2020年6月で開館100周年を迎える新宿武蔵野館に注目。武蔵野館100周年記念企画として、12月は新宿のブランド野菜「内藤とうがらし」とのコラボ企画「スパイスはいかが~新宿名物!内藤とうがらしとバスクを巡る旅」を開催中です。新宿の街と共に歩んで100年。武蔵野館の歴史に思いを馳せて。大小さまざまな映画館が集まる新宿の中でもファンが多い新宿武蔵野館が、2020年6月で開館100周年を迎える。これに際し、毎月テーマを設けた記念上映が開催中だ。大正9年に新宿の発展を祈念し、商店街の有志によって立ち上げられた同館。関東大震災や第二次大戦を乗り越え、現在では、同じく新宿にある姉妹館シネマカリテと共に、新宿の映画文化を支えている。100周年期間中は、月替わりで人気作や名作を上映する。12月は、新宿のブランド野菜「内藤とうがらし」とのコラボ企画。江戸時代の新宿で名物だったとうがらし栽培を復活させ、再び広めようと活動しているプロジェクトメンバーが、バスク地方のエスプレット村へ視察に行くのを記念した特別企画で、バスクにちなんだ6作品が上映される。ラインナップは、バスク語作品では初めて、アカデミー賞外国語映画賞スペイン代表に選ばれたヒューマンドラマ『フラワーズ』(‘14)や、内戦直後のスペインを舞台に、少女の妄想と現実が交錯する様を描くファンタジー『ミツバチのささやき』(‘73)、バスク出身のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督のホラー作品など、ジャンルも時代もさまざま。1月以降も「笑う門には福来る!」「君のヒーロー、君のヒロイン」「心にしみる珠玉の名作」など個性的なテーマが控える。新宿の街で、いまだ観ぬ映画に出合えるチャンスだ。新宿武蔵野館武蔵野館100周年記念企画12月「スパイスはいかが~新宿名物!内藤とうがらしとバスクを巡る旅」東京都新宿区新宿3-27-10武蔵野ビル3F/新宿シネマカリテ東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1開催中~2020年6月月替わりのテーマや上映プログラム、そのほかTシャツやパスポートといった記念グッズなどの詳細は、新宿武蔵野館100周年記念特設サイトをチェック。『スガラムルディの魔女』宝飾店に押し入った強盗団は逃走中に道に迷い、魔女狩り伝説が残るスガラムルディ村に辿り着く。村には人肉に飢えた魔女たちがいて…。監督/アレックス・デ・ラ・イグレシア©2013 ENRIQUE CEREZO P.C., S.A.- LA FERME PRODUCTIONS-ARTE FRANC ECINEMA※『anan』2019年12月4日号より。(by anan編集部)
2019年11月26日ドイツで創設され、建築、デザイン、写真など様々な分野で後世に多大な影響を与えた学校“バウハウス”の100周年を記念した特集上映「バウハウス100年映画祭」が東京・渋谷のユーロスペースで開催されている。“バウハウス”の名前は、建築やデザインを好きな人であれば、どこかで一度は目にしたことがあるはずだ。バウハウスは第一次世界大戦後の1919年にドイツで創設され、芸術と技術の新たな統合を目指して建築界の巨匠ヴァルター・グロピウスが創設。多くの生徒たちが学んだ。彼らは独自の教育システムを作り上げ、様々な分野で成果をあげたが、バウハウスはナチスの迫害を受けて14年で活動を終了してしまう。しかし、彼らが残したシステムや思考、作品は後に続く芸術家、建築家たちに影響を与えている。そこで本特集では5つの映像作品を4プログラムで上映し、バウハウスとは一体、何だったのか? 彼らの描いた理想はどのような作品に結実したのかを紐解いていく。上映されるのは、当時の学生たちの証言や貴重な記録映像も登場する『バウハウス 原形と神話』、彼らの精神が現代に息づいていることを描き出す『バウハウス・スピリット』、当地で学んだ女性たちに焦点をあてた『バウハウスの女性たち』、バウハウスの三代目校長を務めたミース・ファン・デル・ローエに迫る『ミース・オン・シーン』、バウハウス創設の8年前に建てられたモダニズム建築“ファグス靴型工場”を巡るドキュメンタリー『ファグスーグロピウスと近代建築の胎動』、そして全盛期のバウハウスで学び、建築だけでなく彫刻やグラフィックデザインの分野でも活躍したマックス・ビルの生涯を綴る『マックス・ビルー絶対的な視点』の5作品。集まった作品はいずれも建築やデザインの変遷や思想を追うだけでなく、そこで学び、思考した“人間”の姿も描き出す作品で、映画ファンからも好評を集めることになりそうだ。なお、本映画祭は現在、ユーロスペースで開催されているが、栃木、神奈川、長野、静岡、愛知、京都、大阪、兵庫、広島などでも開催が予定されている。バウハウス100年映画祭プログラムA 『バウハウス 原形と神話』プログラムB 『バウハウス・スピリット』『バウハウスの女性たち』プログラムC 『ミース・オン・シーン』『ファグスーグロピウスと近代建築の胎動』プログラムD 『マックス・ビルー絶対的な視点』ユーロスペースで開催中ほかの劇場でも全国順次開催
2019年11月24日ゲラン(GUERLAIN)の“名香”「ミツコ」が、100周年を記念して“金箔×書”の限定ボトルになって登場。「ミツコ 100周年 アニバーサリー エディション」が、2019年11月15日(金)から数量限定で全国発売される。100年前に生まれたゲラン「ミツコ」今なおゲランで根強い人気を誇るフレグランス「ミツコ」。この香りを信奉する著名人は多く、ダイアナ妃、チャーリー・チャップリンなども愛した香りとして知られる。“名香”と親しまれるアイコンフレグランスが生まれたのは、今から100年前のこと。創作年の1919年は、ちょうど第一次世界大戦が終盤を迎えた時期で、女性たちが産業界へ進出し、地位や自由を獲得してきたタイミングだった。同時に、フランスでは“ジャポニズム”が流行。歌麿、北斎といった日本の芸術はとりわけ人気で、プッチーニの『蝶々夫人』やモネ、ゴッホの油絵作品などを通じて、ジャポニズムが本格的に広まっていった時期だった。仏ブランドがなぜ「ミツコ」という名の香水を!?ゲランは、ナポレオン3世の妃の愛用フレグランスを作り、王室御用達の香水ブランドとして発展。フランスの古き良き伝統を支えてきた名門フレグランスメゾンだ。なぜ、そんなフランスのメゾンが1世紀に渡って愛され続ける“名香”に「ミツコ」という名をつけたのか。同時、ゲランの調香師だったジャック・ゲランは、芸術家たちと親交があった人物。仲間の中には、ジャポニズム流行のきっかけの一つとなったモネの存在もあった。彼らとの交流を通して、日本に興味を持ったジャックは友人からある小説をプレゼントされる。日本女性×英国将校の“禁じられた恋物語”が着想源にその小説とは、クロード・ファレールの『ラ・バタイユ』。1905年の日露戦争のさなか、イギリス人将校と日本女性の“禁じられた恋”を描いた物語だ。その登場人物こそが「ミツコ」。東洋と西洋の狭間で漂う登場人物から得たインスピレーションが、アイコンフレグランス「ミツコ」の一つのきっかけとなったとされている。「ミツコ」は世界初“ピーチ”を使ったフレグランスゲラン「ミツコ」が類をみないほど長い寿命で愛され続けているのは、そのテーマ性はもちろん、革新的な香りだったから。ゲランは「ミツコ」以前からシプレーの香りをフレグランスに起用していたが、「ミツコ」で初めてフルーツの香りとミックスさせた。選んだのは、ジューシーなピーチ。ピーチの香りを香水に入れたのは、世界でゲランの「ミツコ」が初めて。そしてフルーティーなシプレノートが生まれたのもこの時が初めてだった。ゲラン「ミツコ」4つのキーノート1)ベルガモット「ミツコ」を構成する4つの大事な香りのうち一つは、ゲランのフレグランスほぼ全てに使用されているベルガモット。爽やかで喜びあふれる香りはトップノートに使用され、肌にのせるとふわっと爽快に広がるのが特徴だ。現「ミツコ」には南イタリアのベルガモットを使用している。2)ジャスミンジャスミンの優美で華やかな香りは、「ミツコ」の明るさを表現してくれる。ゲランは、フランス、イタリア、エジプトなど世界各地で作られるジャスミンをブレンドして、一定の香りを保持。3)ローズジャスミンと組み合わせて登場するのがローズ。バラの香りを重ねることで、香りはよりリッチになりボリューム感が生まれる。ブルガリア、トルコなどローズの名産地をはじめ、南フランスからも取り寄せ、うっとりするフラワーノートを完成させている。4)ベチバー「ミツコ」の官能的な側面を担うのが、イネ科の植物・ベチバー。ミステリアスな表情も引き出してくれる深みのある香りは、一度嗅いだら忘れられないウッディな香りの余韻をもたらしてくれる。これら4つの香りに、象徴的なピーチなどを重ねることで、100年もの寿命で生きる名香が作り出されている。長い年月の間、同じ香りの質を維持することは大変な労力を伴うこと。そのために、ゲランの5代目調香師ティエリー・ワッサーは、新しい香りをクリエイトするだけでなく、調香師の仕事のうち30%の時間を世界中を旅し、上質な香料を探し求めている。“逆さハート”は愛の証また「ミツコ」といえば、香りだけでなく、そのアイコニックなボトルデザインも特徴。優しい丸みを帯びたボトルは、女性のなで肩をイメージしたもの。一目でゲランとわかるボトルキャップは、ハートを逆さにした“逆さハート”がモチーフになっている。実は「ミツコ」は、調香師ジャック・ゲランが愛する妻へのオマージュとして生まれた香水とも言われ、その“逆さハート”のボトルキャップには、愛のメッセージが込められていると捉えることもできるのだ。100周年の「ミツコ」が黄金デザインに!100周年のアニバーサリーを祝して登場する「ミツコ 100周年 アニバーサリー エディション」は、日本へのオマージュを反映したスペシャルデザイン。香りはそのままにボトルデザインをアップデートした。金粉“散らし”で世界に1つだけのデザインボトルのボディは、金沢・箔一とのコラボレーションで、金箔をあしらったゴージャスな佇まいに。ボトル1本あたり金箔4枚に相当する23.5カラットを使用。“散らし”と呼ばれる技法を使って、黄金色に輝くフレグランスを透かせた透明感のある仕上がりを叶えた。1本ずつ手作業で仕上げているため、1本が完成するまでには10日もの日数を要する。紅白の花を咲かせる梅ボトル中央には、書家の中塚翠涛の梅のモチーフをオン。1年のうち1番初めに香りを運んでくる梅を書で描き、仕上げに紅白の花を咲かせた。現実には、1本の木で紅白の花が咲くことはないが、そのドラマティックな姿で、西洋からみた東洋という視点を詩的に表現したという。「ミツコ 100周年 アニバーサリー エディション」には、コラボレーションの証として箔一のロゴ、中塚翠涛の印も添えている。ボトルネックには、ゴールドのリボンをあしらって華やかに仕上げた。数量限定展開のため、各ボトルにはシリアルナンバーも刻まれている。【詳細】ゲラン ミツコ 100周年 アニバーサリー エディション 75ml 92,500円+税発売日:2019年11月15日(金)数量限定全国発売(一部店舗を除く)【問い合わせ先】ゲランお客様窓口TEL:0120-140-677
