米Googleが同社製品のデザインや利用体験を、スター・ウォーズをテーマにしたものに変える「スター・ウォーズ エクスペリエンス」を開始した。2つのエクスペリエンスが用意されており、ユーザーは「ライトサイド」か「ダークサイド」を選択する。12月18日にスター・ウォーズ シリーズの最新作「スターウォーズ/フォースの覚醒(原題:Star Wars: The Force Awakens)」が公開されるのに合わせて、GoogleはLucasfilm/Disneyと協力してスター・ウォーズ エクスペリエンスを作り上げた。Googleエクスペリエンスをスター・ウォーズ エクスペリエンスに変更するには、google.com/starwarsにアクセスし、ライトサイドまたはダークサイドを選択する。しばらくすると、ユーザーのGoogleアプリが選択したサイドのスター・ウォーズ エクスペリエンスに変わる。対象となるGoogle製品は、Google検索、Google Now、Gmail、Inbox、Googleカレンダー、Googleマップ、Google翻訳、Chrome、Waze、YouTube、Android Wear、Chromecastなど。Androidデバイス、iOSデバイス、パソコン(Windows、Mac、Chromebook)などで利用できるが、Chrome、Gmail、YouTubeはパソコン版のみになる。スター・ウォーズ エクスペリエンスに変更しても、スター・ウォーズ関連の情報提供(例: カレンダーへの関連イベント追加)を除いて、ユーザーが利用しているサービスの機能には影響しない。エクスペリエンスを変更したい場合は、スター・ウォーズ エクスペリエンスのページから元のGoogleエクスペリエンスに戻したり、違うサイドに変更できる。スター・ウォーズ エクスペリエンスの提供期間は来年1月末まで、2016年2月1日には元のGoogleエクスペリエンスに戻る。
2015年11月24日Googleは20日、動画共有サービス「YouTube」の動画投稿者向けに、新しい翻訳機能を発表した。追加された翻訳機能は、コミュニティによる字幕作成や、動画のタイトル・説明の翻訳機能、有料の「翻訳マーケットプレイス」の3種類。多彩な分野の専門家がプレゼンテーションを行なう「TED」のYouTube動画などで先行実装されていた機能となる。コミュニティによる字幕作成は、ユーザー(コミュニティ)の協力で字幕を翻訳し、動画に追加できる機能。ユーザーの視聴設定に沿った字幕が表示されることで、世界中の視聴者が動画を楽しめるようになる。この機能を利用するには、設定から「字幕への協力」を「有効」にする必要がある。コミュニティメンバーにより字幕が投稿されると、YouTubeやユーザー、動画投稿者により、適切かどうかの審査が行われたのち公開される。動画投稿者は字幕に対し、編集、公開、報告、不承認の操作で管理できる。なお、承認された字幕は動画所有者のものとなるが、投稿した字幕は投稿者が管理ページで管理できる。動画のタイトルや説明を翻訳する機能では、動画タイトルやチャンネル説明、再生リストのメタデータを、メニューの設定で翻訳できるようになる。こちらは人的な作業ではなく、機械翻訳となる様子だ。また、翻訳マーケットプレイスでは、動画の管理画面で翻訳したい言語を選び、翻訳ベンダーを選択し規定の料金を支払うと、プロの翻訳者に発注できる。翻訳後はYouTubeが自動的にコンテンツをアップし、投稿者に確認メールを送信する。
2015年11月20日米Googleは11月18日、モバイルでのGoogle検索機能を強化し、Facebookなど同社以外のアプリからの情報を表示できるようにした。インストールしていないアプリについては、ストリームでアクセスできるオプションを提供する。モバイルでの検索についてGoogleは、ユーザーの探している情報がモバイルアプリ内に多いと指摘。Googleは2年前からアプリ内コンテンツのインデックスを開始しており、現在1,000億件以上のディープリンクがあるという。これには、Facebook、Instagram、Airbnb、Pinterestなどの人気サービスも含まれるとのことだ。同社は、すでにAndroid上で行うGoogleの検索結果にアプリからのコンテンツを表示しているが、これらはWeb版サービスが展開されているものに限定されていた。今回これを拡大し、アプリにしかないコンテンツも対象とし、“アプリファースト”の検索結果も表示する。検索範囲はユーザーがインストールしていないアプリも含まれている。そのため、インストールしていないアプリにアクセスするための機能として「Stream」ボタンを用意。これをタップすることでモバイルアプリのストリーミングバージョンを利用できるようになり、アプリをインストールせずとも、すぐに必要な情報が閲覧可能になる。
2015年11月19日米Googleは11月18日(現地時間)、モバイルアプリからの情報をGoogle検索で提供する機能を強化するアップデートを行った。ユーザーが端末にインストールしていないアプリが扱う情報も検索結果に表示し、ストリーミングによってアプリの機能を利用できるようにする。スマートフォンやタブレットではアプリからオンラインサービスを利用するユーザーが多く、Webの情報をインデックス化してきたGoogleにとってアプリ内の情報を検索の対象にすることが大きな課題になっている。同社は2013年末にいくつかのパートナーと共にアプリのコンテンツのインデックス化を開始し、現在は1000億を超えるディープリンクを実現している。対象には、Facebook、Instagram、Airbnb、Pinterestといった人気アプリが揃っている。しかしながら、Google検索でアプリ内の情報を活用できるのは、ユーザーが端末にアプリをインストールしているか、またはアプリのベンダーがWeb版を用意している場合に限られる。今日ではモバイルアプリのみで提供されているオンラインサービスも多く、Google検索の新しい機能はそうしたアプリとGoogle検索ユーザーを結びつける試みである。現在アプリのストリーミング機能は、ホテル検索・予約アプリの「HotelTonight」、アウトドア情報の「Chimani」、星占い「Daily Horoscope」、ニューヨークの地下鉄マップ「New York MTA Subway Map」など、少数のパートナーによってサポートされている。たとえば、サンフランシスコを旅行する際にホテルを検索すると、結果にHotelTonightアプリが扱う情報もリストされる。HotelTonightはWeb版を持たないため、同サービスを通じてホテルを予約するにはアプリをインストールしなければならなかったが、Google検索の結果にはHotelTonightの情報に「Stream」マークがついている。タップするとストリーミング版アプリのローディングが始まり、そのまま予約を完了できる。ストリーム版のアプリの使い心地が良ければ、ワンタップでアプリをインストールすることも可能。アプリのストリーミングは、まだ「実験的な提供」の段階であり、利用もユーザーが良好なWi-Fiネットワークに接続している時に限られる。ベータから正式版へと成長できるかは分からないが、ストリーミングに限らず、Googleは今後、"アプリ・ファースト"なコンテンツをGoogle検索で提供する方法を強化していくとしている。
