまうさくらさんでしたが……!? ボスママに対するモヤモヤが止まらない 相手を見下すようなボス子さんの言動に、どうしてもモヤモヤしてしまうさくらさん。早くもやっていく自信がないと感じてしまいます。でも息子のレンゲくんは楽しそうにしているので、気を取り直して頑張ろうと決意します。車を出せないヨワ美さんとさくらさんのふたりは肩身が狭く、なぜか当番を頼まれる回数も多くなっていました。 そんなある日、ヨワ美さんは「サッカーチームをお休みして、家族でテーマパークに行く」と、うれしそうに話してくれました。しかし、その日に試合が入り、ボス子さんをはじめママ友たちみんなの気合がこもります。 ヨワ美さんは恐る恐るボス子さんに休むことを告げますが、無言の圧力に負け、テーマパークを諦めて試合に参加するはめになってしまうのでした。 少数意見をもつ人が多数意見に合わせるよう暗黙のうちに強制するのは、同調圧力のような心理的な圧力と言いかねません。自分の意見や気持ちを言い合える関係性なら素敵ですが、一方的に相手を萎縮させてしまうような言動には気をつけたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月04日主人公さくらさんが仲良しのママ友ヨワ美さんとは、同じ歳の息子の健診で出会い、そこから意気投合して関係を深めていきます。別々の幼稚園に通わせることになったものの、小学校で再びヨワ美さんと再会。ヨワ美さんを介して出会ったボス子さんを発端に、さまざまな出来事に巻き込まれていきます。息子のレンゲくんが小学校に入学したのを機に、新しいママ友とのお付き合いがスタート。ボスママのボス子さんに家に招待され、子どものサッカークラブに入らないかと誘われたさくらさん。2人目の子育てや仕事もあるさくらさんは、クラブの当番があると負担になるため戸惑いますが、早くもボス子さんのペースに巻き込まれ、入団を決めてしまいます。しかし、当番や土日の試合、毎月のイベントの話を後から聞き、最初の話と違うことに戸惑いが隠せません。それでも、レンゲくんのために頑張ろうと決意しますが……!? 頑張って仲間に入ろうと思ったけど… サッカークラブへの入団を決意したものの、さっそく当番のことで問題が起こります。車を出すのに大きい車種ではないさくらさんと同じく、ヨワ美さんも肩身の狭い思いをしている様子。それ以外にも2人目のお世話や仕事があるさくらさんは、なかなか当番を引き受けられません。さくらさんの代わりに夫が当番を引き受けてくれようとしましたが、「パパはNG」と言われてしまいます。 いきなりピンチのさくらさんですが、息子のレンゲくんのためと思い、仲良くなろうと努力します。しかし、仕事を理由に当番を断ったことで、すでに輪の中に入りにくい雰囲気が……。 取り巻きのママたちは、相変わらずボス子さんのご機嫌とりをしています。さらには、仕事をしているさくらさんが側にいるにもかかわらず、ボス子さんが「仕事をするのは子どもがかわいそう」と発言し、さくらさんはいたたまれなくなってしまうのでした。 仕事をするのも、両立しながら子どもを育てたいと思うのも、本人が決めること。自分と異なる立場のママを良く思っていない様子が伝わってきたら、誰だって身構えてしまいますよね。自分の価値観を押し付けず、互いを尊重できるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター モモ
2023年06月03日■前回のあらすじ長女の療育手帳を取得。療育手帳とは知的な障害がある人に交付される手帳で、さまざまなサービスを受けられる。この日を迎えるまでどんな出来事があり、どんな思いを持って行動したのか。当時を振り返ると…。■いわゆる育てやすい子だった?■3歳の頃困っていたこと長女ゆいは健診で発達について指摘されることもなく、特に気になるところもなく成長してきました。しかし3歳の頃、困っていたことを思い出し…。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年06月01日私は3歳半と1歳半の息子がいる2児の母です。現在3歳半の長男のイヤイヤ期が、それはもう強烈でした。毎日試行錯誤しながら、イヤイヤ期の長男を育てるのに必死だったのですが、そんな長男のイヤイヤ期を振り返りたいと思います。今回は長男がお風呂が嫌いで困っていたとき、どのように対応したのかをお話しします。 それは突然やってきたこれは長男が1歳半ごろのお話です。私はちょうど第2子の妊娠が判明したときでした。私はつわりの影響でお風呂に入ると気分が悪くなるので、長男のお風呂は夫に任せていました。長男は夫とお風呂に入るのが大好きで、毎日楽しくお風呂に入っていました。 ある日、夫がいつものように長男とお風呂に入ろうとすると「嫌」と長男が泣くようになりました。お風呂に入ろうと誘うと「嫌」と長男は激しく泣くようになり、家中逃げ回る日もありました。これがお風呂イヤイヤ期の始まりでした。 無理矢理お風呂には入れたくないけれど…私たちは「無理矢理お風呂に入れて、これ以上お風呂を嫌いになってほしくない」と思っていました。