世界的ファッションデザイナーとして現役で活躍する3姉妹・長女のコシノヒロコ氏、次女のコシノジュンコ氏、三女のコシノミチコ氏が、13日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』(月~金後1:00)に出演する。3姉妹は、三者三様の衣装で登場。それぞれが持ち寄った「自宅」「趣味」「新しい家族」の貴重映像を見ながら互いの素顔を明かし合う。個性豊かな3姉妹の共通点は、朝ドラ『カーネーション』のモデルにもなった母・小篠綾子さん。コシノ洋装店を開き、女手一つで娘3人を育てた綾子さんは3姉妹にとって尊敬する人でもある。幼い頃から全てにおいて影響を受けた母への想い、そして3姉妹で大切にしている母の言葉についても語る。
2024年05月13日外資系企業に勤める長女・世利子(よりこ)、テレビ局でプロデューサーとして働く次女・比成子(ひなこ)、理系の大学院でカビの研究をする三女・実地子(みちこ)。三姉妹の共通点は元・現の東大生!磯谷友紀さんの『東大の三姉妹』は高学歴女子あるある物語だ。高学歴は、女性の武器か足枷か。三者三様の幸せ探しストーリー。「1年以上かけて、本当にたくさんの東大卒女子たちに取材したんですね。頭が良くて、周りもよく見えているから、どの方からも面白いエピソードが聞けたんです。なるべく振り分けて使いたいなと思ったのと、もともと三姉妹好きというのがあって、こうなりました」個性派揃いの彼女たちの下には、弟の一理(いちり)がいる。東大に落ちた末っ子は、姉たちに振り回されながらも、否応なく女ごころに敏感になり、要領よくサポートする立場に。その優しさと献身に、心がくすぐられる女性は多いのでは。「自立心の強い姉たちだけだと、いずれケンカ別れしたりもしそうで…。冷静な観察役であり、クッション役も務める一理みたいな存在が欲しかったんですよね」1巻でぐっと掴まれるのは、世利子や比成子の恋愛模様だ。世利子は初恋の相手で高校教師の岸里が忘れられないのに、自分の人生計画通りに事を進めたい気持ちが強すぎるのが難。比成子は、文芸バーで働く元東大生の悠人とつきあっているが、10年越しの関係性が宙ぶらりんすぎて、身動きが取れない。「堅実なエリートに見えて、大胆な行動に出る世利ちゃんみたいなタイプを描くのは初めて。内面的にはいちばん秘めた爆弾を持っていそうで、面白いです。比成ちゃんは、ただでさえ面倒くさそうなテレビの世界にいて、うまくいってもミスしても『東大だから』と当てこすられやすくはあるんですよね。波風避けるために、合わせることを覚えていった人なのかなという気がしました」姉妹だけでなく、彼女らの恋愛相手のキャラクターデザインも魅力的で、物語を盛り上げる。「メガネ男子は好物なので、岸里は、最後に食べるショートケーキのいちごのように大切に取っておいて描きます(笑)。一理や悠人にもファンがいるみたいでうれしいです」気になる伏線が張り巡らされ、ページを繰る手が止まらない。「学歴が高くても低くても、女性たちは何かしらの圧を受ける社会にいますよね。三姉妹を含め、女性たちの努力が報われて幸せになれるといいなと思いながら描いています」実地子や一理、さらに彼女たちの母親が抱える“事情”や“悩み”が見えてくるのは2巻以降だ。続刊が待ち遠しい。『東大の三姉妹』1三姉妹と弟が一軒家で同居中の坂咲家。恋愛、仕事、出産への焦燥感など、女性読者にとっては気になるトピックが次々と出てくる。2巻は今夏くらいに発売予定。小学館770円©磯谷友紀/小学館いそや・ゆきマンガ家。2004年、Kissストーリーマンガ大賞に入賞した作品が、翌年掲載され、デビュー。大ヒットした『ながたんと青と』ほか、著書多数。※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2024年05月11日三姉妹を出産したときの義両親の反応をご紹介します。 そんなこと言われても…長女を出産後育休中に義実家を訪問したときのことです。義母に「お休みしてて暇なんだからもう1人、続けて産んじゃえばいいんじゃない」と言われました。「いやいや、そんな簡単に言われても」と思い、また仕事のこともあるので「自分たちのペース」でと思いながら数年後。2人目を妊娠しました。 2人目の性別が女の子とわかるとあからさまに残念そうな反応の義両親。出産前に一緒にごはんを食べに行ったとき、義父に「万が一性別がひっくり返ることはないのか」と言われびっくりしました。3人目のときにはもう性別は聞かれても言わないと心に決めましたが、3人目の妊娠を告げたとき、次こそは男の子という気持ちがひしひしと伝わってきました。 結果3人目も女の子で私はうれしかったけれど、義両親はまた女の子かとあきらかに残念そうな表情でした。ただ結果的には、三姉妹でもデレデレのじぃじ、ばぁばに!性別なんて関係ない、健康なことが一番だって言ってやりたいと思った出来事でした。 作画/きょこ著者:山田陽子 結婚10年目。三姉妹を育てる母。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月29日そっくりな見た目だけじゃなく、行動や考え方なども似るといわれている、一卵性の双子や三つ子。おそろいの洋服を着たり、寝る時に同じようなポーズになったりと、双子や三つ子ならではのかわいさがありますよね。三つ子姉妹の日常写真に、9万越えの『いいね』一卵性の三つ子の姉妹をもつ、ひまり(@himari_3girls)さんは、ある1枚の写真をX(Twitter)に投稿。写真には9万件を超える『いいね』が付き、多くの注目を集めました。写っているのは、リビングでくつろぐ三姉妹の姿。「さすが三つ子だ」と思うような写真をご覧ください!ソファに寄りかかってくつろぐ姿が、3人とも完全にシンクロしていたのです!それぞれ、スマートフォンでもいじっているのでしょうか。全員がソファに肘をつき、同じように右足を組んでいます。意識をせず、これほどまでに一緒のポーズになるとは、恐るべし遺伝子の力…。三つ子のかわいさがギュッと詰まった写真には、さまざまなコメントが寄せられています。・3人ともかわいすぎて、癒される!・完全一致で笑いました。・かわいいと思いつつも、ふと我に返ったら、私も同じ格好でスマホを見てて笑いました。また、3人それぞれ色の異なる洋服を着用し、きれいなフォームで足を組む様子から、「これが令和の『キャッツ・アイ』か…」といった声も寄せられていました。このなんとも愛らしい『令和のキャッツ・アイ』の姿に、あなたも心を奪われたのではないでしょうか![文・構成/grape編集部]
2024年04月24日川口春奈が木南晴夏、畑芽育と3姉妹を演じる金曜ドラマ「9ボーダー」が4月19日より放送開始。第1話から3姉妹が直面する悩みが詳らかにされると、彼女たちと関わっていく男性たちにも「この松下洸平とことん沼!」「木戸大聖もリアコすぎる」「井之脇海の沼もこれまた深そう」といった声が上がった。本作は、19歳、29歳、39歳と、次の年代へ進む前のラストイヤー=“9ボーダー”真っ只中の姉妹が、一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の3Lをテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら、人生を前向きに進んでいく姿を完全オリジナルで描く。しっかり者で、勤めている飲食業のトータルプロデュース会社では仕事ぶりを評価され、最年少で副部長に抜擢される29歳の主人公・大庭七苗を川口さん。いつも明るく猪突猛進な長女で39歳の公認会計士・成澤六月を木南さん。夢も特になく、浪人生という名目で実家に居座っている19歳の三女・大庭八海を畑さんが演じる。松下洸平がとあるバルで働く“コウタロウ”と呼ばれる男に、井之脇海は六月(木南さん)の会計事務所にやってくる新人公認会計士・松嶋朔、木戸大聖は3姉妹の実家近くにある酒屋の息子・高木陽太を演じ、さらにバルの店主・辻本あつ子としてYOU、大庭家が営む老舗の銭湯「おおば湯」のアルバイト・梅津剣として伊藤俊介(オズワルド)が出演している。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。実家で銭湯「おおば湯」を営む七苗の父が突如失踪、それを機に、夫と4年もの間別居生活を送る長女・六月と、高校卒業後、ダラダラと目標もなく過ごしている三女・八海、そして七苗という3姉妹が一つ屋根の下に集結。父の行き先に思いを巡らせる。飲食業のトータルプロデュース会社で働く早苗は仕事ができるしっかり者だが、キャリアアップによって後輩の育成や雑務を任されるようになり、大好きだったクリエイティブな仕事が遠ざかり、こんなはずではなかったと思うこともしばしば。恋愛からも遠ざかっており、気づけば周りがみんな結婚し家庭を持つ状況に、日常的になんとも言えないやりきれなさを抱えていた。そんな中、七苗は街で弾き語りをしていたコウタロウとバルで再会する。一方、八海はマッチングアプリで出会ったエリート商社マン・立花(兵頭功海)から交際0日婚を申し込まれるも、高校時代から片思いをしている七苗の幼馴染・陽太への想いを捨てきれない。しかし陽太が想いを寄せているのは七苗で…。そして六月は夫との別居生活を解消したいと思いながらも、なかなか行動に移せずにいたところ、六月が勤める会計事務所に新人公認会計士・松嶋がやってきて、日常が一変するーー。後輩・西尾双葉(箭内夢菜)からは行き過ぎた配慮による“ホワイトハラスメント”を指摘され、偶然再会した元カレ(塩野瑛久)からは「仕事ばっかりじゃ寂しいもんな」と同情され、サークルの友人たちへの「愚痴聞いて~」の連絡もスルーされる七苗に、「29歳、中間管理職に選ばれがちだよねえ」「あるあるが詰まりすぎてる」といった声がSNSに上がる。また、「ホワハラって初めて聞いた」「裏アカなんで、の双葉ちゃんこそやばい」といった声とともに、プロデューサー・新井順子、脚本・金子ありさという「着飾る恋には理由があって」チームの再タッグに「着飾る恋の香りも感じる」、木南さんが同じく3姉妹の長女を演じている「おいハンサム!!」