2015年11月19日Googleは11月17日(米国時間)、写真サービス「Googleフォト」で管理する写真や動画のストレージ消費をユーザーがより効率的にコントロールできるアップデートの提供を開始した。モバイルアプリには、バックアップ済みの写真や動画をまとめて端末から削除できる機能を追加。Web版には、オリジナル品質で保存した写真を高品質に変換する機能を用意した。バックアップ済みの写真や動画を端末から一括削除する機能は、17日からAndroidアプリでロールアウトが始まり、まもなくiOSアプリにも追加される。一括削除は、アプリの設定に追加される「Free Up Space」というボタンから行う。誤ってオリジナルを削除してしまわないように、削除を実行する前に再度確認が表示される。Googleフォトへの保存には、撮影した写真をそのまま保存するオリジナル(元のサイズ)品質と、16メガピクセル以下で品質を保ちながら圧縮保存する高品質の2つの方法を選べる。今後は高品質保存に設定しているユーザーに対しても、端末のストレージの残り容量が少なくなってきたことを知らせるアシスタントカードを表示する。これまでストレージの残り容量に関するアシスタントカードは、ストレージ管理により気を配る必要があるオリジナル品質設定のユーザーのみに提供していた。またアップデートには、SDカード・スロットを備えたデバイスで、SDカードに保存した写真を削除する修正が含まれる。これによってGoogleフォトで削除したはずの写真が端末で表示され続ける問題が解消する。Googleフォト内のオリジナル品質写真を高品質にダウングレードできるオプションは、写真がクラウドストレージを消費するのを節約したいユーザーの要望に応える機能追加だ。高品質設定ではGoogleフォトに保存できる写真数に制限はないが、オリジナル品質の写真はユーザーのGoogleドライブ・ストレージを消費する。オリジナル品質で写真を保存してきたユーザーが高品質に切り替えた場合、それまでにオリジナル品質でアップロードした写真も高品質に変えるには再アップロードするしかなかった。アップデート後はGoogleフォトの設定の「Recover Storage」をクリックすると、オリジナル品質の写真が高品質に変換され、オリジナル品質の写真が消費していたGoogleドライブ・ストレージが空き容量になる。
2015年11月18日米GoogleがGoogleマップのローカルガイド・プログラムの特典制度を拡充した。レビューなどで獲得できるポイントを貯めて、レベル4に達するとGoogleドライブの1TB無料アップグレードを獲得でき、レベル5ではローカルガイドサミットに参加する権利を得られる。ローカルガイドは、ローカルの口コミ情報をGoogleマップでシェアするユーザーの世界的なコミュニティだ。プログラムのページで登録して参加する(18歳以上)。ポイントの対象になる活動は、クチコミ(レビュー)投稿、写真アップロード、新しい場所の追加、古い情報の修正、質問への回答の5つ。1つの場所における各活動に対して1ポイントが提供されるので、1つの場所で最大5ポイントまで獲得できる。ポイントを貯めるとレベルが上がり、レベルに応じて参加者は以下のような特典を得られる。レベル1 (0~4ポイント):メンバー限定のコンテストに参加可能(対象の国・地域において)。ローカルガイドの月刊ニュースレターで様々な情報を入手でき、またGoogle主催のワークショップやハングアウトに参加できる。レベル2 (5~49ポイント):Google の新しいサービスや機能を一般リリース前に試用できる。レベル3 (50~199ポイント):Googleマップにローカルガイドの公式バッジが表示され、Google+の限定コミュニティで他のメンバーと交流できる。Googleが主催するイベントに招待される可能性も。レベル4 (200~499ポイント):Googleドライブ・ストレージの無料1TBアップグレード。レベル5 (500ポイント以上):2016年に開催予定のローカルガイドサミットへの参加を申し込める。同サミットでは世界中のトップガイドと親交を深められ、またGoogleマップに関する最新情報を得られる。ポイントやレベルはモバイルアプリ(Android、iOS)やWeb版のGoogleマップで確認できる。「自分の投稿」タブには他にも、ユーザーの行動範囲におけるTo-Do (投稿のおすすめ)、共有した写真の閲覧数などが表示される。
2015年11月17日米Googleは14日(日本時間)、同社のメッセージ・動画・音声通話アプリ「ハングアウト」で、フランスへの国際電話を無料にしたと、同社のTwitterアカウントで告知した。14日にフランス・パリで発生した同時テロ事件をうけたもの。なお、「ハングアウト」アプリでフランスへ国際電話をかける場合、通常では、携帯電話宛てで1分あたり3セント、固定電話宛てで1分あたり1セントのの通話料が必要となる。We’ve made international calls to France free via Hangouts. #ParisAttacks Android→ → — Google (@google) 2015, 11月 14パリ同時テロ事件に関しては、Facebookでも「Facebook災害情報センター」に情報を掲載し、自身や友達の安否情報を共有できるようにしている。「Facebook災害情報センター」は、災害時に利用者の安否や災害情などを共有できる機能で、2014年10月に搭載された。
2015年11月14日Googleは11月11日、Androidアプリ「Google Play ゲーム」において、プレイ動画の録画機能を日本でも導入したと発表した。「Google Play ゲーム」は、Android端末でプレイしたゲームのスコアや実績を管理できるプラットフォーム。米Googleは10月28日(現地時間)に、アメリカ・イギリスにおいてプレイ動画の録画機能を追加するとアナウンスしていたが、このたび日本でも導入された。プレイ動画の画質は720pと480pの2種類から選択。スマートフォンのフロントカメラとマイクを使うことで、プレイ動画の録画中にユーザーの顔と音声を同時収録できる。録画終了後はアプリ上で動画を編集し、YouTubeにアップロードすることも可能だ。(記事提供: マイナビニュース・携帯ch)