2019年08月08日チャンピオン(Champion)から設立100周年を記念した「センテニアル コレクション」が登場。2019年3月30日(土)より、チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウなど直営の限定店舗にて発売される。「センテニアル コレクション」は、チャンピオンを象徴する定番スウェットウェア「リバースウィーブ」や、「ジョックタグ」といったデザイン要素をモダンにアレンジし、100周年仕様にアップデートしたコレクション。1年を通して数回に分けて新作を発表していくが、3月30日(土)からは、フーディー、ジョガーパンツ、Tシャツ、ハットの4型が展開される。各アイテムには、ブランドアイコンと数字の"100"を組み合わせたロゴを配した。また、裏地には、"ヒドゥン・レーベル=隠されたラベル"が施されており、そこに自分の"チーム名"や"チームであるということの意味"などが書き込めるようになっている。【詳細】チャンピオン100周年記念「センテニアル コレクション」発売日:2019年3月30日(土)より随時展開店舗:チャンピオン ステラプレイス、チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ、チャンピオン 名古屋パルコ、チャンピオン 堀江、チャンピオン 福岡、オフィシャルサイトアイテム例:・CENTURY PULLOVER HOODY WITH HIDDEN LABEL 8,500円+税・CENTURY JOGGER WITH HIDDEN LABEL 7,500円+税・CENTURY TEE WITH HIDDEN LABEL 4,500円+税カラー:ホワイト/オックスフォードグレー/ブラック/アクアブルー/パパイヤ/ウォーターフォールグリーンサイズ:XS/S/M/L【問い合わせ先】ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンターTEL:0120-456-042(営業時間:平日10:00~17:00)
2019年03月30日2019年に創業100周年を迎えたマヨネーズでおなじみの「キユーピー」は、2019年3月15日(金)~3月31日(日)までの17日間、100周年のご愛顧への感謝を込めた期間限定カフェ「kewpie 100 years, start!CAFÉ」を六本木ヒルズにてオープンします。訪れたらぜひいただきたいおすすめメニューや、期間中に展開されるグッズ&イベント情報をご紹介。友人同士で、親子で、ぜひ訪れてみませんか。キユーピー100周年記念「kewpie 100 years, start!CAFÉ」「kewpie 100 years, start!CAFÉ」は、“サラダとタマゴのおどろき、たのしさ、未来へ!”がコンセプトの期間限定カフェです。期間内には、親子で楽しめるイベントも展開。「キユーピー」が大切に育ててきた、“サラダとタマゴの世界”を体感できます。ランチタイム「スペシャルランチプレート」11:00~15:00のランチタイムには、これまでに「キユーピー」が提案してきたさまざまなメニューが楽しめる「スペシャルランチプレート」をいただけます。選べるサラダパワーサラダ/シーザーサラダ/コブサラダ10種類以上の野菜と卵を使ったカラフルな「サラダ3種」からお選びいただけます。選べるメインディッシュマヨネーズ・ドレッシング・ジャムを使った「メインディッシュ2種」からお選びいただけます。野菜と卵のデリ色鮮やかな、「3種の前菜盛り合わせ」です。なめらかマヨプリンこだわりの卵「エグロワイヤル」を使って、マヨネーズでしっとりなめらかに仕上げたプリンです。ティータイム「スペシャルスイーツプレート」15:00~17:00のティータイムには、数量限定の「スペシャルスイーツプレート」をいただけます。プリン液にマヨネーズを加えてしっとりなめらかに仕上げたプリンと、黄身まで白い卵「ピュアホワイト」にマヨネーズを混ぜ合わせたロールケーキの2種類のスイーツに、「キユーピー」をかたどったかわいらしいクッキーを添えた一品です。おすすめのディナーメニューカラフルポテトサラダ赤パプリカ・バジル・ビーツを使った「ポテトサラダ」です。3色それぞれの彩りがかわいらしく、食べる前からハッピーな気分になれますよ。キャベツライスのミートドリア風キャベツの芯をカットした「キャベツライス」を、お米の代わりに使用したヘルシーな一品。ミートソース・豆・雑穀を混ぜ合わせ、なすとチーズ、スクランブルエッグをのせて焼き上げています。ホワイトオムライスのビスクソース仕立て「ピュアホワイト」を使って仕上げた白いオムライスを、オマール海老の旨みがぎゅっと詰まったソースとともに味わえる贅沢なメニューです。100周年限定の「キユーピー」グッズキユーピー100周年ボールペンキユーピー100周年マグネットクリップキユーピー100周年付箋イースターキユーピー人形サイズ:21cm卵を味わうマヨネーズイベント「kewpie 100 years, start!PARK」も開催!※ワークショップイメージ六本木ヒルズ「大屋根プラザ」では、3月29日(金)~3月31日(日)の3日間限定で、子どもから大人まで楽しめるイベント「kewpie 100 years, start!PARK」も開催されます。イベント内容(予定)・キッチンカーでのサラダ提供・野菜マルシェ・野菜と卵のワークショップ・キユーピーと写真が撮れる「フォト&グリーティングタイム」・野菜と卵のクイズラリーなど「kewpie 100 years, start!CAFÉ」概要期間2019年3月15日(金)~3月31日(日)場所六本木ヒルズ 森タワー ヒルサイド2F ヒルズ カフェ/スペース営業時間ランチタイム:11:00~15:00ティータイム:15:00~17:00ディナータイム:17:00~22:00(ラストオーダー 21:00)イベント情報イベント名:kewpie 100 years, start!CAFÉ催行期間:2019年03月15日 〜 2019年03月31日住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ 森タワー ヒルサイド2F ヒルズ カフェ/スペース電話番号:03-6406-6833 (11:00~22:00)
2019年03月11日シチズン(CITIZEN)が、創業100周年を記念したイベント「CITIZEN “We Celebrate Time” 100周年展」を、12月7日から16日まで、東京・南青山のスパイラルガーデンにて開催する。会場では、建築家・田根剛による幻想的なインスタレーションの最新作を展示。1918年の創業以来、常に新しい技術開発に挑み、時計を作り続けてきたシチズンは、1976年、「光」を電気エネルギーに変えて「時」を刻むエコ・ドライブという独自の技術を開発。地球上どこでも光さえあれば動き続けるこのシステムは、言い換えれば「世界中の市民が平等に使える時計」であり、企業精神の本質であるともいえる。その「光と時」をテーマにしたインスタレーション「LIGHT is TIME」は、6年にわたり、シチズンと田根剛が共に挑戦してきた表現であり、今回も時計のすべての部品を支える基盤装置である地板を約7万2,000個使用し、新たなデザインにて幻想的な空間を創りだす。他にも、シチズンが100年にわたり、その時代の新しい技術を腕時計にする為に挑戦してきた歴史や、部品から完成品までをつくるマニュファクチュールの現場の映像や道具などを展示。シチズンの最新の腕時計や、創業100周年を記念して出版した画集『寺山修司 時をめぐる幻想』も販売する。また会期中には、時と向き合い、未来へとつながる意思・表現の可能性を探る企画として「コミュニケーション・プログラム」を開催。12月7日と8日には、独特な雰囲気をまとい、MVなど多方面から注目を集めるダンサー・アオイヤマダが展示空間を舞台に、時の化身として毎時0秒の時間を生み出すパフォーマンス「I am Time」を展開。また12月9日には子ども向けプログラムとして、「宇宙と時間の中にいる私たち」をテーマに、私たちの生活の中で何気なく過ぎていく「時間」とは何なのか、時間学と天文学を専門とする藤沢健太を講師に迎えるトークイベントをスパイラルカフェで開催。幻想的な空間のなかで、親子でゆっくり時間と向き合うことができる。この他プログラムの詳細や参加申し込みなどは、特設ページ()にて確認できる。【展覧会情報】CITIZEN “We Celebrate Time” 100周年展会期:12月7日~12月16日会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山 5-6-23 スパイラル 1F時間:11:00~20:00入場無料、 会期中無休
2018年11月29日東京・銀座の資生堂ギャラリーでは、開廊100周年記念プロジェクト「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE,THE EUGENE Studio」のもと、1stとして10月19日から12月26日まで、2ndとして2019年1月16日から3月17日まで、2つの特別展を開催する。福原信三「塔」1938年2019年に開廊100周年を迎える、現存する日本最古の画廊といわれる資生堂ギャラリー。資生堂の初代社長であり、資生堂ギャラリーの創設者である福原信三は、資生堂の化粧品づくりやデザインの基礎を築いた他、近代日本の先駆的な写真芸術家として活動したことで知られている。時を経た今、福原の活動を振り返り精査してみると、そこには資生堂という企業の経営、あるいは写真家としての活動領域を超えて、社会創造に積極的に関わった極めて現代的な芸術家としての姿が浮かび上がる。本展のタイトルである「それを超えて美に参与する」は、福原が実際に語った言葉であり、ある領域を超えて美の創造に取り組むという福原の意志を述べたもの。その領域とは、例えば絵画と写真、写真と俳句などといった芸術ジャンルの境界から、工芸品と工業製品との違い、あるいは既成の価値観や従来のものの見方を乗り越えるようなことでもある。このような領域を超えて美の創造に取り組もうとする福原の姿勢は、芸術と経済の境界を行き来し、さまざまな社会の中の創造的な活動をつないでいくことで、ひいては社会をより良い美しいものに変革していこうとする、これまで知られることのなかった福原の人物像といえるだろう。福原はまた、こうした活動を推し進めるために、銀座のギャラリーやパーラーといった、人々が出会い、自由に対話することができ、さまざまな新しい価値観を共有し、感化し合えるオープンな場の役割を重視していた。彼の写真を中心とした芸術活動のネットワークも、こうした場とつながり、そのつながりを通して社会の中に存在するさまざまな新しい価値をすくい取り、再び社会へと発信。それらを同時に資生堂の内部にも採り入れ、さらにオウンドメディアである『資生堂月報』(『花椿』の前身)を通じて日本全国へとそれらの情報を届けていった。こうした価値の循環ともいえる社会創造的な活動は、福原の独自の美学に支えられたものであった。ASSEMBLE「Granby Winter Garden Collage」 Image: Assemble, Granby Workshop / Assemble本プロジェクトは、こうした福原の本質的な側面を現代において継承し、異なるかたちで社会創造的な活動と芸術の新しいあり様を提示する「アッセンブル(ASSEMBLE)」と「ザ・ユージーン・スタジオ(THE EUGENE Studio)」を100年の時間を超えたコラボレーションに招き、福原と彼らとが創造的でダイナミックな連携を試みる。