を思い出すというコメントも。そして「仕事だけじゃ寂しいのかな。どうなりたいんだ私」「私どんな人が好きだっけ…」と悶々とする七苗の前に再び現れた松下さん演じるコウタロウから、「本当は寂しい?」という予告編にも使われていたセリフが放たれると「破壊力エグい」「顔つきと声のトーンに心がギューンとしてしまった」などのコメントが次々に上がり、“松下洸平”がトレンド入り。さらに2人きりで夜桜を堪能し、「自分には何もない」「どうしてそんなに幸せそうなの」とこぼす七苗に「(記憶を失って)何もないからただ受け入れる」と言い、「大丈夫。素敵な人だから、幸せになるよきっと」と勇気づける言葉をかけるコウタロウ。それでも「なれるかな。好きな人もいないのに」という七苗に、「じゃあ俺のこと好きになっていいよ」とコウタロウが応じると、「この松下洸平とことん沼!」「空から落ちてきた神さまかよ。」「純真無垢なのに、鋭い松下洸平」「コウタロウが好きすぎる!」などなど、謎に包まれていながらも真っ直ぐなコウタロウを演じる松下さんの魅力に沼っていく声が止まらない。加えて、七苗がプロデュースした飲食店の1周年パーティに現れた陽太には「スーツ姿で現れた陽太さいこー」「き、木戸大聖もリアコすぎるぞ」、六月から会計事務所に採用すると言われた朔の“OK”ポーズにも「井之脇くんかわいい、癒し」「井之脇海の沼はこれまた深そう」と、木戸さん、井之脇さんが気になり始める人も続々。彼氏がいるフリをして指輪をはめて“虚勢を張ってきた”七苗、カメラマンの夫・成澤(山中聡)が一時は完全否定したアシスタントと浮気していた六月、“交際0日婚”を申し込まれつつも2人の姉のような「つっかえまくりの行き止まり」にはなりたくないと思う八海。3姉妹、三者三様の“モヤり”“焦り”に、コウタロウが弾き語りしていた「SEKAI NO OWARI」の「陽炎」(Fukase Ver.)が重なると、「陽炎がテレビで聴けるとは!」「もしかして、ドラマ内でセカオワの曲いっぱい聴けたりするのかな!?」と主題歌を手がける「SEKAI NO OWARI」の楽曲にも注目が集まっていた。【第2話あらすじ】4月26日放送「俺のこと、好きになっていいよ」と言われて以来、コウタロウ(松下洸平)のことが気になる七苗(川口春奈)。そんな中、記憶を失っているコウタロウに突如過去の記憶の断片が舞い降りてくる。その内容に動揺するコウタロウのために、身元を明らかにするべく七苗が動き出す。一方、夫・邦夫(山中聡)から離婚を切り出されるも受け入れられない六月(木南晴夏)。そこに、痺れを切らした邦夫が職場を訪ねてくる。そんな六月を心配する松嶋(井之脇海)は…。そして、立花(兵頭功海)からプロポーズの返事を急かされ悩む八海(畑芽育)は、訪れた占いの館で“あるアドバイス”を受ける。そんな中、立花が結婚の挨拶に大庭家を訪れ、そこに陽太(木戸大聖)が立ち会うことに…。「9ボーダー」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年04月20日2016年生まれと2018年生まれの、くせっ毛姉妹を育児中のママ・さざなみさんが描く育児マンガ。心やさしい3歳差姉妹との日常生活から、ほっこり心温まるエピソードをお届けします!子どもならでは想像力を使った、ちょっぴり笑える素敵な遊びをご紹介♪毎週開かれる誕生会あしたのかいぎ!姉妹の間では、定期的に重要な会議がおこなわれるそう! 一体どんな会議……?なんてかわいい会議♡ちゃんと式次第も作成して、歌から始まり写真撮影まで……!本格的なお誕生日会ですね。 重要な雰囲気を醸し出すお姉ちゃんも、真剣に参加する妹ちゃんもたまりません♡ そして別の日には、また違う会がおこなわれるようで……。 突然開催される「おわりの会」ママのとっておきの魔法そろそろ寝る時間が近づいてきました。そんな中…… 寝る前のタイミングで、「おわりの会」が開かれました!お姉ちゃんの周囲では、実際にこのような「おわりの会」が開かれているんでしょうね。ぬいぐるみたちと一緒に参加している妹ちゃんも愛らしい♡ そして「早く寝なさい!」と直接言うのではなく、2人の世界観を壊さないように「お部屋が静かになる魔法」を提案するさざなみさんも素敵ですね。2人ともやさしい気持ちで自然に眠ったことでしょう。 SNSのコメント欄には、 「かわいくてもっと聞いていたくなりそう」 「お部屋が静かになる魔法!すごく素敵ですね。真似します」 「うちもなかなか寝ないときに魔法使わせてもらいます」 など、2人のやりとりに癒やされる人や、さざなみさんの魔法を取り入れる人も♪ 子どもたちの頭の中には、大人では想像できないような世界観が広がっていることも。柔軟な発想力を持つ子ども時代だからこそできる、イマジネーションに溢れた遊び。その世界観を大切にしたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター さざなみ
2024年04月16日こんにちは! あん子です。今回は、子どもの寝相の話です。■末娘と一緒に寝る喜び小さい子どもがいるご家庭では、夜、子どもと一緒に寝ているというご家庭が多いのではないでしょうか。我が家も…。布団に入って、「今日は何をしたの?」「何が楽しかった?」などと、その日あった出来事をゆっくり聞いたりできることも楽しいです。我が家は年の差3人姉妹。お姉ちゃんと下の子とは、12歳、離れています。当然ながら、上の娘たちは…。私もそうでした。親離れするのです。寝かしつけやお布団の争奪戦から解放されることは嬉しいのですが…。やっぱり寂しいのです。だからこそ、1番下の娘と一緒に寝る時間を大切にしたいと思っているのですが、ひとつ問題が…。それは、私が毎晩見る夢にも関連しています。なぜか夢の中で私は、毎日、やりたくもないトレーニングをしているのです。■なぜ夢の中で?私は、一体何をしているのだろう…!?苦しい…。重いよ…!!そこで…、ハッと目が覚めるのです…!すると必ず、隣にいるはずの娘がいません! どこに行った?ふと目線を下に向けると、私のおなかの上でスヤスヤと寝ているではないですか!当然ながら布団は、私にはかかっておりませんし、壁に追いやられている状態。寒いです。狭いです。重いです…。布団から脱出していることは、日常茶飯事。突然、夜中にムクっと起きあがって座ったまま、寝ていることもあります。その後、私のおなかにダイブしてくる娘。毎日、夜中に目が覚めて、ゆっくり朝まで熟睡したことがありません…。「あと何年続くのだろう…?」と思う反面、上の子との経験もありますし「一緒に寝ることがなくなったらきっと寂しいのだろうな…」という気持ちと…。ふたつの思いが交差しながら毎日が過ぎていきます。長女が幼い頃、近所のご婦人に「今が1番、いい時ね」と言われたことがありました。当時はわからなかったのですが、今ならそのご婦人の気持ちがわかるような気がします。長いと思っていた子育ても、気がつけばあっという間に終わります。今は大変ですが、今のこの頑張りは、きっと懐かしくてかけがえのない大切な思い出になることでしょう。今をしっかり楽しんでいきたいと思っています。最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
2024年04月10日3歳と1歳の仲良し姉妹。ある日、食事をしていると…2人で何やらおしゃべり。絶妙に成り立ってる姉妹のやりとりに、思わずクスッとしてしまいますよ♪ 「これ、欲しいのかな?」 何やらお姉ちゃんのことが気になるかんなちゃん。じーっと見つめていると… 「欲しい??」とお姉ちゃんのここなちゃん。 すると、かんなちゃんも「んんん…」とお返事!ちゃんとお姉ちゃんの質問に答えていますね♪ 会話できてる!? お姉ちゃんもかんなちゃんの返事を聞いて、「ほしくないのか!」と解釈(笑) やっぱり会話ができてる2人♪その後も… 「これ使うの?」「ピンクのスプーンが欲しいの?」と質問攻めのお姉ちゃん。 かんなちゃんに色々と話しかけてくれています♪妹のことを気にかけてくれる姿が微笑ましいですね。 かんなちゃんも、お姉ちゃんの問いかけに必死におしゃべり! どうやら2人の中では会話も通じ合っているようです(笑) 仲良し姉妹のここなちゃんとかんなちゃん。2人ならでは会話がとっても可愛らしいですね♪ 2人の会話している様子は、ぜひYouTubeでご覧くださいね。妹のことを気にかけてくれるここなちゃんと、一生懸命話をしているかんなちゃんの姿に思わずキュンとしますよ。 YouTube「いっちーファミリー@itchyfamily」では、他にも可愛い動画がたくさんさん配信されていますよ。 仲良し姉妹の日常の姿をぜひご覧くださいね。また、Instagram(@kokopapagram)も更新しているので、そちらも要チェックですよ! この会話成り立ってる?1歳&3歳姉妹の会話|いっちーファミリー画像提供・協力/いっちーファミリー