2015年11月13日Googleは11月11日、Androidアプリ「Google Play ゲーム」において、プレイ動画の録画機能を日本でも導入したことを発表した。「Google Play ゲーム」は、Android端末でプレイしたゲームのスコアや実績を管理できるプラットフォーム。米Googleは10月28日(現地時間)に、アメリカ・イギリスにおいてプレイ動画の録画機能を追加するとアナウンスしていたが、このたび日本でも導入された。プレイ動画の画質は720pと480pの2種類から選択。スマートフォンのフロントカメラとマイクを使うことで、プレイ動画の録画中にユーザーの顔と音声を同時収録できる。録画終了後はアプリ上で動画を編集し、YouTubeにアップロードすることも可能だ。
2015年11月11日「Googleマップ」のモバイルアプリのオフライン機能が強化され、オフライン時に検索やナビゲーションも利用できるようになる。Googleは10日(米国時間)からAndroid用「マップ」アプリでのロールアウトを開始し、続いてiOS用「Google Maps」アプリにも提供し始める計画だ。Googleは2012年からオフライン機能を提供していたが、特定の地域の地図データを保存するのみで、その場所にある店の検索などは行えなかった。最新のオフライン機能は、今年5月にGoogleが同社の開発者カンファレンスGoogle I/Oでプレビューを披露した機能だ。データを保存した地域において、オフライン時の地図の表示に加えて、ローカル検索やターンバイターンのナビゲーション(音声にも対応)などをサポートする。たとえば、ナビゲーション中に電波の状態が悪くなってネットにつながらなくなっても安定して案内が継続し、オフライン状態でも目的の店の電話番号やレビューといった情報を確認できる。また、接続が安定している場所でも、あらかじめその地域のデータをダウンロードしておくと、より安定してGoogleマップを利用できるようになるという。利用方法は、オフライン用に保存しておきたい市町村、郡、国などを検索し、表示された地域のプレースシートから「Download」をタップ、またはメニューの「Offline Areas」で+ボタンをタップする。オフライン用のデータを端末にダウンロードした地域でデータ通信が不安定になると、Googleマップ・アプリは自動的にオフラインモードに切り替え、データ通信が安定したら再びオンラインに切り替える。オフライン用のデータ保存はデフォルトではWi-Fi接続時のみに設定されている。ダウンロードデータのサイズなど利用体験への影響を考慮して、現時点では乗り換えや徒歩ルートなどはオフラインで利用できないが、Googleはオフラインモードへのさらなる機能の追加を計画している。
2015年11月11日●Now on TapとはGoogleは10日、Android OSの最新バージョン「Android 6.0(Marshmallow)」向けに検索の新機能「Now on Tap」の提供を開始した。テキストをコピー&ペーストすることなく、知りたい情報にダイレクトにアクセスできる同機能。どのような仕組みで、実際にはどのようなシーンで役に立つのだろうか。都内ではプレス向けに説明会が開催された。○どんなアプリにも対応!説明会には、Googleの製品開発本部長である徳生裕人氏が登壇した。例えばWebの閲覧時、気になる情報が出てきたとする。従来ならキーワードとなるテキストをコピーして、検索アプリを立ち上げてから、検索を実行するだろう。しかしNow on Tapなら、Webの閲覧中にホームボタンを長押しするだけで、知りたい情報のリンクを自動表示できる。徳生氏は「ちょっと知りたいニーズに、ホームボタンのロングタップだけで応えられる」と説明した。利用シーンは、Webの閲覧時だけにとどまらない。基本的にはテキストを扱うアプリであれば、どんなアプリにも対応するという。例えばLINEやメッセンジャーを利用していて「何を食べようか」「フォンデュにしよう」という会話になったとする。ここでホームボタンを長押しすると、2人の会話中から「フォンデュ」というキーワードが認識されて「Google検索」のほか、「クックパッド」や「食べログ」にもダイレクトにアクセスできるようになる。また、会話中に「明日の午後に」などのキーワードがあれば、そのままGoogleカレンダーへ予定を書き込むことも可能だ。徳生氏は「人間なら、この会話の流れなら次に待ち合わせの約束をするよね、というときにNow on Tapを使えば、自動的に待ち合わせの時間と場所をGoogleカレンダーに入力できる」と説明した。●ほかのOSへの提供は?○これは野心的な取り組みコンピューターにとって、フォンデュが食べ物であり、クックパッドにレシピが存在して、食べログにおススメのレストランが載っている、と理解するのは困難なことだ。会話の流れを判断するにも、高度な技術が要求されることだろう。徳生氏によれば、Now on Tapでは場面ごとに変わる利用者のニーズに対応するために「ナレッジグラフ」や「自然言語処理」、「App Indexing」という技術を組み合わせているのだという。この解析はクラウドで処理している。グローバルでは、今年の10月に英語版のNow on Tapがリリースされた。対応2言語目として今回、日本語が選ばれたという。Now on Tapが利用できるのはAndroid 6.0を搭載した端末。徳生氏は「Now on TapはGoogleにとっても野心的な取り組みで、今回のリリースは第1歩に過ぎない。使っていくことで進化できると思うので、対応端末をお持ちの方は是非とも使っていただいて、ご意見をお聞かせいただければ」と話していた。○提供はMarshmallowのみ?説明会の最後に質疑応答の時間が設けられた。日本語が対応2言語目になった理由について、徳生氏は「日本ではモバイルが普及しており、モバイルを使った検索の比率も高い。また、タイピングして検索することについて、まだ充分に機能しきれていない言語だということもある。日本語でこそ、進化できる機能ではないかと思っている」と回答。App Indexingの使われ方については「ホームボタンを長押しした後に、別のアプリに飛ぶ際にApp Indexingを利用している。例えば、食べログさんがレストランの情報を持っている、クックパッドさんがレシピの情報を持っている、それらを利用する際にApp Indexingが必要になる」と回答した。Android以外のOSを採用している端末に提供する予定について聞かれると「Now on Tapでは、目の見えない方のサポートを目的とした、画面の中のテキストを取得するAPIを応用している。ほかのプラットフォームに提供できるかどうかは、画面へのアクセス権を得られるかどうか。出せれば嬉しいが、今のところ具体的な予定はない」と回答している。いますぐに利用できるユーザーはどの程度いるのか、と聞かれると「いまのところ、対応端末はNexusのみだが、ゆくゆくはAndroid 6.0を搭載する他社さんの端末でも使えるようになる」と回答。「一番良いエクスペリエンスが提供できる」といった理由で、いまのところ提供はOS 6.0のみに限っているという。