アッセンブルは、2015年にイギリスの権威ある現代美術のアウォード「ターナー賞」を受賞したイギリスの建築家集団。ザ・ユージーン・スタジオは、近年国内外で大きな注目を集める日本のアーティストスタジオで、彼らの代表的な作品「White Painting」は、今日のグローバル環境における人々の共同的な意識を捉えつつ、より大きな美術の歴史のアップデートを試みている。1st展示では、ザ・ユージーン・スタジオが設定を、アッセンブルが空間全体を作り上げている。2019年初めから始まる2nd展示では、アッセンブルの「ターナー賞」受賞対象となったリバプールのグランビー・フォー・ストリーツのワークショップを東京の銀座にオープンすることで、場所を超えた美の創造に挑戦する。THE EUGENE Studio「White Painting(Los Angeles)」福原信三、アッセンブル、ザ・ユージーン・スタジオの3者は、それぞれの美学をともなって、既成の領域を超えてさまざまな創造に参画することで、価値の循環と相乗効果を生む社会創造に取り組むという点で共通してる。資生堂ギャラリーの開廊100周年に際し、3者の共同プロジェクトともいえる本展は、従来のアーカイブ展としては類を見ない、時間と空間を超えた3者のチャレンジングな展覧会となる。それはまさに、1世紀前に福原が実践した創造的な活動とその意志を今日に共有するものだろう。また、本プロジェクトにおける福原の美学の精査については、福原が遺した200余のおよそ145万字に及ぶ芸術や美に言及したテキストを、AI・自動言語処理による形態素解析を通じて、彼の活動の指針となった思考を独自に解釈した。こうした新しいアプローチをベースとした独自のキュレーションも本展の際立った特徴の一つ。本プロジェクトにおいて提示されるユニークな視点と試みが、新しい社会の美と創造の可能性を見出すための貴重な機会となる。【展覧会情報】それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE,THE EUGENE Studio会期:1st 10月19日~12月26日、2nd 2019年1月16日~3月17日会場:資生堂ギャラリー住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階時間:11:00~19:00、日曜・祝日 11:00~18:00休館日:毎週月曜日(祝日の月曜も休館)入場無料
2018年10月09日シチズン(CITIZEN)の創業100周年イベント「CITIZEN“We Celebrate Time”100周年展」が、東京・南青山スパイラルガーデンで開催される。会期は、2018年12月7日(金)から16日(日)まで。1918年に創業し、今年100周年を迎えたシチズン。イベントでは、シチズンのデザインチームと建築家・田根剛がコラボレーションして製作した、展示空間を披露する。田根とシチズンは、ミラノで開催される世界最大規模の家具見本市「ミラノサローネ」で、2014年に「LIGHT is TIME」という作品を発表し、2016年には「time is TIME」をミラノデザインウィークで発表した。”光と時”を、輝く光で包まれた幻想的な空間で表現した美しいインスタレーションは、多くの人を魅了した。【詳細】CITIZEN“We Celebrate Time”100周年展会期:2018年12月7日(金)〜16日(日) ※会期中無休。会場:南青山スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山 5-6-23 スパイラル 1F入場料:無料開催時間:11:00〜20:00【問い合わせ先】シチズンお客様時計相談室TEL:0120-78-4807
2018年09月30日展覧会「バウハウスへの応答」が、2018年8月4日(土)から10月8日(月・祝)まで、京都国立近代美術館で開催される。バウハウス100周年、その今日的な意義を探る1919年、ドイツのヴァイマールに設立された総合芸術学校「バウハウス」。初代校長ヴァルター・グロピウスは、その開校に際して発せられたバウハウス宣言の中で「あらゆる造形活動を手仕事の訓練と習得を通して統合し、新たな時代・世界に相応しい建築さらには社会の創造を目指す」とし、その教育理念と独創的なカリキュラムによって、ドイツ国内のみならず世界に広く影響を及ぼした。1933年にナチスの迫害によって閉校に追いやられるまで、わずか14年間。学校の歴史としては極めて短い期間の中で、バウハウスの流れを汲む合理主義的・機能主義的な現代美術の世界にも大きな影響を与えている。100点あまりの関連資料や記録、当時の学生たちの作品を展示本展は、「バウハウス」の100周年を記念して、その今日的な意義を再考するための国際プロジェクト「bauhaus imaginista(創造のバウハウス)」の一環として開催される、日本国内で唯一の展覧会だ。「バウハウス」の教育理念とカリキュラムの中でも特に、工房教育と予備課程が、日本とインドでどのように受け入れられ発展したのかに着目。その足跡を、前述のバウハウス宣言のためにライオネル・ファイニンガーが制作した木版画をはじめとする100点あまりの関連資料や記録、当時の学生たちの作品などによって巡るものとなっている。ルカ・フライ、オトリス・グループが作品制作また本展のために、スウェーデンのマルメを拠点に活動するルカ・フライ、そしてロンドンを拠点とするオトリス・グループの2組のアーティストが、「バウハウス」と日本とインドをめぐる作品を新たに制作。異なる歴史・文化背景をもつ地域の中でも受容された「バウハウス」の歴史性、そしてその今日的な意義を探る。開催概要展覧会「バウハウスへの応答」開催期間:2018年8月4日(土)〜10月8日(月・祝)会場:京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー(4F)開館時間:9:30~17:00※金曜日、土曜日は21:00まで開館※入館は各閉館時間の30分前まで休館日:毎週月曜日※9月17日、24日、10月8日(月・祝)は開館、9月18日、25日(火)は閉館する観覧料:一般 430円(220)、大学生 130円(70)※( )内は20名以上の団体料金。※本展はコレクション・ギャラリーの一部を使って開催する展覧会。※本料金でコレクション展も観覧可能。※前売券は発売しない。※高校生以下、18歳未満および65歳以上は無料*。※心身の障がい者と付添者1名は無料*。*(入館の際に証明できるものを提示する必要あり)<無料観覧日 / 夜間割引>無料観覧日:8月4日(土)、11日(土)、18日(土)、25日(土)夜間割引:夜間開館日(金・土曜日)の17:00以降、夜間割引を実施。料金:一般 430円→220円、大学生 130円→70円
2018年08月09日ドイツのヴァイマールに設立された先進的な総合芸術学校、バウハウス(Bauhaus)創設100年記念の展覧会「バウハウスへの応答」展が、8月4日から10月8日まで京都国立近代美術館で開催される。ライオネル・ファイニンガー 「バウハウス宣言」表紙 1919年 大阪新美術館建設準備室ドイツのヴァイマールに1919年に設立され、2019年に創設100年の節目を迎える、先進的な総合芸術学校バウハウス。同展は、100周年に際してドイツで開催される記念事業「バウハウス100」の主要な国際プロジェクト「bauhaus imaginista」の一環として、日本国内で唯一の展覧会となる。総合的造形芸術教育機関であるバウハウスが、その設立に際して公にした「バウハウス宣言」の表紙には、建築・絵画そして彫刻、3つの芸術ジャンルを表した尖塔をもつゴシック様式の聖堂が描かれている。絵画・彫刻からデザインさらには建築にいたる造形活動を、手仕事の実践を重視しつつ、包括的に教えるという目的をもつこの学校の宣言を著したのは、創設者であるヴァルター・グロピウスであり、その理念の象徴として聖堂の木版画を寄せたのは、バウハウス教員のひとり、ライオネル・ファイニンガーだった。宣言で表明されたバウハウスの教育理念は、独創的なカリキュラムとともに、ドイツ国内のみならず、遠くはインド、そして日本にまで多大なる影響を及ぼしていった。「和歌山市に於ける構成教育講習会」(『建築工芸アイシーオール』1933年3月号より)同展では、この「バウハウス宣言」の世界的な受容と展開を、特に日本とインドでの事例に焦点を当てて紹介する。バウハウスの教育理念とそのカリキュラムは、その内部での展開だけではなく、それが受容された各国で、地域の社会や文化とどのように結びつき、いかなる展開を遂げたのか。その足跡を、ドイツ、日本そしてインドなどに残されている100点あまりの関連資料や記録、当時の学生たちの作品などによって辿る。バウハウス学生による習作や、山脇巌・道子夫妻のバウハウス留学時の写真を納めたスクラップ・ブック、インドとバウハウスの関係を示す資料や作品など、多数の資料が日本初公開となる他、日本での「構成教育」を主導した川喜田煉七郎がグロピウスを抑えて4等入選を果たした幻の国際コンペ作品「ウクライナのハリコフ劇場」の、自身が開催した「生活構成展覧会」でも展示された模型を原寸大で再現する。また、ルカ・フライ、オトリス・グループという気鋭のアーティスト2組に、日本とインドそしてバウハウスをめぐる作品の制作を委嘱。彼らの作品は、バウハウスの受容と展開の歴史性だけではなく、その現在性についての視座をも我々に与えてくれるだろう。作者不詳 バランスの習作(モホイ=ナジの予備課程) 1924-25年(再製作:1995年) ミサワバウハウスコレクション関連イベントとして、8月12日の14時から、レクチャー&ディスカッション「バウハウスと日本」を開催。講師は神戸大学教授の梅宮弘光と、キュレーターのヘレナ・チャプコヴァー。モデレーターは京都国立近代美術館特定研究員の本橋仁が務める。また、9月22日の17時からは、講師にIn-Field Studio、歓藍社の佐藤研吾を迎え、講演会「シャンティニケタンから建築とデザインを考え、学び、作る」が開催される。いずれも、同美術館1階講堂にて、聴講無料、先着100名限定。8月12日は11時より、9月22日は16時より、1階受付にて整理券を配布する。バウハウスの活動期間は、第一次世界大戦敗戦直後の1919年の開校から、ナチス政権によって閉校を余儀なくされる1933年までの、わずか10年あまり。しかし、敗戦という社会状況を背景に著された「バウハウス宣言」は、美術・デザイン教育の刷新だけではなく、社会そのものの刷新をも目指すものだった。それゆえに、バウハウスの教育理念そしてそれを実現に導く教育プログラムは、さまざまな媒体を通して瞬く間に世界へと拡がり、それぞれの地域の状況と呼応しながら独自の展開を遂げることになった。「バウハウス宣言」を起点に、改めてバウハウスの意義を考えるだけではなく、美術教育における理念と実践そしてその社会との繋がりの重要性や、グローバル化と地域のコンテクストの関わりやその交流など、同展が、今日の私たちを取り巻く様々な問題を考えるきっかけとなるだろう。【展覧会情報】「バウハウスへの応答」展 bauhaus imaginista: Corresponding With会期:8月4日~10月8日会場:京都国立近代美術館 4階コレクションギャラリー住所:京都市左京区岡崎円勝寺町時間:9:30~17:00、金・土曜日9:30~21:00(入館は閉館の30分前まで)料金:一般430円(220円) 大学生130円(70円)※( )内は20名以上の団体料金、本料金でコレクション展も入場可能、高校生以下・18歳未満および65歳以上・心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(入館の際に証明できるものを提示)※8月4日・11日・18日・25日は無料観覧日※金・土曜日の17:00以降は、夜間割引として一般220円、大学生70円休館日:月曜日 ※9月17日、24日、10月8日は開館、9月18日、25日は閉館