2024年03月06日YouTube「ひろぴーファミリー~楽しく育児~」は、パパとママ、そして6歳・4歳・2歳の3姉妹の5人家族の日常を見ることができるチャンネルです。3姉妹はとってもかわいらしく、家族みんな仲良し! 見ていてとても楽しくなるチャンネルですよ。今回は、パパがワンオペ育児に奮闘している姿をご紹介! 当時(2022年1月)、3歳・2歳・生後10カ月だった年子3姉妹の育児、パパはどんなふうに過ごしているのか必見!今回はママがお熱でダウンしてしまい、パパがワンオペ育児に奮闘している様子を記録した動画をご紹介します! 子ども1人でも育児は大変。年子3人の子どもの育児、パパはハプニングなく終えることができるのでしょうか……。 ママが体調不良でダウン! この日はママが体調不良でダウン。とってもつらそうです。次女のひまりちゃんは、甘えたくてずっとママのそばにいます。長女のひなちゃんもママに冷えピタを貼ってあげたり、お手伝いをしてくれています。 パパ、ワンオペ育児スタート! 子どもたちと家事に奮闘 パパは率先して家事をしてくれています! 洗濯物たたみやお部屋のお片づけをみんなで頑張ります。しかし、お部屋を片づけても片づけても……子どもたちはおもちゃを出して遊んでしまい散らかしてしまうようでパパ困っています(笑)。 お片づけ中の様子、ぜひ動画でご覧くださいね♪ パパが片づけていく中、ひまちゃんがおもちゃで散らかしてく姿にクスッとしてしまいますよ。 お片付けが終了! 夜ごはんの買い物にレッツゴー お部屋のお片づけが一段落ついたところで、夜ごはんの買い物に出かけます。ママがゆっくり休めるように、子どもたちも一緒にお出かけです。子どもを3人連れての買い物、なかなかスムーズにはいきませんが、無事にお買い物も終了。お菓子も買ってもらったようです♪ お買い物から帰宅。みんなでごはんを食べます! お買い物から帰宅し、ごはんの準備をします。ひなちゃんとひまちゃんは寝ているママのところへごはんを持っていってあげます。長女のひなちゃんはしっかり者のお姉ちゃん。ママの体調を気遣いたくさんお手伝いをしてくれています。とってもやさしいですね。 この日の夜ごはんはお寿司。3人で「いただきまーす!」ひまちゃんの食べっぷりも見ものですよ♪ 車の中で寝てしまった三女のひよちゃんが起きてきました。少し寝て気分もスッキリ! ご機嫌も良さそうです。 おなかも空いたようなので、離乳食を食べます。2人のお姉ちゃんも、離乳食を食べさせるのをお手伝いしてくれています。 大波乱のお風呂の時間! パパは大忙しです!! ごはんを食べ終えたら、パパは3人の子どもたちをお風呂に入れます。小さな子どもをお風呂に入れるのは本当に大変ですよね。しかも今回は3人! まだまだ赤ちゃんのひよちゃんはお風呂で大泣き。パパはバタバタです。大忙しで子どもたちをお風呂に入れます。 お風呂から上がったら、お着替えタイム。まだまだひとりで服を着るのが難しいひまちゃんやひよちゃんを、やさしくフォローしながら着替えさせてあげるパパ。 さらに、ひなちゃん達の髪の毛を乾かしてあげます。ドライヤーでの作業も手慣れたものです♪ さすがパパ!ここまでを見ていても、パパの奮闘ぶりがよくわかります!食事やお風呂、お着替えなど育児や家事をバタバタしつつも手際良くこなしていますね。 寝かしつけタイムに突入。しかし、まだまだ眠たくないのかな!? お風呂にも入り、ハミガキもおこなったのでそろそろおやすみの時間です。子どもたちの寝かしつけをします。お手伝いをしたりお買い物にも行ったので、みんな眠たいかな? ……と思いきや、ひまちゃんとひよちゃんはなんだかまだ目が冴えているご様子です。 2人で遊んでいます。こういうとき、兄弟や姉妹がいるだけでなんだか楽しい気分になってしまいますよね。2人でなにやら楽しそうです。ひまちゃんはいないいないばぁをしてみたり、ひよちゃんにトントンして寝かしつけをしてあげようとしたり……。まだ2歳ですが、ひよちゃんの前ではすっかりお姉ちゃんなんですね。微笑ましい姿です♪ 動画の中では、なかなか寝ない2人の様子も見ることができますよ。ひまちゃんのお姉ちゃんぶり、ぜひご覧くださいね。とってもキュートです。 子どもたちが寝てからもパパはまだまだ働きます! 3人の子どもが寝たらパパのワンオペ育児も終了……としたいところですが、子どもが寝た後にもやることはまだまだあります! パパは残りの家事に取りかかります!キッチンリセットをして、洗濯をまわし、リビングの片づけもしてくれています。これはママもうれしいですね。体調の悪いママをしっかりと気遣ってくれている心遣いが素敵です! ほっと一息。1日お疲れ様でした☆ 寝かしつけ後の家事を終えてようやくパパも休憩タイムです。バタバタと大変なワンオペ育児、お疲れ様でした。 ひろぴーファミリーのご家族は、いつもパパとママが協力して育児や家事をこなしているのがよくわかりますね。どの場面も普段から子育てに携わっていなければ、奮闘しながらもここまでいろいろなことに気づくことができません! 画像提供・協力/ひろぴーファミリー~楽しく育児~
2024年02月20日3人の女の子を育てるシングルマザーのあんみさんは、YouTubeチャンネル「あんみ【ADHD持ち3姉妹ママ】」を運営しています。今回は、幼馴染である彼と結婚して3人の子どもを授かったあんみさんが、三女を妊娠中に離婚を決意し、離婚が成立するまでの体験談を紹介します。 幼馴染の元夫は難しい性格 あんみさんは年子の小学生姉妹と4歳の女の子、3姉妹を育てるママ。三女を妊娠中に離婚を決めて、現在はシングルマザーです。離婚して約3カ月後に、ADHD(中等度)と躁うつ病と診断されています。※現在は、躁うつは治っています 元夫とあんみさんは幼馴染。元夫は継母と仲が悪く、母性に飢えている反面、愛情表現が下手なひねくれ者で難しい性格でした。あんみさんは「そんな元夫を幸せにする!」と心に誓って結婚したのですが、子どもが生まれてから状況が変わってしまったそう。 ADHDと診断される前のもどかしい時期に、ワンオペ育児で…あんみさんのADHDの症状 は「今やるべきではないことが気になる・先延ばしにしてしまう」「寝付きが悪い」など、他の人からは理解されにくい特性があります。 離婚するときは、あんみさんがADHDと躁うつと診断される前。ワンオペ育児だったあんみさんは、自分のADHDと上手く付き合えずに、子育てと家事を上手に両立できませんでした。 そんな自分と、協力してくれない夫にイライラする日々。あんみさんから喧嘩をふっかけてしまうことも多々あったそうです。 「助けてほしい」訴えが伝わらない あんみさんは夫へ何度か「手伝って欲しい。助けて欲しい」と訴えましたが、伝わりませんでした。 仕事で余裕がなかったのかもしれませんが、夫は「家のことは嫁の仕事」という考えを持つ亭主関白寄りの人でした。 「今振り返ってみると、『今やるべきではないことが気になる・先延ばしにしてしまう』などADHDの特性とは知らずに、そういった姿を見ている夫からすれば手伝って欲しいと言われても、理解しがたい気持ちになることも分かる気がする」とあんみさんは語ります。 夫婦喧嘩を心配したあんみさんの兄から病院へ行くように勧められても、夫は行かなくても良いと言っていたのだそう。 「こんな生活でもいいよ」と言ってくれることは嬉しい反面、家のことを手伝ってくれるわけでもなく、自分1人で抱えてつらいと訴えているこの状況でも問題ないの?と疑問が、頭の中で浮かんだといいます。 「ママが死んじゃう」次女の言葉にハッとして…そんな喧嘩ばかりの日々が続く中、夜中に次女が泣きながら起きてきて「ママが死んじゃう」と言います。 話を聞くと、パパがママを手にかける夢を見たと……。 子どもたちが寝たあとに繰り広げられる毎晩の夫婦喧嘩が原因だと考え、「このままでは子どもたちの心に傷を作ってしまう」とこの時に離婚を決意! 当時、三女は妊娠7カ月でした。 1年後に離婚が成立それから1年後に離婚が成立。離婚したくない夫と揉めて、離婚するのに時間がかかったそう。 「喧嘩をするたびに離婚話を持ち出していたので、最初は本気にされていなかったのかも」と言う、あんみさん。 しかし大喧嘩をした際に、あんみさんが離婚届を置いて実家へ帰ったことが、最終的に離婚につながりました。 離婚して、今思うことは…あんみさんは離婚を振り返ってこう述べています。 「離婚はとてもつらい決断でした。自分がもっとしっかりしていたら離婚していなかったのではないか。でも、私には離婚するという選択肢しかありませんでした。結婚する前は『いつ死んでもいい』と生きることに希望を持っていなかった夫が、結婚して子どもが生まれたあと『俺は幸せだ』と言っていました。そんなことを思い出しては、元夫への申し訳なさと色々な感情で涙が出てきます」この動画には、あんみさんへの共感や励ましのコメントが多数寄せられていました。 「共感できすぎて一語一句に頷きながら涙出ました」「距離を置いてから分かることってたくさんありますよね。相手の存在の大きさも、自分のダメだったなぁってところも。でもそれでいいんだと思います。そうやってみんなステップアップしています、きっと」「私は複雑な家庭環境で育ったので、人との接し方や愛し方が分からず、今も分からないなりに一生懸命彼と向き合っています。私の非で度々喧嘩することもありますが、この動画を見て、相手を思いやる気持ちを忘れないようにしようと思いました」 離婚までたくさんの苦労があったあんみさんですが、今は三姉妹と楽しく穏やかに生活しています。これからも自身の特性とうまく付き合って、笑顔で生活していけるといいですね! 著者:ライター 廣瀬尚子