2015年11月10日●Now on TapとはGoogleは10日、Android OSの最新バージョン「Android 6.0(Marshmallow)」向けに検索の新機能「Now on Tap」の提供を開始した。テキストをコピー&ペーストすることなく、知りたい情報にダイレクトにアクセスできる同機能。どのような仕組みで、実際にはどのようなシーンで役に立つのだろうか。○どんなアプリにも対応!説明会には、Googleの製品開発本部長である徳生裕人氏が登壇した。例えばWebの閲覧時、気になる情報が出てきたとする。従来ならキーワードとなるテキストをコピーして、検索アプリを立ち上げてから、検索を実行するだろう。しかしNow on Tapなら、Webの閲覧中にホームボタンを長押しするだけで、知りたい情報のリンクを自動表示できる。徳生氏は「ちょっと知りたいニーズに、ホームボタンのロングタップだけで応えられる」と説明した。利用シーンは、Webの閲覧時だけにとどまらない。基本的にはテキストを扱うアプリであれば、どんなアプリにも対応するという。例えばLINEやメッセンジャーを利用していて「何を食べようか」「フォンデュにしよう」という会話になったとする。ここでホームボタンを長押しすると、2人の会話中から「フォンデュ」というキーワードが認識されて「Google検索」のほか、「クックパッド」や「食べログ」にもダイレクトにアクセスできるようになる。また、会話中に「明日の午後に」などのキーワードがあれば、そのままGoogleカレンダーへ予定を書き込むことも可能だ。徳生氏は「人間なら、この会話の流れなら次に待ち合わせの約束をするよね、というときにNow on Tapを使えば、自動的に待ち合わせの時間と場所をGoogleカレンダーに入力できる」と説明した。●ほかのOSへの提供は?○これは野心的な取り組みコンピューターにとって、フォンデュが食べ物であり、クックパッドにレシピが存在して、食べログにおススメのレストランが載っている、と理解するのは困難なことだ。会話の流れを判断するにも、高度な技術が要求されることだろう。徳生氏によれば、Now on Tapでは場面ごとに変わる利用者のニーズに対応するために「ナレッジグラフ」や「自然言語処理」、「App Indexing」という技術を組み合わせているのだという。この解析はクラウドで処理している。グローバルでは、今年の10月に英語版のNow on Tapがリリースされた。対応2言語目として今回、日本語が選ばれたという。Now on Tapが利用できるのはAndroid 6.0を搭載した端末。徳生氏は「Now on TapはGoogleにとっても野心的な取り組みで、今回のリリースは第1歩に過ぎない。使っていくことで進化できると思うので、対応端末をお持ちの方は是非とも使っていただいて、ご意見をお聞かせいただければ」と話していた。○提供はMarshmallowのみ?説明会の最後に質疑応答の時間が設けられた。日本語が対応2言語目になった理由について、徳生氏は「日本ではモバイルが普及しており、モバイルを使った検索の比率も高い。また、タイピングして検索することについて、まだ充分に機能しきれていない言語だということもある。日本語でこそ、進化できる機能ではないかと思っている」と回答。App Indexingの使われ方については「ホームボタンを長押しした後に、別のアプリに飛ぶ際にApp Indexingを利用している。例えば、食べログさんがレストランの情報を持っている、クックパッドさんがレシピの情報を持っている、それらを利用する際にApp Indexingが必要になる」と回答した。Android以外のOSを採用している端末に提供する予定について聞かれると「Now on Tapでは、目の見えない方のサポートを目的とした、画面の中のテキストを取得するAPIを応用している。ほかのプラットフォームに提供できるかどうかは、画面へのアクセス権を得られるかどうか。出せれば嬉しいが、今のところ具体的な予定はない」と回答している。いますぐに利用できるユーザーはどの程度いるのか、と聞かれると「いまのところ、対応端末はNexusのみだが、ゆくゆくはAndroid 6.0を搭載する他社さんの端末でも使えるようになる」と回答。「一番良いエクスペリエンスが提供できる」といった理由で、いまのところ提供はOS 6.0のみに限っているという。(記事提供: マイナビニュース・携帯ch)
2015年11月10日Googleは11日、最新のAndroid OS「Android 6.0(Marshmallow)」向けに、新機能「Now on Tap」の提供を開始した。同機能は、ホームボタンを長押しすることで利用でき、自動的に画面を解析して、ユーザーの検索をサポートする。これまで、スマートフォンなどでWebサイトを閲覧している際に、ページ中の地名などのキーワードを検索するためには、単語をコピーし、検索アプリを立ち上げる必要があった。同日より提供される「Now on Tap」では、ページの閲覧中に、ホームボタンを長押しすることで、自動的に画面を解析し、キーワードを検索したり、マップで場所を確認するためのサポートをするカードが表示される。同機能では、Webサイトに限らずチャットアプリなど、どんなアプリを使っている場合でもホームボタンを長押しすることで利用できる。例えば、LINEで待ち合わせ場所や時間を相談している際にも、「Now on Tap」を利用することで、チャットのなかから自動的に待ち合わせ時間と場所をGoogleカレンダーに入力したり、食べログで店舗のレビューを確認することが可能となる。こうした、画面上の情報解析は、「ナレッジグラフ」や「自然言語の理解」「App Indexing」といった、Google検索に活用されてきた技術を組み合わせることで実現しているという。(記事提供: マイナビニュース・携帯ch)