2018年07月31日シチズン時計(CITIZEN)は、光発電エコ・ドライブを搭載したモデルで構成する創業100周年記念限定第2弾モデルを、2018年10月4日(木)に発売する。100周年記念限定モデル第2弾は、シチズンの機能ブランド「光発電エコ・ドライブ」を軸に、「スーパーチタニウム」、「デュラテクト」、「電波時計」、「GPS衛星電波時計」などのテクノロジーを搭載した9モデルで構成される。なお、それぞれが世界数量限定本数での展開となる。なお、9モデルに搭載された主な機能は以下のようなものだ。・光発電エコ・ドライブ:定期的な電池交換不要で、時計で初めて「エコマーク商品」に認定された機能ブランド。・スーパーチタニウム:純チタニウムを加工したステンレスの5倍以上の硬さをもつ素材。キズに強く、軽く肌にも優しい。・デュラテクト:時計本来の輝きや仕上げの美しさを保護するための表面硬化技術。・電波時計:電波送信所から送信される標準電波を受信し、時刻・カレンダー定期的に自動修正する。・GPS衛星電波時計:宇宙空間を周回するGPS衛星から位置・時刻情報を取得し、時刻・カレンダーを自動修正する。メンズ腕時計正統派から個性派までが揃うメンズラインナップ。デザインには、「光が時に変わる瞬間」をイメージしたゴールドとブラックのカラーがメインで採用された。初代モデルのコンセプトを継承したGPS衛星電波時計「SATELLITE WAVE GPS F990」は、宇宙空間をイメージした、ブラックの中にゴールドが輝くデザインで登場。また、スマートフォンとリンクする腕時計「エコ・ドライブ Bluetooth W770」は、。カットガラス上を反射した光がゴールドのベゼルへと流れ込む、光の動きを感じられるような美しさを宿した。そのほか、最先端の技術を搭載したシチズン アテッサの「アテッサ エコ・ドライブGPS 衛星電波時計 F950」、プロフェッショナルスポーツウオッチとしてシチズンコレクションより「エコ・ドライブ クロノグラフ」とシチズン プロマスターより「エコ・ドライブ 200m ダイバー クロノグラフ」などがラインナップする。レディス腕時計レディスモデルは、メンズと同じカラーリングならがらも、ダイヤモンドをあしらうことで女性らしいエレガンスを取り入れた。「エコ・ドライブ電波時計 ティタニア ライン ハッピーフライト」は文字板に、「アークリーシリーズ」は文字板とケースに、それぞれ煌めきを添えている。また、メンズ同様スマートフォンと連携できる腕時計として「エコ・ドライブ Bluetooth W410」も展開。ブラックのローマ数字とさりげなく耀くゴールドのインデックスがポイントの、エレガントな面持ちだ。【詳細】シチズン創業100周年記念限定第2弾モデル発売日:2018年10月4日(木)■価格・SATELLITE WAVE GPS F990 340,000円+税 ※世界数量限定1,500本・エコ・ドライブGPS 衛星電波時計 F950 230,000円+税 ※世界数量限定1,000本・エコ・ドライブ Bluetooth W770 95,000円+税 ※世界数量限定1,500本・エコ・ドライブ クロノグラフ 100,000円+税 ※世界数量限定3,000本・エコ・ドライブ 200mダイバー クロノグラフ 43,000円+税 ※世界数量限定3,000本・エコ・ドライブ クラシック・クロノグラフ 40,000円+税 ※世界数量限定3,000本・エコ・ドライブ電波時計 ティタニア ライン ハッピーフライト 90,000円+税 ※世界数量限定2,000本・アークリーシリーズ 75,000円+税 ※世界数量限定1,500本・エコ・ドライブ Bluetooth W410 55,000円+税 ※世界数量限定1,500本【問い合わせ先】シチズンお客様時計相談室 フリーダイヤルTE:0120-78-4807 ※受付時間 9:30~17:30 祝日除く月~金
2018年07月08日結成25周年を迎えた「ナイロン100℃」が、今年、2本の記念公演を上演している。その第2弾となる『睾丸』に客演している坂井真紀。これが4度目のナイロン100℃出演となる彼女が、改めて感じるこの劇団の力とは何なのか。そしてそのなかで演じる面白さはどこにあるのか。稽古が始まったばかりの坂井に聞いた。【チケット情報はこちら】ナイロン100℃の主宰、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下KERA)による新作『睾丸』は、かつて学生運動にかかわっていたふたりの男を巡る話だ。坂井が演じるのは、そのひとり健三(三宅弘城)の妻で、学生運動の仲間だった亜子。その夫婦のもとを、もうひとりの男・伸高(みのすけ)が、夜中に突然訪ねて来るところから物語はスタートする。「コメディにも気持ちの悪いイヤーな話にも(笑)、どんなふうにでもできちゃいそうな始まりなんですよね。お稽古も始まったばかりなのでいろいろ試せる。KERAさんの新作はわからない面白さがあるんです」さらには、その役者の試行錯誤を、「最終的にはKERAさんらしいところに着地させてくれる安心感がある」のだという。「私はそのKERAさん独自のセンスにも惹かれているんですけど、演出家や監督は傲慢に自分の作りたいものを作ってくれることが、女優としてはうれしいので。音楽や照明にこだわり、お芝居も、幕が開いてからも、台詞や関係性が常にぶれないよう細かく追求して作られるKERAさんのお芝居はとてもやりがいがあります」ただ、だからこそ、そのなかに入るのは緊張もする。ナイロンには演技巧者も多い。「KERAさんの作品には、今回もそうですけど、ちょっと変わった人がよく登場しますよね(笑)。でも、それもみんな、表面的な見え方じゃなく気持ちから作っていくんです。だから、ナンセンスと呼ばれる作品も、上辺だけじゃない地に足の着いたものになるんだなと。私もちゃんとそこに存在しなければと思いますね」。この『睾丸』も独特な世界になりそうだ。ナイロン未体験のお客様には、「今まで感じたことのない気持ちのいいところ、不思議なところに連れて行ってもらえると思うので、ちょっとドアを開けてみてほしい」とアピール。坂井自身にもきっと、ドラマや映画では見たことのない魅力が現れるはずだ。公演は7月6日(金)に東京・東京芸術劇場シアターウエストにて開幕。その後、新潟、宮城など各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:大内弓子ヘアメイク:ナライユミスタイリスト:梅山弘子衣装:Setsuko Todoroki × THE FACTORY
2018年07月02日シチズン(CITIZEN)時計が、創業100周年を記念した特別イベント「CITIZEN 100th Anniversary Touch & Try Event」を、2018年5月28日(月)より東京ミッドタウン日比谷を皮切りに全国5都市で開催する。時計を試着出来るタッチ&トライコーナーの設置、100年の歴史を歴代モデルと共に巡る特別展示、世界最大の宝飾と時計の見本市「バーゼルワールド2018」で発表されたコンセプトモデルで、年差±1.0秒という高精度を誇るエコ・ドライブムーブメント「Calibre 0100」の紹介など、様々な企画で構成される本イベント。タッチ&トライコーナーでは、イベント開催初日に発売となる100周年記念モデルや、ケース厚わずか‟2.98mm”の世界最薄光発電時計「エコ・ドライブ ワン(Eco-Drive One)」などを実際に身につけて、機能やそのデザインの美しさを体感出来る。そのほか、「エコ・ドライブ」「スーパーチタニウム」「GPS 衛星電波時計&電波時計」など、これまでに開発されてきた革新的な技術も紹介。常に「より良い腕時計」を求めながら、シチズンが培ってきた長い歴史を感じられるイベントとなっている。【開催概要】「CITIZEN 100th Anniversary Touch & Try Event」■東京会場場所:東京ミッドタウン日比谷アトリウム開催期間:2018年5月28日(月)〜6月3日(日)時間:11:00〜19:00■名古屋会場場所:名古屋駅イベントスペース(中央)開催期間:2018年6月6日(水)〜6月10日(日)時間:11:00〜19:00■大阪会場場所:阪急梅田駅ビッグマン前広場開催期間:2018年6月13日(水)〜6月17日(日)時間:11:00〜19:00■福岡会場場所:JR 博多駅展示スペース(大型有機EL曲面型デジタルサイネージ前)開催期間:2018年6月20日(水)〜6月24日(日)時間:11:00〜19:00■札幌会場場所:札幌駅JRタワー東コンコース開催期間:2018年7月4日(水)〜7月8日(日)時間:11:00〜19:00※展示内容、展示商品は会場により異なる場合あり。
2018年05月18日ウエスコ(WESCO)は、創業100周年記念本『West Cost Shoe Company: The Boots that Stand Gaff』を2018年5月20日(日)に発売する。本書のメインとなるのは、2018年に創業100周年を迎えるアメリカのワークブーツブランド「ウエスコ」の創業者ジョン・ヘンリー・シューメイカーを筆頭に、その後4代に渡って続くファミリービジネスのドラマだ。貧しいオランダ移民の家庭に生まれたジョンが、家業と関係のない靴ビジネスの世界に飛び込み、ブーツ職人として自らのブランドを立ち上げるまで。そして息子や孫たちが彼の靴作りのモットーを守り続け、現在に至るまでブランドを成長させたことなど、100年間の"サクセスストーリー"の軌跡をまとめた。また、世界に1つしか存在しないブーツ会社であり、なおかつ従業員が30人規模のローカルブランドを特集。計270ページ、1000点以上の歴史的資料で、20世紀アメリカの繁栄を陰で支えてきた"ブーツ産業"の歴史について体系的に紹介している。表紙にワークブーツがプリントされている本体は、ブーツケース入り。そのため、本物のブーツと見紛ってしまうような遊び心のあるスペシャル仕様となっている。【詳細】ウエスコ・ブーツ100周年記念『West Cost Shoe Company: The Boots that Stand Gaff』発売日:2018年5月20日(日)取扱店舗:BEAMS、蔦屋書店、青山ブックセンター、ジュンク堂書店、ほかWESCOディーラー等著者:田中凛太郎ページ数:本文270頁(オールカラー)サイズ:256×256mm(大型本) ※ブーツケース入り言語:英語/日本語併記価格:8,800円+税