2024年01月30日私は三姉妹の母です。末っ子が小学校へ入学したころ、集団登校の集合場所まで子どもたちに付き添っていました。その際、同じ三姉妹に連れ添うきれいな女性の姿が。「あの子たちのお姉さんかな?」と思っていると……!? 私には3人の娘がいます。末っ子が小学校に入学したときのこと。しばらくの間、集団登校の集合場所まで付き添っていると、同じ登校班に三姉妹のお子さんがいることに気づきました。そしてある日の朝、その子たちにきれいなお姉さんが付き添っているのを目にして……。 「年の離れたお姉さんがいたのだな……」と思っていると、彼女が子どもたちに「じゃあママはここまでね。いってらっしゃい」と言って立ち去っていったではありませんか。 私は衝撃! 学生さんと言ってもおかしくないほど、若々しく美しいその女性はママだったのです! そのころの私は、育児で忙しくしていてノーメイクは当たり前。おしゃれなんて二の次でした。美しいママの姿に、改めて自分がどんどん「おばさん化」していることに気づかされた私。 もちろん、メイクやファッションなどは自由ですが、私はその美しいママに強く感化されました。そして、「私もあのママみたいに美しくありたい!」そう思うようになり、このときをキッカケに、外へ出かけるときは意識的にメイクをしたり、ファッションにも気をつかうようにしています。おかげで性格も明るくなった気がして、子どもたちからも「ママかわいい」と言ってもらえるように。 あのとき衝撃を与えてくれた三姉妹のママには感謝の気持ちでいっぱいです。 原案/yu-min さん作画/あさうえさい ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2024年01月23日むやさんは、双子の姉妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。幼少期に父を亡くしたむやさん姉妹。小学生になると、いつも傍にいてくれた母が体調を崩して入院することに。その後母は無事退院したものの、今度は原因不明の頭痛で寝込む日々が続きます。姉妹はケンカをしながらも、掃除や料理を積極的にお手伝い。しかしそのころ、左利きの妹・うやさんは包丁がうまく使えないために、右利きの姉・むやさんと差がつくことに悩んでいました。 いつも比べられる双子妹が悩む理由は、ただ包丁が使えないからだけではありません。私たち姉妹は、いつも人から比べられて……。 双子のむやさん姉妹は、幼いころから何かと比べられてきました。ときには傷つくことも言われ、悪意がないような発言も2人にとっては負担に。 左利きで包丁がうまく使えないことに悩んでいたうやさんは、しばらくすると包丁ではなくピーラーを使いこなし、家事スキルをアップする工夫を見出しました。苦手な包丁を無理に克服するより、自分にできることを伸ばして悩みを解決するうやさんを見て、むやさんは感心します。 そして、次第に母の健康状態も良くなり、むやさん姉妹に以前のような平穏な生活が戻ってきたのでした。 幼いころに父を亡くし、母が病に倒れた双子の姉妹。子どもには抱えきれないようなつらい状況も、2人だったからこそ乗り越えられたのかもしれませんね。 しかし、母子家庭や双子だということで、偏見や差別もあったそう。人を勝手に比べたり、背景も考えず心ない発言をするのは、相手が誰であろうと許されることではありません。つい、こぼれた言葉が相手を傷つけることもあると、心にとめておきたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター むや
2024年01月18日むやさんは、双子の姉妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。幼少期に父を亡くしたむやさん姉妹。小学生になると、いつも傍にいてくれた母が体調を崩して入院することに……。術後、母の体調は良くなり無事退院したものの、今度は原因不明の頭痛で寝込む日々。むやさん姉妹は交代で濡れタオルを母のひたいに乗せて看病しますが、妹のうやさんは適当に絞っただけのタオルを用意するなど、しっかりものの姉・むやさんはそんなうやさんに今までの不満が爆発しました。 いい加減にして!姉妹喧嘩が勃発タオルをちゃんと絞らない妹に、私は怒りを覚え、思わず声を荒げました。 むやさんは怒りに任せて「そもそも掃除くらい手伝ってほしい」と、妹のうやさんに言いました。2人はケンカになりますが、それ以降うやさんも家事を手伝うように。 さらに母の頭痛はなかなか治らず、姉妹は掃除や料理など家事を積極的におこないます。 そのころ、うやさんにはある悩みが。実はうやさんは左利きで、何を使うにしても不便を感じていたのです。中でも包丁が難しかったようで、お手伝いの際にどんどん包丁使いが上達するむやさんとの差に、焦りや不安がありました……。 寝込む母の代わりにお手伝いを頑張る双子の姉妹。性格が違ったり、ケンカをしたりしても、母を想う気持ちは同じなのかもしれませんね。うやさんは利き手の違いでむやさんと差がつくことに悩んでいるようですが、できないことがあるのは当たり前。姉妹間で比べる必要がないことではないでしょうか。何事も完璧な人はいないはずです。それぞれの得意なことを伸ばしながらうまく乗り越えてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター むや
2024年01月17日KAAT×東京デスロック×第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』が、2023年11月29日(水) にKAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>で初日を迎えた。アントン・チェーホフ『三人姉妹』の翻案を通して、日韓の歴史を見つめる本作。3年ぶりの再演となる今回は、翻案・脚本をソン・ギウン、演出を多田淳之介が務めるほか、伊東沙保、李そじん、亀島一徳、原田つむぎ、アン・タジョン、夏目慎也、佐藤誓、大竹直、田中佑弥、波佐谷聡、松﨑義邦、イ・ソンウォン、佐山和泉、鄭亜美といったキャストが出演する。ソンは本作について「韓国では、日本のことを“近くて遠い国”とよく言います。私が台本を書いたこの物語は、演出家の多田さんと14名の俳優、大勢のスタッフの皆さんの丁寧でありながらスマートなお仕事により“遠くても近い話”になっていると思います」とコメント。また多田は「日常から離れ少し足を止めて歴史を見ることは、1910年から続く時間、2023年現在のウクライナやパレスチナの状況、そしてこれからの私たちの未来を想像するために大切なことだと思います」と語り、「2009年から続けているソン・ギウンさんとの創作は、近年は日韓の歴史を扱う事が多いですが、私たちの世代の日韓演劇交流の未来を作ろうと意気投合して始まりました。ソンさんも、韓国の俳優、スタッフたちも、もちろん日本のチームも、日本の観客との出会いを楽しみにしています。ぜひ劇場で一緒に未来を想像してもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。『外地の三人姉妹』は、12月10日(日) まで同所で上演される。■翻案・脚本:ソン・ギウン コメント全文初日が無事に開けて、感慨無量です。3年前、初演の際は新型コロナウイルスの影響で、ソウルからここKAAT 神奈川芸術劇場まで来ることが出来ませんでした。再演にあたって、ついに本物の『外地の三人姉妹』を拝見することができました。韓国では、日本のことを「近くて遠い国」とよく言います。私が台本を書いたこの物語は、演出家の多田さんと14名の俳優、大勢のスタッフの皆さんの丁寧でありながらスマートなお仕事により「遠くても近い話」になっていると思います。国際間の合作のお芝居はいつも奇跡的に実現されます。この奇跡的な舞台をどうか近く、深く楽しめることを祈っております。■演出:多田淳之介 コメント全文無事に3年ぶりの再演の幕が開きました。今作のアントン・チェーホフ『三人姉妹』の日帝朝鮮時代への翻案は、遠くロシアの物語を驚くほどに身近に、自分ごとに感じさせてくれます。日常から離れ少し足を止めて歴史を見ることは、1910年から続く時間、2023年現在のウクライナやパレスチナの状況、そしてこれからの私たちの未来を想像するために大切なことだと思います。2009年から続けているソン・ギウンさんとの創作は、近年は日韓の歴史を扱う事が多いですが、私たちの世代の日韓演劇交流の未来を作ろうと意気投合して始まりました。ソンさんも、韓国の俳優、スタッフたちも、もちろん日本のチームも、日本の観客との出会いを楽しみにしています。ぜひ劇場で一緒に未来を想像してもらえたら嬉しいです。撮影:宮川舞子<公演情報>KAAT×東京デスロック×第12言語演劇スタジオ『外地の三人姉妹』原作:アントン・チェーホフ『三人姉妹』翻案・脚本:ソン・ギウン演出:多田淳之介出演:伊東沙保 李そじん 亀島一徳 原田つむぎ アン・タジョン 夏目慎也佐藤誓 大竹直 田中佑弥 波佐谷聡 松﨑義邦イ・ソンウォン 佐山和泉 鄭亜美2023年11月29日(水)~12月10日(日) KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>チケット情報:公式サイト:
2023年11月30日チェーホフの『三人姉妹』を大胆に翻案し、日本の植民地支配下にある朝鮮に暮らす人々の物語として描く『外地の三人姉妹』が2020年の初演に続き、KAAT 神奈川芸術劇場にて再演される。演出を務める多田淳之介が本作への思いを語った。初演はコロナ禍のさなかの2020年の12月。韓国側スタッフの来日もかなわぬ中、それでも国際共同製作を実現させたことは演劇関係者を大いに勇気づけると共に、作品そのものも大きな反響を呼んだ。3年を経ての再演となるが、多田は「いずれ韓国でも上演したい」という思いを胸に、初演時以上に日本側と韓国側での視点や受け止め方の違いにより注視しながら制作を進めているという。「主役は三姉妹であり、彼女たちが時代に翻弄される姿を描いていますが、一方で彼女たちも支配者側の人間で、“加害者”という側面を持っていて、その陰には支配される側の人間がいるわけです。再演では特に、一家の長男・晃の妻となる朝鮮人の仙玉や朝鮮人の父と日本人の母を持つ軍人・智泰らの存在がよりフォーカスされるようにブラッシュアップしました。特に仙玉は原作ではナターシャという女性で、悪妻の見本のような描かれ方をしていますが、その翻案として、非常に面白い描き方になっていると思います」ソン・ギウンと組んでのチェーホフの翻案は『かもめ』に続き2作目、日本の植民地時代を描くのは3作目となる。「例えば原爆について一般化して語ることに被害者や関わりのある人が複雑な思いを抱くように、近い歴史だからこそ、加害者側から一般化して語るのが非常に難しいセンシティブなテーマ」と断りつつ、それでも本作を送り出す意義をこう語る。「ひとつの出来事に対し、日本人と韓国人で受け止め方が全く違うことがあるということは、すごく大事な現実だと思っています。日本にいると、どうしても周りに同化してしまいがちですが、 互いの“違い”をどう受け容れていくかというのがこれからの時代、問われる。特に最近、加害やハラスメント防止への動きも活発になり、無意識の加害について考えることはすごく重要だと思います」演出面では、音楽にも現代の日韓交流の要素を取り入れ、切り離された“過去”の物語としてではなく、現代と地続きの物語として描くことを意識しているという。「不安定な時代を懸命に生きる人々の物語であり、いまの時代と重なる部分も多いと思いますロシア帝政末期から我々の歴史に置き換えたことで、チェーホフの古典をより身近に感じ、その魅力を知ってもらえる機会になると思います」取材・文:黒豆直樹