2015年11月10日Googleは11日、最新のAndroid OS「Android 6.0(Marshmallow)」向けに、新機能「Now on Tap」の提供を開始した。同機能は、ホームボタンを長押しすることで利用でき、自動的に画面を解析し、ユーザーの検索をサポートする。これまで、スマートフォンなどでWebサイトを閲覧している際に、ページ中の地名などのキーワードを検索するためには、単語をコピーし、検索アプリを立ち上げる必要があった。同日より提供される「Now on Tap」では、ページの閲覧中に、ホームボタンを長押しすることで、自動的に画面を解析し、キーワードを検索したり、マップで場所を確認するためのサポートをするカードが表示される。同機能では、Webサイトに限らずチャットアプリなど、どんなアプリを使っている場合でもホームボタンを長押しすることで利用できる。例えば、LINEで待ち合わせ場所や時間を相談している際にも、「Now on Tap」を利用することで、チャットのなかから自動的に待ち合わせ時間と場所をGoogleカレンダーに入力したり、食べログで店舗のレビューを確認することが可能となる。こうした、画面上の情報解析は、「ナレッジグラフ」や「自然言語の理解」「App Indexing」といった、Google検索に活用されてきた技術を組み合わせることで実現しているという。
2015年11月10日米Googleは11月9日(現地時間)、同社が開発した最新の機械学習システム「TensorFlow」のソフトウエアライブラリをオープンソースで公開した。ライセンスはApache 2.0だ。同社は2011年に「DistBelief」というディープラーニング基盤を開発して、ニューラルネットワークの成長を加速させた。その成果の1つが2012年に公開したネコの認識であり、Googleアプリのスピーチ認識が25%向上し、Google Photosのイメージ検索が誕生した。しかし、DistBeliefは対象となるニューラルネットワークに制限があり、コンフィギュアしにくく、汎用性に乏しいといった課題を抱えていた。そうした問題を解決し、より高速かつスケーラブルなディープラーニング基盤として構築されたのがTensorFlowである。いくつかのベンチマークではTensorFlowが初代DistBeliefより二倍も高速なスコアを記録し、ニューラルネットワークのトレーニングが最大5倍高速になった。TensorFlowをオープンソース化する狙いは機械学習研究の進捗である。Google CEOのSundar Pichai氏は「研究者からエンジニア、そしてホビイストまで、機械学習コミュニティに属する全ての人々が、論文ではなく、実際のコードを通じて活発なアイディアの交換を行うようになると期待している」と述べている。TensorFlowが機械学習研究の標準的なツールセットとして利用されるようになれば、検索の今後を支える機械学習において、Googleは研究者やコミュニティと密に関わっていける。TensorFlowは、DistBeliefのようにGoogleの内部基盤と密に結びついた設計ではなく、1つのAPIでモバイルデバイスからデスクトップ、サーバまで幅広く導入できる柔軟なアーキテクチャになっている。さらにシニアGoogleフェローのJeff Dean氏とテクニカルリードのRajat Monga氏は、ブログ記事において「TensorFlowは、高速、ポータブルで、そしてプロダクションサービスにも対応できるようにゼロから構築されている。TensorFlowは素晴らしいリサーチツールであり、また製品に利用される準備も整っている」と述べている。
2015年11月10日Googleは、メールアプリ「Inbox by Gmail」において新機能「Smart Reply」を発表した。機械学習を利用してメールの返信を自動化できるという。Smart Replyは、機械学習と分析機能を用いて、受信したメールを元にその場で自然言語で返信文を作成し、ユーザーに提案するInbox by Gmailの新機能。ユーザーは提案されたものから最適な文章を選択し、送信ボタンを押すだけで返信できる。提案される文章には、ユーザーが作成したテキストを付け加えることも可能となっている。同社は、Smart Replyによりユーザーが時間と労力を節約できると説明。また、ユーザーが選択したもの、しなかったもののデータから機械学習するため、使えば使うほど適切な文章を提案するようになるとしている。発表時点では英語のみの対応で、AndroidとiOSの「Inbox by Gmail」アプリに実装する。
2015年11月09日米Googleは11月6日(現地時間)、iOS端末用の動画編集アプリを提供する米Fly labsを買収した。同社は、Fly labsの動画編集アプリの機能を、画像や動画をアップロードできるストレージサービス「Googleフォト」に追加する見通しだ。Fly labsはこれまで、動画編集アプリ「Fly」や動画内の任意の場所をクリップする「Clips」、動画をスローモーションや早送りにする「Tempo」、縦方向の動画の一部分を横方向に変換できる「Crop」の4つをiOS端末用に提供してきた。Fly labsのエンジニアはGoogleフォトの開発チームに参加し、4つのアプリに採用してきた技術をGoogleフォトに投入するものと見られている。また、今回の買収に伴い、Fly labsによる動画編集アプリは、向こう3カ月の間すべて無料で提供されるが、その後更新はせずにApp Storeから削除される。ダウンロードしたアプリはApp Storeから削除されたあとも利用できるという。Google フォトは「Google I/O 2015」で発表された容量無制限のストレージサービスで、ストレージにはPC、スマートフォン、タブレットからアクセス可能。10月30日には、写真をアップロードすると写っている人物の顔を認識し、同じ人物が写っていると思われる写真を自動でグループ化する機能を追加している。