そこで私たちは長男がお風呂に入りたくなるまで、待つことに。しかし30分経っても、1時間経っても「お風呂に入ろう」と誘うと返事は「嫌!」のひと言。長男がお風呂に入ることを拒否し続ける日がほとんどでした。待ち続けても寝る時間が遅くなってしまうので、最後は強行突破。結局、長男を無理矢理お風呂に入れていました。 脱衣所でも浴室でも長男は大号泣。私は脱衣所から大音量で長男の好きな音楽をかけて、気を紛らわせようと必死でした。ちなみによくかけた歌は「とんとんトマトちゃん」です。この曲には何回も助けられました。嫌なお風呂を頑張ったあとは、毎日たくさん長男を褒めてぎゅっとしました。 救世主現る!お風呂に楽しく入ってほしいと思い、お風呂用のおもちゃをいろいろ買って試しました。しかし長男はどれもすぐに飽きてしまいました。私はたまたま家にあった入浴剤を発見。長男に入浴剤を渡すと、「これをお風呂に入れると色が変わるから、何色になったか教えてね」と伝えました。 すると長男はすんなりお風呂に入ったのです。お湯の色が変わるのが不思議だったようで、その日は泣かずにお風呂に入っていました。長男のお風呂イヤイヤ期を救ったのは、入浴剤! おもちゃではなく身近にある物でした。 うまくいかないときもあるすっかり入浴剤のとりことなった長男。しばらく長男は楽しくお風呂に入っていました。しかし、そこはイヤイヤ期。長男もその日の気分もあり、私のつわりも落ち着き、私が一緒にお風呂に入るようになってもダメ。入浴剤もダメ。おもちゃもダメ。全部ダメ。そんな日もありました。 それでも入浴剤のおかげでお風呂を嫌がる日が減り、とても助かりました。そうこうするうちに、長男が2歳を過ぎたころにはお風呂を嫌がらなくなりました。 3歳半になった現在では長男のイヤイヤ期はかなり落ち着きました。しかし今度は次男のイヤイヤ期が始まりました。今のところ長男と比べると穏やかなような……。イヤイヤ期にも必ず終わりは来ると信じて、毎日子育てに奮闘したいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:小林加奈
2023年06月01日このお話は作者リコロコさんに寄せられたエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじ結婚して数年後、妊娠した主人公は帝王切開で女の子を出産。しかし、産後知り合ったママたちに帝王切開だったと話すと心ない言葉を投げかけられ、「お腹を痛めて産んでこそ母親」と言われているように感じるのでした。■帝王切開の話が出て…■帝王切開での出産を決意赤ちゃんが少し大きめだったこと、そして合併症もあることから帝王切開で出産した主人公。産後の痛みは想像以上で、傷口をかばう余裕すらなく、術後すぐに育児に追われるのでした。次回に続く「帝王切開ってかわいそうなの?」(全9話)は12時更新!本記事はあくまで筆者に寄せられた体験談です。症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2023年05月23日特に症状はないのに、健診で子宮筋腫と指摘された経験はありませんか? 筋腫というと悪性腫瘍=がんとの関連が気になったり、診断書には経過観察とあるものの、婦人科を受診するべきかどうか不安になったりする方は多いのではないでしょうか。そこで、 産婦人科医の駒形依子先生に子宮筋腫がどんな病気であり、どのように対処すると良いのかを聞きました。教えてくれたのは…監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。★関連記事:「嫌な予感」人間ドックで子宮筋腫の相談をしようと思ったら… #人間ドックで指摘された子宮筋腫 1子宮筋腫とはどんな病気?40代では2人に1人があるという良性の腫瘍まず、子宮筋腫とはどのような病気なのでしょうか。「子宮を構成する平滑筋という筋肉が増殖してできる良性の腫瘍です。小さなものを含めればほとんどの女性にあると言ってよく、40代では2人に1人にはあるとされています。40代で多いのは、小さいために健診で指摘されることもなく、症状もないことで治療をしてこなかったからです。子宮筋腫はできる箇所によって3種類あります」(駒形先生)。筋層内筋腫(最も多く、多発しやすいが症状が出にくい)粘膜下筋腫(小さくても症状が強い)漿膜下筋腫(大きくなるまで無症状が多い)【主な症状】経血にレバーのような血の塊が混じる経血の量が多くなる月経期間が長引く月経期間中に下腹部が張る不正出血がある下腹部に硬いしこりを感じる貧血の症状がある頻尿や便秘がある腰痛や下腹部痛がある上記にあるような症状がつらい場合は婦人科を受診すると良いでしょう。特にない場合は経過観察で大丈夫です。治療には薬物療法と手術療法があります。出産を希望しない場合は子宮全摘出手術を選ぶ人もいます」(駒形先生)。子宮筋腫はどうしてできる?女性ホルモンにより筋腫が成長するそれでは、症状が強くない限り、子宮筋腫と指摘されてもあまり気にしなくて良いということでしょうか。