2023年11月27日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。モラ子は会社に悪事がバレて、遠方に転勤。顔を合わせる機会が減り、ホッとしたさち子さん。一方、妹のヤバ子さんは結婚詐欺に遭い、お金も再婚の夢も無くなってしまい、フラフラとした足取りで元夫の前を去っていきました。 それ以降ヤバ子さんと連絡が途絶えてしまい家族みんなが心配していると、元夫が「僕がしっかり2人の手を離さないでいればこんなことにならなかった」と言います。 するとそのとき、ティラノくんが壁に描いた絵を見せてきました。「パパとママとティラノとオムライスかいた!」目を輝かせながら、「大好きなもの」を描いた息子。その絵を撮影しヤバ子さんに送ると連絡が取れて、2人は話し合いをすることに。 自暴自棄の母親がまさかの……?! さち子さんと元夫はカフェへ向かい、ヤバ子さんを待っていました。ヤバ子さんを呼んだのはティラノくんの親権について話し合うためなのですが、ヤバ子さんは平気で嘘をつくためさち子さんも同席することになったのです。 しかし、ヤバ子さんは結婚詐欺に遭ったことで自暴自棄になっていました。「親権変更に同意するという方向で進めていいのかい?」元夫の発言に、「あーもー好きにしてー」とめんどくさそうに返答するヤバ子さん。 ヤバ子さんは育児のストレスが相当溜まっているようでした。ひとりで毎日毎日必死に育てているのに、父親はちょっと遊ぶだけで子どもに好かれることを不快に思っていたのです。 そんな彼女にさち子さんがある手紙を渡しました。その中身は、ティラノくんが描いた絵と「だいすき」という文字と、家族の絵。ぞんざいに扱って来た息子が、自分を大切に思ってくれていると知り、思わず涙がこぼれたのでした。 元夫と離婚後、ティラノくんをいろんな人に預けて遊びまわっていたヤバ子さんですが、彼女なりに葛藤があったようですね。息子からの手紙を読んで、これまで息子にしてきたことをしっかり反省してほしいところ。 そして元夫と、しっかりと向き合ってどのようにティラノくんを育てていくか目線を合わせることも必要でしょう。いつか息子さんが書いた絵のように、家族みんなで揃って笑えって食卓を囲めるようになるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月23日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。モラ子は会社に悪事がバレて、遠方に転勤。顔を合わせる機会が減り、ホッとしたさち子さん。一方、ヤバ子さんは日ごろから息子・ティラノくんの世話を家族に押し付け、育児を放棄。結婚前提で付き合っていたドブオは結婚詐欺師で、息子のティラノくんを誘拐し身代金を要求しようと企んでいた悪人だったことが発覚しました。 ヤバ子さんは、ドブオに渡した300万が詐欺だったこと、再婚も嘘だと騙されたことを知り落胆……。 現場にいた元夫は、息子のことを考えないヤバ子に対し「ショックなのはわかるけど、まず大切なのは何?」「きみはこんなときも自分のことばかりなんだね」と核心を突きます。 ヤバ子さんは「親権でもなんでもくれてやるよ」と言い捨て、去っていきました。 ヤバ子さんと元夫が離婚したキッカケは? 「……来ないで。一人になりたい……」騙されていたことにショックを受けたヤバ子さんは、フラフラとした足取りで元夫の前を去って行ったと、弟のスエゾウさんから聞いたさち子さん。 一方そのころ、元夫とティラノくんはさち子さんの実家にいました。ヤバ子さんと連絡が取れず心配している元夫は、「僕がしっかり2人の手を離さないでいればこんなことにならなかった」と後悔していました。 ヤバ子さんと元夫が離婚した原因は、しつけの方針の違いによるものでした。「叱らない育児」を主張し、息子が何をしても放置するヤバ子さんに、元夫が「ダメなことはきちんとダメだと教えなきゃ」と言うとブチギレし、ティラノくんを連れて出て行ったしまい、そのまま離婚することになったのだそう。 そのとき、ティラノくんが壁に描いた絵を見せてきました。「パパとママとティラノとオムライスかいた!」目を輝かせながら「大好きなもの」を描く息子。壁の絵をスマホで撮影し、連絡の取れないヤバ子さんに送ったのでした。 子どものしつけについて夫婦間で意見が食い違うことは、よくあることだと思います。しかし、ヤバ子さんのように一方的に激怒し家を出るのではなく、夫婦でよく話し合うことが大切だったのかもしれませんね。ティラノくんの温かい絵がヤバ子さんの心に響くといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月22日10代で結婚した両親のもとに生まれ、2人姉妹の次女のこだころ.さんは4人家族と父方の両親の6人暮らし。3歳の時に両親が離婚し、おばあちゃん子として育ちます。無職の父は、りーと名乗る18歳の女性と再婚。継母となる彼女は気性が激しく嫉妬深い性格で、実母の写真を燃やしたり子どもに容赦なく手をあげたりしますが、母の実家のお金目的で月1の面会が許されるように。しかし母にも新しい男性の存在ができ、子どもの妊娠を機に実母との面会は途絶えます。母と会えなくなっても祖母がいつも支えてくれました。しかし、中学になるとこだころ.さんも反抗期を迎え、祖母を遠ざけるように。ほとんど家に帰らなくなり、高校も受験せず通信に通いながらバイト生活。ある日、預けていた免許の貯金にまつわるトラブルでイライラしていたこだころ.さんは、心配してくれる祖母に辛く当たってしまうのですが、祖母はその後脳梗塞で倒れて植物人間となってしまうのでした。半年後、車の免許を取得したこだころ.さんは家を出ます。月に何度か祖母に会いに病院に行き、いろんな報告をして以前よりも祖母といる時間が増えました。ある日、仲の良い友人に祖母のことを話して共感してもらうも心にモヤモヤを抱えてしまい、気づけば祖母のいる病院へ。友人に対して卑屈な反応をしてしまった自分を責め、祖母の隣で泣いていると話せない祖母が大きな声を出して目には涙を浮かべていました。その後、入院費が払えなくなったため祖母は自宅看病に。こだころ.さんは付き合っていた彼氏について行き県外暮らしとなり、2年が過ぎていました。そこへ叔母からのメールが届きーー。 いつか来ると思っていたお別れでも、すぐには受けいられない…… 叔母からのメールには、祖母が前日息を引き取り、葬式があるから帰ってくるようにというメッセージが。 いつかはお迎えがくるとはわかっていたものの、それを受け入れることができないまま実家へ。お葬式が終わった夜は祖母の隣で寝て、最後のお別れをすることに。自分の結婚式を見るって約束したのにと話しかけながら、こんな約束をしました。「私、絶対幸せになるって約束するね」 翌日、火葬場で待っている間、家族が泣くなか自分だけ泣けず、冷たい人間なのかと思っているうちに火葬炉が開けられると、そこには祖母のお骨と機械の心臓弁がありました。カチカチと鳴る祖母の心臓の音、大好きだった祖母の音。その音とともに祖母とのいろんな想い出が一気によみがえり、涙が流れるのでした。生前、祖母はマンガを描いているこだころ.さんに大きくなったら自分のことを描いてねと話していましたが、こだころ.さんはこうして祖母のマンガを描き上げその約束を果たすことができました。 その後、父の暴力が原因で父とりーは離婚し、父と祖父は2人暮らしに。こだころ.さんはいろんな別れや出会いを経験し結婚、子どもを授かり幸せに暮らしていると言います。ある日、昔の思い出が夢に。お母さんについての作文が宿題ですが、自分にはお母さんがいないから書けないと悩んでいると、祖母がこう言いました。「あなたには2人もお母さんがいるんだよ。それって他の誰よりもすごいことなんだよ」「他の誰よりも幸せものなんだよ」そこで目が覚めました。 昔のやり取りを思い出し、横で寝ているわが子に目をやり心の中で話しかけます。「おばあちゃん違うよ」1人目の母は実母、この世に自分を産んでくれました。2人目の母は継母、18歳から家計を支えてくれ中学も卒業させてくれました。そして、3人目の母は祖母、こうして今自分が幸せなのはすべて祖母のおかげ。こだころ.さんはそれぞれの母に感謝し、大好きな祖母にお母さんになってくれてありがとうとあたたかい気持ちでいっぱいでした。 ◇◇◇ 祖母が病院から自宅看病になり2年。いつか別れのときがくることはわかっていましたがすぐには受け入れられず、お葬式はあっという間に終わり火葬場でみんなが泣いているときには涙が出なかったこだころ.さん。ですが、火葬炉から出てきた機械の心臓弁を見ると一気に現実に引き戻されると同時に、祖母との思い出も一緒にあふれ出して涙が流れました。 祖母はこだころ.さんの結婚式を見るという約束は叶いませんでしたが、大きくなったら祖母のマンガを描くという約束と、絶対幸せになるという約束は、こだころ.さんがしっかり果たすことができました。 それは、この夜に産んでくれた実母がいて、10代という若さで家計を支え学校を卒業させてくれた継母がいて、そばにいて愛情を与えてくれた祖母がいて。大切な3人の母がいたおかげで叶えることができたのです。一時は人を恨んだり、愛情が疎ましくなったりして道を外れそうになったこともありましたが、こだころ.さん自身もわが子という愛しい存在ができて、それぞれの母の気持ちも深く理解できるようになったのではないでしょうか。今のこだころ.さんの幸せを天国の祖母もきっと喜んでくれているはずです。 著者:マンガ家・イラストレーター こだころ.