2015年11月09日現在販売されているUSB Type-Cの変換アダプタや変換ケーブルの中には、USB Type-Cの基準を満たさない製品があると、GoogleのエンジニアがAmazon.comのレビューで指摘していることが話題になっている。USB Type-Cポートを備えた製品が多数登場し始め、USB Type-AやMicro-USBとの変換機器の需要も高まっている。たとえば、Googleが発売したばかりの最新のNexusスマートフォン「Nexus 5X」に同梱されているケーブルは両端がUSB Type-Cであり、USB Type-Aポートを備えたUSB充電器をすでに所有していたら、その充電器を利用するにはUSB Type-Aとの変換機器を用意しなければならない。そこでGoogleでPixelシリーズの開発に携わるソフトウエアエンジニアのBenson Leung氏は、Amazonで販売されているUSB Type-Cの変換アダプタや変換ケーブルを購入して実際に試してみた。その結果、いくつかの製品はUSB Type-C規格に準拠していないことが判明した。たとえば、同氏が試したある変換アダプタ(USB Type-C-Micro-B)はChromebook Pixel対応を謳っているが、そのアダプタはレガシーなホストポートアダプタに過ぎず、Pixelは正常に充電されない。そうした規格を満たさないアダプタは正常に機能しないだけではなく、USB充電器やデバイスにダメージを与える可能性があるという。Leung氏はレビューの中で、アクセサリメーカーが従うべきUSB Type-C仕様のセクションまで書き記して、メーカーの対応を促している。Leung氏がレビューを記した10製品のうち、5つ星を付けたのはiOrangeの変換ケーブル(USB Type-C - USB Type-A)、Belkinの変換ケーブル(同)、FRiEQの変換ケーブル(同)の3つのみ。残る7製品には、USB Type-C規格を満たしていないという理由で2つ星を付けている。だが、中にはこれまでに90件以上のレビューで平均4.7の高評価を得ている製品もある。
2015年11月05日米Googleは2日(現地時間)、Chrome OSをAndroidに統合するという噂を否定する声明を公開した。今回の声明は、Wall Street Journalが現地時間29日に公開した記事に、AndroidにChrome OSを組み込む計画があると記載されたことを受けたもの。GoogleのChromeチームは、「Chrome OSを段階的に終了させる計画はない」と公式ブログで噂を否定した。同社は6年前のChrome OSリリース時、「より早く」「より簡単に」「よりセキュアに」とChrome OSを特徴付けたが、この特徴が特に米国の文教市場で受け入れられていると説明。今後もさまざまな形のChrome OSを再定義していき、2~3週間後にはAsusのChrome OS搭載スティック型PC「Chromebit」を85ドル(約10,300円)で提供。また、2016年にはChromebookの新モデルも予定するという。
2015年11月04日GoogleがChrome OSをAndroidに統合するという憶測について、同社のHiroshi Lockheimer氏 (SVP: Android, Chrome OS, Chromecast)が公式ブログで声明を公開し、Chrome OSの存続を言明した。これは10月29日にWall Street Journalが公開した「Alphabet’s Google to Fold Chrome Operating System Into Android」という記事が発端となって広がった噂である。記事は計画を知る人物から得た情報をまとめており、それによるとGoogleは約2年前にChrome OSとAndroidを組み合わせるプロジェクトをスタートさせた。将来的にはAndroidベースのOSをPC向けにも展開するようにChrome OSを統合する計画で、新しい単一のOSの開発版を来年に披露し、2017年にリリースするという。この報道によって、Chrome OSおよびChromebookの提供がいずれ終了になるという憶測が広がっていた。GoogleのLockheimer氏は、過去6年間で「高速」「シンプル」「安全」といったChrome OSの特長が広く知られるようになり、特に学校においてChromebookの採用が進み、米国では最もアクティベートされている教育向けデバイスになったと指摘。「Chrome OSを段階的に終了させる計画はない」と噂を否定した。新しいメディアプレイヤー、マテリアルデザインをベースとしたデザイン改良、パフォーマンスの改善など、今もChrome OSを向上させるアップデートの提供計画が進んでおり、また2016年にもたくさんのChromebookの新製品が登場するという。ただし、Lockheimer氏は声明の中で「2つのOSの最良な部分をまとめる取り組みを進めてきた」とも述べている。Androidに統合されてChrome OSが終了になるという噂は記事から一人歩きしたもので、Wall Street Journalは記事の中で以下のように報じていた。「Chrome OSは、他の企業がノートPCに採用できるようにオープンソースのOSとして存続し、Googleのエンジニアが引き続き開発に携わる。しかしながら、GoogleはノートPC向けOSとしてAndroidを拡張することに力を注ぐと情報筋の1人は述べた」GoogleがノートPC向けにAndroidを展開する可能性には、Lockheimer氏はコメントしていない。同社は9月に、これまでChrome OS搭載製品のみだったPixelシリーズに、Androidを搭載した10.2インチタブレット「Pixel C」を追加した。フルサイズキーボードのカバーが用意されており、基本的にタブレットだが、ノートPCとの2-in-1スタイルのように使用することもできる。
2015年11月03日Googleは30日、画像や動画をアップロードできるストレージサービスGoogleフォトの機能追加を発表した。写真をアップロードすると、写真に写っている人物の顔を認識し、自動で同じ人物が写っていると思われる写真をグループ化する。また、グループ分けされた写真に対して、人物の名前などを「ラベル」として付けることが可能で、ラベルを使うことで、特定の人物が写った写真を検索できる。ラベルは自分以外のユーザーには公開されない。また、メニューから「人物の表示と非表示を切り替え」を選択することで、特定の人物が写った写真のグループを非表示にすることも可能で、非表示にした人物は「アシスタント」の「この日の思い出」カードにも表示されなくなるという。
2015年10月30日米Googleは10月27日(現地時間)、定額制の音楽配信サービス「Google Play Music」に、ポッドキャスト機能を追加すると発表した。サービスの開始時期は明らかにされていないが、ユーザーは気分や関心に合ったポッドキャストをAndroid端末で聴けるようになる。Googleはサービス開始に向け、ポッドキャスト配信事業者など約20社と提携。また、アメリカのポッドキャスト配信事業者向けにWebサイトを開設し、コンテンツの提供を呼びかけている。現在、日本からのコンテンツ提供は受け付けていない。ポッドキャスト配信の開始時期は未定だが、Googleは今後数ヵ月のうちに詳細を明らかにするという。Google Play Musicは、デジタルコンテンツストアGoogle Playが提供する定額制音楽配信サービス。国内外の音楽レーベルが提供する3,500万曲以上を、月額980円で楽しめる。日本では9月3日からサービスを開始した。