「子宮筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンにより成長することがわかっているので、閉経すれば治まってきますし、悪性腫瘍に移行することはゼロではありませんがまれです。とはいえ筋腫があるということは、体がSOSを出しているということですから、症状がなくても原因は探ったほうが良いと思います」(駒形先生)。子宮筋腫ができる原因にはどんなことが考えられるのでしょうか。「子宮筋腫に限りませんが、漢方医学の観点から見れば、やはり毎日の生活習慣に原因があると思います」(駒形先生)。子宮筋腫を防ぐ生活習慣とは“ ためずに出す ”生活を心がけて具体的にはどのように気を付けると良いのでしょうか。「私が患者さんによく言ったり、本に書いたりしていることは便秘しない太らない食べ過ぎないの3点です。特に40代以降は女性ホルモンの減少により便秘になったり、肥満になりやすかったりします。また、不満や心配をため込みやすい年代でもあります。不満や心配があれば発散する、食べ過ぎに気を付けて便秘や肥満にならないようにする。まずはこれだけでも実践することで体内の炎症となる原因は減らせると思います。子宮筋腫は閉経すれば大きくなることはありませんが、閉経する時期は人それぞれです。日本人女性の平均は50.5歳ですが60歳まで続く可能性もあるので、子宮筋腫を増やさない、大きくしない生活習慣を心がけてほしいと思います」(駒形先生)。まとめ子宮筋腫は子宮腫瘍とも呼ばれるため、「がん!?」と思ってしまいますが、ほとんどが良性ということ。とはいえ、体内の細胞が炎症を起こしていることには変わりありません。健診などで子宮筋腫を指摘されたら、これを機に日ごろの生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年05月21日ときはすでに11月。絶望してる暇もないプレ幼稚園という初めての「社会」から拒否されたことは、まるで世界中から拒否されたような絶望感でした。いっそ幼稚園なんか行かずにスバルと2人きりで過ごそうか、なんて考えたりもしました。2人きりの世界なら誰かが決めた枠からはみ出ても何も言われないし、誰とも比べられないし、迷惑もかけないし、ただのかわいいかわいいスバルのままでいられるから。しかしプレ幼稚園の通園を毎週楽しみしていたスバルの姿が頭に浮かび、考え直しました。集団活動が苦手でマイペースに振る舞うスバルですが人が好きなのです。スバルは人に囲まれてニコニコ笑っているのが似合うのです。「そんなスバルにピッタリの幼稚園を探そう」と決意したのでした。しかしときはすでに11月目前。各幼稚園の入学願書受付開始が始まる時期です。とにかく時間がありません。ママ友がいない私ですが、たまたま公園で出会った先輩ママさんに「人気のある幼稚園は入園願書受付日の前夜から並ぶ」と聞いていました。つまり4月までに幼稚園が見つかれば良いのではなく、今すぐ新しい幼稚園を見つけて願書受付日に間に合わせなければいけないのです。プレ幼稚園から退園勧告を受けるまで、この幼稚園にそのまま入園する予定でいたのでそれ以外の幼稚園の情報がゼロの状態からのスタートです。スバルにぴったりの幼稚園とは?プレ幼稚園を退園した日、夜になっても全く眠れませんでした。どうせ眠れないならと、インターネットで近隣の幼稚園をリストアップすることにしました。特色や教育方針、年間行事の写真などを吟味しながら、徹夜で幼稚園の情報を集めました。ホームページを読み込んだだけでもいろいろな特色があることが分かり、マーチングバンドとかミュージカルのようなスバルが苦手な集団活動に力を入れている幼稚園はリストから外しました。逆にスバルが楽しめるものが何か考えると…Upload By 星あかり当時はまだ乗り物以外のものへの興味が分からなかったので、「のびのびと」「一人ひとりひとりの個性を大事に」「自分らしさを育む」みたいな若干ふんわりした表現を頼りに、いわゆる「のびのび系」の教育方針と思われる幼稚園を当たることにしました。ちなみにホームページに障害のあるお子さんの受け入れの有無が書かれている幼稚園はなかったので1件ずつ電話してみるしか手立てはありません。退園したプレ幼稚園は地域の中ではのびのび系で有名な幼稚園だったので「この幼稚園に断られた子」という肩書きを背負ったスバルがほかの幼稚園で受け入れてもらえる気がしませんでした。発達障害がある子どもを受け入れる園を探して。泣きながら幼稚園に電話朝が来て、幼稚園が始まる時間になって「今日はリストの中から10件の幼稚園に電話をかけよう」と決意しました。全部断られたら明日また10件。それも全部断られたとしたら、私たちはどうなってしまうのだろう…。断られることを前提でかける電話は本当に怖くて、幼稚園の電話番号を電話に入力してから通話ボタンを押すまでに随分と時間がかかりました。何度も呼吸を整え、やっとの思いで1件目の幼稚園に電話をかけました。この日の私のコンディションは、頭は冷静なのに常に涙があふれてくるという非常に良くない状態でした。泣きながら電話をかけてくる不安定な母親という第一印象を持って欲しくなかったので、泣いているのを悟られないようアナウンサーを意識したハキハキした口調で事前に用意していた原稿を読み上げました。