2018年04月21日シチズン(CITIZEN)から新作ウォッチ「シチズン 100周年記念限定モデル」が登場。2018年5月28日(月)より発売が開始される。「シチズン 100周年記念限定モデル」は、シチズン独自の光発電技術「エコ・ドライブ」が搭載された「エクシード」、「アテッサ」、「クロスシー」、「シチズン コレクション」から6つのモデルがラインナップ。デザインでは、夜明け前をイメージしたブラックをベースに、陽が昇る瞬間を表したピンクゴールドのぺゼルなど、ブランドのこれからの新しい100年に向けた"はじまりの時"が表現された。エクシードワニ革のベルトが上品に馴染む「エクシード」のケースにはスパーチタニウムを採用。ブラックの文字盤にピンクゴールドのインデックスが映える。簡単操作で世界24都市の時刻に修正できる"ワールドタイム機能"で好評の「ハッピーフライト」モデルも同時に登場。アテッサ大きめのケースが無骨さを演出する「アテッサ」。1/20秒クロノグラフや、デュアルタイム機能を搭載したハイスペックな一面も魅力だ。【詳細】シチズン 100周年記念限定モデル発売日:2018年5月28日(月)■エクシード エコ・ドライブ GPS衛星電波時計 F150 ダイレクトフライト<限定600本>価格:180,000円+税ケース/バンド:スーパーチタニウム、ワニ革ガラス:デュアル球面サファイアガラスケース径/厚み:径 43.3mm/厚み 14.7mm(設計値)■エクシード エコ・ドライブ電波時計 ティタニアライン ハッピーフライト<限定700本>価格:180,000円+税ケース/バンド:スーパーチタニウム、スーパーチタニウムガラス:サファイアガラス■アテッサ エコ・ドライブ GPS衛星電波時計 F900 ダブルダイレクトフライト<限定700本>価格:250,000円+税ケース/バンド:スーパーチタニウム、スーパーチタニウムガラス:サファイアガラス■アテッサ エコ・ドライブ電波時計 ダイレクトフライト<限定1,800本>価格:130,000円+税ケース/バンド:スーパーチタニウム、スーパーチタニウムガラス:サファイアガラス■クロスシー エコ・ドライブ電波時計 ティタニアライン ハッピーフライト<限定1,500本>価格:100,000円+税ケース/バンド:スーパーチタニウム、ワニ革ガラス:球面サファイアガラス■シチズン コレクション エコ・ドライブ<限定3,500本>価格:50,000円+税ケース/バンド:ステンレスガラス:球面クリスタルガラス【問い合わせ先】シチズンお客様時計相談室 フリーダイヤルTEL:0120-78-4807(受付時間 9:30~17:30 祝日除く月~金)
2018年04月21日結成25周年の劇団・ナイロン100°Cの底力を感じる、近年の傑作『百年の秘密』が再演。いま演劇界で、もっとも高打率の作家といえば、ナイロン100°Cのケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)さんだろう。観客を煙に巻く不条理劇、不穏な空気漂うコメディ、シリアスな家族劇など、作品は多種多様。そのKERAさんが、自ら「近年の劇団公演で抜きん出た一作」と評する『百年の秘密』が、劇団25周年に際して再演。2人の女性の、少女時代の出会いから死後までを、結成メンバーの犬山イヌコさんと峯村リエさんが、年齢を行きつ戻りつしながら演じていく。峯村:KERAさんとはもう30年以上。犬さんは40年近いでしょ?犬山:…ある意味、気持ち悪い(笑)。峯村:私はここまで、何度か劇団を休んだりしてたけど、犬さんはじめ、核になってるメンバーの方々は全然揺るがない。結局私が辞めなかったのも、それが大きかった気がする。犬山:やっぱり、KERAさんの作品が面白いからなんだよね。ギリギリまで台本が上がらなくて、稽古場で苦しんでも、お客さんが楽しんでくれたら、また結局出たくなるの。峯村:面白いだけで25年ですよ。犬山:すごいよね~。峯村:最近のKERAさんは、劇団公演となると力が入ってる気がする。犬山:外部では制約があってできないことや突き詰められなかったことも、劇団公演ならできるから。峯村:KERAさんの書く、独特の間合いから生まれる笑いの部分って、やっぱりナイロンの劇団員とやってる時が一番「そうそう、これこれ」ってなるもんね。犬山:KERAさんの笑いの“あの感じ”は、感覚的で、言葉で説明するのがとても難しいからね…。峯村:その感覚の部分を、一番体現しているのが犬さんだと思う。犬山:今回の作品は珍しく、そういうKERAさんの笑いや、トリッキーな場面は少ないけどね。峯村:2人の女の大河ドラマだから。犬山:そのぶん、KERAさんの笑いが苦手な人や、作品を観たことがない人にも観やすいとは思う。峯村:女性同士の単なる友情で終わらない物語だけど…KERAさんは男性なのに、なんでこんなに女性のことをわかってるんだろう。犬山:会話の言葉のチョイスが絶妙で、すごくリアルなんだよね。峯村:「なんか見てた?」って思ってドキッとするくらい。犬山:恐ろしい(笑)。峯村:しかも、時代が行ったり来たりするから演るのも大変。犬さんなんて、間1分で4歳から78歳になってすぐ4歳に戻るシーンもあるし。犬山:それでも演んないと観てもらえないのが演劇。やっぱり面白いから、観てない人に観てもらいたいね。写真右/みねむら・りえ舞台を中心にドラマ、映画でも活躍。NHK大河ドラマ『真田丸』で演じた大蔵卿局では存在感を発揮。6月からは『アイアングランマ2』(NHK BSプレミアム)に出演。左/いぬやま・いぬこ舞台を中心に、ドラマ『時効警察』や『怪奇恋愛作戦』、映画『ラブ&ピース』など映像にも多数出演。また、アニメ『ポケットモンスター』のニャースの声優としてもお馴染み。真ん中に楡の木がそびえ立つお屋敷に住むティルダ(犬山)は、転校生のコナ(峯村)と仲良くなる。思春期、結婚、晩年…さまざまな時代を切り取り、2人の人生と友情を描く。4月7日(土)~30日(月)下北沢・本多劇場作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演/犬山イヌコ、峯村リエ、みのすけ、大倉孝二、松永玲子、村岡希美、萩原聖人、泉澤祐希、伊藤梨沙子、山西惇ほか全席指定6900円(税込み)キューブ TEL:03・5485・2252(月~金曜12時~18時)兵庫、豊橋、松本公演あり。※『anan』2018年4月11日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年04月10日今年25周年を迎える人気劇団ナイロン100℃。その25周年記念公演の第1弾『百年の秘密』が4月7日、本多劇場で開幕した。本作は東日本大震災の翌年2012年に初演され、劇団主宰で作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)が、人の生と死を見つめて描いた大河ドラマ。KERA自身が再演を熱望し、近年の自作の中でも渾身の出色作であると明言する本作が、25周年記念公演として満を持しての再演にいたった。【チケット情報はこちら】ベイカー家の娘・ティルダ(犬山イヌコ)と、生涯の親友となるコナ(峯村リエ)の友情と、彼女たちの親や兄弟、伴侶、子供たちの物語が紡がれ、ベイカー家の屋敷の庭にどっしりと立つ大きな楡の木に見守られながら、時は移ろい、人間模様が様々に展開してゆく。ティルダは銀行家の父・ウィリアム(廣川三憲)とやさしい母・パオラ(松永玲子)の裕福な家庭に生まれ、変わり者の転校生のコナと友情を結ぶ。同級生のリーザロッテ(村岡希美)やチャド(みのすけ)と違い、ティルダはコナを大事に思う。ティルダの兄・エース(大倉孝二)はバスケット選手として大学の推薦入学も決まり、父の大きな期待を受ける。その頃のベイカー家には明るい空気が満ちていた。エースの友人のカレル(萩原聖人)の来訪に、ほのかな思いを寄せるティルダは頬を赤らめる。隣人の弁護士のブラックウッド(山西惇)もベイカー家を訪れ、大きな屋敷には様々な人々が集う。女中のメアリー(長田奈麻)は、家事を取り仕切りベイカー家の様々な人間模様を見ている。穏やかな声の彼女の語りによって、この大きな物語は進行してゆく。未来をまだ知る由も無い10代のティルダとコナの人生は、その後、それぞれが思わぬ展開に。時代を前後に行き来しながら、ふたりの人生の狭間に起こる出来事をコラージュのように見せてゆく手法によって、彼女たちの人生に何があったのか、どんな秘密が生まれ、そこにどんな真実があったのかが次第に紐解かれていく。描かれる時代が変わる度、俳優陣が演じる年齢も変わっていくが、それを変幻自在に演じきる力も圧巻。初演から6年の時を経た今回、ドラマはさらに深まり熟成された。いまを懸命に生きる人々に寄り添う作品にきっとなるに違いない。本多劇場での東京公演は4月30日(月・休)まで。その後、兵庫、豊橋、松本と各地をめぐる。チケットは発売中。
2018年04月09日皆さん、100均ショップに行ったときに、アクセサリーコーナーをのぞかれることがありますか?「たかが100均ショップ」と侮ってはいけません。100円でも「使える」アイテムがいっぱいあるのです!さて、どのようなものがあるのでしょうか?100均ショップのアクセサリー:ダイソー編まずはダイソーです。ゴールドのゆらゆらピアス、パールとゴールドのピアス、かわいいです。100円とは思えません!一粒ピアスをいくつか耳につけるのも、キラキラしてかわいいです。ラインストーンとゴールドのきれい目ピアスもあり。手作り用のキットも多数あります。パーツクラブ顔負けの、たくさんの材料が売っていて、目移りしてしまいます。キットは好きなように、自分でデザインできるのでいいですね。パールも大きさが大小さまざまで、天然石のような色とりどりの石も売っています。なかなか好きなピアスが見つからない人は、自分で作ってみるのもおすすめです。※掲載画像は、お店の許諾を得て撮影100均ショップのアクセサリー:キャンドゥ編キャンドゥはどうでしょうか?ありました!ピアスの数々です。ピアスのほかにも、アンクレットやネックレスなどもあります。キャンドゥのブレスレットも素敵です。写真は2つとも似ていますが、微妙に違います。スキなものをぜひ選んでくださいね!今なら、プチプラコーデで大人気のブロガー、yokoさんとキャンドゥのコラボ商品が置いてあります。これも、なんと100円で買えます。例えば、こんなピアス。フープピアスは存在感抜群です。着こなしのアクセントになりますね。ネックレスも100円。たった100円でいろいろ揃えられて、楽しいですね。ターコイズの天然石風のピアスと、ネックレスをそろえてつけられます。ピアスとネックレスがそろっていると、高見えな感じがしますね。※掲載画像は、お店の許諾を得て撮影コラボ商品は期間限定かもしれないので、ほしい方はすぐキャンドゥをのぞいてみましょう!【ポイント】・100均ショップのアクセサリーは、100円とは思えないクオリティ・100均ショップには、手作り用のキットも数多くある・100均ショップのアクセサリーは、大人気のブロガーとのコラボ商品もある