2015年10月28日米Googleは27日(米国時間)、同社提供の音楽配信サービス「Google Play Music」において、ポッドキャスト配信を行う予定だと発表した。開始時期についてはアナウンスされていないが、米国から提供されるという。同社は、ポッドキャストの配信を前にポータルサイトを開設。同サイトからポッドキャストを「Google Play Music」にアップロードできる。また、すでに「HBO」や「Public Radio Internationa」など複数のメディアやポッドキャスターと提携を結んでおり、番組を配信していく予定だとしている。「Google Play Music」ユーザーは、Androidスマートフォンおよびタブレット端末から配信されているポッドキャストを検索でき、任意の番組を聴くことが可能。ポッドキャスト配信の詳細や続報については、今後数カ月のうちに発表するという。
2015年10月28日米Googleは現地20日、5月にローンチした写真向けオンラインストレージサービス「Google Photos」の月間アクティブユーザーが1億人に達したことを発表した。合計で3720TBのストレージが利用されたという。Google Photosチームはこれに合わせて、利用傾向についても公表した。Google Photosは5月にローンチした写真・動画のオンラインストレージサービス。利用料は無料で、容量も無制限。PC、スマートフォンなどさまざまな端末から写真をアップロードでき、1カ所に集めて保存できる。特徴は管理と検索性の高さ。写真は自動的に人、場所などの被写体で整理されるため、たとえば検索バーに「犬」とテキスト入力すると、被写体に犬が写っている写真を検索してくれる。写真のフィルタ加工など編集や調整が可能で、Google Photosアプリを利用していないユーザーとも共有が行える。今回Googleが公開した利用トレンドによると、被写体として多いのは人、ついで食べ物の写真という。写真を撮影するイベントとしては、最も多いのが結婚、2番目はコンサート、3番目はクリスマスだった。4番目以降は踊っているところ、誕生日、クラブやバーが挙がっている。場所別では、フランス・パリが最多。次いでニューヨーク、バルセロナ。これら欧米の観光地でGoogle Photoのユーザーは写真を撮ってGoole Photosに保存しているとのことだ。アウトドア派も活用しており、自然を写したものでは、空、海岸、海が最もよく撮影された景色だったという。食べ物やイベントなどと並んでソーシャルメデイアで多い写真といえば、ペット。しかし、ネコと思いきやGoogle Photoでは犬が一番多いという。そして赤ちゃんの写真。赤ちゃんの写真はGoogle Photosで最も多く検索されたキーワードという。同じく検索で多かったのは"自分"だ。GIF画像も人気で、5カ月の間に1500万点のGIF画像が作成された。Google Photosでは「+」ボタンを押して「アニメーション」と選択するとGIF画像を作成できる。Googleによると、月間1億人のGoogle Photosユーザーが5カ月間で占有したストレージ容量はなんと3720TB。これは、16GBのストレージを持つスマホを毎日いっぱいにするとして、637年を要するという途方もないものだ。利用が無料である上、容量は無制限なので、ユーザーは気前よく撮っては保存しているのかもしれない。なお、この分野ではDropboxも写真に特化したサービス「Carousel」を持つほか、AppleのiCloud、老舗のFlickr、MicrosoftのOne Driveなど多数ある。
2015年10月21日米Googleは19日(米国時間)、Googleストアで販売を行っているAndroidスマートフォン「Nexus 5X」(LG Electronics製)の発送を日本を含む6カ国で開始したと、Nexusの公式Twitterアカウントを通じて明らかにした。日本国内では、ソフトバンクがY!mobileブランドで20日から、NTTドコモが22日から取り扱う。なお、Googleストアで提供しているのは、キャリア版と異なりSIMフリー版となる。価格は、16GBモデルが税別59,300円、32GBモデルが63,400円。「Nexus 5X」は、5.2インチAndroidスマートフォン。OSには最新版のAndroid「Android 6.0(Marshmallow)」を搭載している。主な仕様は次の通り。CPUは、Qualcomm Snapdragon 808(ヘキサコア、1.8GHz)。内蔵メモリは2GB。ストレージは16GB/32GB。サイズ/重量は、高さ約147.0mm×幅約72.6mm×厚さ約7.9mm/約136g。ディスプレイ解像度は1,920×1,080ピクセル。背面には1,230万画素、前面には500万画素のカメラを内蔵する。バッテリー容量は2,700mAh。カラーバリエーションは、カーボン、クオーツ、アイスの3色。通信面では、LTE(Cat.6)をサポート。そのほか、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.2、NFCなどに対応する。
2015年10月20日米Googleは10月13日、Google Chrome 46のバージョン46.0.2490.71から、ページの安全性を示すアイコンを変更すると発表した。安全ではない画像を含むといったマイナーなエラーのあるHTTPSページに対してアドレスバーに表示する警告付きのアイコンを廃止し、通常のHTTPページと同じにした。これにより、アイコンの種類は4つから3つに簡素化されている。安全のためにHTTPSを利用するWebサイトの中には、通常のHTTP通信を利用する広告や画像が含まれるなどすべてがHTTPSを利用していない場合がある。これに対してChromeでは、鍵と黄色い三角を組み合わせたアイコンで警告してきた。今回これを廃止し、通常のHTTPページと同じ白いページアイコンにそろえる。変更する理由についてGoogleは、「ページのセキュリティ状態をより分かりやすく示すため」「ユーザーが知るべきセキュリティ状態の種類を減らして簡素化するため」と2つの理由を挙げている。特に前者については、「サイト運営者がHTTPからSSLを利用したHTTPS通信に移行する上で、コンテンツが混ざっている状態があるが、これは以前よりも安全性が劣ったというわけではない。だが、黄色の警告は安全性が劣るのではというユーザーの混乱があり、これに対応するため」と説明している。Chrome 46以降、アドレスバーに表示されるセキュリティ状態の種類は、「安全なHTTPSページ(緑の鍵アイコン)」「HTTPとマイナーエラーを含むHTTPS(白いページアイコン)」「問題のあるSSL証明書を利用しているなど破損しているHTTPSページ(白い鍵アイコンに赤のバツ印)」の3つとなる。Googleは以前より、安全性の問題からHTTPSの利用を推奨している。同社によると、ChromeにおけるHTTPSの利用は全体の63%を占めるという。