原稿にはチャート式で話すことをまとめてあり、先方の返答をある程度予測してさらにその先の返事ができるように細かく書いていました。徹夜明けのポンコツの脳みそでも対応できる完璧な原稿です。今までの経緯や自閉スペクトラム症と診断されたこと、そしてスバルの今の状態を説明し「可能でしたら見学や面談をさせていただけますか!」と。本当はポタポタと涙が顎から滴り落ちていましたが、そんなことを感じさせない明るく元気な声で話すことができました。電話を受けた幼稚園の先生の反応は電話の向こうの先生は「なるほど」と言ったあとほんの少し無言になりました。「ああ、今、断る言葉を探している」と思いました。しかし先生は「お母さんのことが心配です。今日でも明日でもスバルくんと一緒に幼稚園の見学に来ませんか?」と言ってくれたのです。明るく元気な声でハキハキと話したはずなのに心配されてしまいました。バレバレです。それはさておき、「スバルくんは他害は?オムツは?着替えは?意思の疎通は?食事は?癇癪は?」そんな質問は一切なく、一番最初に私を心配する言葉をかけてくれたという事実に困惑しました。そんな優しい言葉は用意していたチャート式原稿に載ってなかったから。こうして翌日、この幼稚園に見学に行くことになりました。10件、20件電話をかけて全部断られるつもりで始めた幼稚園探しでしたが、実際には3件電話して3件とも見学や面談に呼んでくださり、入園もウェルカムという結果になりました。本当に予想外のうれしい結果になりました。3つの幼稚園にはそれぞれの良さがあり、どの幼稚園の方針がスバルに向いているのだろうと頭を悩ませました。しかし最終的には最初に電話したこの幼稚園に決めました。Upload By 星あかり電話で先生からかけてもらった優しい言葉の記憶は何年経っても色あせることなく心に残っています。スバルと共に成長する中で孤独を感じたとき、スバルと2人だけの世界に逃げ出したくなったときにふと思い出し「この世界には私たちを心配して一緒に考えてくれる人がいる」と前を向くお守りのような言葉になりました。執筆/星あかり(監修:初川先生より)新しい幼稚園探しのエピソードをありがとうございます。退園を言い渡されたあの夜にリサーチされたのですね。本当にお疲れ様でした。退園を言い渡されると、社会から拒否された感じ、世界から拒絶された感じがされるとのことでしたが、同じような思いをされた保護者の方も多くいらっしゃることと思います。排除された、入れてもらえなかったということの保護者の方への衝撃の大きさ、計り知れないほどだったとお察しいたします。さて、衝撃を受け、眠れぬ興奮した頭でリサーチをして、翌朝から電話をかけ始めたとのこと。電話で確認・質問することをフローチャートにまとめられたこと、素晴らしいです。緊張しながら、そしてそもそもの心持ちとして穏やかならぬ心で話をしなければならないときは、そうした準備がとても大切です。勇気をもってお電話されて、そしたら予想外のあたたかい言葉をいただけて。新しい園探しは順調に進んだようで何よりです。お子さんに何らか課題や障害があると分かっている場合、そうした経緯や状態について整理してお伝えするとスムーズに進みやすい面はあります。前の園のようにNGの場合は早い段階でそう伝えてくるでしょうし、そうではない場合は事情を知ったうえで建設的な話が展開されやすくはあります。お子さんをうまく受け入れていただけるか不安だと、場合によっては、できれば言わずに隠しておきたいと思うこともあるかもしれませんが、知っていることや経緯について話してそれを受け入れてくださる園(先生方)を探す方がよいと感じています。これは幼稚園だけに限らず、小学校入学やそれ以降も同じで、ご心配なことを伝えたうえで、建設的な話し合いをし、お互い準備を整えたうえで入園入学等に至ることが大事なように(うまくいくように)感じています。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月18日現在小学校1年生の娘が1歳半のときの話です。家ではよく言葉を発していた娘ですが、極度な人見知りで、外では言葉を発することがほとんどありませんでした。1歳半健診で自分の名前や指さしの受け答えがあると聞いていた私は、娘が初めて会う人と会話できるかと心配していました。そして健診当日を迎え……。ひと言も言葉を発しない娘健診のあとにそのまま実母と予定があったので、私と娘と実母の3人で会場に行き、順番が呼ばれるのを待っていました。 娘の番になり、身長や体重などの身体測定のあと、別室でついに担当の保健師さんとの面談。やはり娘は名前を聞かれても、イラストを指さしされても、ひと言も発言せずに固まっていました。担当の職員さんも「普段、家では話すのよね?」と判断を迷っている様子でした。そんなとき……。 廊下にいる私の母を発見して…娘が、廊下で待っていた実母を見つけて「○○(実母の名前)さん!」「ちて(来て)」と叫んだのです。すると実母は、廊下からうれしそうな顔で娘に手を振ってくれました。 そのあと保健師さんが再度、娘の名前を聞いても、イラストの指さしをしても、やはり娘はひと言も言葉を発することはなく面談は終了。しかし担当してくれた保健師さんは、「緊張しちゃったんだね。おうちでできていることもわかったので大丈夫」と言ってくれました。 何か娘の発達について指摘されるのではと不安に思っていた私は、実母のおかげで娘の普段の様子を見せることができ、ホッと安心しました。あとで実母にこのエピソードを伝えると、そんなことになっていたとはまったく気が付いていなかったそうです。健診が終わった私たちを笑顔で迎えてくれた実母の顔を見て、何歳になっても母が一緒だとやっぱり心強いなと感謝した出来事です。 著者:河原りさ