2023年11月21日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。モラ子は会社に悪事がバレて、遠方に転勤。顔を合わせる機会が減り、ホッとしたさち子さん。一方、ヤバ子さんは日ごろから息子・ティラノくんの世話を家族に押し付け、育児を放棄。見かねたさち子さんは、ヤバ子の元夫と連携を取り、親権者変更調停の準備を進めています。 そんなとき、母親から「ヤバ子がティラノくんを彼氏・ドブオの親戚の養子にする。養子にすれば月50万円が支払われる」と電話がありました。 ティラノくんに何も伝えず、空港に連れて来たヤバ子さん。そこへさち子さんたちが引き留めに現れました。姉妹で口論しているとドブオさんから電話が! さち子さんは電話越しにドブオを責め立てると「めんどくせ。もう計画中止!」と言い、結婚詐欺であること、ティラノくんを誘拐して身代金をもらおうとしていたことを告白……! まさかの展開に、さち子さんもヤバ子も顔面蒼白……! 最悪の事態になり意識が…… ティラノくんを誘拐し身代金を要求しようとしていたというドブオの告白に、さち子さんは恐怖で体が震えてしまいます……。 「警察に通報して、ティラノにはどう説明すれば……。え、私が説明するの……?」現状を整理しようとするも混乱してしまい、その場に倒れてしまいました。 それから意識を取り戻したさち子さん。目を開けるとそこには弟のスエゾウさんの姿があり、意識を失ったこと、心配していたヤバ子さんとティラノくんのことを説明してくれました。 ドブオさんとのやりとりを見ていた元夫は、ヤバ子さんに冷静な口調でこう言ってきたのです。「ショックなのはわかるけど、まず大切なのは何?」「きみはこんなときも、自分のことばかりなんだね」 元夫の核心をついた発言に、ヤバ子さんは「親権でもなんでもくれてやるよ。ふたりで帰れば?」と言い捨て、去っていきました。 甥っ子のことをとても心配しているさち子さんに対し、ヤバ子さんは自分のことばかりしか見えていない様子。親の自覚ゼロのヤバ子さんにこれ以上ティラノくんを任せていられませんね。元夫に親権を渡してくれるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月21日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。モラ子は会社に悪事がバレて、遠方に転勤。顔を合わせる機会が減り、ホッとしたさち子さん。一方、ヤバ子さんは日ごろから息子・ティラノくんの世話を家族に押し付け、育児を放棄。見かねたさち子さんは、ヤバ子の元夫と連携を取り、親権者変更調停の準備を進めています。 そんなとき、母親から「ヤバ子がティラノくんを彼氏・ドブオの親戚の養子にする。養子にすれば月50万円が支払われる」と電話がありました。ヤバ子さんは沖縄旅行中に出会ったドブオと結婚前提で付きあっており、この異常な提案を受け入れてしまいます。 ある日、ドブオから「ティラノだけ先に親戚んち送ろうぜ。明日12時の飛行機にティラノを乗せてくれれば、現地で俺の親戚が出迎えてくれるから」と伝えられ、翌日ヤバ子さんはティラノくんを連れて空港へ。 するとそこには、さち子さん、ヤバ子の元夫、弟のスエゾウさんの姿が! ティラノくんを巡って、衝撃の展開に……?! 婚約者の真の目的を知り、顔面蒼白! さち子さんは、お金のために息子を手放そうとするヤバ子さんを必死に止めようとします。しかし、ヤバ子さんは「ティラノの親はアタシ!アンタみたいな外野がゴチャゴチャ言おうが関係ないわよ!」と聞く耳を持ちません。 そのとき、ドブオから電話がかかってきました。さち子さんはスマホを奪い取り、ドブオの非常識な言動を口撃!「ティラノは渡さない!」と叫ぶと…… 「あーあ、めんどくせっ。もう計画中止」「ガキのいるババアとなんて結婚するつもりねぇよ」 ドブオはヤバ子さんを騙し、結婚資金を盗む詐欺師だったことが判明!さらにティラノくんだけを飛行機に乗せるよう仕向けたのも、身代金をもらうためだったと明かしたのです……。 ヤバ子さんを騙す結婚詐欺だけでなく、誘拐までしようとしていたなんて……。予想外すぎる展開に、さち子さんは青ざめてしまいました。すでに300万円を振り込んだあとに、信じていた彼の本音を聞き、顔面蒼白になるヤバ子さん。身から出た錆です。ティラノくんには、毒母から逃れ、早く幸せに暮らせることを祈るばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月20日10代で結婚した両親のもとに生まれ、2人姉妹の次女のこだころ.さんは、4人家族と父方の両親の6人暮らしで3歳の時に両親が離婚。おばあちゃん子として育ちます。無職の父はある日、りーと名乗る18歳の女性を連れてきて再婚。気性が激しく嫉妬深い性格のりーは、実母の写真を燃やしたり子どもに容赦なく手をあげたりしますが、母の実家のお金目的で月1の母との面会が許されます。しかし母にも新しい男性の存在ができ、やがて子どもの妊娠を機に産みの母との面会は途絶えます。母と会えなくなっても祖母がいつもやさしく支えてくれました。しかし、中学になるとこだころ.さんも反抗期を迎え、祖母を遠ざけるように。ほとんど家に帰らなくなり、高校も受験せず通信に通いながらバイト生活。ある日、預けていた免許の貯金にまつわるトラブルでイライラしていたこだころ.さんは、心配してくれる祖母に辛く当たってしまうのですがーー。「うるさい!ほっといて!」まさかこれが最後の会話になるとはーー。脳梗塞で倒れた祖母は病院に運ばれ、駆けつけた叔母から祖母は娘である自分や息子よりもこだころ.さんのことを心配していたと聞かされました。祖母はなんとか山場を乗り越えますが、医師から意識は戻ることはないと告げられるのでした……。 話せなくなったけど、以前よりも祖母と一緒にいる時間が増えーー 命を繋ぎ止め、目を開いていて声も出せるものの、話せない植物人間状態となってしまった祖母。 それから半年が経ち、車の免許を取ったこだころ.さんは実家を出ました。月に何度か祖母に会いに病院へ行き、いろんな報告をしました。返事はなくても話を聞いてくれていると感じていて、以前よりも祖母と一緒にいる時間が増えました。 ある日、仲の良い友だちに祖母の話を聞いてもらうと共感をしてくれるも、自分と祖母の関係性とは一緒にしてもらいたくないとモヤモヤした感情を抱えるのでした。友人と別れてからもモヤモヤが消えず、気づくと病院に足を向けていました。祖母の元へ行くと、こだころ.さんの感情は爆発。「今日、友達にひどいこと思っちゃったよ。ばーちゃと話したいよ…抱きしめてほしい…」 祖母が倒れてから初めて涙を流しました。すると、祖母が急に大きな声でしゃべり始め、その目には涙を浮かべていました。祖母が懸命に返事をしてくれたんだと思うと胸が熱くなり、絶対幸せになろうと思えました。その後、入院費用が払えなくなったため祖母は自宅に戻り、祖父が祖母の世話をすることに。耳が聞こえず限界があるため、りーもお世話をしてくれることに。 彼氏ができたこだころ.さんは、県外に行く彼についていくことにしました。2年後、まだ県外にいたこだころ.さんは、叔母からのメールを受け取ります。メールには、祖母が前日の夜息を引き取ったことが告げられていました……。 ◇◇◇ 最後の会話は八つ当たりをしてしまい苛立ちをぶつけた状態。それ以前も、祖母を遠ざけて素っ気ない態度の日々でした。会話ができなくなって初めて存在の大切さを痛感。返事はなくとも何かあると報告しに行き、それまでよりも一緒にいる時間が増えたこだころ.さん。祖母のことを共感してくれた友だちに卑屈に反応してしまい、またそんな反応の自分を責めたこだころ.さんの救いはやはり祖母でした。悲しみや反省などいろんな感情が爆発して祖母のそばで涙を流していると話せない祖母が懸命に大きな声を出してくれ目には涙。必死に励ましてくれていることが伝わります。このとき言葉はなくても、こだころ.さんと祖母の気持ちが以前のように通じ合えたのは切なくも心に迫るものがありますね。 次の話著者:マンガ家・イラストレーター こだころ.