2015年10月18日Googleは13日、iOSでAndroid Wear端末と連携できる「Android Wear for iOS」アプリを、App Storeから無料で提供開始。合わせて、米国で9月に発表したMotorola製の第2世代スマートウォッチ「Moto 360」を、2015年12月上旬以降に発売すると明かした。「Android Wear for iOS」は、iOS 8.2以降のiPhoneで利用可能。同アプリを経由し、「LG Watch Urbane」、「Huawei Watch」、「Moto 360 - 2nd」および、今後発売するAndroid Wearと連携できるようになる。着信やメッセージ、アプリの通知といったiPhone内の情報のほか、ウォーキング、ランニング、サイクリングデータ、歩数や心拍数といったフィットネス関連の情報を、Android Wear端末で確認できる。常時オン機能を有効にすると、Apple Watchと異なり、タップや手首の操作なしで情報を確認できるとする。また、検索やカレンダーの表示、リマインダーの設定なども行える。「Android Wear for iOS」と連携する端末のひとつ、10月に発表された「Huawei Watch」は、税別51,800円から16日からGoogleストアで販売開始した。また、米国で9月に発表された「Moto 360 - 2nd」は、価格未定ながら12月上旬以降に国内発売することも明かされている。Googleでは、科学雑誌ニュートンが監修した星間航行用のウォッチフェイスなど、新たに4種類のウォッチフェイスも同時に公開したが、 サードパーティ製ウォッチフェイスはiPhone向けAndroid Wearには対応していないので注意したい。
2015年10月16日位置情報ゲームアプリ「Ingress」を開発・運営する米Nianticは15日(米国時間)、Google、ポケモンとその米国子会社であるPokémon Company International、任天堂からのシリーズAの資金調達を発表した。初回投資額は2,000万ドルで、マイルストーン達成後の追加投資は1,000万ドルを予定しているという。ポケモン、任天堂、Nianticの3社は、9月にAndroid/iOS端末向けのゲーム「Pokémon GO」を開発すると発表している。Nianticでは、今回の投資および戦略的パートナーシップを、Pokémon GOの開発、グローバルで成長するIngressコミュニティへの支援、プラットフォームの拡充、新ゲームの市場投入に活用していくという。Nianticのジョン・ハンケCEOは、今回の資金調達について、「ポケモン、Google、そして任天堂は、Nianticを次のステージに押し上げてくれる素晴らしい投資家であり、戦略的なパートナー。今回の資金は、Pokémon GOの開発、Ingressとグローバルで成長するそのコミュニティの発展と成長、そしてリアル・ワールド・ゲームプラットフォームの構築に活用する予定だ」とコメント。ポケモンの石原恒和代表取締役社長は、「ポケモンのNianticへの戦略的投資により、世界が今までに見たことのないソーシャルモバイルエクスペリエンスを提供できるようになる。ポケモンは、コミュニティやイノベーションに対して同じスピリットを共有するNianticのような会社とのパートナーシップを強力に進めていく」としている。なお、「Pokémon GO」は2016年に提供開始予定。
2015年10月16日米Googleは12日(米国時間)、iOS/Android向けのVRアプリ「Google Cardboard」を39言語、100以上の地域に対応させたと発表した。Google Play、App Storeよりダウンロードでき価格は無料。「Google Cardboard」は、スマートフォンをVRデバイスとして利用するための専用アプリ。利用するにはダンボールなどで作られたビューアーが必要となる。2014年12月に英語版が公開され、累計1,500万ダウンロードを突破したという。新たに日本語を含む39言語をサポートし、100カ国以上で利用可能となった。加えてAndroid版のSDK「Cardboard SDK for Android」を強化。これにより低品質なセンサーを搭載したスマートフォンでも、ブレを低減させることができる。そのほか、Unity版の「Cardboard SDK for Unity」も改良され、iOSの「Metal」レンダリングや、Androidのマルチスレッドレンダリングに対応する。また、同社提供の地図アプリ「Googleストリートビュー」も、iOS/Android版ともに「Google Cardboard」に対応。ストリートビューを3D映像で楽しむことができる。
2015年10月13日Googleは8日、東京・渋谷区にある渋谷PARCOスペイン坂広場にて、定額制の音楽配信サービス「Google Play Music」をその場で体験できる巨大屋外広告「3,500万曲ビルボード」を設置した。期間は24日まで、営業時間は12時から21時まで。「Google Play Music」は、3,500万曲超がストリーミングで聞き放題になる、月額980円のサービス。ソニー・ミュージックエンタテインメントやエイベックス、ユニバーサル ミュージックなど、国内の大手音楽レーベル会社がパートナーとなり、邦楽を多く揃えることが特徴。「3,500万曲ビルボード」では、手持ちやその場で配布されているイヤホンを、現地のボード上に用意された約13,000のイヤホンジャックに差し込むことで、「Google Play Music」の配信曲をその場で試聴することができる。ここで流れているのは、「恋人を家に呼ぶ時にかけていたい1曲」、「私的、次の世代に残したい1曲」、「ツッコミどころ満載の1曲」、「好きな人にプレゼントしたい1曲」、「はじめて自分で買った思い出の1曲」、「ココロが折れそうなときにききたい1曲」という6つのテーマに沿ってピックアップされた楽曲。なお、特設サイトから曲名やアーティスト名を投稿すると、ビルボードにて流れる可能性があるという。
2015年10月08日