2018年01月19日2017年はフィンランド独立100周年。本国はもちろんのこと、日本でもさまざまな関連イベントが催されていたので、きっとご存知の方も多いことでしょう。そんなおめでたい年を祝して、フィンランドの人気ブランドでは100周年記念グッズを販売しています。ですが、それぞれのプロダクトにどんな思いが込められているかは、意外と知られていないかもしれません。そこで今回は、実際にヘルシンキのお店を訪ねてお話を聞かせていただきました。デザインの変遷がわかる、歴代アラビアの人気マグコレクションフィンランドを代表するテーブルウエアブランドの〔アラビア〕は、1880年代に陶磁器メーカーとして創業した歴史ある会社。老舗ガラスメーカーの〔イッタラ〕社の傘下に入ったことで、現在は1つのブランドとして世界中の人々から愛用されています。〔アラビア〕の“フィンランド独立100周年記念グッズ”は、〔アラビア〕社の歴史とデザインの変遷がわかる、歴代の人気マグコレクション。1910年代〜1950年代、1960年代〜2010年代(2000年代はナシ)の2種類があり、それぞれ5つのマグカップがセットになったスペシャルボックスとして販売されています。見比べると、時代を追うごとにデザインが変化していくのがよくわかります。例えば、60年代(右から3つめ)のものは線が細く、70年代(右)は線が太い。これは当時のデザインの流行が反映されているのだそうです。また、80年代(左)はアメリカ出身のデザイナーがエジプト文字にインスパイヤーされて描いたもの、90年代(右から2つめ)はフィンランドの有名デザイナーであるヘイッキ・オルボラ氏が手がけたポストモダンスタイル。このように、デザイナーによってもガラリと変わります。「現代では食洗機や電子レンジを使ったりするでしょう。だからデザインはそのままに、現代のライフスタイルに合うようにアレンジして、全てこの形になりました。このマグの形に合わせて歴代のデザインをもう一度ひき直したんですよ」(イッタラ・ストア・エスプラナーディストアマネージャーJouniさん)それぞれのマグは2017年が終わっても販売するそうですが、ボックスセットでの販売と底面の100周年の表記は2017年末まで。フィンランドでは、在庫がなくなり次第販売を終了するとのことです。世界的な建築家・デザイナーのアルヴァ・アアルトが1930年代に手がけた〔イッタラ〕の《ベース(花瓶)》は、フィンランドの美しい湖をイメージしたとも言われています。このように、フィンランドを象徴するプロダクトを2017年の限定色「ウルトラマリンブルー」で展開したのが、〔イッタラ〕の“フィンランド独立100周年記念グッズ”です。他にもタンブラーの《カルティオ》やプレート《カステヘルミ》など全9種類10点がありますが、取材した店舗ではキャンドルホルダーの《カステヘルミ》はすでに売り切れていました。フィンランド国内では、2018年1月末をめどに販売を終了するそうです。イッタラ・ストア・エスプラナーディフィンランドを深く知るきっかけになる、フィンレイソンのストーリーフィンランド最古の歴史を持つテキスタイルブランド〔フィンレイソン〕。2017年用に特別に作られたテキスタイルには、《ケスティット》(右)と《ピンッカ・プンッカ》(左)の2種があります。約100年前、〔フィンレイソン〕は病院のブランケットを手がけていたそうで、《ケスティット》は当時のジャガード織ブランケットの柄を元にデザインされたものです。また、《ピンッカ・プンッカ》は兵役時代へのオマージュ。実際にこの柄が現場で取り入れられていたかは不明ですが、規則的なチェック柄にわざと不規則なズレを施したのは、「フィンランド人は几帳面すぎるから、たまには少しだけルールから外れてみるのもいいのでは?」というデザイナーの遊び心が込められているのだとか。このデザインは以前から存在していましたが、2017年の特別バージョンとして発売されたのがブルー。いずれもフィンランド国内では、在庫がなくなり次第販売を終了するそうです。こちらはフィンランドらしいサウナグッズコレクション《タンミニエミ》。リネンやコットンが使われたシックな色合いは、現在のフィンレイソンのイメージと少し違う、と思う方がいるかもしれません。「もともとは落ち着いたトーンのものが多かったのよ。そういう意味で、“フィンランド独立100周年記念グッズ”はフィンレイソンの原点に戻った、とも言えるわね」と、スタッフのMilkaさんが教えてくれました。ちなみに商品のタグには、サウナをこよなく愛するフィンランドの前大統領、ウルホ・ケッコネン氏の写真が使われています。なお、こちらのコレクションは2018年以降も販売予定なのでご安心を。フィンレイソンエスプラナーディ店年秋に発売された新色も!やっぱり目が離せないマリメッコテキスタイルブランドのマリメッコは、《ルーツウニッコ》(上)、《ヴェルイェクセトゥ》(下)という新たな2種類のテキスタイルを“フィンランド独立100周年記念グッズ”のメインとして発表しています。《ルーツウニッコ》は、おなじみの《ウニッコ》柄をベースにしたもの。チェックのアレンジが施されたのは、《ウニッコ》誕生50周年の2014年ですが、2017年バージョンとして、新たにブルーが起用されました。また、兄弟を意味する《ヴェルイェクセトゥ》は、フィンランドの自然や人々の生き方をイメージされたもの。「人々が語り継ぐ神話やおとぎ話の世界観を表現したデザインです。フィンランドにとって森はとっても大切な存在。だから、そこに暮らす動物たちはみんな、兄弟や姉妹同然だと思っているんです」(PRスペシャリストLilaさん)《ヴェルイェクセトゥ》は各色ありますが、《ピンク×ブラック×ブラウン》は夕焼けの森をイメージしたものだとか。2017年秋に発売された新色です。定番のコレクションとして今後も続投するそうなので、展開が楽しみですね。マリメッコ本社なお、これまで紹介した100周年記念グッズの一部は、フィンランドの航空会社〔フィンエアー〕のホームページからオーダーが可能。日本まで届けてもらうこともできます。フィンランド100周年グッズを購入する限定グッズといえば、〔フィンエアー〕の機内でも〔フィンレイソン〕や〔マリメッコ〕のオリジナルデザイン商品を買うことができます。これらは“フィンランド独立100周年記念グッズ”ではありませんが、搭乗しないと手に入れることができない超レアアイテム!(上の2点)。なお、ホームページから購入できるオリジナル商品もあるので(下)ぜひチェックしてみてください。●ライター河辺さや香フィンエアー「まねしたい」がいっぱい。おしゃれで楽しいフィンランドの冬暮らし大自然のワンダーランド!家族で楽しむ冬のフィンランド
2017年12月21日ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)より、日本上陸100周年を記念した限定モデル「トラディショナル日本100周年モデル」(277万5,000円)が、75本限定で登場。1917年に始まった日本との関係を称えるために誕生した同モデルは、「トラディショナル」コレクションのアイコンが細部に行き渡るタイムレスでクラシカルなデザイン。ラウンドケース、段差をつけたベゼル、コインエッジの模様を刻んだケースバック、レイルウェイのミニッツトラックおよび、“バトン・ド・ジュネーブ”型のゴールド製アプライド・インデックス、ドーフィン型の針など、「トラディショナル」の特徴はそのままに、さらに精緻な装飾が施されたプレミアムピースとなっている。直径38mmのケースは18Kホワイトゴールドで作られ、繊細な手彫りギヨシェで仕上げたスレートカラーの文字盤が洗練された味わいを醸し出す。ヴァシュロン・コンスタンタンの熟達した職人技が光るこの審美的な放射線状のパターンは、“日の出”を想起させ、12時の位置には「Japan 100 years limited edition」のシークレットサインが刻み込まれている。6時の位置に配されたスモールセコンドと、時・分のみで構成されるシンプルな文字盤は、これらの控えめで繊細な装飾によって、エレガントな美しさを増している。ジュネーブ・シールが刻印された機械式手巻きムーブメントは、ヴァシュロン・コンスタンタンが開発、製造、装飾までの全工程を手掛けたもの。また、上品なブラックレザーのストラップには、メゾンのシンボルマークである“マルタ十字”に着想を得た、ポリッシュ仕上げによる“半マルタ十字”のピンバックルが付属される。ジュネーブの偉大な時計づくりの伝統を現代に体現した「トラディショナル日本100周年モデル」は、国内の正規取り扱い店とヴァシュロン・コンスタンタン銀座ブティックでの販売。
2017年12月17日今年、民主主義の独立国として100周年を迎えるフィンランド。このアニバーサリーイヤーを記念し、フィンランドブランドが一堂に会して独立100周年を祝うポップアップイベント「FIN/100」が、東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3にて、独立記念日である12月6日から25日まで開催される。本イベントは、フィンランドデザインのプロダクトを展示、販売するショップだけでなく、訪れる人々がフィンランドの価値観や情報を交換し、相互に理解できるようなカンバセーションが生まれるニュートラルな場所を作り上げた。 これまでフィンランドブランドを牽引してきたブランドから、新進のフレッシュなブランドまで参加し、「SININEN HETKI/BLUE MOMENT」をコンセプトとして、キュレーションされた空間に8ブランドの商品が並ぶ他、本イベントに共感するデザイナー、アーティストとともに3つの特別商品が展開される。「FIN/100 BLOCKS」(6,500円)フィンランドのアーティストやデザイナーの作品を広く紹介することを目的としたアート、デザイン、クラフトに特化したコンセプトストアのロカル(LOKAL)から、グラフィックデザイナーのハンナ・コノラ(Hanna Konola)による、インテリアのアクセントとしても印象的なブロックの特別版「FIN/100 BLOCKS」(6,500円)を100個限定で発売。模様の中に平仮名の文字が取り入れられ、並び変えれば「ふぃん/100」の文字が出現する。「SEKAMETSÄHUIVI(FINNISH FOREST SCARF)」(2,500円)アーティストのカンパニー(Company)は、本イベントのために描きおろした、オリジナルドローイングによるスカーフ「SEKAMETSÄHUIVI(FINNISH FOREST SCARF)」(2,500円)を300枚限定で販売。こちらはギフトラッピングとしても使用できる。「HAPPY FIN/100 POSTER」(5,000円)デザイナーデュオのロナン&エルワン・ブルレックは、デザインをする上で大切にしているプロセス、ハンドドローイングのスケッチを厳選し、彼らの直筆サイン入りシールつき限定のポスター「HAPPY FIN/100 POSTER」(5,000円)を販売。こちらは全5種類、各20枚限定発売。また、イベント会期中は、フィンランドセンターが招待するアーティストによるワークショップ、新作デザインやプロジェクトの発表など、大小さまざまなフィンランドにまつわる「100のできごと」を実施。12月7日は、ミナ・ペルホネン(minä perhonen)の皆川明によるトークイベントを開催。アルテックとのコラボレーションや、アルテックヘルシンキストアでのポップアップトア、そしてフィンランドと日本の暮らしと文化など、皆川明が考えるフィンランドを語る。