2023年05月17日■前回のあらすじ離婚後義母と住み始めた元旦那。しかし息子の本性を知った義母は、息子に対してよそよそしく接するようになったのだそうです。そして不倫女のサチコは妊婦健診へ…。最初は私って鬼? とも思ったけど、絶対に慰謝料もらわないとは言ってないし、妊娠はしてなかったみたいだし、貰えるものは貰っておこうと…。家と土地の権利、慰謝料ももらって、私って意外と欲がすごいんだなと思いました。まあみんなそれなりのことしてるから悪いんですけどね!次回に続く 「不倫旦那と女を部屋に閉じ込めてみたらすごい事になった」(全70話)は21時更新!
2023年05月03日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。 このお話は作者リコロコさんに寄せられたエピソードです。登場人物の名前など、一部脚色を加え漫画化しています。こんにちは、リコロコです。今回は妊娠・出産のお話です。私自身も3人子どもがおりますが、ありがたいことに妊娠出産と順調に進むことができました。ですが、ふと振り返ると、本当に奇跡の連続で今があるんだなと思います。今回のお話も、みんなと同じように妊娠し、順調に出産に至れるはずだった、ある女性とその家族のお話です。ほぼ実話をそのまま漫画化させて頂いております。長いお話になるかもしれませんがぜひお付き合いください。■2人目を妊娠■安心して出産できる思っていたのに…順調に成長していると思っていたお腹の子の肺に水が…!?この日から、主人公・芽衣の妊婦生活は一転するのです。次回に続く「天使が生きる奇跡」(全29話)は12時更新!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年04月23日プレ幼稚園のある日の放課後、園長と副園長から呼び出され…スバルの言葉が溢れてから最初の通園日にプレ幼稚園の帰りに先生に呼び出されました。呼び出された部屋には、プレクラスの先生2人と園長と副園長が待ち構えており、ドアを開けた瞬間これはただごとではないと察しました。妙にぎこちない挨拶を交わしたあと、先生から神妙な面持ちで「発達検査を受けて診断書を提出してください」と言われました。とっさに「ほんの数ヶ月前に受けた検査で『言葉が遅いだけ』と言われたばかりなんですけど…」と伝えると先生たちは困った表情に…。私自身も心の中では数ヶ月前の検査のときと今では状況が違うことを理解はしていましたが、なかなか先生の言葉を受け止められなかったのです。数ヶ月前、プレ幼稚園に通い始める前に受けた検査では私も心理士さんも集団の中にいるスバルの姿を知りませんでした。スバルは一対一なら話が通じ、人が好きで興味があることには集中して座っていられるので、プレ幼稚園に入るまでは「言葉が遅い以外に困りごとはない」と思っていたのです。その後、プレ幼稚園での初めての集団生活の中で、先生がクラス全体に呼びかけた「お片づけの時間だよ」などの指示が通らなかったり、私が膝の上でホールドしていないと絵本の時間に歩き回ってしまったりと明らかに浮いているスバルの様子を知ることになりました。クラスメイトたちは入園から3ヶ月ほどで幼稚園のルールを学びプレ幼稚園での集団生活に馴染み、次々と母子分離通園になっていきました。そんな中スバルと私はいのこりで母子同伴通園を続けていました。そんな状況でも「言葉が遅いだけ」と言われた事実から、言葉が出始めたまさに今!このときから!ものすごい成長があるかもしれないとほんの少しの期待が捨てきれずにいたのでした。そんな心境の中での先生の「発達検査を受けて診断書を提出してください」の言葉…モヤモヤとした気持ちを抱えながらも、とにかく発達検査を受けることにしました。発達検査の予約をするも2ヶ月待ち自宅に帰ってから地域の療育センターに発達検査の予約の電話をかけましたが、予約が取れたのは2ヶ月も先でした。こんなに不安な気持ちで2ヶ月も過ごすのかと絶望しましたが、その日を待つしかありませんでした。最初のころは興奮状態で何も手につかない毎日を過ごしていましたが、気持ちのアップダウンを繰り返しながら少しずつ冷静になってきました。そうすると見えてくる日々のこと。「そういえば、言葉が出始めても幼稚園での生活面にはものすごい成長はなかったな…」言葉が出たあとも相変わらず母子同伴。ありのままのスバルで過ごしていました。