2023年11月20日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。モラ子は会社に悪事がバレて、遠方に転勤。顔を合わせる機会が減り、ホッとしたさち子さん。一方、妹のヤバ子さん問題が最悪の展開に?!ヤバ子さんは日ごろから息子・ティラノくんの世話を家族に押し付け、育児を放棄。見かねたさち子さんは、ヤバ子の元夫と児童相談所と連携を取り、親権者変更調停の準備を進めています。 そんなとき、母親から電話が。なんとヤバ子さんは、ティラノくんを彼氏・ドブオの親戚の養子にすると言っているそう。理由は、ティラノくんを養子にすればヤバ子さんに月50万円が支払われるから……子どもよりお金を優先してしまったのです。 そのため元夫に親権を渡さないように「やっぱり私ティラノの親権を渡せない。大切な息子だから離れたくない」と泣きながら訴える演技をしたというのです。 そして、ついに引き渡しの日ーーー。 引き渡しの日、現れたのは…?母親から電話があり、ティラノくんをいつ養子に出すのか心配している母親に、ヤバ子さんは「明日12時の飛行機に乗せる」と伝えました。 当日、ティラノくんに何も伝えず空港に連れてきたヤバ子さん。近くで見る大きな飛行機に目を輝かせる息子に「飛行機好きでしょ? これから乗ろうね。一人で行くの。ママはここでバイバイだよ」と冷たく言い放ちました。 そこにさち子さんとヤバ子さんの元夫、そして弟のスエゾウさんが現れます。大好きなパパを見つけて、「パパー!」と涙を流して抱き着くティラノくん。元夫は息子を大事そうにハグし、再開を喜んだのでした。 幼い子どもをひとりで飛行機に乗せようとしたり、養子にしたら月50万円支払うという話があったりと、ドブオの発言には違和感を感じてしまいますね。正常な状態であれば、そして息子を大切に思っていれば「これはおかしいぞ」と気づけるはずですが、恋愛モードのヤバ子にはこの異常さが使わっていない様子。 子どもは親の所有物ではありません。自分の都合しか考えず、お金欲しさに子どもを手放すなんて言語道断。ティラノくんには父親と幸せになってほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月19日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。モラ子は悪事が会社にバレて、遠方に転勤。顔を合わせる機会が減り、ホッとしたさち子さん。一方、未解決問題は妹のヤバ子。息子・ティラノの世話を家族に押し付け、遊び歩くいわゆる毒親です。母は孫育て疲れで倒れ入院。 さち子さんはヤバ子の元夫と児童相談所と連携を取り、親権者変更調停の準備を進めていたのですが、母から電話があって……?! お金のためにわが子を売る気……?! ヤバ子さんの息子・ティラノくんの親権を父親に変更する調停を進めているはずが、事態は思わぬ方向に進んでいました。 ある日、母親から電話がありました。新しい彼氏と結婚の挨拶をしに実家に来たのですが、ヤバ子さんがティラノくんを、彼氏の親戚の養子にすると爆弾発言してきたのだそう。 彼氏のドブオさんの親戚はお金持ちで子どもがおらず、ティラノくんを養子にする代わりに、ヤバ子さんに月50万円を支払うと言われ、お金に目が眩んだよう。 さち子さんはこの一件をヤバ子の元夫に伝えると、元夫からは信じられない話しが……!先日ヤバ子さんと話し合いをした際「やっぱり私ティラノの親権を渡せない。大切な息子だから離れたくない」と、ヤバ子さんは泣きながら訴えていたと言うのです。 子どもよりもお金を優先してしまうヤバ子さんは、親として最低です。自分のことばかりを優先し、子どもの気持ちをまったく考えていない言動に、悲しい気持ちになりますね。ティラノくんが幸せに過ごせる環境が来ると良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月18日10代で結婚した両親のもとに生まれ、2人姉妹の次女として育ったこだころ.さん。4人家族と父方の両親の6人暮らしで3歳の時に両親が離婚。おばあちゃん子として育ちます。無職の父はある日、りーと名乗る18歳の女性を連れてきて再婚。結婚前はやさしかった彼女も、家計を支えるようになると一変。嫉妬深い性格のため実母の写真を燃やしたり、実母の連絡先のメモを破り捨てたりしますが、交換条件のもと月1で母との面会を許されるように。しかし母に新しい男性の存在ができ、複雑な気持ちになるこだころ.さん。やがて男性との子どもの妊娠を機に産みの母との面会は途絶えます。母と会えなくなっても意外に寂しくなかったのは、祖母がいつもそばでやさしく支えてくれ、ときにわがままも反抗もすべて受け止めてくれたからでした。こだころ.さんが小6のとき、借金のため住んでいた家を追われることになったこだころ.さん一家。中学生になると、友人や恋愛など一気に人間関係が広がったこだころ.さんは、祖母の存在を無視するように。中2で彼氏ができると家にほとんど帰らなくなります。高校受験はせず通信に通いながらバイトに明け暮れ、居酒屋で働き始めたこだころ.さん。免許を取るためにりーにバイト代とは別に預けていた免許費用を返すように伝えると、ないけど誰かから借りるから大丈夫と言われ苦手なりーの父に頭を下げてお金を借ります。このことでムシャクシャしていたため、祖母に辛く当たってしまうのですがーー。 まさかこれが祖母との最後の会話になるなんて…… バイト漬けの日々でこだころ.さんの体を心配する祖母に八つ当たりをしてしまいます。まさか、これが最後の会話になるとはーー。 翌日、祖父の声にならない叫びで目が覚めると救急車が到着。呆然としていると、父とりーが病院に向かいました。祖母は脳梗塞で倒れ、2〜3日が山場と医師から告げられ、こだころ.さんも病院へ。駆けつけていた叔母が教えてくれました。「ばーちゃはいっつも会うたび私ちゃん(こだころ.さん)のことを心配してたよ。ママや私に助けてあげてっていつも電話してたよ。娘の私や息子なんかよりあなたを心配してたのよ」祖母は起きることはありませんでした。仮眠のため家に戻ると、祖父が泣いていました。耳の聞こえない祖父は祖母が倒れて苦しんでいるときも気づくことができず悔しくて泣いているんだろうと感じたこだころ.さん。 もし、祖父の耳が聞こえていたらーー。助かったのかもしれないと複雑な気持ちになるも、それは祖父自身が一番強く感じていると思うと悲しい気持ちに。祖母は山場を乗り越えたと医師に告げられますが、同時に意識は戻ることはないと宣告され、祖母は一命は取り止めたものの植物人間状態になったのでした。 ◇◇◇ 祖母は自分の娘よりも誰よりも、こだころ.さんのことを一番に心配していました。反抗期を迎えてそれまで祖母へ辛くあたっていたこだころ.さんは、祖母に謝る機会を失いました。「明日、謝ればいいや」「明日、お礼を言えばいいや」誰しも、明日や次があるからと思って先延ばしにすることがあると思いますが、必ずしも明日が来るとは限らないので、後悔をしない日々を送ってほしいと語るこだころ.さん。その日のことはその日のうちに。身近な家族だからこそ、素直な気持ちを伝えるのは、簡単なようで実践は難しいことでもありますが、こだころ.さんとお祖母さんのエピソードを見ていると、今一瞬この時を大事にしないとということを強く感じますね。 次の話著者:マンガ家・イラストレーター こだころ.
2023年11月18日10代で結婚した両親のもとに生まれ、2人姉妹の次女として育ったこだころ.さん。4人家族と父方の両親の6人で暮らしていましたが、3歳の時に両親が離婚。おばあちゃん子として育ちます。母は家を出ていき、無職の父は家を空けることが多く、その後再婚。ある日父が連れてきた、りーと名乗る18歳の女性が新しい母となりました。結婚前はやさしかった彼女も、一家の家計を支えるようになると一変。嫉妬深い性格のため実母の写真を燃やしたり、実母の連絡先のメモを破り捨てたりしますが、交換条件のもと月1で母との面会を許されるように。しかしその母に新しい男性の存在がーー。父以外の人といる母を受け入れることができないこだころ.さん。やがてその男性との子どもが誕生。複雑な気持ちでいっぱいで心から母にお祝いできませんでした。そんな傷心のこだころ.さんをやさしく見守る祖母はいつでも側で支えてくれ、わがままも反抗も丸ごと受け止めてくれるのでした。 思春期を迎え、大好きな祖母に辛くあたってしまう私…… こだころ.さんが小6のとき、借金で住んでいた家を手放し転校を余儀なくされ友だちとも別れることになりました。 中学生になると、友人や恋愛と人間関係も広がり成長していくことで、祖母の作ってくれるお弁当を恥ずかしく思って断り、祖母の話を無視をするように。中2で彼氏ができて1年のほとんどを彼の家で過ごし、たまに荷物を取りに家に帰ると必ずこだころ.さんを心配する祖母が迎えてくれるも、素っ気なく対応。 そうして中学で家に帰らなくなり、高校は受験せず通信に通ってバイトに明け暮れる毎日。りーには生活費と免許のためのお金も保管してもらっていました。4年付き合った彼氏と別れ、居酒屋で働くことにしたこだころ.さん。父を知る居酒屋のマスターにグチを聞いてもらったり、常連さんと顔見知りや友だちになったりと、世界がどんどん広がって行きます。 免許の貯金が目標額に達したので、りーに預かってもらっていたお金を返してもらうように言うと、「それならないよ」とひと言。両親がお金に汚く正しい管理ができないことはわかっていたはずなのに信用した自分の甘さと、借りるから大丈夫とりーの罪悪感もない態度を腹立たしく思いました。その免許のお金を貸してくれたのはりーの父親でしたが、彼は血のつながっていないこだころ.さんはお墓は別だからねと平然と言うような人物。りーに感謝するように言われ、免許のために仕方なく笑顔で感謝を演じ、この出来事でイライラ状態に。 そんな時に祖母がバイト漬けのこだころ.さんを案じて声をかけますが、そのやさしさに八つ当たりをしてしまいます。「ばーちゃはお前が心配なんだ。それだけはわかっておくれ」どんなときも、どんな態度も受け入れてくれる祖母。まさかこれが最後の言葉になるとは思いもしませんでしたーー。 ◇◇◇ やさしい祖母が大好きだったこだころ.さん。しかし、中学生になると人間関係もどんどん広がっていき思春期や反抗期ということもあり、祖母の愛情がわずらわしいと思うようになっていました。素っ気ない態度や八つ当たりも、それだけ心を預けられる相手だからこそできたという証なのだと思います。反対に、免許のお金を貸してくれたりーの父親は信用できない人物だからこそ、本心と切り離して感謝の笑顔を演じられたのではないでしょうか。 次の話著者:マンガ家・イラストレーター こだころ.