その他、9日はヘルシンキで誕生したテキスタイルブランドのカウニステによるワークショップ、11日は「ヨハンナ・グリクセン DAY」と題したワークショップとトークイベント、15日はデザイナーのダニエル・リーバッケンによるトークイベント、16日は書籍『カイ・フランクへの旅 ”フィンランド・デザインの良心”の軌跡をめぐる』の発売記念トークイベント、20日には無印良品とエル・デコのトークイベント、22日はフィンランドの豊かな自然をたっぷりと含んだボタニカルな味わいが魅力のジン「キュロ ナプエ(Kyrö Napue) 」を、イッタラのグラスで楽しむワークショップを行う。他にも、Company、Daniel Rybakken、Johanna Gullichsen、Laura Väinölä、MUSUTA、Riitta Ikonen、Sami Tallberg、Timo Wright、今村玲子、岩井謙介、岩間洋介、IMA、上原かなえ、カウニステ、川合将人、小西亜希子、島塚絵里、関本竜太、高橋正明、中林友紀、野村空人、萩原健太郎、深澤直人、福田利之、堀 綾子、前村達也、森 百合子、山口太郎、横尾香央留、a fleur、和田菜穂子など、様々なクリエイターやブランドが参加。なお、「100のできごと」の詳細、参加募集情報は特設サイト()にて公開。フィンランドが100年の年月で積み重ね、築き上げてきた暮らしや文化、これからのフィンランドが垣間見られるはずだ。【イベント情報】FIN/100会期 : 12月6日〜12月25日会場 : 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3住所 : 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内時間 : 10:00〜19:00会期中無休
2017年12月06日音楽ストリーミングサービス・Spotifyが日本でのサービス開始1周年を記念し、月額100円で3カ月利用できるキャンペーンを12月31日まで実施する。世界で1億4,000万人以上のユーザーに利用されているSpotify。今回の「Spotify1周年記念プレミアムキャンペーン」は、4,000万以上の曲をプレミアムプラン「Spotify Premium」(通常月額980円)で聴くことができるというもの。「Spotify Premium」は、Spotify上の楽曲をすべて無料で楽しめるフリープランに、さらなる利便性や付加価値機能が加わった1ランク上のプラン。より高音質での楽曲再生、スマホにダウンロードしてのオフライン再生、音楽再生時の広告非表示など、より音楽に集中することができる。なお、対象は「Spotify Premium」を利用したことのないユーザーのみ。
2017年11月10日ナイキ(NIKE)は、エア フォース 1の誕生35周年を記念し、このシューズを代表する白/白のカラーをアイコンとして世界中のアーティスト達とコラボレーションを行う「AF-100」を発表した。同プロジェクトは、ナイキ スポーツウェア シニアクリエイティブディレクターのアル・バイクがリードデザイナーとしてプロジェクトを立ち上げたもの。アル・バイクは、次のように語っている。「普遍的な位置付けにあるのがエア フォース 1の白/白です。エア フォース 1の35周年を記念して、カルチャー全般の中で未来の世代に影響を及ぼすコラボレーター達を選びました。白/白というアイテムを見つめ直すということを制作の意図としています。デザインの方向性としてはクラシックらしさを失わず、エア フォース 1と一目でわかるものであると同時に、コラボレーター個人の人生や彼らが代表する分野につながるものを目指しました。」今回エア フォース 1とコラボレーションするのは、Don C、カリーム・バーク、エロルソン・ヒュー、トラヴィス・スコット、ヴァージル・アブロー。「ナイキ エア フォース 1 Hi Just Don」(税込2万1,600円)スニーカーとバスケットボールカルチャーが大好きなDon Cとのコラボは、プレミアムな見た目のシューズにしたいという彼の希望に沿って、素材の縁を丸く仕上げ、金のアクセントを用いている。「上質なレザーと最高品質の素材や布をミックスしたいという希望を実現しました。エア フォース 2とエア フォース 3のディテールも盛り込みたかったので、ナイキが自由に進めさせてくれた事に感謝します」(Don C 談)。「ナイキ エア フォース 1 ’07 Roc-A-Fella」(1万9,440円)カリーム・バークは、「Roc-A-Fellaといえばロゴを思い浮かべるでしょうし、スニーカーといえばエア フォース 1を思い浮かべるでしょう。エア フォース 1はRoc-A-Fellaらしさを表現できるシューズなので、私たちのロゴをエア フォース 1につけることができるということはとても特別なことです。 Roc-A-Fellaのロゴは私たち全員にとって、思い入れのあるものです。単なるシンボルではなくて、私たちの信念も込められています。ロゴをつけることは、 お互いに誠実な関係や友情を意味する、つまり、仲間であることを証明するものなのです」と話しており、特にオリジナルの影響を強く受けた1足に仕上がった。「ナイキ ルナ フォース 1/Acronym ’17」(2万5,920円)シューズの機能性に着目し、デザインの新しい境地を目指した1足は、エロルソン・ヒューとのコラボ。「“自分たちがこれをやる理由は何か、ナイキがまだ知らないどのような方法を提供できるのだろうか”と考えました。そして、私たちはいつもアパレルに取り組むのと同様に、問題点や機能性を見つめ直して、それを改善する方法がないかを考えました。」(エロルソン・ヒュー 談)「ナイキ エア フォース 1 Low Travis Scott」(1万7,280円)「アルバムを作るときと同じような視点からこのシューズを見つめ、自分のストーリーを伝えたいと思いました。自分のショーではクレイジーな雰囲気を作ります。私はラップの世界のアシッドのような存在です」と、トラヴィス・スコット。その言葉から「クラシックがトリップしてきたようなものを作りたい」というインスピレーションが生まれ誕生した。「ナイキ エア フォース 1 ’07 Off-White」(2万1,600円)「白/白のカルチャー的な背景を見つめて、エア フォース 1が全く別物にならないようにデザインをしました」と既存のものを起点にして、編集のプロセスを繰り返すアプローチをしたヴァージル・アブロー。どのカラーでもアイコンになるというわけではなく、白がアイコンの価値を持つと、白に意味を持たせたデザインが完成した。コラボレーションを終えて、プロジェクトの発起人アル・バークは、「全てのコラボレーターにとって、このシューズはオーセンティックで重要な意味を持つものですが、デザインの可能性を推し進めるものになりました。何よりも、これら全てにおいて、とても素晴らしいストーリーが表現されたことが見て取れます」と話している。なお、各モデルの発売日は「ナイキ エア フォース 1 ’07 Off-White」が日本未展開、「ナイキ エア フォース 1 ’07 Roc-A-Fella」が11月30日から、「ナイキ エア フォース 1 Low Travis Scott」が12月3日から、「ナイキ エア フォース 1 Hi Just Don」が12月1日から、「ナイキ ルナ フォース 1/Acronym ’17」が12月2日からとなっており、Nike SNKRSと一部のナイキ販売店にて販売する。
2017年11月08日ポーラ美術館開館15周年を記念する特別展「100点の名画でめぐる100年の旅」が2017年10月1日~2018年3月11日の期間で開催されます。ポーラ美術館のコレクションから選ばれた名画「ベスト100」が、テーマごとに展示されるこの美術展は、近代100年の美術の流れ、歴史のダイナミズムを体感できるまたとない機会です。時が流れ、美術も動く今年で開館15周年を迎えるポーラ美術館が、特別なコレクション展を開催することになりました。ポーラ美術館は、硝子工芸や東洋陶磁、化粧道具など多岐に亘るコレクションを誇ります。そして絵画コレクションは、19世紀から20世紀にかけて活躍した画家たちの作品を中心に収集されています。今回の特別展では、その貴重なコレクションの中から、ポーラ美術館が選ぶベスト100、西洋絵画71点と日本の洋画29点の名作が、芸術運動(ムーブメント)、主題や時代といった20のテーマごとに展示されます。19世紀半ばから20世紀へのおよそ100年間の、西洋と日本の近代絵画の流れを旅をするように見ることができる贅沢なコレクション展で、歴史のダイナミズムを感じましょう。●展覧会のみどころ●まるで歴史の教科書!ポーラ美術館のコレクションから名作絵画ベスト100を一堂に紹介近代美術史上重要な画家の作品を、体系的に収集しているポーラ美術館のコレクション。モネやルノワール、セザンヌ、ピカソ、そしてマティスのコレクションは、日本で最多です。また、日本の洋画コレクションも充実しています。開館15周年記念展では、西洋と日本の洋画が美術史上めまぐるしく展開した19世紀から20世紀にかけての100年間をコレクションでたどります。●近代100年を名画でめぐる時間の旅1860年代から1970年代に制作された西洋絵画と日本の洋画計100点を、制作年代に沿った20のテーマに分けて展示する本展。産業革命や万国博覧会、さらに二度の世界大戦に翻弄されたこの100年で、社会は大きな変化を遂げました。そんな歴史のダイナミズムを、100点の名画を通して体感できるのが、今回のコレクション展です。●この絵が名画である理由―一点一点の魅力を楽しむベスト100に選ばれた名画は、それぞれたくさんの見どころを持つ作品ばかり。会場では、各界で活躍する17名の方から寄せられた「この絵が名画である理由」というコメントが紹介されています。多彩な視点で寄せられたコメントから、作品の新たな魅力に気づけるかもしれませんね。●巨匠たちがいざなうタイムトラベル1860年からおよそ100年のあいだに描かれた名画を、時代の流れに沿い、テーマごとに展示する本展。その20のテーマと展示作品の一部をご紹介します。1)大自然を歩く―印象派前夜(1860-1870年代)2)雲と煙―モネとモダニズム(1870年代)3)人物の研究―セザンヌとドガ(1870年代)4)光を描く―モネからスーラ(1880年代)5)美しき女性たちーマネとルノワール(1880年代)6)カンヴァス上のサムライたちー日本近代洋画の黎明(1880年代)7)印象派の向こう側ーポスト印象派の挑戦(1890年代)8)モネ、水の世界へ(1890年代)9)1900年ー時代は動き、芸術が変わる(1900年)10)色とかたちの冒険ーフォーヴとキューヴ(1900-1910年代)11)Boujour 巴里ーパリと日本の画家たち(1910年代)12)美の共演ー女性像にみる西洋と日本(1910-1920年代)13)薔薇とキャベツー静物画の魅力(1920年代)14)描かれた日本のエレガンスー洋画の美人画(1920年代)15)パリに集う異邦人たちーエコール・ド・パリの肖像(1920年代)16)魔術的芸術の魅惑ーシュルレアリスムのひろがり(1930年代)17)実りの季節ーマティスとピカソ(1930-1940年代)18)画家たちと戦争ー揺れる時代の絵画(1940年代)19)戦後の絵画ー写実と抽象のはざまで(1950年代)20)それぞれの宇宙ー描かれた幻想(1960年代)いかがでしたか?展示される名画の一部とテーマからも、この展覧会の濃密さを感じていただけたのではないでしょうか。秋の訪れとともにはじまるこの特別展で、近代芸術の名品を堪能しましょう。【展覧会概要】名称:ポーラ美術館開館15周年記念展「100点の名画でめぐる100年の旅」会期:2017年10月1日(日)~2018年3月11日(日)会場:ポーラ美術館所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285電話:0460-84-2111URL:
2017年08月31日ANAクラウンプラザホテル神戸のティーラウンジ「ザ・ラウンジ」では、神戸市営交通100周年を記念した「神戸市営地下鉄ケーキ」を 、2017年8月1日(火)から10月31日(火)までの期間限定で販売する。2017年8月1日に100周年を迎える神戸市営交通。ホテル階下の地下3階には市営地下鉄「新神戸駅」があるなど、ホテルのゲストやスタッフにとって愛着のある市営地下鉄の100周年を共に祝福する形で、今回のコラボレーションン企画が実現したという。そんな「神戸市営地下鉄ケーキ」は、神戸市交通局監修のもと、製菓・製パン料理長の田上博基が、チョコレートを用いて市営地下鉄3000形車両を表現した一品。チョコレートの中には、アーモンドの香るスポンジにホワイトチョコレートムースやイチゴのクリーム、ラズベリーのジャムをサンドし、子供から大人まで楽しめる味わいに仕上げている。また、8月1日(火)から6日(日)の期間、神戸市役所1号館2階の市民ギャラリーで行われる「神戸市営交通100周年懐かしの写真パネル展」にて、この「神戸市営地下鉄ケーキ」のサンプルが展示される。【商品情報】神戸市営交通100周年記念「神戸市営地下鉄ケーキ」提供期間:2017年8月1日(火)〜10月31日(火)販売場所:ANAクラウンプラザホテル神戸 4F ティーラウンジ「ザ・ラウンジ」価格:3,800円(税込)サイズ:横 約17.5cm×縦 約7.5cm×高さ 約8cm※1日1台限定(2日前に予約の場合は、相談に応じる)■サンプル展示「神戸市営交通100周年懐かしの写真パネル展」展示期間:2017年8月1日(火)〜8月6日(日) 展示時間: 9:00am~5:30pm場所:神戸市役所1号館2階 市民ギャラリー【予約・問い合わせ先】ティーラウンジ「ザ・ラウンジ」TEL:078-291-1273営業時間:10:00~20:00(L.O. 19:45)
2017年07月31日ブランド創立100周年を迎えるバレンシアガ(BALENCIAGA)が、過去のアーカイブを再解釈した2017-18年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。アニバーサリーシーズンにデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia) が試みたのは、創設者のクリストバル・バレンシアガが残したルックブックを研究・再解釈し、モダンを極めた新たなるエレガンスを構築することだ。そんな彼のアティチュードは、誰も予想しえない意表をつくデザインに表れていた。ボリュームのあるピーコートやダッフルコート、レザージャケットは、生地を片手で肩の上へと押しやるようなジェスチャーに倣い、ボタンによって不均衡なフォルムで留められている。端正なルックスであるはずの定番のアウターたちが、まるで子供のいたずらのように形を変えてランウェイに姿を現す。偶然のようでいて計算されたアシンメトリーなヘムラインと美しいドレープが、唯一無二のシルエットを生み出している。いくつかのルックでは、異なるアイテム同士がその服の一部のように取り付けられ、コートの中に隠れたスカート、スカートの下に穿いたショートパンツのようなレイヤリングとなって、単一のスタイリングには収まらないユニークな着こなしの提案がなされていた。「再び意味を持たせる」という方法論はさらに続く。車のマットに着想を得たラバー風の生地はラップスカートのようにタイトに巻きつけられ、スペアタイヤカバーは抱えきれないほど大きなトートバッグに、サイドミラーはイブニングバッグへと形を変えて、新しい存在意義を与えられている。メゾンのヒストリーを再現したオートクチュールドレスには、胸元から大きく広がる花柄やボーダーのテントドレス、立体的なリボンや花びらのモチーフで彩られたシルクドレス、クチュールファブリックで覆われたフェザードレスなどが登場した。オーダーメイドであるこれらのドレスには、オリジナルのロゴとコレクションの詳細が記され、メゾンの歴史に対する敬意とバレンシアガが生み出してきた数々のクチュールドレスに対する自信に溢れていた。
2017年03月21日2014年の放送開始から、100回を迎える「The Covers」。この度、3月6日(月)放送の100回記念ゲストに、今年デビュー30周年の「エレファントカシマシ」が登場することが明らかになった。「エレファントカシマシ」の出演は、昨年の「The Covers Fes」も含めて3回目の登場となる。リリー・フランキーと仲里依紗がMCを務める音楽番組「The Covers」。本番組は、ジャンルや世代を超えたアーティストたちが、影響を受けた曲や思い出深い楽曲を魅力的なアレンジでカバー。今回「エレファントカシマシ」カバーする曲は、松田聖子の「赤いスイートピー」、ちあきなおみの「喝采」の2曲。松本隆が作詞、作曲を松任谷由実(呉田軽穂名義)が手掛けた「赤いスイートピー」。「エレファントカシマシ」が結成されたばかりの中学生の頃、松田さんが大好きだったという宮本浩次は、この曲の歌詞とメロディーにもそれぞれ深い魅力を感じて今回初めてのカバーに挑戦。そして「喝采」は、宮本さんが小学生の頃に聴いていたという楽曲。印象的なフレーズが多く、歌ってみると歌詞を全て覚えていたという思い出の一曲だ。さらにこの2曲に加え、1996年に発表され、多くのアーティストたちにカバーされる名曲「悲しみの果て」と、2007年に発表され、多くの人を励ます「エレファントカシマシ」ならではの応援ソングとして熱い支持を受ける曲「俺たちの明日」という彼らの名曲2曲も披露。また、トークには「エレファントカシマシ」4人で登場。デビュー30周年を迎える彼らの出会いからいま、そしてこれからに迫っていく。収録後宮本さんは、「『赤いスイートピー』にしろ『喝采』にしろ、僕らにとって凄く思い出の曲。曲自体にも歴史みたいな重さがあって、非常に僭越ながら今回カバーをさせていただいた」と話し、「リリーさんの含蓄のあるお話も含めて、自分たちにとって本当に密度の濃い時間だった。音楽を改めて、しっかり自分たちなりに勉強して歌っていけるようにとも、改めて思っちゃうくらいの充実した時間になりました」コメントを寄せている。「The Covers」放送100回記念は3月6日(月)23時15分~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2017年02月23日コンバース(CONVERSE)のオールスター生誕100周年記念モデル「ALL STAR 100」が登場。2016年12月より順次発売される。「ALL STAR 100」は、オールスターをよりタフに、快適に進化させた100周年記念モデル。ソールやライニング、インソールなどに最新の技術が施されたパーツを施し、より良い通気性や防水性、グリップ性を実現。さらに魅力的なアイテムに仕上がっている。12月に発売されるモデルは、ホワイトとブラック、ネイビー、レッドの4色展開。カラーのモチーフは星条旗に使われているものが主だっている。またより星条旗の色を濃く反映したモデル「ALL STAR 100 STAR & BARS HI/OX」もラインナップ。コンバースを代表する柄の一つである星とボーダーがポップな印象を引き立てる。また、2017年1月よりベースボールのボールがモチーフのモデルが展開。シンプルなホワイトのアッパーに、レッドのステッチングが遊び心のあるアイテムだ。【詳細】・ALL STAR 100 COLORS HI/OX発売時期:2016年12月価格:7,000円+税カラー:レッド、ネイビー、ブラック、ホワイト・ALL STAR 100 STAR & BARS HI/OX発売時期:2016年12月価格:7,500円+税カラー:スターズ & バーズ・ALL STAR 100 BASEBALL HI/OX発売時期:2017年1月価格:7,500円+税カラー:ホワイト【問い合わせ先】コンバースインフォメーションセンターTEL:0120-819-217
2016年12月04日2017年に100周年を迎える東京・吉祥寺の「井の頭恩賜公園」にて、100周年記念放送として、アーティストのやくしまるえつこによる公園放送がスタートしたことが分かった。今回の公園放送は、毎日10時、12時、16時の定時放送がやくしまるさんの声になり、やくしまるさんのアナウンスと共に、記念楽曲として、吉祥寺や井の頭公園と縁の深い楽曲である「相対性理論」の「弁天様はスピリチュア」も放送されるという。「弁天様はスピリチュア」は「相対性理論」の最新アルバム「天声ジングル」に収録された楽曲。元となる曲作りは、2014年6月10日に惜しまれつつ30年の歴史に幕を閉じた吉祥寺の映画館・バウスシアターの解体作業直前、バウス館内で「相対性理論」が密かに行ったシークレットレコーディングからスタート。そして、2015年~2016年のアルバムレコーディングを経て1年半以上の歳月を経て、本楽曲が完成したという。ちなみに、井の頭公園には弁天様(弁財天)が祀られており、“やくしまるえつこ公園放送”も特に弁財天周辺エリアが聴きやすいスポットとなっているようだ。「相対性理論」のアルバム「天声ジングル」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月16日東京・吉祥寺にある井の頭恩賜公園100周年を記念した映画『PARKS』が製作されることが決定し、3月31日に発表会見が開催され、瀬田なつき監督らが登壇した。その他の写真本作は、井の頭恩賜公園100年実行委員会100年事業企画で、瀬田監督によると「主人公の女の子2人が、ひょんなところから50年前の音楽の断片を見つけ、吉祥寺の人々と出会い音楽を完成させていく物語」だという。瀬田監督は『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『5windows』などを手がける新鋭で、蓮沼執太の『RAW TOWN』、いきものがかりの『ラブソングはとまらないよ』のミュージックビデオも監督している。ゼネラルプロデューサーの本田拓夫氏は、多くの映画ファンに愛されるも、2014年に閉館した吉祥寺バウスシアターのオーナーで「バウスの閉館前から、吉祥寺の映画が撮れないかと考えていた。この映画を通して、井の頭公園の文化を取り戻し、街に人が集まるようにしたい」とコメント。バウスシアターの人気企画“爆音映画祭”を手がけていた樋口泰人氏が宣伝プロデューサーを、トクマルシューゴが音楽監修を、松田広子が制作プロデューサーを務める。映画は昨日より撮影が始まっており、井の頭恩賜公園が100周年を迎える2017年春に、東京のテアトル新宿で公開される予定。『PARKS』2017年春、テアトル新宿にて公開予定
2016年04月01日