冷静に現状を把握したあとはこの時間を次のステップへ進むための準備期間にしようと、本を読んだりインターネットで情報収拾したりと心の準備をして過ごしました。検査の結果は「自閉スペクトラム症」と診断され…そして、発達検査の結果を元に医師の問診を受けた結果、「自閉スペクトラム症」と診断をされました。発達検査は簡易なものも含めて何度か経験しているので慣れたものです。スバルはいつも通り最後まで座って集中して取り組むことができました。しかも前回は言葉が出ていませんでしたが今回は言葉が溢れています。さらに、予約から本番までの数ヶ月で2語文も話せる様になったので、検査でも出来る事がぐっと増え、ホップ、ステップ、ジャンプ!レベルの成長を見せつけることができました。しかし結果は…「まごうことなき自閉スペクトラム症」でした。以前よりスバルが成長をしているのは事実です。しかし言葉が溢れたら埋まると思っていた発達の凸凹の凹は埋まることなく、伸びた凸が凹を際立たせる結果になりました。幼稚園での様子も含めて納得の凸凹です。2ヶ月も心の準備期間があったおかげで診断自体は動揺しつつも、わりとすんなり受け入れることができたと思います。インターネットでの予習で療育センターで診断されたあとは療育への案内と手続きがあることを知っていたので「やっと次に進める!」と期待していたくらいです。Upload By 星あかり療育の手続きが始まり、待っていましたとばかりに資料に手を伸ばすと「障害児」や「障害者」という言葉が目に飛び込んできました。そんな言葉の数々を見て、本やインターネットで調べて散々目にしてきたのに、そのときまるで強い風が吹いた様な衝撃を受けて声を出して泣いてしまいました。3秒前までやる気に満ち溢れニコニコはしゃいでいた女が突然泣き出して驚いたことでしょう…。その節は本当に申し訳ありませんでした。診断をプレ幼稚園に提出すると、まさかの「退園勧告」がその後、記憶が曖昧なくらい心も体もせわしなく情緒も不安定な2ヶ月を過ごし、どうにか療育の手続きも済ませ、診断書も手に入れました。そして診断書をプレ幼稚園の先生に提出すると、そのまま初日に行ったあの部屋へと呼び出されました。診断書を提出したあとは今後のことについて話すのだと思いました。加配の先生とか、合理的配慮とかそんな感じの話を。しかし先生から告げられたのは「本日限りで退園」という言葉でした。言葉にならない言葉をつなげて「でも…」「だって…」「スバルは幼稚園のある日を楽しみにしていて…」「ほかにも障害のあるお子さんが通っているって…」「もう1年プレクラスにいて年中から正式入園するとか(インターネットで予習した情報)」と食い下がりましたが、その決定を覆すことはできませんでした。すでに通園している障害のあるお子さんへの加配で先生の人数が足りないのだと説明されました。それでもどうにか…と言葉を探して説得を試みましたが、最終的に園長が個人的なお花見の話をしだしたので、あまりの脈のなさに引き下がるしかありませんでした。こうしてお友達に挨拶することもなく、裏門からプレの先生1人に見送られてひっそりと退園しました。幼稚園から自宅までスバルの手を引いて歩いて帰りながら、涙を止めることができず垂れ流して帰りました。初めて「社会」から拒否されたことは、まるで世界から拒否されたような絶望感でした。Upload By 星あかり帰宅するとスバルが泣いている私の顔を見つめながら「スバル、幼稚園、行かない」と言ってにっこり笑いました。その翌週からスバルはプレ幼稚園のある曜日になってもプレ幼稚園の話をしなくなりました。あんなにあんなに楽しみにしていたのに。スバルが少ない語彙を使って「ぼくはあの幼稚園にこだわらないから気にしなくて良い」と伝えてくれたのだと思いました。スバルの前で大泣きして気を使わせてしまって申し訳ないやら退園になって悔しいやら複雑な思いを抱えながら、それでも前向きにスバルにピッタリの幼稚園を探そうと決意したのでした。執筆/星あかり(監修:初川先生より)プレ幼稚園からの呼び出し面接、検査・診察を受けてとの指示、さらにその後の「本日限りで退園」の通告。なんと怒涛の日々、次々に来る課題をこなして今後のためにと願う母の思いをばっさりと非情にも切る園の判断。また、そこへ至るまでに自閉スペクトラム症の診断を受け、心の準備は出来ていると思っていたにもかかわらず「障害児」という字面に衝撃を受けたこと。そうしたことのどれをとっても大変な日々だったことと思います。そもそも、1歳半健診時の「言葉が遅いだけ」という専門家の言葉。言葉が遅いというつらい指摘と、しかし、それさえ追いつけばという希望でもあったのですね。私も専門家の端くれとして保護者の方への言葉の一つひとつに気をつけなければならないなと反省的に受け取りましたが、ただ、実際、手探りの子育ての中で専門家や先生と呼ばれる方の言葉を灯台の明かりのように、そこを頼りに進んでいくのは自然なことであったろうと思います。ようやく言葉が出始め、プレ幼稚園の通園も始まり、「これからだ!」と期待もひとしおだったことと思いますが、そこでの呼び出し面接と検査・診察を受けるよう言われるのはさぞ衝撃だったことと思います。