2023年11月17日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。長女モラ子はさち子さんの友人・しょぱ美さんの上司。会社で何かと悪態をつき、周りに理不尽な要求ばかりしているよう。モラ子さんは部下への悪行以外に、社外秘の資料を無許可で持ち出したり、会社の部品を大量に持ち帰ったりと数々の悪事を働いていたことが発覚。 すべてバレてしまったモラ子さんの運命は……? 裏切った妹に姉が大激怒!モラ子さんは会社から降格処分と遠方の支社への転勤が命じられました。部長は、今後同じことが起きないように「次に問題があったら今度こそ退職してもらう」と念押し。 それから数日後、さち子さんは部長と話すことになり、モラ子さんとの間で起きたことをすべて伝えることに。 引っ越し当日、モラ子さんはさち子さんに「アンタとは絶縁だよ。もう金輪際何があっても連絡はしないからな!」と、睨みつけながら暴言を吐いてきました。 今まで散々人を傷つけてきたモラ子さん。これまでの悪行が自分へ跳ね返ってきたのは当然の結果だと思います。モラ子さんにはしっかりと反省してもらい、改心してくれると良いですね。ひとまず迷惑な姉と顔を合わせることが減ってよかったですね!著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月17日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。長女モラ子はさち子さんの友人・しょぱ美さんの上司。会社で何かと悪態をつき、周りに理不尽な要求ばかりしているよう。妹のヤバ子は息子・ティラノの世話を家族に押し付け、育児放棄しています。ヤバ子さんに激怒したさち子さんは、ヤバ子の元夫に連絡。児童相談所と連携を取り、親権者変更調停の準備を進めることにしました。 一方、モラ子のせいで会社を辞めようとしている友人・しょぱ美を救おうと、ある作戦を実行します。 しょぱ美さんは、モラ子さんからパワハラされた人たちの多数の証言やカラ出張の証拠を会社中からかき集めました。さち子さんは、モラ子の上司に、社外秘の資料を持ちだしていたことを伝えます。 実は、その他にも隠していたことがあって……?! モラ子が持ち出していた驚きのモノとは? 数々の悪行が明るみになったモラ子さん。会社は何かしらの処分する方向で動いていました。 姉を追い詰めることに成功したさち子さんは、最後のトドメとして、ある画像をしょぱ美さんに共有。それは、ティラノくんが会社のトイレットペーパーを持っている画像でした。 さち子さんが「どこから持ってきたの?」とティラノくんに聞くと、モラ子さんのバッグを指さしてます。そこには、会社から持ち出したトイレットペーパーが大量入っていたのです! モラ子さんは力が抜け、その場に座り込んでしまったのでした。 パワハラ以外にも社外秘資料を持ち出したり、会社の備品を持ち帰っていたことがすべてバレてしまいました。悪い行いはいずれ明るみになり、自分に返ってくるもの。会社側にはしっかりとモラ子さんの処分を考えてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月16日10代で結婚した両親のもとに生まれ、2人姉妹の次女として育ったこだころ.さん。4人家族と父方の両親の6人で暮らしていましたが、3歳の時に両親が離婚。おばあちゃん子として育ちます。母は家を出ていき、無職の父は家を空けることが多く、その後再婚。ある日父が連れてきた、りーと名乗る18歳の女性が新しい母となりました。結婚前はやさしかった彼女も、一家の家計を支えるようになると一変。嫉妬深い性格のため実母の写真を燃やしたり、つい実母の話を口にしたこだころ.さんの髪の毛を引っ張ったりとその激しい気性を隠しません。それを見かねた祖母はある日……。祖母は実母の電話番号を教えてくれ、姉妹はりーがいないときを見計らって電話をかけます。電話口で母に会いたいと泣く娘にこれまで接触をしぶっていた実母も了承し、りーに内緒で母の実家で会うことに。一方、りーは父との子どもを出産。育児で家にいるため母と会うことができず隠れて電話をするも、りーに見つかり連絡手段を絶たれます。2人目の子どもを出産後、しばらくしてりーから交換条件のもと月1回なら母に会ってもいいと言われて喜ぶのですがーー。 父以外の人といる母を見たくなかった。もう私は邪魔なの? 月1回の母との面会を許され数年後、遠方にいる友だちに会うため母に車で送ってもらう際に、見知らぬ男性も同乗。挨拶するように言われますが、父以外の人といる母を受け入れたくないため、無反応で返しました。 それから数カ月後、姉妹を焼き肉に連れてきてくれた母が妊娠を報告。姉につられておめでとうと口にしますが、本音は複雑な気持ちのこだころ.さん。喜びでいっぱいの母はこれから出産に入るのであまり会えなくなるが良い子でいてねという言葉に、母にとって自分はいらない存在だと感じてしまいます。 しかし、思ってたより悲しくなかったのは祖母の存在があるからでした。蚊に刺されて腫れ上がり眠れない時に庭のアロエを塗ってずっと付き添ってくれ、生理や料理のこともやさしく教えてくれました。母にするようなわがままも反抗もすべて、いつもあたたかく受け止めてくれる祖母。そしてこだころ.さんが小6のころ、借金で我が家を失うことになるのでしたーー。 ◇◇◇ 父が再婚したときは4歳で物心つくかつかないかの頃だったからか、それとも母はやはり特別な存在だったからか、母の新たな男性が受け入れられなかったこだころ.さん。決していらない子どもということはないはずですが、思春期ということもあり喜び全開で母から会えなくなるけどと言われると、どうしても置いてけぼりの気持ちになりますよね。わがままも反抗も丸ごと受け止めてくれる祖母がいて、思ってたより悲しみが少なかったようなのは安心しますね。 次の話著者:マンガ家・イラストレーター こだころ.
2023年11月16日主婦のさち子さんは3人姉妹の次女。上から目線の長女モラ子、怪しいビジネスをしているシングルマザーの三女ヤバ子に挟まれ、日々トラブルばかり。長女モラ子はさち子さんの友人・しょぱ美さんの上司。会社で何かと悪態をつき、周りに理不尽な要求ばかりしているよう。妹のヤバ子は息子・ティラノの世話を家族に押し付け、育児放棄しています。ヤバ子さんに激怒したさち子さんは、ヤバ子の元夫に連絡。児童相談所と連携を取り、親権者変更調停の準備を進めることにしました。 一方、モラ子のせいで会社を辞めようとしている友人・しょぱ美を救おうと、ある作戦を実行します。 しょぱ美さんがモラ子さんを呼び出し、モラ子さんが気に入っている男性社員と結婚すると報告すると、「お前も今までのやつらと同じように絶対退職させてやるからな!」と脅してきました。 しかし、しょぱ美はマイクを部長と繋いでいたのです。部下へのモラハラ発言を聞かれてしまったモラ子さんは「全部ウソ。冗談よ」と苦しい言い訳をしてきました。 そんなモラ子に向かって、しょぱ美さんは今まで辞めていった社員たちの報告書を見せつけると、モラ子さんは鬼の形相でしょぱ美さんを睨みつけてきて……?! 隠してきた悪行が明るみになった姉の反応は? 怒ったモラ子さんに、しょぱ美さんはスマホを見せました。そこには妹のさち子さんの姿が! なにかを察したモラ子さんは「今すぐ通話切れ!」と焦るも、部長の一言で話を聞くことに。それからさち子さんは、モラ子さんのある秘密を話し始めます……。 それは、1カ月前のこと。モラ子さんから電話があり、駅前のカフェへ忘れ物を取りに行かされたさち子さん。その忘れ物には『社外秘資料。持ち出し厳禁』と記されていたのです。超重要な資料を持ちだしていたことをバラされたモラ子さんは「てめぇ、よくも!」と激怒したのでした。 さち子さんが明かしたモラ子さんの悪行は、ほんの一部に過ぎません。そのほかにも彼女はいろいろとやらかしているようですね……。自分の行いでどれだけの人を傷つけてきたのか、これを機に気づいてもらえるといいのですね。著者:マンガ家・イラストレーター はいどろ漫画
2023年11月15日10代で結婚した両親のもとに生まれ、2人姉妹の次女として育ったこだころ.さん。4人家族と父方の両親の6人で暮らしていましたが、3歳の時に両親が離婚。母は家を出ていき、無職の父は家を空けることが多く、その後再婚。おばあちゃん子として育ちます。実母と継母と祖母、こだころ.さんを育ててくれた3人の母にまつわる実話をもとにした物語です。ある日父が連れてきた、りーと名乗る18歳の女性が新しい母となりました。結婚前は優しかったりーですが、家に入ってからは厳しく一変。スナックで働いて一家の家計を支えることになり、誰も彼女に逆らえず……。サバサバしているけど嫉妬深い一面もあるりーは、祖母がこだころ.さんに内緒で見せてくれた実母の写真を燃やしたり、運動会のお弁当の時間にふと実母の話をしたことで激怒し髪の毛を引っ張ったりと激しい気性を隠しませんでした。 実母と会えるわずかな時間。それが心の支えだったーー こだころ.さんを不憫に思った祖母は、りーがスナックの時間を見計らってある人物の電話番号を手渡してくれました。電話番号の相手は実母。もちろん、りーには内緒なので彼女がいないときにかけるよう言いました。姉にも伝えて一緒に電話をかけると、母は電話口で泣いていました。母の声を聞いてうれしさと会いたさで泣いてしまうこだころ.さん。 接触をしぶっていた母が会ってくれることに。りーが家を出る夜8時から10時まで母の実家で会うというわずかな時間でしたが、こだころ.さんにとってはうれしい時間。母の実家には母方の親族がいて、曽祖父は毎月多めのお小遣いを渡してくれました。娘が実母と会っていることを知っている父は何も言いませんでしたが、娘がもらってくるそのお小遣いを当てにしていたのです。 数カ月後、りーが父との子を出産。こだころ.さんに妹ができました。その日から「ママ」と呼ぶことを課し、名前で呼ぶと罰金に。りーが育児で家を空けることがなくなり、実母に会える機会を失った姉妹はこっそり母に電話をかけますが、その会話を子機で聞いていたりーに電話番号を書いた紙を破り捨てられ、祖母のメモも捨てられることに。母に会いたいこだころ.さんは、記憶を頼りに電話をかけますが、繋がることはありませんでした。 その後2人目の子どもが誕生。働き手のりーが動けず借金がかさみ、毎日借金の取り立ての電話がかかってくるだけでなく、祖母は友人からもお金を借りることに。狭い田舎ではその噂はすぐに広がり祖母は落ち込みますが、いつも教えてくれた言葉がありました。「いつも笑顔でいると、いつか必ず幸せがやってくるから」 1年後、りーが姉妹を呼び出し、月1回なら実母に会ってもいいと言うのです。学校に必要なものは買ってもらい、お小遣いをもらったら家に入れるという交換条件が目的でした。とはいえ、子どものだころ.さんにとってはうれしいことに変わりありません。数年後、遠方の友だちに会うため母に車で送ってもらうのですが、車には知らない男の人も乗っていてーー。 ◇◇◇ 借金取りからの取り立てが絶えず、祖母が友人にまでお金を借りなければいけない状況。実母や実母の親族からもらったお小遣いを当てにされていたことは悲しいですが、火の車だった家計を支えるには背に腹は変えられなかったということでしょうか。でも父は明らかに家のことに使わず、自分のために使っていましたよね。しかし、継母のことを名前で呼んでしまったら罰金というのはお金がないという事情を悪用したルールにしか思えませんよね。 次の話著者:マンガ家・イラストレーター こだころ.
2023年11月15日