言葉が出始めたことや検査でのスバルくんの取り組み方や応答に関しては、スバルくんの発達の中でも知的な発達を感じさせる一面であったのだろうと思います。以前に比べたら各段に成長している。それがあかりさんの実感と検査への取り組み状況的にも一致したのだろうと思います。ただ、自閉スペクトラム症というものは必ずしも知的な発達の遅れを示すものではありません。検査の結果が良かった・悪かったで即決まるものではなく、これまでの育ちの経過や行動や感覚面の育ちに関しての観察や聴取の結果、総合的に診断が下ります。行動としては、集団での行動が難しかったり、周りの人たちへの注意や関心を向けづらかったり、感じ方が独特なために集団の中にいづらかったり、そういう面に特徴が表れることが多くあります。1歳半健診の時点でそうした様子が見られることもあれば、いよいよ集団場面に入る頃合いにそうした様子が目についてくる場合もあります。スバルくん1人だけを見ていてもそのあたりは見えづらく、集団の中に入って初めて、苦手な状況・設定の多さに気づきやすくなった面もあるかもしれないですね。自閉スペクトラム症かもというところで、すぐに情報を集められ、療育をとお考えになったのは何よりです。お子さんの特性に合うトレーニング等を早期から行うことはお子さんの成長発達に良き効果をもたらします。ただ、幼児期の療育は自治体の福祉の枠組みで行われることも多く、どうしても制度上の区分である「障害児」というくくりがついてくる面もありますね。まだその事実を知って日も浅く、いよいよ突きつけられるその単語はおつらかったことでしょう。それにしても(あかりさんのプレ幼稚園のコラムでは毎回思いますが)、園の先生の冷たい感じ、きついですね。保護者の方からしたら、園でよりよく生活をするために(園から頼まれた)検査・診察を受け、その結果を活かしてほしいと思うのは当然です。しかし、そこをばっさりと……。毎度思いますが、配慮などできないというスタンスの園にそこを頼みながらやっていくというのはそこから始まる園生活がなかなかに困難であろうことが想像されます。ならば温かく迎えてくださる新しい環境でやっていくほうが、スバルくんの短い「幼稚園時代」を過ごすうえでは実り多きものになるだろうと感じます。そうすると冷たい園は冷たい園のままで存在し続けるので、それはどうなのかと私は支援者として思いますが、ただそこを今闘うかどうかというところで、母であるあかりさんの「次を探す」という選択はスバルくんにとって良きものになるのではと感じます。コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年04月19日私は3歳半と1歳半の男の子2人を育てています。ある日、私は高熱でまる2日間ベッドから動けない状態になりました。周囲には家族や親せきもいないので、ちょうど仕事が休みだった夫にすべてを任せることになったのですが……。夫と子どもの関係夫はもともと積極的に子育てを手伝ってくれるのですが、仕事と私にはできない屋外や庭の手入れで家の中でゆっくり子どもたちと過ごす時間がありません。子どもたちはパパが大好きですが、一緒にいる時間が少ないためか私がいると私にばかり頼り、特に長男は夫に反抗するようになりました。 そんな子どもたちの様子に私は疲れ、夫は少し残念な気持ちになっていたときです。私は急な高熱で、まる2日間寝込んでしまったのです。 私の代わりになった夫夫は私の代わりに、家事や子どもたちのお世話を一生懸命してくれました。長男と一緒に料理や後片づけをしたり、子どもたちと一緒にお風呂に入ったり。子どもたちがかんしゃくを起こしたり、夫の言うことを聞かないときはときどき叱りながら言い聞かせていました。 そして子どもたちも、夫がたくさん自分たちのお世話をする姿を見て、特に長男は「パパ! パパ!」と夫に寄っていくようになったのです。そんな親子の声を、私は寝室で少し楽しみながら聞いていました。 「知っているけれど」と思ったが……それから、夫は以前より積極的に子育てに協力してくれるようになりました。私の病気が治ってからは、次男が泣いていると「○○ちゃん(次男の名前)どうしたの?」と私よりも早く次男を抱っこしたり、「長男はもうひとりで○○できるからお手伝いさせたら喜ぶよ!」と子どもの様子を私に教えてくれるようになったのです。 私は心の中で「知っているけれど」と思いつつも、夫を立てて「そうなんだ! すごいね」と一緒に喜ぶようにしました。 私の代わりに苦戦しながらも、幼児2人を3日間全力でお世話をした夫。夫だけでなく、子どもたちも夫に寄っていくようになり、お互いの関係が明らかに良くなりました。私がいないこの3日間で、親子3人にとって新たないい絆が生まれたような気がします。時間があるときは夫に子育てを完全に任せて、私のいない時間を作ることもときには大事だと思った出来事でした。 著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年04月18日長男は1歳半ごろから落ち着きがなく、常に走り回るように。私は毎日手を焼いていました。そんなある日、子育て支援センターに発達相談員の先生が来たので、相談をしてみることに。すると先生の口からは思いがけない言葉が……。私の心をパッと明るくし、今でも子育ての支えにしている言葉をご紹介します。 常に走り回る長男と手を焼く私長男が歩き始めたのは生後11カ月のころでした。歩行が完全に安定した1歳半ごろからはスピードがどんどん速くなり、長男の移動は「歩く」から「走る」に変わっていきました。 長男は本当に落ち着きがなく、私が手をつなごうとしても強い力で振りほどこうとします。そのため、私は長男の横を、文字通り「並走」する毎日を送っていました。 長男は常にこんな調子で、いつ車道に飛び出して事故に遭うかわかりません。そのため平日に私ひとりで長男を公園に連れていくことは危険だと判断し、毎日のように子育て支援センターに通っていました。 発達相談員の先生に相談そんなある日、その子育て支援センターに発達相談員の先生が来ました。私は正直「時期がくるのを待つしかない」というような答えしかもらえないだろうなと思いつつも、長男のことを相談してみることに。 私が「落ち着きがなくて困っています」と相談すると、先生は「遊んでいる様子を少し見させてください」と言いました。そこで私と長男はいつも通りしばらく遊んでいました。 数分経つと先生は「確かにそうですね。きっと◯◯くん(長男)は今いろんなことに興味があって、遊びが転々とするのでしょう」と。私は「やっぱりそうか」と思いつつ、それ以上のアドバイスは期待していませんでした。 先生の口から出た思いがけない言葉しかし先生はこう続けました。 「でもねお母さん、◯◯くんを見てください。◯◯くんずっとニコニコしているでしょう? この笑顔はお母さんからもらったんですよ。お母さんが笑顔だから◯◯くんも笑顔なんですよ」と。 私はまさかそんなことを言ってもらえるとは思っておらず、思わず泣きそうになったのを今でも覚えています。母親である私のことまで気にかけてくれた先生の心づかいに感動したのです。 結局、長男に落ち着きが出てきたのは2歳半になってからでした。言葉や社会性の発達が遅いことに多少の不安はあったものの、私は先生に言われた言葉を心に支えにし、長男のタイミングを待つことができました。 今は当時住んでいた土地から引っ越してしまい、その先生に会うことはもう叶いません。ですが、「先生の言葉に勇気づけられました。ありがとうございました」とお礼を伝えたいです。これからも子育ての悩みはたくさん出てくると思いますが、そんなときでもできる限り笑顔を忘れずにいようと思わせてくれた言葉でした。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/山口がたこ著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2023年04月15日マイペースでのんびり屋さんの息子は2歳半を過ぎたころから自己主張が激しく、自分の思い通りにならないと泣くようになりました。私に余裕がないときにこれをされると、ついイライラ。それが悩みの種でした。 保育園の先生が涙を流しながら伝えてくれた言葉 私がとくに息子に対して困ったのは、物を投げる行為。いくら叱っても、おもちゃやリモコンなどを手当たり次第に投げて自己主張するのです。仕事を家に持ち帰ることもあった私は、余裕がないときに物を投げられるとつい感情的に。息子の激しい自己主張に困り果てた結果、保育園の個人面談で相談することにしました。 面談の日、息子の家庭での様子を伝え「私もついイライラしてしまって……」と話していると、担任の目から涙が! 自己嫌悪で落ち込む私の気持ちに担任は、寄り添ってくれたのでしょう。思いがけない涙にびっくりしている私に先生は「園での様子を見ると、ご両親からたっぷり愛情を注いでもらっているのがよく分かります。お母さんが困っていることも、きっとちゃんと理解していますよ」と話してくれました。 さらに、先生は続けて「お母さんもまだママ歴2年。まだまだうまくできなくて当然ですよ」と言ってくれたのです。先生の涙と暖かい言葉に励まされた私。それ以来、イライラすることがあっても「まだまだ新米ママなのだから」と思うことで、すっと気持ちが収まるようになりました。 作画/ゆゆ著者:向田紀子3歳の男の子のママ。動画配信サービスでアニメやドラマを観るのが趣味。現在はWeb記事に関わる仕事をしている。
2023年03月26日息子の3歳半健診で起こった話です。家庭保育だったため、あまり他の子と比べる機会がなく過ごしていたので、少し驚いてしまった体験談を紹介します。 うちの子だけ? 3歳半健診で遭遇した衝撃的な風景 3歳半健診がきっかけとなり、息子のトイレトレーニングが前進しましたが、まだまだ布パンツには変えられない状況です。しかし、息子の意識が少しずつ変わり、成長していく姿を見て、私も焦らずに声かけをしていこうと思えたエピソードでした。 監修/助産師 松田玲子著者:シュー子3歳、1歳の二児の母。専業主婦(潜在介護士)。育児の合間に妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に作画中。
2023年03月21日